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  1. 静岡市議会 2021-03-05
    令和3年 都市建設委員会 本文 2021-03-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時00分開議 ◯後藤委員長 ただいまから都市建設委員会を開きます。  本日は、建設局所管の審査を行います。  また、報告事項が1件あります。  審査に先立ち、説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は、必ずマイクを使用して発言くださるようお願いいたします。  また、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。      ────────────────────────────── 2 ◯後藤委員長 それでは、補正議案の審査に入ります。  議案第1号中所管分、議案第20号から議案第22号までの4件を一括議題とします。  議案審査の順序としましては、それぞれ当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  それでは、順次、当局の説明を願います。             〔当局説明〕 3 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案番号ページ数項目等を述べていただくようお願いいたします。  質疑はありませんか。 4 ◯島委員 それでは質問させていただきます。  資料-1の23ページ、最下段、臨時交付金を財源として計上されている設計書情報提供システム整備事業について、この事業はどのような事業なのか、教えていただけますか。 5 ◯朝比奈技術政策課長 設計書情報提供システム整備事業について、御説明いたします。  この事業新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することで、現在、公文書公開請求により行っている契約済みの工事や業務委託設計書、これらの公開を公文書公開請求とは別に、ウェブサイトから入手できるよう設計書情報提供システム整備を行うものでございます。 6 ◯島委員 では新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金とは、よく全国的に使い方が正しいのかというようなお話が出ているものかなと思いますけれども、どのような事業交付対象となるのかを教えていただきたいということと、また、なぜ設計書情報提供システム整備がこの交付金を活用できるのか、その理由を教えていただけますか。
    7 ◯朝比奈技術政策課長 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてですけれども、この交付金新型コロナウイルス感染症への対応として必要な感染拡大の防止、雇用の維持と事業の継続、経済活動の回復、強靱な経済構造の構築を目的とした事業が交付の対象となっております。  こちらの臨時交付金の活用についてですけれども、令和元年度の設計書に対する公開請求は約2,500件ありました。このうち約1,200件が、申請者が来庁して申請していることから、来庁することなく設計書を入手できる設計書情報提供システム申請者との接触機会を減少させる効果があり、新たな日常に対応した社会の実現につながるものであると考えております。  このことから感染拡大の防止を目的とした事業として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用したいと考えております。 8 ◯島委員 ありがとうございます。ちなみに、この設計書情報提供システム整備によって、どのような効果が得られるのか、教えていただけますか。 9 ◯朝比奈技術政策課長 整備による効果ですけども、公文書公開請求では、今、申請を受けてから、交付まで約2週間程度の期間を要しております。インターネットを利用した簡単な申請でウェブサイトから目的の設計書を速やかにダウンロードすることができるようになりますと、行政サービスの向上が見込まれるということと、現在、市全体では約3,400件ほど公文書公開請求が出ておりますけど、このうち先ほど申し上げました約2,500件が設計書に関するものでございます。この設計書に関する公開請求の事務の負担の軽減や、これに係るコスト縮減などの効果が期待できるものと考えております。 10 ◯宮城委員 まず、道路計画課にお伺いします。  資料-1の24ページの2段目にあります道路空間利活用社会実験事業についてです。  これは補正で清水区中心市街地において、道路空間を活用した社会実験を実施するとのことですが、たしか、昨年、葵区の呉服町と七間町にハニカムスクエアというのを設置して、社会実験をやったと思います。その時のその反応はどうだったのか教えてください。 11 ◯塚田道路計画課長 ハニカムスクエアの反響についてお答えさせていただきたいと思います。  一言でいって好評だったというところでございまして、実は椅子のところQRコードを設置させていただいて、利用者が携帯でかざすと、アンケートに答えられるような形になっておりまして、そこでいろいろ意見をお聞きしたところなんですけれども、皆さん非常にいい意見をいただきまして、また利用したいとか、ほかの場所にも欲しいよねとかという声もいただきました。あと、11月1日の定点ですけれども、呉服町のところは200人、300人弱の利用者があったということで、非常に利用されているというようなところがございます。  一方、あそこはもともとパーキングチケットになっていて、車が止まっていたところに、ああいう施設を作ったというところですけれども、バスとか、タクシー利用者がどういうふうに考えているかなというところが課題であったんですけれども、意外と狭くなった割には、もともとは車が止まっていて、その間から、人がぽんと飛び出てくるというところに気を使っていたんだけども、ああいうふうに遮蔽をすることによって、安全というところでも、非常に効果があるんじゃないかという意見をいただいております。  このような好意的な意見をいただいているというところもございまして、本来であれば3月までで社会実験は終了させていただくんですけれども、好評ということで、継続して常設をさせていただきたいと考えております。 12 ◯宮城委員 安全面も、かえって高まったのではないかという話でしたが、それを清水区でも、昨年の葵区での取組と同様の形で実施するのでしょうか。それとも少し違う手法を取り入れて実施するのか、その辺を教えてください。 13 ◯塚田道路計画課長 清水区でも、呉服町、七間町と同様の取組をするかというお尋ねですけれども、呉服町、七間町は、静岡市の中心市街地ということで非常に人が集まっている。全国的に見ても非常に人が集まる地区というところなんですけれども、残念ながら、清水のほうはまだそこまで、今、清水銀座のほうで検討しているんですけども、そこまでのにぎわいはないというところがございまして、呉服町では休憩のための座るスペースを作っているだけなんですけれども、清水のほうではちょっと視点を変えまして、人が集まってくる仕掛けをやらせていただきたいなと思っています。  そこの仕掛けも、行政だけで考えるのではなくて、商店街の方とか、民間の方とかを入れてプロジェクトチームを作りまして、どういう仕掛けをやっていこうかというところを、今、一体となってやっているところです。  例えば、あそこにはまだ、駐車枠があるものですから、そこに、これから検討していくんですけども、キッチンカーを置いたり、同じように囲うんですけれども、お子さんが遊べるような遊具を置いてみたりとか、そういったところを幅広に議論していきながら、人を呼び込む仕掛けをしながら、休憩施設もやるというところで、一工夫していこうかなと思っています。 14 ◯宮城委員 次は、駿河道路整備課にお伺いします。資料-1の24ページの最上段にある道路新設改良事業についてお伺いします。その中の山脇大谷線について、現在、広野大谷線との交差点まで改良が完了しています。しかし、それよりも北側の今ある道路も、交通量が飛躍的に増加して、渋滞が起こっているということをよく聞いていますが、今後の整備計画はどのようになっているのか、当初予算にも入っていると思いますけれども、今後の予定を教えてください。 15 ◯牧野駿河道路整備課長 主要地方道山脇大谷線小鹿宮川工区の現場の状況を踏まえて今後の整備計画について御説明いたします。  