当
事業の
対象者としましては、45歳
未満、前年の総
所得が250万円
未満、
市長が
就農計画を認めた
認定就農者になります。
補助金は
年間150万円で、これを
前期と後期の2期に分けて支給し、
支給期間は最長で5
年間になります。
それから、今回どうして
補正するのかということですが、昨年末に地方への好
循環拡大に向けた
緊急経済対策ということで閣議決定されまして、本年2月3日に
予算が成立したわけですが、この
緊急対策に位置づけられております
青年就農給付金事業を
前倒しして実施するということで、
対象者11人に対し、
平成27年度の
前期分150万円の半分の75万円ずつ、合計825万円を26年度に支給するものでございます。
8
◯亀澤委員 最後に、10
ページの中
山間地振興課の農山村
振興施設管理事業についてお聞きします。
やませみの湯の
ポンプ修繕に
関係して、どのような方法で
利用者の
利便性を考えているのか、お聞きしたいと思います。
9
◯草分中
山間地振興課長 やませみの湯の
ポンプ修繕について、
利用者の影響をどのように少なくするかというようなことだと思いますけれども、まず、
ポンプのオーバーホールとか、
源泉井戸の改修に要する
修繕期間につきましては、
事務手続を含めまして3カ月ぐらいを
計画しております。そのうち、
源泉井戸の口径を大きくしていく
修繕がございまして、これが1カ月ぐらいを想定しております。この口径を大きくする
工事の間は、約1カ月間、温泉のくみ上げができない
状況になります。お客さんの
利用の多いゴールデンウィーク前にはこの
工事が完了するように、今、
計画しております。約48トンためられる
貯湯タンクがございますので、
工事前にいっぱいためておきまして、これを使って、2週間ほど営業ができると考えております。残りの1カ月のうち2週間の休館を考えております。
修繕については、
施設のリニューアルという中で必要な
工事であることを
利用者の
皆さんに
理解していただき、早い
段階から
施設やオクシズの
ホームページ等を使いまして、
修繕目的、
修繕の期間、それから休館に関する情報を掲示したり広告したりということで、広く周知を進めていきたいと考えております。これによりまして、
利用者の皆様に御迷惑がかからないようにしていきたいと考えております。
10
◯亀澤委員 現在は
利用されていますか。
11
◯草分中
山間地振興課長 ポンプが故障いたしまして、くみ上げが十分にできない
状況ですので、今は
ポンプを引き抜きまして、仮設の
ポンプを入れて経営しております。
12
◯池邨委員 それでは、同じく9
ページ、
青年就農促進事業費助成です。
45歳
未満で、前年の総
所得が250万円
未満ということですけれども、
認定就農者になるために、どういう条件を満たさなければならないのですか。
13
◯小林農業政策課長 認定就農者につきましては、45歳
未満で前年の総
所得が250万円
未満。こちらにつきましては、あくまでも個人の年収ということになります。
そして、
就農計画をつくるわけですけれども、そちらにつきましては5年後に想定300万円ぐらいの
所得になろうという
計画をつくりまして、それを
市長が認めた方が対象になります。
14
◯池邨委員 今回、臨時の
事業で上げられていますけれども、市としては、この臨時の
事業が終わった後の
継続性という意味で、この
事業を続ける見込みですか。
15
◯小林農業政策課長 今回の
事業につきましては
補正ということで、あくまでも27年度の
前期分を26年度に
前倒ししてやるということで、27年度以降につきましても同様に実施していきたいと。27年度
前期分を
前倒ししましたので、27年度は
後期分だけという形になります。
この後のフォローにつきましては、
所得が上がれば打ち切りになりますが、最高5
年間は継続します。その中で県を初め、市も協力して育成していき、
就農をフォローしていきたいと考えております。
16
◯池邨委員 少し細かくなりますが、総
所得が250万円
未満といったときに249万円の人も250万円の人も、
