奥出雲町議会 2021-03-19
令和 3年第1回定例会(第4日 3月19日)
どうかよろしくお願いいたします。終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
議案第1号から議案第4号、議案第6号、議案第9号、議案第10号、議案第27号の8議案及び陳情第6号、陳情第7号の質疑は1議案ずつ行い、議案第11号から議案第25号までの公の施設の
指定管理者の指定関係の15議案については質疑は一括して行います。
それでは、初めに、議案第1号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第2号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第3号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第4号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第6号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第9号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第10号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、続いて、議案第11号から議案第25号、公の施設の
指定管理者の指定関係15議案について質疑を行います。質疑がございましたら、議案番号を示されてから質疑をお願いします。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、続いて、議案第27号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、陳情第6号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、陳情第7号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。討論につきましても、議案第1号から議案第4号、議案第6号、議案第9号、議案第10号、議案第27号の8議案及び陳情第6号、陳情第7号の討論は1議案ずつ行い、議案第11号から議案第25号までの15議案についての討論は一括して行います。
初めに、議案第1号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第1号について討論を終わります。
次に、議案第2号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第2号について討論は終わります。
次に、議案第3号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 8番、川西でございます。議案第3号、奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、
費用弁償、
期末手当支給条例の一部を改正する条例案について、反対する答弁を行います。
本議案は、
会計年度任用職員の期末手当の支給割合を下げるものであります。
会計年度任用職員は、正規職員とともに町民の命と暮らしを守るため、全力で業務に精励しています。期末手当支給割合引下げは、職員の努力と奮闘に背を向け、地域経済の停滞につながります。
会計年度任用職員制度は、地方公務員法及び
地方自治法が改正され、2020年4月から始まりました。この制度は、正規職員を原則とする地方公務員法に1年任用の
会計年度任用職員という新たな仕組みを導入し、臨時・非常勤の大部分を移し、
会計年度任用職員に期末手当を支給するなど、
勤務条件の前進面もありますが、
会計年度任用職員は、いつまでも非正規雇用、生活できる賃金が保障されないなど、様々な課題、問題点がございます。国会の附帯決議でも、また総務省からも、公務運営の原則は、任期の定めのない常勤職員を中心とするべきと繰り返し指摘されています。正規職員が削減される中で、臨時・嘱託職員が担っている業務に従来は正規職員が行っていた業務もあります。本格的、恒常的業務を担っている非正規職員も存在しているのであります。とりわけ各種相談業務等に従事する職員は、専門的な知識や関係者との協議など、実務経験の積み重ねによって、より高い住民サービスを提供しています。民間では、有期雇用で5年を超えて働く労働者に無期雇用への転換を申し込む権利がありますが、公務に働く臨時・非常勤職員には、労働契約法は適用されず、自治体の判断一つで不安定な状態に置かれています。
会計年度任用職員制度も再度の任用は可能としているだけで、継続雇用の保障はなされておらず、不安定な状況は何も変わりません。本来、継続的な仕事は常勤職員でカバーすることが原則で、国も常勤化などの検討が必要としています。国の地方財政措置、地方交付税交付金を増額させ、自治体職員の総定員数を見直し、常勤化をするべきであります。よって、本条例案に賛同できません。
以上、反対討論といたします。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第3号について討論を終わります。
次に、議案第4号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党奥出雲町議員団の田食道弘です。私は、議案第4号、奥出雲町
特別会計条例の一部を改正する
条例制定についての採択に反対する立場から討論を行います。
審議付託された総務経済常任
委員長報告は
原案可決であります。本案には2つの事業
特別会計の廃止に関わるものがありますが、
訪問看護ステーション事業特別会計の廃止は、病院事業に移管するものであり、反対するものではありません。
片や、
三井野原スキーリフト事業特別会計の廃止については反対せざるを得ません。赤字続きの中で、今後も回復が見込めない事業であり、事業廃止の方向を否定するものではありません。しかしながら、2月25日に町議会に届けられた2つの要望書の存在を無視してはなりません。奥出雲ジュニアスキークラブからの三井野原スキー場に関する要望書、八川地区自治会長会、八川小学校保護者会、八川幼児園保護者会の会長連名の要望書は、いずれも町営
スキーリフトの運営継続を要望されるものであります。1月21日に開催された議会全員協議会での執行部からの説明など、
スキーリフト廃止については、地元の了解を得ているとの説明がありました。ところが、要望書では、八川地区住民一同が町営
スキーリフト運行継続を要望されています。この3月議会で陳情として取り扱われ、審議付託された
総務経済常任委員会では、継続審議となりました。町議会議員の任期満了までに審議される可能性は極めて低い状況でありますが、賛否についての結論は出ていません。住民要望が届けられ、結論が出ていない段階で住民要望を無視して
スキーリフト事業
特別会計を廃止することは、時期尚早ではありませんか。
以上の理由により、本案には反対であります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第4号について討論を終わります。
次に、議案第6号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 2番、糸原です。私は議案第6号、奥出雲町
三井野原スキーリフト事業基金条例等を廃止する
条例制定についての採決に当たり、反対の立場で討論を行います。
これまで確かに、町当局においては、昨年来より
三井野原スキーリフト事業について、いろいろな角度から評価、検討をされ、結果、廃止を決定、その条例をこのたび提案されているところであると考えます。町当局の
スキーリフト事業廃止の評価、検討結果について、これまで2回の全員協議会及び今議会の
総務経済常任委員会での説明では、まず、廃止の理由として、地元の観光協会は力がなくなり、既に解散された。民宿や食堂は後継者がいなく、スキー場として成り立たなく、将来性はない。近隣のスキー場もリフト事業を廃止する、全国的にスキー人口が減り、今後スキーヤーが増える見込みはない。そして、今後のリフト運転に当たっては、リフトなどの修理代等がかさみ、対応できないとの説明ですが、それらにつきましては、客観的に見れば、まず、観光協会を解散に追いやったのは、一昨年1基のリフトを廃止したのがきっかけ、原因であり、状況をつくり出したのは、運営当局であると考えます。
また、民宿や食堂は後継者がいないなどと説明しましたが、地元はリフトが動けば幾らでも営業する、リフト事業より先にやめることはないとのことであります。また、この発言は後継者がいるいないなどは家庭への内政干渉であり、これを公然と語る感覚は理解できません。全く廃止の理由にはならない、むしろ行き過ぎた言動であり、説明すべきではないかと考えます。町の人口は減る一方で、後継者がいなくなっていますが、これは町が何と説明し、何と答えられるでしょうか。そして、これをどうされるか聞いてみたいところです。後継者が今、家にいない家庭は、町は今後、そのように扱うのか、大変恐ろしい考え方であります。
