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平成28年 観光・交流事業調査特別委員会 名簿 2016-08-05
平成28年 観光・交流事業調査特別委員会 本文 2016-08-05

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  1. 静岡市議会 2016-08-05
    平成28年 観光・交流事業調査特別委員会 本文 2016-08-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午後1時29分開議 ◯西谷委員長 ただいまから観光・交流事業調査特別委員会を開催します。  なお、本日、山本明久委員から欠席届が提出されておりますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯西谷委員長 本日は、今年度の最初の委員会でありますので、委員長として一言御挨拶を申し上げます。  本年度は、改選期でありまして、限られた期間の中ではございますが、ぜひ委員の皆さんの積極的な御意見で委員会を盛り上げていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  それでは、副委員長より御挨拶をいただきます。 3 ◯石井委員長 本年度、この委員会の副委員長を仰せつかりました石井でございます。  この委員会に所属するのは初めてですが、皆様の意見を聞きながら、そして、委員長をサポートしてまいりたいと思いますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。      ────────────────────────────── 4 ◯西谷委員長 本日、皆様には、会議順序を配布しております。また、事前に設置目的の資料と、昨年度の本委員会で市長に提出した提言書をつづった黄色のファイルを配布しておりますが、そちらをお持ちいただいていると思います。次回以降の委員会でもこのファイルは使用しますので、御持参ください。  協議に入る前に、年度が変わって新たに加わった委員もいらっしゃいますので、改めて、当委員会設置目的について簡単に申し上げます。  お手元の黄色のファイルの観光・交流事業調査特別委員会設置目的等についてをごらんいただきたいと思います。  当委員会は、平成25年度に設置された委員会でありまして、設置目的は、高規格道路・港湾・空港利用による誘客策や国内・外会議の誘致策、及び市内観光施設又はこれに類する施設に係る調査及び施策の推進に関することとなっております。  調査目的等の詳細につきましては、お手元の資料に記載のとおりですので、御確認いただきたいと思います。  なお、今年の4月に各特別委員会の正副委員長が集まりまして、議論する内容に重複が生じないように配慮した上で、特別委員会の運営を行っていこうという話し合いがされましたので、今年度のこの委員会は、昨年度の提言書をもとに観光交流課の事業の中から調査事項を選び、掘り下げていきたいと考えています。      ────────────────────────────── 5 ◯西谷委員長 それでは、協議に入ります。  初めに、議題1の平成27年度の提言に対する進捗状況等についてです。  観光交流課より、進捗状況について説明を受けた後、質疑応答を行います。
     それでは、所管事項への取り組み状況について、当局からの説明をお願いします。 6 ◯笠井観光交流課長 昨年度の3月28日、提言書を頂戴いたしまして、それに基づいて今年度も各種事業を行ってきているところでございます。また、従前から、3次総、あるいはその他いろいろな事業につきましても、議員各位の御指導を賜りながら事業を進めてきておりましたので、まさに議会と当局が車の両輪として観光・交流事業について進めてまいったということでございます。  本日は、この提言書に基づいて、当課所管の事業の進捗、取り組み状況を御報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  提言書は、4つの大きい項目がございますが、項目1の静岡らしさの具体的な追求に向けてについては、当課所管の事業はございませんので、項目2の観光関連施設の充実に向けてから、順次説明させていただきたいと思います。  6ページをごらんください。  まず、JR静岡観光案内所の再検討に向けてについてでございます。  3点の御提言をいただいておりますが、1つ目設置場所についてでございます。  現在、北口の観光案内所につきましては、非常にわかりにくいという御批判も頂戴しておりますが、何分、JRから無償であの用地をお借りしている関係で、現時点では、現在地を活用しつつ、よりわかりやすい観光案内所にしてまいりたいと考えております。また、あわせて適地についても検討してまいりますが、無償で提供していただいているということを何とぞ御理解いただければと思います。  今後、わかりやすさという点で、3つの改善に取り組もうとしております。  1つ目は、予算も頂戴しておりますが、電光掲示板を設置しようということでございます。改札口から北口へ向かう動線に対応して、そこを通られる皆さん観光情報であるとかイベント情報といったものをわかりやすくごらんいただくような電光掲示板の設置を今、JRと協議しております。  ただ、課題としては、電力を余り使わないようなものをと。駅全体が非常に逼迫した中で管理されているということです。また、非常に交通量の多いところでございますので、何かの際にも安全が確保できるように、要は電光掲示板が落ちてこないように配慮するということで協議しております。  