6
◯後藤委員 市道路線の認定について聞かせてください。
今回も8件上がってきておりますけど、現状、申請がどのくらい出ていて、そしてどのくらい
市道認定ができているのか、できていないところの理由について教えてください。
7
◯杉山土木管理課長 平成18年度から本年度9月議会までの4年半で、認定された路線数は478路線となっております。
8
◯後藤委員 申請されている
位置指定道路の状況は。
9
◯杉山土木管理課長 位置指定道路につきましては、平成18年度から平成22年11月末までで、
市道路線認定の事前調査の依頼が235件ありまして、そのうち市道として認定したものが120件でございます。
10
◯後藤委員 もう1点、今現在認定ができていない理由について、お聞かせください。
11
◯杉山土木管理課長 位置指定道路は、静岡市
市道路線認定要綱に基づいて
市道認定をしております。認定に必要な主な条件としては、まず利用状況として不特定多数の人及び一般車両の通行の用に供している。それと現に1年以上供用されており、かつ沿道に既存の家屋が2戸以上あること。それと
道路構造として起点・終点のいずれかが公道に接続していること。それから幅員が4メートル以上あること。また、
道路敷地として土地を市に寄附していただくことから、所有権以外の権利が設定されていないこと。隣接地と
道路敷地との境界が明確であること、
道路敷地に
道路管理上支障となる物件がないことなどとなっております。
市道認定に至らなかった事由としましては、幅員が4メートルに満たないもの、相続登記が完了していないもの、所有権以外の権利の抹消ができていないもの、それと、
道路管理上支障となる物件があることが主なものとなっております。
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◯栗田委員 市道認定の問題でもうちょっと聞かせていただきたいのですけども、
位置指定道路が市道になることによって、市のほうとしては整備関係をやってくれるような格好になるわけですけれども、住民にとってはプラス面がある。市にとっては何のプラスがあるのですか。
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◯杉山土木管理課長 地方交付税がふえるということになります。
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◯栗田委員 交付税がふえてくるからできるだけ
位置指定道路、普通は私道というのですか。これについては交付税がつかないわけですね。
静岡市道にした場合は交付税がどのぐらいかわからないけれどもふえてくる。だから、できるだけ多くの
位置指定道路を市道にしていくのはいいじゃないかなと思っておりますけれども、できない理由の中に、道路に構造物があるというのですけれども、道路に支障があるような構造物でなくても、大変微々たるものも指摘しているような感じがするわけですね。現実に話をしていく中で、ポストがある。ポストがちょっと道路に出ているというような格好じゃないのだけども、また、
インターフォンがある、そんなものもだめだよと言うけども、基準はどうしているのですか。支障ない中で、市としても交付税がプラスになるということであるならば、できるだけやればいい。例えばポストや
インターフォンなんかも全部撤去しろ、塀もおかしくなっちゃう、そんな形の指導があるような感じがしていますけれども、その辺はどうなんでしょうか。
15
◯杉山土木管理課長 市道の認定につきましては、静岡市
市道路線認定要綱に基づき認定しているわけですけれども、基本的には、市道ということになりますと
一般車両等の通行の用に供するという形になりますので、市道と同じような扱いで、支障となるものについては撤去していただくということになっております。
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◯栗田委員 支障になるという、その判断ですよ。今、言っていたように、ポストがちょっと出ていて水が当たらないように、そこに入れるようになっていた。道路に交通上支障がある。その交通上支障があるという見解が、どこでどう判断するのか。そんなしゃくし定規に、ひょうきんなこと言うと1ミリでも出ていたら、壁がぼこぼこしていたら、それが出ていると認定の中で削らせたりする。現実にどの程度が支障と判断するのか。
交通上の支障という点からいくと、例えば市道については、官民をやって出ているということがわかったら、その建物を建て直すとき、塀を建て直すとき、引っ込めてくださいよと、こういうやり方をするわけですけれども、認定するときの交通上の支障という見解は、どの
程度どうしているのか。ただ条例で入っていますよと、そんな単純な言い方じゃなくして、その辺の許容範囲はどうやって判断するのかなと思っているのです。僕が言うのは、ポストなんかのあれですよ。明確に幅がないというのは、そんなのはわかり切っていますよ。そういうことじゃないのですよ。
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◯杉山土木管理課長 先ほど言いましたけど、皆さん同じ基準の中でやっていただくということになっておりますので、そういうことで御理解いただきたいと思います。
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◯栗田委員 かわいそうだと言う委員もおりますけれども、市民の人にとってはもっとかわいそうな点もあるような感じがします。僕はもうちょっとその辺を、市道の認定というより、官民などをやったときの問題と同じような判断が、そこまでひょうきんなことは言いませんけれども、そういう措置できないのかなと。次の工事をやるとき下げなさいよと言ったり、そういう指導の中で、だから僕はわざわざ交付税が入ってくるということを確認したわけです。お金が入ってくるわけだから、その辺はもうちょっと検討していただきたいと感じております。そして、今ある
位置指定道路については、基本的には全部
静岡市道にするような努力を行政上もしていく必要があるような感じがしますけれども、これは私の意見でございます。
ところで、資料1の4、
道路新設改良事業、国県道、この中で3億2,000万があるわけですけれども、国道150号、
県道駒越富士見線はどういう工事か説明していただけますか。
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◯青地道路整備第3課長 平面図で説明します。これが国道150
号清水バイパスです。これが150号です。南北に
駒越富士見線が通っております。今回の補正箇所の工事区間は、この赤で着色した区間で、延長は220メートルです。
工事内容につきましては、サイドの
道路擁壁工と、車道と歩道の舗装工事を実施いたします。
20
◯海野道路整備第2課長 国道150
号久能拡幅の説明をさせていただきます。
まず、全体計画について説明させていただきます。
国道150