そして、近隣のスキー場、リフト事業を廃止すると説明しましたが、ひろしま県民の森スキー場は県民のため継続するとして、指定管理制度を続けるとしています。隣の猫山スキー場もそのまま続けます。一方、瑞穂ハイランドも町民のためとして、継続の方向で基金基盤の制度を模索し始めている。町は調査が不十分ではなかろうかと考えます。そして、修理代がかさむとの説明もありますが、算出経費は最大見積りのようで、私の経験上、その半分で済むと思います。こうした廃止の理由は全く町民が思う廃止の理由ではなく、役場の事情にすぎないものであると考えます。
毎年毎年、繰入事務は疲れたわ、こんな声が聞こえるようです。公務員精神を放棄し、奥出雲町の将来を憂います。さらに、1億7,000万円の赤字と新聞に記事データを提供していますが、これまで有史以来、奥出雲町が赤字決算をしたこと、聞いたことはございません。連結決算の中でもありません。
スキーリフト事業の歳入不足分は、毎年3月31日付で町民のため、これだけ一般会計からリフト会計へ繰り入れる必要があると、その公的理由を認め、果たしてきたはずであります。繰入金の伺いの文書を見せてもいただきたいと思う。今回それをやめることはその理由を自己否定することにほかなりません。合併時の町民との約束を自らほごにしてはいけません。
以上述べましたが、廃止理由のほとんどが観光の面での検討であり、重要なことでもありますが、大事な子供の教育面でのスキースポーツの評価は役場内でもされていないし、当然、議会にも町民にも説明が全くあっておりません。毎年子供たちは冬が来れば三井野原でスキー、リフトに乗る、学校から三井野原へスキー教室に行く、そしてリフトに乗る。町内でスキーができることを待ち望み、楽しみにしています。子供の体力づくりや心身の発達には、他のものには変えられない教育上の大きな利点、長所がございます。その証拠に、ほかの町には例を見ない六、七人ものオリンピック選手が育っています。この事実はスキースポーツとは無関係ではないと考えます。100分の1を争うスピードの中で、鍛えられた体があればこそではないかと考えます。町民誰もが、町にスキー場、リフトがあることを特に子供たちは自慢で誇りに思っています。町民の誇りをなくさないでほしいものです。こうした子供たちの教育上の観点から、評価、検討が全く行われていません。
スキーリフトが廃止されるのは、子供の将来、そして町の将来を放棄するものであります。
さらに、1月21日付の町が
三井野原スキーリフト事業を廃止するとの新聞記事を町内の小学校、幼児園の保護者たち及びジュニアスキースクールの大人たちが見て、これは大変と、2月25日付で
スキーリフト運行の継続、スキー場を廃止しないでと、陳情書を町長、議長へと提出しています。これは町内の全部の小学校、幼児園の保護者の意見であり、子供の気持ちを代弁しています。こうした背景を町はもっと真摯に受け止め、教育上の観点から、十分な検討をすべきであります。
スキーリフト事業を廃止してはいけません。私はこうした事実を、現状を見ると、
スキーリフト事業廃止は町民にとって、今は現実的ではないし、国益的ではないが、町益に反するものと判断します。
スキーリフトを廃止して、何の町益がありましょうか。廃止に反対です。
どうか、同僚議員の皆様、町の方向を決める議会として、廃止条例を否決し、
スキーリフト運行継続を町民の皆様へ、特に子供たちへ、奥出雲町の夢として、議会から与えようではありませんか。賢明な判断をお願いいたします。
以上、反対討論であります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。賛成の方の発言はございませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第6号について討論を終わります。
次に、議案第9号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第9号について討論を終わります。
次に、議案第10号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第10号について討論を終わります。
次に、議案第11号から議案第25号までの15議案について討論を行います。討論がございましたら、議案番号を示されて、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論はなしと認めます。よって、議案第11号から議案第25号までの討論を終わります。
次に、議案第27号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第27号について討論を終わります。
次に、陳情第6号について討論を行います。討論がございましたら、陳情に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、陳情第6号について討論を終わります。
次に、陳情第7号について討論を行います。討論がございましたら、陳情に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、陳情第7号について討論は終わります。
これより採決を行います。
議案第1号から議案第4号、議案第6号、議案第9号、議案第10号、議案第27号の8議案及び陳情第6号、陳情第7号につきましては、1議案ずつ採決を行います。
また、議案第11号から議案第25号までの15議案については、討論がありました議案別に採決を行いますが、討論がありませんでしたので、一括して採決をいたします。
初めに、日程第1、議案第1号、奥出雲町
職員定数条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手多数と認めます。よって、議案第1号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第2号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の
勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第2号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第3号、奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、
費用弁償及び
期末手当支給条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第3号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第4号、奥出雲町
特別会計条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第4号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第6号、奥出雲町
三井野原スキーリフト事業基金条例等を廃止する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 同数ですね。同数の場合は、私のほうで。原案どおりに可決といたします。
もう1回言います。起立同数でございます。よって、議案第6号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第9号、
雲南広域連合規約の一部を変更する規約についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第9号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第10号、辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の一部変更についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員です。よって、議案第10号は、
委員長報告のとおり可決されました。
それでは、続きまして、日程第8、議案第11号、公の施設の
指定管理者の指定について(
仁多サイクリングターミナル)から日程第22、議案第25号、公の施設の
指定管理者の指定について(
川西地区農作業準備休憩施設)までの15議案についてを採決いたします。
先ほど討論がございませんでしたので、議案第11号から議案第25号までの15議案について、一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。議案第11号から議案第25号までの15議案については一括して採決いたします。
本15議案についての
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおりに決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第11号から議案第25号までの15議案については、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第27号、奥出雲町町道路線の認定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第27号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、陳情第6号、「
