奥出雲町議会 2019-06-25
令和元年第2回定例会(第5日 6月25日)
○議員(10番 内田 精彦君) 10番。この請願第1号、
玉峰山森林公園周辺地の町有化についての請願でございますが、この場所について、
総務経済常任委員会で
現地視察とか
航空写真とかそういうもので、これまで私どもに提示された図面以外のもので何か確認された形跡があるでしょうか、伺います。
○議長(藤原 充博君) 11番、
村尾委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君) ただいまの質問にお答えいたします。
玉峰山森林公園周辺地の町有化についての請願において現地のほうの、どのように確認ができたかというようなお話でございましたが、既にそれまでの、先ほどお話ありますように、図面等の明らかにされておりまして、現場はかなり
玉峰山頂に続く、どういいますか、急な急傾斜の山でございますので、ちょうどこの小委員会の中では上がってみようということがお話もありましたが、時間的なこと、あるいは装備等について十分ではございませんでしたので、また別な機会を設けて、そうした
現地確認等もやってみようではないかというふうなお話をしたところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、請願第2号について質疑を行います。質疑はございませんか。
5番、
内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 5番。種子法の復活を求める請願について、
委員長報告で賛成多数ということですけども、
反対意見は委員会の中でありましたでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 11番、
村尾委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(村尾 明利君)
主要農作物種子法の復活等をもとめる請願ということですが、賛成多数ということですので反対の方もございましたが、結果的には
反対討論等、特にございませんでした。それぞれの議員の立場において判断がなされたものだというふうに受けとめております。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第36号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第36号について討論を終わります。
次に、議案第40号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第40号について討論を終わります。
次に、陳情第2号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、陳情第2号について討論を終わります。
次に、請願第1号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、請願第1号について討論を終わります。
次に、請願第2号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
5番、
内田議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 5番。
主要農作物種子法の復活等をもとめる請願について、反対の討論をいたします。
これについては、賛成、反対、両方の意見があると思っておりまして、町内の農家さんからも聞きますと、廃止でよいという意見もあるというのが現実でございます。私は、確信が持てないまま安易な意見書を提出することは避けるべきではないかと思います。
ちょっと私なりに調べてみましたけども、
農林水産省による種子法の廃止の理由は、
種子生産者の
技術水準の向上等により種子の品質は安定している、また農業の
戦略物資である種子については、多様なニーズに対応するため、
民間ノウハウも活用して
品種開発を強力に進める必要がある。そして、
都道府県による
種子開発、
供給体制を生かしつつ、
民間企業との連携により種子を開発、供給することが必要であるという理由が上げられております。国として、民間の活力を最大限に生かして開発、供給する体制を整えるということで、
資材価格を引き下げて
国際競争力を高めようという狙いがあるというふうに思います。
また、これに関して
附帯決議も採択されておりますけども、主にその内容として、種子の
品質確保のために種苗法に基づき適正な基準を定め運用する、また
都道府県の
育種素材を民間に提供するなど、連携に当たっては種子の海外流出を防ぐ、また特定の事業者が種子を独占して弊害が生じないように努めるという決議がなされております。
この
種子法廃止を受けて、国内の農作物の将来どうなるかというふうに案じるところですけども、参考になるのが規定のない野菜の種子の例ですけども、野菜に関して
種子生産を
民間企業が主体で、現在、世界的に圧倒的なシェアを持つ多
国籍企業が多くの野菜の種子を握っているのが現状でありますけども、その中で、野菜の種子において日本の企業が占める
世界シェアは約10%となっているようでございます。こうした日本の
種苗メーカーが米を初めとした穀物分野に本格的に参入しなかったのは、種子法があったからだと言われております。また、
外資企業が参入すると
遺伝子組み換え農作物が国内でつくられるという懸念があります。これについては、
厚生労働省が管轄する
食品衛生法の
安全性審査で規制されたままになっております。
民間企業に門戸が開かれることで、各
都道府県の
取り組み次第で多様な
奨励品種が生まれるきっかけになるという捉え方もあります。
私は、
農林水産省、日本の農家に不利になるようなことを進めるとは到底思えない。この種子法ができたのが昭和27年ということで、現在状況も変わっておりまして、日本の民間の
種苗メーカーでも本当に十分、種子の管理、開発、研究が可能になっているという現状があります。既に役目が終わった法律であるという捉え方をされている人も多いわけです。この廃止によって、多
国籍企業に日本の農業を明け渡すわけでも何でもなく、日本の農業のかせを外して、市場のニーズに合った品種を開発し、農家の収入をふやし、日本の農作物の輸出攻勢をかけていくために必要な措置だという、そういう声も実際多いと聞いております。
この請願の中身ですけども、政府に復活を求めると、そしてまた県に意見書を提出するということですけども、私も両方の意見がある中で迷うところでございますが、確信が持てない中で安易な
意見書提出というのは避けるべきではないかということを理由に、反対をいたします。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君)
主要農作物種子法の復活等をもとめる請願について、
賛成討論を行います。1番、
田食道弘でございます。
請願の趣旨にもありますように、
先ほど反対討論の中にもございましたけども、昨年、種子法が国で廃止をされております。この種子法の廃止については、さまざまな論議を経てという形になっていないのが実態でありまして、
国会議員の皆さん、島根県選出の
国会議員の方も、詳しくは全く内容を知らなかったというようなことも公言をされておる方もあるほどでございます。
特に一番心配なのは、種子法の廃止によりまして、これから
民間企業に
種子開発が入ってくるということで、その特許料を払うということで、要するに高くなる、高い種子が流通してしまうということが一番心配されることであります。現在、島根県で、特に米について言いますと、
奨励品種でないと実際の米の生産、販売がうまくいかないということもありまして、
奨励品種にはまだそういった品種は島根県は指定していないという状況のようでございますけども、今後どういった形になるか、単純に言えば、優秀な品種があれば
奨励品種に取り上げることもあるいは出てくるわけでありますけども、ただしその種子の代金というものは非常に高いものがある。これは米だけではなく、ほかの野菜等の種子についても同様のことが現実に起きて、高い種子代を負担せざるを得ないというのが現実に今起きております。
それからもう一つ、地域に適した品種の維持ということで、この奥出雲町にも、例えば小八川ソバとかいった独自の品種の維持というものが行われておりますけども、こういった地域のオリジナルのすばらしい品種というのが守れない可能性も出てくるということであります。試験場を初め、島根県においてもさまざまな熱心な
取り組みがなされておりますけども、島根県の現在、種子法が廃止されて以降の方針としては、要綱によって種子の事業を続けるということで、種子法にかわる形で
都道府県において条例までは必要ないという考え方だったようでございますけども、ここに来ましてどうも情報によりますと、
県議会等での答弁では、今までそうだったようですけども、今、条例化に向けて検討を始められつつあるというようなことも聞いております。ちなみに隣の鳥取県では、6月の県議会において
執行部提案で
条例制定の方向でありますし、これが中四国で初めてということでございますけども、全国では秋までに20の
都道府県で
条例制定の可能性が高くなってきておるということでありますので、国において種子法の復活、そして島根県において、それまでのところで島根県独自で
条例制定を求めていく意見書を提出することが必要ではないかと思います。
以上、
賛成討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
12番、
大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 私は
賛成討論を行いたいと思います。
今回、国のほうが種子法を廃止をいたしました。私も何回か本
会議一般質問の中で、県への
条例制定を働きかけてほしいということを述べてまいりました。町長のほうもそのようにするというふうな答弁もいただいております。
