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  1. 静岡市議会 2016-03-14
    平成28年 都市建設委員会 本文 2016-03-14


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時59分開議 ◯井上委員長 先週に引き続き都市建設委員会を開きます。  本日は、建設局が所管する議案1件の審査を行います。また、報告事項が1件あります。  説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えばこの図のとおりですなどと簡略した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いいたします。      ────────────────────────────── 2 ◯井上委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第35号平成28年度静岡市一般会計予算中所管分を議題といたします。  本件につきましては、先週の都市局所管分の審査とあわせて討論、採決を行いますので御承知おきください。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯井上委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  質疑はありませんか。 4 ◯福地委員 私からは、交通安全について質問させていただきたいと思います。  最初に平成27年度の市内の交通事故の件数であったり、特徴というようなものがあれば、教えていただきたいと思います。 5 ◯浅井道路保全課長 福地委員の市内の交通事故の件数及びその特徴についてお答えいたします。  まず、平成27年度における市内の交通事故件数でございますが、交通事故件数は5,717件で、前年比マイナス371件、また、交通事故負傷者数は7,075人で前年比288人の減少でございます。交通事故死者数は30人で前年比プラス16人と前年の倍以上の数でありました。  次に、事故の特徴になりますが、過去5年の事故状況で比較しますと、件数や負傷者数は最小値を記録し、自転車事故件数も減少しておりますが、歩行者事故件数は若干減少しているもののほぼ横ばいであり、今後の交通安全施策事業に当たっては、歩行者事故対策や小学生などの交通弱者の安全対策が重要であると考えております。 6 ◯福地委員 最近でも、通学する小学生たちの列に、車が突っ込んだなんていうニュースも聞くんですけれども、こういった通学路の整備といったもの、小学生、子供たちの安心・安全というところで、どのような事業に取り組んでいるのか、また、その交通事故の減少ですね、通学路における事故の減少といったところについて、どのように取り組んでいらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。 7 ◯浅井道路保全課長 通学路について、どのような事業に取り組んでいるのか、また、今後、交通事故減少に向けた取り組みについてお答えいたします。  まず、通学路に関する主な事業の取り組みでございますが、主に小学校の通学路対策として、平成26年度に教育委員会が主体となり、小学校、静岡県警察、道路管理者が委員となって構成する静岡市通学路交通安全対策協議会を立ち上げ、静岡市通学路交通安全プログラムを策定し、それぞれの管理者が必要な対策を講じながら、児童生徒が安全に通学できるようその確保に努めております。
     道路管理者による取り組みとしましては、歩道拡幅や踏み切り道拡幅、ドライバーへの注意喚起となる外側線の設置や路側帯のカラー化、速度抑制のための路面表示による注意喚起、防護柵の設置などを行っております。  次に、今後の事故減少に向けた取り組みについてでございますが、まず、通学路の安全対策は、先ほどのプログラムに基づき道路管理者としては路側帯にグリーンベルトを設置する事業などを進めるとともに、今後も引き続き関係機関と連携を図りながら、交通事故発生抑制を図っていきます。また、これらに加えまして、交通弱者である子供や高齢者を初め、誰もが安心して安全に通行できる歩道等の歩行空間の整備を推進するために、静岡市歩行空間整備計画を現在策定中であり、生活道路や事故危険箇所の安全対策を、今後も一層進めてまいります。 8 ◯福地委員 今、歩道の拡幅等を行っていくというお話をいただきまして、うちの近所でもですね、道路を拡幅していただいているところがあるんです。道路が広くなって、もちろん、歩道も広くなっているんですけれども、横断歩道が長くなったということで、それまでの信号機の青信号の時間内に渡り切れないというような話も地域の皆さんからいただいたりすることがあります。信号機のことですので警察との協議ということになるのかもしれませんが、そういったことについて静岡市としてですね、実際、道路を広げたけれども危険になってしまったよというようなことがあるのか、この辺について、お話しいただけますか。 9 ◯宮原道路計画課長 道路拡幅に伴う横断の時間が長くなることに対する対処方法ということで、お答えさせていただきます。  道路拡幅事業で都市内の道路は、街路事業等で拡幅するケースが多いかと思いますが、北街道線とか宮前岳美線とかあると思いますが、それの中でですね、本来なら横断歩道の信号の時間を長くするということも考えられますが、それにつきましては主要路線の渋滞につながりますので、交通管理者公安委員会との協議等によって定めていきたいと。また、中央分離帯があるような道路につきましては、そこに一旦停止していただきながら処理するような形でですね、ちょっと不便をかけますがそういう形でお願いしているところもございます。 10 ◯福地委員 ぜひ協議を進めていただければと思います。  次に議案書7)の34ページ、交通安全対策特別交付金についてお伺いさせていただきます。  これは、総務省からの交付金だと思いますけれども、28年度予算額3億8,300万円ということでありますけれども、近年、この交付金がどのように推移しているのか、教えてください。 11 ◯浅井道路保全課長 交通安全対策特別交付金のここ数年の推移について、お答えいたします。  この推移でございますが、3億8,000万円から4億円程度で推移してございます。ただ、この交付金につきましては、市内の人身事故発生件数などにより交付額が左右され決定されるため、平成26年度には3億4,000万円と少し低い交付額になった年もございました。 12 ◯福地委員 この交付金はいろいろな使われ方をされていると思うんですけど、主にどのような事業に充当されているのか、教えてください。 13 ◯浅井道路保全課長 どのような事業に充当しているかについて、お答えいたします。  この交付金は、交通安全施設の設置などに要する費用に充当するもので、施設の新設のほか、既存施設の更新や改良にも利用しております。具体的には歩道の設置、自転車道の整備、道路標識、カーブミラー、照明灯、区画線などの設置や用地取得などの交通安全施設整備事業が対象となります。  なお、歩道の舗装の穴埋めとか、歩道上の側溝ぶたの一部取りかえなど、維持補修の範疇に属する事業は、原則、対象外となっております。 14 ◯福地委員 最後の質問です。  新しい計画をつくっていくということでありまして、警察との協議もやっているということでありましたけれども、市内のバス事業者タクシー事業者といったところとの協議というか、一番情報をたくさん持っているのかなとも思うもんですから、そういったものというのは、これまでも取り組みをされているかどうか、教えてください。 15 ◯浅井道路保全課長 バス事業者タクシー事業者に対して、どのようなことを聞いているかということであります。道路を利用するに当たっては、さまざまなアンケートを取ったりするんですけれども、そのような中でバス事業者タクシー会社などの御意見を参考にしております。また、道路の改修とかそのようなことについても、いろいろな意見をお持ちですので、いろいろなことを聞きながら進めていくようにしております。 16 ◯田形委員 それでは、少し教えてください。  資料-2の122ページにあります建設業の担い手確保・育成と女性活躍応援事業とありますが、どこの市町村でも建設関係の職員を5人募集したけれども、2人しか応募がなかったとかそんな話も聞かれるわけでございますが、新規事業でございますので、この内容について、まず教えてください。 17 ◯鈴木技術政策課長 御質問にお答えします。  まず、委員がおっしゃられました建設業の人数か少ないということで、現状を述べさせていただきます。  全国の建設業就業者数は、ピーク時である平成9年から26年には180万人減少しており、また、27年に静岡県建設業協会が行ったアンケートによりますと、新規求人数186人に対して新規採用数が95人と求人数に満たない状況となっており、建設業における担い手不足が大きな問題となっております。こうした中、本市における建設業の担い手確保・育成事業は、これまで契約発注関係では若手の雇用促進を図るため、総合評価の評価項目に若手技術者の雇用の有無を追加し、工事における社会保険の加入を指導することで、労働者の就業環境の改善に努めております。  また、親子の工事現場見学会インターンシップの受け入れ、学生への出前講座など、建設業に興味を持っていただき、将来の担い手確保を図ってきたところでございます。  一昨年に改正されました品確法では、国、地方自治体など発注者と受注者がそれぞれの立場で将来にわたる公共工事の品質確保と、その担い手の中長期的な育成確保を推進していくことが示されました。今年度、建設事業で働く女性の座談会や高校生の将来の夢を語る会などを開催し、女性技術者が抱える問題や若者の建設業離れの原因を探る中、従来から言われているきつい、汚い、危険の建設業の3Kイメージをまず払拭すること、及び建設業の魅力を伝えることが重要であると考えまして、これまでの取り組みに加え、平成28年度から静岡市総合戦略の重点事業であります、「しずおか女子きらっ☆」推進事業を、関係機関と連携し、建設業イメージアップイベントの開催や、建設業の女性技術者活躍応援のための女性応援サイトの開設を計画し、建設業の就業者数の増加を図っていきたいと考えております。 18 ◯田形委員 今、お話を聞いていますと、女性にターゲットを絞ったわけじゃありませんが、重点を置いているということで、なぜそのようなことになったのか、もう一度教えてください。 19 ◯鈴木技術政策課長 質問にお答えします。  建設業で活躍する女性技術者、技能者数を増加させ、女性の活躍と存在感を引き上げ、魅力ある建設業に改革することは、3Kイメージを払拭させ、性別、年齢を問わず意欲ある担い手の育成、確保につながると考えております。女性、若者を含んだ応援サイトホームページを開設することにより、先輩女性技術者、技能者から、就職を控えた学生へ、建設の魅力などのメッセージを中心としてホームページを開催する予定でございます。  また、女性活用のための現場環境改善の事例紹介やインターンシップなど高校生が現場で学習している様子の紹介などを掲載し、市のホームページにリンクさせ、担い手確保・育成事業の総合窓口として情報をまとめ、総合戦略に位置づけられています、「しずおか女子きらっ☆」推進事業として戦略的に広報していきたいと考えております。 20 ◯田形委員 次に、駿河道路整備課にお聞きします。  資料-2の124ページ、駿河区を通っております都市計画道路丸子池田線の事業進捗と、28年度の実施予定について教えてください。 21 ◯松本駿河道路整備課長 それでは、都市計画道路丸子池田線の進捗状況、並びに28年度の事業予定という御質問に対してお答えいたします。  このパネルをごらんになってください。まず、位置関係から説明させていただきます。丸子池田線は、駿河区丸子六丁目の国道1号交差点を起点といたしまして、駿河区池田の日本平動物園線を終点といたします延長約9キロメートルの都市計画道路でございます。現在、施工しておりますのは市道南町石田線から市道八幡本町二丁目有東線の間、事業延長356メートルの区間でございます。  用地補償につきましては、NTT八幡ビルの撤去工事が3月末までに完了する予定でございます。工事につきましては、現在、電線共同溝工事がこの間完成しておりますので、この間の街路築造工事を施工しております。  続きまして、平成28年度の予定でございますが、今度こちら側ですね、西側の電線共同溝工事、並びにこちらに本路線を横断しております高松雨水幹線の改修工事、並びに道路照明灯設置工事などを予定しております。 22 ◯田形委員 予定していますということは28年度で終わると考えていいですね。 23 ◯松本駿河道路整備課長 今、28年度の工事予定を説明させていただきました。この事業につきましては、平成29年度末の事業完了を予定しています。先ほど申しましたこの市道南町石田線から(発言する者あり)はい、356メーターの間は29年度末で完了いたします。29年度にはこちらの街路築造工事が残っておりますので、そちらを完成させて29年度末にこの部分が完成するという運びになります。(発言する者あり)29年度末完成予定でございます。 