補助金は
年間150万円という
理解でよろしいですか。それが今後5
年間、継続するという
理解でよろしいでしょうか。
17
◯小林農業政策課長 実は27年度の
事業から国が見直してきまして、26年度に採用されている方は今、
委員おっしゃったとおり、249万円でも
年間150万円全額支給されるのですけれども、27年度の
新規採用の場合には、総
所得の
最高額が350万円で、そこから
段階的に
所得が少なくなるに従って
補助金が多くなります。ですから、
補助金は一律ではなくて、
段階的にしていくことを国が
計画しています。
18
◯池邨委員 それでは、次の10
ページです。先ほども質問が出ましたが、やませみの湯のところです。
源泉井戸ポンプの定期的なメンテナンスはやられているのですか。
19
◯草分中
山間地振興課長 やませみの湯の
源泉井戸ポンプの定期的な点検でございますけれども、基本的には特に決まった点検をしておりません。
20
◯池邨委員 現状は
故障対応という
理解でよろしいですか。
21
◯草分中
山間地振興課長 故障した場合に対応するという
状況でございます。
22
◯池邨委員 もう1点だけ、中
山間地振興課の
野生鳥獣被害対策事業が出ていますけれど、最近の
静岡市の
鳥獣被害が増加している
状況を教えていただきたいです。
23
◯草分中
山間地振興課長 静岡市の
野生鳥獣による
被害状況ですが、農家から市に
報告があったものをまとめた数字でございますけれども、
平成24年ですと、
被害面積が368ヘクタール、金額にして約9,600万円、
平成25年につきましては
被害面積が399ヘクタール、金額にして約1億600万円の
被害があったという集計をしています。
24
◯池邨委員 イノシシの数でいくと、推移としては昨年、一昨年に比べてどのぐらいふえているのか。
25
◯草分中
山間地振興課長 イノシシの
捕獲状況で申し上げますと、26年度が9月末までの集計で、1,009頭の
捕獲の
報告がございました。
平成25年度の同時期においては476頭ということで、2倍以上も
捕獲しています。そういう中で、農地の周辺に
イノシシの
出没数が多いということで、
被害も多いのではないかと考えております。
26
◯岩崎委員 議案1)の113
ページ、
議案第22号についてお聞きします。
清水港内の
公有水面埋め立てに関して、
市長の
意見を求めるということでしたけれども、この
埋め立て後、土地はどのような形で使われるのか、教えてください。
27
◯村松清水港振興課長 埋め立ての後の用途についてですけれども、
富士見埠頭の4号、5
号岸壁につきましては
バルク貨物の拠点ということで、
背後地に
バルク貨物の
施設がございます。そういったことから、今回は岸壁の補修ということで
埋め立てしますので、でき上がった
埠頭用地につきましては、これまで
同様アンローダーとか
バルク貨物への船からの引き込みという形で使うと、国からは伺っております。
28
◯岩崎委員 次に、
資料1の10
ページ、中
山間地振興課の
野生鳥獣被害対策事業です。他の
委員からも質問が出ましたけれども、
繁殖力の強い
ニホンジカがふえていると聞いているわけです。今年度の
捕獲報償金の
補正についても全体的にふえているのですけれども、特に
ニホンジカがふえていると聞いています。この辺の
対策はどう考えていますでしょうか。
29
◯草分中
山間地振興課長 ニホンジカにつきましては、最近の
捕獲データを見ますと、毎年
捕獲数がふえている
状況になっております。今年度は特に、葵区の
井川地区におきまして
ニホンジカの
捕獲数がふえております。12月末までで355頭ほどの
捕獲がありますけれども、このうちの7割近くが
井川地区での
捕獲という
状況でございます。
井川には
牧場があるのですが、
牧場の跡地がいい
えさ場になって、
シカがふえているのではないかと言われております。そこで、旧
牧場跡地に
シカを
捕獲するための大きな
囲いわなを今設置しております。これは試行的にやっておりますが、まずは
