この静岡市は
サッカー選手や歌手や小説家、漫画家、落語家など多彩な著名人が数多く輩出されている地区であります。この静岡市
出身著名人の協力を得て、本市のPRを展開していくことも1つの方策であろうと思いますけれども、ただ形だけではなくして、もう少し深みに入った形の中での協力をしてもらいながら、この地域のまち、その活性化のために活用できたらな、そんな感じを持っております。その辺に対する答弁をお願いいたします。
それから、この静岡市は、旧静岡市、旧清水市が合併した中において、3,000メートルの山岳部と清水区を中心とした海という形の中で、大変多彩な形の中で市の区域がつくられてきております。
こういう中にありましても、この安倍川、興津川なんかを見てみますと、まちの中というより周辺部を流れている川でありますし、私はこの清水にある巴川についての問題を提起するわけであります。
都市計画という点から考えていきますと、まちの中心部にある空間、つまり、川であったとしましても、大変貴重な財産であろうと感じているわけなんですね。こういう財産は、もし利用できるものであるならば、
活用関係を行政が少し手を加えた形の中での対応をしていく必要があるんではないのか。ただ、水を流すという問題だけではなくして、災害からまちを守るという問題だけではなくした形の中での
都市計画上、そして、市街地の活性化の一助になるような形の使い方ができるんではないのか、そんな感じを持つわけなんですね。
巴川は、この7月16日でありますけれども、
灯ろうまつりを毎年計画をしているわけなんですね。灯ろうに合わせた形で精霊流しというのは、
江戸時代から続いてきた一つの歴史ある祭りのようで、250年ぐらい続いているようでありますけれども、清水の場合は
灯ろうまつりという形の中での行事がなされているわけなんです。
これも同じく
商業労政課が
商業振興費として225万が出されており、
巴川灯ろうまつり実行委員会、つまり、市商連の会長が会長でありますけれども、このところに出されているわけなんです。私は、ただこの一部地域だけの問題とは違った形の中で、全市的な祭りに
位置づけるような形のやり方がされないのかな、そういう感じを持っております。
私は、既存にあるものに対して、どういう形で利用し、発展させていくかということは、新しくものをつくることとはちょっと違った形の中で援助をする形で、商店街の振興を含めた中での発展ができるんじゃないのか、そんな感じを持つわけなんです。そういう意味から、質問をしております。
それから、もう一つの問題でありますけれども、ずっと以前から言われていたのは、まちの中を流れるこの巴川、屋形船が出せないのかということで、以前からずっとそんな話はあったわけですけれども、そのまま来たわけなんですね。だけど、御存じのとおり、下流からの橋はかけかえをする中において、結構高い船も通れるような形での橋の改修がある
一定部分までされてきたわけなんです。
まちの中を流れる川、急流じゃなくして、本当に空間をつくりながら、そして、まちのど真ん中を流れる川というのは、あちらこちらでも
大変利用がされているわけなんですね。
柳川の川下りなんかを見てみますと、保有船が総数78隻ぐらい、定員24名ですから、相当大きな活用がされているようでありますし、約1時間、約4キロメートルのところを年中無休でやっている。皆さんの中でも行かれた方が結構あろうかと思いますけれども、
大変好評を博した形の中でのまちの中の屋形船としての活用がされているようです。
近江八幡もそう、潮来の水郷なんかもそう、いろんな形でされているし、逆に言うと、木曽川の
ライン下りや熊本の球磨川や京都の保津川なんかという、そういう川の問題とまちの中での活用の問題があろうと感じておりますけれども、そういうことを含めた形の中で、以前からこう言われております。
観光事業としての問題になろうと思いますけれども、巴川に屋形船を浮かべながら、地域の活性化の一助になるような形の検討がなされないのかどうかな、そんな感じを持ってきております。
それから、防災の問題であります。防災の中で
水道事業の問題であります。
平成20年、来年ですけれども、
静岡地区、
清水地区の水道の一元化が計画されているわけなんですね。
水道料金の一元化ということなんです。だから、
