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  1. 静岡市議会 2007-12-05
    平成19年 企業教育委員会 本文 2007-12-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯千代委員長 それでは、企業教育委員会を開会いたします。  直ちに協議に入ります。  本日の予定は、本委員会に付託されました議案が1件、決算認定案件が2件について審査を願います。  お手元の審査順序にありますとおり、初めに企業局所管分の審査を行い、休憩を挟みまして、教育委員会所管の審査を行うこととしますので、よろしくお願いをいたします。  まず、企業局所管議案審査に入ります。議案第173号の1件を議題といたします。  議案審査の順序としましては、まず当局の説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論とあわせて要望意見を述べていただき、採決といたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。                 〔当局説明〕 2 ◯千代委員長 それでは、ただいまの説明に対しての質疑に入ります。質疑はありませんでしょうか。                 〔「なし」〕 3 ◯千代委員長 質疑を終わります。  要望意見、討論はありませんでしょうか。                 〔「なし」〕 4 ◯千代委員長 それでは、採決を行います。  議案第173号について、本案は原案どおり可決することに御異議がありませんでしょうか。                〔「異議なし」〕 5 ◯千代委員長 御異議ないということで、本案は原案どおり可決をすべきものと決定をいたしました。 ──────────────────────────────────────── 6 ◯千代委員長 次に、決算の審査に入ります。
     認定第12号の1件を議題といたします。  決算審査の順序としましては、当局からの説明を聞いた後、先ほどと同様の順番で行いたいと思います。  それでは、当局の説明をお願いいたします。                 〔当局説明〕 7 ◯千代委員長 ただいまの説明に対して質疑に入ります。質疑はありませんでしょうか。 8 ◯浅場委員 簡易水道事業の歳入の中で、あと18年度のこの冊子あると思うんですけど、その中の23ページ、それから24ページなんですけど、特に簡易水道の場合には特定な地域の人に供給するとこであって、その中で収入未済額が490万、それから、次のページ、25ページでいきますと、時効完成で16万4,000円、52件とあります。特に使用料だもんですから、今まで本会議でも議論になっていた債権管理委員会等に多分かかんないと思うんですけど、この辺の取り扱い、理由と取り扱いについてちょっとお聞かせ願いたいと思います。 9 ◯山田簡易水道課長 ただいまの未収金の関係でございますけども、その497万2,840円ほど未収金が18年度あるわけですが、今現在、滞納者と折衝中でありますのが610件で427万3,430円ほどございます。無断転居による、今現在調査中のものが168件ございまして69万9,410円ございます。また、不納欠損の方でございますが、20名の52件で16万4,870円、主に無断転居による居所不明のものでございました。  先ほど言われました債権管理委員会のお話でございますが、そちらでは徴収マニュアル等を作成するというふうに聞き及んでおりますので、その中でその方向が出ましたら、私どもも徴収の方の検討ということに入っていきたいと思います。 10 ◯千代委員長 ほかにありませんでしょうか。 11 ◯山本(明)委員 たしか漏水対策遠方監視で発見するというシステム、18年度も2、3カ所で導入してましたよね。あれで、18年度で、そのシステムで発見されて対応されたケースというのはあったんでしょうか。 12 ◯山田簡易水道課長 18年度につきましては、遠方監視装置で漏水とかそういうのは発見はされておりません。 13 ◯山本(明)委員 そうすると、遠方監視でなくて漏水が発見されて対応したとこというのはあるんですか。 14 ◯山田簡易水道課長 漏水調査に関しましては、年間10キロほど委託を出してるわけでございますが、その中でやはり6カ所ほど、民地側とまた本管の方と3カ所、3カ所ですが、6カ所ほど見つかっております。 15 ◯山本(明)委員 そうすると、この施設改良の中にはそれは含まれてるんですか。 16 ◯山田簡易水道課長 今の施設改良といいますのは、修繕費の方で修繕はさせていただいております。(「ああ、修繕費の方ね」)ただ、基幹改良的に漏水が頻繁なような箇所につきましては、布設がえという対処をしております。 17 ◯山本(明)委員 18年度はそれはなかったということですね。修繕だけの対応で。 18 ◯山田簡易水道課長 基幹改良的に、簡易水道基幹改良事業というのをやってますので、それも1つの漏水対策というふうに解釈しております。 19 ◯千代委員長 質疑を終わります。  要望意見、討論がありましたらお願いいたします。                 〔「なし」〕 20 ◯千代委員長 それでは、要望意見、討論もありませんので、採決を行います。  認定第12号について、認定することに御異議はありませんでしょうか。                〔「異議なし」〕 21 ◯千代委員長 異議ないようですので、本決算は認定すべきものと決定をいたしました。 ──────────────────────────────────────── 22 ◯千代委員長 ここまで、企業局所管議案審査は終了いたしました。  当局の入れかえのため暫時休憩します。                 午前10時16分休憩 ────────────────────────────────────────                 午前10時25分再開 23 ◯千代委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開をいたします。  教育委員会所管決算審査に入ります。  認定第4号中所管分の決算1件を議題といたします。  決算審査の順序としまして、当局の説明を聞いた後、質疑に入ります。続いて、討論と要望意見を述べていただき、採決の順番でいきたいと思います。  それでは、当局の説明をお願いいたします。                  〔当局説明〕 24 ◯千代委員長 ただいまの説明に対して質疑に入ります。質疑はありませんでしょうか。 25 ◯安竹委員 では、3つほどちょっとお聞きしたいと思います。  成果説明の関係で289ページでありますが、事務局費の中で教育施設課の2番目の教職員住宅管理運営費についてでありますが、この修繕の内容についてお伺いしたいと思います。どのような今修繕が求められているのか。その修繕の内容、求められていることに対して執行率というか、実際に事業ができたのがどれだけなのか、その点についてお伺いしたいと思います。 26 ◯千代委員長 もし集計に時間がかかるようでしたら、安竹委員、次の質問をお願いできますか。 27 ◯安竹委員 それでは、300ページの社会教育費の関係ですが、後段の青少年の家管理運営費でありますけれども、楢尾青少年の家についてちょっとお聞きしたいと思うんですが、僕、当初この学校が休校に入って、そして廃校という形になったときに、ぜひ何らかの形で活用してほしいということを申し上げておきましたけれども、あの辺を通るときに、ああ、利用されていないのかなと思っていたところ、このような結果を見て大変うれしく思ったんですが、この利用者の団体、どういう団体なのかについてちょっとお伺いをしておきたいと思います。  と同時に、この地域は特別な地域で大変便の悪いところで、住民も点在しているような状況、言ってみれば限界集落に近いような部分もあろうかと思いますが、住民とのかかわり合いが何かあったら教えていただきたいと思います。 28 ◯杉山事務局参与 楢尾青少年の家の利用状況といいますか、利用者の大まかな種類ですけども、各学校の例えばクラブの合宿のようなこと。それから、あと市内文化団体の一種の合宿といいますか、勉強会、そういったものに使われております。ただ、地元の方との特に交流というか、改まったものは特にないようでございます。管理をお願いしてます地元の方とはかなり密接ないろんな個人的な交流もあるようですけども、地域との連携という意味では十分ではないというふうな感じは受けております。 29 ◯安竹委員 今の説明はちょっとショックなんですけれども、この教育施設が小学校ということもありまして、子供に関係する団体かななんて思っておったんですが、具体的に今説明の中での団体、差し支えないと思いますけれども、参考のために教えていただければありがたいと思います。 30 ◯杉山事務局参与 すいません、今ちょっと、全体をちょっと把握してませんので、申しわけありませんけども、記憶にありますのは、末広中学校の剣道部の合宿と、それから市内の書道の団体といいますか、その合宿といいますか、練習のために施設を使うというようなことがあります。ちょっと今、その2点だけ記憶にありますので申し上げます。 31 ◯安竹委員 それでは、後ほどで結構ですので、その団体と利用状況、もうちょっと詳しく資料で出していただけますか。 32 ◯杉山事務局参与 それでは、後で利用者の団体と詳細を資料として提出させていただきます。 33 ◯千代委員長 先ほどの教育施設課の方はよろしいですか。 34 ◯加藤教育施設課長 教職員住宅の修繕の内容と執行率ということでお答えします。修繕の内容としましては、トイレを洋式トイレに改修した工事、それと壁、天井等内装改修工事、また畳の取りかえですね、それと雨漏りの修繕等でございます。予算額が850万のうち執行した金額は849万9,800円、執行率が99.9%でございます。 35 ◯安竹委員 井川もそうですが、大川等もそうです。これから冬場も来るわけでありますが、もう一般家庭の生活環境も大変よくなっておりまして、特にこの住宅の改善等をぜひとも生活しやすいような環境にしていただきたい、こう思うんですが、今現在、教職員の方から要望があって、財政上も踏まえて遅延しているような内容がありますか。