奥出雲町議会 2017-09-29
平成29年第3回定例会(第4日 9月29日)
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、次に、議案第61号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、次に、議案第62号につ
いて質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、次に、議案第63号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、次に、議案第64号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
続いて、討論を行います。討論も1議案ずつ行います。
初めに、議案第55号について討論を行います。
まず、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第55について討論を終わります。
続いて、議案第56号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
1番、田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。
私は、議案第56号、平成29年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の採択に反対する立場から、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。
予算特別委員会委員長報告は、原案可決であります。平成28年度の国民健康保険特別会計の収支決算の結果から、本年度の歳入において繰越金として7,255万8,000円を計上し、その歳入増加分をほぼそっくり基金積立金に持っていくことが今回の
補正予算の柱です。27年度から28年度への繰り越しは1,305万5,000円であり、今年度への繰越金は前年度と比べて5.5倍もの大きな金額です。
この最大の問題点は、保険税負担世帯の会計を圧迫している高い国保税の負担軽減、つまり国保税引き下げには全く手をつけず、基金積立金をさらに積み上げるという予算見直しです。昨年度の国保加入世帯は1,830世帯ですが、今回の繰越金は1世帯当たりで約4万円にもなります。また、昨年度の国保税収入済み額から算出した1世帯当たりの平均国保税納付額は17万5,000円であり、納付した国保税の4分の1に当たる金額が繰り越しとなったことになります。このことは、国保加入世帯に負担を求めた国保税そのものが過大、大き過ぎたことを裏づけるものではありませんか。また、例えば1世帯当たり年額1万円引き下げのためには単純計算では1,830万円が必要ですが、繰越金7,255万8,000円の4分の1を充てるだけで足りる金額であります。国保加入世帯の切実な願いである国保税引き下げをかたくなに拒み、検討すらせず、全て基金積立金に上乗せするものです。
繰越金の使途は、まず国保税の負担者である町民のために還元すべきです。まず、国保税引き下げの財源として繰越金を使うことが最優先です。国民健康保険税の据え置きで本年度は始まりましたが、引き下げを前提に、歳入としての国民健康保険税を減額することが先決です。
以上のとおり国民健康保険特別会計
補正予算への反対の趣旨を述べ、私の反対討論を終わります。
○議長(岩田 明人君) 次に、本案に賛成の方からの発言を許します。ありませんか。ありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第56号について討論を終わります。
続いて、議案第57号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、続いて、議案第58号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第58号について討論を終わります。
続いて、議案第59号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第59号について討論を終わります。
続いて、議案第60号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) 本案に対する討論は終わります。
続いて、議案第61号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第61号について討
論を終わります。
続いて、議案第62号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第62号について討論を終わります。
続いて、議案第63号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第63号について討論を終わります。
続いて、議案第64号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第64号について討論を終わります。
続いて、採決を行います。
日程第5、議案第55号、平成29年度奥出雲町
一般会計補正予算(第2号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第6、議案第56号、平成29年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(岩田 明人君) 起立多数と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第7、議案第57号、平成29年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第8、議案第58号、平成29年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第9、議案第59号、平成29年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第10、議案第60号、平成29年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第11、議案第61号、平成29年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第12、議案第62号、平成29年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第13、議案第63号、平成29年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
続いて、日程第14、議案第64号、平成29年度奥出雲町
水道事業会計補正予算(第1号)提出についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、
