静岡市議会 > 2021-11-06 >
令和3年11月定例会(第6日目) 名簿
令和3年11月定例会(第6日目) 本文

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  1. 静岡市議会 2021-11-06
    令和3年11月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1         午前10時開議 ◯議長(鈴木和彦君) これより本日の会議を開きます。  この際、諸般の報告をいたします。  初めに、本日、市長から議案第190号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第6号)が提出されました。  次に、本日、天野正剛君外47名から発議第8号静岡市議会会議規則の一部改正について外2件が提出されました。  次に、報告第23号専決処分の報告がありました。  以上で、諸般の報告を終わります。    ─────────────────── 2 ◯議長(鈴木和彦君) この際、お諮りいたします。  寺尾 昭君から12月1日の総括質問の発言の一部をお手元に配布した資料のとおり訂正したい旨申出がありました。  これを許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 3 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、発言の一部訂正を許可することに決定いたしました。    ─────────────────── 4 ◯議長(鈴木和彦君) 本日の議事日程は、お手元に配布したとおりであります。    ───────────────────   日程第1 議案第169号 令和3年度静岡市一    般会計補正予算(第4号) 外19件 5 ◯議長(鈴木和彦君) 日程第1、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)から日程第20、請願第5号桜ヶ丘病院の移転に関する請願までを一括議題といたします。  これら20件に関し、各委員長の報告を求めます。
     初めに、総務委員長、井上恒彌君。   〔井上恒彌君登壇〕 6 ◯井上恒弥君 総務委員会に付託となりました議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする議案3件につきまして、審査における要望・意見を中心に審査の結果を御報告申し上げます。  議案第175号静岡市区の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の廃止についてであります。  廃止する過程においては、静岡市自治基本条例に従ってしっかりと市民参画手続を踏むべきであるとの意見や条例の廃止については慎重に行うべきで、市民に対する説明責任を果たすべきであるとの意見などが述べられました。  なお、議案第169号中所管分及び議案第182号については、特に要望・意見はありませんでした。  おおむね以上のような要望・意見が述べられた後、議案第169号中所管分、議案第175号及び議案第182号を表決に付したところ、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 7 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、市民環境教育委員長、長島 強君。   〔長島 強君登壇〕 8 ◯長島 強君 市民環境教育委員会に付託となりました議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする議案2件及び請願1件につきまして、審査における要望・意見を中心に、審査の結果を御報告申し上げます。  初めに、議案第169号の一般会計補正予算中所管分についてであります。  まず、小中高等学校保健特別対策事業について、この予算は学校における新型コロナウイルス感染症対策に係る物品の購入に使われるものであるが、適正に支出されているかチェックしてほしいとの要望がありました。また、学校内での感染拡大を防ぐため、各学校へ速やかに予算を配当されたいとの発言もありました。  次に、船越生涯学習交流館解体事業費について、新しい生涯学習交流館の完成を地元も期待しており、工事が安全に進むよう配慮してほしいとの発言がありました。  次に、議案第188号学習用情報端末の購入についてであります。  多額の費用をかけて端末を購入するため、しっかりと活用してほしいとの要望や、教員がどのように工夫して使っていくかが大きな課題となるため、教員への支援を含めて検討されたいとの意見が述べられました。  また、端末が故障した場合の修理費用について、学校に負担をかけることがないよう求める発言や端末の更新の際はリース等も検討されたいとの意見もありました。  そのほか通信環境が整っていない家庭への対応を求める発言などがありました。  おおむね以上のような要望・意見が述べられた後、議案第169号中所管分及び第188号の2件を表決に付したところ、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願第4号子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名中所管分についてであります。  教育委員会は限られた予算の中で優先順位をつけて事業を進めており、請願項目の中には既に対応が進められているものもある。また、実現のハードルが高いものも含まれていることから、本請願には賛成しかねるとの意見が述べられました。  一方、既に取り組まれているものはあるが、今のニーズからすると不十分である。また、請願項目のほとんどは本来国が予算化すべきものであり、静岡市が国の流れを変えていくよう率先して取り組んでほしいと考えるため採択すべきであるとの意見が述べられました。  おおむね以上のような意見が述べられた後、請願第4号中所管分を表決に付したところ、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 9 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、厚生委員長栗田裕之君。   〔栗田裕之君登壇〕 10 ◯栗田裕之君 厚生委員会に付託となりました議案4件、請願3件につきまして、審査における意見・要望を中心に、審査の結果を御報告申し上げます。  なお、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分に対しては、桜ヶ丘病院移転事業用地等としての土地交換に関わる差額の受入れに伴う財産収入を削除する修正案が提出されたので、併せて申し上げます。  初めに、桜ヶ丘病院移転に関する議案第169号中所管分及び議案第177号の財産の交換並びに請願第5号桜ヶ丘病院の移転に関する請願について、併せて御報告申し上げます。  桜ヶ丘病院移転予定地は、市民の利便性が高く、安定的な経営ができ、早期の移転が可能であるなど、JCHOの求める内容を満たした上で合意に至ったものである。市民への説明責任については、これまでも市議会での答弁、定例記者会見、広報紙への掲載など、様々な手段を用いて説明、情報提供に努めてきた。今後も必要な情報発信が行われることに期待しているとの発言などが複数の委員からありました。  一方、財産の交換に関し、桜ヶ丘病院を津波浸水の危険性のある場所へ移転させることに不信感を持っている。また、新病院の機能や災害時の医療体制、移転の理由が明らかでない。市民や議会への説明についても行われていないこと。桜ヶ丘病院移転後の清水駅東口周辺のあり方についても検討していくべきであるとの発言などもありました。  次に、議案第169号中所管分のうち桜ヶ丘病院の移転に関する事項以外の要望・意見についてです。  新型コロナウイルスワクチン接種事業について、接種体制の確立のため、医師会との連携に努めるとともに、予約受付のため専用回線の確保やウェブ予約支援の強化など、これまでの経験を踏まえた体制で取り組まれたい。また、大学や企業等とも連携、協力し、職域接種を進めること。ワクチン接種ができない方がいる中でワクチン接種をしないことで差別を受けることがないような対応を求めるとの要望がありました。  次に、不妊治療助成事業について、不育症治療への助成を進めるために、市内対象者の実態を調査するとともに、制度の積極的なPRを行われたいとの要望がありました。  