ちょっと要望にこたえられないよというような事案があったら教えていただきたいと思います。 36 ◯加藤教育施設課長 修繕の内容につきましては、多岐にわたりますので細かいものがありますが、できる限り対応するように心がけております。また、先ほどの寒冷地のところも出ましたが、空調等の修繕等も心がけてやっております。 37 ◯安竹委員 ぜひお願いしたいと思います。  最後になりますが、図書館の関係でちょっとお伺いしたいと思うんですが、我々の会派の方にも図書館を考える方たちがいろんな形で話を聞いてほしいということでお見えになる回数が多くなっているのが現状です。この図書館に特に感ずることは、勉強不足もありまして持ち合わせていないわけでありますが、この4目の図書館費の中で、人件費は別としてこれだけという報告をいただいたわけでありますけれども、この図書館に関係する人件費はどれだけあるのか。今ここで管理運営費等々含めて述べられましたけども、これに比較して何%ぐらいが人件費なのかをお尋ねしたいと思います。 38 ◯浅井中央図書館長 先ほど人件費を除く形で執行状況の説明をさせていただきました。今、お手元の4)には人件費の込みの数値が入っているものと思います。主要施策成果説明書の関係の図書館の関係でございますけれども、306ページでございます。この関係で4目の図書館費というものがございます。先ほどは人件費抜きでお話ししたんですけれども、人件費を込みでちょっと数字を持っておりますのでこちらを御説明させていただきたいと思います。  予算現額12億3,167万2,000円、これで支出済額が11億9,077万1,000円余ということになります。執行率は96.68%。先ほど私、人件費抜きで御説明させていただきまして、93.72ということで執行率を申し上げましたけれども、人件費を含みますと若干アップいたしまして、図書館費につきましては96.68%と、こういうふうなパーセントになります。なお、執行済額で申しますと、今、委員お手元の支出済額が11億9,077万1,461円、こうなってると思いますが、先ほど私が説明いたしました数字が人件費抜きでございます。 39 ◯安竹委員 いいです。それじゃね、人件費は幾らかかってる。人件費。 40 ◯浅井中央図書館長 人件費ということになりますと、5億9,957万4,000円という数字でございます。 41 ◯安竹委員 今、行政は人件費削減ということで全般にわたって考え方が示されているわけでありますけれども、削減していい時期、あるいは時期も含めていろいろなことがあろうと思うんですが、そういったこと、ちょっとこの図書館について勉強したいと思いますので、後ほどで結構ですので、図書館に勤めてる職員、もちろん臨時職員もあろうかと思います、あるいは司書、この人たちの人数とそれにかかわる人件費、ちょっと詳細に提出をしていただきたいと思いますけども、できますか。 42 ◯浅井中央図書館長 ただいま要請がございました職員の数、それから司書の配置の状況だと思いますけども、提出をさせていただきます。 43 ◯安竹委員 皆さんのお手元に、ある出版社の「教養立国ニッポン」というのをちょっと用意させてもらいましたけれども、この著者は藤原正彦さん、もうこれ有名ですから御案内と思いますけれども、この中で日本のこれまでのあり方と現在と将来への憂いというか、あるべきはこうだろうというようなことの中で、いろんなところに出てきますけれども、文化とか芸術とか読書とか学問といった、こういう教養の充実が昨今ないがしろになってきたんじゃないかという心配をした文章です。僕もこれ勉強しますが、ぜひ職員の皆さんもちょっと読んでいただければありがたいと思います。 44 ◯千代委員長 ほかに質疑がございますでしょうか。 45 ◯石川委員 293ページから296ページ、いつも不思議にちょっと思ってたんですけども、耐震の問題でちょっとお伺いしたいんですけども、18年度に小中学校で耐震を、体育館も含めてどのぐらいあったのかお答えいただきたい。 46 ◯千代委員長 はい、耐震の分だけね。 47 ◯加藤教育施設課長 18年度につきましては、校舎が10棟、体育館が1棟でございます。 48 ◯石川委員 小学校が何校。 49 ◯加藤教育施設課長 ちょっとごめんなさい。資料を持ってきます。 50 ◯石川委員 いいよ。 51 ◯千代委員長 では、後ほどまとめて。 52 ◯石川委員 小学校が25億3,818万9,112円でしょう。耐震のね。それから、中学校が4億4,413万7,000円何々になってるわけでしょう。でしょう、耐震は。これでいいの。いいの。 53 ◯加藤教育施設課長 293ページの校舎等建設費のうちの校舎大規模改造耐震補強事業ですが、小学校がですね、列記してよろしいですか、清水入江小学校……。 54 ◯石川委員 学校は要らない。何校だか言ってくれる。時間ないから。 55 ◯加藤教育施設課長 小学校が9校です。あっ、すいません、ちょっと……。補強工事が4校、設計委託が、小学校ですけど、これは。小学校、補強工事が4校です。それと中学校ですが、補強工事が2校。(「耐震でしょう」)はい。耐震です。 56 ◯石川委員 ということは、これ含めて、そうすると1校平均幾らになる、これ。どのぐらいかかる。1校平均、大体、約でいいや、約で。 57 ◯加藤教育施設課長 耐震補強工事も面積によって大分違いますので、平均すると1億から1億2,000万ぐらいかかってございます。 58 ◯石川委員 1校当たり平均ね、1億かかるっていうね。それで、これから問題なんだけども、今、耐震をやってる、これからも、今もうこれもやった、そういうとこにおいて、ただ耐震だけじゃなくて、もうその前から耐震はしなくたってもう窓なんかがあかないとかさ、ありますよね、そういうとこ。それを1億もあるだから、僕言いたいのは、1億もかかって1校やるに、それを今度また耐震は耐震、窓があかないとか、そういうものはまた整備でやると。備品整備。耐震じゃなくて。何で二重の僕は整備するのかというの。それが不思議でしょうがないの。 59 ◯加藤教育施設課長 御存じのとおり、現在、耐震対策ということで耐震補強を重点的に進めております。それと、委員がおっしゃるように、建具の取りつけといいますか、たてつけが悪いという問題ですが、修繕費で対応できるものは修繕費で対応しますし、事前にわかれば、今まで指摘されたこともありますので、これから事前にわかれば設計にも入れるように建築部の方にもお願いしたいと思います。 60 ◯石川委員 それによってね、それこそあした地震が来てもおかしくないと言われてるときにだね、窓はあかない、耐震はした、しかしながら、また今度は備品費を使ってやる、整備を。3年、4年かかる。そういうことでしょう。だから、そのときに一緒にだね、1億もかけてやるんだから、1,000万や2,000万のものは一緒に繰み込めればいいんじゃないかと僕は思ってるんだよ。ということは、また校舎を耐震のときにあれをしてやね、校舎は使えないのよ。また今度、そういうときには3日か4日また校舎が使えなくなる。そういう不合理なことは僕やめたらいいと思う。ましてや入札するんだから、今の時代に備品を1,000万や2,000万を耐震と一緒に繰み込んだって何もおかしくないでしょう。だから、今、耐震をやってだね、まだ窓があかない、そういうところが幾つもあるじゃないですか。この整備する分、耐震をやってだね、またこれからするようなとこ幾つある。 61 ◯加藤教育施設課長 耐震対策は御存じのとおり21年度に完了します。その後の改修工事ということですが、老朽化が進んでる学校がたくさんありますので何校ということはちょっとわかりませんが、今の委員がおっしゃったように、耐震工事に対して道連れ的に工事をやって耐震性が向上する、内装のものですね、全部とはとてもいきませんけど、建具等やっぱり落下の危険性もありますので、その点は先ほども言いましたように、今後は建築部と相談しながら、設計に入れられるものは設計に入れていただくようにお願いする予定です。 62 ◯石川委員 だから、そういうふうに耐震はやったけども、便所がまだ男女平等じゃない、トイレももう何も区切りもない、そういう小学校もある。耐震というのはただぐらぐらしてるだけじゃないんだ。そのときまだもう耐震をしなくたって、それこそくどいようだけども、窓がまだあかないとこなんてそんなの幾つもある。だったら、それを一緒にやっちゃえばね、何もさ、後のあれがいいわけでしょう。だから、21年で全部終わるって言うけども、じゃあ来年、再来年来たらどうなるの。だから、最小限の耐震対策、最小限の設備整備をしなきゃだめって。 63 ◯加藤教育施設課長 今やってます耐震対策、耐震補強工事ですが、最低限ということを今委員さんがおっしゃいましたが、まさにそのとおりでありまして、構造体の強度を上げるということでやっておりますので、内装にはなかなかお金がもらえないことが事実でございます。 64 ◯石川委員 あのね、本当に耐震をして窓があかない。もう少しでも、それこそ耐震なら震度6でも大丈夫だと、校舎は。だけど、ガラスが割れて、もしそのときに子供たちが昼間で校舎にいるときに、全然窓が柔軟性がないとこはすぐにいっちゃいますよ。それと、やっぱりそれは校長さんからもいろいろ、耳に入ってますよ。震度5だ、6だと。建物はもつと。しかしながら、ところによったらガラスが割れてくるということはすぐある。二度でも三度でもきちゃう。そのぐらい校長さんは気を遣ってるんだから、そういうふうなことも教育委員会はやっぱりちゃんと配慮をしてやんないと。ガラスが顔や頭に当たったら、これはやっぱりね。だけど、最小限に防いだというふうなことをやっぱりちゃんと教育委員会でやるのが当然ですよ。 65 ◯辻教育次長 委員の御指摘のとおり、さまざまな補修、修繕しなければならないところがあると思います。よく実態を調査して適切な対応をしたいと、できる範囲でしたいというふうに思っております。 66 ◯千代委員長 暫時休憩します。再開は午後1時とします。                 午後0時6分休憩 ────────────────────────────────────────                 午後1時再開 67 ◯千代委員長 委員会を再開いたします。