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平成23年第4回定例会(第1日12月 7日)

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  1. 奥出雲町議会 2011-12-07
    平成23年第4回定例会(第1日12月 7日)


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    平成23年第4回定例会(第1日12月 7日) 奥出雲町告示第119号  平成23年第4回奥出雲町議会定例会を次のとおり招集する。    平成23年12月1日                        奥出雲町長 井 上 勝 博                  記 1.期 日  平成23年12月7日 2.場 所  奥出雲町議会議場   ───────────────────────────────        塔 村 俊 介君         内 田   勇君      内 田 精 彦君         藤 原 友 征君      藤 原 充 博君         村 尾 明 利君      若 月 忠 男君         内 田 正 男君      松 﨑 正 芳君         吾 郷 益 已君      大 垣 照 子君         景 山 孝 志君      岩 田 明 人君         若 月 康 男君      福 本   修君         千 原 祥 道君   ─────────────────────────────── ○応招しなかった議員      な し
      ─────────────────────────────── ○議事日程 ──────────────────────────────────── 平成23年 第4回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第1日)                        平成23年12月7日(水曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第1号)                    平成23年12月7日 午前9時30分開会  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 町長提出議案提案理由の説明  日程第4 議案第82号 奥出雲町私債権の管理に関する条例制定について  日程第5 議案第83号 奥出雲町定住住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正す             る条例制定について  日程第6 議案第84号 奥出雲町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条             例制定について  日程第7 議案第85号 奥出雲町廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を             改正する条例制定について  日程第8 議案第86号 奥出雲町公共下水道条例の一部を改正する条例制定について  日程第9 議案第87号 奥出雲町佐白地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制             定について  日程第10 議案第88号 奥出雲町要害山交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定             について  日程第11 議案第89号 奥出雲町立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正す             る条例制定について  日程第12 議案第90号 平成23年度奥出雲町一般会計補正予算(第4号)提出について  日程第13 議案第91号 平成23年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2             号)提出について  日程第14 議案第92号 平成23年度奥出雲町介護サービス事業特別会計補正予算(第1             号)提出について  日程第15 議案第93号 平成23年度奥出雲町訪問看護ステーション事業特別会計補正予             算(第1号)提出について  日程第16 議案第94号 平成23年度奥出雲町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)             提出について  日程第17 議案第95号 平成23年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)             提出について  日程第18 議案第96号 平成23年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1             号)提出について  日程第19 議案第97号 奥出雲町町道路線の認定について  日程第20 議案第98号 公の施設の指定管理者の指定について(町立馬木診療所)  日程第21 同意第10号 人権擁護委員の候補者の推薦同意について  日程第22 地方自治法第 243条の3第2項の報告について 報告第10号 平成22年度奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算について 報告第11号 平成22年度奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算について   ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 町長提出議案提案理由の説明  日程第4 議案第82号 奥出雲町私債権の管理に関する条例制定について  日程第5 議案第83号 奥出雲町定住住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正す             る条例制定について  日程第6 議案第84号 奥出雲町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条             例制定について  日程第7 議案第85号 奥出雲町廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を             改正する条例制定について  日程第8 議案第86号 奥出雲町公共下水道条例の一部を改正する条例制定について  日程第9 議案第87号 奥出雲町佐白地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制             定について  日程第10 議案第88号 奥出雲町要害山交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定             について  日程第11 議案第89号 奥出雲町立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正す             る条例制定について  日程第12 議案第90号 平成23年度奥出雲町一般会計補正予算(第4号)提出について  日程第13 議案第91号 平成23年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2             号)提出について  日程第14 議案第92号 平成23年度奥出雲町介護サービス事業特別会計補正予算(第1             号)提出について  日程第15 議案第93号 平成23年度奥出雲町訪問看護ステーション事業特別会計補正予             算(第1号)提出について  日程第16 議案第94号 平成23年度奥出雲町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)             提出について  日程第17 議案第95号 平成23年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)             提出について  日程第18 議案第96号 平成23年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1             号)提出について  日程第19 議案第97号 奥出雲町町道路線の認定について  日程第20 議案第98号 公の施設の指定管理者の指定について(町立馬木診療所)  日程第21 同意第10号 人権擁護委員の候補者の推薦同意について  日程第22 地方自治法第 243条の3第2項の報告について 報告第10号 平成22年度奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算について 報告第11号 平成22年度奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算について   ───────────────────────────────              出席議員(16名)     1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君     3番 内 田 精 彦君     4番 藤 原 友 征君     5番 藤 原 充 博君     6番 村 尾 明 利君     7番 若 月 忠 男君     8番 内 田 正 男君     9番 松 﨑 正 芳君     10番 吾 郷 益 已君     11番 大 垣 照 子君     12番 景 山 孝 志君     13番 岩 田 明 人君     14番 若 月 康 男君     15番 福 本   修君     16番 千 原 祥 道君   ───────────────────────────────              欠席議員(なし)   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 高 橋 安 典君  書記 ───── 田 辺 綾 子君   ───────────────────────────────
              説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 勝 田 康 則君 教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 小 倉 義 幸君 教育総務課長 ─ 植 田 一 教君  企画財政課長 ─ 藤 原   努君 農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君  地域振興課長 ─ 尾 方   豊君 病院事務長 ── 内 田 久 貴君  農業振興課長 ─ 糸 原   敬君 生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君  健康福祉課長 ─ 野 原 万寿老君 水道課長 ─── 稲 垣 和 利君  税務課長 ─── 吉 川 孝 司君 建設課長 ─── 松 島 昭 雄君  出納課長 ─── 堀 谷 智 樹君 町民課長 ─── 石 原 啓 子君  環境政策室長 ─ 津 田   昇君 健康づくり推進室長 ───────────────── 内 田 裕 紀君 観光推進室長 ─ 舟 木   長君  財産管理室長 ─ 森 長 洋 二君   ───────────────────────────────             午前9時37分開会 ○議長(千原 祥道君) そういたしますと、ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより平成23年第4回奥出雲町議会定例会を開会をいたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  先般11月28日に雲南広域連合議会第3回臨時会が開催され、出席をいたしました。議事の内容につきましては別紙のとおりでありますが、それぞれ原案のとおり可決をされました。  また、監査委員から平成23年度8月、9月、10月分の例月現金出納検査の結果について別紙のとおり報告がありましたので、報告をいたします。  次に、総務文教常任委員会委員長福祉厚生常任委員会委員長産業建設常任委員会委員長より、行政視察研修報告の申し出があっておりますので、これを許します。  最初に、松﨑総務文教常任委員会委員長。 ○総務文教常任委員会委員長(松﨑 正芳君) それでは、常任委員会の視察報告をいたします。  平成23年、総務文教常任委員会行政視察報告奥出雲町議会議長、千原祥道様。平成23年12月7日。