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  1. 静岡市議会 2014-03-13
    平成26年 経済消防委員会 本文 2014-03-13


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時1分開議 ◯内田委員長 ただいまから、経済消防委員会を開会します。  本委員会に付託されましたのは、議案第25号中所管分を初めとする33件であります。お手元の審査順序にありますように、本日は経済局及び農業委員会事務局所管分の議案27件の審査を行い、消防局の所管に係る審査はあす行います。  なお、議案第25号平成26年度一般会計予算につきましては、両日にまたがって審査を行うことになります。したがいまして、経済局及び農業委員会事務局に対する要望・意見までは本日行いますが、消防局に対する要望・意見と討論、採決についてはあす14日に行いますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯内田委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第25号平成26年度静岡市一般会計予算中所管分外26件を一括議題とします。  審査の順序としましては、全議案について当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  なお、委員会の効率的な運営のため、特に反対の立場での討論がない場合の採決は簡易採決で行いますので、よろしくお願いします。  それでは、順次当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯内田委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  なお、委員の皆さんに申し上げますが、発言の際には議案書の番号とページ数、項目を述べていただくようお願いします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 4 ◯早川委員 5項目ほど確認させてください。  資料2、80ページ、産業政策課こどもクリエイティブタウン管理運営事業についてです。  昨年度、1周年記念式典に参加させていただきました。子供たちが一生懸命体験していましたし、それに関係する団体の方等々も参加されて、1周年記念事業は盛会だったと思いますが、このクリエイティブタウンの運営に関しまして、土日は小学生というか、子供たちが結構来てにぎやかだと思うのですよ。ところが、平日は厳しいんじゃないかと。去年1年やられてみて、26年度は新しい施策を考えていらっしゃるのかどうか、まず確認したいと思います。 5 ◯森産業政策課長 26年度新しい事業を考えているかということですが、この1年、「「ま・あ・る」」を試行錯誤でやってまいりました。委員のおっしゃるように、平日の利用が少ないこともございまして、今までの取り組みといたしましては、土日の利用、これはメーンプログラムでありますこどもバザールを充実させていこうということで取り組んでまいりました。  それから、前回、9月の議会でも御指摘いただきましたけれども、教育委員会との連携ということで、学校の利用の増加にも今、取り組んでいるところです。
     それから、平日に学校の利用が少ないということで、未就学児童の親子向けのプログラムを今、考えているところでございます。  では、実際にどのようにしていくかということですが、3つの柱で入館者の増加を図っていきたいと考えております。  1つ目は、企業の御協力なくしてやっていけない施設ですから、企業の御協力によって本物感を演出して、土日の小学生利用者の増加をつなげていきたいというものでございます。  今までこの施設につきましては、子供が主体で運営してきたということで、大人が余り口を出さないようにやってきたのですが、大人も適切に関与したほうが、子供たちの成長のためにもいいだろうということで、そういうものも含めて土日の小学生の利用をふやしていきたいと。  それから、2つ目が未就学児童の親子を中心とした平日の体験プログラムというものを考えております。いつ行っても何かやっているというプログラムを考えております。  具体的には、今、やり始めているところですが、紙芝居、ちびっこバザールボール遊びなどを日がわりでやっているところです。  それから、もう1つ、PRも大事だと思いますので、未就学児童向けの1歳半とか3歳児の健診の際に、チラシを配ったり、あるいは近隣の幼稚園とか保育園にもチラシを配り、紹介をしていきたいと思います。  それから、3つ目としまして、先ほどもありましたように、学校との連携ということで、キャリア教育といった会議を「ま・あ・る」でやっていただいて、学校の先生方に「ま・あ・る」を知っていただいて、PRし、現場を知っていただくということで進めていきたいと思います。  この3つの柱によって、今後、入館者の増に進めていきたいと思っております。 6 ◯早川委員 苦しいのはわかるんですよ。最初から平日に子供をあそこに集めるというのは、子供たちの移動が一番の問題になってくる。近隣の小学校は利用するかもしれないけど、学校側としては、移動のときに、もし事故でも起きたら怖いから。  だから、私は何か新しいことをとにかく考えていただきたいということで質問したんですよ。石の上にも3年ね。4年目はもっと行くよ。  次です。同じく82ページ、商業労政課の事業所内の保育施設設置費助成ですけれども、待機児童ゼロという形で、静岡市はいろいろな方策を打っています。実際に、どこからか要望があったのか、それとも市の施策の一環としてやろうとしているのか、そこら辺を確認したいです。 7 ◯笠井雇用労働政策担当課長 どこかから要望があったかというお尋ねでございますが、この問題に限らず、経済局では各企業の現場を回らせていただいて、いろいろなニーズを把握しております。その中で、雇用政策としては、女性の社会参加を進めていこうということで、いろいろな施策を検討していたわけです。特に若い女性が働き続けるために、ぜひ自社の事業所なりで保育施設を設置したいという声を聞いたものですから、そこを市がてこ入れすることによって、働き続けられる環境が整備できるのではないかということで、今回お願いした次第でございます。 8 ◯早川委員 この事業所の中の年齢は、3歳から5歳までとか、それともゼロ歳児なのか。それと、従業員だけを対象とするのか。幾ら助成を出すにしても、2、3人と10人とでは規模が違ってくると思うのですけれども、そこら辺は何か考えているのですか。 9 ◯笠井雇用労働政策担当課長 まず、本制度の枠組みでございますが、国が創設しております両立支援補助金上乗せ補助を考えております。したがいまして、国の設置費の要件といたしましては、乳幼児の定員が6名以上であること等の枠組みがございますので、それに準じた制度設計をこれから詳細に詰めていこうと考えております。  それから、もう1つが、地域の子供を預けられるかという趣旨だと思いますけれども、これまでこの制度は、自社の従業員が半分以上でなければ補助の対象としませんという仕組みだったのですが、昨年の12月の好循環実現のための経済対策によりまして、自社の従業員が1名以上であれば補助の対象にしますという改正がなされております。  さらに、再来年度をめどに、地域に開放して、地域の子供も受け入れるようなものにすれば、さらに補助していこうと、厚生省で今検討もされているということでございますので、そういった動向も見きわめながら、事業所が使いやすいような制度設計をこれから考えていきたいと考えております。 10 ◯早川委員 767万円ですね。これ、大体どのくらいの施設の要望に対応できると考えているんでしょうか。 11 ◯笠井雇用労働政策担当課長 まず、よりどころとなります国の補助額でございますけれども、大企業につきましては、設置費の認定を受けた対象となる費用の3分の1ないしは上限1,500万円となっております。中小企業、これは従業員300人以下の企業でございますが、これに対しましては3分の2ないしは上限2,300万円と制度が組み立てられております。そこに市が上乗せをして、さらにその取り組みを後押ししようということでございまして、それぞれ国が補助する額の3分の1を上限として補助制度をこれから組み立てていこうと考えております。  中小企業の上限が国の場合2,300万円でございますので、その3分の1ということで、今回、予算をお願いした次第でございます。  したがいまして、来年度、何とか1社実現できればということで考えております。 12 ◯早川委員 84ページ、観光・シティプロモーション課高等学校応援団フェスティバル開催費助成の200万円についてです。3回目になりますけども、1回目から私も見学に行ったというか、応援に行って、すばらしいことだなと思っています。  これは観光・シティプロモーション課だけじゃなくて、青少年の健全育成、それとエンジェルプロジェクト、要するに高校生たちがいろいろな形で出会いを持って、結婚してくれればいいかなと思っています。今回、24校ですが、何か学校に対する補助はあるのですか。この200万円の使途について説明してください。 13 ◯松永イベント推進担当課長 こちらは、特に学校への補助というものはありませんで、全体の実行委員会に200万円補助した中で、例えば参加校の運営費とか、お弁当代に使われたり、あと、いろいろなところからの補助金を合わせまして、大体1,000万円規模のものでやっているということですので、個々の学校への補助金が一律幾らとか、そういったものはないと伺っております。 14 ◯早川委員 今、1,000万円ぐらいという答えをいただきましたが、私も知り合いの議員の皆さんがいろいろなところから寄附金を集めてきて運営しているということは知っています。これからもぜひ続けてもらいたいと考えれば、本当は予算を反対したいぐらいですよ、もっとふやせと。でも、こうやって出ているものを今さら反対できないから賛成するわけですけれども、もっとふやしてあげて、5回とか10回とか行くでしょう。そうしたら、最初に手を挙げて東海大会とか全国大会をやれば経済効果もあるじゃないですか。そして、駿府城公園でやってもらうのが一番いいんだけれども、どういうことで24校に設定しているのか。県外から呼ばないのか。 15 ◯松永イベント推進担当課長 こちらに載せてある24校というのは、大体の目安です。規模としましては、市民文化会館を2日間貸し切ってということですけれども、実行委員会の皆さんの若い世代を応援しようという熱意が非常に並々ならぬものがありまして、いろいろなところに今、声かけを始めています。その結果、東海圏であります山梨の学校、あと沼津にありますチアリーダーでは全国一の規模を誇る加藤学園が参加の(「世界一」)世界一ということで訂正が入りましたが、世界一のチアリーダーがいらっしゃる加藤学園が参加するとか、また、六大学の応援団にも声をかけて、そちらも呼応してくるという状況になっております。  応援団の甲子園化にはならないのかということですが、全国規模のものになって、静岡市が応援団の聖地となるように実行委員会をしっかりとサポートしていきたいと考えております。 16 ◯早川委員 いい答弁をいただきました。  24校というのが、市民文化会館の施設の問題というのも多分あるのでしょう。ただ、応援団というのは雨の中でも応援をしているので、雨を怖がっていちゃだめだよ。甲子園化をするのなら、全国1都1道2府43県の甲子園に出るような学校に案内状を出して、第5回大会とか10回大会に最初に手を挙げてやる。応援団発表会じゃないんだから、雨の中だってやるんですよ、フェスティバルだから。  徳川家康公顕彰四百年記念事業応援団参勤交代フェスティバル、駿府城に参勤交代で全国から来なさいと、そういう発想を持って案内状を出してあげてください。ぜひ5回、10回とお願いしますね。  1,000万円だって、もっとふやさないと。財政課にもよく言って。  じゃ、最後です。88ページ、農業政策課茶文化振興事業です。ここにお茶の文化や伝統を未来へ継承するとあります。「お茶の美味しい入れ方教室」に1度だけ参加したというか、たまたま出会ったことがあるのですけれども、これに対して、どういう内容かというのは最後まで見なかったから、この内容を少し説明してください。 17 ◯小林農業政策課長 「お茶の美味しい入れ方教室」ですけれども、この事業につきましては、原則として小学5年生を対象に、総合的な学習の時間を利用して、日本茶インストラクターに講師を依頼して実施しているところであります。  この事業を通じまして、子供たちのお茶の味覚をはぐくみ、また、お茶のすばらしさを体感して、お茶どころ静岡市を誇りに思い、お茶のファンになっていただくと。また、その魅力を伝える伝道師になってもらうことを目的にやっております。  内容につきましては、お茶のまち静岡市の冊子を各児童にわけて、それを材料に、1つ目は、静岡市めざせ茶どころ日本一条例静岡市議会で制定されたこと。2つ目としましては、11月1日が静岡市のお茶の日、これは、聖一国師の生誕日でありますけども、定めているということ。それから、3つ目としましては、静岡市生まれの聖一国師が葵区の足久保にお茶の種をまいて、それが静岡市のお茶の起源であるといったことをまず学びまして、その後に児童一人一人が急須でお茶を入れるという実践的な授業を行っております。 18 ◯早川委員 ごめんなさい。ちょっと聞き落としたかもしれない。これは何年生を対象にやっているのですか。 19 ◯小林農業政策課長 基本的には5年生でございますけれども、実際には、一番下ですと3年生とか4年生から、6年生もその学校の事情によりまして対応しております。 20 ◯早川委員 今、3年、4年、5年生と聞きました。授業ですし、総合的な学習という時間があると思うのですけども、学校との調整がいろいろあると思いますけれども、そこに何か課題はありますか。 21 ◯小林農業政策課長 実は、講師をお願いしている日本茶のインストラクターは、静岡市内に230名ほどいるのですが、実際にこういった講義に携わっていただける方が80人ぐらいいるんです。そういった方の人員確保と、それと学校の授業や行事等も多いものですから、日程調整等が非常に難しいです。  極力希望される学校にあっては、希望を聞けるように調整を図りまして、1校でも多くの学校に実施できるよう努めてまいりたいと思います。 22 ◯早川委員 静岡市めざせ茶どころ日本一条例がありますので、ぜひ子供たちにも、昼食のときにでもお茶が飲めるようになるといいと思います。  1つだけ、飛んじゃって申しわけない。85ページの観光・シティプロモーション課東海道歴史街道まち歩き推進事業です。ここに、先ほどスタンプラリーとか、案内板とかありましたけれども、これは家康公に関連する施設のまち歩きを対象にするのか、それとも静岡市の史跡をある程度網羅したような形で歩くのか、そこら辺の概要を教えてください。 23 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 26年度に予定しておりますのは、やはり徳川家康公顕彰四百年を契機に本市を訪れた観光客等にまち歩き観光を促して、市内を回っていただきたいということで取り組んでまいります。そういった関係で、解説板、道標等の設置は、駿府のまち割り、あるいは東海道の宿駅制度を整えた徳川幕府といいますか、その祖であります家康公の功績を中心に検証、解説をする案内板、あるいは東海道の道標といったものを整備してまいりたいと考えております。  また、スタンプラリーは、東海道に限らず、東照宮、興津の清見寺、市内における家康公のゆかりの地をめぐるもの、あるいは東海道の情報拠点をポイントとしたスタンプラリー、これは例えば由比の交流館であるとか興津の坐漁荘、それから、江尻の清水駅前の観光案内所を想定しております。基本的には、家康公を中心とした展開を現在、考えております。 24 ◯早川委員 今、家康公が対象だと伺いましたが、来た方がスタンプラリーをしながら回るわけですけれども、何カ所かというのを聞き忘れました。四百年記念事業ということは、4月から秋までというように、ある程度の期間でいろいろな方が何度も見えられるということは、1日で回るスタンプラリーを対象にするのか、あるいは5日とか10日とか、何度も来てくれることを考えているのですか。 25 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 スタンプラリーのポイントとしては、東照宮、浅間神社、駿府城公園、清見寺、蒲原に行って五十嵐邸、由比の先ほど申しました交流館、興津坐漁荘、江尻の清水駅前の観光案内所、それから、府中として静岡駅の観光案内所、丸子は丸子のまちづくり協議会で御協力いただいている商店を考えておりまして、いわゆる二峠六宿的な広がりがありますので、1日で回ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、かなりの日数がかかるのではないかと考えています。  また、これに伴いまして、地元の観光ガイド等に御協力をいただいて、まち歩きツアーを2、3カ月ぐらいの期間をかけてそれぞれの地区で実施していきたいと考えておりますので、ある一定の時間的な広がりも確保できると考えております。 26 ◯繁田委員 まず、資料2の90ページ、治山林道課にお願いしますが、資料の要求です。林道の整備事業の路線の内訳表を後日で結構ですから、ちょうだいしたいと思います。  それから、質問に入りますけれども、林道の維持管理業務に関連して、リニア中央新幹線の整備に係る環境影響評価準備書に基づく静岡市長の意見が、先般県知事へ出されたわけであります。県知事は3月25日までに自分の意見をまとめることになっていますけれども、市長が静岡市の意見を県に出した以降、静岡県もしくはJR東海と林道に関係する何かお話があったのか、お伺いします。あったか、なしかだけで結構です。 27 ◯高木治山林道課長 中央新幹線の関係で、JR東海からの問いかけ等につきましては、環境影響評価準備書が提出された後は、まだ1回もない状況でございます。 28 ◯繁田委員 そうしますと、林道維持管理業務の中で、林道東俣線と明記されていますけれども、この整備については、今後どんな対応を考えておられるのか、現時点の対応計画をお聞かせください。 29 ◯高木治山林道課長 平成26年度の事業につきましては、今年度までと同様に、通常の管理業務、それから、工事費として約2,000万円程度ののり面工事等を計画しております。  今後につきましては、庁内で組織しております中央新幹線事業対策本部で関係課と連携しながら対応していきたいと考えております。 30 ◯繁田委員 時期尚早な質問かもしれませんけれども、新聞紙上ではこの秋にも事業着手という活字も躍っていますので、この辺は全庁的に注視をしていただいて、遺漏がない対応をお願いしておきます。これについては、今この質問をもってとめます。  それから、82ページの産業振興課、一部産業政策課に係りますけども、企業立地促進事業費の助成について、新たな助成制度、コンタクトセンターの誘致事業の中身はどんな内容でしょうか。具体的にお聞かせ願いたいと思います。 31 ◯森産業政策課長 コンタクトセンターの誘致事業につきましては、今年度、企業訪問やアンケートをする中で、いろいろな課題が見つかりました。コンタクトセンターを誘致する2つの取り組みとして、人材の確保と、静岡市における業務需要があるかどうかが必要だということで、まず人材の確保のために、コンタクトセンターの内容をよく理解していただくということで、ハローワークと連携し、説明会を実施するというものが1点です。  