奥出雲町議会 2019-09-10
令和元年第3回定例会(第1日 9月10日)
令和元年第3回定例会(第1日 9月10日) 奥出雲町告示第150号
令和元年奥出雲町議会9月定例会を次のとおり招集する。
令和元年8月22日
奥出雲町長 勝 田 康 則
記
1.期 日
令和元年9月10日
2.場 所
奥出雲町議会議場
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〇開会日に応招した議員
田 食 道 弘君 糸 原 壽 之君
景 山 利 則君 土 屋 武 雄君
内 田 雅 人君 石 原 武 志君
藤 原 和 範君 川 西 明 徳君
内 田 勇君 内 田 精 彦君
村 尾 明 利君 大 垣 照 子君
岩 田 明 人君 藤 原 充 博君
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〇応招しなかった議員
な し
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本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
令和元年6月26日に
雲南広域連合議会臨時会が、また8月30日に同
議会定例会が開催され、出席いたしました。議事の内容につきましては別紙のとおりでありますが、審議の結果、それぞれ原案同意、承認、原案可決、認定されました。
また、監査委員から平成30年度5月分、
令和元年度5月分、6月分、7月分の
例月現金出納検査の結果について別紙のとおり報告がありました。
以上で諸般の報告を終わります。
これより議事に入ります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(藤原 充博君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、5番、
内田雅人議員、6番、
石原武志議員の両名を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。
今期定例会の会期は、本日9月10日から26日までの17日間とすることにいたしたいと思います。これに異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から26日までの17日間とすることに決しました。
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◎日程第3
町長提出議案提案理由の説明
○議長(藤原 充博君) 日程第3、
町長提出議案提案理由の説明について、町長より
提出議案提案理由の説明について申し述べたい旨、申し出がありますので、これを許します。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君)
令和元年第3回定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、町行政の最近の動向について御説明し、あわせて所信の一端を申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
初めに、お盆に直撃しました台風10号及び先月末、九州北部を中心に襲った記録的な豪雨によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復興、復旧を町民の皆さんと一緒に願いたいと存じます。
台風10号については、本町も通過するとの予報があり、事前の
避難所設置、職員待機などを行い、台風の接近に備えたところでしたが、幸いにも被害の発生はなかったところです。
一方で、この日開催を予定しておりました
成人式につきましては、御参加の皆様の安全確保のため、苦汁の決断ではありましたが、やむを得ず中止の判断をしました。
成人式を楽しみにされていた新
成人の皆様、御家族、関係の皆様には残念な思いをされたことと存じます。中止した
成人式につきましては、来年1月4日土曜日に開催いたします。帰省やお仕事の都合でお出かけにくい方もいらっしゃると思いますが、改めて新
成人の皆様、関係の皆様には御案内をさせていただきますので、多数の皆様に御参加いただきたいと思います。
また、夏休みを利用して開催されました各種大会におきまして、奥出雲町の子供たちが活躍しました。
全日本中学生ホッケー選手権大会では、仁多、横田両
中学校男子ホッケー部、
横田中学校女子ホッケー部の3チームが出場し、
横田中学校女子ホッケー部においては全国の強豪を相手に、見事、第3位入賞を果たしました。
仁多中学校女子剣道部は13年ぶりに県大会で優勝し、全国大会へ出場いたしました。
横田高校演劇・放送部においては、
全国高等学校演劇大会や
NHK杯全国高校放送コンテストなど、夢の舞台への出場権を初めてつかむなど、日本各地で奥出雲の名をとどろかせてくれました。また、今月15日には、
高尾小学校の子供たちが東京の日本大学において、
日本学習社会学会の招待により、にこにこ寄席を開催されることとなっており、今後も子供たちの活躍に期待し、町民の皆様とともに応援してまいりたいと思います。
次に、7月28日に浜田市で開催された第63回島根県
消防操法大会において、奥出雲町消防団は日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮し、ポンプ車の部で八川分団が準優勝まといを獲得しました。
小型ポンプの部では三成分団が出場し、大いに健闘したところであります。これまで昼夜を分かたずに練習に励んでこられた選手の皆様、そして、選手たちを支えてこられた村尾団長を初め、消防団の皆様、御家族、
地元自治会、職場の皆様の御支援に、衷心より感謝申し上げます。
さて、平成27年10月に策定いたしました総合戦略も最終年度を迎えました。「本物の「幸せ」を実感する希望の地 奥出雲」を基本理念として、
人口減少対策に取り組んできたところです。昨年度の成果につきましては、先般、
外部評価委員会を開催し、御意見をいただいたところです。内容につきましては、今議会において時間を頂戴し、報告させていただくこととしております。
総合戦略につきましては、計画策定以来、さまざまな施策を行ってまいりました。しかしながら、東京一極集中は解消されず、本町におきましてもU・
Iターン者の増加など、一定の成果はあらわれてはいるものの、人口減少に歯どめをかけるには至っていないのが現状でございます。また、総合戦略は本年度が最終年度であることから、次年度以降、計画について策定することとしておりますが、町の基本計画であります奥出雲町総合計画が令和2年度末で期限が来ることから、2つの計画の整合性を図る必要があり、
次期総合戦略につきましては令和3年からの5年間とし、令和2年度につきましては、現在の計画を十分に見直した上で1年延長し、改訂版を策定したいと考えております。
次に、
町内小・中学校や
横田高校生を対象とした
ふるさと奥出雲を愛する人づくりの推進に対し、本年も
ホシザキ株式会社様より御寄附の申し出をいただきました。読書活動の推進など、教育の振興に活用させていただきたいと考えております。
また、
ふるさと応援寄附は、昨年度同期比で、金額にして160%、件数にして150%の増加で推移をしております。これも、農家の皆様、町内各事業所の皆様方に生産していただいた魅力ある農産品が、多くの皆様に評価をいただいた結果であります。今年度も、
日本農業遺産認定を受け、寄附件数がふえました。年末に向けて、寄附の目的を改めて設定して実施し、ガバメントクラウドファンディングにより、棚田の景観を生かしたたたらの灯の取り組みに対し寄附募集を始める考えであり、
関係経費を
補正予算に計上しております。今後も、横浜で開催されます
ふるさとチョイス大感謝祭への参加など、さらなる情報の発信を進め、選んでいただける町となるよう努力してまいります。
次に、8月5日、
島根県知事に対し、要望書の提出を行ってまいりました。特に地域医療の中心であります
町立奥出雲病院に対する医師の派遣、
県立横田高等学校紫雲寮の増設、
JR木次線の利用促進及び
トロッコ列車運行に対する支援について要望したところです。また、同日、県庁の各部局長に対しても、
少子化対策への支援、
鳥獣被害対策への支援、道路・河川の整備、
県立横田高校の学級数の維持などについても要望をいたしました。引き続き、関係部局との情報交換を密にし、本町の状況を説明してまいりたいと考えております。
次に、本年度から、これまでの
空き家改修補助金などの整備を通し、新たに
子育て世代の町外への転出を防ぐとともに、結婚などで奥出雲町を離れ、雲南市などの近隣で生活をしている
子育て世代を呼び戻すため、40歳未満の若者、
子育て世代の新築や住宅改修に助成する
住宅整備支援事業を創設し、受け付けを開始いたしました。8月末現在で、当初予想をはるかに上回る29件の申請及び相談をいただいており、
関係経費を
補正予算に計上しております。この
住宅整備支援事業によって、
子育て世代が住みやすい住宅の整備が一層推進するよう取り組んでまいります。
本年10月1日から、消費税率の引き上げに伴い、国の事業として
プレミアム付き商品券の販売が実施されます。対象は、本年1月1日に奥出雲町に住所を有し、本年度、
住民税非課税世帯の方及び本年6月1日を基準日として、これ以降9月末までに出生した3歳未満の子供が属する世帯主が対象となります。商品券の販売は町内各地区にある郵便局で行っていただくことにしており、該当の世帯に今後お送りする引きかえ券を御持参いただき、窓口で購入していただけます。詳しくは、町広報、
町ホームページなどでお知らせすることとしています。
国では幼児教育の無償化が実施され、保育の必要性のある方が利用される幼児園、保育所、
認定こども園などで、幼児園の預かり保育、
認可外保育施設などの利用料が、それぞれの適用制度に基づき無償化されます。奥出雲町の幼児園については、3歳児以上と、0歳から2歳までの
住民税非課税世帯の保育料が無償化の対象となります。また、3歳から5歳については保育料は無償化となりますが、これまで保育料に含まれていた副食費は利用者が実費を負担することとされたため、一部の対象の利用者には新たな負担が生じることとなります。本町では、
幼児教育事業のさらなる負担軽減を図ることが必要と考え、利用者の実費負担となる副食費については、全額、町が負担することとし、
関係経費を
補正予算に計上しております。今後も、子育てしやすい
まちづくりに向け、取り組みを進めていく考えでおります。
次に、
育苗センターは良質な
仁多米生産のための重要な施設であり、年間約7万箱の水稲苗を育苗し、農家に供給を行っております。しかし、平成9年度の整備から本年で22年目を迎え、機械設備の更新が必要な状況です。特に、今春の
育苗作業期に、播種した育苗箱を
発芽用台座に自動で積み重ねる装置が故障し、応急修繕により対応したところでございますが、経年劣化が激しく、来春の育苗作業では使用ができなくなったため、
関係経費を
補正予算に計上しております。引き続き、
仁多米振興に努めてまいります。
次に、昨年5月に開設した三沢地区の起業・
創業支援施設、みらいと奥出雲は、古民家風のたたずまいと周辺の閑静な環境などが評価され、現在、IT企業の
株式会社セラク様を初め、不動産、農業、
ソフトウエア開発、
福祉関連企業など、5事業所が入居されております。また、町が誘致活動を行ってまいりましたが、東京に本社がありますIT企業、
株式会社グローバルビジョンテクノロジー様と8月下旬に入居契約を行ったところです。町といたしましても、円滑に事業が推進されるよう、関係機関と連携して支援を行ってまいります。今後、町内での雇用創出や地域産業の活性化が図られるものと期待しています。
次に、観光入り込み客数は、昨年の同期比と比較しますと増加傾向にあり、8月には夏休みを利用しての
スポーツ合宿が行われ、島根県