総務文教常任委員会委員長、松﨑正芳。  総務文教常任委員会の行政視察について、以下報告いたします。  一つ、目的、海士町活性化の取り組みと隠岐島前高校の魅力化について。視察地は、隠岐郡海士町でございます。期日、23年11月8日、9日の2日間にわたって行いました。参加者は、総務文教常任委員会委員の5名と事務局1名であります。説明者は、海士町観光協会、吉本操財政課長豊田庄吾学習センター長岩本悠プロデューサーの3名でございます。  報告。1つ、海士町の現状について申し上げます。  海士町は、知夫村、西ノ島町に連なる面積33.52平方キロ、周囲89.1キロの小島で、後鳥羽上皇永眠の地で知られています。人口は、昭和25年の7,000人をピークに減少し、現在は2,374人、65歳以上の高齢化率は39%です。高校卒業後、ほとんどが島外へ流出し、若者層が少なく、年出生数は10人前後です。本土との交通はフェリーで3時間、産業は、沿岸漁業はもとより、島内中央には稲作水田が開け、丘陵地には和牛も放牧され、湧水にも恵まれています。海士町の財政規模は、一般会計45億円規模で、平成22年度の実質公債費比率は約20%です。  2、活性化への取り組み。  平成合併に関して島前3町村、西ノ島町、知夫村、海士町は、それぞれ地域特性があり、統合はメリットがないことから、平成15年12月に任意合併協議会を解散し、単独の町制が決定しました。これにより地方交付税の削減約2億円があり、財政シミュレーションで平成20年には財政再建団体になることが予想され、行財政改革の実施とともに、海士町自立促進プランを策定し、地域活性・新規産業創出策が模索されました。  1つ、行財政改革について。人件費のカット、当時は三役は50%から40%、職員平均22%のカットでございます。現在、町長は約30%のカット、職員15%から5%カットで、この給与カットの5%相当分を財源として少子化対策に充当。例えば結婚祝い金出産祝い金、不妊治療の交通費助成などを行っております。  次に、公共事業の圧縮、改修事業、建設事業費の削減でございます。それから、経費節減等に経常経費などの見直しを行っております。補助金、負担金、委託料、需用費の削減でございます。町民と危機感を共有しながら各種補助金などを削減、また当該支援により、ふるさと納税は平成22年度末で185件、1,843万円ございます。  2、地域再生戦略について。地域資源の見直しと再生を計画。地域資源を生かして新規産業を創造し、雇用の場をつくるため、成長因子を島外に求め、人、物、健康の3本柱で地域再生計画を策定。海、潮風、塩をキーワードに、地域資源を有効活用して産業おこしを計画しています。海では、さざえカレー、海士のイワガキの商品化など、潮風では、隠岐牛のブランド化の推進など、塩では、海士の天然塩の商品復活などを取り組んでおります。  活性化の実施主体については、第三セクター、民間異業種参入、Iターン者の積極的貢献によりまして、第三セクターでは株式会社ふるさと海士、資本金が2億5,000万円の会社ですが、94%の町出資でございます。事業は、CAS、セル・アライブ・システムといいまして、組織細胞を破壊せずに凍結する技術のことでございますが、首都圏の百貨店、スーパーへ漁海商品を配送、販売、それから上海、シンガポールなどへも輸出、CAS商品販売特産販売施設キンニャモニャセンターの運営や天然の海士乃塩の販売も含め、売り上げは約2億円が目標でございます。  民間では、地元建設業者の田仲寿夫氏が公共事業費削減の影響を受けて異業種参入し、有限会社隠岐潮風ファームを設立、隠岐牛の繁殖から肥育まで一貫経営を手がけ、東京食肉市場へ出荷、年商は約1億5,000万円が目標であります。  それと、U・Iターン者の活動、Iターンの鈴木和弘氏が海士のいわがき生産株式会社を設立、イワガキ共同作業施設を運営し、いわがき「春香」を販売、日産3,000個、年産24万個で東京築地市場ほかに販売し、売り上げ7,000万円です。Iターン定住者の増加、こうした物づくりをベースにした振興策で、平成23年3月で185人の雇用創出、188世帯310人のIターン者が海士町に定住生活をしておられます。  3、隠岐島前高校の魅力化について。  隠岐島前高校は、島前3町村で唯一の高校で、現在の生徒数105名、1学年40名、2学年32名、3学年33名です。教職員数は16名、入学者数は平成19年の77名から平成20年に28人に激減し、高校の存続は島の存続に直結するの危機感のもと、魅力化が提起されました。現実問題として、島外へ進学する生徒1人当たり月10万円の仕送りが必要であり、3年間で450万円の出費を要し、高校進学を契機に一家を挙げての人口流出も懸念されました。  この島前高校魅力化プロジェクトの母体は、町長、校長、議会、PTAなどで組織する学校後援会が兼務、実践部隊は岩本悠氏などのU・Iターンの若者が組織するワーキンググループが担い、平成20年に改革構想を練り、全国からも生徒が集まる魅力的な高校づくりに着手されました。  島全体を一つの教育機関として位置づけし、地域づくりを担うリーダー育成を目指す地域創造コースと、少人数指導で難関大学の進学にも対応する特別進学コースを創設、手厚く、きめ細かな指導、特色ある教育プログラムが注目され、県外からの志願者がふえている状況です。  次に、公営塾・隠岐の國学習センターについて。島前高校の魅力化に向けて大学進学希望の生徒のニーズにこたえるために、行政と学校が連携して学力向上を目的に設置された機関です。高校と情報共有し、生徒一人一人の学力、習熟度をチェックして個別指導ができる体制を整備。塾は、都市部の予備校・塾での指導経験を持つ4名の専属スタッフで組織され、昨年は10名の国立大学、公立大学への進学実績がありました。施設は、高校から徒歩10分余りで、民家をそのまま活用し、8畳、6畳の部屋を一部改造、使用されています。  4番目、所管総括を申し上げます。  今回の視察目的は、隠岐郡海士町の活性化の現状、とりわけ来年度高校募集定員が1クラス増となった県立隠岐島前高校の実情と町の運営する公営塾の実施を研修することでした。高校の魅力化について、実際の原動力は、岩本悠氏などIターン者の提案、活動であり、守りの姿勢で高校の存続を目指すと将来は存続しなくなるという逆説から、まず魅力化の理念をしっかり定め、積極的に島の利点、地域資源を見詰め直して体系化されています。  公営塾のキーポイントは、学習センター教科指導スタッフの存在と高校の情報の共有、そして高校教員の後押しです。民家を改造し、机といすが置かれた8畳の部屋に、大学入試に向け、数名の生徒が自習しており、午後6時から夜11時まで学べる体制が整えられていました。塾で学ぶ希望者数は30名、指導スタッフの学力レベルの向上努力と情熱を痛感いたしました。この年間運営費は、ふるさと雇用補助金などを財源に年間4,500万円相当で、外部委託方式でございます。また、町からは、高校寮入寮生徒へ支援補助が実施されております。  以上、本町においても参考とすべき諸点を踏まえ、私の報告といたします。終わります。 ○議長(千原 祥道君) 続きまして、吾郷福祉厚生常任委員会委員長。 ○福祉厚生常任委員会委員長(吾郷 益已君) それでは、平成23年福祉厚生常任委員会行政視察研修報告を行います。  平成23年12月7日。福祉厚生常任委員会委員長、吾郷益已。  福祉厚生常任委員会は、去る10月18、19日の2日にわたりまして岡山県の鏡野町、同和気町へ行政視察を行いましたので、視察概要について報告をいたします。  参加者は、福祉厚生常任委員会の委員が4名、それから津田環境政策室長、また高橋事務局長に同行をいただいたところでございます。  まず、岡山県の鏡野町でございます。視察目的は、冬季における高齢者への生活支援ハウスの運営についてでございます。当町は、高齢者の冬季における生活支援ハウスが3施設ございます。鏡野町は、奥津町、鏡野町、上齊原村の2町1村が平成17年3月に合併いたしまして、人口1万4,400人、面積は420平方キロ、高齢化比率が32.8%と奥出雲町に似通った規模の町でございました。  まず、高齢者の支援ハウス施設でございます。通称高齢者生活福祉センターと言っておるようでございますが、独立して生活するには不安があり、また家族による援助を受けることが困難な高齢者の受け入れ施設でございます。この施設は、町内のおおむね60歳以上のひとり暮らし高齢者夫婦のみの世帯が対象となっておりまして、介護支援機能、また居住機能があるデイサービスセンターに併設されておりました。この施設は、利用料を1日500円と、できるだけ低料金にするために専従の宿直者や調理員を配置しないで、原則自炊となっておりました。しかし、自炊が困難な方につきましては、併設施設での食事の提供もできるようになっております。居住部門の部屋数は、それぞれが5部屋から10部屋ありますが、デイサービスにもこれが利用されておりました。  なお、鏡野町の生活支援ハウスは、すべて鏡野町社会福祉協議会へ委託され、運営されていたところでございます。  また、その関連説明の中で、鏡野町国民健康保険病院は黒字経営をしているとの話がありまして、視察予定にはありませんでしたが、急遽病院を視察いたしまして、事務長より病院経営について説明を受けました。鏡野町の国民健康保険病院事業会計は、総収益13億1,000万円、総費用が12億4,000万円、剰余金残高2億1,000万円の黒字経営となっておりました。  病院の経営状況ですが、一般病床48床、療養病棟40床の計88床、診療科は、内科、小児科、外科、整形外科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科などとなっておりました。常勤医師は7名で、うち5名が町職員、2名が自治医大派遣となっておりまして、看護基準は10対1となっております。病床の利用率ですが、一般病床が85%、療養病棟が90%、また1日当たりの外来患者数は255人、整形外科などの年間手術件数が123件で、MRIの設備も整備されておりました。  黒字要因といたしましては、医師不足の厳しい現況ながら、医師の確保、病床利用率外来患者数の確保が安定経営にとって重要であるとの認識をしたところでございます。奥出雲病院の経営も鋭意努力をいただいておりますけれども、当病院への視察も検討されてはいかがかと思うところでございます。  なお、病院の内科医師、小児科医師は、町内の3診療所へそれぞれローテーションで派遣されておりまして、全地域に対する医療への配慮がうかがえたところでございます。  次に、岡山県の和気町でございますが、視察目的は、和気町はデマンドバス全国的先駆けの地域でありますので、デマンドバスデマンド型乗り合いタクシーの導入と、ごみ処理の取り組みについて視察をいたしました。  和気町は、人口1万5,500人、面積144平方キロの町で、車で備前市から約10分、岡山市から30分の位置にありまして、平安時代に活躍した和気清麻呂で知られる町でございます。  まず、デマンドバスデマンド型乗り合いタクシーの運営についてでございます。この事業の導入は平成19年3月に始まっておりまして、平成20年11月には和気町全域へ拡大しております。デマンドタクシーの利用方法ですが、まず事前に利用者登録をし、利用したいときに予約センターに行きと帰りの経路や目的地を電話をしますと、一律300円の料金で自宅へワケあいあいタクシーが迎えに来るようになっておりました。  この事業は、タクシー会社への外部委託で運営されておりまして、事業経費は平成22年度が約3,400万円、利用者の利用料収入840万円、町の補助金2,500万円が財源となっておりました。経費の中で2,700万円が借り上げ料で、次に予約センターの運営費、これは人件費、ソフト保守経費等でございますが、約650万円となっておりました。業者からの借り上げタクシー料金は、10人乗りジャンボタクシーが1日1万8,000円、小型タクシーは1カ月で10万円で契約をされております。年間の利用者数は延べ2万8,000人、利用登録では65歳以上の登録者は2,340人とのことでございました。  次に、ごみ処理の実情でございます。和気町のごみ分別は、14分類に分別されておりました。ごみ袋は有料でありまして、20リットルが20円、30リットルが30円、45リットルが45円になっております。可燃物は週2回の収集、資源化物は月2回で、回収ステーションが設けられておりまして、そこへ持ち出すようになっております。各ステーションには環境衛生指導員が配置してありまして、正しく分別が行われているのか等分別状況のチェックをしてるとの説明を受けたところでございます。  なお、ステーション1カ所当たり年間10万円の補助金が支給されておりました。  次に、生ごみ処理についてでございますが、持続可能な循環型社会づくりを目標とし、可燃物ごみに占める生ごみの割合が組成調査で31.7%を占めていることを確認をいたしまして、外部委託の焼却処理と、また生ごみの堆肥化による処理コストの計算がなされておりました。その結果、堆肥処理が経費から見て有効であるとの結論の中で、生ごみの堆肥化への取り組みが積極的に進められていたところでございます。  総括といたしまして、まず鏡野町の生活支援ハウス施設でございますけれども、当町も降雪地であり、また高齢化が進んでおりますので、早急に必要な施設であることを強く感じたところでございます。  