雲南市議会 2020-09-04
令和 2年 9月定例会(第1日 9月 4日)
令和 2年 9月定例会(第1日 9月 4日) 雲南市告示第282号
令和2年雲南市議会9月定例会を次のとおり招集する。
令和2年8月18日
雲南市長 速 水 雄 一
記
1 期 日 令和2年9月4日
2 場 所
雲南市役所議場
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〇開会日に応招した議員
上 代 和 美 中 林 孝
松 林 孝 之 中 村 辰 眞
原 祐 二 矢 壁 正 弘
白 築 俊 幸 細 木 照 子
佐 藤 隆 司 藤 原 政 文
西 村 雄一郎 土 江 良 治
安 井 誉 細 田 實
藤 原 信 宏 堀 江 眞
堀 江 治 之 小 林 眞 二
深 田 徳 夫 周 藤 正 志
山 﨑 正 幸
報告第13号 雲南市
土地開発公社の経営状況の報告について
報告第14号
雲南都市開発株式会社の経営状況の報告について
報告第15号 株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告について
報告第16号
公益財団法人鉄の歴史村
地域振興事業団の経営状況の報告について
報告第17号 市有林の信託に係る
事務処理状況の報告について
報告第18号 令和元年度決算に基づく
健全化判断比率の報告について
報告第19号 令和元年度決算に基づく
資金不足比率の報告について
日程第 6
市長施政方針
日程第 7 提案理由の説明
日程第 8 議案の質疑
日程第 9 議案の先議
日程第 10
決算審査特別委員会の設置
日程第 11
決算審査特別委員会委員の選任
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出席議員(21名)
1番 上 代 和 美 2番 中 林 孝
3番 松 林 孝 之 4番 中 村 辰 眞
5番 原 祐 二 6番 矢 壁 正 弘
7番 白 築 俊 幸 8番 細 木 照 子
9番 佐 藤 隆 司 10番 藤 原 政 文
11番 西 村 雄一郎 12番 土 江 良 治
13番 安 井 誉 14番 細 田 實
15番 藤 原 信 宏 16番 堀 江 眞
18番 堀 江 治 之 19番 小 林 眞 二
20番 深 田 徳 夫 21番 周 藤 正 志
22番 山 﨑 正 幸
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欠席議員(なし)
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欠 員(1名)
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事務局出席職員職氏名
議会事務局長 ──── 三 原 修 三 書記 ──────── 山 根 美穂子
書記 ──────── 吾 郷 静
書記 ──────── 高 木 作 真
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ──────── 速 水 雄 一 副市長 ─────── 藤 井 勤
教育長 ─────── 景 山 明 病院事業副管理者 ── 原 田 正 俊
総務部長 ────── 内 田 孝 夫
政策企画部長 ──── 西 村 健 一
防災部長 ────── 中 村 清 男
市民環境部長 ──── 須 田 弘
健康福祉部長 ──── 狩 野 明 芳
産業観光部長 ──── 嘉 本 俊 一
農林振興部長 ──── 日 野 誠 建設部長 ────── 西 川 徹
会計管理者 ───── 河 角 郁 夫 水道局長兼
上下水道部長 細 木 弘 志
教育部長 ────── 佐 藤 慎 治
子ども政策局長 ─── 加津山 幸 登
市立病院事務部長 ── 石 原 忍
大東総合センター所長 中 島 豊
加茂総合センター所長 田 中 孝 治
木次総合センター所長 菅 田 和 美
三刀屋総合センター所長 杉 原 律 雄
吉田総合センター所長 和 泉 博 之
掛合総合センター所長 小 川 浩 平 総務部次長 ───── 末 次 治 良
財政担当課長 ──── 奥 井 英 孝
代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫
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午前9時30分開会
○議長(山﨑 正幸君) おはようございます。
ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これから令和2年雲南市議会9月定例会を開会します。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(山﨑 正幸君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、18番、堀江治之君、19番、小林眞二君を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(山﨑 正幸君) 日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日9月4日から9月29日までの26日間にしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日9月4日から9月29日までの26日間に決定をしました。
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◎日程第3 諸報告
○議長(山﨑 正幸君) 日程第3、諸報告を行います。
監査委員から、令和2年6月分及び7月分の一般会計、特別会計、基金、
歳入歳出外現金の出納状況の報告がありました。また、令和2年6月分及び7月分の
公営企業会計の出納状況の報告がありました。詳細については、資料を議員控室に置いてありますので御覧ください。
また、8月27日に
全国都市監査委員会において、監査委員7年以上の表彰に
堀江治之議員が表彰されましたので報告をいたします。
次に、7月臨時会以降の諸会議についてであります。
8月7日に雲南市
土地開発公社理事会が、8月27日に令和2年8月
雲南広域連合議会定例会が開催されました。詳細については、資料を議員控室に置いてありますので御覧ください。
以上で諸報告を終わります。
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◎日程第4 発議第4号
○議長(山﨑 正幸君) 日程第4、松林孝之君外4名から提出のありました発議第4号、
雲南市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
発議第4号について、提出者の説明を求めます。
3番、松林孝之君。
〔3番 松林孝之君説明〕
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発議第4号
雲南市議会会議規則の一部を改正する規則について
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○議長(山﨑 正幸君) 説明が終わりました。
これより発議第4号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) ないようですので、質疑を終わります。
お諮りいたします。発議第4号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) 異議なしと認めます。よって、発議第4号は、委員会付託を省略することに決定をいたしました。
次に、発議第4号に対する討論を行います。
発議第4号の原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) ないようですので、これで発議第4号に対する討論を終わります。
以上で討論を終わります。
これから発議第4号について採決を行います。
採決は、電子表決によって行います。
初めに、議員席の参加ボタンのみを押してください。
次に、発議第4号、
雲南市議会会議規則の一部を改正する規則について、原案のとおり決することに賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。
〔投 票〕
○議長(山﨑 正幸君) 投票の結果、賛成全員で、発議第4号、
雲南市議会会議規則の一部を改正する規則については、原案のとおり可決されました。
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◎日程第5 議案の上程(一括議題)
○議長(山﨑 正幸君) 日程第5、議案の上程を行います。
議案第76号、雲南市
新型コロナウイルス感染症対応基金条例の制定についてから報告第19号、令和元年度決算に基づく
資金不足比率の報告についてまでの34件を一括議題といたします。
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◎日程第6
市長施政方針
○議長(山﨑 正幸君) 日程第6、市長の施政方針を求めます。
速水市長。
○市長(速水 雄一君) おはようございます。
令和2年雲南市議会9月定例会の開会に当たりまして、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
初めに、雲南市役所の爆破予告についてでございますが、9月1日午後、
市役所本庁舎を爆破するとの予告があったため、本庁舎に来庁される皆様の安全を考慮し、同日正午から午後3時までの間、本庁舎を閉庁いたしましたが、予告時間を過ぎても異常はなく、不審物も発見されませんでした。市民の皆様には御心配と御不便をおかけいたしましたが、皆様の御理解と御協力に対し、お礼を申し上げます。
次に、令和2年7月豪雨についてであります。
日本付近に停滞しておりました梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、7月3日以降、九州や岐阜、長野など各地で記録的な豪雨となり、亡くなられた方や行方不明の方は80名を超え、住宅被害は全半壊約1,700戸、床上・床下浸水約1万7,000戸の大きな被害が発生いたしました。この豪雨災害で犠牲になられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災されました方々にお見舞いを申し上げ、被災地の早期の復興を願うところであります。
雲南市では、7月13日から14日にかけて大雨となり、幸いにも人命に関わる被害はありませんでしたが、県道2路線及び市道18路線、農地26か所、農業用施設16か所、
林道1か所、林地崩壊24か所などの被害が発生いたしました。引き続き迅速な災害復旧に努めてまいります。
次に、
