奥出雲町議会 2019-12-06
令和元年第4回定例会(第1日12月 6日)
令和元年第4回定例会(第1日12月 6日) 奥出雲町告示第178号
令和元年奥出雲町議会12月定例会を次のとおり招集する。
令和元年11月20日
奥出雲町長 勝 田 康 則
記
1.期 日 令和元年12月6日
2.場 所
奥出雲町議会議場
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〇開会日に応招した議員
田 食 道 弘君 糸 原 壽 之君
景 山 利 則君 土 屋 武 雄君
内 田 雅 人君 石 原 武 志君
藤 原 和 範君 川 西 明 徳君
内 田 勇君 内 田 精 彦君
村 尾 明 利君 大 垣 照 子君
岩 田 明 人君 藤 原 充 博君
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〇応招しなかった議員
な し
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2つ目には、宮城県の
世界農業遺産大崎耕土の認定の背景と現状について色麻町の担当者から説明を受けました。1市4町、大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町にまたがり、広大な水田地帯の
伝統的水管理システムを持続可能な水田農業を支える大崎耕土として
世界農業遺産に押し上げた取り組みと現状について学びました。
期日は、先ほど申し上げましたが、令和元年11月5日から7日、東北のほうでかなり遠うございましたので、出雲から仙台への直行便ということで、実質3日間かかっとります。
参加者は、
総務経済常任委員会の委員の6名と、そして議長、事務局長であります。
それでは、詳細について報告させていただきます。11月5日午後、宮城県石巻市立旧
大川小学校跡地に向けて仙台空港よりレンタカーで北上しました。
三陸自動車道から外れ、新北上川に沿って三陸海岸の河口に向けて新北上大橋を渡ると周辺の景色が一変。津波にのみ込まれ、濁流に洗われた旧
大川小学校校舎がぽつんと建っており、
あたり一帯は見渡しても荒涼とした茶色の平たん地が広がっており、少し離れたところに
学校プールとおぼしき
コンクリート建屋が残っているのみで、津波の残骸を片つけただけの様子ということでした。校舎の周りはフェンスで囲われ、近づくことができませんでしたが、
フェンス外側に母子像が設置されており、亡くなられた方々に哀悼の祈りをささげることができました。
旧
大川小学校は、新
北上川河口付近から約5キロメートルさかのぼった位置にありましたが、震災当時余震による校舎の倒壊を恐れ校庭に集結するも避難先について議論が定まらず、震災発生から50分経過してようやく200メートル西側の新北上大橋のたもとの高台に避難誘導する。その過程で高さ約10メートルの大津波にのみ込まれたと記録されています。有力な避難先の一つであった学校南側の裏山は、当日の悪天候、ちょうどけさのような降雪だと思いますが、足場が悪いとの理由で回避され、結果的には多くの児童生徒、先生のとうとい人命が失われたと言われています。その裏山は学校からわずか100メートル足らずと見てとれ、明暗を分けた当時の判断が今さらながら無念としか言葉がありませんでした。学校沿いに延びる南北の道路から西側の防潮堤、新
北上川堤防ですが、この下の平たん地はダンプカーやブルドーザーが飛び交い、
かさ上げ工事等が行われている様子でした。
この学校跡地は、石巻市が公園整備を行い、管理棟や広場、花壇、慰霊碑などが設置されて、2020年度末までに完成予定とのことです。沿岸から5キロメートルの地に津波が押し寄せる状況は想像を絶しますが、百聞は一見にしかずの言葉のとおり自然災害の恐ろしさをまざまざと感じる大きな体験となりました。災害の備えは日ごろより十分に取り組むべき課題と深く認識をいたしました。
旧
大川小学校跡地から沿岸を南に下り、東松島市
震災復興伝承館を見学しました。津波で被災した旧
野蒜駅舎跡を改築し、
震災復興伝承館として、当時の東松島市一帯の被災状況やその後の復興の様子などをパネルや映像に残し、震災前の東松島の姿、震災が残した爪跡、復興の過程を展示してあり、震災の記憶を決して忘れ去ることなく後世に伝える重要な役割を担う建物としています。
震災復興伝承館裏にある旧野蒜駅の震災の爪跡が残る
プラットホーム、これは立ち入りはできませんでしたが、周辺の復興の様子を伝承館のガイドの方から説明を受けました。駅周辺は公園として整備中とされていましたが、近くには津波で残った住宅が数軒、これは改装して現在住まいをしているとのことでしたが、駅周辺の津波にのみ込まれたほとんどの住宅は、はるか小高い山の上を切り開き、住宅団地として移転しているとのことで、この現場からも多くの住宅が建ち並んでいる様子が見えました。
伝承館では、パネルや映像から当日の被災状況や混乱した避難状況など切迫した証言の数々を視聴し、改めて津波の恐ろしさを感じました。また、津波てんでんこの言い伝え、津波が来たらまず自分の命を守るため真っ先に高台に向かって逃げろの意味について深く考えさせられました。
翌11月6日には宮城県色麻町を訪問し、エゴマを使った
色麻ブランドの振興と
世界農業遺産大崎耕土について町役場において説明をしていただきました。
早坂町長、
佐藤議会議長ほか議員や
議会事務局長、担当課長らの出迎えを受け、早坂町長、佐藤議長からは
東日本大震災直後に奥出雲町から給水車や
給水ポリ缶の支援を受けたことを申し述べられ、お礼の挨拶を受けました。
色麻町は、宮城県
中央北西部に位置し、仙台市から北へ30キロ、東西24キロ、南北5キロ、人口約7,000人、世帯数約2,000世帯、役場付近の標高は30メートル足らずの
内陸性気候を有し、北西の風が強く、雨量、積雪が多い地域と紹介されました。
色麻町ではエゴマは昔から冠婚葬祭の場で餅やあえものに使用され、一般的な家庭料理として普及しており、食べると10年長生きすると伝えられていることからジュウネンとも言われ、親しまれているとのことです。
町の特産として平成12年度に減反政策の強化に伴いエゴマを
転作奨励作物として、種子の無料配布、助成金の交付など町単独の支援事業を実施し、転作田での作付が増加、現在は29.2ヘクタール、71人の栽培農家があると説明がありました。
平成13年に色麻おいしい
地域づくり推進協議会を設立し、
エゴマ商品の開発と普及活動を展開し、主な商品としては
エゴマアイスクリーム、エゴマ餅、ゆべし、クッキー、まんじゅう、
エゴマラーメン、エゴマかりんとう、
エゴマ焼酎、エゴマ卵、
エゴマしょうゆなど多くの商品をそろえているとのことでした。
平成14年、
株式会社色麻町
産業開発公社が事業主体で搾油機2台導入と加工室の改善をし、製品化したエゴマは100グラム1,300円で販売してるということでございました。
平成28年度、
町事業主体で
エゴマ選別機を導入し、作業効率の向上と選別の品質向上が図られました。
また、平成30年度、
町事業主体で
エゴマ洗浄機と乾燥機を導入し、これまで個人でやっていた個人の作業を大幅改善をしたということであります。
町再生協で
水田農業ビジョンに
地域特例作物としてエゴマを位置づけ、作付面積の拡大と指導強化を今後も図っていきたいとしています。
なお、色麻町では数々の助成措置が行われており、産地形成に必要な手だてが手厚く行われており、この町の本気度がうかがえました。
以下、町の
エゴマ栽培の助成につきましては、ごらんをいただきたいと思います。
次に、
世界農業遺産大崎耕土についてでございます。
当初は大崎市が単独で認定を目指したようですが、大崎耕土は1市4町、大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町、これにまたがる水田地帯を指しておりまして、
伝統的水管理システムを持続可能な水田農業を支える大崎耕土として1市4町が一緒になって
世界農業遺産に認定をされたものです。
大崎耕土とは、江合川と鳴瀬川の2つの河川流域に広がる
河川氾濫原を開き、広域の
水田農業地帯として発展してきた本地域の呼称で、430年前、本地域の岩出山に居を構えた
伊達政宗公の先見性を持った農業政策を背景として豊穣の大地として発展してきています。
大崎耕土の認定の背景は、東北地方の
太平洋側特有の初夏に吹く冷たく湿った風、やませによる冷害、また傾斜の急な山間地での渇水、いわゆる水不足です、3つには水はけの悪い平地を流れる河川の降雨時の氾濫、こうしたことについてこうした悪条件をさまざまな知恵と工夫で克服し、適応、大崎耕土と呼ばれる豊かな
水田農業地帯を形成、持続可能な水田農業を支える大崎耕土の
伝統的水管理システムという名称で平成29年に世界の農業遺産に認定をされております。
大崎耕土の巧みで重層的な水管理とは、山間地における用水の確保とぬるめの水路を特徴とし、ぬるめというのはちょっと温かくするということですね。一つには、用水の確保が困難がために隧道、そして潜穴、いわゆる小さな穴を水路として大切に維持管理されて、山間地の水田をかんがいしてきたこと。また、低温による冷害発生という、いわゆるやませですが、厳しい自然条件に対処するため水田を囲むように水路を設置し、迂回させることで直接的な
低温かん水を回避して、寒さの厳しい山間地では水田一面をぬるめに管理してきたと、いわゆる温めてきたということですね、水を。また、湿地帯における沼地の水を隧道、潜穴によって丘陵に遮られていた排水を促して、沼地跡を新田として利用。大規模洪水に対しては洪水を特定の水田に導入し、これは遊水池と言ってるようですが、田の水田や集落の浸水被害を軽減する
減災システムなど
水田かんがいを通してさまざまに知恵と工夫が行われ、伝承されてきています。こうしたかんがいの施設遺産は、地域の
生物多様性を維持し、地域全体の自給、自立的な生活拠点をなし、農業にかかわらず多様な食文化、農耕文化、民俗芸能などが発展をし、今日の暮らしの礎を育んでいることが評価されたようであります。
世界農業遺産大崎耕土は、広範な地域を擁しながら古くからの営みの中から生まれ育った
大変スケールの大きな農業遺産で、改めて感嘆いたしました。
新田の開墾には沼地の排水を隧道、潜穴で行い利用するなど、本町の
たたら跡利用とは少し勝手が違うものの先人たちの知恵と工夫に共感を得た研修でありました。
以上が
総務経済常任委員会の
視察研修報告であります。終わります。
○議長(藤原 充博君) 次に、
教育福祉常任委員会委員長より、先般実施された
行政視察研修について報告したい旨、申し出がありますので、これを許します。
5番、
内田雅人教育福祉常任委員会委員長。
○
教育福祉常任委員会委員長(内田 雅人君)
令和元年奥出雲町議会12月定例会。令和元年12月6日。
教育福祉常任委員会視察研修報告。
奥出雲町議会議長、藤原充博様。
教育福祉常任委員会委員長、内田雅人。
視察目的、学校再編の進め方のポイントと
小中一貫校の現状を把握する。視察先、宮城県大崎市、栗原市。視察日、令和元年11月19日火曜日から21日木曜日。参加者、
教育福祉常任委員会7名、議長、事務局1名。
それでは、報告をいたします。
小学校再編方針が示され、今後、再編が進められる本町にとって学校再編が既に進んでいる他自治体の状況を把握することは有益であり、参考にすべきと考え、以前から学校再編が進んでいる大崎市と栗原市に視察研修いたしました。
初めに、大崎市から報告いたします。11月20日、大崎市市役所にて、市議会、佐藤議長、
教育総務課学校教育環境整備推進室、尾形参事、
大場課長補佐、
小野松係長、
議会事務局、寺田次長から説明を受けました。
大崎市は、宮城県の北西部に位置し、人口約13万人、面積796キロ平方メートル、平成18年3月に1市6町が合併して誕生した市です。大崎耕土の肥沃で広大な平野での水田農業と伝統的に行われている
水管理システムが2年前に
世界農業遺産に認定されています。
大崎市は、平成20年の児童数が7,508人、平成30年は6,736人で、今後さらに減少することが見込まれています。
平成20年に
学校教育環境部内で
検討委員会が設置され、その後、審議会でも時間をかけて検討がなされ、平成24年に大崎市
学校教育環境整備指針が策定されています。これに基づいた
再編実施期間を平成26年度までの3年間を前期計画、令和5年度までの9年間を後期計画とし、12年間で計画されています。
指針の中で理想とする学校環境の将来像として以下の3点が上げられています。教育効果を高めるための将来的な学校の標準規模が満たされていること。
小中一貫教育を中心として教育課程に新たな制度が導入されていること。統廃合後の施設が有効に活用されていること。
この将来像に向け再編の必要性と統廃合の推進を図り、平成26年に2校、平成28年に2校、平成30年に5校が統合されています。今後は13の小学校を地区ごとに4校に統合し、うち2校を
小中一貫校にする予定で進めているとのことです。
学校再編の進め方は、約3年の準備期間を設け、学校教育環境整備推進室を6人の職員体制で設置し、統合に対する不安を取り除くために幼・小・中のPTA、地域、校長会との意見交換を随時行い、合同
検討委員会を立ち上げ、統合の合意形成を図るとのことです。まずポイントになるのがこの合同
検討委員会ですが、既存の校区内だけではなく、統合予定の全ての校区の保護者と地域の代表者によって組織されるものです。そこで統合の合意形成が図られた後、統合準備委員会を設置し、詳細を詰め、統合決定に至るという流れで進められています。また、閉校記念事業実行委員会も各小学校ごとに設置し、閉校記念行事が行われています。
学校再編を進めるに当たって大崎市では住民の大きな反対は出ていないようで、その理由については、各小学校区や合同
検討委員会で話し合いを丁寧に回数を重ね実施したこと、学習環境の充実に加え通学や放課後のことも含めて児童と保護者の負担軽減と安全を具体的に示し、安心をつくることが再編の入り口であると認識して進めていることを上げられました。
統合後の学習環境の状況については、昨年5校が統合し開校した岩出山小学校においてお聞きしました。統合時の規模は、児童数413人、教職員数41人です。改築が終わっていた最も児童数の多い既存の小学校を活用し、周辺整備でスクールバス乗降所と保護者送迎用駐車場、小学校進入路改良が行われています。スクールバスは全て委託で、岩出山小学校は12台が地域を回り、所要時間は15分から35分、保護者の費用負担はありません。放課後児童クラブは、地域運営で指導員5名体制、設置場所は統合前と同じく各旧小学校区で継続して開設し、下校時のスクールバスが施設を経由して児童は移動するとのことです。
