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  1. 静岡市議会 2021-10-04
    令和3年 厚生委員会 本文 2021-10-04


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯栗田委員長 ただいまから厚生委員会を開会します。  本日は、子ども未来局所管分の決算2件、議案2件の審査を行います。また、債権の放棄に関する報告があります。      ────────────────────────────── 2 ◯栗田委員長 審査に先立ち、説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言してくださいますようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、発言の際はマスク着用のままでお願いします。併せて、換気のため窓は開けたままとしていただくよう御協力をお願いします。      ────────────────────────────── 3 ◯栗田委員長 初めに、新型コロナウイルス感染症対策に関する事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については聞きおくのみとします。  それではお願いします。 4 ◯橋本子ども未来局次長 当局所管新型コロナウイルス感染症対策進捗状況のうち、主な事業について御報告をいたします。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告をお願いいたします。  初めに、令和2年度分について御説明いたします。  17ページ、上段、ナンバー23、事業名放課後児童クラブ感染症拡大防止対策事業、2月補正分は予算額3,870万円に対し実績額が3,620万円です。  事業概要は、放課後児童クラブが実施する感染症対策に必要な経費に対し、市立児童クラブには委託料を上乗せし、民間児童クラブには補助金を交付するものでございます。対象となる施設は、市立児童クラブ83クラブ民間児童クラブ12クラブの計95クラブで、1クラブ当たりの上限額は40万円です。  実施状況ですけども、市立児童クラブは全てのクラブと契約を締結し委託料の支払いを完了しています。また、民間児童クラブは、交付申請のあった8クラブに対し交付決定をいたしました。今後は、年度内に申請を受付、随時交付していく予定でございます。  1枚おめくりいただきまして、左側の18ページをお願いいたします。  18ページ、上段、ナンバー25、事業名私立こども園保育所等感染症拡大防止対策事業費助成、2月補正分は、予算額8,770万円に対し、実績額は179万円余です。  事業概要は、こども園等が実施する感染症対策に必要な経費に対し助成するもので、対象となる施設は私立こども園等の計214園で、1施設当たり補助上限額は、施設の定員数により30万円から50万円となっております。  実施状況ですけども、対象施設には9月1日に補助金の申請を案内し、申請受付を開始いたしました。9月17日までの申請件数及び交付決定件数は4件で、今後も年度内に随時申請を受付し交付していく予定でございます。
     次に、右側、19ページをお願いいたします。  19ページ、上段、ナンバー27、事業名妊産婦総合対策事業2月補正分は、予算額9,620万円余に対し、実績額は602万円余です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症に不安を抱えている妊婦の分娩前のPCR検査を実施する事業で、検査時期は分娩予定日のおおむね2週間前、検査場所は市内の産科医療機関です。  実施状況ですけども、令和3年度は9月17日現在、337人に対して検査を実施いたしました。今後も検査を実施してまいります。  続きまして、令和3年度分について御説明いたします。  資料は飛んでいただきまして、40ページをお願いいたします。  40ページの下段、ナンバー30、事業名子育て世帯生活支援特別給付金給付事業ひとり親世帯分)は、予算額4億2,600万円に対し、実績額は3億2,724万円余です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯を支援するため、児童扶養手当を受給する世帯等に対し、生活支援特別給付金を給付するものです。給付額は児童1人当たり5万円です。  実施状況ですけども、5月11日より支給を開始し、9月17日現在で4,266世帯に3億1,935万円を支給いたしました。給付金の申請は令和4年2月28日まで受付を行いまして、3月末の支給をもって事業を終了する予定です。  次に、右側、41ページをお願いいたします。  41ページ、上段、ナンバー31、事業名子育て世帯生活支援特別給付金給付事業(その他世帯分)は、予算額4億5,400万円に対し、実績額は1億8,692万円です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するため、先ほどのひとり親世帯分給付金の対象とならない令和3年度分の住民税均等割が非課税の子育て世帯等に対し、生活支援特別給付金を給付するものです。給付額は児童1人当たり5万円です。  実施状況ですけども、7月26日より支給を開始し、9月17日現在で1,851世帯に1億6,685万円を支給いたしました。給付金の申請は令和4年2月28日まで受付を行い、3月末の支給をもって事業を終了する予定でございます。 5 ◯栗田委員長 報告は以上です。      ────────────────────────────── 6 ◯栗田委員長 次に、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分及び認定第4号の決算2件を一括議題といたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 7 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、決算の番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑をお願いします。 8 ◯平井委員 自民党の平井です。よろしくお願いします。  それでは、初めに3)の主要施策成果説明書の175ページ、子ども未来課児童クラブ室整備事業についてお尋ねします。  初めに、児童クラブ待機児童ですけども、元年度の86人から43人へと半減していますが、令和2年度目標のゼロ人は達成できていないようなんですけども、これまでに目標達成に向けてどのような取組をされてきたのか、また、3年度の待機児童の状況を教えてください。 9 ◯原田子ども未来課長 児童クラブ待機児童の解消のための取組についてでございますが、令和2年度の当初のニーズ量に対応できるよう、平成27年度から令和元年度までの5か年で85室、2,755人分の整備を実施してきました。さらに、令和元年度に策定した静岡市子ども・子育て・若者プランに基づきまして、2年度は6室、225人を整備したものの令和3年度当初、5月1日現在ですけども、待機児童数は、令和2年度の43人から減少したものの33人となりまして、待機児童の解消には至りませんでした。  待機児童解消に至らなかった理由でございますが、まず全体として、平成27年度から令和3年度を比較しますと、申請者数は1,441人、年平均で240人ほど増加しております。その結果、一部のクラブでは申請者数の増加によりまして、クラブの定員を超過してしまったこと、第一希望以外のクラブへの入会を断る方がいること、中高学年の利用が増えていること等によりまして、待機児童の解消に至らなかったと考えております。  内訳についてですが、7クラブで33人となっておりますが、この中には同一学年、学区内の他のクラブであれば入会可能ではありますが、第一希望以外は入会の意思がないために待機となっている児童が20名ほどいらっしゃいますので、国基準に基づく待機児童としましては、2クラブ、13人というような状況になっております。 10 ◯平井委員 ただいまの御答弁では、部屋を増やして、また、申請者も年平均で240人ほどということで増えているということなんですけども、私の地元の学校なんですけども、児童クラブがあって、子供がちょっと増えるということで、1部屋増やしたんですけども、例えば1年ぐらい支援員さんの問題でなくて、多分それだけお子さんが入らなかったと思うんですけども、1年は使っていなかった部屋があると思うんですよ。  そういったところで、現在、教室は整備したんですけども、使われていない教室がある学校はどれぐらいあるのか、お聞かせください。 11 ◯原田子ども未来課長 整備したにもかかわらず、使用してない教室はあるのかについてですけども、使用してない教室については基本的にはございませんが、今、お話を頂いたクラブにつきましては、部屋が少しそこだけ離れているといった状況などから、運営上の課題があるということで、現在、使用してない教室が1室あるということであります。  ただ、今後も運営受託者と協議しながら、その辺の課題解決に向けて調整することで、使用できるように調整してまいりたいと考えております。 12 ◯平井委員 まだ、教室を整備しなければいけない学校は幾つかあると思うんですけれども、これから整備が必要な教室数が幾つ必要なのか、分かれば教えていただきたいということと、整備に関しては、学校の教室または学校の敷地内に整備される形になると思うんですけども、それぞれどれぐらいの費用がかかるのか、教えていただきたいと思います。 13 ◯原田子ども未来課長 今後、必要な教室数についてでございますが、児童数が減少していくものの申請者や申請率は増加が見込まれているような状況もございます。  