平成31年第1回定例会(第3日 3月14日)
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平成31年 第1回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)
平成31年3月14日(木曜日)
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議事日程(第3号)
平成31年3月14日 午前9時30分開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(14名)
1番 田 食 道 弘君 2番 糸 原 壽 之君
3番 景 山 利 則君 4番 土 屋 武 雄君
5番 内 田 雅 人君 6番 石 原 武 志君
7番 藤 原 和 範君 8番 川 西 明 徳君
9番 内 田 勇君 10番 内 田 精 彦君
11番 藤 原 充 博君 12番 村 尾 明 利君
13番 大 垣 照 子君 14番 岩 田 明 人君
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 ───── 森 山 正 人君 局長補佐 ─── 安 部 陽 子君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───── 勝 田 康 則君 副町長 ──── 奥 原 徹君
教育長 ──── 塔 村 俊 介君 総務課長 ─── 藤 原 努君
企画財政課長 ─ 江 角 啓君
教育魅力課長 ─ 堀 谷 智 樹君
税務課長 ─── 石 原 啓 子君 建設課長 ─── 舟 木 長君
病院事務長 ── 森 長 洋 二君 町民課長 ─── 若 月 勝 久君
商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君
会計管理者 ── 和久利 民 男君
健康福祉課長 ─ 杠 康 彦君
農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君
地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君
福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君
結婚・
子育て応援課長 ──────────────── 永 瀬 克 己君
農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君 水道課長 ─── 千 原 明 浩君
農業委員会事務局長 ───────────────── 吉 川 明 広君
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午前9時26分開議
○議長(岩田 明人君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
これより日程に入ります。
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◎日程第1 一般質問
○議長(岩田 明人君) 日程第1、一般質問。
6番、
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 6番、石原でございます。2日目の最初を担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
一般質問、通告書において、2つのことを今回質問させていただくように届けをしております。
まず最初は、消防団についてでございます。
平成最後の定例会となる今議会でございます。昨日から災害対策についていろいろと質問が出されております。また、
東日本災害から8年が経過したということで、その後の状況等についても報道で盛んに行われておる昨今でございます。私は今回、地域防災のかなめである消防団について、その活動への期待と協力というテーマをいたし、何点か質問をさせていただきます。
昨年年末に団長から、消防団の合理化について答申がなされました。それに基づいて、団行事や組織等について検討がなされておるところでございます。一方では、報道のように相次ぐ地震、異常気象による大規模な災害発生、そうしたことに対する救難・救助活動に消防団の
出動要請等、期待は非常に高まっているというように思うところでございます。団員や団組織の確保、存続のため、今、具体的な行動がやはり必要なんではないか、本町におきましてもそうした新しい消防団の体制の中でスタートする中で今考えておくべきことは何だろうかといったようなことから、団を後援する立場で考えたときに、以下の具体的な例を挙げて執行部のお考えを伺いたいと思います。
まず第1番に、団本部、分団と協調した施策の実施が必要ということ。これは分団幹部の負担軽減ということからであります。2番目に、担当課に専任職員の配置をしてはどうかと。
団員募集等の業務について、推進を専門的にいただく。3つ目に、女性団員の募集の拡大。現在も本部に属して数名、女性団員が活躍しておりますけれども、枠をもっと広げて、各分団にもそうした体制をつくったらということでございます。4番目に、
機能別消防団員の増員。これも既に各分団において採用をしておられるところもあります。さらに、この団員不足の中で拡大を図っていく必要があるじゃないか。5つ目に、学生等による
機能別分団の新設。6つ目に、
団員福利厚生、相互扶助いう面から独自の互助会の新設。もちろん既に弔慰等いろいろ中ではやっておられますが、やはりきちっとした形のものを本町独自のものも構築してはということでございます。7番目に、行政、消防団、
自治会代表を交えた広範囲の審議会、消防ということに対しての審議会、
意見交換会といったようなものの創設はどうか。これは以前にも申し上げました。
以上、7つのことについて、どのようにお考えか御意見を伺いたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
まず最初に、団本部、分団と協調した施策の実施が必要ということでお答えをさせていただきます。
団本部、分団とは、町が主催で開催する奥出雲町
消防団本部会、役員会の中で各行事前や
協議案件等が生じた場合には、その都度協議を行っております。昨年9月に奥出雲町消防団長より答申のありました奥出雲町消防団のあり方の中には、島根県
消防操法大会の出場方法の改定や
夏期総合訓練での部隊訓練の取りやめなど、
団員負担軽減を目的とした各行事内容の見直しについて明記されております。今後も引き続き幹部を含む団員全体の負担軽減に向け、奥出雲町
消防団本部会、役員会を通じて団本部、分団と協議しながら施策の実施に努めてまいりたいと考えております。
次に、2つ目の、担当課に専任職員の配置、嘱託員等、
団員募集業務、他推進についてということでお答えをさせていただきます。
