浜松市議会 > 2015-09-17 >
09月17日-13号

  • 児玉(/)
ツイート シェア
  1. 浜松市議会 2015-09-17
    09月17日-13号


    取得元: 浜松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-18
    平成27年  9月 定例会(第3回)       平成27年第3回浜松市議会定例会会議録 平成27年9月17日◯議事日程(第13号) 平成27年9月17日(木)午前10時開議 第1 会議録署名議員指名 第2 会期の決定について 第3 第113号議案 平成27年度浜松市一般会計補正予算(第3号) 第4 第114号議案 平成27年度浜松市病院事業会計補正予算(第2号) 第5 第115号議案 平成27年度浜松市水道事業会計補正予算(第1号) 第6 第116号議案 浜松市個人情報保護条例の一部改正について 第7 第117号議案 浜松市職員の再任用に関する条例等の一部改正について 第8 第118号議案 浜松市印鑑条例の一部改正について 第9 第119号議案 浜松市天竜林業体育館条例の一部改正について 第10 第120号議案 浜松市手数料条例の一部改正について 第11 第121号議案 浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について 第12 第122号議案 浜松市川や湖を守る条例の一部改正について 第13 第123号議案 浜松市における地域特性に即した商業集積の実現によるまちづくりの推進 に関する条例の一部改正について 第14 第124号議案 浜松市都市公園条例の一部改正について 第15 第125号議案 浜松市営住宅条例の一部改正について 第16 第126号議案 工事請負契約締結について(浜松市東部衛生工場長寿命化工事) 第17 第127号議案 工事請負契約締結について(浜松市北部清掃工場解体工事) 第18 第128号議案 工事請負契約の一部変更について(浜松市立井伊谷小学校北校舎改築工事建築工事)) 第19 第129号議案 物品購入契約締結について(災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車) 第20 第130号議案 物品購入契約締結について(災害対応特殊屈折はしご付消防ポンプ自動車) 第21 第131号議案 準用河川田代川に隣接する擁壁崩壊事故損害賠償請求事件に関する和解及 び損害賠償額について 第22 第132号議案 市有財産取得について(新・産業集積エリア整備事業用地) 第23 第133号議案 市道路線認定について 第24 第134号議案 市道路線廃止について 第25 第135号議案 市道路線変更について 第26 第136号議案 平成26年度浜松市病院事業会計処分利益剰余金の処分について 第27 第137号議案 平成26年度浜松市水道事業会計処分利益剰余金の処分について 第28 第138号議案 平成26年度浜松市下水道事業会計処分利益剰余金の処分について 第29 第139号議案 工事請負契約締結について(浜松市浜北体育館改築工事建築工事)) 第30 第140号議案 工事請負契約締結について(浜松市立中部中学校小中一貫校整備工事体育館棟建築工事)) 第31 認第1号 平成26年度浜松市一般会計歳入歳出決算 第32 認第2号 平成26年度浜松市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 第33 認第3号 平成26年度浜松市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算 第34 認第4号 平成26年度浜松市介護保険事業特別会計歳入歳出決算 第35 認第5号 平成26年度浜松市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算 第36 認第6号 平成26年度浜松市と畜場・市場事業特別会計歳入歳出決算 第37 認第7号 平成26年度浜松市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 第38 認第8号 平成26年度浜松市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算 第39 認第9号 平成26年度浜松市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算 第40 認第10号 平成26年度浜松市育英事業特別会計歳入歳出決算 第41 認第11号 平成26年度浜松市学童等災害共済事業特別会計歳入歳出決算 第42 認第12号 平成26年度浜松市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算 第43 認第13号 平成26年度浜松市駐車場事業特別会計歳入歳出決算 第44 認第14号 平成26年度浜松市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 第45 認第15号 平成26年度浜松市公債管理特別会計歳入歳出決算 第46 認第16号 平成26年度浜松市熊財産区特別会計歳入歳出決算 第47 認第17号 平成26年度浜松市病院事業会計決算 第48 認第18号 