奥出雲町議会 > 2019-09-12 >
令和元年第3回定例会(第3日 9月12日)

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  1. 奥出雲町議会 2019-09-12
    令和元年第3回定例会(第3日 9月12日)


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    最終取得日: 2023-04-28
    令和元年第3回定例会(第3日 9月12日)   ──────────────────────────────────── 令和元年 9月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)                          令和元年9月12日(木曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第3号)                    令和元年9月12日 午前9時30分開議  日程第1 一般質問    ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問   ───────────────────────────────              出席議員(13名)     1番 田 食 道 弘君     2番 糸 原 壽 之君     3番 景 山 利 則君     4番 土 屋 武 雄君     5番 内 田 雅 人君     6番 石 原 武 志君     7番 藤 原 和 範君     8番 川 西 明 徳君     9番 内 田   勇君     10番 内 田 精 彦君     11番 村 尾 明 利君     12番 大 垣 照 子君     14番 藤 原 充 博君
      ───────────────────────────────              欠席議員(1名)     13番 岩 田 明 人君   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 石 原 重 夫君  局長補佐 ─── 安 部 陽 子君   ───────────────────────────────           説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 勝 田 康 則君  副町長 ──── 奥 原   徹君 教育長 ──── 塔 村 俊 介君  総務課長 ─── 藤 原   努君 企画財政課長 ─ 江 角   啓君  教育魅力課長 ─ 堀 谷 智 樹君 税務課長 ─── 石 原 啓 子君  建設課長 ─── 舟 木   長君 病院事務長 ── 森 長 洋 二君  町民課長 ─── 若 月 勝 久君 商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君  健康福祉課長 ─ 杠   康 彦君 農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君 地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君 福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君 結婚・子育て応援課長 ──────────────── 永 瀬 克 己君 農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君  水道課長 ─── 千 原 明 浩君 会計管理者 ── 森 田 近 子君   ───────────────────────────────             午前9時30分開議 ○議長(藤原 充博君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。  これより日程に入ります。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(藤原 充博君) 日程第1、一般質問を行います。  11番、村尾明利議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) おはようございます。  昨日も一般質問初日でございましたが、きょうは2日目ということで町長もお疲れかなというふうに思っておりますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  私は、4つの項目について伺っていきたいと思っております。内容もそうですが、余りしつこい質問はいたしませんので、ひとつきょうは爽やかに進めていきたいと思いますし、昨日まで非常に蒸し暑い残暑が続きましたけども、きょうから秋晴れのいい天気が続くような状況でございます。ひとつしっかりやっていきたいというふうに思います。  初めに、子供の医療費助成についてであります。  子供の医療費助成の拡充については、丸山県知事の公約として自治体間の負担格差を是正するよう働きかけるとともに、県予算による支援を行い、最低でも全ての市町村で小学6年生までの負担を無料とする。つまりは、島根県内の全ての自治体で暮らす小学生までの児童の医療費負担を無料とするということであります。  しかし、先般8月28日の定例会見ではこれを断念すると、従前の就学前児童の医療費を助成する方針を示しております。今後において、県の助成対象をまた広げるということですが、今後といいましても来年度でなく再来年度、小学校6年生まで拡大する方針を示しておりますけども、これは私からいえば公約が大きく後退をして、いわば公約違反とも言える結果ではなかったかというふうに思っております。  既にこれまで県内市町村はおのおの独自の医療費助成を行っており、既に高校生までの医療費助成を2町村、吉賀町、隠岐の知夫村等は行っている状況にあります。本町は、御承知のとおり中学生までを無料化としていると新聞報道にも載っておるところであります。  私は、丸山知事就任は4月末ということで年度当初からでもありましたので、2019年、ことしの補正予算等に早速に実現されるものとの期待を持っておりましたが、来年2020年、新年度の予算において小学生の医療費無償化断念というふうなことであります。公約の実施は2021年にやる、再来年やるという予定でございますが、これも一部負担は残すとの模様でもあります。島根の人口減少に歯どめをかけ、子育ての充実を一貫してうたっておられました知事としては、私から見れば幾分拍子抜けの感が否めません。  今回の方針は、当初の予定、いわゆる公約を裏切るものとの見方ができますが、町長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  子供の医療費については、以前から県知事要望でお願いをした経過もございます。丸山知事の公約であった子供医療費の無償化については期待をいたしておりましたが、自己負担を継続する形で助成対象を6年生までに拡大するという方針に一定の評価はするものの、完全無償化とならなかったことに対して私も残念に思っているところでございます。先日の県の総合戦略に関する知事との意見交換においても再度要望をいたしたところであり、今後も高校生までの医療費の無償化についても継続して要望していきたいと考えております。県は、子供医療費負担軽減策の実施時期については今後市町村と協議し、財源の確保の状況等を踏まえ決定されるとお聞きしておりますので、本町の医療費財源織り込み済みかとの御質問については、現在は織り込んでおりません。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 先般の山陰新報の記事によりますと、松江市においては国が始める幼児教育・保育の無償化と県の子供医療費助成の拡充によって年間6億円の市負担の軽減につながるというふうな試算を示しております。県の医療費助成において、小学校6年まで拡大する方針は本町の独自のこれまでの助成財源としてはこれが幾ら浮くことになるのか伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  現在の県の医療費助成制度は、就学までの子供の医療費を1医療機関通院1,000円、入院2,000円を自己負担の上限とし、財源の2分の1を市町に助成するものでございます。今後の県の方針としては、現行のしまね結婚・子育て市町村交付金事業の新たなメニューとして小学生の医療費助成を追加し、助成限度額を増額することを検討しておられるようでございます。まだ県の試算の段階では、現在の本町における交付金の交付額は約370万円ですが、今後拡充される場合、200万から300万円程度増額になるようでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 国の幼児教育・保育の無償化と県の子供医療費助成の拡充によって浮いた財源を早速に関連経費に充当し、新たな施策に活用する考えはないでしょうか。特に高校生までの医療費助成を2町村の吉賀町、知夫村は先行しておりますが、本町においてそれに追随する考えはないでしょうか、伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  これまでも都度御質問をいただいております高校生の医療費助成につきましては1,000万円程度、また先ほどの県の助成を引いても700万から800万円程度の財源が必要と試算をいたしております。先般、奥出雲町の総合戦略外部評価委員会において予測以上に減少し続ける人口、特に20歳から30歳代の若者の流出が多い現状への対策として、出産・子育て支援について根本的な対策が必要との御意見をいただいておるところでございます。今後総合戦略を改定する中で子育て支援施策について重要課題と位置づけ、子育て世代の皆さんの御意見を十分伺いながら、長期的な見通しを持って有利な子育て支援策を総合的に検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 早速に高校生までの医療費助成ということはなかなか厳しいということでございますが、横田高校の教育魅力化、これにもつながることでもございます。もちろん町長お話しになりました子育て支援も大変重要な課題だというふうに思っております。いずれにしてもこうした浮いた財源等をひとつ有効活用いただいて、将来につながるような人口減少の歯どめ、増加につながる施策を展開していただきたいというふうに思うところでございます。  次に2つ目の項目ですが、棚田地域振興法の成立を受けて期待をするものはということで、本町には棚田百選に選ばれた大馬木地内の大原新田を擁しておりまして、町内にはそのようないわゆる棚田は至るところに広がっているというふうに思うところであります。  そうした中で、今回棚田地域振興法が去る6月12日に可決成立をいたしました。棚田の荒廃を防ぎ保全をしていくため、国を挙げて棚田地域を振興する枠組みをつくり、農業生産にとどまらない多様な活動を省庁横断で支援するとしており、棚田地域の振興に向けての国の責務を明確にし、都道府県は振興計画を策定をする。市町村は、振興活動に励む農業者や住民、NPO法人などでつくる協議会を組織するよう定めております。  同法では棚田を貴重な国民的財産と位置づけ、国は棚田地域活動支援に向けて財政・税制上の措置を講ずるとしております。国は、都道府県の申請に基づき振興措置が必要と判断した地域を棚田地域に指定をするとしております。このことについて、本町の同法への対応方針を伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  棚田地域振興法は、さきの通常国会において可決成立をいたしました。本町としましても、日本棚田百選に選定された大原新田を初め、たたら製鉄に由来する棚田を多数有しておりますので、今後の棚田の維持、保存、地域振興対策に大いに期待をいたしているところでございます。  国は法律に基づき8月22日に基本方針を閣議決定し、これから都道府県や市町村に説明会等で周知されると思いますが、現時点で県も詳細な情報を持ち合わせていないと伺っております。したがいまして、県の地域振興計画が現時点では策定されておりませんので町の対応方針を申し上げることはできませんが、今後さまざまな機会を通じ情報収集に努め、県の計画策定の過程において取り組みを進めてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 今お話しのように、本町にはたたら製鉄に由来する棚田も随分あるということで、この指定については当然本町もこの指定地域に入るのではないかというふうに思っておりますが、この指定地域の範囲というものが集落単位なのか地域単位なのか、また市町村単位なのか私もわからないわけでございますが、今のお話のようにまだ詳細な中身については未定というか不明ということでございますが、ここらあたりの内容がもしわかればお話しいただくといいんですけども、ありますでしょうか。未定ということですか。  まだ十分にそうした内容等については示されていないというふうなことのようでございますが、同法の基本的な方針は棚田などの保全、それから保全を通じた多面的機能の維持・発揮、あるいは棚田を核とした地域振興を上げております。これまで中山間地域等直接支払交付金、それから多面的機能支払交付金等、本町のような条件不利地域での農業生産活動に対して支援が行われてきておりますけども、今回の指定棚田地域についてはその違いはどういったことなのでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  現在、中山間地域等直接支払交付金は、農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するための活動に活用いただいております。また、多面的機能支払交付金農業農村の有する多面的機能の維持、発揮を図るために、地域の共同活動等に活用いただいております。  しかし、これら交付金に対し、このたびの法律では国が法に基づき組織された指定棚田地域振興協議会に対する情報提供や助言の支援について、必要な財政上または税制上の措置を講ずるとされております。内容につきましては、県に確認をいたしたところ具体的な支援内容が不明であり、現時点では既存の交付金と比較することはできない状況でございます。今後制度設計がされ、来年度予算編成の中で明らかになるものと思われますので、いましばらくお待ちをいただきたいと存じます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 同法がまだ具体的な施行がないというようなことで、十分な内容が把握できないというふうなことのようでございます。当然本町もこのただいまの棚田の指定地域については、当然指定が行われるというふうな期待をするとこでございますが、中身についてははっきりわからないというようなことですので、効果がどういったことが期待できるかということだと思います。内容的にはそうなんですけども、ぜひこうした本町のような中山間地域条件不利地域での棚田の管理というようなことについては、国のほうが大きく前進をしていただくということでございますので、そういう意味では効果を期待するとこでございますけども、町長としてはどういった期待度があるのか。あればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  このたびの法律では、棚田地域振興活動を担うべき人材の育成・確保のために必要な措置を講ずると記載されているだけで、具体的な支援内容が明らかになっておりませんので一概に申し上げることはできませんが、本町で進めております棚田での農業の生産、農地の保全、景観形成を進める上で非常に大きな追い風になることを期待をいたしております。  なお、一昨日の新聞でございますが、日本百選に選ばれている島根県内の7地域で地域の面積がおおむねこの10年間で70ヘクタールが60ヘクタールということで17ヘクタール耕作放棄地と申しますか、そのようなことがどうも発生しているということが新聞記事になっておりましたので、御報告をさせていただきます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) ただいま説明ありましたように詳細はわからないということでございますけども、このことについては私たち農家の立場としては大いに期待を持ってやっていきたいなと。また、それに効果的な施策を町のほうでぜひ展開をしていただきたいというふうに思うとこでございます。  それでは、次に3つ目の項目でございますが、日本農業遺産認定に係る特産品の認証制度についてお伺いをいたします。  日本農業遺産認定に係る本町の特産品に認証制度を設けて、町外、県外への認知度を高めるとともに、有効な販路拡大につなげる認証マークロゴマークでございますが、これを検討を始めるとしておりますが、このことについて伺いたいと思いますが、このことについては昨日の一般質問にも町長答弁として農業遺産プロジェクトチームロゴマークの作成なども検討に入っているというふうな回答がありました。また、世界農業遺産ワンランク上を目指すというふうな取り組みも始まっているというふうなことでございます。これは関連する上からも、慎重といいますか丁寧なこのことについての取り組みを進めておられるように受けとめましたけども、我々住民としての農業遺産認定の最大のメリットというのは、本町の観光振興とかあるいは農業振興等に住民への経済波及効果、これが最も関心事でもありますし重要なことだというふうに思っております。できれば効果が期待できる施策があれば、急ぎ進めていただきたいというのが地域住民の思いだというふうに思っております。  進展状況は昨日の質問の中では詳しい内容は特にありませんでしたけども、私らといたしましては年度内ぐらいにはそういった特に農家の特産品あるいは商工業者の特産品の特定、あるいは認証マークといったものが作成ができるんではないかというふうな期待を持っておるとこでございますが、このことについて町長に伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。