ペレット堆肥」による
資源循環型農業への取り組みについての要望書を採決いたします。
陳情書に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、陳情第6号は、
委員長報告のとおり採択されました。
次に、日程第25、陳情第7号、
育苗施設整備についての要望書を採決いたします。
陳情に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、陳情第7号は、
委員長報告のとおり採択されました。
ここでしばらく休憩といたします。2時45分から始めたいと思います。
午後2時32分休憩
───────────────────────────────
午後2時45分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第26 議案第5号 から 日程第30 請願第1号
○議長(藤原 充博君) 日程第26、議案第5号、奥出雲町火葬場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第27、議案第7号、奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定について、日程第28、議案第8号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第29、議案第26号、公の施設の
指定管理者の指定について(奥出雲町
郷土芸能施設)、日程第30、請願第1号、透析患者への通院支援を要望する請願書、以上の5議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本議案4件につきましては、去る3月2日の本会議におきまして、教育福祉常任委員会へ付託しております。また、請願第1号につきましては、令和2年12月定例会におきまして、閉会中の
継続審査としております。その審査結果につき、
会議規則第77条及び第94条第1項の規定により、委員長から報告を求めます。
5番、内田雅人教育福祉常任委員会委員長。
○教育福祉常任委員会委員長(内田 雅人君) 報告いたします。
令和3年3月19日。令和3年
奥出雲町議会3月定例会、
教育福祉常任委員会委員長報告。
奥出雲町議会議長、藤原充博様。教育福祉常任委員会委員長、内田雅人。
令和2年
奥出雲町議会12月定例会12月7日の本会議及び令和3年
奥出雲町議会3月定例会3月2日の本会議において、当委員会に付託されました下記議案について、
会議規則第77条及び第94条第1項の規定により、報告いたします。
記。
常任委員会開催日、令和3年2月15日月曜日、3月5日金曜日。
出席委員、7名。
説明出席者、教育長、町民課長、
健康福祉課長、
福祉事務所長、
教育魅力課長、結婚・
子育て応援課長、
病院事務長。
審査案件及び
審査概要と審査結果。
議案第5号、奥出雲町火葬場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。仁多斎場の使用料の町内と町外の区分を設定するものです。背景として、今後、改修工事が必要となり、負担増が見込まれるためとしております。金額設定について、確認がありました。雲南市、出雲市など、近隣を調査し、同様な額とした。町外の方の利用状況の確認がありました。全体のおよそ8%であるということです。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第7号、奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。耳鼻科医、薬剤師の年間報酬額を改正するものです。質疑はありませんでした。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第8号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。奥出雲病院にて訪問看護事業を開始するための改正です。病棟と定員の確認がありました。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第26号、公の施設の
指定管理者の指定について(奥出雲町
郷土芸能施設)。
審査概要。
郷土芸能施設を
指定管理者に管理させるためです。年間の利用件数の確認がありました。約40件、神楽保存会の活動と自治会での利用があるということです。指定管理の表示についての確認がありました。指定管理表示表を交付し、施設内に掲示している。外側に表示はないということです。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
請願第1号、透析患者への通院支援を要望する請願書。
審査概要。請願者及び平成記念病院の担当者2名、紹介議員に出席いただきました。通院の現状、病院の通院支援と財政的な状況、飯南町と雲南市の通院支援の状況、奥出雲町の患者数や通院支援の状況、求める現実に即した具体的な支援策についてなど、様々な角度から審議を行いました。
審査結果、
全会一致、採択です。
以上、教育福祉常任委員会の議案審査の報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより、
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第5号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第7号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第8号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第26号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、請願第1号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第5号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第5号について討論を終わります。
次に、議案第7号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第7号について討論を終わります。
次に、議案第8号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第8号について討論を終わります。
次に、議案第26号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第26号について討論を終わります。
次に、請願第1号について討論を行います。討論がございましたら、請願に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、請願第1号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第26、議案第5号、奥出雲町火葬場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第5号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第27、議案第7号、奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員です。よって、議案第7号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第28、議案第8号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第8号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第29、議案第26号、公の施設の
指定管理者の指定について(奥出雲町
郷土芸能施設)を採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第26号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第30、請願第1号、透析患者への通院支援を要望する請願書を採決いたします。
陳情に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、請願第1号は、
委員長報告のとおり採択されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第31 議案第37号 から 日程第43 議案第49号
○議長(藤原 充博君) 続きまして、日程第31、議案第37号、令和3年度奥出雲町