平成26年度浜松市水道事業会計決算 第49 認第19号 平成26年度浜松市下水道事業会計決算 第50 報第18号 健全化判断比率の報告について 第51 報第19号 資金不足比率の報告について-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 監報第9号 随時監査等の結果に関する報告について 監報第10号 現金出納検査の結果に関する報告について 報第12号 専決処分の報告(法第180条関係) 報第13号 一般財団法人浜松清掃公社の平成26年度決算について 報第14号 公益財団法人浜松花みどり振興財団の平成26年度決算について 報第15号 公益財団法人浜松医療公社の平成26年度決算について 報第16号 公益財団法人浜松文化振興財団の平成26年度決算について 報第17号 株式会社なゆた浜北の平成26年度決算について 以下、議事日程のとおり。-----------------------------------◯出席議員(45人)    1番  落合勝二          2番  渡邊眞弓    3番  馬塚彩矢香         4番  鈴木 恵    5番  稲葉大輔          6番  平野岳子    7番  酒井豊実          8番  小黒啓子    9番  北野谷富子         10番  鈴木唯記子    11番  山本遼太郎         12番  遠山将吾    13番  太田利実保         14番  松本康夫    15番  加茂俊武          16番  倉田清一    17番  須藤京子          18番  神間智博    19番  丸 英之          20番  幸田惠里子    21番  北島 定          22番  平間良明    23番  徳光卓也          24番  田中照彦    25番  新村和弘          26番  湖東秀隆    27番  戸田 誠          29番  鳥井徳孝    30番  波多野 亘         31番  飯田末夫    32番  花井和夫          33番  小倉 篤    34番  松下正行          35番  黒田 豊    36番  斉藤晴明          37番  丸井通晴    38番  関 イチロー        39番  高林龍治    40番  内田幸博          41番  渥美 誠    42番  太田康隆          43番  和久田哲男    44番  吉村哲志          45番  鈴木育男    46番  柳川樹一郎◯欠席議員(1人)    28番  高林 修◯出席説明員   市長         鈴木康友   副市長        鈴木伸幸   副市長        星野 悟   危機管理監      山下重彦   企画調整部長     山名 裕   総務部長       長田繁喜   財務部長       小柳太郎   市民部長       川嶋朗夫   健康福祉部長     内藤伸二朗  健康福祉部保健所長  西原信彦   こども家庭部長    伊熊規行   環境部長       田中文雄   産業部長       佐藤洋一   都市整備部長     木村祥基   土木部長       朝倉義孝   会計管理者      門名孝叔   総務部参事秘書課長)宮城和敬   財務部次長財政課長)金原栄行   教育長        児玉一記   学校教育部長     花井和徳   水道事業及び下水道事業管理者    消防長        木下寿幸              寺田賢次   監査事務局参与監査事務局長)              大槻文裕-----------------------------------   監査委員       鈴木利享◯出席議会事務局職員   事務局長       山本 泉   事務局次長議会総務課長)                                小宮山敏郎   議事課長       大橋臣夫   調査法制課長     岩本 篤   議事課長補佐     鈴木克尚   議事課副主幹                     (議会運営グループ長上田晃寿-----------------------------------     午前10時開会 ○議長(鈴木育男) ただいまから、平成27年第3回浜松市議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 日程に入る前に、諸般の報告をいたします。 まず、監報第9号随時監査等及び監報第10号現金出納検査の結果について、監査委員の報告を求めます。 ◎監査委員鈴木利享) おはようございます。 随時監査等及び現金出納検査の結果につきまして御報告申し上げます。 最初に、随時監査の結果についてであります。 お手元の平成27年度監査結果報告書をごらんください。2ページをお願いいたします。第1監査の対象に記載してあります病院事業会計ほか2公営企業会計について、平成26年度公営企業会計決算審査に合わせまして、決算に関する証書類の作成は適正か、また固定資産、貯蔵品、未収金、引当金及び企業債の管理の適正性等を着眼点として、関係書類を抽出調査するとともに、関係職員から説明を求め監査を実施いたしました。