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  1. 静岡市議会 2019-02-15
    平成31年 企業消防委員会 本文 2019-02-15


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時55分開議 ◯後藤委員長 ただいまから、企業消防委員会を開きます。  本委員会に付託されましたのは、議案第1号平成30年度静岡一般会計補正予算(第6号)中所管分外4件であります。  審査に先立ち、委員、そして説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言してくださるようお願いいたします。  また、要望意見については質疑終了後に述べていただくことにし、質疑の段階で要望意見に及ぶ発言は避けていただくようにお願いいたします。      ────────────────────────────── 2 ◯後藤委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第1号中所管分議案第8号、議案第16号、議案第17号、及び議案第19号の5件を一括議題といたします。  議案審査の順序としましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論とあわせて要望意見を述べていただき、採決を行います。特に反対立場での討論がない場合は、簡易採決により決をとりますのでよろしくお願いいたします。  それでは、当局説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し質疑に入りますが、発言前にどの議案に対するものかを述べてから発言していただきたいと思います。  なお、要望意見についてはこの後別に時間を設けておりますのでそちらで御発言いただくようお願い申し上げます。  それでは、質疑はありませんか。 4 ◯さいとう委員 御説明ありがとうございます。  質問が1点。  資料-1の42ページですが、市債減額多額になっておりますが、その中身説明をしていただきたいのと、あと同じページなんですけれども、契約額の確定に伴う事業費減額ということで、こちらも市単独事業費多額減額をされておりますけれども、この中身につきまして御説明をお願いいたします。 5 ◯望月葵北水道施設担当課長 歳入であります市債減額は、これを財源とする工事費減額に伴うものでございます。  歳出の2款の施設費、1)公共事業費で5,787万1,000円の減額をお願いしておりますが、この主な理由は、日向簡易水道送水管及び配水管布設がえ工事における事業規模の縮小によるもので、財源となる市債減額分は5,270万円に上ります。
     この工事は、簡易水道等施設整備費国庫補助金財源の一部としておりますが、この補助金年度当初、昨年の4月に平成29年度本省繰越として内示されたことから事業繰り越しができず、本年度平成30年度中に工事完成させる必要が生じました。  しかし、道路管理者が実施する道路改良工事と同調させなければならない部分の設計見直し日時を要したため発注が9月となりました。その後の入札が不調となり、当初予定しておりました事業規模では工期確保が困難となったことから、直ちに県を通して厚生労働省報告変更申請手続により、今年度事業規模を縮小し実施することとしたため、事業費が大幅に縮小したものです。  なお、平成31年度は、今年度実施できなかった箇所を含めて要望しております。  続きまして、市単独事業費減額分につきまして説明させていただきます。  この市単独事業費は、井川簡易水道配水管布設がえ工事事業に係るものでございます。年度当初に行いました現地調査におきまして、布設配管口径及び水圧について再検討の必要が生じまして、この設計変更を行ったことにより事業差金が出たということでございます。 6 ◯さいとう委員 続きまして、消防議案説明についての質問で、議案集3)の15ページですが、静岡地域消防救急広域化運営費受託事業収入減額についての説明をお願いします。 7 ◯原田消防局理事 消防広域運営の調整を担当しておりますので、私から答弁させていただきます。  静岡地域消防救急広域化運営費受託事業収入内容についてでございますが、まずこの受託事業収入は、広域消防事務に係る関係2市2町からの委託料でございます。今回の補正額425万3,000円の減額につきましては、全て人件費減額補正に係るものでございます。委託料の経費の負担につきましては、消防広域化に当たって、平成28年3月に各委託市町静岡市との間で消防事務委託に関する協定を締結しております。この協定の中で人件費やそのほか庁舎車両維持管理費などの負担区分の割合を決めております。  今回の人件費に係る静岡市と委託市町負担額の算出につきましては、消防局全体の人件費総額から静岡固有事務固有事務とは消防団事務でありますとか、航空隊事務がございます。その人件費を除いた人件費に対して静岡市と委託市町との間の2つ要素がございますけれども、消防費に係る基準財政需要額災害出動件数2つ要素を一定の比率で案分し算出しております。それに基づいて算出した結果が今回の補正額となります。  なお、委託市町間の人件費負担額は、広域化のときの基準配置職員数人件費試算額比率で案分した額としてそれぞれまた案分することになります。 8 ◯山根委員 資料-1、43ページ繰越明許費のことでお伺いいたします。  