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  1. 静岡市議会 2022-03-10
    令和4年 都市建設委員会 本文 2022-03-10


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯畑田委員長 ただいまから、都市建設委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第26号令和4年度静岡市一般会計予算中所管分をはじめとする議案6件です。  また、報告事項が都市局から1件、建設局から1件あります。  次に、委員会の進め方ですが、本日は、お手元の審査順序のとおり、都市局所管の議案審査等を行い、明日は建設局所管の議案審査等を行います。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いいたします。なお、換気のため、適宜窓の開け閉めをお願いいたします。  また、委員会室が低温になることが予想されますので、委員及び説明員の皆さんには、体調管理のため、一時的な退席を認めることといたします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。  案件の決定に影響しない、参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または、資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いいたします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で、要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。  次に、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば「この図のとおりです」などと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いいたします。これは、委員がパネルについて説明する際にも同様に願います。      ────────────────────────────── 2 ◯畑田委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第26号中所管分、議案第28号、議案第34号、議案第44号中所管分、議案第53号、議案第54号の6件を一括議題といたします。  審査の順序といたしましては、当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。  その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  なお、議案第26号中所管分については、明日も審査がありますので、本日は要望・意見までとなります。御承知おきください。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。
     それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯畑田委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。  なお、発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑がありましたら、どうぞ。 4 ◯山本委員 自民党の山本です。よろしくお願いします。  公園整備課のほうにお聞きしたいと思います。  資料-2の122ページ、上から2段目になります。公園整備事業についてなんですけれども、八幡山公園崩壊防止対策事業についてお聞きしたいと思います。  昨年の7月に熱海の伊豆山地域において大規模な土砂災害が発生して、地域住民の皆様含めて非常に心配があるかなと思います。八幡山公園については、どのような対策を行っているか、事業の概要を御説明願いたいと思います。 5 ◯鈴木公園整備課長 パネルを御覧ください。  平成20年に八幡山公園の周辺一帯が土砂災害防止法特別警戒区域に指定されたことを受けまして、擁壁の整備によりまして、斜面を抑えて、大雨や地震などの際の斜面崩壊を未然に防いだり、万が一斜面が崩壊した際に、崩壊した土砂をこの柵により受け止めまして、のり下の家屋を土砂災害から守ることを目的とした事業でございます。全長が総延長368メートルを6つの工区に分けて整備しておるんですけれども、これによりまして、周辺家屋の土砂災害を防止するといった事業でございます。 6 ◯山本委員 周辺家屋への土砂災害を防止して、地域住民の命とか財産を守るという大きな目的があるということは理解させていただきましたが、現在の事業の進捗状況と、事業実施による効果も併せて御説明いただきたいと思います。 7 ◯鈴木公園整備課長 パネルを御覧ください。事業の進捗状況ですけれども、平成24年度より、対策箇所や工法の選定を開始しまして、27年度から順次擁壁や柵の整備を進めております。現在は、6つの工区のうち4つの工区で、延べ222メートルの整備が完了し、残りの2工区を令和3年、4年でやってまいります。これをもちまして、全ての対策工事が完了する予定です。  事業実施の効果ですが、近年、大雨やゲリラ豪雨などが頻発しておりますけれども、八幡山公園周辺での土砂災害は現在のところ皆無でございまして、安全な住環境が確保されておるところでございます。また、本事業の整備に伴い、大部分の土砂災害特別警戒区域の区域指定が解除されまして、建築物の構造規制がなくなることなども大きな効果と考えております。 8 ◯福地委員 私からは、中心市街地都心地区あたりにちょっと焦点を絞って質問したいと思います。  資料-2の118ページの静岡都心地区まちなか再生事業の概要をまず教えてください。 9 ◯瀧都市企画担当課長 静岡都心地区まちなか再生事業について、まず、今回事業を実施している背景でございます。  近年の人口減少、少子高齢化、そして、昨今のコロナ禍における小売業の衰退及び新しい生活様式への意識改善など、様々な社会状況への対応が求められております。そして、静岡駅周辺の静岡都心地区では、商業施設の老朽化など、まちなかの建物が更新時期を迎えつつあり、これまで以上に今後のまちの在り方や魅力に向け、地域関係者の機運が高まっています。  このような中、本事業は、静岡都心地区の紺屋町、呉服町、七間町周辺、御幸町、伝馬町、鷹匠周辺、そして、JR静岡駅周辺の3つの商業・業務ゾーンを対象として、各ゾーンの現状や課題などを整理し、中長期的な視点で、公民が共有できるまちなか再生への方針と実現化方策を含む静岡都心地区まちなか再生指針を作成するものであり、別途実施しております静岡都心地区交通適正化事業により、都心地区内の自動車交通の抑制を図りながら、居心地がよく、歩きたくなるまちなかの創出に向けた空間活用の手法や、運営体制の検討を行い、魅力ある持続可能なまちなかへの再生を図る事業でございます。 10 ◯福地委員 その中で、令和4年度の事業内容がどのように進んでいくのか、教えてください。 11 ◯瀧都市企画担当課長 静岡都心地区まちなか再生事業の令和4年度の事業内容についてでございます。  静岡都心地区まちなか再生事業につきましては、静岡都心地区まちなか再生指針の作成及び公民共創によるオープンスペースの利活用の保守の取組を実施していきます。  まず、静岡都心地区まちなか再生指針の作成に当たっては、地域の商店街や自治会など、幅広く御意見を伺い、公民が連携して、情報を共有することが重要と考えております。このため、令和4年度は、JR静岡駅周辺ゾーンを対象に、2年度に作成した静岡都心地区まちなか再生指針の素案に地域の意見を反映させるため、地域関係者である地元自治会、商店街、鉄道事業者、国道管理者などとの勉強会の開催や、意見交換などを実施し、交通適正化事業による環状機能の強化などの自動車交通の抑制手法を踏まえながら、公民が連携して、まちなか再生指針を作成する予定でございます。  また、公民共創によるオープンスペースの利活用については、葵スクエアや青葉緑地において、にぎわい創出に向けた社会実験を地域のまちづくり団体であるI Loveしずおか協議会や、地元の商店街などと連携して実施する予定であり、空間活用の手法や、持続可能な運営体制の構築に向けた検討を実施する予定でございます。 12 ◯福地委員 次に、静岡駅の南口に移ります。119ページです。  南口の駅前広場の再整備ということで、これは代表質問でもあったかと思うんですけれども、この中で、利用の実態調査が進んでいるという話があったと思います。この調査で交通の状況、人の流れをどのように把握されているのか、教えてください。 13 ◯鷺坂市街地整備課長 静岡駅の交通状況と人の流れですが、昨年11月に静岡駅のコンコースを出入りする歩行者数と、在来線及び新幹線改札の利用者数を調査しました。コンコースに出入りした全体数の約56%が鉄道改札を利用し、残りの44%は買物や待ち合わせ、周辺施設への通過など、改札を利用しない歩行者でした。また、南北の割合では、北口利用者が約65%、南口利用者が約35%でした。さらに、南口広場を利用する人の交通手段別の内訳は、徒歩が81%、バスが12%、一般車が4%、タクシーが3%となっていました。  以上の結果により、静岡駅の特徴は、駅及び駅前広場を利用する人の約44%は、鉄道利用が目的ではなく、駅ビルや周辺業務地域との往来が目的となっているということが分かりました。また、南口へ出入りする交通手段の約8割が徒歩であり、南口駅前広場においても、一定数の歩行者が行き来しているということが分かりました。 14 ◯福地委員 今の調査の結果を踏まえて、今後この南口ですけれども、どのような再整備を検討していくのか、また、令和4年度の業務内容、また、今後の予定、スケジュールを教えてください。 15 ◯鷺坂市街地整備課長 まず、1点目の御質問の、調査結果に基づく再整備の検討内容ですが、一般的に駅前広場には、鉄道利用者のバスや、タクシー乗り降りなどのターミナル交通を処理する交通結節機能を持つ交通空間と、待ち合わせなどの人々が集う、交流機能や、緑やモニュメントにより、まちの景観を形成する機能などを持つ環境空間を適切に組み合わせた整備が必要とされております。  静岡駅につきましては、先ほど御説明したとおり、鉄道の乗り降りが主な目的の駅ではなく、駅周辺の地区に買物やビジネスなどで往来する人が多い、典型的な都市型の駅であります。このため、南口の再整備においても、近年の潮流でもある居心地がよく、歩きたくなる歩行者重視の環境空間整備について、重点的に検討しております。さらに、南口が新幹線改札に近いことから、そのポテンシャルを生かすよう、交通機能を配置させる検討を行っております。  2点目の御質問の、来年度の業務の内容ですが、令和4年度は、土地区画整理事業実施に向け、各地権者の土地の境界に立ち合い、面積を確定し、換地計画などの基礎資料とする測量を実施します。今後につきましては、作成した資料を基に、関係機関と協議を進め、令和5年度に静岡駅南口再整備基本計画を作成することを目指しております。 16 ◯福地委員 最後ですけれども、また、北口に戻りまして、119ページの一番下、御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発事業の負担金についてですけれども、今回拡充ということで、2,000万円の新規で負担金がついていますけれども、この再開発事業負担金はどのようなものか、教えてください。 