監査の結果は、合計で5件の指摘事項がありました。このほか、公表に至らない誤りについて6件の指導を行っております。指摘事項につきまして御説明を申し上げます。 3ページをごらんください。病院事業会計のうち、佐久間病院について3点ありました。1点目は、予算を超過した支出の事務処理についての指摘であります。医業外費用について138万円余の予算超過となっていました。これは現金支出を伴わない費用である控除対象外消費税額が予算を超過したことによるものであります。地方公営企業法施行令において、現金支出を伴わない経費については予算超過が認められていますが、その場合、浜松市病院事業会計規程に市長の決裁を受けなければならないと定められています。しかしながら、この件について市長の決裁を受けていませんでした。2点目は、未払金の未計上についてです。厚生労働省東海北陸厚生局の指摘により、平成25年12月に自主返還することとした診療報酬返還金のうち、個人負担分について未払金の計上をしていませんでした。3点目は、貸倒引当金の未計上についてです。地方公営企業法施行規則に基づき、過去に貸し倒れ実績がある場合には貸倒見積額を計上する必要があります。しかしながら、当病院においては、平成25年度に不納欠損処分が行われているにもかかわらず、貸倒引当金の見積もり及び費用計上をしていませんでした。 次に、水道事業会計についてであります。不用車両事務処理についての指摘であります。4ページの表に記載してございます不用車両について、所管課から所管がえの協議を受けていたにもかかわらず、除却処理をしていませんでした。 次に、同じく4ページの下水道事業会計についてであります。受贈財産事務処理についての指摘であります。受贈財産資産評価について、誤って消費税込みの額及び減価償却累計相当額を控除していない額を計上していました。 以上が随時監査の監査結果報告であります。なお、今までに提出いたしました監査結果報告書の指摘事項のうち、措置が講じられましたものについては、引き続きの資料として、平成27年度監査結果に基づく措置及び別冊の平成27年度包括外部監査結果に基づく措置として、お手元に配付いたしましたので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 次に、現金出納検査の結果に関する報告でございます。検査結果報告書をお手元に配付いたしました。 検査の対象でございますが、会計管理者等の所管に係る平成27年3月分から6月分までの現金の出納及び保管状況でございます。検査の内容につきましては、出納事務手続、帳簿及び書類の整理の適否、さらには検査調書と会計諸帳票の計数を照合いたしました。いずれも正確に一致し、かつ適正に処理されておりました。なお、詳細につきましては後ほどごらんいただきたいと存じます。 随時監査の結果及び現金出納検査の結果に関する報告は以上でございます。 ○議長(鈴木育男) 次に、地方自治法第180条の規定に基づき専決処分した事項及び一般財団法人浜松清掃公社等の平成26年度決算につきまして報告書が提出されておりますので、御報告いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) ただいまから、本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程のとおりであります。 最初に、日程第1会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、7番酒井豊実議員、22番平間良明議員、37番丸井通晴議員を指名いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第2会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本日招集された第3回浜松市議会定例会の会期は、本日から10月15日までの29日間とすることに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第3第113号議案平成27年度浜松市一般会計補正予算(第3号)から日程第49認第19号平成26年度浜松市下水道事業会計決算までの47件を一括して議題といたします。 議題に対する市長の説明を求めます。 ◎市長(鈴木康友) ただいま御上程をいただきました補正予算案、条例案、決算認定議案等につきまして御説明申し上げます。 初めに、一般会計補正予算(第3号)でございます。 今回の補正予算は、住民に身近な施設・道路の安全安心対策の推進に要する経費を追加するほか、スマートインターチェンジ、天竜川駅周辺整備などの大規模事業の計画促進に要する経費を追加するものです。また、平成28年7月からの証明書コンビニ交付開始に向けた事業費や28年度からの学校給食調理等に係る委託費について債務負担行為を設定するものでございます。 次に、公営企業会計でございます。病院事業は、医師住宅の解体及び医療センター1・2号館病棟サッシ改修外壁防水工事に係る設計費を追加するものでございます。また、老朽化したネットワーク機器を更新するため債務負担行為を設定するものでございます。水道事業は、大原・常光浄水場運転監視等業務委託費等について現行の契約期間が満了することから、次の契約締結に向けて債務負担行為を設定するものでございます。 