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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 ───── 森 山 正 人君 局長補佐 ─── 安 部 陽 子君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───── 勝 田 康 則君 副町長 ──── 奥 原 徹君
教育長 ──── 塔 村 俊 介君 総務課長 ─── 藤 原 努君
企画財政課長 ─ 江 角 啓君
教育魅力課長 ─ 堀 谷 智 樹君
税務課長 ─── 石 原 啓 子君 建設課長 ─── 舟 木 長君
病院事務長 ── 森 長 洋 二君 町民課長 ─── 若 月 勝 久君
商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君
会計管理者 ── 和久利 民 男君
健康福祉課長 ─ 杠 康 彦君
農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君
地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君
福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君
結婚・
子育て応援課長 ──────────────── 永 瀬 克 己君
農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君 水道課長 ─── 千 原 明 浩君
農業委員会事務局長 ───────────────── 吉 川 明 広君
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午前9時26分開議
○議長(岩田 明人君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
これより日程に入ります。
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◎日程第1
一般質問
○議長(岩田 明人君) 日程第1、
一般質問。
6番、
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 6番、石原でございます。2日目の最初を担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
一般質問、通告書において、2つのことを今回質問させていただくように届けをしております。
まず最初は、消防団についてでございます。
平成最後の定例会となる今議会でございます。昨日から災害対策についていろいろと質問が出されております。また、
東日本災害から8年が経過したということで、その後の状況等についても報道で盛んに行われておる昨今でございます。私は今回、地域防災のかなめである消防団について、その活動への期待と協力というテーマをいたし、何点か質問をさせていただきます。
昨年年末に団長から、消防団の合理化について答申がなされました。それに基づいて、団行事や組織等について検討がなされておるところでございます。一方では、報道のように相次ぐ地震、異常気象による大規模な災害発生、そうしたことに対する救難・救助活動に消防団の
出動要請等、期待は非常に高まっているというように思うところでございます。団員や団組織の確保、存続のため、今、具体的な行動がやはり必要なんではないか、本町におきましてもそうした新しい消防団の体制の中でスタートする中で今考えておくべきことは何だろうかといったようなことから、団を後援する立場で考えたときに、以下の具体的な例を挙げて執行部のお考えを伺いたいと思います。
まず第1番に、団本部、分団と協調した施策の実施が必要ということ。これは分団幹部の負担軽減ということからであります。2番目に、担当課に専任職員の配置をしてはどうかと。
団員募集等の業務について、推進を専門的にいただく。3つ目に、
女性団員の募集の拡大。現在も本部に属して数名、
女性団員が活躍しておりますけれども、枠をもっと広げて、各分団にもそうした体制をつくったらということでございます。4番目に、
機能別消防団員の増員。これも既に各分団において採用をしておられるところもあります。さらに、この
団員不足の中で拡大を図っていく必要があるじゃないか。5つ目に、学生等による
機能別分団の新設。6つ目に、
団員福利厚生、相互扶助いう面から独自の互助会の新設。もちろん既に弔慰等いろいろ中ではやっておられますが、やはりきちっとした形のものを本町独自のものも構築してはということでございます。7番目に、行政、消防団、
自治会代表を交えた広範囲の審議会、消防ということに対しての審議会、
意見交換会といったようなものの創設はどうか。これは以前にも申し上げました。
以上、7つのことについて、どのようにお考えか御意見を伺いたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
まず最初に、団本部、分団と協調した施策の実施が必要ということでお答えをさせていただきます。
団本部、分団とは、町が主催で開催する奥出雲町
消防団本部会、役員会の中で各行事前や
協議案件等が生じた場合には、その都度協議を行っております。昨年9月に奥出雲町
消防団長より答申のありました奥出雲町消防団のあり方の中には、島根県
消防操法大会の出場方法の改定や
夏期総合訓練での部隊訓練の取りやめなど、
団員負担軽減を目的とした各行事内容の見直しについて明記されております。今後も引き続き幹部を含む団員全体の負担軽減に向け、奥出雲町
消防団本部会、役員会を通じて団本部、分団と協議しながら施策の実施に努めてまいりたいと考えております。
次に、2つ目の、担当課に専任職員の配置、嘱託員等、
団員募集業務、他推進についてということでお答えをさせていただきます。
団員募集方法については、各分団によってさまざまでございます。自治会長を中心に
団員募集を行っていらっしゃるところもあれば、
消防協力員や
消防委員を配置し、
団員募集を行っている分団もございます。
消防団員の活動は基本的に
ボランティア活動であり、消火活動のほかに災害時の救助活動や防火・
防災啓発活動など、地域の安全を守るための活動を基本的に行っており、分団によっては後援会より支援を受けている分団もあると伺っております。役場の嘱託職員などの立場から団員候補を選出し募集業務を行うという御提案をいただきましたが、これまでどおり、町による団員確保の普及啓発にあわせ、自治会や
消防団等による
団員募集活動を行ってまいりたいと考えます。
続いて、3点目の
女性団員の募集拡大についてお答えをさせていただきます。
女性消防団員は団本部に属しており、
団本部女性部として活動をしていただいております。
活動内容につきましては、春、秋の
火災予防パレードや
広報紙もみじの作成、配布などの
火災予防啓発活動を初め、
消防出初め式や
夏期総合訓練時の鼓笛隊として
消防団活動など精力的に行っております。女性部は定員9名に対し現在8名が在籍しており、定数を満たしていない状況でございます。こうしたことから、
女性団員の募集拡大につきましては、
団本部女性部の定数充足を進めてまいりたいと考えております。
次に、
機能別消防団員の増員についてお答えをいたします。
機能別消防団員の定数及び任務は、奥出雲町
消防団機能別消防団員の任務等に関する要綱で定められております。定数は
消防団定数のうち30人までとされており、現在10名が在籍しております。また、任務は制度導入時に
機能別団員検討委員会を設けて議論をし、
初期消火活動等の協力業務を行うことと位置づけております。
機能別消防団員の増員につきましては、町外勤務などにより昼間火災などに対応できる団員が少ないという現状を踏まえつつも、
一般団員の定数と実員数の状況や
活動内容を含め、一体的に検討する必要があると考えており、今後、団本部、分団と協議しながら検討してまいりたいと考えております。この
機能別消防団員の要件の第3条の中には、元
消防団員で5年以上の経験を有する者、また、年齢は70歳未満の者というふうなことも定義されているところでございます。
続いて、5つ目の学生等による
機能別分団の新設でございます。
これにつきましては、島根県内において学生を
機能別団員として入団いただいている市町村は1市あります。松江市がその該当になって導入をされております。松江市では
機能別団員を2種類設けており、
OB団員を
災害応援団員、学生を
学生団員として位置づけており、
災害応援団員は
本町機能別団員と同様に
初期消火活動などの協力業務を、
学生団員は
火災予防啓発活動と
応急手当ての普及活動を主な
活動内容とされているようでございます。人口減少が進む中、
消防団員確保は
本町消防団においても大きな課題であります。まずは他市町村や他県の
学生団員の導入方法、
活動内容などを研究してまいりたいと考えます。
続いて、6つ目の
団員福利厚生・
相互扶助策として独自の互助会等の新設はどうかということでございます。お答えをさせていただきます。
団員の福利厚生につきましては、
本町消防団は、
公益財団法人日本消防協会が行う
消防団員等福祉共済へ町負担にて全団員が加入をいたしております。この福祉共済は、年額掛金3,000円で加入者が死亡した際の
遺族援護金や殉職の場合は弔慰金等の給付を行うほか、障害時、入院時にも共済金を給付いただけるものでございます。特に入院時の見舞金については、入院日数7日以上から給付を受け取ることが可能となっております。また、消防年金につきましては、福祉共済と同様に、
公益財団法人日本消防協会が行う
消防個人年金がございます。この年金は、
消防団員退職後も継続加入することが可能であること、さらに、途中で脱退しても積立金を受け取ることが可能であります。
本町消防団では、現在30名の方が加入されていらっしゃるようでございます。現時点で本町独自の福利厚生・
相互扶助対策を新設する考えはございません。なお、現在、団員の皆様が任意で御加入されている
消防個人年金については、奥出雲町
消防団役員会等を通じて団員の加入促進を促してまいりたいと考えております。
次に、7つ目の、行政、消防団、
自治会代表等を交えた審議会、
意見交換会の発足についてお答えをさせていただきます。
現在、行政と消防団あるいは行政と自治会との
意見交換会の場は、
