静岡市議会 2022-02-09
令和4年 観光文化経済委員会 本文 2022-02-09
上段、13番、
地域型宿泊誘客事業費助成については、
市内宿泊事業者を中心とする団体が地域の実情に応じて実施する
誘客事業に対し助成するものです。
昨年12月20日までの事業を第1期として令和3年2月補正において、12月21日以降の事業を第2期として令和3年9月
補正予算において助成し、1月31日現在、静岡、清水、梅ケ島のエリア、それぞれの団体で事業を実施していただいております。
静岡及び清水のエリアについては、
まん延防止等重点措置の適用になった昨年8月以降事業を停止しましたが、
感染状況が落ち着きを見せた12月以降再開いたしました。しかし、再度、
重点措置が適用され、1月27日からは事業を全面停止しております。
また、
梅ケ島エリアについては、
感染拡大の状況を踏まえ、1月以降に予定していた第2期事業の実施を見送ったところでございます。今後、感染症の
収束状況を見据えながら、
事業再開等について団体と協議してまいります。
少し飛びまして、28ページをお願いいたします。
下段、6番、
県内マイクロツーリズム推進事業については、静岡県が実施する
県内観光促進キャンペーン「
バイ・シズオカ~今こそ!しずおか!!
元気旅!!!~」に合わせて実施する事業で、
宿泊スタンプラリーや
市内観光地を周遊できる
企画乗車券等の割引を行うものです。
新型コロナウイルスの影響により一時停止した
キャンペーンを昨年10月22日から再開し、1月10日まで実施いたしました。集計中ではありますが、1月31日現在、
宿泊スタンプラリーには推定で約7,000名が参加し、割り引いた
企画乗車券等の
販売件数は7,548件、割り引いた
体験プログラム利用件数は5,682件となっております。
右側、29ページ、上段、7番、
新型コロナウイルス感染症対策奨励金については、静岡県が実施する「ふじのくに安全・
安心認証(
宿泊施設)制度」について、市が定めた期限内に認証を取得した市内のホテル、旅館などに対し奨励金を交付するものです。
昨年12月28日が本市への
申請期限でしたが、
交付施設数は106施設、交付額は530万円となっております。
下段、8番、
団体旅行等誘致事業については、2か所以上の
市内観光施設等を利用するツアーの開催や造成を行った
旅行会社に対し、するが
企画観光局が事務局を担う
実行委員会から助成するものです。
1月31日現在、合計125本のツアーの開催に対し
交付決定をしております。
まん延防止等重点措置の適用により、1月27日のツアーからは全面的に助成を停止しております。今後の
感染状況によっては
再開検討の可能性もありますが、首都圏や愛知県等の
まん延防止等重点措置が延長される場合には、事業の再開は困難であると考えております。
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◯大村経済局次長 商工部所管の
新型コロナウイルス感染症対策として実施している事業のうち、
前回報告時以降、進捗のあった主な事業について報告いたします。
進捗状況の報告の冊子の21ページをお願いします。
上段、
ナンバー27、
地域消費促進事業費助成は、
地域経済の活性化を図るため、
クーポン発行による
消費促進事業を行う
商店街団体等に対し、その事業に関わる経費を助成するものです。
商店街や
大型商業施設だけでなく、美容業の組合など幅広い団体から申請があり、計49団体、約2,000店舗に御参加いただきました。
当初9月までの
実施期間としておりましたが、
新型コロナウイルス感染症の
拡大状況を踏まえ12月まで延長しまして、現在は各団体からの
実績報告をいただいているところでございます。
次に、大きく飛びまして、44ページをお願いします。
上段、
ナンバー37、
モバイル決済サービスを活用した
地元消費拡大促進事業第2弾は、
モバイル決済サービスを提供する
事業者と連携した
ポイント還元キャンペーンを実施し
消費活動の拡大を図ることで、小売業、飲食業、その他
サービス業などの
市内中小店舗を支援するものです。
令和3年11月19日から12月18日までの1か月間、
キャンペーンを実施し、約34億円の
消費喚起効果があったと見込んでおります。
続いて、右側、45ページをお願いします。
下段、
ナンバー40、
新型コロナウイルス感染症対策特別利子補給事業は、静岡県の
制度融資、
経済変動対策貸付けと協調し、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業況が悪化し借入れを行った
中小企業者等に対し、当初3年間、実質無利子となるよう
利子補給を実施するものです。
今年度の事業では、令和2年10月1日から令和3年9月30日までに支払った利子を
申請対象とし、2,119件、6億4,900万円余の給付を完了しております。
次に、1枚めくりまして、46ページをお願いします。
下段、
ナンバー42、
中小企業等事業継続強化事業費助成は、
中小企業者等を対象に
業務継続計画、いわゆる
BCP等の策定と同計画に基づく
設備投資に要する費用を助成するものです。
令和3年8月2日から10月6日の約2か月間申請を受付し、183件、9,800万円余を
交付決定しており、現在、各申請者から
実績報告をいただいているところでございます。
その他の
進捗状況については報告書に記載のとおりでございます。
7
◯増田農林水産部長 続きまして、
農林水産部所管の事業について、主な
進捗状況を報告させていただきます。
同じく
進捗状況の報告、50ページをお願いいたします。
上段、
ナンバー49、
農産物地産地消
拡大事業は、
新型コロナウイルス感染拡大の影響により売上げが減少したワサビ、花卉、
石垣イチゴの3品目を対象に地産地消の拡大を図ろうとするものです。
1月31日現在の
実施状況は、ワサビについては、市内46の飲食店から市内産ワサビを使った新たな
メニュー導入を検討するための試供品の申込みがあり、2月1日から試供品を受領した飲食店による
ワサビメニューの提供を開始しております。
花卉については、婚姻届を提出した市民に
市内生花店で花束と交換できる引換券824枚を交付いたしました。また
石垣イチゴについては、市内へ転入届を提出した市民に
イチゴ狩りの招待券1,559枚を交付しました。なお、
花束引換券と
イチゴ狩りの招待券の
配布期間は本年2月28日までの予定です。
下段、
ナンバー50、「静岡市のお茶」
愛飲促進事業は、
新型コロナウイルスの影響を受けたお茶の
消費拡大及び
子供たちの
愛飲促進を図ることを目的に
市内小中学校へ給茶機を設置するものです。
1月31日現在の
実施状況は、設置が決定している葵区3校、清水区4校、計7校のうち、昨年12月に
清水辻小学校と清水第六中学校の2校の設置が完了しました。残り5校についても順次設置に向けた準備を行っており、今年度中に設置される予定です。
右ページに移りまして、上段、
ナンバー51、中
山間地移住促進事業は、
新型コロナウイルス感染拡大による
地方生活へのニーズの高まりから、中
山間地域空き家情報バンクの物件への問合せが増えているため、バンクへの
登録物件を増やすことを目的に
物件登録者への協力金を支給するものです。
1月31日現在の
実施状況は、
空き家物件新規登録者件数が10件、
協力金支給件数が9件となっております。
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◯尾崎委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。
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◯尾崎委員長 次に、
議案審査に入ります。
議案第1号中所管分、議案第8号及び議案第12号の3件を
一括議題といたします。
議案審査の順序としましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見等を述べていただき、採決を行います。
それでは、順次、当局の説明をお願いします。
〔
当局説明〕
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◯尾崎委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。