質疑を続けます。 68 ◯加藤教育施設課長 先ほど石川委員からお尋ねのことですが、私、耐震対策をやりました学校数ですが、今年度の分と勘違いしまして申しわけありませんでした。18年度の分は小学校が5校、中学校が2校の7校になります。 69 ◯杉山事務局参与 午前中に安竹委員の方から御質問がありました楢尾青少年の家の利用状況につきまして、平成18年度の利用実績一覧表ということでこの資料を提出させていただきましたのでごらんいただきたいと思います。 70 ◯相坂委員 では、何点か質問させていただきます。まず、290ページの幼児教育推進事業の中の未就園児童の遊び場提供事業ですか、これをちょっと内容の説明と、それから未就園児童が今実際どの程度、結構これ見ると13園、あるいは私立も19園ということですから、結構ありますよね。なので、就園できない事情、それから今後の対策――もちろん義務教育ではありませんけれども――も含めてちょっと内容を教えてください。 71 ◯高木事務局参与 未就園児というのは、これは園に行けない子ということではありません。未就学、就学前の子供という意味のとらえでございます。就学前、要するに小学校に上がる前の子供たちにとって……。ごめんなさい、幼稚園に上がる前の子供たちにとって社会的な場を提供するということでしょうか、そんなことで子育て広場というような形で小さな子供さん、それから親御さんを集めて幼稚園の様子を紹介をすると、そういう事業を展開しています。これが公立の幼稚園13園と、それから私立の幼稚園19園、これが手を挙げて、私たちがそこを展開しますというような形で事業を展開してると。それが幼稚園の関係の事業ということになります。 72 ◯相坂委員 大変よくわかりました。大変失礼いたしました。すいませんでした。そういうことでしたら、ぜひそういう子供さんたちいっぱいいるでしょうから、ぜひいろんなところでも実施できるような形で広めていただければと思いますが。  それでは、2つ目ですが、先ほどの御説明の中では特に取り上げられなかったかもしれませんけれど、291ページの一番上の学習における地域の人材の活用というところがありますが、この内容と、それからこれ特に中学校の部活動のコーチでありますとかいうのがよく本会議でも何度か取り上げられてきただろうと思うんですが、その方々の今の配置状況でありますとか、今後の方向性。  それと、もう1つは実際に地域の方々、その道の専門家ではあるでしょうが、教育の専門家ではないわけですから、児童との、あるいは生徒さんとの何らかのコミュニケーションの不足であったり、トラブルであったりというのが仮にもしあれば教えていただきたいということと、今後のそういった方々への教育委員会としての、あるいは学校側としての子供たちへの指導のあり方を事前に研修する制度でありますとかね、もしそういうのがあれば教えてください。 73 ◯高木事務局参与 前半の部分は私から、それから部活動の指導ということもありましたので、これは学校教育課長の方から説明があると思います。  まず、学校評議員という形ですけれども、これはすべての小中学校でこの評議員の制度が進行をしております。すべてに入っているという形になります。大抵、各学校5名の評議員さんがいてくれて、学校の授業に対してアドバイスをしてくれると、そんなシステムです。地域に住んでいらっしゃる地域の方、町内会の方、もしくは知識人の方、学校のOBの方等々の方ですけれども、5名程度がいらっしゃると。折に触れて、学校のやってきた授業に対してアドバイスをしてくれると。こんなふうな効果があるねと、こんなとこはまだまだ足りないじゃないですかというような、そんなようなアドバイスを校長先生にしてくれるということです。学校の方は折に触れて案内を出して、学校の参観の場を設定して授業を見ていただいたり、行事に参加していただいたり、そんなことで学校を開放してると、そんな事業でございます。  なお、これはさらに発展をしまして、今後、学校評価という形が展開をして今も推進をしてるところですけども、この学校評議員さんがそのまま外部評価委員として学校の評価をしていくと、そのようにして今事業が推進してるところでございます。  あと部活動の関係の話を学校教育課長の方からするようにします。 74 ◯小長井学校教育課長 それでは、中学校の部活動指導員に関することでお話しさせていただきます。部活動指導員は、1日大体2時間ぐらい月5回で月額報酬として2万円を支払っておりまして、18年度には98名の方にお願いいたしました。参考でございますけれども、19年度はさらにふえまして110名の方にお願いしております。  それで、トラブル、教育的配慮ということで多少いき過ぎた指導があるとかですね、ちょっと近所から熱を込めますので早朝6時からやって困るよというような苦情が入ります。そうしたときには、学校教育課と校長と協議して、部活動指導員に教育的な配慮でこういうお話が来てますよというようなことで指導をすることもございます。
    75 ◯相坂委員 最後の方、学校評議員の制度はもちろん、この間私も本会議で取り上げさせてもらったし、そこからの意見として地域の人材をもっと活用しようという御意見をいただいてるわけですよね。それに伴って、部活動のことはまた別としても、何か学校の教育現場の中に地域の方が入ってくる際の、その際のその方への指導の――実は、幾つかやっぱりそういう外部の教員ではない方々が学校に入っていろんな専門的なことを教えてくれるというのは、すごく僕ありがたいことだと思うんですが、一方でやっぱり言葉遣いの問題であったりですとかね、ちょくちょく耳にするんですよ。ですから、実際にその教員でない方々も指導者として子供たちの前に立つときには心構えであったり、言葉遣い1つとってもやっぱり違いが出てくると思うんですね。その辺の教育委員会からの指導のあり方とか、それがまず先ほどの件と。  それから、部活動については、やっぱり私どもが学生をやっていたことに比べると非常に部活の種類が子供たちは選択ができない時代になってきてますので、御答弁いただければありがたいですが、ぜひ何校か一緒になって生徒の数を集めて外部の方にコーチを委託するようなこともしながら、ただ部活動の中でよくそういうトラブルを聞きますので、その辺の実習というか、研修というか、いうのはぜひ実施していただきたいと思いますし、苦情が出るんではやっぱりそのコーチの方、僕かわいそうだと思うんですよ。早めにそういうことがわかっていればそういうことしないわけでしょうから、大人ですからね。ですから、そういう制度をぜひ確立していただけたらなと思うんですが、いかがですかね。 76 ◯高木事務局参与 それでは、今の前半の御質問ですけれども、確かに今も学校の現場にいろんな地域の方、それから専門的な技術を持った方、さらには学生のボランティアという形でいろんな方々が学校を支援をしてくれています。授業のお手伝いをしてくれたり、専門的な面で講話をしてくれたり、または実技指導をしてくれたりと、そういう形があります。学校としてはとても感謝をしています。ただ、今、委員さんが御指摘のとおり、それを受ける側としてそのありがたさであるとか、感謝の気持ちであるとかが果たしてどうあらわれてるかということにつきましては、改めてまた校長会等を通じて指導していきたいと思っております。  なお、今後、学校応援団という形で今大きな施策の1つとして、いろんなところでさらに支援をしていただく人たちをかなり組織的にというでしょうかね、その方向で活用をさせていただくということも考えていますので、あわせて展開をしていきたいと思っております。 77 ◯小長井学校教育課長 少子化とかですね、あるいは部活動の数が減ってしまうというようなことで、いい能力を持ってるのに部活がないので困るという話もよく伺います。中体連の組織と教育委員会とは、やっぱりそういう今の抱えている課題をやっぱり連携し合って、大分緩和はされてきております。部活動になるスポーツ団体に所属していて、学校の名前で中体連の大会へ参加するというようなことについても配慮をしていますので、大分緩和はされていますので、そうした実態をしっかりとらえて、柔軟な部活動の運営といいますか、そういうことにやっぱり対応して、子供の能力が発揮できるような、そうした部活動になるように、あるいは広域がもう少しできるかとか、そういうことをさらに検討してまいりたいと考えております。  それから、もう少し民間の活用力という話がございましたので、学校教育課としては次世代プロジェクト事業の中で、この民間教育力活用事業ということでやっております。いろんな方に、地域の方に応援していただいたり、あるいはスペシャリストということで、静岡市のスペシャリスト、林業家とかの方に来ていただいて林業が果たす役割、いわゆる空気をきれいにしてるとか、そういうような話もしてもらったりして大変支えてもらっております。 78 ◯相坂委員 肝心なことを、ごめんなさい、その教えてくれる大人に対する、言葉悪いけど指導というか、こう接してくださいとか、そういう意味で僕は――ごめんなさい――質問をしたんだけど、僕の伝え方が悪かったみたいで。そういうのは制度としてというか、あるいは事前にこういう指導してますよとか、研修受けてもらってますよとか、学校の先生になるのだって大学時代あんな何年も忙しい思いして教職員の免許とってやるわけでしょう。それが同じ教える立場、もちろん教員ではないにしてもね、やっぱり子供さんたちを持ってる親御さんから私らの耳には入るわけですよ。今度来てる部活のコーチさんがこんなんで困るという話もあるもんだから、技術は高いかもしれないんだけれども、教育の現場に入る立場の方としての心構えとかを事前にそういう方々に研修してもらうような、そういう制度がちょっと必要かなという気もするんです。その辺をちょっと教えてもらいたいんですけどね。 79 ◯小長井学校教育課長 部活動は教育課程の一環として行っております。ですから、学校教育目標を具現するという、その1つなんですね。ですので、やっぱりそこは私たちが部活動の方を事前に集めて指導するということは行いませんが、各学校の中でやはり校長が発達段階に合わせて指導してくださいとか、あるいは部活動のいき過ぎが一番あるもんですから、やっぱり教育活動の一環だということを各校長がやっぱり指導して、各校長が採用を私たちの方に具申してくるような形を今とっております。