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  1. 静岡市議会 2017-07-05
    平成29年 厚生委員会 本文 2017-07-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時57分開議 ◯大石委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第116号静岡精神障害者地域生活支援センター条例の一部改正についての1件です。  審査に先立ち、委員皆さん説明員皆さんにお願いします。  委員会記録作成関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  次に、委員会での質疑のあり方についてです。案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局対応に時間を要するものについては、後日報告を受ける等、効率的な委員会運営に御協力ください。      ────────────────────────────── 2 ◯大石委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第116号を議題とします。  議案審査の順序としましては、当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論とあわせて要望意見を述べていただき、採決を行います。特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行います。  それでは、当局説明を願います。             〔当局説明〕 3 ◯大石委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  要望意見については、質疑終了後に述べていただくこととしますので、質疑段階要望意見に及ぶ発言は避けていただきたいと思います。また、説明員皆様にお願いしますが、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。  それでは、質疑をお願いします。 4 ◯寺澤委員 済みません、私から質問させてもらいます。  このセンター利用時間を変更した理由について、お聞かせいただきたいと思います。 5 ◯安藤精神保健福祉課長 時間の関係ですけれども、これまでの「なごやか」の利用時間は午前10時から午後8時の10時間でしたが、これを午前9時から午後6時の9時間に変更します。これは、施設利用時間を一般の日中の活動時間に合わせることで、不規則になりがちな生活リズムを整え、社会参加と自立の促進につなげることを目的とした変更になります。また、「なごやか」の午後6時以降の利用者現状6人だけですが、どの方も午後6時以前の時間帯にも利用されております。この6人につきましては、開館時間の変更について、指定管理者から既に説明しておりまして、了解を得ております。 6 ◯寺澤委員 次ですけれども、この指定管理者公募した場合に想定される受託者はあるのか、お聞かせいただきたいと思うのですが。 7 ◯安藤精神保健福祉課長 指定管理者公募した場合の想定される受託者ですけれども、利用者精神障害者であることから、市内精神科病院を運営する法人のほかに、主に精神障害を対象とした相談支援事業を運営している法人などを想定しております。
    8 ◯寺尾委員 この委員会で、この間も「なごやか」の見学をさせていただいたわけですけれども、非常に明るい雰囲気で、社会復帰に努力されている姿が見られまして。  それで、質問ですけれども、今のこの社会復帰へ向けての現状などを少し説明いただけますでしょうか。 9 ◯安藤精神保健福祉課長 社会復帰のことですけれども、現在「おさだ」における相談支援事業相談件数年平均約1,600件となっております。そのうちの社会復帰社会参加に係る相談件数年平均で約40件です。社会復帰した人の正確な人数は把握できていませんけれども、この年平均約40件の相談件数のうちから、就職やアルバイトにつながっているものと考えております。 10 ◯寺尾委員 現状、40件ぐらいという状況だということなんですが、今、どんなところが課題になっていますでしょうか。 11 ◯安藤精神保健福祉課長 「みらい」の課題ということじゃなくて、この社会復帰関係課題としてお答えします。精神障害者は、いろんな症状というか状態があるものですから、それぞれに応じた支援指導が必要になると思います。そこら辺をよく指定管理者、もしくは委託者受託者と相談しまして、その人に合った支援を行っていくことが重要かと考えております。 12 ◯寺尾委員 これはちょっと基本的なことなんですが、精神障害者の方々のいろいろな施設があるわけですけれども、本庁には障害者福祉課があり、こころ健康センターなどの施設もあり、あるいは保健所でも対応しておられると。あとは、もちろん病院もあるわけですけれども。ちょっと確認のためなんですけれども、それぞれ、どんな役割をしているのかというところを御説明いただけますか。 