奥出雲町議会 2019-12-19
令和元年第4回定例会(第4日12月19日)
1つ、町民の声を聴く会を
令和元年7月、町内全地区9会場で開催。
1つ、議員会での随時報告と意見聴取、数回。
4、調査及び検討を行い活性化を図る報告事項。
初めに、
議会活性化特別委員会が取り組むべき方向については、前回の
議会活性化特別委員会報告を踏まえ、解決に至っていない課題を中心に協議をいたしました。
議会活性化特別委員会で取り組むべき項目。
(1)議長からの諮問事項。
1つ、
議員報酬、
議員定数、費用弁償について。
1つ、
政務活動費について。
1つ、
行政視察研修について。
(2)議会改革。
1つ、議員の
なり手不足解消について。
1つ、議会の
情報公開(議会の見える化)について。
1つ、
議会活動について。
(3)その他。
1つ、
議会タブレット端末の導入について。
1つ、議事録等の作成に係る
音声認識システムの導入について。
1つ、町民の声を行政に反映させることについて。
取り組むべき項目の中で、特に議長の諮問事項である
議員報酬、
議員定数、費用弁償、
政務活動費などについては、広く町民の声を聞く必要があることから、
議員懇談会の開催を決定しました。
議員懇談会。
1つ、公平性、平等性を保つ観点から、全9地区で開催する。
1つ、開催時期は7月とする。
1つ、体制は4人または5人の3班編成とする。
1つ、地元議員は地元以外に出席する。地元へはオブザーバーとして参加する。
1つ、テーマは、
議員定数、
議員報酬、
なり手不足の解消、教育問題とする。
委員会の方針案を
全員協議会に諮り了承を得、
議員懇談会は名称を「町民の声を聴く会」として開催することで一致をしました。
5、町民の声を聴く会。
(1)開催日及び
参加人数であります。布勢地区、7月8日、
参加人数、22人。阿井地区、7月9日、
参加人数、30人。三沢地区、7月10日、
参加人数、38人。亀嵩地区、7月11日、
参加人数、48人。三成地区、7月12日、
参加人数、4人。横田地区、7月16日、
参加人数、10人。八川地区、7月17日、
参加人数、13人。鳥上地区、7月18日、
参加人数、27人。馬木地区、7月22日、
参加人数、16人。合計、9地区での
参加人数は208人でした。
(2)各会場から出された意見、要望であります。議会に関しては77件で、内訳は、議員の
なり手不足解消について、20件、
議員定数について、9件、
議員報酬について、10件、
議員活動について、25件、
情報公開について、9件、その他、4件。学校再編については19件。その他は26件。合計で122件の意見、要望をいただきました。
詳細については、議会だより11月号に掲載したとおりですが、各項目ごとの主な意見、要望は次のとおりであります。
議員の
なり手不足解消については、1つ、兼業規定を見直して、夜や土日での開催、
通年議会方式などを行うことによって、若者が出やすくなるのではないか。
1つ、若者が出やすい
仕組みづくりをしてほしい。議会の新たなやり方が動き出せば町民は評価する。
1つ、議会の仕事を誰にでもわかりやすく理解できるようにすれば、議員になろうという人が出てくるのではないか。
議員定数については、1つ、定数を減らすと住民の思いが行政に届かない。
1つ、定数が財政的な理由で削減されたと聞くが、議会費が町の予算に対し何割を占めているか見ていく必要がある。
1つ、議案修正や動議を出したり、否決したりというような力をつけてほしい。そのためには議員の数はもっと多くてもいい。
1つ、14人の定数でまともな議会運営ができているのか。
議員報酬については、1つ、今の
議員報酬では子供を大学に出せない上、4年に1回選挙がある。
議員報酬は上げるべきだ。
1つ、報酬については議会のほうから提案してもらいたい。
1つ、
議員報酬が町職員と比べて随分差があり、その違いは何かを誰も考えないといけない。
1つ、
政務活動費も必要なことには出せばいい。
議員活動については、1つ、町議会は住民に政策内容など、もっと話をすることが大事である。
1つ、議員は地域の代表だから、地域の重大事項については指導力を発揮してほしい。
1つ、いろんな地域の方の話を聞いて、身近な問題を取り上げてほしい。
1つ、行政をチェックし、町独自の事業で活性化につなげてほしい。
1つ、陳情採択後に実現へのフォローと状況のフィードバックをしてほしい。
情報公開については、1つ、ホームページの
町議会会議録検索システムは公開が非常に遅く、会議日程も質問通告もわからない。
1つ、
情報公開されているが、肝心なところが住民に伝わらない。議会をより身近に感じてもらえる取り組みが必要である。
1つ、議会を生中継で流す計画はないか。
1つ、議会だよりは非常に読みやすい。「ありゃあどげなった」の記事はすごく楽しみだ。
学校再編については、1つ、旧村単位だった学校をどうしていくかという話が先決だ。
1つ、小学校を中心とした
地域づくりを踏まえた
学校再編方針を出してほしい。
1つ、
複式学級解消については、発言にもっと注意を払う必要がある。
1つ、
横田中学校は1クラスになるし、今急がれるのは
中学校統合のほうではないか。
1つ、若い
子育て世代の意見を尊重しないといけない。
1つ、体育館も
ランチルームもグラウンドもないような小学校へは行かせられない。
1つ、
教育委員会の説明だけでは任せられない。
1つ、財政や送迎、
放課後児童クラブ、
地域づくりなどのことも説明すべきだ。
その他。1つ、町職員は住民に寄り添っていないので、もっと教育をしてほしい。
1つ、
町政座談会を何でやめたのか。
1つ、自治会長をしているが、町に閉塞感がある。
1つ、課題が多くあるが、町は意見を聞くだけで解決にならない。
1つ、予算をもっと有効に使ってもらいたいというのが町民の大方の意見だ。
1つ、今住んでいる人をもっと大事に。
以上が、各項目における主な意見、要望でありました。
6、総括。
委員会として重点項目に上げた
議員定数、
議員報酬については、他の項目に比して意見が少なかった。裏を返せば、町民の立場からは判断することが難しいのではないかと推察されるところであるが、いただいた意見を集約すると、
議員定数については減らすべきではないという意見が多数、
議員報酬については引き上げるべきとの意見が多数を占めた。
また、議員の
なり手不足解消については、若者が出やすい
仕組みづくりと議会の新たなやり方を、
議会活動については、町の活性化のため身近な問題も積極的に取り上げるなど指導力の発揮を、
情報公開については、議会をより身近に感じてもらえるよう肝心なところがしっかりと住民に伝わる取り組みを、教育問題については、小学校の再編方針に対し厳しい意見が大多数を占め、保護者、地域の理解を得るためには丁寧な説明が求められる。
また、その他の項目においては、町に対する厳しい意見が多くを占めるなど、町民の声を聴く会を通し、いただいた数多くの貴重な意見、要望は真摯に受けとめなければならない。
7、提言。
委員会においては、町民の声を分析検討し適宜適切な対応を図りながら、必ずや将来に生かしていかなければならないと考える。
しかし、多くの課題を一挙に解決することは極めて困難なことであることから、順を追って取り組んでいくこととしたい。
そこで、早急に取り組むべき事項についての提言であります。
①議員報酬の引き上げについて。
任期満了による改選時期が令和3年4月に迫る中、次期選挙には若者や女性など活発な立候補を期待すべく、令和2年後半にはぜひとも結論を得たいことから、町長には早急に奥出雲町
特別職報酬等審議会への諮問を行っていただきたいこと。
②タブレット端末の導入について。
今日の
情報化社会を迎え、
ICT活用によるコストと労力の削減に加え利便性の向上を推進するためにも、紙ベースから
タブレット端末への切りかえを行い議会の活性化を図るため、令和2年度当初予算への計上を行っていただきたいこと。
③音声認識システムの導入について。
町民の声を聴く会において、町民の方から
町議会会議録検索システムは公開が非常に遅いとの指摘をいただいた。現在、本会議の
議事録作成は業者へ外部委託し、
常任委員会等は事務局及び併任書記で鋭意対応しているが、それでも書き起こしにある程度の日数を要して一般公開が遅くなり、また、各方面でも支障を来していることから、会議、打ち合わせ、講演、セミナーなどにおいて、音声を即時に文字起こしができる
音声認識システムの導入について、令和2年度当初予算への計上を行っていただきたいこと。
8、結びに。
活性化に向けては、行政も議会も前向きに共同して取り組んでいかなければなし得ることはできません。
当委員会は、さきに開催した町民の声を聴く会においていただいた数多くの意見、要望を議会だよりでいち早く町民の皆様にお知らせするとともに、委員会においても内容の分析、検討を重ね、今議会において中間報告をしたところであります。
報告の中で、結論を得るまでに期間を要するもの、予算措置を伴うものについては早急な対応を願うべく提言として取りまとめたところでありますが、今後においては、町民の皆様からの貴重な意見、要望を真摯に受けとめながら
議会活性化に鋭意取り組み、最終的な成果については
会議規則第77条の規定による
委員会報告として報告したいと考えています。
以上、
議会活性化特別委員会の中間報告といたします。
○議長(藤原 充博君) それでは、これより議事に入ります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第1 議案第72号 から 日程第6 議案第80号
○議長(藤原 充博君) 日程第1、議案第72号、奥出雲町職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第2、議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第3、議案第74号、
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第4、議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について、日程第5、議案第77号、奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定について、日程第6、議案第80号、
雲南広域連合規約の一部を変更する規約について、以上の6議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案に関しましては、去る12月6日の本会議におきまして、
総務経済常任委員会へ付託をしております。その審査結果について、
会議規則第77条の規定により委員長からの報告を求めます。
11番、
村尾明利総務経済常任委員会委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君) それでは、
委員長報告を行います。
───────────────────────────────
令和元年12月19日
令和元年奥出雲町議会12月定例会
総務経済常任委員会委員長報告
奥出雲町議会
議長 藤 原 充 博 様
総務経済常任委員会
委員長 村 尾 明 利
令和元年奥出雲町議会12月定例会12月6日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第72号、議案第73号、議案第74号、議案第76号、議案第77号、議案第80号について、
会議規則第77条の規定により報告いたします。
───────────────────────────────
常任委員会の開催日は、
令和元年12月12日。
出席委員、6名。
説明出席者、総務課長、
企画財政課長、税務課長、建設課長、
商工観光課長、
農業振興課長、水道課長、
地域づくり推進課長、
農林土木課長、
農業委員会事務局長、
会計管理者、
議会事務局長。
審査案件及び審査概要と審査結果について申し述べます。
初めに、議案第72号、奥出雲町職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。島根県
人事委員会勧告を受けて、一般職の職員等に対して支給する給料及び勤勉手当について所要の改正を行うものであります。
審査結果。全会一致、原案可決といたしました。