トライアスロン協会などが中心となり、県外選手の参加も得て、延べ8日間の日程で多くの方々に滞在していただきました。今後も体育協会や
スポーツ団体などと連携を図り、合宿誘致に取り組んでまいります。
また、観光促進の新しいフィールドとして
インバウンド観光を推進しており、本年は境港に
クルーズ船が5回寄港する予定で、観光協会では絶好の機会と捉え、旅行会社と連携し、これまで120人余りの外国人に本町を訪れていただいており、これから秋に向けてさらなる誘客を図る考えであります。
また、島根県では、全国一の美肌をPRし、
観光客増加を図るためのさまざまな事業が展開されます。奥出雲町でも斐乃上荘など3つの温泉施設において、県の支援を受けながら観光商品の造成を行ってまいります。
小学校再編方針については、5月末から7月初めにかけ10校区で説明会を開催し、参加いただいた多くの皆様からさまざまな御意見をいただきました。その中でもお願いしておりましたが、校区ごとに意見を取りまとめていただくための
協議会立ち上げについて、各地区の
自治会長会会長、各学校の
PTA会長を中心に声かけを行っており、既に2校区については協議会が立ち上がっております。その他の校区でも、
保護者向け説明会の開催を予定している校区が2つあり、今後も校区の状況に合わせて、住民の皆様の疑問を解決しながら、意見の取りまとめに向けた支援を行うことといたしております。
なお、
三成小学校耐震工事につきましても、このほど
三成小学校移転再編協議会から工事延期の請願が提出され、この中で、
小学校再編方針にはおおむね賛成するものの、仁多地域での情報の共有、周知を深めてほしいとの要望や、
土砂災害警戒区域の一部見直しを受け、8月末の入札を急遽延期したところです。こうしたことを踏まえ、建設地の再検証を行うとともに、
小学校再編方針につきましても、協議の期間や再編後の学校の開校時期などの一部修正について再検討を行ってまいりたいと思います。
次に、本定例議会に、平成30年度決算認定について議案を提出しており、詳しくは後ほど担当課長より説明させますが、決算により約2億6,000万円の繰越金が今年度の財源として確保できました。また、今年度の
普通交付税額と交付税の代替措置である
臨時財政対策債の
発行可能額が決まり、これらの事業計画は、当初予算対比で約2億5,000万円の増額となりました。この結果、合計5億2,000万円余の財源が確保できましたので、今後の
財政健全化に資するため、約3億5,000万円の町債を繰り上げ償還することとし、
関係経費を
補正予算に計上しております。
次、平成30年度決算に基づく経常収支比率は、繰り上げ償還の効果による公債費の減少などの改善要因もあり、86.1%の対前年度比0.1%減少し、改善しました。また、普通会計ベースで、地方公共団体の借入金など、現在抱えている負債の大きさを財政規模に対する割合であらわした将来負担比率は175.7%、対前年度1.9%の減少、地方公共団体の借入金の返済額の大きさを財政規模に対する割合であらわした実質公債比率は13.3%と対前年度1.0%減少し、改善したところです。これら
健全化判断比率は減少傾向にはありますが、県下ではまだ高位置にあり、合併特例による
普通交付税額が暫時減額されることと、算定基礎となります人口を求めるための国勢調査が来年度実施され、減少が予想されることから、引き続き、健全で持続可能な財政経営に努めてまいります。
それでは、今回提出いたしました
一般会計補正予算案などの概要について御説明申し上げます。
今回の
補正予算案の内容は、先ほど一部を説明しましたが、歳入では、普通交付税の決定により、約1億6,000万円、繰越金約2億6,000万円の増額など、歳出では、繰り上げ償還の約3億5,000万、
ふるさと応援寄附関係経費約2億4,000万、消費増税に伴います
プレミアム付き商品券発行事業約4,000万円、自治体要望に対応するための道路修繕に約2,000万円などにより、総額7億2,600万円を追加しております。この結果、補正後の一般会計予算は約149億9,600万円となりました。このほか、条例案7件、予算案8件、一般事件案8件を提出しております。これらの提出議案の詳細につきましては、この後、担当課長から説明させますので、何とぞよろしく御審議のほど、お願いを申し上げます。以上でございます。(「8件」と呼ぶ者あり)
済みません、最終、17ページの一般事件案、8件と申したようでございますが、6件でございますので、訂正をさせていただきます。
○議長(藤原 充博君) 以上で
町長提出議案提案理由の説明を終わります。
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◎日程第4 議案第51号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第4、議案第51号、裁判上の申立てについてを議題といたします。
本案につきましては、去る6月25日開催の6月定例会本会議におきまして、教育福祉常任委員会へ付託し、閉会中の継続審査としております。
その審査結果について、会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
5番、内田雅人教育福祉常任委員会委員長。
○教育福祉常任委員会委員長(内田 雅人君) それでは報告をいたします。
令和元年9月10日。
令和元年奥出雲町議会9月定例会
教育福祉常任委員会委員長報告。奥出雲町議会議長、藤原充博様。教育福祉常任委員会委員長、内田雅人。
令和元年奥出雲町議会6月定例会6月25日の本会議において、当委員会に付託されました議案第51号について、会議規則第77条により報告いたします。
記。1、常任委員会開催日、
令和元年7月5日金曜日。2、出席委員、7名。3、説明出席者、町民課長、町民課長補佐。
4、審査案件及び審査の概要と審査結果。議案第51号、裁判上の申立てについて。審査概要。これまでの経緯と内容についてさまざまな角度から審議を行いました。滞納者は支払い能力がある状況であること、この状態が続けばさらに滞納額が増加すること、また、入居者間の不公平感を招くことを確認をいたしました。審査結果。賛成多数、原案可決。
以上、教育福祉常任委員会に付託された議案について、議案審査の報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で委員長報告を終わります。
これより委員長報告に対する質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党奥出雲町町議団の田食道弘でございます。私は、議案第51号、裁判上の申立てについて、この採択に反対する立場から反対討論を行います。
本案は、町営住宅の滞納家賃の督促に応じようとしない特定の滞納者1名に対し、滞納家賃の支払いを求めるため、簡易裁判所へ滞納家賃の支払い請求とその仮執行宣言を求めることを申し立てするものであります。
この申し立ては、
地方自治法第240条第2項に定められた債権、すなわち金銭の給付を目的とする普通地方公共団体の権利による取り立てに関する必要な措置義務であり、滞納家賃の増加と町営住宅入居者間の不公平感を回避するため行うものとしています。
このたびの滞納事案については、滞納者に対して、担当部署において誠実かつ慎重に支払い督促を行ってきたものの、滞納者は昨年12月に結ばれた分納誓約書の不履行、来庁依頼に応じないなど、不誠実な態度を続けているため、やむを得ず法的手続を行うこととなったものであります。
しかしながら、町営住宅の家賃について、法的手続として裁判上の申し立てを行うことは奥出雲町にとって初めてであり、今後の業務の先例となるものであり、極めて慎重に行う必要があります。
隣の雲南市においては、雲南市営住宅等家賃滞納整理事務処理要綱が12年前の平成19年に制定され、家賃滞納発生時の事務手順や方法、文書様式が定められています。これは県下全てではありませんが、同様に事務処理要綱を定めている自治体はたくさんあります。
本町においては、事務処理マニュアルは作成されているようではありますが、本来、まず要綱を定めた上で、これに定めたルールにのっとり事務処理を進めた上で、最終手段として裁判上の申し立てを議会上程すべきではないでしょうか。
また、奥出雲町営住宅管理条例が14年前、合併時点の平成17年に制定されています。この第31条には、入居者に対する明け渡し請求につき、第2号に、入居者が家賃を三月以上滞納したときとの請求根拠を掲げております。今回の案件について、果たして明け渡し請求は行われたのでしょうか。もちろん当然、機械的で短絡的な対応は慎むべきではないでしょうか。同様に、奥出雲町更新住宅条例第35条にも規定がなされております。入居者を初め、町民の不公平感を回避し、より誠実な事務処理対応を遂行するためには、担当者の手元に置くマニュアルではなく、家賃滞納事務処理の要綱の検討と制定が先決ではないでしょうか。
また、大企業や富裕層優遇、アメリカ言いなりの政治、福祉・教育行政の後退、貧困の広がりなど、今日の日本社会全体に対する不満が渦巻き、その矛先が町行政の窓口に向けられているというゆがんだ実態もあります。単純にこの問題は解決できませんが、そのゆがみを認識した上での滞納者対応が不可欠であります。
以上の理由により、本案には反対であります。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第51号についての討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第4、議案第51号、裁判上の申立てについてを採決いたします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第51号は、委員長の報告とおり可決されました。
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◎日程第5 議案第53号 から 日程第11 議案第59号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第5、議案第53号、奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例制定について、日程第6、議案第54号、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定について、日程第7、議案第55号、奥出雲町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第8、議案第56号、奥出雲町印鑑条例の一部を改正する
条例制定について、日程第9、議案第57号、奥出雲町
手数料徴収条例の一部を改正する
条例制定について、日程第10、議案第58号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について、日程第11、議案第59号、
町立奥出雲病院の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する
条例制定について、以上の7議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、藤原総務課長。
〔総務課長説明〕
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議案第53号 奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例制定について
議案第54号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する
条例制定について
議案第55号 奥出雲町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、議案第56号について、若月町民課長。
〔町民課長説明〕
