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  1. 静岡市議会 2007-09-28
    平成19年 都市建設委員会 本文 2007-09-28


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時58分開議 ◯岩崎委員長 定刻よりも少し早い時間ですけども、全員そろいましたので、ただいまから、都市建設委員会を開会いたします。  初めに傍聴者の増員についてあらかじめお諮りします。  本日の委員会審査において、傍聴の希望者が定員の6名を超えた際には、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 2 ◯岩崎委員長 御異議ありませんので、増員することといたします。      ────────────────────────────── 3 ◯岩崎委員長 今期定例会において、本委員会に付託されました案件は、議案6件、陳情2件であります。  これより、陳情審査を行います。  JR用宗駅付近に自由通路設置に関する陳情を議題といたします。  なお、本陳情につきましては、昨日陳情訂正願が提出されましたので、本日皆様のお手元にお配りいたしました。  本陳情の審査につきましては、こちらの陳情について審査してくださいますようお願いいたします。  それでは、当局より説明を求めます。 4 ◯藤浪都市計画課長 JR用宗駅付近に自由通路設置に関する陳情について、説明をさせていただきます。  平成19年2月定例会における本委員会におきまして、JR用宗駅の改修に関する陳情については、安倍川駅、草薙駅の進捗状況を見ながら改修計画及び整備手法の検討をするとともに、JRに対してもバリアフリー化を働きかけていくとお答えし、審議の結果採択、されております。  今回の陳情は、JR計画しておりますJR用宗駅西側約250メートル及び約450メートルにあります、踏切設備のない箇所における横断防止のための立入防止さく設置、及びJR用宗駅東側約400メートル、都市計画道路手越原用宗線用宗踏切立体化への対応として、用宗駅付近への自由通路設置を要望する内容でございます。  今回の陳情でございますJR用宗駅付近への自由通路設置に対する取り組みでございますが、都市計画道路手越原用宗線JR横断構造用宗駅周辺の地域の特性、また、歩行者等南北交通量の将来推計、それから、費用対効果、市内他駅の整備状況を総合的に調査し、自由通路の必要について慎重に検討していきたいと考えております。  なお、都市計画道路手越原用宗線の整備につきましては、建設局において検討中でございます。 5 ◯岩崎委員長 委員皆さんから、当局に対し質問、または本陳情に対して御意見がございましたらお願いいたします。 6 ◯内田委員 このJRの関連する工事というのは物すごく高いんだよ。どういうわけで高いか知らないけども、工事費が非常に高いんだよね。やっぱりこれはJRの関係ですからJRがうんと言わなきゃどうもならないわけですから、どうしても言いなりになっちゃってるわけなんだけど、この辺はこういう工事をやるときについてもうちょっとやっぱり検討する必要があると思うんですよ。とにかくべらぼうに高いんです。だから、今大分建設業界も大変な状況ですから、安くやれというわけじゃないけども、適正な価格でやる努力をしていくということも、あわせて考えていただきたいなということだけ申しておきます。
    7 ◯岩崎委員長 ただいまの意見に対しまして、当局の方から何かございますか。 8 ◯藤浪都市計画課長 今後、JRとも工事費についても適正な価格ということで、当然その辺も十分協議してまいります。 9 ◯兼高委員 西側の2つの通路を、これ閉鎖するということですが、この辺の理由というか。私もあの辺の地形がちょっとわからんですけども、用宗駅の周辺というのは北側はほとんど山かなという感じがしないでもないんですけど、この辺の通行の利用度というか、こういったものはどの程度考えられるのかということがわかれば。  それとあと、構造的なもの、どんな形の自由通路ができるのか。以前、橋上駅の関係でいろいろ議論がされたようですけども、その辺も含めて利用というか地形的なことがわかれば、教えていただきたいと思うんですけど。 10 ◯藤浪都市計画課長 当該箇所通路──というか、通行するところ──になってるところでございますけれども、昭和39年10月1日にJR東海道新幹線が開通しております。そのときの盛り土の空間でございますが、そこにボックスカルバートを設置したということです。その当時、そこの線路を横断して北側の畑とかお寺に通っていたところでありますので、JRも当然そういう既得権というんですか、ということで穴を開けてあったと思いますけれども、昨今非常にJRの本数もふえてきたということで、非常に危険な箇所ということでJRとしては渡っていただかないようにさくをしたいという形です。基本的には役員さんに聞いてるところ、ほとんど渡っていないということでございます。             〔「民家は」〕 11 ◯藤浪都市計画課長 民家はございます。多少、民家とお寺と神社がございます。             〔「異議なし」〕 12 ◯岩崎委員長 ほかにないようでしたら、お諮りしたいと思います。  あと質問はございませんか。             〔「なし」〕 13 ◯岩崎委員長 それでは、意見がございましたら。 14 ◯鈴木委員 今、内田委員からもJRについての意見がありました。特にこの線路をまたぐ工事についてはいろんな制約もあって、これは仕方ないでしょうけども、願意は妥当で結構だと思いますが、JRともよく協議をして、地元住民皆さん意見もよく聞いて、そして、進めていただけるように意見を付して採択に賛成です。 15 ◯岩崎委員長 ほかにありませんか。             〔「なし」〕 16 ◯岩崎委員長 それでは、採決します。  本陳情については、採択とし「願意は理解できるので、当局に対し、陳情の趣旨を慎重に検討し、配慮するよう要望する」との意見を付したいと思いますけども、賛成の方の挙手をお願いいたします。             〔賛成者挙手〕 17 ◯岩崎委員長 それでは、全会一致ですので、本件はそのように決定いたします。      ────────────────────────────── 18 ◯岩崎委員長 次に、静岡市の住居系用途地域においての高度地区による高さ制限制定に関する陳情を議題とします。  陳情者より陳述の申し出がございますので、これを認めてよろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 19 ◯岩崎委員長 それでは前の方にお進みください。  陳情者に申し上げます。  説明は、5分程度でまとめてくださいますようお願いいたします。  また、記録の関係から、住所、氏名を述べてから発言をしてください。 20 ◯河野陳情者 私、静岡市葵区千代田二丁目9番5号の河野勝幸と申します。  千代田一丁目、二丁目町内会で結成いたしました、(仮称)プライムスクエア静岡千代田という高層マンション建設に対して考える会の代表を務めております。本日はよろしくお願いいたします。  このたび静岡市の葵区千代田二丁目9番におきまして、13階建ての高層マンション建設計画が進められております。これまで千代田二丁目には3階建てを超える住居は1軒もなく、13階建てで高さが40メートルを超す非常に途方もないマンション計画に対して、近隣住民から多数の不安や反対の声が上がっております。例えば、それらは建設予定地周辺の地盤の弱さ、それによる地震発生への被害の心配、また、建築期間が1年5カ月にも及び、騒音や振動による被害が尋常ではないなど数々不安な点はあるわけですけれども、それにも増して地域住民が最も感じているのは、既存の住宅、現在私たちがそこに住み、生活を営んでいる既存の住宅との不調和です。高層マンション建設によって、長年親しんだ地域の景観が損なわれるということ、また、その大きなマンションにより威圧感恐怖感にさいなまれるということは大きな精神的苦痛にほかなりません。  