料金改定が起こってくるという問題が想定されるわけであります。
この清水の
水道事業関係を見てみますと、結構幹線が古いという感じを持つわけなんですね。中町の
浄水場系統を見てみますと、清地からの表流水をとって約600ミリの管で延長8,700メートルぐらい、昭和5年から6年に布設された。それから、
中町浄水場から港橋のところぐらいまで、これが約600ミリから400ミリぐらいで延長7,500メートル、これも同じく昭和5年から6年ごろ布設されているわけなんです。つまり、布設から約76年ぐらい経過している、こういう問題があるわけなんですね。
もう一つの系統としては、
谷津浄水場の系統が
谷津浄水場から
大平山配水池まで約1,000ミリ、延長6,500メートル、これは
溶接鋼管及び
ダクタイル鋳鉄管、そういうことで39年ごろ布設されたようであります。これも42年ぐらい経過をしております。
最初の中町の浄水場と比べると、相当中身が違っていると思いますけれども、こういうような形で、じゃ、
災害関係の問題について支障ない形の中での対応ができるのかな、そういう感じを持っておりますから、
清水地区における基幹の経年管の状況について質問をいたします。
また、
清水地区における
飲料水兼用耐震性貯水槽の
設置状態であります。
調べてみますと、100トンの飲料水が兼用できる
耐震貯水槽は、葵区で13個、駿河区で11基、清水区で2つ、清水区の中の蒲原で3個、こういう格好で設置がされてきております。60トンは葵区で1つ、そういう形の設置の仕方でありますし、飲料用として兼用できるものについては、構造がちょっと違っていて、
耐震貯水槽の水はすべて飲料に使えるかというと、そういうやり方ではないようであります。
そういう点から見てきますと、今、私が述べたわけでありますけれども、確認するわけですが、
清水地区における
飲料水兼用耐震性貯水槽の
設置状況について説明を願いたいと思います。
それから、
静岡地区と
清水地区の水源の状況というのは相当変わっておると思います。
清水地区のところは表流水が中心、
静岡地区は井戸水が中心であろうと感じております。
今回、静岡から清水の
南部幹線として日量約3,000トン、これから26年にかけて北部側へ約7,000トン、こういう計画を持っているわけでありますけれども、
災害関係の問題を見ていく中において、
静岡地区、
清水地区の
水源状況がどういう形になっておるのかどうか、この点をお伺いいたします。
4
◯経済局長(山本 篤君)
観光事業についての4点の質問にお答えします。
まず、第1点目、清水
七夕まつりはどのような
位置づけになっているかとの質問でございますが、清水
七夕まつりは、
清水商店街連盟が中心となり、
清水商工会議所を事務局とする
実行委員会が主催し、本市を代表する
イベントの1つとして長年定着している事業であり、
清水地域の
中心市街地の商店街の
にぎわいの形成の一翼を担うものであります。このため、清水
七夕まつりは、商店街の活性化の一環として支援してきたものであります。
次に、
本市出身の著名人を
まちづくりや
観光施策の活用に図ったらどうかという質問でございますが、
本市出身の著名人の活用は、観光面のみならず、本市の多くの分野での効果が期待されますことから、貴重な
人的資源だと認識しておりまして、積極的な対応を図ってまいりたいと考えております。
次に、
灯ろうまつりを全市的な祭りに
位置づけられないかとの質問でございますが、
清水巴川灯ろうまつりは、長い歴史と伝統を有する
地域イベントであり、
清水地域の
中心商店街及び
清水商工会議所等から成る
実行委員会が主催しまして、夏の風物詩として親しまれております。
市といたしましては、
灯ろうまつりがこれまで以上に多くの市民の参加を得て、さらなる
にぎわいが増す事業となりますよう、
実行委員会とともに研究してまいりたいと考えております。
次に、巴川に屋形船を浮かべ、地域の活性化を図れないか、こういう御質問でございますが、巴川は清水区の市街地を流れ、市民に潤いを与えてくれる大切な
地域資源として認識しております。
この巴川に屋形船を浮かべることは、既存の
観光資源に新たな魅力が加わり、話題性のある
観光スポットとして脚光を浴びるのではないかと考えます。しかし、発着・
保管場所、干潮時の喫水問題、満潮時における橋下の通過問題や