また、鏡野町の国民健康保険病院は、小規模でありながら必要な医師の確保、そして外来患者の確保などの病院経営に対し、きめ細かな配慮がなされ、その結果、黒字経営となっており、奥出雲病院についても参考になることが多いと感じたところでございます。本町においては、また路線バスの運行をしておりますけれども、デマンド型のタクシーの方が高齢者の利便性を図る上では有効であるとの認識もいたしました。  そして、和気町のごみ処理については、分別収集時の点検管理や生ごみの堆肥化への対応など、本町においても検討すべき課題だというように感じたところでございます。  以上、視察報告を終わります。 ○議長(千原 祥道君) 続きまして、岩田産業建設常任委員会委員長。 ○産業建設常任委員会委員長(岩田 明人君) それでは、報告をいたします。  平成23年、産業建設常任委員会行政視察研修会報告。平成23年12月7日。奥出雲町議会、議長、千原祥道様。産業建設常任委員会委員長、岩田明人。  産業建設常任委員会行政視察について、次のとおり報告をいたします。  目的は、北九州の稲わら粗飼料生産の取り組みなど。期日は、平成23年10月25日、26日、2日間でございます。視察地は大分県宇佐市、草屋本舗株式会社、九重町、そして福岡県全農稲わらセンター。参加者は、産業建設常任委員5名、議長、そして事務局でございました。  報告。今回の視察は、本町での福島原発放射性セシウム汚染稲わらの納入問題を受け、北九州で稲わらの飼料の集荷生産や流通状況を視察するために、大分県稲わらコントラクター農家や福岡県全農稲わら工場を訪問いたしました。また、大分自動車道の行程である九重町九重大橋の観光の動態について現地視察をいたしました。  宇佐市の農業振興、稲わらコントラクターについて、1つ、宇佐市の農業振興策について、最初に宇佐市役所を訪問し、宇佐市農政課職員より宇佐市の農業振興策についての話を聞きました。宇佐市は、人口5万8,000人、面積は430キロ平方メートル、平成17年3月31日、宇佐市安心院町、院内町が合併し、現在の宇佐市の規模になっております。宇佐市の農業振興は、平野部で土地利用型農業、山間部での高付加価値型農業を初め農畜産物の生産・加工・流通販売を一体化をし、6次産業化農業の推進、農家で宿泊体験するグリーンツーリズムなど提唱されています。  農業出荷額は、米が39億円、畜産が32億円、野菜、果樹などが40億円、麦が8億円などです。農家数は減少傾向にあり、総数が4,507戸中、専業農家は1,478戸、この専業農家1戸の収入平均は800万円とのことでした。農産物の地産地消の振興では、特にコネギ作を奨励、2ヘクタール規模のハウス経営です。農業移住者が公募され、機械を含め経費が1億2,000万円のうち4分の1部分の3,000万円、4分の3が補助金助成を14年で返済する仕組みです。コネギは10アール当たり600万円の売り上げが可能で、この生産ネギはすべて地元で消費する計画です。  次に、草屋本舗株式会社、次に稲わらコントラクター農家を視察いたしました。草屋本舗株式会社で家族3人で経営、多忙時は3名の臨時雇用をし、作業従事し、株式会社化は平成19年6月、これとは別に繁殖牛の雌牛50頭を個人経営で肥育されています。経営の特徴は、繁殖経営から飼料作物の収穫部分を分離・独立した法人化であり、草屋本舗株式会社は、稲わら飼料を県内に流通販売し、広域的な事業体系を構築しています。会社の収穫面積は、稲わらが60ヘクタール、WCS飼料作物サイレージが62ヘクタール、イタリアンが21ヘクタール、機械装置はトラクター5台、うち大型が3台、ロールベラー2台、ラッピングマシーン、マニュアスプレッダー等で補助金を財源に整備、稲わらの販売単価はキロ32円、平均年商は3,050万円で、会社決算は一応黒字ということでございました。  WCS飼料稲ラップサイレージ事業の特徴は、大分県北部振興局や同家畜衛生課が仲介し、飼料稲栽培農家とコントラクター、さらに消費者の酪農家をあっせんし、飼料稲の刈り取りコントラクター会社、酪農会員、飼料供給、代金の決済は酪農家の納入代金から天引きし、極めて効率的な運営がされていました。このコントラクター稲わら飼料の需給体系は県内で完結されており、県外の搬出はトラック輸送の大型トラック運賃5万円の関係で、どうしても割高になるということでございました。  九重大橋の観光状態について。2つ目ですね。大分県から福岡県の行程中、短時間でしたが、九重大橋に立ち寄り、観光客の動向について小山所長の説明を受けました。九重町は、人口1万774人、271キロ平方メートルの町であります。九重大橋は、役場から車で約30分、標高777メートル、九酔渓に建設されています。大橋の長さが390メートル、高さが173メートル、幅が1.5メートル、総事業費が20億円で、平成18年10月に完成。  平成19年度の200万人の入り込み客をピークに、平成22年度は83万人の入場者数、入場料は中学生以上が500円で、平成22年度は4億円近い入場料の収入があり、管理、公債費返済分を差し引きし、1,700万円相当が医療費助成減に充当されています。  管理は、職員が4名、直営、警備、清掃、駐車場管理は外部委託し、特産品販売を行う物産館は指定管理者委託。建設から5年が経過し、入場者は毎年減少傾向ですが、観光名所であり、経済効果の波及を含め、九重大橋は貴重な収入財源となっております。課題は、交通対策と周辺整備、特産品開発、また観光客が通過型であり、滞在型への観光対応とのことでした。  次に、全農稲わら工場について、福岡県大木町にある全農子会社ジェイエイ北九州くみあい飼料株式会社が運営する北九州稲わら生産工場を視察いたしました。本工場は、かつて大川家具で栄えた大川木材工業団地の跡地を利用して経営。工場には、大型機械の設備が設置され、また仕入れた稲わら原材料、製造された製品が同地内で管理・保管されています。この工場は、全農の国産稲わらの集荷、こん包の流通施設であり、平成22年10月に完成。本年より生産稼働していますが、製造能力は1日14トン、現在は7トンの稼働状況です。  工場の設備総投資額は2億1,500万円、うち8,900万円が国庫補助金で充当であります。仕入れ原材料である稲わらの仕入れ価格は、農家の圃場渡しでキロ24円、工場持ち込みの場合は27円、いずれも個別検査の上、水分25%未満の稲わらのみが仕入れ対象となっておりました。  工場の製造過程は、集荷された稲わら100キロから200キロをロールカッターで分断、ベルトコンベアでプラントへ移送、油圧プレスプラントで稲わらを150センチメートルサイズに裁断、ホッパー、貯留し、同時に集じん機でわら付着の土を除去、油圧プレス機械でわらを油圧プレス、自動こん包機で結束し、製品化の手順です。工場内での設備機械は大型機械設備であり、稲わらに付着した土やわらの粉じんが立ち込めておりました。本工場での製造された製品は、すべて全農に売却し、キロ単価53円、コスト計算した希望売り渡し価格では73円とのことでした。本工場が半稼働の現状で売り上げは1億3,000万円、工場用地の借賃の3,000万円相当が赤字であるということでありました。  総括、所感といたしまして、今回の行政視察の目的は、雲南圏域奥出雲町において、畜産農家の九州の稲わらを仕入れできるか、稲わらの経費、コストや生産現場を直接することであります。仕入れコストについては、乾燥度合いなど稲わら品質差異もありますが、大分県稲わらコントラクターの価格はキロ32円、福岡県全農工場では50円であり、これに輸送費が付加され、島根県などの立地が遠くなるほど割高になるということでございます。  大分県の事例では、民間の稲わらコントラクターに県、自治体の協力があり、構築・連携体制が確立され、供給稲わらすべて圏域内で消費されています。福岡県の全農工場で製造された稲わら製品は全農を通し、ここは全国に出荷されていると。価格は少し高目であるということでございました。地産地消、耕畜連携といった視点から、町内あるいは雲南圏域など地元の需給を完結することが望まれますが、この場合、生産農家と畜産農家がどう連携するか、稲わらを収集する経営主体を法人か個人か、仕入れ材料による稲わら生産農家の選定、情報共有、さらにロールコンベアなど農機具購入補助など、行政の助成協力が課題であります。  機械整備について、草屋本舗株式会社の西園氏からの示唆に富む発言がありました。使用農機具の稲わら収集機械は専用機であり、年間に使用日数は制限され、国、県の助成で機械購入時は3分の1から2分の1の補助金が付加されているが、それはあくまで取得時のみで、その後の管理経営の補助はない。減価償却費や機械更新積立金を考えると、機械を保有するにかかわる経費は割高になり、むしろ自治体が機械を所有し、会社は賃貸し、リースで営業する方向が便利がよいという意見でした。幅広い観点から、耕畜連携の行政のてこ入れを期待するものであるということでございます。  以上、視察の報告といたします。 ○議長(千原 祥道君) 以上で諸般の報告を終わります。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(千原 祥道君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  8番、内田正男議員、9番、松﨑正芳議員を指名をいたします。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(千原 祥道君) 日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。
     今期定例会の会期は、本日12月7日から21日までの15日間とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日12月7日から21日までの15日間とすることに決しました。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 町長提出議案提案理由の説明 ○議長(千原 祥道君) 次に、日程第3、町長提出議案提案理由の説明について、町長に説明を求めます。  町長。 ○町長(井上 勝博君) 平成23年第4回定例議会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、町行政の最近の動向について御説明し、あわせて所信の一端を申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと思います。  まず、日本経済の動向を見ますと、東日本大震災の影響、円高、そして欧州の金融危機などにより厳しい状況が続いており、町内も同様に厳しい状況にあります。こうした中で、政府は、12兆円規模の第3次補正予算により、震災復興や円高対策などを行うこととしています。  本町としましては、こうした国や県の動き、経済情勢等に対応した措置を迅速に講じていく方針であり、国の補正予算による事業の詳細が明らかになり次第、追加の補正予算案を提出することも検討していく考えであります。  次に、防災対策についてであります。  本町では、東日本大震災や9月上旬に近畿地方を襲った台風12号などを教訓に、地域防災講座を町内9地区で開催したほか、馬木の小森婦人防火クラブの皆様を対象にした出前講座も実施するなど、多くの町民の方々に御参加いただきました。防災対策上、自治会などの地域のつながりや自主防災組織の必要性はより高まっておりますので、今後も積極的に自治会防火クラブの皆様を対象とした出前講座を実施していく考えであります。  次に、福島原発の事故の影響により放射性物質が検出された牛ふん等を原料とする堆肥について申し上げます。  県が再度実施した堆肥の放射能検査の結果、三刀屋肥育センターの堆肥の一部からも国の暫定規制値を超えるものが検出されましたが、10月28日には、国の暫定規制値を超えるものを除き、堆肥の出荷停止及び自粛が解除されました。これを受け、雲南農業振興協議会臨時総会を開催し、風評被害の防止を最優先課題に堆肥の処理方針について検討・協議を行った結果、10月28日までに排出された牛ふんから製造された堆肥は、放射能が不検出の堆肥であっても、販売を行わないことに決定しました。  ただし、放射能数値が不検出のものについては、県有施設や希望農家等での利用を基本に、また400ベクレルまでのものについては一時保管を原則としつつも、安全・安心の確保に万全を期した上で利用の可能性を検討するなど、柔軟な対応にも努めてまいります。  次に、環太平洋連携協定、TPPについてであります。  11月14日、野田総理は、アジア太平洋経済協力会議の席上、TPP交渉に参加する方針を表明しましたが、国民生活に与える影響を示さない中での拙速な交渉参加表明は容認できるものではありません。TPPに参加すれば、単に農畜産物の国内生産額の減少、食料自給率の低下のみならず、これまで営々として築かれてきた集落の共同活動による農村環境や防災機能の維持にも大きな影響を与えることは必至であります。今後、関係機関と連携して、政府に対し、国民生活に与える情報の開示を早急に求めるとともに、慎重な対応を行うよう求めてまいります。  さて、それでは次に、町が目下展開しております主要な施策などの状況と、今回提案しました補正予算の主な点について申し述べます。  ことしも東京仁多会、関西奥出雲会などが開催されましたので、それぞれ出席し、町政の状況報告などを行うとともに、交流を深めてまいりました。