団員募集方法については、各分団によってさまざまでございます。自治会長を中心に団員募集を行っていらっしゃるところもあれば、
消防協力員や消防委員を配置し、団員募集を行っている分団もございます。消防団員の活動は基本的に
ボランティア活動であり、消火活動のほかに災害時の救助活動や防火・
防災啓発活動など、地域の安全を守るための活動を基本的に行っており、分団によっては後援会より支援を受けている分団もあると伺っております。役場の嘱託職員などの立場から団員候補を選出し募集業務を行うという御提案をいただきましたが、これまでどおり、町による団員確保の普及啓発にあわせ、自治会や消防団等による
団員募集活動を行ってまいりたいと考えます。
続いて、3点目の女性団員の募集拡大についてお答えをさせていただきます。
女性消防団員は団本部に属しており、
団本部女性部として活動をしていただいております。活動内容につきましては、春、秋の
火災予防パレードや
広報紙もみじの作成、配布などの
火災予防啓発活動を初め、
消防出初め式や
夏期総合訓練時の鼓笛隊として
消防団活動など精力的に行っております。女性部は定員9名に対し現在8名が在籍しており、定数を満たしていない状況でございます。こうしたことから、女性団員の募集拡大につきましては、
団本部女性部の定数充足を進めてまいりたいと考えております。
次に、
機能別消防団員の増員についてお答えをいたします。
機能別消防団員の定数及び任務は、奥出雲町
消防団機能別消防団員の任務等に関する要綱で定められております。定数は
消防団定数のうち30人までとされており、現在10名が在籍しております。また、任務は制度導入時に
機能別団員検討委員会を設けて議論をし、
初期消火活動等の協力業務を行うことと位置づけております。
機能別消防団員の増員につきましては、町外勤務などにより昼間火災などに対応できる団員が少ないという現状を踏まえつつも、一般団員の定数と実員数の状況や活動内容を含め、一体的に検討する必要があると考えており、今後、団本部、分団と協議しながら検討してまいりたいと考えております。この
機能別消防団員の要件の第3条の中には、元消防団員で5年以上の経験を有する者、また、年齢は70歳未満の者というふうなことも定義されているところでございます。
続いて、5つ目の学生等による
機能別分団の新設でございます。
これにつきましては、島根県内において学生を
機能別団員として入団いただいている市町村は1市あります。松江市がその該当になって導入をされております。松江市では
機能別団員を2種類設けており、OB団員を
災害応援団員、学生を学生団員として位置づけており、
災害応援団員は
本町機能別団員と同様に
初期消火活動などの協力業務を、学生団員は
火災予防啓発活動と
応急手当ての普及活動を主な活動内容とされているようでございます。人口減少が進む中、
消防団員確保は
本町消防団においても大きな課題であります。まずは他市町村や他県の学生団員の導入方法、活動内容などを研究してまいりたいと考えます。
続いて、6つ目の
団員福利厚生・
相互扶助策として独自の互助会等の新設はどうかということでございます。お答えをさせていただきます。
団員の福利厚生につきましては、
本町消防団は、
公益財団法人日本消防協会が行う
消防団員等福祉共済へ町負担にて全団員が加入をいたしております。この福祉共済は、年額掛金3,000円で加入者が死亡した際の
遺族援護金や殉職の場合は弔慰金等の給付を行うほか、障害時、入院時にも共済金を給付いただけるものでございます。特に入院時の見舞金については、入院日数7日以上から給付を受け取ることが可能となっております。また、消防年金につきましては、福祉共済と同様に、
公益財団法人日本消防協会が行う
消防個人年金がございます。この年金は、
消防団員退職後も継続加入することが可能であること、さらに、途中で脱退しても積立金を受け取ることが可能であります。
本町消防団では、現在30名の方が加入されていらっしゃるようでございます。現時点で本町独自の福利厚生・
相互扶助対策を新設する考えはございません。なお、現在、団員の皆様が任意で御加入されている
消防個人年金については、奥出雲町
消防団役員会等を通じて団員の加入促進を促してまいりたいと考えております。
次に、7つ目の、行政、消防団、
自治会代表等を交えた審議会、
意見交換会の発足についてお答えをさせていただきます。
現在、行政と消防団あるいは行政と自治会との
意見交換会の場は、
消防団役員会や
自治会長会連合会等の場を設けております。また、消防団と自治会との意見交換は、分団によって差異はありますが、年に数回、
意見交換会の場を設けている分団もあると伺っております。近年、消防団員の確保などさまざまな課題が生じてきております。町として、行政、消防団、自治会の三者が消防団を取り巻くこれらの諸課題の解消に向けた議論を行うことは、非常に意義深く、必要なことと考えております。どのような
意見交換会の場が設けられるのか、今後検討してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 町長により、大変詳しく各項目において御説明をいただきました。
今回のこうした質問を出すに当たりまして、実は、自治会の皆さん、自治会長さん、また消防団の幹部の何人かにも若干相談をしながら、7つの提案ということで出させていただいたわけであります。それぞれ御返事いただいたような状況の中ではありますけれども、やはり具体的にはいろいろそれぞれ思っておられることも多く、特に
団員募集等については、現状は消防団任せというところが多いようであります。確かに後援会においてOBの方を再度入団させるとか、そうした手配をしていらっしゃる地域もあるようでございます。総じて、団員が次のステップをとる、そういうときには、やはり自分の後を誰か勧誘してそうしたことに備えるといったような伝統が以前からあることも事実でございますので、そうしたことが多いというのが実情であろうというように思っております。
今回この7つの中に、大きく分けて2つのことになろうかというようにも思っております。一つは団員の募集ということにつけて、またもう一つは、いわゆる
組織そのもののあり方について、今後やはり検討なりメスを入れていただいて、以前は消防団となり得る人材が非常に多くおられたわけで、やはり消防団としてもその伝統を維持したり、また、そうした技術力といいますか、そうしたことの深さを深めていく上でも団においてされてきたというのが現状でもございますが、やはり非常に今回の議論の中にもありました人口減によるいろんなさまざまな影響、そうしたことに対してどう向き合っていくかということで悩み、そしていろんな会議も重ねられておるというのが現状だというふうに思っております。
