• "大分経費"(/)
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  1. 静岡市議会 2004-10-05
    平成16年 健康文化教育委員会 本文 2004-10-05


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時開議 ◯杉山(俊)委員長 ただいまから、健康文化教育委員会を開会します。  本日、傍聴希望者が6名を超えることが予想されますので、お諮りします。  定員は6名とされておりますが、6名を超えた方に入室を許可しますが、よろしいですか。           〔「異議なし」〕 2 ◯杉山(俊)委員長 初めに、今定例会における委員会ですが、お手元にありますレジメの順のとおり、最初に議案審議を、次に請願陳情審査を行いたいと思います。  今回は、継続中の陳情1件を含め、新規請願1件と新規陳情2件の計4件の審査を行うこととなります。4件ともに趣旨説明の希望があります。特に、請願審査に当たっては、紹介議員から趣旨説明の希望があります。  先に伺いますが、継続審査中の給食の陳情を含め、4件ともこれを許可したいと考えますが、御異議ありませんか。           〔「異議なし」〕 3 ◯杉山(俊)委員長 それから、付託議案が少ないことから、議案審議終了後、午前中に継続中の安全・安心・新鮮な学校給食を求める陳情についてまでを審議したいと考えております。  また、請願、陳情者の待ち時間に配慮して、午後の部冒頭に、各審議に先立って、3件ともに趣旨説明を行いたいと思います。これらの議事運営に際しまして、皆様の御協力をお願いします。  また、請願、陳情審査に当たっては、本委員会に付託された項目に所管外の事項が含まれているため、市民生活部、福祉部、保健衛生部、建設部、下水道部等該当する所管課を呼んであります。説明は、社会教育課長が行いますが、審査に当たって、必要な質問につきましては、関係各課を待機させておりますので、審議に必要な所管外の質疑も可能です。御承知おきください。  続いて、注意事項です。説明員の皆様に申し上げますが、説明、答弁では必ずマイクを使用し、説明は着席したままで結構ですけれども、答弁の際は、役職名を言って起立し、答弁くださるようお願いします。  また、委員の皆様にお願いしますが、録音の関係から、必ずマイクに向かって発言していただくようお願いします。      ────────────────────────────── 4 ◯杉山(俊)委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第157号平成16年度静岡市一般会計補正予算(第5号)所管分、議案第181号動物用焼却炉の購入についての2件を一括議題といたします。  それでは、2件の議案について、順次説明をお願いします。           〔当局説明〕 5 ◯杉山(俊)委員長 ただいま説明のありました2件の議案についての質疑等を行います。
     委員の皆様に申し上げますが、発言の前に、どの議案に対するものか。また、質問か意見・要望のどちらの発言であるかを述べてから発言していただくようお願いします。  それでは、質問、意見、要望はありませんか。 6 ◯村越委員 最初に、文化振興、4)の119ページ、まちづくり交付金で、駿府公園の中のテニスコートをなくすわけだけども、これは歳入の補正予算でも入ることなんだけども、これだけ費用を使ってやるというんだけど、まち中のテニスコートがなくなるということで、かなり高齢者が、スポ振なんかでも陳情が来ていると思うが、私のところへもテニス協会の方から、あのまち中のテニスコートがなくなっちゃって困ると。高齢者や、あの近所の人たちは、あそこが唯一の健康の場として、テニスの心得のある人が借りていたようですが、あれがなくなっちゃうと、代替するテニスコートをどこかへつくってもらわないと、我々はもうテニスができなくなっちゃうと。そういうような意見があるんですが、そこら辺は、これをなくすことによって、何か代替えのものを考えているのかどうなのか、そこら辺をまず1点。  それから、教育部、4)の16ページで、スポーツエキスパート活用費、これを688万ですか、歳入として補正で上げているわけですけれども、去年CSC、御存じのように、竜爪中学でしたっけか、あそこがモデルになってやりましたが、今の御説明ですとエキスパート、当然スポーツや地域のいろいろ振興のために子供なり高齢者、大人を交えた地域づくりの中の一環としてやるんだと思うんですが、このCSCができた当時は、15年度にできたんですから16年度の現在、それから17年度について、モデルを竜爪中学がやって、あとできたらほかの地域、清水地域にも周知したいというんですが、このエキスパート活用事業費、これらについてその関連性をちょっと。これが2点目の質問ね。  それから、4)の107ページ、教育委員会の事務経費として、教職員の臨時職員の育児休業等長期の休業に伴う代替臨時職員の配置等で支出したいということで、約2,100万円補正で計上しているんですが、今は先生になるのはなかなか厳しいということで、家に待機している先生の卵なんかが、ぜひ代替えの臨時職員に使ってほしいなんていうような、ほかの議員なんかもそういうことを聞かれることがあると思いますけれども、いわゆる期間とか、それから代替臨時職員、私も頼まれて、音楽の先生ですが、臨時で使ってもらったことがあるんですが、期限がくるとそれで終りということですが、こういう先生は若いもんですから、できればまた、というようなことも考えているようですけれども、ここら辺、こういう予算というのは一体、期間がどのくらいで何人ぐらい必要としているのか。職員が産休とかいろいろになったときでしょうけども、あとの要らなくなった先生というのは、もうそれで終りなのかどうか。そこらをちょっとまた……。その人にとっては死活問題ですから。  もう一つは109ページ、プールのろ過器の改修を4校やるというんですが、これで2,790万円予算を取っているわけですけれども、うちのそばの小学校にも、そういうものを去年だっけかな、やってもらったことがあるんですが、これは校長に聞いたんですが、塩素酸を入れて、いわゆるプールの中の滅菌ですか、そういったものも含めてやっていくということですが、このろ過器の効能ね。これらは、これだけお金をかけるんですが、やってまだ目が痛くなっちゃった、あるいはどうのこうのというのがあるところもありますんですが、業者等々いろいろあると思いますけれども、どういうふうなろ過器の改修の業者を選定しているのか、そこら辺をお聞かせいただきたいと思います。 7 ◯三浦スポーツ振興課長 駿府公園内のテニスコートの代替ということの御質問ですけれども、代替のテニスコートとしては、西ヶ谷総合運動公園のテニス場、中島テニス場を考えております。 8 ◯佐野教育総務課長 まず、初めに、スポーツエキスパート活用に関する御質問でございますけれども、この活用事業につきましては、これは中学校の部活動の指導者に外部指導者を持ってくるという事業でございます。今現在86人の方が入っております。これにつきまして、ちょっとこちらの方に詳細な資料がございませんので、CSCの中にその方が含まれているかどうかというのは、ちょっと現段階ではわかりません。  それから、先ほどの代替等の御質問でございますけれども、先生方につきましては、これは県費でございますので、こちらの方では数の方の把握はわかりません。それで、市費に関する代替の方は、一応現段階で、6月までのデータはこちらの方に上がっております。6月までで大体21人、現在ではさらにそれよりもっと数が、5、6人ほどはまだふえているということでございます。  期間につきましては、これは人によって違いますので、一概にどのくらいというのは申し上げられません。人によって休まれる期間が違いますので、その点、個々に違ってくるということでございます。 9 ◯飯野教育施設課長 ただいま御質問のろ過機の改修ということでありますけれども、今回、プールのろ過器につきましては、プールの水道内の水を循環しまして、一定の水質保持ということでろ過器を改修するわけですけれども、今回は特に状況の悪い4校について先行してやっていきたいということでございます。  委員さんがおっしゃった業者の選定につきましては、うちの課から建設部設備課の方へ委嘱しておりまして、一般的な入札と同じように業者選定を行いやっていくという形になります。 10 ◯村越委員 駿府公園内のテニスコートの除去についてだけれども、今の御返事ですと、西ヶ谷と中島のテニスコートに代替の使用を考えていると。結構なことと思いますがね。ただ、私のところへの陳情は、市内全体のテニス協会ですが、愛好者ではなくて、駿府公園周辺のいわゆる中心市街地のテニスの愛好者が、主に駿府公園の中のテニスコートを使用していたと思うんです。  そういう方が早朝テニスとか何かで、非常にあそこにあってありがたかったと。運動になったと。帰りにはお堀の周りを一周していい運動にもなったと。そういうことですが、私が今言っているのは、西ヶ谷とか中島というのは、自動車がないと行けないようなところで、お年寄りの、テニスといったって80歳くらいの方もやっているようですが、1回私もそういう陳情があったときに見に行きましたけれども、かなりのお年寄りの方がやっているんですが、そういう方が西ヶ谷や中島まで、代替地でやるから、そこへ行ってくれればいいよということですが、やっぱり中心地からそこへ行くということは非常に大変だなと私も思っています。  また、その人たちも、それじゃもうやらないと。代替地がないと同じだと。こういうことを言っているんですよ。ですから、せめてあの近所、城北のテニスコートとか、高校でも中学でもいいですけれども、朝開放してやるとか、何かそういうことを、また考えてやっていただければありがたいなと、これは1つの要望になるんだけれども、そんなことをお願いしたいと思います。  あとはわかりました。ろ過装置は建設部で入札するということですから、そっちへまた所管外ですが言っていきたいと思います。ありがとうございました。 11 ◯西ヶ谷委員 ページは107ページですが、今の村越委員の質問との関係でちょっと聞いておきたいんですけれども、村越さんの話を聞いていますと、臨時の教員採用に当たって、代替の口をきいたというようなお話があったわけだけども、この件については、2,161万円計上されているわけですが、これは何名配置をされるわけですか。 12 ◯佐野教育総務課長 各月で休まれる方々の人数は変わってまいりますので、先ほど申し上げましたように、6月で臨時の方が21人入っております。 13 ◯西ヶ谷委員 今の雇用状況といいますか、なかなか厳しい状況がありまして、教員資格を持っていらっしゃる方も、待っていらっしゃるという状況は多いわけですけれども、いうようなもとで、口をきいて云々という話がされてくると、これは市民にとってみると、非常に不信を感ずることでありますので、これは資格の問題やら採用方法については、公募に基づいてやっていらっしゃると思いますけれども、どういうような採用の仕方をやられているんですか。 14 ◯佐野教育総務課長 今、私が申し上げておりますのは、先ほどもちょっとお答えしましたけれども、市費にかかわる職員でございます。先生方につきましては県費でございますので、こちらの方のデータには上がってまいりません。 15 ◯西ヶ谷委員 この21名、どういう採用の仕方をしているかということなんです。口をきけば入れるのかという、端的に言いますとそういうことになっちゃうんですよ。公正に本来やるべきことなんだから、それはどういうことなんだか。(「あんた何を言っているんだ」)いやいや、採用の仕方を聞いているんです。(「公募しているから、わからないから」)委員長、僕が質問していますから。 16 ◯佐野教育総務課長 各課の事業に伴いまして、各課の方で公募の方は入っております。それに伴いまして、欠員が出たところで補充をしていくということになります。 17 ◯西ヶ谷委員 公募はどういう、広報で公募をするとか、当然教員資格が要ると思うんですが、そういう限定された人たちという点もありますので、そういう人たちに全体として伝えて公募しているのか、その辺はどうなんですか。 18 ◯佐野教育総務課長 教員の場合は、ちょっとこの場合とは違いますので、これにつきましては、教職員課の方の管轄になりますけれども、向こうの方に講師登録等をやっていくという形になります。こちらの方につきましては、各それぞれの事業所の方で、または各課の方で欠員が出たところで公募が入ると思います。 19 ◯西ヶ谷委員 それはだれが知らせている、これは広報ですか。 20 ◯佐野教育総務課長 広報等を通じて、広報も1つの手段だと思います。 21 ◯西ヶ谷委員 少しわからないんですよ。広報も1つの手段でございますというように、正確にはどういう方法で公募をして、どういうふうに例えば選定してやられているのかということを聞いているわけで、やっていることを説明してくれればいいですから。ただ、広報も1つの手段ですよと、こう言われますと……。 22 ◯佐野教育総務課長 それでは、担当の課の方から答えさせていただきます。 23 ◯中川学校教育課長 学校教育課では、学校司書とか教育活動補助員養護学級介助者等ございます。その任用に当たりましては、年度末に広報で公募をかけます。そして、その中から何人かを選ばせていただかなくちゃならないんですけども、全員が採用できないもんですから、何人か待機という形ですけれども、残っていらっしゃる方がおりますので、都合によっておやめになる、あるいは病気等あれば、まだ残っていらっしゃる公募で応募された中から、その方に御連絡をさせていただきまして、任用させていただいております。 24 ◯佐野教育総務課長 それから、それ以外にハローワーク等に応募を出して、ハローワークを通して見ていただくという形をとっております。 25 ◯西ヶ谷委員 今の雇用状況が、先ほど言いましたように非常に深刻な状況で、1人の募集には大勢の皆さんが応募するというような状況があるわけでありますので、当然定員を上回る場合があると思うんです。そういう点では選定委員会なり何かつくってやられているというふうに思うんですが、その辺はどうなんですか。選定委員会を教育委員会内部でつくって決めていらっしゃるわけですか。 26 ◯中川学校教育課長 先ほど申し上げた学校教育課の例ですけれども、公募をかけまして、募集された方を面接させていただきまして、その中で決めさせていただいております。 27 ◯西ヶ谷委員 委員会はつくってないですね、選定委員会なり特別に。 28 ◯中川学校教育課長 うちの課につきましてはございません。 29 ◯西ヶ谷委員 村越さんの先ほどお話ししたような事情も多々聞くわけですけれども、非常に関心の高いところでありますので、ぜひそういうような点では、公募や選定する際について、それへ応募した人たちが容易に理解できるというような、納得できるというような選定を行っていく必要があるというふうに思うんですね。そういう点ではぜひ慎重に取り計らっていっていただきたいなというように思いますので、よろしくお願いします。 30 ◯村越委員 その関連ですが、西ヶ谷委員ちょっと私の言ったことを誤解しているようだけれども、私はね、ハローワークにしてもあるいは公募にしても、たくさんの人が見るわけですよ。先生の卵の人が、みんな行きたいと思っている人が。そういう人がうちの近所やどこかに、私の知っている人がいたら、いつやるのはどうなのかという問い合わせや確認に来るから、私はもう一回教育委員会に聞いて、その人にこうだと言ってやって、全部が受かったわけじゃなくて、大勢の中から私がそうやって教えてやった人も受かったよという、舌足らずだけれども、そういうことを言っているわけですよ。だから、変な勘ぐったような質問をしないでくださいよ。何か裏口任用させたような、そんな力は私はありませんよ。そういうことをやたら、疑ったような、誤解を受けるような質問をされちゃ困る、私の名前を使われて。そこらは気をつけて。 31 ◯石津委員 話は変わりますけれども、教育費についてお伺いいたします。まず、107ページの安東幼保園なんですけども、これの給食業務の準備経費ということで37万6,000円が計上されております。外部委託というお話なんですけども、準備経費の中身、これは債務負担行為の中でも、安東幼保園の調理等の業務経費ということで、17年分を、単年度委託契約だと思うんですけども、それも入っておりますけれども、今回計上された37万6,000円はどういう位置づけになって、どういうことをやるのか、中身を教えてください。 32 ◯佐野教育総務課長 ただいまの御質問の幼児教育推進事業費の37万6,000円は、具体的にどういうふうなものかということでございますけれども、これにつきましては、開設準備委員会、正確には、給食業務委託業者選考委員会の委員さんに対する謝金、それから委員さんの旅費、それから、保育園で体験給食を行いますので体験給食のお金、そういったものを計上してございます。 33 ◯石津委員 額が小さいもんで見落としがちなんですけれども、わかりました。  それから、今回、清水の文化財事務所の移転に伴って、登呂博物館からのいわゆる民俗資料も、三保へ倉庫としたプレハブに収納するというふうな形でお伺いしたんですけども、登呂博物館については、今までの民俗資料があふれて収納できないぐらいなのか。そして、この前開設しました埋蔵文化財センター、これの倉庫との関係はどういうふうになっているのか。その辺のかかわりを教えてください。 34 ◯大畑社会教育課長 まず初めに、登呂博物館でございますが、民俗資料につきましては、現在ちゃんとした収蔵庫がございません。3階の屋根裏的なところに今は収納しております。その中にも埋蔵文化財の土器等のものも収蔵しております。このたび、清水の埋蔵文化財センターができたのを契機に、横砂の埋蔵文化財センターは埋蔵文化財のものを置くと。掘ったものをあそこには収蔵すると。  民俗資料につきましては、そういう関係上、先ほど説明したんですけれども、バイパスの4車線化に伴って、プレハブの収蔵庫を移転しなきゃならないもんですから、その移転先を清水の三保に普通財産の用地がございましたので、そこへ移転するということで、民族衣装を現在各市内に、中島の旧産業振興センターとか、玉川小学校の寄宿舎とか、いろいろなところに今は分散されているもんですから、民俗資料をまとめて、これからは整理していきたいということで、登呂の民俗資料も1カ所に集めて、これからは後世に残すような形の名簿をつくるとか、保存をちゃんとしていきたいということで、静岡市全部を見ながら、これからは整理していきたいという方向で考えております。 35 ◯石津委員 私もちょっと勉強不足で申しわけなかったんですけども、清水文化財調査事務所というのがあること自体あれなんですけども、収蔵されているものはそういう形で三保の方へということなんですが、この調査事務所というのの本体というのはどこへ行くんですか。 36 ◯大畑社会教育課長 本体は、埋蔵文化財の土器等のものについては、清水の横砂の今度新しくできた埋蔵文化財センターへ移設するというのが基本です。(「物じゃなくて調査事務所という」)事務所は埋蔵文化財センターに移ります。 37 ◯石津委員 119ページになりますけども、スポーツ施設の予約システム開示経費なんですけども、B区の区役所ができて、端末を設置するというふうになっていますけども、これの今回計上された補正額は472万円ほどなんですよ。そうしますと、端末施設だけを置くには、いかんせんこの額が多いなと思うんですけども、中身をちょっと教えていただけますか。 38 ◯三浦スポーツ振興課長 仮称B区役所、それから、まだ清水地区につきましては、まちづくり推進課とうちの課しか予約システムが入っていませんので、総合運動場とか日本平運動場、それから、清見潟体育館等にも端末を設置する予定でございます。その辺の経費とか、あとは予約システムのガイドブックというのがあるんですけれども、それにつきましても、新たに今度入れる施設を入れ込んだものを新しく印刷するということで、その辺の経費も含めているもんですから、こういう金額になりました。 