• PTA(/)
ツイート シェア
  1. 静岡市議会 2020-10-02
    令和2年 市民環境教育委員会 本文 2020-10-02


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯畑田委員長 ただいまから、市民環境教育委員会を開きます。      ────────────────────────────── 2 ◯畑田委員長 初めに、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の説明を聞くこととします。  なお、報告については、聞きおくのみとします。  それでは、教育局からお願いします。 3 ◯甲教育局次長 それでは、早速でございますけれども、教育局所管新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況について御報告をいたします。  資料は、その同じ名のタイトルの資料で御説明いたしますが、32ページをお願いいたします。  教育局所管のものでございますけれども、1つ目が32ページの下段のナンバー64、高等学校通信ネットワーク整備事業でございますが、6月補正予算から実施しておるものでございます。  事業概要といたしましては、国庫補助金を活用いたしまして、市立高校の全学級でのインターネット同時接続を可能とするための通信ネットワーク環境を整備するというものでございます。現在、実施状況といたしましては、9月30日に828万円余で契約を締結いたしましたので、今後、工事を進めていくという予定になっております。  次でございますが、ナンバー65、補充学習による学びサポート事業でございます。これも6月補正予算によって実施しておるものでございますけれども、内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症に伴って学校を臨時休業したことの影響によりまして、学習の定着に不安を感じている児童生徒を対象に、正規の授業時間以外に補充的な学習を実施していくというものでございまして、当初はその幾つか御心配いただきましたが、収容力の問題に関しましては、希望のお子さんを皆、収容することができたということになっております。  現在の実施状況でありますけれども、先ほど申しました希望のありました小学生、約1,300人、中学生600人に対しまして、休業期間中の単元を中心とした算数、数学及び英語の補充学習を9月より実施しておるところでございます。  続きまして、ナンバー66、学習用情報端末整備事業でございますが、6月補正予算から実施しておるものでございますけれども、いわゆる国のGIGAスクール構想に基づきまして、市立小中学校の一人1台端末を使った教育環境の実現に向けて、学習用情報端末を整備しているものでございます。  この件ですが、この後の議案でも御説明させていただきますけれども、7月27日入札公告を行って、8月20日に入札を執行、現在、株式会社ウチダシステムズ静岡支店と仮契約を締結しておりまして、今後の議案で御審査いただきますが、本契約に向けた議案を上程させていただいておるという段階にございます。  続きまして34ページ、2つ給食の関連について続けて御説明をいたします。  ナンバー67、学校給食運営事業でございますけれども、6月補正によって実施しておるものでございます。事業概要といたしましては、夏休みの期間を短縮したことに伴いまして、7月27日から31日まで給食が必要な学校に対しまして、学校給食を提供するための委託費を計上したものでございまして、実施状況といたしましては、希望のありました、ここに記載の学校に対して合計15万1,000食余を提供いたしました。  最後になりますが、学校給食用物資損失補償事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策によって市立小中学校を一斉臨時休業したことに伴いまして、学校給食費は保護者に返還させていただきましたけれども、学校給食用物資を納入する業者に対して損失補償をする必要があるということでございまして、そのための経費を計上したものでございます。  実施状況でございますが、給食用物資に関する4月分における損失補填額200万円余につきましては6月25日に支払い済みとなりまして、5月分における損失補償額1,369万円余につきましては、7月30日及び8月27日に支払い済みとなりました。 4 ◯畑田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。      ──────────────────────────────
    5 ◯畑田委員長 本日は、教育委員会所管の決算1件及び議案2件の審査を行います。また、報告事項が1件あります。  審査に先立ち、説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言してくださるようお願いします。  それでは、決算審査に入ります。  認定第1号令和元年度静岡市一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分を議題とします。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 6 ◯畑田委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には議案番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  質疑はありませんか。 7 ◯寺澤委員 おはようございます。それでは、私から何点か質問させていただきます。  まず、主要施策成果説明書の457ページの教育支援費についての(2)こころの教育支援事業費についてでございます。  こちら、この内容のとおり、いじめ、不登校に対応するため、非常勤講師等の先生方のサポートをしたということだと思うんですが、これは、実績値は61.1%で、平成29年が71.3%ですか、10ポイントぐらい減っちゃっているんですよね。残り4割は正直、課題というか未達成な部分があるというのを見ていると、果してこれで達成度がAというのが正直、これでいいのかなというのを感じるんですが、その辺りのまず認識について教えていただければと思います。 8 ◯池谷教職員課長 実績値の61.1%については、問題行動等の子供の表れに対して改善が見られたかを、配置校にアンケート調査をして調べたものでございます。問題行動については、いじめ、不登校、保健室登校等、様々なものがございます。そういったことに対して特別な支援を要する児童生徒への今まで以上に寄り添う支援を、この事業によって行っているところでございますが、今、御指摘のとおり100%には至っておりません。ただ、今、申し上げましたように、各配置校からは、この事業によって少しずつ子供たちの様子に改善が見られてきたという報告を受けております。  今後も、学校ニーズの把握に努めるとともに、より一層効果が上がるよう、努めたいと考えております。 9 ◯寺澤委員 今、御答弁いただきましたが、取りあえず残り4割は、まだまだ達成はしていないけど、いろいろ改善が見られつつ、いい方向に向かっているという認識でよろしいですかね、それだけ教えてください。 10 ◯池谷教職員課長 今、委員から御指摘のあったとおり、100%を目指して今後も努力をしていかなければいけない認識がございますが、個々に寄り添った指導を現在も着々としているということで捉えております。 11 ◯寺澤委員 なかなかこのいじめ、不登校の問題点、非常にナイーブな問題で、常に社会問題になっているとこでありますので、いずれにせよ、本当にこの数値を上げていくという努力が必要だと思いますので、引き続きの対応をお願いしたいと思いますし、これについては、いじめの問題点は、ある意味、児童生徒支援課で、また違う課になりますし、丹沢委員がいろいろ質問しますので、この程度にしておき、次にいきたいと思います。  次に、458ページの5の小中一貫教育準備経費について質問させていただきます。  これは令和4年度に完全実施ということで、まさに、あと2年後に迫ったわけであります。なかなかこの小中一貫というのは、具体性が、まだ私ども正直分かっていないというか、当然地域の方からも、これが果たしてうまくいくのかどうかというのが、いろいろ議論を呼ぶところでございますが、まず、昨年度とか現状、この完全実施に向けてどの程度までその準備ができているのか、そういったことを教えていただければと思います。 12 ◯見城学校教育課長 小中一貫教育でございますが、令和4年度の実施に向けて、教育委員会からステップ表という、こんなものを準備する、こんな取組をするということを具体的に示しておりますけれども、今それに向かって順調に各学校で準備が進められていると認識しています。  具体的に、昨年度ですが、第1期スポット校、4グループに関しましては、市内でそれぞれ実践発表を行って、そこで、成果と課題を取りまとめました。第2期スポット校は、今年度と来年度、実践研究を重ねてまいりますけれども、来年度、令和3年度、完全実施の前年ですけれども、そこでまた、さらに研究発表会を行って、実践を広めていって、市内全校で共通認識を持った上でスタートしていきたいと考えております。 13 ◯寺澤委員 順調に進んでいるということですが、さっき言ったとおり、なかなかこれがいま一つ、学校関係者の中ではその理解が広まっているとは思うんですが、外部、特に地域の方とか、昨日、こういったチラシもらいましたけど、昨年度から広く市民のPR活動とか、あるいはその学校、保護者、地域が共同した準備というのがあるんですが、そこら辺がどの程度までしっかりと周知されて、理解をされているかというのは、そこが疑問だったもので、その辺りについてはいかがでしょうか。 14 ◯見城学校教育課長 その地域への周知というところでございますが、各グループ校では、小中一貫教育準備委員会というものを学校関係者とともに地域の方をお招きして、一緒になって話し合いを進めているところで、これも実施率としては全ての学校で行っております。その中で、地域の代表者の方々には十分今、御理解いただいていると思っているんですが、御指摘のとおり、なかなか地域に住む全ての方にというのは、まだ課題であると考えております。  今後、そちらの課題を踏まえて、来年度、前年までの間にできることをぜひ検討して、進めていきたいと考えております。 15 ◯寺澤委員 次にいきますが、この小中一貫教育の中で特色、静岡型をやるということなんですが、そこの1番が、つながる力という言葉があるわけなんですけど、つながるというのが、いろんな意味のつながると思うんです。例えば、よく私の心配する大規模校と小規模校、中規模校、いろいろ学校の規模があります。私の地元では、大規模校で、例えば、小学校でも一部はよその学区の中学校へ行ったりするというのもあります。小中一貫ながら、中学校になったら違う学区へ行ってしまう子に対しては、果して小中一貫というのがなかなか定義としてちゃんと成立するのかなというのがあるんですが、どんな対応されるのか教えてください。 16 ◯見城学校教育課長 御指摘のように、静岡市の1つの特色として、施設分離型であって、それから、1小1中ではないグループ校が非常に多いというところで、そこに対しては当初からの課題であると考えているんですけれども、先ほど申しましたスポット校での実践研究の中で、そういった課題に対して、各学校がどのように取り組んだかを成果として掲げて、それを共有して進めていこうと考えております。  具体的には、学校の教育目標、どういった子に育てたいかを、そのグループ校、1小1中でないパターンにおいても、そこを明確にして先生方が共同的に教育活動を進めていく、それぞれの学校の特色を大事にしながら小中一貫グループ校の中で共通したものを見出して、それをみんなで実践していくことで、今、具体的な成果が上がっているところですので、そちらについてはそのノウハウ、あるいはその考え方について、ぜひ、ほかのグループ校にも広めていきたいと考えております。 17 ◯寺澤委員 この問題は最後に聞きますが、要するに、各学校、グループ校、そこら辺分からないですが、地域の特色とか、あるいは学校の特徴をちゃんと生かした、それぞれ学校によって内容も違っているけど、小中一貫というのは、これから進めていくという認識でよろしいですね。 18 ◯見城学校教育課長 御指摘のとおりです。それぞれのグループ校では各学校の特色を生かしながら、軸となる考え方、目標、そして、取組を据えて、そこで進めていくということで考えております。 19 ◯寺澤委員 分かりました。  次へいきます。  466ページのトイレリフレッシュ事業でございますが、昨年は実積値が50%超えたということで進められているのかと思うんですが、以前も一遍、教育施設課にお世話になってやっていただいたんですが、グランドとか校舎外のトイレがあると思うんですけど、そういったトイレがかなり老朽化しているところが多く、サッカーなどで実際に行くと、父兄の方から結構そういう声が寄せられるんです。校外のトイレのリフレッシュを含めた改修というのは、どの程度行われているか、お聞かせ願えればと思います。 20 ◯大石教育施設課長 御指摘の学校の屋外トイレにつきましては、今、男女共用の形式であるトイレを、小学校で23校、中学校で4校の確認が取れております。同じく、洋式化については全体の20.5%という数字で、整備を進めているわけですけど、御指摘のとおり、学校のトイレにつきましては、現在、児童生徒学校生活で最も利用する校舎内の整備を最優先して、全力で事業を進めているところでございますが、屋外のトイレにつきましては、計画的に改修をしていくところには至っておりません。現状、利用状況、どなたが利用するとか、どんな形で利用していくのかと、もともと屋外トイレについては面積が小さいものですから、そこをそのまま改修していくかどうかも含めまして、個別に改善していきたいと思っております。 21 ◯寺澤委員 男女兼用がかなりの数で残っていることにすごくびっくりしました。実は、その前にそういった要望があって、そのときはすごく改善していただいたんですが、非常に残っているという認識がありました。