三島市議会 > 2003-09-09 >
09月09日-01号

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  1. 三島市議会 2003-09-09
    09月09日-01号


    取得元: 三島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-19
    平成15年  9月 定例会平成15年9月9日    -----------------------------------議事日程 第1号   平成15年9月9日(火曜日)午後1時開議第1 会期の決定第2 会議録署名議員の指名第3 認第1号 平成14年度三島市一般会計歳入歳出決算認定について第4 認第2号 平成14年度三島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第5 認第3号 平成14年度三島市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について第6 認第4号 平成14年度三島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第7 認第5号 平成14年度三島市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について第8 認第6号 平成14年度三島市墓園事業特別会計歳入歳出決算認定について第9 認第7号 平成14年度三島市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第10 認第8号 平成14年度三島市楽寿園特別会計歳入歳出決算認定について第11 認第9号 平成14年度三島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について第12 認第10号 平成14年度三島市水道事業会計決算認定について第13 認第11号 平成14年度静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計決算認定について第14 議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案(第2号)第15 議第50号 平成15年度三島市国民健康保険特別会計補正予算案(第1号)第16 議第51号 平成15年度三島市老人保健特別会計補正予算案(第1号)第17 議第52号 平成15年度三島市介護保険特別会計補正予算案(第1号)第18 議第53号 平成15年度三島市下水道事業特別会計補正予算案(第1号)第19 議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案(第1号)第20 議第55号 工事請負契約の締結について(大場中郷汚水幹線管渠布設工事(第1工区))第21 議第56号 工事請負契約の締結について(三島終末処理場水処理施設脱臭設備設置工事(第93工区))第22 議第57号 市道路線の廃止について第23 議第58号 市道路線の認定について第24 議第59号 町の新設について第25 議第60号 町及び字の区域の変更について    -----------------------------------本日の会議に付した事件日程第1 会期の決定…………………………………………………………………………7日程第2 会議録署名議員の指名……………………………………………………………7日程第3 認第1号 平成14年度三島市一般会計歳入歳出決算認定について…………7日程第4 認第2号 平成14年度三島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について……………………………………………………………………………………………………7日程第5 認第3号 平成14年度三島市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について…………………………………………………………………………………………………………7日程第6 認第4号 平成14年度三島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について…………………………………………………………………………………………………………7日程第7 認第5号 平成14年度三島市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について………………………………………………………………………………………………7日程第8 認第6号 平成14年度三島市墓園事業特別会計歳入歳出決算認定について…………………………………………………………………………………………………………7日程第9 認第7号 平成14年度三島市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について………………………………………………………………………………………………………7日程第10 認第8号 平成14年度三島市楽寿園特別会計歳入歳出決算認定について…7日程第11 認第9号 平成14年度三島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について………………………………………………………………………………………………………7日程第12 認第10号 平成14年度三島市水道事業会計決算認定について………………7日程第13 認第11号 平成14年度静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計決算認定について……………………………………………………………………………………………7日程第14 議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案(第2号)………………20日程第15 議第50号 平成15年度三島市国民健康保険特別会計補正予算案(第1号)…………………………………………………………………………………………………………20日程第16 議第51号 平成15年度三島市老人保健特別会計補正予算案(第1号)……20日程第17 議第52号 平成15年度三島市介護保険特別会計補正予算案(第1号)……20日程第18 議第53号 平成15年度三島市下水道事業特別会計補正予算案(第1号)…20日程第19 議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案(第1号)………20日程第20 議第55号 工事請負契約の締結について(大場中郷汚水幹線管渠布設工事(第1工区))………………………………………………………………………………………35日程第21 議第56号 工事請負契約の締結について(三島終末処理場水処理施設脱臭設備設置工事(第93工区))………………………………………………………………………35日程第22 議第57号 市道路線の廃止について……………………………………………42日程第23 議第58号 市道路線の認定について……………………………………………42日程第24 議第59号 町の新設について……………………………………………………43日程第25 議第60号 町及び字の区域の変更について……………………………………43    -----------------------------------出席議員              1番    松田吉嗣君              2番    瀬川元治君              3番    碓井宏政君              4番    川原章寛君              5番    弓場重明君              6番    石渡光一君              7番    佐藤 晴君              8番    足立 馨君              9番    宮沢正美君              10番    土屋俊博君              11番    細井 要君              12番    八木三雄君              13番    馬場妙子君              14番    下山一美君              15番    金子正毅君              16番    石田美代子君              17番    鈴木正男君              18番    森  一君              19番    鈴木勝彦君              20番    志村 肇君              22番    秋津光生君              23番    国府方政幸君              24番    志賀健治君              25番    栗原一郎君              26番    仁杉秀夫君    -----------------------------------欠席議員              21番    露木友和君    -----------------------------------説明のため出席した者         市長         小池政臣君         助役         内村良二君         収入役        小野正浩君         代表監査委員     前田 明君         教育長        長谷川文克君         環境市民部長     三輪芳秋君         民生部長                    木内雅一君         兼福祉事務所長         経済部長       菊地静雄君         財政部長       稲葉菊俊君         総務部長                    落合光一君         併選管事務局長         まちづくり部長    水口 始君         建設部長       加藤 修君         水道部長       内田隆造君         消防長        下山 守君         教育部長       濱野晃司君         民生部参事                    鈴木義晴君         健康増進課長取扱         福祉事務所参事                    三枝吉典君         福祉総務課長取扱         福祉事務所参事                    相原道子君         児童福祉課長取扱         福祉事務所参事                    関 彰信君         障害福祉課長取扱         福祉事務所参事                    梅田貞治君         長寿介護課長取扱         財政部参事                    五明 潔君         財政課長取扱         総務部参事                    山田敏文君         総務課長取扱         総務部参事                    関野 康君         秘書課長取扱         まちづくり部防災監  芹澤正和君         まちづくり部技監   五味宏教君         建設部参事      大石一太郎君         出納室参事                    佐藤 劭君         出納室長取扱         消防次長       芹澤幸一君         教育部参事                    小林伸伍君         スポーツ振興課長取扱         監査委員事務局参事  有尾克人君    環境市民部 環境企画課長    内田 肇君     〃    生活環境課長    松田忠治君     〃    市民課長      佐野隆一君     〃    国保年金課長    伊東貴義君    経済部   農政課長      堀井義信君     〃    商工観光課長    小池友治君    経済部   楽寿園長      森井 泉君    財政部   管財用地課長    漆畑 隆君     〃    課税課長      西島直人君     〃    収税課長      山田恒久君     〃    検査室長      星屋純男君    総務部   人事文書課長    中村正蔵君     〃    広報広聴課長    野村晴香君     〃    情報システム課長  大村 昇君    まちづくり部 水と緑の課長   古川康義君     〃     防災交通課長   海野豊彦君           せせらぎ事業     〃              杉本武仁君           推進室長           電線類地中化     〃              井原 基君           推進室長    建設部   都市計画課長    高橋久義君     〃    都市整備課長    井原邦衛君     〃    土木課長      三浦正康君     〃    建築住宅課長    片山昭仁君    建設部   建築指導課長    杉山明久君          三島駅北口周辺     〃              青木良雄君          整備・再開発室長    水道部   水道営業課長    岩本壽雄君     〃    水道工務課長    平松修一君     〃    下水道管理課長   松尾宣洲君     〃    下水道建設課長   大竹 亨君    消防本部  消防管理課長    植松宣次君     〃    消防予防課長    下山文幸君     〃    消防署長      落合 智君    教育部   教育総務課長    福田英爾君     〃    学校教育課長    岡山一夫君     〃    生涯学習課長    小松繁生君     〃    文化振興課長    平澤竹志君          幼児教育     〃              矢中道春君          推進室長         農業委員会事務局長  佐藤啓之君    -----------------------------------事務局職員出席者         議会事務局長     野田 弘君         書記         高村敏明君    -----------------------------------              午後1時 開会 ○議長(志賀健治君) 出席議員が定足数に達しましたので、これより三島市議会9月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 地方自治法第 121条の規定により、市長及び監査委員あて出席方を通告しておきましたので、御報告申し上げます。 なお、時節柄上着の着用は御自由にしていただきたいと思います。 本日の会議に21番 露木友和君から欠席する旨の通告がありましたので御報告申し上げます。 本日の議事日程は文書をもって御通知申し上げたとおりでございます。 これより日程に入ります。    ----------------------------------- △日程第1 会期の決定 ○議長(志賀健治君) 日程第1 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は本日から9月30日までの22日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月30日までの22日間と決定いたしました。    ----------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(志賀健治君) 次に、日程第2 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、9番 宮沢正美君、17番 鈴木正男君の両君を指名いたします。    ----------------------------------- △日程第3 認第1号 平成14年度三島市一般会計歳入歳出決算認定について △日程第4 認第2号 平成14年度三島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について △日程第5 認第3号 平成14年度三島市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について △日程第6 認第4号 平成14年度三島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について △日程第7 認第5号 平成14年度三島市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第8 認第6号 平成14年度三島市墓園事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第9 認第7号 平成14年度三島市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第10 認第8号 平成14年度三島市楽寿園特別会計歳入歳出決算認定について △日程第11 認第9号 平成14年度三島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第12 認第10号 平成14年度三島市水道事業会計決算認定について △日程第13 認第11号 平成14年度静岡県東部食肉センター組合と畜場事業会計決算認定について ○議長(志賀健治君) 次に、日程第3 認第1号 平成14年度三島市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第13 認第11号 平成14年度静岡県東部食肉センター組合と畜場事業会計決算認定についてまでの11件を一括議題といたします。 11件について当局から提案理由の説明を願います。     〔市長 小池政臣君登壇〕 ◎市長(小池政臣君) ただいま上程になりました認第1号から認第11号までの平成14年度一般会計外9件の特別会計決算並びに静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計について、その概要を御報告申し上げます。 平成14年度を通したわが国の経済の姿としまして、国ではデフレ問題への取り組みなど、政策展開の効果が着実に出て、引き続き厳しいながらも低迷を脱し、年度後半には民需中心の回復に向けて緩やかに動き出すとの経済見通しを立てる一方、平成14年度予算を、歳出構造を抜本的に見直す改革断行予算と位置づけ、前年度当初予算対比 1.7%減と厳しく抑制した予算を編成いたしました。 また、地方財政の状況は、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の大幅な減少と公債費の累増等によりまして引き続き大幅な財源不足となると見込む中、国の歳出の見直しと歩調を合わせつつ、給与関係費や地方単独事業の削減を図ることなど抑制に努め、前年度対比 1.9%減と初めて前年度を下回る非常に厳しい地方財政計画を策定いたしました。 このような景気後退期の厳しい財政環境の中、本市は平成14年度の予算について、いきいきとした生活を目指す健康づくりと福祉の充実など3項目を基本的な柱とし、総合計画の着実な実施を図るべく、財源の重点的な配分等により予算を編成し、執行に当たりましては、引き続き財政の健全化と経費の節減を念頭に置き、諸事業を実施いたしました。 年度を通じて計画いたしました事業を無事執行でき、施策を推進できましたことは、議員各位を初め市民の皆様方の御理解と御協力によるものと深く感謝申し上げる次第であります。 それでは、一般会計につきまして御説明申し上げます。 議決予算額に前年度からの繰越明許費を加えた最終予算額 328億 6,201万 4,000円に対しまして、歳入予算額は 324億 5,401万 5,751円、歳出決算額は 314億 7,558万 9,668円となっております。また、形式収支から平成15年度に繰越明許した事業の繰越財源を差し引いた純繰越金は9億 2,300万 7,083円となっております。 次に、歳入決算の主なものにつきまして御説明申し上げます。 歳入の根幹をなす市税収入につきましては、全体では前年度に対しまして 2.2%の減となり、固定資産税で前年度に対しまして 2.1%の増となったものの、法人市民税は企業収益の悪化によりまして28.0%の減と、バブル経済崩壊後、最も大きな減収率となりました。 利子割交付金では、高利率時に預けられた郵便貯金の集中満期が昨年度で終了したことに伴いまして、前年度に対し69.6%の大幅な減、地方消費税交付金につきましても11.9%の減となりました。地方交付税につきましては、平成13年度に続く抑制基調と倍増ともなる臨時財政対策債への振り替えにより、前年度に対して12.1%の減となりました。国・県支出金につきましては、中学校給食施設建設事業ダイオキシン対策事業が終了したものの、錦田小学校移転改築事業谷田幸原線建設事業などの街路整備事業、街中がせせらぎ事業及び優良建築物等整備事業などに財源を確保し、全体では前年度に対しまして 5.9%の増となりました。 寄附金につきましては、市民各位・各団体から多額の浄財を御寄附いただき、福祉など各般にわたり事業効果が高められましたことにつきましては、心から感謝申し上げる次第でございます。 最後に、市債につきましては、錦田小学校移転改築事業街路整備事業などの財源として借り入れを行い、臨時財政対策債や減税補てん債を含め、前年度に対し38.8%増の32億 3,700万円の借り入れを行いました。 次に、歳出について御説明申し上げます。平成14年度執行いたしました重点施策による主な事業について、第3次三島市総合計画に定めるまちづくりの大綱に沿いまして御説明いたします。 第1の柱、共に支え・育むまちであります。共に支え合う健康・福祉のまちづくりについて、まず障害者福祉でありますが、在宅支援事業の充実や自立生活支援の拡充のため、総合福祉手当の支給、ガイドヘルパーの派遣などの従来の事業に加えまして、新たに身体障害者食事サービス精神障害者ホームヘルプサービスなどの充実を図りました。 また、障害者の社会参加の促進を図るべく、見晴学園を知的障害者授産施設見晴授産園に転換する整備事業に対し引き続き支援を行い、本年3月に開所の運びとなりました。 次は、健康の維持増進であります。健康みしま21の事業推進を図るため、保健委員会活動等を中心に、地区別健康講座、健康みしまフェスティバルなど市民参加による地域の健康づくりの推進と体育館や温水プールの活用など、市民が積極的に健康の維持増進に励む機会を提供いたしました。また、生活習慣病予防では、C型肝炎及び前立腺がんの検診を新たに加え、受診率の向上とあわせて疾病予防に努め、救急医療対策では休日・夜間救急医療及び一次・二次救急医療により、市民の生命や安全の確保に引き続き努めたほか、新たに休日等の緊急歯科診療を実施いたしました。 次は、高齢者介護と生きがいづくりであります。平成15年度から平成19年度を期間とするサービスの提供体制の確保を図る基本的な計画であります高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定したほか、新たに南小学校の余裕教室を活用して、3番目となるデイ教室を開設、西小、東小と合わせ年間延べ 7,000人を超える利用を得たほか、家に閉じこもりがちな人を対象に、北上高齢者すこやかセンターの運営を開始するなど、生きがい対策の推進に努めました。 在宅介護支援センターの運営では、介護保険課内に設置の基幹型在宅介護支援センターによる総合調整と市内5カ所の老人施設に設置されている地域型在宅介護支援センターとの連携により、高齢者やその家族からの年間1万回に及んだ相談に迅速に対応したほか、介護保険サービスをみずから選択できるよう、事業者の情報サービス内容等を掲載したガイドブックを作成いたしました。 なお、在宅での介護が困難な高齢者への支援サービスの充実を図るため、高齢者保健福祉計画に基づき、社会福祉法人が計画する2施設の特別養護老人ホームの整備に対する支援を行いました。 次は、子育て支援であります。保育所における従来の保育に加え、一時的保育、看護保育など子供の養育に欠ける事態に弾力的に対応するための特別保育や、子育て相談などの子育て支援事業を進めたほか、保育園の入所児童の増加に対応した民間児童福祉施設の整備に対して、支援を行いました。 次は、文化を育むまちづくりであります。 まず、文化活動では、三島市美術展、市民芸術祭など市民が自主的に行う諸事業を支援したほか、市民文化会館自主文化事業において、引き続き幅広いジャンルの多彩な事業を実施し、9,500 人余の市民が内外の芸術・文化を鑑賞されました。 次に、生涯学習の推進では、生涯学習センターにおいて市民の学習及び活動の発信基地として、幼児期の家庭教育セミナーIT講習事業の開催など、さまざまな施策の展開を図りました。 また、公民館では引き続き女性学級、成人教室、少年教室など年間 130の講座や教室を実施したほか、地域住民の会合などコミュニティづくりの場としての活用を推進いたしました。 国際交流では、中国の友好都市麗水市へ33人の公式訪問団を派遣し、またパサディナ市やニュープリマス市からは公式訪問団を受け入れ、友好関係をさらに進めたほか、新たに中学生、高校生を対象にパサディナ市との間に青少年交流事業、フレンドシップ2002を実施いたしました。 次に、豊かな人間性を育む教育でありますが、継続事業でありました錦田小学校の校舎移転改築事業の完了、中学校間自校親子方式による給食を全校一斉に開始したほか、外国語教育をより向上させるため指導助手を増員し、中学校全校に配置するなど、教育環境の充実を図りました。 幼稚園教育では、児童の保護者に対しまして就園奨励金を交付し、保護者の負担の軽減を図り、また経済的理由により就学が困難な生徒や学生に対しまして、本年度から新たに三島市単独の育英奨学金の貸し付けを始め、高校生を含め28人が利用いたしました。 次に、スポーツ・レクリエーションでは北上代替グラウンドの整備にかかるとともに、県立三島南高等学校移転後の跡地を南二日町広場として整備し、1万 9,000人余の市民がスポーツなど多目的に活用したほか、第58回国民体育大会に備え、リハーサル大会として第52回中部日本6人制バレーボール総合男女選手権大会を開催いたしました。 青少年の育成では、各種の取り組みの中、平成13年度から広域で実施しております静岡県東部広域少年の船の中学生県外研修に函南町が新たに加わり3市5町で、また研修地も北海道に与論島を加え、青少年の相互交流と資質の向上に努めました。 図書館では、絵本を通じて親子のきずなを深めていただけるよう、保健センターでの3カ月児健康教室に参加されるすべての赤ちゃんと保護者に、絵本を読んで聞かせ、プレゼントするブックスタートを開始し、好評を得たほか、市民の求める新鮮な図書館資料や情報を提供し、図書館サービスの充実を図りました。 男女共同参画の推進では、平成13年度に策定した三島市男女共同参画プランの概要版を作成したほか、地域などで出前講座を実施し、市民の意識の高揚に努めました。 また、社会的な問題となっております夫等からの女性に対する暴力の増加に対処するため、新たに専任の相談員を置き相談業務に当たらせ、防止対策に取り組みました。 次は、第2の柱、にぎわいのある豊かなまちであります。 まず、魅力あるにぎわいのまちづくりでありますが、住みたいまち、歩きたいまちの実現を目指し、平成13年度から本格的に工事に着手いたしました街中がせせらぎ事業では、引き続き三島駅南口駅前広場などの修景整備を実施したほか、(仮称)三島暦記念館用地取得などを行い、電線類地中化推進事業では、旧下田街道の一部の門前町参道化計画に伴う周辺道路影響調査を実施したほか、県事業として三嶋大社前から広小路方面に向け、着手の運びとなりました。 観光振興では、三島市観光協会などと連携する中、三島をアピールするため、三島夏まつり、三島山中城まつりなどの観光関連イベントや、観光特産品に重点を置いたイベントなどを支援したほか、箱根峠に石碑を設置する新名所づくりを援助いたしました。 商業振興では、中心市街地の活性化に寄与するネクステージ三島跡地の地権者組合が行う再開発事業について、国・県と歩調を合わせ支援したほか、三島商工会議所会館及び三島TMOが行うコミュニティ施設の建設へ助成を行いました。 次は、新しい可能性で産業を起こすまちづくりであります。地域農業の担い手としての認定農業者の育成、農業施設化資金に対する利子補給、遊休農地の利用集積及び水稲生産の効率化・省力化を図るため水稲直播き機の導入など、農業経営の安定を推進いたしました。 林業振興では、間伐の積極的な実施や森林ボランティアの創設に向けたフォレストインストラクター養成講座の開催など、森林の持つ水源涵養等、公益的機能を生かすための取り組みを促進いたしました。 中小企業融資事業では、利用者が著しく増大した中小企業協同組合等近代化資金融資を支援したほか、平成14年度から解禁となりましたペイオフ対策として、これまで資金の預託により実施してまいりました小口資金融資及び短期経営改善資金融資を、今までの預託方式から融資利子の一部を補助する間接利子補給方式に切り替え、引き続き中小企業の経営安定を図りました。 次は、第3の柱、安全で安心・快適なまちであります。 まず、水と緑を大切にした環境にやさしいまちづくりでありますけれども、環境探偵団、中学生環境リーダー研修、市民環境大学、住宅用太陽光発電設置補助、生ごみ処理機購入費補助など、これまで多くの事業を進めてまいりましたが、平成14年度から新たに家庭版、学校版環境ISOの推進、森の小さなダムづくり、屋上及び壁面緑化補助などの事業を加え、環境先進都市を目指し、さまざまな施策を展開いたしました。 環境の保全では、ダイオキシン類や環境ホルモンについての測定を引き続き実施したほか、屋外焼却に伴う苦情などが増大していることから、事業場等に対し適正な焼却の指導を実施するとともに、ダイオキシン対策では、2カ年で実施する衛生プラント焼却炉の除塵施設の整備に着手し、安全な環境の確保に努めました。 また、緑化の推進では、源兵衛川を初めとした水に親しめる緑地や街路樹の管理及び既設公園内の点検、修繕や樹木の整枝、剪定等の維持管理など公園の整備を図ったほか、三島市における将来あるべき緑の姿を示し、緑の視点に立ったまちづくりの根幹とするための緑の基本計画を策定いたしました。 次に、ごみの処理につきましては、ごみの発生を抑えるため、買い物袋持参運動やペットボトルなどの店頭回収を実施したほか、ごみ処理施設整備では、機械分別の能力を上げるために、アルミの二次選別機の設置を、良好な作業環境を確保するためにダイオキシン曝露対策の真空掃除装置の設置を行いました。 次は、便利で快適なまちづくりであります。市民の日常生活に密着した一般市道につきましては、拡幅、側溝、舗装改良などの整備のほか、舗装修繕など維持管理に努め、街路整備につきましては、谷田幸原線建設事業で区分地上権等の買収及び沢地川橋梁下部工事を実施し、三島駅北口線及び西間門新谷線の建設事業では、一部区間の用地買収を推進いたしました。 公共交通でありますが、高齢者等の安全を確保するため、超低床ノンステップバスを導入するバス会社に対しまして支援を行ったほか、中心市街地及び中郷地区の活性化を図るため、同地域を走る循環バスの運行経費の一部について支援をいたしました。 住宅対策では、市営住宅ストック総合活用計画の策定や公営住宅の施設補修を年次計画で実施したほか、2カ年事業で谷田住宅建設に着手いたしました。 次は、安全でいつも安心して住めるまちづくりであります。 地震防災対策では、広域避難場所への避難生活用品の備蓄を引き続き実施したほか、交通渋滞時の情報収集や緊急物資の搬送に威力を発揮するオフロードバイク隊を新たに結成し、所要機材の整備を推進いたしました。 市民生活の面では、県が進めるプロジェクトTOUKAI-0事業としまして、昭和56年6月以前に建築した木造住宅を対象に、専門家よる耐震診断と耐震補強への支援を実施いたしました。 消防、防災対策では、大地震の発生に伴い、同時多発が予想される火災などに対処するため、年次計画により耐震性防火水槽を3基整備したほか、3市2町の広域による消防通信指令施設の整備やデータ情報等の作成を推進し、本年4月から共同運用が開始されました。 次は、交通安全対策であります。 交通安全施設では、カーブミラーなどの保守管理に引き続き努めるとともに、幼児から高齢者まで交通安全教育の推進や関係機関との連携、協力のもと交通事故撲滅運動を展開し、交通安全意識と交通マナーの高揚を図りました。 以上、まちづくりの3つの柱に沿った事業のほか、NPO・ボランティア情報センターの新設や住民基本台帳ネットワークシステムの諸準備を進めました。 以上で一般会計を終わり、次に特別会計について申し上げます。 まず、国民健康保険特別会計でありますが、歳出決算額は75億 6,557万 2,341円で、被保険者の増加など、引き続き医療費の増加が見込まれましたが、老人保健などと同じ給付の方法となったことに伴い、平成14年度に限り11カ月の所要額を見込んだことにより、医療費が前年度に対して 7.1%の減となりました。 次は、老人保健特別会計でありますが、歳出決算額は77億 9,392万 3,866円で、10月の法改正の影響などにより、医療費給付額は前年度に対しまして 0.9%の増となりました。 次は、介護保険特別会計でありますが、歳出決算額は35億 6,731万 217円で、介護保険サービス利用に伴う給付額は32億 7,563万 8,669円となり、前年度に対しまして16.8%の増となりました。 次は、交通災害共済事業特別会計でありますが、歳出決算額は 1,480万 8,158円で、交通事故災害に伴う共済給付は 221件となり、前年度に対しまして 7.9%の減となりました。 