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  1. 静岡市議会 2004-02-20
    平成16年 総務委員会 本文 2004-02-20


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時開議 ◯柴田委員長 ただいまから、総務委員会を開会します。  本委員会に付託されました案件は議案15件です。また、報告事項が4件あります。  付託されました議案は、議案第1号平成15年度静岡一般会計補正予算(第6号)中所管分議案第2号平成15年度静岡電気事業経営記念基金会計補正予算(第1号)、議案第5号平成15年度静岡競輪事業会計補正予算(第2号)、議案第18号静岡市議会の議員その他の非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、議案第34号静岡市・蒲原町・由比町合併協議会設置協議について、議案第35号工事請負契約の締結について((仮称)スポーツパーク野球場建築工事)、議案第36号工事請負契約の締結について((仮称)スポーツパーク野球場電気設備工事)、議案第37号工事請負契約の締結について((仮称)清水西部スポーツ交流センター建築工事)、議案第38号工事請負契約の締結について(校舎大規模改造耐震補強事業清水二見小学校校舎耐震補強工事)、議案第39号工事請負契約の締結について(校舎大規模改造耐震補強事業清水興津小学校南校舎耐震補強工事)、議案第40号工事請負契約の締結について(校舎大規模改造耐震補強事業清水第五中学校校舎耐震補強工事)、議案第41号工事請負契約の締結について(梅ヶ島高齢者生活福祉センター建築工事)、議案第42号工事請負契約の締結について(仮称B区区役所建築工事)、議案第43号工事請負契約の締結について(仮称B区区役所電気工事)、議案第44号工事請負契約の締結について(仮称B区区役所空調工事)、以上の15件です。 2 ◯近藤委員 議案第34号、静岡市と蒲原・由比町合併協議会設置協議についてですけども、これは今両町で1市1町の合併協議会設置を求める法的手続が進められているということで、その状況によっては、この34号に関係してくるということも考えられますので、きょうは、まだ20日ですから、来月の24日まで会期があるので、当初の関連議案を扱うときに、総合的にそれらも審議をしたらどうかと思います。 3 ◯佐野委員 ただいまの近藤委員さんの提案ですけれども、関連するというふうにおっしゃられましたけれども、全く関連しておりません、別問題でして。  つまり、今出ております2月16日から始まりました由比町と静岡市の1市1町、蒲原町と静岡市の1市1町、例えばこれを設置してもいいよというふうに決めましても、出発をいたします合併協議会は1市1町が2つです。つまり、1足す1は1足す1ということでございまして、1市2町にはなるわけではありませんで、今回出ております静岡市・蒲原町・由比町合併協議会というのは1市2町なわけです。ですから、それによって個々に関係してくるのは何もないのであって、これはあくまでも1市2町の合併協議会設置案件ということで、既に蒲原町と由比町が否決をされているという案件ですので、これはこの問題ということで16日に提案をされまして、今私たちの委員会に付託をされているわけでして、そういう案件ですので、そこのところを一緒くたに、総合的にできるものではない議案として出ているわけですから、これはこの付託をされた委員会の中で私どもが結論を出していくというふうに、委員長もお考えだろうというふうに思いますので、もしそうではないことを考えておるとすればその御判断を伺いたいと思うんです。私は全く別問題と。足されるわけではないですからね。 4 ◯鈴木委員 それはそのとおりで、1市2町の議案として2月の補正予算に提案をされて、そして由比も蒲原も否決をされたということですから、議会の判断というのは我々も議会人として重く受けとめなきゃなりませんけれども、さりとて住民の皆さんが今いろんな動きがあるということの中で、この取り扱いについて、同一の議会で、12日、15日の委員会があるわけです。ですからそれまで由比、蒲原の住民の動きがどういうふうになってくるのかということも見据えてかかっていくのも、これもまた議会として、大きい小さいは別ですけども、受けた側としてそういう住民に対する配慮もしながら、そこで委員会の審議をしていくということができるなら、委員長の方から委員に諮ってそういう判断をしてもおかしくはないのではないかというふうに思いますので、委員長の判断をお願いしたいというふうに思います。 5 ◯山口委員 全く理屈に合わない話なのであって、もともと1市2町の枠組みでの協議会設置住民発議の扱いというのは、ある意味では2町に関していえば、できるだけお互いの議会の判断というものに影響を及ぼさないようにということで同日やって、実態的には時間のずれはありましたけども、静岡の方は両町の議会の後にこういう判断をしなきゃならないということになったわけですけども、事実上、法律上は住民発議の手続というのは議会否決でもって終了しているんですよ。ですから本来でいえば、特例法上はそういうあれはないけれども、しかし取り下げるべきものなんですよ。言ってみれば、成り立たないんだから。1市2町の枠組みというのはもう崩れてしまったんですよ。だからいわばこの議案そのものの前提が崩れているという意味でいえば、もう取り下げてしかるべきものを議会は審議をせざるを得ないという形になっているわけですよ。それをわざわざ延ばすなんてね。  もともと合併というのは、自律的な意思を持って臨む独立した自治体の協議の中で、全体の意思が合意されて初めて成り立つものでしょう。相手が嫌だって言っているんだから。よく結婚の例えが好きな人がいるけれども、相手も嫌だよと、結婚したくないよと言っているのに、気持ちが変わるまで待つような話をするなんてことは成り立たないので、これは恥ずかしい話だよ。外向けに言ったってね。粛々とやるべきなんですよ、こういうことは。本来取り下げるべきものを引き延ばしていく特別な理由はありませんよ。例えば入札なんかの場合で談合情報があって、これは延ばすべきだという議論とは性格が全く違いますよ。成り立たないと。こんなことをすれば、議会としての権威を損ないますよ。私はそれは受け入れがたい。 6 ◯近藤委員 1市2町で協議会を開いてもらいたいということで付議されたけれども、蒲原、由比については議会では否決されたと。先ほど鈴木委員が言うように、そうは言っても、両町でそういう1市1町の動きがあることは皆さんも承知だと思うのです。別の話ではありますが、そういう合併に関する1市1町の話が出ているということです。  それと、けさの新聞にも出ていたように、あのような数字で手続を今やっているということの中で、さっき言ったように、それぞれの町民の気持ちを考えたときに、あえて今これを廃案にということをしなくても、例えばそういう議案が出たときに一緒にやった方が、それぞれ皆の思いが届くだろうと、こういう気持ちで、私はそういう審議をしてもらいたい。 7 ◯佐野委員 私は、合併に関する情緒的な話だとか、応援しますだとかいう話をここでするような問題ではないということを言っているんです。といいますのは、当局が16日に、それは合併特例法5条に基づいて義務づけられているからお出しになったわけですよ。その前提のもとで、本日、委員会が、要するに判断をするというのは当然のことです、この議会に、議員にそのことを求められているわけですから。  という中では、もし採決もしない事実、継続をしましょうということでしょう、3月23日まで。ということは、何ですか、静岡市議会の歴史というのも記録に残っていくわけでして、非常に決断力のない思考停止の議会というふうなことを、まさか委員長がそういう恥ずかしい選択をすることを我々に提案するとは思わないけれども、今、別に新しい1市2町の住民発議が起こっているわけではないわけですよ。  ですから、例えば静岡市議会がそれを認めたとして、住民投票が行われて過半数以上が賛成したとしても、設立する合併協議会静岡と由比町、静岡と蒲原町の2つの合併協議会ができるということを認めるかどうかの話であって、今回出ているのは1市2町の合併協議会を設置することに賛成か反対かということですよ。ですから、賛成だと思う方は賛成、反対だと思う方は理由を言って反対すると。役割は終わっているわけですからそれを決めるだけのことでして、私は手続的な問題としてなぜこんなところで逡巡をするのかというふうに思うんですよ。思いがあればあるほどそういうものとしてきっちり出直すべきだというふうに思うんです。そういう角度の手続的な問題です。 8 ◯田形委員 先ほどから近藤委員鈴木委員から出ていますけれども、まだ今会期があるわけで、きょうで総務委員会が終わりというんなら、何としてもここで結論を出さなければならないということになりますけど、まだあと2日間ですか、12日、15日と予定されていますし、その間に由比、蒲原の動きもあるようなことも言われています。そういうことで、静岡は大きい市ですからどっしり構えて、そして由比、蒲原の住民の気持ちも大事にしてあげるという形で審査したいと思います。ですから採決してください。 9 ◯山口委員 由比・蒲原町の動きを皆さん絡めて、この扱いについて物を言っているということ自体、本当に各自治体の意思というものについてどう考えているのかなと思いますよ。私はそういう問題じゃないと。静岡の議会は静岡の議会としての自立性を持っているわけだから、法的には既に終了している問題について付託をされているわけですよ。議会としてこの問題について付託されている以上、ここに、きちんと議事進行の流れは出ているわけですよ。きょうは34号をやりますと出てますよ。それを、特別な根拠のある話だったらまだしも、1市2町の動きがあるからって関係ないですよ。関係ありませんよ、そんなことは。法的には34号というのは、さっきも言ったように、本会議でも当局が言っているように、法的な義務づけがあるから出さざるを得なかっただけの話で、実態的にも終わっているんですよ。それを延ばす理由には全くならない。 10 ◯相坂委員 それぞれの御意見の採決をとればという気持ちもありますけれども、1つだけ私も申し上げておきたいと思います。1市1町として2つの町から出てきた場合、最終的に何年後かにでき上がる新しいまちが、由比と蒲原と、そして今の現行の新静岡市という枠組みになれば、同じ結論が最終的に導かれる可能性があるのであれば、ここで結論を出して1市2町というものをここで我々が否決をして、でも最終的にでき上がる可能性があるのは、枠組みとしては1市2町の枠組みででき上がってくるということがあるんであれば、例えば今、山口委員の方から、もうここできょう審査することになっているんだからやればいいじゃないかということは非常に早計で、情報収集に最後まで努めて、最終的にこの会期の中で情報収集に最大限の努力を払って結論を出すのが、むしろ住民発議として上がってきて、こうして議案として出てきているわけですから、その方が配慮した対応ではないかなというふうに私は思いますので、そろそろ採決してもいいのではないかと思います。 11 ◯望月委員 議会運営上の手続で、継続にするのか審査しないのか、例えば付託をされたときに、今議会中会期があるからその議案をどこかで審査する、一応付託はされた、されたらされた時点でそれを全く審査をしないで次のとこに持っていくといったときに、議会運営上、いろいろな議案があるときに、一応審査をしていわゆる継続する。そしてその会期中にもう1回やる、それが普通の手続だよ。それは議会運営上いいかどうかという議論が先にあると思うんだよ。今みんな審査に入っちゃって、審査というか、それぞれ会派の言い分を言っているけど、委員会運営上付託をされたよと、会期はあるよと、しかし、審査をしてやっぱり町の状況を見て継続するのが会期中なんだよ。きょうは全く審査をしないことが議会運営上いいかどうかという問題だよ。そこだけはっきりすればいいじゃないの。  議長が全部30何号議案まで付託をして、委員会が開かれたよと。その間議運が開かれたわけではないんだよ。それで委員会だけの形で付託されたものを、そういうことを議会運営上やっていいかどうかという手続の問題があるわけ。それをはっきりさせて、そういうことがいいということであるならば、それはそれでおれはいいと思うよ。だけどそういうことが現実的にしっかり、例えば議会運営委員会でやるのか、あるいは委員会でそういった対応をとっていいなのかどうなのかという問題があると思うんだよ。全体の意識が継続なら継続、それはそれではいいと思うんですよ。だけどそれは、何も審査しないで次まで持っていきましょうというやり方がいいかどうかという問題だよ。それをはっきりした方がいい。