委員長報告のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第15 認定第1号
○議長(岩田 明人君) 続きまして、日程第15、認定第1号、平成28年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。
本案につきましては、去る9月12日、本会議におきまして決算特別委員会へ付託をいたしております。その審査結果につき、
会議規則第77条の規定により、委員長から報告を求めます。
13番、大垣照子決算特別
委員会委員長。
○決算特別
委員会委員長(大垣 照子君) 平成29年第3回
奥出雲町議会定例会、
決算特別委員会委員長報告。平成29年9月29日。
奥出雲町議会議長、岩田明人様。決算特別
委員会委員長、大垣照子。
第3回
奥出雲町議会定例会9月12日本会議において、決算特別委員会に付託されました平成28年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定についての審議経過及び審査の結果について報告します。
記。付託議案、認定第1号、平成28年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定について。
出席委員、平成29年9月21日開催、決算特別委員会
出席委員数12人。
審査結果。
1、審議の経過について。本件は、既に
代表監査委員より決算審査報告が行われております。これを踏まえ、当委員会は、去る9月21日、説明者に執行部全課室長に出席を求め議案審査をいたしました。歳入歳出決算総括表・事項別明細書の決算書を審査対象とし、決算説明書、また審査報告書など参照資料といたしました。
審議の方法は、一般会計決算では、歳入は一括し、歳出は各款別に詳細にわたり質疑を行いました。また、14事業特別会計は、担当課ごとに、各々補足説明確認の後に質疑を行いました。質疑の後、一般会計・特別会計ともに一括関連議案として討論を行い、そして認定の可否を採決いたしました。
2、審査の結果について。賛成多数により原案を認定可決としました。
3、審査の内容(概要)。
一般会計の決算状況について。
決算収支。まず、平成28年度一般会計の決算状況では、歳入総額は161億9,887万円であり、前年度と比較しますと4億4,571万円の増であり、歳出総額は158億7,203万円で、前年度と比較して3億5,173万円の増であります。歳入総額から歳出総額を差し引いた額は3億2,684万円で、これから繰越明許費の財源となる1億2,887万円を引いた1億9,796万円が、実質収支で黒字決算となっています。実質単年度収支は、単年度収支1,868万円に、財政調整基金積立金13万円と公債費繰り上げ償還額5億2,052万円の黒字要因と財政調整基金からの繰入金2億7,682万円の赤字要因を加味しますと、2億6,251万円の黒字決算となります。
歳入。歳入決算額162億円の構成比の主なものは、地方交付税42.1%、町債16.0%、国庫支出金7.8%、町税7.6%、県支出金7.3%の構成であります。歳入に占める依存財源の比率は75.7%で、前年度より1.1%の減となり、自主財源の柱である町税は12億2,302万円で、新築家屋物件の増による固定資産税及び軽自動車税の税率改正などにより、昨年度比較で582万円、0.5%の増となっています。
決算特別委員会では、ふるさと応援寄附金の使途内容の公表(お礼の意味含む)や、住宅使用料(現年分・過年度分)の収入未済額の状況、実質公債費比率及び地方債の繰り上げ償還の状況など、多岐にわたって質疑が行われました。
町税を初め各種使用料、分担金・負担金等の滞納については、現年分・過年分ともに各担当課で積極的な取り組みがなされ、成果が上がってきています。引き続き徴収率の向上に努められることを述べておきます。
歳出。歳出決算額159億円の性質別構成は、義務的経費が36.3%の58億円、消費的経費が25.1%の40億円、投資的経費20.8%の33億円、その他経費28億円となっています。投資的経費32億9,894万円の内訳では、仁多庁舎整備事業11億1,428万円、八川小学校管理教室棟改築事業5億8,006万円、町道整備事業4億6,165万円、道の駅おろちループ大規模改修事業8,323万円、可燃物処理センター設備改修事業6,387万円、橋梁長寿命化改修事業6,079万円、中国自然遊歩道休憩施設整備事業4,905万円などが主たる事業として上げています。
決算特別委員会では、科目ごとに示されている事業についての内容や成果の確認、また予算に対する不用額など、多岐にわたって質疑を行いました。この中で、人口対策としての婚活予算128万円で、これでやっていると言えるのか、町が本腰を入れ対策を進めること、あわせて若者定住につながる働き場の確保対策や財政の中身がよくなればなるほど住民の満足度は下がっていく。財政面を考慮することはわかるが、町民の満足度等勘案しながら判断し行政運営を行うこと。また、台風等の発生時における情報提供として、ジョーホー奥出雲の有効活用、町道や県道での不便や危険な道路があり改良要望、諸施策費における大きな不用額が出ないよう有効な執行など、多くの指摘を行いました。
2、特別会計の決算状況について。
次に、特別会計の決算状況を申し上げます。一般会計から14事業特別会計(奥出雲病院事業含む)への繰り出し総額は平成28年度決算18億9,820万円で、昨年度より5,768万円増加しています。これは、奥出雲病院事業、国民健康保険事業等への繰り出しは減少したものの、農業集落排水事業や公共下水道事業等への繰り出し額の増加によるものです。
国民健康保険事業特別会計では医療給付費の抑制につながる健康づくり事業及び生活習慣病予防事業の推進、簡易水道事業特別会計では維持管理費等の節減や上水道への移行に伴う計画的な施設整備及び健全な会計運営、公共下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計では接続率の向上や合併処理浄化槽を含めた汚泥処理、維持管理費抑制、また、国営農地開発事業特別会計では償還金の滞納整理など、各事業会計にはそれぞれ課題がありますが、13事業特別会計の総合収支は各会計いずれも均衡のとれた黒字決算となっています。
また、奥出雲病院事業特別会計は、看護師配置基準が入院患者10名に対して看護師1名の10対1看護基準を堅持されています。病床利用率69.6%、1日平均入院患者数110人、外来患者数は1日平均156.3人の運営状況で、事業収益は19億9,114万円と対前年比で3,843万円、1.9%減少しましたが、費用で人件費や材料費などが減少したことにより、経常損益は6,079万円の黒字となりました。地域医療の中核病院として、町民誰もが安心して医療が受けられる診療体制づくりのために医師等の人材確保はもとより、今後の人口動態や年齢構造の変化に対応し得る医療機能の構築に向け、スタッフ一丸となった取り組みに期待し、厳しい状況ですが、今後一層の経営努力を行われるよう意見として付します。
3、健全化判断比率等について。
町財政の健全化判断比率について、一般会計並びに14事業特別会計は全て黒字決算であり、実質赤字比率は非該当です。
