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  1. 静岡市議会 2019-12-09
    令和元年 観光文化経済委員会 本文 2019-12-09


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯佐藤委員長 ただいまから観光文化経済委員会を開会いたします。  今期定例会で、本委員会に付託されましたのは、議案第233号令和年度静岡一般会計補正予算(第5号)中所管分ほか3件であります。  審査に先立ちまして、申し上げます。案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑当局対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとし、効率的な委員会運営に努めてくださいますようお願い申し上げます。      ────────────────────────────── 2 ◯佐藤委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第233号中所管分、第246号中所管分、第250号中及び第253号の4件を一括議題といたします。  それでは、当局説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 3 ◯佐藤委員長 ただいまの説明に対して質疑に入ります。  質疑に先立ち申し上げます。  委員会記録作成関係から、発言の際には必ずマイクを使用して発言くださいますようお願い申し上げます。  それでは、質疑はありませんか。 4 ◯宮城委員 私からは、資料-1の4ページのスポーツ振興課にお伺いいたします。  多くの元気な高齢者たちが利用しているスポーツ広場グラウンドゴルフをやったり、いろいろなことをやっていますけれども、健康増進のために毎日そこを活用している方たちが大変多いんです。今回、台風被害があちこちに見受けられますが、その被害の全体像はどうであったか、教えてください。 5 ◯長澤スポーツ振興課長 台風19号によりますスポーツ施設被害についてですが、全部で23施設被害を受けておりまして、そのうち補正予算修繕を行う施設は21施設となります。  21施設の内訳は、安倍川河川敷安倍川増水によってグラウンド表土が流され、泥が堆積したり流木が流れてきたりということで、でこぼこになってしまい利用できなくなっている、辰起町を初めとするスポーツ広場が15施設でございます。そのほかに、降雨による登山道の崩落や土砂の堆積によって通行不能になっている安倍の大滝を初めとするハイキングコースが4カ所。その他、清水総合運動場のプールのフェンスが壊れたものと庵原第2球場ののり面が崩れたということで全21施設被害を受けています。 6 ◯宮城委員 そうしますと、どういう手順でやっていくのかということですけれども、それらの全てを復旧できるのはいつごろか、特に皆さんが待ち望んでいる21カ所について、そのあたりを教えてください。 7 ◯長澤スポーツ振興課長 復旧についてですけれども、まず、今回補正予算でお願いしているスポーツ広場については、グラウンドゴルフや野球、ソフトボール、サッカーと、かなり利用頻度が激しくて、被災したその日曜日からいつ直るのという問い合わせの電話がかかってくるような状態です。それについては皆さん利用再開要望に応えるために、早期に着工したいということで、今回、現計予算である公共災害復旧事業費3,000万円を単独災害復旧事業費に流用させていただき、まず3,000万円分は利用頻度の高いスポーツ広場から順次修繕を実施しております。早いところで、今週中にはスポーツ広場再開できる見通しが立っております。その他のハイキングコースなどについては、今後補正予算議決をいただいた後に残りの2,426万円の修繕を行い、1日も早い再開を望みますけれども、一応、安全を期して来年の3月には全施設再開に向けて、今、準備を進めているところです。 8 ◯宮城委員 そのスポーツ広場ですけれども、いつも同じような箇所被害に遭っているように住民の方たちからお話をよく聞きます。この際、この復旧工事の中でその予防に当たるような、防災にも当たると思いますけれども、そういうちょっとグレードアップというか、防災にもなる予防的な措置が図られる可能性はあるのでしょうか。