次に、子育て世帯への臨時特別給付金に係る議案第187号の一般会計補正予算(第5号)については、対象者への周知や速やかな支給開始に努められたいとの要望がありました。  また、次回のさらなる給付については、クーポン券での支給という話があるが、対象の市民からは現金給付を求める声があるので、現金給付としての対応を求めるとの発言がありました。  なお、議案第171号については、特に発言はありませんでした。  次に、議案第169号中所管分及び177号の2件に関する討論として、桜ヶ丘病院の移転は見切り発車であり、現時点では反対するとの発言のほか、逼迫する清水地域の医療体制の確保は誰もが望むものであり、桜ヶ丘病院の移転新築の取組を停滞させることなく進めることが重要であるとして賛成するとのそれぞれの発言がありました。  おおむね以上のような討論の後、各議案を表決に付したところ、議案第169号中所管分の修正案については、賛成少数をもって否決すべきものと決定しました。  一方、同原案については、賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。  議案第177号についても賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。  なお、議案第171号、187号の2件については、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  また、請願第5号については、賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、請願第3号国民健康保険料の引下げを求める請願についてであります。  国民健康保険料が高いのは、構造的な課題や国の補助が削減されていることに原因がある。国において改善の動きがないのであれば、市が独自の法定外繰入を行う必要があるとの意見が述べられ、国保料が払えないという状況があることから、請願の趣旨を酌んで採択されたいとの発言がありました。  一方、国民健康保険の財政状況は非常に厳しいが、静岡市の国保料は低い水準で推移している。持続可能な経営の観点から国民健康保険運営協議会での議論、答申を踏まえて対応することが望ましいとして、本請願の願意には添えないなどの発言が複数の委員からあり、本請願を表決に付したところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、請願第4号子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名のうち、本委員会に付託となりました請願項目6、子どもたちに豊かな放課後を保障してくださいとの項目についてであります。  放課後児童クラブの支援員の処遇はさらに改善させていく必要がある。また、こども食堂の運営者は非常に苦労されているので、さらに支援を強める必要があるとして、本請願を採択されたいとの発言がありました。  一方、放課後児童クラブ支援員の処遇などについては、運営団体と協力しながら既に改善に取り組まれていること、こども食堂については、運営者の自発的な取組を尊重しつつ、市当局において支援が行われているとして、本請願の願意に添いがたいとの発言などがありました。  おおむね以上のような発言があり、本請願のうち所管分を表決に付したところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 11 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、観光文化経済委員長尾崎行雄君。   〔尾崎行雄君登壇〕 12 ◯尾崎行雄君 観光文化経済委員会に付託されました議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする3件の議案につきまして、審査における意見・要望と審査の結果を御報告いたします。  まず、議案第169号一般会計補正予算中所管分の繰越明許費の追加についてです。  用宗漁港海岸保全施設胸壁整備の完成が当初の予定より遅れているようだが、周辺住民の安全・安心のためにも、今後も漁協や関係者との連絡を密にして着実に工事を進め、早期完成を目指していただきたい。また、用宗漁港はたくさんのお客様でにぎわっているため、そうしたにぎわいの妨げにならないよう工事に配慮されたいとの要望がありました。  次に、議案第170号令和3年度静岡市中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)についてです。  初めに、中央卸売市場は開設から45年を経過し、施設、設備の老朽化が顕著となっているため、計画的な修繕により機能を維持するとともに、設備等の更新時に機能の高度化を図るなど、市民への安全・安心な食料品を供給する使命を果たしていただきたい。  次に、同市場の冷蔵設備等リース期間の変更は、半導体の入手困難等、世界規模の影響によるものだが、計画変更に伴う設備利用者の不安軽減のため、今後も丁寧な配慮の上、計画的に事業を進められたい。  次に、議案第176号静岡市文化財資料館条例の廃止についてです。  初めに、文化財資料館が培ってきた展示ノウハウを静岡市歴史博物館にしっかりと受け継いでいってもらいたい。  また、閉館後の解体工事静岡浅間神社敷地内で行うということだが、神社への参拝客等はもちろんのこと、近くの交差点を通行する車両や歩行者等も含め、細心の注意を払って工事を行っていただきたい。  次に、今日まで市民に親しまれてきた資料館は、教育の場としても重要な拠点であったため、資料館の今後のスケジュールを速やかに示し、その使命を静岡市歴史博物館に移行することをしっかりと市民に告知されたい。  そのほか災害等による収蔵品の滅失等、不測の事態も想定し、収蔵品などのデジタルアーカイブ化の検討を求める発言がありました。  おおむね以上のような意見・要望が述べられた後、議案第169号中所管分、第170号及び第176号の3件を表決に付したところ、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 13 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、都市建設委員長、畑田 響君。   〔畑田 響君登壇〕 14 ◯畑田 響君 都市建設委員会に付託となりました議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする議案8件につきまして、審査における要望・意見を中心に、審査の結果を御報告いたします。  なお、議案第169号中所管分に対しては、都市整備基金を削除する修正案が提出されましたので、併せて申し上げます。  初めに、議案第169号中所管分についてです。  繰越明許費のうち主要地方道井川湖御幸線について、静岡都心へのアクセス道路として交通量の増加が見込まれるため、引き続き着実な事業推進を図られたいとの意見がありました。  債務負担行為中、国道150号久能拡幅道路改良事業について、観光面、物流面、災害時の緊急輸送路としても重要な道路であり、地域住民や観光客にとっても快適な空間となるよう、早期の4車線化を進めていただきたいとの要望がありました。  次に、国道150号用宗高架橋ほかの橋梁整備事業費について、新技術の活用による点検効率化に向けた対応をしていただきたいとの意見がありました。  次に、主要地方道山脇大谷線の長沼大橋の耐震補強設計業務については、国から長沼交差点立体交差化という一定の方針が示されているが、緊急輸送路として災害にしっかり耐えられるよう、できる限り早い耐震補強工事の実施を求めるとの意見がありました。  次に、市単独河川改修事業費について、浜川周辺地域は冠水することも多々あるので、地域の安全・安心のためにも流域における積極的な治水を進めていただきたいとの要望がありました。  大浜公園再整備事業については、市民への丁寧な説明や意見聴取のほか、民間事業者が運営しやすい環境を整えられたいとの発言がありました。  そのほか、年間を通して利用できる魅力ある公園にすることや子育て世代に優しい施設としてほしいなど、複数の委員から要望・意見がありました。  また、海岸に面した特徴をうまく活用してほしいが、それと同時に、津波に対する懸念があるため、避難場所、収容人数、誘導方法など、災害に対する備えについてもしっかりと実施されたいとの意見が述べられました。  