奥出雲町議会 > 2022-09-28 >
令和 4年第3回定例会(第1日 9月28日)

  • 利用調整(/)
ツイート シェア
  1. 奥出雲町議会 2022-09-28
    令和 4年第3回定例会(第1日 9月28日)


    取得元: 奥出雲町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-28
    令和 4年第3回定例会(第1日 9月28日) 奥出雲町告示第166号  令和4年奥出雲町議会9月定例会を次のとおり招集する。    令和4年9月21日                        奥出雲町長 糸 原   保                  記 1.期 日  令和4年9月28日 2.場 所  奥出雲町役場仁多庁舎4階大会議室   ─────────────────────────────── 〇開会日に応招した議員      高 橋 恵美子君         北 村 千 寿君      糸 原 文 昭君         内 田 裕 紀君      小田川 謙 一君         田 食 道 弘君      糸 原 壽 之君         景 山 利 則君      内 田 雅 人君         石 原 武 志君      川 西 明 徳君         内 田 精 彦君      大 垣 照 子君         藤 原 充 博君   ─────────────────────────────── 〇応招しなかった議員      な し   ───────────────────────────────
      ──────────────────────────────────── 令和4年 9月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第1日)                          令和4年9月28日(水曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第1号)                    令和4年9月28日 午前9時30分開会  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 町長所信表明  日程第4 議案第53号 奥出雲町職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例制定について  日程第5 議案第54号 令和4年度奥出雲町一般会計補正予算(第7号)提出について  日程第6 議案第55号 令和4年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について  日程第7 議案第56号 令和4年度奥出雲町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第8 議案第57号 令和4年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第9 議案第58号 令和4年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第10 議案第59号 令和4年度奥出雲町合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第11 議案第60号 奥出雲町防災行政無線整備工事請負契約締結について  日程第12 議案第61号 財産の取得について(防災ラジオ(戸別受信機))  日程第13 同意第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第14 認定第1号 令和3年度奥出雲町各会計歳入歳出決算認定について  日程第15 認定第2号 令和3年度奥出雲町水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について  日程第16 報告第11号 令和3年度決算に基づく奥出雲町健全化判断比率並びに資金不足比率について    ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 町長所信表明  日程第4 議案第53号 奥出雲町職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例制定について  日程第5 議案第54号 令和4年度奥出雲町一般会計補正予算(第7号)提出について  日程第6 議案第55号 令和4年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について  日程第7 議案第56号 令和4年度奥出雲町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第8 議案第57号 令和4年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第9 議案第58号 令和4年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第10 議案第59号 令和4年度奥出雲町合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について  日程第11 議案第60号 奥出雲町防災行政無線整備工事請負契約締結について  日程第12 議案第61号 財産の取得について(防災ラジオ(戸別受信機))  日程第13 同意第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第14 認定第1号 令和3年度奥出雲町各会計歳入歳出決算認定について  日程第15 認定第2号 令和3年度奥出雲町水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について  日程第16 報告第11号 令和3年度決算に基づく奥出雲町健全化判断比率並びに資金不足比率について   ───────────────────────────────              出席議員(14名)     1番 高 橋 恵美子君     2番 北 村 千 寿君     3番 糸 原 文 昭君     4番 内 田 裕 紀君     5番 小田川 謙 一君     6番 田 食 道 弘君     7番 糸 原 壽 之君     8番 景 山 利 則君     9番 内 田 雅 人君     10番 石 原 武 志君     11番 川 西 明 徳君     12番 内 田 精 彦君     13番 大 垣 照 子君     14番 藤 原 充 博君   ───────────────────────────────              欠席議員(なし)   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 田 中   修君  主事 ───── 山 田 基 貴君   ───────────────────────────────           説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 糸 原   保君  副町長 ──── 藤 原   努君 教育長 ──── 松 田 武 彦君  総務課長 ─── 江 角   啓君 企画財政課長 ─ 杠   康 彦君  税務課長 ─── 秋 田 和 浩君 町民課長 ─── 永 瀬 克 己君  健康福祉課長 ─ 石 原 和 夫君 福祉事務所長 ─ 森 田 近 子君  水道課長 ─── 千 原 明 浩君 まちづくり産業課長 ───────────────── 石 原 耕 司君 農林振興課長 ─ 高 橋 千 昭君  学校再編推進課長 高 尾 昭 浩君 建設課長 ─── 松 原 三 美君  会計管理者 ── 森 山   昇君 教育魅力課長 ─ 石 原 重 夫君 こども家庭支援課長 ───────────────── 吉 川 明 広君 病院事務長 ── 中 西 修 一君  代表監査委員 ─ 谷 尻 一 徳君   ───────────────────────────────             午前9時29分開会 ○議長(藤原 充博君) おはようございます。  今月20日をもって任期満了で前勝田町長が勇退され、21日から糸原町長が就任されました。総力戦のまちづくり「奥出雲創生」をスローガンとしたまちづくりの実現に向け、これからの4年間、奥出雲町の町政運営をよろしくお願いいたします。  さて、新型コロナですが、国の全数届出の見直しに伴い、県では今月26日からしまね陽性者登録センターが設置されるなど、保健・医療体制の強化、重点化を進めていくこととされておりますが、町民の皆様には引き続き基本的な感染対策の徹底や、家庭や職場での健康管理に努めていただきたいと思います。  ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年奥出雲町議会9月定例会を開会いたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  監査委員から、令和4年度8月分の例月現金出納検査の結果について報告がありました。  以上で諸般の報告を終わります。  これより、議事に入ります。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(藤原 充博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、1番、高橋恵美子議員、2番、北村千寿議員の両名を指名いたします。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第2 会期の決定 ○議長(藤原 充博君) 次に、日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。  今期定例会の会期は、本日9月28日から10月25日までの28日間とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から10月25日までの28日間とすることに決しました。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第3 町長所信表明 ○議長(藤原 充博君) 日程第3、町長所信表明について。