そもそも、静岡市においてこうした高層マンションによる問題に直面しているのは私たちだけなのかと考えますと、そうでないことは周知のとおりだと思います。では、なぜこんな問題が起きるのか。それは、平成15年1月1日施行の建築基準法改正によって、天空率という指標が導入されたためではないかと考えております。では、この天空率については、私たち会の原の方から説明いたします。 21 ◯原陳情者 静岡千代田二丁目2の7の28、原一美です。  天空率について説明します。  天空率というのは、今まであった斜線制限とは別に、平成15年に斜線で規制されていたところを飛び越えても、ある視点に立ったときに同じだけ以上の空の割合があればいいという指標を示すことによって、斜線いっぱいに建てた建物よりもそちらの天空率を使って建てた建物の方が性能がすぐれているということで、高さの緩和がされる規定です。天空率の計算の仕方はこちらに書いてあるんですが、ピンクの建物を基準の建物とすると、それよりも高さを倍にしても天空率で必要とする投影面積は倍になりません。逆に高さを半分にして幅を2倍にすると、正面から見た大きさは同じはずなのに天空率で使用する投影面積は同じではなく、かえって大きくなってしまいます。なので、天空率を利用すると細く、高く建てることで緩和が適用されることになります。  建物というのは基礎にかかるお金がとても大きいものですから、細く、高く建てるということは、市場第一主義のディベロッパーなどが用いると本当にいい法律で、それを利用すれば戸建て住宅を基本とした用途地域内においても、こうした高層マンション合間合間に乱立することになります。  私たちが望んでいる高度地区指定というものは、実はこちらの表以外にも全国で200以上の都市で施行されています。政令指定都市近隣府県のはこちらに書いてありますけれども、ほとんどの都市指定されています。なので、高度地区指定はこの政令市になった静岡市では本当に大切なことだと考えました。現在では、やはり首都圏を中心に高層マンション問題が勃発している地域で、こうした高度制限の採択から施行までは半年以内で行われているケースもあります。静岡市でのマンション建設ピークがここ数年と考えると、もう本当に迅速な条例改正を行わないと、私たち今回問題になった千代田地区だけでなく、静岡全体にとって手おくれになることが本当に懸念されます。静岡市も、できたらこの勢いで来年4月1日には施行できるような形で制定をしていただけると助かるなと思って、お願いに参りました。 22 ◯河野陳情者 以上の考え方に基づきまして、私どもは静岡市の住居系用途地域においての高度地区による高さ制限制定を、ぜひとも一日も早くお願いしたいと考えている次第です。少なくとも、来年4月1日には施行できるようにお願いしたいというのが、一番の願いでございます。これが非常に長い時間かかりますと、今、原の方からも話がありましたけれども、数字を追っていきますとマンション建設ピークがここ数年と考えますと、いわゆる駆け込み建築という形で、この条例が制定される前に建てられてしまうということが考えられます。そうしますと、結果としては不適格建築物というような、そういうものになりますので、将来的に非常に悔いを残すような、禍根を残すような形になると思います。  そもそも今回の趣旨に基づいて高さ制限を考えるのであれば、そうした駆け込み建築が行われてしまうということはそれと矛盾いたしますので、駆け込み建築がぜひとも行われないような手だてをあわせて、一刻も早く打っていただきたい。条例が制定される前に駆け込み建築そのものを阻止できるような、そうした指導あるいは何らかの考え方方策等を立てることも必要だと考えております。  趣旨説明、以上になります。どうぞよろしくお願いいたします。 23 ◯岩崎委員長 それでは、委員皆さんから陳述者に対し、質問などがございましたらお願いをいたします。 24 ◯剣持委員 陳情の趣旨はわかりました。  昨日の総括質問でも、たまたま高度制限における制定質問して当局も答弁しているわけですが、それは置いておいて、千代田地域ですね。閑静なたたずまい、市高の近くで私も現地を確認してありますが、大変、40メートル近いという高層マンション、これらの計画が今どのぐらいあの地域で進んでいるのか──建築確認というか、もしおわかりなら。それと同時に、この皆さん方が非常に短期間で署名されて、大勢の方が賛同していただいたということのようですが、それも含めて。 25 ◯河野陳情者 御質問の順序とお答えする順序がちょっと逆になりますけれども、署名につきましては9,000人を超える方の署名が、今集まっているところです。9,000人というと少なく思えるのかもしれないんですけれども、署名活動自体は7月半ばより行われたものですので、約2カ月でございます。その署名活動そのものを行ったのが60人30世帯ほどの私たち考える会の者ですので、60名30世帯が2カ月で9,000人、1万人近い署名を集めたということは、考え方によっては静岡市の住民の総意であると考えることも無理ではないんじゃないのかなというふうに考えております。それくらい地域住民にとっては、この高さ制限というものが必要なものであるという考えがあるということです。  1点目の現在の進捗状況なんですけれども、こうした反対運動、あるいは地盤調査に対する地域の者の懸念等を受けて、ディベロッパーの方もようやく地盤調査の方が今行われました。その結果をもとに今、果たして本当にそこに13階建てのマンションが建つのかどうかということで、再度検討してくださっているようです。場合によっては、動きとしては地元の不動産業者の方でも、何かそこを買い取るような形でマンション建設そのものがとんざできるような動きもないわけではないようなんですけれども、こうした反対を求める、そして高さ制限を求める声というものが、ディベロッパーが少し心を動かしているところなのかもしれないです。また、正式な文書等が来たところで、その辺のこともはっきりすると思っております。 26 ◯剣持委員 ほかに計画があるということは、まだ。ほかに。ほかにというのはその地域で。 27 ◯河野陳情者 地域について、千代田からちょっと外れますけれども、横内の方なんか、緑町の方にも、今8階建てでしょうか、マンション建設計画が立っている。あるいは、その手前のところでは、今整地がされていることなども聞いております。  さらにその前段階ですけれども、以前の──だからもう、今マンション建設が始まって、ほぼ完成しているんですけれども、同じく竜南の方で、私たち学区の方なんですけれども、そこでも大きなマンション建設の方が、もう進行して既に建ち終わるころになっていると思いますけれども、そんなふうにあちこちで進んでおります。 28 ◯剣持委員 これは建築基準法上問題がないということでありますので、大変この高さ制限というか、今必要な時期かなと思っていますが、一番心配されるのが駆け込み、これが大変心配だと。できたら半年以内にということですが、よそではやっているというようなことを今おっしゃいましたが、どこかあるのですか。そういう半年でやってしまうようなところがありましたか。 29 ◯河野陳情者 じゃ、その辺のデータは原の方が持っておりますので。 30 ◯原陳情者 先ほどもお話ししましたが、首都圏ではやはりマンションに対するこの高さ制限の緩和以外に、容積率一般住宅を建てるよりもマンションを建てる方が容積率が緩和になる──廊下とか階段とかがありますので、実際のボリュームは住宅をそこに建てるよりもたくさん建てられるという緩和も施行されましたので、それから以降大変な数でラッシュが進んでいるんですけれども、そうなったときに東京都などは、23区、もっと昔から、20年も前からかかっているんですが、かかっていなかった地域においてやはり同じような紛争が起きまして、そのときは半年でかけたという。採択から施行までが半年というのは、インターネットなんかで調べて一番新しい例ではつくば、神奈川の横須賀もインターネットパブリックコメントを求めて、それでやはり半年で建っていました。  つくばなどはその前からもう調査に入っていたのかもしれないんですけれども、つくば政令指定都市ではないので、その後県にかける審議の時間もあったんだと思います。