次に、
スマートインターチェンジの設置につきまして、資料3)をごらんください。
平成18年7月に
スマートインターチェンジ、これは
サービスエリア、
パーキングエリア接続型となりますが、その制度の実施要綱、同年11月に
スマートインターチェンジ社会実験手引きが策定され、
スマートインターチェンジ設置の手順が示されました。これにより、本市では、平成19年3月、
中部地方整備局等と調整を図り、
新東名静岡サービスエリアスマートインターチェンジ検討会を設置し、第1回検討会を開催いたしました。検討会の意見を踏まえ、平成19年度には
インターチェンジの必要性、
インターチェンジの社会便益、採算性、
概略事業費等について検討・調査し、
社会実験実施申請に必要となる
基本計画を策定いたしました。
また、本年7月には、
新東名静岡サービスエリアスマートインターチェンジ設置促進事業実施計画策定調査業務委託を発注しました。その内容といたしましては、
スマートインターチェンジ設置に向けた、
周辺道路改良を含めた
設計測量業務と、
社会実験の
計画スケジュール検討及び
社会実験申請手続資料作成・整理等の
調査業務を行います。
今後の
スケジュールといたしましては、
地方公共団体の発意によりまして、
社会実験準備会を設立し、申請、採択後に
社会実験協議会に移行、新
東名高速道路の供用開始に合わせて、
スマートインターチェンジ社会実験の実施を目指しております。
社会実験の結果を踏まえ、
スマートインターチェンジの
本格導入に向けた
地区協議会を設立、申請、採択後に
本格導入となります。
次に、
中部横断自動車道について御説明いたします。
お手元の資料4)をごらんください。
中部横断自動車道は、
新東名高速吉原ジャンクションを起点に山梨県南部町、身延町、増穂町、
南アルプス市を経由し、
双葉ジャンクションから
中央自動車道に入り、
長坂ジャンクションより八ヶ岳の東側を経由して長野県の八千穂村、佐久市に至る延長約165キロメートルの
自動車専用道路で、
設計速度は時速80キロ、車線数は4車線でありますが、当面は暫定2車線で整備が進められております。
平成18年2月の
国土開発幹線自動車道建設会議において、新
直轄方式に切りかわる区間が決定され、
吉原ジャンクションから
富沢インターチェンジ間と、
六郷インターチェンジから
南アルプスインターチェンジ間は
有料道路方式で、
中日本高速道路株式会社により整備が進められることになりました。この間の、
富沢インターチェンジから
六郷インターチェンジ間は新
直轄方式で、
国土交通省が整備を行うこととなり、平成18年度には本線の中心くい打ち式を行い、現地の
用地協議に入っていると伺っております。
平成18年3月には、
中日本高速道路株式会社と
独立行政法人日本高速道路保有・
債務返済機構との間で協定が締結され、
六郷インターチェンジから
増穂インターチェンジ間は平成28年度末、
吉原ジャンクションから
富沢インターチェンジ間は平成29年度末
完成予定と示されました。
開通区間につきましては、山梨県増穂町の
増穂インターチェンジから
中央自動車道の
双葉ジャンクションまでの約16キロメートルが通行可能となっており、着々と延長されております。
続きまして、資料5)をごらんください。
本市の状況につきましては、静岡市側の
吉原ジャンクションから山梨県境までの
静岡市域延長約11.4キロメートルにおいて、平成12年度から
本線測量調査等に着手し、平成19年3月には清水区両
河内地区葛沢の
工事用道路が完成いたしました。
本線につきましては、平成18年1月より
地元設計協議を進めており、昨年6月28日にその大部分であります清水区両
河内地区、また本年3月25日には清水区
吉原地区につきまして
設計協議確認書が締結されました。一部地域につきましては
中日本高速道路株式会社による用地買収が完了しており、平成19年10月には本線湯沢第一
トンネル工事を発注いたしました。
また、
中部横断自動車道建設に伴い発生する余剰土を清水区高山地内の
前沢地区に処分する予定となっておりますが、この
建設発生土により創設される用地につきまして、両
河内地区活性化のために平成19年度、
利活用手法の検討及び
可能性調査を行いました。本年度は地質調査及び
建設発生土を活用した本線沿いの創設用地の
基本設計等について
委託調査を行ってまいります。
次に、
要望活動でございますが、本年8月6日に
中部横断自動車道静庵地域議員連盟、同
整備促進静岡県
中部地域協議会合同で、
国土交通省本省、そして
国会議員への
要望活動を行い、特に
国土交通省では
谷垣国土交通大臣に直接要望書を手渡し、またその席で関東大
連携環状軸の実現に向け、
中部横断自動車道の
早期全線開通の要望をするなど、大変実りのある
要望活動となりました。
次に、国道1
号静清バイパスについて御説明申し上げます。
まず、事業の概要でございますが、お手元の資料6)をごらんください。
一般国道1
号静清バイパスは、
地域高規格道路静岡東西道路の一部でございまして、
中心市街地を通過する現道国道1号の交通混雑の緩和を図るため、興津東町から
丸子二軒家までの24.2キロメートルで、昭和43年に事業化され、段階的な部分開通を経て平成9年3月に
全線暫定開通されました。
次に、4
車線化事業の状況でございますが、平成9年の
全線暫定開通後、平成13年度に4
車線化事業が着手され、これまでに
図面左側の黄色の4番の
千代田上土インターチェンジから、同じく黄色で示してあります5番の
唐瀬インターチェンジ間、延長約1.9キロメートルが、平成18年3月に4車線の供用が開始されました。そして、本年3月に、
図面右側の2番の
八坂交差点から図面中央の3番
鳥坂インターチェンジ間が4車線化で供用開始されました。また、5番
唐瀬インターチェンジから、
図面左側の9番
羽鳥インターチェンジにつきましては、国は平成23年度の開通を目標としており、6番の
賤機山トンネルほか、計5件の工事が現在行われております。この
唐瀬インターチェンジから
羽鳥インターチェンジ間が平成23年度に供用開始されますと、
静清バイパス全体の6割が4車線、立体化されることとなります。