     町長より所信表明について申し述べたい旨、申出がありますので、これを許します。  糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 令和4年第3回定例会の開会に当たり、諸議案の説明に先立ちまして、町長として今後の奥出雲町の行財政運営に臨む私の基本的な考えを申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  まず、私の考えを申し述べる前に、皆様御承知のとおり、勝田前町長におかれましては、2期8年にわたり奥出雲町政に御尽力され、9月20日をもって御勇退なされました。町民を代表し、勝田前町長に敬意と感謝を申し上げるとともに、今後ますますの御健勝と御多幸をお祈り申し上げます。  先般、施行されました奥出雲町長選挙において、支援の輪を大きく広げていただき、奥出雲町長として当選させていただき、4年間町政を担わせていただくことになりました。県職員として奥出雲町から長く離れておりましたが、その間にも私を奥出雲町につないでいてくださった皆様、私の出馬に期待し、待っていてくださった皆様、短期間に町内で無名の私への支援を広げてくださった皆様、台風の雨風の中、ずぶぬれになって私の政策を聞いてくださった全ての町民の皆様に、この場をお借りして心から感謝申し上げますとともに、改めて責任の重大さを痛感し、決意を新たにしております。  私たちの奥出雲町は神話の舞台でもあり、今も操業を続けるたたら製鉄や農林業や地域産業、全国に誇る歴史・文化、食や自然、温泉、若い世代が頑張ってくれているホッケーなど、この奥出雲町は、町民だけでなく、町外の皆様誰もが認める地域資源が豊富なすばらしい町です。  これまでも様々な政策が展開されておりますが、奥出雲町は、教育やまちづくり、産業振興、医療、福祉等、今やらなければならない喫緊の課題が迫ってきております。これは、町民の皆様が身をもって感じておられるように、全ての課題は急激に迫ってまいりました人口減少と根っこの部分はつながっております。こうした直面する奥出雲の課題、そして、さらに深刻になっていく課題に対しては、行政だけでは到底対処していくことはできず、町民全ての皆様と協働し、総力戦で向かっていかなくてはなりません。  私は、このたびの選挙におきまして、総力戦のまちづくりとして、目指す4つのまちづくり、1つに、子育て・教育の充実と奥出雲を担う人づくり、2つに、活力ある産業の振興、3つに、安心して暮らせる生活基盤の確保とまちづくり、4つに、奥出雲の暮らしが幸せだと実感できる生活環境づくりを訴えてまいりました。その実現のためには、私自身が常に現場感覚を持って、職員とともに町民に寄り添い、また町民と一緒になって地域資源を最大限活用し、少ない財源に魂を込めて、使命感、情熱、全集中の政治姿勢を持って町政運営に邁進する所存です。  それでは、町政に臨む私の基本的な考えを申し上げ、皆様に御理解と御協力をお願い申し上げます。  初めに、第2次奥出雲町総合計画、第2期奥出雲町まち・ひと・しごと創生総合戦略についてであります。  令和3年3月に策定し、本年度は10か年計画の2年目を迎えておりますが、現在の奥出雲町の喫緊の課題や、私が掲げた政策との整合も図りながら、見直し、修正を図りたいと考えております。現在の総合計画も、町民の積極的な参加を求めるために、町民意識調査や若者へのアンケートの実施、ワークショップ形式でのタウンミーティングの開催などにより意見聴取を行って策定されたものでありますので、基本的な方向性は尊重しつつ、より実効性のある奥出雲創生の基軸となる計画といたします。これにより若者や女性を含めた町民の一体感を図り、総力戦のまちづくりとして明るい将来を次の世代に引き継げるよう、まちづくりを推進していきたいと思います。  それでは、私が目指す4つのまちづくりについて改めてお話しし、町民並びに議会の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げたいと思います。  まず、子育て・教育の充実と奥出雲を担う人づくりについてであります。  懸案事項となっております仁多地域統合小学校の建設地については、総合教育会議議会学校再編・再開発特別委員会においても活発な議論、検討がなされてまいりましたが、意見が分かれ、退任間近であった勝田前町長は、次の町長に建設地の決定を委ねると判断をされたところであります。私といたしましては、これまでの検討経過を踏まえ、議会や関係者の皆様の意見を私自身がお聞きするとともに、統合案について改めて私自身で確認し、方針を提案できるようにしたいと考えております。時間は限られておりますが、議会の皆様には、奥出雲町の教育やまちづくりにとって重大な判断をしていただくことになりますので、執行部としては慎重に方針検討を行いたいと考えております。  また、今後何よりも再編に御理解、御協力をいただきました町民の皆様の期待に応えられるよう、再編の効果を最大限に生かし、他の自治体、地域に負けない奥出雲らしい教育を、脳の発達が大きいと言われる幼児期、小学生の頃からしっかりと力を入れていきたいと考えております。  教育の魅力化については、幼小中高、そして専門学校まで、教育のラインにとどまらず地域や家庭も一緒になって、人口減少社会を見据えた教育方針を持ち、新しい技術や知見も十分に取り入れて、教育環境の充実に取り組んでまいります。町の教育大綱も、こうした点も踏まえて検討してまいります。  子育て・教育の充実と奥出雲を担う人づくりの中で重要な施策となりますのが、子育て世代の負担の軽減であります。今、奥出雲町で子供を産み育てていくことは、大変困難な環境であると言わざるを得ません。昨年度の町内の出生数は40名まで減ってきており、コロナ禍とはいえ深刻な状況になっています。今後、より一層の経済的な負担軽減や、ソフトやハード面での支援が必要であります。国が進める施策に併せて、さらに町として保育料の全世帯無料化や医療費等の負担についても総合的に検討を進め、可能なものから早急に実施してまいります。  また、奥出雲病院では、令和3年3月に分娩を休止し、機能分化推進事業として雲南市立病院に担っていただくことになりましたが、町民の子育て世代がより安心していただけるように、相談体制等、環境の充実を図ってまいります。  次に、女性活躍の推進についてであります。現在、第3次奥出雲町男女共同参画計画に基づき、様々な分野での女性の活躍を促進しておりますが、今後、女性の各種委員への積極的参加や政策・方針決定過程への参画などを一層、力強く進めてまいります。  次に、関係人口の創出及び定住促進についてであります。様々な取組を行っておりますが、人口減少は確実に進んでまいります。地域に多様に関わる関係人口の創出に向け、都市部から奥出雲町へ向かう新たな人の流れを拡大したいと考えております。これらの皆様と町内のUIターンの皆様との交流を活発化させ、地域活性化や地域課題の解決など地域づくりの担い手として、そして、将来には移住につながるよう施策を推進してまいります。  次に、活力ある産業の振興についてであります。  人口減少は、町内の商業や工業、農林業にも大きな影響を及ぼしております。商工会や町内企業の皆様、農林業を営む皆様と情報交換や連携を図りながら、新たな分野にチャレンジする事業者の支援等、産業の振興を図ってまいります。魅力ある地域資源を生かした地域産業の振興はもとより、奥出雲に立地いただいている誘致企業への後押しなど、雇用の場の確保に努めてまいります。私が県在職中に取り組んできた産学官連携なども積極的に取り入れたいと考えております。  農林業は奥出雲の重要な産業であり、本町の強みでもあります。現在申請中である世界農業遺産への取組によるブランド力の強化や、農商工連携の推進、スマート農業などを活用するとともに、奥出雲の実情に合った農業の振興を検討し、力強く持続可能な農林業・農村の振興を進めます。  このたび、第12回全国和牛能力共進会に、本町から7頭が県代表として出品されます。先般、9月26日には奥出雲町出品対策協議会の壮行式も、議長様はじめ議員の皆様には出席いただきましたが、盛大に行われたところです。ぜひとも上位入賞を目指していただき、しまね和牛、ひいては奥出雲和牛の名声を高めていただきたいと思います。  観光振興につきましては、奥出雲町には神話やたたら製鉄、仁多米やそばなど、食、温泉、すばらしい自然や文化など、観光資源は他の地域に比べて豊富であります。観光をしっかりとした産業にしていくためには、これまで以上に地域の皆様と協働や各機関との連携が必要であり、町管理施設の指定管理などの検討や、トロッコ列車終了後の「あめつち」の運行を見据えた観光施策も急いでまいります。  日本遺産「出雲國たたら風土記」については、令和4年7月25日に日本遺産重点指定地域に認定されました。今後、圏域内で文化庁の補助事業を活用して、事業を積極的に展開してまいります。  次に、奥出雲町の産業、とりわけ雇用の大きな部分を担ってきた第三セクターについては、先般も臨時議会において議員の皆様の御理解を得て補正対応をいただきました有限会社奥出雲椎茸など、経営が深刻なものが出てきており、喫緊で経営の見直しや活性化の対応が必要なものが生じてきております。私としましては、早急に役場内に対策の担当部署を設け、今後の対応方針の検討に入る考えであります。  次に、安心して暮らせる生活基盤の確保とまちづくりについてであります。  昨年度も、雲南地域の豪雨により甚大な被害が生じました。温暖化の影響とも言われますが、こうした災害、例えば100年に一度と言われた豪雨も頻発するようになってきており、道路整備など、私たちの生活に密着したインフラ整備に併せ、今後はこうした国土強靱化・防災・減災といった観点が重要となってまいります。  また、既存ストックの長寿命化対策についても、新たな技術を使った点検手法も取り入れていきたいと考えております。例えば、奥出雲においてもドローンを使った点検などに取り組んでいる企業もおられますので、こうしたものを国や県と情報共有を図りながら進めてまいります。  また、私が特に危惧していますのが、インフラ整備や維持管理、除雪を担う建設産業の人材不足についてであります。建設産業に入りたいという若者が減少してきております。私たちの社会の維持のためにも、こうした建設産業に携わる人材の確保につきましても、建設業協会等と一緒になって取り組んでまいります。  次に、消防防災についてであります。先般の台風12号におきましても、町内に被害が発生したところでありますが、町では、引き続き風水害のみならず地震などの災害に備え、町民の皆様の安心・安全確保に努めてまいります。  こうした中、本町におきましては、6月14日に奥出雲町社会福祉協議会との間で、奥出雲町災害ボランティアセンターの設置・運営等に関する協定を締結いたしました。これにより、大規模な災害が発生した際には相互に連携してセンターを設置し、ボランティア活動を行う団体や個人を受け入れ、迅速かつ効率的に被災者に対する支援活動を行ってまいります。  次に、スマートタウン構想についてであります。国が打ち出しているデジタル田園都市構想については、本町で活用できるものは積極的に活用し、事務の効率化や教育、行政サービスの向上につなげてまいります。従来型の基盤整備にとどまらず、社会課題解決、魅力向上に必要なデータ活用型スマートタウン構想を進める考えであります。  これに関連し、先般の新聞報道にもありましたが、政府においてはデジタル田園都市国家構想交付金の一部について、住民のマイナンバーカードの普及率が全国平均以上でなければ受給を申請できない仕組みにするといった検討がなされている上に、地方交付税の配分額にも差をつけるとの方針が出されております。  本町のマイナンバーカードの取得率の状況は、令和4年8月末時点で35.4%であり、全国平均の47.4%、島根県平均の47%にも遠く及ばず、取得率は県内最下位の状況です。こうした状況を踏まえ、早急に役場内に対策会議を立ち上げ、取得率向上のための取組を行ってまいります。  次に、木次線対策についてであります。令和4年7月に、県や沿線市町の要望が一定程度反映され、存続協議について国が主体的に関与するとの国の検討会の提言がなされました。制度の詳細や運用等は現時点で不明であり、県とともに国やJRの動向を注視しつつ、廃止ありきではなく、この木次線の乗客をどう増やせるかを基本に、町民と一体となった積極的な鉄道存続への取組が必要であると考えております。これまで、布勢の魅力活性化プロジェクトによる出雲八代駅でのふせcafeや、先般9月23日からは出雲坂根スイッチバックをなんとかするプロジェクトによる鉄道マンガ展@奥出雲、9月24日に開催された八川未来図主催の第1回奥出雲おろちループグルメマラソンなどが取り組まれております。こうした町民の皆様の具体な取組が、今後の利用客の増加や機運の盛り上げに大きくつながり、大事だと考えておりますので、引き続き御協力をお願いいたします。  次に、奥出雲の暮らしが幸せだと実感できる生活環境づくりについてであります。  まず、地域包括ケアシステムについてであります。奥出雲で安心して暮らしていけるよう、医療・介護・生活支援を総合的に提供する地域包括ケアシステムの充実を図っていかなければなりません。奥出雲町内には、地域で頑張っていただいている開業医の皆様や、奥出雲病院や2つの福祉会、さらに本町の特色として、次世代を担うリハビリ人材を教育する島根リハビリテーション学院があります。こうした機関にさらに連携を深めていただき、本町の地域包括ケアシステムを他の地域に誇れる満足度の高いものにしていく必要があります。デジタル技術の導入や人材確保も含めて取り組むべきと考えております。  また、障害者の方々が生き生きと社会参加できるよう、自立支援と社会支援も積極的に進めてまいります。  次に、文化振興についてであります。私は、奥出雲の文化を守る、それは私たちの誇りを守ることであり、奥出雲で生きることの意味、奥出雲を大事にしていくことを養っていくことであると思っております。