静岡市議会 2020-03-12
令和2年 都市建設委員会 本文 2020-03-12
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時開議
◯大石委員長 昨日に引き続き、
都市建設委員会を開会します。
本日は、
建設局所管の議案1件の審査を行います。
なお、本件につきましては、昨日の
都市局所管分の討論と採決も併せて行います。そのほか、報告事項が2件あります。
審査に先立ち、委員の皆様と説明員の皆様にお願いしますが、
委員会記録作成の関係から発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。
なお、説明員の皆様へのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は
委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは委員がパネルについて質問する際にも同様にお願いします。
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◯大石委員長 それでは、議案審査に入ります。
議案第30号中所管分を議題といたします。
本件について当局の説明をお願いします。
〔当局説明〕
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◯大石委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
委員の皆様は、質問の際に議案番号やページ数、項目を述べていただくようお願いします。
質疑はありますか。
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◯平井委員 それでは、ピンポイントでお伺いしたいと思います。
初めに、資料-2の128ページ、
女性技術者活躍推進事業についてです。
初めにお伺いしたいのが、計上されている予算額70万円の内容を教えてください。
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◯加藤技術政策課長 平井委員の御質問の予算額70万円の内訳についてお答えします。
内訳としまして、講演会、
意見交換会の会場費用に50万円、講師謝金の費用に10万円、あと参加した
女性技術職員の交流のために配布する
ノベルティーを用意しまして、その費用に10万円の合計70万円を計上しております。
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◯平井委員 この講演会、
意見交換会ですが、本市にも女性の
技術職員がいらっしゃると思うんですが、本市の
女性技術職員は何名いるのか、また
民間事業者の
女性技術者は何名いるのか、分かれば教えてください。
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◯加藤技術政策課長 本市の
女性技術職員の人数ですが、現在50名おります。そして今回、
意見交換会に参加を見込んでおります
民間事業者の
女性技術職員としましては、30名ほど見込んでおります。
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◯平井委員 今、民間の方が30名見込まれているということでお聞きしました。内容には
女性技術者100人集合という形で書かれてはいるんですけども、もしも反響が大きくて100人を超えた場合、どう対応されるのかということと、この
意見交換会、講演会は女性限定で男子は禁制というか、そういったところをお聞きしたいです。
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◯加藤技術政策課長 意見交換会に100人という高い目標を掲げております。難しいかもしれませんけども、現段階では100人収容できる会場の確保とともに、参加につきましては、
事前申込みを予定していまして、参加人数の把握を予定しております。あと、状況を見ながら100人を超えた場合、できる限り皆さんが参加できるように追加で会場を手配する対応を考えております。
女性だけじゃなくて男性もということですけど、
意見交換会の場合は女性に限定したいと思うんですけど、その前に、豊富な経験を有した
女性技術者の講演会を予定しておりまして、そちらのほうには男性の参加を見込んでおります。
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◯平井委員 次に行きます。
資料-2の129ページ、
道路新設改良事業についてです。
初めにお伺いします。この事業の
予算編成の方針を教えてください。
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◯塚田道路計画課長 道路新設改良費の
予算編成方針についての御質問でございます。先ほど、
道路部長から御説明させていただいたとおり、静岡市の
道づくりに基づいて4つの基本方針で道路部の
予算編成をしております。
そのうち、
道路新設改良費に特に関係してくるところですが1番目の
地域活性化に貢献する
道づくりというところに重点的に
予算配分を行っているところでございます。
地域活性化に貢献する
道づくりも、さらに4つに細分化されております。まずは物流でもそうなんですけれども、連携強化と交流促進をする
道路整備、それからこれは当然なんですけども、
渋滞対策、それから我が市が抱えている大きな課題、山間地の
道路整備ですけれども、オクシズにつながる
道路整備というところを、大きく分けてやっております。特に、日頃から
道路行政をやっていく中で地域の皆さんが困ったときにレスポンスよく対応するというところで
生活道路にも重点的に
予算配分をした
予算編成とさせていただいております。
大くくりの話としてはやはり経済状況が厳しい中、いかに国の交付金を取ってくるかというところもございますので、その事業に対していかに交付金を活用していくかというところも考えながら、
予算編成をさせていただいております。
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◯平井委員 今、4つあるということで、その中で重点的に進めていく事業というのは先ほどお話しされたところの最後に言われたところ、すみません、もう一度、説明をお願いします。
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◯塚田道路計画課長 4つに細分化した事業ということで御説明させていただいたわけですけれども、1点目の連携強化と交流促進というところでございます。これはまさに
インターチェンジとか清水港であるとか、
あと工業団地といったところへの
アクセス道路を積極的に整備していきたいなと考えております。清水港への
アクセス道路といたしましては、国道150号の久能拡幅、それから
清水富士宮線、
静岡インターへの
アクセス道路といたしまして、
都市計画道路名で言いますと静岡駅賤機線、道路名で言いますと
井川湖御幸線の
アクセス道路の整備を進めてまいります。
そのほか、工業団地への
アクセス道路につきましては、
日本平久能山スマートインターチェンジの周辺で今、工業系の区画整理をやっていますので、そちらへの
アクセス道路といたしまして
山脇大谷線の整備を推進してまいります。
もう1つ、うちの事業ではないんですけれども、市の東西軸というところで、今、
静清バイパスの清水立体をやっているわけなんですけれども、ここは
直轄負担金という形になりますけれども、ここも積極的に支援していきたいと考えています。
続きまして、
渋滞対策ですけれども、静岡市の
中心市街地を通っている
丸子池田線の整備を積極的に進め、
渋滞対策もしていきたいと考えています。
3点目ですけれども、オクシズの活性化、こちらは
清水富士宮線の、先ほどのバイパスじゃなくて、もうちょっと山のほうに入ったところの清地というところに狭隘区間がございますので、そちらの整備を推進していきたいと考えております。
生活道路のところはやはり迅速に対応するということで、各路線ではございませんけれども、幅広く地域の声を拾わせていただいて、委員の皆様の声も反映させていただいて、なるべく迅速に対応できるように予算確保をしてまいりたいというところでございます。
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◯平井委員 今、御答弁頂いたところの道路で
丸子池田線がありました。私の地元なもんですから、その辺の工事の概要についてお聞きしたいと思います。
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◯伊藤駿河道路整備課長 都市計画道路丸子池田線の
事業概要と今後のスケジュールについて御説明させていただきます。
本路線になりますけど、丸子六丁目の国道1号交差点から静岡大橋を経て、
日本平動物園線に接続する駿河区を東西に横断する延長約9キロの
都市計画道路、
主要幹線道路でございます。平成30年8月に八幡3工区が完成したことにより、丸子六丁目から
東町豊田線──
産業館西通りになりますけど、そこまでの約6.5キロが完成しております。
延長ベースで言いますと72%程度の進捗になります。
事業概要ですけど、本年度、事業認可を受けました場所が今、お話しさせていただいた
東町豊田線──
産業館西通りの東側の交差点になります。そこから
宮前大谷線、
済生会病院の東側の交差点までの840メートルが本事業区間でございます。
現在、用地買収のための官民境界の確定業務、それから
道路詳細設計等を実施しておるところでございます。令和2年度以降につきましては、
物件調査等を行い、用地買収を経て、早期に工事着手できるよう進捗を図ってまいりたいと考えております。
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◯平井委員 続きまして、資料-2の129ページ、
河川構造物耐震・
津波対策事業についてですが、本市における取組と現状を教えてください。
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◯澤野建設局理事(
土木技術担当)
平井委員からの御質問の本市における
河川構造物耐震・
津波対策事業の取組と現状についてお答えします。
本事業は、
東日本大震災を受けて改正された国及び県の新たな基準に基づき、既設の
津波対策水門などの
河川構造物の改修を行うものであります。基準の主な改正点は、まず設計津波高さが変更されたこと、次に地震により水門機能を失わないように補強すること、さらに施設の操作人の安全を確保することの3点になります。
事業の耐震施設は、駿河区の
浜川水門、旧
大谷川排水樋管及び清水区の
向島排水樋管の3施設になります。
それぞれの施設を新たな基準で調査した結果、
浜川水門は施設のかさ上げと
耐震補強が必要であったことから平成26年度に工事に着手し、令和3年度に完了の予定となっております。また、
向島排水樋管及び旧
大谷川排水樋管は、調査の結果、
耐震補強と操作人の安全を確保する対策が必要であったことから、
向島排水樋管は今年度より工事に着手し、令和4年度まで、旧
大谷川排水樋管は令和5年度までの完了を目標としております。
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◯平井委員 それでは、事業内容の
向島排水樋管の
耐震補強及び
自動閉鎖化工事の目的を教えてください。
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◯鷺坂土木事務所長 向島排水樋管の
耐震補強と
自動閉鎖化工事の目的ですけど、まず場所の説明です。清水区蒲原の一級
河川富士川の河口より50メートルほど上流の右岸側に位置する
普通河川蒲原谷津沢川にある樋管でございます。この樋管は、富士川の堤防の内側に設置されております。
パネルの1つ目の写真です。富士川の堤防から
向島排水樋管を見た写真です。
2つ目の写真は、富士川の河川敷から樋管の排水溝を見た写真です。排水溝の大きさは、幅2.3メートル、高さ1.9メートルで、2連の排水溝となっております。
続きまして、工事の目的の説明ですが、平成23年3月の
東日本大震災におきまして、津波により水門・陸閘の操作に携わった多くの方が命を落としたことを教訓に、平成27年4月に津波・高潮対策における水門・
陸閘等管理システムガイドラインが改定され、
現場作業員の安全を最優先する
操作ルールの明確化が決められたことから、本市でも早急な施設改善が求められております。
当樋管は、富士川の最下流部に位置しまして、操作人は近隣の地元住民が担っており、現地で手動により閉鎖作業を行っております。津波が予想される場合は、施設へ来て操作を完了するまでに約20分を要することから、津波到達の想定時間内に作業を完了して、安全な場所まで避難することが不可能です。そこで、地震発生時に水門操作の操作人を要しない
自動閉鎖化と施設が地震後に確実に機能する
耐震補強を行うことを目的に工事を実施しております。
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◯平井委員 耐震補強、閉鎖化の必要性、目的をお聞きして分かりました。
そうしましたら、工事の内容、また期間と概要を教えていただきたいと思います。
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◯鷺坂土木事務所長 工事の内容と期間等について御説明いたします。
この工事は、第1期と第2期に分けて施工します。現在は第1期工事として、令和元年度の2か年
債務工事を実施しております。主な工事内容は、水門が地震により閉まらなくならないように水門を支える門柱を鉄筋コンクリートで
耐震補強する工事を実施しております。工期は、令和元年11月15日から令和2年7月17日までです。令和2年度は第2期工事として、
自動閉鎖に必要な
通信ケーブル設置工事と既存の水門とは別に自動で開閉する
フラップゲート、これ
逆流防止弁ですけど、
フラップゲートを設置します。予算は、令和元年度2か年
債務工事の令和2年度分は1,400万円とその後に発注します令和2年度工事の6,600万円となります。
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◯平井委員 もう一度確認ですけども、初めに質問させていただいて、
向島排水のほかに浜川と旧大谷川もあったと思うんです。そういったところの工事も別の場所であるとお聞きして、静岡市内でほかに耐震とか
自動閉鎖が必要な樋管とか水門とか、そういったものはあるんでしょうか。
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◯牧野河川課長 平井委員からの御質問にありました、今、挙げられた3施設以外に対象となる施設はないのかということになりますけれども、現在、既設の水門として考えられているのが3河川。それに加えまして、河口部に何も対策がされていない河川につきましても、平成26年、27年に調査をいたしまして、対策が必要であると思われる施設が、河川課または
土木事務所が管理するものとして85河川ありました。そのうち40河川については対策が必要ということで、こちらにつきましては、先ほどの1番目の御質問にありました既設の改築ということではなくて、新たに加えていくべきかどうかということをこれから施設の改築後に進めていきたいと考えております。
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◯平井委員 最後の質問になります。監査委員で質問ができない丹沢委員に代わって質問させていただきたいと思います。