発言の際には、議案書の番号、
ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。
それでは、質疑がありましたらどうぞ。
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◯高木委員 資料-1の9ページ、まちは
劇場推進課の、まちは
劇場TRY’22
開催事業負担金についてお尋ねします。
まず1つは、TRY’22という名前についてお聞きします。
この名前の名称の由来及びこの名前をつけた思いを聞かせてください。
12
◯鈴木まちは
劇場推進課長 ただいまの事業の名称の由来とその思いについてということでございますが、現在、
コロナ禍で
イベントの中止が相次いでおりますが、このような状況の中でも
イベントの回復を市民の皆さんの総力で達成しようという思いで、それをみんなでトライしようというメッセージを込めて名づけました。
まちは
劇場TRY’22は、まちは劇場2030年の目指す姿に向け、
コロナ禍においても
イベントの回復や持続的な開催を支援し、そして
社会活動や
地域経済活動を活性化させることを目的に
市内全域の
イベントを対象として1年間にわたって実施するものであります。
イベントの開催を通じてまちのにぎわいを取り戻すために、この
コロナ禍においても
イベントの回復を、
イベントをやるんだという機運を醸成する、そのようなことをTRY’22の名称に強い思いを込めております。
13
◯高木委員 続いて、同じ項目でございます。
この中に書いてございます
オープニングイベントは、まずどのようなことを行うのか。
続きまして、
イベント開催奨励金の対象はどのような
イベントであるのか。具体的な
イベントが決まっているようであれば、それらも教えてください。
加えまして、
イベント開催奨励金算出に当たりまして幾つかの区分があるようですけれども、それはどのようなものか、教えてください。
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◯鈴木まちは
劇場推進課長 幾つか御質問がありましたが、まず
オープニングイベントはどのようなことかということですけれども、まちは
劇場TRY’22の開始に向けて、広報や
市内一丸となって
イベントを回復させるという
機運上昇のために、令和4年4月1日金曜日の
静岡まつりの前夜祭の
ステージを使いまして、TRY’22事業の開始を宣言する
開始宣言と余興等の
ステージを実施する予定です。
また、その余興の中には、まる
ちゃん音頭の披露や地域の
伝統芸能などを現在調整しているところでございます。
続いて、
イベント開催奨励金の対象の
イベントはどのようなことかという御質問であったと思いますが、こちらのボードで説明させていただきます。
まず、
対象イベントは、現在、当局の推進案でございまして、今後、
推進委員会で審議し決定する、ただいま、案の状況のものでございます。
対象イベントは、
交流人口に関わるもの、それから
地域経済の活性化、文化の振興等に寄与する
イベントを対象としており、それから春夏秋冬のそれぞれ1回まで、年4回エントリー可能としております。
そして、静岡市が補助する
イベントというのは最大20万円を上限としております。
また、対象外となるものはどのようなものかということで、国・県・市などの行政が主催する
イベント、そして、まちは
劇場推進課が補助する
イベント、それから中止となった
イベント、これは補助の対象外としております。
また、奨励金の実績による加算式で最大70万円ということで設けておりますが、この
審査区分は3つありまして、
イベントの開催に関わる事項といたしまして、飲食、物販の有無、
開催日数、それから
開催回数、そしてスタッフの数、このような項目を加味いたしまして、それぞれ
ポイント制を取りまして5万円、10万円、20万円と、この項目、区分につきましては上限が20万円。
そして、消費の拡大に向けた取組といたしまして、これは
参加人数を基準としておりますが、300人以上で10万円、600人以上で20万円、1,000人以上で30万円と、最大30万円。
そして、まちは
劇場推進の取組といたしまして、
プロモーション活動に協力していただけることに10万円。この
プロモーション活動につきましては、このボードの右肩にありますけれども、この「ON STAGE SHIZUOKA」というこの
ロゴマークを掲出していただいたり、チラシに刷り込んでいただいたりするような
プロモーションです。
そして、まちは劇場の目指す姿に向けた取組といたしまして10万円、ここの区分としまして上限が20万円、合わせて最大70万円というような区分を設定しております。
次に、具体的にイメージしている
イベントはあるのかという御質問だったと思いますが、例えば
音楽ステージ、それから踊り等で集客する
イベント、地域の公園で特産品の販売やまちなかで
クラフトショップやマルシェなどの開催などで人流を誘客する
イベントなど、このような多彩な催しを想定しております。
続いて、奨励金の算出に当たりましては、先ほどの区分で説明させていただきましたので、説明は以上です。
15
◯高木委員 すみません、同じ項目でもう1つ教えてください。
推進委員会を組織して実施するということが書いてあるんですけれども、この
推進委員会の
メンバーの想定と
推進委員会の主な仕事というのはどういうことになるのか、教えてください。
16
◯鈴木まちは
劇場推進課長 ただいまの
推進委員会の
メンバーと、それからその仕事です。まず最初に仕事について述べさせていただきますが、
推進委員会の仕事といたしましては、ホームページとか
SNS等による
広報活動、そして
エントリーイベントの公募、そして
エントリーイベントの審査、決定、そして奨励金の交付、以上のような活動、そして事務を仕事として考えております。
それから、
メンバー構成についてでございますけれども、
メンバーは静岡市、そして3区の
自治会連合会、それから
民間企業で構成を考えております。
選考に当たりまして、企業の選出でございますけれども、令和3年度に静岡市と
包括連携協定を締結している企業から選考しております。この
包括連携協定も、市の
創生事業として理解を得られている企業だということで考えております。その具体的な企業でありますけれども、
明治安田生命、大塚製薬、天神屋、これら企業などを考えておりまして、現在調整中でございます。また、それ以外にも市の
イベント事業に貢献していただいている企業など、そういったところも今、調整中でございます。
17
◯高木委員 次に、資料-1、16ページ、
産業政策課所管、事業再
構築促進支援費助成についてお伺いさせていただきます。
そもそも国の事業であるところの事業再
構築補助金とはどのようなものか、具体的に目的、対象、
補助割合、
補助金額の上限等について教えてください。
18
◯金丸産業政策課長 国の事業再
構築補助金ですけれども、これは昨年度から始まった補助金でございまして、昨年の3月に第1回の公募で、現在、第5回の公募の期間中となっています。
この補助金の目的ですけれども、
ポストコロナ、
ウィズコロナ、この
社会経済の変化に対応して、
中小企業の思い切った事業の再構築を支援して
日本経済の
構造転換を図っていこうということが目的となっています。
内容としましては、今回の
新型コロナの影響で売上げが減少した
事業者が事業の再構築、いわゆる新分野への展開ですとか、
あと業態、事業、業種の転換、そういったことに取り組む際の
設備投資であるとか
販売促進、そういったところの費用、ハード、ソフトの費用の部分を支援していくものでございます。
補助の割合ですとか上限ですけれども、かなり類型が細かく、
事業者の規模だったり、事業の内容だったりで設定されているんですけれども、全体でいいますと、補助率が3分の1から最大で4分の3で、補助の上限も500万円から最大で1億5,000万円、そういった幅広い設定となってございます。
19
◯高木委員 その中で不採択が多いという話でございますが、静岡市の中での申込み件数、そのうち採択になったもの、不採択になった件数はどういうふうになっているのか、また不採択になったものの理由とはどんな理由か、それとこの不採択の状況ですけれども、全国的な状況とはどんなでしょうか、教えてください。
20
