富士宮市議会 > 2011-11-25 >
11月25日-04号

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  1. 富士宮市議会 2011-11-25
    11月25日-04号


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    平成23年 11月 定例会(第4回)                    平 成 23 年                 富士宮市議会11月定例会会議録                     第 4 号                 平成23年11月25日(金曜日)                                       1 議事日程(第4号)              平成23年11月25日(金)午前9時00分 開議  日程第1 一般質問(5人)                                       2 本日の会議に付した事件  議事日程(第4号)に同じ                                       3 出席議員(22名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  佐 野 和 彦 議員       4番  野 本 貴 之 議員      5番  松 永 孝 男 議員       6番  小 松 快 造 議員      7番  佐 野 清 明 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  稲 葉 晃 司 議員      10番  諏訪部 孝 敏 議員     11番  鈴 木   弘 議員      12番  望 月 芳 将 議員     13番  手 島 皓 二 議員      14番  臼 井   進 議員     15番  諸 星 孝 子 議員      16番  佐 野 源 彦 議員     17番  遠 藤 英 明 議員      18番  朝比奈 貞 郎 議員     19番  横 山 紘一郎 議員      20番  村 瀬   旬 議員     21番  山 口 源 蔵 議員      22番  望 月 光 雄 議員                                       4 事務局職員出席者(7名)  事 務 局 長  渡 井 一 成 君    事 務 次 長  渡 井 照 彦 君  議 事 係 長  古 郡 和 明 君    庶務調査係長  小 林 隆 浩 君  主    幹  遠 藤 寿 代 君    主    査  高 橋 衣 里 君  書    記  芦 澤 雄 一 君                                       5 説明のための出席者(85名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  総合調整室長  渡 辺 孝 秀 君    総 務 部 長  石 川 善 裕 君  兼フードバレー  推 進 室 長  企 画 部 長  望 月   斉 君    財 政 部 長  石 川 昌 之 君  環境経済部長  芦 澤   正 君    保健福祉部長  田 中 嘉 彦 君                       兼 福 祉事務                       所    長  都市整備部長  角 入 一 典 君    水 道 部 長  小 松 政 廣 君  消  防  長  小 倉 辰 彦 君    市 立 病 院  広 瀬 辰 造 君                       事 務 部 長  行 政 課 長  石 川 久 典 君    人 事 課 長  平 野 正 之 君  防災生活課長  秋 山 和 彦 君    くらしの相談  佐 野 文 紀 君                       課    長  市 民 課 長  内 藤   眞 君    北山出張所長  赤 池 和 人 君  上野出張所長  山 本 年 乗 君    上  井  出  指 田 晴 通 君                       出 張 所 長  白糸出張所長  渡 辺   寛 君    芝川出張所長  遠 藤   晃 君  工事検査課長  平 田 訓 己 君    企画経営課長  手 島 大 輔 君  秘書広報課長  村 上 雅 洋 君    情報政策課長  遠 藤 基 彦 君  財 政 課 長  芝 切 弘 孝 君    収 納 課 長  芹 澤 忠 夫 君  収  納  課  佐 野 一 也 君    市 民 税課長  石 井   治 君  債 権 回 収  対 策 室 長  資 産 税課長  佐 野 和 美 君    農 政 課 長  堀 江 裕 之 君  商工観光課長  遠 藤 祐 司 君    商 工 観光課  植 松 康 夫 君                       参    事  環境森林課長  深 澤 秀 人 君    生活環境課長  遠 藤 正 泰 君  清掃センター  佐 野 敏 彦 君    衛生プラント  赤 池 雄 次 君  所    長               所  長  兼                       企 画 経営課                       参    事  子ども統括監  乙 部 浩 子 君    介 護 障 害  佐 野 計 公 君  兼 福 祉企画               支 援 課 長  課    長  福祉総合相談  佐 野 晃 崇 君    福祉総合相談  土 屋 幸 己 君  課    長               課  参  事  子 ど も未来  小 林 秀 実 君    子 ど も未来  望 月 重 人 君  課    長               課  参  事  保険年金課長  寺 田 文 彦 君    健康増進課長  佐 野 勝 幸 君  管 理 課 長  齊 藤 俊 彦 君    道 路 課 長  村 松   久 君  道 路 課参事  山 本   進 君    河 川 課 長  渡 邊 隆 司 君  都市計画課長  惟 村 克 巳 君    都市整備課長  小 沢 政 基 君  土地対策課長  大 畑 宏 之 君    建築指導課長  外 木 輝 夫 君  住宅営繕課長  漆 畑 晴 男 君    水道業務課長  小 林 勝 美 君  水道工務課長  小 林 明 宏 君    下 水 道課長  根 上 政 志 君  下水道課参事  佐 野 英 二 君    市 立 病 院  花 倉 渉 淳 君                       病院管理課長  市 立 病 院  内 藤 由 男 君    市 立 病 院  望 月 和 秀 君  病 院 管理課               医 事 課 長  参    事  市 立 病 院  遠 藤 豊 彦 君    会計管理者兼  深 澤 照 洋 君  医 事 課情報               出 納 室 長  システム室長  消 防 次 長  佐 野 則 男 君    予 防 課 長  仲 神 竹 雄 君  警 防 課 長  野 澤 庄 英 君    警 防 課参事  望 月 俊 晴 君  教  育  長  佐 野 敬 祥 君    教 育 次 長  矢 崎 正 文 君  教育総務課長  田 畑 孝 城 君    学校教育課長  大 塚 俊 宏 君  学 校 教育課  廣 瀬   晃 君    社会教育課長  山 口 眞理子 君  参    事  富 士 山文化  渡 井 一 信 君    富士山文化課  大 原   勝 君  課    長               世 界 遺 産                       推 進 室 長  スポーツ振興  神 戸 英 治 君    学 校 給 食  後 藤 寿 一 君  課    長               センター所長  中央図書館長  岩 崎 良 一 君    西  富  士  石 川 まち子 君                       図 書 館 長  芝川図書館長  佐 野   清 君    監 査 委 員  小 林   登 君                       事 務 局 長  監 査 委 員  佐 野 清 晴 君    選挙管理委員  石 川 久 典 君  事 務 局次長               会 事 務局長  農 業 委員会  堀 江 裕 之 君  事 務 局 長                                                                            午前9時00分開議 ○議長(朝比奈貞郎議員) 皆さん、おはようございます。大変御苦労さまです。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(朝比奈貞郎議員) これより日程に基づき、日程第1 一般質問に入ります。 発言通告順により、19番 横山紘一郎議員の質問を許します。19番。               〔19番 横山紘一郎議員 登壇〕 ◆19番(横山紘一郎議員) おはようございます。通告順に従いまして、一般質問を始めさせていただきます。 発言項目1、清掃センターの運営及び発生する焼却灰の処分と将来の計画について質問をさせていただきます。清掃センターは、平成3年12月に工事着工し、約3年6カ月をかけ完成、平成6年8月に運用を開始しました。以来18年を経過しております。当初の計画では、約15年を目標に更新の予測を立てていたと確信をしております。このことから考えると、平成21年度がその期限を迎え、既に2年を経過しております。運転開始以来、焼却炉の修繕費は、平成22年度まで14億4,800万円を要しております。先般富士宮市一般廃棄物処理基本計画に示された焼却炉の延命措置として、10年間は現在の施設を使用する計画でありますが、過去18年では約15億円の修繕費がかかっております。特に近年3年間においては、1億4,000万円から1億8,500万円と、老朽化とともにその費用は増大しているのが現状です。また、焼却灰の外部委託処分により、鞍骨沢最終処分場は、以後20年の延命化が図られるという計画のようですが、排出量が同じ量だとすると、今年度の外部委託処分費と同額の予算が必要となり、清掃センター建てかえ問題とあわせ、市並びに市民に大きな財政負担を強いることになりませんか。 私が議員としての考えから、他の入札については報告書にて確認できましたが、清掃センターの修繕、機械等すべての予算執行については一度も入札結果報告がなく、年度決算による一括記載しかなく、私が納得できないまま今日に至ったことから、今議会の質問になりました。平成23年度新規事業としての焼却灰の外部委託費1億2,390万円という膨大な資金を要する事業であります。国の将来施策として、すべての焼却炉は溶融炉処理を指導しておりますが、県内では中西部5市で建設をしていますが、静岡市が建設した溶融炉が爆発事故を起こし、自治体への普及は足踏み状態ではないでしょうか。富士市でも、長い間検討されておりました溶融炉の導入を断念した経緯があります。そのようなことから、民間企業による技術と自治体が経営しているものでは格差があると専門誌等で書かれております。近々に取り入れることは無理ではないか、このように考えております。しばらくは外部委託による処分方法が最良と思います。 そのことから、要旨の(1)、清掃センターの建替計画は、いつごろを目安として準備されているのでしょうか、お伺いをいたします。 要旨の(2)、平成23年度の焼却炉の修繕費は、およそどのくらいを見込まれておりますか。当初予算では1億8,000万円を計上されておりますが、いかがでしょうか。その後の機器等の老朽化による追加はないのでしょうか。過去10年間と、将来10年先までの使用した場合の修繕費は老朽化によって増大し、比率は高くなると思いますが、その額はおよそどのくらいと試算されておりますか、お伺いいたします。 要旨の(3)、富士宮市一般廃棄物処理基本計画には、ごみ処理における課題として、(ア)、減量化、(イ)、資源化、(ウ)、収集運搬、(エ)、中間処理の4つのテーマとして記載されておりますが、なぜ分別収集の細分化、この細分化が問われていないのかお伺いをいたします。 要旨の(4)、焼却灰の外部委託についてお伺いいたします。 ①、予算要求の資料となった根拠は、何社からの平均で算出されましたか。その額はどのくらいだったでしょうか。 ②、予算審査特別委員会での説明では、4,000トンで1億2,390万円の予算計上で間違いないでしょうか。 ③、焼却灰(主灰)で2,000トン、飛灰2,000トン、この2種類の焼却灰はリサイクル処理、いわゆる再利用可能な建材料としてよみがえらせる方法、一方飛灰についてはそのまま埋立処分の方法だと理解しておりますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(5)、主灰2,000トンの入札参加業者は何社でありましたか。落札金額のトン当たりの金額と契約日、及び搬出先、業者名はどこだったでしょうか、お伺いをいたします。 要旨の(6)、飛灰2,000トンの処理についてお伺いいたします。 ①、飛灰については、そのまま埋め立て処分可能な灰だと認識をいたしますが、受け入れの自治体はどこだったでしょうか、お伺いいたします。 ②、入札参加業者は何社であったか。また、トン当たりの落札金額及び契約日、搬出先、業者名はどこでしょうか、お伺いいたします。 要旨の(7)、10月末現在で、目標の4,000トンの委託は可能でしょうか。焼却灰、飛灰の搬出はどのくらいだったでしょうか、お伺いいたします。また、1日の搬出計画は何トンを予定されておりますか。また、その日程とスケジュールについてお聞かせいただきたいと思います。 以上、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私から清掃センターの運営及び発生する焼却灰の処分と将来の計画についてということで、清掃センターの建替計画について、まずお答えをさせていただきます。 清掃センターの施設の性能を長期に維持していくために、長期稼働に伴う施設性能の低下や老朽化に対して基幹的設備、機器の更新等の整備を適切な時期に計画的に行うことにより、延命化を図ることを目的とする廃棄物処理施設長寿命化計画を平成24年度から実施する予定でございます。この長寿命化事業により、竣工後18年を経過し経年劣化している焼却施設を、少なくとも平成36年までは安定的に使用可能とするものでございます。したがいまして、議員御質問の清掃センター建替計画は、現在のところ具体化してございません。 次に、要旨の(2)の本年度の焼却炉関係の修繕費用と過去10年の修繕費用実績及び将来10年間の修繕費用試算についてお答えをいたします。本年度の焼却炉修繕費の当初予算額は1億3,750万円でありましたが、ばいじん計等の突発修繕により500万円を今議会で補正させていただくことで、計1億4,250万円となる予定でございます。過去10年の修繕費は、計11億1,085万円で、平成13年度の7,062万円を最低とし、平成22年度の1億6,208万円が最高金額でございます。この年度はDCS(集中監視制御システム)、この更新がございまして、高額の修繕となっておりますが、その年を除いた年平均では1億542万円となってございます。平成37年までの修繕費の試算は、計26億480万円となってございます。この内訳でございますが、通常の修繕費が15億1,840万円、先ほど述べた廃棄物処理施設長寿命化事業費は10億8,640万円で、そのうち工事費が10億6,050万円、これは国の循環型社会形成促進交付金の対象となりまして、交付率は3分の1となってございます。 次に、要旨の(3)、富士宮市一般廃棄物処理基本計画、これは素案でございますが、ごみ処理における課題として、なぜ分別収集の細分化が問われていないのかということについて御答弁申し上げます。分別収集を行う目的は、ごみの発生及び排出の抑制に努め、排出されたごみを減量し、処理経費を抑えることや、資源化し、限られた資源を有効に使うことで、最終処分量を限りなくゼロに近づける社会づくりを目指したことでございます。したがいまして、現在策定中の計画では、ごみ処理における課題として、減量化、資源化等を掲げ、これに対する基本施策として「資源ごみの分別排出の徹底」、「新たな資源化品目の検討」を掲げ、廃プラスチック製品の分別収集など検討、実施していくこととしてございます。 次に、要旨の(4)、焼却灰の外部委託についてお答えをいたします。焼却灰の外部委託予算の根拠についてでございますが、主灰についてはリサイクルの方法が3つございます。現在の技術で処理単価が高い順に灰溶融、セメント化、焼成がございます。灰溶融とは、焼却灰を1,300度以上の高温で溶融したものを冷却し、固化させたもので、建設・土木資材として活用されてございます。セメント化とは、焼却灰に石灰石、それから鉄原料を添加し、最終的に石こうなども加えまして粉砕し、エコセメントとなるものでございます。焼成とは、焼却灰を1,000度で焼き、その後粉砕し、最後に水、セメント、安定剤を加えて人工砂になり、下層路盤材、それから雑草抑制資材等に活用されてございます。今回、富士宮市が処理予算の制約の中、選択した焼成処理を行う業者は全国で2者しかなく、そのうちの1者は三重県の焼却灰を優先的に受け入れているということで、現時点では受け入れができないということを確認できましたことから、県内でも実績のある残りの1者から見積もりを徴し、その単価で予算要求をしたところでございます。飛灰については、確認できる最大処理能力を持つ業者で、県内でも実績のある1者から見積もりを徴しまして、他の業者の処理単価も参考にして予算要求をしたところでございます。 外部委託の予定処分量4,000トンに対し1億2,390万円の委託料予算についてお答えをいたします。処理予定量、主灰2,000トン、処理単価3万1,000円、6,510万円の予算。処理予定量、飛灰が2,000トン、処理単価が2万8,000円で、5,880万円の予算で、合計1億2,390万円でございます。 主灰2,000トン、飛灰2,000トンの処理方法についてお答えをいたします。清掃センターでは、年間5,000トンの焼却灰が発生します。そのうち主灰の発生量は3,000トン前後で推移してございます。この主灰は焼却に伴う燃え殻でございまして、ダイオキシン類及び重金属等有害物質が比較的少ないためリサイクルが可能でございまして、焼成処理を行い、下層路盤材、雑草抑制資材等リサイクル商品として再利用できることから、3,000トンのうち2,000トンを外部委託し、再資源化を図ったところでございます。 飛灰の発生量は2,000トン前後を推移してございます。この飛灰は、排ガス処理装置から回収されたばいじんで、ダイオキシン類及び重金属等有害物質が多く含まれているものでございまして、現在の技術では埋め立て処理を行うことが環境に対し安全と考えられていることから、全量を埋め立て処分として外部委託を計画いたしたところでございます。 次に、要旨の(5)、主灰2,000トンの委託方法についてお答えをいたします。現在、焼成処理を委託できる業者は1者しかございません。埼玉県寄居町に処分場がございます株式会社埼玉ヤマゼンから見積もりを徴し、随意契約を締結いたしました。トン当たり3万1,000円で、4月25日に契約をいたしてございます。 次に、要旨の(6)、飛灰2,000トンの処理についてお答えをいたします。①の受け入れ自治体、②の委託方法は関連いたしますので、一括してお答えをさせていただきたいと思います。飛灰につきましては、さきに答弁いたしましたが、ダイオキシン類及び重金属等有害物質が多く含まれておりますので、現在の技術では埋め立て処理が環境に対し安全と考えられております。このような事情により、飛灰を外部委託する場合は、埋め立てによる最終処分を行うため、平成23年度焼却灰等処分(埋め立て)業務委託の入札を行いました。その入札業者は3者で、トン当たり2万1,750円で、長野県小諸市に処分場がございます株式会社フジコーポレーションが落札し、7月27日に契約をいたしました。残りの1,000トンについては、年間の主灰の発生予想量の3,000トンと飛灰の発生予想量2,000トンを比較し、また予算の範囲内でリサイクル率を増やすことができるため、主灰と飛灰のそれぞれ30%以内の変更契約で合計3,900トンを処理する予定でございます。 最後に、要旨の(7)、現在の焼却灰の処分状況と今後の見通しについてお答えをいたします。当初契約した主灰を2,000トンと飛灰を1,000トンの外部処理委託について変更契約を行い、主灰を2,600トン、飛灰を1,300トンの委託契約といたしました。このことにより3,900トンの処理を予定しているところでございます。10月末現在で、主灰が996トン、飛灰が631トンを搬出し、1日の平均搬出量は主灰が9.4トン、飛灰が19トンでございます。主灰は3月中旬まで、飛灰は2月末までの搬出を予定してございますが、冬季の天候等により若干差異が出るものと考えているところでございます。 私からは以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) 大体了解したつもりですけれども、まだまだ納得できない部分もございますので、続けて質問をさせていただきますが、要旨の(5)の質問を繰り返しますと、当初予算の1億2,390万円ですね、排出量4,000トン。これ実質5,000トンというふうに見込まれておりますけれども、これは金属類あるいは不燃物等の破砕で出ます、そういうものもまぜて1,000トンは、この4,000トンの中に入っていないというふうに見ております。そうしますと、排出量の4,000トンで試算をしてみますと、予算要求時の見積額がトン当たり3万1,000円で計上されたということですが、結果契約額がトン当たり3万1,000円、これは何か不自然ではないか。見積もりが出たものがそのまま契約金額になったというのは、どうも不自然だというふうに思いますが、特別な事情があったのかどうか。その辺もあわせてお尋ねしていきたいと思います。 それから、たくさんあってどれから質問しようかな。契約日が4月25日だったと、これ主灰ですね、という答弁でありますが、4月25日は新市長の当選前であり、27日は須藤市長の就任式がありました。契約書の公印は、当然前市長で行われたことと思います。いかがでしょうか。 また、処理業者への受け入れ自治体からの認可がおりるには時間を要したと思います。これは、内容の分析を科学的な分析から受け入れ側の自治体に、富士宮市から出た焼却灰はこれだけのもので安心ですよという証明書をつけて落札業者から、当市から出たものを相手側の自治体に持っていったと。これの検討結果が、時間が若干かかったのだろうと。当然だと思いますけれども、第1回目の富士宮市からの搬出はいつごろだったのでしょうか、お伺いをいたします。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) まず、3万1,000円の金額の話でございますが、これにつきましては他市の状況だとか、他市でもこの株式会社埼玉ヤマゼン1者しかございませんものですから、1者から見積もりを徴してやっていると。他市の状況の金額も確認をして、それで金額の決定をしているということでございまして、特別な扱いをしているということは全くございません。 それから、小室市長云々ということで、前の市長との契約の関係でございますが、主灰の最終処分の委託でございますが、リサイクルにつきましては平成22年6月29日に環境厚生委員会で説明を申し上げ、またいろいろ環境厚生委員会でも現地の視察をしていただいたということで、前議会の御理解を得た中で、平成23年4月19日に見積もりを徴しまして内容を検討し、4月25日に契約、5月26日で搬出を開始したという状況になってございます。 それから、受け入れ先の関係で時間がかかったのではないかなと、こういう御質問でございますが、受け入れ先、小諸市のほうでございます。飛灰の埋め立てについては、小諸市のほうには6月29日に市町村間の協議を行わせていただいたということでございまして、7月4日に了承の通知が来てございます。特別にこれについても、日数が余分にかかったということではないというふうに解釈をしているところでございます。 私からは以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) 素朴な質問ですけれども、実質公共事業に対するいろんな技術の提供だとか、あるいは資料の提供をいただくのに、いろんな各建設業にしてもそうです。いろんなデータをいただくには、当然ある程度の利益を見込んでの積算資料を出すというのは当たり前のことですね。ですから、この株式会社埼玉ヤマゼンさんは3万1,000円あれば、埼玉まで陸送しても十分採算がとれるというような判断で出されたと思います。では、逆に考えますと、今私たちのほうに報告があります一般の入札結果表、これを見ますと、200万円、300万円、400万円、あるいは1,000万円等についても、予定価格からかなりの歩切りがされております。これはどうして歩切りされなかったのですか。3万1,000円の見積もりが出て、3万1,000円で2,000トンを契約したというのは何か不自然ではないかなと。ですから、そういう面では透明性がないのかなと。 それと同時に、今回今日まで、今環境経済部長の答弁にありましたように、初めてこういう数字が議会の中で提示されたわけです。100万円、200万円、500万円のやつが報告書として出る割には、これだけの大きな事業の中で、なぜ出てこないのか。あるいは、その単独部署での決裁がされているのか。