富士宮市議会 > 2015-03-17 >
03月17日-10号

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  1. 富士宮市議会 2015-03-17
    03月17日-10号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    平成27年  2月 定例会(第1回)                    平 成 27 年                 富士宮市議会2月定例会会議録                     第 10 号                 平成27年3月17日(火曜日)                                       1 議事日程(第10号)              平成27年3月17日(火)午前9時00分 開議  日程第1 陳情第1号 「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書                                (環境厚生委員会付託のもの)  日程第2 議第 8号 富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について                               (総務文教委員会付託のもの)  日程第3 議第18号 富士宮市中小企業振興基本条例制定について                                           (環境厚生委員会付託のもの)  日程第4 議第19号 富士宮市学校施設整備基金条例制定について                                           (総務文教委員会付託のもの)  日程第5 議第21号 岳南食肉センター組合の解散について                                              (環境厚生委員会付託のもの)  日程第6 議第22号 岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議について                                 (環境厚生委員会付託のもの)  日程第7 議決第2号 富士宮市税条例の一部を改正する条例制定について           日程第8 議第40号 平成27年度富士宮市一般会計予算予算審査特別委員会付託のもの)  日程第9 議第41号 平成27年度富士宮市北山財産区特別会計予算     (  〃  )  日程第10 議第42号 平成27年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算  (  〃  )  日程第11 議第43号 平成27年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算   (  〃  )  日程第12 議第44号 平成27年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算   (  〃  )  日程第13 議第45号 平成27年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算 (  〃  )  日程第14 議第46号 平成27年度富士宮市下水道事業特別会計予算     (  〃  )  日程第15 議第47号 平成27年度富士宮市根原区財産区特別会計予算    (  〃  )  日程第16 議第48号 平成27年度富士宮市介護保険事業特別会計予算    (  〃  )  日程第17 議第49号 平成27年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算 (  〃  )  日程第18 議第50号 平成27年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算  (  〃  )  日程第19 議第51号 平成27年度富士宮市水道事業会計予算        (  〃  )  日程第20 議第52号 平成27年度富士宮市病院事業会計予算        (  〃  )  日程第21 報第 4号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について          日程第22 報第 5号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について          日程第23 報第 6号 公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度事業計画の報告について   日程第24 議第53号 富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定について        日程第25 議第54号 岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制             定について                             日程第26 議第55号 損害賠償の額の決定について                     日程第27 議第56号 平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)           日程第28 議第57号 平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)         日程第29 議決第1号 看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出について                                             2 本日の会議に付した事件  日程追加 望月光雄議長不信任動議  日程第1 陳情第1号 「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書                                (環境厚生委員会付託のもの)  日程第2 議第 8号 富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について                               (総務文教委員会付託のもの)  日程第3 議第18号 富士宮市中小企業振興基本条例制定について                                           (環境厚生委員会付託のもの)  日程第4 議第19号 富士宮市学校施設整備基金条例制定について                                           (総務文教委員会付託のもの)  日程第5 議第21号 岳南食肉センター組合の解散について                                              (環境厚生委員会付託のもの)  日程第6 議第22号 岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議について                                 (環境厚生委員会付託のもの)  日程第7 議決第2号 富士宮市税条例の一部を改正する条例制定について           日程第8 議第40号 平成27年度富士宮市一般会計予算予算審査特別委員会付託のもの)  日程第9 議第41号 平成27年度富士宮市北山財産区特別会計予算     (  〃  )  日程第10 議第42号 平成27年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算  (  〃  )  日程第11 議第43号 平成27年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算   (  〃  )  日程第12 議第44号 平成27年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算   (  〃  )  日程第13 議第45号 平成27年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算 (  〃  )  日程第14 議第46号 平成27年度富士宮市下水道事業特別会計予算     (  〃  )  日程第15 議第47号 平成27年度富士宮市根原区財産区特別会計予算    (  〃  )  日程第16 議第48号 平成27年度富士宮市介護保険事業特別会計予算    (  〃  )  日程第17 議第49号 平成27年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算 (  〃  )  日程第18 議第50号 平成27年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算  (  〃  )  日程第19 議第51号 平成27年度富士宮市水道事業会計予算        (  〃  )  日程第20 議第52号 平成27年度富士宮市病院事業会計予算        (  〃  )  日程第21 報第 4号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について          日程第22 報第 5号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について          日程第23 報第 6号 公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度事業計画の報告について   日程第24 議第53号 富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定について        日程第25 議第54号 岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制             定について                             日程第26 議第55号 損害賠償の額の決定について                     日程第27 議第56号 平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)           日程第28 議第57号 平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)         日程第29 議決第1号 看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出について                                             3 出席議員(21名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      4番  野 本 貴 之 議員       5番  松 永 孝 男 議員      6番  小 松 快 造 議員       7番  佐 野 清 明 議員      8番  佐 野 寿 夫 議員       9番  稲 葉 晃 司 議員     10番  諏訪部 孝 敏 議員      11番  鈴 木   弘 議員     12番  望 月 芳 将 議員      13番  手 島 皓 二 議員     14番  佐 野 和 彦 議員      15番  諸 星 孝 子 議員     16番  佐 野 源 彦 議員      17番  遠 藤 英 明 議員     18番  望 月 光 雄 議員      19番  横 山 紘一郎 議員     20番  村 瀬   旬 議員      21番  朝比奈 貞 郎 議員     22番  臼 井   進 議員                                       4 事務局職員出席者(5名)  事 務 局 長  齊 藤 俊 彦 君    事 務 次 長  遠 藤 睦 弘 君  主  幹  兼  古 郡 和 明 君    主    査  植 松 正 人 君  議 事 係 長  主    査  服 部 直 也 君                                       5 説明のための出席者(26名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  総 務 部 長  望 月   斉 君    企 画 部 長  手 島 大 輔 君  企画部参事兼  田 畑 孝 城 君    企画部参事兼  平 野 正 之 君  未来企画課長               秘 書 課 長  財 政 部 長  芝 切 弘 孝 君    産業振興部長  堀 江 裕 之 君  環 境 部 長  石 川 久 典 君    保健福祉部長  内 藤   眞 君                       兼 福 祉事務                       所    長  都市整備部長  村 松   久 君    水 道 部 長  小 沢 政 基 君  防災監兼防災  秋 山 和 彦 君    消  防  長  佐 野 則 男 君  危機管理室長  市 立 病 院  大 畑 宏 之 君    行 政 課 長  深 澤 秀 人 君  事 務 部 長  財 政 課 長  芝 田 英 洋 君    教  育  長  池 谷 眞 德 君  教 育 次 長  矢 崎 正 文 君    未 来 企画課  篠 原 晃 信 君                       参 事 兼地域                       政策推進室長  富 士 山世界  大 原   勝 君    電算統計課長  三 輪   敦 君  遺 産 課 長  観 光 課 長  佐 野 克 己 君    介護障害支援  佐 野 俊 寿 君                       課    長  都市計画課長  惟 村 克 巳 君    市 立 病 院  内 藤 由 男 君                       病 院 管 理                       課    長                                                                            午前9時00分開議 ○議長(望月光雄議員) 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(望月光雄議員) 礼。おはようございます。御着席願います。 △日程追加 望月光雄議長不信任動議               〔「議長、緊急動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 7番 佐野清明議員。 ◆7番(佐野清明議員) 望月光雄議長不信任動議を提出したいと思います。よろしくお取り計らいお願いいたします。 ○議長(望月光雄議員) ただいま7番から動議を出されました。 賛成する議員の方はいらっしゃいますか。               〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) では、動議が成立いたしました。 この際、暫時休憩いたします。                                     午前9時01分休憩                                                                            午前10時10分開議 ○副議長(村瀬旬議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど7番 佐野清明議員ほか9人から望月光雄議長不信任動議が提出されました。よって、地方自治法第106条の規定により、副議長の私が議長の職務を行います。 お諮りします。この際日程を変更し、本動議を議題とすることに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 御異議なしと認めます。よって、この際日程を変更し、望月光雄議長不信任動議を議題とすることに決定しました。 なお、地方自治法第117条の規定により望月光雄議長は除斥に該当しますので、退席しています。 これより望月光雄議長不信任動議を議題とします。 これより本動議の提出者であります7番 佐野清明議員から提案理由の説明を求めます。7番 佐野清明議員。               〔7番 佐野清明議員 登壇〕 ◆7番(佐野清明議員) 失礼いたしました。今議場の出席議員数の確認をさせていただきました。 それでは、望月光雄議長不信任動議に対する提出者としての提案理由の説明を行います。議案のとおりでありますけれども、加えて申し上げるならば、御承知のとおり議長の役割、これは地方自治法第104条にしっかりと規定されております。その議長の権限、議場の秩序を保持すること、議事を整理すること、議会の事務を統理すること、そして議会を代表することであります。これは、法令で決められているとおりでありまして、それ以下でもそれ以上でもありません。それ以上でもありません。つまり地方自治法第2節の議会の権限、これは議会の権限として書かれております。第96条から第100条まで書かれておりますけれども、主語は全て議会であります。議長ではありません。つまり議員一人一人の判断の結果のみが議会の意思決定であることは論をまちません。先回りをして議会の意思決定であるかのごとき言動は、私企業の社長さんならいざ知らず、言語道断であり、看過することはできません。 さらに、望月光雄議長のこれらの行為は、地方自治法第2款に書いてあります、第147条以降でありますけれども、それに定められております地方公共団体の長、いわゆる市長の権限も侵していることは事実であります。それは、副市長2人制の実施時期を4月1日から6月1日とさせ、2カ月間にも及ぶ行政の空白を招いたことにもなり、とんでもない越権行為だと言わざるを得ないからであります。 本不信任動議の提案理由として、これを申し上げ、議員の皆さんの御賛同をお願いするものであります。 以上であります。 ○副議長(村瀬旬議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより本案に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。9番 稲葉晃司議員。 ◆9番(稲葉晃司議員) 提出者の佐野清明議員にお伺いしたいのですが、提案理由のところで、いつも佐野清明議員は、何であれ理由は3つと、僕にいろいろ先輩議員として指導してくださいましたけれども、理由が2つしか見当たらなかったのでしょうね。 そんなことはいいのですけれども、副市長の4月1日から6月1日の、今提案理由の中で補足説明されましたけれども、この裏づけがどこにあるのか、これをまずお伺いしたいのと、2番目の提案理由の独断専行を行い議会への混乱を招いたこと、この具体的なお話、この2点についてお伺いします。 ○副議長(村瀬旬議員) 7番 佐野清明議員。 ◆7番(佐野清明議員) 1点については、予算審査特別委員会で私のここでやった質疑にあらわれているというふうに思います。議事録を御確認ください。 それから、2つ目については、これまでも何度か議長の単独行為がありました。そのたびごとに私は議長に申し入れ、もしくは是正をしてまいりました。しかし、この独断専行は直りません。具体的に個々の事例を全部述べよというというのは、それは酷でありますので、ここでは控えさせていただきます。 以上であります。 ○副議長(村瀬旬議員) 9番 稲葉晃司議員。 ◆9番(稲葉晃司議員) 細かい話をどうのこうの言うつもりはないのですけれども、予算委員会の答弁の中で市長が言われたのは、私は、市長が言ったのは、議会の空気を感じて上程する議案の時期を人事案件に関しては6月にした、6月にするという形で答弁されたと思いますけれども、副議長、すみません。その部分のところをちょっと確認してもらいたいです。確認してくださいではなくて、確認してもらいたいです、休憩して、その部分について。よろしいですか。 ○副議長(村瀬旬議員) はい。 ◆9番(稲葉晃司議員) それと、個々の案件、るる幾つとかおっしゃられていますけれども、独断専行を行って議会内の混乱を招いたと。最終日のこの第18回富士宮市議会の最後の定例会の予算の議決もまだやっていないところで、この不信任を出された意図についてお伺いしたい。本当にそれこそが混乱ではないですか。 僕は、佐野清明議員を尊敬していましたよ、先輩議員として、党派は違いますけれども。イデオロギーだとかそうではなくて、この最後の最後にこれですか。本当にその真意を聞きたい。 以上です。 ○副議長(村瀬旬議員) ちょっとここで暫時。               〔「ちょっといいですか」と呼ぶ者あり〕