係留許可等多くの問題がありますので、今後の
検討課題とさせていただきます。
以上でございます。
5
◯企業局次長(森 健君)
水道事業にかかわります3点の御質問にお答えいたします。
初めに、
清水地区におけます
基幹経年管の状況でございますが、議員御指摘のとおりでございまして、1つは昭和5年から6年にかけ、
清地水源場から興津
中町浄水場を経由し、港橋まで布設されました口径600ミリメートルから400ミリメートルの導・配水管がございます。
布設延長距離は16.2キロメートル、管種は鋳鉄管で、布設後76年が経過しております。
もう一つは、昭和39年に
谷津浄水場から
大平山配水池まで布設されました口径1,000ミリメートルの送水管がございます。
布設延長距離は6.5キロメートル、管種は
水道用溶接鋼管と一部
ダクタイル鋳鉄管で、布設後42年が経過しております。
次に、
清水地区におきます
飲料水兼用耐震性貯水槽の
設置状況でございますが、三保、
折戸地区に2基設置してございます。
次に、
静岡地区と
清水地区の
水源状況でございますが、
静岡地区は安倍川の地下水を
牛妻取水場の伏流水と27カ所の井戸から計21万5,600立方メートルの
取水許可を得まして、1日平均15万立方メートル取水をしております。
一方、
清水地区におきましては、興津川の表流水5カ所と2カ所の井戸から計14万5,000立方メートルの
取水許可を得まして、1日平均9万3,000立方メートルを取水しております。
以上でございます。
〔54番
栗田知明君登壇〕
6 ◯54番(
栗田知明君) それでは、2回目の質問ですが、
七夕まつりはことしで55回目、こういう歴史ある行事としてやられてきているわけなんですね。
その中で、よその地区の方をちょっと見てみますと、平塚は人口25万9,000なんですけれども、これは
商業観光課というところから交付金が出ていて6,800万、この清水の七夕は558万。ここなんかで見ていきますと、
実行委員会がつくられて会長は市長、事務局は
商業観光課の職員がなされている。新しい
七夕まつりの創設という形の中でのいろんな形での
市民参加がとれるような形がつくられてやられているわけなんですね。ただ、たくさんの金額を出すという問題だけではなくして、そういうやり方がされております。
仙台市は、この負担金として3,500万、こういう形で出されて、市長が協賛会の
名誉会長になっていて、副市長が協賛会の副会長という形で、この
七夕まつりを実行している
仙台七夕まつり協賛会があって、こういう形で市長や副市長が参加しており、各部会の
実行委員会へ市の職員が参加しているわけなんですね。
PRキャンペーンの参加や当日の運営、それから、飾り、管理、貸し出し、いろんな形で一体となってやられているみたいなんです。
隣の愛知県の安城市、17万3,000の人口ですが、助成金が5,370万、ことしの19年は市制55周年ということで1,000万ふやして6,370万円、こういう形で出されているわけなんですね。行政は、この
七夕まつりを実行している協賛会、事務局として参加して、事務局は安城市の
経済環境部商工課と
安城商工会議所の2組織でされているようであります。
それから、私は全部調べたわけじゃないんですけれども、一宮市、これは分担金として19年4,600万円、おりもの
感謝祭一宮七夕
まつり推進会、こういう形のところに、ここが主催しているわけでありますけれども、会長は市長がなされているわけなんですね。事務局も一宮市の
経済振興課の中にあるわけなんです。
もう少し、この清水区と関係のある茂原市を見てみますと、人口9万4,000で1,000万の助成金が出されているわけなんです。
七夕まつり実行委員会は、市長が会長になっている。
いろんな形で、ただ商店街の振興のためという形ばかりではなくして、もう少しちゃんとした形の中において、行政が責任をとるような形を含めた形の中で、地域の商店街の活性化という問題の域を超えて、観光としての形として全国的にも発信をされているというのがよその自治体のあり方ではないのかな、こういう感じを持っているわけですね。
いろいろ話をした中においては、清水の
七夕まつりは、日本三大