保護者の反応は、統合後にアンケートや意見交換も2回行われております。2学期に行った統合後の様子について楽しく生活しているかとの問いに、とても46.6%、まあまあ45.6%、余り7.3%、全く0.5%という回答で、満足度の高い状況にあるとのことです。また、スクールバスについては、改善点なし78.3%、改善点あり21.7%とのことで、乗車マナーや乗降時の見守り体制についての要望があるようです。
議会と学校再編のかかわりについては、統合協議の段階である開校1年半前と統合準備が終わりつつある開校3カ月前の2回担当の総務常任委員会にPTA会長や地区代表が参考人として出席し、意見交換を行ったということです。あわせて周辺整備の状況やスクールバス通学の現地調査も委員会にて行われています。
大崎市での視察研修における委員の感想を申し上げます。事前の十分な検討と協議が必要と改めて認識した。奥出雲町では不足しているのではないか。
検討委員会などを設置し、十分な検討がなされる必要がある。統合対象校による合同
検討委員会にて保護者同士が問題点を共有し、検討。その後、統合準備委員会では部会を設置し、課題解決に当たっていることなど再編の入り方が丁寧である。まず、意見交換の初期の段階で通学や放課後のことも含めて児童と保護者の負担軽減と安全を具体性を持って示すことが大切だと痛感した。本町では校舎建設が優先し、不安解消が後回しになっているが、それがクリアできて初めて再編が前に進んでいくことを改めて感じた。小学校だけでなく、幼稚園や中学校も含めた教育環境の整備指針が策定されている点は幼・小・中の教育課程の連携や
小中一貫校の計画につながっており、奥出雲町の再編計画で最も見習うべきところではないか。人口13万人の大きな自治体でありながら地域の方々に対し説明が何度も丁寧に行われており、未来ある子供たちへの教育方針とそれを実現するための施策や対応を聞き、その取り組み姿勢とともに大きな感動を覚えた。通学においてさまざまな状況の過程が出てくるが、できるだけ希望に沿うように柔軟に対応する姿勢が教育委員会にあり、安心感が生まれている。大崎市議会は総務常任委員会が教育も所管しており、地域づくりと学校再編が委員会の中で一体的に検討されている。本町では委員会構成が違うため、合同審議や特別委員会の設置が必要ではないか。議会としても学校再編について保護者を中心として意見交換の場を設ける必要がある。跡地利活用の基本的な考え方を小学校跡地等の利活用検討方針を定めて取り組んでいること、また期間を5年以内と限定していることは参考にしたい。
次に、栗原市の報告をいたします。11月20日、金成小中学校多目的室にて、市議会、阿部副議長、金成小中学校、長倉校長、教育総務課、入野課長、菅原課長補佐、学校教育課、小野寺課長、高橋副参事、社会教育課、伊藤課長、
議会事務局、伊藤次長、狩野係長から説明を受けました。
栗原市は、岩手県と秋田県に接する宮城県の内陸最北部に位置し、人口約6万7,000人、面積805キロ平方メートル、平成17年4月に旧栗原郡の10町村が合併して誕生した宮城県最大面積の自治体です。自然災害との共生と豊穣の大地である栗駒山麓ジオパークを有し、市の北西部は栗駒山、中部、南東部は河川沿いの低地と丘陵線が東西に延びて入りまじる自然豊かな田園都市です。
栗原市は、平成20年度の児童数が3,827人、平成30年度は2,888人と、10年間で24.5%減少しています。合併当初より児童数の減少により学校規模や集団が小さくなることによるさまざまな懸念が生じていることに対し、学校教育環境をいかに整えるかを重要な行政課題と位置づけ、教育の機会均等の観点から市内の小・中学校、幼稚園を全市的な視野に立って公平性を確保する努力をしていくとされています。
平成20年に栗原市学校再編計画が策定され、幼・小・中それぞれに前期5年の計画、見直しの後、後期6年の計画が立てられています。
その中で望ましい学校環境として3点、さまざまな人間関係を育み、互いに理解を深め、切磋琢磨し合いながら社会性を養える、グループ活動や部活動、学校行事など一定規模の集団による教育活動が成立する、教職員の教科研究や指導の充実が日常的に可能となる適正数の教師集団で構成するを掲げられています。
各学年で2学級以上を確保していくことを目指して、単学年で20人未満となる小学校と1学級編制となる中学校を対象に再編を進め、小学校31校が現在15校に、中学校11校が9校に、幼稚園22園が15園になっています。今、統合準備が進んでいる地区もあり、来年度からは小学校は12校に、中学校は8校に、幼稚園は9園になるとのことです。
研修では、まず平成26年に小学校5校と中学校1校が統合され開校した金成小中学校の施設を校長、教頭の案内のもと視察し、説明を受けました。
資料をいただきましたので、添付しております。今年度の児童数425人、1年生から9年生まで全て2学級編制の
小中一貫校です。既存の中学校を取り壊して整備した施設は、斜面を生かして地下1階から2階までの構造となっており、普通教室18、支援室6、特別教室10、多目的室2、体育館2、武道場1、グラウンド2、校庭1、テニスコート2面、プール1の設備があり、すばらしいものでした。また、スクールバスの乗降場も昇降口に近いところで十分な広さが確保されていました。総事業費は、旧校舎と旧体育館の解体費も含めて28億8,320万円とのことです。
長倉校長から、
小中一貫校のよさとして、入学式から学園祭、卒業式までの小・中合同行事による異学年交流、小・中教職員の相互交流、1年生からの外国語活動など特色ある教育活動が可能になっているとの説明を受けました。中学生が小学生のよい模範となるとともに、各種行事を通し中学生が小学生の面倒を見るなど小・中の枠を超えた人間関係が構築される効果があること、中1ギャップの生徒がいないこと、小・中の教員が一緒に授業づくりに取り組むことで児童の習熟度を共有でき、個に応じた指導が可能になる点も評価できるとのことでした。
学校再編の進め方は、3年から6年の準備期間を持ち、教育部学校教育課内に教育環境推進室を4人の職員体制で設置し、また部内の課長補佐以上による学校再編計画推進部内会議による教育体制を構築し、進められています。
住民との合意形成は、まず保護者との意見交換を行い、一定の方向性を取りまとめ、合意し、次に、保護者の意向を踏まえての地域説明、意見交換を行い、地域合意に至るとのことです。その地域合意の後、1年から2年の準備期間を確保し、再編校の具体的な計画づくりとして、教育課程の調整、学校名、校歌、制服等、通学支援、放課後児童クラブなどの検討を行うこと、またその準備期間中に再編対象校同士で合同の授業や学校行事を行い、児童生徒の交流を図るとのことです。
こういった流れで学校再編を進めていった栗原市では、当初一部地域で学校再編反対の署名運動もあったようですが、児童生徒が置かれた教育環境を冷静に受けとめた保護者や住民も多く、学校再編の早期実施の必要性を訴える意見もあり、ほぼ計画どおり進んでいるとのことです。
統合後の学習環境や状況については、校舎は早期の統合を目指したことから既存の校舎や設備を活用することを基本としつつ、児童生徒が快適に学校生活が送れるよう改装や増築が行われています。
スクールバスは、4業者に委託し、市全体で75台使用、所要時間は15分から40分、保護者の費用負担はなく、金成小中学校では小学生288人中208人が、中学生は137人中58人が利用しているとのことです。
放課後児童クラブは、公設民営で運営され、設置場所は統合後の小学校単位で敷地内外に開設されています。現在12カ所、971人の児童が利用し、支援員数は79人とのことです。
統合後の反応は、アンケート調査にて、「学校再編してよかった」と「どちらかといえばよかった」の合計が小学生児童で75.7%、中学生生徒で83.1%で、高い割合を占めているようです。
栗原市での視察研修における委員の感想を申し上げます。金成小中学校は、すばらしい設備で非常に驚いた。モデル校ということだが、説明を聞き、小中一貫のいい学校をつくるという市や教育委員会の強い意思を感じた。金成小中学校は、小・中の共用施設がほとんどなく、体育館、グラウンド、特別教室も分かれている。スクールバスの乗降場や駐車場など周辺整備も十分で、すばらしい学校だ。まさに子供たちが行きたくなる、保護者も行かせたくなるような学校だと感じた。全市的な視野に立ちしっかりした教育理念のもとに学校再編が進められている。前期、後期で10年以上のスパンで学校再編計画が立てられ、ほぼ計画どおり実行されている点は大いに参考にすべきだ。やはり栗原市も幼・小・中全てに学校再編計画が策定されている。小学校だけの再編計画で進めるのではなく、中学校も含めトータルで奥出雲町の教育環境を考えた再編計画でなければ町民の不安は払拭されないし、
小中一貫教育も実現しない。統合に反対している地区もあるようだが、合意を目指して毎年話し合いが行われているとのこと。住民合意を大切にすることを最も基本にすべきと感じた。まず、保護者が不安に感じている部分を早期に解決し、合意を得る。次に、地域の合意が来る。その手順で進む中で保護者が地域住民を説得することもあると聞き、まさに先進地が体験した貴重な事例を聞けた。統合で通学距離が長くなることに当然不安が生まれる。民間委託によるスクールバスの導入と通学路の安全、また学童保育に対しても子供たちの困惑や保護者の不安を取り除く具体策が各地域においてとられている。時間をかけた丁寧な説明や対応の根拠にあるのは子供や保護者、地域住民を大切に思う心であり、それが全ての施策につながってることを改めて実感し、行政が本当にやるべき大事な仕事を考えさせられた。
教育福祉常任委員会として大崎市と栗原市での学校再編についての研修を経て、以上申し上げてきたさまざまな点において本町に生かせることを学びました。
結びに、特に取り組むべき点として以下の7点を上げ、ここに提言いたします。
児童生徒や保護者、住民の不安と不信感を払拭するために丁寧な説明を重ねること。
再編計画は、中学校も含め全町的な視野に立った教育方針に基づくものにする必要があること。
再編計画に通学や放課後児童クラブに対しての考え方を盛り込むこと。
再編計画に基づき推進していく組織体制が必要であること。
再編の進め方において、校区ごとの意見交換に加え再編対象校の保護者や地域住民が合同で検討できる機会が必要であること。
再編の合意形成は、保護者との意見交換で不安解消を図り、保護者の意向を踏まえて地域説明を行うなど段階を経て進めていく手順の工夫が必要であること。
議会として現状把握と研究を行い、住民との対話の場を積極的に設けること。
以上、
教育福祉常任委員会の
視察研修報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で諸般の報告を終わります。
これより議事に入ります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(藤原 充博君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、9番、内田勇議員、10番、内田精彦議員の両名を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。
今期定例会の会期は、本日12月6日から19日までの14日間とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から19日までの14日間とすることに決しました。
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◎日程第3
町長提出議案提案理由の説明
○議長(藤原 充博君) 日程第3、
町長提出議案提案理由の説明について、町長より提出議案提案理由の説明について申し述べたい旨、申し出がありましたので、これを許します。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 令和元年第4回定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、町行政の最近の動向について御説明し、あわせて所信の一端を申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
初めに、10月22日にとり行われました即位礼正殿の儀を初めとして天皇陛下の御即位に伴う諸行事がとり行われました。改めまして令和の時代が平和と希望に満ちた時代となりますよう祈念いたしますとともに、天皇皇后両陛下の御健勝と御多幸、皇室の弥栄をお祈り申し上げます。
次に、10月に発生した台風19号では東日本に記録的な大雨をもたらし、多くのとうとい命が奪われ、現在も被災された方々の復旧活動が続いているところでございます。お亡くなりになられました方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
このような中、本町における防災に対する町民の皆様の意識も高まっており、各地区で防災訓練や研修など町民の皆様がみずから地域を守る動きが着実に広がっております。
また、去る11月9日には、原子力災害対策特別措置法に基づき、国、県、松江市、中国電力など関係機関と連携した住民避難訓練を実施したところです。今回の訓練は、平成25年に続き2回目の実施であり、有事の際における避難者の受け入れ対応について再確認をしたところでございます。今後とも関係機関と連携し地域防災力の充実強化支援を図り、安全・安心な地域づくりを目指してまいります。
次に、タウンミーティングについてであります。タウンミーティングでは、老若男女を問わず町内から多数の皆様に御参加いただき、まちづくりや町の課題などについて考えを伺う場として昨年度から実施しております。
今年度のタウンミーティングは、話し合いをより深めていただくために10月6日と20日の2回開催をし、10年後の理想の奥出雲をテーマに話し合いを進めました。今回は横田高校からも多くの生徒の皆さんに参加してもらいましたので、若い世代の考えや意見を聞けるよい機会となりました。第1回目では、教育、子育て、仕事づくり、交流の場づくり、関係人口の拡大の5つが理想の奥出雲に近づくためのキーワードとして出され、第2回目では、このキーワードから理想の奥出雲を実現するために町民ができること、役場ができること、町民と役場が一緒になってできることなどについて話し合いが行われました。いずれのテーマも少子高齢化と人口減少の中、本町だけではなく全国の中山間地域で課題となっているものであり、現在町内で進められている小さな拠点づくりの取り組みの参考となりました。今後、タウンミーティングでいただきました御意見は、町政運営を初め次期総合戦略の計画策定などに生かしてまいります。