それはまた、おいおい話をするとして、これは校舎内のトイレについても、この前、ある市民の方からも言われたんですけど、非常に校舎も老朽化していく中で、臭いがすごく残っていて、教室のすぐそばにトイレがあると、給食の時間も本当に子供たちがなかなか食べられないといった意見が寄せられています。その臭い対策は、このリフレッシュ事業の中では解決できるものなんですかね、そこを教えてください。 22 ◯大石教育施設課長 トイレの臭いの原因でございますが、大きく2つほど考えております。  1つは、配管の老朽化、なかなか配管の中に汚れがこびりついているところで匂っていると、もう一つは、床のタイルに汚れが染み込んで、それが臭ってくることが考えられます。  現在進めているトイレのリフレッシュ事業につきましては、既存の配管を全て更新しております。また、床タイルは掃除のしやすいシートに張り替えて、臭いの少ない衛生的で明るいトイレの改修を行っているところでございます。  しかしながら、未改修のトイレにつきましては、御指摘のとおり、臭うとか、学校からの苦情も受けているところが現状でございます。そのため、トイレリフレッシュ事業をより一層推進してやっていくとともに、特に臭いがひどい学校につきましては、応急的なところではございますが、床面や便器のクリーニング、換気設備の改修等によって、個別に対応していきたいと考えております。 23 ◯寺澤委員 486ページ、南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家でございますが、先般、我々会派の1期生で、この井川自然の家を視察させていただきました。私も38年ぶりに行かせていただきまして、当時はとんでもないところに来たなと思ったんですが、行ってみるとリニューアルした施設等を見させてもらって、ここに泊まってみたいなと思ったわけであります。そういう中で、いろいろ施設の方ともお話しさせていただき、コロナで非常に利用者が減少しているという苦境を聞いたわけでありますが、昨年度を見てみますと、目標値が1万4,000人で、ただ、実績が1万1千5、6百人ということで減少はしていますが、その辺りの要因というのはどうなっているのか、教えていただければと思います。 24 ◯西島教育総務課長 利用者数の減少についてですが、令和元年度につきましては、改修工事に伴う営業縮小の影響ですとか、あるいは今、委員からお話のありましたコロナウイルス感染症拡大のために利用の自粛を要請したことが、前年度比で減少となっている要因と考えております。  利用者数では、小中学校といいますか、特に中学校の学校の利用が大きく減少しております。学校団体大型バスを利用する場合が多くて、平成29年の道路の崩落以来、大型バスが入ってこられない状況になっていまして、そういったことも大きな減少の要因になっているかなと分析をしております。これに対しまして、自家用車で来所できる一般利用者の方は増えているという状況になっております。 25 ◯寺澤委員 その一般の方が利用できるって、すごくいい試みだなと、リニューアルしたところには、ファミリー棟みたないところがあって、家族でも楽しめるところかなと思いますが、その一般利用者というのは大体この利用者の大体どのぐらい今いらっしゃるのか、教えていただけます。 26 ◯西島教育総務課長 昨年度の実績で、一般団体の利用が803名、それから、一般の個人利用が673名、主催事業ということで参加された方が2,465名という状況になっております。 27 ◯寺澤委員 分かりました。引き続き、利用促進が図られればと思います。  井川自然の家はいいとして、次に、488ページですが、清水和田島自然の家が休館となって、非常に清水の者からすれば本当寂しいし私もボーイスカウトなどのいろいろな青少年団体の方と話すんですが、いつになったら、再開するんだっていう声が非常に大きいわけでありますが、現状、昨年度どのように、リニューアルに向けた準備というのはどこまでいっているのか、教えていただけますでしょうか。 28 ◯西島教育総務課長 清水和田島自然の家ですが、平成31年の4月以来、休所ということで、お願いをして大変御迷惑をおかけしております。現在、再開に向けて適地の選定ですとか、それから、運営方法等について最終的な検討を行っている段階です。  自然の家につきましては、先日ですけども、地元両河内自治会連合会から市長宛てに、統合に当たり閉校舎となる西河内小学校を候補地としてほしいとの要望書も提出されていると伺っております。  今後、両河内地区の学校統合、また、今後の学校施設の跡地利用についても検討していく中で、当該地区は土砂災害の多い地区であることを考慮しながら、適地について前向きに検討していきたいというところでございます。はっきりしたお答えができませんで、申し訳ないんですが、教育局といたしましては、地元の声に応えられるように、引き続き検討を進めるとともに、今年度中には一定の方向性について決定をしてまいりたいと考えております。 29 ◯寺澤委員 ぜひ早期再開に向けて、最終検討ということで早く結論を出していただければと思いますが、その地域の要望、特にこの地域の宝として、これを非常に生かしていきたいという声があると思いますが、そういった地域の方々にも、今後、運営とかで協力を求めながら再開していくということでよろしいんですね。 30 ◯西島教育総務課長 清水和田島自然の家につきましては、これまでも地元両河内地区の皆さんと一緒にやってきた経緯がございます。今後につきましても、両河内地区に移転、あるいは改修した場合ですけれども、引き続き、同じようにやっていきたいと考えております。 31 ◯丹沢委員 昨日も同じ委員会の中で市民局、環境局にも言ったんですけど、やっぱり決算のこの事務事業総点検表とか頂いているんですけれども、やっぱりアウトカムの指標が、これでいいのかなというのは常々感じているところで、これは教育局に限らずなんですけれども、先ほど寺澤委員の質問にも最初あった、いじめの部分ですけれども、例えば、4)の457ページ、これは教職員課ですよね。こころの教育支援事業ではパートの看護師を派遣するというところなんですけれども、いじめや不登校の改善率の目標が60%、実績値が61.1%で評価がA、事務事業総点検表の3)、371ページ、これスクールカウンセリング事業なんですけど、こちらは、いじめや不登校、問題行動等、生徒の心の問題に対応するのが目的で、改善が見られた学校の割合が、目標100%で、実績値100%。それぞれの事業目的からすれば、それはパートの看護師を配置したことでプラスになった部分、それから、スクールカウンセラーさんを置いたことによって、いじめがどのぐらい、どうなったというところはあるのかもしれないけれども、保護者さんや市民が知りたいのは、静岡市の学校教育の現場で、いじめや不登校がどのくらい減っているか増えているのか、どうしていくのかということだと思うんですよ。だから、一つ一つの仕事としてはこういうふうになるのかもしれないけれど、実際どうなのかというところで、まず伺いたいんですが、平成元年度のいじめの認知件数(「令和」)令和か、ごめんなさい。令和元年度のいじめがどのくらい各学校、静岡市内の学校で発生しているのかというところを、まず、伺いたいです。 32 ◯栗田児童生徒支援課長 令和元年度のいじめの認知件数ですけれども、小学校で2,641件、中学校で279件、合計で2,920件となっております。いじめの認知件数につきましては、年々増加しております。これは、いじめの定義に基づいて教職員が早期発見に努めている結果だといえます。  いじめの対応について、状況についてですけれども、小中学校ともに冷やかしやからかいが最も多い状況です。教育委員会、また、各学校としましては、軽微と思われるいじめについても早期に発見し、被害者側に寄り添って対応することで解消に努めていきたいと考えております。 33 ◯丹沢委員 小中合わせて2,920件という御答弁頂きました。これには、軽微と言っていいのかどうか、軽微と思われるものが多いということなんですけど、逆に、例えば、これによって不登校になってしまったであるとか、重大なというのか、どういう区分になっているのか分からないんですけれども、深刻なものというのはどのくらいあるか、数字に出ていますか。あれば教えてください。 34 ◯栗田児童生徒支援課長 重大事態として捉えて、それにより不登校の状況になってしまったという件数につきましては、小学校で2件、中学校で2件ございました。 35 ◯丹沢委員 数字としては分かりました。  スクールカウンセラーさんの配置も、このこころの教育支援事業も、いじめの被害に遭ってしまっているお子さん方を、どうフォローしていくかということで取り組まれているものだと思うんですよ。それぞれ価値のあることだと思います。思うんですけれども、この決算の中では静岡市のいじめ対策がどのくらい機能して、どのくらい成果を上げているのかは、やっぱり見えてこないものですから、そうしたところが見えてくる、取組をしていただけたらとも思います。でも、それにしても、スクールカウンセラーさんなど専門家を配置したから100%なんだというところが、やっぱり飲み込みにくいというのはあります。  それから、別になりますけれども、日本語教育のことで教えてください。これは事務事業総点検表の369ページになります。  日本語教育を各学校で受けているお子さんが、何校に、どのくらいいるのか、まず教えていただけますか。 36 ◯見城学校教育課長 令和2年度5月1日の調べになりますが、日本語指導を各学校で必要としている児童生徒ということで、小学生が104人、中学生が31人、合計で135人ということになります。市内124校のうち78校に、これらのお子さんたちが分散している状況になっております。 37 ◯丹沢委員 ありがとうございます。  御両親が出身の国といいますか、何語の方を日本語で教育しているのかというところを、概要でいいんですけれども、教えていただきたいのと、どういう方が、どうやって指導されているのか、概要で結構なんで、簡単に教えていただけますか。 38 ◯見城学校教育課長 先ほど申し上げた外国籍のお子様たちなんですが、主に中国、ブラジル、フィリピンといった国が多くなっておりまして、それに対応してフィリピンのタガログ語、それから、中国語、ポルトガル語ですね、こういった言語を母国語としているお子さんたちに対して日本語教育をしているという状況です。そのほかもたくさんあります。  そういった教育をどのような方たちがということなんですけれども、これにつきましては、市内で3名の教員資格を持った教員がコーディネートをしながら、そういった子たちに日本語の教育課程を計画しながら、それに基づいて支援員として、日本語指導教室の中で11名の指導員が働いております。これについては日本語指導の研修を受けた方たちになります。さらに、日本語指導教室に来れないお子さんたちのために訪問指導ということで、これに当たっている方が20名いらっしゃいます。これも同じく日本語教育について研修を受けて、それに当たっている方たち、それから、国際交流課に御協力いただいて、そちらで、日本語教育についてノウハウを持っている方たちもこの中には含まれます。 39 ◯丹沢委員 分かりました。  同じく学校教育課で特別支援教育に関することなんですけれども、項目でいうと幾つかにわたっていますが、事務事業総点検表3)の369ページです。市特別支援教育進路指導と協議会とあります。市内でもいろんな取り組みをしていただいておりますが、昨日のニュースでは、県で特別支援学校を駿河区に整備していこうかという方向性の答弁があったということなんですけれども、現在の特別支援学級、学級の配置の状況と、これからどうしていくのかということ、あと、特別支援学校を設置する県との連携が、どんな場面で情報交換等々行われているのか、その辺りの御説明をお願いします。 40 ◯渡邊特別支援教育センター所長 現在の特別支援学級の設置状況ですが、今年度の状況ですけども、昨年度は小学校125学級、中学校73学級の計198学級を設置しております。要望が複数ある学校を対象に、いろんな条件ありますけれども、教室の空き状況であるとか、あるいは周辺の学校との距離感であるとか、そういったことも踏まえながら検討を進めているところです。  それから、県立特別支援学校、せんだって、県議会でも御答弁があったようですけども、現在、静岡県では令和3年度までに静岡市内に、知的障害を対象とする特別支援学校の新設に着手するという計画があると伺っております。それについては、まだ私どもには具体的な計画等が伝わってきておりませんが、具体的な計画等が伝わってきたところで、静岡市ができることはどのようなことがあるのかということも検討させていただきながら、連携を図ってまいりたいと考えています。 41 ◯丹沢委員 分かりました。  特別支援学級が、どのくらい、どのように整備されていくのかということと、県の特別支援学校がどのように造られていくのかというところで、ぜひ連携をお願いしたいと思います。行くのは同じ子供であって、その子がどこに行くかという話になると思うもんですから、これは意見・要望になっちゃうから控えますけれども。  それから、もう一つ、これは残念なというか聞きにくいんですけど、先日も市内の教職員の方の事件の報道がありました。これは教職員課にお答えいただくことになるのかなと思うんですけれども、令和元年度の時点での不祥事等によって処分された教職員の方の数や内容であるとか、お答えいただけるものがありますでしょうか。 42 ◯池谷教職員課長 教職員の不祥事につきましては、大変申し訳なく思っております。  平成元年度につきましては、懲戒処分が(「令和」)失礼しました。令和元年度につきましては、懲戒処分が1件ございました。 43 ◯丹沢委員 年に1件ぐらいがあるものなのかどうか、ここもう一回答弁してもらうときに、ここ数年の中でどのくらいなのかというのが、もし分かれば教えていただきたいのと、併せて、特にわいせつ関係のことに対して、教職員の方が処分を受けて、また、数年すると学校現場に戻ってきているということが全国的にはあるようで、それを今後どうしていこうかという議論も、文科省のレベルや国でも議論になっているようなんですけれども、今の時点で静岡市が、教育委員会がどのようにお考えであるのかというのが、もし、お答えしていただけるものがあればお願いしたいです。 44 ◯池谷教職員課長 件数でございますが、平成30年度につきましては懲戒処分が4件ございました。