とりわけ関西奥出雲会においては、200名余りの出席があり、本町からも絲原県議会議員、福本町議会副議長、渡部商工会長、各地区の自治会長の皆様にも御出席いただいたほか、アトラクションに奥出雲神代神楽の皆さんに御参加をいただいたところであります。席上、来年度はふるさと訪問ツアーを実施したいとの提案もあり、引き続き出身者の皆さんをふるさと応援団として位置づけ、地域情報の提供に努め、一層交流を深めてまいりたいと考えております。  そのほかにも、10月、11月には町内各所で町民の皆様によるさまざまな催しが行いました。10月には、商工まつりが仁多、横田の両地域で、それぞれ趣向を凝らして開催されました。仁多地域では、中心市街地を会場に実施されましたが、同じ日に、さくらおろち湖ではダム湖まつりが、また横田公園では米-1グランプリが開催され、それぞれの相乗効果で町外からも多くの皆さんに御参加いただきました。  また、10月末には第7回奥出雲町芸術文化祭が開催され、中でも芸能音楽祭では21団体、470名の皆さんが日ごろの練習の成果を披露されました。この模様は、ケーブルテレビで特別番組として放映されましたので、ごらんになられた方も多いと思いますが、フィナーレでは奥出雲町歌を出演者と観客が合唱し、大いに盛り上がりました。  心豊かで、潤いと活力ある奥出雲、笑顔と語らい、元気をふふれる町づくりがさまざまな場面で町民の皆さんの力で一歩一歩進められていることに感謝するとともに、地域づくりや芸術文化活動への支援を継続・充実させていかなければと思いを新たにしたところであります。  次に、ふるさと自慢、歌自慢の公開録音についてであります。  これは今月9日にNHK松江放送局の主催で開催され、渥美二郎さん、島津亜矢さんをゲストにお迎えし、町内からは7名の皆さんの出演が予定されています。広報等で入場者の募集を行ったところ、会場の定員を大幅に上回る1,035通の応募をいただきましたので、厳正な抽せんの結果、当選者に入場整理券をお送りいたしましたので、当日の御来場をお待ちしております。  次に、尾原ダムの近況についてであります。  尾原ダムは、ダムの下流斜面での湧水が確認されましたが、尾原ダム湧水対策検討委員会によるダム堤体の安定性には問題なしとの報告を受け、必要な対策を講じた後、現在、試験湛水が再開されているところであります。また、尾原ダム周辺地域活性化の一つとして島根県が整備を進めていたボート競技施設が10月に完成し、溝口善兵衛島根県知事や細田博之衆議院議員、竹下亘衆議院議員、青木一彦参議院議員を初め、多くの来賓関係者の出席のもと、竣工式が行われました。  竣工式終了後は、尾原ダムさくらおろち湖祭り2011も行われ、およそ5,000名の来場者でにぎわいました。来年度は、ボートコースで全国高校選抜大会の中国予選など7大会が、5月に完成した自転車競技コースでは、今年度同様、中国地域自転車競走大会など4大会が開催される予定です。そのほか、地元NPO、自治会を中心に水源地域アドバイザーを招いた尾原ダム地域活性化講演会が12月、1月、3月に連続して計画されるなど、地元の地域づくり活動も積極的に計画されており、町としても支援をしていく考えであります。  次に、農業振興についてであります。  去る11月22、23日に群馬県川場村において開催された第13回米食味分析鑑定コンクリートで、奥出雲町奥出雲仁多米株式会社の出品米は、総合部門で全国2,952店の出品米の中から見事金賞に選ばれました。奥出雲仁多米株式会社は2年連続通算3度目の金賞獲得ですが、環境王国部門では亀嵩の糸原君代さん、小学校部門では高尾小学校と馬木小学校が金賞に次ぐ特別優秀賞を受賞されたところであります。  今回の受賞を励みにして、仁多米ブランドのさらなる拡大に農家の皆様と一体となって取り組んでいくため、来年2月には隔年実施しております仁多米振興大会を開催する予定であります。  そのほか、JA雲南の肥育センター縮小に伴う雲南地域の畜産振興策について、雲南農業振興協議会で検討した結果、肥育事業だけてなく、繁殖牛の生産を含めた奥出雲和牛センター(仮称)の設置構想が先日提案されましたので、今後、詳細について検討してまいります。  次に、来年、長崎県で開催されます第10回全国和牛能力共進会についてでありますが、11月18日、島根中央家畜市場におきまして第5区繁殖雌牛群区の出場地区を決定する選抜会が実施されました。奥出雲町は、雲南市、大田市と出場権獲得を競いましたが、前回、鳥取全共で島根和牛の欠点とされた前駆幅や体積感で、わずかに大田市に劣り、惜しくも出場権を獲得することはできませんでした。来年度には、他の出品の最終選抜が行われますが、今後、第6区高等登録群区第7区、総合評価群区種牛の部での代表を目指し、出品対策を進めてまいります。  次に、観光振興についてであります。  ことしの秋は、町内で米-1グランプリ、奥出雲サイクリング、将棋の倉敷藤花戦、伝統芸能交流大会、奥出雲太鼓祭、語る・奏でる・舞う「たたらの炎」、新そばまつりなど、地域資源を活用したさまざまなイベントが開催されました。奥出雲ブランドや本町の魅力ある歴史文化、豊かな自然と観光資源を町内外にPRする、またとない機会となりました。特に横田公園多目的広場で開催された米-1グランプリは、8府県から昨年を上回る43店59品が出品され、お米と米粉を材料に使った活気あふれる食の祭典となり、県内外から約1万人を超える来場者でにぎわいました。  また、昨年度島根景観賞を受賞した大馬木金言寺のオオイチョウの紅葉ライトアップも、昨年を上回る多くの方々が見学に訪れており、地域活性化の一翼を担うイベントとして定着してまいりました。そのほか本町では、去る11月1日に奥出雲観光協会を中心とした商工観光の関係組織・団体や自治会、学校、公民館、NPOなど幅広い町民の参画による神々の国しまね奥出雲町推進協議会が発足したところであります。これら観光振興の取り組みが一過性のものでなく、継続的な観光交流の一層の拡大と地域活力の向上につながるよう、観光ガイド養成講座など、さまざまな活動を計画しておりますので、町民の皆様にも積極的な御参画と御協力をお願いいたします。  次に、三大美肌温泉シンポジウムについてであります。  先月19日に栃木県佐倉市で行われた喜連川温泉湧水30周年記念シンポジウムに参加してまいりました。これは日本三大美肌の湯を有する栃木県佐倉市、佐賀県嬉野市、そして奥出雲町が一堂に会し、温泉観光の現状について情報交換し、今後の観光施策を考え、連携して観光振興に取り組もうというもので、佐倉市長の呼びかけにより実現したものであります。  また、佐倉市長からは、これを機会に災害応援協定の締結についても提案を受けたところであり、2市1町が関東、西日本、九州と分散しておりますので、災害時のリスクを分散する意味からも、相互補完型の応援協定の具体化を進めていく考えであります。  次に、たたらの町としての取り組みについてであります。  本年2月のたたらシンポジウムで、たたら製鉄の世界的・普遍的価値が確認されたところでありますが、現在、出雲大社にある島根古代出雲歴史博物館を会場に、12月18日までの間、特別企画展「たたら製鉄と近代の幕開け」が開催されており、鉄の道文化圏推進協議会でも、これに連動した公開講座を同博物館で開催いたしました。今後も、県が予定している神話博会場における東京でのたたらシンポジウムの開催など、鉄の道文化圏の構成市町、さらには鳥取県日南町など同様な鉄の歴史を持つ地域とも連携を図りながら、さまざまな取り組みを進めてまいります。  次に、景観対策についてであります。  景観に関する住民啓発活動の一環として、タウンウオッチングやワークショップを6自治会で実施したほか、700点余りの応募写真から選考する景観100選などを行っており、来年1月28日には第1回目となる景観シンポジウムも開催することとしています。  次に、環境政策についてであります。  ごみの減量化、リサイクル等を推進するため、本年8月に町内の婦人会を初めとする住民事業者代表、島根環境アドバイザーから成る奥出雲省エネ3R推進協議会、3Rは、一般的にリサイクル、リユース、リデュース、使う量を少なくするという意味でのリデュースという言葉の3つのRでございますが、これを設立し、これまで3回にわたり協議・検討をいただきました。  近隣市町村の動向や協議会での検討結果を踏まえ、ごみの減量化、ごみ処理手数料の公平化を図る観点から、来年4月1日以降、ごみ袋を有料化することとし、関係条例の改正案を本定例議会に提出させていただいたところであります。  そのほか、島根日産自動車株式会社様から電気自動車の充電用に急速充電機の現物寄贈がありましたので、道の駅酒蔵奥出雲交流館に急速充電スポットを整備することとし、機器の設置工事一式等の所要額を予算計上しております。今後も、町内を訪れる観光客の利便性をさらに向上させるとともに、排気ガスを全く排出しないクリーンエネルギーを利用する電気自動車の普及啓発を図ってまいります。  次に、社会基盤の整備についてであります。  佐白地区交流拠点施設は、3月末の完成を目指して工事が順調に進んでおり、施設の設置及び管理条例を本定例議会に提出をいたしましたが、管理運営は地元NPO法人による指定管理を予定していることから、1月に臨時議会の開会をお願いし、指定管理者の指定について提出させていただく予定であります。  また、要害山交流拠点施設につきましても、同様に本定例議会で施設の設置及び管理条例を御審議いただき、指定管理者の選定については臨時議会への提出を考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、島根流安心・安全創造プロジェクト推進事業についてであります。  この事業は、地域における日常的な支え合い活動の体制づくりの推進を図るため、今年度から始まった県の補助事業を活用して、災害時要援護者支援システムを整備するものであります。具体的には、災害時要援護者の世帯をハザードマップと重ね合わせた住宅地図上に記載し、援護が必要な世帯が一目でわかるようなデータを整備します。これにより、避難誘導時における自治会等地域での助け合い活動の円滑化が図られるとともに、行政としても、避難場所や避難ルートの研修、対象者の把握等に活用したいと考えております。  次に、幼児園化についてであります。  来年4月には横田、八川の幼児園の開園を予定しておりますが、阿井保育所は施設の老朽化が進み、乳児室のスペースも余裕がないことから、来年度に施設を改修する計画であります。  なお、阿井地区については、保育所の改修にあわせて平成25年4月から幼児園化する予定で、現在、幼稚園PTA、保育所保護者会、教育振興会の皆様を対象とした説明会を開催しておりますが、全町的な幼児園化についても町民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。  次に、高尾小学校の耐震化についてであります。  文教施設は、災害発生時の緊急避難場所としての役割もあわせ持ち、耐震化対策が急務であることから、今般、高尾小学校屋内運動場及び教室棟の大規模改修・耐震化を行うこととし、所要額を予算計上したところであります。  それでは、今回提出いたしました一般会計補正予算案などの概要について御説明申し上げます。  今回の補正予算案の内容は、先ほど一部を説明しましたが、歳入では、高尾小学校の大規模改修・耐震化に伴う国庫補助金の増のほか、仁多堆肥センター施設整備事業に係る県補助金の減額と地方債の増額などがあります。  歳出では、簡易水道事業特別会計の起債繰り上げ償還に伴う繰出金の約5,300万円のほか、高齢者生活ホーム整備事業の増額、保育所運営費委託料の増額などにより、歳出総額約2億6,000万を追加しております。この結果、補正後の一般会計の予算は約168億5,500万円となります。  このほか条例案8件、予算案6件、一般事件案5件を提出しております。これらの提出議案の詳細につきましては、この後、担当課長から説明させますので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(千原 祥道君) 以上で提出議案提案理由の説明を終わります。  ここで、しばらく休憩をいたします。10分間だけ休憩をいたします。            午前10時43分休憩   ───────────────────────────────            午前10時53分再開 ○議長(千原 祥道君) そういたしますと、休憩前に続きまして会議を開きます。