これは、公共事業の契約条項の中にそういう文章が、富士宮市の契約条例の中にあるとするなら、それはぜひ議長、その文書を求めたいと思いますが、お願いできますか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 3万1,000円の件でございますが、先ほど私申し上げたとおり、日本国内にこの処理ができる会社が2者しかいないと。そのうちの1者は三重県にございまして、三重県のものしか、とりあえず今のところ受け入れができません。受けられるのは、この株式会社埼玉ヤマゼン1者しかございませんということで、1者の随意契約でございます。私どもの市が特別に大きなお金を払っているのではなくて、他市の状況もすべて把握してお金を、これが妥当だということの判断をした。 それから、議会のほうに御説明していないという御指摘でございますが、環境厚生委員会でもこの金額につきましてはちゃんと御報告を申し上げ、また現場にも行っていただいているという経緯がございまして、私どもは理解していただいているというふうに私は解釈してございます。 以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) 昨年か一昨年か環境厚生委員会で、この株式会社埼玉ヤマゼンさんには行政視察ということで行ったということは僕も承知しておりますけれども、しかしこういう金額的なものというのは、そのときにでは話が出たのですか。出ないでしょう。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) トータル的なお金の話はしているというふうに、私は認識してございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) それから、搬出日が5月26日だということですけれども、契約から約1カ月を要しておると。先ほどの説明のとおり、それは納得できました。 次に、要旨の(6)の質問をまた続けますが、入札日5月31日で、契約が7月27日、約2カ月を要しております。これは飛灰の件ですけれども、受け入れ自治体小諸市は、このことについて審査基準が厳しかったのか、それとも何か他の理由があったのかお伺いをいたします。 また、飛灰の1,000トンの入札、トン当たり2万1,750円という御答弁でございました。そうしますと、飛灰の分についても当初の予定から、残りの1,000トンがまだ残るわけですね。この1,000トンについて、どのように処理されるのかお伺いをいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) まず、小諸市の関係でございますが、小諸市が特別時間がかかったということではございません。うちのほうが、先ほども申し上げましたけれども、7月27日に、入札日から約2カ月かかってございますが、受け入れ自治体のほうで審査が厳しかったということは特別なかったというふうに認識してございます。 それから、2,000トンのうち1,000トン余ってしまったと。その後どうするのだと、こういうことだと思いますけれども、これにつきましては変更契約をさせていただいて、変更契約をできる上限が契約量の30%までということだものですから、300トンを上乗せさせていただいて1,300トンで、1,000トン初めとった株式会社フジコーポレーションと変更契約をさせていただいたと、こんなような状況になってございます。 以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) では、もとへちょっと戻しますけれども、この18年間の埋め立ては鞍骨沢にどんどん18年間埋め立てしてきましたよね、18年間。それで、今回平成23年度になって、急にこれだけの億という経費をかけて搬出するということは、これ先ほど申しましたように向こうの延命化ということでの処置だろうと思いますけれども、今まではごちゃまぜに出していましたよね。埋め立てが、飛灰も主灰も。今回、ではどういう権限で、また環境省だとかその他の上部団体からの指導のもとで飛灰と主灰を分けなさいと、出しなさいという何か指導があったのでしょうか。
    ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 特別環境省から、飛灰と主灰を分けて何とかしろということの指導は特別ございません。ただ、ごみの処理、廃棄物処理一般基本計画の中で、リサイクルを中心にやっていくのだというものの計画を立ててございます。今後は、もうそれに向かってなるべく、最終処分場の延命化はもちろん図るわけですけれども、それ以外にリサイクルを当然進めていくのだということが富士宮市の全体的なごみ処理の基本計画の中でうたわれてございますので、それに向かってリサイクル率を高めていくということでございまして、要は上部団体でございます県だとか国から特別な指導があったということではございません。 以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) わかりました。 それでは、30%の随意契約といいますか、契約変更を認めたということですけれども、2,000トンの主灰については30%ですから600トン、それから飛灰については30%で1,000トンですから300トンですね、合計900トン。そうしますと、残りの100トンは鞍骨沢で埋めても、今のところ100トンぐらいは何も差し支えないだろうというふうに思っておりますけれども、ただここで疑問を僕が持っているのは、同じ飛灰をお願いをするのに、この会社の株式会社埼玉ヤマゼンさんの金額が3万1,000円、株式会社フジコーポレーションさんが2万1,750円で落札、契約をされているわけですけれども、普通ですと安い金額でとってくれたところに当然相談をされなかったのかどうか。というのは、この金額をちょっと僕なりにはじいてみましたら相当の差が出てきますし、それからトータルで1億2,390万円の中から勘定しても、これは相談していただければ、株式会社フジコーポレーションさんは相談に乗ってくれるのではないだろうか。というのは、入札で2万1,750円で長野県の小諸市に運搬するまでは採算がとれるという数字で落札をされていると思います。そういう意味では、株式会社フジコーポレーションさんとは、この残りの1,000トンについて直接交渉はなかったのかどうか。その辺はどうでしょう。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 株式会社フジコーポレーションさんにつきましては、今回かなり安価な金額でとっていただいたと。初めてのことでございましたので、実績も残したいという御希望があったと思います。そういう中で、競争性をどうしても高めるということの中で入札をまずやるということが前提で行いました。なおかつ1,000トンプラス、株式会社フジコーポレーションさんにお願いするということも非常に、もう一者、ほかの1者あったわけですけれども、そちらにお願いしたら、とてもこの金額ではできないということでお断りをされたという経緯もございます。そういう中で、フジコーポレーションさんについては何とか、では変更契約の30%だけでも受け入れてもらえないかという御相談をしました。それについては快くお引き受けをされたということの状況でございまして、非常に安価な金額でとっているということで、向こうも厳しいという話はしておったという状況でございます。 私からは以上です。 ◆19番(横山紘一郎議員) 株式会社フジコーポレーションさんには、1,000トンの件についての数字の提示というのは、向こうからはどれぐらいの数字が出たのか承知していますか。できないと言った数字。 また、富士宮市が株式会社フジコーポレーションさんの1,000トンについては、例えば3万1,000円を片方に出したのだから、うちにも3万1,000円をもらえないかというような交渉、そういう交渉はなかったのかどうか。それはどうでしょう。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 3万1,000円を欲しいと。基本的には、うちのほうにつきましては、埋め立てについては株式会社フジコーポレーションさんが2万1,750円でやっていただけるということだものですから、それ以上出すことは、埋め立てについてそれ以上の金額を出すということについては考えてございませんでした。申しわけないですけれども、その金額で何とかやっていただきたいというのが市の考え方でございますので、そういうお話をさせていただいたということでございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) ということは、2万1,750円はできないというふうに断られたというわけですね、1,000トンは。しかし、30%の300トンについてはお受けしましょうということですか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 変更契約は、基本的に1,000トンの30%、300トンしか変更契約というものができないということになってございますので、300トンを2万1,750円で受けていただけますかと、こういうお話をさせていただいたと。それで御了解をいただいたと、こういう状況でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) では、わかりました。そういう30%で契約上の制約の中でやられたということで納得はしました。 しかし、その出すときに総体的な金額、3万1,000円で出した分と2万1,750円で出した分の差額と計算されてみましたか、どのぐらいの差が出るのか。いかがですか。莫大な金額出ていますよ、これ差額が。 ただ、その中で、そういう契約上の問題で30%という制約があるならあれですけれども、これは富士宮市の公共事業に対する契約条項の中での条例の中にあるということですか。もしそうであるなら、その文面を議長、改めて求めますけれども、お願いできますか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) その30%の変更契約でございますが、これ富士宮市建設工事変更事務取扱要領第6条でこういうものが認められておりまして、金額の30%以内の変更契約を締結できると、まではできるということになってございますので、この条文を使って30%のものをやったと、こういうことでございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) それでは、この焼却灰の問題だけではなくて一般の建設工事だとか、あるいは物品納入についても、やはり契約上の問題ということであれば30%という認識でよろしいですか。他の契約についても。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 単価は変えられませんが、30%までの変更はオーケーということで、私はそういう認識してございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) それと同時にほかの、この飛灰だけの問題ではなくて、富士宮市が発注するすべての工事でもし随意契約でやる、あるいは追加をやるという場合には、30%ということは統一した解釈でよろしいのですね。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 総務部長。 ◎総務部長(石川善裕君) 今環境経済部長が申し上げましたとおり、建設工事一般について契約を締結いたします。その後、やはり設計変更や何かで延長の増とか補助金の関係でもうちょっと、入札差金の関係でちょっ延ばしたいとか、いろいろ工事を変更、新たな工事として出すのではなくて、変更という形で工事を出す場合がございます。その場合は、建設工事の今申し上げました第6条の中で30%を限度に変更契約を認めると、このようになっておりますので、建設工事一般にこれは適用される条文でございます。 以上です。 ◆19番(横山紘一郎議員) では、すべてのことで30%と、すべての契約について30%が上限だというふうな認識でいいですね。はい、わかりました。 それから、ではその30%の600トンと300トンの契約日はそれぞれ幾日だったでしょうか、契約の日にちは。追加の分ですね、追加変更された契約日は。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) この11月4日の日に変更契約をさせていただきました。 ◆19番(横山紘一郎議員) それで、11月4日という答弁でありました。株式会社埼玉ヤマゼンさんにつきましては、9月30日をもって経営難により買収され、経営者が、代表者、全部入れかわっております。ですから、今回の代表者の交代によったその後になりますね、11月4日ですから。9月30日に倒産というような格好で、同じ同業者のほうがすぐ肩入れしていただいて、会社そのものは存続しています、名前も。ところが、代表者の社長あるいは取締役、全部交代しています。その辺は承知していますか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 承知してございます。たしか広島に本社がございます造船会社が、その後を引き継いだというふうに聞いてございますし、今までの株式会社埼玉ヤマゼンの母体だった会社よりも、かなり大きな会社がその後を引き継いだというふうに聞いてございます。 以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) たくさん聞きたいことがあるのですけれども、時間が迫っております。あとはもう少し、年をとっているせいか理解がなかなかスムーズにいきませんので、簡単明朗に的確に御答弁をいただければありがたいのですが、いろいろ今ニュース、報道関係で報道されておりますように、この焼却灰の最終処分場の問題については、非常に秋田県からは静岡県の一自治体から出たものも返却されたと、受け入れできないというようなことで非常に困っているという状況が続くようですけれども、東京都の石原知事は11月4日の記者会見で、みんな自分のことしか考えていないというようなことで、日本人がだめになった証拠ではないかというようなことを言っております。この焼却灰、各自治体から出る廃棄物の灰については全国で悩んでいるところであります。それに輪をかけて、今回の地震によるところの心配されるセシウムを含んだものが来たときには、今まで出していたものと一緒に混同して困るというようなことも言われておりますので、その辺も十分注意をしながら、監視しながら、残りの排出については注意をしていただきたいと思います。 次に、発言項目2、剪定枝の資源化と将来の見通し及び現状についてお伺いをいたします。この件については、清掃センターの2基の能力は最大日量240トンです。平成22年度の焼却量は、約4万1,781トン、焼却灰が4,000トン、このように非常に大量に出ているわけですけれども、そこへ持ってきてこの剪定枝の問題、私いつも議会で取り上げさせていただきまして、今回このように市内のごみ収集場から出たやつと一緒に混同している部分もありますけれども、何はともあれ剪定枝の資源化に向けての事業の展開がなされているということで、7月から稼働をしておりますけれども、そのことについてお伺いをしていきたいと思います。 要旨の(1)、7月からどの程度の剪定枝が持ち込まれたか。また、その形状はどのようであったのか。処理にふぐあいはなかったのか。また、今回は台風15号による樹木の倒壊等、9月には増量があったということは私も承知しておりますが、その辺のことをお伺いをいたします。 要旨の(2)、市内の各ごみ収集場の家庭から出る残飯等々、一般ごみと同じ場所であり、収集運搬業者はそのまま積み込み、清掃センターは今までどおりの方法で処理をしております。このような事態では、初期の目的達成には大変疑問があります。剪定枝は別々に収集し、一般ごみと分別すべきではないかと思います。実践するには業者との打ち合わせ、また業者の増車、車の増車ですね、並びに人員確保のための予算の措置も必要不可欠と思いますが、このことについて市長の答弁をお願いをいたします。 要旨の(3)、チップ材、まき用材を利用する市民で登録された人は、10月末で何人くらい。また、利用された件数と量及び使用目的等について聞き取り調査はされておりますか、お伺いいたします。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私から剪定枝の資源化と将来の見通し及び現状について、要旨の(1)、7月からの剪定枝搬入量とその形状及び処理状況等についてお答えをさせていただきます。 剪定枝の資源化事業を開始するに当たりまして、剪定枝の受け入れ基準を作成いたしました。この基準により、太さ25センチ、長さ1メーター以内で、異物、砂利、針金等は除去し、または枝は切除した剪定枝の受け入れを行っているところでございます。事業開始以来、7月から10月末までの4カ月間で、受け入れ件数につきましては787件、186トンを受け入れをいたしました。その形状は、幹に枝の分岐部分がそのまま残されているものがあり、その部分は手作業で切除してからチップとまき用材料に加工してございます。 9月21日の台風の件でございますが、台風15号以降は、災害対応として基準外の風倒木、それから流木等の受け入れも行ってきたところでございます。この災害対応としての受け入れ件数は、量はそれぞれ9月22日から10月31日まで40日間で404件、131トンとなってございます。風倒木は太さ、長さとも基準外のものが多く、流木は砂利などの異物が付着しているものも目立ち、処理に苦慮しているところでございますが、通常の受け入れ分と並行し処理を進めているところでございます。 次に、要旨の(3)、チップ、まき用材料の10月末までの約4カ月間の利用登録者数と利用件数、量及び使用目的についてお答えをいたします。剪定枝のチップとまき用材料の利用を希望する方には、利用者登録をしていただいております。剪定枝資源化事業を開始して以来、10月末までの約4カ月間のチップの利用登録者数は90人でございまして、まき用材料の利用登録者数は86人、チップとまき用材料の両方の利用登録をされている方は20人で、延べ176人、実数ですと156人の登録をいただいてございます。10月末までに利用された件数と量でございますが、チップが88件で21トン、まき用材料は69件で17トンとなってございます。使用目的は、利用登録の際に伺っておりますが、チップにおいては雑草押さえ、マルチングですね、が多く62件で、堆肥としての利用は31件でございます。まき用材料の使用目的は、まきストーブでの利用が圧倒的に多うございまして、79件でございます。他にもふろがま用が8件、かまどで使うというのが5件、その他各1件ずつですが、要は陶器の窯、それから薫製、バーベキュー等の利用でございます。 市といたしましては、従来ごみとして処理されていた剪定枝を有効利用していただくことで資源化し、ごみを減少し、循環型社会を構築するため、より一層市民の皆様への周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 私からは以上でございます。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 剪定枝の分別収集についてお答えをいたします。 清掃センターでは、本年7月からの資源の有効利用とごみの焼却量の削減を図ることを目的といたしまして、直接持ち込まれた直径25センチメートル、長さ1メートルまでの剪定枝について、チップとまき用材料として資源化する事業を試行しております。一方、ごみ集積所への剪定枝の排出は、直径5センチメートル、長さ1メートル以内のものは可燃物として分類され、焼却されております。議員の御質問は、ごみ集積所に出される剪定枝も直径25センチまで可能とし、分別項目に入れて、分別収集して資源化すべきとのことだと思います。このことの検討に当たっては、これもご指摘のとおり経費の増加や、その他にも集積場所の確保、日程の調整、市民の皆様への周知、協力などとともに、現在試行中のチップ化の利用者の利用状況などを総合的に検討いたしまして、判断していくべきと考えております。 以上であります。 ◆19番(横山紘一郎議員) ありがとうございました。 続きまして、発言項目3、東日本大震災で発生した瓦れきの処理受け入れについてお伺いをしてまいります。東日本大震災で発生した瓦れきを全国自治体に、その処理についての協力依頼が来ております。4月の時点で、受け入れを表明した572の自治体がありました。しかしながら、今月11月になって発表されました調査では、受け入れ表明した市町は約1割、54の自治体に激減をしております。その中でも愛知県は、4月には29の自治体などが協力姿勢を示していたにもかかわらず、11月になっての調査では前向きの回答は一件もなかったとの新聞報道がありました。大変残念であります。また、東京都知事の石原知事は、4日の記者会見で、みんな自分のことしか考えない。日本人のだめになった証拠の一つではないだろうかというふうに嘆いておりました。川勝静岡県知事は、受け入れを容認すると発表しましたが、一方県内の多くの首長は受け入れの難しさを指摘しております。しかし、静岡県市長会、町村会は11月10日、知事との意見交換会で、条件つきではあるが、受け入れを前向きに検討すべきと集約されました。私は、処理能力設備のある自治体においては積極的に受け入れるべきだと判断をしております。ボランティア活動や物資の提供も大事でありますが、瓦れき処分こそ東日本復興復旧の第一歩と考えます。 そのことから、要旨の(1)、被災地のことを考えると、大変切なく悩むところであります。日本国民として、国全体で協力と助け合いの精神で、一日も早く復興復旧を願うものです。受け入れの協力をしていくとすれば、市民の理解が第一の条件であり、その他いろいろの制約が考えられ、富士宮市における清掃センターの焼却炉2基の処理能力と同時に、その焼却灰の最終処分処理をどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。 要旨の(2)、富士市長は、瓦れきが安全で、処理施設が受け入れ可能で、さらに議会、市民に理解をいただくこと、安全面の確認や市民の合意が前提条件だという発表をされております。既に廃棄物対策課には、市民からの苦情の電話やメール、ファクス等が多く寄せられていると聞いておりますが、当市にはそのようなことがないことを願いますが、いかがでしょうか。先般2件のメールがあったという報告は聞いております。その他にないのかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私のほうから、東日本大震災で発生した瓦れきの処理受け入れについて、要旨の(1)、焼却炉2基の処理能力と災害廃棄物を焼却した場合の焼却灰の最終処分についてお答えをいたします。 清掃センターに2基ある焼却炉の能力は、それぞれ1日当たり120トンの設計処理能力でございますが、最近の処理実績を確認いたしますと、最大110トン程度ではないかと考えてございます。実際の処理実績は、平均いたしますと98トンということになってございます。災害廃棄物を焼却処分した場合の焼却灰の最終処分についてでございますが、議員のさきの御質問のとおり、今年度より焼却灰の外部委託を開始いたしました。県内でも外部委託を行っている市町も多くなっている状況では共通する課題ではございますが、当市の市民の皆様の御理解はもちろん、搬出先の市町の市民、町民の御理解と、各自治体の放射能セシウム濃度の受け入れ基準が確立されることが課題だというふうに認識してございます。 次に、質問要旨の(2)、災害瓦れきの受け入れについてお答えをいたします。当市にも、市内、市外双方から災害廃棄物の受け入れ反対という内容のメールが10件程度寄せられてございます。いずれにいたしましても、災害廃棄物を受け入れる場合には、議会の皆さんを初めとして市民の皆様の御理解と御協力が大切だというふうに考えてございます。 私からは以上でございます。 ◆19番(横山紘一郎議員) それでは、もう少し時間があるようですので、今一般廃棄物として出ています、家庭から出るごみの量を極力減らして、被災地の瓦れきの処理に全力で取り組むことが、復旧復興の何よりの助けであると認識を持っていますが、特に静岡県は支援してきた岩手県山田町、大槌町にあっては、富士宮市の処理能力の1%でも協力できないものか。県内では、袋井市、島田市、富士市、下田市、西伊豆町が既に受け入れについて前向きに検討しているというふうに表明しておりますけれども、県知事は先ほど15日の記者会見でも、県内の最終処分場を4カ所に設置を目指すという発表がありましたが、県有地及びその地元同意が不可欠だということで時間を要することから、緊急には間に合わないだろうということで、富士宮市としても一日も早く積極的に受け入れの決断をされることを希望いたしますが、市長のお考えをちょびっとお聞かせいただきたい。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 東日本の大震災で発生いたしました瓦れきの処分につきましては、11月11日の記者会見で、東海地震を初め東南海、南海の3連動地震が危惧される中、このたびの災害は他人事とは思えず、当市もさきには山田町、大槌町等の被災地に人的、あるいはまた物的支援等も行ってきましたことから、さらに被災地で大量に発生した瓦れきは町村の復興に大きな足かせにもなっており、この瓦れきの一日も早い処理が望まれておりますことから、この瓦れきについて県内各市町と足並みをそろえて受け入れの検討をしていきたいという趣旨の私の思いを述べさせていただきました。 しかし、瓦れきの受け入れに当たっては放射性物質による汚染も懸念されており、安全確保のほか、焼却施設や焼却灰を埋め立てる最終処分施設の処理能力、搬入能力、搬入方法など考慮、検討しなければならない課題もたくさんあります。このことにつきまして、国・県の責任あるいは対応もいまだ明確にされておりませんことから、先般川勝知事が細野環境大臣に申し入れもしてありますものですから、市としてはその対応を見守りながら対処していきたいというふうに考えております。 