消防団においても、やはり団員不足という大きな問題の中で、どのように解決をしていくかということが求められておるわけで、特に各分団の幹部、班長さんあるいは部長さんといった方々が、本当に団員不足に対応して、自分の仕事をする傍らそうした業務を行っていかなくてはいけないけども、なかなか理解が得られないというのが現状のところでございます。そうしたことに対して、自治会はもちろんのことですけれども、
後援会組織を通じて応援をしていくということも必要です。ただ、もう一歩そうした募集相手に対して説得なりする上において、会社であったりする必要もあるかもしれません。そうしたときには、そうしたいわゆる部長、班長という立場ではなくて、やはり時によっては町長にかわる人、あるいは団長にかわる人、そうした方が必要になってくるということもあり得るということでございます。
そういうことで、1番に上げておりますこと、あるいは2番に上げておりますことについては、そうした人材をやはり中心に置いて、本部と連携をとりながら実行していただく。以前は
危機管理監という方がいらっしゃいました。仕事は直接
消防団どうこうではございませんでしたけれども、そうした地域防災に関して担当していらっしゃったところでございます。そういう前例もあるわけでありまして、何とかそういう新しいこれからの消防の組織というものを考えながら、あるいは団員というものを確保する上において、いろんな立場のことをリーダーしていく、あくまでも消防団は仕事を持ちながら片方で進めていく組織でございますので、やはり日常の中でそうした事務職も含めて進めていただくことというのは、ある意味大事なんではないのか。当然、町の担当課、
危機管理グループの中にそうした職員の方はいらっしゃるわけですが、それはいわゆる公務と兼ね合いながらやっていかれるところであり、私の言うそうした専任職員というところとは若干意図が違うということでございます。
それから、女性団員の件につきましては、定員が9名ということでございます。これもやはり片方では
男女共同参画といったような事柄もあります。防災でございますので、危険なところに行くということもあり得るわけで、そういう意味で消防団というものがあるわけでございますが、女性にはなかなか、そうしたいわゆる広報活動ばかりではなくて、場合によってはそうした場所にということもあり得るわけですから、やはり向かないのではというのが今までのお立場であったというように思います。やはりいろんな意味で考えたときに、女性の力というものを具体的に各場所において示していただく、そうした場所というものはたくさんまだあるのではないか、そういう意味で検討をいただきたいということでございます。
それから、5番目の学生の
機能別消防団でございますけども、これはまず一番に私思うのは、若者に対するいわゆる消防団、消防組織というものの理解を深めていただくための一つの方策というふうな形で、学生の理解を、若者の参加をということでこうしたことを思ったところでございまして、現実に県内においては松江市があるということでございます。
日本消防協会の中でもこうした学生による消防活動において積極的に進めてもおるわけでございまして、
学生消防活動認証制度というのがあるようでございます。これはもちろん団にとっても自治体にとっても大変有望でありがたい存在でありますが、わけて本人にとりましても、やはりそうした活動をすることによって本人に対する
社会的評価というものが非常に高くなるわけでありまして、就職後等において社会に出たときに大きな価値を持つというふうなことを考えるところでございます。
リハビリ学校というのが本町にはあるわけでありまして、まずそうしたところへ働きかける、そうした行動をまずとってはいかがなものか。本町は、他に追随を許さぬ消防団ということで大きな評価をいただいておる消防団でございます。よそより早くそうした施策といいますか、そういうものを取り入れることも大事ではないかというように思うところでございます。
○議長(岩田 明人君) ちょっと、石原議員さん、質問に対して答弁があったところでございますが、本題にちょっと進めていただきたいと思います。
○議員(6番 石原 武志君) はい。
そうしたことで、私はもう一度町長の御返事をいただきたいんですけれども、今回のこの質問に対するそうした思いというものを御理解いただいて、もう一度御意見を頂戴したいというように思うところでございます。あわせて、今後の方針というものにつけて、変更というわけではありませんが、協議をしていくことができないのか、そういうことを改めてお伺いをしたいというように思うところでございます。質問の方法が若干悪かったかもしれませんが、こうした質問をした意図というものを説明しながら、先ほどいただいた御返答に対してもう一度御返答をいただきたいというように思うところでございますが、いかがでございましょうか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
先ほどは、
石原武志議員から、消防団についてということで7項目要望をいただいて御回答をいたしたところでございますが、やはり
本町消防団、なかなか団員不足ということで
危機的状況でございます。これらについては、やはり
先ほどお答えをいたしましたように、しっかりと自治会あるいは後援会等で団員確保をより以上に進めていきたいというふうに思っております。昨年度、団長のほうに諮問をいたしました
消防団活動のあり方についても答申をいただいたところでございますが、やはりこれだけ消防団員が確保できないということになれば、幾分かの組織のあり方は早急に進めていかなければならないということは私も肝に銘じております。
そして、ああして
女性消防団員につきましても、現在9名の定員に対して8名ということでございますが、幾分かは町職員の女性職員が
女性消防団員というふうな立場でございますが、ここらについてはやはり地域の企業の方々に、余りお年を召された方はなかなか抵抗があろうと思いますが、そこらはまたしっかりPRもしてまいりたいというふうに思っております。
それと、学生の
消防団員確保の件でございますけれど、ここからは、担当から報告を受けているところは、松江市であれだけ島根大学とかございますが、現状4名程度の学生が加入して消防団で入隊しておられるということでございます。本町には、
先ほどお話がございましたように
島根リハビリテーション学院がございますけれど、お話は、またそういうことで学生団員ということにすれば私もお願いには行くときもあろうと思いますが、そこらはまた消防団としっかり話し合いをして検討してみたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 6番、
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) ありがとうございます。