静岡市子ども・子育て・若者プランでは、令和7年度当初のニーズ量に対応できるよう、令和2年度から6年度にかけて34室、1,135人分の整備を目標としております。  それから、整備の費用につきましてですけども、学校の空き教室を改修して整備する方法と、学校の敷地内に独立施設を整備する方法がございます。教室改修につきましては、普通教室、大体35人規模で1室当たり平均480万円ほどかかっております。独立棟の整備につきましては、40人規模で1棟当たり約3,250万円かかっております。 14 ◯平井委員 分かりました。  学校の事情によって整備ができないところとか、物理的に難しいところがある中で、学校内でなくて、民間の事業者さんと連携していく必要があると思うんですけども、民間の児童クラブについてお聞きしたいんですけども、民間の児童クラブが幾つあるのか、あと待機児童解消に向けて、今どのように連携しているのか、その辺のことをお聞かせください。 15 ◯原田子ども未来課長 本市での民間児童クラブの状況でございますが、令和2年度に11クラブ、令和3年度に12クラブが開設されております。  利用者につきましては、5月1日現在、2年度には442人、それから3年度には469人が利用しております。  民間の児童クラブに対しましては、利用者負担金が公設のクラブとの均衡を考慮した額ということで、おおむね1.5倍程度で待機児童の解消に資すると認められる場合には、国の補助基準に準じて、2年度は5クラブに補助を実施しております。  民間の児童クラブにつきましては、公設の児童クラブと異なりまして、複数の学校の児童を受け入れることが可能で、送迎の実施、それから英語教育やスポーツの実施など、特徴ある運営を実施して、公設との差別化を図った運営を実施しているクラブもございます。 16 ◯平井委員 次にまいります。  3)の447ページ、青少年育成課面接相談事業についてお聞きします。  面接による相談についてですが、状況が改善している相談者の割合が高いということですけども、コロナ禍の影響があったのか、また、これまでの相談件数の推移についてお聞かせください。 17 ◯高山子ども若者相談担当課長 まず、相談件数の推移ですが、平成29年度、440件、延べ相談回数は7,353回、平成30年度は501件、延べ相談回数が6,937回、令和元年度、489件、延べ相談回数が4,845回、令和2年度につきましては435件、延べ相談回数が4,157回となっております。  コロナ禍の影響についてですが、令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、5月末まで緊急事態宣言でありましたので、その期間は面接相談をやめ、電話相談を基本としておりました。そのため、ケースの件数全体は、昨年度よりも減少していると思われます。しかし、少子化で児童生徒数が減っている状況にもかかわらず、相談件数はここ数年400件台から500件台を推移しているような状況です。  また、相談の主訴も不登校に限らず、子供、若者に関する問題が複雑化、多様化している状況にあります。継続的な相談の中で、より専門性を有する機関を紹介したり、学校等、教育機関関係機関と連携を図ったりしながら対応しております。  コロナだったから、改善率が特に高かったというようなコロナとの因果関係については不明なところもございます。 18 ◯平井委員 今のところで関連してお聞きしたいと思います。  コロナ禍の中でも、電話相談とか、そういったこともあって、大体400件から500件で推移しているということなんですけども、相談される方が子供たちだけでなくて、いろんな若者がいらっしゃると思うんですが、どういった経緯で面接による相談をされる方が多いのか、お聞かせください。 19 ◯高山子ども若者相談担当課長 どういった経緯で子ども若者相談センターに相談が持ち込まれるのかという件についてお答えいたします。  まず、子ども若者相談センターに申込みをされるのは、ほとんどが保護者の方になります。  と言いますのも、やっぱり未成年の方については、直接、お子さんが電話をかけたりすることは、やはりちょっとハードルが高いので、保護者さんのほうで相談がありますという形で持ちかけられるものがほとんどになっています。あるいは、御親戚の方なども御心配されて相談される場合がありますけれども、保護者さんは御了解済ですかというような確認は取らせていただいております。  また、保護者さんも、直接こちらに電話をかけてくるわけですけれども、当センターを紹介してくださる機関がたくさんあります。児童相談所ですとか福祉機関医療機関、主に学校などもあります。  学校関係者への啓発に私どもも力を入れておりますので、担任の先生、学年主任養護教諭スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどからの御紹介を経て、センターに相談を持ちかけられるケースが多くなっております。 20 ◯石上委員 2点ほど教えてください。  3)の80ページ、子ども若者育成支援推進事業費のうちのひきこもり対策推進事業ですけれども、目標値61.6%の改善のところが71.4%、7割以上の方が改善しているよという結果だと思うんですが、これはここに相談に来る件数が何件あって、御家族の御相談だと思うんですが、家族数としてはどのぐらいになるのか、教えてください。 21 ◯高山子ども若者相談担当課長 ひきこもりの相談件数について御質問があったと思いますので、まずそちらからお答えいたします。  ひきこもり相談につきましては、こちらも直接会ってお話しをする面接相談と電話のみで対応している電話相談があります。  申込みの全体の件数でいきますと、令和2年度は面接する形の相談の申込みが252件ありました。電話相談の件数につきましては364件ございました。  2点目の御質問の家族数につきましては件数しかまとめておりません。 22 ◯石上委員 それからアウトリーチ型支援というのを説明していただきたいのと、それからもう1つは、この前、新聞で読んだんですが、ひきこもり対策という、ひきこもりというネーミングがあまりよくないんじゃないかという話を聞いたことがあるんですが、こんなことは行政のほうでも、このひきこもりというネーミングをやめて、何か対外非接触型どうたらこうたらという名前だったと思うんですが、そんなものは考えていらっしゃるのか、教えてください。 23 ◯高山子ども若者相談担当課長 アウトリーチについてですけれども、直接御家庭へ訪問して、御家族にお会いしながら支援をしていくというようなこともアウトリーチの一つと捉えています。  ただ、御本人に会うことが難しいパターンが多いものですから、直接お宅へ訪問しても、御家族止まりというようなことがよくあります。  また、地域でも支えていただく必要がありますので、地域包括支援センターなどにも出向いて状況をキャッチするというような形のアウトリーチも行っております。  もう少し段階が進んできますと、就職について考えたいよというような御希望があれば、ジョブステーションとか、お仕事を紹介してくれるような機関もございますので、そちらに一緒に行って、一人では心もとないというような方への、いわゆる同行という形で支援させていただくようなこともやっております。  名称についてですが、今現在、私どものほうで特段改名するような検討段階には入っておりません。ただ、ひきこもりという言葉について、印象がというようなことは耳に入ってきておりますので、今後もし検討が必要であるようでしたら、改名の方向も考えていかなければならないとは思っております。 24 ◯石上委員 こういうのというのは、すごく神経を使うし、御苦労が多いと思うんで、相談に乗っている皆さんが病気にならないように、その辺のケアもしっかりやっていただきたいと思います。  それから簡単でいいですが、177ページ、子育て世代包括支援センター子ども家庭課ですけれども、当該年度目標1,093件に対して1,376件の実績ですけれども、どんな相談が多いんでしょうか。妊娠期から出産、子育て期への切れ目ない支援を行う相談窓口ということですけれども、どんな相談をしてくるのか、簡単でいいですけれども教えてください。 25 ◯萩原子ども家庭課長 子育て世代包括支援センターでの具体的な相談内容についての御相談でございますが、相談内容としては、非常に多岐にわたっておりまして、本当に一般的な、初めてのお子さん養育方法が分からないであるとか、もうちょっと踏み込んだ場合ですと、福祉的な部分で、経済的に困っていて家庭での養育がうまくできないとか、そのような相談がございます。  場合によると、妊娠中から今後、子供さんが産まれた後、どういった支援が受けられるのかといったような相談を事前に頂くような場合もございます。 26 ◯後藤委員 お願いいたします。  それでは、3)の182ページ、2番の市立こども園等施設整備費のところを聞かせてもらいたいと思います。  そこに遊具の修繕とありますけども、まず市としてこども園等の遊具の必要性をどのように考えているのか、教えてください。 27 ◯海野こども園課長 遊具を使って遊ぶことにつきましては、遊びの幅が広がったり、友達との関わりが深まっていくとともに、体の発達に合わせた運動や体の使い方を身につけることに大変役に立つということで考えております。  そのため、遊具はこども園での教育保育に必要なものというということで捉えております。 28 ◯後藤委員 続きまして、市立のこども園の遊具の点検はどのように行われているか、私立の遊具の点検も合わせて教えてください。 29 ◯海野こども園課長 市立こども園につきましては、各園におきまして、毎朝、職員が遊具の安全点検を行って記録をしています。それと専門業者が年に1回、安全点検を実施しております。 