昨日の藤原和範議員と答弁が重なりますが、お答えをさせていただきます。  日本農業遺産認定に伴い、本年4月より関係する5つの課による農業遺産推進プロジェクトチームを設置し、農産品の認証制度、農泊の推進、また住民の皆様の自信と誇りにつながる取り組みを中心に検討を行っております。日本農業遺産は奥出雲町地域として認定いただいておりますが、今後目指していく世界農業遺産では認定される区域を限定することも想定をされております。したがいまして、農産品の認証制度基準設定等については今後目指していく世界農業遺産認定申請との関係から継続して検討を行っていくこととし、認定1年目である今年度はロゴマークを募集、作成し、シールやパンフレットなどに活用していくことでイメージアップと宣伝効果を図るよう現在検討をいたしているところでございます。  なお、山陰経済ウィークリー9月号に「日本農業遺産・奥出雲町の産業振興」の特集記事が5ページにわたり掲載をされたところでございます。それにつきましては、けさほど皆様方のお手元のほうにお配りをさせていただいております。この山陰経済ウィークリーと、中国新聞のほうにも大きく掲載をされたというふうなところでございます。また、農林水産省や本町のホームページに日本農業遺産認定の情報が掲載されております。このほか、年内を目途に棚田景観を初めとした奥出雲町のPR映像を作成をし、発信する計画でございます。今後、さまざまなツールを活用して宣伝、PRを行ってまいりたいというふうに思っております。  昨日も藤原和範議員様の中で、やはりこの日本農業遺産が追い風になって現在ふるさと納税も昨年度と比較して大幅に増加をいたしているところでございます。今後、年末に向けてさらなるPR活動をして、奥出雲町の産品を全国のほうに発信してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 日本農業遺産については、一応順調に進展を今図られているというふうに理解をしたところでございます。ぜひ本町の経済波及効果がさらなる高まりができますように、ひとつ御努力をいただきたいというふうに思います。  最後になりますけども、4項目めの玉峰山の観光資源開発取り組みについて伺いたいと思います。  6月議会で、玉峰山の山林取得についてさまざまに論議を重ね予算措置を決定し、取得することに至りました。取得の要因は、地元住民にとって最重要な水源涵養山林の確保、これはもちろんのことでございますが、玉峰山の観光資源としての開発整備をうたっております。これをぜひ年次的、計画的な取り組みを求めたいというふうに思うところでございます。  特にこうした開発整備につきましては、近場では安来市広瀬町の月山富田城址、お城の跡ですね、この整備事業、こういうものをちょっと参考にしたいというふうな思いがありまして若干調べてみました。月山の富田城址は、平成27年から5カ年計画で大々的な景観保全整備を進めてきておりまして、ことしが最終年ということであったようでございますけども、御承知のように事業を遂行する過程で不祥事が発生をしたということで、本年は事業を休止しております。したがって、来年度の完了を目指すということでございます。しかしかなりな整備が進んでおりまして、これまでの月山富田城といったイメージから全く見変わったすばらしい景観ができ上がっておるところでございます。  そうした中で、昨年ですか、全国の山城サミット、こういったものを開催し、観光振興にも大きく寄与している。また、全国の100名城、山城ですね、これにうたわれておるということで、ちょうど現在ではこの山城の全国ではナンバーワンに認定されたというふうなことの説明も受けたところでもございます。この月山山頂に至る遊歩道の周りの雑木を大々的に伐採をして、山頂には広い景観の中に往時の城跡をとどめる石垣など随所に丁寧な整備が施されております。  玉峰山は城山ではございませんが、この雑木の整備というふうなとこから見ますと、非常に遊歩道の整備から周りの雑木整備というようなことが大きな作業になるのでないかなというふうに思っておりますが、せんだって町長も9月の7日でしたかね、玉峰山に登頂されたというふうなことでございますが、多分若干の感想もお話しされましたが、山頂付近の景観はとても十分と言えないというふうなことでございました。私もこの山頂から亀嵩地域の集落、町を眼下に見おろすというふうな思いで上がってみましたけども、とてもそういった風情はなかったというふうなことでございます。  しかし、この安来の月山富田城址についてはまさに眼下に見おろす広瀬の町、これは往時をしのぶに十分な景観というふうになっております。  ちなみに、この事業がさまざまな補助事業を入れて約5億円というふうな全体的な事業のようでございます。とてもそういった事業費の捻出というのは厳しいわけでございますが、毎年でも遊歩道の整備あるいは山頂付近の雑木の整理等、少しずつの整備でもやっていただくことが大切なことではないかなと思っております。  本町においては、吾妻山あるいは鯛ノ巣山、三沢の要害山、こういった山を有して、地元の皆さんが大変誇りに思ってボランティア等で整備を進めて、地域おこしに随分貢献しておるとこでございます。ぜひ玉峰山においても地元の皆さんがさまざまな御努力をいただいて、すばらしい登山の山にできることを期待するとこでございます。ぜひ玉峰山頂からの亀嵩地域の眺望を実現することを望むものであります。こうしたことについて、町長の御意見を伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
     今回の取得予定の山林の利活用については、川西議員の質問においてお答えをいたしたとおりでございますが、山頂から三瓶山あるいは大山、そして中海、境港方面、さまざまな山脈等が見渡せる非常な絶景地でございます。用地取得が完了した折には、障害となる木の伐採等を実施することを検討してまいりたいというふうに思っております。  昨日も申し上げましたように、私も9月6日の土曜日でございました。2時間少々かけて晴天にちょうど恵まれたときでございましたが、山頂を目指して登山をいたしました。ただ、登山道は吾妻山、そして船通山と比較して非常に狭い。もうササが私らの体に迫っている。本当に狭い登山道でございまして、ここらもしっかり整備しなければならないというふうなところで、そして2時間少々かけて山頂に登って絶景を見ようと思っても、樹木で生い茂って全く見えない。そして山頂にもさまざまな木が生い茂っておりまして、なかなか景観上よくないなと。用地を取得が完了すれば、やはりさまざまな登山道の整備とか眺望ができるようなことにしていかなければならないというふうに強く強く感じたところでございます。まずは用地取得のほうが先決でございますので、また契約案件等でお願いをすることになろうと思いますので、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。  なお、安来市の月山富田城跡地の公園整備については、史跡公園として歴史的景観の復元や遺構の復元などに重点が置かれておりますので、同様な整備は不可能ではないかなというふうに思っております。玉峰山も出雲国風土記にその名がある歴史のある山でございます。地域の史跡等との連携をとりながら、今後取得が可能になった折には年次的に整備を図って、地域振興に結びつけてまいりたいというふうに思っております。  そしてまたもう1点、この玉峰山一帯はまだ地籍調査が一つも入ってない地域だということを担当者のほうからもお聞きをいたしているところでございます。さまざまなことがあろうと思いますが、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 村尾議員。 ○議員(11番 村尾 明利君) 本町には地域資源がさまざまにあるというようなことで、私たびたび申し上げますけども、他町村からはうらやましがられるような自然環境に恵まれた本町でございます。しかし農業遺産もしかりですが、過去から綿々と続いたこうした遺産を我々がしっかり後世につないでいくということは当然お金もかかるし、さまざまな努力も必要でございます。なかなかこうしたことにお金をかけるということが厳しいわけでございますけども、本町のやっぱり将来を見据えたポジティブな思考、いわゆるネガティブ思考であれもだめこれもだめというふうなことではなくて、積極的なまちづくりしていきたいというふうにも私は思っております。特に奥出雲町は自然環境や史跡やその他古い遺産が主でございますが、これに甘んじて奥出雲町を秘境の町、あそこなら古いもんが何でもああよとか、全く発展性がないよと。こういうふうなイメージを持たれてはいけないと思っております。ぜひ明るいポジティブなまちづくりで行政をつないでいっていただきたいというふうに思うところでございます。玉峰山の整備についても、そうした思いをしっかり後世につないでいっていただきたいというふうに思うとこでございます。  以上で終わります。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 次に、12番、大垣照子議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 今議会において一般質問の機会をいただきましたので、玉峰山周辺の山林、亀嵩団地取得問題と学校再編問題、成人式典の3項目について町長に質問をいたします。  まず初めに玉峰山周辺の山林、亀嵩団地取得問題について質問をいたします。  6月議会における一般会計補正予算9,065万9,000円を議会は賛成多数で可決しました。この財源は全て町の基金を取り崩したものですが、問題なのはこの中の半分以上を占める玉峰山周辺の山林、亀嵩団地取得にかかわる4,600万円です。6月議会で予算と同時に購入の請願まで提出されるなど、本来考えられないことが起こりました。議会終了後、私のもとへはさまざまな方から説明を求める問い合わせや意見、疑問視する声が寄せられましたが、私自身よく理解できてなくて答えられませんでした。  町長は議会への提案責任者です。町民の皆さんからはどのような声が町当局に届いているのかお聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  用地取得については、数名の方から御意見を頂戴をいたしております。内容については、賛同していただいた方もございますし、飛び地部分の取得については疑問の声もいただいております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) いろいろな意見が当然あると思います。  私のところに届いている質問、意見等は、賛同ではないほうの意見が多うございました。やっぱり私自身が聞かれてきちんと説明できないということが、私はすごく問題だと思っています。それにはやっぱり町からの情報が余りにもなかった。このことについては、今後に至ってやっぱり考えていただきたいというふうに思います。  続いてですが、取得理由については谷奥鉄山生産森林組合所有分の54.2ヘクタール分について、これは放置すれば所有者の不透明化や将来的な観光や山林資源の維持管理にも悪影響を及ぼすおそれがあるとし、6月議会での質問に町長は高野町の大鬼谷キャンプ場様の施設を整備すると答弁をなさいました。これらの山林のほとんどは保安林です。もろもろの整備条件が困難と考えます。  先ほど同僚議員の質問もございましたけれども、本当にこういったところが整備されるのか、そのお考えをお持ちかお伺いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  整備計画については、6月議会において個人所有地、飛び地の土地については隣接の土地の取得を含めた一体的な構成の中で他の施設の状況も例に挙げながら説明をしたところでございますが、その用地交渉も現在難航しているところでございます。  一方、谷奥鉄山生産森林組合の土地については、まずは生活用水確保が最優先でございます。水源涵養、景観等を確保することが重要でございます。もしこのまま放置すれば、組合は既に解散しており財産の処分を行う必要があり、他の所有者に所有権が移転した場合、水源の確保や観光資源でもあります玉峰山への登山等が制限される事態も予想され、町として大変な問題となります。いずれにいたしましても、取得後において地上権設定や保安林指定による制約等を踏まえ、整備計画を検討してまいります。  先ほど大垣議員さんのほうから質問もございましたように、保安林であるが問題ないかなというふうな御意見でございますが、ここらについても許可を受けた上で立木の伐採あるいは売買は可能であるというふうに報告を受けております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 保安林の許可を受けた。当然許可を受けないと木1本切ることもできないというのが常識です。  それで私は今山林の伐採も含めて答弁をされましたけれども、山林を取得する場合にはまずはどんな種類の木がどの程度あるのか。それから、利用できる価値のある立木はそれなりに少しは価値も高く買ってもらえるでしょうし、その確認をすることがまず必要でありますが、6月議会から3カ月経過しております。執行部はこのような確認作業を行ってこられましたでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。 ○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  まず、谷奥鉄山にかかわる土地と個人所有の土地について、ちょっと分けてお答えをさせていただきたいと思います。  まず、個人所有の土地につきましては、先ほど町長の答弁にもございましたように現在交渉が難航しているという状況でございます。したがって、詳細な調査はできておりません。  谷奥鉄山の土地につきましては、去る7月の23日において土地の所有者あるいは隣接者、それから森林組合のほうにも委託をかけまして現地の境界等を確認しております。  なお、その席に近畿中国森林管理局のほう、昔の営林署と呼ばれるとこですね、こちらのほうにもお三方同行いただいて、その官行造林の中の立木の状況等を確認をさせていただいております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) という答弁を聞きますと、やはり個人所有の方の山林取得についてはかなり難航しているという答弁ですので、いろいろ難しいところがあるんではないかと私も予想はいたします。  今の谷奥鉄山の森林組合の土地について、山についてはいろいろ今、7月23日に調査をしたということでございますが、これはやっぱり議会へ出されたのは一緒に出されたわけですけれども、進め方については別々に進め方をされようとしているのか。ちょっとそこのところが、予算は4,600万合わせて出ておりますけど、ちょっともう一回そこのところどういう考え方でやられるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 当初は組合と個人所有の土地を一緒に合体として考えておりましたが、今の段階で個人所有地のところについては難航いたしておりますので、全く分離をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) そうしますと、4,600万というものが同時計上はされたけれども、例えばこれを進めていく段階でそれは分離して、2,800万と1,800万と分ける考えでいらっしゃるということですか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。  今の組合の2,800万と個人所有の土地1,800万、これは今の段階では別個にして議会のほうへ契約案件として提示したいというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) そうしますと私の質問内容も変えざるを得んような感じにはなりますが、とりあえず通告をしておりますので通告に基づいて質問をいたします。  松江在住の個人の山林所有者とこの森林組合との売買協議中に個人の方が体調を崩し山林売買は中止となり、個人の申し出により合計約60ヘクタールの山林を町に買ってくれというものです。しかしながら購入への請願は地元から出されており、町がこのような膨大な山林を個人の申し出により購入しなければならないその理由は何なのか。しかも、20年前の購入金額でということでございます。当時の購入金額を証明する書類等は議会には全く示されてなく雲をつかむような話で、誰が聞いても納得ができません。  6月議会の予算委員会での課長答弁は、納得できるものではございませんでした。したがって町長の出席を求めましたが、これもかないませんでした。議案の提案者でもあり、行政の責任者でもある町長が説明も答弁も十分にできないものを議会に出してくること自体は、再々申し上げますが議会軽視も甚だしい。きょうは町長、誰もが納得できる説明と答弁を求めます。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  御指摘の件につきましては、川西議員の質問でお答えをしたとおりでございますが、用地取得の経過として地元自治会等からの要望と個人所有の土地も含めて一体的に取得をし、整備を進めていく考えでございましたが、先ほど来からお話をいたしておりますように、契約金額等について条件が合わない場合は契約をしないこともあり得るというふうに考えております。とりあえずは以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 先ほどから保安林のことがお互いにいろいろ申し上げておりますけれども、保安林は伐採や開発に制限を加える森林と位置づけられております。そしてその役割として落石や雪崩防止、土砂の崩壊や土石流出防備など、その種類は17種類あるとされております。