富士宮市議会 > 2019-02-20 >
02月20日-07号

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  1. 富士宮市議会 2019-02-20
    02月20日-07号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    平成31年  2月 定例会(第1回)                    平 成 31 年                 富士宮市議会2月定例会会議録                     第 7 号                 平成31年2月20日(水曜日)                                       1 議事日程(第7号)              平成31年2月20日(水)午前9時00分 開議  日程第1 議第19号 平成31年度富士宮市一般会計予算  日程第2 議第20号 平成31年度富士宮市北山財産特別会計予算  日程第3 議第21号 平成31年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算  日程第4 議第22号 平成31年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算  日程第5 議第23号 平成31年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算  日程第6 議第24号 平成31年度富士宮市下水道事業特別会計予算  日程第7 議第25号 平成31年度富士宮市根原区財産区特別会計予算  日程第8 議第26号 平成31年度富士宮市介護保険事業特別会計予算  日程第9 議第27号 平成31年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算  日程第10 議第28号 平成31年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算  日程第11 議第29号 平成31年度富士宮市水道事業会計予算  日程第12 議第30号 平成31年度富士宮市病院事業会計予算                                       2 本日の会議に付した事件  議事日程(第7号)に同じ                                       3 出席議員(22名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  植 松 健 一 議員       4番  佐 野   孜 議員      5番  佐 野 和 彦 議員       6番  中 村 憲 一 議員      7番  齋 藤 和 文 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  稲 葉 晃 司 議員      10番  野 本 貴 之 議員     11番  鈴 木   弘 議員      12番  深 澤 竜 介 議員     13番  松 永 孝 男 議員      14番  手 島 皓 二 議員     15番  遠 藤 英 明 議員      16番  諸 星 孝 子 議員     17番  諏訪部 孝 敏 議員      18番  望 月 芳 将 議員     19番  横 山 紘一郎 議員      20番  村 瀬   旬 議員     21番  小 松 快 造 議員      22番  臼 井   進 議員                                       4 事務局職員出席者(3名)  事 務 局 長  佐 野 克 己 君    事 務 次 長  古 郡 和 明 君  主    査  植 松 正 人 君                                       5 説明のための出席者(22名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  副  市  長  渡 邉 恭 一 君    総 務 部 長  深 澤 秀 人 君  企 画 部 長  杉 山 洋 之 君    財 政 部 長  中 村 日出和 君  市 民 部 長  深 沢 裕 彦 君    産業振興部長  高 野 裕 章 君  産 業 振興部  植 松 康 夫 君    環 境 部 長  大 原   勝 君  参  事  兼  商工振興課長  保健福祉部長  小 田 剛 男 君    都市整備部長  望 月 明 彦 君  兼 福 祉事務  所    長  水 道 部 長  惟 村 克 巳 君    危 機 管理監  佐 野 俊 寿 君  消  防  長  蛭 川 公 雄 君    市 立 病 院  松 永 昌 人 君                       事 務 部 長  行 政 課長兼  佐 野 史 俊 君    企画戦略課長  篠 原 晃 信 君  選 挙 管 理  委  員  会  事 務 局 長  秘 書 課 長  久保田 雅 史 君    財 政 課 長  宇佐美   巧 君  教  育  長  池 谷 眞 德 君    教 育 部 長  佐 野 宏 幸 君                                                                            午前9時00分開議 ○議長(手島皓二議員) 御起立お願いします。                   〔全員起立〕 ○議長(手島皓二議員) 礼。おはようございます。御着席願います。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 議第19号 平成31年度富士宮市一般会計予算 △日程第2 議第20号 平成31年度富士宮市北山財産特別会計予算 △日程第3 議第21号 平成31年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第4 議第22号 平成31年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算 △日程第5 議第23号 平成31年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算 △日程第6 議第24号 平成31年度富士宮市下水道事業特別会計予算 △日程第7 議第25号 平成31年度富士宮市根原区財産区特別会計予算 △日程第8 議第26号 平成31年度富士宮市介護保険事業特別会計予算 △日程第9 議第27号 平成31年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算 △日程第10 議第28号 平成31年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第11 議第29号 平成31年度富士宮市水道事業会計予算 △日程第12 議第30号 平成31年度富士宮市病院事業会計予算 ○議長(手島皓二議員) これより日程に基づき、日程第1 議第19号平成31年度富士宮市一般会計予算から日程第12 議第30号平成31年度富士宮市病院事業会計予算まで12件を一括議題とします。  