17 ◯清水再開発担当課長 本負担金は、駅前地下道と再開発ビル等を接続する地下道を新設する工事費に対する公共施設管理者負担金でございます。  新設する地下道は、市街地再開発事業の施工に合わせ整備するものでありまして、本再開発事業に対する補助金と合わせ、公共施設であります地下道の整備に要する費用の一部を施工者である再開発組合に対し、本市が負担するものでございます。  パネルを御覧ください。  こちら、上の図が施工前の現況になります。下が施工後。青い部分が地下道を示しております。現在歩道上に設置しております地下道昇降口を敷地内に移設し、ゆとりある歩行者空間の確保と静岡駅から再開発ビル内を通ってけやき通りへといざなう歩行者導線の強化を目的に延長9.1メートルを整備いたします。  このパネルは地下道内から見た施工前と施工後の図になります。地下道の突き当たりには、階段、それから、上り下りのエスカレーターを設置しまして、1階エントランスとつなげております。 18 ◯福地委員 事業の全体像が見えました。令和4年度に実施する地下埋設物の移設工事の詳細について教えてください。 19 ◯清水再開発担当課長 工事の詳細でございますが、まず御幸通りの歩道下にある埋設物──上水、下水、電気、通信、ガスの配管といったインフラを地下道の新設工事に支障がない位置に移設するものでございます。  パネルを御覧ください。  上の図が施行前の現況でございます。下の図が施工後。赤い線はインフラを示しております。地下道を新設するために、青い部分を掘削するわけですが、現状のままではインフラが障害となってしまいます。そこで、令和4年度はインフラを一旦車道側に回避させる工事を実施し、5年度以降に地下道の躯体となりますボックスカルバート、四角いコンクリートの筒になりますけれども、こちらを備えつけた後、インフラを現在の位置へ復旧する工事を予定しております。  本移設工事につきましては、インフラ業者により実施され、例えば夜間工事に施工するなど、通行に支障がないよう調節しながら作業を進めてまいります。 20 ◯遠藤委員 清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業、これは資料の120ページですが、非常に興味があるところでございます。最近よく通るものですから、桜ヶ丘病院の予定地となっているところも更地になって、我々にとっても、いよいよ整備されるんだなと思っています。  所管は違いますが、2006年ですよね。我々は、石川久雄議員が議長で、自民党清水支部の支部長だったものですから、全国にある52の社会保険庁病院でやめるところがあるということで、どうしても清水区には残っていただきたいと、13万人の署名を頂きまして、そのときの厚生労働省の川崎二郎大臣へ、小嶋市長と持っていって、何とか清水区には残していただきたいということを基本に2006年に活動してきまして、何十年か経ちました。いよいよここへ桜ヶ丘病院ができるのだなと、多くの清水区民の人たちは期待していると思います。  更地のところへテルサができて、そのあとにマリナートができて、それで、公園のところへ今度は桜ヶ丘病院ということですから、非常に期待されているところだと思います。新たな土地利用が進められている中での整備事業についてお聞きしたいと思っています。 21 ◯藤森清水駅周辺整備課長 清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業についてですが、現在、清水駅東口周辺では、仮称清水桜病院の建設をはじめ、ヘリターミナルの移転や、清水みなとまちづくり公民連携協議会から、清水駅東口江尻地区中間案が示されるなど、まちと港が一体となった魅力的かつ持続可能な地域づくりが進められているところであります。  本事業は、今後の新たな人の流れに対応できるよう、歩行者の回遊性向上や、防災機能強化を図るため、既設のペデストリアンデッキの延伸整備を行うものであり、令和7年度の供用開始を目指して進めてまいります。 22 ◯遠藤委員 資料-2の122ページです。公園整備事業のうち、日本平公園で、令和3年の主な整備と、令和4年予算の概要はどのようになっておりますか。私は昔からここによく登ったり、日本平のほうに行きます。地権者もいて、自民党の会派で、管内視察で見させてもらいました。みんな知らなくて、説明を聞いて、すばらしいと思ったところだと思います。そこの説明をお願いしたいんですが、地権者もいて、何十年もかかって、昔の畑があのようにすばらしい場所に、公園ができるということで、その概要を説明していただきたいと思います。 23 ◯鈴木公園整備課長 パネルを御覧ください。  令和3年度は234台収容の駐車場、そして、平原ゾーンの一部、芝生広場の4,600平米、これも芝生広場の一部になります。電線共同溝の一部400メートルを整備いたしました。令和4年度予算の内容でございますが、平原ゾーンの一部約5,000平米ほどの用地の補償費、そして、アクセス道路の一部75メートルほど、園内道路の一部、こちらは90メートルほど、そして、公園整備に伴って、水道の需要量が増大することに伴いまして、配水池、貯水槽になりますが、配水池に水を送るための送水管の2つにつきましては、市の水道部が行うんですけれども、これへの負担金でございます。 24 ◯遠藤委員 本当に長い間御苦労されて、畑を買うのにも何年もかかっていて、皆さんの御苦労分かっています。広重さんの絵だとか、山下 清さんの絵と同じ景観で富士山が見えて、すばらしいところだと思いますので、静岡市の日本平において、この芝生公園は市を象徴するものだと思います。ぜひ多くの人に見ていただきたいと思うし、このようなものをどのように活用し、PRしていくのか、お伺いいたします。 25 ◯鈴木公園整備課長 パネルを御覧ください。  名勝日本平は、古くは江戸時代から、その絶景が知られておりまして、浮世絵など、数々の名画に描かれております。日本平公園芝生広場からの眺望と言いますのは、これらとほぼ構図が一致しておりまして、まさに絵になる風景ということで、我々市が日本平公園のキャッチフレーズとして、風景美術館を掲げるゆえんでございます。  その活用につきましては、広大な芝生地と、開けた空間、最高の眺望、さらには、日本夜景遺産にも認定されているという特徴を生かし、観光客への感動の提供はもとより、イベントによる誘客、レジャー、レクリエーションの場など、コロナ禍においても安心して楽しめる、開放的で快適なオープンスペースとして、順次供用開始し、県や日本平観光協会など、公民連携で取り組んでまいります。  また、芝生広場の一角に記念植樹エリアを設けまして、今後国内外から来静される要人や本市ゆかりの著名人など、特別な方に植樹していただき、名勝日本平を共につくり上げ、本市との長期にわたる親交を、樹木の生長と共に深めていく名所にしたいと考えております。  これらのPRにつきましては、ホームページやSNSなど、様々な媒体で、尊敬や憧れの人と同じ場所に立ち、同じ風景に感嘆するという特別な体験ができる日本平ならではの価値と魅力を、久能山や駿府城、三保松原などとともに分かりやすく静岡に来たくなるように発信してまいります。 26 ◯遠藤委員 夜景サミットとともに、皆さんのPR力を期待しております。  それでは、最後の質問です。建築部長にお聞きしたいんですが、建築技術職員の技術力向上の取組についてですが、それぞれの関係者から、建築に関する相談などに対応していると思います。建築技術職員の多くが所属している建築部として、建築技術職員の技術向上について、どのような取組を行っていますか。また、今後の課題はどうなのか、長い経験の中から、ぜひ建築部長にお願いしたいと思っています。 27 ◯新庄建築部長 建築技術職員の技術向上の取組、それから、課題についてということでございますけれども、今、遠藤委員から御紹介がありましたように、令和3年度は、本市の建築技術職員は全部で101名おります。そのうち70名が建築部に、残りの31名が都市計画部や他の局に所属している状況でございます。そして、建築技術職員の多くは、建築部の公共建築課や建築指導課で、建築に関する専門的な実務経験を経た後に、本人の希望や適性、それから、所属の要望などによって、部内、それとか、他の部局に異動し、身に着けた専門知識を業務に生かしていくということで、業務を処理しているというような状況になっております。  それで、技術力の向上についてということでございますけれども、基本的には、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対し、実際の仕事を通して指導し、知識や技術を身に着ける教育、いわゆるOJTと呼ばれる教育法が最も有効ではないかなというふうに私は考えております。近年、職務経験のある方の募集、それから採用もしていただいておるんですけれども、学校を卒業したばかりの職員につきましては、建築部の上司や先輩が建築技術職員である所属に配属して、先ほど御紹介いたしましたOJTを通して、市役所のルールや、専門的な建築技術を習得し、その後人事異動により、さらに幅広い知識を身に着けてもらったほうがいいのではないかと考えております。  また、実際の技術的なことについてでございますけれども、技術政策課主催の技術研修や各種団体が開催する研修のほか、毎年度、建築部からは10数名が参加しておりますけれども、国土交通大学校ですとか、全国建設研修センター主催の専門研修の受講、それから、行政庁同士の会議、講演会といったことに積極的に参加するように促して、そこで得た情報を共有することで、高度かつ専門的な技術、知識を習得しております。  現在、建築技術職員につきましては、一級建築士や建築基準適合判定資格者などの資格取得にもチャレンジしておりまして、現在一級建築士が49名、それから、先ほど申しました建築基準適合判定資格者は24名の職員が資格を取得しております。この2つの資格は、市として本当に必要な資格ということで、特に建築基準適合判定資格者につきましては、この資格を持った方がいないと、静岡市という組織として、建築行政を遂行できなくなってしまうという弊害がございます。本来であれば、組織として、市として、こういった資格者の要請をすることが本来必要なのではないかと思っております。  さらに、この資格を取得した方については、毎年度市長表彰ということで、年始に表彰していただいておりますけれども、この資格取得に係る建築資格学校に通っている者がいるんですが、この学費は個人で全て負担しているということがございます。資格者に業務上の個人責任は負わせるが、資格取得費用は個人負担ですよといったことが、ちょっと弊害があるんではないかということで、我々としましては、今後各職員が積極的に資格取得に取り組めるような環境を整備することが課題なのではないかと考えております。 28 ◯加藤委員 資料-2、118ページです。先ほど福地委員からも質問がありましたけれども、静岡都心地区まちなか再生事業についてお伺いいたします。  これまで、都市局として、駿府ホリノテラス、ハニカムスクエアとか、まちなかにおける居心地のよい空間づくりを創出されてきたと認識しています。個人的にもこうした空間づくりは、都市空間として、市民に憩いと快適さを与え、さらに本市としても、居心地がよく、歩きたくなるようなまちなか創出をしていくために、より注力をしていただく必要があると考えています。そういったところで、本年度に実施している社会実験、常磐テラスの概要について、どのようなものになっていたのか、また、社会実験常磐テラスの実施によって、どのような効果があったのか、一括してお伺いいたします。 29 ◯瀧都市企画担当課長 本年度実施しております社会実験常磐テラスの概要と効果について御説明いたします。  