平成30年第2回
定例会(第4日 6月19日)
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平成30年 第2回(
定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第4日)
平成30年6月19日(火曜日)
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議事日程(第4号)
平成30年6月19日 午前9時30分
開議
日程第1
議案第60号
奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について
───────────────────────────────
本日の
会議に付した事件
日程第1
議案第60号
奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について
───────────────────────────────
出席議員(14名)
1番 田 食 道 弘君 2番 糸 原 壽 之君
3番 景 山 利 則君 4番 土 屋 武 雄君
5番 内 田 雅
人君 6番 石 原 武 志君
7番 藤 原 和 範君 8番 川 西 明 徳君
9番 内 田 勇君 10番 内 田 精
彦君
11番 藤 原 充 博君 12番 村 尾 明 利君
13番 大 垣 照 子君 14番 岩 田 明
人君
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欠席議員(
なし)
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欠 員(
なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 ───── 森 山 正
人君 局長補佐 ─── 安 部 陽 子君
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説明のため出席した者の
職氏名
町長 ───── 勝 田 康 則君 副
町長 ──── 奥 原 徹君
教育長 ──── 塔 村 俊 介君
総務課長 ─── 藤 原 努君
企画財政課長 ─ 江 角 啓君
教育魅力課長 ─ 堀 谷 智 樹君
税務課長 ─── 石 原 啓 子君
建設課長 ─── 舟 木 長君
病院事務長 ── 森 長 洋 二君
町民課長 ─── 若 月 勝 久君
商工観光課長 ─ 本 山 宏
人君 会計管理者 ──
和久利 民 男君
健康福祉課長 ─ 杠 康
彦君 農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君
地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君
福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君
農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君
水道課長 ─── 千 原 明 浩君
───────────────────────────────
午前9時30分
開議
○
議長(
岩田 明人君) ただいまの
出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の
会議を開きます。
本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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◎
日程第1
議案第60号
○
議長(
岩田 明人君)
日程第1、
議案第60号、
奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
杠健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
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議案第60号
奥出雲町
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について
───────────────────────────────
○
議長(
岩田 明人君) 以上で
提案理由の
説明を終わります。
これより
議案第60号について
質疑を行います。
質疑はございますか。
8番、
川西明徳議員。
○
議員(8番
川西 明徳君) 伺います。
国保税を払いたくても払うのが困難な
加入者の声を代弁して伺います。そもそもこの金額の
算出説明が私
たちには十分に納得できません。お尋ねします。
そもそも
国保税を払うのが困難になった経過を若干振り返りたいと思います。
国保税は戦後、
国民の健康を守るために、
保険の意味合いも含めた
制度でありました。昭和30年代の後半、国は憲法にのっとり、
国民の命と健康を守るために
公助を主にして発足、全ての過去の
国保法を改正してできたものであります。ですから、ほとんどの
運営費は国が
負担しておりました。昨今、国は
医療費対策のために
国保への支出を大幅に縮め、その縮まった
負担は
国民加入者に押しつけ、膨大な
国保税額になっています。また、役場のOBの一部には、その法律の
趣旨が変わったことを知らされなかったのか、知ろうとしなかったのか、
国保税は所得に応じた
負担になっている、払わないなんていうのが怠け者だみたいな、そういう発言をされる方もいらっしゃいます。
じゃあ、片方の
国保税を納める、例えば
事業者に例えます。近年の
デフレ政策の停滞によって、
事業運営が厳しくなってます。ひどいところでは
消費税が売価に転嫁できなくて、それを払うというのが
実態であります。また、これらの人に対して、払うべき順番が違う、こういう批判もあります。
事業者は
仕入れ代金、
人件費、そういった経営を維持、発展させるための
事業活動のため、これが
優先順位になります。払いたくても払えない人、
滞納になった
税金を苦労しながら後になって支払っているのが
実態であります。振り返って、今の