これより市長から平成31年度の施政方針とあわせて提案理由の説明を求めます。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) 皆さん、おはようございます。それでは、施政方針を述べさせていただきます。 1 はじめに 平成31年度の一般会計予算を初めとする予算関係議案の御審議をお願いするに当たりまして、私の市政運営基本的姿勢重点施策を申し上げます。 本年5月1日、平成から新しい元号に変わります。元号は時代や世相をあらわすと言われ、元号が変わるということはまさに新たな時代の幕開けであります。 本市のことを顧みますと、市制施行から75年、近江八幡市との夫婦都市の提携から50年、富士山世界遺産登録から5年が経過し、さらに芝川町との合併から間もなく10年を迎える中、私たちは、まさに次の時代に向けて動き出しているところであります。 また、平成31年度は、第5次富士宮市総合計画前期基本計画の4年目に当たり、後期基本計画の策定に向けての本格的な検討に入るときでもあります。 今、多くの分野において「持続可能」という言葉が掲げられています。このことは、第5次富士宮市総合計画の将来都市像「富士山の恵みを活かした元気に輝く国際文化都市」の実現に向けて、環境、産業などの分野別の基本目標と政策を掲げた本市の取り組みの方向性と一致しているものと考えております。 平成の次の時代がスタートする年を、本市の将来が実り多きものとなるように、大きな視点から見つめつつ、市民の幸せの実現に向けて、着実に、そして確実に歩みを進めてまいります。 2 市政運営基本的姿勢 それでは、新年度の市政運営基本的姿勢について申し上げます。 我が国の経済は、政府による経済政策取り組みのもと、長期にわたり緩やかな回復を続けており、景気回復期間は戦後最長を記録しました。 景気の先行きについても、雇用、所得環境の改善が続く中で、国の各種施策の効果もあって、引き続き、緩やかに回復していくことが期待される一方、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要があり、さらには、相次ぐ自然災害が経済に与える影響も懸念されます。 国においては、本年10月1日に予定している消費税率10%への引き上げにより、財政再建と教育負担の軽減、子育て層支援、介護人材の処遇改善などを図ることとしています。 また、この消費税率引き上げに伴う需要変動に対して、国は平成31年度及び平成32年度当初予算において特別の措置を講ずることとしております。 しかしながら、これまでの消費税率引き上げの経験から、税率引き上げ前後において、駆け込み需要や反動も懸念されるなど、今後の地域経済及び地方財政への影響を注視する必要があります。 このような状況の中、本市においては、第5次富士宮市総合計画の将来都市像の実現に向けて、国が唱える地方創生のさらなる深化及び高度化の声とともに、新たな価値を創造し、先見的かつ積極的な取り組みを行ってまいります。 その一つとして、平成31年度を、本市の「SDGs元年」と位置づけたいと思っております。SDGsとは、サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ(持続可能な開発目標)の略称で、国際社会が抱える課題を2030年までに解決するために、全ての国連加盟国が一致して採択した17の目標のことであります。このSDGsの視点を市政運営に取り入れ、総合計画等で位置づけられた事業について、この視点で見詰め直してみたいと思います。 第5次富士宮市総合計画では、将来都市像にふさわしい魅力にあふれるまちづくりを進めるために、総力を挙げて取り組む必要があるテーマを、「3つの重点取組」として掲げました。 3つの重点取り組みとは、次のとおりです。 取り組み1 恵み豊かな未来づくり ~世界遺産富士山の恵みを保全し、活用する~ 取り組み2 いきいき元気な未来づくり ~安全・安心なまちで、健康を育み元気に暮らす~ 取り組み3 誰もが輝く未来づくり ~人とまちが輝き、人口減少社会に打ち克つ~ これらの取り組みに沿って重点的に事業を進めてまいります。 それでは、「3つの重点取組」について、具体的に説明いたします。 取り組み1は、「恵み豊かな未来づくり世界遺産まちづくりであります。静岡県富士山世界遺産センター富士山本宮浅間大社を中心とした中心市街地及び各構成資産の整備、国内外からの誘客の促進、富士山の景観や歴史・文化の継承など、引き続き、進めているところであります。 特に、多くの観光客が訪れている静岡県富士山世界遺産センター富士山本宮浅間大社周辺につきましては、富士山の庭園都市を目指し「空間の美」、「清流の美」をコンセプトとした整備を進めてまいります。 また、本年3月、富士山本宮浅間大社東側市有地に、地元食材を使用した料理を提供するブルワリーレストランが開店します。浅間大社西側市有地の民間提案による事業とあわせて、中心市街地の新たな活力となるよう関係者に協力をお願いしてまいります。 さらに、これら人の流れを市内全体に波及させるべく、富士山5合目トイレの環境整備や欧米からの観光客をターゲットにした観光商品の企画及びその実施に向けた準備に着手してまいります。 また、世界に飛躍する国際文化都市取り組みとして、中学生の英語圏への派遣や、教職員の英語圏での研修を継続するとともに、若い世代の見聞を広める機会の創出として、友好交流関係都市である紹興市を初めとした中国の都市への高校生派遣事業を新たに始めます。 取り組み2は、「いきいき元気な未来づくり」安全・安心なまちづくりであります。市民の皆様の安全と安心を守るのは、行政の最も大切な責務であります。これまでも災害への速やかな対応、市立病院の診療体制の確保及び充実、地域コミュニティへの支援などについて、重点を置いてきたところであります。 市立病院における地域包括ケア病棟の供用開始を初め、防災面では、同報無線のデジタル化を図ってまいります。 防犯につきましては、近年、子どもや女性などの犯罪弱者を狙う凶悪犯罪が多発していることから、保育園等への防犯カメラの設置を進めます。 また、健康都市宣言のまちとして、市民の皆様が元気で、はつらつとした毎日を過ごせるように、運動、食事、生活習慣、健康診断など横断的な取り組みにより、健康長寿に結びつけます。 いじめ防止への取り組みについては、「富士宮市いじめ防止基本方針」に基づき、学校・家庭・地域とのさらなる連携を図ってまいります。 取り組み3は、「誰もが輝く未来づくり」人口減少を克服するまちづくりであります。私は、市長に就任してから、子どもを大切にするまちづくりとして、子育て施策の充実に意を注いでまいりました。平成31年度は、さらに、わくわくキッズスペースプロジェクトとして、既存の公共施設を活用し、子どもの居場所づくり、学びの場の創出を推進します。