土木工事などで平準化のお話ですけども、工事発注の年間の平準化についてお伺いいたします。
近年、かなり平準化が進んできたとは思いますが、来年度における考え方、数値目標などがあれば教えてください。
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◯加藤技術政策課長 令和2年度の平準化に向けた方針という御質問にお答えします。
建設局においては、昨年の9月から平準化の基本方針を打ち出して、平準化を進めておるんですけど、平準化の中で
Aプラン、Bプランの2つの取組を行っています。
Aプランにつきましては、工期6か月未満の工事について前期、後期で施工者が2回受注できるようにということで進めています。
Aプランにつきましては、昨年からゼロ
債務工事を増やして、来年度前期に令和2年の30%の目標について、今年度、約42件のゼロ
債務工事を発注して、目標の30%はクリアできるような方向で、発注を来年度以降もやっていくつもりでおります。
あと、Bプランですが、
債務負担行為で
複数年債務を利用してやっていくという取組ですけれど、今回の議案でも
複数年債務の計上をさせてもらっていますけども、そちらのほうも昨年に比べて件数を増やして工事の発注予定をしておりますので、順調に進んでいるかと思います。
今後につきましては、この方針を受けて、今は建設局だけの取組でありますけれど、他の部局にも広めていきたいと考えております。
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◯大村委員 それでは、議案8)の107ページ、
街路築造費補助金の中に防災・
安全社会資本整備交付金があります。その中で1つ聞きたいのが日の出町押切線に6,700万円余の交付金がありますが、これはどこを指しているのか教えてください。
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◯塚田道路計画課長 109ページの日の出町押切線の交付金はどこに充てているのかという御質問ですが、目下事業をやっております新幹線から北側の北脇工区です。そこの交付金という形で御理解いただければと思います。
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◯大村委員 そうすると、今はまだ卵にもなっていないんだけど、日の出町押切線のところで清水地区で橋を架けたい、これはあくまで防災という名目があるもんで、こういったものが事業として実施ができるよといった場合に、この交付金を充てていくのですか。
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◯塚田道路計画課長 交付金の種類は、年替わりでいろいろ替わるものですから、その年によって重点的に整備されるところは変わってきます。現在、この交付金を使っていくという形になるんですけれども、委員おっしゃったとおり、今、
清水港周辺では物流だけじゃなくて、
にぎわい創出というところもありますので、そういう観点で、都市局のほうでもいろんなメニューの創出ということがあります。その情報をしっかりつかんで、一番効率のいい交付金でいければなということで考えております。その橋の部分は、まさに清水港に抜けるところですので、そういった要素を踏まえた中で、今後、検討しながら事業を進めていくという形になります。
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◯大村委員 また、その辺はアンテナを高くして、先ほど来、言っているように、国からたくさん予算を持ってくると、そんな気持ちで我々も頑張りますし、一緒になってやっていきたいなと思います。
先ほど糟屋次長から令和2年度の予算について説明があった。その中に、いわゆる河川とか地震・津波対策、そういったものに建設局としては力を入れていきたいという説明があったと思うんですが、その中で例えば、静岡市内にも県が管理する河川、市が管理する河川というのがあると思うんですけど、特に私が聞きたいのは、巴川は県が管理する河川でありますが、これについて我々の情報では、これから巴川のしゅんせつをして、いろいろなものに備えていくということで、非常にありがたい。先ほど答弁された
澤野理事は県に帰られるということでございますが、
澤野理事からもいろいろ説明を受けまして、非常にありがたいなと。
こういう形で県から市に来てくれる職員がおられると、そういった情報を我々もつかめるんですが、県の
管理河川で巴川に限らずほかの河川で、特にしゅんせつ的なもの、川自体に木が生えていると、そういった市民から何とかしてくれないかという要望が結構あるんですが、県に頼んでもなかなか進まない。そういった事業がなかなか進んでいかないようなことがありますので、そこら辺の対応を我々も非常に苦労しているんですが、何かそういったいい対応策があれば教えていただきたい。
そして、市の
管理河川につきましては、市の河川課が一生懸命頑張ってくれておりますので、そういった苦情は余りないと思うんですが、県が管理する河川についてはそういったものが非常に多いもんですから、その対応を予算だけでなくて、ソフト面にも力を入れて頑張っていただきたいな、その点について、答弁があればお願いします。
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◯澤野建設局理事(
土木技術担当) ただいま、大村委員から県
管理河川のしゅんせつについて御質問がございましたけれども、お答えしたいと思います。
西日本豪雨等を受けまして、全国的に補助事業等で河川のしゅんせつといったメニューもここ2~3年できております。県
管理河川におきましても、そのようなメニューを使って維持的なしゅんせつ、堆積した土砂あるいは樹木の伐採といったことで、除去する事業がございます。県管理の河川でもここ2~3年の間にそのような事業を全県的に行っているところでございます。静岡
土木事務所管内の河川においても、そのような事業をやっているということをお聞きしております。市あるいは地元の方から要望があれば、そのようなことを県にお伝えして、地元の要望があるということで強く要望していくことで、県のほうも全てではないと思いますけれども、ある程度対応していると思いますので、またそのような要望があれば、どんどん県のほうに出していただければいいかと思います。
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◯大村委員 澤野理事が県に帰られたときに、ぜひ市と県と一緒になって市民が困らないような形で対応していただけるとありがたいと思います。よろしくお願いします。
次に、資料-2の129ページ、国直轄道路事業負担金であります。
これにつきましては、国の事業でございまして、今、市が約21億円の負担金を出しているわけでございますが、その21億円の中身、何に充当しているのか分からないものですから、その辺を教えていただきたい。それと併せて、この事業につきましては、約600億円のお金がかかると、そういう中で、当初は国のほうも20億円か30億円ぐらいしか予算をつけなかった。それが今、60億円ぐらいついている。60億円ついても約10年かかってしまう、そういった非常に大きな事業でございまして、今のコロナウイルスじゃないですけど、終わりがいつか分からない。
おととしですか、この立体の事業のセレモニーがありました。これは望月義夫先生がまだ生きているときでございますが、そこに10人ぐらいの国会議員が来ておりました。その中で誰一人として、この工事はいつ終わる、いつ完成するという言葉が聞かれなかった、非常に珍しい式典かなと思って聞いていたんですが、それほど大きな、莫大な金もかかるし、やはり毎年60億円の予算は国会議員の先生方に取ってもらわなきゃいけない、その中で、市も21億円を出しているということでございますので、市も10年で210億円ですよ。これが10年で終わればいいけど、15年かかってしまうと、またお金がかかってしまう。そんなこともありますので、この21億円の内訳を教えてください。
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◯塚田道路計画課長 21億円の
直轄負担金の内訳でございます。大村委員からお話を頂いたとおり、多くが
静清バイパスの清水立体の、いわゆる分母が600億円の事業の負担金という形になっておりまして、来年度はその21億円のうち負担金として17億円、事業費といたしましては、推計するところ約52億円と見込んでおります。
ただ、
直轄負担金は改築のお金だけではなくて、そのほかにも国道1号で今、無電柱化事業を行っておりまして、そちらのほうにも割り当てられるということでございまして、そちらは
直轄負担金で約2億円、それから事業費で約4億円という形で見込んでおります。
最後ですけれども、安全対策も同時にやっているというところもございますので、こちらは主に自転車走行空間の確保ということで交通安全事業もやっておりまして、そちらについては負担金で約1億5,000万円、それから事業費といたしましては4億円弱を見込んで、予算要求をさせていただいております。
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◯大村委員 自治会長さん以外の住民の方で、こういった事業を知っている人は余りいないんですよ。自治会長さんにはいろいろ説明に行くんだけど、ほかの一般の人たちにはこういった情報が入っていない。そうするとやっぱり一般の市民の方が言ってくるのは、何にこんなにお金を使っているのと聞かれても分からない。
だけど、今、立体だけでなく、いろいろなところにも使っている、電線の地中化にも使っている、そういうことをもっとPRしていく必要があるだろうなと感じました。
その中で、本当にこの工事が早く終わってほしい。信号機が6つあるけど全部なくなるわけで、非常にスムーズに行くんです。上のバイパスはスムーズに行くんだけど、今度は降りたときに、バイパスの下のほうの混雑が物すごくひどい。これはもう私も何回か言ったことがあるんですけど、いわゆる県立総合病院とか中央市場とか、そういったところで物すごく混んでしまう、今、我々が住んでいる八坂のところも非常に混んでいて、朝は5~6回の信号待ちをしなければバイパスに乗れない、こういった状況が続いておりますので、これがまた10年も続いていくじゃ、とてもじゃないと。
そういう対策というのは非常に難しいんだけど、何かうまくやっていただきたいなと、この間の質問でもしたんだけど、一向に解消されなくて、もっとひどくなっているというのが実情なので、そこら辺は国といろいろ情報交換しながら、そういったものも言っていただきたい。我々も議員の立場でありますので、言っておきますけど、また行政のほうからもそういうので苦労していますよと、上はスムーズに流れていても下が流れないじゃどうしようもないもんですからね、そこら辺を頑張っていただきたい。そんなことで答弁があればお願いします。
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◯塚田道路計画課長 長らくいろんな御迷惑をおかけしているところですけれども、
直轄負担金を負担しているのは国の事業だけじゃなくて、私たち共同事業体だと思っています。なので、あそこの
渋滞対策は国もそうですけれども、市も考えていかなきゃいけないというところでございます。この事業を国と一体となってやっていく。できたらそれでよしではなくて、その後のこともしっかり考えて、そこの出口のところが混んでいるのであれば、そこも共同事業者としてしっかり国のほうに訴えていく。当然、うちの事業でやっている話なので、そういうところを発信していければなと思っていますし、清水立体は目に見えてというところもあると思うんですけども、国と議論しながらできる限り渋滞の起こらない方法を検討しているところでございます。
前にもお話ししたかもしれませんけれども、今、清水立体については下部工の工事をやっているんですけども、下部工というのはアルファベットのT字で造った、上のTの平のところに橋を乗せていくという形ですけども、今までは全部コンクリートで造っていくというところがあるんですけれども、そうするとTの下のところも型枠を組まなきゃいけないので、そこも占用されてしまうということで、占用範囲が非常に広くなってしまうというところがございます。そういったところもできる限り縮小するということで、Iのところはコンクリートでやりますけれども、Tの形の上のところは工場で造ってきて、上にぽんと乗せるだけというようなところもいろいろ工夫しながら、皆様の御迷惑にならないような工法を取っているところでございます。ただ、そうはいってもいろいろな苦情もあると思いますので、しっかりと地域の声に耳を傾けて、国と連携しながら考えていきたいと思っています。
36 ◯田形委員 それでは、2点ほどお願いします。
資料-2の159ページ、
債務負担行為の一般県道静岡焼津線石部海上橋
耐震補強・補修事業費についてお伺いします。
工事の
事業概要と現在の状況について教えてください。
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◯伊藤駿河道路整備課長 田形委員御質問の静岡焼津線石部海上橋の橋梁
耐震補強・補修工事の
事業概要と現在の状況について御説明させていただきます。
まず、場所ですけど、JR用宗駅の前の静岡焼津線を西へ約1.7キロ行きました駿河区石部地内に位置しております。この橋梁につきましては、昭和47年、架設をしておりまして、47年ほど経過をしております。橋長が360メートル、全幅7.0メートル、9径間の海上橋でございます。
事業概要ですが、平成28年度に橋梁点検を行いました結果、経年劣化によるコンクリートの剥離やひび割れなどが確認され、橋脚補強や落橋防止装置の設置、ひび割れ補修を行うものでございます。
現在の状況ですけど、本年度、2年債務で工事を発注しております。内容が9径間のうちの東側の1径間、橋台と橋脚、それから橋台と橋脚を結ぶ床版部分の
耐震補強・補修を行います。これについては、令和3年3月を完成予定としております。この工事の進捗は、現在のところ、事業費ベースで約30%でございます。
〔発言する者あり〕
38
◯伊藤駿河道路整備課長(続) 2年債務を設定していますので、令和3年3月の完成予定でございます。
39 ◯田形委員 それでは、この工事の
債務負担行為の理由と今後のスケジュールについて教えてください。
40
◯伊藤駿河道路整備課長 債務負担行為の理由ですけど、令和2年度に発注予定の
耐震補強・補修工事に係る工事の期間が16か月を要しますことから、
債務負担行為を設定するものでございます。
今後のスケジュールですけど、令和2年度に先ほどの東側から1径間、この続きの2径間を同じく2年債務で発注の予定でございます。全体完成までおおむね5年くらいを目標に頑張っていきたいと思っておりますけど、本年度から9径間のうちの1径間を始めたばかりであるということと、総事業費が約20億円、それから作業自体が海上での特殊な作業で、海上で仮設を架けるんですけど、そこへの材料の運搬等、一般的な工事よりも期間を要するところはございますが、発注の計画とか工程管理を密に行って、早期完成を目指していきたいと考えております。
41 ◯田形委員 次に国道150号についてお聞きします。
資料-2の129ページの5段目にあります
道路新設改良事業における国道150号久能拡幅についてお伺いします。
現在の150号久能拡幅について、用地取得状況を教えてください。あと、何か所というか何件分、そしてトータルで何メートルあるのか教えてください。
42 ◯白鳥