30 ◯堀幼保支援課長 私立こども園の遊具の安全点検につきましては、各園において、毎日遊具の点検をして安全確認を行い、記録を残しております。  当課で行う年に1度の指導監査の際には、各園の点検の実施状況を確認しており、直近の監査におきましても、特に問題となるケースはございませんでした。 31 ◯後藤委員 専門の業者によって点検が行われているということで、市立こども園で遊具の点検の結果、使用不可になっているとか、停止とか、そういった判定もあると思うんですけども、そういった判定が下された後、修繕とか撤去、更新とかはどのように行っているのか、教えてください。 32 ◯海野こども園課長 専門業者による安全点検の結果、使用停止の措置を講じる必要がある、早期に修繕が必要である、こういった遊具につきましては、まず子供の安全を確保する必要がありますので、例えば周囲をテープで囲ったり、使えませんとか、そういった形で表示をしまして、まず安全を確保します。  これらの遊具につきましては、各園の意見を基に、こども園課と相談させていただきまして、例えば使用頻度が高く、修繕により使用可能となる遊具につきましては修繕を行います。老朽化が著しいものとか、修繕が困難なものにつきましては撤去という形で考えています。 33 ◯後藤委員 まずは使用停止をして、その後、修繕なり撤去、更新なりという判断のところで、園を中心に決めていくという話だったと思います。そのときにこども園のほうでも、いろんな事業を行っていく上での予算があるわけで、その優先順位といったものがあるわけですけれども、その中でこども園に配当されている予算で修繕ができないといった場合にはどのような対応をされているのか、教えてください。 34 ◯海野こども園課長 軽微な修理等によって使用が可能になるもの以外のものにつきましては、そちらの園の意見を基に、設置されている遊具の数であるとか、例えば遊具の種類、使用頻度、そういったものを考慮しまして、こども園課の予算を使いながら、順次修繕とか、撤去等を行っているところです。 35 ◯後藤委員 質問を変えます。  議案集3)の175ページの児童クラブの関係ですけれども、児童クラブにおいて、支援員の確保といったものが課題であると思いますが、現状どのようにして支援員を確保しているのか教えてください。 36 ◯原田子ども未来課長 児童クラブにおける支援員の確保につきましてですが、基本的には、運営受託者によるハローワークですとか、県の社会福祉人材センターの活用、また、求人誌の活用等の取組を中心として行っております。  市が連携、支援した上でのこういった取組も同じように推進をしているところです。  市が協力して実施している支援員確保策としましては、公共交通機関への募集広告の掲載、それから市ホームページや広報紙での募集、市教育委員会との連携によりまして、長期休暇期間中、特別支援教育支援員ですとか、学校司書、給食調理員などの活用も行っているところです。  また、支援員を希望される方から連絡があった際には、支援員が不足しているクラブ等を紹介しております。  しかしながら支援員については、県が実施する認定資格研修を受けた支援員と補助員がおりまして、設備・運営に関する基準では、1単位、教室に2名以上の支援員配置──こちら1名は補助員でも可となっておりますけども──が必要となっております。  認定資格研修を修了した支援員を確保するのは厳しい状況にありますので、各クラブに対して、認定資格研修の受講資格を満たした者に対しましては、研修受講を促し、計画的に支援員を増やすよう指導を行っております。 37 ◯後藤委員 最後に葵区、駿河区、清水区では、運営受託者やサービスが統一されてないと聞いておりますけど、今後どのようにしていくのか、教えてください。 38 ◯原田子ども未来課長 現在、葵区、駿河区等と清水区では、運営受託者が異なっておりまして、それに伴いまして開所状況や料金についても異なる運営形態となっております。  まず、開所状況につきましては、葵、駿河区等につきましては、土曜日も開所をしておりますが、清水区につきましては年に何日かは開所しておりますけども、通年での開所はいたしておりません。  それに伴いまして、保護者負担金も、葵、駿河区等では、月額9,500円、清水区では7,500円となっております。  また、長期休業期間中の保護者負担金につきましても、清水区側では各クラブで異なっている状況でございます。  清水区の児童クラブでは、利用児童の増加に対応するため、支援員の確保に取り組んでおります。清水区での土曜日開所の受入れ体制を整えるためには、さらなる支援員の確保が必要となるというところがございますので、それについて検討、それから運営受託者等との協議が必要であると考えておりますので、今度も支援員を確保する取組とともに、そういったサービスの統一についても、できる限り検討していきたいと考えております。
    39 ◯山本委員 済みません、何点か教えていただきたいと思います。  同じく議案3)の主要施策成果説明書の184ページの5に子育て支援費(1)、(2)、(3)と、子育て支援施設運営と子育て支援事業運営、地域子育て支援センター事業と、運営主体が指定管理、直営、委託というふうに分かれておりますけれども、まずこの辺、何が違うのかということと、もしくはその各運営主体が違うことによってのメリット、運営内容等を教えていただきたいと思います。 40 ◯原田子ども未来課長 子育て支援センターの運営形態がそれぞれ違う理由でございますけれども、まず子育て支援センターですけれども、子育て中の親子が安心・安全に交流できる場所を提供し、子育て支援や子育てに関する情報の提供、子育ての相談対応、子育てに関する講座等を開催する施設でございます。  まず、指定管理の施設は4施設ございますが、こちらにつきましては、当課所管の単独施設でありまして、子育て支援センターとしての規模も大きいことから、民間事業者等の持つ子育て支援のノウハウを活用したより効果的、効率的な管理を行うため、指定管理者を指定して運営を実施している施設となります。  次に、直営の施設でございますが、市立のこども園内で実施している子育て支援センターになりまして、当課にて直接、管理運営を実施している施設となります。  委託の施設につきましては、旧子ども・子育て支援プランに沿って運営している施設でありまして、市民に対してニーズ調査を行い、その結果を基に、各地域に必要な子育て支援センターの配置を検討したときに、その該当地域において、子育て支援センターを運営する意思があり、施設についても、国の必要とする条件を満たすことができる民間の保育所等について委託契約を締結して運営している施設となります。  特に、指定管理者を指定して運営している静岡、清水の中央子育て支援センターにつきましては、子育て中の親子の交流スペースを提供しているだけでなく、保育施設を完備しており、保育所としての運営もしているなど、特色を持った子育て支援活動を実施しております。  また、直営及び委託している各センターについても、それぞれが連携して子育て中の親子の支援に一丸となって取り組んでいる状況でございます。 41 ◯山本委員 目的はみんな一緒であって、子育て支援を充実させていこうということだと思うんです。  ちょっと追加で教えていただきたいんですが、市民から見ると、それぞれのよさがあって、それぞれの施設があるという中で、特に市民からすると、どんな印象を持たれているのか、地域のほうが地域に近いもので使いやすいよとか、そういうような御意見みたいなものがあるんでしょうか、ニーズ的にどうなんでしょうか。 42 ◯原田子ども未来課長 基本的には、どこもそういった役割というのは同じであるかなと思っています。  市立ですとか、委託と直営につきましては、各地域にございますので、近隣で利用しやすいですとか、将来的にそこの保育所等を利用するとかといったときに、その園の雰囲気ですとか、そういったものを感じられるというふうなメリットがあると思います。  指定管理につきましては、そういった機能と合わせて、一時預かりとか、施設も全市的に訪れて来られますので、いろいろな方々と交流できたりとかという違いはあるかなと思います。 43 ◯山本委員 次に、同じ3)185ページの地域子ども・子育て支援事業費ということで、ここに利用者支援事業の説明があるんですが、子ども未来サポーターを12か所に配置されているということなんですが、子ども未来サポーターの確認なんですが、その役割、活動内容はどんなことでしょうか。 44 ◯原田子ども未来課長 子ども未来サポーターの役割と活動につきましては、平成27年度より子ども・子育て支援法が開始となりまして、例えば保育所と幼稚園の一元化が進んだり、子育て環境の急激な変化に伴いまして、妊娠中や子育て中の親御さんが混乱しないように、その状況に沿った、その時々においての必要な子育て支援ですとか、保育施設の入所に関する情報提供など、個人に対するオーダーメードの子育て支援活動を行う役割を担っております。  活動につきましては、市内21か所に配置されている子育て支援センターのうち、12か所に子育て未来サポーターが配置されておりまして、当該センターを拠点としまして、地域の保健福祉センターや他の子育て支援センター、それから児童館等に出向きまして、子育て中の親御さんにお声をかけさせていただき、本市の出張窓口として子育て支援活動を実施しています。  また、マザーズハローワークや民間が主催する子育て支援のイベント等にも積極的に参加しまして、本市の子育て支援情報の提供活動や子育て相談対応等を実施しているところです。  さらに、企画課が主催します移住相談会にも参加しまして、移住先で悩んでいる方にも、本市の子育て環境全般について相談対応などを行っております。 