2つ目は、観光案内所自体多言語表記です。今は、日本語で観光案内所と表記しておりますけれども、多言語表記を検討してまいりたいと。  3つ目が、御提言いただいておりますとおり、JNTOの外国人観光案内所認定制度カテゴリー2、常時、英語での観光案内が可能な施設にしようということで、これについては案内業務をお願いしておる静岡観光コンベンション協会と連携をとりながら、カテゴリー2の認定を目指しておる状況でございます。  次に、車利用観光客に対する観光戦略の具体的な取り組みに向けてです。  御案内のとおり、来年度中には中部横断自動車道も開通することから、車での多くの観光客の来訪も見込まれる中、車利用者についての対応ということでの御提言でございますが、まずは、車利用の観光客も含めて、各種パンフレット、あるいはルートマップを作成しておりまして、現在は県内の東名、それから新東名のサービスエリアに配布をお願いする取り組みを行っております。  それから、御提言にもありますが、昨年度は「N Drive」という、NEXCOの観光案内パンフレットに家康公四百年記念事業と本市が進めようとしている二峠六宿の特集号を作成し、配布をお願いしました。  また、JAFとも連携協定を締結しまして、「月刊JAF Mate」に特集ページを作成していただいたところでございます。今後も引き続き、関係機関との連携を図ってまいりたいと考えております。  その他、中部横断自動車道に関係します、佐久市、上越市、長野市とは、広報紙に相互にイベント情報を掲載しようという取り組みも行っておりまして、継続してまいりたいと思っています。  それから、現在、伊豆方面は、世界遺産効果もありまして、首都圏からマイカーで家族連れ観光客がお越しいただいているそうです。駿河湾フェリーという海上交通ルートもございますので、伊豆方面からいかにフェリーを使って本市に車で来ていただくか、伊豆方面へのPR手法の検討も含めて、フェリー事業者と連携を図っていきたいと考えております。  次に、観光資源観光資料の充実に向けてです。  幾つかの御提言をいただいておりますが、主なものについての進捗状況を御報告させていただきたいと思います。  まず、「東海道歴史街道事業」の推進を図ることについてです。  現在、六宿での街道観光の推進に向けて、各宿場のNPO等、いろいろな団体の皆さんと連携をとりながら、いかに進めていくのかを検討しておりまして、中でもオンパク手法、これは別府市で進められている温泉泊覧会、略してオンパクという手法でございますが、それぞれの地域にある地域資源旅行商品化して、一つではなかなか発信力を持ち得ないものを博覧会としてまとめて、情報発信をしていく取り組みが行われております。本市におきましても、来年の冬を目標に、六宿それぞれの観光資源を磨き上げて、この六宿でのオンパク、「駿河東海道おんぱく」にチャレンジしていこうと、各宿場の皆さんと検討を進めておるところでございます。  それに先立ちまして、11月5日と6日に「歴史の道 東海道宿駅会議」という民間の団体主催のシンポジウムを丸子宿で開催しようと、準備しております。今、中身の充実に向けて、丸子宿皆さんと協議を進めている状況でございます。  次に、観光施設トイレ環境の再検討という御提言についてですが、これにつきましては、御案内のとおり、市長マニフェストにもございましたトイレリフレッシュ事業を進めております。整備計画を前倒しして進めておるということで、昨年におきましては、三保真崎グラウンドゴルフ場簡易トイレを設置させていただきました。  それから、昨年度、港橋の公衆トイレを新たに観光トイレとして位置づけまして、本年度早々に事業に着手して、本年中、12月を目途に供用開始できるように今工事を行っております。  さらに、今年度は丸子の大鈩、それから、三保真崎の釜ヶ崎、蒲原の御殿山、三保海浜公園、この4つのトイレの整備を進めております。これらが完了すれば、おおむね本市所管観光トイレ、19カ所の整備が前倒しで完了できるという見込みとなっております。  次に観光看板の多言語化についてでございます。  昨年度、久能山の参道、それから山頂の2カ所の案内板の多言語改修を行いました。今年度につきましては、駿府城公園の東御門前、浅間神社前、臨済寺前3カ所に新たに多言語で観光看板を設置するため、今、適地の検討を行っております。  あわせて昨年度は、観光看板ではなくて、観光施設の多言語化にも取り組んでおりまして、大勢来ていただいている清水次郎長の船宿「末廣」の英語の解説看板を設置させていただいて、インバウンド皆さんにも次郎長の功績を理解していただく取り組みを行っているところでございます。  それから、御提言にありますマップを作成し、観光客の回遊性を高めることにつきましては、昨年度、まち歩きのガイドブックを2万部作成いたしました。それを持って、街道観光を楽しんでいただく。市内各所はもとより、先ほど申し上げた県内の東名のサービスエリア、それから、東京、名古屋、大阪の各拠点、県の観光案内所とか、本市の東京事務所等を通じて、広く配布を行っております。  次の観光拠点施設へのWi-Fi環境早期整備の検討でございます。  Wi-Fi環境につきましては、全市的な問題でございまして、ICT推進課、まちなかですと商業労政課インバウンド対応についてはMICE・国際課、そういった関係課と連携をとりながら、Wi-Fi環境の整備に努めてまいりたいと考えております。当課としましては、特に東海道の歴史街道ということで、六宿それぞれの拠点となるような施設へのWi-Fi環境の整備を進めてまいりたいということで、まずは広重美術館由比本陣公園をターゲットに検討を進めています。  次に、観光関連ホームページの充実を図ることについてです。