24 ◯田形委員 そうしますと、29年度末はツインメッセの前までが開通ということになると思いますが、その先、済生会病院ですか、あの裏側のほうと言ったらいいのかな、南側のほうと言ったらいいのかな、そっちまで進んでいくと思うんですが、その計画について教えてください。 25 ◯宮原道路計画課長 丸子池田線の今後の計画についてということですが、委員おっしゃるように丸子池田線西側からツインメッセまでが全線開通になります。それが平成29年度ですので、引き続き、その先、済生会のほうまで事業に着手できますよう、今、東側の区間について準備を行っている最中でございます。今年度もう測量業務を実施しております。来年度から設計業務、関係機関協議を行いまして早期の事業認可の取得に努めてまいりたいと考えております。 26 ◯田形委員 順調に行くと、今年度、来年度、30年度くらいから工事開始かな。やはり、我々はどうしても地元の皆さんからいろいろ聞かれるもんですから、田形さん、いつごろできるのとかって聞かれるんですよ。だから、何月何日にでき上がりますとは言わないまでも、大体このくらいから工事に入りますよくらいね、はい。 27 ◯宮原道路計画課長 街路事業のお金がついていない中でなかなか難しい質問になりますが、順調に認可取得しまして、その後、詳細設計、地元協議とか測量のことがありますので、まず、事業用地の取得が最初の数年間、ある期間、延長ある区間ができないと工事できませんので、通常の街路事業を考えますと、事業取得から3年後とかに工事の一部に入れるのが早いほうだということで、御理解をお願いします。 28 ◯田形委員 ぜひ自民党といたしましても応援いたしますので、一日も早い完成といいますか、済生会まで。それで、一番の難題がその先だと思うんですよ。済生会から東側と言ったらいいのかな、あそこは民家がいっぱいありますし、簡単にいかないとは思っています。今、ここで質問しませんが。ですから、大変なことはわかりますが、ぜひ早く開通して丸子から池田まで行けるようにしていただきたいなと、そんなことを感じております。 29 ◯大村委員 まず、地籍調査の関係、これは私も個人質問でもしたことがあるんですが、地震が来たときに、どの土地がどうだかわからなくなってしまう、そういった意味で非常に重要な調査でございます。そこで、現在、そういった調査がどの程度進んでいるのか、それと今まで実施した地域はどこなのか、教えていただきたいと思います。 30 ◯佐野地籍担当課長 まず、静岡市の地籍調査がどの程度進んでいるかということでございますが、現在、静岡市の市域全体の調査対象面積が約1,354平方キロメートルであります。それに対します平成26年度末までの調査完了面積が30.4平方キロメートルで、進捗率にしますと2.2%になります。また、人口集中地区面積約99平方キロメートルに対する調査完了面積は15.97平方キロメートルで、進捗率にいたしますと16.1%です。  なお、現在実施中の地区でございますが、清水区では清水港周辺地区と蒲原地区、駿河区では広野地区の3地区において調査を実施しております。 31 ◯大村委員 そうすると、今、この28年度の予算のところに乗っかっている蒲原地区とか3地区、これはいつからやっているの。 32 ◯佐野地籍担当課長 開始の年度でございますが、まず、清水区の蒲原地区でございますが、蒲原地区につきましては旧蒲原町が平成15年から地籍調査に事業着手しております。それを引き継ぎまして平成18年度の合併に伴いまして、その後、静岡市が引き続き今まで継続して事業を推進しております。それとあわせまして清水区の清水港周辺地区でございますが、こちらにつきましては、平成24年度に静岡市地籍調査基本計画を策定しております。その計画に基づきまして平成25年度から着手しております。同じく、駿河区の広野地区につきましても地籍調査基本計画にのっとりまして、平成25年度から着手しております。 33 ◯大村委員 そういうふうに答えると聞きたくなるのが、いつ終わるんですか、これは。 34 ◯佐野地籍担当課長 いつ終わるかなという御質問でございますが、蒲原地区でございますが、蒲原地区は旧蒲原町の人口集中地区が約350ヘクタールあります。それで、平成15年度から旧蒲原町が着手いたしまして26年度末までに225ヘクタールが完了しております。進捗率にいたしますと64%でございます。それで、今のこの進捗の予定でございますと、平成48年ころを完了の予定としております。  続きまして、清水港周辺でございますが、清水港周辺地区につきましては、全体の面積が79ヘクタールあります。先ほど言ったように25年度から着手しておりまして、現在の予定では平成30年度を完了予定としております。  広野地区でございます。駿河区の広野地区につきましては、計画の面積が全体で約19ヘクタールでございます。やはり25年度から着手しておりまして、こちらにつきましては平成31年度の完了を予定しております。 35 ◯大村委員 蒲原は何でそんなにかかる。 36 ◯佐野地籍担当課長 現在、蒲原町で実施している調査がですね、地籍調査の中でも1筆地調査という調査になります。この1筆地調査というのは1筆ごとの土地について、所有者や、地目、それから地積、面積ですね。それから、境界の確認といったことを1筆ごとに調査していくということで、どうしても時間がかかるということで、やはり、年間といいますか1年間で調査、1地区当たり調査するといいますと大体5ヘクタールくらいが今の調査の進捗でございますので、どうしてもそれくらいかかってしまうということです。  それで、つけ加えで申しわけありませんが、それに対して清水港につきましては、幹線道路のみの調査ということになります。道路のみを調査していきますので、その分進捗が早いということになります。 37 ◯大村委員 それでは、資料-2の123ページの浸水対策推進プラン事業について聞きます。  私は代表質問でこの件について聞いたんですが、そのときは下水道の関係のほうに答弁いただきました。今回は建設局ということでございますので、それ絡みでお聞きします。  集中豪雨とか26年の台風、10月の台風18号、浸水する被害が非常に出たわけでございますが、その中で昨年の7月にですね、市と県が連携しまして巴川流域における浸水被害軽減に向けた行動計画、こういったものを策定したわけでございます。そこで、現在、市と県がどのように取り組んでいるのか、お答えをいただきたいと思います。 38 ◯古梶土木部理事 大村委員の巴川流域における浸水被害軽減に向けた取り組みの御質問について、お答えいたします。  昭和49年に発生いたしました七夕豪雨を契機に、市と県が連携して進めてまいりました巴川の治水対策事業につきましては、これまでに大谷川放水路や麻機遊水地、大内遊水地などの整備を進め、治水安全度の向上を図ってきたところでございます。そのような中、委員の御質問にもございましたが、平成26年10月の台風18号により、総雨量が計画規模をはるかに上回る豪雨が発生いたしまして、市内で大きな浸水被害が発生いたしました。この浸水被害を受けまして、現在実施している整備を着実に進めるとともに、同様の規模の豪雨が発生した場合に、少しでも浸水被害を軽減させるための取り組みと、スケジュールを示した巴川流域における浸水被害軽減に向けた行動計画を、市と県が協働で策定いたしております。  行動計画には、浸水被害の早期軽減の取り組みとして、市の浸水対策推進プランに位置づけております市管理河川の整備が挙げられており、不断の着実な実施が求められているところでございます。今後も市と県ではこの行動計画に基づき、各対策を進めるとともに、進捗管理をあわせて行い、早期の浸水被害軽減に向けて取り組んでいくこととします。 39 ◯大村委員 理事の答弁をいただきまして、ありがとうございました。  その中で、トップ同士はなかなか意見が合わなくて、我々県民、市民も困っているんですが、職員だけはしっかりと、市と県が一緒に話し合って、いわゆるそういった対策に頑張っていただきたいなと。これは要望じゃないんですが、そんなような中で、今後は具体的な話に入らせていただきますが、建設局が実施する事業をですね、こういったものについて現在の進捗状況、それと28年度の事業内容についてお答えをいただきたいと思います。 40 ◯赤坂河川課長 ただいま大村委員からの進捗状況と28年度事業の内容についての質疑に、お答えいたします。  浸水対策プランにつきましては、平成28年度は2億1,630万円の予算でございます。清水区の大内川ほか3河川で工事を予定しております。進捗状況につきましては、下水道事業と合わせたプラン全体で対象箇所41カ所のうち平成27年度末で18区の対策が完了する見込みでございます。そのうち、河川につきましては対象26地区のうち平成27年度末で27地区の対策が完了する予定でございます。 41 ◯大村委員 その中で123ページに書かれている大内川とか谷津沢川といった4河川が書かれていますが、その内容と進捗状況についてもお伺いします。 42 ◯向坂土木事務所長 浸水対策推進プラン事業の大内川ほか3河川の事業内容と進捗状況について、御説明いたします。  平成28年度は押切・石川新町地区を含め3地区で浸水被害の早期軽減を目的に、浸水対策推進プランに基づき、大内川を含め4河川で河川改修事業などを実施いたします。まず、押切・石川新町地区ですが、平成28年度は大内川支流の法定外水路、延長170メートルの整備を実施する予定で、進捗率は平成27年度末で29%となります。  次に、馬走地区ですが、平成28年度は谷津沢川の市道上原旧東海道線の上流部に当たりますけれども、その部分の水路改修、延長で66メートルを実施する予定でございます。進捗率は平成27年度末で53%となります。  最後に、柏尾地区でございますけれども、平成28年度は山ノ神川と光福寺沢において事業を実施いたします。山ノ神川ではポンプ排水の放流口の護床工と二級河川、塩田川までの延長140メートルの河床掘削を予定しております。光福寺沢では最下流部にポンプゲートをつくる予定でございますけれども、この設置を予定しておりまして、これはポンプは2基設置の予定でございますけれども、これを設置することによりましてこの事業は平成28年度で完了するという見込みでございます。 43 ◯大村委員 事業内容と進捗状況はわかりましたが、こういうものの維持管理ですね。維持管理はどのようにやっているのか、ちょっとお聞きします。 44 ◯赤坂河川課長 ただいまの大村委員の維持管理はどのように行っているかという御質問にお答えいたします。  維持管理の進め方ですが、市管理河川のうち一、二級河川及び準用河川につきましては、年2回のパトロールを実施し、計画的に維持管理を行っております。その他の普通河川、法定外水路につきましては、地元からの要望などによりまして修繕及び除草、しゅんせつ等の維持管理業務を行っております。さらに普通河川におきましても、特に影響の大きい鉄道や緊急輸送路と交差する重要箇所につきましては、重点的な監視、パトロール体制を整えるとともに、自治会、町内会へ緊急時連絡表の配布を行うなど、市民の皆さんとの連携を強化いたしまして、より迅速な対応ができるよう取り組んでまいります。 45 ◯大村委員 それでは、123ページの中部横断自動車道事業推進事業についてお聞きします。  この350万円の予算というのは、いわゆることし静岡市で開催するというその予算ですか。 46 ◯宮原道路計画課長 来年度ですね、ことしの10月に静岡市で開催する予定のものでございます。 47 ◯大村委員 この中部横断道、非常に長い年月をかけてやっと29年度に供用開始という予定でございますが、これ4団体で、つまり4県だね。静岡県、山梨県、長野県、新潟県とこの4団体でやっていましたよね。こういう負担金というものは今まで出していたんじゃなかったのかな。 48 ◯宮原道路計画課長 このシンポジウムにつきましては、静岡市と山梨県南アルプス市と同じく北杜市、それと長野県佐久市と新潟県の上越市の5市が担当になりまして、その5市のうち南アルプス市と北杜市が交換なものですから、4年に一遍回ってくるような形なんですが、このシンポジウムにつきましては、その担当市がそのシンポジウムの年の分を負担するという形になっております。 49 ◯大村委員 私が聞いているのはそうじゃなくてね、この負担金みたいなのはありませんでしたか、これ、こういう団体に。例えば、今、たまたまここに資料を置いてくれたもんで、これを見て質問しているんだけど、ここに書いてあるように「君は太平洋を見たか、僕は日本海を見たい」、これがキャッフレーズだね。こういうので、この一番下を見ると中部横断自動車道経済懇談会とか、こういうのがあると3県しか書いてないんだね、名前が。新潟が何も載っかってきてないんだけど。 50 ◯宮原道路計画課長 負担金につきましては、この事業とは別で経常のほうで毎年取っているものなんですけど、それは、県の中部地域協議会事業という形でですね、毎年支払っていることになります。144万円、(「静岡県が」)静岡市がその協会に対してです。今入っているものは臨時的な形で4年に一遍やるというふうな形のものでございます。 51 ◯大村委員 私が聞きたいのは、そんなことではない。聞きたいのはね、いわゆる、静岡のほうは29年度に供用開始されちゃうですね。それでもう終わりですね。静岡県としては、静岡市だね、終わりでしょう。そうすると例えば、新潟のほうは、もう上越はあれができているから、もう終わりですね、これ。今、これから予定をするところは山梨県の絡みですね。