残りの3番
鳥坂インターチェンジから4番千代田上土間、9番
羽鳥インターチェンジから11番の
丸子インターチェンジ間の完成時期は、今のところは明確にされておりませんが、
国土交通省では平成18年の時点で、
静清バイパスの全線4車線化をおおむね10年で完成させたいとしております。
次に、
立体化事業の状況でございます。
図面左側の7番
昭府インターチェンジから8番
平和インターチェンジまでの区間は、平成20年3月に暫定2車線での供用が開始され、現在は既に4
車線化工事が行われております。
次に、
図面右側1番の横砂から2番の
八坂交差点の区間につきましては、
東名高速道路と清水港の結節点となる重要な区間でありまして、今後ここから西方面が4車線化されますと、この区間の渋滞が一層激しくなることが予想されます。
この
清水立体につきましては、平成13年度から地元の皆様に御参加いただき、国が検討会、ワークショップを行いながら計画の策定を進め、本年1月に
都市計画変更が行われました。
左の図面をごらんください。左端が
飯田東小学校付近です。そして、右端が
バイパスと新幹線が交差する
横砂地区でございます。計画では、立体化は東は図面右の新幹線の下を通過したあたりから、西は
八坂交差点の西側までとなっております。
インターチェンジの設置は2カ所で、現在の
横砂交差点の西側に
フルインターチェンジ、そして八坂に西向きの
ハーフインターチェンジを設置する計画となっております。
また、
東名高速道路の
清水インターチェンジとは、
バイパスの高架部からは直接出入りが行われる計画となっております。
そして、新規に用地取得を必要とする箇所は、おおむね
図面右側の
横砂交差点から庵原側までの間と、
図面左側の
八坂交差点の前後で、ともに
インターチェンジを設置する付近でございます。
現在の
進捗状況でございますが、先週、国により
地形測量説明会が行われ、今後、測量の後、年度内に設計が行われる予定で、順調にいけば22年度から本格的に用地交渉を行いたいと伺っております。
また、完成時期につきましては明確にされておりませんが、通常この規模の事業は完成まで、
事業着手からおおむね10年を要していると伺っております。
最後に、
要望活動の実施について御説明いたします。
ここ数年、毎年国道1
号バイパス清水藤枝間建設促進期成同盟会ほか、計3団体連携によりまして
要望活動を行っております。要望先は、
国土交通省本省及び
中部地方整備局、並びに
静岡国道事務所、そして地元選出の
国会議員でございます。
要望は、全線の早期4車線化、立体化を中心とした内容でございます。
今後とも、新
東名高速道路、
中部横断自動車道及び国道1
号静清バイパスの
整備促進を図るため、
事業調整業務とともに、国及び
関係機関等に対して積極的な
要望活動を行うよう努めてまいりたいと考えておりますので、委員の皆様におかれましても、特段の御支援を賜りますようお願いいたします。
以上で、高
規格道路推進課所管事業の説明を終了させていただきます。
4
◯杉山委員長 それでは、清水港の
施策目標と取り組みについてお願いします。
5
◯土屋清水港振興課長 私からは、(4)の清水港の
施策目標と取り組みについて御説明をいたします。
資料1の5ページをお開きいただきたいと思います。
パワーポイントのデータを使っております関係で、1枚にページが2つございますけど、御了承お願いしたいと思います。
清水港を一言で御説明しようとしますと、
コンテナを取り扱う港湾が全国に66港ある中で、第7位にランクされているという
特定重要港湾であるということに尽きます。この表が示しておりますように、外貿、内易合わせての
取り扱い量の
ランキングでは7位となっておりますし、以下、例えば9位ですと、ここにはありませんが苫小牧、それから10位が広島港、11位が四日市、12位が新潟港というような順位で続いております。3ページ、あるいは4ページにありますように、ほかにも順位を示される場合もございますけれども、国際貿易港のランクづけでは、現在の貨物形態の主流であります、この
コンテナ取り扱い量をTEUという単位であらわして比較する、この
ランキングが大きく使われております。
ちなみに、TEUとは、世界の港で取り扱われております大小、あるいは数種類ある
コンテナ数を比較するために、長さ20フィート
コンテナに換算して個数をあらわす単位のことでございます。この表で上位の6港を見てみますと、5港はいわゆる五大港と言われる
スーパー中枢港湾であることが見てとれますけれども、直前を走っております6位の博多港の背中は見えていると考えております。今後の
取り組みいかんでは、
世界ランクにおいても100位以内に名を連ねることが夢ではないのかもしれないという期待ができるところに
ランキングされている港でございます。
ちなみに、現在8位におります北九州港は、平成15年までは7位にランクされておりましたけれども、平成15年6月に新興津第一バースが供用されました後に逆転しまして、平成16年からは清水港が第7位を堅持し、以降4年連続で50万を超えて、外貿のみでは6年連続で過去最高を更新中でございます。
これらのことは、
特定重要港湾23港ございますけれども、最も狭隘である清水港、9ページをちょっとごらんいただきますと、コンパクトでパワフルな清水港ということで、横浜港と比較しております。比較のところで1対5.75と書いてございますように、横浜港の、規模的には6分の1であるということを示しております。このような条件下での奮闘ぶりを理解していただければと思いますが、基本的には、今後においても
コンテナ貨物の増加は十分期待できると考えております。その裏づけとしまして、次の3点を上げます。
1つは、本県、静岡県自体がかなり購買力が高い
マーケットであるということです。静岡市を中心にしまして半径300キロ圏内に、日本の総人口の7割が集中していること、さらに県民1人当たりの所得が全国第3位であることからも、
輸入マーケットとしての潜在力は高いと考えています。
2つ目は、工業統計から
製造品出荷額、
事業所数、
企業立地件数それぞれ上位にあるという、