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
去る7月22日、24日に公表いたしましたとおり、雲南市職員3名が
新型コロナウイルスに感染いたしました。これを受けまして、7月27日には
市役所本庁舎を閉庁したところであり、市民の皆様に御心配と御不便をおかけしましたことを重く受け止めているところでございます。市民の皆様が安心して市役所に来庁いただけるよう、毎日の健康管理や消毒、間仕切りの設置、一部業務の分散化などの感染リスクを抑えるための取組を徹底いたしまして、引き続き
感染防止対策に全力で取り組んでまいります。
加えて、
雲南市立病院におきましては、全国的に感染者が拡大している状況から、今後の感染拡大に備え、専用病棟及び帰国者・接触者外来の継続的な運用をはじめ、感染症対策に必要な各種備品の整備を図るなど、県との連携を強化しながら引き続き体制整備に努めているところであります。
また、先般、松江市での
クラスター発生によって100名を超える感染が確認されたことをはじめ、県内において130名を超える感染者数が確認されており、島根県及び関係する自治体においては、
感染拡大防止に懸命に取り組まれているところであります。感染された方々の一日も早い回復を願うところでございます。
さて、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として実施いたしました国の
特別定額給付金につきまして、本市は5月8日から申請の受付を始め、8月10日に受付を終了したところであります。申告漏れが発生しないよう周知などに努め、最終的に99.9%の申請となり、各世帯の家計への支援につながったものと考えております。
また、今議会において、農林業に対する
新型コロナウイルス感染症対策に伴う市独自の支援を新たに提出しているところであります。
まず、農業関係への支援といたしまして、全国的な飲食店等の営業自粛や市内道の駅の産直店舗等の休業による農畜産物の売上減少に加え、
酒米生産農家では日本酒の需要減少に伴う主食用米への作付転換による酒米苗の廃棄などの被害が生じております。こうした被害への支援策として、生産品目別に売上げが昨年同月比20%以上減少している農業者並びに
酒米生産農家に対して、市独自の補助制度を創設して支援を行ってまいります。
さらに、畜産関係では、牛肉の取引価格の下落から子牛市場の価格が大幅に下落した
繁殖和牛農家に対し、国、県の支援に加え、畜産環境の改善や家畜防疫等の徹底を図るための市独自の支援を行ってまいります。加えて、肥育農家、酪農農家、養鶏農家に対しても同様に市独自の支援を行ってまいります。
さらに、林業関係においても、木材価格が低迷しており、先の見えない長期的な景気の冷え込みが予想されております。国の木材の流通や販売への対策に加えまして、本市においても
森林環境譲与税を活用して
切捨て間伐経費に対する市独自の支援を行うとともに、市産材の価格や流通の維持を図るための支援を行ってまいります。また、市内の温浴施設等の利用中止により、
森林バイオマスエネルギー事業の
木質チップ供給量が減少したことに対しましても市独自の支援を行ってまいります。
次に、5つの政策に沿って申し述べます。
最初に、「みんなで築くまち」に関わる政策についてであります。
まず、
地縁法人制度の動向についてでありますが、
地域自主組織に見合った法人制度の創設を国に求めておりますけれども、本年6月に第32次
地方制度調査会から内閣総理大臣に答申がなされ、
地縁法人制度の再構築が盛り込まれたところであります。具体的には、
認可地縁団体制度の目的要件を緩和するものとなっており、求めてきた新たな法人制度とはまだかなり隔たりがありますが、これまでの様々な取組により第一歩を踏み出すことができたと考えております。
しかしながら、まだ不十分であり、全国の自治体等で組織しております小規模多
機能自治推進ネットワーク会議、直近の自治体会員数は268となっておりますが、この
ネットワーク会議の組織力を生かし、引き続き新たな法人制度の創設を国に求めてまいります。
続いて、空き家条例の制定についてであります。
本市では、平成29年3月に
空家等対策基本計画を策定し、空き家の現状把握に努めてまいりましたが、このデータを基に利用可能な空き家を積極的に活用するとともに、管理不全となる空き家の発生を抑制し、周辺環境の保全を図るため、かねて協議しております雲南市
空き家等対策の推進に関する条例を本議会に提出しております。議決後、新たに
空き家対策協議会を設置し、市民の皆様の声を反映した具体的な支援策を検討してまいります。
続いて、ケーブルテレビ伝送路、FTTH化でございますけれども、これの整備についてであります。
新型コロナウイルス感染症対策として設置された国の第2次補正予算では、高度無線環境整備推進事業が増額され、遠隔教育や遠隔診療などにも対応できる、国全体で光ケーブルを使用した高速通信環境の整備が推進されることとなりました。これに伴いまして、本市におきましてもこの財源を最大限活用できるよう、ケーブルテレビ伝送路整備計画の見直しを行い、令和2年度から3年度にかけまして、掛合町ほか1町の宅内までの整備及び全市内の小・中学校への引込みを行い、その他4町については幹線を整備いたします。また、令和4年度以降に周辺部から宅内引込み工事を開始し、令和7年度末の完了を目指して整備を進めてまいります。
続いて、国勢調査の実施についてでありますが、国勢調査は、統計法に基づき、国の最も重要な統計調査として、日本に住んでいる全ての人や世帯を対象に、5年ごとに全国一斉に実施される調査であります。この調査結果は、国や地方公共団体における各種の行政施策を立案するための基礎資料として用いられるほか、研究・教育活動、経済活動などの幅広い分野で利用され、国民生活に役立てられているところであります。今回の調査においては、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、調査書類の配布や回収に関し、調査員と世帯が直接対面しない非接触方式の導入など、調査員及び世帯の安全確保を検討しながら準備を進めているところであります。市民の皆様には、積極的に調査に御協力をいただきますようお願いをいたします。
続いて、市政懇談会に代わる市政番組についてであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、今年度は市政懇談会を中止とし、ケーブルテレビを活用した市政番組を放映し、市民の皆様から御意見を伺うことといたしました。番組は、4回シリーズとして、7月16日から8月31日までの間で計18日間、地方創生の取組や
新型コロナウイルス対策、食の幸発信推進事業などの今年度の主な取組を説明し、現在、市民の皆様からの御意見等を取りまとめているところであります。今後、御意見等に対する回答を早急に取りまとめ、自治会や
地域自主組織へ公表するとともに、皆様からいただいた貴重な御意見や御提言を今後の市政に生かしてまいります。
続いて、第17回公共建築賞・優秀賞の受賞についてであります。
このたび、雲南
市役所本庁舎が、公共建築の総合的水準の向上を目的として一般社団法人公共建築協会が実施する公共建築賞・優秀賞を受賞いたしました。この賞は、単に建築物の設計や施工が優れているだけでなく、設計の背景、施設稼働後の運用管理や地域への波及効果等に対する審査も行われており、竣工から3年経過した建築物を審査対象とされております。雲南市は、たたら製鉄を育んだ里山の活用を目指し、地産地消のバイオマス資源である木質チップの有効利用システムを構築し、省エネと環境負荷低減の効率的な設備や再生可能エネルギーの積極的な利用が評価されたものであります。このたびの受賞を契機に、市民の皆様とともに環境に優しいまちづくりを目指し、より一層、省エネルギーの取組を推進してまいります。
続いて、上下水道部庁舎の建設工事についてであります。
去る5月28日及び6月9日に入札を行い、建築主体工事につきましては、田中工業・都間土建特別共同企業体、電気設備工事につきましては、三和電工・神州電気特別共同企業体、機械設備工事につきましては、島根水道株式会社雲南支店が受注されたところであります。去る8月1日に起工式を執り行い、令和3年6月の庁舎完成を目指し、工事を進めてまいります。
次に、「安全・安心で快適なまち」に関わる政策についてであります。
まず、雲南市消防団の組織再編について述べます。
去る4月23日に雲南市消防団から提出のあった雲南市消防団組織再編検討報告を踏まえまして、団員定数の見直しや機能別消防団員の配置など、組織再編に関する条例改正案を今議会に提出しております。地域防災・消防力の低下を招かぬよう、また、全国的にも多発・大型化する自然災害にも柔軟に対応できるよう、令和3年4月に新たな組織体制へ移行してまいります。
次に、「支えあい健やかに暮らせるまち」に関わる政策についてであります。
まず、
雲南市立病院の経営状況について述べます。
令和元年度の病院会計決算につきましては、一般病床の利用率が91.6%と高い水準を維持いたしましたが、病院建設に伴う減価償却費の増額や旧本館棟の解体などに伴う特別損失の計上など、現金支出を伴わない費用の影響によりまして、当期純損益が6億7,900万円の損失となったところであります。
一方で、経常収益は前年度比1億9,300万円増額の45億8,700万円となり、過去最高の収益となったところであります。これによりまして、内部留保資金も700万円の上積みとなり、引き続き健全経営が図られているところであります。
続いて、身体教育医学研究所うんなんの公益財団法人化についてであります。
身体教育医学研究所うんなんは、大学機関、他自治体、民間団体との連携を一層深め、さらに積極的な活動展開ができるよう、市の直営から公益財団法人への移行に向け、まずは一般財団法人の設立準備を進めているところであります。そのため、今年度に入り、6月23日に第1回財団法人設立準備委員会を開催し、定款等の協議を進めており、7月3日の身体教育医学研究所うんなん運営委員会においてもその内容の協議を行ったところであります。今後も、関係の皆様から御意見をいただきながら、令和3年7月の一般財団法人設立、その後の公益財団法人化を目指し、取り組んでまいります。
続いて、高齢者及び障がい者の福祉向上のための計画策定についてであります。
高齢者や障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らすための施策を推進するため、法律に基づく計画策定に取り組むこととしております。
具体的には、まず、雲南地域第8期介護保険事業計画であります。この計画は、雲南広域連合が主体となり、構成市町と調整しながら策定するものであります。全国の後期高齢者人口が最大となる2025年、さらには高齢者全体の人口が最大となる2040年を見据え、必要となる介護サービス及び介護予防の充実や認知症施策のほか、災害及び感染症対策についても盛り込むこととなっております。