社会実験常磐テラスの概要でございますが、場所は常磐公園に隣接する青葉緑地となります。このエリアでは、水景施設はあるものの、この場で憩う人は少なく、都心にありながら、落ち着いた雰囲気があるという地域の特性を、十分に生かしていないような状況でございました。  このため、地域のまちづくり団体でございますI Love しずおか協議会が中心となりまして、周辺の自治会などと連携して、水景施設の周りに、オクシズ材を活用したデッキやベンチを設置するとともに、地元のまちづくり団体であるアトサキセブン発展会が、毎月常磐公園で開催しております常磐朝市に合わせて、しゃぼん玉による演出や、大道芸人によるパフォーマンスを実施するなど、にぎわいの空間を創出する社会実験を、昨年の11月12日から今年度末3月31日までで実施しておりました。  社会実験の効果でございます。空間づくりと運営体制の面で、効果があったと思っております。まず、空間づくりによる効果としましては、オクシズ材を活用した休憩施設の設置や、定期的なにぎわい創出のイベントなどを実施したことによって、憩う人が少ないという地域の特性を生かしていないような状態が改善されまして、地域の皆さんが、常磐テラスで思い思いの時間を過ごすことができるようになり、新たなにぎわいの空間を創出することができました。  また、運営体制による効果でございますけれども、今回の社会実験では、地域のまちづくり団体でありますI Love しずおか協議会が中心となりまして、周辺の自治会などと連携し、自主的に運営母体となります常磐テラス実行委員会を設立いたしました。この実行委員会では、取組内容やイベント当日の運営方法などを徹底しておりまして、このような地域主体による組織ができたことが運営体制による効果と思っております。  エリアマネジメント手法によります地域主体のまちづくり活動を進めていくためには、公共空間の利活用を通しまして、運営体制を構築することが重要であると考えており、今回、実施した社会実験の空間づくりによる地域のにぎわい創出をしながら、運営体制として、常磐テラス実行委員会を自主的に設立できたことは、大きな成果であると考えております。 30 ◯加藤委員 続きまして、次のページの最上段、交通政策課にお伺いいたします。  公共交通幹線軸の運行再編事業であります。事業内容として、運行再編施策の立案及び効果のシミュレーション、概算費用算出及び資金調達方法のスキーム立案という記載がありますけれども、具体的にどのような内容か、お伺いいたします。 31 ◯松浦交通政策課長 公共交通幹線軸の運行再編業務における運行再編施策の立案及び効果のシミュレーションでは、今年度作成を進めている各運行路線の将来需要予測や、現在及び将来の収支状況を取りまとめたバス運行カルテに基づき、将来的に利用が著しく減少するおそれがある路線などを対象に、運行ダイヤの最適化、路線の統合、バス停の位置変更などを検討するとともに、補助金の補填額の大きい安倍線や藁科線では、本市の地域公共交通網形成計画に基づき、ターミナル機能を有する交通結節点化や、路線の一部区間で代替交通を導入するなど、実施効果をシミュレーションしながら、バス路線全体についての再編施策を立案する予定です。 32 ◯加藤委員 ただいま、交通結節点等を設けて、補填額の大きい路線を重点的に対応していくということでありましたけれども、現時点で、この目的と事業による効果をどのように捉えているのか、お伺いいたします。 33 ◯松浦交通政策課長 路線バスにおける交通結節点化の目的と効果についてですが、葵区を運行する安倍線や、清水区の庵原線など、一部運行区間が長い路線については、市街地部と郊外、中山間地部の運行を交通結節点で分割することで、運行の効率化を図ることを目的としています。  また、その効果については、利用者数が少ない郊外、中山間地部で、車両のダウンサイジングやデマンド化などを行うことにより、運行経費の削減や確保が困難となっている運転手の適正な配置が可能となることを期待しております。 34 ◯加藤委員 交通政策課にお伺いいたします。118ページの最下段の静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト推進事業ということで、代表質問でも取り上げさせていただいておりますが、一括して2点お伺いいたします。  料金体系を含めたタクシーによる移動サービスの拡充とはどういう拡充なのか、また、令和4年度どのような地域で展開を図る予定か、2点お伺いいたします。 35 ◯松浦交通政策課長 まず、MaaSの実証実験における移動サービスの拡充についてですが、今後の路線バスの再編や、高齢社会を見据えたとき、スーパーや病院などへの短い区間を簡単便利に利用できるような移動サービスの導入が必要であると考えています。この移動サービスの導入に当たっては、新たな移動サービスを模索するばかりではなく、既存の移動サービスを改善していくという視点も必要で、現行のタクシーは、非常に便利な移動サービスである一方、利用者からは、料金が高いことが利用を控える一因になっていると思われます。  来年度の実証実験では、業務効率を考慮し、運行エリアと利用時間帯を限定的なものにした上で、タクシーを手軽な料金で利用できるサービスづくりができないか、具体的には、定額運賃サービスの実現可能性について、検証していきたいと考えています。  2つ目の実験エリアについてですが、令和4年度は3つのエリアでタクシーやバスといった既存の交通モードを活用した検証を行う予定です。  1つ目は、駿河区の長田地区を対象に、現行の路線バスが運行していないスーパーや病院があるエリアで、小型のバスを運行させ、JRへの乗り継ぎや地域内の移動需要を検証する予定です。  2つ目は、清水区、詳細については、現在検討中ですが、今年度と同等のエリアで、運行範囲や時間帯を限定したタクシーの定額料金サービスについて重要性を検証する予定です。  3つ目は、高齢者の移動範囲が狭いという傾向を踏まえ、葵区の中山間地において、生活や活動の拠点形成を想定し、移動販売車などを集約することで、中山間地における移動の効率化や、地域コミュニティーの形成などについて検証する予定です。  その他、移動の目的となるイベント情報など、お出かけ情報をアプリなどで分かりやすく集約して、移動サービスと一体的に提供することで、外出機会の創出による健康増進や、地域の新たな魅力発見、観光交流促進につなげていけるようなサービスづくりについても検証していく予定です。 36 ◯加藤委員 続いて、資料-2の121ページの駿府城公園お堀の水辺空間活用事業についてお伺いいたします。開放的なお堀の空間を目指し、今後の利活用や保全に向けた社会実験を実施との記載がありますけれども、これまでどのような取組が行われてきたのか、お伺いいたします。 37 ◯桑原緑地政策課長 お堀の水辺空間におけるこれまでの取組についてですけれども、駿府城公園中堀では、東海ケーブルネットワークによる葵舟の運航が約1年前から始まったほか、スタンドアップパドルサーフィン、いわゆるSUPによる水辺活用が初夏から秋にかけて定期的に行われてまいりました。また、呉服町名店街と、早稲田大学が連携した水質調査、あと、静岡大学による外来種調査など、環境に関する基礎調査を実施したところでございます。 38 ◯加藤委員 様々な社会実験が行われているということでありますけれども、今後具体的な利活用や社会実験に向けて、どのように進めていくのか、お伺いいたします。 39 ◯桑原緑地政策課長 今後の進め方についてですけれども、中堀で活動しています民間事業者、あと、商店街、あと、自治会、大学、こちらで構成する協議会を組織しまして、その中で、公園利用者と水辺空間検討ワークショップを行いまして、水辺空間の魅力的な利活用や調査研究に関する提案を掘り起こして、具体的な社会実験との内容で決定していきたいと考えております。 40 ◯加藤委員 資料-2、121ページ、公園・緑地等維持管理事業についてお伺いいたします。  公園の維持管理として、市内約600か所程度の現在公園整備課が管理係と都市計画事務所の公園係で対応されていると思いますけれども、2月の補正予算のときにも、意見・要望で、予算の確保について申し上げさせていただいておりますが、令和4年度以降、将来の維持管理について、どのようにお考えか、お伺いいたします。 41 ◯鈴木公園整備課長 公園の維持管理につきましては、現在葵区と駿河区の公園は公園整備課の管理係が、清水区につきましては、都市計画事務所の公園係で対応しているところでございます。  この2年間、コロナ禍におきまして、市民の皆さんが遠方への外出を控え、市内の身近な公園を御利用される機会が多くなっている中、公園整備課に寄せられる御意見や御要望も倍増しておりまして、求められるニーズはますます多様化しております。こうしたことから、令和4年度からは公園整備課の維持管理の組織体制を、これまでの管理係の1係体制から、葵区を担当する葵管理係と、駿河区を担当する駿河管理係の2係体制として、市民ニーズへのより迅速できめ細かく対応してまいりたいと考えております。  また、公園整備課と緑地政策課と都市計画事務所の若手の職員を中心に、これからの公園検討部会を立ち上げ、本市の公園のあるべき姿から維持管理まで、幅広く将来の公園像を研究しており、その1つとして、省エネ化や樹木管理経費の軽減に資する植栽手法の研究など、公園維持管理予算のより一層の効率的、効果的活用に向けた取組も進めているところでございます。 42 ◯加藤委員 続いて122ページの建築指導課にお伺いいたします。  ブロック塀等耐震改修事業費助成についてお伺いいたします。平成30年6月に発生した大阪府北部地震以降、危険なブロック塀が特に問題になっておりますけれども、市でも、ブロック塀の実態調査を実施していただいて、危険なブロック塀所有者へのポスティングや、耐震合同説明会の場で助成制度の周知を行っておられると思います。  そのため、年々危険なブロック塀が減少傾向にあると捉えておりますけれども、そこでお伺いいたしますが、令和元年からブロック塀の実態調査を実施しておりますが、本当に危険なブロック塀がどの程度残っていると認識されているのか、また、令和4年度は230件と予定されておりますけれども、今後の取組はどのようになっているのか、お伺いいたします。 43 ◯村上建築指導課長 令和元年から、ブロック塀の実態調査を行ってはいるんですが、ブロック塀自体が築造の際、届出が不要でありますから、いまだに全容については、把握はできておりませんが、これまで20年以上当助成事業を実施してきておりまして、約3,000件の助成を行っております。その上で、一昨年及び昨年度の2か年において、国のモデル地区におけるブロック塀等耐震改修事業を活用して、78ある自治会連合会単位で、31の地区でモデル事業をやり、専門家による実態把握調査を行いました。その結果によりますと、大体割合としては、世帯数の1割ぐらいの世帯にブロック塀があり、そのうち、本当に危険と把握されたのが、約4.5%に当たります。要するにブロック塀の約4.5%あります。したがって、この推計値を基に出しますと、大体残りあと約1,400件の危険なブロック塀が残っているのではないかと推定しております。