私がなぜこの種子法の
条例制定に向けて賛成するかと申しますと、先ほどの討論の中に多
国籍企業とか、それからたくさんのいろいろな種子が開発されるようなことも申されましたけれども、私は、例えばこの本県、そしてこの奥出雲町は、お米をつくる、
ブランド仁多米の生産地でもございます。これが、種子が守られなくなれば今までのような形で米はつくれない。それはなぜかと申しますと、討論の中にもありました、今現在、日本において、この種子法じゃない、この中に入っていないお米、銘柄は
ヒノヒカリと申しますが、これが今、これまでの種子と比べると10倍の値段がついております。コシヒカリなどは大体1キロ400円ぐらいのものが4,000円でございます。確かにできた米も高く売れます。しかしながら、遺伝子組み換えとかそういった不安も出てくる中で多
国籍企業の種子になるとそういうことも出てきますし、やっぱり何よりも安心・安全な食料を提供していくっていうのが農家の喜びでもあります。私も米をつくっておりますからすごくそのことはよくわかります。除草剤もできるだけ少なく使おう、もうせいぜい1回でやめよう、そういうふうな気持ちでお米をつくっております。ですので、私は、国がこの種子法をなくしていった、これも急激になくしていったわけですけれども、各
都道府県でそうやって
種子条例をつくっていくということは、それぞれの自治体、それぞれの県がこの種子法を守っていって、日本の種子、主食の主要農作物の種子ですから、米、大豆、麦、こういったものはまさに日本人の主食であります。こういうものを守っていくためには、どうしても県で条例化をしていただかないと要綱だけでは弱過ぎます。
ですので、私は、以上のことから、この請願については賛成をいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はございませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、請願第2号について討論は終わります。
これより採決を行います。
日程第1、議案第36号、奥出雲町
水道事業給水条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員です。よって、議案第36号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第2、議案第40号、公の施設の
指定管理者の指定について(奥出雲町
仁多米交流館)を採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員です。よって、議案第40号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第3、陳情第2号、「
視覚障害有権者への
選挙公報の充実を求める意見書」の提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、陳情第2号は、
委員長報告のとおり採択されました。
次に、日程第4、請願第1号、
玉峰山森林公園周辺地の町有化についての請願を採択いたします。
本案に対する
委員長報告は、採択でありました。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手多数と認めます。よって、請願第1号は、
委員長報告のとおり採択されました。
次に、日程第5、請願第2号、
主要農作物種子法の復活等をもとめる請願を採択いたします。
本案に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、請願第2号は、
委員長報告のとおり採択されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第6 議案第37号 から 日程第10 請願第3号
○議長(藤原 充博君) 続きまして、日程第6、議案第37号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について、日程第7、議案第38号、奥出雲町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について、日程第8、議案第39号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について、日程第9、議案第49号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について、日程第10、請願第3号、
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求める請願、以上の5議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案につきましては、去る6月10日及び18日の本会議におきまして、教育福祉常任委員会へ付託をいたしております。その審査結果について、
会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
5番、内田雅人教育福祉常任委員会委員長。
○教育福祉常任委員会委員長(内田 雅人君)
委員長報告をいたします。
令和元年6月25日、
令和元年奥出雲町議会6月定例会、
教育福祉常任委員会委員長報告。
奥出雲町議会議長、
藤原充博様。教育福祉常任委員会委員長、内田雅人。
令和元年奥出雲町議会6月定例会6月10日の本会議において、当委員会に付託されました議案37号、議案38号、議案39号、議案49号、請願第3号について、
会議規則第77条及び第94条の規定により報告いたします。
記。1、
常任委員会開催日、
令和元年6月14日金曜日、6月18日火曜日。2、
出席委員7名。3、
説明出席者、
教育魅力課長、
病院事務長、
町民課長、
福祉事務所長、
健康福祉課長、結婚・
子育て応援課長。
4、
審査案件及び審査の概要と審査結果。
議案第37号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要、まず、この条例改正によって具体的に奥出雲町にどういう影響があるのかという問いに対しまして、現在、
家庭的保育事業等を行っている事業所は奥出雲町にはないので、改正が適用される保育所等はないという答弁がございました。また、新旧対照表で、現行の適用しないことができるという意味と、改正案で適用しないこととすることができるの意味はどう違うのかという問いがありました。これに対しまして、第4項以降の語句の改正があり、整合性をとるために条例の語句の改正を行っているという答弁でした。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第38号、奥出雲町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要、放課後児童支援員の資格の研修が、知事の行うもののみから政令指定都市の市長の行うものも含まれるようになるのか、島根県の場合はどうかという問いに対しまして、県の講習会の数が少ないという地方からの意見があり、政令指定都市である50万人以上の大きな市が行う研修を受けた者も放課後支援員の要件に含めるというものだと。島根県の場合は、県でしか要件を満たす研修がないという答弁でした。また、奥出雲町の人が他県の指定都市の研修を受けることはできるのかという問いに対しまして、それぞれの県や政令指定都市で研修の要綱を定められており、それによって受講の可否が決まるということです。島根県は、島根県に住所を有する、もしくは島根県で勤務をするという指定があります。例えば、広島市や岡山市でこういった住所案件がなければ受講は可能ではないかという答弁でした。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第39号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要、病床数の減について、病院のほうで話し合いはなされているのかという確認がありました。これに対しまして、3月に、委員長が1年間の病院の方針説明を2回職員に行ったと、本年度も実施する予定である。また、病院内の管理職が会する管理会というのを毎月1回行っており、情報共有しているという答弁でした。また、入院患者数からと常勤医師数からと、どちらを重点的に考えて減にするのかという問いがありました。入院患者は常勤医師が診るべきであり、医師の数がなかなか増員できないことと、近年の入院患者数の動向を見てという2つの大きな理由からであるという答弁でした。また、医師の確保について、雲南市立病院の例を出しての提案が委員のほうからありました。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
議案第49号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について。
審査概要、多くの質疑がございましたが、まず、令和2年に基金が2,000万円不足し1,000万円補填するという説明があったが、補填の中身はという問いに対しまして、基金が不足するということではなく国保税の税収が2,000万円不足するということで、補填する1,000万円のうち300万円については、昨年度の基金の取り崩しが3,200万円にとどまり、3,500万円まで届かなかった分である。残りの700万円については、平成30年度の国保特別会計の余剰分であると。もう1,000万円の税収の不足であるが、被保険者の軽減負担プランの2年目ということで、被保険者の負担増ということは好ましくないと考え、基金の取り崩しを1,000万円増額し、合わせて2,000万円で税収不足への対応をするという答弁でした。