39 ◯石津委員 その辺が「ほか」に入っているわけですね。わかりました。  それから、121ページなんですけれども、1月13日の六中の損害賠償金の部分なんですけども、これは確か5,000万円を賠償額としては超えたと思うんです。今回保険金の部分だけがこういう形で補正で入って、出ていってというような形になっているんですけども、残りの部分はどういうふうな形の処理をされるんでしょうか。 40 ◯中川学校教育課長 賠償額は5,325万3,903円でした。そのうち、日本スポーツ振興センターから死亡見舞金として、既に2,500万円が支払われておるもんですから、先ほど申し上げました5,300何万のところから2,500万を引きますと、差し引き2,825万3,000円ということになります。 41 ◯石津委員 その見舞金というのは、いわゆる市の方の歳入歳出という部分を経ない部分でというふうに理解してよろしいんですか。 42 ◯中川学校教育課長 そうでございます。 43 ◯石津委員 最後になりますけれども、議案第181号の動物用焼却炉なんですけれども、これを随意契約とした理由を聞かせてください。 44 ◯北原日本平動物園長 これを随意契約といたしましたのは、実際に、不二越のNS-26SDという装置、こちらの方を取り扱っております業者が、市の登録業者の中では、こちらの方の納入業者富士システム防災だけであるという、そういうことで随意契約とさせていただきたいということでございます。 45 ◯石津委員 その機種を選んだ理由というのは何なんでしょうか。 46 ◯北原日本平動物園長 これらの機械については、おおむね同等というふうに思われる機械ですけれども、3種類ほどございました。その中で私どもいろいろな選定基準から検討をさせていただきましたけれども、特にこの不二越製の機械ですけれども、運転操作が全自動だ。そういうふうなことで、手間をかけずに、職員はいろいろなことをしながらこちらの方にもかからなければなりません。運転操作が一番簡単な機械ということで選定させていただきました。 47 ◯杉山(欣)委員 関連で、動物園で動物はどのくらいの死亡があるんですか。例えば1日1匹死ぬとか、年間何匹死ぬとかというのがあるんでしょう。ですから、平均してどのくらいの焼却をするんですか。 48 ◯北原日本平動物園長 その単位ですけれども、大体月に50キロから多いときで100キログラムぐらいというふうなことでよろしいでしょうか。参考までに、例えばトラやライオンが150キロとか200キロとか、そんなような体重でございますけれども、大きいものから小さいものまでございますので、月に何頭というのは、調べれば平均的なものは出るとは思いますけれども、その程度の答弁でよろしければと思いますが。 49 ◯杉山(欣)委員 普通の火葬は、そういうところをなぜ使えないのかなというのが1点疑問を感じますし、そういう小規模の焼却炉からダイオキシン関係の対策はどうされているのか。その辺も説明してください。 50 ◯北原日本平動物園長 まず、ダイオキシン関係のものなんですが、動物園の方に過去に設置した焼却炉がございましたけれども、これがダイオキシン等の関係、環境対策ということで使えなくなったと。これが平成12年のことだったんですけれども、それを新たに今回更新するために、新しい機械を設置しようとするものでございます。  参考までに、使えなくなってから今までについては暫定的にというふうなことで、動物指導センターの方に焼却をお願いしておりました。ただし、要するに動物の方は感染症等の問題もございます。なるべく外に持ち出さない、園内で処理をしたいということで、今回予算がつきまして、園内に設置をさせていただくということでございます。 51 ◯杉山(欣)委員 御存じだと思いますけれども、ダイオキシンの発生する要因というのは、連続して800度以上で焼却していればダイオキシンは発生しませんよと。しかし、たまにそうやって動物が死んだから燃したよと言えば、これは発生しますわね。しないという保障があるんですか。普通一般焼却では、(「ダイオキシンは発生するけれども、外に出ないような」)だから、そういう装置があるのかないのかと聞いているけれども……。 52 ◯北原日本平動物園長 今回導入しようといたします機械は、ダイオキシン対策が万全なものでございます。 53 ◯杉山(欣)委員 どういうように万全なの。 54 ◯北原日本平動物園長 これについては燃焼温度は800度以上を確保しております。 55 ◯杉山(欣)委員 委員長、いいですか。もう一回質問します。あのね、ダイオキシン対策というのは、連続して800度以上で燃してないとダイオキシンは発生するの。だから、1匹死んだから、普通の温度から800度まで燃焼するまでの間にダイオキシンは発生するの。それが冷めていくまでの間にダイオキシンが発生するの。連続するということが、ダイオキシンを発生させないための全体的な要件なんですよ。それをどうクリアしているのか、その機械は。 56 ◯北原日本平動物園長 今度、焼却の場合に、1頭死んだ、1匹死んだからということで、即座に焼却するということではなく、冷凍保管しまして、ある程度の量がたまったところで焼却いたしますので、連続してといいますか、その辺のクリアはできると思います。 57 ◯水野委員 2点お願いします。17ページのスポーツエキスパートの活用事業補助金、これについて内容をちょっと詳しく教えていただきたい。 58 ◯佐野教育総務課長 先ほども申し上げましたけれども、中学校の部活動の指導者が不足しているところ、そういう学校へ、要望があった学校にエキスパートの派遣と。具体的な学校はちょっとこちらの方ではございませんけれども、柔道とか野球とか、そういった指導に入るということです。学校の要請があったときにこの制度はできるということです。 59 ◯水野委員 中学校の部活の指導者というのは、以前、私も部活の指導をしましたけれども、熱心にやられた方が大分高齢化しまして、現場では余り指導を専門的にやられる方も少なくなってきていると。これは非常に需要が多いんですよね。そういう点でぜひとも、多くのエキスパートの活用事業を推進していただきたいと思いますが、どうでしょうか。そこら辺の見通しはどうですか。 60 ◯佐野教育総務課長 今、見通しという御質問がございましたけれども、現段階では、現状を保っていくということで、はっきりとした部分は現段階ではまだ出ておりません。 61 ◯水野委員 では2点目ですけども、まず109ページ、108ページ関係ですが、小中学校の建設費のことについてお伺いしますが、耐震工事に積極的に取り組んでいただいて、大変感謝しておるわけですけども、工事をする際に、教育現場と工事との関連でいろいろな打ち合わせをして、注意事項というか要望、意見があると思いますが、どんなことが打ち合わせで多く出るのか、ちょっと教えていただきたいんです。 62 ◯飯野教育施設課長 委員御指摘のとおり、いろいろな要望ございます。特に耐震補強工事については音の問題、既存の壁のはつり工事がございまして、その辺の音の問題、それから、一番大きいのは音の問題です。それから、実際に工事現場へ入っていくところの進入路等の仮設計画を含めた、その辺の説明を求められます。それから、粉じんの問題ですね。工事中にどうしてもほこり等が出ますので、その辺の対策についての要望事項がございます。 63 ◯水野委員 かつて、これは二中の例なんですが、外壁工事をやっていただいたときに、ちょうど秋の授業中にペンキ塗りがあったんですよね。シンナーの臭いがして、大分現場では評判が悪かったんですよ。  それと、もう1点ちょっと聞きたいのは、和田島を今やっていましたですね、和田島小。ちらっと聞いたんですが、和田島の中の複式学級のスペースが、プレハブを今建てていますよね。複式学級のスペースがないというふうにちらっと聞いたんですが、その点はどうですか。 64 ◯飯野教育施設課長 和田島の小学校につきましては、今から耐震工事をやろうということで、平屋建てでありますけれども仮設校舎を建設しております。その中に複式学級ということで、5教室を設置しておるということでございます。 65 ◯水野委員 その中に複式学級のスペースがないというふうに聞いたので、私の聞き違いかどうかわからないですけれども、どうですか、事実ですか。 66 ◯飯野教育施設課長 一応あるということでございます。 67 ◯水野委員 ちょっと勘違いかもしれませんけれども、まあいいです。 68 ◯飯野教育施設課長 一応確認はいたします。 69 ◯水野委員 この辺がいろいろ、今3点ほど、音と進入路、仮設、粉じんの話がありましたけれども、子供の安全を預かる現場の立場と、それから、工事を請け負う側とのギャップが非常にあるんですよね。打ち合わせをしたにもかかわらず、急に工事が早く始まってしまったり、それから、今のように二中のような場合、授業中に幕張って、ペンキ塗りをするというようなことが実際あったわけなんですけども、そういった点で、十分子供の安全というか、現場では年間の行事もありますよね。そういったことも含めながら、児童生徒の安全というのを第一に考えておりますので、その辺について今後十分に配慮していただいて、工事の立場の人と現場と話をしても、どうも無視してしまうというか、それが十分に伝わっていない面もあるもんですから、行政の方が十分その辺を巡回しながら、工事の人と連絡を密にしていただいて、支障のないようにしていただきたいと思いますが、それについてはどうでしょうか。 70 ◯飯野教育施設課長 現在うちの課の職員、それから、工事を担当しております建設部、特に公共建築課が主体になって現場等の工程、その他安全対策については協議をしながら工事をやっているわけですけれども、特に学校側の予定等もございます。それから、特に子供たちの安全対策につきましては、十分注意するようにという形で、うちの課の方からも、工事の担当の課へ話はしているわけですけれども、なお一層、安全対策については気をつけていきたいなというふうに思います。 71 ◯風間委員 先ほど来、出ておりますけれども、スポーツエキスパート活用事業補助金の件なんですけれども、需給バランスというか、その辺はどういう形になっていますか。非常に中学校から要望が多いという話ですけれども……。 72 ◯佐野教育総務課長 こちらの方に数としては今86人挙がっております。これがどのくらいの需給率があるかというのは、これは今はっきりしておりませんけれども、ただ、先ほどの話もございましたように、だんだんと指導者の高齢化ということを考えていくと、この事業そのものについては、これからもっと各学校からの要望はふえてくることは予想されております。 73 ◯風間委員 実際に指導者がいないということで、廃部になってしまったりということもよく聞くんですけれども、スポーツあるいは課外活動というか、そういったものが教育の一環であるとするのであるならば、廃部になる前に、学校側から積極的こういった派遣を要請するような方向づけを、教育委員会の方からもぜひするべきではないかと。結局、出方待ち、相手待ちと言われる中で、子供たちのせっかくやりたいスポーができなくなってしまうというのは非常に問題があるので、そんな配慮をお願いしたいということと、基本的には、そういう需要を的確につかまえて、その供給体制をどういうふうにとっていくのか。スポーツ団体とも積極的に連携されていくのか、そういったこともまた必要だと思います。これは1つ要望なんです。  もう1点この件に関してあるんですけれども、元来、部活動というのは、学校の先生と生徒との横のつながりを保つためには非常にいい緩衝材というか、担任はきらいだけれども、部活の先生は大好きみたいなそんな話もあったりして、非常に学校生活の中にはおいては、重要な存在になると思うんですけれども、確かに高齢化という形の中で、こういった指導者がいなくなっているということなんですけども、それに関してどういうふうに考えているのか。できれば学校の先生も積極的に、部活の中には顧問とか指導者とかあると思うので、当然顧問として先生も入ってくるとは思うんですけれどもね。その辺の指導はどうなっているのか。2点ちょっと聞かせてください。 74 ◯佐野教育総務課長 ただいまの御質問でございますけれども、部活動そのものにつきましては、部活動は子供たちの成長にとって大変有効であるということは、どの職員もみんな認識をしているところでございます。  ただ、子供の減少に伴いまして職員の数が減ってきている。ただし、部活動の数は減らないという現象が、各中学校で今抱えている大きな課題でございます。それによって、部活を開きたいけれども指導者がだんだんいなくなってきていると。そういう現状でございますので、各学校で部の廃部ということも検討はいろいろと入れているとは思いますけれども、なかなか今までの経過がございますので、部の廃部というのは難しい問題があると。そこに外部から指導者を招いていくという方向に行っているということでございます。  先生方はもちろん全員部の方へは加入していただいて、今はやっていただいております。熱の入れ方は人によって違いますけれども、全員加入してやっていただいていると。だから、学校の職員と、プラスその部の存続のためにエキスパート等の外部指導者を導入していくということで考えております。  それから、エキスパート活用事業につきましては、年度当初にすべて学校の方へ全部通知して希望を全部とっております。それで、全部周知を図っておりますので、これは来年度以降も継続してやっていきたいと思います。 75 ◯風間委員 ぜひその辺は力を入れていただきたいなと思うんですけども。あともう1点、これはどうしようかなと思っていたんですけども、今回六中の関係もちょっと議案もあったもんですからあれなんですけども、こういったエキスパートの方々、事件、事故、そういった場合、当然しっかり指導をして、事件や事故がないようにするのは当然なんですけども、その辺はどうなっているんでしょうか。事故が生じた場合、例えば本人の責任ではなくて、当然教育委員会が絡んで派遣をしていくわけですから、それなりにやはり保険に入っているとか、その辺のことをちょっと。 76 ◯佐野教育総務課長 エキスパートの方にお願いをしても、その方にすべて100%お任せしているということではございません。学校の方で必ず責任者がついておりますので、責任の所在ははっきりさせていくと。それから、活動についてはすべて保険の方に入って活動を行っているということでございます。 77 ◯風間委員 もう1点なんですけれども、115ページの旧清水南部公民館解体費の件ですけれども、具体的にどのようなスケジュールになるのかということと、それからあと、跡地の今後の活用なんですけれどもね。これは地元の方からも、なるべく地元で使いたいとか、あるいは武道館をとかいろいろな話があったやに思いますが、その辺のことをちょっと教えてもらえますでしょうか。 78 ◯松本中央公民館長 まず、今後のスケジュールということでございますが、工期がおよそ8カ月かかる予定でございます。事前の内部の調査、これは工事のやり方そのもの、その他を検討するための調査その他ですが、これに約1カ月、それから、内装を一部取り払うということで、内装の一部撤去に約1カ月、それから、アスベストの撤去に取りかかりますが、これが2カ月半ですね。その後、本体の解体ということでかかりますが、これが約3カ月半、合計約8カ月ですが、16年12月に着工して、来年の7月に完了の予定でございます。  それから、2点目でございますが、これにつきましては、旧清水市の政策会議で、ここの用地は売却をするという指示が出ております。あと地元から、一部地元の自治会館に使いたいという要望も出ているようですので、これにつきましては、今後検討して対応していきたいというふうに思っております。 79 ◯風間委員 もう1点お願いします。スポーツ施設の予約システム、これは簡単にちょっと聞きたいんですけれども、いろいろな施設に端末が置かれるということですよね。当然予約をして行くわけなんですけれども、例えばテニスコートを借りたいという場合でも、桜が丘公園なんか予約が集中してしまって、くじ引きになったりして、そういうようなものは具体的にどうなるのかということ。あと端末まで行かなくても、インターネットから各自予約するようなシステムというのはできないのかどうなのか。その2点だけお聞きします。 80 ◯三浦スポーツ振興課長 まず1点、インターネットから予約ということですが、それは可能です。  それから、空いているテニスコートというんですか、例えば桜が丘公園のテニスコートの何月何日のAコートを使いたいという人が、例えば10人いらっしゃったとすると、その10人の方が申し込みます。その申し込んだ月の8日ごろにコンピューターで自動的に抽選をします。そういうことで一応、その10人のうちのお1人が使えるということで、ほかの方は残念でしたということになります。 81 ◯馬居委員 1点だけお願いします。安東幼保園についてですけれども、静岡では初めて幼保一元化のモデル園として、来年4月1日にいよいよ実施するわけですけども、これまでは幼稚園ですので調理器具はもちろんありせんので、それを入れてということで、2,500万円の債務負担行為が今回補正で出ているわけですが、幼稚園と保育園が一緒になるというか、教育内容が一緒になるということで、いわゆる長時間保育部門と短時間保育部門という形で一緒に実施するということで、くしくもというか、思いがけず、幼稚園で給食を実施するというのは、多分初めてのことじゃないかなと思いますけども、幼保一元化したことで給食が実現できたということは、これは非常によかったんじゃないかというふうに思っています。  実際に長時間保育部門、要するに保育所、あと短時間保育部門の幼稚園ということで、同じ内容のものが同じように食事は提供されるのかということと、あと料金体系が保育園と幼稚園の保育料が違っていると思うんですけれども、多分今検討している段階だと思いますが、この給食費について、食べるものについて、幼稚園部門と保育園部門とで金額を同じにしようとするのか。それとも違っていくのかということ。どのように検討をされているのかお願いします。 82 ◯佐野教育総務課長 ただいまの御質問でございますけれども、長時間保育、短時間保育の給食の食事内容は一緒でございます。ただ、長時間につきましては、おやつがそれに加わってくるということでございます。