委員さんが指摘されるような事前に集めて指導をできるかどうか、これはまた検討してまいりたいと考えております。 80 ◯相坂委員 すいません、たびたびで。もうちょっとあるもんですから。もう1つ、これ最近私聞いたことだったのであれなんですが、決算とちょっと関係ないかもしれないんですけどね。今、学校の清掃を地域のボランティアの方がやってくれてますよね。確かね。地域の人たちが「きょうは学校の掃除に行くのよ」と言って自転車でみんなで行ってるのを声かけられて「あんたも来なさいよ」なんて言われたこともあったんだけれど。その掃除の内容って、もし決算以外で18年にもう実施してなくてそういう方向がなければ、また議案外になりますから改めて教えていただければと思いますが、ちょっとその辺の――私から言えば非常に不思議な現象で、子供が汚したものを地域の大人が片づけることはないだろうという単純なことなんだけれども。なので、その辺で18年度の事業の中で、もしそういうことがあれば教えていただきたいと。この地域の活力を活用するという意味で、もし含まれてそういうことを18年度でもやっていれば教えていただきたいと思いますが。 81 ◯高木事務局参与 今の委員さん御指摘の件は、きっとPTA等の活動の中で奉仕作業というようなものがあるんです。それはPTAの中のいろんな委員会組織がつくられていて、学校のために応援しようという形で、土曜日であるとか、日曜日であるとかに、普段子供たちの清掃がやり切れないような、例えて言うと隅のところまで、またはトイレのところであるとか、というような、また雑草関係であるとかということが、これはままあります。今の御指摘がそういうことかどうかちょっとわかりませんけれども、私の知る中では地域の方、保護者の方々等で勤労奉仕作業ということを子供とともにやってる学校もありますし、親御さんと先生方でやる学校もありますし、入試等が終わって時間があるときに子供たちとともにやるなんていうときもありますし、そんなもろもろの学校でありますけれども、特に何かお願いして賃金等がそこに絡んでというようなことは聞いてはいないので、またちょっと、もし私の記憶の中で言えば今のようなお答えになるのかなと思っております。 82 ◯相坂委員 私が聞いたのもボランティアの話で、もちろんPTAではありませんでした。地域の老人会の、老人会というか、割とお年を召した――老人会と言うと怒られちゃうかもしれないけど――方々でしたけど、ぜひその辺の仕切りはきちんとしてほしいと思います。子供たちができなかったところを大人がする必要は、僕はないと思うんですよ。指導としてね。教育として。やっぱり自分たち、来たときよりも美しくじゃないけれども、それを後で大人がやるからという感性で教育の現場にあっては、僕はいけないだろうと思います。ちょっとその辺の仕切りを、大人が手を出すのはどこからなのかね、ちょっと精査してほしいなと思います。すいません、余計なことでしたけど。  それと次ですが、これごめんなさい、私も全くわからないので教えてほしいような感覚で申しわけないんですけど、292ページのふれあい教室教育相談事務経費の中のチームカウンセリングされてますよね。これは恐らく最近始まった事業なのかなとは思うんですが、通常の派遣をするカウンセラーの、スクールカウンセラーの事業とこのチームカウンセリングをして特別に教室をどこかが設けてやっていることのちょっと効果とかね、それからはばたく教室というのが新たにビルを構えてやってるわけですよね、その辺の内容と効果、経費ちょっと教えていただければと思いますが。 83 ◯小長井学校教育課長 相談関係の適応指導教室と言いますけれども、これ18年度私たちが所管しておりましたけれども、現在は子ども青少年相談センターということで、13階の方に今設置しておりまして、保健福祉子ども局へ移りました。  このチームカウンセリングのことについてちょっとだけ知ってるもんですからお話しさせていただきますと、事例が上がってきたものを相談員とお医者さんですね、山崎先生という先生と一緒にそのことについて検討を加えていくわけです。もちろん先生が保護者に、お医者さんの先生が保護者に面談することもありますし、子供に相談を受けたりすることもございます。これがチームカウンセリングというものでございます。これもかなり重い事例とか、相談員ではちょっと対応が難しいとか、相談員が頭抱えてしまってるような、そういう事例を医師に相談して行うというものでございます。 84 ◯相坂委員 あとスクールカウンセラーの関係で、子供と親の相談の調査研究費ですか、これちょっとごめんなさい、私ページをメモらなかったんだけれども、というのがありますよね。ちょっとページわからないんだけれども。それも恐らくこのスクールカウンセリングの一環としてやってるんですが、親から寄せられる相談とか、親に対する学校からのとか、スクールカウンセラーからのとか、あるいは相談体制とか、その辺の体制って今どのようになってますでしょうか。子供はよくわかります、スクールカウンセリングの制度もあるし。ただ親御さんに対する指導であったり、ケアであったり、その辺は何かありますでしょうか。 85 ◯小長井学校教育課長 今お尋ねの子供と親の相談員の件でございますけれども、これはスクールカウンセリング事業とは少し異にしておりまして、これは小学校2校に相談員を派遣しております。これは中田小学校と服織小学校の方へ今回は派遣しておるわけですけど、それは不登校などの早期発見、早期対応、これを未然に防止するために相談活動を行うという、そういう調査研究を、この活用調査研究事業はそういうものでございます。 86 ◯相坂委員 すいません、言葉をいろいろ選んでたんだけど、すいません。今、いわゆるモンスターペアレントのような話は至るところで出てますし、実際には問題行為を起こしてしまうような子供さんの場合、あるいはちょっと何か悩みを抱えている子供さんの場合、とかく親御さんの教え方であったり、あるいは家庭環境であったりということが非常に問題になっていくだろうと思うんです。それは、給食費の問題とかそういうことを含めてもね。世の中で、じゃあ教育の現場が今乱れてるというような話がたまたま出ると、今は親が悪いからとか、親のモラルが足りないからとかいう話になってるんだけど、私は今後はそこも含めて多分教育現場の課題になっていくんじゃないかなと思うんですね。そこを変えないと、子供の指導もきちんとできないだろう。子供に幾ら言っても、幾ら言っても効き目がないんじゃないかという意味で、先ほどの今2校に親の相談も含めてということでしたが、ちょっと事例とかね、あるいはこういう効果が出ましたとか、もしそういうのがあればちょっと教えてください。 87 ◯小長井学校教育課長 困る親の例はあります。ありますけれども、なかなかオープンにできないという部分がございますけれども、教育委員会と校長と連携をとって対応をしておりますけれども、多くは、これはそうというふうに限定するわけじゃないんですけれども、その親の方に心の病がある場合が多いように思います。ですので、なかなか改善に時間がかかるわけですよね。それで、やっぱりそれを追い出すということはできませんので、校長も苦悩するところでございます。やはり、周りの人に相談相手がいるとかね、そういう環境をつくっていかないと、そういう方はもう学校に対して目が違いますので、そうしたものを和らげるような何かやっていかなければいけないんじゃないかなということを最近感じております。  ですから、そういう親もやっぱり悩んでモンスターペアレントと言われるような人になっちゃったんじゃないかなということを思います。答えにならなくて申しわけございませんが、苦悩していることは確かでございます。 88 ◯相坂委員 ぜひちょっと検討課題として、何かそういう網をつくってやっていただけたらなと思います。  それと最後、もう1点だけ。これ学校の範囲でわかる中だけで結構ですが、学校給食の地産地消の地元の生産品をどういう形で今活用してるかということと。それは当然各学校によってその地域の農家とか、あるいは農協さんとのかかわりもあるでしょうから、各学校ごとのそういう交流は今してるのかとか、今後の方向性どうかとか、その辺のことを教えてください。 89 ◯白鳥学校給食課長 地産地消の学校給食の取り組みでございます。現実、今静岡の場合につきましては、地産地消に取り入れてる割合というのは約18%から20%ぐらいの間、食材に占める割合ですね、ただこれ県内産という形になるわけですけれど。これは文科省の方では平成22年あたりまでには30%ぐらいまでに引き上げたいというような指針が出てきてるわけですけれど、現状では特に学校給食に取り入れた例ということになりますと、やはり旬を味わうというようなテーマの中で、地元産の直近で言いますとミカンだとか、加工品が中心になりまして、直接的に食材で入れたと言いますと、駒越小学校あたりで枝豆等を採用したというだけで、契約農家と直接的に取引をして給食に取り入れてるという例が現状ではございません。 90 ◯相坂委員 地産地消、今、国もそうやって取り上げてあれしてますので、要望になりますからあれですけど、ぜひ制度の中でできることをいろいろ模索していただきたいと思います。できないこといっぱいあると思うんですけどね、農業の絡みになるとね、規制も多いんで。できればその範囲内で、できることから少しずつ取り入れてほしいなと思います。 91 ◯千代委員長 そのほかに質疑はございますか。 92 ◯浅場委員 289ページの奨学金の貸付事業で、不用額調べを見ると相当執行率が落ちてるんですよね。今、これは例えば大学生2万円、短大生1万5,000円、高校生8,000円ということで、こういう景気の中で借り手というのは経過的にはどうなってるんですかね。増加傾向なのか、減少ぎみなのか、その辺についてちょっと教えていただけますか。 93 ◯井上学事課長 貸付の人数については、年間ですと先ほども申しましたように229人なんですが、その以前のものを見ますと17年では232人、それから16年では244人ということで若干減ってる状況でございます。不用額についてもそういった貸付者の減ということで不用額が出ております。 