そうするとね、いわゆるこの4県がそろって、こういうキャッチフレーズになるわけだよね、日本海、太平洋という。そうすると、こういった、いわゆるお互いにお金を出し合ってずっとやってきた。みんなでそれには商工会議所も入ったり、観光協会も入ったり、そういった形でいわゆる4県がスクラムを組んで、これを全面開通するまでやるんだと。例えば、通ったところはもう負担金を払わないよと、払わない。通らないところだけでやれということはないと思うんだけど、その辺の、実際今、私も職員で議会事務局長でいたときに、議長と回って歩いて、そういう質問がそのときから出ているんですよね。だから、こういうことがないように、やっぱり全面的に開通するまで、4県が足並みをそろえてやらなきゃいけない事業だと思うんですけど、そこら辺の考え方だけ聞かせてください。 52 ◯宮原道路計画課長 今、お配りしましたパンフレットのですね、1枚めくっていただいてこの地図を見ていただいて、この地図の中部横断道というのは、静岡市から佐久市の佐久小諸ジャンクションまでの間が中部横断になります。それから先が、上信越自動車道になります。その2つというか途中もあるんですが、合わせましてこの中部横断日本自動車道というふうな表現をしております。今回、委員の御指摘のように、長坂ジャンクションから八千穂ジャンクションのほうまでは、まだ、事業実施区間ではございません。これまで基本計画になりますので、現実的に言いますと、29年度に開通しましても中部横断を使って上越市のほうへ行くことはちょっと不可能で、中央自動車道とですね、長野自動車道を経て行くことが可能になります。ただ、この八千穂から長坂の間が、一つまた北関東ですね、群馬のほうとの連絡も当然、必要になります。我々としましても、ここがやはり今後また静岡にとってですね、圏域が広がることになりますので、ある市はちょっとこういった団体を外れてもいいというようなこともあったんですが、そういうことがないように、タッグを組んでやっていきたいと思っております。 53 ◯水野委員 それでは、先般ですね、安西橋、それから、浜川水門、追手町の新通りの交通ネットワークですか、それの現地視察をさせていただきまして、担当の方、ありがとうございました。私のほうから2、3質問をさせていただきますが、通告したものを全部は質問しませんので簡単なものです。  まず、123ページのですね、道路新設改良事業、これに関連しまして私も犬の散歩をしたりですね、それから車で道路を走っているときに、穴ぼこ等のことをチェックしたときにはすぐに、まずい、陥没したときには、すぐ担当に言ってですね、修繕をしてもらっています。素早い対応をしていただいているんですが、こういった日ごろのパトロール状況、これは通告してありませんが、日常のパトロールはどのようにされているか、ちょっと教えてください。 54 ◯浅井道路保全課長 水野委員の日常の安全点検のようなことについて、お答えいたします。  まず、静岡市が管理している道路につきましては、政令市移行に伴い県から移管を受けたものを合わせまして、約3,200キロございます。こちらを、市内全域の道路施設の実態については、道路パトロールによって把握しておりまして、異常を発見した場合は土木センターや委託事業者によりまして、早急に適切な措置を講じ、道路の保全と安全、かつ円滑な交通の確保を図っております。道路パトロールにつきましては、車2台でほぼ毎日、市が管理している国・県道及び幹線市道について実施しているほか、自転車、歩行者専用道を主体とした自転車のパトロールも行っております。  また、ゴールデンウイーク前、お盆前、年末の年3回、各区において市街地内の全道路を対象に一斉パトロールを実施しており、それ以外にも年2回の夜間パトロールや必要に応じて歩行パトロールや特別パトロールを実施しております。 55 ◯水野委員 日常からやられているということでありますけれども、最近の道路というのはですね、結構頻度が多くて何回も同じような場所に陥没があるんですよね。パトロールしているという、2台でしているといっても、私が指摘して道路を直してもらっているというのは結構多いんですけど、どうなんですかね。発見できないんですかね。私はいつも見たらすぐ整備をお願いしているんですが、それはわからないんですかね、どうなんですか。 56 ◯浅井道路保全課長 発見しているのがわからないというお話なんですが、私もですね、通勤のときは必ずその道路を見ていまして、何個も発見したりそういうことはしているんですけど、まず、パトロールがですね、幹線道路を主体にしているというのが1つ、それで市街化区域のパトロールを、全体を見るのが3,200キロもあるものですから、年3回ということもあります。ただですね、その穴ぼこは私たちにとってすごく致命的になることですので、職員が現場に出たりですね、土木センターでいろいろなところの現場を回ったりしたときには、必ずそういうところを見ながらその現場に向っているということで、なるべくその穴ぼこ等の発見には、極力しっかりやっていきたいと思っております。 57 ◯水野委員 広い通りは見られているけれども、細い通り、特に車の多い、台数の多いところというのは結構穴ぼこが多いんですよね。ですから、なかなか手が回ってないんじゃないかと思いますけれども、次にします。  資料-2の124ページ、先ほども福地委員からもちょっと関連した質問がありましたけれども、これも現地を見させていただきました。追手町新通り弥勒町線の整備でありますけれども、その前にですね、この自転車走行空間の整備をするに至ったわけ、そして、清水区の整備予定はあるのかないのか、ちょっと教えてください。 58 ◯浅井道路保全課長 先にですね、清水区の事業内容について御説明させてもらいます。  清水区につきましては、入江富士見線が詳細設計でございます。あと折戸三保1号線ほか2つで詳細設計、あと本村海岸2号線で詳細設計を予定しております。  自転車空間を整備するに至ったわけでございますけど、本市は、コンパクトで平坦な地形、温暖な気候と自転車を利用しやすい環境でございますので、自転車の利用率がかなり高いまちになっております。全国的には10%程度でございますが、静岡市については20%の人が自転車を利用していると、また、高校生の通学につきましても約85%の人が自転車を使っているということで、静岡市にとってはこの自転車走行ネット空間を整備していくことが、大変重要であると考え事業を進めております。 59 ◯水野委員 ここからは答えやすいと思いますけども、この追手町新通り弥勒町線の整備の内容についてお聞きします。 60 ◯浅井道路保全課長 追手町新通り弥勒町線の整備について、お答えいたします。  この路線ではですね、静岡県警察と協議をした上で、自転車通行表示と呼ばれる路面表示を設置する計画でございます。これは、自転車の通行位置と方向を示すもので、道路交通法で規制されている車道の左側走行が視覚的にわかるものとなっております。  また、路側帯部分には歩道に変わる路面表示、いわゆるグリーンベルトの整備を実施いたします。グリーンベルトは具体的には路肩部分を緑色に着色し、歩行者の通行位置を示すものでございます。これらを整備することによりまして、歩行者、自転車、自動車の通行位置が視覚的に分離され、安全性の向上か期待されます。さらに、自動車ドライバーへの注意喚起、啓発効果もあると考えております。 61 ◯水野委員 私も現場を見させてもらいましたが、この新通りから、新通りのここは道路が細いんですよ。そして、その後1.5キロの距離があるみたいで急に広くなっていると。もし自転車がここの道路を走った場合に、やっぱり整備されると気分がよくなっちゃって、スピードを出す可能性があると思うんですよね。そうすると、その角、角の交差点がいっぱいあると。結構、普段でも高校生は飛ばしますので、ちょっと周りを見ないで、交差点を見ないでどんどん走っていっちゃう交通事故の心配があるんですが、その辺はどうなんでしょうかね。 62 ◯浅井道路保全課長 スピードが出やすくなって危ないのではないかという御質問に対して、お答えします。  自転車関連事故では、出会い頭の事故が多く、出会い頭の事故は自転車利用者が左側通行やとまれの規制等のルールやマナーの徹底により、減少できるものと考えております。このため、自転車走行空間の整備では、通行方向を示し車道内での左側通行をわかりやすく表示し、また関連部局と連携しましてルール、マナーの周知徹底も図っていきたいと考えております。 63 ◯水野委員 今、スマホとかですねウオークマン、こういったことで事故が起きやすいというふうにちょっと心配な点もありますが、次にですね、今後の自転車の走行空間の整備計画についてお聞きします。
    64 ◯浅井道路保全課長 今後の整備計画についてお答えいたします。  平成27年3月に自転車走行空間ネットワーク整備計画を策定し、現在、この計画をもとに整備を進めております。この計画では、第3次総合計画及び第2次静岡市のみちづくりの計画期間との整合を図っており、平成27年度から34年度の8年間で約144キロの自転車走行空間整備を実施する目標となっております。自転車走行空間の整備は、自転車関連事故に対する効果も期待されていることから、今後も引き続き整備を推進してまいりたいと考えております。 65 ◯水野委員 それでは、最後の質問をします。  浜川水門についても、私も静岡のことがわからないものですから、現地を案内してもらいましたけれども、南海トラフ巨大地震の津波対策の水門ということで、たしかレベル2に対応できる耐震補強ということなんですが、これは1億円の予算がついておりますが、これはどういう内容のものか説明してください。 66 ◯赤坂河川課長 平成28年度の耐震化事業の1億円ですね、その内容について御説明いたします。  浜川水門なんですが、水門自体は平成26、27年度で工事を実施しまして、平成27年度に完了しております。引き続き来年度はですね、浜川水門より下流の護岸の部分の耐震化工事を実施します。水門より海側の護岸の耐震化をレベル2の地震度に対しまして機能を保持する性能となるように、耐震補強を行ってまいります。 67 ◯水野委員 この耐震性能はですね、どのくらいのものなのか、ちょっとあそこの工事は相当の年月がかかりそうなんですけれども、周辺への周知というか、その辺の整備にかかわって、周辺が大変な状況になるんじゃないかと思いますが、その辺について教えてください。 68 ◯赤坂河川課長 耐震化工事につきましては、平成26年度から実施しておりまして、工事をやる前に地元と関係する皆さんには周知していまして、今のところ2年間工事をやりまして、特に大きな苦情とかは入ってございません。引き続き来年度も同じような形で、事前に地元説明等を行いまして、事業を進めてまいりたいと考えております。 69 ◯石井委員 お願いします。  最初に122ページの新規事業で道路啓開訓練についてお聞きします。  まず、ここに書いてあります災害協定締結業者というのがどういう方たちなのかというのと、どういう訓練を実際されるのか、詳細を教えてください。 70 ◯望月建設政策課長 道路啓開訓練事業について、お答えいたします。  まず、災害協定業者でございますが、災害協定は災害時に応急復旧工事などを行う場合につきまして、市と業者との間であらかじめ取り決めをするものでございます。この相手方はですね、本市の建設工事入札参加資格を有しまして、市内に本店、または、支店、営業所があり、災害時の出動に必要な人員、資材を有する建設業者となります。現在、葵区が91社、駿河区が60社、清水区が91社の計242社と協定を締結しているところでございます。  次に、道路啓開訓練の内容でございますけど、これは平成26年11月に災害対策基本法が改正されまして、緊急車両の通行を確保する必要がある場合、今までは警察のみにその権限を与えられていましたが、これからは道路管理者の判断で車両を移動することができるようになりました。この改正を受けまして、平成27年3月に地震、津波などの大規模災害発生後の救援活動を支えるため、道路啓開の方法などを整備した道路啓開の指針を作成しました。今回の訓練はこの指針に沿った形で、大規模災害時において緊急輸送路を早急に確保するため、瓦れきの除去や放置車両を撤去し、道路を啓開する実践的な訓練を行うものでございます。 71 ◯石井委員 ありがとうございます。この訓練に関しては、今回は建設部だけで対応されるんでしょうか。 72 ◯望月建設政策課長 他部局との連携ということだと思いますけども、今回につきましては、初めての訓練ということもありまして、建設局のみで行うものです。ただ、災害協定の対象となる公共施設は、市が所管します上下水道施設などの公共施設全般でございます。したがいまして、将来は他部局と連携した訓練を検討してまいりたいと考えております。 73 ◯石井委員 水道庁舎も新しくできましたし、消防庁舎も新しくできていますので、他部局との訓練というのもやはり必要になるんじゃないかなと僕も思います。今回は想定をして実際にあける、交通ができるようにするというような趣旨だと思うんですが、これは実際に何かの災害が起こったときに、どの道路を優先的にあけるかとかというそういう想定というのはどういうふうにされているのか、また想定の内容なんかも、もしわかれば教えてください。 74 ◯望月建設政策課長 どういうルートを優先して道路啓開していくかという御質問ですけども、閉塞された道路につきましては、速やかな避難や救命救急、それから、物資支援などを行うため、東名、新東名高速道路などの広域支援ルートから避難所などへ接続する緊急輸送路をですね、優先して道路啓開を行います。  