また、放課後児童クラブについて、ひとり親家庭等の負担軽減を目的に、利用料の助成を開始いたします。さらに、乳幼児が重症化しやすいロタウイルスに対するワクチン任意予防接種への助成を始めます。 企業の誘致・留置の取り組みとしては、新たな工業団地への立地等調査を継続します。また、高品質な情報インフラ基盤を提供する光ファイバー網整備地域の整備を実施し、インターネット利用地域間格差を解消します。 女性の力が発揮できる環境づくりについては、母力応援プログラムを初めとした施策が民間企業へも広がるよう、積極的な連携を図ります。また、あらゆる分野における女性の社会参加を促進します。 UIJターンを促進する取り組みとして、高校生に市内企業を知ってもらうことを目的に、企業紹介ガイドブックを作成し、配布を始めてまいります。 移住・定住施策については、国及び県と連携し、東京23区等から移住し、県の支援事業を通じて市内企業に就職または起業をした人への助成を実施してまいります。 本市の魅力をPRする首都圏等でのシティーセールスについては、情報発信力の高い首都圏に住む外国人に直接アプローチするなど、さらにステップアップを目指していくとともに、新たに、自転車を活用した魅力発信に取り組んでまいります。 ふじのみや寄附金、いわゆる「ふるさと納税」につきましては、総務省の通知に準拠しながら、観光パッケージプランの提供や農業収穫体験など、本市を訪れてもらう返礼品の充実を図り、次なるステージへ展開してまいります。 私が、常々口にする「住んでよし訪れてよし」、「産んでよし育ててよし」、「学んでよし働いてよし」、「出会ってよし結ばれてよし」という、4つのまちづくりの合言葉があります。 そして今、観光誘客や移住施策が大変注目を浴びている時代の中、改めて、孔子の論語にある「近きもの悦び、遠きもの来る」という言葉が浮かんできます。 そこに住んでいる人が喜ぶ施策をすれば、その噂を聞いて、遠くからも人が来るようになる、という意味の言葉です。 平成31年度は、4つのまちづくりの合言葉と、この言葉のもと、市民の皆様の幸せを願い、全力を傾注して、取り組んでまいります。 それでは、以下、第5次富士宮市総合計画の7つの基本目標に沿って、平成31年度重点施策の大要を申し上げます。 3 平成31年度重点施策 最初に、(1)富士山の自然と調和した循環力があるまちづくり(環境)について申し上げます。 地球環境保全の総合的かつ計画的な推進については、平成32年度に予定している第2次富士宮市環境基本計画中間見直しの準備として、SDGsの視点を取り入れ、環境の状況や施策の取り組み状況等環境白書による定期的な把握を踏まえ、新たな数値目標や施策を検討いたします。 エネルギー施策については、再生可能エネルギーの導入を促進するため、引き続き、太陽光発電システムリチウム蓄電池などの設置補助を実施します。 循環型社会の形成及びごみ処理対策については、年間を通して市民、事業者、行政が一丸となって「ごみダイエットプロジェクト」に取り組みます。 自然環境の保全の推進の取り組みとして、富士山環境交流プラザにおいて、子どもを含めた環境学習が行えるよう機能の充実を図ります。 生活排水処理については、合併浄化槽設置補助金交付対象地域の拡大及び補助金額引き上げを行います。 また、下水道事業のPRと観光誘客取り組みとして、静岡県富士山世界遺産センター周辺など、中心市街地の歩道内に設置された下水道マンホールの鉄ぶたを、デザインマンホールぶたに交換します。 上水道事業では、老朽化した水道管を耐震性のある管に更新するとともに、災害時等における水の安定供給に努めるとともに、漏水事故の低減を図ります。 次に、(2)富士山の麓から創造力と活力がみなぎるまちづくり(産業)であります。 農村振興については、静岡県内で開催される「全国農業担い手サミットinしずおか」に参画し、全体会及び地域交流会を通じて、農業の情報交換の場とするとともに、本市を全国にPRする機会とします。 企業誘致・留置については、地域産業の活性化や雇用の場を確保するため、優良企業の新規進出や事業拡大を継続して支援していきます。 中小企業振興施策として、中小企業の産業力を高めるための支援や留置のために必要な新たな工業団地造成へ向けた調査・研究を進めます。 住宅リフォーム宮クーポン事業については、子育て世帯の支援や3世代同居を促進するメニューを備えて、継続して実施します。 UIJターンによる就業支援については、高校生を中心とした若者に対し、「地元で働く幸せ」や「将来役立つUターン情報」をテーマに、市内企業の現状や魅力を紹介する冊子を作成し、配布します。 観光基盤の整備の取り組みについては、インバウンド対策として、富士山富士宮口5合目レストハウスが実施する便器の洋式化などのトイレ改修に対して補助金を交付します。 白糸の滝売店集約化については、第1期移転希望者店舗オープンに向け、集約化用地の舗装工事を実施します。 観光誘客では、新たな外国人誘客として、新富士駅を起点とする市内の宿泊、観光地及び交通をパッケージにした欧米向け着地型旅行商品を開発した旅行会社に対しての補助制度を実施いたします。 さらに、静岡デスティネーションキャンペーンでは、富士山本宮浅間大社ライトアップ等、これまで企画開発に取り組んできた旅行商品の質を高めてまいります。 また、富士山御神火まつりは第40回目の開催となることから、富士宮まつりは、伝統・文化の継承の支援を目的に、それぞれ補助金を増額いたします。 次に、(3)みんなの幸せと潤いを創出するまちづくり健康福祉)であります。 子育てに関しては、富士宮市子ども・子育て支援事業計画を見直し、平成32年度からの次期計画を策定いたします。 また、放課後児童クラブへ通所しているひとり親家庭等の児童の保護者に対し、その経済的負担を軽減するため、助成金を交付します。 配慮が必要な児童及びその家庭の支援として、子ども家庭支援全般、虐待の未然防止早期発見に対応するため、相談体制を強化します。 健康づくりに関しては、乳幼児を対象としたロタウイルスワクチン任意予防接種の費用助成を始めます。 さらに、女性のがん検診の申し込みに、ウエブ予約を導入し、若年層の利便性を向上させ、受診率を高めます。 腎臓病の重症化予防対策として、お薬手帳を活用した、慢性腎臓病(CKD)地域連携事業を富士宮市薬剤師会と協働で実施いたします。 次に、医療に関しては、建設を進めている市立病院地域包括ケア病棟について、本年10月に供用を開始いたします。 高齢者福祉については、養護老人ホーム長生園の入居者の利便性と安全性の向上を図るため、居室の改修工事に着手します。 高齢化社会の進行に伴い、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らし続けることができるよう、関係機関が連携し、多職種協働により在宅医療と介護を一体的に提供できる体制づくりを推進します。 障がい者福祉の取り組みに関しては、地域で安心して暮らすことができる環境の充実として、手話言語条例へのより一層の理解の促進と人工内耳体外機購入への補助を開始いたします。 次に、(4)郷土に学び郷土を愛する心豊かな人を育むまちづくり教育文化)であります。 