奥出雲町議会 > 2020-12-09 >
令和 2年第4回定例会(第3日12月 9日)

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  1. 奥出雲町議会 2020-12-09
    令和 2年第4回定例会(第3日12月 9日)


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    令和 2年第4回定例会(第3日12月 9日)   ──────────────────────────────────── 令和2年 12月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)                          令和2年12月9日(水曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第3号)                    令和2年12月9日 午前9時30分開議  日程第1 一般質問   ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問   ───────────────────────────────              出席議員(12名)     1番 田 食 道 弘君     2番 糸 原 壽 之君     3番 景 山 利 則君     4番 土 屋 武 雄君     5番 内 田 雅 人君     6番 石 原 武 志君     7番 藤 原 和 範君     8番 川 西 明 徳君     10番 内 田 精 彦君     11番 村 尾 明 利君     12番 大 垣 照 子君     14番 藤 原 充 博君   ───────────────────────────────
                 欠席議員(2名)     9番 内 田   勇君     13番 岩 田 明 人君   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 石 原 重 夫君  企画員 ──── 石 原 達 也君   ───────────────────────────────           説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 勝 田 康 則君  副町長 ──── 藤 原   努君 教育長 ──── 松 田 武 彦君  総務課長 ─── 森 長 洋 二君 企画財政課長 ─ 江 角   啓君  町民課長 ─── 堀 谷 智 樹君 税務課長 ─── 石 原 啓 子君  商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君 健康福祉課長 ─ 杠   康 彦君  農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君 水道課長 ─── 千 原 明 浩君 地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君 福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君  教育魅力課長 ─ 永 瀬 克 己君 農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君 結婚・子育て応援課長 ──────────────── 吉 川 明 広君 会計管理者 ── 森 田 近 子君  病院事務長 ── 中 西 修 一君 建設課長 ─── 松 原 三 美君   ───────────────────────────────             午前9時29分開議 ○議長(藤原 充博君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は12名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程に入る前に、議案第72号、令和2年度奥出雲町介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)提出について、杠健康福祉課長から議案の一部訂正の申出がありましたので、これを許します。  杠健康福祉課長。 ○健康福祉課長(杠 康彦君) 貴重なお時間を頂戴いたしまして、議案の訂正をさせていただきます。お手元の正誤表を御覧ください。議案第72号、令和2年度奥出雲町介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、予算書に誤りがございましたので御説明をさせていただきたいと思います。お手元の正誤表のとおり、予算書5ページ、予算説明の欄でございますが、歳入と歳出の説明がございます。その中の下段でございます歳出欄の見出しに「3、歳出」という見出しが抜けておりました。訂正をして、おわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。  以上で説明を終わります。 ○議長(藤原 充博君) これより日程に入ります。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第1 一般質問 ○議長(藤原 充博君) 日程第1、一般質問を行います。  10番、内田精彦議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) おはようございます。本日のトップバッターということで、一般質問に入らせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。  まず、木次線存続と奥出雲おろち号の運行についてということでございます。  11月21日土曜日の山陰中央新報の記事によれば、JR西日本米子支社の牧原支社長の20日の会見の内容が報道されておりました。内容は、JR木次線のトロッコ列車奥出雲おろち号」について、2021年までは運行できると考えているが、その後は未定、2022年度以降の運行は検討中と、明言を避けたとしてあります。また、島根県や沿線自治体が廃線の危機感を募らせている。同線の現状には平均通過人員、1日1キロ当たりの利用者数が190人の利用しかなく大変憂慮していると述べ、路線維持に向け、沿線自治体の住民と連携した利用促進強化の必要を強調したとあるが、この記事についての町長の感想、そして今後の取り組む姿勢などがあればお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  トロッコ列車奥出雲おろち号」の運行継続につきましては、平成29年に客車の車検が到来したときにも運行継続が危ぶまれたところでございます。このときも沿線自治体で運行継続の要望活動を強く行ったところでございます。車検を通していただき、運行継続が実施されましたが、今回は約50年を迎える機関車の車検が令和3年度に到来することから懸念をされているところでございます。  このことについては、これまでも、平成31年1月29日でございましたが、石井国土交通大臣、当時でございますけど、要望活動を行ったところでございます。細田衆議院議員をはじめ、国会議員の皆様には陳情活動を行っております。  また、毎年、複数回にわたり継続的にJR西日本米子支社と協議、要望を重ねており、近いところでは、先ほど議員申されましたように、本年10月26日にJR米子支社長と島根県の地域振興部長、そして雲南市長、私との4者で協議を行い、運行継続を強く要望したところ、検討していただける運びとなったところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) いろいろ答弁いただきました。いろいろと協議していただいておるということのようでございますが、山陰中央新報社、11月29日に、またこの木次線のことにつきまして論説が載っておりましたので、少しちょっと紹介させていただきたいと思います。  見出しは「岐路に立つJR木次線」ということでございまして、真ん中のとこに大きな太い字で「マイレール意識醸成を」と、見ておられると思いますが、こういうものでございます。いろいろ書いてございますが、この中の文章を少し紹介させていただきますと、1998年に運行開始したおろち号について、JR西は22年度以降の運行について明言しなかった、先ほどもお話ししましたが、おろち号で使用する車両の老朽化が進んでいることも影響しているだろう。仮に運行がなくなれば、路線維持に影を落とすのは必至だということでございます。  木次線の利用実績は下降線が止まらない。JR西が誕生した1987年度に663人、平均通過人員でございますが、の利用者数が2019年度には190人まで減少したということでございます。これも先ほどのとおりでございますが、松江市、雲南市、島根県奥出雲町、広島県庄原市の沿線4市町、島根県などが18年3月に木次線利活用推進協議会を発足、JR広島駅新幹線口をバスで出発し、途中で木次線に乗り換えて、雲南市や奥出雲町のグルメや観光地を楽しんでもらうツアーなどを行った。それでも数字は下降線をたどったままで、大変憂慮しているとの認識を示しておられます。  関係者が危惧するのが、18年3月末で廃止された三江線の二の舞だろう。沿線市町や県、住民団体が活性化協議会を立ち上げ、11年度から利用促進などの活性化事業を展開した。にもかかわらず、利用低迷に歯止めをかけることはできず、16年度の平均通過人員はJR西管内では最少の83人だったというふうにも書いてございます。  JR西が掲げた廃止理由は、沿線人口の減少に伴う利用者減と2度の水害に踏まえた災害リスクの高さだったが、活性化の機運が地元に広がらなかったのも一因である。当時、JR西幹部から、利用者を増やそうという気概が地元から伝わってこないという苦言も聞いた。  三江線を参考にすると、おろち号の先行きが不透明な状況下で、木次線沿線で取り組むべき課題は、まずは地元住民の利用促進を図ることだろう。自分たちで乗って路線を守るというマイレール意識の醸成が欠かせないと、こういう新聞記事であります。  町長、読んでおられると思いますが、このことを書いてございますが、このことについてと、昨日の朝ですか、地域づくり推進課のほうから「木次線応援の日!通勤チャレンジデー」、こういうのが、12月11日、木次線全線開通日ということで、木次線に乗りましょうというふうなことでございますが、このことも含めましてですが、町長をはじめ、役場の職員さんでは、これに対してどういう、何か対応でもしておられるのかどうか。木次線に乗って通勤しましょうとかいうふうなことがございましたら、ちょっとお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  このたびの内田精彦議員からの一般質問の通告には「木次線存続と奥出雲おろち号の運行について」ということのタイトルで、あくまでも私としては11月20日のJR西日本米子支社長の会見、奥出雲おろち号の運行について、2022年度以降は検討中止との発言で、先ほどお答えしたとおりでございますが、様々な11月29日の新聞等の木次線の存続の問題、ここらについては、後の一般質問で糸原壽之さんのほうから詳しくその質問が出ておりますので、そこでしっかりとお答えをさせていただきたいというふうに思っているところでございます。ああして、12月11日の木次線のトロッコ列車、これに乗車することは、私も、一昨日ですか、議会の初日に執行部のほうに、しっかりと職員に乗車するように指示をいたしたところでございます。このようなことで、糸原議員様からは様々な御質問をいただいておりますので、そこでしっかりお答えをさせていただきたいと思います。  私もどうするかいうことは、本当にもうトロッコ列車だけではなく、木次線の存続に係る行政もしっかり前向きにやっていきたいというふうに思っております。場合によっては、私も1年間の、一、二度、あるいは数回乗ることもございますが、定期券の通勤券を買ってでも木次線を一日でも延命するようなことも、やはり地域住民にも訴え続けていくことも必要ではないかというふうな危機感は持っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 先ほどは通告外というふうなことでございましたので、同じようなことを同僚議員が後でまた質問があるということでございますので、そこのところで、じゃあ、詳細にまた答弁をいただきたいというふうに思います。  続きまして、国営農地開発の利用についてということで、これも通告しておりますが、横田地区国営農地開発事業につきましては、旧横田町時代に昭和51年度から平成8年度にかけて、総事業費約307億円、造成面積375ヘクタール、53団地、開発農家数が589戸、畑地面積291ヘクタール、そしてかんがい施設として坂根ダム79万トン、パイプライン149キロメートル、揚水機場4か所、ファームポンド3か所、稲原地区かんがい排水75ヘクタール等が完成しております。開発可能な山林原野を対象に、農業所得の増大と農業経営の合理化を図ることを目的として事業実施されましたが、21年間の歳月を要し、今日、農業、農村を取り巻く情勢が、過疎、高齢化、担い手の減少、生産性、収益等により、畑地の耕作確保に苦慮している現状でございます。  そこで、まず伺いますが、近年の開発農地利用、作付状況について、どのような状況なのかお答えをお願いします。