一般会計予算提出について、日程第32、議案第38号、令和3年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出について、日程第33、議案第39号、令和3年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出について、日程第34、議案第40号、令和3年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出について、日程第35、議案第41号、令和3年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出について、日程第36、議案第42号、令和3年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出について、日程第37、議案第43号、令和3年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出について、日程第38、議案第44号、令和3年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出について、日程第39、議案第45号、令和3年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出について、日程第40、議案第46号、令和3年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出について、日程第41、議案第47号、令和3年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出について、日程第42、議案第48号、令和3年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出について、日程第43、議案第49号、令和3年度奥出雲町
水道事業会計予算提出について、以上の13議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案につきましては、去る3月2日の本会議におきまして、予算特別委員会へ付託しております。その審査結果につき、
会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
10番、内田精彦予算特別委員会委員長。
○予算特別委員会委員長(内田 精彦君) それでは、
委員長報告を行います。
令和3年
奥出雲町議会3月定例会、
予算特別委員会委員長報告。令和3年3月19日。
奥出雲町議会議長、藤原充博様。予算特別委員会委員長、内田精彦。
令和3年
奥出雲町議会3月定例会3月2日本会議において、予算特別委員会に付託されました13議案につきまして、
会議規則第77条の規定により、審議経過及び審査の結果について、下記のとおり報告いたします。
審査付託議案、13議案、議案第37号、令和3年度奥出雲町
一般会計予算提出について、議案第38号、令和3年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出について、議案第39号、令和3年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出について、議案第40号、令和3年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出について、議案第41号、令和3年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出について、議案第42号、令和3年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出について、議案第43号、令和3年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出について、議案第44号、令和3年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出について、議案第45号、令和3年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出について、議案第46号、令和3年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出について、議案第47号、令和3年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出について、議案第48号、令和3年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出について、議案第49号、令和3年度奥出雲町
水道事業会計予算提出について、
出席委員数、3月3日、12人、3月16日、11人でした。
審議経過についてでございます。当委員会では、去る3月3日に執行部全課長出席の下、令和3年度一般会計予算及び11事業
特別会計と1つの公営企業会計予算の全体質疑を行い、その後、各小委員会へ審査を付託いたしました。
3月16日に再度委員会を開催し、小委員会委員長より分割審査結果の報告を受け、全体質疑、討論の後、予算特別委員会として13議案について採決を行いました。
2の審査内容、概要でございます。まず、議案第37号、令和3年度奥出雲町
一般会計予算提出について。
概要についてでございます。令和3年度一般会計当初予算は、低迷の続く町内景気や人口減少問題、公共施設の老朽化など、本町に山積する諸問題への対応及び地方創生を推進するため、国、県の補助事業を積極的に活用しながら、地域活性化対策、定住対策、結婚・子育て支援、福祉の充実、地域医療の確保、健康の増進、雇用対策、産業対策、社会基盤・生活基盤整備、防災対策、教育の充実、地域スポーツ振興などの町の振興、町民生活向上に資する事業予算となっております。この結果、令和3年度当初予算総額は135億6,000万円で、前年度当初予算に対し、0.1%、2,000万円の増額となっております。
また、令和2年度の新型コロナウイルス感染症対策事業、道路整備事業など、各種経費について、令和2年度からの繰越事業として予算計上してあり、当初予算と一体となった切れ目のない予算となっております。
2番目に、全体質疑でございます。3月3日の全体質疑では、一般会計予算に関する説明書の歳入は一括して、歳出は款別に質疑を行いました。各委員からは予算資料、主要事業、施策一覧、起債の事業内容や予算説明の歳入歳出科目の内訳等について、活発に質問がなされました。歳入については、町民税の減、個人、法人のマイナス要因のコロナの影響について、歳出につきましては、議会費について特に質問はありませんでした。総務費について、情報発信事業41万5,000円、空き家対策推進費補助金586万円、業務委託料380万2,000円、情報通信協会補助金6,340万3,000円、地域おこし協力隊2,600万円、公共施設等総合管理計画改訂業務委託料550万円、生活バス路線通行費補助4,337万5,000円、UIターンの検討者短期就業体験支援事業30万円、住宅整備支援事業1,500万円、特定地域づくり事業費515万8,000円、これらの内容について。
民生費について、人工透析通院送迎支援事業164万2,000円、これらの内容について。
衛生費について、負担金10億4,572万8,000円、これらの内容について。
労働費について、特に質疑はありませんでした。
農林水産業費について、森林環境整備事業4,766万1,000円、大仁農道改修事業2,440万円、有害鳥獣捕獲対策事業2,486万4,000円、カントリーエレベーター設備更新事業4,206万4,000円、全国和牛能力共進会出品対策事業協議会補助金185万8,000円、特用林産施設整備事業1,030万円、これらの内容について。
商工費については、交流館三国、道の駅おろちループ指定管理料671万8,000円等の内容について。
土木費について、繰越事業、橋梁維持費の長寿化修繕、普通住宅管理費補助金550万円、河川浄化対策事業浚渫工事費1,500万2,000円、崖地隣接危険住宅移転事業829万3,000円、公園整備費3,500万2,000円等の内容について。
消防費について、防災士養成事業40万3,000円等の内容について。
教育費について、サイクリングターミナルの大規模改修1億2,797万3,000円、学校再編校区別協議会経費90万円、高校後援会費250万円、横田高校魅力化事業890万円、高校魅力化コンソーシアム事業355万円、埋蔵文化財発掘調査事業2,279万8,000円等の内容について。
公債費と諸支出金、予備費、給与明細書については、特に質疑がございませんでした。
債務負担行為調書について、損失補償1億円等の内容について、地方債調書並びに予算の総計表及び純計表については、特に質疑はございませんでした。
3、小委員会報告についてに入ります。
3月16日に各小委員会の分割審査結果報告において、総務経済小委員会からは、歳入においては特に質疑がなかったこと。
総務費では、一般管理費、報酬2,175万1,000円、総務関係の
会計年度任用職員の報酬と非常勤職員の改定の確認。