学校教育の充実については、「富士山を心に、夢をもって生きる子ども」の育成を目指して、確かな学力が育つ授業を実施するとともに、「一人一人の子どもは、かけがえのない存在である」という考えを根底に置き、「子どもの未来のための人づくり」に向けて信頼される教育に努めます。 さらに、自立した一人の人間として、人生を他者とともによりよく生きる人格を形成することを目指し、特別の教科道徳を核として、学校の教育活動全体で子どもたちの心を育てていきます。 いじめ防止については、未然防止早期発見・早期対応など、当事者の立場に立った対応に努めていきます。 他者とのかかわりが少なくなりがちな小規模校の子どもたちについては、小規模校連携事業を実施し、コミュニケーション能力を伸ばしていくとともに、児童生徒が他地域との違いに気づき、地元に対する愛着を深める機会にします。 また、児童生徒が、外国人と交流し、自分の思いや考えを相手に伝えたり、相手の思いや考えを受けとめたりすることができるよう、生きた英語を身につけるための外国語活動英語科教育の充実を図ります。 義務教育における施設の整備については、児童生徒の安全・安心な教育環境の確保のため、国の基準より厳しい静岡県の耐震判定基準をクリアするよう、引き続き、校舎等の耐震補強を実施いたします。 また、児童生徒の健康と学習環境を改善するため、小中学校全校にエアコンの整備を行い、あわせて、児童生徒の安全安心を図るため、ブロック塀等の改修を実施します。 社会教育に関しては、芝川公民館(くれいどる芝楽)の展示室として使用していた旧図書館スペースを、子どもの遊び場及び青少年等の学習の場として整備し、学習機会・学習情報の提供に努めるとともに、乳幼児の保護者同士の交流や情報交換ができる環境整備を行います。 図書館に関しては、中央図書館が開館して30周年を迎えることから、記念児童文学講演会を実施します。 次に、文化財についてであります。 「史跡富士山整備基本計画」に基づき、富士山本宮浅間大社整備基本設計村山浅間神社周辺地形測量等を行います。 さらに、「史跡大鹿窪遺跡整備基本計画」に基づき、「史跡大鹿窪遺跡整備基本設計」を策定いたします。 また、埋蔵文化財センター開館5周年に当たることから、大鹿窪遺跡に関するシンポジウムを開催いたします。 市史編さんについては、有識者による「市史編さん委員会」を設置し、具体的な編さん方針の決定、各分野における資料調査を開始いたします。 次に、スポーツ振興についてであります。 オリンピック・パラリンピック推進事業については、スペイン空手道連盟の選手が、本市で2週間にわたり合宿を行う予定であり、ホストタウンとして快適に練習できる環境を整えるとともに、子どもたち等との交流の機会を検討してまいります。 富士宮駅伝競走大会については、新たに競技の計測システムとしてICチップを導入するとともに、70回目の開催となることから、記念大会として実施します。また、箱根駅伝や富士山女子駅伝などの出場校に参加を呼びかけてまいります。 スポーツ施設については、国のガイドラインに基づき、スポーツ施設ストック適正化計画の策定に着手します。 次に、(5)富士山の魅力を発揮した快適なまちづくり都市整備)であります。 まず、市街地整備については、富士山の庭園都市にふさわしい景観形成を図るため、「富士山本宮浅間大社周辺整備計画」の具現化に向けて、用地取得の交渉を継続します。 また、富士山世界遺産まちづくり整備等の重点施策を力強く進めるため、特命担当を配置し、総合的な視点による部局間の調整及び進行管理を行ってまいります。 街路整備に関しては、田中青木線の事業化に向け、引き続き、関係機関との協議を行うとともに、岳南都市圏総合都市交通体系調査を踏まえ、都市計画道路24路線の必要性の再検証を行います。 国道469号の整備促進につきましては、国道に隣接する市町と連携して、国・県等の関係機関へ強く要望していきます。 道路橋りょうの安全確保については、全ての管理橋りょうの近接目視点検の結果を踏まえ、市道橋りょう長寿命化計画に基づき、予防的な保全工事に着手します。 岳南北部地区幹線道路整備事業では、引き続き、事業用地取得のための用地交渉を実施します。 次に、公園整備であります。 都市公園については、誰もが安全・安心に利用できるよう、城山公園や明星山公園野球場のトイレについて、バリアフリー化も含めた建てかえ整備を進めるほか、老朽化した遊具等の整備を実施いたします。 富士山麓唯一の湿原である小田貫湿原については、乾燥化防止対策を目的とした地質や植生の調査検討を行います。 白糸自然公園については、幅広い世代の方が憩い楽しめる公園として、四季折々の花畑やバラ園などによる魅力あふれる公園づくりを進めるとともに、未整備エリアを含めた今後のさらなる整備活用法について、検討を進めます。 美しい花いっぱいのまちづくり事業については、引き続き、静岡県富士山世界遺産センター周辺や商店街地区において、花いっぱいによる演出とおもてなしの空間づくりを実施します。 また、富士山麓の広葉樹の植栽を継続し、彩りある街道づくりや自然の森づくりを進めていきます。 次に、(6)豊かなコミュニティを持つ安全・安心なまちづくり(市民生活)であります。 防災については、市内256カ所の屋外受信所を、アナログ電波対応型からデジタル電波対応型に切りかえる工事を実施いたします。 大規模地震に伴って発生する電気火災の減少を図るため、引き続き、感震ブレーカーの設置に対する補助を実施します。 防犯については、設置済みの富士根保育園を除く全ての公立保育園とあすなろ園に防犯カメラを設置します。 平和への取り組みとして、「核兵器廃絶平和都市宣言」制定から35周年を迎えることから、被爆地である広島市へ中学生を派遣し、派遣報告会等を通して多くの市民に向けて核兵器廃絶及び世界の恒久平和への意識啓発を図ります。 住宅・住環境については、市営万野住宅C棟の建設工事に着手し、引き続き建てかえを進めます。 さらに、長寿命化工事として、市営白尾住宅及び市営月の輪住宅のバリアフリー化工事を行います。 (仮称)富丘交流センター建設事業については、敷地の造成及び建設工事に着手します。富士根南地区の交流センター整備については、候補地を選定し、土地取得に向けた手続を進めます。 国際交流に関しては、世界にはばたく子どもたち育成事業、栄州市中学生交流研修事業を引き続き実施するとともに、新たに高校生を対象とした中国派遣研修事業を実施いたします。 最後に、(7)市民と一緒に取り組むまちづくり(市民参加・行財政)であります。 まず地方創生についてであります。 出会い・交流応援事業として、同窓会・同級会補助金事業を継続するとともに、出会い・交流イベントについては、男女の出会いや交流の場を創出することを目的とし、民間事業者との連携を進め、若者の結婚に向けた前向きな機運の醸成を図るためのイベント等を実施します。 女性の活躍推進については、企業や地域で活躍する女性等で構成された女性応援会議で広く意見を聞き、地域の実情に即した女性活躍につながる事業を実施いたします。 また、社会全体の意識を高めるため、地元企業等への働きかけを行っていきます。 