次は、墓園事業特別会計でありますが、歳出決算額は 979万 5,838円で、園内の草刈り、整枝、剪定等を行い、園内の維持管理に努めました。 次は、下水道事業特別会計でありますが、歳出決算額は42億 1,568万 6,723円で、引き続き管渠布設を推進し、終末処理場につきましては、周辺の環境に配慮する水処理施設覆蓋工事などを実施いたしました。 なお、平成14年度末で整備面積は 806.3ヘクタール、普及率は53.6%となりました。 次は、楽寿園特別会計でありますが、歳出決算額は2億 6,336万 3,127円で、多くの市民に喜ばれる参加型イベントの開催や庭園及び文化財の保全を行い、入園者の増加に努めました。 次は、駐車場事業特別会計でありますが、歳出決算額は1億 1,317万 5,859円で、平成14年度中の駐車場使用台数は13万 2,363台となりました。 次に、水道事業会計でありますが、第5期拡張事業として、川原ケ谷中継ポンプ場築造工事、塚原新田配水池場内整備工事、配水本管布設工事9路線等を施工するとともに、赤王山高区配水場用地を取得いたしました。 業務状況といたしましては、給水人口10万 8,746人、給水件数4万 1,926件、年間有収水量1,509 万 2,176立方メートルとなりました。事業収益15億 740万 5,247円に対しまして、事業費用は12億 9,840万 7,405円で、差し引き2億 899万 7,842円の純利益となりました。 最後に、静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計でありますが、静岡県東部食肉センター組合は平成15年3月31日をもって解散いたしましたので、地方自治法第 292条の規定により準用する地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づく旧管理者の沼津市長が行った今回の決算は、同法施行令第5条第3項の規定によりまして、当市議会の認定を得ることになっております。平成14年度はと蓄施設を閉鎖したことに伴う施設解体工事等と、一部事務組合の解散に伴う事務を執行いたしました。 収益的収入及び支出決算では、両市からの負担金を含む営業外収益と土地の売却益であります特別利益を合わせた総収益 7,921万 7,229円から、組合施設解体工事等の営業費用と建物等の資産減耗費を合わせた1億 6,089万 5,936円を減じ、 8,167万 8,707円の純損失となりました。 次に、資本的収入及び支出決算では、組合用地の一部を三島市へ売却した8万 6,436円の資本的収入のみであります。組合の解散に伴う残余財産につきましては、平成15年3月25日に口座を閉鎖し、現金 3,844万 6,616円を三島市と沼津市に均等に配分し、また土地につきましては、平成15年3月31日に三島市及び沼津市へそれぞれ2分の1ずつの持ち分として登記をいたしました。 以上、各種会計決算につきまして御説明申し上げましたが、その執行に当たりましては、市議会や市民の皆様方の御意見、御要望をでき得る限り達成できるよう努力してまいりました。 よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、決算提案説明とさせていただきます。
    ○議長(志賀健治君) 次に、監査委員から決算審査の報告を願います。     〔代表監査委員 前田 明君登壇〕 ◎代表監査委員(前田明君) ただいま上程になりました認第1号から第11号までの平成14年度三島市一般会計外特別会計9件並びに静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計歳入歳出決算認定について、地方自治法第 233条第2項、第 241条第5項及び地方公営企業法第30条第2項等関係法令の規定に基づき、審査に付された平成14年度三島市各種会計歳入歳出決算及び基金の運用状況等につきまして、審査結果を監査委員を代表して御報告申し上げます。 審査に付されました各種会計決算及び決算附属書類は、いずれも地方自治法及び関係法令に準拠して調製されており、決算書に計上されている諸計数は、関係証拠書類、有価証券、歳計現金と符合し、また財産調書に表示されている公有財産、物品、債権は、当該年度中の増減、年度末残高のいずれも関係台帳及び証券と一致しており、各種会計の決算は平成14年度における歳入歳出決算額を適正に表示しているものと認めましたので、まず御報告申し上げます。 それでは、決算の概要を総括的に申し上げます。 初めに、水道事業会計及びと蓄場事業会計を除いた三島市一般会計外8特別会計の予算総額は584 億 3,366万円で、これに対する歳入決算額は 567億 7,486万円で執行率は97.2%であり、予算額に対し16億 5,880万円の減となっております。また、歳出決算額は 550億 1,922万 6,000円で、執行率は94.2%であり、予算残額は34億 1,443万 4,000円を生じております。この結果、歳入歳出差し引きは17億 5,563万 4,000円となり、事業の繰り越しに伴う財源 6,692万 9,000円を差し引いた実質収支は16億 8,870万 5,000円で、各会計は黒字決算となっております。 次に、一般会計決算の概要について申し上げます。 当初予算額 313億 7,200万円に、補正予算額11億 7,439万 4,000円と、前年度からの繰越明許費3億 1,562万円を加えた最終予算額は 328億 6,201万 4,000円で、当初予算額に対する増加率は 4.7%であります。この予算額に対する歳入決算額は 324億 5,401万 6,000円で、執行率は98.8%、歳出決算額は 314億 7,559万円で、執行率は95.8%となっており、歳入歳出差し引き額は9億 7,842万 6,000円となり、事業の繰り越しに伴う繰越財源 5,541万 9,000円を差し引いた実質収支は9億 2,300万 7,000円で、黒字決算となっております。 予算の執行状況について、まず歳入を見てみますと、収入の根幹である市税は、予算額に対し決算額は 1.2%の収入超過となっております。決算額を前年度と比較しますと、建物の新増築などにより固定資産税は 2.1%、都市計画税は 1.8%それぞれ増加いたしましたが、個人市民税が、所得割納税義務者の減少、所得伸び悩み等により 1.3%、法人市民税が景気低迷の中、企業業績の悪化により28.0%それぞれ減となり、市民税は 6.7%の減となっております。市たばこ税は2.7 %の減となり、市税総額では前年度に比べ3億 5,453万 2,000円、 2.2%の減となっております。 次に、地方交付税についてでありますが、平成13年度において、地方財政計画における通常の財源不足を補うため、財政対策の見直しがあり、交付税特別会計借り入れのうち、地方負担分を臨時財政対策債として地方が直接借り入れすることとされ、その見合い額が基準財政需要額から減額となったため、普通交付税が前年度に比べ3億 4,580万 9,000円、13.2%の減となっております。 次に、市債でありますが、ダイオキシン対策事業中学校給食施設建設事業の終了などの減額要因があるもの、錦田小学校移転改築事業の教育債、高齢者福祉施設設置推進費、借入金の民生債、街中がせせらぎ事業や県立三島南高等学校跡地の用地取得にかかる総務債、臨時財政対策債などが増加したことにより、前年度に比べ9億 570万円、38.8%の増加となっております。 以上により、歳入全体では前年度に比べ23億 1,053万 6,000円、 6.5%の減となっております。 次に、歳出でありますが、款別決算額の構成比を見ますと、民生費は20.6%で、前年度に比べ2.3 ポイント減、教育費が19.2%、土木費が13.7%と高く、それぞれ 1.3ポイント、 0.8ポイント前年度より上昇しております。 なお、民生費は、国民年金事務が社会保険事務所に移管され事務費が減少したことを考慮し、普通会計ベースで構成比を見ますと、実質的には前年度に比べ 1.7ポイント上昇しております。このようなことから、高齢者、障害者、児童福祉の推進ための諸事業、次世代を担う子供の教育環境の充実のための諸事業、生活基盤整備の推進などに努力されたことが認められます。 次に、節別に前年度と比較してみますと、旧ネクステージ三島跡地の再開発事業に対する補助、特別養護老人ホーム等の整備に対する補助、商工会議所建設事業への補助などに伴い、負担金補助及び交付金が9億 9,413万 3,000円、旧県立三島南高等学校跡地、街中がせせらぎ事業用地等の取得に伴い、公有財産購入費が2億 401万円など増加しております。 一方、国民年金事務の移管に伴う印紙購入費の皆減により、需用費が16億 2,540万 1,000円、ダイオキシン対策事業中学校給食施設建設事業などの工事終了に伴い、工事請負費が11億4,141 万 1,000円減少し、歳出全体では前年度に比べ19億 7,575万円、 5.9%の減となっております。 平成14年度は将来都市像を「水と緑と人が輝く夢あるまち・三島-環境先進都市を目指して」とした第3次三島市総合計画の2年目に当たり、引き続く厳しい財政環境の中にあって、緊急性、必要性、実現性等を考慮した事業の選択がなされ、健康・福祉・教育環境の充実、環境先進都市を目指す施策の推進、生活基盤の整備等の諸施策にかかる主要事業が計画的に執行されているところであり、国の補正に基づく小学校トイレ改修工事や社会福祉施設設置事業など5事業が繰り越しされておりますが、所期の目的を達成する財政運営と執行がなされており、当局のその努力に対し敬意を表するものであります。 審査の詳細にわたりましては、お手元の決算審査意見書に記載してありますので、省略させていただきます。 今回の決算審査から感じられましたことは、財政状況について、経常収支比率は前年比 1.0ポイント上昇したものの、財政力指数や公債費に係る指標等の分析結果を見ますと、前年度に比べ改善の傾向にあり、本年度も健全財政が堅持されていたものと言えます。しかし、地方自治体を取り巻く経済情勢は、景気に一部持ち直しの動きがあるとの判断はあるものの、個人消費は横ばい、雇用情勢も依然として厳しい状況にあり、加えて国の構造改革の推進、三位一体の改革等により、地方交付税、補助金等の減額が予測され、今後の財政運営は見通しが難しく、一段と厳しい状況になると思われます。こうした状況の中、教育施設整備、道路、河川等社会資本の整備のほか、これらの維持管理、各種福祉健康施策の充実、環境対策等行政需要はますます増大するものと思われます。今後の財政運営に当たりましては、地方分権が一層進展する中、自立できる自治体の確立を念頭に、地方行財政制度に関する動向を見きわめつつ、複雑多様化する行政需要や新たな行政課題を的確に把握し対処するためには、行財政改革を推進するとともに、自主財源の安定確保と行政経費の節減合理化を図り、限られた財源の中で各種施策の優先順位について厳しい選択を行い、健全財政の保持に努め、加えて、事務事業の効率的な執行と透明性の確保に意を用い、市民生活の向上と福祉の増進に寄与されることを望むものであります。 なお、その他特別会計及び基金運用状況につきましては、別冊の決算審査意見書により御了承いただきたいと思います。 次に、水道事業会計決算でありますが、決算の内容につきましては、別冊の決算審査意見書に予算の執行状況、経営状況、財政状態を分析してありますので、概要について申し上げます。 初めに、業務成績でありますが、山中簡易水道を除く給水人口は10万 8,503人、給水件数は4万 1,875件で、いずれも前年度に比べ増加しており、普及率は96.3%で、前年度に比べ 0.3ポイント高くなっております。また、年間総配水量は 1,794万 2,000立方メートルで、前年度に比べ21万 6,000立方メートル減少し、有収水量は 1,505万 8,000立方メートルで、前年度に比べ18万7,000 立方メートル減少しております。その結果、有収率は83.9%で、前年度に比べ 0.1ポイント減少しております。 次に、経営状況でありますが、総収益は15億 740万 5,000円で、これに対する総費用は12億9,840 万 7,000円で、差し引き2億 899万 8,000円の純利益を計上しております。 経営内容を見ますと、給水収益は膠着した社会経済情勢と市民の節水意識の高揚等の中、前年度に比べ 1,787万 5,000円の減となり、受託給水工事収益は、その他工事収入、修繕工事収入など 374万 4,000円の増、加入金及び負担金も 684万 2,000円の増となったものの、総収益は前年度に比べ 549万 9,000円、 0.4%の減収となっております。 一方、費用においては、前年度に比べ委託料、賃借料が増加したものの、職員数の減等により、人件費が 4,774万 2,000円、県水の料金体系の改正により、受水費が 3,225万 9,000円など、大きく減少したことにより、総費用は前年度比1億 246万 7,000円、 7.3%減少いたしております。この結果、今年度は2億 899万 8,000円の純利益を生む黒字決算であり、経営状況は健全経営であったと言えます。しかし、水道事業を取り巻く経営環境は、先ほど述べましたような膠着した社会経済情勢の中にありまして、収益の根幹をなす給水収益は年々減収傾向にあり、費用におきましては、減価償却費や企業債の償還利子等の諸経費の漸増、また第5期拡張事業に要する財源の確保など、事業経営の環境は一段と厳しさを増すものと予測されます。 したがいまして、健全かつ効率的な事業経営を維持するため、引き続き収益の確保と経費の節減に努め、第5期拡張事業計画における計画給水人口、配水量や収支計画等を社会情勢に応じて見直し、将来に向けての計画的・合理的な事業運営を推進し、公営企業の経営の基本原則であります公共性、経済性を十分認識し、廉価で良質な水の長期安定供給を確保することにより、公共の福祉増進に寄与されるよう要望するものであります。 最後に、静岡県東部食肉センター組合蓄場事業会計でありますが、これは本年3月31日をもって組合が解散になったことに伴う決算であります。今年度は施設閉鎖に伴う施設解体工事外解散に係る事務手続が行われたもので、 8,167万 9,000円の純損失を計上するとともに、残余財産6,884 万 3,000円は、三島市と沼津市に均等に分配されております。 なお、分配されました残余財産のうち、土地につきましては、適正な管理と早期の有効活用をなされますよう要望するものであります。 以上で監査委員の決算審査の報告といたします。 ○議長(志賀健治君) 以上で当局からの説明並びに監査委員の報告が終わりましたので、質疑を許します。 ◆25番(栗原一郎君) 監査委員の御報告について、若干お伺いをさせていただきたいと思います。 財政状況が徐々にというか、非常に厳しくなってきているということが、ただいまの報告の中にも、そして、いただいております審査意見書の中にも見てとれるわけでございます。そこでお伺いしたい点が1つあるわけなんですけれども、意見書の9ページ、先ほど壇上からの御報告でも触れられていたんですが、財政構造の中の経常収支比率に関することであります。平成10年から数値的に徐々に上がってきておりまして、決算年度、平成14年度には78.5%、括弧書きとして73.9%というふうに示されております。ここに示されておりますように、2つの数字が用いられているわけです。説明にありますように、括弧書きの中の数字は減税補てん債、そして臨時財政対策債を経常一般財源として含んで計算をした数字ということで、そちらの方が当然のこととして数値的には低くなるわけであります。 一方、市当局が出されている市政報告書では、この2つの数字の中の一方を取り上げて、73.9%の方、これを備考として減税補てん債、臨時財政対策債を含んでいますよというただし書きを添えながら、73.9%の方の数値を市政報告書では用いているわけです。 そこで伺うわけなんですけれども、このように両方の数字をここに示されているということについて、何か特段の理由ですとか、考え方がおありかどうかということが1つです。 それから、その下に、これは一般的にも言われておるんですけれども、経常収支比率が都市にあっては75%程度にとどまることが妥当であると。非常にラフなといいますか、抽象的なといいますか、そういうことが一般的に言われておるわけなんですけれども、ここでこの75%程度が望ましいという場合に、お示しになっている2つの数字のうち、どちらを考えたらいいんでしょう。ある意味では75%ということを基準にすると、一方の数字はそれをかなり上回るという状況になりますし、もう一方の数字はその範囲におさまっていると。こういう2つの異なる受けとめ方が発生してくるわけですので、その点についての御所見を伺いたい。以上でございます。 ◎代表監査委員(前田明君) ただいま、意見書の9ページにあります経常収支比率のことについて質問がありました。この経常収支比率の表にありますように、平成10年度から平成14年度まで、三島市とそれから県下都市の平均、類似団体等のそれぞれの経常収支比率を括弧書きであるものと、括弧書きでないものと表示してございます。