号久能拡幅は、
道路整備事業として駿河区根古屋から大谷までの4.2キロの2車線を4車線に拡幅し、渋滞の解消、円滑な交通の確保、
特定重要港湾清水港への
アクセス強化及び沿道の観光施設への
アクセス向上を図るものでございます。また、静岡県
地域防災計画において第1次
緊急輸送道路に位置づけられており、災害時における
緊急輸送道路の確保と医療施設へのアクセスの強化を図るものでございます。この事業は、平成20年度から国庫補助の採択を受け事業に着手しました。
続きまして、工事の概要について説明させていただきます。
今回の内容につきましては、
大谷区画整理事業の南側にあります
起点大谷地区と
西平松地区との境から、ここを起点といたしまして終点がここ、約550メーターを計画しております。現在の幅員は、2車線の道路で約9メーターありますが、今回の拡幅工事により、
道路幅員は22メーターとなります。
道路構成ですが、幅3.25メーターの車線を4車線です。その両側に3.5メーターの歩道をつくります。
21
◯栗田委員 予算3億2,000万で、久能のほうが幾らで、
県道駒越富士見線、こちらが幾らになっているのか、それと、工期関係はどういう形になっているのでしょうか。特に
県道駒越富士見線は、信号をつけたりするという点からいくと、
供用開始が結構おくれてくるような感じがするわけですけれども、いつごろを想定しておられるのでしょうか。
22
◯松浦道路計画課長 事業費につきましては、私のほうから説明させていただきます。
国道150
号久能拡幅につきましては、事業費2億円でございます。それから、
県道駒越富士見線につきましては事業費1億2,000万円でございます。
〔「工期」〕
23
◯海野道路整備第2課長 ただいまの国道150
号久能拡幅の件ですけど、工期というのは2億円の工期でしょうか。それとも事業の完成予定の工期でしょうか。
〔「両方」〕
24
◯海野道路整備第2課長(続) 今回の国道150号は延長550メートルあります。そして2億円ということで、頑張るつもりですけれども3月31日には若干難しいかなと思っております。そして、全体の計画の工期ですけれど、平成28年を予定しております。
25
◯青地道路整備第3課長
駒越富士見線の工期と
供用開始についてお答えします。
補正予算額1億2,000万で工事をさせていただきまして、工期は平成23年度内を予定しております。
供用開始につきましては平成24年度内を予定しております。
26
◯浅場委員長 修正がありますか。
27
◯青地道路整備第3課長 失礼しました。
駒越富士見線は国道150
号バイパスにタッチしますが、そこの部分の工期と
供用開始につきましては、平成23年度内を予定しております。それから、150号の
接続道路、乗り入れもございますので、全体の事業につきましては、平成24年度内の工期と平成24年度内の
供用開始を予定しております。
28
◯栗田委員 そうしますと、
県道駒越富士見線から150号の
バイパス、ここまでの接続、
供用開始を平成24年度内という格好で、感じでいけばいいんですね。
29
◯青地道路整備第3課長 図面で説明いたします。
150
号清水バイパスがあります。国道150号です。今回、ここの区間の施工をお願いするものでございますが、この赤の区間を施工することによりまして、150
号清水バイパスと接続いたします。その完成が平成23年度内を予定しておりまして、
供用開始につきましても、ここのタッチの
供用開始が平成23年度内を予定しております。
それから、引き続きここの
接続道路、ここが150号でして、
駒越富士見線はこの下を通ります。ここは立体交差になっていまして、
接続道路と交差しまして、この
接続道路から150号のほうへ乗り入れすることができます。引き続きこの
接続道路の工事を予定しておりまして、青の部分が23年度施工予定、西側の
接続道路については24年度の施工を予定しておりまして、
供用開始は24年度を予定しております。
30
◯栗田委員 もう一回確認しますけれども、全体、すべての事業関係が終えるのは何年というのは、それはそれでわかります。
駒越富士見線から静岡側は右折、
三保側左折、この道路を直すまでにどのぐらいかかるかということは今わかりましたけれども、150
号バイパスまで信号をつけたりいろんなことを全部して、そこまでの
供用開始が平成23年度以内という格好でいいですか。初め24年度と言ったのはよくわからない。
31
◯青地道路整備第3課長 工事を施工しまして、交差点に信号機を設置するところまでを平成23年度内に完成させまして、23年度内に
供用開始いたします。
32
◯栗田委員 23年度内に150
号バイパスのところまで接続されるということになりますと、私ども利用する者にとっては大変よくなる。よくなるということは、150
号バイパスと交差するところは少ないですからね。1カ所しかない。だから、これができることによって大変便がよくなるような感じはするわけなんです。よろしくお願いしたいと思います。
それから、今回、
経済危機対応・
地域活性化予備費事業、そんな形でこの予算が出てきたわけですけれども、ここで見た限りにおいては、決められた大きな
道路関係、設計関係でいろいろなものをやって、
道路関係へお金をばさっばさっと入れるような格好が中心だったわけですけれども、そのほかにいろんな要望が出ている。細かいけれど、本当に市民に必要なことがたくさんあるのではないかと思うのですけれども、こういうような経済対策といったら、もうちょっと細かく分けるというようなことは考えなかったんでしょうか。
33
◯松浦道路計画課長 今回の国の
経済危機対応につきましては、国のほうで
予備費事業ということで対応した影響でございますけども、目的というものがございまして、その目的に対象となる路線を当てはめて、それで認めていただいたというようなものでございます。目的というものを2、3お話しさせていただきますが、今回の国の
経済危機対応の
補正予算に対しましては、対象としなければならない路線がございます。国のほうの
補助採択要件の1つであります地域の防災対策にかかわる事業のうち、
緊急輸送路や
バイパスの整備など事業の促進要望がありまして、また、予算の投入の結果、供用の前倒し等の効果が明確であるものということでされております。そういう中で、現在事業を推進中であります事業効果の発現が早期に見られるものということで、今回の対象路線を選定したものでございます。
34
◯栗田委員 国の指導の中でそうなったということで、大変よくわかりました。僕なんか、もう少し細かく市民要望に対して、みんなやってくれるというのが一番いいよう感じがしましたけれども、国でそう言ってくるのだったらそれでいいです。
35
◯小野委員 栗田委員から話が出た
県道駒越富士見線ですけども、工事のやり方をお聞きしたいのですが、今、話を聞いていますと、要するに23年度内に現在の右左行っているやつを直線で150
号バイパスへ抜いていくということになるわけですね。そうすると150号が現道として走っているわけですので、ここへ当然橋がかかるような感じになってくると。その工事のやり方というのは、どういう手順でやるのですか。