    12 ◯柴田委員長 今、議事進行の動議について賛否両論ありました。今また望月委員から取り扱い上のことでの御質問、意見が出ました。私の知ったところによると、要するに委員会には議事日程という概念はないということですので、委員会内のことについては委員長委員長の職権で決めてもよろしいと、そういうことになっているそうです。しかし、そういうわけにはいきません。やはり委員皆さんのいろいろ御意見をお聞きした上で決めなくてはならないと思いますので、今お聞きしているところです。そういうことです。 13 ◯佐野委員 そうしますと、委員会を開催するときに、委員長はだらだらだらとこれをお読みになったでしょう。要するに、34号についてそういうことであればその根拠を言って、議長なり、議運は開かれていませんから、こういうことになっているのできょうは付託を受けたこの議案についてこれを審査するけれども、採決については委員長判断としてというふうにおっしゃるんだったら、こうしたいという提案を、なぜなさらなかったんですか。何もなかったじゃないですか。すぐ提案でしょう。 14 ◯鈴木委員 先ほど私が言ったのは、手続上の問題はもちろんありますけども、委員会の判断として、月はまたぎますけども、会期内に委員会があるので、その中に先送りしたらどうかということを諮ってくださいというお願いです。意見もいろいろ出ていますけども、委員長の判断でできるということであるならば、諮ってください。もうこの議論をいつまでしていてもしようがないですし、ほかの議案が待っていますのでお願いします。 15 ◯望月委員 整理して、一遍みんながしっかり審査すればいいんだよ。手続の話をしてるんだよ。動議が出て、それで皆さんの意見が出たと。出尽くした中で委員長として判断したなら判断したって言えばいいのです。その辺をしっかりしておかないと、後々いろんなことを手続するときに、その手順をしっかりしておかなければまずいということがあって、先ほどさせていただいたんだけど、動議としてこういう議案に対して同じ会期中に十分審査ができる。だからその次の総務委員会に審査は行くというような手続がはっきりしていれば、それはそれで私はいいと思っている。その辺をちゃんとしてくださいよ。             〔発言する者あり〕 16 ◯柴田委員長 山口委員に申し上げます。これは、大変重大なことです。しかし、今まだ入り口であって、これからたくさんの議案を審査するわけですので、山口委員からもいろいろ御意見もお伺いしていますし、先ほど佐野さんからの質問が出てますので、それに先にお答えします。なぜ最初に言わなかったかと。しかし、最初は議事進行の動議は出なかったわけですよ。私があそこまでやったところで出たわけです。ですから、それについて皆さんが御意見を言っている。そういうことですので、その点は御了解願います。  それでは、いろいろ御意見もあるようですけれども、山口委員の御意見もあると思いますけれども、その方はこの委員会条例とか何かで、委員長の職権で、こういう場合はこういうふうに皆さんの意見を聞いた上で、委員長の判断で決めるということになっております。ですから、もしこれ以上御質問があるようでしたら後刻お受けしますし、私でお答えできないことは、またほかのもっとわかる方に当然答弁をしてもらいますので、そういうことで採決をさせていただきます。山口委員、協力をしてください。 17 ◯山口委員 確認だけさせてください。議事運営上の確認だけしたい。委員長の言ったことはわかったから。私は当然こういう結論を総務委員長の職権でもってやったということになったときに、私は議会運営委員会のメンバーだけれども、議会運営上の是非の問題については、当然議運でも議論になりますよ、これ。そのときに……(発言する者あり)当然なるさ。僕は提起するよ。こんなことはいいのかという提起するよ。(「それはここでやる話じゃないよ」)でたらめだからさ。でたらめだから。少なくともそのときに委員長として職権でやったと言うんだから、なぜ延ばしたのかという問題についての合理的な説明を、ちゃんとやってもらわなきゃ困るよ。 18 ◯柴田委員長 そういうことにつきましても、きっちりした対応をしなくてはならないと思います。  それでは、議案第34号につきましては、今度定例会会期中の当初関連議案付託後の総務委員会で審査することに賛成の委員の挙手を求めます。             〔賛成者挙手〕 19 ◯柴田委員長 挙手多数です。よって、本議案はそのように審査することとします。  それでは、現在付託されております15件の議案のうち、議案第34号を除く14件の議案について一括議題とし、直ちに審査します。  議案審査の順序としましては、議案第34号を除く14件の議案について、一括してまず当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後討論とあわせて要望・意見を述べていただきまして採決をします。  順次当局の説明を願います。             〔当局説明〕 20 ◯柴田委員長 ただいまの説明に対し質疑に入りますが、ここで当局の方々に申し上げます。  委員の発言で聞き取りにくい部分がありましたら挙手をしてください。私が指名しますので、その旨をおっしゃってくだされば、委員長から委員に対し再度の発言を求めることとします。委員の方々も御協力をお願いいたします。  それでは、質疑はありませんか。 21 ◯若林委員 議案35号、45号の案件につきまして、お答えをいただきたいと思います。  工事請負契約の締結の中で、清水の3つの学校の耐震補強事業でございますけれども、この耐震については、旧静岡地域と比較しておくれがあるわけでございますけれども、児童の命の危険という意味も含めまして、順序として古いものからやっているのか、どういう基準でこういうものが一つ一つやられているのか、その辺の基準につきましてお答えをいただきたいと思います。  それから、B区の区役所でございますけれども、非常にまだ区役所の展望というものが明らかになっていない。どうするのかというお話であって、区役所を中心にしての行政、そういうものもささやかれている中で、議員の控室なるものがこの中でどのところを指すのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 22 ◯鈴木管理課長 耐震補強工事の順序ということでございますけども、これにつきましては、教育施設課の方で所管してございますので、私の方で古いものとか耐震性が悪いものからとか、そういうことはちょっと経過については把握してございません。  区役所の関係は、政令指定都市準備課の方から御説明いたします。 23 ◯関政令指定都市準備課長 区役所の議員控室についてお答えいたします。  選挙は各区でやりますけれど議会は本庁の方ということで、区役所には議員控室というものは設けません。 24 ◯若林委員 管理課長、提案をする以上、ある程度の知識を、どんなふうな形の中で耐震工事をやるのかと、このお話ぐらいは向こうの施設課へ振ることはないんですから、お答えをいただきたいなという気がします。そういう能力の問題になると思います。そういうことになりますと、管理課には、その辺の知識はないんですか。 25 ◯鈴木管理課長 耐震の補強計画ですが、耐震指標IS値、これが低いもの、一般的には古い建物がIS値が低いということで、通常では、今回県の指定ではIS値は1.25以上ということになっておりますので、おおむね現在耐震補強をやっている校舎は0.3以上から耐震補強を実施しているわけですが、0.3以下については改築となっているということで聞いておりますので、IS値の低いものから順次整備計画を立てていると聞いてございます。 26 ◯若林委員 次に、議員の控室のお話ですけれども、これは今のお答えだと若干問題があるような気がします。本会議で、もしこのことでお話が出た場合、そういうことで、お答えできますか。まずその辺から聞きましょう。  控室が何もございません、そして静岡と清水にそれぞれあるところを使ってくださいと、こういう随分つれない話なんですけど、どうなんですかね、これ。我々が市民と一緒にB区へ行く。それで議員がある一定程度の待ち合わせというお話の中で、どこかに待機をしていなければならないという状況が醸し出されるんじゃないですか。 27 ◯関政令指定都市準備課長 失礼いたしました。先ほど議会にあるような専用の議員控室というふうなことでとらえましたので、そういうふうにお答えさせていただきましたが、もちろん区役所の中にまちづくり推進課だとか、そういうまちづくりをするような担当課が入ることになっておりますので、もちろん議員さんの方たちが、その区役所の中でいろいろなまちづくりとか、そういうことに対してのお部屋は会議室とか、そういうものは準備をさせていただく予定でおります。  ここにあるような、各会派の議員控室といいますか、それは先ほどは用意はいたしませんということでお答えさせていただきました。 28 ◯若林委員 私の言っていることは、まちづくり推進課へ議員が来て、そこでお話をすればいいんじゃないかというお話じゃなくて、15名ないし16名が来年の3月には選出をされるわけですよ。そういう中で、B区を担当する議員がまずB区へ行って、市民のまちづくりに対するお話を聞くというところで、若干やはり時間の差異だってありましょうし、そういうことで控室というのは当然、議員ということはないけれども、そうすると、それに準じたものもつくらないという方向なんでございますか。 29 ◯関政令指定都市準備課長 ただいまのことですが、議員さんだけの専用でということでなくて、会議室は幾つか用意してございます。それと、地元の人たちも使えるような会議室も用意してございますので、そういうようなところで活動をされていただきたいというというようなことで考えております。全くないということではございません。 30 ◯若林委員 しつこいようですけれども、現実を考えてみますと、私たち、清水へ今行っております。そして大部屋で私の会派と市民自治福祉クラブしか集まらない、いわゆる寒々とした部屋なんですよ。