これらを踏まえるとキャンプ場とかの整備は不可能に近く、そして今、飛び地の部分については別に考えるというようなお話でございましたけれども、これだけの広大な森林の購入、先ほど同僚議員の質問の中にもございましたが、安来の月山富田城のところ、あそこは5億円ぐらいかかって整備したというふうにおっしゃいましたけれども、そこまでいかないにしても整備するとすればかなりの金額が必要になってくるということでございますけれども、そこを本当にそういうふうに整備できるのか、管理がどのようになるのかちょっと不安がございますので、お聞かせをいただきたい。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  まずは取得をした折には、やはり再三申し上げておりますようにまずは水源の涵養あるいは登山道の整備、そして登山道から大山あるいはさまざまな三瓶山ですか、そこらが見渡せるような、眺望ができるような景観をしっかりすることが先決でございます。  そして、6月議会でも私申し上げました。やはり大鬼谷キャンプ場のような整備をしたいという構想はございますが、やはりそこらも財政上の問題もあろうと思います。そこらはしっかり検討しながら、できるようなことから先手がけてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 確かに取得をすれば何もしないでほっとくということにしてはいけないと思いますが、買うということになれば先ほど登山道の整備もしないといけないという答弁もございましたが、しかし町内の生活道、実際のみんなが生活している、そういうところの整備がまず先ではないかと私は感じております。やっぱり予算限られておりますから、そのお金の使い道というのにはやっぱり優先順位をつけて、多くの町民の皆さんがその費用対効果を感じられる、そういったことからやっぱりやっていくべきだと申し上げておきます。  私は、土地問題や登記関係の仕事をなさっている、それをなりわいにしている方に今回の件について話を伺ってみました。その方はこのように申されました。ほとんどが保安林であり、木も切れないので利用価値はない。そのようなものを町が買う意味はない。そして、キャンプ場など本当につくれるのですかと。以上のことを踏まえ、町が管理するというのなら所有者から無料でもらうぐらいのものですと。しかし、これだけの広大な山林を購入して本当に管理ができるのですか。何のために購入するのですかと言われました。町民の皆さんも、この方の話のほうが理解できると思います。購入は考え直したほうが賢明と思いますが、町長の考えをお聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  先ほど申し上げましたとおり、まずは生活用の水確保が最優先でございます。用地取得後の整備としては既存の施設を利用することを基本といたしまして、再三申し上げておりますように登山道、山頂からの景観、玉峰山荘との連携も考え規制等の条件や財政面を考慮し、今後検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 先ほどから答弁の中では個人の方の山林とこの組合の山林の取得については別個に考えるということでございますので、個人の方のは難航してるということでございますが、この方の名前は予算委員会でも申し上げましたけれども、これで3回出てきますよね。経過をずっと阿井の山からして、舌震の山もそうであり、今回で3回目であります。通常考えられないですよね。同じ人の山ばかり、こうやって町が購入したりいろいろやっていくなんていうことは、よほどの目的があってきちんとした計画が立てられていて、それでここはこうなのでこの土地を下さいというのであればそれは理解ができると私は思っております。しかし、今回はちょっとそれとは違うような気がいたします。  かつて阿井の町民の森として購入、管理するとした1,200ヘクタールの管理について、購入したいという話があったとき、私はこれほどの広大な山林の管理は管理人でも置かない限り管理できないと申し上げましたが、現在どのように管理されているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  阿井団地については、境界確定のための地籍調査を現在計画的に実施をしており、作業道の整備や取得前に伐採された奥内谷の山林には新植等も実施しているところでございます。町民の森の目的である国土保全や水源涵養などの役割は既に果たしているものと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) その程度のことでございますね。なかなか本当に山というのは、今、うちはそんなに山林はたくさんありませんけれども、それでも山の中へ入るということがなかなかできない。管理ができない。だから有害鳥獣に荒らされるという副作用がついてきてるわけですけれども、こういうこともやっぱりしっかり考えていかないといけないと思います。  団地化している山林というのは、町内各地にまだまだございます。この亀嵩の団地を購入するというのであれば、他の地域の団地化している山林も所有者からの売買の希望があれば所有者の希望価格で購入しなければ行政としての公平さは保てませんが、行政の責任者としてその全てに対応されるのかお伺いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  今回の契約についての考え方は先ほど回答したとおりでございますが、今後も町民の森の用地取得については趣旨を十分に検討の上対応してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) そしたら趣旨が合えば検討するということは、検討ということは買うも買わんも検討ですからどっちにつくかわかりませんけれども、しかしながらやっぱりそういう答弁をされるということは、検討するということは私はいい方向に検討するというふうに思っていますから、そういうふうに対応するというふうに受けとめますので、今後いろいろ問題が起こるのではないかと予言をしておきます。  そして6月議会でやはり私は納得できる答弁が得られなかったので、私自身でできる調査をいたしました。それによると、谷奥鉄山生産森林組合の法人成立は昭和60年8月12日で、森林経営等及びこれらに附帯する事業を行うことによって組合員の経済的、社会的地位の向上を図ることを目的とし、出資額は1口9万円、そして総口数は80口で、出資総額は720万円となっています。議会に出された取得価格は2,800万円であり、大きな格差があります。これで計算すると、町の取得価格は1口9万円が1口35万円になります。余りにも大きな格差ですが、この取得価格の設定について説明と答弁を求めます。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  今回の谷奥鉄山生産森林組合の土地は天明3年(1783年)、今から240年前に生産組合の前身の亀嵩町谷奥の住民が買い受けをされたものでございます。その後、大正14年に全体の147町歩の2分の1を亀嵩村に寄附し、関係者は管理規程等を定め、新植などの労力を出役し、負担しながら山林の維持管理に努め、昭和60年に法人登記を行っております。  この法人登記の中で、出資総額と取得価格との大きな差があるという御指摘でございますが、出資金とは会社が事業を行うために必要な金額に対して出資者が提供したお金でございます。山林の取得価格とは何ら関係はないと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 取得価格と関係ないとおっしゃいますけれども、先ほども申し上げましたように町内にはこのような山林がたくさんまだほかにもございます。そちらでも、出資当時の金額は1口大体10万円前後のところが多いというふうに聞いております。これを現在売買しようと思っても、その半額程度でなければ売買が成立しないと伺っております。このような一般的な実態と町の高額な取得価格差について、これはやはり疑問を呈しないといけないと思いますが、どのようにお答えをなさいますでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますが、先ほど申し上げましたように私は出資総額と取得価格とが大きな差があるというふうなことは理解しがたいというふうに思っております。このようなことで、先ほど御説明を申し上げましたように、当初その大正14年に亀嵩村のほうへ147町歩のうち半分を無償提供していただいたというふうなこともございます。今回のこの谷奥鉄山生産森林組合の総面積が54ヘクタールということで、単価的には立木等も含めて2,800万でございます。これは1平米当たり52円の金額でございます。奥出雲町が今山林等を購入しておるのは、大体平米単価100円で購入をいたしているというふうに私は認識をいたしております。決して谷奥鉄山の山林が高いという判断はいたしておりません。  再三申し上げておりますように、松江市の個人所有の土地はやはり平米単価、一つの35ヘクタールは302円、そしてもう一つが20ヘクタールの山は377円、ちょっとこれに関してはやはり高いということは当初から私も思っておりました。議会で承認を得ることは非常に厳しいというふうなことを申しておったわけでございますが、押しなべてこの全ての60ヘクタールの山林、立木も含めてトータルでいけば77円という金額になろうかと思います。このようなことで、一応私は町長として取得をしたいというふうなことで判断をいたしたところでございますので、先ほどから大垣議員さんが言われるように出資総額と取得価格の関係について御理解いただけないようでございますけれども、私は再三申し上げましたように私の説明で御理解をいただきたいというふうに思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 御理解をいただきたいというのであれば、これを提案するときにきちんと説明を果たすべきです。それがないからみんなが不安になり、どうなるのかと。これは高いんじゃないかと。そういうことにつながるわけなんですよ。だからきちんと提案時に説明すべきことを説明しないから、議会としても議員としても理解ができないということがあります。反省をしていただきたい。  それから、ことし6月議会のときに出されました6月3日の説明書では、同組合の解散は平成30年2月と書かれておりますけれども、間違いございませんでしょうか。  また、この山林は国との間で昭和33年12月から令和6年3月までの65年間、官行造林としての契約を締結してるというふうに書かれております。そうであるならば、この時点で町が取得することは不可能ではないのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  解散時期の御指摘につきましては、平成30年2月25日の総会において解散の決議がなされており、議事録で確認をしており間違いはございません。  また、官行造林の契約期間内に取得することは不可能との御指摘については近畿中国森林管理局と事前に協議をしており、公有林官行造林地処分(所有権移転)承認を受け、移転後も継続することで取得ができることを確認をいたしているところでございます。  参考でございますが、登記上の件について申し上げますと、登記上は平成30年4月27日でございます。森林組合法第83条第2項の規定により、県知事の許可を受けた日をもって登記がなされておるようでございます。  なお、法人は既に解散をいたしており、いまだに資産を有しており、これを処分する必要があります。したがって、これが他人に渡った場合には町としても大きな問題になるではないかなというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) そういうことであるのなら、きちんとその6月3日の説明書にそのように書かれておりますから、きちんとそのときに説明をしてもらわないといけませんよね。これでは私たちが見た、読んだ、聞いたそのものは、このまま国との契約が令和6年3月まで契約を締結というふうに書いてあるんですよ。だからその段階で、きちんと説明する段階で、逆に言うとこういうのを書かなければいいんですよ。それがきちんと話し合いができているのであれば。誤解をするような表示の仕方、説明の仕方というのは全く私はよくないと思っています。
     今、町長いろいろ答弁されましたけれども、この森林組合は登記上は平成27年4月9日付にて8人の理事が登記されて、平成30年5月11日に解散登記がなされています。これが正式な解散になると思います。法務局に届けたもの、その日が正式なものになると思います。そして、同日付において2人の清算人が登記をされております。6月議会の予算委員会では清算人と契約するとの課長答弁があっていますが、そのうちの一人はここの理事をやっていた方でございます。また、個人の方の山林は平成4年9月17日と平成5年3月15日付にて所有権を取得をされています。この6月議会の予算委員会では、同生産組合の清算人と契約するとの答弁があっております。そして、令和6年3月までは官行造林として国の契約締結ということ。そして個人からの申し出もあったということで請願は地元の振興協議会から出されておりまして、本当に誰が主役でこのことに当たっているのかというのが、いっぱい団体があってちょっとわかりにくいですよね。だからこういうものをやっぱり出すときはきちんと整理をして一本化して、町長の名前で出てるわけですから。今後に至っては私たちが混乱するような、疑問を持つようなそういう議案の出し方はやめていただきたいと申し上げておきますので。  続きまして、学校再編問題について質問をしたいと思います。  この問題については、今議会初日の10日、町長初め教育長等から急遽三成小学校改築事業の凍結について、これまで建設予定地としていた仁多中学校周辺が島根県が令和2年度に指定予定の土砂災害特別警戒区域、通称レッドゾーンと土砂災害警戒区域、通称イエローゾーンに新たに該当することが確定的となったため凍結するとの説明を受けました。7月下旬にはこのことの指定予定が判明したということでございますが、議会への説明は1カ月以上も経過してからでございます。  今議会の一般質問の通告締め切りは9月2日であり、通告書を提出した後の説明であったためにこの状況が全く変わりまして、通告書が意味を果たさないものになりましたので、少し質問内容を変えさせていただくことを御理解いただきたいと思います。一応議長の許可をいただいております。  この仁多中体育館奥の建設予定地については、既に校舎の後ろは平成2年に急傾斜地であり、土砂災害警戒区域に指定されていました。したがって、三成地区での再編計画説明会にもさまざまかなり厳しい意見や指摘がなされましたが、そもそもこの場所は適地ではなかったということだと思います。  私はこの1年半、学校再編を進めるためには議会や町民の皆さんの意見を十分に聞き、不安の解消を初めきちんと手順を踏まなければ混乱が起こり困難になることを訴えてきましたが、結果としてそれが現実のものとなりました。三成小学校改築が突然の学校再編と報道され、この半年間町民の皆さんに大きな不安と混乱を与えたことについて、町長は今議会の冒頭提案説明時に謝罪をなさいましたが、教育長、あなたはどうなんでしょうか。どう感じているのか。謝罪があればしてください。 ○議長(藤原 充博君) 塔村教育長。 ○教育長(塔村 俊介君) 大垣議員の御質問にお答えいたします。  まずは今回の三成小学校移転改築予定地について、御指摘のとおり新たにレッドゾーン、イエローゾーンに指定することが判明いたしました。法律的には可能という判断もございますが、将来にわたる学校拠点、そして防災拠点になる重要性を踏まえまして、また昨今かなりの豪雨災害が頻発しております。そのようなことを踏まえて、断腸の思いで断念をする方向となりました。そのことにつきまして、現実的にはこれまで真摯にいろんなことを御協議いただいてる各地区の協議会の皆様、また保護者の皆様等に御迷惑おかけすることについて心からおわびいたします。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) そして、どこへ質問が飛ぶかわかりませんので皆さん心構えをよろしくお願いいたします。  お目つけ役でもありアドバイザーでもある副町長、一連のこのあり方についてどのように感じておられるかお聞きします。 ○議長(藤原 充博君) 副町長。 ○副町長(奥原 徹君) 御指名でございますので。  先ほども申し上げましたとおり学校の再編の問題、町長、教育長の答弁もございましたけども、さまざまなハザードマップの問題、あと住民の皆さん、PTAの皆さん、地域の皆さん、いろんな御意見もございました。そういった御意見も含めながら、要は本当にどういった教育が一番いいのか、子供たちにとってこれからの将来を担う子供たちがどういう教育をするべきかという部分、その目的は同じでございます。これからも総合的な部分含めて、さらによりよい教育に向かって検討はしていきたいというふうに思っています。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 副町長、しっかり町長をサポートしていただきたいというふうに申し上げておきます。  それから、これからは余りきついことは言いませんので。今回は県の土砂災害特別地域指定による凍結と理由づけられましたが、町民の皆さんの多くはとりあえずほっとされていると思います。今後新しい学校建設をするのであれば、広々とした場所に明るい太陽の光がさんさんと降り注ぐ、そして児童や生徒から通うことが楽しくなるすてきな学校と思ってもらえるような学校を建てるべきと思います。町長のお考えをお聞きします。  また、この凍結によって現在耐震問題のある学校についてはどうする考えかお聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  教育長そして副町長と重複する件があろうかと存じますが、やはり今回の学校再編計画につきましては、多くの町民の皆様方に大変御心配をおかけいたしたところでございます。