     今後の進め方としては、国のモデル事業が昨年度からなくなっておりまして、今年度はそのために、職員自ら実態調査を実施しております。来年度も引き続き、この市職員による実態調査を続けていって、広報紙やホームページへの掲載とか、ダイレクトメールの送付や相談会などを実施するとともに、固定資産税の納付通知書の中にこの助成事業のチラシなどを同封することにより、危険なブロック塀の解消に努めてまいりたいと思います。 44 ◯加藤委員 引き続き、さらにこの危険なブロック塀を解消していかなきゃいけないと思うんですが、地元の地域でも、自治会長から、まだ危険なブロック塀がやっぱり残っているということで、調査をお願いしたいといった声も実際届いているわけでありますけれども、今後そういった不安の解消に向けて、どのように対応されていくのか、お伺いいたします。 45 ◯村上建築指導課長 市民の皆さんから、周辺の危険と思われるブロック塀についての連絡があれば、当課職員がまず必ず現地の確認を行います。危険と思われる場合は、所有者にブロック塀の今の状態をまずは理解していただく、それとブロック塀がもしも倒れ、他人にけがを負わせれば所有者責任があることや、撤去には助成制度があることを説明して、撤去について検討していただくとともに、それまでは、自主点検による管理をお願いしております。 46 ◯加藤委員 最後の質問は、124ページの住宅政策課の事業全般という形になると思いますが、関連してお伺いしたいと思います。  本市では、東日本大震災のときに被災された方を市営住宅に受け入れた実績があるとお聞きしております。今回のロシア軍の侵攻に伴って、ウクライナからの避難民についても、受け入れられる考えがあるのか、最後にお伺いいたします。 47 ◯内野住宅政策課長 ただいまの質問についてでございますが、本市におきましては、国からの要請を受けまして、東日本大震災で被災された方を市営住宅に受け入れるための要領を整備いたしまして、当時は、結果として45世帯に市営住宅の住居を提供しております。また、近年の大規模な災害であります熊本地震、あるいは、昨年の熱海の土石流災害のケースでは、結果的に、静岡市の市営住宅に避難をされた方はおりませんでしたが、受入体制は整えていたところでございます。  今回のウクライナからの避難民の受入れにつきましても、国からの要請があれば、市営住宅の目的外使用に係る事務取扱要領を制定するなど、市営住宅の提供に向けて、必要な体制を整備してまいります。 48 ◯宮澤委員 本年度最後の都市建設委員会ですから、今年度をもって、退職される方がいらっしゃるということを伺っております。これまでの本市発展と市政運営に御尽力されてきたことを感謝申し上げます。  その上で、何点か質問させていただきます。  1つ目に、公園整備について伺いたいと思います。公園整備についてだと、資料-2の121ページ。  これは、本会議でも申し上げましたけれども、先ほどの答弁にもあったように、コロナ禍において子供たち、お年寄りも、近所の方も、公園に集まって、本当に笑顔の中で過ごされていると、公園のありがたさというか、公園のある意味が、大変身にもってしみているわけでありますけれども、そういった中で、まだ静岡市については、大規模公園が若干少ないという話も伺っております。  まず、公園整備に当たっては、次年度以降ですけれども、大規模公園係を設置するという話も伺っているんですが、その設置する目的と、それにより期待される効果について教えてください。 49 ◯桑原緑地政策課長 令和4年度の組織改正により、大規模公園係を設置する目的ですけれども、地域のシンボルとなり得る広域からの集客が見込める公園整備の推進を図るために、麻機遊水地緑化推進係から、大規模公園係に改編する予定でございます。麻機遊水地緑化推進係が所掌する麻機遊水地関連事業につきましては、県立こども病院西側のあさはた緑地の整備が令和3年度をもって完了し、一区切りがついたところです。  大規模公園係の今後の取組についてですけれども、引き続き、県と市で事務局を務めます麻機遊水地保全活用推進協議会、また、流通センター西側の第3工区で予定していますあさはた緑地の計画など、遊水地関連業務に加えまして、現在、鋭意進めています大浜公園再整備などの大規模な公園事業に関する業務を計画係から分離し、係の組織体制の強化を図ることで、子育て世代にやさしく、遠方からも来園しやすい駐車場を備えた公園づくりを目指していきたいと考えております。 50 ◯宮澤委員 御説明いただきましたように、ぜひ進めていただきたいんですが、その話の中にもありました遠方からの方々が利用される大規模公園ということで、これも必要だと。遠方から来るためには、駐車場も必要だと私は思っています。そこで、確認なんですけれども、大規模公園の1つである、城北公園の利用者の位置づけは、どういう方々が利用していただきたいのか、公園内でのいろんなランクがありますけれども、その位置づけについて、教えていただけますでしょうか。 51 ◯桑原緑地政策課長 城北公園の位置づけでございます。条例上、都市公園の中の地区公園に位置づけられています。ただ、その中で、あくまでも徒歩圏内の方が主な利用者となっているんですけれども、徒歩圏域以外の住民の利用を妨げるものではありません。これは、都市公園法の中で、一般公共の利用に供することを目的に設置されて、誰でも平等に利用できる施設とうたわれております。 52 ◯宮澤委員 その上で、先日ですけれども、公園整備に関して、住民不在の計画だということで、市民から住民監査請求が出てきたんだけれども、自分がこれまでの説明を受けているに当たって、本当に計画の進め方に何か課題があったのかどうか、そういうことが本当に提出されるようなことがあったのかどうか、これまでの城北公園の進め方について、手順がどうだったのか、改めて教えてください。 53 ◯桑原緑地政策課長 城北公園Park-PFI活用事業の実施に当たりましては、最初キッチンカー、コンテナカフェなどで社会実験を始めました。そして、平成28年度に市民ワークショップを開催して、平成30年度に市民意識調査、そして、令和2年度に公園利用者アンケートを行いまして、公園利用者の意向、あと、城北公園が抱える課題の把握に努めてまいりました。そして、その結果を踏まえまして、現在のニーズに合った駐車場とカフェ等の集客施設の設置について、令和2年度に民間事業者の公募を実施しております。公募の実施に当たりましては、市長の定例記者会見と投げ込みによる新聞報道、あと、市のホームページへの掲載など、市当局としましても、情報発信に努めてきました。また、地域への対応として、安東地区の自治会連合会の総会において、コロナ禍ではあったんですが、事業説明を行ってまいりました。しかし、結果として、このような状況を踏まえると、それぞれの地域の情報発信、説明は十分ではなかったと考えております。 54 ◯宮澤委員 5年も6年もかけて社会実験など、様々な取組をやってきているので、本当に住民不在だったのかというのは、疑問です。ただし、今回のこういうことが起きてしまったことについて、これから大規模公園の整備を進めていく中で、例えば中島も改めて大きな改修を進めていくと思いますが、今回の進め方の中で、少し課題が見えたり、住民説明に対して、今後はこうしてやっていったらもっと理解を求められるとか、もっとよくなるだろうということがあれば、教えていただけますか。 55 ◯桑原緑地政策課長 今回、城北の事業に当たりまして、地域への情報発信、説明が不足していたということで、安東地区全ての自治会に対しまして、事業に関する資料を回覧、また、市のホームページを基に、公園内に仮設の掲示板を設置しまして、情報発信に努めてきました。そして、事業説明会を再度開催したり、電子申請システムや意見回収箱を設置することによって、広く市民の皆さんから御意見をいただけるような環境を整えて、意見収集にも努めてまいりました。  今後は、このような経験を踏まえまして、より丁寧に、地域の要望、意見を聞くための事業説明会、情報発信を心がけて、事業を進めていきたいと考えております。 56 ◯宮澤委員 この城北公園というのはいうまでもなく、この一地域のものではないと思うんですね。いわゆる静岡市全域、全体で使える公園だと思っていますので、そこら辺の情報発信もしていただくとともに、今、言っていただいたように、今後の公園の整備に当たっては、中島の連合学区の中にも、単位町内がありますけども、そんなにたくさん数もないものですから、こまめにそういった単位町内での説明をしていただくとか、コロナが明ければもう少し具体化できるかと思いますので、ぜひその辺もよろしくお願いしたいと思います。  もう一つ、公園の関係で教えていただきたいんですけれども、先ほども質問がありましたけれども、121ページの公園・緑地等維持管理事業の関係の予算で、昨年度に比べて減額になっているんですね。公園の設置数が増えていく中で、予算が減額されていく、もっと予算をちゃんとつけていただきたい。これは確認を含めた質問なんですが、公園の遊具の関係で、遊具メーカーの方々から、その遊具の改修を求めるときは、メーカーに対してしっかり言ってくださいね。こういう改修をしたんでと言ってくださいという話が、たしか以前にあったと思うんですね。  その中で、ただ限られた予算の中でという話がたしかありました。しっかりと安全対策に対しては、財政に対しては、もっと予算をつけろということを僕はやっていくべきだと思いますし、それが、これからの公園としての在り方というか、管理の仕方として大事なことだと思うんです。今、2つ言ってしまったんで、1つまとめて言います。確認の意味で、遊具の改修があったときには、その設置された施工業者や施工メーカーに対して、こういうふうに改修しましたよということを報告しているかどうか、教えてください。 57 ◯鈴木公園整備課長 長寿命化計画等で遊具を改修しなさいねというところで、これまでも、遊具の修繕、あるいは更新に際しましては、従前の遊具のメーカーと、いろいろとアドバイスをいただく中で、情報は伝わっていると我々当局としては考えておりました。ただ、いろんなところから、メーカーさんへの情報が不十分というところの御指摘も受けましたものですから、今後は、もっとしっかりと、はっきりと我々としてこういう修繕をするとか、あるいは更新するというのをきっちり伝えてやっていくと、ここは確実に進めていきたいと思っております。 58 ◯宮澤委員 予算のことも言ってしまったんですが、予算をもっとと、多分要望されていると思うので、意見・要望のほうで述べさせていただきたいと思います。本当に遊具の安全対策を含めて、やっぱりお金がかかることですから、その辺はぜひお願いしたいと思っております。  次に、事項別明細書165ページ、先ほど基金の取崩しというのがありましたけれども、取り崩して使用目的というのは何か決まっておりますでしょうか。  165ページの基金の説明がありましたが。 59 ◯畑田委員長 宮澤委員、もう一回、お願いします。 60 ◯宮澤委員 改めます。ごめんなさい、僕の勘違いでした。  ペデストリアンデッキの関係です。資料-2の120ページの清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業について、お伺いします。  先ほど遠藤委員からもありましたけれども、清水区のほうで10万人を超える署名があったと。その後、不思議なのが、また津波浸水区域に持っていかないでねという署名もあったということ。病院はあってほしいんだけれども、そこでどうかなという意見もあったということで、僕らの会派としては、やっぱり津波浸水区域のほうに……。〔発言する者あり〕数は違うかもしれないけども、13万ね、そういった意見も両方ともあるということで、ただ、今回のペデストリアンデッキの整備計画がまずどのようなものか、教えてください。 61 ◯藤森清水駅周辺整備課長 先ほどと重複するものもありますが、お答えいたします。  清水駅東口周辺では、仮称清水さくら病院の建設をはじめ、ヘリターミナルの移転や、エネオス株式会社の基本合意に基づく、魅力的かつ持続可能な地域づくり貢献の取組が進められています。