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第4 議案第82号 から 日程第11 議案第89号 ○議長(千原 祥道君) 次に、日程第4、議案第82号、奥出雲町私債権の管理に関する条例制定について、日程第5、議案第83号、奥出雲町定住住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、日程第6、議案第84号、奥出雲町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について、日程第7、議案第85号、奥出雲町廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、日程第8、議案第86号、奥出雲町公共下水道条例の一部を改正する条例制定について、日程第9、議案第87号、奥出雲町佐白地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定について、日程第10、議案第88号、奥出雲町要害山交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定について、日程第11、議案第89号、奥出雲町立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、以上の8議案につきましては、会議規則第37条の規定により、この際、一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  最初に、藤原企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第82号 奥出雲町私債権の管理に関する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 続きまして、石原町民課長。              〔町民課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第83号 奥出雲町定住住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第84号 奥出雲町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 続きまして、津田環境政策室長。              〔環境室長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第85号 奥出雲町廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 続きまして、稲垣水道課長。              〔水道課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第86号 奥出雲町公共下水道条例の一部を改正する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 続きまして、尾方地域振興課長。             〔地域振興課長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第87号 奥出雲町佐白地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定について   ───────────────────────────────
    ○議長(千原 祥道君) 続きまして、船木観光推進室長。             〔観光推進室長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第88号 奥出雲町要害山交流拠点施設の設置及び管理に関する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 次、川本生涯学習課長。             〔生涯学習課長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第89号 奥出雲町立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これよりただいまの8議案についての質疑を行います。  質疑は、担当課別に行います。  まず最初に、議案第82号について行います。私債権の管理条例です。  大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) ちょっとお伺いをいたしたいんですが、この条例が適用されるような現在、債権放棄状況にあるのは何件で、金額的には幾らぐらいあるのか、お伺いをいたします。 ○議長(千原 祥道君) 藤原財政課長。 ○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問、現在、債権放棄をすべきようなものがどれぐらいあるかという御質問でございますが、現時点、その放棄をすべき債権の金額、件数については把握をしておりません。今後、内容について、この条例に基づいて適正な管理を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) 学校給食費が未納であるということは、かねて私も承知しておりますけども、この条例は学校給食費には該当するのかどうなのか、お伺いいたします。 ○議長(千原 祥道君) 藤原課長。 ○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問、学校給食費が該当するかということでございますが、学校給食費につきましては、学校給食会において実施されてる事業でございまして、公金ではございませんので、この条例の対象ではございません。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  次は、議案第83号について行います。定住住宅の設置管理条例です。  福本議員。 ○議員(15番 福本 修君) ここへ住宅の設置及び管理に関する条例として上三所の定住住宅というようなとこも出ております。これちょっと私、いつもあそこを通るのに、まことに大体もとの住宅の形態自体、もう手のつけようがないというような状態になっておったような状態でしたが、大体どれぐらいの程度のものを定住住宅として査定されるのかというような気持ちが私、ちょっと聞いてみたいなというような気がしましておったところです。町がそれじゃあ定住住宅として利用しようかというような範囲は、大体どれぐらいなところで見きわめられるのでしょうか。ちょっとあの状態を見た場合には、本当に壊すのに金が要って、町が手を引いてごいて助かったなというような状態に見えるじゃないかというような気がして見ておりますが、どんなもんでしょうか、お答え願います。 ○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 私ども、上三所の住宅につきましては、要するにどのような程度まで修繕を行っていくのかということの御質問だろうと思います。この住宅につきましては、もとの所有者の方から建物自体につきましてはかなり老朽化しておりましたので、無償で寄附をいただきました。また、土地につきましては評価額でそのまま買わせていただきまして、200万余りで一昨年、買わせていただいたものでございます。  ただし、非常に地域の伝統的な形態といいますか、土地の形状でございますとか建て方、石組み、また土蔵の存在等、非常に伝統的な形態を保っておりましたので、Iターン者の中には非常にこういった形態を好まれる方もございます。そのようなことから総合的に判断をして買い取りをさせていただき、Iターン者用の住宅として整備をしたところでございます。  御承知のとおり、今年の当初予算で改修費をつけておりまして、改修費としては5,000万弱とかなり高額なものとなっております。今までの定住住宅と同じルールで家賃を設定してまいりますので、家賃としてはかなり高額なものが選定されると思っております。入居者につきましては、先ほど申し上げましたように、あのような形状を特に好むというような声も強うございまして、そういった高額な家賃を承知の上で提供していくような形になろうかと思っております。御質問のように、住宅の買い取りですとか寄附につきましても、将来的な利用、入居者のニーズにどう対応していくのかというのが購入のポイントになろうかと思っております。 ○議長(千原 祥道君) 福本議員。 ○議員(15番 福本 修君) そこの認識によっていろいろあるでしょうが、やはりそれじゃあ5,000万、その上に敷地代というようなことになってきますと、これよっぽど大切な家屋でも、なかなか5,000万となると、新築の5,000万円というようなこと、かえってその方が町側としても事業の推進上は新しいものを建てて、どうぞお入りくださいと言った方がいいような格好にもなりかねないというような感じがしましてね。そこあたりの判断をよっぽどひとつ慎重に進めてもらいたいなという気持ちからでございます。よろしくお願いします。 ○議長(千原 祥道君) 大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) 今、福本議員の方からも質問がございましたけれども、4,000万、5,000万かけての改修で、ちょっと家の形といいますか、そういうものが伝統的な建物であるから、これぐらいかかって、そしてIターン・Uターン者の中には、こういう家に住みたいという方があるから、このような改造をするんだというような答弁だったと思いますけれども、具体的にそういう利用しようとしている人が現在あるのかどうか伺います。 ○議長(千原 祥道君) 尾方課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) この物件につきましては、田舎暮らしの本などで情報を発信いたしておりますが、早速に反応があって、4名の方から、ぜひそこに住みたいという申し入れがありました。その後、内部で条件とか、それぞれお入りになる方とお話を進めておりまして、入居者につきましては内定をさせていただいております。具体的には、国際的に活動を続けていらっしゃった剣道指導者の方がロシアから移住して、奥様がこちらの出身の方のようでございますが、入っていただく形で現在、細かな内容を詰めさせていただいております。また新しい地域に新しい風を吹かせていただけるものと期待をしておるところです。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  次、議案第84号について行います。災害弔慰金の支給条例です。ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、ございますので、次、議案第85号について行います。廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例です。  塔村議員。 ○議員(1番 塔村 俊介君) ごみ袋の有料化につきまして、恐らくこれでごみの量が減ってくることと思いますが、このごみの袋の料金の根拠等、現実減ってくることと思いますが、現状の収集量と改定した場合、同じ量があった場合の収集の料金が幾らぐらいの見込みを持っておられるのか質問いたします。 ○議長(千原 祥道君) 津田室長。 ○環境政策室長(津田 昇君) 料金設定につきましては、現行の町の収集手数料と同じ金額が、お金が集まるという前提をしておりまして、改正案によりますと、製作費にプラスして流通経費も加味して、最終的に町の手元に残る金額は現行と同じということで、この金額に設定をいたしております。また、ごみの減量ということで現在、ごみの有料化をすれば、近隣町村の例を参考にいたしますと約10%ほど減るんじゃないかということで、それを想定してこの料金計算をしております。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) 今の塔村議員さんとちょっと一緒なような質問になりますけども、先ほど福祉厚生委員長さんの方からの報告では、20リッターで20円、30リッターで30円、45リッターで45円というふうな他町村での話もありましたが、まず1つは販売場所をどういうふうな形でやられるか、あるいは販売する枚数のセットですね、それと消費税はどうなってるのか、この3点をちょっとお聞きしたいです。 ○議長(千原 祥道君) 津田室長。 ○環境政策室長(津田 昇君) 販売金額につきましては、奥出雲町近隣の市町村を参考にいたしまして決定いたしました。それから、流通のことでございますが、製作につきましては奥出雲町が作製を行いまして、それに続きまして、次に卸問屋というような格好で、これは入札で業者を選定いたしますが、その中間業者を設けまして、その次に販売店に小分けして売るというようなことでございます。その中間業者につきましては、入札を行いまして選定をさせていただくということでございます。最終的な町民さんがお買いになるところは、小売店、商店さんの方でお買い求めできるというような流通システムを考えております。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) それと消費税。 ○議員(5番 藤原 充博君) 消費税、それから何枚売るんですか。1枚ずつ売るんですか。 ○環境政策室長(津田 昇君) それにつきましては、卸業者並びに小売業者とも現在検討してまいりたいと思っております。  失礼しました。消費税は、消費税込みの価格で設定をしております。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) 藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) 入札があって卸しが決まって、小売店ということですが、間に入れば入るほど非常にコストが上がってくるということもありますし、入札は毎年されるのか、あるいは当分この業者が設定されたらそのまま行くのか。