ものづくり県であり、基本的に輸出の潜在力も高い市場であると言えます。
3つ目には、東京、横浜と名古屋の中間に位置し、
東名清水インターチェンジにも3キロメートル、10分以内でアクセスできるなどの好立地にございまして、県内はもとより、背後県である山梨県、長野県からの貨物も取り扱っております。
これらが重要な
ポイントでございますけれども、さらに言いますと、実は静岡県が生産している輸出貨物の約4割、輸入では約4.5割ほどが京浜港、名古屋港を利用しているという実態がございます。これら他港への流出貨物を清水港に引き戻すことが重要な
ポイントになっておりまして、静岡県、静岡市、あるいは民間で組織しております
清水港利用促進協会、これらが一体となりまして、荷主である各企業を訪問したり、
コンテナ船航路を充実させるための
ポートセールス、あるいは
インセンティブ事業を実施するなど、
清水港利用の誘致に取り組んでいるところでございます。
特に、沼津を中心とします
県内東部地区企業の
清水港利用率、これらは輸出入とも25%でございます。浜松からの輸出が60%、輸入では40%という利用率と比べても、
東部地区の荷主訪問、これらを重点的に実施していくことが枢要となってまいります。
一方、この地区に、
内陸コンテナ基地がないことも大きな要因となっていることは明白でございます。
東部地区への
インランド・デポの設置を重要戦略の1つともしております。この
インランド・デポとは、内陸部におきます
貿易貨物輸送基地のことでございますけれども、税関長が
保税蔵置場として許可した場所で、
内陸通関拠点として
輸出入手続も可能な施設をいいます。この施設は現在は
浜松西インターチェンジサイドにございまして、静岡県が設置し、運営をしております。
さらに申しますと、山梨県、長野県などの背後県の荷主の
清水港利用率を見てみますと、輸出の約85から90%、輸入でも75から90%が京浜港、名古屋港を利用しているという実態がございます。これももう一つの大きな課題となっております。これら背後県においては、毎年セミナーを開催するなど、
ポートセールスに努めておりますけれども、何といっても
道路アクセスが重要な
ポイントとなる中で、
新東名自動車道や
中部横断自動車道の開通がかなりのインパクトになるものと期待しているところでございまして、17ページにちょっと示してございますけれども、このような
道路網計画が一日も早く供用されることを待ち望んでおるところでございます。
ちなみに、
中部横断自動車道の
全線開通が実現しますと、甲府から横浜港への所要時間に比べて約30分短縮できるとの試算がございます。また、CO2の削減など、環境問題の点からも追い風になることが見込まれております。
委員の皆様には、これら背後県、首都圏も含めてでございますけれども、清水港に貨物を呼び込めるような
ポートセールス活動等にもこれまで以上のお力添えをいただければと考えております。
資料の6ページをお願いいたします。
清水港におきます現在の
外貿定期コンテナ船の寄港状況を説明いたします。
全航路、24航路ございますけれども、内訳としましては、北米航路が3、欧州が3、タイ、シンガポールなど東南アジアが7、インド、パキスタンの東南、西アジアが1、韓国、中国、台湾合わせて10航路というものをこの表で示しております。清水港では、国内外において激化しております港間競争を勝ち抜いていく戦略の1つが、使いやすい港でございます。多くの
コンテナ航路と寄港便数を持つことが重要なかぎとなってまいります。このため、県、市、民間の
清水港利用促進協会の3者で組織しております
清水港ポートセールス実行委員会が中心となりまして、毎年
航路誘致活動を実施しておりますが、平成22年までには週30便にすることを目標としております。
また、この
航路誘致に際しては、
インセンティブを前面に出しておりまして、静岡県、そして静岡市、民間企業のコラボによります
インセンティブ事業の実施により、
港湾施設料金が五大港の平均に比べて約8割ぐらいの料金を実現をしております。
このように、港の活性化にとりまして、荷物と定期航路とは車の両輪でございまして、荷物があれば船は集まってまいりますし、逆に、航路があれば荷物が集まるという因果関係は存在しております。これらに係る対応策に、静岡県、関連企業とも一体となって取り組んでいくことが、我々
清水港振興課としての枢要な業務となっております。
次に、
清水港港湾計画について説明をさせていただきます。
資料2をごらんください。
この図をちょっと見ながら聞いていただきたいんですが、港湾法では
重要港湾の管理者、これ静岡県ですけれども、管理者は港湾の開発、施設の規模、配置などを定めなければならないことになっております。これが
港湾計画でございますけれども、
特定重要港湾清水港におきましても、
港湾管理者である県において
港湾計画を定めておりまして、これまで昭和29年の第1回目の
港湾計画の策定から、7回にわたる全面的な改定を行ってきております。
お手元の現
港湾計画図は、平成16年7月に7回目として改定した図でございます。
港湾整備、特に埠頭の
新設整備には、工事着手から運用までかなりの期間を要しますことから、
港湾計画の策定に当たりましては、おおむね30年後の長期構想を描き、将来像を想定しながら
中期計画として向こう約10年間での対応方向を
基本方針として打ち立て、その
基本方針から導き出された施策の内容をまとめたのがこの
港湾計画ということになります。現在のこの
港湾計画で、主な施策としまして、次の6点を上げております。
1つ目は、
国際海上コンテナ取り扱い機能の拡充・強化、2番目が、清水港全体における機能配置の再編、3つ目が、
臨港交通体系の強化、4つ目、地域の活性化に資する交流空間の形成、5つ目に、人々に安心・安全を提供する大
規模地震対策施設の強化、最後に、魅力ある
港湾空間の形成、この以上の6点でございます。
この中で筆頭に上げられております
国際海上コンテナ取り扱い機能の拡充・強化について、御説明をさせていただきます。
新興津付近を見ながら聞いていただきたいんですけれども、現状では
コンテナ貨物取り扱い機能が
