• "先進都市視察"(/)
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  1. 静岡市議会 2020-03-18
    令和2年 清水都心まちづくり特別委員会 本文 2020-03-18


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午後2時開議 ◯早川委員長 ただいまから、清水都心まちづくり特別委員会を開会します。      ────────────────────────────── 2 ◯早川委員長 早速、協議に入ります。  お手元の会議順序に従い進めてまいります。  初めに、会議順序の1、調査項目に関する当局の来年度の取組についてです。  既に予算議案は、各委員会で審査されていますが、今回は、特別委員会として清水都心まちづくりに関係する施策、事業等への理解をより深めることを目的として、当局から一括して説明を受けた後、質疑応答、意見交換等を行います。  なお、説明員の皆様へのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問する際にも同様にお願いします。  それでは、順次、当局の説明をお願いします。 3 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 来年度の予算につきまして、調査項目に関する取組を順次御説明いたします。  まず、1つ目の調査項目1の清水都心ウォーターフロント地区周辺関連のうち、日の出地区、清水駅周辺活性化に関することですが、来年度は清水駅周辺整備推進事業としまして、清水港線遊歩道の再整備を行ってまいります。こちら、島崎町交差点の整備、横断歩道の新設であるだとか、歩道の改良、渡って江尻側のエントランスということで滞留空間の整備だとか、緑化、そういったものを行っていきます。  続きまして、海洋文化拠点施設に関することですが、令和2年度のスケジュールとしましては、2月の末から9月の末までの7か月間で事業者公募が開始されております。それから、10月から11月まで1か月で業者選定を行いまして、11月から12月までの2か月の間に契約の協議、その後、令和3年2月の定例会でPFI事業の契約の議案と、あと施設の設置条例の議案等の審議をしていただきまして、議決後に設計業務を開始するというスケジュールになっております。  予算の内容としては、来年度、PFI事業に関するモニタリング事業を上げておりまして、こちらは協定の支援事業ということで、もし、何らかの理由でSPCによるミュージアムの運営継続が困難となった場合に備えて、市と金融機関でPFI事業の早期修復等であるだとか、継続実施に向けた対応を規定した直接協定書というのを作成することになっています。もう1つは、年度末から設計が始まりますので、設計と建設の業務モニタリング支援業務を挙げています。  それから、海洋・地球総合ミュージアムのプレ事業としまして、市民や清水を訪れる皆さんに対しまして、ミュージアムの内容とか進捗状況、そういった情報を提供しまして開館への期待を高めていくといったことをやっていきたいと思っています。  令和2年度は、市内のイベント、例えば、みなと祭りであるとか、大道芸ワールドカップ、そういったものに出展しまして、JAMSTEC、東海大学とも連携しまして、研究船の来航に合わせて清水港でやる企画展とかも予定しております。  それから、提言の中に日の出地区への海洋研究や産業の誘致という項目がございますけど、こちらにつきましては、ミュージアムの建設に関連して、既に周辺で民間による開発を検討する声が聞こえております。将来、ミュージアムにおいてJAMSTEC、東海大学の最新の研究成果の展示を行うことになっておりまして、それで、駿河湾の研究報告の活発化とか、海洋教育の充実を図っていきたいと。  また、JAMSTEC、東海大学と連携が深まることによって、両者の研究成果を生かした商品とかサービス、技術、あと製品の開発、そういった新たな海洋関連産業やビジネスを海洋産業クラスター協議会の活動を通じて生み出していきたいと考えております。  さらに、先般行いましたポートセールスの際に、今、クルーズ船が残念な状況でありますけれど、そちらのポートセールスの際には、クルーズ船の船社からミュージアムができた際には、ぜひ客船を入れたいといったことで、ミュージアムは客船の寄港の強みになると、そういった声もいただいておりまして、ミュージアムを核にしまして、日の出地区でのにぎわいの創出と、周辺の地域へ経済波及効果を狙っていきたいと考えております。  