45 ◯山本委員 その中で、今、先ほど御答弁いただきました21施設のうち、12か所にサポーターを配置しているということなんですが、葵区が5か所、駿河区3か所、清水区4か所というような配置形態になっているんですけれども、その配置の数というんですか、その前段の184ページを見ると、ある程度、利用者数が多いところに配置されているのかなという印象は持っているんですが、その配置基準みたいなものと、あと区ごとの利用者の状況は違うものなのか、その辺を合わせて教えていただきたいと思います。 46 ◯原田子ども未来課長 まず、地域箇所数についてですけれども、年々箇所を増やしてきております。  平成2年度からの静岡市の子ども・子育て・若者プランを策定する段階で、一応こちらのほうのニーズ調査を行いまして、そこで未来サポーターにつきましての利用希望を調査しております。  その結果、利用を希望しない方というのが、アンケート上、少し多かったものですから、費用対効果ですとか、そういったことを踏まえまして、令和2年度以降は12か所で運営していくというような形で運用しているところです。  済みません、もう1問は。済みません。 47 ◯山本委員 区ごとの利用状況というのはどんなイメージかなということと、傾向みたいな感じで。 48 ◯原田子ども未来課長 区ごとにおきまして、利用者の状況、傾向について、特に大きな違いはないとは考えています。  子ども未来サポーターの活動として、年間、地域に出向いた回数、全体では386回だったんですけども、内訳としましては、葵区、142回、駿河区、153回、清水区、91回というような形になっていまして、月平均でいくと、葵が11.8回、駿河区、12.8回、清水区、7.6回というような状況になっております。  こちらについては、清水区が若干少ないように見えてしまいますけれども、葵、駿河区については、保健福祉センター等の数が清水区より多いことから、相談件数や出張先が清水区より多くなる傾向がございますけども、相談内容ですとか、そういったものにつきましては、おおむねそんなに違いはないというふうに認識しております。 49 ◯山本委員 同じく186ページと187ページ、昨年度コロナの関係で、特別給付金みたいな形で、国のほうからの手当があったかと思います。  子育て世帯臨時特別給付金給付費と、あと、ひとり親世帯臨時特別給付金給付という2つの事業があったかと思います。それぞれの実施状況はどうであったのかということと、これは、100%に近い形での支給になっているとは思うんですけれども、実態として、その対象世帯とか、そういった数字が分かればどのぐらいの対象世帯があって、そのうちの約9割に当たる何世帯が対象で支給しましたというようなところが分かれば、教えていただきたいと思うんですが。 50 ◯萩原子ども家庭課長 まず、186ページの子育て世帯臨時特別給付金給付事業についてでございますが、こちらの給付金については、3)の議案集に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するために、児童手当等を受給する世帯に対して給付金を支給したものでございます。  対象児童は、平成16年4月2日から令和2年3月31日までに産まれた、その当時ゼロ歳から16歳未満の子供さんで、令和2年3月分、もしくは4月分の児童手当の対象児童が給付金の対象となっております。給付金については、児童1人当たり1万円を支給いたしました。  こちらについては、まず市のほうが直接児童手当を支給しております一般の支給対象者につきましては、昨年の6月30日に支給を開始しまして、あと官庁にお勤めの公務員については、市のほうで対象者の把握ができないもんですから、その方たちについては、それぞれの官庁から対象の方にお知らせをした上で支給をしておりまして、その方たちについては、7月31日から支給を開始しております。いずれも令和3年3月をもって支給を完了しております。  実績としましては、一般の支給対象児童は7万1,884人、それから公務員の支給対象児童は6,537人の計7万8,421人に対しまして、7億8,421万円を支給しております。  ですので、こちらについては対象者の把握、静岡市もしくは官庁のほうで把握できておりますので、対象となる全世帯に対して支給できたものと考えております。  続きまして、ひとり親世帯の臨時特別給付金給付事業についてでございますが、こちらにつきましても、新型コロナウイルス感染症の影響を受けておりますひとり親世帯の支援をするために、児童扶養手当を受給する世帯等に対し、給付金を支給したものでございます。対象が3つありまして、令和2年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方、それから公的年金を受けていることによりまして、児童扶養手当の受給を受けていない方、それからこの新型コロナの影響で、家計が急変して、令和2年2月以降の収入が、児童扶養手当の対象となる水準まで下がった方、この3つのうちの1つに該当する方が対象となります。  支給額につきましては、まず基本給付といたしまして、1世帯当たり5万円、これに加えて、2人以上の子供さんがいる場合については、2人目以降の子供さんについては、さらに3万円をプラスして支給いたしました。  さらに、この新型コロナの影響で収入が減少したという申出があった方については、追加給付としまして、さらに1世帯当たり5万円の支給をしたところでございます。  こちらの給付金は、令和2年の8月28日から支給を開始しまして、令和3年3月をもって支給を完了しております。  こちらにつきましては、児童扶養手当を受給していない世帯については、市のほうで対象者の方を把握していないもんですから、広報しずおかですとか、ホームページ、ラジオ、それからNPO等が主催するひとり親世帯向けのイベント等を活用して、積極的にこの給付金について、広く周知を行ったところでございます。  実績としましては、4,768世帯に対しまして、7億3,590万円を支給いたしました。  こちらについては、実際に対象世帯が何世帯あって、そのうち何世帯ということでの把握はできませんけど、基本的には、この給付金の対象になる方からは申請を頂いて支給はできたものと考えております。 51 ◯山本委員 次は、事務事業総点検表その2)の211ページのナンバー796、青少年育成課の昨年度から高校生のための居場所サポート事業というのが始まりまして、この成果とか評価として、1年を通してどうであったのかというのを、まず教えていただきたいと思うんですが。 52 ◯高山子ども若者相談担当課長 高校生ぷらっとサロンの評価についてということですが、昨年度からこの事業がスタートいたしました。開催の目標回数100回ということで開催いたしましたが、コロナの影響もありまして、閉めていた期間もございますので、最終的には86回の開催になりました。  また、開けてはいたものの、参加のない日もございましたので、実際に利用があった数につきましては、延べ52名の利用となっております。  参加者からの評価についてですけれども、毎回来ていただいた方には、今日の活動はどんな印象でしたか、どんなことがよかったですかということでアンケートを取っています。5段階評価で評価をしていただいて、参加されました52名の評価の平均は4.7となっております。  また、満足度4以上を付けた方の割合ということで、この満足度というのを出しておりますが、92.3%の方が4以上を付けてくださっておりますので、目標値をクリアしたと捉えております。  利用者の皆さんからは、タブレットが使えますので、好きなコンテンツを自由に見ることができて楽しかったよですとか、また、カードゲームなどをやって、初めて会った人とも少し会話ができて、関わりを持てて楽しめましたなどという声もアンケートでいただいております。 53 ◯山本委員 おおむね良好というような感じですよね。  くどいようでごめんなさい。これはどこの場所でやっているのかということと、あとその対象、高校生ということで、男女、具体的にどのぐらいの比率なのかなというのを、分かる範囲で教えていただければなと思います。  それで、ここで困難を抱えるという、この困難という概念というか、どういうケースを想定していて、これができたのかというのを改めて教えていただければと思います。 54 ◯高山子ども若者相談担当課長 高校生ぷらっとサロンを行っている場所ですけれども、市の中央体育館の3階にスペースがありますので、そちらで週2~3回、2時間程度ですけれども、午後の時間に開催をしております。  男女比についての御質問ですが、申し訳ございません、男女比については手元に集計表がございませんので、ちょっと分かりかねます。申し訳ございません。  それから3つ目の困難を抱える若者というところをどのように捉えているかという御質問ですけれども、中学を卒業した後に、もともとちょっと不登校ぎみであって、一旦高校に行ったものの、途中でやめてしまったとか、あるいは行けなくなってしまったというような高校生世代もありますので、そういった方たちを含めて、不登校あるいは中退者などを想定した困難を抱えているというふうに捉えております。  やっぱり社会とつながることを少し控えていらっしゃる方があると思いますので、できるだけ同世代の人と関わりながら、コミュニケーションが取れるような場が提供できたらと思いまして、こちらを開催しております。  済みません、男女比について資料がありましたので、お答えいたします。  52名のうち、男性が17名、女性が35名となっております。大変失礼いたしました。 55 ◯寺尾委員 寺尾ですが、よろしくお願いします。  ページが若干前後してしまうかもしれませんが、御容赦ください。  議案集3)の183ページです。保育園、こども園の関係です。  待機児の関係ですけれども、年度初めがゼロということで、それはそれとして非常に努力をしていただいた成果だと思いますが、年度途中でどうしても待機児が出てきてしまうという状況があるわけですが、まず昨年度の年度途中の状況を教えていただけますか。 