議案第178号一般県道静岡焼津線石部海上橋橋梁耐震補強補修工事工事請負契約の変更については、石部海上橋は生活道路としても観光目的の道路としても重要であるため、安全第一で工事を進めていただくと同時に、この地域の漁業への影響も十分配慮していただきたいとの発言がありました。  議案第189号一般県道富士由比線(寺尾橋)橋梁架替工事の工事委託契約の締結については、スムーズかつ安全に工事を進められたいとの発言がありました。  なお、議案第172号及び議案第173号、議案第179号から議案第181号までの議案5件については、特に発言はありませんでした。  次に、議案第169号中所管分のうち修正案の対象となる都市整備基金についての討論であります。  修正案については、桜ヶ丘病院の清水駅東口公園への移転はあまりにも見切り発車であり、病院を津波浸水想定区域に移転させてよいのか、また、商業施設や庁舎と比較し、回遊性やエリア全体のにぎわいにつながるのか疑問であるとして、土地交換に伴う都市整備基金の積立てに係る経費を削減する修正案に賛成するとの討論がありました。  一方、土地交換に伴う差額を清水駅東口周辺利便性向上や今後の発展のために都市整備基金に積み立てることは妥当であると考えることから修正案には賛成できないなど、賛否それぞれの意見が述べられました。  また、議案第169号の原案について賛成する、反対するとのそれぞれの発言がありました。  以上のような討論の後、各議案を表決に付したところ、議案第169号に対する修正案については、賛成少数をもつて否決すべきものと決定しました。  一方、同原案については、賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。  なお、議案第172号及び議案第173号、第178号から議案第181号までと議案第189号の7件については、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 15 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、企業消防委員長稲葉寛之君。   〔稲葉寛之君登壇〕 16 ◯稲葉寛之君 企業消防委員会に付託されました議案第174号静岡市消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部改正につきまして、要望・意見を中心に、審査の結果を御報告いたします。  改修工事を終えた葵消防署について、コロナ禍の状況次第ではあるが、広く市民の皆さんや子供たちに本市消防行政の取組を見ていただくような対応を求めるとの意見や、改修による女性消防職員の職場環境の改善を評価する発言がありました。  また、今後もアセットマネジメント基本方針等に従って分団庁舎を含む施設の改修を行い、長寿命化や機能強化を図られたいとの発言がありました。  おおむね以上のような要望・意見が述べられた後、議案第174号を表決に付したところ、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 17 ◯議長(鈴木和彦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「ありません」〕
    18 ◯議長(鈴木和彦君) 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、ただいま議題となっております議案第169号に対して白鳥 実君外7名から修正の動議が提出されておりますので、石井孝治君から提案理由の説明を願います。   〔石井孝治君登壇〕 19 ◯石井孝治君 今議会に上程された議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中、歳入19款財産収入、2項財産売払収入、1目不動産売払収入1億9,570万8,000円を0円に減額、それに伴い、歳出8款土木費、4項都市計画費、17目都市整備基金費、積立金1億9,570万8,000円を0円に減額するものであり、提案者である創生静岡議員団を代表し提案理由の説明をいたします。  本議案は、清水桜ヶ丘病院の保有する大内新田の土地と静岡市が保有する清水駅東口公園土地交換に伴うもので、その不動産収入に対する減額修正案となっております。  創生静岡としては、桜ヶ丘病院も含めた地域医療体制の確立が急務なことは十分に理解しています。一方、今定例会での質疑で明らかになったように、移転後の桜ヶ丘病院の診療科目や医師確保、救護病院としての体制、役割など、不明確な課題が多く残ったままであります。  また、津波浸水想定区域病院移転が計画されるに至った本市の政策決定過程についても、市長が直接、市民説明をするべきでありますが、その機会を持たないことを創生静岡の代表質問で答弁されたところであります。それゆえ、市民理解もいまだ深まっておらず、清水区におけるまちづくりの核である清水駅東口公園桜ヶ丘病院土地交換を議決するには時期尚早であり、予算案からの減額を求めるものであります。  議員各位の良識ある判断を期待して、以上、提案理由説明といたします。 20 ◯議長(鈴木和彦君) 質疑の通告はありません。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、池谷大輔君。   〔池谷大輔君登壇〕 21 ◯池谷大輔君 自由民主党市議団を代表しまして、今議会に上程されました議案第169号から182号まで、議案第187号から189号までの議案について賛成討論を行います。  我が国並びに静岡市において新型コロナウイルスによる新規感染者数が明確に落ち着いてきたのは、10月の中旬あたりからでありました。それぞれ市民一人一人ができることを忠実に守った結果が、本日であると認識しております。  振り返ると、昨年の今頃は新型コロナウイルスの第3波が訪れ、終わりがなく姿の見えない新型コロナウイルスとの戦いの真っただ中でありました。現在これだけ落ち着いた状況にあるのは、12月8日時点で77.47%と多くの市民が2回目のワクチンを打ち、集団免疫を得られたことが要因であるのかもしれません。  昨今の報道で見聞きをする新たな変異株のオミクロン株による感染者は、静岡市ではいまだに発生していない状況にあり、今後も経済活動を再開させながら新たな変異株に注意し、コロナにうつらない、うつさせない行動と感染症対策が市民と当局に求められております。  さて、今議会に提出された議案は、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中、新型コロナウイルスワクチン接種事業について、議案第175号静岡市区の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の廃止について、議案第177号財産の交換について、そして、このところ毎日その配り方について報道されております子育て世帯臨時特別給付金給付事業についてなど、重要な議案が盛り込まれております。一つ一つ主だった議案について討論を行っていきたいと思います。  それでは、まず、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてでありますが、本議案は、2回目のワクチンを接種した方が3回目のワクチン接種を実施するとともに、まだ2回目の接種が終わっていない方への接種を実施するための予算の確保の議案であります。先ほど述べたとおり、本市において小康状態が続いております新型コロナウイルスでありますが、ワクチン2回目の接種の感染予防効果について厚生労働省のウェブサイトでは、接種1か月後が88%であるのに対し接種5か月から6か月後には45%まで低下すると書かれておりました。  絶え間なく高い予防効果を発揮するには、継続的なワクチン接種が必要であり、1回目、2回目の接種事業で培った円滑で迅速なワクチン接種を市民に提供できるよう、引き続きの尽力をお願いいたします。  続いて、議案第175号静岡市区の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の廃止について、そして、議案第177号財産の交換についての2件についてであります。  JCHOは、これまでに静岡市との協議の中でヘリポートの設置や建物の構造体のかさ上げなど、目に見える形で安全性向上に努めており、現在の不安定な医療逼迫の状況を改善するためにも、一日も早く確立した医療体制を構築しなければなりません。