続いて、障がい者福祉施策の数値目標やサービス必要量を定める第6期雲南市障がい福祉計画及び第2期雲南市障がい児福祉計画であります。現行計画の実績や障がいのある方のニーズを踏まえ、市における障がい者福祉施策を計画的に推進していくための具体的な指針を定めてまいります。
この高齢者及び障がい者に関する計画につきましては、令和3年度から令和5年度までの3年間を計画期間としており、今年度中の策定に向け、検討を行ってまいります。
次に、「ふるさとを学び育つまち」に関わる政策についてであります。
まず、ICTを活用した教育支援の実証事業について述べます。
新型コロナウイルス感染症対策に起因する国の緊急事態宣言により、4月中旬から約1か月間、市内の小・中学校を臨時休業といたしましたが、オンライン授業や児童生徒1人1台のパソコンの必要性について、市内のみならず、全国的にも大きな課題となったところであります。
そうした中、このたび、
新型コロナウイルス感染症対策に役立ててほしいと、市内にお住まいの方から匿名で1,000万円の御寄附をいただきましたので、この貴重な浄財を生かし、ICTを活用した教育支援実証事業に取り組んでまいります。具体的には、モデル校におけるAI教材等を活用した個々に応じた授業の実践や、それに係る教職員研修の実施、さらにおんせんキャンパスにおける遠隔教育等を行い、令和3年度から整備を行う児童生徒1人1台のパソコン配備に対応すべく、推進体制の整備に努めてまいります。
続いて、戦没者御遺骨伝達式についてであります。
去る7月29日に、旧ソ連抑留中死亡者埋葬地から帰還された三刀屋町の石飛富衛様の島根県戦没者御遺骨伝達式が、御遺族様、雲南市遺族会の御出席の下、大東交流センターにて執り行われました。さきの大戦が終わりを告げてから75年の長い年月を経て、富衛様の御遺骨と対面された御遺族様の深い悲しみに触れ、改めて「平和を」の都市宣言の下、恒久平和への努力を重ねていく責任を改めて強く感じたところであり、富衛様の御霊の安らかならんことを心からお祈りをいたします。
次に、「挑戦し活力を産みだすまち」に関する政策についてであります。
まず、食の幸発信推進事業について述べます。
今年度は、用地測量や地盤測量を行うとともに、施設建物の詳細な設計を実施するなど、令和3年度からの建設工事の着手に向けた準備を進めてまいります。一方、生産振興の面におきましては、生産品の計画的出荷を導くための栽培計画を生産者や生産組織とともに構築してまいります。また、既に事業実施を決定されているJAしまね雲南地区本部と連携し、引き続き施設運用に係るルールづくりに向けた協議を進めてまいります。
最後に、行政経営についてであります。
まず、財政状況について述べます。
初めに、本議会に提出しております令和元年度決算につきましては、一般会計におきまして、減債基金を1億2,000万円取り崩す結果となりました。収支不足に伴う基金の取崩しは、平成17年度以来14年ぶりとなります。また、普通会計の歳出決算額は、清嵐荘整備事業や学校給食センター建設事業など大型の普通建設事業の影響により309億3,800万円で、前年度と比べ6.7%増加いたしました。財政健全化比率は、実質公債費比率が対前年度0.3ポイント増の11.1%となりました。
今後の財政運営につきましては、令和3年度以降の地方交付税の水準を慎重に見極め、将来の借入金の返済を見定めながら、地方債の発行とのバランスを図りながら、引き続き健全財政の維持に努めてまいります。
次に、補正予算についてであります。
一般会計は、雲南市・飯南町事務組合負担金(CATV事業)に1億5,600万円、林地崩壊防止事業4,800万円、雲南市・飯南町事務組合負担金(清掃事業)4,400万円、交付金活用道路修繕事業2,700万円、起債道路整備事業2,200万円、農業者緊急支援事業補助金2,100万円、商業・サービス業感染症対応支援事業補助金2,000万円、公共土木災害復旧事業1億2,900万円、農地・農業用施設災害復旧事業1億200万円、前年度各種事業補助金返還金7,400万円の追加などを計上しております。
また、特別会計におきましては、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、生活排水処理事業特別会計、水道事業会計、病院事業会計で、それぞれ事業内容の変更に伴う補正予算を計上しております。
そのほか、議案といたしまして、条例7件、一般事件1件、定款事項1件、認定事項9件、諮問事項3件、報告事項7件を提出しておりますので、慎重に御審議いただき、可決賜りますようお願いを申し上げます。
さて、本年11月に改選期を迎える雲南市長選挙への立候補取下げについて述べたいと存じます。
御承知のとおり、次期市長選挙に立候補を表明しておりましたが、このたび立候補の取下げを決意したところであります。理由につきましては、1つに、雲南市を二分する選挙戦となれば、実現しつつある雲南市の一体化、均衡ある発展が大きく損なわれ、地域力の停滞が懸念されること、2つに、対立候補の言われるまちづくりには、雲南市が目指してきたまちづくりの継承が期待できること、3つに、まちづくりはゴールのない駅伝競走であり、第1走者からそうした継承が期待できる第2走者へたすきを渡すことができれば、雲南市の継続するまちづくりに寄与できること、以上の理由によりまして、立候補の取下げを決意したところでございます。
残された任期を全うすべく、引き続き全力で市政運営に取り組む所存でありますことを改めて申し上げまして、施政方針といたします。
○議長(山﨑 正幸君) 以上で市長の施政方針を終わります。
ここで暫時休憩し、10時15分再開といたします。
午前10時02分休憩
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午前10時15分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
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◎日程第7 提案理由の説明
○議長(山﨑 正幸君) 日程第7、提出者から提案理由の説明を求めます。
藤井副市長。
○副市長(藤井 勤君) おはようございます。提案理由の説明をいたします。私のほうからは、議案第76号から82号までの7件と84号1件、計8件につきまして、提案理由の説明をいたします。
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議案第76号 雲南市
新型コロナウイルス感染症対応基金条例の制定について
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次ページに基金条例案についてつけております。令和3年度以降の
新型コロナウイルス感染拡大の防止並びに新しい生活様式の確立へ向けた事業に要する経費に充てるため、雲南市の
新型コロナウイルス感染症対応基金条例を制定するもので、議会の議決を求めるものであります。
現時点では、今年度、国から交付されます
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主な財源として同基金を積み立てしたいと考えております。この臨時交付金は、翌年度以降の事業に活用する場合は、国と協議の上、あらかじめ具体的な事業計画を定め、専用の基金へ積むことが必要となります。また、活用できる年限につきましても、原則令和4年度末までと定められております。市といたしましては、現時点では、主にケーブルテレビのFTTH整備事業で次年度以降の引込み工事へ同基金を活用したいと考えておりまして、引き続き、国、県と協議を進めてまいりたいと思っております。
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議案第77号 雲南市消防団員の定員、任免、報酬、服務等に関する条例及び雲南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例について
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雲南市消防団からの組織再編検討報告を踏まえまして、消防団員の定員の見直し及び機能別団員を導入することに伴い、条例を改正するもので、議会の議決を求めるものでございます。今年の4月に消防団のほうから組織再編の検討報告書がまとめられまして、市に対して提出をされました。それらを踏まえまして、市としてこの検討結果を最大限尊重して、必要な条例改正等を行うものでございます。
主なものは、基本団員と機能別団員を区別をする。また、定員を1,442人から1,212人に変更すると、そのうち機能別団員の定員を60人と規定をするなどとなっております。いま一つは、非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するものであります。退職報償金の支払い対象となる非常勤消防団員から機能別団員を除外する規定を追加するなどで、なっております。よろしくお願いいたします。
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議案第78号 雲南市新築住宅に対する固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例について
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これにつきましては、平成26年4月1日以降、定住促進策の一環として、雲南市では本制度を創設してまいりました。市外への人口流出防止と市外からの転入者の増を目的に、税制面からの支援を実施してきたところであります。平成28年1月からこの条例を改正をいたしまして、子育て世帯も対象に加え、取得期間を令和3年1月1日まで延長してきたところでございます。御案内のように、
新型コロナウイルス感染症対策の影響によりまして、全国的に住宅建築に係る工程の遅れが想定されておりまして、現条例の期間までに制度の適用を受けられなくなる方の救済策として、取得期間を1年延長するため、条例改正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
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議案第79号 雲南市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
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国の関係する省令が改正されたことに伴いまして、条例を改正するものでございます。
改正の要点が2点ございまして、いずれも従来の基準の内容を緩和するというものでございます。1つ目が、3歳児の受皿に係る連携施設の確保の緩和についてであります。