なお、静岡市の主な緊急輸送路は主要地方道山脇大谷線、これは新東名の新静岡インターから国道1号までの、通称流通道路センターですね。それから、中島南安倍線、これは東名の静岡インターの連絡道路で通称インター通りで、それから、県道駒越富士見線、これがですね国道150号から国道1号にかけての通称市立病院通り、これなどが主な緊急輸送路ということになります。 75 ◯石井委員 わかりました。  次に行かせていただきます。同じく122ページの設計監理事業についてなんですが、この事業について、ちょっと先に御説明をいただければと思います。 76 ◯鈴木技術政策課長 設計監理事業の内容について御説明いたします。  土木建築工事における設計積算関係業務が主でございます。工事で算出する積算システム及び電子図面を作成するCADシステムの保守管理業務委託に係る費用や、それらのデータとなる材料単価、労務費などの調査委託費、また、工事発注課でコスト縮減などを行うための設計部位の支援業務、及び部位検証を実施する委託費でございます。さらに、工事の企画、計画から設計積算、工事の施工、維持管理までに至る一連のプロセスにおいての各業務を、従来なら紙で交換されていたものを電子化することにより、利便性の向上や省資源、省スペース化、コスト縮減などを図るCALS/EC業務などでございます。 77 ◯石井委員 なかなか難しい専門的な話になって、ついていくのがやっとなんですが、この中に設計積算システムというのがあります。これの保守点検業務を発注されているということなんですが、こういった感じで、その中にあるように建築工事にかかわるシステムというのがあると思うんですが、その概要を教えていただいていいですか。 78 ◯鈴木技術政策課長 建築工事に係るシステムの概要についてお答えします。  建築工事に係る業務は、設計業務と工事監理業務に大きく2つに分けられます。そのうち設計業務は図面作成業務と積算業務に分けられ、この積算業務に関するソフトウエアのことを営繕積算システム、リービックと呼び全国の自治体の建築部門で利用され、このシステムを本課が管理し、システムの保守や建築設計担当職員への支援を行っております。 79 ◯石井委員 ありがとうございます。一番聞きたかったのがその積算システムという、リービックということで、ちょっと話もさせていただいたんですが、何でこういう質問をするかというと、今回の森下小学校とかですね、水道局庁舎もそうなんですが、かなり実際の見積りから施工に関するまでの見積りの金額が増えているよというような状況が、最近の設計建設業務の中では多いなというふうには感じているんです。その中で、この積算システムというのを活用することによって、その設計委託業務、例えば設計時審査の段階だとか、その1段階、2段階いろいろ段階はあると思うんですが、その途中で積算額の概算でもいいと思うんですが、把握は可能だと思うんですが、どうなんでしょう。 80 ◯鈴木技術政策課長 ただいまの御質問にお答えします。  営繕積算システムは、図面確定後に数量積算を完了させた後に、設計書作成を手助けするソフトウエアとして開発されていますので、設計途中の段階で委託発注課の判断でその時点での数量を算出し入力すれば積算は可能かと思われます。ですが、建築設計は方針や仕様等が途中の段階で何度も変わり、設計途中の段階では数量を算出しないのであれば、営繕積算システムを活用しての概算額の把握は困難であると考えます。 81 ◯石井委員 技術的には可能であるが、コストがそういった面でなかなか難しいし、実際、仕様とか、それこそ部材とかいろいろ設計自体も変わってしまうよということなので難しいよという話というのは、理解をすることができました。ただですね、技術的には可能であるということで、この森下小学校の件も、設計の見直しといいますか工事費の把握が不十分で見直しのタイミングを逸してしまったということで、報告書にもしっかり書かれているので、何かしらの検討を進めていかなければいけないと思うんですが、今回の事務事業の事故を受けてですね、建築部のほうで何か概算のチェックの見直しをするという話はちらっとは聞いているんですが、設計のこういった業務を行っている技術政策課として、何か対策ということで、今後考えていらっしゃることってありますか。 82 ◯鈴木技術政策課長 ただいまの質問にお答えします。  技術政策課といたしましては、予算単価など概算単価指標を作成しておりますので、経済情勢により労務費、材料費等の高騰が影響するなど建設コストが大きく変動する場合は、これまでどおり速やかに建設部署への情報提供をしていきたいと考えております。 83 ◯石井委員 あとは意見、要望で言います。  次に行きます。124ページの、先ほどから話に出ている交通安全施設整備事業なんですが、この中で電線共同溝など無電柱化事業というのがあるんですが、この計画の概要と整備の目標を教えてください。 84 ◯浅井道路保全課長 石井委員からの無電柱化整備事業について、計画概要と整備の目標についてお答えさせていただきます。  初めに計画概要でございますが、本市の無電柱化事業は安全で快適な歩行空間の確保、都市景観の向上、都市災害の防止などを目的に昭和61年に第1期電線類地中化事業を定め、JR静岡駅、清水駅周辺の中心市街地及びJR東静岡駅周辺の3つの都市拠点を中心に、幹線道路を含む主要な道路において推進してきました。そして、平成26年度末までに市内全体で約74キロの整備が完了しております。  次に、整備の目標でございますが、次期計画となる無電柱化推進計画の策定に向けて、現在、静岡市第3期無電柱化推進計画にかかわるあり方協議会を設置し、電線管理者を初めとする関係機関との調整を図っているところでございます。今後も、次期無電柱化推進計画に基づき、着実に整備を進めてまいります。 85 ◯石井委員 ありがとうございます。平成26年度までに約74キロが完成したよということなんですが、これは、ちょっと比較する材料がないものですから、この約74キロがほかの政令指定都市とかと比べてどういうような状況にあるんですか、教えてください。 86 ◯浅井道路保全課長 実績についての比較についてお答えいたします。  まず、国土交通省が平成25年度末時点で調査した東京23区と政令市における全道路延長のうち、電柱電線類のない道路延長の割合では、静岡市は約3.2%で21都市中第4位であり、比較的無電柱化が進んでいることがわかっております。 87 ◯石井委員 すばらしい。本当に、今回もね、これはちょっと話が違うかもしれませんけれども、三保の富士山の眺望もきれいになりましたし、丸子池田線なんかも無電柱化が進んでいると。先ほどもあったように、自転車の通行にも電柱があるとどうしても邪魔になってしまうので、ぜひとも早急に進めていただきたいと思うんですが、第3期の整備計画というのを今後つくっていくよということは先ほどお聞きしたんですが、その計画の基本的な考え方だとか、実際、具体的にどの辺を進めていく。例えば、傾斜地として富士山が見えるところを優先にだとか、幹線基幹道路を優先にだとか、今後、新設される道路に付随して無電柱化をしていくとか、そういったいろいろな方針というのがあると思うんですが、どういった方針でそういう計画を立てていくんでしょうか。 88 ◯浅井道路保全課長 今後の考え方と具体的なというところになりますが、現在の国の動きがですね、無電柱化推進法の立法化や無電柱化推進のために、今までにない低コスト手法の導入を検討するなど、無電柱化推進に向けた動きが非常に活発になっているところなんですが、その方針がなかなか定め切れてないというのが現状でございます。このため、静岡市の次期計画については、国の動向などを注視し、都市景観の向上、防災機能の強化、安全・安心、快適に利用できる道路環境の整備などを目的として策定し、推進してまいりたいと考えておるんですが、その具体的な方向が、まだ国の方向の定めがしっかりしておりませんので、三保のような観光的な場所であったり、今までの静岡駅、清水駅周辺のような、安倍川駅とか草薙駅周辺、そのような方向も大切だとは感じておりますが、その低コストという手法によると、今までの進め方では、多いと1メーターで100万円くらいかかってしまうんですけど、低コスト手法が導入されると、それが例えば20万円くらいで直接埋設できたりしますので、その考え方が決まった時点で、やれる範囲も変わってきたりすると思いますが、今のところそのようなことを考えて進めております。 89 ◯石井委員 ありがとうございます。  次に最後の質問に行きます。152ページの橋梁点検車購入費ですが、この点検車というのは、どういうものでしょう。 90 ◯浅井道路保全課長 それでは、橋梁点検車がどのようなものであるかについて御説明させていただきます。  橋梁点検車は、高所作業車の1種で橋梁上に停車し、トラックの荷台から延びるアームの先に取り付けられたゴンドラに、点検者が乗り、アームを下方向に延ばすことで橋の側面や下面に接近し点検することのできる車両でございます。この点検車を使用することにより、触診や打音検査などを併用した近接目視による点検が可能となります。 91 ◯石井委員 この点検車を導入するのは初めてなんでしょうか。 92 ◯浅井道路保全課長 初めてでございます。 93 ◯石井委員 そうすると、この車を導入することによって、今まで例えば人工で何時間かかっていたとか、どれくらいの頻度でやっていたとか、いろいろコスト的な面だとか人工の面ではあるんですけど、そういった効果というのはどういうふうに考えられておって、どういう効果が上げられると見込んでいらっしゃいますか。 94 ◯浅井道路保全課長 その効果についてお答えします。  まず、お金のことについては細かく話すといろいろあるんですけど、当然、将来的にはコストが安くなります。それで、効果につきましては、今後ですね、橋梁を点検することはもとより、近接目視点検が始まりまして、ちょっと危ないなという橋梁が26年の点検度でも15%出ています。その15%は2,600橋全体で考えますと、400橋程度が今後この経過観察をしていかなければいけない、そのような橋梁になるもんですから、その経過観察については刻々と、年々ですね、例えば、こういう小さい部分が広がっているよとか、すごく大切になりますので、そんなところにも使っていけるという効果は考えております。 95 ◯井上委員長 ここで暫時休憩といたします。                 午前11時54分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 96 ◯井上委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続けます。 97 ◯尾崎委員 それでは、私からも何点か質問させていただきます。  土木部にせっかくだから僕も聞きたいなと思っていて、地籍調査事業の中で、駿河区広野地区については、再調査というふうにあるわけなんですけれども、これどういうことなのか、お願いします。 98 ◯佐野地籍担当課長 御質問の駿河区広野地区再調査とありますが、どのような調査かということでございます。駿河区広野地区につきましては、昭和57年から昭和60年にかけ地籍調査を実施しております。ですが、当時の地籍調査の結果としまして、土地所有者の同意が得られませんでした。そのため、県に対し認証請求を行うことができなかったことから、認証遅延地区、要は調査が完了していない地区ということになってしまいました。このため、早期に調査を完了し、認証遅延を解消するために実施している調査が再調査でございます。 99 ◯尾崎委員 国費も突っ込んで、一応地籍調査をやったんだけれども、完了ができなかった地区だということで、こういう地区が、今までもやってきた中でいろいろあるよという話の中で、以前、本当に地籍調査のことは本会議でも何回もやらせていただいて、そのときに、寝た子を起こすなみたいなことを、本当によく言われたんです。だもんで、余計にですね、事前にもお聞きしたんだけれども、じゃ、この広野地区は、それこそ土木部でも、今回の予算について災害からの復興であったりとかといったことも想定して、こういうことに力を入れていこうという話だと思うんですけれども、これも本当にね、地権者にとってもメリットが大きい話だというふうに僕、何回も言ってきて、そのための理解を得られるように頑張ってくださいよということを言ってきたわけです。実際、この再調査に入ってみて、この広野地区の話だけでいいですから、広野地区については、その住民といいますか、地権者の協力は得られているのかどうか、お聞きしたいと思います。 100 ◯佐野地籍担当課長 広野地区に限ってのお話をさせていただくような形になりますが、確かに委員がおっしゃるとおりに、再調査をするということで、なぜまた調査をするのかといった苦情が寄せられることは想定しておりました。しかし、現在、実施中の長田南小学校周辺の地区につきましては、おかげさまで特に苦情もなく、土地所有者全員からの同意を得ることができました。これについての理由として、手前みそになってしまいますが、事前に地元説明会の開催とですね、情報紙、私どもが自前でつくっている情報紙でありますが、地籍だよりというものをつくっております。その地籍だよりをことしにつきましては年3回発行しまして、その都度調査の実施状況といったものの情報提供をするということで、一定の理解が得られたものと解釈しております。 