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。先ほどの御質問の近年の開発農地の利用状況ということでございまして、3年間分、取りあえず御報告をさせていただければと思っております。  主要な作物の作付の面積の多い順に、トータルの面積で申し上げます。まず最初でございますけども、飼料作物でございまして、平成30年度約93ヘクタール、令和元年度、約99ヘクタール、令和2年度、本年度でございますけども、約94ヘクタールでございます。次に多いのがソバでございまして、平成30年度は約54ヘクタール、令和元年度は約57ヘクタール、令和2年度では約54ヘクタールとなっております。続きまして、露地野菜でございますけども、平成30年度では約25ヘクタール、令和元年度で約27ヘクタール、令和2年度で約24ヘクタールとなっております。  このように、主要な作物の栽培面積が令和2年度は前年度対比でそれぞれ減少いたしておりまして、これに伴いまして、作付休閑でございますとか遊休農地、そういった要活用農地が、平成30年度、令和元年度におきましては約42ヘクタール、令和2年度におきましては約50ヘクタールと、令和2年度は増加をしているということでございます。  そういう状況になっておりますので、御報告をさせていただきます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 先ほど課長が、ここ3年間の1位、2位、3位の作物の面積の多い順からちょっとお話を、御報告していただきました。  私もちょっと利用状況の表をいただいております。分かればでございますが、この中で、これまでいろいろ、エゴマ、奥出雲町はエゴマで島根県で作付面積が一番多い時期もあったというふうに聞いておりますが、それが、この表でいきますと、平成27年度に25.5、約26ヘクタールであったようでございますが、その後ずっと減っておりまして、令和元年度は5.4ヘクタールぐらいだというふうなことになっておるようでございます。  今年はどうか分かりませんが、せっかく25.5ヘクタール、平成27年度ですが、まで多く、島根県でも一番多い面積を作付したというふうなことでしたが、これが急激に減ってきておるということでございますが、何か原因いいますか、いうことが分かっておれば、ちょっとお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  エゴマにつきましての作付面積について御質問いただいたところでございますけども、議員御指摘のとおり、平成27年度におきまして25.5ヘクタールのエゴマがございましたけども、28年は17.7ヘクタール、29年は8.9ヘクタール、令和2年度に至りましては4.5ヘクタールと減少いたしておるところでございます。これにつきましては、エゴマを振興する際に町内の企業参入の方に先進的にまず取り組んでいただきまして、それで農家の方を一緒に巻き込んでいただいて一緒に取り組んできたというとこがございまして、エゴマが売れるようになりまして、今度は加工、販売のほうに力を入れていらっしゃいまして、そちらのほうへ企業参入されたところが力を入れるということで、あとの作付については農家の人に任せるという形で、その企業参入されたところが若干減らされてきているというのが状況でございます。  また、当初は作付日本一ということで取り組んでおりましたけども、やはり反収を上げるということが農家所得の向上につながるということでございまして、作付面積よりは、いかに効率よく反収を上げていくかというところにシフトしているというのも、この面積の減少といいましょうか、落ち着いてきたというところにあるのかとは思っております。  また、あと、病害虫の発生のこともございまして、輪作を避けるということもございますので、そういったことで休ませるとか、そういったところも影響しているというふうに考えられるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 様々な問題があるようでございます。輪作の問題もどうも出ておるというような話も聞いております。企業参入でたくさん作っていただいたけれども、最近は加工のほうへ回っておるというふうなことで面積が少なくなったというふうな御説明が今あったところでございますが、ちょっとそれと関係するかどうか分かりませんが、次に、県公社の、農地中間管理機構からの委託を受けて、町の農業公社が農地利用集積円滑化団体として平成22年度から令和2年、今年の3月まで、農地の出し手と受け手の間に入り、仲買役いいますか、をされておりましたが、その面積とかその受け手、事業所数について、分かればお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) 奥出雲町農業公社が旧農地利用集積円滑化団体として取り扱いました人数と面積についてお答えをさせていただきます。面積につきましては、ヘクタール単位で申し上げます。近年の状況ということで御理解を賜ればと思います。  まず、水田につきましてでございますけども、平成27年度については34人で面積は約23ヘクタール、それから平成28年度でございますけども、人数は6人で面積は約3ヘクタール、平成29年度につきましては人数は9人で面積は約6ヘクタール、平成30年度は人数は66人で面積は約45ヘクタール、令和元年度につきましては1人で面積は約0.6ヘクタールとなっております。  続きまして、畑でございますけども、主に開発畑でございます。平成27年度につきましては9人で面積は約6ヘクタール、平成28年度につきましては14人で面積約16ヘクタール、平成29年度につきましては3人で面積約14ヘクタール、平成30年度は19人で面積は約12ヘクタール、令和元年度につきましては1人で面積は約0.2ヘクタールの実績という形になっております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 年によっていろいろ人数また面積の変動があるようでございますが、先ほど令和2年の3月までがそういうことでございまして、令和2年3月で町公社での取扱いが法律の改正によりましてできなくなったというふうなことを聞いておるわけでございますが、そのことについて、その次はどのようになるのか。今まで農業公社が取り扱っていたのを取扱いができなくなったということでございますので、それじゃあ、その後どうなるのかいうことをお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  令和2年4月1日から、これまでの旧農地利用集積円滑化団体というのは終わっておりますので、それ以降につきましては農業公社は集積を行っておりません。ただ、法改正によりまして、しまね農業振興公社というのが農地中間管理事業を行うとなっておりますので、それの補助といたしまして、いろいろな調整を行っておりますので、その令和2年4月からの取扱いについて御説明を申し上げます。  これまで奥出雲町農業公社は農地利用集積円滑化団体として円滑化事業を行ってまいりましたが、令和2年4月1日以降は、制度の改正に伴い、しまね農業振興公社農地中間管理機構と位置づけまして、農地の出し手と受け手の仲介を行う農地中間管理事業に移行をいたしておるところでございます。  御質問いただきました4月1日以降の取扱いですけれども、新たな契約は農業公社では行っておりません。これまでの契約で4月1日以降も契約期間が残っております契約が、水田では395人で面積約265ヘクタール、畑につきましては73人で面積約48ヘクタール残っております。今後、この契約が随時期間を迎えましたら満了をしてまいりますので、農業者の皆様方がスムーズにこのしまね農業振興公社農地中間管理機構の事業に移行できますよう、町、そしてまた農業委員会、そして農業公社が一体となって農家の皆様方に御説明を申し上げて、スムーズに移行ができるよう支援を行ってまいりたいというふうに思っておるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 4月1日から農業公社が対応することができなくなって、しまね農業振興公社農地中間管理機構ということで対応するということでございます。  しまね農業振興公社の中に農地集積相談員いうのがおられるようでございますが、奥出雲町、何か聞きますと、飯南町と奥出雲町が一つの、どげいいますか、相談員さんが担当するというふうなことを聞いておるわけでございますが、以前は同じようなものがございまして、奥出雲町にも役場のOBの方がおられたと思います。どうもその方が替わられたようでございますが、今後その農地集積相談員いうのは、どういう人が、どこに事務所を備えて対応されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  令和2年4月1日から農地中間管理機構というのが県一本化されましたので、各地域ごとに、先ほど御質問いただきました農地集積推進員という者を配置をいたしまして、スムーズに賃貸借が行われる推進を県公社のほうで行っていらっしゃいます。  御質問いただきましたように、当初、奥出雲町出身の方が農業振興課のほうに籍を置かれて、奥出雲町、そして飯南町の農地集積について、現場のほうを歩いて相談員として活動していらっしゃいましたけども、退職に伴いまして、現在は飯南町出身の方が飯南町の役場のほうへ籍を置かれまして、飯南町と奥出雲町の農地集積について活動をしていらっしゃいます。当然、飯南町出身の方でございますので、奥出雲町においては不慣れな点もございますけども、それにつきましては、農業公社が農地中間管理機構の受託も行っておりますので、そことの連携を密にしまして、毎月関係機関と協議を行っております地域農業再生協議会の会議にも出席されますし、それから農業委員会の総会にも御出席されて情報収集なり活動を行っていらっしゃいますので、それを町や農業公社、農業委員会は補助する形で活動の手助けをしながら、円滑に農地集積がなるように取組を行っているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 先ほどお答えいただきましたが、要するに飯南町と奥出雲町でございますので、今までの奥出雲町の出身の相談員さんではなくなったということでございまして、これは一番、事業所さんといいますか、借手さん、貸手さんが危惧するのは、今までは農業公社で、身近なとこでいろいろ御相談させていただいて非常によかったと。それが今度、農業公社の対応ができなくなったということで、先ほどの話で、飯南町と奥出雲町でございます。事務所がどうも飯南町のほうにあるようでございますが、課長さんの説明では、定期的にいろいろな会合を持って対応するということでございますが、どうしても今までとは違ってくるだろうというふうなことを大変危惧しておられます。  先ほどのお話で報告していただきましたが、契約の件数とか面積が急激に減っておるということでございまして、このことが影響しておるのかなというふうに実は思ったところなんですが、それは関係なしにいうことでようございますかね。ちょっとその辺のことをもう一遍お願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 荒川農業振興課長。 ○農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
     先ほどお話をさせていただきましたですけども、旧農地利用集積円滑化事業での賃貸借が、2年度は行っておりませんけども、元年度、少なくなって、年々少なくなってきているということで危惧をしていらっしゃいましたけども、法改正が行われるということで、新規のものについては、農業公社のほうも業務を縮小するという形で、最初から農地中間管理機構のほうに賃貸借をしていただくよう働きかけを行っておりましたので、実績的には、法律改正となる際までその受付をするのではなく、もう既にその法改正が見込まれておりましたので、農地中間管理機構のほうへ直接賃貸借をしていただくよう働きかけを行っておりましたのでこういう形になっておりますので、今後も新規のものでございますとか契約期間が満了しましたものにつきましては、誠意を持って、農業者の皆様方に不安が生じないよう、農地中間管理機構のほうへ移行するよう働きかけを、説明等を行ってまいればというふうに思っておるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 私も農地開発の畑を持っておるわけでございますが、私は地元の人に作付をしていただいておるところでございます。本当に荒れ地いいますか、のが増えておりまして危惧しておるところでございますので、何とか、先ほどの法改正もあったようでございますけども、それにも対応して、これまでどおりの貸手と借手の関係を役場として後押しするいいますか、そういうことに全力を掲げていただきたいというふうに思っております。  それでは、次に入ります。奥出雲町の斐乃上温泉、亀嵩温泉、佐白温泉の商品開発というふうなことで掲げてはおりますが、ちょっと前段に質問させていただきます。  奥出雲町美肌温泉郷としての宣伝活動についてということでございます。これまで奥出雲町は、平成24年に温泉学会を開催された際に、斐乃上温泉、亀嵩温泉、佐白温泉をまとめて奥出雲町美肌温泉郷と標榜し、宣伝活動をされていると思います。具体的にはどのような活動で、何をされておるのかお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 本山商工観光課長。 ○商工観光課長(本山 宏人君) 奥出雲美肌温泉郷は、平成24年に温泉学会全国大会を奥出雲町で開催をした際に、井上前町長が宣言をされたのがきっかけとなっております。その後、奥出雲町内の3つの温泉、斐乃上温泉、亀嵩温泉、佐白温泉でございますが、美肌効果を強調しPRをしております。  具体的な宣伝活動といたしましては、奥出雲町観光協会が作成をいたしました奥出雲町観光パンフレット、今でいいますと「そろそろ行こう、奥出雲」というパンフレットがございますが、その中で1ページ全部を使いまして写真で紹介をしております。また、観光協会のウェブサイトでも同様なPRを行っております。一方で、佐白温泉では、ポスターの中に奥出雲美肌温泉郷を入れて宣伝していることや、県外での観光情報説明会におきましても美肌温泉郷として紹介をしております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) いろいろと奥出雲町美肌温泉郷としての宣伝といいますか、やっておるというふうな答弁でございましたが、私は、斐乃上温泉、亀嵩温泉、佐白温泉の個々のことにつきましてはいろいろ、パンフレットとか、いろんなところで宣伝をしておられるというふうには思っておるわけでございますが、先ほど課長からの答弁にありました奥出雲で美肌温泉郷という、こういう名前のことはあまり感じておりません。  そこで、これは通告にございませんのでちょっとあれですが、例えば、町界、町の境ありますが、奥出雲町というあれがありますね、6か所ですか、ありますが、ああいうところの町界等に奥出雲美肌温泉郷の看板いうふうなものが設置できないか。それだけでは分かりませんので、奥出雲町美肌温泉郷、要するに斐乃上温泉、亀嵩温泉、佐白温泉、まとめて温泉郷でございますので、そういう看板でも立てたらどうかというふうに思っておるところでございますが、こういう通告はございませんので、このことについて、町長、何か言うことがございましたら言っていただきたいというふうに思います。 ○議長(藤原 充博君) 大丈夫ですか。 ○町長(勝田 康則君) はい。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますが、入り口関係に奥出雲美肌温泉郷を6か所ぐらいですか、先ほど言われたように、やったらどうかというふうなことでございますが、貴重な御意見を頂戴したと思いますけれど、やはり美肌温泉もしかりでございますが、仁多米ブランドの仁多米の里、あるいはホッケーの町、奥出雲和牛もありますね、様々ございますので、そこらはトータル的なことで、また今後検討してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) また御検討をいただきたいというふうに思います。  次でございますが、日本三大美肌の湯サミットについて伺います。  第1回サミットは平成23年に栃木県さくら市喜連川温泉で、第2回サミットは平成27年10月11日に奥出雲町で開催されておりますが、第3回サミットいうのが、大体、これを見ますと4年ごとに開催されているようでございますが、平成27年度が第2回目でございましたので、もう大体第3回目の開催されてもいいじゃないかというふうに思っておりますが、開催されたのか、また開催されておられないのか、開催されておればその内容、開催しておらないということであればその理由いうこともございませんが、どういうことでまだされていないのか伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  奥出雲町で平成27年に開催しました第2回美肌温泉サミットにおいて、第3回大会の開催地につきましては佐賀県の嬉野温泉の提案がされたところでございます。時期については、特に当時、定めてはおりませんが、今年に入りましてコロナ禍の状況も懸念され、適正な時期に開催の判断をされるものと考えておるところでございます。  今年はコロナ禍でございましたが、昨年度、本山課長のほうが佐賀県の嬉野温泉のほうへ出向いて、ぜひとも開催してほしいというお願いに行かれたという報告も受けております。現在、どういいますか、長崎県の新幹線の駅が嬉野市のほうに誕生するというふうなこともお聞きをしております。開業に合わせて企画をされるではないかなという淡い期待も持っているところでございますが、これは余談になるかもしれませんが、そういうところでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 様々な問題で、まだできておらないということのようでございますが、できれば早期にサミット開催して、いろんなことを協議して、また温泉の開発いいますか、に向けていただきたいというふうに思うわけでございます。  次に、サミットのまず第1回目の内容につきましては、3市長が日本三大美肌の湯を共同で情報発信し、誘客につなげようと考え、日本三大美肌の湯のパンフレットを作成しておられるようでございます。また、情報交換を随時行い、各自治体がイベント等を開催するときに作成したパンフレットにより日本三大美肌の湯をPRし、誘客に努めてるということのようでございますが、第2回目の開催内容についてはサミット宣言をしておられます。その内容は3つありまして、1つ目が3つの温泉のロゴマークを作成し、PR活動に活用すること、2番目が地域の特性を生かした温泉地の魅力を発信すること、3つ目が日本三大美肌の湯に恥じないよう施設の維持管理に努めるというサミット宣言をされておるようでございます。この宣言内容を、喜連川温泉、嬉野温泉、斐乃上温泉が連携して共同で取り組むことが確認されたということになっております。  そこで伺うわけでございますが、この3つのことにつきまして、どのような状況なのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 本山商工観光課長。 ○商工観光課長(本山 宏人君) 御質問にお答えをいたします。  第2回大会での宣言内容につきましては、先ほど議員御説明のあったとおりでございます。この中で、特性を生かした温泉地の魅力情報発信とまちづくりを推進することにつきましては、それぞれの温泉地が宿泊施設や観光協会等を中心として日々取り組んでいらっしゃると認識しております。  それから、施設の維持管理に努め、長きにわたりお客様に訪れていただく温泉地づくりにつきましては、各施設の例えば温泉宿であるとか、日帰り温泉の施設であるとか、そういったところを含め、昼夜を問わず、各美肌温泉の温泉地も適正な管理に取り組まれていると認識をしております。特に日頃連絡を取り合って確認をしているわけではございませんが、時々そういったところでメールでやり取りをする中で、していらっしゃるというふうに我々は認識をしております。  それから、ロゴマークなどの作成につきましては、残念ながら現在のところ、実現をしておりません。しかし、先ほど町長の説明にもございましたように、昨年は嬉野のほうへ出かけましたけども、行った際には、こういうことを引き続き取り組んでいこうという確認はしております。こういった3つの温泉地が連携をして、美肌の湯をPRしていくことを引き続き行ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 最初のロゴマークのことにつきましては、どうもまだしておらないということでございますが、これは奥出雲町の斐乃上温泉だけがするというふうなことにはならないと思いますので、早急に協議されて、ぜひともロゴマークを作成し、PR活動にしていただきたいというふうに思うところでございます。  次に行かせていただきますが、斐乃上温泉の湯治場的利用についてということでございますが、このことにつきましては、今年の3月議会におきまして、同僚議員の一般質問でございました。斐乃上荘の在り方検討会の進捗状況の質問の中での答弁で、新年度、今年でございますが、長期滞在できる湯治場的利用を試行的に実施してみると答弁されておりますが、その状況について、どのような状況なのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  斐乃上温泉については、経営の合理化や美肌の湯を生かした温泉利用を促進するために、気軽に入浴ができる湯治場的な利用を試験的に実施する提案をいたしたところでございます。しかし、コロナ禍により、計画が進んでいないのが現状でございます。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、観光客の形態が変わりつつある中で、湯治場的利用を含め、再度計画を見直し、斐乃上荘を御愛顧いただいているお客様や遠くからおいでいただく観光客の皆様のニーズを取り入れ、どのようなサービスの提供ができるか考えたいと存じているところでございます。しばらく時間をいただきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 湯治場的なことはまだしておらないと、もう少し考えるというふうなことでございますが、斐乃上温泉につきましては、昔から湯治的なことでたくさんの方が利用されておりますので、ぜひともこれ、実現していただきたいというふうに思うわけでございます。  次でございますが、斐乃上温泉の商品開発について、ちょっとお話しさせていただきます。これまで私は、平成22年の議会あるいは平成27年の議会にも商品開発に関係した質問を幾度かさせていただきましたが、現状はどのような状況なのかのことについてお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 本山商工観光課長。 ○商工観光課長(本山 宏人君) 以前に美肌の湯に関する商品の御質問をいただきました際には具体的な商品がまだありませんでしたが、現在は多少ではありますが商品化されておりますので、紹介をさせていただきます。  一つは、奥出雲の湯と銘打って入浴剤を商品化をしております。御承知のように、全国の有名温泉地がこのような商品化をしております。近隣では玉造温泉が取り組まれておりますが、玉峰山荘も業者に依頼をいたしまして、今年6月から入浴剤として商品化をいたしました。斐乃上温泉サイクリングターミナル、特産市での販売を現在は行っております。  そのほか、現在の取組を御紹介させていただきます。奥出雲振興では、島根県産業技術センターの協力を得まして、美肌の湯の特性を生かした商品開発を行っております。まだ詳細につきましては申し上げられませんが、実用化が決まった時点で御報告をさせていただきたいと思います。また、以前より計画をしておりますヘルスツーリズムの取組であります。化粧品会社と航空会社とのコラボで、奥出雲の美肌の湯をテーマにしたツアーの商品開発を現在手がけております。これらの取組はまだ始まったばかりでありますが、いずれにいたしましても、このようなサイドビジネスが本格的に実施できますように、奥出雲振興を挙げて会社の利益向上に努力をしてまいる考えでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 課長から答弁いただきました。商品開発につきまして答弁をいただきましたが、私もこの間といいますか、もう少し前に、玉峰山荘へ行かせていただきました。そこで販売店のところでいろいろ模索しておりましたら、先ほど紹介ございました奥出雲の湯という、これはインターネットで調べたもんですが、これのボトルと袋いいますか、持ってきました、こういうのがあります。中身は同じのようでございますが、ボトルが1,650円ですか、これが660円ですかね、で売ってございました。  これが、あそこで見て初めて分かったんですが、皆さん、町民の方にはもう少し何とか宣伝されたらどうかというふうに思っておるところでございまして、実はこのボトルを買いまして、ちょっと入ってみにゃ分からんじゃないかというふうなことで、自宅の浴槽にも入れました。実はゆうべ入れて入ってみたんです。おとといは斐乃上荘の温泉に行って、どうかなと、比較するわけではありませんが、どんなもんかなと思って実感をしたところでございますが、やっぱり本物にはどうしても無理だなというふうに思っておりますが、これをもっと宣伝してみたらというふうには思っておりますが、ちょっとここで聞いてみたいと思いますが、この奥出雲の湯のボトルなんですが、お肌つるつる島根の斐乃上の出湯いうて書いてございます。薬用入浴剤で奥出雲の湯というタイトルでございます。これは先ほど言ったように、玉峰山荘の販売店で売っておりました。これは奥出雲振興さんが売っておられます。製造元は新潟県のほうの環境公社でしたか、何とかいうとこがつくっておられましたが、これは斐乃上の出湯って書いてあることは、斐乃上温泉いいますか、そこで出た湯を使ったいう意味ではないようでございますが、それをイメージしたものだというふうに私は取りましたが、別にあんまり変な意味ではございませんが、亀嵩温泉でこれを売るいうことは、斐乃上の出湯を玉峰山荘で売るいうことは、皆さんあそこへ来られた人が買うときには、ここの温泉かなと思って買われるんじゃないかというふうに思ったところでございますが、これは別に問題ないのかどうか分かりませんが、斐乃上温泉のこういうものができれば、ぜひとも亀嵩温泉、佐白温泉は奥出雲振興とは違いますけれども、先ほど最初にお話ししました奥出雲美肌温泉郷としてのまとめての宣伝いいますか、そういうことにもつなげていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  ちょっと時間がございませんので、次、行かせていただきます。