子育てに優しいまちづくりについては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のないサポート体制の充実を図るための講座やイベントを実施いたします。 また、コンビニを中心としたふじのみやベビーステーション事業を強化し、ベビーステーションの登録に向けた取り組みを一層推進します。 戦略的なシティセールスとして、本市の地域資源と産業の魅力を結び付けたPR動画を作成し、積極的な企業誘致や就業につなげます。 移住・定住促進事業については、国の地方創生推進交付金のメニューとして、移住の支援金制度が創設されたことから、市独自の奨励金制度も活用しながら、移住・定住のさらなる強化に努めます。 男女共同参画の取り組みとして、第3次男女共同参画プランの後期基本計画を策定するとともに、LGBT(性的少数者)に関する啓発を行います。 第5次富士宮市総合計画については、前期基本計画が平成32年度で終了することから、後期基本計画の策定に向けての準備をしてまいります。 都市計画マスタープランについては、これまでの検討結果を踏まえ都市計画マスタープランの案を作成し、パブリック・コメントや都市計画審議会を経て、策定してまいります。 富士宮市公共施設等総合管理計画に基づく施設総量の適正化に向けて、ワークショップなどで市民の意見を聞きながら、施設再編を進める上での考え方や方針を示した公共施設再編計画を策定いたします。 白糸会館については、平成33年度の供用開始に向けて、設計及び土質調査を行います。 高度情報化として、上井出・猪之頭地域において民間通信事業者が実施する光ファイバー網整備事業に対し、補助をいたします。 富士市及び富士宮市共同電算化事業については、平成32年1月に開始する第2期事業の準備を進めます。 情報通信技術の活用として、個人番号カードを利用し、コンビニ事業者等が設置した情報端末から、住民票の写しと印鑑登録証明書を自動交付するサービスを開始します。 平成22年3月23日に富士宮市と芝川町が合併してから、平成31年度で10周年を迎えることから、未来に向けて、郷土へのさらなる愛着を持ってもらう機会として、合併記念式典を初めとした各種記念イベントを実施いたします。 最後に、財政運営についてであります。 本市では、これまで、積極的な財政運営と健全な財政運営の両立を図るとともに、市独自の将来負担に配慮した財政規律を設定し、持続可能な財政運営の確立を目指し取り組んできた結果、財政の健全性を示す指標は改善が進みました。 こうした中、学校給食センターの建てかえを初めとする大型事業の実施により、一旦は増加に転じた市債借入残高も、平成29年度に市債発行額を抑制したことから再び減少し、今後は一定の水準で推移していくものと見込まれます。 また、財政調整基金や他の特定目的墓金の積立残高も適正な水準を維持できていることから、良好な財政状況を基盤として、小中学校空調設備整備などの緊急性の高い課題に的確に対応することができています。 しかしながら、消費税率引き上げが本市の財政に及ぼす影響が不透明なことや、引き続き経常的経費の増加が見込まれることから、今後においても、中長期的な視野に立った財政運営が重要となっています。 少子高齢化の進展や人口減少時代の到来、公共施設等の老朽化対策など、本市にとって大きな課題を抱える中ではありますが、引き続き、将来負担に配慮した市独自の財政規律を維持し、持続可能な財政運営を確立する取り組みを進め、健全な財政状況を堅持していきます。 平成31年度は、第5次富士宮市総合計画の4年目となり、前期基本計画の仕上げに向けて、確かな財政基盤のもと、本市の目指す将来都市像を実現するための取り組みを一層加速させる必要があります。 そのために、各事業を十分に見きわめた上で、緊急性や重要度の高い事業には積極的に取り組みます。 一方で、限られた財源を有効的かつ効果的に活用するため、経常的な経費の徹底した削減も重要と考えております。 職員一人一人が新しい時代を切り開いていくという強い気持ちで、第5次富士宮市総合計画に基づく3つの重点取り組み及び7つの基本目標に沿って、全庁体制で事業執行に取り組むものといたします。 4 おわりに 本年4月30日、天皇陛下が御退位され、翌5月1日に皇太子殿下が御即位されます。平成という時代から新たな時代に踏み出していきます。 私は、平成31年度を本市が持つかけがえのない財産とその魅力を、新たな時代、そして次の世代へ「繋ぎ、輝かせていく年」であると考えております。 私の座右の銘は、「次に来る旅人のために泉を清く保て」であります。この言葉は、SDGsの考え方と相つながるものであり、平成31年度を「SDGs元年」と銘打ったのもそのようなことからであります。 清水寺の森清範貫主に揮毫していただいた本市の未来をあらわす一文字は「輝」であります。 まちの輝きのために、私自身だけでなく、市民、市職員とともに、その目的に向かって真っすぐに進みたい、そんな思いであります。 次の時代が、本市にとって輝きあふれるものとなるように、全身全霊を持って市政運営に遭進いたします。 終わりに、市民の皆様、そして議員各位の御理解と御支援をお願い申し上げ、平成31年度の施政方針といたします。 引き続きまして、当初予算の提案理由説明を行います。 ただいま上程されました議第19号から議第30号までの12議案について、一括して説明申し上げます。 平成31年度の予算は、本年10月に予定されている消費税率10%への引き上げに伴う需要変動や、それに対し国が講ずるものとしている臨時・特別の措置の内容が不透明な状況において編成することとなりました。 本予算の編成に当たり、少子高齢化の進展や人口減少時代の到来、公共施設等の老朽化対応などの大きな課題を抱えながらも、第5次総合計画の4年目として、前期基本計画の仕上げに向けて、本市の目指す将来都市像を実現するための取り組みを一層加速させるため、各事業の緊急性や重要度を十分見きわめた上で、さまざまな施策に積極的に予算措置をいたしました。 また、本年4月には、私が市長に就任してから2期目の任期が満了となりますが、本予算は、行政の継続性を重視し、年間予算として編成いたしました。 さらに、限られた財源を有効かつ効果的に活用するため、経常的な経費を徹底して削減するとともに、後年度への負担を考慮し、将来に向けた持続可能な財政運営という視点も重視した予算編成に努めました。 その結果、一般会計の当初予算額は423億円となり、前年度の当初予算と比較しますと1億6,000万円、0.4%の増となりました。 なお、本予算につきましては、前年度と同様に、予算額の数字をもじって、「新しい世に魅力あふれる予算」と名づけたいと思います。 次に、予算の規模でございますが、一般会計、9つの特別会計及び2つの企業会計を含めた全会計では、総額868億4,749万1,000円となり、前年度と比較いたしますと1億8,856万2,000円、0.2%の減となりました。 それでは、引き続き、一般会計予算特別会計予算及び企業会計予算の内容につきましては、副市長から説明させますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(手島皓二議員) 副市長。               