101 ◯尾崎委員 しっかりした事前の説明に基づいて、協力がしっかり得られているということだと理解しました。他都市でどんどん進んでいる中で、他都市でできて何で静岡市でできないんだって、本会議で僕は怒ったことがあるんですけれども、質問したんですけれどもね、そんな質問を。まあそれも、本当に今は昔で、本当に計画立てて、ぜひしっかりやっていただきたいなというふうに思っています。  土木部を終わりにしまして、道路部へ行きます。  123ページの道路新設改良事業についてです。この中に地域高規格道路静岡南北道路調査というのが出ています。これについて次年度にどのようなことをやろうとされているのか、お聞きしたいと思います。 102 ◯宮原道路計画課長 地域高規格道路静岡南北道路についてお答えします。  地域高規格道路静岡南北道路は、新東名から国道150号まで市内を南北に通過する延長約11キロメートルの高速道路等の高規格道路に準ずる幹線道路で、新東名の供用にあわせ新静岡インターチェンジから流通通りの加藤島まで暫定供用しております。現在、残りの区間について調査検討を進めているところでございます。地域高規格道路は国道1号静清バイパスの高架部分が東西道路という形なものですから、イメージはそんな形でしていただければいいかと思います。  調査の内容としましては、静岡県中部地域を牽引する本市の立場、役割を踏まえて、広域的な視点で必要性や整備効果、実現に向けた課題の抽出等、対策の検討を行う予定となっています。 103 ◯尾崎委員 もうちょっと踏み込んで答弁いただきたいんだけれども、そうすると今、加藤島というところで終わっているよという話で、この構想自体が僕が議員になったときから聞いていましたから、もう構想としてずっとあって、それでこうやって調査費がついているというふうに理解しています。その流通通りなんかについても、その上に通すというのも、じゃ、道路を拡幅して買収してとかというと、もう本当に地権者も多いでしょうしね、本当に難しいんだろうなというふうに思うんだけれども、そこら辺をちょっと突っ込んだ話としてね、例えば、そこを整備した場合に、想定の事業費とかはどういうふうに考えているのかなとか、わかる範囲でいいんだけれども、どうでしょうか。 104 ◯宮原道路計画課長 まず想定するルートですが、基本的に今の流通通りをベースに考えてはおりますが、そこまで特定しているわけではなくて、可能性のある、今、委員がおっしゃったように、もう道路に商業施設等も張りついているところですので、ほかのルート等も含めまして、現在は先ほど言った加藤島のところ、高架になっているところから主に中野小鹿線、SBS通りまでですけれども、この区間について何ルートか検討しております。その中で、住民合意と、また商業施設がなくなるとかということもいろいろ課題がある中で、いろいろな構造形態もございますので、事業費までにつきましては、ちょっと今はお答えできる状況ではございません。 105 ◯尾崎委員 じゃ、もう一点だけ突っ込ませてもらうと、今後の見通しというのかな、どのくらいのスパンの中で現東名に結びつけるよという話だと思うんだけれども、そこを高規格で行くというのはどのくらいの長さ、期間で考えているかなということだけお願いします。 106 ◯宮原道路計画課長 まず、現在、長沼交差点と言いますが長沼交差点と国道1号のところで渋滞等、あと国道1号バイパスと流通通りの渋滞等というふうな課題もございます。そういう中で、そういうふうな課題も早期に解決する必要もございます。それと、また、同じように今言った地域活性といいますか、地域の母体となる路線としての中核道路もつくる必要がございます。今やはり、事業費の問題というのも大きな問題になりますので、整備手法等も含めて、その中では暫定的というか、全路線をやるのではなく、部分的に始めるとかというふうなことも含めまして、行っていく必要があろうかと考えています。 107 ◯尾崎委員 わかりました。今、それこそ新東名が開通して、そこの高規格道路で連れてくるもんですからね、やっぱり流通通りの渋滞というのは本当に増して、増えているなというような印象を持っていますんで、この構想も早いところ、ずっとありますから、何とか糸口をつかんでいただきたいなと思っています。  次に、何回か質問にも出ていましたけれども、道路の案内標識というところで、124ページの道路保全課の交通安全施設整備事業です。先ほど、道路部の話、最初の今年度力を入れていくよという4つの中に、最初に地域活性化というような話があって、物流では観光という言葉が出ていました。観光にも使えるような幹線道路の整備に力を入れていくよということで、観光という側面をこの道路部で持っていただけたというのは、本当にありがたいなというふうに思っていて、ぜひそういう方向でもね、一見、道路部とすると関係ないのかもしれないけれども、本当に基盤整備としてしっかり、できることをやっていっていただきたいということなんです。自分は今、観光・交流事業調査特別委員会にいるんですけれども、静岡のまち中の通り名の表示というのが、余りなされていないんじゃないのかなというふうに思っています。現状について、ちょっと教えてほしいよと。これはもう本当に通告して調べておいていただけていると思うので、現状のまち中の通り名ですね、例えば青葉通りだったり、呉服町通りだったり、そうした通り名の表示というのはどういう状況になっているか、教えていただきたいと思います。 108 ◯浅井道路保全課長 尾崎委員からの通り名の現状についてお答えいたします。  中心市街地における通称名のついた路線は23路線あります。その路線に対し通称名の案内標識がある箇所は32箇所でございます。通称名標識の拡大が今後考えられるのか、今後どのように進めていくのかと、そのような内容でよろしいでしょうか。(「いいです」)はい。道路案内標識につきましては、道路利用者に対し、わかりやすく目的地まで誘導することが重要であると考えているため、表示方法や設置についてはこれまでも検討を実施してまいりました。通称名の標識につきましては、市を訪れた方々にとっては有効なものであると考えておりますが、市内の道路、交通事情を考えると、場所によっては、あることにより自動車ドライバーなどのさまざまな視認性を招くおそれが考えられます。  一方、今後、特定の道路の愛護活動を実施していただいている道路サポーターなどから、道路に愛称をつけたいなどのお話があることも想定されております。これらのことを踏まえまして、道路案内標識の適正化を図り、道路利用者の利便性向上を目的に行われる平成28年度の公共サイン整備行動計画改定の中で、観光案内等とのすみ分けや道路利用者の安全性や快適性などを考慮し、通称名の標識につきましても、設置の考え方を整理していきたいと考えているところでございます。 109 ◯尾崎委員 せっかく通告してあるので、もうちょっとかみ合えばよかったなというふうに思うんですけどね、じゃ、その通称名というのが何なのか、教えてください。 110 ◯浅井道路保全課長 通称名につきましては、道路案内標識の中に経路案内標識といって、あちらが清水であるとか、こちらが静岡であるそういう標識があります。2つ目は地点案内標識と言いまして、静岡駅がこちらであるとか、この交差点がこういう名前であるとかがあります。道路の通称名標識というのは、例えばですね、井川湖御幸線が御幸通りというような、そちらが通称名になります。 111 ◯尾崎委員 そうですね。じゃ、僕が何を言いたいのかというのをもうちょっと言うと、例えばね、市外、県外から来てくれたお客さんが、静岡の駅前なり観光協会なのかわからないけれどもパンフレットを開きますよね。きのうまで、僕は、静岡おでんフェアの実行委員にもなって、一生懸命やっていたんだけど、そうすると青葉シンボルロードでやっていますよとか、青葉通りでやっていますよというような、地図も含めて駅前なんかでも一生懸命、JRとも仲よくなっていて、駅の構内の中でも案内するわけなんだけれども、じゃ、実際現地に行ってみてね、その青葉通りというふうに通り名が、まち中に書いてあるかというと、なかなか難しいんじゃないかなという指摘が、観光・交流事業調査特別委員会で実際にあったわけです。僕とすると、やっぱり僕自身の経験としても、よその地区へ行って通り名が書いてあると、あっ、ここがこうなんだなというのが、パッと見てわかるんだけれども、なかなかその案内看板というのが、案内看板を探すのだって大変ですしね、僕は通り名の表示というのをもっとまちの中に増やしてもいいんじゃないのかなというふうに思っているんですよ。そういうことでやっていただけないかという話です。何かお話があればお願いします。 112 ◯浅井道路保全課長 考えていくという方向性になりますけど、まず、その前段として委員の言われているのは非常によくわかりました。諸外国に行くと、通りで曲がっていくんですね。例えば、市役所の裏を出ますと、外国人が言うときには、市役所通りという道を下がっていただいて、江川町通りというのを左へ行っていただくとセノバがあるよとかなんですけど、日本人だと、この市役所の通りを行って、静岡銀行のところを左へ曲がる、そういう風土というか風習がありますので、なかなかこの通称名がいろいろな道にあるということはないと思うんですけど、そういう事例もございますので、観光部局とですか、その辺と調整しながら今後のあり方について考えていきたいと考えております。 113 ◯尾崎委員 やっとかみ合った感があってよかったです。観光部局と連携してね、わかっているんですよ、何と言うのかな、その道路を使う人、どうしても市民対象というような位置づけになっているのかなというのもわかるんだけれども、観光という側面からもね、ぜひ事業推進をやっていただきたいなというふうに思っています。  次に、街路事業に行きたいと思います。同じページの街路整備事業が出ていると思います。まず資料7)の97ページで、街路事業の歳入が出ているんですけれども、国からの交付金で水道町伊呂波町線というのが1,265万円と出ています。事業認可も昨年の秋くらいかな、されたところだと思うんだけれども、歳出のほうで計上されていないというか、名前が出ていないものですから、ちょっと心配なんだけれども、次年度どんな予定なのかというところを、まずお聞きしたいと思います。 114 ◯宮原道路計画課長 来年度の水道町伊呂波町線の事業ですが、物件調査と用地測量に入る予定でございます。 115 ◯尾崎委員 あともう一点、これに関連してお聞きしたいんですけれども、この事業の説明会に自分も参加させてもらった中で、秋山の交差点と言って伝わると思うんですけど、あそこから与一のほうにアクセスというのかな、そういうような位置づけでそっちのほうの拡幅をしていきましょうという話も、同時に説明されていたと思います。水路にふたをするような形で新しく道路を設けるわけですけれども、そこの道路というのは、今の時点だと余り与一のメーンの道路ではないわけですね。それよりも1本東側の道がメーンで使われている中で、今のメーンの道と新しくできる道路をつなぐ道について、心配するような意見もあったと思います。それについてですね、現状、考えがありましたらお聞きしたいと思います。 116 ◯宮原道路計画課長 水道町伊呂波町線の北側の交差点からの市道との取り合いということでお答えします。  今回、水道町伊呂波町線の整備とあわせまして、与一地区の道路環境改善のため、委員がおっしゃったように北側の狭隘道路、水路にふたをかけるという形で道路を拡幅する計画になっております。その交差点につきましては、東側に主要な路線として使われている与一右衛門新田静岡用水路添東側線がございます。その交差点自体がすごく変則的な交差点になってしまうということで、警察とも協議する中で、現在使われている路線は交差点に流入できなくなります。それでは、地元の不便がありますので、そこからもうちょっと北側に行ったところに、地元とも調整しながら、連絡する道路を計画していく予定になっております。 117 ◯尾崎委員 連絡する道が現状のままでは、非常に厳しいよという中で、そこをしっかり整備するということでよろしいでしょうか。一応答弁いただけます。 118 ◯宮原道路計画課長 今、連絡する道路ですが、2車線の道路を確保できるような路線で検討しております。 119 ◯尾崎委員 この水道町伊呂波町線のその本線の整備とはね、もちろん、それに合わせてやっていくということも考えられると思うんだけど、事業としては別というような考え方もできるのかなという中で、こっちの与一のほうの道というのは、これは別でやっていくということでよろしいんですかね。あと、今後の見通しなんかも含めて教えてもらえればなと思いますけど。 120 ◯宮原道路計画課長 まず、水道町伊呂波町線は都市計画上の街路事業で行っております。今、新たな拡幅路線につきましては、市道として都市計画決定はせずに、道路事業でございますので、基本的には別の事業になります。ただ、端部が同じですので、そこについては調整しながら行っていきたいと考えております。 121 ◯尾崎委員 わかりました。障害となる物件というのも余りないのかなというふうに思う中で、やれる部分は早くやっていただければなというふうに思っていますけれども、今ぐらいの答弁でとりあえず理解しました。  もう1つですね、一番上に書いてある静岡駅賤機線についてお聞きしておこうと思います。