94 ◯浅場委員 今、市が直営的に貸付金事業やってる部分と、今、銀行が結構奨学金を使ってる部分、銀行が貸してる分あるんですね。利率的には逆に銀行の方が今低金利、今はちょっと金利が上がってますけど、低金利という話の中で、その辺の利率なんかというのは、市中銀行との見直しとかそういうのはやられてるんですか。  それと、実はですね、市の方でいろいろな貸付金事業、生活福祉もあるし、経済もあるし、いろんなとこで貸付事業をやってるんですけど、実は今利子補給制度みたいなのがありまして、要するに銀行の利率が変わっていっても市の利率は例えば0.何%は市が出すけど、それは皆さん払ってねというような形で、そういうもう少し――多分この貸付金事業は、直接借りたい人が市へ来て申込書書いて、市の方から直接市の予算を貸し付けてくんですけど――もう少し事務の簡素化をして、それを例えば金融機関と連携して、要するに利子補給を銀行にする。ということは窓口が例えば1つになるのかなという考えがするんですけど、そういうことを利率的なものはどういうふうに感じてるのかというのと、要するに将来的な話なんですけど、そういうもっと事務の簡素化をしたときに、もっと民間金融機関との連携ということが考えられるのかどうか、現状だけ。無理ですよと言えばそれまでなんですけど、その辺をちょっと。 95 ◯井上学事課長 最初の質問の市中銀行のことですけれども、市中銀行の方の利率等については調査してありませんのでわかりませんけれども、市で貸し付けるものについては無利子で貸し付けております。  それから、2点目の質問の貸付金の一本化というんですか、そういったことでどう考えているのかということですけれども、学事課の奨学金生の貸付金については公金で貸し付けておりますので、今のところは市中銀行とのそういった連携は考えておりません。 96 ◯浅場委員 今のところ考えてないということですけど、やはり民間に任せられるとこは民間に任せるというのは1つある、ぜひそういうことも――ほかのとこ、ほかの市長部局やってるとこ結構ありますので、教育委員会というのはちょっと市長部局と違うもんですからもっと情報を入手して、少しそういうのを検討されたらいいかなと思っています。  それからもう1点ですね、スクールガード事業についてちょっと教えてください。今、スクールガードリーダーを市内の各地区に派遣しています。それで、その地域の中でスクールガードで民間ボランティアを連携とってやっていきますよということで、そのリーダーに対する位置づけみたいなのをちょっと教えていただきたいんですけど、ちゃんと委嘱状を出してやってるのか。それで、お金を払ってるのか。それと、あくまでもボランティアでやってるのか。その辺をちょっと教えていただけますか。 97 ◯小長井学校教育課長 この事業は平成17年度から行っていて、国から委嘱されております。10分の10の補助金でやっているものでございます。スクールガードリーダーは、警察のOBの方に15名委嘱状を渡してやっております。スクールガードリーダー、警察のOBですので目がやっぱり鋭いということで、各地域にスクールガードというボランティアがございます。7地区指定しまして、東中学校、観山中、清水二中、清水三中、清水四中、飯田中、高松中でございます。そこの7地区にボランティアの方々がいて、これは前の委員さんの方から「保険ぐらいかけてやれよ」という声が非常に強かったんですけれども、そういうスクールボランティアでやってる方がけがすることもあるからということで、これ420人応援してくださっております。それと、ほかにも学校にもいますので、そういう方も名前を出してくだされば市の保険をかけますよということで対応させてもらっております。  こういう形で地域ぐるみの、これは私たちも力を入れてることなもんですから、こういうものにまとめて、これ学校に参考になる、これ18年度のものですけれども、18年度のものを学校へ配布して、各学校がこうした自主的に地域ぐるみの――本当に地域があっての学校なもんですから――応援をお願いしてるところでございます。参考ですが、19年度はやっぱり山の方も来てもらいたいと。そういう鋭い目を注いでほしいという声がございましたので、指導主事とこのスクールガードリーダー、警察OBの方と一緒に、中山間地の方も回らせてもらうようなことを調整しております。 98 ◯浅場委員 今、警察のOBという話なんですけど、国から10分の10補助、そうすると、単価的には1人当たり謝金というのはどういうふうに払われてるんですか。 99 ◯小長井学校教育課長 時間当たり1,100円ということでございます。 100 ◯浅場委員 今、その辺聞いたのは、実は今7地区なんですけど、このガードエルと書いてあるんですね、リーダーは。ほかの地域もよく私見るんですよね。この静岡の地区でいうと東、観山、高松なんですけど、それぞれ話聞いたら、その地区の要請に応じて時々教育委員会へ連絡して外回りもしてますよなんてことを言ってたんですけど。それで、実はもう1つのグループで、警察のOBの組織で警友会という組織がありましてね、その方々が地域を、特に小学校区を中心に回っておられるんですよ。それともう1つ、中学校単位で健全育成会があって、そこでやはり子供たちの安全をということをやられてるんですよね。それで、地域の人たちが何が何だかわからないと言ってるんですよ。  要するに、ここは警友会と書いた夜光塗料を塗ったチョッキを着てる。それで、こっちがスクールガード張ってる。それで、健全育成会の方はまた健全育成会で別なのをしてるということで、その辺の――みんないいことなんですよ、子供たちの安全を守ろうというような、それは僕も物すごくそれはいいことだなと思って見てるんですけど。ただ、片方は身分保障がされている、保険が入っている。片方は本当にボランティアで保険も入れてない。同じことやってるんだけど、その辺の連携というのがちょっと地域の人でも見えてないんですよ。いいことやってるんだけど、地域に見えてないというのが非常に、逆に効果的にはあれかなと思ってるもんですから、その辺の連携というのはどういうふうにとられてるんですかね。 101 ◯小長井学校教育課長 この指定をしますけれども、私たちがこういう組織でなければいけないというようなことは出してないんですよ。だから、健全育成会が今ある組織をこれに活用してくださっても結構ですよというふうに言っておりますし、それはやっぱりそこの学区の事情を結構考えていただければいいというふうに考えておりまして、これで、これをつくるから新しい組織を立ち上げろというようなことは一切言っていないんです。だから、その学校がその学区にある組織をうまく使ってこれにやってくださいということになってるもんですから、健全育成会の方がその名簿に入ってくださっても問題ないわけなんですよ。ですから、うちの方としては余り規制はするとまずいという部分はございまして、それは地域にお任せしているというところがございますのでね、そういう点では今委員さんが御指摘のように、保険が入ってるもの、保険に入ってないものみたいな、そんなものが、そういうところが出てくると思いますけれども、私たちの方は保険に入るなということは一切言っておりませんので、そういう名簿に登録してくだされば、自動的に保険の方に入るようになりますので、またそういうことは学校を通して啓発してまいりたいと考えております。 102 ◯浅場委員 そうすると、スクールガードというのは、組織体はなくて学校の事業なんですよ。それにあわせて名簿、スクールガードとして名簿登録してくれれば、警友会の人たちが集まっている組織も登録していただければ、これと同じに役所の方もちゃんとそういう傷害保険だとかそういうものは払いますよという、そういうことでよろしいですね。 103 ◯小長井学校教育課長 そのとおりでございますので、よろしくお願いします。 104 ◯浅場委員 わかりました。 105 ◯千代委員長 ほかに質疑。 106 ◯山本(明)委員 では、学校図書館にかかわって少しお聞きしたいんですが、文科省の方で14年度から18年度まで学校図書館図書の整備計画を推進してて、18年度も地方交付税の使い方でいろいろ議論もあったんですが、結局静岡市としてこの18年度までの到達として、学校図書館図書がどういう到達、どういう充実がされたのかというのをちょっと確認したいんですが。 107 ◯加藤教育施設課長 国が平成5年から地方交付税による地方財政措置を実施して以来、本市では毎年、小中学校の図書購入費におきましては基準財政需要額を上回る措置を行っていただきまして、おかげさまで保有率も保有率を達成した学校も政令市を含めた全国の中でもトップレベルになると思ってます。ただ、まだ保有率を達成しない学校もありますので、今後とも図書標準に達しない学校については補充していきたいと考えております。 108 ◯山本(明)委員 ちょっと保有率の実態というのがよくわからないんですが、例えば蔵書数、資料で例えばどれぐらいからどれぐらいまで、これぐらいふえたとかという何かつかみやすいデータありませんか。もし、今なければまた後で資料でもいいですが。 109 ◯加藤教育施設課長 各学校のデータということでしょうか。それとも全体でよろしいでしょうか。 110 ◯山本(明)委員 全体でいいです。 111 ◯加藤教育施設課長 それでしたら、小学校ですが、図書標準が――18年度ですが――70万7,700冊。これに対しまして、保有状況が84万5,148冊です。したがいまして、保有率は119.4%、100%を超えております。同じく中学校ですが、図書標準が44万1,600冊、保有状況が59万4,402冊、保有率は134.6%です。 112 ◯山本(明)委員 それでは、確認として18年度までの到達として、学校図書館をまだ達成してないところも含めて充実させていくという方向が18年度にも確認されるということでよろしいですか。 113 ◯加藤教育施設課長 達成しない学校につきまして補充するように。また、達成してる学校でも、図書も傷みますので、更新料として予算要求していきたいと思っております。 114 ◯山本(明)委員 その方向を確認して、あと学校教育課の方に学校司書の整備状況なんですが、12学級以上という基準があるわけですが、18年度、その配置基準を下回って減らされた、あるいは引き揚げたとかという学校があればその実態と。