昨年度、観光コンベンション協会のウエブページの充実を図りました。ここを中心に観光情報の一元的な発信に努めたいということと、後ほど出てまいりますDMO形成に向けて、このホームページにも、事業者が参加していただくような取り組みを行っていきたいと考えております。  以上が、項目2の観光関連施設の充実に向けてについてです。  次に、7ページの項目3、地方創生事業に対応した観光施策の構築に向けてです。  静岡型DMOの推進に向けて御提言をいただいております。これにつきましては、配布してあります「静岡都市圏5市2町地域連携DMOの経緯」をごらんください。  DMOにつきましては、地方創生の一つの切り札ということで、国からいろいろ目標が定められているところでございます。地方創生で地方に仕事をつくるという観点から、観光、それから地域に根差した地域産業である農林水産業、地域にある中小企業のリノベーション、こういった3つの柱で地方に仕事をつくっていこうという取り組みが国から示されております。御提言いただいておりますDMOの推進は、国の地方創生の動きと連動した内容ということでございます。  お手元の資料の左側が国の動き、右側が本市の動きです。  平成26年度に地方創生取り組みとして、政府にまち・ひと・しごと創生本部が設置され、長期ビジョンが示されました。この段階では、日本版DMO調査研究をしましょうという方針が示されました。と申しますのは、DMOが、まだ聞きなれない言葉でございまして、日本に定着していないと。まずは海外の事例を政府で勉強して、日本版でどんなものを目指そうかという方向性が示されて、この調査研究を踏まえて、平成27年11月18日に日本版DMOの概要と候補法人登録制度が創設されました。  本市におきましては、9月にDMO地方創生基本方針の中に位置づけられてまいりました。9月に調査費補正予算で頂戴し、このDMOというのは何だろう、静岡型のDMOはどうすればできるのだろうかと、調査・情報収集を進める中で、先ほど申し上げた11月18日、観光庁から、日本版DMOが示されました。これを受けまして、11月26日には、1市ではなくて5市2町で地域連携し、複数の市町村が連携する形での地域連携DMOを目指していこうではないかということで、5市2町の実務レベルでの調査、分析に入ったところでございます。  このような中、下段にありますとおり、27年12月24日には、官公庁から、日本版DMOを核とした観光地域づくりを推進していこうという方針が示されて、日本版DMOを全国で100つくっていこうという目標が掲げられたところでございます。  裏面にまいりまして、9月補正でいただいた調査費をもとに、調査分析、それから、5市2町での連携を進める中で、3月23日には、5市2町でDMOの設立を目指していこうという首長間の合意が形成されたところでございます。  国におきましても、3月30日には、あすの日本を支える観光ビジョン策定ということで、インバウンド2,000万人を4,000万人に目標を上げて目指していこうという方針が示されたところでございます。  本年度は、4月22日に静岡観光コンベンション協会DMO候補法人に登録し、観光コンベンション協会が核となってDMOの形成を目指していこうということとなりました。あわせて、中部地区観光協議会、これは行政だけではなくて民間の事業者も入った団体でございますが、ここを発展的に解消して、DMOに統合していこうということで、6月8日には解散総会を開催いたしました。  それを受けまして、7月6日には、県中部5市2町の行政、観光協会商工会議所、商工会、この事務方のトップで、DMO形成に向けた専門委員会を立ち上げて、現在DMO形成に向けた協議をスタートさせているところでございます。その中で、中心となるのがマーケティング人材でございまして、これについては現在、全国公募を行っておるところでございます。  こちらの提言にも書かれておりますとおり、このDMOは、ディスティネーション・マーケティング・マネジメント・オーガニゼーションということで、このマーケティングが非常に重要な要素でございますので、今、この人材確保に取り組んでおるところでございます。  最後に、項目4の観光・交流に関する都市宣言に向けてです。  都市宣言に向けて、観光交流について市長みずからが宣言することとの御提言をいただいております。ただいま御報告申し上げたDMO等を、観光でもうける仕組みをつくる取り組みを行っております。狭義の観光ではなくて、これからの観光は、農林水産事業者であるとか商業者であるとか、あるいはスポーツ団体であるとか、さまざまな取り組みを行われているそれぞれの取り組み地域資源として、その地域資源を磨き上げることで観光振興地方創生地域活性化につなげていこうという取り組みでございます。全庁的な理解、それから全市的な理解に取り組む先に、観光に関する都市宣言が具体化してくるのではないかと考え、まずは観光まちづくりに向けた事業の醸成に努めてまいりたいと考えております。 7 ◯西谷委員長 それでは、ただいまの説明に対して質問がありましたらお願いします。 8 ◯大村委員 私は、27年度もこの特別委員会の委員をやらせていただきました。  観光案内所については、結構、意見も出ました。今、JRを使って、静岡駅におりて観光案内所を利用している人はどのぐらいいるのですか。 9 ◯笠井観光交流課長 観光案内所利用者人数ということでお答えさせていただきます。静岡駅には北口と南口、2つの観光案内所がございます。平成27年度につきましてですが、北口は21万4,941人、それから、南口は5万6,734人ということでございます。総じて増加傾向にあるということでございます。 10 ◯大村委員 JRから無償で用地を借りているということで、正直な話をすると場所を余り動かしたくないと。  