新興津埠頭、興津第一埠頭、第二埠頭、袖師第一埠頭の数カ所に分散しているため、横持ちが生じたり、用地が狭いことで多段積みを強いられるなど、非効率的な荷役活動が行われておりますことから、効率的な作業が可能となる
施設整備が重要な課題となっております。
清水港が東京、横浜、名古屋港に対して競争を挑むためには、
コンテナ取り扱いの
施設整備が最重要課題となりますことから計画されましたのが、
新興津地区の
国際海上コンテナターミナル計画でございます。
資料1に戻っていただきまして、13、14、16ページをごらんいただきたいと思います。これらの
新興津埠頭の完成型を整備することによって、初めて競争の土俵に上がれると言っても過言ではございません。この計画では、水深15メートル岸壁2バースと、さらに興津第一、第二埠頭の間を埋め立てて、水深12メートル岸壁2バースを整備することで、延長1,200メートルバースとしまして、後背地に45.4ヘクタールの
コンテナターミナルの埠頭用地、港湾関連用地を整備しようとするものでございます。
計画の完成までの間は、16ページで示してございますように、
コンテナターミナルとして使用しながら機能を少しずつ移転するという段階的な整備となります。完成されれば、課題となっております
コンテナ取り扱い能力の向上及び
コンテナ船大型化への対応、防波堤整備による荷役作業の安全性、迅速性の向上が図られることになります。
施策3つ目で申し上げました
臨港交通体系の強化策でもございましたけれども、興津第一埠頭と第二埠頭の間の埠頭間道路についても整備することを描いております。ちょっと図面が小さいですので、資料2の2ページのほう、ごらんいただきますと、中央付近にちょっと字が小さいんですが白抜きで臨港道路興津袖師線とございます。これが埠頭間道路といわれるものです。いわゆる横持ちを解消しようという道路を計画しているところでございます。
話戻りまして、
新興津埠頭第二バース整備事業につきましては、本年度着工、平成27年度完成という事業化が決定されたところでございますけれども、整備期間が短縮され、一日も早く供用開始されますよう、引き続き積極的な
要望活動を実施してまいる所存ですので、委員の皆様にも特段の支援のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。
続きまして、
新興津地区の人口海浜緑地及び小型船だまりの整備計画につきまして御説明いたします。
やはり資料1の15ページをごらんいただきたいと思いますが、興津地区の海岸は、かつては風光明媚な海岸として市民から親しまれておりました。高度成長期以降の道路整備、
港湾整備により埋め立てられまして、自然海岸を喪失してしまったことから、現
港湾計画にはかつての美しい海岸の復元を位置づけております。具体的には、東側になるんですけれども、自然の海浜400メートルに加えて800メートルの人工海浜を計画しております。後背地11.8ヘクタールは緑地として整備する計画でございます。この人工海浜の整備は、400メートルごとの2期工区に分けられておりまして、第1期工区については昨年5月に着工され、その
完成予定を平成20年代後半とされております。機能面では親水緑地のほか、興津地区住環境保全のための緩衝緑地機能、あるいは大規模災害発生時における防災拠点緑地としての機能をあわせ持つものとなっております。
また、隣接しております小型船だまりの整備につきましては、清水港の港湾所在市であります本市と、
港湾管理者である静岡県が連携して作成、申請しました共同プロジェクト、いきいき交流みなとまちづくりが、
国土交通省港湾局が平成19年度に創設しました港振興交付金の対象として認定されまして、本年度より着工しております。この事業は平成24年度を完成年度としております。
この計画には、港における水産業の振興はもとより、海洋性レクリエーション機能の拡充や地元産品生産者と消費者の触れ合いの場づくり、清水港内観光拠点との会場での回遊性の強化などが盛り込まれており、整備効果としては、隣接する人工海浜、緑地との相乗効果によりまして、港湾エリアでの交流人口の拡大や、港湾と水産業の共存により、にぎわいや活力ある港町づくりが推進されることで地域の振興が期待されるものとしております。
最後に、昨年、平成19年度に策定しました清水港ビジョンについて触れさせていただきます。
資料3をごらんいただきたいと思います。
この清水港ビジョンの策定目的は、本市の持続的発展を支える清水港の今後二、三十年後を展望した将来像を描いたもので、まちづくりの視点から、
港湾管理者である静岡県が策定する
港湾計画への1つの指針として提言することを目的としております。
ビジョンの概要を申し上げますと、キャッチフレーズでは、世界を見つめ、安全・安心、憩いと活力を提供する海洋交流拠点清水の実現としておりまして、主に江尻、日の出、折戸、貝島、三保地区における構想案を段階的に整備する形式をとっております。
地区ごとの整備構想について触れさせていただきますと、まず、江尻地区におきましては、ポテンシャルを
中心市街地に近接し、海陸の結節点として多くの人々が集えるということでとらえた上で、水産業の活性化に資する流通機能強化を図るとともに、これを活用したにぎわいを一層拡大し、日の出地区などとの連携を深めることで、清水港全体ににぎわいを波及する取り組みを行うものとしております。
また、日の出地区では、地区全体でのハイクオリティーな国際交流空間の創造を目指し、江尻地区との回遊性の向上を含めた取り組みを行うものとしております。
折戸地区につきましては、港内最後の聖地といわれております約70ヘクタールの静穏水域について、本市の経済活性化に資する新たな活用策を研究するとともに、地区内に多く立地する海洋関連の研究機関を大きなポテンシャルとして検討をしてまいっております。
また、貝島、三保地区においては、廃棄物処理用地の跡地、あるいは企業の低・未利用地など、利用の自由度が高い広大な土地がありますことから、本市経済の発展に資するため、地域が有するポテンシャルを活用した新産業の誘致、あるいは臨港地区内に既存する企業の拡大発展的な移転先としての有効活用策を提言しております。