確かにそんなに簡単にできることでは、もちろんそれぞれの項目、ないというふうなことはわかっておるところでございます。でも、先ほど申しましたように、やっぱり各分団の担当者、本当に20年、25年と務めながら、まだ次のステップを踏むことができないということで大変に困っておるというのは事実でございますし、自治会長においてもなかなか困難であるというふうなことで、それぞれの立場というものももちろんあるわけでございますけれども、やはりそうした中に一石を何か投じていただく、行動をいただくということが必要ではないかというように思いますので、ぜひにこうしたことを、先ほど申し上げました項目を団においても検討いただいたり、執行部においてもぜひ検討をしていただきたいというように思っております。
次の質問でございますが、消防車両の更新計画ということについてお伺いをいたします。
町長所信表明にも述べられておりました。車両配備、
防火用水等の充実、これは今後もしっかりやっていくということでございました。消防車両について、ポンプ車は近年続けて更新が図られておりますが、いわゆる積載車、軽自動車を含む積載車でございますが、これの更新計画はどのように進められるものですか、その内容について御説明をいただきたいというように思います。あわせて、現状のいわゆる配備、装備力というものは維持していくというお考えなのかということも含めてお伺いをしたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
消防車両の更新については、消防車両更新計画に基づき、耐用年数、修繕状況などを加味しながら鋭意進めております。今後の積載車の更新につきましては、昨年9月に奥出雲町消防団長より答申のありました奥出雲町消防団のあり方に示されたとおり、
普通積載車を廃止をし、軽積載車に切りかえていく予定でございます。現在24年以上経過している積載車は4台ございますが、具体の更新に際しては、財政状況や部の統廃合の状況も含め、消防団と協議しながら進めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 石原議員。
○議員(6番 石原 武志君)
計画どおり整備を進めていくということでございました。また、貯水槽につきましては、
予算委員会の小委員会の中でいろいろと課長から御返事もいただき確認もしておりますので、承知をいたしました。どうか先ほど述べますように、消防力並びに人材等の募集、あるいは整備数ということについて、十分に御配慮をいただきますことをお願いするところでございます。こうした場所においてこうしたことを申し上げるということが、片方においては周知ができるというふうな面もあるというふうにも思いますので、今回あえて質問をさせていただいたところでございます。
次の質問に入らせていただきます。害獣駆除、この助成金に対して、地域間格差を撤廃して地域統一の推進をということで質問をしております。
自治体によって、このいわゆる害獣、イノシシとか鹿とか、そうしたものの駆除の費用が異なっております。その費用が違うという問題から起こっている問題も多々あるというふうに伺ってもおるところでございます。そうした問題を解決するために、あるいはもっともっと害獣を駆除していただくために、やはりこうした自治体によって異なる助成金の費用というものの統一というものを図っていけないものか。雲南地域はもちろんですけれども、出雲や松江地域にも働きかけをしていただくことはどうなのか。恐らく実際はやっていらっしゃるとは思いますけれども、さらに進めていただくように思うところでございます。動物には関所も境界もないわけでありまして、特に猟師のいろんな話を聞きますと、仁多から雲南のほうへ、あるいは横田から鳥上から鳥取のほうに、そうしたようなこともたびたびあるというようなことの中において、追いかけていけば、やはり当然成果を得るためにやるわけですので、そうしたことの差異というものがある意味障害になってくるということでは、なかなか片方でこうした害獣どんどんふえてるわけでありまして、本当に鹿等も近年は随分ふえてるというように聞いております。そうした状況を伺いながら、どのように進められているのかお伺いをいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
有害鳥獣の捕獲報償金の単価につきましては、現在、自治体ごとに異なっております。近隣の市町との比較をいたしますと、猿は雲南市が一番高い単価設定でございます。次いで出雲市、奥出雲町は飯南町と同額でございます。ニホンジカは、出雲市が一番高い単価設定でございます。次いで松江市、奥出雲町、飯南町、雲南市と安来市は同額でございます。イノシシは、雲南と奥出雲町が同額で一番高い単価設定でございます。次いで飯南町、出雲市、松江市、安来市という順でございます。このように、各市町における被害獣の捕獲の重要度が異なるというふうなことで単価の差が生じているのが現状ではないかと思います。今後、有害鳥獣被害の増加が懸念されており、農家が行う防護柵や電気牧柵の設置などの被害防止対策にあわせ、有害鳥獣捕獲を行うことが必要であると考えております。
議員御指摘のように、県全体もしくは東部、西部での捕獲報償金の単価の統一を図ることで広域連携による有害鳥獣対策も期待できますので、県や周辺市町、県の猟友会などと今後より以上に検討を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 町長、再質問しますけども、具体的にそうした連絡はなされておるんでしょうか、そうしたことについてはいかがですか。(「連動しちょうかどうか」と呼ぶ者あり)連動というか、話し合いがなされてるかどうかということで。
○議長(岩田 明人君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
県のほうで事務担当者会等がございまして、その際、各市町のほうから県に対して取りまとめを行っていただくようお話はさせていただいておるところでございますけども、なかなか現時点では、県のほうでは、それぞれ先ほど申しました被害獣のウエートが各市町で異なっておりまして、それに対しまして重点的に捕獲を行ってるという状況でございまして、なかなか現時点では統一的なところがすぐには図れていないのが現状ではございますけども、常にそういう会におきましてはお話をさせていただいてるという状況でございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 課長さんの返答の中で、そうした会議が持たれてるということでございます。やはりおっしゃるように、当然その地域において被害状況も違えばその深度も違うわけでありますので、なかなか難しいことだろうとは思います。ただ、小動物はともかく、やはり大きなイノシシであるとか、あるいは鹿であるとか、そうしたものに対する費用というものは、ある程度統一を図るような方向をぜひお願いしたいというふうに思いますが、ことしは、ああして大変な暖冬であり積雪も少なかったわけであります。例年であれば、この積雪の中、猟師さんは、やっぱり追いやすいんだろうと思うんですけれども、各地からこの奥出雲に寄ってこられるという話も聞きました。また逆に、こうしたことしのように雪のないときには、いわゆる里のほうに猟に出かけるというような話も聞いております。そういう意味で、必ずしも大変大きな差があるというわけではないというふうに思いますので、今後さらに推進をいただきますことをお願いをしたいというように思っております。本当にイノシシは賢くて、私も自分ところの田んぼに収穫が近づくと必ず入ってくる。それなりの対策はしておりますけれども、やはり、何といいますか、うまく入ってきて荒らしてくれるという状況が続いております。何とか駆除を進めていただきますようにお願いをいたすところでございます。そうした駆除をする材料をふやしていただきたい、そういうようにも思っておるところでございます。