それと、18年度到達でいいんですが、学校司書の配置されてる学校と配置されてない学校、小中ごとにどういうバランスになってるかというのをちょっとデータであれば教えてもらえますか。 115 ◯小長井学校教育課長 18年度は81名を配置いたしましたけれども、ただ、今委員さんが御質問のような細かいデータちょっと持っておりませんので(「また後で資料で」)はい。わかりました。そうさせていただきます。基準は、私たちの方としては12学級ということで、司書教諭の仕事を補佐するという形で学校司書を配置しておりますけれども、今、委員さんが指摘されたようなことについての細かいデータはまた後ほど提供したいと思いますが、よろしいですか。 116 ◯山本(明)委員 それは後ほどでいいんですが、あと12学級満たしてたのが18年度学級減で満たさなくなっちゃって、司書さんが引き揚げたとかという実例はないんですか。 117 ◯小長井学校教育課長 それもちょっと今データとして持ってません。ただ、人数としては17年度が80人で、18年度が81人で1名ふえておりますけれども、そこのところはっきりしてませんのでね。 118 ◯山本(明)委員 わかりました。そうすると、それはちょっと数字があればそれのやりとりしようと思ったんですが、それは予算議会ぐらいでまた……。  それと、もう1つ、それにかかわって司書さんの雇いの条件で、5年雇いどめと4時間パートという実態がどうしてもなかなかネックになってるというのがあると思うんですが、これ市長部局全般そういう非正規、非常勤の人は一律そういうふうにやってるんですけど。これ学校司書と図書館司書の方、両方お答えいただければと思うんですが、教育委員会として専門職制があるところはやっぱり5年じゃなくて継続的にという、実績を積むことでサービス提供が水準が高まるという性格がある部署については、一律5年というのを教育委員会として例外規定を設けようぐらいの主張を市長部局の方にぜひ――やっていただいてるのか、いただいてないのか。いただいてないとしたらやっていただきたいというふうに思うんですが。そこら辺考え方だけ。学校教育とちょっと図書館の方も含めて。 119 ◯浅井中央図書館長 ただいまの司書の関係の5年の雇いどめの関係の件だと思います。この問題は委員の方からも今お話ございましたとおり、非常に全庁的な問題でございまして、1学校というか、1図書館というような形のものではございません。それで、私どもも市長部局の人事の関係の担当課の方といわゆる情報交換いたしておりますけれども、他都市の状況、そして、図書館としての考えということなどを克明に伝達いたしまして、今後の将来的に向けましていろいろ情報交換をしていると、そういう状況でございます。充実が図れれば、これが最も好ましいことではありますけれども、他都市の最近の状況などを伝達いたしまして、現状では現状の問題、今後の問題は他都市どうなっているかということも視野に入れまして研究、検討をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 120 ◯小長井学校教育課長 5年の雇いどめの件でございますけど、これ毎回御指導していただいてるわけですけれども、静岡市の条例に基づいて対応しておりまして、いろいろと学校司書さんの方からもそういう声を聞きますし、せつない部分もありますけれども、5年の雇いどめというか、広く多くの人に市のお金を使うというようなことの方針だと思いまして、私たちはその指示に従ってやってるところでございます。雇いどめになった者が、18年度末ですけれども、19人のうち雇いどめになった方は6人でございました。でも、また1年休むとできるもんですから、そうした方も結構いるんですよね。18年度でしたけれども、4人復帰されましたし、そうしたことで5年の雇いどめされて1年休んで、そしてまた学校司書になってくださると。本当にありがたいことだなというふうに思っております。こんなことで申しわけございませんが、ひとつよろしくお願いします。 121 ◯山本(明)委員 温度差はありましたが、あとは要望の方に回します。  図書館の方にせっかく答弁いただきましたので、午前中安竹委員の方からも少し議論があった、資料をいただいてからまた来年の予算のときにでもやらせていただきますが、ただ18年度の決算の確認としてお答えいただければと思うんですが、静岡市の図書館のサービスレベル、非常に全国的に高いという評価を受けてるという中で、やっぱり正規職員あるいは非常勤、それぞれ司書の方も職員の方もそうですけれど、やっぱり専門職制を発揮して経験を積んで実績を積んでいくということで、やっぱり18年度も高い水準を維持してきたと思うんです。正規職員、非正規職員の現状の職員数で高いレベルを維持してるということからいえば、現状の職員数が適切なのか、まだまだやっぱりレベル上げるために不足してるのか、もっと職員数でも充実させたいというのは、18年度決算として確認できるかというところをちょっとお答えいただければと思うんですが。 122 ◯浅井中央図書館長 司書の配置の現状、そして今後の図書館運営についての司書の役割、機能ということの向上の問題だろうと思うんですが、先ほど、午前中安竹委員の方から人件費を絡めて司書の関係等の職員数のお尋ねございましたが、人件費の関係、手持ちの資料ございませんでしたもんですから、あわせて司書の関係の話もやめさせていただきましたんですけれども。  司書の現在の、平成19年度、現在65.6%という全体でこういう数値になっています。これ正規の職員と非常勤の者とは職種内容等が若干異なりますので、施設の維持管理を担っておる者も正規職員の中にはおりまして、図書館サービスに従事してる者もおりますので、どうしても正規職員の比率からいうと司書の比率は少なくなるわけですけれども、正規職員が67名ございまして、このうち司書の資格を持っている者が20名、こういうぐあいです。パーセンテージですと29.9、67分の20という数字でございますので29.9と、こういうパーセンテージになります。  あと、非常勤嘱託でも車の運転業務等に従事している者は、これは司書資格はございませんので、これは除外いたしますけれども、81名非常勤の者がおりまして、81分の79が司書資格を有しておりますので、この比率が97.5と非常に高い比率で、図書館サービスに従事する者につきましては司書の比率が高いということでございます。運転業務等に従事している職員も全部込みにいたしますと、151名中の99名が司書の資格を有しておるということで、151分の99とこういう数字でございまして、先ほど申し上げました65.6と、こういうパーセントに平成19年度の現状ではこうなっております。  最近、図書館の関係が大変注目されておりまして、日常的にも図書館を非常に御利用いただく方ふえております。ただ、パーソナルコンピューターなどで図書の予約等もできますので、必ずしも入館者イコールそういう盛況状況を反映してるかというものでもないわけですけれども、非常に生活に密着して図書館を利用していただく方がふえておりますので、図書館といたしましては、非常勤の方等で司書の資格を有する者がふえてくれば、もっと住民のサービスの向上に結びつくことができるかなと、充実を期してそのようなことを考えてまいりたいと思っております。 123 ◯山本(明)委員 今お話ありましたように、当然有資格者がふえていけばもっとサービス向上するということだと思うんですが、ただ念のためそこで確認しときたいのは、今の高い水準とさらに水準引き上げようという場合、正規が減らされて、非正規の方がふやされていくことによっては逆の方向になるんじゃないかと思うんですが、18年度でいけば、今の司書数のレベルで高い水準を適切に維持してるということが言えるかどうかというところの判断をちょっとお聞かせいただけますか。念のため。 124 ◯浅井中央図書館長 先ほど学校の関係の蔵書の数字などのお話がございましたが、ちょうどたまたま私の方で手元で内容見ておりましたけれども、蔵書の関係などは静岡市は非常に好成績でございまして、政令市17市の中では住民1人当たりの蔵書数はトップという状況でございます。その他の状況なども非常に上位を占めておりまして、政令市の中でも相当上位にあり、胸を張っていい数字だというふうに思っております。  ただいま委員の方から司書の配置、それからその充実ということのお話でございますんですが、実は正規職の職員は先ほど申し上げましたとおり、運転業務等に従事しておる者もおりますので、67人のうちの20人ということで、パーセンテージが低い状況にあるわけで、これも現在勉強しておりまして、司書資格取得に向けて頑張っておる者もいます。年度途中で、たまたまですけれども、11月末で1人正規の中で司書資格がとれたよという報告も昨日聞いたところでございますんですけども、いずれにいたしましても、この司書の関係の充実ということは大変重要な問題でございまして、私ども定員管理の問題、その他で非常勤化の問題を進めておるわけですけれども、一般的に先ほど申し上げましたとおり、非常勤の者は現在配置されております者が100%に近い形で司書の配置率がございます。さらにこれを充実させたいと。また、常勤職員については30%台ということでもございますものですから、常勤者と非常勤との切りかえということの非常勤化ということもございますものですから、これをもってさらにそういったことが充実に向けて展開できれば、図書館のサービスの向上にも結びつくことができれば幸いだなという思いで対応しているという現状でございます。 125 ◯山本(明)委員 あとは要望の方に回したいと思います。  もう1つ、図書館の関係で、18年度麻機小学校の余裕教室を利用した分館の建設が進められて、17年度から地域住民の方とか図書館利用者の方、関係者からいろいろ運営とか整備に当たっての要望が出されていて当局とやりとりしてたと思うんですが、18年度その件がどういうふうに進んで、こういう点で決着したとかという到達があればちょっと示していただけますか。 126 ◯浅井中央図書館長 麻機分館につきましては、学校の余裕教室を用いて住民の身近なところで、規模としては大きくはございませんけれども、蔵書5万冊程度ということでございますけども、フットワークのよい図書施設をつくりたいということで対応してまいりました。