29年度につきましては1件でございます。28年度については2件ございました。件数については、このような推移でございます。  今、お話がありました特に教職員のわいせつ等についてですが、先般も文部科学省から、これは免許の失効等のことにつきまして、厳重に管理をしなければいけないということで、40年間にわたって推移をまとめて情報提供するということでございました。私たちも、採用等に際しては、過去にそういう懲戒歴がないか等々についてはチェックいたしまして、採用時には確認を現時点でもしている状況でございます。 45 ◯丹沢委員 分かりました。  最後に、中央図書館ですけれども、こちらは中央図書館で、これは事務事業総点検表3)の379ページです。いろんな取り組みをしていただいていまして、静岡市の図書館がかなり充実していると伺っておりますが、この中で静岡市の市民の1人当たりの貸出件数が、資料のどこかで示されていたと思うんですが、その今、現状、市民1人当たり、本がどのくらい貸し出されているのか、これが政令市の中で静岡市民が図書館をどのくらい使って、どのくらいの本を借りているのかの統計というか、どのくらいの位置づけになるのかというのが分かればお答えをお願いします。 46 ◯川東中央図書館長 本市の人口1人当たりの図書館の貸出点数でございますが、昨年度実積は1人当たり6.01冊となっております。  なお、政令市での比較になりますが、こちら少し古く、平成30年度の日本図書館協会での資料になりまして、人口比も本市は4月1日付で割っているのを1月1日で割っていて、若干違うところがあるんですが、その中でいきますと、本市は5.84冊で第2位でございます。ちなみに、第1位は、さいたま市で7.47冊、第2位が静岡市で5.84冊、第3位が岡山市で5.78冊です。 47 ◯水野委員 本会議で大分質問をしましたので、焦点を絞って何点か質問させていただきたいと思います。  まず、この主要施策成果説明書の460ページの不登校対策適応指導教室ですが、静岡市においては、平成26年、小学校124人、中学校571人、平成30年度は小学校295人、中学校781人と非常に5年間で約2.4倍に増えていることについての取組を伺います。 48 ◯栗田児童生徒支援課長 不登校対策の取組状況ですが、平成30年度の総合教育会議におきまして、総合的な不登校対策の推進につきまして検討いたしました。令和元年度より4つの施策に取り組んでいます。  1つ目は、不登校生徒や保護者との絆の醸成を図るため、アウトリーチ型家庭訪問等、こちらから手を差し伸べていく支援を行うため、訪問教育相談員を新たに設置いたしました。  2つ目は、児童生徒の課題に応じたきめ細やかな対応ができるよう、全教員を対象とした不登校対応振り返りの研修を実施いたしました。  3つ目は、中学校での別室指導の充実を図るために全中学校を調査いたしまして、優良事例を全校で共有いたしました。  4点目ですけれども、適応指導教室におきまして、学習への関心が高まるよう各区の適応指導教室にタブレット型パソコンを設置いたしました。 49 ◯水野委員 次に、学校給食について伺いますが、市政概要の84ページに当たりますけれども、まず、給食施設の老朽化が非常に目立っておるわけなんですが、先般、保健所の立入検査で相当の指導を受けております。その件数について、改善や残された老朽化施設への対応について伺います。 50 ◯坂井学校給食課長 先般の保健所の指摘につきましては10件ございました。修繕につきまして8月に業者に依頼をかけまして、早急に対応できたものにつきましては完了しております。修繕に期間を要する壁や床の補修等につきましては、長期休業期間中での実施で予定をしております。  今後につきましても、給食提供に支障が生じないように計画的に対応してまいります。 51 ◯水野委員 残されている老朽化施設への対応、ぜひお願いしたいと思います。静岡市は日本一おいしい給食を目指しているわけですので、施設が老朽化していたら、それはできないんではないかと思います。  市の行財政改革審議会の中で、この老朽化に対してセンター方式化をすべきだという指摘がありました。清水区の小学校17校、蒲原地区2校の小学校、1中学校、これについての状況を伺います。 52 ◯坂井学校給食課長 清水地区の給食センターの整備計画につきましては、現在、建設候補地を絞り込んで課題の整理をしているところでございます。また、児童生徒数の減少や既存の学校給食センターの最大活用も踏まえた上で、必要な施設規模を検討し、建設用地決定後も速やかに事業実施ができるように準備をしていきたいと考えております。 53 ◯水野委員 次に、図書館の利用状況について伺います。  この主要施策成果説明書の482ページで、先ほどの丹沢委員と関連をしますが、重複は避けます。特に、私の勉強不足で初めて知ったんですが、図書館というのは知る権利があると、そのために無料であるということであります。最初に、図書館司書の配置状況、そして、司書の未設置校があれば、今後の対応について伺います。 54 ◯川東中央図書館長 司書の配置でございます。今年の4月1日の数字になりますが、正規職員が52人おりますが、うち司書は19名、また、会計年度職員が167名おりますが、そのうち司書資格を持つ者は125名、計219名のうち合計して司書は144名在籍しております。  それから、司書の配置でございますが、本年度の配置でいいますと、正規職員では2館配置がないものの、会計年度職員の司書は全館配置をしております。 55 ◯岡島教育センター所長 引き続き、学校図書館の司書の配置状況についてお伝えしたいと思います。  現在、中、大規模校の102校に対して学校司書を各学校1人ずつの配置しております。それから、中山間地と小規模校につきましては、約20校ありますが、センターに所属の学校司書兼支援員が巡回訪問という形で月1回から2回程度の訪問をしております。
    56 ◯水野委員 先ほどの482ページ、この利用状況をよく見ていきますと、私も疑問に思ったんです。例えば、御幸町の利用者数、これが42万6,506人いまして、貸出者数が18万4,013人ということで、利用している割に本を借りていない人が24万2,493人ということなんですね。これ、私、稼働率とか何とかで考えちゃうもんですから、この図書館を使っていて、何で本を利用しないで、この人たち24万何千人という人は何をしているのかについてお答え願います。 57 ◯川東中央図書館長 貸出数と入館者数のずれといいますか、その件でございますが、図書館に来る方は本を借りるのが主な目的でございますが、図書館ではそのほかに各種の情報提供、資料の提供などもしております。したがって、本を借りずに資料、新聞などを読んで帰るだけの方、それから、中で本を読んでお帰りになる方、気持ちよくお過ごしいただいてお帰りいただく方、利用については多種多様でございます。その中で、特に御幸町についてはまちなかに立地しておりますので、本を借りに来る目的以外の方が非常に多いと、ついでに寄る、待ち合わせに使うということもあります。また、上の階に産学交流センターを設けておりますので、ビジネス支援にも特に力を入れて色を出している図書館でございます。ですから、ほかの図書館よりも、より本を借りない目的の方が多いと認識しております。 58 ◯水野委員 これは静岡の教育というのを見てみますと、例えば、麻機と美和の分館、清水興津にはCDが置いてないんですよね。それから、もう一つ、南部図書館の南部木曜シネマは大変人気で4,996人が利用しているんですね。この2点についてお答え願います。 59 ◯川東中央図書館長 麻機と美和の分館にはCDなど、視聴覚資料を置いてないことなんですが、もともと図書館自体が狭い造りになっております。開架の書架が狭く、展示のスペースも狭い中で、限りある図書館費用をどのように配分していくかという中で、設置当初から小さな分館などにつきましては、本を優先してCDは置かないということで運営をしております。  なお、設置当時から、このシステムによりまして、インターネットにより、本だけでなく視聴覚資料も予約を取ることができます。麻機分館御利用のお客様もインターネットでCDの予約をいただければ、中央図書館、あるいは南部図書館からCDを回して、麻機図書館でも受け取ることができ、そのような御利用も多いと聞いております。  もう一つ、南部図書館の木曜シネマの関係でございます。  南部図書館の木曜シネマは、毎週木曜日に南部図書館2階の旧視聴覚センターのホールを使い、定期的に開催している映画のイベントになります。昨年度は45回開催しておりまして、参加人数は約5,000人となっております。毎回70人から150人、大体定員が200人の部屋ですが、高齢の固定の方が毎回よくお見えになって、盛況を博していると聞いております。 60 ◯水野委員 これは、主要施策成果説明書の457ページに関連してですが、スクールカウンセリング事業に関連し、7、8月にコロナで自殺者が急増している中で、いのちの電話相談が非常に増加しているということで、このカウンセリング事業でコロナに関しての悩み相談はないのかなと思い、昨年度のことを聞いてみたら、昨年度はコロナがなく該当しないので、答えられたら、4、5、6、7、8月辺りで、コロナに関する相談が、カウンセリング事業であったのか、答えられたらお願いします。 61 ◯栗田児童生徒支援課長 件数については、現時点では細かな把握はできておりませんけれども、コロナと長期の臨時休業の影響をやっぱり危惧いたしまして、6月から7月にかけて全小中学校を対象にアンケートを実施いたしました。その中で、例えば「よく眠れる」と回答した小中学生が60%弱となっております。また、その他いろいろな不安を抱えている状況が分かりましたので、スクールカウンセラー等が各学校で相談に乗っています。また、自殺につきましては、小中学校におきまして、そのような事案は起きておりません。 62 ◯水野委員 これは教職員絡みの件で、丹沢委員の質問とも関連がありますけれども、まず1点目は、教職員の健康診断について4)の464、467ページであります。受診率は100%、これは丹沢委員からもありましたが、当たり前のことで、こんなことでよしと喜んでいる内容ではないとは思います。そういう中で、教職員のメンタルヘルスですね、長期休職、私の知っている人でも、元気だったんですが、その人に対して負荷がかかり過ぎちゃって、そのまま悩み悩んで、休職しちゃったと。時たま出たり入ったりしたんだけど、結局は辞めてしまったという方が身近にいますが、休職者について実態をお知らせください。 63 ◯池谷教職員課長 令和元年度の休職者数でございますが、20名おりました。いずれも精神疾患によるものでございます。30日以上の私傷病休暇での取得は43名、うち13名が精神疾患によるものであります。  併せて、メンタルヘルス等の状況については、担当課長よりお話をいたします。 64 ◯小長井厚生・給与担当課長 教職員のメンタルヘルスに対する各種相談ですが、教職員課では主に5点、事業を行っております。  まず、相談に関しては精神科医によるメンタルヘルス相談事業、教職員課保健師による健康相談、産業医による長時間勤務職員への面接指導、それから、別途ストレスチェックというものを全職員に対して行っているんですけれども、こちらでは高ストレス者に対する産業医面談、それから、令和元年度より管理監督者を対象とした職場環境改善研修といった研修等を行いまして、こういったメンタルヘルスの方が重症にならないように、各種相談業務等を通じて対応しております。 65 ◯水野委員 数は分かりましたが、そういう人たちの復帰は実態的にどうですか。私の知っている範囲では、ほとんどが辞めちゃったケースなんですが、どんなものでしょう。 66 ◯池谷教職員課長 ここ5年間の状況でございますが、精神的な理由で退職された教職員は2名です。 67 ◯水野委員 そういうことになりますと、採用に関して十分留意していかなきゃいけないなと思いますが、4)の458ページで、しずおか教師塾があります。優秀な教員を確保するためにいろんな角度から見て、特別枠みたいな形で22名採用されておりますが、はたで見ると、こういう人はずるいんじゃないかと見られる方もいるんですが、果してこういう中から、それこそ不祥事を起こして問題になった方はいないかと思いますが、教師塾生で採用され、悪い見方すると、採用されたいがために、お利口さんといっては悪いけれど、いい感じでこの研修を受け採用された、優秀枠で採用されたわけですので、その人たちのその後を追求したものってあるんですか。 68 ◯池谷教職員課長 令和元年度の初任者についてですが、現場で直接の指導に当たっております初任者研修指導教員に、教育センターから出されております静岡市教員育成指標の着任時の姿に照らして、新採の状況についての評価をいたしました。そうしましたところ、特に基礎的な指導法、それから、子供への多様性への理解等で、やはり卒塾生の新採は一般の採用者に比べて高い評価を受けている状況がございます。ですので、卒塾生は教師塾の学びを生かして、着任当初から力を発揮してスムーズに教員生活をスタートしている状況がございます。  また、その後の状況ですけれども、半数以上の者は採用後3年、5年ぐらいのときに、比較的小学校では指導が難しいとされる1年生、6年生の担任を任せられたり、教科主任、特別活動主任等、学校の中核として活躍をしている状況がございます。私どもとしても、学校訪問等の中で、そういった状況を確認しております。 69 ◯水野委員 ドイツでいうと、この教員の採用というのは2、3年の観察期間で実践があるんですよね。博士号を持っていないと教員になれないという、もちろん給料も違いますが、そういう観点で採用されているわけなんですが、私も現職のときに、そんな新採よりも講師を連続してやって実践を重ね、正規採用の先生よりもはるかにすばらしい授業をしている先生がいっぱいいるんですよね。そういう人っていうのは、採用に何か点数というか、そういうのに加味されないんでしょうかね。実質的には、非常に未知数の新採よりもはるかにいい先生だなと、昔からいろんな人が言うんですが、その点についてどうですか。 70 ◯池谷教職員課長 講師につきましては、教員採用試験を受験する際の講師の職歴、指導力による加点措置というのは行っておりません。