七夕まつりの1つだった、こういう言い方が以前はされてきたわけなんですけれども、そういう面影から見ていきますと、大変難しい問題を感じているわけです。今回、この静岡市は政令市でありますし、政令市としての
観光事業として全国に発信することのできるような
位置づけに、この
七夕まつりをすべきではなかろうかと考えるわけですけれども、どうお考えであるのかはっきりさせていただきたいと思います。
それから、
本市出身の著名人の活用の問題であります。
いろんな形で多くの人がいると思いますけれども、私、よそのところの視察等で行った中において、例えば鳥取県の境港市、人口3万7,000人、これは
水木しげるという作家の出身のまちであります。
水木しげるロードがつくられていて、つくったときの問題を考えてみますと、こういう形で全国的な発信が中心ではなかったような感じを持つわけですね。交通の系統の変化や
大型小売店の進出なんかによって、
消費者ニーズの多様化、商店街の高齢化などで、
社会状況の変化によって、昭和40年から50年代、このときをピークとしてこの商店街が売り上げが減少して閉店する店舗が急増するような、そういうような問題が生じてきたようです。
そういうことの中で、商店街の活性化の一助として、
平成元年から緑と文化の
まちづくりを進めているこの事業があるわけですけれども、この中の一環として、著名人に対して提言を受けるという形をとりました。そして、その中では鬼太郎や妖怪、それをキーワードとした妖怪のオブジェを商店街の歩道につくったらどうなんだ、こういうことが一つの発端のようでした。最近で考えてみますと、年間の観光客の入り込み客は85万5,000人、これが17年度であります。
そういうような形で、こういう作家の持っているモチーフを活用させてもらうことによって、閉店した商店街の復活やその地域の活性化というものがされてきておるわけなんですね。
敦賀では、松本零士のロード、
銀河鉄道、それから、
宇宙戦艦ヤマト、こういうようなものが出されてきておりますし、
赤塚不二夫のシネマチックロード、北栄町、ここは
コナンロード、こういうような格好でいろんな形がやられております。
私は、そういう点を考えてみますと、もうちょっと著名人の使い方という問題をもう一歩進めた形の中で、まちの
まちづくりという形の中へもう少し深みに入るような形ができないのかな、そういう感じを持っております。
著名人が作成したモニュメントを市内の
公共施設や道路等に配置し、観光客の
誘致事業、今、私が述べたような問題を含めた形の中で、もう一歩中身へ入った形の対応ができないのかな、そういう感じを持っております。
それから、巴川の問題であります。先ほども言いましたけれども、巴川はまちの中を流れる
都市計画上大変貴重な財産であろうと私は考えております。
灯ろうまつりについては、これからも一部地域の商店街の対応だけではなくして、基本的には全市的な形の中での普及等がなされるようお願いしたいと思っております。
それから、屋形船の問題でありますが、いろんな問題があろうと感じております。下流の方は橋を上げたということがありまして、船が通るような環境ができてきたということはありますけれども、
発着関係や商店街との関係の問題があります。ただ、私は、このまちの中に持っているこういう財産に対して、どう活用するかということについては真剣に考えていただきたいし、具体的な検討をお願いしたいと感じております。
それから、
水道事業に対する防災の問題であります。現状は先ほど話をされたようでありますけれども、私はそういう中において、
清水地区の
基幹経年管の布設というものについては、
大変防災上問題があろうと感じているわけなんですね。
そうしますと、この興津川が1つの水源としてあるだけでありますから、
静岡地区との違いがその辺であろうと感じております。
静岡地区は大変多くの27カ所ぐらいから15万トンぐらいの取水量があって、それを全市へ配水をしている、こういうことでありますから、
地震対策については割合あちらこちらから処置できるという感じを持つわけでありますけれども、
清水地区は興津川の表流水を中心とした水道のやり方でありますから、大変多くの問題を感じているわけですね。この基幹の経年管の布設がえの計画というものは、具体的にどういう形で考えておるのか、その辺についてお答え願いたいと思います。
それから、先ほど私が耐震性の貯水槽の