実質公債費比率は、これは一般会計及び特別会計における公債費等の一般財源に占める割合ですが、単年度で15.0%、3カ年平均で14.4%となり、前年度より0.6ポイント減少し、早期健全化基準の25%を下回り、平成28年度も健全な値を確保されています。また、将来負担比率については、平成28年度では169.7%(早期健全化基準350%)となり、仁多庁舎の建設等あり、対前年度比3.8ポイント増加しました。
合併特例による
普通交付税の増額交付が、平成27年度から漸次減額され、平成32年度には特例措置が終了する中で、歳入・歳出のバランスと将来負担比率の軽減を重視される一方、地方創生の推進による人口減少対策や、急速に進む少子高齢化、過疎化対策など、種々の課題に対応するための行政需要に的確に対処し、地域経済の活性化と住民福祉のさらなる向上を目指し、今後も引き続き効果的な財政運営に傾注努力されることを申し述べておきます。
以上、決算特別委員会における審査結果、
審査概要を述べ、報告といたします。
○議長(岩田 明人君) 以上で
委員長報告を終わります。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、
委員長報告に対する質疑を終わります。
続いて、認定第1号について討論を行います。
討論はございますか。討論がありましたら、反対の方からの発言を許します。
田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。認定第1号、平成28年度奥出雲町各会計歳入歳出決算の認定について、一括上程されています。私は、一般会計歳入歳出決算と国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、採択に反対する立場から反対討論を行います。
決算特別委員会委員長報告は、原案可決であります。監査委員の審査報告では、決算書等について関係法令に準拠して作成されていたか、決算の計数は正確であったかを審査し、その結果、予算の執行や関連する事務の処理は適正に行われていたと報告されています。同時に、28年度に発覚した町職員による不祥事案をきっかけに生じている多くの町民の町行政に対する信頼失墜に対し、再発防止策の確実な実行によって、一日も早く信頼回復するよう尽力することを町当局に求められています。
まず、一般会計歳入歳出決算についてであります。町議会における決算認定は、可決された予算が正確に執行されたかどうかを審査することだけでなく、後年度の予算編成に資するため、広範な角度から住民の立場で行政評価を検証するものであります。
平成28年度の奥出雲町予算は、2年前、平成27年10月に策定された奥出雲町のまち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた施策20項目の解決策具体化を重点に編成されました。低迷の続く町内景気や人口減少問題、公共施設の老朽化への対応、生活インフラ整備、雇用・定住対策、産業振興、子育て支援、福祉・医療・教育の充実への配意などにより、山積するたくさんの課題に対して取り組まれました。限られた財源の中で、創意工夫、町民の協働による町民生活の向上を目指し、決算には、予算が正確に執行され町民のためになっている事業は少なくありません。また、財政健全化のため、起債繰り上げ償還にも積極的に取り組み、健全化判断比率、資金不足比率について基準を満たしています。
しかし、残念ながら国の制度改悪から、給付抑制・削減などで暮らしを大きく脅かしているものもあります。例えば、17年前、平成12年より施行された介護保険制度です。介護を家族任せにしない、介護の社会化の象徴として歓迎されました。ところが、制度はどんどん後退し、国家的詐欺とまで言われるひどい仕組みになっています。例えば本年5月に成立した改正介護保険法では、1つ、現役並み所得者の利用料の3割化、2つ、高額介護サービス費の利用者負担上限額引き上げ、3つ、要介護2以下のサービスを地域支援事業へ移行、4、利用料の引き上げ、介護料を払っているのに利用させないということです。5、医療・介護の連携により、療養病床の削減と介護医療院の創設など、さらに介護保険制度が後退していくことは明らかです。
地方自治体は、国の悪政に対する防波堤の役割を発揮し、町民の命と暮らしを守るのかどうかが鋭く問われています。厳しい町民の生活を反映して、町税収入については12億2,301万9,000円で、27年度から28年度ではわずかに0.5%ふえていますが、10カ年の平均よりやや少なくなっており、ほぼ横ばいです。町民の収入は一向にふえないのに、負担は毎年かさむばかりです。しかし、一方、本町の一般会計では実質収支で1億9,796万円の黒字であり、町民福祉、命と暮らしを守るための予算配分が本当に徹底されていたのか疑問です。あくまでも町民の願いは、生活優先公共事業、医療・福祉・教育の充実であり、この立場から来年度予算案を鑑みたとき、一般会計歳入歳出決算に賛成できません。本決算が国の悪政推進を色濃く反映したものとなっており、国政から切り離された町政などあり得ず、まさに国の政治が町政に大きく反映され、町民生活に直結しています。
次に、国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。平成28年度には前年度より国保税の徴収率が上昇し、また、薬価改定などにより、保険給付費、医療費の伸びが抑えられ、歳入歳出差し引き額は7,255万8,000円の黒字になりました。27年度から28年度への繰り越しは黒字額にほぼ沿った1,305万5,000円であり、同様に28年度から29年度への繰越金は黒字額にほぼ沿ったものとなり、前年度と比べ5.5倍もの大きな金額です。
この最大の問題点は、その年度において保険税負担世帯の家計を圧迫している高い国保税の負担軽減、つまり国保税引き下げには全く手をつけず、黒字額を翌年度に繰り越して、基金積立金をさらに積み上げるという手法です。
昨年度の国保加入世帯は1,830世帯です。黒字額の7,255万8,000円は1世帯当たりで3万9,649円になります。また、昨年度の国保税収入済み額3億2,107万4,261円から算出した1世帯当たりの平均国保税納付額は17万5,450円であり、繰り越しとなった金額はその4分の1以上を示しています。このことは、国保加入世帯に負担を求めた国保税そのものが過大、大き過ぎたことを裏づけるものであります。また、1世帯当たり年額1万円引き下げのためには、単純計算では1,830万円が必要ですが、黒字額の7,255万8,000円の4分の1を減じて手当てすれば足りる金額です。年度中途であっても余剰金が発生する可能性があれば直ちに予算を見直し、まず国保税の負担者である町民のために還元し、引き下げに充てるべきです。
国保加入者にとって、近年、特にデフレ不況により収入が目減りし、国保税を払いたくても払えない、暮らしを切り詰めて辛うじて払っているというのが実態であります。国保でいえば、来年度、平成30年度から島根県に財政運営を移行することとなり、収納率向上のために差し押さえや滞納処分が強化される危険があります。町民の権利を守り、適切に差し押さえ、滞納処分に対応することが求められます。