次に、議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。議案第72号による職員の給与に関する条例の一部改正に伴い、町長、副町長及び
教育委員会教育長の期末手当の支給割合について所要の改正を行うもので、奥出雲町特別職の給与等に関する条例の特例減額については毎年附則に規定を追加して定めているが、第21項において、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの期間について定めている中、ただし書きとして、手当の算出の基礎となる給料月額は同表に定める額とすることとなっている。したがって、月額については減額するが、手当については条例本体の定めにあるものを基礎として算出をしていると説明ありました。
審査の結果。賛成多数により、原案可決といたしました。
続いて、議案第74号、
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。新たに取得した玉峰山近辺の山林を亀嵩団地として管理するための
条例制定であります。
審査の結果。全会一致、原案可決といたしました。
議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要です。上水道の料金改定を行い、事業の経営健全化を図るためとしており、町からの諮問について、奥出雲町水道事業運営委員会が7回にわたる委員会審議を経て提出した答申に基づき料金改定を行うもので、当初、基本料金は30%、従量料金については15%の引き上げを検討したが、高齢者、社会的弱者等を考慮し、今後10年間において、3年程度をめどに段階的に水道料金を見直し改定する計画としています。令和2年度は基本料金10%、従量料金5%の値上げを行い、最終、10年後には基本料金を現在料金の30%引き上げ、従量料金は15%の引き上げを見込んでいます。経費節減を行って値上げを緩和する方策として、電気料金が自由化となって節減の余地が見えるので、奥出雲電力との契約を進行中であります。
審査の結果。賛成多数により、原案可決といたしました。
議案第77号、奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定について。
審査概要です。公共下水道等の料金改定に伴い、関係する条例について所要の改正を行うもので、公共下水道使用料審議会の答申では、現在の一般会計繰入金の2分の1は料金で補うべきとの提言に対し、高齢者、社会的弱者等を考慮し、10年間で段階的に改定する旨検討がなされ、令和2年度から基本料金、加算料金をそれぞれ5%引き上げるとしています。以後、3年ごとに4%の引き上げを行い、10年後には合計13%アップで、現在の一般会計繰入金約5,100万円の2分の1の2,500万円を縮減するとしています。経費節減は、上水道と同様に電気料金が自由化となり、奥出雲電力との契約を行い、経費節減に努めているとしています。今後、人口減少が進み、戸当たりの負担が増加することが予想されるので、こうしたインフラ整備については、しっかりと国に要望する必要があると、こういった意見もありました。
審査の結果。賛成多数により、原案可決といたしました。
次に、議案第80号、
雲南広域連合規約の一部を変更する規約について。
審査概要です。地方公営企業法の規定に基づき水道事業を設置し、同法に定める財務規定等を適用するためとしており、公営企業として複式簿記を取り入れるとしています。
審査の結果。全会一致、原案可決といたしました。
以上、
総務経済常任委員会委員長報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第72号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第73号について質疑を行います。質疑はございますか。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) この審査結果は、賛成多数により原案可決というふうになっております。今、報告をいただきましたけれども、その審査の内容についてはどういう議論がなされたのかは報告がありませんでしたので、よくわかりませんでした。
これは、町長、副町長、教育長の期末手当を上げるための条例改正でございますが、その中の議論としてはどういうものがあったのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 11番、村尾委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君) ただいまの質問にお答えいたします。
議案第73号についてでございますが、ここの審査概要に上げておりますように、特別職の給与等に関する条例の特例減額ということで、町長、副町長、あるいは教育長の期末手当の支給割合については、ここに上げておりますような、いわゆる月額の特例減額というのが現在行っておるとこでございますけども、これは毎年、規定に附則を示しておるということで、ただ、期末手当につきましてはそうした定めがないということで、基本的にここにありますような、いわゆる第21項において同表に定める額ということでありますが、そこの辺のあたりを委員会のほうで、委員の質問、あるいはお答えがあったということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 今は執行部の説明のような答弁でございましたけれども、そうじゃなくて、私が聞いてるのは、委員会の中でどういう議論があったかということをお尋ねをいたしております。
○議長(藤原 充博君) 11番、村尾委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君) ただいまお答えいたしましたように、その内容を今お話しいたしました。そうした、基本的に期末手当の支給割合についてはどういった算出方法ができているのかと、こういうことでございまして、月例、月額の特例減額、こういったものが今現状ある中でその根拠というものをただされたということで、そういう点では賛成、反対というような御意見ではございませんでした。ただ、ここにありますように、審査の結果としては反対の方もあったということで、賛成多数により原案可決といたしたところでございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第74号について質疑を行います。質疑はございますか。
10番、内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) この74号につきましては、町民の森の設置に関しましての条例一部改正でございますが、これの条例の提案時にもちょっと質問させていただきましたが、この中身のことにつきまして、数字のことでございますが、面積が54万2,205.91平米を今度この条例に加えるということでございますが、その中で、54万2,000の「万」の漢字を入れておるが、これはどうかというふうなお話を当初させていただいたと思いますが、このことについて、その小委員会の中で議論されたのかどうか、議論されておればどういう話があったのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 11番、村尾委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君) お答えします。
そのような議論は一切行っておりません。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第76号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、第77号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第80号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第72号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第72号について討論を終わります。
次に、議案第73号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 日本共産党、奥出雲町議団の田食道弘です。議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について、反対の討論を行います。
本議案は、特別職、教育長の期末手当の、このたび12月の支給割合を引き上げるためのものであります。今、町民の暮らしはどうでしょうか。消費税の増税や社会保障制度の後退、労働者においては実質賃金の減少、年金の実質的な減額など一層厳しさを増しています。このような状況の中で、町長、副町長、教育長の報酬を引き上げることに町民の理解は到底得られないものと考えます。特別職の皆さんは、期末手当の引き上げを決して望んでいないはずであります。県内の市町村に対する県当局の誤った横並び指導が背景にあるのではないでしょうか。
なお、今回の条例改定などによって、一般職員の給与引き上げが実施されます。非正規で懸命に働く職員や公の施設の指定管理者のもとで懸命に働く労働者の賃金も引き上げられるよう、町としてさらに積極的な対応を求めます。
奥出雲町の実態を真っすぐに受けとめ、特別職の皆さんのより誠実で、より真摯な職務執行を改めて求めまして、反対討論といたします。以上です。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ございませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 私は、次の理由により反対討論を行います。議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について、私の思いを述べさせていただきます。
昨年からことしにかけて、これまでも何回も申し上げておりますけれども、リハビリ学院の大学化がだめになったこと。そして、ことしに入ってからは、三成小学校耐震改築設計予算2,100万円余りが、これも無駄になったこと。そして、玉峰山の周辺、谷奥鉄山生産森林組合の山林54ヘクタール余りを、さきの10月18日の第2回臨時議会において取得をすることが決まりました。これについても2,700万円という大きな金額であり、現状の評価額からすると随分高い金額でございます。こういったことに対して、これは議会が通したものでございますけれども、私はかなり大きな問題があって、そして、町民の多くの方々が、いまだに何でそんなものを買わないといけないのですかということを申されます。議会は何をしてるんですかと申されます。
私は、こういった大きな金額が、果たして町民の皆さんの暮らしに役立つべきお金がそういうことに使われた、あるいは大きな損失として残されてしまった、こういうことに対して三役、いわゆる特別職の皆さん、特に私は責任があると考えております。町長に対しても、これらについてどのような損害賠償をするのか、どういう考えを持ってこられてるのか、そして今回、この議案をどんな思いで上程されたのか、私はもう少し町民の皆さんの、今も反対討論ございましたけれども、厳しい生活をされている皆さんの立場に立って町はどうあるべきか、行政執行はどうあるべきか、これを考えた上で、少なくとも今回はこのような議案の上程はやめるべきではなかったかと思います。
期末手当の0.05%アップですので、金額的には3人合わせてもそんなに大きな金額ではございませんけれども、住民の感情を考えたときには、そうすべきであったと私は思っております。町民の皆さんの声を代弁する私として申し上げたいと思っております。
以上をもちまして反対討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第73号について討論を終わります。
次に、議案第74号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 議案第74号、
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、私は次の理由により反対討論を行います。