牧場をぐるぐるっと網で囲んでおいて、入り口を開放してございます。
警戒心の高い
シカがいい
えさ場があると思って安心して来てくれたところを、ドアを閉めて一網打尽にしようという試みをしているところです。今、牧草を食べさせてわなの中に誘い込んでいる
状況でございます。また、
センサーカメラをつけまして、
シカがどのくらい出入りしているのかをモニタリングしている
段階でございます。
シカが集団で入ってくるときをねらって大量
捕獲する
計画をしております。
30
◯岩崎委員 井川地区で7割を占めているのですね。
今回の
補正予算で1,980万円の
対策事業費が計上されているわけです。当初の
捕獲計画に対して実績がふえたということですけれども、
猟友会に
捕獲の
割り当てはされているのでしょうか。頭数がふえたから
補正という
理由があるかと思うのですけれども、どうでしょうか。
31
◯草分中
山間地振興課長 鳥獣の
捕獲割り当てでございますけれども、
猟友会ごとに何頭とってくださいという
割り当て制はとってございません。とにかく市としましては、できるだけたくさんとっていただきたいという考えでおりますので、
猟友会の皆様が頑張っていただいて、当初の
予算を上回る
捕獲をしていただいたということでございますので、それに対しては、お約束した報償をお支払いしていきたいと考えているところでございます。
32
◯岩崎委員 次に、同じく
資料1の10
ページ、
治山林道課の
災害復旧事業についてです。
昨年の台風18号、19号で
林道、農道、
さまざま被害を受けたわけです。その
関係で、先月末に浜松市の天竜区で
つり橋が崩落した
事故があったわけです。
市職員が2名亡くなられたという痛ましい
事故だったのですけれども、山の斜面の崩落により、橋を支えるワイヤーが崩れ落ちたと聞いているのですが、
静岡市の
林道の
つり橋はどうなっているのでしょうか。
33
◯青島治山林道課長 林道は現在148路線ありまして、252箇所の橋梁がございます。
つり橋形式の
構造の橋はありません。
林道の橋梁は沢を横断するような短いコンクリートの床板
構造のけたが162橋で、全体の65%を占めます。それから、対岸へ渡るような径間15メートル以上の
高性能トラス、
アーチ構造が90橋梁ありまして、これが全体の35%となっておりますので、今回浜松市の
事故のような
つり橋形式の
構造ものはございません。
34
◯岩崎委員 最後ですけれども、
消防局に2つ質問したいと思います。
資料1の12
ページ、非
常備消防庁舎施設整備事業です。国の
補助金で、
消防団の3
施設を
前倒しで建てかえるという
説明がありました。今回
前倒しで行われる3
施設以外の
整備計画はどのようになっているのでしょうか。
35
◯青山消防総務課長 現在、
耐震基準が
建築基準法で改正された昭和56年以前に
建築されました
施設につきまして、
耐震性が劣るという位置づけで、建てかえ
事業を行っているところでございます。その一環で今回お願いするところでございますが、26年度末の
対象施設は172
施設ございまして、そのうち123
施設は
耐震化が既に済んでいるところでございます。残りにつきましては49
施設となっておりまして、
耐震化率は71.5%となっています。27年度につきましては、今回
補正をお願いしました3
施設の
繰り越しと、それから、1
施設の、計4
施設をお願いする
予定でございます。
今後の
整備計画ですが、
施設の
建築につきましては、
建築からの
経過年数、
老朽化の
状況、車庫の位置とか狭さなどの
消防団の活動上の支障の有無、それと地域のバランスや用地の確保ができるかどうかという
ところ等を考慮させていただきまして、
予算の許す限り、なるべく早期に実施していきたいと考えているところでございます。
予算に限りもございますので、毎年4
施設程度を実施させていただけたらと考えているところでございます。
建てかえにつきましては喫緊の課題であると認識しておりますので、さらなる
予算確保に努めまして、
消防団庁舎の
整備を図ってまいりたいと考えているところでございます。