    9 ◯長澤スポーツ振興課長 河川敷増水に伴う災害ということで、まず、ここの場所については国からの占用利用ということでお借りして、使わせてもらっているんですが、毎年のように増水によって被害を受けるんです。その一因として、30年代の高度成長期砂利採取をされていたということで河床が下がっていたんですが、昭和43年にその砂利採取に規制がかかってしまい、それ以降、いわば河床が上がってしまって増水しやすいという状況になっています。そういった意味では、国も河道の掘削とか堤防の整備というような、さまざまな治水対策をやられているようなので、そこら辺は情報を共有させていただきながら、今回は1日も早い復旧という形で、まずは流れてきた泥を除去して、1回整地をさせていただいて、その上にもう一回表土を乗せるということで、最終的に転圧をかける形で、1日も早い再開のために今修繕しているところです。 10 ◯石委員 資料-1の5ページの農業政策課になるのかな、一連の台風被害があって施設を応援してくださるのはありがたいんですけれども、施設に対する被害額トータルでどのぐらいあったのか、それから農産物の被害額はどのぐらいになっているのかを教えてもらいたいというのが1点。まずは、お伺いします。 11 ◯大畑農業政策課長 農作物に対する被害ですけれども、まず、台風19号によりまして、農業施設関係では、駿河区の久能から駒越、三保海岸地域と、あと内陸部においても葵区の俵峰とか清水区の庵原につきまして、ビニールハウスの倒壊や骨組みであるパイプのゆがみ、軽微なものでビニール破損等、こういったものを含めまして48件ほどの被害報告がありました。  それと、農作物についての被害ですけれども、これにつきましては、ワサビとかイチゴに対しての被害が31件ほど確認されております。被害額につきましては、農業用施設は、約1,130万円で、農作物被害は約300万円、合計しますと約1,430万円の被害確認されたということで報告を受けております。 12 ◯石委員 次に、林道東俣線の話ですけれども、かなり傷んだという話を聞いています。JR東海との話の中で、とりあえず復旧させるところまでは静岡市の義務であると。その後、JR東海リニア用の工事用道路整備していくという、工事用道路というか林道東俣線整備していくということですけれども、今の壊れた状況JR東海との話の中で、次はこんなふうになっていきますという説明をいただけたら、ちょっと議案と離れるかもしれませんが、御了承願いたいと思います。わかる範囲で結構です。 13 ◯小川治山林道課長 林道東俣線の現在の状況ですけれども、今回の台風19号で大きく被災した箇所が3カ所ございます。まず、入り口、沼平から約4キロほど入った地点です。この地点で2カ所大きな被害を受けているんですけれども、まず、1号箇所と呼んでいるところが約30メーター路肩が半分欠損している状況です。それから、2号箇所と呼んでいるところが約150メーターにわたって道そのものが全てなくなっている部分もあれば、路肩が半分なくなっている部分もあるということで全く通れない状況になっております。それから、もう1カ所が千石というところになります。入口から約25.8キロ入ったところ、もう終点に近いところになるんですけれども、そこの地点でも約100メーター路肩の欠損が生じている状況でございます。  これらについては、先ほど議員のおっしゃったとおり、順次こちらで公共災害復旧事業に充てまして、今後復旧を図っていく予定になっております。この復旧には、全て復旧できるまで長くて約1年を要するのではないかと見込んでいるわけですけれども、その後、JR東海復旧された現道に対しての改良が行われていく状況になります。JR東海が主に行う改良は、路面の舗装ですね。今、林道東俣線はほとんどが舗装されておりませんので、そこの走行性を高める、それから安全性も高めるという意味で、先行して舗装をやっていくことになろうかと思います。その後、今回もたくさんの崩土が起こったわけですけれども、のり面の保護については、既に200カ所程度手当てをしなければいけない箇所がリストアップされておりますので、そちらを順次手当てをしていくことになろうかと思います。 14 ◯石委員 そうすると、静岡市がやるべきものが全部終わったらJR東海のほうに移るという格好になろうかと思いますけれども、JR東海林道東俣線でかけるであろうと予想される金額はどのくらいかわかりますか。 15 ◯小川治山林道課長 済みません、先ほど説明がうまくないところがあったんですけれども、今回被災した3カ所については、順次復旧が終わった後にJR改良をしていくんですけれども、それ以外に手をつけられる箇所はたくさんございます。