以上、今回の補正予算額は、一般会計が31億1200万円の追加、公営企業会計が1600万円の追加、総額で31億2800万円を追加するものでございます。 次に、条例案の主なものでございます。 浜松市個人情報保護条例の一部改正は、番号法の施行に伴い、特定個人情報の適正な取り扱いの確保や開示等の実施に必要な措置を追加するものでございます。 次に、浜松市手数料条例の一部改正は、番号法の施行に伴い、個人番号カードの再交付手数料を定めるものなどでございます。 次に、浜松市病院事業の設置等に関する条例の一部改正は、分娩料について近隣病院料金状況を踏まえ改定するものでございます。 条例案以外の案件につきましては、浜松市東部衛生工場長寿命化工事などの工事請負契約締結のほか、準用河川田代川に隣接する擁壁崩壊事故損害賠償請求事件に関する和解及び損害賠償額、新・産業集積エリア整備事業における市有財産取得などでございます。また、病院事業会計などの公営企業会計決算に伴う未処分利益剰余金の処分に係る議決をお願いするものでございます。 次に、決算認定議案でございます。一般会計特別会計公営企業会計の平成26年度決算の認定でございまして、地方自治法及び地方公営企業法の規定に基づき、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。 以上、議案についてあらましを御説明申し上げました。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げて、説明を終わります。 ○議長(鈴木育男) 以上で市長の説明は終わりました。 ただいま議題となっております議案のうち、第117号議案浜松市職員の再任用に関する条例等の一部改正については、地方公務員法第5条第2項の規定により、人事委員会に意見を求めておきましたところ、お手元に配付しましたとおり回答がありましたので、御報告いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、日程第50報第18号健全化判断比率及び日程第51報第19号資金不足比率の報告について、財務部長の報告を求めます。 ◎財務部長小柳太郎) おはようございます。 それでは、健全化判断比率及び資金不足比率につきまして御報告申し上げますので、第3回市議会定例会議案の71ページをごらんいただきたいと存じます。 報第18号健全化判断比率の報告についてでございます。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定によりまして、平成26年度決算に基づく4つの健全化判断比率につきまして、監査委員の審査に付した上で議会に御報告申し上げるものでございます。 中ほどの表、健全化判断比率報告書をごらんいただきたいと存じます。一番左の実質赤字比率は、一般会計等における標準財政規模に対する赤字の比率でございまして、地方公共団体一般会計等の赤字の程度を指標化したものでございます。本市の26年度決算における実質収支合計金額は黒字であったため、指標の数値は算出されませんでした。 次に、左から2番目、連結実質赤字比率は、特別会計及び企業会計を含めた市の全ての会計の赤字を合算し、標準財政規模に対する赤字の比率を指標化したものでございます。この比率につきましても、本市の全会計の26年度決算における実質収支及び剰余金の合計金額は黒字であったため、指標の数値は算出されませんでした。 続きまして、左から3番目、実質公債費比率でございます。これは、一般会計の公債費に加え、公営企業会計借入金償還財源に充当する繰出金や公債費に準ずる債務負担行為など、地方公共団体が負担する実質的な公債費を算出し、その負担の程度を指標化したもので、過去3カ年の平均で算出するものでございます。本市の実質公債費比率は10.2%で、昨年度の10.8%に比べ0.6ポイント改善しております。 次に、表の一番右、将来負担比率でございます。これは、一般会計の借入金や退職手当支給予定額のほか、公営企業会計等借入金償還に対する一般会計からの繰入見込額などの本市が将来にわたり負担すべき金額から基金などの充当可能財源を差し引いた金額について指標化したものでございます。本市の26年度決算は、充当可能財源が将来負担額を上回ったため、指標の数値は算出されませんでした。 以上、4つの健全化判断比率は、いずれも各比率の下に括弧書きで記載をしました早期健全化基準を下回っている状況となってございます。 おめくりいただきまして、73ページをお願いいたします。報第19号資金不足比率の報告についてでございます。こちらも地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定によりまして、26年度決算に基づく地方公営企業資金不足比率につきまして、監査委員の審査に付した上で御報告申し上げるものでございます。 下の表の資金不足比率報告書をごらんいただきたいと思います。対象となる会計でございますが、3つの企業会計及び4つの特別会計の合わせて7つの公営企業会計でございます。資金不足比率は、公営企業会計ごとに、公営企業事業規模に対する資金不足の比率を算出するものでございますが、本市の場合、いずれの会計とも資金不足はなく、比率は算出されませんでした。 健全化判断比率及び資金不足比率の報告は以上でございます。 ○議長(鈴木育男) 引き続き、別室で議案及び決算説明会を開きますので、休憩いたします。     