清水は、29年に中部横断道ができる。そうすると、海のない山梨県、長野県、もしかしたら上越市のほうからも来る。来てもらわなければ困る。今、JAMSTECの「ちきゅう」号の関係で、清水の経済界も力を入れている。そして、かなりのお客様を呼びたい。そういったときに他県の人は、JRを使わないで車で来るよね。去年も言わせてもらったけれども、金沢市のようなところとは違って、JRじゃなくて車が多いだろうと。そうすると、あらゆるところに観光案内所を設けてほしいという意見だと思うね。  例えば、清水を見た場合に、中部横断道を使ったり、新東名を使ったりして、そこに車が集まったときの案内所が全くない。ですから、そういったところに必要ではないかと。ただ、案内所というよりも、いわゆるまちの駅みたいなのを、大きいスケールの中の観光案内所がこれから必要性になるかもしれないので、いろいろ様子を見ながらその辺の検討もしていただけるとありがたいなと思います。  多分、清水の経済界も、そういうものを非常に期待している。車で来ても、静岡の場合は、どこを走っているのかわからないので、そういうのも含めた観光案内所の整備をしていただけるといいなという感じがします。また検討してみてください。 11 ◯石井委員 オンパクのことを先ほど言われていました、東海道歴史街道事業についてです。別府市とか藤枝市もオンパクをやっていまして、参考にした経緯があるのですが、主にこちらは民間の方たちが中心となってやっているような事業だと思っているのですが。今回、オンパク手法を取り入れてくるというのは、どういった方たちが中心の役割を担うことになるのでしょうか。 12 ◯笠井観光交流課長 委員御指摘のとおり、民間といいますか、そういった皆さんが主体になろうかと思います。オンパクは、別府市でスタートいたしまして、先ほども少し御紹介させていただいたのですが、別府市が観光的に落ち込んでしまったと。それで何とかしようという中で、別府市には8つのお湯、別府8湯があって、別府一くくりじゃなくて、それぞれきめ細かな地域資源があるであろうと。それを一つ一つ丁寧に掘り起こして、ただ、一つ一つだと発信力がないので、全体を泊覧会として、いろいろな資源を発表し、それによって誘客をしてきたということでございます。その主体はそれぞれの民間の事業者ということになります。  私どもも東海道歴史街道ということで、この六宿を核に街道観光まち歩き観光を進めていく上で、六宿それぞれにある地域資源、それは食であったり、生活に根差したものであったり、培われた文化であったり、形成されている歴史であったり、それはいろいろあろうかと思います。そういったものを民間事業者旅行商品化を目指して、少しこれをガイドしてみようとか、これを食べてもらおうとか、そういった創意工夫をすることで1つのプログラムをつくっていただいて、それをまとめて発信して、多くのお客さんに来ていただいて、そのプログラムを楽しんでいただこうと。ですから、それは一つ一つまさに民間の皆さんにチャレンジしていただこうと。  その上で旅行商品化につながるものもあれば、だめだったものもあるのでしょうが、それを繰り返しやることで、地域資源の掘り起こしに、民間の皆さんが主体となって取り組んでいただければ、この東海道歴史街道の推進に大いにつながっていくのではないかということで、本年2月、まずは第1回目を開催しようということで準備を進めております。 13 ◯石井委員 東海道歴史街道事業ですが、既に丸子のまちづくり協議会だとか、例えば商工会議所なんかもそうですし、蒲原や由比も別々にやられていたりするんです。それを事業体組織としては1つにまとめていくという方向になるのか。それともそれぞれで活動しながら、オンパクのときや何かのときには一緒になるのか。どういうような形式で計画をしているのか、もしわかれば教えてください。 14 ◯笠井観光交流課長 まず、六宿ですが、それぞれの持っている個性があろうかと思いますので、それは伸ばしていただきたいと思います。ただし、六宿がばらばらで取り組むとなると、外に向かっての発信力はやっぱり弱くなってしまいます。ですから、個性を生かしつつ、六宿がまとまって発信をしていく。オンパクに関しても六宿みんなでやってもらうけれども、六宿ごとに検討していただき、バランスをとりながらやってまいりたいと思います。  本年度に入りまして、六宿のそれぞれのまちづくり団体であるとか、いろいろな取り組みをやられているNPOの皆さんとの連絡会議を設置いたしまして、六宿の皆さんに集まっていただいて、連携してやっていこうということで取り組みをスタートしたところでございます。 15 ◯西谷委員長 ほかにはどうでしょうか。             〔「ありません」〕 16 ◯西谷委員長 ほかにはないようですので、質問を打ち切ります。  説明員の皆さんは、ここで退席していただいて結構です。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 17 ◯西谷委員長 次に会議順序2の今年度の取り組み方針についてに移ります。  この委員会では、1年目に調査研究の成果を提言書にまとめ、市長宛てに提言をしています。2年目の26年度は、この提言書を受けて、各項目における当局の事業推進状況の確認と第3次総合計画にこの提言書を反映させるための働きかけを行ってきたところです。3年目の昨年度は、25年度に提出した提言について検証を行い、本市における観光・交流施策についての課題と改善、整備のための事項の一層の推進に向けた対応を求める旨の提言を28年3月28日に行っています。  これまでの3年間の流れを踏まえた上で、今年度、当委員会取り組み方針について皆さんからの積極的な御意見をいただきたいと思います。  