この表示につきましては、栗原議員から今お話がありましたように、この欄外に説明してありますように、減税補てん債あるいは臨時財政対策債等を含んだ数値のものと、含まないものとの2つ、両方併記して表示してございます。これは私どもの方といたしましては、こういうように年度間の比較をするに当たっては、こういうふうに前から括弧書きでやっておったものを、これを1つだけにしますと比較ができなくなりますので、その比較ができるように、見た方がおわかりになるようにというような意味合いをもって両方を表示してあるものでありまして、特別の意味はございません。この詳細については、当局の方にお尋ねになっていただきたいと思います。 それから、ここに、一般的には都市にあっては75%程度におさまることが妥当と考えられているというふうに書いてございます。これは、私たちが現職のころ、国から指導を受けておったときには、考え方としては、大都市というような言い方を中にはしておるようでありますが、一般的には80%にとどまるようにすれば、これは健全であるというふうに私たちは指導を受けてまいりました。ここでは一応75%程度というふうに言っておりますが、この基準の目安というものは、はっきりしたものはございません。国の指導はそういうふうにあいまいなものでございまして、大体他都市との比較をする上で、やはり基準がないと比較ができませんので、一応国としては80%という上限を定めてございますが、大体75%ならば健全であろうということのようでありますので、ここで皆様にもこの表の意味がわかっていただけるように、ここに欄外にこのような表現で記させていただいたものでございます。以上でございます。 ◆25番(栗原一郎君) どちらの数字で受けとめるかというのは、ある意味その受けとめ方みたいなこともあるのかもしれないなというふうな感じが今しているんですけれども、いずれにしても、この数値が年々上がってきているということは相違ないわけなんですけれども、そこでどうも平成13年度から既に始まって、この決算で2年目ということになるわけですけれども、臨時財政対策債とこの経常収支比率との関係の仕方といいましょうか、2種類の計算のうち、一方は臨時財政対策債を経常一般財源として組み入れて考えておるわけですね。その点について、どうもこれがまた腑に落ちないといいますか、釈然としない思いがするわけなんです。というのも、言うまでもなく臨時財政対策債、これは地方交付税の自治体負担分として、自分が借金をして、その財源を賄うということでありますから、言うならば財源を借金している。言葉のとおり、臨時的に財政対策を行っているということなわけですから、あくまでもこれは臨時的であろうと。経常的な一般財源というのは、それとは対極にあって、言葉としても経常的と臨時的というのは対立概念なわけですよね。そういうあえて言うならば、水と油の違いといいますか、言葉の意味合いとすると、そういうふうに違うものを一緒くたにまぜて、これが経常一般財源ですよというふうに言う言い方というのが、非常に腑に落ちない気がするんです。そういうふうに言われても、全国的にこういうふうにやっていることでしょうから、何ともできないということはあるかと思うんですが、また、もし御見解があれば伺いたいということと、あと、国とすれば当然全国の団体の集計をしていくなりするわけですので、決算カードなどで正規にと言ったらいいんでしょうか、把握をする必要性があると思うんです。そういう場合に、この2つの数値のうちのどちらが用いられるんでしょうか。そうした点だけ伺っておきたいと思います。以上です。 ◎代表監査委員(前田明君) 今、質問のありましたことにつきましては、栗原議員さんの言われることは十分理解はできますけれども、私の立場でこれが云々ということは申し上げかねますので、差し控えさせていただきます。 それから、1つ言えることは、この経常収支比率につきましても、それから公債費比率につきましても、財政力指数につきましても、これは民間企業でいうところのバランスシートに匹敵するものであります。この比率に基づいて、よく最近市町村もバランスシートをつくるべきだということを言っておりますけれども、戦後、地方自治法ができた段階でもって、このような財政の比率を出すというのは、類似団体との比較等、その経営状態がどうかということを、この比率でもって比較するために、こういうような基準を設けられております。したがって、この基準でもってその団体の経営状態を見るわけでありますので、そういう意味ではこれは重要な比率であろうというふうに私は考えておりますけれども、それ以上のことは監査としては申し上げかねますので、詳細については当局の方にお尋ねになっていただきたい、かように思う次第であります。以上です。(「どっちの数字を正式に用いるかということなんですけど」と呼ぶ者あり)、--そのことについても当局にお尋ねになっていただきたいと思います。 ○議長(志賀健治君) ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ質疑を打ち切ります。 ただいま議題となっております11件は、お手元に配付の付託表に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 議事の都合により、ここで休憩いたします。なお再開は14時45分の予定です。              午後2時2分休憩             ----------              午後2時45分再開 ○議長(志賀健治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。    ----------------------------------- △日程第14 議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案(第2号) △日程第15 議第50号 平成15年度三島市国民健康保険特別会計補正予算案(第1号) △日程第16 議第51号 平成15年度三島市老人保健特別会計補正予算案(第1号) △日程第17 議第52号 平成15年度三島市介護保険特別会計補正予算案(第1号) △日程第18 議第53号 平成15年度三島市下水道事業特別会計補正予算案(第1号) △日程第19 議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案(第1号) ○議長(志賀健治君) 次に、日程第14 議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案から日程第19 議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案までの6件を一括議題といたします。 6件について当局から提案理由の説明を願います。     〔助役 内村良二君登壇〕 ◎助役(内村良二君) ただいま上程になりました議第49号から議第54号までの6件につきまして、提案の要旨を申し上げます。 まず、議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案(第2号)でありますが、今回の補正は、既定の予算に 3,076万 1,000円を追加し、予算の総額を 304億 1,288万 3,000円にしようとするものであります。 補正の主な内容といたしましては、総務費では企画費において、コミュニティづくり設備等整備事業として、児童・幼児の会員として西小学校区で活動している三島西いろは太鼓が実施する和太鼓購入について、自治総合センターの助成金を受け 250万円を補助するほか、交通安全対策費では、見通しの悪い交差点の事故防止や緊急を要する交通安全施設の整備に必要な経費など885 万円を追加しようとするものであります。 次に、民生費では、寄附金を財源に福祉基金積立金に 186万 3,000円を積み立てし、児童福祉総務費では少子化対策をさらに推し進めるための次世代育成支援対策法が本年7月9日に成立したことに伴い、法に規定する市町村行動計画を次年度に策定する事前事務として、早急にニーズ調査を行う必要があり、その集計・分析などに係る経費 185万 9,000円を計上しようとするものであります。 次に、労働費では、緊急地域雇用創出特別交付金事業費において、当初3名を雇用し、わが家の耐震診断調査票の配布・回収事業を、住宅の耐震化が急務になっている中、人員を増やし推進しようとする経費 328万円を追加し、農林費では土地改良施設維持管理事業費において、農免道路の維持管理として、小沢大橋欄干修理に係る経費及び用水路の修繕など、農業用施設の整備に係る経費などを合わせて 405万円を追加しようとするものであります。 次に、土木費では、建築総務費でわが家の専門家診断事業において、件数の増加見込みからかかる経費 600万円を、緑化推進費では屋上等緑化事業に対する補助金で、当初を上回る申請件数が見込まれることによりかかる経費 150万円をそれぞれ追加し、また寄附金を財源に、ふるさとの緑保全基金積立金に 201万 2,000円を積み立てようとするものであります。 下水道事業繰出金では、平成14年度下水道特別会計の決算を受け、一般会計繰入金と繰越金の間で財源調整を行ったことに伴い 6,949万 6,000円を減額しようとするものであります。 次に、教育費では、今後予定される小・中学校、幼稚園の施設及び小学校給食施設の維持補修に合わせて 2,237万円を、文化財保護費では箱根旧街道国史跡指定に向けて、函南町、箱根町とともに一括指定のための図面作成に係る経費など 270万 2,000円を追加しようとするものであります。 最後に、予備費では、災害等予想しがたい突発的な財政需要に備えて 3,000万円を追加しようとするものであります。 以上の歳出のほか、債務負担行為につきましては、土地家屋現況図・公図デジタル化業務委託で平成16年1月1日現在の課税客体を反映し、デジタル化を作成するため2カ年事業となり、1,360 万円の債務負担行為の設定をしようとするものであります。 なお、歳入については、本年度からの国庫補助負担金の見直しに伴う措置により、一般財源化となった生きがいデイサービス事業などの在宅福祉事業費補助金を 2,637万 6,000円減額し、また補正に要する一般財源として、繰入金、繰越金を合わせて 3,727万 4,000円充てようとするものであります。 次に、議第50号 平成15年度三島市国民健康保険特別会計補正予算案(第1号)でありますが、今回の補正は既定の予算に99万 5,000円を追加し、予算の総額を86億 4,465万 4,000円にしようとするものであります。補正の主な内容といたしましては、一般管理費において、退職者医療資格者の適正な把握を行う退職被保険者適用適正化特別対策事業費補助金の交付が決定したことに伴い、かかる経費69万 5,000円を追加し、歳入においては、一般会計繰入金を 139万 4,000円減額しようとするものであります。 次に、議第51号 平成15年度三島市老人保健特別会計補正予算案(第1号)でありますが、今回の補正は、既定の予算に 7,187万 9,000円を追加し、予算の総額を85億 7,180万 4,000円にしようとするものであります。補正の主な内容といたしましては、実績に基づき社会保険診療報酬支払基金医療費交付金等に係る平成14年度の超過交付額を返還しようとする経費 7,187万 8,000円を追加しようとするものであります。 以上の補正に要する財源として、繰越金を 7,187万 9,000円充てようとするものであります。 次に、議第52号 平成15年度三島市介護保険特別会計補正予算案(第1号)でありますが、今回の補正は、既定の予算に1億 485万 2,000円を追加し、予算の総額を39億 2,930万円にしようとするものであります。補正の主な内容といたしましては、平成14年度の実績に基づき給付費剰余金を 3,109万 6,000円介護保険運営基金に積み立てるとともに、介護保険事業運営における社会保険診療報酬支払基金などに係る超過交付額を返還しようとする経費など 3,935万円を追加し、また、一般会計からの超過受入額 3,440万 6,000円を一般会計へ繰り出ししようとするものであります。 以上の補正に要する一般財源として、繰越金を1億 485万 2,000円充てようとするものであります。 次に、議第53号 平成15年度三島市下水道事業特別会計補正予算案(第1号)でありますが、今回の補正は、既定の予算に57万 5,000円を追加し、予算の総額を37億 9,643万 4,000円にしようとするものであります。補正の内容といたしましては、業務費で漏水認定等により過年度公共下水道使用料の還付金が見込まれるため、係る経費57万 5,000円を追加し、歳入では平成14年度決算に伴い、一般会計繰入金を 6,949万 6,000円減額し、繰越金を 7,007万 1,000円追加しようとするものであります。 最後に、議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案(第1号)でありますが、今回の補正は、既定の予算に 100万円を追加し、予算総額を3億 9,679万 1,000円にしようとするものであります。補正の内容といたしましては、NEW!!わかふじ国体の開催に合わせ行われる公開競技、スポーツ芸術会場となります楽寿園内の楽寿館の畳など、緊急に修繕が必要なためかかる経費 100万円を計上しようとするものであります。 以上6件、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(志賀健治君) 説明が終わりましたので、これより議第49号について質疑を許します。 ◆26番(仁杉秀夫君) 1点お伺いをいたします。 今度の補正 3,000万円余りの補正になっているんですが、気がついたことは、ばかに金額が少ないなというのを一番先に気がつきました。気がついたというか、なぜだろうなというように思ったんです。そこで金額を調べてみましたら、新しい14年度、2002年ですね、それから新しい順、逆に見てみますと、2002年、14年度が4億 7,000万円、13年度、2001年が 7,000万円、そして4億 6,000万円、8億 4,000万円、4億 7,000万円ということで、2001年の 7,000万円に次いで低い金額、ほかの年はすべて4億、8億、4億、億の単位になっている。これは1つ言えることは、財政が大変厳しくなっているという1つのあらわれかなというふうにも見てみたんですが、そこで、これは数字については財政当局に答えていただいて、あとは市長に答えていただくのがいいのかなというふうに思うんですが、1つは留保財源がもう地方交付税も確定したと思うし、すべてを当初予算に入れていなかったというふうに思いますので、地方交付税の関係なり、繰越金の関係も確定をしたと思うんですが、留保財源がどのくらいあって、現在あるのかということが1つ。2つ目として、市長に伺った方がいいと思うんですが、そういった中で 3,000万円しかというか、 3,000万円補正をした理由といいましょうか、意図といいましょうか、思いといいましょうか、その辺についてお伺いをいたします。 ◎市長(小池政臣君) 仁杉議員の質問にお答えいたします。 仁杉議員がお調べになりまして、9月の補正予算にしては過去の例からしますと大変低いじゃないかという御指摘でございまして、 3,000万円余であることが事実でございます。それで昨年は4億 7,000万円と、13年度が 7,000万円だったけれども、12年度以前はずっと何億という単位であったということでございまして、13年度 7,000万円に次いでの一番低い額であるという御指摘でございます。なぜかということでございますけれども、数字のことにつきましては財政部長から答弁すると思いますけれども、実は財源が逼迫しているということが、もろもろの理由でございまして、今後の財政的な支出等を考えてみますと、9月の補正ではこの程度が一番限度かなというふうに考えたものでございまして、そういうわけでこの予算になったわけでございまして、今後の留保財源といたしましては3億 8,000万円程度あろうかなというふうに思っておりますけれども、しかしそれもいろいろな前もって計上しなければならないものがございまして、それを差し引いていきますと、今後それでも足りないような状況であります。ですから非常に逼迫していることは事実でございますので、この程度におさめたということが原因でございます。以上でございます。 ◎財政部参事(五明潔君) 先ほどの仁杉議員の御質問にございました、個々の例えば地方交付税、繰越金、どれくらいほど今現在、決定から見て留保財源があるかどうかという御質問でございますが、まず繰越金の方でございます。ここできょう決算の認定の方を提案させていただいておりますが、決算額が9億 2,300万 7,000円の決算額でございます。現在、予算計上をした金額から見ますと、あと残すところ約2億 1,500万円ほどが留保財源として残っているだろうと見ております。 次に、地方交付税でございますが、これは普通交付税、7月の末に一応決定を見ました。