午前10時17分休憩-----------------------------------     午前11時16分再開 ○議長(鈴木育男) 会議を再開いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 第113号議案から認第19号までの47件の議事を継続いたします。 監査委員決算審査についての意見の発表を求めます。 ◎監査委員鈴木利享) それでは、平成26年度浜松市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況、浜松市公営企業会計決算、並びに浜松市財政健全化及び経営健全化に係る審査意見を申し上げます。若干お時間をいただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。 最初に、地方自治法の規定に基づき、審査に付されました平成26年度浜松市各会計の歳入歳出決算及び基金運用状況についてであります。 お手元の平成26年度浜松市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書をごらんください。 2ページをお願いいたします。第4の1、審査結果に記載いたしましたが、各会計歳入歳出決算、同事項別明細書等の計数はいずれも正確であり、歳入歳出予算の執行は適正であると認められました。 次に、決算の概要について御説明いたします。 3の(1)決算規模をごらんください。26年度の決算規模は、一般会計特別会計を合わせた総額で、歳入は4897億4853万円、歳出は4765億9696万円となり、前年度に比べて、歳入は22億4861万円、歳出は46億7314万円それぞれ減少しています。これを決算収支で見ますと、いわゆる形式収支は131億5157万円の黒字で、実質収支も85億9387万円の黒字となっています。また、26年度の実質収支から25年度の実質収支を差し引いた単年度収支は、前年度に比べて7億3403万円増加したものの、3億3115万円の赤字となっています。 次に、(2)の一般会計であります。一般会計における決算収支は、形式収支及び実質収支は黒字となっていますが、単年度収支及び実質単年度収支は赤字となっています。歳入決算額を見ますと2862億685万円で、前年度に比べて27億3309万円減少しています。歳入の根幹であります市税収入は1313億1723万円で、前年度に比べて43億3860万円の増加となっているものの、地方交付税は220億1990万円で、前年度に比べて7672万円減少しています。また、市債の借入額は292億3360万円、元金の償還額は318億2863万円であり、年度末未償還残高は2849億1658万円となり、25年度と比べて25億9503万円減少しています。一方、歳出決算額は2758億7895万円で、前年度に比べて46億5890万円減少しています。主として民生費、公債費、災害復旧費及び教育費が増加したものの、土木費、総務費及び消防費の減少によるものであります。 次に、(3)の特別会計であります。特別会計全体の歳入決算額は2035億4168万円、歳出決算額は2007億1801万円で、形式収支実質収支及び単年度収支はいずれも黒字となっています。 次に、(4)の普通会計であります。普通会計の決算収支は、形式収支103億9377万円、実質収支58億2367万円の黒字となっていますが、単年度収支は7億8876万円、実質単年度収支は7億5319万円の赤字となっています。また、財政分析の指標となる指数、比率等は、前年度に比べて財政力指数及び経常一般財源比率は改善したものの、経常収支比率は悪化しています。なお、実質収支比率は前年度と同様に一般的に望ましいとされる範囲内となっています。 以上が決算の概要であります。 次に、審査意見について申し上げます。4ページをごらんください。 (1)総括であります。本市の一般会計決算の実質収支は黒字となっていますが、翌年度へ繰り越すべき財源の増加等により、前年度に比べて8億2987万円減少し、単年度収支及び実質単年度収支は赤字となっています。26年度の歳入面では、根幹となる市税収入においては、たばこ税が減少したものの、個人市民税、法人市民税、固定資産税などの増加により、市税全体では前年度比で3.4%増加する結果となっています。市税収入の伸びは25年度から上向いているものの、将来的に見て大幅に増加する要因は見込まれず、確かな見通しを持つことは困難な状況であります。歳出面では、都市の将来像である「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」の実現を目指すとともに、未来への架け橋を築く年として諸施策を積極的に推進していく中、政策効果の検証や事業の見直しを徹底した結果、総額では前年度比で1.7%減少しています。本市でも、死亡数が出生数を上回る自然減だけではなく、他都市への転出が転入を上回る社会減に転じるなど人口減少問題に直面しており、人口の減少に対応した施策が求められています。加えて、超高齢社会による社会保障費の増加、インフラの維持管理費の確保など、これまで以上に選択と集中による効率的な行財政運営の推進に努めていくことが必要であります。こうしたことを踏まえて策定された浜松市新・総合計画及び新たな中期財政計画に沿った市政運営が求められています。