13 ◯安藤精神保健福祉課長 障害者福祉課精神保健福祉課、それからこころ健康センターの違いということで、病院についてはもちろん診療ということになります、ちょっとそれは除外させていただきます。  まず、障害者福祉課精神保健福祉課ですけれども、この2課につきましては、身体知的及び精神の3障害に係る本市の障害者計画障害福祉計画の策定に係る業務を連携して行っております。身体知的に係る主要業務につきましては障害者福祉課が、精神に係る主要業務精神保健福祉課が担っております。  精神保健福祉課こころ健康センターの違いですけれども、精神保健福祉課は、精神保健福祉法第46条から49条を根拠法令としまして、主に精神障害者に係る適切な医療及び保護を行うために警察官等の各通報に対応しながら必要に応じて精神保健指定医の診察に結びつけ、措置入院などの行政処分を行っています。また、市内精神科病院措置入院及び応急指定病院指定業務実地指導業務を行うことで、精神障害者への適切な医療の提供に係る業務を担っております。  一方、こころ健康センターですけれども、精神保健福祉法第6条を根拠法令としまして、精神疾患及び精神障害に係る市民向け講座等普及啓発事業を行っています。また、精神医療審査会等法定受託事務を委嘱しておりまして、精神障害者人権擁護適正化を図るための中立的な役割を担っております。 14 ◯寺尾委員 ありがとうございました。  もう1つですが、今、障害者皆さん手帳交付しているわけですけれども、年々この精神障害者皆さんへの交付がふえているんですよね。この辺の原因はどんなところにあるのか、教えていただけますか。 15 ◯安藤精神保健福祉課長 精神障害者保健福祉手帳ですけれども、この所持者につきましては、平成26年度が4,066人、27年度が4,326人、28年度が4,532人と、少しずつではありますけども、増加してきています。また、等級別に見ましても、1級、2級、3級、全ての等級について増加傾向にあります。疾患別に見ますと、統合失調症、鬱病、双極性障害、ここら辺が多くなっております。  ただ、増加している原因ですけれども、これにつきましては、申しわけありませんが、把握できておりません。  なお、精神障害者地域生活支援センター利用に当たりましては、主治医の意見書の提出が必要になりますけれども、この精神障害者保健福祉手帳所持は要件にはなっておりません。 16 ◯寺尾委員 わかりましたというか、原因というかその辺もきちっと把握できたら、なお対策がとられていくと思います。  聞くほうもなかなか難しいんですけれども、今後の対応対策が、ずっとこうふえているような状況があるわけですけれども、一般的な話となるかもしれませんが、今後の対応対策についての考え方を、お示しいただけますか。 17 ◯安藤精神保健福祉課長 手帳を持っていると各種サービスを受けられるということもあります。例えば公的助成であるとか、いろいろな医療費助成がありますので、そこら辺を通しまして、精神障害者福祉といいますか、そこら辺につなげていきたいと考えております。 18 ◯松谷委員 議案説明のときに、指定管理者制度に転換するということも説明されて、先ほども質問されているんですけれども、このメリットというか、今までの委託事業から変わる理由について、まずお伺いします。 19 ◯安藤精神保健福祉課長 指定管理者制度導入メリットです。指定管理者制度は、平成15年の地方自治法改正によりまして、それまでの管理委託制度にかわって導入されたもので、公の施設のうち市が直接管理を行わず、外部に管理を任せる施設については指定管理者を指定して市の業務を代行させることになります。今回「おさだ」は自前といいますか、自分たちで賃借していた建物だったんですけれども、今回新たに南部保健福祉センターの3階を整備しまして、公の施設として新年度から運用することになるものですから、今度はそういった形になります。  市が直営で管理することに比べて指定管理者制度を導入するメリットですけれども、精神障害の特性に対応した相談支援生活支援等において、民間事業者のノウハウを活用した事業展開を行うことで、利用者サービスの向上につながるものと考えております。 20 ◯松谷委員 今、賃借の建物から公の施設に変わるので指定管理ということだということですけれども、先ほどの御答弁で、指定管理者制度ですから、公募して事業者を選択することになると思うんです。精神科法人か、相談支援センター事業をやっている人たちに相談しているという、想定しているということですけれども、今やっている団体静岡精神保健福祉会連合会も当然手を挙げて入ってくると思うんですけれども、仮にほかの事業者が選択された場合に、今あそこにいらっしゃる雇用者人たちはどういう扱いになっていくのか。それから、10年近くやっているので、いろんな人のつながりとか地域状況とかも、今の事業者は把握していると思うんです。そういう点で、そういう場合に、今のその人たち扱いはどんなふうになっていくのか、そこをお伺いします。 21 ◯安藤精神保健福祉課長 指定管理者の選定につきましては、公募が基本になるものですから、他の事業者が手挙げしてきた場合には、事業者がかわる可能性も当然考えられます。その場合、現在の「おさだ」に雇われている方、職員の方については、残念ながらこれは市が関与する立場にはないのではないかと考えております。  