決定額が18億 3,772万 6,000円ですので、当初予算に計上いたしました14億 7,000万円から見ますと、約3億 6,800万円ほどが留保財源として残っております。ただ、先ほど市長の方から、全体的な面で見ますと、歳入としては3億 8,000万円ほど、ですから先ほどの地方交付税、繰越金から見ますと、その差というのが出ておりますが、これは市税の方の特に個人市民税が本年度当初予算に比べまして、ここで減収が見込まれるということが、ここの中での3億 8,000万円の留保財源の中に大きく寄与しているものでございます。以上でございます。 ◆26番(仁杉秀夫君) 今の財政部参事の答弁、若干聞き取れなかったんですが、繰越金、地方交付税を合わせて3億 8,000万円という、市長が言った数字なんですけれども、それでいいのか、地方交付税が3億 8,000万円、何かちょっとその辺がわからなかったので、もう一度教えてほしいんですが、それから、当初予算と比べて、市長はこれからの計上と言いましたけれども、それがあるんで、これらの留保財源を、残された留保財源を使いたいと。そしてその一端が、当初の見込んでいた市税が落ち込むんでという話がありましたけれども、これからの計上という部分については、市税が落ち込むということだけでいいのかなと、そこについてもう一度お願いしたいと思います。 それで私の考え方を若干述べておいた方がいいと思うんですが、私は留保財源があるからすべて補正予算で計上して、市民の要求・要望にこたえろというつもりはありません。というのは、今現在、三島市の財政、大変逼迫していますし、さきの代表監査委員からの報告にあるように、市債残高は大変であるわけです。したがって、それらの返済にも使うべきだというふうに思いますので、数が今回みたいに 3,000万円しかないから、一般会計の補正として、それがいけないんだというつもりはないんですが、留保財源をこれからどうしようとしているのか。そしてまた、そのことによって全体の三島市の財政が見えてくるのかなという思いをしましたので質問をしたんですが、もう一度、留保財源が現在どのくらいあって、もう1つは、これからの使わなければならないものがどういった数字になるのか、その点についてお伺いします。 ◎財政部参事(五明潔君) 先ほどの私の説明で非常にわかりにくい点がありましたので、もう1回再度説明をさせていただきます。 地方交付税につきまして、留保財源が今現在で約3億 6,800万円ほどが留保財源として見込まれます。次に繰越金でございますが、2億 1,500万円ほど、この2つの歳入科目で合わせますと5億 8,300万円ほどが留保財源で残っております。ただし、先ほど私の説明の中でありましたとおり、個人市民税、それから固定資産税でも若干ほどでございますが、そういうような市税関係で約3億 4,000万円ほど当初予算に比べまして減収が見込まれているというところでございます。あとほかに交付金等の減も含めまして、最終的に合計額が3億 8,000万円の留保財源となると、そういうような説明内容でございます。 あと、今後の方の留保財源に対しまして、この9月補正以降の支出見込みというのはどのように概算押さえられているかということでございますけれども、まず、人事院勧告が出まして、今後人件費の方の補正を図らなければなりません。ただし、これにつきましては、人事院勧告、それから職員構成の変動によります影響額、それと同じように、ここで普通退職あるいは勧奨退職によります退職金の見込み額、それを合わせますと、おおよそ人事院勧告と職員構成比の変動の減と、それから勧奨退職、それから普通退職によります追加退職金の見込み、大体そこの部分が今現在のところでは相殺されるであろうという見込みで成り立っております。 それ以外に、今後、14年度で条例を設置いたしまして、積み立てをいたしました退職手当基金の積み立てがございます。これ平成19年度から増えてまいります退職金の増に対応するために、昨年度条例を設置し、積み立てを開始したものでございますが、それに対します積立金2億円余を一応見てございます。あと今後の補正財源として、昨年実績から見まして、今後の不足、また予定される財源の部分を2億円として見ているというのが現状の中での収支見通しでございます。以上でございます。 ◆26番(仁杉秀夫君) 中身はよくわかったんですが、私は1つ、前回の議会だったでしょうか。土木費のうちの道路の維持修繕費というのが増えていることについては私は認めるんですが、ただ、その前、維持修繕ではなくて、今の現状、例えば道路の幅員を広げたり、拡幅したり、また道路側溝を直したり、そうした予算がずっと削られているんではないか。だからそういった意味で言うならば、本当に生活道路といいましょうか、市民が日常的に接する、そういった部分への投資といいましょうか、支出が少なくなっていると。私は街中がせせらぎの問題と対比して、前回、その辺について質問をしたり私の考えを述べたんですが、ぜひそういった点についても目を配っていただいて、そしてなおかつ、市債残高の返済等々に充ててほしいということをお願いをし、そしてなおかつ、市長が冒頭申したように、市財政が大変厳しくなっているということを、議員も、また市民も、そして市当局も認識をして、貴い市民の税金が、本当に市民のために、また効率的に使えるように財政運営をこれからも一層きちっとしていくという、そのことをお願いしておきたいと思います。 ◆15番(金子正毅君) 今仁杉議員から質問がありましたが、私も全く同じことを考えておりまして、過去の9月議会の補正の金額を調べておったわけです。それで、先ほどの市長のお答え等の関係で申し上げますと、補正をできるだけ圧縮をするということは、結果的にやはり今最後の質問にもございましたけれども、市民のニーズ、要望、要求との関係で果たしてどうなのかなという裏腹の関係があるわけですね。したがって、この辺は財政の見通しを的確にとらえながら予算を組んでいくというふうなことが、特にここでは費用対効果という点で、9月補正で計上したものが、やはり実施に移されて、事業に移されて効果を上げていくというふうなことを考えれば、果たして適切な予算計上であるのかどうかというふうなことを見ていく必要があるということになろうかというふうに思うんです。 もう一度改めて申し上げたいというふうに思うんですけれども、質問も含めてでありますが、今、財政部の参事、五明課長の方からは、地方交付税3億 6,800万円でここで決まったと、ほぼ確定したということであります。当初予算では17億 4,000万円が計上されておりました。同じようなことの考えで、臨時財政対策債、13、14、15と3カ年にわたってこの措置がとられてまいったわけでありますが、かつては、ちょっと表現が悪いんですが、小出しに計上されておりましたね。今回、思い切って予想されるものを当初へ計上したというお話でありましたけれども、20億7,500 万円が組まれております。これはそういうことで今後の増額の見通しというものは果たしてないのかどうか。この辺はひとつ確認をしたいということが1点であります。 繰越金との関係で言えば、今お話もありましたように、先ほど市長が壇上でお話しになった実質収支で9億 2,300万円ほどの繰り越しがあるわけでありますから、ここで補正をしてもなお2億 2,000万円近くの繰り越しの余裕はあるというふうなことになるわけで、5億 8,300万円との関係で言いますと、地方交付税の確定した金額ですね。それと繰越金の残の合計額との関係で言いますと、なおまだどうでしょう、2億円近くのお金というのが見込まれるんではないかと私は今、五明参事の答弁を伺っていて感じたんです。これは市税の減収というふうなことも含めたことで留保財源として3億 6,800万という、失礼、3億 8,000万円と言いましたか、3億何千万ということを言われましたけれども、必要なお金は大体そこでもういいんではないかというふうなことを考えると、もうちょっと大型の補正を組んでもよかったんではないかなという思い、これはやはり私としては払拭し切れないわけです。改めてその点についてお考えをお尋ねしたいということであります。 それから、35ページになりますが、児童育成計画推進事業というものがございます。いろいろ担当課に伺ってみますと、これはさきの国会で成立した次世代育成支援対策推進法に基づくものだというふうなお話でございました。いろいろ調べてみましたところ、2005年まで2年間の間にすべての全国の市町村がこの法律に基づく行動計画を策定しなければいけないというふうなことになっておるようであります。お尋ねしますけれども、今年から2005年の行動計画策定までの間に具体的にどういうふうなことがやられていく、スケジュールとしてどんなことが計画されておるのかということを御説明いただきたいというふうに思います。 ◎財政部参事(五明潔君) まず初めに、臨時財政対策債等、まだ当初予算計上に比べて留保されている部分というのはあるかどうか、第1点でございますが、当初予算で計上いたしました20億 7,500万円、現在のところで見ますと、ほぼ満額近くの計上額でございます。ですので、あと残すところ 2,000万円弱ぐらいがまだ残されているかなというところで見ております。あと先ほど地方交付税と繰越金、市税等の減収部分を見ましても、約2億円程度の財源がほかにも確保できるのではないかという見込みでございますが、今現在のところで見ます歳入の中では、そこのできます財源担保は市債ということになります。当初予算に今現在計上しております金額に比べまして、現在の起債充当率等、いろいろなものをかみ合わせをしますと、まだやはり市債の方は、おおむね2億円程度は見込まれるのかな。ただし、これもやはり今後の歳出の方の財源にらみの中でやはり見ていかざるを得ないのではないかなと、そういうような感じで押さえております。以上です。 ◎民生部長兼福祉事務所長(木内雅一君) 次世代育成支援対策推進法に基づきます今後の策定のスケジュールというふうなお話でございますが、今ここで法が通りまして、ニーズ調査をお願いするわけでありますが、行動計画の策定は市町村に義務づけられました。この計画は、国の指針に従いまして、地方公共団体の行動計画あるいは事業主の行動計画が策定されるわけでありますが、これにつきましては、今年度スケジュールといたしましては、ここでニーズ調査、あるいは現状分析をする予定でございます。これに基づきまして、関係各課で構成いたします庁内ワーキング等を構築いたしまして、これらに基づく分析あるいはニーズ調査の関係の調整を図っていきたいというふうに思います。 さらに、16年度にこの行動計画の策定という作業が入ってまいりますので、今後、計画策定懇話会等を設置いたしまして、平成16年度中には行動計画を策定し、平成17年度にこの計画に基づいた施策の展開をしていくというふうなことで現在考えているところでございます。以上でございます。 ◆15番(金子正毅君) 財政の関係でありますけれども、15年度の当初予算には、財政調整基金が4億円繰り入れられております。昨年は6億円の繰り入れを行って、これは全額使っておるわけですね。非常の場合は財政調整基金を取り崩すというふうなことがあるわけですけれども、場合によっては余裕が出たら、それは財政調整基金取り崩しを取りやめるもしくは市債の借り入れをやめるというふうな形というのは今までもとられてきたことでありますが、ここで4億円繰り入れた財政調整基金は、ちょっとごめんなさい、資料見ればわかるんですけれども、見ておりませんので、現在高としてはどれくらいになるのかということを一応確認しておきたいということです。 それから、次世代育成支援事業でありますけれども、今、計画策定懇話会をつくってというふうなお話がございましたが、申し上げたいのは、この計画にやはり住民の意思、意見が十分に反映されるということが大事だということでありますし、したがって、それはいろいろな意見が反映される場というものが保障されなければいけないというふうなことだと思うんです。法律の第21条には地域協議会、次世代育成支援対策地域協議会を組織することができるというできる規定になっているんですが、私たちはやはりその協議会というものは、ぜひ組織をし、設置をして、そこで十分な計画策定の作業が進められるということを期待いたしたいというふうに思うんですけれども、三島市としてはこの地域協議会の策定というのは、これから進めていく作業の中での計画に含まれておりますでしょうか。その点の確認をしておきたいというふうに思います。 ◎財政部参事(五明潔君) 先ほどの財政調整基金の方の現在高に関します質問でございますが、平成14年度では先ほど議員の言われましたように、6億円ほどの基金の取り崩しを行っております。平成14年度末で見ますと、この現在高が約10億 6,065万 3,000円の現在高となっております。なお平成15年度につきましても、やはりここで4億円の取り崩し等を予算計上してございますので、これが実行されるならば、平成15年度末では6億 6,000万円ほどの財政調整基金の現在高になろうかなと見ております。以上です。 ◎民生部長兼福祉事務所長(木内雅一君) 住民の意見を反映するための地区協議会というふうなお話でございますが、これらについてはさきの9月に入ってから、これらの県の説明会がございました。その中で、法の中ではそういうことになっておりますが、今後設置するかにつきましては、また研究・検討させていただきたい。策定のための懇話会につきましては、設置をしていきたいというふうに現在考えておりますが、地区の協議会等については、また検討させていただきたいというふうに思います。以上でございます。 ◆14番(下山一美君) 31ページの交通安全施設整備事業についてお尋ねをしたいと思います。修繕料として 500万円計上されておりますが、主な内容としてカーブミラー等の整備というふうに聞いておりますけれども、改めて事業の中身について、どういう事業を予定されているのか確認をしたいと思いますが、それを前提として、毎年道路の交通安全対策については、予算が計上され、事業が進められていますが、とりわけ生活道路の交通安全対策の重要性というのは、論を待たないわけであります。そこで各地域の自治会や町内会から、生活道路に進入車両が頻繁にあって、そこに住んでいる住民の生活が脅かされるということから、何らかの必要な安全対策をとってほしいという要望が毎年毎年当局に対して上がっているやに思います。その中に、私の町内にも、また他の町内にもあると思いますが、路面の凹凸を設置してほしいという要望も出ております。三島市内にどこにあるかはっきりわかりませんが、水泉園のところに1カ所私は承知しているわけですけれども、路面の凹凸ですね。これはそれほど高くはないんですが、車のスピードを抑制するという効果がある。しかし、お年寄りとか車いすの方々、また障害を持っている方々の歩行にとってみれば、多少なりとも差し障りになるということから、その設置については、やたらにできることではないというふうに私も思います。しかし、住民の生活を守るという立場で、路面の凹凸という対応も声が上がっているのではないかと思いますが、そのあたりの対応も含めて、今回の交通安全施設事業の中に、生活道路の安全対策がどの程度、また、そうした事業について考え方をお聞きしたいと思います。 2つ目に、具体的な場所でちょっと話をしたいと思いますが、先ごろ市道谷田 207号線が開通いたしました。地域住民の長い強い要望にこたえるという形で立派な道路ができたわけですけれども、古川橋との接点で、北沢公園の向かいですが、南北の直進車両と古川橋から来る右折、左折、その車両が複雑に交差するということから、私も何回か通っていますけれども、危険を感ずるときもままあります。7時から7時半ごろ通りますと、通勤車両が相当ありまして、右折するのか、直進するのかということで、お互いに言葉は悪いですけれども、にらみ合うというか、車同士がそこにとまって、様子をうかがうという場面も何回かあります。このまま放置すれば、交通事故の、いわゆる衝突事故の危険性があるのではないかというふうに常に思っているんですが、やはり信号機の設置が必要ではないか。地元町内会からも恐らくそうした要望が出ているかと思いますけれども、地元町内会からの要望があるかどうか。また信号機の設置について、当局がどのように働きかけをしているかどうか、確認をしたいと思います。 3つ目に、国道1号線の雪沢橋のところなんですが、雪沢の交差点ところです。ガソリンスタンドがありまして、その向かい側にトヨタの自動車の販売店があるんですが、そこの国道の歩道に黄色い視覚障害者の皆さんが使うブロックがありますね。凹凸のある点字のようなブロックがあるわけです。あれがところどころはげているわけ。むしろその部分ははげている部分の方が多いぐらいになっているわけです。私は実は少し前ですが、市内の視覚障害者の団体の役員の方から、ぜひここの、はげている、取れてしまっているブロックを何とか早く改修してほしい。そこを通行する障害者の方は、そこに来ると途切れてしまって、わからなくなってしまう。なれていればいいけれども、そうでない方にとってみれば危険な場所だと。早急に対応してほしいというように要望も出されました。