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議案第56号 奥出雲町印鑑条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、議案第57号について、若月町民課長、荒川
農業振興課長。
〔町民課長・
農業振興課長説明〕
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議案第57号 奥出雲町
手数料徴収条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
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議案第58号 奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、森長
病院事務長。
〔
病院事務長説明〕
───────────────────────────────
議案第59号
町立奥出雲病院の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する
条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより、ただいまの7議案に対する質疑を行います。
初めに、議案第53号に対する質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) ちょっとこれまで私も何度か、
会計年度任用職員制度について質問をしてまいりましたので、確認を含めて質問をしたいと思います。
まず最初に、現在働いていらっしゃる方、1年目の契約更新ですけれども、現在働いていらっしゃる嘱託職員、臨時職員の方々へ説明を対面で行うことを主張してきましたが、これについてきちんとわかりやすく説明があったのかということですね。
それと、来年度から始まりますので、その時点で新しく雇用される任用職員の方々についても、この制度内容についてきちんと説明をする必要がありますけれども、そのことについても対応を聞きたいと思います。
それから、この制度の導入によって、外部人件費といいますか、費用の面でこれまでとはどれぐらい違いが出てくるのか、とりあえず現状のところで試算ができるのであれば、しておられると思いますけれども、どのぐらいの費用がかかるのか、聞かせていただきたい。
この費用については、もちろん国が決めた制度ですので、国のほうに対しても、増額になると思いますけれども、そのものについてはやっぱり国のほうにもしっかり要求をしていただきたいということ、それから、この条例をやるまでのところで、組合ですね、組合との協議をきちんとして、合意の上でこの
条例制定をしてほしいということ、しないといけないということを申し上げてきました。その点について聞きたいということと、それから、細かいことについては規則で決められると思いますけれども、その点についてもやはり組合とのきちんとした協議をしないといけないと思いますが、その考えについてお聞きをいたします。
それと、これまでも働いておられた方が、例えば雇用されてる間にそのポストがなくなったといったとき、その方の雇いどめですね、もうあなた、来月から来なくていいですよと。そういうことになったらいけませんので、そこはどのようにきちんと対処する考えがあるのかということ、その点について聞きたいと思います。
それと、最後のページの第2条関連のところに、いわゆる金額が記されておりますけれども、一番上の一般業務に従事する者、日額9,000円ということで、17日を、これがそうですね、17日を1カ月の勤務日数とするということですので、この計算でいきますと、日額9,000円の方の場合は15万2,600円になっておりますが、これはちょっと金額が、わずかですけれども少ないんじゃないかなというふうに思います。9,000円に17日を掛けると15万3,000円になると思いますが、400円の違いですけれども、この点と、それから、次の資格免許を要する業務という部分については9,900円で計算してますので、これは逆に言うと16万7,900円で割ってみると、9,900円で割ってみると、9,900円に17日を掛けてみると、ちょっと金額がこれは大きくなる。1日の9,900円が、この数字でいくと9,876円という数字になるんじゃないかというふうに思います。それから、その下の医療業務ですね、1万1,500円掛ける17日は19万5,500円になると思いますが、これも400円の違いがあるということ。それから、その下の1万6,000円掛ける17日で計算すると27万2,000円という数字になって、700円ちょっと少ないように月額金額がなっておりますが、このあたりの違いというものについてお聞きしたいということと。
それから、現在、一般業務……(「一遍切ってください」と呼ぶ者あり)
○議長(藤原 充博君) はいはい。(「ちょっと全部把握し切れない」と呼ぶ者あり)
○議員(12番 大垣 照子君) じゃあ今までの……。
○議長(藤原 充博君) どこまでの分が答えられますか。
○議員(12番 大垣 照子君) はい、ほんなら。
○議長(藤原 充博君) 答えられる。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問、ちょっと全て答えられるか、ちょっとメモ、聞き忘れたのがあるかもしれませんので、そのときはまた御指摘頂ければと思います。
まず、現在のお勤めの皆さんへの御説明ということにつきましては、おくればせながらではございましたけれども、8月の28日、29日において、現在お勤めの皆様方に対して説明会のほうを開催をさせていただいております。なお、これまでは、まだ詳細、規則等で定める部分がございますので、概要について御説明をさせていただいたというところでございます。
なお、この説明の場でもお話をしておりますけれども、規則等、詳細が決まれば、改めて現在お勤めの皆様方に御説明の場を持ちたいということで、お話をさせていただいております。
それと、現在お勤めの方が
会計年度任用職員に移行になった場合に、それぞれ、例えばその方が引き続きお勤めいただくということになった場合、当然、制度の仕組みとして、これまでの職務の経験であるとか年齢というものを考慮して、前歴を一定程度見るということがございます。そういったことで、実際に所要額が幾ら増嵩するのかということは、誰を雇うのかということが決まらないとはっきりわかりませんので、概算としての話でさせていただきたいと思います。通勤手当とか時間外手当、特殊勤務手当、これは考慮しておりませんが、現状、役場の関係、それから病院の職員、これを含めまして、おおむね報酬の部分のみで9,000万程度、年間の所要額は増嵩するというふうに考えてます。報酬と社会保険料の関係で9,000万増、さらにこれに通勤手当、時間外等が加われば、当然、報酬が上がれば時間外も影響が出てくるということがございますので、相当額の増嵩が見込まれるという状況でございます。
それと、これまでの組合との協議ということで御質問をいただいたと思います。これまでのところでは、これまで、昨年の5月のところから組合との協議は継続的にやっております。昨年度におきましても、恐らく10数回の組合との交渉、協議を行ってまいっておりますし、今回の議会の議案、条例提案につきましても、具体的には8月21日に組合とお話をさせていただいて、こちらの条例案について概要を御説明し、27日、30日、私のほうで3回、組合との話し合いをさせていただき、9月2日のところでは、町長答申を出させていただいたという経過がございます。
なお、今後、規則について定めてまいりますけれども、その規則の内容につきましても組合と継続的な協議を行っていくということにつきましては、確認をさせていただいております。
次に、職の廃止に伴う雇いどめというお話がございましたけれども、これは一つ制度の仕組みとして、会計年度において必要な職を設けて、それについて雇用するという制度の趣旨から考えますと、職の廃止ということは、これはあり得る話でございます。ただ、安易に雇いどめというようなことは、これは当然考えてる話ではございませんけども、必要がなくなった業務につきましては、その職はなくなると。ただ、全体の職員数等々を見て、この業務は新たに必要な職と判断すれば、そちらでの雇用ということはあろうかと思います。業務の内容は、当然、職員の場合も人事異動がございますけれど、
会計年度任用職員におかれましても、職の廃止もあれば、また新たな職というものを設けることが、そのときには新たな職として新たな任用が行われるということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
あと、条例第2条の別表第1の金額のことを御質問になったかと思います。これは、まず今回の
会計年度任用職員の報酬については職員の給料表をベースに算出をしております。したがって、まず、日額ではなく月額が、職員は給料の月額が定められておりますので、その月額をベースに、通常の職員の勤務日数と
会計年度任用職員の月の勤務日数17日、これで割り戻した金額として、一般業務に従事する者であれば15万2,600円という端数を割ったとこ、算定をしております。この月額をもとに、それぞれ17日勤務であれば8,000何がしになるものを繰り上げて9,000円という設定をし、時間外につきましても7時間45分で割って、100円単位のとこで丸めていくいうことでございますので、全てここに掲げてある日額、時間額につきましては、月額がベースであると。そのもとは、基本的には職員の給料表の例に基づいてということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) はい。
○町長(勝田 康則君) 私のほうから御質問にお答えをいたします。
この
会計年度任用職員制度に伴って、国のほうにも働きかけたらなどというふうなお話があったと思いますが、ああして先般、8月6日金曜日でございましたが、私もこのたび、県町村会の副会長の選任を受けたところでございまして、津和野の下森町長と、知夫村の、何いうんだ、町長と、私の3名で、国会議員の先生方、そして総務省の財政課長のほうに要望にお伺いをいたしました。
この件につきましては、やはり新たな財政需要として、普通交付税で全額措置をしっかりしてほしいということを財政課長に強く要望いたしまして、先ほど総務課長からお話がございましたけども、奥出雲町で9,000万円もの財源が必要になってくるいうことを私なりにお話をいたしました。大沢財政課長、1万2,500人余の町でこんなに多くのお金が必要かというところで非常に驚きをしておられまして、このようなことでしっかり普通交付税のお願いをしたいということで、お話をして帰ったところでございます。今後、これに限らずさまざまなことでお話をさせていただきます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 伺いますと、まず今、町長、御答弁をされましたし、課長からも答弁をいただきました。
9,000万円ぐらいが予算として新たに必要になるということですが、逆に言えば、これだけ今までの非常勤職員の皆さんは安く労働力を提供したということでございますので、やはり同じように働くのであれば、できるだけ、みんなが同じような形で働いていける環境というのを整えていく必要がこれからもありますので、国のほうへの要望、県や国への要望、まだまだ働きかけが必要だと思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。
それと、今、別表1の給料表の関係で質問いたしましたが、例えばこれまで17日間働いてて、ここに15万2,600円って記載されております。月額がベースとなってるということでございますが、正規職員の給料表で勘定するとこういうふうになるということでございますが、例えば、今までこれ以上の給料をいただかれていた方については、やはりこの、逆に言うと、15万2,600円、逆に下がるということになるのか。それよりほかの方法で今の現状は維持していくという形なのか、その点についてもう一度お聞きしたいと思います。