文化や歴史、それを伝える博物館、美術館等の活性化、文化を生かした国内外の交流などに力を入れてまいります。そのため、観光施策の事業とも連動させ、町民や域外の皆さんを巻き込んだ取組にしてまいります。  次に、スポーツの推進であります。先般、横田高校男子、横田中学校男子ホッケー部は全国大会優勝という輝かしい成績を残され、町民に元気を与えてくれました。そのほか、横田中学校剣道部の全国大会出場、チームどんぐりの全国選抜ゲートボール大会での活躍など、本町のスポーツ振興は大きな成果を上げております。  しかし一方で、国のスポーツ庁は、教員の働き方改革の一環として令和7年度末までをめどに、休日の運動部活動の段階的な地域移行を図る方針を示しており、受皿となる民間のスポーツ団体等が不足している本町にとっては、国の提言どおりの移行は非常に困難な状況にあります。これは学校の魅力化とも密接に関連することから、組織や人員補強等を来年度に向け総合的に検討してまいります。  また、2030年には島根県で国民スポーツ大会、島根かみあり国スポ・障スポの開催が予定されており、今後、実施に向けた準備を島根県と連携し、一体となって進めてまいります。  次に、環境に対する取組についてであります。脱炭素やSDGsといった世界レベルでの取組は、奥出雲にとっては有効な施策であり、追い風の部分が多いと感じております。国においても、森林環境譲与税や脱炭素社会に向けたグリーントランスフォーメーションの議論が加速されるなど、これも本町にとってよい流れと言えます。こうした国の施策も積極的に活用し、食の安全の面や地域内の経済循環の面からも積極的に取り組んでいく考えであります。  以上、私が重点的に考えております施策につきまして御説明をさせていただきましたが、町民の皆様が総力戦のまちづくりとして、よし、一緒にやってやろうと真に思っていただく施策や事業を一つ一つ打ち出していきたいと考えております。そのためには、議会と町行政はいつも車の両輪と例えられますが、未来に向け、町民を乗せ、一緒になって意見や知恵を出し合い進んでまいりたいと考えておりますので、どうか御支援、御協力をお願いいたします。  さて、私が先ほど申し述べた施策を実現させるためには、健全な財政が不可欠であります。後ほど担当課長から説明させますが、令和3年度決算における本町の実質公債費比率は3か年平均で14.8%と対前年度比2.2%上昇し、将来負担比率は130.8%で対前年度比20.5%減少しております。令和4年度以降は庁舎整備事業の元金償還が本格化するため、継続的な繰上償還を行っていくとともに、今後、統合小学校建設など大型事業も控えていることから、投資事業の絞り込みが必須となってまいります。  また、普通交付税の基礎数値となる国勢調査人口の減少などにより、一般財源の減少が見込まれる中、町の貯金であります財政調整基金も減少する傾向にあり、災害対応など緊急な財政措置が必要な際の財源確保も厳しくなる状況にあります。今後は既存事業、各種補助金等の見直しを行い、少ない財源を必要な事業へ集中させるなど、効率的な活用に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症対策の状況についてであります。全国的に新規感染者は減少傾向ではありますが、引き続き、町民の皆様には基本的な感染対策に継続して取り組んでいただきますようお願い申し上げます。ワクチン接種につきましては、対象となる方への4回目接種を8月から開始しており、10月上旬には終了する予定であります。オミクロン株の2価ワクチンの接種については、政府において正式に決定されたことに伴い、本町におきましても10月下旬から接種を開始することとしております。また、5歳から11歳の小児ワクチンの3回目接種につきましても、10月中旬から接種を開始することとしております。  次に、新型コロナウイルス感染症に対する医療体制についてであります。奥出雲病院では今回の感染拡大により、一時期、8床の即応病床が満床になり、やむなく当該病棟への新規入院を制限させていただくなど、医療が逼迫する状況にありましたが、現在は落ち着きを取り戻しております。今後も町民の皆様の生命を守るという使命を果たせるよう、引き続き鈴木院長を中心に取り組んでまいります。  次に、今回提出しました一般会計補正予算案などの概要について御説明を申し上げます。  今回の補正予算の内容は、地方債繰上償還経費として3億3,300万円のほか、ふるさと応援寄附金の増見込みにより積立金及び返礼品に係る経費1億7,200万円、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業4,600万円、運送事業者に対して燃料費を助成する運輸業等原油価格高騰対策支援事業600万円など、歳出総額6億9,800万円を追加しております。この結果、補正後の一般会計の予算は155億2,200万円となりました。  このほか、条例案1件、予算案5件、一般事件案6件を提出しております。  これらの提出議案の詳細につきましては、この後、担当課長から説明をさせますので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げまして、私の町長としての所信表明と提案理由の説明を終わります。 ○議長(藤原 充博君) 以上で町長所信表明を終わります。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第4 議案第53号 ○議長(藤原 充博君) 次に、日程第4、議案第53号、奥出雲町職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  それでは、提案理由の説明を求めます。  江角総務課長。              〔総務課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第53号 奥出雲町職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  議案第53号に対する質疑を行います。質疑はございますか。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 今回の条例改正ですけれども、非常勤職員の育児休業を取りやすくするというための条例改正のようでございますけれども、実際に現状、今この育児休業制度が利用できる職員、正規職員になろうかと思いますが、この方たちが実際、現在どのぐらい男性職員の方が育休を取っておられるのか、それによってやっぱり非常勤職員の男性の方が育休を取りやすいか取りにくいかということにも関わってくると思いますので、お聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 江角課長。 ○総務課長(江角 啓君) 御質問にお答えをいたします。  この件につきましては、前回の一般質問のほうで高橋議員さんのほうから御質問をいただいて、お答えをした経緯がございます。対象となる職員が限られておりまして、1人が取ったが上に、かなり率として大きく変わってまいります。1名取った段階で25%だったり50%であったりということで、かなり大きく変動をいたしておりますが、例年、最近の男性職員につきましては、期間は僅かということもあるかと思いますけれども、対象職員についてはできるだけ取るように、こちらのほうからも働きかけをさせていただいておりますし、男性職員のほうにつきましても、積極的に取っていただいているという状況にございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 育児休業というのを取りやすいか取りにくいかという部分について、法律改正とか、あるいは、今日こうして条例改正が出ておりますけれども、法律や条例が改正されても、実際に職場での環境ですね、取りにくいっていうふうな環境、思いがあってはならないと思いますが、職員の人材確保の面においても、本町においては職員数も少ないというところもあります。定数までいってないというところもありますので、そういう職場環境の改善っていうのも必要ですが、それはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 江角課長。 ○総務課長(江角 啓君) 御質問にお答えをさせていただきます。  先ほど大垣委員さんのほうから、職場環境はということでございました。男性の育児休業に対しましては、まだ若干の抵抗感もあろうかというふうに思っております。そういったところにつきましては、まず管理職、課長職のほうから考えを改めていき、積極的に取っていただくように推進をしていくということがまず一番大事だろうと思っております。  また、一緒に働きます職員の皆様にも御理解をいただきながら、お休みになる職員の皆様がやっておられた職務を少しずつでも分配しながら協力していくといったような意識の啓発が必要ではないかと思っております。  また、根底にあります職員の人数ということにつきましては、適宜適切に人員管理を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) すみません、私からも補足をさせていただきます。  男性職員の育児休業を取るということが、なかなか本当に、私が県におりましたときも、非常に少のうございましたので、これは、先ほど総務課長も答弁しておりますが、私自身もそこら辺は気をつけて、これは具体にいきますと、職員の業務のこともありまして、早めからなかなか聞きにくい部分もありますが、予定もお聞きしながら、見込みというのもお聞きしながら、その対象の職員に対しても取得といったものを進めるよう、私自体も心がけていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 13番、大垣委員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 糸原町長、遅くなりましたが、御当選おめでとうございます。これからの4年間、私たちも一生懸命、町政発展に向けて力を尽くしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それで、今、答弁いただきましたけれども、育児休業を取った後、職場へ帰りますね、職場復帰、そのときの仕事場の環境、職場の環境が、さっきからいろいろ言っておりますけれども、その間、何か月間か取って、はい、職場へ帰りました。そのときの雰囲気があまりよくないような雰囲気だと、あと続いてほかの人たちが取っていくということがなかなかやりにくいっていうことになりますので、そこら辺の全体の職場環境ですね、その辺りの皆さんの意識も変えていかないと、なかなかならないと。今、子供も40人ぐらいしか生まれないような状況の中で、幾ら子供を増やしていこうったって、それはほかにもいろいろな問題ありますけれども、そういうことがまず行政として姿勢を見せることによって、ほかの一般の会社とか、そういうとこで働いている方にも影響が出てくると思いますので、そこら辺をちょっと、何ていうんですか、先行っていうか指針っていうか方向性っていうか、いいものを残していくと、そういうことについてもう一度言っておきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 答弁が必要ですか。 ○議員(13番 大垣 照子君) あればしてください。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 先ほどお話がありました、また育休を取った後で、そこも働きやすくということもありますし、本人の負担ということも見ながら、それはやっていきたいと思っております。なかなか男性職員の場合で育休を取るということ、かなり短期だったりということがあるのですけれども、これも安心して取得できるようにということは、やはり何よりも、制度だけではなくて職場環境が大事だと思っております。私自身も本当にそこら辺は気をつけまして、改善でありますとか、これからの奥出雲町の子育ての、これもまた一つの産み育てるということの一環でございますので、頑張っていきたいと思っております。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。ありませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより、議案第53号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。               〔討論なし〕 ○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第53号について討論を終わります。  これより採決を行います。  議案第53号、奥出雲町職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例制定についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                  〔賛成者挙手〕 ○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第53号は、原案のとおり可決されました。  ここでしばらく休憩といたします。10時25分から再開します。10時25分。            午前10時16分休憩   ───────────────────────────────            午前10時24分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第5 議案第54号 から 日程第10 議案第59号 ○議長(藤原 充博君) 日程第5、議案第54号、令和4年度奥出雲町一般会計補正予算(第7号)提出について、日程第6、議案第55号、令和4年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第7、議案第56号、令和4年度奥出雲町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第8、議案第57号、令和4年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第9、議案第58号、令和4年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第10、議案第59号、令和4年度奥出雲町合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について、以上の6議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。  最初にお断りをいたします。議案第54号から議案第59号につきましては、予算決算特別委員会の付託案件とする予定ですので、提案理由の説明並びに議員各位の質疑は総括的なものにとどめられ、細部については全て予算決算特別委員会において説明と質疑を願います。  それでは、提案理由の説明を求めます。  初めに、杠企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第54号 令和4年度奥出雲町一般会計補正予算(第7号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 続きまして、石原和夫健康福祉課長。             〔健康福祉課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第55号 令和4年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について  議案第56号 令和4年度奥出雲町後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。              〔水道課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第57号 令和4年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について  議案第58号 令和4年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について  議案第59号 令和4年度奥出雲町合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  初めに、議案第54号について質疑を行います。質疑はございますか。  6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 総括的な質問をさせていただきます。  今回、公共交通の事業者、あるいは運輸業の方に対して、燃料費高騰、原油価格高騰に対する支援をするという予算計上がなされております。これまでもいろいろな分野に対して同様に、コロナ危機、あるいはウクライナ危機、円安の危機ということで講じられております。これは国のほうからも地方創生臨時交付金ですか、こういった財源も来ておるということもあって、いろいろな対策が打ってきてあるわけですけども、まだ届いてないというか、こういう対策を打ってない。例えば具体的に私思いますと、園芸分野、農業関連、農業の野菜とか花卉、ブドウやっておられる方ありますけど、そういった方にはまだそういう支援がなされてないなというふうに思います。商工業関係でも同様なことがあるだろうなと思っておりますけども、そういったものを検討されていてはいるけども、財源の問題等あって、あるいは日程的にまだ間に合わないということなのか、今のところ考えがないのか、その辺りを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) どちらがされますか。  杠企画財政課長。 ○企画財政課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。  田食議員からの御質問ですけども、このたび公共交通、また運輸業の運送業者に対する支援の補正予算を提出させていただいております。まだそういった支援が届いていない分野ということで、例として園芸分野ということを議員のほうから御指摘をいただいておりますけども、現在、地方創生交付金のほうの追加交付が来ておりまして、それについては現在、庁内で、どういった分野に支援を差し伸べるかというところは現在取りまとめ中でございます。これにつきましては、また会期中に追加の補正予算として御提案させていただく予定でございますので、その節、御審議のほどをいただけたらと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに総括的な質疑はございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第55号について質疑を行います。質疑はございますか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第56号について質疑を行います。質疑はございますか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第57号について質疑を行います。質疑はございますか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第58号について質疑を行います。質疑はございますか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第59号について質疑を行います。質疑はございますか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  お諮りをいたします。ただいまの議案第54号から議案第59号までの6議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算決算特別委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第54号から議案第59号までの6議案につきましては、予算決算特別委員会へ付託することに決しました。  なお、内容審査につきましては、必要に応じて予算決算特別委員会小委員会において分割審査をお願いいたします。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第11 議案第60号 及び 日程第12 議案第61号 ○議長(藤原 充博君) 次に、日程第11、議案第60号、奥出雲町防災行政無線整備工事請負契約締結について、日程第12、議案第61号、財産の取得について(防災ラジオ(戸別受信機))、以上の2議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。  それでは、提案理由の説明を求めます。  江角総務課長。              〔総務課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第60号 奥出雲町防災行政無線整備工事請負契約締結について  議案第61号 財産の取得について(防災ラジオ(戸別受信機))   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) これより質疑を行います。  初めに、議案第60号について質疑を行います。質疑はございますか。  3番、糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 先ほどの説明の中で、屋外スピーカー、これまで15基作られておったということでございまして、今回入札によりまして、防災行政無線のシステムの構築によりまして、また屋外無線のスピーカーの増強ということでございますが、これまでの1年間にかかる補修の費用、また、システムが構築をされた後の保守の費用についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 御質問にお答えをいたします。  まず、保守費用が幾らかかるかということでございます。これまでの防災行政無線屋外スピーカーにつきましては、15台を設置させていただいております。年間約200万の保守料がかかっているところでございます。  次に、新しく導入いたします280メガヘルツ帯のデジタル防災無線でございますが、37か所の屋外スピーカー、また5,500台の戸別受信機等々合わせましてでございますが、年間の保守が約1,000万ということで予定をいたしております。また、屋外スピーカーにつきましては、バッテリーを搭載しておりますので、4年から5年ぐらいにかけて更新が必要となってこようかと思います。これが、台数にもよりますけれども、約100万程度かかるというふうに見込んでおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。  12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 先ほど説明いただきましたが、3億9,380万円、これ85.29%ということでございますので、約4億2,000万ぐらいの事業費じゃないかと思いますが、先般このたくさんの資料を頂きまして、説明いただきましたが、この資料は、どういいますか、仕様書に使われたものなのか、この仕様はコンサルにお願いして作られて、金額もはじかれて入札されたのかどうか、直営でされたのかどうか、ちょっとその辺のことをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 内田議員の御質問にお答えをいたします。  設計につきましては、コンサルにお願いをさせていただいているところでございます。  それから、仕様につきましては、これは入札等に使用いたしました仕様、また設計のものを議員の皆様にお配りをさせていただきまして、御説明をさせていただいたところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第61号について質疑を行います。質疑はございますか。  11番、川西議員。 ○議員(11番 川西 明徳君) この提案については、非常に町民にとって好ましいことだという立場ではございます。  実は先般、皆さん御存じのように、ジョーホーにおいてテレビが見れなくなりました。私は非常にテレビは見るのに、年寄りさん楽しみの時間が取られてしまったなっていうふうな認識しかございませんでしたが、若い人の意見で、ネットバンクですか、そういうシステムがあるそうですが、ちょうど休みだったから具体的な被害がなかったようでございます。そういう複雑な世の中になった中で、ラジオで話が聞けるっていうのは、我々アナログの世代にとっては非常にいいことだと思いますが、一つ気になりますのは、これを今、日本の社会で競争をやる中で1社しか製造してないっていうところが、ちょっと私には理解できませんが、どういった業界の情勢でしょうか。ちょっとその辺、私どもに分かるような説明が可能でしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 川西議員の御質問にお答えをさせていただきます。  まず、電波を飛ばすには総務省電波局の免許が必要であるということが第一に上げられてございます。そういった中で、今回使用いたします280メガヘルツ帯というのは、先ほどの御説明でも説明したとおり、以前ポケットベルというところで使用されていた周波数帯でございます。ポケットベルが主流だった頃には、それぞれ今回契約します東京テレメッセージをはじめ、各地域に免許を持った会社がございましたけれども、だんだん淘汰されていきまして、その中で携帯電話の普及、またはスマートフォンの普及などによりまして、現在はポケットベルを使う会社がなくなったところでございます。その中で唯一、東京テレメッセージだけが免許をそのまま持ち続け、現在ポケットベルを使ってた周波数帯を何かほかのもんに役立つことができないかということで考えられたのが、今回提案しました防災行政無線であったということでございます。当然、他の会社の参入ということもあろうかとは思いますけれども、その辺は費用対効果を考えられたときに、他の会社ではこの業界に進出されるところがなかったというところで、現在は1社だけにとどまっているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。  5番、小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 若干重複する部分もございますが、防災行政無線システムの整備契約について、防災ラジオについてでありますが、今回この280メガヘルツ帯防災ラジオ導入するに当たり、検討された経緯について伺います。この280メガヘルツ帯は、到達性、建物浸透性の高いポケベル波を利用した完全冗長系の非常通信帯であり、先ほども話がありましたけども、期待をしているところでございます。  しかし、価格的には1台3万6,300円と高額であり、また、5,500台を完全に配備するまでには、現状から考えてかなり時間を要するのではというふうに危惧しております。令和6年5月のスタートは、可能性はどの程度なのかお聞きすると同時に、このシステムを決定すればこの機種を導入するのは必然となりますけども、導入前の試験といいますか、機能システムの有効性、これの確認はどのような方法でいつされたのか、お伺いいたします。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。
    ○総務課長(江角 啓君) 小田川議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。  まず、配備の状況でございますけれども、先般の委員会では、6年の5月にはスタートしたいということで御説明をさせていただいたところでございます。現在、世界情勢が複雑でございまして、半導体の確保がどのようになるかということが課題となっているところでございます。現在、同社といろいろと何回か協議もさせていただいておりますけども、現在のところは、できれば令和5年度内には全ての戸別受信機を配置していただくということで、遅くとも春には配備が完了したいということで、なるべく前倒しでお願いしているところでございます。あくまでも現状では予定でしかございませんけれども、令和6年の春先には、同システムを使って情報を伝達することをスタートさせていきたいというふうに思っております。  また、屋外スピーカーにつきましては、令和5年度に設置予定でございます。できれば早い段階で屋外スピーカーだけでも運用を開始したいなというふうに思っております。  それから、導入の経過でございますけれども、これにつきましては、令和3年度におきまして、本来ですと、現在、屋外スピーカー15台設置しておりますが、これを増設して皆様に防災情報をお伝えしたいということを考えて計画をいたしておりました。ところが、令和3年の7月だったと思いますけれども、大雨によりまして各地で被害が起こっております。当町におきましても阿井地区で電柱が倒れたということで停電、また、ケーブル告知放送の線を切ってしまうというふうなことが起こりまして、先ほどの説明の中でも申し上げましたが、本来、情報が届かないといけない方々に情報を届けることができなかったということで、これ以上、屋外スピーカーを増やしても、全ての方に情報をお届けすることができないのではないかといったところで、急遽ではございましたけれども、計画の見直しを図ったところでございます。  この中で、280メガヘルツ帯を活用しました戸別の受信機を配備するといったことが、確実に町民の皆様に防災情報をお伝えする一つの手段であるということが分かりましたので、こちらのほうに変更し、10月からでございますが、10月から3月までの間のところで実施設計等々を行い、奥出雲町をフル、100%カバーできるということが確認できたために、このようなシステムを導入することとさせていただいたところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  2番、北村千寿議員。 ○議員(2番 北村 千寿君) 2億弱の随意契約ということです。先ほど280メガヘルツ、非常に優れているということの説明がありました。他の周波数もあるというふうに思ってます。他の周波数に比べてここがこういうふうに優れているという説明をしていただけませんでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 北村議員の御質問にお答えをいたします。  他の周波数帯に比べてということの御質問でございました。まず、現在使っております60メガヘルツ帯の防災行政無線と280メガヘルツ帯の行政無線を比べた場合でございますけれども、60メガヘルツ帯につきましては、免許を町のほうで取得をいたしまして、町から防災情報を直接電波に乗せて発信するということでございます。このシステムですと、例えば奥出雲町の電波と、それから別の地域、雲南市であったり飯南町であったり、近隣の市町との電波の干渉を起こさないために、エリア内の90%までしか電波を飛ばせないというふうな電波法の決まりがあるようでございます。こういったことで、まず100%をカバーすることができないということが一つ問題点として上がっております。  また、今回導入します280メガヘルツ帯につきましては、免許を同東京テレメッセージという会社が持っておりまして、横浜にあります中央配信局から電波を配信するということになっております。200ワットというかなり強力な電波を持って発信することから、町内を100%カバーすることができるという状況にございます。そういったことから280メガヘルツ帯を利活用したということが一つ。  それから、例えば50メガヘルツ帯でありますと、波長というのがありますけども、これが5メートルで届くようになっております。また、280メガヘルツ帯は1メートルという波長を使用いたします。1メートルといいますと、奥出雲町に限らず各日本の家屋につきましては、大体1メートルの窓というのが標準的なものとなっているというふうに理解をしております。1メートルの波長ですと、窓をたやすく通過するという特徴がございます。5メートルですと波が高うございますので、どうしても窓に入る前の段階で壁にぶつかるというふうなことがございまして、そういった意味でも、280メガヘルツ帯が特性、建物浸透性が高いというところで採用した理由でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。  9番、内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 今回の防災行政無線のシステム、屋外スピーカーと防災ラジオ戸別受信機によってかなり有効になるんではないかと思っております。この防災ラジオについてですけれども、戸別受信機、先ほどもありましたが、280メガヘルツのメリット、これを契約するメリットをお聞きできました。やっぱり非常に強く届きやすいということがよく分かりました。この取得の相手方、東京テレメッセージ株式会社、ホームページでもちょっと確認しましたけども、全国で約80以上の自治体が導入または導入予定としているということで載っておりました。奥出雲町も予定として載っておりました。島根県では奥出雲町だけでございました。これにするメリットは、先ほどお聞きできましたので、聞いてらっしゃる町民の皆様もよくお分かりになったんじゃないかなと思いますけれども、課長、非常に丁寧に分かりやすくお話しいただいたと思います。  お聞きしたいのは、オリジナル製品の戸別受信機ということですので、1社しかこれがないということで、この保証とか、この機器のメンテナンスであるとか、やはりオリジナルでほかに代替が利かないということになると、いろいろ年数たってくると、もうありませんとか、いろいろ出てきたりする場合があります。3万6,000円以上のもの、この防災ラジオだけで、単品で考えればもっと安くて幾らでも、日本製でもあるわけですけども、やはりこのシステムでこの周波数でということで、そのメリットはよく分かりましたけども、そういった保証やメンテナンスのこともこういった契約の中にあるのかどうか、そこら辺もお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) お答えをさせていただきます。  戸別受信機のメンテナンス等々でございますが、戸別受信機につきましては、通常のラジオと同じ、ある意味、現在の機器の中では簡易的なものというふうに理解はいたしております。その中で280メガヘルツ帯という特殊な周波数帯を受信することができるということでございます。  保守契約、先ほど年間約1,000万ということで申し上げさせていただきましたが、これにつきまして、全て保守の中に入れていただいておりまして、24時間365日保守をしていただけるというふうにお話を伺っているところでございます。  なお、先ほど議員の御説明の中に、県内奥出雲町というお話がありましたけれども、現在、雲南市、それから出雲市のほうでも同じものを使用されております。先ほどメリットのところで申し上げるべきでございましたけれども、雲南市、また出雲市の送信局のアンテナ、これにつきましては奥出雲町のほうでも利用が可能でございますので、仮に奥出雲町の送信局の、例えば電気が遮断されたというふうなときには、雲南市の送信局を使って奥出雲町の町民の皆様に放送を届けるということもできますので、付け加えさせていただきます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。  12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 契約方法について伺います。随意契約ということで、ここにも書いてございますが、同社独自の製品であるためということで、この製品を指定してそこの会社と随意契約するいうことは分かりますが、金額的には見積り1億9,976万462円いうことでございますが、随意契約のやり方いうのはどういうことになるのか、ちょっと流れを教えていただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 随意契約につきましても、大きく分けて2通りあろうかと思います。