そして、消費税というのは、ここの45円という中に入ってるのかどうか、もう一回確認させてください。 ○議長(千原 祥道君) 津田室長。 ○環境政策室長(津田 昇君) 入札につきましては、毎年行うということを考えております。今検討の段階でございますが、そういう方向で考えております。また、消費税につきましては、消費税込みの価格で販売すると、この金額で販売するというふうに今検討しておるところでございます。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) 藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) じゃあ、45円の中に消費税は入ってるんですね。 ○環境政策室長(津田 昇君) はい。 ○議員(5番 藤原 充博君) 間違いないですね。わかりました。  それで、毎年入札をされるということですね。 ○環境政策室長(津田 昇君) 入札につきましては現在その方向で考えております。 ○議員(5番 藤原 充博君) わかりました。  じゃあもう1点、ここ最近3年間でも昨年でも結構ですが、実際袋は何枚動いてますか。今の大と小がありますが、大は全体で、奥出雲町で何枚手当てをしてますか、それから小は何枚手当てをしておりますか。 ○環境政策室長(津田 昇君) 袋につきましては、燃えるごみにつきましては大と小がございまして、現在、作製枚数が可燃ごみの大が35万枚、それから可燃ごみの小が15万枚、それから資源ごみがこれが大になります。5万枚。資源ごみの缶と瓶でございますが、5万枚、ペットボトルが5万枚、それから資源ごみのプラスチックが10万枚、それから不燃ごみでございます。これが2万5,000枚を昨年度作製いたしております。  今回の改正案につきましては、燃えないごみと通称言っておりますが、資源ごみ、不燃ごみにつきましても小を作製するということで提案させていただいております。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) 藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) 頭が悪うて余りようわからん、足し算ができませんもんで。今度、予算委員会がございますので、そのときにでも結構ですが、大が何枚あって、幾らの金額だと。小が幾らあって幾らと。恐らくさっきおっしゃったペットボトル用だ何だ資源だあれだいったって、袋1枚だと思うんですよ。大は幾ら、小は幾らというような単価だと思いますので、それで幾ら費用がかかっていたかと、今まで。それをちょっと教えてくださいませ。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  続きまして議案第86号、公共下水道条例です。  内田議員。 ○議員(2番 内田 勇君) 今回の改正をされる理由というのをお聞きしたいと思いますけれども、0.2ミリグラム以下を1ミリグラムに緩和する。片や5ミリグラム以下を2ミリグラム以下に強化するということですけど、もうちょっと詳しい説明をお願いしたいと思います。 ○議長(千原 祥道君) 稲垣水道課長。 ○水道課長(稲垣 和利君) ただいまの御質問にお答えいたします。  先ほどの条例の提案のところで御説明したとおり、国の下水道法、要するに町の下水道条例の上部の国の法律の改正に伴って今回改正するものでございます。ですので、町独自の排出基準ではなく、国の基準に基づいた条例改正と御理解いただければと思ってます。  それから、あと具体的ということでありますけど、基本的には特定施設の排出基準ということで、下水道につきましては各事業所から流れる水を処理場で一定の水質基準になるまで処理した後、排出するというふうになっておりますので、その受け入れるための基準というものであります。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  次は、議案第87号、佐白地区交流拠点施設・管理条例です。  藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) 先ほど入浴料の説明がございまして、上限が500円ということですが、参考までに奥出雲町の第三セクター関係あるいは温泉関係の入浴料がどれぐらいか、あるいは雲南市の近在の温泉の入浴料の現状はどうかをちょっと教えてください。 ○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 周辺の温泉施設の状況でございますが、町内にありますヴィラ船通山が大人で400円でございます。玉峰山荘が500円、それから近隣の雲南市では、掛合にあります波多温泉が大人300円、清嵐荘が300円、それから同規模で大森の湯、宍道町、300円、いちじく温泉が400円という価格設定がなされております。いずれも、その価格の中に入湯税150円が含まれた額でございます。私どもの佐白交流拠点施設の500円も入湯税を含んだ額でございます。また、飯南の加田の湯は入湯税を含まず、400円という価格設定が行われているところです。以上です。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  塔村議員。 ○議員(1番 塔村 俊介君) 次の要害山の交流施設にも共通するところなんですが、今回、料金の上限を定められているということなんですが、その後の条例には最終的な価格の決定は町長の承認を得るものとするとなってまして、あえて料金の上限を両方に共通して設定されている意図というのはどういうものがあるんでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) 尾方課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 2つの施設とも今後、町長の説明にありましたように、指定管理にかけていくことになります。それぞれの指定管理者と具体的な経営計画について、指定管理を受けていただこうと想定しておりますNPO法人とか地元と今、具体的な運営計画を立てていただいているところでございます。特に入浴料等で申し上げますと、400円のうち150円が入湯税として町に納めていただきますので、例えば400円に設定しても250円、それで実際にどういうような経営計画が立つのかということも考えていただいておりますし、一方で他近隣施設と比較して競争力のある価格をどう定めるかというようなことも今検討していただいております。  そういった意味で、上限を定めて、一方で町民の皆さんに親しく使っていただくという形で、あえて上限設定だけにさせていただきました中の例えば経営計画においてどうするのか、あるいは他の施設との競争力をどうつけるのかということにつきましては、町長との協議事項で定めさせていただくこととして、上限の設定をさせていただいております。状況に応じて急速ないろいろな判断をしていくためにも、このような上限設定をさせていただき、実際の運営につきましては、指定管理を受けたところとの協議でやらせていただければと思っております。 ○議長(千原 祥道君) いいですか。  ほかにございませんか。
     塔村議員。 ○議員(1番 塔村 俊介君) 公のお金で建てたものなので、町民の皆さんが使えるように上限を定めたというのはわかりました。一方で、ほかの公の施設と比べての下限の設定も必要なんじゃないかなというふうに思いますが、その点の検討はされませんでしたでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) 尾方振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 下限の設定はいたしておりません。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) 経営計画については、NPO法人がおやりになったというふうに思っておりますが、現在想定される利用者がどの程度あれば、この施設が運営できるのかという年間の利用者の想定されている人数ですね。それと、もし仮にNPO法人が運営して赤字が出た場合にはどうするのか、このことについてお伺いいたします。 ○議長(千原 祥道君) 尾方振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 先般の議会でも御説明させていただきましたが、現在この施設につきましては、2万人から3万人の日帰り入浴ということで計算をしていただいております。コストについては、3万人入場したときのコストを中心に計算しております。利用料につきましては、2万人の年間利用があったときの数字をもとに計算をしております。  また、赤字という、当初より、先ほど言いましたように多くの人に使っていただく交流拠点施設でございますので、指定管理料を定めて、契約のもと運営をしていただくこととなろうかと思っております。 ○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) それでは、指定管理料の中に、例えば運営して赤字が出たというものがあるとすれば、指定管理料の中に入るわけですか。 ○議長(千原 祥道君) 尾方振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 赤字補てんのための指定管理料という考え方ではございませんで、先ほど条例で提案しております行政目的を達成するために必要なコストを計算して、また利用料として収受可能なものをある程度想定して、その差額部分に相当する額を指定管理料として支出することになろうかと思っておりますが、その額については現在調整中でございます。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  内田議員。 ○議員(3番 内田 精彦君) 上限としてということでございましたですが、船通山が400円、玉峰が500円と、これは上限の金額というふうに受け取っておりますが、ほかの施設のこともさっき説明されましたですが、それらも全部上限で定めた金額なのかどうかということと、上限が定めてあるけれども、どこも一緒で、収入を得て少しは安くしておるか、そういう事例があるのかどうかということを教えていただきたいというふうに思います。  もう一つ、先ほどの上限の話について、下限は決めてないと、考えてないというふうなことの答弁だったと思いますが、これは全部入湯税が入っておるわけですが、入湯税150円だと思いますけども、例えば150円以下にした場合には入湯税というのは入ってくるものなのかどうか、教えていただきたいと思います。 ○議長(千原 祥道君) 尾方振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) まず、先ほど事例として申し上げました他の施設の料金でございますが、これは実勢価格として御説明申し上げました。条例で幾らを定めているかは現在調べておりませんので、実際にお客様、利用者からいただいている額が近隣施設ではこうだということをお答えしたところです。下限を定めていないわけでございますが、下限と申しますのは、指定管理を受けたところが非常に他の事業で収益を上げることができて、町民の皆さんにもっと使っていただきたいということで入浴料を下げていくということも考えられましょう。  また、競争力を他のところとのバランスというような形で、具体的には金額を設定されてこられると思います。それがたとえ入湯税以下の使用料になったといたしましても、入湯税は私ども、また別の税条例で納めていただくことになります。例えば150円を税込みで取られれば、実質的には指定管理者はただで入湯、サービスとしておふろに入っていただいたというような形が発生するものと思います。入湯税を免除していくとか、そういう形ではございません。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。              〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  次、議案第88号について行います。要害山の管理です。  藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) この研修施設は要害山のふもとにできるということですが、多分ここの事業の中で、第3条の宿泊のための施設提供に関する事業というふうになるかもしれませんが、非常に子供、小学校の低学年等の登山に適してると思いますし、小学校にも宿泊研修あるいはPTAの親子活動でも宿泊研修などがなかなかできる場所がないわけです。ぜひともそういうことに役立ててほしいというふうに思いますが、ここで宿泊利用料等云々が5,000円、3,500円とありますけども、ここら辺はやっぱり学校関係が利用する場合には、かなりの得点を図っていただきたいと思いますが、その辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) 舟木観光推進室長。 ○観光推進室長(舟木 長君) 先ほどの質問でございますけども、要害山の交流拠点施設は、そういった三沢地域の、これから指定管理をしていくわけでございますけども、特に地域の有志の皆様、そういった地域活動とか文化・教育関係で御活躍の皆様によって、これから指定管理を締結していきたいというふうな気持ちを持っております。これからそういった議員さんから御指摘のありました、子供たち、そういった教育の場としても利用促進を図っていく上で、ここに掲げます8,500円の金額はどうなのかという御質問でございますけども、あくまでも上限でございますので、子供たちの利用促進に当たっては、そういった形で単価の設定をこれからしていきたいというふうな気持ちを持っております。あくまでも指定管理者との話し合いの中で、これから決定をしていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) 大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) 図面もついておりますけれども、この図面を見てみますと、和室が8畳3間ありますね。先ほどの説明では、宿泊やら会議に使うということですが、消防法との関係もあると思うんですけれども、一度にこの施設で何人までが宿泊できるのか。  それから、宿泊料については1泊2食で8,500円ということになっておりますが、食事は指定管理者が提供されるのかどうか。  それから3つ目に、普通考えたら予約制だと思うんですけれども、例えばきょう、だれかが来て、ちょっと使わせてほしいなと言ったときに、たまたまその施設があいていた場合に利用できるのかどうか、お伺いをします。 ○議長(千原 祥道君) 舟木室長。 ○観光推進室長(舟木 長君) お答えいたします。  先ほど消防法の関係のことの質問が出ましたけども、消防法につきましては、竣工検査の前時点、そのときに消防法の検査を受けて管理をいたしておりますので、消防法については問題ないかというふうに考えております。  それから、この施設でございますけども、これから、先ほどの提案で御説明しましたとおり、簡易宿所並びに飲食店営業の一種と三種の許可を取得していく考えでございます。この取得につきましても、すべて施設が許可の基準内、満足するように配備しておりますので、これからのことになりますけども、その予定にしております。  それから、泊まれる人数でございますけども、泊まれる人数につきましては、1日10名ということで計画いたしております。これも簡易宿所の許可の基準の中で、施設の中に洗面所とかトイレとか、いろんな配備がなされなくてはならないというふうな基準もございますので、10名という基準になろうかと思います。以上でございます。 ○議長(千原 祥道君) 大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) 済みません、まだちょっと答弁漏れがあると思うんですけれども、食事については3,500円いただくというふうになっておりますが、この食事提供については指定管理者がつくって提供するのか、あるいは食材だけ置いておいて、自分たちで行ってつくるのか、ちょっとそこのところがわからないので聞きたいのと、それからさっき言った予約制だと思うんですけれども、突然きょうちょっと利用したいなということが利用者の方で発生した場合に、その施設が利用者がなかったとき、その日申し込んで利用できるのかどうかということをお伺いしたいです。 ○観光推進室長(舟木 長君) 宿泊にかかわることなわけでございますけども、今質問されたことにつきましては、もちろん簡易宿所の免許を取ってまいりますので、当然指定管理者の方でそういったおもてなしの料理をして、料金をちょうだいするというふうな形になろうかと思います。  それから、施設には、これから指定管理者との話になるわけですけども、常に従事して、その従事者に対して賃金を払ってするというふうなことがなかなか難しいかもしれませんけども、常時受け付けの方に配備をしていただくような配慮をしていただければなというふうな気持ちを持っておりますけども、これからの指定管理者の方との話し合いになろうかと思います。当然先ほど言われましたように、予約制という形をとらざるを得ないというふうな形でございます。ただし、飲食店営業につきましては、当然登山者が来られて、そこへ立ち寄られますので、そういった軽食についてのおもてなし等はしていきたいというふうに考えております。 ○議長(千原 祥道君) 大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) 予約で行く場合には、それで指定管理者の方が食事もつくって提供するということで、それはいいと思うんですけれども、さっき申し上げましたのは、常時受け付けができるようにというふうな今答弁があったんですけれども、常時受け付けをした場合に、例えばきょう行って、きょう利用したい、今夜利用したいと言ったときに、指定管理者さんの方で急遽食事の用意はできないよと。例えばこういう設備が整ってるわけですから、利用者が例えば食材を自分で持ち運んで、そこでつくって、自分たちで食事をとって、その場合にはちょっと料金の設定が変わってくるんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺の考えをどのようにお持ちでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) 舟木室長。 ○観光推進室長(舟木 長君) お答えいたします。  この利用料金表、別表に掲げておりますように、宿泊料金5,000円、それから食事料金3,500円と分けております。当然素泊まりもできる施設でございますので、そういった宿泊のみ、それから食事のみというふうな形も御利用できるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと、先ほどから申し上げておりますが、いきなり利用させていただきたいと言ったときに、食材を持ち込んでつくるということが可能だというふうな答弁だったと思いますが、住民の皆さんが利用される場合に、こういうことは周知をやっぱりきちんとしていただきたいなというふうに申し添えておきます。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次に参ります。  議案第89号について行います。幼稚園の設置及び管理に関する条例です。  吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) 新しく幼児園ができるということ、大変喜ばしいことでございます。新しい幼児園ができるということになりますと、幼児園の業務といいますのは、やっぱり園児の教育や園児の安全、健康面等々が主とした仕事だというふうに思っておりますが、学校保健法の中で、小学校にはやはり保健室というのを設置しなければならないというふうに設けられておるわけでございます。この幼児園というのは、学校安全法、この中に該当するのかどうなのか、お伺いいたします。 ○議長(千原 祥道君) 川本課長。 ○生涯学習課長(川本 健二君) 質問にお答えいたします。  学校の施設については、学校保健法という法律に基づいて行われますけども、今回予定してる幼児園は福祉施設でございますので、別の法律の制約を受けるようになると思います。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) この幼児園というのは、福祉施設という概念でおやりになるわけですか。もう一度確認いたします。 ○議長(千原 祥道君) 川本課長。 ○生涯学習課長(川本 健二君) お答えいたします。  本町が進めております幼児園の定義でございますけども、保育所を経営基盤としまして、幼稚園教育のよさを養育、教育に生かした幼児施設を奥出雲町では幼児園と呼ぶということで、説明会等にもお話しさせていただいております。国においても、こども園という話もございますけども、現在やっぱり過渡期の中での幼児園の施設でございます。 ○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。 ○議員(10番 吾郷 益已君) 福祉施設ということならば、それでもいいわけですが、特に小さい幼児園に通う子供たちは、風邪を引いたり体調を崩したりするわけですが、今度の幼児園の中には、そうした健康面に配慮するような設備があるのかどうなのか、お尋ねいたします。 ○議長(千原 祥道君) 川本課長。 ○生涯学習課長(川本 健二君) お答えいたします。  横田幼児園につきましては、病後児の保育もできる部屋も用意しておりますし、そのほか途中で病気になったときの対応についても、そういった部屋が利用できると思っております。八川幼児園については、特別そういった部屋は設けておりませんけども、緊急の場合には保護者の方へ連絡する等の対応をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、以上で議案第82号から89号までの質疑を終わります。  お諮りをいたします。ただいまの8議案につきましては、会議規則第39畳第1項の規定により、所管の常任委員会に付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号と89号の2議案は総務文教常任委員会へ、議案第83号から議案第86号までの4議案は福祉厚生常任委員会へ、議案第87号、88号は産業建設常任委員会へ、それぞれ付託することに決しました。  ここで、しばらく休憩をいたします。午後1時15分から再開をいたします。             午後0時05分休憩   ───────────────────────────────             午後1時15分再開 ○議長(千原 祥道君) そういたしますと、休憩前に続きまして会議を開きます。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第12 議案第90号から 日程第18 議案第96号 ○議長(千原 祥道君) 次は、日程第12、議案第90号、平成23年度奥出雲町一般会計補正予算(第4号)提出について、日程第13、議案第91号、平成23年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第14、議案第92号、平成23年度奥出雲町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第15、議案第93号、平成23年度奥出雲町訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第16、議案第94号、平成23年度奥出雲町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第17、議案第95号、平成23年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について、日程第18、議案第96号、平成23年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について、以上の7議案につきましては、会議規則の規定により、一括して議題といたします。  なお、本補正予算7議案につきましては、予算特別委員会の付託案件といたしますので、執行部の提案理由の説明並びに議員各位の質疑は総括的なものにとどめられ、細部についての質疑は、すべて予算特別委員会において説明と質疑をお願いを申し上げます。  それでは、提案理由の説明を求めます。  最初に、藤原企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第90号 平成23年度奥出雲町一般会計補正予算(第4号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 次は、野原健康福祉課長。             〔健康福祉課長説明〕   ─────────────────────────────── 議案第91号 平成23年度奥出雲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について 議案第92号 平成23年度奥出雲町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)提出について 議案第93号 平成23年度奥出雲町訪問看護ステーション事業特別会計補正予算(第1号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 次は、稲垣水道課長。              〔水道課長説明〕