これらを踏まえながら、以下申し上げます監査委員意見にも御留意され、継続的な改善と運営に取り組んでください。 アの健全な財政運営の推進についてであります。6ページの意見欄をごらんください。26年度末の総市債残高は4903億9530万円であり、中期財政計画における目標値5000億円未満を達成しています。一方、人口減少や高齢化の加速が今後見込まれる中で、医療費等社会保障費やインフラに係る維持管理費などの歳出については、さらなる増加が見込まれています。このため、市債の借り入れに対する償還額についても適正に管理し、プライマリーバランスを維持しながら、27年度以降の中期財政計画の着実な推進に取り組んでください。 イの内部統制機能の充実強化について、(ア)と(イ)の2点であります。まず、(ア)として、資金運用の適正化についてであります。7ページの意見欄をごらんください。浜松市の管理に属する資金については、浜松市資金運用基準に基づいて運用していますが、26年度における資金の運用において、支出時期と管理されている資金の状況を踏まえると、さらなる資金運用が可能であったと見込まれます。資金運用に当たっては、浜松市資金の管理運用方針に基づき、安全性の確保、流動性の確保及び効率性を追求する中で、支払いの予定や繰替運用など資金に関する状況を的確に把握し、浜松市資金運用基準に沿った適正かつ確実な資金運用に努めてください。その資金運用の基礎情報として、各課は収支の予測を収入支出予定額調により毎月会計課に提出していますが、その正確性について会計課での確認は十分ではないと言えます。資産運用は、正確な収支状況を確認することで有効に運用できるものであります。こうしたことから、会計課は収入支出予定額調の正確性を向上させる仕組みについて検討してください。 (イ)として、随意契約の適正執行についてであります。これまでの監査委員の意見等に対応して、適正な契約事務に向けて速やかに調達方針を改正し、円滑に実施しています。また、1者特命で随意契約をしたうち、業務委託予定価格が100万円を超えるものの結果公表についても、26年度中に職員に周知を行い、27年度からの公表開始に向けて準備が行われており、公平かつ公正な契約業務の推進のため迅速に取り組まれていることについて評価できます。今後においても、公平かつ公正な入札・契約業務の推進を図るため、業者の選定に当たっては競争環境を損なうことなく、調達方針などのルールを遵守し、適正に業務が行えるよう、引き続き各課に対して御指導をお願いいたします。 8ページをごらんください。ウの適正な債権管理についてであります。 めくっていただきまして10ページの意見欄をごらんください。債権の種類により時効期間が異なる中で、自力執行権を持たない債権の回収は、滞納処分による回収を実施できず、適切な対応の検討に時間を費やし、時効期間が経過してしまう状況が見受けられます。債権回収が困難な案件については、時効期間を意識しながら、効率的かつ適切な債権回収を行うために、法的手段を視野に入れた回収方法について、庁内弁護士を活用するとともに、債権回収業務の委託化に向けた研究を行うなど、債権回収対策会議などで検討してください。 次に、エの特別会計事業の経営健全化についてであります。介護保険事業と後期高齢者医療事業の2つであります。まず、(ア)の介護保険事業について、10ページの意見欄でございます。アクションプランにおいて、現年度分普通徴収収納率及び滞納繰越分収納率は、目標値を達成しているものの、口座振替率及び滞納処分実施件数については目標値を下回る結果となっています。滞納繰越分の収納率は、25年度に比べて低下し、収入未済額、不納欠損額についてはともに増加しています。介護保険料は、時効消滅までの期間が2年と短いことから、27年度以降に実施する新たなアクションプランのもと、常に現況を把握し収納率向上に向け計画的に取り組んでください。また、債権回収については、早急に債権回収に関するマニュアルを作成するとともに、初期段階での対応を充実させることにより適切な債権管理に取り組んでください。 次に、(イ)として、後期高齢者医療事業についてであります。後期高齢者医療保険料の収入率は一定の成果を上げていますが、滞納繰越分の収入率については25年度に比べて低下し、収入未済額、不納欠損額ともに増加しています。今後さらに後期高齢者の増加が想定されることから、対象となる高齢者一人一人にきめ細かな対応をすることにより、具体的な方針を検討し、さらなる収入率の向上に取り組んでください。また、国保年金課には、所管する国民健康保険事業において、債権回収に関する専門的知識を有する職員が配置されていることから、後期高齢者医療事業においても、組織内での協力体制を確立し、効率的な財産調査や差し押さえを実施することにより、適切な債権管理に取り組んでください。 次に、少し飛びますが、113ページをごらんください。平成26年度浜松市基金運用状況審査意見であります。第1審査の対象は、浜松市国民健康保険高額療養費及び出産費貸付基金運用状況報告書、及び浜松市土地開発基金運用状況報告書の2件であります。第4審査の結果に記載いたしましたが、2つの基金の運用状況については、いずれもその計数は正確であり、適正に運用しているものと認められました。 以上、各会計等についての主な意見の概要であります。なお、各会計の決算収支とその状況などの詳細につきましては、12ページ以降に記載いたしましたので、後ほどごらんください。 