ところが国道ということもありまして、市が即座に対応するというわけにはいかないでしょうけれども、ただ、市内にあるところですし、具体的に障害者の皆さんからそういう要望が出されていますので、そうした部分での交通安全対策も重要ではないかというふうに思います。当局としても、これについてどのように対応されるつもりなのか、まず計画があるかどうか、そのあたり3点お聞きいたします。 ◎市長(小池政臣君) 古川橋のところの信号機の設置でございますけれども、確かにあそこは非常に危ないというふうに私どもも認識しております。そういうことの中で、実は開通式がございました、そのときに警察署長さんもお見えになりまして、警察署長さんの目の前で、何とか古川橋のところに信号機を設置していただきたいという要請をいたしたところでございまして、そしてその後、やはり市民のある方から、あそこに立っていたけれども、大変危ないんだと。早いところ設置してほしいという御要望がございまして、そのことも警察署長さんに申し上げました。警察署長さんは直ちに警察本部の方に、このことについては言うということで約束をしていただきました。そういうことの中で対応を急いでいただいた結果、警察の方から連絡が本日入っておりまして、来年度その場所に信号機を設置していく方向で検討を始めたということでございますので、恐らく来年度設置していただけるものというふうに私どもは期待しております。 あと1つ、道路にボコッと盛り上がったところをつくるというやつ、あれは、実はあるところで市政座談会をやりましたところ、外国に長い間在住している方が、あれは外国では横たわる警察官というんだと。あれはスピードを落とさせるのに非常にいい効果があるから、自分の町内でもつけてほしいという御要望がございました。これがなるほど横たわる警察官かなというふうに私は思って認識したんですけれども、しかし、その町内は坂でしたから、警察にお願いしても、そのことは危ないということで、かえって危ないということでできなかったんですが、あそこの平地であります白滝公園の向こう側にはそれができております。ですから、下山議員が御指摘されている場所がどこかわかりませんけれども、もしその場所が設置可能でございましたら、私はスピードを落とすのに非常に効果があると思いますので、身体障害者のこともありますけれども、それらも加味しながら、地元住民の皆さん方の合意がなされるならば、設置していこうというように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ◎まちづくり部長(水口始君) 交通安全施設整備事業の 500万円の中身でありますが、1つはカーブミラーの新設、それから修繕、それから、この中にはまた外側線とか、それからグリーンベルトみたいなのがありますね。そういうのまで含めて修繕の中に入っています。今回補正したのは、年間3年ぐらいの経過を見ると、新設でもこのくらい補正しなければ、修繕もこのぐらい補正しなければということで数字的に出ていますので、 500万円の要求でお願いしました。 ◆14番(下山一美君) 最後に、視覚障害者の方からの要望ということで、国道1号線沿いの点字ブロックじゃないでしょう、何というんでしょうかね、黄色い点字のようなそういうブロックがはがれている部分があると。それの対応をお聞きしましたので、次のときに答弁をどなたかしていただきたいんですが、古川橋の方の信号機設置については、今市長の方から具体的なお話がありましたので、大変地域の皆さんも要望が強いところですけれども、今のお話を聞いて、本当に安心して聞いたと思います。ぜひ引き続き具体的に設置ができるように御努力をお願いしたいと思います。 路面の凹凸ですが、私もかねて一般質問でやったこともありますし、市長からも今の横たわる警察官というお答えもお聞きしたことがあります。しかし、そのときにはいろいろな困難さがあるということで、一般的には難しいというお話があったんですが、今、積極的に対応するということもありました。具体的に私は申し上げませんけれども、後ほどまた担当当局にお話し申し上げますが、市内全域を見渡せば、生活道路に通過車両が多く来ると、通過するという地域はたくさんあると思います。特段、それが集中する地域において、ぜひ町内会からの要望が上がっているところにおいては、今市長がおっしゃいましたように、地元の合意に基づいて設置をするようにお願いしたい。やはり健全な方はぜひ欲しいと思うけれども、車いすで通行しているもしくは足の悪いお年寄りが毎日そこを散歩するというときには、多少の段差でも障害になってしまうということがあって、それは言葉で言えば反対だということもありますので、地元住民の合意に基づいた形での交通安全というのを、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。 もう1つ、視覚障害者の対応について答弁を願います。 ◎まちづくり部長(水口始君) 先ほどの雪沢橋の黄色のブロックの関係ですけれども、一応質問されたとおり、国道なもんですから、また防災交通課の方から国土交通省の方にはお願いをしていきたいというふうに思っています。 ◆14番(下山一美君) ぜひ、お願いと言いますが、具体的に現地調査をぜひしていただきたいと思います。見ればわかりますけれども、相当はがれています。そして、その障害者団体の役員さんは、杖を突き始めた若い男の子が、そこのところへ来たらば、ブロックがはがれていて行き先がわからなかったので戻ってしまった。要するに目的を果たせなかったというふうにお話ししていました。実際の話はもっと細かなお話があったんですが、そういうように視覚障害者の社会参加を阻害するような結果になってしまっているわけです。なぜはがれたのか。そして、それが人為的なのか、自然の問題なのかわかりませんけれども、そうしたことも含めて具体的な要望をしないといけないというふうに思います。ぜひ早急に対応するように、もともとあったものですし、視覚障害者の生活を守るためにも必要なものですから、強く要望するように改めてお願いしたいと思います。以上です。 ◆10番(土屋俊博君) 45ページの土木費のわが家の専門家診断の委託料についてお伺いいたします。 これは当然、前にもちょっと聞いた情報ですと、大幅に増えるだろうという形の中で、当然、補正を組んでいると思うんですけれども、さきの6月議会でも弓場議員がちょっと質問していた中で、ただ単に耐震診断をやっても不安をあおるだけじゃないかという意見もあることはあります。私もあちこちで耳にします。これだけ 600万円から増やしているということは、この耐震診断を行うことによって、どういう形にもっていくのかという展望が当然あってのことだと思いますけれども、その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。 ◎建設部長(加藤修君) わが家の専門家診断の 600万円の関係でございますが、これにつきましては、新耐震設計が、建築基準法の改正が、昭和56年5月31日以前の建物に対して、改正になってそういう昭和56年3月31日以前に着工した建物を対象にやっているわけでございます。これは三島市内には約1万 7,000棟該当棟数があるわけですが、この1万 7,000棟の建物すべてをできれば回りたいということで、現在防災アシスタントを派遣させているところでございます。これは平成14年度に県事業で始めた事業でございますが、今年度からは市の事業として取り組んでおりまして、当初予算の中では3名でやりましたが、3名だと緊急雇用の関係で補助の対象になるのが来年度いっぱいで切れちゃうということの中で、今年度、来年度の2カ年で全部回っていきたいという考えに立ちまして、今年度急遽補正を組ませてもらったという関係でございます。 計画的には本年度 7,000棟ですね、平成14年度は 1,882棟やりまして、約1万 7,000棟のうちの 1,882棟、本年度が 8,000棟、それから16年度が 7,000棟ということの中で、約1万 7,000棟全部回って歩きたいという考えで事業を進めていきたいというふうに考えております。 これにつきましては、今まで14年度の実績を見ますと、わが家の簡易診断をして、専門家による無料簡易診断をやったのは 123件ありまして、そのうち実際に専門家診断の無料の簡易精密診断を受けたのが56件ありました。そのほかに広報や地区別説明会等も14年度は積極的に回って歩きまして、この中でわが家の簡易診断を、専門家による簡易精密診断を受けたのは94件ということで、14年度の実績としましては、両方合わせて 150件の実績がありました。 そういう中で総合評点が 0.7未満で、一応安全であるという評価ができる 1.0以上にするための耐震補強計画並びに補強工事を行ったのが5件あったということでございます。現在、そういう中でこれらの簡易精密診断を希望されている方が、当初では 150件を予定していたんですが、現在 140件ほどありまして、今後も防災アシスタントを倍以上伸ばしていきますと、かなり増えるだろうということで補正を組ませてもらっております。 それから、それに伴いまして耐震補強計画も当初予算では8件というふうに見込んでいましたが、これについても補強計画が増えていくであろうということの中で、その辺も3件増やしてもらったということで、同等に補強工事も増えていくだろうというふうに考えて、補正計画を組ませていただきました。以上でございます。 ◆10番(土屋俊博君) 確かに耐震診断の重要性というのは、私も認識してはいるんですけれども、問題なのは、耐震診断をやって、それでオーケーというわけじゃないんですよね。要するに、その先の耐震補強をいかにやってもらうかがかぎになると思います。ただいまの御答弁ですと、今現在5件という形でいきますと、耐震診断の割には耐震補強をやる方が非常に少ないという形になりますので、せっかく 600万円からのお金をつけてやることですので、ぜひそれが耐震補強につながるようなものにしてもらいたいと思います。前にも私要望を出してあるんですけれども、県からの耐震補強の補助金30万という形でもってやっておりますが、これにぜひ三島市も独自に上乗せをやっていただきたいと思います。横浜市の場合は耐震補強に上限で 540万円、補助率で90%まで出すという形で積極的に取り組んでいる市もございます。確かに財政事情厳しいのはわかりますけれども、その辺のところもぜひ今後検討課題としていただきたいと思いますし、なお、私前回の一般質問でお願いしました保育園の耐震診断、これも予算が苦しいので補正を組めないのは重々わかるんですが、なるべく早く実施するように要望しておきます。以上です。 ○議長(志賀健治君) なければ議第49号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第50号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第50号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第51号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第51号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第52号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第52号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第53号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第53号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第54号について質疑を許します。 ◆6番(石渡光一君) 議第54号の楽寿園特別会計補正予算、ここに 100万円計上されているわけなんですけれども、助役の御説明でありますと、46年ぶりに行われる半世紀に一度の国体、このスポーツ芸術のイベントとして、イベントに絡めての改修ですとか、文化系の保全整備事業だと、そういうふうに言われておりましたけれども、実際 100万円が、私から考えますと少ないんではないかなというような考えもあるんですけれども、全国のフルエントリーである少年女子のバレーボール、まさしく三島の選手も強化選手に選ばれ、三島としては半世紀に一度ということで機運を盛り上げていくのが、あと50日を切ったわけでございます。そしてまた楽寿園に至っては、水の方もかなり出ておりますし、また1カ月後どうなるかわかりませんけれども、そんな中で全国の皆さんに三島市のシンボルである楽寿園をごらんになっていただく中で、楽寿園運営協議会というのがあるはずです。今議員は外れましたけれども、その中の多くの再生修繕計画の中には、ある程度の予算が組まれていて、いつも先送りにされていた。その辺も踏まえて、この国体準備室等と当局、そしてまた楽寿園運営委員会とのこの予算 100万円という計上の中で打ち合わせがどのようにされたのか、ちょっとお聞きしたい。 ◎経済部長(菊地静雄君) 今回の 100万円の補正の内容なんですけれども、楽寿園については公開競技ということで、スポーツ芸術というような会場にされております。それから、先ほどありましたように、水が現在はいっぱいになりましたし、また、このときにちょうど菊まつりということで多くの三島を訪れた方々が寄っていただけるんではないかということから、楽寿館の老朽化しました畳と、それから変色が大変激しい障子を張り替えをしようということで 100万円の補正をしたわけで、ちなみに前に障子の張り替えをしたのは平成7、8年だというふうに聞いておりますし、楽寿館の畳の修繕も昭和59年、大変古いということがありまして、多くの皆さんが訪れてくれるということの中で、これを修繕していこうということで、本来ですと当初予算ですべきかなというふうには思いましたけれども、急遽お願いしたというのが経過であります。以上です。 ◆6番(石渡光一君) 内容としてはわかったんですけれども、私の質問の趣旨は、市民の代表といいますか、楽寿園運営協議会ですか、彼らとのこの国体に関する協議といいますか、打ち合わせ、国体準備室とのいろいろな関係、この三者といいますか、三位一体といいますか、これらの楽寿園運営協議会とのこの国体に関する修繕での意見交換といいますか、意見は聞かれたのかどうか。その辺を確認したいと思います。 ◎経済部長(菊地静雄君) 運営委員の皆さんとは、昨年の中で国体が三島で行われるというその中で、菊まつりについては例えば前に持ってきて皆さんに見てもらおうとか、そういう内容についてはしましたし、それから現在準備室等がやっていますのは、皇族の方がお見えになりますので、詳しいお迎えの仕方というか、そういったものと、スポーツ芸術がありますので、そのあたりを滞りなくやるにはどうしたらいいかというようなことの中で、楽寿園と準備室で打ち合わせを何回かやっているんではないかというふうに思います。以上です。 ◆6番(石渡光一君) 最後にします。 半世紀に一度の国体というので、三島市はバレーボールの少年女子も含めてフルエントリー、そして楽寿園がスポーツ芸術の会場になるという形であれば、楽寿園自体のある部分の抜本的な修繕も含めて予算をかけてもよかったんではないかなという思いがあるんですけれども、市長の言うとおり、おもてなしの心でと。財政難の折ですし、そういう形での万難を排した対応をお願いして、終わります。 ◆16番(石田美代子君) 今の件なんですが、これは文化財として登録されている楽寿館でしょうか。楽寿館は文化財に指定登録されているのでしょうか。 ◎経済部長(菊地静雄君) 国の楽寿館の方は指定をされているというふうに思います。建物そのものというか。 ◆16番(石田美代子君) そうしますと国・県の補助金というのはないんでしょうか。 ◎経済部長(菊地静雄君) 今、国とか県の指定のあれがありますので、ちょっと調べさせていただけますか。それを一度調べて、多分直せるというようなことでやったような気持ちもしますので、具体的に楽寿園側と調べてから御答弁をさせていただきたいと思います。 ◆16番(石田美代子君) それはでは調べて、後ほど教えてください。 それで 100万円というのは分割発注で、せっかく三島で制度化されました小規模修繕として、三島市の事業者に発注する。そのような計画はございますか。 ◎経済部長(菊地静雄君) 一応、お話は組合事務所というか、そういったところでお話を聞いているわけですけれども、早急に何日間の間でやるということになると思うんです。その場合、それに該当できれば、そういうような形になるんではないかなというふうに私どもは思っていますし、また、そういうので早目にというか、早く修繕ができれば一番いいのかなというふうに思います。以上です。(「それはこっちが答えるんだよ」「答弁してくださいよ」「担当が違うんだよ、答弁の担当が」と呼ぶ者あり) ◎市長(小池政臣君) 小規模修繕に対しまして、地元の業者に広く門戸を開放すべきだと、こういう御意見がございまして、そのような方向で4月からやっているわけでございます。