山脇大谷線は、国道150号から広野大谷線交差点までが完成いたしまして、平成30年度より、広野大谷線交差点から中野小鹿線通称SBS通り交差点までの1,500メートル区間を事業着手いたしました。  この地区では、日本平久能山スマートインターチェンジの開通と周辺道路整備が済みまして、12時間交通量が約9,000台に増加しております。その結果、未整備区間既存交差点において、朝夕に恒常的な交通渋滞が発生しております。  加えて、恩田原・片山土地区画整理事業により、今後整備される工業団地などへのアクセス道路としての位置づけもされているため、安全で円滑な交通の確保が早急に求められている南北軸道路でございます。  今後の整備計画になりますが、現道拡幅区間が、宮川地区を中心としまして約560メートル、残り片山小鹿地内では940メートル新設区間となります。用地取得事業の進捗を大きく左右いたしますので、本定例会での補正予算におきましては、5,200万円、当初予算におきましても1億8,000万円余の、合わせて2億円余りの予算を計上しておりまして、主に補償費算定のための調査業務委託と、用地取得を実施する予定でございます。  しかし、事業完了までには歳月を要しますので、喫緊の課題であります渋滞緩和のために、令和2年度に2か所の交差点右折車線の追加などの暫定整備を実施中でありまして、今後改善を図っていきたいと思っております。 16 ◯望月委員 それでは同じく資料-1、24ページ4段目にありますサイクルツーリズム拠点整備事業についてお伺いいたします。今議会の自民党代表質問におきまして、蒲原道駅整備について、自転車を活用した地域振興を目指しているとの答弁があったと思います。事業内容によりますと、蒲原地区の活力ある地域づくりのために、国道1号隣接地に、自転車休憩施設等整備するということでありますけれども、このこととサイクルツーリズムとはどういうふうに関係するのか、質問をいたします。 17 ◯塚田道路計画課長 地域振興サイクルツーリズムをどのように絡めていくのか、関係しているのかという御質問でございますけれども、本会議で建設局長から御答弁させていただいたとおり、蒲原地区の旧庵原高校の位置と、ちょっと古い町並みというのは離れているものですから、そこを有機的につないでやるということで、その交通手段として自転車を活用させていただきたいと考えております。  道の駅だけがにぎわえばいいというものではなくて、そこで止まってそのまま流れていっては、地域振興に寄与しないものですから、そこをいかに、旧町並みにつなげていくかというところが課題、それが地域振興につながるということだと考えております。  サイクルツーリズムとどういうふうに関係してくるかというところですけれども、サイクルツーリズムというと、何かすごく大層な、広範囲でのツーリズムというような感じがしますけれども、まさに蒲原の道の駅の候補地、これからトライアルパークというものをやっていくんですけども、そこから旧町並みまで自転車で誘導して、そこから旧まちなかを自転車で回遊していただくと、それがまさにサイクルツーリズムだというふうに考えておりますので、一方向だけではなくて、そこに寄って、あそこに寄って、こっちに寄ってというルートを、いろいろ検討しながら地域のサイクルツーリズムを検討していきたいなと思っております。  あと、どちらかというと静岡市は、サイクルツーリズムというところがまだまだ発展途上というところもございますので、県内には浜名湖とか、富士山、それから伊豆一周サイクルツーリズムルートがございますので、これから、蒲原を拠点とする中で、そういった既存のサイクルツーリズムルートと連携しながら、価値観を高めていければなと考えております。 18 ◯池邨委員 それでは私から2点質問させていただきたいと思います。  まず、資料-1の24ページの上から2つ目道路空間利活用社会実験事業のことですけども、先ほど、七間町、呉服町では大変好評であったということですが、好評というのを受けて、実績もある程度把握されているわけですから、今後の本事業の展望について、市としてどのように考えているか、お伺いしたい。 19 ◯塚田道路計画課長 今後の展望というところでございますけれども、これから道路というのは作ればいいというものじゃなくて、その道路空間をいかに効果的に、有効的に使っていくか。車が通ればいいということだけではなくて、そこでにぎわいを創出するというところも非常に重要な課題になってくると捉えておりますので、今回の呉服町のハニカムスクエアみたいなところで、休憩の施設を作るというところも大事ですけれども、そもそもの道路空間をどういうふうに活用していくかというところは、休憩施設を設置すればいいというものじゃなくて、車線をどういうふうに考えていくのか、歩道空間をどういうふうに広げていくのか、もしくは狭めていくのか、車道を広げていくか、狭めていくかということで、幅広に、道路空間の活用というところで検証していけばいいかなと思っています。  そういう意味で、ハニカムスクエアもそうですけれども、これから清水区で行う道路休憩施設についても、その足がかりというか、基礎となるものだと思っておりますので、そこでのデータを道路空間の活用に今後も引き続き生かしていきたいなと考えております。 20 ◯池邨委員 ということは、この社会実験を受けて、呉服町、七間町では、清水の結果を受けて、常設という考え方もあるという理解でいいですか。 21 ◯塚田道路計画課長 常設の可能性ですけれども、当然、常設も視野に入れて社会実験を行うということでございまして、呉服町、七間町については、常設をさせていただきますし、清水についてもいろいろ試行錯誤をしながら、できる限り常設ができる施設というところを視野に入れて検討を進めてまいりたいと考えております。 22 ◯池邨委員 次に、31ページの繰越明許費ですけれども、上から、7段目、3項の河川費ところです。  今回、繰越明許費が出ているんですけれども、豊田中学校雨水貯留施設の設置が遅れているのかどうかというのを含めて、完成はいつぐらいになるのか、教えていただきたいと思います。 23 ◯伊藤河川課長 豊田中学校雨水貯留施設整備の完成時期について、お答えをさせていただきます。  場所は御存じだと思いますけど、ツインメッセの道路を挟んだ向かい側、豊田一丁目地内に、豊田中学校がございます。繰越明許費に計上させていただきましたけど、当初予定をしていなかったグラウンドへ埋設されていた防火井戸電気設備が工事の支障となるということが判明しまして、その移設等に時間を要して、繰越申請期限であります12月に申請をさせていただいております。  これは年度内の完成が見込めない可能性があったということで申請をさせていただいていますけど、その後、例年よりも、降雨が少なかったということと、それから、請負業者さんの企業努力によって、できるだけ3月の卒業式に間に合うようにということで、頑張っていただいたことで、想定した工程よりも進捗が図られたということで、年度内の完成を見込んでおります。 24 ◯池邨委員 ありがとうございました。年度内完成ということで、この施設の成果といいますか、これが完成することによって、地域周辺、あるいは学校へのメリットといますか、どのような効果が得られるのか、お願いをします。 25 ◯伊藤河川課長 御質問のどのような成果が得られるかということになりますけれど、まず、流域から御説明させていただきます。  豊田中学校巴川水系の流域に位置しておりまして、巴川流域水害対策計画において、洪水時における巴川への流出量を減らして、浸水被害の軽減を図るよう、一時的に雨水を貯留する公共施設の1つとして位置づけられております。  それから、工事の内容につきましては、グラウンドの表面の高さを、現状より、最大25センチ程度低くしまして、貯留機能を付加することによって、約1,600トンの貯留を可能としております。たまった雨水につきましては、降雨終了後、約2時間程度でグラウンド表面から排水されるような側溝や排水管などの整備をしております。  グラウンドの中に、浸透管といいまして径10センチぐらいですけれども、その浸透管を10メーターピッチで横断をして速やかな排水をすると。完成したときには、降雨終了後に、筋が通るぐらい浸透力があるというところで、学校にためさせてもらうという負担をかける分、速やかに排水をしてすぐにグラウンドが使えるような構造になっております。  それから、整備水準につきましては、現在、巴川流域、10年に1度の雨に対応するというところで対策をしておりまして、10年に1度の雨というのは、時間雨量が69ミリ、それから24時間雨量が271ミリの降雨の強さで対応しております。具体的な数値の結果としましては、巴川流域水害対策計画というのがありまして、平成22年頃からおおむね20年で、静岡市が約10万トン、それから、県が約6万トンという目標値を設定しております。