また、清水みなとまちづくり公民連携協議会によりガイドプランが示されるなど、これらの新しいまちづくりを見据え、新たな人の流れに対応できる安全で快適な歩行者ネットワークの整備が必要となっております。  歩行者ネットワーク整備状況ですが、既に清水駅東口では、駅とマリナートや河岸の市を結ぶペデストリアンデッキで歩行者の回遊性の向上、防災機能の向上が図られています。このような機能を有するペデストリアンデッキは、新しいまちづくりが行われるエリアに延伸し、新たな人の流れに対応することが必要と考えています。  そこで、まずは、清水さくら病院の開院を見据えて、駅と病院を結ぶペデストリアンデッキの延伸整備に必要な予算を要求しているところですが、来年は詳細設計と地質調査を見込んでおります。 62 ◯宮澤委員 確認ですけれども、病院まで行った先というのは、何か計画あるんですか。 63 ◯藤森清水駅周辺整備課長 病院より先ももちろんですが、港湾道路を渡ったところも今、検討している最中でございます。 64 ◯宮澤委員 資料-2の124ページ、下段から2段目の空き家情報バンク登録・活用事業ですけども、今年度の利用率がどのようだったのかということと、空き家情報バンクに、掲げられている空き家情報は何件今、あるのか、教えてください。 65 ◯内野住宅政策課長 本市の空き家バンクの登録状況についてですが、平成30年度では9件、令和元年度では12件、令和2年度では7件でございました。なお、令和3年度につきましては、新規登録物件が4件、前年度からの継続登録物件4件、合計8件が登録されている状況でございます。 66 ◯宮澤委員 前も委員会で言ったんですけど、他都市だと、空き家情報バンクというよりも、他市町から移住してきたときには、リフォーム費用で100万円出したりだとか、空き家情報を使ってツアーを組んで、藤枝だと移住促進を行っていたり、空き家情報は物すごく大事だと思っているんです。本市のホームページを見たときに、去年7件あった、そのうち3件の空き家情報だけが外に出て、残り4件はそのままの状況で、また4件プラスで8件と。静岡市が教える空き家は8件しかないのかと。去年の4件とまた同じでしょう。静岡市、空き家とか調べると出てくるけど、このスキーム自体本当に見直したほうがいいと思っているんです。一人でも多く、一家族でも多く静岡市に移住してというとき、絶対改善するべきだと、前から言っています。その上で聞きますけれども、来年度どのようにしていくのか、教えてください。 67 ◯内野住宅政策課長 本市の空き家情報バンク登録・活用事業の見直し、それから、令和4年度にどのように事業を行っていくのかという御質問にお答えをいたします。  初めに、この事業でございますが、不動産事業者の申請により、市街化区域内の空き家情報を登録し、空き家に居住を希望する方に対して、登録物件の情報提供を行うとともに、登録された空き家を購入した方が行う内外装や設備などの改修費へ助成することで、空き家活用のインセンティブになることを狙っている事業でございます。  空き家バンク登録利用事業の見直しにつきましては、申請者の負担を軽減するために、登録申請書に記載する物件情報のうち、空き家の周辺状況ですとか、間取りに関する項目などの記入を省略した上で、購入希望者にとって必要最低限の情報のみを記入していただき、新しい申請様式を市のホームページで公開しております。また、申請書の提出方法につきましても、これまでの持参に加え、郵送やメールでの登録申請書の提出ができるよう、手続を簡略化したところでございます。  来年度は不動産事業者や、所有者へ、空き家情報バンクの制度啓発、それから、空き家情報バンク登録制度を有効活用していただくためのインセンティブとなる空き家改修補助事業の周知啓発により、これまで以上に登録件数の増加、それと、改修による空き家の有効活用促進を図ってまいりたいと考えております。 68 ◯宮澤委員 ちょっと強く言い過ぎたかもしれませんけれども、静岡市の空き家情報バンクに登録しないと助成が受けられないということ。すごく手間がかかるし、市内市場にはすごく空き家件数が多いわけで、わざわざそういう手間が必要なのか。趣旨の中身自体はいいんですよ。移住してきた方にリフォーム費用補助するという仕組みはいいと思うんですけれども、その登録して云々かんぬんというのが本当に必要なのか。何年以上空き家だった場合とかということに決めちゃえば、すぐにでも活用できると思うんですけれども、その辺ぜひとも、来年度頑張っていただきたいと思います。  あと2点、質問します。  事項別明細書の417ページです。建築確認審査等事務経費について伺います。  これも質問しにくいところもございますけども、歴文の施設のことについてちょっと聞きますけど、所管が違うので、審査業務の過程についてだけ伺います。  審査する中に当たって、歴文からの資料で、たしか10月22日に、今回の審査が抜けているところについて、今後協議を行いながら建築確認を行っていくみたいな資料を頂きました。その上で、今度1月13日に、この抜けている部分について、建築指導課からの指導があって、事業がストップしていると伺っておりますけども、これまでの建築指導課における審査指導について、どのように行ってきたのか、適正に行われてきたと思いますが、その経緯について教えてください。 69 ◯村上建築指導課長 歴史文化施設に限らず、民間建築物も公共建築物もそうなんですが、建築確認の審査というのは、建築基準法に適合しているかどうかを法に照らして審査しているもので、そこには審査者の裁量権が入る余地はありません。確認済証は、市長が交付するものではなくて、要するに建築基準法による判定の資格を有した建築主事が、個人の責任において交付するものであって、建築主事に任命された職員は、民間、公共を問わず適正な審査を実施しております。  今回の歴史文化施設の経緯なんですが、確認済証を受けた建築物の計画変更する場合というのは、改めて計画変更の申請が必要になります。これは歴史文化施設に限らず、公共、民間も問わず、計画変更になる場合というのは、えてして、設計者の方が事前に当課と協議する場合が多々あります。歴史文化施設も、変更が発生するたびに、当課と適正な協議を行っております。委員が言ったように、1月13日に協議を行っております。ちなみに、歴史文化施設は、2月24日に変更の確認済証を交付しておりまして、それは、確認の内容は、適正に審査して、確認済証を交付しておりますが、今は、工事を再開していると聞いております。 70 ◯宮澤委員 民間も市も同様に適正な指導しているということで、民間に厳しく、市に甘いんじゃないかということをぜひとも言われないように、そうなっていないと私たちも分かっていますけれども、ぜひとも進めていただきたい。報道なので、適正かどうか分かりませんが、下水の雨水ポンプ場では、何とかなるんじゃないかみたいなことが、一部報道であったものですから、ほかの所管のことを言うわけではありませんけども、そこはあのような報道が出て、そういう対応が出てしまうと、民間から厳しい意見も出てきますので、引き続き指導をお願いします。  1月31日に、4県3政令市に法令遵守を徹底するようにということで、国交省から通知が来ていますけれども、これは、4政令市に、静岡市が入っているんですけど、何か指導のようなものは届いているでしょうか。 71 ◯村上建築指導課長 私たちも下水道部から頂いた資料で、事務連絡として、中部地方整備局から発出されているものがありまして、今回下水道事業において法令違反があったことが確認されたから、中部地方整備局管内の県、市に対して、そういうことがないようにということがあったとは聞いております。 72 ◯宮澤委員 引き続きぜひともよろしくお願いいたします。  資料-2の123ページ、下から3段目、要緊急安全確認大規模建築物耐震事業費助成について伺います。  この事業、要緊急安全確認大規模建築物に、清水庁舎自体が該当するということで、もう既にそちらの課で公表していただいているということなんですけども、そこで伺います。公表する判断に至ったのはどこの部署で、どういった理由で判断に至ったのかと。この要緊急安全確認大規模建築物に至ったのかということですね。ちなみに、耐震改修促進法に照らして、適正な判断だったのかどうかということについても、教えてください。 73 ◯村上建築指導課長 要緊急安全確認大規模建築物に該当する建築物というのは、既存耐震不適格建築物であります。既存耐震不適格建築物とは、地震に対する安全性に係る建築基準法、またはこれに基づく命令、もしくは条例の規定に適合しない建築物で、建築基準法第3条第2項の規定の適用を受けているものを言います。なお、平成27年の要緊急安全確認大規模建築物耐震診断の結果の報告期限の時点において、建築指導課では、清水庁舎は、既存耐震不適格建築物には該当しないとしていたため、結果の報告の対象とは考えておりませんでした。  また、当時の判断は適切であったと考えております。 74 ◯宮澤委員 ただ、令和2年度の本会議では、それはもう違うよということで、多分公表されていると思うんです。耐震改修促進法の中で、耐震判断結果の報告の際に、設計図書、特に構造計算書など不完全な場合、復元せよという建築防災協会の方針もあるようですけれども、清水庁舎の場合、これが必要ないとしたのは、どうしてなのかということと、その理由について、法令等により、免除規定があるのかどうか、教えてください。 75 ◯村上建築指導課長 そもそも設計図書や構造計算書の提出は不要であります。耐震改修促進法施行規則第5条第3項及び第4項に基づいて、静岡市では、耐震診断結果の全ては求めておらず、耐震診断結果の必要部分の抜粋を求めております。 76 ◯宮澤委員 この質問で、あと2項目だけ簡単に伺います。  そういった中、本市の公共建築物の耐震指数値の確定については、耐震改修促進法に基づいて、先ほどから出ている当市の所管行政庁、建築指導課建築主事が当該建築物の建築主と耐震診断実施前に耐震診断方法についての協議を行って、その協議に沿って、耐震診断終了後に建築主事が確定作業を行うべきであるというふうに思っているんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 77 ◯村上建築指導課長 公共建築物の耐震指標値の確定については、耐震改修促進法に基づき、本市の所管行政庁が行うことではありません。 78 ◯宮澤委員 この質問で最後です。先ほどから出ている、要緊急安全確認大規模建築物で、令和2年度からそうだということで言われている清水庁舎の耐震診断手法についてですけれども、どのような理由で、診断方法を二次診断としたのかということで、清水庁舎の構造に関する見解と、診断手法の整合性について教えていただきたいということと、また、管財課との協議内容が分かる会議録だとか決算書類等があれば、そういった経緯についてもちょっと教えてください。 79 ◯村上建築指導課長 所管行政庁が診断方法を定めるものではありません。したがって、診断方法については、協議を行っていないため、決裁書類等はありません。先ほど、宮澤委員の質問の中に、建築主事が確定作業を行うべきだという見解があったんですが、この耐震改修促進法に関しては、建築主事がそのような確定をするということは一切ありません。 80 ◯畑田委員長 この際暫時休憩とします。                 午後0時1分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時10分再開 81 ◯畑田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。 82 ◯宮澤委員 もう1点だけ、質問をよろしくお願いいたします。  