また、基金のガイドラインは過去3カ年の給付費の平均の25%だが、過去のガイドラインの金額と比べてどうかという問いに対しまして、昨年度の基金保有ガイドラインは2億7,255万1,000円、総医療費が平成27年度をピークに減少しており、これにより給付費のほうも下がっているので、ガイドラインも下がる傾向にある。ガイドラインは変動するものだが、被保険者の負担軽減に活用していくという答弁でした。
また、
後期高齢者支援の平等割のほうは見直しを行っているが、均等割についてはなぜそのままなのか、標準保険料率よりも低いというだけが理由かという問いに対しまして、本町の税率税額のうち、県が示す市町村標準保険料率を上回るもの、これに対して改定減をかけていくという考えのもとに行ったものであるということです。
また、最近3,000万円を超えるような高額な薬が認可されているが、もしそういう高額な薬を使われる方が町内にあった場合、また県内であった場合、どのような影響が考えられるかという問いに対しまして、高額の医療が出たときに規模の小さい町ではすぐ給付費にはね返ってきたが、
都道府県国保になった今は市町村の納付金にはすぐには反映してこず、高額医療に対して県が全体の大枠の中で受けとめて、さらに給付費が県全体で不足すると県の基金を充当してそれに対応していく。高額の薬や医療が多く出て医療費が高くなると後年度の納付金が上がってくる可能性はあるが、県でフラット化をして算定をされるという答弁でした。
審査結果、
全会一致、
原案可決です。
請願第3号、
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求める請願。
審査概要、
後期高齢者の金銭的な負担軽減という趣旨には賛同できるという意見が多かったですが、その中で県下一斉にやるのが筋だという意見、また提出された団体についての質問がありました。
審査結果、賛成多数で採決です。
以上、教育福祉常任委員会に付託された議案について、議案審査の報告を終わります。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第37号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第38号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第39号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第49号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、請願第3号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第37号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第37号について討論を終わります。
次に、議案第38号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第38号について討論を終わります。
次に、議案第39号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第39号について討論を終わります。
次に、議案第49号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第49号について討論を終わります。
次に、請願第3号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、請願第3号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第6、議案第37号、奥出雲町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第37号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第38号、奥出雲町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第38号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第39号、
町立奥出雲病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第39号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第49号、奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第49号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第10、請願第3号、
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求める請願を採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手多数と認めます。よって、請願第3号は、
委員長報告のとおり採択されました。
ここでしばらく休憩といたします。10時40分再開です。
午前10時31分休憩
───────────────────────────────
午前10時41分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第11 議案第41号 から 日程第15 議案第45号
○議長(藤原 充博君) 続きまして、日程第11、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出について、日程第12、議案第42号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第13、議案第43号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第14、議案第44号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第15、議案第45号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第1号)提出について、以上の5議案につきましては、
会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
本案につきましては、去る6月10日の本会議におきまして、予算特別委員会へ付託しております。その審査結果につき、
会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
10番、内田精彦予算特別委員会委員長。
○予算特別委員会委員長(内田 精彦君) それでは、
委員長報告を行います。
令和元年6月25日、
予算特別委員会委員長報告、
奥出雲町議会議長、
藤原充博様。予算特別委員会委員長、内田精彦。
令和元年奥出雲町議会6月定例会6月10日の本会議において、予算特別委員会に付託されました下記議案の審議経過及び審査の結果について、
会議規則第77条の規定により報告いたします。
開催日、
令和元年6月13日及び21日。審査付託議案5議案、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出について、議案第42号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について、議案第43号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出について、議案第44号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第1号)提出について、議案第45号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第1号)提出について。
出席委員数、6月13日、13人、6月21日、13人。
審議経過。当委員会では、去る6月13日に執行部全課長出席のもと全体質疑を行い、その後、各小委員会へ審査を付託いたしました。6月21日に再度委員会を開催し、各小委員会委員長より分割審査の結果報告を受け、全体での審議を行った後、予算特別委員会として5議案について採決を行いました。
審査の内容。議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出について。
本議案の
一般会計補正予算額は9,100万円であり、補正後の予算総額は142億7,100万円となっております。
主な補正内容について、6月13日の全体質疑では、今回の補正額9,100万円の約半分を占める町民の森用地取得費4,600万円のほか、仁多米振興施設整備基金積立金1,300万円、有害鳥獣被害対策事業400万円、集落営農体制強化スピードアップ事業252万円、農林漁業体験民泊等支援事業175万円等の事業概要並びにその財源構成について補足説明を受け、各委員からそれぞれの事業内容等について詳細な質疑がなされました。
6月21日に招集した予算特別委員会では、各小委員会委員長より審査報告がありました。
総務経済小委員会からは、歳入について、特に質疑はなかったこと。
歳出について、総務費では、財産管理費において町民の森用地取得費4,600万は、
玉峰山森林公園付近の町有林と隣接する谷奥鉄山生産森林組合所有の山林約54.2ヘクタールと、民間所有の近隣山林約5.5ヘクタール、合計面積59.7ヘクタールを一般財源により取得するもの。玉峰山の山頂一帯を町民の森、亀嵩団地として、登山客やキャンプ場等、
観光資源としてのさらなる活用を図るものであり、この事業概要及び目的に加え、山林用地取得を決断した背景、必要性、購入金額の根拠、妥当性、今後の事業展開、土地を取得しなかった場合の影響、土地取得に当たっての財政的な観点等々について多くの時間を要して質疑、確認がされたこと。