奥出雲町役場処務規程についてというふうなことで、少し確認いうことで通告しておりますが、聞かせていただきたいと思います。奥出雲町役場処務規程というのがあるわけで、いろんな規程があるわけでございまして、なかなか分かりにくいということでございますが、第1番目に、最初にお聞きしたいのは、この中でいろいろ「職員は」という言葉が出てまいります。この「職員は」ということは誰を対象にした言葉なのか、どういう認識なのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 森長総務課長。 ○総務課長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  この処務規程における職員というのは、奥出雲町役場、この1条のところにはございますが、奥出雲町役場に関する職員というふうに捉えているところでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) ただいま総務課長から一般的な答弁だったと思いますが、ちょっと次、行かせていただきますが、奥出雲町職員及び職員の職の設置に関する規則いうのがありますね。この中に定義というのがございまして、この規則において、職員とは奥出雲町職員定数条例、平成17年とかがございますが、に規定する職員をいうということでございます。また、職員の処遇につきましては、次の各項に掲げる規則等に定めるもののほか、別表に掲げるところによると、こういうことが書かれて、いろいろ書いてございまして、別表には参事さん、課長さん、管理職さんから補佐、係長また主事関係のことが書いてございます。そして、奥出雲町職員定数条例に見ますと、定義がございまして、第1条には、この条例で職員とは町長、議会、教育委員会及び農業委員会の事務部局に常時勤務する職員に限る、除くと書いてございます。職員(副町長、教育長及び臨時的に任用される職員(臨時の職に関する場合においては臨時的に任用される職員に限る。)を除く。)と書いてございます。これは要するに、簡単に言いますと、町長、副町長、教育長を除いた者を職員というというふうに私は取らせていただいたんですが、ちょっとその辺の部分について確認します。 ○議長(藤原 充博君) 森長総務課長。 ○総務課長(森長 洋二君) 今の御質問につきまして、ちょっと詳しいことをもう一度確認をさせていただきますが、今のこの場でお答えできるのは、町長、副町長、教育長につきましては三役、特別職ということになりますので、そこの辺は異なるかなというふうにちょっと考えております。もう一回確認はさせていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) それじゃあ、またよろしくお願いします。  ちょっと本題に返らせていただきますが、この処務規程のとこにいろいろ書いてございますが、私が今言ったような考え方でいきますと、処務規程の中に職員の名札というのがございまして、第22条でございます。職員は公務に従事する場合は、常に職員名札を着用しなければならないと書いてございます。したがいまして、町長、副町長、教育長は名札をつけなくてもいいと、こういうふうに私は取ったところでございます。常日頃からこっちで見ておりますと、町長、副町長、教育長はつけておられないので、ああ、これが該当しとるのかなと、忠実にこの処務規程に従っておられるのかなというふうに考えたところでございます。  ちょっと時間がございませんが、もう一つだけ伺っておきたいと思います。この中に、出勤されたときに職員は出勤簿に判を押すというふうなことが書いてあったと思いますが、ちょっとそれが、申し訳ないですが、今ちょっと見えませんが、書いてございます。今、先ほどのお話ではございませんが、名札をつけて今おられますね、職員さん全部。その職員さんの名札を、どういうものか分かりませんが、庁舎の裏口とか横のほうに朝来たときにはそれをぽっと差すと、タイムカードみたいな感じのもんだというふうに聞いておりますが、そういうシステムに変わっておるというふうに聞いております。この処務規程いいますか、これでいきますと、出勤簿に判を押さなければならないというふうなことが書いてございますが、その辺のことについては承知しておられるのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 森長総務課長。 ○総務課長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えいたします。  この処務規程の第1条のところに、中に、処務については別に定めるもののほかということでございます。この訓令というものにつきましては、その職務の基本的な事項に定める、基本的な事項を内容としておりまして、もしこの訓令に改正が必要と、変更が必要になった部分については、この別に定めるほかというところで、別途通知、通達等によって職員に対して周知を行っております。確かに原文はこのような形で残されている部分がございますけれども、議員御指摘のように、システムが変わった場合はこういった運用してくださいということで、その出勤の確認について、また時間外の確認についても、現在はシステムでやっておりますが、原文については逐次変わったときを捉えまして、職員に対して通知、通達等によって周知して、適切に対応してるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 通達とかいろいろあるようでございますが、そういうことで対応ができればそうしてください。  先ほどちょっとお話ししました第4条のとこにございました出勤簿の押印ということで、職員は定刻までに出勤し、出勤簿、様式第1号に自ら押印しなければならないというふうに書いてあるわけでございますので、訂正が必要であれば、またそのようにお願いしたいというふうに思います。ほかの町村、ちょっと調べさせていただきました。よその町村の分も、出勤簿に押印しなければならない、またはタイムカードを利用してくださいと、こういうふうに書いてある町村もございましたので、改正が必要であれば早急に改正していただきたいというふうに思っております。以上で終わります。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員、一言お願いがございます。この質問について、処務規程等は非常に膨大なものでございます。ですので、内容の確認については、もう少し詳細な内容を前もって通告されたほうが答弁がしやすいと思います。今後はそのほうにお願いしたいと思います。以上です。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。10時45分に再開いたします。            午前10時39分休憩   ───────────────────────────────            午前10時46分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は12名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。  1番、田食道弘議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。私は、大きく分けて3つの項目について、一問一答方式により質問をいたします。  まず第1に、輸入米の削減が先決だと政府に求めることについてであります。  新型コロナの影響で米需要が減り、米価は大暴落しています。菅首相は米価暴落についても政治責任は明らかにせず、自助という名の自己責任を米作り農家に押しつけようとしています。今、農政に求められるのは、このままでは米作りは続けられなくなるという切迫した声に応えて、米の危機を打開することであります。菅政権がやっていることは、これに全く逆行する米潰し政治であります。その第1は、コロナ禍による10万トンの米需要減少によって、過剰在庫になる。だから、史上最悪の減反を受け入れろという政策であります。しかし、最も過剰なのは外米、ミニマムアクセス米、MA米です。外米のうち、主食用に輸入される米、通称SBS米です。これは、今年に入ってほぼ輸入ゼロが続いています。主食用には外米の需要がないからであります。ところが、農水省の米需給基本指針によりますと、来年の外米については、これまでどおりMA米77万トン、うちSBS米、主食用の米10万トンを輸入すると明記しています。その一方で、国内の米作りでは、史上最大級の減反上積みを強要しようとしています。これは本末転倒ではないでしょうか。  そもそもミニマムアクセスとは、最低輸入機会とも言われ、高い関税による事実上の輸入禁止を撤廃することが目的でつくられたものであります。決められた数量までは低い関税で輸入を行うという制度です。輸入量が全量義務づけられているわけではありません。平成5年、1993年に関税及び貿易に関する一般協定、通称ウルグアイ・ラウンドでの合意以来、ミニマムアクセス米として年間77万トンの輸入枠を設定しています。協定そのものはミニマムアクセス枠全量の輸入は義務づけていないにもかかわらず、日本の政府は全量輸入が義務であるかのような印象を与える説明を続けています。要らない外米の輸入には手をつけないで、専ら国内の米減反にツケを回して自己責任を農家に押しつける、最悪の外米ファースト、外米第一の政治にほかなりません。  その異常ぶりはバターなど乳製品に比べれば明らかであります。米と同じ事情の乳製品では、輸入枠、輸入割当て枠を政府は大幅に減らしています。脱脂粉乳は82%の減、バターは30%減です。いずれもコロナによる学校給食、外食需要減に伴って、国内の生乳を脱脂粉乳やバター製造に回し、在庫が増えていることへの対策で、輸入を減らして国内には減産を押しつけないという当たり前の政策です。乳製品でやっていることをなぜ主食の米でやらないのか。米は国家貿易品目だから輸入せざるを得ないという言い訳は通用しません。なぜなら、バターも脱脂粉乳も国家貿易品目だからであります。外米輸入は聖域だと諦めず、政府に声を上げて、外米輸入をやめさせるべきであります。  MA米77万トンは、来年の減反上積み30万トンとすると2.6倍にも上ります。政府はMA米の大部分は非主食用だから、米需給には無関係だと言い訳していますが、これも通用しません。もともとMA米の数量は、1986年から88年、30年以上も前に当時の米消費量の8%と定められ、77万トンに決められたものです。しかし、今では米の消費量は当時の4分の3に減ってしまい、8%に相当するのは57万トンにすぎません。にもかかわらず、政府はWTO、世界貿易機関に対し、一切是正を求めないで、米消費減を理由に、農家に減反強化を押しつけてきました。  米暴落は仁多米の販売、町内の米作り農家の経営にとって、極めて重大で深刻な問題であります。今年の米価格は何とか農家手取りを維持していますが、既に都市部の小売段階では、仁多米の販売にも大苦戦しているようです。世界農業遺産を目指す奥出雲町にとって、大看板の仁多米生産の減少や離農、農地面積減少は何としても回避しなければなりません。せめて77万トンから57万トンへの消費が減った分の差引き20万トンの輸入米、ミニマムアクセス米は、すぐに削減すべきだと政府に強く迫るべきです。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  米につきましては、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律に基づき、国において米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針を定めております。これは米穀の需給の均衡を図るために、生産調整の円滑な推進と備蓄の運営を行うものでございますが、国は、平成30年度から都道府県別の生産数量目標の配分及び米の直接支払交付金を廃止をいたしまして、生産者などが米の需給に応じた生産、販売に取り組むこととされました。こうした中、近年の高齢化等により、米生産量の縮小や自然災害の頻発による生産面積の減少はあるものの、全国的に非食用米や麦、大豆、飼料用米、高収益作物への転換が進まない状況に加えまして、新型コロナウイルス感染症の影響による米の大幅な需要の減少に伴い、米の消費拡大を推進するも、主食用米の民間在庫が高い水準で推移すると見込まれ、令和3年産米価への影響が非常に心配される状況でございます。このため、仁多米の産地である奥出雲町では、消費者に喜んでいただけるよう良質米生産と一層のブランド化を進めるとともに、安全・安心な仁多米栽培をJAなど関係機関と進めてまいりたいと考えております。  なお、余談でございますが、仁多米株式会社でございますけれど、コロナ禍の影響で、売上げにつきまして非常に心配をいたしておりましたが、先般、ああして仁多米の部長からの報告を受けたところによりますと、11月末で対前年比、売上げにつきましては600万円増加をしておると。それから販売量もほぼ前年並みの推移であるというふうなことで、仁多米といたしましても、通信販売とか様々な有利販売を努めておる状況でございます。ああして先般、米・食味分析鑑定コンクール国際大会、4年連続の金賞の受賞を得ましたので、さらなるブランド化をJAあるいは生産農家と一体となって、ブランド米の推進に努めてまいりたいというふうに思っております。  