以上、2つのことについて質問をさせていただきました。どうか先ほど申しましたように、それぞれ今後御尽力いただきますことをお願いを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
○議長(岩田 明人君) 6番、
石原武志議員の一般質問を終わります。
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○議長(岩田 明人君) 次に、2番、糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) おはようございます。糸原でございます。一般質問の機会をいただきましたので、質問をさせていただきます。
今回、私、5点について質問をいたします。1点目、横田高校について、2点目、タウンミーティングについて、3点目、限界集落について、4点目、高齢者生活ホームについて、5点目、奥出雲町の産業について、この5点について質問をさせていただきます。
総務課長が無線局の管理責任者となっております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 次に、第11条に、管理責任者は、災害の発生に備え、通信機能の確保及び通信技術の習熟を図るため、次により定期的な通信訓練を行うものとするとなっております。その中の1として、総合通信訓練、これは毎年1回以上、2つ目として、定期通信訓練、四半期に1回ということで規則に書いてございます。この訓練を行っているのかどうか、行っておれば、いつ実施したのか、内容はどのような内容なのか、お答えください。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
平成30年4月9日に発生した島根県西部地震の際には、消防庁から発信される緊急地震速報がJ−ALERT装置を経由して屋外拡声子局で緊急一括放送をされました。また、本システムの定期的な動作確認を実施するため、毎日午後5時に音楽を鳴らす試験放送を行っているか、国において年4回実施されます全国一斉情報伝達訓練の参加や毎月1回機器操作確認を行うなど、トラブル防止に現在努めております。今後も、住民の皆様に対し確実かつ迅速な情報伝達が行われるよう万全を期して対応してまいります。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 今、町長から答弁いただきましたが、ちょっとわからないとこがございましたので、もう一度伺いますが、要するに、全国J−ALERTはわかります。それと、毎日5時ですか、夕方、音楽が鳴ります。それはわかりますが、町独自としてこれはしなければならないというふうな規則だと思いますが、その辺のことについてもう一遍お願いします。
○議長(岩田 明人君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
この管理運用規則において、定期的に通信訓練を行うものということにつきましては、町独自ということばかりではなくて、国の試験を活用したものも含めて行うというふうに考えております。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 町独自にしなければならないというふうなどうも考えではないというふうな答弁だったと思いますが、私は規則にのっとるということであれば、町独自で、この規則は町の規則でございますので、町の規則どおりに実施しなければならないじゃないかというふうに思っております。その辺のことは、また町長、よく御検討願いたいと思います。
次に、第12条のとこに管理責任者は、毎年1回以上、通信取扱者に対し、電波法その他関係法令、無線機の取り扱い要領等の研修を行うものとしてございます。先ほどと同じようなことでございますが、これも実施しておられるのかどうか、伺います。
○議長(岩田 明人君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) この免許取得に関しましては、講習等で2時間あるいは4時間程度の座学なり法令の勉強をして取得も可能でございます。その技術を保つ上で、さらに独自のそういう技術的な、あるいは法令の研修というものは特に必要とは考えておりません。先ほど町長が申し上げましたように、国においての操作訓練であるとか、あるいは機器操作訓練の業者とともに操作の確認をするということをもって訓練として実施をしてるということでございます。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 先ほどの第11条のとこに町独自ではやっておらないというふうなことでございましたが、ちゃんと規則には、訓練は通信統制訓練及び住民への警報通信等の伝達訓練を重点として行うものとする、ちゃんと書いてございますので、今後は奥出雲町単独でちゃんとやっていただきたいというふうに思います。町長、どうでしょうか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 町長、検討すると言われましたので、前向きな検討をお願いしたいというふうに思います。
それでは、ちょっと本題に入らせていただきます。
これまでの防災行政デジタル無線システムの稼働状況はどんな実績であるのかということ等を伺いたいわけでございますが、先ほどの答弁で、全国J−ALERTと5時の音楽という答弁がございましたので、それだけだというふうにちょっと解釈をさせていただきます。
それでは、次に行きますが、ことし平成31年1月1日に上阿井、下阿井等で発生した中国電力の停電の状況について、町が承知している概要をまず説明いただきたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