そういう中でいろというお話になると、新しい政令市になるし、しかも区制というお話になればちょっと違和感があるんですけれども、その辺の配慮というのは、建屋をつくるときにやはりしていかないと、レイアウト含めて、今の課長のようなお話じゃなくて、私はもう少し違った見方をしているんですけれども。私の言っていることは間違っているのかな。どうなんでしょうかね。会議室を使えなんて話はちょっとあれだね。 31 ◯関政令指定都市準備課長 先ほどお答えいたしましたけれど、区役所においては特に各会派の議員控室というものは、今のところ考えておりません。会議室を幾つかつくる予定でおりますので、そういうようなところで有効にお願いしたいということです。  あくまでも各会派の控室というのは、議会棟といいますか、本庁の議会棟というようなことで考えたいというふうに思っております。 32 ◯若林委員 私は、各会派の部屋を欲しいと言っているわけじゃないんですよ。議員が15名ないし16名がそこに、たむろすると言っちゃおかしいんですけれども、必ず来なきゃならないわけですけれども、そういう意味で、そこの部屋というものをやはり確保していただかないと、B区はいつもここへ来て、ここから、はい、それじゃB区へ行って市民の要望を聞きますよと、こういうお話になってしまうわけでございますけれども、その辺の考え方なりを聞かせていただきたいと思います。 33 ◯関政令指定都市準備課長 地元の区役所で住民の方の御意見を聞くだとか、いろいろ皆さん、議員の方たちが集まるところだとか、そういうようなことでございますが、例えばこの部屋は議員さん専用の部屋ですよということではなくて、そういう皆さんが入れるような会議室として有効活用していただきたいということで、会議室は幾つか用意をさせていただきますので、それを有効活用していただきたいというふうに考えております。 34 ◯若林委員 質問の仕方に困ったんだけどね。それじゃ余りにも、市民が来て対応を──今の場合なら控室へ来て、お茶の接待なども含めながらやりますわね。それでB区では一切そういうものはないと。とりあえず静岡のA区へ来て、その控室でスタンバイをして、それでB区へ押っ取り刀で行くと、こんな状況になってしまいますけれども。少なくともB区で一日仕事をしなければならない部分だってあると思うんですよ。そういうことも想定をするならば、もう少し、ただ単に会議室を使ってくれればいいんですよというお話ではなくて、15人が湯茶接待ぐらいのできるところは設けますよと、こういうお話をしていかないと話が進みませんよ。 35 ◯関政令指定都市準備課長 再度のご質問でございますけど、先ほどから答えさせていただいているんですが、B区の区役所につきましては、議員専用の控室というのは今のところ考えておりませんが、会議室がたくさんありますので、そういうようなところで活動していただきたいと。  それと、運用の面で、区役所の会議室と、そういうような使用の運用の面で、そういう中でまた考えていきたいというようなことで、先ほどから言いますように、議員さんの活動の本拠点というのは、地元もありますけれど、議員控室というのはあくまでも議会棟の中でということで考えております。 36 ◯鈴木委員 関連をして聞きますが、今は清水の議会棟があって清水に行っている。清水に控室がある。静岡にも静岡事務所ということで静岡にも控室がある、両方でやっています。今度新しい議会棟ができたときに、この控室はなくなるというふうに理解すればいいのですね。そういうことだね。それでなきゃおかしいでしょう。だから、名前はわかりませんけど、清水区役所になったときに、区役所には今議員控室があってそこで使っているわけでしょう。静岡もあるわけでしょう。若林さんが言いたいのは、新しい区役所静岡、清水の機能がないというのはどういうことだと言おうと思っているのだと思います。だから、新しい議会棟が東静岡という位置づけになっていて、そこにできたときには、両方をなくすということだね、そう理解すればいいのですね。それは答弁できなきゃ答弁なくていいです。 37 ◯関政令指定都市準備課長 今、新庁舎の関係で検討委員会等やっております。そういう中で総合的に考えていくことになろうかと思いますが、基本的には新庁舎ができたときには一本になるというような、今、鈴木委員のおっしゃるとおりの考え方でございます。 38 ◯鈴木委員 1つだけ聞かせてください。  請負契約の議案第38号不二見小学校ですね。第一土木静岡支店が落札をして、次の39号、40号では辞退をしているんですが、その理由は聞いてありますでしょうか。  それと、ついでに伺わせてください。これは第一土木というのは多分旧清水に出てきていると思うんですよね。それで、出てきて間がないというふうな話を聞いていて、静岡の場合も、営業所を出したりしてもすぐ1年で指名に入れるなんてことは、慣例としてなかったような気がするんですよ。だけどここが談合という不幸な問題があって、ほかになくて入ってきたかもしれませんけど、そういうことの基準がどこかにあってやったのならいいんだけど、多分若いと思うんですよ。それで、この選定委員会は清水でやりましたか。静岡でやりましたか。それも含めてお願いします。 39 ◯鈴木管理課長 まず、辞退の関係でございますけれども、3件の耐震補強工事に指名がされてございました。それの入札を不二見小学校が一番初めに行いました。その結果、不二見小学校を落札した。あと2件を辞退したわけですけれども、これについては会社の事情で管理技術者が不足をするだとか、そういう施工上の問題で辞退、早く言うと、1つ契約をしたということで辞退をされたのかなと。特に業者さんには聞いてはございません。  それから、第一土木の指名をどこで決めたのかと、これは静岡市の業者等選定委員会で決定をいたしてございます。  それから、指名に入れるのかということですが、清水財政事務所の契約課が発注する建設工事の請負契約に関する指名人の選定に関する基準、この中に選定の方法としまして、まず順位としましては、合併前の清水市域に本店を有する者──いわゆる市内業者になります──及び支店、営業所等を有する準市内業者を、順位としてはそうなってございますので、指名停止により業者が不足してしまいましたので、準市内業者の第一土木を指名に追加をいたしました。 40 ◯鈴木委員 そうすると、いつ出てきたかというのはちょっと答弁なかったんですが、業者数が足りないので特例で入れたというふうに理解すればいいですかね。 41 ◯鈴木管理課長 そのとおりでございます。 42 ◯鈴木委員 はい、わかりました。 43 ◯山口委員 先ほどのB区役所の施設機能と議員控室の問題についてです。答弁で確認をしておきたいと思うんですけれども、区役所、B区に関しては控室は置かないよということとあわせて、区役所一般についてはもう置かないんだという議論が出てきてちょっとひっかかったんだけれども、その先ほどの鈴木委員の質問に対しては、本拠点は議会棟の中に置くということで、考え方として、これは東静岡の新庁舎ができるまでは現状維持だということで理解をすればいいということですね。 44 ◯関政令指定都市準備課長 今、暫定的に旧清水、旧静岡に控室がございますが、これはあくまでも2年間の暫定ということで、私の方も聞いております。ですので、17年からは後、今どうなるかということは聞いておりませんが、これから検討されると思いますが、全部……(発言する者あり)ですから、17年までは今両方にということでお伺いしています。ですので、17年以降はそれをどうするかということはまだ決まってないと思いますので、どうするかということはわかりませんが、新庁舎ができるときに、例えば議会棟ができるということになると、控室等が、議会がそこへ全部集約されるというふうに理解をしております。 45 ◯山口委員 わかったようなわからないような話なんだけど、要するに経過があって、議員控室の問題については、暫定措置として事実上旧市の元の庁舎に置かれているという現状があるわけですよね。当然それは、2年後の検討の対象になると思うんですけれども、しかし答弁の中で、一本化については東静岡庁舎の議会棟に絞るよというふうなことで出たから……(発言する者あり)まあ、いいです、いろいろと問題が出そうだし。  ちょっと別の話で聞くんだけども、歳出の方で総務関係で、財政調整基金31億円の積み立てということなんだけども、年度ごとの収入の関係というのは、これからやっぱり三位一体云々の話もあって、相当動くだろうと予想されているわけですね。その変動に対応するという点で調整基金という問題が当然出てくるわけなんだけども、その見通しですね、16年度の31億円という額との関係で説明をもう少ししてもらえればと思うんです。 46 ◯樽井財政課長 財調を、今回31億円積ませていただきましたが、これは先ほど申し上げましたが、今回の補正予算の収支から生じた一般財源を積ませていただいたものでございます。これにつきましては、新年度非常に、平成16年度財源が厳しい状況がありまして、平成16年度への充当を前提として、この2月補正で積み立てたものでございます。 47 ◯佐地委員 不動産の売払収入について、内容をもう少し詳しく教えていただきたいのですが。 48 ◯鈴木管理課長 土地の売払収入は、管理課所管分でございまして、普通財産の売り払いでございます。3件ございまして、清水二の丸の土地42.21平方メートル264万4,375円、これにつきましては、一般住宅に貸し付けておいた土地は借地人の希望で売却をしたものでございます。  次に、鍵穴7333の9、18.70メートル、これにつきましては、法定外公共物で、もともと国有地になりますけど、これが本年度国の方から払い下げが受けられるようになってございます。その土地は、現在住宅が建っている下にございます。建物の所有者が家を建てかえるということから、市へ売ってほしいということで、18.70平方メートル、15万7,725円。それからもう1件は清水馬走293の2、429.37平方メートル、金額にしまして721万3,416円。これは大昔は墓地跡地と台帳上はなってございます。現況は竹林になってございます。この土地につきましては、周囲を業者が開発行為をすると、その土地の中にございまして、それも市の方へ旧清水市時代に売ってほしいと、こういうことから約束がされてございまして、売却をするものでございます。 49 ◯佐地委員 ありがとうございます。  これが減っているという理由を、もう一回説明してもらいたいのですが。 50 ◯樽井財政課長 社会教育、教育委員会の関係になりますが、南部公民館のところを解体した跡を売却するという予算が載っていましたが、それが今年度解体をしませんので、その分が収入として入らないということの、そういった減額が……。それ以外にもございます。その差し繰りになりますので、先ほど管理課長が申し上げたのは追加の部分ということでご理解いただきたいと思います。 51 ◯佐地委員 2億5,000万円ですから、大きいなと思ったので。その公民館の件は、解体しないということですね。確認なのですが、大まかにいって、その2億5,000万円というのは、その関係だということでいいのですか。 52 ◯樽井財政課長 南部公民館の解体に伴う売却収入といたしまして、当初で約2億3,000万円ほど計上してございます。その分が全部落ちました。 53 ◯佐地委員 飛んで申しわけないんですが、人件費の方なんですけど、総額は前年度とどれぐらいの前後があるかということだけ教えてください。 54 ◯古屋人事課長 今、資料を取り寄せていますので、少々お待ちください。 55 ◯佐地委員 済みません。もう1つだけ。