このような中ではございますが、国では、議員御指摘のとおり、ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意に基づくミニマムアクセス米の輸入とTPP協定に基づく輸入がなされ、そのお米は、主食用のほか加工用、援助用、飼料用等に使用されておりますが、町として生産者を守る立場から、全国町村会を通じ、TPP協定などに関しては国内農業への影響を見据え、国内の農林水産業対策に万全を期するよう政府に要望を行っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 今答弁いただきました内容の主たるところは、仁多米、頑張って販売やっておるし、ブランド化をさらに努めて有利販売をやりたいということがメインの回答、答弁でありましたが、後段のところに輸入の問題についても触れていただいておりますけども、やはり農水大臣の発言、あるいは菅首相の発言見ますと、米の暴落対策は農家の自己責任でやるべきだというような発言が相次いでおるところであります。米の過剰あるいは全国的な米価下落、これは生産者にあるというわけではありません。米価下落を招いた主要因は、今回、特に新型コロナによる需要減少であることは当然のことであります。せめて政府によって、本年産米の緊急買入れなど、緊急に特別な対策を打つことが必要であると思います。その点について、改めて国のほうに強く要請することが重ねて必要だと思います。  次に移ります。米離れが進んでいます。米の消費量を回復させる米産地の自主的な取組も必要でありますが、その中で、学校給食での米の利用拡大を提案をいたします。既に牛肉においては、農水省の補助金によりまして、あるいは県の補助もありまして、奥出雲町だけでなく、全国での学校給食での国産和牛肉の利用を拡大しているところであります。町内の小・中学校では米飯給食が定着しておりますが、さらに米粉パンとか、米を原材料にした総菜など、献立開発にも着手し、米消費を多面的に提案することができないでしょうか。島根県では、給食パンの材料には輸入小麦を使わずに、安全な県内産など、国産小麦を使っています。このこと自体は非常にいいことでございますが、やはり仁多米と奥出雲町の農業を存続させるために、あえて学校給食での地場産の米利用拡大を提案するものであります。所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、本町では仁多米を学校給食で提供をいたしております。御質問いただきました米粉を活用した献立としましては、教育魅力課を通じて仁多、横田の学校給食共同調理場に問合せを行った結果、米粉シチューとして月1回程度使用されておると報告を受けました。また、玄米サラダ、天ぷらの衣など、使用したことがあるようでございますが、コストの関係から、使用頻度が低くなっているようでございます。また、献立としては米粉パン、タルト、ババロア、ムースなどが考えられるとのことでございますが、量や品質、そしてコスト面や調理場での調理が可能か難しいかなど、様々な検討が必要と考えられますので、今後、献立メニューの開発を研究してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 既に給食センター、学校給食のほうで検討もいろいろな形でされておるようですけども、やはりせっかく奥出雲、仁多米としてやっておるわけでありますので、子供たちも仁多米を利用したおいしい給食を食べておるということがまたPRにもなると思いますので、産地として発信できる大きな材料になると思いますので、取組をぜひ強めていっていただきたいものだと思います。  第2の質問に移ります。第2の質問は、インターネット環境の改善についてであります。  情報通信協会のインターネット接続サービスは、平成19年、2007年に運用開始し、当初は全国で2番目の、自治体による光ケーブル方式、FTTHでのインターネットサービスとして全国的に脚光を浴びました。運用開始から13年を経まして、加入世帯は倍加し、今や町内の4割程度と推測されるような2,094の家庭または事業所が加入しています。これは奥出雲町の重要なインフラ、生活基盤といってもいいのではないでしょうか。さらに、コロナ禍において、テレワーク、オンライン学習、オンライン帰省、オンライン会議、果てはオンライン飲み会など、需要が急激に増大し、新しい生活様式の確立には、インターネットの利用は欠かすことのできないものになりました。  利用者からは、インターネット接続について多くの苦情が寄せられています。例えば、日中にもかかわらずインターネットがなかなかつながらないとか、ネット利用途中で突然切れてしまうとか、大事な取引が台なしになったとか、様々な声であります。昨日の一般質問の答弁の中でもございました、この間、改善をされまして、通信量、通信速度のほうが向上しておるという状況にあるようでありますが、その後もやはりこういった声は聞いております。全国的な業務関連のオンライン会議、仕事の会議ですが、この中で、映像、動画での参加は諦めて、声だけでの参加にせざるを得なくなったという奥出雲町内の方もおられます。情けない思いだと。都市部の学校のオンライン学習に町内で参加している方、度々寸断してしまうということで、奥出雲ってるというような言葉が、向こうの本学といいますか、のほうで生まれているという話もあります。こうした声に真剣に、真摯に応えて、インターネット環境を改善していく必要があります。  そのために、実態把握と改善、この取組を提案をいたします。1つには、全加入世帯、事業所、全利用者へのアンケート調査の実施が必要ではないでしょうか。2つには、加入世帯と事業所への訪問調査、これを実施して、実際に起きている問題点を現場で把握してはどうでしょうか。データ的には、数値的には問題ないということは言われますが、実際に起きてる問題を把握することが必要だと思います。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
     議員御質問のインターネット接続の通信障害に関する実態把握と改善のための取組としては、これまでは問題が発生したときに加入者宅へ訪問や電話により具体的に状況を伺い、原因を探りながら対応しており、こうした対応事例を基に、原因を究明して、改善策についても検討を進めているところでございます。  議員御提案の加入世帯へのアンケートや訪問調査はインターネットの環境改善に向けた有効な手段の一つであると考えますが、現時点では、先ほど申し上げた取組を継続し、現状把握と改善に努めながら、今後の情報通信事業を進めるに当たり、加入世帯に対する調査などについては、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) スマホやパソコン、家電製品など、家庭内での利用も多面的で、通信利用料もこのところうなぎ登りであります。さらに、最近では、高齢世帯、独り暮らし世帯の見守りの支援とか、有害鳥獣対策での鳥獣監視など、新たな利用分野が町内でも広がっています。また、ITの浸透によって、町民の生活をあらゆる面でよい方向に変化させるデジタルフォーメーション、みらいとのような企業支援のための拠点、サテライトオフィスの増設、働きながら休暇を取るというワーケーションの誘致など、本町の未来を切り開くこともできそうです。そのためにも、今直面している課題をより具体的に、より早く解決するために、実態調査を早急にやるべきだと思います。  さらに、具体的、現実的に改善策を検討するために、町内在住のIT専門家、よく調べてみますと、結構な人数の方が携わっておられるようです。プロ、セミプロの方たちを集めて意見聴取を行う、また継続的、定期的に改善策を検討する、言わば有識者懇談会を設置し、一緒に改善策を具体化する必要があります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  先ほどと同様に、議員御提案の有識者懇談会の設置も有効な手段の一つであると考えますが、現時点では利用者の声を聞きながら、先ほどお答えした通信障害時の対応事例を生かし、また奥出雲町総合計画及び総合戦略の策定に当たっての審議会の御意見などを参考に、当面は内部でしっかりと検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 有線放送のスピーカーがついた機器を多機能端末と呼んでいますが、この多機能端末の不具合がインターネット通信に影響しているために、この機器の更新によって問題解決がなされている事例が多いようであります。利用者からの要望により、即入替え可能な多機能端末の在庫を増やす必要があります。予算措置など、町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  多機能端末につきましては、ケーブルテレビ施設の運営や設備投資を行う中で、毎年できる限りの台数を確保しており、引き続き事業の収支状況も踏まえながら、購入をしていく考えでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 多機能端末については、既に言わば老朽化しておるわけですので、毎年ほかの予算の消化といいますか、ほかの状況との兼ね合いではなくて、すぐ入替えができるような方向を考えていただきたいというふうに思っておりますので、さらに検討をしていただきたいと思います。  インターネットの速度の低下の原因は幾つもあります。ただ、情報、奥出雲のネット回線の問題というわけではありません。大きく上げても、例えばパソコンあるいはスマホ自体の能力の問題があります。無線Wi−Fiの問題、多機能端末の問題、そして光ケーブルの問題、また、大本になりますが、中国電力、上位回線との契約のボリュームの問題といった、いろいろな原因があって、一つだけ改善すれば問題が片づいたり、幾つも改善が必要だったりと、対処方法は単純なものではないと思います。その原因究明をまず使っている利用者が自らできるような診断マニュアルの作成やアドバイス、診断事業の強化が必要でありませんか。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  御指摘のとおり、インターネットの速度低下などの問題は様々な原因により発生をします。そのため、全てを網羅するマニュアル等の作成は困難でありますが、加入者の方でも簡単に確認いただけるランプの点灯や多機能端末の再起動の手順、また、無線でインターネット接続されている場合には直接多機能端末につないで確認いただく方法など、簡単な確認方法をまとめた手順等について示したものの作成を検討してまいります。ほかにも必要に応じて電話でのサポートを行っておりますので、情報通信協会へお問い合わせいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) ぜひ早くマニュアルを、簡単なものでもつくっていただきたいと思います。  外来客より、玉峰山荘など町の宿泊観光施設でのインターネット環境について強い改善要望があります。インターネットが利用できると聞いていたのにがっかりしたという声があります。今後の観光振興に役立つものとして早急に改善すべきです。また、みらいととか奥サポ、公民館など公共施設でもインターネット環境の改善が必要です。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  宿泊観光施設でのインターネット環境についてのお尋ねの件でございます。玉峰山荘のインターネット環境につきましては、施設が独自にWi−Fiによるネット環境を整備し、お客様に満足をいただいておりました。しかし、既に7年が経過し機器も古くなったことから、最近では故障が発生し、御迷惑をおかけしております。このようなことから、現在、島根県の事業を活用し、年度内を目途に再整備の準備を進めております。これまでのところは御利用されているお客様に迷惑がかからないようメンテナンスをする考えでございます。そのほかの観光施設については、10月より通信事業者から借り上げているインターネットに接続する回線の容量を大幅に増やしておりますので、状況を見守りたいと考えております。また、みらいとにつきましては、対応し、通信が途切れる現象は解消しているということで報告を受けております。また、奥サポや玉峰山荘以外の観光施設、公民館などには自由に使っていただけるフリーWi−Fiを整備しておりますが、通信速度に関して、現在原因を調査をしている状況でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 玉峰山荘については、特に町外の利用者がインターネットを利用されるので、早急に取り組んでいただくということと、公民館、ちょうど私も利用する馬木コミセンでもありましたが、スマホ講座とかタブレット講座とか参加してみましたけども、なかなか現在のフリーWi−Fi、奥出雲のフリーWi−Fiではうまくいかないというようなことで、別の、いわゆるLTEですかね、携帯電話の回線を使って教室を開いているというのが実態です。改善が必要です。  第3の質問に移ります。  来年度からの介護保険第8期を目前にして、このことについてであります。来年度からの3年間、介護保険第8期について、さらなる制度改悪をストップさせることを求めます。介護保険については雲南広域連合議会で審議されるものであります。しかしながら、広域連合の副会長であり、また奥出雲町の所見を表明する町長にあえて求めるものであります。  利用料の自己負担は原則1割ですが、決して所得が多いとは言えない所得160万円以上の方で3割負担になっています。