36
◯青地道路整備第3課長 図面で御説明いたします。
現在完了しているところが、この橋梁とこの道路になります。これが150号です。今、工事を進めているところは、この橋梁を進めております。この橋梁を終わらせまして、同時にこの赤の部分を23年度に終わらせていきます。それからあと、ここの
接続道路につきましては、ここを開放させて通した段階でないとここの工事はできませんので、ここを完成させた時点で、引き続きここの
接続道路を施工いたします。
37
◯小野委員 課長、もうちょっとわかるように言ってくれる。
今、説明してくれるのはいいのだけども、僕が聞いているのは、橋をかけるようになるよと。150
号バイパスまで
県道駒越富士見線をつなぐと。それを、橋をこうやってかける、その後にこうだよと、単純に言ってくれればいいだけど、こっちをこうします、あっちをこうしますと言っていると、聞いていてよくわからない。
38
◯青地道路整備第3課長 今、22年度で、この橋梁の工事をやっております。(「わかっている、それは」)
39
◯浅場委員長 説明員に申しますけど、一度戻って整理してくれる。一たん説明の順序を組み立ててくれる。
40 ◯水越道路部理事 施工順序について説明させていただきます。
この
駒越富士見線は掘り割りの道路になります。ここに農道橋を昨年かけました。現在の150号はずっと土手になっています。その次にこれを橋梁にして、ここが掘り割りだものですから、この両側、これは掘り割り方式の両側ブロック積みがこちらの絵になります。ですから、ここが立体交差になって、ここが突き抜けた後でこの両側をやる。車を全部こっちへ流して、それから両側を施工していくということで、それを24年度中に完了させるということでございます。
41
◯小野委員 わかりました。
42 ◯佐野委員 それでは、都市局から教えてください。
静岡駅賤機線の2.7キロの件。静岡駅賤機線は3.6キロを整備していますよということが本会議でもありましたけれども、この2.7キロを3つの工区に分けてやりますということで、21年度末の進捗率が79%、事業費が205億ですから160億ぐらいが終わったということでしょうか。40億ぐらい残っているものを、当初の予定では23年度までなんだけれども、終わりそうもないから延ばしますという、こういうお話をいただいているのですけれども、22年度末では3工区それぞれどのぐらいの進捗率になっているのかというのが1つ。
それから、残区間ですけれども、23年度の事業費、つまり23年では終わりませんよと言われているのですけれども、23年はどれぐらいの事業があるのでしょうか。
43 ◯深澤街路課長 22年度の見込み額ということでございますけども、ちょっと時間をいただきたいと思います。
それから、23年度末でどのぐらい事業ができるかということ、これもちょっと時間をいただきたいと思います。申しわけございません。
44
◯浅場委員長 じゃ、次の質問にいきます。
45 ◯佐野委員 そんな大変なことじゃないように思ったのですけれども。
それと、新東名までのアクセス道路にここが該当するわけですけれども、その中で、主要な幹線道路という位置づけなので、200メーターをめどに信号交差点をつくりたいよ、こういうお話もありました。今、2.7キロの中で信号交差点は幾つあって、新設は幾つ必要なのでしょうか。これは中央分離帯も含めて、警察との協議というふうなことも必要になるやに伺っておりますけれども、どんな計画でいるのか、あるいは信号交差点というものが、実は計画ではいつごろの予定になっていくのか、これも教えてください。
46 ◯深澤街路課長 新しくできる信号交差点の話ですけども、いわゆる肋骨道路ということでございます。全体で9カ所16路線の整備を計画してございまして、現在は完了、または一部完了、現道利用も合わせて9路線が完了してございまして、未着手が7路線ということでございます。残りの7路線については、本線整備とあわせて肋骨道路を計画してございまして、また、その信号設置についても、警察と協議しながら設置していくというところでございます。
それから、中央分離帯のお話ですけども、いわゆる移動式の分離帯で囲っているところがございますけども、これは地元との協議の中で、肋骨道路を整備した上で正規な中央分離帯を整備していくということになってございまして、本線整備とあわせて肋骨道路を整備し、あわせて中央分離帯も整備していくという計画でございます。
47
◯浅場委員長 信号の数を聞いていた、既存と現在と将来計画、信号の数。
48 ◯深澤街路課長 いわゆる肋骨道路の交差点というのが、全部信号交差点ということでございまして、新しく9カ所につくという計画でございます。
49 ◯佐野委員 聞き方が悪かったですかね。現在、信号が幾つあって、そして、主要な幹線道路ということで、200メーターをめどに信号交差点にするということは、新たに9ということですから、今現在幾つあって、その間隔はどんな格好になるのですかということです。
それと、全体の200億余というふうな事業費の中には、肋骨道路部分、今ここの9路線は完成していますと、残りが7路線ありますということですけれども、それらの事業費というのは入っていなくて200億ということですか。
50 ◯深澤街路課長 ただいまの御質問は、200億という予算の中に、肋骨道路の整備が含まれているかどうかということですと、200億の中には含まれてございません。
51
◯浅場委員長 現在の信号の数が幾つあってという話、そこの数の話がまだ。
52 ◯深澤街路課長 現在の信号の数というのは、後で調べますので時間をください。
53
◯浅場委員長 最初の質問の答弁はまだ出ませんか。
次の質問。
54 ◯佐野委員 それが出てこないと聞けないことが幾つもありますよね。どのぐらいの間隔になるとか、工期とか等々も、残期間が終わってから肋骨道路ができて、そして信号の数を定めて、移動式の中央分離帯を固定式のものにかえるということなので、それら全体の流れを知りたい。あるいは、そこにそれぞれかかっていく、あるいは、まだこれから後、国の補助が2分の1ですけれども、2分の1部分で幾ら補助が来て、そうでないものはどのぐらい来るのかということもお聞きしたいのです。
それでは、そこと交差をします
静清バイパスの関係の今回の3,340万でしたか、国の直轄道路事業の負担金のことを伺いたいのですけれども、どこの場所のどんな工事を、3分の1ですから約1億円の工事ですよね。どのあたりをどんなふうな格好で工事をするのか、御説明をいただきたいと思います。
55
◯松浦道路計画課長 今回の補正に上がっております場所でございますが、清水区興津東町から駿河区丸子二軒家に至る
静清バイパス、これが延長約24.2キロメートルございますが、そのうち平成23年度内の4車線供用を目指しております唐瀬インターから羽鳥インター間、これが約4.7キロメートルございます。その4車線化を促進する事業をやっておりまして、今回の補正に係る事業につきましては、23年度内の供用を図るために、昭府インターの下り線の