消防団役員会や
自治会長会連合会等の場を設けております。また、消防団と自治会との意見交換は、分団によって差異はありますが、年に数回、
意見交換会の場を設けている分団もあると伺っております。近年、
消防団員の確保などさまざまな課題が生じてきております。町として、行政、消防団、自治会の三者が消防団を取り巻くこれらの諸課題の解消に向けた議論を行うことは、非常に意義深く、必要なことと考えております。どのような
意見交換会の場が設けられるのか、今後検討してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 町長により、大変詳しく各項目において御説明をいただきました。
今回のこうした質問を出すに当たりまして、実は、自治会の皆さん、自治会長さん、また消防団の幹部の何人かにも若干相談をしながら、7つの提案ということで出させていただいたわけであります。それぞれ御返事いただいたような状況の中ではありますけれども、やはり具体的にはいろいろそれぞれ思っておられることも多く、特に
団員募集等については、現状は消防団任せというところが多いようであります。確かに後援会においてOBの方を再度入団させるとか、そうした手配をしていらっしゃる地域もあるようでございます。総じて、団員が次のステップをとる、そういうときには、やはり自分の後を誰か勧誘してそうしたことに備えるといったような伝統が以前からあることも事実でございますので、そうしたことが多いというのが実情であろうというように思っております。
今回この7つの中に、大きく分けて2つのことになろうかというようにも思っております。一つは団員の募集ということにつけて、またもう一つは、いわゆる
組織そのもののあり方について、今後やはり検討なりメスを入れていただいて、以前は消防団となり得る人材が非常に多くおられたわけで、やはり消防団としてもその伝統を維持したり、また、そうした技術力といいますか、そうしたことの深さを深めていく上でも団においてされてきたというのが現状でもございますが、やはり非常に今回の議論の中にもありました人口減によるいろんなさまざまな影響、そうしたことに対してどう向き合っていくかということで悩み、そしていろんな会議も重ねられておるというのが現状だというふうに思っております。
消防団においても、やはり
団員不足という大きな問題の中で、どのように解決をしていくかということが求められておるわけで、特に各分団の幹部、班長さんあるいは部長さんといった方々が、本当に
団員不足に対応して、自分の仕事をする傍らそうした業務を行っていかなくてはいけないけども、なかなか理解が得られないというのが現状のところでございます。そうしたことに対して、自治会はもちろんのことですけれども、
後援会組織を通じて応援をしていくということも必要です。ただ、もう一歩そうした募集相手に対して説得なりする上において、会社であったりする必要もあるかもしれません。そうしたときには、そうしたいわゆる部長、班長という立場ではなくて、やはり時によっては町長にかわる人、あるいは団長にかわる人、そうした方が必要になってくるということもあり得るということでございます。
そういうことで、1番に上げておりますこと、あるいは2番に上げておりますことについては、そうした人材をやはり中心に置いて、本部と連携をとりながら実行していただく。以前は
危機管理監という方がいらっしゃいました。仕事は直接
消防団どうこうではございませんでしたけれども、そうした地域防災に関して担当していらっしゃったところでございます。そういう前例もあるわけでありまして、何とかそういう新しいこれからの消防の組織というものを考えながら、あるいは団員というものを確保する上において、いろんな立場のことをリーダーしていく、あくまでも消防団は仕事を持ちながら片方で進めていく組織でございますので、やはり日常の中でそうした事務職も含めて進めていただくことというのは、ある意味大事なんではないのか。当然、町の担当課、
危機管理グループの中にそうした職員の方はいらっしゃるわけですが、それはいわゆる公務と兼ね合いながらやっていかれるところであり、私の言うそうした専任職員というところとは若干意図が違うということでございます。
それから、
女性団員の件につきましては、定員が9名ということでございます。これもやはり片方では
男女共同参画といったような事柄もあります。防災でございますので、危険なところに行くということもあり得るわけで、そういう意味で消防団というものがあるわけでございますが、女性にはなかなか、そうしたいわゆる広報活動ばかりではなくて、場合によってはそうした場所にということもあり得るわけですから、やはり向かないのではというのが今までのお立場であったというように思います。やはりいろんな意味で考えたときに、女性の力というものを具体的に各場所において示していただく、そうした場所というものはたくさんまだあるのではないか、そういう意味で検討をいただきたいということでございます。
それから、5番目の学生の
機能別消防団でございますけども、これはまず一番に私思うのは、若者に対するいわゆる消防団、
消防組織というものの理解を深めていただくための一つの方策というふうな形で、学生の理解を、若者の参加をということでこうしたことを思ったところでございまして、現実に県内においては松江市があるということでございます。
日本消防協会の中でもこうした学生による
消防活動において積極的に進めてもおるわけでございまして、
学生消防活動認証制度というのがあるようでございます。これはもちろん団にとっても自治体にとっても大変有望でありがたい存在でありますが、わけて本人にとりましても、やはりそうした活動をすることによって本人に対する
社会的評価というものが非常に高くなるわけでありまして、就職後等において社会に出たときに大きな価値を持つというふうなことを考えるところでございます。
リハビリ学校というのが本町にはあるわけでありまして、まずそうしたところへ働きかける、そうした行動をまずとってはいかがなものか。本町は、他に追随を許さぬ消防団ということで大きな評価をいただいておる消防団でございます。よそより早くそうした施策といいますか、そういうものを取り入れることも大事ではないかというように思うところでございます。
○議長(岩田 明人君) ちょっと、石原議員さん、質問に対して答弁があったところでございますが、本題にちょっと進めていただきたいと思います。
○議員(6番 石原 武志君) はい。
そうしたことで、私はもう一度町長の御返事をいただきたいんですけれども、今回のこの質問に対するそうした思いというものを御理解いただいて、もう一度御意見を頂戴したいというように思うところでございます。あわせて、今後の方針というものにつけて、変更というわけではありませんが、協議をしていくことができないのか、そういうことを改めてお伺いをしたいというように思うところでございます。質問の方法が若干悪かったかもしれませんが、こうした質問をした意図というものを説明しながら、先ほどいただいた御返答に対してもう一度御返答をいただきたいというように思うところでございますが、いかがでございましょうか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
先ほどは、
石原武志議員から、消防団についてということで7項目要望をいただいて御回答をいたしたところでございますが、やはり
本町消防団、なかなか
団員不足ということで
危機的状況でございます。これらについては、やはり
先ほどお答えをいたしましたように、しっかりと自治会あるいは後援会等で団員確保をより以上に進めていきたいというふうに思っております。昨年度、団長のほうに諮問をいたしました
消防団活動のあり方についても答申をいただいたところでございますが、やはりこれだけ
消防団員が確保できないということになれば、幾分かの組織のあり方は早急に進めていかなければならないということは私も肝に銘じております。
そして、ああして
女性消防団員につきましても、現在9名の定員に対して8名ということでございますが、幾分かは町職員の女性職員が
女性消防団員というふうな立場でございますが、ここらについてはやはり地域の企業の方々に、余りお年を召された方はなかなか抵抗があろうと思いますが、そこらはまたしっかりPRもしてまいりたいというふうに思っております。
それと、学生の
消防団員確保の件でございますけれど、ここからは、担当から報告を受けているところは、松江市であれだけ島根大学とかございますが、現状4名程度の学生が加入して消防団で入隊しておられるということでございます。本町には、
先ほどお話がございましたように
島根リハビリテーション学院がございますけれど、お話は、またそういうことで
学生団員ということにすれば私もお願いには行くときもあろうと思いますが、そこらはまた消防団としっかり話し合いをして検討してみたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 6番、
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) ありがとうございます。
確かにそんなに簡単にできることでは、もちろんそれぞれの項目、ないというふうなことはわかっておるところでございます。でも、先ほど申しましたように、やっぱり各分団の担当者、本当に20年、25年と務めながら、まだ次のステップを踏むことができないということで大変に困っておるというのは事実でございますし、自治会長においてもなかなか困難であるというふうなことで、それぞれの立場というものももちろんあるわけでございますけれども、やはりそうした中に一石を何か投じていただく、行動をいただくということが必要ではないかというように思いますので、ぜひにこうしたことを、先ほど申し上げました項目を団においても検討いただいたり、執行部においてもぜひ検討をしていただきたいというように思っております。
次の質問でございますが、
消防車両の更新計画ということについてお伺いをいたします。
町長所信表明にも述べられておりました。車両配備、
防火用水等の充実、これは今後もしっかりやっていくということでございました。
消防車両について、ポンプ車は近年続けて更新が図られておりますが、いわゆる積載車、軽自動車を含む積載車でございますが、これの更新計画はどのように進められるものですか、その内容について御説明をいただきたいというように思います。あわせて、現状のいわゆる配備、装備力というものは維持していくというお考えなのかということも含めてお伺いをしたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