家庭的保育事業等におきましては、連携施設、保育所、認定こども園、幼稚園を確保することとなっております。このたびの改正で、利用調整など、優先的に取り扱う措置などによりまして、当該児童が引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合には、連携施設を不要とすることができるようにすることとなったものであります。2点目が、居宅訪問型保育事業者が保育を提供できる事例の追加となっております。よろしくお願いいたします。
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議案第80号 雲南市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
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これにつきましても、国の関係する内閣府令が施行されたことに伴いまして、条例を改正し、議会の議決を求めるものでございます。
改正内容につきましては、従来の基準内容を、これも緩和するということになっておりまして、3歳児の受皿に係る連携施設の確保の緩和についてであります。
特定地域型保育事業におきまして、連携施設を確保することになっており、このたびの改正で、利用調整など優先的に取り扱う措置などによりまして、当該児童が引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合には、連携施設を不要とすることができることとなったものでございます。
先ほどの議案第79号と第80号につきましては、それぞれ現時点では雲南市において該当する施設がありません。このことについて御報告をさせていただきます。
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議案第81号 雲南市
空き家等対策の推進に関する条例の制定について
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これにつきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、市が実施する空き家対策につきまして、具体的な取組を定めて空き家等の適正管理の促進と利活用の推進を図るとともに、特定空家等に対する措置を行うことを内容といたしております。所有者の責務、それから市の責務を、また市民等の役割というふうなことを内容とするものでございます。この具体的な市の取組につきましては、空き家対策の協議会、これを設置いたしまして、空き家対策の基本計画、これをきちんとつくり、必要に応じて変更していくというものでございます。よろしくお願いいたします。
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議案第82号 雲南市
三刀屋農村環境改善センター条例の一部を改正する条例について
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電源立地地域対策交付金事業によって、三刀屋農村環境改善センター、現在の鍋山交流センターでございますが、これの和室を洋室に改修することに伴いまして、条例の一部を改正し、議会の議決を求めるものでございます。
三刀屋農村環境改善センター、鍋山交流センターは、今年度中に和室を洋室に改修することから、区分名を和室1、和室2から会議室1、会議室2に改めるものでございます。よろしくお願いいたします。
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議案第84号 雲南市
土地開発公社定款の変更について
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新型コロナウイルス感染症を含みます災害等の発生によりまして、やむを得ず理事会の開催が困難な場合において、事業の円滑な推進を図るため、書面審議による理事会の開催を可能とするものであります。公拡法の規定に基づきまして、市議会の議決を経て都道府県知事の認可を受けるものでございます。よろしくお願いをいたします。以上です。
○議長(山﨑 正幸君) 細木水道局長。
○水道局長(細木 弘志君) それでは、議案83号について説明をいたします。
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議案第83号
令和元年度雲南市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
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水道事業の決算書のほうを御覧いただきたいと思います。決算書の1ページ目になります。
令和元年度雲南市水道事業決算報告書。1、収益的収入及び支出。収入。第1款水道事業収益、予算額合計14億2,103万2,000円、決算額14億2,464万4,289円、増減361万2,289円。支出。第1款水道事業費用、予算額合計13億6,487万2,000円、決算額13億1,495万1,154円、繰越額350万、不用額4,642万846円。
次ページのほうをお願いいたします。2、資本的収入及び支出でございます。収入。第1款資本的収入、予算額合計3億7,462万3,000円、決算額3億5,716万7,141円、増減1,745万5,859円の減でございます。支出です。第1款資本的支出、予算額合計9億987万1,000円、決算額8億8,019万3,249円、翌年度繰越額480万円、不用額2,487万7,751円。欄外のほうですけれども、資本的収入が資本的支出額に不足する額5億2,302万6,108円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,807万1,274円、過年度分損益勘定留保資金5億495万4,834円で補填した。
次に、財務諸表のほうの損益計算書、4ページのほうの下3行のとこですけれども、元年度の、当該年度の純利益でございますけども、9,038万7,592円、前年度繰越利益剰余金7,426万7,189円、当年度未処分利益剰余金1億6,465万4,781円となっております。
6ページ目の剰余金処分の計算書のほうを御覧いただきたいと思います。
令和元年度雲南市水道事業剰余金処分計算書。当該年度末残額でございますけれども、未処分利益剰余金のほうが1億6,465万4,781円、議会の議決による処分額1億6,000万、うちですけれども、減債積立金の積立額を7,000万、それから建設改良積立金への積立てを9,000万、処分後の残高につきましては、繰越利益剰余金465万4,781円となっております。
説明は以上です。
○議長(山﨑 正幸君) 内田総務部長。
〔総務部長説明〕
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議案第85号 令和2年度雲南市
一般会計補正予算(第5号)
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○議長(山﨑 正幸君) 西村
政策企画部長。
〔議案第85号
政策企画部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 中村防災部長。
〔議案第85号 防災部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 須田
市民環境部長。
〔議案第85号
市民環境部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 狩野
健康福祉部長。
〔議案第85号
健康福祉部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 提案理由の説明の途中でありますが、ここで暫時休憩し、11時15分再開といたします。
午前11時00分休憩
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午前11時15分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。
加津山
子ども政策局長。
〔議案第85号
子ども政策局長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 日野
農林振興部長。
〔議案第85号
農林振興部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 嘉本
産業観光部長。
〔議案第85号
産業観光部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 西川建設部長。
〔議案第85号 建設部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 細木
上下水道部長。
〔議案第85号
上下水道部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 佐藤教育部長。
〔議案第85号 教育部長説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 河角会計管理者。
〔議案第85号 会計管理者説明〕
○議長(山﨑 正幸君) 須田
市民環境部長。
〔
市民環境部長説明〕
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議案第86号 令和2年度雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第87号 令和2年度雲南市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
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○議長(山﨑 正幸君) 細木
上下水道部長。
〔
上下水道部長説明〕
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議案第88号 令和2年度雲南市
生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)
議案第89号 令和2年度雲南市
水道事業会計補正予算(第3号)
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○議長(山﨑 正幸君) 石原
市立病院事務部長。
〔
市立病院事務部長説明〕
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議案第90号 令和2年度雲南市
病院事業会計補正予算(第1号)