そういった意味で、政令市である静岡は県の審査が要らないと聞きましたので、早いスピードで建つのではないかと思ってお願いに参りました。 31 ◯剣持委員 昨日の質問で、市としては今までなかった高さ制限、これをやるとはっきり言いましたので、その辺はひとつ期待しておいてください。  ただ、やるまでに、今心配される駆け込み住宅駆け込み申請ですね。そういったので、また、その一方で地区計画を、今までは住民から待って、申請によって動いていたけれども、今度はやはり住居地域については積極果敢に、やっぱり都市計画マスタープランなんかも含めてあるので、こちらから地域へ入って説明していく、あるいはそういうふうにつくり上げていきたいという積極果敢なふうに変わってきたというふうな答弁がありました。  それでもどうでしょう。やるまでに、要するにこの条例制定までにちょっと期間が、きのうの答弁だと2年半ぐらいかかるということのようですが──これは都市計画決定とか縦覧とか──その辺ではどうですか。心配ですか、あるいは地区計画を進めていくということでは物足りないというふうに考えていますか。 32 ◯河野陳情者 市の方がそうした考えで行政の方を進めてくださるという、また、大変ありがたいことだと思います。  ただ、地区計画につきましては先般、御承知のように大岩二丁目の方が第1号の地区計画だったと思うんですけれども、現在あの地域で、大岩二丁目と隣り合っているところの土地につきましても、地区計画を進めるようにということで、お話の方が市の当局の方からされていると思うんですけれども、現状を伺いますと、そこにおいてやはり地権者、あるいは住民等の意見が、総意がまとまらなくて、地区計画がなかなか進んでいないというふうにお伺いしております。ですから、なかなか地区計画だけで進めていこうとすることには、若干無理があるんではないかなというふうに考えております。  ですから、それも進めながら駆け込み建築が行われない──今のお話ですと2年、2年半かかるということですので、その間には今あります広い土地が、ほとんど高層マンションが建ってしまうということも考えられるものですから、そうなりませんように、駆け込み建築が行われないような措置を求めることが必要ではないかなと思っております。  僣越ながら、例えば静岡市ではマスタープランの方が出されておりますが、それに沿って都市景観条例の方が平成15年4月1日、条例第728号ですけれども、存在していると思います。そこには、都市景観の形成に大きな影響を及ぼすおそれがあるものに対し、市長が都市景観の形成を図るため必要な措置を講ずるよう指導し、または必要な助言を行うものとするというふうにございます。例えば、こうしたものを用いて適切な指導を講じられれば、駆け込み建築等が何とか阻止できるんではないのかなというふうに思っているんですけれども、いかがなものでございましょうか。ぜひよろしくお願いいたします。 33 ◯内田委員 市の方も何か制限の方法を考えて条例をつくっていくというような動きがあることはわかっているんですが、大変、皆さんのおっしゃるように半年以内にやるということは不可能だと思うんですよね。そうなりますと、皆さんの行動、だから要するに今こういった署名活動をして、そういう阻止行動を、意思表示をしているということはこれはまた合法的であり、非常に頑張っているなということは感ずるんですけど。ところが、実際には今おっしゃられたように駆け込みでどんどんやられてしまえば、今皆さんの気持ちと結果とは違ってきますね。  だから、このときに皆さんはどういうような行動をするのかなということがちょっと、私気になるんです。例えば、これはいいか悪いかは別にしまして、いわゆる実力行使でそこへ建てるといったときには張り込んでしまうとか、こういうことまでいくのか。あるいはまた、あくまでもこういった近所の皆さん署名活動等を通じてやっていくのか。現実的にもうやろうとすれば、今の体制の中ではやろうとすれば絶対できちゃうんです。法的に合法なんですから。そうでしょう。だから、やろうとすればできちゃう中でやらせない方法というのは、やっぱり実力行使か、あるいはまた、相当強力な施工者に対する圧力というのがなければできないわけです。そりゃ、実力行使も1つの圧力の方法だろうし、あるいは政治的な取り引きだとかいろいろあると思うんです。  だから、そういったものを考えていかないと、現実的にやろうとすればできちゃう。この現実に対して皆さんはどういうふうに考えているのかな。どうもその辺がちょっと心配にもなり気にもなるとこなんです。 34 ◯鈴木委員 陳情者の趣旨は、半年でもいいから早くやってほしいというのが陳情の趣旨なので、その後の運動を皆さんどうするんですかと聞いても、おれは気の毒な話でね。内田さんの質問を遮るわけじゃないけど、この陳情の趣旨に沿って委員会の進行を進めてもらわないと、陳情者も困るんじゃないかと思う。早くやってほしいということだから。 35 ◯内田委員 いや、これには前提があるから私は言っているんです。清水なんかでも私の町内の隣のまちなんですけど、これは旧東海道、江尻の宿のまさに入り口ですよ。これは確かに制度上は近隣商業地域になっていますから建ぺい率も高いし、建築できるんです。ところが、現実はもう完全ないわゆる住宅街なんです。ところがそこに、そういうことは法的にできると言って14階を建てちゃったんです、14階。だから、こういうようなときに、かなりこれは実力行使もやりましたけども、結果的には法律が、法的に合法だということで裁判にもなって、負けて建てられたという経過があるんです。  だから、そういう経過の中でこの運動というのは物すごく大変なんですよ。だから、私はそういうことを、いろんなケースを皆さん方も勉強されてると思うけども、やっぱりなかなか一筋縄じゃいかないよということを申し上げてるわけです。 36 ◯岩崎委員長 ほかに陳述者に対する質問はないですか。             〔「なし」〕 37 ◯岩崎委員長 じゃ、陳述者の方、席へお戻りください。  次に、当局より説明を求めます。 38 ◯藤浪都市計画課長 ただいまの陳情について、説明させていただきます。今の個所でございますが、市立高校から南へ約130メートルくらい下がったところで、旧北街道からは50メートルくらい上がったところ、本当に良好な市街地でございます。  そこの都市計画上の土地利用は、第2種住居ということで建ぺい率60パーセント、容積率は200パーセント。ある程度の用途の混在を許容する、主として住環境を保護する必要のある地域という位置づけになっております。議会答弁で、局長の方で答弁させていただきましたけれども、都市計画マスタープランなどの上位計画との整合を図り、市街化区域内の建築物の用途や高さ等の基礎的な調査をもとに、本市にふさわしい高度地区のあり方──これ他都市様々な指定がございます──静岡市にふさわしい高度地区のあり方というものを、学識経験者又は市民の皆様の御意見、それから利害関係者の財産権、こういう部分についても留意しながら早期に指定に向けて、検討作業を進めてまいります。なお、先ほど緑町のお話がございましたけれども、緑町につきましてはすでに地元の皆様と地区計画の策定ということに向けて、作業を進めております。  それから都市計画決定の手続きは、当然都市計画審議会に諮るということで、それからパブリックコメントとかいろんな手続きを加えますと、合意、ある程度決まった上でもう手続きだけでも6カ月は最低かかります。ただ、そのための合意形成、市の合意をどうとるかというところが一番でございますので、静岡市にふさわしい高さ──何種類に高さを分けるのかとか、いろんな部分を慎重にやっていきたい。それから剣持委員おっしゃっていただきましたように、我々市職員が今後、特に地区計画というものを積極的にアピールして、地区の皆様がそういうことに危機感を抱いているところは、一緒に地区計画というものを勉強して、どういう地区にするのか、まちにするのかということを積極的にやっていきたいと思っております。 39 ◯平垣委員 今の説明わかりますが、ただこの陳情書を採択するんでしたら、一番この中で問題なのは、来年の例えば4月までに、要するに建築できないようにしてくれということなんでしょう。