もう1つは、市内でもコンタクトセンターを会社内に設置しているところもございますので、そういった人たちのスキルアップをして、技術を高めていただくということで、全体の人材の底上げを図っていきたいという事業です。  業務需要については、コンタクトセンターがこちらに進出していただくためには、どうしても地元の企業の皆さんの理解を得なければならないということで、地元経営者の皆さんに対しまして、コンタクトセンターを活用していただくようなセミナーでコンタクトセンターの役割とか機能を正しく理解していただこうというもので、これによって売り上げの増加とか利益の増大につなげていただこうというものでございます。  それから進出する企業の支援といたしまして、この地域で連携可能な業種とか、顧客の開拓などがどんなものがあるかということで、その調査をするものでございます。  こうしたものを含めて、コンタクトセンターの誘致に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  大前提といたしまして、この助成制度の特徴ですけど、市民の優先雇用や地域貢献などを盛り込んだ企業立地協定を締結する形で、新たに進出するコンタクトセンターに対して、従来の賃料補助に加えて設備投資など事務所開設に係る経費、それから、人材採用に係る経費を補助する制度でございます。 32 ◯繁田委員 84ページ、観光・シティプロモーション課にお伺いしますが、シティプロモーション推進事業の中で、「るるぶ」特別編集号の制作活用事業について、具体的な内容をお聞かせできる範囲で結構ですから、御答弁願います。 33 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 「るるぶ」についてお答えします。  こちらも徳川家康公顕彰四百年記念事業の年に備えての事業になりますが、家康公ゆかりの地静岡市の観光資源を収集、集約して、家康公に特化した「るるぶ」にしたいと考えております。  具体的には、「るるぶ」の特徴であります見る、食べる、遊ぶといった旅行者のニーズ・視点に立って制作をし、本市の知名度の向上、あるいは旅行者の数の拡大を目指していきたいと考えております。  平成27年4月より四百年に向けてまちづくりや平和といった家康公の思いを広く市民に伝えるような内容、あるいは家康公の遺功を顕彰する機会にしたいと考えております。  具体的な中身については、制作側との議論の中で、提案を受けながらやっていきたいと思います。 34 ◯繁田委員 ぜひそれについてはお願いします。  同じく今度は85ページの三保松原周辺整備事業については、今、市民が一番注目するところでありますけども、この整備事業の概要について、どこまで詰まっているのか、お聞かせいただけますか。 35 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 三保松原周辺整備事業でございますが、三保松原を訪れた観光客の満足度向上と周辺地域への回遊性を向上させるために基盤整備を行ってまいりたいと考えております。  ただ、全体としまして羽衣公園の整備あるいは特別史跡、名勝地内ということもありまして、今回の予算で考えておりますのが、羽衣公園内の遊歩道がおよそ800メートルございますが、この破損箇所の改修、例えばU字側溝が転んでしまったり、コンクリートの遊歩道が割れているところがございますので、この補修、それから、観光案内板、観光案内標識で、案内看板を10カ所、案内標識を20カ所程度想定しておりますが、こちらの改修をしていきたいと思っております。  これらの案内看板あるいは案内標識でございますけれども、そもそも世界文化遺産構成資産であることの表示がされておりません。それから、中には非常に板面がカラフルで、景観への配慮がされていないといったもの。それから、老朽化が著しいもの、板面が読めないというようなものもございます。そういったものをまず新しくきれいにしていく、環境に合ったものにしていくということ、それと、あわせて三保半島のその他の観光施設を紹介して、回遊性を高めていただくことを想定しております。 36 ◯繁田委員 94ページ、中山間地振興課の野生鳥獣被害対策事業について、お伺いいたします。  予算も上乗せをしてくれてあります。オクシズの特に農林業の方にとっては極めて喫緊の課題だと委員の皆さんも認識をしているところでありますけれども、この予算拡充は、何を拡充するのか、具体的に教えていただけますでしょうか。 37 ◯杉山中山間地振興課長 26年度に鳥獣被害対策で何を拡充していくかという質問ですけれども、野生鳥獣害による農林業の被害を防除するためには、個々の農林地を個別に囲って防除する、地域一帯で防除するという2つの防除の仕方があります。それで、個々の防除については、それこそ非常に小さなところで防除するものですから、効率も悪いと。それを大きなくくりで防除すると、効果も非常に上がって、以前も話をさせていただいたのですけれども、それこそ農業をやれない状態になっているところが、大きなくくりで防除すると、それが復活してくるということで、非常に効率的、効果的にやれるものですから、この一体型を25年度は1,800万円の予算をとってありますけれども、26年度にはそれを倍にして、3,600万円の予算をつけて、大きなくくりの中で一体型で防除していくということが拡充の内容です。 38 ◯繁田委員 最後に閉めますけども、今の中山間振興課長のお話のとおり、予算の拡充のポイントはわかりました。今の答弁の中身も含めて、現時点で、この野生鳥獣被害対策に一番有効と思われる手段はどのように認識をされてますでしょうか、お伺いします。 39 ◯杉山中山間地振興課長 一番有効な手段は何かということですけれども、静岡市では捕獲と防除の両輪で鳥獣害の対策をしています。  捕獲については、今、捕獲する猟友会の方々の年齢も高齢化しまして、非常に動ききづらいという部分もございます。それこそ2月の補正でも話をさせていただきましたけれども、猟友会の人数も非常に少なくなっているということです。これについては、猟友会の人をふやすのは非常に難しいです。それは、鉄砲を所持する許可が非常に難しいということです。ですから、静岡市としては、一体型が非常に効果も効率も高いということで、来年度、一体型を中心にやっていきたいと思っています。  ただ、捕獲もやらなきゃできないものですから、この間お話しさせていただいたのですけれども、井川地区に大型の囲い柵を設けて、そこで、一網打尽に鹿をとってしまおうじゃないかという研究もしております。今、井川でそういう柵を設置する工事をやっている最中です。  こういうとり方が非常に効果があるよということになれば、ほかの地域もそういう囲い柵を設けてやっていきたいと考えております。 40 ◯繁田委員 最後です。今、課長の御説明でよくわかりました。それだけ野生の鳥獣被害対策については行政の中で苦慮しているわけですけれども、これから行政組織として、何かこの野生鳥獣対策に対して組織上の面で考えていることはありますでしょうか。 41 ◯杉山中山間地振興課長 行政の組織というか、これから野生鳥獣に対してどういうふうにやっていくかというところですけれども、26年度の組織が全体的に係制に変わるということで、今までは森林林業担当がありましたけれども、そこに森林林業と鳥獣被害対策係という名前を設けました。鳥獣被害に対して中心的にやっていく意思表示ということが1つ。  それと、今、鳥獣被害対策の勉強会とか研究については、職員がいろいろな研修に行って、知識を得てくるという話があります。ただ、研修会に行って、一遍にいろいろなことを覚えるのは非常に大変です。26年度は、鳥獣被害を大学などで研究している専門家を雇って、各地域の説明に行くときも、そういう方が行っていただければ、各地域の方々も納得していただける部分もあると思いますので、そういう専門員を置くようなことを今、考えております。 42 ◯三浦委員 資料2の83ページ、産業振興課の「ホビーのまち静岡」推進事業について、長い間、ホビーショーとかの活動をして、PRも補助もしているのですけれども、この中に静岡ホビーウイーク2014の開催費助成という項目があります。これについて、もうちょっと詳しく教えてください。 43 ◯三輪地域産業課長 ホビーのまちの推進事業でございますけれども、1年を通して、現在、ホビースクエアが開館しております。5月になりますとホビーショーを中心としまして、ホビーウイークと称しまして、グランシップで行っておりますトレインフェスタ、それから、タミヤのオープンテラスですね、以上のものを結びつけましてもろもろの事業を行っております。  それから、12月には、クリスマスフェスタということで、ツインメッセの両館を使いまして、北館では模型の世界史ということで、今回は動く模型を中心に展示をいたしました。南館では、手づくりホビーワールドということで、特に女性の方の来館を目指して、いろいろな形のホビーの展示をさせていただきました。  年間を通じて、補助金としてホビーのまち推進協議会のほうに支出をさせていただいております。(「ホビーウイーク」)  今、三浦委員からホビーウイークということで質問がございましたが、特に全体として年間を通して我々はホビーのまちを推進しているという形で考えておりまして、ホビーウイークに関しましては、先ほど言いましたように、5月の中旬、グランシップにおけるトレインフェスタであるとか、ツインメッセでおけるホビーショーですね、それとホビースクエアでのイベントという形で、1週間をホビーウイークと位置づけて、助成をさせていただいております。 44 ◯三浦委員 今、説明いただきましたけれども、静岡ホビースクエアは、1年間駅南の建物の中で運営をしているのですけれども、その辺の効果をどう捉えているのか。私は、時たまあの程度のものでいいのかという気がするのですけども、その辺を教えてください。 45 ◯三輪地域産業課長 ホビースクエアの関係でお答えをさせていただきます。  ホビースクエアは、平成22年度に行いましたホビーフェアを受けまして、平成23年の6月から駅南口のアートギャラリーの跡地で運営をさせていただいています。22年度のホビーフェアの機運を受けまして、模型業界の方があそこでやりたいということで始めまして、ことしで3年たったわけです。年間の入場者が、最初のころは少なかったという感じがしますけれども、告知の効果があらわれて、ホビーウイークのときには、ホビーショーに来てくれた方がホビースクエアにも回っていただき、入場者も年々少しずつアップしております。  余り公にできないのですけれども、バンダイの製品があそこでしか見られないということも本当は告知したいのですが、キャラクター使用料の関係があるものですから。あそこへ行けば模型が全て見られるということを、もう少し声を大にして宣伝していければと思っています。  知っている方は知っているけれども、なかなかそこにあるかどうかというのがわからないという形で、方々に看板はつけさせていただいているのですが、より一層、新幹線で静岡駅におりたときにわかるように検討していって、もう少し集客に努めたいと考えております。  補足ですけれども、昨年から駅南口の駅南銀座と連携をさせていただきまして、ホビースクエアから模型をお借りしまして、今、24店舗に模型を飾らせていただいて、駅南銀座へ行くと模型に触れられるという展開もさせていただいております。             〔発言する者あり〕 46 ◯三浦委員 今、ここでも初めて聞いたという声がありましたけど、私もちょっとお恥ずかしいことながら、えっ、そんなことやっていたのかと。なかなかすばらしいなと思って、今、聞きました。  ホビーウイークで、ホビーのまち静岡を一生懸命売り出しているようですけれども、PRの問題だとか、女性にどうだとかという話が今、出てきました。そのほか問題点があるとすれば、お聞きしたいのですけれども。 47 ◯三輪地域産業課長 問題点についてお答えさせていただきます。  静岡のホビーショーは50年の歴史を有していまして、5月の土日は、周辺に交通渋滞を起こすほどの活況を呈しております。やはり駐車場の問題であるとか、近隣ですね、去年ですか、向かいのイトーヨーカドーに話を聞かせていただいたら、日常の買い物をされる方が、その2日間に関しては一切近づけないと、かなり減収になっているというような意見もございます。この駐車場の問題と、やはりキャパの問題もあるんですけれども、2日間で8万人の方がお越しになっていて、もう少しその周辺の環境の整備ができないかというのが現在の一番大きな課題です。  逆に、クリスマスフェスタは女性の方が多いということで、お財布を握っていらっしゃる方が来てくれるということで、相乗効果でイトーヨーカドーもかなり収益が上がったということも伺っております。人が集まって、それが両極端に出ているのが現在の課題でございます。
    48 ◯三浦委員 続いて、85ページの観光・シティプロモーション課の観光自転車ネットワーク事業について、詳しい説明をいただけますか。 49 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 観光自転車ネットワーク事業でございますが、こちらは平成24年度に市内をレンタサイクルで回るという回遊性の社会実験を行いました。その結果、今年度当初に、まち歩き観光の推進に賛同していただける観光関連事業者及びホテル旅館等の方々と静岡市観光自転車ネットワーク協議会を立ち上げました。事務局は静岡観光コンベンション協会にございます。こちらに静岡市と参加会員の皆さんで、それぞれ負担金を出し合って、レンタサイクルを購入し、参加団体の皆さんのお店に置いていただいております。  26年1月までの数でございますけれども、現在、静岡の中心市街地では14施設46台、清水港の周辺ですと5施設22台、三保で6施設20台、それから、中山間地、丸子、由比等郊外では4施設9台で行っております。加盟している団体は全部で33団体、貸し出し箇所全体でいいますと、29カ所97台となっております。  25年度は立ち上げで、レンタサイクルを購入したり、あるいはプレートをつくったりしましたが、26年度はこれをふやしていきたいということで、追加で自転車を購入する費用をお願いしております。 50 ◯三浦委員 よく放置自転車が問題になるわけですが、そういうものをいつか直して使うような話も聞いたことがあるんですけど、現状それはどんなふうになっているのですか。 51 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 私ども観光サイドで行っております自転車ネットワーク事業は、新規の自転車を購入して使っております。観光客に対するおもてなし、高感度のアップということも期待しておりまして、変速機つきの少ししゃれた、小さ目の今、はやりの自転車を新規に購入させていただいております。  それから、交通政策の関係では、放置自転車を修理いたしまして、アフリカ等に寄附をしていると聞いております。 52 ◯三浦委員 続きまして、同じく資料2の87ページ、農業政策課の農業振興基本計画策定事業について、お聞きしたいと思います。  この事業は25年度から始めていると聞いておりますけれども、その策定状況は現状どんなでしょうか。 53 ◯小林農業政策課長 農業振興基本計画ですけれども、3次総と同じ平成27年度から34年度までの8年間の計画でございます。策定につきましては、まず1年目に基本構想、2年目に基本計画と実施計画を策定しまして、25年度、26年度の2カ年で策定を完了することになっております。  1年目に当たります25年度につきましては、行政や農業関係者だけでなく、消費者や学識者等、広く求めまして、策定委員会並びに作業部会を発足させ、現地調査や4回にわたるワークショップ等を開催し、検討をしてまいりました。また、認定農業者600戸に対してアンケート調査を行いまして、農業者の意向を踏まえた骨子案を取りまとめました。また、それをもとにパブリックコメントを実施いたしまして、予定どおり基本構想を作成したところでございます。 54 ◯三浦委員 その基本構想案の中で、今後、静岡市の農業はどういう方向へ行くということが出てきたのか、その辺がわかったらお願いします。 55 ◯小林農業政策課長 基本構想案ですけれども、今後、静岡市の農業が目指していく方向ということで、まず将来像としまして、「みんなでつながるしずおか農業」、副題といたしましては、「農好市民の協働で未来を開く」ということをお示ししております。  この「農好市民」というちょっと聞きなれない言葉ですけども、農業の農と、あと好意を持つという、好むという字を合わせまして、農業に好意を持つ、関心があるというような市民を意味する造語ということで、「農好市民」というものを使っています。農業者だけでなく、市民を初め、企業や大学、また、試験研究機関等、多様な連携、協働によりまして、本市の農業を理解していただき、また、支えていただきながら、豊かな市民生活につなげていこうということでございます。  また、その基本構想の中で基本方針が示されておりまして、これが3つありますが、まず連携ということで、消費者の食生活を楽しく豊かにする仕組みづくり。2つ目といたしましては、生産ということで、農業者が生き生きと輝く産地づくり。最後の3つ目ですけれども、地域といたしまして、地域資源を豊かにした農山村づくり。この3つの方針を示しまして、今後、この方針によって2年目の基本計画、また、実施計画を作成していくことになります。 56 ◯三浦委員 今、基本方針として、消費者とか、農業者とか、地域資源を生かすという3つを柱として進めるという話がありました。農業者が生き生きとしてという言葉がありましたけれども、言葉としては非常にいいと思うのです。余り言いたくない話ですが、私も農業をずっとやってきて、今、こんなことをしています。言葉で簡単に生き生きとか何とかという話はできるのですけれども、静岡の農業を取り巻く状況の中で、生き生きということをぜひお願いをしたいとは思うのですけれども、その中で、もう見つけられたというか出てきた、今後の静岡の農業振興策というようなものがもしあったら、お願いします。 57 ◯小林農業政策課長 今、三浦委員から、生き生きという言葉は、言うには言っても、実際はというようなお話がありましたが、静岡市に限りませんけれども、やはり高齢化または後継者不足の問題は深刻でありまして、非常に解決しがたい問題で、苦慮しているところです。  この基本構想を今年度まとめました中には、やはりその生き生きという言葉を入れたいという、それはやはり生産者が誇りを持ってやれるような農業にしたいということで、26年度につきましては、この基本構想をもとにしまして、実施できるような基本計画、実施計画に反映させ、26年度の半ばぐらいにはある程度まとめまして、こちらを27年度の予算に反映させていきたいと思っております。 58 ◯三浦委員 課長の胸の内は何となくわかるような気がしますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 59 ◯水野委員 幾つか質問させていただいます。  まず、1点目は、81ページの勤労者福祉センター管理運営事業、これが3億7,000万円ですけれども、事業内容のうち、3,000万円の増額がされているわけです。