〔副市長 芦澤英治君 登壇〕 ◎副市長(芦澤英治君) それでは、私から各会計の説明を申し上げます。 初めに、議第19号平成31年度富士宮市一般会計予算について説明申し上げます。 まず、歳入について説明申し上げます。第1款市税は210億3,856万2,000円を計上し、前年度と比較いたしますと5億3,182万5,000円、2.6%の増であります。主な内容といたしましては、前年度における収入状況を踏まえ、個人市民税を2億5,122万6,000円、3.7%増額したことであります。 次に、第2款地方譲与税から第10款地方交付税までにつきましては、前年度の収入状況をもとに、制度改正や経済動向などからそれぞれ推計いたしました。 第10款地方交付税は18億6,400万円を計上し、前年度と比較いたしますと2,300万円、1.2%の増であります。この内容といたしましては、普通交付税は前年度の交付実績をもとに合併算定がえによる縮減率の拡大の影響を考慮し、前年度より2,300万円増額の14億6,400万円、特別交付税は前年度の交付見込みから、前年度と同額の4億円をそれぞれ計上いたしました。 第14款国庫支出金は58億9,360万2,000円を計上し、前年度と比較いたしますと1億8,082万8,000円、3.2%の増であります。主な内容といたしましては、施設型保育給付交付金、学校施設環境改善交付金などの増額で、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 第15款県支出金は32億7,979万1,000円を計上し、前年度と比較いたしますと610万9,000円、0.2%の減であります。これは、施設型保育給付費負担金、障害児支援給付費負担金、光ファイバー網整備事業費補助金などを増額した一方、前年度に予算措置した私立保育所施設整備費補助金を計上していないこと、地域産業立地事業費補助金が減額したことなどによるもので、今回計上しましたものは、いずれも歳出予算に関連した特定財源によるものであります。 第16款財産収入は9,117万9,000円を計上し、前年度と比較いたしますと1,616万5,000円、21.5%の増であります。これは、間伐の実施に伴う売払収入の増額などによるものであります。 第17款寄附金は5億2,211万5,000円を計上し、前年度と比較いたしますと14万8,000円、0.03%の減であります。なお、ふじのみや寄附金の寄附額は、前年度と同額と見込んでおります。 第18款繰入金は8億4,430万円を計上し、前年度と比較いたしますと2億4,709万7,000円、41.4%の増であります。これは、事業費の財源補填として、財政調整基金繰入金を前年度に比べ2億1,000万円増額したことなどによるものであります。 第19款繰越金は、前年度と同額の5億円を計上いたしました。 第20款諸収入は12億2,118万6,000円を計上し、前年度と比較いたしますと2,040万3,000円、1.6%の減であります。 第21款市債は26億6,330万円を計上し、前年度と比較いたしますと7億8,160万円、22.7%の減であります。主な内容といたしましては、市営万野住宅建替事業、同報無線施設整備事業などのそれぞれの減額で、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 次に、歳出について説明申し上げます。 第1款議会費は3億548万3,000円で、前年度と比較いたしますと203万2,000円、0.7%の減であります。主な内容といたしましては、タブレット端末の導入に係る委託料などの経費を計上したことによるものであります。 第2款総務費は56億5,401万6,000円で、前年度と比較いたしますと6億8,990万6,000円、13.9%の増であります。主な内容といたしましては、文書広報費には核兵器廃絶平和都市宣言の制定35周年を記念し、市内中学生を被爆地である広島市へ派遣する委託料を計上いたしました。 財産管理費には、本庁舎の長寿命化対策である議会棟屋上防水等工事費、旧勤労青少年ホーム及び児童館解体工事費並びに万野公園グラウンドトイレ改修工事費をそれぞれ計上いたしました。 企画費には、富士宮市・芝川町合併10周年記念事業に係る経費、第5次総合計画後期基本計画の策定に係る経費並びに上井出及び猪之頭地域の整備を含む光ファイバー網整備事業費補助金をそれぞれ計上いたしました。 出張所費には、北山会館の空調設備及びエレベーターの設置工事費並びに白糸会館の建てかえに係る基本設計及び実施設計の委託料をそれぞれ計上いたしました。 市民活動支援費には、(仮称)富丘交流センター建設工事費を計上いたしました。 国際交流費には、市内の高校生の中国・紹興市への派遣事業に対する補助金を計上いたしました。 戸籍住民基本台帳費には、住民票及び印鑑証明書のコンビニ交付サービスの実施に係る事務機器設定委託料などの経費を計上いたしました。 県議会議員選挙費、市議会議員市長選挙費及び参議院議員選挙費には、任期満了に伴い年度内に執行される選挙の費用をそれぞれ計上いたしました。 第3款民生費は164億2,898万4,000円で、前年度と比較いたしますと1億8,673万6,000円、1.1%の増であります。主な内容といたしましては、障害者福祉費には重度障害者医療扶助費を計上いたしました。 障害者自立支援費には、自立支援給付扶助費、更生医療扶助費及び育成医療扶助費をそれぞれ計上いたしました。 児童福祉総務費には、児童扶養手当扶助費、放課後児童健全育成事業委託料のほか、ひとり親家庭等放課後児童クラブ利用料助成金をそれぞれ計上いたしました。 児童手当費には、児童手当の各種扶助費を計上いたしました。 子ども医療助成費には、昨年10月から医療費助成の対象となる子どもの年齢を18歳に引き上げたこと及び入院時食事療養に係る経費の助成が実施されたことに伴い、これらの経費を通年として計上いたしました。 心身障害児福祉費には、障害児支援給付扶助費を計上いたしました。 障害児通所施設費には、あすなろ園に防犯カメラを設置する委託料を計上いたしました。 児童保育費には、私立保育所などの施設型保育及び定員20人未満の小規模保育所における地域型保育の扶助費をそれぞれ計上いたしました。 保育所費には、建設時に既に設置済みの富士根保育園を除く市立保育園12園に防犯カメラを設置する委託料及び大岩明倫保育園の長寿命化対策として施設補修工事費をそれぞれ計上いたしました。 生活保護総務費には、生活扶助を初めとした生活保護に係る扶助費を計上いたしました。 第4款衛生費は45億6,962万9,000円で、前年度と比較いたしますと2億5,343万9,000円、5.9%の増であります。主な内容といたしましては、保健センター・救急医療センター費には、施設の長寿命化計画に基づく空調設備改修工事費を計上いたしました。 予防費には、ロタウイルスワクチンの任意予防接種を含む予防接種委託料などの経費を計上いたしました。 健康増進事業費には、がん検診などの健康診査委託料のほか、集団検診のウエブ予約サービスの実施に係る使用料をそれぞれ計上いたしました。 