それから、4番目の港湾関連の項目の中の港周辺のにぎわいづくりを目指した施設整備に関することの中で、清水港海釣り公園の整備を来年も引き続き行います。今年度は基礎工事の基礎のくい打ちを行っておりますが、来年度は、上部のパネルをかぶせていくという上部工の工事を行っていくという形で、上部工工事をやりまして、令和4年度の暫定供用を目指しておりまして、令和4年度中に附帯設備を整備した後、令和5年度に完全供用というかグランドオープンを目指しております。  規模につきましては、以前、御説明しましたように、延長は150メートルの長さで、公園施設は大体2,000平米でトイレとか水遊び場、休憩施設などを備えておりまして、年間で2万人の来場者を目指しております。
     それから、清水港の港湾整備事業負担金ということで、県や国の事業に対して、地方自治体が負担するものですけれど、主なものは、国の直轄事業としましては、日の出の岸壁の改良工事ということで、これは、令和3年度の完成予定で現在も進めております。  もう1つは、県の交付金事業としまして、新興津の船だまりであるとか、人工海浜、緑地の整備を行っていますけど、これも引き続き行っていきまして、2020年度の中盤ぐらいの完成予定ということで進めていると聞いております。  それから、江尻地区につきましては、船揚げ場の改良事業であるとか、岸壁の改良事業などを今年度に引き続き行っていきたいと考えております。 4 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 では、御説明させていただきます。  続きまして、ウォーターフロント振興のほうから、クルーズ客船に関する事業につきまして、前回の委員会の説明から変化のあった部分について御説明させていただきます。  まずは、客船の寄港数でございますけども、令和2年度の清水港への客船の寄港数は、令和元年度を大きく上回る75回の予定で進めてまいりましたが、残念ながら、新型コロナウイルス感染症の問題で寄港キャンセルが相次ぎ、現時点では、半分以下の35回の予定となっております。年明けから寄港中止が続いておりまして、いまだ今年の寄港がない状態ですが、今のところ、次の寄港予定は、6月29日の日本の船でありますけども、「ぱしふぃっくびいなす」となっております。  客船誘致事業の来年度の取組につきましては、現時点では、いつから従前どおりのクルーズ船の運航が再開されるのか、まだ不明でありますが、今、関係を築いております船会社との連携を保ちながら、来るときに向けて受入れができますよう、その準備を着々と進めていきたいと考えております。  なお、再来年の令和3年度の寄港予定につきましては、80回を超える予約が既に入っておりますので、この令和3年度についても、この予約を維持、確保できるように向けて取り組んでまいりたいと考えております。  次に、静岡県とゲンティン香港との協議の状況について説明させていただきます。  県とゲンティン香港につきましては、平成30年3月に締結しました協定書に基づきまして、旅客施設の整備内容とか、運営方法について、現在、協議をしているところでございますけども、今も、詳細について協議を継続しているということを県のほうから連絡を受けております。  続いて、今、県が客船ターミナルの整備を進めているんですけども、県が行っている6号上屋ターミナルの整備について説明させていただきます。今までは、外国から清水港に直に入ってくる船について、ファーストポートとなる場合には、出入国管理とか検疫などのいわゆるCIQ検査というのは、船の中で行っていたんですけども、船の中で検査を行いますと、非常に時間を費やしてしまうと、せっかく清水港に寄ったのに、寄港地観光の時間を削ってしまうということになっていました。そこで考案したのが、マリンターミナルの倉庫部分を利用して、ここでCIQ検査ができないかということです。それに向けての整備を進めているところでございます。ただし、整備の内容は、あくまでも臨時的なものでありますので、消防法とか建築基準法に沿った整備だけをすることとなっております。 5 ◯山田アセットマネジメント推進課長 私からは、新清水庁舎整備事業の進捗状況について御説明させていただきます。  新清水庁舎の本年度の経過や来年度の予算の詳細につきましては、先日開催された総務委員会において、十分に御審議いただいたところでありますが、各会派の皆様の声を真摯に受け止め、着実に事業を推進してまいりたいと考えております。  