次に、出身者会の開催についてであります。11月9日に東京仁多会が首都圏在住の本町出身者を初め関係者など多数の参加のもと開催をされました。今回は70回という節目に当たり、馬木乙女会の銭太鼓の披露があり、会場を一層盛り上げ、ふるさと奥出雲の思い出話に花が咲いたところです。東京仁多会は、島根県内31ある出身者会の中で最も古い組織であり、さらに郷土の発展のために御活躍いただきますことを御期待を申し上げます。
また、11月24日には第11回関西奥出雲会が開催され、200名余りの参加者がありました。本町からも藤原議長を初め議員の皆様や町内9地区の自治会長会会長、商工会関係者など大勢の皆様に遠路お出かけをいただき、親睦を深めていただきました。親睦会では町内の安来節保存会によるアトラクションで大いに盛り上がったところでございます。
なお、両会場の出席者の皆様に対し、ふるさと応援寄附のお礼と引き続きの御支援をお願いしたところです。今後も出身者会の皆様とのつながりを大切にしてまいります。
次に、秋の観光イベントなどについてであります。10月から11月の紅葉シーズンを迎え、鬼の舌震や金言寺など紅葉の名所を中心に多くの観光客の皆様に訪れていただきました。本年は比較的気温が高かったこともあり、例年より遅い見ごろを迎えましたが、恒例となったあじわいロードや新そばまつりなど土日、祝日を中心にイベントが開催され、多くのお客さんでにぎわいました。また、竹崎追谷地区ではたたらの灯が開催されるなど日本農業遺産を初め奥出雲町の魅力を情報発信できたと考えております。
次に、米・食味分析鑑定コンクール国際大会においてであります。本年は11月30日、12月1日の両日に千葉県木更津市で開催され、国際総合部門の最終審査において奥出雲仁多米株式会社のおいしい仁多米をつくる会が出品したコシヒカリが見事3年連続9回目の最高峰金賞を受賞したところです。今回の受賞により今年も仁多米が品質の高い良質米であることを国内外に発信できたものと考えており、生産農家を初め出品されました皆様を初め関係者の皆様方に感謝とお喜びを申し上げます。金賞を10回獲得をいたしますとこれまで群馬県川場村、長野県木島平村の2団体のみが受賞しておりますワールド・ライス・アワード・ゴールド10を受賞することとなりますので、今後もしっかりと取り組んでまいります。
次に、日本農業遺産認定後の取り組みについてであります。日本農業遺産への認定後、奥出雲町農泊推進協議会が設立され、7月、8月には農泊セミナー、11月には農泊モニターツアーが実施されたほか、横田高校生の奥出雲学の中で農産物にシールを張って農業遺産をPRする実証実験も実施されました。また、日本農業遺産のまちのポスターを作成し、町内の観光施設、店舗、県庁を初めとした県内外の関係機関にも協力をいただき、たたらの恵み鉄づくりとともに育まれた循環型農業と題し、仁多米、奥出雲和牛、シイタケ、ソバの産地をPRしております。
現在
世界農業遺産への認定申請に向け
世界農業遺産等専門家会議の委員を初め各専門家を招きアドバイスをいただいており、今後も魅力ある奥出雲の地域資源を生かし農産物のブランド化、観光客の誘客など地域の活性化につなげてまいります。
次に、三成小学校の整備事業についてであります。さきの9月定例議会で御説明し、本年度当初予算に計上しました建築に関する事業費並びに周辺道路整備の事業費を減額させていただくこととし、補正予算に計上いたしました。今後の対応につきましては、再度検討を重ね、本年度末を目途に新たな方針をお示しし、仁多地域の再編後の小学校を念頭に改築計画を策定してまいります。
次に、県立横田高校の寮についてであります。寮につきましては、県外からの入学生の増加とともに入寮希望者も増加しており、現在島根デザイン専門学校セミナーハウスをお借りし、町営の第二寮として運営を行っております。この第二寮につきましては、令和2年度の継続利用について御理解をいただきましたので、引き続き運営してまいりたいと考えております。
しかしながら、横田高校への県外からの入学希望者は増加傾向にあり、その受け入れのためには十分な規模、機能を持った施設整備が不可欠でございます。県外生の増加は、入学者数の増加のみならず町内出身者への新たな刺激や地域の皆様との積極的な交流の核となる存在としてさまざまな好影響が出ており、引き続き島根県と協議を行ってまいります。
次に、東京2020オリンピックホッケー競技事前キャンプ誘致についてであります。先般、オリンピック最終予選がインド国において行われ、インド男女チームのオリンピック出場が決定いたしました。奥出雲町国内キャンプ招致委員会では、最終予選にあわせインド国を訪問し、出場決定後早速在インド日本大使館へ協力要請するとともに、大使館員御同行のもとインドホッケー協会を訪問し、キャンプ誘致に向けたプレゼンテーションを行ったところでございます。キャンプ実施については、インドホッケー協会からも前向きな回答をいただいたところでございますが、今月予定されている東京オリンピックの競技日程の決定を踏まえ、ぜひとも実現してまいりたいと考えております。
また、町内ホッケーチームにおいても8月に開催された全日本中学生ホッケー選手権大会で横田中学校女子チームが第3位、11月に開催された全日本学生都道府県対抗11人制選手権大会で男子チームが準優勝、
国体で少年男子チームが第3位、アンダー18日本代表として5名の選手が輩出されるなどオリンピックに向けての活躍もすばらしく、オリンピックが来年に迫る中、今後も交流や事前キャンプなどを通じ町民の皆様とともにオリンピックを盛り上げ、奥出雲町を全国に発信する取り組みを進めてまいります。
次に、今定例会に水道料金及び下水道料金の改定について条例改正を提出しております。本年3月に奥出雲町水道事業運営委員会及び奥出雲町下水道使用審議会から、健全な経営に向けて使用料の見直しについて答申を受けたところでございます。引き続き安全で安定的な水道水の供給、生活環境の維持向上を図るため将来負担に留意しながらの経営が必要であり、水道使用料、下水道使用料の改定につきまして町民の皆様の御理解をお願いいたします。
それでは、今回提出いたしました
一般会計補正予算などの概要について御説明申し上げます。
今回の補正予算案の内容は、引き続き好調に推移しておりますふるさと応援寄附金関連経費約2億4,000万円、小学校の学習指導要領改訂に伴う指導書などの購入経費約1,400万円などの増額、三成小学校整備の凍結に伴い関連経費約5億8,100万円の皆減並びに債務負担行為の廃止などにより、総額約3億9,000万円を減額しております。(発言する者あり)申しわけありません。総額約3億900万円を減額しております。この結果、補正後の一般会計の予算は約146億8,800万円となりました。
このほか条例案8件、予算案7件、一般事件案4件を提出しております。
これら提出議案の詳細につきましては、この後、担当課長から説明させますので、何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(藤原 充博君) 以上で
町長提出議案提案理由の説明を終わります。
ここでしばらく休憩といたします。10分後の10時50分から開催いたします。
午前10時42分休憩
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午前10時51分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
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◎日程第4 議案第72号 から 日程第12 議案第80号
○議長(藤原 充博君) 日程第4、議案第72号、奥出雲町職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第5、議案第73号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第6、議案第74号、
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第7、議案第75号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について、日程第8、議案第76号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について、日程第9、議案第77号、奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定について、日程第10、議案第78号、奥出雲町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の全部を改正する
条例制定について、日程第11、議案第79号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について、日程第12、議案第80号、
雲南広域連合規約の一部を変更する規約について、以上の9議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、藤原総務課長。
〔総務課長説明〕
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議案第72号 奥出雲町職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第73号 奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第74号
奥出雲町民の森の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、議案第75号について、杠
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
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議案第75号 奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
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議案第76号 奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について
議案第77号 奥出雲町
公共下水道条例等の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 80号もやるんじゃないかな。続けて。これじゃないの。後か。いいわ。後だ後だ。ごめんなさい。私が間違えてました。
続きまして、永瀬結婚・
子育て応援課長。
〔結婚・
子育て応援課長説明〕
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議案第78号 奥出雲町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の全部を改正する
条例制定について
議案第79号 奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) それでは、改めて、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
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議案第80号
雲南広域連合規約の一部を変更する規約について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより、ただいまの9議案に対する質疑を行います。
初めに、議案第72号に対する質疑を行います。質疑はございませんか。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第73号について質疑を行います。ありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第74号について質疑を行います。質疑はございませんか。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 1枚はぐっていただきまして、一部を改正する条例、亀嵩団地、位置が奥出雲町亀嵩3646番2ほか5筆。その下面積が書いてございます。54万2,205.91平米と書いてございます。
次のページに行きますと、新旧対照表にも今までの載っておる分の左側に追加した数字が書いてございますが、ちょっと私がこれ見たときに、漢字の万いうのが入っております。右側の現行のとこで阿井団地でいきますと面積1,148万545.4平米でございますので、万が入っておってもこれはいいかなと思います。
ただ、その下の三成団地、面積34万7,576平米、この万は必要ないじゃないかとこれ思います。このとおりのことが左側の改正案にも載っとりまして、今度亀嵩団地につきましても54万、漢字が入っておりまして、2,205.91平米と。万がなくてもこの数字を当たり前に読んでいけば54万2,205.91平米になるわけですが、これまでも漢字の万いうのが入っておりますので、間違いではないかもわかりませんが、この辺のことについてちょっと説明をお願いします。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でございますが、万という表記が必要ないではないかというような趣旨かと受けとめておりますけれども、例規の中で数字をあらわす場合に議員御指摘のように万という表記は必要ないというふうにも思います。
ただ、今回一部改正という中でそこまでの改正については行うことはしておりません。従前の表記にある程度合わせたということでございますので、万という表記を今回もつけさせていただいたというところで御理解をいただければと思います。