先般と申しますか、新年早々1月1日午後2時8分ごろに、雪による倒木で阿井、三沢地区の全域と三成地区の一部、約1,300戸で停電が発生したということでございます。復旧については、遠方制御により順次送電が行われ、37分後に上阿井地区の100戸に停電範囲は縮小され、同日午後4時48分に町内全域復旧をいたしました。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) この今、町長が申されましたが、1日の停電のことにつきまして、奥出雲町住民の方への対応について何かされましたでしょうか、何もされなかったのか、その辺のことを伺います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
この停電におきまして、中国電力出雲営業所において、復旧作業にあわせて広報車による停電地域へのお知らせ、おわびの周知が行われましたので、町による告知放送は行っておりません。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 町は告知放送しなかったということでございます。停電でございますので、告知放送ができなかったということだと思います。
私が今こういう話をしとるのは、地元の住民の方からということがあって、いろいろ調べさせていただいたりしております。住民の方に対して、先ほどから話しておりますが、デジタル無線等で放送をなぜしないのかと、こういうことでございます、要するに。そういうことで質問させていただいておりますが、私も、この1日に停電になったいうのをずっと後で地元から聞かせていただきました。インターネット等で調べてみましたが、この1日の上阿井、下阿井につきましての停電のことについては、もう消されておったのかどうかわかりませんが、一切出ておりませんでした。仕方がないので中電のほうへ電話しました。広島のほうの営業所ですか、出ました。ちょっといけませんでしたので、向こうさんのほうから折り返し電話するということで電話を待っておったんですが、すぐ電話がありました。それは出雲の営業所から来たところでございます。
ちょっとお話を聞かせていただきましたら、停電は1月1日、元日でございます。区域には、今、町長言われましたが、雲南市の吉田の一部、上阿井、下阿井、高尾、三沢、三成の一部であったということでございます。停電時間は、先ほど町長言われましたが、14時08分から16時48分、2時間40分の停電であったというふうなことで、中電の対応はどうされたんですか言ったら、16時35分に広報車で対応っていいますか、流したと。停電が復帰する少し前のことでございます。町のほうへ連絡されたんですかと、こう言いましたら、通報したが、停電によりできないと返答があったということでございまして、仕方がないなと、こういうことでそのままにしておられるというふうに思っておるわけですが、私が聞きたいのは、このデジタル無線、これでいけば停電時でも放送ができるはずです。たしか停電でも72時間電池か何かがありまして、それで利用できるというふうにこれにも書いてございます。これは総務課でいただいたものでございますが、書いてございます。
なぜできないのか、そのためにこの無線が1億4,000万もかけて設置したものではないかというふうに思いますが、中電のほうからいえば、町のほうへ連絡したということでございますが、町のほうへ本当に連絡が、本当いいますか、どこへ連絡されたのかわかりませんが、元日でございますので、当直のほうへ連絡されたじゃないかと思います。当直さんがそう言われたのかどうかわかりませんが、もしそうであれば、この連絡体制というのはどうなってるんですか。あそこで停電ですからもうどうにもなりませんよと、こういうことで物が済めば、この奥出雲町の危機管理、大きく言えば危機管理について本当に不安になるというふうに思うわけですが、その辺のことは一切わかりませんでしょうか。中電のほうから役場へ通報があったと。それから後のことについてわかれば答弁をしていただきたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
まず、この1月のものにつきましては、休日でございますので、警備員のほうでまず対応をしてるということでございます。基本的には、夜間、休日における非常時の連絡体制としましては、庁舎の警備員が窓口となって定められた連絡体制によって関係機関各職員、私のほうなり担当の職員のほうに連絡をするようになっております。議員お話にございましたように、私の自宅も該当でございましたので、実態としては把握をいたしておりますし、担当課の担当職員のほうに連絡があったということでございます。
まず、そもそもこの停電に関しましては、中国電力の出雲営業所と災害時における連絡体制及び協力体制に関する取り扱いの確認を行っております。文書を交わしておりますけど、停電に際しては、町は出雲営業所の要請に対して適宜協力するということで、協力の内容として、広報車による周知であるとか有線放送、自治会を通じた住民への周知というようなことがうたってございます。これが複数自治にわたるような話であれば当然そういう対応も必要になりますし、先ほど御説明いたしましたように、出雲からの対応ということもございますので、リアルタイムという話、即座という話ではないですが、基本的には即座に出雲から広報車を上げて対応されたということでございます。そういうことで、基本的には平日昼間等であれば職員のほうが対応いたしますし、祝祭日につきましては先ほど申し上げたような対応となっております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 祭日だったということもございますが、先ほどもお話ししましたように、平成28年の2月の23日に三成の作業事故で停電、あのときはたしか1時間だったと思いますが、そのときにも一般質問させていただきました。そのときにも前総務課長は、中国電力との連絡体制がちょっと不備であったと、今後は気をつけて行いたいというふうに申されております。そのことが生かされていないじゃないかというふうに思います。
先ほども言いましたが、下阿井、私に通報があったのは下阿井の方からでしたが、老人家庭が多い中でございます。若い者がおれば若い者が何とかスマホ等で調べて、今、停電だからちゃなことをやると思いますが、老人家庭については本当に不安だと思います。私にこういうお話をされたのは地元の民生委員、また、自治会長等でございます。その辺からいたしますと、これで今ここのあたりが停電ですよということを15カ所のとこで放送されれば、例えば阿井で阿井の親戚さんが横田のほうにおれば、老人2人がおるけん心配だけん行ってみるというふうなことも可能じゃないかというふうに思います。この1億4,000万かけて有効に使ういったら、そういうことで使ってもあんまりあれですけれども、やっぱり危機管理としてはちゃんとその機能が発揮できるようにしていただきたいと。今までの答弁でいきますと、何かどういうことかわかりませんが、使っておられないということでございますし、訓練も住民を含めた訓練もしておらないというふうなことだろうというふうに今聞いたわけですが、町長、この辺、詰めとして本当にどうされるんですか。大丈夫ですか。今後どういう形でされるのか、答弁をいただきたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますが、危機管理がなっていないじゃないかというふうな厳しい御意見もいただいたところでございますが、私は、担当部署、総務課としてしっかり現在管理はされているというふうに思っておりますが、デジタル無線で1億4,000万程度かけてつくったものを活用したらというふうなこともございますが、またしっかり検討をしてまいりたいと思います。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) しっかりと検討していただきたいというふうに思います。町民の皆さんがよく見ておられますので、今後は気をつけてやっていただきたいというふうに思います。