これについては、特に勤労者が今、非常にストレス社会を迎えまして、メンタルヘルス等で休まれる方も多いということで、勤労者や一般市民の健康増進と余暇利用の充実を図るということでやられるようですけれども、ぜひとも福利厚生については、労働者の置かれた立場ということを配慮しつつ、できるだけ充実を図っていただきたいと、これは要望しておきます。  2点目は、82ページの新規事業、事業所内の保育施設設置費助成です。今は共働きの時代でありますし、少子高齢化ということもありますので、ぜひとも事業所内の保育施設の設置支援も充実させていただきたいと要望しておきます。  では、質問しますけれども、82ページの企業立地促進事業費助成4億4,000万円ですけれども、本市の立地企業で大きな比重を占めるものはどんなものがあるのか。  また、同じく82ページですけれども、成長分野の企業立地プロジェクト事業、新たな雇用創出が期待できるということで、都市型産業、物流産業の誘致に力を入れることが予算化されておりますけれども、どのように取り組んでいくのか、その状況について質問します。  関連して、特に、研究開発型の企業を誘致することによって、企業の新たな展開、それに関連する企業間の交流あるいは取引の拡大が見込まれるわけですけれども、本市の考え方についてお聞きします。 60 ◯森産業政策課長 まず1点目ですが、本市の立地の中で大きな比重を占める業種、それから、どんなものかということですが、平成20年度から24年度までの5年間で企業立地促進事業の助成を行った立地企業において、製造業では、これは総務省の日本標準分類における分類ですが、飲料、たばこ、肥料製造業が多くて、それから、非製造業では情報サービスがいずれも最多でありました。  2つ目としまして、成長分野の立地プロジェクトの企業で、新たな雇用が期待できる都市型産業と物流産業の誘致の現状ということですが、まず都市型産業におきましては、コンタクトセンター誘致の現状に関しては、2社程度の会社と具体的な交渉をしているところでございます。新しい補助制度や進出の整備に関するソフト面での支援を含めて、条件を提示しているところでありまして、相手方の事業計画、事業展開が本市で可能かどうかというところ、相手方の経営判断をすることになりますが、そういう条件を提示しております。  それから、雇用創出面ですが、人材確保・育成が重要な課題となっておりますので、いきなり大規模なセンターを設置してもらうということではなく、規模感としては、20席から50席程度の小規模なセンターの誘致を想定しております。  その後、採用につきましては、もう設置時から一気に50人採用するということではなくて、事業展開の中で、地域の業務をふやしながら、人員の養成、増強をしていくという考え方を持つコンタクトセンターを想定しております。  そして、もう1つ、物流関連産業でございますが、高速道路、鉄道、港、富士山静岡空港といった公共広域交通が充実していることから、本市の立地の優位性を生かせる物流関連産業の立地に重点を置いて取り組んでいます。  誘致におきましては、倉庫、駐車場とかトラックヤードだけの施設ではなく、雇用を誘発する加工、組み立て、梱包などを行う総合物流施設の立地を目指し、誘致活動に取り組んでいるところでございます。  今後につきましては、こういった物流関連産業の動向を把握して、首都圏でのアンケート調査を実施して、ターゲット企業を絞り込み、具体的な誘致施策をこれからやっていきたいと考えております。  それから、研究開発型の企業の誘致ということで、新たな取引の拡大につながるのではないかということでございますが、本市は土地が少なく地価が高い、それから、災害リスクを抱えているという現状の中で、製造分野においては、生産ラインを有している大規模な工場を誘致するのは現実的にちょっと難しいのかなと思っています。  その中で、研究開発拠点とか先端技術を有する企業の拠点などは、国内立地、人材確保の面からも、非常に有望だと考えております。  静岡市の地域基本計画におきましても、ものづくり産業においては、技術、先端型産業の集積も目指しておりますので、研究開発型の中小企業の技術力や製品を県外企業と結びつけていくためのオンリーワン企業の情報発信を強化した取り組みを通じて、市内企業の取引の拡大、それから新規の顧客の開拓につなげていきたいと考えております。 61 ◯水野委員 この企業立地は、これから重要なキーワードになると思われます。我が会派の遠藤議員から、小糸製作所が一部、県外への移転計画があり、その系列会社で2、3百人の雇用が喪失されるであろうということです。のんびりしていると、どんどん企業が撤退して、よそへ移動したがっている傾向があるので、前にも経済局長から答弁がありましたけれども、企業立地については、フェース・トゥ・フェースで、年間延べ600件ぐらい訪問しているということでありますけれども、やっぱり営業に行って、うちへ来てください、立地してくださいと言ったときに、いろいろな条件を言って、ある県なんかは、市長がそこへ行って、即答するというんですよね、即答。ちょっと待ってくださいと言って間を置いたりすると、条件のいいほうへ移動してしまうということがあるので、成功しているところでは、同じ担当者が何十年もやって、その企業と顔をつなげているんですよね。そういう意味で、見込みのある企業への即答というんですかね、顔のきく人、長く営業する担当者が必要だと思うのですが、その点はどうでしょうか。 62 ◯森産業政策課長 スピード感を持ってということですが、誘致に当たりましては、当然スピード感というものを重視してまいります。交渉の進捗によりましては、職位の高い職員が交渉の場に出るなど、できる限り権限を持った者が即答できるような体制で交渉に臨んでおります。  それから、フェース・トゥ・フェースでの企業訪問については、職員が企業に出向いて現場を見せてもらったり、経営者から直接お話を伺うことを心がけております。一度企業に行ったら、そこで終わりということではなく、定期的に訪問したり、情報の提供や収集をして、企業との接点をふやしていこうということであります。  ただ、特定職員がずっとそこで担当するというのは、ちょっと難しい部分があろうかと思いますので、高度な企業訪問ができるように、職員を組織として育成していくような取り組みをしていきたいと考えております。 63 ◯斎藤商工部長 企業誘致の補足をさせてください。  企業については、局長以下で足しげく企業に回らせていただいて、実情について率直に意見交換等をさせていただいております。その中では、大学の連携も含めて、企業にはいろいろなお話をさせていただいています。  それから、職員の異動の関係ですが、一たん何年かで外に異動をしても、再びエキスパートとして産業の関係に戻ってくるというシステムを今、人事には申し入れをしていまして、今後も続けていきたいと思っております。 64 ◯内田委員長 この際、暫時休憩します。                 午前11時58分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時1分再開 65 ◯内田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開します。  質疑を再開します。 66 ◯水野委員 引き続き質問させていただきますが、企業立地あるいは誘致については、今後、静岡市にとっては非常に重要なポイントだと考えております。  先ほど三浦委員からもありましたけれど、農業の振興についての答弁があって、きれいごとでは済まないという話があったのですが、まさしくこの企業誘致に関しても、企業訪問していると。やっている、やっているじゃなくて、これは食うか食われるかの時代でありますので、そういった意味で、どこもこれは重要なキーワードとして取り組んでいるわけですので、やはり企業に選ばれる、あるいはマーケティングに合う取り組みをしていかなきゃならないと思っております。企業立地促進については、どの県でも問題だと思いますが、事業運営のコストの高さが企業立地を阻害している要因と思われます。しかしながら、静岡市は非常に地価が高いわけで、これだけとは限らないわけですけども、これについての実情と対策についてお聞きします。 67 ◯森産業政策課長 企業へのアンケートとか企業訪問におきまして、課題として地価が高いということが挙げられております。また、その一方で、静岡市は温暖な気候、生活環境が良好だということ、それから、いろいろな産業集積があったり、労働力の確保が可能な人口集積がありますと。もう1つは、交通面でのインフラが充実しているということなどが評価されております。こうしたことから、本市の強みを生かして、物流産業とか都市型産業、この立地について、現在、重点的に取り組んでおり、引き続きしていきたいと考えております。 68 ◯水野委員 次に、83ページのホビーのまち静岡ですが、先ほどもどなたか質問されましたけれども、静岡県のホビーの出荷額が160億円ですね。静岡県では全国の80%を占めていると承知しております。これは、静岡市の4つの戦略資源のうちの1つだと言われております。先ほどの話では、イベントの集客はあるようですけれども、例えば駅におりて、ホビーのまちというイメージアップがないわけです。こうしたイメージアップ戦略、あるいは仕掛けづくりが必要であると考えますが、それについてどう考えるのか。  もう1点は、他の商品との明確な違いですね。どこも一緒じゃなくて、静岡のホビーは、よそと比べると、非常に種類もあって、それから、精巧であるといった明確な違い、価値観をアピールしていく必要があると思いますが、これについてお聞きします。 69 ◯三輪地域産業課長 駅の構内につきましてお答えをさせていただきます。  まず、新幹線のホームでございますが、下りの8号車付近に模型の世界史とホビーという看板の設置や、南口の通路のシェルターの上部、通路にホビースクエアへの案内をさせていただいております。それから、先ほど申し上げましたように、駅南銀座の商店街の店舗にも展示をさせていただいております。また、「しずチカ情報ポケット」にも常時模型を展示させていただいております。あと、北口のマルチビジョンでも、定期的ではございませんが、放映をさせていただいたり、そのマルチビジョンの前にイベントのコーナーがあるものですから、そちらで模型メーカーによるイベントを行っていただいております。それから、フリーペーパー、広報紙、各メディアを通じて情報発信をさせていただいております。駅周辺におきましては以上のような取り組みを進めさせていただいております。  それから、出荷額が全国一であるプラスチックモデルが静岡市のホビーの中心になるものと位置づけております。こちらの価値をもう少し積極的に発信していきたいと。トイとホビーとの違いもございますし、ものづくりの原点になりますので、キットを購入してもらって、これからは子供や若い世代にもう少し精巧であるとか、ものをつくることの楽しさを教えていくような政策を展開して、情報発信に努めていきたいと考えております。 70 ◯水野委員 次に、86ページです。清水港のマグロまつり開催費助成で、マグロに関係した質問をさせていただきます。清水はマグロの水揚げが日本一で、1世帯の年間消費が1万5,000円で、消費も断トツに多いわけなんです。清水港とマグロとの関係というのは、昭和4年ですか、県の水産試験場がツナ缶をつくって、アメリカに輸出したことによって現在に至っていると言われております。  清水区でアンケートをとると、清水区の人たちはマグロがうまいという評価、そして、葵区、駿河区では、焼津のほうがうまいと回答しているということです。これは、安心・安全という食の見地から言っていると思いますけれども、非常に残念なわけです。ツアープランは焼津に行ってしまうということで、首都圏で冷凍マグロの保管、冷凍倉庫の体験をしてみたら、大変な人気があったと。マグロの水揚げ日本一の中で、清水では冷凍技術が非常に発達してきていて、ただマグロを食べさせるのではなくて、こういった体験的なもの、それでマグロについて客を呼ぶという仕掛けをしていく必要があるし、また、宿泊業者や飲食関係者、港湾関係者との連携を図ってマグロを売り出すということが重要だと考えますが、お答え願います。 71 ◯村松清水港振興課長 マグロにつきましては、毎年開催をしておりますマグロまつりを中心に、首都圏PR等を行っております。例年行っているものにつきましては、まず旅行会社を利用したマグロのPRということで、JTBあるいはHISなどの大手の旅行代理店に営業しまして、ポスターやチラシの掲出、あるいはツアーに組み込んでいただくなど、委託業者を通じて行っているところです。  また、東京事務所を介しまして、政令指定都市あるいは地方の事務所などへもポスターやチラシなどの掲出をお願いしているところです。  民間の旅行関係者、あるいは飲食関係者とのことですけれども、マグロまつりを実施するときには、旅館業組合あるいは飲食店組合、それと江尻から日の出までのマグロ関係者、あるいは清水駅西側の商店街と連携いたしまして、旅館組合の場合には、昨年まではおかみさんを中心にマグロのかぶと焼きの取り分けを行っていただいたり、あるいは飲食店組合ではマグロ丼を出していただいたり、もう1つの団体であるすし組合には、静岡ちらしの販売の御協力をお願いしたりということで、清水区の関連業者を取り込みまして、マグロまつりを中心に、引き続き今年度もやっていきたいと思います。  河岸の市も、駅からすぐのところですから、民間事業者の協力を得まして、まぐろ館という建物もできまして、PRに努めているところでございます。 72 ◯水野委員 次に、88ページでありますけれども、お茶のまち静岡推進事業と茶文化振興事業の2つについて質問していきます。  先ほどのホビーのまちもそうですけれども、静岡駅におりて、JRの待合室にあるスターバックスのコーヒーの香りはするけれど、お茶の香りがしないということで、今度、地下に香りのする何かをやるために予算化しているようですが、おいしいお茶を飲んでもらうということが大事じゃないかと思います。静岡はお茶の発祥地であり、生産量は日本一でありますけれども、例えば静岡産地茶として売り出すのか、本山茶、あるいは清水、足久保といろいろあるんですよね。茶どころ日本一を目指しているわけですが、どうもお茶のイメージがあいまいだと考えているので、ブランド化することが必要ではないかと思いますが、お聞きします。 73 ◯小林農業政策課長 残念ながらお茶の繊細な香りはコーヒーの強烈なにおいには勝てませんので、どうしてもそこで同じように競争はできないかなと思います。  駅北口の地下にある喫茶一茶の前で、いわゆるお茶の香りを蒸気で出すようなことを現在、試験的にやっておりまして、喫茶一茶へ来られるお客さんの反応を伺っています。近くへ寄らないとわからないわけですけれども、おおむね、好評だということでして、香りの形も何かうまくやれば、コーヒーと同じようにはできませんけれども、できるかなと思います。  それから、従来からのイメージアップとしましては、新幹線のホームの階段や北口の地下にもお茶畑の電飾パネルを設置しております。  また、当課の管理ではありませんけれども、北口のバスのロータリーの中に植わっているのは実はお茶の木です。そういったことを今後、何とかアピールしていきたいと思います。  それから、2点目の静岡茶としてのイメージ、ブランドイメージが曖昧じゃないかとの御指摘ですけれども、そちらにつきましては、本当に悩ましいところでありまして、静岡茶と一般的に言いますと、どうしても静岡県全体のお茶というイメージが先行してしまいまして、なかなか静岡市のお茶だという統一したブランドをつくりにくいような状況になっています。  委員からもありましたが、本山茶と清水のお茶があるのですが、これは平成17年に県の茶業会議所が県内の産地銘柄を決定した経緯があるのですが、そのときに旧静岡市の安倍川及び藁科川沿い周辺のお茶については、静岡本山茶または本山茶と、清水区産のお茶につきましては、清水のお茶と言いましょうと。その2大ブランドとして、それぞれがブランド化の推進を図ってきた経緯がございます。  一方、市内には、足久保であるとか、いろいろなお茶がありまして、茶どころ日本一計画の中でも、地域ブランドを10銘柄創出しましょうという目標がございます。現在のところ、6銘柄は定まっておりまして、「熟成本山茶」、本山茶を井川の大日峠のお茶蔵に上げまして、秋口になると熟成されておいしくなるという熟成茶、清水でおなじみの「まちこ」、俵峰の「峰の十字星」、「清水茶産地四撰」。あと余りなじみはないかもしれませんが、「摩利支」、梅ケ島の「梅里」の6銘柄のブランドを定めております。  静岡のブランドイメージを上げるというのは、こういった地域の特色あるブランドも静岡茶という中で、言ってみればウイスキーのスコッチの銘柄みたいに、スコッチといってもいろいろあって、静岡市のお茶といっても、いろいろありますというところもアピールしていきたいと思います。  また、こういった多様なお茶があるというところが、静岡市のお茶の底力ではないかと思います。  どうしたら静岡市のお茶をPRできるかということを静岡市の茶業振興協議会、お茶の生産者、茶商等も加わった会議で今、協議しているところでございます。 74 ◯水野委員 じゃ、ちょっと農業政策課長に質問しますけど、今、おたくが飲んでいる、役所の中で飲んでいるお茶はうまいですか。 75 ◯小林農業政策課長 当課で飲んでいるお茶は非常においしいお茶でございます。と言うのも、お茶をいただく機会がございまして、役所内で一番おいしいお茶を飲んでいるんじゃないかと思います。 76 ◯水野委員 文化振興事業の中で、学校でおいしいお茶を入れるって言っているのですけれど、僕も学校の教員をやっていましたので、お茶も飲んでいましたけれど、非常にまずいんですよね。役所のお茶はどの程度なのかなと思って、今、聞いたのです。私の会派のお茶はおいしいですよ。この間、公明党でもお茶をいただきましたが、うまいんですよ。  別にお茶がいいからというわけじゃないですよ。お茶の入れ方が上手なんですよね。家庭もそうだけども、市役所や学校、それぞれの公共施設でおいしいお茶を飲ませてやらないと、静岡のおいしいお茶を買っていきたいと思わないよ。  だから、もう少し公共施設でおいしく飲めるようなお茶の入れ方を日常の中でやってもらいたいなって。授業の中でやるのではなくて。そういうことが大事だと思うので、例えば市役所によそから視察に来たときに、おいしいお茶を入れてあげたら、これ、おいしいですね、さすが静岡のお茶ですね、買って帰りますって、こうなるのですよ。そういうことをぜひやってもらいたいと思います。  そこで、質問です。こういったおもてなしというかホスピタリティーという、おいしいお茶を入れる人をふやす手だてはどのように考えていますか。 77 ◯小林農業政策課長 一般の方にもお茶のおいしい入れ方を普及したいということで、平成24年度からお茶の学校を開いております。年8回開催していまして、お茶の歴史、文化であるとか、生産、流通、こちらは現場にも行ったりします。あと効能であるとか、入れ方ですね、こういったものを8回行いまして、いわゆるお茶のまちづくりのサポーターになっていただこうという事業です。2年間で62人の卒業生がおります。中には、うちでお茶会を開いて、友達を呼んでやっていますという方もいらっしゃったりします。  また、日本一キャラバン隊というのがありまして、文化交流会であるとか、いろいろなところの会合にお邪魔して、インストラクターが実際に入れたおいしいお茶を飲んでいただいております。24年度は、清水のホテル旅館業界などの13講座、25年度は、ボランティアガイドの駿府ウエイブに集まったところとか、菓子業界さん、こちらはお茶とスイーツのコラボで15講座、そちらへインスタラクターを派遣して、一般の方においしいお茶をたしなんでもらいたいということに努めております。             