以上、平成26年度浜松市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査意見を述べさせていただきました。 次に、地方公営企業法の規定に基づき、審査に付されました平成26年度浜松市公営企業会計決算についてであります。別冊となりますが、お手元の平成26年度浜松市公営企業会計決算審査意見書をごらんください。 2ページをお願いいたします。第5の1審査結果に記載いたしましたが、各事業会計の決算書とその附属書類の作成及び決算諸表の計数、予算執行状況、経営成績並びに財政状態に係る表示につきましては、おおむね適正であると認められました。 5ページをごらんください。3の決算の概要について御説明いたします。まず、(1)経営成績のア損益ですが、会計基準の見直しに伴い、全ての企業で、補助金等で取得した固定資産の償却制度の見直しによる長期前受金の収益化により営業外収益が増加、佐久間病院、下水道事業は、みなし償却制度の廃止による減価償却費がふえたことにより営業費用が増加し、それぞれ経常損益に影響を与えています。なお、水道事業の純利益44億8000万円余は、主として会計基準の見直しに伴い、特別修繕引当金を取り崩して特別利益に計上したことによるものであります。また、リハビリ病院の純損失4億5900万円余は、主として新病院整備事業に伴う資産減耗費及び減価償却費の増による経常損益の悪化によるものであります。 以上の結果、医療センター水道事業及び下水道事業で純利益、リハビリ病院及び佐久間病院で純損失を計上しています。 次に、8ページをごらんください。(2)財政状態の貸借対照比較表でございます。 企業全体の増減ですが、前年度から、資産は538億2200万円余の減少、負債は3213億8800万円余の増加、資本は3752億1100万円余の減少となっています。変動額が大きくなっていますが、これは26年度から適用された企業会計基準の見直しの影響を受けています。借入資本金として資本に計上されていた建設改良等に充てた企業債を負債に計上したこと等によるものでございます。その影響額をあらわすため、11ページでは、25年度の決算額と26年度の期首時点の組替額とを比較しています。また、会計基準の見直しの影響を受けない貸借対照表の比較資料として、19ページ以降、各会計ごとの資料に、期首・期末の比較表を記載してありますので、後ほど御確認をお願いいたします。 次に、12ページをごらんください。(3)の企業債の状況です。借入額は合計で72億2900万円余、償還額は135億3000万円余であります。未償還残高は2103億4000万円余で、25年度に比べ56億8200万円余減少しています。主に、企業債残高の削減に向けて企業債の発行を抑制する取り組みによるもので、新病院整備事業を行っているリハビリ病院を除いて、おのおの企業債残高が減少しています。 14ページをごらんください。審査意見について申し上げます。 (1)総括です。今後、収入の大幅な増加が見込まれない中、老朽化施設の更新及び耐震化等、公営企業における支出は増加しています。将来にわたり足腰の強い企業運営を行うには、さらなる経営健全化と限りある財源の有効活用が求められています。その限られた財源を適正な資金運用等で確保しつつ、新会計基準に準じた決算書等による企業分析の結果を活用し、将来を見越した経営につなげていただきたいと思います。 次に、事業会計ごとに意見を記載しました。 まず、(2)病院事業会計の総括です。決算書に係る財務諸表等の作成についてです。地方公営企業法において、経理は事業ごとに会計を設けて行うとされていますが、病院事業会計の決算書及び決算附属書類について、貸借対照表を除き、3病院を合わせた合計値があらわされていません。病院事業全体の決算の状況や一般会計からの財政負担が明確になるように、事業全体が把握できる決算書及び決算附属書類を作成してください。 15ページをごらんください。次に、医療センターの1点目、資金の運用についてでございます。26年度において、月末の事業資金残高が20億円前後ある中、資金運用を実施していません。安全性、流動性及び効率性に配慮した運用を行うための基本方針及び管理運用基準を定めた上で、余剰資金を積極的に運用し、自主財源の確保に努めてください。2点目は、病院賠償責任保険についてです。医療センターにおける病院賠償責任保険の保険料は、市が全額負担しています。病院賠償責任保険制度の内容を踏まえ、医療行為を行う医療公社と保険料の負担割合について検討してください。3点目は、医療公社決算と連動した財務資料の作成についてです。医療センターは市と医療公社が一体となって管理、運営しています。病院全体の経営成績及び財政状態を明らかにするため、医療公社決算と連結した財務資料の作成について検討してください。 次に、リハビリ病院の1点目、臨時的な経費に対する決算書への記載についてです。臨時かつ巨額である新病棟建設に係る経費について経常費用としているため、多額となった純損失の要因がわかりにくくなっています。通常業務と臨時要因による損益を明らかにし、当該年度の状況を容易に把握できる決算書の作成について検討してください。 16ページをごらんください。2点目は、病院賠償責任保険についてです。内容は医療センターと同様です。医療行為を行う聖隷福祉事業団と保険料の負担割合について検討してください。 