また、国・県の責任ある対応もいまだ明確になっていませんことから、いずれにいたしましても被災地の瓦れき受け入れについて、瓦れきの安全性が確認され、市民の不安を払拭し、市民、議会の皆様の理解を得るなど受け入れ環境を整えた上で、富士宮市の実情にあった協力をしていきたいと考えております。 以上であります。 ◆19番(横山紘一郎議員) ありがとうございました。 若干ごみ処理、焼却灰の搬出等については、まだ聞きたいことがありますので、担当部署のほうと細かい説明を後にしていきたいと思いますので、その辺もよろしくお願いいたします。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 以上で19番 横山紘一郎議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、22番 望月光雄議員の質問を許します。22番。               〔22番 望月光雄議員 登壇〕 ◆22番(望月光雄議員) 早速一般質問をさせていただきます。 発言項目の1、大富士中学校区公民館建設準備に向けて何点かお伺いをいたします。ようやく(仮称)中央公民館及び駅前交流センターも建設に向けて動き出しました。振り返ってみますと、平成16年から建設場所について10カ所以上検討してきましたが、適地が見つからず、代替施設の利用者からはあきらめの声が聞こえ始めた平成21年ごろ、駅前に建設予定の民間施設に公的集客機能という声が地元からあり、市としてもこの場所以外に適地はないとの判断から、1階、2階のフロアを取得する計画を立てました。しかし、民間施設の中に入ることや、中央という意味による誤解などから見直し論があり、市を二分するような話になってしまいました。このような事態になったことから、心配された地元や施設利用者からは建設に対する要望、陳情が出される中、須藤新市長が誕生し、市民全体への説明会をということで2回行ってきた結果、新たに用地を買いまして、利用者の利便を図ることで決着いたしました。このような経緯から、大富士中学校区公民館建設に向けては、中央の次ということで随分待たせることになってしまいました。このような反省点を十分生かした取り組みを大富士中学校区公民館の建設には求めたいと思います。そこで、以下何点かお伺いをいたします。 質問要旨の(1)、建設に先立ち、検討または建設準備委員会を設けると思いますが、いつごろを予定しているのか。また、構成メンバーについてはどのような考えを持っているのかお伺いをいたします。大富士中学校区の公民館ですから、ある程度限定された委員を選定すべきと考えますが、いかがでしょうか。 質問要旨の(2)、全体スケジュールについてお伺いをいたします。本年4月13日付で、大富士中学校区民の代表者から陳情書が提出されております。大富士中学校ができて、もう16年が経過、中央の次と言われ続けてきただけに、全体スケジュールでも概略示すべきと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 要旨の(3)、大富士中学校区の代表者から、その陳情者の中には中央館の役目について触れられていますが、大富士中学校区の公民館の機能、規模、位置づけについては、現段階についてはどのような考えを持っているのかお伺いをいたします。 以上、ここで答弁をお願いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) それでは、大富士中学校区の公民館建設準備についてお答えをいたします。 最初に、検討委員会の立ち上げと構成メンバーについてお答えをいたします。大富士中学校区の公民館建設につきましては、第4次富士宮市総合計画では計画されていませんでしたが、本年1月に大富士中学校区公民館の早期建設の陳情があり、以前より中央の次は大富士地区とお答えいたしておりました。今回、(仮称)中央公民館建設に向けた見通しが立ち、さらには総合計画の後期基本計画に事業採択をいただきましたので、建設に向け検討委員会を立ち上げるため、現在大富士中学校区の代表区長さんと事前の協議を進めているところでございます。今後、代表区長を中心に、大富士中学校区の区長、地元の代表者の皆さんと構成メンバーを検討し、平成23年度中に検討委員会の立ち上げをお願いしたいと考えております。 次に、全体スケジュールについてお答えをいたします。全体スケジュールにつきましては、検討委員会の了承を得ていませんので、当局側で現在考えている案としてお答えをさせていただきます。平成23年度中に検討委員会を結成していただき、平成24年度には市職員を交えて検討委員会で部屋の広さ、数、種類、設備等の検討を進めてまいります。平成25年度には、基本設計及び実施設計を業者委託し、平成26年度に入札・契約を経て建設工事に着手し、平成27年竣工を考えております。 次に、公民館機能と位置づけについてお答えをいたします。このことにつきましても、検討委員会の了承を得ていませんので、現在当局側で考えている案としてお答えをさせていただきます。大富士中学校区は、ほとんどが第一種低層住居専用地域と第一種中高層住居専用地域であることから、不特定多数の人が集まる集客施設は建設できませんが、近隣住民を対象とした公民館は建設できると考えております。その位置づけにつきましては、大富士中学校区の地区公民館として、規模は西公民館程度を考えております。なお、機能につきましては、図書室、集会室、会議室、調理室、エレベーター等を考えてございます。 以上でございます。 ◆22番(望月光雄議員) ありがとうございました。 ようやく、中央の次と言われて大富士中学校区の公民館が、ちょっとスケジュールが概略ですけれども、わかってきたということで、地元としては大変安心しているところではないかと思っております。規模については西公民館程度ということで、この間中央のときもそういう考え方でありまして、原則西公民館程度のことを考えていきたいということでありましたけれども、中央にはさまざまな事情があって変更しましたけれども、学区の中の希望としてはこれでいいのかと思います。ただ、陳情書の中に一部誤解を生むような文章がというか、中央のときあったように、ホールもなんていうことをうたってございましたので、その辺のところをできるだけ早く整理をしてやっていただきたいと思います。 それから、ちょっとお伺いしますけれども、中央の次ということで随分待たせられたときに、議会答弁では、大富士地域学習センターがあるから、それを十分活用してもらいたい、こういう答弁がございました。現状1カ所で我慢してやっているという状況でございますけれども、あの大富士地域学習センターの利用状況とか、それから利用している方々の御意見等ありましたら、御参考までにお伺いしたいと思います。 それから、この陳情書にうたってございます場所についても、寄附いただいた土地があるからそれがいいのではないかということでございますけれども、いただいた大富士中学校区の全体のあれを見ますと、確かに中心的には近い位置かと思いますけれども、1つはどこが人口密度が高いかということも参考にしますと、必ずしもこれが真ん中ではないのかなという気がいたしますので、ぜひ場所については白紙から議論していただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。そんなことを私思っていますけれども、大富士地域学習センターの利用状況、それから位置については白紙でということでお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 学習センターの利用者の意見ということと利用状況ということを先にお答えをさせていただきます。 利用者の意見としましては、現在体育館内のミーティングルーム1部屋であるということで、大変不便という部分もありますけれども、特にその部屋に関して、現在のところ大きな要望は出ていないと、利用者からはですね、伺っております。駐車スペース等いろいろ問題もあるわけですけれども、特に大きく要望として利用者からは、現在のところはまだ上がっていないという状況でございます。 それから、利用状況ですけれども、回数的と人数ですけれども、月に平均いたしまして、回数で25回から30回ちょっと、人数にしまして300人から500人程度が毎月利用されているという状況でございます。 それから、建設の予定地云々ということでございますけれども、あくまでも検討委員会に協議をお願いしてということで考えておりますので、こちらで決めてお話をするという状況ではまだないというふうに思っております。 以上でございます。 ◆22番(望月光雄議員) ありがとうございました。 大富士地域学習センターは、ああいう限定された場所でもって限定された使い道の中で使っているということでありますので、大変不便をかけて利用者の方は使っているのではないかと思っておりますので、次の計画ができたということで大変安心いたしました。 それから、場所については、中央とは全く状況が違いますけれども、やっぱり利用される方々が一番行きやすい中心ということになりますと、距離的な問題と、1つはやっぱり利用者の数がどれだけいらっしゃるか。この地域から何人ぐらい来るだろうかと、そういうこともやっぱり1つのデータとしてはあったほうがいいかと思いますので、そんなことで今参考にしてまいりたいと思います。 いずれにしましても、あの大富士中学校区公民館がいよいよスケジュールが出てきて、具体的に平成23年度中に委員会ができて検討していくということになりましたので、大きな一歩かと思います。あくまでもボタンをかけ違えないように、順次そのスケジュールに従ってやっていきたいと思います。ありがとうございました。 次に、発言項目の2、市長の「5つの想い」、これは昨日の答弁でも、複数の方いらっしゃいましたけれども、ダブるかと思いますけれども、ひとつよろしくお願いをいたします。市長の5つの想いを市街地の再構築にどう結びつけるか、こんな視点で市長にお伺いしたいと思います。ここで言う市街地は、中心市街地を指すということで御理解をいただきたいと思います。 富士山世界文化遺産登録もいよいよ現実味が出てきましたが、迎える中心市街地の課題は山積していると思います。そこで、市長に最初にお伺いいたします。 要旨の(1)、須藤市長が就任されて、はや7カ月余がたちますが、当初から5つの想いをスローガンにされております。その中で、1つとして、人情のある有徳のまちづくり、2つとして、こだわりの魅力ある美しいまちづくり、3として、活力と豊かさのある元気なまちづくりの3点に関連して、中心市街地の再構築にどう結びつけるか、こういうことをお伺いしてみたいと思います。 同様の質問がありましたけれども、私がお聞きしたいのは具体的な事業名ではなくて、あくまでも市長の考えている想い、基本的な考え方をちょっとお伺いしたいと思っています。例えば医療センターとか中央公民館とか、そういう事業名を聞きたいということではございませんので、やっぱり須藤市長の想いはまちづくりにどんな格好で出てくるのかな。予算とか、そんなのは考えなくて結構だと思っていますので。というのは、首長というのは一番大事なことは、やっぱり市民に対して夢を抱かせることだと思っています。須藤市長が誕生したということは、やっぱり市民も多くの期待をしてくるわけですから、市長はこんな夢を持っていますよ、それについて市民の方も夢を持つ、こんな話をぜひお聞きしたいと思っています。 次に、質問要旨の(2)、商店街の再構築についてお伺いいたします。どの自治体も同じような問題を抱えておりますが、我がまちは鉄道高架、富士山世界文化遺産登録を控えていること、やきそば効果で市外からのお客様が多いことなどから、私は再構築のチャンスではないかと考えております。 ①としまして、まず鉄道高架についてお伺いいたします。この鉄道高架は、どう市街地の活性化に結びつくか、これについてお伺いいたします。交通渋滞の緩和が第一の目的ですが、南北の交通を東西にどう流すかが課題だと思います。単に渋滞緩和なら、大型店のための鉄道高架と言われても仕方ありません。野中棒杭線の一部が3車線になることから、東西に流す工夫が必要です。以前本町通りの一方通行を逆にして、市役所へ一直線にしたらどうかということを地元商店街に話をしたことがございますけれども、当時は習慣もあって難しいのではないかと、こういう答えでした。私は高架をどう生かすか、もう一度検証してみる必要があると思っております。 次に、②として、商店街の集約とお客の目的に合わせた商店街が構成できないかお伺いをいたします。東西に長い商店街も、いっときは活気があり勇壮でしたが、時代とともにお客様の購買志向が変化し、現在では商店街としての要素がありません。商店街を集約して集中投資ができるような体制をつくることが必要と考えますが、いかがでしょうか。例えば、3ないし4商店街集約して、他の商店街から移転を希望するときは何らかの誘導策を講じることも一案だと思いますが、いかがでしょうか。 また、商店街にもお客様の目的に合った構成が必要だと思います。高齢者が住みやすい環境に役立つ商店街、やきそばが目的、または世界遺産が目的など、観光客にも目的がいろいろあります。また、歴史に興味がある人もいます。市長が以前答弁された大宮保育園の前の一方通行の通りも、改めて考えてみておもしろいことに気がつきました。歩く博物館も、この際世界文化遺産登録を前提として一考してみてはどうでしょうか。観光協会でも路地裏に名前をつけております。以前、静岡県西部地方のまちで、お城の再建によるまちおこしに成功した事例がありましたが、観光客を対象にした商店のみが活性化して旧商店街には流れず、新幹線を利用する人のみが旧商店街を通るだけ、こういうことで真のまちおこしにはならなかったと、こういう声を聞いております。それぞれの商店街には歴史があります。しかし、現在ではさまざまな要因で、従前の商店街の位置づけが変化しています。歴史、役割分担、方向性を考慮しながら商店街の再構築を、市長の5つの想いをキーワードにどう生かすかお伺いさせていただきます。 次に、③、西町、これは西駅も含みますけれども、この活性化についてお伺いをいたします。西駅にエレベーターの設置をという要望が地元から出されていますが、現在では乗降客が補助対象となることには少し届かないということです。費用全体で、概算どのくらいを予想されるのかお伺いしておきます。また、西駅の待ち時間調整のために学習室をという高校生議会の質問がございましたけれども、これは昨日答弁がございましたので、これについては省略させていただきます。改めて西町(西駅)の役目は何か、市長の想いの一つの人情のある有徳のまちづくりを当てはめてみて、一度考えてみる必要があると思いますが、いかがでしょうか。 質問要旨の(3)、ホテル誘致について、何か方策がないかお伺いをいたします。これは過日質問がありましたけれども、若干私は視点が違いますので、改めてお伺いいたします。私の言うホテルは、あくまでもこれはシティホテルを想定していますので、こういうふうに理解していただきたいと思います。以前の議会でお伺いしたときには、当時の環境経済部長は慎重に検討したいという答弁でございました。私はエリアを選定して、何らかの優遇策を打ち出して誘致を前面に打ち出すべきだと考えます。例えば、新富士インターから139号沿い、または中心市街地というようにエリアを選定してやるというのも一案であると思います。ホテルの経済効果は、以前質問したときに、企業と比較して何ら劣ることはありませんという答弁をいただいております。しかも、直接的な経済効果があります。富士山が世界文化遺産に登録されれば、需要は必ずあると思います。当局の見解を求めます。 以上、一たんここで御答弁をお願いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 先ほどは失礼いたしました。 私の5つの想い、①、人情のある有徳のまちづくり、②、こだわりの魅力ある美しいまちづくり、③、活力と豊かさのある元気なまちづくりの3点について、市街地の再構築に具体的にどう結びつけるのかについてお答えをいたします。私の5つの想いは、中心市街地に特化したものではなく、富士宮市としてこうありたいという想いを掲げたものでありますが、中心市街地の再構築に関連するものとしてお答えさせていただきます。 第1番目に、人情のある有徳のまちづくりを掲げ、道徳教育、差しさわりあるかもしれませんが、孔子とか孟子の教えの振興など、子どものときから人を思いやり、徳の高い人格を養うことが重要であるという想いからこれを掲げたものであります。論語には、「徳は孤ならず必ず隣あり」とありまして、私は多くの市民が徳を備えた市には、それだけ多くの共鳴者があらわれ、それが将来の市の発展につながるものと信じております。したがいまして、この富士宮市を優しい思いやりのある、もてなしの心を大切にしたり感謝の心を大切にするまち、こうしたまちにしていくことが富士宮市の発展につながるのだというふうなことを、もう政治の信条として、ずっと市会議員に当選したときからやってまいりました。そのことの想いを、市長という立場になってさらに広げていきたいと思っております。 想いの2として、こだわりの魅力ある美しいまちづくりを掲げています。富士宮市がこだわりを持ち、よそにはない魅力的な美しいまちとなれば、必ず人が集まり繁栄すると信じているからであります。これまた孔子の言葉でありますけれども、「近き者説(よろこ)び、遠き者来る」という言葉がありますが、この近き者、そこに住む人たちが、自分たちのまちはすばらしいまちだと。そして、誇りを持てる、そういうまちとして実感できれば、遠き者来る、それを聞きつけて必ず遠くの方々も、富士宮はいいまちだ、あのまちはいいまちだということで人が集まる。そういうことで、私はとにかくこだわりのある魅力ある美しいまちづくりを掲げてきました。やっぱりこだわりを持つ、よそにはない魅力的な美しいまちとなれば必ず人が集まり、繁栄するわけですね。それには、まちをどうするかということですけれども、市街地に関連する具体的な事業としては、美しい花いっぱいのまちづくりと。まずは商店街から花いっぱいのまちづくりを進めてまいりたいと思っています。 先般も南足柄市を訪問してまいりました。あそこのまちから富士宮市も、いろんなすばらしいざる菊、ぼさ菊とかという花をいただきましたが、その南足柄市にも行って、その花が咲いている状況も見させてもらいました。それから、市長さんともお会いしたり、それから担当の方ともお会いしまして、いろんな話聞きました。本当にまちの中が花いっぱいの美しいまちだということは、そのまちに住む市民も心が明るくなるといいますか、朗らかになりますし、まずまちそのものがお化粧をしたかのような美しさを持つことは、いろんな魅力にもつながるということになろうと思っています。そういうことについて、まずは商店街から花いっぱいのまちづくりをしていきたいと。来年はそうした意味において、市のほうの予算もしっかりとつけて、市民の皆さんにもぜひ協力していただいて、富士宮市じゅうが花いっぱいのまちづくりをしようという、そういう機運を盛り上げていきたいと、こんなふうに思っています。また、富士山世界文化遺産登録に向けて宿泊施設の誘致を進め、市街地の活性化につなげていくことも考えております。 とにかく富士宮市は通過観光で、本当にお客さんが来ても、観光客が来ても、何だこのまちはということで、お浅間さん寄ってそれで帰ってしまうというようなことで、本当に残念な限りであります。富士宮市にはいろんなお祭りにしろ、いろんなまた名所旧跡もあるのですけれども、それを十分生かし切れないと。そういうことが、もっともっとゆっくりと滞在していただければ、そうすれば富士宮のまちは恐らく多くの人たちに感動を与えるのではないかなと、こんなふうに思っています。そうした意味で、私は美しいまちづくりと同時に歴史的にも富士宮市を、富士宮市の歴史を多くの人たちに知ってもらうために、富士宮市の歴史を知らしめるための場所づくりもしていきたいなと、こんなふうに思っております。 また、想いの3といたしまして、活力と豊かさのある元気なまちづくりを掲げ、富士宮市の産業や市民活動などすべてにおいて、活力と豊かさを持った元気なまちづくりを目指すものであります。この中で特に市街地に関する具体的な事業としては、これからですけれども、(仮称)中心市街地活性化まちづくり懇話会というものを組織しまして、市とか地元の自治会とか商店街とか商工会議所、観光協会などの皆さんと市街地の活性化に向けた協議を重ねて、魅力ある商店街の復興を目指していきたいと思います。とにかく駅前が、長崎屋跡地、あるいはまた大和ハニーボウル跡地が雑草が生えているようなことではどうしようもないと。あそこは、まずもって玄関口だと。1軒のうちでもそうでありますけれども、玄関口をしっかりと整備する。そして、まちの顔、風格をつくる。それが、まず第一だというふうに思っています。そして、そのことによってあの周辺が、富士宮市の一番の表通りがにぎやかになるだろうというふうに思っております。同時に経済的な波及効果も増しますし、今あいている店舗なんかもだんだんお客さんも入ってくるでしょうし、また宿泊客もあそこへ泊まれるようになればいいことだし、また公民館活動、交流センター、そうしたものもできてくる。また、マンションもできてくる。あるいはまた、あそこに駐車場を利用しながら商店街の活性化のためにも利用していただく。そして、あの一帯が人が大勢集まるような場所にしたいというふうに思っていますし、幾つかの核をつくりたい。 例えば、今ある「ぶらっと宮っ」なんかも、あんなして空き地になっているのを、もっときれいに整備して、そして長屋門ですね、あれと関連を持たせながら、あそこら辺を花いっぱいの、またいろんな市民が、子どもたちが集まれる、あるいはまた食のまちづくりにしていくとか、そういう形をとっていきたいなと思っていますし、せせらぎ広場周辺も、あそこら辺ももう少しうまく活用できればと思うし、あそこのライオン長屋といいますか、天神楼さんも、あそこら辺もちゃんと整備しまして、そして富士宮市を訪れる人が、このまちはいいまちだなというふうに思えるような、そういうまちづくりをしていきたいなと思っています。 そのほかいろいろ富士山世界文化遺産に伴う山宮の浅間神社の周辺に駐車場をつくったりトイレつくったり、あるいは案内板をつくったり、あるいは人穴の神社の文化財となる、ああした記念の塔みたいな、そういう富士講の遺跡をしっかりとまた整備もしていきたいし、トイレも駐車場も整備したいとか、それから村山の浅間さんもそうですけれども、そうした地震で崩れたものをしっかりと整備して、そして観光ルートをしっかりつくっていきたい。芝川においても、私はもう本当に芝川は柚野地域、大鹿窪地域、それから内房のほうもそうですけれども、みんないろんなものを観光ルートでもって、もう一遍しっかりと見詰め直してつくり直して、都市と農村との交流なんかもしっかりとやっていきたいと。 昨日もお答えしたかったのですけれども、そのために私は美しいまちづくりをしたいのだと。花いっぱいのまちづくりもしたいし、同時にあそこへ、大事なことは、フードバレーという言葉は私余りわからないものですから使いたくないのですけれども、やっぱりおいしい食のまちづくりです。それにはいろんな名物になるようなものを、要するにコンクールといいますか、そういうものをつくって、みんなでもってつくり出すとか、とにかく富士宮市じゅうの人間がこのまちをどうかしよう、何とかしなきゃという、そういう思いになるようなまちづくりを進めていきたいと、こんなふうに思っています。 まだ言い足りませんけれども、この辺でもってよろしくお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、商店街の再構築のうち、立体交差と西富士宮駅のエレベーターについて私のほうからお答えをさせていただきます。 まず、立体交差についてでございますが、前段鉄道高架事業の経緯、状況について若干説明させていただきたいと思います。鉄道高架事業ですが、昭和45年に踏切道改良促進法で、全国的にも危険度の高い野中踏切を除却するという指定を受けました。当時は道路の立体化事業を検討し、調査もしたという経緯もございます。その後、平成2年に市議会の活性化対策特別委員会の報告によりまして、身延線を高架化事業というような提言も受けまして、鉄道高架事業の調査検討を進めてきました。平成12、13年度におきましては、連続立体交差事業の国庫補助調査採択も受けまして、連続立体交差事業に向けた第1ステップをクリアしたということでございます。しかしながら、その後想定する事業費が200億円を超えるような事業ということでありまして、財政上の判断から、平成17年度には、危険な踏切で、まちづくりに効果があって、交通の円滑化も最も阻害しているような野中踏切の除却を行う限度額立体交差事業に変更をいたしました。 この変更によりまして、まちづくりの事業効果を低減させないで、まちづくりへの効果をより一層高めていこうということで、富士宮駅周辺のバリアフリー基本構想の策定にも着手をし、中心市街地が安心安全に回遊できる歩行動線を整備する計画を策定をいたしました。このバリアフリー化事業も、富士宮駅南北のエレベーター設置、南口の駐輪場を含む駅前広場整備、そして朝霧富士宮線、富士宮駅中原線、西富士宮駅大宝坊線等の歩道の整備も平成22年度でおおむね完了をいたしました。このことによりまして、中心市街地全体の回遊性が向上してまいりました。 次に、鉄道高架事業でございますが、平成20年度に工事着手して以来、着実に事業を推進をし、平成24年度には県事業の完了を予定しております。野中踏切が除却をされ、都市計画道路野中棒杭線が拡幅整備される計画になっています。また、市の事業といたしまして、交差道路2カ所と鉄道の高架側道の整備も計画しております。平成27年度の完了を予定をしております。このように鉄道高架事業がすべて完了いたしますと、富士宮駅周辺地区の市街地の交通渋滞の緩和だけではなくて、駅周辺道路の整備、安心安全な歩行路の整備、快適な生活空間が形成をされまして、より一層回遊性が向上されると思っています。 