36
◯岩崎委員 もう1点、同じく
資料1の13
ページ、
警防課の
防火用貯水槽等整備事業です。
防火用貯水槽1基、それから、前
ページの
防火用井戸1基を
整備するということで、これも国の
緊急経済対策に伴う
前倒し事業となっているわけですけれども、今後の
消防水利の
整備計画について、お聞かせください。
37
◯望月警防課長 消防水利の
整備につきましては、
静岡市
消防水利整備計画というもので定められております。
平成26年10月に3次総に合わせて見直しを行っておりまして、
平成27年度から30年度の3次総の
前期4カ年のうち、27年度にあっては、
防火用貯水槽3基、そして、
平成28年度から
平成30年度の3
年間におきましては、
防火用貯水槽2基と
防火用井戸1基をそれぞれ
計画しているところでございます。
これらが全てでき上がりますと、4カ年の合計では、
防火用貯水槽が9基、
防火用井戸が3基完了します。現在、
静岡市内は全2,060
メッシュに区切りまして、その
メッシュの中に最低でも1つの
耐震性の
水利を入れようと
整備を進めております。
整備が終わっている
メッシュが現在のところ1,479
メッシュございます。これは
充足率で考えますと、71.8%になるわけでございますが、それに今後の4
年間で
計画している12基がそれぞれ別の
メッシュということで考えますと、1,491
メッシュが充足するということになって、
充足率としては72.4%と若干上がるという形になります。
38 ◯平島
委員 非
常備消防庁舎施設整備事業について、1点だけ質問させていただきます。
事前に、建てかえの現状の建物の写真をいただいているのですけれども、今回の
予算額を見ますと、同様の建物を建てるとすると、非常に金額が高いと思われるのです。多分、今回はもっとすばらしい内容になるのだと思いますが、実際どのような建物になるのか。また、何にどのくらいのお金が
予定されているのか、
建築の概略について教えてください。
39
◯青山消防総務課長 新しく建てかえます庁舎がどのような庁舎になるのかを御
説明させていただきます。
現在、
消防団の庁舎につきましては、本部庁舎と支部庁舎に区別しておりまして、今回建てかえをお願いするものにつきましては、本部庁舎が2つと、支部庁舎が1つとなっております。
産女の庁舎が支部庁舎になるところでございますが、本部庁舎につきましては125平米を、支部庁舎につきましては55平米を基準として建てかえさせていただいているところでございます。
事前にお分けいたしました
資料につきましては古い庁舎が記載されておりまして、こちらが本部庁舎の写真で、
静岡第39分団の中島に建設したものでございます。面積はおおむね125平米から130平米となっています。支部庁舎でございますが、55平米、ひさし等を含めますと60平米程度になりますけれども、このようなものが新しく建てられることとなっております。
建物の
構造につきましては、鉄骨を基準としておりまして、敷地の面積等にもよりますけれども、原則2階とさせていただいているところであります。
本部庁舎が125平米、支部庁舎が55平米を基準とさせていただいているところでございますが、車両が多いところや、2台配置をしているところにつきましては、この面積に40平米を加えさせていただきまして
建築をしているものでございます。
施設の能力の向上等につきましても、
耐震化が図られますことと、
施設等の面積が今回多少増加することで災害参集時の駐車スペース等も確保されてくるのではないかと考えているところでございます。また、会議室やシャワーの
施設の設置等、福利厚生部分におきましても
整備が図られていくものと考えているものでございます。
いずれにしましても、各
施設におきまして、できる限り地域の実情等を考慮させていただき、また、団員の
意見や希望等を取り入れさせていただきまして、
整備していく
予定でございます。
大まかな金額についてでございますが。
静岡第13分団の根古屋は、建物としましては5,200万円程度、