今、ちょうど10年ぐらいで、折り返しというところになりますけど、現在5万7,000トンが達成されております。静岡市10万トンのうちの5万7,000トン、それに1,600トンが付加されるということになりますけど、まだまだ半分ちょっと、残り10年ありまして、そういう箇所を今後、探しながら、目標達成していきたいと考えております。 26 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のため申し上げますが、議案第1号中所管分は、昨日の都市局所管分も合わせて討論をお願いします。要望・意見、討論はありませんか。 27 ◯島委員 自民党です。昨日、審査を行いました内容を含め、議案第1号中所管分及び議案第20号外2議案について、いずれも賛成をいたします。  続いて、意見・要望です。  設計書情報提供システム整備事業についてであります。こちらの設計書情報提供システムが出来上がることで、民間事業者がわざわざ役所に出向いて資料を受け取る手間も省け、人との接触を避けコロナ感染症対応も可能になり、職員が資料作成をする時間も削減できることで、作業効率もアップするという大変メリットばかりの整備事業だと思います。  もちろん職員さんから事業者の顔が見えにくくなるという弊害がないわけではありませんので、電話やウェブ等を使った相談窓口など相手の顔が見えるような仕組みも今後検討していっていただければと思います。  次に、道路空間利活用社会実験事業についてであります。呉服町、七間町のハニカムスクエアをはじめ、市内各地の道路空間の利活用を進めることで、まちのにぎわい創出、魅力づくりにつながればと、大変期待をしております。  1点、ハニカムスクエアも、雨の日は濡れてしまって利用できなかったり、風雨にさらされて汚れてくると使ってくれない方も増えてしまうのではないかという心配をしております。雨よけや日よけの設置、定期的な維持管理なども一緒に進めていただき、温かみのあるまちづくりにつなげていただきたいと思います。  次に、道路新設改良事業についてであります。日本平久能山スマートインターチェンジが、令和元年9月に開通して以来、山脇大谷線交通量も飛躍的に増加をしております。恩田原・片山土地区画整理事業も順調に進んで、今後ますます通行量が増えてくると想定されます。長い歳月がかかるとの答弁がございましたが、渋滞緩和など地元の方も大変期待されていると思いますので、スピード感をもって進めていただきたいと思います。  最後に、サイクルツーリズム拠点整備事業についてでありますが、蒲原は政令市静岡市の東の玄関口であります。蒲原の道の駅整備については、自転車を活用した地域振興とのことですが、サイクリストからは静岡市の自転車道は走りにくい、案内看板が少なくて道が分かりにくいといった声が多数寄せられております。  都市局が進める自転車活用推進計画や観光交流文化局の観光誘致などとも連携をして、市内全体の自転車走行空間の整備と併せて、より多くの方が利用してもらえる魅力ある事業にしていただきたいと要望をいたします。 28 ◯池邨委員 志政会といたしましては、議案第1号外3件、そして、都市局所管分も含めて、賛成の立場で意見・要望を述べさせていただきます。  まず1つは、豊田中学校の工事、繰越明許費を計上されていたわけですけども、年度内完成ということで、市民、地域にとっては、浸水対策、洪水対策が早期に実現できたということで、この点について、感謝を申し上げたいと思います。  それから、質問はしませんでしたが、資料-1の24ページ、36ページに出ている一里山長崎線の街路整備事業費についてです。街路整備事業費そのものだけではなくて、前後の道路の関係、安全対策という点で、1点気になるところがありますので申し上げたいと思います。  静鉄とJRの間に、一部道路の段差があり、通行者の安全上、ちょっと気になるところがあります。そこを今、市は木製のガードを設置して、ずっとその状態が続いている。本当にあの状態でいいのかどうかを含めて、ぜひ市民のための通行の安全対策を取っていただきたい。やり方としてはマンションの前の傾斜、それから前後の傾斜に合わせて道路を削るなり何らかにすれば、あの仮設のガードというのは要らないはずなので、ぜひその点も含めて、しかと検討をしていただいて、安全対策を進めていただければと思います。 29 ◯山本委員 私たち会派も、都市局分含めまして、議案第1号外3件、全ての議案に賛成であります。  1点だけ要望させていただきます。国のほうからの補助金が増額になっているということがございますので、課題はあるにしても、地権者の理解が得られないとか、あるかと思いますが、その辺を整理しながら着実に整備を進めていただきたいということであります。 30 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第1号中所管分、議案第20号から議案第22号までの4件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第1号中所管分、議案第20号から議案第22号までの4件は、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 31 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第1号外3件は可決すべきものと決定しました。  以上で、補正議案の審査を終了いたします。  ここで、説明員の入れ替えがありますので、暫時休憩とさせていただきます。                 午前10時50分休憩      ──────────────────────────────                 午前10時53分再開 32 ◯後藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、新年度議案審査に入ります。  議案第23号中所管分、議案第55号及び議案第56号の3件を一括議題とします。これら3件に対し、当局の説明を願います。             〔当局説明〕 33 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言の際には、議案番号ページ数項目等を述べていただくようお願いいたします。  質疑はありませんか。 34 ◯島委員 それでは質問させていただきます。  資料-2の160ページ、繰越明許費についてでありますが、当初予算では、初めて土木費と災害復旧費の繰越明許費が計上されていますが、どのような理由で計上されたのか、教えてください。また、これについては、新たな取組とのお話も伺っておりますので、ぜひ建設局長から御答弁をいただきたいと思います。 35 ◯糟屋建設局長 土木費と災害復旧費の繰越明許費が当初予算で初めての計上ということの理由についてお答えをしたいと思います。  そもそもこの繰越明許費というものは、会計年度の独立の原則の例外として、位置づけられております。  しかし、地方自治法の第213条で、その性質上、または、予算成立後の何らかの事由により、年度内の支出を終わらない見込みのあるものについては、翌年度へ繰越しをすることができるということになっております。  ここでいう予算の性質上というところでございますけれども、これは、予算執行の過程で自然的条件、社会的条件に影響されやすい性質を有するものというふうな解釈があります。例えば、自然的条件というのは、台風などによる自然災害が1つあります。台風というのは、夏から秋にかけての襲来が想定されます。そうしますと、その災害が起きてから、どういうふうに直すかという設計をして、それから、災害復旧の工事を発注するというのが、秋以降という形になりますと、そこから、年度内、3月までの工期では、適正工期が取れないという状況が、過去の災害の復旧工事においては、ほとんどがそういった事例でありました。  それから、社会的条件ということについては、最近は、不調不落も多くなっている状況もある中で、一度発注事務をやって、不調不落になる。そうすると、もう一度、また、時期を見て、発注をしなければならないという、そういう手間がかかってくるわけです。そのことによって、また、1か月、2か月、先送りになった中で、残りの工期設定がどうしてもできない。今は、建設業のほうも、週休2日の工事ということで取り組んでおりますので、工期が若干長くなっている部分もありまして、適正な工期を取っていくということにも取り組んでいる中で、適正工期が取れなくなってくると、いずれにしましても、こういった災害とか不調不落というのは、当初から決まっているわけではなくて、いつ起こるか分からない状況であります。  