駿河道路整備課用地担当課長 国道150号久能拡幅の用地買収の進捗状況についてでございますが、工区の西側、大谷地区境から清水方向に向かって1.3キロの西平松地区につきましては、用地買収が完了し、拡幅工事も現在完了しております。残りの延長2.9キロメートルのうち根古屋・安居地区を中心に買収を優先的に進め、このうち1.5キロメートルの買収が完了しております。ということで、総延長4.2キロメートルのうち買収済みは2.8キロ、残延長は1.4キロメートルとなっており、令和2年度も引き続き用地買収を実施してまいります。
あと何年かということでございますが、早く終了したいところでございますが、農業を続けたいという方もおいでになり、一生懸命交渉をやっているところですが、できるだけ早く終わりたいと考えております。
〔「何年じゃなくて、何件……」〕
43 ◯白鳥
駿河道路整備課用地担当課長(続) 区画については全体で195区画ある中で、契約済みが93区画なので、残りが100区画くらい、小さいところがたくさん残っております。面積にすると面積にすると34%くらい残っております。
44 ◯田形委員 私もちょこちょこ清水へ行く用事があるもんですから、朝行きますといつも渋滞しているもんですから、今回の質問でございます。
それで今、言いかけたんですが、私も行くについていつも渋滞でかりかりしているわけじゃないですが、いつできあがるのかなと、完成の目標年度を教えてください。
45
◯伊藤駿河道路整備課長 目標年度をお話しする前に、
事業概要、工事の進捗を御説明させていただいてよろしいでしょうか。
静岡市の中心部から7キロというのは、皆さん御存じだと思います。大谷から清水区の境の駿河区根古屋までの4.2キロが事業区間になっております。そのうち、今年度までに1.3キロ完成しておりまして、
延長ベースで約30%になります。今年度も工事を発注しておりまして、これは先日、繰越しの承認を頂いた件ですけど、これが年度明け、夏前に工事が終わります。そこで約40%の進捗が見込まれております。
それから、令和2年度に根古屋になりますけど、久能山東照宮の交差点までの330メートルを拡幅予定で、ここについては渋滞解消を目的として、先行してやっていく形になります。
それから、中平松の120メートルを令和2年度に同じく施行する予定です。それが終わりますと、もちろん見込みになりますけど、
延長ベースで約50%になります。事業が平成20年度から始まっていまして、もう10年経過していますけど、やっと折り返しというところでございまして、この後、用地の買収次第というところもありますけど、おおむね平成30年代でいうと後半ぐらいをめどに、(「令和で」)令和ですと何ていうんですかね、元年度代の後半とは言えないので、平成30年代後半くらいをめどに……
〔発言する者あり〕
46
◯伊藤駿河道路整備課長(続) そうですね。その辺は事業費も大きいところがありますし、用地の買収もありますけど、おおむね5年くらいを目標に頑張っていきたいと考えおります。5年は難しいかもしれないですけど、頑張ります。目標でございます。
47 ◯水野委員 それでは、伺っていきますが、質問の事前レクで大分理解しましたので、2点だけ質問させていただきたいと思います。
先ほど、
平井委員からも質問がありましたが、資料-2の128ページ、
女性技術者活躍推進事業について伺っておきます。令和2年度の重点事業の概要の192ページにこの事業の概要が記されているわけですが、それを読みますと、この事業を通して、孤独感が薄れ、安心感、連帯感が生まれるとありますが、この
女性技術者はそんなにやわじゃないなと思いますね。これを通して孤独感が薄れるというのはちょっとどうかと思ったもんですから、そういうことよりは建設業に従事してもらえるための魅力を伝えるような、そんな会のほうがいいんじゃないかなと。ここに女性の技術者さんがいるんですが、本当はそういう人にやりがいを言ってもらうのがいいと思いますが、説明のポジションにないということで、それから、女性に魅力を植え付けるということで、どういうふうに考えているのか、そして、
女性技術者の実態を的確に捉えているのか、伺います。
48
◯加藤技術政策課長 水野委員の御質問にお答えさせてもらいます。
今、技術職の女性職員ですけど、課長級以上、係長級以上の女性職員がいませんで、これからそういう職員が増えてくることを願ってこの事業を始めるというのが目的であります。そこで代わりに私のほうから御説明させていただきます。
まず、
女性技術者の実態をどのように捉えているかという御質問についてお答えします。この事業に取り組むに当たりまして、本市に
女性技術職員が50名います。その職員に対して、業務状況とか職場環境、福利厚生などに関するアンケートを実施しております。このアンケートの結果で、今、
女性技術職員が職場とか業務でどんなことを感じているのか、何を求めているのかという率直な意見を聞くことができました。このような声を今後この事業に反映させていきたいと考えておりますので、実態に合わせた形で進めていきたいと考えております。
次に、今後、多くの女性に技術者の魅力をどのように植え付けていくかという御質問ですけれど、先ほど平井副委員長からの御質問でも今回の参加者は、
意見交換会で本市の
技術職員、あとは民間の建設会社、コンサルタント会社にいる
民間事業者の
技術職員の参加を見込んでいるとお答えしましたけど、それに加えて、今、静岡県及び近隣の市町の
女性技術職員にも参加を呼びかけようとして、できれば高い目標ですけど、100人集めたいなと考えております。
それに加えて、今、検討段階でありますけれど、将来、技術者を目指している理系の女子大生、高校生にも可能な限り参加を呼びかけて、この講演会、
意見交換会に参加してもらって、
女性技術者からいろんな情報を得ていただきたいなと考えております。
今回、
意見交換会は建設業で女性が活躍できる環境整備の第一歩と考えておりまして、まずは
女性技術者のネットワーク構築を目指しております。この中でいろんな意見が出てくると思いますけど、そういう大勢の意見が、働き方改革とかが叫ばれている時代の中で活躍できるいろいろな提言ができるのかなと、可能性を秘めているのかなと考えております。これを機に産学官連携を図って、建設業界の発展とともに、多くの女子学生・生徒が建設業を目指せるように魅力を発信してまいりたいと考えております。
49 ◯水野委員 ちょっと分かりにくいんですよ。テレビなんかでいいますと旭化成の宣伝で、化学に興味のある女性が工場を見学してどうのこうのってやっていますよね。あれは技術じゃないんですよ、そういうようなことで科学者を増やすというようなことをやっているんですが、魅力というのはさっき言ったように、ここにいる女性は本当に数少ない人数で、そういったことを語ってもらえるのがいいとは思いますが、私ちらっと調べたら、日本の
女性技術者が少ないのはなぜかというようなことで見てみますと、やはり工学部の人が少ない。ある大学でいうと1,100人中、女性が8人だというような数字もあるし、それからOECDの調べでいくと、IT業界の
女性技術者は日本が最も低いというようなデータがあるわけなんです。そういう意味で、これからの
女性技術者の課題をどういうふうに考えているのか、伺います。
50
◯加藤技術政策課長 水野委員の
女性技術者の課題についてお答えさせていただきます。
先ほども申しましたけど、
女性技術者に対してアンケート調査を実施した中の結果ですけど、この中でいろんな御意見がありましたけど、多くあった意見が課題となるのかなと考えております。
1つには、今、
女性技術職員が50名ほどいますが、その中で40代以下の職員が多くて、係長以上の職員がいないというお話をさせてもらいましたけど、そういう中で、相談できる、いろんな経験を伝えていける職員がいない、経験豊かな女性の
技術職員がいないということが1つ課題として挙げられると思います。
これは作業環境、就業環境になるんですけど、現在使用している作業着は男性用というわけではないですけど、女性の体形に合うサイズがない。あと、女性の問題として妊娠中に着用できるものではないという意見もありまして、働きやすい作業着を望まれる声も多くありました。
3点目として、庁内的な施設の問題ですけど、女性のトイレ、更衣室がスペース的に狭いもんですから、そういう部分の拡張を望む声があります。これに関しては建設現場でも女性専用トイレの設置とか更衣室の設置とか、そういうところにつながっていくものと考えております。
その他、いろいろ課題と思われることを含めて、今後、
女性技術者の就業環境の改善に向けて、関係各部局や団体と協議して改善を図っていきたいと思っております。
51 ◯水野委員 外も内もそうなんですが、やっぱり技術者はかっこいいな、なってみたいなという、そういう魅力をぜひ発信していただきたいと思います。
最後の質問ですけれども、予算事項別明細書の472ページです。道路橋梁災害復旧費について伺います。
昨年度は、約5億3,000万円だった予算が今年度は約25億8,000万円という、膨大な予算が増額されております。約20億円の増額になっていますが、その増額の理由と内訳について伺います。
52 ◯朝比奈道路保全課長 20億円の増額の理由と内訳について御説明いたします。
今回の増額ですが、近年の台風等の風水害の激甚化を踏まえ、早期に復旧対応ができるように災害復旧費の増額及び昨年の台風19号による災害復旧工事の工期見直しに伴い、2月補正にて減額させていただいた災害復旧事業費を当初予算に組み替えたことによるものです。今までは当初予算を超えるような災害が起きた場合、補正予算を計上するまで既存の予算で一時的に対応するなど、予算措置をさせていただいておりました。今年度も5月の豪雨と10月の台風19号によって、9月と11月に総額約14億円の補正を行っております。災害が起きるたびに補正をするのではなく、速やかな災害対応が可能となるよう、災害復旧費を今回15億円増額させていただいております。
さらに、2月補正にて減額した主要地方道梅ケ島温泉昭和線、湯ノ森山ほか3か所の災害復旧事業費の合計になりますけど、こちらを当初予算に組み替えさせていただいたことにより、合計20億円の増額となっております。
53 ◯水野委員 資料-2の130ページ、道路維持関係の管理費について伺いますが、国の将来の維持管理・更新費の推計を見てみますと、喫緊の事後保全の取組で8.5兆円、それに対して予防保全での取組で6.6兆円の減額になると、取組の実態によって2.5兆円の差が出てくるという試算をされているわけでございます。これは施設の機能や性能に不具合が発生したら見直すという事後保全と発生する前に直す予防的な保全を実施することによって約30%の縮減が図れるということでありますけれども、市も同じように予防保全の考え方に取り組むことで効果が得られると思われますが、この点について伺います。
54 ◯朝比奈道路保全課長 予防保全と事後保全、保全の形で市が取り組んだ場合、どれくらいの効果が得られるのかということについてお答えいたします。
本市においては、平成30年度に橋梁に対して同様の試算を行っております。この試算によりますと、壊れる前に補修していくという形の予防保全に本格的に取り組んだ場合に、今後50年間で維持管理費は約234億円、年間に直しますと、平たく割るということなんですけど、4.7億円の縮減が見込まれると試算されております。
55 ◯安竹委員 私から何点かお願いしたいと思います。建設局でありますので、それこそ年間通じていろいろ広範囲にお世話になることがたくさんありまして、特に災害の復旧につきましては、本当に大げさな意味じゃなくて、あるときは命を懸けて頑張っているんじゃないかなと、そういう現場もあるわけですが、ありがたいことだと思っています。
技術政策課に尋ねます。
128ページの建設発生土対策事業で、建設発生土のストックヤードの管理があるわけであります。実は昨年、藁科奥に建設発生土が運ばれているというような事案が発生して、それが鮎の釣り場であるきれいな藁科川を汚す原因になっているんじゃないかということで私、幾つか質問したわけであります。そのときに、市の仕事で発生する建設発生土は1粒もそこには持ち込まれていないということが分かったわけです。それで、発生土にもいろいろあるんだなということで、いい意味の驚きをしたわけであります。そんなことも踏まえまして、発生土の取り扱いというのは民間に対するある意味ではモデルになっているんじゃないかと思うわけです。そういったことも含めまして、今回お伺いしたいと思います。
少なからず、いろんな事業で建設発生土をたくさん抱えると思うんですが、ストックヤードの過去3年間の利用実績について教えていただきたいと思います。葵区、駿河区、清水区、それぞれにストックヤードがあるようですが、そのことも含めて教えていただきたいと思います。
56
◯加藤技術政策課長 安竹委員の御質問の過去3年間でよろしいですか。各ストックヤードの利用状況と実績ということです。まず、平成28年ですけれど、葵ストックヤードに入ってくる量と出る量を合わせて960立方メートルでした。駿河ストックヤードでは8,800立方メートルでした。清水ストックヤードでは5,300立方メートルで、3か所合計で1万5,060立方メートルございました。
平成29年度では葵のストックヤードが2,980立方メートル、駿河ストックヤードが5,350立方メートル、清水ストックヤードが3,170立方メートル、合計で1万1,500立方メートル、平成30年度は、葵ストックヤードで5,680立方メートル、駿河ストックヤードでは630立方メートル、清水ストックヤードでは6,520立方メートルで、合計1万2,830立方メートルございました。
過去3年間でいいますと、1万立方メートルから1万5,000立方メートルぐらいの利用実績がありました。
57 ◯安竹委員 今、数字が並べられたんですが、後で資料として出していただきたい。要望しておきます。
次に移ります。
129ページの
道路新設改良事業について伺いたいと思います。
事業内容の説明で何か所か路線が出ているわけでありますが、この
道路新設改良事業において、先ほども国庫補助金の話が出ましたけども、各路線の補助率はどんなふうに配分されているのか、教えていただきたいと思います。
58
◯塚田道路計画課長 安竹委員の各路線の補助率について御説明をさせていただきます。資料-2で御説明するのが一番分かりやすいと思いますので、資料-2の129ページの上から5段目の道路計画課の資料で御説明させていただきたいと思います。
今、安竹委員からお話があったとおり、補助率、特定財源と書いてあるところがそれに当たるわけですけれども、おっしゃるとおり10分の5.5とか2分の1、10分の4とか3分の1とかいろいろな補助率があります。それが各路線にどういうふうに当たっているかというところですけども、客観的に言ってしまいますと、その上に各路線名の記載がありますけれども、国道150号静岡バイパスは2分の1です。その後の久能拡幅が10分の5.5、主要地方道
井川湖御幸線が2分の1、
山脇大谷線が10分の5.5、主要地方道
清水富士宮線が10分の5.5、羽衣海岸線が2分の1という形になっています。
なぜ、このような補助率の違いがあるのかということですけども、先ほども御説明させていただきましたけども、国は国でこういう事業をやりたい、全国的にこういう事業をやりたいというビジョンを持っています。そのビジョンに基づいて、国のビジョンに合っているものは例えばここですと10分の5.5、そうでもないなという事業は2分の1というところで、補助率にも差をつけているところでございます。
資料の中で特定財源のところで10分の4という、ちょっと低い補助率があるんですけども、こちらには路線名が書いてないんですけれども、これ昔、まちづくり交付金というところがあって、各路線ではなくてメインを指定して、その中の要素需要に対して幅広に補助を出しましょうという、一本釣りではなくて、いっぱいいろんな事業を入れられますよというところで補助要件が緩いところになっておりまして、それも緩い分だけ補助率も緩いという形になります。国の示している事業に直結するようなものは高いけれども、面的にというところについては低い補助率という形になっています。