〔発言する者あり〕 78 ◯小林農業政策課長 1つ漏れていまして、申しわけございません。  役所の中はどうだと、公共施設はどうだという話ですが、新茶ができたときには、局長会で飲んでいただいて、本当においしいお茶はこういうお茶だということで、味わっていただいております。やはりおもてなしという形で、公共施設でもぜひ普及させていきたいと思います。 79 ◯水野委員 おいしいお茶が飲めるというのは、何かイベントをやるんじゃなくて、足元からきちんとやってもらいたいなと思いますね。経済局はそういう関係の所管ですので、来た人がおいしいお茶だなと思われるようなことをまずやってもらわないと。外でこんなことばっかりやっていても、無意味という言い方は悪いですけれど、もう少し地道な活動というか、お金をかけないでもできるんじゃないのかと思うので、また努力をしていただきたいと思います。  次に、83ページの地場産品販路拡張事業で、これも都市間競争で販路拡張はやっているわけですが、例えば駅構内や首都圏における本市の地場産業のPRはどのようにされているのか。  ほかの議員も経験していると思うのですが、よそへ行って、セミナーとかイベントをやっていると、すごく地場産業のPRをしているんですね。静岡は余りそういうのが見られないような感じがするんですよ。もっと積極的にやる必要があろうかと思いますが、手近なところで、この間静岡マラソンがありましたので、ゴール付近でそういうことをされたのか、お聞きします。 80 ◯三輪地域産業課長 前回の静岡マラソンのことにつきましてお答えさせていただきます。  ゴール付近ではなくて、事前に受け付けをする葵シンボルロードの観光ブースに出品させていただいて、PRをしたところでございます。  あと、セミナーの関係ですが、駅の中にあります駿府楽市が地場産品のショップになりまして、東海市長会の会議であるとか、日本整体学会、環境科学会、看護学会といった会合に出店させていただき、PRに努めております。             〔発言する者あり〕 81 ◯三輪地域産業課長 申しわけございません。駅構内では、先ほど言いましたように、駿府楽市が平成4年から開いておりまして、現在、年に売り上げが2億円ほどございます。ただ、店舗として構えているものですから、これからは積極的にセミナーであるとか、外商部門を強化して、もう少しPRしていきたいと考えております。  それから、首都圏になりますが、これは市の主催になりますが、10月に新宿の西口イベント広場へ地場産品の業者が出て、年間平均500万円の売り上げを上げております。  また、JR秋葉原駅と御徒町駅の間の高架下に2k540というものがございます。こちらへ7月に出店しまして、昨年は6,600人の方が見えていただきまして、首都圏へのPRに努めております。 82 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 静岡マラソンの関係ですが、地域産業課長と重複するかもしれませんが、観光案内ブースを設けまして、およそ1万2,000人を超えるエントリーがあって、その半数が市外、県外の方だということだったものですから、そちらで葵プレミアム商品を並べて、全て駿府楽市で買えるものをそこで紹介をしました。  それから、お茶についても、私ども静岡市と観光コンベンション協会、静岡県中部観光連絡協議会と共同で出店いたしまして、川根のお茶を扱いましたけれども、飲んでいただいてPRをしてまいりました。 83 ◯水野委員 あと2点ほどお願いします。  83ページ、ものづくり産業振興推進事業の177万円ですが、今後の静岡市の人口減少、特に18歳から22歳までの若者が帰ってこないという将来の見通しがあります。これからは実学で学ぶ若者の養成、商業あるいは工業、農業といった技術者の育成が重要だと考えます。それと絡めまして、従業員の高齢化が進んで、技術者不足になるので、この技術、技能の継承と若手の育成についてお答え願います。 84 ◯三輪地域産業課長 ものづくり産業振興条例の関係でお答えさせていただきます。
     我々が今、この基本計画を策定するに当たりまして、委員から出ました人口減少、それに伴う雇用の確保を大前提として、現在、進めさせていただいております。  技術者の後継者育成に関しましては、クラフトマンサポート制度であるとか、技術保存講習会という形でレベルアップを図っておりますが、実学という形ではなくて、当課で行っているところでは、体験をさせて、学んでいただくという形で考えております。  今後のものづくりですけれども、現在、考えておりますのは、産業構造が著しく変化するものにフレキシブルに対応できるように、情報の収集と、ある意味の産業構造がどうなるかを念頭に置きまして、検討を重ねているところでございます。 85 ◯水野委員 最後に、84ページのシティプロモーション推進事業ですが、これは白鳥委員からもあるかと思いますけれども、観光戦略として、久能山、あるいは日本平、三保松原等々あるのですが、ただ、こういうところがありますよ、ああいうところがありますよと言うのではなくて、久能山でいうと徳川家康が絡みますが、そうした歴史と文化、あるいはロマン。ストーリー性を持たせて、観光客を呼ぶことが大切だと考えていますが、それについてお答え願います。 86 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 観光戦略に関する御質問ですが、平成22年3月に静岡市観光戦略を策定いたしまして、その中の重点戦略として、富士山の眺望を生かした景観観光の推進、歴史文化観光の推進を掲げてございます。  26年度の具体的な事業としては、「るるぶ」の特別編集号、家康公特集号をつくって、まず発信等についてはそちらでやっていきたい。それから、ロマンという点はなかなか難しいのですけれども、まち歩きの推進の中で、ハード整備として、例えば高札があったところには高札のモニュメント、あるいは木戸があったところにはそのモニュメントで、かつての東海道をイメージできるような、道標、あるいは案内板の整備をしてまいりたいと思っております。  そして、ストーリーということでは、25年度に六宿をスイーツで結ぶという取り組みをしてまいりました。それぞれの宿場にかつての旅人も食べたであろう安倍川もち、宮様まんじゅう、うさぎ餅、たまご餅などをたどってまいりました。  新年度は、これに加えて、古民家とか蔵のあるうちを訪ねたり、古地図を使って駿府のまちをめぐってみる、あるいは、まだイメージの段階ですけれど、大人のツアーということで、宿場ごとにそれぞれ自慢のお酒が最近ふえてまいりましたので、これは江戸時代とはちょっと違うかもしれませんけれども、そういったほろ酔いツアーみたいなものも企画、実施してまいりたいと考えております。 87 ◯水野委員 その関連で、87ページの清水港ポートセールス事業の680万円。海外ポートセールスについてお聞きしたいのですけれども、昨年の11月11日からのポートセールスに議員数名も参加しました。ポートセールスを批判しているわけじゃないので、重要性はわかるのですけれども、その中身について、もう少し効果的な方法を考えたほうがいいのではないかと思います。  例えば、11月11日は、10時半に出発して、移動を含めて、ホテルにチェックインしたのが23時15分です。まったく何もしてないのですよ。移動だけで1日かかっている。  13日も、同じように、ホテルからハノイへ行っていますが、9時に出て、港を見て、18時半にハノイに着いていると。  あと15日でいきますと、7時半にホテルを出て、23時30分のアシアナ航空で仁川に行っているわけですが、このときも、港を視察したけれど、これが何もできていない。ただぱっと見ただけ。議員も参加してやる以上は、効果のあるものをやるべきだと思うのです。  しかも、静岡空港を使うことによって、非常に利便性が悪くて、経由して行くわけですよね。経由して行くと、4時間も5時間も空港で待っているような状況になってと、ポートセールスに行く意味がなくなってしまうわけですよ。今まで参加した議員からもそういう声を聞きました。  この経費が33万円かかっているので、やる以上は効果的な、セールスの意義があるような計画を立てるべきじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。 88 ◯村松清水港振興課長 海外ポートセールスについてお答えします。  まず、海外ポートセールスの目的につきましては、清水港の物流、あるいは清水港の利用促進ということで、海外の船主、あるいは荷主に、航路の新規拡大、あるいは荷主の新しい取引を目的として出かけております。  このポートセールスにつきましては、清水港利用促進協会の中でポートセールス実行委員会を設けまして、その中で行き先等を決めております。  ただ、その日程につきましては、旅行会社でプランを立てていただくわけですけれども、当初、どういったところにどのくらいの日程で行きたいということは、飛行機、空港が違っても、おおむねその中でおさまっていると。ただ、委員御指摘のとおり、トランジットしますので、かなり余計な時間がかかってしまうということもございます。こちらにつきましては、ポートセールスの実行委員会の中で、効率的に、時間の無駄がないような日程が組めるように、市として意見も言っていきたいと思っております。 89 ◯水野委員 94ページの野生鳥獣被害対策事業の9,000万円ですね、先ほど繁田委員が質問しましたので触れませんが、年々対策費が増加しているということで、イタチごっことは言いませんが、攻めの対策をぜひお願いしたいと思います。 90 ◯白鳥委員 それでは、当初の予算ですので、幾点かじっくりとお伺いしたいと思います。  初めに、先ほど早川委員から84ページの高等学校応援団フェスティバル開催費助成についてのエールをいただきました。私も議員の有志の皆さんと一緒になって、いろいろな形で活動に参加をさせていただいている関係上、言わせていただきたいと思います。  この事業は、3年前に現大場局長が財政部長で、その当時の教育長を初めいろいろな皆さんと協議をさせていただいて、何とかこういったものを静岡市でということでお願いをさせていただきましたけれども、静岡市として協力しようということで、100万円の助成からスタートいたしました。  第1回は、グランシップの中ホールで、1,500人ぐらいの会場に対して2,500人というたくさんの観客に来ていただきまして、入場できない皆さんから大分怒られたということもございました。そして、昨年については、大ホールでやろうということで、2,500名の皆さんが観客として来ていただいたということで、非常に効果が上がってきているという状況があるわけです。  議員の有志の皆さんとお話をしても、これを何としても全国大会という形で実行していきたいという思いがありまして、ことしは実行委員の皆さんの努力で、山梨県からも応援団が参加をしてくれるという状況になってきていると。  大場局長が経済局長になりましたら、200万円に上げていただいたということでありまして、それが今年度もつくということでありますので、大変ありがたいなと思っております。全国大会ということになりますと、ほかの上下の事業に匹敵するくらいの予算立てが必要になってくるだろうと思いますので、その辺は、皆さんとも相談をさせていただきながら進めていきたいと思います。ぜひこれを全国大会、第二の大道芸と言えるようなものに展開していけるようにお願いしたいと思っております。  一つもったいないと思っていることがありまして、それは何かといいますと、市は助成金を出しまして、実行委員会の皆さんにお願いしているのが今のイベントの形で、実行委員会方式で進められているのですけれども、そこにアドバイザーといいますか、オブザーバーとして、若手職員の皆さんがこういったものをつくり上げていく作業に一緒に参加することによって、ノウハウも覚えていくという要素があるので、ぜひオブザーバー的な形で実行委員会に参加していくことは、この応援団のことに限らず、いろいろな実行委員会に参加していくことは必要であろうと思うのです。先ほどイベント推進担当課長がすばらしい答弁をしていただきましたけれども、その辺についての御答弁をお願いをしたいと思います。 91 ◯松永イベント推進担当課長 イベントの重要性というものは、本当に若手の職員にわかっていただかなければいけませんので、私どもとしましては、新職員研修の中でイベント推進の話をさせていただいております。そして、皆さんの中で登録制を用いまして、いろいろなイベントに参加していただいています。  例えば、昨年は、安倍川花火大会のときに、路線が1つなくなりまして、バスが安倍川の奥まで行かなくなってしまったのですけれども、駅で道案内をするとか、土手に出まして、皆さんの誘導をするということで、おもてなしの心を皆さんに感じていただくという機会を設けております。  今後もそういった機会をふやしまして、イベント事にはどんどん職員に参加していくようなシステムを構築していきたいと思っております。 92 ◯白鳥委員 ぜひ手始めに、この応援団フェスティバル実行委員会のオブザーバーとして派遣をお願いしたいと思います。  それでは、順番が前後しますけれども、まず90ページ、治山林道課の松くい虫防除事業、そして、三保松原市有林内の土壌等現況調査事業についてお伺いしたいと思います。  まず、ここのところ話題になっております県知事のコメントについて、触れさせていただきたいと思います。  ボーイスカウトの皆さんが松の木の数を数えていただいた結果、静岡市が公称している5万本余の数字とはかなり違いが出てきたというところから端を発しまして、このずさんな管理についてということでのコメントが27日の県議会でも出されているということであります。住民らの調査と静岡市の推計に大きな開きがあることに触れ、何というずさんさかと、市のこれまでの対応を批判したという内容であります。  また、ほかの新聞記事によりますと、川勝知事は厳しい言葉で批判し始めたと。周辺のトイレや昨年12月にオープンした市自慢の観光ブース「みほナビ」も、汚いし、みすぼらしいと突き放したと。県幹部は、市の対策をスピード、内容とも不十分ということでの相次いでの批判が行われているということであります。  それに対して、田辺市長は、今後、県とも協力しながら、保全を目的に、目的を一にして共同していきたいというコメントが出されているということでありますが、実は、議員には市民の皆さんから非常に厳しい言葉が寄せられておりまして、県知事のコメントが非常に発信力があり過ぎるといいますか、マスコミの皆さんの注目も高いということもありまして、静岡市はこの保全に対して何もやってこなかったんですかという言葉が寄せられているわけです。  私は、今までもいろいろな形で、この松枯れ対策についての事業を聞かせていただいてきましたので、努力をしてくださっているということは理解をしているのですが、その後のコメントが出されないことによって、市民の皆さんの認識が市に対して非常に厳しくなっていると感じております。  そういう意味で、私はきょう、この県知事のコメントを1つの題材にさせていただきたいと思うのですけれども、それについて幾つかお聞きをしてきたいと思います。  まず、この松枯れ対策については、今日まで県とはどんな協議をしながら進めてきたのか、その点について、お答えいただきたいと思います。 93 ◯高木治山林道課長 非常に厳しい質問と申しますか、答えづらい部分がありますけれども、答えられる範囲内で誠実に答えたいと思います。  まず、県との協議の経緯ですけれども、松枯れにつきましては、大きく分けて2つございます。松くい虫被害による松枯れと排気ガスとか大気汚染、それから、土壌の悪化等、松が元気をなくして枯れてしまうものの2つに分けているということで、農林水産部所管の、法律に基づいた松くい虫被害による松くい虫防除事業につきましては、三保半島全体と用宗等区域全域で民有地を含めてやっております。また、羽衣の松周辺の約8.3ヘクタールの市有林の中については、当然市の所有ですので、全体の松の関係につきましては、文化財課を中心に、昨年、庁内で組織をつくりまして、そちらで検討しているものですから、所管外になりますけれども、先ほど言いましたように、できるだけの範囲ということでお答えしていきたいと思います。  県との関係につきましては、これまでその2つのうちの松くい虫被害の対策として、全国的に有効とされています薬剤の地上散布、それから、被害木の速やかな伐倒処理、予防剤の樹幹注入、この3つの事業につきましては、法律に基づきまして、県の策定した基準に基づいてやっております。  それから、県でも、1ヘクタールの県有地がございますから、全く同じ方法で対策をしてきており、基本的には、毎年その都度協議をしてきておりますし、やっていることも同じ、また、目標にしていることも同じ方向性でやってきたと思っております。 94 ◯白鳥委員 冒頭の新聞の記事を読ませていただいたわけですけれども、その内容によりますと、県知事の認識、あるいは県の職員のコメントとして、この松枯れ対策に対するスピード感についての批判が出ているということが示されているわけですけれども、県の認識に対して、市としてはどういう認識なのか、お話をいただきたいと思います。 95 ◯高木治山林道課長 県知事の発言の後、県で試験施工を行いたいということがございまして、当初は県有地約1ヘクタールで検討したようですけれども、幅が狭いものですから、なかなか適さないということで、市にも相談がございました。市では、90ページの一番下にあります土壌等の現況調査をやっていく中で、土壌改良剤等を使った安価で三保松原に適性な土壌改良剤等の実証実験をやろうとしていたという経緯もございますので、どちらかというと、県が前倒しをして市有林の中でことし3月じゅうに試験施工を行っていただくと形になっております。職員レベルでは、市も県も同じ方向性を向いていると認識しております。 96 ◯白鳥委員 それで、課長の立場では、なかなか県知事に物を言うというのは難しいのかもしれないので、市長にお話をしなければいけないのかなと思っておりますけれども、28日の読売新聞によりますと、この市民の有志によって数えられた3万699本という数字について、今まで5万本という数字を静岡市としてはいろいろな観光パンフレットにも載せてきたということがあったわけです。これについては、市としては特別な調査を行わないで、この数字を一応認めるといいますか、お墨つきをつけていくような方向で検討していくと書かれているわけですけれども、その辺についての認識はいかがでしょうか。 97 ◯高木治山林道課長 済みません、先ほど申しましたように、あくまで参考として知り得る中での話になりますけれども、本数関係の話がひとり歩きしている部分があるかなとは思いますけれども、平成21年度に市有林内を実は約4,000本間伐しています。それから、毎年のように清水銀行で植樹をしていただいたりしていますので、当然本数については流動的になるかなということがまず1点ございます。  今後は、しっかりとした本数管理方法とか植栽をしていく基準、それから植栽計画をしっかり作成していかなきゃいけないと聞いておりますので、そのために文化財課で来年度、管理基本計画等を策定していくということで、私どもも全庁的に協力して作業を進めていきたいと考えております。 98 ◯白鳥委員 三保松原の景観ということで考えると、本数が何本であったということについて、目くじらを立てることはいかがなものかなという思いはあるのですけれども、これから計画を立てていくことになりますと、この本数がどのくらいあるのかは把握をして、計画をつくっていくことは当然必要になってくるのかなと思うのです。