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○議長(山﨑 正幸君) 提案理由の説明の途中でありますが、ここで暫時休憩し、13時、午後1時再開といたします。
午後0時01分休憩
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午後1時00分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。
河角会計管理者。
○会計管理者(河角 郁夫君) それでは、認定第1号から認定第7号までを説明させていただきます。
最初に、認定第1号です。
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認定第1号
令和元年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定について
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予算の執行に当たりましては、地方自治法、雲南市財務規則及び予算執行方針に基づきまして、効率的な執行に努めてまいりました。
これより決算書の歳入歳出の合計額及び実質収支に関する調書を読み上げまして、説明とさせていただきます。
それでは、決算書の1ページをお開きください。令和元年度一般会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計につきましては、おはぐりいただきまして、3ページを御覧ください。歳入合計、予算現額316億7,224万9,000円、調定額313億8,088万9,874円、収入済額313億636万3,780円、不納欠損額702万7,719円、収入未済額6,749万8,375円。
おはぐりいただきまして、次のページ、4ページの歳出です。歳出合計は、5ページを御覧ください。歳出合計、予算現額316億7,224万9,000円、支出済額309億3,452万9,781円、翌年度繰越額2億8,711万5,000円、不用額4億5,060万4,219円。これにより、歳入歳出差引き残額は3億7,183万3,999円となっております。
次のページ、6ページからは、歳入歳出決算の事項別明細書ですので、後ほど御覧ください。
続いて、63ページをお開きください。63ページにつきましては、令和元年一般会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源は計3,291万1,000円です。5の実質収支額は3億3,892万3,000円となっております。
次に、認定第2号です。
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認定第2号
令和元年度雲南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の64ページをお開きください。令和元年度国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額43億6,867万6,000円、調定額44億585万3,339円、収入済額43億8,256万1,292円、不納欠損額127万6,003円、収入未済額2,201万6,044円。
おはぐりいただきまして、65ページをお開きください。歳出です。歳出合計は、次のページの66ページを御覧ください。歳出合計、予算現額43億6,867万6,000円、支出済額43億5,965万3,903円、翌年度繰越額はございません。不用額902万2,097円。これにより、歳入歳出差引き残額は2,290万7,389円となっております。
次に、78ページをお開きください。令和元年度国民健康保険事業特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は2,290万7,000円となっております。
次に、認定第3号です。
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認定第3号
令和元年度雲南市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の79ページをお開きください。令和元年度後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額11億1,845万8,000円、調定額11億1,492万8,465円、収入済額11億1,486万512円、不納欠損額3万1,130円、収入未済額3万6,823円となっております。
おはぐりいただきまして、80ページの歳出です。歳出合計、予算現額11億1,845万8,000円、支出済額11億777万3,263円、翌年度繰越額はございません。不用額1,068万4,737円。これにより、歳入歳出差引き残額は708万7,249円となっております。
次に、85ページをお開きください。令和元年度後期高齢者医療事業特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は708万7,000円となっております。
次に、認定第4号です。
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認定第4号
令和元年度雲南市
農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の86ページをお開きください。令和元年度農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額432万6,000円、調定額432万7,030円、収入済額432万7,030円、不納欠損額、収入未済額はございません。
おはぐりいただきまして、87ページの歳出です。歳出合計、予算現額432万6,000円、支出済額430万9,557円、翌年度繰越額はございません。不用額1万6,443円。これにより、歳入歳出差引き残額は1万7,473円となっております。
次に、90ページをお開きください。令和元年度農業労働災害共済事業特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は1万7,000円となっております。
次に、認定第5号です。
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認定第5号
令和元年度雲南市
生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の91ページをお開きください。令和元年度生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額25億7,257万1,000円、調定額25億6,977万1,850円、収入済額25億4,661万7,364円、不納欠損額6万1,595円、収入未済額2,309万2,891円。
おはぐりいただきまして、92ページの歳出です。歳出合計、予算現額25億7,257万1,000円、支出済額24億9,850万5,857円、翌年度繰越額はございません。不用額7,406万5,143円。
次のページ、93ページの記載となりますが、歳入歳出差引き残額は4,811万1,507円となっております。なお、この残額のうち4,583万6,908円は、公共下水道事業並びに特定環境保全公共下水道事業に地方公営企業法が適用されたことに伴い、同法の規定により、下水道事業会計に引き継いだところでございます。
おはぐりいただきまして、103ページをお開きください。令和元年度生活排水処理事業特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は4,811万1,000円となっております。
あわせて、その下段でございますけども、打切り決算によりまして、4,583万7,000円を下水道事業会計に引継ぎをしました。なお、令和2年度に生活排水処理事業特別会計へ引き継ぐ繰越金は227万4,000円となったところでございます。
次に、認定第6号です。
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認定第6号
令和元年度雲南市財産区
特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の104ページをお開きください。令和元年度財産区特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額96万2,000円、調定額57万6,891円、収入済額57万6,891円、不納欠損額、収入未済額はございません。
おはぐりいただきまして、次のページ、105ページの歳出です。歳出合計、予算現額96万2,000円、支出済額57万5,056円、翌年度繰越額はございません。不用額38万6,944円。これにより、歳入歳出差引き残額は1,835円となっております。
次に、108ページをお開きください。令和元年度財産区特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は2,000円となっております。
次に、認定第7号です。
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認定第7号
令和元年度雲南市
土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について
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決算書の109ページをお開きください。令和元年度土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算書の歳入です。歳入合計、予算現額4,562万5,000円、調定額4,533万4,662円、収入済額4,533万4,662円、不納欠損額、収入未済額はございません。
おはぐりいただきまして、次のページ、110ページの歳出です。歳出合計、予算現額4,562万5,000円、支出済額4,525万6,728円、翌年度繰越額はございません。不用額36万8,272円。これにより、歳入歳出差引き残額は7万7,934円となっております。
次に、113ページをお開きください。令和元年度土地区画整理事業特別会計実質収支に関する調書です。1、歳入総額、2、歳出総額、3、歳入歳出差引き額は、先ほど申し上げたとおりです。4の翌年度に繰り越すべき財源はございません。5の実質収支額は7万8,000円となっております。
以上、認定第1号から認定第7号までの説明を終わります。
○議長(山﨑 正幸君) 細木水道局長。
○水道局長(細木 弘志君) それでは、続きまして、認定8号のほうの説明をいたします。
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認定第8号