農林水産業費では、有害鳥獣被害対策事業400万円は町内水田への防護柵設置補助事業であり、本来国の補助金を活用するものであるが、補助額が毎年減ってきており、今回予算計上したのは、今まで持ち越しをして待っている方の分を補う町単独の新規事業であること。仁多米振興施設整備基金積立金1,300万円は、平成30年度に奥出雲仁多米株式会社から寄附金1,300万円を受け取り、
令和元年度に積み立てを行うものであること。農林漁業体験民泊等支援事業175万円は、農泊、民泊の推進のための
取り組みを支援する事業であり、現在、農泊関係では1件の実績があることなどを確認し、詳細な審議の結果が報告されました。
教育福祉予算小委員会からは、歳入について、県支出金では、民生費県補助金の施設開設準備経費等支援準備補助金70万2,000円と介護予防施設等整備事業補助金160万円がどこに対するものか、また全体の補助金額について、財産収入では不動産売り払い収入の子育て世帯住宅用地販売収入553万6,000円の場所と区画数についての質疑、確認がなされました。
歳出について、総務費では、高等学校振興費において、横田高校みなし寮運営費45万6,000円の入寮者数と来年の寮のめどについて。みなし寮にキッチンを増設したが、食事の状況について。仁多地域にある空室となっている個室で環境もよい島根リハビリ宿舎を寮として活用することはJRの利用にもつながると。民生費では、児童福祉総務費において、国の補助金で838万8,000円が計上されているが、幼児教育無償化に向けたシステム改修費800万円の妥当性、内容及び業務委託の相手先について。保育所において、修繕料60万円の内容及び保育所名について。介護保険費において、医療・介護職人材確保事業100万円の人数とその内容及び効果について。衛生費では、じんかい処理費において、可燃性ガス検知器購入費51万9,000円の内容及び耐用年数について。教育費では、教育指導費において、学校図書館活用教育研究事業10万1,000円だが、図書費の総額及び事業執行について。中学校管理費において、仁多中学校屋内運動場の修繕費51万2,000円は、保険等による歳入財源充当いかんについてなどを確認し、また意見、提案等を行い、詳細な審議の結果が報告されました。
議案第42号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)提出について、教育福祉予算小委員会委員長から、補正内容は主に交付金決定による減額で、小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第43号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出について、教育福祉予算小委員会委員長から、補正内容は主に人事異動による人件費の増額で、小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
議案第44号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第1号)提出について、総務経済予算小委員会委員長から、補正内容は主に人事異動による人件費の組み替えで、小委員会における審査報告を受けた後、全体の審査を行いました。
議案第45号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第1号)提出について、6月13日の全体質疑では、資本的支出の建設改良費について質疑がなされました。総務経済小委員会委員長から、当初計画していた浄水場の造成工事、水道管・導水管施設工事等を詳細に測量したところ、一部取水場の工事を加えたことによる工事金額の増額補正であること。また、水道施設における管理体制の徹底についての確認等、小委員会における審査報告を受けた後、全体審査を行いました。
審査結果について。議案第41号は賛成多数で
原案可決。議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第45号は、いずれも
全会一致で
原案可決。
以上、今期予算特別委員会に付託されました5議案の
審査概要と審査結果を述べ、報告といたします。
○議長(藤原 充博君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
初めに、議案第41号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第42号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第43号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第44号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第45号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
これより討論を行います。
初めに、議案第41号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
12番、
大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 反対討論を行います。
議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出について、私は次の理由により反対討論を行います。
今回の
一般会計補正予算額は9,065万9,000円、財源は町の貯金である財政調整基金、減債基金を9,410万5,000円取り崩して追加し、総額142億7,065万9,000円とするものです。この中の大きなものは、町民の森として玉峰山周辺約60ヘクタールの山林購入費4,600万円を計上しています。この60ヘクタールの山林は、谷奥鉄山生産森林組合分が約54.2ヘクタールと個人所有の山林5.5ヘクタールの合計面積です。説明書では、この組合と個人の間で売買について協議が進められてきたが、平成30年2月に組合は解散し、その後、個人の方が体調を崩されたため山林売買協議は中止となり、組合も生産が未了の状態で現在に至っているとされています。組合が解散したということは、組合と個人の方の間では話し合いができていたが、うまくいかなくなったので町への売買要請をしたのではないでしょうか。しかし、なぜ町がこのような高価格で買わねばならないのか、理由もわからず、大きな疑問で理解ができません。その間には何があるのでしょうか。
組合を解散するということは、常識的には売買契約を完了し、権利譲渡の手続が全て終わった後、解散するものと考えます。でなければ、町が購入するのに解散した組合の誰と交渉するのか、清算人との答弁はありましたが固有名詞も明らかにされず、疑問しか残りません。また、その他の地権者も全く不明で、解散しておれば既に各自それぞれ権利がないのではないでしょうか。それなのに、請願書は予算計上と同じ今議会に提出されています。予算計上は、陳情、請願、提出の、せめて次回、次々回の議会に計上されるものです。同時計上など本来あり得ません。これも不思議なことの一つです。
山林価格も、組合所有の山林面積は約54.2ヘクタール、2,800万円で、平米単価は約52円。一方、個人の方の山林は組合の山林とも離れ、2カ所に飛び地しており、1カ所の約35.9ヘクタール分は平米単価295円で市場価格の約6倍、もう1カ所は約19.6ヘクタールで、平米単価377円で市場価格の7.4倍、立木補償があるとの説明ですが、それも町は樹種や本数など現地での確認はしていないとの答弁がありました。町は、なぜ確認もしないでこのように異常に高い単価の山林取得をしたいのか、そこには何があるのか。請願書によれば、個人の方は購入当時の取得価格で売買としていますが、町のそのときの購入契約書や関係書類を調査し、手元にあるのか。予算委員会では書類はあるとの答弁がありましたが、議会への提示は今日まで何もありません。納得できる証拠書類がなければ購入などもってのほかで、町民の理解は得られません。一般的な不動産売買は現在の評価額での売買が常識であり、20年前の取得価格での売買は聞いたこともなく、常識では考えられません。この4,600万円は国や県などの補助金ではなく、全て町民の血税で払うことになっており、このことを肝に銘じなければなりません。
このような山林を町が購入することは、町民の皆さんは許しません。誰に聞いても、今さら何でそんな高い金で山林を買わねばならないのか、やめてほしい、それでなくても現在の山林価格は低廉で誰もがもてあましている、このように高額で買ってくれるのなら自分たちの山林も買ってほしいという声ばかりです。今回、この予算を議会が通せば、このことは今後に至ってあしき前例となり、このような要求が各地域で保有されている山林売買も要望が続発しかねません。そして、今度は同じような要求を認めなければ、行政は公平、公正、平等の原則に反し、大問題になります。町は本当に公正、公平な対処ができるのでしょうか。これらの山林のほとんどは保安林であり、そのほとんどは手がつけられません。町は、これまでにも阿井の1,200ヘクタールの山林を2億8,000万円で購入した後、この個人の方の名前が出たり、また、その後に至っては、この方所有の鬼の舌震の山林も相当な高価格で町が買い取った経過があります。本町がこれまでに購入した山林の多くは特定個人の所有が多く、いびつであり、誰が見ても納得できるものではありません。絶えず疑問と不信感が伴っています。
本町の借入金である起債残高は、平成29年度決算で見ると特別会計を入れて378億円、そのうち実質町負担額は154億5,000万円となっています。これは町民1人当たり120万円余です。反面、貯金である基金残高は11億円余で、かなり心細いものです。町長はこの山林を町民の森として、高野町の大鬼谷キャンプ場のようなものを整備したいと答弁されましたが、本心でしょうか。この広大な山林を整備するのに、そんな財源はどこにあるのでしょう。キャンプ場構想は、現場の環境確認や立地条件、ニーズ調査、入り込み客調査等、何もしないで簡単に人まね、思いつき、その場しのぎの考えや、誰にも相談しないでできるものではありません。町のトップとして無責任な発言はいかがなものでしょうか。