ことしの3月28日に市長への提言をしていて、先ほど説明がありましたように、いろんな要望に対する取り組みの説明があったわけです。その説明を受けてでもいいですし、今年度は特にこの点について調査していこうというものがあれば、出していただけますでしょうか。 18 ◯大村委員 提言をしただけじゃなくて、提言が実行されなければいけないんですよ。そうでなければ、この委員会をやっている意味がないのでね。29年度の予算にどれだけ生かされるかという、そこでしょうね。  27年度にいろいろな提言がされているので、それが提言だけで終わったら何もならないでしょう。例えば、2年前に観光局をつくってほしいという要望は実現できた。そういったことをしていかないと。委員の皆さんが一生懸命発言しても、ただそれで終わってしまうのではなくて、成果というものがないと。この特別委員会が設置されるということは、静岡市がこういう問題を近々にやらなければいけないんだと。  例えば、静岡市の最終的な目的は人口減少問題だから、そういった対策をしていかないと、まずいんじゃないのかなと思います。  28年度は、あと7カ月しかないけれど、その中で、28年度の提言はつくっていくと思うんだけどね。それとも、27年度の提言書を28年度でまとめていく方向なのかな。 19 ◯西谷委員長 期間が短いので27年度の提言の中から絞るということで。課題については、先ほど説明のあった中からでどうでしょうか。 20 ◯大村委員 それだと、これからは新しいものは余り出さないよと。いわゆる27年度に出てきたものを徹底的にやっていくという、そういう趣旨だね。 21 ◯西谷委員長 そうです。 22 ◯石井委員 正副委員長で話し合ったときに、日程については、あと2回、3回できればいいほうかなと。そうすると、新しい調査をしてしまうと、またそれでおさまりがつかなくなったり、結果が見えない話になってしまうので、過去3年やられてきたものをさらに今回は深堀りして、昨年の提言をもとにピックアップしながら進めていき、改めて市長に提言書を提出したいという話をさせていただきました。 23 ◯大村委員 そうすると、私がさっき言った、案内所について、具体的にどんどん突っ込んでいって、それを追加していく。実現できるものならしていくという、そういう形でいいのか。 24 ◯西谷委員長 来年度、中部横断道が完成すれば、当然その受け皿を整備していかなければならないという点では、先ほどの意見などは、必要な項目の1つではないかなと思います。 25 ◯石井委員 今回、時間的なものもありません。ある程度トピックを決めた上で、掘り下げていったらどうかなと考えています。 26 ◯西谷委員長 先ほど大村委員から発言がありましたけれども中部横断道が開通すれば車の観光客が多くなる。ところが、入ってきてもなかなか駐車する場所がどこなのか、どこを見ればいいのかがわかりづらいですよね。観光案内所が駅だけではなく、ほかにも必要ではないのかという意見もあったわけです。そのことについての御意見だとか、それに限らずにほかの御意見があればと思いますけれども。 27 ◯山根委員 今の話に関連してですが、提言書の5ページの観光関連施設の充実に向けてというところを読みますと、今、大村委員が言った内容が書かれています。静岡市のどこに観光客が車でいらっしゃっているのか。そこを重点的に調べて、充実させていく。この前、船で来られた人たちがコース別で富士山へ行ったり、三保松原へ行った時の満足度が余り高くなかったと新聞に載っていたんです。記事を薄っすらとしか覚えていないのですが、三保の場合は浜まで歩いて行けなかったとか、おろされたけれどもどうしていいかわからなかった。富士山の場合は、曇りで富士山が見えなかったから、こんなところに連れていかれても残念だったと載っていたんです。富士山が見えないときには代替手段として、どうするのか。そこに充実した機能が必要かなと感じました。  資源というものはたくさんあると思うんですよ。それが、何となく見るところがない、案内がない。何のために観光客を誘致しているのかなという気持ちになっては困るので。満足度の掲載をどこが調査したかわからないんですけど、御存じある人いますかね。 28 ◯佐藤委員 今の話で、船で来た人たちに対して、静岡市が関係することすらできないものになっていることがまず問題だろうと思うわけ。お金を落としてほしいと言っていながら、お金を落とす方法論を考えていないわけで、どうしたらそういうお客さんを自分たちが関係して取り込むことができるのかを考えるべきだと思うんですよ。  観光客がいっぱい来ましたと数字だけは出るかもしれないけれど、それがちゃんと経済力につながらない。どうやったらそこを経済力につながるのかを研究すべきだと思うんですけれど、どうやればいいのか私もわからないんですけれども。 29 ◯大村委員 豪華客船が来た時のことを言っていると思うんだけれど、そういうのは、最初にオプショナルツアーで組むんだよね。船に乗っているときから、どこに行きますか、富士山に行きたいですよ、アウトレットに行きたいですよと。それでそこへ向かうバスが待っている。そうすると、静岡市内にはお金が落ちないということで、前に爆買いする中国人が来たときは、松阪屋へ行ったりもしていたんだけれど、そういうルートをつくらなければならない。  豪華客船が来たときに、静岡市内でつなげていく。今、山根委員が言われたように静岡市内にもいろいろな神社、仏閣があるので、そこへ行くルートをつくって、オプショナルツアーの中に入れてしまう。そうやって売り込まないと、富士山へ行きたい、あっちへ行きたいとなってしまうよね。船の場合は、そこら辺も含めてやらなければいけないでしょうね。 