そして、国保税は、奥出雲町の生活実態に見合った保険税に努めるべきです。財政が、町政が、国保運営により真剣に向き合うことを強く要求します。
以上、一般会計歳入歳出決算と国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、私の反対討論を終わります。
○議長(岩田 明人君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ございますか。
7番、藤原和範議員。
○議員(7番 藤原 和範君) 7番、藤原でございます。私は、平成28年度奥出雲町各会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論をいたします。
平成28年度の一般会計の決算額は、先ほど報告がありますように、歳入161億9,900万円、歳出158億7,200万円、歳入歳出差し引き3億2,700万円、そして、翌年度へ繰り越すべき財源を引いた実質収支は1億9,800万円でした。また、一般会計及び特別会計における公債費等の一般財源に占める割合である実質公債費比率は、平成28年度は15%で対前年度比1%の増でありましたが、3カ年平均では14.4%と0.6ポイント改善しています。また、平成27年度から地方交付税の一本算定により、5年間で約4億円の段階的な減少が見込まれていますが、平成28年度には5億2,000万円の繰り上げ償還が実施され、将来負担比率も167%にとどまり、健全な財政運営が行われていると言えます。
今後、少子高齢化、人口減少対策、定住対策、そして道路整備を初め生活環境整備等、多くの事業実施が求められる中、町財政は仁多庁舎建設等による大型事業による償還も始まり、年々厳しくなりますが、引き続き行政サービスの向上に配慮しながら計画的な繰り上げ償還を実施するなど、将来を見据えた健全な行財政運営に努められるよう強く要望しておきます。
また、国民健康保険事業特別会計については、来年度、平成30年度からは保険者が島根県となり、いずれは県下統一の国保税も予定されています。このような中で高額な薬剤が認可されると医療費が大幅に値上がりすることも懸念されるなど、高額な医療費の発生等により国保加入者への急激な負担増を避けるにも、現時点では一定の基金残高の保有は必要と考えます。
以上、賛成討論といたします。
○議長(岩田 明人君) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、認定第1号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第15、認定第1号、平成28年度奥出雲町各
会計歳入歳出決算認定についてを採決をいたします。
本案に対する
委員長報告は、認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(岩田 明人君) 起立多数と認めます、よって、認定第1号は、
委員長報告のとおり認定されました。
ここでしばらく休憩をいたします。ここの時計で11時10分から再開をいたします。休憩。
午前11時00分休憩
───────────────────────────────
午前11時11分再開
○議長(岩田 明人君) それでは、再開をいたします。
ただいまの
出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、引き続きまして会議を開きます。
ここで、先ほどの
一般会計補正予算(第2号)提出についての説明の中で、若干の違いがあったようでございますので、委員長のほうから訂正報告がございますので、よろしくお願いしたいと思います。
13番、大垣照子議員。
○
予算特別委員会委員長(大垣 照子君) 大変貴重な時間、申しわけございません。私は、先ほどの29年度の
一般会計補正予算(第2号)提出についてのところで、主な補正内容についてのところで、記載はきちんとしておりましたけれども、「
普通交付税の交付決定により3億3,859万8,000円増、平成28年度
決算余剰金により」というところを、「平成29年度」と申し上げたようでございますので、「平成28年度」に訂正をさせていただきます。どうも申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。
○議長(岩田 明人君) それでは、日程に入ります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第16 議案第65号
○議長(岩田 明人君) 日程第16、議案第65号、
奥出雲特別養護老人ホーム空調・
給湯設備更新工事請負契約締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
石田
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
───────────────────────────────
議案第65号
奥出雲特別養護老人ホーム空調・
給湯設備更新工事請負契約締結について
───────────────────────────────
○議長(岩田 明人君) ちょっとその前に、私のほうから間違ってどうも言うたようでございますが、「給湯」ということを「きゅうゆ」と私が言ったようでございます。「給湯」ということでございますので、よろしくひとつお願いしたいと思います。
以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 9月定例会初日に予算のほうは承認させていただいていると思いますが、あいサンホーム、18年経過したということで、本館部分の空調と給湯設備、このエネルギーを灯油から電気へということで説明をいただきました。
まず、ちょっと契約のほうですけど、3社で入札したけども落札がなかったので、一番金額の低かったところと契約ということですが、額が1億を超える額でかなり大きいですけども、設備的に、各社それぞれ特徴あると思いますけども、全く遜色のない設備としてなるのか。
それと、あとランニングコストのほうですね、灯油から今回電気へということですけども、ランニングコストの面から見て抑えられるのかというところ、そこら辺はちょっとお聞きしたいと思います。かなり面積も大きいところを電気で賄うということだと思いますので、お願いをいたします。
○議長(岩田 明人君) 石田
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) 質問にお答えいたします。
先ほどの議員のほう、3社というふうにおっしゃってましたけども、6社です。この事業が省エネルギーということでの改修目的ですので、それぞれの部屋のほうにそういった無駄なエネルギーを使わないための、掲示されたような、ちょっと名前ははっきり覚えておりませんけども、そういうものを設置しますので、無駄な電力を使わないような仕組みでするような形になっておりますので、具体的にランニングコストがどれぐらい要るかはちょっと計算しておりませんけども、節電というふうな形で、これまで以上に節電となるような形になると思います。以上です。