     それから、給食費につきましては、これは同じでございます。 83 ◯前田委員 先ほどスポーツ振興課の方の予約システムの経費がほかの部分も含まれているということでありましたので、政令指定都市準備経費となるB区役所分が幾らになるのか。それから、一緒の内容ですので、この委員会の所管分は、あと中央図書館のデータ修正経費も政令指定都市準備のB区役所分ということですので、スポーツ振興課と中央図書館分で、ほかにはないのかどうかをちょっと確認させてください。 84 ◯三浦スポーツ振興課長 端末機の設置箇所ということで(「金額」)金額ですか、今度の補正の金額…… 85 ◯前田委員 補正の中のB区役所分、清見潟とかは抜いた分。 86 ◯三浦スポーツ振興課長 B区役所分ということではちょっと予算はしてありませんで、一応4カ所ということで304万7,000円ということで、端末機、プリンター、ルーター、その他もろもろの経費も含めて予算化してございます。 87 ◯前田委員 すみません。もう一回、4カ所はどこと、どこと、どこと、どこですか。 88 ◯三浦スポーツ振興課長 日本平運動公園、清水総合運動場、それから、清見潟体育館です。それとB区役所のまちづくり推進課です。 89 ◯前田委員 B区役所内に置く分というのだけでは幾らかわからないんですか。 90 ◯三浦スポーツ振興課長 申しわけございません。一応4台ということで予算計上したものですから、B区役所がどのくらいということでは、ちょっと数字を出してございません。 91 ◯前田委員 じゃ中央図書館の380万円が、B区役所すべてということでよろしいんでしょうか。 92 ◯松本中央図書館長 中央図書館の電算システムにつきましては、利用者の方の住所を変えるということで、静岡・清水地区両方とも変えるというものでございます。 93 ◯前田委員 では安東幼保園について伺いたいんですけれども、幼保園の給食の委託ですけれども、債務負担行為が通った場合、今後のスケジュールは、どの時点で委託契約が成立して、準備に入るのかという今後のスケジュールを教えてください。 94 ◯佐野教育総務課長 今後のスケジュールということでございます。11月1日号の広報しずおかで委託業者を公募する予定でございます。それから、11月下旬に第1回の会合を開催し、12月に応募業者とのヒアリング、2月ごろに第2回目の会議で委託業者の選考をする予定と、こういうふうな計画で今はいるところです。 95 ◯前田委員 その選考に当たって委員を決定するということでしたけれども、そのメンバーと簡単な内容を教えてください。 96 ◯佐野教育総務課長 選考委員のメンバーですけれども、教育部、福祉部の部長、それから、PTAの役員の方、学識経験者、安東幼稚園の園長さん、それから、関係各課の課長というふうなメンバーを一応予定してございます。 97 ◯前田委員 委託は園内に調理場があるので、いわゆる自家方式といいますか、学校で言えば自校方式に当たるようなものなんですけれども、中身が調理部門が委託ということになってしまうと、この委託の仕方ですとか、委託による問題点とかが学校給食なんかで言われているものと同じになるわけですね。何人分を何回委託で、委託内容しますというような委託内容に契約になるんですか。学校給食みたいな根拠法がないんですよね。幼稚園と保育園だとばらばらですし、その辺はどういう、基準とか法にのっとった内容を委託するのかがちょっとわからないんですけど。 98 ◯佐野教育総務課長 現段階では、給食日数及び給食食数をもって委託の方の内容としております。 99 ◯前田委員 そうすると、栄養基準ですとか中身については、どんなものが当てはまることになるんですか。 100 ◯佐野教育総務課長 これは今後また、園の方にも栄養士さんが1名配置されますので、栄養士さんを中心として献立等を考えてまいります。  それから、あと保育部とも相談をしながら、どういった給食がいいのかというのは、全部検討していくと。その作業に1月から入っていくということでございます。 101 ◯前田委員 もう11月に公募で12月がヒアリングですので、栄養士さんは1月から勤務ですよね。そうすると、最初からはかかわれないわけですので、その辺は問題ないんですか。 102 ◯佐野教育総務課長 献立作成は1月から準備に入ります。1月から入って、4月1日から給食のサービスになりますので、そこに間に合うように準備を始めていくということです。 103 ◯前田委員 業者の選定ですとか契約内容に、栄養士さんはかかわれないのかということをお聞きしたいんですけれども。 104 ◯佐野教育総務課長 そこは栄養士さんは入っておりません。 105 ◯前田委員 食材の納入業者なんかはどういうことになっているか。 106 ◯佐野教育総務課長 これは、学校給食会を通じて納入を予定しています。 107 ◯前田委員 それでは次に、115ページの旧清水市南部公民館の解体についてお聞きしたいんですけれども、先ほど8カ月間のスケジュールの紹介がありましたけれども、そうすると6,160万円のうち、調査等もあるわけですので、解体工事費の総額というのは2年間で幾らになるんでしょうか。 108 ◯松本中央公民館長 解体工事費の総額でございますが、16年、17年を足しまして1億4,500万円でございます。 109 ◯前田委員 6月に伺ったときよりも、大分解体工事費がふえているようなんですけれど、見込みと、必要ならいいんですけれども、どの辺が6月に見込んでいたときよりかかったんでしょうか。6月の委員会で伺ったときよりも。 110 ◯松本中央公民館長 これはアスベストの除去に大分経費がかかるということで、金額がのしております。 111 ◯前田委員 1億4,500万円で解体ということですが、売却の予定だということで解体されるんですが、売却の見込額というのは大体どのぐらいになるんでしょうか。 112 ◯松本中央公民館長 これはあくまでも見込額ということでございます。それから、用地をどんな格好で売却するかにもよりますが、近隣の売買実例といいますか、それを参考に今現在出しているのは、大体1億8,300万円程度というふうに予想しております。 113 ◯前田委員 解体費がやっと出るという感じですけれども、もしわかれば参考までに、昭和52年に取得したときは幾らで買ったんですか。 114 ◯松本中央公民館長 昭和52年4月に清水市が取得したわけですが、当時の取得価格は、土地と建物で3億5,000万円ということでございます。 115 ◯前田委員 それでは、清水文化財調査事務所の移転と民俗資料の移転の関係でお聞きしたいんですけれども、清水地区の民俗資料が、静岡の分もあちこちに分散しているので、これからまとめて活用していくということですけれども、清水・静岡それぞれ民俗資料というのは、我が市ではどのぐらい保有しているんですか。総量とか点数とかわかるんでしょうか。 116 ◯大畑社会教育課長 民俗資料等につきましては、大小にかかわらず点数で数えますと、現在8,600点ぐらいございます。 117 ◯前田委員 全市で8,600点ということですか。 118 ◯大畑社会教育課長 そうです。清水地区・静岡地区合わせてです。 119 ◯前田委員 埋蔵文化財などに比べて、有形の民俗資料というのがちょっとなじみがないんですけれども、どういった価値があるんでしょうか。中身はどんなものなんでしょうか。 120 ◯大畑社会教育課長 価値ということになりますと、文化財保護法の中に、有形文化財等幾つか分類定義されております。その中に民俗文化財、民俗資料ということで定義がされておりまして、その中から、ちょっと読ませていただきますと、「衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗習慣、民俗芸能及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋、その他の物件で、我が国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの」ということで、今の時代では、すべてが民俗資料になっていくというような概念に方向的になっております。 121 ◯前田委員 文化財保護法では、そういった埋蔵文化財やほかのものと同列にそういうものが扱われていて、これから我が市でも保管していかなければならないんですが、今のところは、ある程度集めて置いてあるという状況ですよね。今後のことですけれども、点数的には豊富にないと資料的価値がないということもありますし、分類の方法ですとか展示、活用の場所ですとかはどんなふうに今後検討されていくんですか。 122 ◯大畑社会教育課長 委員さんがおっしゃることもわかります。どんどんふえていくもんですから、そういう意味におきましては、民俗の研究者だとか、民俗に関する研究をしている学芸員等、その方たちの判断、そういう研究団体の方々、その人たちの判断に基づいて資料を集めていく。もしかしたら、文化財に指定していくという方向でいきますので、こういう形で今現在進んでおりますので、将来的には量もふえていきますし、それから、展示の方法につきましては、これから静岡地区・清水地区、両地区を全部台帳を整理いたしまして、特別展というような形でまたやっていきたいというふうに考えております。 123 ◯杉山(俊)委員長 ちょっと待ってください。  陳情の方もあるもんですから、前田委員にお願いしますが、簡潔にお願いします。 124 ◯前田委員 民俗資料のこれから収集管理、展示等が必要になるわけで、それに当たる学芸員ですね。専門家は今、何人おいでですか。 125 ◯杉山(彰)社会教育課参事 静岡市教育委員会におきましては、登呂博物館に1名、社会教育課に1名、2名が民俗資料の専門で担当しております。 126 ◯前田委員 議案第181号の動物園の焼却炉について伺いたいんですけれども、先ほど職員の方が操作しやすいようにということでしたので、運転管理は直営というか、職員の方がなさるんだと思うんですが、そのほか整備とか定期点検のようなことは、委託のような形になるんでしょうか。 127 ◯北原日本平動物園長 点検については、とりあえず1年間は瑕疵担保といいますか保証がございますので、そちらの方で対応。1年経過後は、定期点検ということで委託等の形で対応する予定でございます。 128 ◯前田委員 焼却炉ですから、遺骨と言わないで灰とかでいいと思うんですけれども、そういったものの処理はどうするんでしょうか。 129 ◯北原日本平動物園長 これについては、焼却灰といいますか、産業廃棄物の処理ということで、実際にこれが稼働するのが平成17年度になりますけれども、17年度に予算化をお願いする予定でございます。 130 ◯前田委員 焼却した後の灰だけではなくて、運転管理をしたときに、集じん機にたまっている灰のようなものも全部産業廃棄物として委託ですか。 131 ◯北原日本平動物園長 そのとおりでございます。 132 ◯西ヶ谷委員 時間の関係もありますので、簡潔に全体で3点聞いておきます。  1つは、107ページ、既に給食の委託問題についてはいろいろ質問されておりますが、2つ聞いておきたいというふうに思いますが、幼稚園の給食、清水でもあるわけですが、これは新しい施設なんですが、給食室をつくって外部の業者を参入させるというような方式は新しいことでありますので、我々としては直営でやるべきだという考えがあるわけですが、この辺に決めた考え方、並びにどういう要因でこう定めたのかというようなことが1点です。  それから、いま一つは、先ほど委員会というお話がありまして、聞いておりますと、どういう方式でやるかという選定ではなくて、業者の選定をするというようなことで、業者の給食を試食したり、それから、旅費という話もありますけれども、その選定委員会の活動について、もう少し詳しくお話をしておいていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。その2点です。 133 ◯佐野教育総務課長 民間委託ということでございますけれども、これにつきましては、静岡市の行財政改革推進大綱の基本方針の中で、効率的で生産性の高い行政体制の整備ということがうたわれていまして、そのことをベースにしまして、行政と民間との中で機能的で柔軟な役割分担を図るというふうに期待をされております。この趣旨に沿って、今回民間委託をしております。  それから、先ほどのご質問の答弁ですけれども、委員の皆さんの旅費、それから食糧費、給食等にかかる費用につきましては、委員の皆様に実際に園の方に行って、そこの園の食事を食べていただくと。どういうふうな食事になるのかという、その体験食のお金でございます。 134 ◯西ヶ谷委員 そうなりますと、質問している中ですが、例えば行政改革の方針であれですけど、生産性問題というのは、給食での生産性というのはどういう意味なんですか。僕はそれはイコールで結びつかないというように思うんですが、生産性というのはどういう意味なんですか。子供に温かいいい給食を出すと、生産性というのはどういう意味なんですか。それは経済用語じゃないですか。教えてください。わかりませんから。 135 ◯佐野教育総務課長 給食を開始することにつきましては、園児にとって安全でおいしい給食を提供するということが最大の目的でございます。そのために、学校給食の目的が達成できるように、民間委託それ自体については問題はないというふうに考えております。  それから、今回の委託化につきましては、調理と洗浄という業務を民間委託するわけでございます。したがいまして、先ほど言いました給食の目標、ねらい等の本来の目的そのものについては、十分達成できるというふうに考えています。 136 ◯西ヶ谷委員 それが給食の生産性ということでいきますと、意味不明であります、答弁になっていません。これについても後で述べますので、いま一つは六中の問題なんですが、いわゆる新聞報道されました校長及び教頭の書類送検問題がありましたけれども、業務上過失致死症という形で書類送検をされたということが報道されておりましたが、これをめぐりましていろいろ議論が寄せられております。  今、いわゆる1つの議論としては、命に対して本当に軽く扱われるというような状況が、戦争やテロや児童虐待とかいろいろ犯罪も起きておりますが、そういうようなことから、ある意味で、それに警鐘を鳴らすことをやったんではないかというようなことの意見もありますし、あわせて学校の今までのあり方からいって、現場の先生方からも、これを通していろいろな変化が起こるのではないかというようなお話もされてきているわけでありますが、私も本会議で、二度ほどこの問題では質問させていただいているわけでありますが、教育長さんのコメントが発表されておりました。委員会でありますので、改めて今回のああいう警察の処置に対してどういうふうに受けとめられて、どういう点を特に、改善点ですね、取り組んでいくのかというようなことについて、一言お願いしたいというように思います。 137 ◯佐野教育総務課長 今回の事故につきましては、尊い命が失われたということにつきましては、私たちも大変重く受けとめております。今、私たちがやらなければいけないことは、今後二度とこのような事故が学校現場で起きないということ。これに万全を期すということが一番大事ではないかなと。そのために今、事故後委員会を挙げて各学校の方へ指導等を行っております。  それから、職員についても、いろいろな指導について、学校の中でいろいろな責任が伴ってくるという部分では、職員の方にもいろいろな認識が深まってきていると。ただ、事故を恐れていてはいろいろな指導ができませんので、安全に配慮しつつ、子供の指導には全力で当たっていただきたいというふうに、各学校の方には指導をしております。 138 ◯西ヶ谷委員 新しい教育長はある意味で御苦労をされてきているもんですから、引き継いで、そういう点でどうでしょうか。(「進行してください」)質問しているんです、質問。 139 ◯杉山(俊)委員長 いいですね。ほかに質問・意見・要望がないようですので、これより討論……。 140 ◯佐野教育総務課長 すみません。ちょっと補足させてください。すぐ終りますので。  先ほど馬居委員さんの質問の中で、安東幼保園の長時間保育、短時間保育の給食費の質問がございました。私の方から、これはどちらも同じですというお答えをしましたけれども、これはこれで構わないんですけれども、少し徴収方法が違いますので、そこだけちょっと説明させてください。  短時間保育につきましては、給食は改めて始まるわけですから、主食・副食すべて徴収します。それから、長時間保育につきましては、副食代につきましては保育料の方に含まれておりますので、主食代のみ徴収という形になります。徴収方法が変わりますので、そこだけちょっと補足させてください。 141 ◯杉山(俊)委員長 ここで皆さんにお願いしておきますけれども、午後の請願と陳情の趣旨説明の関係がありますので、どうしても午前中に給食の陳情審査まで終了したいと思いますので、12時を回ると思いますけれども、その辺の御協力をお願いします。  では、ほかに質問・意見・要望がないようですので、これより討論を行います。  討論の発言の前に、どの議案に対するものか、議案番号を述べてから発言をお願いします。  それでは、討論ありませんか。 142 ◯前田委員 議案第157号の補正予算について、この中に幾つか問題点があると思っております。  まず、民俗資料の収集、保管、展示についてですが、これまで受け入れたものを保管するということで、もう少し展示場所や今後市民に還元するために、学校教育はもちろんのこと社会教育の施設ですし、さらにもっと言えば、観光資源にもなるような有効な活用の仕方を検討して、市民にその文化財を還元していただきたい。そのためには、今回のとりあえずプレハブに移転して、そこに集めるということではなくて、継続的に収集、整理に当たる専門知識を持った人材をきちんと確保していくことが必要であろうと思います。  また、南部公民館の解体については、合併以前のことなので、取得の妥当性や他施設等の使用状況についての調査の内容については、この時点では、今の時点では議論することはできませんけれども、現在、この機会には経費がかかっても、法にのっとって最大限の安全確保をして解体していただきたい。さらに、これを教訓にして、公共建築物のアスベスト使用のものについては、いろいろな検討の材料が得られたのではないかというふうに受け取っていただきたいと思います。  それから、安東幼保園については、期待と不安が入り乱れている中で、来年のオープンがいろいろな問題もはらんでおりますけれども、関係の皆さんが努力してくださっているということですので、しばらく見守りたいと思っております。  それ以外は、政令市への移行経費となるスポーツ施設予約システム、区役所の端末設置経費と図書館の利用者住所データ修正経費は、これも政令市移行経費となりますので、政令指定都市に反対する我が会派としては、この495万2,000円が含まれる補正予算には賛成できません。  議案第181号については賛成します。 143 ◯西ヶ谷委員 一般会計の107ページの幼児教育推進事業費関係で37万6,000円、それから、債務負担行為2,500万、これは先ほど聞いたわけですけれども、幼稚園と保育所の本当に小さい人たちの給食問題ですね。そういう問題は、行革審の方針で説明もつかない理由で委託化していくというようなことについては、私は教育委員会として、とってはならない措置だというように考えるわけです。  ですから、本当にやるというならば、それなりの理念を述べるべきであって、それも語ることができないような理由で委託化を推進していくというようことについては、反対をしておきます。 144 ◯杉山(欣)委員 自民党を代表しまして、賛成します。しかし、きょうの委員会の答弁者の答弁がちょっとだらしなさ過ぎる。もうちょっと勉強して納得いくような答弁ができるように、ぜひよろしくお願いします。 145 ◯村越委員 自民党静清会はすべての議案に賛成いたします。 146 ◯杉山(俊)委員長 ほかに討論はないようですので、これより採決します。  議案第157号平成16年度静岡市一般会計補正予算(第5号)所管分について、これに賛成の方の挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 147 ◯杉山(俊)委員長 賛成者多数ですので、本件は原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第181号動物用焼却炉の購入については、これに賛成の方の挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 148 ◯杉山(俊)委員長 賛成者全員ですので、本件は原案のとおり可決することに決しました。  以上で議案の審査を終了します。  陳情審査に関係のない説明員は退席して結構です。      ────────────────────────────── 149 ◯杉山(俊)委員長 それでは、安全・安心・新鮮な学校給食を求める陳情についての審査に入ります。  同陳情については、お手元の陳情文書表のとおりです。冒頭に申し上げましたとおり、陳情提出者より趣旨説明の希望があります。  それでは、陳情者は前へどうぞ。 150 ◯山口陳情者 前回に引き続いて、再度発言させていただくことに本当に感謝しております。ありがとうございます。  前回、学校給食課長の御説明から、阪神・淡路大震災発生から、給食機能回復が大体一部が3月で、全部回復したのが4月という、これは電話による聴取ということで御説明を受けました。  私どもは、現地へ出向きまして調査をいたしました。その結果、これは西宮市の調査ですけれども、簡易給食が再開できたのは2月の中旬、完全給食再開ができたのが3月6日です。これは市内36校全校でありました。これは給食でありますが、実際、非常事態の災害時に、避難場所である学校の体育館に、地域の住民たちが避難に集まります。その学校で温かいものが食べられることが本当に大切ではないでしょうか。  確かに、ライフラインの破壊によって水道、電気、ガスの使用は不可能でありましたけれども、学校に調理室があって、道具があり、調理員の職員がいることで、どんなに災害復興のために重要であったかということが本当にわかりました。大きいかまを使用し、中心になって焚き出しに力を発揮されたのが調理員の職員でした。これは資料などに全部書かれております。