PFI事業者の再募集につきましては、この2月定例会で関連予算案の御審議、御了承をいただければ、一旦、民間施設部分を除いて、庁舎と駐車場の整備について、事業者の再募集をしたいと考えております。なお、さきのサウンディング調査では、庁舎と駐車場の募集について、積極的に応札したいと回答している業者が複数いたことを確認しております。  今後のスケジュールについてですが、事業者からの提案書の締切りが7月初旬、事業者決定が7月下旬と進んでいきます。この事業者と本市が仮契約を締結した後、9月議会に契約議案を上程し、議会での御審議を経て、議決をいただいた後、正式に本契約の締結になります。庁舎、駐車場整備は、その後、設計、施行へと進んでいくことになります。  来年度予算の主な内容ですが、新清水庁舎の設計、建設を行うPFI事業者に対するモニタリング等の業務や、道路上空通路、いわゆるペデストリアンデッキの整備に向けた設計業務などを実施する予定で、予算額は6,570万円余となっております。この道路上空通路は、新清水庁舎の来庁者の利便性を高めるとともに、災害時には、緊急避難場所として機能するもので、新庁舎に先行して令和3年度中の完成を目指し、整備を進めていきます。  これらの予算につきましては、先日の総務委員会で附帯決議が提出され、基本計画と現状のそごに対する危機意識を強く持つこと、令和2年9月までに民間施設誘致の方向性を示すこと、民間施設が誘致されるまでの間、当該敷地を暫定使用するなどして継続的に清水駅周辺の活性化に取り組むことが決議されました。当局としては、この附帯決議を大変重く受け止め、附帯決議の内容を踏まえて、事業を確実に推進してまいります。 6 ◯気田商業労政課長 私からは、清水の中心市街地活性化の取組について御報告をしたいと思います。  当課では、中心市街地活性化に関わる事業といたしまして、訪日外国人の取り込みということで、クルーズ客船の寄港増加ということで、訪日外国人の消費を取り込むインバウンド事業を展開してまいりました。具体的には、各お店で実践できるインバウンド対応の取組を伝えるセミナーの開催や、それから、インバウンド需要対応に詳しい専門家の派遣などを行ってまいりました。  個店の取組状況をヒアリングいたしまして、メニューの多言語化やキャッシュレス決済、サービスの見せ方や接客方法などについて専門家から御助言をいただくことで、訪日外国人に対するおもてなしの向上に努めてまいりました。  これとは別に、静岡県も昨年の8月1日から、多言語のコールセンターを設置いたしまして、もちろん登録制ではございますけれども、無料で、このセンターを利用できるということで、私ども各商店街さんにこの情報を提供して、利用を促してきたところでございます。  現在、クルーズ船の寄港が中止になっている状況でございますけれども、セミナーの受講者やアドバイザー派遣を受けたお店の方々のインバウンド対応に対するモチベーションが非常に上がっているということもございますので、令和2年度につきましても、これらの取組を継続して実施いたしまして、また、これらの実例を見える化していくことで、訪日外国人の受入れ環境の整備を推進していきたいと考えております。  また、清水七夕まつり実行委員会が毎年7月に主催しております七夕まつりでございますけれども、この会場では、商店街の空き店舗を活用いたしまして、ちびまる子ちゃん縁日を開催し、大変多くの方に御来場いただいております。地域資源のコンテンツを有効に活用し、地域の価値向上を図るための取組として、今後も継続して支援をしていきたいと考えております。 7 ◯岡山観光・国際交流課長 観光・国際交流課からは、観光誘客関連から令和2年度の乗船客の市内への回遊性向上に向けた取組について御説明を申し上げます。  平成31年2月に本市が行った調査では、客船から降りた人の約4割が個人行動をしていまして、この方たちへの対応として、現在、するが企画観光局が岸壁に観光案内所を設置し、多言語マップを配布するとともに通訳ボランティアの協力を得て、観光案内を行っております。  このほか、日の出埠頭からのまち歩きを促すため、清水港船宿記念館末廣、そちらで客船の寄港に合わせてイベントなどを開催するとともに、清水観光ボランティアガイドの会により、フェルケール博物館、次郎長生家など、5地点で英語による定点ガイドを行い、これまでに6,000人以上の外国人観光客に対応していただいているところです。  