そこで、当初予算で、この議会の中で、繰越しの御承認をいただいておけば、その都度、通常ですと9月議会、11月議会での繰越しの承認という形を得なければ、発注ができない状況になりますので、当初から、この繰越しの枠が設定されていますと、その都度、議会の決定を待つことなく、スムーズな予算執行ができると。そういった議会と議会の合間、谷間になった時でも、次の議会まで待つことなく、予算執行ができて、早期に工事着手して、事業の効果が早く発揮できるということから、当初予算の中で、災害については全額、それから、土木費については、そのうちの一部を繰越しの枠という形で設定をさせていただいて、もしものときのために備えていきたいということで計上させていただきました。 36 ◯島委員 御答弁ありがとうございます。  この当初予算に繰越明許費を計上した理由は分かりました。そこで心配になるのは、繰越しを当初から設定することによって、翌年度への繰越額が増額してしまうのではないかということですが、その懸念はないのか、教えていただけますか。 37 ◯向坂道路部長 例年、市全体の繰越額の内訳で、建設局の比率は非常に大きくなっております。そういったことから、道路部全体の問題ということで、私が説明させていただきます。  国の補正予算、これの対応分に行かなくてはならないようなものは別として、それ以外の本年度の建設局の繰越率は予算額に対しまして約39%を占めてございます。  新年度の予算の執行に当たりまして、やはり、新年度になりまして、工事の入札手続を踏んで、実際に工事が始まるというのは、夏場くらいになってしまう。そういったことを受けまして、この4月、5月、6月というのは、比較的工事が少なくなってしまう。  そういったところに、繰越しを入れることによって、事業の稼働率といいますか、こういったものが平準化していくということを考えますと、予算の執行の問題もありますけれども、工事自体、建設業界のことを考えますと、悪いことではないというふうに考えているところでございます。  しかしながら、繰越額が、これまでも多いのではないかという御指摘もいただいてきましたので、今年度、私ども道路部の予算担当課と、財政部局とで協議を重ねてまいりました。  そういったことから、今回の繰越し設定をお願いすることになりますけれども、今回の繰越し設定は、あくまでも繰越しを削減するという前提のその手段の1つとして試行的に行うということで話をしてまいりました。  しかしながら、ここまで長く積もって39%程度になってきていますので、1回、来年度取り組んでも一気に解消するというものではないというふうに承知しております。  したがいまして、まずは3か年程度、効果を確かめていきたいということを考えているところでございます。  また、この当初に繰越しが設定されておりましても、今、御心配の御質問がありましたけれども、安易に使用できるというものではなくて、先ほど糟屋局長が説明しましたとおり、自然条件、台風とかそういった急遽の不測の事態に対応する。  それから、また、不調不落と言った、社会的な要因により発生したものに、すぐに次の、二の矢を放つために、すぐに対応できるようにするために、この予算設定、繰越し設定をさせてもらっておりますので、そういったもののみに、使うという予定でおります。
     ただし、これだけでは先ほど言いましたように、解消するわけではございませんので、年度内の完成を目指すために、ゼロ債務工事、こういったものの発注だとか、1年に満たない工事の債務設定など、こういったものを併用することによって、全体の繰越額を減らしていきたいと考えているところでございます。  いずれにしても、事業進捗が遅れたり、繰越しが増加してしまうことのないように、職員の意識改革も含めまして、末端の職員までしっかりとこの趣旨を浸透させて、事業の前出しをとにかくやっていくんだということを心がけて、まずは、初年度、職員一丸となって、繰越し削減に取り組んでいきたいと考えております。 38 ◯島委員 ありがとうございます。  ちなみに、この当初予算の繰越明許費の計上について、具体的には、どのような効果が得られるのか、教えていただけますか。 39 ◯朝比奈技術政策課長 効果について御説明させていただきたいと思います。  先ほどの局長と部長の答弁と重複するところが出てきますけど、御了承ください。  こちらのグラフですけど、平成28年度から令和2年度までの建設局の発注した工事の件数と不調不落の件数を表したものでございます。発注件数としましては、例年ですけど9月から10月に発注のピークを迎える形でグラフには出ております。  応札者はいたものの、金額が高過ぎた、安過ぎたということで落札にいかなかった不落札件数は、ほぼ28年から横ばい状態であります。  入札者が誰もいなかったことによっても、落札されなかった不調の件数ですけど、こちら平成31年、令和元年ですけど、それ以降増加する傾向となっております。  発注がピークを迎える時期に、この不調件数が増えている、ここ2年増えている状態になっております。不調不落による再発注になりますと、発注に遅れが生じることになりまして、適正工期が確保できないという場合が発生してまいります。この場合、11月や2月の定例会を待った上で再度発注することにしておりますが、今回、計上させていただいた繰越し枠を利用することで、この11月から1月の発注件数の少ない時期に、議会を待つことなく速やかに発注することができて、事業効果の早期発現や発注時期の平準化が図られることによる建設業の働き方改革等に資するなどの効果が得られるものと考えております。  また、早期に契約ができることになりますので、前払金が年度内に支払えるなどのことがありまして、繰越額自体としては、削減する方向に向かうものと考えております。 40 ◯島委員 ありがとうございました。  続きまして、資料-2、130ページ、河川構造物耐震・津波対策事業(河川改修事業)についてでありますが、内容欄に旧大谷川排水ポンプ操作室新築工事、排水管管更生工事とありますが、この工事の目的について教えていただけますでしょうか。 41 ◯伊藤河川課長 旧大谷川排水ポンプ操作室新築工事及び排水管管更生工事の目的について御説明をさせていただきます。  現在、既存の旧大谷川排水ポンプ設備は、現行の耐震基準を満たしておりません。また、第4次地震被害想定で示された津波高、T.P.+8.5メートルに対して、施設の高さが不足しております。  また、昨今の台風等によって、施設を含めた道路冠水や床下浸水が発生しておりまして、この地区、伊東議員には大変御迷惑をおかけしておりますけど、これらの問題を解決するために、国道150号沿いの高台に操作室を新設するとともに排水ポンプの更新と排水管及び排水樋管の耐震化を実施するものでございます。  排水管につきましては、ポンプの水を出す排水管、排水樋管は、150号の下越しをした旧大谷川の箱型の水路というふうに解釈していただければいいと思います。逆流防止もついております。そのほかに排水ポンプ設備と、操作室内の機械電気設備の更新、それから、排水管の補強を行うことで、河川構造物の耐震化、津波対策を施すことを目的としております。 42 ◯島委員 ありがとうございます。  ちなみに、この耐震化及び津波対策工事を実施していくとのことですけれども、全体の事業概要並びに、今後のスケジュールについて教えていただけますか。 43 ◯伊藤河川課長 事業概要並びにスケジュールになります。この事業は、大きく分けて、5つございます。  1つ目が、排水ポンプ操作室建屋の築造、それから2つ目が、ポンプ排水管の耐震化、これ管更生と言いまして、既存の管の内側を、今回は、樹脂系のもので巻き立てをして補強するというものになります。それから3つ目が、ポンプ設備の更新、これはポンプを新しくしていくもの、それからオーバーホールしていくものがあります。4つ目が、操作室内の機械電気設備の更新、これは場所を変えて新設をします。それから、5つ目になりますけど、排水樋管の耐震化を行っていきます。  スケジュールにつきましては、今、説明をさせていただいた1つ目の操作室建屋と、2つ目の排水ポンプの排水管の耐震化を令和3年度に行います。3つ目のポンプ設備の更新、いわゆるポンプの交換とオーバーホール、それから、4つ目の建屋ができた翌年度に、中の電気設備、機械設備の更新を行います。この2つが令和4年度。それから、3か年計画の最終になりますけど、令和5年度に排水樋管の耐震化を行う予定でおります。  遅れることなく、事業の推進を図ってまいりたいと思います。 44 ◯島委員 ありがとうございます。  