消防車両の更新については、
消防車両更新計画に基づき、耐用年数、修繕状況などを加味しながら鋭意進めております。今後の積載車の更新につきましては、昨年9月に奥出雲町
消防団長より答申のありました奥出雲町消防団のあり方に示されたとおり、
普通積載車を廃止をし、軽積載車に切りかえていく予定でございます。現在24年以上経過している積載車は4台ございますが、具体の更新に際しては、財政状況や部の統廃合の状況も含め、消防団と協議しながら進めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 石原議員。
○議員(6番 石原 武志君)
計画どおり整備を進めていくということでございました。また、貯水槽につきましては、
予算委員会の小委員会の中でいろいろと課長から御返事もいただき確認もしておりますので、承知をいたしました。どうか先ほど述べますように、消防力並びに人材等の募集、あるいは整備数ということについて、十分に御配慮をいただきますことをお願いするところでございます。こうした場所においてこうしたことを申し上げるということが、片方においては周知ができるというふうな面もあるというふうにも思いますので、今回あえて質問をさせていただいたところでございます。
次の質問に入らせていただきます。害獣駆除、この助成金に対して、地域間格差を撤廃して地域統一の推進をということで質問をしております。
自治体によって、このいわゆる害獣、イノシシとか鹿とか、そうしたものの駆除の費用が異なっております。その費用が違うという問題から起こっている問題も多々あるというふうに伺ってもおるところでございます。そうした問題を解決するために、あるいはもっともっと害獣を駆除していただくために、やはりこうした自治体によって異なる助成金の費用というものの統一というものを図っていけないものか。雲南地域はもちろんですけれども、出雲や松江地域にも働きかけをしていただくことはどうなのか。恐らく実際はやっていらっしゃるとは思いますけれども、さらに進めていただくように思うところでございます。動物には関所も境界もないわけでありまして、特に猟師のいろんな話を聞きますと、仁多から雲南のほうへ、あるいは横田から鳥上から鳥取のほうに、そうしたようなこともたびたびあるというようなことの中において、追いかけていけば、やはり当然成果を得るためにやるわけですので、そうしたことの差異というものがある意味障害になってくるということでは、なかなか片方でこうした害獣どんどんふえてるわけでありまして、本当に鹿等も近年は随分ふえてるというように聞いております。そうした状況を伺いながら、どのように進められているのかお伺いをいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
有害鳥獣の捕獲報償金の単価につきましては、現在、自治体ごとに異なっております。近隣の市町との比較をいたしますと、猿は雲南市が一番高い単価設定でございます。次いで出雲市、奥出雲町は飯南町と同額でございます。ニホンジカは、出雲市が一番高い単価設定でございます。次いで松江市、奥出雲町、飯南町、雲南市と安来市は同額でございます。イノシシは、雲南と奥出雲町が同額で一番高い単価設定でございます。次いで飯南町、出雲市、松江市、安来市という順でございます。このように、各市町における被害獣の捕獲の重要度が異なるというふうなことで単価の差が生じているのが現状ではないかと思います。今後、有害鳥獣被害の増加が懸念されており、農家が行う防護柵や電気牧柵の設置などの被害防止対策にあわせ、有害鳥獣捕獲を行うことが必要であると考えております。
議員御指摘のように、県全体もしくは東部、西部での捕獲報償金の単価の統一を図ることで広域連携による有害鳥獣対策も期待できますので、県や周辺市町、県の猟友会などと今後より以上に検討を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 町長、再質問しますけども、具体的にそうした連絡はなされておるんでしょうか、そうしたことについてはいかがですか。(「連動しちょうかどうか」と呼ぶ者あり)連動というか、話し合いがなされてるかどうかということで。
○議長(岩田 明人君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
県のほうで事務担当者会等がございまして、その際、各市町のほうから県に対して取りまとめを行っていただくようお話はさせていただいておるところでございますけども、なかなか現時点では、県のほうでは、それぞれ先ほど申しました被害獣のウエートが各市町で異なっておりまして、それに対しまして重点的に捕獲を行ってるという状況でございまして、なかなか現時点では統一的なところがすぐには図れていないのが現状ではございますけども、常にそういう会におきましてはお話をさせていただいてるという状況でございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君)
石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 課長さんの返答の中で、そうした会議が持たれてるということでございます。やはりおっしゃるように、当然その地域において被害状況も違えばその深度も違うわけでありますので、なかなか難しいことだろうとは思います。ただ、小動物はともかく、やはり大きなイノシシであるとか、あるいは鹿であるとか、そうしたものに対する費用というものは、ある程度統一を図るような方向をぜひお願いしたいというふうに思いますが、ことしは、ああして大変な暖冬であり積雪も少なかったわけであります。例年であれば、この積雪の中、猟師さんは、やっぱり追いやすいんだろうと思うんですけれども、各地からこの奥出雲に寄ってこられるという話も聞きました。また逆に、こうしたことしのように雪のないときには、いわゆる里のほうに猟に出かけるというような話も聞いております。そういう意味で、必ずしも大変大きな差があるというわけではないというふうに思いますので、今後さらに推進をいただきますことをお願いをしたいというように思っております。本当にイノシシは賢くて、私も自分ところの田んぼに収穫が近づくと必ず入ってくる。それなりの対策はしておりますけれども、やはり、何といいますか、うまく入ってきて荒らしてくれるという状況が続いております。何とか駆除を進めていただきますようにお願いをいたすところでございます。そうした駆除をする材料をふやしていただきたい、そういうようにも思っておるところでございます。
以上、2つのことについて質問をさせていただきました。どうか先ほど申しましたように、それぞれ今後御尽力いただきますことをお願いを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
○議長(岩田 明人君) 6番、
石原武志議員の
一般質問を終わります。
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○議長(岩田 明人君) 次に、2番、糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) おはようございます。糸原でございます。
一般質問の機会をいただきましたので、質問をさせていただきます。
今回、私、5点について質問をいたします。1点目、横田高校について、2点目、タウンミーティングについて、3点目、限界集落について、4点目、高齢者生活ホームについて、5点目、奥出雲町の産業について、この5点について質問をさせていただきます。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
今回のタウンミーティングに御参加いただいた方からは、町の状況がわかったという感想が一番多く、参加してよかった、会の時間が短かった、回数をふやしてほしいなど、非常に前向きで次につながる感想を多くいただきました。これらの御意見を踏まえ、来年度のタウンミーティングの拡充を図ってまいりたいという考えでございます。
町政座談会はおよそ10万円、今年度のタウンミーティングは外部からファシリテーターをお願いしましたので、講師謝金、準備経費、振り返りの打ち合わせ費用など、おおよそ40万円かかっております。来年度はタウンミーティングを2回開催する予定でございますので、おおよそ80万円を予算計上をいたしております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) タウンミーティングで31年度は2回で80万円、これまでの町政座談会は10万円かかったということでございますね、承知いたしました。
それと、先ほど申し上げましたが、昨年実施されましたタウンミーティングを受けて、ことし平成31年度の当初予算に計上し実施される事業があればお伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
今年度のタウンミーティングにおいて、参加者の皆様から33の御提案をいただきました。御提案を受け、来年度以降、実施できるものについては取り組んでまいる考えでございます。具体的には、町民の皆様への町のイベント等の周知方法の徹底、会議等で必要に応じた育児スペースの確保、そして住民の皆さんが利用できる支援制度の情報提供の充実、農地バンク制度等農業関係の情報提供の充実、そして職員のJR利用促進などがあり、今月発行をいたします広報3月号においてお知らせをいたします。町の予算を伴わない事業や現在実施している事業を拡充するものなど、一概に事業費を計上することはできませんが、奥出雲町が住み続けたい町となるよう、そして一番大切なのは、住民みずからが自分のこととして町の課題の解決のために動く機運が図られたことだと思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 今お伺いいたしますと、イベントの広報とか育児スペース、情報の伝達とか、大変タイムリーな意見が出て、今すぐやれば大変な効果があるものと思いますので、せっかくタウンミーティングに切りかえられましたところで、皆様からの御要望はぜひ1年以内に実施していただきますと、またタウンミーティングもさらに盛り上がると思います。出てもただ言うだけだったよなんてやなことになると残念でございますので、ぜひ実施をするような方向でお願いをしておきたいと思います。