しかしながら、現在は、先ほど来から説明があるとおり、これら全てが新型コロナウイルス感染症の拡大により客船寄港が減じた影響から、活動休止の状態になっておりますが、今後の寄港状況に応じて、来年度も引き続き実施していく予定でおります。  このほか、受入れ環境整備の充実として、外国人観光客が迷うことなく目的地にたどり着けるよう多言語看板を整備しております。具体的には、平成30年度は、清水港及び清水駅周辺に13か所、本年度は、三保松原を中心に6か所整備したところです。  これに加えて、民間財団の協力を得まして、市内観光スポット20か所、うち清水区内9か所となりますが、これらを案内するため、日本語を含む12か国語対応の多言語のウェブサイトと、そのサイトへ誘導するQRコードを作成しました。今後は、順次多言語看板に、これらQRコードを表示していく予定でおります。  さらに、来年度は、引き続き受入れ環境整備を図るため、三保真崎エリアのほか、二峠六宿のうち蒲原地区の多言語看板の整備も予定をしております。  また、このほか、この2月議会で観光交流文化局長から御答弁させていただきましたが、客船から降りて個人行動をされている方々に対し、周遊範囲をさらに広げることを目的として、日の出埠頭から歩いていくにはちょっと遠い、距離がある、しかしながら、公共交通機関で網羅されていない、いわゆる三保半島エリアを回遊していただくために、レンタサイクルの活用を行っていきたいと考えております。  具体的には、特に外国人は、言葉の壁、交通ルールの違いから、自転車で回遊するには多くの課題が存在しております。それらの課題をクリアするためには、まずは、外国人による試乗を行い、利用者としての声を聞いた上で、理想のモデルコースをつくるとともに、外国人の好みに合った食やまち並み、自然などの見どころスポット等を紹介した多言語のサイクリングマップを作成してまいります。  さらに、試乗に当たっては、通訳ボランティアによる交通ルールの事前説明や、地域の人と会話を楽しんでいただきたいという意図で、自動翻訳機の貸出しなども実施したいと考えております。安全対策と満足度の向上を図り、行ってまいります。  これら取組を通じて、乗船客に清水港周辺や三保半島エリアにおいて、自転車での観光を楽しんでいただき、周遊エリアの拡大を図るとともに、同時に、清水港にまた来たいと感じていただき、さらには、より多くの乗船客に清水目当てに清水港に立ち寄っていただけるよう努めてまいります。 8 ◯谷川産業振興課長 産業振興課からは、物流産業の集積についてお話させていただきます。  本市において、東名高速道路、新東名高速道路の東西軸と清水港、新たな南北軸となる中部横断自動車道といった広域交通インフラの整備の進展に伴い、物流拠点としてのポテンシャルが高まってきており、まさに、今、物流産業の集積には絶好の時期と言えます。  また、本市では、物流産業の中でも、特に、ロジスティクス産業を戦略産業に位置づけ、清水港やその港湾機能を効果的に活用できるよう、企業の誘致や留置を行ってきました。その結果ですけども、大型物流施設が興津やインターチェンジ周辺に立地しているところであります。  ロジスティクス産業は、単なる輸送、保管を中心とした物流産業ではなく、物の流れを一元管理し、多品種、少量生産の時代に合った産業であり、雇用吸収力もあり、地元企業の事業の効率化や利益向上につながると考え、今まで立地に関する助成制度の創設や、市街化調整区域などの土地利用のワンストップサービスなど、きめ細やかな対応を進めてきたところであります。  来年度の取組としましては、まず、本市に立地を希望するロジスティクス産業の事業者への開発候補地の紹介や、その後の対応を含め、丁寧かつ迅速な行動を行っていきます。  攻めの姿勢としましては、山梨県、長野県の中部横断自動車道沿線地域において、物流企業や荷主企業を対象としたセミナー、交流会を予定しております。本市の恵まれた立地環境の紹介や、清水港を利用することで得られる時間短縮やコスト削減などのメリットを、「物流ど真ん中」というパンフレットを作っておりますので、そちらを活用しながら積極的にアピールし、本市に物流拠点を構える可能性のある企業を発掘してまいります。  そのほか、市内企業に対しましても、ロジスティクス産業の振興に向けたIoTセミナーを開催し、地元産業の振興も目指していきたいと考えております。 9 ◯早川委員長 ただいまの説明に対し、質問等がありましたらお願いします。  なお、質疑に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から発言の際は、必ずマイクを使用して発言くださるようにお願いします。  