◯金丸産業政策課長 こちらの採択の状況ですけれども、今まで3回目までの
採択状況を国が公表しておりますので、3回分までの数字で言いますと、まず
申請件数自体は、県全体のくくりになっていますので、県全体で1,681件、これを推計で市内の
事業所数の割合で割り戻しますと、推計としては3回目までに約350件の申請があったんではなかろうかと見ております。
このうち
採択件数ですけれども、これは
市レベルで公表されていまして、合計で約350件の申請に対して計150件、いわば採択率約43%ほどとなっております。
全国的な状況ですけれども、これも3回目までの合計で見ますと、全国的には採択率が約47%ということなので、本市の約43%は若干採択率が低い、厳しい状況となってございます。
あと、不採択の理由ですけれども、個々に様々なケースがあると思うんですけれども、まず採択に当たっては、しっかりとした計画、合理的で説得力がある計画を作りなさいと、中身としてはこの
補助事業の終了後の3年から5年以内に
付加価値の総額を
年率平均で3%以上増加させなさいという基準が1つございます。ですので、それをきちんと証明するための計画をつくるということで、審査の観点としては、この事業のアイデアだけではなくて、自社の強みだとか弱み、
あと市場の分析がしっかりなされているかであるとか、その中で課題やリスク、そういったことに対してどう対応していくのか。あと、具体的な
実施体制やスケジュール、
収支計画、そういったものの見込みがしっかり合理的であるのか、そういったところの厳しい審査になっているということでございますので、そういったところのハードルがかなり高いと捉えてございます。
21
◯高木委員 今聞いたところ、非常に厳しい採択条件があるのかなというところでございますね。
それに対して、ここの認定経営革新等支援機関がその申請書の作成に関して支援をして作成をしていただけるということなのかなという感じですけれども、これらの
事業者は、事業計画策定にたけている、これまで経験上やっている業者を選んでいるのか、初めてだとなかなか難しいんだろうなという感じの中で、この支援機関という人たちの経験具合というのかな、その辺を、すみませんが、教えてください。
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◯金丸産業政策課長 認定経営革新等支援機関、いわゆる支援機関と言っていますけれども、これは
中小企業を支援できる機関ということで、経済産業省が認定した機関で、具体的には
中小企業診断士であるとか税理士、経営コンサルタント、あと商工会議所、金融機関等が認定されております。
これらの支援機関は、日頃から
中小企業支援に関する専門的な知識であるとか実務経験を有しているということで、この補助金以外にも様々な補助金ですとか、税制の優遇制度の活用支援を幅広く行っております。ですので、今回のこの支援につきましても、
事業者の財務の状況であるとか経営課題の洗い出し、先ほど申し上げました計画策定に必要な支援についてしっかり対応していただく。さらに、つくって終わりではなくて、やはり計画を実行してそのフォローアップも大事になってくるものですから、そういったところにもしっかり関わっていただける機関と捉えてございます。
23
◯高木委員 とすると、個別にも申請ができる中で、やっぱり自分で申請書をつくっているよという業者はなかなかハードルが高いよと。だけど、こういうプロの方にお手伝いしていただいた皆さんは、この申請書の通り具合が割合いいという中で、そういう支援機関にサポートしてもらうことでよりよくなると考えていいのかなという感じですけれども、いかがでしょうか。
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◯金丸産業政策課長 おっしゃるとおりで、もともと国の補助金のスキーム自体も、
事業者単体ではなくて、しっかり認定支援機関と共に作成するというのも1つの条件になっています。ですので、現実的にはそういったところが、例えば商工会議所なんかが無償で一般的な相談の中で対応しているケースというのもございます。
中には、やはり専門的であるとか特殊性のある事業になると、そういった一般的な対応だけでは難しい。いわゆる有償のそういった支援を受けて対応していく状況が多い実態を我々も把握していますので、この補助金も難しいから諦めようですとか、何回も手を挙げて採択されなくて、途中で諦めてしまったりするケースも多いという状況もありますので、そういったところの支援を少しでもしていきたいと考えでおります。
25
◯高木委員 最後に、資料-1の18ページ、農地整備課さんの県営土地改良事業負担金、池ノ沢地区についてお願いします。
まず、池ノ沢地区全体の事業概要について教えてください。
26 ◯木下農地整備課長 まず、池ノ沢地区の事業概要でございますが、これは、県営事業で実施していただいています畑地帯総合整備事業です。
池ノ沢地区は、事業年度が令和元年度から令和7年度の7か年で実施計画されており、全体事業費15億1,000万円、整備面積、受益面積が10.9ヘクタールで計画されております。進捗率につきましては、令和3年度末で事業費ベースで19.6%となっております。
27
◯高木委員 すみません、もう3つぐらいありますので、お付き合いください。
畑総事業の中で、よく創設非農用地の設定というのをしてあるんですけれども、この池ノ沢地区についてはあるものか、ないものか、あるとすればどのような非農用地への機能の導入を考えているか、教えてください。
28 ◯木下農地整備課長 創設非農用地の設定があるか、どのようなものかということでございますけれども、池ノ沢地区につきましては一部別事業、これ別事業とは、尾羽地区と茂畑地区を連絡する農業集落道を、今、県で造っていただいています。この農道の用地を創設非農用地として設定して、その売却益を地元負担金に充てております。
しかしながら、受益面積が10.9ヘクタールと小さいために、これ以上の創設非農用地の設定はございません。
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◯高木委員 では、最後にまとめてお聞きしますけれども、今回の補正の負担金が1億1,200万円ですので、事業としては1億円かなと想定します。そうすると、この1億円の事業費はどのようなものか。そして、これが増額となった理由は何か、そして、この増額になったことによって全体事業が早まるとかの
進捗状況に影響はあるか、3つについて教えてください。
30 ◯木下農地整備課長 まず、今回の補正で約1億円の事業費の増額があって、それに関する内容はということでございますけれども、事業の内容につきましては、調整池の整備、あと造成の基盤となる土の切土、盛土を行っております。
次に、事業費が増額となった理由と、それによっての進捗でございますが、今回の補正は、国の経済対策に伴う経営事業の認証増により県への負担金が増額となったために補正するものでございます。
この事業の進捗につきましては、完成年度までが早まるものではございませんが、事業費が1億円分前倒しになったことから当初の計画よりは進んでおります。
31 ◯堀委員 私からは、資料-1、31ページの静岡市民文化会館再整備基本設計業務経費、債務負担行為について伺います。
まず、前提としてですが、どのような経緯で今回再整備を行うことになったのか、お聞きしたいのと、それと基本構想と基本計画が先月まとめ上げられたわけですけれども、その概要についても併せて教えてください。
32 ◯萩原文化振興課長 まず、静岡市民文化会館の現状ですけれども、静岡市民文化会館は昭和53年11月の開館から43年が経過しておりまして、給排水、衛生、空調、スプリンクラーなどの設備等が老朽化しておりまして、修繕により辛うじて機能を維持している状況にあります。加えまして、ホールにエレベーターがないなど、バリアフリー等の未対応の点も多くありますので、再整備の必要性が高まっておりました。
次に、ここまでの検討経緯についてですけれども、まず平成30年度に文化施設、スポーツ施設が集積する駿府町地区で、静岡市民文化会館とアリーナの複合施設の整備に係る検討を行った静岡市駿府町地区文化スポーツ施設整備方針では、アリーナの整備は当該地では行わず、当該地での静岡市民文化会館単独での再整備の方針が示されました。