このように、南側の大規模開発地と北側の既存商店街が一体化することで、大規模開発地の集客力を北側商店街地区に波及させることが可能になってまいります。中心市街地の活性化にも十分つながるものというふうに考えております。 さて、具体的な御質問でございますが、本町通りの一方通行を逆にしてみてはどうかということについてお答えをさせていただきます。まず、一方通行を廃止・変更するには、道路交通法を所管いたします公安委員会と協議ということになります。中心市街地の一方通行の道路は、本町通りだけではなくて、その南側にも逆に西から東に向かう一方通行の道路もございます。一方通行の変更については、地元住民や道路を利用する市民の長い習慣であるとか日常生活の混乱、こんなことを招くおそれもありますので、さまざまな課題から検討が必要と思っています。したがいまして、中心市街地の活性化における道路体系というのは、まちづくり全体で考える課題だというふうに思っております。まずは立体交差による効果の状況を見ながら、地元や公安委員会の意見を聞き、合意の上で富士宮警察交通規制審議会にも調整をお願いしていきたいなというふうに思っております。 続きまして、要旨の(2)の西町の活性化のうちの西富士宮駅のエレベーター設置の費用についてお答えをさせていただきます。平成23年3月31日にバリアフリー法の新法の基本方針が改正をされまして、バリアフリー化、エレベーター設置の基準の対象駅でございますが、1日当たり利用者5,000人以上であったものが、1日当たり利用者3,000人以上に変更されました。現在の西富士宮駅の利用者ですが、1日当たりおよそ2,900人前後ということでございます。地元としては、この機会に西富士宮駅の利用促進を図ることで、西富士宮駅にエレベーターを設置したいということでございます。このような中、西富士宮駅を利用する地区の自治会、老人会、商店街の皆さんから、エレベーターの設置ができれば、西富士宮駅の利用者も増加をし、西町の活性化にもつながるということで、西富士宮駅へのエレベーター設置の要望も出されております。このようなことから、国庫補助採択基準以上の駅利用者の数になるように、今後も各種団体に対しまして西富士宮駅の利用の増加を今後も呼びかけていきたいなというふうに思っております。 そこで、費用でございますが、西富士宮駅は島ホームでございまして、最低2基のエレベーターの設置が必要になります。富士宮駅へエレベーターを設置した実績から判断をしますと、エレベーター2基と多目的トイレ、あるいはバリアフリーの歩行動線も含めて、およそ2億円前後の事業費が必要だろうというふうに思っております。 以上です。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私から目的別に集約した商店街が構成できないか。また、その構成において歴史・役割分担、方向性を市長の5つの想いにどう生かすのかについて御答弁いたします。 御指摘のとおり、時代の移り変わりとともに市民の消費行動にも変化が見られ、また車社会の到来により大規模な駐車場を備え、1カ所で必要とする消費を満たすことができ、さらに目的とする消費以外にも多種の情報を得ることができる大規模小売店舗へと人が集まるようになっております。さらに少子高齢化問題が拍車をかける中、富士宮市のみならず、全国的に見ても中心市街地の空洞化が大きな問題となっているところでございます。他市においても、その対応には苦慮しているというところでございます。 こうした中、富士宮市におきましては、浅間大社の門前町として、にぎやかな商店街を中心に発展をしてきたという歴史的経緯がある中、「まちなかアートギャラリー」の開催など、現在も商店主の努力により商店街・中心市街地の活性化に向けたさまざまな取り組みが実施されているところでございます。まちづくりは、こうした市民の一人一人の熱意や思い、そして行動なくしてはなし得ないのではないかなというふうに考えているところでございます。 今後は、暗に他市町の成功事例をそのま当てはめるような形ではなく、富士宮市の歴史、風土、地形、中心市街地の人口増加、市民性なども踏まえた上で、市長が掲げる5つの想いの中にある人情のある有徳のまちづくり、こだわりの魅力ある美しいまちづくり、活力と豊かさのある元気なまちづくり、これらの想いを全面に打ち出したまちづくりを実現するため、商店街の活性化のみにとらわれず、まちのあり方という大きな観点から対応を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) それでは、私のほうから、歩く博物館の散策ルートを一考できないかについてお答えをいたします。 現在、歩く博物館の中心市街地コースである大宮町コースは、神田川を境に東西2コースを設定してございます。富士山の世界文化遺産登録の構成資産の中心をなす浅間大社の持つ歴史的資産を一括したコースにはなっておりませんので、世界文化遺産登録を機に新たなコース設定は必要だと考えております。 浅間大社の歴史としては、神仏習合の時代を振り返り、当時の大宮司、富士氏の館であった芙蓉館跡、神職や社僧の居住した跡地、末社や登山にかかわった宿坊、また戦国時代に富士氏が活躍した大宮城にかかわる蔵屋敷等の遺跡を加えるなど、市街地の路地裏にもスポットを当てた散策ルートを考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 企画部長。 ◎企画部長(望月斉君) それでは、西町商店街ですね、西町の西富士宮駅の活性化についてと、それからホテル誘致についての2点を御答弁させていただきます。 西富士宮駅は、市街地西側の公共交通の中心であり、高齢者、障がい者、学生など、自動車などの移動手段を持たない方にとってなくてはならないものと認識しておりますので、JR身延線の運転本数の増便を引き続き要望するとともに、西富士宮駅のエレベーター設置等のバリアフリー化に前向きに検討していくことで、自動車などの移動手段を持たない交通弱者が安全安心に利用できるようになり、西富士宮駅の利用が促進され、歩行者が増加し、西町地区の活性化につながってもらえばと願っております。 ホテル誘致のことにつきまして御答弁申し上げます。御質問にありましたとおり、市といたしましても富士山世界文化遺産登録に向けて宿泊施設の必要性を実感しているところでございます。また、ホテル誘致の経済効果は企業誘致と比べても劣るものではないと考えておりますので、エリアの限定は考えておりませんけれども、バンケットホール等のシティホテル並みの機能を備えたホテルの進出を誘導できるよう、企業誘致と同程度の支援策を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆22番(望月光雄議員) ありがとうございました。 市長からいろいろな想いをお聞きしましたけれども、富士宮市に例えば観光客が来て、最初にどこに来るかというと、1つは駅もそうでしょうけれども、またせせらぎ広場とか、あと139号、バイパス入ってくるでしょうけれども、今度整備される神田川沿いの小さなポケットパークみたいなのができますけれども、市街地整備課のほうでは案を書いていただきましたけれども、あそこに寄ったときに富士宮市の思いというか、富士宮市民からする思いが市外の人に伝わるようなモニュメントといいますか何といいますか、例えば市長の言う徳だとか、そういったものがあると、ああ、富士宮市はこんなまちなのかなと思うこともやっぱり一つのいい場所かなと思います。花いっぱいももちろん結構ですし、水を生かした、こうやると聞いていますけれども、花と水はいいでしょうけれども、文字1文字か2文字であらわすということも、やっぱりこれはまちの特徴をあらわすことも一つかと思っていますので、そんなことを、せっかく須藤市長が誕生したわけですから、そのときにこのまちに対する思いを、何か碑にするというのか、そんなことがあるといいのかと思います。 それから、鉄道高架によるまちづくりですけれども、回遊性が図れるという一言だけではなくて、やっぱり実際に、ではどうやって回遊性を図るかということをちょっと具現化しませんと、やっぱり南北の交通はスムーズになったけれども、ということに、それが今度どうして東西に流れるかということは、やっぱり静岡県西部でやった町と同じ現象になるのではないかと思っています。 もう一つ危惧しているのは、夕方の4時から5時半ぐらいの間ですけれども、鉄道高架が仮に完成したと仮定して、野中橋の北側の交差点ありますね。あそこからもう一本北側に来たT字路の交差点、あの間距離がなくて、あれが結構流れないのですよね。現状は、例えば身延線が余り通っていないときに、1回で通ったにしても、イオンを通ったにしてもまだつながっているケースがあると、結局そこが渋滞なのです。あの渋滞はどこかで解消する方法がないと、鉄道高架はできたけれども、ということがちょっと危惧されるのではないかと思っています。実際信号機の時間割り振りを変えるとか、もう距離がないですから、その間の右折レーン、左折レーンはもうとりようがないかもしれませんけれども、あの改良もちょっと必要なのかと思います。 それから、商店街の再構築ですけれども、やっぱりどのまちも同じ問題を抱えていますけれども、なかなかこの商店街は方向性変えてくださいということは言えないと思いますけれども、例えば十六市、神田楽市、にしの市ございますね。お客さんの層が完全に違うと私は思っています。こういうことを言うと大変失礼かもしれないけれども、にしの市は高齢者です、ある程度は。近くの方、歩いて来る方が圧倒的に多いです。時間があると奥のほうは、どちらかというと寄り合い処的な感覚になって、奥で雑談をしています。十六市はどうかというと、各種団体の交流が盛んでもって、幅広い方々が来ています。多分私はもう完全に位置づけが変わっているのだと思っています。その中間をいくのが神田商店街、本町商店街だと思っていますけれども、特色がありますので、そういう特色に合った施策をやっぱり講じることが必要だと思うのです。それがやっぱり須藤市長の言うこだわりのある、そういうものにつながってくると思いますので、特色をどこかで出すことがやっぱり必要だと思っていますので、それはもう全面に市もそういうことを出していくことが必要だと思っています。 やきそばを食べたい人、あるいは歴史に興味持って来る人、そういうふうに目的が違うわけですから、それに合った商店街構成を、市の方針としてこんなふうにしていきたいなということがあったほうが、新しくどこかへ商店街、商店へ参加しようという方々も、そういう目安が必要だと思うのです。昔はよく滝で言われたのは、こういうことを言われました。滝の大きなドライブインが撤退するときに、市の観光姿勢が見えないので、東京の本社へ帰っても説明できないと。どうなるかわからないと。絵もない、構想もないと。こういうことを言われて撤退していった経緯がございますけれども、商店街についても、この商店街はどうやって生き残っていくのだということがやっぱり必要だと思うのです。 ですから、私が申し上げたように、西町はもう商店街というのははっきり言って無理だと思っています。だとするならば、高齢者に優しいまちづくりをしていくべきであろうと思っています。それは西富士宮駅が核になるでしょうし、例えば昨日の高校生議会の質問もそうですけれども、実態調査をするという話でしたけれども、そういうことではなくて、それは対処型行政なのですよね。ではなくて、戦略的な行政に立ってもらいたいと思っています。どうやって、では高校生をここへ呼んでくるか、あるいはもっと人を増やすかという戦略を練ることがやっぱり必要だと思っています。実態調査をして、これがしてなかった、できませんだったら対処型行政になってしまうではないですか。実際問題増便はまず不可能だと思いますよ、今のJR東海の考えですと。とても無理ですよね。結局3,000人まで持っていくしかないと思っています。だったらどうやって人を増やすかという戦略を練っていただかない限りは、エレベーターもたしかあれは2億円ですか、今話あったのはね。とても単独ではできないと思いますので、国庫補助をもらうことが前提になると思いますので、それにはそういう戦略を練らないとやっぱり難しいかと思っています。それにはやっぱり、このまちはどうやって生き残るのだという方向のもとで戦略を練ることが必要と思っていますので、商店街の方に大変失礼かもしれませんけれども、あの西町商店街自体を活性化するということは、はっきり言って私は無理だと思っています。だったら元気のある方は、今言ったこっちの目的に合った商店街に移る。そういう誘導策を講じること。それが私は、今の環境経済部に求められているのではないかと思っています。 そんなことを私は思っていますけれども、今言ったことについて、もし少し御意見があればお伺いしたいと思います。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) まず最初に、神田川沿いのあの空き地、これはモニュメントというような話ですけれども、これはまたじっくりと考えさせていただきたいと思います。これはいろんな考え方がもちろんあると思いますものですから、ただ余り大きなものをつくったり何かすると邪魔になりますものですから、何にするかよくよく考えてみたいと。 鉄道高架ができた後、南北交通とか東西の流れとかということについて、この鉄道高架が終わった次の段階というのは田中青木線の整備なのです。もう神田川沿いでも行きどまりしている。あそこの宝来屋のところでも行きどまり。あれを一日も早くつなぐこと、これが市の大きな事業になると思います。同時に野中橋のあそこの交差点の混雑、右折レーンをつくる。そういう何といっても社会基盤整備というのをしっかりしていかなければならないなと思っています。田中青木線をしっかりと西へつなぐと、あそこの南北の渋滞がかなり緩和されると思います。同時に、鉄道高架の周辺の市道をこれから整備してまいります。あの市道をつくることによって、かなり緩和されると思います。ただ単に鉄道高架をしたところでもって、その効果というのは余り如実にあらわれてはこないのではないかなと思っていまして、私はそれに附随したこれからの市道を側道としてあちこちつくることが、非常に効果をなしていくことではないかなと思います。 それから、商店街の再構築、活性化についてでありますけれども、これは一番何よりもやる気になってもらわなければならないのは商店街の商店街連盟あるいは商店主、あの方々が本当にやる気にならなかったら、税金をそこへ集中的につぎ込んで、ほかの市民は怒ってしまうと思います。だから、私たちはあくまでお手伝いすると。富士宮市として、やっぱり全体が活性化するには中心市街地が一番大事だと思うがゆえに、てこ入れしていることであります。例えば、花づくり一つにしても、我々が一生懸命やろうとしても、商店主が乗っからなかったら、よし、もうそんなものどうでもいいという話にもなってしまうのです。そうもいかないもので、だからとにかく私たちが市民の皆さんと一緒になって何とかして活性化しようという思いでやっています。花づくりについても、一律同じような形でなくて、それぞれの商店街が、商店主が競争し合うような、そして切磋琢磨していくという、そういう姿勢がない限り、はっきり言ってだめだと思います。 それから、東中西の市の話ですけれども、私もそんなように、議員がおっしゃるように心得ています。こういう市というのは、とにかく信長の楽市楽座に始まりますように、まちの活性化というのはまずそういうところから始まる。ですから、私が言う屋台村とか、基本的に商いというのはどこから始めるか。行商とか、そういうまず原点から大事にしていくような、そういうまちづくりをしていきたいなと思うものですから、こうした議員がおっしゃったようにそれぞれの特色を生かせるような、そういう対応もしてまいりたいと思っています。 以上であります。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、市長からそういう大きな方向性は常々示されております。具体的な今やっている作業について、若干2点ほど紹介をさせていただきたいと思っています。 鉄道高架の高架下利用も、今JRと協議をしております。南側の大規模開発地と北側を結ぶ、車道だけではなくて、南と北の接点に水と緑を使ったような結節点的な広場をつくっていきたいなということで、JRとも協議を今しているところでございます。もしそれがうまくいくと、南側に集まった方々が少しでも北へ流れて、そして南北東西に流れて来ていただけるような工夫ができるのかなというふうに期待をしております。 それから、県道の残地の秀英予備校のところの整備でございますが、今日2番議員からも御質問がありますので、その際にもお答えをしたいと思っています。具体的な整備については、地元の方々とか商店街の方々と、ここ一、二年話し合いをしてまいっております。その中で出されたいろんな提案も盛り込みながら、せっかくせせらぎ広場、お宮横町、浅間大社に集まった方々が、少しでも商店街に、東西のほうに流れていただくような工夫をそこでできればなということで考えております。工事は今年度予定しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆22番(望月光雄議員) ありがとうございました。 ホテル誘致でちょっと若干お伺いいたしますけれども、私がエリアをと言ったのは、先ほど須藤市長がおっしゃいましたけれども、駅前というのは玄関だとおっしゃいましたけれども、昔鉄道が盛んなころは当然駅前ですよね。駅前が玄関になりますけれども、私が言った、さっき新富士インターと言ったのは、やっぱり車で来る方がいっぱいあるわけですね。そうすると、玄関はやっぱり1つは新富士インターからこっちへ入った富士宮のところも玄関だろうと。そんな思いでもって、駅前のところと新富士インターのあたりが富士宮市に来るときの玄関かなと思ったものですから、そんなエリアを指定したらどうかということでお伺いをいたしました。 それから、このホテル誘致に対して、補助金なのか、あるいは例えば固定資産税を何年間免除するとか、いろいろな方法があると思いますけれども、どういうことを考えていらっしゃるのか、もしわかりましたらお答え願いたいと思いますけれども。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 企画部長。 ◎企画部長(望月斉君) 補助金の中身の検討というのはしておりますけれども、まだ具体的に固まったものではございませんけれども、考え方として用地の購入の部分、それからあと雇用の関係の補助、それからもう一つはやはり大きな建物を建てていただくという関係もありますので、固定資産税ですね、これの相当分の補助、こんなことを考えております。 ◆22番(望月光雄議員) ありがとうございました。 よくホテルだというと、企業とちょっと一般的ですと分ける方いらっしゃいますけれども、実際の経済効果を調べてもらうと、ホテルというのは直接的な経済効果がいっぱいあるわけです。来た方の、泊まる方の飲食というのは大体地元に6割、7割落ちると言われていますので、その経済効果は企業誘致よりもよっぽど直接的にあるというのが一般的なデータでございますので、それを十分説明してもらえば、何で誘致するのだということも御確認できるのではないかと思っていますので、その数字もできるだけこう精査する中でそういう案を練っていただきたいと思います。 以上で私の質問は大体これで終わりますけれども、ぜひまちづくりについては都市計画がありますけれども、都市計画とまちづくりとは若干違うところがあるかなと私は思っています。昔の都市計画というのは、人の流れをよくする、水をどんどん流すということで安全安心でしたけれども、今のまちづくりというのはやっぱりスローライフに象徴されるように、必ずしもスピードアップだけがまちづくりではないということも若干ございますので、車がいっぱい通ることによって商店街がだめになったケースがいっぱいございますので、そのすみ分けを、考え方の違いをはっきりしたまちづくりをぜひお示ししてもらいたいと思います。 以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 以上で22番 望月光雄議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前10時57分休憩                                                                            午前11時07分開議 ○議長(朝比奈貞郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、10番 諏訪部孝敏議員の質問を許します。10番。               〔10番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆10番(諏訪部孝敏議員) それでは、一般質問をさせていただきます。 発言項目の1、障がい者の雇用対策についてお伺いをいたします。障がい者の雇用の促進等に関する法律「改正障害者雇用促進法」が平成21年4月から段階的に試行されています。障がいのある人の就労意欲が高まっている中で、企業の障がい者の雇用機会をさらに増やしていくことが求められていると思います。そのことについてお伺いいたします。 要旨の(1)、富士宮市の障がい者の実数についてでありますが、障がい者が何人おるか。そのうち就労している方、就労を希望しながら職につけない方が何人いるのか。そうした実態についてお知らせ願います。 要旨の(2)、障害者の雇用の促進等に関する法律では、国及び地方公共団体の義務として法定雇用率が2.1%と定められておりますが、市が障がい者を何人採用しているのか。また、この雇用率に達しているのかどうか。達していなければ、今後の対策についてお伺いいたします。 要旨の(3)、障がい者の法定雇用率は、地方公共団体ばかりではなく、一般事業主に対しても雇用義務が課せられております。市内の企業でこの率に達しているところは少ないのではないかと推察いたしますが、実態を把握しておられるかどうか。また、法定雇用率に達していない企業に対して、市の直接責任ではないとしても、障がい者を雇用するように指導することについて考えをお伺いいたします。 以上、3点よろしくお願いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(田中嘉彦君) それでは、私から質問事項の1、障がい者の雇用対策についての要旨の(1)、富士宮市の障がい者の実数と就業の実態について答弁をさせていただきます。 まず、障がい者の実数につきましては、本年10月末現在の障害者手帳の交付数でお答えさせていただきたいと思います。身体障害者手帳が4,652人、知的の療育手帳が961人、精神障害者保健福祉手帳が392人の合計6,005人となっております。市の障害福祉部門といたしましては、就業者数、就業希望者数など就業の実態までは把握できておりませんことから、ハローワークに確認をしましたところ、今年度10月末までに就業した方が42人、求職中の方が52人とのことでございました。 なお、毎年秋口に市役所特大会議室を会場としまして、「富士宮地区雇用対策協議会」、これはハローワーク・県・市の共催で開催をされますが、「障害者就職面接会」に市として参画をさせていただいております。この会では、障がいのある再就職希望者や特別支援学校、職業訓練校、障害者生活支援センター等で就労訓練を重ねてきました障がい者の就職支援に努めているところでございます。今年度につきましては、9月5日に開催されまして、9事業所からの24人の求人に対し、面接参加者は88人、このうち今まで3人の就職が決定しているとのことでございます。 また、富士地域をエリアとしまして、県、富士市、富士宮市、ハローワーク、社会福祉協議会、商工会議所、障害者就労支援施設、民間協力企業などの86団体で構成され、富士特別支援学校が事務局を所管していただいております「富士地区就業促進協議会」が組織されておりまして、障がい者の就労に向けた就業促進、職場・職域の開拓、情報提供、地域社会の理解・啓発等の活動展開に継続的な取り組みがなされているところでございます。しかしながら、障がい者の雇用環境には、就業意欲はあっても就業が進まないという大変厳しい状況がございます。その理由といたしましては、長引く円高基調による景気の影響のほかに、希望する職種がない、求人側のニーズと求職側の身体状況の不整合、障がい者特有の事情として通勤手段の制約等も指摘をされているところでございます。 この障がい者の通勤手段の問題につきましては、市の自立支援協議会の通所部会においても課題となっておりまして、宮バス路線の延長を望まれる声も出てはおりましたが、宮バスにつきましては適用制度上、対応できない現状、こんなことを説明させていただいているところでございます。また、国におきましても、新たな障害者総合福祉制度創設のための検討会の意見に、障がい者の通勤のための送迎サービスの必要性が指摘をされておりますことから、今後の国の動向等注視をした中で、障がい者の通勤手段確保に向けた適切な対応に努めてまいりたい、このように考えているところでございます。 私からは以上です。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 総務部長。 ◎総務部長(石川善裕君) では、私からは、市が障がい者を何人採用しているのか、また法定雇用率に達しているかどうかについてお答えをいたします。 平成23年6月1日現在、当市では障がいを持つ職員を17人採用しております。この中には、重度身体障がい者である障害者手帳の1級または2級の身体障がい者が9人おり、障害者の雇用の促進等に関する法律及び施行令の規定により、これらの職員は1人をもって2人とカウントすることになっております。また、17人の中には短時間勤務職員が2人おり、こちらは2人をもって1人とカウントされます。したがって、障がい者雇用率の算定の基礎となる障がい者の数は25人となります。 