違うところへ飛びますが、区役所の建設の関係で質問させていただきます。  総務課の方になるかもしれませんが、設計を見させてもらうと、まだ1階などは事務室という形になっているわけですよね。ここに入られる課というのは、まだ予想されていないのですか。予想されている場所があるのでしたら、教えてもらいたいと思います。 56 ◯都築総務課長 区役所の施設に伴います課名等というか配置等につきましては、おおむね予想される課等については、平成16年度の組織機構にある程度反映はして、想定はしておりますが、今後業務内容等を精査していく必要があろうかと思っております。これにつきましては、きょう議案として上げてございます課名の関係なども含めまして、いろいろなところと整合をとりながら、タイミングを合わせるように進めてまいりたいと考えております。 57 ◯佐地委員 毎回聞いて申しわけないのですが、設計もされてきているわけですから、そうすると大体いつごろになりますか。 58 ◯都築総務課長 先ほど少し申し上げましたように、他市の例等を調べまして、必要であろうと、市民生活に直結するであろう業務を行う課につきましては、既に16年度組織に反映させていただいてあります。今後、これを1年間といいますか、運用をしていって、当然過不足も予想しておりますですが、そういうものも新しい組織には反映をさせていくということを考えております。  時期的なものを申し上げますと、政令指定都市の指定がいただけるのが10月というふうに踏んでおりまして、我々の方としましては、これは条例で事務事業を規定をしていく必要がありますので、多分11月ごろにお諮りをさせていただけるというふうに考えております。いろいろな業務と整合をとりながら、今のようなスケジュールで進めてまいりたいと考えております。 59 ◯古屋人事課長 失礼しました。経緯、推移ということでお答えさせていただきたいと思いますけれども、合併前の静岡市と清水市の人件費の額が約727億円です。それから、ことしの781億円というのは、未払い金等がありましたのでふえましたけども、その未払い金を除きますと約724億円です。それから、16年度の当初の見込みですと約704億円という数字になると考えておりまして、人件費総額では、若干減りつつあるということでございます。 60 ◯望月委員 給与は、この前の1.07の人勧減ですね。退職手当も絡んでくるんですけども、これによってラスパイレスというのはいつの時点で数値を出せるんですか。 61 ◯古屋人事課長 まだ正式には総務省等で公表されてはおりませんが、静岡市の試算をしましたら104.2という数字になっております。これは旧静岡市のラスパイレスが14年度が105.2、それから旧清水市が102.9となっておりまして、合併した後のラスパイレス指数は104.2と見込んでおります。 62 ◯望月委員 政令市の平均が103.4。そういう部分への努力というか、それもまたあると思いますけども、一応今の時点のことはわかりました。  交付税の関係が最終的に出てきたんですけども、この計算方式は清水を中核市として算定をして、最終的にはこれが出てきたということですけども、合算でいわゆる清水市を中核市としてやるのと、プラスの方をとればいいという話は伺ってるんだけど、もう一つのやり方ありますよね。今回出たやつが清水が中核市になったという、中核市として算定をしているわけでしょう。そうでなかった部分で交付税が算定される差額というのはどれぐらいありますか。 63 ◯樽井財政課長 まず、算定替えと一本算定とございますが、算定替えがそれぞれ旧市の状況で試算を出した数字。一本算定となりますと、一市として、要するに清水も中核市となる形になります。  そうしますと、差額で申し上げますと、一本算定の場合、今年度いただきましたのが約166億円です。算定替えでいきますと133億ぐらいになりますので、その差は33億円程度になります。 64 ◯望月委員 総務費補助金の中で、合併市町村補助金が2億3,000万円が記載されてありありますが、これは3カ年で6億円と言われていますよね。これは今回の総合計画の策定事業として、マスタープランの部分に絡めて補助金が付けられていますね。今後の6億円から差し引いて、あと2年程度で2億6,000万円あるわけですけど、この辺のどういう部分で県の補助金を受けているかという方向性を持っているわけですか。 65 ◯鈴木企画調整課長 国の補助金につきましては、議員ご指摘のとおり、合併年度及びこれに続く2カ年ということでございますので、合計3カ年で上限が6億円という補助金をいただけるというのが制度でございます。  したがいまして、残りの6億円に満たない分につきましては、実績補助でございますので、今後各年度において事業が実施されますと、国の補助金の要綱に適合する事業を選択いたしましてこれを申請し、国の予算でそれが認められますと、各年度で交付されるということでございます。  それから一方、県の補助金につきましては、合併時に2億5,000万円ずつ2団体ということで、5億円ということで1回限りの交付でございますので、これはもうこれで終わりということでございます。 66 ◯望月委員 いずれにしても、6億円を目指してしっかりとっていくということですね。  それから、質疑でも出たんですけども、最終補正のあり方の中で、例えば、政策予算を当初載せたけれども、最終補正で不用残になるか不用残にならないかということがわからないと、結局新年度予算の中でそれが生かされているか、生かされてないかとか決算時までわからないということが発生し得ると。そういうことを考えていくと、政策予算はせめて500万円以下であろうが載せていかないと、年度の初めに政策で500万円以下でもありますよ。200万円でも300万円でも。それで最終に来たときに出ていないというと、予算上これは実際に執行しているんだろうというように、我々は思いますよね。しかし、決算は9月と11月ですけれども、9月までそれがわからない状態が発生するということもあり得ると、予算編成上最終のときに、せめて維持管理費とかのことはある程度それはいいにしても、やっぱりそういう政策予算についてはしっかり補正に載せて、何が執行されて何が執行されないかというのははっきりすべきと思うんですよ。それについて、この前の回答では検討するような感じも受けたんだけど、どうなんですか。 67 ◯樽井財政課長 2月の補正といいますと、精算補正ということで、かなりの量という部分がございまして、今年度につきましては、歳入では500万円以上、歳出で1,000万円以上ということで、それの補正を今回提案させていただいた部分がございますが、今後につきましては、ご意見もございましたので、そういった部分で研究をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 68 ◯望月委員 実際は政策というのに対して、まちの姿とか、どういうことを可能性調査をしているかとか、そのまちの顔が少しずつとか、まちづくりが見えてくるわけですよね。少ない金でも。そういうものはやっぱり真摯にしっかり出したりする努力をしていかないと。それは要望しておきます。  最後、毎回ちょっと議論させてもらっているんですけど、情報管理費で今回国庫補助の関係だと思うんですけども。組み替えして補正額としてはゼロなんですけども、最終的に今年度の情報管理費は18億6,900万円になって、国庫補助が6,100万円という金額なんだけど、当初のときの財源内訳というんですか、いわゆる一般財源、国庫補助とか何かというのは、どういうように、当初から今回18億円で最終になっているんだけど、情報管理費のいわゆる財源内訳はどうなっていますか。  6,100万円というのは、どこでどういう意味で、どういった形でこれはつくようになったわけですか。  55ページの情報管理費の補正額で、ゼロ補正で、これは組み替えだと思うんですけれども、18億6,968万円になっていますね。このときに国庫補助で6,100万円という数値が出てますよね。当初が13億円か14億円あったと思うんですよ。多分、それから3億円か4億円が乗って、今回18億円になっていると思うんですけれども、その中の財源内訳はどうなっていますかということは、それは答えるところがあるでしょう。 69 ◯樽井財政課長 済みません。遅くなりましたが、現計予算の財源内訳ということになりますが、ちょっと補正の資料を持っていないものですから、当初予算で申し上げますと、情報管理費が約15億円でございますが、そのうち使用料及び手数料が138万円、県の支出金が2,400万円、諸収入が1億4,500万円、一般財源が約13億2,000万円ということでございます。 70 ◯望月委員 では、今回の6,100万円というのはどういう―基本的にはこういう部分というのは、合併特例債とかいろいろな財源利用というのが可能だろうと思っているんですけれども、ただ今回6,100万円という国庫補助がどういう意味で、できるだけたくさんついてくれた方がありがたいという話になるんだけど、6,100万円がどういう部分で、ついたんだったら積極的に国庫補助を求めていくという必要があると思うんだけど、どうもこれを聞くと、15億円のうち13億が市単で情報管理というか、情報の施設整備をやっているということですよね。ですから、そういう意味でいくとこういう部分がもっともっとそういう補助が求められないかということがあるんですけれども、とりあえず6,100万というのは何についたんですか。情報管理のシステム改修とか、そういう部分で特定財源というのはつかないんですか。無理なんですか。  政令指定都市に向けて準備経費なんか、結構全体の情報管理の中にあるんですよね。例えば、均衡ある発展とか言われて、両市融合に準備するために、合併特例債というのは使えるのではありませんか。そういうことも話はしていないのですか。 71 ◯樽井財政課長 合併特例債の関係でございますが、電算の関係につきましては、システムの改修ということになりますので、基盤整備とか、そういった部分ではございませんので、これについては合併特例債の対象とならない、そういう考えを持っております。 72 ◯望月委員 この前の議会で、全部70何億円の、いわゆる情報システムというか、いろいろなもの情報関係でかかりますよと。これでいくと市単が補助対象になるものがなくて、結構みずからの部分で出し切れなきゃできないということが非常に多いというのを感じざるを得ないんだけど、そういう努力を各所管がしっかりして、それに何かかかわったりするような努力をしていかないと、ここの部分だけでも相当な一般財源の繰り出しになってしまうと。そういうのはしっかり各所管に向けてそれにかかわるような努力はやっぱりやるべきだと思うので、そういう努力をしてほしいと。  これで終わります。 73 ◯柴田委員長 それでは、暫時休憩します。                   正午休憩