令和元年度雲南市
工業用水道事業会計決算認定について
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決算書のほうをお開きいただきたいと思います。1ページ目です。
令和元年度雲南市工業用水道事業決算報告書。1、収益的収入及び支出。収入。第1款水道事業収益、予算額の合計が5,418万6,000円、決算額5,543万7,723円、増減のほうが125万1,723円となっております。支出のほうです。第1款水道事業費用、予算額合計6,095万5,000円、決算額5,807万6,260円、不用額につきましては287万8,740円となっております。
次ページをお願いいたします。2の収益的収入及び支出でございます。これは支出のみでございます。第1款資本的支出、予算額合計3,634万6,000円、決算額3,634万5,601円、不用額399円。欄外でございますけども、資本的収入が資本的支出に不足する額3,634万5,601円は、過年度分損益勘定留保資金3,634万5,601円で補填した。
3ページのほうを御覧いただきたいと思います。損益計算書をつけております。
令和元年度雲南市工業用水道事業損益計算書、一番下3行でございますけれども、当該年度純利益が263万8,719円の赤字でございまして、前年度繰越利益剰余金が、同じく△でございますが、3,892万1,321円、当該年度未処分利益剰余金、△の4,156万40円となっております。
説明は以上です。
○議長(山﨑 正幸君) 石原
市立病院事務部長。
○
市立病院事務部長(石原 忍君) 続きまして、病院事業会計です。
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認定第9号
令和元年度雲南市
病院事業会計決算認定について
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それでは、決算書を御覧ください。
令和元年度雲南市病院事業決算報告書。(1)収益的収入及び支出。収入。第1款病院事業収益、決算額46億1,809万709円、増減4,022万1,709円。続いて、支出です。第1款病院事業費用、決算額52億9,759万7,995円、不用額4,879万7,005円。
おはぐりいただいて、2ページです。(2)資本的収入及び支出。収入。第1款資本的収入、決算額7億3,980万9,000円。増減です。880万円の減。続いて、支出です。第1款資本的支出、決算額9億1,330万3,503円、不用額444万5,497円。資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億7,349万4,503円は、過年度分損益勘定留保資金1億6,586万344円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額763万4,159円で補填した。
続いて、財務諸表の損益計算書、3ページです。
令和元年度雲南市病院事業損益計算書。1、医業収益40億2,894万3,327円、2、医業費用46億5,141万8,302円、医業損失6億2,247万4,975円、3、医業外収益3億9,943万2,746円、医業外費用2億3,850万783円、差引き1億6,093万1,963円。
4ページです。5、訪問看護収益5,789万3,835円、6、訪問看護費用6,051万3,486円、差引きマイナス261万9,651円、7、診療所収益1億109万177円、8、診療所費用1億692万6,021円、差引きマイナス583万5,844円、経常損失4億6,999万8,507円、9、特別利益926万5,254円、10、特別損失2億1,877万4,033円、差引きマイナス2億950万8,779円。これによりまして、当年度純損失6億7,950万7,286円、前年度繰越欠損金4億1,349万8,547円、当年度未処理欠損金10億9,300万5,833円です。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(山﨑 正幸君) ここで、監査委員より監査の報告を受けます。
谷戸
代表監査委員。
〔
代表監査委員監査報告〕
○議長(山﨑 正幸君) 内田総務部長。
〔総務部長説明〕
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諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第5号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 西村
政策企画部長。
〔
政策企画部長説明〕
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報告第13号 雲南市
土地開発公社の経営状況の報告について
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 嘉本
産業観光部長。
〔
産業観光部長説明〕
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報告第14号
雲南都市開発株式会社の経営状況の報告について
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 提案理由の説明の途中でありますが、ここで暫時休憩し、14時5分再開といたします。
午後1時51分休憩
───────────────────────────────
午後2時05分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。
佐藤教育部長。
〔教育部長説明〕
───────────────────────────────
報告第15号 株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告について
報告第16号
公益財団法人鉄の歴史村
地域振興事業団の経営状況の報告について
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 日野
農林振興部長。
〔
農林振興部長説明〕
───────────────────────────────
報告第17号 市有林の信託に係る
事務処理状況の報告について
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 内田総務部長。
〔総務部長説明〕
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報告第18号 令和元年度決算に基づく
健全化判断比率の報告について
報告第19号 令和元年度決算に基づく
資金不足比率の報告について
───────────────────────────────
○議長(山﨑 正幸君) 以上で提案理由の説明を終わります。
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◎日程第8 議案の質疑
○議長(山﨑 正幸君) 日程第8、これから議案に対する質疑を行います。
質疑は、条例その他と予算及び認定の3区分に分けて行います。
最初に、議案第76号、雲南市
新型コロナウイルス感染症対応基金条例の制定についてから議案第82号、雲南市
三刀屋農村環境改善センター条例の一部を改正する条例についてまでの条例7件、議案第84号、雲南市
土地開発公社定款の変更についての定款1件、諮問第3号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから諮問第5号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの諮問3件、報告第13号、雲南市
土地開発公社の経営状況の報告についてから報告第19号、令和元年度決算に基づく
資金不足比率の報告についてまでの報告7件、計18件の条例その他について行います。質疑はございませんか。
5番、原祐二君。
○議員(5番 原 祐二君) 2件質問させてもらいたいと思います。
まず最初に、議案第77号の雲南市消防団員の定員等についての条例でありますけども、その中の第2条のところで……。
○議長(山﨑 正幸君) 原議員、マスクを取って。
○議員(5番 原 祐二君) はい。
その中に、団員の種類ということで、今回、機能別の団員というのが新たに設けられまして、この機能別団員というのは、市長が別に定める特定の任務に限り従事するというふうになっています。この特定の任務というのは、他市の状況を見ますと、火災の対応だけをするとか、災害の対応だけをするとか、報酬も5,000円ということで、非常に安いわけですので、雲南市が考える特定の任務というのはどういった任務をお考えなのかという点を1点。
それから、定数が60名ということで割り振られています。この機能別団員の方と一般の普通のこれまでの団員、今回は基本団員と呼ぶようですけども、その方の任用条件の違いは、市内に勤めたり市内に居住するというのは同じなんですけども、基本団員の方は18歳以上なのに対してこの機能別の方は70歳未満ということで、18歳以上なのか、下なのか、70より下なのかという違いと、もう一つは、健康で体力が非常にある方というのが基本団員ですけども、それに対して機能別団員は経験があって必要な知識を有するというようなことで、この任用条件も少し違うわけですので、当然任務の内容も違うというふうに考えられますので、その点を説明をいただきたいということと、60名の内訳は、町の方面隊ごとにもう既に割り振られていて、決められた人数があるのかどうなのか、その点について、もう少しこの条例についての運用の仕方について説明を求めたいと思います。
次に、もう1点は、報告第15号であります。株式会社キラキラ雲南の経営状況ということで、施設の運営ですとかスポーツの振興等をやっていただいているというふうに認識しておりますが、9ページのところで、商業施設事業の概要というところに、デイリーファッション「パレット」の運営というふうに記載がしてあります。私もよく分かりませんでしたが、デイリーファッション「パレット」というのは、今のホックさんのビルが入っておられるところの洋服を売っておられるところではないかというふうに聞きました。そこの運営というふうに書いてありますが、これはキラキラ雲南の収支に係るような売上げがあったり、そういったことの意味なのか、このパレットの運営という意味がちょっと分かりかねますし、キラキラ雲南さんの事業としてどういったことをしておられるのか、お尋ねをしたいと思います。以上です。
○議長(山﨑 正幸君) 中村防災部長。
○防災部長(中村 清男君) まず、議案第77号に関しての御質問でございますが、雲南市消防団員の団員の種類ということで今回改正させていただく中での機能別団員の取扱いということだと思っております。