以上の提言内容の、実現方策としまして、これらを短、中、長期に分類した上で、短、中期のものはできることから随時着手してまいりたいと思っておりますし、
港湾計画の経緯の変更を要するものについては、県との協議にも取り組んでいきたいと考えております。また、長期的なものについては、
港湾計画の改定が予測されております平成25年ないし26年ごろまではローリングを重ねまして、次期
港湾計画へ反映されるよう、提言をしてまいりたいと考えております。
以上で事業の説明を終わらせていただきます。
6
◯杉山委員長 それでは質疑に入りますが、発言の際は、マイクのスイッチを押してから発言していただくようお願いします。
ただいまの説明に対して、質疑がありましたら、どうぞお願いいたします。
7 ◯栗田(知)委員 道路のほうなんですけれども、今回静岡のインターのとこへ、今計画しているスマートインターというのは、今つくっている最中ですから、負担関係はどういう格好になるんですか。
8
◯望月高規格道路推進課長 今、委員御指摘のスマートインターですけど、静岡の
サービスエリアに今
スマートインターチェンジを設置しようとして、検討会をつくっております。その中で、事業につきましては、道路用地というか、
サービスエリアの中の工事につきましては、負担額は市の持ち分になっております。ETCまでの区間につきまして市の負担となっております。
9 ◯栗田(知)委員
サービスエリア内の中につくる道路関係、それからETCのところまでは市が負担ということになると、今新しく
サービスエリアつくろうとしてきているわけでしょう、まだできちゃっているわけじゃないでしょう、つくっている最中ですね、それと、じゃ、公団のほうが負担するのは何なんですか。
10
◯望月高規格道路推進課長 今、公団のということで伺ったんですけど、今NEXCOになっておりまして、NEXCOの負担につきましてはございません。スマートインターまで入る道路ですから、外周道路、その整備につきましては市のほうで整備するということで、
サービスエリアの中のETCまでの区間ですか、それまで市のほうで整備すると、そのETCから高速道路に入る分につきましては、国のほうで今、
社会実験やっていますので、その中で、それが全部今後負担されるかどうかちょっとわからないんですけど、今のところ
社会実験で国のほうで負担するということで伺っております。
11 ◯栗田(知)委員 新しくつくる道路についても、スマートインターなんかについても基本的には全部、市がほとんど負担するという格好なんですね。こうやって新しくつくるときは、当然その負担が市の負担ばっかりじゃないような感じがしたんですけれども。
それから、既存の今、東名があるわけですね、そこの
サービスエリアの問題もありますけれども、最近の場合、スマートインターというだか何だかよくわかりませんけれども、本線へ直接出入りするインターもつくられてきていますね。そういう問題で、この日本平のとこの
サービスエリア関係については、スマートインターという問題があったわけですけれども、それについては道路網か何かで、何でこう進展しないんですか。必要ないんでしょうか。それとももう少し静岡のインター関係見てくると、清水と違って割合不便な、不便と言っちゃ悪いんですけれども、清水の場合はほぼ中心の部分があって、そこのインターからは先ほど説明した港についても近いわけですけれども、静岡の場合のインターというのはずっと全部外れなんですね。そうすると、それを補うためにはどうするかといったら、スマートインターみたいなものを設置したいという問題、以前はそうじゃなくてインターをつくるかという問題がありましたけれど、いろんな幾つかの候補がありましたけれども、そういう検討ってされないんですか。新しいとこしかやってないんですけれども。全部これはあれだな、新しくつくるのもみんな市の負担だな、大体全部。
12
◯望月高規格道路推進課長 日本平
パーキングエリアの
スマートインターチェンジということで伺ったんですけど、この件につきましては今、都市計画課のほうで検討しています。聞くところによりますと、日本平の
パーキングエリアにつきましてのスマートインターというのは、地元の了解が難しいというようなことも聞いております。
13 ◯井上委員
静清バイパスのほうで聞きますけども、本当は全部の高速道路で申し上げたいんですけど、国交省の何かの会議のとき一度質問をしましたが、例えば長崎インターから下りでも上りでも乗ろうとして、乗ると中でずっと詰まっちゃってるとか、ともかく乗る前にインターのところから何か情報というか、この先込んでるよとか、ともかく上がっちゃうともうおりるにおりられなくて、下行ったほうがよっぽど速いというのが何回もあるもんですから、アンテナですか、何か信号を拾ってどこまで詰まってるよとかというようにやると、それができるらしいんだけど、莫大な金がかかると、だから金をかけないで詰まってるかどうかなというのは、一番簡単なのは側面の壁、音がしないようにとか何とか、あの壁を部分部分透明にして、ともかく走っている最中、あそこ込んでるな、詰まってるなというように、何とか簡単に乗る前に詰まってるか詰まってないかというのが、ドライバーに情報としてとれるような方法というか、そういう苦情ないですか。また、そういう対策等は考えたことないですか。
14
◯望月高規格道路推進課長 前にも井上委員のほうからそういう質問がありましたけど、苦情につきましては今のところ聞いておりません。それで、今委員が言うように、何か透明でわかるようなさくというですか、そういうものができればいいんじゃないかと思うんですけど、防音壁の関係で、これ、できるかどうかちょっとわからないんですけど、その辺につきましては国のほうにも検討するような形で伝えたいと思います。
15 ◯栗田(知)委員
中部横断自動車道路の中で、この工法のやり方がいろいろ違っていると思うんですけれども、清水区の関係ですね、これは
都市計画決定をやった、山梨県側は
都市計画決定じゃなくして、直接道路関係としてやってきている。それはどう違うんですか。それで、どう便がいいんですか。
都市計画決定なんかもしなくて、そのままできちゃうのが一番楽なような感じがするんですけれども、後の費用負担関係の問題を含めると、どういう問題になっていくんですか。