この山林につきましても、先ほど73号でも触れましたが、54.2ヘクタールという面積を2,700万円で購入する。そして、個人の方の所有地、申されておりましたけれども、この部分は1,800万円でございました。これについては、町民の皆さんからいろいろな指摘もあったので購入を断念するということで、ささの第2回臨時会のときに町長は答弁をされています。
こういった経過を踏まえて、私は、町民の皆さんの中にこの山林取得について大きな疑念を持たれておりまして、いまだにいろいろなことを聞かされております。これを買わざるを得なかった理由は、表向きはきれいなことを言われておりますけれども、そうではないことがあるのではないかということがちまたでささやかれております。
私は、この山林購入に関しても反対をいたしました。町民の皆さんからは、個人の方の山林購入を断念するのであれば、こんなに高い山を買うことも断念すべきであるということをいまだに申されております。
以上をもちまして、私はこの町民の森として設置及び管理をすることには反対といたします。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第74号について討論を終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、議案第76号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 私は、議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について、反対の討論を行います。
総務経済常任委員長の報告は、原案可決であります。
今回の条例改正に反対する第1の理由は、料金値上げを回避する手だてが全くとられていないことです。第2の理由は、切実な町民生活や奥出雲町経済の実態を顧みないからであります。命の水である水道はほとんどの町民が利用されるものであり、料金の値上げは生活を直撃し、零細な奥出雲町経済に打撃を与えることになります。水道は多くの課題を抱えています。人口減による自治体の財政難、老朽化した水道管などのインフラ再整備、職員の高齢化・減少などであります。政府は、これら課題の解決策として、水道事業の運営権を民間に売却するコンセッション方式を推奨し、昨年12月、水道法改正にもコンセッション方式を促進する内容が含まれています。
さて、民間からの投資は本当に苦難を乗り切る万能薬でしょうか。コンセッション方式は、内閣府PFI推進室が指令塔になり、外資系を含む水企業やゼネコン、メガバンク、PFIを推奨するコンサルティング企業などが深く結びついてきます。PFIとは、公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せず、民間資金を利用して、民間に施設整備と公共サービスの提供を委ねるという手法であります。一部の利害関係者によって住民不在で進められる計画は、公共サービスの質の低下、自治や民主主義を後退させる危険性をはらんでいます。
世界では、パリ、ベルリンなどの大都市で、一旦民営化した水道を再公営化する動きがふえています。得をしたのは、高額な公費を使って工事した一部の利害関係者だけであります。イギリスの会計検査院は、約40年間の民営化、官民連携は失敗、そう評価しています。日本の水道政策は世界に逆行しているものであります。しかし、今、私たちは水がなければ生きてはいけません。水は人権であり、自治の基本です。日本の水道事業は明治20年、横浜から始まり、水道の布設、運営は自治体が担うべきという、水道法の前身である水道条例に定められていました。終戦直後には30%だった水道の普及率は、今では98%を超えています。世界有数の飲める水道水を誇っています。自治体が責任を持って水道水を運営することで、憲法25条の生存権の一つである公衆衛生が保障されています。
私たちはそもそも蛇口の向こう側をどれだけ知らされているでしょうか。人口減少や自治体の財政悪化、そして災害や気候変動によるリスクなど、水に関するさまざまな問題を自分事にする必要があるのではないでしょうか。
本議案は、公営企業である水事業の赤字回避のため、年次的に値上げをしよういうものであります。現在、奥出雲町の水道料金は一月1,226円、8立米ですが、県内8市の水道料金の平均は1,742円、10立米で、本町の140%、4割以上も高くなっています。議員会に提出された説明資料では、奥出雲町水道事業運営委員会からの答申として、今後の改定時において同規模水道事業体の料金と比べて著しく乖離しないよう配慮する、水道はライフラインだから町民全員で維持すべきと受益者責任を強調しています。そもそも委員会に言わせ、高い
雲南市の水道料金に合わせて事業の
広域化を進めやすくし、奥出雲町の公的責任を逃れるものではありませんか。将来世代には命の水の安心性、安定性を担保しておくべきであります。
そもそも水道事業が立ち行かなくなっている理由は、国はインフラ老朽化対策への補助金を大きく減らし、地方自治体の負担を強いる一方で、本会計からの繰り入れを法律でできなくさせ、地方自治体では管理運営を困難に陥れる政策の誘導にあります。水道法の第2条では、水道が国民の日常生活に直結し、その健康を守るために欠くことのできないものであり、かつ水が貴重な資源であることに鑑み、水源及び水道施設並びにこれらの周辺の清潔保持、並びに水の適正かつ合理的な指標に関し必要な施策を講じることを国と地方自治体の責務としています。
松江市では平成25年度に上下水道局を開設し、上水から下水までの水環境を一元管理に集約し、経営管理の一本化で施設の統廃合、業務の見直しによるコストの削減、投資財政計画などを織り込んだ経営計画を策定しました。そして、この経営計画の進捗管理を徹底し、計画期間の令和9年度までは本格値上げは行わないと明言をしています。奥出雲町でも、インフラ整備には国がもっと責任を果たすようにすべきであります。そのことによって、清浄にして豊富、低廉な水の供給を図り、もって公衆衛生の向上と生活環境の改善等に寄与することができ、将来世代に責任を持って継承することが可能となります。
以上、反対する理由を申し述べましたが、来年4月1日からの水道料金値上げ案は直ちに撤回し、値上げ回避のあらゆる方策の検討をされるよう提案いたします。
私たち日本共産党は、今後もこの立場で命の水を安定・安心して供給できる水道事業の実現を求め、かつ奮闘することを述べ、反対討論といたします。以上です。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
6番、石原議員。
○議員(6番 石原 武志君) 6番、石原でございます。私は、今回の水道給水条例の改正案に賛成の立場で討論をいたします。
消費税を初め、生活関連物価の値上げが続く昨今、ガス料金、電気料金と並び水道、下水道料金は生活に欠くことのできないライフラインであります。水道料金等の値上げを認めることは、厳しい生活状態の中でまことに苦しい選択ではあります。ただ、その費用、使用料金は基本的に使用者負担が原則であり、また、長期的に安定した施設の維持管理、健全経営が求められております。
本町の水道利用状況はほぼ全町的に行き届き、今後は長期的に安定した運営が求められると同時に、
広域的連携推進強化も求められております。まとめれば、価格改正、値上げは約10年をかけ段階的に実施され、極力一度に大きな負担がかからないように配慮されてる点、そして、現状でも他市町と比較して低い水準の料金であること、そして、値上げにより総務省の繰り出し基準を満たし、対策費助成を今後も受けられる環境づくりにすること。そしてもう1点、今後、近隣市町とのさらに連携を深め、均等を図っていく必要のあること等々の理由で、値上げは避けて通れない状態であると認識いたします。よって、安定的に将来へつなぐため、本案に賛成の立場で討論をいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について、反対の討論を行います。
委員長報告は、原案可決であります。
今回の条例改正は、水需要低迷のため給水収益減少が続く中、今後の人口減少や施設の老朽化等に対応するため、料金制度の変更を行おうとするものであります。内容は、これまでの基本水量制として8立米までは、実際の使用のいかんにかかわらず、定額徴収としています。奥出雲町水道事業は、地方公営企業会計基準を用いて人件費、修繕費、減価償却費などの固定費を新たに基本料金として回収し、変動する経費については従量料金として回収しようとするものであります。
また、値上げ根拠に、料金回収率の低いことを強調しています。回収率が高くならないのは、分母となる給水原価に占める大きなものとして、水道の普及率が高くなり多くの施設を有していることから、維持管理費や資本費である減価償却費に多くの費用がかかっているためであります。今回の提案によりますと、一般用を将来は基本料金を月額369円、30%、従量料金193円、15%の料金値上げを段階的にするとしております。
また、さかのぼってみますと、国は水道法の一部を改正する法律を昨年12月12日に公布し、ことし4月17日に水道法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令、及び水道法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令を公布しました。国は、人口減少に伴う水の需要の減少、水道施設の老朽化等に対応し水道の基盤の強化を図るため、県による水道基盤強化計画の策定、水道事業者等による水道施設台帳の作成、町が水道施設運営等事業に係る公共施設等運営権を設定する場合の許可制の導入、そして、給水装置工事事業者の指定に係る更新制の導入の措置を講ずる必要があると水道法を改正したものであります。そして、改正水道法は、旧法にあった水道事業の保護、育成などを削除し、基盤強化の名で
広域化を自治体に迫っています。人員削減を推し進めながら、本来やるべき保護、育成を怠ってきたのは国や県ではなかったでしょうか。
県による水道基盤強化計画の策定の基盤強化とは、経費削減による経営改善であり、関係者の責務の明確化として、
広域化、民営化を推進する趣旨の規定であります。
広域化の基本方針は国が定め、これに基づき県が基盤強化計画を定めることができるとし、町は協議会設置で
広域化、民営化を推進できる体制であります。西洋諸国では、公共補助事業は資本費用には全額補助、経営費用にも一部補助がされているのに対し、日本では公共補助は経営費用になくて、資本費用に一部補助というのが一般的であります。奥出雲町は設備更新が必要だけれども、地方財政で困難な場合は国が責任を持って解決するよう国に求めるべきではないでしょうか。
景気の悪化が続き、より所得が減少する多くの町民にとっては、負担増となるものにとても賛成できるものではありません。議会が町民の生活を不安にさせるようなことがあってもいいでしょうか。議員各位の御賛同を求め、討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第76号について討論を終わります。
次に、議案第77号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 議案第77号、奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定につきまして、反対の討論を行います。
総務経済常任委員長の報告は、原案可決であります。
下水道会計の赤字になる原因は、財政健全化計画の名のもとに一般会計からの繰り入れを減らしたことにあります。深刻な不況の上に、税金や保険料、医療費などの負担増に苦しんでいる町民に、さらなる負担増を強いることはできないではありませんか。一般会計予算を見直し、一般会計からの繰入金をもとに戻すべきであります。
下水道事業の費用の見直しなどの努力をもっとすべきであります。老朽化対策のインフラ整備に、政府は補助を3分の2から2分の1に引き下げ、一般会計からの繰り入れ削減を事実上指示した通知を出しています。これを改めさせるとともに、高利の下水道事業債を低利へ借りかえできるように政府に対して強く運動するなど、料金値上げをしなくてもやっていける方策を出すべきであります。やることをやってから町民に理解を得るべきです。
以上で反対討論を終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第77号について討論を終わります。