一方、施行令で障がい者雇用の除外職員とされている消防吏員を除き、当市の適用される除外率を乗じた法定雇用障がい者数の算定の基礎となる職員の数、要は分母となる者は1,006人となります。これらをもとに算出した当市の障がい者の実雇用率は2.49%となっており、法定雇用率である2.1%を上回ったものとなっております。人数で申し上げますと、法定雇用人数22人に対し、現在25人を雇用しているということで、3人上回っておる現状でございます。 障がい者の雇用については、障がいを持つ職員の退職等により法定雇用率の確保が厳しいときもありましたが、採用試験における障がい者の別枠採用等積極的に取り組んできた結果、現在の雇用状況となっております。今後も法の趣旨を踏まえ、計画的な障がい者の雇用に努めてまいります。 私からは以上です。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私から環境経済部所管の障がい者の法定雇用率の実態の把握と、法定雇用率に達していない企業に対して指導しているかについて御答弁をいたします。 民間企業、国、地方公共団体は、障害者の雇用の促進等に関する法律において障害者雇用率制度が設けられております。事業主は、その常時雇用している労働者数の1.8%、法定雇用率でございますが、以上の障がい者を雇用することが義務づけられております。富士宮管内の民間企業の障がい者雇用率につきましては、平成22年、ちょっとデータが古いのですけれども、平成22年6月1日付の状況でございます。常時雇用している労働者が56人以上の企業は60社ということでございます。そのうち、障がい者雇用率につきましては、平均で2.0%、1.8%の雇用率を超えているということの状況でございます。60社のうち、障害雇用納付金制度の対象となる労働者数が300人を超える企業につきましては5社となってございまして、うち1社が障がい者雇用率1.8%を下回っているとの報告をハローワーク富士宮のほうから受けてございます。法定雇用率に達していない事業主に対しましては、富士宮地区雇用対策協議会とハローワーク富士宮とともに、今後指導してまいりたいというふうに考えております。 また、平成22年7月から「改正障害者雇用納付金制度」がスタートしておりまして、常時雇用している労働者数が300人以上から、200人を超え300人以下の中小企業の事業主も納付金の申告が必要ということになりました。なお、最新の数値につきましては、本年11月25日以降に発表になるという予定だというふうに伺っております。 私からは以上でございます。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 今答弁いただきまして、障がい者に対してかなり手厚い措置がされているな、そんな思いもありますが、最初の通勤に対して、今障がい者がなぜ採用されないかという理由の中に、一番多いのが自分の力で通勤できない、そんなことがありまして、今工業団地が北部に集中している関係で、バスとか車、足がないので自分で通勤できないのが状況です。今、北山工業団地、山宮工業団地、南陵工業団地はまだ1社ですが、その中で、中には元気な企業は自社のマイクロバス等で従業員を送迎していますが、そういう企業ばかりでないのが現状だと思います。こんな話を耳にすることもございます。富士宮市が北部に企業誘致したのだから、交通手段も考えてくれないか。そうすれば、障がい者だけでなく健常者も雇用される人が増えるのではないかと、そんな声も聞きます。 そこで、お尋ねしますが、先ほど送迎サービスのことがちょっとありましたが、もう一度ちょっとお聞きします。富士宮市と企業が協力して通勤時間帯の交通手段が考えられないか、そこのところをもう一度お尋ねいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(田中嘉彦君) 先ほども通勤手段ということで、市でも市に障害者自立支援法上の自立支援協議会という協議会がございます。この中でも通勤手段等課題となっているということで、議員今おっしゃいましたとおり、北山工業団地、山宮工業団地、どちらかというと中心市街地から放射状にという形の富士宮市の交通体系というものがあって、東西が非常に弱いということで、なかなかその辺のクリアが難しいと。当然宮タクの話もあるのですが、宮タクはエリアから中心市街地へという定義のある中で、なかなか中心市街地から外に向かってという交通手段、これが障がい者にとっては難しい部分もあるのかと。ただ、市の福祉部門としましては、実は今議員さんからの御質問は雇用、一般就労という世界が非常にウエートが置かれているわけですけれども、これ以外にも福祉就労という、就労移行支援であるとか、就労継続のA型、B型の事業所とかというところに、またここも通所という形ではございますが、昔でいう授産所ですね、ここへの通所もなかなか難しいという現実でございます。一部市でも補助等を出して通所の支援をしているところではございますが、市内に就労移行支援の事業所が5カ所、就労継続Aが2カ所、就労継続Bが11カ所、実はこれ富士市よりよっぽど多い数になっているのですが、これが市内一円点在をしてしまっています。これをつなぐというのが、今非常に悩みの種ということで、どちらにしましても新たな障害者総合福祉法の中で大きなテーマとなっているということもございますので、また都市整備部門とも協議をした中で、地域公共交通という枠組みの中で、障がい者にも優しい交通体系ということ、取り組みをさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) 先ほど障がい者実数が、身体、知的、精神を含めて6,005人もいるという中で、この中で、中には本当に足がなくて働けない、そんな方も何人かいらっしゃると思います。ぜひこの辺を改善していただきたいなと、私の要望をしておきます。 それでは、発言項目の2番、グラウンドの芝生化についてお伺いいたします。成長途上の児童生徒が使用するグラウンドを芝草などで緑化することにより、積極的に身体を動かせる環境下での身体能力の向上や心の豊かさなど、心身両面でのメリットがあると考えます。緑化によって温暖化の防止、風の強い日でも砂ぼこりが周辺への飛び砂を抑制したり、環境への好影響があると考えます。子どもたちが屋外での遊びやスポーツをするのに転んでも痛くなく、けがの心配なく、天然芝は思いっきり動き回れるので、土のグラウンドよりよいと考えます。特に子どもたちにとって一番身近である広場は学校の校庭であり、体を動かす楽しさと基本動作を覚える貴重な場所であり、校庭を芝生化する意義は大変大きいと考えます。 そこで、要旨の(1)、小中学校グラウンドの芝生化をどうお考えかお伺いいたします。それと、富士宮市には芝生のサッカー場がないと思われます。毎年8月に、富士山少年少女サッカー大会が開催され、熱戦が繰り広げられています。関東から関西までのチームが遠方から参加する大会と聞いていますが、他市と比べても会場が少ないのではないかと思います。今後の計画を伺います。 要旨の(2)として、サッカーやソフトボール等が行われる多目的芝生グラウンドをつくるお考えはあるのか。 以上、2点お伺いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) グラウンドの芝生化についてお答えをいたします。 最初に、小中学校グラウンドの芝生化についてお答えをいたします。議員御指摘のとおり、校庭の芝生化にはプラスの効果があるとされ、芝生化を進めている自治体があることも承知をしております。しかしながら、校庭の芝生化には幾つかの課題も存在します。まず、芝生化の実施と芝生の適切な維持管理には相当の財源と人的配置が必要となること。さらに、学校のグラウンドは義務教育上の施設として位置づけられており、体育の授業の場としてフィールド競技とトラック競技をそれぞれ必要に応じて実施しております。グラウンドの全面芝生化を実施した場合、トラック競技の授業に支障が出ることとなり、またフィールド内の芝生化を実施した場合には、トラック側に繁殖を防ぐなどの維持管理が必要となることとなります。他市において芝生化を実施した学校の事例では、維持管理に対応し切れずに、現在はグラウンドの外側一部に点在する状況にあるとの報告もありますので、現在のところ小中学校のグラウンドの芝生化は考えておりません。 次に、サッカーやソフトボール等が行える多目的芝生グラウンドをつくる考えはあるかについてお答えをいたします。社会体育施設の中でも市民体育館、市民プールは建設後20年以上が経過しており、施設及び設備の整備、修繕を行い、利用者の安全性、利便性の向上に努めるとともに、老朽化した施設の長寿命化を図ることが現在の大きな課題となっておりますので、新たな多目的芝生グラウンドを整備することにつきましては、今後の課題にさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございました。 今の答弁で、フィールドの整備とか芝生の整備、グラウンドがフィールドとして使えないというようなことも聞きましたが、それでは再質問をさせていただきますが、小中学校を除いて市の保育園なんかでモデル校としてグラウンドというか、校庭の芝生化を検討したいというような要望を出したら、市はどういうようなお考えかちょっとお答え願います。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(田中嘉彦君) 保育園の園庭につきましては、なかなか今時点も維持管理非常に苦慮している部分もございます。ここをまた芝生化ということになると、より一層維持管理大変になってしまうのかなと。また、土と親しむという部分であるとか、いろんな要素を考え合わせた上でということになると、全面芝生化というのは園庭についてもちょっと一考を要するのかな、こんなことを考えております。 以上です。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。 他県の例をいいますと鳥取方式とか、静岡県でいいますと磐田方式なんかで芝生化にしている学校も増えてきているようですが、その辺ぜひこれからの検討課題としてお考えをしていただきたいなと思います。 そして、これは芝生のサッカー場とか、その辺の計画のことを聞いたのですが、これはちょっと市長にお尋ねしたいのですが、県から購入した県立高等農業学園跡地に、そこをサッカーとかソフトボールとかグラウンドゴルフ等ができる多目的芝生公園の整備なんか考えていただきたいなと思います。市長の所信表明の中でおっしゃっていますけれども、スポーツと観光と結びつける取り組みをやるというような、所信表明の中であります。富士山を見ながら、そこからすごく景観がよいです。観光で白糸の滝を観光して、その後ここの跡地のところへ行ったとします。そうしたら、駿河湾から富士山が一望できる、これは本当に観光スポットになるのではないかなと。そして、富士山周辺整備にもつながると思いますので、市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 私は、この富士宮市をスポーツ・レクリエーション・観光都市という位置づけもして頑張っていこうと思っておりますけれども、この富士宮市は本当に富士山があることによって、富士山のふもとでもってスポーツをしよう。富士山のふもとで大いに暴れまくろうといいますか、そういう伸び伸びとスポーツをしようという希望があることを聞いておりますけれども、そうした中で特に子どもからお年寄りまで、子どもの場合にはサッカーとか野球とかソフトボールとか、お年寄りの場合にはグラウンドゴルフとかゲートボールとか、いろいろありますけれども、そういういろんな方々が、富士宮市で大会開いてほしいというようなことを希望するということも聞いております。市内にあるそうした協会からも、そのためには受け皿である施設を欲しいと、広場が欲しいというようなことを求められています。そういうことによって、いろんな宿泊施設もまた繁盛するでしょうし、いろんな地場産品も売れる、あるいはまたお土産としていろんなものが買っていただけるとか、そういう産業振興の面においてもプラスになるのではないかなと思っています。 御質問の旧高等農業学園の跡地について、市ではいろいろな計画を持っておるのですけれども、ただ非常に眺めはいいしすばらしいところなのですけれども、サッカー場とかというちゃんとした規格されたスペースを確保することがなかなか困難だなというふうに思っておりますものですから、子どもたちが遊びに来て、適宜試合形式とか何とかではなくて遊べるような、そういう広場というような形はとれるのではないかなと思っております。私といたしましては、旧白糸高等農業学園のスペースはちょっと無理かもしれませんけれども、富士山ろくのどこか、用途指定とか、いろんな都市計画とか法律をクリアできるような場所で、広い場所で、適当にこうしたサッカー場が何面もとれる、そういう芝生を敷いた、そういうグラウンドができるような場所ないかなということで、今職員には何とかどこか探してみろよというような話をしております。今のところ、これといった適当なところがないというのが実情でありまして、そういった中で一応目標としては、どこかいい場所があれば何とか、今議員がおっしゃるような、そういうスポーツ・レクリエーション・観光都市に向けての受け皿づくりをしていきたいなと、こんなふうに思っております。 以上であります。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。 先日政策推進係の方に案内していただきまして、実際にその現場を見てきました。市のほうの整備計画こちらにいただいてきましたが、これを見ますと芝生の裸足の広場とか、いろいろ計画があるようですが、ぜひ非常に観光スポットとしてこれから整備すれば、お客さんも外から来ていただけるようなところですので、ぜひ進めていただきたいなと、そう思います。 それでは、発言項目の3番、富士宮市の道路整備に関することについてお伺いいたします。道路は、人や車の通行といった本来の目的のほか、災害時の避難通路や緊急活動をする緊急輸送路として、防災面からも大切な役割を担っております。市民の日常生活において、安心して通行できる道路整備が求められていると思いますが、私地元議員としましては、県道富士富士宮由比線の野中橋拡幅と右折レーンの設置、野中のセブンイレブンからエリエールまでの歩道の整備が地元の課題というよりは、重要な機能を果たす整備をすべき道路だと思っております。 そこで、要旨の(1)として、道路予算の執行状況について伺います。 要旨の(2)は、道路予算の組み立て方についてお伺いいたします。 要旨の(3)として、毎年道路予算が次年度に繰り越されている理由について。 以上、3点お伺いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 道路整備の考え方についてお答えをいたします。 私の所信表明の中で、市政運営の方針として5つの想いを述べさせていただきましたが、これらの3つ目の想いである活力ある豊かさのある元気なまちづくりの中では、施策としてスポーツ・観光・企業活動などへ活力があり、幅広い分野で発展する産業都市の構築を掲げました。ここでは、社会資本整備の充実を重点的に取り組むこととしますので、富士山世界文化遺産登録事業や都市計画道路整備事業等において、これまで以上に力を入れた予算を検討しているところです。議員御指摘の県道富士富士宮由比線の野中橋拡幅と右折レーンの設置につきましては、6月定例会で所信表明いたしましたように、県当局に要望しているところであります。県議時代からも、このことについては何とか拡幅しなければということでもって一生懸命お願いをしてきたところであります。現在、富士富士宮由比線につきましては、身延線鉄道高架事業とその周辺の拡幅工事を実施しているところでございます。御質問の箇所については、事業見通しは鉄道高架事業終了後になると考えられますので、そのときには速やかに事業着手が可能となるように、今から着実な準備を進め、またその要望を続けてまいりたいと思っております。 なお、次に黒田3号線ですね、野中のセブンイレブンからエリエールへの歩道設置についてでありますけれども、今まで数回にわたる熱心な要望を受けておりますが、市といたしましても、野中用水路沿いに埋設した都市下水路の星山放水路右岸1号幹線の工事が平成22年度に完了し、下流への冠水の心配がなくなったため、黒田用水路に張り出し形式、全部ふたしてしまうのではなくて、床版をかけて歩道を設置しようと、そういう考えであります。ただし、施工に当たっては、黒田用水路は勾配もなく、管理上土砂のしゅんせつなどをするときに、全部ふたしてしまうと、ちょっと後の始末が悪いものですから、そういう影響を与える工事となりますため、関連する皆さんと協議を重ねてまいりました。その協議も調いましたので、現時点で施工に向けて計画しているところでありますものですから、なるべく早い時点で完成するように頑張っていきたいと思います。 以上であります。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、私から道路整備に関します個々の質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、1点目の道路予算の執行状況でございますが、道路予算の最近の4年間の工事の執行状況ですが、平成22年度が95.1%、平成21年度が96.3%、平成20年度は95.2%、平成19年度は98.3%ということになっています。最近4年間の工事執行状況の傾向といたしましては、道路維持費に関するものと道路新設改良費に関するものと、大きく変化をしています。その内訳でございますが、交通安全対策費については道路施設の維持と修繕と工事がございますけれども、執行率といたしましては平均94%でございます。道路維持費につきましては、小規模修繕工事や路面補修工事と、市道の側溝や舗装の維持修繕工事がございますが、地元の要望が多数にわたるため、執行率はほぼ毎年100%でございます。道路新設改良費については、道路新設や改良工事を実施をしておりますけれども、執行率は平均87%という状況でございます。 それから、今年度の執行状況でございますが、11月1日現在でございますが、交通安全対策費が79.4%、農業事業費が48.3%、道路維持費が61.3%、そして道路新設改良費が10.3%、そして第二東名自動車道の推進費が63.8%という状況でございます。若干低い部分もございますけれども、今後12月に発注を予定しております。それが発注されますと8割以上になるというふうに思っております。 続きまして、道路予算の組み立て方ということでお答えをさせていただきます。道路維持工事につきましては、老朽化した舗装や側溝の未整備の箇所を計画的に改良工事を進めております。また、多岐にわたります地元の要望につきましては、道路側溝整備、溝ぶたの設置、路肩擁壁、のり面の整備などの工事も現場を調査しまして、その必要性とか緊急性などを考慮し、事業の実施に努めているところでございます。 また、道路新設改良工事ですが、交通網の整備、車両のすれ違いがスムーズになるように、また歩行者が安全に通行できる歩道新設など計画工事と、それから地元要望を考慮し、事業の実施に努めております。計画的な維持工事や道路網の整備のための道路拡幅改良工事と、地元の皆さんからの要望の中から、重要性、緊急性、費用対効果などを考慮いたしまして、事業の優先度を決めて道路予算の組み立てを行っているところでございます。 続きまして、3点目でございます。毎年度道路予算が次年度に繰り越されますが、その理由はということでお答えをさせていただきます。予算執行に当たりましては、予算の本来の姿であります当該年度にすべて執行できるようにということで努めておりますけれども、しかしながら道路工事といいますのは自然災害による復旧工事であるとか、また新たに用地を取得する必要があるということもございます。年度によっては、事前手続に日時を要し、その後の工事が年度内の完了が見込めなくなって、やむを得ず繰り越し措置をすることもございます。道路予算の繰り越し措置でございますが、用地や補償に関することが多くて、その内容は道路用地の取得、それから用地の所有権の移転、あるいは地権者が承諾をしても、およそ相続とか相続税の納税猶予があったりとか、あるいは境界画定を含む隣地の承諾に時間を要するというようなこともございまして、その原因は多岐にわたっております。 今後とも用地取得におきましては精力的な交渉を続けまして、予算がなるべく年度内に執行できるように努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございました。 先ほど市長の答弁の中で、今後高架事業が終わったら拡幅の工事とか、その辺が進んでいくのではないかな。そして、野中用水の歩道の整備についてはなかなか難しいものがあるということですが、張り出し方式でぜひ早期実現を目指してお願いしたいなと思います。 そして、今都市整備部長のほうから道路の執行率とか、いろいろお話いただきまして、どうもありがとうございます。詳しい話というか、数字的にはよくわかりませんけれども、その執行率の悪い理由が、今ちゃんとただしていただいた。今回私の目的というか、職務怠慢で執行率が悪くなっているのかなと、そんなことではなくて、今言われたように用地買収とか所有権の移転、やむを得ず承諾がなかなかおりないというようなことで執行率が悪くなっていると、そんなことをただしていただきましたので、本当によかったなと思います。私まだまだ新人議員ですので、予算の組み立て方とか、今後もっともっと勉強して市民に説明できるように、これからも頑張っていきたいなと思います。 そして、昨日17番議員の一般質問の中で、予算編成について財政部長が答弁していただいた中で、7階から市長が見てクレーンが余り動いていないというような話もございまして、今後、建設業界からも要望書が出ていると思いますけれども、もっともっと道路整備をスムーズにやっていただく、そんな思いと、建設業界のクレーンだけではなくて、重機が頻繁に動くようなことを期待をするところでございます。 今回グラウンドの芝生化がちょっと難しそうなことで、ちょっと残念だったのですが、市長の所信表明の中で、スポーツと観光をこれからますます結びつけて、取り組みをぜひお願いしたいなということで、ちょっと早いですけれども、私の、何かありますか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 白糸の旧高等農業学園の跡地の芝生についての話は、サッカー場とか野球場とかという、もう一つの規格品のような、何かありますね、ルールが、何メーターの。そういうようなことはできませんけれども、要するにあそこは全部平らでないものですから。だけれども、子どもの遊び場的な形でもって芝生の広場をつくる分においてはいいのではないかなとは思っておりますものですから、ただ面積的に狭くなるものですから、その程度のことならば可能性があるというふうに思います。 以上です。 ◆10番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。 私9月の一般質問のときにも、白尾山公園の公園の整備の話もさせていただきました。富士宮市は富士市に比べますと、公園の整備がおくれていると思います。なおかつ富士市と比べまして、広い公園がないというような思いもございます。ですから、少しでも公園の整備、そして芝生で子どもたちが安心して遊べるような場所をぜひ富士宮市のほうで提供していただいて、お願いをして、私の一般質問にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 以上で10番 諏訪部孝敏議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。午後の会議は1時から再開し、一般質問を継続しますので、よろしくお願いします。                                     午前11時48分休憩                                                                            午後1時00分開議 ○議長(朝比奈貞郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、1番 渡辺佳正議員の質問を許します。1番。               〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 早速一般質問に入ります。 発言項目1、野田政権の暴走で決定したTPP交渉参加についての市長の認識及び学校給食センター建替計画の見直しについてお伺いをしてまいります。TPP(環太平洋連携協定)は、国政、外交の問題であると同時に、農業、食の安心安全、医療、労働市場、金融、外国企業の国内市場参入などあらゆる分野に大きくかかわり、日本という国の形と私たちの暮らしのあり方を根本から変えてしまうと言われる、とてつもなく重大な問題です。戦後の日米安全保障条約がアメリカの世界軍事戦略下に日本を置いたように、TPPはアメリカの世界経済戦略に日本を巻き込むものだと考えます。政府が言う少子高齢化で活力が失われた日本を再生するなどという言いわけは全くのごまかしであり、イラク戦争やリーマンショックで衰退著しいアメリカ経済の再生を日本が手助けすることがTPP参加の本質だと考えます。この本質から目をそらしてあれこれ議論しても、意味はありません。TPPに参加したら、日米安保と同様、理論上は離脱可能であっても、日米同盟を最重視する政権のもとで後戻りすることは考えられません。そして日本は、アメリカ型の社会、つまり99%の貧困層を犠牲にして1%の富裕層が成り立つ社会に一層突き進んでいくでしょう。 国会審議で日本が守るべきものについて語ることができなかった政府が、交渉のテーブルで国民の多様な願いを主張することは到底期待できません。