それと、別表第2のところですね、これについて、勤務態様、支給単位っていうふうに書いてありますが、これは、1日幾ら、月幾らというような、期間幾らというふうな、こういう形でやるということで、この第1表との関係はどういうふうになるのかちょっと聞かせてください。
○議長(藤原 充博君) 総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをします。条例案の別表第1、もう少し詳細に御説明をさせていただきたいと思います。
現在、役場にお勤めの非常勤職員の皆さんは、嘱託と呼ばれる17日勤務の方と臨時的任用の、臨時さんと呼んでおりますけども、この方、カレンダーどおりお勤めいただいて、日額でお支払いをしようという方がいらっしゃいます。この2つのちょっと違う制度の方を、今後は
会計年度任用職員という一つの仕組みの中で処遇していくと、任用していくということになります。したがって、イメージとしては、現在お勤めいただいてる嘱託さんに全て切りかわるというイメージしていただければ、一番理解が早いかなというふうに思います。
そういう形をとりますので、現在お勤めいただいてる臨時さんと呼ばれるような形の皆様につきましては、日額ではなく、今後は17日勤務で月額でお支払いをするということになります。この前には、現在、お支払いをしている、カレンダーどおりお勤めいただいても、この上限額以下でございます。したがって、その前歴等を考慮すれば、多くの方がこの上限額に近いもの、あるいは上限額というところの月額に変わるのかなというふうには考えております。現在、嘱託さんと呼ばれる方の中には、この金額以下の方もいらっしゃいます。この方につきましては、ここが上限額ということになりますけれども、例えば通常の方、ほとんどの方はこの一般業務に従事する方として区分をいたしますけども、資格の必要な業務、そういった方につきましては、2番目の区分で月額を定めていると。それから、主には病院の看護師さん等でお勤めいただいてる方につきましては、3番目の区分で月額を定めるというふうになります。先ほど申し上げました区分をどうするかという部分につきましては、現在、これを超えてる方につきまして、この4番目の相当の知識、経験を必要とする業務に従事する者というところで区分し、こちらにつきましては、運用の中でこれは定める部分でありますけれども、現在の考え方としては、現給を下回らない形で運用すると、月額を定めるというふうな考えでおります。
それと、別表2につきましては、これはこの別表第1の日額の欄を用いて計算をするのか、月額の欄を用いて計算をするのか、時間額を用いて計算をするのかという、その取り扱いを定めたものでございまして、任用がその月を単位とする場合には、この月額の金額を用いますよと。それから、1日単位で雇用をするというケース、これ余り想定をしておりませんけども、万が一そういう場合が出た場合には、日額をもとにお支払いをするということ。それと、現在の学校の支援員さん等で、ちょっと時間を単位とした勤務をしていただいてる方がございますので、こういった方につきましては今後の協議次第ですけども、現状と同じようなお勤めをいただくとするなら時間単位でのお支払いということになりますので、時間単位での雇用ということで、時間額に基づいた報酬を支払うということ、その取り扱いをどうするのかという、雇用の形態によって、どのものを根拠に報酬を決定するのかということの区分でございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) この案件は、また各専門委員会に付託をされます。その辺も配慮しながら御意見を述べてください。
大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 最初の表紙をめくったところ条文が書いてありますけれども、第2条の2項のところに「職務の性質上これにより難い職にある者の報酬の額は、町長が定める額とする」というふうに書いてありますが、この「これにより難い職」って例えばどういうふうな職なんでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
例規の世界は、例外の規定を設けるという部分がございます。この意味は、この別表第1に掲げるものとして区分をいたしますけれども、この相当の知識、経験を必要とする業務に従事する者、この上限額を、こういうものがないとは限らないということで、現時点、これを想定してということはございませんが、今後、そういう場合が生じた場合に条例改正という手続を経ずに定めることができるという規定でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
○議員(12番 大垣 照子君) はい。
○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。再開は11時20分、5分間の休憩とします。
午前11時20分休憩
───────────────────────────────
午前11時36分再開
○議長(藤原 充博君) それでは、再開します。
ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
ちょっと機械の調子が悪くて、御迷惑かけると思いますが、会議を午後12時30分まで行いたいと思います。それから休憩に入るというふうなストーリーでいくようにしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、続きます。
先ほど、途中でちょっと切りましたけども、議案第53号に対する質疑ですけど、ほかにはございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ございませんね。
ないようでございますので、次に、議案第54号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第55号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第56号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第57号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第58号について質疑を行います。質疑はございますか。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ちょっと確認をさせてください。給水装置工事事業者1件につき、指定更新手数料2,000円というものが上がっておりますが、これで間違いないと思いますが、確認させてください。
その前の議案第57号につきましては、同じようなのが出ておりますけども、鳥獣の保護及び管理並びにのとこですが、鳥獣飼養許可証の交付またはその更新もしくは再交付手数料1件3,400円となっております。これとは違う考えで、本当の更新手数料だけ、今までなかったので新しくするということで、これ間違いありませんでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) 先ほどの御質問にお答えいたします。
この更新手数料でございますけども、新規の手数料が2,000円でございます。内容は書類の審査とか、そういうことに係る経費ということで2,000円。同じく更新手数料につきましても、同じく書類の提出のほうがございますので、そちらのほうの審査ということで同額の2,000円ということで、改正をさせていただきたいということです。
○議長(藤原 充博君) 10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 済みません、ちょっと今、わかりにくかったんですが、工事事業者の指定手数料ですか。それって同額ですか。
○議長(藤原 充博君) 千原水道課長。
○水道課長(千原 明浩君) 先ほどの御質問でございますけども、給水装置工事事業者の指定手数料が、現在2,000円でございます。同じく更新手数料のほうも同額の2,000円ということでさせていただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
○議員(10番 内田 精彦君) はい。
○議長(藤原 充博君) ほかにはございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第59号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君)
町立奥出雲病院ですね。ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第53号から議案第59号の7議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号から議案第55号及び議案第58号については総務経済常任委員会、議案第56号、議案第57号及び議案第59号につきましては教育福祉常任委員会へ付託することに決しました。
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◎日程第12 議案第60号 から 日程第20 議案第68号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第12、議案第60号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第2号)提出について、日程第13、議案第61号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第14、議案第62号、令和元
年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第15、議案第63号、令和元
年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第16、議案第64号、令和元
年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第17、議案第65号、令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第18、議案第66号、令和元
年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第19、議案第67号、令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第20、議案第68号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第2号)提出について、以上の9議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
最初にお断りをいたします。議案第60号から議案第68号につきましては、予算
特別委員会への付託案件とする予定ですので、提案理由の説明及び議員各位の質疑は総括的なものにとどめられ、細部については全て予算
特別委員会においての説明と質疑を願います。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
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議案第60号 令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第2号)提出について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、杠