次に、議案第80号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第80号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第1、議案第72号、奥出雲町職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第72号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第73号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第74号、
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第74号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第76号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第77号、奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第77号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第80号、
雲南広域連合規約の一部を変更する規約についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第80号は、
委員長報告のとおり可決されました。
ここでしばらく休憩といたします。10分間の休憩、10時55分から再開いたします。
午前10時45分休憩
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午前10時55分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
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◎日程第7 議案第75号 から 日程第10 請願第5号
○議長(藤原 充博君) 日程第7、議案第75号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について、日程第8、議案第78号、奥出雲町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の全部を改正する
条例制定について、日程第9、議案第79号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について、日程第10、請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書、以上の4議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案につきましては、去る12月6日の本会議におきまして、教育福祉
常任委員会へ付託をしています。その審査結果について、
会議規則第77条及び第94条第1項の規定により、委員長から報告を求めます。
5番、内田雅人教育福祉
常任委員会委員長。
○教育福祉
常任委員会委員長(内田 雅人君) それでは、報告をいたします。
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令和元年12月19日
令和元年奥出雲町議会12月定例会
教育福祉常任委員会委員長報告
奥出雲町議会
議長 藤 原 充 博 様
教育福祉
常任委員会
委員長 内 田 雅 人
令和元年奥出雲町議会12月定例会12月6日の本会議において、当委員会に付託されました下記議案について、
会議規則第77条及び第94条第1項の規定により報告いたします。
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記。1、
常任委員会開催日、
令和元年12月13日金曜日、16日月曜日。
出席委員、7名。
説明出席者、教育長、
教育魅力課長、
病院事務長、町民課長、
健康福祉課長、
福祉事務所長、結婚・
子育て応援課長、税務課長。
4、審査案件及び審査の概要と審査結果。
議案第75号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。12カ月間の支払いが9カ月に縮まり、支払い月の負担がふえる。住民周知をしっかりしないと苦情も考えられるが、周知方法について。住民告知についての計画は、1月、2月に町広報に掲載し、回数が12回から9回になるという図表を入れながら説明文をつくり、具体例を示しながら周知を図ることを予定している。3月には納税義務者の方に、今後は4月、5月、6月は納税はなく7月からとなるので、月々の金額はアップする旨の文書を送る計画としているということです。
審査結果。全会一致、原案可決です。
議案第78号、奥出雲町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の全部を改正する
条例制定について。
審査概要。今回の改正で国からの交付金については。国の対象となる方の人数が月で変わるが、現在66名で、1人当たり毎月4,500円の交付がある。総額で29万7,000円となるが、このうち国が2分の1、県が4分の1、町が4分の1の負担であるということです。
給食費の保護者負担をなくすことで給食の内容が悪くなってはならない。その点の指導等は。これまでと同等の副食費の助成を行うので、同等の給食の内容になると考えている。この点についての助言や指導も行っていくということです。
新設された特定子ども・子育て支援施設は認可外保育所ということだが、奥出雲町には該当なしということか。病院の保育所が認可外施設になるが、一時預かりのためでこの対象にはならないので、該当なしとなるということです。
審査結果。全会一致、原案可決です。
議案第79号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要。提案理由の成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るためとは。成年後見人制度の利用促進の法律と成年被後見人の人権が尊重され、後見人であることが理由に不当に差別されないように、成年被後見人の資格を排除する規定を設けている各制度について、心身の故障等を個別的に審査して適正化をすることとなった。これに基づき、家庭的保育事業の運営基準についてその部分を改正するものだ。成年被後見人だからだめですよということではなく、その状況等を踏まえて判断するように、適正化をするようにと、それに関連する基準等があるものについてその措置がされたということです。
審査結果。全会一致、原案可決です。
請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書。
審査概要。13日に
布勢小学校校舎の視察を行い、後、16日に布勢小学校PTAと布勢幼児園保護者の代表の方々との意見交換を行った。
布勢小学校校舎は、請願書にあるとおり、望ましい教育環境ではなく、児童や教職員の安全確保が急がれる。保護者の皆様の思いは切実であり、早急な安全確保対策の実施を委員全員が望むものである。
ただ、安全確保の方法は、請願書の趣旨である布勢小学校の改築だけではなく、耐震化工事、他の施設の利用、また、今後建築が計画されている仁多地区の統合小学校による安全確保も考えられる。3月に小
学校再編方針が示され、布勢小学校も再編対象校である以上、考慮するべきと考える。
こういった点を踏まえての議員間討議の中で、さまざまな意見があった。
学校再編方針が修正中で確定していない今の状況では、地域住民の思いを尊重すべきとする賛成意見もある一方、請願書のとおりの布勢小学校の建てかえでは、時間がかかり過ぎて、かえって安全確保がおくれることが懸念される。
布勢地区として学校再編について協議なされていない。再編検討協議会がまだ組織さえされていない状況の中で、校舎建築だけ先に進めるのは認められない。協議会が組織され、そこで検討がなされ、布勢小学校は統合しないという結論が出た上で
布勢小学校校舎改築の請願書を提出されるのが筋である。
本当に子供たちのことを思えば、学校の建てかえを待たず、早期の安全確保対策を町に求めるべき。委員会としても要望すべきだとして、請願の趣旨に反対する意見も出た。
審査結果。賛成少数、不採択。
なお、この件に関係し、委員会として以下の点を町に要望する。
仁多地区の統合小学校の建設が当初計画よりおくれる状況にある今、耐震基準を満たしていない布勢小学校と三成小学校について、安全確保の具体的対策の検討を早期に行い、保護者に示す説明会等を行うこと。
学校再編方針の状況について、方針そのものが凍結されたとか各校区内での協議も中断中だなど、間違った解釈を生んでいることが見受けられる。各地区の協議会に周知を図ること。
以上、教育福祉
常任委員会の議案審査の報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第75号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第78号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第79号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、請願第5号について質疑を行います。質疑はございますか。
7番、藤原議員。
○議員(7番 藤原 和範君) 失礼しました。
○議長(藤原 充博君) いいですか。
○議員(7番 藤原 和範君) 質疑じゃないです。
○議長(藤原 充博君) ないですか。
○議員(7番 藤原 和範君) はい。
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第75号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 私は、請願第5号、
布勢小学校校舎の早期……。
○議長(藤原 充博君) ちょっと、75号ですよ。
○議員(12番 大垣 照子君) ごめんなさい、失礼しました。
○議長(藤原 充博君) ちょっと興奮が過ぎたようで、冷静に、冷静に。
もう一回願います。それじゃあ、初めから。
議案第75号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第75号について討論を終わります。
次に、議案第78号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第78号について討論を終わります。
次に、議案第79号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第79号について討論を終わります。
次に、請願第5号について討論を行います。
本案に対する
委員長報告は不採択であります。討論がございましたら、本案に採択することに賛成の方から発言を許します。
6番、石原議員。
○議員(6番 石原 武志君) 6番、石原でございます。私は、今回の布勢小学校再建に対する請願に対して、賛成の立場で討論をいたします。
平成28年からことしまで2度の要望書提出を行ってきておりますが、いずれも審議未了の継続審議となり、事実上廃案となってきました。今回、請願として再提出するわけでありますが、内容は前回同様であります。耐震不適応となって久しい校舎、これを一日も早く改修を願うものであります。
学校再編や統合、小中一貫校の話題が同時に出ている今日であります。新たな学校建設に対する要望などはいかがなものかという討論があることも存じております。しかし、地区にはそれぞれ事情があり、それを踏まえた議論が必要であると思っております。現在、現実に確定したり計画が整った事例は何もありません。決定した案件のない現状の中で、不安解消の願いが地区から出るのは当然のことであります。
議会は、町民、地区民からの要望を断ち切ることはできません。住民あっての
議員活動であり、議会であると思います。議会は執行部の代弁者ではあり得ず、町、地区民の代弁者であると思っております。このたびの請願を受けることが町政の方向性をゆがめるものでもなく、むしろその方向性や議論を深める好機であるというようにも思っております。まず、町民の要望を受け入れ、地区住民と同じ目線に立って議論をすることが大切であり、今後の関連する議論や政策を論じ、場合によっては双方の意見も是正、改正していくこともあり得るというように思います。