多くの市民から理解を頂くためにも幅広い手法を取り入れ、協力してもらえるだけの努力を当局にもこれからも続けていただけるよう申し上げます。  また、財産の交換で得られる大内新田の土地に関しては、高部地区の住民から生涯学習交流館、老人児童福祉施設、多目的公園などが要望されております。大変大きな土地でありますので、全市的に人が集い、楽しめる場所になるよう期待しております。  さらに、差額で受け取ることになります1億9,570万円余に関しましては、都市整備基金に積み立てることになるとのことでありますが、清水駅東口周辺整備として利便性向上や今後の発展のために使いたいという旨の発言が委員会の場であったと聞いております。清水駅周辺は清水駅だけでは成り立たず、これからの病院だけで成り立つものでもありません。清水駅周辺を一体としたまちづくりにしっかりと活用していただけるよう期待しております。  そして、次に、子育て世帯臨時特別給付金給付事業について、我々自由民主党静岡市議団は、公明党市議団、志政会の3会派とともに12月10日、市長に対し緊急要望をいたしました。  当初の国の計画では、5万円が現金、5万円がクーポンで、合計10万円とのことでありましたが、一日でも早く10万円を給付し、子育て世帯と子供たちを力強く支援するべきであると考えておりました。給付時期の問題だけではなく、クーポンの発行については、行政側の手間や事務経費が多額にかかることもあり、現金給付のほうが誰にとってもベストな選択ではないでしょうか。  政治は妥協の産物であるというのはドイツの宰相ビスマルクの言葉でありますが、政府も現金一括給付を含めた配布形態の多様化を認めたことにより、静岡市も急遽対応するものと聞いております。子供たち並びにその親御さんたちに少し早いお年玉となりますよう期待しております。  以上のとおり、今議会に付託された全ての議案に対し適正であると認め、自由民主党静岡市議団は原案どおり賛成いたします。 22 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、松谷 清君。   〔松谷 清君登壇〕 23 ◯松谷 清君 ただいま上程されております議案第177号財産の交換についてと、この議案に伴う売払い差額に関係します第169号補正予算部分に反対し、また、この補正予算の修正動議に賛成の立場で、緑の党として討論を行います。  この議案第177号と議案第169号は、桜ヶ丘病院の移転先となったJR清水駅東口公園4,900平米をJCHOに売却し、JCHO所有のもともとの病院建設用地であった大内新田の土地2万9,589平米の土地を購入することにより提案されております。  桜ヶ丘病院への支援強化は、清水区の救急医療体制の脆弱性などを考えれば異論のないところであります。また、補正予算自体もコロナ関連でありますので、その部分については賛成しなければならない分野もありますけれども、桜ヶ丘病院の移転問題ということで反対討論を行います。  反対理由の第1は、公園を愛する会、輝く清水をつくる会など4団体によって、桜ヶ丘病院のJR清水駅東口公園への移転について2点にわたる請願が出されており、紹介議員になったり、その内容を支持している点であります。  請願項目の第1は、移転先の東口公園津波浸水想定区域であること、石油コンビナート等特別防災区域に隣接していること、ピロティ構造は二次災害につながるなど6点を挙げ、病院建設にふさわしくなく、桜が丘公園あるいは大内新田への移転を求める。  請願項目の第2は、移転経過について市民への説明会の開催を求めるとなっております。  反対理由の第2は、請願に移転先として大内新田が示されておりますけれども、2015年5月12日のJCHOからの桜ヶ丘病院の移転用地の確保に係るお願いについての正式要請から、大内新田、現清水庁舎、清水庁舎駐車場、2020年12月の東口公園決定基本協定、そして、今議会の提案という6年6か月にわたる全経過を含めて説明する必要があると考えるからであります。  市民グループの皆さんが静岡市、桜ヶ丘病院、JCHOの3者から何回にもわたる情報公開請求によって得られた公文書から、この経過を類推することはできるわけでもあります。静岡新聞は12月12日の社説において、東日本大震災、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえれば、なぜ津波浸水想定区域への移転であるのか、改めて説明を聞きたいと主張したわけであります。  3点ポイントがあるんですけれども、1つは、この情報公開資料は、清水庁舎建設の是非を問う住民投票条例制定に賛同した市議会各会派及びマスコミの方々に情報提供されており、昨年12月25日、静岡新聞年末の追跡清水庁舎移転問題凍結の記事の中でも紹介されております。  情報公開資料によれば、2015年5月12日のJCHOからの移転先確保のお願い以前には、静岡市内部で企画局が現清水庁舎跡地、それから、保健衛生部が大内新田とする2案があり、田辺市長は現清水庁舎跡地への移転は機に熟さずということで断念したわけであります。桜ヶ丘病院は2014年9月に大内新田での建設整備申請書、2015年3月9日には移転新築工程表も作成し、本部に提出しております。  2つ目のポイントは、ところが、経営主体がJCHOに変わり、大内新田案が棚上げされ、移転先の再検討に入ります。このJCHOと静岡市との協議が2015年4月27日に行われ、面談記録としてJCHO側に残っております。それによれば、JCHOは桜ヶ丘病院が準備していた大内新田整備計画の見直しを表明し、当時の村岡保健福祉局長は、地域包括ケアにおける病院の在り方、人口減少が進む中で病院をまちづくりに生かすという観点から大内新田以外の場所の検討の余地があることを表明しております。これは2015年の段階ですよね。  協議の中で、いろいろなしがらみがあり、市が先陣を切って移転先を探すのは難しい、JCHOから依頼があったという形であれば動きやすいと対応し、JCHO側からは、当方から要望を出すのはやぶさかでないと返答されております。そして、この資料の末尾には、4月28日午前に当時の塩澤保健福祉部長から電話で、市長まで話を上げて了解を得たので、なるべく早く要望を頂きたいと連絡があったと記載されております。  なぜJCHOが桜ヶ丘病院の現場当事者の努力を無視し、高部地域住民の期待の声に配慮をしなかったのか、その責任は問われなければなりません。一方で、現清水庁舎の移転先として市が誘導してきたことは、この桜ヶ丘病院の移転問題の大きなポイントになるわけであります。そうしますと、現庁舎に耐震の課題があり、新庁舎建設が必要であるとする決定過程の検証も必要になってくるわけであります。清水まちづくり市民の会は12月15日、本日ですね、この文書に対応する静岡市側に公文書があるはずなのに不存在とされている問題で、午後6時から岡生涯学習交流館で話し合いがなされるということでありますので、注目したいと考えます。  3つ目のポイントは、こうした経過の中で2017年2月から3月、桜ヶ丘病院の現清水庁舎への移転と東口公園への新清水庁舎建設が一体となる清水区コンパクトシティ構想が、清水区8か所でタウンミーティングとして開催されました。そこから桜ヶ丘病院の移転反対運動が広がったわけであります。そして、それらは2020年1月の新清水庁舎建設の是非を問う住民投票条例制定署名運動となり、8月に議会で否決、一方で、コロナ禍での新清水庁舎、海洋文化都市施設計画の凍結、債務負担行為の廃止、東口公園への移転が2020年の12月、基本協定という形に至るわけであります。  桜ヶ丘病院東口公園への移転については、清水庁舎検討委員会の中でも取り上げられ、小長谷元副市長の反対意見があったことも朝日新聞の報道となりました。  いずれにしても、この経過については、やはり市民、議会に対してもきちんと説明される必要があります。  反対理由の第3は、大内新田には本来JCHO側が静岡市土地開発公社から購入しなければならない4,000平米、2億6,000万円の塩漬け土地が存在している点であります。  この塩漬け土地については、私は議会質問に何度も桜ヶ丘病院との大内新田の土地交換が将来起こるときにはこの塩漬け土地のJCHOによる買戻し、負担問題を曖昧にすべきでないと主張してきました。今回も全くその対処は示されておりません。また、購入される2.9ヘクタール、塩漬け土地0.4ヘクタール、合計3.3ヘクタールの土地は、老朽化した生涯学習交流館の建て替えや公園や貯水池などに使用目的は分けられておりますが、きちんとした計画は示されていない中で、基本的に目的のない土地は売却する、行財政改革の基本方針にも反するものであり、不透明な対応ということになります。  