施設費で2カ所繰越明許費として記載されておりますが、年内に執行できなかった具体的な内容をお示しいただけたらと思います。 9 ◯望月葵北水道施設担当課長 公共事業費坂ノ上簡易水道の1,882万円につきましては、送水管及び配水管布設がえ工事繰り越しによるものです。河川管理者であります県との協議では、渇水期となる11月以降の現場着手を求められ、当初より4カ月半ほどの工期しか確保できませんでした。  橋梁添架水管橋といった特殊工法を伴う工事でありまして、水管橋の構造に対する再検討が必要になったことや、河川占用に係る県との協議に不測の時間を要したことから年度内完成が見込めなくなりました。  単独事業費井川簡易水道の692万1,000円につきましても、配水管布設がえ工事繰り越しによるものでございます。年度当初に行った現地調査において、布設配管口径及び水圧について再検討の必要が生じ、これに日時を要したことから当初の発注が10月となってしまい、また、その後の2回にわたる入札が不調となり、12月末に行った3回目の入札契約となったものの、年度内完成が見込めないことから繰り越しをお願いするものでございます。  なお、いずれの工事もことしの5月末までには完成する見込みです。 10 ◯尾崎委員 私からは、議案集2)の103ページ議案第19号について質問させていただきます。  損害賠償請求控訴事件に係る和解についてということで少し何点か質問させてもらいますが、まずは改めて、これまでの経緯を簡単に説明していただきたいと思います。 11 ◯池田航空課長 これまでの経緯についてですが、平成25年12月1日に静岡消防航空隊富士山山頂付近で実施した救助活動が奏功せず、要救護者が死亡したことに関し、その遺族が市の救助活動に過失があったとして、平成27年12月1日に国家賠償法に基づく9,100万円余の損害賠償請求訴訟京都地方裁判所に提起しました。  第1審では、平成29年12月7日に判決が出され、その内容は、被告の行為はいずれも国家賠償法上違法とは言えない、原告らの請求をいずれも棄却するという本市の主張が全面的に認められたものでした。その後、原告らは第1審の判決を不服とし、同年12月20日に大阪高等裁判所控訴、第2審では平成30年7月17日に第3回口頭弁論が行われた際に、裁判長から、和解による解決の可能性について双方に打診があり、これまで和解に向けた協議を重ねてまいりました。  経緯については以上であります。 12 ◯尾崎委員 それでは、和解に応じるというこちら側の理由はどういったものでしょうか。 13 ◯池田航空課長 和解に応じる理由についてですが、和解協議を続けていく中で、大阪高等裁判所から所見が示され、和解条項を再度検討した上で和解するよう強く求められました。これを受け、これまで本市が主張してきた内容が盛り込まれた和解条項案を示したところ、控訴人から承諾が得られたため、和解案を議会提出させていただくこととしました。  詳細についてですが、お手元にあります資料別紙1をごらんください。  本市代理人弁護士から市長宛て提出された訴訟経過報告書写しであります。  中段の1、報告内容の欄をごらんください。  「裁判所より、別紙のとおり本件に関する所見が示されました」と書かれております。これに基づき、代理人弁護士関係各局協議を重ね、和解条項案を作成しました。さらに、この和解条項案について裁判所を通じて控訴人らに諾否を確認いただいたところ、裁判所より、和解条項案承諾した旨の連絡があったことが記載されております。  それでは、1枚おめくりいただき、別紙2をごらんください。  大阪高等裁判所から代理人弁護士宛て送られた所見写しでございます。  最下段に、所見内容を踏まえ、和解条項について再度検討するよう求められました。  もう1枚おめくりください。  これが所見内容です。  中段、上から10行目に、「救助隊員活動国家賠償法上の違法があるとはいえない」と明確に示されていること、さらに1枚おめくりいただき、控訴人らは、救助に当たった隊員に対して感謝の意を述べるまでに至っていることなどが記載されております。  和解条項案については、別紙3をごらんください。  和解条項案には、1として、本市が遺憾の意を表するとともに深い哀悼の意を表すること、2として、本件事故から得た教訓を生かすこと、3として、控訴人請求を放棄することなどから成っております。  和解に応じる理由についての説明は以上となります。 14 ◯尾崎委員 理由はわかりました。  それでは、最後説明してくれた別紙3の和解条項案の2番ですけど、「本件事故から得た教訓を全航空隊員に引き継いでいく」という文言がありますけど、今後どのような方針でいくのか、お答えください。 15 ◯池田航空課長 今回の事故の発生後、その要因を検証し、今後の救助活動のあり方について検討しました。検証、検討結果としましては、標高に応じた活動設定、装備の強化や資機材取り扱いの改正など救助活動要領見直しを行いました。  今後も、静岡消防航空隊は、今回の事故を風化させることなく訓練に励み、市民の安心・安全の確保に努めてまいります。 16 ◯尾崎委員 最後になりますけど、本会議でこの議案が可決された場合、今後どのようなスケジュールで和解に至っていくのか、聞かせてください。 17 ◯池田航空課長 本議案が可決された場合には、可決された旨の議決書大阪高等裁判所に提出し、大阪高等裁判所により設定された訴訟期日平成31年3月7日に控訴人及び被控訴人が可決された和解条項を確認し、双方承諾後、和解成立となります。 