これを受けまして、令和元年度から現状調査、全国の文化会館の動向調査等の基礎調査、あと整備手法の検討を行いまして、整備コスト、休館期間等を比較検討した結果、改修方法を創造的改修とする静岡市民文化会館再整備方針を策定いたしました。
その再整備方針を踏まえまして、市民ワークショップ等で意見を聴取しながらまとめた静岡市民文化会館再整備基本構想・基本計画の案につきまして、昨年6月末から30日間のパブリックコメントを実施した上で、令和4年1月に静岡市民文化会館再整備基本構想・基本計画を策定させていただきました。
続きまして、この基本構想と基本計画の概要についてですけれども、まずは基本構想の概要について説明させていただきます。
お手元のA3の静岡市民文化会館再整備基本構想・基本計画(概要版)を御覧いただきたいと思います。
まず、今回の整備手法であります創造的改修についてですけれども、こちらはバリアフリーや感染症対策等の安全・安心面での改修、ホールの音響、照明設備等のホールとしての基本的な性能の向上に加えまして、市民の皆さんからニーズが高い、練習や発表等の文化活動に利用できる部屋を整備することによりまして、将来にわたりまして使いやすく愛される文化会館にするというものです。
続きまして、資料右側にまとめてありますけれども、再整備後の文化会館のあるべき姿を表す基本理念を「劇場が日常になる、日常が劇場になる~文化芸術を楽しみ、新しい世界と出会い、人と分かち合う場となる~」とさせていただきました。
こちらの意味は、特別なときだけではなくて、日常的にも気軽に訪れてゆったりとした時間を過ごしたり
イベントを楽しんだりすることで、そのようなことができる魅力的な場所として、まちは劇場の拠点施設として位置づけていこうというものです。
次に、裏面の基本計画のポイントについて御説明させていただきます。
再整備後の文化会館はどうなるかという点につきましては、2の改修後イメージにまとめています。
まず、現在とほぼ同規模の大ホールは約2,000席、中ホールは約1,000席を確保しながら、要望の多い女性用トイレの増設といった使い勝手の向上や、エレベーターの設置といったバリアフリー化、感染症対策としてロビーの拡張や換気設備の機能強化を図って安全安心面の改修を行います。
また、市民の皆さんの文化活動を支援するために、練習や発表ができるようなスタジオや練習室の整備、さらには屋外での文化活動もできるように、気軽に立ち寄りたくなるような魅力的な場所となるために文化会館前の広場の整備も併せて行う予定です。
33 ◯堀委員 説明をお聞きして、基本構想・基本計画が市民の声をワークショップやパブリックコメントを経て反映されていると理解しました。
その上で、具体的に利用者目線で、改修前と比較して、改修後どのような点が改善されているのか、教えてください。
34 ◯萩原文化振興課長 どのような点が改善されるかについてですけれども、静岡市民文化会館の大ホールは様々な舞台の上演にも応え得る大きさと仕様を現在でも兼ねそろえておりますので、コロナの影響を受ける前の利用状況は、市民利用だけではなくて興業の利用も大変多くいただいておりまして、毎年度80%を超える高い稼働率となっておりました。
しかし、来場する市民の皆さんからは、どうしても今の客席の椅子幅が狭いですとか、客席内の前後の間隔が狭くて通りづらいですとか、見やすい客席にしてほしいといったお声をいただいております。また、どうしても文化会館前の駐車場からの動線や建物内の移動に対しまして、エレベーターがなかったものですからエレベーターの設置を求める声も多くいただきました。
そこで、大ホールと中ホールにつきましては、現状の客席を確保しながらもゆったりと快適な客席空間となるように客席を更新させていただいて、客席幅と前後の間隔を広げる整備を行います。また、地下の駐車場からロビーまでと、あと建物内の1階から2階へのエレベーター設置も計画しております。雨に濡れずに移動可能なルートや屋外待機スペースの整備も行うことで、建物に到着するまでの間も快適な空間となるようにしていきたいと考えております。
そのほかにも、感染症対策としまして、これは本当に
コロナ禍によって新しい課題だと思いますので、この新しい課題につきましては、ロビーを拡張することによってより密集が避けられるような空間づくりを進めたり、ホール自体の換気機能を強化することで、安心して施設を御利用いただけるようにしていきたいと考えております。
35 ◯堀委員 今、建物の改善点、改修点についてお聞きしたんですけれども、この配布された資料には建物だけではなく広場についても改修するということになっていますが、具体的に利用者がどのような形で使えるようになるのか、イメージしやすいように教えていただきたいと思います。
36 ◯萩原文化振興課長 広場の整備につきましては、文化会館の建物前の広場が現在、開園前の待合スペースや休憩所、そういった形で使われているんですけれども、現状ではそれほど多く活用されているとは言えない状況です。
こちらの広場に対しての市民の皆さんからいただいた御意見としましては、やはり多目的に利用できる広場や
イベントスペースの設置等を求める声が多くありました。
そこで、気軽に立ち寄りたくなるような広場を目指しまして、
イベントも開催しやすくなるように電源盤等の設備を設置したり、あと建物内と広場、駿府城公園周辺エリアとの間で連携した
イベントが開催できるような、歩きやすいルートのレイアウトにすることで整備を行っていきたいと考えております。
37 ◯堀委員 市民文化会館の質問は以上で終わりにして、次に資料-1、17ページの清水港港湾整備事業費負担金について伺いたいと思います。
増額補正の実施事業ということで、新興津岸壁と江尻地区岸壁、日の出岸壁ほかと示されていますが、その概要について教えてください。
38 ◯谷川原海洋文化都市政策課長 清水港港湾整備事業費負担金の事業概要ですが、現在実施されている負担金の対象事業は、国直轄事業7事業で、県事業が17事業、合わせて24事業ですが、今回増額する事業が今委員のおっしゃった事業の主なものとなります。
まず、日の出岸壁の改良事業ですが、こちらは大型客船が日の出岸壁に2隻着岸できるような、そういった形に向けて引き続き岸壁の改良、特に日の出の南側の岸壁のところですけれども、そこの改良を実施しているものです。
それから、新興津岸壁の改良事業は、今年度新規事業化されたものですが、岸壁を延伸するための事業で、その内容としましては、その改良に係る調査設計、それから既設構造物の撤去、こういったものが内容になります。
そして、江尻地区の岸壁改修事業です。
こちらにつきましては、フェリーが日の出ふ頭から江尻のほうに移転するに当たりまして、それに向けた土地造成に係る埋立地の地盤改良、それからケーソン、よく基礎なんかに使われる鉄筋コンクリートの箱のようなものですけれども、その製作の工事を主なものとしてやっております。
39 ◯堀委員 最後の質問ですが、今、江尻地区岸壁の改修事業について、フェリー乗り場移転に向けた工事でありましたけれども、昨日、マリナートから高木委員と共に当該地を見ました。今のところ特に変化はなかったわけですけれども、県の事業ということでありますが、一清水区民としても非常に期待しているわけでありまして、一体このフェリー乗り場の工事全体の完成時期と供用開始がいつ頃になるのか、スケジュールが分かれば現時点で教えてください。
40 ◯谷川原海洋文化都市政策課長 江尻地区の岸壁改修事業の完成供用時期についてでございますが、現在のところ県から聞いている情報によりますと、先ほど申し上げましたように岸壁の詳細設計ですとかケーソンの製作、それから来年度から海上地盤改良を夏頃から行う予定だということを聞いております。あとは、ほかにも施工区域内にバンカー施設、船の給油施設がございますけれども、そちらの移転のための補償設計、そういったものもやっておると聞いております。
そういったものを1つずつクリアしながら、岸壁の完成供用時期は令和5年度を目途というふうに現段階で聞いております。
41 ◯繁田委員 1つだけお伺いします。
私は、議案集3)、事項別明細書の23ページ、歳入の部分です。
山間地開発費寄附金、それから工業振興費寄附金、この2つがございますけれども、とりあえず山間地開発費寄附金は、これ議案説明会で伺っていますけれど、もう一度確認いたします。どういう経緯でもって、どこから寄附されるのか、それとこの寄附金をどういうふうに活用されようとしているのか。