静岡第21分団の牛妻につきましては解体費等も全て込みになっておりますが、6,200万円程度になります。
静岡第27分団の産女は、若干小さな建物となりますけれども、3,900万円程度で建設を
予定しているところでございます。
40 ◯田形
委員 それでは、
野生鳥獣被害対策事業について質問したいと思います。
9
ページの
青年就農促進事業費助成とも絡んでくる問題だと思うのです。と言いますのは、半年とか1
年間一生懸命作物をつくって、さあ収穫の時期だと思ったら、
鳥獣被害に遭ってしまう。これでは農業をやってもしようがないと思ってしまいます。ですから、中山間地において力を入れる重要課題だと思っています。
就農については今は質問いたしませんが、例えば
シカが何頭で
イノシシが何頭で鳥が何頭だからこの金額という、1,980万円の内容を教えてください。
41
◯草分中
山間地振興課長 今回お願いいたしました1,980万円に相当する考え方ですけれども、まず、サルについては1頭当たり3万円、
シカについては1頭当たり2万円、それから、
イノシシについては1万円、その他ハクビシンであるとかアライグマについては5,000円、
カラスについては500円という決まりがございます。そういう中で、例えばサルについては当初150頭ぐらいを
予定しておりましたが、219頭に。
イノシシにつきましては500頭を
予定しておりましたが、1,486頭に。
シカにつきましては160頭を
予定しておりましたが、524頭に。ハクビシンにつきましては40頭が81頭に。それから、アライグマについては40頭が96頭にと、主なものとしては大幅に
捕獲される頭数がふえると予測されております。
そういう中で、これらにかかる経費と、わなを巡回して見ていただくのに手数料がかかりますので、見回り報償金を一部含んでおります。
42 ◯田形
委員 では、この金額の中には、見回り報償金が入っているということですね。それを教えていただきたいのと、ここで当初
予算のことを言ってもしようがないかもしれないけれど、当初の予想が甘過ぎるのではないですか。だからこのような大きな
補正が出てくるのだと思うのですが、それについてのお考えを。
43
◯草分中
山間地振興課長 まず、見回り報償金の増額でございますけれども、約20万円増額させていただき、トータルとして669万3,550円をお願いしてございます。
それから、当初の
計画について、見込みが甘いのではないかということでございますけれども、実際にとれた頭数としてはふえてきていますので、来年につきましてはふやしていくという方向で考えております。
44 ◯田形
委員 どのくらい
捕獲したら一定の数値よりふえないのか、それはしっかりつかんで
予算要求していくべきだと思うんです。
45 ◯山本
委員 私も2点だけお聞きします。
1つは、もう既に出ていますけど、非
常備消防庁舎施設整備事業についてです。今回、国の
対策に呼応して来年度の分を
前倒ししたということですが、この
補正をつけたことで、当初の発注
計画とか建設完成見込み等は早まるということですか。それとも、全く変わらないということでしょうか。
46
◯青山消防総務課長 工期等が早まるかということでございますけれども、
繰り越しをさせていただきまして、次年度そのまま
事業を開始ということになりますので、現在のところは、特に早まることは
予定していません。
47 ◯山本
委員 先ほどの
説明で、27年度は今回の
補正の3
施設に加えてもう1
施設という
説明だったのですけれど、27年度に3つ
前倒ししたら、28年度に
予定しているのを
前倒しして27年度に計上するのが通常かと思うのですが、それは市の持ち出し部分の財源で1つしか前倒せないということでしょうか。
48
◯青山消防総務課長 この件につきましては
委員御指摘のとおりでございますが、一般財源等に繰り入れられております全体の枠の中で、こちらへ
前倒しをさせていただいたということでございますので、27年度
予算につきましては1件ということで、27年度全体の建物の
建築につきましては、4件お願いさせていただくというような形で考えております。