また、先ほども申し上げましたが、各常任委員会での質疑における答弁との関連がありますので、質問される場合は、そこのところ考慮していただきますようお願いします。  それでは質問はありますか。 10 ◯寺澤委員 私から1点、清水港線跡地の遊歩道の整備について質問させていただきます。  私、この清水港線跡地というのは、ああいうところを整備して、駅から日の出エリアにつなげていくというのは非常にいいことだなと思っているんですが、今では大分きれいになって、これから島崎町の辺りをやるということなんですが、現状あの辺りの通行量はどのぐらいで、今後、整備することによってどれだけ増えていくかと、そういったデータや見込みというか、予測というのはあるんでしょうか。ちょっと教えてください。 11 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 まだデータは把握していないので、これは、設計委託の中でやっていく予定になっております。それが出れば、議会に報告したいと思います。今、報告できるはデータございません。 12 ◯寺澤委員 あと、いろんなイベントとかイルミネーションはやられていると私も聞いていますが、イベントとかマルシェとか、そういったものを含めて、来年度はどんな取組をお考えか、教えてください。 13 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 今年度も自歩道を使って、イルミネーションとかフリトラ市、そういったものをやっております。それは、来年度も引き続き行っていく形になっています。イルミネーションにつきましては、今、自歩道がいろんな使われ方をしていますけれど、御存じかもしれませんが、夜は余り人が歩いていない状況も見受けられるので、あそこにすごくお金をかけてイルミネーションするのがいいのかどうかということも、少し本部の中では議論になっております。予算は頂いておりますけれど、場所であるとか、やり方については少し検討をして、来年実施していきたいと思っています。一応、今年度も同じような形で続けていきたいと考えています。 14 ◯風間委員 1点だけ聞かせてもらいたいんですけども、先ほど、クルーズ客船の乗船客の中でも、個人行動をするお客さんがいますよということだったんですけど、実際には、船社にしてみると、あるいは、企画会社にしてみると、オプションツアーに参加してもらったほうがいいと。しかも、地元の要望とすると、そのオプションも市外へ行くのではなく、なるべく市内でいろんな観光名所のプランニングをして、要は、乗船者にもいいし、船社にもいいし、企画会社にもいいし、そして、地元にも当然いいようなウィン・ウィンの関係をつくっていくためには、企画会社とか、あるいは、船社さんを含めて、アプローチが極めて重要になってくるのではないかなと思うんです。過去、いろんなところに視察に行っても、やはり、それがなかなか難しいというような状況ですね。  この点、できるならば積極的にやっていかないと、個人で自由行動をする方というのは、やっぱり行動範囲、活動範囲が限られてくると思うもんですから、地元の経済活性化という視点でもって、その辺、力を入れていただきたいなという要望も含めて、現状どうなっているのか、聞かせていただけますでしょうか。 15 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 クルーズ客船が清水港に寄港したときの市内回遊性ということでございますけども、いわゆるポートセールスの中で、まずは、船会社とか旅行会社に向けて、実際に清水のよさをPRしているのが現状でございます。  そして、もう1つは、実際にその関係者を清水へ呼んで、商店街とか観光施設、日本平夢テラスとか「みほしるべ」へ御案内して歩いてもらう、それから、清水の食材を食べてもらって、こういういい食材がありますよというようなものを紹介するファムトリップというのも実施しております。  そういうファムトリップというのを開催しますけど来てくださいというような呼びかけと、もう1つは、日本政府観光局ですか、JNTOからの、そういう依頼があって、清水港へお客様を案内したいですけども、受け入れてくださいといった、こういうようなものがあるんですが、このようなファムトリップを実施して清水のよさをPRしているところでございます。 16 ◯風間委員 関連してもう1つ、残りの個人で行動する方々なんですね。  