オフランプ及び側道の道路改良を実施するものでございます。これに対しまして事業費1億円ということで、その負担金3,340万円を計上させていただいております。
56 ◯深澤街路課長 先ほど佐野委員のほうから、静岡駅賤機線の関係で、平成22年度末の進捗の見込みということでございますが、約82%でございます。それから、事業認可期間、平成23年までですけども、それまでの進捗率というのが約87%を予定してございます。
23年度の予算額というところでございまして、これまでの事業の進捗を見ながら、10億程度の予算づけをしていきたいと考えてございます。
57 ◯佐野委員 つまり、82%から87%にしかならないということは、5%ですから10億になるわけですけれども、それは、まず1つは、国のほうが5億しかつけられませんよということなんですか。
もう一つ、3工区に分けて昭府、松富、松富2となるわけですけれども、21年度末もそうですが、進捗率は平均では79%です。昭府町のように、もうほとんど100%近く、96、7%というところもありますし、松富2の33.5%というところもあります。平均では82%になっておりますけれども、進捗率は工区ごとにばらつきがあると思うのですけれども、それはどんなふうに設定されているのですか。これが1つ。87%になる23年末もそうです。完成するところもあるのですか。つまり、完成できないと、さっきおっしゃったように、肋骨道路に手がつけられない、あるいは信号、中央分離帯も、それから以降だというお話でしたのでお伺いします。
58 ◯深澤街路課長 静岡駅賤機線でございますけども、今、街路課で事業を実施しているのは、籠上の交番から運転免許試験場の先の交差点まで。昭府町工区が松富団地の手前まで1,145メーター、それから北側、スーパーもちづきまで721メーターを松富工区、松富2工区がそれ以北ということになってございます。先ほどのように進捗率が約96%、それから86%何がしになっているのですけども、ここに関しては、今後どのような進捗になるかというところですけども、地権者が全体で73軒いる中で、今、71軒の交渉を済ませておりまして、あと残り2軒の状態でございます。それから、松富工区につきましては、47軒中45軒の交渉が済んでございまして、あと2軒ということでございます。そういう過程の中で、これだけ進捗率が進んでいるところでございます。
それから、松富2工区につきましては、地権者が87軒おるのですけども、現在36軒の交渉が調ってございまして、残りが51軒というところでございまして、進捗率も合わせて33.5%という進捗でございます。
中央分離帯の話ですけども、ここの地権者と合意形成が調って、道路が完成した時点で、それにあわせて肋骨道路も整備していくのですけども、肋骨道路を整備した時点で中央分離帯も設置していくという合意形成が地元と調ってございまして、そのような形で事業を進めているところでございます。
59 ◯佐野委員 もう12月なものですから、23年度の工事に伴うことですので、どこの部分をどういう計画でいるのかというのは、そうしますと、専ら地元地権者との交渉ということが問題であって、国の補助が、要するに国の認証が受けられるかどうかということが問題ではないんだと。つまり、今の段階で来年度予算10億ということを想定しているけれども、それは、今、まだ残となっております、これから交渉される地権者、例えば昭府工区だったらあと2軒、同じように松富もあと2軒、そして松富2工区は51軒と、この交渉の経過によって予算を組んでいくと、そこのところが問題だということなのですか、今のお話は。
60 ◯深澤街路課長 おっしゃるとおりで、事業を進めるためには地権者との合意形成が十分必要なところでございまして、用地を確保できなければ道路整備が進まないわけでございます。今年度、それこそこれまで建物補償だとか、土地の価格の補償の提示だとか、それらについて鋭意交渉を進めているところでございまして、そういう感触をつかみながら、来年度の工事の予算だとか、あるいは別件の土地建物の補償内容を見ながら予算計上していくという形になります。
61 ◯佐野委員 そうしますと、新東名までのアクセス道路という位置づけでこの工事は進めてきたのですけれども、今の段階では、とにかく23年は延ばしますと。だけど、いつまでにというめどは全く立っていないということですか。つまり、51軒余の、全部合わせますと55軒ですか、この用地交渉というものを進めていきますと、事業費はあと40億、23年末には30億残っていることになるわけですけれども、その工期、終点はまだ今の段階ではめどは立てられないという、こういうことでしょうか。
62 ◯深澤街路課長 この3工区とも、いずれも事業認可期間が23年度ということになってございます。事業認可の延伸をしなければならないわけですけども、先ほども申しましたように、地権者の関係もありまして、まず昭府町工区については残り2軒ということで、これまで長期未買収の土地だったのですけども、最近ここに来て急展開をしてきたという状況も踏まえて、あと2年程度の事業認可の延伸を考えています。それから松富工区についても、これも長期未買収の土地がございまして、残り2軒なんですけども3年程度。それから、松富2工区につきましては、先ほど申し上げましたように、残り51軒の地権者を対象にしていかなければならないというところでございまして、順調にいって用地確保が3年、それから工事に2年ぐらい、都合5年程度、事業認可の延伸を考えていかなければならないのかなというふうに現時点では考えてございます。
63 ◯佐野委員 そうしますと、本線になります幹線道路は、今の計画でいきますと28年、それが終わってから、その間にも7路線の未着手の肋骨道路についての整備は少しずつやっていくのかもしれませんけれども、それ以降に信号をつけたりですとか、中央分離帯をつけたりする工事が入っていく。28年プラス何年かということでしょうかね。
64 ◯深澤街路課長 ただいま申し上げた事業認可の延伸の期間の中に、すべて肋骨道路、信号機設置も含めての期間を2年程度、あるいは5年程度とお話をさせていただきました。
65 ◯佐野委員 そうしますと、国のほうには許可期間というのは、24、25、26、27、28、5年間の延伸を申請しているということですか、これからですか。
66 ◯深澤街路課長 事業認可期間が23年度ということでございまして、来年の10月、11月ごろ、県のほうに申請していきたいということでございまして、まだ申請はしていないというところでございます。
67 ◯佐野委員 その時点で認可期間を、まだ1年近くあるわけですけれども、期間も含めてこの間で検討しますという、こういうことですか。認可を申請するときの要件というのはどういうものなんですか。
68 ◯深澤街路課長 認可の要件というところの規定ということですか。そういった規定はございませんけれども、一般的に7年以内ということでございます。今回は、先ほど申し上げました事業認可の延伸を考えてございますけども、今年度の進捗、来年10月ぐらいまでの進捗を見ながら、来年の10月、11月の時点で判断していくという形になります。