これは新東名のアクセス道路というふうな位置づけの中で、街路事業の中でもいつも先頭に名前も上がってきているんですけれども、目に見えて整備が進んでいるという印象はなかなか持てないような現状です。周辺の住民であったりですね、本線の用地買収なんかにも協力した地権者からしますと、特に松富工区のほうですけれどもね、これはいつまでやっているのかなというふうに思われてもしょうがない状況になっていると思っています。県から事業を引き継いで、新東名の開通には完成を間に合わせるよというふうに言っていたはずが、事業認可も延伸して今もずるずると、来年度はもう28年度になるわけなんですけれども、本当に平日の朝夕の渋滞であったりですとか、あとは本当にアクセス道路という位置づけどおりですね、きのうも大阪ナンバーの車が僕の目の前を走っていましたけれども、県外ナンバーもね、本当に以前に比べて格段に増えて使われているなというふうに感じています。  そうした中で、改めて、道路計画課にお聞きしたいのは、この路線整備の必要性であったり、あとこの街路整備事業の中での優先順位、位置づけというのがどうなのかということをまずお聞きしたいなと思います。 122 ◯宮原道路計画課長 静岡駅賤機線につきましては、街路事業で行っておりますのでこういう形になっておりますが、道路としますとインターチェンジアクセス道路ということで、国の特会、要は予算がつくような事業、先行して行う事業ということですので、優先順位が高くなっております。街路事業全般の中で、ここの順位づけということでございますが、今、説明しましたように、同じ街路事業でもインターチェンジアクセスということで、その中でも優先順位が高いと考えております。 123 ◯尾崎委員 僕も順位が高いと思うんです。そういう中でずっとやってきてくれているんだけれども、なかなかその事業効果というのが、発現できていないというような状況かなというふうに思うんだけれども、そこでも葵南道路整備課にお聞きしたいのは、今、整備に当たっている中で、課題というのはどういうふうに考えられているのかなということを、お聞きしたいと思います。 124 ◯糟屋葵南道路整備課長 尾崎委員の、静岡駅賤機線の課題はどういうふうに考えているかという御質問にお答えしたいと思います。  まず、この静岡駅賤機線、路線を御説明いたしますと葵区の昭府町、籠上交差点から運転免許試験場の入り口の交差点までの2.74キロメートル。これを現道の2車線から幅員25メートルの4車線へ拡幅する街路事業として整備を進めております。現在、この昭府町工区というのは、ほぼ完成断面というふうな形で供用を開始しているところでございます。  平成27年度もですね、ここの賤機南小学校の前の部分を工事しているところでございます。なかなか進捗が見えないというふうな御指摘もございますが、事業課として課題と考えていることは、用地買収の残りが4件ございます。なかなか御協力いただけない背景には、用地を提供していただいて、今この工事、道路では中央分離帯を設置する予定でいますけれども、中央分離帯ができることによって、今まで道路横断しながら家に入っていたということができなくなる。そうしますと、今、私どもは肋骨道路と言いまして、交差点から裏を回る道路を利用してくださいというふうな説明をさせていただいております。この肋骨道路、こちらのほうの用地の関係が完了しないと、中央分離帯もなかなか設置ができないという状況の中で、用地提供というと、地権者の御協力を得ることが第一なんですけれども、その辺でまだ御理解いただけない地権者が何人かいるという案件、その辺の用地交渉が進んでいけば、工事のほうも順調に進んで行けるというふうに考えております。全体的な事業の進捗としては、今93%ほど進んでいる状況で、29年の完成を目指して、鋭意努力しているところでございますが、地権者の御協力を求めて、用地の担当のほうも鋭意交渉に努めているところでございます。 125 ◯尾崎委員 そうすると、今のお話ですとやっぱり用地が大変だよということで、今年度と言っていいのかな、27年度は、新たに組織改正的なことを行いまして、用地の担当課長さんというのを各区に設けられたというふうに聞いているわけです。もちろんその用地買収というのが、事業進捗には本当に大きくかかわってくることだという中で、担当課長を設けて組織的にも力を入れてやってくれたということだと思うんだけれども、1年やってみて、その総括であったり、次年度に向けてこんな点をより改良していくよというようなお話をいただければなということで、通告してありますのでお願いします。
    126 ◯柴道路部長 用地担当課長の設置のほかといいますか、あと課題ということなんですけど、現在では、葵南、それと駿河、清水、この3つの道路整備課において状況の変化ですとか、対応するためのさまざまな取り組みなど、いろいろ業務量が増えておりますし、また、困難性も高まっております。そういう中で、この3課につきましては、課で50名程度の職員を抱えておりまして、非常に課長の負担が重くなっているような現状でございます。  そういう中で、この用地の関係事務を迅速で円滑な執行ということを目的に、この用地補償事務というのは非常に専門性ですとか、特殊性が高い事務でございます。この辺の事務の決定権の一部を、この用地担当課長に移すため、今年度から用地担当課長を設置した次第でございます。この用地の補償事務というのは、道路整備の初めを成す本当に重要な業務でございまして、用地補償に対しまして事務屋の立場から、今までいろいろ技術系の課長にアドバイスですとか、提案など、今までの技術系の課長の手の回らないところですとか、その辺をサポートするということで非常に組織的に貢献していると考えております。  また、整備課長は設計、工事、この辺の技術的な業務に専念できることで、組織全体として強化が図られたと考えております。ただ、担当課長も今年度は1年目ですので、特にこの具体的な課題というのは、まだ今のところわかっておりません。 127 ◯尾崎委員 まあ、私とするとね、やっぱり前回いつ来たっけかなというふうに地権者さんが考えちゃうようなぐらい、間があいちゃったりとかというようなことをよく聞いていたんでね、やっぱり地権者さんにも何度も何度も足を運んでもらってというような形で、用地買収なんかも本当に頑張っているというような話が聞ければなというような、よりそういう回数も増えたよとかというような話が聞ければなとは、ちょっと思っていたんだけれども、でも、そういう方向でね、じゃ、ぜひ次年度もやっていただきたいなというふうに思います。  最後にしますね、それじゃ、この静岡駅賤機線ですけれども、本線の工事については、もういいんです。換地内でやれる水路の工事とかそういうのはもうよくって、先ほど課題でも示してもらったけれども、やっぱり肋骨道路を整備しないと、本線にも中央分離帯をしないよというような話になると、結局、本線はほとんど今はもう買収も終わっているんだけれども、4車線の供用開始ができないような状況になっているんですよね。だから、もう、肋骨道路を本当にしっかりやらなきゃいかんというところなんです。  今、松富団地の東側の肋骨もある、長年課題となっているドンキホーテの東側の肋骨、あと試験場の入り口の肋骨もありますけれども、あと、松富地内を南北に走るような道路というのも、本当に必要性を感じてくれているというふうに思いますけれども、そうした中で来年度、この肋骨道路の結果をしっかり出しますよという、そういう意気込みをぜひお聞きしたいと思いますけれども、次年度、この静岡駅賤機線の肋骨について整備、意気込みをお願いします。 128 ◯糟屋葵南道路整備課長 肋骨道路の整備についての意気込みということでございますけれども、担当としては一生懸命頑張っているところでございます。それで、現実的には、松富団地のところに入る部分、これはURという、都市再生機構が持っている団地になりますけれども、今ここの肋骨道路に向けては、土地の交渉を今進めて契約を進めているところでございます。こちらについては問題なく、28年度中には、用地の処理が完了する見込みとなっております。そのほか、肋骨道路はほかにもありますけれども、一部はやはり特例農地の関係でどうしても地権者の御了解がいただけない部分があったりとかしておりますけれども、先ほど少し御説明をいたしました肋骨道路、1区画だけではなく裏と、その肋骨道路と肋骨道路を結ぶような裏側の、本線より1本裏側の道路、こちらのほうも整備を見据えてですね、調査測量に今年度、27年度入りました。今後は、肋骨道路を関連といたしまして、そちらのほうの調査に入っている中で、地元の皆さんに説明をしながらですね、御協力をいただいて、本線の事業も完了に向けられるように、努力していきたいと思っております。 129 ◯内田委員 122ページの急傾斜地崩壊対策事業が出されておりますけれども、県事業促進のための測量業務ということでありますけれども、今年度は、県事業促進のための測量業務というのは、何カ所の予算なんでしょうか。 130 ◯望月建設政策課長 急傾斜地崩壊対策事業についてお答えします。  28年度の予算のほうで、800万円で2カ所を予定しております。 131 ◯内田委員 新年度、800万円で2カ所ということですけれども、大体これくらいの予算を組んでいると、静岡市だけでじゃなくて、全県でいろいろと急傾斜があろうかと思うんですけども、静岡市だけでも今どれくらいの、順番待ちなんですか。どれくらいあって、28年度は測量が2カ所で800万円ということですけども、今、全体でどういう状況にあるのか、教えていただけますか。 132 ◯望月建設政策課長 急傾斜地崩壊対策事業の現状でございますけれども、県事業の対象となる箇所数は、654カ所あります。それで、27年度末の予定で296カ所の対策工事が、慨成というんですけど、完成します。45%くらいの整備率になります。待ちは大体140件ございます。それで、年に4カ所前後完成していきます。1年間に25カ所程度施工中のやつがあります。大体3年とか4年かかるものですから、今言ったように年4カ所くらいが完成していくという状況でございます。 133 ◯内田委員 45%の整備率というのだから、もっと整備が遅れているのかなと思ったら、割りかし進んできているのかなと思いますけども、計画全体は今わかったんですけども、新たに、今の対象のやつと、それから、対策が296カ所くらいやっていて45%の整備率ということですけども、毎年要望なんかが出てきて、それで、認定といいますか、されてくるんじゃないかと思うんですけども、そういう数というのは平均するとどれくらいあるんですか。認定申請というかは、大体でいいですけど。 134 ◯望月建設政策課長 新たに出てくる申請がですね、大体2、3カ所ということでございます。 135 ◯内田委員 2、3カ所出てくると、なかなかこの県の計画というのが増えてくると、全体率があれですけども、静岡市を地区別に分けて、何年計画というのは県も当然持っていると思うんですけども、静岡市の場合は何年計画なんていうのは、県は持って推進しているんですか。2、3カ所出てくると、優先順位だとか、それから新しく出てきたから遅くなるとか、優先順位の関係もあろうかと思うんですけども、整備計画というのはおおよそどういう考え方を持っているんでしょうか。 136 ◯望月建設政策課長 特に、どこの場所をどういうふうにやるという県の計画ということは伺ってないんですけども、原則、申請の順番でやります。それで、災害が起きちゃった場合は、そこも順位を飛ばしてやるという場合もあるということでございます。 137 ◯内田委員 大体、数年前から申請があって、それで順番待ちということでやられていて、今、課長から答弁されたように、事故等々があった場合は優先するということはわかるんですけども、そうすると申請した順で、事故があったときはしょうがないというか、特別に優先するわけですけども、緊急性とか何とかというのではなくて、順番にやっていくという流れなんですか。新年度に申請したけども、今まで待っている人には悪いけど、ここは急傾斜の中でも物すごく厳しいんだよというと、それを優先するみたいなことはやっぱりないわけですか、基本的な考え方で。 138 ◯望月建設政策課長 事業化の優先順位ということだと思うんですけども、これは県に確認しましたところですね、地形状況等の必要性、保全対象等の重要性、他事業関連等の効率性を考慮しまして、総合的に判断しているということでございます。 139 ◯内田委員 総合的ですか。急傾斜地は大体内容わかりました。市のやつがありますよね、それ独自のやつが、これはもう1カ所ずつの工事ということになっているわけですけども、これはもう予算との関係でやっぱり数は1カ所ということで独自のやつでやっているんですか。 140 ◯望月建設政策課長 市の対象工事なんですけど、これはですね、保全人家が5戸未満の場合にやりまして、工事の場合は26年度からやりまして、28年度が3年目になります。これで完成ということでございまして、これは4,000万円の予算でやります。             〔発言する者あり〕 141 ◯望月建設政策課長(続) 訂正します。保全人家は5戸あるんですけど、高さが10メートル以上の箇所は県がやりまして、10メートルから5メートルの箇所につきましては市がやります。申しわけありません。 142 ◯内田委員 わかりました。