設置状況の話をし、そして、市の方からも三保と折戸、2基がありますよと、こういう説明があったわけなんですけれども、静岡なんかの対応、それと比べてみますと、清水区の対応というものは大変少ないわけなんですね。
そういう点を考えて、この貯水槽、今、秋葉さんのところへ1基つくっているじゃないかと思いますけれども、具体的に災害が起こった場合、1つのパニックは水が使えないということがあるわけですから、それについてどういう形で今後の対応をしていこうとしているのか、その辺の考え方を聞かせていただきたいと思います。
それから、水というものは一方通行で、片方から水をやるだけではなくして、できたら
ループ化、ぐるっと回るような形にするのが一番いい、こういうことが言われてきていたわけなんですね。
先般も説明がありまして、その説明を聞いてみましたら、清水港の海底部を通って三保へ1つの新しいルートをつくったらどうなんだ、こういうような言い方がされました。
新興津埠頭内が850メートル、海底分が3,400メートル、
三保マリーナから三保第一小まで2,000メートル、こんな形で大体路線が通るようでありますけれども、水は片方から行く問題だけではなくして、回って通るような形にされたならば、
大変支障ない形の中での対応ができようと感じております。大変大きな問題でありますから、そういうことも含めた形の中で、水としての
防災対策を考えていく考えがあるかどうか、検討する余地があるかどうかお伺いいたします。
7
◯経済局長(山本 篤君) 政令市の
観光事業として、先ほどの
七夕まつりを全国に発信するような
位置づけにするべきであると考える、こういう御質問でございますけれども、清水
七夕まつりにつきましては、これまでの取り組み経緯等を踏まえ、主体的な担い手となっております
清水商店街連盟及び
清水商工会議所とともに、現状、課題、将来に向けた取り組み等について積極的な対応を図り、商業のみならず観光的視点を取り入れた検討が必要であると考えております。
また、著名人が作成したモニュメント等の活用でございますけども、観光客への
誘致事業として考えられないか、そういう点でございますが、著名人ゆかりのモニュメントの活用につきましては、観光面のみならず、都市景観づくりなど幅広い分野での活用が考えられますので、今後、調査研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
8 ◯公営企業管理者(河野正也君)
水道事業にかかわります3点の御質問のうち、私からは、
清水地区における別ルートによる
ループ化についてお答えさせていただきます。
清水地区配水量の90%を占めている主要管路であります
谷津浄水場から
大平山配水池系の安定した水運用のため、新たなルートを構築する複線化について検討しているところでございますが、その中で、管路の
ループ化も1つの手法として調査検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
9
◯企業局次長(森 健君)
水道事業にかかわる2点の御質問にお答えいたします。
初めに、
清水地区における
基幹経年管の布設がえ計画でございますが、
基幹経年管の布設がえにつきましては、静岡市
水道事業基本構想・基本計画に基づいて計画的に進めているところでございます。
清地水源場から港橋までの管路につきましては、今年度より基本調査を実施することとなっております。今後、調査結果に基づきまして、布設がえの実施計画を策定して事業を実施してまいりたいと考えております。
次に、
清水地区におけます
飲料水兼用耐震性貯水槽の設置計画でございますが、静岡市
水道事業基本構想・基本計画では、
清水地区市街地の各中学校区に1カ所程度整備していく計画となっております。本年度は、清水江尻小学校へ1基設置いたします。また、平成20年度以降の計画につきましては、関係する機関と協議しながら、順次設置していきたいと考えております。
それから、先ほどの答弁の中で1点間違いがございましたので、訂正させていただきます。
水源状況についての答弁の中で、「取水認可」を「
取水許可」と御答弁申し上げました。「取水認可」と訂正させていただきます。
以上でございます。
〔54番
栗田知明君登壇〕
10 ◯54番(
栗田知明君) 答弁ありがとうございました。