○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) これまでが灯油だったということなので、電気にしたときとの比較というのはやはり、これからずっとこの設備、10年以上されると思うんですけども、やはりそこは計算するべきではないかなと思いますが、それをされてないということなんですかね。
それと、先ほど6社ということで、私、3社と言い間違いました、訂正させてもらいますが、各社特徴がそれぞれあると思うんですけども、果たして金額が安いところが一番いいのかというところ、そこら辺の内容も精査されての決定、随意契約なのかというところが、今の答弁ではわかりませんので、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 石田
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) 最初のつけ加えですけれども、この事業でそういう省エネのところを毎年評価しながら、補助事業でありますので、そういったところで評価しながらやっていく、計画的にやっていくというふうなところもありますので、灯油から電気にかわってどれぐらいという積算はしておりませんけども、無駄なエネルギーを使わないということで、施設のほうにも定期的にチェックをしていただくような体制をとるというふうな形になっております。
それと、随意契約のところでは、内訳書等で積算、きちんとできているかというような確認をしながらやっておりますので、その決まった業者、最低価格であった新和設備工業さんと内訳書が適当であるかというような確認しながら積算等をさせていただいております。以上です。
○議長(岩田 明人君) ほかございませんね。
11番、藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 一つは、落札率がどれぐらいで、最低金額ということですけども、落札率としてはどういうふうな金額になったのか。
それと、これは町長にもお聞きしたいんですけども、ああやって契約等の不祥事がいろいろあって、今後直していくと、検討していくというふうなお話が随分あります。この中で随意契約というものに対しての認識ですか、考え方をちょっとお聞かせ願いたい。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
ああした不祥事等がございまして、随意契約はできるだけ抑えようというふうなことで、私も副町長も常々、日々そのような指導はしているところでございます。今回、当町、6社入札があって、なかなか落札できなかったというふうなことで、今回につきましてはやむを得ないことだというふうに思っております。
そして、また、内田議員からの御質問がございました。ランニングコスト等につきましては、また担当者に、あるいは新和設備工業のほうに、現状の灯油と電気等のこともございますので、しっかりまた御報告をさせていただきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 石田
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) 質問にお答えいたします。
落札率は99.5%でした。以上です。
○議長(岩田 明人君) ほか質疑ございますか。
藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 11番。設備を入れますと、どうしてもその後メンテナンスということがあったり、いろんなふぐあいが出た場合に、特に設備の場合はその会社でないといけないいうことで、非常に随意契約がどんどんふえていく。これ、一番いい例がごみの焼却場、そういうふうな形です。何年も同じ業者が同じように入って、もう意のままというふうな契約になってしまいがちです。その辺のことに対しては、町長、どう思われますか、メンテナンス関係ですよ。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
メンテナンスにつきましては、やはり大規模改修ということで必要あろうと思いますが、やはりこの新和設備工業、松江に本社がある会社でございます。しっかりとメンテナンスのほうもやっていただけるというふうに思っております。
このあいサンホームの空調関係の設備につきましては、私も環境省のほうへ直接出向いて、いろいろ交渉にも出かけたところでございます。この環境省のほうにも、副町長、そして担当課長も出かけて指導も仰いでおります。しっかりとやらせていただきたいというふうに思っております。
○議長(岩田 明人君) ほかよろしゅうございますね。
内田精彦議員、10番。
○議員(10番 内田 精彦君) この契約のまず最初の工期、いつまでの工期なのかいうことと、多分長い工期になると思いますが、工事、空調、給湯設備の工事いうことですが、このあいサンホームの入居者の方に対してその影響はないのかどうか、その辺のことについて伺います。
○議長(岩田 明人君) 石田
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) 質問にお答えいたします。
工期ですけれども、工期は約3カ月を予定しておりまして、工事の完了を平成30年の1月末としております。
それから、入居者がいらっしゃいますので、そのことが一番大変のところなんですけども、部屋ごとに少しずつ移動していただきながら、一斉にはできませんので、部屋ごとに移動していただきながら、ホールのほうに出ていただいたりしながら、少し部屋を移動してもらいながらということで、その関係で少し時間がかかるし、冬場に向かうということで配慮していかなければいけないかなというふうに思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) ほかございますか。
13番、大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 今ちょっと答弁をお聞きしまして、入居者の方に部屋を順次移ってもらったりということで、ホールのほうも使うということでしたが、今もう満床状態がずっと続いててそうなのか、少しはあきがあって、ほかの部屋に移動してもらってということなのか。今、ホールのほうに出てもらってという、答えられたと思うので、ちょっとそれはどうかなと思ってお聞きしたいと思います。
○議長(岩田 明人君) 石田
健康福祉課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) 質問にお答えします。
ホールというのは、昼間は部屋を工事するので、昼間の間、ホールのほうに移動していただいて、また夜には戻っていただくというふうな形で、なかなかうるさかったりとかっていうふうなところもあるので少しずつ、昼間の工事ですので、そういった形で移動していただくということです。