そういったところについては、順次復旧が終わる前であってもJRは手をつけていくという状況にございます。  その復旧にかかる経費は、私のほうではわかりません。今後、JRで積算をしていくものと思います。 16 ◯稲葉委員 それでは、2点ほどあります。  1つは、先ほど宮城委員からもスポーツ広場被害関係がありましたけれども、私からは資料-1の4ページにあります観光国際交流課観光トイレ、それから三保あたりグラウンドゴルフ場についてです。観光施設あるいはグラウンドゴルフ場が今回被害に遭って、特にグラウンドゴルフ場は以前にも1度被災をしていると記憶しております。先ほどスポーツ施設河川敷お話がありましたけれども、特に三保観光トイレグラウンドゴルフ場については復旧ということに加えて、予防対策というような対応はとられているのか、お伺いいたします。 17 ◯岡山観光国際交流課長 グラウンドゴルフ場被害観光トイレ復旧における今後の対策ということでよろしいでしょうか。  グラウンドゴルフ場にあっては三保先端にあることから、高潮の影響を強く受けまして、土砂でいうと、芝の上におおむね1メーターぐらいの土砂が堆積した状況でした。また、海水も多く流入しまして、管理棟電気設備被害を受けた状況にあります。  実は今、議員からもお話があったとおり、2年前も同様の被害を受けておりまして、今回、復旧に当たり多くの土砂が堆積した部分につきましては、それを避けるような形で少しコースの再レイアウトを構築する予定です。実際には、かなり先端に近い部分も芝を張って活用してはあったのですが、今話があったように2度も同じような被害を受けているものですから、そこを避ける形で既存の全体のコースレイアウトを構築する形で退避することを検討しております。  加えて、水没した電気設備につきましては、今度は高い位置に設置するような形を予定しております。  また、トイレ自転車道傍らに設置してございます。今回は、トイレ復旧と、その傍らにあった倉庫について、清水第五中学校の協力を得て校内に移転する形で、少し海辺から避ける形で検討しております。  トイレ状況については、トイレはどうしても自転車道傍らにないと意味がないものですから、そこにつきましては、大きな台風が接近したときに少し退避する、要するに外して保管して、また設置する。費用はかかるんですが、実際にトイレが流されてしまうと100万円ぐらいの金額がかかるということで、そこら辺は大きな台風がきたときに検討しながら対応していきたいと考えております。 18 ◯稲葉委員 もう1つが、同じ資料-1の9ページになるんですが、災害復旧費公共災害復旧事業農林水産関係繰り越しになっていくということで、繰り越ししていく部分復旧事業のスケジュールを教えてください。 19 ◯太田農地整備課長 農地整備課からは1段目の農地災害復旧費について説明させていただきます。  明日、国の災害査定が行われます。その査定でオーケーをもらった後、復旧工事発注手続を進めてまいります。工事の完了については、来年9月ごろを目指して進めてまいります。 20 ◯小川治山林道課長 災害復旧の今後の予定ですけれども、今回、繰り越しをお願いしているものは、全て公共災害復旧事業にかかわるものです。台風19号で被災を受けました箇所ですけれども、本日9日から11日まで国の査定が入りまして、現地状況確認した上で、年度内金額が確定する見込みになっております。その後、発注手続を行いまして、業者と契約できるのが年度内見込みとなっております。実際に工事にかかるのは、来年4月以降になると思いますけれども、早いもので夏前、ちょっと時間のかかるもので来年度いっぱいという見込みでおります。 21 ◯増田水産漁港課長 公共災害復旧事業費単独災害復旧事業費の2件の繰り越しをお願いしております。公共のほうにつきましては、こちらも来週、公共災害復旧事業採択のための査定を受けます。その後、事業費決定した後に工事を発注し、繰越明許により工事を行う予定です。工事には新たな消波ブロック作製期間ですとか、台風シーズンを避けて施工する必要があると考えておりますので、工期を令和3年3月末の完成予定しております。  また、単独事業につきましては、修繕年度内に完了する予定ですけれども、工事議決後に発注して来年9月頃の完成予定しております。 22 ◯山本委員 資料-1のスポーツ振興課体育施設災害復旧事業説明していただいた21施設のうち、辰起グラウンドはいつごろ復旧されるのか、まず教えていただきたいと思います。 23 ◯長澤スポーツ振興課長 辰起グラウンド復旧見込みですが、1月下旬から2月上旬を見込んでおります。 