また、交渉途中の離脱もあり得るという理屈は、とりわけアメリカと日本政府の力関係のもとでは通用しません。関係国との協議に入った今、わずかな例外品目が認められたとしても、それ以外の交渉分野の膨大な項目について、私たちの目が隅々まで届くことは到底不可能であり、それらはすべてアメリカの要求を丸のみせざるを得ません。それがTPPの本質であります。 アメリカの要求については、これまで年次改革要望書という形で、ここ十数年にわたって、例えば10年間で600兆円の公共事業の押しつけ、郵政民営化、金融自由化、ミニマムアクセス米の受け入れ、労働者派遣法の改悪、法人税減税、人件費削減、社会保障の改悪、これらすべてが年次改革要望書でアメリカから押しつけられたものであります。これが今日の莫大な借金の原因になった。市長にはこういう認識はあるのでしょうか。しっかり聞いておいていただきたいと思います。 現段階で、この国と私たちの命と暮らしを守るには、全国の自治体、地方議会、そして国会を通じて、さらにはあらゆる団体、個人と力を合わせてTPP交渉参加反対の声を上げ、日本政府を突き動かし、アメリカに日本の参加をあきらめさせる以外にありません。そのエネルギーが今の私たち日本人に残されているかどうかわかりませんが、力を振り絞ってやるしかありません。今、東日本大震災の復旧復興に全力を傾けるべきときに、こういった命がけの反対運動を私たちに強いる政府は、まさにアメリカ言いなり以外の何物でもありません。また、TPP参加で日本の食料自給率が13%に低下し、食品の安全基準も大幅に緩和されると言われています。富士宮市の学校給食で安心安全な地産地消を目指すといっても、地場産品どころか国内産を手に入れることさえ難しくなってしまいます。TPPに参加しても、安心安全で地元産中心の学校給食を守るというならば、1カ所集中センターではなく、自校方式への転換を徐々に進めるなど、あるいは農業協同組合や地元農家と協力して地場産品を学校給食で使う体制を整えていく必要があります。そこで、具体的に伺ってまいります。 要旨(1)、TPPに参加した場合、政府の試算などに基づいて富士宮市の農林水産業に及ぶ影響をどのように考えているのでしょうか。 要旨(2)、「食のまちづくり」を掲げる富士宮市の政策に逆行するTPP参加に対して、市長は断固反対の立場を貫くべきと考えますが、いかがでしょうか。市長の御自宅の外神にあるキャベツ畑、トウモロコシ畑、イチゴ畑、北山、上野、白糸の田園風景、朝霧高原の放牧風景、猪之頭のワサビ畑、ニジマス、こういったものがTPPによって今後一体どうなっていくのか。そのことを、今農家の方たちは本当に心配されています。市長、農家の方たちの気持ちに思いをはせて、明確な答弁をお願いいたします。 要旨(3)、市長は、PFI方式による学校給食センター建てかえを見直して、市の直営方式を指示しているようですが、その検討状況をお伺いします。 要旨の(4)については、昨日5番、松永議員に対する答弁で、市民の声を聞く気はないと、こう答弁をいただいていますので、答弁は要りません。 以上、要旨(3)までについて答弁を願います。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私から、野田政権の暴走で決定したTPP交渉参加についての市長の認識及び学校給食センター建替計画の見直しについてのうち、要旨の(1)のTPPに参加した場合、富士宮市の農林水産業に及ぶ影響について、政府の試算などに基づきお答えをいたします。 TPPでの例外なしの関税や数量制限や煩雑な手続、検査など関税以外の方法による貿易制限、いわゆる非関税措置の撤廃は、関税や輸入規制により国内生産を維持している米や乳製品、牛肉、豚肉などの国内生産に深刻な影響を与えると言われております。国の試算では、例外措置が全くないTPPに参加し、補償措置など国内対策を行わなかった場合、農業生産額は4兆1,000億円程度減少しており、平成21年度農業生産額は8兆3,000億円ということでございます、関連産業損失も含めたGDPベースでは、損失額は7兆9,000億円の損失となりまして、その結果、国内生産の減少により、食料の自給率は現在の40%から約14%まで低下するというふうに言われています。また、直接的な農業生産への影響のほか、耕作放棄地の発生などで環境機能や景観の保持、水源涵養などの農業の多面的機能が喪失されることによる損害額が3兆7,000億円程度と試算されてございます。 富士宮市の生産額上位の中には、高関税品目の乳製品の原料である生乳や米、豚肉、輸入規制のある牛肉などがございまして、これらへの影響が懸念されるところでございます。牛乳等乳製品の減少率につきましては56%、生産額にして4,500億円減少との試算がされているほか、米が90%、1兆9,700億円減、牛肉が75%、4,500億円減、豚肉は70%で4,600億円という影響試算が農林水産省から出されているところでございます。 これらの減少率を富士宮市に当てはめますと、富士宮市の農業生産額の総額約120億円が52億5,000万円減少するということになります。農産物の競争は、価格と品質の両面での競争でございまして、関税撤廃等に伴う価格競争のみで影響をはかれない面もありますけれども、銘柄牛だとか銘柄豚のような、いわゆるブランド産品以外のものは、関税撤廃による安価な輸入農産物の影響は避けられないと予測されておりまして、富士宮市の農業にとっても影響は極めて大きいと考えております。 最終的な影響は、例外品目設定の可能性、さらに今後の戸別所得補償制度等の国内生産への補償措置や食料自給率の向上・維持政策の効果などもあわせて考える必要もありますが、今後もTPP参加や交渉に係る動向、また国内生産への補償措置など国内政策の行方に注視してまいりたいと考えてございます。 私からは以上でございます。
    ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) それでは、TPPの交渉参加に対する市長の見解ということでありますので、御答弁いたします。 TPPにつきましては、賛否両論ある中で、交渉参加のための協議を行う旨の決定がされました。なぜ賛否両論なのか。これは、このTPPが持つ重要性、二面性をあらわしていると考えます。議員御指摘の当市の農林水産業への影響も、「食」の安全性に関する課題も、大きな問題としてとらえております。私は、何といっても農業は国の基本であり、農業なくして国はなしと農業には強い思いを持っております。私自身、農業を守ることを信念としているところであります。 しかし、一方で貿易によって成り立つ我が国にとって、交渉の場にも立たず、新たなグローバルなルールが日本抜きで決定してしまうことは、大きく国益を損なうこととなるでしょうし、人口減少社会を迎え内需が期待できない国内経済において、TPPのような自由貿易の枠組みに属さないことは、産業の空洞化を招き、大企業のみならず、中小企業の疲弊が進み、ひいては雇用状況の悪化が大いに懸念される状況になると思われます。 いずれにいたしましても、「貿易立国として活力ある社会を発展させていくために、アジア太平洋地域の成長力を取り入れる」との考えのもと、政府として交渉参加に向けた方向にかじを切って、これから参入各国との交渉に入っていくことも段階として想定されるわけですが、交渉とは相手方の要望を一方的にのむのではなく、日本の主張も正々堂々と述べることであります。したがいまして、ここからの議論は明確な政府方針と交渉戦略にかかってまいりますので、その部分に関する国民への説明責任を政府としてしっかりと果たしていただきたいと考えております。前段で私自身の農業に対する信念を申し述べましたが、野田総理が言う「守るべきものは守り、勝ち取るものは勝ち取る」とは具体的に何を想定するのかを注視していき、自治体の長として、物を言うべきときにはきちんと申し上げたいと考えております。 また、次の要旨(3)、PFI方式による学校給食センター建てかえの見直しの検討状況についてお答えいたします。PFI方式については、賛否両論あろうかと思います。そんな中で、私自身も県議会議員時代に県が導入したPFI方式による事業を分析した結果、よい面ばかりでないと感じていました。そして現在、富士宮市長となり、学校給食センターの建てかえについて、PFI方式を改めて再検討した結果、特に「民間の事業機会の創出」とは言いながらも、市内の業者が受注しにくい事業展開が予想されます。さらに、公共発注工事落札率が従前に比べ低くなってきた傾向を考慮すると、必ずしもPFI方式がよいとは言えないと考えております。 また、これまでのPFI方式の他の例においても、将来的な見通しが確立しているとは言えないため、学校給食センターの建てかえの手法においては、市内業者の受注機会の拡大を優先し、PFI方式から公共施行に方針変更し、建設工事は公共発注工事とし、調理、運搬はこれまでの方針どおり、直営ではなく外部委託にしたいと考えています。 なお、学校給食センターの建てかえについては、方針変更を含め、今後全員協議会において詳細を説明してまいります。 以上であります。 ◆1番(渡辺佳正議員) TPPについては、関税撤廃という形になるのかどうか、今後の交渉を見なければわからないわけですが、やはり今の現時点では、その関税撤廃という、これがTPPの原則ですから、それに基づいて私たちは判断するしかできないのですね。 この関税撤廃ということになると、それに伴って日本は大規模化をすると言っていますけれども、今アメリカは1戸当たりの農地面積が日本の100倍です。オーストラリアは1,500倍です。たとえ日本が10倍になっても、もうとても太刀打ちできる状況ではない。これはもう戦争時代に竹やりで軍艦に突撃をするようなものですね。もうとても太刀打ちできるようなものではないのです。ですから、関税撤廃なんていうことになれば、もうこれ当然反対だと思います。市長は農産物の関税撤廃、特に米、富士宮市の畜産、酪農、この辺について関税撤廃ということになったら、反対ということを明確に表明するのでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 関税撤廃ともなると、農業に与える影響は重大だと思っています。ただ、いろんな意味でこれからの農業というのは付加価値の高い、安心安全なおいしいものをつくるとか、6次産業化していって、単なる農業の第1次生産ということだけでなくて、やっぱりそれを工業、商業ということで加工したり、いろんな付加価値の高いPRをしたりして、そしてもう少し発展的に進めていくことも大事ではないかなと、こんなふうに思っています。 ただ、今の時点で関税撤廃したから、ではそれをまるっきり全面的に反対するかどうかということについては、ちょっとしばらく返事を先に送って考えたいと思っています。 以上であります。 ◆1番(渡辺佳正議員) 農家の方からすれば、非常に物足りないというか、がっかりした答弁かなというふうに私は思います。 それでは、学校給食のほうについてですけれども、まず昨日の答弁で、5番、松永議員に対する答弁で、富士宮市の給食を全部自校方式にした場合、約76億円建設費がかかると御答弁されましたよね、76億円。私、この学校給食については平成16年に質問したとき、当時鈴木治彦教育次長が、全校富士宮市28校を自校方式に戻すと、約48億円ぐらいはかかるであろう。こういうことを行政改革特別委員会に出した資料で書かれているという、約48億円。昨日の答弁では76億円と。この76億円という数字の根拠は一体何なのでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 詳細の資料が手持ちにありませんので、後ほどその点については答弁させていただきます。 ◆1番(渡辺佳正議員) 詳細な資料ではなくても、この平成16年の48億円という数字と、今回の76億円という数字、28億円違うのですよね。芝川町が加わったとしたって、こんなに違うはずがないではないですか。細かい資料は結構ですけれども、どういう概要で、根拠でこういう数字が出てきたのか。教育次長、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 申しわけございません。今、その辺の手持ちに、具体的にというよりも、概要につきましても積み上げの資料を持っていませんので、申しわけないですけれども、後ほど答弁させていただきたいと思います。 ◆1番(渡辺佳正議員) 自校方式というのは、私も何でもかんでも自校方式をもちろん要求しているわけではないのですけれども、よりよい学校給食を子どもたちにと願う市民が、やはり自校方式はどうか、分散式のセンターはどうか、1つのセンターだったらどうか、こういう試算をやっぱりしっかり出してもらいたいと。そういうことを出さなければ判断できない。その根拠となる数字が、平成16年の48億円と76億円と、何でこんな違うのだと。考えられないではないですか。教育次長は、その根拠、どういう根拠で出したのですか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) まことに申しわけありません。先ほどから申し上げているように、根拠となる数字、今手持ちにございませんので、詳細について説明することできませんので、後ほど答弁させていただきたいと思います。 ◆1番(渡辺佳正議員) そんなふうだから、こんな試算の数字なんて全く当てにできないというふうに考えられますよ、だれだって。どこから出してきたのだって、怒りますよ、これは。当たり前でしょう。こういう子どもだましみたいなやり方をやっているから、信じられないのだって。私は本当にこれ、腹立ってしようがないのです、昨日から。その根拠も示せないなんて、教育という名のついている部署が子どもだましのようなことをやって、それで先生に襟を正せなんて言えるのですか。自分の襟を正せ、そういうふうに私は本当に怒りたいですよ。 教育長は、何か答弁ありましたらどうぞ。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育長。 ◎教育長(佐野敬祥君) 今、教育次長が申し上げたように、詳細は私も見ていませんので、もう一回調べて、今教育次長が答弁したとおりです。 襟を正せって、襟は正していますけれども、この件だけでそう言われても困りますね。 以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) この件ってね、子どもの学校給食って大切ですよ。別にこの件だけで言っているわけではないのですけれども、こんな大切なことで子どもだましのことをやっていたら、子どもを教育できるかって、そういうことを言いたいわけです。答弁は結構です。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育長。 ◎教育長(佐野敬祥君) 平成16年の状況も調べてみないと言えませんし、今回も調べてみなければいけないし、物価高もありますし、校数も変わっていますし、状況が全然変わっていますから、それを単純に決めて、襟を正せとは何事ですか。私はそう思いますよ。それは撤回してもらいたい。以上。 私、給食は大事だと思っているのです。昨日の答弁で言ったではないですか。だから、自校給食は大事ですよ。ただ、あるべき姿とある姿を2つ考えないと、だからクーラーつければいいと言ったら一番いいではないですか。だけれども、お金がないではないですか。では扇風機にしたでしょう。そういうふうに考えていかないと、一番いいものといったらどうされます。そういう論理が通りますか。 以上、終わり。                〔「冷静に」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(佐野敬祥君) いや、冷静ですよ。議員さんの声に合わせて言っていますから。 以上、終わり。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 大変申しわけないです。平成16年当時の48億円の根拠についてちょっと資料ございませんけれども、現在の76億円につきましては、一校一校試算する中で積み上げた数字ということで御理解いただきたいと思います。ただ、平成16年からいろいろ状況が、教育長申したとおり変わっております。完全ドライ方式等々いろいろ状況が変わっておりますので、その点等について試算値が大分変わってきていると。48億円の数字については、後ほどちょっと調べさせていただいて答弁させていただきたいと思います。 ◆1番(渡辺佳正議員) 当時から完全ドライなのです。状況なんかほとんど変わっていないのだと思います。28億円ですよ、その差が。当時の資料、そして今回の資料、ともに出してください。議長、お願いいたします。 要するにこれだけ金がかかるのだから自校方式は無理だと、頭から私はやる気はないのだという、そういう姿勢がありありと感じられるなと思います。そういう説明をして、市民の理解を得たなんて言ってしゃあしゃあとしている、本当にとんでもないなと私は感じます。今の政治も本当にでたらめだが、学校給食センターの建てかえ問題では、こういった余りにもいいかげんな数字を出してもらいたくないですね。私は本当に何が何でも自校方式だとは言っていません。小中合同の親子方式や4センター方式、それぞれがどうなのか、納得のいく説明が欲しいのです、市民は。納得のいく、理解のいく資料がいただきたいのです。こういう市民の疑問に誠実に答えていただきたい。だから、そういう真摯な姿勢がないから、市民の声を聞けないのではないですか。市民はエゴの塊ではないのです。市の財政のことを一生懸命考えているのです。 私は、今回今年の2月に、こういう薄っぺらい給食センター建てかえの庁内検討会検討結果報告書、ぺらぺらの報告書が出てきましたけれども、何年検討してきたのでしょうかね。その結果が、コストだけで最終的に決めた。そのいろんな方式のメリット、デメリットをちゃんと書いていない。もちろんいろいろあるでしょう。そういうのをしっかりと出さないで、これを全員協議会で説明いただいて、私はこんなの納得していません。しかし、議会としては導入可能性調査の予算に賛成しましたので、議会全体としては賛成という形になっていますけれども、今回12月7日ですか、全員協議会で説明がありますけれども、学校給食センター建てかえ。この検討結果報告書がもとになっています。これを見直して、また新たに出てくるというものですから、私はこの検討結果報告書を作成するまでに至った、いろんな調査をされたことでしょう。その調査の資料を要求をしたいと思います。どんな調査を行ったのか。こんな報告書では到底納得できないです。議長、その辺の、この検討結果報告書のもととなった資料をぜひ提出していただきたい。全員協議会の、少なくとも1週間前に見せていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この報告書のとき出されたスケジュールでは、平成28年に新センターの供用開始を予定しているということです。平成28年、まだ4年以上先ですよね、供用開始まで。まだまだ時間としては私は、決まれば早いですから、これはもう市の土地ですし、まだまだ時間があると思うのです。やはり今、これ要求させていただいた資料を私たちも見せていただき、市民の方にも見ていただき、市民の方から意見が来ると思います。ぜひそんな意見も参考にしていただいて、昨日も松永議員言ったように中央公民館、いろんな市民の意見聞いて、よりよいものにだんだん近づいてきているではないですか。学校給食センターだって、たとえ1カ所になっても、私はそれは市の決定したことであれば、それはそれでいいと思うのです。でも、その1カ所のセンターでも、できるだけ地元産をどうやったら使うことができるか、いろんなアイデア出てくると思うのです。市民の声は聞かないと、とんでもないなと。こんな大切な事業について、そうでしょう。ぜひ「食」のまちづくりを掲げる富士宮市として、そして何よりも子どもの学校給食の問題です。いろんな方の声、これはPTAだけではなくて、やはり食材を提供する方々の気持ち、農業協同組合や農家の方々、そういう方々の意見を聞いていただきたい。 私は、なぜ今日こんなに興奮しているかといいますと、やはりTPPが本当にこれ大変なことになってしまうのです。10年後、20年後、50年後の日本想像してください。この学校給食センター一たん建てたら50年使えますね、これから。この50年先の富士宮市の姿、想像してください。関税撤廃になったら、富士宮市の農地どうなってしまうのですか。今、富士宮市の山林、大荒れに荒れていますよね。今回の台風でもあんなに流木が流れてくる。これは木材が自由化されたことで、だれも山に手を入れられなくなった。こういう状況が、今回の山林被害につながっていると思うのです。そういう農業は環境という立場からも本当に大切な問題です。この学校給食センターは本当に半世紀、そして50年たったら、また集中センターでいこうという、その足がかりを今からつくってしまうことになるのです。自分たちの食料は自分たちでできるところで生産する、これが当たり前なのだというところを、ぜひこの富士宮市として守っていただきたいなということで、この発言項目を終わります。 続きまして、発言項目2、台風15号における大倉農地防災ダムの横手沢分流地点とダムの洪水調節機能を検証するとともに、今後の改善策についてお伺いをしてまいります。くしくもさきの9月定例会で台風15号が直撃して、風雨ともピークに入りかけたころ、私は一般質問でこの場で質問をしておりました。議会終了後、3時半ごろ帰宅すると、白糸の内野大橋付近、横手沢橋付近は芝川の濁流が川岸と橋を超えかけて、付近の住宅で床上、床下浸水の被害が始まっていました。私は、すぐに市役所に電話して、白糸地区になぜ避難勧告が出ていないのか、すぐに発令してほしいと連絡するとともに、家の中で川の様子に気がつかずに台風の通過をじっと待っていた近隣住民に避難を呼びかけました。横手沢橋近くの分流地点にある管理事務所も、芝川からあふれた水で1メートル近く冠水し、職員が避難を始め、放水ゲートが管理不能な状況になりました。管理事務所にいた職員の話では、大倉ダムが満水で、この分流地点からこれ以上放水はできないという話でしたが、豪雨のピーク時にダムの様子を見に行った人からは、まだダムは余裕があったようだ、こんな話も耳にしています。幸い台風は早く通過して、芝川の水があふれ出す洪水、大洪水になる一歩手前で芝川の増水はとまりましたが、あと30分、1時間とあの豪雨が続いていたら、近所の家が流されたのではないか。北山、上井出方面でも大災害が起きたのではないか。こんな可能性も考えられます。私は、白糸には大倉ダムがあるから大丈夫と、こう思っておりましたが、今回のような豪雨で洪水の一歩手前までいったことから、大倉ダムの防災機能をいま一度検証するとともに、今後の災害対策として大倉ダムの改善策を講じる必要があると痛感しています。そこで、具体的に質問をさせていただきます。 要旨(1)、大雨ピーク時におけるダムの貯水状況及び横手沢分流地点とダムからの放水状況はどうだったのか。 要旨の(2)、横手沢分流地点に流木が詰まったことが、この地点の放水量低下と内野大橋付近及び横手沢付近の床上、床下浸水につながったと考えられるのではないでしょうか。 要旨(3)、今回の台風では、大倉川本流からの流入によりダムが満水になったと言われていますが、ダム満水時のデータや写真などの記録が残されているのでしょうか。 要旨の(4)、相次ぐ台風襲来と長雨で天子ヶ岳山系及び富士山ろくにたまっていた地下水の量や台風直撃による雨量予測に基づいて、ダム及び分流地点からの放水をもう少し早い段階で行うべきではなかったか。こういう考え方について市の認識をお伺いします。 要旨(5)、「分流地点から放水時の警報が聞こえなかった」、こういう住民の声がありますが、住民に聞こえる大きさで鳴っていたのでしょうか。 要旨(6)、今回の台風15号を教訓にして、以下の観点から今後の改善策をどう考えているのかをお伺いします。 ①、分流地点における流木の除去。 ②、過去二、三カ月の雨量(地下水)データと、台風などによる予測雨量に基づいた洪水調節計画。 ③、ダム本体の貯水量の拡張。 ④、分流地点及びダム下流の住民に対する情報提供と警報の鳴らし方。 以上について答弁を求めます。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、台風15号におきます大倉防災ダム等についてお答えをさせていただきます。 お答えの前に、まず初めに大倉川の農地防災ダム及び横手沢分水施設、これは静岡県が設置をし、ダム管理事務所の所長は、富士農林事務所の農山村整備部長でございます。管理運営については、富士農林事務所で行っております。管理運営に係ります費用の半額は富士宮市でも負担をしているという状況です。 また、実際の洪水配備体制がしかれます第3配備になりますと、富士農林事務所から16人、そして富士宮市の職員が6人ということで配備をすることになっています。それで、水文データから機器類の操作等は県の職員が行います。市の職員は、横手沢の除塵機の補助とか警報車による下流の警報の通知等を行うということになっております。したがいまして、今回の御質問でございますが、管理者であります富士農林事務所のデータをもとにお答えをさせていただきたいと思っています。 まず、1点目のダムの貯水状況及び横手沢分水地点とダムからの放流状況についてということでお答えをさせていただきます。猪之頭の雨量観測所におきます大雨のピークの雨量ですが、9月21日15時から16時の1時間に観測をいたしました、時間当たり61ミリでございます。また、横手沢地点での洪水のピーク流量は、17時50分に観測をしました、毎秒401立米でございます。 分流及び放流操作につきましては、横手沢分流工において13時50分から17時15分にかけまして分水をし、17時20分に放流に関します規定水位に到達したということから、ダムにおいては17時40分から翌22日の10時30分までの間の放流を行っています。なお、放流操作はダム操作規定に基づいて、ダム下流地点の毎秒85立米以下になるようにバルブ調整をしております。 