69 ◯佐野委員 それでは、後で信号機の話は言っていただきたいと思います。
もう一回道路計画課に戻りますけれども、今回つきました3,340万、つきましたというか負担金を請求されましたこの内容ですけど、ここの場所をやりますという、つまり昭府地区というのは、ここの間よく言われてまいりましたけれども、全く国の意向で決められた場所なんですか。先ほど街路課が出しました地図の中の一部は重なり合う部分があるのですか、全くないのですか。つまり、全く市の計画とは無関係にここをやりますと幾らかかりますので、市は3,340万、ちょうど3分の1を負担してくださいというふうに、ぱっと請求書が来るだけですか。
70
◯松浦道路計画課長 街路事業のものと、私どものほうの直轄事業のものとは色が違いますので、あくまで国が
静清バイパスの整備促進をするためにということで、その場所をということになっております。私どもも、静岡市として要望を出しておりまして、
静清バイパスの整備推進、あるいはほかの直轄事業についての整備促進という要望も一応出しております。その中のものでございます。
71 ◯佐野委員 追加の補正の中でもまたこれが出てまいりますけれども、そうしますと、いろんな要望は出しているけれども、どこをやるかを決めるのは国が自分の意思で決めますと、連絡だけが来るだけなんですか。あるいは、そこをやってくださるのだったらこっちのほうを早くやってくださいみたいな話はできないのですか。
72
◯松浦道路計画課長 ことしの当初予算につきましても同じですけども、前年度11月に、市長、それから中部整備局長が出席します国土交通省中部整備局との協議会が開かれます。その中で国から、静岡市における平成22年度の予定事業内容について、事業計画の説明、あるいは協議も行います。説明内容につきましては、路線別・事業箇所別において、前年度の21年度の事業状況と22年度の見込み金額と事業予定内容、また、事業進捗状況などとなっております。市からは、
静清バイパスの4車線化事業などの推進を要望しております。これは、先ほど来お話ししました。このような協議を経まして、平成22年度の国の直轄事業費が決まってくるわけでございます。それにあわせまして、負担金の予算額、私どもの今年度33億4,000万という当初予算が決まってきます。そういう形で計上をしてございます。
73 ◯深澤街路課長 先ほどの佐野委員の御質問の中で、現在信号機が何カ所であって、将来幾つつくかと。これは歩行者専用の信号機等もございますけども、現在10カ所についておりまして、将来的完成形になれば15カ所設置することになります。
74 ◯佐野委員 さっきの説明と今回の説明の関連を教えていただきたいのですよ。今、10カ所ありますと、歩行者用も含めて。このうち肋骨道路に関係をする、横の路線に関係するところというのが幾つなのか。つまり、10を15にするわけですから、5ふえるわけでしょう。でも、さっきは9カ所16路線で、今9完成していて、7が未着手ということは、どういうふうに重なり合っているのですか。
75 ◯深澤街路課長 肋骨道路を整備したところで、警察との協議の中でいろいろまだ設置できないとかありますので、数の整合性はとれないのですけども、まず肋骨道路全体で9カ所設置します。そのところには必ず信号機が設置できるわけですけども、既設の交差点もいろいろありまして、現在は10カ所が整備されていると。それは既存のものも合わせて、新設のものも合わせて、全体では10あると。将来的には15カ所設置するということになります。
76 ◯佐野委員 今ある交差点、つまり信号が必要な交差点は10カ所中9カ所で、1カ所は歩行者用ですよという意味ですか、おっしゃったのは。
77 ◯深澤街路課長 既設の信号機、それから新しくつくる信号機、後で図面を正式に出させていただきます。よろしくお願いいたします。
78
◯浅場委員長 委員の質問と当局の答えに少しミスマッチがあるようですので、お互いに、委員ももう少しわかりやすく質問することと、当局のほうも的確に、簡潔にお願いします。
79 ◯佐野委員 本人はわかっているつもりなもんですから、申しわけありません。
それでは、道路保全課にお願いしたいのですけれども、北賤機トンネル、この8,000万についてお伺いをしたいのです。これは、図面をもって説明をしていただきたいと思うのですけれども、半分が国の補助対象ですよということで、4,000万が補助になっているわけで、4,000万が市債を組んでいるわけですけど、どの部分が工事の中で補助対象になるのですか。
それから、わかっていたら教えてください。大変、トンネルは多いと思うのですけれども、ちょうどここが25年から30年経過しているのだそうですけれども、こういうレベルの、つまり今回のような工事が必要なトンネルというのは、市内にはどれぐらいあるのでしょうか。いつの調査で、どんなものが調査をされていて、そして、今回、このトンネルが8,000万ですから、そうしますと、どれくらいの費用がかかってくるのかなということもあるわけですから、わかっている段階で結構ですので、教えてください。
80 ◯寺田道路保全課長 8,000万のうち4,000万、2分の1が補助ということで、どの部分という御質問でございますが、延長が341メーターございますけども、そのうちのどの部分ということではございませんので、全体の2分の1という形になってございます。
続きまして、現在の他のトンネルの状況ということでございますけども、市が管理するトンネルは国道に5、それから県道に18、それから市道に2トンネルございます。このうち、平成11年度に県におかれまして調査をした結果、その中で3トンネルにつきましては異常が発見されたということで、これは既に修繕されております。その後、5トンネルにつきまして、やはり修繕が必要だということで、これも修繕を実施しております。それから、今年度、職員によりまして点検を実施した結果、多少漏水という箇所は見受けられますが、直ちに修繕を必要とするというようなものは見つかりませんでした。今後、また調査は必要になるかと思いますけども、現在のところは早急に修繕をしないといけないというようなものではございませんでした。
81
◯浅場委員長 佐野委員、1問1問やってくれたほうがわかりやすい。2つ、3つやると、当局の方は、複数の質問をどういうふうに答えるのか、こんがらがりますので、できたらそれのほうが、当局も答えやすいと思いますので、お願いします。
82 ◯佐野委員 どの部分が補助対象なのかというふうに伺いましたのは、メーター数のことだとか箇所のことではなくて、今回、注入をする工法をとったわけですけれども、トンネルだとか、そういう
道路構造物の修理の方法というのはいろんな方法があるのかもしれませんけれども、つまり工法について、この部分は補助対象というふうな、何か国の規定があるのですかということなんです。