今後は議員の皆様方、そして町民の皆様方の声を大切にして、すばらしい塔村教育長が掲げる日本一の学校をつくってまいりたいというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げる次第でございます。  また、スケジュール的なことは教育長のほうに説明をさせますが、私からはちょっと控えさせていただきます。どうかよろしくお願いします。 ○議長(藤原 充博君) 教育長。 ○教育長(塔村 俊介君) 御質問にお答えいたします。  今後のスケジュール等につきましては、議会の初日の委員会の中でも御指摘いただいたように、今議会中のところで今後の大まかなスケジュールをまずは進めさせていただきたいというふうに思っております。  耐震化の御指摘もいただいております。それも今回は耐震化と土砂災害というのは違うことでございますが、安全性の確保というのは大変重要なことだというふうに考えておりますので、そこに大きな影響が及ばない方法を考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) もともと三成小学校の改築については、耐震にひっかかってる校舎があるからということで話が発展してきたものと私は考えております。今後は学校再編にかかわらず、このような大きな問題については膨大な予算もかかることから失敗は許されません。今回の改築予算については国の交付決定もいただき、取り下げ手続をしなければならないことは何とももったいなく恥ずかしいこと、そして残念なことでもあります。これら一連の反省の上に立って、これからは町民の皆さんや議会の意見に耳を傾け、慎重の上にも慎重に事を運んでいただきたいということを申し上げます。町長も先ほどそのように申されましたので、しっかり受けとめておきます。  そして、教育とは何かということ。これは貴重な人材を育てていくという重大な使命がございます。教育長は、就任時に日本一の教育のまちをつくると明言をされました。そうなっていくために、教育長の覚悟を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 塔村教育長。 ○教育長(塔村 俊介君) 御質問にお答えいたします。  日本一の教育のまちをつくるという覚悟について、御質問いただいたというふうに思っております。  その思い、私は今も変わっておりません。今回の件ではさまざまな御迷惑をおかけいたしたことは素直におわびしなければなりません。ただ、今回の学校再編においてもさまざまな皆さんから、町民の皆さんから議員の皆さんから御意見をいただいております。日本一の教育のまちのためには、そのような議論を通じてよりよくするためにはどうしたらいいのか。そして、その上でよりよい方法を一緒に考えてまいるということが必要だというふうに思っております。御指摘のように大きな失敗がないように、慎重に慎重を期しながら日本一の教育のまちづくりを目指してまいりたいと思いますので、今後とも御指導、御支援のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) それから、この学校問題最後になります。ちょっと質問ではございませんが、今月15日、次の日曜日でございますが、たった9人しかいない高尾小学校の児童が東京の日本大学でにこにこ寄席を行うために高座に立ちます。どうか職員の皆様、多くの町民の皆さんの応援をよろしくお願いをいたします。  それから、最後の質問になりますが、本年の成人式について、ことしは台風10号による大きな影響が予想されたことから成人式が中止となりました。これも通告書には成人式をしていただきたいというふうにもちろん書いておりましたが、この中止は成人を迎えた若者たちには大きなショックであったと想像しています。一生に1度、子供から大人への意義あるお祝い行事。新成人の方々にとっては令和になって初めてで、特に記念すべき成人式になるはずでした。残された時間は少ないが、町として何とかことしじゅうに成人式をしてあげることはできないものかと、この話をお盆過ぎに町長のほうにお話をさせていただきましたが、先日、新年1月4日に行うとの通知がありましたので質問の意味はなくなりましたけれども、申し上げたいことは、本当にことしは思いも寄らぬ大型台風の襲来が予測されました。今後も異常気象の影響は多発すると言われております。夏も冬も天候事情が極端になってきています。今後に至っては、万が一のことを考え、例えば翌日等を予備日とすることや、積雪が多いときは開催時間をおくらすことなどの配慮が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  成人式は一生に1度のことであり、今回はやむを得ず中止をした成人式については、新成人の皆さんが20歳を迎えられる今年度中の実施ということで、来年の1月4日に予定をいたしているところでございます。  先ほど大垣議員さんから御要望いただきました実施時期を時間帯を繰り下げるとか、あるいは1日延期をするとかというふうなことは今回の事例によって来年度検討してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 大垣議員。 ○議員(12番 大垣 照子君) 新成人を迎えられる方は遠くに出ておられる方もたくさんございますので、通知をするときにそういうふうな予備日とか、あるいは開催時間をおくらす場合もあるとか、そういうことも案内状に一筆ちょっとしたためていただくと、成人式を迎える皆さんも心の準備ができると思いますので、その点は対応をしていただきたいことを申し上げまして私の一般質問を終わります。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。11時15分から再開いたします。            午前11時07分休憩   ───────────────────────────────            午前11時16分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。  10番、内田精彦議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。  私は、今回は6項目について質問させていただきます。  まず熱中症対策について、2つ目が役場庁舎受付係(案内係)設置について、3つ目が指定管理者の表示について、4つ目が公民館の看板、表示板ですが、の設置について、5つ目が奥出雲交通バスの車体色、デザインについて、6つ目が選挙公報の配布と期日前投票について質問をさせていただきます。  まず最初に熱中症対策についてでございますが、私は先般の6月議会の一般質問において本年度の熱中症対策について質問を行い、町長より次のような答弁をいただいております。1つ目がジョーホー奥出雲、ホームページにより注意の喚起に努める。2つ目が猛暑が続く状況になれば、暑さをしのぐ場所として各地区の公民館、コミセン等の施設開放を行う。避難された健康状態により、保健師が出向き健康状態のチェックを行う。3つ目が地域の高齢者の方などへの配慮をいただきたく、民生委員の皆様に協力をお願いする。4つ目が健康福祉課内へ熱中症相談窓口を開設する。健康相談を実施し、健康状態あるいは生活環境の状態においては医療機関への受診勧奨や開放施設の利用を促したい。なお、第三セクターの温泉施設等の活用も検討する。こういう答弁をいただいておりますが、本年度においてどのような実施状況だったのかお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 杠課長。 ○健康福祉課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。  まず、熱中症注意喚起の広報についてでございます。  ジョーホー奥出雲で定時放送においては5月から8月までの間、12日間で延べ16回、また7月31日昼のページング放送を1回、合わせて合計17回告知放送で注意喚起を実施いたしました。  また、広報奥出雲7月号で農業振興課と連携し農作業時の注意点も含めて熱中症予防対策の記事を掲載するとともに、町内事業所、自治会等25団体に対して健康教室及びチラシ配布等による啓発を実施いたしました。  施設開放及び相談窓口の設置については、7月1日から7日まで文字放送で周知し、これにあわせ7月1日から4日の間は告知放送も実施いたしました。さらに、施設開放については広報7月号の配布にあわせ自治会回覧文書での周知も行ったところでございます。  次に、施設開放の実施状況については、7月1日から町内各地区の公民館、コミセン、上阿井交流センターの開館日に施設開放を実施いたしましたが、利用された方はいらっしゃいませんでした。よって、保健師による健康状態チェックも実績はございませんでした。  民生委員の皆様には、6月19日の民生児童委員協議会常任委員会において独居高齢者、高齢者世帯へのチラシ配布などの協力をお願いさせていただきました。  また、今年度から新たに健康福祉課内に設置いたしました熱中症相談窓口には4件の相談があり、開放施設の利用方法、相談者自身の症状が熱中症かどうかといった内容等で保健師が対応いたしました。  これらの取り組みは、総務課、商工観光課、教育魅力課、福祉事務所、健康福祉課で構成する熱中症対策担当者会議で協議し実施してまいりましたが、今後はこの会議で今年度の取り組みや実績を振り返り、さらに来年度への熱中症対策につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 今、課長から答弁いただきましたが、ことしは施設開放の利用がなかったというふうなことでございます。昨年はたしか30名ぐらいでしたか、あったというふうに思っておりますが、これは毎年気候のぐあいで余り熱中症対策のあれがなかったというふうには思いますが、去年が30名あってことしがゼロだったということは何かあったのかとは思いますが、その辺のことについて何か感じておられればお答えを願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 杠健康福祉課長。 ○健康福祉課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。  施設開放の利用はなかったということに対して、何か理由があるかというような御質問の内容かと思います。  私どものほうでも分析を若干いたしましたけども、これはちょっと数をきちんと確認したわけではございませんけども、昨年度の猛暑を受けて新たにエアコンを設置された御家庭もあるというようなこともお聞きをしております。  また、気象条件等も今年度は6月から8月までの間でございますけども、35度を超えた日が3日間ということでございます。昨年度は同じ時期に8日間、35度を超えた日があったということで、平均気温も昨年よりは低かったのが要因ではないかと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 課長から答弁ございましたが、私も少しずつ地元いいますか、いろいろ聞いてみました。やっぱりこちらに年寄りが残っておって若い者が都会へ出とるいう方の中には、やっぱり年寄りを心配して家のほうへエアコンをつけたというふうなことで、利用がなかったという方もあったようでございます。それはそれでいいと思います。この熱中症対策につきましては、来年度以降も十分な対策をとっていただきたいというふうに思っております。  次に行きます。役場庁舎受付係、案内係の設置についてでございますが、現在仁多庁舎においては庁舎を入り右側町民課のカウンター隅において受け付け、案内をされております。専用の受付案内係でないので、来庁された一般町民の皆さんは行き先がわからず戸惑っておられることがございます。その状況において、町民課の職員がその都度対応されておると思います。横田庁舎は税務課の職員がその都度対応されていると考えますが、これで来庁者に対する受け付け、案内が十分と考えておられるのかどうかお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  現在、仁多、横田両庁舎の正面玄関に近い町民課及び税務課がそれぞれの庁舎に配置していないため、課の業務に関する連絡調整機能を初め庁舎内の案内や簡単な観光案内等を行っております。専門的なことになりますと、同じ庁舎であれば担当課へ連絡し職員が窓口に出向き対応するなど、来庁された方の利便性を現在図っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 仁多庁舎、横田庁舎、今の状況で十分やれておると、こういう答弁でございます。  私は、いろんなとこでお話しさせていただきます。今回はこういう受付係を設けたらというふうな話をあるとこでいたしましたら、せっかくその話をしておったところで、ぜひ質問していただきたいというふうな声もございました。実際問題として、毎日みたいに行かれる町民の方はもう目的はわかっておりますのでいいですが、たまに行く人は本当にどこへ行っていいのかわからない。うろうろしておれば職員の人と目が合いますので、ようやくそこで相談するというふうな状況であると私は思っております。  両庁舎に受付とか案内係として特別場所を設け、担当者を配置し対応することが町民へのサービスであると思います。近隣の市町村の庁舎においては、専属の受付、案内係が設置してございます。奥出雲町においては考えられないのか。特に、町外からの来庁の方に対しては失礼ではないかというふうに思います。  先般、雲南市へ行くことがございました。雲南市は町長御存じだと思いますが入って右側にちゃんと受付、案内係が2人体制でおられます。そこでお話を聞きました。2人おるけども、午前と午後と交代にすると。午前中の人は、午後はたしか総務課だと思いますが帰って自分の仕事をするというふうなやり方をしておられました。その足で飯南町のほうへちょっと飛んで行きまして、飯南町もちょっと調べさせていただきました。飯南町も特別な席を設けておられました。そこは1人の女性の方がおられます。この方は嘱託であるというふうなことを総務課の人に聞きましたが、そういう体制をとっておられます。  先ほどもお話ししましたが、奥出雲町はそういう体制ではないですが、それで十分であるというふうな町長答弁であったと思いますが、もう一度そのことについて答弁を願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  雲南市には午前と午後と交互に入れかわって案内係が設置してあるということは、私も都度雲南市のほうへ出かけてまいりますのでよく知っております。ただ、本町の場合にはまだこういうことを今までやったことがございませんですので、今のところ案内係が必要だというふうな住民からの要望も私には一切ございませんでしたので、今のところ設置の考えは持っておりません。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 当町においては今までそういう受付係とかそういうものを設けておらないし、今のところ町民からそういう要望もないということで考えておらないということではございますが、先ほども少し話しさせていただきましたが、地元の方はそれでいいかもわかりませんが、町外から来られた方、例えば奥出雲町で会合があるというふうなことで来られた方、入りしなのとこに本日の会議はどこというようなことを書いてあるかとは思いますが、それでもどこが場所かわからないというふうなことがあると思います。ぜひとも案内係、なかなか費用のこともあろうかというふうには思いますが、ぜひとも設置していただきたいというふうに思います。  飯南町を先ほどお話ししましたが、飯南町へ行きましたら受付係でこういうことをちょっと聞きたいというふうなことで、選挙のことで行ったんですが聞きましたら、そこから連絡をとっていただいてその職員さんが出てこられて、ロビーみたいなとこでお話を伺いました。そういうやり方のほうが私はいいじゃないかというふうに思っておりますので、町長いろいろあろうかと思いますが、ぜひ検討していただきたいというふうに思っております。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  本町といたしましては、今後とも先ほど設置する必要はないということを私は申し上げましたが、町民課と税務課での窓口対応を引き続き行いまして、総合案内の表示をわかりやすい場所に設置するとともに、来庁された方への挨拶や情報案内を積極的に今後は行っていくよう職員には指示をしたいというふうに思っておりますので、追加をさせていただきます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) ありがとうございます。ぜひとも総合案内表示などしっかりとしておいていただきたいと思います。  次に3つ目でございますが、指定管理者の表示ということについて質問させていただきます。  指定管理者については、奥出雲町公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例、平成17年3月31日制定条例第13号、そして奥出雲町公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則、平成18年6月13日制定規則第19号により、多くの町有施設をその目的によって指定管理をお願いしております。その数は、奥出雲町における行政改革についての答申の資料によれば、仁多もち加工所から川西交流会館までの25施設あると思います。しかしながら、一般の町民の方たちはその施設の建物の所有者、町でございますけども、また管理者、使用者について不明、知ることができない状況であると思います。町民への情報公開等からすれば、施設名、事業名、所有者名、指定管理者、使用者等を看板等により表示し、町民多くの皆様に何の目的で建設し、どのように使用しているのか承知、また認識いただくのが重要と考えます。そのような表示看板の設置について、どのように考えておられるのかお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  募集の際の条件といたしまして、指定管理者名の明記について言及しておりませんでしたので、表示の実施の有無、方法について指定管理者と相談しながら今後検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。