清掃総務費には、一般廃棄物収集運搬委託料を計上いたしました。 じんかい処理費には、清掃センターの運営に係る経費のほか、長寿命化対策として工場棟外壁等改修工事費を計上いたしました。 火葬場運営費には、聖苑内に授乳室兼更衣室を設置する経費を含む修繕料及び火葬棟にスポットクーラーを導入する備品費をそれぞれ計上いたしました。 第5款労働費は1億5,421万5,000円で、前年度と比較いたしますと668万2,000円、4.5%の増であります。主な内容といたしましては、企業紹介のガイドブックの作成委託料を計上したことによるものであります。 第6款農林水産業費は8億388万9,000円で、前年度と比較いたしますと7,031万5,000円、8.0%の減であります。主な内容といたしましては、農業総務費には河川応急整備事業などに対する県営土地改良事業負担金を計上いたしました。 畜産振興費には、長瀞調整池の能力に関する調査の委託料を前年度に引き続き計上いたしました。 林業振興費には、鳥獣被害対策実施隊員報酬、有害鳥獣駆除報償費、有害鳥獣被害防止設備設置事業費補助金、富士ヒノキの家宮クーポン事業費補助金をそれぞれ計上いたしました。 第7款商工費は6億4,435万8,000円で、前年度と比較いたしますと5億6,442万円、46.7%の減であります。主な内容といたしましては、商工業振興費には地域経済活性化の取り組みとして、前年度に引き続き住宅リフォーム宮クーポン事業費補助金を計上いたしました。 観光費には、ラクビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックによるインバウンドを見据えた欧米着地型旅行商品企画費補助金、白糸の滝の売店集約化用地の舗装工事費、富士山の富士宮口五合目トイレの環境整備費補助金をそれぞれ計上いたしました。 工業立地振興対策費には、企業立地促進事業費補助金、産業振興事業費補助金及び企業立地支援事業費補助金をそれぞれ計上いたしました。 第8款土木費は32億3,105万7,000円で、前年度と比較いたしますと2億6,077万4,000円、7.5%の減であります。主な内容といたしましては、道路維持費には市道の舗装長寿命化修繕計画に基づく補修工事費と、橋梁の長寿命化計画に基づく補修工事費をそれぞれ計上いたしました。 道路新設改良費には、市道新設改良舗装工事費を計上いたしました。 河川維持改良費には、城山水門への除じん機設置を含む河川改修工事費を計上いたしました。 都市計画総務費には、都市計画道路が計画決定されてから長期間経過していることから、その必要性の再検証を行うための調査委託料を計上いたしました。 街路事業費には、富士宮駅の周辺施設などの再整備の検討に係る設計等委託料を計上いたしました。 公園費には、市内の各都市公園の遊具の長寿命化計画に基づく更新経費のほか、山本・高原地区の都市公園整備に向けた測量調査等委託料、明星山公園の放送設備の更新に係る委託料と明星山公園及び城山公園のトイレの改修工事費をそれぞれ計上するとともに、白糸自然公園の未整備エリアの周辺地形やインフラの現況の測量調査等委託料を計上いたしました。 緑化推進費には、小田貫湿原の乾燥化防止のための調査及び除草の委託料、わくわくキッズスペースプロジェクトとして富士山環境交流プラザに子どもを含めた環境学習の機能を整備するための備品費などの経費をそれぞれ計上いたしました。 住宅管理費には、長寿命化計画策定に向けた劣化調査委託料及び市営住宅の営繕工事費をそれぞれ計上いたしました。 住宅建設費には、市営万野住宅C棟の建築工事費を計上いたしました。 建築指導費には、TOUKAI―0事業に係るわが家の専門家診断事業委託料などの経費を計上いたしました。 第9款消防費は20億7,116万8,000円で、前年度と比較いたしますと4億1,221万1,000円、16.6%の減であります。主な内容といたしましては、消防団用に更新配備する消防ポンプ自動車等の購入費及び上井出地区の第20分団詰所の長寿命化対策の営繕工事費をそれぞれ計上したことによるものであります。 防災費には、平成30年度からの3カ年で実施している同報無線設備のデジタル化改修工事費及び感震ブレーカー設置費補助金をそれぞれ計上いたしました。 第10款教育費は54億6,957万6,000円で、前年度と比較いたしますと3億7,295万5,000円、7.3%の増であります。主な内容といたしましては、学校給食費には学校給食センターの調理及び配送委託料を計上いたしました。 小学校費及び中学校費の教育振興費には、教育用コンピュータの借上料を初めとする、情報教育の環境整備に係る経費を計上いたしました。 また、小学校費の学校建設費には、井之頭小学校屋内運動場耐震補強実施設計委託料、小学校校舎等整備工事費、ブロック塀等改修工事費及び小学校体育施設等整備工事費をそれぞれ計上するとともに、中学校費の学校建設費には井之頭中学校の校舎耐震補強計画委託料、北山中学校の校舎耐震補強工事費、ブロック塀等改修工事費、中学校校舎等整備工事費、第二中学校の特別教室棟等の改築に向けた武道場などの解体に係る営繕工事費及び芝川中学校の校舎の改築に向けた校舎耐力度調査委託料をそれぞれ計上いたしました。 幼稚園費には、私立幼稚園就園奨励費補助金及び幼稚園施設型保育事業扶助費をそれぞれ計上いたしました。 文化振興費には、富士宮市・芝川町合併10周年を記念して市民文化会館や芝川文化ホールで実施する映画の自主上映のための機器等借上料、世界文化遺産の構成資産の整備に向けた測量調査や整備計画策定に係る委託料、白糸の滝売店集約化に係る土地購入費と物件移転等補償費、大鹿窪遺跡整備計画策定委託料をそれぞれ計上いたしました。 市民文化会館費には、会館の耐震補強及び外壁改修方法の検討業務委託料を計上いたしました。 公民館費には、柚野公民館の長寿命対策の屋根屋上外壁等整備工事費、わくわくキッズスペースプロジェクトとして、芝川公民館に子どもの遊び場スペースを設置するための消耗品などの経費をそれぞれ計上いたしました。 保健体育総務費には、富士宮市・芝川町合併10周年を記念して公開ラジオ体操を実施するための楽器借上料及び東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致のための事業委託料をそれぞれ計上いたしました。 体育施設費には、ストック適正化計画策定に係る委託料などの経費、市民プールの屋外プール塗装に係る整備工事費及び市民体育館のトイレ洋式化に係る整備工事費をそれぞれ計上いたしました。 第11款災害復旧費は、前年度と同額の4,000円を計上いたしました。 第12款公債費は28億6,262万1,000円で、前年度と比較いたしますと3,996万6,000円、1.4%の減であります。 第13款諸支出金は、前年度と同額の500万円を計上いたしました。 第14款予備費は、前年度と同額の1億円を計上いたしました。 以上が一般会計予算の大要であります。 次に、議第20号平成31年度富士宮市北山財産特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,900万円で、前年度と同額であります。 