    ○副議長(村瀬旬議員) 答弁してください。 ◆7番(佐野清明議員) 前段のやりとりは、稲葉議員がこの場に同席をして聞いていたはずです。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆7番(佐野清明議員) ということで、わざわざ休憩をとって確認するまでもないことだというふうに私は思います。 それから、2つ目の混乱でありますけれども、これまで随分我慢してきたのです。先ほども申し上げましたように、何度か申し入れをしました。しかし、是正がなかった。今度は、提案理由でも説明しましたけれども、法令に違反をしているという判断をいたしましたので、もう出さざるを得ないこの時期に来たということであります。それが真意であります。 以上です。 ○副議長(村瀬旬議員) 9番 稲葉晃司議員。 ◆9番(稲葉晃司議員) この時期、だったら2月定例会の冒頭でもよかったわけです。それで、新たな議長のもとでやればよかったですよね。だから、私が言っている真意というのは、そこを聞いているのです。何でこの最後の最後の1日しかないところでこんな不信任動議の議案を出して、5期もやっている議員として、私は尊敬していると敬意を表しているのに、そんなぶっきらぼうな答弁で僕はちょっと納得できないのですけれども、提案理由としては。 御意見として申し述べておきますけれども、ほかにまたいろいろほかの議員もいろいろ質問あると思いますから、私からこの程度にとどめておきます。 ○副議長(村瀬旬議員) 答弁してください。 ◆7番(佐野清明議員) これは、個人的な見解の相違でありまして、いわゆる法令違反が起こった時点で本来は判断すべきだというふうに私は常々考えております。ですので、1年前にもこういう時期がありました。しかし、その時点では不信任まではいけないだろうと、何かそういう法令違反になるような事態が起こったということであれば、その時点で申し入れをし、そして是正をすればいいことだということで、これまで過ごしてまいりました。そして、今回また同じようなことをやったということで、この時期でしか出せないことであるということであります。 以上です。 ○副議長(村瀬旬議員) 9番議員、先ほど休憩を求めるという話なのですけれども、それはこういうことですか。確認しますけれども、そういうような越権行為だとか、そういうものは特にあったのかということを当局に問い合わせてくれという意味ですか。 ◆9番(稲葉晃司議員) いや、そうじゃないです。 ○副議長(村瀬旬議員) そうではない。 どうぞ、9番議員。 ◆9番(稲葉晃司議員) そうではないです。会議録の確認をしたかっただけです。ただ、私もいたんですけれども、そうはとれなかったものですから。だから、提案理由として、提案理由の説明としては、それは理由ならぬのではないのかなということで会議録を確認していただきたいということで、副議長に申し入れをしたわけです。 以上です。 ○副議長(村瀬旬議員) 9番議員、会議録はまだできていなくて、今確認しましたけれども、それはちょっと確認できませんが、申しわけないですけれども。 ◆7番(佐野清明議員) 納得できないのであれば反対すればいいですね、納得すれば賛成すると、それが議員のとるべき対応であると、改めて申し上げておきます。 ○副議長(村瀬旬議員) 9番議員、もうよろしいですか。 ◆9番(稲葉晃司議員) はい。 ○副議長(村瀬旬議員) 他にありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております動議につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております動議につきましては、委員会の付託を省略することに決定しました。 これより望月光雄議長不信任動議に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「反対」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 初めに反対討論を許します。反対討論ありませんか。8番 佐野寿夫議員。               〔8番 佐野寿夫議員 登壇〕 ◆8番(佐野寿夫議員) ただいま望月光雄議長不信任動議が提出され、不信任動議に対して反対の立場の討論をさせていただきます。 思い返しますと、ちょうど私が議会運営委員長のときに議長の入れかわりがあったかと思います。そのときも基本的には議会のことは議会で、市民のことはやはり市民で、一番大事なことは富士宮市民13万5,000人の市民がいる中で、市政の発展のため、お一人お一人の市民の方々がこの富士宮市でよりよく、また楽しく暮らしていける、そういったまちづくりを目指して、その観点の議論をしっかりしていくことがこの議会であるというところがまず第1の点であるかと思います。 そういった中で、議長選がありまして、現望月光雄議長が就任されたわけでございます。私も望月光雄議長には賛成の立場で投票させていただきました。このたび望月光雄議長不信任動議ということで今提出されたわけでございますが、地方自治法第96条を引かれておるわけで、その中を見ていきまして、議長個人の見解をあたかも議会全体のこと、議会全体の意見であるかのように市当局に示し、議会及び市当局の権限を侵したことという部分で、これを提出される理由の中には歴史館また副市長の2人制、この2つの部分が大きく根にあるかと思います。ただ、この歴史館の議場での採決の際も、確かに望月議長は当初やはり議会の長として、また責任ある立場で、まずは自分が行動を起こしてとった行為であり、議会のトップである以上、まずはその長が行動を起こすことはやはり必要なことであり、今佐野清明議員が言われた議長の単独行為という部分には、私は当たらないのではないかと感じているところでございます。 また、この歴史館の議案に対しても、議長が初め声を上げたとしても、各会派で話をまとめていく中で、この本会議場において全議員の決議をとり、附帯決議という形で本会議場で全議員が賛成した上で可決しているかと思います。 また、副市長2人制の点でございますが、この点においてもまず議会の長である議長が市長に対して申し入れていくということは、私はやはり長である以上必要な行為であったかと思います。そういった中において、最終的にはこの定例会、今この2月定例会の本会議場で全議員の賛否をとって、本日決まるわけであります。この点においても最終的には全議員のお一人お一人の判断で賛否が決められるわけであります。そういった点において、二元代表制、市長、議会また富士宮市民、富士宮市民の皆様が本当にこの富士宮市に生まれてよかった、この富士宮市でこれからも本当に健康でまたしっかり働いていきたい、そういった市民の皆様が、もっと言うと市長にも、議会にも魅力を持っていただけるような、そういった議会をつくり上げて、また市民にも提示して、富士宮市をよりよい方向に持っていくことが最優先であるかと思います。 さまざまな角度で話はまとまらないわけでございますが、要約しますと富士宮市民のためになる施策実現の議論をしっかり展開していくことが必要であるという点と、そこを重視すると今回の望月光雄議長不信任動議に関しては、市民とは関係ない立場でもありますし、また望月光雄議長が今まで議長として任期中に行われてきたことに対して、何ら落ち度はないと言い切らせていただきます。 以上のことを全て申し上げまして、反対の立場の討論とさせていただきます。皆様の賛同をよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○副議長(村瀬旬議員) 次に、賛成討論を許します。賛成討論ありませんか。1番 渡辺佳正議員。               〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) ただいま反対討論が行われましたが、それぞれの反対討論の理由に挙げられたことについて私の意見を述べまして、賛成討論を行わせていただきます。 議会のトップとして、事前に議会全体の意見がまとまっていない段階で、というよりも議員のそれぞれの意見を聞かない段階で、市当局と事前に調整をすること、このように議会のトップとして行動することが当然だと、正しい行動だとおっしゃいました。やはり議会というのは、いろいろな意見がございます。そういった意見を公の場で市民に見える形で議論をしていくことが、やはり民主主義の基本であると考えます。事前に調整を行うということは、やはりその民主主義の根幹である議論というものを見えにくくさせるという意味で、私は議会のトップとしてやってはならない行動だと考えます。それが、今の反対討論の理由に対する私の考えです。 もう一つ、市民のために議長のやったことは正しいとおっしゃいましたが、やはり市民のためにこそ今申し上げたように民主主義の根幹を揺るがすような行動はすべきではないということでありますので、いずれにしましても議会のトップとして行うべき行動ではなかったと、しかもそれが歴史館、そして副市長2人制という市政の根幹にかかわる須藤市政にとっては大きな問題、こういう問題についてやはり公の場で議論をすることが大切であると、その公の議論の前に動くということはやはりやってはならないことだというふうに考えます。 以上、申し述べまして、議長の不信任動議に対する賛成討論といたします。 ○副議長(村瀬旬議員) 次に、反対討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 反対討論なしと認めます。 次に、賛成討論ありませんか。22番 臼井進議員。                〔22番 臼井進議員 登壇〕 ◆22番(臼井進議員) 不信任案に賛成の立場で討論します。 議長というのは我々の代表で、常日ごろからこの議場のみに限らず、この議場を出てそして議会運営委員会、常任委員会等オフィシャルな席も、もちろん議長としての品格を問われるものであります。しかし、それが終わればうそをついても何でもいいということは、議会を代表している以上24時間そういった責務を担うことは、市民の目線から考えても、しっかりと市民の規範となるべき議長という2文字であろうと、そのように思います。 私は、この議会のほとんどの方、約十数名の議会で議長とお約束をしたことが約1年半ぐらい前にありました。しかし、それは1年たって履行すべきその約束を全くほごにした経過がありました。オフィシャルの場でのお約束ならばもっと大きな声で言えたところでありますが、十数名の中の判断が、お約束をほごにしてもいいという判断が強いというだけで、議長席を交代することなくそのまま現在まで至っております。 先ほど9番 稲葉晃司議員から、この場に及んでと、4年の任期の一番最後にと、こういうことでありますが、4年間ぴったり務め上げるのが我々市議会議員の責務であります。最後であろうが、最初であろうが、とにかく全力投球、最後の最後までしっかりとした議会のこの天に誓った、またここにそれぞれがあるべき席に座っている責務を最後まで感じながら、全うすることが当然のことではないでしょうか。 常々一般質問等で私が今年の初めからサイコパスという片仮名を説明してまいりました。人前で平然とうそをつく兵庫県議会の野々村竜太郎氏のように、ああいったことの中に我々の代表たる議長がその疑いを持たれるような立場になろうとは、私は予想外、本当にびっくりしたものです。どうかそういった経過も踏まえて、全ての人が決めたことではありませんでしたが、議長というのは24時間しっかりと品を持って、議員の規範となる。そういったところに照らし合わせて大変な失格者である、そのように思います。サイコパス、人前で平然とうそをつく、こういったことはまかりならぬ、そのように思いますので、賛成討論といたします。 以上です。 ○副議長(村瀬旬議員) 次に、反対討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) なしと認めます。 次に、賛成討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(村瀬旬議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより望月光雄議長不信任動議を採決します。 望月光雄議長不信任動議について、賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○副議長(村瀬旬議員) 起立多数です。よって、望月光雄議長不信任動議は可決されました。 これより望月光雄議長の入場を求めます。               〔議長 望月光雄議員 入場〕 ○副議長(村瀬旬議員) それでは、議長と交代します。                〔議長着席・副議長退席〕 ○議長(望月光雄議員) 直ちに本日の会議を開きます。               〔「議長、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御静粛に願います。              〔「議長、休憩動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) ただいま休憩動議を出されましたけれども、休憩動議に賛成される議員の方はおられますか。                〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) では、休憩動議は成立しました。 では、しばらく休憩いたします。                                     午前10時40分休憩                                                                            午後1時00分開議 ○議長(望月光雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第1 陳情第1号 「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書 ○議長(望月光雄議員) これより日程に基づき、日程第1 陳情第1号「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書を議題とします。 本件は、去る2月16日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件です。 これより環境厚生委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。環境厚生委員会委員長。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 環境厚生委員会委員長報告をします。 2月16日の本会議において当委員会に審査を付託されました陳情第1号「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書についての審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、陳情第1号の審査を行うため、3月9日に市議会第2委員会室において、委員全員出席のもと、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、陳情者から陳情内容の趣旨説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、市立病院の看護師の職員数、時間外労働の平均時間数、また夜勤体制について知りたいとの質疑に対して、当局から、正規看護師数は3月1日現在で267人、そのうち175人が病棟勤務をしている。1人当たりの時間外勤務は、1カ月に平均約10時間である。夜勤体制については、3交代制は日勤帯に10名、深夜帯に3名、準夜帯に3名勤務しているが、7病棟のうち1病棟だけは2交代、12時間勤務を試行しているとの答弁がありました。 また、委員から、医療現場で夜勤をすることは大変だが、とても必要な業務であると思う。そこで働く人の環境改善をするためにも、ぜひこの陳情書は採択すべきであると思うとの意見がありました。 また、他の委員から、病棟によっては病気休暇の看護師を補って、夜勤が月10日を超えてしまうケースもあるが、そのような看護師は何人ぐらいいるのか、またここ数カ月の看護師の退職状況はどのようになっているかとの質疑に対して、当局から、月に10回以上夜勤をしたという報告は、今年度内に一、二回あったと思う。市立病院は、夜勤について基本的に8回以内として勤務を組んでいる。出産に伴い特別休暇をとっている職員が毎月二十一、二名いる。そのカバーのために、月9回夜勤に入る看護師もいる。また、看護師の退職については、ここ二、三カ月では1人となっているとの答弁がありました。 また、他の委員から、忙しいときの人員の配置などは柔軟に対応できているのかとの質疑に対して、当局から、各病棟によって配置人数が違うが、リリーフ体制を組み、二、三日他の病棟を手伝うというように、看護師を1人もしくは2人、忙しい病棟に配置するという対応をとっているとの答弁がありました。 その他、多数の質疑がありました。その後、質疑終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、本陳情については採択すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました陳情第1号の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより陳情第1号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより陳情第1号「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」の採択を求める陳情書を採決します。 本件に対する委員長の報告は採択すべきものです。 陳情第1号は、採択することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、陳情第1号看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の採択を求める陳情書は、採択とすることに決定しました。 △日程第2 議第8号 富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第2 議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 本件は、去る2月18日の本会議において、総務文教委員会に審査を付託した案件です。 これより総務文教委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。総務文教委員会委員長。               〔5番 松永孝男議員 登壇〕 ◆5番(松永孝男議員) 総務文教委員会委員長報告をします。 2月18日の本会議において当委員会に審査を付託されました議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第8号の審査を行うため、3月9日に市議会第2委員会室において、委員全員出席のもと、番外議員も多数加わり、当局から市長、副市長及び関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めところ、技術部門を統括する副市長が担当する予定の事務についての説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、技術部門を統括する副市長の必要性について詳しい説明をいただきたい。また、選挙を終えて新たな体制の中で決めてもよいのではないかと思うが、この時期に提案することの必要性について説明いただきたいとの質疑に対し、当局から、過去平成6年度から4年間、身延線の鉄道高架事業の都市計画決定にかかわる事務が、過去にない県との密接な重要な事業であるとのことから、助役として県からおいでいただいたことがあった。今回もそのときと同等以上の県との密接な関係のある事業が山積をしている。一番大きなものは、富士山世界遺産センターの建設及び世界遺産のまちづくりに係るものであるが、国道469号や合併支援道路などを初め、国・県絡みのハードの事業が非常に多くある。これらの事業については、県と密接な連絡のもとに、技術部門を担当する副市長でなければ対応が難しいと考えている。また、1技監、1部長ではなく、職員を指揮監督する責任者の位置にあり、技術部門を統括する副市長がトップに立ち、県等と折衝を行っていくことにより事業が円滑に、またスピーディーに進むであろうと考えている。 人事については、選挙後に行うほうが適当であろうと考えたが、副市長の2人制そのものについては、これまで4年間市政を見てきた議員の皆様のもとで決定をいただきたいと考え、このような議案の提出の仕方をさせていただいたとの答弁がありました。 これに対し、委員から、本格的な事業はまだこれから進んでいくことを考えると、今この時期に副市長2人体制を決める必要性を認識できない、この条例案については反対であるとの意見がありました。 また、委員から、副市長の任期は4年であるが、その先はどうするのか。原則は副市長を1人に戻すと考えてよいのか、また特別職の人件費に見合う費用対効果が得られると考えているのかとの質疑に対して、当局から、副市長の2人制は4年間の限定的なものと考えているが、その後はまたその時期になってから考えたいと思っている。また、現副市長の仕事量がとてもこなし切れないほどの量となっている。山積する事業をスピードアップすると同時に、予算面などにおいても十分に仕事はしていただけるものと思っている。また、県にも人事があり、新年度になってからいきなりお願いしても無理である。副市長の2人制の必要性の判断は、この4年間一緒にやってきた議員の皆様が一番よくわかっていただけるものと、2人制のレールを敷くことについては、ぜひこの議会で決定をお願いしたいなどの答弁がありました。 その後、質疑を終結し、討論はなく、起立により採択すべきものかを採決した結果、起立多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第8号の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第8号に対する討論に入ります。 初めに反対討論を許します。 発言通告順により、1番 渡辺佳正議員の発言を許します。1番 渡辺佳正議員。               〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、日本共産党議員団を代表して、反対討論を行います。 反対の理由は2つです。まず、副市長2人そのものの必要性がないことです。副市長2人制にする理由として、世界遺産センター建設に伴う関連事業などを進めるため、静岡県と連携を図って進めていきたいとしています。世界遺産センター以外の事業も挙げていますが、中心はやはり世界遺産センター関連事業であることは明らかです。 世界遺産センターについては、これまでも水盤の設計などについて県のこそくなやり方をごり押しされ、世界遺産センターが富士宮市に来なくなったら困ると富士宮市の考えを堂々と主張できなかった、こういう情けない姿勢では副市長を2人にしたからといって、県との連携といっても言葉だけで、現実には県に物を言えない姿勢は変わりません。川勝県知事の意向に沿った県職員の派遣人事に従順に従っているところからも、県の言いなりであることはどう言い繕っても否定できません。 2つ目の理由として、百歩譲って副市長2人制が必要であるとしても、選挙を控えた今の時期、市のトップ体制を現職の首長が提案すべきではないと考えます。選挙後に条例改正を行うべきです。切れ目のない体制をしくためだと言いますが、それならば議会の空気に従ってなどと言って、6月1日の施行にするのではなく、4月1日施行の条例案を上程すべきです。4月から6月までの空白期間をどう穴埋めするというのでしょうか。その空白期間のことも考慮しない条例改正案には、到底賛成できるものではありません。 以上、副市長2人体制の必要性そのものに反対、そして条例(案)提出の時期と条例施行時期の矛盾という2つの理由を申し述べて、反対討論といたします。 ○議長(望月光雄議員) 次に、賛成討論を許します。賛成討論ありませんか。9番 稲葉晃司議員。               〔9番 稲葉晃司議員 登壇〕 ◆9番(稲葉晃司議員) 議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、私は賛成の立場から賛成の討論をさせていただきます。 先ほど日本共産党議員団を代表し渡辺佳正議員から2つの理由が出され、それはその2つの理由が世界遺産センター附帯そのものに必要性を感じないということでございました。世界遺産センター関連事業、それ以外の5つの事業について、技術系部門の副市長を招聘し、市当局はこれから世界遺産センター事業関連以外のものも、それがメインになって、それ以外のものも進めていきたいということは、委員会の御答弁の中で重々理解できたと思います。現場の方たちも必要としている。 先ほど渡辺議員は県の言いなりだと、悪く言えば県の言いなりになるのかもしれませんが、よく言えば県と友好な関係を築こうとしている姿勢が見えるのではないのかなと。私はその理由で、渡辺佳正議員1つ目の理由は、ちょっと反対です。 そして、選挙を前に控えた首長が市のトップ体制を提案するのは、これはいかがなものかと。議会の空気に従って4月から6月に人事の案件を提出するということが2つ目の理由に挙げられました。