         ──────────────────────────────                  午後1時再開 74 ◯柴田委員長 休憩前に引き続き、会議を再開します。 75 ◯田形委員 もう契約も済んでいることで、入札も終わっていますので、参考までに少し教えてください。  議案第38号で、清水不二見小学校校舎耐震補強工事で約2億5,000万円なんですが、まず1点目、この学校は建って何年ぐらいたってるんですか。入札結果がどうのこうのということではないのです。ちょっと今後の参考までに、何年たっているのかということと、鉄筋コンクリート校舎というのは何年ぐらいで建てかえるのが普通というのか、それを教えていただきたい。  それと、これはわからなければいいですが、もしこのくらいの規模の校舎を新築するとしたら幾らかかるのか。大体で結構です。といいますのは、こういうふうに言うと語弊があるかもしれませんが、もうじき建てかえるような古い校舎を、耐震補強で3億円もかけても何かしようがないというか、もったいないような気もありますが、今後また当初予算で出てくる可能性がありますので、参考までに教えてください。 76 ◯鈴木管理課長 不二見小学校の建物が何年たっているのかということですが、建築年月日は昭和42年3月でございます。その後増築をしまして、47年2月、49年6月と、2回増築をしてございます。  何年もつのかということでございますけども、一般的にこの当時の建築ですと30年程度かなと考えられます。現在はおおむね50年。  それから、新築するとどのぐらいかかるのかということですが、おおむねですが、坪当たり100万円ぐらいかかるそうでございます。  建かえにつきましては、恐れ入りますが、すぐに面積を調べさせていただきます。 77 ◯田形委員 では、調べている間に、ちょっと失礼な質問かもしれませんが、お聞きしたいのですが、一般会計の中から人件費を引いて、ほとんどこうやって、今回議決されたと仮定しますと、その中から人件費を引いた残り、これは旧清水市と旧静岡市に何%ずつ配分になっていますか。 78 ◯樽井財政課長 今、委員さんのおっしゃる部分の内訳はちょっと出ない状況にあります。 79 ◯鈴木管理課長 失礼いたしました。不二見小学校校舎は鉄筋の3階建てで3,204平方メートル、坪数にしまして970坪です。坪当たり100万円としますと9億7,000万円がかかる見込みでございます。 80 ◯田形委員 済みません、ちょっと確認なんですが、この図面を見ますと、南校舎と北校舎とありますが、私の質問が悪かったかもしれませんが、南校舎だけ建てかえたと仮定したら今の金額ですか。南と北とありますよね、給食室とか体育館とかいろいろありますけど。 81 ◯鈴木管理課長 南校舎でございます。 82 ◯田形委員 先ほども言いましたように、入札も終わったもんですから、今さらどうのこうのということはありませんが、当初予算の中に小学校等の耐震補強というのが出てくると思うんですが、今、例えばこの不二見小学校を例にとりますと、古いところで42年3月に建ったということは、築36年経過しているわけですね。それで大体当時の建物でどれぐらいなんですかとお聞きしましたところ、30年。そうなりますと、建てかえ寸前のところへこんなに2億5,000万かけて耐震補強する必要があるのかと思うのですよ。それだったら建てかえたらどうですかと。そういうことですので、また当初予算も出てくるでしょうから……ありがとうございました。  それで、先ほどの旧清水市と旧静岡市の予算の配分といいますのは、一般市民の方から、人口がに2対1だから予算も大体2対1になるんだろうなと、そんなことでよく質問されるものですから、大まかで結構なんですが、その辺もしわかれば教えていただきたいと思った次第でございます。いいです。わからなければ当初予算のときに質問したいと思います。 83 ◯樽井財政課長 厳密に旧清水、静岡と分けられる部分は出ますが、ただ区役所の建設とか、そういった一体的にやっている部分がありますので、そういった部分でちょっと出しにくい、出ないという部分があるということで、その辺は御理解いただきたいと思います。 84 ◯相坂委員 1点だけお聞きしたいと思いますが、今も田形委員からも質問がありましたけれども、小中学校の校舎の耐震工事なんですけれども、先日少し伺いましたら、これから耐震補強にかけなきゃいけない清水地区の小中学校は全部で25棟あると。それは平成20年までに5棟ずつ5年間、これから耐震補強工事を入れていくというとこを足し算しますと、5年間で50億円ぐらいかかるということになろうかと思うんですね。まあ50億円以上かかると。今現在静岡の中でこういう……所管外になるかもしれませんが、小中学校の統廃合の問題もこれから少子化の中で、平成20年までの中で議論が出てこようかと思うんですが、全部今必要であると、現在存在する小中学校すべて25棟に対して耐震補強工事をやって、50億から60億のお金をかけて、でもやがては要らなくなっていく校舎とかいうのが、統廃合の議論として出てこようかと思うんです。計画自体がどうなっているのかというのは、私も余り詳しく知りませんけれども、その辺のすり合わせとか、協議の場とか、取りまとめはどこがするのかとか、そういう見通しを、今現在、国の指導があって積み上げ予算で耐震補強工事を2億5,000万円ずつぼんぼん積み上げてきているんだけど、その辺のすり合わせをして、必要でないものと必要なものとどこの課が取りまとめをして指示を出していくことになるのか、その辺の見通しはございますか。ごめんなさい、どちらの課に聞いたらいいかわかりませんけれども。 85 ◯鈴木管理課長 統廃合も含めた校舎の今後のあり方ということかと思いますけども、これにつきましては、統廃合については教育委員会の教育総務課で現在検討中で、あと校舎の耐震補強につきましては、これは教育施設課で計画を練ってございますけども、補強の有無につきましては、将来の子供の推計、これらも含めまして、耐震をする、しないという、その判断は、子供の数も含めた中で検討しているかと思います。 86 ◯相坂委員 総務委員会の場で申し訳ありませんが、そうしますと、それは教育の場で全部上がってくる計画だから、それに応じてその契約課さんとしては上がってきた案件をやっていくよということだと思うんですけども。特に財政的なこういう中で、優先順位というのもわかるんですけど、そう言われてしまえばそれまでなんですが、何か指示を出すとかということはありますか。 87 ◯鈴木企画調整課長 ただいま、17年スタートの新総合計画を策定しているわけでございますが、ただいまご指摘いただいたような教育施設の整備のあり方につきましても、全市的な観点からどういうふうに整備していこうかということを、新総合計画の中で具体的に明らかにしていくということになっているわけであります。  その中で統廃合だとか、あるいは全体の耐震補強のあり方等、そういったことも十分その中で検討していくということでございます。 88 ◯佐野委員 それでは、何点か伺わせていただきます。  最初に、財政課にお伺いをしたいのですけれども、財政調整基金に全部のものを集めて31億円をとにかく積み立てておいて、16年度の財源調整のために使うんだというご説明があったわけですけれども、財政的に苦しいということがあるからでしょうけれども、今までのやり方とちょっと違うというふうに思える内容について、2点お伺いしたいと思います。  1点は、ことしのずっと最初からの予算のときにも問題になっておりましたけれども、後始末の問題です。土地開発公社の後始末、これを政令市になるまで引き継ぐのかどうなのかという中では、年次計画を策定して解決をしていかなければならないというふうなことがあったわけですけれども、この年度を締めるに当たって、これについてはどんな検討をして、今回は何も処理をしなかったのかというのが1つ。  もう1つは、団塊の世代の職員の退職金ということでずっと積み立てをしてきたわけですけれども、いつも最後の補正で若干の金額を積み立てるというふうなことをやってまいりました。今年度初めて、確かに説明をされたときには、財政的なゆとりがあれば最後の補正で積み立てをしておくんだと、こういうふうに説明をされてきました。ですけれども、団塊の世代の人は必ず退職の日が来るわけですから、ほったらかしておくわけにもいかないでしょう。ゆとりがないから退職金がないよというわけにはいかないわけですから、このあたりはどういう検討をされて今回には載せなかったのか。  この2つの理由をお伺いをしたいと思うんです。 89 ◯樽井財政課長 土地開発公社の供用済みの土地の買い戻しにつきましても、これについては買い戻しをしていくということの認識を持っております。  それからあともう一つ、退職基金の関係でございますが、今回補正に上げてございませんが、平成19年度から団塊世代の退職が始まるということで、この年度からかなりの退職金の増額が発生をしてまいります。当然、財源的な対応をしなければならないということで、旧静岡市においては、計画的に、今20億ですか、積み立てをやってきたという経過がございます。  今年度の、土地開発公社の関係と退職基金についての対応でございますが、これも平成16年度が非常に財源が厳しいということがありまして、平成16年度の財源への対応、そちらを重点に今回は考えさせていただきました。そういったことで、退職基金、あるいは土地開発公社の償還分というのは、今回の補正には上がってございません。  ただ、これらについては、当然その対応については必要であると考えておりますので、今後の財源、そういったものを見る中で、償還あるいは積み立て、そういったものに努めていきたいと考えております。 90 ◯佐野委員 いえ、財政課はそれでいいでしょうけれども、人事課はどうされたんですか。そういうことは必要だという認識を財政課は持っているけれども、お金がないからできなかったということなんですけれども、人事課の方としては今まで積んできたわけですからどうされたんですか。  それと、企画調整課にお伺いしたいんですけれども、買い戻しの年次計画、これは財政課にもお示しをしているのですか。 91 ◯古屋人事課長 退職手当基金につきましては、委員さんも御承知のことで、毎年積み立てて団塊の世代が退職するときの急激な支出に対応するということを考えておりまして、本年度の退職の状況を見ますと、定年退職を迎える方のほかに、定年退職前に辞められる方も相当おりまして、その分退職手当の支出が今年度で増加しております。逆に言えば、今年度増額しているということは、後年度の負担がそれだけ少なくなっているということでございます。このことと現在の財政事情を考慮しまして見送ったものでございます。 92 ◯鈴木企画調整課長 土地開発公社の保有土地の計画的な買い戻しにつきましては、以前の議会でもご答弁申し上げておりますとおり、まず長期保有をしている土地、これにつきましては、やはり優先度が高いというふうに当然考えているわけでありまして、それからもう一つ、本年度の後半に判明いたしました供用済みの土地につきましても、本来目的で供用済みをしているような土地については、不適切の度合いが強いわけでございますので、こういった優先度の観点を十分財政当局とも協議をしながら、毎年の予算の財政状況の許す範囲内でこれを計画的に買い戻しをしていくという、そういう認識で両部局で一致しているわけでございます。 93 ◯佐野委員 基本的考え方を何度聞いても一緒なものですから、そういうことを聞いているわけではないのです。今の企画調整課の話は、66億円のうち今新しい総合計画をつくっているわけなので、その中で事業が載ることによってこれぐらいは解決するよと、これについては不適切用地について買い戻しをしなければいけないんだと。むろん、総合計画に載る分について買い戻しをして事業化するわけですけれども、そういうことで、分類はどういう段階まで市は行っているんですか、66億の内訳。  それと、そうは言うものの、買い戻しの年次計画。金額は大きいわけですから、実際にはどういうふうに、数字の上では何年計画だとか、そういうことはどの程度まで詰めているんですかということをお伺いしてるんです。  