30 ◯佐藤委員 今、大村委員がおっしゃったことは、多分、当局も理解していて、やらなければいけないというところまでは認識していると思うんです。やっていないだけだと思うんです。やれない理由があるとおっしゃったように記憶しているんですが、なぜ、パッケージで来る人たちの大きな船のツアーに入り込めないのか、それをどうやったら突破できるのかを研究してほしいわけですよね、観光担当としては。 31 ◯大村委員 そんなのは言いわけであってね、やろうと思えば幾らでもある。それはやっぱりやる気の問題ですよ。そこに職員がいて申しわけないけど、本当に静岡市を売るという気になったら、何でもやりますよ。そこら辺へお願いに行ってね、だめな場合はだめだし、よければいいし。そういう努力を死ぬ気でやれるかどうかだと思うよ。  100%ギブアップ、全てだめだよということはあり得ないと思う。それはどこかに交渉しに行けばいいんだしね。国へ行って、例えば地元の大臣にお願いするとか、そんなの幾らでも方法はあるわけよ。それをやるかどうかということだと思います。 32 ◯遠藤委員 今、具体的に客船誘致の話があったので関連して1つだけ。  以前、花のイベントか何かと一緒に客船誘致したら、5万人だか6万人集まったんですよね。中国の人たちは団体で爆買いに行ってしまうんだけど、この間の人たちは、乗組員も何千人といて、それぞれ自由に動く人もいたんですよね。催し物をやっていれば、そこにも行くし、普通の市民が清水マリンパークにも行って客船も見ることができる。予定がわかっているのに、何で一緒にイベントを組まないのかなと思うんです。  それと、ホビーのまち静岡を一生懸命売り出しているなら、例えば、駅の北口に家康像があるけれど、土曜、日曜に人を呼ぶのなら、ガンダムの方がよっぽどにぎわいを増すんじゃないのかな。ポケモンGOだってそうだしね。コスプレ世界大会を清水銀座でやっていますけれども、一緒になって何かをするとかね。雨が降っても屋根があってできるから。あと、1カ月に1回ぐらい、清水マリンパークで撮影会なんかもやっているんだってね、駿河区のカメラ屋が。そういう情報を集めたら、ちょっと応援してあげるとか、報道してあげれば、違うと思うんだけどね。 33 ◯大村委員 今言ったような材料が静岡市内だけでも物すごくいっぱいあるわけよ。そういうものをうまくプログラムして、船がいつ来るのかが前からわかるんだから、そこに静岡へ来たらこういうツアーが、Aコース、Bコース、Cコースとありますよと宣伝して、セレクトさせることもできればね。  例えば、去年も船が泊まったわけでしょう。泊まるというのは余りないんだけれど、日本平の夜景へ連れていくとかね。そういうのだって1つのコースだし、要素は幾らでもあるんだよね。佐藤委員が言うように、それをどうやってそこまで持っていくかという、足がかりだと思うね。
     そこら辺は当局を責めてばっかりじゃなくて、当局と一緒になって、我々の意見も言いながら、こういうのはどうだろうという相談しながら、うまくできたら、静岡市にお金を落としてくれるんじゃないかなという感じはするけどね。 34 ◯佐藤委員 さっき観光交流課長が資源は観光の物だけではなくて、スポーツだったり農林だったりいっぱいあって、そういうものを資源としてちゃんと生かしていけばいいとおっしゃったのです。そこまでわかっているのに、スポーツはスポーツ振興課に、これは農林水産部の所管だからみたいな感覚で、担当にお任せになっている。観光交流文化局として、ヘッドとなって、どうやって全庁的につないでいくのかをシステム化していないと思うわけです。そういうものをつくってほしいと思うのですが、今、大村委員が言ったように、私たち委員も協力してつないでいくことも必要だと思うんですけれども、当局の意識も変えてもらわないと。あれはあれがやる、これはこれがやるみたいな感覚があると思うんでね。それを観光というキーワードでつないでもらえたらと。家康像とかの、目に見えるものだけが観光の素材だと位置づけしないのならば、そういうシステムをしっかりつくってほしいと思っています。 35 ◯大村委員 観光とは何だと言うと、いわゆる文化なんですよ。だから、静岡市の文化をお客さんは見に行くわけですよ。文化というのは物すごく広いじゃない。  市長がMICEの推進を掲げて、観光で人を呼んでと言っているのだから、それが大きな目玉の1つとなるわけで、市の職員みんなが観光について知らなければいけない。そうなると、これはうちの担当じゃなくて、ここの担当ですじゃなくて、静岡市が観光のまちとしてやっていくんだという意識を高めさせなければいけない。その意識を職員には持ってもらいたいし、我々もそういうものを植えつけていくようなこともしなければいけないんじゃないかなと思う。 36 ◯尾崎委員 去年と同じ議論になってしまっているんですよ。提言書の8ページをちょっと見ていただきたいんだけど、下から8行目に施策の成果を最大限に高めるためには、市職員の高い意識に裏づけられた全庁的な体制に加え、市民を巻き込んでのオール静岡での取り組みが不可欠だと。そして、その実現には、市職員の意識改革が必要だと言っているわけですよ。だから、市長の堅固な意思を直接的に伝えていくことが有効だということで、観光交流都市の実現を目指す市長宣言を提言して、意識改革していきましょうと言ったわけ。  さっきの観光交流課長の話だと、結局いろいろこうやっていって、要は機運が高まってきたら、その後にこの話が具体化してくると、発想が逆なんだよね。  お金がかからない話だから、やるぞと宣言して、市民も含んでみんなの意識を変えていこうと言ったわけです。 37 ◯西谷委員長 去年は、かなり幅広く提言として出したんですよね。それを予算づけも含めてどう実行していけるかというところですよね。 