それが物理的にできるのかできないのか。あるいは、一刻も早くという表現だけども、先ほどの陳情者の説明だったら4月までに何とかということでしたからそういうふうに言うわけですが。ただ、今の都市計画法、あるいはまちづくりの地区のそういう地区計画、こういう中で今建設しようとしている14階建てと言ったかな、40メートルのこの建物をある程度ストップかけることはできるのかできないのか。私も建築家だからわかるんだけど、建築基準法からいけばそれ全部クリアしてればできますよね。許可をおろすことができると思うんです。  だけども、そういう一つの中でそういう話が、例えばディベロッパーにしろ建築会社にしろ、そういう話は了解してもらえるのかどうか。その辺の考え方当局としてはどうなんでしょうか。 40 ◯石田建築指導課長 今、委員の方からも説明がありましたように、建築基準法の中ではやはり合法的なものであればおろさなければならないところになります。現在、こちらの建物につきましては略して中高層条例と言っておりますが、こちらの条例に基づいた説明を開始をしたところだと伺っております。この中高層条例の中で住民側からの要望として、もうしばらく建築確認申請を待ってほしいだとか、もしくはその建築自体も考えてほしいということであれば、そういった住民側の意見を事業者側に伝えるということはできます。ただ、強制力を持って出さないでくれですとか、建てないでくれということはできません。 41 ◯剣持委員 先ほど、都市計画課長が、本市にふさわしい住環境をパブリックコメントなど含めて住民の合意形成を図りながらと言うんですが、例えば住居地域に40メートルの建物なんて、もう本市にふさわしくないということはわかり切っていることです。したがって、この陳情の趣旨も一刻も早く──来年の4月というのは、それは無理だと思います。そりゃ無理だけど、その間にやはり、今心配されているのが駆け込み建設。そのために佐地さんの質問に対して──私も佐地さんからレクチャーの中で聞いたので2年半ぐらいかかっちゃうよ、これじゃというもんで、それじゃ困ると。その辺で、ちょっとそれを前倒しで検討してみる価値があると思うけど、どう思いますか。 42 ◯藤浪都市計画課長 まず一刻も早く本当に──実は同じように高層マンションが建って、例を出しますと国立とかいろんなところでそういうマンションに対する、いわゆる行政側が都市計画決定をして、そういうものを規制をかけた。ところが、判例でそれは違法だという手続が実際出ております。マンション開発をとめるための都市計画決定という部分ではそういう判例が出ておりますので、やはりその辺は慎重な形でやっていく。そのために我々としてはそういう、一刻も早くそういうものをやるという地域については、より我々が地区計画について、地区計画地域の皆様100%の方々が同意してくだされば半年で手続は可能でございます。基本的には100%の方の同意を……。             〔「合意してくれればな。無理じゃん、それは」〕 43 ◯内田委員 私はこの清水地区で、しかも住宅地域に近いような商店街に住んでいますから、そういったケースをずっと今まで何回も見てきていますし、かかわってもきております。そういった中で言えることは、確かに今の建築基準法上は、先ほどおっしゃったように許可は出さざるを得ないということはそのとおりだと思うし、裁判をやれば負けますよ。だけど、これは業者にもよりけりでして、一発勝負でそこでとにかく建って、とにかく合法的だから構わないや、建てちまえとやる業者と、ある程度市との関係とか地域住民との関係をやっぱりそれなりに考えなきゃならないという業者とあるわけです。  そのときに、確かに行政の方は今その条例をつくるとか何とか、そういう状況がないわけですから許可せざるを得ないと言って逃げちゃうんですけど、逆に、そういった業者に対しても、もっとやっぱり地域の問題だとか、あるいは地域皆さんとうまくやりなさいよとか、先ほどは今何か要望があれば伝えるよと、こう言っている。そういった地域からのいろんな意見があればそれは伝えますよと、こう言っているんだけども、あるいは調整はしないよと、こう言っているんだけど。逆にそれは確かに調整は表立ってするんじゃなくて、一体市が本当に腹はどうなんだなということは一番業者は気にしてるんです、現実問題としては。そうでしょう。  だから、例えばこれは工事していくということになればいろんな問題があるわけですから、行政が本当に味方なのか敵なのかということは、ちゃんと一番よく知っているのは業者なんです。だから、私はそういう観点から見たときに、これは随分私も失敗したり成功したりしていますけど、そういうときにやっぱり行政は住民の味方なんだと。だからあなた方住民の声を聞きなさいよということを暗にやっぱ示してやるということが、この問題の駆け込みなんかの場合、これを阻止する大きな手だてになるんです。手段になるんですよ。  そこなので、要するに、だから法的にできないから仕方がない、仕方がない、責任逃れしているんじゃなくて、本当にこういったものをつくっていこうということになれば、また、駆け込みは許さないよという姿勢が立つならば、やっぱりそこで、業者を呼んで、それはこういう状況になっているし、地域とうまくやらなきゃいけないし、市の考えとしてはやっぱり好ましくないでしょうということははっきり言うべきなんですよ。そうすれば業者にも──先ほど言ったようによりけりだけども──これからもやっぱりこの静岡市の中で、いろんな事業を展開していきたいなと思う業者は従います。また、従わなければ事業継続が困難になってくるわけですから。そういうことを考えてこの問題というのは対処していかないと、ただマニュアルどおりというか──今までやってきたことで責任逃れをするというわけじゃないでしょうけども──余りかかわりたくないなということがまず最初にあると、いけないんじゃないのかな。  せっかくこれをやろうというんだったら、やはりもう事前にそういうことも十分頭に描きながら私はやっていくべきだというふうに思うんですけども、どうなんですか、その辺は。 44 ◯石田建築指導課長 先ほどの答弁、少し足りないところがあります。住民の皆さん意見を伝えるというだけの答弁させていただきましたけども、当然住民の意思ですね、その気持ちというものを理解しながら、住民の気持ちになって業者側の方にお願いをするという形は、今までもとっております。 45 ◯岩崎委員長 ほかに質問がないようですので、本陳情の取り扱いに対して意見お願いいたします。  採決するということでよろしいでしょうか。             〔「はい」〕 46 ◯岩崎委員長 それでは、採決をいたします。  本陳情について、採択することに賛成の方の挙手をお願いいたします。             〔賛成者挙手〕 47 ◯岩崎委員長 全会一致ですので、本件は採択することに決定をいたしました。  以上で、陳情の審査はすべて終了いたしました。      ────────────────────────────── 48 ◯岩崎委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第145号、157号、158号、162号、164号及び165号の、以上6件を一括して議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 49 ◯岩崎委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入りますが、要望、意見につきましては質疑の後に行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質疑がございましたらお願いいたします。 50 ◯尾崎委員 交通政策課さんのバス路線維持対策事業についてお聞きしたいと思います。  バスの試験運行について、コースがもう決定されて出ていると思うんですけれども、この試験運行するコースを決定されるまでの経過において、どういう点を重視されて決定したのか。あと、ほかのルートとかをもちろん考えられたと思うんですけれども、どのようなことを考えられたのかということをお聞きしたいと思います。