反対理由の第4は、住民グループからの津波浸水想定区域への移転反対に市長は、中心市街地が全て津波浸水想定区域にある清水の特性から、東口公園に移転先を決断したと新聞報道されておりますけれども、将来の清水区において高台への行政機関や病院など公的施設の移転というテーマを議論の対象としないままに今日に至り、東口公園への移転が決定されようとする点であります。  新庁舎の東口移転をめぐる住民投票条例制定に際しても、実は同様の問題をはらんできました。この間の桜ヶ丘病院や新清水庁舎に関する質問の際に、何度かその問題について当局担当者と議論しました。しかしながら、清水区は昔から港町として発展してきて、巴川より東側にまちの中心があったという歴史を無視できないという声であります。清水区の将来の在り方の核心に重なります。  津波浸水想定区域に、多くの住民の方々も生活居住空間としており、東日本大震災後に庁舎の位置や公的施設をどこに置くかについては、多くの自治体で大きな政治争点になってまいりました。まさに新庁舎建設の是非を問う住民投票による判断が求められていたわけであります。  以上が議案第177号、第169号に対する反対討論となりますが、修正案の提案者の趣旨とも重なりますので、修正案賛成という立場を明らかにして討論を終わります。 24 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、内田隆典君。   〔内田隆典君登壇〕 25 ◯内田隆典君 日本共産党市議会議員団を代表して、ただいま議題となっています議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算、議案第177号財産の交換について反対、議案第169号に対して提出されております修正案に賛成する立場から討論を行います。  議案第169号は、独立行政法人地域医療機能推進機構──JCHOとの土地交換に係る差額約1億9,500万円を受け入れて、都市整備基金に積み立てる議案であります。  議案第177号は、清水駅東口公園、静岡市清水区袖師町字西浜2001番、2002番2の土地と、JCHOの当初桜ヶ丘病院移転予定地であった静岡市清水区押切字堺ノ坪930番62外6筆の土地を交換する議案であります。  老朽化した桜ヶ丘病院の新築移転問題は、清水市民の悲願でありました。当初、移転建設予定地はJCHOの所有する大内新田の土地でありました。市民の多くは清水市立病院、厚生病院、桜ヶ丘病院の3総合病院が適正配置の下、機能することを期待を持って見守っていました。しかし、JCHOから病院経営するには当地はふさわしくないとの判断がされ、その後、静岡市に対し新たな建設予定地の照会がありました。  桜ヶ丘病院の移転候補地はその後も二転三転し、ようやく落ち着いたのが静岡市所有の清水駅東口公園用地で、昨年12月、土地交換の基本協定が結ばれました。基本協定に基づき、今議会に議案第169号、議案第177号の提案となっています。しかし、東口公園用地は当初、清水庁舎の移転場所であり、静岡市は繰り返し、この用地は民間施設誘致を進め、清水地域の活性化の起爆剤にしていきたいと位置づけていた用地でありました。  これまでの経過は、まちづくりの方向性を大本から変えるものにもかかわらず、市長を含め一部の幹部で土地交換を決定してきたことは大変問題であります。  問題の第1は、桜ヶ丘病院の建設予定地は約3メートルもの津波浸水想定区域であるということであります。  JCHOは、地震対策について建設費の20%を充てる、津波対策として建物をピロティ構造に、ヘリポートはできないが、ホバリングできるスペースを検討している等の発表がされております。この発想は10年前の東日本大震災の教訓を何一つ取り入れようとする姿勢が見られません。  東日本大震災では津波により多くの尊い命が奪われました。また、病院機能に関しては、津波による浮遊物や汚泥等により水を排除した後でもすぐに病院機能の回復は望めなかったことが指摘されました。下水道などを使えない影響で衛生状態の維持が困難となりました。病院機能の低下は一時的なものとは言えず、復旧までに長時間を要したと言われております。  病院敷地のかさ上げを行っても津波による浮遊物や液状化などによるアクセス道路の確保が困難になれば、孤立化のために機能低下は避けられないと指摘されています。市民の命を預かる施設を津波浸水想定区域に建設すべきではありません。  問題の第2は、議案、予算が議会に提案されている段階にあっても市長から、市民と議会に対し納得のいく説明がされていないということであります。  今議会へは、改めて市民への説明会を早急に開催するよう市長に提言してくださいとの請願が出されています。静岡市自治基本条例では、第23条で市の説明責任について規定しています。市の執行機関は市政に関する施策について、その立案、実施及び評価の段階において市民に分かりやすく説明しなければならない。市の執行機関は市民からの市政に関する質問、意見・要望等に対し速やかに、かつ誠実に応えるよう努めなければならないと規定しています。  さらに、静岡市市民参画の推進に関する条例第6条で規定する市の責務、具体的には市民への情報提供、説明責任、市民意見聴取等からすれば、病院移転に関する市の説明会の開催は当然のことであり、当局の姿勢はこれらの条例に反するものです。  また、自治基本条例の第3条では、市はまちづくりに関する全ての活動において、この条例に定める事項を最大限尊重しなければならない、市はまちづくりに関する計画の策定または変更に当たっては、この条例に定めた事項との整合性を図らなければならないと定め、この条例を最高規範として、実効性を最大限確保するための尊重義務を規定しています。  市のこれまでのやり方は、自治基本条例や市民参画条例に照らしても決して説明できるものではありません。  市の説明責任について、12月12日の静岡新聞の社説でも指摘されています。社説では、清水区の救急医療体制は脆弱で、桜ヶ丘病院の存続に向けた支援強化に異論はなかろう。半面、なぜ津波浸水想定区域なのか、危険性があっても立地する利点がどこにあるのか、市は政策決定過程の説明を尽くすべきだと述べています。  市長は、昨年12月以降も市民への説明に対し、市広報、議会答弁、記者会見で説明してきたと繰り返していますが、現時点でも市民の皆さんは津波浸水想定区域への桜ヶ丘病院移転には理解を示していません。最大の原因は、市長が市の憲法と位置づけ、まちづくりにおける最高規範として定めた静岡市自治基本条例に基づいた行政運営をこの間行ってこなかったことであり、計画は白紙に戻すべきです。  以上のことを指摘し、議案第169号、第177号に反対、修正案に賛成し、討論とします。 26 ◯議長(鈴木和彦君) 次に、安竹信男君。   〔安竹信男君登壇〕 27 ◯安竹信男君 私からは、本議会に上程された議案第169号令和3年度一般会計補正予算及び議案第177号財産の交換についての原案に対し反対、議案第169号の修正案については賛成の立場で、創生静岡を代表して討論いたします。  第169号及び第177号の2つの議案は、JCHOが保有する大内新田の土地と静岡市が保有する清水駅東口公園土地交換に伴うものであります。  創生静岡としては、桜ヶ丘病院も含めた地域医療体制の確立が急務であるということは十分理解して、これまで努めてまいりました。しかし、今定例会での代表質問で明らかになったように、移転後の桜ヶ丘病院の診療科目や医師確保、災害時医療の在り方、今後のまちづくりとの整合性など、不明確な課題が多く残ったままであり、市民への説明も不足、理解もされていないのが現実であります。  田辺市長は、移転先は病院が選んだとしておりますが、この一連の計画をリードしてきたのは明らかに本市側であります。田辺市長本人であったと理解しております。市は、病院側が望んでいた経営が安定する場所と災害時医療が両立する場所について真剣に探してきたのか。当初から結論ありきだったのではないでしょうか。  この議決で清水庁舎は移転先を失うことになりますが、当局が庁舎移転の理由とした、一刻の猶予もない現清水庁舎の耐震性能の課題はどこに消えてしまったのでありましょうか。さらに、津波発生時でも病院は機能するという田辺市長の危機管理能力に災害対策を任せることができるでありましょうか。できません。  12月12日、静岡新聞朝刊の社説で、「桜ヶ丘病院移転 改めて説明を聞きたい」の見出しが躍りました。