     そして、ただ、給食センターでは、道路の事情で発送が不可になったりする場合も考えられますので、地域にある小学校で、小単位による配慮ができるということは本当に重要だと思います。今ある調理場をなくすのではなくて、災害時に対応できるよう、プロパンガスや水道、電気などの研究とか開発をしていただいて、調理場を一層充実させることが必要だと思います。  もう一つは、学校給食課の御説明で、自校方式の場合は、技術の格差が指摘されましたように思います。これは調理員の交流とか異動などで、技術の向上は十分可能でありますので、そういったことには疑問に思います。大量生産でなく、小単位で細かな配慮ができる自校方式をぜひ存続させていただきたいと思います。  この間、私たちは多くの小学校のPTAとか、保護者の方に署名のお願いをしてまいりました。現在小学校の子供さんをお持ちのお父さん、お母さん方の声では、そのお父さん、お母さん方が清水の学校でつくった給食をずっと食べて育ってきたと。とてもおいしくて、授業はきらいだったが、給食だけは食べたくて学校に通った。絶対に学校の給食場をなくしてほしくない、頑張ってほしいという激励をいただいております。  きょうも署名が、前回は3万6,000幾らでしたかが、今回は7,000幾ら。きょうも雨の中171筆を保護者の方が駆けつけて手渡してくれました。本当にお父さん、お母さん方の願いがこもっておりますので、何とぞ今回の直営自校方式を存続させるように、採択していただきたくよろしくお願いいたします。 151 ◯杉山(俊)委員長 ただいまの趣旨説明について、質問等がありましたらどうぞ。 152 ◯柴田委員 1つお聞きしますけれども、今の御説明だと、こっちで前回答弁されたのに対して、現地へ行って調べたら違うと、そういうお話でしたけれども、何か今のお話ですと、1校や2校じゃなくて全市の統計を調べてきたと、こういうことでしたね 153 ◯山口陳情者 私どもは、西宮って結構災害のきついところへ行ってまいりまして、小学校と図書館、それから市役所の方へ行きまして聞きました。今言ったように、給食そのものが回復したことと、一部回復と全部回復したことと、それから、実際現場で焚き出し、地域の住民は焚き出しというふうに、中身を変えて報告させてもらっています。  この間の学校給食課の御答弁といいますと、給食が回復したのは3月、4月というふうなことだけのお話だったように思います。実際の現場の散乱した中でどういった役割があったかということを調べて報告させていただきました。実際は、おかまを使ったり、調理場は本当にこんなにぐじゃぐじゃになったんだけど、かまを使ったり、調理員が外へ出して、一緒になって、中心になって、復興のために頑張ってこられたと。本当に手が必要なんですよ、おにぎりをつくるのに。そういった場合に、調理員の職員の方が中心になって、PTAや保護者の方へ呼びかけたりいろいろな活動をされて、1人、2人、10人、20人というふうに保護者の方が集まって、毎日2,000食おにぎりを握ったというふうな報告も聞いております。  だから本当に、現地に行くと、西宮だけじゃなくて、もっとほかに調べれば、さまざまな結果が得られたと思うんですけれども、そういった意味では、小単位のある調理場をなくす、これからつくるんじゃなくて、実際あるものを本当に生かしてもらいたいなというのが、気持ちです。 154 ◯柴田委員 前回の当局側の答弁されたのに対して、あなた方が今度調べたら違ったと。相違があるということですね。(「はい」)結構です。 155 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問等ないようですので、これにて質疑を終了します。  陳情提出者は傍聴席にお戻りください。 156 ◯杉山(俊)委員長 では、当局より、この陳情について、前回よりの状況の変更等追加の説明がありましたらお願いします。 157 ◯斎藤学校給食課長 今、陳情者の方から西宮のお話が出ましたので、私の持っております資料の関係で言わせていただきますと、確かに二、三の学校で、震災のあった日、17日に焚き出しをやったというような記録がございます。それも17日に、震災直後、ガスがまだ通じていたというようなことでありまして、高架水槽にも、水道はとまっておりましたけれども、それまでにためてあった水があったと。それを使ったというようなことが書いてございます。  それで実際に、ボランティアの周りの住民の方とか、調理員の方で焚き出しをやったということは書いてございますけれども、それを見ますと、一部では17日の8時ごろ、それから一部では22日ごろにガスがとまって、それ以降は、給食室で焚き出しはできなかったというようなことが書いてございます。それ以降は、校庭にドラム缶とかブロックですか、それでかまどをつくって、いろいろななべ、かまを持ち寄って、廃材を使って焚き出しをしたというようなことが書いてございまして、給食室が焚き出し施設として、1週間なり、2週間なり使えたというような状況にはないようでございます。  それで、この中で言われておりますのは、プロパンガス、これにつきましては、一部プロパンを使っているところがございまして、これについては、JAの職員の方にプロパンガスの管を直していただいて使ったと。これはプロパンガスが供給できる間中は焚き出しができたということで、プロパンガスがかなり有効であったというようことが書いてございます。  それで、私がこの間言わせていただきましたのは、ライフラインが崩壊するというのを前提で、今の防災計画というのがございますので、その関係で言わせていただいたことでありまして、本会議で部長の方から答弁をさせていただいたと思いますけれども、静岡地区につきましては、防災計画の中でセンターが焚き出し施設に指定されております。そのために、各センターにまきで炊くかまを7基用意してございまして、それで毎年夏休みに、防災訓練として焚き出しの訓練をしております。しかし、清水地区につきましては、焚き出し施設として防災計画の中に位置づけられておりませんので、今後、先ほどの焚き出し施設をということでしたら、防災計画全体の中で再度考えるような問題ではないかというふうに考えます。  それから、調理員につきまして、異動等でやれば能力が上がるということだったんですが、調理員の方が、例えば異動した場合でも、施設によってやり方が違います。また、その中でやっていることにつきまして、新しい方、この方については素人ということで、4月、5月につきましては、非常に大変であるというようなことは各学校からも言われておりまして、実際に研修等をやってから要は配置をしてもらいたいというようなことを言われております。それにつきましては、うちの方で、来年になりますけれども、研修等をやって、ある程度の知識を得た方といいますか、そういう方を配置したいなとは思いますけれども、なかなか難しい。要は4人、5人でやることですので、1人あまりよく知らない方が来ると非常に負担がかかるというようなことでございます。  それから、大量調理ということを言われましたけれども、これはセンターでも自校でも大量調理には変わりございません。家でつくる10食とかそういうものではございませんので、500食、600食を学校でもつくりますので、大量調理ということについては何ら変わらないと考えております。 158 ◯杉山(俊)委員長 ただいまの説明について、質問がありましたらどうぞ。 159 ◯前田委員 今の当局の方の説明では、防災の問題と職員研修の問題と、あと程度の差はあれ焚き出し用品などで、いろいろそういう配慮をしているということの説明があったんですけれども、私も前回は採択に賛成しておりますので、考え方としては、今回の陳情者の趣旨については一応理解をしているつもりではありますけれども、陳情者の方が、何とか守りたいと言った清水地区の学校給食の調理場の現状が、6月に出された資料によりますと、狭隘で老朽化していて大変問題点が多いということでしたので、今の問題点の多いままで存続しても、何の意味もないと私の方は考えておりまして、6月から3カ月間の間にどのような対応がなされたのか、保健所からの指摘についての対応をお聞きしないと、この採択を、私もう一回採択できるかどうかなという思いがしますので、ぜひ説明をお願いします。 160 ◯斎藤学校給食課長 今の施設が古いということで、修繕費として備品等に1,000万円ぐらいいただいております。これは旧清水市の3倍ぐらいの予算になりますけども、今のまま存続ということになりますと、かなり修繕、それと古いのもございまして、果たして修繕に耐えられるかどうか、そういう問題もございます。  それで、前から申しますように、来年度どのように整備するかを、あらゆる可能性を含めて検討させていただきたいと。それで、総合計画の中に盛り込んでいきたいということでお願いをしたいと思っております。 161 ◯前田委員 そうしますと、1個、1個細かく、1つの学校ごとに指導事項があって、その中の衛生管理だとか、あと具体的じゃない改善、改築を検討することみたいな内容なんかは、何をどうするかもまだ決まっていない状況で、つまりこれはほとんど手つかずということですか。それとも1,000万円は何に使っていますか。 162 ◯斎藤学校給食課長 経費につきましては、まず、水漏れ等がございましたボイラーを3基かえさせていただきました。それから、今後また予算の残を見まして、かまとかそういうものをかえていきたいとは思っております。それから、とりあえずことしにつきましては、修繕料というのは施設修繕ですね。これは本来は教育施設課の方の予算になりますので、それにつきましては、ことしはっきり言って手がつかない状態でありまして、来年度、教育施設課と打ち合わせをして、来年度の予算で、保健所から指摘されたものについては、できることをやらせていただきたいと思っております。  ただ、床とか何かいろいろ指摘されておりますけれども、それについては金額的にかなりの金額になりますので、どのくらいのものができるか、はっきり言って、教育施設課とのこれからの協議でやらせていただきたいと考えております。 163 ◯前田委員 よくわかりました。それでは、「天井のビスの緩み・脱落に注意すること」というような項目が、かなりの学校に指摘されているんですけれども、このような、ある程度は現場の注意で対応できるようなものについては、例えば係を決めて、何日おきに点検しなさいよというような指導はなさったんですか。 164 ◯斎藤学校給食課長 前にも一度お話させていただいたと思いますけれども、清水の方につきましては、うちの方のセンターに技術者がおりますので、それを4ブロックに分けまして、年度当初回らせていただいて、どこが悪いかというのをチェックしていただいて、できるところからやっております。それからあと、網戸とかそういうものにつきましては、学校に配当してあります予算、その中でできるもの、あと校務員の方がやっていただけるもの、それについては校務員の方に頼んでいただきたいと。それで、学校で発注できるものは発注をしていただきたいということで、校長さんの方にはお願いをしてございます。 165 ◯前田委員 わかりました。どのような整備をするのかは、根本的な考え方、方針をとにかく立てないことには、小手先ではどうしようもないぐらいひどいということがよくわかったんですが、どのように整備するかを総合計画に入れるとなりますと、もう時間がないわけで、一元化というような問題もありますし、給食センター運営協議会というのがありますけれども、全市的な運営協議会はないわけですし、きょうのように陳情者の方々の御意見を反映させるような機関はできないわけで、この間何度かお聞きしたところによると、運協があるので、それ以外の給食にかかわる協議会、委員会等は考えられないということでしたけれども、それは今も変わらないんでしょうか。 166 ◯斎藤学校給食課長 まず、来年度検討委員会を設けたいというのは、そこで整備方針を出していただきまして、これについては、センター方式も単独方式も、それから委託方式もございますので、全国的なところで調査をさせていただいたのを資料としてお出しします。その中で、どういうふうな整備をしたらいいかという結論をいただきまして、それを総合計画のローリングの中で、はっきり言ってことしは間に合いませんでしたので、ローリングの中に入れていきたいと。そうしますと、来年以降入れたとしても、4年、5年先の話になりますけれども、そうしませんと、改修費とかそういう予算がつかないもんですから、そういう形でやらせていただきたいと考えております。  それから、センター運協以外の委員会ということなんですが、これはいろいろ法規の方とも話したんですが、センター運営委員会というのは、センターのことを考えるところで、その上にもう一つ学校給食全体を考えるというのが、屋上屋といいますか、どんなもんかというようなことを投げかけられまして、それについてはまた今後、ほかの市町村の調査をいたしまして、検討させていただきたいと考えております。 167 ◯杉山(欣)委員 僕は基本的に約束というのは守ってほしいな。すべてのことに対して、約束が破られようとしている。旧清水市が決めたこと、例えば清商の問題にしてもそう、あるいは袖師の公民館なんかも来年は建てかえるはずなんですよ。60年も70年もたっている。旧袖師町役場をいまだに使っているんですからね。昭和30年前後に建ったもんでしょう。それで、来年は建て替えの予定が全然だめになっちゃっている。すべて旧清水市の約束事が破られようとしている。給食問題だけじゃない。学校給食課長は、これを僕らに否決してくださいというふうに、基本的に言っているような人なんだから、そういう人が満足な答弁をするわけがない。だから、学校給食課長の意見なんて僕らは聞く気はないけれども、旧清水市の約束事が金、金ということで、すべてが破られようとしているのは、我々旧清水市の議員としては納得できない。それだけははっきり言っておきます。 168 ◯風間委員 杉山委員のそういう話もありますけれども、僕は個人的には、ここまで放置してきてしまったということの責任も、また清水側にもあると思うんですよ。今回話を聞きますと、施設がしっかりしているんであるならば、今後ずっと耐えられるものであるならば、自校方式ということもあるんだろうけれども、余りにも劣悪狭隘な中において、安全な食の提供ができるかできないか。その点について検討委員会を開いて、すべてを上げた段階において、その費用とそれから全体的な教育費の中におけるウエート、それを検討していきたいという話だと思うんで、これは、そのデータが出るまで待って判断をするということがやはり必要ではないか。直営学校方式、それがセンター方式でもいいという利点は、私自身も十分理解をしているつもりであるし、また学校当局も、それについては十分御配慮いただけるというふうな形と私は考えておりますので、私個人としてはこれは継続で、データが出るまで、早急に検討しなきゃいけないかと思うんですけれども、そんなふうに考えています。 169 ◯西ヶ谷委員 時間の関係もありますので簡潔に聞きたいんですが、学校給食課長にちょっと確認をしておきたいんですが、いいですか。前回、自校方式をやめるとか、そういう話をしているわけではないと。自校方式も含めて検討するというような御答弁をされていたと思うんですが、今は自校方式あり、センター方式あり、それから、外部委託の弁当方式があるという3つの方式があって、どうするかという当然議論だというふうに思うんですが、この答弁は、こういう精神でいくという点で、責任を持って確認しておいていいですね。ころころ変わる場合があるから。 170 ◯斎藤学校給食課長 前に答弁しましたとおり、来年度あらゆる方式を含めまして、全国的な状態を調査した状況、そういうものを検討委員会の方に出しまして検討させていただきたいと。それで、検討委員会の方には清水の小学校、中学校のPTAの方の代表に出ていただいて、PTAの方へまた持ち帰っていただくと、そういうようなことを考えておりますので、一方的にこの方式とか、そういうことはうちの方ではやるつもりはございません。今まで言ったとおり、あらゆる方式を含めて検討をしていただきたいと考えております。 171 ◯西ヶ谷委員 一方的にやるつもりはないと、こういう話ですからそういうことでやってください。それで部長も、いわゆる進めるに当たって、十二分に皆さんの意見、皆さんというのは市民及び学校関係者だというふうに思うんですが、聞いていくという点で、最近給食に関するアンケート活動をやられているようですが、その目的と、いつまでぐらいに集約をして、どう生かしていくのか、その辺をちょっと説明してくれますか。 172 ◯斎藤学校給食課長 アンケートは、中学校の方の今のお弁当方式のアンケートをさせていただいております。これにつきましては、校外調理方式を採用しまして3年半ぐらいたっておりまして、普通委託の場合は、大体3年か4年ぐらいで、どういうものかというのは、調査検討というようなことはいつもやっておりまして、その一環でやっておりますけれども、来年度は答弁の中でも、検討委員会の中で、小学校だけではなく中学校も含めて再度検討したいということも考えておりますので、その一環でアンケートをさせていただいたということでございます。  それで、これは9月末に一応期限を切ってやっておりますので、今集計をしている段階で、まだ回答は出ておりませんけれども、10月いっぱいくらいには出るかと思います。 173 ◯西ヶ谷委員 また出たら、ぜひ委員の人たちに資料提供をしていただきたいというように思うんですが、もう1点確認しておきたいのは、今教育基本計画をつくって、実施計画も検討されるだろうというふうに思うんですが、市全体の総合計画に反映させていくというような取り組みがされているわけでありますけれども、その教育の基本計画は、いろいろな計画になると思うんですが、その中の大きな柱にいわゆる給食問題で、先ほど課長が答弁したような内容で柱として入れていくというように考えていらっしゃるんですか。 174 ◯斎藤学校給食課長 教育基本法の中では、食育については(「基本法じゃなくて基本計画」)基本計画ですか、それを受けてやるもんですから、食育についてはございますけれども、提供方式については別に規定がございませんので、入っていないように思います。 175 ◯佐野教育総務課長 ただいまの委員さんの質問で、うちの課の方で所管して、策定しております教育基本構想のことを言われているのかなというふうに、ちょっと思うんですけれども、私たちのつくっている基本構想の中では、学校給食云々ということは取り上げておりません。 176 ◯西ヶ谷委員 構想の中には取り入れていないというようなことで、教育委員会としては、計画及び実施計画まで持つんですか。その中の一環として、給食の施設問題での検討をしていくというふうに理解しておいていいわけ。時期的な問題があるから。特にはない。検討委員会。全く別にやるんですか。 177 ◯望月教育部長 ただいまの西ヶ谷委員さんの御質問でございますが、まず、教育基本構想、これにつきましては、静岡市が政令市に向かって、21世紀に向かって政令市になるというような中で、向こう5年間耐えられる教育基本構想をつくりましょうということで、こちらについてはどちらかというとソフトの面でございます。  それで、もう一つは、総合計画、現在企画調整課を中心に取りまとめ策定をしているという中で、こちらについては個々のソフトもございますけれども、ハードを含めていろいろな計画を立てていこうと。