56 ◯原田子ども未来課長 年度途中の待機児童についてですが、令和2年の10月時点で83名になります。令和元年度につきましては118名おりましたので、前年比で言いますと35人減という形でございます。 57 ◯寺尾委員 もう1つ教えてください。  希望の園に入れなくて、いわゆる隠れ待機児なんていう言葉もあるんですけれども、そういう方の人数もお願いします。 58 ◯原田子ども未来課長 待機児童につきましては、厚労省におきまして、待機児童の定義、該当しない児童が隠れ待機児童、保留児というような言い方をしますけども、令和2年の10月時点につきましては328人になります。主な理由としましては、特定の施設を希望する方が221人で大体67%、育児休業を延長された方が84人で26%でございます。 59 ◯寺尾委員 もう1つ、待機児童園が3つの区にあります。その待機児童園の園児の状況などについても推移を教えていただけますか。 60 ◯海野こども園課長 待機児童園は、今おっしゃられたとおり市内に3施設あります。年度途中に保育所、園に入所できなかった場合に、保育所等に入所できるまでの間、児童を保育する施設になります。  そのために当然年度当初と年度末のところでは人数が異なってきます。令和2年度の3施設の入所状況ですけれども、令和2年4月ですと30人、令和2年9月ですと42人、3月ですと62人になっています。  今年度につきましては、令和3年4月が29人、令和3年9月が42人とほぼ昨年と同数字という形になっております。 61 ◯寺尾委員 今後の年度途中においても、できるだけゼロに近づけていくということが必要だと思います。  待機児童園をどう活用していくかという問題もありますけれども、その辺の考え方がありましたらお示しいただけるとありがたいですが。 62 ◯原田子ども未来課長 年度途中の待機児童解消に向けての取組ということでよろしいでしょうか。  年度途中の待機児童解消のために、令和2年度につきましては、小規模保育事業所の募集を行っておりまして、開設につきましては、もう開設準備が整ったところから開設していただくような取組でしたり、私立幼稚園の認定こども園への移行を推進するなど、ゼロ歳から2歳までの受入れ枠を拡大する取組を行っております。  令和3年度につきましても、同じように認定こども園への移行の推進、それから既存保育施設の定員の増につきまして、各園に働きかけまして、保育の受入れ枠の拡大に向けた取組を行ってまいりたいと考えております。  今年度からは、年度途中の利用申込みが多いゼロ歳児を各園が安定的に受入れることができるよう、私立こども園に対しまして、ゼロ歳児担当保育士を確保するための人件費についても助成を行っております。  さらに、各区の子育て支援課におきましても、保護者の意向を丁寧に聞き取り、入所可能な園のあっせんを行うことで、年度途中の待機児童の解消に取り組んでまいります。 63 ◯寺尾委員 大変ですけど、ぜひお願いします。  併せてお聞きしたいんですけども、コロナ対策についてお伺いをします。  先ほどもコロナ対策の報告がありましたけども、特に保育園、こども園などにおけるコロナ対策について、どんな方針といいましょうか、今、マニュアルを示していらっしゃるのか、その辺についてお聞かせいただけますか。 64 ◯海野こども園課長 市立では、各園にこども園課から通知を行いまして、そういった対策につきましては指示をしています。具体的には、換気ですとか、消毒、職員のマスク等の基本的な感染防止対策の徹底を行っています。職員の健康観察や行事の見直しを行っています。  保護者には、家庭での感染防止策の徹底のほか、子供や同居の御家族の健康観察もお願いし、子供に発熱や呼吸器症状がある場合につきましては、登園は控えていただくなど、御協力をお願いしております。  なお、私立につきましても、市立に準じた対応をお願いしているところです。 65 ◯寺尾委員 1つ教えてほしいのは、その保育園、こども園などにおける検査体制ですけれども、PCR検査、抗原検査等々、あるいはキットの配置というようなこともお聞きしたんですけども、この検査についての対応はどんな方針であるのか、その辺についてもお願いします。 66 ◯堀幼保支援課長 検査体制に関することでございますが、私立園におきましては、今年度実施しております新型コロナウイルス感染症対策事業補助金で、職員の家族が濃厚接触者になるなど、職員自身の感染が疑われて、やむを得ず自費で検査をするようになった場合などを含めまして、かかり増し経費ということで、補助の対象としているところでございます。  保育施設につきましては、これらを活用しながら園内での感染防止に努めていただいているところでございます。 67 ◯寺尾委員 例えば、保育士の中で感染者が出たという場合に、やっぱり園のほうとしては、保育士全員に検査を受けさせたいとか、あるいは保育園、こども園の場合は子供たちとの接触度が非常に強いわけですよね。ですから、子供たちにも検査を受けさせたいとかあるんですけれども、そういうところの経費などについてはどうなっているんでしょうか。 68 ◯堀幼保支援課長 検査につきましては、検査のときは例えば陰性でありましても、陽性になる可能性がございますので、医師の判断の下でやっていただくということが一番いいかなと考えております。  もし、定期的な検査をするということになりますと、その費用もかなりかかってしまうというところになりますので、保育従事者の体調が不良のときには、まずはお休みをいただいて、医師の判断の下で検査をしていただくということが重要であると考えております。  費用負担につきましては、先ほど申し上げましたように、私立におきましては、新型コロナで職員が感染した場合には検査を受けることになっております。  園児につきましては、特に保護者の負担になるということになるかと思うんですけれども、体調が優れなかった場合に、医師の判断で検査を受ける場合には、公費でということで聞いております。 69 ◯寺尾委員 結局、自己負担が非常に多いということにはなってしまうという、今のお話しだったと思うんです。これはまた要望で申し上げたいと思います。  あわせて、そう大きくは変わらないと思うんですけれども、175ページのところに児童クラブがあるんですけども、児童クラブについてのコロナ対策という点では、どんな方針であるのか、確認のためお願いします。 70 ◯原田子ども未来課長 児童クラブにおける感染対策でございますが、市のほうで作成しました感染拡大防止マニュアルに基づいて、基本的な対策を行っていただいております。  具体的には、職員と児童につきましては、毎日の健康観察、マスクの常時着用、小まめな手洗い等を行いまして、クラブ室では換気の徹底、ドアノブや机などの共用部分の消毒、対面を避けた飲食などを実施しております。 71 ◯寺尾委員 同様の対応でやっていただいていると受け止めたいと思います。  次に、183ページの関わりでお伺いします。  保育士の処遇改善の予算措置がされて、毎年行われてきております。  処遇改善の現状について御説明ください。 72 ◯堀幼保支援課長 保育士の処遇改善の状況についてという御質問でございますが、令和2年度の国の処遇改善費として、私立こども園、保育所等に対し、総額で10億300万円が給付されております。内訳でございますが、職員の給与の改善を目的とした処遇改善加算1が6億4,800万円余、次の経験に応じて支給される処遇改善2が3億5,400万円余となっております。  また、本市ではこれに加えまして、市独自の処遇改善支援事業といたしまして、昨年度147園に対しまして、8億5,000万円余を交付しております。  事業主が負担する法定福利費15%程度を除き、処遇改善1が給付されました3,254人、令和2年度4月当初の保育士の数でございますが、それで単純に割りますと、1人当たり22万7,000円を給付いたしました。
    73 ◯寺尾委員 平均だと思うんですけども、幼保の改善がされたということですけれども、これは今後も同じような状況が保障されるということで考えていいんでしょうか。 74 ◯堀幼保支援課長 申し上げましたように、国の処遇改善、それから市の処遇改善事業を行っているところです。  ですので、今後、効果的な補助の方法につきましては、私立保育所等と協議をしながら見直し等を行っていきたいと考えております。 75 ◯寺尾委員 まだまだ公私の格差ということが言われているわけですけれども、これもまた、あとで要望したいと思います。  あと、市立保育園の関係の非正規職員が非常に多いということですが、今、非正規職員といっても、会計年度任用職員という呼び名に変わりましたんですけど、今の市立保育園の会計年度任用職員の状況について御説明ください。 76 ◯海野こども園課長 保育教諭の人数ということでよろしいでしょうか。  令和3年4月1日ですけれども、市立こども園全体では1,167人おります。そのうち正規職員が641人、会計年度任用職員が526人という形になります。 77 ◯寺尾委員 会計年度任用職員は、今、みんな資格はあるんでしょうか。資格のない人もいますよね。その辺どうでしょうか。 78 ◯海野こども園課長 資格につきましては、幼稚園の関係と保育士の両方の資格という形なんですが、今、経過措置中でございまして、どちらか片方を持っていれば勤務ができるという形になっております。  どちらかの資格は必ず持っている形になります。 79 ◯寺尾委員 あわせて、この会計年度任用職員の処遇といいましょうか、給与についても御説明ください。 80 ◯海野こども園課長 会計年度任用職員の給与ということでよろしいでしょうか。  会計年度任用職員につきましては、フルタイムの職員が17万7,868円になります。パートにつきましては、その時間割になりますので、1時間当たり1,092円という金額になります。 