私は、行政が持っている既存の財産というものは、できるだけ活用しながら、そして、少し手を加えて発展させるならば、地域にとって大変プラスになっていく。新しいものをつくることから考えてみますと、そういうやり方がとれるんではないのかなと、そんな感じを持つわけなんですね。
市長、
七夕まつりのことでちょっとお伺いしたいんですけれども、清水の
七夕まつりは現在、
商業労政課、そこで補助関係が出されているわけなんですね。商店街のただ振興という形なんです。金額も558万で、他の自治体、先ほど私が述べたところと比べてみますと、全然数字も違っているわけでありますけれども、そういう問題を含めた中において、大体、市長が会長をやっているところが多いわけでありますけれども、そういう
位置づけの中での新しい方策というものが、他のところと比べてみますと大変弱いわけですから、私は、以前言われたような形で、清水の
七夕まつりというものは、日本の三大祭りの1つという形の中で、ただ、商店街の振興というその地域にとどまることなくして、全国的に観光としての発信ができ、この静岡市全体の大きな祭りの1つとしての、そういう活性化ができないのかな、そんな感じを持っているわけなんですね。
先ほど経済局長からも言われました。いろんな対応の問題が検討されていくと思いますけれども、もう一回改めた形の中で、清水の
七夕まつりの活性化のための対応、幾つか指摘をさせてもらいましたけれども、その辺を含めた形の中で答弁をお願いしたいと思います。
それから、いろんな形で著名人の使い方があろうと思います。多くの方がおりますから、気を使った形の中において、その方々の協力をぜひお願いしたいと考えております。静岡市としてのまちをつくっていくために協力を惜しまないではないかと思いますから、そういう形でお願いできたらな、そんな感じを持っております。
清水の地区においては、水と彫刻のあるまちをつくる会、こういうものがありまして、
清水商工会議所が事務局としてあるわけですけれども、14基ぐらいのモニュメント、彫刻を設置してきております。その中で清水の一番の中心、さつき通りですね。このさつき通りのところに11個ぐらいがつくられているわけであります。この各彫刻がお披露目されるときについては、除幕式をやったりということはやりましたけれども、全体としてどういう形で設置されているかというような問題が余り公表されていないわけでなんですね。市民の認知度が低いと思われるわけですけれども、その辺を含めて、これは市民の皆さんが中心となってつくられてきたものでありますから、ぜひその辺を、お披露目を含めた形の中で、何らかの形で市民のところに行き渡るような格好をお願いできたらな、そんな感じを持ってきております。
それから、防災の問題でありますけれども、私は、いろんな形で計画が出されてきましたから、いいわけですけれども、
水道事業にとっては、いろんな住宅関係の耐震の問題やいろんな防災についての問題が触れられてきているわけですけれども、水道という公共が責任を持つべきところに対して、早い形の中での対応をお願いできたらと考えております。防災上もこういう形でこういう対応をしていくから心配しないでください、そういう形を披瀝した中において、20年のこの料金関係を含めた静岡、清水の一元化をお願いできたらなと、そんな感じを持っておりますから、よろしくお願いいたします。
以上です。
11 ◯市長(小嶋善吉君) 私からはちょっと私の考え方だけ言わせていただきますが、平塚と仙台でしたか、行ったことがありませんので、どういう祭りか私も存じ上げません。見たこともないのでわかりませんが、いずれにしても、旧静岡市にもあったんですが、そういう
イベントの会の会長を市長がやって、そこがまた補助金の受け皿になると。補助金出す方も市長、受ける方も市長じゃまずいだろうということで、随分整理をしてきたのは御存じかと思います。実は静岡まつりもそういう形が平成8年か9年まで続いたはずです。
それで、できるだけ市民の手による市民のための祭りにしようということで、
実行委員会方式に変えてきました。大道芸も最初からそういう方針でやってきまして、今、規模はどんどん大きくなっていますが、大きくなればなるほど、やはり市民が主体でやることの方がボランティアの獲得もしやすいし、いいというふうに思っております。