私は、予算委員会の中でもお話ししたのですけれども、権力者である首長が権力を行使するときは、つつましくあるのが権力者の姿勢であると思っております。 議会の空気を市長は市長なりに酌み取って、そして当初予算、条例改正、これらを出して、改選を迎えて、新たな市長のもとで人事案件を提出する。これがそのまま、議会があらかたそういった形で、そのような思いを持っていたかと思うのですけれども、私はそういう意味でも須藤市政の姿勢という、議会の声も聞いてこのような形で条例と予算案を提出した後に、選挙改選を経て人事案件を提出するという姿勢については、重々理解できるし、これはその姿勢を酌み取るべきだと。そういう2つの理由から渡辺佳正議員の提案理由に反対して、私はこの議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定については賛成したいと思います。 以上、議員諸兄の御賛同を御理解賜りたく、お願い申し上げる次第です。 ○議長(望月光雄議員) 次に、反対討論を許します。反対討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、賛成討論を許します。賛成討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。議第8号は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(望月光雄議員) 起立多数です。よって、議第8号富士宮市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり可決されました。 △日程第3 議第18号 富士宮市中小企業振興基本条例制定について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第3 議第18号富士宮市中小企業振興基本条例制定についてを議題とします。 本件は、去る2月18日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件です。 これより環境厚生委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。環境厚生委員会委員長。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 環境厚生委員会委員長報告をします。 2月18日の本会議において当委員会に審査を付託されました議第18号富士宮市中小企業振興基本条例制定についての審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第18号の審査を行うため、3月9日に市議会第2委員会室において、委員全員出席のもと、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、条例制定の趣旨等の説明がありました。 続いて、総括的な質疑に入り、委員から、パブリックコメントの件数と内容について伺うとの質疑に対して、当局から、パブリックコメントは2件あり、第2条、定義の第2号、経済団体等の中に民主商工会を明示してほしいという意見が1件、もう一件が第4条、市の役割、第3項の市は適切な措置を講ずるとともにの後に「中小企業への創業支援や経営相談等についても」の言葉を入れてほしいという2件があったとの答弁がありました。 続いて、逐条ごとの質疑に入り、委員から、第2条、定義について、経済団体等の中に事業協同組合があるが、どのような組合があるのかとの質疑に対して、当局から、組合に関しては農業協同組合開拓農業協同組合、森林組合のほか、商店街等の組合も含まれるとの答弁がありました。 また、他の委員から、金融機関というのは具体的にどこまで含まれるのかとの質疑に対して、当局から、地方銀行、都市銀行、信用金庫、信用協同組合、農業協同組合等が含まれるとの答弁がありました。 また、他の委員から、第4条、市の役割について、条例制定後どのような方法で情報を適切に提供していくかとの質疑に対して、当局から、今後懇話会等を計画しており、その中で議論を重ねていきたいと考えているとの答弁がありました。 その他、多数の質疑がありました。その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第18号の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第18号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第18号富士宮市中小企業振興基本条例制定についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第18号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第18号富士宮市中小企業振興基本条例制定については、原案のとおり可決されました。 △日程第4 議第19号 富士宮市学校施設整備基金条例制定について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第4 議第19号富士宮市学校施設整備基金条例制定についてを議題とします。 本件は、去る2月18日の本会議において、総務文教委員会に審査を付託した案件です。 これより総務文教委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。総務文教委員会委員長。                〔5番 松永孝男議員 登壇〕 ◆5番(松永孝男議員) 総務文教委員会委員長報告をします。 2月18日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第19号富士宮市学校施設整備基金条例制定について、審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第19号の審査を行うため、3月9日に市議会第2委員会室において、委員全員出席のもと、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、条例制定の趣旨等の説明がありました。 続いて、総括的な質疑に入り、委員から、この基金を校舎全体または一部の棟を建てかえるようなものにも使うようになるのか、また従前の小学校教育施設整備基金の株式はそのまま株式として運用するのか、それとも現金にかえて基金として積み立てるのかとの質疑に対し、当局から、現在のところ基本的に改築、建てかえのためではなく、長寿命化のための改修をしていきたいと考えているが、将来的に改築、建てかえにも使えるようには配慮している。そのようなことから、基金の名称も学校施設整備基金とし、学校施設全体の整備に使わせていただきたいと考えている。 また、株式については600株あり、3月6日現在で1株2,080円の株価となっている。財政当局とも相談しながら、しかるべき時期に売却し、この基金に積み立てたいとの答弁がありました。 また、委員から、計画性を持って毎年予算を組んでやっていけばいいのではないかと思うが、基金を積み立ててやっていくことの必要性についてどのように考えているか。また、学校施設だけではなく、長寿命化計画にかかわる基金のようなものを考える必要はないのかとの質疑に対し、当局から、施設の中で一番大きなものが学校施設で50%以上を占めている。目的基金は、余り大きなくくりでやると目的がはっきりせず、逆に使いづらくなることもある。また、将来の担保的なものとして、あるいは減価償却に対する必要なものとして、財布を別個にして基金をつくって、毎年2億円ぐらい積み立てていく必要があると考えている。学校施設の整備について広く使えるような基金にしたいということで、今回提案をさせていただいた。また、将来的にも長寿命化基金等に一本化したほうがいいのではないかということになれば、議論をして考えていきたいとの答弁がありました。 続いて、逐条ごとの質疑に入り、第2条、積み立てについて、委員から、この条例において私立の中学校の学校施設整備は全く対象外と考えてよいか、またその場合にそのことを条例の中にうたう必要はないのかとの質疑に対して、当局から、公立の学校のみを考えているため、私立の中学校についてはこの基金の対象としては考えていない。また、学校とは学校教育法及び学校施設の確保に関する政令の中で、幼稚園、小中学校等で公立のものであることが定義されており、この条例にあえてそのことをうたわなくても、誤解は生じないものと思っているとの答弁がありました。 その他、多数の質疑、意見が出されました。その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第19号の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第19号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第19号富士宮市学校施設整備基金条例制定についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第19号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第19号富士宮市学校施設整備基金条例制定については、原案のとおり可決されました。 △日程第5 議第21号 岳南食肉センター組合の解散について △日程第6 議第22号 岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第5 議第21号岳南食肉センター組合の解散について及び日程第6 議第22号岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議について、2件を一括議題とします。 本一括2件は、去る2月18日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件です。 これより環境厚生委員会委員長から、審査の経緯、結果について御報告願います。環境厚生委員会委員長。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 環境厚生委員会委員長報告をします。 平成27年2月18日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第21号岳南食肉センター組合の解散について及び議第22号岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議についての一括2件の審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第21号及び議第22号の2件の審査を行うため、3月9日に市議会第2委員会室において、委員全員出席のもと、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 初めに、議第21号岳南食肉センター組合の解散について御報告します。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、組合の解散に伴う経緯等の説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から質疑はなく、その後質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議第22号岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議について御報告します。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、組合の解散に伴う財産処分に関する経緯、経過等の説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、土地の評価額はどのぐらいになるのか、近隣企業からの買収の申し出の状況はどうか。また、土地について、富士市の帰属ということは、富士市が維持管理費を負担しながら普通財産として管理していくのかとの質疑に対し、当局から、土地の評価額は平米単価1万3,500円である。それから、近隣企業から土地全体の買収の話があると伺っている。また、帰属された土地については、基本的には富士市で管理していくとの答弁がありました。 また、他の委員から、今後の食肉センターの整備について、県としてどのように考えているのかとの質疑に対して、当局から、県の考え方として県下に外国への輸出対応も可能にした大きなものを建てたいとのことであるとの答弁がありました。 その他、多数の質疑がありました。その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第21号及び議第22号の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第21号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第22号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第21号岳南食肉センター組合の解散についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第21号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第21号岳南食肉センター組合の解散については、原案のとおり可決されました。 次に、議第22号岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第22号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第22号岳南食肉センター組合の解散に伴う財産処分に関する協議については、原案のとおり可決されました。 △日程第7 議決第2号富士宮市税条例の一部を改正する条例制定について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第7 議決第2号富士宮市税条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 この際、本案の提出者であります7番 佐野清明議員からの提案理由の説明を求めます。7番 佐野清明議員。               〔7番 佐野清明議員 登壇〕 ◆7番(佐野清明議員) 議決第2号富士宮市税条例の一部を改正する条例制定につきまして、提出者を代表し、提案理由の説明をいたします。 本案は、法人市民税の超過課税の税率を現行の100分の11.9、これを100分の12.1に本年4月1日から改正しようとするものであります。この税率0.2%分、これをもとに戻すことによりまして、年間1,900万円余の増収を見込んでおります。増収分につきましては、須藤市長の目指す市民の安全、安心、地域経済振興、つまり地方創生に回すことで、企業進出や企業留置の上で、マイナスイメージどころかイメージアップにつながるものと考えている次第であります。 以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議のほど、御決定のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(望月光雄議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより議決第2号に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております議決第2号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議決第2号については委員会付託を省略することに決定しました。 これより議決第2号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議決第2号富士宮市税条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 議決第2号については、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(望月光雄議員) 起立少数です。 よって、議決第2号富士宮市税条例の一部を改正する条例制定については、否決されました。 △日程第8 議第40号 平成27年度富士宮市一般会計予算 △日程第9 議第41号 平成27年度富士宮市北山財産区特別会計予算 △日程第10 議第42号 平成27年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第11 議第43号 平成27年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算 △日程第12 議第44号 平成27年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算 △日程第13 議第45号 平成27年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算 △日程第14 議第46号 平成27年度富士宮市下水道事業特別会計予算 △日程第15 議第47号 平成27年度富士宮市根原区財産区特別会計予算 △日程第16 議第48号 平成27年度富士宮市介護保険事業特別会計予算 △日程第17 議第49号 平成27年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算 △日程第18 議第50号 平成27年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第19 議第51号 平成27年度富士宮市水道事業会計予算 △日程第20 議第52号 平成27年度富士宮市病院事業会計予算 ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第8 議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算から日程第20 議第52号平成27年度富士宮市病院事業会計予算まで、13件を一括議題とします。 本一括13件は、去る3月6日の本会議において、予算審査特別委員会に審査を付託した案件です。 これより予算審査特別委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。予算審査特別委員会委員長。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕
    ◆10番(諏訪部孝敏議員) 予算審査特別委員会委員長報告をします。 3月6日の本会議において、当特別委員会に審査を付託されました議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算から議第52号平成27年度富士宮市病院事業会計予算まで、一括13件について、審査の経緯、結果を御報告します。 当特別委員会は、議第40号から議第52号まで、一括13件の審査を行うため、3月11日及び12日の2日間にわたり市議会議場において、委員全員出席のもと、当局から市長、副市長、教育長を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 各委員からは非常に活発な質疑、意見が交わされるとともに要望等も多く出されましたが、特別委員会において御了承いただきましたとおり、議会録を正確に取りまとめ保存しますので、経過報告については省略させていただきます。 結論としましては、議第40号は質疑、討論の後、起立により採決した結果、賛成多数でしたので、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議第41号から議第52号までの12件は、いずれも質疑の後、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当特別委員会に付託されました議第40号から議第52号まで一括13件の審査の概要です。 以上で、委員長報告を終わります。 すみません。1つ訂正がございます。「議会録」と申し上げたところを「会議録」ということで訂正させていただきます。 ○議長(望月光雄議員) 委員長の報告は終わりました。 本一括13件のうち議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算は、若林志津子議員ほか2人から修正動議が提出されております。 お諮りします。本件は、議事の運営上、修正動議の提出者の説明を受け、質疑を行い、直ちに討論、採決を行いたいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は修正動議の提出者の説明を受け、質疑を行い、直ちに討論、採決を行います。 それでは、議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算に対する修正動議の提出者から提案理由の説明を求めます。7番 佐野清明議員。               〔7番 佐野清明議員 登壇〕 ◆7番(佐野清明議員) 議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算に対する修正動議につきまして、提出者を代表し、修正内容について説明をさせていただきます。 まず、歳入、歳出の総額でありますけれども、原案の414億6,000万円を歳入、歳出とも1,900万円増額し、414億7,900万円にしようとするものであります。 歳入について説明をいたします。1款市税は、先ほど提案いたしました法人市民税超過課税の税率を12.1%に戻すことによりまして、1,900万円の増収を図るものであります。 次に、歳出について説明をいたします。2款総務費1項総務管理費、一般管理費のうち、2人目の副市長の給料735万円、職員手当361万6,000円、共済費170万8,000円の合計1,267万4,000円を減額するものです。生活交通対策費のうち、委託料に1,200万円を追加し、5,075万4,000円とするものであります。これは、宮バス運行委託料、宮タク委託料の70歳以上の高齢者を無料化する措置であります。 次に、6款農林水産業費、2項林業費、2目林業振興費負担金補助及び交付金、これに400万円を追加いたしまして、3,187万円とするものであります。これは、富士ヒノキの家・宮クーポン事業費補助事業の追加分であります。 次に、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費のうち、負担金補助及び交付金1,000万円を追加し、6,162万3,000円とするものであります。これは、住宅リフォーム・宮クーポン事業費補助金100件分を追加し、400件分とするものであります。 次に、9款消防費、1項消防費、5目防災費のうち、需用費724万円を追加し、1,900万9,000円とするものであります。これは、土砂災害防止法において、いわゆるレッドゾーン及びイエローゾーンに指定された区域内にある約1,500世帯へ防災ラジオを無償配付するものであります。言うまでもなく、風や雨の音などで広報による避難命令が伝わらず、被害が拡大することを未然に防ごうとする手段であります。 