それともう一つ、ここに最近出てきた、この新
直轄方式区間というのがあるんだけど、新
直轄方式区間と
高速道路株式会社がやるものとはどう違うんですか。同じなんですか。
16
◯望月高規格道路推進課長 1番目の、山梨県側の手法と静岡県側の手法の違いということで質問あったんですけど、
都市計画決定につきましては、山梨県側では、
都市計画決定を行っている箇所と行っていない箇所があると思います。それで、おのおの今委員言うように新直轄と、いわゆる新直轄というのは国の事業で、あとは株式会社中日本のほうの民営の会社のほうで事業をやっているわけでございます。その違いというものにつきましては有料方式と有料方式じゃない、その違いでございます。それと、あと新直轄でやることになりますと、時期的なものといいますか、予算的なものもありますので、会社の整備計画になりますと完成年度につきましてもやや早まるじゃないかというような、そういうものも出てくるということで、有料方式と直轄の違いが出てくると思います。
また、費用負担ということですが、新直轄につきましては、地方が4分の1負担、あとは中日本の事業につきましては、地方自治体のほうには負担はございません。
17 ◯栗田(知)委員 中部横断、全線全部
都市計画決定しているというんだけども、この私どもの、ちょっと僕の認識違うのかもわかりませんが、山梨県側のところについては
都市計画決定をしないで別の道路をつくるという形の中での工事関係に入ってきたと、そう僕は聞いてたんですけどもね、なぜ、どう違うのかなという感じもしたわけですけれども、それはいいです。
それから、港湾のほうお聞きしますけれども、最近清水港ビジョンだか何だか、こう出されてきまして、これはどの程度合意されて出されてきたのかなと、県との合意の問題、それから民間企業との合意の問題、もしわかりましたら。
18
◯土屋清水港振興課長 合意形成につきましては、調査方法としては、広く市民に一応広報という形で意見を募集しましたし、その中では22件ほどの提言とか御意見ございました。それからあとは企業、あるいは港湾関連企業団体、合わせて27団体の御意見もいただきました。それで、その27の中には国の機関も入っていますし、管理者である県に対しては、これから提言しようということですから、特にヒアリングはありませんでしたが、国のほうでも特に折戸湾等についてはかなり関心が高かったということで、市長を交えて
中部地方整備局の副局長ともちょっとお話をさせていただいた中で、そういった形でいろいろ意見を集約する形でまとめたという形になっております。
19 ◯栗田(知)委員 まとめたことはわかりましたよ。報告見ましたからね。
ただ、私がこう見た中で、相当強引に、相当どでかい計画だなということを感じていたわけですね。もしこれが何十年かの間にできれば、清水港というのはものの見事にこう、変わっていくという感じがするんですけれども、ただ、だけど民間用地がたくさんあるし、民間がそのまま企業活動をしているという点から見てくると、難しい問題が相当たくさんあるなと、そんな感じを持っているわけなんですね。県のほうのこともちょこっと聞いたりしたんですけれども、そう単純じゃないようなことを聞いておりましたけれども、推進方よろしくお願いしたいと思って、感じております。
その中で、短期、中期、長期、それはどの程度、どういう格好で期間を見ているんでしょうか。短期は23年度ぐらいまでとか。
20
◯土屋清水港振興課長 特に短期、中期の定義づけ的なものは、はっきりしたものはございませんが、短期といいますのは大体、現在でいえば23年ごろまでですね。23、4年ごろまでに我々が実現できそうなもの、
港湾計画を変更しなくてもできるものも含まれておりますので、こういったものでできるというものについては23、4年前後ぐらいをイメージしております。25年、6年、7年ぐらいですか、このぐらいのものは中期と考えております。それ以降、28年以降のものについては長期的な考え方をしておりますけども、ものによっては委員の御指摘のとおり超長期的なものも入っております。こういったものは、先ほど言いましたようにいろいろな人の御意見を聞いた中で、若干、何といいますか、夢といいますか、構想的な部分も入っております。ですから、決してあれが全部実現できるとかというじゃなくて、市としての指針であると同時に、
港湾計画に取り上げられるよう、これから提言してまいりたい、ものによっては先ほどもちょっと申し上げましたけれども、あれで決定ではなくて、まだローリングをしていきたいと、いろいろの方が清水港に対する期待とか、いろいろ持っている方が多いと聞いていますし、やはり市としての指針をひとつ提示して、それをたたき台に皆さんの御意見が、何というんですか、機運が高まればというような意図も若干意識をしてつくったようなつもりでございます。
21 ◯栗田(知)委員 先ほど高規格のほうで、中部横断が29年度、完成が、そうしますと10年ですね、今から見ていくと。そうすると10年というとすぐできちゃうんですけれども、僕は
港湾計画の興津埠頭の第二バース、それがこう、いろんな具体的な格好になってきているのはいいんですけれども、もう一つの問題として、こういう港湾の、ある一定的周辺を含めて、ある一定のところを直していくことは、中部横断を使ってこの静岡市、清水区へ来る人をどう迎え入れをするかということで、それに合わせた格好で最低限頑張った方向づけをしていきゃならんじゃないのかなと、そんな感じを持つわけなんですね。23年の短期というのは、駅のところの江尻埠頭、江尻漁港関係のところについては、フェリーなんかの問題やあの辺の河岸の市の問題なんかを含めて、その辺の対処というのはされるんでしょうか。
それから、もう一つ、飛島冷凍団地があるんですけれども、今回のこの計画を見てみますと、飛島の冷凍団地の前っ方の岸壁は耐震岸壁になっていないんですけれども、その辺について全然触れられていなかったわけなんですけれども、何か理由があるんでしょうかね。
22