あるいは、北賤機トンネルのようなトンネルの場合には、工法というのはどのぐらいあるのですか。単価もそれによって変わってくるのかなというふうにも思うのですけれども、工事費というのは、この方法だとこれぐらい、この方法だとこれぐらい、この方法だと補助率はこういうふうになっていますというふうな、何かそういうものがあるのですか。
83 ◯寺田道路保全課長 工法によって補助率が変わるということではございません。
84 ◯佐野委員 もう少し伺いましたので、答えてください。工法って、どんな方法がほかにはあるのですか。それと補助対象2分の1はわかりましたけれども、薬剤を注入するだとか、外のりというのですか、内のりというんですか、こういうふうにするのが補助の対象になるのか、全部が対象になるのか、そのあたりも教えてください。
85 ◯片井俵沢道路工事担当課長 工事の内容ということでお答えいたします。
今回、北賤機トンネルに関しましては、まず場所ですが、静岡駅から北へ約15キロ、都市山村交流センター「安倍ごころ」の約1.5キロ上流の
主要地方道梅ケ島温泉昭和線の葵区津度野に位置する延長341メートル、幅員9.25メートルのトンネルでございます。昨年度の委託調査の結果、覆工面にコンクリートのひび割れ、それから剥離等が見受けられましたので、それらの対策といたしまして、ひび割れにエポキシ樹脂というのを注入いたします。それと剥離面ですが、剥離についてはは、つり落としをしまして、はつり落とした上で、この中を鋼板等によって内面補強します。あとは裏面に地下水の影響により生じていると思われる空洞があります。ここを可塑性モルタルの注入を行う。あとは、漏水がありますので、それに関しましてはボーリングを行いまして、トンネルの中にとめてしまうのではなくて、導いてそのまま側溝へ落とすという工事でございます。この工法全部、補助の対象になっていますので、単独ということはございません。
86 ◯佐野委員 わかりました。ありがとうございます。
先ほど道路保全課のほうで、市管理のトンネルの数というのを教えていただきましたけれども、これというのはどんなスパンで、調査というのはどこが主体になって、今までも、あるいはこれから以降もやることになるのですか。実際には目視をしたり、地震が来て崩れたらすぐわかるわけですけれども、そうではなくて、これは補修をしたほうがいい、あるいは今回のような修繕をしたほうがいいというふうな判断をされると思うんですけれども、それはどんな形でやっていくことになるのでしょうか。
87 ◯寺田道路保全課長 どこが主体となって管理をするのかということでございますが、国県道、国道1号とか52号は除きまして、政令市が管理している道路につきましては、国県道、市道、すべて市が管理するということになります。
どんな方法で管理をしているのかということでございますけども、先ほどお話ししましたように、平成11年度には、県におかれまして点検を実施しております。その後につきましては、道路パトロール等におきましてトンネルを通過した際に、漏水があるとか、大きなクラックが見つかったとか、そういった形で管理をしてございます。
88 ◯佐野委員 もう一つ教えてください。
そうしますと、これはトンネルを管理するマニュアルみたいな、何年に1回は必ずこういうのをやるだとか、何年に1回はたたくだとか、長寿命化というふうにいったらいいのか、保全といったらいいのか、管理マニュアルといったらいいのか、そういうものというのは、基準というものは全くなくて、管理を任されている自治体、県であったり、政令市であったりすると思うのですけども、そこがやるわけですか。あるいは、橋もそうですけれども、トンネルも大きさだとか、そういうものによって区分もなくて、期間にも定めがないという、全く自主的にやっていくということですか。
89 ◯寺田道路保全課長 トンネルの管理につきましては、特に法律等で決められているものはございません。自治体が自主的に管理しているということでございます。トンネルの中に電気設備等附属設備がありますが、そういったものにつきましては電気事業法、あるいは発電機のタンクが設置されているような場合は消防法の規定がありますので、これらはその法律にのっとって管理することになります。
管理マニュアルにつきましては、現在、舗装、それから橋梁につきましては健全化計画というものがございまして、策定をしているところでございます。トンネルにつきましては現在35カ所ございますけども、現在のところ、策定はしてございません。策定につきましては、今後必要になると考えております。
90 ◯寺尾委員 街路事業で1つ。先ほども話が出ていますが、中央分離帯の設置について、地元の皆さんとのトラブルといいましょうか、協議をされていると思うのですが、現在どんな問題が出ているのか紹介願えますでしょうか。
91 ◯深澤街路課長 今の御質問は、静岡駅賤機線に限ってということですか。(「はい」)
平成21年2月の委員会に地元から陳情が出されておるのですけども、これに関しましては、沿道に商店がたくさんありまして、これまではすぐ接道して商店に入れたのが、それが中央分離帯によって遮られてしまうということでございまして、先ほど申し上げましたように、我々の計画として9カ所の肋骨道路を整備して、そこでUターンをして商店に入らなければならないということで、商業者からすると、使い勝手が悪いというのが一番の問題でございます。
92 ◯寺尾委員 中央分離帯については、これは当然のことながら交通安全の確保ということが第一だと思うのですね。
道路構造令もありますし、警察との協議というさまざまな問題があって、交通安全を確保すると、こういうことになると思うのですが、地元の、特に商売されている方々との調整というようなことも必要になってくるわけですが、この辺は今後どんなふうに進めていこうというようなお考えはありますか。
93 ◯深澤街路課長 今後の地元との調整ということになろうかと思うのですけども、陳情されたときに、常任委員会の皆さんから、地元とよく調整をして合意形成を図ってからというお話を受けて、我々のほうも鋭意地元と調整をして、地元の説明会にも入って協議をしているところでございます。
94 ◯寺尾委員 ぜひ地元との合意形成を図って進めていっていただきたいと思います。
次に、国の直轄事業の負担金にかかわってなんですが、先ほどもお話があったわけですが、特に今は来年度の予算編成の時期、国のほうもやっているわけですけれども、直轄事業負担金の国の考え方、例えば今まで一定の改善の方向ということも出ているのですが、特に今の状況、来年度へ向けてなど国の考え方等について、その後示していただけるようなことがありましたら、御紹介いただけますか。
95
◯松浦道路計画課長 やはり昨年度からの経済不況がございまして、今年度も新規事業は国としてもやらずに、継続事業、あるいはすぐ事業効果が発現できるようなところについては予算をつけていくという形になっております。来年度についてはまだ示されておりませんのでわかりませんけども、そのような形で現在も新しいものは抑えて、継続事業、あるいはすぐに効果が出るものをやっていくというような状況は、今までやったものとはちょっと違った形で進めているのではないかなということでございます。ですので、情報が入り次第、またそういうものについては私どももすぐに対応していきたいと思っております。こんな状況でございます。