14款予備費は、67万4,000円を追加し、調整するものであります。 以上が修正する内容であります。議員各位の賛同をお願いし、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(望月光雄議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。初めに、委員長報告に対する質疑を許します。 予算審査特別委員会委員長の登壇を求めます。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終了します。 次に、修正動議の提出者の提案理由の説明に対する質疑を許します。7番 佐野清明議員の登壇を求めます。               〔7番 佐野清明議員 登壇〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終了します。 以上で質疑を終結します。 これより議第40号に対する討論に入ります。討論の順序について、あらかじめ申し上げます。原案賛成者、原案及び修正案反対者、原案賛成者、修正案賛成者の順に許します。 初めに、原案賛成者の討論を許します。 発言通告順により15番 諸星孝子議員の発言を許します。15番 諸星孝子議員。               〔15番 諸星孝子議員 登壇〕 ◆15番(諸星孝子議員) 議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算について、所属会派公明会として、さらに政経会、玲峰会、無会派を代表して賛成討論を行います。 平成27年度予算案は、第4次富士宮市総合計画の最終年度の予算となっております。主要事業350件余り、そのうち新規事業47件が含まれている中、優しい心で進める健康と福祉のまちづくり分野で77%を占め、まさしく市長の掲げる公約にうたわれている予算となっています。そうした中、予算配分を大きく3つに分けて、まず1つ目の地域活性化に向けた取り組みでは、主にプレミアム商品券の発行、商店街空き店舗対策を含む商工業振興事業など、地域経済の活性化と市内消費の推進が図れる取り組みとして、評価させていただきます。 2つ目の子育て支援への取り組みでは、少子化対策の一つであります不妊・不育症治療費助成事業、こども医療費助成の拡大、施設型保育事業などの取り組みが評価されます。 3つ目の市民の安全、安心の取り組みでは、緊急時の市民への救命対応として、区民館へのAEDの配備、おくれていた富士市、富士宮市消防救急広域化整備事業、富士宮市防災マップ作成事業により全戸配布、橋梁や公共施設の長寿命化など、防災・減災対策にも視点を置いた取り組みとして評価させていただきます。総合評価という点でも、自主財源、依存財源の比率と経常的経費、投資的経費のそれぞれのバランスもよかったと思っております。 さて、ここで、一部野党やマスコミの主張について、その問題点や公明党の考えをお伝えいたします。選挙が近づくにつれ、消費税に頼らなくても社会保障を維持できる別の道があるとする3つのまやかし論が横行します。少子高齢化が進み、税金や保険料を納める現役世代の人口が減る一方、年金や医療、介護など、社会保障に充てる国の費用が毎年1兆円規模で増えております。国の2015年度予算案で見ると、社会保障予算31.5兆円に対し消費税8%分の税収は、国、地方を合わせて約22兆円となっております。どうやって22兆円もの財源を捻出するのでしょうか。 まやかし論の第1は、社会保障の財源を確保する方法として、公共事業予算や防衛費を削るという主張です。しかし、2015年度の公共事業費は約6兆円、防衛費は約5兆円、仮にこれら全部を削っても消費税の半分程度にしかすぎません。公共事業費のうち、防災・減災対策など、国民の生命や財産を守る予算を大幅に削ることもできません。 第2に、大企業、金持ちに増税にしろと言います。例えば、消費税を5%から10%に5%引き上げる分を法人税で賄おうとすれば、法人税率が現在の2倍以上となり、日本企業の競争力低下や海外移転を招いて、働く場を失うことにつながります。同様に、所得税では所得税率が2倍近くにはね上がり、現役世代を直撃し、課税を免れる富裕層の海外逃避が加速します。それにより日本経済は不景気のどん底に突き落とされるということになります。 第3に、消費税が公共工事などほかの目的に使われているという主張もまやかしです。2012年8月に成立した税制抜本改革法では、消費税は年金、医療、介護、少子化対策だけに充てることが法律に明記されており、社会保障以外の目的には使われません。まやかし論の最大の欠陥は、社会保障の負担と給付の全体像がないことです。10年後、20年後の日本の社会保障をどのように守っていくのか、明確なビジョンを示さず有権者受けを狙うのは、余りにも無責任と言うほかありません。財源に別な道はないということです。このようなことから、国の予算にしても地方自治体の富士宮市にしても、バランスをとりながら安定した財政運営がなされることが必要となります。 終わりに、改めて須藤市政には、将来に向けた持続可能な財政運営と市民とともに希望に満ちたまちづくりに向けて節度ある夢の実現に期待いたしまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(望月光雄議員) 次に、原案及び修正案に反対者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、原案賛成者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、修正案賛成者の討論を許します。 発言通告順により2番 若林志津子議員の発言を許します。2番 若林志津子議員。               〔2番 若林志津子議員 登壇〕 ◆2番(若林志津子議員) 日本共産党議員団を代表いたしまして、議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算修正案に対する賛成討論を行います。 修正案の歳入は、法人市民税の超過課税を11.9%から12.1%とした場合の増収分1,900万円です。私たち議員団は、法律で定めのある上限まで税金を支払っていただくのは当然との観点から計上しております。あくまでも黒字の資本金1億円の企業に対しての税金で、赤字の企業からも支払っていただくものではなく、市民からも理解が得られると確信しています。 安倍政権は、経済政策としてアベノミクスを行い、大企業や一部の富裕層に大きな恩恵をもたらしました。一方、国民には恩恵どころか年金の引き下げ、消費税増税と介護保険料、医療費の負担増と苦しみを強いるもので、格差をますます広げるだけになっています。 アベノミクスの第1の矢とされた金融緩和によって、円安と株高が進行し、大企業と富裕層には大きな利益がもたらされました。資本金10億円以上の大企業の経常利益は、2013年度には34.8兆円となり、リーマンショック以前の水準を回復して、史上最高となりました。税引後の当期純利益は23.9兆円と、史上空前の利益を上げています。2014年度も史上最高を更新する勢いです。 企業の内部留保は、昨年9月末時点で約324兆円となっています。2014年5月の内部留保ランキングでは、1位がトヨタ自動車、2位、三菱UFJフィナンシャルグループ、3位、本田技研工業と続き、15位に富士フイルムホールディングス、68位、静岡銀行、96位、小野薬品、117位、テルモと、市内企業が上位にランキングされています。 2015年度の税制改正の目玉は、法人税率の引き下げです。2015年度は、法人税率を現行の25.5%から23.9%に引き下げ、同時に資本金1億円超の法人は地方税の法人事業税の所得割を7.2%から6%に引き下げ、2016年度はさらに4.8%に引き下げます。この結果、法人税額の17.3%と法定されている法人住民税を含めた実効税率は、現行の34.62%から2015年度は32.1%に、2016年度は31.33%まで引き下げられます。総額で1.6兆円もの減税となります。 そのための財源措置として大きな金額を占めているのは欠損金繰越控除と外形標準課税ですが、このどちらも赤字法人への増税となり、一方税率引き下げの恩恵を受けるのは黒字法人で、今回の法人税減税は赤字法人に増税、黒字法人に減税という内容で、企業間の格差も一層拡大し、市内業者への影響も大きくなります。 政府は、法人税率を諸外国に比べ高いから、引き下げると言ってきましたが、実際の法人税は租税特別措置による軽減、受け取り配当等の益金不算入の効果などで5.8兆円も少なく、法人税負担率は17.8%にしかなりません。 法人税を減税すれば景気がよくなって逆に法人税収が増えるといいますが、過去の法人三税の税収が最も多かったのは1989年度で、この年に消費税が創設され、翌年から法人税の減税が行われ、法人税収は増えるどころか26年間の間、一度も1989年度のピークを回復していません。この間の消費税総額の累計304兆円に対し法人税の減税額は263兆円で、ほとんどが法人税の減収の穴埋めに消えてしまいました。 大企業への減税は内部留保をさらに増やすだけと言えます。全国でも4割の自治体が、法人市民税超過課税率上限の負担を実施している状況です。利益が出て負担能力のある企業には、減税ではなくしっかりと応分の負担をしていただき、市民のために使うことは当然のことです。 歳出では、新たな副市長は必要がないとの観点から、新副市長の人件費を削減しています。副市長2人制とする理由の一つとして、静岡県や警察との交渉を挙げていますが、副市長というポストの人が交渉しなくてはできないというのであれば、何のための施策なのかと思います。必要があって世界遺産センターをつくり、歩行者の安全確保のための県道改良という大きな大義名分があるわけですから、その大義名分で取り組むべきです。また、困難なことであっても、職員が取り組むことでスキルアップが図られます。 次に、宮バス、宮タクの高齢者の負担を無料にするのは、高齢者の外出支援をより一層図るためにとても有効と言えます。 次に、住宅リフォーム・宮クーポン事業及び富士ヒノキを使った富士ヒノキの家・宮クーポン事業は、毎年申し込みスタート時点ですぐに申し込み枠がいっぱいになるほど市民からの要望も多く、事業者も継続を要望しています。それらの声に応えるものとなっています。 次に、土砂災害危険箇所地域の世帯に防災ラジオ無償配付は、台風や豪雨のときに広報無線で周知を図るとしても、豪雨の音に紛れ、聞き取ることは困難となります。そのため戸別の世帯へ直接情報が届く防災ラジオを無償で配付することは、危険箇所地域の住民に有効な周知方法となるもので、住民の安心、安全の願いに応えるものとなっています。 歳入の法人市民税1,900万円と人件費の削除分1,267万4,000円の合計3,167万4,000円で、これだけ多くの住民要望が実現でき、改めて一円の税金も無駄にできないと実感しました。 以上を述べまして、議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算修正案に対する賛成討論といたします。 ○議長(望月光雄議員) 次に、原案賛成者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、原案及び修正案に反対者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、原案賛成者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 次に、修正案賛成者の討論を許します。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算を採決します。本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。採決の順序についてあらかじめ申し上げます。 初めに、修正案について採決し、次に修正部分を除く原案あるいは原案について採決します。 まず、本案に対する2番 若林志津子議員外2人から提出されました修正案について、起立により採決します。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(望月光雄議員) 起立少数です。よって、修正案は否決されました。 次に、原案について起立により採決します。議第40号は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(望月光雄議員) 起立多数です。よって、議第40号平成27年度富士宮市一般会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第41号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第42号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第43号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第44号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第45号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第46号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第47号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第48号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第49号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第50号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第51号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第52号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第41号平成27年度富士宮市北山財産区特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第41号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第41号平成27年度富士宮市北山財産区特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第42号平成27年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第42号は、原案のとおり決定すること御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第42号平成27年度富士宮市国民健康保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第43号平成27年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第43号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第43号平成27年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第44号平成27年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第44号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第44号平成27年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第45号平成27年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第45号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第45号平成27年度富士宮市立学校給食センター特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第46号平成27年度富士宮市下水道事業特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第46号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第46号平成27年度富士宮市下水道事業特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第47号平成27年度富士宮市根原区財産区特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第47号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第47号平成27年度富士宮市根原区財産区特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第48号平成27年度富士宮市介護保険事業特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第48号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第48号平成27年度富士宮市介護保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第49号平成27年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第49号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第49号平成27年度富士宮市後期高齢者医療事業特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第50号平成27年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第50号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第50号平成27年度富士宮市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第51号平成27年度富士宮市水道事業会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第51号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第51号平成27年度富士宮市水道事業会計予算は、原案のとおり可決されました。 次に、議第52号平成27年度富士宮市病院事業会計予算を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第52号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第52号平成27年度富士宮市病院事業会計予算は、原案のとおり可決されました。 この際、10分間休憩します。                                     午後2時16分休憩                                                                            午後2時27分開議 ○議長(望月光雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第21 報第4号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について △日程第22 報第5号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について ○議長(望月光雄議員) 次に、報第4号損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告について及び報第5号損害賠償の額の決定及び和解の専決処分報告についての2件を一括議題とします。 本一括2件については、地方自治法第180条第2項の規定に基づく専決処分報告のうち、人身に係るものを除く1件につき10万円未満の賠償及び和解案件ですので、既に配付してある市長からの専決処分報告書をもって報告済みとします。 △日程第23 報第6号 公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度事業計画の報告について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第23 報第6号公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度事業計画の報告についてを議題とします。 当局から報告を求めます。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) ただいま上程されました報第6号公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度事業計画の報告について説明申し上げます。 本案は、公益財団法人富士宮市振興公社の平成27年度の事業計画について、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告申し上げるものであります。 まず、事業計画でありますが、定款に定めるところにより富士宮市朝霧霊園の経営、富士宮市の公の施設の指定管理者としての施設の維持管理等の公益目的事業、小公園の管理等の受託に係る収益事業及びその他の事業の3事業を行うことを柱としております。 次に、平成27年度の予算であります。説明については、公益事業会計、収益事業等会計及び法人会計の合計額で説明させていただきます。 初めに、一般正味財産増減の部の経常増減の部でありますが、経常収益計2億7,294万1,000円、経常費用計2億9,457万円で、当期計上増減額はマイナス2,162万9,000円であります。 次に、同部の経常外増減の部であります。経常外収益計及び経常外費用計はゼロ、当期一般正味財産増減額は、当期計上増減額と当期計上外増減額の合計でマイナス2,162万9,000円となり、一般正味財産期末残高は15億8,766万7,408円であります。 次に、指定正味財産増減の部であります。指定正味財産期末残高は1億1,365万5,000円であります。 次に、正味財産期末残高でありますが、17億132万2,408円であります。また、借入金限度額は1,000万円といたしました。 以上、報告申し上げ、御理解をいただきたくお願い申し上げます。 ○議長(望月光雄議員) 当局からの報告は終わりました。 以上で、報第6号については報告済みとします。 △日程第24 議第53号 富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定について △日程第25 議第54号 岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制定について △日程第26 議第55号 損害賠償の額の決定について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第24 議第53号富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてから日程第26 議第55号損害賠償の額の決定についてまで、3件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) ただいま上程されました議第53号から議第55号までの3議案について一括して説明申し上げます。 まず、議第53号富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定について説明申し上げます。 本案は、平成27年度を初年度とする第6期富士宮市介護保険事業計画に基づき、第1号被保険者の介護保険料の改定等を行うため条例の一部を改正するものであります。 次に、議第54号岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制定について説明申し上げます。 本案は、建築基準法施行令の改正に伴い、引用条項に条ずれが生じたため、条例のの一部を改正するものであります。 次に、議第55号損害賠償の額の決定について説明申し上げます。 本案は、富士宮市立病院内において発生した医療事故について、その賠償責任が病院事業の業務に関する市の義務に属するものであることから、損害賠償の額を決定するため地方自治法第96条第1項第13号の規定により、市議会の議決をお願いするものであります。 本件につきましては、平成23年9月12日、富士宮市立病院において本市の医師が患者の容体が急変した認識がなく、モニタリング等の適切な処置を行わなかったことにより、患者が死亡した医療事故について損害賠償金5,000万円を市が支払うことで、相手方と合意に達したものであります。 今後も病院職員に対しましては、市民の健康と生命を守る地域の基幹病院の職員として、なお一層の注意と慎重さを喚起してまいります。 以上、一括して説明申し上げました3議案について、よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。 ○議長(望月光雄議員) 当局からの説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 初めに、議第53号に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) まず、この最終日にこの条例改正案が出てきたということで、他の自治体では、この2月定例会の始まる前にこの介護保険がどの程度になるかという、そういう見通しみたいなものは、例えば全員協議会のような場で説明があったという話を私は聞いているのですが、もう少し早い時期にこれが提出できなかったのかということが1つです。 それから、やはりこの介護保険料については、多くの高齢者がこれ以上値上げしてほしくないという、アンケートの意見でもそれが圧倒的に多い意見だと思います。そういう中で、高齢化が進んでサービスの利用量が増えたり、あるいはいろいろな介護施設が増えることによって、それがどうしても介護保険料の値上げにつながってしまうという。それは、この介護保険制度の根本的な矛盾といいましょうか、社会保障とは言えないような利用者負担がますます増えてくる。 これは、国の負担、県の負担、市の負担というこの割合が決まっていることによるものですけれども、やはりこういうあり方を今後変えていかない限り、この介護保険制度そのものが破綻をしてしまうのではないかというふうに私は思うのですが、その辺についての考え方は、全国の自治体、市長会などで国に対してどういう意見が上がっているのか、その辺の状況をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 介護障害支援課長。 ◎介護障害支援課長(佐野俊寿君) それでは、1つ目の議会に上程したことについてお答えいたします。 今回、富士宮市介護保険の一部を改正するものですけれども、介護保険料の算定にかかわる基礎数値となります介護サービスの利用に係る介護報酬の改定につきまして、消費税の改定の延期等によりまして、平成27年1月中旬になって国からガイドラインが示されたところでございます。そういったところで、もう少し早くということでございますが、この算定に改定等の案の中で事務処理を行わざるを得なかったということから、今回追加で議案を上程させていただいたところでございます。 今回のような、県内23市ございますけれども、ほとんどが議会への上程日と閉会日が一緒というような形になっておりまして、他市においても同じような状況で今回のような改定ということになっております。 もう一点ですけれども、利用者負担ということでございますけれども、本件につきましては、さきの定例会の中で市長のほうから答弁をしていただいたわけですけれども、このものにつきましては、介護保険料というのは高齢者の方の互助制度でありまして、先月の2月定例会の一般質問の中で、市からの法定外の繰り入れにつきましては、国から不適正であるという通知が出されております。法律に規定のない軽減策については、介護保険の制度の信頼を揺るがせないというようなことになることでありますので、今回消費税等が先送りされたことに伴う保険税軽減の措置についてもやむを得ないものと考えておりまして、議員がおっしゃったように当市といたしましても今回繰り入れ等については、事務当局としても考えておりません。 国の状況については調査しておりませんので、どれぐらいの市が今具体的に上げているかということについては、把握はしておりません。 以上でございます。 ○議長(望月光雄議員) 1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 政府から1月中旬にガイドラインが出されたということでおくれたということなのですが、ほとんどの自治体はこの時期に出していると。でも、出しているところはあるのです。あることはあるのです。もっと早く、2月定例会が始まる前に、その見通しということで。 やはりこれは、今回19%の値上げという大変に影響が大きな問題ですから、そのガイドラインが出てきた段階でどういった見通しになるかということは、その第6期介護保険計画を策定してくる中で、ある程度の見通しというのは示せたはずだと私は思います。もう少し早く出すべきだったと、それができなかった理由にはならないのではないかなというふうに思います。 それから、全国の状況はわからないということですが、保健福祉部長はその辺はどうなのでしょうか。今後ますますこの滞納状況が増えてしまうのではないかなという心配があります。この介護保険制度そのものが国民健康保険制度と同じように破綻をしてしまうのではないか、そういう心配があるのは全国自治体共通に感じていることだと思うのですけれども、その辺の状況というのはわからないのでしょうか。 ○議長(望月光雄議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(内藤眞君) まず、今課長も御答弁いたしましたが、最終日ということでもっと早くというようなお話でございますが、理由につきましては課長が申したとおり、3年前に比べまして国のほうから消費税絡みで提示が非常に遅かったということで、県下の23市、具体的に言いますと23市中20市が本市と同じ最終日というふうになっております。よそのところについては、議会が始まってすぐというふうなこともあるのかと思いますが、私どものほうは提示されてから条例整備等々の形の中で、他の19市と同じような形で最終日で審議をお願いしたというふうな形になります。 それから、全国的な数というのは、ちょっと私も正直把握しておりません。ただ、県下につきましても、先ほど課長も説明しましたように、この制度はサービス量、今後の3カ年のサービス量総体を見込んだ中で65歳以上の方の人数等で出していくというふうな形になりますので、ちょっと言い方はあれかもしれませんが、今後サービス量が増えていくのはもう必然的に見込まれております。そういう形でいくと、今国の制度としてこういうのがある以上は、上がらざるを得ないだろうと。 1つには、富士宮市については、前に議員からも一般質問で特別養護老人ホームの待機者云々とございました。富士宮市は、同規模の市に比べて待機者は半分程度です。というのは、富士宮市の場合は特別養護老人ホームが数が多いです。それだけ利用する方に負担をかけないということは、言い方はあれですけれども、当然負担していただく分も増えるというような形で、そういう事業なり施設整備がおくれていれば、当然介護保険料は少なく済むでしょうけれども、進んでいるために負担していく分も増えると。これは今の制度上は、そういう仕組みにならざるを得ないのかなと思っております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 今の仕組みである以上はしようがないのは、これはもう現実だと思います、国の制度ですから。今回もこれには反対したくても、なかなか仕方がないのかなという部分があるのですが、だからその仕組みそのものがもっと変わっていかないとならないのではないか、変わっていかなければならないのではないかというふうに思うのです。 国の負担割合をもっと増やすとか。例えば消費税増税分をここに充てるということは、当然国の負担をそこで増やすということです。そうすると、公費の負担が全体で増えるという形を国は認めているわけですよね、その必要性を。ですから、その公費の負担を全体的にもっと増やして、介護保険料そのものを抑えていくという方向性は国が認めているのだと。だから、制度そのものを変えないともうこの制度はもたないのだというふうに思うのですが。 富士宮市のこの介護保険事業についてのことを聞いているのではなくて、国の制度そのものをやっぱり変えていかなければならないのではないか、そういう必要性について富士宮市としては国にどういうふうに意見を上げていこうとしているのでしょうかということです。 ○議長(望月光雄議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 何回も何回も答弁しておりますけれども、これはこの負担割合というのは国・県・市、それから介護保険に加入している者の負担が決められているわけです。ですから、施設を充実させればさせるほど、あるいは加入者が増えれば増えるほど介護保険料が増えてくると。これはもうそういう法律が決まっているわけです。市で、例えば法律以外のものを出そうとすれば、いやそれはおかしい、国のほうでもってやめてくれというブレーキをかけられることですから、どうにもならないわけです。 国のほうはどういうことかというと、やっぱり国は国なりにその財源を探さなければ、そう国のほうも面倒を見切れないということで、ところが税金を増やせば、もう反対、いろいろなことでもってなかなか増やせないというようなことがありますから、これは非常に難しい問題です。そう簡単に一自治体がどうのこうのと言えるものではなくて、国政の場でこれはしっかりと議論していただきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 国民健康保険についても、やっぱり国の負担を増やしていかない限りもう制度がもたないと、国の制度だから自治体として意見は上げないという姿勢ではないのですよね、国保の問題についても。ですから、介護保険制度についてもやはり同じような姿勢で、国の政策に対して意見を言っていくというのは、もう市民の暮らしを守る自治体として当たり前のことだということを改めて申し述べておきます。 ○議長(望月光雄議員) 他にありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終了します。 次に、議第54号に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終了します。 次に、議第55号に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終了します。 以上で、議第53号から議第55号まで一括3件について質疑を終了しましたが、この際質疑漏れがありましたら、これを許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 以上で、議第53号から議第55号まで、一括3件に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております議第53号から議第55号までの一括3件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第53号から議第55号まで一括3件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略することに決定しました。 これより議第53号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第54号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第55号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第53号富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 議第53号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第53号富士宮市介護保険条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議第54号岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 議第54号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第54号岳南広域都市計画浅間地区計画建築基準条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議第55号損害賠償の額の決定についてを採決します。 議第55号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第55号損害賠償の額の決定については、原案のとおり可決されました。 △日程第27 議第56号 平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号) △日程第28 議第57号 平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号) ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第27 議第56号平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)及び日程第28 議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)の2件を一括議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) ただいま上程されました議第56号及び議第57号の2議案について一括して説明申し上げます。 まず、議第56号平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)について説明申し上げます。 今回の補正予算は、平成26年度の国の補正予算で措置されました地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金を活用したプレミアム付き商品券による地域消費喚起策や生活支援策、並びにまち・ひと・しごとの創生に向けた地方版総合戦略の策定とともに、これに関連して先行的に実施する各種事業費を追加措置いたしました。なお、これらの事業につきましては、本年度内の完了は日程上困難でありますので、繰越明許費の設定を行うものであります。 今回の補正額は1億5,400万円の追加でありまして、補正後の予算規模は440億8,900万円となるものであります。補正の内容について申し上げますと、まず歳入でありますが、第14款国庫支出金1億5,400万円の追加は、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金で歳出に関連した特定財源であります。 次に、歳出でありますが、第2款総務費は3,029万5,000円の追加であります。企画費では、総合戦略策定事業として本市の特性を踏まえ、人口減少に歯どめをかけるとともに、地域の活性化を目指す富士宮市総合戦略策定委託料など715万1,000円追加、稲子地区中山間地域の魅力アップ創出事業として、稲子地区の定住や交流を推進するための稲子地区整備基本構想策定委託料800万円の追加、地域間交流推進事業として、北部芝川地域を中心とした生活支援サービスを推進するための出張商店街プロジェクト実施委託料544万4,000円の追加、定住推進事業として、本市への移住希望者が情報収集しやすい環境を整備するための移住定住促進ポータルサイト制作委託料100万円の追加、世界遺産のまちづくり推進事業として、構成資産等にインターネット接続環境を整備するための世界遺産構成資産と公衆無線LAN環境整備委託料420万円の追加、女性が活躍できる地域社会創造事業として、母親世代の交流や社会参加を促進するための母力応援事業委託料350万円及び子育て世代コンビニ等活用調査委託料100万円の追加であります。 第3款民生費は300万円の追加であります。児童福祉総務費では、少子化対策事業として、独身男女の結婚への意識を醸成していくための取り組みや、支援のための地方創生少子化対策事業委託料300万円の追加であります。 第7款商工費は、1億1,300万5,000円の追加であります。商工業振興策では、商工業振興事業として、地域の消費喚起を促すためのプレミアム付き商品券の発行及び販売に係る地域消費喚起事業費補助金1億64万5,000円の追加と魅力ある商店街のにぎわいづくりのための商店街活性化事業費補助金100万円の追加、また観光振興事業費として、外国人旅行客誘客のための海外旅行事業者等招聘事業委託料210万円及び外国人誘客活動委託料490万円の追加、既存宿泊施設のインターネット接続環境の整備に対する既存宿泊施設公衆無線LAN環境整備事業費補助金300万円の追加であります。 第8款土木費は、770万円の追加であります。土地対策費では、開発許可等事業として市街化調整区域における指定大規模既存集落制度等の活用に向けた大規模既存集落制度指定調査委託料770万円の追加であります。 以上が本予算の対応であります。 次に、議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)について説明申し上げます。 今回の補正予算は、公益的収入及び支出に5,000万円を追加するもので、補正額の予算規模は94億8,177万6,000円となるものであります。補正の内容につきましては、収益的収入では医療事故に伴う医師賠償責任保険金の追加で、収益的支出では医療事故に伴う賠償金の追加であります。 以上、一括して説明申し上げました2議案について、よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。 ○議長(望月光雄議員) 当局の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。初めに、議第56号に対する質疑を許します。質疑の方法としては、歳入歳出補正予算事項別明細書により歳入から質疑を許してまいります。 まず、14款国庫支出金に対する質疑を許します。10、11ページです。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 以上で歳入に対する質疑を終了します。 次に、歳出について質疑を許します。2款総務費について質疑を許します。12、13ページです。御質疑ありませんか。2番 若林志津子議員。 ◆2番(若林志津子議員) 繰越明許ということでまだ決まっていない部分もあるとは思うのですけれども、稲子地区のところと定住推進委託料という形で女性が活躍できる地域創造事業もあるのですけれども、これらの委託先で決まっているところがあったらお知らせください。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) お答えいたします。 まず、稲子地区魅力アップ推進事業の委託先については、今後入札等の手続によって決定をするコンサルタント等の業務をやっている方にお願いするような予定でおります。 そして、女性が活躍できる地域社会創造事業につきましては、これは富士宮市の母力向上委員会という子育てをしているお母様方でつくる団体があるのですが、そちらにお願いをする予定でおります。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 2番 若林志津子議員。 ◆2番(若林志津子議員) すみません。では、女性が活躍できるところでお聞きしますけれども、この母力応援事業委託料の部分は、まだ具体的にどういうものというのは、まだ示されていないということでしょうか。 それで、この下の部分は、子育て世代がコンビニの商品開発というのを前にいただいた資料で見たのですけれども、これも調査委託料になっているのですけれども、調査をしながら新たな商品開発をするということになるのでしょうか。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) 内容は、ある程度イメージはできております。まず、1つ目の母力応援事業委託料につきましては、現在この団体様がやっていただいている講座が幾つかございます。例示をしますと、マタニティ講座ですとか、またお産を終えた方が集まるようなお産を語る会、また転入されたお母様方が子育てに不安を抱いている方、そういう方が集まっての母のスキルアップ講座、こういう講座をやっていただいております。そういう講座をまたさらに厚みをつけていただいたり、またこれに工夫をしていただいたり、こんな講座をやってもらうのが母力応援事業委託料ということになっております。 そして、子育て世代コンビニ等活用調査委託料でございますが、これ先ほど申しました母力向上委員会が、昨年の12月に企業&NPO協働アイデアコンテストという東海地区のコンテストがありまして、それで実はママたちからの声を生み出すコンビニ発子育て支援事業という提案が最優秀賞をとっております。 これは何かといいますと、コンビニが大変便利な位置づけに、もう社会的なインフラにもなっているのですが、ただ実情コンビニに行きますと、意外と子育てのものはないと。紙おむつを売っていないとか離乳食がないとか、そういう点をこのお母様方は提案しました。そういう中で、コンビニにこんな商品が、またこんな形であったらいいなという具体的なイメージを持っておりますので、この事業につきましては市民協働という形で、そういうものをまたコンビニなんかにも提案をしたりしていきたいなと。 商品開発については、なかなか大きな目標になりますが、一つの例示としますと、例えば富士宮市内のコンビニでもポットを置いてあるところあるわけですけれども、カップ麺用のポットということですけれども、そんなポットの横にも「ミルクにもどうぞ」なんていう表示をすることによって、コンビニがまた子育てに優しいという発信にもなるのではないかなということで、そういうできることも含めて、今からできることも含めて、この調査の中で、富士宮市から子育てに優しいコンビニということを全国に向けて発信をしていきたいということで考えている事業です。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) 稲子地区の魅力アップについてお伺いいたします。 コンサルタントへ委託ということですが、稲子地区といいましても北は天子ヶ岳のほうまであるわけですが、その魅力をアップさせる範囲というのは、どのくらいのところを考えているのかということと、こちら側の構想みたいなものは何かお持ちで、コンサルタントのほうへ依頼するのかということを聞きたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) 稲子地区につきまして答弁いたします。 範囲でございますが、上稲子、下稲子を含めて、いわゆる全域を考えております。今議員がおっしゃったのは、稲子の端というか、そういうところも含めてですけれども、いわゆるハイキングなんていうことを含めますと、そういう場所というのは大変いい場所だと思っていますので、そういう場所も今は想定をしてございます。 そういう中で、実際私どもが持っているイメージとしますと、稲子地区における観光地としての魅力、そして定住施策としても魅力、そして今大学生が農村を体験するということで、静岡大学を中心に今稲子地区を大分歩いてくれています。そういうことで、そういう学習ツーリズム的な利用、そういう稲子地区におきます潜在的魅力だとか、可能性をまとめ上げていきたいなと思っております。 以上です。