38 ◯馬居委員 私も去年この特別委員会にいたんですけれども、同じ議論をみんなでやって、いつもこうなってしまうのは何でだろうと思うんです。観光というのは全部含まれる。本当に文化そのもので、本当は静岡市全部を売り出したい。静岡市には、人に勧めたい文化や観光地が山ほどあるわけですよ。山ほどあるがために、ここには絶対連れていきたいとなかなか決められない。私の友達が東名を走っていて静岡におりてもどこへ行けという看板が1つもないと言うんですよ。ここにこんなのがあるのなら見に行こうと思わせてくれる看板が何もないと。どこに何があるのと聞けば、マップを渡されるとか、こんなすごいものがあると聞くんですけどね。  理屈だけ先にあって、具体策が全く出てこないことが一番の問題じゃないかと。そういう意味では、まず観光都市宣言をして、静岡市は観光でいくんだぞと打ち出した上で、さっき言ったような豪華客船が来たときのツアーの企画とか細かいところを考えていく。  この間も客船が着いて、乗組員の人が、ふらっとどこかへ遊びに行きたいけれども、どこへ行っていいかわからないと言っていました。中国の爆買いの人たちはバスに乗って行く先が決まっているけれども、この間のツアーは割とみんな自由におりてきて、まちなかを散策している人がたくさんいたんですよね。そういう人たちから、ここに行ったらこんなにおもしろいものがあるという情報がないと言われたんですよ。それは、多分、車で来られる方も全く同じで、静岡は三保松原への案内看板が1つもないとよく言われます。その辺は意識の問題だと思うんですよ。静岡に来たら、これだけは見せたいというものがあれば、そんなに上品なものじゃなくていいから、案内看板があって、観光客が見てみようと思うような、サインをつくっていくことは物すごく大事なことだと思っています。  だから、観光案内所も同じで、駅をおりて、目の前にあって、ここへ行ってみようと決められたらいいんだけど、まず、観光案内所を探さなければいけないみたいな状態では全く話にならない。それと同じで、車で来られた方に関しても、とにかく目に飛び込んでくる案内をしていかないと先に進まないんじゃないかなという気がするんですよ。  そういう意味では、今、具体的にこれをやったらいいんじゃないかというものをピックアップしていくほうが現実味があるのかなという気がします。 39 ◯山根委員 具体的に、どこがあるのかということを、私自身が明確化していないと、観光、観光と言っても、あれもある、これもある、それもあると。今、東京では下町の工場に藍染めとか、あるいは精密機械の工場の見学コースをつくるとすごい人が集まるそうです。静岡市でもお寺の一覧表とか、お勧めポイントを紹介するとか、久能山東照宮も、もうちょっと充実してもいいんじゃないかと思うんです。英語での案内もろくに書かれていないし、段差があるので連れていっても、見上げて終わりみたいなね。あの段差は30センチあるんですって。段差を変えるわけにいかないけれども、写真を見せるとかね、階段を上れなくても楽しめるような、そういうところをみんなでピックアップしてやったらどうですかね。  東照宮の横に博物館があるじゃないですか。あそこでいつも展示会をやっていますけれども、階段を上れない人にとっては、あそこにいるしかないわけですよ。これは1つの例ですが、浅間山に連れて行ったら、古びてしまっていて、いつ朽ち果てるかわからないような、ほこりがたかっているようだと。ほかのお寺はよく磨かれて、剪定もきれいだったと言われてですね。文化めぐりでもいいし、お寺めぐりでもいいけれども拠点を明確にしないとね。登呂遺跡に来た外国人や国内旅行者に、あなたはこの次にどこに行きたいですかというアンケートをとったりしているそうなので、それをもう少し私たちも利用したらどうかと思います。富士方面へ行けばよかったなんて言われてしまったりして、ショックを受けたものですから。ぜひね、静岡市でよかったと言ってもらいたいと思っております。 40 ◯石井委員 多分、皆さんがおっしゃったのは、前回の提言の中の観光資源の充実というところで、さらにそれをコースとして設定していきましょうと。それを多種多様化、PRしていく、それの素材をつくっていきましょうということだと思います。それにプラスして、例えば、経済効果が出るような指標をつけたり、市にお金が落ちる方法を、観光のコースを設定することによって市外にアピールして、それを使いやすい環境にするということと一緒に、販路を拡大していくことが、この委員会の中で求められることなのかと思うんです。  ホビーもそうだし、歴史街道もそうだし、ある程度のコース設定をしながら委員会として理想のコースとか、それによって経済効果がどれぐらい出るのかを調査できるんじゃないかと思いました。 41 ◯佐藤委員 具体的な話を進めるのもそうですが、例えば、特別委員会で提言したものが、どのように生かされるのか。個々に対しての進捗状況はあるのですが、去年、私はこの特別委員会の委員ではなかったので、去年と全く同じ話し合いをしていると言われて、えっと思っています。結局みんな同じことを考えているということですよね。提言書都市宣言に向けてというところに集約されたわけじゃないですか。さっきの説明では、私たち委員の考えていることと当局の考えていることが違っていたということですよね。何のために提言したのかということになるわけで、どれだけの提言が当局に対して効力を持っているのか、すごい疑問を抱くわけです。  まず観光都市宣言をしてもらって、具体的な内容については並行してやっていけばいいと思うのです。市長はどう思っているのですかということですよね。細かく勉強して調査して、時間を使ってこれだけの提言書がまとまったんですから。 