    ○議員(10番 内田 精彦君) ぜひとも表示をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、公民館の看板、表示板の設置についてでございますが、これ通告しておると思いますので先にちょっとお聞きしますが、各9地区公民館ございますが、看板がないとこの公民館があると思います。この確認をされたのかどうか、最初に聞かせていただきたいと思います。これ教育長ですか、お願いします。 ○議長(藤原 充博君) 堀谷教育魅力課長。 ○教育魅力課長(堀谷 智樹君) 先ほどの各9地区の公民館につきまして、現場のほうを確認をしたのかというふうな御質問についてお答えをしたいと思います。  各地区のほうを巡回をいたしまして、道路の案内標識の状況、それから敷地内、道路から入りましたところの立て看板の設置の状況、それから公民館施設の入り口の近く、あるいは事務所の近くのほう、現地のほうを確認をして帰ったところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 私もちょっと確認に歩かせていただきましたが、落ちがあるといけませんのでちょっと今聞いたところでございますが、奥出雲町立公民館は奥出雲町立公民館の設置及び管理に関する条例、平成17年3月31日制定条例107号、また奥出雲町立公民館の設置及び管理に関する条例施行規則、平成17年3月31日規則第19号により設置し、管理されております。公民館として9地区それぞれ設置してあり、各地区の公民館としてその機能を十分に果たしておられると思っております。  しかしながら、鳥上、横田、八川、馬木公民館においては各公民館としての表示看板等がどこにもありません。町外からある公民館を訪ねて来られたが、表示板、道路案内標識も同じですがなく、大変な思いをされたこともあったと聞いております。条例にもあり公民館の施設もあるのに、なぜ表示看板がないのか不思議であります。表示看板あるいは案内標識の設置をすることはできないのかお答えください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  これまで各地区公民館の整備に当たり、より多くの人々が施設で交流を深めてもらえるよう、複合的な機能をあわせ持った施設として整備し、コミュニティーセンターの名称を用いてまいりました。  御提案のありました公民館の表示につきましては、まずは玄関へ入ったところへの簡易看板の表示を検討し、外部への看板設置につきましては費用を要することから、将来的な課題として検討してまいります。  なお、道路案内標識につきましては、新たな設置や施設名称の追加ができないか道路管理者へ要望してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 今、費用のこともと言われましたが、町長、何百万もかかる話じゃないと思います。費用がかかるのでちゅう話はちょっとおかしいじゃないですかね。もう看板立てるのが当たり前じゃないですか。もう一度お願いします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  看板設置等は必ず必要だとは思いますが、現状即刻すぐということはやはり費用の面もございますので、その旨申し上げたところでございます。できるだけ早急にできるように努力をしてまいります。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 費用もかかると言われるとなかなかこっちもあれですが、早急にお願いしたいというふうに思います。  また、同じようなことでございますが、また阿井と亀嵩公民館には建物に看板はあります。道路標識とか大きな立て看板がコミセンなんかありますが、立て看板等がないために所在が不明で、特に町外からの来館者に不評を受けているというお話も聞いております。先ほどの道路標識と一緒でございますが、もう一度伺いますが、このことについても特に阿井と亀嵩については本当によく町長御存じだと思います。阿井はちょっと入ったとこにございます。私もこの間阿井へ行きましたが、いつもは下阿井のほうからずっと国道を行きますが、この間は大規模林道を通って頭から行きましたら阿井の公民館はっきりわかりません、通り過ぎました。バックしてまた阿井の公民館へ入った状況でございます。  亀嵩公民館につきましても農協の隣でございますけども、あそこも非常にわかりにくいということでございますので、ここには看板はございますけれども、道路案内標識を考えていただいたらというふうに思いますので、どうかよろしくお願いしたいというふうに思っております。  この間ちょっと歩かせていただきました。一番しゃんとしておるのが三成の中央公民館、町民体育館とカルチャープラザ仁多という看板が道路標識、あの橋の渡ったとこにございますし、建物にはこういう表示、しゃんとしたものが書いてございます。こういうふうなことにしていただければ一番いいじゃないかというふうに思います。  それから、亀嵩公民館については亀嵩公民館と亀嵩基幹集落センターという2つの看板が書いてございます。こういう形にしていただければいいじゃないかというふうに思っておりますので、ぜひとも早急な設置をお願いしたいというふうに思います。  それから、5つ目でございますが、奥出雲交通バスの車体色(デザイン)についてというふうなことで上げておりますが、奥出雲交通のバスにつきましては、現在車体の色がデザインも含めさまざまなバスが走っておると思っております。私の認識では少し違うこともあるかと思いますが、奥出雲交通の最初の色、あの色は何といいますかね、ちょっとはっきりした色がわかりませんが、あの色につきまして、またデザインにつきましては伊藤隆道先生のデザインじゃないかというふうなことを聞いております。  そして、近年はデザイン学校の生徒さんによるそろばんとかオロチとかのデザインをあそこへ車体につけたバスが走っておりました。最近では何にもない真っ白なバスが、会社名だけは入っておりますが、多く見られるわけでございますが、何か理由があってそのデザインをやめて白色のバスにされたのか、お答えをお願いします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  奥出雲町交通で運行しているバスは、現在22台ございます。そのうち4台が議員御指摘の白を基調としたデザインのバスでございます。これまで島根デザイン専門学校にお願いをし、そろばんやヤマタノオロチ、仁多米など奥出雲町にゆかりの深いものを題材にデザインしたバスと、ベージュにストライプの特別塗装をした小型バスなど、さまざまなデザインのバスで運行いたしております。その後、近年購入したバスから特別塗装やラッピングなどを全面に施しますと、デザイン料等を含めて普通のバスで約100万円近くかかるそうでございます。その経費の削減と後の維持管理経費が高額になることから、奥出雲交通で検討をされ、現在の白を基調としたイメージデザインに統一されたところでございます。  また、以前導入したバスの前面に奥出雲交通の表示がないものやローマ字表示であったため、高齢者では奥出雲交通の路線バスかどうか判断できないとの御指摘もいただいたところでございます。随時更新時に漢字で奥出雲交通と表記しております。また、小型バスは行き先が電光表示でないため、夜間走りますとバスが来たかどうかわかりにくいので、この対策については今後検討してまいりたいと思っております。  さらに、今後はラッピングバスとして広告収入も得てまいりたいと考えております。本年度は出雲ナンバー推進協会からの出雲ナンバー普及啓発及び仁多米株式会社の仁多米広告の2台のラッピングバスを走らせることにしており、この広告バスをふやしていきたいというふうに思っております。  バスのデザインについては、全国それぞれの事業所においてイメージデザインで統一されており、いろいろ御意見もあろうかと存じますが、御理解をいただければというふうに思います。  先ほど申し上げました、今後はさらにラッピングをするということで、今、仁多米株式会社、このようなラッピングバスを1台走らせようということでございます。それと、先ほど申し上げました、今ここにデザイン持っておりませんが、出雲ナンバー普及啓発も走らせる予定といたしております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) いろいろ町民の方からもどうもお話があったようでございます。私のほうへもそういうお話がありましたので今回質問をさせていただいておりますが、なかなか難しいとは思いますが、バスを利用される方がほとんど朝晩は学生さんが乗られますけども、普通の明るいときには高齢者の方がほとんどだと思っております。高齢者の方は、やっぱりバス停で待っておって、向こうからバスが奥出雲交通のバスだということが少し離れたとこからわかりたいという話です。ここへ来てからバスだいうことがわかっても、なかなか準備のことがあるというふうなことも伺っておりますので、ぜひとも何かいい、ぱっと見れば奥出雲交通のバスだというふうなことがわかるようなことにしていただきたいというふうなことでございます。  これはちょっと余分でございますが、先ほどお話ししました奥出雲交通の最初の色がついた線が入ったバス、あれのデザインいいますかね、色も含めましてあれ変更にならないかというふうなお話が前に一般質問でもしたところでございます。そういうことを考えておらないという前町長からでございましたが、その後すぐ1台買われたときに同僚議員からの質問でも同じような質問されたらそういうことを考えておらないということでございましたが、1カ月後に購入されたときにはもうデザインが入っておりました。おかしいじゃないですかというようなお話もしたこともありますが、結局は住民の方から私どもデザインを変えたらどうかというふうなお話を聞いて質問させていただいたですけども、それには答えず直接本人に要望されたら変わったというのが実態であったようでございます。その分の色は今の稲穂の色と同じでございまして、バスがわかりにくい。田んぼの稲の色と一緒でというふうなことを言っておられたわけでございます。それはちょっと余分でございますが、そういうこともございまして、とにかく高齢者、利用される方がわかるようなバスのことにしていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。  それから、最後になりましたが選挙公報の配布と期日前投票というふうなことでしておるとは思いますが、選挙のことでございまして余りあれでございますが、ちょっとだけお聞きしたいと思います。  先般の参議院選挙における選挙公報の住民への配布日について、その方法について、また期日前投票期間についてということでございますが、ちょっとこれ通告しておらなかったかと思いますが、わかれば教えていただきたいと思います。  参議院選挙の告示日とか期日前投票の期間、選挙公報の住民への配布日、そして配布方法についてお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますけれど、質問は選挙公報の配布と期日前投票ということでよろしゅうございますか。  なら、御質問にお答えをいたします。  先般の参議院議員通常選挙での選挙公報は7月7日に県から受領しましたので、同日、両庁舎の期日前投票所へ、翌日の8日に各地区の公民館、サンクス、蔵市へ常設をいたしました。多くの選挙公報は新聞折り込みを行うため、委託業者での準備作業を経て7月13日の朝刊にて配布をいたしております。  また、期日前投票の期間は、告示日の翌日であります7月5日金曜日から投票日前日の7月20日土曜日までの16日間となっております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 選挙公報の住民への配布は新聞折り込みということでございました。新聞折り込みされたのが7月の13日ということでございます。そして、7日に受けて明くる日の8日に公民館とか事業所とかいうふうなところへ持っていったということでございます。  期日前投票は5日から20日間ということでございまして、その方はその選挙公報をなかなか見る機会がないと思っておりますが、私がちょっときょうお聞きしたいのは7月7日に受けて8日、明くる日公民館のほうへ持っていかれたということでそれはそれでいいと思いますが、新聞折り込みが13日ということでございまして、一般のほとんどの方がこの新聞折り込みの選挙公報で知る、中身を。だと思います。そこで公民館、私も8日に町民の声を聞く会で布勢の公民館へ行きました。そこにこれがあったので初めてわかったんですが、もう少し早く新聞折り込みをしていただく。これわかったことですので、新聞業者の方にお願いしてもっと早く新聞折り込みをしていただく方法はできないものなのかというふうに思っておりますが、その辺のことについてどうでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。 ○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  新聞折り込みもう少し早くできないかという御指摘でございますけれども、今回の参議院選挙で新聞折り込みにより対応されたのが本町以外では出雲市がどうもあるようでございます。出雲市と奥出雲町、同じ業者に委託をするような形になったわけですけども、今回の選挙公報につきましては選挙区のものと比例区のものと2種類があるということで、非常に時間を要するということで御理解をいただきたいと思います。  なお、委託業者との打ち合わせの段階では本来14日でないとできないということをおっしゃいましたけれども、とにかく早くお願いをしたいということで何とか13日にしていただいたということでございます。出雲市においては15日の朝刊での新聞折り込みになったということで、本町においてはさらに2日早いところでの対応がしていただけたというところでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) 新聞を購読していない住民の方への配布はどのような形になっておりますでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。 ○総務課長(藤原 努君) 新聞折り込みで配布をしている関係で、新聞を購読されてないところには届かないということが現実起ころうかと思います。それにつきましては、先ほど町長のほうがお答えをさせていただきましたけども、直接配布ができてないために両庁舎への期日前投票所への設置、あるいは各地区の公民館、サンクス、蔵市等へ設置し、そのことを有線放送あるいは文字放送において周知を行っているところでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田議員。 ○議員(10番 内田 精彦君) ありがとうございます。  参考でございますが、この間、先ほどもお話ししましたが雲南市へ行きましたときについでに聞いてみました。雲南市はやっぱり自治会を通じの配布をしておるということ。それから飯南町につきましては、全部郵送しておるということでございました。どれがいいかということは私はわかりませんが、なるべくなら早く住民へ配布していただきたいというふうに思っております。  なお、8日に公民館とか事業所のほうへ配布したということでございましたが、そのことをジョーホーでもっと早く言っていただいたらというふうに思います。それと、13日に一般の住民への配布でございましたら、13日には配布するというふうなジョーホーでしたかね、有線放送でしたか、することはされました。しかしながら、それは本当はその13日の少し前でした。もっと早くそういう情報を住民の皆様にお知らせしていただければ、皆さんもそのような準備いいますかをされるというふうに思っておりますので、今後はそういうことをもう少し検討していただいて、なるべく早く選挙公報を一般の住民の方へもしていただきたいというふうに思っております。  なお、先ほど新聞を購読していない住民の方へのことについて以前に選挙管理委員会、総務課でしたか聞きましたら、それは事業所のほうにあるので、そういうことを言っていただければ届けるというふうなことでございましたが、そういうことがなかなか新聞を購読しておられない方はわかりませんので、その辺のことも含めてジョーホー等で流していただければ、その方もよくわかるというふうに思っておりますので、そのような対応ができれば今後はしていただきたいというふうに思っております。  以上で終わります。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。13時00分に再開いたします。             午後0時01分休憩   ───────────────────────────────             午後0時59分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。  2番、糸原壽之議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 2番、糸原でございます。一般質問の機会をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  今回は大きく分けて4点、一問一答方式でお伺いします。よろしくお願いいたします。  そうしますと第1問目、東京五輪パラリンピックホッケー競技、横田高校出身代表候補選手への激励及び応援ツアーの実施をでございます。  