まず、これは中山間地振興課で答弁いただいて、大きな誤差がなければ、これは産業振興課の答弁は結構です。中山間地振興課長、頑張ってください。
42 ◯桐野中山間地振興課長 山間地開発費寄附金の関係でございますけれども、経緯とか、どういったところからの寄附というお尋ねでございますが、この寄附金は、企業版ふるさと納税を活用した寄附を行うことによりまして、持続的な
地域経済の発展に貢献することを目的といたしまして、信金中央金庫様から寄附されるものでございます。
具体的には、全国の信用金庫の本店所在地の自治体と地域の信用金庫が共同して実施する地方
創生事業に対しまして、1,000万円を上限に信金中央金庫様が自治体に対して寄附するものでございます。
これにつきましては、共同して事業を実施する地域の信用金庫様の推薦が条件となりまして、今回につきましては静清信用金庫様から御推薦をいただきまして採択をされたということでございます。
具体的な事業の内容でございますけれども、この事業につきましては静清信用金庫様と本市、それからオクシズ漆の里協議会との共同事業でございますオクシズ漆の里構想事業が採択されておるものですから、この事業に充当させていただく予定でございます。
このオクシズ漆の里協議会でございますけれども、平成31年度に設立されまして、官民連携によりオクシズでの漆の栽培方法確立のための漆の試験植栽、それから漆に対する啓発活動等を行ってまいりました。
今回の御寄附は、この啓発活動等を踏まえ、同協議会の事業に御理解をいただいたということで、1つの成果であると考えてございます。
具体的な活用の内容でございますけれども、同協議会の事業といたしまして、特に課題となっております試験植栽に係る取組、具体的には鳥獣被害の防除対策、それから植栽地の整備等に充当する予定でございます。
これによりまして、オクシズの漆栽培方法の確立を加速いたしまして、漆の里構想の実現につなげていくよう努めてまいりたいと考えてございます。
43 ◯谷川産業振興課長 すみません、制度自体の説明はあったものですから、簡単に事業の説明だけさせていただきます。
うちのほうは、静岡焼津信用金庫さんの推薦により入っておりまして、金融機関が考えます地元企業の課題解決に係る事業といったことで、
中小企業デジタルトランスフォーメーション支援事業ということで、
中小企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する事業が1つで、もう1つが
中小企業高度人材活用推進事業ということで、企業OBと市内の
中小企業のマッチングによって課題解決していこうという事業が2つ目で、もう1つが多様な人材を活用した
中小企業支援事業ということで、
中小企業等の兼業、副業を含む多様な形態での人材活用セミナーやマッチングを行うということの、この3本の事業に充てたいと思っております。
44 ◯繁田委員 産業振興課長、ありがとう。中山間地だけに頼ろうとしたけれども、やっぱり今聞いてると答弁を聞かなくちゃ分からなかったなと、よかったと思います。今の答弁で、あとの質問をやめます。終わります。
45 ◯浜田委員 では、まず
観光交流文化局所管の事業について質問させていただきます。
まず、資料-1、9ページ、まちは
劇場TRY’22
開催事業負担金について質問します。
先ほどの御答弁の中でも、スキームや目的、事業内容の説明がありました。今回の事業は
イベントの開催におけるにぎわいの創出と、その担い手の育成に主眼が置かれているともありました。これまでの商店街活動や自治会活動の垣根を越えた事業というのは、まちは劇場の新たな取組として高く評価させていただきます。また、奨励金という形で主催者側にとっても利用しやすい形になっている点も、まちは
劇場推進課の熱意が伝わりました。
その中で、奨励金の額や条件など、最終的には
推進委員会にて審査、協議決定とありました。その
推進委員会の構成
メンバーと選考基準も先ほどお話がありまして、地元自治会の方、または地元の企業様というお話を聞いておりました。
ただ、やはりこの事業、とてもたくさんの方に参加していただきたく、まちづくりという意味も込められていることもあります。まちづくりや
イベント開催に特化した有識者などの外部からの意見を取り入れるような構成というのは考えているのか、そのあたりをお答えください。
46
◯鈴木まちは
劇場推進課長 ただいま御意見のありました、
推進委員会の中に有識者等を入れるかどうか、現在のところその考えはございません。
47 ◯浜田委員 また、そのあたりについては意見・要望で述べさせていただきます。
この
新型コロナウイルスの
感染拡大はいまだ予測できない状況だと思います。アフターコロナ、
ウィズコロナを踏まえた感染症対策について、主催者側に対してどのように考えているのか、お答えください。
48
◯鈴木まちは
劇場推進課長 TRY’22の
イベントに関わるコロナ感染対策ということですが、TRY’22にエントリーされました主催者の皆さんには、準備段階から
マスク着用や消毒、検温など基本的な対策を徹底してもらい、来場者の皆様におかれましても同様の対策が必要と考えておりますので、
イベント会場内でそういった呼びかけをしていただくことをお願いしていきたいと思います。
ただし、
イベントの規模や内容によっては、一律的な対策によらず、主催者にその規模に応じた対策をしてほしいということをお願いしていく予定でございます。
49 ◯浜田委員 また、今回の事業一覧の中には、まちは劇場に関連する大型
イベントの中止による事業費の削減などがありました。今後、開催に向けて
実行委員会の課題となるのは
ウィズコロナでの開催となることだと思います。
それを踏まえまして、その際の大型
イベントに対する支援、感染症対策をどのように考えているのか、お答えください。
50
◯鈴木まちは
劇場推進課長 まちは
劇場推進課が補助金を支出しております大規模
イベントにつきましては来場者数が大変多く、それからコロナ感染リスクが非常に高いため、令和3年度に講じましたにぎわい創出
イベント感染症対策事業補助金は、制度を延長しまして、令和4年度もこちらの制度を活用するようにしておりますが、この制度を活用することで主催者が実施するコロナ対策を支援してまいりたいと考えております。
51 ◯浜田委員 コロナ対策についての御答弁、ありがとうございました。
それでは、次の事業に移りたいと思います。
資料-1の31ページ、債務負担行為補正、静岡市民文化会館再整備基本設計業務経費について質問します。
先ほどの御答弁の中でも基本構想・基本計画についての説明がありました。早期着工を進めるため、新規建設ではなく再整備としたこと。またハード面の充実やにぎわいや文化芸術の創出の工夫など、利用者の立場に立った基本構想・基本計画は評価させていただきます。
しかし、その全ての要望を満たす設計となると、これまで以上に高度な設計が要求されると推察されます。今回の基本設計とはどのような内容を委託するのか、お答えください。
また、経費として2年で約2億2,400万円とありますが、その算出根拠はどこにあるのか、お答えください。
52 ◯萩原文化振興課長 今回の基本設計の費用の内容ですけれども、この中には建物の耐震改修、あと内装や整備等の改修、劇場の音響に関する調査、設計に加えまして、地下駐車場、あと広場の設計も含んでおります。
今回の静岡市民文化会館の再整備事業ですけれども、このように大型の劇場を全面改修するものにつきましては全国でも余り先例のない事業です。ですので、予算に計上させていただきました基本設計額につきましては、劇場というやはり特別な用途を加味した上で建築設計事務所に見積りを依頼しておりまして、その見積りを基に算出を行っております。
ですけれども、今後の発注の際にはさらに細部にわたる詳細な確認を行いまして、適切な金額を算出した上で契約の締結をさせていただきたいと思います。
53 ◯浜田委員 それでは、次の質問に移ります。
資料-1、32ページの債務負担行為補正、駿府城公園発掘調査仮設施設設置費についてです。
事前の説明の中で、この設置費は、1年間の延長となっていて、その理由の中で発掘情報館きゃっしるが好評だったというお話を聞いております。具体的にどれほどの反響があったのか、また期間を1年延長する理由をもう一度お答えください。