本文では、きっかけの一つとされた清水庁舎の耐震問題、東日本大震災の教訓、災害時医療の考え方、医療体制強靱化に対する政令指定都市としての姿勢について、田辺市長と本市議会は東日本大震災の教訓を忘れていないかと警鐘を鳴らしているのであります。  先日、8日に開催された厚生委員会では、多くの報道関係者も入り、緊張した雰囲気の中で始まりましたが、傍聴する中で心地よかったのは、請願者の女性3名が限られた短い時間内に説明員という大役を果たすその後ろ姿でありました。すばらしかった。それと対照的な委員各位の表情、傍聴者や当局の職員はどのように捉えたでありましょう。  常任委員会に格付されている厚生委員会は、市議会で48名の議員から承認された8名の議員たちで構成され、自民党4名、公明党1名、創生静岡1名、志政会1名、共産党1名が厚生委員会に付託された案件を審査する立場にあることから、それぞれの議員には大きな責任が課せられていることは申すまでもありません。  当然のこと、請願者は厚生委員会の各委員が責任ある議論を重ねてくれることを期待して、多くの市民の思いを代弁しようと、与えられた5分間の持ち時間内で願意について熱心に意見、説明をしております。  ここで申し添えますが、そもそも請願権とは何なのか。国民の権利の1つであることです。国民には国籍の有無に関わらず地方公共団体に対し様々な要望を出せる権利が保障されているわけであります。したがって、請願を受けた公共団体はきちんと対応しなければならない、こう銘打っているのであります。ところが、各委員の対応は、結論ありきで委員会に出席している様子が見え見えで、請願者の考えや意見を尊重する態度が見受けられなかったことは大変残念でなりません。  委員会では、改めて田辺市長の市民説明の欠如が指摘されました。多くの市民が田辺市長の説明責任が不十分であることを指摘しており、民主主義の根幹を本市行政のトップである市長が踏みにじっているのであります。市民の声は、人の命を預かる桜ヶ丘病院津波浸水想定区域に移転することに反対するだけではありません。清水区の病院体制の在り方や観光立地を心配する内容が含まれていたのであります。  創生静岡が内野氏と意見交換したときを思い出します。内野氏は、東口公園に病院を建設するに至った経緯については、田辺市長と尾身理事長のトップで決めたことだから私は明らかにできない、説明できない、こうくぎを刺しました。さらに、市民の反対の声も承知しているが、私は宮仕いの立場で新病院建設を進めていかなければなりませんと覚悟のほどを示されたのであります。  10月27日に開催された市民説明会における内野院長の説明内容は、新病院建設には津波対策に万全を尽くしていることを強調しているもので、建設費の20%、およそ10億円は津波対策に使っていると。ピロティ方式を取り入れ流入瓦礫の防護堤を構築する、入院患者は5階以上に病床を整備する、ヘリコプターのホバリング運航を可能にするなど列挙されていたのであります。  つまり、市民が心配している津波対策については……。 28 ◯議長(鈴木和彦君) 安竹議員、議案の討論をしてください。 29 ◯安竹信男君(続) 十分配慮しているから御安心くださいと説明したかったのでありましょうが、会場には不満の雰囲気が漂ったことを内野院長はどのように感じ取ったでしょう。最も肝心である、想定する地震の大きさについては1つも触れていないのであります。あえて津波浸水想定区域に病院を建設する大きなリスクに想定外は許されません。  内野院長は建築の専門家ではありませんから、あの程度の説明でありましたが、清水区民をばかにするにも程があると感じた次第です。あの市民説明会は、JCHOの経営理念に大きな不信を抱かせる結果となりました。  我々創生静岡議員団は、厚生委員会の審査を傍聴する中で、市民は、清水区が世界に誇れる清水地区のまちづくりに大変関心が高いこと、また、南海トラフ大地震の津波被害対策について大変心配している、高い関心があることを再認識したところであります。  今議会に上程されている本市とJCHOとの間で交わされている土地交換に関する予算案の白紙撤回を求める修正案は、田辺市長の暴挙を水際で阻止しようとするものであります。二元代表制の下で、この議案の白紙撤回を田辺市長に求めることは、市民の代弁者である我々市議会議員の重大な責務であり、この30年間に70%から80%の確率で発生すると言われている南海トラフ地震による大津波災害から病院を守るという、まさに命がけと言っても過言ではありません。  清水駅東口公園は市民の憩いの場であるとともに、富士山の見える公園の空間は、まさしく世界に羽ばたく観光立地清水区の拠点の1つであります。清水区民に聞こえのよい経済対策の一面をのぞかせて、津波浸水想定区域、清水駅東口公園桜ヶ丘病院を移転することを正当化させようとする田辺市長の政策のなさに、市民は声なき声で訴えていると悟るべきであります。  問題点を改めて整理いたします。  人の命を預かる病院は高台移転が常道であるという社会常識を逸脱しております。  病院本体がピロティ方式で津波被害を免れても、通院する患者、家族、医療従事者、出入り業者等々の津波対策には何も触れていません。駐車場の津波被害対策は論外になっているのであります。  桜ヶ丘病院の存続を願う市民の声の本音を知るべきであります。津波浸水想定区域への移転は救護病院の指定から外され、災害時でない平常時でもその立地は救急医療体制さえ危惧されるのであります。  静岡県内唯一の地域医療連携推進法人が認定されました。静岡県立総合病院と桜ヶ丘病院は連携して地域医療に取り組むこととなったのであります。県立総合病院から医師派遣がなされるなど、桜ヶ丘病院の今の急場をしのいでおりますけれども、県からの附帯意見として、桜ヶ丘病院の移転先は津波浸水想定区域であっては絶対ならない、こう明記されているのであります。  この3月に市民から選ばれた議員諸兄には、市民から負託されているという重い責任があるはずです。今議会での委員会や本議会の内容で果たして市議会議員の説明責任を尽くしていると思うのでありましょうか。
     一方で、市当局においては行政の考え方の説明に終始しておりました。JCHOには津波浸水想定区域における病院経営の実績があると評価する中で、具体的に病院名を示すわけでもなく、どのような津波対策で万全を期しているかというその実例を1つも言っておりません。市民が納得する事例を示す説明がなかったということであります。当局は実態調査など独自調査を怠っているということが明らかになったのであります。  この議会では、古くて新しい話題が飛び出しています。JCHOが旧清水市の時代に病院建設用地として取得した大内新田の土地2.9ヘクタールの都市環境が良好になったことが本議会で明らかになりました。清水駅東口公園、4,900平米という手狭であり、高さ2メートル以上の津波が来るという心配がされている。ここに病院を建設することには、先ほど申し上げましたとおり、静岡県が附帯意見で強烈に反対しております。いま一度JCHO側に大内新田用地を活用することを、せめて半分でも1万平米でも、このチャンスを与えるべきではないかと思うのであります。  平成25年6月の市議会定例会で湾岸消防署の移転計画が問答されました。当時の消防局長は、湾岸消防署の移転候補地の要件として、津波浸水想定区域外であること、消防署の配置バランスが取られていること、必要な敷地面積が確保されること、出動に支障がない道路に面していることが必要だと答弁しているのであります。田辺市長も納得してこの移転計画を進めたはずであります。  一昨年の8月、創生静岡議員団は岩手県立病院の高台移転の実績を調査してまいりました。大槌町、山田町、陸前高田、この3町は、東日本大震災の発生した大津波でそれぞれの病院が破壊され、悲惨な経験をされております。それぞれの病院事務局職員の案内で、高台に移転した病院3つを見学させていただきましたけれども、安心して医療従事者が働いている様子、そして、その移転先には新しいまちづくりが始まっている。例えば、病院の近隣に保育園ができるなど、その様子をうかがい知ることができたのであります。  大槌町の平根公三町長と活躍中の東梅 守町議会議員と面談をさせていただきましたけれども、静岡市における津波浸水想定区域へ病院を移転する計画は止めるべきで、……。 30 ◯議長(鈴木和彦君) 後1分で討論を終了してください。 31 ◯安竹信男君(続) 東日本大震災の教訓をぜひ生かしてほしいと強く訴えられました。先日、私は東梅 守町議から、安竹さん、ここで津波浸水想定区域病院移転を許したら市議会議員としてあなた本当に責任が問われますよと厳しく戒められたのであります。  