調査に対しては、県知事の言葉をかりちゃって悪いのですけれども、財政的な問題があって調査はしないと市から聞いているというコメントがあるわけですけれども、そういった形で続けてしまうのでしょうか。その辺のところについての御説明をお願いします。 99 ◯高木治山林道課長 すぐに全ての調査をやり直すとは聞いておりませんけれども、先ほど言いました来年度からの管理基本計画の中で、要は本数だけじゃなくて、太さとか樹高とか樹勢等も調べていくことになると思っています。要は、どの松をどのブロックでどの程度までやるかといった話を先にした上で、その中で再調査というのはまた必要になってくるのかとは思っております。 100 ◯白鳥委員 そうしますと、必要な時期が来たら再調査をするという認識でいいのか、そのことを確認させていただきたいということと、それから、先日、県が市有地を借りて土壌改良の試行的な事業を行ったということで、木炭を活用した工法で行ったという内容が記事として出ているのですけれども、この工法についての市としての認識はどんなものでしょうか。 101 ◯高木治山林道課長 1つ目の、今後確認していくかという話につきましては、文化財課と一緒の会議等がございますので、また、しっかりと伝えていきたいと思っております。  それから、2つ目の県の試験施工につきましては、2月19日に県が主体で研修会を羽衣の松周辺の松で行っていまして、これにつきましては、白砂青松の会会長の小川 真大阪工業大学客員教授から指導を受けたという中で、私どもも参考に研修に参加させていただいております。そこでは炭と菌根菌を使用した方法をやっていまして、その方法とか、堆積松葉だけを取ってしまって、ほかの土壌改良剤を使わない方法、それと現状の方法と、そういった何種類かをやって、比較検討していくと聞いております。 102 ◯白鳥委員 この方法は資金的にもかなりかかる土壌改良方法であるということと、効果については、まだ不透明なところもあるという話を聞いているのですけれども、今回、県で行ったその背景としては、静岡市に対して、この松枯れ対策のことを何か特別にアピールする、そういう意図的なものがあるような感じがしないでもないのです。その辺のところについては、市有地を使ってやったということになると、何らかの協議が前提として行われているのではないかと思いますけれども、その辺の土壌改良をやるときの協議についてはどんな内容であったのか、聞かせていただけますか。 103 ◯高木治山林道課長 県が決めた方法の経緯というのは、こちらでは詳しく把握しておりませんけれども、この工法につきましては、出雲大社で実績があり、昔、NPOで検討したとの情報をいただいておりまして、私どもも把握しておりました。  また、これ以外にも、あす東海大学で地元と一緒に検証をやるということです。これは農業系の土壌改良剤という話で、単価的には安いのですけれども、逆に言ったら、検証結果というのがしっかりできていないとか、世界遺産の構成資産になって、いろいろな方法とか業者からの情報提供もいただいておりますけれども、やはり全域をやっていく話になりますと、費用対効果という話にもなりますので、今回の実験につきましては、まず市有林の中を市としてもやろうとしていた。そこの中で、今、25メーターメッシュで世界測地系に合わせた固体調査を文化財課でやっていただいていますので、今後はその区域に合わせて管理をしていきたいと思っております。今までNPOにやっていただいた部分もありますので、そういったところと重複しないで、県にやっていただいた後、県と一緒に、今後市がやる実証実験等でも一緒に観察して、比較したりして、検討していく予定になっています。 104 ◯白鳥委員 事前に少しお話をさせてもらったときにも、課長からそんなお話がありまして、私はその話を聞いて、県の職員から、何か静岡市はスピード感がないというコメントが出されているとの話があったりとか、県知事のコメントがあったり、何でそういうそごが起こるのかなという部分がどうも理解しにくいのでありますよ。  静岡市のPRが足らないのか、あるいは県の静岡市に対する不信感が強いのか、その辺のところについて、市としては、はっきりとこういう対応で進めていると。もちろん生き物ですから、なかなか完璧に進められるということはないのかもしれないけれども、26年の2月のユネスコへの報告も含めて進めていくという部分もあるかと思いますので、その辺のPRの仕方といいますか、説明の仕方に若干問題があるんじゃないかと心配するわけですけれども、どう考えておられますか。 105 ◯高木治山林道課長 先ほど説明しました松くい虫防除事業につきましては、昨年から地元の対象区域の全戸に説明文のPRチラシをつくって配布しておりますし、周辺の各団体にも同じような通知を出しております。  ただ、それ以上のPRとなりますと、逆効果ということもございまして、なかなかうちの課単独ではPRをしてこなかったというのは事実でございます。今後につきましては、全庁的にやっていきたいと思います。 106 ◯白鳥委員 今言ったPRというのは、一般的なPRということだと思いますけれども、県との協議の内容にずれがあるんじゃないかということを心配しているわけですが、その辺については、がっちりと協議が進んでいるという状況であるとするならば、何もこういうコメントが出されることもないと思うのです。そごがあるからこういうコメントが出てしまっていると普通は考えるのであって、一般の人から見ると、市は何もやってこなかったのかというコメントになってきてしまうわけですから、県との認識の共有化がどうなっているのか、もう一度確認させてください。 107 ◯高木治山林道課長 先ほど委員からもお話がありましたように、静岡市長は、3月10日の記者会見で、県知事の発言は叱咤激励と受けとめると。また、行政が大同団結する必要があると発言されていました。まさしく職員も同じように考えておりますので、今後、そういったことを言われないように、スピード感を持って一生懸命頑張っていきたいと思います。 108 ◯白鳥委員 こういうことについては、いち早く対応することが大事であって、県知事にもきちっと説明に行き、こういう形で進めているということを理解してもらうという対応をしていかないと、記事ばかりが躍ってしまって、いつの間にか静岡市の対応がおくれているみたいなイメージになってしまうわけですから。行政としてはこういうふうにやっていますと示していくことが大事だと思うのです。今は我慢のときだとか、そんな言葉じゃ非常に寂しいわけでありまして、県知事に理解していただくように、ぜひ市の皆さんにも頑張って、その機会をつくっていただくように働きかけをしていただきたいと思います。  それで、2016年の2月までに県からイコモスに保全状況報告書の提出が行われることになっていまして、これとの関係で、県から、この保全ということもそうだとは思いますが、求められていることは何かあるのでしょうか。 109 ◯高木治山林道課長 イコモスへの報告の関係につきましては、三保松原だけではなく、富士山世界遺産の構成資産全体の意見を県がまとめるということで、文化財課に照会があったと聞いております。文化財課からは、松くい虫防除に関する本数的な問題とか、来年度やる計画等につきましては問い合わせがありましたけども、それ以上の話はございません。  なお、イコモスへの報告につきましては、約2年後になりますけど、それまでに対策を全てやらなければいけないというわけではなくて、今後どうしていくか、本数調査もするとか、本数をどのくらいふやしていくとか、そういった計画づくりをしっかりしなければならないとお聞きしております。 110 ◯白鳥委員 保全を目的にして、それぞれの意見をぶつけ合うという意味では、それはあってもいいと思うのですけれども、保全に向けた話が、ぶつかり合いが逆にマイナスになってしまうようなことになりますと、それは問題だと思いますので、県に対しても、やはり求めるところは求めると。そして、自分たちの進めていることについてはしっかりと主張していただかないと困ると思いますので、記事として出てくることが一番怖いわけですから、市民の皆さんにも大きくバックアップしていただいて税金を投入しているわけですので、その辺のところについての説明はぜひよろしくお願いしたいと思います。もう一度、課長からその辺のことについてのコメントをお願いします。 111 ◯高木治山林道課長 県知事が三保松原を心配している気持ち自体は、私ども市の職員も全く一緒だと考えております。三保松原を後世まで守り育てていくといった目的も当然一緒だと思っておりますので、これまで以上に県や地元、それから、関係機関等と連携して、しっかり努力してまいりたいと思います。 112 ◯築地農林水産部長 2月23日、清水区のボーイスカウトの皆さんにたくさん集まっていただいて、本数を数えていただきました。ちょうど私どももその場におりまして、大変寒い中、子供たちに一生懸命数えていただいて、ありがたかったなと大変感銘を受けたところであります。  今いろいろと取り沙汰されてはおりますけれども、子供たちの本意というのは、すなわち三保松原の景勝地の松をこれからいかに後世に引き継いでいくかということかと思います。それは恐らく県知事も、我々の市長も、県の職員も市の職員も求めるところは一緒なものですから、今後はやはりお互いに協力をしながら、また、県知事が言われる新しい知見も取り入れながら、あるいは新しい取り組みも検証しながら、三保松原の保全に向かって全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。 113 ◯白鳥委員 それでは、次に移りたいと思います。  まず、80ページになりますけれども、先ほど早川委員からも質問がありましたが、こどもクリエイティブタウン管理運営事業についてです。土日は非常にいい形で運営をされているけれども、平日はというお話でありました。  1年前にこどもクリエイティブタウンを見させていただいて、すぐに議員の皆さんが平日の利用について、課題が出てくるだろうなと言っていたわけです。案の定、そういう状況が出てきているということでありまして、静岡科学館は、教育委員会とも連携をしながらきちっと対応していると。子供たちに仕事の喜びを教えていくという目的がありますので、産業政策課で担当することもわかるわけですけれども、一方では、利用ということになると、学校関係との連携が大事になってくるわけでありまして、現在、教育委員会とか学校関係とはどんな話が進んでいるのか、あるいは何らかのPR活動を展開されているのか、お伺いしたいと思います。 114 ◯森産業政策課長 平日の利用が少ないということですが、教育委員会と経済局で利用プログラム検討委員会を設置しまして、現場の教員の方を中心としたメンバーで検討し、利用の手引も全小中学校に配布しました。  それから、教育委員会の主催になりますが、ことしになりまして、実際に「ま・あ・る」でキャリア教育担当者が集まって会議を行うということで、市内の130名ぐらいの教員の方に集まっていただきました。ここで、「ま・あ・る」の施設、それから、事業についてもPRしたいということで、学校でのキャリア教育に生かしていただこうということでやっております。  それから、キャリア教育を支援する企業でキャリア教育支援会議がございまして、企業の方30名ぐらいですけれど、実際に「ま・あ・る」で支援会議を行いまして、「ま・あ・る」を見ていただいたり、事業はこういうものですという紹介を行ったところです。  それから、もう1つ、学校利用ですが、昨年の1月から始まったところで、学校の利用がまだまだじゃないかというお話もいただきましたが、今年度につきましては、一応目標としています36校の学校が利用するということでございます。  学校利用につきましては、引き続き教育委員会の方、先生方ともお話をして、利用の促進につなげていきたいと思っております。 115 ◯白鳥委員 同じく80ページの産学交流センターの管理運営事業についてお伺いします。  ペガサートができて何年かたっているわけですけれども、この産学連携は、なかなか難しいところがありまして、企業からすると大学側の壁といったものがあるような気がしていて、なかなか実績として見えないということがあろうかと思っております。  その中で、この交流センターを活用して、どのような成果が生まれてきているのか、御説明をお願いいたします。 116 ◯森産業政策課長 産学交流センターの事業での成果ですけれど、その中には、大学や企業との共同事業もございます。市内の各地域や産業が抱えている課題を、大学と共同して解決していくという、地域課題に係る産学交流共同事業を実施しております。  具体的には、中小企業者が新しい商品開発、それから、新市場の開拓をテーマにして、高い知識があります大学と共同で取り組む調査研究や開発事業を公募いたしまして、年間5、6件を採択しているところでございます。  この事業は、平成17年からやっておりますが、これまで45件の事業を実施しています。どんなものかといいますと、液体コンニャクを応用したそしゃく効果のある豆乳おからドーナッツの研究開発、それから、今年度ですが、6件採択しておりまして、議会でも答弁をしましたが、三保松原の松葉を有効利用した環境保全への取り組みといった事業も出ております。 117 ◯白鳥委員 そういう成果を発表する機会はつくっておられるでしょうか。 118 ◯森産業政策課長 明日、産学交流センターで成果発表会がございます。 119 ◯白鳥委員 西ケ谷の清掃工場の溶融スラグを活用した事業ということで、新日鉄という大きな企業が進めている内容があるわけですが、それは今、環境局の皆さんがかかわってくださって進めているわけですけれども、その辺の連携事業についての認識はあるのかということと、そろそろ環境局だけではなくて、連携事業を進めている産業政策課にもかかわっていただきたいという思いを持っているのですけれども、その辺についての考え方をお聞かせください。 120 ◯森産業政策課長 西ケ谷清掃工場で産出された溶融スラグを買い取っている事業者が、肥料として日本初の試みということで、肥料として認定する計画をしていると環境局からも一応情報をいただいております。  産学交流共同研究事業というものもございまして、地元の中小企業と大学が研究を推進して、採択する事業となっておりますので、そういうものをぜひ活用していただいて、進めていただきたい。  ここにおきましては、産学交流センターに配置しております産学連携コーディネーターが大学との橋渡しをして、事業の進捗状況の確認とか相談を行いまして、事業化に向けたフォローアップといった支援もしております。  また、中小企業診断士によるビジネスプランや資金計画の作成、それから、アドバイスなどもしておりますし、新商品につきましては、マーケティング相談などの事業化に向けた支援も行っておりますので、そういったものを一緒になってやっていきたいと考えています。  本市としましても、国や県の支援のメニューもございますので、御紹介しながら、御相談いただければ、対応を考えていきたいと思っています。 121 ◯白鳥委員 ちょっと紹介させていただきますと、この溶融スラグを活用した事業ということで、静岡大学農学部の森田教授、それから、一家先生という、この両名の方を軸にして、今、研究を進めているわけです。  具体的には、藤枝の畑を借りての稲作への活用、それから、芝生の養生、あるいは藻場の育成ということで、それは奄美大島のほうで展開をされているわけですけれども、それが静岡の西ケ谷清掃工場から出されているものを活用してスタートを切っているということで、もしかしたらこの夏ぐらいには農林水産省のほうの肥料としての承認を得られるかもしれないという状況にまで来ているわけであります。そういったものが一つの産業として生まれてくる可能性がありますし、これを活用して、ビニールハウス等での活用ということでの展開も今、検討を始めているということでありますから、その辺のところについては、産業政策課としてもぜひ関心を持っていただいて、かかわっていただきたいなと思っているところですので、よろしくお願いします。  それで、この事業に限らず、この産学連携によっていろいろな商品となるようなものが生まれてることになってきたときに、国や県のいろいろな支援の制度があるので、そちらとのマッチングをというお話がありましたけれども、やはりこれは雇用を生み出しますし、あるときには福祉の関係にも連携をしていくことになります。こういったことは静岡市にとっても非常に大きな資源だと思っておりまして、静岡市自身においても、やはり新しい制度といいますか、これを支援していく制度というものが必要になってきているのではないかなと思っていますけれども、その辺のところについては、どんなふうに考えておられますか。 122 ◯森産業政策課長 市独自の支援ということですけれど、先ほども申し上げましたように、国の新分野進出についての事業が認められたときの認定について、静岡市としても一緒に支援していけると思いますし、また、例えば障害者雇用の話もありましたけれど、そういったもので厚労省の補助メニューもありますので、そういうものを活用するように、御紹介するなどの支援もあろうかと思います。  それ以外にも、静岡市独自で雇用もふやすというような将来的なものもあれば、そういったものについても、今後検討してまいりたいと思います。 123 ◯白鳥委員 ぜひ十分な検討をお願いして、形を出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、次に84ページの観光・シティプロモーション課についてお伺いをいたします。  まず、新規事業としてあります(仮称)「るるぶ」の特別編集号「家康公も愛したまち静岡市」の制作・活用事業ということで出されております。これは予算的には幾らほどになりますか。 124 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 26年度予定の「るるぶ」ですが、10万部を予定しておりまして、1,819万円でございます。