船から降りて、多分、行き先を決めてということではなくて、ある面、船の中、あるいは乗船する前に、清水港に寄港したら個人行動として、あそこに行こうかな、ここに行こうかなという情報を手に入れる、あるいは手に入れたほうが多分、船旅としても楽しいんだろうなと思うんだけども。  そういった場合に、その情報をどういうふうに提供していくのか。当然、インターネット関係だと思うんだけども、そういった乗船者がよく見るようなウェブサイトとか、あるいは、こちらの構築したものであるとか、とにかく乗船者に清水のよさを事前に伝えていくような手段というか、そういったものについては、どのようなお考えをお持ちでしょうか。 17 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 クルーズ客の皆さんに船の中でどのように寄港地のよさを伝えるかという御質問でございますけども、1つは、船側のほうから清水のパンフレットを事前に送ってくださいというような船もあります。そのときには、資料などを送って対応して、船側としては、お客さんの部屋へお配りするというようなことがございます。  もう1つは、事前に、2週間ぐらい前に、寄港地、例えば清水港へ寄りましたら、こういうことをやりますというのを、ポートプランというようなものを英訳して、それを船側に送っております。その中に、今回寄っていただいたときには、岸壁ではマルシェが出ていますよとか、こういうようなツアーの散策コースがありますよというような、お知らせを事前にしております。  そのお知らせのメニューづくりというものをトライアル事業と言いまして、いろんな方に集まっていただいて、前回は、2月にダイヤモンドプリンセスが5回続けて来るときに、関係者のいろんなアイデアを試しにやってみようということで、8つの市内を回るメニューができたんですが、そのメニューを船側には送って事前にお知らせするというようなことも取り組んでやっておりました。 18 ◯望月委員 去年、清水都心まちづくり特別委員会で、最後に、正副委員長さんが高潮対策事業の防潮堤の推進を県の港湾管理局にお願いしたよと。実際は、所管は県の管理局とか港湾企画課になってくるんですけども、現実的にそれぞれのゾーンで設計を組んだりして進めているんだけど、その進捗状況というのは、今日お持ちなのか、もし持ってなければ、後で委員に示してもらいたいんですけども。今、お持ちなら、その進捗具合を教えていただければありがたい。 19 ◯野村海洋文化都市推進本部次長 今、手持ち資料がございませんので、改めてお示ししたいと思います。             〔「各委員に」〕 20 ◯野村海洋文化都市推進本部次長(続) はい、分かりました。そうします。 21 ◯大村委員 1点だけ。  我々が非常に期待していたクイーン・エリザベスが4月に入る予定で、本当に清水区民、静岡市民、みんな楽しみにしていたんですけど、今の説明ですと6月までのは、全部駄目だということだもんですから、当然、このクイーン・エリザベスも駄目ということですか。 22 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 クイーン・エリザベスの次回の寄港についてという御質問ですけども、4月28日に寄港予定だったのは中止となりました。次回は、令和3年5月にクイーン・エリザベスの寄港の予定がございますので、1年以上先ですけど、再来年ということになります。 23 ◯大村委員 先ほど、風間委員の質問に対する答弁で、ポートプランという話が出ました。これを今、静岡市が、いわゆるMaaSの関係で、2年度は非常に力を入れるということでございますので、乗船している人たちに情報提供するときに、静岡市はMaaSが使えるよ。ですから、船から降りたら、これを活用していろんなところに行ってもらうような、そういった、いわゆる局間連携をぜひやっていただきたいなと思いますけど、何か答弁ありますか。 24 ◯鈴木ウォーターフロント振興担当課長 MaaSの取組についても、ポートプランへ情報提供ということですけども、トライアル事業などで新しいメニューをどんどん考案して取り組んでいるところでございますが、そのメンバーに、また関係局にも参加していただいて、これは船側、乗船客にとっていいものだというようなことになれば、ポートプランに載せて事前PRをしていきたいと思います。 25 ◯安本交通政策課長 MaaSの話が出ましたので、トライアル事業を積極的にしていくという話がございました。