○議長(藤原 充博君) 10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ということは、今回これでいいんですが、今後こういう漢字の万入れるか入れないかということを検討されるわけなんですか、そのことについても伺います。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) まず議会のほうに条例の制定、改廃を含めて提出するに際しましては、総務課内で法令審査のほう行っております。そこのところで今後検討させていただければと思います。今回のもの以外に例規の中にそういうものがあるかないかも含めて検討させていただきたいと思いますし、今後、町民の森の条例につきましても山林地籍の進捗、三成団地、阿井団地のほうが進んでおりますので、そこの面積等につきましても変わるおそれがありますので、そういった折を見て改正のほうをしていければというふうに考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
ほかにはございませんか。
2番、糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 糸原です。この町民の森の購入に至りまして、さきの議会で提案がある際に説明会がありましたが、その際、私お願いしておきましたが、町民の森ということでグランピングとかそういうような計画が説明いただきました。その際、整備計画として、内容とか、その整備年次計画、経費、財源等を計画をして町民のほうに示していただきたいというふうに言っとりましたが、そういうのは今できておりますでしょうか。以上です。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの今後の活用、整備計画についてどこまでできているのかという趣旨の御質問だったと思います。現時点対外的にお示しできるような整備計画のほうまではできておりません。現在この条例を提出させていただくに当たりましては、基本的に財産の取得を終わりましたので、これはまず条例として載せる必要があるということで、この点につきましては御理解をいただきたいと思います。
現時点、臨時会で取得について承認をいただいた後、近畿中国森林管理局島根森林管理署のほうに公有林野の官行造林地の処分承認申請のほう提出させていただいとりまして、これの手続によって官行造林の権利につきまして谷奥鉄山から町のほうに所有権がかわっていくということになります。
また、登記上の問題につきましては、所有権登記のほうを終わらせていただいて、11月の下旬のところでは役場内部で玉峰山の整備活用計画について関係課、複数課ちょっと寄りまして、今後どういう整備をしていくのかというような協議を町長、副町長同席の中行っております。
その中で話をしておりますのは、議会でも先般お答えをさせていただきましたように、まず景観を整備していく必要があるということで、現在森林管理署とも相談をさせていただいとりますけれども、ある程度の雑木等々の景観をよくするための伐採、こういったことを今後進めていきたいというふうに思っておりますし、それぞれ巨岩、奇岩のところに整備をされてる看板のほうがちょっと傷んでるという箇所が多々ございますので、こういった看板の再整備をしていく。
それからグランピングにつきましても担当課のほうで、商工観光課のほうでございますけども、今後まず試行を1回してみようではないかというようなことで検討を進めているとこでございます。
あわせまして、もう少しこの玉峰山のPRをホームページ等々を使いながら情報発信をしていく、あるいはこの玉峰山と山荘をセットにした新たな旅行商品を開発していくというようなことについて議論を重ねているところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 町民の森として購入したわけでございますので、ぜひいろいろな方にも入っていただいて玉峰山荘と一体となった活用を図っていただきたいと思います。
それにはまずやはり整備計画の内容、年次、経費、そうしたこと頭に入れながら計画を作成していただければ誰にもわかりやすいと思いますので、年度内ぐらいにはぜひ立案をしていただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 質問ですか。御意見ですか。
○議員(2番 糸原 壽之君) ということについてのお考えを聞きたい。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問、年度内にという御指摘、御提案でございましたけれども、事業を整備をしていくためには、できるだけ補助事業等の活用も図っていきたいということでございます。そうした中で、現在、農林土木課を中心に補助事業の検討も進めているところでございます。ちょっと年度内というところでは、そこまでの計画の作成というのはちょっと困難かなというふうには考えておりますけれども、いずれにいたしましても継続的に計画の策定のほうにつきましては進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) いいですか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 最後になりますけども、普通行政が金を使って財産を取得する場合には、計画あって買うというのが地方自治の基本、自治法に書いてございます。後から考えるというのは、やはり目標が定かではないというようなことにもなりますので、今後そういうふうな財産の取得につきましては、やはり目的を明確にされた上でされるのが適当ではないかと思います。地方自治法の基本でございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの議員の御指摘、心にとめて、また業務に当たりたいというふうに考えております。
ただ1点、これまでの取得に際しての経過の中で御説明をるるさせていただいております。まず、今回の町民の森の取得につきましては、山頂あるいは登山道を有するあの山林につきまして、公有化をするということがまず第一の目的であると。それが町民の森の本来の目的であり、それを皆さんに健康増進に使って活用いただく等々を考えての取得でございます。今回のさらに立木の景観の保持あるいは看板設置等々の部分につきましては、それに付随する部分、あるいはさらに活用を深めていくという部分で取り組むということでございます。特にグランピングにつきましては、山荘との関連もございますので、付加価値として取り組むということでございますので、何とぞその点、御理解のほどお願いをいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) この件につきましては、なかなか問題がある件だと思っております。まず1つ、先ほど糸原議員が言われましたように、やはりこういうものを財産の取得をするには理由があってやるわけですから、しっかり計画を出して、その計画のもとに、議会に、こんだけのお金要りますよ、こんだけ手続しないといけませんよということをしっかりと出していただきたい。そうでないと、本来なら議会は判断ができない材料です、これは。その点1点と、それから6月に4,600万で個人の方の土地も含めて上程され、そして議会は賛成多数で議決をしました。しかし、この間10月18日の臨時会においては、9月議会でもいろいろ申し上げましたけれども、第2回の臨時会のときには、もう既にその4,600万ではなくて、残りの個人の方を除いた分の2,800万を計画しておられたけども、2,700万で購入というふうで、内容が全く変わってまいりました。その間について、議会に対してきちんとした説明も何もなくて、当初の予定と結論が全く違うと。こんなことは大体議会を愚弄しているんじゃないですか、町民ももちろんですよ。こういうことがあっては私はならないと思います。この件について、きちんとちょっと答弁をいただきたいと思います。
それともう1点は、登記も終わったようでございますけれども、これはいつ登記されたのか聞きたい。それと、今いろいろな整備をするというふうに課長答弁はございましたけれども、私が心配するのは、この山を買うのはいいですよ、買われたわけですから。ここを整備するためには、いわゆる看板を立てかえるとかいろいろ今、課長の答弁の中にいろいろございましたけれども、当然民有地がありますよね。この周辺は民有地です。そこを通らないとその山に行けないんじゃないんですか。そこのことはどういうふうに考えておられるのか。民有林もあったり、民有地もあったりする中で、町長はこの真ん中を買いました、ここを開発しますといっても、そんなばかな話ないじゃないですか。民間所有の土地を無断で黙って入っていく、そういうことをされるわけですか、お聞きします。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問につきまして、まず、当初の計画と変わったではないかという御指摘についてでございます。6月の議会ですか、予算の計上をさせていただいた中で、民間の土地も含めた所有という計画でございました。ただ、議員おっしゃいますように、議会のほうでも予算につきましては賛成多数で可決をいただきましたけれども、その反対の議員さん、議員の方々、相当数いらっしゃったと。これを無視して事業を進めるということは、逆に私は議会の軽視だというふうに考えております。したがいまして、反対の御意見も耳を傾けた上で、一定の御理解がいただける鉄山の山林のみに購入の対象を絞っていったということでございます。そういった経過でございますので、決して議会のほうを軽視しているということではございません。
それと、2点目、所有権移転登記につきましては、10月の23日に法務局のほうに登記の申請をさせていただいております。10月29日付で完了の登記完了証のほうを受領をいたしております。
それと、民有地についてのお話でございます。登山道の中で雌滝の先のところから玉峰山荘に向かっておりていく道、上っていく道といいましょうか、そのルートにつきましては、御指摘のように民有地がございます。この民有地につきましては、その所有者の方の御理解を得て整備をされております。これまでも鉄山の区域にある登山道につきましては、鉄山の皆様の御理解の中で整備をさせていただき、通行をさせていただいていたというところでございます。今後この民有地の所有の方につきましては、引き続き御理解、御協力をいただくという考えでございますし、大部分の土地につきましては今回取得をした鉄山の土地の中に含まれておりますので、必要な対応につきましてはスムーズに町のほうで維持、補修、管理ができるものと考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) そうしますと、当然工事車両も入ったりするわけですから、民有林をお持ちの方、民間の方の土地ですね、理解をもらってするということで、理解がもらえればいいわけですけれども、私もちょっといろいろ調べてみました。いろいろございます。それで、私がこの6月に予算を出される前に、町長から5月にこのお話を伺いました。そのときに、私はそのときからこれは余りよくないということを伝えて、こういうものを議会に出さないでくださいよという話もしました。だけれども、議会へ出されて、賛成多数で通されましたけれども、先ほどこれに対して反対する意見もあって、無視ができないから、できなかったから、その要するに個人の方の山林は買うのをやめたという答弁だったと思いますけれども、そもそも最初に計画する段階で問題があったわけじゃないですか。そういうことをきちんとやっぱり執行部は整理をして、それから本当に町民のためになるものだけを出してくると。そうでないと変に疑われても、みんな懸念を持っておられますよ、質疑じゃないです、私はもうここでしか聞けないから、これは総務委員会の付託案件ですから、ここでしか聞けないので、町長にお聞きいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 失礼いたしました。御質問にお答えをいたします。
確かに5月に個人所有の土地も含めて購入したいということは御説明をいたし、本議会に上がったところでございますが、やはり最終的に契約案件になる場合に、やはり補正では確かに賛成多数で可決をいただいたですけれど、その後、さまざまな方からの御意見も頂戴しました。やはりこれについては、飛び地である個人所有の土地は契約案件として提出すべきでないというふうな決断をいたし、このたび鉄山の山の購入をいたしたところでございます。
先ほど糸原議員からもいろいろるるお話もございました。そして大垣議員からも、財産取得をするためには事前にもっとしっかり調査をせよということでございましたけれども、やはりこの取得をしたからには、何らかやはり玉峰山登頂に対する登山道、あるいは現在ございます亀嵩のあのキャンプ場、そして雄滝・雌滝の看板あるいは山荘につながる道路関係もやはり修繕をしなくてはならないというふうなことで、先ほど総務課長が申し上げましたように、11月には早速、
農林土木課長、そして
商工観光課長、総務課長、副町長、私と協議をいたしまして、取得についてはあくまでも財産管理室がございます総務課が担当をいたしますが、今後は、先ほど総務課長が申し上げましたように、農林土木、観光協会、これが中心となって、やはり補助が可能かどうか、これらを今、しっかり指示をいたしたところでございます。このような中で、年度中に計画を示せとちょっと言われると、なかなか厳しい面がございます。
ただ、先ほど総務課長が申し上げましたように、玉峰山荘の一角で何らかグランピングでもやって、やはりグランピングはいかがなものかというふうなこともやろうという計画が今持っております。漠然とした計画は今年度中には示されると思いますが、そこらをもうしばらくお待ちをいただきたいというふうに考えておるところでございます。このようなことで、やはりトータルベースでということで、私としてはその個人の土地も購入すべきだという判断で補正予算には提示して、あとはなかなか厳しいというふうなことで取り下げをいたしたところでございます。御理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 大垣委員。
○議員(12番 大垣 照子君) 町長の答弁はございましたけれども、やはり私は5月にお話があったときに、これは余り芳しくない案件だなということをしっかり申し上げた……。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員さん、一応それから何回も議会をやって、反対がいろいろあったりした。でも、可決されて今日の
条例制定ということになっておりますので、条例についての御質問をお願いしたいと。