農林水産業費では、直接支払交付金3億9,949万4,000円についての内容確認、山林地籍調査1億1,342万5,000円について、有害鳥獣捕獲対策事業の捕獲奨励金、捕獲器導入補助金2,486万4,000円について、開発営農振興事業、イベント開催支援301万7,000円について、それぞれの内容確認。
商工費では、町観光協会補助金、観光協会が行う観光振興活動、イベント、各団体への支援、職員等の人件費2,250万円についての内容等の確認。
土木費では、河川浄化対策事業1,500万2,000円について内容等の確認。
消防費では、耐震性貯水槽設置2基の設計費505万円についての内容確認など、詳細な審議の結果が報告されました。
教育福祉予算小委員会からは、歳入については特に質疑がなかったこと。
総務費では、横田高校魅力化コンソーシアム事業355万円、横田高校魅力化事業890万円についての内容確認。
民生費では、老人福祉費、修繕料359万2,000円の内容確認。
障害福祉費、障害者医療扶助費1,811万5,000円、人工透析医療通院送迎支援事業164万2,000円の内容確認。
児童福祉総務費、保育士確保対策奨励事業150万円の内容確認。
児童福祉施設費、賃借料130万7,000円の内容確認。
幼児保育事業費、病児保育施設運営費863万4,000円について内容確認。
衛生費では、妊産婦健康診査交通費助成255万9,000円、不妊治療費助成事業186万円について内容確認。
感染症予防費、予防接種事業3,049万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業5,619万1,000円について内容確認。
塵芥処理費最終処分場作業機械購入事業1,727万円、最終処分場施設基本等策定費1,190万2,000円、1市2町可燃ごみ広域処理検討業務727万4,000円について内容の確認。
教育費では、不登校対策事業483万7,000円、学校プール管理費、水泳実習バス賃借料670万円についての内容確認。
小学校管理費、中学校管理費、学習用端末運用経費、小学校743万6,000円、中学校397万2,000円についての内容の確認。
社会教育総務費、地域学習拠点施設運営費859万3,000円、文化財保護費、文化的景観保護推進事業1,014万3,000円、保健体育総務費、スポーツ合宿等推進事業300万円についての内容確認など、詳細な審議の結果が報告されました。
4の総括でございます。
令和3年度当初予算135億6,000万円の歳入構成は、税収等の自主財源が32億円の23.6%、依存財源は130億6,000万円で76.4%、内訳は町債が15億4,000万円のほか、地方交付税や国、県支出金が88億6,000万円となっております。
歳出面では、投資的経費が17億3,000万円であり、投資予算は前年度比で8,000万円の減額となっております。
また、令和2年度末の町債残高見込額は186億円で、前年度より減少し、また、財政調整基金、減債基金の合計額は9億8,000万円弱となっており、将来的な財政健全化に向けた行財政運営が求められております。
本年度当初予算は、低迷の続く町内景気や人口減少問題、公共施設の老朽化など、本町に山積する諸課題への対応及び地方創生を推進するため、国、県の補助事業を積極的に活用しながら、地域活性化対策など、町民生活向上に資する事業に対し重点的に予算が配分されている。これらにより、景気回復の足取りを確かなものとし、各事業に取り組む必要性が求められております。
5の審査結果でございます。
以上、令和3年度一般会計予算につきまして、採決の結果、賛成多数で
原案可決となりました。
次に、
特別会計予算11議案及び公営企業会計予算1議案について報告いたします。
1の審査内容でございます。
まず、議案第38号、令和3年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出について。全体質疑では、国保の資格証明書と短期証の交付状況等の内容等について確認。14億6,433万1,000円の歳入歳出予算で、対前年比1,482万5,000円の減額となっております。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第39号、令和3年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出について。4億2,590万円の歳入歳出予算で、対前年比461万4,000円の減額となっております。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第40号、令和3年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出について。全体質疑では、過重労働、特定処遇改善の加算等の内容についての確認。3億6,874万1,000円の歳入歳出予算で、対前年比651万8,000円の増額となっております。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第41号、令和3年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出について。全体質疑では、あいサンホームの起債償還額、定率から定額についての確認。3億8,046万4,000円の歳入歳出予算で、対前年比455万7,000円の増額となっております。教育福祉予算小委員会委員長から入所状況における職員の不足等の確認など、小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第42号、令和3年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出について。3億860万円の歳入歳出予算で、対前年比1,320万円の減額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第43号、令和3年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出について。5億7,500万円の歳入歳出予算で、対前年比2,780万円の増額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第44号、令和3年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出について。1億6,200万円の歳入歳出予算で、対前年比1,740万円の減額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第45号、令和3年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出について。400万円の歳入歳出予算で、対前年比100万円の減額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第46号、令和3年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出について。9,971万3,000円の歳入歳出予算で、対前年比295万3,000円の減額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第47号、令和3年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出について。2,261万8,000円の歳入歳出予算で、対前年比93万7,000円の減額となっております。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第48号、令和3年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出について。令和3年度の収益的収支予算は、事業収益22億2,414万5,000円、事業費用が21億8,415万1,000円で、純利益見込額が5,999万4,000円です。教育福祉小委員会委員長から常勤医3名増の経緯、総合診療医についての体制等、小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
次に、議案第49号、令和3年度奥出雲町
水道事業会計予算提出について。令和3年度の収益的収支予算は、
水道事業収益が7億1,000万円、事業費用が6億8,900万円で、純利益見込額2,100万円です。総務経済小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
2の審査結果でございます。
以上、
特別会計予算11議案及び公営企業会計予算1議案につきまして、議案第38号については賛成多数にて
原案可決。
議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第48号、議案第49号については、全員賛成により
原案可決といたしました。
以上、今期予算特別委員会に付されました13議案の