今回の件について、町長は議員を呼びつけ、購入への働きかけを行いました。本来の町長と議員のあるべき姿は、事前工作ではなく、議会でお互いに正々堂々と論戦を展開し、議員による賛否によって結論を出し、それに基づいて行政執行をしていくのが町長の職責です。そして、議員は是々非々で真剣な議論を展開し、町民の皆さんからの負託に応えるために、その思いや願いに報いて責任を持った議員活動をしなければなりません。
多くの町民の皆さんが反対の意を示している今回の山林取得費4,600万円、このようなお金があるのなら、生活困窮の町民の方々の暮らしにもっと目をやるべきです。この4,600万円について、私はどう考えても理解ができず、賛成できません。これが可決となれば、議会はこの金額に値する責を負うことになります。
議員各位の懸命なる判断を求め、反対討論といたします。
○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。
11番、村尾議員。
○議員(11番 村尾 明利君) 私は、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出について、賛成の立場で討論を行います。
このたびの
一般会計補正予算(第1号)につきましては、主なる補正は人事異動などに伴う人件費等の減115万6,000円、
玉峰山森林公園周辺を町民の森として用地を取得する購入費4,600万円、幼児教育無償化実施に向けた準備経費838万8,000円など、総額は補正予算額9,100万円であります。歳出の補正は、1款の議会費を初め、総務費、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費、教育費等、多岐にわたっており、執行部において適宜適切に業務執行が行われるための予算の補正であります。
先ほどの反対討論の主題になりました、
玉峰山森林公園周辺を町民の森として用地を取得する購入費4,600万円についてでありますが、これは重ねて申し上げ、いささか恐縮に存じますが、これについては、
玉峰山森林公園付近の町有林と隣接する谷奥鉄山生産森林組合所有の山林約54.2ヘクタールと民間所有の近隣山林約5.5ヘクタール、合計面積59.7ヘクタールを一般財源により取得するもので、これにより玉峰山の山頂一帯を町民の森、亀嵩団地として、登山客やキャンプ場等、
観光資源としてのさらなる活用を図るものとしております。この土地には、糸滝や窓岩、かざし岩などの巨岩、奇岩、玉峰山への登山道があるほか、町有地との境界には雄滝があるなど、玉峰山の景観、
観光資源のかなめの土地であるとともに、亀嵩川の源流としての水源涵養と、亀嵩地区の水源、生活用水でもある重要な土地として位置づけられています。
山林用地の取得を決断した背景、購入金額の根拠につきましては、初日の本会議、そして、その後、2回にわたる予算特別委員会、また所管であります
総務経済常任委員会の予算小委員会などを通じて繰り返し説明を求め、明らかにされてきております。所有者である谷奥鉄山生産森林組合は既に組合を解散し、清算人の管理にある状況であり、この土地が長くこのような状態が続けば、いろいろな状況が危惧され、権利関係が複雑化し、細分化や切り売りの可能性や、県外、場合によっては国外の人に渡る可能性もあるとしています。この土地には玉峰山の遊歩道もあり、今後管理できない状態になってはいけないとの判断から町が取得することを決断したもので、この交渉に至っては組合の土地だけでなく、知人である方の土地についてもセットで購入をせざるを得ない過去の経緯を含んでおり、一体としての取得を決断するものであります。玉峰山の
観光資源を、亀嵩地区、あるいは奥出雲町として今後引き続き活用していくためには、今回の取得は必要不可欠としております。今後は、山林地籍調査事業の
取り組みや遊歩道の維持管理、玉峰山荘の経営面での積極的な誘客への活用を図りたいとしております。
今回、取得に当たっての財政的な観点については、大変厳しい財政の中、これまでの背景や取得理由により、町長の政治決断の中で必要と判断したものであり、これについて私は賛成をするものであります。よって、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出については、私は賛成といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。
10番、
内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 私は、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場で討論をいたします。
この補正予算は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,065万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ142億7,065万9,000円とするものであります。今回の補正額の9,065万9,000円のうち、総務費の財産管理費、公有財産購入費として4,600万円が計上してあります。内容は土地購入費、山林購入であります。これまでの説明では、町民の森用地購入費として
玉峰山森林公園周辺を町民の森として用地取得するとの説明がありました。議会冒頭に、町長提案理由説明要旨によりますと、
玉峰山森林公園付近の町有地と隣接する山林、谷奥鉄山生産組合などが所有する山林約60ヘクタールについて今後の適正な維持管理が懸念されるため、町有化の要請を亀嵩地区振興協議会より受けたので、町有化するとの説明がございました。請願では、旧
谷奥鉄山所有の山約54ヘクタールを町で取得していただき、霊峰玉峰山の保全管理をお願いするものであります。
今回の山林取得計画では、谷奥鉄山生産組合所有の約54ヘクタールと飛び地2カ所の山林約6ヘクタールの計60ヘクタールを町が購入する計画であります。これまでの町からの説明では、谷奥鉄山生産組合所有林6筆、54万2,205平米、金額にして2,800万円。飛び地2カ所ございますので、1つ目は、これ個人の所有林ですが、4筆で3万5,875平米、金額1,060万円。もう一つの飛び地、これも個人所有地で、2筆、1万9,628平米、金額で740万円。合計いたしまして、12筆、59万7,708平米、金額にして4,600万円でございます。
このことからしますと、まず谷奥鉄山生産組合所有地6筆、54万2,205平米、約54町歩でございますが、平米当たりにいたしますと約51.6円、反当5万1,000円で、2,800万円については町有地の隣接であります。一方、飛び地については、6筆、5万5,503平米、約6町歩の平均単価、平米当たり324円でございます。反当32万4,000円の合計1,800万円で、いかに造林地とはいえ、今の木材価格からすると考えがたい高額であります。しかも、玉峰山町有地、谷奥鉄山生産組合所有地とも離れており、そして、また2カ所と位置が離れ、しかも谷奥鉄山生産組合所有地との間には民間の所有地があるなどしております。木材価格の低迷により山林所有者の山林所有意識がなくなる今日において、このような価格で購入すれば住民からも購入要望が出てくることが予想されます。
今回、町が計画している購入面積約60ヘクタール、買収金額4,600万円の町民の森、亀嵩団地購入に具体的な構想がない現状での計画には無理があると考え、反対といたします。したがって、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)について、反対といたします。
以上で討論を終わります。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はございませんか。
5番、
内田議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 私は、この補正予算案に賛成をいたします。
賛否が分かれております町民の森用地取得4,600万円がこれに入っているわけですけども、まず私は議員として、やはり住民への説明責任を果たすためにしっかり意思を示すべきだと思っておりますので、賛成する理由を申し上げます。
玉峰山一帯を
観光資源として開発するという、町長が本会議で明らかにされた構想に賛同するからです。予算委員会でも
総務課長から、やると説明を受けました。山頂の景観をよくするだけではなく、一体的に
観光資源として活用すると、やっていくと、グランピングという具体的な話も出ました。町民の意見として、買ってどうするんだということです、
反対意見の多くは。買ってただ何もしないだけでは賛成する人はないと思います。4,600万円は、ただ出すだけではなくて、町民に大いにメリットを生み出す今後への投資と考えます。私は、奥出雲町はやって当たり前のことをやっていても何ら変わらないと思っております。尻すぼみになるだけだと思っております。奥出雲町ならではの攻めの戦略が必要だと思います。それになり得る構想だと思います。これが賛成する理由です。
ただ、今の段階で
観光資源として開発したいとする理由は、後づけにしか聞こえません。今までも、やると言ってやってこないことがありました。予算を通すために言っているのでは、そんなことは許されません。町長が本会議ではっきりおっしゃった、また予算委員会で
総務課長もおっしゃいました。やると言ったことはしっかりやっていただきたい。やらなければ、議員を裏切り、町民を裏切ることになると思います。町長、残りの3年の任期の中で、しっかり道筋をこれについて立てていただきたい。また、