政府は第8期に向けて、原則2割負担とか全てを2割負担にしたいと考えております。全国の介護関係者や認知症の家族の会などから大きな反対があり、政府の審議会でも反対意見が相次いで出されています。利用料は原則1割負担を堅持し、所得に応じた3割負担も1割負担に戻すよう強く政府に求めるべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。少し長くなりますが、御了承をいただきたいと思います。  第8期介護保険事業計画は、令和3年度から令和5年度までを計画期間として、現在、保健・医療・福祉関係機関の代表者、学識経験者、それぞれの市町の住民代表の計16名の委員により構成される雲南広域連合介護保険事業計画審議会において計画案が審議をされております。第8期計画案策定に係る審議会は現在まで3回開催をされております。保険給付の円滑な実施のため、国の基本指針や、昨年度、雲南圏域内の要介護認定を受けていない高齢者3,600名を対象として実施された介護予防・日常生活圏域ニーズ調査及び在宅介護実態調査の結果による被保険者の介護ニーズ、介護職へのアンケート調査などに基づいて検討、審議がなされております。  なお、議員の御質問では「雲南広域連合の副会長であり、奥出雲町の所見を表明する町長にあえて求める」とございますが、介護保険事業計画案の策定は、審議会が連合長からの諮問に対し、公正、中立的な立場で調査、審議し、答申され、最終案に基づき、介護保険条例の一部改正案が広域連合会議に諮られるプロセスとなっておりますので、まず初めに申し上げておきます。  さて、6月5日には介護保険法改正を含む法律、地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律が可決、成立したところでございますが、介護サービスを利用したときに支払う利用者負担に対し2割の対象者拡大は今般の制度改正において先送りされたところでございます。現在の利用者負担割合は1割から3割の定率負担となっています。平成27年8月からは、保険料の上昇を可能な限り抑えつつ、現役世代に過度な負担を求めず、高齢者世代内において負担の公平化を図っていくために、一定以上の所得者として、合計所得金額が160万円以上かつ年金収入とその他合計所得金額280万以上の単身世帯の利用者については2割負担となりました。また、平成30年8月以降は、世代内、世代間の負担の公平や負担能力に応じた負担を求める観点から、現役並みの所得を有する方として、合計所得金額220万円以上かつ年金収入とその他の合計所得金額340万円以上の単身世帯の利用者の負担割合が2割から3割に引き上げられたところでございます。2019年度の国の介護給付費は11.7兆円に上がり、介護保険制度が始まりました2000年の約3倍となっており、高齢化の進行でさらなる社会保険費の増嵩が見込まれる中、限られた介護保険財政の中で介護保険料や公費負担の増大を招かないよう、給付と負担のバランスを取りながら、継続可能な制度として維持するために改正されたものと認識をいたしております。  利用者負担の軽減については、これまでも全国市長会、全国町村会などから介護サービスの質的向上と併せて、さらなる国の財政措置を講じるよう要望書が提出をされておりますが、引き続き国の制度改正の方向性を注視しながら、町村会等を通じ、要望してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 町長の答弁の中にありました、立場はあるけども、諮問に対する答申が一番だというようなことだったと思います。ただ、私が問いたいのは町長の政治姿勢という点でありますので、誤解がないように、町長の政治姿勢をしっかり持っていただきたいということであります。  それともう1点、介護保険会計の国の負担が増えているかのように聞こえる答弁もありました。国の国庫負担、介護保険会計に対する国庫負担は、率は減らしてきております。そのことがもともと問題だと指摘をしたいと思います。  次に行きます。政府は要介護1・2のデイサービス、訪問介護などサービスの一部を介護保険の対象から外し、市町村が実施する総合事業、介護予防・日常生活支援総合事業に移そうとしています。必要な介護を受けながら何とか人間らしい生活を送るための制度が重度になってからでないと対象にならない介護保険制度に変質することは許されません。要介護1・2で利用できたサービスを総合事業に移行しないよう政府に求め、雲南広域連合では総合事業に移さないことを求めたいと思います。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  要介護1・2の高齢者に対しての訪問介護、通所介護を地域支援事業へ移行する案については、令和3年度の制度改正からは見送られたところでございます。要介護1・2の利用者をはじめ、全ての利用者が適切なケアマネジメントの下、できる限り重度化しないことが大切でございます。その状態を踏まえ、適切なサービス提供ができるよう、保険者である雲南広域連合と連携して取り組むとともに、今後も国の検討状況を注視してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 平成12年、2000年に始まった介護保険制度、20年を迎えました。全国的に3年ごとに保険料が値上げされ、今や当初の2倍を超えています。雲南広域連合では、20年前の制度開始時点では65歳以上の加入者が支払う月額の保険料は2,610円でした。その後、3年ごとに値上がりし、2年前の第7期からは5,900円、2.2倍にもなっています。今では介護保険料と後期高齢者保険料で年金がごっそりと減るという悲痛な声が多くの方から上がっています。しかも介護サービスを取り上げ、介護施設の慢性的な不足で介護難民、介護離職が社会問題にさえなっています。保険あって介護なしというありさまです。  保険料は上がって負担が重くなっても、一方では、介護サービスの利用が計画どおりに上がらず、介護保険会計は毎年度黒字となり、その余ったお金は万一に備えるということで基金積立てされています。介護保険会計は黒字のまま介護サービスを削り、国費投入は減らす一方です。ちなみに、雲南広域連合の介護保険特別会計では、昨年度決算で1億6,182万円の黒字でした。毎年度の黒字を積み立ててきた雲南広域連合の介護給付費準備基金は令和元年度末には3億4,124万円まで膨れ上がっています。昨年度末のこの基金残高を65歳以上の加入者、第1号被保険者数2万2,264人で割ると、1人当たりで1万5,000円余りの基金残高になっています。  政府の指導方針では介護保険料は引上げです。来年度からの雲南広域連合の第8期介護保険料は、基金の積立金の取崩しなどを行いながら引き上げしないことを強く求めます。町長、広域連合副会長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  介護保険法では、介護サービスのうち利用者負担分を除いた費用の総額を国、県、市町の公費と第1号及び第2号被保険者の保険料で2分の1ずつ賄うよう定められております。現在、雲南広域連合では介護保険事業計画案の策定の中において、令和3年度から令和5年度までの人口推計、そして認定者数及び必要となる介護サービスの総給付費を見込み、それに基づき第1号被保険者の介護保険料を算出する作業が進められております。介護保険料の改定については、介護保険給付費準備基金の活用や所得段階の弾力化を行い、可能な限り介護保険料の上昇を抑えていく方針で検討が進められております。なお、今月の25日、雲南広域連合議会が始まります。そこで提案がされますので、また審議をいただきたいと存じます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 私も雲南広域連合の議会議員、出させていただいておりますので、またその場でも討論をしたいと思いますが、何としても介護保険料引上げにならないように努力を続けていきたいと思います。  最後になりました。質問は以上であります。菅首相は自助を第一に掲げ、公助を後回しにしています。しかし行政の役割はあくまでも公助であり、自助や共助をまず求めるべきではありません。公助を必要としている住民が頼りにしているのは役場であり、町長以下の町執行部職員であります。  今や第三波となった新型コロナ感染症の流行の中で、初めての経験でもあり、全ての業務においていろいろな形で大変な労苦をされ、日々奮闘されている町職員の皆さんの努力に改めて敬意を表します。年が明けても新型コロナ感染症の流行は収束どころかなお拡大する可能性が否定できません。このような状況といえども、住民の切実な思い、苦難、願いを大切にし、住民本位の町政実現のためになお一層努力されることを強く求めて、今年最後の一般質問を終わります。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 次に、2番、糸原壽之議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 2番、糸原でございます。一般質問の機会をいただきましたので、質問をさせていただきます。一般質問、最後となりましたが、どうかよろしくお願いいたします。  私は、大きく2点、1つは、横田高校の1学級30人3クラスを堅持せよ。いま一つは、木次線存続とトロッコ列車の運行継続をもっと主体的にの2点でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、1点目、令和3年度の横田高校の入学定員は、高校の標準クラス編制1学級40人ではなく、1学級30人として3クラスの募集となった。つまり、高校の標準クラス編制1学級40人で現在の3クラスの維持は人数的に難しい状況のようで、しかし、学校としては3クラスを維持したく、1学級30人として3クラス体制を保つよう定員を決められたようであります。こうしたことは高校としては3クラス体制は維持したいと強い要望であり、県に対してもそうしてもらわなければ困るという強い思いのようであったようです。このことは地域としては、高校の要望、そしてそれを実現された島根県の配慮、決定に大変感謝するものであると考えます。  そこで、改めてお伺いいたします。奥出雲町として、1学級30人とし3クラスとした島根県はどのような方針であるとお考えかお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  クラス減とならないよう、横田高校から強く要望されたことは承知をしておりますが、町としても近年の県知事要望では、生徒の将来の選択肢が減ることがないよう、あくまでも40人学級の3クラス維持を強く要望をしておりました。また、ただ要望するだけではなく、高校の魅力化に係る町単独の取組も進めた結果、町外からの入学者数も増加傾向となるなど、成果も現れつつあります。結果的には40人学級ではなく30人学級、3クラス定員となりましたが、これまでの取組や成果も含めて、島根県として一定の評価をされた結果、2クラスにしなかったと判断をしており、町としては3クラスを維持していただき安堵をいたしております。仁多、横田中学校の卒業生が横田高校への進学を選択いただけるよう、さらに今後も引き続き町として取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) これまでの町の取組、特に町外からの生徒の募集に成果があったというようなことが評価されまして、30人を40人に減らしても3クラスを維持されたということは大変うれしい限りではないかと思います。  続きまして、第2点目、この横田高校所在の奥出雲町として、特にこの決定の意義、効果、影響、今後の方向性についてどのようにお考えを持っていらっしゃりますか、お伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  町としては、今回の定員減は2クラスを回避できたことの安堵も少しありますが、高校存続にさらなる危機感を持つ契機となったところでございます。これまでの取組も進めながら、横田高校が今後も奥出雲町に残り続けるために、地域学習拠点施設を活用した町外生の確保や生徒のニーズ、保護者のニーズ、地域のニーズ、そして横田高校のニーズを踏まえて、魅力化事業などの支援を継続してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 御答弁いただきましたけども、効果とか影響とか今後の方向性というようなことが若干説明が少ないように思いましたけども、いま一度お願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 改めて質問をさせていただきます。  効果とか今後の方向性ということが説明が……(「答弁じゃないですか。今、質問と言われた」と呼ぶ者あり)答弁、申し訳ございません。今後の方向性について、再度私のほうからお答えをいたしますと、やはり横田高校にああして県立高校があるということは非常に誇りを感じるところでございます。やはり今後、横田高校が存続する以上、この島根県内においては県外の学生を相当留学をさせております。鳥取県につきましては一切このような制度はどうもないというふうなことで、先般もテレビ放映を見たところでございます。このようなことで、横田高校につきましては、やはり今後も引き続き後援会のほうへ支援をして、特色のある教育活動とか少人数学級の指導とか、あるいはだんだんカンパニー、様々なことを支援もしてまいりたいというふうに思っております。  