それと、これはもう一つは総務課になるのかもしれませんけれども、ずっと政令市の資格要件と言ったらいいんですか、こういうふうなものを持ってるのが政令市の資格要件としてふさわしいかどうかと言いましたら、全くふさわしくないというふうに思いますのでお聞きをするんですけれども、それが政令公布のネックになったら、またそれはそれで新たな問題なわけですから、こういうふうなものを持っているということは別に我が市だけではありません。今の政令市もそういうものを持ってるのかもしれませんけれども、全くネックにはならないと、早期に解決をするべきだとか、政令市まで持ち込んでも問題ないだとか、そういうことについては協議はされたのですか。総務省からは別にそのことは何も指摘はされてないと、ですからやらなかったということなんですか。お金がなければ許してくれたのかということです。  もう一つ。そうしますと、退職金の積み立て計画ですけれども、当然ある程度は優遇退職者の分があるかもしれませんけれども、このままではいけないわけですから、財政的なゆとりだというふうなことは、上に前垂れがつくにしても、16年度については積むということなんですか。  それは、例えば先ほどの買い戻しもそうですけれども、当初で対応するということだってあり得るわけですよ、数字の考え方では。というふうな、ある期中にやるだとかという考え方もありますので、このあたりは、今回積まなかったことと含めて、じゃどうするということについては、財政とはどんな話になっているんですか。 94 ◯鈴木企画調整課長 土地開発公社の保有土地の買い戻しの件についてお答え申し上げますが、まず、新総合計画の中で全体の、土地の買い戻しも含めまして、すべての事業を洗い出しといいますか、各部局からの提出を待ちまして、それで全体の中でどのような事業計画が編成できるかという、そういう全体的な議論をまず計数的な整理をしてみませんと、毎年の財政枠との連動をどういうふうに見ていくかという問題につながってまいりますので、土地開発公社の保有土地だけをとらえて、毎年の財政枠とどういうふうに結びつけていくかという議論は、今の段階ではまだ行う時期ではございません。今後、17年のスタートの時点までにはそういう情報も入りますので、その時点でそういう整理が行われる時期が来るというふうに認識しているわけでございます。  一方、供用済みの土地につきましては、昨年の後半に各部局に改善策の指示をいたしましたので、本年度末までにそういった改善策を取りまとめる見込みになっております。そういう中で、事業が実施できるような状況にあれば、新年度予算においてもそういった買い戻しという具体的な改善が行われるものも若干出てくるのかと、そういう見込みを持っているわけでございます。 95 ◯関政令指定都市準備課長 土地の公社の問題で総務省との状況はどうかというようなことでございますが、総務省の方からは特に指摘はされてございません。今のところそういうような話も出ておりません。 96 ◯古屋人事課長 退職手当基金ですが、基金設置時の方針といいますか、定員管理計画で削減できました人件費を積み立てていきたいという基本方針は変わりございません。  ただ、先ほど説明しましたように、退職者の状況が変わっておりますことと、それから退職手当制度が新しく改正になりました。それで、私どもの方で人数とそれから今後の退職手当に係る費用をもう一度計算をしまして、財政と協議しまして、新たに積み立て計画を再検討していくというつもりでおります。 97 ◯佐野委員 それでは、工事請負契約についてお伺いをしたいというふうに思いますけれども、何点かありますので教えてください。  まず最初に、先ほど小中学校の耐震補強の話が出ておりましたので、そこの関係で1点ほど伺いたいんですけれども、先ほど議案第38号の質疑がありまして、ここが970坪、金額が38、39、40と見ますと、最初が2億5,000万円でしょう。2億くらい、1億5,000万以下というふうになっておりまして、きょう拝見いたしましたこの資料によりますと、最初の増築をした不二見小については、ちょっと地図を見ると大きいかなという、角度がついて増築部分がありますからそう思うんですけれども、この金額の違いというのは坪数の違いなんですか。地図を見ますと、39、40は26ページと、それから31ページに地図が出ていますけれども、大きさはほぼ同じぐらいに見えるのです。ところが、金額を見ますと2億と1億5,000万を切るというふうな金額になっているんですけれども、これは面積ですか、工法ですか、あるいは耐震診断で劣化がひどいというその程度の問題でこれだけの差がついてるんですか。金額で見ますと、この40号は、39号に比べて4分の3ぐらいです。これはどうしてかなというふうに思うんですけれども、わかっていたら平米数なり工法なりの違い、なぜこういう金額になっているのか教えていただきたいと思います。 98 ◯鈴木管理課長 まず面積ですが、不二見小は、先ほど申しましたように3,204平方メートル、第五中が2,199.39平方メートル、それから興津小が2,044平方メートル、面積もございますが、金額の大きな金額の違いとしまして、耐震補強の程度といいますか、耐震診断をした結果耐震性が弱いと、こういうものについては大きな補強をする必要がございます。そういうことから、第五中では鉄骨ブレース補強壁が15カ所、鉄筋コンクリート補強壁が3カ所、耐震スリットが14カ所、鉄筋コンクリート中の鋼板の巻き補強が1カ所。それから、不二見小学校ですが、鉄筋コンクリートの補強壁が7カ所、鉄骨ブレース補強が28カ所、そのほかペントハウス等の撤去がございます。それから、興津小ですが、鉄筋コンクリート補強壁が12カ所、鉄骨ブレース補強が32カ所、そのほかペントハウスの一部撤去がございます。 99 ◯佐野委員 よくわかりませんけれども、面積は余り変わらないけれども、要するに補強の箇所が違うんだという御説明だったのかと思うんですけれども、そのどの部分がこれくらいの差になってあらわれてくるんですか。  それと、工期というのはどうなんですか。そういう補強の壁だとか、スリットだとか、巻き補強だとかというふうなものは、今回契約をいたしまして、完成の時点がどれくらいかというお話が出ておりませんでしたので、これがどれぐらいになるんですか。 100 ◯鈴木管理課長 工期につきましては、本議会で議決後、平成16年の12月15日まで、3校とも一緒でございます。 101 ◯佐野委員 もう1点の御質問にお答えいただきたいんです。どこで差が出てくるのかと。つまり、それはむろん部材というのもそうなんでしょうけれども、数が多いことによってどこに金額がかかってくるんですか、今、工期を聞いたら一緒でしょう。人工は余り変わらないわけだから、どこにこれだけの大きな差が……。例えば、38と40を比べますと、入っている本数等はありますけれども、工事費は約6割です。そういうふうになってきますと、たまたま3つ一緒に出たものですから、不思議に思うだけなのかもしれませんけれども、どういうところが金額における差になって積算根拠というのは立てられているんですか。 102 ◯鈴木管理課長 大規模改造も行ってございますので、それらのトイレの改修とか、床、壁、天井、これらの数量の関係もございまして、そのあたりで差が出てくるものと思います。 103 ◯佐野委員 それでは、今度は議案第37号について、先ほどの説明で、14年、15年、16年の3カ年計画で、来年の4月オープンだということで、今回この工事請負契約の締結についての案件が出てきたわけですけれども、制限つきというのは同種工事の実績を持つということなんですけれども、私、余りよくわからないものですから伺いたいのです。今までこのJVはどんなあたり、このスポーツ交流センターというのは、図面ではよくわからないのですけれども、スポーツ施設ということで図面を見ましたら、図書室がありますし、何だかよくわからないのです。軽運動というのはどういうものなのかも、それも私もよく理解できないんです。どうもその建物の全体の基本コンセプトというのが、どうもよくわかりかねるんですけれども。  それはいいんですが、こういうちょっと何ですか、複合型と言ったらいいんですか、今までに、このJVにこういうものの実績はあったんですか。お神楽型の、つまり1階が駐車場で、上で、軽運動をやったり、3階に体育室というのがあるわけでしょう、こういう構造は、私は余り経験がないものですからよくわからないんですが、どのあたりにこういうものがあったのでしょうか。これを教えてください。どんな工事実績を持っているのかということ。  それから、3年計画の中で、もう日15年の末になってこの契約がやっと出てきて、16年で建ててしまうということらしいんですけれども、そうすると、14年、15年というのはどういうことを、この3カ年計画ではやってこられたんですか。 104 ◯鈴木管理課長 業者の選定の関係ですが、一般競争入札、同種工事、この意味は、ここの建物が鉄骨造の3階建ての実績のある業者と、こういうことでございます。  それと、14年、15年は、これにつきましては、14年度に実施設計委託をしてございます。 105 ◯佐野委員 鉄骨造3階建てというのは、世の中にいっぱいあると思うんですけどね、その程度の制限つきという内容なんですかね。  私が聞いたのは、その日本国土と積志建設、このJVが、今回建てます清水西部スポーツ交流センターと同様な内容を持った工事の実績はどこにあるんですか。あっ、あそこかというふうなのがあれば教えてください。もしなかったらいいですけど、あったら教えてください。  それと、14年は決まった実施設計、15年ももう終わろうとしているんですけど、15年はどういうことをやっていたのですか。 106 ◯鈴木管理課長 まず1点目、15年は何をやったのかと。14年度には地質調査、実施設計委託。それから15年度には、建築工事、衛生、空調、昇降機設備──エレベーターですね、電気設備、このようなものを行います。 107 ◯佐野委員 それでは、工事請負案件ばっかり伺って申しわけないんですけど、次は議案第35、36号の庵原スポーツパークについてです。これは来年度のオープンということを、供用開始は来年度ということに聞いております。その全体の工期というのはどういう手順でいくのか。工事はこの2本に分かれているんですけれども、どんな格好で工期というのは御説明をされてるんですか。わかれば教えてください。 108 ◯鈴木管理課長 今後の工事の進め方ですが、既に造成工事が完成しておりますので、野球場と電気工事は今回お願いしまして、今後スコアボード、照明、衛生設備、これにつきましては、2月の下旬に入札を予定してございます。 109 ◯佐野委員 それでは、議案第42、43、44号のB区の区役所の関連で1点だけ伺いたいのです。この資料の44ページの地図を見ますと、静岡下島線から左折しまして、中野小鹿線に入りまして、この建設地になります。ちょうど市立看護専門学校を挟んで、今JR東海の石田の住宅があるところに、既に2万5,000平米のユニーの届け出が出たわけですね。そして、この工事がどんなふうになるかわかりませんけれども、学校があるということも含めまして、全体的な、これからB区の区役所の建設工事に入っていってという説明が、先ほど佐地委員の質問の中でございましたけれども、工期が一緒になるのか、あるいはもうずれてしまうのか、このあたりのところがもしわかれば教えていただきたいと思うんです。  