資料-2の120ページ、大谷・小鹿地区まちづくり関連について、質問いたします。  まず、家も近所なものですから、よく見かけるんですけれども、恩田原・片山土地区画整理事業も、大分進んできて、新しい住居の移転や、工場用地が整備されてきて、まち並みも随分変わったと見受けられるところなんですが、それと、総会にもときどきオブザーバーで参加させていただくこともある、東名から南側の宮川・水上地区もいよいよ事業が進められるというところでありまして、この大谷まちづくりの2か所について、まず、恩田原・片山区画整理事業と、宮川・水上地区まちづくり事業の進捗状況について教えてください。 83 ◯松井新インターチェンジ周辺整備課長 恩田原・片山地区と、宮川・水上地区の進捗状況を、お答えいたします。  まず、恩田原・片山土地区画整理事業の進捗についてですけれども、大谷川放水路北側の整備がほぼ完了してきておりまして、現在は、大谷川放水路南側の整備を進めております。今年度末の事業進捗は約75%程度を見込んでおります。事業は順調に進んでおりまして、今後、令和5年度に工事完了、それと8年度の区画整理事業完了に向けて、取り組んでまいります。  次に、宮川・水上地区のまちづくり事業の進捗についてですけれども、準備組合においては、昨年7月の総会により、組合設立認可に必要な同意取得に取り組み、高い同意率を得られたことから、組合設立認可申請を行い、現在、市で土地区画整理法に基づく事業計画の縦覧を実施しております。また、昨年12月より、業務代行予定者の募集を行いまして、2月28日に準備組合役員による提案審査を実施しまして、3月8日の地権者の総会において、業務代行予定者を決定したところでございます。市においては、2月3日に都市計画審議会において、市街化区域編入における都市計画決定にかかる案件について議決していただいたので、この後、静岡県からの協議、回答や、国土交通省からの大臣同意を得て、都市計画決定の告示を4月中にやる予定で進めております。 84 ◯宮澤委員 業務代行者も先日決まりましたし、4月の中頃から組合も準備組合から本組合ということで進められていくと思うんですが、今回、この120ページの一番上段に掲げられている新しい新規事業について、大谷・小鹿地区まちづくり計画推進事業(エリアプラットホーム)があるんですが、これについて教えてください。 85 ◯松井新インターチェンジ周辺整備課長 新規事業の大谷・小鹿地区のエリアプラットホームについて、どのようなことかということでございますけれども、土地区画整理事業を完了した後も、持続可能なまちづくりを推進していくための基盤、まちづくり組織のようなものを構築していくものです。地区の課題を解決して、魅力や価値を高めるため、産学官民の方々で構成する検討組織を立ち上げていこうかと思っております。また、この中で、課題の共有や将来ビジョンを策定していこうというものでございます。 86 ◯宮澤委員 ぜひとも様々な方、関係者の方の意見も踏まえながらも、持続可能なまちづくりを進めていただきたいと思うんですが、課名は新インターチェンジ周辺整備課から何か変わるんじゃないかということを伺っておりますが、その辺について教えてください。 87 ◯松井新インターチェンジ周辺整備課長 まず、課名のことですけれども、清水区でまた新しいインターチェンジをつくられるということで、今の大谷・小鹿地区の日本平久能山スマートインターチェンジ自体が、新インターチェンジということで、ちょっとなじまなくなってくるということです。やはり、今、ハード整備だけでなく、地元の方々を中心としたまちづくりというのは大切だよということの中で、大谷・小鹿まちづくり推進課という形で組織を変更していくということになっております。 88 ◯児嶋委員 細かい案件含めて7点ほど質問させていただきます。  まず、資料-2、118ページの最上段、都市構造再編集中支援事業について、お尋ねいたします。  その中に、草薙駅前通線整備事業と書いてございますが、この事業、道路の幅自体を広げるものなのでしょうか。また、車の通行に関しては、影響ないんでしょうか、お聞かせください。 89 ◯藤森清水駅周辺整備課長 当事業は、草薙商店街が面する草薙駅前通線、通称南口メインストリートの草薙駅南口交差点から南幹線までの延長約170メーターの区間において、ウオーカブルなまちづくりや、草薙の魅力向上を目指し、電線類の地中化や、歩道空間の高質化を行う事業になります。  道路の全体幅員は20メートルになっていますが、それは変えずに、既存の路肩の幅を見直し、歩道の幅を1メーターずつ広げ、歩行者に必要な空間と滞留する空間を生み出すものとなっております。  車の通行については、現在と変わらず2車線の通行としています。 90 ◯児嶋委員 同じく、次は草薙駅の北側になりますが、中之郷9号線整備事業についてお聞きしたいと思います。  ちょうど、常葉大学前の歩道橋から南に延びる道ですけれども、この道路自体を拡幅する上で、用地補償はどのように進めているのか、お教えいただきたいと思います。 91 ◯藤森清水駅周辺整備課長 当事業ですが、JR草薙駅北口を出て、西側の静岡サレジオと日本理化製紙の間に位置する延長約230メーター、幅員5.5メーターの道路で、国道の歩道橋を介して、国道1号北側の常葉大学草薙キャンパスに直結する道路路線になります。  本事業は、現在、歩車道の分離がされていない当路線において、大学に通う学生の安心・安全の確保を最優先の目的としております。このため、現在の道路幅員を5.5メーターから9メーターに拡幅し、歩道と車道を明確に分離してまいります。  今回の道路拡幅に伴う用地及び物件補償については、今年度道路予備設計で作成した路線の計画図面を使いながら、既に関係する権利者の皆様へ説明に入っております。今後も権利者への丁寧な対応を継続し、用地の取得や建物の補償の方法など、より具体的な協議を進めてまいります。 92 ◯児嶋委員 続きまして、118ページの上から3段目、由比・蒲原地区地域内交通検討支援事業について、お聞かせいただきたいと思います。  この由比・蒲原地区における地域主体の新たな公共交通モデルとありますが、これはどのようなものか、お教えいただきたいと思います。 93 ◯松浦交通政策課長 地域主体の新たな公共交通モデルについてですが、由比・蒲原地区では、定住人口の増加や、地域の活性化を目的に、地域が運行主体となるNPO団体を設立し、自らコミュニティーバスを運行する計画を進めています。新たな公共交通モデルとは、地元企業からの寄附や、バス停のネーミングライツ、地域住民による定期券購入などにより、事業資金の一部を確保するとともに、運行管理や運転手を地域住民が担うことで、人件費の経費削減を図るなど、地域が主体となって運行を行う輸送事業モデルになります。 94 ◯児嶋委員 続きまして、120ページの最下段、清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業について、幾つか既に質問出ておりますが、ちょっと細かいところ1点、確認させていただきたいと思います。  こちらのほう、エネオスの跡地のほうにサッカー場というお話もございますが、もしそうなった場合、サッカー場──エネオス跡地側への歩道橋が追加で工事できるような設計になっているのかというところをお教えいただきたいと思います。 95 ◯藤森清水駅周辺整備課長 エネオス跡地方面への歩道橋を追加できるかということですが、詳細設計では、臨港地区の今後の開発を見据え、ペデストリアンデッキの高さ、橋脚の位置の検討を行う予定です。臨港地区を横断することを考慮した手戻りがない設計を行う予定でおります。 96 ◯児嶋委員 続きまして、121ページの下から2段目、鯨ヶ池周辺整備事業についてお聞かせいただきたいと思います。
     この事業のこれまでの取組状況と、令和4年度の実施内容についてお聞かせください。 97 ◯桑原緑地政策課長 まず、鯨ヶ池周辺整備事業のこれまでの取組状況ですが、鯨ヶ池は県内でも有数な釣り場として利用されているほか、賤機山ハイキングコースの入り口があるので、古くから市民の皆さんに親しまれてきた地域資源と認識しております。平成24年に、新東名の新静岡インターチェンジが開設され、本市の新たな玄関口に近い立地になったことから、環境整備の機運が高まりまして、平成30年度から関係部局と連携して、事業化の検討を進めてまいりました。令和元年度は地域住民とワークショップを行って、その整備の在り方、また、地域連携等の基本的な取組方針を取りまとめ、令和2年度に、鯨ヶ池周辺地区整備構想を作成しました。令和3年度は当事業の実現に向けました園路、広場、駐車場などの公園整備に係る基本計画の素案を作成しております。  続きまして、令和4年度の実施内容ですが、その素案を基に、基本計画案のパブリックコメントを実施し、基本計画を策定するほか、国の交付金を活用して事業を進めるために必要な費用便益費の算定を実施する予定でございます。 98 ◯児嶋委員 続きまして、123ページの最上段、木造住宅耐震補強事業費助成についてお聞かせください。  耐震化が必要な木造住宅は、あと何戸ぐらいあるのかということと、また、それらの耐震化に向けどのような取組を行っているかというのをお聞かせください。 99 ◯村上建築指導課長 5年ごとに実施される住宅土地統計調査や、新築の建て替えや、補強工事の件数などから、あくまでも推計になりますが、令和3年度末時点で、約1万5,000戸の木造住宅において、まだ耐震化が必要とされております。第3次静岡市耐震化施設促進計画では、令和7年度末までに耐震化率95%を目指しておりまして、本市における現在の住宅全体の耐震化率は、推計上ですが91.5%ぐらいに、今なっております。  耐震化に向けては、これまでに一定の成果を上げている行政と専門家による耐震合同説明会や、必要な予算を確保して、耐震化への助成制度を継続して実施していくとともに、新たに木造住宅では、耐震診断は実施しているものの、耐震工事に至っていない所有者の方が多くいるため、その所有者に対して、電話も含めた周知啓発により、耐震化への誘導を図ってまいりたいと思います。 100 ◯児嶋委員 続きまして、159ページ、債務負担行為のところの最下段になりますが、公共建築物計画保全支援システム機器設置費というところございますが、この予算の概要について、お聞かせください。 101 ◯織部設備課長 この予算の概要でございますけれども、公共建築物計画保全支援システム機器設置費は、市が保有しております建築物の計画的な保全を推進するために、平成15年度から稼働しているシステムでございまして、平成29年度にリース契約した現在のシステムの機器が令和4年12月に契約満了になることから、今後もシステムの継続的な活用をするために、サーバー機器類の更新を行うものでございます。 102 ◯児嶋委員 引き続き、この公共建築物計画保全支援システムというのは、具体的にどのようなものか、お教えください。 103 ◯織部設備課長 このシステムでございますけれども、言い換えますと、各施設のカルテのようなものを集約したシステムになります。システムに登録されている約1,300施設の情報を、必要なときに、職員が市政パソコンで閲覧することができるシステムでございます。  登録されている情報としましては、建築物、建築設備の規模や構造などの基礎情報、そして、建設時、改修時の図面や設計書などのデータ、そして、施設点検の結果や修繕履歴などの情報を登録しております。  これらの情報を基に、施設所管課が行う法定点検、保守、運転委託、修繕などの維持管理面で活用するとともに、工事を担当する公共建築課、設備課におきましては、建設当時の図面や、設計書データに加え、経年による改修履歴を基に設計を進めているところでございます。