81 ◯寺尾委員 非正規といいましょうか、会計年度任用職員の比率が非常に高いと、これ前々からの特徴になっているんですけれども、実際、保育の業務等々について、非常に比率が高いということが、様々な影響、あるいは支障というようなことが現実にはあるんじゃないかなと私は思うんですが、その辺はどうでしょうか。 82 ◯海野こども園課長 正規職員と会計年度の保育教諭ですけれども、職務に応じて当然違いがありまして、どちらもクラス担任としてということではあるんですけれども、園児に対する教育保育に従事している点では同じですけれども、正規につきましては、クラスの主担任ということで、その教育保育の全体的な計画をつくったり、個別の指導計画の作成や運動会、園外保育とか、そういったものの企画とかに対するもの、あと保護者への対応を判断する重要な業務を担っているところです。  会計年度任用職員につきましては、先ほど委員から御質問がありましたが、資格を持っている方で保育教諭の対応をしておりますので、そこで支障があるということでは捉えてはおりません。 83 ◯寺尾委員 今、会計年度任用職員が非常に多いということが現実ですけれども、この辺の改善方向みたいなものはあるんでしょうか、考えているんでしょうか。 84 ◯海野こども園課長 正規職員の確保につきましては、昨今いろいろお話に出ていますので、なかなか確保が難しい状況になっているところであります。  そういった中で、会計年度任用職員につきましても、中には御自身の働き方とか、そういったものでやはり短い時間を希望する方もいらっしゃる中で、いろんなバランスの中でやっているところです。  正規職員につきましては、しっかり確保したいということで、これからも取り組んでいきたいと思っているところです。 85 ◯寺尾委員 185ページのところですが、一番下の段で、市立こども園配置適正化事業というのがあります。今、人口も減っている、子供さんの数が減っているという状況にあると思うんですけれども、今、こういう状況の中で、いろいろ今、需要予測の数値なども出しているというふうには承知しているんですけれども、改めて今後の状況をどんなふうに見ているのか、そしてそれに対する施設整備などをどんなふうに考えているのかについて、考え方がありましたらお聞きしたいと思います。 86 ◯原田子ども未来課長 平成元年に策定しました静岡市子ども・子育て・若者プランで、利用の見込み等を出しまして、それに基づいて施設整備等を行ってきておるわけですけれども、一応、コロナの影響ですとか、そういった計画策定時にはなかった状況というのもございます。また、来年度そういった見直しについて、一応取り組む予定でおります。  そういった中で、今後、施設が必要なのかどうか、お子さんの数も減っていて、新聞報道等によりますと、今後、早い時期に過剰になるのではないかというような御意見もありますので、そういったところは、そういった利用の見込みの見直しの中で判断をして、施設整備等を行っていきたいと考えております。  それとは別に、現在、保育所ですとかそういったところが、こども園に移行したいというような希望がございますので、そういったところは静岡市としても積極的に応援して、こども園化を進めていきたいと思っております。  また、配置適正化につきましては、今後そういった施設の建て替えですとか、お子さんの数ですとか、そういったところを考慮しながら、今後も必要な施設の民営化ですとか、それから統廃合というものを併せて進めていく予定でございます。 87 ◯寺尾委員 少し飛びまして、241ページの子どもの医療費助成の関係でお聞きしたいんですが、今、基本的には18歳まで無償化になっているということだと思うんですが、医療機関にかかったときに500円の負担があると思うんですが、この500円、今、決算書を見たんですが、よく分からないですけれども、この500円で、今、年間の総額どのぐらいになるか、ちょっと分かったら、すぐ分からなければ後でいいですけど、教えていただければありがたいですが。 88 ◯萩原子ども家庭課長 子ども医療費の自己負担500円が総額だとどれぐらいになるかという御質問ですが、年間全体でいうと、数字がすぐに出ていないのですが、令和2年2月分の診療から令和3年1月までの診療の1年間の実績で受給者の窓口負担額が約5億円になります。 89 ◯寺尾委員 5億円、そんなになるかなと思うんですけども、分かりました。  あと、戻って悪いですけれども、179ページの児童相談所の関係でお願いします。  虐待などで、本当に児童相談所の皆さんも苦労をされているわけでありますが、ここにも書かれておりますけれども、専門職の配置について、非常に重要だということだと思うんですけれども、どんな状況になっているのか、十分な配置になっているのかどうなのか、その辺についてお聞かせいただけますか。 90 ◯松下児童相談所長 専門職の配置ということの御質問ですが、大きく分けて児童福祉士と児童心理士という児童相談所の主な業務になるメンバーがおります。  児童心理士については心理職の専門知識を有した者に限定されますので、こちらは心理職になります。  専門職の活用については、児童福祉士は専門知識を持った者を登用したいということで、児童心理士の資格を持った者、あるいは社会福祉士の資格を持った者、これは静岡市でいいますと福祉職採用をされた者、福祉職採用をされた者以外にも、社会福祉士の資格を持っている者がおりますけれども、そのほかに精神保健福祉士、これは精神職採用をされたメンバーになりますけれども、今、児童相談所では、事務職の者以外に児童福祉士、心理士、それから精神保健福祉士、社会福祉士ということで、資格を持った者が対応している状況になっております。             〔「配置の現状はどうですか」〕 91 ◯松下児童相談所長 済みません、数字が今、出て来ないですが、児童福祉士の中で心理士が4名、精神保健福祉士が3名、それから福祉職採用の者が3名、それに事務職採用の者を加えて、今、実務を回している状況です。 92 ◯寺尾委員 今、配置でちょっと聞きたかったのは、非常に今、児童相談所の様々な業務、非常に大変になっている状況にあるわけですけれども、現状、専門職の配置が十分対応できるような状況になっているかどうかという、その辺をお聞きしたかったんですが、いかがでしょうか。 93 ◯松下児童相談所長 現状において、専門職の者で対応できているかという御質問ですけれども、児童相談所の児童福祉士は皆様御承知のとおり非常に専門性と経験を必要とする業務になります。  ですので、一概に、資格を持っているから即戦力でやれるかということで言うと、実際そういうわけにはいかないです。  当然、専門職の資格を持っていますと、そのベースとなる知識がありますので、全く児童福祉の経験がないとか、福祉職の経験がない者に比べれば、即戦力としては高いかなとは思いますけれども、やはり児童福祉士業務というのは、かなり特異なので、単に資格を持っているから採用からすぐに即戦力になるかというわけでは正直ないです。  なので、今お願いしているのは、国のほうも言っていますけれども、なるべく長い勤務になるように、静岡市も何年かで、当然ながら我々公務員ですので、人事異動していくわけですけれども、意欲を持ってやっている職員については、なるべく長く児童相談所に置いていただいて、スペシャリストとしての力を付けていただきたいということでお願いはしているところです。 94 ◯寺尾委員 この間の説明で、里親委託の関係で、特別養子縁組が成立したというお話がありました。5組という説明がありましたけど、新しい制度ということになるかと思うんですけれども、この辺の状況、なかなか説明しにくい点があるかもしれませんけれども、どういう経緯を踏んで、こういう特別養子縁組が成立したのか、少しその辺の例をお話ししていただけますか。 95 ◯松下児童相談所長 特別養親縁組を結ばれた世帯というか、お子さんの経緯ですけれども、これはやはりいろいろあります。  5件の中で一番件数として多いのは、産まれたばかりのベビーを、何らかの理由で実親さんが育てられなくて、里親さんのところに委託をお願いするわけです。お預かりする段階で、その段階でもう既に御自分のところで育てるのが難しいので、どなたか里親さんのところにお願いをしたいということで承って保護する場合もあります。  一方で、一旦はお預かりするんですけれども、実親さんのところにお返しすることを想定してお預かりするんですが、何らかの理由でなかなか引取りが難しくなって、実親さんから難しくなったので、里親さんのところに養子縁組の話を進めていただきたいということで御依頼をいただいてという場合もあります。  これは、里親さんのところで6か月以上の養育の時期がないと特別養子縁組が成立しませんので、お預かりするときに、実親さんの御意向というのは、お預かりいただく里親さんにお伝えするわけですけれども、場合によっては、最初は自分の手元から離したいということで、実親さんのほうがお預けしているうちに、ちょっと考え直して、お子さんを自分で育てたいので、引き取るので頑張らせてくださいという場合も、これは両方あります。今、御紹介したのが一番スタンダードな事例になります。 96 ◯原田子ども未来課長 済みません、先ほど寺尾委員から御質問があった点で、2点修正させていただきたいと思います。  令和元年度に新しくプランを作成したが正しいんですけれども、私、平成元年度に作成したということで申し上げてしまいました。令和元年度に作成したプランということで訂正を1点お願いします。  それから利用の見込み、令和4年度に見直しをするということで御回答したんですけども、それにつきましては、見直しの検討を始めるということで、よろしくお願いいたします。 97 ◯栗田委員長 ここで暫時休憩いたします。                 午前11時58分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 98 ◯栗田委員長 それでは委員会を再開します。  