私は議員各位の御勇断を期待し、賛成討論といたします。終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、採択することに反対の方の発言を許します。
7番、藤原議員。
○議員(7番 藤原 和範君) 7番、藤原でございます。私は、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願について、反対の討論をいたします。
先般は、現地視察及びPTA役員の皆様方との意見交換等もいただきました。私は、改築の必要性については理解をいたしますが、児童数が年々減少する中、小学校の再編計画が進められているさなかにあって、
布勢小学校校舎改築についてもあわせて検討、協議すべきと考え、反対討論といたします。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。私は、請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書の採択に賛成する立場から賛成討論を行います。
本請願は、耐震化工事がいまだに未実施のままの校舎で子供たちが一日を過ごしているという深刻な事態を憂えて、耐震化のための一刻も早い校舎改築を要望されています。文部科学省は従来、公立学校施設の耐震化の推進を掲げ、公立学校施設が児童生徒の学習や生活の場であり、かつ地震などの災害時には地域住民の避難場所になることから、耐震化によって安全性を確保することは極めて重要との認識を示しています。
既に文部科学省では、公立学校施設の構造体の耐震化などについて、4年前の平成27年度までの完了を目標に、耐震補強事業や改築事業に対して国庫補助を行い、地方公共団体への財政支援を行うなど、重点的に推進してきました。現在では、文部科学省は、耐震化などの対策はおおむね完成した状況との見解を示しています。文部科学省は、全国の小・中学校について、市町村ごとに耐震改修状況調査結果をホームページで公開しています。本年4月1日現在では、県下の19市町村のうち、非木造の校舎で耐震化率100%に達し完成しているのが15自治体であります。奥出雲町など残る4自治体は、90%は超えているものの、耐震化が完了していません。奥出雲町は、全校舎32棟のうち2棟が耐震性がない状況であります。つまり、布勢小学校の校舎と三成小学校の校舎であります。
11月には、私ども教育福祉
常任委員会、そしてまた
総務経済常任委員会も、別の日ではありましたが、宮城県での視察研修において石巻市の旧大川小学校跡地を訪ねてきました。全児童の3分の2に当たる74名のかけがえのない、とうとい子供たちが犠牲になりました。その惨状を思えば、災害に備えた校舎の立地場所や、この確認や、日ごろの避難訓練など、災害予防対策には万全を期すことが何よりも大切であります。校舎の耐震性の問題は、まさに子供たちの命にかかわる重大で緊急の問題であります。近年は災害が多発し、いつ、どこでも、奥出雲町においても大きな地震の発生も想定しなければなりません。決して他人事ではありません。災害が起きて犠牲者が出てから管理者責任を問うても無意味であります。
昨年の全国的な猛暑をきっかけに、子供たちの命を守る国の緊急対策として、全国の小学校にエアコンが設置されました。猛暑対策と同様に、校舎の耐震化は何よりも優先すべき課題ではありませんか。
以上により、住民と保護者の願いを受けとめ、子供たちの安全・安心を確保するよう
布勢小学校校舎の一刻も早い改築の実現を求め、私の賛成討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書について、私は次の思いを持って反対討論をさせていただきます。
先ほど
委員長報告の中にもございましたように、16日、布勢小学校のPTA、そして布勢幼児園の保護者会の役員の皆様方との話し合いの場を設けさせていただきました。当委員会として、議会のほうから7人、出席をさせていただきました。その中において、いろいろ皆さんの思いを聞かせていただきました。
この請願の趣旨は、布勢小学校の校舎改築を当初の計画どおり、2021年度、設計、2022年度、工事着工として進めていただきますよう重ねて要望いたしますというふうになっております。そして、その理由の中には、町当局において、奥出雲町中期財政計画において、2021年度、設計、2022年度、工事着工として計画をいただいておりますというふうに書かれております。私は、学校を新しく建てかえるっていうのは、それは一番いいことだなというふうに思っております。
しかしながら、この趣旨に書かれていますように、2022年度、工事着工ということについて、現実問題としてできるのかなというのがございます。それは、三成小学校の耐震改築が今凍結されて暗礁に乗り上げております。こういう状況の中で、この夏には小学校再編ということで、布勢地域の皆様方にも町としての説明会が1回だけ行われておりますが、しかし、この三成小学校建てかえを抜きにして、私はこの奥出雲町の再編について進むというふうに考えられないというふうに思っています。
いや、私は、必ずしも学校再編が全ていいですよと、そういうふうな思いは持っておりませんけれども、ただ、ここに書かれている趣旨からしますと、2022年度に果たして着工ができるのか。この間、多分子供たちは今のまま危険な校舎で勉強せざるを得ない状況が続くと思います。私は、この間、お話を聞いていて、お父さんやお母さんの思いからいたしますと一日も早く安全・安心なところで勉強させてほしい、この切実な願いは、祈りにも似たような願いは私の心にも届きました。
そして、その安心・安全を一日も早く実現するのであれば、しなければならないのであれば、それは建てかえを待つよりも今の校舎の耐震工事を行って、そこで安心・安全な教育環境をつくる、このことのほうが私から思いますと早期に解決できるんではないか、そういう思いで今回のこの請願に対して私は反対をいたしました。より早く、より安全・安心な校舎を実現するためにはその道が一番早いのではないかなと、そういう思いでこの請願に対しては反対をいたします。
町当局におきましては、学校再編に関してどのように今動いているのかさっぱりわかりませんけれども、こういった不安材料が布勢地域の皆さんの中には大きく存在していると思います。そして、
委員長報告の中に、最後に、町当局に対してのお話、指摘がございました。このことも町として十分考えて取り組んでいただきますことをつけ加えまして、私の反対討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、請願第5号についての討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第7、議案第75号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第75号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第78号、奥出雲町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の全部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおりに決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第78号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第79号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第79号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
請願に対する
委員長報告は、不採択であります。
請願第5号、
布勢小学校校舎の早期改築に関する請願書を採択することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 可否同数と認めます。
地方自治法第116条第1項の規定により、議長に裁決権が生じました。よって、現状維持の原則により、請願第5号は不採択とすることに決定いたしました。
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◎日程第11 発委第3号
○議長(藤原 充博君) 日程第11、発委第3号、
奥出雲町議会議員の
議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。
本案につきましては、去る12月6日の本会議におきまして、説明及び質疑まで終えておりますので、これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。ありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、発委第3号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第11、発委第3号、
奥出雲町議会議員の
議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、発委第3号は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第12 議案第81号 から 日程第19 議案第88号
○議長(藤原 充博君) 続きまして、日程第12、議案第81号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出について、日程第13、議案第82号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出について、日程第14、議案第83号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第15、議案第84号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第16、議案第85号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第17、議案第86号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第18、議案第87号、令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第19、議案第88号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出について、以上の8議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案につきましては、去る12月6日の本会議におきまして、予算
特別委員会へ付託をいたしております。その審査結果につき、
会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
10番、内田精彦予算
特別委員会委員長。
○予算
特別委員会委員長(内田 精彦君) それでは、
委員長報告を行います。
───────────────────────────────
令和元年12月19日
[
令和元年奥出雲町議会12月定例会]
予算特別委員会委員長報告
奥出雲町議会
議長 藤 原 充 博 様
予算
特別委員会
委員長 内 田 精 彦
令和元年奥出雲町議会12月定例会12月6日の本会議において、予算
特別委員会に付託されました下記議案の審議経過及び審査の結果について、
会議規則第77条の規定により報告いたします。
───────────────────────────────
記。開催日、
令和元年12月11日水曜日、17日火曜日。