次に入らせていただきます。サンライズ出雲について伺います。
寝台特急サンライズ出雲は、個室を基本とした6タイプの寝台座席があり、木質感あふれる室内で、特に若い女性に人気のある列車であります。これは出雲市を18時55分に発車し、東京に明くる朝の7時08分に到着いたします。また、東京を夜22時に発車し、出雲市に明くる朝の9時58分の寝台列車でございます。東京に朝着き、その日の夜、また東京発とすれば滞在期間が約15時間となり、大変便利な寝台列車と認識しております。また、運賃も、ノビノビ座席では出雲市−東京間の往復が2万8,300円と安く人気があり、早く予約しないとなかなか席の確保ができない状況と聞いております。
さて、この寝台特急サンライズ出雲を奥出雲町民が利用するとすれば、生山駅には現在停車しておりませんので不便ではありますが、米子駅か、隣の新見駅となると思います。生山駅が利用できれば、大体生山駅が20時30分ごろ、明くる朝が8時30分ごろに通過しておりますので、利用客には大変喜ばれると思うわけでございます。町として、サンライズ出雲の生山駅停車についてどのような考えがあるのか、必要ないか、あるいは必要なのか、その辺のことについて町長の答弁をお願いします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
サンライズ出雲の生山駅に停車すれば利便性が増しますので、私といたしましては大変好ましいことだというふうに思っております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 実は、ちょっと古い話ですが、平成25年の12月議会の一般質問でこのサンライズ出雲の生山駅停車について、私、一般質問させていただきました。その当時は井上町長だったと思いますが、当時の答弁では、生山駅は、大阪、東京方面への重要な出発点、帰着点であると十分認識しているが、県道の印賀奥出雲線の改良が進み、大型バスが通るような環境になればJRも検討してくれる可能性があると思うと、こう答弁があっております。一般県道印賀奥出雲線については、島根県により平成2年から29年まで28年間にかけて全体延長7,090メートル、総事業費が42億1,000万円で全線改良され、昨年の平成30年2月15日に鳥上自治会長会により全線改良達成記念式典が挙行されたところでございます。
また、先般、奥出雲町の念願でありました日本農業遺産たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業が中国地方で初の認定となり、4月19日に農水省で認定証授与式があると聞き及んでおります。また、由緒ある稲田神社におかれましては、長年の念願でありました改修事業が終了したところでございます。この改修事業は15年の年月を経て行われ、昨年の11月9日に遷座祭がとり行われたところでございます。
このようなことから、奥出雲町へ観光に来られる皆様の利便性を図る必要があります。それには、まずサンライズ出雲号の生山駅での乗りおりができるよう、生山駅沿線町との連携をとりJRへの陳情等を行い、停車させる考えはあるのかどうか、御答弁願います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
サンライズ出雲の生山駅停車の要望について以前お願いしたことがございますが、利用者数の観点から難しいとのことでございました。一般的に列車の運行に当たって1つの停車駅をふやすと、全ての列車の時間やすれ違いによる停車などさまざまな変更が生じ、なかなか容易ではないとのお話をいただいておるようでございます。このことを踏まえますと、サンライズ出雲の生山駅の停車の陳情等につきましては、要望により対応していただいたのはよいが、結果的に利用者が少ないなどということがあってはいけませんので、日南町等を含め近隣の町と周辺自治体の考え方や利用者ニーズの有無など、慎重に調査することがまずは必要ではないかなというふうに思っております。御提案をいただいて、しっかり対応してまいりたいというふうに思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 答弁の中で、利用者数が少ないというふうなことを言われたと思いますが、私もその幾ら利用者がおるかいうのはわかりませんが、町民の方でサンライズ出雲を生山駅で何とかとめてもらえんだろうかという陳情いいますか、私のほうへの要望はあっておりますので、そのことも含めて、町長、また検討いただきたいというふうに思います。
次に、掲示板の告示・公告書類についてということでございますが、仁多庁舎、横田庁舎前に設置してございます掲示板に掲示公告、告示書類がありますが、これはどのような書類で、どのような意味があるのかということと、仁多、横田とも同じ書類があそこにぶら下げてあるというのか、張ってあるのかということ、そして管轄はいずれなのか、仁多庁舎と横田庁舎同じものがあるかもわかりませんが、教育委員会関係、教育委員会は横田庁舎にございますが、教育委員会はどこの管轄がその掲示板に掲示される管轄なのか、伺います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
庁舎掲示板の管理は、総務課で所管をいたしております。仁多・横田庁舎に設置してある掲示板に掲示する文書は、法令、条例等によって告示または公告が義務づけられているもののほか、広く住民周知が必要となるものを対象といたしております。
具体的には、町長部局、教育委員会、議会事務局などが行う告示、また、公告文のほか、島根県、そして雲南広域連合等からの掲示依頼があった文書などを掲示しておるところでございます。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 一般の住民の方に情報公開というだかするためにあそこに張ってあるということであろうかと思いますが、実際には一般の町民の皆様は、あの掲示板の中身、掲示してある書類を見ることはほとんどないと思います。