最後に、3分の1というところがございますけれども、これは事業に直結というよりも調査費、まだ調査の段階というところで、事業を仕立てていくというものに対しては3分の1の補助というような形になっております。
59 ◯安竹委員 いろいろな交付金の国への要望も踏まえて、静岡市がこういう事業を展開するんだと、3次総がこうだとか、そういったことで特に大きい会派の皆さんを主軸として、動いていただいているんですけれども、そういったことが全体の額も含めて、こういう
予算配分に反映されているんじゃないかと考えますと、やはり交付金を確保するために相当当局も工夫をしているんじゃないかと思うんです。その辺の工夫の部分について御説明があればいただきたいと思います。
60
◯塚田道路計画課長 安竹委員の交付金を確保するためにどういう工夫をしているかというところでございますけれども、先ほどから申し上げているとおり、国のシナリオ、国が予算をつけたいというところがございますので、まずその情報をしっかり入手するというところがあります。国のやりたいことと静岡市のやりたいことというのをうまく結びつけて、それにつながる事業ですよというシナリオ立てをしっかり立てていくというところが大事になってきます。
そのシナリオを立てたところを私たちは予算要求するわけですけれども、まずは中部地方整備局、名古屋の国土交通省の出先ですけども、そこと何回もヒアリングを重ねながら、静岡市は国のこういう重点施策につながる事業でこういうことをやっていますよと、だから、これとこれは1対1でつながっているんですよということをしっかりとした説明をして、事業仕立てを行っていく。その後、中部地方整備局から本省に伝わるということになります。
その中で、今、安竹委員がおっしゃったとおり、事務的な仕立てをしっかりしておいて、それを後押しする要望活動も重要になってきます。国のほうも要するに熱意というところも併せて見るというところもございますので、市長が来ているとか、市会議員の先生に来ていただいているとか、国会議員の先生にどの程度御助力いただいているのかというところを総合的に判断して、地域の熱意も踏まえた中で予算が配分されることになります。繰り返しになりますけれども、しっかりとしたシナリオをつくって、それから要望活動もしっかり行っていきながら予算を確保していくというところで考えております。
61 ◯安竹委員 次に、同じ129ページですが、街路整備事業について伺いたいと思います。
水道町伊呂波線、日出町高松線など3路線があるわけでありますが、私、伊呂波線について日頃から地域のいろんな状況を見させていただいているんですが、大分、秋山川周辺もあの辺で商売をされていた方も意図するところを理解していただいて、多くの人たちが移転されるという現状がございます。そんなこともお見受けしているわけでありますが、地域のいろんな期待・要望として、もっとスピード感を持ってほしいというような意見もあるわけでありますが、当局も一生懸命頑張っていることも十分理解の上でお聞きしたいと思うんですが、当該路線の現況、今後の予定について教えていただきたいと思います。
62 ◯杉村葵南
道路整備課長 安竹委員の水道町伊呂波町線の現況と今後の予定について御説明いたします。
まず、
都市計画道路水道町伊呂波町線は葵区の水道町から伊呂波町に至る道路でございます。機能といたしましては、
中心市街地と新伝馬地区を結び、また、国道1号
静清バイパス平和
インターチェンジへの主要な
アクセス道路としての機能を有しています。秋山陸閘のある伊呂波町交差点から秋山町交差点に至る区間、358メートルは現況2車線に対しまして、1日当たり約1万8,000台の交通量があり、朝夕の通勤時間帯を中心に慢性的な渋滞が発生していることから、4車線に拡幅し、交通環境の改善を図るものです。
また、現在、開渠となっております秋山川を計画道路下に内空として、幅4.3メートル、高さ2.9メートルの2連ボックスのカルバート工で暗渠化する工事も併せて実施する計画でおります。
事業といたしましては、平成27年度に事業認可を取得し、平成28年度から用地取得に着手しております。補償対象件数が50件弱に対しまして、令和2年2月末での用地取得率は件数ベースで約65%となっております。
続いて、今後の予定についてでございますけれども、工事に際しましてはこのボックスカルバートの施工スペースに加えまして、仮水路及び現道交通切り回しのスペースも必要になるため、用地を全て確保した後、工事を実施するということになります。このため、令和2年度も引き続き、用地交渉、用地補償を進めていく予定でおります。
63
◯大石委員長 ここで暫時休憩をいたします。
午前11時59分休憩
──────────────────────────────
午後1時再開
64
◯大石委員長 休憩前に引き続き委員会を再開します。
質問を続けます。
65 ◯安竹委員 それでは、続けてお願いいたします。
資料-2の130ページです。
橋梁整備事業についてでありますが、その中で横断歩道橋の撤去についてであります。
老朽化が進むということで、いろいろなところでもう撤去が現実化しているわけであります。この撤去に際して、地元との合意形成というのはどんなふうになっているのかをお聞かせいただきたいと思います。
66 ◯朝比奈道路保全課長 撤去に向けた地元との合意形成についてお答えいたします。
横断歩道橋は8割以上が建設後約40年を経過しています。施設の老朽化が進んでいる横断歩道橋は市内に45橋あるんですけども、これ全てについて利用者数、老朽化の現状、階段が歩道に下りてきますので、歩道が狭くなっている箇所や横断歩道橋付近の交通事故の発生状況などを現状把握させていただきまして、横断歩道橋の在り方に関する基本方針というものを平成28年4月に策定しております。これによって、存続するべき施設と撤去する施設を分類いたしました。この基本方針に基づいて、横断歩道橋のある地域の皆さんや交通管理者である静岡県警などの意見を伺いながら、施設ごとに使われ方、必要性を明確にして、役割を終えた施設は撤去するという形で合意した上で、撤去することを決めております。
67 ◯安竹委員 40年経過が80%ということで、当時造ったものは構造上もそうですけれども、さびが浮いて、近くに行ってみると、もう向こうが透けて見えるような、そういう鉄板の状況なんかも拝見するわけであります。ぜひ合意形成を進めていただいて、できるだけ現代に合った、もう40年もたちましたから交通のありようというものも大分変ってきたという、また車の性能も含めて、歩道橋は高齢化社会に向けて本当に対応できるのかということも含めまして、ぜひいろんな意見を集めていただきたいなと思っていました。大分前向きに進むような雰囲気もありますので、安堵したところもございます。
それで、今、80%が40年経過ということですが、具体的な横断歩道橋の撤去数、現在あるいはまたこれからどういう撤去をしていくかということもあろうと思うんですが、あるいは補修、とりあえず補修も急がなきゃいけないというものもあろうかと思うんですが、その辺の数について教えていただきたいと思います。
68 ◯朝比奈道路保全課長 撤去する数と補修しなければならない数についてお答えいたします。
先ほど言った市内の45か所ですけど、このうち撤去を予定している歩道橋は9橋あります。これまでに3橋、井宮と八千代町、春日一丁目の撤去が完了しております。残りの6橋は令和2年度末、来年度末までに撤去をする予定で実施しております。
補修が必要な歩道橋ですが、こちらは撤去を予定している先ほどの9橋を除いて、平成27年からの1巡目の法定点検、定期点検によって早期に措置が必要と判断されたものが20橋あるんですけども、この20橋が補修対象となります。これまでに14橋の補修が完了しております。令和2年度には残り6橋の補修を行うことで、早期に措置が必要とされた横断歩道橋の補修は全て完了する予定でございます。
69 ◯安竹委員 歩道橋については分かりました。
次に、まちなかの委員さんも関心を寄せて質問していただけるかなと思っていましたけども、なかったので、私のほうから地元のことですが、お伺いしたいと思います。それによって当委員会のそれぞれの委員さんも理解を深めればありがたいと思うわけであります。
130ページの橋梁整備事業の中に含まれているわけでありますけれども、この中で
井川湖御幸線玉機橋というのがございます。私もここを毎日のように利用させていただいているんですが、結構長い期間、補修事業がなされているわけでありますけれども、今の現況、経過と今後あとどのぐらいかかるのか、そんなことを併せてお聞かせいただければありがたいと思います。
70 ◯大石葵北
道路整備課長 玉機橋につきましては、場所は安倍街道を北進しまして、我々の事務所のある俵沢のちょっと北、梅ケ島方面と井川方面を分岐する交差点から井川方面に行きまして、すぐ安倍川を渡る橋になります。この橋は橋長が366.8メートルで9径間という比較的大きな橋でありまして、
耐震補強と長寿命化の補修を併せて行っているところでございます。
対策は、平成27年から工事に着手しておりまして、ただ、河川に絡む工事ですので、どうしても渇水期での限られた時間の中での施工という条件がありまして、先ほども言いましたように、比較的大きくて、橋脚も8基ある橋ですので、順次年割りで整備を行ってきているところでございます。あと残っておりますのが、令和元年、2年の
債務工事で、橋脚の支承の工事を行っておりまして、あと2つの橋脚について川の中の工事があります。それが令和2年度、3年度の債務を頂きまして、2か年工事で主なところは終わるんですが、3年度に表面の舗装などの補修を行うということで、令和3年度の完成を目指して工事を進めているところでございます。
71 ◯安竹委員 もう1点、道路保全課の道路自然災害防除事業ですけれども、南アルプス公園線の横沢地先の案件があります。これはどのような事業なのか教えてください。
72 ◯大石葵北
道路整備課長 自然災害防除の南アルプス公園線、横沢の工事について説明をさせていただきます。
この場所は、市役所から約45キロ、先ほどの玉機橋を渡って井川方面に向かいまして、三ツ峰落合線を通りまして、富士見峠等を通って井川のほうに向かう途中に笠張峠というところがございます。そこから逆に今度、大間のほうに向かいまして約5.3キロのところに位置するところでありますが、これは政令市になる以前から地滑りの兆候が見られまして、長きにわたって観測業務をして、動きを確認しているところでございます。そういったところで地滑りの兆候があるということで、地滑りが起こる原因として地下水の影響を受けるということで、地下水排除工事を行う予定をしているものでございます。
73 ◯安竹委員 この路線は、先ほどお話が出ましたように、井川に行く途中の笠張から横に延びて、いわゆる大川地区の大間、こちらから行くと羽鳥を通って、本当の末端の町内です。残念ながら、20軒ほどあった家屋が数軒しかなくなっちゃったんですよね。
ここには、もう20年ほど前ですが、市議会でお世話になりまして、駿墨庵という地域振興のための、地域の皆さんがそこでおそばを作って販売したりして、非常に頑張ったところなんですが、この路線ののり面が度々大きく崩壊しまして、それを復旧するのに、課長も過去の歴史を見て分かると思うんだけど、5年もそれ以上もかかって、そして復旧するとまた崩れるというようなことで、ここはいつまでたっても大川地区の行き詰った閉塞地域になったんですよね。それで、駿墨庵も10年ほど前に閉鎖して、今はもう朽ち果てていく環境があるんですね。
本当に残念に思うのは、こういった復旧事業は通行量を見合わせて復旧の速度が決まったり、その予算取りが決まったりという、私はそういう背景が見え隠れするのがとてもつらいし、残念だということがあるわけです。これを見たところで、委員の皆さん、共有してください。南アルプス公園線ですよ。ぜひ、先ほどもいろんな話が出ましたけど、この予算づけの話もさることながら、道路の位置づけというものをもうちょっとある意味でみんなが共有できるような、そういった形をぜひお願いしたいなと思うわけです。そういったことで、予算もついたようですので期待しているわけですが、現場の様子も見ながら頑張っていただきたいなと思います。説明ありがとうございました。
74 ◯松谷委員 それでは、緑の党ですが、質問します。本当にいろんな複数の方がたくさん質問していただいて、私が質問したい点もかなり質問していただいているもんですから、できるだけ短く終わるように努力したいと思います。
最初に、本会議でも扱われているテーマを2点ほど確認の意味でお聞きしたいんですけど、まず地籍調査の関係です。昨年の8月、商工会議所から要望があって、様々なことも対処されているということなんですけど、具体的にどんな点を要望されて、どう対応されていくつもりなのか、そこを教えてください。
75 ◯内野地籍担当課長 昨年8月に、商工会議所から市に対して要望がありました。その概要についてですけれども、新聞報道等にもございますとおり、本市の地籍調査の進捗率が低い状況にあると、
東日本大震災とか最近の激甚災害もあって、災害復旧の迅速化を図る上で地籍の明確化、地籍調査のさらなる推進を望んでいると、本市についてもスピード感を持って進めてもらいたいという要望をいただいたところでございます。
私どもとしましては、今までも特に沿岸部の幹線道路周辺を重点的に整備を進めてきたところでございますけれども、商工会議所の要望にもなるべく応えられるように、たまたま来年度は計画改定のタイミングということもありますので、その計画改定の中で地籍調査の迅速化・効率化、進捗アップということを念頭において臨んでいきたいと考えているところでございます。
76 ◯松谷委員 その迅速化のためにということで、国土調査法19条第5項を指定しているところですけど、この中身と実際に市でそういうものを活用した場合に、どの程度、迅速化に貢献するのか、その点お伺いします。
77 ◯内野地籍担当課長 初めに、国土調査法19条5項指定がどのようなものかという説明をさせてください。
この制度は、道路の用地測量や区画整理事業など、土地に関する測量成果が地籍調査による成果と同等以上の精度または正確さを有すると国が認め、さらに地籍調査と同一の効果がある旨を規定する制度のことを19条5項指定制度といっております。この指定制度の対象は公共事業だけでなく、民間事業の成果も対象になっているところでございます。この指定を受けますと、その成果を法務局に送付いたしまして、登記がされます。そうしますと、法務局の公図が正確なものに書き換えられることになるため、地籍整備が進捗するという仕組みになります。
本市では、この制度を活用して道路事業や区画整理事業などの測量成果を地籍整備に活用しているところでありまして、例えば令和2年度におきましては、現在実施している道路の用地測量業務の中から何件かを選定して、指定申請をするための手続に必要な書類、資料等の作成業務を予定しているところでございます。
また、これをやることで具体的にどの程度の効果が見込めるかということですけども、19条5項指定制度というのは制度上500平米が下限ということでして、例えば直近ですと、民間がやる事業ですと、区画整理みたいな、どかんというのがなかなかないもんですから、一気に率が上がるというのはあれなんですけど、ただ、いずれにしましても、19条5項指定を受けた土地については、今年度に私どもが地籍調査でそこへ行ったときに除外できるものですから、そういった意味でも効果はあるのかなと考えております。
78 ◯松谷委員 国の改定があって、静岡市も改定するということですけど、候補地が資料の中に幾つか出ているんですけれども、全体的な対象の指定というんですか、これはどんなイメージを持っているんですか。ここに何か所か書いてあるけど、まだ増えていくとか、その辺のところと国の計画との関係で、どういう将来像というんですか、そこを教えてください。
79 ◯内野地籍担当課長 令和2年度に予定しております本市の地籍調査基本計画の改定業務の中では、国でも当然計画や法律を改正するんですが、さらなる地籍整備の効率化・迅速化というのは念頭に置いております。その中で、効率よく進めるためには今、申し上げました19条5項指定の活用もする必要があります。