これにつきましては、静岡型MaaS、いわゆる市民向けのMaaSから始めて、観光にも使えるのではないかという使い方をしますが、当然のことながら、観光にも積極的に活用していきたいし、一番早く成果が出るものなのかなと考えてございます。  これについても、すぐ、来年というわけにはいかないかもしれませんが、積極的な連携をして、情報発信を進めていきたいと考えてございます。よろしくお願いします。 26 ◯早川委員長 ほかに質問はありますか。             〔「ありません」〕 27 ◯早川委員長 ほかにないようですので、質問を打ち切ります。  ここで当局の皆さんは、退席していただいて結構です。  提言書として上げますので、ぜひ来年度の事業に少しでも反映していただければという思いがありますので、お願いいたします。  お疲れさまでした。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 28 ◯早川委員長 次に、会議順序2のその他に移ります。  今後の方向性について、いろんな形で問題提起をしなきゃいけないということで、この特別委員会、前半の2年間は、こちらに委員長がお二人、それとまた委員の方もお二人いらっしゃいますけども、清水駅周辺と日の出地区を重点に、コンパクトシティや清水の魅力を高める方策を中心に意見交換し、防災面や道路の整備までを含めた提言をまとめていただいたのを拝見しております。  後半期の最初の今年度は、港全体の施設整備や物流まで分野を広げて、当局から新たな情報や知見を得たと考えておりますし、年度最初に区役所、あるいは海洋文化施設は調査項目から外そうというような形でしたので、それ以外の港全体、ウォーターフロント、そしてまた、施設、物流までということでやってきたつもりでおります。  都心整備の効果を発揮するためには、拠点施設の整備だけではなく、拠点同士を結ぶ都心部、あるいは、もう少し周辺も含めた回遊性、先ほども出ておりましたけども、三保までも伸ばそうというような説明もありました。日本平、三保を初めとする観光拠点との回遊性の確保、あるいは、グルメ、名産品、産業、歴史、文化まで視野を広げたストーリーの創造と、幅広い分野での検討が必要ではないかと考えております。3回実施した先進都市視察から感じられたことを清水に当てはめてみて、投資効果を高めることを検討したらよいと思っております。  前回の委員会でも言いましたけど、清水の駅を中心とした回遊性というものが、やはり一番大事かなと。バスで御殿場まで行くんじゃなくて、クルーズ船で来たお客さんに清水、静岡市内でお買物をしていただくと。しかしながら、このコロナの影響による経済的な打撃は相当なものだと思いますし、クルーズ船の寄港による観光客の回復の見込みが、今のところ見通せないというような心配もしております。  しかし、このとき中部横断自動車道の開通が見込まれておりますので、静岡空港、あるいは高速道路、JR、内陸を利用しての観光客の誘致に目を向ける期間ではないでしょうか。現在は、施設の利活用という意味では、繰り返しになりますが、清水駅周辺から三保までの全体を見渡して回遊性を調査、検討する必要があると思っております。  清水庁舎、海洋文化施設もいろいろ問題がある中で、事業として動き出していますけども、インパクトがないという点では、少し心配しております。日本平から見渡す清水の夜景の美しさとか、夕映えの富士山、清水港を中心とした明かりが少しずつ浮かび上がってくる、これは私も経験しましたけど、本当に感動ものです。ぜひライトアップやイルミネーションで飾りつけた清水のまちに竜が出る、そんなインパクトで宿泊客を呼び込むことが経済効果につながるんじゃないかと思います。  今後、副委員長といろんな形で相談しまして、報告書あるいは提言書というものを作成していきたいと考えておりますので、ぜひ委員の皆さんには、御理解いただきたいと思います。何か付け加えることがあれば、御発言をお願いいたします。             〔発言する者なし〕 29 ◯早川委員長 先ほどの皆さん方の質問もいろんな形で反映させて、取り入れていきたいと思っておりますので御理解ください。      ────────────────────────────── 30 ◯早川委員長 それでは、特にないようですので、以上で本日の特別委員会を閉会します。                 午後2時43分散会      ────────────────────────────── 清水都心まちづくり特別委員長  早川 清文 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...