そこで、いろいろ考え方もあろうかと思いますが、この告示してあるものを奥出雲の文字放送いいますか、ちょっとわかりませんが、ここに載せて情報発信することはしてはいいものか、してはいけないものか、その辺のこともわかりませんが、情報発信することについてはどうお考えなのか、伺います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをします。
告示・公告をした文書は、仁多・横田庁舎に設置してある掲示板に掲示をいたしておりますが、補助制度など新たに設置したものなどについては、広く住民や事業者の皆さんにお知らせするために、ジョーホー奥出雲のほか町の広報や有線放送等を利用しております。ジョーホー奥出雲や町広報などで周知する場合は、そのまま載せるのではなく、図画等を交えて制度等の説明を住民の皆さんにわかりやすく配慮し、放送または掲載しております。今後も住民の皆さんにわかりやすい周知に心がけてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 私も、あのジョーホー奥出雲をよく見させていただきまして情報を入れておりますが、ジョーホー奥出雲のデータ放送には、在宅当番、お医者さんの当番とかお悔やみ、ごみ収集日お知らせとか番組案内、気象ロボットデータとか道路カメラ、最近、今、冬で大変除雪の関係がわかりますので、道路カメラ情報、また、安心・安全、雨量一覧とか水位一覧、土砂災害危険度情報、消防・防災情報、みこぴーメール、各種お知らせ、行政、学校等がございます。消防・防災情報なんかにつきましても、地震とか、いついつ火災がありましたよと、こういう情報が流れておりまして、皆さん大変、喜ぶ言うちゃいけませんが、これを見ておられると思います。そのほかにJRとかバス時刻表も入っておるわけでございます。
また、奥出雲町のピンポイント天気、週間予報なども入っておりますのでこれを見させていただいておりますが、各種お知らせいうとこがございまして、町長、ちょっとわからんかと思いますが、各種お知らせに、行政・学校というのがございます。これについてはもうずっと利用がございません。先日もジョーホー奥出雲に行きましてこの話をしましたら、使ったことがない、そこが入れるのか、行政が入れたり、学校が入れたりするのかわかりませんが、ないというふうなことを言っておられました。何とかこういうものを利用して、ちょっとここでなくてもいいんですが、先ほどの掲示板の件でございますが、これを利用して町民に広く周知できるといいじゃないかというふうに考えるわけでございますので、先ほど町長答弁いただきましたので、ちょっと前向きな答弁だったというふうに思っておりますので、御検討をしていただきたいというふうに思います。
それから、ちょっと番組表の配布を町広報と一緒に配布できないかという件でございますが、これは、情報・テレビを見れば番組表いうとこがございますので、それを見ればわかると言われればそのとおりなんですが、一般の方はやっぱりなかなか見られないということでございまして、この番組表を町広報と一緒に配布してくださいよという町民の方がたくさんおられます。このことについて何とかならないかと、仁多・横田庁舎とか各公民館のありますので必要な方はそこでとってくださいよと、こういう言い方がしてあるわけでございますが、その辺のことについてはどのように考えておられるのか、答弁をお願いしたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
次に、ジョーホー奥出雲の番組表の全戸配布につきましてお答えをいたします。
ジョーホー奥出雲の番組表につきましては、平成19年8月まで町広報とともに全戸配布をしておりましたが、テレビの文字放送やホームページからごらんいただけるようになったため、現在は全戸配布を取りやめております。加えて、現在はテレビ電子番組表でも御確認いただけます。また、番組表は、先ほど議員おっしゃられました役場庁舎及び公民館、奥出雲病院、玉峰山荘などの施設にも数枚配布をしているところでございます。各家庭への紙ベースの配布を極力減らしてほしいという要望もあることから、全戸配布を再開することは現時点では考えておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) ちょっと前後するかもわかりませんが、さっきの掲示板の話でございますが、実はこないだ掲示板、私も見させていただきました。その中で、農業委員会さんの関係で空き家関連で取得面積が1アールですか、こういうのがありますね。それは私は仁多庁舎でちょっと見たときに書いてございました。こんなことになったのか、昨年の12月の農業委員会でだったと思いますが、あったということで私もははあと思っておりましたら、実はこないだうちのほうの住民の方が、することになったが本当かちゃな話から、あなた何でそんなことを知っちょうかねって言ったら、いや、何か広報で見たと、こういうお話でございまして、ちょっと私、広報まだうちへ来てきておりませんでしたので、2月号ですか、広報を見させていただきましたら本当に載っておりました。農業委員会の局長さんに聞きましたら、何か年2回ぐらいですか、農業委員会コーナーいうことを設けてもらって、そこで紹介したということで、これは非常にいいなというふうに思っております。
もう一つ、なぜ町民の皆様に情報公開というだか、周知するいうことであればですが、横田庁舎で、稲田神社の奥出雲町の文化財指定ですかいね、ちょっと間違えちょるかもわかりませんが、それの解除いうのが載っておりました。あそこにぶら下げてありました。これ何のことかいなと思って担当者に聞きましたら、稲田神社が遷宮がございまして、私、はっきりわかりませんが、3つ建物がありまして、それを文化財に指定してあったのを、真ん中をやめて2つ改修いいますか、遷宮をされるいうふうなことで、そのために文化財から外してもらったと、黙って落とすわけにいかないのでいうふうなことが載って、担当者に聞いたらそういう説明でございました。
そういうことは、やっぱり町民の皆様は、稲田神社が奥出雲町の文化財であるというふうな承知はしておられます。それがいつそういうことで文化財でなくなったのかというふうなこともやっぱりお知らせする方法には、あそこに掲示板だけで物が済むというお話ではないと思いますので、そういう意味からしても、ぜひ、ジョーホーでもなくてもいいんですが、何らかの形であそこへ行って見なくても、一般の住民の皆様に情報公開するような形をとっていただきたいということをちょっとお願いしておきたいと思います。
じゃあ、以上で終わります。
○議長(岩田 明人君) 10番、内田精彦議員の一般質問を終わります。
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○議長(岩田 明人君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでございました。
午後3時09分散会
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