それで先ほども説明していただいたんですけど、122ページの建設業の担い手の確保ということで、なかなか建設業者のなり手がないというか、こういうことの中で女性が活躍しているというのも、テレビ等々でもいろいろ宣伝されるし、ニュースにもなっているわけですけども、このイベントというのは具体的にいつごろにやって、どういう内容を考えているんでしょうか。ちょっとイメージが。 143 ◯鈴木技術政策課長 イベントの内容という御質問にお答えします。  建設業イメージアップイベントは、建設関係団体が各々実施していますPR事業を集約して、建設機械などを使ったイベントを予定しております。具体的には建設機械を見たり、触れたり、楽しんで、憧れてもらえるような企画を計画しまして、体験製作コーナー、技能士による実演、高校生による建設技術の競技会、新技術の紹介、女性技術者の活躍の展示などを予定しております。  来場いただく皆さんに、建設業の魅力を感じていただくことが目的でございまして、企画や当日の運営にも建設関係団体はもとより、技術系高校の生徒に御協力をいただくことを予定しており、産・官・学が一体となったイメージアップイベントを実施する予定でございます。             〔「いつごろ」〕 144 ◯鈴木技術政策課長(続) 済みません。平成28年度に予定しております。(「いつよ」)済みません。10月を予定しております。 145 ◯内田委員 おおよそ内容のイメージは湧いたんですけども、建設業の方だとか、学生さんにも参加をしていただくと。そうすると新年度の10月にそういう予定をしているわけですけども、当然、予算化する上ではそういう関係者と、実行委員会じゃありませんけど、打ち合わせとかをやって、この時期だとか、内容だとかを盛り込んだ企画をしたと思うんですけど、その辺の段取りはどういう形で進められたんですか。 146 ◯鈴木技術政策課長 先ほど、日にちは10月と言いましたけど、申しわけございません。今のところ11月に予定をしております。それと、来年度のイベントに向かいまして、各建設関係団体とか、技術高校の先生とかで来年度のイベントをどのように行うかということを、現在協議中でございます。 147 ◯内田委員 先ほど答弁していただいたように、参加する人たちは、こういうメンバーだよということで、内容もこういう形で機械の展示だとか、触れてもらうとかという幾つかのメニューがあったじゃないですか。もうおおよそ出そろったなという感じがするんですけども、それでもまだ、これについては細かい打ち合わせをこれからやっていくと、そういうことで考えていればいいんですか。 148 ◯鈴木技術政策課長 先ほどイベントの内容をお話しさせていただきましたが、一応、先ほどのイベントの内容を、これからさらに細かくどのように運営していくかということを、今後、関係団体と協議をしていく予定でございます。 149 ◯内田委員 大体わかりました。それで、123ページに道路新設改良事業の予算が出ていますけども、その中の羽衣海岸線は新年度はどういう工事をやられて、今後の工事の見通しといいますか、その辺をちょっと教えていただけますか。 150 ◯石野清水道路整備課長 内田委員の羽衣海岸線の28年度の工事内容、あるいは見通しということでお答えします。  羽衣海岸線については、26年度に清水南高校の海岸側で330メーターほど工事を実施しました。それ以降、27年度、28年度については用地補償について進めております。したがいまして、予算についても28年度については用地と物件補償を考えております。それと、用地と補償の内容についてなんですけれども、羽衣海岸線の12メーターの用買と、それから既存の道路が何本かあるもんですから、その取り合いということで接続道路と申しておりますが、その接続道路の部分拡幅ですね。現道が3メーターくらいで、それを6メーターくらいに広げて、羽衣海岸線の走行をスムーズに流すために、現道が狭いものですから左折して入ったときに、どうしても通行車両が詰まっちゃうということがありますので、その接続道路と称しているところ3カ所を拡幅すると、その用地補償と対応ということです。 151 ◯内田委員 26年度に南校の近辺の工事を330メートルくらいやって、27、28年度は用地とか物件の補償等々ということで説明を受けたわけですけども、この道路というのはかなり農家の方だとか、漁業者の方だとか、工事によってはいろいろそういう人たちの事業に大きな影響を与えるというところがあると思うんですね。  それで、この人たちに対する話だとか、それから協力を求めたりだとかということを、ここのところちょっとされていないということも聞くわけですけども、しかし、重要な道路をつくっていく上で、関係者の皆さんでありますから、こことは綿密にですね、協力のお願いをしていく必要があると思うんですけど、これはどうですか、最近は、ちょっと行き詰まっているんですか。 152 ◯石野清水道路整備課長 地元の説明はどうなっているのかという御質問ですけれども、実際、全体の整備区間が2,200メーターです。それをざっくり700メーターずつ、3工区に分けて今整備を進めているわけですけども、進める方針的に、南校の前が大体最初に、用地が買えたということもあって一団の土地でまずアピールするということで、デモのように整備してみようということで、そこをまず進めたんですけども。その次にですね、西側の国道150号バイパスとの取り合いのほうを進めて、南校の道路とできた道路と接続して、利用価値を図っていこうというふうに考えているもんですから、官民境界をまず全体で進めていく中で、地主さんには一度お会いします。そのときに道路を整備しますよということなんですけれども、実際の整備については、今言ったような手法で真ん中を買いやすかったということもあるんですが、真ん中を整備して、西側を整備して、国道150号と接続すると。最終的には一番東側の羽衣海岸、塚間羽衣線ですか、タッチのほうを今考えているものですから、そちらのほうの地権者の方にはちょっと連絡が行かないかなというふうな状況なんです。  今、事業を具体的に進めています国道150号とのタッチのほうは、連合自治会とか地元、あと部農会とか、そういったところには今、話を持っていって順次進めてはおります。そんな状況です。 153 ◯内田委員 南校のところを整備して、それから、国道150号バイパスのところの接続をやって、その後、東側の塚間羽衣線ですが、そこを通して、それで、あそこ全体を通していくと。三保街道の渋滞解消にこの道路が大きな役割を果たすんじゃないかということで期待をされているわけですね。そういう点では今、課長からお話があったように、この3工区に分けて順次やっているということですけども、この工期としては、順番はわかるんですけども、見通しとしてはいつごろまでに完了といいますか、工期を考えているんですか。 154 ◯石野清水道路整備課長 現在、目標年度は工程的にちょっと厳しいんですけれども、30年度を目標に今進めております。 155 ◯内田委員 30年度というと、すぐですからね。大丈夫かな。あのね、心配なのはわかるんです。やりやすいといったらおかしいけども、土地購入できたところから南校の周りを整備して、それから国道150号バイパスを手がけて使えるようにすると。東側の塚間羽衣線については、区画整理が今進んでいて若干いろいろ道路拡幅がやりづらいという、そこまで飛び越えてすぐ課長のところから、担当じゃないからやることもないと思うんだけども、とりあえず僕は南校をやって、バイパスをやってということで、次へ進んでいるときに、最初に話をさせていただいたように、漁業者、農業者のところを拡幅するとなると、あの方たちの事業にもかなり影響するもんで、この間、たまたまその方たちとお会いしたときに、塚間に来て話をしてくれたが、もう来ないぞと言っているが本当にやるのか。いやいや、それはやるだよと話したんだけども、やるのかなと思っているんだろうけども、自分たちのところに来ないものでね、いいのかなと思っているわけですよ。しかし、そこを通らないとずっともう迂回路はできないじゃんね。なもんで、僕も三保街道がだんだん整備されて、迂回路ができてくるとなると、平成30年くらいにこれが完成すると相当役割を果たすわけで、そこはですね、やっぱり事業がすぐ手につかなくても、ある程度の話くらいはしておかないと、いざやりたいといったときに、何だ、お前たちはこの間いつ来たのと、こうなっちゃうもんで、その辺は少し前もって今の進捗状況を含めて話をして、またお願いに来るぐらいのことを言っておかないと、進むものも進まないんじゃないかということが、すごい気になるもんで、その辺を対応していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。 156 ◯石野清水道路整備課長 内田委員のおっしゃるとおりで、作付けと、イチゴを栽培している方もおるんですけども、1年作付けしてかかっちゃうもんですから、突然言われても困るよということで言われるもんですから、そういう方とか、トマトとかそういう長い、1年間でとる作物もあるもんですから、極力説明のほうは、情報提供するような形で考えていきますので、そういう形で進めていきます。 157 ◯内田委員 よろしくお願いします。  それでですね、これは同じ123ページです。清水港三保線も予算が出されていると思いますけど、これは新年度はどういう事業を展開するのか、教えてください。 158 ◯石野清水道路整備課長 清水港三保線について御説明します。  まず、事業概要といいますか、位置的なものなんですけど、駒越交差点、国道150号の駒越東交差点から三保松原への入り口となる塚間羽衣線までの区間延長で2,100メートル、これを4工区に分けて今整備を進めております。名称的には駒越の交差点からが折戸1工区、それから折戸2工区、それから折戸3工区で三保1工区ということです。現実的には、今、折戸1工区について駒越交差点から市営清水折戸西団地の付近までを1工区としまして、今整備を進めております。  現在は、まだ平成27年度までは用地取得の建物補償ですか、その辺を進めておりまして、28年度から工事に着手いたします。工事延長は折戸1工区についてなんですけども、150メーターほどの街路築造工事を予定しております。それと、交差点部分、駒越東町交差点の改良を今考えております。これについては150号の久能へ行く道路について、南下していくのに1車線で、三保へ行くほうは今2車線になっております。渋滞で、信号で1回、2回くらいでなかなか行けないもんですから、地元の要望もあるということで、バイパス側を2車線に、南下して久能へ行くほうを2車線に切りかえて、折戸、三保へ行くほうを1車線という形で、そこの渋滞を解消しようということで来年度考えております。 159 ◯内田委員 清水港三保線とも関係するんですけども、交通安全施設整備事業、124ページですね。先ほど電線類地中化問題との関係で説明があって、静岡市の電線類地中化率は第4位ということで上位に位置しているよという説明があったんですけども、そういう中で、国の方向性かまだ決まってないもんで、メートル当たり100万円かかるという中で、もう少し安くできるような手法も検討しているというんだけども、国の方向性というのはいつごろ決まるのか、その辺、これ、べんかんべんかん待っていてもしょうがないと思うんだけど、考え方として、国がいつまでに指針を示すみたいなことはあるんですか。近々なのか。 160 ◯浅井道路保全課長 国の方向を示す時期ということなんですけど、小委員会とかを設けていまして、一応28年度内に方向性が出てくるものだと私たちは思っております。 161 ◯内田委員 28年度といっても新年度だから、国の指針というか考え方が示されるということですよね。そうしますと、先ほど清水港三保線の工事の説明を受けたんですけども、4工区に分けてね。本来であれば4工区で拡幅工事をやって、電線類地中化というのは4工区ですんなりいっても、今までは40年くらいかかりはしないかなみたいな話がされていたんです。羽衣の松といいますか、世界遺産の問題等々があって、先日横線がきれいに取れて、富士山の眺めがよくなっているわけですけども、それにしたって計画的に電気事業者や県や静岡市が一体になって、この拡幅工事や地中化もあわせてやっていくということで、見通しも持ってやる必要があると思うんだけども、いい時期だと思うんですね。世界遺産ということでね、横線を取って、それで今、説明があったように国が28年度にある程度の無電線化の方向性が出されるんじゃないかということですから、それを受けてもあれだけれども、静岡市としてもとりあえず先ほど言った清水港三保線に対する工事の考え方というのはある程度、課内で検討をして、国の指針が出されたらもうすぐに工事をどうするかと、そこらの検討も内部ではね。相手があるから、相手というからいろいろ関係者があるから単純にはいかないと思うんですけども、内部の検討はやっぱり準備していく必要があると思うんですけど、その辺の考え方だけ伺いたいと思いますけど。 162 ◯宮原道路計画課長 清水港三保線の街路事業に合わせた電線類地中化の方針という形だと思いますが、まず、やはり国が指針を示してないということで、ちょっととまっている感がありますが、あと電線管理者等の費用負担等の発生もあります。そのあたりの問題もありますので、細かいところまではできないんですが、電線管理者の協力も得ながら、ある程度の電線類地中化を視野に入れた検討等は行っております。  その中で、都市計画決定されている道路なんですが、一部交差点部を広げていかなければならないものですから、そういうふうなことの手続もあわせて、並行して行っております。 