◯土屋清水港振興課長 江尻につきましては漁舎が老朽化しまして、平成22年には改築しなければならないというものもございます。それに合わせまして、やはり江尻については漁業が核であろうという認識の中で、漁業を核に観光と商業を結びつけた、観光魚市場なる水産複合施設を整備しようと、沼津でやっておりますイーノという施設ができましたけれども、あのような施設をイメージしながら、まず、それを核としていきたいと。
西伊豆フェリーの導入につきましては、現在の日の出埠頭そのものが臨時的といいますか、決まったところじゃないもんですから、いずれどちらかに位置づけなければならないという中で、やはりJR清水駅に近いといいますか、そういったところに位置づけるのが回遊性のことと、あるいは観光的なもの考えてもいいだろうということで、あそこへ位置づけておりますけれども、耐震埠頭のことについては、それも要するに管理者である静岡県と協議しながら、ぜひそういう形で受け入れていただくならば、整備もお願いするような形になっていくと思います。
23 ◯牧田委員 すみません、清水港ビジョンというか、清水港のことについて1つだけお聞きします。
この清水港ビジョンについては、本当に意欲的に取り組んでいただきまして、内容的にも勇気を持ってつくってくれたんじゃないかなと思っていますが、やっぱり個々の県との調整、それから企業との調整、地権者との調整、これから大変だと思いますけれども、そういうようなものをどうやってこれから推進していくのか、これはあくまでスタートでありますので、この姿に向かって市はどうやってこれを実現していく、体制も含めた取り組みをしていくのか、これについてのお考えを聞かせてください。
24
◯土屋清水港振興課長 体制的なことになりますと、ちょっと言っていいかどうかわかりませんが、機構的な部分も含めて、人員のことも含めまして、そういった要求はしてまいりたいと。もちろん、それに伴うこのビジョンに対する取り組み方ですか、こういったものについては我々はもう、ビジョンに夢を描いたとは到底思っていませんでして、若干大き過ぎる部分もあるかもわかりませんが、実現できる範囲でかいたつもりでございます。ですから、今言いましたような人員的なことも整備しながら、できることから着手していく、例えば折戸湾についても、まずあそこについては何をやるについても水質の浄化といいますか、これが第一でございます。今回は、例えばマグロの養殖云々の話も出しておりますけども、あれは1つの指針でございまして、我々はあれについてできることを、例えば東海大学の先生と接触したり、あるいは近畿大学等とも接触したいと考えていますし、そういう形でできることはやっていきたいと。その上で我々の域を脱するような専門的なことになれば、それは例えば委託事業をお願いするとか、専門家に委託をお願いするとか、そういうような形で進めていきたいと思っております。
25 ◯岩ヶ谷委員 では、港湾と、それから高速道路、高規格の、これ1つずつお伺いします。
今、話を伺って、中部横断道、これの進捗をかなり熱っぽく話をしていただきましたけども、ありがとうございます。当面2車線でもって、やがて4車線になると、こういう話がありました。その本来の中部横断道、直江津から興津まで来るという、こういう基本的な考えがあったわけですけども、今の興津へ入ってくるときに、私たちの会派の中でもよく話がされましたし、また皆さんも聞いたと思いますけども、アメリカ、またはヨーロッパではハイウエーオアシスといって、結局荷物専用の道路、または荷物を専用に運搬するインター、先ほどは
スマートインターチェンジが出ましたけども、そうした部分をやはりこれから、今現在7時間半かかっておりますけども、これが5時間弱でもって直江津から来るわけですから、そうしますと運輸がかなり頻繁にものが運ばれると、朝とれたものがもう既にお昼には店頭に並ぶという、こういう時代になります。そうしますと、少なかれ、その道路のところを一般の乗用車、もしくは一般の商用車、その方々と一緒に
コンテナが運ばれるということにつきましては非常に危険度が高いということから、その部分の考え方をひとつお聞かせ願いたいというふうに思います。
それから、港のほうにつきましては、今、港の中の計画を、この黄色い図面を私、見ながらいろいろ考えていたわけですけれども、かなり大々的な考えを持ちながらやられていると、そしてその中でまたローリングをしながら検討、見直しをしていくというようなことで、夢を描いたというふうに話を伺いました。そうした中でもって、うちの会派からよく出されていましたところの人工海浜でございますけども、人工海浜については興津の方々のみならず、清水区の方々はかなりの期待を寄せております。そうした部分でもって、この
進捗状況、先ほどちょっと年数をどのぐらいというのを忘れてしまいましたけども。港湾のほうに中心的に力を入れるのか、人工海浜のほうをつくった後に港湾のほうに力を入れるのか、このバランスについて、2点まずお聞かせ願いたいと思います。
26
◯望月高規格道路推進課長 中部横断につきましては、物流貨物と一般乗用車を分けて走るレーンというものを今のところは考えていないとは思います。前にもちょっと新聞にも載ったんですけど、そういう中央分離帯ですか、ああいうとこを使ってどうのこうのというのを、新聞に載っていましたけど、中部横断につきましては、今のとこ混入して、物流と一般車両が入って通るということで聞いておりますので、分けてということについては今のところ聞いておりません。
27
◯土屋清水港振興課長 興津の人工海浜のことですけれども、委員のおっしゃる内容は理解できるんですけれども、そもそも
新興津埠頭を平成7年に
港湾計画にのせたときに、
新興津埠頭を位置づけるための地元の条件といいますか、地元に対する条件として位置づけられる、発端がそこにあるんですね。だもんですから、もともとありました風光明媚な浜を失うということに対する地元への1つのお返しといいますか、ですから、そういった中では、地元はあくまでも同時着工なんです、本来は。実際は平成12年ごろに
新興津埠頭を整備着工しておりますけれども、人工海浜は昨年ですから、7年ぐらいのブランクはあるんですけれども、原則的にはそのような事情がありまして、本来は同時着工ということでスタートをしております。ですから、昨年とはいえ着工したことについては、地元からは喜ばれております。