次に、佐久間病院の1点目、経営健全化の推進についてです。医療機関が少ない地域にあって、佐久間病院は医療の中心的役割を担っています。一方、佐久間、水窪地域は世帯数、人口とも減少傾向にあり、同様に入院患者数、外来患者数も減少し、それに伴い医業損失が生じています。今後、将来推計人口等に基づいて患者数を予測する中で、病院規模やそのあり方を見きわめながら、第2次救急医療及び僻地医療に取り組んでください。2点目は、医療従事者の確保についてです。現在、従事者の確保は、医療活動及び病院経営における重要な課題です。医療の質と安全を確保し、医療機関としての機能が維持されるよう、積極的な募集活動、処遇改善、奨学金制度の活用などにより医療従事者の確保に努めてください。 17ページをごらんください。次に、水道事業会計の1点目、経営健全化の推進についてです。今後、給水収益が減少傾向にある中で、施設の耐震化等に多額の経費が見込まれています。そのため、これまで以上に事務事業の徹底した見直しを行い、さらなる経費節減に努め、各業務を統合した包括委託が早期実施できるよう検討を進めてください。 2点目は、資金の運用についてです。水道事業会計では、大口定期預金等による運用を行っていますが、預金残高及び運用回数を見ると、十分に運用しているとは言いがたいと思います。経営状況が厳しくなると予想される中、安全性、流動性及び効率性に配慮した資金運用を行うよう、基本方針を定めた上で余剰資金を積極的に運用し、自主財源の確保に努めてください。 次に、下水道事業会計の1点目、下水道水洗化率の向上についてです。下水道区域内における下水道の接続が義務づけられていますが、26年度末の水洗化率は94.5%で、いまだ1万6700世帯余が未接続でございます。公衆衛生の向上や良好な水環境の保全を図るためにも、速やかに状況を把握し、早期の接続を促してください。 18ページをごらんください。2点目は、資金運用についてでございます。内容は水道事業会計と同様です。基本方針を定めた上で余剰資金を積極的に運用し、自主財源の確保に努めてください。 なお、19ページ以降は、各企業会計の分析資料を掲載いたしましたので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 以上、平成26年度公営企業会計決算審査意見を述べさせていただきました。 続きまして、別冊の薄い冊子になりますが、平成26年度浜松市財政健全化及び経営健全化審査意見書をごらんください。 1ページをお願いいたします。地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、審査に付されました26年度の実質赤字比率連結実質赤字比率実質公債費比率、将来負担比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査いたしましたので、御報告いたします。審査は総務省が策定した健全化判断比率及び資金不足比率に関するチェックポイントに準拠して、主として比率算定の基礎となるデータが正確であるか、算定ルールに適合した基礎資料が用いられているか、算定における計算、転記などが正確であるかについて実施いたしました。意見書には、参考として算定方法等を記載しております。 審査の結果につきましては、1ページ及び16ページの中段に記載いたしましたとおり、健全化判断比率資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。また、本市の健全化判断比率及び資金不足比率は、いずれも早期健全化基準を下回っておりました。また、各比率につきまして、前年度の数値を括弧書きで表示しております。なお、健全化判断比率の増減に関する要因については、14ページの6参考に記載いたしましたので、後ほどごらんください。 以上、平成26年度浜松市財政健全化及び経営健全化審査意見を述べさせていただきました。 審査意見は以上でございます。 ○議長(鈴木育男) 監査委員の意見の発表は終わりました。 ただいまから、議題に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいま議題となっております47件は、会議規則第35条第1項の規定により、お手元の議案付託件目表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(鈴木育男) 次に、休会についてお諮りいたします。 議事の都合により、9月18日から28日までの11日間は休会することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鈴木育男) 異議なしと認め、そのように決定いたします。-----------------------------------
    ○議長(鈴木育男) 次の本会議は、9月29日午前10時から開きます。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 本日は、これをもちまして散会いたします。     午前11時47分散会-----------------------------------       会議録署名議員        浜松市議会議長        浜松市議会議員        同        同-----------------------------------...