それでは、先ほどの3番目、限界集落についてでございます。
ことしの1月3日の新聞に、島根県の独自調査の速報値として、県内に限界集落が741カ所、危機的集落は119カ所あると載っていました。町のほうでもごらんになったかと思います。それは、4年前より限界集落は201カ所、危機的集落は47カ所ふえたとのことです。
まずお伺いしたいと思いますが、その限界集落、危機的集落の統計上の定義をまずお伺いしたいと思います。限界集落に住んでいらっしゃる方も、限界だなと思ってる方はいらっしゃらないと思います。まだまだ元気で何のそのと思っていらっしゃいますが、統計上そういうふうな言葉が使ってあればお伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問の限界集落、危機的集落の定義でございますが、一般的に言います統計上の限界集落とは、65歳以上の人口比率が50%を超え、高齢化が進み、共同体での機能維持が限界に達してる状態を言います。また、危機的集落はさらに段階が進んだ状態で、集落の世帯数が9件以下となるとともに、65歳以上の人口比率が70%となり、共同体の機能維持が極限に達してる状態を言います。
なお、新聞紙面で限界集落741カ所という県の速報値がございましたけども、これは島根県が独自に定義した小規模高齢化集落での数値でございまして、世帯数が19戸以下であって65歳以上の人口が50%以上という集落の速報値でございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) ありがとうございました。
それで、町内にはそれぞれ何カ所存在していますでしょうか。4年後からこれだけふえたいうことになりますと、これから4年後ふえるとまたふえるなという予想はつきますけど、とりあえず町内には何カ所ございますでしょうか。
○議長(岩田 明人君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問の町内での箇所数でございますけども、統計上で言う65歳以上の人口比率が50%を超え、いわゆる限界集落につきましては、町内では20集落、20自治会ございます。また、危機的集落につきましては現在ございませんが、恐らくそのような集落は既に集落合併をされていると思いますので、統計上には出てきてないということでございます。
また、県が示しました、先ほど説明しました世帯数が19戸以下であって65歳以上の人口が50%を超えております小規模高齢化集落での数値になりますと、7集落ということになります。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) ありがとうございます。
そこでお伺いしたいわけでございますが、このような中、人口の多い少ないにかかわらず、やはり心豊かで潤いのある町を標榜する奥出雲町、住んでよかったふるさと奥出雲、そして持続可能な地域づくりに向けた対策が急務と考えますが、商店が閉鎖され、買い物難民や空き家が次々と発生し、また、亡くなられた方が数日たって発見されるなど、残念な事態が見られるようになりました。限界集落や危機的集落も含めて、行政の対応、これからの公助のあり方についてお伺いいたします。
さらに、社会構造が大きく変わった今日、何も土砂災害とか災害ばかりとは限らない、安全、安心な地域づくりの行政の考え方をお伺いいたします。公助といいます、自助、互助、共助とあるわけでございますが、直接行政は手を下さない自助、互助あたりにしましても、やはりこうした助け合いのことをリードするといいますか、言い出しというか、そこらあたりはやはり行政、公助のほうからお話をいただけば、いろいろなことがスムーズにもいくと思います。お伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
持続可能な地域づくりの対策における公助のあり方について、行政の考え方でございますが、限界集落の定義にもありますように、少子高齢化による人口減少は、地域の人々の行き来が疎遠になり、地域コミュニティーの衰退など集落の力が弱くなります。議員御指摘のとおり、買い物や移動手段など生活機能の維持に支障を来してまいります。
そこで、町が推進しております小さな拠点づくりは、集落単位でこれまでどおりの共同体機能を維持することだけではなく、住民みずから考え、話し合い、集落を超えた地区単位で地域力を高める地域共同体機能を維持していただくものでございます。そして、行政はさまざまな課題に対し、地域と対等な立場で相互に連携した取り組みや支援を行い、自助、互助、共助、公助のバランスのとれたまちづくりにより、人口の多い少ないにかかわらず、ここに暮らしていてよかったと思えるまちづくりを目指すものでございます。以上です。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 人口減少は全国的な現象でございます。ことしから各県47都道府県が高齢化社会に入ったいう記事も見たところでございます。こうしたことへの配慮といいますか、大切なものではないかと思いますので、やはり行政のほうで目配り、気配りをしていただくことが町民はうれしいかと思います。
続きまして、4番目でございます。高齢者生活ホームについてお伺いいたします。
町内には、通称はらぐち荘でございますか、入居されている方は大変喜んでいらっしゃいます。こうした施設は、限界集落や危機的集落の持続可能な地域づくりと無縁ではないと考えます。今後こうした施設をさらに設置し、確保しておいたらと考えますが、今後の計画について行政の考えをお伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
本町では、冬期間居宅において生活することに不安のある高齢者のひとり暮らしの方などに、高齢者生活ホーム、はらぐち荘に入居いただき、安心した生活を送っていただいております。はらぐち荘は、平成24年度に設置いたしました。平成28年度までは、場合によっては一人も入居なく、そして1人の入居でしたが、平成29年度には4名、今年度は満室の5名の方が入居していらっしゃいます。
はらぐち荘の例からも学びますように、住居の確保を必要とする高齢者は今後ふえていくと予想されます。小さな拠点づくりにおける地域課題を解決し、地域で支え合う仕組みづくりの取り組みとともに、施設入居や高齢者専用住宅の確保など、状況やニーズに合わせた住まいづくりを検討していくことも必要と考えております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) ぜひ検討していただきますように、お願いをいたします。
それでは、最後の質問でございます。奥出雲町の産業についてでございます。
本町には、古くは畜産業、そして近年は、全国の8割を生産したそろばん産業がありました。それは人々の生活と文化を支え、町の暮らしを支えてきました。しかし、それらは今、低迷期にあり、今後の発展を期待する時期であろうかと思いますが、町の暮らしを支える、今現在本町にはどのような産業が息づいているとお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 本山
商工観光課長。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 先ほどの御質問にお答えをいたします。
本町は、さまざまな産業がありますが、基幹産業であります仁多米生産を中心といたしました農業、畜産、また近年は木材価格が安価なことから従事者も減少しておりますが、林業も本町にとっては大切な産業であると考えております。さらに、誘致企業などの工業製品等を出荷する製造業、インフラ等の維持にかかわる建設業、運輸業、住民生活に直結いたします小売を中心といたしました商業、サービス業など、多くの産業が本町を支えております。最近では、IT分野について県外からの進出があり、起業につながっております。また、古くは、たたら製鉄に端を発します地場産業の雲州そろばんがあり、そろばん製造で培われた高度な技術職人により発展した木工芸の産業もございます。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 町内には、伝統と歴史、古くの産業が息づいていると認識していらっしゃることがよくわかりました。
その中でですけども、観光が産業まで育ったかどうかはこれからでございますが、観光産業をさらに太くいうことから、かつてのそろばん製造技術を生かした木工芸品の製造、販売が盛んに行われ、多くの人が携わり、一大産業となっていました。今後、こうした木工芸品づくりを観光の一カテゴリーとして捉え、本町の観光産業をさらに太く幅広いものにと考えます。こうした木工芸品産業の育成について、林業振興も含めて何らかの振興計画をされたいと考えますが、それにつきまして、本町の捉え方についてお伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
奥出雲町は雲州そろばんの産地として栄え、今もなお全国のそろばん塾や珠算を習う子供たちにそろばんを供給しております。そろばん製造技術を生かした産業の振興については、平成28年度に
地方創生加速化交付金を活用し、雲州そろばん産業再生プロジェクトとして、
島根リハビリテーション学院と島根大学の学生たちで、そろばんとリハビリテーションの要素を備えた新商品開発を行い、東京デザインウィーク世界学校作品展でグランプリを受賞しており、そろばん玉を使ったアクセサリーの試作品づくりにも取り組まれました。また、町内には、木工芸品以外にも木材をアウトドアで使う棚などに加工し、付加価値をつけ、全国に製造販売しておられる企業もございます。このように、さまざまな製品が商品化され販売されることが林業振興につながると考えております。議員御提案の木工芸産業と林業振興を含めた振興計画につきましては、現在のところ策定計画はありませんが、今後どのように連携すればそれぞれの産業が相乗効果により伸びていくことができるか、検討してまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) ありがとうございました。
林業の町、奥出雲町でもございます。ぜひこれを生かすこともこれからのまちづくりに非常に大切かと思いますので、重ねて最後にお願いをしておきまして、私の……。