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
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議案第61号 令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について
議案第62号 令和元
年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について
議案第63号 令和元
年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)提出について
議案第64号 令和元
年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 皆さんにちょっとお願いがございます。携帯電話、スマートフォン、その使用は議場では控えていただきたい。並びに、マナーモード等にしていただいとくと非常に喜びます。よろしくお願いいたします。
続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
議案第65号 令和元
年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について
議案第66号 令和元
年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について
議案第67号 令和元
年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出について
議案第68号 令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第2号)提出について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、議案第60号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第61号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第62号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第63号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第64号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第65号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第66号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第67号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第68号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第60号から議案第68号までの9議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算
特別委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第60号から議案第68号までの9議案につきましては、予算
特別委員会へ付託することに決しました。
なお、内容審査につきましては、必要に応じて予算
特別委員会小委員会において分割審査をお願いいたします。
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◎日程第21 議案第69号 及び 日程第22 議案第70号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第21、議案第69号、奥出雲町町道路線の変更について、日程第22、議案第70号、奥出雲町町道路線の認定について、以上の2議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
舟木建設課長。
〔建設課長説明〕
───────────────────────────────
議案第69号 奥出雲町町道路線の変更について
議案第70号 奥出雲町町道路線の認定について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
最初に、議案第69号について質疑を行います。質疑はございますか。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 先ほど建設課長から丁寧な説明受けましたが、1つだけお聞きしたいと思います。この滝ノ上支線でございますが、現在は延長が22.4メートルあるということでございまして、今回これを変更してやるわけですが、1つは、現在の22.4メートル、廃線になるわけですね、要するに、変更するいうことですので。この後どうなるんですか、廃線してしまえばそれだけでもう終わってしまうのか、どういう形になるのかいうのをお聞きしたいというふうに思います。
もう一つは、先ほど説明があったと思いますが、民間業者と町が協議したやつを宅地造成したということで、そこに行く道路敷地は民間業者がしたと。それを町へ寄附をしたというふうな説明だったと思いますが、その辺のことについて説明をいただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 建設課長。
○建設課長(舟木 長君) 先ほどの質問にお答えいたします。
まず、滝ノ上支線10号、最初、22.4メートルについてはどうなるのかというふうなことですけども、あくまでも経路と終点の位置の変更でございますので、向かってる方向的な分ですね。終点、方向は違いますけども、その経路を使って支線10号の変更をしたいというふうな考えです。ですので、出入り口については、その道路で滝の上住宅団地については出入りができるというふうなことでございます。
それから、先ほどの町道認定の関係ですけども、道路整備が完了してるというふうなことで、この変更後の図面見ていただくと、矢印のとこの付近に土地が、これが4分割になっております。周り3区画の住宅地と、それから矢印の部分、これが進入路です。これについては、住宅造地された方が登記をして、それを寄附採納いう形で一切うちのもの支払わないというふうなことでございますし、それから滝の上住宅団地から上に上がる道路につきましては町有地でございまして、これについては原因者が分割測量をして、町のほうへ提出、それをもって町有地として公衆道路に登記の移転をするというふうな段取りを今しております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第70号について質疑を行います。質疑はございますか。
5番、
内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 御説明いただきましたが、この角木の道路につきましては私もたまに通りますけども、この起点のところから上がるとこまでかなりの急斜面で、非常に狭い。道路も状況もやはり悪いということで、町道認定はいいと思います。実際、この改良の予定とか、今はっきりしている具体的なことがあればお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 課長。
○建設課長(舟木 長君) 御質問にお答えいたします。
まず現在、新規の新設改良事業につきましては、ほぼ一級町道、それから重要な町道の道路改良をしていくというふうな状況で、なかなか限られた予算の中でこの路線を重点的に歩道改良していくというふうなことは、現段階ではなかなか難しいこともありますけども、角木大正宮線については、現地精査した結果、道路の横に土水路、それから先ほど言いましたように新たに整備された水路がありますので、それに側溝整備をして、ふたをかけたら3メートルくらいの幅員になりますので、そういった修繕工事、そういった計画を年次計画でやれば、皆さんがなかなか日ごろ生活に苦慮されていることが解消できるんじゃないかなというふうに建設課としては考えております。ですので、自治体要望も続けていただいて、先ほど言いましたように年次計画でそういった対応をしていけば、そういった地元の要望をかなえることが可能であるというふうな思いをしております。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第69号及び議案第70号の2議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託をしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号及び議案第70号につきましては、総務経済常任委員会へ付託することに決しました。
ここでしばらく休憩といたします。再開は13時30分。
午後0時37分休憩
───────────────────────────────
午後1時31分再開
○議長(藤原 充博君) それでは、ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第23 同意第4号
○議長(藤原 充博君) 日程第23、同意第4号、
人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
若月町民課長。
〔町民課長説明〕
───────────────────────────────
同意第4号
人権擁護委員の候補者の推薦について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより同意第4号に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより、同意第4号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、同意第4号についての討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第23、同意第4号、
人権擁護委員の候補者の推薦についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり同意されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第24 発委第2号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第24、発委第2号、
特別委員会の設置についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
9番、内田勇議会運営委員会委員長。
○議会運営委員会委員長(内田 勇君) 発委について申し述べます。
───────────────────────────────
発委第2号
特別委員会の設置について
奥出雲町議会委員会条例第5条の規定により、次のとおり
特別委員会を設置する。
記
1 名 称 決算
特別委員会
2 目 的 平成30
年度奥出雲町各会計歳入歳出決算に関する審査
3 委員の定数 12名以内
令和元年9月10日提出
提出者 奥出雲町議会議会運営委員会
委員長 内 田 勇
提案理由
平成30
年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定について、
特別委員会において審査を実施するため。
───────────────────────────────
以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨説明を終わります。