    51 ◯小長谷交通政策課長 今回試験ルートを決めさせていただくに当たりましては、駿河区役所へのバスアクセスによる改善を目的としまして、バスや鉄道を利用して駿河区にアクセスする場合の所要時間、そういうふうなものを調査するとともに、現況のバス路線や道路の状況、それから、アンケート調査、そういうふうなものを参考として決めさせていただきました。まずちょっと簡単に今回の試験運行ルート、ちょっと御説明させていただきます。  今回のルートにつきましては、用宗駅を起点といいますか、終点としまして150号を通りまして南安倍川橋を渡りまして、大浜街道、この西島、中島あたりから上の中村町のところへ出まして、SBS通り、駿河区役所を経て小鹿方面に行って東静岡に至る12.2キロのルートを決定させていただきました。今回の運行本数、ダイヤは2台のバスを使いまして、おおむね1時間ごとに行ったり来たりするような形で設定させていただいております。バス車両につきましては、中型のワンステップ2両を使う予定でございます。それで、今回このようなルートを設定させていただくに当たりまして、どのくらい区役所に時間がかかるのかというふうなところをまず調べさせていただきました。  今回のバスルートを設定するに当たっては、そのほかにもアンケート調査とかいろいろやらせていただいておるんですけども、ちょっとこれ見づらくて申しわけありませんけども、駿河区役所がここでございます。それで、現在駿河区の中には全部で21ほどのバス路線がございまして、それらがこういうふうな形でいろいろあちこち通っているというふうな状況でございます。この図面は、まず駿河区役所を中心にして徒歩で10分ぐらいの範囲がこのぐらいかと。それから、ここにみなみ線という、駅とかそういうふうなところから走ってるようなバスがありまして、それを使うとおおむね20分ぐらいの範囲で到達できるというような範囲がこの紫色の部分。それから、30分ほどかかるというのがこちら側の部分。それから、40分が黄色。それから、50分ぐらいかかるかなというのがこういうふうな範囲です。  あとは、ここがちょっと白く抜けているところは50分以上かかるというふうなことで、これがちょっと計算の仕方、見方を簡単に言うと、例えばここ広野のバス停なんですけども、ここまで歩いて10分かかって、広野のバス停から用宗線に乗って、こちらですと新静岡センターの方まで行きます。新静岡センターから静岡久能山線に乗りかえて駿河区役所の近くのバス停まで来るというふうな形で、おおむね60分かかるというふうな格好ですけども、ちょっと見ていただくとおり、この中島あたりとかここが時間かかるのとともに、当然ですけども駿河区役所から遠いところ、丸子とかこっちの方面、それとあと小鹿方面、こういうところが時間がかかるというふうなことで、今回はこういうようなルートを設定させていただいたということでございます。 52 ◯尾崎委員 あと2点だけお聞きしたいと思います。  今アンケート調査を実施するというような話があったんですけど、多分このフォローアップ調査に係る経費という、その中に含まれているんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、実際利用された方々の意見を聞いて、例えばバス停の位置を動かすとか、ルートを変更するとか、試験運行の中でできるのかどうか。陸運局の許可とかが必要なのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 53 ◯小長谷交通政策課長 アクセスにつきましては、今回のルートだけですべて解決できるというふうには考えておりません。ですので、今回の実験の結果等を踏まえて、試験期間も1年とってありますので、アンケート調査など、また、住民の意向等も把握しながら必要な対応というか、そういうふうなものをとっていきたいと考えております。  また、2つ目の許可は必要かというふうな話なんですけども、基本的に今回、これも法律で言う道路運送法に基づく許可とか、そういうふうなのが必要になりますので、事前に許可なり、静岡市の地域公共交通会議にも諮っておるんですけども、そういうふうなところに諮って許可を得ていくというような形になってまいります。 54 ◯尾崎委員 じゃ、あと1点だけ。  県内のほかの都市では、この試験運行というのが途中で中断されたというような話も聞くわけなんですけれども、実際今、利用見込みというのはどのぐらいあるというふうに想定されているんでしょうか。さっき1時間ごとに行ったり来たりという説明があったと思うんですけれども、要は1時間に1本しか通らないということだと思うんですが、利用見込みがどのぐらいあるのかというふうに見込んでるのか、もしわかれば教えていただきたいことと、余りに利用者が少なかった場合というのはどういうことを想定されているのかなというのもお聞きしたいのと、あと時間帯ですね。通る時間帯というのがどのぐらいなのか、いつぐらいなのかというのを教えていただければと思います。 55 ◯小長谷交通政策課長 まず1点目の利用見込みについてなんですけども、正直なところ大変厳しいものがあるのではないのかなというふうに感じております。浜松の場合には、4ルートほど動かしたんですけども、平均で1運行1人ぐらいしかいなかったというような話も聞いていますので、ちょっと非常に厳しいところがあるのかなと。それから、少ない場合というふうなことなんですけども、我々としてもやっぱりせっかくこういうふうに走らせるということで、PRとか利用促進とか、そういうことを一生懸命やって、少しでも使って、乗っていただけるように働きかけしていきたいなと考えております。  それから、次に、走らせる時間帯でございますけども、一応用宗方面と東静岡方面から、2台のバスを使いまして、9時半から夕方の16時半ぐらいまでを走らせる予定でおります。これは、今回のバスを走らせる目的が駿河区役所へのアクセス改善ということがありましたので、それの時間帯に合わせるような形で運行を予定しております。 56 ◯岩崎委員長 ほかに質疑はございませんか。 57 ◯近藤委員 1点だけちょっとお伺いしますけども、先ほど山脇大谷線の改良工事で落札の結果を発表してもらったんですが、実際に今、下3号線の上部工をやるわけですけども、このトンネルを含めて、全体の進捗状況、第二東名、24年には開通させるということで予定をされてますけども、市長の方ではもう少し早くというふうなことで頑張っているようですけども、全体の進捗状況をひとつお願いします。 58 ◯小田道路整備第1課長 進捗状況でございますが、18年度末までの進捗率は事業比ベースで67%となっております。19年度末までの実施額は254億7,600万円で、事業費ベースで73%であります。  それぞれの事業内容ですが、図面で赤で塗ったところ、これが平成19年度発注の予定の工事であります。オレンジは、過去に債務工事として発注し、平成19年度も引き続き実施している工事です。黒色は平成18年度までの完了工事です。青は平成20年度発注予定工事です。緑は平成21年度以降の発注予定工事です。平成19年度発注予定工事は、下3号橋上部工、211メーター、麻機7号橋下部工4基、麻機街道交差点改良工事160メーター、平成20年度発注予定工事は、下4号橋上部工204メーター、麻機7号橋上部工215メーター、トンネル機械設備工一式、側道工一式、麻機8号橋下部工2基、麻機地区盛り土工区341メーター、平成21年度発注予定工事は緑色で塗ったところで、麻機8号橋上部工180メーター、平成22年度は照明、標識等の道路附属施設工事一式を実施し、事業が完了する予定であります。 59 ◯平垣委員 直接、これは議案に関係ないんですが、(「それは、まずい」)議案に関係ないじゃなくてこれにある。これ、公共事業こそ縮減の実績についてというのをもらいましたね。(「報告事項でやる」)報告事項でやる。じゃ、そのときにやります。 60 ◯大橋委員 道路保全課でお願いしたいんですけど、井川湖御幸線ほかということで6,200万円の単独事業ですけど、井川の方はこの間の雨で相当やられているんですか。どの辺をこれは指しているのか、ちょっと教えてください。 