その額は最初の段階でございますので、20万円までというようなことに限定をいたしておりますので、この 100万円の畳替えには該当いたしません。しかしながら、今後の方針としましては、小規模の修繕について届け出が必要だということの中で、皆さん方が届け出をする期間を逸してしまったということもございますので、年間を通じて届けていただくような緩和策も講じておりますし、だんだん額を増やしていこうというふうに考えておりますので、御了承いただきたいと思います。 ◎経済部長(菊地静雄君) 先ほど議員の方から御質問ありました楽寿館の指定のことでありますけれども、大変申しわけありません。楽寿館そのものについては市の指定というふうになっておりますので、修繕は大丈夫だと。それから絵画については県の文化財の指定を受けているということであります。以上でございます。大変失礼しました。 ◆16番(石田美代子君) わかりました。以上です。 ○議長(志賀健治君) なければ議第54号についての質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております6件は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、6件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議第49号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第49号 平成15年度三島市一般会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手多数と認めます。よって、議第49号は原案のとおり可決されました。 次に、議第50号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第50号 平成15年度三島市国民健康保険特別会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手多数と認めます。よって、議第50号は原案のとおり可決されました。 次に、議第51号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第51号 平成15年度三島市老人保健特別会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手多数と認めます。よって、議第51号は原案のとおり可決されました。 次に、議第52号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第52号 平成15年度三島市介護保険特別会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手多数と認めます。よって、議第52号は原案のとおり可決されました。 次に、議第53号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第53号 平成15年度三島市下水道事業特別会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第53号は原案のとおり可決されました。 次に、議第54号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第54号 平成15年度三島市楽寿園特別会計補正予算案を採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第54号は原案のとおり可決されました。 議事の都合により、ここで休憩します。なお、再開は16時15分の予定です。              午後3時53分休憩             ----------              午後4時14分再開 ○議長(志賀健治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。    ----------------------------------- △日程第20 議第55号 工事請負契約の締結について(大場中郷汚水幹線管渠布設工事(第1工区)) △日程第21 議第56号 工事請負契約の締結について(三島終末処理場水処理施設脱臭設備設置工事(第93工区)) ○議長(志賀健治君) 次に、日程第20 議第55号 工事請負契約の締結について及び日程第21 議第56号 工事請負契約の締結についての2件を一括議題といたします。 2件について当局から提案理由の説明を願います。     〔助役 内村良二君登壇〕 ◎助役(内村良二君) ただいま上程になりました議第55号及び議第56号の2件について、提案の要旨を申し上げます。 これらは、いずれも工事請負契約の締結に関するものであります。 まず、議第55号 大場中郷汚水幹線管渠布設工事(第1工区)でありますが、これは大場、東大場、多呂及び北沢地域の公共下水道を整備し、水質の保全及び都市環境の向上を図るため、これらの地域の汚水を梅名中継ポンプ場に流入させる幹線を建設する工事であります。工事施工延長は、大場都市下水路大場ポンプ場進入路から大場 241番地地先に至る579.15メートルであり、主な工事内容は、内径 800ミリメートルのヒューム管を推進工法により、平均深さ約 7.4メートルの位置に、延長576.15メートル埋設し、マンホール2基を建設するものであります。 また、工期につきましては、本年度から平成16年12月20日までを予定しており、債務負担行為として、平成15年度から平成16年度までの2カ年にわたる工事であります。 去る8月22日、制限付き一般競争入札において、5社で入札に付したところ、静岡市南町11番16号、西武建設株式会社静岡営業所が2億 790万円で落札いたしましたので、仮契約を締結するとともに、議会の議決を求めるものであります。 次に、議第56号 三島終末処理場水処理施設脱臭設備設置工事(第93工区)でありますが、これは三島終末処理場水処理施設から発生する臭気が周辺の環境に及ぼす影響を少なくするため、予備エアレーションタンク、最初沈殿池及び反応タンクをガラス繊維強化プラスチック製ダクトでつなぎ、脱臭機棟に臭気を集め、活性炭による脱臭処理をするための設備を国の補助を受けて設置しようとする工事であります。 主な工事内容は、活性炭吸着塔、脱臭ファン、エリミネーター、配管、ダクトなどの機械設備と脱臭ファン動力制御盤などの電気設備を設置するものであります。 また、工期につきましては、本年度から平成16年10月29日までを予定しており、債務負担行為として平成15年度から平成16年度までの2カ年にわたる工事であります。 去る8月22日制限付一般競争入札において9社で入札に付したところ、東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号、株式会社クボタ東京本社が2億 790万円で落札いたしましたので、仮契約を締結するとともに、議会の議決を求めるものであります。 以上2件、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(志賀健治君) 説明が終わりましたので、これより議第55号について質疑を許します。 ◆26番(仁杉秀夫君) お伺いをします。 制限付一般競争入札で入札に応じたのが5社であったと。この間、私は制限付一般競争入札、制限つきでもやむを得ないけれども、そのことによってもっと競争が生まれるんではないかというふうにも期待をしていましたから、市長にもその実行を迫ってきたわけです。しかしながら、この結果もそうなんですが、この間の制限付一般競争入札、すべてとは言いませんが、私が思っていた効果といいましょうか、また当局が期待していた効果、あらわれていないというふうに思います。その辺について中心にお伺いをしたいんですが、言うならば制限つきということで当局の制限が余りにも厳しいからこうなっちゃうのかなという見方も1つできるんですが、この工事の場合、制限つきって何だったのか。そして、その制限つきをクリアできた業者が何社ぐらいあって、そのうちの5社しか入札に応じてくれなかったという、その辺について第1にお答えいただきたいと思います。 ◎財政部長(稲葉菊俊君) 議第55号の幹線工事の制限、いわゆる入札参加資格の御質問でございますけれども、私どもで設定しましたこの工事についての参加資格は4項目ございまして、順に申し上げますと、まず1項目めが、建設業法に基づく土木工事に関しまして、特定建設業の許可を受けていること。これは下請に出す建設業の許可でございます。 2項目めが登録の所在地を静岡県内に有していることで、かつ経営事項審査、いわゆる経審ですけれども、この採点が 1,200点以上であること。3項目めが工事実績の参加資格でございますけれども、平成5年度以降にこの工事と同種の工事、同種の工事というのは推進工法ですけれども、及び営業鉄道路線との横断とか、あるいは近接工事について元請としての実績があること。これが3点目でございます。 4点目の参加資格として、主任技術者、または管理技術者の専任が必要でございますけれども、その要件としまして、管理技術者資格者証の交付を受けて、さらに社団法人の日本下水道環境推進技術協会主宰、国土交通省認定の推進工事技師登録証という交付を受けているものの技術者を要件としております。この技術者については、平成5年度以降に同種の工事についての経験があることの要件をつけてあります。以上4項目の入札参加資格の中で、2番目に申し上げました経審の 1,200点以上につきましては全体で81社ございまして、さらに先ほど申し上げました同種工事の経験とか、そういう技術力の資格を求めまして、結果的にこの数の入札参加があったということでございます。以上でございます。 ◆26番(仁杉秀夫君) ちょっとわからない点もあったんですが、81社、経審の点数なり幾つかの条件をクリアしたのが81社だと。そのうちに5社しか応札をしてくれなかったということだと思うんですが、当局、見解あったら聞かせていただきたいんですが、1つは何でこれだけ5社しかしてくれてないのかということの見解がありましたら、お聞かせいただきたい。 そして、私は、これも見解ありましたら、予定価格に対する落札価格、それは96.6%ということで非常に高いと。この種の入札の談合等々の研究をしている弁護士等に言わせれば、談合があるという数字なんです。96.6%と非常に高いということで、私もそうかなと。一般的には一般競争、制限付き一般競争入札であっても談合しにくいというのが、ここの一般競争入札の利点、メリットだというふうに思うんですが、だけど残念ながら私も談合があったのかなというふうに思うんですが、この辺の見解があれば、またそれも聞かせていただきたい。 それともう1つ質問なんですが、今の制度からして、例えば財務規則を見ると、指名競争入札については5社以上というふうになっていますね。そして今までの経過からすると、指名競争入札でここは2億円近い仕事ですから、そうすると従来の三島市の指名競争入札からすると10社ぐらい入れているはずなんですよ。ただ、こういった業種についてはそんなにありませんから、あり得るか、外の業者も入れればいいわけですから。 そこで聞きたいんだけれども、例えば、財政部長、1社しか応諾してくれなかったと。そうすれば、それの1社が入れた金額が最低金額ですね。予定価格の範囲になれば、それについては入札が成立するんでしょうか。その辺、言うことわかるでしょう。ここは5社しか応諾してくれなかったけれども、例えば1社しかしてくれなかったと。そしてその1社の金額が予定内の価格であった場合については、規定上どうなるのか。 ですから、質問とすれば3点。なぜこれだけ少ないのか、見解があったら教えてほしい。そしてまた談合ではないかなという、これではなくてね、一般論として例えば95%以上なんていうのはもう談合だよと。この種の問題を研究している弁護士が言っているんですが、それについて見解があったら教えていただきたい。そしてもう1つは、1社でも成立するのかどうなのか。その3点です。 ◎財政部長(稲葉菊俊君) 入札参加者の数によって成立するかどうかという3点目の御質問でございますけれども、1社の参加の場合には、1社だけの場合には入札は中止いたします。(「2社だったらどう」と呼ぶ者あり) それから、落札率ですけれども、この制限つきは平成13年度からやっておりまして、もちろんものによっては、例えば建築工事なんていうのは低い落札率で落ちる場合がございますけれども、多分これは高いか安いかというのは、ちょっと何とも言えないんですけれども、鉄道路線に近接する特殊な工事なので、期待したほどではなかったということを考えております。 それから、入札参加2社では入札が成立しますので、それによって決めていきます。 ◆26番(仁杉秀夫君) 談合の問題と、なぜ5社だったのかというのは答えがなかったんですが、答えがしにくい側面については理解をしますので。 私は、2社で成立するという話については、ちょっとここはどこに規定があるのか、ないと思うんですが、規定をつくるべきだと思うんですよ。例えば私は入札に参加させないということをすることだって談合だと思うんです。させないと。それで今でいう2社だったら成立するということになるならば、ほかを押さえちゃってということであるならば、この5社だってあり得ると思うんですが、そこはきちんとした規定をつくるべき。僕は、例えば指名競争入札で5社以上という財務規則の規定があるわけですから、そこを使ったっていいと思うんですよ。それは指名競争入札と書いてありますから、一般競争入札ということにはならんと思いますけれども、それは財務規則変えなければいけないと思うんですが、入札に参加させないということであっても、それは談合だというふうに思います。 そして、私はこれについては何らかのそういったものが働いているんではないかという気がします。5社しか参加してくれないというのは。これはちょっとほかの事例もしてみて、こうであるならば、もっと交渉して例えば随契でやった方が全然いいような気がする、事によっては。随契については、全部私は否定しませんけれども、何かこういった問題については、せっかく競争ができるようにしてもらうように、そして、結果的にそれは三島市の財政に寄与できるようにということで制限付一般競争入札を採用したとしても、この間の事例からすると、それが生きていないというふうに思いますので、ぜひそれについては検討していただきたいと思います。市長、この辺について、総論としての御見解があれば、お聞かせいただきたいと思います。 ◎市長(小池政臣君) 仁杉議員の方からは、工事の請負入札等のことにつきまして、従来から御質問いただいておりまして、実は私も市長になりまして、何とか入札談合が行われないように、しかも公平・公正に情報公開もちゃんとできて、非常に安く落ちることができるようにということで考えてまいりました。そういう中でこの制限付一般競争入札も考えられたわけでございますけれども、しかし振り返ってみまして、今回は5社でございますけれども、81社該当があったんですけれども、5社しか応札してこなかったということもございます。 振り返ってみまして、錦田小学校の方におきましても、あれも制限付一般競争入札でやったこともございますが、あれも県下に本社、営業所があるようなところ、あるいは経審 1,000点以上ということでやったと思いますけれども、あれも恐らく78社ぐらい該当があったと思うんですが、私の記憶ですと11社しか応札してこなかったということの中で、制限付一般競争入札については、私はちょっと疑問を持っているところでございまして、これは本当に談合が行われない究極の方法なのかなということに対しては、ちょっと疑問を持っています。だから何かちょっといろいろ検討しなくてはならないなというふうに今考えているところでございまして、今まで実は現説をしないとか、あるいは一般競争入札をしたときに、あるいは指名競争入札したときもそうですけれども、直ちに結果を公表するとか、いろいろなことをやりまして、談合が行われないような防止策をやってきたわけでございますけれども、どうも最近の入札の結果を見てみますと、落札率が高過ぎる、パーセンテージが。このことは非常に私感じているところでございまして、何らかの方法をとらなければいけないということで、今検討をしているところでございます。 ○議長(志賀健治君) なければ議第55号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第56号について質疑を許します。 ◆26番(仁杉秀夫君) 入札の関係ですけれども、これも制限付一般競争入札ですが、制限について議第55号と全く同じであるならば同じで結構ですし、変わっているところがあったら、言うならば制限って何だったのか、そこについて1点。 そしてまた、これについても業者数が、言うならば経審なり制限つきの制限をクリアできた業者がどのくらいあって、そのうち9社が応札してくれたと。その2つについて、まずお伺いします。 ◎財政部長(稲葉菊俊君) この議第56号の入札参加資格、いわゆる制限でございますけれども、この工事につけた制限は、先ほどと同じように4件の制限がございまして、まず1点目が、機械器具設置工事業に係る特定建設業の許可を受けていること。2点目が経営事項審査、経審が1,000 点以上であること。3番目が、この工事と同種の工事、同種の工事というのは、活性炭吸着方式による脱臭設備の工事の経験があること。または、この工事と同種の工事を含む機械プラント工事に元請としての施工実績が平成5年度以降にあること。最後の資格につきましては、技術者の要件でございますけれども、主任技術者と管理技術者につきまして、管理技術者資格者証の交付を受けていて、かつ平成5年度以降に工事経験があることが、この議案に対する参加資格でございます。2番目に申し上げました資格の 1,000点以上の資格ある業者につきましては、60社が該当しております。以上でございます。 ◆26番(仁杉秀夫君) 1度目に聞くべきだったんですが、8月25日の朝日新聞にこのような記事がありました。「ごみ焼却施設価格の怪、粘ったら20億円値引き」と。言うならばごみ焼却施設と終末処理場の施設と違いますけれども、「価格、メーカーが主導、自治体に少ない専門家」という小見出しがあるんですよ。それで記事の中にこういった表現、今の小見出しに関連して、旧厚生省は焼却施設の予定価格について、1977年、3社以上の設備工事別見積もり額を提出させ、工事別に中位の見積もり額を出し集計するなどと通知をしていると。だからこれによって予定価格が決まるもんで、メーカーの主導になっちゃうよというのが小見出しだと思うんです。三島市もこの種の設計できる技術職、専門職はいないというふうに思いますので、私は旧厚生省が言ったような形で予定価格が決まってきていると思うんですが、第1にそのことについてそうなのか、いや、違うよと。違うのであれば、どういった形で予定価格が決まってきたのか。そのことについて第1回目にすればよかったんですが、ちょっと間違いましたが、それが1点です。 2点目で、これは2回の入札が行われています。しかしながら、これも96.1%の落札率です。言うならば、専門家に言わせれば談合があるねと言われているところの数字です。なおかつ、1位不動の原則がこの入札に貫かれています。1位不動の原則というのは何かというのは、これも談合の典型だというふうに言うんですが、1回目に札を全部入れるわけですね。そうしたら落ちないわけです。ですから2回目にやるときについては、あそこがトップかと。あそこより下の数字で入れれば取れるんだなということでお互いに競争がされるのが常識です。しかしながら、談合がされていますので、そんなことをやると業界で村八分になるんでしょうか。できませんので、前もって示された数字で、ここでとっている業者が、落札した業者が1回目も2回目もトップということで、それを1位不動の原則という、だれが名付けたか知りませんけれども、談合の典型だというふうに言われているんです。 したがって、これについても市長が一般競争入札、制限つきであっても、それが絶対的ではないと。何らかの方法を考えなければならないとおっしゃっていますけれども、私もそのとおりだと思うんですが、ではそれにかわるいい方法があるのかというのは、なかなか難しいところだというふうに思いますが、ぜひ検討をいただきたいんですが、これにも9社応諾してくれましたけれども、これも60社のうちの9社ですから、もっと入札に参加していただいて、競争していただければという願いは私も持つんですが、そうではなくて、そしてなおかつ1位不動の原則が貫かれていて、96.1%という高率で落札がされていると。したがって、市長の言うように何らかの手が加えられなければいけないなというふうに思いますけれども、いずれにしても、そうだと思います。さきのどういった形でこの見積もりがされているのか、予定価格が出されているのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。 ◎財政部長(稲葉菊俊君) この脱臭設備の工事につきましては、3社から見積もりをとりまして、その中の各項目を比べて、設計価格を出しています。予定価格の設定につきましては、それをもとにしまして、財務規則の規定によりまして、取引の実例価格とか数量とか履行期間とか受注の状況を見ながら設定しております。 それから、落札率でございますけれども、先ほども答弁しましたように、建物の工事につきましては、比較的低く出る傾向があるんですけれども、こういう特殊な工事については、やはり期待したほどのものが出ないということは、私どもではとらえております。以上でございます。 ◆26番(仁杉秀夫君) そうすると、3社からとっているということは、旧厚生省が指導している焼却施設の予定価格の出し方と一緒だということでいいわけですね。それで、言うならば工事別に中位の見積もり額を出してと。例えばそうでなかったら、その3社というのは当然のこととして、これはお答えいただきたいんですが、3社からとっているという話については、多分応諾しているんでしょう。そこは答えていただきたいと思います。 そうすると応諾しているということは、単価というか、もう自分ちが出しているわけですから、大体の予定価格は知っているわけですよ。自分ちで出した金額が予定価格になるというふうに思っていないと思いますが、若干下げ目のところで予定価格をしているなと、三島市は。そして、そこより下だったらいいんだなということでされていると思いますが、そこは3社というのは応諾している業者でしょう。そこは答えていただきたいんですが、言うならば、そういった制度ですから、朝日新聞が言うように、「価格、メーカーが主導、自治体に少ない専門家」入札制度にも問題があるけれども、もう1つは、価格を決めるときにも、予定価格そのものも問題があるよということだと思うんです。ただ、それをでは専門職を採用しろというふうには言いませんけれども、これは信用のおけるこの種のコンサルに頼んで、そこが業者と情報が筒抜けにならないような、そこを選ぶしかないのかなというふうに思うんですけれども、ここにもやはり研究の余地があると思うんですよ。 これだけではなくていろいろな問題ありますね。土木、建築のことについては大体歩掛かりがあって積み上げでされてきますから内部でできるんですよね。だけどこの種の問題については、ごみの焼却施設もそうだし、これらもそうだし、下水道の最終処分のいろいろな機械もそうだと思うんですが、そこについてやっぱり技術者もいませんし、専門者もいませんから業者に頼らざるを得ない。そうなれば、業者はずっとつり上げていて、それが予定価格にさせるということになるかと思いますが、そこについてもやはり研究の余地が、朝日新聞の言うようにあると思います。 それで、これはまた後で市長にもお渡ししますけれども、そこを打ち破ったのが最終的には随契で契約しているんですが、個別に交渉しているみたいなんです、どうだと。このくらいだったら、うちのところ随契でやるよと。それも随意契約とすれば間違いじゃないと思うんですが、そこはきちっとした透明性をしなければいけませんけれども、どうなっていますか、3社がここに応札しているかどうか、そこだけお答えいただきたいと思います。 ○議長(志賀健治君) この場で暫時休憩いたします。              午後4時44分休憩             ----------              午後4時50分再開 ○議長(志賀健治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 当局、答弁願います。 ◎水道部長(内田隆造君) 担当の方から聞きましたところ、コンサルタント会社にお願いしたということですが、実施設計、それから詳細設計についても同じ会社にお願いしたということで、単価については、それもお願いしたということなんです。先ほど3社から参考に見積もりをとったというようなことではないということでございます。実際的には担当として、日本上下水道から参考に見積もりはとっていることは、とっているということなんですが、あくまでも1つのコンサルタントにお願いしたというようなことです。以上です。 ◆26番(仁杉秀夫君) 今の話、答弁いいですけれども、きちんと、メモでいいから、どういった流れで単価が予定価格が決まってきたのか、もう1回きちっと、メモで結構ですからくれますか、至急に。すみません。 ○議長(志賀健治君) なければ議第56号についての質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております2件は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、2件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議第55号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第55号 工事請負契約の締結についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第55号は原案のとおり可決されました。 次に、議第56号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第56号 工事請負契約の締結についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第56号は原案のとおり可決されました。    ----------------------------------- △日程第22 議第57号 市道路線の廃止について △日程第23 議第58号 市道路線の認定について ○議長(志賀健治君) 次に、日程第22 議第57号 市道路線の廃止について及び日程第23 議第58号 市道路線の認定についての2件を一括議題といたします。 2件について、当局から提案理由の説明を願います。     〔助役 内村良二君登壇〕 ◎助役(内村良二君) ただいま上程になりました議第57号 市道路線の廃止について及び議第58号 市道路線の認定についての2件について、一括して提案の要旨を申し上げます。 まず、塚原新田37号線につきましては、東駿河湾環状線(仮称)塚原インターチェンジの建設により、塚原新田6号線の国道1号に接続する部分が車道として使用できなくなるため、これにかわる道路として拡幅整備を行うもので、このことに伴い路線の終点を変更するため、一たん路線を廃止した上で、改めて認定し直そうとするものであります。 次に、谷田11号線につきましては、国道1号と谷田6号線の接続する道路であり、線形を変更して整備することから、路線の起点を変更するため、一たん路線を廃止した上で、改めて認定し直そうとするものであります。 次に、梅名77号線につきましては、所有者からの寄附を受けた道路敷が市道の路線認定に関する基準に合致しておりますので、新たに認定しようとするものであります。 次に、松が丘1号線から松が丘7号線までの7路線につきましては、都市計画法に基づく開発行為により、開発区域に設置され、市に所有権が帰属した道路であり、市と宅地開発業者である旭化成株式会社との間に締結された協定により、これまで同社が5年間にわたりこの区域の道路維持管理を行ってまいりましたが、協定に定める期間が終了し、路線の維持管理が市に移管され、いずれの路線も市道の路線認定に関する基準に合致しておりますことから、ここで新たに認定しようとするものであります。 以上2件、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(志賀健治君) 説明が終わりましたので、これより議第57号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第57号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第58号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第58号についての質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております2件は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、2件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議第57号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第57号 市道路線の廃止についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決されました。 次に、議第58号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第58号 市道路線の認定についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決されました。    ----------------------------------- △日程第24 議第59号 町の新設について △日程第25 議第60号 町及び字の区域の変更について ○議長(志賀健治君) 次に、日程第24 議第59号 町の新設について及び日程第25 議第60号 町及び字の区域の変更についての2件を一括議題といたします。 2件について、当局から提案理由の説明を願います。     〔助役 内村良二君登壇〕 ◎助役(内村良二君) ただいま上程になりました議第59号及び議第60号の2件について、提案の要旨を申し上げます。 まず、議第59号 町の新設についてでありますが、これは去る市議会2月定例会におきまして、住居表示実施区域として議決をいただいた区域における住居表示の実施に当たり、当該区域の名称を平成16年1月1日から旭ケ丘とすることについて、地方自治法第 260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議第60号 町及び字の区域の変更についてでありますが、これは今回の旭ケ丘の新設に伴い、飛び地となる字四反田の一部及び大字川原ケ谷字徳倉谷ツの一部を、それぞれ隣接する加茂及び字天神原に編入することについて、地方自治法第 260条第1項の規定により議会の議決を求めようとするものであります。 以上2件、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(志賀健治君) 説明が終わりましたので、これより議第59号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第59号についての質疑を打ち切ります。 次に、議第60号について質疑を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ議第60号についての質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております2件は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、2件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議第59号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第59号 町の新設についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第59号は原案のとおり可決いたしました。 次に、議第60号について討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)、--なければ討論を終わり、これより議第60号 町及び字の区域の変更についてを採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     〔賛成者挙手〕 ○議長(志賀健治君) 挙手全員と認めます。よって、議第60号は原案のとおり可決いたしました。 以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。議事の都合により、明10日から18日までの9日間は本会議を休会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志賀健治君) 御異議なしと認めます。よって、明10日から18日までの9日間は本会議を休会することに決定いたしました。 なお、来る19日午後1時から本会議を開き一般質問を行いますので、あらかじめ御了承願います。 本日はこれにて散会いたします。大変に御苦労さまでございました。              午後5時 散会  地方自治法第 123条第2項の規定によりここに署名する     平成15年9月9日          議長         志賀健治          会議録署名議員    宮沢正美          会議録署名議員    鈴木正男...