多様な業務において、効率化を図る上でも重要なシステムと考えております。 104 ◯児嶋委員 最後の案件になりますが、同じく資料-2の168ページ、土地区画整理清算金会計について、お聞かせください。  この清算がどのようなことで、どのようなことが原因で清算金が発生したのかというのをまずお聞かせください。 105 ◯鷺坂市街地整備課長 清算金が発生する原因についてですが、区画整理の換地設計におきまして、各地権者の換地面積が決まりますが、実際の換地先の土地評価を行いますと、従前地の土地評価と換地先の土地評価で、差が生じることがあります。  この土地評価の差が発生する主な原因としては、4点ございます。  1点目は、換地計画で確定している街区に対して、権利者それぞれの土地を当てはめていくため、計算上換地すべき面積を確保することが技術的に困難でありまして、減換地になってしまうこと。  2点目としましては、小規模宅地の権利者に対して、減歩緩和措置した場合など、宅地面積を確保するため、計算上の換地すべき面積と比べて、増換地となっている場合。  3点目は、極端に小さい面積の土地の権利者ですとか、私道の権利者などの換地を不交付とする場合。  4点目は、仮換地指定の面積に対して、実際に換地された土地が、工事完了後の測量で面積に誤差が生じた場合、以上の4点が清算金の発生する主な原因でありまして、この差を金銭で調整するよう、徴収と交付を行っております。 106 ◯児嶋委員 この案件は、東静岡駅周辺の土地区画整理ということなんですが、この土地区画整理自体は、結構前に終了しているんじゃなかろうかと思うんですけれども、この清算徴収金の終了は、大体いつ頃に終わるんでしょうか。 107 ◯鷺坂市街地整備課長 東静岡駅周辺土地区画整理事業は、平成29年度に換地処分を行いました。施行条例と清算金取扱要領の中で、清算金の分割徴収を完了すべき期限と、分割回収を定めておりまして、それが、10年以内かつ21回以内で徴収することとなっております。現在、7名の分割納付者がおりますが、最長の徴収者は10年、21回分割となっておりまして、令和9年度で納付が完了する予定でございます。 108 ◯児嶋委員 意見・要望は後ほど述べさせていただきます。 109 ◯天野委員 2点ほど質問させていただきます。  資料-2の119ページ2段目、静岡駅南口駅前広場再整備に関することで質問しますけれども、現在、南口駅前広場には、ルノワールの彫刻が2体設置されております。これらの彫刻は現在どのように管理され、どのように活用されているか、教えてください。 110 ◯鷺坂市街地整備課長 静岡駅南口駅前広場に設置してあります勝利のヴィーナスと洗濯する女の2体の彫刻は、フランス印象派の画家であるルノワールと彫刻家ギノとの共同制作による作品でございまして、平成5年度の静岡駅南口駅前広場の暫定整備に合わせて、人が集まり憩う駅前広場のシンボルとして設置しました。  これらの彫刻の管理につきましては、彫刻の美観と美術品としての価値を損なわないように、2年に一度専門業者による修繕、清掃業務を実施しております。  次に、彫刻の活用につきましては、2体のルノワールの彫刻を市民の皆様に知っていただくために、シズオカ×カンヌウィークでのイベントの開催、区役所でのPRブースの設置、そのほか、チラシの作成や、民間情報誌などに掲載を依頼するなど、様々な取組を実施してまいりました。 111 ◯天野委員 静岡駅南口駅前広場再整備に際し、これら2体のルノワールの彫刻作品をどのように取り扱うか、今後の取扱い方法を教えていただきたいと思います。 112 ◯鷺坂市街地整備課長 静岡駅南口駅前広場再整備事業の際の、2体のルノワールの彫刻作品の取扱いですけれども、これらの彫刻作品が持っているポテンシャルを生かし、もっと市民の皆様に親しまれるように、再整備後の設置場所については検討していきたいと考えております。 113 ◯天野委員 続きまして、資料-2の121ページ、上段の一番上の大浜公園再整備事業に関することで質問させていただきます。  リニューアルによって樹木の伐採などが想定されますが、地元への説明はどのようにされておりますか。 114 ◯桑原緑地政策課長 大浜公園リニューアルに伴う樹木の伐採に関する地元説明についてですけれども、今年度事業説明会を4回実施しておりまして、その中で、樹木の伐採について御説明しております。具体的には、新たに整備するプールゾーンエリアの樹木については、プール利用者の安全等を考慮しまして、原則撤去しますが、撤去した本数と同数の樹木を公園北側の道路沿いの松林ゾーンに補植する予定です。  また、事業説明会の中で、この松林が暴風雨や塩害を防ぐ役割を担っていると伺っておりますので、事業実施に当たりましては、松林を維持するための樹木診断を行い、必要に応じて、松の世代交代を実施するなど、これまで以上に適正管理に努めていきたいと考えております。 115 ◯天野委員 リニューアルにより、通年のにぎわいの創出を目指すようですが、プール閉鎖時のにぎわい創出はどのように考えておられますか、教えてください。 116 ◯桑原緑地政策課長 プール閑散期のにぎわい創出につきましては、3月1日に公募を開始しましたPFI事業者の提案の中で、その取組を求めてまいります。天野委員からは、以前、トランスジャパンアルプスレースのゴール地点が大浜海岸であるとのお話を伺っておりますので、このような海岸立地を生かしたイベントを盛り上げるとともに、あと、新たに芝生広場を整備する公園ゾーン、また、プールゾーンを活用したイベントが想定されますので、プール閉鎖期におきましても、事業者と連携しながら、にぎわい創出を図る様々な取組を進めていきたいと考えております。 117 ◯天野委員 意見・要望は後ほど述べさせていただきます。 118 ◯畑田委員長 ほかにありますでしょうか。             〔「ありません」〕 119 ◯畑田委員長 ないようですので、質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  議案第26号中所管分については、明日も審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論は明日まとめて行っていただくようお願いいたします。  それでは、要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 120 ◯山本委員 自民党です。  意見・要望です。  八幡山公園崩壊防止事業についてなんですけども、質問のときにも言ったんですが、昨年の熱海市の土砂災害があった中で、地域住民の皆様はじめ、非常にナーバスになられている、デリケートになっているということだと思います。来年度事業完了ということだったので、事故のないように、安心・安全第一で、一刻も早く終了していただいて、土砂災害の抑制というか、次のそういった事業に移っていただきたいなと思います。  続きまして、静岡都心地区まちなか再生事業についてなんですけども、中長期的な視点に立って、民間主体によるにぎわいづくりの実現に向けて、その礎となる人材育成には特に力を入れていただきたいなと思います。  また、静岡駅南口駅前広場再整備事業につきましては、政令市である本市駿河区の玄関口として相応しい場所をつくるのはもちろんですけども、静岡市民が普段から使いやすく、立ち寄りたくなるような場所をつくり上げていただきたいなと思っている次第でございます。  御幸町9番地・伝馬町4番地区市街地開発事業負担金については、地下道の一部ルートを変更する工事では、朝夕の混雑時に事故が発生しないように、事前告知の徹底や迂回路の整備など、安全第一で工事を進めていただきますよう、重ねてお願いしたいなと思います。  最後、清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業ですけれども、こちらも非常に期待している市民、区民が多いのかなと思います、円滑にスムーズに進めていただきたいなということと、また、日本平周辺の総合的な公園整備ですが、こちら自民党会派でも視察に行かせていただいたんですけど、本当に素晴らしい事業をやっていただいているなと思っております。  それゆえの要望という形になるんですけども、市民・区民だけに対してだけでなくて、メディアとか、いろんなところへアピールしていただきたいなと思います。こういった素晴らしいことをやっているんですよということを、本当にもっともっと多くの方に知っていただいて、日本平に人を呼んでいただく、すばらしい事業だと思いますので、そのあたりをもう一度御配慮いただけたらなと思います。よろしくお願いいたします。  自民党といたしましては、議案第26号以外については、全て賛成でございます。 121 ◯加藤委員 公明党です。議案第26号以外の全ての議案に賛成の立場で、意見・要望を申し上げます。  まず、静岡都心地区まちなか再生事業の中で、先ほど質問させていただきました常磐テラスについてですけども、実証実験の効果では、地域の力を生み出されたという効果が発揮されているということでありました。新たな都市空間として期待しておりますが、一方で、現場に行って感じることとしては、常磐公園の音楽噴水池を囲む石段の老朽化が目立ちますので、公園自体のリフレッシュの整備も併せて、地元意見をお聞きしながら、整備推進をお願いしたいと思います。  続いて、公園や緑地等の維持管理事業についてですけども、令和4年度から、公園整備課として体制強化を図っていただけるということでありました。これからの公園のあるべき姿も検討していただけるということでありましたので、本市の公園が、市民の皆さんの日常生活に潤いを与え、かつ、防災拠点でもある重要な施設でありますので、これからも費用対効果の高い維持管理、また、あるべき公園の姿を創出していただければと思います。  また、関連してなんですけれども、しずおか公園ガイドというのを以前発行していただいていると思います。こちら、水辺のある公園だとか、駐車場のある公園だとか、目的別、ニーズ別、また、地域別にカテゴライズしていただいて、発行当時から市民からすごく好評をいただいております。一方で、ホームページからだとPDFでしか見ることができないものですから、もし、今後こういったものを、専用のサイトをつくっていただきながら、もしくは静岡市の公式LINEアカウントで、ニーズに合った公園が検索できるだとか、そういった工夫を御検討いただければなと思います。  それから、公共交通幹線軸の運行再編事業ですけれども、バスルート・ダイヤ等の最適化、乗換機能の向上、不採算路線を改善することによって、路線バス運行維持が図られていくと思います。市民生活にとって、本当に大切な公共交通だと思いますので、持続可能な運行が維持されるように、引き続き御尽力をよろしくお願いいたします。  そして、また、お堀の水辺空間活用事業についてですけれども、大阪城の外堀では、民間開発の自動運転船海床ロボットというもので実証実験を行っておられまして、新たなモビリティの活用可能性を検証されておるようです。本市においても、こうした先進事例も研究していただきながら、求心力のある事業展開を図っていただければと思います。  そして、市営住宅についてでありますけども、静岡庁舎でも、ウクライナの国旗の色である青色と黄色の色のウクライナカラーでライトアップが始まりまして、駿府城公園においても、2か所ライトアップしていただいているところでございますが、先ほど御答弁いただきましたとおり、市営住宅におきましても、国の要請があれば、速やかに受入れができるような環境整備をお願いしたいと思います。  