そういう中で、先ほど学校給食課長が申し上げたのは、その総合計画の中には、今回のこの小学校の改築計画は盛り込めないけれども、それはローリングの中で、速やかにやっていきたいということでお話をさせていただいたところです。 178 ◯西ヶ谷委員 全く別に検討委員会をつくってやっていくというようなことの理解でいいわけですね。わかりました。  最後に、先ほど杉山委員が言いましたけれども、私たちも全く同じ気持ちで、この前もお話させていただいたわけですが、相当議論をしてきまして、当局の方も、「小学校給食は自校方式で守るんだ」というように言い切ってきていますので、同時に父兄もそういうことで理解をしていますから、そういう点では、ぜひ生かして検討していっていただきたいというように、これはお願いしておきます。 179 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問等もないようですので、これにて質疑を終了します。  それでは、本陳情はいかが取り計らいましょうか。 180 ◯前田委員 前回も、市民自治福祉クラブとしては採択ということでお願いしたんですけれども、本当は陳情項目5つそろって、あらゆる方面にバランスがとれていると思いましたので、一括ということで採択されなかったのは大変残念ですけれども、せめて2項目めの清水地区でこれまで行われてきた学校給食の精神というものを存続していただいて、その点に改善すべき点が多々ありますし、それが完成するのが4、5年先ということでは、卒業してしまう子もいっぱいいて、何か事故があったら大変ですので、教育の一環としてきちんとしたものを提供できるような自校給食を実現していただきたいし、清水地区・静岡地区、それから、将来合併が予想される地区の皆さんとも協議をして、いい学校給食にしていただきたいなと思いますので、採択。 181 ◯水野委員 この清水の自校方式堅持については、やはり背景がありまして、かつて中学校で外部委託弁当に切りかえるときに、いろいろな議論をした結果委託に踏み切ったと。そして、その裏で小学校の自校方式は大丈夫かという論議が大分長い時間をかけて行われました。  その際に、当局も小学校の自校方式は堅持すると。確実にずっと言い切ってあって、そして、先ほども杉山委員が言われたように、合併協定書の中に、この小学校の自校方式は当面の間堅持するというふうに、約束事としてしっかり明記されているという意味から、やはりこれはそのまま尊重して、この約束を守っていただいて継続していただきたい。そういった中で課題もあると思います。  私自身も、この小学校の給食室を何回も見ていますけれども、残念ながら老朽化している点、そして、それにO157等の衛生面というのはやはり問題があると思いますが、しかしながら、教育部長にも、現場の人たちの本当の生の声を先般聞いていただきまして、そういう中でも調理員の方々が非常に衛生面、安心・安全な給食を提供するために、本当に神経過敏になるぐらい神経を使いながら努力されているというようなことで、現場で非常に頑張っているというような意味からも、財政事情もいろいろあると思いますが、行政のできる範囲で給食室の補修をぜひとも頑張って努力してやっていただきたいというふうに思います。 182 ◯村越委員 自民党静清会です。いわゆる健康と教育マナーということで基本法で読むと、給食制度を取り入れて終戦後きているわけですけれども、今、部長がおっしゃったように、今回のセンター制か自校制かというについては、まだ今、総合計画の中で、それから清水方式、こちらのPTAか何かがいいと言っている。静岡の方は早くからセンター方式に切り替えているので、ここらを当分の間、僕らは1市2制度で、すぐにどっちかにしなきゃならないというような今の考え、あるいは陳情者のいろいろな趣旨を聞きますと、自校方式がいいというのなら、そういうことを勘案しまして、まだ当分の間、これは結論が出るものじゃないなと、そういうふうに考えます。そういうことで継続ということでお願いしたいと思います。 183 ◯石津委員 陳情趣旨にも、今回は直営・学校内給食方式を継続するという1点に絞ってやられております。いろいろお約束だとか云々だの話が出ていますけれども、先ほど風間委員が言われたように、結局、自校方式を安心で安全で衛生面も含めて、そういう施設がちゃんとそろっていると、陳情趣旨の部分は十分できるから、それはそれとして非常にいいことだと思うんですよ。  ただし、皆さんも今の意見の中でも言われていますように、いろいろな問題点をはらんでいて、この部分の問題点を抱えたまんまだと、こういうことの一番根底の子供の健康、安全、衛生の部分が損なわれるようだと、それこそ文化としての給食だとか、教育としての給食というのがそこのところまで至らないと困る。そういう意味では、今まであった部分をすぐ取っ払っちゃって、センター方式にしようだとかということも、それも経費がかかる問題だし、そういう意味では、今、総合計画あるいは今回陳情された方も含めて、給食はどうあるべきかという部門を、設備もソフトも含めて計画していく中で、今後決めていけばいい。極端な話をすれば、政令市になって3区になるんだから、区によって学校給食も違ってもいいんじゃないかと。それはできるかどうかは別個にして、そういうことだって考えればいいと思うんです。そういう意味では、今回の部分については僕は継続して、このものについてはまだ検討していかなければならないなというふうに思います。 184 ◯風間委員 先ほどもちょっと言わせていただきましたけれども、基本的には自校方式がいいということは、多分父兄もPTAもあるいは当局者も御理解されていると思うんですけれども、それを存続していく上においては、クリアしなきゃならない問題も多々あるということで、問題提起という形で上がっていると。その全容がはっきりしなければ決断できる問題ではないと思うんで、当局の方になるべく速やかに資料の提供をいただいて、それを議会の方で精査をして方向性を決めていくと。ただ、意向としては直営自校方式、これをやっていく方針であることは間違いないということで、とりあえず継続という形です。 185 ◯西ヶ谷委員 同じですけれども、結局、先ほどから清水の経過という問題がありまして、議会も当局も父兄もある意味で一致して、小学校の自校方式にある給食を維持していくということで進んできている経緯があるわけですね。ですから、先ほど給食課長に確認させてもらったんですけども、そういうようなことでの合意を特に守って、今後清水のあり方を検討する場合は。  そういう点では、委員の皆さん方にも御理解いただいて、本来ここで採択していただくというようなことは、この経緯から言っても筋だというふうに本来は思うんですが、今出されている状況からいくと、もっと協議をする必要があるというような点も事実でありますので、そういう点では継続して審査をするというようなことでぜひお願いしておきたいというふうに思うんですけど。 186 ◯馬居委員 私も全く同じです。清水地域の方の給食に対する思いというのは本当に、2回の陳情の御説明を聞かせていただいてよくわかりました。そういう意味で、自校方式のよさというか、そういうものもかなり理解はできたつもりでおりますけれども、現実問題、先ほどから言われているような問題が多々あるということで、今回はやっぱり継続にしておくのか一番いいんじゃないかなというふうに思います。 187 ◯杉山(俊)委員長 それでは、継続審査という意見がたくさんありましたけれども、そういう声がありますので、まず、継続審査から伺います。  本陳情を継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 188 ◯杉山(俊)委員長 賛成者多数ですので、本件は継続審査といたします。  以上で午前の部を終了します。午後の再開は1時半からといたします。                 午後0時43分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時30分再開 189 ◯杉山(俊)委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開します。  それでは、午後は請願、陳情をあわせて3件の審査を行います。  午前の部の冒頭に申し上げたとおり、3件とも趣旨説明の希望があります。審査は順次行いますが、審議の時間がはっきりしないため、請願者、陳情者の待ち時間に配慮して、趣旨説明のみ先に一括して行うこととします。      ────────────────────────────── 190 ◯杉山(俊)委員長 先に、請願の紹介議員を代表して、伊東稔浩議員より趣旨説明があります。 191 ◯伊東請願紹介議員 それでは、貴重なお時間をいただきまして、美和地区の総合整備計画促進についての請願のうち、当健康文化教育委員会に付託されました安倍口団地の再開発と総合施設の建設について、自民党・市民会議そして静清会の紹介議員を代表して、説明をさせていただきます。  この趣旨でございますけれども、請願書に書いてありますとおり、美和地区は、昭和30年に静岡市と合併して以来発展を続けてまいりましたが、特に昭和40年代に入り、県や市により県下最大級の公営住宅団地が建設され、さらに、一定規模の住宅団地も続々と進出し、静岡市の一大住宅地域となっているわけでございます。  しかしながら、市街化調整区域であることから、人口の多い割には都市的な基盤支援が進まず、農業的土地利用と都市的な土地利用とが潜在化し、さまざまな問題も提起されているところであります。  今後、第2東名の建設も進捗し、仮設橋としての道路も開通されると、この地域はまた一大変化の波に洗われることとなります。  市当局においては、このような実態も踏まえて、これまでも土地区画整理事業の実施の模索を進め基盤整備を図ろうとしてきました。また、道水路の整備、西ヶ谷清掃工場や西ヶ谷総合運動場の整備などさまざまな投資を行ってまいりました。さらに平成14年度からは、市営安倍口団地のリフレッシュ事業に着手されております。しかしながら、市民の利便に供するような文化や福祉の施設は余りないと言っても過言ではありません。  このような状況をかんがみて、市営安倍口団地のリフレッシュ事業と軸を1つにして、地域住民の生活利便のため、文化、福祉、教育といった、サービス等の拠点となり得る総合的施設の建設を強く要望するというのが本請願の趣旨であります。  何とぞよろしく御審議いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 192 ◯杉山(俊)委員長 今の趣旨説明について、質問等がありましたらどうぞ。  ありませんか。           〔「ありません」〕 193 ◯杉山(俊)委員長 質問等ないようですので、これにて質疑を終了します。  それでは、伊東議員ありがとうございました。      ────────────────────────────── 194 ◯杉山(俊)委員長 では、続けて趣旨説明を行います。  静岡朝鮮初中級学校屋上及び外壁工事の補助金に関する陳情の陳情提出者より趣旨説明を行います。 195 ◯李陳情者 静岡朝鮮初中級学校の校長の李英三と申します。  まず最初に、資料の配付を委員長から許可をいただきたいのですが。 196 ◯杉山(俊)委員長 皆さんにお諮りします。  資料の配付を要望されておりますが、これを許可してよろしいでしょうか。           〔「異議なし」〕 197 ◯杉山(俊)委員長 では、配付してください。           〔資料配付〕 198 ◯杉山(俊)委員長 では始めてください。 199 ◯李陳情者 それでは、趣旨説明をさせていただきます。  本校は、昭和39年、西暦1964年4月1日の開校以来、静岡市中島の地におきまして、在日朝鮮・韓国人子弟のための民族教育として、地域住民との国際交流に努力してまいりました。  創立後40年という年月の間、本校では一貫して日朝友好・日韓友好の推移とともに、互いに違いを認め、個性を尊重し合うという多文化共生社会の実現を目指して努力してまいりました。  創立以来722名に上る卒業者たちは、日本と韓国・朝鮮、両国の文化を所有し、ハングルと日本語を自在に操る人材として、日本の社会でも大きく貢献しております。  また、本校を訪れる市民の方々の数は毎年数百人に上り、本校の生徒たちも毎年町内の各種祭りや敬老会等に出演し、静岡の地での国際交流に少しずつではありますが、貢献してきたものと自負しております。
     本校が創立時には木造であった校舎を鉄筋コンクリートで新築し、講堂を設けたのが今から37年前の昭和42年になります。その間幾度か補修、改築工事を行いましたが、近年校舎と講堂の雨漏り、外壁の落剥等、児童・生徒の安全を脅かすような危険個所が指摘され、緊急に屋上と外壁の補修工事を行う必要性に迫られました。  これが添付資料の1番の写真です。校舎のひさし部分に亀裂が入っておりまして、また、大事な柱の中の鉄筋が露出しておりましてさびております。こういう危険な箇所を一刻も早く修理しないと、児童や生徒の身に危険を及ぼすおそれがあるということで、工事の必要が迫られました。  専門業者の見積もりによりますと、屋上雨漏り工事120万円、校舎と講堂の外壁工事に1,417万5,000円の費用が必要となります。しかし、周知のように、本校は学校教育法上の1条校に当たりません。国家からの援助も受けることはできません。公立校はもとより、私立校並みの補助も受けることになっておりません。  ところが、昨今の経済事情により、零細企業や小さな商店を自営している同胞や父兄からの寄附のみでは、この1,537万5,000円という全額を賄うことはままなりません。  見積もりの資料は資料2にございまして、飛ばしますが、資料3になりますと、本校の決算及び予算案がございます。多分日本の学校ではあり得ないと思うんですけれども、父兄の寄附の負担率は昨年度が75.9%、今年度の予算では84.1%に上ります。生徒数が減少しておりまして、とても生徒たちからの月謝だけでは賄えませんので、ほとんど学校の予算は、父兄たちまたは卒業生、または同胞たちからの寄附によって賄われておりますが、84.1%にもなりますと、正常な学園経営が難しいというのが実情です。  既に、全国の各都道府県及び政令指定都市や市におきましては、生徒の安全確保という視点から、1条校ではありませんが、朝鮮学校の補修工事に対する臨時的な補助が認められた事例や前例も少なくございません。これが資料の4になります。  一例を申し上げますと、神奈川県の川崎市では、体育館建設補助金として2億6,000万円の半額1億3,000万円ほど出ております。また、同じ川崎市では、学校の周りのブロック塀及び運動場整備補助金として4,230万円が支出されております。  政令市ではありませんが、奈良県奈良市でも学校改築のための補助金として2,000万円と1,000万円、ほかに東京の板橋区、豊島区、北区、練馬区でも改築補助が出ております。  また、本校は、東海大地震の際の津波被害予想地にございます。場所は国道150号線にございまして、南安倍川橋のすぐ東にございます。平成11年1月12日に、静岡市の防災本部、静岡防災課により避難所に指定されました。その旨の覚書も交わされております。これが最後の添付資料5です。  災害時には本校を開放し、地域の住民の安全を確保するための場所としても、今回の工事は公的な意義のあるものと確信いたします。児童生徒たちの安全を守り、東海地震での被害を軽減し、本校の建物が地域住民たちの避難所として機能を果たすべく、本校の校舎及び講堂の外壁補修工事費用に対する臨時補助金の支給をここに要望する次第でございます。  どうぞよろしく御高配を賜りたく、ここに強く要請いたします。 200 ◯杉山(俊)委員長 ただいまの趣旨説明について、質問等がありましたらどうぞ。 201 ◯前田委員 説明、ありがとうございます。資料の4で、他自治体の補助金についての資料をいただいたんですけれども、川崎市のところで50%補助ということですけれども、他市では補助率は大体(「大体半額ということになります」)板橋、豊島、北、練馬の東京の各区は1,100万円ということですから、大体2,000万円ぐらいの(「そうです」)わかりました。 202 ◯風間委員 全国の朝鮮学校というのは何校ぐらい。 203 ◯李陳情者 全国では57校ございます。 204 ◯石津委員 いただいた資料の中の実際、補助金の臨時補助の部分は記載されていますけれども、通常このほかに、私学補助的なもので各自治体にはあると思うんですけども、この臨時補助のある自治体については、通常の私学補助ではどのぐらいの形でやられているんでしょうか。 205 ◯李陳情者 通常の補助は静岡市からいただいております。資料の3にあるんですが、昨年度は静岡市からは50万9,440円いただいております。県の方からも私学援助として315万1,000円、これは私学援助というよりは、外国人学校の教材・教具援助費補助費という名目です。これは自治体で違うんですが、大体私立の学校の10分の1程度です。公立に比べると、それが20分の1ぐらいになります。 206 ◯西ヶ谷委員 資料をありがとうございました。ここで書かれております川崎ほか各市町村があるわけですが、各市町村によってその理由づけは違うだろうというように思いますけれども、川崎あたりと共通した理由といいますか、どういうものでこういう補助が出されているかお聞きになっていますか。 207 ◯李陳情者 川崎の現朝鮮学校の校長先生が、私の前の静岡の朝鮮学校の校長先生をなさっておりまして、行政には聞いてないんですが、川崎に転勤された前校長には伺いました。川崎市では、静岡市よりも定住外国人の占める割合が多くて、そういう委員会も静岡みたいにあるんですが、歴史が古くて、いろいろな形の多文化共生を目指すという組織がありまして、その予算もあるわけですね。  そこで討議されて、このインターネットで得た資料なんですが、体育館建設補助金という前には、外国人学校とつくはずです。そういうふうにしている学校もありますし、和歌山みたいに私立学校の施設設備補助金としている学校もございまして、これはちょっと私の推測なんですけど、朝鮮学校は今、各種学校扱いですから、どうしても私立というふうには扱えないという理由があって、川崎はそうしていると思います。 208 ◯柴田委員 7ページの今の補助金のところですけれども、ここのですね、県は別として市の、県でも出ているところもありますけどね。というよりも、この中でおおよその生徒数なんかは把握されていますか。アバウトで結構ですので。 209 ◯李陳情者 川崎にはうちの学校と同じように初等部、中等部がございまして、川崎には幼稚部もあるんですが、生徒数は100名程度です。町田も100名程度です。奈良になりますと少なくて30人程度です。滋賀も30人です。宝塚は今は休校になっております。東大阪は生徒数が300名ほどいます。川崎は先ほど申し上げましたように100名で、京都は学校が4校ございまして、4校合わせると500人程度です。板橋区、豊島区、北区、練馬区ですが、ここには1つ小学校がありまして、もう1つは東京朝鮮中高級学校と中学部、高等部がございます。合わせると大体1,200人くらいでございます。和歌山は30人弱です。大田区の学校も30人弱です。最後の広島は200人程度です。 210 ◯柴田委員 それで、今おたくの学校は何名ぐらいですか。 211 ◯李陳情者 本校は、生徒数は56名です。 212 ◯杉山(俊)委員長 ほかにありませんか。           〔「なし」〕 213 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問等がないようですので、これにて質疑を終了します。  陳情提出者は傍聴席にお戻りください。      ────────────────────────────── 214 ◯杉山(俊)委員長 では続けて、次の陳情の趣旨説明を行います。  登呂地区浸水被害に関する陳情の陳情提出者より趣旨説明を行います。  陳情提出者は前へどうぞ。 215 ◯山本陳情提出者 陳情提出者の登呂本町の山本と申します。登呂5丁目の14の21番に住んでおります。