続きまして、資料-2、130ページの上から2段目にある急傾斜地崩壊対策事業の既成宅地防災施設設置費助成制度についてお伺いをします。  令和2年2月定例会において、我が自民党福地議員から、令和2年2月に神奈川県逗子市で発生した土砂崩落事故に関して、静岡市における既成宅地防災施設設置費助成制度の利用促進について質問を行っておりますが、その答弁で建設局長から、補助対象の拡大を検討し、利用促進に努める旨答えておりましたが、その後の対応について教えていただけますか。 45 ◯榊建設政策課長 既成宅地防災施設設置費助成制度のその後の対応についてでございますけれども、この既成宅地防災施設設置費助成制度を、より利用しやすくするため、同事業の補助金交付要綱の見直しを行いました。  見直しのポイントとしましては2点ございます。  1点目ですが、現行制度における補助対象者は、崩壊するおそれのある斜面の崖上、崖下に住居を所有し、居住の実態のある者のみを対象としており、斜面のみを所有している者は、対象外となっております。  しかし、斜面を保全し管理する義務というものは、民法等でも、その斜面の所有者にございまして、崩落等が発生した場合は、斜面所有者が責任を負うこととされております。そのため、斜面のみの土地所有者であっても、制度を利用できるよう見直しを行いました。  見直し案では、土砂災害が発生する可能性がある斜面を危険区域として捉え、その区域を補助対象区域と考えるものです。よって、その区域に住居を持つものに限らず、そこに土地のみを所有するものも、補助対象とすることとしました。  2点目ですが、補助対象者を、これまで個人のみとしておりましたが、管理組合等も想定できることから、法人等の団体も、制度利用を可能とすることとしました。  以上の見直しにつきましては、令和3年4月1日から施行する予定でございまして、より一層の制度の利用促進が図れるものと考えております。 46 ◯島委員 最後に資料-2、131ページ、道路新設改良事業についてでありますけれども、現在、井川湖御幸線の葵区松富上組から下の区間において、道路拡幅の事業が進められていますが、この事業は、新東名へのアクセス道路整備として早期の完成が期待されております。  現在の用地取得の進捗状況について教えていただけますか。 47 ◯竹内葵南道路整備課用地担当課長 用地取得の対象箇所は、全体で約300件ありましたが、令和3年2月末現在におきましては、件数ベースで約98%の取得率になっております。  用地取得におきましては、全体的に順調に進んでおりますけれども、一部地権者の御協力が得られていない箇所もございます。  これら未取得用地につきましては、今後も、地権者との交渉を鋭意進めさせていただいて、事業の進捗を図ってまいりたいと思っております。 48 ◯宮城委員 お伺いします。  資料-2の131ページ、上から3段目にあります街路整備事業の中の日出町高松線についてお伺いします。  この路線は、本市の、特に駿河区の道路ネットワーク上、南北方向の重要路線と認識しています。皆様、利用するんですが、すごく狭いところです。この道路の現在の進捗と用地取得も含めた今後のスケジュールを教えてください。 49 ◯白鳥駿河道路整備課用地担当課長 日出町高松線街路整備事業に係る現在の進捗と今後のスケジュールについて説明させていただきます。こちらのパネルを御覧ください。  本路線は委員御指摘のとおり、南北方向の重要路線であります。現在、進めている八幡工区につきましては、南幹線八幡二丁目交差点から丸子池田線までの約550メートルを整備することにより、葵区日出町の国道1号の日出町交差点からSBS通りまで、南北軸道路として円滑な道路交通網が形成される都市計画道路でございます。  それから、進捗につきましては、平成25年度に道路事業認可を受け、平成29年度より地権者様と本格的な用地交渉を始めてから、約4年間が経過しており、令和3年2月末までの契約面積は70.31%、6,836平米に達しております。  本定例会補正予算で4億2,000万円、当初予算で2億6,000万円余、合わせて、6億円余りの補償関係予算を計上しておりますが、こちらは、土地開発公社の先行取得用地約5区画、1,650平米の買戻しと、新規契約1件を予定しております。  事業のスケジュールでございますが、まずは用地取得をさらに進め、令和4年度から工事が着工できるように努力してまいります。  なお、街路築造工事に合わせて、無電柱化事業自転車走行空間整備事業も合わせて進めてまいります。 50 ◯宮城委員 ありがとうございます。  では、次は、議案集7)251ページについてお伺いします。議案第55号静岡市道路占用料条例の一部改正についてお伺いします。  今回の条例改正について、その必要性はどういうことでしょうか。また、道路占用料の額の改定により、令和3年度の当初予算の収入予定額は今年度と比較して、どうなりますか。教えてください。 51 ◯宮原土木管理課長 改正の必要性と改定後の占用料の比較につきまして、お答えいたします。  初めに、改正の必要性でございますけれども、道路占用料は、道路法第39条におきまして、道路管理者は、道路の占用につき占用料を徴収することができるとされております。これは、道路という公共用物を利用することによりまして、占用者が受ける利益を徴収するということであります。また、占用料の額は、固定資産税評価額等を勘案しまして、算出されておりますけれども、これは、一般的な土地利用における賃料相当額を徴収するという考え方に基づくものでございます。  国土交通省では、平成19年3月の道路占用料制度に関する調査検討会報告書におきまして、道路占用料の改定時期につきましては、3年程度ごとに改定を検討することが妥当であるとの提言を受けまして、平成20年4月、23年4月、26年4月、29年4月、そして、令和2年4月と3年ごとに、道路法施行令を一部改正しております。  一方、本市におきましては、平成20年度の静岡市道路占用料の額の改定に係る検討委員会におきまして、国の道路占用料が改定された場合には、静岡市においても、速やかに改定することが望ましいとされまして、平成21年度から道路法施行令の改正が施行されました翌年度に改定を実施しております。今回、令和2年4月1日の道路法施行令の一部改正を受けまして、条例の一部改正を行うというものでございます。  次に、2点目の改定による予算額の比較でございますが、令和3年度の要求額4億2,200万円は、令和2年度予算額3億9,700万円に対しまして2,500万円、率にしまして約6.3%の増額を見込んだものでございます。 52 ◯宮城委員 そうしますと、今回の道路占用料の改定によって、一般家庭への影響はどのように見込まれていますでしょうか。 53 ◯宮原土木管理課長 占用料を納付されます占用者の大半は、ほとんど法人が占めております。一般家庭の方々が占める割合ですけれども、令和2年度の予算の金額ベースで申し上げますと、0.96%程度でございます。一般家庭におけます有料占用物件の主なものは、宅内からの雨水等の排水管になります。  お手元に、道路占用料条例の一部改正のワンペーパーをお配りしていると思うんですけども、そちらを御覧いただけますでしょうか。一番左の列、上から2つ目の法第32条第1項第2号に掲げる物件の上から4行目、外径が0.15メートル以上0.2メートル未満のものと、その下の外径が0.2メートル以上0.3メートル未満のものの、この2つがこちらに該当いたします。  表の一番右の列に、改正単価、その左に現行単価を記載しておりますけれども、それぞれ長さ1メートルにつき1年間で5円もしくは10円の改定となっております。一般家庭の影響につきましては、大きなものではないものとの認識でございます。 54 ◯池邨委員 それでは、私から2点質問させていただきます。  まず1つ目は、資料-2の131ページの上から2つ目、国直轄道路事業負担金について、今、工事が進められている静清バイパスの清水立体事業ですけれども、進捗と今後のスケジュールについてお伺いをいたします。 55 ◯塚田道路計画課長 清水立体の進捗状況と、今後のスケジュールについて、お答えをさせていただきます。  清水立体の事業は、今、現道がある上に、高架道路を造るという立体事業の工事になりまして、今の現道の幅員よりも、さらに、幅広に用地を取得しまして、道路の真ん中に立体構造の基礎を築くための用地を確保して、そこに、下部工の設置工事を行って、それが終わったところで上部の橋を架けていくという、一連の工事になっております。  まさに、今、現道の道路の切り回しを行っておりまして、中央に下部工の設置を行っていると。全部で下部工が36本の予定ですけれども、そのうち33本について完了、もしくは、もう事業に着手したというところですので、順調に下部工の設置が終わっているというところでございます。  