○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) そうしますと、昼間のほうはホールのほうにおっていただいて、夜は自室に戻れるという形ですか。その昼間の間、一部屋一部屋きちんと終わって、夜にはその部屋へ帰れるということですか。
○議長(岩田 明人君) 石田課長。
○
健康福祉課長(石田 雅子君) お答えいたします。
昼間は移動して夜は帰れるような体制で、入居者の方に御負担がないように配慮していただくことになっております。以上です。
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、質疑を終わります。
続いて、討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、議案第65号について討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第16、議案第65号、
奥出雲特別養護老人ホーム空調・
給湯設備更新工事請負契約締結についてを採決をいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第17 議案第66号
○議長(岩田 明人君) 次に、日程第17、議案第66号、財産の取得について(
小型路線バス)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
───────────────────────────────
議案第66号 財産の取得について(
小型路線バス)
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○議長(岩田 明人君) 以上で提案説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
11番、藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 小型バスの取得ということですが、一つは、まず、今までバス専用の会社から大体バスは購入されてましたが、今回ちょっと聞きなれないカーテックス一畑ということですが、その辺の入札の見直し等でそういうことがまたあったのか、あるいはまた、これトヨタの分を、ハイエースですので、それを改造してということでの特殊作業が入ったということじゃないかと思います。こういうのは奥出雲町の普通の自動車屋さんなんかで対応はできないもんでしょうか。できるだけ、大型バスは難しいけども、小型バス程度のものは、町内の業者さんいらっしゃいますんで、そういう方にも門戸を開くべきじゃないかというふうに思いますが、どうでしょうか。
○議長(岩田 明人君) 江角財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) お答えをいたします。
指名競争入札に入るに至って、どういった業者を選定するかということをあらかじめ調査なり協議をさせていただきました。その結果、このトヨタハイエースという機種にまず選考になった理由といたしまして、同型の形で4WD車の車がこれ1台しかなかったということで、まずメーカー指定をさせていただいた経過がございます。その中で、今度は、先ほど議員からの御発言もございましたとおり、路線バスに見合った改造をしてもらわないといけないというところが出てきております。それを調査したところ、県内で当該の2社しかなかったということでございます。ですので、その2社をもって指名競争入札をさせていただいたということでございます。以上です。
○議長(岩田 明人君) 11番、藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 町内の業者さんにはそもそも最初からもう、まないたいいますかね、競争にならんから入らなかった。あるいは、こういう旨のものを今度購入するので対応できますかというふうな情報は流されましたか。
○議長(岩田 明人君) 江角財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) 入札に関しましては、仕様書の段階で指名競争に参加するかしないかということで登録をしていただいていると思います。その登録の中から該当する会社が幾つあるかというところで選定をさせていただいたということでございます。事前に他社、いろんな業者さんに呼びかけるようなことは行っておりません。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員、11番。
○議員(11番 藤原 充博君) 不景気の中ですので、町内の業者さんにもぜひ、こういうふうな仕様のバスを入れたいが対応ができるかどうかということは、やはり事前に連絡をしたり、話をしていってもいいじゃないかと思いますが、町長、その辺はどうですか、やっぱり町内の業者も育てていかないといけないと思いますけども。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたしますが、さまざまな主要な方法のこともございますので、今後検討をさせていただきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。
○議員(11番 藤原 充博君) 今後、多分小型バス、デマンドバスとかそういうものの類いが、非常に奥出雲町では活用していかないといけないような流れになってくるんじゃないかと思います。高齢者の免状返上とか、そういうこともございますので、ぜひとも、そういうものをどんどん入れていくなら、やっぱり町内の業者さんのほうへそういうことが行き渡るような形はしていくべきだと思いますけども、どうでしょうか。
○議長(岩田 明人君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
小型路線バス、今後ますます必要になろうと思います。このようなことで、先ほど申し上げましたように、しっかりと担当課と検討してまいりたいというふうに思っております。可能であれば町内業者も加わっていただくようなこと、情報を流すとか、さまざまなことを検討してまいりたいと思っております。以上です。
○議長(岩田 明人君) 13番、大垣照子議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 路線バスっていうのは結構走る距離が積算されていって、すごい距離、メーターが上がっていくと思いますが、今後に至ってこの小型バスっていうのは、この後、どのぐらい更新しないといけないっていう、現状でわかればお聞かせ願えませんでしょうか。
○議長(岩田 明人君)
企画財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) お答えをいたします。