もう一つは、市民全体の緑地といいますか、にぎわいの場としての扱い方ですけれども、基本的にはそういうことはありましても、やはり隣につくります小型船だまり、これについては先ほどもちょっと言いましたけれども、水産業の振興と同時に海洋レクリエーション機能の拡大、あるいは地元産品生産者と消費者の触れ合いの場というようなことをちょっと言いましたけども、これらを人工海浜も一体的に、相乗効果をねらいながら港湾エリアでの交流人口の増大、拡大を図っていきたいと、そのような考え方で一応整備を進めていくつもりです。
28 ◯岩ヶ谷委員 まず、最初に高規格道路のほうでございますけども、今は考えていませんよということですが、本来もともと車社会という時代背景が大きく変わってきていまして、本来もともとは、この4車線だとか6車線というような考え方は余りとれなかったですね。私たちもそうですけども、静清国道は、あそこのとこが約20、全部でもって、歩道入れますと32メーターからそのぐらいあると思うんですよね。ところが、あそこのところを、当時私たちもそうでしたが、自転車でもって往復したころ、そのころにはとてもここのところが車が通ると、たくさん通るというふうには思いませんでした。しかしながら、現在は油が高騰しているからということで、先行きが余りよく見えておりませんけれども、しかしながら物流というのは少しでも速く運びたい。少しでも速度を上げて運ぶことによって新鮮度を保つ、これが大事なことだというふうに思います。
私が今言いたいのは、確かに1つの事業を起こしますと、かなりのお金がかかります。大きなお金がかかってまいります。だけども、今現在計画している中に、そうした部分の物事を入れておかなければ、結局後になってからこうしましょう、ああしましょう、
国土交通省に、県に頼んでお願いしましょう、こういうことではだめだと思うんですよ。ですから、私はそれを公表するとかしないとか、別に問題ありませんので、まず、皆様方の、高規格道路であれ都市計画であれ、それがお互いに横の連携を保って、皆さんのほうであらかじめその区域、例えば興津なら興津の区域、または第二バースを含めたその部分の区域にそうしたものをつくったらどうなんだろうか、どのようにして持っていったら市民の方々への食材とか、または物品を速く、そこでもって整理できるか、そういうことも考えなくちゃならないと思うんですね。先ほども言っていましたよね。二段に積んだり三段に積んだり、横出しをしたりするから時間のロスと、それから費用がかかるんだという話もありました。そういうことを考えれば、やはりそこの部分は、先見の明というと言葉は大きいんですが、そういうものを見ながらやはりものを推しはかっていく、これが大事なことと。
ぜひまた、すみませんけども、皆さんのほうで考えられる部分のことについてはぜひ、ハイウエーオアシスという名前はハイカラですばらしいですけども、何とか、早い話が中部横断道から一般道を通らないで、また一般道を通るにしても何らかの形でもって車線を分けて、これが乗用車、商用車、こちらが
コンテナ専用というようなものをつくって、皆さんを安心して道路を運搬させる、また、民家の中をあの大きなトレーラーが来るようでは、とてもではありませんけども大変な状態になるだろうというふうには推測されますので、ぜひその辺をお考え願いたいというふうに思います。
それから、もう1点は、先ほどの人工海浜ですけども、7年間のおくれがあるというふうに言われました。確かに、先ほどから言っているように、事業を起こせば賛成と反対がありまして、物事にはなかなか思うようにいかない、そのところへ続いて資本金がかかる。この資本金がなかなか大変ですけれども、何とか市民の方々、そしてまた清水区の方々の願望を少しでも早く取り込んで、完成に近づけていただきたい、このことを要望しておきます。
29
◯杉山委員長 委員の皆さんには大変申しわけないんですが、視察時間の関係上、この辺で質問は打ち切らせていただきます。
もし、どうしてもございましたら、当局の方々が同乗しておりますので、車中で質問をお願いしたいと思います。
それでは、質問を打ち切らせていただきます。
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30
◯杉山委員長 次に、次回以降の委員会開催についてでありますが、希望がありましたらお願いいたします。いつごろやるか。
〔「正副委員長から」〕
31
◯杉山委員長 いいですか、私どもに任せていただいて。わかりました。
それでは、正副委員長で協議し、開催の必要が生じたときに招集をさせていただきます。
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32
◯杉山委員長 次に、管外視察についてでありますが、9月定例会と11月定例会の間に実施したいと考えておりましたが、会派視察、
ポートセールス等で皆さんの
スケジュールの調整がなかなかつけにくい状況でありますので、10月21日の火曜日から24日の金曜日の間の1泊2日で実施するか、11月定例会終了後の12月中旬に実施したいと思いますが、どうでしょうか。
〔発言する者あり〕
33
◯杉山委員長 それでは、12月15日、16日で実施したいと思いますので、よろしくお願いします。
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34
◯杉山委員長 それでは、これから
現地視察を行いますので、新館御幸通り側玄関へ御集合を願います。
なお、委員会については、視察の終了をもって閉会するものといたしますので、よろしくお願いいたします。
〔
現地視察調査 清水港内施設→吉原JCT→静岡SA〕
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35
◯杉山委員長 以上で、高
規格道路整備促進及び港湾・
周辺整備調査特別委員会を閉会します。
午後4時30分散会
高
規格道路整備促進及び港湾・
周辺整備調査特別委員会委員長 杉山 三四郎
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