○議長(岩田 明人君) ちょっと糸原壽之議員に申しますが、質問の申告で7番目の農畜産ということについて質問がなかったですが、これはいいですかいね。
○議員(2番 糸原 壽之君) 御回答いただければお願いをしたいと存じます。
○議長(岩田 明人君) 町長、回答はできますかいね。時間がちょっとあるもんですから、農畜産を新設というところの絡みで。(「聞いてないでしょ、質問してない。文章を読んじょらんだけん」と呼ぶ者あり)
いいですか、もうしていいですか、糸原議員、いいですか。(「質問がないと」と呼ぶ者あり)できますか、やりますか。
○議員(2番 糸原 壽之君) それでは、最後になりましたですけども、横田高校の魅力化のことでございますが、例えばこれから農畜産科を新設するとか、部活としてそば打ちクラブを設けるとか、またはホッケーに次ぐ全日本級のスポーツを育成するとか、一層の魅力化を図ることについて、その感想を伺いますが、農畜産につきましても、仁多米、仁多牛をバックボーンといたしました歴史に基づいたものでもございます。また、そば打ちにつきましても、今、奥出雲町はそばの町でございます。そうした背景をもとにしての部活になろうかと思います。また、ホッケーは、私が語るまでもなく、世界へ羽ばたいておられる方もいらっしゃいます。そうした例えば魅力化というようなことはお考えでないでしょうか、感想をお伺いいたします。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
貴重な御提言をいただきました。厚くお礼申し上げます。現状では、普通科の1クラスを農畜産科にかえると、農業畜産専門教員がふえ普通科教員が減る中で教員構成が大きく変わり、横田高校の特徴である多様な進路に対応することが困難になることが予想をされるため、当面は普通科3クラス維持を目指してまいりたいと思います。
なお、クラブ活動につきましては、生徒の自主性を尊重しながら必要な支援をしてまいりたいと考えております。また、小規模校において新たに全日本級のスポーツ活動を育成し、維持することは、顧問の確保、競技者の確保において難しい面がある一方、演劇、放送部の全国出場などの躍進もある中で、現在ある部活動の今後の活動を支えてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、よりよい教育を通してよりよい地域社会をつくる、よりよい地域社会がよりよい教育をつくる。卵と鶏の関係のように、教育と地域社会との関係に好循環を生み出そうとする理念を共有することが奥出雲町の教育の魅力を高めることにつながりますので、関係各位のさらなるお力添えをお願い申し上げたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) ありがとうございました。
以上で私の質問を終わります。
○議長(岩田 明人君) 糸原壽之議員の
一般質問を終わります。
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○議長(岩田 明人君) ここで休憩をいたします。再開は11時35分から再開をいたします。休憩。
午前11時26分休憩
───────────────────────────────
午前11時39分再開
○議長(岩田 明人君) それでは、再開をいたしたいと思います。
ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
一般質問、藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 11番、藤原充博でございます。久々に
一般質問の時間をいただきましたので、お昼が近いですけども、空腹を我慢して一生懸命やりたいと思います。
今回、私の質問、7つありまして、川西議員、大垣議員さんと
一般質問としてちょっとかぶってるというふうなとこがございますので、質問の順番を多少変更して質問をしたいと思います。答弁のほうも、質問してないことを先に答えたりしていただきたくないと思いますので、その辺御注意お願いいたします。
そうしますと、まず3番目の、木次線ですか、どこへ書いちょったかいな、私がわからんようになっちょうな。今回の町長の施政方針の中で、木次線を守るため利用促進を図るとありますが、具体的にはどういうふうなことをお考えですか、特に利用に関してどういうふうにお考えですか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
木次線の利用についてでございます。JR木次線の存続については、施政方針でも述べましたとおり、先般1月に、国土交通大臣、そしてJR西日本へ、維持、存続とトロッコ列車の継続運行などの要望活動を行いました。このほか、島根県知事にも要望活動を続けているところでございます。この中でお話がありましたが、これから重要なことは、JR西日本と沿線自治体、そして地域住民の皆さんが、相互に利用促進や観光振興、地域活性化等により連携して事業に取り組み、盛り上げていく必要があるというお話を聞いております。
本年度は、おくいずもバルでの木次線利用特典や、木次線が全線開通した12月12日を木次線応援の日と題し、役場職員40名余りが乗車したほか、おくいずも女子旅つくる!委員会と連携した木次線応援弁当、三井野原スキー場へ木次線で来場すればリフト券の割引など、利用促進と地域活性化を兼ね備えた取り組みを主眼に実施してまいったところでございます。また、昨年初め実施いたしましたタウンミーティングにおいても、テーマの一つとして木次線のある暮らしを取り上げ、議論していただきました。そこでは、観光客をふやし木次線を守る、木次線沿線を住民が集って行動を起こし、環境整備日を設定し行動することなど、前向きな御意見もいただいたところでございます。このような御意見を踏まえ、木次線利用促進協議会では、JR西日本と地域の皆さんが連携した駅フェスタ等のイベントの開催や、奥出雲の見どころ満載バスツアー&トロッコ列車など魅力ある企画を実施してまいりますので、積極的に木次線を利用していただくようお願いを申し上げる次第でございます。
また、ああして先般3月4日より、JRを利用しようというふうなことで、役場職員も、近場の木次とかあるいは松江市等に出張する場合も、できるだけ木次線を利用しようというふうなことで各課に通知をいたしたところでございます。このようなことで、場合によっては朝7時半ごろの三成発の列車で松江市まで公務で出かけることもあろうと思います。そのようなことで数名単位で乗る場合もございますが、町民の皆様に御理解をいただきたいということでございます。そして、やはりさまざまな促進ということで、乗って守ろう、買って守ろうというふうなことでさまざまなところで、仮に木次線には乗らなくて、生山からやくもで岡山へ行き、新幹線で東京へ行くなど、やはり切符を地元の駅で買うような働きかけも今行っているところでございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 11番、藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) ちなみに、町長、この間、陳情に行かれたときは、やっぱりJRを御利用になりましたか。後でいいです。そういうとこからスタートだと思うんですけどね。
予算をやっぱりつけて利用促進を、利用した方へ向けての助成金とか補助とか、そういうことはお考えじゃないですか。例えば子供の遠足、修学旅行等も含めて、そういうことも一つの利用のあれだと思います。家族で電車に乗って出かける、木次線を利用して松江へ行ったらこれぐらいの家族割り当てがあるとか、何かそういうふうな工夫をしていかないと、声だけ利用しましょう利用しましょうでは、ちょっといけんじゃないかなと思います。ちょっとその今の陳情のことだけお答えください。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
米子で要望活動を行った場合には、公用車で出かけたところでございます。これにつきましても、雲南市の速水市長も公用車で出かけたと。それから出雲、松江方面の部長方も、JRは利用せず公用車で出かけられたということをお聞きをいたしております。
そしてまた、会議の中で、いろいろ子供たちの近場のスキー教室に三井野原に行く場合には、木次線利用促進協議会から補助金が出ております。さまざまそのようなことで町民の皆様方がJRを利用した場合にも助成制度というふうなことで、協議はいたしておりませんが、今後やはり必要なことであろうというふうに考えております。再度そこらはしっかりと協議をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 三江線もなくなったわけですけども、やっぱりなくなるような話が出てから幾ら利用しましょうと言っても、それはもうだめなわけです。ですから、それになる前に、やっぱり利用促進のためのフォローをしないといけない。その辺のことをきちんと考えていただかないと、その二の舞になる可能性は十分あります。
これはおいときまして、では、次、奥出雲振興のことについてちょっとお話をしたいと思います。
今回、増資やら指定管理料についてありますけども、この前いただいた、平成31年の1月28日付で行政改革審議会より、本町における行政改革の答申がございました。私も資料をいただきました。その第三セクターの中に、行政の責任に対してこのような答申がありました。行政が主体性と責任感を持ち、関係する町内各種団体が緊密に連携し、相互補完を行いながら各事業部門の健全経営に努めると。そして、もう一つ、中長期的な経営計画の策定をしなさいと、こういう文言がございました。今回、非常にお金がないお金がないと町長も教育長もおっしゃいます。その中で多額の増資や指定管理料が投入されるわけですから、議会での決算報告を、今の関係各種団体の皆様も含め町民の皆様にテレビ放映をして、現状はどうかということをすべきじゃないでしょうか。情報公開をして、そして皆さんに、こういう状況ですからもっと利用してくださいということをやっぱり言わないと、どうでしょうかと言うべきじゃないでしょうか。そしてもう1点、今後の増資計画や指定管理料を含めた中長期的な経営計画を議会に提出されることを求めます。町長、どうですか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 行革審でさまざまな御意見をいただきました。私も、第三セクター全ての社長を仰せつかっております。非常に厳しい経営を余儀なくしているところでございますが、今回、奥出雲振興につきましては、しっかりとした中長期計画を早急に立てて、議員の皆様方にお示しをする予定といたしておりますので、もういましばらくお待ちをいただきたいと存じます。以上です。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) テレビ放映による情報公開はどうですか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