○議員(12番 大垣 照子君) いや、だからです。だから、これが本当にこれでなるかどうかですよ。民有林を持っている人、民地を持っている人が許可してくれなかったらどうするんですか、じゃあ。この計画はならんじゃないですか、どうやるんですか。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
民有地の、先ほど総務課長が申し上げましたが、雄滝だったかな、から玉峰山荘に通ずる道、これが若干民有地があるというところでございますが、他の登山道については従来から町有地、あるいは今回購入いたしました鉄山の山等でしっかりと登山はできると思っております。ちょっと私、きょう今ここの場に図面を持っておりませんので詳しくは言えませんが、私もその民有地のところについてはしっかり交渉、お願いに再度出かけて、しっかり把握をしたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) これはまず山を買うことが目的であって、その後、こういう計画をつけてきたと、そういうふうにしかとれません。ですので、財源が伴うわけですから、これ全部町の一般財源で買ったわけですから、そういうことを考えたときに、本当にこういうやり方でいいかということを、さっき糸原議員も言われました地方自治法違反になるんじゃないですか、こんなやり方は。ですから、こういうことがもう何回もあってはいけませんから、申し上げておるんです。もう絶対今後二度とないということを明言してください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
しっかり議員の皆様方にも御報告をして、しっかり今後はやってまいりたいというふうに明言をさせていただきます。以上です。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
それでは、次に議案第75号について質疑を行います。質疑はございますか。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 普通徴収による納期についてでございますが、この納期のことについては、島根県内、市段階ではほぼ仮算定が廃止されております。で、おおむね10期と9期になっております。聞くところによりますと、奥出雲町については、9期の理由が実務的な事情というふうに承っております。この徴収については、納税者本位の徴収方法が望ましいと私は考えますが、なぜ9期になったのか、その理由をお尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) どこの辺からやりますか、国保税の12が9になった理由。
石原税務課長。
○税務課長(石原 啓子君) お答えいたします。国保税の算定については、税務課のほうで算定をいたしておりますので、回答のほうは税務課のほうからさせていただきます。
国保税につきましては、川西議員おっしゃいますとおり、市部のほうでは仮算定を廃止して9期及び10期で徴収をされております。奥出雲町また雲南市、飯南町、雲南広域連合で介護保険を現在、算定し徴収をして、広域で実施しておりますけれども、これにつきまして国保税の算定には介護保険料の算定数値も必要でございます。国保税を算定する際に、介護保険料、65歳以上で介護保険料を納めておられる方については特別徴収とか、特別徴収に対する規定がございます。それを介護保険料によって特別徴収の規定をするようにしておりますけれども、それが、介護保険の算定基準日が7月1日と雲南広域連合では定められております。それによって、7月1日の介護保険料の算定を待って、これまで国民健康保険税の判定、普通徴収になるのか特別徴収になるのかというようなことを決定しております。
今回6月の本算定、10期でできるように検討しておりましたけれども、この介護保険料の算定によっては、普通徴収から特別徴収に、また特別徴収から普通徴収に変更される方というのが、影響が出る方がかなりいらっしゃいます。年度によっても違いますけれども、やはり人数がかなり変動はいたしますので、一概に申し上げられませんけれども、6月に本算定を介護保険料を待たずに実施した場合に、7月にまたもう一度更正を実施して、大勢の方に変更通知をするようになります。そうしますと、仮算定を廃止して保険税の額の増減をなくす、わかりやすくするということを実施いたしましても、6月に本算定をして、また7月に普通徴収になりましたよとか、特別徴収ですよという通知をしたにもかかわらず、7月にまた介護保険によって変更になりましたということで、特別徴収に変更になりますというような通知を出すこと、金額的に変更はないけれども、徴収方法が変わってまいりますので、また通知が来たかということで、やはりわかりにくくなるということに変わりはないと思っております。
納税者の皆様に払いやすいようにということでございますが、やはりわかりやすくしてお支払いいただきたいということで今回上程しておりますので、また、影響の出る方がたくさんいらっしゃるということであれば、やはり9期で統一をさせていただきたいということと、将来的に、今、県が国民健康保険の主体になっておりますけれども、県でどこまで統一されるのかわかりませんが、将来的にはこの納期等も統一をされてくると思われます。その中で奥出雲町、10期にしておいたけれども、途中でまた9期になったよということであれば、また変更されるということになりますので、より一層わかりにくくなるということで、今回は雲南広域連合のこともあり、雲南地域統一で9期、7月からの本算定ということにさせていただくよう計画、調定をいたしております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、ここでしばらく休憩といたします。再開は1時から始めます。13時00分から始めます。
午後0時07分休憩
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午後1時00分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
議案第76号についての質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣照子議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 今回は、76号については上水道の料金改定ということで議案が上程をされております。そこで、水道料金の基本料値上げということでございますが、ひとり暮らし世帯も多くなっていると思いますけれども、そのような世帯の使用料の平均ですね、一つ一つはいいですけれども、平均はどのぐらい利用され、使われているのかということですね。
それから、使用料が8立方が基本になっていますけれども、低所得世帯への使用料金の減額措置の必要性というのについては考えられないのかどうか、これ国民健康保険税の場合は減免措置とかそういうのもあっておりますが、そういうことについてはどういうふうに考えられるのか、結構ひとり暮らしで低所得世帯の方はなかなかちょっと大変だと思いますので、お聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) 議員の御質問にお答えさせていただきます。
基本料金のみの家庭というのは、ちょっと今、手元に資料がございませんでわかりませんですけども、次の質問の低所得者とかそういう世帯、そういうとこの減免というのはございませんですけども、水道が布設してから老朽化して宅内で漏水をしたり、そういうことで一時的に多くの水を請求させていただくというときがございます。例えば凍結とか、破裂して、そういうときには、過去1年間にさかのぼって通常使っておる量の、それと比較して一番多いときですね、過去1年間の、それと比較して超えた部分の水道料について、町というか水道事業のほうが半分持って、個人の方に半分持ってもらうということで、半分を減免のほうをいたしておるとこでございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 多く使った場合に、超えたものについては、50パーの減免措置をやっているということでございますが、例えば生保を受給されている御家庭などに対してはどのような対応になっていますでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) ただいまの質問にお答えいたします。
水道というのは、電気とか、そのほかいろいろと公共料金などがございますけども、生きていく上で一番必要なものだというふうに思っております。ということで、料金的にもそんな高い料金だというふうには思ってないわけです。20トンを使った一般家庭では現在、3,310円でございます。1日にしますと百何十円かでございます。ということで、一般生活をする上で、この百何十円が高いかどうかというとこは、個人的ないろんな考えがあろうかと思いますけども、他の電話代とか、そういうものと比較してもそこまでのお金ではないではないかなというふうな感じがしております。ということで、減免というのは今のところは考えてはございません。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 糸原です。2点だけお伺いしたいと思います。
答申書のほうからお伺いしたいんですが、1枚はぐりまして意見書の中で2番目にございますけども、基本料金を重点的に値上げにすること云々ありまして、今後人口減少に伴う使用水量の減少を勘案した場合、必要なことと認めますが、高齢者や社会的弱者への負担を極力抑えるように、実施に当たっては慎重な対応をということがございまして、具体的にどのようなことをお考えなのか、お伺いいたします。
それから、答申の中の1ページに戻りますが……。
○議長(藤原 充博君) 済みません、ちょっと一問一答にして。
千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) 先ほどの御質問に対してお答えさせていただきます。
答申では、今後10年で、水道においては基本料金を30%、超過料金においては15%の値上げが必要であるという答申のほうをいただいております。それを一度に上げることは町民に対して負担になるということなので、10年間をかけて段階的に上げるということで配慮をしておるということでございます。
○議長(藤原 充博君) 2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) そのことはわかりましたが、たしかお伺いしましたのは、この経営状況、また人口減少の中で値上げをせざるを得ないけども、高齢者や社会的弱者への負担を極力抑えるようにというふうに意見書の中にありまして、そこら辺のところが今回の値上げにも既に反映されておるのか、それともまた今後10年以内にこのようなことを考えますというふうなことでもあればお伺いしたいです。そのことですけども。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) ただいまの御質問にお答えいたします。
料金の中で構成しておるものは、基本料金と、それから超過料金というもので占めていますけども、基本料金というのは、1立米使っても8立米使っても一緒でございます。ということで、基本料金を上げるということにつきましては、非常に料金を回収をするという上で非常に重要なところでございまして、生活弱者とか、そういうとこもございますけども、今回10%の改正のほうをお願いするところでございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにはどうですか。
糸原議員、ちょっと質問の前に一言。この案件は、総務経済のほうへ付託されますので、同委員会のほうで詳細はきちんと詰めていただくように、あくまでも大きな問題でやっていただきたいというふうに思います。
じゃあ、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第77号について質疑を行います。質疑はございませんか。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 上水道と関連はしますけども、特に下水道の長期計画についてお尋ねいたします。計画の資料におきましては、長期の経営状況を換算し、年次的に値上げをするという提案だと思います。つきまして、詳細にわたりますけども、建設改良費が五、六年後に突然大規模化というですか、高額になっております。それを見込んでの値上げも含まれているというふうに読ませていただきました。そもそも国民に対するインフラというのは、水道法でも国が責任を持つという中身になっております。水道事業につきましては、公営企業化することによってその責務を逃れているという今までの経過ございますけども、この3億にも及ぶ改良費というのは、我が町においては非常に困難な数字であります。したがいまして、もっと施設更新、もしくは施設を上級化というですか、住民サービスがスムーズに、安全・安心な水が供給できるようにするためには、補助金をもっときちんと獲得されまして、計画を立てるべきではないでしょうか。2分の1では広過ぎます。その辺の担当課としてのこの見通しを立てる上での見解を伺いたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) 先ほどの川西議員さんの御質問にお答えいたします。
下水道事業は、旧町、仁多、横田、それぞれの中で平成6年ぐらいから順次整備のほうがされてきております。そのときから補助率は2分の1だったというふうに思っております。現在、その当時の考え方によって整備されてきた下水道でございますけども、非常に施設と施設が接近しておるようなところにつきまして、そういう施設が、ここの横田公共下水道を中心に、農業集落排水というのが接しておるわけですけども、それぞれにおいて維持管理のほうしておるところでございます。それぞれにおいて経費のほうがかかっております。それの経費の縮減を図るために今後接続をして1カ所で処理をするというような、そういうことも今後考えて、今現在考えておるとこでございます。
そういったとこで、なるべく経費の縮減というのには、今後していくとこでございますけども、あと高資本対策とか、そういう総務省で決められている繰り入れ基準、これには交付税措置というのがありますので、そういうのにのっかっていけるような料金体系というものも必要でありますので、受益者の皆さんに対しましては料金改定というのを御理解をいただいて、今回提案するものでございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
ほかにはございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に議案第78号について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣照子議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 78号ですね。
○議長(藤原 充博君) はい、78号。
○議員(12番 大垣 照子君) この議案につきましては、また教育福祉の常任委員会のほうに付託されると思いますので、詳しいことはそちらのほうでまたお聞きしたいと思いますが、ただ、これだけ分厚い条文書いてもらっていてなかなか理解しがたいもんですから、きょう、課長がここで説明されましたようなことをもうちょっと我々にもペーパーでわかりやすく出していただけませんでしょうか。常任委員会で結構でございますので。
○議長(藤原 充博君) ダイジェスト版みたいな感じですか。
○議員(12番 大垣 照子君) はい。
○議長(藤原 充博君) そういうことです。常任委員会で結構です。
じゃ、答弁はよろしいですか。
○議員(12番 大垣 照子君) はい。
○議長(藤原 充博君) ほかにはございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) それでは、ないようでございますので、次に議案第79号について質疑を行います。質疑はございますか。先ほどの案件と関連しておると思います。ございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第80号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第72号から議案第80号の9議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 異議なしと認めます。よって、議案第72号から議案第74号、議案第76号、議案第77号及び議案第80号につきましては
総務経済常任委員会へ、議案第75号、議案第78号及び議案第79号につきましては
教育福祉常任委員会へ付託することに決しました。
ちょっとここでしばらく休憩といたしたいと思います。1時半から再開いたします。
午後1時19分休憩
───────────────────────────────
午後1時34分再開
○議長(藤原 充博君) それでは、ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
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◎日程第13 議案第81号 から 日程第20 議案第88号
○議長(藤原 充博君) 日程第13、議案第81号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出について、日程第14、議案第82号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出について、日程第15、議案第83号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第16、議案第84号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第17、議案第85号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第18、議案第86号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第19、議案第87号、令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第20、議案第88号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出について、以上の8議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
最初にお断りをします。議案第81号から議案第88号につきましては、予算特別委員会への付託案件とする予定ですので、提案理由の説明並びに議員各位の質疑は総括的なものにとどめられ、細部については全て予算特別委員会において説明と質疑をお願いいたします。
なお、質問の際は、一問一答という形でお願いしたいと思います。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
───────────────────────────────
議案第81号 令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第3号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、杠
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
───────────────────────────────
議案第82号 令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)提出について
議案第83号 令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第2号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
議案第84号 令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)提出について
議案第85号 令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、秋田
農林土木課長。
〔
農林土木課長説明〕
───────────────────────────────
議案第86号 令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第2号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、森長
病院事務長。
〔
病院事務長説明〕
───────────────────────────────
議案第87号 令和元
年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第1号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
議案第88号 令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第3号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、議案第81号について質疑を行います。質疑がございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君)
一般会計補正予算の中で、この概要書のほうで見ていただきますと、一番上に島根県人事委員会勧告に伴う職員の給与改定ということで、これは一般会計だけでなく、特別会計にも関連することでありますけども、予算委員会の中では町長、出られない可能性も高いわけでございますので、町長にお考えをお聞きしたいと思います。国の人事院勧告なり、あるいは県の人事委員会の勧告というのは、これまでもそうでありましたように、今回も基本給の何カ月分とか、あるいは勤勉手当は何%、逆ですね、基本給の何%とか、それから勤勉手当は何カ月分ですかね、ということで定率といいますか、率とか数カ月、期間の割り増しみたいな格好で給与改定を示されて、それに沿ってやるわけですけども、基本的に島根県とかあるいは奥出雲町、給与ベースという点で考えると、相対的にといいますか、いわゆる都市部とか都会に比べますと低いというのが間違いない実態だと思います。そうしますと、そういう率とか、数カ月という計算方法でやりますと、当然ながらだんだんだんだん鋏状価格差いいまして、はさみのように開いていくわけですね。その辺から、そのことを考えますと、ちょっと私、先日来、今度大学卒業される子供さんを持たれた親御さんに話を聞いたんですけども、奥出雲町に帰れと言うけども、ちょうどたまたまこの町職員の話でしたけども、ほかのところに比べると給料が安うていけんと、だけん帰らんと。親御さんとしては、そうじゃなくて家から通えばいいけん、そういうことで違うけん、何とか帰ってくれというようなことを言われるようであります。確かにそのとおりでありまして、やっぱりこういうことを人事院勧告とか人事委員会に沿って続けていきますとますます開くばかりでありまして、基本給そのものというのをこのまま同じようにずっと進めていくのかどうなのか、町長のお考えを聞かせてもらったらと思います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
国、県の人事院勧告に基づいて本町もやっているわけでございますが、やはり奥出雲町の職員の給与、ラスパイレスも非常に低いということは私も認識をいたしているところでございます。ただ、今このようなことで、これを率等をやはりやりますと、今後も差はついてくるというふうに認識をいたしておるところでございます。しかしながら、現状の財政等を鑑みますと、なかなか給料が安くて奥出雲町に、雲南市とか、そこらに持っていくことがなかなか現状難しいというふうなことでございますが、できるだけ少しでも近づけるようなことはしっかり対応してまいりたいと思いますが、いましばらくお待ちをいただきたいというふうに思います。以上です。お答えになったかどうかわかりません。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
7番、藤原和範議員。
○議員(7番 藤原 和範君) ちょっと予算委員会がいいのかどうかわかりませんが、概要書でいきますと、ふるさと応援寄附金関連経費が2億4,000万ばかり上がっております。今年度の寄附金をどのぐらい見込んでおられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 誰が答えられますか、どちらですか、両方手が挙がったけど。
ほんなら、勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 今、非常に多くの方々からふるさと納税をいただいております。今の段階で企画財政課と話し合いをいたしておりますが、おおよそ5億円程度一応現在見込んでいるところでございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 1点、総括的なことをお伺いしたいと思います。この予算の概要書で、三成小学校整備事業5億8,139万2,000円の減ですけども、その説明のところで、事業凍結に伴い事業費を皆減と説明があっておりまして、その事業凍結という度合いといいますか意味合いを、どのようなことをどのような形でお考えなのか、お伺いします。
一方、再編については一時中断という言葉が使ってありまして、これと相対比して、この凍結という意味合いが私的には明確でないなと思っております。例えば、設計書の一字一句とか一本の線まで凍結してあるのか、移転場所の工事がそこで動かないで凍結してあるのか、どこら辺のところまでお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(藤原 充博君)
企画財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) 御質問にお答えします。
凍結の意味はということでございます。この資料につきましては企画財政課のほうで作成をさせていただいておりますので、私のほうからお答えをさせていただきます。
今年度当初予算で組ませていただきました三成小学校の建設関係の事業費、全て今年度は行わないということで皆減をさせていただいた経過がございます。そういった意味での凍結ということでございまして、事業そのものを凍結したかという話とはまた別の話でございますので、その点、表現に若干そのどういいましょうか、誤解を与えるような表現があったとすれば、この場をもって訂正をさせていただきますけれども、凍結という意味は、今回事業費を全部落とすという意味での凍結という表現でございますので、よろしくお願いいたします。
○議員(2番 糸原 壽之君) 了解。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ちょっと予算特別委員会で私、委員長をしておりますので、ちょっと発言ができにくいこともありますので、この場で質問させていただきます。町長に質問させていただきます。
町民の森購入費1,900万円の減額についてでございます。この財産購入につきましては、6月議会において谷奥鉄山生産森林組合の所有地あるいは民間所有地を、合計59.7ヘクタール、4,600万円を一般財源で投入する議案で提案が出されたところでございまして、町長の政治決断等により、賛成多数、8対5でございましたが、可決したところでございます。そして9月の同僚議員の一般質問の中では、民間所有の土地については、交渉が難航しているとの町長答弁でもありました。そして10月の臨時議会、財産購入の議会議決案件でございますが、この谷奥鉄山生産森林組合の6筆、54万2,205.91ヘクタールを2,700万円で購入する契約案件でございました。飛び地については、総務課長からもございましたが、町民の皆様の声なので購入をやめると、先ほども総務課長は反対者が多かったので、その辺のことも配慮したというふうなことも申されましたが、そして町長は、今後購入しないと明言されたと思っております。そういうことで賛成多数、10対3で可決いたしたところでございます。