初めて分館云々ということでございますので、地域住民との意思の疎通を図ることがやはり一番大事でございますので、それに努めてまいっておりますが、18年度につきましては設計業務を行いましたけれども、これについて地域との情報交換ということで複数回数意思の疎通の会を持ちまして、これで話がまとまりましたものですから、18年度末までにこぎつけるようにということで、もっとはっきり申しますと19年度に着工できるような形で18年度に設計業務を仕上げたいということでございましたので、これに向けてこぎつけたというところでございます。  なお、分館は初めてつくるということもございまして、大規模館とちょっと様子が違いますので、地域の特殊性等を反映し、小さい子供から老人など足回りが悪くてなかなか遠くまで、図書館に訪問することができないよという方も大勢おりますので、そういった方に特にまた有効に活用していただくということの中で、どういう蔵書を備えたらそういう方々に一番喜んでもらえるかということもございまして、これは前年度からも、18年度にも行っておりますけども、配置する蔵書の内容の選定ということで意思の交換をしております。現在、工事契約も8月に締結できまして、今建設に向けて歩んでいるところですけれども、8月の末から、来春に備えまして具体的に、もっと掘り下げた図書の選定ということでございまして、情報交換を行いまして、それを反映して今、選書に努めているという状況でございます。 127 ◯山本(明)委員 丁寧な答弁ありがとうございました、麻機分館もでき、これから美和の方もできていくということですから、当然常勤職員をふやさないといかんという中身になっていくんじゃないかなというふうに思いますんで、またよろしくお願いします。  次の項目ですが、もう余りありませんので、先ほど出た学校給食の関係で1つ、18年度せっかく資料をもらったもんですから、1点だけお聞きしときますけれど、先ほど地域産食材の活用状況のお話があったんですが、18年度いただいた資料で、清水地域では県内産の食材が14.7%、輸入食材が22.6%、静岡地域では県内産が8.7%、輸入食材が30.2%と、これ恐らく清水の自校方式で地域産材が多く活用されていて、センターの静岡の方で輸入食材が多いという、そういう傾向を示した資料だとは思うんですが、ちょっと聞いておくのは輸入食材の主な中身と持ってくる相手の国ですね、オーストラリアとか中国とか、そこら辺のがちょっと、主なもので結構ですので、食肉とか野菜とかそこがちょっとわかれば教えていただけますか。 128 ◯白鳥学校給食課長 自校方式の方がそういう地元農産の方が取り入れやすいというような考えも一般的にあるかと思うんですけれど、基本的にセンターの方に、要するに輸入食材の関係で一番多いところは、トウモロコシ等はアメリカ産、それからインゲンなどはインドネシア等が主流というところでございます。 129 ◯山本(明)委員 そうすると、食肉の輸入食肉というのは余りないのか、あるいは中国からの野菜が余りないのかということでいいんでしょうか。 130 ◯白鳥学校給食課長 食肉に関しては、牛肉等がオーストラリア産が主流です。それから中国産でも一部問題があったひじきなんかは前は使ってたんですけれど、これは今現在は使用はしておりません。 131 ◯山本(明)委員 そうすると、今いろいろ食材の問題が言われてますので、国内産もそういう問題はあるんですが、ここは学校給食会がそういう輸入食材含めて偽装がないかとか、問題がないかとかというのをもう調べる自身は市の学校給食の担当の方がそこら辺配慮して調べるというよりは、委託してる給食会の方でやってくれてるという話なんですか。 132 ◯白鳥学校給食課長 学校給食会につきましては、現在静岡地区のセンターにあるところでは、栄養士等がやってますが、給食会の中でも当然そういうデータを取り寄せて事前にそういったチェックをしてるところでございます。(「市の方もしてるということですね」)はい。そうでございます。 133 ◯千代委員長 そのほかに。 134 ◯山本(彰)委員 何点か教えていただきたいと思います。手短に問いますんで。  1点目なんですが、歳入の関係で3)の、160ページになりますが、教育費委託金ということで、執行率というんですか、これが一応65.7%とあるんですけれど、お聞きしたんですが、この辺の率の低さ、その原因というのは何なのかということでちょっと教えていただきたいと思います。 135 ◯小川教育総務課長 160ページの教育指導費委託金でございます。主として学校評価システム構築事業におきまして臨時職員雇用関係分が不用になったためでございます。これ事業内容を国と協議いたしまして精査した結果、協力校における臨時職員の雇用の必要がなくなったということで、賃金の不用額が出たということでございます。 136 ◯山本(彰)委員 わかりました。そうすると、教師は静岡市ではそんなに今のところ要らないよというような解釈でよろしいわけですね。  次いきます。主要施策成果説明書の291ページ、教員採用選考試験事業、平成17年度を初年度ということで実施されたと思いますが、18年度ということは2年目に当たりますが、その辺、17年度を踏まえた課題等あったと思います。その辺はクリアされたのかどうか。その辺ちょっとお聞きしたいです。 137 ◯望月教職員課長 今、委員さんの方からお話ありましたように、平成17年度より静岡市の方で独自で採用試験を行いました。県の方からいろんなノウハウをいただいて始めたわけですけども、やはり手探り状態であったということで多くの課題があったわけですけども、その中でも主に運営面で1点、それからあとは評価評定の関係で1点、それから人間性の内面を客観的にとらえるという、そんな観点から3点見直しをかけました。  1つは、17年度面接試験のときに個人面接やったわけですが、受験者を待たせる時間が非常に多くなってしまって、最大3時間ほどの差が出てしまったということがありまして、1つ目は待ち時間をできるだけ少なくするようにということで、面接の時間を午前中とそれから午後とに分けて集めたというような形をとりました。  それから2点目ですけども、評価評定にかかわりましては、静岡市としてはグループ活動という独特な採用方法をとっているわけですけども、その中で当初はいろんな様子を見たいということで評価の観点をたくさんにしたのですが、やはり現実的にはなかなか難しいということで、少し絞ってやるというような形で精選を図ったということがございます。  それから、3点目では人間の内面をということで、特に教員の場合には子供の命を第一に考えなければならないということで、そうした面接の中でそういうところを図るように質問も工夫していくと。そんなことに取り組んだということでございます。 138 ◯山本(彰)委員 ありがとうございます。それにちょっと関連するのですが、292ページの教育センターの関係で、教員の資質向上という観点からなのですが、説明も書いてありますけれど、法定研修を含む教職員研修、法定研修は別としてそれ以外の教職員研修というのはどんなふうなのをされたのかということをまずちょっとお聞きしたいと思います。 139 ◯鈴木教育センター所長 ただいま委員の方から、法定研修は別としてというようなお話ございましたけれども、センターの研修の柱としましては、経験者研修が柱でございまして、法定研修が初任研、10年研というのがございます。その中間点で市独自といたしまして5年を経験しました教員、6年目の教員を対象といたしました研修も実施しているところです。この中の、経験者研修の中の特に11年目の教員ですね、11年目の教員を対象といたしました10年経験者というのは、一人一人、個人の教育課題に応じた研修を実施するということが、すべてではございませんけれども、そうした研修内容を盛り込むようにということが規定をされておるわけです。  本市の場合にはそれを受けまして、生徒指導を中心といたしました学級づくり、それから支援教育、そして教員の使命であります教材発見、教材開発、こうした3つのコースを設定して選択して受講していただいてるところですけれども、こうしたコース別の研修、複数ございますけれども、これらにつきましては対象の10年目の教員だけではなくて、一般教員の希望参加を募っているところでございます。言ってみれば、多岐に及んでると言ってしまえばそれまででございますけれども。  それから、もう1つは、今どきの教員の資質として欠かせない情報活用能力の育成というところも大きな視野に入れていかなければならないところですので、ICT活用能力の研修というのも大切にしているところでございます。 140 ◯山本(彰)委員 ありがとうございました。  次に、すいません、ちょっと申しわけありません、細かくて。293ページと295ページ、小学校費と中学校費の中で教職員の方々の健康診断なんですが、この率が72%と66.3%といった実態があったんですが、その辺でちょっとイメージと違ったもんですから、その辺はどうなんでしょうかという。 141 ◯望月教職員課長 教職員の健康診断に係る経費のことでございますけども、これにつきまして予算を立てる段階では全教職員を対象に1つは予算を立てます。大きく2つ考えられることがあるんですけども、1つは入札の段階で、いわゆる各病院等の方で出している見積もり額が下がっているという状況、それからもう1点は人間ドックであるとか、あるいはかかりつけのお医者さんに自分では行きたいと、なので学校での健康診断とか、あるいは指定年齢は受けないで、そちらで受けるということで個人持ちになりますので、そういう部分で決算額が下がってるというふうに考えております。 142 ◯山本(彰)委員 すいません、その件で。そうしますと、基本的には教職員の方は全員、毎年にしても必ず健康診断を受けられているということですよね。それともう1つ、現在休職されてる方というのはいるのかいないのか、ちょっと教えてください。 143 ◯望月教職員課長 まず、最初の対象者ですけど、全職員を対象に行いますので必ず受診をするようにということで指導があります。しない場合には、学校長の方から指導があって対応するという形になります。  それから、現在、休職をしてる者の数ですけれども、平成18年の5月の時点では8名でございました。 144 ◯山本(彰)委員 すいません、もう少し。323ページの学校保健費、学校教育課の節かな、2に通学路整備費というのがあるんですが、通学路整備費というとちょっと所管が違うんじゃないのかなというイメージ持ったんですが、これ具体的にどんなことをやってるのかちょっと教えていただきたいと思います。