24 ◯山本委員 全体的に21施設復旧されるという中で、時期がずれていくわけですよね。そうした場合に、いつ完成しましたよ、使用可能ですよという関係者への連絡はどういう手続でどういうふうに進めていくのか、誰にするのかを教えてください。 25 ◯長澤スポーツ振興課長 利用者への情報提供という話ですけれど、まずは台風が通過した日曜日の朝、施設担当の職員が被害調査を行って、その結果によりスポーツ広場もそうだったんですけれど、100件くらいの予約が入っていましたので、そこは手分けをして連絡して、まず状況を伝え、今後復旧して再開する際にはまた連絡するとお伝えしてございます。その後については、市のホームページとか、スポーツ施設予約システム随時復旧状況を掲載してごらんいただくと。また、地元や利用団体の皆様につきましては、その進捗状況によって、随時、情報共有を図り、今こういう状況で、めどはどれくらいですということを、それぞれの担当からお伝えさせていただいている状況です。 26 ◯山本委員 同じく資料-1の5ページ、先ほどもちょっと質問が出たんですけれども、農作物関係被害に遭ったと思うんですが、具体的に被害がどういう状況かと、これは個人が申請を出せばそれで済んじゃうものなのか、現地確認して、基準みたいなものが何かあるのか教えていただきたいです。 27 ◯大畑農業政策課長 国の強い農業担い手づくり総合支援交付金を使いまして、県も協調助成していただいて事業をやっていくものです。これについては当然のことながら、被害状況確認がまず必要になってきます。今後、JAさんを通して要望を受け付けしまして、私どもが現地等台風による被害かどうかを確認します。それに基づいて、県を通して国に要望していくことになります。それが県から国に行ったところで、一旦割り当ての内示が出てきて、全てを国が把握した中でこの事業を認めていただくことになります。最終的には国の事業ということで認定され、それを一括して市が申請していく形になりまして、市から各農業者さんに交付決定を出していくような流れになります。そういった手続上の了承をもらったものについては、この事業が進んでいくという形になります。 28 ◯山本委員 先ほど48件と31件でしたか、トータル1,400万円の被害があったという御説明もあったんですけれど、市が確認して申請されるということですが、申請期間というか、具体的な期限とか金額上限はなしと理解すればよろしいですか。それで、自己負担3割ということでしょうか。 29 ◯大畑農業政策課長 この要望調査ですけれども、12月中旬ぐらいに一旦県で取りまとめて提出ということになります。48件の被害を受けた農家さんの中には、補助を受けないで自分で復旧したり、農業共済に加入されている方は共済で補填できる範囲内でやるので補助申請しないなど、いろいろなケースがあります。今回はこういった要望ができますというアナウンスをして、広く呼びかけて手を挙げていただくということになります。  上限につきましては、先ほど委員がおっしゃったように特に設けてございません。台風被害かどうかを写真等も含めて、現地調査確認する形で予定しております。 30 ◯山本委員 同じく、資料-1の6ページの漁港関係ですけれど、すごく基本的なお話で大変恐縮ですが、公共単独ということであえて分かれているんですが、国が認めるもの、そうでないものとの違いを具体的に教えていただきたい、どういう場合は国がやりますよ、どういう場合は市がやらなきゃいけないですよという基準みたいなものがあったら教えていただきたいと思います。 31 ◯増田水産漁港課長 公共災害復旧事業単独災害復旧事業採択の違いについてですが、水産関係土木施設のうち市が所管する漁港施設海岸施設は、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法に基づき、災害復旧を実施しております。この法律または施行令の中で雨量風速、例えば平均風速が15メートル以上とか雨量が24時間で80ミリとか、そういう採択基準があります。また復旧に係る金額の規模は1施設120万円以上です。漁港施設海岸保全施設などの対象についても定めがあります。  今回、公共災害復旧事業として計上している広野防波堤は、漁港漁場整備法第3条に規定しております防波堤や岸壁等の基本施設として対象施設に位置づけられているため、公共災害として復旧申請するものでございます。  