一緒になりますと、非常にここのところ大変な問題になるわけで、もう地元説明会が法に基づいて行われましたけれども、その中で道路交通だとか環境についての問題点が幾つか、市の方でもまとめ上げられて事前相談が上がっているわけです。その工期とこのB区の区役所の工期が若干重なり合ったり、あるいは一緒になったりしますと、同じような問題が出てくるわけでして、これはもう公的文書として出ておりますので、このあたりの検討については、B区の区役所の準備課の方にはお話は来ているんですか。 110 ◯関政令指定都市準備課長 今の工期の問題でございますが、B区区役所はこの議会で議決をいただきますと直ちに工事に入りまして、12月いっぱい、一応24日までにということで工期を考えております。  ユニーの方は、我々の方へ直接来ることでなくて、経済部の話ですので、これができるというような計画があるということは聞いています。  工期につきましては、はっきりは聞いておりませんが、区役所の工期の遅い方で少し重なるというようなことは聞いております。 111 ◯佐野委員 もう1点だけお伺いします。多分ユニーの場合は、名古屋の建築確認機関を通って建築確認申請を出されて、市の方には建築確認申請が出されないんです。もう既にオープンだけは来年の10月1日というふうになっているのです。ところが、まだ現在の段階では民間の建築確認機関を通って、市の建築指導課の方には建築確認申請が出されたというふうな連絡はないんです。来た段階では、準備課の方には建築指導課の方から連絡が来る、あるいはお願いをしておくというふうなことの対応はされるのですか。 112 ◯関政令指定都市準備課長 今のところ、私の方へはちゃんとしたものでは来ておりません。うわさでしか聞いておりませんが、そういうものが来たときには十分協議をしていきたいというふうに、我々は考えております。 113 ◯森委員 私は、今の付託をされております工事請負契約の締結については、大変熱心に御質問等いただいておりますけれども、契約の内容等について、あるいは設計の内容等について質問がわたる場合には、私は契約課長にすべてを答えさせるといういのは無理があると思うんですよ。ですから、主として契約の締結ということにもとを置いておのずから限界を持たないというと、これからも大変なことになるだろうと、こう思いますから、私は当局としても、ここまでのことなら契約課長はお答えできますと、しかしそれ以上の、もとの課から設計でお願いをした内容等についてわたる場合には、これはやっぱり所管のとこでやってもらうしかないというふうに思うのです。そこの辺を当局の方でもはっきり限界を示していただいて、我々に審議の対象になる契約の案件というのはどこまでだということをしないと、お互いに何か不満が残ってしまう。納得できないような状態が残ってしまうおそれがあると思いますから、その辺についてこれからきちっとしていただけたらありがたいなと、こういうことを要望しておきたいと思いますけれども、どうですか。 114 ◯若林委員 今の森さんがおっしゃったことは、旧来の静岡の契約案件のときにもいろいろお話がございまして、対応をして、その中身がわからなければ一定の諾否ができないという事柄でございますので、担当の課を呼んで、その中身について若干聞くと、こういう采配は今まで静岡の場合はやっておったんですよ。それが今、森さんの言われるお話と連動させながら、委員長が采配を振るっていただければ、私はいいじゃないかと思います。全く今の管理課長のように、お話ができるようでできないようで、わけがわからないんですけど、そういうだけではやっぱり問題がありますから、その辺はひとつ委員長の裁きで、よろしくお願いを申し上げたいと思いますけど。 115 ◯柴田委員長 ただいまの申し出につきましては、また副委員長とも相談して対処したいと思います。  ほかに質問はございませんか。             〔「なし」〕 116 ◯柴田委員長 それでは質疑を終わります。  要望、意見、討論はありませんか。 117 ◯山口委員 給与改定の問題については、反対の立場をとらせていただいたんですけれども、0.07の給与改定、これに加えて期末手当のマイナス、これらは地域経済、さらには民間賃金との関係、社会保障水準の問題、あるいは労働基本権そのものにかかわる大きな問題を含んでいるという点で、この給与改定を含む今回の補正については反対をします。 118 ◯岩ヶ谷委員 先ほどからも話が出ておりますけれども、子供たちの生命を守るということを考えますと、東海地震のことも兼ね合わせて、早期に議案第38号、39号、40号の議題がスムーズに完了できるような体制をとっていただくということをお願いいたしまして、今回の上程された議案に対して賛成いたします。 119 ◯森委員 自民党・市民会議の関係でございますけれど、今年度の最終の補正予算というのはやはり適切妥当だと、こういうふうに考えますし、条例もそれから工費請負費もこの契約についても適正妥当なものとして、自民党としてはこれに原案どおり賛成をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 120 ◯望月委員 最終補正だということがあるんですけども、先ほど意見、要望のような形ではありましたけれども、1,000万円、500万円の部分についてはぜひ検討し、具体的に補正としての形をあらわしてもらいたいということがあります。そして、大変に繰越明許費が多い。今回の議案上程されている部分でこれほど繰り越し明許が出るのかと。今回現実的には両方の市から出された予算を積み上げたという背景はわかりますけれども、やっぱり年度執行ということが、いわゆるいろんな事業の前提にあるわけでありますので、やはりその努力をして完全執行ということがまずあって、それでしかもそれに及ばないやっぱりアクシデントがあったとか何かであったときに繰越明許として載ってくるということが基本であると。そういうことを前提に考えますと、非常に繰越明許に出されているものが多いということがありますので、今回はそういう合併初年度ということもありますけども、来年度はできるだけ最終的に繰越明許が載ってこないというような一段の努力をお願いしたいということを加えて、賛成いたします。 121 ◯若林委員 全般的に賛成という立場で、若干意見を申し上げたいと思います。  1つには、退職者にまつわる基金のお話ですけれども、これは恐らく19年度を初めとしながら、大きなちょうちん型の問題が出てくると思いますから、これは無理でもやはり基金としての積み立てはやるべきだと、こういうふうに考えますけれども、ぜひそういう方向の中で財政問題に検討を加えていただいたいと思います。どこかの都市のように退職債で運用するということではなくて、ぜひ基金の中で運用ができる、こういうことをぜひお願いを申し上げたいと思います。  それから、区の将来展望なんですけれども、今レイアウトを聞きますと、展望のないままの建屋のような気がします。というのは、なぜかと申し上げますと、予算がない区役所というお話になりますと、政令指定都市になって、市民運動なりNPOが活発化をしてきた場合、窓口だけあってそこのやりとりが全然区役所の中でできないということになると、若干市民もがっかりするだろうと思いますので、その辺をきちっとやはり整理をしてやっていただきたいと思います。  先ほど私がつけ加えた議員のいるところぐらい、済みませんけれどもよろしくお願い申し上げたいと思います。 122 ◯山口委員 委員長、1点ちょっと漏らしました。申しわけありません。  私、議案第1号についての反対の立場を述べましたけれども、今回付託をされている議案第34号についての扱いに関しては、委員長職権で審査そのものを先延ばしをしたと。議論そのものはきちんとやって、その上で採決を延ばすというならまだしも、審査そのものを先延ばししたというやり方については問題があるということを指摘して終わります。 123 ◯相坂委員 静清会の方から、申し上げます。もちろん議案34号は先延ばしの審議になろうかと思いますが、その他全の議案に賛成をさせていただきたいと思います。  要望は1点だけなんですが、先ほどからいろいろ質問が出ている中で、望月委員さんの方から、前もどこかで聞いたような気がするんですけれども、補正の段階で政策予算の話が出ました。補正の段階で年度末の政策予算がどういう執行をしてきたかということを報告してください。そうしないと11月までの決算の間で来年の当初予算にどういうふうな形で反映をしていったのかよくわかりにくいというような御意見がありまして、以前もそういう意見がどちらかで出ていたかと思いますけれども、そういったことも、いろんな市町村の視察へ行って、行政評価のあり方ですとか、決算の報告の仕方なんか、いろんな工夫が今見られるようになってきましたし、そういったこともぜひ工夫をしていただいて、私どもが逐一進捗率を確認していけばいいことかもしれませんが、同じ委員会の議論の場で、目に見える形で御報告をしていだたけるような形になると、非常にわかりやすいかなと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。 124 ◯佐野委員 私どもは、政令市移行に反対という立場ですので、B区区役所工事請負契約の締結議案議案第42号、43号、44号については反対をいたします。  その上で、問題点ですけれども、2つ。  1つは、先ほど企画調整課長からは、これから以降計画を立て、改善策は年度末にできるというお話でしたけれども、どうもこういうものが置いてあるというだけでも、何となく私はこの新市の汚点だというふうな思いが毎回しておりまして、なるべく早期に正常な姿に整理をし、改善をし、総合計画との整合性に合わせて、早くいい姿に戻す計画を立てていただきたいというふうに思います。  もう1点は、定員管理の浮いた分、これを退職積み立てにしようということで来たわけですけれども、これが何かそういうことができなくて、財調に回るというふうな厳しい財政運営であることはそうですけど、何となくタコが足を食べてるような感じがして、余りせいせいしないわけです。これもやはり何とか努力をしていただきたいというふうに思います。やはり市の運営には職員の皆さんの要素が一番大事だというふうに思いますので、余り元気が出なくなるような対策は早期に改善をした方がよろしいのではないかと思っております。  そして最後に議案第34号の関係です。当局が法の手続義務として付託をしたわけですから、後送りをし、かつ決断できないというふうな、この事実が静岡市議会の歴史に残るということが、私は大変恥ずかしいというふうに思います。そういう点で、二度と再びこういうふうな委員会運営をしないように、委員長にぜひお願いをしたいというふうに思います。 125 ◯山口委員 委員長、申しわけありません。討論抜きで態度表明しようと思ったんですが、第5号についての競輪事業会計ですけれども、これについても、公営ギャンブルに対しては、一貫して反対する立場で臨んできましたので、一言つけ加えます。 126 ◯柴田委員長 それでは、意見、要望、討論を打ち切り、採決します。  まず、議案第1号及び第5号を一括して採決します。これら2件は、原案どおり認めることに賛成の委員の挙手を求めます。             〔賛成者挙手