審査概要と審査結果を述べ、報告といたします。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第37号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第38号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第39号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第40号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第41号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第42号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第43号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第44号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第45号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第46号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第47号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第48号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第49号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する審議を終わります。
ここでしばらく休憩といたします。3時40分の開始といたします。
午後3時25分休憩
───────────────────────────────
午後3時39分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
これより討論を行います。
初めに、議案第37号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 8番、川西でございます。議案第37号、令和3年度奥出雲町一般会計予算案について、反対する討論を行います。
奥出雲町は、コロナ対策をはじめ、重大な政治課題に取り組む上で何よりも大切なのは町政への信頼であります。国に対し、コロナ対策の強化、飲食店をはじめ、事業者支援の強化を堂々と要求する丸山島根県知事の姿勢に、県民の信頼が寄せられています。全国的にも歓迎されました。片や、奥出雲町町長も、東京五輪で、ホッケー、インド代表の事前合宿誘致を政府が求める新型コロナ感染対策を取る体制が設備や使用面から整わず、選手団と町民の交流も困難な状況にあり、断念すると表明しました。当日夕刻には大手メディアによって日本中に放映、拡散されました。勝田町長は、奥出雲町財政、町民生活を優先した苦渋の決断だったと評価されています。
私たちは、町政の評価基準として、2つの物差しを置くものであります。1つ、町政が、憲法が定める生存権や財産権、幸福追求権など、基本的人権を保障しているのか。2つに、町政が、
地方自治法が規定する住民の福祉の増進という自治体本来の役割を発揮しているのか、ここに立脚するものであります。
今、地方は、住民の暮らしの困難、福祉、医療、農林業の危機、地域経済の衰退など、深刻な課題に直面し、さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大で、医療、福祉の現場、中小業者の経営をはじめ、広く国民生活に厳しさが増しています。これまで新型自由主義的な政策の下、安全、安心を脅かすような規制緩和と、公共設備や社会保障の弱体化が進められてきました。しかし、コロナ禍の下で、公衆衛生や医療、福祉をはじめとする公共の大切さ、役割が再認識されています。行き過ぎた行財政改革は根本的に見直し、公共サービスや医療福祉産業政策を町民の暮らしを支えるという視点から転換すべきであります。
今、町政に求められるのは、基本的人権の保障、住民福祉の増進という自治体本来の役割を発揮し、何よりも新型コロナ感染拡大防止と、町民の命を守るための責任を全うすることにほかなりません。とりわけPCR検査の拡充をはじめとする公衆衛生体制の強化や、公的医療、福祉サービスに対する強力な支援、地域の産業を守るための施策の拡充、地域内で経済が循環するような産業政策への脱却が強く求められています。
一方、年金の減額、医療福祉サービスの縮減と負担増、消費税の増税や、大企業だけが潤うアベノミクス、TPP、FTAなどの農産物の輸入自由化が進められてきました。東京一極集中政策と併せ、これらは中山間地域の衰退にあえぐ地方の再生に逆行し、町長が掲げる奥出雲町総合計画とも相反するものと言わざるを得ません。このコロナ禍の下、暮らしが大変になっているときだからこそ、暮らしを圧迫する町民のためにならない政治を町政に持ち込むのか、それとも立ちはだかって、奥出雲町政が町民の暮らしと命を守る防波堤の役割を果たし、基本的人権の保障、住民福祉の増進を前面に掲げ、自治体として積極的な政策を立案し、実行するのが、このことが鋭く問われているのではないでしょうか。
以下、予算案の問題点、改善すべき点を何点か申し述べます。
第1に、総人件費抑制策や事務事業の見直し縮小は、職員の士気や組織の活力を低下させ、町民サービスを縮小させるだけでなく、非正規職員の増加や奥出雲町直営企業、指定管理などの下で低賃金で働く労働者を生み出しています。こうした現状を是正するため、正規職員の増員、あるいは正規職員だけでなく、非正規で働く職員や、公の施設で働く労働者の賃金が引き上げられるよう、町として積極的な対応を求めるものであります。また、こうした国、県の事業の見直し、縮小が奥出雲町に負担を転嫁するものであってもなりません。住民に身近なサービスを提供する奥出雲町は、町民のニーズに沿った支援策を充実すべきであります。
第2に、町税や社会保険料を滞納している低所得者にもっと目を向ける必要があります。何より深刻なのは、苦境にあえいでいる町民への生活再建支援策が遅れていることであります。
第3に、実質所得や年金が減少し、生存権が脅かされている下、民生費、衛生費などの社会保障予算が脆弱であります。
第4に、新型コロナの感染拡大防止と、町民の命を守るための責任を全うするためにPCR検査の拡充をはじめとする公衆衛生体制の強化や、危機的状況にある公的医療、福祉サービスに対する強力な支援策を抜本的に強化すべきであります。
第5に、持続可能な農業経営の実現、奥出雲町農業の再生に向け、価格補償と生産コストをカバーする支援策を講じるべきであります。過疎地域に対し、過疎債発行などの措置を講ずる新過疎法案が3月12日、衆院本会議で
全会一致で可決、通過しました。過疎地域の発展に農林水産業の振興は欠かせません。喫緊の課題として、コロナ禍による米の需要減が米価を押し下げ、稲作農家の採算割れ、ますます拡大しています。アメリカで実施されている政府による対策を日本も行うよう求めます。
第6に、コロナ禍の教訓は、来てもらえないだろう淡い企業誘致ではなく、内発的な循環型経済への転換こそ重要であることを示しました。当てのない企業頼みではなく、地域に根を張って頑張る地場産業育成、企業誘致に応じ、長期にわたって地域経済を支えていただいている企業にこそ商工予算の柱をシフトすべきです。
第7に、土砂災害要対策箇所の整備率が低いことです。防災、減災型公共事業こそ最優先に増やすべきであります。
これらのほかに、奥出雲町が住民福祉の増進に自治体本来の役割を発揮しなければならない課題はまだまだ多くあります。よって、これら町民の要望が十分に編成されていると言えませんので、賛成できません。
以上で反対討論を終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
賛成の御発言はありませんか。
3番、景山議員。
○議員(3番 景山 利則君) 私は、令和3年度奥出雲町一般会計予算に賛成する立場で討論を行います。
総額135億6,000万円、対前年比0.1%、2,000万円の増というのが令和3年度奥出雲町一般会計予算でありますが、今、日本は少子化による人口減少が急速に進み、毎年のように最少記録が更新をされております。この流れは本町も同様であり、出生者数も年間50人前後と少なく、急速に人口減少と少子高齢化が進んでおります。
奥出雲町が誕生した平成17年3月以来、本年で16年を迎えました。この16年間で4,000人の人口が減りました。急速に過疎化、高齢化が進み、活力も失われてきております。そういう厳しい状況下にある中において、昨年度早々から感染が拡大し、今もって終息の見えない新型コロナウイルス感染症が奥出雲町の経済に大きな打撃を与えています。依然として低迷が続く町内景気と人口減少、少子高齢化問題、奥出雲町の課題は山積をしております。
こうした諸課題を克服し、住んでいる者が幸せを実感できる町をつくり上げていくという、本町の目指すべき姿と、その実現のための基本的な施策の方向性を定め、策定されるのが、令和3年度から令和12年度までの10年間を計画期間とした第2次奥出雲町総合計画であります。