12日の静岡新聞の社説の、先ほども出ましたけれども、「桜ヶ丘病院移転 改めて説明を聞きたい」、このことは大変なインパクトがありました。文脈には、なぜ津波浸水想定区域なのか、危険性があっても立地する利点がどこにあるのか、市は政策決定過程の説明を尽くすべき、こうありました。まさに、市民への説明責任を果たそうとしない田辺市長への叱責であったのであります。社説は、病院は集客施設ではない。現状の新桜ヶ丘病院の構想は……。 32 ◯議長(鈴木和彦君) 討論を終了してください。 33 ◯安竹信男君(続) 公共施設の立地で誤ったメッセージを発信してはならないと結んでおります。 34 ◯議長(鈴木和彦君) 終了してください。 35 ◯安竹信男君(続) 創生静岡は、今日まで粘り強く……。 36 ◯議長(鈴木和彦君) 終わってください。 37 ◯安竹信男君(続) 以上申し上げましたけれども、満場の賛成をお願いしまして討論を締めます。ありがとうございました。 38 ◯議長(鈴木和彦君) ルールは守ってください。  次に、市川 正君。   〔市川 正君登壇〕 39 ◯市川 正君 日本共産党市議会議員団を代表して、議題となっております請願第3号国民健康保険料の引き下げを求める請願、請願第4号子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名について、請願第5号桜ヶ丘病院移転に関する請願に対し、賛成討論を行います。  請願第3号についてであります。  静岡市民の約14万5,000人が国民健康保険──国保に加入しております。加入者の内訳は、年金生活者、非正規労働者、自営業者等が多数となっておりまして、年所得200万円以下が全体の7割、100万円以下は全体の5割となっております。加入者の所得水準は依然として低い状況下にありながら、保険料負担は他の医療保険に比べて高い水準となっているというのが特徴でもあります。  全国知事会、全国市長会、全国町村会など地方団体は、今の国保制度には被保険者の所得水準が低く保険料の負担が高いという構造的問題があることを強調し、その解決のために抜本的な公費投入増による保険料引下げを国に求めてまいりました。国庫負担割合の引上げ要望が実現するまでの間、市独自の予算措置で減免に取り組むべきと考えております。  静岡市の国保会計は、令和2年度の基金残高34億円、令和2年度繰越金は約20億円で、合計54億円となっております。世帯の人数に応じてかかる均等割、各世帯に定額でかかる平等割が国保料を高くする大きな要因となっています。厚労省は2022年度から就学前の子供に限って均等割の一部を軽減するとし、これを受けて静岡市は半額とするとしましたけれども、制度の改善には程遠いものではないでしょうか。  請願の趣旨で保険料の負担軽減、特に家族人数によって負担が増える均等割の減免が必要、このように訴えているのは当然のことであります。基金を活用すれば、均等割減免の対象を当面18歳まで拡充することは十分可能でもあります。  よって、請願第3号に賛成いたします。  次に、請願第4号子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名についてであります。  請願趣旨は、命を最優先にしながら、どの子にも学ぶ権利を保障し、行き届いた教育を実現することを求めております。新型コロナ感染拡大防止で新しい生活様式を求められる中だからこそ、子供たちが人間として大切にされ、生き生きと輝く学校をつくることが保護者、市民の願いでもあります。  要望項目は6項目19施策と多岐にわたっておりますけれども、そのどれもが子供たちの豊かな情操を育み、伸び伸びと学ぶ環境をつくることに欠かせない要求となっております。それはまた、教職員をはじめ学校関係者と保護者の願いでもあります。  新型コロナの影響で経済的に大変な家庭が増えております。学校給食費の無償化、当面半額補助で保護者負担を減らしてほしい、こういった願いは真剣に受け止める必要があります。給食費は市の決断で無償とすることは可能であり、県内では既に小山町、御前崎市が実施しております。  子供たちの学びの充実のために、全国に先駆けて35人学級を実現してきた本市として、教職員を増やし、少人数学級、当面、小中学校の30人学級を実現すべきであります。また、校内全トイレの洋式化、特別教室や体育館へのエアコン設置など、教育環境、施設を整えるのも喫緊の課題となっております。  さらに、全ての学校に特別支援学級を設置し、学級定数8人を6人にすること、小中一貫教育を一律に進めないこと、学童保育の支援員の2人体制を維持し、さらに増員を進めて支援員の労働条件改善に努めるなど、子供たちに豊かな放課後を保障する施策を積極的に行うことが必要です。  以上のことから請願第4号に賛成いたします。  次に、請願第5号桜ヶ丘病院の移転に関する請願であります。  請願趣旨は、市長から一切の説明がなされていないまま進められている桜ヶ丘病院の移転計画について、再検討を求めるものであります。移転先はJR清水駅東口公園であり、近い将来起こると予測される東南海地震の津波浸水想定区域であります。津波浸水想定区域に人の命を預かる病院を建設するなど、もってのほかと考えております。それでもなお、この場所にこだわるのはどういった理由によるものなのか、市長から市民への説明をすると同時に、市民の声を聞くべきではないでしょうか。  JCHOが土地を所有する大内新田地域は交通動脈の国道1号静清バイパスが通り、清水、静岡をつなぐ北街道も整備され、決して交通不便な地域ではなくなり、病院施設としての候補地の1つでもあります。  桜ヶ丘病院の移転新築は、清水区の多くの住民が望んでいるものであります。しかし、JR清水駅東口公園への移転となれば、さきに述べたとおり、津波浸水被害が避けられず、防災上も市民の命を守る点でも大きな問題です。将来に禍根を残さないために計画の見直しを求めるのは当然であります。  以上のことから請願第5号に賛成いたします。  以上、請願第3号、第4号、第5号に対して議員各位が賛同されるよう期待しまして賛成討論を終わります。よろしくお願いいたします。 40 ◯議長(鈴木和彦君) 以上で討論を終了いたします。  これより議案第169号を採決いたします。  まず、白鳥 実君外7名から提出された本件に対する修正案についてお諮りいたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 41 ◯議長(鈴木和彦君) 起立少数。よって、修正案は否決することに決定いたしました。  次に、原案を採決いたします。  同原案に対する委員長の報告は可決すべきものとされております。  原案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 42 ◯議長(鈴木和彦君) 起立多数。よって、議案第169号は原案のとおり可決することに決定いたしました。  これより議案第177号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決すべきものとされております。  本件は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 43 ◯議長(鈴木和彦君) 起立多数。よって、議案第177号は原案のとおり可決することに決定いたしました。  これより議案第170号から議案第176号まで、議案第178号から議案第182号まで、及び議案第187号から議案第189号までの15件を一括して採決いたします。  これら15件に対する委員長の報告は可決すべきものとされております。  これら15件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 44 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、議案170号外14件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。  これより請願第3号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択とすべきものとされております。改めて、可をもってお諮りいたします。  本件は、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 45 ◯議長(鈴木和彦君) 起立少数。よって、請願第3号は不採択とすることに決定いたしました。  