町内会長代理ということです。会長が病気療養中のために私が代理で参りました。  登呂は余り高いところではありません。本来一番窪地でございます。そこへもってきて、市内の中央の水が垂れ流してきます。下水処理場のすぐ東側でございます。登呂遺跡に挟まれた狭隘な地域でございますが、世帯はその地域だけでも、いつも浸水を受けるのは120世帯ぐらいのものですが、毎年のようにやられます。うちのところは浜川へ流れているわけですけれども、浜川というのは、西の方から中原、新川、それから中田、石田と川がいろいろ集まりまして流れているわけですが、55年の大谷川の改修工事が始まる時分になりまして、有東雨水幹線まで浜川へ流れるように方向転換がありました。  それがために、57年の大雨のときに逆流がありまして、大した雨ではないのに、南から水が上がってきたというような状態になりまして、これは危ないというようなことがありました。それから、登呂はいろいろ市と交渉したわけですが、水の流れる先が、もう浜川は満水状態で石田街道に水があふれている状態になっておりまして、下島もあふれている状態です。それがためにいろいろ市と交渉いたしましたが、陳情項目の1にもありますとおり、具体的な話がほしいということでお願いをしているわけですが、七夕豪雨から始めましても30年、57年の水害からあわせましても20年ぐらいお願いをしているわけですが、いまだに具体的な解決策がないということで、1番陳情の方式になりました。  何とか具体的な方法を考えてもらいたい。少しでも実のある方法を考えてもらいたいということでお願いをしています。実は57年、58年、60年、平成2年、それから去年とことしということで大きな被害が出ております。連続して出ておりますので、何とかしてもらいたいということでお願いをしています。  この原因の1つは、排水する場所がないということでございまして、できるなら、排水する場所がないなら調整池をつくらなければならないだろうということで、実は調整池を考えたわけですが、登呂遺跡以外に調整池になるような空き地はないということで、陳情項目2番の調整池を登呂遺跡につくってもらいたいということをお願いするわけです。  それから、3番の問題につきましては、有東雨水幹線の水が実は大谷川へ落ちておりませんので、これを何とかして早く大谷川へ落としてもらえるようなぐあいになるように、早く麻機の工事を完成させてもらいたいというのが我々の、3番は要望でございまして、できるだけ早く完成してもらいたいということ、それによって根本的な解決がなされるのではないかというように私たちは考えております。  以上、陳情の趣旨を説明いたしました。よろしく御審議をお願いします。 216 ◯杉山(俊)委員長 ただいまの趣旨説明について、質問等がありましたらどうぞ。 217 ◯西ヶ谷委員 今まで長い間苦労されてきた点は今の説明でよくわかりますし、昨今の水害等で大変被害を受けられているというようなことではお見舞いを申し上げるわけですが、具体的な提案として出されております登呂遺跡の中での調整池問題、これは今までの経緯の中で、皆さんから具体的に提案されて、市と詰めてみるというようなことはされなかったことなのか。初めてきょう出されることなのか。その辺をちょっと説明していただけますか。 218 ◯山本陳情者 実は、登呂の教育委員会の事務所で、あそこで発掘する工事がなされておりますが、あそこの工事の所長さん、それから館長さんともお話をいたしまして、何とか、我々はあの土地は、登呂遺跡の水がだあっと流れて来まして、落ち葉が全部編み目をふさいでしまいまして、側溝の編み目がふさがってしまったということで、水害が起きたという去年の事故があります。何とか落ち葉が来ないように、それで、ついでに登呂遺跡が貯水場にならないかという話をいたしましたら、何とか考えてみましょうという話がありまして、教育委員会のその現場の人たちの意見はある程度聞いております。それ以外、上の方に交渉したわけでも何でもありません。ただ、我々の土地には空き地がありませんので、そういうことをお願いをするわけです。 219 ◯西ヶ谷委員 そうすると、こういう形で正式に出すという点では、現場の人たちとは話をしたことはありますけれども、初めてのことなんですね。(「はい、初めてです」)わかりました。 220 ◯杉山(俊)委員長 ほかに。 221 ◯杉山(欣)委員 先日もちょっと小耳に挟んだんだけども、大谷川との関連性ですね。ここは健康文化教育ですから、審査の場ではないかもわからないけれども、本来は大谷川へ入れてもらえればできるんだけれども、大谷川の方は、上からの水で満水だからとても受けられないよという中で、困ったという話をちょっと小耳に挟んだんですけどね。その辺はどういう考え方を持っていますか。 222 ◯山本陳情者 私たちは、巴川の溢水から、あの被害から、我々も一緒に被害を受けたわけですが、私たちのところの被害は大したことはありませんでした。だけど、巴川だけが大きな事業として取り上げられて、大谷川へ流れる水までも浜川へ持ってこられて、ちょっと登呂は仲間はずれにされたんではないかというような、そういう意識、感情は持ちました。  それで、市の方へお願いしましたら、市の方でも、何とかなるのではないかという意向で、深く大きな用水ができたんだから、少しぐらいはいいのではないかというような市の方の希望的観測がありまして、市の方では何度も計画を立てて、業務委託の調査をたくさんやってくれたようです。しかしながら、県との交渉の間でうまくいかなかったということのように聞いております。 223 ◯金子委員 陳情者の今、御発言なされましたのは、会長代行の山本さんでいらっしゃいますか。(「はい、そうです」)ああそうですか。それでね、実態がわからないもんですから、こういうことをお聞きいたしますけども、登呂地区代表、それから、登呂本町町内会会長代行と、山本さんは代行ということでございますね。(「はい」)会長さんが何か病気をなさっているとかというお話でしたけれども、普通これは会長さんの名前で出されて、それでおたくが説明に来られるというふうなケースがあるわけですが、それともう一つ、ほか12名というふうに書いてございますが、町内はもっと大きな町内じゃないかと思うんですけれども、何か出し方が了解できないもんですから、ちょっと御説明願います。 224 ◯山本陳情者 まことにすみません。会長の病気は5月に起きまして、6月1日から私がやっております。市の方へは、前の会長になっておりますが、頭から出血をした状態ですので、もう無理をさせられない。こういうことを少しでも入れますと、余りよろしくないということで、私がすべてをしょっておりますので、そうかといって、私が会長ということで書くわけにいきませんので、代行ということで書いてあります。  それで、以下12名ということは、被害地区の役員が12名でございまして、それぞれ各地域を代表して役員を出してもらっていますので、そういう形でほか12名ということになっております。 225 ◯水野委員 静岡のことなものでよくわからないもんですから、先ほど県との協議がという話がありましたよね。県との協議で何かうまくいかないような(「はい」)どんな内容ですか。 226 ◯山本陳情者 河川改良課の課長さん、それから、企画検査課の課長さんとも話し合ったんですが、久能の県道と大谷川は県の持ち物であると。それで、県と大谷対策委員会、それから巴川対策委員会の人たちとの約束があって、55年ごろに交わした約束は、一応大谷川には余分なところからは水を取らないという約束をしてあるということで、県の課長さんの方では、その約束を破るわけにはいかない。それで、巴川水域の方、それから大谷川水域の方について、その了解が得られない限りは無理だと。今は県の継続事業として行われておりますので、前に了解されたことを今、ここで覆すことは難しいということでございました。 227 ◯杉山(俊)委員長 それでは、ほかに質問等ないようですので、これにて質疑を終了します。  陳情提出者は傍聴席にお戻りください。  以上で、請願及び陳情提出者からの趣旨説明と質疑を終了します。      ────────────────────────────── 228 ◯杉山(俊)委員長 それでは、旧美和村地区「安倍口学区・美和学区・足久保学区・松野学区」総合整備計画推進についての請願について審査します。  本委員会には、請願の3項が分割付託されています。  午前の部の冒頭にも申し上げましたが、説明は社会教育課長が行いますが、請願項目が多岐に渡っておりますので、お手元の説明員一覧にありますように、本委員会所管外の説明員も待機させています。審議に当たって、質問には回答するようお願いしてありますので、御承知おきください。  それでは、当局より、本請願に対して説明をお願いします。 229 ◯大畑社会教育課長 今回の請願項目3番目の旧美和村地区のコミュニティー推進の拠点となる学習行政サービス・福祉等の複合施設の建設についてでございますが、複数の部課にまたがっている内容ですが、昨年同様の要望書を当時の社会教育政策課で受けた関係上、社会教育課の方から一括して行政側の意見を述べさせていただきます。  なお、回答内容につきましては、それぞれの所管からの意見内容ですので、御質問等につきましては、各所管課より回答させていただきたいと思います。  初めに、学習関連施設、公民館でございますが、旧静岡地区の公民館建設計画は、旧静岡市第8次総合計画において位置づけられていた、南東部複合施設の完成をもって、10館構想として完結したと考えております。この南東部複合施設は、教育委員会所管の公民館ではありませんが、市民の学習活動の支援や講座の開設、活動場所の提供等、公民館機能をあわせ持った、市長部局所管の生涯学習センターとして運営していくことに決定し建設されました。  したがいまして、旧静岡地区の公民館建設計画においては、当初の計画どおり10館構想として完結していると考えております。  また、図書館でございますが、静岡地区につきましては、旧静岡市の総合計画において、図書館7館構想により順次建設を進め、平成15年度の北部図書館の開館により7館となり、図書館7館構想は完了しております。  しかしながら、少子高齢化、高学歴、高度情報化社会が進行している中で、市民からの図書館に対する高いニーズがあり、今後も必要と考えておりますので、清水地区を含めた全市として、新総合計画策定の中で検討しているところでございます。  次に、行政サービスの施設でございますが、この施設を市民サービスコーナーであるといたしました場合に、市民サービスコーナーは、基本的に新総合計画において、公共施設の再配置計画に基づき計画されるべきものと考えております。また、市民サービスコーナーは現金を取り扱うため、他の施設、公民館等に併設し、市職員等が常駐していることが望ましいものであります。したがいまして、市民サービスコーナー単独での設置は考えておりません。  なお、美和地区は、旧静岡市においても、市民サービスコーナーの空白地域と考えられるため、財政事情等が許せば、公共施設に併設したものを設置することが望ましいと考えております。  最後に、福祉の施設でございますが、静岡地区には、老人福祉センターが4館あり、東西南北にそれぞれ1館を配置する4館構想により、計画的に建設されたものであります。このため老人センターにつきましては、配置は完了したものと考えております。御要望の内容は、大勢の方々が一堂に会し、さまざまな催しを行ったり、趣味活動ができる中小の部屋を持った施設を建設してほしいということかと存じます。  したがいまして、高齢者施設の単独建設は困難でありますが、御要望のような多機能を持つ施設建設が計画される際には、地域福祉活動での利用が可能なスペースが設置できるよう、調整してまいりたいと考えております。 230 ◯杉山(俊)委員長 それでは、今の説明に関して質問等ありましたらどうぞ。 231 ◯村越委員 今の説明に対しての質問と意見を申し上げます。今、公民館あるいは図書館は、公民館は10館構想、図書館が7館構想が完了したと。それはわかっているんですよ。完了しているのはね。  この陳情は、美和地区、いわゆる、この10館構想は全部安倍川の西側というんですか、全部左岸になるんじゃないですか。美和地区というのは、安倍口団地を含め右岸にあるんですけれどもね。そういったことでこの陳情の趣旨を見ると、旧美和地区というのは私もよく知っていますけれども、安倍川の全部右岸にあって、そこに複合施設を、この公民館なり図書館、あるいは公共施設に併設と言っていましたが、行政サービスセンターあるいは福祉等の複合施設は老人センターですか。こういったものの多機能を持つ複合施設を、安倍口のいわゆる旧美和地区に設置してほしいという、そういう要望なんです。  それが今の社会教育課長の答弁ですと、ほとんどが構想の中に入ってやっちゃったんだよと、そういうことだと、何も陳情する意味がなくなっちゃうし、今の陳情者は、安倍川のいわゆる右岸の美和地区にやってほしいと、そういうことですので、今の答弁については、私は非常に冷たい答弁だし、やはりこれからもう少し美和地区について考えてほしい。安倍口団地にしても、あるいはあの地域においても、今はほとんど高齢者になって、団地なんかも皆さんも知っているとおり空き家が多いんじゃないですか。住宅関係の課長も見えておると思いますけれども、そこら辺どうなんですか。その辺の地域のこれからの活性化ということで考えていくということが僕は必要じゃないかと思います。そこら辺、もうこれでやってきているから考えないというのか、あるいは将来については、公共施設があればサービスセンターも設けたいというけれども、じゃいつサービスセンターを設けるような公共施設が美和地区にできるんですか。そこらは何かそういう構想があるんですか、今度の政令市になる総合計画の中で。それだったら美和地区の皆さんも、きょうも陳情者がいますけれども、多少納得できるでしょうけれども、いつできるかわからないような公共施設の中へ、できたらサービスセンターをつくりますなんていうような言い方じゃ、なかなか納得しないんじゃないですか。  そこら辺、私としてはもう少し愛情のある、美和地区への複合施設というものはどうなんだということで答弁をしてやってほしいなと思っております。これは安倍口団地なんかも含めてですね。そういうふうに思いますが、どこの関係の質問か、安倍口団地ですと建設部になると思いますが、そこら辺をちょっと、質問ですから御答弁をお願いします。 232 ◯関本建築総務課長 今、安倍口団地ということでございますけれども、安倍口団地は昭和40年代から建設されておりまして、かなり老朽化が進んでいます。そういう中で、平成14年度から施設を順次改修して、リフレッシュ計画という全体計画を実施しているところでございます。  このリフレッシュ計画の中で、安倍口団地の中心となるセンターブロックにつきましては、市営住宅だけではなくて、交流施設やミニ図書館などの施設についても提案されております。その必要につきましては、現在地元の方や関係課の意見を伺っております。これらの計画はできるだけ早期に進めたいと考えておりますけれども、団地の皆様の意見など、また美和地区の今、美和自治会の会長さんとか、安倍口の自治会の方、身近な図書館をつくる会とか、北部図書館友の会の方々などと、センターブロックにこういうような提案をなされている中で、14年度からリフレッシュ計画をやっているという中で、安倍口団地の中にそういう施設をつくるとしたら、どういったものがいいのかなということで、今年から地元の方と一緒になって話を進めているところでございます。  また、庁内の中では総合計画といいますか、中ではセンターブロックの予定は、平成22年度以降になっていくであろうということを伺っております。 233 ◯村越委員 今の答弁で、安倍口団地の中にそういったものを構想的にはやっていこうという、時期的にそれじゃ大体いつごろになるのか。あるいは構想だけではなかなかですが、その中には今の要望ですと、老人会なんかで使うような大広間、今言ったような多機能を持つ施設と、よく読むとそういうのもこの請願の中に入っているわけですけれども、構想の中に老人会で使えるような多機能を持つ広間なんかも考えているんですか。 234 ◯関本建築総務課長 先ほど年度を22年と申し上げましたけれども、団地に住んでいる方々のリフレッシュ計画を進める中でこの計画が成り立つものですから、また費用も多額にかかるということもございます。そういうこともございますけれども、できるだけ住民の方々の意見を聞いた中でやっていこうという、こういう姿勢で今、臨んでいるところでございます。 235 ◯杉山(欣)委員 僕らは清水の人間ですから、正直言いまして現況がわからない。今この文章で見る限りにおいては、「市街化調整区域と農業振興地域に線引きをされたことから、都市的な開発整備は行われず、農地転用も規制されることとなりました」と、こういう文章があるんですけれども、基本的に区画整理をして用途変更、要するに市街化区域に編入されますと、都市計画税が0.3%取られますね。その0.3%をもとに市街化の整備をするというのがまちづくりの基本になっているんですね。  そういった意味で、行政区域が今はどのくらいなのか。じゃそこでブロック的に開発したのはどのくらいなのか。全体的な面積は、じゃ開発された市街化区域はどのぐらいあるのか。調整区域は何%になるのか。わかったら説明してください。 236 ◯関本建築総務課長 まことに申しわけございませんけれども、その辺の細かい、調整区域が何%であるというような、市街化区域が何ヘクタールであるとか、ちょっと今ここでは答えられませんけれども、基本的には、請願の趣旨は、先ほど村越委員の方から説明がありましたように、安倍川の右岸側に清掃工場があったり、安倍口団地があったりするところが一帯、旧美和村、足久保も入りまして、そこがすべて調整区域に入っているという中で、先ほど私の方からも答弁させてもらいましたけれども、昭和40年代から大型団地、また民間の中規模の団地などを含めまして、旧美和地区の方々も含めて、割と調整区域としては人口的には多いという地域でございます。  回答になってないかもしれませんけれども、一応そんな、調整区域としては結構家があると。それで、またほかの請願項目にもありましたけれども、橋をつくってほしいとか、道を広げてほしいというようなこともあわせて、この請願の中にもほかにもあったかと思っております。 237 ◯杉山(欣)委員 僕は反対しているわけじゃないですよ。ただ、皆目その地域のことがわからないということが第一なんですね。調整区域というのは、本来家とかアパートは立たないところなんですね。そこに家が結構多く建ってきた、人口がふえたということは、部分的に例えば5町歩なら5町歩の開発をやって、そこに開発行為の中で家が建ったとかということに想定はできるんですね。それしか家の建ちようがない。あるいは次男坊、三男坊対策なら別ですけれどもね。そうすると、部分的にはかなりの開発行為で、市街化区域になっているところがあるという見方をしていいですか。 238 ◯関本建築総務課長 今、委員御指摘のとおり、5ヘクタール案件であるとか、公共が行う大規模団地ですね。それと分家、収用、それに伴います商店ですね。日用雑貨を扱っております。そういう店舗が調整区域でも可能なものですから、それとまた福祉施設ですね。老人社会福祉施設ですか、それも可能なものですから、そういうのが結構あるということでございます。 239 ◯村越委員 この課長たちはまだ私より若いもんで、私が役所へ昭和30年に入ったんですよ。美和村、賤機村というのが、ちょうど私が入った年ぐらいに静岡市に編入されて合併したと。それをヒントにするとわかると思う。それで、言ってみれば、旧の市街地から、大谷村とか長田村とかいうのが合併されてきたその1つなんですね、美和村は、それも30年代に。言っちゃ悪いけれども、安倍川向こうと言うと、よくみんな怒るんだけれども、非常に行政の手が割合遅かった。そういうところで、私が職員になったときには、美和村とか賤機村の職員が合併して、一緒に仕事をやったというふうな覚えもありますけれども、やはりその周辺の不満はどうもそっちの方にいって、ほとんど市街化調整区域です。