以上、令和4年度の当初予算、ポストコロナにおける新しい生活様式に対応した、快適で質の高いまちの拠点と交通環境を充実させながら、持続可能なまちづくりを目指した内容だというふうに認識しております。  本市にとって、大変重要な施策を担っておられると思いますので、今後の都市局の皆様方の御尽力に心から感謝申し上げて、意見・要望とさせていただきます。 122 ◯宮澤委員 議案第26号以外の案件については、賛成させていただきます。  その上で、意見・要望については、質問させていただいた項目の中から述べさせていただきますが、まず、公園整備についてですけれども、公園は、住民の憩いの場であって、住民市民の思いもある場所であると。なので、改修修繕については、より一層丁寧な説明を、これからもされていくように求めていきたいと思います。  また、大規模公園係というこことで、こういったもの設置していただくこと、大変賛成します。なので、今後主体的になって、高齢者や家族連れといった方々にも優しい、駐車場が完備された公園を一層造っていただくように、要望させていただきたいと思います。  あと、併せて、先ほど質疑の中でも述べましたけれども、この公園設置数の伸びというのは、平成26年から令和2年の中で見てみますと、480から520件ぐらい、かなり増えているんですね。公園の整備数が40件ほど。ただ、一方で予算だけを見ると、26年に対して約10%予算減っているわけです。そういったものがどこに来るかというと、例えば遊具の修繕等に、しっかりとした改修というよりも、その都度、とにかく対応しなきゃいけないということに追われてしまうので、やはり、子供たちや利用者たちの安全を考えるんであれば、しっかりこの辺についても予算要求していって、財政もつけていただきたいなと。財政課がいないので、ここで要望してもあれかもしれませんが、一応そういうところで述べさせていただきたいと思います。  その次に、建築確認の関係の建築指導課に幾つか質問させていただきました。要緊急安全確認大規模建築物耐震事業に関しては、まだちょっと不明な点がありますので、引き続き今後もやりとりをお願いしたいということを一言述べておきます。  あと、今回下水と歴文の関係で施設については、建築確認について、いろいろ課題があったということで、ただ、一方で指導はしっかりしていただいているという話は伺っております。先ほども述べましたが同じ市の中だから何とかしてくれるんじゃないかみたいなことが出てこないように、やはり民間に向けての面もありますので、対応をお願いしたいと思います。  最後に、大谷・小鹿地区のまちづくりです。先に1点だけ述べさせていただくと、先日の総会も参加させていただいて、準組合員の人たちが、地権者なり関係者に説明をするんですが、何せ一般市民なものですから、なかなか説明資料も行き届かないところがあったり、説明もそんなにスムーズにできていないところがあります。ぜひとも市でもサポートしていただきたいということと、あと、市の側の説明も、まだ決まっていないから詳しく言えないということもありました。ただ、決まっていないから言えないんじゃなくて、片山・恩田原のときはこうだったよとか、ほかの場合はこうなったらこうなるということを、もう少し具体に説明していただけたら、大変ありがたいと思っています。変わりゆくまち並みを見て、地域の方々も大変期待しているところでありますし、課名もいよいよ大谷・小鹿まちづくり推進課という名前に変わっていくということで、ぜひとも進めていただきたいことと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。 123 ◯児嶋委員 志政会といたしまして、今回の議案について賛成という立場取らせていただきます。  意見・要望ですが、ちょっと件数多いんですけれども、草薙駅前通線整備事業については、事前に頂いたイラストでは、道路空間にオープンカフェみたいなものがございまして、市民が有意義に活用できるような、魅力的な空間にしていただきたいと思います。  それから、中之郷9号線整備事業については、これは学生さんの安全第一というところですので、安全を確保できるよう、通行しやすい道路の整理をお願いしたいのと、あとは暗い時間帯に通行することも考慮して、不審者の対応なんかも含めて、道路の明るさもしっかりと対応してもらいたいと思います。  それから、由比・蒲原地区地域内交通検討支援事業については、これは地域住民が中心にやられて、非常にいい事例かと思いますが、これを持続していくという意味では、地域住民の協力がずっとやっていかないといけないというところもございますので、地域住民の理解を続けながら、蒲原からまた、由比のほうも含めて進めていただきたいと思います。  それから、清水駅東口周辺歩行者ネットワーク整備事業については、3月4日の日経新聞に、「清水駅前にサッカースタジアム」との見出しの記事があって、本文には、まだ建設候補地は5案というふうに書いてはございましたが、サッカースタジアムは市民の期待も大きい事案であるため、今回予定しているペデストリアンデッキからエネオス製油所跡地につながる歩道橋はもう考慮していただいているということですけれども、できた場合にはかなり道幅が広い歩道橋が必要かと思いますので、その辺もしっかりと考慮いただきたいと思います。  それから、鯨ヶ池周辺整備事業については、新東名の新静岡インターから非常に近く、立地も非常にいいというところですので、魅力的になるように整備していただくと同様に、費用対効果もしっかりと検討、確認いただきたいと思います。  それから、木造住宅耐震補強事業費助成については、耐震化が必要な住宅に対して、ダイレクトメールや電話でもお知らせしているということですけれども、やっぱり費用負担がこの住民にもあるということで、なかなか難しい面もあるかと思いますが、実際に大きな地震が来たら、家屋が倒壊して、居住者の命を失うことにつながりますので、引き続きの御対応を、よろしくお願いしたいと思います。  それから、公共建築物計画保全支援システム機器設置費については、これ過去の図面とか、設計書を庁内で活用できるといういいシステムと思います。5年ごとにアップデートもできるということですので、利用者の意見を聞きながら、より使いやすくアップデートを、5年ごとにしていただければと思います。  最後に、東静岡駅周辺土地区画整理清算金会計についてですけれども、これ、場合によっては、道路を広くして、土地面積が減りながらも、価値が上がるからということで、面積が減りながらもお金を支払うというケースもあると認識してございます。今回の東静岡では、だからという文句とか、そういう方はいらっしゃらなかったということですけれども、そういう方もいらっしゃるということで、今後は引き続き丁寧な対応していただきたいと思います。 124 ◯天野委員 街づくり研究会です。  本日の議案に関しては、全て賛成させていただきます。  また、意見・要望としましては、まず、静岡駅南口駅前広場再整備の件で、ルノワールの像ですけれども、この場所に30年近く設置されてきたと思います。本物のルノワール像が静岡にあるということを知らない市民の方もまだ結構いらっしゃると思います。先ほどお話にも出ましたが、移転も考えておられるということですので、ぜひ目立つところに置いたほうがその価値が上がるんじゃないかなと思います。  大浜公園PFIに関しては、4回説明会していますということで、近隣住民の方も理解はされていると思いますけれども、これからも懇切丁寧にお話ししていただくほうがいいんじゃないかなと感じております。再整備が終わって、年間を通したにぎわいが生まれることを望んでおります。 125 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第28号、議案第34号、議案第44号中所管分、議案第53号、議案第54号の5件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第28号ほか4件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 126 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、議案第28号ほか4件は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 127 ◯畑田委員長 ここで、本日出席の当局の皆様のうち、3月末をもって退職を迎えられます方々を御紹介いたします。  お名前をお呼びしますので、恐れ入りますが、演台の前までお願いします。  都市局長、宮原様、清水駅周辺整備課長、藤森様、建築部長、新庄様、建築指導課長、村上様、設備課長、織部様。  皆様におかれましては、長きにわたりまして本市の各種行政に携わっていただきまして、誠にお疲れさまでございました。都市建設委員会一同、心から厚く御礼申し上げる次第でございます。ありがとうございました。  それでは、代表しまして、ここで宮原様より一言御挨拶をいただければ幸いに存じます。よろしくお願いします。             〔都市局長挨拶〕 128 ◯畑田委員長 委員会の皆さんと共に、皆様のこれまでの御活躍に対しまして、改めて感謝の意を込めまして、拍手を送りたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)  席にお戻りください。  次に、報告事項に移りますが、関係のない説明員の方は、退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ──────────────────────────────
    129 ◯畑田委員長 次に報告事項に移ります。  大浜公園再整備事業費債務負担行為の廃止の専決処分について、報告を聞くことといたします。 130 ◯桑原緑地政策課長 大浜公園の再整備事業に係る債務負担行為の廃止の専決処分について御説明いたします。  議案集8)予算事項別明細書の526ページをお願いいたします。  下から2段目、大浜公園再整備事業費の令和4年度から21年度までの債務負担行為は、令和3年度11月議会にて承認いただいたもので、PFI事業者の公募を令和3年度に実施するため設定させていただいたものであり、今年の3月1日に公募を開始したところでございます。PFI事業者との契約締結は、令和4年度中の見込みであることから、本債務負担行為は3月31日をもって廃止の専決処分を行い、次の議会で報告させていただきます。  なお、今後のPFI事業の実施につきましては、530ページ下から3段目の大浜公園再整備事業費(その2)により、改めて債務負担行為を設定させていただき、令和4年度中の事業契約の締結と、それ以降の事業を進めてまいります。 131 ◯畑田委員長 ただいまの報告に対しまして、質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 132 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終了いたします。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 133 ◯畑田委員長 以上で、都市局所管分の審査を終了いたします。  明日は建設局所管分の審査を行います。  これをもちまして都市建設委員会を散会いたします。                 午後2時6分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  畑田 響 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...