次に、議第21号平成31年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は137億3,400万円で、前年度と比較いたしますと2億9,000万円、2.1%の減であります。 歳入の主なものは、国民健康保険税、県補助金及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは保険給付費及び保険事業費納付金であります。 次に、議第22号平成31年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,400万円で、前年度と比較いたしますと200万円、16.7%の増であります。 次に、議第23号平成31年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は2,000万円で、前年度と比較いたしますと370万円、22.7%の増であります。 次に、議第24号平成31年度富士宮市下水道事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は19億8,900万円で、前年度と比較いたしますと3億4,700万円、14.9%の減であります。 歳入の主なものは、下水道の使用料、国庫補助金、一般会計繰入金及び市債で、歳出の主なものは下水道施設の維持管理費及び建設事業費並びに公債費であります。 次に、議第25号平成31年度富士宮市根原区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,800万円で、前年度と比較いたしますと830万円、85.6%の増であります。 次に、議第26号平成31年度富士宮市介護保険事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は110億2,500万円で、前年度と比較いたしますと3億3,500万円、3.1%の増であります。 歳入の主なものは、介護保険料、国庫負担金、支払基金交付金、県負担金及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは介護保険給付費及び地域支援事業費であります。 次に、議第27号平成31年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は27億5,600万円で、前年度と比較いたしますと1,800万円、0.7%の増であります。 歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは後期高齢者医療広域連合納付金であります。 次に、議第28号平成31年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,510万円で、前年度と比較いたしますと500万円、49.5%の増であります。 歳入の主なものは、排水処理施設の使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは排水処理施設の維持管理費及び建設事業費並びに公債費であります。 次に、議第29号平成31年度富士宮市水道事業会計予算について説明申し上げます。 本予算の規模は34億1,631万9,000円で、前年度と比較いたしますと8,758万7,000円、2.6%の増であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は20億6,082万円で、主なものはいわゆる水道料金と呼ばれる給水収益であり、支出総額は18億7,804万円で、主なものは水道施設設備の維持管理費及び減価償却費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は3億4,617万7,000円で、主なものは企業債、受益者からの工事負担金、加入金及び一般会計からの出資金であります。支出総額は13億5,549万9,000円で、主なものは施設改良及び北山浄水場の導水管布設がえに係る工事費並びに企業債の償還元金であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は、当年度損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 次に、議第30号平成31年度富士宮市病院事業会計予算について説明申し上げます。 予算の規模は115億4,107万2,000円で、前年度と比較いたしますと1億7,114万9,000円、1.5%の減であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は97億3,857万9,000円で、主なものは入院及び外来の医業収益であり、支出総額は103億1,185万8,000円で、主なものは人件費及び薬品などの材料費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は8億2,790万5,000円で、主なものは一般会計からの出資金及び企業債であり、支出総額は12億2,921万4,000円で、主なものは地域包括ケア病棟の建設工事費のほか、病院施設設備の更新及び外壁補修工事費、病院情報システム機器などの備品購入費並びに企業債の償還元金であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は、過年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 以上、一括して説明申し上げました12議案につきまして、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○議長(手島皓二議員) 以上で施政方針及び提案理由の説明は終わりました。 これら12件に対する総括質疑は次回行うことにします。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明2月21日及び22日の2日間は議案研究のため、2月23日及び24日の2日間は休日のため、2月25日から2月27日までの3日間は議案研究のため休会したいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(手島皓二議員) 御異議なしと認めます。よって、明2月21日から2月27日までの7日間は休会とすることに決定をしました。 来る2月28日は、午前9時から本会議を開き、総括質疑を行いますので、よろしくお願いします。なお、総括質疑の発言通告書は、2月22日の午前10時までに提出くださいますようお願いをいたします。 本日はこれにて散会します。 御起立お願いします。                   〔全員起立〕 ○議長(手島皓二議員) 礼。 お疲れさまでした。                                     午前10時17分散会...