質疑が終わりましたので、次に要望・意見、討論に移ります。  念のため申し上げますが、認定第1号中所管分は、先日の保健福祉長寿局所管分も併せて討論をお願いします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 99 ◯平井委員 自民党でございます。  認定第1号、第4号に関しまして、自民党は賛成いたします。  それから要望・意見になります。  初めに、児童クラブ室整備事業についてです。  児童クラブの整備については、適切に取り組んでいただいていることが分かりました。また、待機児童の解消に向けては支援員の確保が重要かと思います。  支援員の方々は、社会福祉協議会から派遣していただいておりますが、現在も本市ホームページや静岡市子育て応援総合サイトちゃむしずおかでも支援員、補助員の募集が掲載されていますが、支援員が実際不足している現状の中で、支援員の拡充のためにもどこまでされているのか分かりませんが、チラシ等を配布したりとかして、社協さんと連携しながら幅広い広報が必要ではないかと思っております。  また、児童クラブの教室整備に当たっては、学校の先生方や地域の方々、ふだん学校施設を利用されている方々などの現場の意見をしっかりと調査しながら、適切な整備に当たっていただきたいと思います。  また、民間の事業所等とも連携しながら、待機児童の解消に向けて取り組んでいただくよう要望いたします。  続きまして、面接相談事業についてです。  面接による相談について状況が改善しているということで、取組を高く評価しております。  また、目的でもあります悩みや心配を持つ子供、若者からの相談なんですけども、保護者や親戚の方からが多いということでお聞きしておりますが、なかなか当事者の方が、それでも相談したくても誰に相談していいのか、相談の窓口が分からなかったり、また、困っているんだけども、これは相談していいのかと相談をちゅうちょされている方もいらっしゃると思います。  そういった方々の不安や、各種の問題を解決の方向に向けていくためにも、例えば、具体的な学校でのいじめの問題や家庭の問題、また、将来への不安や様々なトラブルなど、具体的な事例を紹介する機会を周知されることにより、そういった環境が整えば、悩みを抱えている方も相談しやすくて、地域社会のためになるのではないかと思いました。  続きまして、ひきこもり対策推進事業についてですけれども、複雑なケースが多い中、アウトリーチ支援等で改善率の目標値を上回ったということで、様々な取組について評価したいと思います。それから、ひきこもりのネーミングに関しましても、気にかけていただきながら御検討いただきたいと思います。  続いて、子育て世代包括支援センター、子育て支援事業費についてですけれども、多岐にわたる相談があって、また、相談内容も福祉的なものから経済的なものまであるということが分かりました。また、こちらも目標値を上回っており、今後とも継続的な周知活動をお願いしたいと思います。  続きまして、質問では触れなかったんですけれども、青少年育成課の成人の日事業行事費についてです。  令和2年度の成人式ですけれども、新型コロナ感染拡大を考慮して、開催がオンライン中継になりました。開催に当たっては、手探りの状態で本当に御苦労されたと思っております。  それで、1月3日が開催で12月28日にオンラインに変更したということで、変更に関してはホームページに掲載されたりとか、参加者の方も把握されていたりとかして、その辺の運営はしっかりされていたと思うんですけれども、結果的に、報道もどうかと思ったんですけれども、市民からの厳しい御意見というか、何で急に変更なったのかとか、また実行委員会のほうにも誹謗中傷があったりとかして、本当に大変だったと思います。  そういったことがありまして、そういった課題は把握されているとは思いますけれども、今年度の成人式は、また、これまでと違った形で式典を同日中に2回に分けてやるとか、また、新しい試みもあるかと思います。  今しっかりと進めていただいているとは思うんですけれども、市民の方にぜひまた、周知していただき、成人式も一生に一度のことですので、実行委員の方々も、参加される方々も、気持ちよく思い出づくりができるようしっかり取り組んでいただき、実行委員会のほうのサポートもお願いしたいと思います。  また、最後に子ども未来局の方々には、おおむね様々な取組を評価しております。  石上委員からもありましたけれども、若者や子供の方が対象になりますけれども、ぜひ相談者、また、職員の方々の心のケアとか、そういったことも引き続き対応に当たっていただきながらお願いしたいと思っております。 100 ◯山本委員 公明党です。  私たち会派も、認定第1号、保健福祉長寿局分と合わせて賛成です。あと、認定第4号も賛成です。  意見・要望を申し上げます。  まず1点目が、子ども未来サポーターの件ですけれども、人数まで把握しなかったんですけれども、大規模な施設というか、大きな施設等があると思うんです。  人数的に十分足りているのかどうかということもありますし、21施設の中で12か所というのが、それが適正なのかどうかという、いま一度見直しをしていただいて、適正規模な形の配置をお願いしたいと思います。  それと、給付金の関係であります。  国の事業ということで、各給付金もそれぞれ行われましたけれども、子育て世帯の7万8,000人、ひとり親家庭の4,780世帯ということでありましたけれども、これを単純に国の事業だからと言ってやりましたということではなくて、次へつながるアクションというんですかね、やった結果どうであったのか、何かそこに潜んでるというか、隠されている課題とかはないのかどうかという意味では、その辺、もう少し丁寧に対応をお願いしたいなと思います。  ちょっと参考になるんですけれども、今年の監査の意見書の中でこんな指摘をしておりました。  「コロナ禍の中だからこそ必要性は高まっている施策であると考えられる子どもの貧困対策の推進について」という話の中で、「「そこにあるニーズを的確に捉える」ことが上げられる。今求められている支援策はどのようなものなのかというニーズの把握と、必要としている人を掘り起こすというニーズの把握」、まさに必要としている人を掘り起こすというニーズの把握といった視点も非常に大切なことかと思いますので、子育て関係は制度とか支援の改善がこれまでされてきましたけれども、必要としている人を掘り起こすという意味では、いま一度、支援策とか内容について議論を深めていただきたいというのがあります。  そして、もう1つ、子育てということなので、教育委員会との連携ですね。  まさに所管が違うんですけれども、そこは、これからもより一層連携を深めていただいて、子育て支援の充実をさらに進めていただきたいと思います。 101 ◯後藤委員 志政会です。すべての議案に賛成させていただきます。  意見・要望です。  本日、審査させていただいた分野は、子供たちが可能性を信じ、夢や希望を持って健全に成長していける社会をつくるために、子供たちの未来を開く応援等と子供を安心して産み育てる環境づくりなどであって、これは子供たちだけではなく、本市の豊かな未来をつくる重要な役割を担っており、皆さんには、日々、使命感を持って問題、課題に向き合っていただき感謝いたします。  特に、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、子供を取り巻く環境においても、感染への不安だけではなく、コロナ禍における新しい生活様式の中で、子供たちの発育が心配だという声も聞こえてきていました。  そういった中で、今回は2点質問させていただきました。  まず、こども園などの遊具についてですが、その必要性について、それと維持について聞かせていただきましたけれども、遊具を使った外遊び、これは身体能力の向上だけではなく、危険を回避する能力や危険を予知する能力、または他の子供と一緒に遊ぶことでコミュニケーション能力も育つなど、多くの効果を認めた上で、安全に維持、管理、活用していくためにも日常業務で多忙を極める園に任せるだけではなく、園の意向をしっかりと最大限酌みながら、担当課がもっと主体的に取組をしていただきたいと思います。  現在、遊具が設置されている場所が安全かどうか、また、修繕についても専門業者から点検結果と見積りがまず担当課に情報が届くといったことを聞きましたので、予算の関係で園が修繕すべきかどうするべきかと悩ませるだけではなくて、使用停止になっている遊具の期間が長くならないよう、より安全に使用され、期待される効果が発揮されるよう、担当課がもっと主体性を持って、園への支援をお願いしたいと思います。  児童クラブについては、保護者にとっても安心・安全に子供を預けられ、子供たちにとっても健全な成長につなげられる環境づくりはとても重要なことだと思います。  小学校全学年が対象となっているにもかかわらず、施設的な問題から、受入れ人数が最初から制限されているクラブもあり、または、同じ市内に設置されている児童クラブであるにもかかわらず、行政区でサービス内容がいまだ異なるということは早急に改善していかなければいけないと考えております。  葵区、駿河区と清水区では、運営受託者が違うといったこともその原因となっているかもしれませんが、ぜひとも今年度中に統一的なサービス提供に向けた計画を策定していただきたいと要望いたします。  新型コロナの影響はまだまだ続くことが予想される中で、新しい生活下において、子供たちの発育などの不安の解消、それと子供を育てていく上での様々な悩みや問題、課題について、助けや支援を求めている方たちにしっかりと手を差し伸べられるよう、これからもできる限り工夫を凝らしていただきたいと思います。  特に、相談業務についてですが、その機会を制限することの影響はとても大きなものだと考えています。