96 ◯寺尾委員 もう一度答えてくれますか。直轄事業負担金の改善の方向、つまり、例えば庁舎修繕などについては、この負担金の対象にしないというような方向などが出てきているけれども、来年度以降に向けて改善の方向が出ているかどうか、この辺を聞かせてください。
97
◯松浦道路計画課長 的確な答えでなく、申しわけありませんでした。
直轄事業負担金の関係で、その問題についてということでございます。
国と地方の役割分担のあり方や、今後の社会資本整備のあり方と地域主権の実現に関するさまざまな課題と密接に関連しております。これとの整合性を確保しながら、関連する諸制度の取り扱いを含めて検討を行いまして、マニフェストに沿って現行の直轄事業負担金制度の廃止とその後のあり方について結論を得るような議論をされておりまして、25年度にかけまして、このような内容を、地方の意見等を聞きながら国のほうは進めているというような状況でございます。御存じのように、今年度は事務費がなくなりました。それから、来年度は確実に維持修繕費等もなくなってくるということでございますので、それ以後のものについては、25年度に向けてもう少ししっかりした形ができてくるのではないかと考えております。
98 ◯寺尾委員 的確でございました。
これについては、もちろん指定都市市長会とか全国市長会とか、さまざま出ていると思いますので、引き続き要望してほしいと思います。
次に、資料1の6ページの小瀬戸遺跡、直接的には道路事業というよりは、これはほかのところでやると思うのですが、小瀬戸遺跡について、内容はどんなものであるのかということで、わかりましたら御紹介願えますでしょうか。
99 ◯鈴木高規格道路推進課長 小瀬戸遺跡は、新東名高速道路の建設に伴い、平成11年度に小瀬戸地区において新たに発見された遺跡でございまして、平安時代から江戸時代にかけての集落跡と水田跡が確認されております。
100 ◯寺尾委員 発掘調査が債務負担行為になっているわけですが、時期的なもの、そして前に現地調査もしましたけれども、ここに多分インターもできるということになっているわけですが、この発掘調査によってインター建設にどんな影響が出てくるのか、その辺も御報告願えますか。
101 ◯鈴木高規格道路推進課長 今回の試掘で水田跡が確認されましたので、急遽、本調査を行うわけでございます。静岡サービスエリアに計画しておりますスマートインターチェンジは新東名と同時供用を目指しておりますので、発掘作業をする場所がアクセス道路と重複するものでございますので、先に発掘調査を済ませまして、それからアクセス道路の工事をするわけでございますが、スマートインターチェンジの
供用開始までには影響はないと考えております。
102 ◯寺尾委員 発掘調査の中身、期間的なものなどについても、きょうはいいですので、またどんな期間でどんな調査をするのかという事柄などについて、後でいいですから教えてください。
次に、
市道認定の件で質問いたします。2)の21ページです。これも議会ごとに諮ってということでやっていただいているということで、従来より大分前進しているということで評価をしたいというふうに思うんです。
そこで、認定をした場合の、結局今度は市道として当然市が管理するということになるわけですよね。そしてまた、認定の申請をするという方々については期待も大きいということになるわけですね。そこで、認定後の
道路管理、あるいは申請者の要望にこたえていくという意味で、これからどのように管理をしていくのか、その辺について考え方をお示しください。
103
◯松浦道路計画課長 道路部でやっておりますけども、道路整備第1、2、3課ございますけども、皆同じ方針でやっておりますので、私が代表してお話しをさせていただきます。
位置指定道路のことをおっしゃっていると思います。
市道認定した場合における舗装整備、それから改良等の対応につきましては、予算状況等を勘案しまして、必要に応じて補修等を進めておるところでございます。大体が舗装されていますが、そういう箇所がございますので、そういう中で悪いところがあれば要望をいただいて対応をしているところでございます。
104 ◯寺尾委員 しつこいようで悪いですが、該当の方々からの要望には積極的にこたえていきたいと、こういう意思でいいですか、確認の意味で。
105
◯松浦道路計画課長 そのとおりでございます。予算等もありますし、いろんな要望も出されております。そういう中で、予算等を勘案しながら進めてまいりたいと思っております。
106
◯浅場委員長 先ほど、高規格道路の小瀬戸の発掘調査の件については、改めて今、寺尾委員が聞きましたので、資料提供してください。それでいいです。
次にいきます。
107 ◯井上委員 1点だけ教えてください。
国直轄事業、今、お二方が質問されました。そして、昨年の11月ごろから始まって、いろいろ、こことここをお願いしますとか、あるいはやりたいよという格好で33億4,000万の予算を取りつけたということで、今回その中に入っていない、それ以上になったということで3,340万の補正という、その流れはわかりました。そして、3分の1もわかりました。ということは、現在、100億ぐらいの工事がやられている、あるいは終わった、そういう状態で、今、この3,340万の説明でも、これからやるものに対して出すというお話でありました。
ということは、やるときは、今、国はこういう格好でやりますよ、静岡市は幾ら出してくださいと、今回出します。終わるときはどうするのですか。完了とか、市に移管するというような格好になってくると思いますが、流れとして、こういう格好でこういうふうに終わりました、問題なくできましたというその辺の国と市の手続関係は。
108
◯松浦道路計画課長 現在、国で直接工事を進めておりますところは国直轄でございますので、それが終わって市に移管されるというのは、今はまだございません。現在、終わったものに対して、どういうように終わったかということを私どものほうで金額を確認しまして、それについてお支払いをしているということでございます。私どものほうも要望を毎年度やっております。
109
◯浅場委員長 工事の完了届をもらっているかどうかという話ですよ。
110
◯松浦道路計画課長 完了届というものはもらっておりません。届けはございません。(「国は」)国は国で会計検査を受けております。
111 ◯井上委員 今、予算どりをしておりますので、
補正予算ですので、これから工事が始まるので3,340万かかりますよと、今、話をしているわけですね。いつかの時点で国が工事に入りますね。工事が終わったらお金を払うわけですね、振り込みにしろ何にしろ現金を払う。終わるそこの時点のやりとりはどうなるのですかということを聞いているのです。
112
◯松浦道路計画課長 支払い通知というものがまいりますので、それを確認しましてお支払いをするという形になります。
113 ◯井上委員 もう一回確認しますけど、この3,340万はこれから工事が始まるのですね。これは終わったから予算をとっているわけじゃないですね。その辺を確認したい。