そういうようなところが、それがいまだかつてまだまだおくれているということで請願が出たと思います。 240 ◯城内委員 今、我々の方の紹介議員で伊東議員が代表でもって、この件について説明をしてくれているわけなんですが、端的に言えば、これまで当局の説明は、北部地域の諸施設について、こういうふうに計画どおり終わっているよと。こういうふうなことは私自身も十分承知をしておりますけれども、その答弁の中で、「しかしながら、少子高齢化、高学歴、高度情報化社会が進行している中で、市民からの都市化に対する高いニーズがありますよ」とか云々が書いてありますけれども、この要望事項の1、2、3は、私は北部地域というよりも、美和地区あるいは安倍口団地地区、あの周辺は別個に考えて、この時代に合った新しいまちづくりを早急に計画すべきでありまして、特に第2東名、狩野橋付近の渋滞の解消とかいろいろありますけれども、これらは本当に、市民の生活の中で一番大切なことですから、ぜひこれはできるだけ早く計画を立てて、きちんと地元の皆さんに、安心して生活できるようなことを伝えるべきだというふうに思っておりますから、過去の歴史がどうだということは私は言いません。  ただ、我々のこの委員会の中では、3番目の学習という面でもって、本来請願が出ているわけなんですが、当然ここにも、図書館については非常に高いニーズがあるもんですから、これは北部地域の静岡市としての計画は終わっているということでなくて、その地域そのものをどうしたらいいかということをぜひ考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 241 ◯石津委員 先ほど社会教育課長の御説明のときに、昨年に同様の要望書がありましたよというお話があったんですけども、そのときの対応というのは、どういうようにされたんでしょうか。 242 ◯大畑社会教育課長 昨年6月と16年の7月ですか、2回要望書が出されました。ことしの2月6日ですか、昨年の6月に出されました要望書に対する回答をさせていただきました。今回、回答させていただいた内容は、ことしの2月に回答させていただいた内容を踏まえて作成させていただきました。回答内容は、例えば公民館の建設、図書館等につきましては、「新総合計画策定の中で新市における図書館、公民館の配置についても検討してまいりたいと考えております」という回答にさせていただいてあります。その内容は、今私が申し上げたとおり、7館構想は既に終わっているというような内容になっております。  それから、あとの福祉等の回答につきましても、先ほど私が申し上げたような内容で、一応構想は終わっていると。ただし、その施設等があれば、そこの施設の中で活用していきたいというような回答にすべてなっております。 243 ◯石津委員 今までの分でいけば、地域の方の希望というのは、要望という形で、例えば議員の仲介とは言いませんけれども、議員と一緒に地域の代表の方が当局に、要望書を提出して、それを検討して回答をするというふうな形で、そういう方向に進んで行ったんですけれども、今回は請願というふうな形をとられているわけなんですね。請願というのは、要するに議会上の正式なものというか、委員会にかけて扱わなければならないというふうなことなんですけども、その中での回答は、要するに基本的には、きょうの回答の部分は、16年2月の要望に対する回答と同じというふうに考えてよろしいですか。 244 ◯大畑社会教育課長 基本的には同じでございます。 245 ◯石津委員 旧静岡市の部分で言えば、例えば公民館の10館構想、図書館の7館構想、福祉センターの4館構想というのは、要するに美和地区も含めた全市的な部分で検討されていたはずですよね。そこの部分がエリア的な部分では完了したと。そうすると、次に、全部の公民館なり、図書館なり、市民サービスセンターなり、福祉センターなりという市民サービスの部分は、今まで完了した部分に上乗せするような形で、やはりこれも全市的に考えなければならないというふうに思いますか。 246 ◯大畑社会教育課長 基本的にはそのような考えを持っておりますけれども、新総合計画の中であくまでも計画されるものでございますので、その結果がまだ出ておりませんので、2月に回答させていただいた内容に踏まえたような形になっております。 247 ◯石津委員 私が確認したかったのは、要するに新総合計画の中で検討するというのは、今までのいろいろなこういう部分の10館構想の、いろいろなものが市民サービスの部分ですべて完了して、もっと充実させたいから、新総合計画の中でそれを盛り込んでいこうとするのか、例えば旧清水市の清水地区の部分も含んで、今度は新総合計画というのがつくられますよね。今度は広い意味での全市的な部分を充実させなければならないということを基本に、新総合計画の中で盛り込んでいけるように検討していくというふうにお考えなんでしょうか。その辺はどうなんでしょうか。 248 ◯大畑社会教育課長 基本的には、清水地区も含めた全体をとらえての考え方でいきたいと思っております。 249 ◯杉山(俊)委員長 ほかに。 250 ◯前田委員 公民館、図書館や老人関係の施設はわかったんですけれど、市民生活課になるんでしょうか。サービスコーナーについては、一応空白地域であるということは認めていただいたようなんですが、清水地区を含めて、市民サービスコーナーに類する施設の空白地域というのはほかにもあるんですか。そういう何か基準があって、何キロ以内にあるべきとかというふうな、何件構想とは言わなくても、そういった地域サービスみたいなのはあるんですか。
    251 ◯羽山市民生活課長 市民サービスコーナーは、私どものイメージとしては、静岡地域に3地域、清水地域2地域、今ある市民サービスコーナーを、もちろん円を描いております。それでもって空白地域ととらえているのは、静岡地域3地域、清水地域2地域というふうに考えております。 252 ◯前田委員 もう1点は、建築総務課長の説明でセンターブロックの協議会があって、平成22年以降になるというのは、協議会自体の答申とは言わないのかもしれないのですが、協議会での意見は、絵がかけましたよというような結論はいつごろ出るんでしょうか。 253 ◯関本建築総務課長 先ほどちょっと、安倍口団地のセンターコアのお話だと思います。22年度以降というのは、財政的なこともありまして、まだ先になってしまうのかなと思いますけれども、一応地元の町内会長さん、先ほど言った自治会長さん2名、美和自治会の会長さん、また、安倍口自治会の会長さんとか、前々から美和の地区に身近な図書館をつくる会という会がございまして、朝比奈さんという事務局長さんだったですが、その方とあわせて、先ほどから話が出ております、全体的には北部の図書館はエリアにはあるものですから、北部の方の図書館友の会の方などに、つくるとすれば、どんな内容のものがいいかねというようなことで話を聞かせてもらっているということでございます。  それじゃどんなプランがどうだというようなことは、まだそこまで具体的に出ておりません。というのは、まだ安倍口団地の中なもんですから、市営住宅を建設する、それの一環としてリフレッシュ計画を進めていく中で、センターコアも整備していこうという提案ですから、リフレッシュ計画を先ほど言いましたように14年からやっておりまして、まだ1年間に1棟しか進んでいない。全体で安倍口団地は市営が39棟ございます。そのうちリフレッシュ計画の中では27棟にして、1,540戸ほどをあるものを1,300戸ほどの団地にリフレッシュしていこうということで、年次計画を立てながらやってるもんですから、もうちょっと先になるかなという中でも、こういう要望があるもんですから、研究会といいますか、協議会といいますか、そういうものを我々と一緒になって今研究をしているということでございます。 254 ◯前田委員 研究しているのはわかるんですけれども、先の見通しもなく研究はしていないと思うので、いつごろまでにということはないんですか。引き続きやるんですか、リフレッシュ計画の進捗と一緒に同時並行で。それじゃ聞きおくだけになっちゃうと思うんですよ。その辺の先の見通しはどんなふうに考えているんですか。 255 ◯関本建築総務課長 まず、安倍口団地の中に、団地計画の中に、先ほど話がありました図書館であるとか、サービスコーナーであるとか、公民館であるとか、やはりそういうものが必要であるということが決まってきませんと、実際には絵はかけてこないということでございます。だからどっちが先かと言われますと、確かにそういう問題はございますけれども、やはり住民の声を聞くという窓口は、役所の方でも門を開いていきたいということの姿勢であります。 256 ◯西ヶ谷委員 確認させてください。市民のサービスコーナーとしては、美和地区にしても、サービスコーナーが未整備の地区としてあるというように考えて、そういう風に受けとめていいですね。しかしそれ単独ではつくらないと。ここで請願の方は、ここで出るのは複合施設問題だから、いわゆる図書館構想、それから公民館構想、公民館構想にしますと、清水地区、静岡地区は大幅に異なりますよね。清水地区を考えた場合、あと入江地区の1地区、土地もあってつくらなきゃいけないというような課題になっているわけで、そうなりますと、足久保にかけまして、人口が急増したという地区であることは十分私も承知をしているわけでありますけれども、福祉施設も含めて複合施設として設置をするということになりますと、再度全体の総合計画の中で、どういう複合施設にするのかということと、公民館や図書館の配置計画というようなことも含めて、打ち出されていかなくてはいけないというふうに私も思うんですけれど、先ほど社会教育課長の答弁を聞いていてもそうだと思うんですが、そういうような考えで確認をさせてもらっていいわけですね。さっきの答弁は総合計画の中でやっていくと。市民サービスコーナーは独自ではつくらないということでいいですか。 257 ◯羽山市民生活課長 市民サービスコーナーは単独ではできかねます。それともう1件、先ほど私、静岡地域で3つ申し上げましたが、美和地区はその中に入っております。 258 ◯西ヶ谷委員 あと社会教育課長に確認してください。構想があったわけだから、新たに構想を立てるということで受けとめていいのかな。いわゆる図書館は7館、静岡地区でいくと公民館1館、新たに整備計画を持つんだというふうに理解していいんですねというんです。検討するということですか。 259 ◯大畑社会教育課長 そういうことです。図書館等につきましては、新総合計画の中でまた考えていくと。それ以外の場合については、一応計画は終わっておりますもんですから、施設等があればその中に入っていくということになると思います。 260 ◯西ヶ谷委員 図書館ね、公民館も、要するに構想を持ってやってきてそれは達成したんだということじゃないですか、旧静岡市の方はね。今度は広がったという点もあって、清水の図書館構想もありますし、公民館構想もあるわけだから、再度そういう点では、この施設の、複合施設ですよね。公民館とセットにする、図書館とセットにするという、サービスの新たに考え方を持たなきゃいけないでしょう、どこの地区でとか構想を。そういうことですねということです。 261 ◯大畑社会教育課長 今の御質問の図書館につきましては、新たな要望等もございますので、新総合計画の中で新たに策定している最中ということになっております。(「単独で)はい。(「それは単独と」)単独ではございません。複合で考えております。 262 ◯石津委員 社会教育課長の言われる新総合計画の部分と、いわゆる安倍口団地のリフレッシュ計画の中の交流施設、ミニ図書館とは、どういうふうなリンクを考えているのかな。もし仮に僕が考えるに、交流施設ができて、ミニ図書館ができて、あのエリアで規模は小さいながらもそういう施設ができると。なおかつ今回の請願で、うちの委員会の部分じゃないけれども、橋ができて、道路ができて、いわゆる中心部分に、例えば北部エリアだとか、中央のエリアだとかというところに、交流時間が短くて、できるならば、それはそれとしていいと思うんだけれども、その辺がリンクしていなくて、かたや新総合計画の中で市内全域ので、今よりももっと充実して考えていくというのと、安倍口団地というそのエリアの中で、リフレッシュ計画の中のコミュニティー施設、それをどうリンクさせていくのかな。 263 ◯大畑社会教育課長 私たちは今、先ほど言ったような協議会をつくって話をしている中でございますけれども、先ほどから委員さんの中で、10館の公民館、7館の図書館、そういう構想の中で、なおさらなる充実のためにその空隙を埋めていくという意見があったと思います。今回の請願もそういう意味だと思っておりますけども、その中でやはり内部の図書館の方々と、どの辺を何ヘクタールといいますか、人口規模で言うと2万人とか1万人とか、そういうエリアをカバーしていくようなことのミニ図書館、大体今どのぐらいの、我々内部的には5万冊ぐらいの図書館はどうなのかねというようなことを、地元の方とは、そのぐらいだよねというふうなことは話はしていますけれども、それがいいのかどうなのかというのは、さらなる全体の、静岡地区、清水地区合わせた全体の公民館、図書館、そういうものとあわせた中で決まっていくものと考えております。 264 ◯石津委員 そうすると、そういう構想というか協議しているものがあるんならば、16年2月の時の回答、要するに15年に出てきた要望で、地元というか、安倍口・美和の方に回答するときに、その辺の部分の説明はできるはずだよね、リンクしていれば。だからその辺が全然リンクしていないのかなと。その辺が地元との意思の疎通の部分で、かたやこういうふうに動いて、かたやこういうふうに動いているというふうなあれがあるんじゃないのかな。乖離しているところが。これを一緒にすれば、もっと効率よくできると思うんだけども。 265 ◯杉山(欣)委員 議事進行で申しわけないけれども、当局の答弁は、あくまでも17年度の総合計画の中で検討するということしか答弁できないはずなんです。我々は今、美和地区の第3の項目についてどうするかが、今この委員会で問われているんだから、この問題について我々の考えをここで決めると。それが17年度の総合計画の中で決まったことを、我々が追従するのだったら意味がない。この委員会はこの委員会としての意見を持って、17年度の総合計画に影響を与える。その辺の気持ちがなかったら、こんな問題を1時間やっても、2時間やっても同じなんですよ。  ですから、この委員会としての意見をこの辺で集約して、17年度の今総合計画を検討している、そういう検討している中にどういう影響を与えるかということを、この委員会ではっきり決意を示したらいいと思います。 266 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問は。           〔「なし」〕  これにて質疑を終了します。  それでは、本請願はいかが取り計らいましょうか。 267 ◯前田委員 いろいろな角度からの議論がありましたけれども、公民館にしても、図書館にしても、これが実情に合ったものかどうかという議論もあるし、時代の変化と合併に伴ういろいろな条件の変化による見直していくこともあって、一概には結論が出せない状況だと思っています。市民サービスコーナーにしても、ただいまもあったように、美和地区を含めて5カ所の空白地域もあるということで、これ以外にまた保健所や病院などの医療の整備、水道や下水道の問題、学校の統廃合、幼稚園や保育園と、こういったことが各部局ごとに適正配置なり充足する計画が立てられて、その上でそれと並行して各地域ごとに、そのエリアの中でどういうふうにバランスがとれているかということは、フィードバックしてやっていかなければ、どっちにしても無理なことなので、我が会派としてはこれは継続ということにしたいと思います。 268 ◯西ヶ谷委員 請願の趣旨は十分理解はします。しかし、きょう今出されている議論からいきまして、当局の考え方はわかりましたが、我々としてももう少し全市を見て、どう判断していくのがいいのかというようなことについて協議したいもんですから、その辺の方も継続をさせてもらいたいと思います。 269 ◯城内委員 我が会派は、紹介議員になっているからという意味じゃなくして、これは採択していただいて、このとおり判じゃないけれども、一歩もはみ出ないような形という、そんな厳しいものじゃない、基本的にこれは採択して、地元の住民の意見をよく聞きながら進めていっていただきたいということです。採択。 270 ◯村越委員 自民党・市民会議と全く同感で採択。 271 ◯石津委員 いろいろ聞いていく中で、やっぱり行政と地元住民の皆さんとの間の意思の疎通が図られていない。行政側の方の全責任というか、エリア的にはいろいろ考えているんだけれども、各部門担当によって対応が違ってきている中で、こういう請願というような形であらわれてきていると思うんですよ。だから、そういう意味では、安倍口団地のリフレッシュ計画とか、新総合計画という部分をすり合わせて、それをまた地元の人に還元しながら、また意見を聞きながらやっていくということで、今回の部分は僕はやっぱり継続して、各部門がちゃんと対応してやっていけば、請願という形をとらなくてもできる部分があるんじゃないかと思うんですよ。出されたものですから、僕は継続して、意思の疎通を図りながら検討していけばいいかなと、そういうように思っております。 272 ◯西ヶ谷委員 城内さんね、趣旨は十分わかるんですよ。当局と地元との交渉や協議、そういうものは当然石津さんが言われたように、そういうことだと思うんですよ。やるとすれば、議会としても全会一致で、こういう地元の皆さんの要望ですから、僕は趣旨に反対と言っているわけじゃないですから、そういう点では、その辺は十分協議して、全員でまとめられるようにしていったらどうでしょうね。 273 ◯馬居委員 今、状況についていろいろお話を伺っていて、これは継続していくべきだと思います。 274 ◯水野委員 今、西ヶ谷委員も言われたように、請願の趣旨は本当に市民の皆さんのお考えというのはよくわかります。いろいろと課題も出ています17年度の新総合計画との関連あるいは今まで出されたような課題ということが、まだまだちょっと研究の余地があるのではないかということで、継続と。 275 ◯金子委員 私は採択をしていただきたいと思います。と申しますのは、紹介議員が32名も、なかなか大勢いらっしゃるし、伊東議員がわざわざ趣旨説明をされましたし、これだけのバックアップがあれば、当然これは採択してよろしいもんじゃないかと私は理解します。委員長、採択をしてください。 276 ◯杉山(俊)委員長 それでは伺います。継続審査との声がありますので、先に継続審査から行います。  本請願を継続審査とすることに賛成の方は挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 277 ◯杉山(俊)委員長 賛成少数ですので、次に伺います。  この請願について採決します。  なお、継続審査とした委員についても意思表示をお願いします。  それでは、可をもって諮る原則から伺います。  本請願を採択することに賛成の方の挙手をお願いします。           〔賛成者挙手〕 278 ◯杉山(俊)委員長 賛成多数ですので、本件は採択することに決しました。  ここで、次の陳情審査に関係のない職員は退席いただいて結構です。  暫時休憩いたします。5分間。                 午後2時53分休憩      ──────────────────────────────                 午後3時00分再開 279 ◯杉山(俊)委員長 再開いたします。次に、静岡朝鮮初中級学校屋上及び外壁工事の補助金に関する陳情について審査します。  本陳情提出者からの趣旨説明は既に済んでいますので、当局の説明から入ります。 280 ◯高泉学事課長 私立学校への助成につきましては、学校教育法第1条の私立学校に対し教材購入等運営費の一部として、私学振興補助金を交付しております。