49 ◯山本
委員 先ほども出ました
議案第22号の
清水港内の公有水面埋立てに関する
意見についてですが、
耐震性を岸壁強化するということで必要かと思うのですけれど、
意見を求められて、市としてはどういう審議をされたのか。審議のメンバーは。どういうところでどういう議論、検討がされたのか、明らかにしてください。
50
◯村松清水港振興課長 埋め立てにつきましての審議は、市の中では特にはございません。ただし、これにつきましては縦覧期間を設けておりますので、市民等に1カ月間縦覧を設けまして、そこで
意見を聞くことになっております。
51 ◯山本
委員 県が許可するのに市の
意見を求められて、異議なしという結論を出した。異議ないという結論に至る協議とか、法的な手続で異議なしという結論を得る協議がされているんじゃないですか。縦覧だけでというのは何かおかしいように思うのですが。市としての審議機関での協議をしないで、
市長は異議なしの
意見を出したということでしょうか。
52
◯村松清水港振興課長 富士見岸壁の
埋め立てにつきましては、これまでバルク埠頭としての拠点ということで、非常に重要な供給基地であるということ。あるいは、船の大型化が進んでおりまして、大量一括輸送時代に突入していることを受けまして、
静岡県における港湾
計画に位置づけて、これを進めております。審議というお話になりますと、地方港湾審議会、これにつきましては
市長が首長として
委員になっていると。そこの中で、まずは港湾
計画に決定をされた
事業を進めているということですから、この
計画については認められたと解釈しております。
53 ◯山本
委員 このケースはそうじゃないかもしれませんが、例えば海生生物の影響とか、環境保全上どうとか、防災
対策上どうだとか、あるいは、もしそこが漁業者との漁場とも絡めば、漁業権との
関係が大丈夫なのか、審議されてしかるべきだと思いますが、今回そういうのは結果的になかったということですね。
54
◯村松清水港振興課長 環境等のアセスにつきましては、この
埋め立て申請書の中で事前に調査しております。項目としましては、大気質、騒音、振動、水質、水底の底質、動物、植物、生態系、廃棄物などです。その結果、環境保全目標を満足するという見解が示されて、環境につきましても調査を実施しており、
埋め立て申請書の中では配慮がなされていると記載されているところでございます。
55 ◯山本
委員 今述べられたのは審査者側がそうだということでしょうから、それを審議して異議なしという結論に至るのが通常だと思いますけれども。恐らく今回は、そういうのがされていないということとして受けとめておきます。
56 ◯畑田
委員 1点質問させてください。
資料1の9
ページ、清水港
整備事業負担金についてお尋ねします。
国の
緊急経済対策に伴う
事業費の増額とありますが、この
事業費の内訳について、できるだけわかりやすく御
説明をお願いいたします。
57
◯村松清水港振興課長 主なものは2つございます。まず1つは、新興津地区人工海浜緑地
整備事業で、海岸部分となる土台を形成する
埋め立て部分を保護するということで、被覆ブロックを第1期工として
整備されておりますところに敷設をすると。幅が16.5メートル、長さが70メートルで、
事業費が2,323万4,000円となっております。市の負担金は580万8,500円です。
もう1つは、新興津地区の小型船だまり
整備事業で、防潮堤を形成するケーソン、このケーソンというのは、イメージをしていただくのはコンクリート型のお豆腐の大きなもので、長さが15メートル、幅が約8メートル、高さが7メートルといったものを陸上で2函製作する
事業となっております。これにつきましては、
事業費が5,500万円で市の負担金が825万円です。
事業費につきましては、この2つで7,823万4,000円で、負担金につきましては約1,400万円という内訳になっております。
58 ◯畑田
委員 今、御答弁いただいた新興津地区人工海浜緑地
整備事業は、憩いとにぎわい空間としての清水港を