61 ◯山本道路保全課長 委員の御質問につきましては、24ページの道路舗装の、これにつきましては井川湖御幸線ほかの道路を早急に修繕しなければいけないということで予算要求をさせていただくもので、内容につきましては舗装の桂山地区と牛妻の舗装が非常に傷んでいるものですから、その舗装を修繕するために補正予算をということでございます。 62 ◯大橋委員 ありがとう。それじゃ、南アルプス公園線の方は公共災害復旧をまた教えてもらいたい。これはどの辺に当たるんですか。 63 ◯小田道路整備第1課長 主要地方道南アルプス公園線、葵区の小島地内の災害復旧事業ですが、復旧延長が27.8メーター、ブロック積み工51平米、側溝、防護側溝L20メーターです。 64 ◯内田委員 議案の162号の入札の問題でちょっとお聞きしておきますけども、この問題、ここには表が出ておりますから、これはわかるんですけども、これくじ引きになってますね。非常に価格も調査基準価格であるというようなことで、ぴったりいってるんですね。よくこれ言われることなんですけど、聞くことなんですけども、今、業者の方の中で言ってることというのは、指名、いわゆる入札に参加しても、取る方法はくじ引きの強いやつがそこの会社にいるかいないかによって決まるんだと、こんなことが言われてます。本当にこれ言われてるんです。おれのところはくじ引きが強いやつが、くじ運のいいやつがいるから仕事が取れたんだよなんて、こんなばかなことも言われてますね。  これは笑い話ですけど、実際もう、こういうようにぴたっと来る。ぴたっと来て、しかもなおかつくじ引きで決まってくという、こういうのが多過ぎるような気がするんですけど、その原因はどのように考えていますか。 65 ◯浦田建設局長 この案件については契約課の案件でございますので、うちの局、うちの部の所管ではございませんので、もし御要望でしたらここで契約課の職員を呼んで御説明させますけど。 66 ◯内田委員 いいよ、そこまで要求しているわけじゃないので。ただ、そういうことがあるんでおかしいなということは感じてるよということだけ言っておきます。 67 ◯小長谷交通政策課長 先ほどの尾崎委員質問で利用見込みについての御質問ありまして、私、大変厳しいものがあるのではというふうに御答弁させていただいたんですけども、アンケート調査とかそういうふうなものをやりますと、非常に市民の方々の強い要望、意向というふうなものがあるということですので、その辺つけ加えさせていただきます。 68 ◯岩崎委員長 ほかにいいですか。             〔「なし」〕 69 ◯岩崎委員長 質疑を終わります。  次に、要望、意見、討論に入ります。  要望、意見、討論がありましたらお願いいたします。 70 ◯鈴木委員 さっき尾崎委員質問をした、駿河区のバス。もう最初から余り乗る人がないような話じゃなくて、とにかく満杯になるということを目標に、期待を持ってやっぱりやってもらわないと困るので、我々もそれを期待しています。あとは全部賛成です。 71 ◯近藤委員 全議案に賛成の立場でひとつ感謝を申し上げたいと思います。  台風のために南アルプス公園線が大きく崩落をしたと。それの対応について、山間地に住んでる皆さんについては大変困ったということで、急遽建設局を挙げて対応していただき、車が通れるようになるということで、大変積極果敢に対応していただいたことに感謝を申し上げて、これからもそういう災害復旧のためにいろいろな手だてを、総力を挙げて対応していただくことを要望して、全議案に賛成をいたします。 72 ◯岩崎委員長 それでは、他にないようですので、これより採決に入ります。  議案第145号、157号、158号、162号、164号及び165号の以上6件の議案を一括採決いたします。  これら6件の議案は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」〕 73 ◯岩崎委員長 全会一致ですので、これらの議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。  以上で、議案の審査は終了いたしました。      ────────────────────────────── 74 ◯岩崎委員長 次に、報告事項に入ります。  該当のない当局は退席していただいて結構でございます。  これより暫時休憩をいたしまして、11時30分より当局の説明を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                 午前11時20分休憩      ──────────────────────────────                 午前11時30分再開 75 ◯岩崎委員長 それでは、委員会を再開いたします。  初めに、技術監理課から報告をお願いいたします。 76 ◯兼高技術監理課長 それでは、お手元の資料でございますが、平成18年度の公共事業コスト縮減の実績について御報告させていただきます。  それでは、平成18年度の静岡市公共事業コスト縮減の実績についてをごらんください。  まず1ページをお願いいたします。  1の現在の行動計画についてですが、平成9年度に旧静岡市、清水市において公共工事コスト縮減対策に関する行動計画を作成して以来、これまで10年間コスト縮減対策を実施してきております。平成17年9月に新たな行動計画であります公共事業コスト縮減対策に関する静岡市新行動計画を作成して現在に至っております。これらは、従前の工事コスト縮減に加えまして、コストの観点から事業全体を見直した事業便益の早期発現効果、あるいは将来の維持管理費の縮減なども縮減額として計上する総合コスト縮減計画となっておりまして、平成17年度から20年度までの4カ年で平成16年度の標準的な工事と比較いたしまして12%のコスト縮減達成を目標としております。  その結果、2に記載してございますように、平成18年度の公共事業コスト縮減の実績としまして、縮減率は3.7%、縮減額約18億5,000万円となっております。  次に、3の各部会における主な取り組み事例でございますが、事例1につきましては林道高山線開設工事における新工法の採用事例、2につきましては東静岡地区の新都市拠点整備事業でストックヤードの利用による事例、3につきましては静岡病院建築工事におけます維持管理費の縮減の事例、事例4につきましては150号の橋梁耐震補強工事における新技術の活用事例、それから、事例5につきましては1級河川の大門川改修工事における新工法の採用事例、6につきましては、草薙排水管布設工事における採用材料の見直しによる工事コストの縮減の事例です。事例7につきましては、服織1号線幹線下水道築造工事における採用材料の見直しによる維持管理費の縮減事例でございます。  詳細につきましては、お手元の3ページ以降に添付してございますので、あわせて御参照いただければと思います。  次に、2ページの2、平成18年度公共事業コスト縮減実績をごらんください。  平成18年度は、発注工事件数を一番上段に記載してございます。それと、全設計金額は中段ほどに記載してございます。それから、平成17年度の実績、今の発注件数及び全設計金額とも平成17年度の実績を上回っておるわけですけども、縮減額につきましては昨年度の実績に満たない数字となっております。これは、平成17年度に比べ、コスト縮減として計測できる新工法の採用工事が少なかったためかと思われます。  こういった状況でございますので、1ページの4の今後の取り組みについて記載してございますが、この厳しい財政事情の下で着実な社会資本整備を進め、コスト縮減の定着を図るために推進体制の強化を行っております。具体的には、全工事においてコスト縮減チェックを各事業課の方で義務づけ、庁内横断的なVE、あるいは設計VEの施工研修会などの新たな取り組みを実施して、目標を達成するためのコスト縮減推進を図ってまいります。  以上、本市の公共事業コスト縮減の実績について御報告させていただきました。 77 ◯岩崎委員長 ただいまの公共事業コスト縮減実績について御報告をいただきましたが、ただいまの報告に対して質問意見等がありましたらお願いいたします。 