    125 ◯白鳥委員 それで、新たにこの10万部を作成をするということですけれども、前回つくられた静岡市の「るるぶ」ということで、昨年ですか、活用がされていると思いますけれども、その辺の利活用の効果についてはどのように把握をされていますか。  その上で、10万部と決めてきたのだろうと思いますので、その辺の経緯についても含めてお願いをいたします。 126 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 観光に関するプロモーションでの成果というものは、実はなかなかはかりづらいものがございまして、例えば宿泊者数の推移で申しますと、23年度を100とした場合、今年度は11%増という数字を私どももいただいております。ただ、これが「るるぶ」のせいかというと、実は多分そうではなくて、三保松原の効果であったり、円安があったり、いろいろなものが重なり合った結果であろうと思います。さりとて、「るるぶ」の効果が全くなかったかということでもないかと思っております。  そういった意味で、「るるぶ」の成果については、非常にお答えしづらくて、状況証拠的なものになってしまいますけれども、例えばキャンペーン、キャラバンに出かけたときの現場職員のイメージとして、こちらにちょっと用意をしてきましたけれども、「るるぶ」と観光コンベンション協会でつくっております「プチりょこ」というやっぱり総合パンフレットですけれども、どちらも無料だよということがわかると、こちらの「るるぶ」をとられます。「るるぶ」という冊子自体が非常に認知度の高いものですから、手にとってもらう、情報が届くという効果はまず認められるのではないかなと思っております。  これが全く無駄であるということではありませんけれども、こちらはこちらで、いわゆる非常に役所的な、かたい、まじめな情報誌ということになっておりますけれども、こちらは女性、30代、40代の女性を意識してつくりましたものですから、表紙もそういったつくりになっております。そういった意味で、とっていただける。それから、とった方の声として、無料なので非常にお得感があって、中身も濃くておもしろいという声をいただいております。  それから、これと全く同じものがインターネットでもデジタルパンフレットとして見ることができるようになっておりますけれども、訪問者、閲覧者が8,293人、これは延べではなくて、8,293の個別のIPアドレスを持った方にアクセスしていただいております。  それから、ページビューですけれども、33万9,000ページ葉ということで、単純に割り算すると、1人当たり41ページごらんいただいていると。そうすると、この「るるぶ」が表紙、表裏も全部含めて36ページしかありませんので、何回か見ていただいているのだろうと。1回で終わっている人はいなくて、2度3度見ていただいているのではないかなと思っております。そういった意味では、非常にリピート率が高くて、情報を訴える、訴求するという意味では、「るるぶ」の効果は非常に高いのではないかと考えております。  今年度10万部ということで考えておりますけれども、次回はどちらかというと徳川家康公に特化した形になりますので、対象者を少し年配の御夫婦であるとか、そういったほうにシフトしながらつくっていきたいと考えております。  それから、この「るるぶ」そのものも、最終ページにこういった懸賞つきのアンケートを用意しておりまして、「この「るるぶ」をどこで手に入れましたか」、「行きたいと思ったところはどこですか」、「実際に行ったところはどこですか」というようなアンケートに答えていただくと、日本平ホテルの宿泊券が当たるとかを用意してあります。この締め切りを6月に設定しておりますので、この応募状況もまたその時期には御報告できるのではないかなと思いますが、これも行きたい、実際に行ったところはどこですかというのが、全て真実を答えていただけるかどうかわかりませんので、ある一定の目安ということでは、その時期にはお答えできるのではないかなと思います。 127 ◯白鳥委員 今言っていただいたようなことも効果なのかなと思いますので、そういう効果があったということだと思います。  それで、これは全体的なことについてなんですけれども、ことしは徳川家康公顕彰四百年記念事業のプレ年に当たるということで、私はやっぱりいろいろな機会を捉えて、徳川家康公顕彰四百年記念事業を静岡市は開催すると。そして、顕彰の地は久能山東照宮を中心としてというようなPRをしていく意味でも、通常行われているいろいろなイベントに徳川家康公顕彰事業という冠をつけるということもことしは必要なのではないかなと思っておりまして、先駆けて静岡県高等学校応援団フェスティバルは冠事業としてやらせていただくように申請を出させていただいておりますけれども、他の事業についても、そんなような取り組みをしていけたらどうなのかなと思っているのですが、その辺について考え方はいかがでしょうか。  静岡マラソンなんかは、そういう形でもってやっていただいて、それで地域活性化事業推進本部も頑張って旗を持って、振ってくれておりましたけれども。 128 ◯山本観光・シティプロモーション担当部長 済みません、よもやと思っていたものですから。一応私は、活性化事業推進本部の本部長代理もやっておりまして、両方にかかわっております。  当然、いろいろな市民参加というものが一番のテーマになると思いますので、いろいろな方々がいろいろな形で参加していただくということをどんどん進めなきゃならないし、そういうのが来年やるということの機運醸成にもなるだろうということで、これからその戦略も立ててやっていこうと思っています。 129 ◯白鳥委員 それで、もう1つお願いをしたいのが、商店が市内各所にあるわけでありまして、商店街連盟もあるわけでありますが、そういったところの皆さんにも、ぜひのぼり旗を立てていただくとかして、協力を仰ぐ。あるいは、その中でも、事業を行っていただくようなお願いも必要なのではないかなと思っております。そういった商店街連盟の皆さんとのコラボについてはどんなふうに考えておられますか。 130 ◯松浦商業労政課長 商店街の皆様のほうが我々よりも先んじており、イベントを行っていきたいという御相談を受けております。我々が持っている通常の補助等を充てつつ、支援をしていきたいという打ち合わせをしております。 131 ◯白鳥委員 ぜひ通常の時期とは違って、こういう時期に入ってきておりますので、予算的にも今までの通常の商店街の助成ということだけではなくて、この四百年事業に参画をするところについては、予算的にもきちっとした対応をしていただけたらと思っております。  それから、同じ84ページの静岡まつりの開催についてですけれども、以前から廿日会祭との連携の話題がありまして、昨年1年間、実行委員会の中での協議がずっと行われてきたということを聞いております。その協議の状況についての御説明をお願いをするのと、26年の、もうすぐですけれども、4月の静岡まつりにはどんなような形で反映されてくるのかの説明お願いをいたします。 132 ◯松永イベント推進担当課長 廿日会祭と静岡まつりですけれども、今年度ですと、浅間神社、それから、おねり振興会、静岡まつり実行委員会と打ち合わせを重ねてきまして、来年度、もうすぐですけれども、静岡祭りでは、日程の調整を図りまして、大御所花見行列に廿日会祭のおねりが加わって、静岡市庁舎の前でおねりの勢ぞろいが行われる予定でおります。  また、大御所花見行列のルートを延ばしまして、浅間神社まで行きまして、一体化を目指していくというように心がけております。  また、27年度に向けても、関係者の皆さんとさらに一体化を進めて、市民の皆さんに喜んでいただけるようなお祭りにしていきたいと考えております。 133 ◯白鳥委員 静岡まつりの実行計画といいますか、地図とかいろいろな資料があると思いますので、それをぜひいただきたいと思います。  最後ですけれども、87ページの海釣り公園について確認をさせていただきます。  運営形態などの検討を行っていくということですけれども、海釣り公園に親しんだ人たちからしますと、早く再開をという希望もあろうかと思いますので、現在の検討状況と整備に向けてのスケジュールを教えていただけますか。 134 ◯村松清水港振興課長 海釣り公園の進捗状況と今後のスケジュールという2点の御質問です。  最初に進捗状況ですけれども、まずは24年度に海釣り公園につきましては、清水港海釣り公園代替施設可能性調査を実施いたしました。そこで、新興津、江尻、日の出、富士見という4カ所が選定をされたわけです。今年度につきましては、さらにそれを詳細に進めていくということで、庁内検討会、市民検討会を立ち上げて、この中で耐震性や事業費、船舶の航行の安全性など詳細な検討を現在、意見集約を図って、加えているところでございます。  今後につきましては、港湾関係の利用者、あるいは行政機関、海上保安部であるとか港湾管理者、それらの方々と協議を進めながら、類似施設等を調査しまして、開館時間、あるいは利用料金、本来の施設のあり方、管理運営方法等につきまして詰めていくと。これが明らかになった後で、方針を決定しまして、基本設計、実施設計、それから、建設工事という流れで、建設まで着手をしていきたいと思っております。 135 ◯白鳥委員 この事業については、3次総との関係がどうなってくるのかということと、今言った方針決定、基本設計とか建設ということになりますと、1年、2年、3年近く先になってしまうということが想定されるのですが、期間的にはどんなようなことを想定されているのか、確認させてください。 136 ◯村松清水港振興課長 まず、3次総につきましては、これは3次総の中に盛り込んで、整備に向けて進めていくということで考えております。  それから、今後のスケジュールですけれども、基本設計に至るまでは、まず1カ所に決めていかなきゃならないということで、そこの方向性といいましょうか、方針が決定された後には、建設までには比較的スムーズにいくと思います。まずはその重要なかぎを握る候補地の選定について決まった後に、基本設計に入っていくということで、現時点ではまだいつかということは正直はっきりとは申し上げられないというような状況でございます。 137 ◯内田委員長 暫時休憩します。                 午後2時44分休憩      ──────────────────────────────                 午後2時55分再開 138 ◯内田委員長 休憩前に引き続き会議を再開します。  質疑を続行します。 139 ◯大石委員 資料2の80ページ、こどもクリエイティブタウン、「ま・あ・る」について、簡単に質問させていただきます。  開館後からの来場者数と会員登録をされてリピーターになっているお子さんの数を教えてください。  2つ目は、子供と一緒に来場してくる親の年代、3つ目は、立地条件がいいところですので、商店街の活性化に役立っているのか、お聞きします。 140 ◯森産業政策課長 「ま・あ・る」の来場者数とリピーター数ですが、来場者数はこの2月末現在で4万6,703人でございます。うち子供が3万1,416人ということで、子供率67.3%です。  それから、リピーターですけれど、子供さんが来るとき、あそこで登録するんですけれど、直近の2月の新規市民登録者数が、子供のみで574人、子供全体で2月は2,145人の来場がありましたので、新規の占める割合が26.8%ということです。残りが2回目以降の来館者ということで、リピーターということになろうかと思います。  次に、年代層というんですか、これは、直接調べてはいないのですけれど、スタッフの印象を聞きますところでは、土日は大体30代から40代の母親が7割くらい、平日はほとんどが20代ぐらいの母親という印象でございます。  それから、商店街の活性化に役立っているかということですけれど、通常の運営時については、来館する人たちが商店街へ行っているかどうかというのはわかりません。ただ、商店街を活用したイベントにつきましては、子供たちのほかに保護者も一緒に来ますので、そういった意味で、一緒に来る保護者も含めて、にぎわいづくりに貢献しているんじゃないかと思っております。 141 ◯大石委員 次に、四段目ですが、包括連携協定に基づく大学シーズ等の活用事業で、包括連携協定の内容と市内の大学に限っているのか、お聞きしたいと思います。 142 ◯森産業政策課長 包括協定に基づく大学シーズ等の活用事業で、協定の内容についてです。まず平成25年の5月13日に、静岡大学と本市との間で包括連携協定を結びました。その内容が8項目ありまして、その1つに、産学官連携の推進に関することがありまして、浜松市にあります静岡大学の工学部と積極的に連携する素地ができたと考えております。また、24年度には県立大学とも協定を締結しているところでございます。  それから、市内の大学に限っているかということですが、今回、静大の浜松キャンパス内にあります大学等技術移転促進法に基づく国からの承認を受けた静岡TTOという、静岡技術移転合同会社というところを通じまして事業を展開するということで、静岡市内だけの大学ではなくて、県内の大学の技術とか特許、そういった情報を一緒に得ることができます。  具体的には、静大とか県大、それから、浜松医大とか静岡理工科大などで、企業の幅広いニーズに対応できると考えております。 143 ◯大石委員 下から3番目ですが、中小企業の海外展開支援事業ですが、事業の内容、それから、海外展開で台湾以外の国は対象にならないですか。 144 ◯森産業政策課長 内容につきましては、中小企業の販路開拓を目的に実施している事業でありまして、企業が海外に販路を求めるときに、商品を輸出する際の第一歩である貿易実務を学んだり、海外特有の制度や文化を学ぶセミナーを開催するほか、個別の相談会などを実施して、企業の海外展開を促進するというものであります。  それから、台湾以外の国を対象としているかということですが、直接販路拡大につながる商談につきましては、現時点では、一昨年トップセールスを行いました海外プロモーション事業を契機に、ビジネス交流を深めております台湾のみでございます。  ただ、26年度から、タイとか徳川家康の関係で、イギリスなどとの経済交流の可能性についても考えていきますので、そういった事業とあわせて検討していきたいと考えております。 145 ◯大石委員 80ページの同じく下から2番目ですが、クリエイティブ産業集積研究会事業の内容を教えてください。 146 ◯森産業政策課長 事業内容といたしましては、クリエーター等の人材を生かすための創造型産業になる企業を発掘して、クリエイティブ産業の集積を目指すことを目的に設置するものでございます。  事業の内容といたしましては、創造産業を担う企業を掘り起こすためのフォーラムの開催、それから、企業のニーズを把握するための調査を考えております。  また、産学官金の連携によりまして、研究会の設置を考えております。 147 ◯大石委員 ちょっと戻りますが、クリエーター支援センター管理運営事業の内容と、産学金官、金というのは金融機関で、信用金庫とか農協とかあると思うのですが、この金のところを教えていただければと思います。 148 ◯森産業政策課長 クリエーター支援センターにつきましては、対象はクリエーター、それから、地元の企業とか市民を対象としたセンターでございます。ここではクリエーターを育成したり、クリエイティブ産業の振興を図るというもので、旧青葉小学校のところを使いまして実施しております。  事業内容といたしましては、クリエーターの育成、それから、コンテンツ産業の普及啓発、あと独自の地域のコンテンツの発掘ということで、現在、コンテンツ産業の拠点施設という形で置いてございます。  それから、先ほどのクリエイティブ集積研究会事業についての研究会で、産学金官とあるが、金融機関はどうかということですが、金融機関といたしましては、本市内に本店があります静岡銀行、清水銀行、静岡信用金庫、静清信用金庫の2行2庫との連携を考えております。 149 ◯大石委員 次のページ、81ページの上から二段目ですが、設備投資強化資金利子補給事業費ですが、新規事業としての想定する件数と財源は何か、教えてください。 150 ◯森産業政策課長 想定件数ですが、25年度におけますものづくり補助金、これは国の実施する制度ですけれど、それを受けたもの、それから、県知事が承認いたします事業化行動計画を受けたもので、年間100件程度を見込んでおります。  財源につきましては、一般財源になります。 151 ◯大石委員 81ページの一番下になります。地域企業情報発信事業のJターンについて、私の認識では、他の地方の出身者を静岡県に取り込むというので、Uターン、Iターンとはまた違って、こういうのがあるんだなと理解をしているのですが、この取り組みはもうやってらっしゃるのか。  それと、ホームページのグレードアップの内容を教えてください。 152 ◯笠井雇用労働政策担当課長 2点の御質問でございますが、まず1点目のJターンにつきましてです。  来年度に実施しようと計画している事業で、リクルートカフェの首都圏開催ということでございまして、これは平成24年卒の高校生を当課で調べたところによりますと、1,300人の卒業生が首都圏の東京、神奈川に進学しているという数字を持っておりますので、まずはそういった皆さんに地元に帰ってもらうようにということで、いわゆるUターンでございます。  それから、さらに、今、首都圏にお住まいで、首都圏で大学生活を送る皆さんにも、地元の企業の情報を発信するということで、Iターンも加速していきたいと。  さらに、よそから首都圏に行かれた学生さん、そういった皆さんに対しても、静岡市の地域企業の情報を発信することで、Jターンも加速していきたいと。  東京、神奈川に向けて、静岡の魅力ある企業の情報を発信することで、一人でも多くの学生に静岡に興味を持ってもらい、できれば静岡に就職してもらうような、そんな流れをつくっていきたいということで取り組んでまいりたいと思っております。  それから、もう1点の「しずまっち」ホームページのグレードアップでございますが、これは現在、約300社が登録をしていただいております。グレードアップの内容といたしましては、まずは今の300社を50社程度ふやして、350社ぐらいの登録者数に持っていきたいと。  それから、もう1つが、それぞれの各社の企業情報でございますが、どちらかというと学生向きに就職情報中心に今、掲載しておりますけれども、さらにその企業の実際の経済活動の状況でございますとか、あるいはCSRの取り組みの状況であるとか、企業のもう少し付加価値のついたような情報を盛り込むとともに、さらに経済局の他課で所管しているそれぞれの企業情報等と連携を図って、より充実したホームページにしてまいりたいと考えております。 153 ◯大石委員 82ページの一番上です。事業所内保育施設設置ですが、どのような規模の企業を対象にして想定をしているのかというのと、ヤクルトでは前からやっていますが、もう実施している企業への助成はどうなるのですか。 154 ◯笠井雇用労働政策担当課長 まず、後段のヤクルト等、既に設置している事業所に対するという御質問でございますけども、あくまで今回は、これからこの事業所内保育施設を整備しようという取り組みに対しての支援ということで考えておりますので、既に設置されている皆さんへの補助は今のところ想定はしておりません。  それから、事業所の規模につきましては、国の制度が大企業に対しては補助対象経費の3分の1、従業員数300人以下の中小企業に対しては補助対象の3分の2。大企業に対しては1,500万、中小企業に対しては2,300万という上限を設けて、それぞれの国の補助対象額の3分の1を上乗せ補助しようと。それを上限にして、これから詳細を詰めていこうということでございますので、一応事業所の規模によって対象となるかならないかということでの違いは設けるつもりはございません。  ただ、ベースとなる国の金額、それ自体は大企業と中小企業で分けておりますので、それはその基準額をもとにして補助金額を算定してまいりたいと考えております。 155 ◯大石委員 同じ82ページの3段目です。商店街のイベント振興ですが、このイベントの詳細を教えてください。 156 ◯松浦商業労政課長 イベント振興事業の補助金について御説明いたします。  当課が行っている商店街振興の一番柱になる補助でございます。補助対象は、組合であれ、任意の商店街であれ、両方を対象にしております。お祭りなどのイベントの補助、補助率としては2分の1、上限額は100万円となっております。  ただ、この100万円につきましては、1つの商店街が幾つかのイベントをされて、分割してお使いになられることも認めておりまして、1つの商店街の上限額として、単年度100万円までという事業でございます。  市内におよそ70の商店街がございまして、およそその半分、30ほどの商店街さんが26年度において御利用になるという御要望をいただいております。  幾つか例を申し上げますと、静岡地区ですと、中央商店街の夜店市、それから、浅間通りの長政まつりが例年お使いでございます。