      ─────────────────────────────── 議案第94号 平成23年度奥出雲町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について 議案第95号 平成23年度奥出雲町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)提出について 議案第96号 平成23年度奥出雲町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑は、一般会計補正予算と特別会計に分けて行います。  最初に、議案第90号、一般会計補正予算(第4号)提出についての質疑はございますか。  塔村議員。 ○議員(1番 塔村 俊介君) 予算書の33ページになりますが、給与費明細書の中で補正前と補正後で、町長等の給料、職員2人で補正前に比べて補正後、共済費等も含めて400万円減になってる理由は何かというのが1点目。  関連するかもしれませんが、予算書の37ページ、級別職員数の中で一番上段にあります、平成24年1月1日時点で、今までにない6級の職員が2人新たにふえてる。この原因は何かをお聞きいたします。 ○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。 ○総務課長(小倉 義幸君) ただいま御質問いただきました件でございますが、明後日、予算特別委員会がございます。詳しくは、その場で御説明を申し上げたいと思います。 ○議長(千原 祥道君) 塔村議員。 ○議員(1番 塔村 俊介君) 詳しくは、1点目の件についてはわかりましたが、2点目の6級の職員が2人ふえるということは、予算委員会じゃなくて町長に直接お聞きしたいことでありますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) さっきの答弁ということですが、ありますか。されますか。 ○町長(井上 勝博君) 質問通告でやっていただければ詳しく説明しますが、いきなり聞かれても……。 ○議員(1番 塔村 俊介君) じゃあ、わかりました。 ○議長(千原 祥道君) どうもほんなら後日、詳しく後ほどということですので。  ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、次は議案第91号から96号までの特別会計補正予算6議案について質疑を行います。ございましたら、議案番号、特別会計名を示されて質疑をお願いをいたします。ございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) それでは、お諮りをいたします。さきに述べましたとおり、議案第90号から議案第96号までの補正予算7議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算特別委員会に付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) 御異議なしと認めます。よって、予算特別委員会に付託することに決しました。  なお、内容の審査につきましては、必要に応じまして予算特別委員会小委員会において分割審査をお願いをいたします。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第19 議案第97号 ○議長(千原 祥道君) 次、日程第19、議案第97号、奥出雲町町道路線の認定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  松島建設課長。              〔建設課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第97号 奥出雲町町道路線の認定について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で説明を終わります。  これよりただいまの議案に対する質疑を行います。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、質疑を終わります。  お諮りをいたします。ただいまの議案につきましては、会議規則の規定により、所管の常任委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) 御異議なしと認めます。よって、議案第97号は、産業建設常任委員会へ付託することに決しました。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第20 議案第98号 ○議長(千原 祥道君) 次に、日程第20、議案第98号、公の施設の指定管理者の指定について(町立馬木診療所)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  内田健康づくり推進室長。             〔健康づくり室長説明〕   ───────────────────────────────  議案第98号 公の施設の指定管理者の指定について(町立馬木診療所)   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これよりただいまの議案に対する質疑を行います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより討論を行います。  最初に、本案に反対の方の発言を許します。ございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、討論を終わります。  これより採決を行います。  日程第20、議案第98号、公の施設の指定管理者の指定について(町立馬木診療所)を採決をいたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(千原 祥道君) 挙手全員です。よって、本案は、原案のとおり可決をされました。   ─────────────・───・───────────── ◎日程第21 同意第10号 ○議長(千原 祥道君) 次、日程第21、同意第10号、人権擁護委員の候補者の推薦同意についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  石原町民課長。              〔町民課長説明〕   ───────────────────────────────  同意第10号 人権擁護委員の候補者の推薦同意について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これよりただいまの議案の質疑を行います。質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) ないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、討論を終わります。  採決を行います。  同意第10号、人権擁護委員の候補者の推薦同意についてを採決をいたします。  本案は、原案のとおり同意する方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(千原 祥道君) 挙手全員です。よって、本案は、原案のとおり同意をされました。   ─────────────・───・─────────────  日程第22 地方自治法第243条の3第2項の報告について ○議長(千原 祥道君) 次に、日程第22、地方自治法第243条の3第2項の報告についてを議題といたします。  地方自治法第221条第3項の奥出雲町の出資法人について、本定例会に2社の事業報告書並びに決算報告書が規定条項により提出されております。  報告第10号、平成22年度奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算について、報告第11号、平成22年度奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算について、以上については提出書類の報告を願います。できるだけ簡潔に説明をお願いをいたします。  尾方地域振興課長。             〔地域振興課長説明〕
      ─────────────────────────────── 報告第10号 平成22年度奥出雲交通株式会社事業報告並びに収支決算について 報告第11号 平成22年度奥出雲酒造株式会社事業報告並びに収支決算について   ─────────────────────────────── ○議長(千原 祥道君) 以上で提出書類の報告を終わります。  続きまして、ただいまの報告書の質疑を行います。  最初に、10号について行います。  大垣議員。 ○議員(11番 大垣 照子君) 事業の概要のところで、事業実績についてというところですが、乗客の動向のところで定期券乗車数が12万1,680人ということで、前年比90.7となっておりますが、これでいきますと、これの損益計算書のところの売上高がもう少し、これ前年よりちょっと少ないんですけれども、この売上高がもう少し上がるんじゃないかと思いますが、去年の報告の分でいきますと、2009年度の報告でいきますと、2,235人が定期券乗車数になっておりますけれど、この12万1,680という数字は正しいのでしょうか。 ○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 定期券乗車数の数字につきましては、後ほど確認いたしまして、次回お答えをさせていただきたいと思いますが、全体数として定期券の売り上げが減になっておるのは間違いございません。定期券の数字のカウントの仕方だろうと思いますが、確認してお答えをいたします。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。  松﨑議員。 ○議員(9番 松﨑 正芳君) 奥出雲交通の中の損益計算の方ですけども、雑収入というのがあります。雑収入が営業外収益の中に64万5,000円、これどういうもんが入ってるのか、ちょっと教えてください。 ○議長(千原 祥道君) 尾方課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 貸し切りバス事業に乗ったときに従業員が心づけをちょうだいすることがございます。お客様から金一封をちょうだいすることがございます。それをすべて雑入として計上させていただいております。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようですので、次は11号について行います。  藤原議員。 ○議員(5番 藤原 充博君) 済みません。商品のあれが毎年少しずつ減ってますけども、在庫が、資産が。今年度が1億2,800万、一応適正な、ちょうどこれ決算が9月の30日ですから、今までつくったやつがなくなって、これから新酒を仕込むという状況のときですから、大体どれぐらいが適正だと思ってらっしゃるか。というのは、そこの下に売上高が1億4,200万ということで、在庫と売り上げとあんまり変わらんということは、かなりの過剰在庫を持ってらっしゃるような気がするんですよ。その辺を適正在庫としては一応どれぐらいだというふうに思ってらっしゃるか。この場で御返答は結構でございますけども、一応そういう目安をつけて、それに対しての物づくりをしていかないといけないと。これだけまた逆に商品の在庫があるということならば、今、日本酒の場合、長期貯蔵酒というのが非常に静かなブームを呼んでおります。3年、5年、そういうものを逆にある程度つくっていくという考え方も必要じゃないかと思うんです。そうすれば、当然そういうものをストックしておく場所が必要だと、設備が必要だということになってきますし、早目にこういう在庫に対しての考え方はもう一回検討し直して、より一層の付加価値を上げるような形に取り組んでいただきたいというふうに思います。 ○議長(千原 祥道君) 答弁要りますか。 ○議員(5番 藤原 充博君) 答えができるところは答えしてください。 ○議長(千原 祥道君) ああ、そうですか。  尾方課長。 ○地域振興課長(尾方 豊君) 御指摘ありがとうございます。適正在庫についても、この在庫の処理につきましても現場ではかなり苦労をしておるところでございまして、一つの取り組みとして仕掛かり品のところに係るわけでございますが、日本酒で漬けた梅酒づくりとか、新しい商品開発にも努力をしておるところでございます。引き続き適正な在庫量をお互いに認識をしながら、商品開発等に努めていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(千原 祥道君) ほかにございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(千原 祥道君) ないようでございますので、質疑を終わります。  次に、今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元に配付した請願・陳情文書表のとおりであります。  会議規則第92条第1項の規定によりまして、所管の常任委員会へ付託をいたしますので、慎重なる御審議をお願いをいたします。   ─────────────・───・───────────── ○議長(千原 祥道君) 以上をもちまして本日の会議日程はすべて終了をいたしました。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。             午後2時24分散会   ───────────────────────────────...