審査付託議案、8議案、議案第81号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出について、議案第82号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出について、議案第83号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出について、議案第84号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出について、議案第85号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出について、議案第86号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出について、議案第87号、令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出について、議案第88号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出について。
出席委員数、12月11日、13人、12月17日、13人でありました。
審議経過でございます。
当委員会では、去る12月11日に執行部全課長出席のもと、全体質疑を行い、その後、各小委員会へ審査を付託いたしました。12月17日に再度委員会を開催し、各小委員会委員長より分割審査の結果報告を受け、全体での審議を行った後、予算
特別委員会として8議案について採決を行いました。
審査の内容でございます。
議案第81号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出について。
本議案の
一般会計補正予算額は3億900万円減額であり、補正後の予算総額は146億8,800万円となっております。
主な補正内容については、三成小学校整備事業費5億8,139万円の減、ふるさと応援寄附関連経費2億4,315万円、町民の森用地取得費1,900万円の減、小学校教師用指導書・教科書購入費1,413万8,000円、島根県
人事委員会勧告に伴う職員の給与改定373万9,000円等が計上されております。
12月11日の全体質疑においては、
一般会計補正予算に関する説明書の歳入は一括して、歳出は款別に質疑を行いました。各委員からは、歳入歳出科目の内訳等について、活発に質問がなされました。
歳入では、ふるさと応援寄附金1億5,000万円の増額要因等について確認が行われました。
歳出につきましては、次のとおりでございます。
まず、総務費では、ふるさと応援寄附関連経費2億4,315万円、ふるさとの森再生事業95万5,000円の概要、駅舎施設修繕費188万4,000円、CATV支障移転工事費547万円、住宅整備支援事業262万4,000円の内容、概要、件数等。
衛生費では、再生可能エネルギー利活用推進基金積み立て400万円、可燃物処理センター・クリーンセンター修繕費300万円の内容等。
農林水産業費では、横田農畜産物展示販売センター管理費10万円の財源内訳、同施設トイレの修繕並びに使用方法、農地集積協力金554万4,000円の概要等。
土木費では、道路ストック改修事業646万9,000円、三成公園陸上競技場園路整備事業1,359万3,000円の減、債務負担行為による工事の内容等。
消防費では、消防広報車更新費に係る車両本体について。
教育費では、学習指導要領改訂に伴う指導書等購入費1,413万8,000円の財源等。
また、給与費明細書に係る共済費599万円減額の内容等々について、詳細な質疑が行われました。
12月17日に招集した予算
特別委員会では、各小委員会委員長より審査報告がありました。
総務経済小委員会からは、歳入について、特に質疑はなかったこと。
歳出について。
農林水産業費では、農地集積協力金554万4,000円については、大きく3事業で構成されているとのこと。
1つは、機構集積協力金、これは国の支援事業でございます。
担い手に対し農地集積を行う過程で、貸し手の農業者から一旦、県公社農地中間管理機構に貸し出し、それを集積して担い手に貸し出しを行うもの。
10分の10の国の支援。6年以上の貸し付けに対して行われている。反当1万円、当該面積5ヘクタールであり、50万円。
2つ目として、経営転換協力金、これは国の支援事業でございます。
今までつくられていた農業者の方が地域の担い手に農地を出した場合に、県公社の中間管理機構を通して10年以上貸借を行う場合として、反当1万5,000円の支援をするもの。
今回、3法人に対して11名が農地の貸し出しを行うもので、面積は977アール(9.77ヘクタール)であり、146万5,500円。
3つ目が県の単独補助事業でございまして、
令和元年度からの新規事業であり、認定農業者に対し利用権設定6年以上のものについて支援を行うもの。
これも中間管理機構を通じて担い手へ集積を行うもの。
今回、2つの経営体に合計すると23の農家が賃貸借をかけるもので、面積は17.89ヘクタール、反当2万円で合計357万8,000円。
以上の3事業、合計554万4,000円の補正計上であります。
農地の集積は、平成31年3月末時点で島根県平均が33.3%に対し、奥出雲町は29.3%で、若干、県平均を下回っているとのこと。
農業委員会では、農地パトロール、遊休農地の意向調査、意見聴取など、耕作放棄地対策や非農地証明の発行手続等を実施している。
町内9地区において、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、地域農業が抱える問題を解決するための人・農地プランが進められている。
中山間地域等直接支払交付金は、来年度から5期目が始まる予定で、棚田地域振興法に関する加算もあることから、この対応を進めている。現在、認定農業者は有限会社、株式会社11件、農事組合法人21件、個別経営38件の合計70経営体で推移しているとのことです。
土木費では、道路ストック改修事業646万9,000円は、上級町道を中心に一時改良の終わった舗装面の老朽箇所について実地調査をし、優先順位を決めて進めている。9月補正時点の14路線に対し、今回3路線増により17路線を計上している。
橋梁長寿命化補修事業430万円は、橋梁点検作業を町職員が直営で実施することにより業者への業務委託費の削減を図ることができる。この委託減額分を橋梁修繕に充当したもので、できる限り最終目的であるストック化、橋梁長寿命化を図っていく考えであること。
三成公園陸上競技場園路整備事業1,359万3,000円減は、三成公園の陸上競技場の園路整備についての減額で、これは三成小学校の移設に係るものとして同時進行の予定が変更され、工事費用について全て減額となったもの。
三成公園ホッケー場整備事業506万8,000円の減は、国の防災安全交付金、補助率2分の1ですが、を活用し、11月に5億4,626万円をかけて全体事業を完了した。当初計画は5億8,000万円ぐらいであったが、バリアフリーの観覧席の背後にある緑化ブロックの健全度が良好であったため、改修を取りやめたことによる減額であること。
消防費では、ハザードマップ更新業務費585万1,000円は、マップ更新に伴う印刷費、ホームページデータ作成費であるが、新マップを作成配布するだけでなく、自主防災組織の育成、地域での訓練等での活用を図っていく考えであることなどを確認し、詳細な審議の結果が報告されました。
教育福祉予算小委員会からは、歳入について、特に質疑はなかったこと。
歳出について。
民生費では、福祉医療助成事業482万3,000円の高額医療件数増については、高額医療を要するケースが2件、手術等を伴うもの、その後のリハビリ等にも長期間を要し、1件当たりの医療費が増額したためである。また、限度額認定証の提示により福祉医療費が不要となるが、その提示がなかったことからその他財源179万8,000円が上がっている。これについては、後から保険者から戻してもらうことになる。
医療・介護職人材確保事業25万円は、U・Iターン者に対する奨励金である。1人当たりの25万円の補正で、今年度はU・Iターン5名の確保で実績を上げている。
放課後児童健全育成事業275万2,000円は、
放課後児童クラブの事業委託において、県の子ども・子育て交付金事業の単価が年度改定により増となった分を反映したためである。
子育て世代住宅用地取得費用軽減補助金98万4,000円は、土地購入費の一部を補助するもの。住宅は、
地域づくり推進課の住宅整備支援補助金が40歳以下の方であれば該当し補助対象となる。
民間保育所運営対策事業82万6,000円は、小規模保育所の三沢幼児園についての県補助金である。平均児童数が14.58人に減少し、補助基準額が変更となったことによる補正である。
保育所給食費補助金の財源更正については、しまね結婚子育て市町村交付金のうち、コンシェルジュ事業分を除いた73万3,000円を充当した。国勢調査の人口割で配分が決まり、今まで全額を消化していなかったが、新規事業に充当できるため実施したものである。
生活保護扶助費596万2,000円は、悪性新生物、骨折等の入院等、高度医療件数の増によるもの。
土木費では、若者定住向き住宅負担金、公社単身住宅活用補助金を合わせ200万円超の補正内容については、当初予算では全体で1から2戸程度の空き家を見込んでいたが、4月から6月に4戸、7月に2戸、8月に1戸の実績による負担増である。
空き家となっている住宅は、三成地区の公社滝の上団地、横町団地と横田地区の中川原ハイツであります。
教育費では、小学校電気工作物保安業務委託費13万6,000円は、空調設備容量の増に応じた補正である。小学校は、布勢と三沢はガス式、鳥上と八川は既にエアコンが設置されているので、これ以外の6校が対象である。また、それぞれの学校の状況によって補正額が異なる。当初予算は、小学校が123万円、中学校が64万円であるとのことです。
今後のエアコン設置予定については、順次、特別教室や
ランチルームに設置を考えている。中長期的なことであり、国の補助基準なども変わっているところもあるので、見きわめながら進めたいということでございます。
特別支援学級開設費326万4,000円は、3校に1クラスずつの増設である。
全国大会出場激励金35万円は、ホッケー、駅伝、スキー競技など団体1件と個人5件程度を見込んでいる。個人の場合は、全国大会で1人1万円、国際大会で3万円、団体は1チーム当たり5万円である。あくまでも県大会等で選ばれることが基準である。これまでの件数は、個人が11件、団体が10件で計21件であるなどを確認し、詳細な審議の結果が報告されました。
議案第82号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出について。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査結果を受けた後、全体審査を行いました。
議案第83号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出について。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第84号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出について。総務経済予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第85号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出について。総務経済予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第86号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出について。総務経済予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第87号、令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出について。教育福祉予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第88号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出について。総務経済予算小委員会委員長から小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