国保の
加入者、この
人たちがサボってるというふうな評価を得られるような、今の
国保制度そのものの
実態について、
奥出雲町の
執行部はどれだけの理解と対応をしているでしょうか。私は疑問に思います。
例えば
奥出雲町は
納税額の
県内でも上位にありました。したがいまして、
国保の
滞納率も
加入者の率でいえば高いものがありました。したがって、
奥出雲町は
基金の取り崩し、
法定外の繰り入れ、さまざまな工夫をして、今回、
県統一、単一化されたこの
制度を利用して、
町民が今までは
国保のことになると頭が痛かったのが、今は胸が痛いです。そういった
配慮がなされているか
質問をさせていただきます。
○
議長(
岩田 明人君)
杠健康福祉課長。
○
健康福祉課長(杠 康
彦君)
川西議員の御
質問にお答えいたします。
御
質問の
趣旨は、払いたくても払えない方への
配慮というようなところをまず、お答えをさせていただきたいと思います。
奥出雲町におきましても、そういった
事情があって払えない方というのは多くあろうかと思います。そういった方の個々の
事情であったり、内容はさまざまであろうかと思っておりますけども、毎年
不納欠損処理をしております。
平成25年度におきましては1,076万
余り、
平成26年には80万円、
平成27年度には1,150万円、
平成28年には603万円、29年度におきましても310万
余りの
不納欠損処理をしております。
事情はそれぞれ、いろいろ
理由はございますけども、そういったところで町としても
配慮をしておるところでございます。
それと、国からの
財政支援といいますか、そういった面におきましては、今年度、国におきましても、この新
制度施行に伴いまして、これまでも
平成27年度から1,700億円の公費が投入されていったところですけども、さらに1,700億円を上乗せして合計3,400億円
余りの
支援措置が施行されているところでございます。以上でございます。
○
議長(
岩田 明人君) ほかございますか。
8番、
川西明徳議員。
○
議員(8番
川西 明徳君) 回答に対して、とりあえず2点、反論をしておきたいと思います。
私
たち国保を
滞納する者は、
税金を払わない、そういうふうなことは一度も言ったことありません。
不納欠損にされるから投げとけなんてって思ったことございません。
税金は払いたいんです。払いたいんですが、払えません。先ほど
説明したように、払うお金が捻出できないからです。
もう一つ、国が若干の
支援をふやしたと言いますが、新しい
国保法ができたときの国の交付は幾らだったですか。半分以上でございますよ。そういう歴史的な
制度そのものの構造的な問題を補強するのが
奥出雲町の役割じゃありませんか。とても私
たち滞納を気にしながら生きている者からすると、
説明で納得できませんが、意見を申して終わります。
○
議長(
岩田 明人君) ほかございますか。
13番、
大垣照子議員。
○
議員(13番
大垣 照子君) 本算定の
資料を見ますと、最後のページですけれども、
基金の
状況というところで、
平成30年度の見込みとしては3億5,580万円
余りですね。29年度も約3億3,000万でしたけれども、これまで大体
ガイドラインとしては2億5,000万って言っておりましたが、今回は1億ぐらい多く見込んでおられます。それで、普通考えたときに、県に一本化した場合にはこういうのが、逆に言うとそんなに多くなくてもやっていけるのではないかなっていう感じを持ちますけれども、この1億も大体
ガイドラインが上がってるっていう、その根拠についてお聞かせください。
○
議長(
岩田 明人君)
杠健康福祉課長。
○
健康福祉課長(杠 康
彦君) 御
質問にお答えいたします。
資料7ページの
基金の
状況のところで、ごらんのとおり、29年、30年とそれぞれ
基金がふえております。
大垣議員が申し上げられましたとおり、これまでも
基金の適正な
ガイドラインということで、
保険給付費の3カ年平均、25%というようなところで算出して、近年の数字から算出いたしますと大体2億7,000万円ぐらいが
ガイドラインの額だと考えております。
これらのふえた
要因は
決算剰余金の
積み立てによるものでございますけども、それに関してはさまざまな
要因があっとると思います。例えば
滞納額の
徴収額がふえているというところ、それと現
年分、
保険税額の
徴収率も
右肩上がりで上がっております。そういった
要因から
剰余金が多く発生し、
基金積み立てが多くなっているような
状況でございます。
これにつきましても、今後、県の
統一料金になる年度というのがまだ示されておりません。これから
県内の県、そして各市町村で議論をしながら、目標として進んでいくというような流れになっております。それまでの間はこういった現在の
状況が続くと思われますので、やはり
保険者の
負担緩和のために活用するために、適正な
基金規模は保有していかないといけないと思っております。近年ふえたものにつきましても、今年度も取り崩しを予定しておりますが、今年度におきましても、
負担緩和に活用して取り崩しを検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○
議長(
岩田 明人君) それでは、
質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの
議案第60号につきましては、
会議規則第39条第1項の規定により、所管の
常任委員会へ付託いたしたいと思います。これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
岩田 明人君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第60号は、
教育福祉常任委員会へ付託することに決しました。
─────────────・───・─────────────
○
議長(
岩田 明人君) 以上をもちまして本日の
会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。
午前9時54分散会
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