御承知のように、来年の東京オリンピック・パラリンピックは夏季オリンピックとしては日本では2回目の開催となり、1回目は昭和39年、戦後復興の象徴として、そしてそれからの日本の近代化への大きな足がかりとして、さらに日本が世界の一員として国勢を世界へ示す一大国家行事として開催されました。東京−大阪間の東海道新幹線も、オリンピック開催に合わせて開通を目指したものでありました。  そして、来年の東京オリンピック・パラリンピックは東日本大震災からの復興五輪としての位置づけで開催されるものであり、まさに国家の一大イベントであり、日本の隅々までその波及効果は行き届く国挙げての大きなイベントであります。  そこで、本町とオリンピックとの大きなかかわりとなれば当然のごとくホッケー競技で、ホッケー競技は昭和57年開催の島根国体ホッケー競技の会場を当時の横田、仁多両町が引き受けたのを機に町挙げてホッケー競技に取り組み、以来ホッケーの町として全国に名実ともに知れ渡ることになり、全国レベルの小中高校等の各種大会では常に優秀な成績をおさめています。  そして、世界のスポーツの祭典オリンピックに日本代表としての選手を出すに至り、これはまさしく町民力のなしたわざであろうと思います。歴史を振り返って感じるものです。  地元横田高校出身者がオリンピックの日本代表選手に選ばれ、すばらしい活躍をし、奥出雲町の名声を高めたことは、記憶に鮮明に残っているところであります。また、このたびのオリンピックにおいてはインドホッケーチームが事前合宿として来町することが進行する中で、こうした機会を効果的に生かし、地域活性化や人づくりに積極的に取り組む必要があると思います。  そこで、次のことについて町長にお伺いします。  まず1点目、現在、地元横田高校出身のホッケー選手12名がオリンピック代表候補選手に選ばれ、代表入りを目指して頑張っています。1種目において男女合わせてとはいえ12名もの選手が代表候補になるなど、全国的にかつてないことであろうと思います。12名全員が代表入りし、日本のために戦ってくれることを願うものです。  そこで、あと1年を切った今、今後町としてどのような支援、激励をしていく考えかお伺いいたします。後世に語り継がれる支援を期待します。この選手たちは、今は住所はなくてもこれからの奥出雲町の関係人口拡大のもととなってくれることは十分期待できるものでございます。  1点目、支援、激励についてお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  東京五輪日本代表候補選手へのどのような支援、激励をしていくかについてでございますが、選手を応援する広報紙の発行や横断幕の作成など、地元町民の皆様も一緒になって支援、激励を実施してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 選手は日々練習に頑張っていると思います。奥出雲町の気持ちが12名全員に伝わり、さらに頑張ってくれて代表候補選手が代表に選ばれることを願うものでございます。広報紙での宣伝、支援、横断幕の作成等、ぜひお願いをしたいと思います。また、近づけば正選手になろうかと思いますけども、そうした折にはまた格別な物心両面にわたる支援も期待するものでございます。  そういたしますと、2点目でございます。いま一つは、オリンピックの試合の際、奥出雲町民の応援ツアーを企画、実施していただきたいと思います。本町がホッケーの町としてさらに世界へ知れ渡れば、地域スポーツの発展、地域振興につながることは疑いもなく、町内の小中高学生に夢と希望を与えるものと確信します。  片や日本チームの応援もさることながら、事前合宿を張ってくれるインドチームもはるばる本町に来てくれることですから、本町としても応援団を送るのは礼儀ではないかと思います。また、国、県へ協力要請をして誘致をしていることもありますでしょうから、行くのが当然であろうと考えます。町長の考えを伺います。ホッケー場でのスタンドで奥出雲町の応援団の横断幕がテレビを通じて世界中へ知れ渡れば、その効果は絶大なものがあろうかと思います。そうしたことも含めまして、応援団ツアーをぜひともと考えております。お伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  オリンピックの試合の際の町民応援ツアーの企画実施につきましては、宿泊先等の確保の課題がございますが、ホストタウン向けのチケット販売の予定がございます。これらを購入するなど、奥出雲町から応援に行っていただけるような支援を今後検討してまいりたいというふうに思っております。  なお、きょう事前キャンプ招致委員会のほうから、ことしの11月1日から2日あるいは3日、4日程度にかけて、このインド国のほうへキャンプ招致に奥出雲町からも出かけるというふうなことをきょうお聞きしたところでございます。目的というものは、今度インドで開催されます2020のホッケー競技の最終予選がインドで開催されるようでございます。インド男女のホッケーチームのオリンピック出場権獲得の応援、そして出場獲得の後インド国との関係機関を訪問をいたしまして、再度キャンプの実施のお願いを行うものでございます。参加者は奥出雲町からこのキャンプ招致委員会の委員長等々を初め、島根県のホッケー協会の会長、そして島根県からも御参加をいただきたいというところでございますので、このようなことでまずはこのインドで開催される最終予選にインドチームが出場権を獲得することが第1段階でございます。このようなことで、キャンプ招致もしっかり対応してまいりたいというふうに思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 応援団ツアーも実施していただくということでございます。今から胸をわくわくさせながら、ツアーに参加したいという方はたくさんいらっしゃいます。どうか大勢の方が行っていただくことを願うものでございます。  そして、先ほど町長さんから御説明いただきましたまずはインドチームも予選を勝っていただきたいということでございますので、これも勝っていただくことを奥出雲町からも応援してもいいではないかと思っております。ぜひこのことが成功しますように期待をして、この2つの質問を終わります。  そういたしますと、次、2点目でございます。横田地域にも子育て世代住宅用地の分譲地をつくるようにという質問でございます。  なお、これにつきましては、たしか6月の一般質問の際に町長のほうから反問権ではないけども町もいろいろと準備しておると。私のほうにも何か考えはないかという答弁をいただきました。それに若干お答えをしたつもりでございます。  御承知のように、三成滝ノ上団地に隣接した場所に少子高齢化対策として子育て世代を対象とした住宅分譲地が整備されております。横田地域にもぜひ事業を実施されたいということでございます。横田地域において若干のそうした希望者があるということも承っておりまして、売れないことはないかなと思っております。一層の少子化、人口減少対策として雇用、子供を持つ親の期待、ニーズも把握されまして、こうしたことをぜひ実施していただきたいと思っております。町長の前向きな考えをお伺いします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  人口減少、少子化対策は本町の重要課題であり、特に子育て世代の定住に向けての取り組みは重要な施策と考えております。
     生活の基盤となる住環境の整備については、各年代層によって求められる内容が異なることから、住宅提供の賃貸を含む物件の整備、そして建設、購入費用助成など、多様な要望に対し総合的な支援を行っていく必要があると考えております。  議員御提案の横田地域にも同じ事業をということにつきましても、今回と同じような町有地を活用した住宅地整備はすぐに活用が可能な町有地がないため全く同じ手法は難しいように思いますが、横田地域における子育て世代を対象とした住宅用地を求める方々への支援につきましては、需要と物件の供給の状況を慎重に精査の上、今年度新規で子育て世代を対象に実施し多くの方に御利用いただき、本議会で事業費の追加補正を提案いたしております住宅整備支援事業など、他の事業とあわせ総合的に支援してまいりたいと考えております。どうか御理解のほど、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 人口減少、子育て世代、総合的に進めていただかなければ、あれをやればいい、これをやればいいというもんではありませんけどやはり住むことが一番でございまして、先ほどの答弁の中で苦心のほどを伺いました。ぜひ実施していただきまして、そうした親子が待ってる現実もございますので、ぜひ推進早期にやっていただきたいと思います。  それでは、3点目でございます。3点目、県知事要望は何かということでございますが、さきに令和2年度の島根県の予算編成並びに町の今後の施策展開に当たり、島根県知事に要望をされています。新聞報道によりますと、横田高校の寮整備を要望されて、ほか何点というふうに報道されておりまして、ぜひそれ以外のところをお聞きして、政策的なお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  県知事への要望につきましては、施政方針の際にも触れさせていただきましたが、横田高校の寮の整備のほか町立奥出雲病院への医師の派遣について、JR木次線の利用促進対策及びトロッコ列車運行継続に対する支援について、3項目直接お願いをさせていただいたところでございます。  町立奥出雲病院への医師派遣につきましては、現在常勤医師が5名体制でございます。緊急対応、入院対応と厳しい状況が続いていることから、自治医科大学からの医師の派遣を特にお願いをいたしたところでございます。  JR木次線及びトロッコ列車につきましては、JR木次線の利用促進に向け沿線の魅力とトロッコ列車奥出雲おろち号の老朽化が進む中、現行列車の運行継続と新たな車両の確保について支援などをお願いをいたしました。  その他地域振興部、健康福祉部、農林水産部、商工労働部、土木部の各部長さんに対しましても、子育て支援、有害鳥獣被害対策、道路や河川整備などについて要望させていただいたところでございます。この中で、県土木の部長さんも私どもが要望した全ての箇所を先般視察にお越しいただいて、夜はまた意見交換会もさせていただいたところでございます。いずれの要望につきましても、奥出雲町が抱える大きな課題でございます。引き続き機会を見ながら、実現に向けて今後も要望活動を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 要望事項につきまして、よくわかりました。  ところで、お忘れでしょうか、たしか6月議会だったと思いますけれども、同僚の議員の方が横田高校に農業科の新設をされたり、それからまた、以前にも同僚の議員の方から横田高校への農業科の設置という要望があっている。当然ですが、私も横田高校の魅力化の質問の中で私の言葉としては農畜産科の新設ということで質問しましたら、町長の答弁の中で、3人の方から横田高校への農業科の設置の要望がありましたので、近々県知事要望があるので、そこに入れ込んで要望したいという答弁があってはっきりと覚えておりますが、先ほど聞きますとそれがないように思いますが、優先順位もあろうかと思いますが、せっかくおっしゃっていただきましたので、そこら辺のところのお考え、これからのお気持ちなどをしっかりとお聞かせ願いたいと思います。(発言する者あり) ○議長(藤原 充博君) 休憩いたします。             午後1時23分休憩   ───────────────────────────────             午後1時24分再開 ○議長(藤原 充博君) 再開いたします。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  ちょっとうっかり忘れておりまして、その件につきましては直接知事要望はいたしておりません。しかしながら、県の教育長に全般についてそのことを触れさせていただいたというふうに今思い出しました。  ということは、やはり魅力化を県下で進めていきたいということで、その中でやはり30人学級については県外からの入学生、あるいは現状、過去最高であるが町内の中学生が伸びてないというふうなこと、これらの状況を含めて、今後こういう畜産科というものを状況を見ながら検討していくというふうなことの県の教育長からのお答えでございましたので、報告をさせていただきます。県知事には要望は今回しておりません。(発言する者あり)  あくまでも県の教育長に要望は、40人の3学級ということを強く要望して帰ったところでございます。 ○議長(藤原 充博君) わかりましたか。  糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) なさっていただいたことはよくわかりますけども、ぜひ県知事にそのことをお届け願いたいと思います。横田高校の魅力化といいますけども、やはりそれはある程度考えてみると個性化というふうなことも大きな魅力化の一つだと思いますので、先日は町の和牛共進会に行かせていただきました。仁多牛の歴史を振り返ってみますと、島根県には瑞穂牛と仁多牛、これがもう神話の時代からあります。鳥取県には大山の博労座の、それから広島県には比婆牛、中国5県でこの5つが元祖でございます。ぜひ仁多牛の途絶えないように、ぜひそうした話も交えながら県知事に伝えていただければ心を打つ。そして実行して奥出雲町を応援していただけると思いますので、次の機会、また会われたときにはぜひ町長さん、知事に横田高校への農畜産科、農業科の話をしていただきますようにお願いいたします。しつこいようですが、あのときにお答えいただきました3人の議員から話がありましたので、ぜひという言葉が印象に残っております。よろしくお願いします。  そういたしますと、最後になりますが、県の島根創生計画と本町の小学校再編方針は整合していないのではないかということでございます。  御承知のように、島根県は今年度丸山県政がスタートするに当たり、人口減少に歯どめをかけ、人口減少に打ちかつ島根県をつくる島根創生計画を策定することとし、県内各地で公聴会を開催し、広く県民への協力要請を行い、特に市町村へは目標達成に向けて県土を支える市町村への施策の理解を求めています。  計画は、1つ、人口減少に打ち勝つための総合戦略、2つ、生活を支えるサービスの充実、3つ目、安全安心な県土づくり、この3つを柱として3編構成で策定することとしています。  ここで私が申し上げたいのは、中でも人口減少に関しては平成27年度策定のまち・ひと・しごと総合戦略策定時の島根県人口ビジョンの目標年次を前倒しし、少子高齢化対策としてきのうの町長の答弁の中にもございましたが合計特殊出生率は2040年までの2.07人を2035年までに、また人口の社会増減は2040年までに均衡とする。これを2030年までに達成する計画などとしています。その中で、人口減少に打ちかつ総合戦略においては産業振興、結婚、出産、子育て、社会基盤整備、人をふやすを中心としている中でU・Iターンの促進、関係人口の拡大、これを重要事項として位置づけ、U・Iターン希望者への情報の提供の機会をふやす、関係人口の掘り起こしを市町村などと連携した定着支援により移住定住をする考えであります。  そこで、早速県は秋から東京都内で定住移住情報の発信や相談体制を強化し、担当者を現在の1名から4名体制とする計画です。また、農業面におきましては、2018年に県内新規就農者が過去最高だったことから、新たに農林大学校に自営農業を目指す社会人やU・Iターン者を対象とした1年制課程を新設し修了者の受け入れで市町村と連携し、自営農業者をふやす仕組みをつくるとしています。これは新聞にも載っておりました。皆様御承知のことと思います。  そこで、本町も少子高齢化、減少対策また農業振興には他町村に比べ優遇した制度をつくるなどし、積極的に取り組んでいるところですが、いかんせんことし3月、人口減少を理由として町内の小学校を2022年4月から2校にし、8校を廃校にする再編方針を出しました。県が人口対策として取り組むU・Iターンの促進や関係人口の掘り起こしについて、U・Iターンする人のその判断や行き先を選択する場合に家族にとって子供の教育のことが一番であります。これが一番の判断材料となっていることは誰も疑わないと思います。  そこで、本町が町内各地へU・Iターン者や関係したい人を受け入れたいとき、再編によって2校になった。それにより住みたい場所に、行きたいところに近くに学校がない。あっても遠い。こういう状態ではU・Iターンの争奪、人口減少、そうしたときに他町村との競争の中で我が町をUターンやIターンや関係したい先として選択してもらえるだろうかと非常に危惧、心配します。また、東京の相談所で紹介する場合に材料が弱くなり、後回しになりはしないかと思います。  そしてもっと重要なのは、県が市町村と連携して取り組みたいとまで改めて言っているU・Iターンの促進や関係人口の拡大を阻害するような学校再編は、県と逆の方向を向いた施策を進めることになりはしないか。小学校再編は、そうした意味からしばらく考えるべきではないかと思います。地域への受け入れ体制をまず子供の教育の面でしっかり残しておくべきではないかと考えます。今急いで再編する必要は全くございません。県と逆を向くような状況は町民を迷わせ、地域から子供がいなくなる最大の原因ではないかと思います。  さきに行われました地区別協議会の中で、U・Iターンを私はしたけども近くに学校があったから決めたという意見もありました。奥出雲町としてまだまだ人口減少対策をもっともっと頑張るべきであると思います。こうした状況について、町長の考えを伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  学校再編について寄せられた御意見には、御指摘のように近くに学校があったから決めたという方もいらっしゃいますし、一方で子供たちが減る中で教育環境を非常に心配されている方もいらっしゃいます。学校再編については、子供たちにとっても保護者にとっても地域にとっても簡単に答えの出ない大きな課題であると考えます。