総務課長も、開発事業は他の課に丸投げするのではなくて、計画を立てて推進をしていただきたいと思います。
その要望も加えまして、
賛成討論といたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はございませんか。
1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の
田食道弘でございます。私は、議案第41号、
令和元年度
一般会計補正予算(第2号)の採択に反対する立場から反対討論を行います。
○議長(藤原 充博君) ちょっと待ってください、第1号ですよ。補正予算ね。
○議員(1番 田食 道弘君) 失礼しました。補正予算(第1号)の採択に反対する立場から反対討論を行います。
まず第1に、今回の
一般会計補正予算の歳出総額は9,065万9,000円でありますが、総務費、一般管理費に計上されている町民の森用地取得費は4,600万円です。金額の半分以上を占めています。この内容については、用地取得の経過、あるいは町民の森構想など、本会議初日、予算の特別委員会、小委員会を通じて、執行部からさまざまな説明を受けておりますけども、聞いている限り、甚だその説明はまだまだ不十分であり、十分な審議ができたとは思いません。賛否を問うまでには達していないと思います。この段階での採決には反対であります。
第2に、対象となる土地の所有者、この1人は飛び地2カ所の所有者でありますが、公認会計士であり、奥出雲町の第三セクターの会計に深くかかわっている方であります。慎重な取引を行う必要があるのではないでしょうか。この所有者から購入する土地代金は非常に高額であり、全体の面積のうち9.3%の約6ヘクタールを、総金額の39%、約4割の1,800万円で買い取ることになっています。執行部が示している買い取り価格の根拠は、その土地所有者が20年前に購入した時点の価格であり、立ち木を含めてのものと説明も受けてはおります。通常の土地売買取引では考えられないような高い単価での土地取得については、一般財源からの歳出、財政調整基金の取り崩しに値するような妥当な理由を見出すことができません。
以上の2点により、この採決には反対いたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに討論はございませんか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第41号について討論を終わります。
次に、議案第42号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第42号について討論を終わります。
次に、議案第43号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第43号について討論を終わります。
次に、議案第44号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第44号について討論を終わります。
次に、議案第45号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第45号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第11、議案第41号、令和元
年度奥出雲町
一般会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、議案第41号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第42号、令和元
年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第42号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第43号、令和元
年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第43号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第44号、令和元
年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第44号は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第45号、令和元
年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第1号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第45号は、
委員長報告のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第16 議案第50号
○議長(藤原 充博君) 続きまして、日程第16、議案第50号、奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
藤原
総務課長。
〔
総務課長説明〕
───────────────────────────────
議案第50号 奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより議案第50号について質疑を行います。質疑はございますか。
1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) この、特に立会人とか投票関係の管理者等の報酬ないしは費用弁償について、引き上げについては理解するところでありますけども、実務的にこれまでの選挙、直近の選挙の中で、この支払いがどういうふうな事務的な流れでやられているのか、ちょっと確認をしたいと思いますが、説明をお願いしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 藤原
総務課長。
○
総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でございますが、事務的な流れという部分につきまして、ちょっと理解が不十分な点がございますが、基本的に選任の依頼を投票管理者等が行って、当日、投票立会人等、選任をさせていただいております。その立会人の方々の口座情報を御提出いただいて、選挙が終わった後、その指定された口座のほうに当該の金額をお支払いするという流れになってございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 今の説明を受けました流れですけども、その中で、金額はともかくとして、まず、これもこの前の県知事選の立会人をされた方からお聞きしてもおりますし、私自身の開票立会の体験からいいましても、この費用弁償なり報酬のほうが突然口座のほうに入っておるというようなことで、特に当日ないしは事前の説明もなく、入ってからの連絡もなく、源泉徴収票が送られてきたときに、これだけのこの費用弁償なり報酬だけの方は、どうもあのときの分かなとか、あるいは問い合わせられて初めてこの支給があったということがわかるというような状況のようでございまして、これはずっとそういうスタイルとられてると思うんですけども、せっかく貴重な時間を割いて管理者とか立会人とかなっていただいとるわけでありますので、その支払いに当たっては、振り込みを何日にしますとか、しましたとか、こういう内容ですというような丁寧な説明をしていただかないと、せっかくのその人たちの時間を割いたというボランティア的なものが台なしになってしまうというようなことを聞いておりますので、対応を今後お願いしたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 回答が要りますか。いいですか。
○議員(1番 田食 道弘君) いや、よろしいです。最初に必ずお願いします。
○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑は終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第50号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第16、議案第50号、奥出雲町非常勤の職員の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正する
条例制定についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第17 議案第51号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第17、議案第51号、裁判上の申立てについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
若月
町民課長。
〔
町民課長説明〕
───────────────────────────────
議案第51号 裁判上の申立てについて
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより議案第51号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、質疑を終わります。
ここでお諮りをいたします。この案件につきましては、審議時間を要することから、教育福祉常任委員会へ付託し、閉会中の
継続審査といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号については、教育福祉常任委員会へ付託し、閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