審査結果。議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号、議案第88号は、いずれも全会一致で原案可決といたしました。
以上、今期予算
特別委員会に付託されました8議案の審査概要と審査結果を述べ、報告といたします。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第81号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第82号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第83号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第84号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第85号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第86号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第87号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第88号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第81号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第81号について討論を終わります。
次に、議案第82号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第82号について討論を終わります。
次に、議案第83号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第83号について討論を終わります。
次に、議案第84号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第84号について討論を終わります。
次に、議案第85号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第85号について討論を終わります。
次に、議案第86号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第86号について討論を終わります。
次に、議案第87号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第87号について討論を終わります。
次に、議案第88号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第88号について討論を終わります。
それでは、これより採決を行います。
日程第12、議案第81号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第81号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第82号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第82号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第83号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第83号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第84号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第84号は、
委員長報告のとおり可決しました。
次に、日程第16、議案第85号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第85号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第86号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第86号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第87号、令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第87号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第88号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第88号は、
委員長報告のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第20 報告第15号 及び 日程第21 報告第16号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第20、報告第15号、専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)、日程第21、報告第16号、専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)について、以上の2議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
藤原総務課長。
〔総務課長説明〕
───────────────────────────────
報告第15号 専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)
報告第16号 専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、報告第15号について質疑を行います。質疑はございますか。
10番、内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 専決第15号と専決16号に係りますが、専決第15号の和解の内容のとこを、先ほど総務課長から説明いただきました。
和解の内容、ア、本件交通事故による相手方損害に対する損害補償としてと書いてございます。第16号、同じとこでございますが、和解の内容、ア、本件交通事故による相手方対物損害に対すると書いてございまして、15号には「対物」というのがないわけですが、何かこれは意味があって「対物」をここへ書いたり書かなかったりされたのかというのが一つと、あと、15号につきましては8月13日の事故でございますね。この8月13日の事故が12月5日に専決したということでございますので、かなりの期間を要しとると。金額も少し大きいというふうなこともあると思いますが、この辺のことについてどういうことなのかいうことと、同じじんかい処理車でございまして、同じ車両ではなかったか、同じ運転手ではなかったか、そういうことについてちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) まず、御質問のございました和解の内容のところで、「対物」という表現が入っている、入ってないの違いについて御質問がございました。これにつきましては、特に意図してる部分はございませんけども、相手方、保険会社を通じての話になりますけども、示談書の様式の中で対物という表現があるもの、ないもの、保険会社によってまちまちでございますので、その表現を用いているということで御理解をいただきたいと思います。
それと、次に、報告第15号につきまして、8月の事故であったということの御指摘でございますけれども、これにつきましては、双方とも安全確認が不十分であったという点がございまして、双方の言い分、それぞれ食い違う部分等もございました。また、被害の額も、相手の車両、結構高額な車でございまして、その修繕費も結構かさむという中で示談に手間取ったということでございまして、今回提案をさせていただくものでございます。
次、同じごみ収集車であるということでございますけれども、これにつきましては車両はまた全く別のもので、運転手につきましても別の者でございます。
以上で説明を終わります。
○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 1点お伺いします。
この報告15号、16号、両方に係りますけども、和解とありますが、和解の方法はどのような方法でしょうか。先ほど保険会社というお言葉も出ましたので、そこら辺のところを具体的に、双方の和解だと思いますけど、どのような和解でしょうか。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問、ちょっと質問の趣旨、わかりかねますが、和解の内容としましては、専決処分書のほうに記載をしております和解の内容がその和解の内容でございます。
ただ、この和解に至る流れといたしましては、公用車、ごみ収集車のほうですね、こちらのほうにつきましては全国町村会の保険を使っておりますので、町村会のほうでいろいろ手続をとっていただいております。また、相手方の車両につきましては、それぞれ相手方の車両に係る保険会社はまちまちでございますので、その保険会社と町村会とでの話し合いで和解案ができ、双方が内容に納得できれば和解に至るという流れでございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかには。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 専決処分の報告ということですが、よく、このじんかい処理車の事故が多くて、専決処分されてることが多いんですけれども、これまでにも何回かあって、車も大きいですから、バックするときには後方が見えにくいということで、もう一人の方に安全確認をさせるようにということで答弁ももらっていると思いますが、今回は走行中ということです。
安全確認が不十分だったということでございますけれども、車両が大きいと、大きいほうの損失がどうしても大きくなる可能性もありますので、仕事をなさっている方は大変だとは思いますけれども、大体2人乗っとられると思いますので、両方でやっぱり安全確認というのも徹底的にやっていただかないと、再々こういうことが出てくるということは芳しくないと思いますので、指導はどういうふうになさってますでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 若月町民課長。
○町民課長(若月 勝久君) 御質問にお答えいたします。収集業者というのは委託業者でございますけれども、こちらのほうへの指導はどうなっているのかということでございます。
無論、運搬業務の委託契約を交わすときに契約書のほうにも、他の車両等の通行を妨害する場所に駐車をしないなど、常に交通安全に努めるといった表現も含めておりますし、もちろん契約時に再度指導等を行っております。
また、こうしたのはあってはいけませんですけども、事故が発生した際には逐次、運転手の方、また助手の方それぞれに注意喚起を促しておりますけれども、今回2度続いたということがございましたので、11月の12日の午後、改めて委託者3名の方に仁多庁舎のほうにおいでいただきまして、町民課のほうより交通ルールの遵守、それから安全運転の励行、また委託車両の善良な管理について、再度お願いをしたところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、以上で報告第15号、報告第16号を終わります。
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◎日程第22 発委第4号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第22、発委第4号、
視覚障害有権者への選挙公報の充実を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
11番、