さて、今回、12月議会で飛び地分の1,900万円の減額補正案の件でございますが、11月の臨時議会時にも同僚議員から厳しい質問もありましたが、私は今回、減額する補正案について、まず町長は6月議会において政治決断として提案され、10対5での賛成多数での可決について、今議会において、飛び地については皆減、やめるということでございまして、皆減するに当たり、議会に対し、私は反対させていただいておりますので、私はそれはいいと思いますが、例えば賛成された議員の皆様に対し、何かお話をすることはないのかということをお聞きしたいと思います。町民の皆様の付託を受けて私ども議員となり、そして議会で承認した案件が町民の声で取りやめるようなことは、議会は一体何なのかというふうに思っておるとこでございます。町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
この町民の森の用地取得につきましては、6月定例議会あるいは9月、そして10月の臨時議会、財産取得関係で購入のための提案、そしてまた10月ですか、財産取得に関しましては一応見合わせるというふうなことは、今議会でも、あるいは臨時議会でもしっかり説明はして、町民の皆様に私は御理解をいただいたということでございます。
その谷奥鉄山の山林につきましては、2,800万当初予定をいたしておりました。議会のほうで契約案件で承認していただいた後、谷奥鉄山のほうから100万円の値引きをするというふうなこともおっしゃって、その契約でこの100万円の減と今の個人所有の補正で承認いただいた1,800万、この1,800万円と100万円の値引きをしていただいたところで、今回この町民の森用地取得1,900万円を減額することといたしたところでございます。
私は、議員の8対5というところもございますが、やはり町民の皆様方の御意見も十分お聞きをして購入を中止したということは、町民の多くの皆様方からも御理解をいただいているというふうに思っております。私は、決してこのたびの町民の森あるいは個人の所有地の森を購入する政治的判断が欠けておったというふうなことは、私は一切思っておりません。
奥出雲町民の全員の住民の皆さん方のために、この飛び地も、個人所有の土地も何とか買おうというふうなことを政治的決断で当時は思ったわけでございますが、やはり最終的には多くの町民の皆さん方の御意見を尊重したというところでございますので、町民の皆様方、議員の皆様方の御理解を賜りますようお願いを申し上げます。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
8番、川西議員。
○議員(8番 川西 明徳君) 先ほどの答弁で若干気がかりな答弁ございましたので、認識の確認をします。ラスパイレスの指標についての認識でございます。時間がありませんので、ちょっと荒っぽい説明をしますけども、そもそもこの物価指数ですけども、計算が国の計算は高級官僚と言われる莫大なお金を取られる人、部長クラス抜いてございます。例えば、県の部長らは入っております。そうすると、正しい、うちの隣の若い者が勤めちょう役場の職員は国家公務員並みだがなっつう風潮をつくるがための資料でございます。実態とは違います。
したがいまして、私何を言いたいかというと、類似団体で奥出雲町の賃金実態どうかということは、民間の研究所というですか、調査団体によりますと、びりでございます。しかも、びりはびりでも、例えますと、乱暴ですけども、キイロスズメバチの巣わかりますね。あそこにいっぱいハチがたかっていますね。びりでやっとくっついちょうというレベルです。ですから、先ほどの高位に位置していますというのは、それはその計算からいくと確かにそうですが、奥出雲町の公務員の賃金実態というのは、日本でも有数なびりでございます。その辺をさもたくさんに私は出してますという発言があったので、非常に私は現実と違うな、認識について改めてほしいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 答弁が要りますか。答弁はどちらに。
○議員(8番 川西 明徳君) いや、どうもいいです。私はそういう認識はいけませんよと言っておきます。そういう正しくない認識はいけませんよということだけ言っておきます。
○議長(藤原 充博君) 指導ですね。
○議員(8番 川西 明徳君) いや、そういうことはないですが、認識です。
○議長(藤原 充博君) ほかにはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第82号について質疑を行います。質疑はございますか。質疑はございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第83号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第84号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第85号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第86号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第87号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に議案第88号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第81号から議案第88号までの8議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算特別委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 異議なしと認めます。よって、議案第81号から議案第88号までの8議案につきましては、予算特別委員会へ付託することに決しました。
なお、内容審査につきましては、必要に応じて予算特別委員会小委員会において分割審査をお願いいたします。また、質疑の状況によっては、予算特別委員会に町長、副町長、教育長の出席を求める場合がありますので、御承知おきください。
─────────────・───・─────────────
◎日程第21 報告第12号 から 日程第23 報告第14号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第21、報告第12号、平成30年度
奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について、日程第22、報告第13号、平成30年度
奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について、日程第23、報告第14号、平成30年度
奥出雲電力株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について、以上の3議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本議案につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、地方自治法第221条第3項の奥出雲町の出資法人により、政令で定める、その経営状況を説明する書類が本定例会に提出されております。報告第12号から報告第14号まで、順を追って担当課別に提出書類の説明を願います。
なお、説明は簡潔に願います。
最初に、報告第12号について説明を求めます。
高尾地域づくり振興課長。
〔地域づくり振興課長説明〕
───────────────────────────────
報告第12号 平成30年度
奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、報告第13号について説明を求めます。
本山
商工観光課長。
〔
商工観光課長説明〕
───────────────────────────────
報告第13号 平成30年度
奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、報告第14号について説明を求めます。
秋田
農林土木課長。
〔
農林土木課長説明〕
───────────────────────────────
報告第14号 平成30年度
奥出雲電力株式会社事業報告並びに収支決算及び令和元
年度事業計画並びに収支予算について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提出者よりの説明を終わります。
これより、ただいまの報告書についての質疑を行います。
なお、質疑は提出書類から読み取れる範囲とされ、個々の勘定科目内容など詳細な質疑は後日担当課に直接お尋ねください。
最初に、報告第12号について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) まず1点は、2ページなんですけれども、リハビリ学院の生徒の定期券購入が特に少ないというふうに報告の中、事業概要の中へ上がっておりますけれども、少ないということは、交通手段ほかに持っているのかどうか、どの程度利用されているのかということをお聞きいたします。
○議長(藤原 充博君) では1つ。
高尾課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 先ほど御質問の、2ページのリハビリテーション学院の生徒の購入が少なくなったということでございますけども、これにつきましては、一昨年はリハビリテーション学院の生徒の皆さんが、阿井とか遠方のアパートに入られたということでございまして、その反動で、このたび、本年入られた方は、近隣の三成の周辺でバスの必要でないアパートに入られたという事情があろうかと分析しているところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) いわゆる運送費とかいろいろな決算書を見てみますと、従業員は嘱託を含めて5人で、合計1人ふえて22人というふうに報告されておりますが、給与とか賞与の総額は6,586万円程度、平均すると1人当たりが、人件費が299万円になるんですね。昨年の決算で見ますと、1万の違いですが、1人当たり300万円余となっておりまして、運転手が1人ふえて給料が低くなるということは、これはどういうことなのか、ちょっとお聞かせください。
○議長(藤原 充博君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 先ほどの御質問の件ですけども、ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、後ほど調べて御報告したいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 一問一答だと言われるんでちょっとこうなっているんですが、続けてやってもいいですか。
○議長(藤原 充博君) はい、どうぞ。
○議員(12番 大垣 照子君) そうしますと、従業員、運転手がふえて給料が下がるなんていうことは、賃下げをしたのか、あるいは極端に賃金格差が出たのか、そういうことしか考えられませんけれども、それは後でまた答えますということですから、また答えてください。
それと、役員報酬については、昨年と比較しますと今期は倍額になっているんですね。そのかわり給与とか手当が、昨年は320万円で、ことしは約245万円、75万の減となっていまして、これもちょっと急激にこういうふうな計算上になっておりますが、ちょっとこの件についてもわからない点がありますのでお聞きします。
それから、もう一つは、昨年の決算報告のときに、議員のほうから、監査役が、大体ほかの三セクもそうですけれども、町のOBとなっていると。このことについて、民間は監査法人を入れてやっているのでそういう指摘があったんですが、町長は法人が必要と思っているので検討すると答弁なさっています。それがどういうふうに検討されたのか、決算書を見ると全く変わっておりませんで、そこら辺の検討をどのようにされたかということをお聞きしたいと。
それから……。
○議長(藤原 充博君) ちょっとその辺で切りましょう。
○議員(12番 大垣 照子君) はい。
○議長(藤原 充博君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 1点目の御質問でございます。役員報酬につきましては、昨年4月に森山常務に御就任いただいております。その関係で、一昨年度につきましては6カ月分の役員手当が支払われているということで、本年度決算につきましては1年分の役員手当が支払われているということでございます。
もう一つ、給与が下がっているという件でございますけども、昨年、若干御説明したかと思いますけども、当初管理経費のほうに次長の総務課運行管理者も当てていたということでございますけども、運転業務のほうが主な業務であるということで、そちらのほうに振りかえております。その関係で、その分の半期分の人件費が減っているということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
まず、監査役の件でございますが、前藤原議員様のほうから、ある程度精通した監査役を置くべきだというふうな御指摘をいただいて、そのとき藤原議員さんでしたが、私もさまざまなところで金融機関等に相談はいたしました。なかなかその監査役になっていただけないというふうなところもございまして、できるだけ繰り損があるような会社については、やはり専門的な方に監査役になっていただきたいという思いは強く持っておりますので、ここらにつきましては今後も引き続き交渉をしてまいりたいというふうに思っております。
そしてこちらの奥出雲交通につきましては、毎年きちっと定期昇給をして対応を、十分定期昇給を行っておりますので、全く給料アップをしてないということは一切ございません。しっかりとした担当常務がおられますので、一緒になって検討しているところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 給料については、毎年きちんと定期昇給をしているということなので、ただ、この決算上を見るとマイナス1万円ですけれども、1人当たりですね、そういうことになっているので、なぜかなというふうにちょっと思ったものですから。
それと、運転手さんというのは、本当に人数少ない中で、この町内かなりの路線をたくさん走っていただいておりまして、人命を乗せて走る、人身事故もない中でやっていただいていますので、評価はきちんとやっぱり毎年やっていただきたいということを申し上げておきます。
何か、課長が答弁されますか。