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◎日程第18 議案第52号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第18、議案第52号、
横田小学校プール改築(
建築主体)
工事請負契約締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
堀谷
教育魅力課長。
〔
教育魅力課長説明〕
───────────────────────────────
議案第52号
横田小学校プール改築(
建築主体)
工事請負契約締結について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより議案第52号について質疑を行います。質疑はございますか。
10番、
内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ちょっと質問させてください。先ほどの説明で、下馬中条線ですかね、町道改良の移転のためという発言があったと思いますが、そのためであれば、下馬中条線の移転の補償費に入ってるのかどうかいうのが1つと、以前このプール改築いう話のときに、地元の横田地区の自治会長さんから、健康センターも含めたプール改修をしていただきたいというふうな発言があったと思っておりますが、その辺のことについてはどうなのか伺います。
○議長(藤原 充博君) 堀谷
教育魅力課長。
○
教育魅力課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えをしたいと思います。2点御質問いただきました。
まず、改良移転について、補償費が入ってるかということでございますので、こちらのほうは移転補償費をいただきまして、それを改築工事に充てる考えでございます。
それから、2点目の健康センターというふうなことでございます。このプール改築に当たりましては、そちらのほうの御要望も聞いておりまして、検討も中ではしておりましたが、今回の施設につきましては、学校の水泳授業のための施設ということで移転ということでございますので、こちらのほうはプールの施設というふうに考えております。それから、このプールの管理につきましては、プール監視人ということで配置をしておりますが、このプール監視人につきましても、プールの事故防止のためプールの監視に専念するというふうなことが必要でありますし、その健康センターというふうな管理までちょっとカバーができないということでございまして、今回は学校のプールの移転というふうな考え方で整備をするものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。
内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 5番。概要で書いてありますが、構造でステンレス製っていうことですけども、このステンレス製のプールっていうのは町内でほかにあるんでしょうか。このステンレスにすることによってのメリット、あるいはデメリットもあるのかお聞きしたいと思います。それから、25メートル掛ける13メートル、6コースということですけども、記録とか公認されるとか、そういったことの関係はどうなるんでしょうか。それもお聞きしたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 堀谷
教育魅力課長。
○
教育魅力課長(堀谷 智樹君) 先ほどの質問にお答えをしたいと思います。まず、プールのほう、町内のほかのプールのほうでステンレス製があるかどうかという御質問でございます。こちらのほうは、町内のプールでは今回ステンレス製を初めて採用をさせていただいたということでございます。
それから……(「メリット」と呼ぶ者あり)はい。失礼しました。メリット、デメリットのほうでございます。今回ステンレスプールを採用するに当たりまして、ほかにございます、今まで使用例がありますが、FRP製のものと比較検討をしております。それで、ライフサイクルコストということで、設置のコスト、それから維持のコストというふうなことを比較検討をしまして、ステンレス製のほうが有利であるということがまず1点。それから、環境に対してというところで、ステンレス鋼材は完全にリサイクルが可能だということで、こういう点も加味をしております。FRPのほうは、なかなかリサイクルの方式が完全に確立をされてないということもありますので、そのようなことでございます。ということで、総合的な評価としてまずステンレス鋼材ということで、素材が安定をしており、紫外線等の影響も受けず、清掃もやりやすいと。それから、耐震性、耐久性にすぐれている。それから、リサイクル性においてすぐれているということでございます。現在あるものに比べてそのような有利性があるということで、ステンレス製を採用をしたということでございます。
それから、最後にもう1点、記録のほうでございますが、これも競技用のプールということではございませんので、学校用プールということで利用していくということでございますので、ほかにあるプールと同様な扱いということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございますか。
1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 駐車場の台数が33台となっておりまして、ちょっと多いなあと思っておりまして、その根拠、33台という根拠はどういうとこなのかなと。結構アスファルト舗装もきちっとした舗装だと金額がかかるはずですので、その点の確認と、もう一つ、最近紫外線が非常に温暖化の影響で強くなっておって、プールの使用時間も制限されるというようなことをよく耳にしておりますけども、そのあたりの、具体的には屋根がつけば一番いいわけですけども、予算的になかなか難しいと思うんですけども、そういった紫外線対策というのも、これ、学校の教育的な授業のあれもあると思うんですけども、何か検討、今回のプールの建設の中で検討されてる紫外線対策のことがあれば説明をお願いしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 堀谷
教育魅力課長。
○
教育魅力課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えをしたいと思います。2点御質問をいただきました。
まず、1点目の駐車場、台数につきましてでございます。この台数が多いかどうかっていうことが根拠が何かというところでございますが、プールの使用につきましてはちょっと人数的なものが明らかでありませんが、今現在、横田のプールにつきましては、八川小でありましたり、それから鳥上小でありましたりの児童もこちらのほうに利用に来てくれてるというところでございますので、そういうバス運行のときの駐車の場所であったり、それから夏休み等で開放したときの駐車場ということを想定をしてるところでございます。
また、町の所有の土地でございまして、なかなかアスファルトをかけないと雑草が茂ったりして、その管理につきましても、後年、毎年の管理上の問題もありますので、まずはアスファルト舗装をさせていただきたいというふうなことで計画をしとるところでございます。
それから、紫外線対策ということでございます。今回ちょっと全面的な大きさとはなりませんけども、日よけの施設を設けておりますし、それから、何かのときには監視室等にエアコンもつけておりますので、そちらのほうで休憩をしたりというふうなことでございます。プールのほうは何分大きい面積ということでございますので、そこに全体的な紫外線対策ができるかというと、なかなか難しいところであると思います。あとはプールの利用のほうで、天候でありますとか気温でありますとかそういうふうなことを、学校の先生方といろいろと指導いただきまして、そういう事故にならないような利用に努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 1番、
田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 駐車場については大体理解できました。紫外線対策については、今後ますます重要な問題になってくると思いますので、また現場の先生方と一緒に紫外線対策、新しいプールになってどうするのかということも検討をしていただきたいと思います。要望でお願いします。
○議長(藤原 充博君) 答弁が要りますか。
○議員(1番 田食 道弘君) いいです。
○議長(藤原 充博君) いいですか、はい。
ほかに質疑はございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第52号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第18、議案第52号、
横田小学校プール改築(
建築主体)
工事請負契約締結についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第19 報告第10号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第19、報告第10号、
専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
藤原
総務課長。
〔
総務課長説明〕
───────────────────────────────
報告第10号
専決処分の報告について(
地方自治法第180条第2項に基づく報告)
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより報告第10号に対する質疑を行います。質疑はございますか。