これより請願第4号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択とすべきものとされておりますので、改めて、可をもってお諮りいたします。  本件は、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 46 ◯議長(鈴木和彦君) 起立少数。よって、請願第4号は不採択とすることに決定いたしました。  これより請願第5号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択とすべきものとされておりますので、改めて、可をもってお諮りいたします。  本件は、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 47 ◯議長(鈴木和彦君) 起立少数。よって、請願第5号は不採択とすることに決定いたしました。    ───────────────────   日程第21 議案第190号 令和3年度静岡市一    般会計補正予算(第6号) 48 ◯議長(鈴木和彦君) 日程第21、議案第190号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。  説明員から提案理由の説明を求めます。 49 ◯副市長(大長義之君) 本定例会に追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。  議案集8)、表紙をめくって議案説明を御覧ください。  議案第190号は、一般会計の補正予算(第6号)で、新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策として住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の給付に要する経費を計上するものでございます。  補正予算の総額は84億6,000万円余で、補正額を加えた累計予算額は3,584億2,000万円余となります。なお、繰越明許費は、臨時特別給付金の給付事業費において年度内の完了が見込めないものについて翌年度に繰り越して使用するものでございます。 50 ◯議長(鈴木和彦君) 質疑の通告はありません。  ただいま議題となっております議案第190号は、お手元に配布した議案付託表のとおり、市民環境教育委員会に付託いたします。  この際、委員会開催のため暫時休憩いたします。         午前11時24分休憩    ───────────────────         午後2時再開 51 ◯議長(鈴木和彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第21、議案第190号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。  市民環境教育委員長、長島 強君。   〔長島 強君登壇〕 52 ◯長島 強君 市民環境教育委員会に付託となりました議案第190号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第6号)につきまして、審査における要望・意見を中心に、審査の結果を御報告申し上げます。  住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業についてであります。  この事業については、現時点で制度の詳細が国から示されていないが、コロナ禍で困窮している世帯に対して迅速に給付金を支給できるよう全庁一丸となって対応してほしいとの発言が複数の委員からありました。  また、家計が急変した給付対象者が漏れなく給付を受けられるよう様々な方法で周知されたいとの要望や給付対象となるかどうかの判断をしやすいようにしてほしいとの発言がありました。  さらに、給付に当たってシステムの改修を行うとのことだが、いまだに新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、今後も同様のシステム改修が必要となることが想定されるため、様々な状況に対応できるシステム開発、運用にも取り組まれたいとの要望もありました。  おおむね以上のような要望・意見が述べられた後、議案第190号を表決に付したところ、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。
    53 ◯議長(鈴木和彦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「ありません」〕 54 ◯議長(鈴木和彦君) 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。  これより議案第190号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決すべきものとされております。  本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 55 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、議案190号は原案のとおり可決することに決定いたしました。    ───────────────────   日程第22 発議第8号 静岡市議会会議規則    の一部改正について 外2件 56 ◯議長(鈴木和彦君) 日程第22、発議第8号静岡市議会会議規則の一部改正についてから日程第24、発議第10号台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書までの3件を一括議題といたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議第8号外2件は、説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 57 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、発議第8号外2件は、直ちに採決することに決定いたしました。  これより発議第8号から発議第10号までの3件を一括して採決いたします。  これら3件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 58 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、発議第8号外2件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。    ─────────────────── 59 ◯議長(鈴木和彦君) この際、お諮りいたします。  会期の延長を日程に追加し、議題としたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 60 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、会期の延長を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。    ───────────────────   会期の延長 61 ◯議長(鈴木和彦君) 日程追加、会期の延長を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は本日までと議決されておりますが、追加議案の審議のため会期を12月16日まで1日延長したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」〕 62 ◯議長(鈴木和彦君) 御異議なしと認め、今期定例会の会期は12月16日まで1日延長することに決定いたしました。  なお、12月16日に上程予定の議案は、議案第191号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第7号)の1件でありますので、お知らせいたします。    ─────────────────── 63 ◯議長(鈴木和彦君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。         午後2時5分散会    ─────────────────── Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...