54 ◯中川歴史文化課長 発掘情報館きゃっしるについての御質問でございますけれども、天守台発掘調査現場に設置しております発掘情報館きゃっしるでは、発掘調査の速報展示、それから発掘成果を紹介するビデオ等を放映しておりまして、またそれに加え、ボランティアガイド等によります来場された方への丁寧な説明を行っております。
この発掘調査で2つの天守台や金箔瓦が見つかるという大きな発見がございまして、全国規模での報道、そしてテレビ番組や雑誌などに取り上げられたこともありまして、幅広く注目を集めている関係で、市内はもとより県内、そして県外からも多くの方々に現地を訪れていただいております。おおむね調査をしている中での傾向としましては、市内が3割、県内が2割、そして県外が半分の5割という結果が出ております。
また、発掘情報館の展示でございますけれども、本年度の8月に全て展示替えを行いまして、以前とは展示の内容を変えてございます。また、さらに毎月1回は必ず展示替えを一部行いながら、新しい情報の公開を続けております。
そのような工夫を行いながら進めておるところでございますけれども、平成28年8月から現場の発掘調査を開始して以降、令和4年1月末までに58万495人の方が来場されておりまして、令和3年3月には来場者50万人達成の記念式典も行ったところでございます。
なお、令和2年度以降につきましては、
新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、来場者につきましては減少しておりますけれども、
感染拡大が比較的落ち着いた時期、今年度も落ち着いたときにおきましては、引き続き県外から多くの方がお越しいただいている状況でございます。
このようなことから、この天守台につきましては人の集まる資源であることが分かりまして、今後続けてまいります、また整備を進めてまいります野外展示の実施までの間、見える化事業を延長させていただいて、さらに多くの方々にこの大迫力の天守台を見ていただきたいという思いでこのようなことになりました。
55 ◯浜田委員 先ほどの御答弁の中で、発掘情報館きゃっしるがとても好評だったということは伺わせていただきました。
ただ、もう1つ、私たちとしても、市民の皆さんも御興味があるということで併せて質問させていただきたいのですが、今後の発掘された遺跡については具体的にどのように考えているのか、現在の検討状況についてお答えください。
56 ◯中川歴史文化課長 貴重な遺跡の今後の方針でございますけれども、発掘されました2つの天守台跡地については、本当に貴重な遺跡、遺構でありまして、こちらは大切に保存していくということがまず第一、そしてこの保存した遺構につきましては、将来へ伝えていかなくてはならないものでございますので、しっかり公開していきながら、かつ保存修復活動も続けていくというふうに考えております。
57 ◯浜田委員 それでは、経済局の所管の事業に移りたいと思います。
資料-1、16ページ、17ページ、デジタルスタンプラリー
キャンペーン事業、また
地域消費促進事業費助成についてです。
先ほどの
観光交流文化局のTRY’22との事業連携とありましたが、具体的にどのような形を想定しているのか、お答えください。
58 ◯石川商業労政課長 まちは
劇場TRY’22との連携についてということでございますけれども、まずは、まちは
劇場TRY’22の開催情報、それからもう1つの事業である地域消費の促進事業、商店街とかで行われるクーポンの事業ですね。その情報をまずは皆さんに広く知っていただくことが重要だと考えております。
このため、今回のデジタルスタンプラリーは、単にスタンプを押して抽選するだけではなくて、まちは
劇場TRY’22の
イベントの開催情報でありますとか、あるいは商店街で行われるクーポンの事業、それを紹介する機能を持たせていきたいと考えております。
いずれにしましても、
イベントに出かけた人、あるいは買物に出かけた人がその周辺、あるいは同じ時期に開催されている
イベントの情報、あるいはお得なクーポンの情報を実施していることを知っていただきまして、実際に出向くきっかけとしてこのスタンプラリーの仕組みを活用していただき、これらの事業を連動させたことによって、回遊性の向上、ひいてはまちのにぎわいを取り戻すことにつなげていきたいと考えております。
59 ◯浜田委員 このデジタルスタンプラリー
キャンペーン事業の中で、回遊させていただき、3か所以上集めると抽選でポイントによる景品がもらえるということが書いてありました。
直近のところで、2月5日土曜日に行われました、もらえる
キャンペーンの景品交換というのがありまして、その際に私も同行させていただいたんですが、用意された景品以上の交換者が集まってしまい、予定会場エリアを越えるほどの列ができてしまったと。やはり配布開始前に予定数を超えたことであったり、もらえなかった方も散見できましたし、また多く人が集まったことにより密になる状況もありました。
本事業では、これらの反省点を生かしてどのような対策を行うのか、またどのように考えていくのか、お答えください。
60 ◯石川商業労政課長 浜田委員御指摘のとおり、先週末、外れ券を含んだ抽選券と景品交換を行う中で、必要な感染対策をしっかりと講じてはおりましたけれども、開始時間に多くの人が集まって、市民の方からも同様の御意見をいただいているところでございます。
現在の
キャンペーンは、いろいろ景品とかを検討する中で、低い当選率を補うためにそうした景品交換を実施したところでございます。一方で、今回のデジタルスタンプ事業につきましては、長いスパンで行うということもございますので、基本的には景品については郵送ということで考えています。
そういったことから、景品交換を行う予定は今のところございませんけれども、今後検討する中で、そうしたことをする場合にはしっかりと感染対策を講じてまいりたいと考えております。
61 ◯浜田委員 次に移ります。
資料-1、17ページ、清水港海づり公園整備事業についてです。
清水港海づり公園は、令和5年の開園予定ですが、今回の工事の未執行により今後のスケジュールにどれほどの影響があるのか、お答えください。
62 ◯谷川原海洋文化都市政策課長 清水港海づり公園のスケジュールへの影響でございますが、今回、上部工に着手する予定が、それができなかったということで、その分遅れる見込みがもちろん出てくるかと思うんですけれども、現在、海釣り施設の上部工の修正設計を行っておりまして、それが令和3年度末、今年度末に完了する予定です。
その中で、その修正設計の中で上部工の新たな施工方法ですとか、あとは施工期間、施工費、そういったものが決定しますので、現時点においては明確な全体スケジュールというのが確定していない状況でございます。
修正設計が終了しましたら、残工事の施工期間ですとか事業費、それからあとは背後地、県が施行しております人工海浜とか緑地、そういったところの事業の進捗を踏まえまして、全体スケジュールを見直しまして、早期の供用開始に向けて頑張ってまいりたいと思います。
また、明らかになり次第、説明をしたいと思っております。
63 ◯浜田委員 スケジュールに影響があるということでしたので、やはりこちらの海づり公園については、周辺地域の皆さんや釣り人についても海づり公園の開園は心待ちにされているというのもたくさん御意見として聞いております。
そういったこともあって、スケジュールへの配慮も改めてお願いしたいとともに、さらに皆さんも気になる1つの点としては、利用料金などのソフト面もそういった形で聞きたいという御意見もいただいております。
現在、利用料金などのソフト面はどこまで決まっているのか、また具体的な指針はいつ頃どのように進めていくのか、お答えください。
64 ◯谷川原海洋文化都市政策課長 利用料金などのソフト面についてですけれども、今後施設の供用開始の少なくとも1年ぐらい前までには、やはり施設の管理方法をどういうふうにしていくのか、例えば指定管理でいくのかどうかですとか、あとは設置条例なんかも案ができていなくてはならない状況になります。ですので、それまでには仕様書ですとか、そういう料金形態というのを考えていきたいと思っております。
それにつきましては、やはり皆さんが利用しやすいような施設を念頭に、本市にも公の施設に関する使用料の設定基準がありますので、今後の管理、運営経費、そういったものと含めて検討していきたいと考えております。
65 ◯宮城島委員 それでは、質問させていただきます。
資料-1の8ページの観光・MICE推進課についてお聞きします。
まず、教育旅行誘致事業費助成についてです。