しかし、教員採用試験では、そういったベテランの講師等が対象となる教職経験者を対象とした選考の枠がございます。これについては1次の筆記試験科目において、教職の一般または課題作文を受験者によって選択をできることにしております。ですので、課題作文については今までの講師の経験を生かして記述をする内容となっておりますので、今、水野委員からお話ありました、これまでの指導の経験を生かす取組はなされていると考えております。 71 ◯水野委員 先ほど丹沢委員の関連ですが、この一人の教員の不祥事によって、全体の先生がやっぱり悪く見られちゃう。教育委員会までも悪く見られてしまう。やっぱり採用時に問題があると思うんですが、うそ発見器みたいに、ピッとかけたらランプがついて、これは駄目だということもできないわけなんで、そういう意味でも採用というのは非常に難しいな。だから、国会議員じゃないけれども、身辺整理もなかなか難しいなと思われますが、やっぱり採用に向けていろんな観点から見る必要があると思いますが、先ほどの繰り返しになりますけれども、こうした数々の不祥事について、教育委員会としてはどう受け止めているのか、局長なり次長なりに答えていただけたらと思います。 72 ◯甲教育局次長 先ほど丹沢委員からの御質問ございましたが、不祥事の件に関しては、特にこのたびの件に関しては直近でございますので、皆様の御心配をおかけし、御迷惑をおかけしたことにつきまして、改めておわび申し上げたいと思っております。本年度になりましてから2件の不祥事になっておりまして、私どもとしては遺憾の極みと思っておりますし、ざんきに堪えぬと思っております。  今後とも、各学校現場ともコミュニケーションを重ねながら、不祥事撲滅に向けて、それぞれの職員の意識改革も含めて徹底していきたいと考えております。 73 ◯大石委員 主要施策成果説明書で454ページです。  奨学金給付事業費でお聞きしたいんですが、経済的に就学困難な学生、生徒に奨学金を給付しておりますが、給付基準を教えてください。 74 ◯栗田児童生徒支援課長 給付のための選考基準につきましては、人物、学力、収入で定めています。人物、学力につきましては、学校内外での顕著な活動実績、それから、学校での成績が平均水準である5段階中、おおむね3以上であることとしております。収入につきましては、大学生等は日本学生支援機構の基準に準拠しております。高校生は静岡県の基準に準拠し、世帯の人数と世帯の1年間の総所得金額を連動させた基準として定めております。 75 ◯大石委員 毎年30名余りの方々が頂いているということですけど、平成28年が33人、29年が34人、30年が32人、昨年が33人と、ばらつきがありますが、これはなぜでしょうか。 76 ◯栗田児童生徒支援課長 給付型の篤志奨学金につきましては、年度の予算を300万円としております。給付額ですが、高校や専修学校などに入学する学生に対しては入学一時金として5万円、短大や大学などに入学する学生には10万円を給付しております。したがいまして、年度によって採用される学生の校種によって、人数が多少ことなりまして、特に高校生の採用が多い年は全体の人数が増加する状況となっております。 77 ◯大石委員 分かりました。  国の給付条件がなくなったと聞いておりますけれども、本市としてはどうなっていますか。 78 ◯栗田児童生徒支援課長 日本学生支援機構の給付条件につきましては、令和2年度から変更となっております。その変更内容は、例えば、収入につきましては資産が加わったということ。学力については一定の成績以上であることと、それだけでなく学習意欲も加味するという条件になりました。対象となる学生の人数につきましては、学校ごとの推薦枠がなくなり、要件を満たす学生全員が支援を受けられるという変更になりました。  静岡市としましては、本年度の選考基準につきましては、それ以前と変更しておりませんけれども、この日本学生支援機構の就学支援制度の影響でありますとか新型コロナウイルス感染拡大による経済状況の変化を考慮しまして、学生さんが一人でも多く支援できるように考えてまいりたいと思います。 79 ◯大石委員 同じく4)の457ページです。  寺澤委員、丹沢委員、それから、水野委員と質問されていますが、こころの教育支援事業で、私も3つにわたって、政令市の中で不登校の児童生徒の発現率は、本市のレベルというか順位というか、分かれば教えてください。 80 ◯栗田児童生徒支援課長 文部科学省が実施いたしました児童生徒の問題行動、不登校等、生徒指導上の諸課題に関する調査ですが、平成30年度の結果になりますけれども、本市の不登校児童生徒の発現率は、小学校が0.9、中学校が5.2であり、政令市の中では極めて多い状況となっております。 81 ◯大石委員 多いというのは、20市しかありませんので、何番ぐらいなんですかね。 82 ◯栗田児童生徒支援課長 順位でいきますと、上位に位置しております。小学校で4番目、中学校で2番目ですが、これにつきましては、いろいろな調査の仕方もありまして、静岡市では、例えば、保護者が頭痛と言ってきても、本当にそれが頭痛で、欠席が長引いたときに頭痛で処理していいのか、いや、もっと子供の状況を聞くと、やっぱり何らかの問題があるんじゃないかということで、そういう面も不登校としてカウントしておりまして、多少、自治体によってあるもんですから、必ずしも順位下がった、上がったではなく、子供たちの状況を支援していきたいと考えております。 83 ◯大石委員 40%というのが未解決なのか、私は理解したんですが、それは4割の方が児童生徒に教育指導が効かなかったということでしょうか。 84 ◯栗田児童生徒支援課長 不登校の改善率につきまして、この定義ですが、不登校というのは1年間で30日以上の欠席者を不登校としておりますけれども、学校の教職員、あるいはスクールカウンセラー、訪問教育相談員の支援により、この30日以上の欠席が改善された児童生徒の数、それから、その数はクリアできないんだけれども、定期的に登校できるようになったり友達と関わることができるようになるなど、改善または好ましい変化が見られた割合、それが小中学校ともに45%前後となっております。30日というのをクリアできなくても、一人一人に学校でも担任より電話をかけたり声をかけたり対応しておりますので、それぞれのお子さんにとって改善状況は生まれておると思います。 85 ◯大石委員 同じく4)の468ページです。  中学校教育振興費ですが、市立の中学校の教育用情報通信機器の運用が100%のA評価で、よかったなと思いますが、今後の課題として、授業や家庭でのICTの機器の活用を推進していくことになっておりますが、家庭の格差考慮というのは、どう取り組まれるのか、お聞きしたいと思います。 86 ◯見城学校教育課長 教育機器の関係で、おっしゃるとおり、今後、学校での授業活用がまずは優先ですが、同時に家庭での活用についても検討していかなければならないということで十分承知をしておりますけれども、ただ、家庭での通信環境の格差をどうやって解消していくかということについては、教育委員会だけの問題ではなくて他部局との連携も非常に必要になると考えておりますので、そういった他の部局との連携を取りながら、より広い視点で今後、検討してまいりたいと考えております。 87 ◯大石委員 分かりました。  私もICTについていけているかというと、ついていけてないというか、ぎりぎり後を追っている年代なんですが、同居の息子がいるものですから、スマホの使い方は息子に手っ取り早く聞いて、取説を読むタイプじゃないものですから、そのレベルで使い方が広がっていかないんですが、コロナ禍になって4月以降ですが、ゴールデンウイークの前だと思いますが、私は、清水ですが、教育長に休業に対しての御説明をいただいたときに、自宅からテレワークでやらせていただきまして、会派の中でセッティングしてくれてあったもんですから、自宅で後ろは障子紙がそのまま映っているぐらいで、便利にできると思いました。次はLINEのテレビ電話や、パソコンを使ってのZoomで60人か70人ぐらいの方々とやり取りをして、新しい生活様式の中の1つで、ついていくというか、ぎりぎりでいいから、後ろを追っていかなきゃなと思っている一人なんですが、学校のICTのいろんなもの、その整備というのが、大体できていくんじゃないかと私も理解しているんですが、児童生徒に対しての説明を前回の6月議会でお聞きしましたが、先生方のICTの整備は、お聞きしていなかったものですから、教えてください。 88 ◯見城学校教育課長 教員のICTの整備の状況ですが、こちらにつきましては、現在、校務支援パソコン、校務を行うためのパソコンは正規職員に一人1台配備しているところでございます。現状では、そのほか授業の準備等をするためのパソコンにつきましては、学校に各7台ほどあるリースのタブレット端末、あるいはコンピューター室にある機械を使って行っているということになります。  今後、おっしゃるように必要性が増してくると考えますので、令和3年度中に、ぜひ導入できるよう今、検討を進めているところです。 89 ◯大石委員 貸与品のその2波、3波というか、そういうのも含めてですが、貸与品の持ち帰りと、それから、自前のものを使うかどうかですが、例えば、家庭で通信料の料金とかが発生したときの負担というのはどうお考えですか。 90 ◯見城学校教育課長 先ほどお答えしたように、家庭での活用を考えると、貸与品の持ち帰り等、今後、重要な課題になってくると考えておりますが、これにつきましては、特に不登校とか自宅で病気療養されているお子さんたちには必要なことですので、できるだけ速やかに検討して、具体的に進めていきたいと考えます。ただ、今、現状ではまだ十分に条件が整っていないというところにありますので、そういった環境が実現するまでの間は、家庭にある端末等を利用していただき、もし、今回のようなことがあった場合には、家庭での端末を利用していただいたりとか、それから、家庭にない場合には学校に来ていただいたりとかで進めると。通信料金の負担については、貸与品を持ち帰って、それをどうやって通信料金を使うのかということについては、その先の話になると思うんですけれども、これについては先ほど申しましたように、いろんな関係の部局と連携しながら検討を重ねていきたいと考えております。 91 ◯石井委員 お願いします。事務事業総点検表で質問をさせていただきたいと思います。  まず、359ページのコミュニティ・スクール導入推進事業についてお伺いをします。  当初、私もいろんなところで質問させていただいたときは、まだコミュニティ・スクール研究事業というところだったんですが、最近になって導入推進事業ということで、アップグレードされたという感じを持っているので、すごくありがたいとは思っているんですが、今、現状の取組状況だとか何校になっただとか、そういった推移を教えてください。 92 ◯西島教育総務課長 本市のコミュニティ・スクールの現状でございますが、平成28年度に清水江尻小学校の認定からスタートいたしました。平成30年度には川原小学校と清水辻小学校を、その後、今年度までに中山間地の井川小中学校、大川小中学校、梅ケ島小中学校を認定し、現在、6校ございます。また、現在、準備校といたしまして、こちらは中学校区を単位としておりますけども、末広中学校区、高松中学校区などをはじめとし7中学校、関係の小中学校の数で申し上げますと20校になりますけども、コミュニティ・スクールの認定に向けた活動の選定ですとか組織づくりを行っておりまして、準備を進めているという状況になっております。 93 ◯石井委員 始めた当初は、学校から手を挙げる方式、公募ということだったと思うんですが、今でもそれは変わらず公募なのか、それとも、教育委員会で、ここは重点区域だからやってほしいよというお願いをするのか、その辺りはどうなんでしょう。 94 ◯西島教育総務課長 現段階で準備校といたしましては、手挙げによって学校から準備校として認定したいところがあるかということで希望を聴取しております。今後になるんですけども、静岡型小中一貫教育の推進に合わせまして、これまでは小学校とか学校ごとやってきたんですけども、中学校区を単位として、中学校区全体をもう一体で認定を進めていきたいと考えておりますので、令和4年度の小中一貫教育の一斉スタート以降は、各中学校区に現在置かれております小中一貫教育準備委員会がコミュニティ・スクールの前段階になる部分がありますので、こういった組織を活用いたしまして、準備の整ったところから順次発展的に学校運営協議会といいますか、コミュニティ・スクールにも移行していきたいと考えております。 95 ◯石井委員 そうすると、静岡型ということで小中一貫校のコミュニティ・スクールを今後進めていくということだと思うんですが、令和4年度から全ての小中学校が一応、小中一貫校になることに付随して全ての学校がコミュニティ・スクールになるというわけではないということですか。 96 ◯西島教育総務課長 令和4年度以降も小中一貫教育準備委員会につきましては、組織としては、継続して残る予定でおります。そんな中で、コミュニティ・スクールとして認定したところのノウハウですとか事例を蓄積いたしまして、そういったことを踏まえ、地区ごとに準備委員会からコミュニティ・スクールに認定していこうという機運が高まれば、その都度、認定していきたいと考えておりますので、そういったことで対応をお願いしていきたいと思います。 97 ◯石井委員 そうすると、コミュニティ・スクールの評議会は、地域の方たちが入っておられるところなんですが、例えば小学校で、もう既にコミュニティ・スクールに入っているというところに関して、そこが小中一貫校になった場合には、評議会自体どういう形になるんですか。解散して、その小中学校で新たな評議会を立ち上げる形になるのか、それとも、その小学校単位のコミュニティ・スクールの評議員はそのまま残って、新たに立ち上げるという形になるのか、何か方向性を教えてください。 98 ◯西島教育総務課長 中学校区単位でのコミュニティ・スクールの設置の考え方ですが、小中一貫教育準備委員会と同様、中学校区を単位として1つを設置したい、その中で、各小学校、中学校で構成している学校がありますので、そこの代表者が集まって1つの学校運営協議会を設置していきたいと考えております。 