    127 ◯柴田委員長 賛成多数です。よって、これら2件は原案どおり認めることに決定しました。  次に、議案第42号、第43号及び第44号について、一括して採決します。これら、3件は、原案どおり認めることに賛成の委員の挙手を求めます。             〔賛成者挙手〕 128 ◯柴田委員長 賛成多数です。よって、これら3件は原案どおり認めることに決定しました。  次に、議案第2号、18号、35号、36号、37号、38号、39号、40号及び41号の9件について、一括して採決します。これら9件は、原案どおり認めることに賛成の委員の挙手を求めます。             〔賛成者挙手〕 129 ◯柴田委員長 全会一致です。よって、これら9件は原案どおり認めることに決定しました。      ────────────────────────────── 130 ◯柴田委員長 次に、当局からの報告事項が4件ありますので、これを聞くことにします。  順次当局の説明を願います。 131 ◯石上税制課長 訴訟事件につきまして報告させていただきます。  本件は、市税滞納に関します催告を行ったことなどを不服としまして、静岡地方裁判所へ提訴されたものでございます。  訴訟の概要でございますけれども、原告は焼津市在住の女性で、被告は静岡市となっております。  請求の趣旨でございますけれども、第1点目としまして、被告が平成15年9月29日付で行った平成14年度第1期から第4期分、及び平成15年度第1期分の固定資産税、都市計画税と、これにかかります附帯金の合計額69万1,000円に対する催告は、原告が関与、委任することなく、平成14年3月14日付で提出された共有代表者変更届を被告が受理したことにより生じたものであるとしまして、原告に対する市税債務は存在せず、その確認を求めているものであります。  第2点目としまして、被告は共有代表者届に対する原告の再三の説明に理解を示さず、不当な催告を繰り返したことによって精神的損害が生じたことから、20万円の慰謝料を請求するというものでございます。  平成15年12月2日に静岡地方裁判所に提訴されまして、静岡市では平成15年12月22日に訴状を受領したところでございます。  なお、この原告の主張に対しまして、現在、関係課並びにこの訴訟事件の担当を依頼した弁護士と協議の上対応しているところでございますが、静岡市が原告に対して行った市税滞納等の納付催告、その他一連の事務処理は適正なものであり、何ら不当なところはなく、原告の請求を棄却する旨の答弁を、去る1月23日に行われました第1回の口頭弁論において行ったところでございます。 132 ◯鈴木管理課長 旧清水市の建設業者に対する公正取引委員会の排除勧告、及び本市のその後の対応について説明申し上げます。  資料51ページ、上段から3段目までは既に報告済みでございます。4段目から、大石組に対しまして、16年1月6日から16年7月5日まで6カ月間の指名停止を決定いたしました。  2月24日には、審判廷で大石組の審判開始がされます。  1月8日、大石組代理人弁護士より、静岡地裁あて指名停止処分に対する執行を求める申し立てが停止されました。申し立ての理由は、「本件指名停止に関し、取り消し請求を行っているが、当該判断には相応の期間を要し、回復しがたい損害が生ずる恐れがある」との主旨でございます。  1月23日、静岡地裁より、「申立の主旨である回復しがたい損害が生じる恐れはない」との理由によりまして、本件申し立てを却下する決定がされたところでございます。 133 ◯島崎静岡・契約課長 それでは、低入札に関する報告を3件続けてさせていただきます。  先ほど議案第41号で、梅ヶ島の高齢者福祉センターの説明が、管理課長からございましが、それとは別に、企業局分の入札執行におきまして、調査基準価格を下回る入札が2件ありましたので報告申し上げます。  総務委員会資料の65ページをごらん願います。  対象工事名は、北部方面集中管理制御設備工事でございます。工事場所は記載のとおりでございます。工事概要は、中央監視制御設備工事外一式、入札は1月15日に実施いたしました。対象となりました業者は日本電気株式会社でございます。  入札結果表が次のページにございますが、予定価格記載のとおりに対しまして応札価格は59.61%ということで、基準を下回る結果でございました。これについて調査をしましたので報告いたします。  調査項目が67ページからございます。主なものについて説明させていただきます。  今回、低入札にした理由ということでございますが、静岡県内での上水道の大規模システムの受注実績を確保したいということ。そして、このテレメーターを利用した遠方監視制御設備は得意分野であると。機器類についてサーバパソコン、制御設備、プログラム等を含んで自社製品で対応できると、こういうことから低入札に応じたということでございました。  それからあと、(9)下請契約の関係でございますが、下請は日本電気の系列会社のシステム建設だけでございまして、金額は5,300万ということで、下請の予定金額は、事情聴取したところ通常の価格で積算したということでございましたので、別紙3にございますけれども、こちらの方は問題なかろうと思います。  それから、(11)過去の実績でございますが、平成12年度以降公共工事の元請負は13件ございまして、旧清水市が発注した12年度地域イントラネット基盤整備事業ネットワーク設備工事、この関係は工事点数が85点ということでございました。県発注の下田南高のほかのLAN工事ですけど、これは85点ということで、実績は申し分ないというふうに考えております。  それから、経営状況については、個々に見ると赤字の決算を打ったりしておりますけれども、全体的に見れば問題ないという判断をさせていただきました。  低入札にできた理由でございますが、工事費のほとんどが直接工事費でございまして自社製品は扱えるということと、プログラム等も一部改良してやるということで大幅な値引きが可能であったと。一般管理費等も、若干市の積算より4分の1ぐらいしか見ておりませんけれども、こちらも全然赤字ではないという報告を受けております。  したがいまして、この件につきまして、契約の内容が適正に履行されるか、公正な秩序を乱すおそれはなかったか、下請等の関係を考慮して問題ないという判断をしたものでございます。  それでは、資料の74ページをごらんいただきたいと思います。  こちらの低入札の関係は、平成15年度の上川原1号雨水幹線築造その12工事でございます。場所は、みずほ一丁目、二丁目地内でございます。工事概要につきましては、記載のとおりです。  入札は、昨年の12月11日に実施いたしました。  対象となった業者でございますけれども、静鉄建設株式会社、調査対象価格のところでございますが、入札価格1億1,975万円に対して、応札金額は1億2,293万4,000円、66.67という応札率でございました。  これらについて調査をさせていただきました。76ページをごらんいただきたいと思います。  低入札にした理由でございます。こちらに対して、とにかく受注目標額の達成、土木関係が大変受注が少ないということで、そういうことで受注目標の達成、そして技術も向上させたいということでございました。  それから、協力会社のコスト縮減努力と、実勢価格による積算により、下請業者にはしわ寄せさせるものではないという説明を受けております。  諸経費のうち、現場管理費は市の積算の3割程度でございますけれども、会社の一般経費、研修経費の中で、技術者1人を現場へ派遣する予定であるという説明を受けました。この工事において、81ページにございますが、一般管理費は計上してございませんけれども、会社全体の中で対応していくという説明を受けました。  それから、次のページをめくっていただきまして、(9)でございますが、下請関係でございます。  下請予定者は、地名建材興業及び三井住建道路の2社でございまして、総額3,906万円でございました。  以上、下請から事情聴取したところ原価割れはなく、赤字受注ではないという説明を受けております。  あと、元請に対する評価等載っておりますけれども、安心して仕事ができるという評価がございます。  それから、(11)過去の公共工事の成績でございますが、平成14年度に藁科地域都市山村交流センター、これはまたこの後報告させていただきますが、工事成績が87点、土木工事が84点で、門屋配水管の布設がえ、その工事が84点でございました。いずれもこれまで問題なくやっていただいております。  経営状況でございますが、こちらもいわゆる経営事項審査の点数でございますが、経営状況の場合、評点は841点でございまして、他のAクラスの業者と比較しても遜色ない数字でございました。  それから、下請の方の調書のヒアリングの関係が70ページにございます。もちろん見積もり金額は通常よりも勉強した数字であるということ。4のところに、この金額なら赤字にはならないということは伺っております。  今まで支払いの方の関係も、静鉄グループの会社でもあるので、問題なくやってきたということでございます。  以上、2点につきまして、低入札の報告をいたしましたけれども、契約の内容も適正に履行されると、いわゆるダンピングではないという判断をさせていただきましたし、下請いじめの点につきましても、これは赤字にはならないという報告を受けておりますので、契約審査会に報告させていただきまして契約したところでございます。  次に、83ページをごらんいただきたいと思います。  こちらは、過去に低入札に該当した対象工事が完了したものですから、その報告をさせていただきたいと思います。  工事名は、平成14年度の藁科地域都市山村交流センター建築工事でございます。請負人は静鉄建設株式会社、請負金額は変更ございません。記載のとおりでございます。昨年の12月15日に完成しております。  それから、施工状況でございますが、この低入札の要綱に基づきまして監督の強化を図りました。その結果、工事成績は87点ということでございました。この点数は一般的な建築工事の点数が80.1でございますので、それより上回っておりますし、優良工事の対象となる点数、84点以上をも上回っております。  そのほか、施工体制台帳、これは当該工事現場におけるすべての下請の関係が体系的にまとめられている台帳でございます。これらも含め、施工計画書、施工体制の表示等、適正に対応処理されておりました。  それから、下請負の状況でございますが、下請負人20人、再下請負人15人から事情聴取をいたしました。いずれも適切な時期に下請代金が支払われておりまして、また赤字ではなかったという答えもいただいております。こちらの関係を説明させていただきます。次のページをめくっていただいて、84ページに細かい表がございます。  点線で4等分されておりますが、一番左側の列、これが契約前の下請予定業者と金額でございます。その2列目が実行予算における下請金額、こちらと業者の名前も違っているのもあるし、金額も違っております。その3列目は、下請負契約に基づきます支払いの状況でございます。それから、4列目が2次下請の関係でございます。  これらについて調査した結果、一応下請負契約どおりの金額はすべて支払われていたということは、確認させていただきました。 134 ◯柴田委員長 それでは、ただいまの説明に対して質疑等はありませんか。             〔「なし」〕 135 ◯柴田委員長 質疑等を打ち切ります。  以上で、総務委員会を閉会します。                 午後2時22分散会      ──────────────────────────────   総務委員長 柴田武史 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...