今回の法律改正の中では新たに制度が追加されまして、要は
民間事業者が所有している一定程度の精度がある測量成果について、今まで直接申請をしますと手間とか時間がかかって、なかなか私どもがお願いに行っても御協力を得られなかったというのがありまして、国のほうではそこを手厚く見てくれております。というのは、その
民間事業者さんの同意が得られれば、指定申請を市が代行できるという法律制度が新たに追加されたものですから、私どもは私どもで公共事業の測量成果の活用もやっていきますけれども、さらに
民間事業者の測量成果も活用しながら、併せて、当然、本来の地籍調査も進めるということで、両輪を生かしながら、スピードを上げていきたいと考えているところでございます。
80 ◯松谷委員 例えば3年とか5年で大体何%ぐらいが対象となって完成していくかという、そのめどを説明してください。
81 ◯内野地籍担当課長 計画期間は10年のスパンを予定しているところでございます。10年後にどのくらいの率を見込んでおるかという御質問かと思うんですけれども、私どもは、例えば調査対象の区域、まず地域を選ぶ必要があって、そこの土地の筆の状況がどうなっているのかとか、あるいはそこのエリアがどういった災害のリスクがあって、どの程度の危険度があるのかとか、いろいろ総合的に判断して、地区割り等々をやっていくわけです。その辺の整理をしていく中で、どのくらいの率になるのかというのが出てくるかと思います。やはり絵に描いた餅にならないようにという意味もありまして、そこは来年の計画改定の中で精査していきたいと考えております。
82 ◯松谷委員 相当難しいということが分かりました。
次は急傾斜地の関係で福地議員が本会議で質問しているんですけど、再確認したいというか、聞いていてよく分からない点があったもんですから。要するに、県の助成制度があって、それは5軒以上ですか。それで、市はその下の4軒ということで、それがさらに直接的な被害じゃなくて可能性があるものとか、だんだん緩和というか対象が広がるようなという御答弁があったような気がしているんですけれども、具体的にどこまで緩和というか広がって、それでまだそこに図示の例が出されて、そういうところまで行き着けないというところの関係を整理して御答弁お願いしたいんです。
83 ◯榊建設政策課長 福地議員の本会議の質問の中で、既成宅地防災施設設置費助成制度の質問がございまして、今まで利用があまり多くなかったという点がございまして、平成25年度から制度を始めておるんですけれども、過去には実績がなかったことから、平成27年度に助成基準の見直しを実施いたしました。当初の制度では、土砂災害による被害を防止するための施設としていた整備基準を、土砂災害による被害を軽減するための施設に見直しをしました。これによりまして、利用者の工事費の負担が軽減されたということで利用が図られました。
しかし、まだまだ利用が多数あるというわけではございませんので、現行制度では今、補助対象になっていない斜面のみを持っている地権者さんも今後、対象に加えるとか、今、崖高が5メーター以上というのが1つの条件になっていますが、この辺も見直しを検討するということで補助対象を拡大し、一層の利用促進を図りたいと考えております。
84 ◯松谷委員 その被害を受ける斜面とかを持っている人がいて、そこが道路という場合もあるし、民地という場合もあるし、その場合の費用負担というのはどういう形で、全てその所有者の責任なのか、公が持つのか、民地を持っている方たちの危険度とか、その辺のバランスがよく分からなかったんですけど、そこを知りたいんですけど。
85 ◯榊建設政策課長 既成宅地の制度は、人家が5軒以上ですと県の整備事業に乗っかる可能性がありますので、1軒から4軒を対象にしております。過去にもあったんですけれども、例えば4軒あったときに、4軒まとめて施行したいといったときに、面積とか延長を案分して、4軒にそれぞれ補助を出すというようなことも過去にはございました。
86 ◯松谷委員 そういう場合は、斜面の所有者には、そういう負担は発生しない、被害を受ける方々がということになるんですか。
87 ◯榊建設政策課長 今の制度でいきますと、人家を持っている方が斜面も持っていれば当然対象になるんですが、斜面だけ持っている方というのは対象になっていないもんですから、急傾斜地法の趣旨からいいましても、持っている斜面を自分で適切に管理しなければいけないということがありますので、そういった意味では斜面のみ持っている方にも補助対象を広げてもいいのではないかということで検討していきたいと考えています。
88 ◯松谷委員 分かりました。
次に、建設政策課では公共事業評価委員会を開催していて、9月の決算のときも昨年のものを聞きましたけど、今年度も11月に開催されているんですけど、その中身についてお伺いしたいのと、それがまた来年度にどういう形で生かされていくのかということで、まず、中身についてどういう状況であったのか、お伺いします。
89 ◯榊建設政策課長 令和元年度の公共事業評価委員会は、今、委員がおっしゃったように、昨年11月1日と8日の2日間開催されまして、審議案件が19件ございました。審議結果は一応全て妥当であるという結果だったんですが、その19件のうち12件については附帯意見がついて妥当であるという結果でございました。それぞれの附帯意見につきましては、各所管課で資料の作成とか訂正をした上で各委員に説明をしまして、各委員からの了解を得ているというような状況でございます。
90 ◯松谷委員 その19件の中身というか、どういうものが対象になっているかを知りたいわけですけれども、それで結局、ホームページで会議録を見ると去年11月にやっているけど、今はまだ掲載されていないんですね。同じ時期にいろんな会議をやられているんだけど、ホームページに出てくるんですけどね、その辺、遅れている理由も含めてお伺いしたいんですが。
91 ◯榊建設政策課長 19件の内容ですが、例えば水産漁港課や治山林道課、道路計画課、下水道の所管課など、いろいろな課の事業が対象になっております。国の補助を受けているというものが1つございます。
会議録のホームページへの掲載が遅れている理由ですけども、例年10月から11月に開催をしまして、大体2月中にはホームページにアップしています。この委員会は平成12年から始まって、20年たつんですが、これまで117件審議しております。年にならしますと5.85件ということですが、今年は先ほど言いましたように19件ということで、件数自体が多かったということが1つ、19件のうち12件に附帯意見がついたということで、その附帯意見への対応に時間を取ったということが挙げられるかと思います。
先ほども言いましたように、附帯意見につきましては、各委員さんの了解も得ておりますので、今後ホームページへアップする最終の案といいますか、それを委員長に確認しているところです。間もなく出てくると思うもんですから、この3月中にはホームページにアップできるかと考えております。
92 ◯松谷委員 再確認で申し訳ないけど、何で今年はこんなに多いのかというのと、それとこれは公表されてから読ませていただきますけれども、それと関連するのかどうか分からないんですが、9月のときにもお聞きしていますけど、建設局のホームページを通じた様々な情報提供というのを実際見る人が少ないとかというのがあって、それは改善しますよということもあったんですけれども、そういう情報提供の仕方に問題があるのか、単に偶然に今回はそういうことだったのかというのが私、想像がつきかねるもんですから、その辺、なぜ今回多かったのかというのと、それからその後のホームページの改善というのはどんなふうに進んでいるのかということも含めてお伺いしたいです。
93 ◯榊建設政策課長 公共事業評価委員会の案件につきましては、再評価だとか中間評価、事後評価というようなものがありまして、毎年、全庁的に案件の有無を照会するんですが、今年度はそういう年に当たったのかなと考えております。
それから、局でつくっています
事業概要とかそういったことの御質問でよろしいですかね。
事業概要のアクセス数も、これは通常9月に新しくホームページ上に
事業概要をアップしまして、令和元年9月から令和2年2月までのアクセス数が308件ございました。昨年度の同時期と比べますと、昨年度が366件ということで58件ほど少なくなっているということでございます。建設
事業概要についてはホームページだけではなくて、紙ベースでも市立とか県立図書館をはじめ生涯学習交流館とかそういったところにも配布をしておるところです。今後は、これまで配布していなかったんですが、大学とか高校、そういった将来市の職員を目指そうとするような学生さん向けにも配布して、より周知に努めていきたいと考えています。
94 ◯松谷委員 量が多かったのは、たまたまだということなので、公表されたらしっかりと、何か問題があったのか、また勉強させていただきます。あと、ホームページのアクセス数というのは9月が境なので、1年たってみないと、まだ分からないんですけれども、最初は少なかったということなので、これもまた検証していきたいと思います。
次に、技術政策課で、これももう何人もの方がストックヤードのこととか
女性技術者のことも出ているので、私がお聞きしたいのは、資料-2にも出ていますけども、地域の暮らしを守る建設事業の担い手確保・育成のための事業とあるんですけれども、この事業の中身をお伺いします。
95
◯加藤技術政策課長 松谷委員の地域の暮らしを守る建設産業の担い手確保・育成のための事業の中身ですけれど、これは毎年11月頃に開催しています建設業のイメージアップ、あと将来、建設業を担っていただきたい子供たちを対象に開催していますしずおか建設まつりの開催の費用になります。
もう1つ、当課で建設業を応援するためのホームページを開設していまして、その運営管理のための費用となっております。
96 ◯松谷委員 そのイベントを通じて、現場の働き方改革に貢献できるようなものというのは何か、意識的に考えていることはあるんでしょうか。
97
◯加藤技術政策課長 建設業の働き方改革を応援とか支援するための事業としまして、特別な事業というよりも取組で、1つは、休日確保のための4週6閉所、閉所日モデル工事ということで、発注の際に休日を確保していただきたいということでお願いをしている取組をしています。あとほかに現場環境の改善というか整備の意味を持ちまして、快適トイレの設置等の必要経費を一部計上して、建設工事で取組を行ってもらっております。
98 ◯松谷委員 環境の問題とか多分野ありますけど、仕様書の中でいろんな形で示すことによって全体的に業種のレベルアップがされていると思うんだけれども、今言った休みとか、女性用トイレの問題はお金をそれだけ負担するということですけど、働き方改革で改善できるような、積極的にというんですか、仕様書の段階で明確に示すということはあるんですか。
99
◯加藤技術政策課長 働き方改革に向けて、仕様書という形でどう取り組んでいるかということですけど、先ほども言いましたけど、4週6閉所確保のモデル工事とか、快適トイレの設置というのは特記仕様という形で対象となる工事には添付させていただいて、現場で取組を行っていただくようにしております。
100 ◯松谷委員 分かりました。
次に、
女性技術者の問題もたくさん出ているのであれなんだけれども、現在いる50人の
女性技術者の種別というんですか、9月議会のときに延べ人数458人の方の様々な技術職の分類を頂いたんですけど、
女性技術者の分類、種別がどのようになるのか、そういうのが分かっていたら教えてください。
101
◯加藤技術政策課長 今、静岡市における
技術職員のうち女性の数、先ほども言いましたけど50名います。そのうち土木系、水道技術、造園も含めて土木職が23名、建築職が23名、電気が3名、機械が1名という内訳になっております。
102 ◯松谷委員 今回、この
意見交換会を活用して、最終的には提言にまでというふうにお話があったんですけれども、それはどういうようなところまでいくのか。女性に対する環境という点でガラスの天井とよく言われますけれども、様々な差別や環境の課題というのは幾つかあるかと思うんだけれども、提言に至る過程はどんなふうに組み立てていくのか。一番は、主体というか、
女性技術者自身が中心になってつくり上げていくというのが一番分かりやすいというか、効果が出る提言になると思うんですけれども、提言のつくり方のところだけ教えていただけますか。
103
◯加藤技術政策課長 今後、女性の働き方の提言の進め方ということだと思うんですけど、まだこの事業を始めていないものですから、具体的にどう進めるかというところまでは今の段階ではないんですけど、先ほども言いましたけど、まず今回、
意見交換会をする中で市の
女性技術職員のみならず、県や近隣市町、そして民間の事業者の
女性技術者と交流を深めた中で、いろいろな問題点とかそういうのを意見交換した中で、そこで提言というか課題等を整理して、職場環境とか人事制度とかいろいろ問題は出てくると思うんですけど、それに関して、そこに関係する部局もしくは会社とか関係団体にそういう意見を取りまとめて提言できたらなと考えております。
104 ◯松谷委員 分かりました。
次に、土木管理課で用地処理等事業というので3,682万円余の中身と、これは先ほどの地籍調査にも関わってプラスになるような事業の分野になるのか、そこをお伺いします。
105 ◯石亀土木管理課長 まず、用地処理事業の中身でございますが、用地処理事業では
道路整備や河川改修等の際に実施する測量調査、民間の官民境界確定等によって判明した道路内の民地について道路用地として所有権を取得するため、土地所有者へ土地贈与の意思確認を行い、道水路内の用地に対する適切な財産管理を進めているものでございます。
地籍調査と関係があるのかということですが、地籍調査は区画全体のものを調査するもので、そこで決定するものですが、道路内民地という小さいところの細かいところの民地を頂くというのがこちらの事業になります。
106 ◯松谷委員 関係ないということで、理解しました。
次に、河川課のことについてお伺いします。
河川課、道路計画課もそうですが、気候変動、風水害という新たな時代の中で様々な取組が課題として出ていると思うんですけれども、今年度の地方財政計画で緊急浚渫事業費というのが900億円ぐらい計上されているんですね。先ほど、理事からも県管理の川のしゅんせつの質問が大村委員から出ていたんですけど、こういうことは今後具体化していくと思うんですけど、静岡市ではしゅんせつが必要な河川というのは、今の段階でどれくらいあるのか教えてください。
107
◯牧野河川課長 しゅんせつする河川につきましては、計画として上げているものはございませんが、地元の要望等を受けまして、主に河川パトロールをできるだけ実施するような形を取っております。今年度になりますけれども、171件のしゅんせつを実施しております。その中には災害で実施したもの等に合わせて実施したものは含まれておりません。
108 ◯松谷委員 そうすると、政府、国土交通省で緊急浚渫事業費という形で出ているものの対象となるような、それほど大規模なものというのは県管理、国管理を含めて静岡市にはあまりないよということで理解していいですか。
109
◯牧野河川課長 計画している河川はないのかということになりますけれども、今回の緊急浚渫推進事業債の創設に当たりまして、この制度は時限措置があるということでありますが、財政措置も併せてあるということで大変有利なものになっております。令和2年度からの開始となりますので、今までの実績を見ながら調べて、計画を作って活用していきたいと考えております。