    ○議長(望月光雄議員) 11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) そういうツーリズムとかもあるわけですが、例えばユートリオのことなんかもあるのですが、ユートリオを生かした整備とかいうようなことも範囲に入るのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) ユートリオも稲子地区においては大変重要な観光施設でありますので、この全体構想の中でユートリオの新たな浴場のイメージというか、そういうものもこの中から見出していこうというふうにも考えております。 そういう中で、今回のこの魅力アップ創出事業の中で、辺地の計画もあわせてつくってみたいなと思っております。これはどういうものかといいますと、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置に関する法律というのがありまして、これに基づく計画をつくりますと、この辺地という地域、自然的、交通的条件に恵まれていないという、こういう地域におきましては、その後の公共施設をつくる場合の財源上のいろいろの有利さがある。具体的には、地方債を起こせるとか、そんなこともありますので、ユートリオもそういうところにいければなということで、今研究もしているところでございます。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) ユートリオも一般会計だけの負担ではなくて、いろんな形でもって補助金か何か使えればいいなということでもって、今探りを入れております。ただ、ちょっと簡単にいかない問題がありまして、芝川町の時代にちゃんと土地の整理をしていなかったものですから、それがこれから建築確認をとったりいろんなことをしていくのに、厄介な問題が生じはしないかなとちょっと心配になります。それから、同時に、今借地でありますものですから、この借地の問題について解決していかないと、ずっと後年度にいって負担がかかります。今のままだと、はっきり言ってちょっと常識が外れているような金額にもなるのではないかと思いますものですから、買えない場合には事によるとできないかもしれません。そういう大変な問題もありますものですから、地権者の方々には何としてもこれは協力していただいて、市に売ってもらうような形をとらないと、稲子地区の開発というのは非常に難しくなってくるのではないかと思っています。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) せっかくこういうことで取り組んでいっていただけるわけですから、地元の人にもよく理解いただいて、また地元の議員ともども力を合わせてやっていきたいなと思います。 ○議長(望月光雄議員) 14番 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) 稲子地区の魅力アップと定住促進のことなのですけれども、主にその魅力アップの中でインフラ整備がメインになるものなのかお伺いします。 そして、定住促進、行くと結構ショックを覚えるのです。やっぱり本当に人が住んでいそうなところに人がいないというのは、あれだけの軒数があって、びっくりするほどそれが普通になってしまっているというのは、ショックを覚えます。その中で、中には家を相続して、相続者に連絡がついているのかどうなのか、そこら辺をお伺いいたします。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) 稲子地区の魅力アップ創出ということですので、インフラだけでなくて、これを生かしたソフト事業というものも、この中で見出しをしていきたいなと思っております。総合的に考えていきたいと思っております。 そして、いわゆる空き家の案件だと思いますけれども、稲子地区については定住推進委員会がありますので、そういう方を通しまして、相続者というかその管理者という方については、連絡がつけられるような状況が今かなりあります。稲子地区については、そういう面では連絡がつきやすい環境があるのが事実でございます。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 14番 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) わかりました。管理者に連絡ついて、そういった行政側から行っているということは喜ばしいことでもありますし、利用をしてもらえれば、あそこの定住促進がまたより一層進むかと思います。 その中で、海外から来た電力を使わない家とかがありまして、考えてみるとすごいなと思うわけです。農耕体験とかする家とかがあるというような、そういうような人たちにも力をかりて、より一層その魅力アップを図っていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 今質疑があった稲子地区の整備基本構想に関連するのですけれども、この基本構想策定だけで800万円ということは、今後この事業全体で事業を進めていくのにどのぐらいのスケールを想定しているのかなというのが、構想策定だけでこれだけの金額ですから、一体どれだけの金額なのかなというところをちょっと、今市が考えているところをお知らせいただきたいということと、その後の出張商店街プロジェクト、これはこれまでにも実施をしてきていますけれども、これまでとちょっと変わったところとかというのはあるのか、実施場所とか回数とか増やしていくという考えなのか。 それから、定住推進事業については、稲子地区以外の場所というのも、このポータルサイトというところで情報を発信していく考えなのかどうか、その3点をお願いします。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) まず、1点目の構想をつくる段階で、全体規模ということですけれども、全体規模については、この中からまたいろいろ考えていくということになりますので、具体的に金額規模も含めて、まだイメージはお伝えできるような状況にはありません。 ただ、この構想の中に、あわせて構想と、先ほども言いましたように法律に基づく辺地計画というのをつくっていきたいなと思っております。これは、辺地計画をつくりますと地方債を起こせるとか、そういうものがありますので、そんなものもあわせてこの予算規模となっているということで御理解いただきたいと思います。 そして、出張商店街でございます。出張商店街につきましては、新しくどのように変わっていくかということですけれども、まず回数につきましては、回数というか、行く場所、今の倍規模を予定しております。本年度10カ所を回ったわけですけれども、その倍の規模、20カ所くらいを目標にしたいなと思っております。 そして、新しく変わった点、どのような点が変わりますかといいますと、今までは買い物支援ということを中心に行ってまいりましたが、寄り合い処を拠点として行っておりますので、おうちから寄り合い処まで出かけてきてくれます。健康や福祉講座もそこでやってみたいなと思っております。そして、あわせて地域間交流をしてみたいということで、寄り合い処に集まってもらったお年寄りの方、皆さんを町なかの商店街に御案内したいなと思っています。 そして、商店街では、昨日の十六市のようないろんな催しもございます。また、出張商店街で出てくれるお店もありますので、既に顔なじみになっているお店の方もたくさんおります。そういう方と町なかで交流をしていただきたいなということで、そういうものを含めた新しい姿の出張商店街にしていきたいと思っております。 あと稲子地区、3番目の質問で、ポータルサイトの中で稲子地区以外のということで情報提供があるかという御質問ですが、これについては稲子地区以外の情報も含めて、移住したい、定住したいという方の目線に沿った形で、今ある情報は編集をし直したり、また新たな定住策、移住策があれば、そこに追記をするような形でやっていきたいと思っております。稲子地区以外も含んでおります。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 1番 渡辺佳正議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 出張商店街プロジェクトについては、結構地域の人に喜ばれているとは思うのですけれども、移動販売みたいな販売車、そういったものもやってほしいという声を聞いているのですけれども、その辺の考え方をお知らせください。 それから、移住、定住については、具体的にもうこういったところの空き家は、空き家情報を、いわゆる不動産屋さんと同じような仕事になってしまうのかななんていうふうに思うのですけれども、いろんな地域のそういう空き家情報など、田舎情報もここで提供していくということでしょうか。 ○議長(望月光雄議員) 地域政策推進室長。 ◎未来企画課参事兼地域政策推進室長(篠原晃信君) 出張商店街については、御意見いただきまして、本当にありがとうございます。 移動販売については、来年度の計画の段階ではまだ考えておりません。というのは、寄り合い処に家から出てきてもらうというよさがあるのではないかなということで、今そんな方向で第一に考えたいなと。ただ、そういう意見もございますので、また来年度の中で検討していきたいなと思っております。 そして、空き家情報なのですけれども、この空き家については、本当に不動産屋の業務をやっている方が一番情報も詳しくてということになるわけですが、後でまた、少し予算も出ておりますけれども、大規模指定集落内においてこの調査をするものですから、あわせてその地域内の空き家の外観上、外形上、空き家とわかる場所というのをちょっと調査をしてみたいなと思っております。 そういう中で活用できる空き家、いわゆる定住者が使えるような空き家、空き家によっては、場合によっては防災上、防犯上問題のあるというか、そういう空き家と活用できる空き家、2種類あるわけですけれども、いわゆる活用できる空き家については、この調査の結果を参考にしながら、また稲子地域以外の空き家活用を考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 4番 野本貴之議員。 ◆4番(野本貴之議員) 総合戦略策定事業について何点かお伺いします。 まず、臨時職員賃金ということですけれども、この職員がどういった役割を果たされるか、改めて確認で伺いたいと思います。 それと、総合戦略策定委託料482万5,000円ですけれども、こちらの委託料につきましてどういったところに、どこに委託をされるのか、その中身について具体的にお伺いしたいと思います。 まず、2点です。 ○議長(望月光雄議員) 未来企画課長。 ◎企画部参事兼未来企画課長(田畑孝城君) お答えいたします。 総合戦略の策定事業に対しまして臨時職員を1名ということで、この総合戦略策定と、それから人口ビジョンという2つの計画をつくることになっております。その2番目の質問にも影響するわけですけれども、まず人口ビジョンというのは現在の富士宮市の人口の細かい詳細分析、それから今後の人口の動態、それからこの総合戦略等の諸事業による変化等、さまざまな角度から分析していくことになっておりまして、これに対する事務のお手伝い、それから総合戦略、これは重ねての話になりますけれども、実は総合計画と同一年でこのそれぞれの計画をつくるということで、リンクすることも多いわけでございまして、こういうものを合わせた中で、今の職員だけではなかなか手いっぱいの状況でございます。正規職員も増やす予定もでございませんで、この臨時職員の方にこういうことの事務作業の全般的なお手伝いをしていただきたいなというふうに思っております。 あと総合戦略でございますけれども、これは今申しましたとおり人口動態分析、それから住民等を含めた調査、それから具体的に戦略をつくっていくわけでございますけれども、根幹につきましては市の職員が市民意向等を受けた中でつくっていくわけでございますけれども、大きな流れの中でさまざまな分析等もございます。そういう中で、これからでございますけれども、コンサルタントを契約する予定で、つくっていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(望月光雄議員) 4番 野本貴之議員。 ◆4番(野本貴之議員) わかりました。委託料につきましては、コンサルタントのほうにも委託していくということですが、その委託先のコンサルタントをやられる方、事業会社というのは、ほかの市、町のほうも受けられたりとか、そういった形でされているようなところなのかどうか、ちょっとその中身について、もし決まっていればお伺いしたいと思います。どういったようなところでしょうか。 ○議長(望月光雄議員) 未来企画課長。 ◎企画部参事兼未来企画課長(田畑孝城君) これから決めるものですから、まだどこと、例えば相手先ということになりますけれども、どことやっているとかということについての確認はしておりません。 ○議長(望月光雄議員) 4番 野本貴之議員。 ◆4番(野本貴之議員) わかりました。委託先につきましてもこれからということであります。 国のほうでは総合戦略会議ということで、それに基づいて各市、町のほうで計画書をつくれということで指示が来ているわけであります。その事業計画をつくられて、それによって国が補助していくということになりますけれども、要は地域によって自主的な取り組みを促すと言っている一方で、国においては国の方針に基づいたメニューによって補助していく、支援していくということで、ある意味ちょっと矛盾しているところもあるのですが、この総合戦略委託策定をするに当たって、そうした国の交付メニューに合うような、例えば国から補助金がもらえるような、そうした国の顔色を少しうかがうような形の策定をつくっていくという方向なのか、もしくは富士宮市として独自にやはり地域振興また独自の取り組みをしていかなければいけないということでメニューを考えていくのか、その辺のバランスというのはどうなのでしょうか。ちょっとその辺の考え方を伺いたいと思うのですが。 ○議長(望月光雄議員) 未来企画課長。 ◎企画部参事兼未来企画課長(田畑孝城君) 国もこれは法律に基づきまして、今回の補正につきましても全国に交付する交付金を出すわけでございますけれども、当然交付の要領の中で指定の目的が制限をされております。 ただ、国のほうにいたしましてもこの総合戦略をつくる目的というものは、国もはっきり打ち出しているわけでございます。それは、大きく幾つかあるわけでございますけれども、とにかく人口減少対策、それから具体的には東京圏の人口の一極集中の是正、あるいはその問題、それから若者たちが家庭を持ったり、子どもを産んだり育てたりすること、あるいは地方の衰退を何とか防ぐための地域間の連携等を含めたその地域の特色ある地域づくりと、こういうことをうたっておりまして、これに資するものであるならば全て認めるという考えでございまして、今回の補正の内容も国の担当官に全部見ていただいた中で、これなら大丈夫ということで、一応の承諾を実は受けていただいているわけでございます。 そういう中で、これらのことにつきましては、現在の富士宮市が総合計画を含めまして大きな課題ということと合致するということで、十分同じ内容で富士宮市の問題とあわせてやっていけるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 4番 野本貴之議員。 ◆4番(野本貴之議員) わかりました。総合戦略会議の策定と、そして総合計画ということでリンクさせてつくっていくということでありますが、ちょっと1点確認したいのですけれども、この国のメニューに沿った、資する形であれば交付金が出るということのお話でしたが、またこれを策定するに当たって、そのコンサルタントの方、会社が策定するに当たって、やはりそこはある程度国の交付金がもらえる見込みがあるものになるようにという形で策定を考えていくのかどうか、そういう形で依頼をするのかどうか、そういう方向性にならざるを得ないのかなと思うのですけれども、ちょっとそのあたりについて、改めてちょっと取り組みを伺いたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 未来企画課長。 ◎企画部参事兼未来企画課長(田畑孝城君) 確認なのでございますけれども、この人口ビジョン、それから総合戦略、それから当然それに大きな政策、それから具体的な個別の事業も、全てこれに網羅する形になっております。 特に大きな国からの指示といたしましては、これの成果、例えば具体的な数字等でその成果を常にチェックするような形につくりなさいということで、大分私どもとしては内容的にかなり厳しい条件がついているのかなと思っております。 なおかつ国のほうは、調査それぞれにコンサルタント等を使うことについては当然認めるわけでございますけれども、その総合戦略そのものは必ず自治体が主体的な役割を持ってつくりなさいよということが条件になっておりますので、コンサルタントを使う中でも具体的な戦略の計画につきましては、我々職員が汗を流してつくっていきたいなというふうに思っております。 ○議長(望月光雄議員) 14番 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) 無線LANのことについて、世界遺産まちづくり推進事業のことについてお伺いします。 5カ所ある構成資産のうちバランスよくこの無線LANを備えていくものなのか、もしくは均等に、この予算額を5つに割ってつけられるものなのか、規模が違うでしょうから、例えば白糸の滝と人穴の富士講遺跡などを比べても、やはり距離的なものも違うと思います。そういったところはどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(望月光雄議員) 電算統計課長。 ◎電算統計課長(三輪敦君) お答えいたします。 補助金の上限が決められているものでございますので、いろいろ場所的な条件もございますので、その中で効果的にアクセスポイントを配置できるようにというふうに考えて、今後設置を検討していくつもりでございます。 ○議長(望月光雄議員) 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) 効果的にと言われてもなかなか理解しがたいものがありますけれども、単純に1基当たりどのぐらい予算がかかるものなのでしょうか、お伺いします。 ○議長(望月光雄議員) 電算統計課長。 ◎電算統計課長(三輪敦君) 1カ所当たり大体30万円程度かかります。1カ所のアクセスポイントが通常半径30メートルぐらいの更新可能範囲というのがございますので、それらと観光客の方がどの辺に滞留するかとか、そういうふうなものを見て、今後決めていきたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) わかりました。効率よく、先ほど僕が思ったのは、特に白糸の滝なんか回遊をしていくわけです。浅間大社もそうでしょうけれども、それに比較しまして構成資産の大きさからすると、例えば村山の浅間神社とか山宮の浅間神社は、半分以下といいますか、距離的にはそんなにないと。その中で一番利用ができるモバイル端末が有効に活用できるように、ぜひ配置をしていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(望月光雄議員) 他にありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 次に、3款民生費について質疑を許します。12、13ページです。御質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 次に、7款商工費について質疑を許します。12から15ページまでです。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 次に、8款土木費について質疑を許します。14、15ページまでです。御質疑ありませんか。11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) 大規模既存集落制度、平成28年度中に施行したいというお話が9月定例会ですか、あったと思うのですが、補正されることによって前倒しになるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(惟村克巳君) お答えいたします。 昨年度11月定例会で指定大規模既存集落制度事業の変わり目ということで急遽補正で上げさせていただきまして、事業採択をしていただきました。そのスケジュールとほぼ同様に進んでおりますので、平成28年度中に実施をしていきたいということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(望月光雄議員) 11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) 予定は変わらないということですか。 それで、既に補正予算がつけられて調査が始まっている部分もあると思うのですが、指定する部分を決めるということに取り組むということですが、その指定する範囲の感触というのはどんな感じなのかわかりますか、大分厳しいとか、ちょっと大き目だとか。 ○議長(望月光雄議員) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(惟村克巳君) 地域の指定でございますけれども、ただいま農振地域であるとか、この制度そのもの自体が、おおむね宅地になるべきところが半分以上ないといけないというような街区の設定がございます。