99 ◯石井委員 そうすると、学校運営協議会が学校のつくった方針を検討して、指導や指示をしていくというのがコミュニティ・スクールだとは思っているんですが、そうなると、小中一貫校になったときに、その中学校単位で決まった方針も、例えば、小学校区の小学校に対しても適用され、主に中学校の方針を基にその小学校区単位の方針も変わっていく、それに合わせていくということでよろしいですか。 100 ◯西島教育総務課長 小中一貫教育準備委員会の中で、縦のつながりで、小中学校のつながりについて系統立てた協議を地区の中で進めていただいております。そういったことを踏まえながら、その考え方をコミュニティ・スクールの中で生かしていただくということなものですから、中学校が小学校に、小学校が中学校にということではなくて、中学校区全体の中でその方針ということで考えさせていただきたいと思っております。 101 ◯石井委員 分かりました。  次の質問に移ります。  事務事業総点検表の359ページの平和資料センター運営事業補助金交付事務ですが、この件で相談をいただきました。運営している団体も高齢化となり、伝馬町にある2階のオフィスを使っているというところで、これを今後はどうしていくのがいいのかを相談で受けたりはしたんですが、最初に、質問としては、その運営団体がどういうところなのか、あと、施設の状況だとか入場者の推移を教えてください。 102 ◯西島教育総務課長 平和資料館をつくる会という団体がありまして、そちらで運営をしていただいております。  平和資料センターの入場者数の状況ですけども、平和資料館をつくる会の総会の資料に基づいてお答えさせていただきます。令和元年度の入場者数は合計で3,865名です。平成30年度が2,923名となっております。  それから、運営団体の構成なんですが、総会の資料からですけれども、運営団体である平和資料館をつくる会の会員数といたしましては、令和2年3月末で251名、平和資料センターを運営する受付のスタッフは27名ということで記載があります。 103 ◯石井委員 ありがとうございます。  市から補助金として360万円が支出されていて、全体的な運営費はどれぐらいか、あと、それ360万円以上であるんだったら、あとは運営団体の自主財源ということでいいか、確認させてください。 104 ◯西島教育総務課長 こちらも平成資料館をつくる会の予算書からで御報告させていただきます。  歳入歳出合わせまして、予算規模といたしましては、昨年度ですが、1,000万円ほどになります。このうち市から補助金として交付させていただいている額は360万円になります。こちらは、運営費の補助でお願いをしておりますけども、この内訳といたしましては平和資料センターが賃借という状況になっておりますので、その賃借料相当額をこちらで負担する形で補助金を交付させていただいているところでございます。 105 ◯石井委員 ありがとうございます。  賃借料ということだと思うんですが、この質問を何でしようかと思ったかといいますと、戦時下の貴重な資料だとか平和に関する資料をかなり持っていらっしゃるということ、あと、そういった情報がだんだん失われていくというところで、学校教育としても必要だし、地域の皆さんに知っていただくということでも必要な資料、情報だとは思ってはいるんです。それがあまり活用されていない現状もあると思います。入場者も3,865名だったんで、そういったことを踏まえて補助金も出している前提から、今後こういった施設、平和資料センターをどういうふうに運営指導していきたいか市の考えがあったら教えてください。 106 ◯西島教育総務課長 平和資料センターですが、こちらは本市の戦災の記録や戦災体験者の記憶等を後世に伝えることを目的とした、本市の平和教育の一翼を担っていただいているところであると認識いたしております。その中で、運営団体から高齢化によりということで、いろいろと御苦労されているということもあるものですから、こういったところにつきましては、こちらとしても団体とよく話をさせていただきまして、今の時点で何ができるかは申し上げることできないんですけども、十分話をさせていただいて、進めさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 107 ◯石井委員 分かりました。  次にいかせていただきます。  事務事業総点検表の361ページの放課後子ども教室推進事業について伺います。  現状、文章を読ませていただくと実施校が75校ということで、これは私の記憶によると、当初事業を始めたときは児童クラブがなかなかつくれないところに対して、学校で何ができるかというところで設置していこうという趣旨であったと理解しています。一方で、児童クラブもある程度整備されてきたと、まだ待機児童とかも問題もありますが、整備されてきたということで、そういった子ども教室の位置づけとか現状も変わってきたんだろうと思っています。  まず、その子ども教室の現状をお聞かせいただきたいんですが、あまりにも幅広い質問になってしまうので、事業内容が今、どういうふうに変わってきているのか、そこに参加されている児童数の推移を教えてください。 108 ◯西島教育総務課長 初めに、事業の推移ですが、静岡市においては、平成20年度より児童クラブの設置基準に満たない中山間地の小規模校のみを放課後子ども教室の設置を目指しておりまして、平成26年度までに13校で開設いたしました。ただ、この後、平成26年に国が作成した放課後子ども総合プランを受けまして、市街地の児童クラブがある学校の子供たちにも充実した放課後を提供するということから、市街地の学校にも順次拡大をしていくということで、現在、進めているところでございます。  それから、設置の状況ですけども、平成20年度から順次進めておりまして、令和2年度については未設置校7校で設置を予定しておりまして、全86校中82校での実施を予定しております。  今後ですが、あと残る4校につきましては、地域の事情等もありますので、そういった事情を勘案しながら応援していきたいと考えております。 109 ◯石井委員 分かりました。  将来的には、そういったところの数を目指しているというとこなんですが、それぞれ実行委員会形式で運営されているということだと思いますが、もし、違うところがあれば、教えていただきたいと思います。  それと、先ほど総合プランということにあったんですが、児童クラブとの関係で、児童クラブがある学校で開設されているところもあるということなんですが、質問変わるんですが、学校内の施設、教室を児童クラブが使用している件数が分かれば教えてください。 110 ◯西島教育総務課長 放課後子ども教室につきましては、各学校に実行委員会を設置していただいて、運営を委託させていただいております。  それから、児童クラブの学校敷地内の設置の状況なんですけども、こちらについては子ども未来課が所管になりますので、こちらが把握している限りという情報でお願いしたいんですが、令和元年度末までの放課後児童クラブの状況ですけども、1つの学校で複数の児童クラブがあるところもあるものですから、学校数と箇所数は一致しないことがあります。全79か所に放課後児童クラブを設置しておりまして、そのうち64か所が学校の敷地内、それから、15か所が学校の敷地外に設置している状況のようです。また、敷地内に64か所ある放課後児童クラブですが、校舎のみに児童クラブ室が設置されているものが33か所、それから、敷地内の校舎外が20か所で、校舎の中と校舎外に設置されているというのが入ると11か所ということで把握しております。 111 ◯石井委員 ありがとうございます。  放課後子ども総合プランの中で放課後子ども教室と児童クラブで連携体制をつくっていきましょうということで指針も出ているところではあると思うんですが、実際に教育委員会として、その児童クラブとの連携はどのようにされているか、また、進めようとしているのか、お答えください。 112 ◯西島教育総務課長 放課後子ども教室と放課後児童クラブとの連携の関係ですが、放課後子ども教室については教育総務課が、それから、放課後児童クラブについては子ども未来課が所管しております。清水庁舎の中でも8階と9階ということで、お互いによく話をして、各学校と連携を取っているところでございます。 113 ◯畑田委員長 この際、暫時休憩をします。                 午後0時01分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 114 ◯畑田委員長 休憩前に引き続き質疑を続けます。 115 ◯石井委員 事務事業総点検表の369ページの小中学校教育用情報通信機器整備事業について伺います。  予算額と決算額がかなり大きくずれていまして、1桁ずれているんですが、そこの理由をお聞かせください。 116 ◯見城学校教育課長 こちらにつきましては、昨年度2月補正で計上したGIGAスクール構想における校内ネットワーク整備の費用を全額今年度へ繰越しを行ったことによるものです。 117 ◯石井委員 今年度に繰り越したということなんですが、実際どういう機器なのか、例えば、情報通信機器でデスクトップとかラップトップとか、あと、どういう活用をしているのか、教えてください。 118 ◯見城学校教育課長 今年度繰り越した分ということでお答えします。各学校のネットワークの整備で、機器というよりもそのネットワークを充実させたことによって各学校で、現在、配置してある機械についても今までよりも快適に使えるようになるものでございます。
    119 ◯石井委員 キーボードなどの機器というわけではなく、ネットワーク関連のものだと思うんですが、これ自体はリースになるんですか。 120 ◯見城学校教育課長 今、委員からお尋ねのことは、これから導入しようとしているICTの端末のことについてお尋ねということでよろしいでしょうか。(「どういうものがリースになるのか」)各学校に、例えば小学校だと40台とかがコンピューター室に配置されていますが、そういったものがリースです。また、大型テレビやカラープリンターといったものがリースの対象品となっております。 121 ◯石井委員 分かりました。  ネットワーク機器とは別に、今ある機材に対してのリースの支払いだということだと思うんですが、リースについてお伺いします。今後、GIGAスクール構想で機器が新しくなるよという中で、今後、実際の今、使っている機材に関してのリースというのは、さらに継続していく方針なのか、それとも、今回補正で上がっている購入形式に変わっていくのか、何か方針があれば教えてください。 122 ◯見城学校教育課長 現在、リースで調達している機器に関しましては、周辺機器と呼ばれる大型ディスプレーですとかプリンターといったものに関しては、今までと同様、リースとして活用していきます。端末に関しては、これは一旦切り替えて、端末のリースは行わないでGIGAスクール構想の中で調達する端末に切り替えていくという考えです。 123 ◯石井委員 ありがとうございます。  端末に関しては切り替えていくよということだったんですが、そうすると、今後、補正にもなるんですが、GIGAスクールということで、今あるものが不要になりリースをやめていくということなんですけど、そうすると、例えば、機材が置いてあるコンピューター室の扱いというのは、今後、どういう扱いになっていくんでしょう。 124 ◯見城学校教育課長 コンピューター室の扱いについてでございますが、これは市として、まだ統一して何か指示を出しているとか考え方を示しているところではございません。実際には端末がそこからなくなっていくということでありますので、その後の利用については、各学校の事情に応じて活用していただこうと考えております。 125 ◯石井委員 そうすると、不要な学校も出てくれば、必要だよという学校も出てくると思うんですが、そういった場合に、例えば、小中学校間だとか学校間での機器の移動というのは、可能になるんですか。 126 ◯見城学校教育課長 学校間でのというのは共用ということで(「移動して、こっちの学校で不要だから」)リース品は、基本的にはその学校で活用していただくことになろうかと思います。ただ、小中一貫教育の絡みもございますので、子供たちが交流ということでお互いの学校を行き来して活用することはあろうかと思います。 127 ◯石井委員 リース品ということで、学校間の移動はなかなかできないということなんですけど、端末に関してのリースの契約の満了年度は、それぞれだと思うんですけど、大体最終的にいつ頃までをめどにリースの契約が終わっていくという位置づけになっているんでしょうか。 128 ◯見城学校教育課長 現在、リースで備えているものですが、中学校におきましては来年の11月頃、来年度更新予定です。それから、小学校につきましては令和6年の秋にこちらも更新予定です。 129 ◯石井委員 そうすると、来年度の中学校は、更新はしないということでよろしいですか。 130 ◯見城学校教育課長 更新をしないというか、先ほど申しましたように、周辺機器については更新していくんですけれども、それぞれの端末については更新をしないということでございます。 131 ◯畑田委員長 ほかにはございませんか。             〔「ありません」〕 132 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のため、申し上げますが、討論につきましては、昨日の市民局等所管分の審査内容も踏まえて行っていただくようお願いします。  要望・意見、討論がありましたら、どうぞ。 133 ◯寺澤委員 自民党です。昨日の市民局、区役所、環境局含めて、本日の教育局、全議案に賛成いたします。  本日の教育局所管分の意見・要望を述べます。  まず、こころの教育支援事業費についてです。多くの委員からも指摘があったと思います。やはりいじめを受けた児童生徒が3,000人弱、不登校が政令市の中でも上位という統計結果を聞くと、この事業の進捗状況というのは、はっきり言って改善の余地があるんじゃないかと思っております。これだけ教員の負担を少し減らして、生徒指導の方にしっかりやってもらうというのは分かるんですが、やはり市民から見れば、この61%という数字がいかがなもんかなと思っておりますので、ぜひ、これが100%近くになるように、とにかくいじめと不登校の数が根本的に減っていく対策を、ぜひ教育局全体として、何課がやるという分担をするのはいいんですが、局全体としての取組をお願いしたい。