78 ◯平垣委員 財政の厳しい中で、これは非常に重要なことだろうと私も思っているわけですが、これを実現するためには、一番必要というか、大事なことは、要するに担当する職員が、今大体設計というのは実施設計にしても何にしてもそうだけど、委託していると思うんです。だから、その委託するのはいいんだけれども──人的なそういうこともありますから委託するのはいいんだけれども──要するにその工事の内容というものをよく担当職員が理解をしていないと、僕はこの縮減というのは非常に難しいと思います。だから、どういう工事で、どういう仕組みで工事がされるのかということをよく勉強しておかないと、このコスト縮減というのは非常に難しいなというふうに考えています。  1つ、これは事例の4番について、ジョイント結合工法の採用による工事コストの縮減というの、これで先ほどもちょっと私、話をしようと思ったんですが、7ページにありますね。これ、具体的に、今全国的にこれは大きな問題になってるわけですが、地震なんかのときには落橋防止のために、皆さんも関係者はもう知っていると思いますけれども、国交省の天下りの会社でショーボンドという会社がありますね。株式会社ショーボンドという会社が。これが、設計図書の中にこの名前が出てきちゃうというわけです。あるいは、自治体によってはショーボンドという会社に橋梁の設計を委託しちゃうというような、こういうようなこともあるみたいです、どうも話聞いてみますと。  そのショーボンドが特許をとってある、要するにチェーンにゴムを巻いてあるのを橋の下へピアと、それから、橋脚とその橋のところへチェーンをつけるわけですけど、そうして落橋防止していくわけだけれども、そうすると、そこのショーボンドの製品ということを設計図書の中にうたってしまってあるというわけです。そうすると、もうこれは特許製品なものですから、それを受けた業者はもう値段の交渉もできない、競争の意識が何もそこに働かないということになると、言い値でやるしかないという、これが全国的に大きな問題になってまして、各地方自治体も国土交通省の関係の会社だということで、暗黙の了解でそこのものを使ってるというような、そういうどうも話があるみたいで、私も発注資料を2、3見てみますと、確かにそういう事例はあります。  だから、それが、我々も国交省の方へ──たまたま大臣がうちの方だったものですから、今もそうですけども──そういう話を持ち込みました。そうしたら、設計図書の中に、例えば落橋防止の部品を、ショーボンドという名前を使っちゃいけないと。それ相当のものというのは、これはやむを得ないと思いますけれども、そういうようなことで、今後もし、今までのことはとにかくとして、静岡市でそういうような形で今までやったことがある、あるいはこれからもそういうことを考えているということは、ぜひないようにしていただきたい。  これはコスト縮減に非常に大きく影響してまいります。それに同等のもの──これを見ますとFRPでやればこれだけ削減できましたよという、こういう方法もあるわけで、PCベルトというのかな、あれもいろんな工法、やり方があるわけであって、あくまでもこのショーボンドの特許製品だけで落橋防止を防ぐということじゃないわけでありますから、だからそういうことをぜひこれから考えてやっていってほしい。  こういうふうに思いますが、今までどうでしょうか、そういうのあったのですか。あるいはこれからどうですか。ちょっと意見を聞かせてください。 79 ◯兼高技術監理課長 今、委員の御指摘のように、職員に対しての意識というものが重要であるということでございますので、これについては御指摘どおり、私ども職員が取り組むということで、これは目標を設定いたしましてやっているのが現状でございます。このコンサルがつくった設計書等については各事業課の方でも諸先輩方と一緒になって検討し、技術力の向上、あるいはうちの技術監理課の中でも技術職員の研修等を行いまして、常にそういう意識を高める方向で今やっております。  それと、今おっしゃられました新技術というものでございますが、新技術、新工法というものがこの事例の中にもいろいろ参考に提示させてございます。この中には、新技術と新工法の採用するメリットというものの判断材料といたしまして、経済性に富んでいる場合、それから工費が短縮できる、あるいは工事の品質が向上する、安全性が向上する──これはコストにかかわらないかもしれませんが──安全性が向上する。それは受ける市民、あるいは施工する事業者、両方とも含めての話です。あるいは環境性の向上がなるかというようなことを判断いたしまして、こういった新技術等を採用しているところでございます。  商品につきましては、なるべく指定──どこのというのが判断できないような形での設計への計上というものを常に努めているというふうに認識しております。 80 ◯平垣委員 要するに設計図書の中に、これはこういうものだけじゃなくて何でもそうですが、例えば砕石にしても、丸子産を使用しろと設計図書に書いてあると。そうすると、もう丸子産しか使用できないわけです。しかし、丸子産と同等のものとすれば、これは別に丸子でとれない砕石だって、どこのでも使えるわけですね。そういうことに気をつけてほしいということなんです。丸子産と書いちゃうと、もう丸子で出た砕石を使うしかないから、幾らだよと言われると、要するにそこの材料代というのは、もう高値で売買しなきゃならなくなってしまう。しかし、丸子産でなくても同等の強度が出るものであればということになれば、どこのでも使えるわけ。  だから、例えばこの落橋防止のチェーンにしてもそうなんだけれども、ショーボンドというメーカーをうたってしまうと、もうそれを使うしかないわけだ、落札した業者というのは。それを今度は、業者は下請へ出すから、下請もショーボンドを使えよと言われれば、向うの言い値で買うしかないと。しかし、同じような強度の出るものでこういうものがあるじゃないか、なぜこの安いものを使っちゃいけないのという話になるわけ。  だから、そういうことになりますから、ぜひそういうことは気をつけてほしいと、こういうことです。ぜひ今後、コストの縮減ということをこれだけ真剣にやっているわけですから、ぜひよろしくお願いをしたいと、こういうふうにお願いします。 81 ◯内田委員 私、冒頭申し上げたことなんですけども、結局これだけコスト削減について一生懸命努力をしておっても、例えばJRの関連する工事なんかが、結局こちらの言い分が認められないかもしれないんですね。やっぱり向こうの基準でやらざるを得ない、というようなことがあるわけでしょう。結局、例えばこういう工法で、しかもこういう材料を使えば安く済むなということがわかっておっても、なかなか現実的にはそうならないことがたくさんあると思うんですよ。特にJRの場合。  今、私はそのことで心配になるのは、柚木のところの地下道をやっていますね。あれがそうだと私は一概に言いませんけども、あれだってやっぱりJRが上を通ってますから、相当厳しい規制を受けてると思うんですね。だから、そしてまた、なおかつあそこで分断されちゃっていますから、非常に不便なんです。もうこっちから入るには入れますけども、向こうから出てこれませんから大回りをしている。しかも、そこが全部交通渋滞を起こしている。こういうことになっていますと、もう早期にとにかくやらなきゃならない。まだ、私は逆にワイドコストないしコストなんていうのは多少無理してもやんなきゃならんようなところだと思うんです。  だから、そういうようなことを区別をしなきゃならないという問題が現実にあると思うんです。多少この方が安いけども、そんなことよりもやっぱり市民の利便性を考えたときには、コストを無視しなきゃいけないなという部分だってあるし、また、片方は上のJRのいろんな圧力もあるだろうし。そういうようなことの中でやっていくということになりますと大変難しいと思うんです。だから、そういったものはやはり情報開示をしながらやってかないと、十分その辺は気をつけていただきたいなということを、特にお願い申し上げておきます。 82 ◯岩崎委員長 ほかに意見はありますでしょうか。             〔「なし」〕 83 ◯岩崎委員長 次に、建築指導課から報告をお願いいたします。 