終わったところの下部工には、今度、新しく上に橋を架けるもんですから、その工場製作というのがございますけれども、今、1区間において、その工場製作にも取りかかったところでございます。  多分、御興味があるところは、一体、いつ頃に終わるんだというところでございますけれども、まだまだ不確定要素が多くて、国のほうも、いつまでに終わるというところは言っていただけないような状況ですけれども、もう用地は買えていて、下部工もほぼ事業の先が見えてきたということになると、あとは、上の橋を作って架けるだけということになりますので、国のほうでどれだけ予算を確保していただくかというところが非常に重要になってきます。こちらの事業についても、期成同盟会がありますので、期成同盟会からも、国のほうに、しっかりと予算をかけていただくというところを、期成同盟会だけじゃなくて、市だけじゃなくて、経済界も含めながら、要望活動をして、国の予算をしっかりと確保していただくことに努めてまいりたいと考えております。 56 ◯池邨委員 市としてのその見込みっていうのは、ないですかね。あと何年ぐらいっていう見込みがあれば教えていただきたい。 57 ◯塚田道路計画課長 国が発表していない中で、市があんまり不用意なことを言ってしまうと、怒られるところがあるんですけども、やはり、あそこは渋滞もしていまして、ボトルネックにもなっていますので、一日も早くということで事業の要望もさせていただいているところでございますので、10年も先にいくようなタイムスケジュールでは、到底納得できないというところもございますので、なるべく今後10年じゃなくて、もっと手前で事業の完成を見込めるように、引き続き要望を行っていきたいと考えております。 58 ◯池邨委員 それでは、2点目です。  同じく資料-2の132ページの一番下の橋りょう整備事業です。この中に、桜橋というのがありますけれども、かなりの長期間の工事だと聞いておりますけれども、これだけ期間がかかるその理由と、今後のスケジュールについてお伺いをしたいと思います。 59 ◯武田清水道路整備課長 桜橋整備事業に長期間を要する理由と今後のスケジュールでございますが、パネルを使用して説明させていただきます。  桜橋の架け替え工事は、現位置にての架け替えを行っております。  作業の工程は、基礎杭の施工、既設橋の上部、下部の撤去、新しい下部工の構築、上部工の架設、床板などの表面工事と順を追って施工を実施中でございます。  作業は、列車が往来する中で進めており、列車通過ごとに作業を停止するほか、現場など制約が強く、施工に時間がかかるものとなってございます。  また、架け替え工事は、県道入江富士見線を通行止めにすることなく、橋梁を東西に分割して、供用しながら、実施しております。  平成30年度から令和3年度までを1期施工として西側半断面を、令和3年度から令和6年度までを2期施工として東側半断面を施工いたします。  これらのことにより工事に長期間を要しているものでございます。  続きまして、今後のスケジュールでございますが、令和3年度中に1期施工である西側半断面の架替工事が完了する予定でございます。  本市発注の道路工事で交通の切り回しを行い、その後、引き続きJR東海、静岡鉄道の各鉄道会社により令和4年1月頃より、2期施工である東側半断面の架け替え工事に着手する予定でございます。 60 ◯池邨委員 今のスケジュールを見させていただきますと、西側と東側が、同じ工事期間ぐらい取られていると思うんですけど、その西側工事を踏まえて、そのノウハウを生かして東側を短縮するということは、可能かどうかはちょっと言いにくいか分からないですけど、可能なんですかね。 61 ◯武田清水道路整備課長 工期の短縮につきましては、並行して作業ができる工式が少なく、人数を増員して工期短縮を図ることは難しい状況でございます。ただし、今、委員御指摘のとおり、1期施工の実績により、既設構造物等の状況が確認できており、各工種の作業日数については各鉄道事業者と協議して、今後、進める予定でございます。  また、市発注工事であります1期施工と2期施工の切替え工事につきましては、前倒しをいたしまして、本年度中に発注を完了しました。架け替え工事と部分的にでも、同調して行うなど、工期の短縮に努め、極力、2期施工の着手を前倒しにできるように調整中でございます。  以上で、まず、各事業者との調整と、1期と2期の切替え時期の前倒しを図りたいと思っております。 62 ◯後藤委員長 それでは、休憩とさせていただきます。                 午後0時1分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 63 ◯後藤委員長 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。 64 ◯山本委員 では、何点か教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  まず初めに、資料-2の131ページの下から2段目になります。  道路保全課の道路自然災害防除事業でありますけれども、右のほうにのり面対策というような表現があるんですが、緊急輸送路上の災害防除対策が必要とされた箇所が30か所あるとお聞きしておりますけれども、この進捗状況と、来年度、どんなふうに進めていくのか、教えてください。 65 ◯加藤道路保全課長 30か所の対策工事の進捗状況と今後の進め方についてお答えします。  対策工事の進捗状況ですが、計画しております30か所のうち、今年度、令和2年度末までに25か所の工事箇所が完了の予定でおります。令和3年度におきましては、国道362号の黒俣地区など6路線で4か所の対策工事の実施を予定していまして、これで30か所のうち29か所が完了する予定となっております。  次に、今後の進め方についてですが、この2月定例会におきまして、公明党の井上議員の代表質問で、建設局長が答弁した内容と重複してしまいますけど、今後、この自然災害防除事業に関しましては、道路防災点検が重要になってきます。この点検において、ドローンを用いた近接目視、赤外線カメラを使ったモルタル吹きつけののり面の空洞化調査など、今後、新技術の導入を検討していきまして、点検業務の効率化を図っていくと共に、迅速かつ適切な対策工事を実施して、道路災害の防止に努めてまいりたいと考えております。 66 ◯山本委員 ありがとうございます。  そうしますと、来年度で29か所完了、残り1か所ということですね。あと、また、新技術を導入されると伺いました。  2つ目の質問になります。同じく資料-2、131ページのその下になりますが、道路附属施設更新事業について教えていただきたいと思います。予算が昨年度よりも、約4億円増額されているということでございますけれども、これについて、まず、どのような事業が増えていて、それで、今後の見通しとしては、来年の中でどういうふうになっているのかということを教えていただきたいと思います。 67 ◯加藤道路保全課長 道路附属施設更新事業について、予算が増えているということで、どのような事業が増えているのかということと、今後の見通しについて、お答えします。  初めに事業費が大幅に増額している理由としまして、増額となった事業は、トンネル設備と、あと、道路情報板の更新の事業になります。まず、トンネル設備の更新ですが、国道150号の新日本坂トンネルにおける監視設備、あと、ラジオ再放送設備などの設備関係の更新工事となります。  今回、この増額になった理由としまして、この事業自体が、もともと、国の補助制度の変更に基づきまして、元は橋りょう整備事業として取り扱っていました。それから、今回の道路附属施設更新事業へ移行されたことによって、今回、事業費が増えたという理由になります。