○議長(藤原 充博君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 先ほどの人件費が1人当たり1万円下がっているのではないかということでございますけども、先ほどの決算報告でも申し述べましたけども、3月に1名採用しているということでございますので、その方は7カ月分になりますので、単純にそれを職員数で割りますと、約半年分誤差が出ますので、その関係ではないかと考えます。(発言する者あり)22になってますけども、給料を1年分で割られますと、半期、9月決算でございますので。
○議員(12番 大垣 照子君) 昇給もしてて、人数ふえている。途中からいうのはわかるけれども、ちょっとそこのところがよく。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 21.5人分で計算して割り直さないといけないということでございます。
○議員(12番 大垣 照子君) まあいい、後で聞きます。
○議長(藤原 充博君) 後でゆっくり計算機を持ってお聞きください。
ほかにはございませんか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 営業報告の中では、高尾課長のほうから、口頭でありましたけども、運転手1名を確保したということで、先ほどもありましたけども。一方、事業計画のほうについては、そのことを運転手については触れられませんでした。文書にも載っておりません。今やっぱり一番大きな問題は運転手の確保でありまして、これは全国的にバス、トラック関係の運送関係は不足しておるわけですけども、ああやって奥出雲交通のバスのほうにも運転手募集ですかね、バスのほうにも掲示をしてやっておられたり、あるいはハローワークのほうとか出されておりますけども、やはり運転手の世代交代ということもありますし、まして住民の皆さんからはもっと路線を拡大してほしいというような要望も強くあるわけですけども、運転手が確保ないしは減るというようなことだと、とてもそういうことは対応できないわけですけども、その運転手の確保について今後どういった取り組み方をしていくのか、考えを説明していただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
運転手の募集ということは、非常に喫緊的なことでございますので、私も社長を仰せつかっている以上、奥出雲交通の常務としっかり話し合いをしながら、バスの募集広告も出したり、あるいはハローワークも出しております。本当に安い給料と申しますか、資格を持ちながら余り待遇面はよくないじゃないかなというふうにも認識をいたしております。私どもしっかりそのようなことでハローワークあるいは運転手募集をやっておりますので、議員の中にも今まであそこで担当部長あるいは常務までされた方もおいででございますので、しっかり情報のほうを御提供いただければというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いします。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかには。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 既に定年を迎えて再雇用で出ておられる方もあります。運転手どなたかが、別にその方たちに限らず、どなたかが体調を悪くされたり、事情があってやめられたりというようなことがあると、とても回していけない実態だと思いますので、さっきもありました給与等の待遇面もございましょうし、また都会のほうで同じような職業についておられる方の紹介といいますか、帰ってきていただきたいというようなこともいろいろあろうかと思いますけども、行政のほうも、また町民我々も、情報提供も含めながら取り組むべきだと思います。よろしくお願いします。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) そういたしますと、ないようですので、続きまして報告第13号について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 私ばっかりで大変申しわけないと思っておりますが、ちょっと聞きたいのでお尋ねをいたします。
この報告書の会社からは町に対して出されておりますが、これの決算書の提出者というのが全然書かれてませんよね。これ町長、社長だと思いますけれども、本来は社長の名前が入らないといけないと思いますが、去年も同じように議員から指摘をされております。今回もまだ載ってないということなので、本来は取締役の名前がないような決算書が本当に当たり前、まともなものなのかなというふうに思いますので、来期についてはきちんとそういうことも対応していただきたいということを申し上げておきます。
それと、昨年のこの決算報告のときに、今期ですね、94期は毎月20万円を積み立てることを税理士と協議すると町長、答弁なさっておりますが、どのような協議をされたのか、実施をされたのか、ちょっと基金のあれの分には載っておりませんのでちょっとわかりませんですが、お聞きいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
この奥出雲電力株式会社の事業報告……。
○議員(12番 大垣 照子君) 酒造。
○議長(藤原 充博君) 酒造、酒造。
○町長(勝田 康則君) いや、それだからちょっとおかしいなと思って。酒造でされた。
○議員(12番 大垣 照子君) 酒造ですよ。
○議長(藤原 充博君) 説明ありましたよ、酒造の件で20万ずつ貯金をされてということで、その件はどうなっているかという御質問です。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
昨年度は、ある程度利益も出たところでございますが、そのときに次期につきましては、一応家賃という名目で20万円を積み立てて、賃料としていただくというふうなことを申し上げておりました。しかしながら、今期の決算状況を見たとき、20万円ずつ積んでおりません。しかしながら、際になったときに、決算を迎える段階で、今年度は本当に20数万円の利益が確保できたというふうなことで、今期は難しいというふうなことで、その寄附金は奥出雲酒造としては断念をせざるを得ないというふうなことにいたしたところでございます。そのようなことで、しっかり今後は毎月20万なら20万ずつを積み立てて、赤字になろうが出せる範囲内であれば、やはり寄附をしたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) もう一つ、さっき役員のこともちょっと言いましたが、提出者誰かということと、まだもうちょっと待ってください。それから、役員構成も、去年載せなさいということを言われておりますので、それもあわせて答弁いただきたいのと、それからいわゆる事業報告ですか、これの3ページのところに、真ん中あたりに在庫量の増加に伴いというふうに書かれておりまして、この在庫が増加したということは、それだけ残ったものについてどのように、賞味期限もあるものですので、そういったものについてはどういうふうな処分をされているのか、お聞きをしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 本山
商工観光課長。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 御質問にお答えをいたします。
役員につきましては、昨年度御指摘をいただいておりまして、今回載せておりませんが、おわびを申し上げて、次回につきましてはそういった役員の構成も載せたいと思います。ただ、役員はそんなに奥出雲酒造の場合はおりませんで、そういったところで表記をしたいというふうに思っております。
それから、在庫でございます。在庫につきましては、今回も決算書の中から貯蔵品等で読み取れますけども、昨年度ほぼ同額ぐらいの数量であると思います。これの処理につきましては、製造する段階で、例えば焼酎、商品の種類によって使うようにしております。先日も奥出雲酒造の者と話をしておりまして、できるだけ在庫を減らすように話をしておりますが、なかなかそのシーズンの、例えば気候、暑さ、寒さとかあるわけですけども、そういったところで消費量が変わってくるということがありまして、なかなかこの在庫の管理については難しいようでございますが、できるだけ残らないような適正な在庫の管理になるように努力をするように指示をしたいと思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 今、在庫の件について答弁ございましたけれども、お酒も賞味期限があったりしますので、私思いますのは、例えば賞味期限がもう間近になった段階で、少しダンピングでもして皆さんに、それは宣伝して買っていただける人があれば、少しでもダンピングすれば、ある程度は在庫を減らすことができるんじゃないかと、お金にかえることができるんじゃないかと思いますので、そういうことも考えていただきたいなと思います。
○議長(藤原 充博君) 答えが必要ですか。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 在庫関係につきましては、また今後しっかり酒造と協議をしてまいりたいというふうに思います。
それと、第三セクの役員構成でございますけれど、全てが私、ほぼ99%代表取締社長で1人で役員登記をやっております。その中で、奥出雲交通、これだけが常務取締役ということで登記をさせていただいております。ごめんなさい、もう一つ、奥出雲電力株式会社は、代表取締社長は町長が兼務をしております。ただ、そのほかにパシフィックパワー、東京に本社のある会社でございますが、それが代表取締役副社長というふうな登記をいたしております。だから奥出雲電力、そして奥出雲交通を2人等で登記をいたしておりますが、あと全ては役員登記は社長1人というふうなことでございますので、御承知おきをいただきたいと存じます。
○議員(12番 大垣 照子君) 表記。
○町長(勝田 康則君) 登記。
○議員(12番 大垣 照子君) 表記。決算報告に名前を書いておいてください。
○町長(勝田 康則君) ほんなら表記はいたします、今後。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。ないですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、続きまして報告第14号について質疑を行います。質疑はございますか。
5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 5番。奥出雲電力株式会社の6ページにあります事業計画の中で、先ほど秋田課長のほうから御説明いただきましたその他の(2)番のほうで、次年度の事業計画取り組みとして、町内の家庭や低圧の民間需要への電力供給への検討、年度内の供給開始を目指すということで、来年の9月までに開始を目指すということで、大いに期待をしたいと思っておりますけども、これについてちょっとお聞きしたいと思いますが、町内の家庭へ供給をしていくと、広げるということですね。今、実際、町内で電力会社を選ぶことは、実際、中国電力さんしか選べないと思うんですが、奥出雲電力も選べるようになるということで捉えておりますけども、どれぐらいのキャパシティーがあるもんでしょうか。何戸ぐらい供給することができるのか、それをちょっとお聞きしたい。
○議長(藤原 充博君) 秋田
農林土木課長。
○
農林土木課長(秋田 和浩君) 内田雅人議員のほうから、民間に向けた供給、どれぐらいのキャパがあるのかということでございますが、電力の調達については市場から行ってまいりますので、キャパの問題はないというふうに考えております。ただ、利幅の関係もございまして、どれほど体力が、経営体力のほう、それとの関係で決まってくることはあろうかと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、以上で報告第12号から第14号までを終わります。
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◎日程第24 発委第3号
○議長(藤原 充博君) 続いて、日程第24、発委第3号、
奥出雲町議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
9番、内田勇議会運営委員会委員長。
○議会運営委員会委員長(内田 勇君) 発委について申し述べます。
───────────────────────────────
発委第3号
奥出雲町議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を
改正する
条例制定について
奥出雲町議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例(平成17年奥出雲町条例第46号)の一部を改正する条例を、奥出雲町議会会議規則第14条第3項の規定により別紙のとおり提出する。
令和元年12月6日提出
提出者 奥出雲町議会議会運営委員会
委員長 内 田 勇
提案理由
奥出雲町議会議員に支給する期末手当の支給率を改正するため。
───────────────────────────────
1枚おはぐりください。
奥出雲町議会議員の議員報酬及び
費用弁償支給条例の一部を次のように改正する。第3条第2項中「100分の160」を「6月に支給する場合においては100分の160、12月に支給する場合においては100分の165」に改める。
附則。この条例は、公布の日から施行し、令和元年12月1日から適用する。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 以上で、要旨の説明を終わります。
これより、発委第3号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
次に、今期定例会までに受理いたしました請願・陳情は、お手元に配付しました請願・陳情等の文書表のとおりであります。会議規則第92条第1項の規定によりまして、所管の常任委員会へ付託いたしますので、慎重なる御審議をお願いいたします。
─────────────・───・─────────────
○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後3時18分散会
───────────────────────────────...