一般的な随意契約、例えば少額であったりとか、それから、どういいましょうか、そういった少額であったりとか、そこでしか作れないといったところと大きく分けて2通りあろうかと思います。  今回につきましては、いわゆる特命随契ということで、この1社しか作っていない、また、この1社しか販売することができないというものでございますので、そういった入札の流れにつきましては、まず、設計依頼をいたしまして、設計書を頂戴いたします。それを基に中を精査いたしまして、予定価格をつけまして、予定価格が決まり次第入札に付していただくということでございます。入札後、予定価格内でございましたら契約を行う、予定価格外でございましたら再度の入札、もしくは協議を行うといった流れになろうかと思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 見積額1億9,976万462円、これやっぱり消費税の対応になっておりますね、なっておりますか。そうしますと、逆算でいきますと、税抜きでいきますと1億8,160万420円になると思います。これに10%掛けて1億9,976万462円になると思います。いうことはですね、税抜き価格で見積もりされたと思います。受信機5,500台購入でございますけども、購入の見積りに、やっぱり420円いう、1,000円以下の、やっぱり100円、おかしいと、おかしいことはないかも分かりませんが、普通1,000円ぐらいの単位で見積り出されたり、予定価格、落札率100%ということでございますので、予定価格もこの1億8,160万420円の予定価格にされて100%じゃなかったかと思いますが、これ、おかしいと言いませんが、やっぱり100円単位で予定価格と見積額同じいうことなんでしょうか。1,000円単位ではないわけですね。ちょっと伺います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) お答えをいたします。  入札につきましては、入札の結果でございますので、私どものほうから1,000円で丸めろ、また、端数を切り捨てなさいというふうなことは申し上げることもできませんし、申し上げてもおりません。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 随意契約でございます。この会社しか作ってないということなので、当然、随意契約しか、方法としては仕方がないかなっていうふうに思いますが、今、答弁の中でお聞きしておりますと、この価格を決めるのに、いわゆる契約するのに、設計書を見てその価格を決めて、その価格の範囲内であれば随意契約するというふうに答弁されたと思いますけれども、この設計書を見て価格を決めるっていうのは、いろいろなレベルがあると思うんですけれども、どういう形の中で決定されていくのか、価格を。そのことについて聞きます。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 設計額、予定価格の決定について、どういうふうに決めていくのかという御質問ではなかったかというふうに理解しておりますが、これにつきましては、まず、設計書のほうは私ども、今回につきましては総務課のほうで作らせていただいております。その設計書を作る過程で様々な参考資料ということで、各業者のほうから見積りを取らせていただいております。それを基に設計書を作成させていただきまして、それを最終的に決定いたしますのは、金額によっても変わりますけども、これぐらいの額になってきますと、最終的には町長が決定して、見積書を記入するというふうな流れになってございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 随意契約っていうのが結構、うちの町は多いですよね。専門的な部分については、随意契約しか仕方がないというのもあるとは思うんですけれども、最終的には町長の決定だという形でございますが、その随意契約について、今回のように、この1社しか作ってないという場合は仕方がありませんが、特に情報関係は随意契約が多いかなと思っておりますけれども、これは一度決めたらそこの会社でやらないといけないと、そういうことなのか、そこんとこら辺をお聞きをいたします。同じ会社で。 ○議長(藤原 充博君) 誰がされますか。  江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) 随意契約につきましてお答えをさせていただきます。  全て私が所管しているわけではございませんので、私の分かる範囲でということで御理解を賜りたいと思いますけれども、先ほど議員おっしゃいますように、どうしても1回契約してしまうと、その後の保守であったりとか、そういったものを全て同じ業者ということで随意契約が頻発しているのではないかというふうな御指摘でございました。どうしても今の情報系でありましたりとか、それから電算のシステムであったりとかという部分につきましては、その会社でしか分からないブラックボックス的な部分がございます。これにつきましては、他者を入れても、言ってみれば、新しいものを最初から構築するような状況でございます。以前には、導入時の1円入札、後の保守の高額な保守料みたいなことも話題になったことがございますけれども、こういったことがないように、適切に業者ともしっかりと打合せをしながら、本当にこの保守が必要なものかといったようなことは、各担当課のほうできちんと中を精査いたしまして、必要があれば随意契約、必要がなければしないというふうなことも当然念頭に置きながら契約をいたしておるところでございますので、そのように御理解を賜りたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございますか。  12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) ちょっと確認させていただきたいと思います。これ、2つとも9月15日に入札しておられますので、仮契約なんかしておられると思いますが、今回、議会議決いうことでございますが、16日に臨時議会がございました。これには、明くる日ですので間に合わないということもあったかとは思いますが、この議会議決いうのは、入札されてから、今回みたいな臨時議会とかがあっても、その次の本会議いいますか、そういうところで議決すればいいのかどうか、その辺のことについて伺います。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) お答えをさせていただきます。  これは専決案件ではございませんでしたので、当然、議会の提案のところで議決をいただければよろしいというふうに理解をいたしております。なお、当然、契約案件でございますので、できるだけ早いところで契約を結びたいということで、臨時議会がございますれば、それにかけるということも一つでございましたけれども、今回の9月の16日に行われました臨時議会につきましては、急な議会の招集でもございましたので、これに間に合わなかったということで御理解を賜りたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。ありませんか。ないですか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより討論を行います。  初めに、議案第60号について討論を行います。  討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。ありませんか。               〔討論なし〕 ○議長(藤原 充博君) なしと認めます。よって、議案第60号について討論を終わります。  次に、議案第61号について討論を行います。  討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。ありませんか。               〔討論なし〕 ○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第61号について討論を終わります。  これより採決を行います。  初めに、議案第60号、奥出雲町防災行政無線整備工事請負契約締結についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第60号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第61号、財産の取得について(防災ラジオ(戸別受信機))を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第61号は、原案のとおり可決されました。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第13 同意第4号 ○議長(藤原 充博君) 次に、日程第13、同意第4号、人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  永瀬町民課長。              〔町民課長説明〕   ───────────────────────────────  同意第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。質疑はございますか。ありませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより討論を行います。  討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。               〔討論なし〕 ○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、同意第4号について討論を終わります。  これより採決を行います。  日程第13、同意第4号、人権擁護委員の候補者の推薦についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、同意第4号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。  ここでしばらく休憩といたします。再開は13時00分、1時ちょうどといたします。            午前11時41分休憩   ───────────────────────────────            午後 0時59分再開
    ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第14 認定第1号 から 日程第16 報告第11号 ○議長(藤原 充博君) それでは、日程第14、認定第1号、令和3年度奥出雲町各会計歳入歳出決算認定について、日程第15、認定第2号、令和3年度奥出雲町水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について、日程第16、報告第11号、令和3年度決算に基づく奥出雲町健全化判断比率並びに資金不足比率について、以上の3議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。  本決算日程議案につきましても、予算決算特別委員会への審査付託を予定しておりますので、提案説明と質疑はいずれも総括的なものにとどめられ、簡潔にお願いいたします。  それでは、提案理由の説明を求めます。  杠企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  認定第1号 令和3年度奥出雲町各会計歳入歳出決算認定について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 続きまして、中西病院事務長。           〔認定第1号 病院事務長説明〕 ○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。  ちょっと、課長、ちょっと待ってください。  ちょっと、どうもタブレットの調子が悪いみたいですので、確認をしたいと思いますので、問題がある方は。 ○議会事務局長(田中 修君) タブレットのホーム、1回戻ってもらって、ホームからまたこの9月定例会の議案書に戻っていただきますと、水道事業会計のファイルがきれいに開けますので、ちょっと1回ホームまで戻っていただいて、また9月定例会の議案書を開いていただくと、今、水道事業会計のファイルがきれいに開けると思います。 ○議長(藤原 充博君) いいですか、皆さん。 ○議会事務局長(田中 修君) 認定第2号の1というファイルになります。認定第2号の1でございます。 ○議長(藤原 充博君) よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)  それじゃ、千原課長、お願いします。              〔水道課長説明〕   ───────────────────────────────  認定第2号 令和3年度奥出雲町水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の        認定について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。  認定第1号、令和3年度奥出雲町各会計歳入歳出決算認定について並びに認定第2号、令和3年度奥出雲町水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定については、去る8月1日から8月30日まで、監査委員において決算審査が執行されました。また、報告第11号についても審査が行われました。この審査に係る審査意見書は、それぞれの提出議案に添付されております。  本日、谷尻代表監査委員に出席を願っておりますので、監査の状況について御報告をお願いいたします。  谷尻代表監査委員。 ○代表監査委員(谷尻 一徳君) 失礼いたします。それでは、令和3年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算等の審査結果につきまして御報告いたします。お手元の審査報告書を御覧いただきたいと思います。  地方自治法第233条第2項及び第241条第5項の規定により、審査に付された令和3年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算及び基金の運用状況等について審査した結果、次のとおり意見を付して報告いたします。  1ページを御覧ください。審査の対象ですが、令和3年度奥出雲町一般会計歳入歳出決算ほか、⑫までの各特別会計歳入歳出決算及び関係書類について審査を行いました。  2の審査の期間ですが、審査は、令和4年8月1日から8月30日までの間に実施をいたしました。  3の審査の概要ですが、審査に付された各会計歳入歳出決算等について、関係法令、奥出雲町監査基準に準拠して作成されているかどうか、また、決算の計数は正確であるかどうかを、関係諸帳簿、証書類との照合等、通常実施すべき審査を行ったほか、各課長ほか担当職員の説明を聴取し、あわせて一部現地確認も行いました。  4、審査の結果でございますが、審査に付された一般会計ほか各会計歳入歳出決算等は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は、関係諸帳簿その他証書類と照合した結果、誤りのないものと認めました。また、予算の執行及び関連する事務の処理は適正に行われているものと認めました。  それでは、これから決算額、対前年度比較、財政諸指数等の増減分析等及び時系列で表した表やグラフ等により、財政の現状、推移、課題等について簡潔に御説明をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  3ページを御覧いただきたいと思います。1、一般会計の収支状況について御説明をいたします。表の内容は、歳入については自主財源と依存財源、また、歳出につきましては性質別に分類して、各科目及び費目ごとの決算状況を時系列で表しておりますので御覧をいただきたいと思います。表の右側、令和3年度の欄ですが、令和3年度一般会計歳入合計は表の中ほどの黄色いマーカーの欄に記載しています。決算額は152億5,944万2,000円で、前年度に比較して4億3,140万円、2.7%減となっています。一方、歳出合計は、表の下から2行目、決算額は148億9,666万円で、前年度に比較して5億8,426万7,000円、3.8%減となっています。歳入歳出差引き額は3億6,278万2,000円で、黒字決算となっております。各費目ごとの主な増減額については、表の右端の欄、対前年度比較の欄を御覧いただきたいと思います。比較増減の主な要因については、次のページで説明をいたします。  3ページ、表の下に、当町の依存財源、自主財源の割合を記載しております。令和3年度では依存財源が76.7%を占めており、前年度より2.1ポイント減少いたしました。国や県に依存した財政構造は変わっていません。  次に、4ページを御覧ください。2、令和3年度歳入歳出決算の対前年度比較増減の主な要因について記載しています。これは前ページの表、比較増減欄の主なものについて記載をしています。歳入関係では国庫支出金で特別定額給付金事業補助金の減少が大きく影響しています。歳出関係については、公共交通施設整備事業、小・中学校空調設備整備事業、地域学習拠点整備事業等の終了により普通建設事業費が減少し、災害復旧費が令和3年度豪雨災害への対応により増加をしています。補助費等は、国庫支出金と連動している特別定額給付金給付事業の終了などにより減少をしています。そのほかについては、説明を御覧いただきたいと思います。  次に、同じ4ページ下段、3、令和3年度実質収支でございますが、右側の括弧書きの計算式により、左側、単年度収支は2,809万1,000円の赤字となっていますが、これに黒字要因の財政調整基金積立て及び公債費の繰上償還等を加えた実質単年度収支は、3億7,315万円の黒字となっております。  次に、4、職員の動向については御覧をいただきたいと思います。  次に、5ページを御覧ください。5、令和3年度各事業支出の主なもの、3,000万円以上、及び6ページ、令和2年度各事業支出の主なもの、3,000万円以上について記載をしております。事業内容、決算額及び財源内訳を記載しておりますので、比較して御覧をいただきたいと思います。投資事業の総額では、災害復旧費が増えたことにより、前年度比較で2億5,909万2,000円、14.8%の増となっております。  次に、7ページ、7、財政状況、その他についてでございます。過去5か年度間の財政状況等を時系列で記載しておりますので、その推移について御覧をいただきたいと思います。表の②地方債残高の令和3年度の欄、一般会計及び特別会計の地方債の合計残高は310億100万円で、対前年度比で6.1%減少しています。地債は29年度以降、毎年度、対前年度比で減少しています。次に、③交付税算入分を除いた実質町負担額は133億2,700万円で、対前年度比で6.8%減少しております。この実質町負担額の地方債残高に占める割合は43.0%で、前年度より0.3ポイント減少しております。⑤実質公債費比率、⑨経常収支比率、⑬将来負担比率等につきましては、後ほど説明をいたします。そのほか、1人当たりの額については表を御覧をいただきたいと思います。  7ページの下段、1)、⑤実質公債費比率について御報告をいたします。実質公債費比率は、一般会計及び特別会計における地方債の返済額の一般財源に占める割合をいいますが、一般会計の公債費のほか、特別会計繰出金、一部事務組合負担金及び債務負担行為のうち公債費に準ずるものを算入し、町の実質的な公債費負担を表す連結決算的考えのもので、御承知のとおりでございます。  令和3年度の実質公債費比率は14.8%で、前年度に比べ3か年平均で2.2ポイント上昇しましたが、地方債の発行に際し許可を必要としない18%未満が前年度に引き続き確保されております。しかし、本決算の分母の一つであります普通交付税の合併算定替え適用期間が終了し、令和2年度から一本算定に移行しております。令和3年度決算では、追加交付により、対前年度比2億5,474万円の増額となりましたが、今後、人口の減少等により交付額の減少は予測されることから、将来を見据えた財政運営にさらに努められることを望みます。  次に、8ページを御覧いただきたいと思います。⑧の財政力指数、⑨の経常収支比率、8の地方債のうち実質町負担額の説明等については御承知のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  8ページの9の財政健全化4指標についてでございます。これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づいて設けられた指標で、御承知のとおりでございます。  令和3年度の奥出雲町財政健全化4指標の算定の基礎となる事項を記載した書類を審査した結果、いずれも適正に作成されており、また、これにより算出された指標は、いずれも早期健全化基準を下回っており問題はありません。また、実質赤字比率等は黒字決算で該当していないほか、資金不足比率についても資金不足は発生しておらず、問題なしと認めました。  次に、9ページ、10の地方債残高の状況ですが、一般会計、特別会計ごとにそれぞれ過去4か年度分及び令和3年度分を記載しておりますので、その推移について御覧をいただきたいと思います。  次に、10ページを御覧いただきたいと思います。11の基金残高につきましては一般会計と特別会計に、また、一般会計は財政調整基金、減債基金、特定目的別に5か年度間を記載しております。先ほど説明がありましたので、内容は省略とさせていただきます。12の債務負担行為については、表を御覧をいただきたいと思います。  次に、11ページ、経常収支比率について説明をいたします。この数値は経常一般財源収入に占める経常一般財源経費の割合でございますが、比率が低いほど財政に弾力性があると言われており、御承知のとおりでございます。令和3年度は合計88.3%で、前年度比較で1ポイント低くなり、改善されています。内訳については御覧をいただきたいと思います。  次に、12ページ、町税の徴収率についてでございます。主な税目について時系列で掲げております。徴収率は、いずれの税目も毎年度高い徴収率を続けていただいております。町税の滞納分につきましては、例年実施されております島根県との税務職員の相互併任制度により、引き続き徴収に御努力をいただきたいと思います。参考までに、徴収率の推移をグラフ、または差押えの状況を下段の囲みで表しておりますので、御覧をいただきたいと思います。  次に、13ページ、15、不納欠損処理でございますが、これは、地方税法の規定に基づいて適正に行われております。御覧をいただきたいと思います。  次に、14ページ、16、町税をはじめとする各種納付金の滞納状況でございます。これは令和3年度末の滞納額と賦課年度ごとの滞納額の一覧表でございます。上段が件数、下段が金額でございます。表の中で、一般会計の固定資産税、住宅使用料、特別会計では、国保税、国営農地事業負担金などが多額となっております。滞納分の解消については、各担当課で積極的な取組がなされておりまして、その成果は上がってきております。引き続き、滞納の解消に向けて対応を尽くしていただきますようお願いをいたします。  次に、15ページを御覧いただきたいと思います。17、一般会計から特別会計等への繰り出し状況を記載しております。いずれも繰り出し基準に基づくもののほか、時々の投資事業や経済対策、運営経費等のための財源として充当されております。令和3年度では、病院事業、水道事業、農業集落排水事業会計等への繰り出しが多額となっております。繰り出し状況を時系列で記載していますので、御覧をいただきたいと思います。第三セクター等への補助金執行について、経済的、効率的かつ効果的に行われるよう、将来を見据えた財政運営が図られるよう望みます。  次に、18、基金の運用状況について御報告をいたします。基金の管理運用状況について、預金通帳ほか関係書類を審査した結果、適正に管理がなされることを確認をいたしました。基金については、各会計等の資金不足時に繰替え使用されております。