だからこそ皆様にも一緒になって考えていただきながら、真摯に議論を重ねていくことが必要だというふうに認識をいたしております。  また、地域の皆さんとともに取り組んでいるさまざまな地域振興事業、子育て支援事業など、今後も人口減少対策として具体的施策を織り込んだ町の総合戦略における諸施策を県の島根創生計画と一体となって推進し、特に子供や若い女性の層の人口減少に歯どめをかけることは最も重要な施策であると考えておりますので、より一層の施策強化に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 人口減少対策にはさまざまな対策を打っていくべきかと思いますけども、先ほど伺いました県がU・Iターンを進める市町村が受け皿ですので、そこに持っていく。そうしたとこに学校を再編して少なくしてしまえば、ある地区に行きたい、ここの地区に行きたい、学校が遠い、これはやめようか。雲南市に行くとかというような、私が思いますに県が向く方向と町がちょっと再編をしてこの受け皿をパイを小さくするというようなその逆を向くというふうなことを私は質問で申し上げましたが、そこについての町長さんのお考えはどんなお気持ちでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  このたびの三成小学校の校舎建築予定地につきましては、レッドゾーンが一部かかるというふうなことで、当分の間凍結をするというふうなことを今回の本会議で御説明をいたしております。そのような中、やはり学校再編につきましても町民の皆様の声をお聞きしながら、今後一部修正をしながら検討してまいりたいと思っておりますので、町民の皆様方のさらなる御意見を賜りますよう私からお願いを申し上げます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) 県民一丸となって島根県の人口減少を頑張るべきではないかと思います。  そこで、最後に副町長さんに県との整合についてということで、お立場もあろうかと思いますけども、お気持ち、お考えなりを聞いてみたいと思いますがどうでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 奥原副町長。 ○副町長(奥原 徹君) 県との創生計画の整合についてという御質問をいただきました。  先ほどもお話がありましたけども、島根県の中に市町村が存在するわけであって、本当その地域地域の取り組みというそのまとまりが島根県全体にも波及するということで、当然島根県との連携、同じ連携できる分は連携をしながら一体となって取り組むことが重要だと思っています。  県の創生計画もこれから具体的な施策も展開されますし、子育て支援も含めてさまざまな事業が具体的にこれから参るところだと思っています。いろいろな意見交換の中で、県との施策と共同できる部分、連携できる部分は十分に連携をして今後検討してまいりたいというふうに思っています。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(2番 糸原 壽之君) いろいろな質問をさせていただきましたけども、誠意ある御回答をいただきましてありがとうございました。  人口減少対策についてという大筋の私の質問でございます。町民挙げて、県民挙げて人口減少対策に当たっていけば明るい未来も出ようかと思います。小学校再編のことで地域振興等いろいろ意見が出ますが、最後には子供を犠牲にしちゃいけんなということでおさまりかけますが、やはりそこでもう一歩踏み込んで施策を考えていってこそ、脳みそから汗が出るぐらいな頭を使って頑張ればいい考えが出ようかと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 次に、1番、田食道弘議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。  私は、大きく分けて4つの項目について一問一答方式により質問をいたします。9月議会の一般質問も最後であります。真剣で誠意ある答弁を期待しております。  まず、第1に国保税のさらなる引き下げについてであります。  国保加入者は農業、商工業の自営業者、年金生活者、無職者という収入の低い方が多いにもかかわらず、全国どこでも国保税、国保料は協会けんぽなど他の健康保険に比べ著しく高くなっています。同一の所得でも、2倍以上の保険税になっていることもあります。高過ぎる国保税の引き下げのためには、国庫負担金の増額が欠かせないことはこれまでも明らかになっています。政府に対して、地方からの要求をさらに大きくしていかなければなりません。  勝田町長は、島根県町村会の副会長に就任されたとのことです。県下の町村長の先頭に立って、政府に国保会計への国庫負担1兆円の増額を求めていただきますことを強くお願いしておきます。  さて、中でも奥出雲町では2年前の平成29年度、1人当たり調定見込み額、つまり実際に支払った加入者1人当たりの国保税の平均額、これが県下の市町村で唯一10万円の大台を超え県下最高額となりました。基金保有額が町当局のガイドラインを大きく超えた平成30年度より3年間かけて計画的に取り崩し、国保税を引き下げしていくという画期的な方針を打ち出し、引き下げ2年目となった本年度の本算定は6月議会で可決しています。先日も知り合いの方に街角で声をかけられ、おかげさんで本算定になって国保税が戻ってきたよと喜びの言葉をいただきました。昨年度の国保税は、隣接の雲南市、安来市、日南町、庄原市と比較すると本町が最も高くなっていました。本年度はさらに国保税を引き下げした結果、近隣市町と同水準以下に引き下げることができたのでしょうか。まず近隣市町、県内市町村の平均的な金額に国保税を引き下げることを当面の目標に据えるべきです。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  まず、日南町、庄原市は他県でありますので、国保の都道府県化により国保運営方針、事業納付金算定の基礎となる国保財政状況はそれぞれの県で異なりますので、一概には比較できないと考えております。  本町において、令和元年度の1人当たりの調定見込み額は8万5,000円で、県下19市町村の中で高いほうから7番目となっています。平成29年度は県下で1位、平成30年度は5位でしたので、県内市町村の中での順位は中位に近づいております。  なお、雲南市は8万4,000円、飯南町は7万4,000円でございました。しかしながら、国保税は医療分、後期高齢者支援分、介護納付金分の3つで構成されておりますが、この1人当たり調定見込み額は40歳以上65歳未満の方に賦課される介護納付金分が含まれておりません。ちなみに、本町より調定見込み額が低い飯南町の本年度分の介護納付金は本町より非常に高い税率税額にあります。また、調定見込み額では、所得割の部分でそれぞれの市町村の被保険者の所得額の違いが大きく影響してまいります。例えば令和元年度において、本町の被保険者の1人当たりの所得額が県内で高いほうから4番目の約65万1,000円で県平均の54万4,000円を10万円以上上回っており、雲南市の52万、飯南町の59万3,000円をも上回っております。県内市町村において、被保険者1人当たりの所得額が94万円から34万円までの格差があることからも、この1人当たり調定見込み額が保険税水準を正しくあらわしているとは一概に言えないと感じております。  そこで、同じく島根県が発表しているモデルケースによる比較がございます。これは家族構成、所得額を同じ条件にしてそれぞれの市町村の被保険税率、税額に当てはめて算出し比較したものでございます。共働き夫婦と子供2人の4人家族で基礎控除前所得250万円という条件の場合、本町の税額は約41万円となり、県内19市町村の中では高いほうから12番目でございます。県平均とほぼ同額となっております。このデータから、本町の保険税水準は県内他市町村とも比べて決して高いものではないと考えております。  今年度の国保税本算定におきまして、方針に基づく基金取り崩しによりましてさらに2,000万円を上乗せし5,500万円とし、税率、税額の引き下げを行ったところでございます。急激な基金取り崩しは将来における国保財政の悪化を招きかねず、ひいては被保険者の不利益につながることとなりますので、計画的な基金取り崩しにより、持続可能な被保険者の負担軽減を図るべきと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 高過ぎる国保税の現況は、先ほども申しましたが国保会計への国庫負担の縮減が根本にあります。ここにこそ国保税引き下げの実効策がありますが、当面奥出雲町の国保加入者の負担見直しは行うべきであります。  本町の国保税算定基準で見ますと、収入、年齢に関係なく被保険者一人一人にかかる均等割、いわゆる赤ちゃん一人から74歳までの方一人一人にかかる均等割、世帯ごとにかかる平等割、これについて医療分を見ますと、県下で4番目に高い金額であります。2万8,300円、2万1,000円となっております。後期高齢者支援金分でも7番目に高い金額になっています。本町では均等割と平等割の引き下げ、減免措置の拡充が必要ではないでしょうか。その財源には、基金積立金額のガイドラインの見直しにより国保特別会計の基金を取り崩すことを提案いたします。  奥出雲町の基金保有額のガイドラインは、医療給付費3カ年の平均額の4分の1、25%としていますが、そのガイドラインはもともと根拠のない金額であります。広島市や米子市など、近隣の都市部ではほとんど基金保有の残高がない状況にあると聞いております。2億6,000万円近くのガイドラインの保有基金は必要ありません。ガイドラインは引き下げ、さらなる国保税引き下げに充てるべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  さらなる国保税の引き下げをということでございます。来年の本算定に向けて今後もしっかり検討してまいりますが、やはり基金保有額というものは先ほど議員さん申し述べられましたですけれども、やはり根拠のない25%ということは私はある程度根拠があるべきことだというふうに思っております。やはり25%強というものは将来に備える基金だというふうに認識をいたしておりますので、来年の本算定しっかり対応はしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 25%ということについては、他の自治体見ましても特にそういった同様な取り決めをしとるところも聞いたことございませんので、また来年に向けてその辺も調べながら検討していただきたいと思います。  平成27年より施行されました生活困窮者自立支援法は、生活保護に至る前の段階にある生活困窮者に対する自立支援策を強化するために定められております。困窮者自立支援制度の実施に当たり、国保と後期高齢者医療と困窮者支援制度相互の担当部局が連携し、国保税、後期高齢者医療保険料の滞納状況等から支援が必要な方の把握と支援を行うよう、厚生労働省が指示しています。本町における取り組み、方針について町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  多様で複合的な生活課題を持っている生活困窮者の方に適切な支援を行うためには、対象者を早期に発見するとともに関係機関がそれぞれの事業を理解し、連携し、効果的に実施されることが重要とされております。本町では生活困窮者や生活保護受給者など、地域の要援護者に対して自立、就労に向けたさまざまな支援サービスを総合的、一体的に提供するため、奥出雲町生活困窮者自立支援制度庁内連絡会議を設置しております。会議の事務局を福祉事務所が行い、総務課、税務課、町民課、健康福祉課、水道課、教育魅力課、結婚・子育て応援課の関係部署で3カ月に1度、定例会を開催をいたしております。その会議では、それぞれの担当部署が把握している事例の共有や情報の集約、今後必要な支援の方向性などを協議し、支援内容の進行管理をいたしております。また、状況に応じて定例会以外にも随時関係機関を招集し、迅速適切な個別支援を行っているところでございます。  具体的な取り組みとしては、個々の置かれている状況に応じて就労支援員によりハローワークや事業所等と連携し就労支援につないだり、就労が困難な方には就労準備支援事業による訓練や家計改善支援事業により債務の返済方法や適切な金銭管理の支援などを行っております。今後とも関係部署や民生児童委員、父子母子自立支援員などとも連携を図りながら訪問や同行するなど、さまざまな方法で寄り添った支援に結びつけていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 困窮者自立支援制度に限らず、高過ぎる国保税の支払い、適正な医療受診などについて関係部署の連携、協調が必要であります。現在、体制をとって進めておるという答弁でございました。課長級の濃密な会議や担当者レベルの連携会議、迅速で正確な情報交換などをさらに進め、横断的な現状把握、問題点や課題抽出、実効ある業務遂行に取り組むことを改めて強く求めておきたいと思います。  第2の質問は、小学校再編についてであります。  この件につきましては、一般質問通告の後で一昨日の本会議前、全員協議会の場で入札中止の件、小学校区ごとの協議一時中止の説明を受けましたので、通告とは若干異なる質問も含まざるを得ないことをあらかじめ執行部には御承知いただきたいと思います。  小学校の再編、統廃合は本町の将来にかかわる重大な問題であり、町民の大きな関心事であります。徹底した情報開示が必要です。各校区での説明会での意見、質疑応答などがようやく9月2日、くしくもこの一般質問の通告締め切りの日に奥出雲町のホームページ上で公開をされました。7月4日に三沢小学校で行われた最後の説明会から、およそ2カ月を要してのことです。各会場での学校再編説明会において参加者から出された意見、質疑を全町で共有するように速やかに周知すると教育委員会は会場で約束されていましたが、なぜ2カ月も要したのでしょうか。  また、三成小学校移転建築工事の入札中止について、事実経過の説明が町民にはなされていません。一昨日になって、ようやく町議会への説明と保護者など関係者への周知が行われました。入札中止の理由と今後の日程について、町当局は説明責任があり、迅速に周知する必要があります。8月9日に一般競争入札が中止となって、およそ1カ月後に関係する町民へ周知した。その時間のずれの理由は何でしょうか、町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  このたび小学校再編につきましては、ああして関係資料等は随時公開をするというふうなことが報告されておったわけでございますが、なぜ2カ月もおくれたかということについては、また教育長のほうから御説明をさせていただきます。  次に、三成小学校の移転建築工事の入札中止につきましても、昨日議員様に、一昨日ですか、御説明を申し上げたところでございますが、これはしっかり御説明をさせていただいて、やはりああしたこのたびのレッドゾーン区域に新設予定地が含まれたというふうなことで、私と最終的に教育委員会と協議した結果、あれは8月29日でございましたか、この日に協議をいたしたのでこのように報告がおくれたというところは私のほうから御説明をさせていただいて、あと詳細につきましては教育長のほうから御説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 塔村教育長。 ○教育長(塔村 俊介君) 田食議員さんからの御質問にお答えいたします。  まず、学校再編別でのいただいた質疑に関しまして、なぜこれほど時間がかかったのかということにつきましては、当初予定していたよりもかなりの質疑をいただいた中で、この整理と回答の作成に時間がかかってしまったことは間違いない事実でございます。ただ、それは言いわけにしかすぎませんので、今後さらにより早く公開できるようにしてまいる所存でございます。  2点目、小学校の入札中止について、なぜこの1カ月ぐらい、2週間と3週間余り町民全体への説明がなかったのかという点につきましては、事実経過については委員会等でお話しさせていただいたり、町長の所信表明の中でも提案理由の説明の中でも述べさせていただいたとおりでございますが、さまざまな理由の中で今後法律関係の整理であったり、あるいは全体的な方向性の整理が必要でありました。  入札中止をしたことは、速やかに工事業者さん等への影響や今後の進め方への影響を考慮して速やかに決めたものでございますが、その後の説明につきましては説明をすることでより一層の混乱を招いてはいけない。もう少し整理をした上で、まずは議会のほうに説明をしながら、そして教育委員さんにも説明をしながら、全体的な方向性を決める上で少し時間がかかってしまった上での一昨日の説明になったことでございます。その点での御理解をよろしくお願いいたします。