114
◯松浦道路計画課長 現在も事業を進めているわけですけども、今回の1億については、これから手をつけるというところでございます。
115 ◯井上委員 昨年この関係の直轄事業の数字を上げられたら、どれぐらい支出されているかわかりますか。
116
◯松浦道路計画課長 21年度でございますが、総額48億4,175万3,333円でございます。昨年度の国の総事業費126億544万8,000円に対しまして、先ほど私が言いました地方負担額が48億4,175万3,333円ということでございます。
117 ◯井上委員 そうすると、昨年48億、今33億で、34億ぐらいになってくるでしょうか。随分、予算のとき、昨年の委員会で話題になったのか知りませんけど、パーセンテージにしますと2割減ぐらいで予算を組んだということになりますね。それはそれで、そういう見込みで出したかと思うのですけど、もう一つ気になるところを伺いますと、今回の財源は市債で3,340万上げておりますけど、今までの33億4,000万、今までやってきたものの財源はどんな格好になっていますか。今回、特別にこれだけを市債にしているのか、そこだけ教えてください。
118
◯松浦道路計画課長 今回の3,340万、これにつきましては国の経済対策ということで、全額起債が100%充当できるという形になっております。今までにつきましては、これも起債が対応できる形になっておりますけども、100%ではございません。今、手元に資料がないですけど、それも起債が充当できる形になっております。
〔「数字はわからない」〕
119
◯松浦道路計画課長(続) 今回の分は100%の起債が充当できますけども、今までかかったものにつきましては、合併推進事業債というものもそこの中に含まれておりまして、これの充当率が90%でございます。それと、通常の一般公共事業債も使っておりますので、それも起債充当が90%となっております。
〔「パーセンテージじゃなくてトータルの数字。わからないな
ら後でいいです」〕
120
◯松浦道路計画課長(続) 済みません、今すぐにはわかりませんので、計算して後ほどお話しします。
121
◯浅場委員長 それは委員会終了後でも。
122
◯松浦道路計画課長 では、資料で提出させていただきます。
123 ◯井上委員 最後に、今の関係、数字は後で出していただけばいいのですが、いわゆる合併特例債とか臨交とかいろいろ出る中で、交付金で返ってくるようなものの対象の範疇に、今いろいろ名前を言いましたけど、それがどういう格好で返ってくるもの、その中には該当しないものとかあると思うのですけど、今それがわかれば言ってくれればいいですけど。
〔「総務委員会でしたほうが」〕
124
◯松浦道路計画課長 歳入になりますので、起債は財政関係になってまいりまして、はっきりしたお答えはできませんで申しわけありません。今回の補正部分につきましては、交付税措置の通知が来ておりますけども、100%としてありますけども、どうなってくるかは総務委員会のほうで。ほかの合併推進事業債については交付税措置が50%という形になっております。一般の公共事業債については33.3%という数字でございますが、金額については私どものほうでは把握しておりません。申しわけありませんが違うところでお願いします。
125
◯浅場委員長 よろしいですか。
ほかにないようですので、質疑を終了します。
次に、要望・意見、討論に入ります。
要望・意見、討論がありましたらどうぞ。
126 ◯寺尾委員 まず要望ですが、先ほども言いましたが、
市道認定については今後もぜひ努力をしていってほしいということを申し上げます。
討論ですが、共産党としまして、国の直轄事業負担金、この件については賛成できない、反対だということを表明しておきたいと思います。
127 ◯井上委員 自民党市議団を代表しまして、3議案に賛成をいたします。
それと、景気対策という格好で出てきております。またすぐ次に補正の説明会等があるようですけど、市民に、これをやってくれてよかったなというような事業を極力やりたいなと。ただあそこをやったという、今まで予定していたところを少し早くやったって、余りぴんとこないような事業じゃなくて、身近な、やってくれてよかったなと思うような工事をぜひ優先してやってもらいたい。
128
◯後藤委員 新政会を代表しまして、全議案に賛成をいたします。事業が進捗するようにお願いをいたします。
129
◯小野委員 公明党、議案3件すべてに賛成をいたします。
130 ◯佐野委員 議案第244号中、国の直轄事業の負担金、これについては当初予算のときにも反対をいたしましたけれども、今回も反対をいたします。理由は、大分それでも整理をされてきましたけれども、まだ非常に使途がわからないというところがたくさんあると思うのです。33億4,000万つけた当初は、一体どこまで工事が進んでいるのかなというところが見えてこないし、そしてさらに、今回も追加の補正にもまたこれがのってくるというのはどういうことなのかなというのと、もう一つは、結局こういう格好で今度も全額市債、我が委員会には市債の大半が全部ここに該当するわけですけれども、これも100%市債であるというふうな点では、何となく国の事業の借金の地方へのつけ回し的な側面がぬぐい去れないという思いもいたしまして、これについては賛成できないということで、244号には反対いたします。
131
◯栗田委員 議案に対しては全部賛成であります。ただ、さっき、井上委員も言われましたけれども、国から指定されてきた経済対策という形の中で、合致するものしかだめだよということをいいますと、市民から出てきている要望って物すごくたくさんあると思うんですよね。もうちょっとその辺まで含めた形で対応できたら、経済波及効果というのがもっと大きいような感じがするわけなんですね。どう措置できるかわかりませんけれども、できるだけのそういう措置をお願いしたいと思っております。
132
◯浅場委員長 先ほどの要望の中で寺尾委員から、
市道認定について配慮という一言だったのですけど、先ほど討論の中で、認定のときとか維持管理とか、いろいろ議論が出ているものですから、その辺はどの辺を指して言っているのか確認させてください。
133 ◯寺尾委員 認定路線です。
134
◯浅場委員長 認定路線。
それでは、ほかに要望・意見、討論はないようですので、これより採決を行います。
先に、反対の討論があった議案から採決いたします。
議案第244号は可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
135
◯浅場委員長 賛成多数ですので、議案第244号は可決すべきものと決定いたしました。
次に、残る議案を採決します。
議案第249号及び議案第250号は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」〕
136
◯浅場委員長 御異議なしと認め、議案第249号ほか1件は可決すべきものと決定いたしました。
これにて議案審査を終了いたします。