今、ほかのところでは、自治体の長がそういうことの長をやっているということでありますが、本来やっぱり補助金を出す人ともらう人が一緒ではまずいんだろうと。できるだけこれからは、市民の手による
市民参加を主体とした
イベントにして盛り上げていくのがやっぱりいいんではないかなと思います。
清水の
七夕まつりは、私も経過をよく知っています。もともと商店街の振興ということで、商店街主体で始めて、それで、それに対して市が助成をするということでやってこられたというふうに思います。私はそれはそれでいいことだというふうに思いますし、ただ、ある程度もっと規模を大きくしたいとか、いろんなことをやろうとすると、やっぱり商店街の方だけでは手も力も足りないのかもしれない。そうすると、いろんなボランティアの皆さんとかいろんな団体の皆さんにもっと幅広く声をかけて大きくしていく、そういう努力をしていかなければいけないのかなと。そういうことについては、市もいろいろまた応援をしていかなければいけないのかなというふうに今感じているわけであります。
補助金の額が大分大きい、小さいという話もありましたが、これはやる中身によって違ってくるわけでありまして、別に、多ければいいというばっかりでもないというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
12
◯経済局長(山本 篤君) さつき通りに設置されているモニュメントの件でございますけれども、市民による水と彫刻のある
まちづくり事業の中で設置された経緯がございますが、今後、観光パンフレットへの掲載、そして、観光面での対応のほか、また良好な都市景観の面からもPRをしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
13 ◯議長(
杉山三四郎君) 次に、西ヶ谷忠夫君。
〔30番西ヶ谷忠夫君登壇〕
14 ◯30番(西ヶ谷忠夫君) それでは、2点質問をいたします。
最初に路線バスの削減と地域公共交通についてであります。
4月16日、しずてつジャストラインの路線バスのダイヤ改正が行われました。清水区の市街地周辺部の多くのお年寄りから、いつも乗っているバスがなくなってしまった。まちに出かけても帰ってくる都合のよいバスがない。病院にも行けなくなってしまったなどと声が寄せられております。ダイヤ改正でバスが大幅に削減されて、同時に全くその説明がなくて、停留所に小さい説明文が1枚取りつけられておりました。
確かにこの間、政府が進めてきております規制緩和策によりまして、バス路線の廃止が進み、全国的に拍車がかかっております。その上で地域公共交通は危機的な状況が生まれているところであります。
2つには、政府のモータリゼーション政策によって、とりわけ公共交通機関の縮小、廃止が進み、一方で、移動したくても制約を受ける人たちが、とりわけ高齢者を中心に増加をして、日常の生活が制限されているという支障が生まれてきております。
乗り合いバス事業の現状を全国的に見てみましても、1970年代から全国的にバス離れが生じ、輸送人員は年々減少し、最盛期の43%に落ち込んでおります。1968年、101億400万人であった乗客は、2004年、43億3,500万人に減少しております。事業者も04年度末では516業者であり、うち7割はいわゆる赤字になっていると指摘をされているところであります。
既に報道されておりますように、その一方で、コミュニティーバスを導入する市町村が、県下では38自治体、全国でも大変多くなっているところでありまして、それを踏まえ、まず、2つの点について聞いておきたいというふうに思います。
1つは、4月16日付路線バスのダイヤ改正の全容はどのようなものになっているか、詳しく説明しておいていただきたいというふうに思います。理由及び規模などについての答弁をお願いをしておきます。
私の住む庵原地区では、上伊佐布の例をとりましてもそうでありますが、上伊佐布から駅へ出発するに当たりまして、朝6時50分、その次は9時、その次は16時10分と、7時間あくことになっておりまして、駅から伊佐布方面へ行く場合でも、7時間バスがないというような事態になっているわけでありまして、いわゆる市民生活を本当に豊かにしていく上では非常に大きな課題となっているわけであります。