110 ◯松谷委員 それでは、この質問は非常に難しいというか、具体化されていない状況の中での質問だからあれですけれども、滋賀県に流域治水条例というのがありまして、ここでは家屋の床上とか床下とか内水氾濫とか、過去の水害の情報、これはハザードマップで私たち市民には示されているんですけれども、そういうものの情報が具体的に土地の売買、不動産取引あるいは災害保険まで公的情報が活用されていくということになっているんですけれども、実際にこれから気候変動、風水害が非常に巨大化していくという中で、静岡市の場合にも過去のそういう情報はすごく重要になると思うんです。そういう情報の取扱いについて、一般的なハザードマップじゃなくて、もっと具体的に情報として見ることができるようなというんですか、この地域はどうなっているのかとか、そういうことの方向みたいなことについては何か考えていることがあれば教えていただきたいのと、これからのいろんな宅地開発のときに、そういう情報が生かされていく必要があると思うんですけ、そうした点についてもお考えがあれば教えていただきたいと思います。
111
◯牧野河川課長 まず、1点目の具体的な情報の提供の仕方でございますけれども、下水道部局で内水ハザードマップというものを作成しております。その中では、平成15、16年度におきまして大規模な浸水被害が静岡市内でも発生しておりまして、その区域図については現在、内水ハザードマップの中で区域を例示しております。それ以降の浸水区域につきましては、現在、静岡市雨水総合排水計画の改定をしていく中で、それ以降の浸水区域についても積み増しの調査をしております。その情報の提供の仕方については今後考えていかなきゃならないのかなとは考えております。
2点目の宅地開発における規制ということですけれども、本来、浸水被害が発生するところについては開発される土地ではないものと思いますけれども、そこら辺の指導等につきましては、まずは開発行為として所管しております都市局の開発指導課で判断した中で、河川課のほうに照会がくるのかなと考えております。
112 ◯松谷委員 開発指導課と河川課の持っている情報がこれからの開発等にどう役立っていくのかということで、滋賀県の場合はそういう条例があるので、それがきちんと建築のときの重要情報表記に入っているんですけれども、そういう点で、これからの台風被害とかが甚大化していく、巨大化していく中でやっぱり考えておく必要がある分野ではないのかなということで質問させていただきました。
次に、これは細かいことなんですけれども、年度初めの各課の課題という資料の中に、河川課での河川の占用のケースが非常に多いということが書かれているんですけれども、河川の占用というのは現在どれくらいあって、これはやっぱり増えていくような状況になっているのかどうかという、その状況についてお伺いします。
113 ◯石亀土木管理課長 河川占用がどれくらいあるのかということですけれども、土木管理課で河川に限らず、占用の数を調べてまいりました。平成29年度は1万3,131件、平成30年度、1万2,193件、令和元年度2月現在ですが、1万4,690件となっております。
114 ◯松谷委員 その課題の中にこの作業が何かすごく膨大だということが書かれていて、また新年度が来て、今の数字だけ聞くと増えたり減ったりしているようですけれども、業務的には十分に対処していけるということで理解していいですか。
115 ◯石亀土木管理課長 ただいまの業務的に対応できているのかという質問でございますが、今、土木管理課と
土木事務所で占用事務をやっておりますが、その時間外の関係で3年間を調べますと、今年度と昨年度を比較しますと約900時間の超過勤務の解消が見られる見込みでございます。
116 ◯松谷委員 リニア関連でお伺いします。
河川課と道路計画課になるのか、今、JRと県で水の問題をめぐっていろいろ協議していますけれども、静岡市、県が管理する河川とリニアのJR東海とが関わる河川がどれくらいあって、それが現段階ではどういう形の情報のやりとりがあるのかを知りたいのと、それからもう1つはリニア関連でトンネルの工事の話が出ておりますけれども、これは道路計画課なのか企画課じゃないのかとか、ここだと思うんだけれども、それについては今どういう話し合いというか、もしここの局に関わることをやるとすれば、どういうことになっているのか知りたいんですけれど。
117 ◯石亀土木管理課長 ただいまの御質問ですけれども、県との協議につきましては、企画課が中心になっておりまして、うちのほうでは前回お答えしたときと特に変わりはございません。
どのくらいの河川があるかということですけれども、静岡市は法定外公共物管理条例に基づきまして管理しているのが東俣川、小西沢川、悪沢などがございます。
118 ◯桑山中央新幹線関連道路担当課長 松谷委員の今の質問のJR東海と県道トンネル等の協議の状況について説明させていただきます。
本会議で、安竹議員の代表質問にお答えしましたように、トンネル建設につきましては、今、JR東海が令和2年度中の工事着手を目標に調査、測量設計を進めているところでございます。また、本市も連携を取りながら地元の調整ですとか、各種の申請手続に順次着手しております。
また、トンネル以外の前後区間の道路の整備につきましても、道路改良ですとか、のり面対策、舗装などの工事を順次進めていく予定でございます。
119
◯牧野河川課長 すみません、先ほどの発言の訂正をお願いいたします。
今年度のしゅんせつ件数ということでお話をさせていただいたんですけれども、まだ今年度、途中ということで、平成30年度のしゅんせつ堆積土除去と除草等の件数になりますが、河川課と
土木事務所を合わせて255件になります。今年度は河川課におきまして120件余を実施しておりますので、昨年度と同じくらいになるかと想定されます。
120 ◯松谷委員 分かりました。
次に、都市局と道路計画課で両方重なるというふうに都市局の答弁では頂いたんですけれども、
山脇大谷線の南北道路の問題について伺います。都市局は仮称谷津山南北道路で、道路部局では
山脇大谷線ということで、長沼交差点が最大の課題だということですけれども、建設局では都市局と連携してやっているということですけれども、その連携の中身と長沼交差点の様々な問題の解決に向けた状況についてお伺いさせてください。
121
◯塚田道路計画課長 松谷委員の長沼周辺の課題、それから谷津山南北道路の課題、あと都市局との連携というところの御質問にお答えさせていただきます。
まさに今、地域高規格道路、静岡南北道路の整備を進めているわけですけれども、これは地域高規格道路の計画がございまして、その地域高規格道路というのは新東名の新
静岡インターから150号までの約11キロを地域高規格道路という規格の高い道路の整備の計画があるというところでございます。そのうち下のところの約4キロメートルについては整備が終わっているんですけれども、その南側についてはまだまだ整備どころか具体的な計画もないというところが課題となっております。
そういった中で、一番の課題となるのが長沼交差点の
渋滞対策がありまして、今、整備しているところよりも南下してしまうんですけれども、国道1号を中心とした、あそこのJRを渡るところの課題について解消していくというところでございます。いろんな課題があるんですけれども、課題の1つとして静岡鉄道の踏切のところが非常に渋滞しているということもございまして、先ほども私が申し上げた谷津山のトンネルを抜くにもやっぱり静岡鉄道をどういうふうに超えるのかというところが課題になっているところであります。1つの手法として、静岡鉄道を上げてしまったらどうかとか、その可能性があるのかというところの検討を都市局と一緒にやっているところでございます。
122 ◯松谷委員 静鉄の高架化ということが選択肢として一番高いということだろうと思うんだけど、長沼大橋からそのまま高架にするという話もあると聞いているのですけど、そういうことも議論はされているんですか。
123
◯塚田道路計画課長 いろんな可能性を検討しておりまして、1つの可能性としては、先ほどお話しした静鉄を立体化する、そこはなかなかハードルの高いところもございますので、いっそのこと長沼大橋で静岡鉄道まで超えてしまおうと、いろんなパターンで今、検討しているところでございます。
124 ◯松谷委員 分かりました。
それと、南北というか絡むところでいうと唐瀬通りの拡幅の現状、先ほど買収がどれくらいだとか、これからの見通しやいろんなほかの道路について答弁もあるんですけれども、唐瀬街道についてもお答え願いたいと思います。
125 ◯杉村葵南
道路整備課長 宮前岳美線の現状ということでよろしいですか。宮前岳美線は葵区の通称唐瀬街道、静岡市立高校の西側の路線になります。唐瀬街道の4車線化を進める事業でありまして、現在は第3工区の事業に取り組んでおります。整備といたしましては、現況2車線、幅13メートルの道路を両側に拡幅し、4車線化及び両側の歩道を拡幅するものです。令和元年度は平成30年度の繰越し工事を実施し、約100メートルの区間において4車線化の整備が完了し、現在、供用開始されております。
また、用地補償に関しましては、5件の借家人の移転補償契約を行いました。令和元年度末の進捗率は事業費ベースで約80%となっております。
126 ◯松谷委員 北街道までの用地補償対象者はどれくらいいて、今年は5件が終わったということですけど、そこも教えてください。
127 ◯杉村葵南
道路整備課長 ただいまの質問で北街道までということですけれども、今の事業区間は第3工区ということで、北街道までの10工区はまだ事業化されておりませんので、そちらのほうの補償件数はまだ把握しておりません。
128 ◯松谷委員 分かりました。
それから、資料-2です。161ページで土地開発公社との云々という表記がありますけれども、今、土地開発公社で先行取得されている道路の土地というのは何件で、どれくらいの面積があるのか、確認させてください。
129
◯塚田道路計画課長 松谷委員の土地開発公社を使って取得している土地がどのぐらいあるのかというところですけれども、現在のところ15件で、その取得の金額ベースで合わせると12億円余という形になっております。
130 ◯松谷委員 それで、交通安全施設整備事業費の関連で自転車走行空間の現状、進捗具合、今後の見通し等についてお伺いしたいと思います。
131 ◯朝比奈道路保全課長 自転車走行空間の現状の進捗状況について、それと今後について回答します。
全体計画延長が自転車走行空間は354.8キロです。今年度末までの進捗が約204キロ完了しまして、57%となっております。今後ですけど、令和4年度末までに259.7キロ、全体の約73%が整備完了するように事業を進めております。
132 ◯松谷委員 それで、今年度に自転車の関係で危険というか、弥勒の改善がなされていますけど、その現状と効果等についてどんな評価をされているのか、お伺いします。
133 ◯朝比奈道路保全課長 弥勒の安倍川橋のところですね。自転車走行空間の整備が完了したその後の評価ですけども、弥勒の安倍川橋の静岡側、安倍川左岸になりますけど、こちらの取り合い部のところの自転車走行空間工事は令和元年10月に完了しております。これによって自転車が双方通行できるような走行空間の整備が完了しました。この整備によって自転車の走行できる空間が確保できたということで、自転車が車道を逆走することなく走れる環境が整ったということで、交通安全が図られていると考えております。
134 ◯松谷委員 今回よかったと思うんですけれども、新年度という中で、自転車の関係でこういう危険な様々な課題があるのですが、この場所についてはもう終了したというような、そういう具体的な場所があれば教えていただきたいと思います。
135 ◯朝比奈道路保全課長 危険箇所で令和2年でできるところ、今のところどこという具体的な場所はないんですけども、危険箇所自体は一応ネットワーク上では22か所把握しております。このうち、これまでに弥勒を含めて11か所、一応、50%完了した状態であります。今後解決できそうなところに向けて詳細設計をするなど、そのような事業について今、検討しているところでございます。
136 ◯松谷委員 それと、自転車に関連してナショナルサイクルルートの指定推進協議会が昨年開催されて、静岡市も参加しているんですけれども、ナショナルサイクルルートの意義と、それから静岡市はこれにどのように関わっていって、今後、ルート指定はどんなふうに進んでいくのか、お伺いします。
137 ◯朝比奈道路保全課長 ナショナルサイクルルート自体は、サイクルルートの快適性・安全性を向上させる整備事業として国から支援を受けて、今後、交付金を受けることができるようになるそうです。日本で今、1,000キロを超す自転車ルートというのがないそうです。ナショナルサイクルルートに指定されれば、日本初の1,400キロほどの、和歌山県から千葉県まであるんですけども、1,000キロを超えるサイクルルートが誕生して、世界に誇る自転車道として国内外にPRされることで、主にインバウンドの増加によってサイクリストが観光に訪れてくれるということを目指して、これによって経済効果も期待できるというのがうたい文句というか、そういう形でやっているんですけども、このナショナルサイクルルートへの関わりですけど、こちらのほうは令和元年9月9日に国の自転車活用推進本部において創設しております。この制度ですけども、今、茨城県の霞ヶ浦を1周する「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と滋賀県の琵琶湖を1周する「ビワイチ」、それと広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道サイクリングロード」の3つが9月に創設されて、その後にナショナルルートに指定されているところです。
太平洋岸自転車道については、第1回目の指定については指定されなかったもんですから、今、関東地整、中部地整、近畿地整と千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山という6つのルート上にある県と政令市の静岡市と浜松市がルート上に乗っかる自治体です。こちらが参加して、協議会をつくって、サイクルルートの指定に向けた整備をどのようにしていきましょうかといった形の取組を実施している状態でございます。
138 ◯松谷委員 静岡市としてはそれへの関わりというか、具体的にどのルートで指定してもらってみたいな、そういうところの段階に至っているんですか。
139 ◯朝比奈道路保全課長 静岡市の段階ですけども、静岡市としますと市内、富士川から宇津ノ谷までの約60キロが太平洋自転車道として、県の時代から整備されて、自転車道自体がもうできております。このうち、市内60キロのうち10キロは静岡国道事務所のほうでやる国道1号線を通る区間になっておりますので、残りの50キロが静岡市で管理する区間ということで、おおむね太平洋側の海岸沿いをずっと三保を回っていくと、広野から宇津ノ谷に向けて山側に入るようなルートになっております。
ルートはできているんですけども、このナショナルサイクルルートにするためには初めて来た方が迷わず走れるような施設を造らなければならない。それとか休憩できる施設を造らなきゃならないということで、今の時点でロゴマークというか、ここが太平洋自転車道ですとか、ここを右に曲がってくださいといったような案内看板がないもんですから、今、その看板の整備をやらせていただいております。
140 ◯松谷委員 次に、電線共同溝についてお伺いします。この現状と現在の進捗、今後の計画等がどんな状況か、お伺いしたいと思います。
141 ◯朝比奈道路保全課長 電線共同溝の現状と進捗についてお答えいたします。
静岡市の無電柱化は、昭和61年度から安全で快適な通行空間の確保、都市景観の向上を目的として主要な駅周辺において整備を進めております。これまでに約79キロが整備完了しております。平成30年度に静岡市第3期無電柱化推進計画にて選定した防災機能の強化に寄与する路線を主軸として、国の第7期無電柱化推進計画及び国土強靱化緊急3か年対策に位置づけられた7路線7区間、整備延長6.8キロにおいて現在実施しております。
進捗ですけど、北矢部日本平線ほか1路線、整備延長が800メートルで、工事に着手しております。国道149号ほか2路線、2.6キロは今、設計段階にあります。7路線7区間のうち、これまでに50%が事業に着手できている状態にあります。