     なお、今後につきましても、保護者様、関係者の皆様だけではなく広報配布等含めてさまざまな形で周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 先ほどの答弁にも察するとこがございましたけども、教育委員会などこの課題に対するスタッフが不足しているんではないでしょうか。重大でこのような緊急な業務に対処するためには、増員や配置がえ、学校とか地域を考えるプロジェクトチームの設置など、早急に進めるべきではないでしょうか。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、小学校再編の議論に当たり担当するスタッフの不足は否めないところであることは承知をいたしております。  一方、教育に限らずさまざまな行政課題に対し対応が急がれる中で、小学校再編議論を担当するスタッフの充実について、すぐには対応できないのもまた現実の課題でございます。いずれにいたしましても、今後の行政全体の事務事業の進展も鑑みまして、来年度の補強を基本としつつも年度途中での対応も含めできるだけの対応をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますようお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 再編計画では、町内9校区と通告しておりますけども、正しくは10校区でございました。10校区全てにおいて、小学校再編に係る地区別協議会を設置するよう呼びかけています。つい2日前までは、小学校区ごとに来年の夏までに統廃合か存続かの結論を出すよう求めていたものの、地区別協議会の設置はほとんど進んでおりません。もはや来年夏までに結論を求めることは日程上困難であります。地区別協議の日程の延長を求めます。今回のように1年余りで結論を出すということではなく、延長を求めたいということであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  先ほどの小学校再編方針につきましても、協議の期間や再編後の学校の開校時期などの一部修正について再検討することを御説明いたしました。皆様から安心され御期待いただける学校拠点となるよう、再編方針の一部修正を現状の課題等も踏まえながら行ってまいります。このようなことで、来年の末までにというふうなことは一切なくなると思いますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 学校再編は各地区にとって、また町全体にとっても極めて重大な問題です。教育分野にのみとどまるものでもありません。これは既に統廃合を進めている他の自治体の状況を見ても明らかであります。行政は町民挙げて子供たちの教育、学校や子供と地域の今後の将来についてしっかり考え、合意形成を図っていくべきです。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  昨日から再三申し上げておりますけれど、小学校再編は各地区にとって、また町全体にとって極めて重大な課題であることは議員御指摘のとおりでございますので、町民挙げて子供たちの教育、学校や子供と地域の今後の将来についてしっかりと考え、合意形成を図ってまいります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 教育委員会は、一昨日、校区ごとに設立ないしは設立準備中であった協議会での協議を一時中断し、三成小学校移転改築予定地の土砂災害などの安全対策や建設予定地の再検討、小学校再編方針の一部修正、校区別説明会での意見を踏まえた方針修正を定めた後に校区別の協議会を再開するよう関係者に周知されております。既に町内全ての校区で子供たちの保護者を初め自治会長さんや老人会、婦人会などの地域のいろいろな団体や、また個々の家庭などでたくさんの町民がこぞって子供たちの教育のこと、小学校のこれからのあり方、地域の中の小学校の役割、地区の将来について真剣に話し合いを始めています。小学校再編方針がきっかけになって、それぞれの地域で住民が語り合っています。すばらしいことです。町長、教育長もこの際、胸襟を開いて一緒に語ろうではありませんか。せっかく動き出した流れをとめるのではなく、校区ごとの協議はもっと奨励して継続すべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  田食議員から心強い御意見をお聞きしたところでございます。このたびの学校再編がきっかけとなって、町民挙げてやはり小学校の再編計画に一丸となって取り組む姿勢を私も一緒になって町民の皆様と意見等を語り合いたいと存じますので、よい御提案をいただきました。ありがとうございました。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) さて、第3の質問に移ります。日米貿易協定と農業支援の強化についてであります。  8月25日、日米首脳は日米貿易協定が大枠合意に達し、9月下旬の国連総会の際の首脳会談で署名を目指すことで一致したと共同記者会見で明らかにしています。10月の臨時国会では日米貿易協定を承認させ、年内に発効させるという最短最悪の結末に突入しようとしています。大枠合意に達したにもかかわらず、その内容は全く明らかにされていません。TPPが大枠合意した際には数百ページにわたる政府説明書が公表されたことと比較しても、今回の隠蔽主義は異様なものにほかなりません。TPP11が昨年12月、日欧EPAが本年2月に発効し、さらに日米貿易協定が締結されれば、日本はかつて経験したことのない異次元の農産物市場開放となり、日本の農業と食糧にもたらす打撃ははかり知れないものがあります。本町にとっても仁多米、仁多牛、野菜などの価格暴落、農家収入の激減、離農、農地荒廃、人口減少に拍車がかかり、地元商工業にも大きな影響を与えることは必至であります。参議院選挙後わずか1カ月で大枠合意した安倍政権に強く抗議するとともに、日米貿易協定の大枠合意撤回のため、9月下旬の日米首脳会談での署名の拒否、臨時国会で批准しないなど、強く安倍首相に求めていくべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  国外の農業情勢を見ますと、TPP11、その後の日欧EPA経済連携協定発動により関税が即時撤廃のものや段階的になくなるもの、さまざまでございますが、海外から輸入品が関税分安く入ってくることで相対的に値段の高い国産の農産物は影響が出ると言われており、今後の状況が気になるところでございます。特に本町を初めとした中山間地域においては、就業人口の減少や高齢化による地域の衰退など厳しい状況にございますが、食糧の生産や国土の保全などの多面的機能発揮など、地域の再生と振興は極めて重要な課題でございます。  そのような状況の中にあって、今後日米の物品、貿易協定など農産物貿易交渉については農業者などの不安や懸念が大きいことから、丁寧な情報提供に努めていただくとともに、農畜産物の生産が引き続き可能となるよう万全の措置を講じていただくよう町村会を通じて国、県に対しまして要望を行ってまいります。今の段階で直接私が安倍首相に交渉するようなことはなかなか難しいとは思いますが、町村会を通じて国、県に働きかけてまいります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 日米貿易協定、日米FTAについては日本の農業や農村の経済、生活にとどめを刺す危険な協定です。また、さらに10月に予定されている消費税の引き上げは農業生産コストをさらに上昇させるなど、いよいよ農業農村破壊に追い打ちをかけるものであります。農業農村を守ることを公約とされている町長には、さらに大きく声を上げていただくことを切に訴えるものであります。  町長と地元選出国会議員とは太いパイプで結ばれていると聞いております。国会の閉会中審査で大枠合意の内容を明らかにさせること、大枠合意の撤回を行わせること、臨時国会での批准を行わないことをぜひ地元島根の農家、県民のために取り組むよう、地元選出国会議員にも強く要請していただきたいと思います。  これまでもこの議会においてたびたび取り上げられておりますが、農業への獣害対策の強化が本当に早急に必要であります。ワイヤメッシュやトタンを突き破り農地に侵入するなどイノシシ被害は狂暴化し、加えて鹿や猿、熊などの農業被害などが急増しています。狩猟による個体数の減少対策、ワイヤメッシュや電気牧柵、トタン、ネットなどによる農地等への侵入措置対策など、町内各地で創意あるありとあらゆる取り組みがなされておりますが、被害は増加する傾向にあります。改めて町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  議員御指摘の有害鳥獣被害は、年により捕獲頭数に差はあるものの増加傾向にあるものと認識をいたしております。このため、町では有害鳥獣防止のため捕獲のみならず捕獲のためのわなや捕獲おり購入の助成を行っております。また、国の交付金が減少する中、6月議会で400万円の補正予算を計上し、ワイヤメッシュや電気牧柵の貸与支援も行い、被害の防止に努めております。また、今年度でございますが、農林水産部長のほうへ要望活動を行いました。これも有害鳥獣被害対策に対し、さらなる支援強化をお願いして帰ったところでございます。  今後とも農業者の生産意欲の低下を招かないよう、有害鳥獣被害防止対策に取り組んでまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 本当に獣害対策についてはますます深刻になっています。特に山間部では耕作を継続するかしないか、いっそのこと転出するかの選択すら迫られています。本来、山にすむけだものと農耕にいそしむ農民とはすみ分けをして共存してきたものでありますが、今日ではけだものの勢いに圧倒されています。改めてけだものたちの生態や習性などを学ぶことが必要ではないでしょうか。  そこで提案ですが、出前講座を集落単位などで小さな単位で開催し、けだものたちの生態や獣害回避方法あれこれを地域ぐるみで学ぶ機会を設けたらどうでしょうか。  ちなみに、私の地元自治会では2年前の夏でありましたが、農業振興課に手配をしていただき県の鳥獣専門指導員によります熊対策の講習会を開催しました。住民の皆さんに大変好評でありましたし、鳥獣専門指導員さんも次はイノシシ対策の講師に呼んでもらいたいと言っていただくほどでありました。こういった勉強会、小さな単位での勉強会の開催に対して町も声がけ、取り組みをされないかという点について町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  要望があれば農業振興課のほうへ届け出をいただいて、勉強会を開催していただきたいというふうに思います。  そして今のこの鳥獣被害対策への支援について、先般ああして8月5日、農林水産部のほうへ行ったときお話しされたのは、やはり地元のやる気があるかないかで差が大きく出るということも先方の次長のほうからお話もございました。そして、被害が大きい集落はやる気が乏しいというところもあるではないかなというふうなこともおっしゃられたところでございます。そして、3点目に猟友会だけでなく、若者や役場で担えるようなことも考える必要があるではないかなというふうなことをおっしゃっておられて、お聞きして帰ったところでございます。まだここらについて担当課とも協議はしておりませんが、やはりある程度地域によって大きく差が出る。先ほどああいうふうな指導対策とかいろいろ勉強会おやりになる。やはりそういう地域はある程度被害が少ないではないかなというふうに感じたところでございますので、県のほうに要望に行った事例を3点つけ加えておきます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 棚田を抱える農家にとって水田畦畔などの草刈りは重労働で、多くの作業時間、ほとんどの作業時間を要していると言っても過言ではございません。特に高齢化した世帯では、早急に支援が必要であります。草刈り応援隊等のボランティア組織の募集とか、ふるさと納税返礼品として故郷の農地などの草刈り券の発行、無人草刈り機の導入など新たな支援策に取り組むべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  傾斜地の多い本町の水田は、畦畔などの草刈りが重労働であることは認識をいたしております。特に近年の猛暑での高齢者の皆様には、大変な作業となっております。水田は作物栽培以外に水を蓄え洪水や土砂崩れを防ぐ機能のほか、美しい景観が農村を訪れる人の心を休ませてくれるなど、多面的な機能を有しております。これらの多面的な機能を維持発展させるため、ふだんから地域で行われております共同活動や農地維持活動に多面的機能支払交付金を活用いただいております。しかし、今後さらに担い手不足が予想されますので、他県の取り組み事例など調査研究してまいりたいというふうに思っております。  そしてまた、ふるさと納税の返礼品としてということも尋ねておられますが、ここらもちょっと考えます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) ふるさと納税の返礼品の草刈り券発行ですね、これについてはどうも全国的には何カ所かやってるところがあるようですので、またそういった例も調べていただきたいと思います。  草刈り作業は農地を維持する上での基本でありまして、美しい農村景観の保全、国土の保全にも欠かせないものであります。町長からも先輩の質問の中での答弁にありましたが、一昨日の山陰中央新報に「島根の棚田迫る限界」ということで大見出しで日本の棚田百選に選ばれたところ、国のお墨つきを得た県内の棚田ですら維持が難しくなっていると報じておりました。そしてこの記事の最後には、行政の今まで以上の関与が不可欠だと提言をしておりました。島根県としては、本年度から棚田の保全活動の協力者に配る棚田カードを作成されております。県内外から新規の協力者の獲得を図っておられるようであります。奥出雲町におきましても、改めて棚田の多い山間部、奥部の営農維持、農地荒廃や人口流出に歯どめをかけるために新たな対策を打ち出すべきであると思います。  最後の質問でございます。第4の質問は、各地区の活性化支援についてであります。  小さな拠点づくりの予算が少な過ぎます。旧小学校区単位での地域活性化の取り組み、地域自主組織が全国的に注目されている隣の雲南市と比較すると差が歴然であります。地域自主組織に対して、雲南市より交流センターの指定管理料は平均で100万円、地域づくり活動等の交付金が約1,000万円、うち人件費に約8割が充てられているそうでございます。交流センター、いわゆる地区の公民館的なものでございますが、ここには常勤の職員が2名と非常勤数名が勤務されています。地区ごとの取り組み強化のためには、小さな拠点づくりモデル地区への助成金の増額を初め各地区への支援強化が必要ではありませんか。  また、地区公民館の事務能力の強化が必要であります。公民館配置職員の増員と事務用パソコン、プロジェクターなどのOA機器、視聴覚機器も更新が急がれます。型の古い能力の低い時代おくれのパソコンでは、現代の公民館活動や小さな拠点づくりに対応できません。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  昨年度から三成、亀嵩、鳥上、八川地区の4地区において本格的な小さな拠点づくりの取り組みが始まりました。この活動支援として、昨年度は1地区当たり262万5,000円を交付し、本年度もほぼ同額の250万円を交付をいたしております。  この金額が少な過ぎるとの御指摘でございますが、昨年度の実績を見ますと、鳥上地区ではほぼ全額の支出でございましたが、そのほかの3地区ではおおむね100万円の支出で150万円前後が返還をされております。三成地区が約130万円、亀嵩地区160万円、鳥上地区約5万円、八川地区約170万円の返金があったところでございます。これはそれぞれの地域での話し合い、ワークショップ、アンケート調査など地域課題の洗い出しや先進地視察などが中心であったため、それほど多額な経費を必要としなかったものと思います。このため、昨年度の実績に基づき本年度本格的な取り組みが始まることを見込んで、昨年度とほぼ同額の1地区当たり250万円の支援とさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと存じます。  また、小さな拠点づくりの活動は内田勇議員の答弁でも少し申し述べましたが、ハードの整備だけではなく、これまで単独で機能していたさまざまな生活サービスや地域活動が少子高齢化によって単独では機能することが困難になりつつある現状を踏まえ、それぞれの機能を合わせわざでつなぎ、人や物、サービスの循環を図ることで生活を支える新しい地域運営の仕組みをつくるもので、自助、互助、共助、公助のバランスのとれたまちづくりを目指すものでございます。そして、地域それぞれの身の丈に合った持続可能な地域づくりが重要だと思います。  なお、地区公民館の事務能力の強化につきましては、さまざまな御提案をいただきました。今後小さな拠点づくりについての地区ごとの取り組みの進展状況も踏まえながら、年次的な整備について検討してまいりたいというふうに考えております。  また、担当課から私のほうに報告をいただいたのは、雲南市とそんなに遜色はないということで、ただ雲南市と奥出雲町ほぼ同額だというふうな報告を受けております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(1番 田食 道弘君) 若干町長とは見解というか見方が違うかもしれません。雲南市においては、平成16年11月の合併を前にして地域自主組織を位置づけし、小規模多機能自治、すなわち旧小学校区という小規模ながらもさまざまな機能を持った住民自治の仕組みで市民一人一人の力を発揮し、人口減少、少子高齢化にも対応する仕組みづくりを目指して取り組んでおられます。実に地域によって多種多様な取り組みがされております。これは歴史的な経過もあります。市の位置づけは極めて高いものがありますけども、奥出雲町においても学ぶべきものはたくさんあろうかと思います。何といっても、基本的な地域振興の考え方であります。しっかりとした地域振興を目指すべきであります。  最後に申しますが、7月の参議院選挙では奥出雲町は島根県内で最低の投票率であったと思います。これまで県内でも高い投票率を誇っていましたのに、今回の結果は非常に残念であります。町内の有権者の根底には、政治に対する不信感、どうせ自分たちが声を出したり投票してみても世の中は変わらないなどという諦めが募っているのではないでしょうか。  奥出雲町の学校再編方針をきっかけに、町内で繰り広げられている話し合いは本当に大切であります。町長と執行部には、住民の思いを大切にし、住民本位の町政の実現のためになお一層努力されることを強く求めまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。             午後2時44分散会   ───────────────────────────────...