163 ◯井上委員長 ほかに何か言い忘れたことはございませんか。             〔「ありません」〕 164 ◯井上委員長 それでは、ここで質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のために申し上げますけども、本件については先週の都市局所管分の審査内容も踏まえて討論を行っていただくようお願いいたします。  それでは要望・意見、討論はありませんか。 165 ◯福地委員 自民党です。議案第35号に賛成です。  意見・要望ですけれども、まず、交通安全対策、これにつきましては、これまでの取り組みの成果であったり、効果というところで、交通事故の件数自体が減少しているということでありました。この点については一定の評価をさせていただきたいと思います。また、引き続きハード、ソフト両面での安全の確保に向けた取り組みを、力強く迅速に進めていただきたいと思います。  また、浸水対策推進プランにつきましては、事業を着実に進めることが巴川流域の浸水安全度の向上につながるということでありますので、今後も市民の安心・安全のためにも、県と市がしっかりと連携を組んで、しっかり取り組んでいただくことを要望をさせていただきます。 166 ◯田形委員 1点だけ。きのう、津波避難訓練をやったわけでございますが、そのときに町民の皆さんからは、避難ビルとかへ逃げるに当たりまして、歩道等の段差があるとか、道路が狭いとか、そんな意見がございましたので、一度ぜひ、そこへ行く道路を見回りして、そして、もし直すべきところがあれば早く直してほしいなと思います。  また、その周辺道路も今計画されている道路があるようでしたら、なるたけ早く、あの道路も早くやれ、ここのところも早くやれとまことに申しわけございませんが、ぜひ早く手をつけて市民の皆さんの生命、財産を守るようにしていただきたいなと、そんなふうに思います。 167 ◯水野委員 新政会としては、この議案については賛成いたします。意見・要望を述べます。  橋梁、それからトンネルの半数が建設から50年経過をしておりまして、日本のインフラ老朽化問題が取りざたされておりますので、都市局、建設局の役割は大変大きいというふうに思われます。道路につきましても3,200キロメートルですか、この安全点検が重要だと思います。先ほどの答弁の中では、幹線道路を中心にパトロールをしているという答弁がありましたけれども、広い道路だけでなくて、車の通行量の多い道路、ここもやはり道路の破損が非常に目立っておりまして、また、その渋滞を避けるための裏道も、同じ箇所で繰り返し穴ぼこ等ができて破損が目立っております。道路不備によって事故につながるということになりますので、安全性については今後も怠ることのないよう、努力をお願いしたいと思います。  先般ですね、2月26日零時30分ごろ、大阪梅田の繁華街で車の暴走事故で11人が死傷した事故がありました。平成26年の交通事故57万3,842件のうち209件が運転手の急病発作が原因とされておりますが、もう1つの要因はスクランブル交差点、それからこの場合ですね、西側から一番左側の車道を直線すると歩道にそのまま乗り上げるという、いびつな形状になったスクランブル交差点、変則的交差点が要因とされておりますけれども、ぜひとも静岡市においても、交通事故の多発地点を日ごろからチェックされているということでありますけれども、ぜひ、よそのことだということじゃなくて、本市においても十分気をつけていただきたいと思います。  最後になりますけれども、これは尾崎委員も前にも指摘しましたが、私もそう思うんですが、地元の住民からですね、ここを直してよと、こういったところをちょっと、側溝や道路を直してよと言ったときに、本当に一部のことなんですが、この道路整備課の対応は非常に早いというふうに思いますが、時としてですね、そのままの状態のときがあるんです。依頼をしても、いつ工事が始まるのか、終わったのか、全然わからない。住民の方にどうなっているのと聞かれて、また行政に問いただすといったことの繰り返しのときがあります。そしたら、知らない間に工事が終わっているというようなことがありますので、よく、ホウ・レン・ソウという言葉がありますけれども、やはり電話1本で済むことについてはですね、ぜひ連携を、我々議員にも言っていただきたいなと。電話1本で済むことですので、私たちもその工事の終了については依頼された人に、住民に今終わったよと、いつからやるよということを、やはり頼まれた以上、報告する義務があるというふうに思っておりますので、ぜひ気を使っていただきたいというふうに思います。  本当に、ここにいる人は多分そうだと思うんですが、気の利いた人って偉くなっているんですよ、すごく。本当に、よく気がつく人だなと思う人は、みんなここにいる人じゃないかなと思うんですが、これ以外の人のことを言っているかもしれませんが、ぜひともですね、そういった基本的なことだと思いますが、偉そうに言っているようで申しわけないんですが、やはりそういったお互いの連携ですね、ホウ・レン・ソウをきちんと徹底していただけたらというふうに思います。そういった意味で、今後もスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。 168 ◯尾崎委員 議案第35号の一般会計予算に賛成をします。  意見・要望は、質問の中でもちょっと触れさせてもらったもんですから、質問しなかった点で言いますと、橋梁の点検車ですね、これ新しく導入するということで本当に期待したいなというふうに思っています。本当に普段ですね、やっぱり市民からの要望というのは、何と言うか建設局、特に道路部なんかにも本当に多いという中で、迅速な対応をしようと一生懸命やってくださっているということは私も感じているところではあります。なので、ぜひですね、今後もスピーディーな対応をお願いしたいということと、あと1点ですね、この場にはふさわしくないかもしれないけれども、これだけは言わせてくれというのがありまして、道路部の予算を見ると、やっぱり今年度も道路の新設改良費というのは90億、100億円近いお金を使っているわけです。さきの補正予算のときに農道を市道にするよという案件の話がありましたよね。これね、本当に以前からそうなんですよ。以前からそうなんだけど、道路側からの理屈とするとね、農道としてしっかり4メーター、官民の境も確定した中で、それを道路としてもらいますよというスタンスなんです。道路の側からすればそういうスタンスだというのは理解はできるわけです。  じゃ、農地のほうからの立場としますとね、これが調整区域だったらまだしも、市街化区域の農道だという場合にですよ、もう、畑も余りないよ、市街化がどんどん進んじゃっているよというようなところに、お金を持っていない農地整備課が、じゃ、農道をしっかり官民境を決めますよ、4メーターはしっかり確保しますよなんていうことをやるかというと、なかなかこれはやっぱり難しいというのが、一方の現状としてあるんです。だって、農業振興のために農道の整備の要望なんて山ほど出ていて、新設の農道だってつくりたいよというような状況の中で、道路部に比べると、非常に少ない予算の中で、それをやってくれというのは、なかなか農地整備課のほうに言うというのはしんどいというのがあるわけです。  だから、結論として僕が何を言いたいかというと、やはり市道として市街化区域内で、これは必要性が高いねというふうに認めるようなところについては、僕はやっぱり道路のほうのリードで、そうしたところの整備というのも進めていただきたいなというふうに思っていますので、これはもう答弁もらうような話ではなくて要望としてしっかり伝えさせていただいて、そのことだけ最後つけ加えさせていただきましたけど、以上です。 169 ◯石井委員 静翔会です。全議案に賛成をいたします。  意見・要望なんですが、今回、道路啓開訓練についてまず質問をさせていただきました。多分、今までは図面だとか机上の訓練だったと思います。それが、今回は実際に何かものを置いた形で作業をされるということで、本当にぜひともいい訓練をしていただきたいと思っております。答弁もいただいたように、やっぱりこれは局部間の垣根を越えてやっていくべき訓練だとは思っています。なので、特にことしは震災から5年目ということもあって、消防庁舎であったり、水道局の防災機能を備えた庁舎というのもできた年でもありますので、ぜひとも局部間の垣根を超えた訓練を、今後ぜひとも計画をしていっていただいて、実のある訓練をしていただきたいというふうにお願いいたします。  それと、計画関連業務についてなんですが、事務事業の事故を受けて、結果的には最後まで工事費がわからなかったということをですね、今後どうしていくかというところにつながると思うんですが、やっぱりこの積算システムが、もし技術的に活用できるのであれば、いろいろな問題はあるでしょうけど、使っていくというのも一つの手ではないかなというふうに思っていますので、ぜひとも何かしらの新しいアイデアを入れた形で、今までの課題を克服していっていただきたいと思います。  今後はですね、まだ、歴史博物館だったり、三保の資料館だったり、いろいろな大型の建設も控えていますので、今後、同じような事態が発生しないようにしていただきたいということと、あと技術政策課としては、今後、情報提供、いろいろな単価を調べて提供するという立場でありますので、そういった精度をもっと上げていただくというのと、あとそういう依頼があれば出すということではなくて、どんどん自分から随時アプローチしていって出すというような、積極的な取り組みをぜひお願いをしたいと思います。  最後に、無電線化の件についてですが、平成28年度に国の方針が出るよということなんですが、それまでにできること、例えばどういうルートの無電線化をしていくのかだとか、コストを下げるためにはどういうような技術があるかとか、そういった情報収集とか俯瞰づくりというのを、ぜひ検討をしていっていただきたい。そのことを要望して賛成といたします。 170 ◯内田委員 この議案は反対です。反対の箇所は2カ所。日本平の整備計画で私たちは大幅な見直しと自然環境を生かした公園整備という観点から反対をしています。もう1カ所は、国直轄事業で20億円余の負担金があるわけですけども、当然、国の事業でありますから、以前からすると大分少なくはなってきているようでありますけども、市が負担すべきではないという点で、この2カ所について反対をしておきます。 171 ◯井上委員長 それでは、これより採決に入ります。  反対の討論がありましたので挙手にて採決いたします。  議案第35号中所管分は、可決することに賛成の諸君の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 172 ◯井上委員長 賛成多数。よって、議案第35号中所管分は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。      ────────────────────────────── 173 ◯井上委員長 次に、報告事項に移ります。  平成27年度債務負担行為予算専決の事前報告について聞くことといたします。 174 ◯宮原道路計画課長 平成27年度の債務負担行為予算専決の事前報告について説明させていただきます。  今年度、当初予算で議決を受けました土地開発公社に委託して取得する静岡駅賤機線ほか10路線、街路事業用地費に係る債務負担行為につきましては、現在、用地交渉中のため金額が未確定であります。年度末の結果を踏まえ、専決処分させていただくことを事前に報告させていただきます。  なお、確定金額につきましては、平成28年度の直近議会に諮り、御承認をいただきます。よろしくお願いいたします。 175 ◯井上委員長 ただいまの報告に対し、質疑等に入ります。  質疑等がありましたらどうぞ。             〔「ありません」〕 176 ◯井上委員長 ないようですので、質疑を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 177 ◯井上委員長 それでは、この際、本日出席の当局の皆様のうち3月31日をもって退職を迎えられる方々を御紹介したいと思います。  お名前をお呼びしますので、自席にて御起立ください。  道路部長の柴 吉寛さん、参与兼技術政策課長の鈴木雅章さん、以上のお二人でございます。
     お二人におかれましては、長きにわたり、本市の各種行政に携わりまことにお疲れさまでございました。都市建設委員会委員一同、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。今までの御活躍に対しまして、感謝の意を込めまして拍手を送りたいと思います。(拍手)  御苦労さまでした。  どうぞ、御着席ください。      ────────────────────────────── 178 ◯井上委員長 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、都市建設委員会を散会いたします。                 午後2時28分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  井上 智仁 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...