142 ◯松谷委員 最後にお聞きします。
昨日、都市局で駅北口広場が夜ちょっと暗いという議論があって、そこの暗さについての管轄は葵南
道路整備課が管理していますと、市街地整備課としてはあそこの管理状況、暗いということなんだけれども、2009年に法整備されて2ルクスから30ルクス云々ということがあるんですけどね、ここの管理というのはどういう形で管理していて、この明るさというのは調整ができるようなことになるのか、ならないのか、その辺のところをお伺いしたいですけど。
143 ◯杉村葵南
道路整備課長 昨日、市街地整備課から連絡は受けております。現状の管理といたしましては、私どものほうで日々点検に回っているという部分と業者さんに監視パトロールを行ってもらっているというのが現状です。
光の調整に関しましては、機器の関係上、明るさの調整はできないということです。その中で、今、照明がついていない、点灯していない箇所が何か所かありましたので、そちらについては業者に手配をかけて交換しているところです。
144 ◯松谷委員 調整ができないというのは、今ついている照明器具の明るさが調整できないということなのか、何か規定があってそういうことなのか、その辺、仮に機器とか費用とかの準備ができときは、どのくらい費用がかかるのか教えてください。
145 ◯杉村葵南
道路整備課長 機器的に調整ができないということです。機器を交換するということになりますと、費用的にどのぐらいかかるかということは業者さんのほうにそういったものがあるのかという確認も含めて、調整してみないと分からないといったところです。
146 ◯松谷委員 細かいんですけど、さっき直すところが何か所かあるというんだけど、それは何か所なのかというのと、全体的には全部で何か所になるのか、そこだけお伺いして質問を終わります。
147 ◯杉村葵南
道路整備課長 具体的な数字に関しましては現在、把握しておりません。
ただ、駅のコンコースを出て、バスの乗降場があるんですけども、そこのところで数か所、それと大屋根というんですかね、そういったところがあるんですけども、そこのところでも数か所あるということは把握しております。ただ、大屋根に関しましては高所作業車を持ってこないと交換できないということで、あとは照明器具の手配もあるもんですから、通常の道路の照明灯に比べまして交換する作業は日時を要すると考えております。
148 ◯丹沢委員 皆さん、お疲れさまでございます。
私からは、建設局全体の総括として伺いたいんですけれども、これまで積み上げてこられたこと、それからまた来年度、建設行政、どんなふうに進めていかれるかということを、ぜひ松本局長に御答弁をお願いしたいです。
149 ◯松本建設局長 丹沢委員から建設局の総括ということでお答えします。
建設局がどういうまちを、どういう静岡市を目指して、私たちが日々仕事をしているかというところから話を始めます。
私たちは、活発な経済活動や快適な市民生活を支える強靱な社会基盤を有するまちを実現するために日夜努力しています。私たちが目指すところはそこです。そのために、今までもこれからも来年もどんな取組をしていくかというところですが、先ほど、部長から来年度の
予算編成方針の説明があったんですが、土木部としましては2つの大きな視点、主に災害対策ですね、道路としては4つの基本方針を合わせまして、取組としては大きな骨組みが4つあります。
まず、その1つが地域連携や交流の拡大に貢献する道路の整備とその活用です。具体的には広域道路ネットワークの強化ということで、先ほど御質問がありました直轄事業とか、そういう負担金を払うことで整備を促進していただいて、広域なネットワークを構築していただくということで活発な経済活動に貢献していくということになります。併せて
道路整備をすることで交流の機能も向上すると。その中には市道の整備もあれば、御質問があったような街路事業の整備もあるということになります。
2つ目は、道路利用者の安全性・快適性向上のための道路環境の改善が1つの大きなテーマです。具体的には、先ほども御質問がありましたような自転車走行空間の整備とか、安全性向上のための施設の整備と通学路の整備というところが1つの大きな仕事です。
3つ目が、これがまた大事でして、これからは維持管理の時代だと、メンテナンスの時代だということで、持続可能な運用を図るための維持管理、更新を計画的に推進していく。これも答弁にありましたように、場当たり的に壊れたら直すのではなく予防保全の考え方を取り入れて、極力コストをかけないように長寿命化を図っていくと、健全化を維持していくというところを3つ目の大きなテーマでやっています。
4つ目は、自然災害です。それに耐え得る社会基盤の強靭化を1つの大きなテーマとして推進していく。これは、先ほどもありました橋梁の耐震化補修、河川施設の耐震化、併せて津波対策をやっていくのと併せまして、事前に災害を防ぐための自然災害防除事業とか、国の事業、県事業なんですけど、急傾斜地崩壊対策事業の推進を図るための測量の促進とかをやっていくというところが、先ほど冒頭で申しました私たち建設局として目指していくまちにするための主な取組です。
併せまして、女性活躍推進という話が出たんですが、来年度の予算に向けまして局裁量予算ということで、局の責任で予算を取ってやっていきなさいという方針が示されまして、私としては今言った仕事、取組をしていく上で一番大事なのはやはり人だと思います、仕事をやるのは人だと。同じ人間でも物すごく前向きに仕事を進めてくれる人もいれば、ブレーキをかけていて進めない人もいる中で、建設局としてはスピード感を持って、できないとは言わない、何ができるかを考えるというところの伝統的なスタンス、姿勢でやってきたと思っています。それに裏づけられる技術力、併せて土木の
女性技術職員も23名いますので、彼女たちの技術力をアップすることで、若手の男子の
技術職員もやはりそれに連れてスキルアップも図られると思います。まずその5つ目のテーマとしては人を育てて、技術を伝承していくところを建設局の大きなテーマとしてやってきましたし、また来年度以降も続けていくことになると思います。
150
◯大石委員長 ほかにないようですので、質疑を終わりますが、安竹委員から要求のありました資料提供を技術政策課長、お願いいたします。
次に、要望・意見、討論に移ります。
改めて申し上げますが、本件の討論については昨日の
都市局所管分も併せて発言をお願いします。
要望・意見、討論はありませんか。
151
◯平井委員 自民党です。
初めに、議案第30号につきましては、賛成いたします。
続きまして、建設局の皆さんにはよくやってくださっているので、感謝の気持ちしかないのですが、意見・要望をさせていただきます。
市の財政状況が決して余裕があるわけではない中、建設局では対前年度5.3%増の事業予算を確保されたことを高く評価いたします。これらの事業の中には積極的な国への働きかけによって国の補助を獲得したものや地域の合意形成に御苦労されて着手にこぎ着けたものなど多くあることと思います。当局の皆さんの御努力に感謝申し上げます。
土木、道路の両部とも災害対策を重視した事業を推進してくださっています。着実な推進をお願いいたします。また、災害からの復興時に重要となる地籍調査についても本腰を入れて取り組んでくださるとのことで、大きく期待しております。また、
女性技術者の活躍推進や工事発注の年間平準化は人材不足に悩む建設業界のためにも大切な取組ですので、引き続きよろしくお願いいたします。
松本局長の答弁にもありましたとおり、建設の仕事にも持続可能性というキーワードが意識される時代となってきました。今後とも建設行政に取り組んでいただけるよう要望いたします。
152 ◯水野委員 志政会です。議案第30号に賛成でございます。
意見・要望を述べます。
まず、建設局ですけれども、当初予算では本市の道路、それから橋梁、河川等の防災・減災のための災害の影響を最小限に食い止めるためのインフラ整備に多額の予算が投入されております。市民の安心・安全のための災害に強いまちづくりにしっかり取り組んでいただきたいと思います。
先日、地元の
道路整備をお願いしたんですが、実は月曜日に私、出張だったためになかなかごたごたしているので、日曜日に地元の
道路整備をお願いしたいということで、たまたま清水
道路整備課長の携帯電話が分かったもんですから、電話でお願いしたところ、月曜日以降に整備をしていただけるというふうに思っていたんですが、実はその日の日曜日にスピード感のある対応をしていただいたと非常に感謝をしております。課長が言うには、危険だからすぐ対応したと答えていました。こうした予防保全の対応は大変ありがたいなと思います。
ある経済学者がこのように言っております。病気を予防することは治療することより簡単だし、金もかからない。犯罪を予防するほうが処理するよりも簡単で安く済むと。今後も市民の安全・安心のためにスピード感のある予防保全を実行していただきたいと思います。
最後に、都市局、建設局、全般的には昨日の意見・要望と重複しますが、本市が所有する公共施設のコスト削減のために統廃合、総資産量の適正化、長持ちさせる長寿命化による公共施設の整備や管理に民間活力を積極的に導入し、アセットマネジメントを推進していただきたいと思います。
153 ◯安竹委員 議案第30号中所管分の討論、
都市局所管分も併せてということでございます。断腸の思いでこの議案第30号については反対の討論を行います。
昨日の都市局の公園整備課の答弁によりますと、10億3,858万4,000円の計上予算の中には清水駅東口公園のモニュメント及び樹木の移転というのが入ってございます。大変私は驚きました。当局の説明の中に私が質問した、当局はオアシスとも言って育ててきたこの公園にどういう思いがあるかという、その1点であります。清水庁舎を移転するという大きな課題があるがゆえに、何の文句を言うところなし、この公園を明け渡すといった意味の答弁があったわけであります。一寸の虫にも五分の魂がある、私はそう言われて育ってきました。都市局がこの公園整備というのは、またそれを維持管理するというのは市民のためということについては堂々と胸を張ってでも自分たちの職責の中でこの公園をどういうふうに守っていくかということがまず前面に出なきゃおかしい。それをいとも簡単に、あまりにも大きな構想、話が来ているので、これに対しては立ち向かうことはできないといった意味の答弁に聞こえたわけであります。
モニュメント及び樹木の移転には、5,900万円かかると言っております。決して小さな金ではございません。今までここの公園をどのようにオアシスとして維持管理してきたか、そのことを振り返れば、この5,900万円というお金はどのように使うかによって、公園としての命、市民へのサービスがまだまだ施せるお金ではないかと思うわけであります。
いずれにいたしましても、この拠点が、昨日も3.11の被害に遭った皆さんにお悔やみの黙祷をささげたわけでありますが、あの被害状況をぴったり合わせてもおかしくない大きな東南海地震の問題、課題がここにはかぶせられているわけであります。そういう場所への移転については我が創生静岡は絶対考え直すべきだという姿勢を持っているわけであります。そういう中において、この移転計画が軽々に進むその姿勢の中に、昨日、胸を張ってここについて私たちのオアシスとして守っていこうというその姿勢がなかったことを私は強く批判しておきます。このことを踏まえまして、まとめます。反対討論です。
154
◯大石委員長 安竹委員、今日いらっしゃるのは建設局ですので。
155 ◯安竹委員(続) いや、いいんですよ、だけど、これ併せてといっているんだから、ここで言うしかないじゃないですか。だから、ここにはおそらく都市局も来ていると思いますよ。ちょっと確認してください、委員長。都市局が来ていなかったら無礼ですよ。いるでしょう。委員長、その辺留意してください。
156
◯大石委員長 分かりました。
157 ◯安竹委員(続) 以上をもちまして、私の反対討論を終わりますけれども、あくまでも、ぜひ皆様方、このことについて自分のポジションが抱えている課題はこんなに小さいんだなんて思わないでいただきたい。その課題は、堤が崩れるのも蟻の一穴という言葉もあるじゃないですか。ぜひその辺も留意して、ここについてはもっと私は頑張っていただきたいと思いますが、そういう意見を聞きたかったんですが、それが聞けなかったことも含めて、私の反対討論の理由にしておきたいと思います。
158 ◯松谷委員 緑の党ですけれども、議題となっております議案第30号につきましては反対いたします。
今回、一般会計予算には大浜プールのPFI事業というものは予算という形では出ていないんですけれども、2月補正予算で
債務負担行為として可決され、この予算全体の今年度の重要施策の中には緑地政策課が担う大浜プール、Park-PFIが含まれておりますので、この事業に反対であります。
反対理由は、PFI事業総体について言えることですけれども、民間活力を生かし、民間提案を幅広く求め、サービス水準を高めるために、PFI事業の優位性を示すVFM効果の結果数値は議会に示すけれども、その根拠となる収入、支出に係る情報は議会には提供できないという形で言われていることが理由になります。
静岡市全体としては、新清水庁舎PFI、それから海洋・地球総合ミュージアムPFI事業の緒戦において頓挫する事態が発生したわけであります。その背景には可能性調査における
民間事業者とのサウンディングでは民間の事業者が静岡市の考えを理解していると、それをうのみにして事業を進めてきたんだけれども、実際の入札場面や議決の後に様々な条件をつけて、静岡市側が見込んだことと違うことが現在発生しているわけであります。
民間事業者が本来の意見を隠してきたのか、それとも担当課が思い込みで事業展開ができると判断したのか、その事情は定かではありません。
この問題は、2つの面から考える必要があります。1つ目は、総務委員会での附帯決議に込められております調査の甘さですね、もう1つは議会側のチェック機能の弱さというものも自ら戒めも込めて指摘しなければならないと思います。チェック機能を強めるためには担当課が持っている可能性調査時のVFM数値の根拠を提供してもらわないことには審議ができないわけであります。議会には、もちろん入札等を含めて秘密保持の必要性がある場合が当然あるわけであります。秘密会で審査もできるわけであります。しかし、現在、失敗してから議会に報告されている現状です。
こうしたことから、PFI事業は今後また増えていくんですけれども、VFM情報の議会への提供に関して現状を改善する情報提供の方法に関する議論、あるいは秘密会にして議論する方法、対処は可能だと思います。こうした点から、大浜プールPFI事業に反対をしたいと思います。
さらに言えば、今回、委員会の開催前に関係課長会議の議事録というのを資料で頂いたんですけれども、ここで市長が述べられているのはパブリックコメントで市民が多数支持したから進めたんだということで、後から様々な問題が出てきたときに、それを理由にするということはできないよと、声なき声に耳を傾けるべきだという、そういう発言もあるんですね。そういうことを含めまして、やはりこの問題についてはもっと慎重な態勢、対応が必要ではないかと思います。
次年度は住宅政策課による上土団地のPFI事業が予定されているわけであります。この事業自体は政府の肝煎り政策で、今後こうした形でPFI事業がどんどん増えていくということでもありまして、こういう議会の審議の在り方として、PFI事業の議案の議会への情報提供を、もう一度私はきちんと議会としても対応すべきではないかと思っております。これが反対理由の1つであります。
もう1つは、今、安竹委員からも出されましたけれども、新清水庁舎の住民投票条例制定運動が始まっておりまして、それでさきにも述べましたけれども、PFI事業そのものの問題が示されて、民間の参加の部分が除外されると、議会としても附帯決議をつけるという、非常に注文がついているわけなんですけれども、新庁舎の建設の前提となる東口公園のモニュメントの撤去については私も反対しておきたいと思います。