なお、利用者については、現在利用している方に迷惑がかからないように、事業の引き継ぎについては十分に指導していきたいと考えております。 22 ◯松谷委員 それで、今の連合会が離脱するかわからないけれどもということで、公募なので、競争だから、その結果については利用者の迷惑にならないようにというお答えでした。  選定していく場合に、当然、指定管理料の算定がちょっと大きな課題で、説明によりますと、この条例が施行、公布の日から準備を始めますよということになっているものですから。それで、資料皆さんのところにもお配りしていただいていますけれども、連合会皆さんが受託されている事業現状について、お伺いしていきたいわけです。ここにですね、2013年、2014年、2015年、2016年ですけれども、ここに負担金というものがあるんですね。1ページ目というか、この最初のところですね。これが150万円。これは、もくせい会、県・市社協障害者スポーツ協会等という形で、これは相談事業で、その次のページの生活支援のところでは負担金が40万円という額のものがあるんですけれども、これはどういう性格のものになるんでしょうか。 23 ◯安藤精神保健福祉課長 収支決算支出の部の負担金ですけども、150万円につきましては、もくせい会、県社協へと、こういった文字どおり負担金、会費といいますか負担金だと考えております。  それから、裏面の収支支出の部の40万円につきましても同様だと考えております。 24 ◯松谷委員 それは平成25年ですね。26年、27年、28年と見ていくと、この負担金がほぼ両方合わせて5万円とか6万円の額になっているんですよね。どうしてこの段階で190万とかという額がその後に、そうなっているのかについて。だから、文字どおり負担金決算のところで突然消えるというのが、何かちょっとおかしいので、それはどうなりますか。 25 ◯安藤精神保健福祉課長 負担金の件でお答えさせていただきます。今の負担金の問題にかかわらず、決算数字が1,000円単位になっていると、このこと自体がちょっと、確かに不自然ということになります。             〔発言する者あり〕 26 ◯安藤精神保健福祉課長(続) ですので、現在こちらのほうで公益社団法人静岡精神保健福祉会連合会の過去5年間の決算数字事業内容につきまして、両方について現在調査を進めておるところです。委員皆様には、調査結果がわかり次第御報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。 27 ◯松谷委員 これはね、指定管理料の、条例が可決されると、次にその中身に入っていく議論になるものですから、関連しているので質問させてもらっているものですから、全然関係ないということはないということだけ、ちょっと。  それで、今言われたように、この1,000円単位収支決算書なんですよね。ここから皆さん、これから指定管理料のことをいろいろ調べて、今調査中だよということなんですけれども、どうしてこの1,000円単位のものになってしまっているのかという経過なんですけれども、その点もちょっとお伺いしたいです。 28 ◯安藤精神保健福祉課長 1,000円単位の件ですけども、当然提出されたときにこちらでチェックがかかって、おかしいことであれば当然修正をお願いすることになっていたと思うんですけれども、申しわけありません。それはお謝りするしかないんですけれども、事業内容についてはいろいろチェックをかけていたんですけれども、数字についてはチェックが甘かったと言わざるを得ないと考えております。 29 ◯松谷委員 この甘かったというか、一応委託事業だけど契約でね、きちんと収支報告はしてもらうということが契約内容に入っているわけなんですよね。その辺だけちょっと確認させてください。入っているかいないか。 30 ◯安藤精神保健福祉課長 委託契約書につきましては、事業実績収支決算報告を明記しております。 31 ◯松谷委員 今調査中ということですけれども、ちょっと確認だけ。何を調査するかにかかわってくるものだから、ちょっと確認したいんですけれども、私も資料をいただいて、非常に疑問を感じました。もくせい会、上部団体への負担金という形で190万円近いお金支出されているということで。昨日も実際「おさだ」の事務所に行って、それから連合会にも行きまして、それで、彼らの中の決算報告書を、総会で出している資料をもらったんです。そうすると、この市に出している収支決算書と、それから、総会で出している収支決算書が違うんですよね。だから、そういう点も調査されていくんだろうなと思うんですが、その点と、それから、総会で出されている決算書には、本部交付金、いわゆる上納金ですね、上納金というものが毎年200万円ぐらいずつ上納されているんですよね。それについても調査をちゃんとしてくれるのかと。というのは、さっきのもくせい会への負担金190万円近くのお金というのは、2013年ですか、いただいた資料には記載があるんだけれども、あと活動の中には全くその記載がなくなって、だけど、本部決算書には毎年本部交付金、いわゆる上納金という形でお金が出されているんですよね。そこもちゃんと確認していただけますか。 32 ◯安藤精神保健福祉課長 その点も含めまして調査していきます。 