村尾明利総務経済常任委員会委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君)
───────────────────────────────
発委第4号
視覚障害有権者への選挙公報の充実を求める意見書(案)提出について
視覚障害有権者への選挙公報の充実を求める意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
令和元年12月19日提出
奥出雲町議会
総務経済常任委員会委員長 村 尾 明 利
提案理由
国に対し、当議会から意見書を提出するため。
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──意見書につきまして、朗読をしたいと思います。
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視覚障害有権者への選挙公報の充実を求める
意見書(案)
国民の選挙権は平等であり、投票行動を左右する選挙公報も平等に保障されるべきである。
視覚障害有権者に、点字、音声、拡大文字など当事者に適した媒体による選挙公報が保障されるよう、次の事項について要望する。
要望事項。
1
視覚障害有権者に点字、音声、拡大文字など当事者に適した媒体による選挙公報が提供されるよう、ガイドライン策定、公職選挙法の改正など法整備を進めること。
2
視覚障害有権者に適した選挙公報を提供するために必要な選挙管理予算を確保すること。
3 国民の選挙権は平等であり、
視覚障害有権者の選挙権も平等に保障されるべく、
視覚障害有権者への選挙公報充実に関する啓発を推進すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年12月19日
島根県仁多郡
奥出雲町議会
───────────────────────────────
──裏のほうに提出先を書いております。
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(提出先)
衆議院議長大 島 理 森 様
参議院議長山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
総務大臣 高 市 早 苗 様
厚生労働大臣 加 藤 勝 信 様
内閣官房長官 菅 義 偉 様
───────────────────────────────
この案件につきましては、本年6月議会において、陳情書という形でこの意見書が出されております。いずれも本件、本議会で採択をされたものでございます。今回はこれを国のほうへ提出するという内容でございます。よろしくお願いします。
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨説明を終わります。
これより発委第4号について質疑を行います。質疑がございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、発委第4号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第22、発委第4号、
視覚障害有権者への選挙公報の充実を求める意見書(案)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第23 発委第5号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第23、発委第5号、
主要農作物種子法の復活等を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
11番、
村尾明利総務経済常任委員会委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君)
───────────────────────────────
発委第5号
主要農作物種子法の復活等を求める意見書(案)提出について
主要農作物種子法の復活等を求める意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
令和元年12月19日提出
奥出雲町議会
総務経済常任委員会委員長 村 尾 明 利
提案理由
国に対し、当議会から意見書を提出するため。
───────────────────────────────
──それでは、意見書を朗読いたします。
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主要農作物種子法の復活等を求める意見書(案)
平成30年3月末をもって
主要農作物種子法(以下「種子法」という。)が廃止され、都道府県が行ってきた種子の改良や安定供給の取り組みに法的な裏付けがなくなった。同法が廃止される際、種子の品質確保や都道府県の財源となる交付税措置の確保等4項目が付帯決議されているが強制力はない。
同法の廃止により地域の共有財産である種子を特定事業者に独占されてしまうことが懸念される。その結果、高い生産技術を持つ種子生産農家から地域に適した品種の種子が供給されなくなり、品質低下や種子価格の上昇を招く恐れがある。また、将来的に外資系事業者による独占等により、食文化の多様性や食の安心・安全が脅かされることも危惧される。
よって、国においては、
主要農作物の種子の安定供給や品質確保の取り組みを守り、生産者及び消費者等の不安を払拭するため、廃止された
主要農作物種子法の復活等を強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年12月19日
島根県仁多郡
奥出雲町議会
───────────────────────────────
──裏面のほうに提出先を書いております。
───────────────────────────────
(提出先)
衆議院議長大 島 理 森 様
参議院議長山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
農林水産大臣 江 藤 拓 様
───────────────────────────────
これも、先ほどの4号と同じく、6月の議会においてこの意見書がいわゆる陳情書として提出されましたが、いずれも採択ということで決議されております。これをもって、国に対して提出をするということでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨説明を終わります。
これより発委第5号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、発委第5号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第23、発委第5号、
主要農作物種子法の復活等を求める意見書(案)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。(「全員じゃない」と呼ぶ者あり)全員じゃなかった、失礼しました。
挙手多数と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第24 発委第6号
○議長(藤原 充博君) 日程第24、発委第6号、
主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
11番、
村尾明利総務経済常任委員会委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君)
───────────────────────────────
発委第6号
主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める
意見書(案)提出について
主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
令和元年12月19日提出
奥出雲町議会
総務経済常任委員会委員長 村 尾 明 利
提案理由
県に対し、当議会から意見書を提出するため。
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──はぐっていただきまして、案を読み上げたいと思います。
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主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書(案)
平成30年3月末をもって
主要農作物種子法(以下「種子法」という。)が廃止され、都道府県が行ってきた種子の改良や安定供給の取り組みに法的な裏付けがなくなった。同法が廃止される際、種子の品質確保や都道府県の財源となる交付税措置の確保等4項目が付帯決議されているが強制力はない。
同法の廃止により地域の共有財産である種子を特定事業者に独占されてしまうことが懸念される。その結果、高い生産技術を持つ種子生産農家から地域に適した品種の種子が供給されなくなり、品質低下や種子価格の上昇を招く恐れがある。また、将来的に外資系事業者による独占等により、食文化の多様性や食の安心・安全が脅かされることも危惧される。
よって、県におかれては、今後も県行政が種子生産に中心的な役割を果たし、これまでどおりの行政対応を継続することに必要な予算及び関係部署の人員体制を恒久的に措置する観点から、主要作物の種子生産に係る
条例制定されるよう強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年12月19日
島根県仁多郡
奥出雲町議会
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──裏面に提出先として。
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(提出先)
島根県知事 丸 山 達 也 様
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これも、先ほどの4号、5号と同じく、6月議会において陳情された意見書でございます。いずれも採択ということでございました。これについては県に対して提出をするという内容でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨説明を終わります。
これより発委第6号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、発委第6号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第24、発委第6号、
主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書(案)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手多数と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第25 閉会中の継続審査及び継続調査の申し出について
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第25、閉会中の継続審査及び継続調査の申し出についてを議題といたします。
お諮りをいたします。
会議規則第75条の規定により、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続審査及び継続調査の申し出があっております。申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査とすることに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査とすることに決しました。
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○議長(藤原 充博君) 以上で本定例会に付議されました議案の審議は全て終了いたしました。
これにて
令和元年奥出雲町議会12月定例会を閉会といたします。御苦労さまでした。
午後0時31分閉会
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