また、単独災害復旧事業として計上しております広野海岸公園のつり護岸については、復旧対象が附属施設の転落防止柵であるため、海岸法に基づき指定された海岸またはこれに設置する防波堤、護岸、離岸堤、その他海岸を防護するための海岸保全施設、こちらには該当しないため、単独災害として復旧予定しております。  以上のように気象状況災害規模、対象施設などを考慮して公共単独災害復旧事業の選定をしております。 32 ◯山本委員 簡単に言うと、漁港でも国が整備してきたものは国がそのままやるというイメージでいいんですかね。簡易なものは周りの附帯施設は市がやらなきゃいけないという、金額云々の関係ではなく、ある意味そういう線引きがされていると理解すればいいんですよね、きっと。 33 ◯増田水産漁港課長 今回、災害復旧という中で広野海岸公園のつり護岸については、本来、海岸として守るべき護岸をつり護岸として利用するために防波堤をつける、プラスアルファの附属施設としてやっているものについては公共災害の対象にはならないということです。 34 ◯石委員 公共災害で国からお金が出る場合に、今まで現状復帰と言うか、もとに戻すのが基本であると理解しているんです。実はこの前、自民党の岸田政調会長の話を聞く機会がありまして、そのときの話の中に現状復帰ではなくて、それをさらに改良してよりよいものにするように指示を出したという話があったんです。  過去の事例でいうと、阪神淡路大震災のときに神戸港が壊れ、ついたお金はあくまでも現状復帰であった結果、神戸港は世界のハブの港から脱落していったというんでしょうか、世界のグレードの高い港としての価値がなくなってしまった。そういう反省から、これから公共災害でやる場合には、できるだけいいものをつくって直しなさいというようにしたいという話があったんですけれども、そういった話は静岡市にはきているんですか。 35 ◯小川治山林道課長 今、議員がおっしゃられたような改良を含めた復旧という話は現状ではまだ市にはきておりません。あくまでも原形復旧が基本となりますが、私どもも復旧に当たっては再発防止という観点から、改良に当たるかもしれない部分も若干含めた上で国に申請を上げます。その上で査定官がどういう判断をしていただけるのかにかかってくるかと思います。 36 ◯石委員 岸田さんがうそをつくとは思わないものですから、政調会長として原形復旧だけじゃなくて、もっとよりよいものにしなさいという指示を出したと、強靭化対策の一環だと思いますけれども、ぜひそういった情報を早目に捉えて、静岡市としてはもとに戻せばそれでいいということじゃない、しっかりとした対応をしていただきたいと思います。 37 ◯佐藤委員長 後ほど要望でお願いいたします。  ほかに質疑はございますか。 38 ◯牧田委員 今回、災害復旧のことがほとんどだったんですけれども、自然災害復旧をするために原形復旧という今のお話ですが、原因が自然だけではなくて、例えば人的な要因、あるいは行政的な要因も中にはあると思うんです。三保真崎のグラウンドゴルフ場は2年前もやられたわけですが、ここは防潮堤が崩れたりしているんです。その辺で、これは県の仕事なんです。予算を見ると市債で全部やると、これは県の責任もあるんじゃないかと思うわけです。その辺で、防潮堤の状況がわかりましたら教えてもらえますか、その辺の原因について。 39 ◯岡山観光国際交流課長 防潮堤についてなんですが、実は私も気になりまして、県には確認させていただいております。清水港湾付近において、当然優先すべき箇所が多々あると。三保先端につきましては、今のところ計画はないと確認させていただいておりまして、私が先ほど答弁で申し上げましたが、みずからが同じような災害があったときに何か対処しなきゃいけないというところで、再レイアウトの構築を検討しているところでございます。 40 ◯牧田委員 結局、防潮堤は規定の高さはないということですよね。だからそれが原因だとすれば、やはりそれなりに市だけが負担するのは違うと感じるので、それはここだけじゃなくていろいろなところにも波及する可能性があるんですが、何かその辺で県との交渉みたいなものを危機管理総室と連携しながら検討してもらえたらありがたいなと思っています。 41 ◯佐藤委員長 ほかに質疑はございませんか。             〔「ありません」〕 42 ◯佐藤委員長 それでは、ほかにないようですので質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますのでよろしくお願いいたします。  それでは、要望・意見、討論はありませんか。 43 ◯宮城委員 自民党です。今回の議案全てに賛成します。  