18 ◯池邨委員 それでは、私からは2点です。  1つは、資料-1の13ページ消火栓設置費負担金増額理由についてお伺いいたします。 19 ◯遠藤警防課長 消火栓設置費負担金、さらに、消火栓維持管理負担金、この両方の増額についてですが、今年度6月に水道管路課から過年度の未処理分ということで増額の対応を求められたものになります。  詳細につきましては、上下水道局事業となりますので警防課からの事業内容についての回答は控えさせていただきます。 20 ◯池邨委員 それでは、担当部門から御説明はいただけますか。 21 ◯見城水道管路課長 増額と申しますか、予算を上回った理由でございますけれども、26年度消費税、それから労務単価が上昇いたしまして、修繕費実質平均単価予算単価を上回ったことでございます。消火栓設置工事負担金につきましては、道路工事と同調して水道管を布設することが多く、道路工事にあわせて当初の予定工事箇所を変更したこと、それから老朽管の更新がおくれておりますので、中止となった工事の代がえとして、次年度予定していた工事箇所を前倒しして施工したこと、それから自治会からの要望により緊急やむを得ないと判断し施工したことなど、当初の予定より工事箇所を変更し、それに伴って消火栓設置基数増額をいたしました。  次の消火栓維持管理費負担金でございますけれども、これは有事の際に消火栓を使用できなければ市民の生命及び財産を守れないということから消火栓修繕を行わないわけにはいきません。それから、平成28年、29年度には海岸沿い塩害被害がひどい消火栓修繕も行ったことから、消火栓箇所数が増加したことなどによりまして予算を大幅に上回ってしまいました。 22 ◯池邨委員 その視点を踏まえて、20ページなんですが、命を守る云々ということもありましたが、その消火栓設置費負担金が、繰越明許で、工事年度内に終わらないということなんですけれども、この終わらない理由はどういうところにあるんですか。 23 ◯見城水道管路課長 繰り越し理由でございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、道路工事と同調して行う工事がございまして、その辺の道路工事等進捗がおくれまして水道管もおくれたという形でございます。  また、こういった市街地の整備工事が多くございまして、地下埋設物がふくそうしており、いろいろなケーブルがございまして、なかなか進捗が上がらないということで、その辺の工事繰り越しとなりました。 24 ◯後藤委員長 ほかに質疑はありませんか。             〔「ありません」〕 25 ◯後藤委員長 それでは、ほかにないようですので質疑を終了します。      ────────────────────────────── 26 ◯後藤委員長 次に、要望意見討論に移ります。  要望意見討論がありましたらお願いします。 27 ◯尾崎委員 自民党では、本日付託された議案第1号中所管分、そして議案第8号、第16号、第17号、第19号の全てについて賛成でございます。  その中で、上下水道について、予定される工事につきましては今後も粛々と進めていただき、これからも市民に安全な水を届けることと、下水においても環境の保全に努められるようお願いしたいと思います。  消防局にございましては、先ほど説明を詳しくいただきましたが、これからも救助事案、そういったものにしっかりと訓練を重ねていただき、広域消防がこの静岡市の中でもしっかりと活動できる隊を組んでいっていただきたいと思います。 28 ◯池邨委員 志政会といたしまして、全議案賛成立場要望をさせていただきます。  今回の警防課から出ている増額についても、そして先ほど繰越明許についても他の部局との連携がやっぱり必要になってくると思います。事務手続をしっかりやる、あるいは工事予定どおり進めるということを、単独の局でできない場合は、ぜひほかの部局連携しながら、連携を密にとりながら市民の命の安全を守るということをしっかり進めていただければと思います。 29 ◯井上委員 公明党としましても、全ての議案賛成いたします。  先ほど少し質問のあった消火栓負担金に関しては、水道局側にちょっと不備があったと伺っております。内部統制というのはこれから大きく言われてくるときですので、再発防止等の手をしっかりと打っていただけるようにお願いいたします。 30 ◯後藤委員長 特に反対討論はありませんでしたので、議案第1号中所管分、第8号、第16号、第17号及び議案第19号の5件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第1号中所管分外4件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 31 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第1号中所管分外4件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 32 ◯後藤委員長 本日の日程は全て終了いたしました。  以上をもちまして、企業消防委員会を散会します。                 午前10時47分散会      ────────────────────────────── 企業消防委員長  後藤 哲朗 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...