静岡朝鮮初中級学校へも、私学振興補助金と同一基準により、教材購入等運営費の一部を補助させていただいております。  今回の陳情の趣旨は、校舎及び講堂の外壁補修にかかる経費の2分の1補助か、それが困難な場合は、学校教育法第1条に規定する学校に対しての補助に準じてとのことであります。  本市では、学校教育法第1条の私立学校に対しても、施設改修費については補助の対象にしておりませんので、静岡朝鮮初中級学校に対しましても同様と考えております。  なお、講堂が避難所に指定されておりますが、避難所に指定したことによる施設改修等の補助について、防災課に確認をいたしましたが、補助制度はないとのことであります。 281 ◯杉山(俊)委員長 では、ただいまの説明について、質問はありますか。 282 ◯前田委員 私学振興補助金の方が、先ほどの陳情者の説明ですと50万9,440円ということでしたが、これ以外にはないんでしょうか。それから、毎年この程度の補助でしょうか。 283 ◯高泉学事課長 私学振興補助金の小中学校に対しましては、均等割が20万円と生徒割として1人3,040円を交付しておりますので、これ以外の補助制度はございません。 284 ◯前田委員 私学といっても、いろいろな中でいろいろな私学があると思うんですけれども、外国人学校という形での私学というんですか、これは静岡市では朝鮮学校だけでしょうか。 285 ◯高泉学事課長 私立学校と言いましても、各種学校としての私立学校として静岡朝鮮初中級学校は認可されております。ですから、その他の私立学校、要するに各種学校は市内にはまだたくさんあると思います。 286 ◯水野委員 陳情項目の2番に、学校教育法第1条校に準ずるものという項目がありますね。この辺をもう一回説明していただけますか。ちょっと意味がわからないんですけど。 287 ◯高泉学事課長 学校教育法第1条は学校の範囲を定めておりまして、「この法律で、学校とは、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、大学、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校及び幼稚園とする」というふうに規定されております。 288 ◯水野委員 今の答弁は、規定というふうに考えると、この朝鮮の初中級学校というのは、これは規定には入らないということですね。 289 ◯高泉学事課長 静岡朝鮮初中級学校につきましては、学校教育法第83条の各種学校としての認可でございます。ですからこの第1条校には含まれておりません。 290 ◯水野委員 先ほどの説明によりますと、よその県では出してある、そういうのはどうしてですかね。 291 ◯高泉学事課長 私どもで直接調査したわけでございませんけれども、他市で調査をした結果を聞きますと、施設改修等の補助要綱を持っている政令市は2市あるというふうに聞いております。 292 ◯杉山(俊)委員長 ほかに。 293 ◯西ヶ谷委員 今のですけれども、先ほど川崎市から始まりまして広島までありました。これは補助金として出して、率はいろいろあるんですけども、これは今、課長が言われましたように、いわゆる運営費補助とは違って、ハード面での校舎の改築とか修繕とか、ブロックの修繕とかいろいろ、そういうハード面で出しているわけでありますが、これらは各市の独自の要綱をつくって、そういう方向で各理由を持ちながら出しているような先ほど説明があったんですけれども、そういうことでいいんですね、これは。 294 ◯高泉学事課長 施設整備に対する補助を出している各自治体につきましては、その自治体のそれぞれの事情によりまして、補助が出されているものというふうに考えております。 295 ◯西ヶ谷委員 静岡市の場合は、今回がこういう形では初めてというようなことで、以前は確か遠距離から通うということで通学費の補助を、これは父兄に出したのか、学校側に出したのかちょっと覚えがないんですが、陳情がやっぱりありまして、採択した覚えがあったんですけれども、これは、各市の政策的な判断で対応していく課題には今はなっているというふうに思うんですが、過去の例としてそういう例があったというふうに思うんですが、どうなんですか。静岡市も、清水市も。これはハードじゃなくて通学費。 296 ◯高泉学事課長 議会の方へそういう陳情が出て、採択した記憶があるということでございますけれども、旧清水市の場合には父母会に10万円を補助しておりました。多分それが通学費とかそういうものに絡んでくるのかなというふうに考えております。 297 ◯西ヶ谷委員 それはなかなか学校への運営費というようなことではいかないという面もありまして、弾力的に考えた上で、そういう対応をしたというふうに思うんですけども、今回こういう陳情が出されているわけでありますので、行政当局の方も前向きに受けとめて、検討して対応していくというように、私は必要かなというようには思っているんですけども、私の意見です。 298 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問等ないようですので、これにて質疑を終了します。  それでは、本陳情はいかが取り計らいましょうか。 299 ◯前田委員 施設整備補助要綱を他市のものを早急に調査検討をして、我が市でも施設整備に補助していただきたいと思いますので、採択。 300 ◯西ヶ谷委員 先ほどの美和地区の問題ではありませんけれども、こういう問題こそ議会のリードを発揮する問題ではないかというふうに思いますので、我々も採択をして、当局も要綱をつくって対応していくという手順を踏んでいく必要があるというふうに思いますけれども、そういう点で採択すべきだというように考えます。 301 ◯石津委員 この間の議会のいろいろな場での答弁なんかでも、当局としては、政令市として世界に合わせていくんだ、情報収集していくんだというふうな、いわゆるグローバルな行政というか、自治体を目指しているんならば、やっているところもあるもんで、要綱がないんならば、そういうものを整備していく中で、前向きにとらえて、近隣の友好国として、今後進んでいけるような対応をしていけばいいと思うんですよ。そういった意味では、それが1つのきっかけになるような形で、こういう陳情に対して対応していきたいということで、僕は採択ということでお願いしたいと思います。 302 ◯城内委員 私の方は、本当に陳情者の気持ちというものは手にとるようにわかるんですが、こういう中で学校教育基本法というんですか、そういう中でもって、私学振興補助金が何校あるのか、小中学校合わせて十何校あるのか。そうしたことも考えると、将来できるだけ早い時期に、こうしたものを全体的に整備をしていただくということを希望しながらも、今回の陳情は不採択ということにさせていただきます。 303 ◯金子委員 今、当局から説明がありましたが、所定の補助はしておるということでございますが、私学関係には、防災の関係での補助というのは一切出しておらないということでございますので、やはり不採択ということにしていただきたいと、そう思います。 304 ◯馬居委員 その点悩むんですけれども、非常に気持ちはわかるというか、大変だろうなという、学校の運営というか、気持ちは本当にわかるんですが、ここで実際に採択をしたときに、各種学校という扱いで、ほかの各種学校も同じように、防災上の理由でこういうときに出てくるということも、これから先考えられるわけで、そこのところをもう少し考えていかないと、ここでこれを採択するということはちょっと難しいんじゃないかなというふうに判断します。不採択でお願いします。 305 ◯水野委員 私も子供たちの学校生活というものを考えますと、これはぜひ救済してやらなきゃいけないなというふうに思うんですが、先ほど私も当局にお聞きしたんですが、学校教育法の問題の中に、現在、各種学校あるいは私学にもこういった補助が一切されてない現状の中で、こういった陳情に対して、やはり行政としても受けとめなきゃいけないなというのは十分私も思っているわけですけれども、やはり現状での採択はできないというように思います。今後こういった学校に対して対応できるような条項等の整備も必要ではないかというふうに思っております。 306 ◯杉山(俊)委員長 では、継続との声がありませんので、この陳情について採決をします。  それでは、可をもって諮る原則から伺います。  本陳情を採択することに賛成の方の挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 307 ◯杉山(俊)委員長 賛成者少数ですので、本件は不採択と決しました。      ────────────────────────────── 308 ◯杉山(俊)委員長 次に、登呂地区浸水被害に関する陳情を審査します。  これも、陳情提出者からの趣旨説明は済んでいますので、当局の説明から入ります。  それでは、社会教育課長からお願いします。 309 ◯大畑社会教育課長 登呂遺跡の雨水を一時蓄えることができる調整池の整備についての陳情でございます。  登呂遺跡は、昭和27年に国の特別史跡の指定を受け、史跡公園として整備されてきましたが、現在進めております登呂遺跡の再整備計画の中では、遺跡内の雨水処理を大きな課題の1つに位置づけております。  また、史跡の保存と保護の目的から、陳情にあります「登呂遺跡の復元水田を掘り下げて溜め池にしてはどうか」につきましては、現在地下約80センチメートルに保存されている弥生時代の水田に影響するおそれがあります。  このような状況から、今後の雨水対策の基本的な考え方といたしまして、現在計画をしております再整備の基本計画の中では、1つ目に、登呂村の再現の1つとして、現在ある復元水田と同程度の面積の復元水田を新たに設けます。  2つ目に、登呂遺跡の環境整備としての植栽部分を土手状に盛り上げ、遺跡内の雨水が直接外周道路などに流れ出ないようにいたします。  この2点を盛り込み、遺跡内の貯水機能の充実に配慮して、再整備を進めていくように考えております。 310 ◯杉山(俊)委員長 ただいまの説明について質問はありますか。 311 ◯風間委員 今2種類の対策を講ずるということなんですけども、それによって、これまでの冠水とかそういうものはかなり防げるというふうに判断していいんでしょうか。 312 ◯杉山(彰)社会教育課参事 登呂遺跡周辺の冠水についての影響というのは、今回の再整備の中ではちょっと難しいかなというふうに考えております。あくまでも、登呂遺跡の範囲内に降った雨水の処理ということで考えていきたいというふうに思います。 313 ◯西ヶ谷委員 そうすると、登呂遺跡内部の雨水については解決をしていくというようなことになるわけですね。今はあれでいいんだよということなのかな。処理はどういうふうにしていくのか。 314 ◯杉山(彰)社会教育課参事 一時登呂遺跡の中、今度復元水田の面積を広げますので、それを中心とした中に一時貯留して、少しずつ、徐々に外へ出すような、そんな方法を考えております。 315 ◯杉山(欣)委員 ちょっと遊水機能、登呂遺跡の中に新たにつくる遊水機能はどのくらい、何トンぐらいを見込んでいるんですか。 316 ◯杉山(彰)社会教育課参事 まだ正式に数字として出してはおりませんけども、現在ある復元水田が大体1万平米ぐらいあります。その倍程度の復元水田ができます。そうしますと、ざっと30センチから40センチ程度の深さの水田ができますので、その中に6,000トンぐらいの……。 317 ◯杉山(欣)委員 そうした場合に、この陳情書の願意にどのくらい沿えるのか。最大限それをやって、それ以上無理なことだったらやむを得ないけれども、どのくらい願意に沿えるんですか。
    318 ◯若林下水道計画課長 下水道計画の中では、登呂地区の概況について、まず皆さんに最初に御説明申し上げさせていただいてよろしいでしょうか。 319 ◯杉山(俊)委員長 はい、どうぞ。 320 ◯若林下水道計画課長 登呂地区につきましては、昨年とことし、大きな床上・床下の浸水をこうむりました。それで陳情者の皆さんが駆けつけていただいたんですけれども、昨年の7月4日につきましては、床上浸水が50、これは登呂遺跡がちょうどここの緑になりますけれども、これを挟んでこちら側が高松処理場になります。ここが東名になりますけれども、ちょうど窪地になっているというのがこの辺の5丁目になります。それで、昨年の場合は、やはり登呂の東側の4丁目の地先でも床下あるいは床上が発生いたしました。  それで、同じ図面なんですけれども、ことしは6月30日に床上両方合わせまして30戸、この場合はほとんど5丁目に、ことしの30日は集中したような状況です。それで、床下が44戸というふうな形で浸水の発生状況を報告させていただきます。  この地区につきましては、都市下水路事業と言いまして、古くから、公共下水道ができる前に整備をしている都市下水路事業で事業を始めまして、高松第2排水区と言いまして、ここが南幹線のカネボウ通りになります。一番上です。それから、ここがSBS通り、それでこれが東名で、最終的には道成寺川という普通河川を通って浜川へ出て海へ出て行くという形の中で、この地区の排水は、ここに自歩道がSBSから北側へ出ていますけど、あの下に都市下水路が整備されています。それがSBS通りを伝わって石田街道へ出まして、石田街道は今、都計道を整備中ですけれども、ここがずっとまっすぐ行って、部分的には下側はバイパスになりますけど、メーンは道成寺川を伝わってこれへ流れると。  それともう一つ、陳情3にもありましたけれども、こちら側が大谷川になります。それで、この黄色い区域、基本的には、大谷川の排水区域というのはこういう計画区域になっております。その黄色い区域が本来の下水道計画、静岡市雨水総合排水計画を立てておりますけれども、大谷川の方へ出したいということで、長年私どもも河川課サイドとかいろいろなところと交渉はしてきておったわけですが、ここへきて、やはり最終的なお話の中で非常に難しいと、巴川総合治水対策の進捗状況の中で。  そういう状況なもんですから、ことしと去年の雨に対しまして、浸水被害対策委員会というのを、助役が頭に立ってやるような検討委員会をつくっておりますので、そういった中でこれだけ大きい被害が出ているもんですから、検討をしていくということで、昨日、生活環境水道委員会では、その検討を今年度末にはしていくということで採択されております。  それで、今の調整機能なんですが、実際、東名の南側にも水路がありますけれども、これも既に7分の1、要するにこれは67ミリになりますけれども、この水路は完了しております。そうしますと、ここがちょうど、登呂の地区は非常に低いもんですから、ポンプということも本当は考えると、放流先もございません。それで、やはり流域的な中で、こういう大きなところは、そこに降った水の流出を抑制すると。大きく降った場合に、例えば今、きょうあたりでもそうですけれども、1日ですと300ミリというふうな雨が降ります。300ミリと言いますと基本的に30センチですよね。ここに降った、例えばこの周壁に30センチの土手を築いていただければ、外へ一気に出るときに、ここで30センチ分の水はここの面積から引かれます。全体の水が計算上の仮定で、降った水はここでずっと流れながら出て行くんですけれども、ここで降った水がためられるような、言葉で言うと流出抑制施設、巴川流域ではいろいろな学校のグラウンドなんかをやっていて、流出抑制をしています。  それと同じように、ここについては幾つとは今現在申し上げられません。しかし、これだけの広い面積あるいは学校のグラウンドとか、そういうものが流出抑制の機能を持てば、大分負荷が軽くなります。  この間の大きな雨に対しては、やはりそういった流出抑制とか貯留施設あるいは下流川をバイパスで違う方向へ抜いた方がいいのか。これについては河川管理者とのまた協議も必要になります。ですから、そういった総合的なもろもろのものを今年度下水道計画課の方で検討させていただきたいというふうに思っております。ですから、こういった調整機能を持っていただけるということになれば、そういうものもカウントしながら、うちの方で計画づくりに反映してまいりたいというふうには思います。 321 ◯杉山(俊)委員長 ほかに。 322 ◯杉山(欣)委員 うちの委員会には、登呂遺跡の遊水調整機能ができるかどうかということだけが問題として上がってきていますけども、今の下水道計画課長の話からすると、全体の流出計画は将来的なものを見て、ほぼ整いそうだという見方をしてよろしいんですね。 323 ◯若林下水道計画課長 流出抑制施設がどの程度の効果があるかによって、あるいはまた貯留施設が必要になるのか。そこら辺の数字的なものは、これから下水道計画課の方で検討させていただきたいというふうに思います。しかし、先ほど申し上げましたように、貯留機能を持たせた流出抑制、そういったものは公共施設の中で、昨年、ことしのような大きな雨が降った場合効果はあると思います。 324 ◯杉山(欣)委員 排水施設は当然今の断面というのは7分の1でやっているんですか。七一では町中は少ないですね。この高温多雨の時代に入りまして、巴川が今5分の1でこれから10分の1を目指そうとしているんだから、とは思うけれども、現実にまち中はもう7分の1の断面量では無理だということはほぼ言われる時代になってきているんですね。そういう中で、河川の断面量を広げるということはできないんですか。 325 ◯若林下水道計画課長 合流したところから下流については、7分の1で既に完了しております。それで、下流にバイパス、要するに補強管みたいな、既存の水路をつぶすわけにいかないもんですから、今現在、合流した後は上が7メートル、下が5.5メートル、高さが2メーター50くらいの大きな1つの水路があります。その上は道路になっていますのでふたがかかっていますけど、そういったものを活用して、例えば不足分をルート的に違うところへやったらどうかとか、そういう考え方もあります。しかしここで、この方法がいいということはちょっと言い切れませんので、私どもが今年度末をめどに対策案をつくっていきたいということで考えております。 326 ◯杉山(欣)委員 大体わかりました。我が委員会とすると、登呂遺跡の中にいかに遊水地をどのくらいつくるか。できるだけのことはするよと、こういう考え方でいいわけですね。わかりました。 327 ◯前田委員 高松中学校の流出抑制施設としての可能性については、教育委員会としてはどうなんでしょうか。 328 ◯飯野教育施設課長 ただいま下水道計画課長が話しましたけれども、庁内で浸水被害対策の検討委員会ができているということで、今年度中にその計画が策定されるということでありますので、その計画を尊重しながら今後、高松中学に限らず、各学校については浸水対策をやっていきたいなというふうに思っております。現在のところは計画はありません。 329 ◯杉山(俊)委員長 ほかに、よろしいですか。           〔「なし」〕 330 ◯杉山(俊)委員長 ほかに質問等ないようですので、これにて質疑を完了します。  それでは、本陳情はいかが取り計らいましょうか。 331 ◯前田委員 浸水被害対策委員会が今年度末に、かなり願意に沿った方向で検討していただいているようなので、採択ということでいいと思います。 332 ◯杉山(俊)委員長 では、この陳情について採決します。  それでは、可をもって諮る原則から伺います。  本陳情を採択することに賛成の方の挙手を願います。           〔賛成者挙手〕 333 ◯杉山(俊)委員長 賛成全員ですので、本件は採択することに決します。      ────────────────────────────── 334 ◯杉山(俊)委員長 以上ですべての審議が終了しました。  これで健康文化教育委員会を終了します。                 午後3時33分散会      ───────────────────────────────  健康文化教育委員長                 杉山 俊之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...