テレビ放映による情報公開ということも今急にお聞きをいたしましたので、前向きに検討をさせていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) わかりました。
接客業ですから、第三セクター、特に玉峰山荘、ヴィラ船通山、その辺ですね、それからサイクリングターミナル、接客業といえばお客様第一、三波春夫じゃありませんが、お客様は神様です、そういう気持ちでやらないと、お客様はこらえてごしないというのは、これは接客業では許されんことなんです。ですからその辺を、よく従業員の方、そういう方にお話をされたがいいと思います。本当に一部の方ではないかと思いますけども、マナーや接客態度が悪いという話も点々と聞きます。ですので、一人の人が全部の欠点になる、悪いことになってしまうと。みんなできちんとしたマナーを身につけて接客をしていただきたいと思います。
さて、じゃあ3番目いうか、5番目ですね、子育て日本一の状況はどうなのか、これ教育長ですけども。国を挙げて、今、幼児園の無料化とかいろいろ検討されてます。これはほぼ確定だと思いますけども、本町の状況はどうだというふうに思います。特に奥出雲病院でも、出生数もここ近年どんどん減ってきております。何か本町独自の対応策があるのか、秘策があるかお聞きしたい。
○議長(岩田 明人君) 塔村教育長。
○教育長(塔村 俊介君) 御質問にお答えいたします。
奥出雲町では、平成26年度に、学識経験者、教育者、保護者の代表等で構成される奥出雲町子ども・子育て会議を立ち上げ、国の新たな制度、子ども・子育て支援法が目的とする一人一人の子供が健やかに成長する社会の実現に向けて、奥出雲町子ども・子育て支援事業計画を平成26年度に策定いたしました。策定に当たっては、子育て世代の実態やニーズを伺うためのアンケート調査を実施し、奥出雲町子ども・子育て会議の意見をいただきながら計画に盛り込みました。その計画を踏まえ、これまで病児保育事業など新たな施策の実施や既存施策の拡充などを行ってまいりました。
現支援事業計画は平成31年度が最終年度となることから、2020年度からの第2期支援事業計画を平成31年度に策定する予定にしております。第2期支援事業計画においても、子ども・子育て会議の意見をいただきながら子育て世代の実態やニーズを計画に盛り込むこととし、先般、子育て世代を対象に、意見反映を目的としたアンケート調査を実施したところでございます。子育て日本一を目指す上で、子育て世代のニーズを的確に把握し、そのニーズに対応した施策を進めることは重要だと考えております。その中でも特に子育て世代の関心、ニーズが高い小学校の教育環境を将来においてどのようにつくっていくのかということは、大きく難しい課題ではございますが、子育て世代のための重要課題と捉え、重点的に取り組んでまいります。今後も子育て世代が求める施策を進め、子育て世代が奥出雲町で子育てしてよかったと思っていただけるような取り組みを行い、評価をいただくことが子育て日本一につながるものというふうに考えております。
今後行う施策についてはこういうことでございますが、私が教育長にならせていただいて約2年がたとうとしております。その中でのことを申し上げますと、一番の奥出雲町の子育て日本一を目指す上での障壁というか、もったいないなと思ってることは、奥出雲町のこれまで本当にきめ細かい、あるいは金銭面も含めて経済的な面も含めてかなりのメニューあるいは支援策を行っておりました。そのことが一体的にわかりにくい、あるいは松江市、出雲市、雲南市等々住んでる方になかなか伝わってないということが大きな課題だというふうに思っております。
その面では、子育て情報誌等を含め、情報誌を発刊すること、あるいは今準備しておりますのは、この4月、来年度、町のホームページが更新される予定となっておりますが、その更新にあわせて、子育てあるいは教育の特設的なページをつくってしっかり発信していくことということが一つと、せっかくいろんなメニューあるいは施策を打っていても、実際に結婚して家を買う、あるいはどっかに住むという段階で、特に女性というか、奥様になられた方の御意見のもと、雲南市あるいは出雲市へ転出される例が多いということがわかってまいりましたので、今年度行いました分譲地の造成であったり、あるいは来年度新規に取り組みます子育て世代の家を建てる際の助成等つなげていきたいと、この2点が、この数年のところでは大きいところかなというふうに考えております。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 私思いますに、前、若者向けの住宅を2部屋合わせて家族向けにリフォームして実験的にやってみたということがありますが、そこも入居が非常に順調にいったという話も聞いてますが、今後そういうような形で考えていかないといけないじゃないかなと思います。特に上阿井の町にある若者向けの住宅が、非常に若い人が来ても使いにくいというふうな形になってますので、ぜひ検討をしていただきたいと。
それともう一つは、やっぱりよそがあんまりやってないこと、これね、給食の無料化です。これ、ぜひ本気で考えてほしい。もちろん地元のものを使用して、僕思いますに、手づくりの給食、頭がよくなるような給食を開発。これはなぜこんなことをいいますとね、皆さん御承知ですかね、タニタ食堂、今非常にマスコミのほう取り上げてます。そこは体温計とか血圧計とか、そういうふうな健康を管理するようなものを開発してた会社なんですよ。それが一転して、社員食堂でみんなの健康にいいものを食べさせようということで、タニタ食堂ということで随分有名になった。ぜひそういうとこと提携していうか、話をされて、頭がよくなる給食いうものをつくられたらどうですか。それはインパクトありまっせ、人がしてないから。相談でもかけられたらどうですか。今、そのタニタ食堂いうのはね、各企業へ向いていろいろそういう発信をしてるんです。実際、全然違うとこでもそれを取り入れてタニタさんの食堂を云々したりしてますから、ぜひ、一つの考え方じゃないかと思いますよ。
給食の無料化っていう話をしますとね、お得意の、予算がない、お金がないということですけども、予算がなかったらやっぱり、きのうも景山議員がおっしゃったけども、何を絞って何に集中的に投資するか、今子供に投資しないと奥出雲町はだめになるでしょう、いろんな意味で。ですからそこへ思い切って投資をする、その分ほかのとこは削る、それぐらいの形でやらないとうまくいかないと思いますよ。お答えはいいです。お昼になりましたので、早くしないと叱られますので。
続いて、6、7はちょっと一緒にやります。これも先般ございました答申の中にあります。行政改革の答申の中にありますし、役場の庁舎とか公共ですけども、まず、町長も平成28年の3月議会において施政方針のほうで、公共施設の適正配置等の諸問題については行政改革審議会に諮問したいと考えてますというふうな形で、今回の形で多分答申があったと思います。その中でちょっと私が気になるのは、その中であるのが、早急に検討をすべき恒久施設、これが、耐震基準を満たさない公共施設から検討しなければならないと。その後まだいろいろありますけども、中にあるのが、公民館、コミュニティー施設。公民館は各地区の中心に位置し、町民になじみ深い施設である。これまでの社会教育施設としての機能に加え、地域づくりの拠点として活用されるよう検討したい。近隣自治体では、小さな拠点づくりの中核施設として地区の公民館機能を有した施設の指定管理を受け、運営している実例もあると。小さな拠点づくりということにもつながってくると思いますが、これに回答すると非常に、公民館の耐震化、こういうのはどうなってるのかというふうに思います。
特にこの間、企画財政課のほうから、31年度から35年度の中期財政見通しの報告がありました。この中でどういうふうに示されてるかお聞きしたいということと、もう1点は、耐用年数を大きく上回ってる施設をどうするか。昭和40年、50年代の建物ですね。これ今使用されてないと、使用頻度も非常に少ないというものです。これ壊すにも経費がかかるんですよ。そういうことも含めてちょっとその辺伺いたいです。
○議長(岩田 明人君) 江角
企画財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) 御質問のありました中期財政計画に、公民館の施設改修等どのように書かれているのかということでございます。
先般、議員会のほうでお示しさせていただきました平成30年度以降、35年あたりまでの中期財政計画でございますけども、これにつきましては、それぞれの事業等を反映をさせていただいております。ちょっと手元に資料を持ち合わせておりませんけれども、公民館につきましては、学校の耐震化等が全て完了した後、またその次ということでございますので、35年までのところでの改修については掲載されていないというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 町を挙げていいますか、県を挙げて小さな拠点づくりということで取り組んでいらっしゃる中で、ここ昭和40年代にできた公民館、こういうのが、どこですかいね、布勢、阿井、横田のコミセン、これ50年代ですけど、そういうふうに点々と、もう耐震に対応してないとこがあるわけです。それをあと5年待てですか、小さな拠点づくりも5年待っていいですか。町長、どうですか、そこまでは何にもできなくていいですか。もう少しその辺の実際に今進んでる事業とこの計画とをリンクさせないと、絵に描いた餅みたいな中期見通しなんかだめですよ。検討をしてください。