そういった意味で14カ所の調査をいたしましたけれども、150戸連檐とかそういう要件もございます。そういった中で、全ての地区でこの制度が使えるというわけにはいかないと思います。恐らく半分程度以下のもので、今おおむね予想をしているところでございます。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 11番 鈴木弘議員。 ◆11番(鈴木弘議員) 14カ所の半分以下というと、大分希望も薄れてきてしまうようなところもあるように気もします。大いに期待したいと思いますので、なるべく多くの人がかかわれるような格好でしていただければと思います。 ○議長(望月光雄議員) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(惟村克巳君) 全ての地区でこの指定大規模既存集落制度の活用は難しいかと思いますけれども、優良田園住宅制度というものがございますので、そちらのほうで新たにその分もカバーしていければなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 17番 遠藤英明議員。 ◆17番(遠藤英明議員) 今150戸連檐という言葉が出ているのですが、これは新たにこういう制度ができたのですか。今まで我々の知識というか、知る範囲は50戸連檐が普通だったのですが。 それと、企画部長、11月定例会でしたか、内陸フロンティアの構想の中で富士宮市の取り扱いは大規模既存集落制度、これを要するに考えているということなのですが、これは実際にどういう結びつきかちょっとお聞きしたいのですが。 ○議長(望月光雄議員) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(惟村克巳君) 150戸連檐でございますけれども、この指定大規模既存集落制度というのは、平成6年から既に県の開発審査会の包括承認基準の中にございます。通常我々が今建築確認とかそういうものをとるときは50戸連檐とかいう形で対応しておりますけれども、この指定大規模既存集落制度については150戸連檐というような縛りがございます。 以上でございます。 ○議長(望月光雄議員) 企画部長。 ◎企画部長(手島大輔君) 内陸フロンティアとの関連でございますけれども、内陸フロンティア自体は内陸部の開発といいますか、そういうことになりますけれども、例えば今やっているところが三島ですとかそういうところでは、工業団地とそれから住宅団地とセットとしたような形でやっているところがございます。 富士宮市といたしましては、今のところ工業団地というところまでは考えておりませんけれども、その内陸部の住宅、人口を増やすというような政策をもとに、この制度を利用いたしまして住宅地をつくっていくと、増やしていくという考えのもとで、内陸フロンティアというふうに位置づけをしたいなというふうに思っております。 ○議長(望月光雄議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 大規模既存集落制度の指定をしてもらうために調査するわけです。ところが、芝川地区にしろ、富士宮地区にしろ、150戸連檐というのは、はっきり言ってほとんどない。もう現実的に言うと、対象地はないのではないかなと私は思う。だから、市長会でも、こんなハードルの高いことを言ったって、ろくにこれはこの制度を生かすことができませんよと。ですから、このハードルをどうしても低くしてもらわなければ困るということなのです。今も50戸連檐はあります。50戸連檐でさえも物すごく、ちょっとあと1メーターとか、あと5メーターとか、それでもくっつかないのでもう足りないです。その50戸連檐でさえも大変なものを今150戸連檐にはまるかというのは、無理なのですね、なかなか。それで私は、もっと現実的な制度をつくるべきだということを強く訴えています。 そのためにも副市長に早く来てもらって、県をとにかく揺さぶらないとどうしようもないなと思っていますものですから、私も一生懸命県に訴えていくけれども、やっぱり技術畑のそうした副市長もどんどん言って県の考え方を改めてもらう、そういうふうな形をとっていきたい。ですから、鈴木弘議員も非常に期待を持っているようですけれども、これはなかなか厳しい状況だと。それを何とかしてそれを突き破っていこうという思いでありますものですから、気持ちは一緒ですから。ただ、そんなに簡単にいかないということだけ頭に入れていただいて、そして一緒になって協力していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 17番 遠藤英明議員。 ◆17番(遠藤英明議員) 市長のおっしゃるとおり、規制が厳しくて下から積み上げていったものはなかなかハードルが高いということなのでしょうが、私の伺いたいのは、逆に上のほうから内陸フロンティアのほうを何とかこなしてきて、これに結びついて規制を緩和すると、こういう方向を狙うわけですよ。その点を改めて企画部長はどのように考えているか。 ○議長(望月光雄議員) 企画部長。 ◎企画部長(手島大輔君) これも開発許可の関係で、県の開発審査会にかける付議基準というのがあるのですが、その中に優良田園住宅というものも入ってきました。結局まないたにのせることができるということなのですが、その背景にはやはり内陸フロンティアを拓く取り組みと、これがあったということで、それが開発審査会のほうでオーケーが出たというようなことがありますので、今議員がおっしゃるとおり、内陸フロンティアが及ぼす影響というのはやはり出てくるのかなというふうに思っております。 ○議長(望月光雄議員) 他にありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 以上で歳出に対する質疑を終了します。 以上で議第56号に対する質疑を終了しましたが、質疑漏れがありましたらこれを許します。御質疑ありませんか。10番 諏訪部孝敏議員。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 1つ確認させていただきたいのですが、7款の商工費のところの外国人誘客活動委託料、この活動内容なんかはどういう活動内容か、確認させていただきたい。 それと、静岡空港に外国人、海外から来たお客が、みんな山梨県のほうへ行ってしまっているというような話も聞きますので、その辺どういうアピールをしているか、確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(望月光雄議員) 観光課長。 ◎観光課長(佐野克己君) それでは、15ページの外国人誘客活動の委託料について御説明をさせていただきます。 490万円ということですが、大きく分けて2つに分かれます。1つは、主に静岡空港ということで、アジアの韓国であるとか台湾、ああいったところのエージェント、旅行代理店に委託しまして、現地でのトークイベントとかホームページを作成して、そこで富士宮市、もう少し広域になろうかと思いますが、そういったところの宣伝をして、こっちに来てもらうと、そういう誘客活動をしたいというのが1点です。 もう一つは、今度は逆にというか、市内のイベント、これは例えば夏の富士登山であるとか、それから各種のお祭り、それから特に富士宮市でも人気がありますが、朝霧エリアに外国人の観光客の方に外から誘客、来ていただくような事業委託でやりたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 諏訪部孝敏議員。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 今アジア方面ということだったですけれども、いろいろ立て看板とか、今韓国語とか中国語とかありますけれども、ほかにアジア以外で英語はもちろんあれなのですけれども、立て看板なんかは構成資産とかそういうところに立てるというような予定はどうなのですか。ないのですか。 ○議長(望月光雄議員) 観光課長。 ◎観光課長(佐野克己君) 構成資産というお話が出ました。主にそれも含めまして観光施設のほうについての看板でお答えさせていただきたいと思いますが、観光施設については今もある看板が果たして十分であるかどうかというのは、なかなかいろいろあると思うのですが、基本的にここへお越しになった方々に英語表記、スペースの問題もあるのですが、そういったものは大体そろっていると思います。市にある観光ガイドブック、これには看板ではありませんが、中国語、韓国語等があります。ただ、今後の観光施設においての看板の中でそういったアジアの言語をどうやって入れていくかということにつきましては、正直なところまだ基本的な考え方というのが、整った考え方というのはございません。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 諏訪部孝敏議員。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 今後看板はともかく、ガイドブックなんかはいろんな外国人が来ると思いますので、それはどういうところか調査していただいて、いろんな外国人が来て、富士山の説明とかそういうガイドブックに、その辺もちょっとつけ加えてもらいたいなと、これは要望しておきます。よろしくお願いします。 ○議長(望月光雄議員) 14番 佐野和彦議員。 ◆14番(佐野和彦議員) 諏訪部議員に関連しまして、外国人誘客のことについてお伺いします。 先日報道がありまして、静岡県外国人観光客が56万人来ていると。全国で第10位に入っているという中で、この富士宮市に来ているその外国人観光客は、移動手段はどの移動手段が多いのか、そこら辺は把握されているでしょうか。 ○議長(望月光雄議員) 観光課長。 ◎観光課長(佐野克己君) 正直なところ富士宮にいらっしゃっている外国人の方、観光客のうち、外国人の方がどれくらいかというのは、数としてはなかなか調べてありません。ただ、これは見た感じと言ってもあれですが、例えば台湾の方は結構バスツアー、つまり団体でお越しになっている方がいらっしゃると思います。欧米の方は数は少ないのですが、結構個人客で来ていると思います。それから、中国の方はバスと個人客というか、そういった方とそんなに差はないような気がしております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) では、5番 松永孝男議員。 ◆5番(松永孝男議員) 無線LANの件なのですけれども、世界遺産と既存の宿泊施設、両方に整備をしていくのですけれども、これは平成27年度中に両方整備が完了するというふうに考えていいのですか。 ○議長(望月光雄議員) 観光課長。 ◎観光課長(佐野克己君) ただいまの御質問のうちの既存宿泊施設のほうについてのお答えです。 これは、先ほど全体の構成資産のほうであったのですが、こちらについては既存宿泊施設、これが旅館料理組合に加入している旅館さんがおおむね27軒あります。それ以外にもやっているところもあるものですから、今からそういったところに声をかけまして、初年度としての投資がこの額だと、旅館の場合は基本的にはまず最初ロビーにつけて、そしてそこで使えるようにしたいというふうに考えています。そんなことで初年度ということで考えています。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 富士山世界遺産課長。 ◎富士山世界遺産課長(大原勝君) 世界遺産のほうの構成資産、それから田貫湖も入りますけれども、こちらも平成27年度での設置を考えております。 以上です。 ○議長(望月光雄議員) 5番 松永孝男議員。 ◆5番(松永孝男議員) そうすると、構成資産は平成27年度中にどこでも使えるようになるというふうに考えていいと思うのですけれども、既存の宿泊施設のほうは、これはそこの宿泊施設のお考えもあるでしょうから、希望があればそういう補助金を出していくということですね。これはだからずっと、全部の宿泊施設につけるのが一番いいと思うのですけれども、そこまでずっとつながるというふうに考えていいのですか。 ○議長(望月光雄議員) 観光課長。 ◎観光課長(佐野克己君) 先ほど申しました。確かにこれは旅館さんでも、うちは要らないよというところもあります。それなものですから、その辺はうちのほうでまず希望をとりまして、この際にどうしても入れたいというところを優先してやっていきたいと思っています。 以上です。
    ○議長(望月光雄議員) 他にありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 以上で、議第56号に対する質疑を終結します。 次に、議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)に対する質疑に入ります。 収入、支出全般について質疑を許します。御質疑ありませんか。17番 遠藤英明議員。 ◆17番(遠藤英明議員) 13ページなのですが、一般の諸経費の中の、これは医療事故ですが、アブノーマルというか、イレギュラーといいましょうか、本来の医業費用ではないと思うのですが、その本来の医業費用ではないものをここへ持ってきた主な理由というのは、どういうことなのでしょうか。 ○議長(望月光雄議員) 病院管理課長。 ◎市立病院病院管理課長(内藤由男君) ただいまの御質問に対しまして、要は賠償ということになりまして、当然議員さんおっしゃるとおり通常出るものではございません。ただし、これは医療に対して当然保険ということで対応しておりますので、そこが出たためにその年度の経費が大きく左右されるという、損益が左右されるというわけではないので、これは通常こちらの補償費というところで一般諸経費のほうに入っております。 ○議長(望月光雄議員) 17番 遠藤英明議員。 ◆17番(遠藤英明議員) 本来の医業費用のバランスがとれないではないですか、これ。いずれにしましてもこれは裁判で保険というのですか、これで戻ってくるでしょうが、そうなればそうでやっぱりほかの科目で、本来の医業費の費用ではない分野で計上するのが普通ではないかとこのように思うのですが。そこら辺の見解は、また監査委員の税理士の先生がいらっしゃいますから、どうかまたお聞きして、参考にしていただければいいと思います。 もし意見がありましたら、どうぞ。                〔「ないです」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 他にございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。 以上で議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)に対する質疑を終了します。 以上で議第57号に対する質疑を終了しましたが、この際質疑漏れがありましたら、これを許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております議第56号及び議第57号については、会議規則第37条第3項規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第56号及び議第57号については、会議規制第37条第3項の規定により委員会付託を省略することに決定しました。 これより議第56号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 次に、議第57号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第56号平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)を採決します。 議第56号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第56号平成26年度富士宮市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決されました。 これより議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)を採決します。 議第57号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第57号平成26年度富士宮市病院事業会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決されました。 この際、10分間休憩します。                                     午後3時44分休憩                                                                            午後3時54分開議 ○議長(望月光雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第29 議決第1号 看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出について ○議長(望月光雄議員) 次に、日程第29 議決第1号看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出についてを議題とします。 これより本案の提出者であります環境厚生委員会委員長から提案理由の説明を求めます。環境厚生委員会委員長。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 議決第1号看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出について、議案書の朗読をもって提案理由とさせていただきます。 議決第1号         看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出について 地方自治法第99条の規定により、看護職員の勤務環境の改善を求める意見書を提出するものとする。  平成27年3月17日提出                     提出者 富士宮市環境厚生委員会委員長 諏訪部 孝敏             看護職員の勤務環境の改善を求める意見書 厚生労働省が平成22年に策定した「第七次看護職員需給見通し」では、平成27年における看護職員の不足者数は全国で1万4,900人となっており、静岡県でも861人が不足する見通しとなっている。 高齢化の進展による医療・介護需要の増大はもとより、医療の高度化やニーズが多様化する中、看護職員を確保するためには、定着促進をはじめ、人材養成、再就業支援などの取り組みをこれまで以上に進めていく必要がある。 中でも、夜勤を含む交替制勤務による厳しい勤務環境は、看護職員の慢性的な疲労につながり、医療安全の面からも問題があることから、勤務環境の改善は喫緊の課題となっている。 厚生労働省においても、平成23年6月に通知した「看護師等の『雇用の質』の向上のための取組について」の中で、看護師等の勤務環境の改善なくして、持続可能な医療提供体制や医療安全の確保は望めないとしている。 また、平成26年の「地域医療介護総合確保推進法」成立により改正された医療法により、①各医療機関の管理者が当該医療機関に勤務する医療従事者の勤務環境改善他の措置を講ずるよう努めるとともに、②都道府県は、各医療機関の勤務環境改善に対する支援を行うための「医療勤務環境改善支援センター」を設置することを定めたが、いまだ勤務環境の抜本的な改善は図られていない現状にある。 よって、国においては、看護職員の雇用の質を向上し、安全・安心の医療実現を図るため、下記事項を実施するよう強く要望する。                      記1 看護職員が健康で安心して働くことにより、住民が質の高い医療を受けられることができるよう、勤務環境の抜本的な改善を図るための対策を講ずること。2 看護職員を増員し、不足を解消すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成27年3月17日                                  静岡県富士宮市議会  衆 議 院議長  参 議 院議長  内閣総理大臣         殿  厚生労働大臣  総 務 大 臣 以上でございます。よろしく御審議の上、決定くださいますよう議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(望月光雄議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより議決第1号に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 ただいま議題となっております議決第1号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略します。 これより議決第1号に対する討論に入ります。討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議決第1号看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出についてを採決します。 議決第1号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(望月光雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議決第1号看護職員の勤務環境の改善を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書の処理については、今後国会及び関係行政庁に提出しますので、議長の私に御一任いただきますようお願いします。 ここで3月末をもって退職される部長から一言御挨拶をお願いいたします。初めに、総務部長、お願いいたします。総務部長。 ◎総務部長(望月斉君) 議長からお許しをいただきましたので、懐かしい市役所入庁時の話や苦しかった思い出などをちょっと話したいと思います。 今年は、卒業生がこの議場に7人もおりますので、簡潔にまとめたいと思います。学校を卒業して、昭和52年4月1日に市役所に入庁いたしました。市民課を皮切りに38年間で10の部署を経験いたしました。その多くは総務それから企画、議会事務局など、およそ現場に無関係な部署が多かったわけですが、その中で今から二十七、八年前の話でございます。私がちょうど30歳くらいのころ、配属された教育委員会事務局庶務課施設経理係、今現在は教育総務課になりますけれども、そのときの思い出が忘れられません。唯一現場のある部署でございました。今思い出しますと、本当に忙しかったなというふうに思っております。 当時学校建設が盛んで、校舎建設が一、二校あります。それから、校舎等の補強工事が大体5棟ぐらい、それから体育館を1棟つくり、水泳プール1つ、それからグラウンドの拡張を1カ所ぐらいやって、大変な時代でございました。 さらに、個人的には、学校敷地に関する事務として小中学校29校の未登記処理、それから国有地の払い下げ事務なども私の守備範囲でございました。その中で最も大変だったと思っている事業がございます。富丘小学校敷地の整理が大変だったと思っております。当時富丘小学校のグラウンドは南側の県道に沿いまして、大げさに言えば三角形のような形でございました。