要望としましては、今回の補正予算台風19号の被害対応しています。被害に遭った農道、林道、そして漁港は、その産業の生産基盤となっているので、その影響が限定的になるように迅速かつ適切に、また早期の復旧が図られるようにお願いします。それとともに、今後は国や県とも連携しながら各施設防災力の強化にも努めていただきたいと思います。  それからもう1点、グラウンドゴルフ場の件ですが、三保真崎グラウンドゴルフ場観光国際交流課が現状より改善する方向で進むというお話しでしたが、スポーツ振興課所管のスポーツ施設グラウンドゴルフ場は、静岡市の場合、葵区、駿河区、清水区ともに特にグラウンドゴルフでの利用度が大変高く、日々市民が有効活用しています。いつも同じような、被害に遭ってから対応するのではなくて、再発防止という意味も込めて、予防になるような防災力を高めていただく工事も重ねて要望します。 44 ◯牧田委員 補足です。それに加えて、今も少し触れていましたけれども、ぜひ防潮堤も含めて、県とのかかわりの中でいろいろと調整しながら負担を担ってもらうようなこともあわせてお願いさせてもらいたいということでお願いします。 45 ◯石委員 林道東俣線、あるいは以下のトンネルということで動いていますけれども、向かいのビルの5階に住んでいる方がいろいろな意見を言います。静岡市だけ抜け駆けしたとかという発言を公の場でしているわけですけれども、自治体が自治体のために地域の皆さん要望することを一生懸命に実現していくことは当然のことですから、そういう奇怪な意見に心惑わされることなく、堂々と仕事を進めていただくことを心から要望いたします。 46 ◯稲葉委員 志政会です。全ての議案に賛成させていただきます。  意見・要望につきましては、まずは、この復旧事業を確実に進めていただいて、早期復旧を図っていただきたいということ、それから、引き続きになりますけれども、こういった災害等、あるいは市民の皆様からのさまざまな御相談には親身に御対応いただきたいということ、それと宮城委員もおっしゃっていますけれども、今回やっぱり特に人が集まったり、あるいは生活に必要な道路が被災しているということですので、災害に備えていくという観点で言えば、この台風被害は今までよりも日常的に頻繁に起こってくることが想定されます。そういったことも想定していただきながら、復旧じゃなくて、やっぱり予防にもぜひとも力を入れていただきたいと要望させていただきます。 47 ◯山本委員 公明党も全議案に賛成です。  意見・要望を申し上げます。  まず、今回は、災害復旧予算ですが、まずは暫定的にでも仮復旧をされているかと思いますけれども、市民が生活していることを考えると、市民への影響を極力少なくしていただきたいという観点から、そこに住んでいらっしゃる住民の方々への説明といいますか、今は仮復旧だけれども、いつをめどに完成予定ですとか、その辺を丁寧にできるだけ地元に説明していただきたいというのが1点。  もう1つは、皆さんおっしゃっていましたが、再発防止ということでしょうけれども、台風は間違いなく毎年来るので、スポーツ施設もある程度の災害対策のための予算計上というか、もう一段予算を上積みしてもいいのかと。今回も林道の関係でいろいろな流用をされていると思いますけれど、もう少しその辺を細かく見ていただいて、予算のあり方を検討していただきたいと、そんなことも要望させていただきます。 48 ◯佐藤委員長 特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第233号中所管分、第246号中所管分、第250号及び第253号の4件につきましては、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 49 ◯佐藤委員長 御異議なしと認め、議案第233号中所管分ほか3件は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了します。      ────────────────────────────── 50 ◯佐藤委員長 本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、観光文化経済委員会を散会いたします。                 午後10時59分散会      ────────────────────────────── 観光文化経済委員長  佐藤 成子 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...