また、用品調達基金の運用状況についても関係諸帳簿の審査を行い、用品、預金等の確認を行い、いずれも適正に管理されていると認めました。  次に、16ページをお開きください。19、特別会計の決算の概要について御報告をいたします。各特別会計の歳入歳出決算額、差引き額、一般会計繰入金、公債費、地方債残高、基金残高について一覧表にしております。いずれの会計も、実質収支で黒字決算、または収支均衡の決算となっております。また、いずれの会計も条例の趣旨にのっとって適正に運営されております。以下、特別会計決算の状況、運用状況などを記載しておりますので、御覧をいただきたいと思います。  次に、20ページをお開きいただきたいと思います。奥出雲病院事業の特別会計でございます。収支の状況を5か年度間の時系列で表しております。表の1、医業収益のうち、医療保険収益は常勤の医師の増減により変動しますが、令和2年度まで続いた減少は、令和3年度で増加に転じました。4行目、その他の中には、一般会計からの繰入金が含まれております。5、医業費用は、対前年度比で、人件費等の増により増加をしております。この結果、10、医業損益は3億2,854万4,000円の赤字となっています。11、医業外収益では一般会計からの繰入れがあり、19、経常損益では黒字決算となっております。これにより、24の累積欠損金は昨年度より減少をしております。25、一般会計繰入金のうち、27、町単独持ち出し分は昨年度より835万8,000円ほど多くなっております。28、未収金は、昨年度より若干増加いたしましたが、その回収については計画的に解消する努力がなされており、引き続き御尽力をお願いしたいと思います。29、入院患者数、外来患者数については、医療体制が整備された結果、増加に転じております。以下の表につきましては、御覧をいただきたいと思います。  次に、21ページ、①経営の状況については、先ほど主な項目の説明がございましたので、省略をさせていただきます。  次に、22ページ、課題、その他についてでございます。厳しい経営状況が続いておりますが、引き続き、先生をはじめ医療技術者の確保に御尽力をいただき、安定した自治体病院経営の体制づくりに努めていただきたいと思います。イ、新型コロナウイルス感染症対策については、奥出雲病院の果たす役割は大きく、町との連携を密接にされ、検査体制の充実や円滑なワクチン接種に尽力をいただきたいと思います。ウの患者の病態に合わせた適切な診療を提供するため、令和2年11月には介護医療院の開設、病棟再編を実施し、病床機能の見直しを行われました。施設基準に配慮しながら病床利用率の向上にも努めていただきたいと思います。奥出雲病院は、町民が安心して暮らすために重要な地域医療の中心であります。今後も町の中核病院として、また自治体病院としての使命に応えられるよう望みます。  次に、23ページでございますが、22、財産調書につきましては、(1)から(5)まで記載をしておりますので、御覧をいただきたいと思います。いずれも決算年度中の増減高、決算年度末現在高を、台帳、帳簿、保管されている証券、証書類等を全て照合、精査し、適正に管理されており、本調書が適正であることを確認をいたしました。次に、23、小口現金につきましてですが、両庁舎で4か所、合計30万円の現金あり高を確認をいたしました。  以上、令和3年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算等の審査報告といたします。  引き続きまして、令和3年度奥出雲町水道事業会計決算審査について御報告をいたします。お手元の審査報告書を御覧をいただきたいと思います。  地方公営企業法第30条第2項の規定により、審査に付された令和3年度奥出雲町水道事業会計の決算等について審査した結果、次のとおり意見を付して報告いたします。  1ページを御覧くださいませ。審査の対象につきましては、令和3年度奥出雲町水道事業会計決算並びに証書類、事業報告書及び地方公営企業法施行令第30条に定めるその他の書類及び決算について作成すべき書類についてでございます。  審査の期間でございますが、令和4年8月1日から8月30日までの間に行いました。  審査の方法でございますが、審査に付された水道事業会計決算書等について、関係法令及び奥出雲町監査基準に準拠して作成されているかどうか、また、決算の計数は正確であるかどうかを、関係諸帳簿、証書類との照合等、通常実施すべき審査を行ったほか、担当課長ほか担当職員の説明を聴取して実施をいたしました。  審査の結果でございますが、審査に付された決算書類は、地方公営企業会計の関係基準に準拠して適正に作成され、関係諸帳票及び証書類との照合の結果、計数は正確であり、また、水道事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。  2ページを御覧ください。以下、主な事項につきまして説明をさせていただきます。掲載しています表等の詳細なデータ、内容につきましては、後ほど御覧をいただきたいと思います。  水道事業会計決算の状況でございますが、業務の状況、①給水状況については表を御覧をいただきたいと思いますが、給水人口、配水量、有収水量等は減少をしております。建設改良工事等の状況につきましては、建設改良工事は横田浄水場改良事業、横田配水池耐震化事業及び水道管移設工事が実施されております。  予算の執行状況については、収益的収入及び支出の執行状況でございますが、3ページ上段の表を御覧をいただきたいと思います。営業収益については、水道料金収入は予算を上回る決算となっています。営業費用は人件費、減価償却費、修繕料等で、経費の節減に努力されております。  次に、資本的収入及び支出について、詳細は下段の表を御覧をいただきたいと思います。資本的収入及び支出は将来にわたり経営の安定を図るための設備投資に係るもので、収入の主なものは一般会計からの繰入金、企業債等でございます。支出の主なものは、企業債の償還と建設改良費が主なものでございます。不足分については、当年度消費税等及び損益勘定留保資金等で補填をされております。  4ページですが、損益計算書を御覧ください。表、令和3年度の欄、下から3行目、当年度純利益7,212万9,000円、その下、前年度繰越利益剰余金216万4,000円を加えた繰越利益剰余金が7,429万3,000円と、前年度比較で287万1,000円の減となっています。  5ページ、貸借対照表については御覧をいただきたいと思います。(5)の企業債の状況については、6ページの表を御覧くださいませ。償還が進み、前年度より残高は減少しております。  (6)のキャッシュフローの状況については、令和3年度の純利益を起点として、これに調整項目を加減算することにより、純粋な現金の増減を表示をしております。表につきましては、後ほど御覧をいただきたいと思います。  (7)水道料金等の収納状況及び滞納状況でございます。収納状況については、下段の表を御覧ください。未収額の現年分については、3月分が未収となるため多額となっていますが、翌年度に過年度分として収入され、未収が解消されます。毎年度若干の滞納が発生いたします。この滞納分の解消についても引き続き御努力をお願いをいたします。  滞納状況については、8ページの表を御覧ください。  次に、(8)基金の状況ですが、令和3年度末の基金残高は4,625万5,000円で、当年度の増額は利子相当額のみとなっております。  次に、9ページ、今後の課題についてでございます。(1)から(5)まで記載させていただきましたが、要点のみ申し上げますと、(1)の業務については、有収率や施設利用率の向上を図り、より一層効率的な運営に努められることを望みます。(2)の収益、費用の状況について、当年度純利益は増加しています。今後も引き続き、収益の増や経常経費の削減、さらなる経営改善を図る対策を御検討いただきたいと考えます。(3)の財政の状況については、企業債残高が多額となっていますが、それ以外に一時借入金や外部負債はないことから、現時点では、経営上、支障なく運営されているものと考えます。今後も企業債残高の縮減を図っていくなど、さらなる経営基盤の強化に努めていただきたいと思います。(4)のキャッシュフローの状況については、今後の更新投資を見据え、計画的に資金を確保していく必要があるものと考えます。(5)の水道料金の滞納状況については、引き続きその解消に努められ、経営の健全化を図っていただきたいと思います。  以上、令和3年度奥出雲町水道事業会計決算審査の報告を終わらせていただきます。  以上で審査報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) ただいまの谷尻代表監査委員の報告及び認定第1号並びに報告第11号の議案について、一括して質疑を行いたいと思いますが、その前に、確認のためですが、報告第11号、令和3年度決算に基づく奥出雲町健全化判断比率並びに資金不足比率についての説明を求めます。  杠企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  報告第11号 令和3年度決算に基づく奥出雲町健全化判断比率並びに資金        不足比率について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) それでは、改めて、ただいまの谷尻代表監査委員の報告及び認定第1号並びに報告第11号の議案について、一括して審議を行います。質疑はございますか。  2番、北村議員。 ○議員(2番 北村 千寿君) 直接の決算ではないんですけど、監査報告の資料4ページの職員数、令和2年4月1日、正職員145名が、令和3年4月1日、142名で3名の減。これ、欠員なのかどうか。それから、会計年度任用職員の数は変わらないわけで、それが現在どうなっているのか。今日も育児休業の条例改正がありました。非常に大事なことだと思いまして、ワーク・ライフ・バランスというのは取る必要があって、欠員というのはやっぱり避けるべきだと思ってます。もし欠員ならば、速やかに採用されるべきだと思いますけど、いかがお考えでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 江角総務課長。 ○総務課長(江角 啓君) お答えをさせていただきます。  職員の人数につきましては、例年、4月1日を基準に報告をさせていただいているところでございます。先ほど決算報告にあった数字でいうことになろうかと思います。なお、職員につきましては、残念ながら中途退職した職員が数名おりますので、現状、定員よりもかなり少ない人数、また、4月1日現在よりも少なくなっているという現状でございます。現在、令和5年4月の採用に向けて採用試験等々行っておりますので、その中でできるだけ人事管理しっかりできるような体制に整えていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。ないですか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、続きまして、先ほどの谷尻代表監査委員の報告及び認定第2号の議案について質疑を行います。  質疑はございますか。ありませんか。
                  〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  お諮りをいたします。ただいまの認定第1号及び認定第2号につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算決算特別委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号につきましては、予算決算特別委員会へ付託することに決しました。  次に、今期定例会までに受理いたしました請願・陳情は、お手元に配付しました請願・陳情等文書表のとおりであります。会議規則第92条第1項の規定によりまして、所管の常任委員会へ付託いたしますので、慎重なる御審議をお願いいたします。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。             午後2時23分散会   ───────────────────────────────...