整備している中で、地元、清水区の
皆さんをはじめ、心待ちにしている人も多いかと思います。今回の
事業費の増額により、
整備のスケジュールが
前倒しになるのか、スケジュールが早くなるのか、お聞きします。
59
◯村松清水港振興課長 今回の
補正につきましては
緊急経済対策ということで、27年度の
前倒しになっております。当然27年度はその分の
事業費が余るわけですけれども、これにつきましては、県に確認をしたところ、28年度分の
事業を持ってくるということでありますので、総合的には、多少スケジュールが早まってくると考えております。
60
◯水野委員長 ほかにないようですので、
質疑を終了します。
次に、要望・意見、討論に入ります。
要望・
意見、討論がありましたら、お願いします。
61
◯亀澤委員 自民党です。
全
議案に賛成します。その中で、
施設整備、中央卸売市場、やませみの湯、清水港などがありますが、ぜひ市民の安心・安全の食のためにも早目に進めていただきたいと思います。それから、やませみの湯も早くお風呂に入りたいという方がたくさんいると思うので、早く
整備していただきたい。清水港
整備事業も同じく、人工海浜等々で釣りなどをする方がおりますので、早目に
整備していただきたいと思います。
野生鳥獣被害対策事業ですが、先ほどもうちの
委員からも質問がありましたように、
予算も目標もしっかり立ててもらって、農業者の方が安心して作業ができる、生活ができるようにしていただきたいと思います。
62
◯池邨委員 新政会は、全
議案に賛成の立場で、2つ要望させていただきます。
1つ目は、
農業政策課の
青年就農促進事業費助成につきましては、いろんな効果が見込まれるのですけれども、耕作放棄地をなくすという意味でも、この効果は大きいと考えますので、先ほど助成金が減るようなお話もあったんですけれども、ぜひ新規に農業に携わる方をしっかりと応援するように進めていただきたいと思います。
2つ目といたしましては、中
山間地振興課の農山村
振興施設管理事業です。やませみの湯の
源泉井戸ポンプの修理ということですけれども、通常、こういう機械類は定期的にメンテナンスを行って、
修繕費を極力抑えるというのが1つと、もう1つは、
利用者の方に御迷惑をかけないという視点もあるので、ぜひ定期的にメンテナンスをするような仕組みづくりが必要ではないかと思いますので、御検討いただければと思います。
63
◯岩崎委員 公明党です。4件の
議案に賛成いたします。
消防局の
関係ですけれども、今回、
緊急経済対策で
前倒しになる
防火用貯水槽、
防火用井戸、それから、非常備消防庁舎の
整備計画があって着実に進めているということでありますけれども、やはり大規模災害のときにおいては、防火貯水槽等は非常に基本的な
施設になってくるわけです。それぞれ3次総の中で
計画が立てられておりますが、早期に
整備し、
水利の充実に努めていただきたいと思います。
それから、もう1点要望です。
野生鳥獣被害対策事業ですが、
捕獲については
猟友会に頼っているわけですけれども、
猟友会の会員も高齢化していて大変な
状況にあると。県で育成
事業をされると聞いておりますが、
捕獲に対して、
猟友会の各支部において、
捕獲目標が
割り当てられているというような話も聞きます。これは
猟友会に
捕獲目標を提示しているのか、現場では
捕獲頭数を
割り当てられていると受けとっているのか、これは定かではありませんけれども、
捕獲に対してはきちっと
猟友会との連携、さらには
計画をきちっと立てて、今後の
予算編成に充ててもらいたいと思います。
64 ◯平島
委員 静翔会です。
全
議案に賛成いたします。
要望といたしましては、先ほど質問でも申し上げましたけれども、非常備消防庁舎
施設整備については、
消防団員の募集が大変厳しい
状況にある中でありますし、やはり団員の
皆さんが機能的に、また快適に使用できるような
施設として
整備していただけますようお願い申し上げます。
65 ◯山本
委員 共産党です。
共産党も、若干の問題は飲み込みながら、
議案には賛成いたします。