やっていると思うんですけど、ぜひお願いをしたいと思います。  次に、小中一貫教育についてでありますが、先ほど答弁を聞いて、各学校の特色や規模に合わせた取組を行うということをお伺いしました。このことが小中一貫の要するにメリットとしてなかなかまだ広く市民に伝わってないのかな、当然保護者の中でもまだまだ分からない、実際やってみなきゃ分からない点もあるかもしれませんが、さらに幅広く周知できるように、あと2年で実施でございますので、お願いしたいと思います。  特に、静岡型の狙いである、つながる力がしっかり反映されるように、いわゆるさっき言った大規模校、あるいは分散型の学区によっては本当につながりがうまく機能するのかという課題をどう解決していくか、ぜひ柔軟性を持って対処していただければなと思っております。コロナでなかなか協議会など進んでいないというのもあると思うんですが、ぜひ令和4年度までにはしっかりとそういった点が克服されるようにお願いしたいと思います。  次に、トイレリフレッシュ事業について、屋外トイレに、いまだ男女兼用の古いトイレの数が分かりましたので、これ私が2年ほど前、あるサッカーの大会に行ったら、そういう小学校の高学年の女子児童の親御さんから、何とかできませんかということで、そこは男女仕切りをやっていただいて、本当に大変よかったと思います。まだまだこういったトイレがあるというのが分かりましたので、ぜひ、今に合わせたトイレの改善など、いろいろやることもあると思いますが、ぜひリフレッシュ事業に合わせた取組をお願いしたいと思います。  あわせて、小中学校の普通教室へのエアコンの設置など教育施設課にはあると思います。今後、財源が厳しくなると思いますけど、ぜひ子供たちのこの学校での環境をよくするためにも、計画どおり着実に実施をしていただくことを要望いたします。  次に、自然の家の事業でございます。井川自然の家は、本当にリニューアルされて、実際見て、一般の利用者が本当に使いやすい環境というかシステムにもなっているとお伺いしましたので、コロナ禍で団体とか研修の利用というのは非常にこれからしばし厳しい状態になると思いますので、この一般利用者である、個人の利用者の利用促進に重点を置いていただいて、この前、何かテレビでもう放映されて、それから予約が殺到したと聞いていますので、いろいろな戦略を設けてやっていただきたいと思います。  また、自然の家ということで、大人でもいろいろ利用できますので、学校や企業、団体などの研修にも今後活用していただくよう、ぜひ利用促進、あるいはスポーツ合宿も自然の中ですから、いい環境じゃないかと思っております。  また、清水和田島自然の家について、清水のいろいろな青少年団体や子ども会が、本当に早期の再開を求めております。やはりもう清水といえば、和田島の自然の家に行くというのが、本当に今までの通常パターンでございますので、ぜひピッチを上げていただいて、早期のリニューアル再開を求めたていきたいと思います。  それにはやっぱり両河内地区から出た要望をしっかりと受け止めて、地域とともに、新たな両河内地区のシンボルができることを期待しております。  最後に、各学校現場ではコロナにより休業を余儀なくされて、この点で子供たちが精神的に不安を抱える一方で、先生方も本当に御苦労されていると思います。これは教育委員会の皆さんも同じと思いますが、ぜひ現場の先生が一番苦労されていると思いますので、教育委員会から激励とねぎらいの言葉をかけていただいて、そういったフォローをしていただきますようお願い申し上げまして、意見・要望とさせていただきます。 134 ◯水野委員 志政会です。志政会は、認定第1号は賛成いたします。  意見・要望を述べます。  今回は教員の不祥事に触れます。学校は学力をつける、子供の可能性を引き出す、人間形成をする場であります。教師は子供の成長の姿に生きがいを感じる。それなのに、なぜほかの道に走ってしまうのか。特に、被害者については未来を担う子供たちであります。将来に傷を負っていくということに憂うわけですけども、不祥事の対応については、多分教育委員会からの伝達指示等で流されていると思いますが、何回かある中で、それでもなおかつ、こういったことが起きてしまうということの中で、やはり先ほども質問しましたが、採用試験で相手を見抜くことは、こういうことを想定されていない、あるいは身辺調査で発見できないということでありますが、見てますと、40代の家庭の子供が親離れしたときに、何かそういった方向に走ってしまう感じがします。  私は、こういった事例を見ていまして、やはり教職員の心のストレスが発散されていないと思います。悩みを相談する場がないんではないかということで、やはりこういった幾つかの事例を通して、やっぱり行動分析をする必要があるんではないかと思います。私の昔を振り返ってみますと、夏は教職員のソフトボールの大会、バレーボールの大会やスポーツで汗をかいたことが毎年ありました。職員旅行もなくなってしまう、あるいは先輩、後輩との飲み会で飲みニュケーションというのもありました。こういったこともなくなっていると。  今の子供たちを見てみますと、運動会はなくなり、修学旅行もなくなり、水泳、陸上大会、あるいは音楽会など、授業時間の確保のために行事がカットされている。なおかつ、コロナ禍で非常に緊張が続いているわけでありますが、子供たちを見ますと、やはり特色が個々あるわけで、そういう一人一人の存在感を発揮できる場がなくなっているということで、子供たちが将来、どのように生きていくのか、どういう大人になっていくのか大変危惧しております。  私が常々感じていることは、やっぱり心の需要と供給のバランスを保つことをやっぱり先生方がしていかなきゃならない。ただ単に、文書を流して、注意しろ、用心しろというんじゃなくて、私も以前感じていましたが、たまたま土日に職員室に行きましたら、たしか40代の独身の男の人が一人、パソコンで仕事をしていたんですね。それを見たときに、この人何だろうって、土日にやることがないのか、何か仕事が生きがいみたいなことをやっている。気分転換というかリフレッシュするというか、ほかに余暇の過ごし方やリフレッシュという気分を転換することもしていかないと、ただ単に、親からの厳しいクレームもあるし、いろんな面で先生方のプレッシャーがある。そういう中で先生方はもう少し気分転換するという方向もちゃんと見出していくことが必要ではないか。教育委員会からして私生活まで、そんなことは指導できないかもしれませんが、皆さん方も頭の片隅に置いて、教育委員会の皆さんも教育だけじゃなくて、日頃からのストレスをきちっと発散させて、心の需要と供給のバランスを保つようにお願いしたいと思います。 135 ◯大石委員 公明党です。認定第1号は、賛成であります。  意見・要望ですが、誰もが味わっていないコロナ禍の恐怖、それから、自粛はもちろんで、行動制限、マスク着用など、大人でさえストレスがたまると思います。表現ができない児童生徒などが心の中の混乱も発生していると思います。学校の休業や家庭生活など、心のバランスも崩れている方も多々いるんじゃないかなと思いますので、ぜひ大人、先生の観察力を高めていただいて、継続して見ていっていただきたいと思います。  私も含めて、初体験のことですので、多少の学校の現場で判断ミスとかがあっても、とがめず、現場の先生の判断を重視していただいて、安全・安全な学校生活の継続をお願いしたいと思います。 136 ◯石井委員 創生静岡です。認定第1号は、賛成いたします。  コミュニティ・スクールの導入事業ですが、本市で検討が始まって、恐らく7年近くなると思います。その間、研究から導入に昇格したことで着実に進めていただいていることは理解しています。しかし、若干進め方自体が遅いんじゃないかなという感触も正直言って受けます。当初の2013年は全国で導入数が1,570件でした。昨年の5月時点では7,601校まで全国的に増加している状況の中で、本市は、先ほどの話だと6件で、今後20校が対象となっていくということなので、もう少しスピードアップしてもいいのかなとは思っています。  一方で、静岡型で小中一貫校への転換という中でコミュニティ・スクールも併せて進めていくということで、非常に難しいかじ取りをしなくてはいけないことは理解しておりますので、その際に違和感なく導入していただく手配をしっかりとしていただきたいと思いますし、それがうまく回るようであれば、また、全校展開をつくり出すように推進をしていただきたいと要望いたします。  次に、平和資料センターに関しては、運営主体も危惧されているということで、高齢化が進んでいるということが先ほど答弁の中にもありました。今後の在り方から、やはりこれは検討していくべきじゃないのかなとは思います。貴重な資料だとか体験談というと、一度なくなってしまえば取り返しがつかないものばかりになりますので、教育といった観点からも、ぜひ多くの方々に知っていただくように取り組んでいただきたいと思います。例えば、キャラバン展示をして各学校を回るといった取組も、できる限り応援していっていただければと要望いたします。  次に、放課後子ども教室に関しては、子供の居場所づくりとしてやはり必要な事業で、新しい放課後子ども総合プランに対しても教育委員会と子ども未来局、児童クラブというのを一体的に、また、連携して実施していきなさいよと言われておりますので、ぜひ子供の居場所づくりだとか小1の壁だとか待機児童、そういったものを解消するために、ぜひ共同して取り組んでいたただきたいと要望いたします。  また、その際は、ぜひ学校施設の徹底的な活用も柔軟に行っていただきたいと思います。学校の施設で、もし、空き教室等あれば使える感じも進めていきたいなと要望いたします。  次に、情報通信機器整備事業について、今まで整備してきた機器の引き続きの活用も進めていく必要もあると思います。今後、GIGAスクール構想という中での活用や転用が先ほどは難しいという答弁になっていました。また、今後、コンピューター室が、一人1台となると、コンピューター室も必要なくなるんじゃないかという話も出てきますので、どのように使っていくかという課題に対しても取り組んでいただきたいとお願いをして、意見・要望とします。 137 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、認定第1号中所管分を簡易採決にてお諮りします。  認定第1号中所管分は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 138 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、認定第1号中所管分は認定すべきものと決定いたしました。  以上で決算審査を終了いたします。  次の議案審査に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 139 ◯畑田委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第150号令和2年度静岡市一般会計補正予算(第6号)中所管分及び議案第165号学習用情報端末の購入についてを一括議題とします。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 140 ◯畑田委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言の際は議案番号とページ数、項目等を述べていただくようお願します。  質疑はありませんか。 141 ◯寺澤委員 議案第150号で資料-2の19ページです。この部活動環境支援事業について質問いたします。  4月、5月、これは休校で部活動もないということで部活動指導員の謝金が減額ということなんですが、分からないんですけど、部活動というのは今年度どこかの部分でそれが補填されるのか、もう全くなしでそのままおしまいなのか、そこら辺どうなっているんでしょうか、教えてください。 142 ◯見城学校教育課長 こちらに関しましては、本年度部活動が行われなかったことに関して、指導員に対しての支払いがなかったということですので、今後、補填する予定はございません。 143 ◯寺澤委員 ちなみに、この部活動指導員の方って、市内中学校に全体で何名ぐらいいらっしゃるんですか、それを教えてください。 144 ◯見城学校教育課長 部活動指導員の中にも部活動の外部顧問という者と外部指導員という者がございます。外部指導員に関しましては全部で100名おります。それから、外部顧問については、32名ということになっております。 145 ◯丹沢委員 学校給食課のわくわく給食の中止なんですけれども、今日までのところでできなかった分の減額というのは分かるんですけれども、この先も今年度は、わくわく給食はやめるということなんでしょうか。 146 ◯坂井学校給食課長 わくわく給食ですけれども、特別な食材を1回につき5万食分用意するということになります。そのために実施の3カ月以上前から業者との打合せで準備を進めます。今年度に関しましては、コロナ禍であったため、業者との打合せが難しく、また、実施について3カ月後の状況を予測しにくい状況にありますので、今回、万が一予定どおり、わくわく給食の実施ができなかった場合、県内産の高級食材を廃棄せざるを得ないということになり、その損出額は膨大なものとなりますし、食品ロスの観点からも大きな問題であろうと考えまして、こうしたリスクを抱えたままの実施は難しいと考えて全面中止とさせていただいております。 147 ◯丹沢委員 分かりました。  それから、契約案件のノートパソコンなんですけれども、何年使うのかというところが、もし分かれば。パソコンの性能も年々変わっていくものですから、また、できれば今回購入するものの基本的なスペックといいますか、OSがどうで、どのぐらいの容量があるのかあたりまで、もし分かれば教えてください。 148 ◯見城学校教育課長 まず、何年使うのかというところですが、こちらは6年の予定でございます。  基本的なスペックに関しましては、ChromeOSが登載されているクロームブックというのを使用します。容量についてはクロームブックの特性といたしまして、それぞれの端末にハードディスクといったものは必要ありませんで、全てクラウド上で処理をする仕様になっておりますので、そういったものを使用していくということでございます。 