33 ◯松谷委員 指定管理料を算定するときに、今、実態がどうなっているかという関係が出てくるものだから、今そういう上納金という形というものが、これは委託契約書でいくと支出してもいいという項目になるんですか。そこだけちょっと。 34 ◯安藤精神保健福祉課長 上納金という表現がいいかどうかは何とも言えませんけれども、これは補助金事業ではないものですから、委託ということで、こちらの予定価格につきまして、幾らでできるよということで応札してくる事業であります。当然利益が出ないものではないと考えております。ですが、金額の多寡は何とも言えませんけれども、上納金という表現はあれですけど、利益は当然出るものではないかと考えております。 35 ◯松谷委員 私もそこら辺の答えが返ってくるんじゃないかと、その答えももちろん想定はしたんだけれども。それで、3年間の決算書と、総会で出している決算書と、静岡市に出しているこの収支をずっと見ていくと、人件費に非常に差があるんですね。差が出ている。例えば2013年度、もくせい会の負担金があった年で、静岡市の収支報告では1,809万円の人件費で書いてあるんだけれども、本部決算は2,229万円という記載になっておりますよ。向こうのものは多く支出しているという決算です。それと、2015年度、静岡市への報告書では2,793万円の人件費だけれども、連合会決算書では2,438万円で、これは少なくなっていますね。ここには、市のほうにはもくせい会の負担金は入っていないです。こっちにはね。  だから、そうした点をきちっと解明する必要があると思うんですね。その点を確認して、そこもちゃんと解明していただけますか。 36 ◯安藤精神保健福祉課長 人件費の件ですが、人件費につきましては、毎年同じ職員だったら同じような金額にはなるんでしょうけれども、当然職員の入れかわりは考えられます。ベテランであれば当然高いですし、新人であれば安いと。そこはかなりの差が出てきますので。そこら辺につきましても、これからの調査で精査させていただきたいと思います。 37 ◯松谷委員 そうしたら、これは委員全員になるけれども、過去の積算、もう決算は終わっているからね、積算している根拠ですか、2014年、2015年、2016年、内部資料でちゃんとあると思うんだけれども、それを資料で出していただきたいと思います。その点に対するお答えをお願いします。 38 ◯安藤精神保健福祉課長 積算根拠の資料につきましても提出させていただきます。 39 ◯松谷委員 これで最後にしますが、結局、人件費の中に、もくせい会への負担金というものが平成25年は記載がされていて、次の年からなくなっている。そうすると、もくせい会への負担金は、人件費にもぐり込んでいる可能性があるんですよね。表現はなくなったけれども。それで、利益があるからそれはいいんだよということになるのかもしれないんですが、人件費としてそこに含まれているとしたら、これは仕様書に職員人件費については、もっぱらここの受託事業にかかわる人でなければ知られてはいけないという仕様書になっていますよね。だから、その点の違反問題が出てくるんですけれども、その点についても調べていただけますか。 40 ◯安藤精神保健福祉課長 この点につきましても調査させていただきます。 41 ◯松谷委員 いいです、これでちゃんと調べてくれるんであれば。 42 ◯大石委員長 では、説明員の方、資料要求をしますので、よろしくお願いします。  ほかにないですか。よろしいですか。             〔「ありません」〕 43 ◯大石委員長 質疑を終了します。  次に、要望意見討論に移ります。  要望意見討論がありましたらお願いします。  発言の際は、議案に対する賛否もあわせてお願いします。 44 ◯池谷委員 自由民主党です。自由民主党は、議案第116号に賛成いたします。  意見要望を申し上げます。昨年から障害者差別解消法が施行されまして、行政も民間に先んじて差別の解消の推進に取り組むことになりました。支援を求める方に対し適切な対応と、障害をお持ちの方に寄り添った社会復帰の手助けを、これからも続けてください。 45 ◯池邨委員 志政会です。議案第116号は賛成の立場です。  今回の条例改正で時間が変更されると。一見、事業が縮小されるようなイメージを持たれるかもわかりませんので、一般の活動時間に合わせるということをしっかり説明しながら、障害者の方々に、精神障害をお持ちの方に寄り添った活動を進めていただければと思います。 46 ◯寺尾委員 共産党でございますが、議案第116号に賛成いたします。  意見要望ですが、事前の説明の中でも対応されているということでありましたけれども、長田のほうから今度は曲金に持ってくると。地域的な点を考えますと、やっぱり長田地域皆さんへの対策対応について、引き続き担保されるように、今後ぜひお願いしたいということが1つです。  2つ目は、さっきの質問にもかかわりますが、精神障害者皆さん社会復帰という点です。これは、私どももいろんな例に接しさせていただいているわけですけれども、そう簡単ではないことは我々も重々理解をしているつもりです。でも、やっぱり本当に皆さん社会復帰を願っている方々が非常に多いと。皆さん真剣に考え、悩んでいる方々も少なくない状況があります。社会復帰が1人でも多く実現できるように、ぜひ御努力願いたいと思います。 