次はどれだったかいな。次は、同じくこの答申の中にこういうのがあるんですよ。それは何かというと、役場庁舎に関しての文章です。平成18年2月には行政改革審議会より、分庁舎方式への今後の対応について、分庁舎方式には無駄な時間と経費が費やされており、合理的で効率・効果的な行政執行を行う上では、近い将来、本所機能を有する事務所とすることが望ましいという答申がなされてる。市町村合併から13年余りが経過し、合併に伴う国の財政上の優遇処置が終了したことにより、町財政はより一層厳しさを増している。公共施設の総合的見直しを行う中で、役場庁舎についても庁舎の統合と今後の利活用について検討を行い、2021年度までにはその方向性を町民に示すことを提言する。統合を検討する場合は、支所には役場の窓口業務を維持するとともに、空きスペースには公共性の高い各種団体の事務所を集約するなど、町民の利便性が向上するような利活用方法に特に留意する必要があると、こういう答申が出ておりますが、これの答申について、どうされますか。いつこの検討をせないかんということなの、誰がどういうふうな方法でやられますか、町長、どうですか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
私としては、本議会の初日の施政方針でも述べましたように、審議会からの答申に基づき、町民の皆様や議員各位からの御意見もいただきながら検討を進めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
○議員(11番 藤原 充博君) いつから。
○町長(勝田 康則君) できるだけ……。
○議員(11番 藤原 充博君) 次年度までに……。
○町長(勝田 康則君) はい、それは……。
○議員(11番 藤原 充博君) 出ておりますよ、提言が。
○町長(勝田 康則君) できるだけ早急にやりたいと思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) お昼が回りましたが、よろしいですか。ちょうどまだ半分ぐらいですけど、今かかったぐらいまたかかりますよ。
○議長(岩田 明人君) 続けてください。
○議員(11番 藤原 充博君) それじゃ、通告はしておりませんけども、ちょっと一たばこするために。町長、今回の予算は選挙後初めてですが、マニフェストにお書きになったり公約されたということに対しての予算のできぐあいはどうでしたか。私にも、こういう番号、今番号で答えてください。1番、全くだめだったと。2番、思ったよりだめだったと。3番、普通。4番、まあまあできた。5番、大変よくできた。何番ですか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
私としては、ある程度町民の皆様方の御要望にお応えできた、5番とは言いませんが、4、5ぐらいの評価と、真ん中ぐらいとさせていただきます。しっかりできたと思ってます。
○議員(11番 藤原 充博君) ありがとうございました。
予算といいますか、お金がない中で、あれもこれもとやろうと思えばなかなか大変だと思いますが、頑張ってやってください。
続いて、これはきのう川西議員さんに対していろいろ説明があったと思いますが、地域包括ケアについて多少質問させていただきます。
この地域包括ケアシステムについては、平成27年ごろから非常に多くの議員の方が
一般質問されております。10数回はされてるんじゃないでしょうかね。町長の施政方針の中でも、四、五回はこのことについて明言されております。ただ、それをずっと見ていってみました。ちょっと時間があるみたいですので、平成27年度の9月の議会の施政方針で、奥出雲病院のあり方、在宅医療を含めた地域包括ケアのシステムの構築等による適切な地域医療というふうな云々があります。それで28年の3月の施政方針でも、医療・介護連携による地域包括ケアシステムの構築と在宅医療を推進するため、医療機関の訪問診療を促進する訪問診療支援事業を新たに実施しますということで、またほかにも、役場の機構改革により、保健、健康づくりと福祉を一体的かつ確かな推進体制の構築に努める、奥出雲病院との連携により地域医療の提供の体制を図るというふうにあります。そして、ほかの議員さんの中にもいろいろありますが、共通して出てくる言葉が、これも一緒ですが、28年は構築構築です。地域包括ケアの構築、答弁もそうです。それに対しての答弁、構築構築というふうにおっしゃってます。その中でマップをつくったりということもありますけども。もうほとんどそういうふうな分でおっしゃってます。
それで、最後ちょっと変わってるのは、地域資源の調査をするとかいうのがあるんです。平成28年12月議会です。どんな地域包括ケアを目指してるかという質問があった分、現在町内における介護ニーズや介護に関する地域資源の調査を行ってると。この辺のとこがあります。その後、29年の3月には、また地域包括ケアの構築です。奥出雲病院はもとよりというふうに、病院と一緒になって進めていくというふうな話です。そして、そのときも推進とか構築というふうな形があったり、その中心は奥出雲病院であると認識してるとか、そういうふうなお答えがあります。29年にもそういうふうな形でずっとやってます。30年3月の町長の施政方針でも、地域包括ケアシステムの構築の推進、そして旧仁多病院の、老健の場合ですね、昭和42年建設した旧仁多病院の建物を利用しており、老築も進んでいるから今後の施設の改修について議論を進めてまいります。6月の分について、平成30年の6月議会には、
一般質問の中で、いろいろと不手際があって予算が処理できなかって、減額したり点数が悪いということですけども、そこでも地域包括ケアシステムの構築というふうにおっしゃってるわけです。
大体に構築構築というふうな形でおっしゃってる割には、国保の担当者が参加してなくて減点いうか、点数がマイナスだったりというふうに、やってること自体はちょっと後ろ向きみたいな感じがする。後退してるような感じがする。構築しながら後退してるような感じを私には思われるんですよ。その辺のとこがどういうふうな形だったのか、今までの状況をどういうふうに把握してらっしゃるかお聞きしたい。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
地域包括ケアシステムとは、地域の実情に応じ、高齢者が可能な限り住みなれた地域で、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制でございます。
地域包括ケアシステムの構築に当たり、平成29年度において、町内の医療・介護関係者、社会福祉協議会、行政などの関係者で毎月定例で開催しております地域ケア多職種連携会議で意見交換を行い、地域診断シート、そして自己チェックシートを作成して、現状と課題抽出を行ったところでございます。そして、これをもとに地域包括ケアロードマップを作成したところでございます。そして今年度は、このロードマップを実行に移すための体制整備を行いました。
まず、地域ケア多職種連携会議や地域ケア会議、認知症対策関連の会議等で抽出された課題を議論し、調査検討を行うため、医療・介護関係者など外部関係機関、役場内の関係課で構成する奥出雲つながる安心プロジェクトの医療介護連携部会、生活支援部会、介護予防部会の3つの作業部会を設置をいたしたところでございます。さらに、ここで検討した内容を、奥出雲病院、医師会、介護事業者、社会福祉協議会、民生児童委員、町民など、それぞれの代表者と行政で構成する奥出雲地域包括ケアシステム推進協議会に諮り、具体的な施策に結びつけてまいりたいというふうなところで、一応今の段階、今月の23日でございますが、医療介護連携部会のキックオフ会議を今開催する予定といたしているところでございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 今までいろんな、例えば訪問診察支援事業とか奥出雲地域包括支援センター運営協議会、介護ニーズや介護に関する調査、医療と介護の連携強化というふうな形でいろんなことを対応されてはいます。けど、実際それがまた、町長、今度の施政方針では、地域包括ケアシステムにつきましては、誰もが安心して自分らしい暮らしができるよう小さな拠点づくりと連携した取り組みを始めております。ここ公民館も絡みますよ、さらに県医師会、介護サービス事業者など、ともに地域包括ケアシステム推進協議会を設置し、医療、介護、予防、住まい、生活支援について課題、方策などの調査検討などを行うための体制整備を図ってまいりますと。体制、いや、今はどっちかいうと、今までの包括ケアシステムの構築をしていって、これからはもう実際に医療と介護と行政が本格的にそれに取り組んだり実施していくのが本来の形じゃないですか。今までの3年間ぐらいはもう準備運動だったような感じですが、準備運動が不十分だったから、またもう一回準備運動しますというふうに私は受けとめますけども、その辺はどうですか。
特に僕が思うのは、去年ぐらいから奥出雲病院の院長先生がおっしゃってます。議会のほうへもいろいろお話に来ていただきました。その中で、やっぱり地域包括ケアを進めないといけないということを強くおっしゃいます。そういうことも踏まえて、もう少し奥出雲病院と行政と、それから今の介護の現場とかそういうとこが実際にもう展開したり実施していくということをやらないと、会をつくってから相談して調査します何しますって、また二、三年たって、また新しい計画が出てきますよ。その辺どう思われますか。誰でもいいですよ、担当課長だろうが誰だろうが。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 先ほどキックオフ会議、23で申し上げたようですが、22日の訂正をさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(岩田 明人君) 杠
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。
先ほども町長の答弁の中にもあったかと思いますけども、この地域包括ケアシステムというもの自体が、基本的には体制の整備を意味をするものでございます。そういったところで、現在、奥出雲町内にはさまざまな介護サービス、そして地域医療の中核となります奥出雲病院等ございます。これらを総称して我々は地域資源と申しております。そういった地域資源をいかに有機的に結びつけていくか、その橋渡しをするシステムを今後きちんと連携ができるように、その話し合いのする場を持つということで体制整備を今回行ったところでございます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 体制整備をして、きちんといいぐあいになっていけばいいですけども、今の町の状況を見ますと、奥出雲病院も非常に、財政的いいますか、経営的に困ってます。そういうことも踏まえたり、介護施設も老築化が進んでる、こういうことを踏まえていけば、体制づくり体制づくりの前に、実際に展開したり実施していくということが大事じゃないかと思いますよ。ぜひ、今まで視察に行かれた委員長さんの報告にもありますし、いろんな議員さんからも指摘があったことがあると思いますけども、近隣の市町村で非常に上手にやっていらっしゃる、あるいは日本でもかなり評価が高いとこがあります。ぜひそこへ町の方も、あるいは病院の方も含めて行かれて、ちょっと勉強されたらどうですか。そこらはやっぱり地域の病院を中核として非常にうまく運営されております。誰もがウイン・ウインとなるようなシステムを多分構築されてると思います。