機能別団員制度自体につきましては、特定の任務に限り従事する団員ということで、条例のほうにも書いておりますように、特定の任務という言い方をしております。この任務につきましては、現在考えておりますのは、所属していただきます分団の担当区域内での火災における消火活動をしていただきたい。特にやはり昼間の火災等であれば、なかなか一般団員さんがどうしても近くにいらっしゃらないということもあるので、なるべく初動対応を早くしたいという考え方がございます。もう1点は、災害時におきます消防団活動ということで、例えば訓練とか平時の分団活動等には基本的には参加しないということなんですけど、ただ、任務に就いていただくこともありますので、これは各分団の状況に応じて訓練等にも参加いただくこともあるのかなというふうに思っております。
それと、定員60名ということで、任用の状況なんですけど、やはり消防団員とか、それに類する形の必要な経験があったり、あるいは必要な知識をお持ちの方というふうに考えておりまして、これは各分団長さんの推薦によりまして、最終的には市長のほうが承認を得て、団長のほうが任命していくという考え方を持っております。ただ、やはりこれまで経験された方、OBの方とかということになりますので、年齢的には一応70歳を一つの定年といいますか、区切りにさせていただきたいというふうに考えております。
それとあと、60名の振り分けということでございますけど、こちらについては、いろいろと消防団のほうと協議をさせていただく中で、旧飯石ですね、三刀屋、吉田、掛合、こちらのほうが、今、どうしても状況としてそういった機能別団員制度が欲しいということでございましたので、そちらのほうに60名を割り振りさせていただくように今のところ考えております。以上でございます。
○議長(山﨑 正幸君) 佐藤教育部長。
○教育部長(佐藤 慎治君) 株式会社キラキラ雲南のパレットの関係でございます。9ページにデイリーファッション「パレット」の運営ということで記載があるということでございます。
マルシェリーズの中にあります、2階にあります衣料品店ですけども、ここ、パレットさん運営されておりましたが、株式会社トーエイ、撤退をされまして、株式会社キラキラ雲南のほうでその後をやっておられるという状況でございます。したがいまして、商品の仕入れでありますとか売上げとかが損益計算書とかにも計上されておるという状況でございます。令和2年の3月からというふうに伺っております。
○議長(山﨑 正幸君) 5番、原祐二君。
○議員(5番 原 祐二君) 消防の関係につきましてはよく分かりました。実は、今言われたように、飯石3町、特に人口減少も激しくて、消防団員が足りないというところがたくさんあります。辞めたくても辞めれんというような状況でやっていただいてまして、こういった制度が入ることによって、一旦は大きな荷物を下ろすけども、手伝いをするというような制度だと思いますので、非常にいい制度を入れていただいたというふうに思いますので、ぜひそういった団員が、できるだけ消防活動が少し弱いとこといいますか、そういうところに重点的に配置をしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
それと、さっきのパレットの関係ですけど、令和2年の3月からということで、最近ということだなというふうに思いますけども、今後も積極的に地域の衣料品を維持していくために売上げを上げていくとか、そういう方針なのか、どういった考え方で、今、その経営をしておられるのか、売上げはどれぐらいあるのかということが、今は分からないかもしれませんけども、どういうふうにお聞きなのか、その点、最後、確認させてください。
○議長(山﨑 正幸君) 嘉本
産業観光部長。
○
産業観光部長(嘉本 俊一君) パレットの関係でございますけれども、ああしまして、今年に入りましてトーエイ株式会社のほうが、パレットの品を仕入れて、それを売っているのがトーエイという会社でございましたけれども、そこが撤退をされたということで、それを今はキラキラ雲南が代わって仕入れて販売をしているというような状況でございます。本来でしたらそうした販売会社を募集をして、パレットに限らず、違う衣料品でも扱えるような会社を探したところでございますけれども、なかなかそうした会社が見つからなかったということで、キラキラといたしましては、地域での衣料品の供給の点でマイナスになることは避けたいということから、やむなくということではございますけれども、そうしたパレットから仕入れをして販売をするようなことを今手がけられたところでございます。
売上げにつきましては、ちょっと今、この段階では把握しておりませんので、何とも申し上げられませんけれども、今後はそうした衣料品販売の参入していただける企業があれば、それはそれでまた探しているという状況でございますので、現在のところはパレットの品を使って、当面そうした衣料品販売をキラキラのほうで続けているという状況でございます。
○議員(5番 原 祐二君) 分かりました。
○議長(山﨑 正幸君) よろしいですか。
○議員(5番 原 祐二君) はい。
○議長(山﨑 正幸君) ほかに。
2番、中林孝君。
○議員(2番 中林 孝君) 議案第76号について、2つほどお伺いしたいと思います。
議案第76号は、雲南市
新型コロナウイルス感染症対応基金条例と、こういう名前がついております。まず一つでございますが、基金を積んでまで対応しなきゃいけない事由は何かということを伺いたいと思います。予算、当初予算とか補正予算とか、そういったような予算措置で普通だったら対応できると思うんですが、基金を積んでまでしなきゃいけない、そういった事由というのはどういうものが考えられるのか、最終的にはその基金の目的ということで伺いたいと思います。
もう一つ、2点目でございますが、条例の名称でございます。
新型コロナウイルス感染症対応というふうになっております。ということは、このCOVID-19というものに限定されておるわけですが、例えば終息していくとかいうことになると、この条例が浮いてしまう。むしろここで想定されているのは、こういったようなパンデミックみたいなものが起こったときに使えるようなものがいいのではないかなと私は思います。例えば100年前にあったスペイン風邪とか、今回の
新型コロナウイルス、それからまた、将来的にあるかどうか分かりませんが、例えば上海ウイルスとか大連風邪とか、そういったようなものが出てきたときにも対応できるような条例のほうが私はいいのではないか。つまり雲南市パンデミック対応、感染症対応基金条例とか、そういうふうな汎用性の高いものがいいのではないかなと思いますが、その2点について伺いたいと思います。
○議長(山﨑 正幸君) 内田総務部長。
○総務部長(内田 孝夫君) 2点いただきました。
まず、翌年度に持ち越すということでございまして、基金につきましては、今年度、交付金を頂くわけですけれども、来年度以降もその交付金を使うという意味で、基金に積んで来年の活用をしていきたいということでございます。
また、基金の名称ですけれども、この基金に積む財源として説明もいたしましたけれども、主なものとして、
新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金というものを原資として考えておりますので、こういった名前にさせていただいたということでございます。
○議長(山﨑 正幸君) よろしいですか。
ほかに。
いいですか、打ち切って。
〔質疑なし〕
○議長(山﨑 正幸君) では、ないようですので、これで条例その他についての質疑を終わります。
次に、議案第85号、令和2年度雲南市
一般会計補正予算(第5号)から議案第90号、令和2年度雲南市
病院事業会計補正予算(第1号)までの予算6件について行います。質疑をお願いします。質疑はございませんでしょうか。
18番、堀江治之君。
○議員(18番 堀江 治之君) 一般会計の予算説明書25ページから26ページにかけて、今年も災害がたくさん出たということで、補正増額がされておりますけれども、確認したいのは、これらの災害について、既に査定が終わっているのかどうなのか。査定が終わっとれば全体額というのはあまり動かないというふうに思いますが、査定が終わってないということになれば、その査定の結果によって大きく金額が変わってくるという可能性がございます。そのところ、査定が終わっているのか、あるいはこれからなのか、その状況をお尋ねいたします。
それから、
水道事業会計補正予算、9ページ、受水費が140万7,000円増額になっておりますが、これは契約単価変更と、こういうことで説明がございましたが、年度途中で単価が変わってきたのかどうなのか。一般的には年度替わりに変わるのが普通ではないかというふうに思いますが、その経過なり内容についてお尋ねいたします。
以上2点です。
○議長(山﨑 正幸君) 日野
農林振興部長。
○
農林振興部長(日野 誠君) 私のほうから、25ページの……。
○議長(山﨑 正幸君) マスク。
○
農林振興部長(日野 誠君) すみません。25ページの災害査定状況についてお答えを申し上げます。
25ページの農地災害、農業用施設災害でございますけど、今年につきましては、4月と6月と7月、3回、国庫補助対象になる災害が発生しております。現在の査定状況でございますけども、農業用施設災害、それから農地災害につきましては、4月の災害につきましては、既に査定が先月終了しております。それから、6月、7月分につきましては、今のところ10月の中旬以降の予定ということで計画が立っておるところでございます。それから、
林道施設災害でございますけども、これにつきましても、4月分につきまして、今週のところで終わったということでございます。それから、6月の豪雨の箇所につきましては、今後また災害の査定があるということでございまして、これについてはまだ今のところ未定ということでございます。以上でございます。
○議長(山﨑 正幸君) 西川建設部長。
○建設部長(西川 徹君) 公共土木施設災害につきましては、先ほど
農林振興部長が答弁いたしましたとおりでございますが、6月、7月の2回の災害を受けております。6月分につきましては、査定が既に終わっているということでございまして、7月分につきましては、今後査定が行われるということでございますので、それをもちまして最終的に額が確定してくるということになります。よろしくお願いいたします。
○議長(山﨑 正幸君) 細木水道局長。
○水道局長(細木 弘志君) 給水の単価変更でございますけれども、当初予算に上げたときはまだ新しい単価が決まっておりませんでしたので、旧単価のほうで上げております。2月、3月のところの県議会のほうでたしか正式決定をしておりますので、今回変えさせていただいております。単価そのものにつきましては、前回が86.19、1立方当たりですね、それが今回が81.23ということで、若干下がってはおりますけれども、これを2年度から4年度の契約水量の中で分配して払うということで、実際のところは、令和2年度のところは少し高くなって、補正としては増になっておりますが、3年間の中で最終的な契約単価に、平均になるような調整をして請求をするというシステムになっておりますので、そういうことで、単価そのものはちょっと下がりましたけども、2年度は少し上がったというところでございます。