84 ◯石田建築指導課長 それでは、既存建築物の耐震性サンプル調査の結果につきまして御報告いたします。  お手元に配布をいたしました資料1──こちらの2枚の表のついたもの──こちらの方をお願いいたします。  この資料1でございますが、こちらの方は国土交通省のホームページ上に掲載されているものでございます。  まず上段の表でございますが、国土交通省が財団法人日本建築防災協会に依頼しております既存分譲マンション等の耐震性のサンプル調査についての、8月29日現在での調査状況でございます。全国で389件を調査対象として、現在364件の調査を終了しております。残り25件がまだ調査中ということになっております。調査済みの364件のうち2件で偽装があり、44件で誤りがあり、318件で問題がないという結果となっております。この調査では、静岡市の2件が対象となっており、1件が駿河区の分譲マンションで、表の誤り等ありの耐震性がバツとなっております2つのうちの1件、米印の3に該当しております。また、残り1件につきましては問題なしの318件の中に入っております。  次に、下段の表でございますが、こちらは国、県と静岡市など特定行政庁が協力をして実施した有限会社月岡彰構造研究所の関与物件に係る調査の結果でございます。調査対象となった60件のうち、未着工と計画廃止の2件を除いた58件、すべてに問題がないという結果になりました。詳細につきましては次の資料2をごらんください。  上段の表が中高層の共同住宅を中心とした建築物で、静岡県内21件のうち7件が本市分で、また下段の表は学校など公共施設を中心とした建築物で、静岡県内38件のうち15件が本市分となっており、60件のうち本市分22件でございますが、すべてに問題なしという結果になりました。また、さらに月岡彰構造研究所が関与しました静岡市の公共建築物9件につきましても、独自に調査をした結果、すべて問題なしという結果になりました。  次に、今後の追加調査方針でありますが、これらサンプル調査の結果、すべての対象物件で問題のないことが確認をされました。このため、月岡関与物件も含めまして、過去に提出されまして本市が所有する建築確認の中から、構造計算書及び構造図を中心としまして、調査を引き続き実施してまいりたいと考えております。  また、本日の新聞の報道にも記事に載っておりますが、駿河区の耐震強度不足マンションの状況でありますが、事業主のTOKAIが居住者──全部で36世帯になりますが──に対して全戸販売時価格で買い取り後、解体をする内容で先月、8月から交渉を進めた結果、比較的順調に居住者の御理解が得られ、今現在で約9割に当たる32世帯の方より合意が得られているとの話をTOKAIより伺っております。 85 ◯平垣委員 こういうことに関して、今現在の確認申請が──よく聞くんだけども、うちなんかもそうなんだけども──なかなかおりないと。そういう話はありますか。これ、何とかならないですか。 86 ◯石田建築指導課長 今、御質問にありましたとおり、市等こういった行政における確認をおろすところとともに、民間の確認指定機関というのがありまして、こちらの方がやはり6月20日の基準法の改正に伴いましてチェック事項が非常にふえたこと、また、構造についても非常に厳しい審査をしなくてはならないということから、非常に混雑をしてなかなか確認がおりないということを聞いております。これにつきましては、国からも既に県と政令市担当部局を呼びまして、それに対する対応をするようにというものも来ておりますし、先日県の方でも呼ばれまして、静岡県内の特定行政庁に対して、また、民間の確認検査機関に対しても、何らかの対応をするようにということで話を受けております。 87 ◯平垣委員 そういう話を受けていても、じゃ、例えば10人でやってるのを20人にするとか、いずれにしても物理的にもうどうにもならないわけだね、もう量が多いわけだから。チェック項目も3倍、4倍になってると思うんだよね。だから、そういうことを考えると何とかしないと。これは要するに経済効果どころの騒ぎじゃない、大きな問題になっちゃうと思う。それこそ、本当に経済がとまっちゃうんじゃないかというような──特に建築関係は下請業者も多いわけだから──そういうことをぜひ何とか手段を考えてもらって、今まで確認がおりていた期間をなるべく短縮できるような方法を考えていただきたい。よろしくお願いします。 88 ◯石田建築指導課長 民間の確認検査機関につきましては、そこの検査機関に所属する職員の数によりまして、その確認申請を受ける件数というものを制限することができるということで、実は民間の方はある一定以上の数量になりますと受け付けを拒否することができます。そうしますと、やはり行政の方にこういったものが回ってきます。最近の動きですと、実は行政に出る確認件数というものが非常に少ないものですから、当課の審査担当の数も非常に減っております。そういう中に、またふえてきますと非常にこれは困るなというふうには感じておりますけども、担当だけではなくて建築指導課全体でそういったものに対応したいというふうに考えております。 89 ◯内田委員 2点ばかりちょっとお伺いしたいんですけども、今お話ありましたように、サンプルは問題なかったと。今、これからも確認申請が市に残ってるのはこれから調査をしていくという話でしたね。だから、そのときに、その調査をした結果をちゃんと公表するのかどうなのかということが第1点。  それから、もう一つは、今はもうほとんど民間で確認申請をやっていますから、市にそういった書類は残ってませんよね。ところが、住民からすると一体おれたちマンションはどうなんだよなんていう、そういった不安を持っているのもかなり多いと思うんですよね。そういった場合にはどういうふうに対処するのかな。そういう申し出があれば市ではやってくれるのかどうなのか。この辺のとこはどういうふうに対処するのかな。その2点だけお伺いします。 90 ◯石田建築指導課長 調査結果の報告でございますけども、今後調査をした結果につきましては、また、公表をしていきたいというふうには考えております。  それから、住民の申し出に対する対応ですが、まずは建築指導課の方で今も相談窓口を設けてありますので、まずは建築指導課の方で相談をいただいて──方向性ですね、どういった形でその耐震診断、再診断といいますか、それをしたらいいかというアドバイスをしていきたいというふうには考えています。もちろん、市が持っているものにつきましては、市でやっていきたいというふうに考えております。 91 ◯内田委員 市で持っているものはやるのはわかったんですけども、問題はそれより圧倒的にとは言いませんけども、現実的には持っていない物件というのはかなり多いと思うんです。それは、アドバイスをするよと言うんだけども、例えば市にやってくれよと、こういった場合については対応はどうするの。 92 ◯石田建築指導課長 市が持っていない、または民間の確認検査機関でおろしたものについても、今までは保存年数というものが短かったために、既にもうないというものが多数出てくると思います。ただ、マンション等につきまして、また、ほかのものも同じかと思いますけども、必ずマンションの場合には管理組合というのがありまして、こちらの方がその文書については保存をしているという形になってると思います。ですから、今のところは実はそのような相談というものは市の方には来ておりませんが、もし相談があった場合には建築士会ですとか、または建築事務所協会、こういったところの機関を紹介したいというふうに考えております。 93 ◯岩崎委員長 ほかによろしいですか。             〔「なし」〕 94 ◯岩崎委員長 以上で報告事項を終わります。
         ────────────────────────────── 95 ◯岩崎委員長 これをもちまして都市建設委員会を閉会いたします。                 午前11時57分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  岩崎良浩 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...