清水地区ですと、26年度において、入江の商店街、それから、グルメ通りで新しいイベントをされるということで、今、御検討されていると聞いております。 157 ◯大石委員 その1つ下の商業、商店街等の振興指導事業ですが、このアドバイザーはどのような人材か、それと過去の成果を教えてください。 158 ◯松浦商業労政課長 アドバイザーの派遣事業について御紹介いたします。  各商店街が課題を持ったときに、その課題解決あるいは整理をしていただくために、当課の補助なしで、10分の10の市の持ち出しでアドバイザーを派遣させていただいております。その人材につきましては、その課題ごとに応じて御相談をさせていただく中で、適切な方を選び出していただくということで行っております。  例えば、まちづくり系のお話であれば、都市計画課と我々で相談して、地元と相談して、一級建築士の資格を持っているまちづくりコンサルを派遣しております。  あるいは、まちゼミというものが全国的にはやっておりますが、まちゼミ発祥の地である岡崎市から、まちゼミを生み出した方をアドバイザーとしてお呼びすることをしておりますので、専門性の高い方をその都度探し出して、派遣させていただいている事業でございます。  成果でございますが、七間町から映画館の移転のお話が上がったときに、まちづくりのアドバイザーを派遣させていただいております。そのときには、地域の皆様がこれからのまちづくりを考えていくきっかけづくりになりまして、最終的には「アトサキ7」という活動に結びついてきております。  それから、まちゼミをされた方を岡崎市から清水地区にお呼びしまして、清水の駅前銀座と清水銀座で勉強会を開いた後、25年度において清水銀座でまちゼミがございました。 159 ◯大石委員 同じく82ページの下から2番目です。企業立地促進事業費の助成ですが、先ほども課長から説明がありましたが、起業するコンタクトセンターの規模が2社程度ということで、もう1つ、求人数の見込みとかをもしされているようでしたら、教えてください。 160 ◯森産業政策課長 大体規模としましては20席から50席ぐらいで、事業展開の中で地域の業務をふやしながら、人材を育成して、雇用していくようなセンターを考えております。  地元企業のサポート機能を持って、安定的に地域に根差した事業展開を考えて、地元企業の売り上げの増大のパートナーとなってくれるようなセンターを誘致したいと考えています。 161 ◯大石委員 次のページ、83ページ、下から2番目です。ものづくり産業振興の推進ですが、次期の基本計画を教えてください。 162 ◯三輪地域産業課長 次期のものづくり産業振興基本計画の策定に当たりましては、ものづくり産業振興審議会に諮問をし、答申を得て策定いたします。諮問につきましては、昨年10月に行いまして、答申については、本年9月にいただく予定でございます。  その諮問の中身でございますが、産業間の連携強化、中小企業の体力強化、海外展開への展望、伝統工芸の保存及び育成、非常時への対応などの項目について御検討いただくようお願いしたところでございます。  また、検討の機会につきましては、年4回審議会を開く予定でございますが、審議会だけではなく、審議会委員が部会員を務める作業部会を設けることで、今後十分な検討機会の確保に努めながら、基本計画の充実を図ってまいります。 163 ◯大石委員 84ページの下3つですが、清水みなと祭り、大道芸、静岡まつりについては、見物客数をふやす取り組みが必要だと思うのですが、予算の金額は前年度と同じですが、同額というのはなぜですか。 164 ◯松永イベント推進担当課長 祭りの見学者の増への取り組みですけれども、まず、それぞれの祭りの魅力をアップさせる。それから、マンネリ化を防ぐことが大事かと思いますので、新規の企画を導入しています。例えば、今年度の静岡まつりでは、ディズニーパレードを行いました。ことしは、御幸通りに真っ赤なじゅうたんを敷きまして、ファッションショーを行う予定でおります。清水みなと祭りでは、昨年、宇崎竜童氏による港かっぽれの新曲を誕生させました。  また、広報にも力を入れなければなりません。ホームページやフェイスブックなどを活用して、幅広く情報を発信して、見学者の増に取り組んでいきたいと思っています。  もう1つ、補助金の金額の件ですけれども、各実行委員会において事業の見直しを行っていただきました。それと、民間の活力を導入するということで、昨年並みの予算で実施していきたいと考えております。 165 ◯大石委員 85ページの一番上、安倍川花火大会開催費助成ですが、前年度より減少している理由はなぜでしょうか。
    166 ◯松永イベント推進担当課長 安倍川花火の補助金ですけれども、今年度は60周年ということで、記念事業のための金額を増額させていただきました。来年度は例年並みの金額として計上いたしました。 167 ◯大石委員 85ページの下から2つ目ですが、環駿河湾観光交流活性化協議会負担金で、観光交流の詳細を教えてください。 168 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 環駿河湾観光交流活性化協議会でございますが、これは静岡県が事務局になっておりまして、静岡県とエスパルスドリームフェリーと、それから、駿河湾フェリーで結ばれる静岡市と伊豆側の市町で協議会をつくっております。今年度予算2,700万円をお願いしておりますが、県とドリームフェリーと市町が3分の1ずつ、900万ずつ。その中で、静岡市は900万の中のまた半分程度ということで、400万ということで今回お願いをしております。  これは、駿河湾フェリーを使って、海上交通を使って富士山の眺望を楽しむ、あるいは清水と土肥を65分で結ぶという環境を利用して、いわゆる駿河湾を回る、環駿河湾という地域を周遊する観光を促進しましょうというものです。  具体的なできばえとしては、これは25年度の事業でございますが、「るるぶ」ではなくて、これは「マップル」でございます。こういった冊子をつくりまして、中身的には、また「るるぶ」とは若干テイストが違いますけれども、地図であるとか、やっぱり食べ物に関した内容であるとか、見どころ、観光名所といったものを紹介をしていると。  そういう中で、25年度は駿河湾フェリーへの補助金をもう少し大きくして、フェリーの運賃割引を2分の1にしました。26年度については、その割引については、もうフェリーが独自で行うと。この広告宣伝関係について、この負担金の中でやっていきたいということで、こういった冊子であるとか、あるいはテレビコマーシャルを展開していく予定でございます。 169 ◯大石委員 86ページの一番下です。清水港ビジョン推進事業ですが、昨年と比べて減額した理由と、それから、自転車歩行者道のソフト事業の内容、それと県費負担の割合を教えてください。 170 ◯村松清水港振興課長 それでは、3点の質問につきましてお答えをいたします。  まず、減額理由ですけれども、これの主なものは、遊歩道を利活用して、江尻から日の出までの回遊性を高めようといったことと、楽しみながら歩けるようにするにはどうしたらいいだろうということで、社会実験を25年度に行いました。26年度は、そのうち社会実験で得られたアイデアだとか、好評だったものを抜き出しまして、事業を起こすということで減額となっております。  その主な事業としましては、フリーマーケットと軽トラックを融合させた「フリトラ市」というものを実施する予定でございます。  それから、近隣の幼稚園、あるいは市民団体を巻き込んだ季節の草花を植えるといった植栽を行います。  そのほか、市民が参加できる事業を実施する予定で、民間活力を導入しながら、官民が連携してやっていきたいと考えております。  それと、この事業につきましては、県費の負担はございません。 171 ◯大石委員 農林水産部のほうへ行きたいと思います。  88ページの茶園地再編対策の補助率が上がっている理由をお聞きしたいと思います。 172 ◯小林農業政策課長 茶園地再編事業ですけれども、こちらは大きく3つの事業がございまして、1つは小規模基盤整備事業ですね。それから、もう1つはお茶から他の作物への転換の事業。それから、今回補助率が上がりますのは、いわゆる茶園地の管理において、共同で機械を購入したりするものに対する補助ということで、3分の1から2分の1へと補助率を上げるものです。  補助率を上げました理由としましては、いわゆる経営改善を図るために共同で機械を購入したいという声が聞こえてくるわけですけれども、いわゆるお茶の生産者にありましては、このところの茶価の低迷であるとか、昨年の凍霜害で、非常に厳しい経営状態にあります。そういった中で、少しでも利用しやすいような形に補助率を引き上げるものでございます。 173 ◯大石委員 89ページの上から3段目です。山間地茶工場整備緊急支援事業費の助成ですが、想定している対象の地域と橋のかけかえによる実績があった場合、似たようなケースがあれば助成をされるのかどうか、お聞きしたいと思います。 174 ◯小林農業政策課長 この事業につきましては、葵区の大河内地区になります。  橋のかけかえにより公共事業に協力するということで、移転をしなければならないケースです。今回は個別のケースとして扱っております。  また、このような事例がもし上がってきたときには、また、そのときに事例ごとに検討させていただきたいと思います。 175 ◯大石委員 農道吊橋補修事業ですが、葵区の中平と桂山、それぞれの金額を教えていただければと思います。  それから、ほかの地区の橋は対象にないのかどうか、教えてください。 176 ◯海野農地整備課長 まず、中平と桂山にかかるつり橋の経費ということでございます。  葵区中平にかかるつり橋の修繕の予定金額は、約730万円です。橋の長さは136.5メートル、幅が0.9メートルの歩行者専用のつり橋でございます。修繕内容は、足元のワイヤー及び風に対する横ぶれ防止のためのワイヤーの取りかえでございます。  葵区桂山にかかるつり橋の修繕の予定金額は960万円ほどです。橋の長さが94メートル、幅は2メートル、農耕車が通行できるつり橋でございます。修繕内容は、メーンワイヤーの張りかえ、先ほどと同じように、風による横ぶれ防止のためのワイヤーの取りかえでございます。  他の地区のつり橋は対象にならないのかということですけれど、対象は市内にある23のつり橋で、全部でございます。  平成25年2月に浜松市でつり橋の事故が起きました。そのとき、当市でも緊急的に調査を行いました。その内容ですけれど、緊急度Aという高いランクのつり橋は4橋ありました。Bランク、中くらいですね、これは12橋、Cランクは4橋、問題なしという橋が1橋ありました。残り2つのつり橋は、現在、通行どめとなっておりまして、使用していませんので、修繕をする必要がないということで、修繕の計画にはなっておりません。  修繕ですけれど、今年度、Aランク4橋全部とBランクの7橋を修繕いたしました。来年度は、先ほど説明いたしました2橋に加え、Bランクの1橋を修繕いたします。27年、28年度にBランクのつり橋各1橋ずつを修繕いたします。Cランクの4橋につきましては、経過観察ということで、また、今後調査したとき、何か異常があれば、素早く修繕という対応をとりたいと思っております。 177 ◯大石委員 最後の質問です。91ページの上から3段目ですが、発見!しずおか旬の食材プロジェクトに「しずまえ」という言葉が平仮名で入っています。前回の11月の本会議でしたか、望月俊明議員からこの「しずまえ」という言葉を初めて聞いたのですが、市長もそれで答弁をされて、定着していくのかなと思って、悪い名前ではないと思うのですが、「オクシズ」は片仮名だと認識しているのですが、「しずまえ」は平仮名の表記で決定したのか。また、そうだったら、どういうプロセスで決まったのか、教えていただければと思います。 178 ◯佐野水産漁港課長 表記の件は、平仮名で一応決定しました。その理由といたしましては、現在、魚離れが進む中、魚に親しんでもらうためには、一応子供から大人までわかりやすいという言葉がいいだろうということで、平仮名という形にしました。  それで、そのプロセスですけれども、実際お魚を買ってもらって初めて商売になる事業ですので、お魚を販売したり取り扱う飲食店組合、その他の組合の皆様から御意見をいただきまして、平仮名がいいだろうという形で決定させていただきました。 179 ◯池谷委員 それでは、4点質問させていただきます。  まず、商工部の82ページ、商業労政課の商業、商店街等の振興指導事業について、商店街アドバイザーの派遣事業の予算が122万円となっています。これは継続事業ということなので、まず過去にどのような方を呼んで、どのようなまちづくりをしてきたかというのが1点。  そして、この122万円を使ってどのような方を呼んで、どのようなことをするのか、お答えください。 180 ◯松浦商業労政課長 アドバイザー派遣の過去について、先ほどお二人御紹介いたしました。岡崎市のまちゼミの代表の松井さんをまちゼミのプロとしてお呼びしております。成果としては、清水銀座でまちゼミが実施されました。  それから、まちづくりの関係で、七間町、七ぶらシネマ通りにまちづくりコンサルの木村さんに、清水の方ですが、入っていただいていて、「アトサキ7」という地元の方々の集まりに成果として出ております。  あと、呉服町で商店街をショッピングセンターに見立てて、お店の入れかえをしていこうという動きがございまして、大型商業施設のテナント誘致で実績のある石塚さんを招いております。  26年度におきましては、この呉服町名店街の石塚さんをお呼びすると呉服町からは聞いております。そのほか、鷹匠一丁目、それから、七ぶらシネマ通りで課題解決のためのアドバイザー派遣を依頼したいというお話は聞いておりますが、まだ具体的に人の選定には至っておりません。 181 ◯池谷委員 次に、治山林道課、90ページの松くい虫防除事業についてお聞きします。  無人ヘリの試験散布について、今回初めてということで、どういったヘリでどのぐらいのものを借りるのか、または買うのか、そのあたりも含めて教えてください。  それと、農薬じゃないですけども、空中からそういった薬を散布するということで、近隣の住民への配慮はどのようなものになっているのか、教えてください。 182 ◯高木治山林道課長 2点についてお答えさせていただきます。  まず、無人ヘリにつきましては、基本的には購入するのではなく、保有している業者に委託して、発注して行うことを予定しております。大きさにつきましては、ワゴン車に入る程度のものになります。1回散布するのに、タンクみたいなものを積んで散布することになりますけれども、最高で約24リッター入るものということで、1ヘクタール当たり30リッターを使用する形になります。1回飛行すると、約5、6メーターの幅で、松のてっぺんから約5メータくらい上空を飛ぶような形でやる予定でございます。  それから、PR方法につきましては、昨日も折戸地区、三保地区の連合自治会長会議に参加させていただきまして、そこで、御了承をいただいたところでございます。  また、全戸配布でPRチラシを配布してPRするとともに、その周辺の各種団体、学校、保育園にも既にお知らせして、また、実際にやるときの具体的な日程についても、同じようにPRさせていただく予定です。  それから、実施するときには、やはり近くにいて、直接薬がかかったりしないようにロープで囲うとともに、市の職員、業者が周辺で看板を立てたり、周辺に散らばって、入らないように見張りを立てるというようなことで実施する予定です。 183 ◯池谷委員 89ページ、農業政策課の発見!しずおか旬の食材プロジェクトについてお聞きします。  予算518万7,000円とありますが、静岡市の食と農を楽しむ本の作成とPRするホームページの作成、それぞれ幾ら幾らの内訳となっているのでしょうか。 184 ◯小林農業政策課長 まず、情報紙ですけども、こちらが218万7,000円、それから、ホームページの制作ですが、こちらが300万円になります。 185 ◯池谷委員 この旬の農水産物をPRするホームページの作成300万円とありましたけれども、300万円かけてホームページを作成するとなると、ボリュームも相当になると思うのですけれど、どのぐらいのものを想定されていますでしょうか。 186 ◯小林農業政策課長 まず、ホームページですけれども、約70ページを見込んでおります。その中に農水産物を約30種類入れて、見ばえのする、きれいなものをつくっていきたいと思っています。 187 ◯池谷委員 本よりも高い予算をつけてやるものですから、ぜひとも成果を出していただきたいということで、目標のアクセス数であったり、そこからリンクを飛ばして物を売るという話を聞いておりますので、そこでの目標売上数といったものは決められているのでしょうか。 188 ◯小林農業政策課長 まず、ホームページのアクセス数ですが、27年度末、1年間で1万件程度があればいいと予想しております。これは実はオクシズのホームページのほうが年間で10万件ぐらいあるということで、その10分の1ぐらいあればなと思っております。  それから、ホームページで購買までつなげるような形をつくりたいということで、今回つくるホームページから個々のホームページの、例えばJAのじまん市のホームページへとリンクを張りまして、このホームページを見た方が、実際にそういった欲しい商品を購入することができるようにつなげていきたいと思います。             〔「金額」〕 189 ◯小林農業政策課長(続) 金額の目標ということですが、申しわけございません。特に金額の目標ということは立てておりません。 190 ◯池谷委員 300万円をつけるのですから、静岡市のホームページから、例えばJAで購買させるのであれば、うちのホームページの飛ぶ直前のところにタグを埋め込んで、飛んだ先のJAにもタグを埋め込んで、その2つを連携させれば、どのくらい売り上げが上がったかというのは、こちらでも把握できると思うのですよね。そういったネットの購買の計測をする業者も幾らでもあると思いますので、そういったところとの連携も考えて、やっていただけたらと思います。  最後の質問です。84ページの観光・シティプロモーション課です。先週、私が総括質問させていただきまして、「まるちゃんの静岡音頭」について局長からお答えもいただきました。市民と行政とかで協働して、まちのPRをするという動画についてですけれども、この「まるちゃんの静岡音頭」普及啓発事業の中に含まれると考えてよろしいでしょうか。 191 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 シティプロモーション推進経費の中で、26年の「まるちゃんの静岡音頭」普及啓発事業に対して1,709万5,000円を計上してございます。この中で音頭隊、音頭連と両方を展開していくということで考えております。 192 ◯池谷委員 動画作成に関しては入っていますか。 193 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 はい、それも、音頭連や地元の方々の出演によるというプロモーションビデオの作成とユーチューブへの投稿もこの中に含まれております。 194 ◯内田委員長 私からもちょっといいですか。  81ページの一番上、産業政策課の現行の産業振興プランの後期計画の計画期間が終了したということで、新たに策定すること等が書かれているのですけれども、この後期計画をどういう形で総括をして、今後、産業振興プランを策定しようとしているのか、その辺を教えてください。 