大垣照子議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 今回けががなかったということで、本当に不幸中の幸いだったかと思いますが、こういった町のこういう施設で古いもの、そういうのは時々そうやって点検されないと、こういうことが起こったときはまた大変ですので、けががなかったっていうことなんでよかったんですけれども、そういうものがまだまだ公有財産の中にあるのでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 藤原
総務課長。
○
総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でございます。このようなことがあってはならないというふうに考えております。適正な管理をするように、先般も各課のほうに通知を出したところでございます。
今回の施設につきましては、遊休化をしておるというところ、こちらとしても売却を予定してるというところで少し目がおろそかになった部分もあったのかなというふうに、ちょっと反省もしております。全体的にこういうことがどの程度、基本、各課の所管の施設につきましては各課で適切な維持管理をされ、必要に応じた修繕がなされてるというふうに思っております。町有財産として普通財産で総務課で所管しておるものにつきましては、今回の件をもとに、一応目視で確認をして対応はいたしておりますけれども、適切な管理に今後も努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
10番、
内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ここに、事故の概要に書いてございますが、福祉センターのトタン屋根が強風のため剥がれて車両に当たったというふうに書いてございますが、トタン屋根というのは、トタンと下のたるきとかねじも含めて車両に当たったいう意味なのか、本当のトタンだけであれば、どういうことかわかりませんが、90万6,000円のかなりの高額の補償になると思いますが、その辺のことについて少し説明を求めます。
○議長(藤原 充博君) 藤原
総務課長。
○
総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えいたします。今回の案件につきましては、トタンの板といいましょうか、まさにトタンの部分のみが飛んだということでございます。たまたま山荘のお客様がお帰りになる途中で、そこにトタンが風で飛んできたという状況でございまして、通常であればこれだけの被害額出ないということだと思います。今回の案件につきましては、相手方の車が俗に言うクラシックカーというようなものでございまして、初年度登録が昭和40年代ということで、外車でございます。そういったことで非常に、値段のあってないようなものといいましょうか、保険会社のほうで随分査定のほうをさせていただいて、当事者間でのたび重なる交渉もさせていただいたということで、見積もりの額といたしましてはさらに高額なものでございましたけれども、保険会社の査定によりこの額ということに決まりましたので、今回全額を出すものでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。
2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) こういうふうな事故が起こったことは大変気の毒だと思いますけども、管理体制として当日雪が降ったり強風だったというお話でしたけども、強風注意報というのが当日出てましたでしょうか。御承知でしょうか。それで、さらにはそういうふうなことが出ておれば、管理者として点検、見回りというような指示とかいうふうなことはされましたでしょうか。お伺いします。
○議長(藤原 充博君) 藤原
総務課長。
○
総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でございますけれども、当日の注意報、警報の有無まではちょっと確認をいたしておりませんが、当日の風速につきましては17メートル、あるいは20メートル弱の風が吹いていたという瞬間風速の記録は確認をいたしております。通常、注意報のレベルで特に全庁的にそういう指示は出しておりません。暴風雨等の大雨警報、その後の被害の状況というようなことの確認はいたしますけども、強風ということでの対応につきましては、これまでそういう形をとっておりませんし、今回も事後の確認等、その都度都度の対応については特に指示をいたしておりませんでした。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
以上で報告第10号を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第20 発委第1号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第20、発委第1号、新たな
過疎対策法の制定に関する意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
9番、内田勇議会運営委員会委員長。
○議会運営委員会委員長(内田 勇君) 発委について申し述べます。
───────────────────────────────
発委第1号
新たな
過疎対策法の制定に関する意見書(案)提出について
新たな
過疎対策法の制定に関する意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
令和元年6月25日提出
奥出雲町議会議会運営委員会
委員長 内 田 勇
提案理由
現行の過疎地域自立促進特別措置法が令和2年度末をもって失効することから、引き続き過疎対策の充実強化を図るためにも、これに替わる新たな
過疎対策法の制定が必要となるため。
───────────────────────────────
新たな
過疎対策法の制定に関する意見書(案)
過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」制定以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。
しかしながら、依然として多くの集落が消滅の危機に瀕し、また森林管理の放置による森林の荒廃や度重なる豪雨・地震等の発生による林地崩壊、河川の氾濫など、極めて深刻な状況に直面している。
過疎地域は、我が国の国土の過半を占め、豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、都市に対する食料・水・エネルギーの供給、国土・自然環境の保全、癒しの場の提供、災害の防止、森林による地球温暖化の防止などに多大な貢献をしている。
過疎地区が果たしているこのような多面的・公益的機能は国民共有の財産であり、それは過疎地域の住民によって支えられてきたものである。
現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は、令和3年3月末をもって失効することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公益的機能を今後も維持していくためには、引き続き、過疎地域に対して総合的かつ積極的な支援を充実・強化し、住民の暮らしを支えていく政策を確立・推進することが重要である。
過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に、都市をも含めた国民全体の安心・安全な生活に寄与するものであることから、引き続き総合的な過疎対策を充実強化させることが必要である。
よって、新たな
過疎対策法の制定を強く要望する。
以上、
地方自治法第99条に基づき、意見書を提出する。
令和元年6月25日
島根県仁多郡奥出雲町議会
(提出先)
衆議院議長 大 島 理 森 様
参議院議長 伊 達 忠 一 様
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
総務大臣 石 田 真 敏 様
財務大臣 麻 生 太 郎 様
農林水産大臣 吉 川 貴 盛 様
国土交通大臣 石 井 啓 一 様
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で要旨説明を終わります。
これより発委第1号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、発委第1号について討論を終わります。
これより採決をいたします。
日程第20、発委第1号、新たな
過疎対策法の制定に関する意見書(案)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第21 閉会中の
継続審査及び
継続調査の申し出について
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第21、閉会中の
継続審査及び
継続調査の申し出についてを議題といたします。
お諮りをいたします。
会議規則第75条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の
継続審査及び
継続調査の申し出があっております。申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び
継続調査をすることに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び
継続調査とすることに決しました。
─────────────・───・─────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で本定例会に付議されました議案の審議は全て終了いたしました。
これにて
令和元年奥出雲町議会6月定例会を閉会といたします。御苦労さまでした。
午後0時17分閉会
───────────────────────────────...