以上が反対討論になります。
昨日、都市局には意見を述べましたので、建設局への意見・要望ですけれども、やはり気候変動という非常に新たな地球的課題というのが私たちに突きつけられております。2030年、静岡市はCO2削減26%ということですけれども、2050年に実質ゼロというのが世界の多くの流れになっておりまして、静岡市はSDGsという非常に高い目標を掲げている、そうしたときに建設局に関わる気候変動の問題は河川環境及び道路環境で非常に大きなテーマとなるわけであります。
その点で、国土交通省は気候変動への適応という点で様々な課題を今、審議しているわけですが、先ほど道路計画課長から、国の動向を読み取りながら、静岡市にとって活用できるものを1つのストーリーをつくって対処するというふうに述べておられるわけでありますけれども、まさに国の動向を見守るだけじゃなくて、静岡市としてSDGsをつくっていくために、気候変動という非常に重要なテーマ、この日本で一番に対処できる自治体として市長は手を挙げているわけですから、そういう点できちんとした先取りする、静岡市の技術者のレベルを高い水準で示していただきたいと、このことを強く要望しておきたいと思います。
以上で討論を終わります。
159
◯大村委員 これからは決を採るわけですよね。その前に一言いいですか。
160
◯大石委員長 どうぞ。
161
◯大村委員 先ほど、安竹委員さんからいろいろ発言がありました。それにつきまして、私、自民党として庁舎の問題を今、この場で問うことはしません。それはやめたほうがいい会派もいるだろう、これを促進して、もっとまちをよくしていこう、そういう会派もいると。我々自民党、志政会、公明党の3会派につきましては、そういう気持ちで今も進んでいる。これはこれなんですよね。
私がここで意見を言いたいのは、決を採る前に発言をさせていただいたのは、昨日、安竹議員はJR清水駅東口の都市公園についてはいわゆる3.11の地震も踏まえて、あそこは液状化現象が起きるだろうと、そういう発言をされました。
〔発言する者あり〕
162
◯大村委員(続) されました。そして私はもう、すぐ今日、危機管理課のほうに行って、どうなんだと確認をしました。確かに安竹委員が言われるようなことも心配があると。もともとあの地域はいわゆる緩衝緑地地帯といいまして、県が定めたところ、石油コンビナート基地ですね。旧東燃があったところですね。そこに燃料があって、あそこは地震が来たときに燃料がこぼれて、そして清水駅周辺が火の海になるだろうと、そういうことがあって、ああいう形で県が定めた。ですから、あそこの周りには一切建物も建てられない、そういう形でずっと来たんです。そのときは清水のいわゆる79年の歴史の中で東海地震に備えてきたんです。安政地震から150年以内に来るだろうと、明日来てもおかしくない、そういった中でああいう地域を指定した。
それが、今はあそこに燃料がなくなってきた、そういうことでいろんな建物も建っている。そういう形であの公園のところ、広場をいわゆる液状化現象があるから、モニュメントについては危険であろうと、そういう発言をされました。
そして、片方では本会議で安竹議員の創生静岡の風間議員からの質問は何があったか、私が言わなくても知っているだろう。あそこの地域にサッカースタジアムを含む多目的施設を造れと、それでにぎわいをつくるんだと、そういうので私も事務局と風間議員の発言を多分こういうことがあるだろうと、そういう想定の中で、創生静岡ではJR清水駅周辺の活性化、
にぎわい創出については世界水準のサッカースタジアムの建設を中心にすべきとの意見だと、そういうことを言われた。これを私は問題にしているんです。片方の安竹委員さんは、あそこにモニュメントは駄目だと。いいですか、そして片方の人はあそこにサッカースタジアムを造れと、どっちなんですか。会派として統一……(発言する者あり)ちょっと待ってください。私が言うからちょっと聞いていてください。そういう意見を、意見としてできないでしょう。決も採れないでしょう。
これは、安竹委員の今の発言は個人的な、創生静岡の発言じゃなくて、安竹信男という議員の発言ですか。それとも、創生静岡が統一の中でやっている意見なのか。
163 ◯安竹委員 創生静岡の発言です。
164
◯大村委員 おかしいじゃないですか。そうすると、安竹さんはそこに造ってはいけない、創生静岡はサッカースタジアムを含む施設を造ろうとしているじゃないですか。
165 ◯安竹委員 大村委員、あんた何をおっしゃっているんですか。
〔大村委員「どうぞ言ってくださいよ、どんどん。」〕
166 ◯安竹委員(続) あそこのエリアをどういうふうにやっていくかという大きなビジョンは、まだ我々は聞いていません、市長からも。
167
◯大村委員 まだ、何もない。まだ出ていない。
168 ◯安竹委員 出ていないでしょう。今、各論として、核としてあそこをこうしよう、ああしようとすることについて、そういったことがあるならば拠点としてこういったものがいいじゃないのか、市長が選挙公約で、あるいは大勢の推した皆さんがサッカースタジアムを欲しいという意見があったので、そういったことをあそこの地区にオーバーラップしたらどうですかと、こういう話です。
169
◯大村委員 私、そんなこと聞いているわけじゃないんですよ。昨日と今日の意見を聞いて、私は意見を言っているんです。安竹委員はモニュメントはあそこに立てちゃいけないと、なぜだというと液状化現象があるから駄目なんだと、もうその辺はそこで発言するということは風間議員が本会議で説明するときには、そういうものもまとめているんじゃないですか。
170 ◯安竹委員 私はね、そんなあほなことは言いませんよ。確認をしたんです。モニュメント移転先はイベント広場ということももちろん認めていますので、そこはあれだけの大きな物件ですので、液状化に対することが心配だということを僕は意見述べたんです。そしたら、大丈夫ですという答弁があったんです。そこに何がおかしいことがあるんですか。
171
◯大村委員 それは、委員会の意見の中で当局が大丈夫だと言っているんだから大丈夫ですよ。それを我々は信じるしかないじゃないですか。じゃ、今日だっていろいろな意見やったじゃないですか、答弁も質問も。そういうのを一々皆さん当局がいろいろ調べて、いろいろ勉強してきたことを答弁しているわけですよ。それを信用しないんですか、信用するでしょう。何でこのモニュメントだけはしないんですか。
だから、私は言ったじゃないですか。あのモニュメント、いわゆるニューヨークにも東京のど真ん中にもあのモニュメントが今物すごく人気あるわけですよ。これだって1つのにぎわいになるじゃないですか、あのモニュメントをあそこに造ることによって。だからそういうことを私は言っている。
172 ◯安竹委員 私は、そんな矛盾なことは言う思いもないし、言っていません。もう一度議事録調べてください、昨日の今日ですから。だから昨日、液状化のことを心配する市民もいたけども、大丈夫ですかといったら、大丈夫だという答弁があって、それで一件落着じゃないですか、そのことは。
173
◯大村委員 そうじゃないです。あそこに言ったでしょう。液状化現象であそこどうなんだと、私も調べたよと言ったでしょう。そういうのも分かる中で、そのときの部長か、池田担当部長は大丈夫ですと、あそこに建て替えるときにはいわゆるそういった基礎もしっかりあれしてね、昨日は基礎とは言っていないけどね、そういうものもしっかりやる中で安全は大丈夫です、そう言っていましたよ。
〔発言する者あり〕
174
◯大村委員(続) おかしいよ、何かがおかしくて、あなたの意見はあそこが液状化現象だからモニュメントを造るのも反対ですと今も言っているじゃないですか。今、そんなことも言ったじゃないですか、3.11も、でしょう。だけど、片方のほうは本会議でサッカースタジアムをJR清水駅周辺の活性化、
にぎわい創出のために世界水準のサッカースタジアムの建設を中心にするべきだと、だからその中にはもしかしたらモニュメントも入るかもしれない、あれだけいいものなんだから。だから含めてもおかしくないでしょう。だから、モニュメントは1つのものなんだけど、いわゆる建物だけがにぎわいを示すものじゃないと、これは私の意見だよ、個人的な意見、そうじゃないと思う。そういったいろいろなものを含める中で、あそこをもっともっと活性化するような地域にしたらいい。それは安竹委員が言っているような、いわゆるあそこは液状化現象が心配されるから、それ当然です、これは。やっぱりそれは心配するべきだ、これは。
だから、さっき私が言ったのは、これを議論するつもりはないんです、僕は。だからそこに創生静岡さんとあとは共産党さんとかは、いわゆるあそこは駄目だよと、非常に危険なところだから駄目だ、これはいいんです。これを私は問うているわけじゃない。我々はそうじゃなくて、我々のところはあそこにはそういうものもしっかり準備して建てるんだからいきましょうと。それは違っている、食い違うのはしようがない。
ただ、私が言っているのは昨日の委員会と今日の委員会を通じての中のことで言っているのが安竹委員と創生静岡の本会議で質問した人の意見が違うんじゃないですかということです。それで決を採った場合にどうなるんですかと、それだけ今、問うているだけということ。
175 ◯丹沢委員 討論なのでね、激しい意見の交換があるのは悪いことじゃないんですけれども、今、大村委員が主張されて、安竹さんもまた何か御意見あったら、それを伺って、その上で、もう決に入っていただければと願いますが、委員長いかがでしょうか。
176
◯大石委員長 そうですね、はい。
177 ◯安竹委員 冒頭申し上げましたけれども、公園整備課が昨日、この公園の維持管理の中で清水庁舎移転に伴う清水駅東口公園のモニュメント及び樹木等移設について金額的には5,900万円余と言われました。このことについて反対するという意味で、この議案第30号を反対するという意思を表明させていただきました。
178
◯大石委員長 それでは、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。
反対の討論がありましたので、挙手により採決します。
議案第30号中所管分は可決することに賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
179
◯大石委員長 賛成多数ですので、議案第30号中所管分は可決すべきものと決定いたしました。
以上で議案審査を終了します。
──────────────────────────────
180
◯大石委員長 次に、報告事項に移ります。
初めに、境界確定訴訟について聞くこととします。
181 ◯内野地籍担当課長 令和2年2月6日付で、市に対しまして境界確定を請求する旨の訴訟が静岡地方裁判所に提起されましたので、報告をいたします。
事件名でございますが、令和2年(ワ)第70号境界確定請求事件でございます。
原告は、市内葵区在住の男性でございます。
被告は、静岡市でございます。
原告におかれましては、原告が所有する土地と法定外公共物(雨水路)との境界確定、それとこの訴訟費用、裁判費用を市の負担するように請求をしているところでございます。
概要につきましては、こちらのパネルを御覧いただければと思います。
提起された場所でございますが、静岡市道に面しております宅地と宅地の間に水路敷き、これは法定外公共物の水路でございます。こういった状況にありまして、現況においても水路が存在しております。本件につきましては、原告所有地と水路敷きの境界につきまして、かねてから継続して協議を行っていたところでございますが、平成28年になりまして、不動産登記法に定めのある筆界特定制度を用いまして法務局の筆界特定登記官に筆界の位置を求めましたところ、赤い線で示された位置に筆界が示されているところでございます。
ところが、この赤い線でございますが、原告所有地の対側側の宅地にございます、こちらでいいますと茶色で示した構造物、これ現況、ブロック塀がございますが、この中に赤い線が食い込んでしまっております。また、公図上の水路敷きの幅、約90センチですけれども、これを現地で確保しようとしますと、青線のとおり、水路敷きが対側地の建物にも影響することから、対側地権者の同意を得ることができない状況となっているところでございます。また、筆界特定には法的な効果はございません。こうした状況の中、市と原告との間だけで赤い線で示された筆界特定線の位置でもって甲乙間での境界を確定した場合、市が対側地権者から非難されることは明らかであることから、今回、裁判の中で判決を頂いて決めるしかないというようなところでございます。
裁判の状況でございますけれども、実は昨日、3月11日に第1回目の口頭弁論が静岡地方裁判所で行われまして、内容としましては、原告の請求の趣旨を確認したところでございます。また、第2回の口頭弁論期日は令和2年4月20日に決定をしたところでございます。
今後につきましては、本市の顧問弁護士あるいは政策法務課等々と協議を重ねながら、適切な対応をしていきたいと考えているところでございます。
182
◯大石委員長 ただいまの報告に対し、質疑等ありませんか。
〔「ありません」〕
183
◯大石委員長 特にないようですので、質疑等を終わります。
次に、令和元年度
債務負担行為予算専決の事前報告について聞くこととします。
184
◯塚田道路計画課長 令和元年度
債務負担行為予算専決の事前報告について説明させていただきます。
静岡市土地開発公社に委託して取得する国吉田瀬名線ほか1路線道路事業用地費平成31年度分及び静岡市土地開発公社に委託して取得する日出町高松線ほか10路線街路事業用地費平成31年度分ですけれども、この2件、
債務負担行為につきましては、現在も用地交渉をしておりまして、年度末までぎりぎりまで用地交渉を進めるというところがございますので、金額がこの時点で未確定というところがございます。つきましては、年度末の結果を踏まえ専決処分させていただくことを事前に報告させていただきたいと思います。
なお、確定金額につきましては、令和2年度の直近の議会に諮り、御承認を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
185
◯大石委員長 ただいまの報告に対し、質疑等はありませんか。
〔「ありません」〕
186
◯大石委員長 ないようですので、質疑等を終わります。
報告事項は以上です。
──────────────────────────────
187
◯大石委員長 この際、本日出席の当局の皆様のうち、3月31日をもって退職される方及び県へ帰任される方を御紹介いたします。
お名前をお呼びいたしますので、自席にて御起立ください。
建設局長、松本様、建設局理事、澤野様。
松本様におかれましては、長きにわたり本市の各種行政に携わり、誠にお疲れさまでした。澤野様におかれましては、県へ帰任されますが、ますますの御活躍をお祈りいたします。大変にありがとうございました。
都市建設委員会一同、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。
なお、お二人から御挨拶を頂きたいと思います。
〔松本局長、
澤野理事挨拶〕
188
◯大石委員長 ありがとうございました。これまでの御活躍に対しまして、いま一度感謝の絶大なる拍手でお送りいたしたいと思います。(拍手)
大変にありがとうございました。
それでは、自席へお戻りください。
──────────────────────────────
189
◯大石委員長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
これをもちまして
都市建設委員会を散会いたします。
午後3時15分散会
──────────────────────────────
都市建設委員長 大石 直樹
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