     子供たちの明るい未来づくりに向けて、これからも真正面から向き合っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 102 ◯寺尾委員 認定第1号の一般会計の決算についてですが、反対という表明をさせていただきます。  それは、特にこども園の民営化という点でありますけれども、様々な要素があるわけですけれども、やはり公的な責任の後退ということにつながらざるを得ないと、民営化しない方法で、さらにやっぱり慎重な検討が必要じゃないかということが理由であります。  もちろん、子ども未来局としては、今、様々な子育て支援ということでやっていることについては、もちろん評価しております。  残念ですけれども、そういう思いです。  それから、意見・要望ということになりますが、今日の質問の中でも言ったこととつながりますが、まずこの子供の医療費の無料化の問題ですけれども、ぜひ本人負担500円という、年間5億円程度ということ、何とかこの程度で賄えるということなら完全実施という形を検討していただきたいなと思います。  さらには、保育の無償化が、昨年10月から行われているわけでありますけれども、残念ながら3歳未満児のところについては従来と変わっていないと。要するに無償化ではないという状況になっております。  早く3歳未満児のところにも拡大ができるように、そこもぜひお願いしたいなと思います。  私立保育園、こども園、あるいは児童クラブの支援員の皆さんの処遇改善ということで、一定の前進の方向というのは評価いたしますけれども、まだまだ公私格差といいましょうか、特に、保育園、こども園についてはやっぱりまだ残っているということがありますので、これもぜひ引き続いて御努力いただきたいなと思います。  あと、保育園、こども園でのコロナ対策ということで、様々な支援策を行っているということは分かるわけですけれども、さらにコロナ感染拡大を防止していくという意味で、さらなる助成の措置をお願いしたいと思っております。 103 ◯栗田委員長 以上で、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  今、討論の中で反対の討論がありましたので、先に反対の意見が述べられた決算を採決いたします。  認定第1号中所管分は認定することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 104 ◯栗田委員長 賛成多数ですので、認定第1号中所管分は認定すべきものと決定しました。  次に、残る決算を簡易採決にて採決します。  認定第4号は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 105 ◯栗田委員長 御異議なしと認め、認定第4号は認定すべきものと決定いたしました。  決算の審査は終了いたします。  残る議案審査等に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。  皆さんしばらくお待ちください。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 106 ◯栗田委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第143号中所管分及び議案第155号の2件を一括議題といたします。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 107 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  それでは、質疑をお願いします。 108 ◯平井委員 では、お伺いします。  資料-2の8ページになります。  私立こども園・保育所等一時保育事業費の助成についてお尋ねいたします。  一時保育事業を実施する私立こども園等に対する補助金ということでありますが、どのようなお子さんが利用できるのか、お聞かせください。 109 ◯堀幼保支援課長 一時保育事業の利用者についての御質問でございますが、本市では、一般型と幼稚園型の2つのタイプの一時保育事業を実施しております。  一般型は認定こども園、保育所等に通っていない乳幼児を対象に、家族の仕事や病気などの事情があるときにお預かりしており、育児疲れやリフレッシュしたいとき、母親の里帰り出産や通院、兄弟の授業参観に参加するなど、様々な理由で利用をされております。  また、幼稚園型は、主として幼稚園や認定こども園に在籍する満3歳以上の園児を対象に通常の教育時間の前後や、長期休業日等に利用でき、保護者の就労や家族の通院のためなどに利用されております。 110 ◯平井委員 もう1つお尋ねします。  今お聞きしましたけれども、一時的にお子さんのお世話が難しくなったときに預かってくれるところがあると、保護者の方は本当に助かると思うんですけれども、一時保育を実施する事業者数の状況を教えていただきたいと思います。 111 ◯堀幼保支援課長 一時保育を実施する事業者数の状況でございますが、一般型、幼稚園型とも増加しており、令和2年度は一般型が79園、幼稚園型は20園で実施をしております。  ここ5年で一般型は22園、幼稚園型は11園増えておりまして、さらに今年度は一般型については80園、幼稚園型については30園が一時預かり事業の実施を予定しているところでございます。 112 ◯橋本子ども未来局次長 済みません、私の先ほどの説明の中で、一部、市立こども園というふうな説明をした箇所が1か所ありましたけれども、全て私立こども園に対する補助金でしたので訂正をさせていただきます。  失礼いたしました。 113 ◯堀幼保支援課長 申し訳ございません。私の先ほどの説明で、今年度、一般型については80園と申し上げましたが、正確には88園の間違いでございます。申し訳ございませんでした。 114 ◯栗田委員長 どうですか、他の方。             〔「ありません」〕 115 ◯栗田委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に入ります。  念のため申し上げますが、議案第143号中所管分は、先日の保健福祉長寿局所管分も合わせて、討論をお願いします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 116 ◯平井委員 自民党でございます。  議案第143号、155号に関しましても賛成いたします。  特に意見・要望はございません。よろしくお願いします。 117 ◯山本委員 私たち会派も全議案に賛成です。 118 ◯後藤委員 志政会です。全て賛成させていただきます。 119 ◯寺尾委員 共産党も2議案について賛成でございます。  今日のこの補正の内容であります一時保育、上の欄は延長保育ということであります。いずれにしても、やっぱり保護者にとっては非常に切実な課題ということになると思います。  さらに、こういう制度、ますます需要が高まってくるということになると思いますので、必要な予算確保などについて、さらに進めていってほしいと思います。 120 ◯栗田委員長 それでは採決に移ります。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りいたします。  議案第143号中所管分及び議案第155号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 121 ◯栗田委員長 御異議なしと認め、議案第143号中所管分ほか1件は可決すべきものと決定いたしました。  議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 122 ◯栗田委員長 次に、報告事項に移ります。  債権の放棄に関する報告について聞くことにいたします。  当局から説明をお願いいたします。 123 ◯萩原子ども家庭課長 子ども家庭課所管の債権放棄に関する報告について、説明させていただきます。  お手元に、A4、1枚紙で右上に様式4と書かれました令和3年9月定例会厚生委員会報告資料があると思いますので、そちらを御覧いただきたいと思います。  債権の名称は、母子・父子・寡婦福祉資金貸付制度における元金利子及び違約金の償還金でございます。放棄した債権の額は618万9,029円、放棄した人数及び件数は11人、307件でございます。  放棄の理由としましては、債務者が破産法の規定によりまして、債権についての責任を免れ、債権が履行される見込みがないため、静岡市債権の管理に関する条例第7条第1号に基づきまして放棄したものでございます。  済みません、ただいまの説明の中で、最後に放棄の理由としまして、債権が履行される見込みがないためと説明させていただきましたが、正しくは債務が履行される見込みがないためでございますので、訂正させていただきます。失礼しました。 124 ◯栗田委員長 ただいまの報告に対し、質疑がありましたらどうぞ。             〔「ありません」〕 125 ◯栗田委員長 ないようですので、質疑を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 126 ◯栗田委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして厚生委員会を散会いたします。                 午後1時33分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  栗田 裕之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...