149 ◯水野委員 それでは、議案集2)の61ページの学習用情報端末の購入について伺います。  まず、約11億円かかっているわけなんですが、この入札の状況を伺います。 150 ◯見城学校教育課長 入札の状況ですが、公告日が令和2年7月27日、そして、入札日が令和2年8月20日、入札業者が3者で、入札回数は1回で落札となりました。先ほど言ったように、落札業者はウチダシステムズになります。そして、入札価格でございますけれども、10億7,500万円余ということになります。 151 ◯水野委員 次に、児童生徒の台数と思われますが、この教員のタブレットの台数はどうなっていますか。 152 ◯見城学校教育課長 おっしゃるとおり、この台数につきましては、小学校は4年生から6年生、それから、中学校は生徒全員分の人数分の台数ということで購入いたしました。教員の分でございますが、今、申しました端末に関しては、それぞれ共有することができます。教員もIDとかパスワードを全部付与しますので、当面の間は共用するということでございます。 153 ◯水野委員 じゃ、機械は詳しくないんですが、子供の持っているものと教師の持っている機種が違っても大丈夫なんですか。 154 ◯見城学校教育課長 機種というか、それぞれ利用する端末は同じネットワークにつないでいきますと、先ほど申したようにクラウド上でソフトウエアを使用しますので、機種が違っても使用することは可能です。ただ、子供がどうやって操作するかということを教師が把握しておくことは必要ですから、先ほど言ったように、子供が使う機種に慣れ親しんでおくことも大事かなということで、教員が子供の使っている端末を使えるようにしておくと、今は考えております。 155 ◯水野委員 この間、横内小のICTを使った授業を見させてもらったんですが、ああいうのを見ていても、子供の持っているものと教師の持っているもので、例えば、ここを触って、ああしろ、こうしろというのに、違っていて本当にいいんですかね、その辺よく分かんないんですが。 156 ◯見城学校教育課長 先ほど申しましたように、子供がどんなものを使っているかを把握しながら進めていくことは大事かと思いますので、教員用の端末についても、今回は整備できていませんが、教員用として令和3年度、ぜひ購入できるように検討していきたいと考えております。 157 ◯水野委員 それと、横内小で授業を見させてもらったんですが、当然大型ディスプレー、画面を映す大きなものがないといけないんで、学校には数台しかないんですよ。あるところと、ないところ、あるいはたしか横内小の場合にはPTAに言って買ってもらったという状況ですが、その辺の導入はどう考えていますか。 158 ◯見城学校教育課長 大型ディスプレーに関しましては、現在の状況では、令和元年9月の調べで全ての教室についている小学校が約50%、それから、中学校が約70%という配備状況でございます。これ以外の学校におきましても、小学校では既に各階に1台ずつ、これは市の備品として配備をしています。中学校については来年11月のリースの更新の時期に、同じように各フロアに1台ずつ配備できるようにしております。ただ、各教室に全てあるところは、今、おっしゃられたように学校の備品予算ですとか、PTAの御協力とかを頂きながら配置しているところでございまして、引き続き、そういったところで御支援いただきながら、整備を進めていくことを、また、考えていかなければならないかなと思っています。 159 ◯水野委員 ホワイトボードというのがあったんですが、あっちこっちにあって、移動すると、そのうち壊れちゃうんですよね。だから、このディスプレーに関しても、子供が運搬して運んでくるわけなんで、やっぱり破損したりする可能性は高い。台数を多くして、やっぱりこういう社会でありますので、できるだけ多くのディスプレーの設置をお願いしたいと思います。  それから、これから第3波、第4波のコロナが心配されるわけで、そういう中でオンライン授業等の関係で、今、持ち帰りしちゃいけない状況になっているんですが、その辺についてはどう考えますか。 160 ◯見城学校教育課長 端末の持ち帰りにつきましては、おっしゃるとおり、まだその取扱い、セキュリティーポリシーの整備ですとか、先ほども話題に出たんですが、家庭の通信環境の把握といったものを十分検討を重ねた上でないと、なかなか全市一斉にはいかないという部分がございます。今、横内小で試験的に一部行っているところもありますが、そういったものを参考にしながら、ぜひ今後、検討していきたいと考えています。 161 ◯水野委員 もう一つ、僕らはアナログの時代に生きていて弱いんですが、非常に横内小の授業を見ていても、その先生の場合にはこういったものにたけている人がやっていたわけなんですが、やっぱりほかの先生が、この授業を取り入れるということになると非常に難しいなと思うんですよね。例えば、実際、使っていて、機械が故障して動かなくなったり、よく僕らもパソコンを使っていて、あれ、どうなっちゃったのかなって、中断しちゃう場合があります。これで授業が中断して授業にならない場合があるわけで、やっぱり教育委員会としても進めているICTの支援員は絶対に必要だと思いましたけども、その配置について伺います。 162 ◯見城学校教育課長 ICTの支援員ですが、委員御指摘のとおり、非常に重要だと思います。これから学校でのICT端末がうんと活用されていくためには、先生方がストレスなく導入していくことが重要ですので、私たちもそれについては重要視しています。  今の考え方としましては、グループ校に1名程度の授業でのアシスタント的な支援員を配置する。それから、あとは中央でトラブルなんかにオンラインでつながって、すぐに対応できる支援員の配置も今、検討しているところです。 163 ◯水野委員 その関連で、学校再開に伴う感染症対策の学習保障に関わる支援経費が、国からの支援でありまして、その1から300人のところに小中学校に100万円、301から500人のところに小中学校150万円、501人以上のところに小中学校200万円の支援がありましたけれども、その際、国からの指示が感染症対策等を徹底しながら児童生徒の学習保障をするための取組を校長の判断で迅速かつ柔軟に対応できるよう、当該予算を学習に配分することと指示があったんですね。現場の声聞きますと、やっぱりこの計画書を出せとか、学校サイドで使っていいお金について、えらく教育委員会が縛りをかけるという声があると、そういったことについてコメントしていただきたいと思います。 164 ◯大石教育施設課長 補助金の経緯をまず先に述べさせていただきます。  今回の支援事業の正式な通知が国からあったのが6月23日でございます。直ちに各学校分の補助金の交付申請を行い、8月11日に交付決定を受けました。それと並行して、今、お話に出た補助金に係る計画書を学校に依頼したところでございます。日にちからいいますと、7月8日に学校へ依頼して、7月15日ということで、かなり短期間で計画を作成していただくようにお願いしたことは事実でございます。これについては、今回の補正予算の予算要求の資料づくりにどうしても必要だったという事実があり、短期間でのお願いということになりました。  あと、補助金でございますので、校長の判断というところももちろん大事なところでございますが、補助金の目的が当然のことながらある中で、何でも学校が欲しいものを買ってもいいというわけではございませんので、その計画書の中で補助金の対象になるかどうかの判断をさせていただいて、また、県教委、国にも問合せをしたりして、いいか悪いかという中で、学校とその計画書をベースに補助金の対象になる、ならないの調整をしているところでございます。最初に出していただいたものは全てでございませんので、今現在も調整しながら、学校が補助金の対象となることを前提に学校が必要なものを判断して決定しております。 165 ◯大石委員 公明党です。資料-2で19ページの小中学校保健特別対策事業で、エアコンのことです。涼しくなってきましたので、取りあえず、冷房に関しては一段落だと思うんですが、サーキュレーターを使っての電力確保もプラスになりますので、この各学校の電力需要が大丈夫かどうかお聞きしたいと思います。 166 ◯大石教育施設課長 この夏、小学校でエアコンが本格的に動き始めまして、もちろんコロナの関係で、サーキュレーターでの換気の環境を整えていかなきゃいけないという事実がございます。実際に、電力量を決めるに当たっては学校の大きさと使用する機器の量とか使用する電力量といったことで決まってくるものですから、各学校の設定が違います。それに合わせて、今回サーキュレーターとの併用ということで、サーキュレーターそのものの電力量、数というものも含めて、一概に絶対大丈夫ですとは言い切れない部分は当然のことながらあるわけなんですけど、この夏、小学校から、併用して使っている中でブレーカーが落ちたとか不具合が生じたということは報告を受けておりませんので、問題ないと判断しております。 167 ◯大石委員 エアコン設置の初年度のこの夏だったですが、休業から梅雨の明け間の数日ですが、ぐっと気温が上がって28度を超えた日も何日もありましたけれど、そのときエアコンの作動を控えたという教室があったと幾つか聞きました。精神論を実際説かれた先生もいらっしゃったという話ですが、そういう現場の現状を把握されてらっしゃったのですか。 168 ◯大石教育施設課長 今回のエアコンの運用に当たりまして、事前に当課で空調機器の運用指針──学校を運営しながらの空調設備をどのように動かしていくかというところでつくりまして、5月に全校に配布してございます。エアコンを使用する目安としては、通常どおり、室温で28度以上とし、併せて児童生徒の健康を考慮の上、学校長の判断で柔軟に運用していただけるように記載してあるわけですが、精神論まで行くと、私どもも把握し切れないところは当然のことながらあるわけなんですけれど、児童生徒の体調管理を最優先に考えて、適切に使用していただけるように、来シーズンも中学校で始まりますけど、再度、通知していきたいと思っております。
    169 ◯大石委員 今の課長の答弁で、通常の稼働のマニュアルは5月に配布ということでしたが、サーキュレーターも含めてなんですが、この感染防止と空調機器と併せての稼働マニュアルというのはあるんでしょうか。 170 ◯大石教育施設課長 もちろん今年のコロナというところが非常に特別な年になったということは事実でございますが、エアコン作動時についても、全く換気をしなくてもいいというわけではございませんので、そういったことも含めて、先ほどの運用指針には、うたっております。かつ、これだけ換気の量を増やせということになりますと、せっかく冷え始めた室内が、常温に戻ってしまうということは、この夏ずっとあったわけですが、その中でも有効な換気、要は窓を全開しなくても有効に換気をできる方法とか、あとはその換気をしている間にどんなエアコンの運転をすればいいか、なるべく電力量を増やさない運転をすればいいかというところも、追加で通知を出させていただき、適切に健康管理ができ、かつ換気もできるというところでお願いしたところでございます。 171 ◯大石委員 よく分かりました。  次に、寺澤委員からもありましたけれど、部活動環境支援事業ですが、休業以降の部活動の活動状況を教えてください。 172 ◯見城学校教育課長 休業以降、学校が再開した後でございますが、学校教育課で指示をいたしまして、各学校の各部活で、部活動感染症対策プランを策定していただいて、それを本人と保護者に承知してもらった方から参加していただく形で再開しております。当然それに沿っていけば、感染症対策は万全にしているということになろうかと思います。これが6月2日の段階では、校内での活動のみだったんですが、6月27日からは学校を外れ市内での活動も認め、それから、9月26日からは市外への大会等の移動についても認めたということで、その時々の感染状況、また、他の市町の状況等も踏まえながら、こちらから段階的に活動については指示をしているところです。 173 ◯大石委員 先ほど外部顧問という方と外部指導員という方がいらっしゃるという説明を受けましたけど、そういう方々に対して部活をやるに当たっての感染防止の教育等はされていらっしゃるんですか。 174 ◯見城学校教育課長 先ほど申しましたように、当然、顧問とか指導者にも部活動感染症対策プランを周知徹底して、それに沿って指導するようにしているところです。また、現在、各外部顧問に関しましては、その学校現場に学校教育課から担当が参りまして、活動の視察を行っております。そこで指導しているんですけれども、そこの中でもさらに感染症に対しての対策を万全にするように指導しているところです。 175 ◯大石委員 昨年からですが、私の認識ですが、市長の肝煎りで始まったと理解しているんですが、このわくわく給食ですが、児童たちが楽しみにしている中のトップクラスの学校行事と聞いています。コロナ禍の影響で、全面中止ということですが、昨年のわくわく給食を調べたら、まず、ネットでボンと市長の顔が出てきたんだすが、昨年の7月からこの1月までで6回も実施されたと。幾つかメニューがあって、安東小学校で、6年生と給食を一緒に食べたという記事で、市長もすごくいい顔をされているなと思ったんですが、子供たちが給食を食べている最中にでしょうけれど、市長に「なぜ、市長を目指しましたか」と、ふだん授業では聞けないようなことも、給食という和やかな部分も含めて、メニューもすごくよかったというお話があったというので、本当に僕は残念だなと思うんですが、やっぱり全面中止なんですね、先ほどもお話がありましたけれど、一応もう一回聞きたいと思います。 176 ◯坂井学校給食課長 ただいまの委員の御指摘のとおり、わくわく給食の実施によりまして、給食の時間が楽しみだ、給食がおいしいという児童生徒の割合が前年度より増えるなど、子供たちにとって本当に楽しみな時間になったのではないかと我々も考えております。  しかし、今年度は、コロナウイルス感染防止のための休業措置が4月からずっと続き、今現在も第2波、第3波の流行がないとは言えない状況ということで、誠に残念ながら全面中止とさせていただきました。その理由につきましては、先ほど丹沢委員のところでお答えしたとおりとなります。 177 ◯石井委員 学習用情報端末の購入について伺います。  