これより発委第2号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
続いて、討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって発委第2号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第24、発委第2号、
特別委員会の設置についてを採決をいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
お諮りをいたします。ただいま設置されました決算
特別委員会の委員につきましては、奥出雲町議会委員会条例第2条の規定により、議長が指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、委員は、議長において指名することに決しました。
お諮りをいたします。決算
特別委員会の委員に、議長と議会選出監査委員の岩田明人議員を除く、1番、田食道弘議員から12番、大垣照子議員までの12名を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を決算
特別委員会の委員に選任することに決しました。
ただいまから決算
特別委員会を開催して、正副委員長の互選を行います。
しばらく休憩といたします。
午後1時38分休憩
───────────────────────────────
午後1時38分再開
○議長(藤原 充博君) 休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
先ほど決算
特別委員会が開催され、正副委員長が決定になりましたので、報告をいたします。
決算
特別委員会委員長に10番、内田精彦議員、副委員長に11番、村尾明利議員がそれぞれ決定になりました。
以上で報告を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第25 認定第1号 から 日程第27 報告第11号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第25、認定第1号、平成30
年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定について、日程第26、認定第2号、平成30
年度奥出雲町
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、日程第27、報告第11号、平成30年度決算に基づく奥出雲町
健全化判断比率並びに
資金不足比率について、以上の3議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本決算認定議案につきましても決算
特別委員会への審査付託を予定しておりますので、提案説明と質疑は、いずれも総括的なものにとどめられ、簡潔にお願いいたします。
それでは、提案理由の説明を求めます。
江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
───────────────────────────────
認定第 1号 平成30
年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定について
報告第11号 平成30年度決算に基づく奥出雲町
健全化判断比率並びに
資金不足比率について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、森長
病院事務長。
〔認定第1号
病院事務長説明〕
○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
認定第2号 平成30
年度奥出雲町
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
認定第1号、平成30
年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定について並びに認定第2号、平成30
年度奥出雲町
水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、去る8月1日から8月30日まで、監査委員において決算審査が執行されました。また、報告第11号についても審査が行われました。この審査に係る審査意見書が、それぞれの提出議案に添付されております。
本日、谷尻
代表監査委員に出席を願っておりますので、監査の状況について御報告をお願いいたします。
谷尻
代表監査委員。
○
代表監査委員(谷尻 一徳君) それでは、平成30
年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算の審査につきまして御報告申し上げます。決算審査を行いましたのは、議会選出の岩田明人監査委員と私、谷尻が行いました。代表いたしまして、私のほうから報告をさせていただきます。
地方自治法第233条第2項及び第241条第5項の規定により、審査に付されました平成30
年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算及び基金の運用状況等について審査した結果、次のとおり意見を付して御報告いたします。
お手元の報告書1ページをごらんいただきたいと思います。審査の対象は、①平成30
年度奥出雲町一般会計歳入歳出決算ほか⑭までの各特別会計歳入歳出決算書ほか関係書類について審査を行いました。
審査の期間ですが、
令和元年8月1日から
令和元年8月30日までの間に実施をいたしました。
3の審査の概要ですが、審査に付された各会計歳入歳出決算書等について、関係法令に準拠して作成されているかどうか、また決算の計数は正確であるかどうかを関係諸帳簿、証書類との照合等通常実施すべき審査を行ったほか、各課長ほか担当職員の説明を聴取し、あわせて一部現地確認も行いました。
4の審査結果でございますが、審査に付された各会計歳入歳出決算書等は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は、関係諸帳簿その他証書類と照合した結果、誤りのないものと認めました。また、予算の執行及び関連する事務の処理は、適正に行われているものと認めました。
2ページのほうですが、これから説明いたします文中及び表中の計数、実数等のあらわし方や扱いについて説明をいたしておりますので、あらかじめ御承知おきください。
それでは、以下、各会計の決算額、財政諸指数等の増減及び対前年度比較並びに分析と時系列であらわした表等により、財政の現状、推移、課題等について簡潔に御説明をさせていただきます。
3ページをごらんいただきたいと思います。1、一般会計の収支状況について御説明をいたします。
表の内容は、歳入につきましては自主財源と依存財源。また歳出については性質別にし、各科目、費目ごとに決算状況を時系列であらわしております。ごらんをいただきたいと思います。
表の右側の平成30年度の欄ですが、平成30年度の歳入の合計、それから表の下から2行目の歳出合計の決算額につきましては、先ほど説明があったとおりでございます。歳入歳出差し引き額は3億3,983万3,000円の増となっております。各費目ごとの主な増減額については、対前年度比較欄をごらんいただきたいと思います。比較増減の主な要因としましては、次のページで説明をさせていただきます。
それから、3ページのほうですが、下段の表のほうでございますが、本町の依存財源、自主財源の割合を記載しております。平成30年度では依存財源が76.5%を占め、前年度より2.0ポイント増加し、国や県に依存した財政構造は変わっていません。また、この比率は、毎年度ほぼ横ばいで推移をしております。
次に、4ページをごらんいただきたいと思います。2の平成30年度歳入歳出決算の対前年度比較増減の主な要因として記載しております。これは前ページの表の比較増減欄の主なものについて記載をしております。ちなみに地方交付税の減は、これも先ほど説明がございましたが、合併特例措置の縮減によるものでございます。そのほかにつきましては、ごらんをいただきたいと思います。歳出関係につきましては、玉峰山荘の大規模改修や、カントリーエレベーターの施設整備の更新など、普通建設事業費が増加をしております。災害復旧費は7月豪雨による災害、台風24号による災害を受けて増加をしております。そのほかについては説明をごらんいただきたいと思います。
同じ4ページ、中段のほうですが、平成30年度実質収支についてでございますが、右側、括弧書きで記載しております平成30年度の実質収支から平成29年度分を差し引いた左側の単年度収支1億2,287万8,000円の黒字となっております。これに黒字要因の財政調整基金の積み立て、それから公債費繰り上げ償還の金額を各足しまして、実質単年度収支は4億9,151万5,000円の黒字となっております。
次に、4の職員数の動向については、ごらんをいただきたいと思います。
次に、5ページのところでございますが、5、平成30年度各事業支出の主なもの、3,000万円以上、及び6ページの6、平成29年度各事業支出の主なもの、3,000万以上について記載をしております。事業内容、決算額及び財源内訳を記載しておりますので、比較してごらんをいただきたいと思います。投資事業の総額では、前年度比較で4億4,646万5,000円、21.6%増となっております。主な増額要因は、普通建設事業では、先ほどまとめました玉峰山荘の大規模改修、カントリーエレベーターの施設改修、それから横田コミセンの非常用発電機改修など、新規の事業実施のほかに、三成公園のホッケー場の整備事業の継続事業や災害復旧費が多額となったことも、投資的経費の増加要因となっております。
次に、7ページをごらんいただきたいと思います。7、財政状況、その他についてでございます。過去5カ年度間の財政状況等を時系列で記載しておりますので、その推移についてごらんをいただきたいと思います。
表の中の②地方債残高の行、右側の平成30年度の欄でございますが、一般会計、特別会計の地方債の合計残高は362億5,000万円となっておりまして、対前年度比で41%減少しております。毎年度、対前年度比では減少してきております。
次に、③の内実質町負担額というのがございますが、これが30年度の欄でございます。151億1,000万円でございまして、対前年度比で2.2%の減となっております。この実質町負担額の地方債残高に占める割合は41.7%で、前年度より0.8ポイントほど増加はしております。
⑤の実質公債比率につきましては、後ほど申し上げます。
次に、表の⑥の町民1人当たりの地方債残高でございますが、平成30年度が288万3,000円、⑦の町民1人当たり、③の地方債の内実質町負担額は120万2,000円、いずれも前年度比較で減少しております。
⑧の財政力指数は、地方交付税算定上の基準財政需要額に対する基準財政収入額の割合を示したものですが、単年度では0.170、3カ年平均では0.170となっております。この指数は3カ年平均でわずかに上がっています。
次に、⑨の経常収支比率につきましては、後ほど説明させていただきます。
⑩のラスパイレス指数は、国家公務員一般行政職の給料を100とした場合の本町の一般行政職職員給料との比較でございますが、平成30年度は92.6で、前年度比較で0.4ポイント上昇しています。県内の町村の中では、下位のほうにランクをされております。
次に、⑪町民1,000人当たりの職員数は10.24で、わずかながら上昇をしております。
次に、⑫町民1人当たりの人件費、物件費の額は、電算システムの改修などで9.9%ほど増加をしております。
次に、⑬将来負担比率については、後ほど申し上げます。
7ページの下段のほうですが、実質公債比率について御報告いたします。