     また、道路情報板更新事業につきましては、旧式の情報幕のロール式の情報板がまだ残っていまして、それから、最新のLED式の情報板に変更する目的で令和3年度は今年度以上の事業としまして、国道150号ほかの3路線において、8基更新工事を予定しております。そのために、今回、かなり事業費が増えております。  次に、今後の方針、見通しにつきまして、トンネルの設備更新、道路情報板の更新も両方の事業実施に当たりましては、交付金事業など国の補助制度を活用して行っておりまして、今後も、国の制度、いろいろ変更があったりして注視していきまして、よりよい有利な補助メニューを活用しまして予算の確保に努めまして、事業の進捗を図ってまいりたいと思っております。 68 ◯山本委員 ありがとうございました。  同じ関連で、教えていただきたいんですが、特段、この中の資料ということではないんですけれども、今年、1月、2月に清水区の千歳橋周辺で交通死亡事故が発生したというふうに聞いております。交通死亡事故が発生したことを受けて、道路管理者としてどのような対策をされてきたのか、教えていただきたいと思います。 69 ◯加藤道路保全課長 清水区の千歳橋付近で発生しました交通死亡事故について、まず、今回の事故の概要と対応について、説明をさせていただきます。  今回の交通死亡事故は清水区役所から西に約200メートルほど行った一般県道、静岡草薙清水線、通称南幹線ですけれど、巴川を渡る千歳橋周辺で起きております。  1件目は1月30日の深夜に起きておりまして、2件目が2月13日の早朝と、2週間余りに死亡事故が2件発生しております。  いずれも、高齢者が道路を無理な横断をしている最中に起きた事故ということで、類似した内容の事故原因だったということでありまして、1件目の事故の発生後、2月10日に警察が主導しまして、地元自治会や我々道路管理者などが出席しまして、現場診断を実施して、安全対策についていろいろ意見を交わしたところでありました。  しかし、現場診断をやった3日後の2月13日に2件目の事故が発生したということで、警察もこの事故の重大性に鑑みまして、2月19日、事故発生から6日後ですけれど、緊急の事故防止対策会議というものを開催しまして、国土交通省とか静岡県警察本部、交通安全協会、地元連合自治会、そして、静岡市も出席しまして、この対策を協議したところでございます。  この会議を受けまして、緊急的な安全対策としまして、清水道路整備課におきまして、2月23日に視覚的に車の速度を抑制することを目的に、車道幅員を狭めることのために区画線を設置しております。  こちら、中央の部分と路側の部分に区画線を設置して、車道の幅員を狭くするという対策を取らせていただきました。  今回の2名の貴い命が犠牲になった痛ましい死亡事故に関しましては、田辺市長も重大な事故と受け止めておりまして、しっかりとした必要な対策を講じるように、我々を含めて、関係部署には直接指示をされております。  今後は警察、地元自治会等と事故対策について協議を重ねまして、必要に応じてさらなる道路の安全対策を講じてまいりたいと考えております。 70 ◯山本委員 ありがとうございました。  それでは、最後の質問をさせていただきます。  議案集8)の予算事項別明細書の373ページになります。こちらの道路新設改良費の右の373ページ、2の道路新設改良事業費(4)に国道1号長沼交差点機能強化促進期成同盟会補助金20万円が計上されております。  昨年、この期成同盟会が立ち上がりまして、いよいよこれから地元を交えていろんな協議を進めながらということだと思うのですが、市として、早期の事業化及び事業完成を目指すため、今後、どういうふうに取り組んでいくのか、教えていただきたいと思います。 71 ◯塚田道路計画課長 長沼交差点の渋滞対策、今後どういうふうに取り組んでいくのかという御質問でございますけれども、御存じのとおり、国道1号と南北軸は、私たちの管理する山脇大谷線、地域高規格道路、静岡南北道路というのがあるんですけども、そこが、十字にクロスしている結節点だというところでございまして、この事業を円滑に進めるためには、やっぱり国といかに連携していくか、課題を共有していくか、一体感を持ってやっていくかというところが一番事業の進捗に大きく影響してくるかなと認識しております。  そういう意味では、今、委員からも、お話がありましたけれども、期成同盟会が立ち上がったと、この組織は山本委員も御参加されていますけれども、国会議員の先生も参加していますし、経済界の方々も参加していますので、その期成同盟会を核にして、国と一体となって、ここの必要性、それから、整備効果をしっかり答えを出していくというところが、やっぱり一番大事なのかなと、それが、必要な事項の1点目だと思います。  その必要性と効果というところを、今、静岡国道事務所とやっているわけなんですけれども、国土交通省の本省、もっと言うと、国にしっかり訴えていくというところも重要になってくると思いますので、やはり、ここも、この期成同盟会を活用して、皆さんと一緒に、大同団結して、国にこの必要性、事業の進捗というところを求めていきたいと思っております。 72 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のため申し上げますが、議案第23号中所管分は、昨日の都市局所管分も合わせて、討論をお願いします。  要望・意見、討論はありませんか。 73 ◯島委員 自民党です。昨日審査を行った内容を含め、議案第23号中所管分及び議案第55号外1議案について、いずれも賛成をいたします。  続いて、意見・要望です。繰越明許費についてであります。令和3年度からの新たな取組ということで、糟屋局長、そして、向坂部長からも、力強い御答弁をいただきました。不測の事態に対しても早急に対応でき、発注の平準化が図れ、引いては、今後の繰越枠の削減にもつながるということで、大変期待をしております。  しかし、結果、蓋を開けてみたら、ただ、翌年度への繰越額が増額してしまったという絵に描いた餅になってしまわないように、建設局を挙げて全力で取り組んでいただきたいと思います。  次に、街路整備事業についてであります。日出町高松線の北側、静岡ガス本社や、NHK静岡放送局など、ガス灯が並ぶ大変きれいなまちなみとなっており、南北軸の重要路線として、一日も早い開通が望まれております。整備事業自体は順調に進んでいるとの御答弁でしたが、市民の目から見るとなかなか進捗が見えてきておりません。地域との交渉など、御苦労も多々あるかとは思いますが、市の経済発展にとっては大変重要な路線でありますので、より一層スピード感を持って進めていただきたいと要望をいたします。  次に、静岡市道路占用料条例の一部改正についてであります。コロナ禍において道路占用料を改定することに対して、一抹の不安がございましたが、御答弁では一般家庭への影響はほとんどないとのことでしたので、安心をいたしました。今後、改正に伴った事務処理等も発生すると思いますので、トラブルやミスがないように、丁寧に進めていただきたいと思います。  次に、河川構造物耐震・津波対策事業についてであります。先日、東北で大きな地震が発生いたしました。皆さん御存じのとおり、災害はいつ来るとも分かりません。地域の安心・安全を考えると、一日も早い完成が望まれます。令和5年度の完成目標と御答弁をいただきましたので、工事に遅れが発生することがないよう、計画的に進めていただきたいと思います。  次に、急傾斜地崩壊対策事業についてであります。昨年2月の定例会自民党の福地議員が質問させていただき、補助対象が拡大されたということで大変喜ばしく思っているところであります。  しかし、補助率をお聞きしたところ、2分の1ということでしたので、個人の方が対策を施すには金額も大きく、まだまだハードルが高いのではないかなというふうに感じております。  急傾斜地については、県の事業の順番待ちをされている地域もたくさんあります。静岡市の大半は山林が占めているので、予算確保も難しいとは思いますが、他の自治体の事例なども参考にして、対象者の拡大やより利用しやすい事業となるように今後も検討を進め、改善を図っていただきたいと思います。  次に、道路新設改良事業についてであります。山脇大谷線と同じく、新東名の開通によって交通量が飛躍的に増加をしております。用地取得など、所有者との交渉など、事業を進めるに当たっては、御苦労もあるかとは思いますが、一日も早く事業完成するよう取り組んでいただきたいと思います。  それと、今回、質問はいたしませんでしたが、これまでの委員会でも橋りょう整備事業について、耐震補強や補修が完了した橋梁に対して、耐震補強補修済み等のシールを橋の欄干に貼ってはどうかと要望をさせていただいてきました。  市民の方からも、この橋は地震が来ても大丈夫かというお声をよくお聞きします。せっかく多額の予算を投じて、整備を行っている事業ですので、市民の目に見え、安心して利用していただけるのが一番だと思いますので、前向きに御検討をいただきたいと思います。  最後に、この3月をもって退職をされる職員の皆様には、これまで市政の発展に多大なる御尽力をいただき、自民党を代表して心から感謝を申し上げます。長い間お疲れさまでした。退職された後の皆様のますますの御活躍をお祈り申し上げると共に、今後も引き続き市政の発展のために御尽力いただくことを改めてお願い申し上げます。 74 ◯池邨委員 志政会といたしましては、議案第23号、昨日も含めて、外2件、全議案賛成の立場で意見・要望を述べさせていただきます。  