195 ◯森産業政策課長 産業振興プランのことでございますが、現行のプランが終了ということで、これから産業プランを策定していくということでございますが、26年度の第3次総合計画との整合を図りながら、新しい産業振興プランをつくっていく予定であります。  策定に向けましては、これから人口減による国内市場の縮小とか、社会情勢の中で、本市の中で次世代の本市経済を担う産業政策の育成とか、そうした経済成長に必要な環境整備といったところが議論になろうかと思いますので、そういうものを含めて検討してまいりたいと考えております。             〔「年数」〕 196 ◯森産業政策課長(続) 大変失礼しました。年数ですが、計画期間は総合計画に合わせまして、平成27年度から4年間でございます。 197 ◯内田委員長 4年間で計画をしていくということですけれども、なかなか景気が上向かないという中で、景況調査も実施すると書いているのですけれども、具体的にこれは一般的なアンケートをするのか、それとも業者に依頼してやるのか、職員の皆さんが足を運ぶのか。この景況調査というのは、具体的にはどういう形で進めようとしているのですか。 198 ◯森産業政策課長 景況調査でございますが、現在やっております事業所、企業1,000社を対象にしたアンケート調査による景況調査を引き続き実施していきたいと考えています。 199 ◯内田委員長 85ページの真ん中辺の観光・シティプロモーション課で清水みどころ観光バス(日本平ルート)の運行と書いてあります。日本平、久能山、清見寺など、いろいろな周遊をどうするかという形で議論されているのですけれども、今回のこの利用実態調査は、具体的にどういう形で調査をするのでしょうか。 200 ◯鈴木観光シティプロモーション課長 清水みどころ観光バスに係る利用実態調査でございますが、まずバスの中、それから、目的地となります日本平のロープウエーのバス停前、あと乗り口であります清水駅の江尻口付近で、利用者の属性、日本平訪問の理由、日本平の情報をどこで得たのか、あるいはこのバスを利用した理由、日本平ルートのアクセスの情報源、日本平以外の訪問地に関する旅程、この清水みどころ観光バスを事前に知っていたかどうか、こういったものを確認したいと考えております。  それから、もう1点、清水駅での観光流動調査ということで、いわゆる清水駅前を通る皆さんの中で、観光客がどのぐらい含まれているのか、通行量、通行者数の中の観光者数の割合を調べたいと考えております。 201 ◯内田委員長 90ページ、治山林道課の松くい虫防除事業ですが、随分議論になったわけですけれども、新たにヘリを飛ばしたり、土壌を調査するとか、新年度でいろいろと出されているわけです。ヘリについても今、説明がありました。樹幹注入という予算がここにも載っているのですが、3月20日が本会議の最終日ですけれども、その議決後に樹幹注入をやるということになりますと、季節柄、なかなか温度との関係でも難しさが出てくるかと思うのですが、樹幹注入の時期にはどう考えているのでしょうか。 202 ◯高木治山林道課長 樹幹注入につきましては、一般的に10度以下の気温でやることが望ましいということで、毎年1月から2月くらいに行います。  松くい虫と呼ばれていますマツノマダラカミキリが飛び出す5月、6月までに3カ月、4カ月程度で松全体を行き渡らせるということで、補正分は既に終わっておりまして、来年度分につきましては、来年の1月ごろ実施という予定です。 203 ◯内田委員長 松の問題で、民有林とボランティアとの関係で、管理協定を結ぶということが先日の新聞に載っていましたし、先ほどの議論の中でも、基本計画を策定していくということですけれども、この管理計画というのは、どういうメンバーを想定していて、年度内にきちんと管理計画を立てていくということですか。時期について教えてください。 204 ◯高木治山林道課長 所管外ですので、聞いている範囲でのお答えになりますけれども、現在、3月までという予定で進めておりましたのが、三保松原の保全活用計画。その中では、具体的等管理の方法について、もう少し詳しく入れ込まないと、仕組みづくり的なものについては別につくらないといけないんじゃないかという議論の中で、来年度の予算として、先ほど言いましたイコモスの報告までに策定する予定とお聞きしております。  メンバーにつきましては、現在、専門家会議等もございますので、そういった専門家の御意見を聞きながら、今度は外注して、コンサルタントを入れて計画していくとお聞きしております。 205 ◯内田委員長 あと、消費税の関係でお聞きしたいのですけれども、議案第62号静岡市東海道広重美術館条例の一部改正についてから議案第115号までの消費税関連の条例改正の提案が出されているのですが、なぜ一律にかけてくるのかと感じたのですよ。というのは、今、御案内のとおり、確定申告の真っただ中で、業者の皆さんは課税業者になりますと、今だと5%を預かって、支払うという消費税の仕組みなのです。  今回は5%から8%ということでもらい受けるような提案です。そうしますと、自治体はもらっても、消費税の仕組みとの関係で、納税義務がないかと思うのです。私の認識では、もらうけど、納めないんじゃないかと思っているのですけど、どうですか。 206 ◯斎藤商工部長 消費税の増税分について、市役所内に留保されることはないかという御質問だと思いますが、結論としては留保分はございません。基本的な考え方としましては、地方公共団体が行う財貨とかサービスなどの提供等について、原則として消費税の課税対象になる。消費税は消費者が最終的な負担者になる間接税であると。その2点に加えて、消費税の円滑適正な転嫁を確保するという観点から、引き上げに伴う対応については、国から通知も出ているという現状がございます。そのため、本市においても、施設の使用料について、条例を改正して、消費税の増税分を引き上げようということでございます。  また、施設の使用料については、使用料収入は施設の運営費の収入の一部でありまして、むしろ指定管理料の委託料の引き上げの負担のほうが多くなっているため、増税分が市に留保されるということはございません。 207 ◯内田委員長 国からは、5%から8%になるので、きちんとかけなさいという指導が来ているようであります。すんなり使用料とか手数料にかかるって今、答えられたと思うのですけれども、これは単純に上げたから、その分を自治体が留保することなく、いろいろなところに使っているからということみたいですが、そう単純にはいかないのかと思うのです。使用料との関係で、それは収入とはしないという考え方ですか。 208 ◯斎藤商工部長 皆様には消費税額調べという資料も配布されているかと思います。この中で、市全体の消費税の歳入額というのは、歳入合計で2億5,100万程度。歳入の中に含まれる消費税額というのは、一般会計で2億3,500万、歳出は、一般会計で50億ということで、明らかに消費税の先ほどに額よりも消費税の歳出額のほうが多いという中で、内部留保というものは基本的にはあり得ないと理解をしております。 209 ◯内田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。  それでは、要望・意見、討論に移りますが、私も討論に加わることになりますから、ここで副委員長と交代をさせていただきます。             〔委員長 交代〕 210 ◯大石副委員長 それでは、暫時委員長の職務を行います。  要望・意見、討論に移ります。  確認で申し上げますが、議案第25号の一般会計予算について、本日は要望・意見までにとどめさせていただきます。討論と採決はあすの消防局所管の審査の際にあわせて行うこととします。  また、発言の際は、議案番号もあわせて述べていただくようお願いいたします。  要望・意見、討論はありませんか。 211 ◯早川委員 自民党です。  議案第25号中所管分以外の本日提案されました議案全てに賛成します。  意見・要望です。  本市の商業を支える商店街と個店に対する支援については、各種助成制度や個店へのソフト事業による支援を実施していただいております。景気も回復基調にあると言われておりますが、大型店の増加や後継者不足など、各個店の経営は依然として非常に厳しい状況にあります。支援策については、今後見直し、あるいは継続という検討を重ねていただいて、新たに必要となる施策は素早く実施できるよう努めていただきたいと思います。  ものづくり産業振興推進事業についてです。平成27年度の施行に向けて、現在、検討されております、次期ものづくり産業振興基本計画策定の検討に当たっては、スピード感とともに、実効性を得られる施策を盛り込むとともに、関連業界を初め、庁内関係各課との連携強化を図って進めていくよう要望いたします。  観光・シティプロモーション課所管の東海道歴史街道まち歩き推進事業ですけれども、徳川家康公顕彰四百年を契機とした市内の回遊性向上に資する事業と伺いました。当該事業の推進に当たっては、地域活性化事業推進本部や関係団体と連携し、本市の独自性を示し、家康公顕彰四百年記念事業を盛り上げることができる事業の1つとなるよう要望します。  また、高等学校応援団フェスティバル開催費助成事業ですけれども、イベント推進課長から応援団フェスティバル甲子園を実現できるように努力しますという力強いお言葉をいただきました。静岡市が先駆けとなるように、職員の支援、それと助言、実行委員会の方はおとなしい方が多いものですから、しっかりと応援していただきたいと思います。
     また、三保松原周辺整備事業については、着実な事業進捗を期待しますが、三保の活用については、現在の好調な観光入り込み状況を今後も持続させるため、三保の資源を活用した来訪者を楽しませる仕組みづくりや首都圏等への売り込みに努力していくことを要望します。また、当然ながら、松原の保全と育成にも取り組んでいただきたいと思います。  産業の振興に係る取り組みについては、小まめに事業者のもとに足を運び、生の声に耳を傾けて実施されるようお願いします。  農林水産部門です。  農業振興基本計画策定事業について、現時点までで、農家やJAだけでなく、消費者も巻き込んで、基本構想まで積み上げてきたことには一定の評価をするところですが、3次総との整合性も図りながら、実効性の高い計画をつくっていただきたいと思います。  質問の中でもありましたけども、現在の農家の高齢化や減少傾向を考えると、新たに農業に参入してくる人をふやしていくこと、農業で生活ができるような環境づくりが静岡市の農業の喫緊の課題だと痛感しております。役所の内外の英知を結集しての計画づくりの実践を切に願うものです。  農業施設の維持管理についてです。農作業の効率化のため、以前から農業用水路などの整備が行われていますけれども、建設後かなりの年数が経過したものも多く、施設の老朽化も進んでいると思います。ぜひ農業者が安全・安心に作業ができるように計画的な農業用施設の補修を進めていただきたいと思います。  中山間地域の振興についてです。  オクシズの振興は、中山間地域総合振興計画に基づき、定住促進、移住促進、活性化支援の3つの柱で進めていると確信しています。計画が策定されてから4年が経過し、「おらんとこのこれ一番事業」などによる地域活性化の成果が上がりつつあると考えておりますが、なお一層のオクシズ振興が必要だと考えます。  野生鳥獣対策ですけれども、これは被害対策においては、野生鳥獣と人間が共存しているわけであります。これからも野生獣がふえるということも考えられますので、営農意欲の低下を防ぐためにも、しっかりと施策を持って取り組んでいただきたいと考えております。 212 ◯水野委員 新政会です。  議案第25号以外、全ての議案に賛成をいたします。  要望・意見を2点述べさせていただきます。  1点目、企業誘致については、今後、本市においても厳しい財源不足が見込まれます。市内外の規制緩和、あるいは事業コストなど、企業ニーズをしっかり捉えて、あらゆる手だてを講じて、企業から選ばれる、そして、成果のある取り組みをお願いしたいと思います。  2点目、4つの戦略資源、お茶、マグロ、サクラエビ、ホビーのブランド化とイメージ戦略、これらを組み合わせたプロモーションの仕組みを考え、売り出すことにより、市内の回遊性を上げる必要があると考えます。  また、お茶は、本山茶、清水茶、足久保茶などがあります。例えば由比のサクラエビといっても、静岡のサクラエビとは認知されないわけですね。そういう意味から、やっぱり静岡県、あるいは静岡市のイメージが混同されているというような状況があります。ホビーのまち、お茶のまちというイメージアップ戦略が必要だと考えます。  また、公共施設などでは、どこに行ってもおいしいお茶が飲めるよう、足元からおもてなしができるようにすべきと考えます。 213 ◯白鳥委員 静翔会です。  議案第25号以外の当委員会に付託されました全ての議案に対しまして賛成をいたします。  その上で、要望・意見をさせていただきますが、まずこどもクリエイティブタウンについて、教育委員会との連携は不可欠だと考えております。今までも取り組んできていたいだているということでありますけれども、具体的に子供たちが施設を活用して、生きた教材として利用できるという側面も必要だと思いますので、そんな取り組みについての強化をぜひよろしくお願いいたします。  それから、産学連携事業についてです。先ほども例を言わせていただきましたけれども、やはり静岡発で産学官、今度は金というものも入るということですけれども、その連携の中で生まれてくるそういった事業については、ぜひ熱い目線を持って対応していただきたいと思っております。  それについての支援策も、ぜひ制度として確立をしていただきたい、そのことをお願いいたします。  それから、観光・シティプロモーションにつきましては、徳川家康公顕彰四百年記念事業のプレ年になります。ということで、各イベントについて、岡崎市あるいは浜松市といった連携する都市の連携事業も大切ですけれども、静岡市独自で、久能山東照宮に祭られたという歴史があるわけですから、静岡は今、徳川家康公のまち、そして、三保松原、あるいは南アルプスという三大資源を活用して、ぜひ静岡のイメージづくりをこの年度からスタートをするという気概を持って取り組んでいただきたいと思います。  それから、廿日会祭との関係についてのお話をさせていただきましたけれども、やはり祭りということで、なかなか行政がかかわりにくいところがあったかと思いますけれども、実行委員会の中で検討が進んできているということについては評価をさせていただきます。  ぜひとも市民がこぞって参加できるような静岡まつり、あるいは廿日会祭の連携をさらに進めていただきたいと思います。  それから、県知事の発言についてのコメントをさせていただきました。  三保松原は静岡市の財産でもあり、そして、最終的には日本の財産だという位置づけがあろうかと思います。ぜひとも誤解を招かないように、県とはきっちりとした協議を進めながら、そして、静岡市としての役割を果たしていっていただきたいということと、さまざまなコメントが出たときに、静岡市としての取り組みをぜひPRして、静岡市としてはこういうふうに対応しているんだということを表明していただく機会をぜひともつくっていただきたい、そのことをお願いいたします。  それから、質問させていただきませんでしたけれども、食の関係で1つお願いをさせていただきます。しずおかの旬の食材プロジェクトというものがありますが、内向きにならないようにしていただきたいと思うのです。ぜひ外に出て行って、外でのPR活動が大切だと思っておりまして、私はかなりミラノ博にこだわっていたのですけれども、どうもいろいろな協議の中で実現できなかったということでありました。ぜひ外に行ってのPR活動ということについて、アンテナをしっかり立てて対応していただきたい、そのことをお願いいたします。 214 ◯池谷委員 維新の会です。  議案第25号以外の議案全てに賛成いたします。  1点だけ要望を言わせていただきます。  観光・シティプロモーション課徳川家康公顕彰四百年記念事業の二峠六宿のお祭りのことです。4月の静岡まつりが終われば、各宿場もお祭りの実行委員会が立ち上がって、ことしはどうするかと、去年と比べて新しいことをやるかとか、そういう話し合いが始まります。その中に行政がやはりこれをやってほしいと言うのはなかなか難しいことかもしれませんけれども、今回は特別に徳川家康公四百年ということをイメージしてもらって、全て同じ日にというのは難しいかもしれませんけれど、できれば近い時期につなげてやれるような形で、わかりやすいストーリーを打ち出せば、その地域の人もわかってくれると思うのです。  祭りに参加する方も、ああ、今回は徳川家康公ということがあるから、ことしに限ってはつなげて祭りをやるんだな、全ての祭りに出てみたいなといった方も多いと思いますので、どうか努力をしていただければと思います。 215 ◯内田委員 反対討論ですけれども、議案第33号、38号、62号、議案第95号から101号、議案第103号から115号までの消費税関連予算議案ですけれども、先ほど部長からも答弁がありましたけれども、行政にとっても、この消費税増税というのは大きな影響を与えると。あわせて地域経済、暮らしにも大変な影響を及ぼす増税だということで、関連議案に対しまして反対します。  その他は賛成いたします。 216 ◯大石副委員長 ほかに要望・意見、討論はないようですので、これより採決を行います。  先に反対の討論があった議案から採決します。  議案第33号、38号、62号、95号から101号、103号から115号までについて、可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 217 ◯大石副委員長 賛成多数ですので、議案第33号外22件は可決すべきものと決定いたしました。  次に、残る議案を採決します。  議案第141号から第143号までは可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 218 ◯大石副委員長 御異議なしと認め、議案第141外2件は可決すべきものと決定いたしました。  それでは、委員長席を委員長と交代したいと思います。             〔委員長と席を交代〕      ────────────────────────────── 219 ◯内田委員長 以上をもちまして本日の議案審査は終了しましたが、ここで本日出席の当局の説明員の皆さんのうち、3月31日をもって退職を迎えられます方を御紹介いたします。  お名前をお呼びしますので、恐縮でありますけども、自席で御起立をお願いします。  清水正見様、農業委員会事務局長です。  清水農業委員会事務局長におかれましては、長きにわたり本市の各種行政に携わり、まことにお疲れさまでした。経済消防委員会一同、心から厚く御礼を申し上げる次第であります。  今までの御活躍に対しまして、感謝の意を込めまして、皆さんで拍手を送りたいと思います。(拍手)  ありがとうございました。御着席ください。      ────────────────────────────── 220 ◯内田委員長 これをもちまして、経済消防委員会を終了させていただきます。                 午後4時25分散会      ────────────────────────────── 経済消防委員長  内田 隆典 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...