実質公債比率は、一般会計及び特別会計における公債費等の一般財源に占める割合で皆さん御承知のとおりでございます。平成30年度の3カ年平均、実質公債費比率は13.3%で、前年度に比べて1.0ポイント改善し、地方債の発行に際し許可を必要としない18%未満が引き続き維持されています。これは指標算出の分子となる公債費等が繰り上げ償還の効果によって減少したことが主な改善要因となっています。
平成27年度から地方交付税の算定が一本算定となっておりまして、段階的縮減が推定されています。平成30年度決算では1億6,000万円の減額となりました。今後、引き続き将来を見据えた財政運営に努められることを望んでおります。
次に、8ページのほうでございます。適正化計画の策定基準については、ごらんをいただきたいと思います。
次に、2)の⑧財政力指数の説明につきましては、先ほど申し上げましたので、省略をいたします。
次に、3)⑨の経常収支比率についてでございますが、算式及び説明については、ごらんをいただきたいと思います。平成30年度の本町の経常収支比率は86.2%で、前年度に比較いたしまして0.1ポイント改善をしております。
その内訳は、11ページ、13、経常収支比率のほうで後ほど説明をいたします。
同じく8ページの中ほど、8、地方債のうち地方交付税等で措置される額を除いた実質町負担額の算出方法について、(1)から(3)までに記載をしています。ごらんをいただきたいと思います。
次に、9の
財政健全化4指標についてでございます。これにつきましては、別途報告がございましたが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づいて設けられた指標でございます。
9ページのほうでございますが、平成30年度の奥出雲町
財政健全化4指標の算定の基礎となる事項を記載した書類を審査いたしました結果、いずれも適正に処理されております。また、これにより算出された指標はいずれも早期健全化基準を下回っており、問題はありません。また、実質赤字比率、連結実質赤字比率はともに黒字決算でありまして、該当いたしておりません。平成30年度各会計
資金不足比率につきましても、いずれも資金不足は発生しておらず、問題なしと認めました。
次に、10、地方債残高の状況ですが、一般会計、特別会計ごとに、それぞれ過去5カ年度間を記載しておりますので、その推移についてごらんをいただきたいと思います。起債の残高は、先ほどの財政状況の表でも説明いたしましたが、過去5カ年度は毎年度減少してきております。
表の一番下、平成30年度の合計欄をごらんいただきたいと思いますが、残高合計は362億5,000万円と、前年度に比べて15億5,600万円、4.2%の減少をしております。
次に、10ページをごらんいただきたいと思います。基金残高につきましては、先ほど企画財政課のほうからの説明があったとおりでございます。表の30年度の欄をごらんいただきますと、一般会計は1億500万円、3.5%増加し、特別会計は5,100万円、1.9%増加をしております。表のほうもごらんをいただきたいと思います。
次に、12の債務負担行為については、表をごらんをいただきたいと思います。限度額のほうが、庁舎建設の完成、終了によりまして、前年度に比べて大幅に減額となっています。
次に、11ページをごらんいただきたいと思います。13、経常収支比率について説明をいたします。この数値は経常一般財源収入に占める経常一般財源経費の割合でございますが、比率が低いほど財政に弾力性があると言われております。平成30年度は、先ほど申し上げましたとおり合計で86.2%であり、前年度比較0.1ポイントほど改善されていました。内訳といたしまして、最も高いのは公債費の29.0%で、ほぼ数年横ばいとなっております。次いで補助費等が17.9%、繰出金12.4%、人件費の13.0%となっております。比率の合計は、平成28年度及びここ数年、86%ぐらいで推移しています。内訳を見ますと、補助費等が若干上昇の傾向にあることがわかります。財政の硬直化につながらないように、経常経費の節減、合理化に引き続き努めていただきたいと思います。
次に、12ページ、14の町税の徴収状況についてでございます。主な税目について時系列で書かれております。徴収率は、いずれの税目も毎年度上昇しております。町税の滞納徴収分につきましては、現年度滞納者への早期着手及び高額滞納者への対応強化、また徴収技術の向上を図るための島根県との税務職員の相互併任制度等によりまして、また滞納処分の共同実施、預貯金等を中心とした債権の差し押さえ等が行われております。
町税の徴収率は前年度に比べて0.48%増となりました。この徴収率の上昇については、担当課においてさまざまな徴収努力をされた結果です。引き続き徴収に御努力をお願いしたいと思います。参考までに、差し押さえの内訳等、下段の囲みの欄、ごらんをいただきたいと思います。
次に、13ページ、15の不納欠損処理でございます。これは地方税法等に基づいて行われたものでございます。ごらんをいただきたいと思います。
次に、14ページ、16、税金を初めとする各種納付金の滞納状況でございます。これは平成30年度末の滞納額と過年度ごとの滞納額一覧表でございます。上段が件数、下段は金額等でございます。この中で、一般会計の決算額、特別会計では国保税、国営農地事業負担金などが多額となっております。滞納分の回収につきましては、各担当課でそれぞれ積極的な取り組みがなされ、その成果は上がってきております。一般会計では13費目中9費目で、滞納額が前年度より減少してきています。引き続き滞納の回収について対応を尽くされますようにお願いをいたします。
次に、15ページのほうをごらんいただきたいと思います。17、一般会計から特別会計等への繰り出し状況を記載しております。いずれも繰り出し基準に基づくもののほか、年々の投資事業や経済対策、あるいは運営経費等のための財源として充当されております。平成30年度では下水道事業、病院事業への繰り出しが前年度と比較して増額となっております。時系列で記載しておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
次に、18、基金の運用状況について御報告をいたします。基金の管理、運用状況について審査の結果、適正に管理がなされていると認めました。基金については、各会計の資金不足時に繰りかえ使用されています。また、用品調達基金の運用状況についても、関係諸帳簿の審査を行い、用品物品、預金等の確認を行い、いずれも適正に管理されていると認めました。
次に、16ページをごらんください。19、特別会計の決算概要について御報告をいたします。各特別会計の歳入歳出決算、差し引き額、一般会計繰入金、公債費、地方債残高、基金残額について一覧表にしております。ごらんをいただきたいと思います。いずれの会計も、実質収支で黒字決算、また、収支均衡の決算となっております。
以下、特別会計決算の状況について、簡潔に御説明をいたします。
歳入歳出決算額については、先ほどの一覧表でごらんをいただくといたしまして、省略させていただきます。
16ページ、下段、国民健康保険事業特別会計についてであります。加入世帯、被保険者数、保険給付費は、いずれも前年度よりわずかながら減少しております。数値については、ごらんをいただきたいと思います。基金の残高は、3億3,910万円で、前年度より、およそ1,160万1,000円増加をしております。
国民皆保険の制度は、町民の皆さんの健康や医療の確保に大きく貢献しています。少子高齢化等で厳しい運営状況が続いています。国保運営の都道府県化といった制度の改革も実施されましたが、被保険者の負担額等も考慮していただきながら、一方で、健康づくり、各種健診の受診率向上等にもつなげていただきたいと思います。
次に、17ページのほうに、医療費の推移を掲げております。ごらんをいただきたいと思います。
次に、後期高齢者医療保険事業特別会計についてであります。保険者を島根県後期高齢者医療広域連合として、対象は原則75歳以上の方を被保険者としております。本町の被保険者数は平成30年度末現在、わずかながら減少しています。奥出雲町は島根県全体に占める割合としては約2.5%で、前年度と変わっておりません。歳出のうち98.3%は広域連合への納付金となっております。
次に、介護老人保健施設事業特別会計につきましては、一般会計から空調設備の修繕負担分として21万6,000円が繰り入れられております。ベッド数は81床で運営されておりまして、入所者数も平成30年度の利用実績は前年度より減少しております。通所サービスは前年度よりわずかながら増加をしております。
次に、介護サービス事業特別会計ですが、仁多デイサービスセンターは利用定員が20名で、平成30年度の年間利用実績は前年度に比べ、わずかに減少しています。あいサンホームは、入所用70床で、年間延べ入所者数は前年度より8.3%減少いたしました。ベッド利用率についても、前年度比較でわずかながら減少をしております。
次に、18ページ、訪問看護ステーション事業特別会計について説明をいたします。年間利用者数、年間延べ訪問回数、いずれも前年度と同程度となりました。収支については基金を293万1,000円取り崩し、収支均衡が図られております。基金の残高は2,715万6,000円となっております。
次に、公共下水道事業特別会計についてございます。平成30年度末の接続状況は、三成地区では88.2%、横田地区では76.5%、いずれも前年度よりわずかに増加をいたしました。平成29年度から運用開始された広域汚泥処理施設を利用することで、施設維持管理経費の抑制が図られております。引き続き接続率向上への取り組みを望みます。
次に、農業集落排水事業特別会計についてでございます。本事業は全ての集合処理区域内で事業が完了しており、接続率は平成30年度末で81.4%、前年度より1.4ポイント向上しております。引き続き接続率向上への取り組みをお願いします。
次に、合併処理浄化槽事業特別会計についてでございます。平成30年度の設置数は18基で、個人設置型を含め、平成30年度末の町全体の設置数は1,211基となっております。引き続き住環境リフォーム助成金等を利用して、水質保全、生活衛生環境等の改善などのためにも計画的に普及推進を図られるよう望みます。
次に、公共下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽各事業特別会計の営業収支の状況を一覧表にしております。ごらんをいただきたいと思います。
会計別収支の状況を記載しております。それぞれの事業の安定した健全経営のためには、接続率の向上、経費の節減、そういったことに引き続き取り組んでいただきたいと思います。
次に、19ページでございます。仁多発電事業特別会計についてでございます。平成30年度決算は黒字決算となり、剰余金は基金に積み立てられました。また、平成30年度は固定価格買い取り制度の認定を受けた仁多発電所、三沢発電所ともに通年稼働を行っており、将来にわたり安定した発電事業の運営ができるものと期待をしております。
次に、三井野原スキーリフト事業特別会計についてであります。平成30年度決算額のうち、赤字補填分804万4,000円の一般会計繰入金が実施されています。繰入額は、前年度より減額となっております。平成30年度は前年度以上に降雪量が不足しておりまして、過去10年で最も少ない年となったというふうに聞いております。リフトの稼働日数が42日にとどまり、リフト使用料収入は320万8,000円で、前年度比較で70万8,000円、18.5%の減少となっております。営業損益は降雪量、リフトの稼働日数等に大きく影響されますが、一方で、営業収入の増加を図る集客等についても、引き続き御検討ください。
次に、国営農地開発事業特別会計についてでございます。農家負担の平成30年度末の未納額の累計は5,582万2,000円で、前年度より477万6,000円減少いたしました。未収の解消に鋭意努力され、年次減少傾向にございます。引き続き農家所得の向上につながる農地の有効利用を図られるとともに、未納の解消にも引き続き努めていただきたいと思います。