1つだけ、道路の保全と維持という意味で、意見・要望を述べたいと思います。  まず、道路保全といいますか、補修につきましては、日々、パトロール等を含めて、また、不具合箇所の情報が入り次第、迅速に御対応いただきまして、道路瑕疵による事故等も減少しているという理解をしております。引き続き市民の安心・安全のために、保全に御尽力いただければと思います。  それから、もう1つ、道路維持につきましては、道路の表面の舗装の仕様というのはいろんな整備計画や指針等に基づいて進められていると理解をしております。そういった意味で、具体的には、例えば、今、七間町で進められているアスファルト舗装が本当にこの静岡市のまちづくりにとっていいことなのか、ぜひ再考していただきたいと思います。  というのは、今回、七間町の道路空間利活用の社会実験をやった場合も、そのブロック舗装の上でやっていると思いますし、都市局では、静岡都心地区まちなか再生事業の中で、今回指針を出される。それから、さらに、今、5大構想の中で、歴史文化の拠点の整備が行われていて、このまちなかに人が集まる。呉服町から七間町を通って水道庁舎。人が流れることを考えると、ブロック舗装があって、アスファルト舗装があって、ブロック舗装って、そういうまちなみでいいのかという、すごく心配になるところでございます。  ぜひ、今まで策定された指針、方針、整備計画に基づいて見直しをして、このまちなかにどのように人を集めて、景観を保つのか、ぜひ御検討いただければと思います。  もう1点ありました。桜橋の関係につきましては、大変な工事で時間がかかるということは理解しておりますし、安全に進めなければならないというのも、理解しております。  ただ、一方で、市民の方の道路利用から考えると、大変渋滞をしていて行き来が大変な状況であります。ぜひ、今までの経験を生かして、一月でも二月でも早く、安全に工事ができるように、ぜひ御検討をいただければと思います。 75 ◯山本委員 私たち会派も、都市局の分を含めまして全議案に賛成です。  何点か、意見・要望を申し上げさせていただきます。  まず、1点目が道路のり面対策の関係であります。30路線については、今年度6路線あって4か所の工事を実施予定で、これで29路線は完了と、残り1か所と、とすると、次のステップかなということで、それは今後準備を進めていただきたいなというのが1つ。  2点目が先ほど交通死亡事故の関係で対策を講じましたというようなお話がありました。  安全対策という観点から、予算がどの程度関係するのか分かりませんけれども、今後、もう一度、全市内的にプロといいますか、行政の職員の方々が見て、もしかしたら、安全対策が必要なのではないかと判断できる箇所があれば、そういうのを積極的に調査していただいて、次へつなげていただきたいなと、安全対策の評価をしていただきたいなというのがあります。  3点目が、長沼交差点の関係であります。県内ワースト1の渋滞箇所ということでもありますけれども、せっかく、期成同盟会が立ち上がったので、国とも連携しながら一体的に進めていきますよというような話でありましたけれども、ぜひ、この辺は、積極的に対応していただきたいということと、併せて、長沼交差点という1つの視点ではなくて、やはり、広域的な意味で、ネットワーク化ということも視野に入れながら、国へ説得力を持って、対応を続けてほしいなと思っています。  最後になりますけれども、ちょうど東日本大震災から10年ということでありまして、国のほうも、地方自治体を挙げて、防災・減災ということを進めてきましたけれども、10年を経過した中で、果たしてどの程度、静岡市として防災・減災対策が進んだのか。ハード面という観点からでいいと思うんですが、それを一度、総括していただくということも必要ではないかなと思います。  それと併せて、国土強靱化計画というのが5年間延長されたということもありますので、今後どうしていくのか、計画がないと、当然採択されないと思うんですね。5か年計画があって、自治体の計画をつくって認められるという経過はあると思うんですけれども、その辺をどういうふうに進めていくのかということも、もう一度見直ししながら、ぜひ、基盤整備を進めていただきたいなと思います。 76 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第23号中所管分、議案第55号及び議案第56号の3件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第23号中所管分、議案第55号及び議案第56号の3件は、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 77 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第23号外2件は可決すべきものと決定しました。  以上で、新年度議案の審査は終了します。      ────────────────────────────── 78 ◯後藤委員長 次に、報告事項に移ります。  令和2年度債務負担行為予算専決の事前報告について、聞くこととします。 79 ◯塚田道路計画課長 今回の報告は、資料は特に御用意しておりませんので、そのままお聞きください。  令和2年度の債務負担行為予算専決の事前報告について御説明をさせていただきます。  今年度、当初予算で議決をいただきました静岡市土地開発公社に委託して取得する国吉田瀬名線外1路線、道路事業用地費、これは平成2年度分ですけれども、及び静岡市土地開発公社に委託して取得する日出町高松線ほか10路線、街路事業用地費、これも平成2年度分ということになりますけれども、本来であれば、今年度用地を取得したデータを基に、なりを直すという行為が必要になるわけですけれども、実は、今、このタイミングもまだ、用地交渉をしていて、3月31日にならないと、明確な数字が出ないということになりますので、3月31日の金額で改めて、なりを直させていただきたいというところが、今回のお願いでございます。  年度末までの結果を踏まえて、債務負担行為金額の変更について、専決処理をさせていただくことを事前に報告させていただくものでございます。  なお、確定金額につきましては、令和3年度の直近議会に諮り、御承認をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 80 ◯後藤委員長 ただいまの報告に対し、質疑等はありませんか。             〔「ありません」〕 81 ◯後藤委員長 ないようですので、質疑等を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 82 ◯後藤委員長 ここで3月末をもって退職される説明員の皆様を御紹介いたします。  お名前をお呼びしますので、恐れ入りますが演壇の前までお願いいたします。  建設局長の糟屋倫生様、建設政策課長の榊 清和様、道路部長の向坂 浩様、葵南道路整備課用地担当課長の竹内秀治様、駿河道路整備課用地担当課長の白鳥暢一様、以上5名の方々です。  皆様におかれましては、本当にこれまで長きにわたり、本市の各種行政に携わり、多くの、そして、大きな貢献をいただきました。都市建設委員会一同、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。  そこで、恒例ですけれども、1人ずつ御挨拶を頂きたいと思います。時間はたっぷりありますので、ぜひ、よろしくお願いします。順番はお任せします。             〔退職者挨拶〕 83 ◯後藤委員長 それでは、皆さん、御起立できる方は、御起立いただいて、みんなで拍手をしたいと思います。本当にこれまで多くのお力をいただきまして、御活躍に対してまずお礼と、そして、皆さんのこれからのますますの活躍を祈念いたしまして、みんなで拍手をしたいと思います。お願いします。             〔拍手〕 84 ◯後藤委員長 ありがとうございました。お疲れさまでした。  それでは、席にお戻りください。      ────────────────────────────── 85 ◯後藤委員長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして都市建設委員会を散会します。                 午後1時36分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  後藤 哲朗 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...