47 ◯松谷委員 緑の党ですけれども、条例改正自体については賛成の立場ですけれども、この事業自体が精神障害を抱えた方々の社会復帰という点で、非常に課題の多い事業だと思うんですが、その点で、ぜひ充実した方向にいっていただきたいと思っています。  それで、先ほど指定管理になったときに、今の事業者ではない人が選ばれる可能性があるということで、それ以後のことは余り直接的には、それは受託した事業者の責任だというお答えでした。きのう私も現場へ行かせてもらって、あそこで働いている若い世代で、なおかつ関心がある人たちが現実にいるわけです。持っているノウハウ、人のつながりなどの地域的な実情を考えたときに、もし変わるとしたら、ちゃんと引き継ぐ形のものを、市としても新しい事業者の養成をしてもらいたいと思いますし、そういう形の審査というか、そういうことも実際に感じていますので、ぜひそうした点も検討事項に入れていただきたい。  それから、もう1つ、調査関係してですけれども、結局これは高齢者福祉のときもそうだったんですけれども、ワーカーズコープという団体がいろんな施設指定管理をやって、その全体を管理しているということで、委託している事業とは違う形で管理料というものが本部に吸い上げられていくという傾向がみられたんです。今回も、これは要するに本部上納金という形のものが現実に存在しているんですよね。それは利益だからいいんだよという説明が、それに近い説明がされているんだけれども、結局、本部上納金は、きのうも現場に行ったり、いろいろと議論しましたけれども、要するに上納金というものは、ほとんど本部の職員の人件費なんですよね。そのためにやっていますと。いや、それはちょっと経理を見てもらっていますとか何とかと、そういう理屈で成り立たないわけではないけれども、しかし、そういう形の人件費上納金というか、交付金という形で市から受託している事業の中から出していくことは、人件費を出していくのは、私はいかがなものかと。それと、もう1つ、この「おさだ」の事業収入としては、計画相談という自立支援法のところから、大体300万円ぐらいの収入が毎年あるわけです。その仕事は、市が受託をお願いした人件費の中からされているのかとか、そういうことだって厳密性が要求されてくると思うんですよね。  だから、そういう点で、この事業自体は非常に良いというか、ぜひ前に進んでもらいたいし、実際に現場で頑張っている皆さんの努力も十分理解するわけですけれども、10年もこの事業をやりながら、委託事業であるとはいえ、こういう1,000円単位のものでしか収支を把握せず、放置してきた責任は皆さんにあると、私は思います。  そういうことが、ひょっとして、さっき言ったもくせい会への負担金とかそういう支出のところで、不透明性があるような事態が進行しているとすれば、今後に禍根を残しますので、そういう意味で徹底して調査をしていただきたいし、その調査をしたときに、静岡精神保健福祉会連合会が受託事業者としてふさわしいのかという議論も当然出てくるわけなんですよね。  だから、早期にこれは解決してほしいんです。蓄積したノウハウを生かしていくためには、このおかしさを正して、公募事業に参加するなら参加する。そうじゃないとこれを引きずられていったら、参加できなくなるんですよね。そういう点もありますので、調査は早急にやっていただきたいということを要望して終わりたいと思います。 48 ◯大石委員長 これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、簡易採決にてお諮りいたします。  議案第116号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 49 ◯大石委員長 御異議なしと認め、議案第116号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了します。  説明員の方はここで退席していただいて結構です。お疲れさまでした。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 50 ◯大石委員長 次に、管外視察についてであります。  お手元の資料厚生委員会視察行程をごらんください。  8月28日月曜日から30日水曜日の計画です。視察先との調整中ではありますが、このような行程で実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 51 ◯大石委員長 それでは、そのように進めさせていただきます。  今後、視察先と詳細を詰めていくに当たって、若干の変更が生ずる可能性もありますので、御承知おきください。  また、視察終了後は、視察報告書の提出をお願いします。      ────────────────────────────── 52 ◯大石委員長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、厚生委員会を閉会いたします。                 午前10時37分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  大石 直樹 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...