    145 ◯小長井学校教育課長 主なものは通学路上で照明灯が欲しいよ、防犯灯が欲しいよという、そういうものですよね。普通は明るいとこはいいんですけれども、学区でいいますとやっぱり観山中とかですね、あそこの田んぼが多いところとか、そういうところが通学路になってるんだけれども明かりがないからというようなことで、そういうところで通学路整備を行いました。下川原地区の方では東名高速道路の耐震補強の工事があるもんですから防犯灯あるんだけど、それを移設してほしいとかいうようなことで行ったりですね。それから、ガードレールがちょっと壊れたからとかいうような、そんなことがいろいろありまして、件数は21件ございまして、修繕費は約120万円ぐらいかかったというものでございます。大体のところは道路照明灯がついているわけですけれども、ちょっと外れたところを私たちが対応してるような、通学路整備費で対応してるところがございます。 146 ◯山本(彰)委員 最後になりますが、1点。326ページ、学校給食の関係なんですが、学校給食配送等業務ということで、42名の運転手と配送車42台ということなんですが、これ実際の学校に行くスケジューリングというか、タイミングといいますか、時間割なんですが、この辺は適宜やってるのかどうかというようなことでちょっと教えていただきたいなと思います。 147 ◯白鳥学校給食課長 今、42台で、予備車含めて42台ということで給食をやっておりますが、時間につきましては各学校の給食時間に合わせた形で回るような形をとってるところでございます。基本的に給食のでき上がりから2時間以内に子供さんの口に入るという学校給食の衛生基準がございまして、おおむね配送時間に割く時間というのはやっぱり30分以内に配送できるようにという形で今行ってるところでございます。 148 ◯山本(彰)委員 今の件なんですが、当然、お昼どきということで集中されるかとは思うんですけれども、実際に学校側で例えば小学校、中学校なんですが、授業時間12時半とか終わって、その後給食を食べて昼休み、すぐ午後授業というパターンがあるんですが、実際学校側の給食時間、これはどのぐらいあるんでしょうか。 149 ◯小長井学校教育課長 給食室からもらってきて、それから運搬して配膳して片づけるまで、大体食べる時間も含めてですけど、45分を充てているのが通常でございます。ですから、食べる時間は45分ではないということだけは御承知ください。 150 ◯千代委員長 質疑はありませんでしょうか。  では、質疑を終わります。  続いて、要望、意見、討論をお願いいたします。 151 ◯安竹委員 熱心な質疑と答弁、御苦労さまでございました。私からは静政会として、ただいま上程されました教育委員会所管にかかわる、この平成18年度の決算認定については賛成をいたします。  さきに議会でも質疑応答がありましたけれども、国で実施したところの全国学力・学習状況調査の結果が全国の平均を上回っているという報告もあったわけでありますが、このことを見ても我が市の教育を取り巻く状況は良好であると、こんなふうな推測をしていたところでありますけれども、きょうの質疑応答を聞くにおきましてもその辺が確認できましたことを大変うれしく感じたところであります。  申すまでもないわけでありますが、我が市におきましては山間地の子供の教育の環境、また都市部の子供の環境、それぞれ多岐にわたっておりますので、この教育委員会の事務局を初め教育現場の先生方の努力は大変だということも実感しているところであり、きょうの質疑応答でも確認をされたわけでありますが、御苦労さまでございます。  こういう中で、学校施設の整備とか安全な学校給食の提供、スクールカウンセリング事業の充実、複式学級の解消等々、どれをとっても本市の教育には欠かせませんので、今後もその充実にこれ努めていただきたいと、こう思うわけであります。学校の教育、いわゆる学校そのもののみならず、公民館あるいは図書館等関係各所属においては安易な人員削減等することのないよう留意していただきながら、一層の業務の充実、推進を図るようお願いをして、また期待するところ本市が政令市になって3年目であります。全国に秀でる教育都市ということで高く評価を受けるような形で頑張っていただきたいと思います。あわせて先ほど図書の蔵書数が政令市で屈指、一番だということでありましたけれども、それに合わせて本を読む、読まれる本の冊数が全国一になるように努力していただきたいことを期待いたしまして、静政会の賛成討論といたします。 152 ◯石川委員 18年度の決算認定については、全部賛成をさせていただきます。  要望としては、先ほどお話をしましたように、僕だけじゃなく各委員の今までの議論の内容をよく参考にして、これから頑張っていただきたいと思っております。 153 ◯山本(彰)委員 私たち会派も平成18年度の決算認定に賛成であります。意見、要望を述べさせていただきます。  まず1点目、先ほど質問させていただきましたけれども、通学路整備費、これはやはりちょっとどうかなという感じがします。思い切って道路局とか建設局、そういったところと調整しながら所管がえした方がいいのかなというふうに思ってます。  2点目になりますが、先ほど配送の件ですね、配膳、学校給食の。これもう少し具体的に今後できたら実施調査というか、お願いしたいと思います。というのは、申し上げますのは、まず例えば小学校1年生の場合、洋服を着がえて、それでその場所まで行く、整列させてと。みんなで列を組んで行くと。その場所まで、センターですか、取りに行くと。また、手間暇かかるという時間的な問題もあると思いますし、実際では本当に45分間、全部がそうではないにせよ、恐らく10分、15分で食事してという、本当にタイトなスケジュールじゃないのかなというか、時間なのかなというふうに思ってますんで、ぜひその辺はもう少し細かくできることならば早めに準備というか、つけていただいて、回収も回収時間が決まってると慌ててしまう、食べなきゃいけないという、こういうふうになってきますんで、回収時間もまた検討していただければなというふうに思います。  3つ目になりますが、質問ではしなかったんですが、就学助成費、特に遠距離の関係なんですが、先ほど18年度では中学生の部分は平成17年度より少なくなったというふうに説明があったんですが、ぜひこの辺も子育てというか、子育てを全面的に支援する静岡としてもう一度、何でもやればいいというわけではないんですけれども、非常に幅を持たせた形でぜひ検討していただければありがたいなというふうに思います。  最後に4点目になりますが、教育センター、教職員の方は研修とか、あと採用の件含めてということで、資質向上のためにまたいろんなことで新しい制度も取り入れながらやってらっしゃるということなんで、またそれを維持しながら継続してやっていただきたいなというふうに思います。 154 ◯山本(明)委員 私も18年度特に反対するというものはありません。年度途中でちょっと問題あったやつはあったんですが、19年度に回します。  要望としては、やっぱり学校図書館司書の充実をぜひ図っていっていただきたいということなんですが、学校図書館自身は充実させていってるということですから、それを担ってる司書の方の労働条件の改善と増員を本格的にセットでやっていただきたいと。今12学級以上という縛りはあるんですが、これから児童数も学級数も減るという見込みの中で、やっぱりせめて9学級以上、6学級以上、それから全校配置という展望を持って進めていっていただきたい。  それから、5年雇いどめもやっぱり――4時間パートという問題もあるんですが――雇いどめの問題はやっぱり教育委員会独自に内規で縛ってる部分はもう変えようというのをやっぱり市長部局へぜひぶつけていっていただきたい。  それから、図書館の司書、正規職員の充実ということはぜひ進めていっていただきたいし、自民党さんも言われたように、高いレベルの水準を維持するためのマンパワーを増員するということはどうしても必要だと思いますんで、それはひとつあわせて要望をしておきます。  それと、学校給食の点では、やっぱり地場産食材の活用という点は大いに、今政府の方でもその方向を強めてますんで、センター化の流れはありますけれど、地場産食材を充実させていくという方向は、その中でもしっかり貫く工夫はぜひしていっていただきたいと。  それと、質疑はしなかったんですが、平和資料センターは独自の今ある機能を充実させるという、反戦・平和、戦争の実相をやっぱり後世に伝えていくという点じゃ今のところでは狭過ぎるということもありますから、大いに子供たちも市民も活用できるような独自の資料館を整備していく方向を出していっていただきたいということですね。  あと質疑ちょっと落としたもんですから、要望に入れますけれど、17年度までいただいてる学事課の方で就学援助の実態ですね、小学校、中学校ごとの要保護世帯、準要保護世帯の就学援助の件数と就学援助率は、ちょっと18年度数字としてまた別途出していただきますようにお願いいたします。 155 ◯千代委員長 では、以上で要望意見、討論を終わります。  採決をいたします。  認定第4号中所管分について、本決算を認定することに御異議はございませんでしょうか。                 〔「異議なし」〕 156 ◯千代委員長 異議ないようですので、本決算は認定すべきものと決定をいたしました。 ──────────────────────────────────────── 157 ◯千代委員長 以上で、企業教育委員会を閉会いたします。                 午後2時33分散会 ────────────────────────────────────────   企業教育委員長 千 代 公 夫 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...