続きまして、2番目の横手沢分水量の低下が浸水につながったのかということでございますが、横手沢での分水量につきましては、ダム操作規定に基づきまして分水量を決めております。今回の台風15号では、横手沢の分水を9月21日13時50分に開始をしまして、その分水量は毎秒4.4立米でございまして、15時には毎秒33立米に増やしております。その後、異常高水によります水位計の欠測や横手沢分水工への流木の漂着等によりまして正確な分水量はわかってございませんが、芝川本線では9月21日16時に毎秒261立米、そして17時には308立米、17時50分には最大流量の401立米を観測しております。計画洪水量が毎秒160立米でございますので、この計画洪水流量をはるかに上回る洪水量を観測したということでございます。このように芝川の計画流量をはるかに超えるような流量でありましたので、内野大橋付近及び横手沢付近の浸水被害はあったというふうに思っていまして、横手沢分水のゲートの操作の時期とは直接の因果関係はないのではないかなというふうに考えております。 続きまして、3点目でございますが、大倉ダム満水時のデータや写真などの記録はありますかということでございます。ダムにつきましては、貯水量及び貯水位、放流量によるデータもございますし、ダム上流の大倉川流量を観測する佐折水位観測所及び芝川横手沢地点での分流量を観測する横手沢水位観測所においては観測データはございますが、異常高水により欠測も多く発生をしております。また、写真も、今私手持ちに持ってございますが、濁流が満水になっている写真もございます。 それから、4点目でございますが、雨量予測に基づいて、ダム及び分流地点からの放水をもう少し早くできませんでしたかということでございます。横手沢での分水につきましては、先ほどもお話ししましたように、芝川の横手沢流量、大倉ダムの貯水量、芝川の安居山頭首工の流量も観測しながら行うということになっております。ダム操作規定によりまして、ダムより下流の大倉川の流量は毎秒85立米以下となるように、大倉ダムに分水することになっております。これは厳守しなければならないということでございます。仮に横手沢で早目に分水を開始した場合には、ダムが早期に満水となりまして洪水調整ができなくなりまして、ダム下流域での被害が発生するというふうに思われます。今回の横手沢分水につきましても、ダムからの放流につきましても、芝川流域全体の安全の観点から、ダム操作規定に基づきまして適正に運用されたものというふうに思っております。 続きまして、5点目でございます。放水時の警報が聞こえなかったについてお答えをさせていただきます。大倉農地防災ダムの横手沢分流地点での警報サイレンは、分流工地点におきます芝川の水位が上昇し、安全通水量を超える可能性のあるときの約十分前から一般に周知をさせるために、サイレン及び拡声器によって分水施設から大倉川合流地点までの流域変更導水路の区間において吹き鳴らしをしております。吹き鳴らしの時間でございますが、横手沢での分水開始時間の十分前の13時45分ごろに行っております。警報箇所は6カ所ございます。吹き鳴らしの方法は、50秒鳴らして10秒休むという、これを5回繰り返して行います。サイレンの大きさですが、20メーター離れたところで109デシベルということですので、これは110デシベルという大きさが自動車のクラクションを2メーター離れたところで聞く大きさでございますので、かなりの大きさだというふうに思います。 放水時の警報が聞こえなかったということでございますが、この音が実は直進性がございますので、障害物等があるところでは聞き取りにくい場合もあるのかなというふうに思っています。しかしながら、今回のサイレンにつきましては、市役所の管理課に電話でこのサイレンの意味合いは何ですかという問い合わせも2件ほどございましたので、サイレン自体は一般的には聞こえていた音だというふうに思っております。 次に、6点目の台風15号を教訓に今後の改善策ということでございます。まず、1点目の分流地点におきます流木の除去でございますけれども、分水箇所の流木の除去施設の改良につきまして、現在富士農林事務所と検討をしているところでございます。 それから、2点目の過去二、三カ月の雨量(地下水)データと台風などによる予測雨量に基づく洪水調節計画ということでございますが、大倉ダムは芝川沿線の農地を芝川の洪水から守るということを目的といたしました農地防災ダムでございます。したがって、多目的ダムのように貯水した水を徐々に利用して使用するような機能は持っておりません。このため、大倉ダムの貯水容量は小さくて、流入した水はなるべく、できるだけ速やかに排水するということになっています。ダムの構造自体が貯水する意味ではなくて、流入水と流出水の差の分が一時的に増加をする、調整するというだけの構造になっております。以上のような理由及びダムの操作規定からも、予測に基づく調節というのは無理なのかなというふうに思っています。 3点目のダム本体の貯水量の拡張でございますけれども、平成20年度から平成21年度にかけまして、ダム池敷内の堆積土砂の除去を行っております。貯水容量を回復させるようなことを行っています。なお、大倉ダムはロックフィルダムという構造でございまして、築造されていることから、ダム本体のかさ上げというのはできないというふうに考えております。 4点目の分流地点及びダム下流の住民に対する情報提供と警報の鳴らし方についてでございますが、操作規定に基づきまして適切に対応しておりますが、なお聞こえづらい場所があるということのようでございますので、スピーカーの方向を調節する等今後対応していきたいなと思っております。また、ダムの機能や横手沢分水やダム放流に伴いますサイレンなどにつきましても、地元の皆さんに周知をしていただくためのお知らせの文書、回覧なども今後検討していきたいと思っております。 以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 今説明いただいたような情報を、ぜひ白糸の分流地点の付近、それから下流の柚野、大鹿窪、あちらのほうでも大変な状況でしたね。ダムから放流して、本当に何でこんなとき放流するのだと怒っていましたので、その辺を十分計算されての放流だったとは思いますが、今回のこういう状況だったとかという説明。それから、できれば先ほどおっしゃったダムの写真ですね、私もいただきましたが、本当にこんな満水になっているという、こういう写真もあわせて住民に説明をしていただき、今後同じような豪雨になったときどういう行動をとればいいのか、その辺の指針として生かしていけるように、ぜひよろしくお願いいたします。 それから、1つ芝川が洪水になっていた、13時50分で洪水になったと。どうして白糸では避難勧告出ていなかったのでしょうか。猪之頭や人穴、それから柚野、これは避難勧告出ていたのですけれども、市役所に電話して白糸は出ていないと。どうしてだったのでしょうか。それは総務部長でしょうか。ちょっと私は理解に苦しむのですけれども。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 総務部長。 ◎総務部長(石川善裕君) 急にちょっと、今頭の中が混乱していて、状況判断がちょっとできないでいますものであれなのですけれども、確かに数字的には洪水状態であったということですけれども、河川の場合には警戒水位というものがございます。その警戒水位を超えていたのかどうなのか、ちょっとまだ今情報も私も何もないことから、ちょっと明確な答弁できませんけれども、いずれにしましても大雨のときには地域の消防団、河川監視員等が十分現場を監視していて市に情報が入ってくるようになっておりますので、その時点では洪水状態であったけれども、それを乗り越してほかに被害というふうな人的な被害が想定されていなかったのであろうと、このように私は考えていますけれども。 以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) もう少し避難勧告の前段階のような情報で、消防団への出動とか、地元の自主防災会への何らかの行動をとっていただくとか、そのようなことは県の富士土木事務所と連携をとり合って、情報をしっかりと共有していただくということが大切ですので、ぜひよろしくお願いいたします。今後の豪雨の際には。 それでは、続きまして、発言項目の3、もう時間もありませんので、要旨だけを読んで終わります。淀師地区の異常湧水に対する抜本対策として多孔管の埋設を。 要旨(1)、13年前の異常湧水発生時に住宅敷地などに市が埋設した多孔管は、今回の異常湧水でも大きな効果を発揮していると考えられますが、いかがでしょうか。 要旨(2)、埋設済みの多孔管の目詰まりなどについて、現状を検証しておく必要があるのではないでしょうか。 要旨(3)、効果の大きさが実証されている多孔管を、今回の異常湧水発生地にも市の責任で埋設する必要があるのではないでしょうか。 以上、答弁を求めます。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、異常湧水についてお答えをさせていただきます。 まず、1点目の13年前に埋設した多孔管が効果を発揮していると思うがということでございます。平成10年の異常湧水では、青木、外神も含む広範囲で、特に外神地区が異常に多く湧水が発生をしております。このため、湧水の処理といたしまして、多孔管を14地区に延長約3,000メーター布設をしております。この埋設箇所を調査いたしましたが、実際に湧水も確認されておりますことから、多孔管はちゃんと機能しているというふうに判断をしております。 近傍の淀師観測井の最高観測水位が、平成10年10月には178.56メーター、今回が10月で152.33メーターで、その差が26.23メーターございます。このため、13年前と比べますと狭い区域での異常湧水と思っております。このように、地下水位の高さが13年前と大きく違いがございますので、多孔管の効果について同一視してお答えできませんけれども、しかし湧水が発生している地区において、多孔管から湧水が確認できていますから、その効果は十分上がっているというふうに考えております。 続きまして、2点目の多孔管の目詰まりなどについての現状を検証の必要があるのではないかということでございますが、多孔管は、13年前に施工したものでございます。当時、緊急手段として、多方面にわたって埋設をしております。構造といたしましては、当時は多孔管の周りに、透水性の向上と細粒土砂の流入による目詰まり防止の目的でフィルター材、これは一定の大きさの単粒砕石でございますが、これを使用した構造で施工されております。現時点では、淀師地区では多孔管からの湧水が確認されています。現時点では目詰まりはなく、機能を十分発揮していると思っております。ただ、今後さらなる経年変化によりまして目詰まり等も考えられますので、現在の排水機能の確保をどのように維持していったらいいかというようなことも含めて、今後調査検討していきたいなと思っております。 続きまして、3点目でございます。多孔管を市の責任で埋設できないかということでございます。平成10年のときには、今年と比べますと外神の和田地区の東京電力の送電線付近までに湧水が発生をし、1級市道外神中線や、これに交差する市道に湧水が流れ出て通行に支障を来すほどの量でございました。このため、歩行者や通行車両の安全を確保するというような観点から、民地内であっても市の予算で暗渠排水管を埋設したという経緯がございます。 本年、今年の9月補正で計上させていただきましたが、暗渠排水分が約250万円させていただきました。暗渠排水管の埋設につきましても、平成10年と同じような方法を考えております。すなわち、市道に湧水が出て通行に支障を来すような場所については市の予算で施工していきたいなと思っております。これは、ほかの災害でもありましたが、3月11日とか3月15日、あるいは台風15号でも同様の民地の崩壊や農地ののり面崩壊などもございましたが、あくまでも個人の資産の保全ということから市の補助とか助成はしておりませんので、同一判断で今回も行いたいと思っております。 また、当時との予算規模についての比較でございますが、さきも述べましたように、平成10年は湧水範囲も広範囲でありましたので、本年は平成10年に布設した暗渠排水管も機能しているということもあります。今回は淀師地区の限られた部分の範囲でありますので、予算額も少額になっております。今後冬季に入りますと路面の凍結なども心配になりますので、道路に影響するような箇所については対処していきたいと考えております。 以上です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 市の責任で埋設をしていただくということですね。個人の負担はないということで理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) ちょっとはしょってしゃべってしまったものですから、何か意味が通じなかったのかなと思いますけれども、道路ですね、公共の財産道路の通行に支障になる水が民地から出てくるものについては、市のほうで多孔管を入れましょうということです。ですから、あくまでも公共財産、不特定多数の方、皆さんが使う財産を守るために湧水の処理をしましょうという考え方でございます。よろしくお願いします ◆1番(渡辺佳正議員) それは、前回平成10年のときと同じやり方ということですね。わかりました。まだ続いているのですよね、湧水ね。出ているときにも施工はできると思いますので、一日も早い施工をお願いをいたします。 以上で私の一般質問を終わりにします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 当局にお願いします。1番 渡辺佳正議員の質問の中で、自校方式の建設費用について平成16年建設費用48億円の内訳、今回の建設費用76億円の内訳、及びさきの報告された検討結果についての資料を提出してくださいますようお願い申し上げます。 以上で1番 渡辺佳正議員の質問を終了します。 次に、発言通告順により、2番 若林志津子議員の質問を許します。2番。               〔2番 若林志津子議員 登壇〕 ◆2番(若林志津子議員) では、質問項目の1としまして、(仮称)中央公民館及び駅前交流センターの運営方法・条例についてと新たに取得する駐車場用地の周辺整備についてお伺いいたします。 長年の懸案事項であった第二中学校区公民館は、須藤市長就任後、市民説明会、ワークショップなどで市民の意見を取り入れ、設計の一部を変更後、実施計画が完了し、12月より工事が着手されます。この間、(仮称)中央公民館及び駅前交流センターの計画をめぐり、建設手法や建設場所が駅前のため、さまざまな意見がありましたが、工事が始まり、公民館利用者を含め、市民も心配から期待へと気持ちが変わってきたことと思います。次の段階は、運営などの検討に入るわけですが、その点についてお聞きいたします。 要旨の(1)としまして、運営方法・条例については富士宮市立公民館運営審議会で2回検討を始めているようですが、その①としまして、従来の公民館とは違う交流センター機能についての考え方はどのように取り入れていくのでしょうか。 その②、まちづくりとの観点で商店街関係者や市民からの委員を加えるべきと考えますが、いかがでしょうか。富士宮市生涯学習委員会設置条例で、委員は1、学校教育の関係者、2、社会教育の関係者、3、家庭教育の向上に資する活動を行う者、4、知識経験を有する者となっています。第6条の第3項では、会長は必要があると認めたときは、会議に委員でない者の出席を求め、意見を述べさせることができる。また、第7条では、委員会は必要があると認めるときは、部会を置くことができるとなっています。これらの条項を使い、生涯学習委員以外の人の意見を聞くことができますが、いかがでしょうか。 要旨の(2)、名称については、いつごろからどのような形で取り組むのでしょうか。また、市民などから公募する考えはございますか。 要旨の(3)、現在ある公民館との関係では、交流センターと公民館という新たな施設となりますが、他の公民館のあり方も変えていくお考えはありますか。 要旨の(4)、新たに駐車場用地を取得し、利用者の便宜を図っていくわけですが、周辺の整備についてお伺いいたします。 その①としまして、この駐車場は長崎屋の駐車場としてかつては利用されていたわけですが、今後(仮称)中央公民館、駅前交流センターの駐車場やイベント会場としての利用が考えられ、今までよりは車の往来が多くなると思われます。駐車場周辺に住んでいる住民の意見はお聞きしたのでしょうか。 その②、周辺道路は駐車場の南と北が一方通行の道路で、東側は住宅があり、道路と接していません。西側の道路だけが南北の通行ができる道路となっています。今のままでは、一度に多くの利用者があるときは、周辺の道路への渋滞が予想されます。市立病院の駐車場入り口のように車の待機場所をつくることや、入り口と出口を変えるなどの対策を行う必要がありますが、どのようにお考えでしょうか。 以上、答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) それでは、(仮称)中央公民館・駅前交流センター運営等についてお答えをいたします。 最初に、交流センター機能の考え方の取り入れについてお答えをいたします。平成25年度に購入して設置する施設は、まだ仮称ではありますが、「中央公民館及び駅前交流センター」という名称のとおり、公民館と交流センターの2つの施設が併設されております。この交流センターにつきましては、さまざまな御意見を取り入れて、単に貸し館としての部屋を用意するだけでなく、富士山を紹介するコーナー、調理室、託児室として使用できる部屋などを設けています。開設後は、市民の皆さんを初め、観光で訪れた皆さんにも気軽に立ち寄っていただけるよう富士山資料の充実や、予約のないときの一般開放についても進めていきたいと考えています。 次に、公民館運営審議会に商店街関係者や市民からの委員を加えることについてお答えをいたします。当市では、条例により生涯学習委員会を設置しています。この委員は、社会教育に関する諸計画の立案や教育委員会の諮問に応じて意見を述べる社会教育委員会と、教育委員会の諮問に応じ意見を述べる公民館運営審議会の委員を兼ねております。委員は、御質問のとおりの基準で16人の方々を選任しており、まちづくりの観点での御意見も多くいただいておりますので、新たに地元から地域限定の委員を加えることは考えていませんので、御理解をいただきたいと思います。また、生涯学習委員以外の意見を聞く方法につきましては、7月に行ったワークショップで地元を中心に市民の皆さんに意見を伺っており、今後も御意見を伺う機会を検討してまいりたいと考えております。 次に、施設の名称とその公募についてお答えをいたします。異なった施設が併設し、使用方法も異なるため、条例等の整備はそれぞれに必要であり、条例上は公民館と交流センターという2施設の名称が存在することとなります。名称も含め、運用につきましては、現在公民館運営審議会で検討していただいておりますので、検討が終了した段階で結論を出していきたいと考えております。名称の公募につきましては、通称名を含めて平成24年度に実施することを考えておりますが、公募方法等の詳細なことにつきましては、これから検討していきたいと考えております。 次に、他の公民館のあり方も変えていくのかについてお答えをいたします。公民館のあり方につきましては、社会教育法の中では余り変化はないものの、実際の運用面で時代の流れとともに変化が必要だと全国の現場から声が上がっていること、使用についてケース・バイ・ケースで対応することが多くなっていることは認識をしております。新たな施設の設置を契機に、使用について見直しできるところは見直しをしていきたいと考えております。 次に、駐車場周辺の住民の声を聞いているかについてお答えをいたします。駐車場周辺の住民のみに限定しての意見はお聞きをしておりませんが、広く市民の皆様から意見を聞く場として、5月19日、6月6日に説明会を開催いたしました。説明会や周辺住民の皆様から、「駐車場の管理はどうなるのか。公民館利用者以外でも駐車できるのか」等についての問い合わせがありますが、駐車場用地取得後は市で維持管理し、また駐車場の利用方法につきましては、公民館利用者が駐車する場合、それ以外の皆さんが駐車する場合等の利用方法を検討し、広く市民の皆様に利用していただける駐車場としてのあり方を検討していきたいと考えております。 最後に、駐車場周辺道路の予想される渋滞について、対策はどのように考えているかについてお答えをいたします。議員御指摘のとおり、一度に多くの利用者があるときは渋滞が予想されます。ハード的な対策では、市立病院のような導流部を設ける方法もありますが、せっかく取得した広い面積をイベント等でも有効に活用したいと考えておりますので、費用面を考え、駐車場の改修は考えておりません。使用面において、複数の団体が使用する場合は利用者の来館時間の調整をお願いし、イベント等では主催者に利用者への早目の来場をお願いすることや、料金所入り口を開放し、誘導員を配置する等のソフト面での対応を考えております。 また、多額の費用が必要となりますので、周辺道路の拡幅につきましては考えておりませんが、駐車場西側の南北の道路上にある電柱3本等の移設等につきましては、車のすれ違いをスムーズにさせるということでは考えております。 以上でございます。 ◆2番(若林志津子議員) まちづくりという機能が、この今回の交流センターが入るということで、そういう観点をいかにここに取り入れるかということが、今回のこの建物についての一番の主眼だとは思うのです。そういう中で、今の公民館運営審議会で2回検討を始めたということをお聞きしたわけですけれども、この公民館運営審議会の中に新たな委員は入れないというようなお考えなのですが、この公民館運営審議会の公開、どなたでも自由にそこに傍聴として参加できるのかどうか、そこをお伺いいたします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 傍聴については、今ちょっと確認をさせていただいていますので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ◆2番(若林志津子議員) 中央公民館と駅前交流センターができるに当たって、本当にさまざまな経過があったわけですよね。これは政治的な部分もあったわけですけれども、そういう中でやはり最後まで皆さんに開かれた形で、自由に皆さんが意見を言えるという形をやっぱり最後まで貫き通すほうが、いろいろそのときそのときに聞いていなかった、いや私たちも意見言いたかったなということがないような形をとったほうがいいと思うのです。そういう点でも、運営とか、またこれからの条例をつくる中で、私たちもちろん議員としても意見は言えるわけですけれども、そういうところからもあらゆる立場の、またまちの、駅前ということで商店街の方などの意見というものがやっぱり大きいと思いますので、そういう点で意見を聞いてほしいと思うわけです。 一つワークショップをしながら、今後も意見を聞いていくというお考えのようですけれども、その辺の具体的に、どの辺の段階になったとかというのは、今お考えがあるのでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 特にこの後、7月に行ったようなワークショップを開くというような、今現時点では検討はされておりませんけれども、何かの機会に意見を聞く場は設けていきたいというふうに考えております。 ◆2番(若林志津子議員) 工事が12月に入って、来年度からはこの条例づくりということに入るわけですから、ぜひその点での、もちろん皆さんから意見を聞くということで、そういうホームページで意見を募るということもあると思いますけれども、ぜひそんな形でやっていただきたいと思います。 また、条例の中で貸し館だけでなくということで、公民館という形としては今までのあり方ということでいいわけですけれども、その交流センターの使い勝手の部分なのですけれども、その辺の料金的な問題というのが出てくると思うのです。そういう中で、条例もなかなか難しいのではないかと思うのですね、つくっていくに当たって。今お考えになっているようなところで、どういうような条例で考えているのか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 料金設定につきましては、社会教育という形で使うのか、それ以外で使うのかという形で、今でも他の施設等でもありますけれども、今回は交流センターということですので、また別な料金体系というような形になろうかと思いますけれども、その辺はまだこれから詰めていきたいというふうに考えております。 ◆2番(若林志津子議員) わかりました。 駐車場の部分では、周辺の住民の方に特に聞いたわけでないけれども、説明会を行ったということで、駐車場の利用勝手については、特に大勢人が来るようなときは、今出入り口を開けてということを考えていらっしゃるようですけれども、また今後、もし使う中で、本当にショッピングセンターなどと違いまして、一遍に多くの方が集まるというのはよほど交流センターのホールを使うときとか、年に何回あるかわかりませんけれども、そういうようなときにまた実証していただいて、皆さんが使いやすい方向というのを考えていただきたいなと思います。 名称というものについては、条例が来年度からの検討、名称はいつごろからに大体なるのでしょうか。名称の公募をするとか、そういうような具体的なスケジュールというのは。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 先ほど御答弁しましたように、まだ詳細な部分については検討している段階でございますので、なるべく早い時期にとは思っていますけれども、来年度その辺については詰めた上で公募していきたいというふうに考えております。 ◆2番(若林志津子議員) まちづくりという観点をぜひ取り入れていただくような形での、使い勝手のよい建物ということで市民も期待していますので、ぜひお願いいたします。 それでは、質問項目2に入らせていただきます。公民館利用に当たり、市民の要望をどう改善していくのかについてお伺いいたします。 要旨の(1)、現在の公民館に職員の配置はなく、館長は嘱託となっているわけです。公民館の使用は教育委員会の許可を受けなくてはなりません。使用料は使用する団体により、無料、減額免除、有料となっていて、他の施設との違いがあります。公民館を利用するに当たり、ほかの施設に比べ、そういう料金の問題、申し込みの方法などで不便に感じる点がございます。それらの改善についてお伺いいたします。 その①としまして、夜間や曜日によって管理人だけのときに、あいている会議室や使用申し込みの問い合わせをしても即答してもらえないということがございます。市民からは不便だとの声があります。なぜ即答できないのでしょうか。あいているか、その会議室がふさがっているかぐらいは答えられるようにすべきではないでしょうか。 その②、登録団体以外の団体が使用を申し込もうとするときの判断は、だれが行っているのでしょうか。 その③、規定ですと1週間前の使用申し込みは受けないことになっていますが、1週間という期日は何のために必要なのですか。1週間以内でも、使用したい施設があいているときは使用できるように対応すべきと考えますが、いかがでしょうか。 要旨の(2)、今、体育施設では施設予約システムということで、ホームページ上でアクセスをしますと、もちろん登録団体という申し込みもしていなければ予約はとれないわけですけれども、空き状況はだれでもが見れる状況になっています。公民館でもこのようなシステムを取り入れる検討を行うべきではないでしょうか。 以上、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 公民館利用に当たり、市民の要望の改善についてお答えをいたします。 最初に、管理人に問い合わせをしても即答ができないことについてお答えをいたします。現在、公民館の職員は、昼は嘱託員の館長と事務員、臨時職員の3人体制で、夜間は臨時職員の交代制の夜間管理人2人の体制で管理運営を行っております。公民館では、講座等の事業の計画、募集、実施や施設の貸し出し、市民課の証明書の発行等を行っていますが、夜間の臨時職員につきましては、館の保安、防犯上の管理をお願いしていますので、申請書の受理や図書の返却等は対応しておりますが、会議室の使用状況等その場での状況の把握が完全にできずに判断に苦慮しているところがございますので、お問い合わせにつきましては昼間にお願いしたいと思います。 次に、登録団体以外の団体が使用しようとするときの判断はだれが行うかについてお答えをいたします。公民館の使用許可に関することは、館長が行っております。判断が難しい場合は、社会教育課で判断し、その結果につきましては申込者に連絡をさせていただいております。 次に、使用申し込みが1週間前までとなっているが、この期間は何のために必要かについてお答えをいたします。公民館の使用につきましては、一般の皆様は有料になりますが、この申請につきましては、社会教育施設の使用の可否の判断及び使用料の納付書作成と納付金の収納業務が伴います。また、御利用の状況により、施設や備品操作方法の説明がありますので、1週間前までとさせていただいております。実際には、利用者の利便を図るため、1週間以内であっても、あきがあれば貸し出しは行っております。 最後に、公民館での予約システムの導入についてお答えをいたします。公民館の予約システムにつきましては、公民館運営審議会からの提案もあり、現在検討して進めておりますが、外部からシステムへのアクセス等を考えると専用のサーバーであったり、専門的な知識が必要となり、またメンテナンスにもそれなりの費用がかかることがわかっております。御質問の体育施設予約システムとは、施設内容、予約内容等が異なることから、年間相当の費用がかかることを考えると、体育施設システムをそのまま導入することは難しいと考えています。また、登録者の予約日時の集中から、同システムでは事前に抽せんを行って、登録者の利用日時を確定した後にシステムから一般受け付けを行っており、公民館でも利用サークルの調整を同様に行っていますことから、若干時差は生じるものの、空き状況の情報につきましてはホームページで発信できないかと考えているところでございます。 なお、新システムを構築することにつきましては、多額な費用がかかりますので、新たに施設予約システムを導入することは今後の課題という形で考えております。 以上でございます。 ◆2番(若林志津子議員) ありがとうございます。 今お答えしていただいたのが、今の公民館の利用の中でのことなのですけれども、それが質問項目の1とちょっと重複するわけですけれども、運用の面で、やはりもうちょっと皆さんが使い勝手がいいようにというのが、そこに新たな公民館というところに、今皆さんが求めることだと思うのです。そういう中で、今お答えいただいたところをやはり変えていかないと、運用を皆さんが使いやすいようにしていくということにならないと思うのです。 例えば、夜間管理人しかいないから即答できないというようなことのわけですけれども、総合福祉会館の場合ですと、こちらも夜間は嘱託の方3人ということで、交代でやっています。総合福祉会館では、貸し館だということもあるわけですけれども、かぎのやりとり、それであいているとの返答もする。もしそこで対応できない場合は、職員の方に呼び出しをしてもらって対応するということで、そういう中で特にトラブルは起きていないというようなことがあります。そういうように、夜例えばそこを使っていて、次の会議はいつと決まったときに、その場で問い合わせをして、あいている、あいていないということは確認をとりたいわけですよね、使う側にしてみれば。そういうことができないというのが、ここの管理人の方がそういう仕事をしないということになっているというわけですけれども、とりあえずはあいていますよと答えて、また昼間になったら職員の人が来てそうではなかったというようなことになるから、こういうふうに答えないというふうになっていると思うのですけれども、その辺のところは、どうしてもその部分は時間内でなければだめということなのでしょうか。時間内でなければだめということは、昼間に電話かけられる人しか対応できないですよね。仕事を持っている人が、昼休み時間に電話かけられて、公民館があいていますか、どうですかと問い合わせできる人ならいいですけれども、仕事を持っている人で、仕事が終わった後、公民館があいているかと電話しても対応してもらえないということもありますよね。 それと館長が、②番のことも一緒になってくるのですけれども、初めて使おうとする団体が電話をしたときに、たまたまそれが金曜日で館長が出張でいなかった。土日もお休みが入ってしまった。月曜日が公民館の休み。そうすると、金曜日に問い合わせしても、最終的に返事をいただくのは火曜日になってしまうわけですよね。だからその辺が、館長がいなくても事務員の人たちがいるわけですから、そこで受けて、そのまま社会教育課に問い合わせてということをなぜしないのかなとすごく不思議なのですけれども、その辺の、民間の仕事の中では考えられませんよね、そういうことって。だから、その辺のあり方というのはどんなふうに、そういう不便というか、申し込もうとする人の不便だと思う気持ちは、そのことに対してどうでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 最初に、夜間の問い合わせの関係につきましては、現在お願いしている方にそんな形で、防犯とか防災、安全という面でお願いをしていますので、今後切りかえ等の時期におきましては、その辺の対応もできるような形で話を進めていければなと思っています。 それから、館長がいないときの対応でございますけれども、議員さんおっしゃるとおりだと思いますので、その辺については各館に、館長不在のときには社会教育課に問い合わせをして対応するような形で徹底をしていきたいというふうに思っています。 以上でございます。 ◆2番(若林志津子議員) 職員でなく、館長は嘱託という中で、嘱託の仕事ということがこの条例取扱要綱とかということでもあるわけですよね。そこには服務ということで、嘱託員はということで仕事場が決まっているわけです。それだけの服務規程をかけられている嘱託員なものですから、それなりの判断というものを持ってもいいのではないかと思うのです。だから、その辺のところが、なかなか職員を公民館から引き揚げたということでの弊害といったら弊害になっていると思うのです。それで館長にしても、余りにでは館長の権限というものを拡大していったときに、独善的だというようなことが片方で生まれてしまったらまた困るわけですけれども、それが今後の公民館のあり方に大きく影響してくるのではないかと思うのです。 富士市の状況は、まちづくりセンターということで、そこに職員を配置しているということで、それを一概にいいというふうに言えない部分もあります。例えば今までも、職員の皆さんがさんざんいろいろ頑張って職員を減らしてきて、すごく努力なさったことを、これをでは即まちづくりセンターにして、そこに職員配置をするのが正しいのかと。その判断というのは、なかなか皆さんで議論をしていかないと、一概にはできないと思うのですけれども、そういう公民館のあり方の、その館長が嘱託だということも大きく運営の中での問題点ではないかと思うのです。もちろん館長が嘱託として一生懸命やっていただいているのはわかりますけれども、そこに御自分での判断ができない部分が少しでも残っていると、やはりそこになかなか難しい部分があるのではないかなと思うのですけれども、今後のあり方として、どちらにお聞きしたらいいのかわからないのですけれども、庁内全体で、今後中央公民館・駅前交流センターができる中で、それとあわせて公民館のあり方も検討していくようになると思うのですけれども、その辺についてのお考えはどちらにお聞きしたらよろしいですか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 副市長。 ◎副市長(芦澤英治君) これ公民館に限らず、すべての公の施設、市民の皆様にやっぱり一番使いやすいサービスを考えるということは公民館に限ったことではなく、所管に限ったことではないと思います。今のお話を伺っていまして、非常に議員がおっしゃることは全く当然だなというふうに思いますので、ほかのことも含めて、市民の皆さんがもっと使いやすいような方法について、公の施設全体の中でもう一度見直しをしていきたいと思っております。 ◆2番(若林志津子議員) ぜひ教育委員会だけでなく、いろいろな部署との連携をとりながら、よりよい方向で、今回の中央公民館・駅前交流センター、仮称ですけれども、それができることがいいきっかけだと思うのです。そういう点で、ぜひよりよい方向で皆さんで検討していただきたいなと思います。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 教育次長。 ◎教育次長(矢崎正文君) 先ほど御答弁おくれましたけれども、生涯学習委員会の傍聴の関係でございますけれども、傍聴は可能でございます。ただし、内容的に個人情報が絡む場合につきましては傍聴できないというような形になっているようでございますので、申しわけありませんでした、おくれまして。 ◆2番(若林志津子議員) では、(仮称)中央公民館・駅前交流センターの運営について話し合うときは、事前にこういうことが開かれますから傍聴に行きたい方はどうぞみたいな形で、ぜひお知らせも含めてやっていただけたらと思います。 質問項目の3ですが、市街地周辺整備に伴う今後のまちづくりについてお伺いいたします。市街地整備や浅間大社周辺の整備が進み、まちなかの景観が年々変わってきましたが、商店街の活性化は図られたのでしょうか。そのような観点で、今後のまちづくりについてお伺いいたします。 要旨の(1)、富士宮やきそばが全国的に広まり、浅間大社、お宮横丁への観光客が増えています。お宮横丁から浅間大社への横断は、横断歩道まで歩いていかなくてはならず、横断歩道でないところを横断している人が見受けられます。浅間大社前とお宮横丁の横断の工夫について、何らかの対策が必要と考えますが、いかがでしょうか。 要旨の(2)、先ごろ日本大学生の研究発表ということで、その中でせせらぎ広場を活用することで観光客の回遊が図られるとありました。せせらぎ広場は観光客の利用が多く、浅間大社とお宮横丁だけでなく、せせらぎ広場から商店街へ観光客の回遊性を持たせることで、浅間大社周辺に新たな観光スポットができてくるのではないでしょうか。富士宮やきそばで観光客が増えているわけですから、その相乗効果を何らかの形で取り込めれば商店街も活気が出てきます。そのために、回遊を図る何らかの仕組みが必要ですが、どのような対策をお考えでしょうか。 要旨の(3)、「ぶらっと宮っ」は商工会議所の管理が終わり、新たな対策が必要となりましたが、今後の活用はいかがお考えでしょうか。 要旨の(4)、空き店舗対策は市が主導して行うことではありませんが、空き店舗が多くなってくると寂れた商店街の印象が強くなってしまいます。空き店舗対策といっても、個人事業者の財産であり、それぞれの考え方もあり、簡単に対策はとれません。また、市が家賃を支払い何らかの施策を行うことは、費用対効果の問題も出てきます。先ごろの高校生議会で、西富士宮駅前に電車の時間を待つ間の学習室があればとの意見もありました。各商店街連合会との話し合いで、商店主の意見を聞くことや、空き店舗対策、商店街の活性化のための施策についてどのようにお考えですか。 午前中の望月光雄議員の答弁で、結構具体的に市長もお答えいただいてはありますけれども、また改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(角入一典君) それでは、市街地周辺整備に伴う今後のまちづくりの4点のうち、1点目と2点目について私のほうからお答えをさせていただきます。 まず、1点目の浅間大社前とお宮横丁の横断の工夫についてということでお答えをさせていただきます。議員ご指摘の浅間大社前とお宮横丁の横断の工夫につきましては、この浅間大社前とお宮横丁の間に横断歩道を設置するということが1つの方法ということで考えられます。公安委員会と協議をしてみました。ですが、東側に横断歩道のある交差点がありまして、横断歩道の間隔が近過ぎますということから、それともう一つ浅間大社の駐車場にバス等が、車両が出入りするということもありますので、追突事故や交通渋滞の発生も考えられ危険性が増加する等々から、新たな横断歩道の設置は難しいという回答でございました。 そこで、横断の工夫としてでございますが、現在の交差点を西側の浅間大社前部分を含めた大きな交差点にすることにより、横断歩道を浅間大社前(西側)へ移設する方法、それに加えて浅間大社前を含めた全体をスクランブル交差点にする方法等々ございます。ただ、その場合は浅間大社の前が交差点の一部、交差点の内部になってしまいますので、境内地へのバス等の車両の乗り入れは不可能になるというふうに思います。それ以外の方法としては、例えば立体横断歩道橋をつくるというようなことも考えられます。いずれにしても、今後浅間大社付近の歩道とか、横断歩道等を含む歩行動線全体を検討して、よりよい方法を検討してみたいなというふうに思っております。 続きまして、2点目でございます。せせらぎ広場の利用を増やすことで観光客の回遊性を持たせることができ、何らかの仕組みが必要ですと。どんな対策がありますかということでございます。富士山せせらぎ広場から浅間大社前までの区間は、浅間大社、神田川周辺の都市のシンボル軸ということで、水と緑の潤いと安らぎのあるゆとりの空間を効果的に演出しようということで、市民ワークショップ等も行いながら、市民参加型で実施をしてまいりました。平成18年7月の富士山せせらぎ広場の完成後、平成20年から平成21年度において神田宮橋の南側に歩道橋も設置をしました。秀英予備校北側の歩道整備も完了したことによりまして、富士山せせらぎ広場から浅間大社に至る歩行経路は確保されました。 さらに、本年度神田川左岸の県道の残地、秀英予備校の北側でございますが、(仮称)神田川広場を設置する計画になっております。この広場は、地元の4区(神田、浅間、宮本、高嶺)と地元3商店街、商店街連盟、商工会議所、観光協会、建築士会、あるいはビオトープをつくろう会等々の皆さんと、昨年度から検討・協議をし計画をしてまいりました。この(仮称)神田川広場は、市民、観光客の憩いの場として供用されることによりまして、富士山せせらぎ広場の利用者の増加も期待できるというふうに思っています。また、広場に設置を予定していますが、案内板に観光情報とか商店街のイベント情報等を掲載することで、観光客や市民の関心や足をお宮横丁や浅間大社だけでなく、周辺の商店街にも向くように誘導をしていきたいなと。そのことによって、商店街全体の活性化に寄与することができればなというふうに考えています。 これらの対策に加えまして、富士山せせらぎ広場から浅間大社までの周辺商店街を含めた歩行者動線全体を検討しまして、歩行者の回遊性の仕組みを考えることも重要だと思っています。具体的には、案内看板等の工夫や充実、あるいは日大生の交通量調査のデータも、提言もありますように、駐車場は富士山せせらぎ広場へ集中をし、観光客に富士山せせらぎ広場から大社前までの間を歩いていただく、商店街への誘導も含めた回遊性も向上させていくということも方法だと思っております。 私からは以上です。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 企画部長。 ◎企画部長(望月斉君) 「ぶらっと宮っ」の活用についてお答えいたします。 「ぶらっと宮っ」は、3月15日に発生した地震によって被害を受け、建物が危険な状態であったため、既に建物2棟を解体いたしました。今後、樹木の伐採、北側のブロック塀とやぐらを撤去し、南側へ境界フェンスの設置等整備を実施しまして、来年度の市制70周年記念事業において、きれいな花で囲まれた「食と花のイベント広場」をテーマに、フリーマーケットやにぎやかな食べ物の屋台などが建ち並ぶイベント広場としての活用を考えております。 その後の活用につきましては、市や地元区、地元商店街等の皆様と協議する場として、(仮称)中心市街地活性化まちづくり懇話会を組織し、その中で今後の活用方法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) それでは、私のほうから要旨の(4)の商店街の活性化の施策についてお答えをいたします。 商店街の活性化につきましては、22番議員にもちょっと市長のほうからもお答えをいたしましたが、富士宮市のみならず、全国の自治体の重要な課題となってございます。当市の各商店街においては、駅前通り商店街で十六市、神田商店街で神田楽市、西町商店街ではにしの市などの事業を実施して、中心市街地の活性化に努力をしているところでございます。市といたしましても、商店街の活性化は重要な施策というふうに位置づけておりますので、まちなかアートギャラリーの助成や住宅リフォーム宮クーポン事業などを行っているところでございます。 これまでも空き店舗対策を含めた商店街活性化の施策について、商店街連盟や富士宮商工会議所との話し合いは行っておりましたけれども、今後も連絡を密にし、継続して話し合いを行い、よりよい方向になるよう検討してまいりたいというふうに思ってございます。 私からは以上でございます。 ◆2番(若林志津子議員) ありがとうございます。 このせせらぎ広場からの一体の回遊性ということなのですけれども、前に三島市にまちづくりということで、三島市の何川かちょっと忘れてしまったのですが、川の中をずっと散策できて、最終的に昔の宿場のところを歩いたりという、ああいうスポットが三島市にあるわけですけれども、バイカモですかね、そういうものもあったりということで、見たことはあるのですけれども、なかなかこの神田川をそういう形にというと、今から歩道をつくるのは難しいわけですけれども、せっかくのあの流れというものを何か本当に有効に使えないかなと、そういうことでも観光客もほっとするという、市民もほっとできると思うのですけれども、それは今後の皆さんが話し合う中で、そういうような意見というのも取り入れていただけたらと思うのですけれども。 それと、まちづくり懇話会をつくっていくということなのですけれども、まちづくり懇話会をつくると、そこの限定した方たちだけのどうしても出席になってしまうわけですね。そうすると、よく北部の方たちが、十六市とか何とかといっても関係ないよみたいなことってあるわけですけれども、そういう点でやはり東西南北と市は広いわけですから、多少東西南北から1人ずつ入ってもらって、そういう人たちがまちに、やっていることに興味を持つような意見というのも大事だと思うのです。だから、そういうまちづくり懇話会というと、どうしても商工会議所と商店街の皆さんだけになってしまうけれども、そういう感覚も取り入れて、そういう人たちを十六市のとき来てもらうときに、では宮バスを今日はちょっとルートを変えて、そっちのほうまで回りますから来てくださいみたいな仕組みとかというのもできると思うのです。だから、そういうようなことも、まちづくり懇話会でやるときに、そういう意見調整を本当にまとめていくのは難しいと思うのですけれども、富士宮のまちを活性化しようということの一致点では、市内全員の方は一致できると思うものですから、ぜひそういうようなあり方というのも考えていただけたらなと思います。 今、空き店舗対策ということで、やはり商工観光課はいろいろな情報を持っているわけですから、それぞれの商店街にいろんな情報を伝えていくということもすごく大事な点だと思うのです。それで、ちょっと前のこれは商工新聞なのですけれども、ここは人口49万5,000人の埼玉県の川口市というところですけれども、「飲んで食べてまちに活気」ということで、スタンプラリーということを2回やったということなのですけれども、これは内容というのが、飲食店の人たちが参加して、参加者は3,000円のチケットを購入して、1店舗30分で料理1品と飲み物を楽しんで、2時間で3店舗回って全体会場に戻ると。その全体会場で、またそこで抽せん券をやって、その抽せん券がまた参加店の全品に使えるクーポンみたいな感じなのですけれども、3,000円の飲食券などが当たるという、そういうようなことを独自に、こういう飲食店街の人たちがやっているのですけれども、ただ人口が49万5,000人で、飲食店の数というのが格段に違うとは思うのですけれども、それでも富士宮市の市街地にも結構いろいろな、今頑張っている商店街の飲食店の方多いわけですから、そんなような催しも、何か結構楽しいのではないかななんて思うものですから、そういうような情報というのを商店街の皆さんにぜひしていただいて、午前中の答弁でもあったように、商店主がどれだけやる気になるかということが、この問題ではあるわけですけれども、そういうところのサポートとして、市がこんな施策がありますよ、こんな国の補助を使いますよ、県の補助を使いますよというやはり情報提供というのがすごく大事ではないかと思うのです。もちろんやっていらっしゃると思うのですけれども、そういう点での情報提供についての商店街連合会との話し合いというようなことでは、具体的にどんな形でなさっているでしょうか。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(芦澤正君) 商店街の関係については、商店街連盟もございます。それから、商工会議所もございますので、そういうのを年に1回か2回は、必ずそういう会合を持って、いろんな情報交換はしております。ただ、具体的な方策といいますと、もちろん議員さんおっしゃるとおり、情報提供については逐次、補助金制度も含めていろんな御説明を申し上げるわけですけれども、より具体的な話になってくると、なかなかそういう手を挙げていただけないという状況もございます。ですから、その辺も含めて、今後も商店街の活性化についてはいろんな形で情報提供もしながら、みんなとお話し合いをしながら、よりよい方向に行くように頑張っていきたいというふうに思っています。 ◆2番(若林志津子議員) 午前中の答弁で、まちづくり懇話会というお話があったものですから、私は改めてTMOという、こういうのがまとまったなということをちょっと見てみたのです。そうしましたら、これが平成13年の法律で、平成15年につくったということで、もうこの時点でやきそばのまち富士宮ということで、それを中心にまちおこししようということを言っているわけですね。それが平成15年から平成23年、8年間、もっとそれ以上かかっているかもしれませんけれども、そこへ来てやっと実を結んでいるということを考えると、やはり本当に1年、2年やったからってすぐなるわけではないなという気もしますけれども、そういう点で、やはり市民と商店街と行政と、もちろん私たちも協力できることは協力しながらということで、よりよいまちをつくるために一緒に頑張っていきたいなと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(朝比奈貞郎議員) 以上で2番 若林志津子議員の質問を終了します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明11月26日及び27日の2日間は休日のため休会したいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(朝比奈貞郎議員) 御異議なしと認めます。明11月26日及び27日の2日間は休会することに決定しました。 来る11月28日は午前9時から本会議を開き、一般質問を行いますので、よろしくお願いします。 本日はこれにて散会します。大変御苦労さまでした。                                     午後2時43分散会...