現在、奥出雲交通におきましては、22台のバスを所有しております。3台が大型、それから10台が中型、9台が小型というふうな内容となっております。おおむね定期バスにつきましては、10年もしくは60キロを目安に更新を考えております。若干、どういいますか……(発言する者あり)済みません、60万キロでございました、失礼しました。10年、60万キロを目途に更新を予定をさせていただいているところでございます。若干、もう既に近づいたもの、超えたものもございますけれども、大体平成19年あたりに一気に購入した車がございますので、これが大体10年を迎えるということで、随時更新が必要になってくるというふうに思われます。これらにつきましては、若干、走行地域等によりましても走行距離が変わりますので、この辺、それからまた修繕のかかりぐあい等を勘案しながら、順次更新をさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 質疑を終わります。
続いて、討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) 議案第66号についての討論を終わります。
これより採決を行います。
日程第17、議案第66号、財産の取得について(
小型路線バス)を採決をいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第18 発委第6号
○議長(岩田 明人君) 次に、日程第18、発委第6号、地方の
社会資本整備の促進を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
10番、
内田精彦総務経済常任委員会委員長。
○
総務経済常任委員会委員長(内田 精彦君) ただいま単独上程いただきました日程18、発委第6号について、議案を朗読し、説明をいたします。
───────────────────────────────
発委第6号
地方の
社会資本整備の促進を求める意見書(案)提出について
地方の
社会資本整備の促進を求める意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
平成29年9月29日提出
提出者 奥出雲町議会
総務経済常任委員会
委員長 内 田 精 彦
提案理由
国に対し、当議会から意見書を提出するため。
───────────────────────────────
地方の
社会資本整備の促進を求める意見書(案)
政府は、地方創生として人口減少問題に対し本格的に取り組みを開始した。この好機を活用し、産業振興や観光振興など地方の創生を実効あるものにするためには、
社会資本整備が必須であり、地域間ネットワークの構築や防災・減災対策、インフラの老朽化対策、地方の定住基盤の整備等を計画的に進める必要がある。
わけて、中山間地域である本町においては、人口減少と少子高齢化が全国に先行しており、町民の安全・安心な生活と地域経済の維持や産業振興を図るうえで、高速道路や幹線道路網の整備、農業基盤整備、下水道、河川、砂防、治山施設等の社会インフラの整備が急務であり、地域の発展、活性化に極めて重要である。
国として、地方がそれぞれの特徴を活かして自立的、且つ持続的で心豊かな社会の構築を目指すなかで、地域の切実な現状と地域が担ってきた役割・重要性を十分認識し、平成30年度予算編成において、下記事項を実現されるよう強く要望する。
記
1 平成30年度の
社会資本整備に必要な予算、特に道路整備など公共事業の推進にかかる予算を十分に確保すること。
2 地域経済や産業文化の発展に深く関わっている
社会資本整備が遅れている中山間地域などの地方に対して、予算を十分配分するとともに予算制度の拡充を図ること。
3 平成29年度
補正予算の編成にあたって、地域の定住促進及び地域活力の向上に資する
社会資本整備に必要な予算を十分に確保すること。
4 「
道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律(道路財特法)」の補助率嵩上げ措置を30年度以降も継続すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年9月29日
島根県仁多郡奥出雲町議会
(提出先)
衆議院議長 様
参議院議長伊 達 忠 一 様
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
総務大臣 野 田 聖 子 様
財務大臣 麻 生 太 郎 様
農林水産大臣 齋 藤 健 様
国土交通大臣 石 井 啓 一 様
───────────────────────────────
以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 以上で要旨の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論ございますか。
1番、田食道弘議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 1番、日本共産党の田食道弘でございます。私は、発委第6号、地方の
社会資本整備の促進を求める意見書提出に反対する立場から、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。
本意見書(案)は、地方の創生を実効あるものにするためには
社会資本整備が必須であり、地域間ネットワークの構築や防災・減災対策、インフラの老朽化対策、地方の定住基盤の整備等を計画的に進める必要があるとし、政府関係機関に対し4つの項目について要望するものとなっています。
1項目めから3項目めは、地方の安全・安心な生活の確保と定住人口の増加等に資する
社会資本整備に必要な予算の確保、山陰道の早期完成、防災対策、河川改修、土砂災害対策、施設の老朽化対策など、地域の実情に照らした予算の配分を求めるものであります。我が党はこれらに対して異論はなく、賛同するものであります。
しかしながら、4項目めの
道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の補助率かさ上げ措置について、平成30年度、2018年度以降も継続することを求めることについては我が党は賛同できません。ガソリン税などを財源とする道路特定財源は、入ってくる税金をひたすら道路づくりに投入し続け、無駄な公共事業を拡大し、大手ゼネコンのもうけを確保する最たる例として見直しを求める世論を受け一般財源化されました。しかし、これに伴って制定されたのが、本意見書が継続を求める道路財特法のかさ上げ措置でありました。この措置は、高規格幹線道路や地域高規格道路の国庫補助率負担率を、今年度末までを期限にかさ上げしてきたものです。道路特定財源が一般財源化されて以降も、道路予算を確保し推進するための全国一律の措置であり、地方にのみ適用されるものではありません。首都圏の高速道路建設に見られるような大型事業など、全国の不要不急の大型開発を推進、温存するものと言わざるを得ません。国が進めている社会保障費の自然増削減路線は、医療費の負担増、年金削減、国保税の引き上げ、介護サービス取り上げ、生活保護切り下げなど、国民の将来不安を増大させています。この一方での大型開発、新規高速道路の建設は引き続き全国どこであれ推進する、このことに対して国民の理解は到底得られないものと考えます。
以上、地方の
社会資本整備の促進を求める意見書提出に対する反対討論を終わります。