当令和3年度奥出雲町一般会計予算は、この総合計画の理念、方向性をしっかりと踏まえながら、地域活性化対策、定住対策、結婚・子育て支援、福祉の充実、地域医療の確保、健康の増進、雇用対策、産業振興、社会基盤と生活基盤の整備、防災対策、教育の充実、地域スポーツの振興など、各般にわたって新規事業も織り交ぜながら、知恵を絞った予算編成となっており、私は賛成するものであります。
現在、コロナワクチンの接種が始まっています。コロナウイルス感染症の終息と地域経済の回復に大きな期待が高まる令和3年度であります。厳しい財政状況の中ではありますが、計画された事業が着実に実施に移され、住んでいる者が幸せを実感できるまちづくりをしっかりと進めていただくことをお願いをし、私の賛成討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 議案第37号、令和3年度奥出雲町一般会計予算案について、先ほど同僚議員からるる討論を行われましたが、私は次の理由により反対討論を行います。
この予算は、令和3年度の本町全体の行財政を行うための予算案であり、コロナ対策をはじめ、多くの課題を抱える中、町民の皆さんの生活を考えるとき、速やかにスタートさせるためのものでなければなりません。
しかし、今回、私が賛成できないのは、先ほども損失補償に対する附帯意見も出されましたが、令和3年度の一般会計当初予算における損失補償の中で問題だと思うのは、有限会社奥出雲椎茸の運転資金貸付金より生じた損失補償額として1億円が計上をされております。
この会社については、平成23年3月の5億4,400万円から、同29年3月には4,400万円の減額はなされたものの、その後、同31年3月には5,000万円、昨年の令和2年3月には1億5,000万円、半年後の9月には9,000万円、そして、今回1億円の損失補償額が提示をされました。
この1億円を含めると、この会社への損失補償額は合計8億9,000万円になり、立て続けにすさまじい速さで多額の損失補償額が出されております。損失補償の話が出るたびに、経営改善の説明は受けていますが、実際には会社としてどのような改善策を行っているのか、PDCA、プラン・ドゥー・チェック・アクションはどうなっているのか疑問でもあります。
菌床の不良で生えが悪い、農家の技術や設備が悪いなどなど、その都度伺っております。これからの菌床については、良品生産ができるとの説明も受けましたが、これまで長きにわたりコンサルによる菌床開発の経緯もあり、生産技術が悪いというのであれば、農家への生産指導等はどうなっていたのか。議会には決算報告と次年度の経営計画が出されていますが、計画だけで終わっていないか、それ以外はこのような損失補填への話ばかりです。本町100パー出資の第三セクターなので、資金繰りに困れば町へ言えばいい的になっているのではとさえ思ってしまいます。
多くの雇用者を抱えており、様々に思うことはたくさんありますが、現在、本町の自由に使える財政調整基金、減債基金の合計残高は、令和3年度の当初予算では7億8,000万円となっています。このような状況の中で、基金残高より大きく膨らんだ債務保証、実際に何かがあったときに払っていくことができるのか、本町の行財政運営を考えると、本当に大丈夫なのかと不安が先立ちます。年度ごとの経営改善策について、なぜこのようになったのか、なぜ成果が出なかったのか、これらへの検証と反省、対策と改善への努力を常に実行することが先ではないかと考えます。
本町の行財政運営は、さきにも述べましたように、町民の皆さんの1年間の暮らしを維持していくものになくてはなりません。これらの問題を考えるとき、私は本当に先行きを心配をいたしております。よって、本町の行財政運営を考えるとき、この議案に賛成することはできるせん。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、議案第37号について討論を終わります。
次に、議案第38号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食でございます。議案第38号、令和3年度奥出雲町国民健康保険事業
特別会計予算について、反対する立場から日本共産党奥出雲町議団を代表して討論を行います。
予算
委員長報告は、
原案可決であります。国民健康保険は、全国どこでも低所得者が多く加入する医療保険でありながら、保険税が高過ぎるという最大の問題があります。その現況は、国の予算削減です。歴代の政権は、国民健康保険法改悪で、国保の国庫負担を引き下げたのを皮切りに、国保の財政運営に対する国の責任を後退させてきました。もう一つの要因は、加入者の所得減、貧困化です。かつて国保加入者の多数派は自営業者と農林業者でしたが、今では国保世帯主の多くが年金生活者、非正規労働者、無収入者です。
奥出雲町の国保加入は、令和3年1月1日現在、1,685世帯です。町内世帯の3分の1以上、35.1%が加入しています。被保険者は2,574人で、町の人口比20.9%、5人に1人の加入です。中でも65歳以上75歳未満の、いわゆる前期高齢者は被保険者の6割を超えています。所得は他の健康保険の加入者に比べて極めて低く、経済的な理由などで国保税の減免を受けている世帯は加入世帯の半分を超えています。国保は、奥出雲町全体で支えるべきセーフティーネットの一つであります。町民の負担能力に応じて国保税を引き下げることこそ自治体の責務です。
奥出雲町の国保税は、ため過ぎた基金1億円の積立てを3年に分けて取り崩すことにより、負担軽減を実現し、その最終年度を終えようとしています。しかし、その国保税、保険税は依然として高く、均等割など、近隣の市町よりいまだに高いのが実態であります。一方で、今年度末の基金残高は2億7,584万円の見込みで、国保加入1世帯当たりで16万3,000円余りの貯金が残っています。
私が先日行った一般質問に対する町長答弁では、基金保有高のガイドラインにはこだわることなく、一定の残高までは基金を取り崩し、国保税の負担軽減に引き続き取り組むとの頼もしい言葉をいただきました。確かに、この国保
特別会計予算では、引き続き基金取崩しを行い、基金から国保
特別会計への繰入金として3,995万2,000円を計上し、国保税の負担軽減を行うことが盛り込まれてはいます。しかし、基金保有残高は必要最小限にとどめることを前提に、もっと基金を取り崩すべきであります。
また、今後予定される県内の保険料統一より前に、子供一人一人、赤ちゃんにまでかかる均等割の廃止を市町村で行えるよう、県に強く求め、国民皆保険の原則を堅持のため、国庫負担金を再び増額するなど、国の責任をしっかりと強く求めるべきであります。
国保加入者の暮らしがコロナ禍の中でより一層厳しくなっている今こそ、鳥取県倉吉市のように国保税の負担をさらに軽減し、町民が払える国保税に引き下げ、町民の立場に立ったきめ細かく丁寧な対応を強く要望して、反対討論を終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 賛成討論を行います。珍しく賛成討論をさせていただきます。議案第38号、令和3年度奥出雲町国民健康保険事業
特別会計予算案について、私は次の理由により賛成討論を行います。
令和3年度の国民健康保険事業
特別会計予算案は、歳入歳出ともに総額14億6,433万1,000円となっています。本町の世帯数は年度平均で、本年1月1日現在4,795世帯で、人口は1万2,475人、国保加入世帯は1,685世帯、被保険者数は2,574人となっています。令和3年度の保険税賦課限度額は、基礎賦課分、介護給付分、ともに据置きとしています。
また、基金については、平成30年度から令和2年度までの3年間で1億1,700万円を取り崩し、加入者負担の軽減がなされました。令和3年度当初予算案でも、およそ4,000万円を取り崩し、加入者の税負担の軽減が図られ、取崩し後の基金残高は2億3,600万円としております。
誰もが健康な体を持ちたいものです。しかしながら、望まないけれども、人は病気をします。病気を治し、命をできる限り長く維持するために、最近の医療は最先端技術が取り入れられ、高度治療を望む患者は増加傾向にあります。安心して治療が受けられる体制を整えるためには、一定の基金を保持することが必要だと私は考えます。万が一、基金の枯渇や残高が極端に少なく、健康保険事業会計が逼迫するような状況が発生すれば、基金は枯渇し、税額が一挙に大幅増額されるようなことになれば、被保険者、納税者には、結果として困る状況が発生いたします。
1人当たりの医療費は増加傾向にあり、低所得者の方にはこれまでどおり、7割、5割、2割の軽減措置が取られています。負担は軽く、サービスは濃厚に、これは誰もが望むところで理想ですが、さきに述べたことを踏まえると、この予算案は妥当だと考えます。よって、私はこの予算案に対し、賛成の討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、議案第38号について討論を終わります。
次に、議案第39号から議案第48号までの各
特別会計予算10議案及び公営企業会計予算1議案について、一括して討論を行います。
反対討論のある方は、議案番号を示されてから御発言ください。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第39号から議案第48号についての討論を終わります。
続いて、採決を行います。
日程第31、議案第37号、令和3年度奥出雲町