名前を挙げますと、御調町、これは広島県ですね、お隣の日南町、これは最初にちょっと言いましたが、訪問医療ですね、そういうことをうまく導入してやられております。そして南部町、これは大阪のとこで聞きましたよ、ここのシステムはすばらしいということ。ぜひ、単に議員みたいに1日ほど行ってみるんじゃなくて、もう1週間でも10日ぐらいでも職員さんをそこへ投げ込んでください。そして徹底的にそのシステムを勉強して帰って、それが奥出雲町にどうつながるか、いわゆる奥出雲バージョンをつくってください。そうしないと、町長おっしゃるでしょ、地域に合ったケアシステムでないとだめだと。それおっしゃってるわけだから、そういうとこの先進地をちゃんと事例を習ってきて、それを奥出雲に当てはめてシステム化をしていくということが大事だと思いますよ。ぜひ、今までいろんな議員さんも提案されたりおっしゃってますけども、そういう視察を、視察じゃなくて研修、見習いに行ってください、そういういいことは。ぜひそれをお願いしたいと思います。終わります。(発言する者あり)何かあるかいね。2番、リハビリやるか、ほんなら。
リハビリ学院のは、どっか書いてたけども、これは大垣議員さんが質問されておりましてね、私が言うとよくないかなと思いますけども、きのうこの経過は十分にお話しされておりましたので、経過はよろしいです。
ただ、私が気になるのは、7,000万とその前の5,000万、それと建物ですね。それがあっちのほうへ譲渡いいますか、渡されております。7,000万については、たしか町のほうへ返されるんですが、5,000万については、同僚議員からそれはちょっとおかしいじゃないかという話があったけども、何となくに口を濁して、ぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃ言って終わったような形ですけども、町長が学園の理事長であるだけに、こういう5,000万は用途別のことに使用したなんかしたらおかしいじゃないですか、議会のほうへ説明に上がったこと以外のことに。ですからこれは、お金がないとおっしゃるなら、一度町の財政のほうへ返していただくのが本当じゃないかと思いますが、どう思われますか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
島根リハビリテーション学院に対し、平成29年度に、大学標準経費を満たし、施設整備経費を支援するために5,000万円を寄附しておりますが、このうち1,500万円は空調整備、図書購入などに充てられており、3,500万円未執行でありました。また、平成30年度において、コンサル委託料、旅費、消耗品、学院教職員の時間外手当、教職員増員に伴う人件費など、申請事務経費分として5,500万円、施設整備分として1,500万円の計7,000万円を予算化をしております。
今般の専門職大学化については、開学申請を一旦延期し、今後の取り組み策を再構築されることになりましたが、30年度分のうち申請事務経費3,500万円以上は既に学院で執行されており、取り組みに要した経費については計画に基づいた執行がなされていること、また、所要額を全てリハビリテーション学院で負担すれば今後の学校運営に支障を来すおそれがあることから、町として支援をする必要があると私は考えております。
したがって、平成29年度分の寄附金の未執行分3,500万円と平成30年度分の執行額3,500万円を相殺をいたしまして、平成29年度分の寄附金を返還させず、平成30年度分の寄附額7,000万円の執行を見送ることといたしました。どうか本件につきましては、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 先ほど予算の分で、どんなぐあいですかという話をしましたが、まあまあできたというふうなことですが、やっぱり大変よくできたということになっていかないといけないと思います。予算のそれは金額じゃなくて、いわゆるやる仕事がちゃんと時代のニーズに合った予算配分になってるかどうかということになりますので、ぜひその辺は守っていただきたいと。
それと、今言ったように、たしかリハビリ学院はかなり貯金を持ってらっしゃいます。理事長は御存じだと思います。奥出雲町にはお金がございません。返せるものは幾らでも返してもらってください。私はそう思います。
終わります。
○議長(岩田 明人君) それでは、藤原充博議員の
一般質問を終わります。
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○議長(岩田 明人君) ここで休憩をいたします。13時30分から再開いたします。休憩。
午後0時31分休憩
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午後1時29分再開
○議長(岩田 明人君) それでは再開をいたしたいと思います。
ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
一般質問、田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。私は、大きく分けて4つの項目について一問一答方式により質問いたします。真剣で誠意ある答弁を期待しております。
まず第1に、国保税のさらなる引き下げについてであります。
安倍首相も政府も認める構造的問題から、奥出雲町を始め全国どこでも国保税、国保料が協会けんぽなど他の健康保険に比べ著しく高くなっています。その根本には国庫負担の引き下げがあり、
地方からも繰り返し政府に国庫支出金の増額を求めています。
全国で均等割、平等割として算定されている保険税はおよそ1兆円あります。公費を1兆円投入すれば、世帯ごとにかかる均等割、被保険者1人ごと、赤ちゃんまでかかる平等割をなくすことができ、協会けんぽ並みの保険税にできます。例えば年収400万円の夫婦、子供2人で試算してみると、奥出雲町の国保税は年間で42万1,000円余りとなっています。一方、協会けんぽでの保険料、本人負担分は20万2,000円余りで、国保加入の場合には実に倍以上もの重い負担になっています。年額で21万9,000円、ひと月で1万8,000円も高いのが実態であります。町長は、引き続き全国の
地方自治体首長と連帯し、政府に国庫支出金の増額をさらに強く求めていくべきであります。町長の所見を伺います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
川西議員への答弁でも申し上げましたとおり、全国知事会から国保制度の見直しについて強く要請をされております。私といたしましても、今後も国において財政支援の継続とさらなる拡充が行われるとともに、国保財政基盤の強化により国保被保険者の保険料負担が軽減されるよう、全国町村会、県などとともに要望してまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 現在、奥出雲町内で国保税の平等割の減免を受けている世帯は950世帯、国保加入の1,670世帯の56%強、半分以上です。また、同じく均等割の減免を受けている被保険者は1,446人で、総被保険者2,611人の55%強と、これまた半分以上であります。いかに国保加入者の生活が厳しいかを読み取ることができます。
奥出雲町の均等割賦課額は県内でも高い水準にあります。本年度で見ると、医療給付費分は県下19市町村中6番目に高く、後期高齢者支援金分では同じく8番目に高く、合わせて県下で7番目の3万7,300円であります。隠岐島前の知夫村は、県下で最も低い2万6,000円であり、奥出雲町よりも被保険者1人で1万1,300円も少なく、約7割です。均等割は年齢に関係なく被保険者1人当たりにかかることから、所得に関係なく、子供の数が多いほど負担が多くかかります。
さて、最近、私、わかったことなんですが、浜田市では、平成21年度、10年も前から所得の極めて低い非課税世帯について23歳未満の被保険者の均等割を全額免除しています。島根県内で唯一の先駆的で非常に大切な取り組みです。非課税世帯については、奥出雲町では現在平等割、均等割ともに国保税7割の減免となっています。これを改めて浜田市に倣い、均等割、つまり被保険者1人当たりにかかる保険税を非課税世帯の子供について全額免除することを提案をいたします。それだけでも非課税世帯の子供1人当たり1万1,190円が国保税の減額になり、負担軽減になります。町長のお考えがありましたら聞かせていただきたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
今までも繰り返し本件のような全額免除というふうなことを申し述べられておるわけでございますが、今の段階、なかなかそこらはできないという判断でございます。
○議長(岩田 明人君) 田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 来年度の県への国保事業費納付金、1人当たり保険料収納必要額、これが公表されています。奥出雲町が来年度県に納付すべき金額は3億5,347万9,000円余りと本年度よりも若干減額になりますが、被保険者数が減り、逆に1人当たりの保険料収納必要額は若干ながら増額となります。昨年7月に決定した国保税本算定では、奥出雲町の基金保有ガイドラインや県の示した標準保険料率を意識しながら、平成32年度までの3カ年にガイドラインを超えた基金約1億円、毎年3,500万円程度を取り崩し、被保険者の負担を軽減することになりました。この結果、私どもの試算では、昨年度まで奥出雲町の国保税は島根県下で高いほうから5位以内に入るほどの高いものでありました。本年度は県下で中ごろ、高いほうから8番目の金額にまで下がってまいりました。