モニターツアーを実施するとなっておりますが、その中で対象者は近隣県教育
委員会及び
旅行会社と書いてありますが、この対象の近隣県の範囲を教えてください。
66 ◯福地観光・MICE推進課長 教育旅行、モニターツアーの対象となるエリアということだと思いますけれども、実際、教育旅行に来ていただいている出発地ですけれども、登呂博物館なんかでいいますと山梨県が8割近いという状況がございます。それから、首都圏、愛知、神奈川というところが続いておりますので、対象としましてはそういったエリアに周知して、そういうエリアの教育
委員会の皆さんに御参加いただくように考えております。
67 ◯宮城島委員 それと教育旅行について、どこまでが教育旅行なのか、範囲を教えてください。
68 ◯福地観光・MICE推進課長 教育旅行の範囲でございますけれども、私ども、今のところ学校行事となる修学旅行、それから遠足ですとか社会科見学、あと林間学校ですとか臨海学校、そういった学校全体での行事を想定しております。
69 ◯宮城島委員 次に、
団体旅行等誘致事業支援助成についてお聞きします。
こちらは、市内の歴史博物館も含まれると書いてありますが、歴史博物館はプレオープンが7月となっておって、その辺のところがまだはっきり分からないということですが、その支援助成が逆にいうと限りがある助成なので、その助成を先に使って、実際に歴史博物館がオープンしたときにその助成がなくなる危険性みたいなのはないのでしょうか。
70 ◯福地観光・MICE推進課長 歴史博物館のオープン前に補助金がなくなってしまうのではないかというところだと思います。その辺につきましては考慮すべきだなと思っておりまして、予算で管理していくのか、募集の期間を限定しながらやっていくのか、その辺は検討していく予定でおります。
ただ、観光事業については季節的な要因も大きいですので、例えばゴールデンウイークとか夏休み期間にこういう事業をきちっと動かせるようなことは考えていかなければならないと思っております。
という中で、歴史博物館につきましては来年度の本市の観光の目玉でもありますので、そこに手厚く支援していく、そこに集中的に誘致するということは強化したいと考えておりまして、周知につきましても、1月のグランドオープンに向けてツアー造成をお願いしていく中であれば、やはり夏とかそのぐらいから周知していかないといけないと思いますので、予算を確保しながら進めていきたいと思っております。
71 ◯宮城島委員 あと、当然、今
コロナ禍で中止しておりますが、コロナがある程度収まってきますと大型観光バスがたくさん来園すると思うんですが、今の観光バスの駐車場の確保について教えてください。
72 ◯福地観光・MICE推進課長 観光バスの駐車場についてでございます。
現在、当課で所管しております中心市街地に観光バスが来られたときの対応ということで、まさにその歴史博物館の隣地に観光バスの駐車場を保有しております。そこは、現在10台入れるような形になっております。
歴史博物館の工事が終わりましたら、今その一部を資材置場とか工事ヤードで使っていただいている部分がありますので、そこが戻ってまいります。ですので、歴史博物館がオープンする時点では、現在の10台のところが20台に広がって観光バスの受入れ体制を整えます。
ただ、博物館に団体バスで来ていただくとき、駐車時間はそんなに長くないと思いますし、ただピークタイムで集中するという懸念もありますので、20台で十分かどうかというところはまだ不安な部分もございます。
ですので、もう少しほかの場所で、近くで確保できないかなと、何とか団体旅行に来ていただくために駐車場の確保は検討しておりまして、現在、駿府城公園の中の広場を使うとか、そういった方策を考えておりますので、現在の博物館の隣地の10台のところを大幅に拡充して対応していく予定でおります。
73 ◯宮城島委員 駐車場は10台から20台ということですが、大きな団体、400名ぐらいいる高校もありますので、そちらが来るともう10台、今
コロナ禍ですので少ない人数で来ますので、1校で10台、20台が考えられるので、その辺をぜひ検討してください。
次に、一番大事なことですが、この
団体旅行等誘致事業と教育旅行誘致事業の助成をどういうふうにして告知していくお考えですか。
74 ◯福地観光・MICE推進課長 助成事業の告知についてです。
まず、団体旅行につきましては、やはり業界団体に向けてアナウンスを図っております。日本旅行業協会、全国旅行業協会、あと静岡県の旅行業協会、そういったところに情報提供をさせていただいております。
やはり、制度設計のところからヒアリング等している中で情報提供等は進めてきておりますので、ある程度こういうのが動くのを承知していただいた上で、議決等を経てきちっと告知している状況になります。
それから、教育旅行も静岡県の旅行業協会、それから全国旅行業協会に事前に制度設計の段階から相談というか、ヒアリングを兼ねた情報提供はしてきております。
あとは、実際にモニターツアーで来ていただきました学校さんとか教育
委員会さん、それから
旅行会社さんもいらっしゃいますので、そういうところへのフォローと併せて、こういった制度設計をしているよということで周知しております。そういう声も聞きながら制度設計と周知、併せてやっております。
75 ◯宮城島委員 修学旅行はもう1年前、半年前から始まっていますので、その辺をぜひ考慮して告知をしていただければと思います。
あと、最後になりますが、地域型宿泊誘客支援助成についてお聞きします。
この中に、交付先に宿泊
事業者を中心とする
事業者グループとありますが、その
事業者グループというのはどういう範囲で考えていらっしゃいますか。
76 ◯福地観光・MICE推進課長 地域型宿泊誘客支援助成の補助対象についてでございますけれども、今年度やらせていただいた事業の中では、基本的にはホテル旅館組合さんという宿泊
事業者によるグループ、それを総じると、ホテル旅館組合さんであるとか梅ケ島の観光協会さん、そういった団体を想定した制度としておりました。
実際にそういう、ある程度大きな組織で事業をされる形になりますと、どうしても事業が硬直化するというか、固定的な事業しかできないというような声もございまして、今回はそこの対象グループの条件を緩和しております。
基本的には5社以上の
事業者さんでグループをつくってくださいと、その中で半分以上は宿泊
事業者さんにしてくださいという形にしておりまして、そのグループの構成につきましては、例えばもっとエリアを狭めてやっていただくですとか、規模感でやってもらうですとか、一緒にやりたい事業が共通しているようなアイデアを持っている
事業者さんでつくってもらうとか、そういう柔軟性のある取組をしていただけるのかなと思っております。
あとは、
事業者さんの課題感から言いますと、異業種の皆さんにも入っていただける、そこが今回の特徴になるのかなと思っております。
77 ◯宮城島委員 この事業は継続になっていますので、実際にやられた旅館さんとかからお話を聞くと、なかなか思ったより効果が出なかったという意見も少し耳に入ってまいりましたので、できるだけ効果が出るような形でお願いいたします。
78
◯尾崎委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。
次に、要望・意見、討論に移ります。
要望・意見、討論がありましたらどうぞ。
79
◯高木委員 自民党でございます。
議案第1号中所管分、議案第8号、議案第12号、全てに賛成いたします。
意見・要望でございます。
まず、歴史博物館違法着工問題についてでございますけれども、新聞記事によれば1月13日に違法着工が行われ、翌14日に職員が気づき撤去したと。その一環の中で壁紙の間違いを発見できたというようなことでございました。
原因解明は厳しく追及していただきたいところでございますけれども、早期に発見し、早期に対処している、最小限の被害に抑えているのかなということが考えられます。しかも、これを素早く公表もしているということで、ある意味、危機管理が徹底されているのかなという評価もできると思います。
これがいいことではありませんけれども、事後の対応については評価できると感じております。市民の期待の大きい施設でありますので、今後はこのようなことがないようにきっちりお願いしたいと思います。
続きまして、まちは
劇場TRY’22の案件でございます。