最初に、学校へ導入される全体的なスケジュールを教えてください。 178 ◯見城学校教育課長 情報のICT端末の導入のスケジュールですけが、先ほど申しましたように、もう既に小学校4年生以上のお子さんたちに一人1台は、これで配備できるということでございますけれども、残る小学校の1年生から3年生につきましては、状況を見ながら来年度以降、段階的に進めて、できるだけ速やかに配備したいと考えています。  また、先ほど水野委員のところでもお話ししましたように、教員用の端末についてもやはり優先順位としてはかなり上げていかなければならないという認識でございますので、来年度できれば配備したいということで今、検討しているところです。 179 ◯石井委員 もう少し細かいところで伺います。本年度、4年生以上の方たちに入れるということなんですが、例えば、本年もいろんなところでコロナウイルスの関係で機器の取り合いがあって、なかなか思うように導入ができないよという高校もあるぐらいで、実際、契約はしたけど、今年度中に入るのかというところの見通しと、あと、例えば、小学何年生から順次入れていくのか、または地区を区切って、どこの学校から入れていくのか、もう少し細かなスケジュールがあれば、教えてください。 180 ◯見城学校教育課長 今回の端末の導入のスケジュールについてですが、3万台に近いものでございますので、一度には難しいということで、3回に分けて、10月20日、11月20日、12月20日と1カ月置きに約1万台ずつ、業者から納入してもらうことになっております。こちらにつきましては、在庫も確認していますので、確実に納入されるということは確認しています。  それから、いつから使えるかにつきましてですが、納入が済み次第、設定は進めていきますけれども、年度内には使えるようにはなると思いますけれども、明確に、何月からというお答えは難しい状況です。 181 ◯石井委員 機器のことについてもう少し詳しく聞きたいんですが、国の想定では1台当たり大体4万5,000円ということだったんですが、今回の導入に当たっては、ざっと割ってみると3万7,000円だよということなんですが、その差額分、例えば、この補助金として、今後、必要なソフトとかも多分出てくると思うんですけど、新たにこの機材以外のソフトも入れた形で導入した場合に4.5万円以内におさまればいいのか、それとも機材はこの値段で、あと、例えば必要なソフトが出てくれば、予算を組んで導入していくのかといった、補助金に対しての使い道を教えてください。 182 ◯見城学校教育課長 今回、利用させていただいている国の補助金が、あくまでICT端末に関するものだけでございます。今回少し値が下がりましたけれども、それ以上のものはほかには買えないということで、必要なものにつきましては来年度以降、準備、整備していくことになります。 183 ◯石井委員 こすい言い方かもしれませんけど、ある程度、バンドルをした形で必要なソフトもその導入業者に改めてインストールしてもらってというのはできかなったんですか。 184 ◯見城学校教育課長 今回導入するクロームブックというものでございますが、その中に無料で使えるソフトがかなりございます。こちらは、学校教育現場で今までも実積としてかなり使われてきているものがありますので、そういったものを、まずは活用していきたいと。ただ、当然これからソフトウエアとして、ほかにも必要になってくるものはあると思い、それについては今、精査しているところです。今回の端末にあらかじめ入れてというのは、多分、要綱上、無理かと思いますので、今後、整えていきたいと考えております。 185 ◯石井委員 ありがとうございます。  先ほど使用年数は6年ということで想定されているということだったんですが、今回3万台ということで、かなり多くの端末を一気に導入するということで、故障や保守というところに対して、購入ということになるので、業者がどこまで対応してくれるかというところも問題になってくるんであろうと思うんですが、今回の購入に対して、そういった保証や保守、故障等の対応というのはどうなりますか。 186 ◯見城学校教育課長 故障に対しての対応ですが、その端末の保証期間が1年ございますので、この1年の期間内でしたら、そちらで対応させていただく、もちろん過失等、いろいろあると思うんですけれども、その後に関しましては、市で予算を確保しまして、個別に対応するということで、想定の中では一括して保険に入るよりも、そんなに差はないのかなと考えております。 187 ◯石井委員 設定も手間がかかることになると思いますし、故障の対応や保険の対応というのは、先生の負担がどれぐらい増えるかというところも本当に問題だとは思うんですよ。そんな中で、学校全ての生徒に使えるということなんで、学校の中での管理者というんで、学校で誰が管理をするのか、決まりはどうなるんですか。 188 ◯見城学校教育課長 学校での管理の責任者に関しましては、これまでと扱いは同じようになるかなと思います。一義的には校長ですし、担当としては教頭ですとか、その情報の担当ですとか、そういったものが責任持って管理するということになろうかと思います。 189 ◯石井委員 先ほどICT支援員という肩書で出てきましたけど、そういった方たちが責任を持って管理するというところまでは今後いかないということでよろしいですか。 190 ◯見城学校教育課長 委員おっしゃるとおりで、ICT支援員は、あくまで支援員ということで今、考えております。 191 ◯石井委員 それでは、最後に、これから6年間それを使っていくということなんですが、必要になる備品や消耗品、例えば、教室の中にその充電するタップが必要になると思うんですが、何か必要になってくる予算取りは、これから6年間どれぐらいかかるか想定したざっくりとした計画というか金額を、分かる範囲で教えてください。 192 ◯見城学校教育課長 なかなか今の段階では難しいかなと思うんですが、まず、今、委員がおっしゃった電源に関しましては、実は昨年度の補正で行ったネットワーク整備事業の中で、電源キャビネットとして、タブレットを入れると同時に充電できるという、3万台分収納できるものを確保してあります。ですので、そこについては大丈夫です。ただ、先ほど言ったように端末もこれから整備しなければならない分は、やはり同じように電源キャビネットや周辺の機器も当然これから必要だという声が上がってくると思います。それをどのくらいの予算でというのは、なかなか今、難しいですが、当然、同等の端末の金額と同じものを導入していかなければならないですし、大体およそ2学年分ずつぐらい入れていく感じになるのかということで、そうすると、1万台ずつぐらいなかと考えていたんですけれども、そんなイメージかなと思っております。 193 ◯遠藤委員 部活動の件ですが、外部指導員と外部顧問というので、顧問について聞きたいんですが、今、少子化で合同チームをつくるという場合に、そこの中学生で、この部活動を1人でも2人でもやりたいんだけど、小さいとこだと、顧問の先生がいないから立ち上げられないんだといってできない学校もあると思うんです。もし、この顧問が外部顧問でそういうことができるなら、合同チームの中へ出られると思うのですが、この外部顧問の役割というんですかね、指導員は分かりますが、顧問と指導員の違いを教えてください。 194 ◯見城学校教育課長 外部指導員のうちの外部顧問と外部指導員の違いということで、外部顧問につきましては、今、教員が行っている顧問の仕事と同等のことができる、つまり、単独で指導したりだとか、単独で大会等に引率したりということが可能であります。ですので、おっしゃるように教員の代わりに、そういったところで活躍してもらえるものと思っております。 195 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のため、申し上げますが、討論につきましては、昨日の市民局等の所管分の審査内容を踏まえて行っていただくようお願いします。  要望・意見、討論がありましたら、どうぞ。 196 ◯寺澤委員 自民党です。昨日の市民局、環境局、そして、本日の教育局分、全議案に賛成いたします。  意見・要望ですが、まず、この日本一おいしい学校給食の提供事業は確かに原因として事情は理解できたんですが、正直、学校行事が何にもなくなっちゃったという中で、子供たちにせめてこの給食で少しでも、それに同等の楽しみというか、そういったものが与えられないのかなと思います。ぜひ、そういった違う形でおいしい給食を提供できるよう、食材の経費が確かにかかると思うんですが、いろんな市内でもおいしい食材はたくさんありますので、ぜひ同じ形を取れればありがたいと思います。  その次、議案第165号の学習用情報端末の購入の件では、いろんな委員から質問が出ましたが、進めていくのは当然いいことであるんですが、こういうものって、でもずれが出ると、せっかくこれだけ大規模な予算を組んでも好機というのは一気に崩れてしまうこともありますので、要はしっかりフォローアップ、例えば、使い方とかメンテナンスとか、子供たちってなかなかすぐに覚えるかどうかは別として、当然教員の皆さんがしっかりフォローアップできるような体制を整えていただければなと思っていますので、ぜひ、これだけのことをやりますので、マニュアルづくりをしっかりやっていただければと思います。 197 ◯水野委員 志政会です。議案第150号、第165号について、賛成であります。  意見・要望を述べます。  コロナ禍の学校現場は、今以上にICT活用が求められております。各校のICT教育現場の差が、教育格差の拡大につながるとも指摘されております。コロナ禍で学校現場の遅れたICT環境が浮き彫りにされました。本市では、大型ディスプレー、あるいはICT支援員等、ICT環境をしっかり整えていただきたいと思います。  休業中のオンライン授業に注目が集まりますが、オンライン授業以前に子供に教材を配信する仕組み、子供と教師がふだんからオンラインで連絡を取る手段が乏しいことが見受けられます。学びを継続させるための教材提供だけではなく、子供、保護者、教師の三者がスマートフォン等を活用して関係性を維持して、いつでもつながっているという安心感を子供たち、あるいは保護者に与えることが必要であると思います。 198 ◯大石委員 公明党です。議案第150号及び議案第165号に賛成です。  意見・要望ですが、GIGAスクール構想の構築に向けた今年度のいろんな取組で、ほぼ整備ができると理解しておりますが、教師の皆様も最先端知識についていくことも大変だと、すごく思います。学習の幅が広がって、子供たちの好奇心の広がりなど、いろいろ展開されていくんでしょうけれど、あくまでも道具で、手段です。タブレット等のICTに溺れないように、児童生徒への新たな指導を、大変ですが、お願いしたいと思います。  それから、給食です。給食にあっては、限られた条件の中で日々、安全・安心に、おいしい給食を提供されて本当に感謝をいたしますが、食の安全や食料の届くまで、さらなる食育を確立していっていただきたいなと思います。 199 ◯石井委員 創生静岡です。全ての議案に賛成いたします。  学習用端末の導入についてなんですが、この3か月間で一気に1万台ずつ学校の中に入ってくるということで、教育現場は恐らく、ないほうがいいんですが、混乱をすることになると思います。管理者のことについて伺いましたが、一元的には校長ということなんですが、実際、担当されるのは学校の中で恐らく若い教員やっとけよという話になりかねない。そんなときに、ぜひ、一人一人に任せるのではなくて、チームを組んだ上で任せていただく、学校の中でその端末をどのように使えるようにするべきか、活用すべきかを、ぜひ学校単位、グループ単位で考えられる制度づくりを学校にお願いしたいし、教育委員会としても、ぜひフォローアップしていただきたいと思います。その上で、そういった成功事例だとかベストプラクティスなんかを水平展開できるやり方を、早急にやっていただきたいなと思っていますし、それがひいては生徒児童のためになると思いますので、ぜひ有意義に活用をしていただくことを要望いたします。 200 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第150号中所管分及び第165号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 201 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、議案第150号中所管分ほか1件は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了します。  次の報告事項に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 202 ◯畑田委員長 次に、報告事項に移ります。  損害賠償請求事件について、報告を聞くこととします。 203 ◯池谷教職員課長 市内小学校に勤務している40代の男性教諭が、2校目に勤務しておりました際に使用していた教職員住宅の雨漏りが放置されていたために健康を害し、また、健康状態に配慮した人事異動が行われなかったことにより損害を被ったとして、国家賠償法により市に損害請求した訴訟事件について、控訴原告が第二審判決を不服として上告をしておりましたが、令和2年8月20日に最高裁判所は当該上告を棄却するという判決を下しました。これにより、市勝訴となった高裁判決が確定いたしました。 204 ◯畑田委員長 ただいまの報告に対し、質疑等ありませんか。             〔「ありません」〕 205 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終わります。      ────────────────────────────── 206 ◯畑田委員長 本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして市民環境教育委員会を閉じます。                 午後2時23分散会      ────────────────────────────── 市民環境教育委員長  畑田 響 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...