一般会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第37号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第32、議案第38号、令和3年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第38号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第33、議案第39号、令和3年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第39号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第34、議案第40号、令和3年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第40号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第35、議案第41号、令和3年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第41号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第36、議案第42号、令和3年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第42号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第37、議案第43号、令和3年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第43号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第38、議案第44号、令和3年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第44号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第39、議案第45号、令和3年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第45号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第40、議案第46号、令和3年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第46号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第41、議案第47号、令和3年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第47号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第42、議案第48号、令和3年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第48号は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第43、議案第49号、令和3年度奥出雲町
水道事業会計予算提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第49号は、
委員長報告のとおり可決されました。
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◎日程第44 発委第2号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第44、発委第2号、
奥出雲町議会会議規則の一部を改正する
規則制定についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
7番、藤原和範、議会運営委員会副委員長。
○議会運営委員会副委員長(藤原 和範君)
───────────────────────────────
発委第2号
奥出雲町議会会議規則の一部を改正する
規則制定について
奥出雲町議会会議規則(平成17年
奥出雲町議会規則第1号)の一部を改正する規則を
地方自治法第109条第6項及び同規則第14条第3項の規定により別紙のとおり提出する。
令和3年3月19日提出
奥出雲町議会
議会運営委員会委員長 内 田 勇
提案理由
議員活動の環境改善及び議会への請願手続の利便性の向上を図るため。
───────────────────────────────
改正内容については、議員活動と家庭生活との両立支援策をはじめ、男女の議員が活動しやすい環境整備の一環として、出産、育児、介護など、議員として活動するに当たっての諸要因に配慮するため、議会への欠席事由を整備するとともに、出席については、母性保護の観点から、産前、産後の欠席期間を規定するものです。
また、請願者の利便性の向上を図るため、議会への請願手続について、請願者に一律求めている押印の義務づけを見直し、署名または記名、押印に改めるものです。具体的には、新旧対照表を参照願います。
この規則は、公布の日から施行するものです。以上です。
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。討論がございましたら、本案に賛成の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、発委第2号について、討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第44、発委第2号、
奥出雲町議会会議規則の一部を改正する
規則制定についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、発委第2号は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第45 同意第1号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第45、同意第1号、奥出雲町
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
永瀬
教育魅力課長。
〔
教育魅力課長説明〕
───────────────────────────────
同意第1号 奥出雲町
教育委員会委員の任命について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、同意第1号について、討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第45、同意第1号、奥出雲町
教育委員会委員の任命についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、同意第1号は、原案のとおり同意されました。
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◎日程第46 報告第2号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第46、報告第2号、専決処分の報告について。
地方自治法第180条第1項に基づく報告を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
森長
総務課長。
〔
総務課長説明〕
───────────────────────────────
報告第2号 専決処分の報告について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
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◎日程第47 閉会中の
継続審査及び継続調査の申し出について
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第47、閉会中の
継続審査及び継続調査の申し出についてを議題といたします。
お諮りをいたします。
会議規則第75条の規定により、閉会中の
継続審査及び継続調査の申出があっております。申出のとおり閉会中の
継続審査及び継続調査をすることに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査及び継続調査をすることに決しました。
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○議長(藤原 充博君) 以上で本定例会に付議されました議案の審議は全て終了いたしました。
これにて令和3年
奥出雲町議会3月定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後4時28分閉会
───────────────────────────────...