コロナで経済やまちの雰囲気が落ち込んでいる現在において、時宜を得た事業と考えております。
芸術文化の振興にこだわりすぎますと経済効果が薄れてしまうのかなということが考えられますので、できるだけ幅広に捉えて、多くの市民が参加できるようにお願いしたいと思います。
また、他の
イベントなどで見られるんですけれども、せっかく企画してもコロナを警戒する余り自粛が相次いでいる現象もございます。ぜひ
イベントを初めて開くような人たちにとって、コロナというのは大変インパクトが大きいことですので、開催できる基準を明確にして、できる方法を示していただき、余りネガティブな方向にいかないように御指導していただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、事業再
構築促進支援費助成についてでございます。
この事業をやる以上、評価基準としましては採択率の向上が絶対条件かなと思いますので、その辺を厳しく見ていただきたいなと思います。
また、コロナで影響を受けた
事業者が次に展開しようと思ってこれを申し込んだところ、駄目だと言われちゃうと二重のショックを受ける
事業者がいると思います。そういうことで、市としてこの国の事業をカバーするような、あるいは敷居の低いような制度を市独自で考えてもいいのかなという感じがします。
ポストコロナで
構造転換とか新事業展開というのは、市でも喫緊の課題だと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。
続きまして、土地改良事業負担金に関するものでございますけれども、土地改良事業は若者の就農率の向上、生産性の向上など、優れた農業振興策と考えております。県事業ではございますが、市が積極的に前へ出て事業を推進していただきたいなと考えております。
続きまして、市民文化会館整備についてでございます。
今回の再整備は、市民ワークショップやパブリックコメントを通じて、市民の声が反映された整備方針であると評価しております。一方で、本市は10年前に清水文化会館マリナートが開館し、2つの文化会館を有していることから、二重投資とならないよう利用者の評価や
イベントのすみ分けなどを勘案した整備となるよう要望します。そして、引き続き市民に愛される施設となるよう整備を進めてもらいたいと思います。
続きまして、清水港港湾整備事業費負担金でございます。
新興津岸壁改良事業、江尻地区岸壁改修事業、日の出岸壁改良事業など、国や県の事業でありますが、今後の市政運営に大きな影響を及ぼす事業でありますので、本市から国・県に対して早期完成に向けた積極的な働きかけをするよう要望いたします。
続きまして、補助金の関係でございます。
信用金庫との連携事業ということで、信金中央金庫から寄附金をいただいたということでございます。本市が主体的にこの事業を取りに行っているという姿勢が大事だなということで、信金が主体でそれに市がお付き合いしているよとならないように、市が主体性を持って、かつ今後も継続的にこういう資金の受入れができるように創意工夫をお願いしたいなと考えております。
80 ◯浜田委員 創生静岡です。
議案第1号中所管分、議案第8号及び議案第12号について賛成いたします。
それを踏まえて、意見・要望を述べさせていただきます。
まずは、まちは
劇場TRY’22開催事業について、今年も
新型コロナウイルスの影響で多くの事業が中止、または規模の縮小を余儀なくされました。市民の皆さんからも、とても寂しくなってしまったと切実な御意見もたくさんいただいております。そのこともあり、本議案にありました、まちは
劇場TRY’22にはとても期待しております。
今後の
感染状況も考慮した上で、たくさんの方に参加していただけるよう、連動して行う商業労政課の事業とともに周知徹底と告知の強化を要望いたします。また、その意思決定の機関となる
推進委員会での議論でもたくさんの方が利用でき、かつ柔軟な意見を取り入れられるような配慮をしていただけるととても助かります。
次に、市民文化会館再整備基本設計業務経費についてです。
先ほどの御答弁にもありましたように、たくさんの市民の皆様からの御意見・御要望を基本設計の構想の中に取り入れられたことは、先ほどの答弁でも承知しました。また、そのことによって、さらに市民の皆さんに愛される市民文化会館というのが目指されるのではないかなと私も思っております。
まずは、今後このように新しく生まれ変わる、そして愛されるような形をつくるべく、今後の
進捗状況を公表していただき、かつたくさんの利用者にも知っていただけるよう、掲示板等またはホームページなどでも告知していただけるようにお願いいたします。
最後になりますが、冒頭にありました静岡市歴史博物館建設工事についての意見を述べさせていただきます。
他部局においても同様の事故がありました。そういうこともあり、市民の皆様からの目線はさらに厳しいものになると思われます。我々、創生静岡においても、本件は看過できない事故だと認識しております。二度と同じことを繰り返さないよう、まずは原因の徹底究明、そして事故に至るまでの経緯を再度精査し、その内容を明らかにしていただきたいと思います。また、未然に防ぐことができなかったのかという視点で業務フローの見直しもお願いいたします。
81 ◯宮城島委員 議案第1号、議案第8号、議案第12号に志政会として賛成いたします。
意見・要望を述べさせていただきます。
まず、
観光交流文化局の教育旅行と団体旅行の件ですが、先ほどモニターツアーも多分山梨が8割ということで御答弁いただきましたが、今はコロナで8割ということで、実際に教育旅行は、関西圏、東海圏、岐阜等からも、東京に向かって修学旅行が今、動いているのを知っていただいて、当然コロナが収まれば山梨は東京へ戻ります。しかし、関西圏等は東京の手前で止まるというのは非常に可能性が高いと思いますので、ぜひそういうものも実際マーケティングをしっかりされて、教育旅行、モニターツアーも含めて、しっかり情報発信をしていただきたいと思います。
実際に、先ほども申しましたが、教育旅行は1年前から動く、今
コロナ禍で非常に喫緊に動く場合もありますので、できるだけ広くこの静岡市に来るという情報を流していただければありがたいなと思います。
次に、まちは
劇場推進課ということで、TRY’22ということで、これはコロナに対して市民が困窮しているところを助けるのは非常にいいと思うんですが、この
イベントが中心地に固まらないようにぜひしていただきたいなと思っております。やっぱり静岡市は広いので、清水区、葵区、駿河区、全ての地域のところでこのTRY’22が、皆さんがウィン・ウィンになるような形でぜひ進めていってもらいたいと思います。
あと、海洋文化都市政策課の、例えばフェリーの移設とか海づり公園に関しては非常に市民の関心の高い項目でございますので、この情報公開、今の
進捗状況をぜひ市民に分かるような形でお示しいただけると非常にありがたいと思います。
82
◯尾崎委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、これより採決を行います。
特に反対の討論はありませんでしたので、議案第1号中所管分ほか2件を一括して簡易採決にてお諮りします。
議案第1号中所管分、議案第8号及び議案第12号は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」〕
83
◯尾崎委員長 御異議なしと認め、議案第1号中所管分ほか2件は可決すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────
84
◯尾崎委員長 以上で
議案審査を終了します。
最後に、委員の皆さんに報告いたします。
1月17日から19日までの日程で予定していた管外視察につきましては、
新型コロナウイルス感染拡大により見送ることといたしましたが、派遣取消の手続は委員長において行いましたので御承知おきください。
──────────────────────────────
85
◯尾崎委員長 以上で本日の日程は全て終了しました。
これをもちまして
観光文化経済委員会を散会します。
午後0時14分散会
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観光文化経済委員長 尾崎 行雄
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