次に、農業用小水力発電事業特別会計についてであります。平成30年度決算においては、平成29年度における一般会計から繰り入れられました繰入金は返済をされております。固定価格買い取り制度の認定を受け、平成30年度より通常稼働を行っており、将来にわたり安定した発電事業ができるものと期待をしております。
次に、20ページのほうでございますが、20の一部事務組合の起債残高並びに当町の負担額について表の中に記載をしてます。これについてはごらんをいただきたいと思います。
表の下段に記載しておりますが、
財政健全化指標には一部事務組合の負担金や起債残高が反映されております。広域の一部事務組合等の経営管理についても、引き続き、合理的、効率的な健全経営に向けた不断の注視を望みます。
次に、21ページでございます。21、奥出雲病院事業特別会計についてでございます。先ほど詳しく説明がございました決算状況については御承知でございますが、収支の状況を5カ年度間の時系列であらわしております。ごらんをいただきたいと思います。
表の1の医業収益は、常勤の医師の人員の確保が難しいことから、ここ数年、対前年度比で減少しております。それから、5の医業費用は、対前年度比で人件費等の増により増額となっております。その結果、10の医業損益は赤字となっていますが、11、医業外収益で一般会計からの繰入金がありまして、19の経常損益では黒字決算となります。24の累積欠損金は昨年度とほぼ同額となっております。27の一般会計繰入金のうち、町単独持ち出し分が昨年度より約6,100万円ほど増加しております。28の未収金は、回収の努力がなされておりまして、昨年度より減少いたしました。29の入院患者数、32の外来患者数、34の職員数、35の常勤医師等の年平均人数などを時系列で記載しております。あわせて医療スタッフの状況等も記載しておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
次に、22ページ、経営の状況についてでございます。イからニまでは、ごらんをいただきたいと思います。
ホの企業債の状況について、平成30年度末現在高は25億8,567万5,000円、前年度より8.8%減となっています。平成30年度の起債は、医療器械等の整備の財源として充当されています。
次に、ヘ、医学生及び研修医の受け入れについては、島根大学の地域医療研修協力病院として、前年度に引き続いて実習生3名を受け入れられています。また、研修医については、地域医療の研修協力病院として、島根大学医学部附属病院から2名、松江市立病院から1名、松江赤十字病院から2名を受け入れられております。優秀な医師の育成への協力と、将来の医師確保につながればと期待をいたします。
また、トの体験学習の実施については、医療の仕事への理解を深めてもらうため、地元中・高生の体験学習を前年度に引き続き実施し、25名の参加がありました。次の時代を担う医療スタッフの育成につながるものと期待をいたします。
次、23ページ、病院のキャッシュフローを載せております。表については、ごらんをいただきたいと思います。この表の次年度繰越額が年々減少してきておりまして、近い将来の資金繰りが懸念をされております。これの対応については、御検討をお願いしたいと思います。
次に、②課題、その他でございます。イでございますが、経営が非常に厳しい状況が続いており、改善に向けては医業収入の中心となる常勤医師の確保が重要でございまして、今後も最重要課題として町との連携をさらに密接にされまして、安定した自治体病院経営の体制づくりに努めていただきたいと思います。
ロの医業収益の減収に伴いまして、資金繰りが厳しい状況にございます。引き続き収益確保対策、あるいは経費の削減などにも努めていただきたいと思います。
ハ、医療従事者の確保や人材育成の取り組みについては、病院独自の奨学金制度の創設や、町の地域推薦枠により一定の効果があらわれております。特に本年度は島根大学医学部医学科地域枠推薦による1名の入学者があったということでございまして、今後に期待が寄せられています。薬剤師等の確保についても困難な状況が続いておりまして、引き続き人材確保に取り組んでいただきたいと思います。また、人材育成においては、小・中・高学生等の職場見学あるいは体験、キャリア教育への参加等に取り組まれ、今後も医療現場を担う人材育成に努められることを望みます。
24ページですが、奥出雲病院は、町民が安心して暮らすために重要な地域医療の中心でございます。今後も町の中核病院として、また自治体病院としての使命に応えられることを望むものでございます。
次に、22の財産に関する調書につきましては、(1)から(5)まで記載をしておりますので、ごらんをいただきたいと思います。いずれも決算年度中の増減額、決算年度末現在高を台帳、帳簿、それから保管されてる証書、証券類等を照合、精査し、適正に管理されて、本調書は適正であることを確認をいたしました。
次に、23の小口現金につきましては、両庁舎で4カ所、合計30万円の現金あり高を、担当課を訪問し、担当職員立ち会いのもとで精査し、適正に保管、管理されることを確認をいたしました。
以上、平成30
年度奥出雲町一般会計・各特別会計歳入歳出決算等の審査報告といたします。よろしくお願いをいたします。
引き続きまして、平成30
年度奥出雲町水道事業会計決算審査について御報告をいたします。
お手元の水道事業会計の審査報告書のほうをごらんいただきたいと思います。
地方公営企業法第30条第2項の規定により、審査に付された平成30
年度奥出雲町水道事業会計の決算等について審査をした結果を、次のとおり意見を付して報告をいたします。
1ページをごらんください。審査の対象につきましては、平成30
年度奥出雲町水道事業会計決算並びに証書類、事業報告書及び地方公営企業法施行令第30条に定めるその他の書類及び決算について作成すべき書類でございます。
審査の期間でございますが、
令和元年8月1日から30日までの間に行いました。
3の審査の方法でございますが、審査に付された水道事業会計の決算書等について、関係法令に準拠して作成されているかどうか、また、決算の計数は正確であるかどうかを関係諸帳簿、証書類との照合等、通常実施すべき審査を行ったほか、課長ほか担当職員の説明を聴取して実施をいたしました。
審査の結果でございますが、審査に付された決算書類は法令に準拠して適正に作成されておりまして、関係諸帳票及び証書類との照合の結果、計数は正確であり、また、水道事業の経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認めました。
2ページをごらんください。水道事業会計決算の状況、給水の状況でございますが、これは先ほど課長のほうから詳しく説明がございましたので、省略をさせていただきます。
建設改良事業についての説明があります。横田浄水場の改良事業は実施しています。
予算の執行状況でございますが、①の収益的収入及び支出について、これについても説明でありました。水道事業の収益は決算額で7億1,779万1,000円で、その主なものは水道料金でございます。それから費用のほうは決算額が6億9,771万9,000円となっております。その主なものは、減価償却費と修繕料でございます。
平成30年度の執行状況については、3ページ、上段の表をごらんいただきたいと思います。
次に、②資本的収入及び支出について、詳細については下段の表をごらんをいただきたいと思います。収入の主なものは、企業債、一般会計からの繰入金、県交付金でございます。支出の主なものは、企業債の償還と建設改良費が主なものでございます。不足分については、既に勘定留保資金から補填をされております。
次に、4ページのほうをごらんをいただきたいと思います。収益・費用の状況については、下の表のとおりでございます。ごらんをいただきたいと思います。本年度の繰越利益剰余金は一番下の欄でございますが、900万9,000円となっております。
次に、5ページのほうをごらんいただきたいと思います。資産・負債・資本の状況についてでございます。先ほど、これも説明がございましたので、表をごらんいただきたいと思います。
(5)の企業債の状況でございますが、6ページのほう、表をごらんをいただきたいと思いますが、平成30年度の借入額及び償還額を借入先別に掲げております。本年度末の残高が42億3,853万8,000円となっております。
次に、(6)キャッシュフローの状況ですが、業務活動におけるキャッシュフロー、それから投資活動におけるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフロー、それぞれ表に記載しておいてございます。詳細は決算書等ごらんをいただきたいと思います。資金の期末残高が表の一番下の欄でございますが、8,855万7,000円となっております。
(7)の水道料金等の収納状況及び滞納状況についてでございます。収納状況については、下段の表をごらんをいただきたいと思います。未収額の現年度分については、3月が未収となるために多額となっていますが、翌年度には過年度分で収入というふうになっております。来年度、若干の滞納額が発生をいたしております。この徴収分の回収についても引き続き御努力をお願いいたしたいと思います。滞納状況については、8ページの表をごらんをいただきたいと思います。
次に、(8)の基金の状況でございますが、平成30年度の基金残高は4,624万3,000円となっております。
次に、9ページ、2の今後の課題でございますが、(1)から(4)まで掲げさせていただいておりますが、(1)の、今後、人口減少等、経営環境が厳しくなるものと予想されますので、より一層の効率的な運営に努められるように望みます。
(2)の収益・費用の状況で、平成30年度では経常損益は損失が発生していますが、経営を改善していくための対策を引き続き御検討をいただきたいと思います。
(3)の財政の状況については、今後も経営基盤の強化に努めていただくようにお願いをいたします。
(4)の水道料金の滞納状況については、さっき申し述べましたが、滞納の解消についても引き続き御努力をお願いしたいと思います。
以上、平成30
年度奥出雲町水道事業会計決算審査の報告とさせていただきます。
以上で終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(藤原 充博君) 以上で審査報告を終わります。
ただいまの谷尻
代表監査委員の報告及び認定第1号並びに報告第11号の議案について、一括して審議を行います。
質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、続きまして、先ほどの谷尻
代表監査委員の報告及び認定第2号議案について、質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの認定第1号及び認定第2号につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、先ほど設置しました決算
特別委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号につきましては、決算
特別委員会へ付託することに決しました。
次に、
今期定例会までに受理いたしました請願・陳情は、お手元に配付しました請願・陳情等文書表のとおりであります。会議規則第92条第1項の規定によりまして所定の常任委員会へ付託しますので、慎重なる御審議をお願いいたします。
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○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後2時59分散会
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