そこで民地を買収して、グラウンド南側を斜めに通っていた県道と用地交換の上で県道を移設していただき、プールを現在の北側に移設し、グラウンドを拡張するという大事業でございました。教育委員会事務局としては、実際の工事は依頼して進めることになるわけですが、市役所内の土木、建築関係の皆さんを初め県富士土木事務所、それから国の東海財務事務所、それから税務署なども通いまして、いろいろ指導いただいて進めたことを覚えております。 次々と起こる難題に押し潰されそうになったことを思い出しております。手順を踏んで一つ一つ準備してお願いに参りました。3年間かけてなし遂げることができたということでございます。楽しかったことよりもこういう苦しかった思い出はしっかり覚えているものでございます。多忙な時期が続きましたが、今思えばあの時期、あのときの達成感が本当にいい思い出になっております。 なお、最後に、平成6年4月から平成15年3月まで9年間、市議会事務局にずっとお世話になりました。当時おられた議員さん方もこの議場に何人もいらっしゃいます。この場をおかりしまして、お礼を申し上げたいと思います。長い間、本当にお世話になりました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、産業振興部長、お願いいたします。 ◎産業振興部長(堀江裕之君) ただいまの立派な御挨拶の後になんではございますが、私の次に出てくる方が私よりよくしゃべる方ですので、私は手短にさせていただきたいと思います。 正直言いまして、あっという間の市役所生活でございまして、私は最初は児童館というところに配属されまして、ちょうど私が退職する本年度をもちまして児童館も終わるということで、何かそういうものについても因縁を感ずるところでございますが、あっという間というようなことと、それでもよく無事にここまで来れたなという気持ちも反面ございまして、やっぱり人生の大半を市役所で過ごさせていただきまして、小学校、中学校、高校、大学とこうきていろいろなことを学んできたわけですが、それよりも何よりもやっぱり私はこの市役所で仕事をしながら、市民の皆さんとかかわったり、上司それから同僚の人たちに支えられて、大変勉強させていただいたというふうに思います。もちろん給料をいただいているわけですから、勉強だけしていたっていけませんけれども、それなりに自分としても頑張ったなと思っております。ほかに褒めてくれる人がいませんので、自分で言いますけれども。 特にこの3年間、私は最初に環境経済部長ということで拝命いただきまして、ちょうど今と同じようにずっとここで12回の議会を経験させていただきましたけれども、市長、副市長の背中を見ながら、この席で皆さんとディベートみたいなことでもあるのでしょうけれども、そういう市政についていろんなことを考えさせたり、議論し合ったりすることが、ちょっと不謹慎な言い方かもしれませんが、とても楽しく充実した時間を過ごさせていただいたのではないかと思います。 正直、今日をもちましてこの席に座ることがないと思うと少し寂しいのですけれども、この椅子も大変上等な椅子で座り心地もよかったものですから、なかなか去りがたい気持ちもいっぱいでございます。 富士宮市の産業につきましては一つ一つ、今日は時間があればたっぷりお話ししたいのですけれども、農業につきましても、商業につきましても、工業につきましても、また観光につきましても、それから食のまちにつきましてもまだまだ富士宮市はたっぷり伸びしろのあるまちだと思います。また、私も一市民になりますけれども、陰ながら、応援をできるところは微力ながらしていきたいと思いますので、ぜひまた皆さんも盛り上げていただきまして、富士宮市が未来に向けてさらに発展していただきますように御期待申し上げますし、富士宮市の発展を陰ながら祈る者の一人として、今後も元気に生きていこうと思います。どうも皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、保健福祉部長、お願いいたします。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(内藤眞君) 今堀江部長が私のために気を使って短くしてくれましたものですから、ちょっとその分をいただいてということで、手短にお話しさせていただきますけれども、本当に退職に当たりましてこのような機会を設けていただきましたこと、望月議長にお礼申し上げます。 私は、昭和52年に奉職しまして、異動した部署は13、多くの経験をさせていただきました。この38年間、富士宮市ではいろいろ大きな出来事があったわけですが、私も自分の38年間を振り返ってみますと、正直言って波瀾万丈だったなというふうに思っております。富士宮市の大きな出来事と大分かぶっております。 私が入って6年後に、昭和58年、国内初の市長、市議会のダブルリコールが成立しました。そのとき市長は植松義忠市長でしたが、私は秘書課におりました。私が入ったときは山川市長、そして植松市長、吉田市長、渡辺市長、小室市長、そして今の須藤市長と、6人の方が就任なさったわけですが、私は植松市長から小室市長まで、4人の市長さんに秘書としてお仕えしております。しかし、私が秘書歴を通算して4年と、4人に仕えて4年と、当時はそういう時代でございました。そういう時期の異動でしたし、またそういう巡り合わせでございました。ただ、私は、今の市長も含めて5人の市長さんの近くでさせていただいたわけですけれども、本当にどの方も人間としても、本当に政治家としても非常に立派だったというふうに思っております。 また、その10年後ですけれども、平成5年、これは土光臨調の影響で全国の自治体が事務改善といいますか、行政改革に取り組んでおりました。私は、あの当時行政課で行政改革を担当というふうなことで富士宮市の行政改革大綱、それが現在は第6次の実施計画ですが、当時は第1次の実施計画書ということを策定させていただきました。 また、もう一つは、ちょうど今新聞でも載っておりますが、この2年後に、当時もう既に人穴にオウム真理教の総本部がありました。平成7年、2年後ですけれども、地下鉄サリン事件が起きました。総本部があるということで、富士宮市はいろんな部署が多くオウムに関係しておりました。その取りまとめをやはり行政課が行うというふうなことで、当時の行政課長、総務部長が大変苦労なさっていたというのを間近で見ておりました。 私は、10年置きぐらいにいろんな出来事に当たりまして、その10年後、平成15年ですけれども、御存じのどおり、最初の芝川との合併協議が立ち上がりました。合併推進対策室を設置するということで、各部から1人ずつ出向になりました。総務部からは私、あとは手島企画部長、佐野消防長、平野秘書課長たちも一緒でした。そういう形の中で、結果的には7年後の平成22年の合併になったわけです。 また、さらに最後の10年後ですけれども、平成25年、市で初めてとなります療育センターの建設というふうな形でそれに取り組むことになりました。昨年からいろいろ一般質問等でいただいておりますが、療育支援センターの中心となります早期療育事業、はとぽっぽ教室ですけれども、これは昭和63年7月に始めたわけです。私は当時福祉課のケースワーカーでした。この事業を始めるに当たりまして、あすなろ園の保育士、それから県と市の保健婦、児童相談所の皆さんとは本当にゼロから手探りでつくり上げたという思い出があります。 昨年完成しました療育支援センター「こあら」を見まして、本当に始めてから26年間の歳月の積み重ね、本当に関係者なり保護者の皆さんの思いが、本当にこんな立派な施設になったのだなと、本当に当時を知っている人間として感無量でした。本当に改めて建設を指示してくださいました須藤市長には本当にお礼申し上げます。ありがとうございました。 御存じのとおり、同年の1月には富士根保育園の園舎の火災というふうな本当に大きな出来事がありました。詳細はもう言いませんが、あのときは本当に多くの部署の皆さんに助けていただきました。名前を挙げますと住宅営繕課ですとか管財課、行政課、財政課、教育委員会、本当にいろんな皆さんの力をいただいて早期に対応することができたのだと、本当に改めて感謝申し上げます。 よく行政は縦割りで、横の連携が云々なんてことを言う方もいますけれども、私は自分の経験から言いますと、富士宮市については一つになって取り組んでいると思っております。市民生活の向上なり市政発展のために取り組むのは、職務を遂行するのは私どもの当然の仕事でありますが、そういう連携をとって行うと、これは私どもの責務でもあります。また、そのような全職員が自覚と使命感を持っていると思います。 もう本当に今月で私はいなくなるわけですけれども、4月以降、特に職員の皆さんについては、須藤秀忠市長、それから芦澤英治副市長のもとで、本当に議会の皆さんの御理解とお力添えをいただきまして、本当にこれからの市民生活、市民福祉の向上、また富士宮市の発展のために今まで以上に一つになって取り組んでいただきたいと思いますし、当然取り組んでいただけるというふうに信じております。 本当にちょっと長くなりましたけれども、38年間いろんなことがありましたけれども、本当に皆さんのおかげでどうにか今日を迎えられました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、水道部長お願いいたします。 ◎水道部長(小沢政基君) このような時間をつくっていただきまして、まことにありがとうございます。大分皆さん長くしゃべっているもので、短くいこうと思っております。 入りまして38年で、主に土木をやっていましたので、橋とかこの庁舎なんかにも、建設事業にかかわらせてもらいました。最後の3年、水道部長ということで、本職が土木だったものですから、素人で部長になって3年間、何とかやってこられたかなと思っております。 市長、副市長を初め、職員の皆様方の御指導、御協力、それから議員さん皆様方の叱咤激励、いろいろな質問なんかをしていただきまして、少なかったのですけれども、何とかお答えできたかなとは思っております。 今後は、市のほうにはいませんので、陰ながら須藤市長の掲げる富士宮のまちづくりに少しでも参加できればと思っております。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、防災監、お願いいたします。 ◎防災監兼防災危機管理室長(秋山和彦君) 退職に当たりまして、このような機会をいただきましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございます。 私は、皆さんと同じように昭和52年4月に市役所のほうに採用されまして、以来38年間事務職員として勤務してまいりました。まず最初に納税課、今の収納課をスタートに区画整理課、福祉課、保健センター、市民税課、河川課、防災危機管理課、機構改革により現在の防災危機管理室と、大きく区分しますと7カ所の部署で仕事をさせていただきました。退職に当たりどこの部署が思い出深いかと聞かれれば、やはり現在の部署でございます防災の関係でございます。 この防災の仕事に8年勤めておりますが、この間、課としましては防災危機管理課、それから防災生活課、それから今の防災危機管理室と、名称は変わっておりますが一貫して市民の安全、安心を守るための仕事に変わりはございません。 この間には、2009年8月11日に発生しました東海地震観測情報、これが初めて出されました駿河湾の地震、それから未曽有の被害を出しました2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震、そしてその4日後に富士宮市を震源とする静岡県東部の地震、それに続いて非常に大変でした東京電力による計画停電、これがありました。それから、3つの大型の台風被害、昨年本市の北部を襲った大雪被害、こういったものがございました。 防災の仕事は、日常でも強い雨が降れば洪水、土砂災害の心配、雪予報が出れば大雪被害の心配、少しでも地面が揺れれば東海地震の心配、そして富士山噴火の心配がありまして、いわゆる危機管理という者は全く心が休まらない、こういったものが正直な気持ちです。 最近は、地球温暖化の影響からか、特に自然災害が頻発しております。戦前の物理学者である寺田寅彦氏は「天災は忘れたころにやってくる」、このように言っております。最近では天災は忘れなくてもやってくると、そういうことで災害が多発しています。このような状況の中で間もなく退職を迎えますが、正直ほっとしているのが今の偽らざる心境です。4月からは夜多少の雨が降っても、ゆっくり眠れそうでございます。 防災監という役職は、富士宮市として初めての役職ですが、須藤市長の政策によりまして、3年前に防災の事務方の責任者が総務部長から新設の防災監に変更されました。私がその職務を任ぜられ、初めての役職で戸惑いもございましたが、多くの皆様の支えを受けて、無事職責を全うすることができそうです。ただ、来年度の機構改革で防災監が危機管理監に変更され、私は初代防災監兼最後の防災監ということになってしまいます。しかし、名称の変更はともかく、市民の安全、安心を守ることに何ら違いはありません。残る皆様方には健康には十分留意され、頑張っていただきたいと思います。また、役職は離れますが、ここ富士宮市に、大きくはこの日本に天変地異がくれぐれも起こらないことを切に願っております。 終わりに、38年間富士宮市に奉職できたことを心から感謝申し上げ、今後も皆様方の御活躍と13万5,000人の富士宮市民の幸せを願いまして、退職に当たりましての御挨拶とさせていただきます。大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、消防長、お願いいたします。 ◎消防長(佐野則男君) 望月議長の計らいによりまして、このような機会をいただきまして、感謝を申し上げます。 私は、昭和53年4月に、もう今はございませんけれども、富士宮市芝川町消防組合という組織に入りました。それから、37年間、消防吏員として、地方公務員として勤めさせていただきました。消防本部の3課、それから中央消防署、それから西消防署、これらに全て在籍をさせていただきました。そして、最後の2年間、現職を拝命してこれで終わろうということでございます。 在職中のことを申し上げますと、ずっとしゃべっていなくてはいけませんので、これからのことの話をしたいと思います。日本人の寿命が男も80歳を超えたということで、私もあと20年ぐらいは何とか生かしていただけるのかなというふうに考えます。介護保険の御厄介にならないで、これから先、地区のため、それから趣味のため、それから富士宮市のためにどこかで携わっていきたいなというふうに思っています。 それから、最後に山岡鉄舟のような往生ができたら、これは幸せだろうなというふうに今考えているところでございます。そこで、山岡鉄舟の歌を1首、「晴れてよし曇りてもよし富士の山もとの姿は変わらざりけり」。 おしまいに、この富士山がいつも見守ってくれています我が郷土富士宮市のさらなる発展と、それから議員の皆様方のますますの御活躍、それからこれから後を引き継いでいただきます後輩職員のご健勝を祈念申し上げまして、お別れの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) ありがとうございました。 次に、教育次長で最後になりますけれども、矢崎教育次長、お願いいたします。 ◎教育次長(矢崎正文君) 本日は、私にとって最後の市議会、それもその最終日に議長から発言の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。 今回3月で9人の部長職が退職いたします。今回議場にいる7人の部長職の最後の大トリとして一言御挨拶という形になりますけれども、原稿をいろいろ用意してきましたけれども、もう朝からで疲れていることと思いますので、ちょっとはしょって1つ、2つだけ話させていただきます。 私は、昭和52年4月に当時の福祉事務所福祉課に配属になって、そこをスタートに38年間、7つの部局、10の課に配属になり、現在の教育次長として佐野敬祥前教育長、それから池谷眞德現教育長、タイプの違う2人の教育長のもとで4年間教育次長として、それも最後の教育次長として勤めさせていただきました。 今思い返しますと、配属されました部署において多くの先輩や同僚並びに後輩の職員、また仕事で関係した方々に支えられ、励まされ、この38年間の市役所生活を送ってこられたと思っています。この4年間におきましては、議員の皆様方から一般質問等でさまざまな御意見をいただきましたが、十分な御答弁ができなかったことを反省するとともに、皆様に御迷惑をかけたのではないかと思っております。 この38年間を振り返りますと、配属された各部署でさまざまな思い出が目に浮かんでまいります。その中で、特に1つだけ話をさせていただきます。平成2年に教育委員会の当時の社会体育課に配属となり、平成3年に当市で開催した全国高等学校総合体育大会相撲競技、ソフトテニス競技の事務局において、相撲競技の担当として約1年半の間、新しく建設された体育館の中で、その新しい体育館において、体育館の管理運営もあわせて高校総体開催に向けて、高校の先生方、相撲競技の相撲連盟の役員の方々と土日もなく、夜遅くまで準備に追われたのを思い出します。事務局での相撲担当としては、私と高校の相撲部の顧問の先生1名の2名が中心となり、前年度のリハーサル大会、本番の大会の準備等々、その間他の部局の方々にもさまざま縁で御協力いただき、準備が整い、大会が開催できたものと思っています。 大会当日は、皇太子殿下の行啓が行われることになり、競技会場へのロイヤルボックスの設置や宮内庁、それから警察の警備担当等と打ち合わせを行い、準備したこと一つ一つの確認が行われました。警備分野での例を申し上げますと、せっかく設置したフラワーポットを初め、歩く予定のコースのマンホール等一つ一つの中身等の安全確認が行われ、その一つ一つに確認済みのシールが張られたという作業が行われました。何事もなく皇太子殿下が会場を後にしたときには、ほっとしたことを今でも思い出します。 私が市役所に入って以来、仕事に取り組む姿勢として、できない理由を考えるのではなく、できる理由を考えるということを頭に置いて仕事に取り組んできたつもりでございますけれども、しかし実際に新しい仕事等に向かい、すぐに頭に浮かぶことは、できない理由ばかりでした。そのできない理由の一つ一つを再度なぜできないのか、どうしたらできるのかを考えて仕事に取り組んできたつもりです。職員の中で、新しい仕事に対して、どうしてもできない理由を考える職員がいると思いますが、できない理由を考えてもいいと思います。できない理由で終わらずに別の視点から再度なぜできないのかと考えていただき、さらにそれがどうしたらできるのかということを考え、新しい仕事に向かっていただきたいと思います。 残すところ今日を含めて残り15日となりました。この38年間、定年退職まで大きな問題もなく勤務できたことに対し、お世話になった皆様方にお礼を申し上げるとともに、ここにいらっしゃる議員の皆様、それから職員の皆さんの今後のますますの御活躍と富士宮市のさらなる発展を心からお祈りしております。いろいろお世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 これをもちまして、2月定例会に付議されました案件の審議は全部終了しました。 ここで、平成27年2月定例会を閉じるに当たり、一言御挨拶申し上げます。 去る2月16日以来30日間にわたり、本会議及び委員会において終始熱心に御審議賜り、本日ここに第18回富士宮市議会最後の2月定例会が閉会できますことは、議長といたしましてまことに喜びにたえない次第であります。 今定例会に提出されました議案は、平成27年度の一般会計を初めとした各予算等がありました。これら市民生活に直結する重要案件が山積していましたが、議員並びに理事者各位の御協力によりこれら全ての審議が終了しましたことに心から感謝申し上げます。 次に、本年3月をもって退職される市職員の皆様、長い間市民福祉向上のために奉職され、まことにありがとうございました。市議会を代表して感謝申し上げます。今後は、健康に十分留意され、一市民として地域奉仕を、時には後輩のよき指導者として、行政の手助けをお願いしたいと思います。 また、第19回富士宮市議会に向けて立候補される議員の皆様には、御健闘をお祈り申し上げます。と同時に、当選の暁には山積する行政課題に全力で取り組まれるようお願い申し上げます。 結びに、現任期が最後となります議員におかれましては、長い間御苦労さまでした。健康に十分留意され、ますます御活躍くださいますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。 ここで、市長から御挨拶をお願いいたします。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) 議長のお許しをいただきましたので、市議会2月定例会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 去る2月16日の開会以来本日まで、議員各位におかれましては、提案申し上げました平成27年度富士宮市一般会計予算を初め、重要案件につきまして連日にわたり御審議をいただき、それぞれ御決定を賜りまして、まことにありがとうございました。 特に今議会におきましては、新年度の施策の大綱を申し上げ、平成27年度予算を提案したところでございます。一般質問、総括質疑、予算審査特別委員会等における議員各位の御意見、御提言、御要望につきましては真摯に受けとめ、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。 今議会は、議員各位並びに私にとりまして、現任期最後の定例会となったわけでございます。この4年間における議員各位の御協力と御理解に対しまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。 議員各位におかれましては、今後とも健康には十分御留意され、富士宮市のさらなる発展と繁栄のために御尽力をくださいますようお願い申し上げます。 また、議長におかれましては、ただいま7人の退職する部長に対しまして挨拶の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございました。私からも各部長に対しまして一言御礼を申し上げる次第でございます。 皆さんが入庁されたのは昭和52年4月、私が市会議員として当選したのは54年11月でございました。ほとんど同世代を歩んできたわけでございますが、各部長には本当に長い間、市役所における勤務、市役所への貢献に、市長といたしまして心より敬意と感謝を申し上げる次第でございます。長い間、大変お疲れさまでございました。御苦労さまでございました。退職されても健康には御留意くださいまして、これからは一市民として市のためにさらに御尽力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 2月定例会の閉会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(望月光雄議員) 最後になりますけれども、不肖私のもとで審議に応じていただきましたこと、この場をかりて厚く御礼申し上げます。 感謝を申し上げまして、平成27年富士宮市議会2月定例会を閉会いたします。 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(望月光雄議員) 礼。 御苦労さまでした。                                     午後4時31分閉会...