○議長(岩田 明人君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。ありませんか。
6番、石原武志議員。
○議員(6番 石原 武志君) 6番、石原でございます。私は、本件、地方の
社会資本整備の促進を求める意見書提出について、賛成する立場から討論を行います。
道路整備に係る目的税、道路特定財源制度が平成19年に廃止され一般財源となったわけでありますが、以後、その
道路整備事業に関しては10年間、特別措置がとられてきております。今年度末で終了ということでございます。その特別措置により
道路整備事業は、通常、基本補助率が2分の1以下であるというところをかさ上げがなされ、10分の7以内ということになっております。市町村道路整備についても約65%という高い補助率となり、本町もその恩恵にあずかっているというふうに感じております。
社会保障整備のおくれている中山間地域、本町を含め中山間地域にとって今後さらに継続的な財政支援を受けるというため、また、さらに、特に道路整備、この道路財特法による
道路整備事業の来年度以降のかさ上げ措置を継続するいうことを求めるためにも、本意見書の提出には積極的に賛成をするものであります。
以上、賛成意見を述べさせていただきます。
○議長(岩田 明人君) 次に、反対の御意見はございますでしょうか。
〔反対討論なし〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、これより採決をいたします。
日程第18、発委第6号、地方の
社会資本整備の促進を求める意見書(案)提出についてを採決をいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(岩田 明人君) 起立多数と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第19 発委第7号
○議長(岩田 明人君) 次に、日程第19、発委第7号、
県費負担教職員人事権に係る現行制度の堅持を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。
要旨の説明を求めます。
12番、
村尾明利教育福祉常任委員会委員長。
○
教育福祉常任委員会委員長(村尾 明利君) それでは、発委第7号について朗読し、説明を申し上げたいと思います。
───────────────────────────────
発委第7号
県費負担教職員人事権に係る現行制度の堅持を求める
意見書(案)提出について
県費負担教職員人事権に係る現行制度の堅持を求める意見書(案)を
会議規則第14条第3項の規定により、別紙のとおり提出する。
平成29年9月29日提出
提出者 奥出雲町議会教育福祉常任委員長
委員長 村 尾 明 利
提案理由
島根県及び島根県教育委員会に対し、当議会から意見書を提出するため。
───────────────────────────────
県費負担教職員人事権に係る現行制度の堅持を求める
意見書(案)
現在、松江市・出雲市から島根県に対し、県費負担教職員の人事権を当該市に移譲するよう要望がなされているとのことである。
移譲を求める市側は、平成27年の閣議決定で中核市への教員人事権移譲について積極姿勢が打ち出されたことを主な論拠としているが、その閣議決定では現行の人事権を所管する都道府県および影響を被る小規模市町村などの理解を得ることが大前提とされている。
島根県においては、県費負担教職員の人事権を中核市などの大規模な市に移譲することの是非について、すでに平成19年に関係機関からなる検討委員会の答申において、「現時点での移譲には解決すべき課題が多く、可能性は低い」と結論付けられたところである。
当町にとっても、松江市や出雲市に人事権が移譲されることになれば、町立小中学校の教員の安定的確保や適切な教員配置に著しい支障が生ずる恐れがあり到底、容認できるものではない。
したがって、県当局におかれては、今後とも島根県全体の教育水準を維持し、町村立小中学校が安定的に運営できるよう、
県費負担教職員人事権に係る現行制度を堅持されることを強く要望する。
以上、地方自治法第99条に基づき、意見書を提出する。
平成29年9月29日
島根県仁多郡奥出雲町議会
(提出先)
島根県知事溝 口 善兵衛 様
島根県教育長 鴨 木 朗 様
───────────────────────────────
以上でございます。
○議長(岩田 明人君) 以上で要旨の説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、質疑を終わります。
これより討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) ないようでございますので、これより採決を行います。
日程第19、発委第7号、
県費負担教職員人事権に係る現行制度の堅持を求める意見書(案)提出についてを採決をいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔
賛成者挙手〕
○議長(岩田 明人君) 挙手全員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第20 議員派遣の件
○議長(岩田 明人君) 次に、日程第20、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りをいたします。
議員派遣の件については、お手元にお配りをいたしましたとおり派遣することにしたいと思います。御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は、お手元にお配りいたしたとおり派遣することに決しました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第21 閉会中の継続審査及び継続調査の申し出について
○議長(岩田 明人君) 次に、日程第21、閉会中の継続審査及び継続調査の申し出についてを議題といたします。
お諮りをいたします。
会議規則第75条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続審査及び継続調査の申し出があっております。申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査をすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩田 明人君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査することに決しました。
─────────────・───・─────────────
○議長(岩田 明人君) 以上で本定例会に付議されました議案の審議は全て終了をいたしました。
これにて平成29年第3回
奥出雲町議会定例会を閉会といたします。御苦労さまでした。
午後0時06分閉会
───────────────────────────────...