効果と申しますのは、やはりああして先般もホッケーの関係で中国新聞のほうに大きく報道された事例がございます。中学校に部活がなくても、アンダー15にスポーツ少年団としてやっておられる生徒が、男性1人、女性1人おられたようでございます。そのような生徒を、やはり横田高校の今後の方向性というふうなことで横田高校に進学していただく、あるいは場合によっては中学生のときから、場合によっては仁多中学校、あるいは横田中学校の生徒にも、広島のほうからホッケー留学もさせることも必要ではないかなというふうに思っております。  しっかりと方向性、魅力とか効果、影響、私も町長に就任をいたした当時、町政座談会が開催されて、なかなか横田高校に進学してくれる生徒が、特に仁多地域においては進学率が、横田高校のほうへ行く生徒が50%をはるかに切ったときもございました。その場で私は強く、仁多地域の方には横田高校のほうにもっと進学をしていただきたい、やはり横田高校も魅力のある学校ですのでということをしっかりお話もしたところもございます。そのようなことでしっかりと横田高校を、行政あるいは地域の皆様方と一緒に支援をしていくことが必要ではないかなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。  ちょっとお答えになったかどうか分かりませんが、以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 関連でございますけど、もう一つお伺いしたいと思いますが、先ほど町長の言葉の中にもありましたけども、町内の中学校は2つございますけども、ここからの高校への進学はどのような状況でしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますが、現在、ああして、私は先ほどパーセント的なことは申し上げましたが、一応今年度、横田高校のほうに仁多中学校から何人進学するかと、横田中学校から何人進学するかというふうなことは公表不可となっておりますので、控えをさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 高校が3クラスを維持したい思いの中に、やはりこの選択肢を多くするということが多分にあったようでございます。町内の中学生もやはり進路は自由ではございますが、選択肢が維持され、多様な選択肢が残った限りは、やはり町内からは町内の高校へできるだけ多くの方が進んでいただくようにと思っております。  それでは、3番目、お願いいたします。今後、先ほどから話しておりますように、生徒数の減少、そしてクラス数の減、ひいては学校の存在等が危ぶまれるような状況になることもあります。現状を取り巻く環境は非常に厳しいものがありますが、これに対して、地元の自治体としてこれまで高校の魅力化等に取り組んできていますが、今後一層厳しくなる中で、これからも30人3クラスを維持していかなければ高校の存在意義は遠のくように思います。それに対してはどのような具体的な施策、方法をお考えかお伺いいたします。  高校は教育の場としては当然、大変重要なものでありますが、地域のバランスの取れた発展の上で、今後はさらに重要な要素であります。地域の大きな柱であると考えます。一方、町内には義務教育の上の学校として、横田高校、島根デザイン専門学校、リハビリテーション学院と、小さな町としてはこの上なく充実した自治体と言えます。今後も設立、創立、誘致の精神を守り、維持発展させていかなければならないと考えますが、併せてこれについて町の不偏の考えをお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  横田高校は奥出雲町に必要不可欠な教育機関であるという考えは、私が6年前町長就任前から持っており、現在もその気持ちに全く変わりはございません。全国的に少子化が進む中で、入学者数の状況は簡単に好転しないと思われます。しかし、視点を変えてみると、町民一人一人が県立高校が町内にある意味を考えていただき、高校の教育活動に積極的に関わっていくことにより、地域と連携した活動を通じて多様性のある学びにつながり、横田高校がより魅力ある存在になるのではないかと考えます。様々な可能性を考えながら、高校存続に向けて取り組んでまいりたいと考えます。  また、島根デザイン学校、そして島根リハビリテーション学院への支援につきましては、今後も町としてできる限り、生徒や住居の確保対策や学びの場を町内で提供できることで、町民との交流や地域貢献につながり、さらに学校の魅力が高まることを期待し、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 先ほどの質問の中の高校の存在ということで、具体的な施策、方策をどのようにお考えかということでしたけど、何か具体的なことございますでしょうか。これまで質問した中で、公民館におきまして町外からの高校生と昼食会をするなどというような具体的な話も聞きましたけども、今ほどの中には具体的なことが乏しかったように思いますけど。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  魅力化が乏しかったというふうなことでございますが、現在進めております魅力化事業をさらなる質の向上につなげて、横田高校を魅力ある学校に、町民誰でも参画できるように努めてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) もっと具体的なことを聞きたかったわけでございますけども、次、4項目めに移らさせていただきますけども、参考まででございますけども、こうした県内の学校では、生徒を確保するというような意味合いから、高校に新しいスポーツクラブを設置し、その運営費は自治体、町が持って生徒集めをするというような、まちと一体となった活性化の施策を打ち出しているとこもあるようでございます。また一方、隠岐の高校では、まちがキャンパス、まちの人が先生というような地域、地域が一体となった高校教育を、卒業生がそのまま地域に定着、就職するような施策を徹底して行っていらっしゃるとこがございます。例えば漁師さんが先生だったり、職人さんが講師であったり、魚を加工する人がコーチといった具合に、生徒と地域の人が本当に密着して高校生活を送らされているような形もあるようでございます。多分イメージは湧くと思います。その中から地元へ残る人間が育ってくるというような仕掛けであります。この2つがすばらしいものとは思いますが、即これが横田高校、奥出雲町に当てはまるかどうかはこれからの研究が必要かと思います。  そこで、4点目の質問でございます。今、魅力ある地域づくりと高校教育とを総合的に推進する拠点として今建設されています奥出雲町地域学習拠点施設の運営は、完成後どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。生徒たちが育ち、また多くの生徒がここに集まるというようなすばらしい施設ではなかろうかと思いますが、運営自体によりましては宝の持ち腐れになったりというような懸念もあります。地元稲原のほうでは県外からの生徒たちと交流を図って一緒に取り組んでいらっしゃる方もいらっしゃいます。そこら辺の運営の方針をお聞きいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  高校に近い場所に建設したことからも分かるように、高校生と町民との協働活用を推進しやすい運営を前提といたしております。県内他町の類似施設を参考に、現在、この奥出雲町地域学習拠点施設は指定管理での運営の計画を進めております。今後、指定管理先の選定を進めていくために条例の制定が必要であることから、本議会の最終日のところで設置及び管理に関する条例案を提出させていただく考えでおりますので、よろしくお願いをいたします。なお、指定管理先及び指定管理の範囲については、今後検討することといたします。
     先ほどちょっと、今回御質問をいただきました、この学習拠点施設を今後どのように活用するかというところでございますが、この件につきましては、今後どのようなことにしたらいいかということは、今後しっかり検討してまいりたいというふうに思っております。取りあえず管理の方向がどうかというところでターゲットを絞って御質問にお答えをさせていただきました。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 管理を指定管理ということでございますけども、指定管理といえば、運営内容も含めての指定管理が指定管理制度だと思いますので、そこら辺のところを、やっぱり設置目的、地元自治体、また受けられる方が十分に気持ちを通じ合わせながらやっていただくのが肝腎かなと思いますので、その指定管理募集要項ですかね、そういうのができ次第、すぐに見せていただいたり公表していただければ、町民の皆様もこのような施設ができるんだと、こういうような運営をしようと、そうすれば、やはり高校生の町外からも増えるし、また地域での学習もよくなるということが分かって、地域全体が応援団になろうかと思いますので、そこら辺のところをよろしくお願いいたします。  それでは、2点目の木次線存続とトロッコ列車の運行継続をもっと主体的にという質問をさせていただきます。先ほど同僚議員の質問のときにも町長からありました。また後ほどの質問の中に答えさせていただくということでございまして、責任重大かなと思いますけども、一応、通告どおりに質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、去る10月22日、島根県知事と広島県知事が木次線と芸備線を走る列車に一緒に乗り、対談されていますが、沿線に住む我々は、地域住民の生活や地域の活性化、観光振興のため、行政区域の異なる背中合わせのこの地域の連携を県のトップで話し合われた重要なものであったと受け止めています。地元は両県知事がこの地においでになったことを歓迎し、大変喜ばしく思っているところであります。  そこで、地元自治体の町長に伺います。1項目めです。当然、地元自治体としてこれの実施には多大な関与や事前の準備があったと認識していますが、事の起こり、目指すところ等について伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  10月22日の丸山知事のトロッコ列車への乗車につきましては、去る8月25日に実施しました島根県への重点要望の一つとしてJR木次線の利用促進対策及びトロッコ列車運行継続に対する支援を上げておりました。丸山知事との面談の折、まずはトロッコ列車奥出雲おろち号へ乗車していただき、県内外へのJR木次線利用促進に向けたトップセールスをお願いしたところ、即座に快諾され、御乗車いただいたのが事の起こりでございます。当日は木次駅から三井野原駅まで乗車いただき、木次線の醍醐味であるスイッチバックなど車窓からの美しい景観を御覧をいただいたところでございます。その後、鉄の彫刻美術館において、おろちループ橋と秋の紅葉をめでながらの本町自慢の新米の仁多米おむすび、そして新ソバの横田小そばを御堪能いただき、現在目指しております世界農業遺産の説明及び支援をお願いをいたしました。また、坂根のマイタケ直売所を御案内し、たたら製鉄が生んだ優れた農産品に恵まれた奥出雲町であることを御理解をいただいたところでございます。  このたびの丸山知事の御乗車により、トロッコ列車の運行継続はもとより、木次線の存続の重要性、さらには世界農業遺産へ向けての県の強力なバックアップにつながったものと認識をいたしております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 分かりました。  第2項目でございますけども、対談で話し合われました内容、そしてその対談の中から示されました今後の方向性についてお伺いいたします。新聞にはいろいろと載っておりましたけども、町長の口からこのことについて改めてお伺いするものでございます。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  先ほどお答えいたしましたマイタケ直売所の御視察後は、三井野原駅から湯崎広島県知事が待たれる油木駅へ向かわれ、お見送りをいたしました。両知事の対談については、本町、木次線利活用推進協議会とも直接関与しておりませんので、対談の詳細は承知しておりませんが、木次線と同様に芸備線も乗車人数が減少しており、存続が心配されていることから、両県が連携して利用促進をしていくことを確認するための対談であったと聞いております。これを受け、JRなどの事業者による一方的な届出、路線廃止できる現行の鉄道法の改正を求める陳情活動を11月4日、丸山知事が国及び国会議員にも実施されたというふうにお聞きをいたしております。  今後の方向性としましては、木次線、芸備線をはじめ、ローカル鉄道の存続のため、両県及び沿線自治体がスクラムを組んで活動をさらに推進する方向であるというふうに認識をいたしております。私としても木次線存続のためには、トロッコ列車に限らず、やはり日々、行政だけではなく、地域住民の方々に少しでも多くの木次線に乗車いただくことを今後はしっかりとお願いをしてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 木次線の利用につきましては、奥出雲町をはじめ、雲南市あたりと協議会を設立されまして、今度の12月の11日でございますか、利用促進のイベントといいますか、計画を打ったりしていただいておりまして、我々もぜひそれに乗り、利用促進に資したいと思っておるとこでございます。  