○議長(山﨑 正幸君) よろしいですか。
ほかに。
5番、原祐二君。
○議員(5番 原 祐二君) 1点だけ質問させてもらいたいと思います。
予算に関する11ページ、公共交通の対策費としまして、交通系のICカードの導入事業の補助金として295万2,000円が補正予算で計上をされています。この事業は、部長の説明にもありましたように、一畑バスにキャッシュレスの機械をつけていくという事業でありますので、コロナ禍においては非常に的を射ているというふうに思いますが、この費用配分については、国が3分の1、県が3分の1、そして市町村が3分の1ということになっています。一畑バスの松江圏域の中で、路線としましては8路線があって、そのうちの1路線が大東に乗り入れているということで、その大東に乗り入れているバスは1日8回、市内を走っているということでありますが、大方は松江市だというふうに認識をしております。このバスのICカードシステムを入れるのには1台当たりまず幾らかかるのかと、その1台当たり幾らかかるものに対して雲南市が295万2,000円ですので、1台当たりについていえば、松江市の負担は、3分の1、3分の1、3分の1ですので、その3分の1のうちの松江のほうが80%払うですとか、雲南市がそのうちの10%払うとか、その辺りが、きちっと計算はされていると思いますが、どういった根拠でこの295万2,000円を出されたのか、その根拠について伺います。
○議長(山﨑 正幸君) 西村
政策企画部長。
○
政策企画部長(西村 健一君) ICカードの導入の関係で御質問をいただきました。
今、この導入の補助金というか、総事業費のお話をしますと、2億4,500万円余りということでございます。これを、一畑バスが65台ということでございまして、単価的にはそれで割っていただくと出るということになりますけれども、負担の割合については、路線の距離案分ということになっておりまして、距離にするとかなりの、松江市の駅の辺りから大東の駅までということですので、かなり距離があるというところで、その距離で、全ての距離を計算して、そのうち大東線がどれだけの距離なのかということで、そのパーセントで配分がされておるということでございますので、結果的に雲南市の負担がこれだけになるということでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(山﨑 正幸君) 原祐二君。
○議員(5番 原 祐二君) 2億4,500万円が総事業費で、それが65台分だという理解でよろしいでしょうか。それでその1台当たりのものを距離、一畑バスが松江市を含めて、雲南市も含めて、大体1日に2,000キロ走れば、松江間が100キロなので、その2000分の100が雲南市の負担になったと、こういう理解でよろしいでしょうか。
○議長(山﨑 正幸君) 西村
政策企画部長。
○
政策企画部長(西村 健一君) 一畑バスが65台ですので、それが全ての台数ということですので、それが割り返していただければ1台当たりが出るということで、距離は全部の距離を計算をしまして、全部、松江、出雲、それから雲南に来るもの、全部を距離を計算をして、その分の距離割りで当てているという形でございます。よろしくお願いいたします。
○議員(5番 原 祐二君) 分かりました。
○議長(山﨑 正幸君) ほかに。よろしいですか。
では、ないよう……。
日野
農林振興部長。
○
農林振興部長(日野 誠君) 失礼いたします。先ほど堀江議員さんの質問でございます。災害査定状況についてお答えをいたしました。これにつきまして、ちょっと1点誤りがございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。
25ページの
林道施設災害でございますけども、先ほどこれにつきましては、4月分は終わって、6月以降についてはこれからということを申し上げましたけども、昨日のところで全ての案件について終わっているということでございまして、これで、以後、査定の計画はないということで、訂正をさせていただきたいと思います。失礼いたしました。
○議長(山﨑 正幸君) よろしいですか、堀江議員さん。
〔質疑なし〕
○議長(山﨑 正幸君) では、ないようですので、これで予算についての質疑を終わります。
次に、議案第83号、
令和元年度雲南市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての一般事件1件、認定第1号、
令和元年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号、
令和元年度雲南市
病院事業会計決算認定についてまでの認定9件の計10件について行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) ないようですので、認定についての質疑を終わります。
以上で議案の質疑を終わります。
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◎日程第9 議案の先議
○議長(山﨑 正幸君) 日程第9、議案の先議を議題といたします。
お諮りいたします。諮問第3号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから諮問第5号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの諮問3件は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、先議したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) 異議なしと認めます。よって、諮問第3号から諮問第5号までの諮問3件は、委員会付託を省略し、先議することに決定しました。
なお、いずれの議案も人事案件につき、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) 異議なしと認めます。よって、諮問第3号から諮問第5号については、討論を省略することに決定をいたしました。
これから採決を行います。
諮問第3号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから諮問第5号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの採決を行います。
この採決は、電子表決によって行います。
初めに、諮問第3号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて採決を行います。
議員席の参加ボタンのみを押してください。
次に、諮問第3号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。
〔投 票〕
○議長(山﨑 正幸君) 投票の結果、賛成全員であります。よって、諮問第3号については、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。
次に、諮問第4号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて採決を行います。
諮問第4号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。
〔投 票〕
○議長(山﨑 正幸君) 投票の結果、賛成全員であります。よって、諮問第4号については、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。
次に、諮問第5号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて採決を行います。
諮問第5号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。
〔投 票〕
○議長(山﨑 正幸君) 投票の結果、賛成全員であります。よって、諮問第5号については、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。
以上で採決を終わります。
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◎日程第10
決算審査特別委員会の設置
○議長(山﨑 正幸君) 日程第10、
決算審査特別委員会の設置を議題といたします。
お諮りいたします。
令和元年度雲南市一般会計ほか各会計歳入歳出決算を審査するため、審査が終了するまでの間、19名の委員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山﨑 正幸君) 異議なしと認めます。よって、
決算審査特別委員会を設置し、ここに付託し、審査をすることに決定をいたしました。
ここで暫時休憩いたしますので、そのままお待ちください。
午後2時55分休憩
───────────────────────────────
午後2時57分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
─────────────・───・─────────────
◎日程第11
決算審査特別委員会委員の選任
○議長(山﨑 正幸君) 日程第11、
決算審査特別委員会委員の選任を議題といたします。
ただいま設置されました
決算審査特別委員会の委員選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付した名簿の方を指名します。
特別委員会の委員長及び副委員長については、委員会条例第9条第2項の規定により、委員会において互選することになっております。
直ちに
決算審査特別委員会を開き、正副委員長の互選を行い、その結果を議長まで報告願います。
ここで暫時休憩といたします。この場で委員会を行います。
午後2時58分休憩
───────────────────────────────
午後3時06分再開
○議長(山﨑 正幸君) 会議を再開いたします。
ただいま
決算審査特別委員会において委員長及び副委員長の互選が行われ、その結果、委員長に小林眞二君、副委員長に白築俊幸君に決定をしましたので報告をいたします。
─────────────・───・─────────────
○議長(山﨑 正幸君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれで散会といたします。御苦労さまでした。
午後3時06分散会
───────────────────────────────...