42 ◯大村委員 戻ったのではなくて、みんなが意見を言ったから、それについてはこうだよと言ったのがまた戻ってしまったという形になっただけ。 43 ◯遠藤委員 自分のところが担当したイベントは全部わかっているけれども、よその課がやっているイベントとか、把握しているのですか。観光交流課でやっているもの、清水港振興課がやっているもの、スポーツ振興課がやっているものを観光としてある程度わかっていれば、つないでやることができるんだけど。  大村委員がさっき言ったように、個々にやっているのをどこかでトータル的に把握しているところがないと。 44 ◯大村委員 私は職員だったし、観光の仕事もやったことがあるから言うんだけれども、大まかなものはわかるよ、ほかの職員も。例えば、清水みなと祭りとか花火大会というものはわかるよ。でも、細かいイベントはわからないよ、多分。 45 ◯遠藤委員 私が言うのは、担当課はそれをやることに精いっぱいだから、市はこういう方針ですよと、アドバイスなり注文なりして、結果を集約するところがないとね。この委員会はトータルでやっているんだから。 46 ◯大村委員 それは報告書が出るから、全ての職員がわかっていなければいけないんだけど、それは無理ですよ。 47 ◯遠藤委員 特別委員会というのは、局を超えて調査しているんだからね。 48 ◯大村委員 僕もね、局長会議に出たことがありますよ。局長会議の中で全庁的なイベントがわかって、局へ戻って各課へ報告する。ちゃんとやっているところは、わかっているところもあると思うけど、どのレベルまで遠藤委員は求めているのかな。広報紙に出たり、新聞に載ったりするものは、温度差はあるかもしれないけれども、わかる人もいるし、わからない人もいる。職員みんながわかっているかというと、ほかの課がやっているところだからね。例えば、清掃工場の職員が観光交流課や企画課がやっていることがわかるかといったら、それは無理。  非常に難しい問題だけれど、基本的には1つの会社として考えた場合には、どこの課が何をやっているのか、浅くても深くてもいいから、わかってくれるといいよね。 49 ◯西谷委員長 今年度の場合は、提言が出されているので、それをもう少し具体的に、観光案内が不十分だとかね、提言した内容に対して、新たにつけ加えることも必要になってくると思います。 50 ◯中山委員 尾崎委員やほかの委員が言うように、僕はやっぱり観光都市宣言を一番上にどんと乗っける。その下に、例えば、タクシー協会とか商工会にも協力してもらってね、静岡市民みんなでやりましょうというプログラムをつくって提示すれば、市長も多分乗るんじゃないかな。観光都市宣言をして、言いっ放しになって何もできないんじゃあれだもんで、具体的にこうなりますよと示してあげれば。  日も一番いい日を選んで、4月1日でもいいけれど、それまでにプログラムをつくって、シミュレーションして、やって下さいと出す。それに向けて、この特別委員会でも調査したり、意見を出し合って、ここの観光地はこんな問題があるとか、整理して進めていくと。そんなプログラムを提案したらどうかと私は思いました。 51 ◯石井委員長 中山委員が言われたように、まずは観光都市宣言をしてもらって、それに資するだけのものが静岡市にあるということをリスト化したり観光コースづくりをして、市長に提出する方向でよろしいですかね。そのための調査項目とか、どういうものをリストに載せるのかについては、正副委員長で協議させていただきたいと思います。 52 ◯西谷委員長 そういうことでよろしいですか。             〔「はい」〕 53 ◯西谷委員長 それでは、そのようにさせていただきます。      ────────────────────────────── 54 ◯西谷委員長 次に、議題3の次回の開催予定です。  10月28日の金曜日と10月21日の金曜日を候補日としていますが、どうでしょうか。             〔日程について協議〕 55 ◯西谷委員長 それでは、次回の特別委員会は、10月21日の午前10時から第2委員会室で行いますので、よろしくお願いいたします。      ────────────────────────────── 56 ◯西谷委員長 最後に、特別委員会の視察の日程についてです。  10月25日の火曜日から26日の水曜日までの1泊2日で実施したいと考えています。具体的な視察先、調査項目については、正副委員長で協議することでいいですか。             〔「はい」〕 57 ◯西谷委員長 では、正副委員長で検討させていただき、決めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  視察に関して、委員会条例で規定している手続等につきましても委員長に一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 58 ◯西谷委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  なお、委員の皆様には視察終了後、意見、感想を委員長に御報告をいただき、これを取りまとめた上で視察報告書を作成いたしますので、御協力をお願いいたします。      ────────────────────────────── 59 ◯西谷委員長 以上で本日の日程は終了いたしました。  これをもちまして第1回観光・交流事業調査特別委員会を散会いたします。                 午後2時49分散会      ────────────────────────────── 観光・交流事業調査特別委員長  西谷 博子 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...