次に、トロッコ列車のことについてでございますけども、11月21日付の山陰中央新報社のトップ紙面には20日のJR西日本米子支社長の定例会見では、奥出雲おろち号については2021年度までは運行できると考えているが、その後は未定とし、検討中である、それ以降の運行については明言を避けていますと載っていました。さらに、路線維持に向けては沿線自治体、住民と連携した利用促進強化の必要性を強調されたと報道されました。  そこで、町長に伺います。1点目、報道内容は私が述べたとおりであるかどうか伺います。紙面とその内容がいうことでございます。本当であるとすれば、関係する自治体はどこまで承知しているか併せて伺います。そして、どのように対応をされますか、併せて伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  内田精彦議員の答弁のとおり、本年10月26日にJR米子支社長と島根県の地域振興部長、雲南市長、そして私の4者協議を行い、運行継続を強力に要請しましたところ、検討していただける運びとなっております。今後、どのように対応するかでございますが、トロッコ列車の運行継続の方法をはじめ、路線の維持に向けた沿線自治体、住民と連携した利用促進強化について、引き続き協議することをJR米子支社と確認しておりますので、島根県、沿線自治体と連携を図りながら、継続的に今後も進めてまいりたいというふうに思っております。  再三申し上げておりますが、皆様におかれましても、積極的に木次線を御利用いただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) ダブる点もあるかと思いますが、次のことについてお伺いいたします。端的に木次線の存続、トロッコ列車の継続運行を強く望むものであります。町の考え方をお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 飛んだんじゃないのか、2のとこが。今3番をおっしゃいましたが、2番が抜けたような気がしますが。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 2番飛んでる。いや、あの、直します。  では、2項目めお願いします。路線維持に向けては沿線自治体、住民と連携した利用促進強化の必要性を支社長は強調されています。奥出雲町としてはこのことについてはどのように思い、具体的にはどのようなことをお考えか伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。沿線自治体、住民と連携した利用促進強化についてはどのように考えているかでございますが、取りあえず12月11日に行います木次線通勤チャレンジデーの実施や遠足助成、沿線で行われる住民イベントなど、沿線自治体、住民が連携した利用促進がさらに活発化するよう、これまでの事業を着実に継続していきたいと思います。また、来年度には木次線の普通列車を利用した新たな観光商品の造成による誘客や、大人の遠足など沿線住民などが木次線を利用した近隣周遊企画事業ができないか、島根県と連携強化を図り、鋭意調整を進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 失礼いたしました。これから3番目をお願いいたします。木次線の存続、トロッコ列車の継続運行を強く望みます。町の考え方をお伺いいたします。車検が2021年で切れるというその先の重大な局面かと思いますけども、質問のタイトルもありましたように、主体的にというふうなことを考えておりますので、ここら辺のところをしっかりとお答えをいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。木次線の存続、トロッコ列車の継続運行につきましては、当然のことながら、本町はもとより、沿線自治体、島根県も重要視しております。先ほども申し上げましたとおり、JR西日本米子支社トロッコ列車の運行継続の方法をはじめ、路線維持に向けた沿線自治体、住民と連携した利用促進強化について協議することを確認しておりますので、引き続き、島根県、沿線自治体と連携を図りながら進めてまいりたいと思っております。  また、このことにつきましては、地域住民の皆様が公共交通として、また、観光、地域活性化などに木次線を必要としているかどうか、どれだけ利用されるかに今後はかかってまいります。私も内田議員様のとき、私も場合によっては1年間乗らなくても通勤の定期券、これを買ってでも強力に進めていかなければならない、先頭に立ってやっていかないとという危機感を持っております。このようなことで、再三申し上げまして申し訳ございませんが、繰り返しになりますけれど、沿線自治体だけではなく、地域住民の皆様にも積極的に木次線に乗車をいただき、木次線を生かした地域活性化など、愛着を持って利用していただきますよう、切にお願いをするところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 町長おっしゃいますように、やはりこれからは地域の人がいかにこのトロッコ列車や、普通列車ですけども木次線を利用するかにかかっていると思います。トロッコ列車もスタートは1998年ということでございましたけども、その当時は、走り始めはあまり乗客はなかったようでございますけども、3年、4年するとやはり地域の所得も上がったり、余暇に対する考え方や時間もできてきて、やはりそこら辺りから乗客が増えてきました。やはり歴史経過が大事なかなと思っております、観光は。運行経費はスタート時点でなかなかなくて、県に働きかけたりということもございました。また、JR西日本の主催で平成11年には大阪で地域路線の活性化というシンポジウムがありまして、この地域を代表して、町長がパネラーとして出席され、大きな反響、支持、応援をいただいたような経過もあっております。ぜひトロッコ列車は運行をしたいものでございます。  それでは、次、4番目、一つの提案でございますけども、今は出雲市駅、または木次駅発のトロッコ列車で主に山陰からのお客を乗せていますが、これを広島駅、または三次駅発で県境付近の渓谷とスイッチバック体験を主とした折り返しの列車を運行したらいかがでしょうか。山陽方面からの観光客を誘致することができ、需要はもっと広がり、大きいはずです。そして、一部ループ橋区間はバス乗車を挟み、ループ橋体験と鉄の美術館を見学するコースを入れるなど工夫すれば、また、例えば横田駅折り返しにし、十分な停車時間でも取れば、駅前などは大いににぎわい、都市計画街路事業の効果もここでいよいよ発揮できることが期待できますし、人が集まればそこで起業することも期待できます。うれしい悲鳴が聞こえることは間違いないでしょう。おそばのお客様、また、稲田神社参拝、そうした方々が町の中心市街地をにぎわせる。また、三成駅を折り返しにして、相当の時間を取れば、例えば鬼の舌震への二次交通、アクセス交通を準備すれば、つり橋、また、愛宕祭に合わせれば、三成愛宕祭のにぎわいは一層高まると思います。町なかは食事、散策でにぎわい、そのうちまた都市計画街路事業でも思いつかなければならないような状況が感じられます。  中心市街地が活性化すれば、やはり周辺がにぎやかになります。周辺がにぎやかになって、真ん中が活性化することはあまりないです。やはり人が少なくなる中、まずは中心市街地をにぎやかにすることが施策として、段取りとして、戦略として大事だと思います。そうしたことを、やはりトロッコ列車を活用すればと思います。  先ほど山陽方面からのお客と言いましたけども、広島県民は279万3,000人、島根県は67万、鳥取県を合わせても100万ちょっとでございます。そうしたところへ観光のターゲットを持つのは当然のことと思います。せんだっては普通列車でスイッチバック体験とマイタケツアーということで、三次あたりからバスとトロッコ列車を利用してマイタケへ来られた方もいらっしゃいます。また、少ないですが、普通列車で備後落合まで来て、そこからトロッコ列車に乗り、横田の駅まで来られまして、横田の駅でそばを食べて、稲田神社へタクシーで参拝して帰ったというようなお客様もいらっしゃいました。将来のためにこうした布石を打っておくべきかと思います。そこでは、同じJR西日本でも木次鉄道部と三次鉄道部で管轄が異なりますが、そこはせんだって、両県知事同士が意思を確認し、観光利用の話も出ております。地域の将来のことを考えれば、できないことはないと思います。いかがでしょう。これはトロッコ列車に限らず、普通列車で観光の運行としても、昨今の鉄道マニアの利用、トロッコ列車の人気ある乗車を見れば、十分利用はあると考えます。トロッコ列車もスタート時点は寂しかったですが、今は押しも押されぬ観光の目玉、まちづくりの柱となっています。関係方面へ働きかけて、今、実現の道筋をつけていただきたいと思います。お考えをお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。糸原議員、様々な御提案をいただいたところでございますが、私のお答えをさせていただきます。  先ほど述べましたように、10月にはJR米子支社長に対しまして、現雲南市、奥出雲町で運行継続の要請をいたしたところでございます。今後もこのような会議を定期的に開催をし、場合によっては斐伊川サミットの事務局であります出雲市にも加わっていただきますよう、具体的な継続内容を示していただくよう、今後、交渉を行ってまいります。また、沿線市町としては、トロッコ列車の運行だけではなく、木次線全体の利用促進の対策も含めて、今後、JR側と協議を進める考えでございます。  先ほど議員から様々な御提案をいただきましたが、トロッコ列車や普通列車を活用した観光商品の開発などもJR側と協議を進め、運行継続だけではなく、木次線の利用促進、沿線市町を中心として、木次線利活用推進協議会、さらには斐伊川サミットとも連携して取り組む考えでございます。  糸原議員はさらにこのトロッコ列車を広島県まで走らせると、とてつもない御質問もいただいたところでございますが、今、ああして、JR米子支社でさえ、これだけ厳しい状況、今回、コロナの影響で大変な売上げが減少しておるというふうな中、果たして今さらこのトロッコ列車を鉄道部2つ、あるいは3つ、広島、岡山も含むかもしれません、そこらで果たして可能かどうか分かりませんが、そこらに対してはまた時期を見て、JR米子支社様にこういう考えはいかがというふうなことは、ちょっとお話をしてみようかなと。せっかくの御提案をいただきましたので、少しハードルは非常に高いというふうに感じたところでございますが、それは手招いてはおりませんので、しっかり話合いをしてみたいというふうに思います。  様々な貴重な御提案をいただいたところでございます。しっかり対応してまいりますので、よろしくお願いします。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 大きなことを申し上げましたけども、どこかでやはり話を出していただけますれば、案外それが末広がりになるかも分かりませんので、ぜひお願いいたします。  最後でございます。こうしまして、横田高校の30人3クラスの件、そして木次線のトロッコ列車運行継続のことについて、これは新聞報道を基にしての私の質問になったり、横田高校にしましても、奥出雲町は所在市町村ではありますが、県の決定というようなところで、町長の答弁も歯がゆい面もあったかと思いますが、この一般質問の機会を利用して、町民の皆様と課題、問題、方向性を共有しながらしっかりと進めていくことが肝腎なことではなかろうかと思います。  JRのことにつきまして、三次、広島あたりからの提案をいたしましたが、横田高校の生徒確保、活性化について、簡単ではございますが、一つ提案させていただきたいと存じます。例えば、横田高校生で模擬協議会をつくり、この議場で執行部と議員とで意見を闘わせる中で、地域への愛着と関心を持ってもらうようなことの象徴として取り組めないかと思います。そして、そこで高校生の模擬町議会で話し合われたことの一つは、町は責任を持って実現をしてやれば、いい話合いもできるかと思います。これはもし町長からの回答があればいただきたいですが、全体では今後の進め方についてということでお伺いしたいと存じます。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。高校生による模擬町議会というふうなことにつきましては、前向きに検討してまいりたいというふうに思います。やはり、議員の皆様方にもそのような結果になれば、御理解を賜りたいと思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) ありがとうございました。検討していただければと思います。将来、町長になりたい子がその中から出るかも分かりませんし、私は福祉を研究してみたい、私は行政改革を担当してみたい、私は総務課長でもやってみたいというような子供ができ、この町に定着すれば、この上ないものだと思います。検討いただきますことをお願いをいたしまして、私の質問を終わりたいと存じます。  コロナ、まだ第三波というような厳しい状況ではございますが、このことが早く終息しますことを願い、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。             午後0時39分散会   ───────────────────────────────...