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平成30年 9月定例会(第5日 9月26日)

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  1. 雲南市議会 2018-09-26
    平成30年 9月定例会(第5日 9月26日)


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    最終取得日: 2021-05-22
    平成30年 9月定例会(第5日 9月26日)   ────────────────────────────────────────    平成30年 9月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第5日)                            平成30年9月26日(水曜日) ────────────────────────────────────────               議事日程(第5号)                        平成30年9月26日 午後1時30分開議 日程第1 諸報告 日程第2 各委員長報告 日程第3 委員長報告に対する質疑 日程第4 討論 日程第5 表決 日程第6 発議第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書 日程第7 発議第3号 核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書 日程第8 発議第4号 「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書 日程第9 議員の派遣について 日程第10 委員会継続審査調査の件      ───────────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 諸報告
    日程第2 各委員長報告 日程第3 委員長報告に対する質疑 日程第4 討論 日程第5 表決 日程第6 発議第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書 日程第7 発議第3号 核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書 日程第8 発議第4号 「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書 日程第9 議員の派遣について 日程第10 委員会継続審査調査の件      ───────────────────────────────                出席議員(22名)       1番 上 代 和 美       2番 中 林   孝       3番 松 林 孝 之       4番 中 村 辰 眞       5番 原   祐 二       6番 矢 壁 正 弘       7番 白 築 俊 幸       8番 細 木 照 子       9番 佐 藤 隆 司       10番 周 藤 正 志       11番 藤 原 政 文       12番 西 村 雄一郎       13番 土 江 良 治       14番 安 井   誉       15番 細 田   實       16番 堀 江   眞       17番 周 藤   強       18番 堀 江 治 之       19番 小 林 眞 二       20番 深 田 徳 夫       21番 山 﨑 正 幸       22番 藤 原 信 宏      ───────────────────────────────               欠席議員(なし)      ───────────────────────────────               欠  員(なし)      ───────────────────────────────              事務局出席職員職氏名 議会事務局長 ──── 高 野 耕 治  書記 ──────── 錦 織 紀 子                      書記 ──────── 高 木 作 真      ───────────────────────────────             説明のため出席した者の職氏名 市長 ──────── 速 水 雄 一  副市長 ─────── 藤 井   勤 教育長 ─────── 景 山   明  病院事業副管理者 ── 秦   和 夫 総務部長 ────── 藤 原 靖 浩  政策企画部長 ──── 佐 藤   満 統括危機管理監 ─── 中 村 清 男  市民環境部長 ──── 小 川   忍 健康福祉部長 ──── 小 山   伸  産業観光部長 ──── 内 田 孝 夫 農林振興部長 ──── 日 野   誠  建設部長 ────── 西 川   徹 会計管理者 ───── 後 山 洋 右  水道局長上下水道部長 稲 田   剛 教育部長 ────── 梅 木 郁 夫  子ども政策局長 ─── 加津山 幸 登 市立病院事務部長 ── 石 原   忍  大東総合センター所長  中 島   豊 加茂総合センター所長  大 森   久  木次総合センター所長  菅 田 和 美 三刀屋総合センター所長 上 田   浩  吉田総合センター所長  河 角 郁 夫 掛合総合センター所長  神 田 みゆき  総務部次長 ───── 三 原 修 三 財政担当課長 ──── 奥 井 英 孝  代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫     ───────────────────────────────               午後1時30分開議 ○議長(藤原 信宏君) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 諸報告 ○議長(藤原 信宏君) 日程第1、諸報告を行います。  9月7日に開催されました決算審査特別委員会において、財産に関する調書及び雲南市一般会計及び特別会計歳入歳出決算審査意見書について記載内容に一部誤りがあり、資料の差しかえが行われております。差しかえ部分をお手元に配付しておりますので、御確認ください。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 各委員長報告 ○議長(藤原 信宏君) 日程第2、各委員長報告を行います。  各委員会に付託された議案の審査結果について、各委員長からの報告を求めます。  総務常任委員長、19番、小林眞二君。 ○総務常任委員会委員長(小林 眞二君) それでは、御報告をいたします。     ───────────────────────────────                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                      総務常任委員会委員長 小 林 眞 二               総務常任委員会審査報告  議案第69号 権利の放棄について  本委員会は、平成30年9月6日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、会議規則第111条の規定により報告します。     ───────────────────────────────  本委員会に付託された議案1件について、9月12日委員会を開催し、7名の委員で審査を行いました。詳細な報告は省略し、主な点について口頭で報告をいたします。  議案第69号、権利の放棄について。当議案は、雲南市設計・測量業務等委託契約約款第41条第2項の規定に基づき、市が株式会社栄進雲南支社に対して請求した平成27年度地籍調査事業地籍調査測量業務委託(南村1工区FGH)の違約金の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定によるものです。  その経過と内容は、平成27年11月4日付で株式会社栄進雲南支社、雲南市木次町新市39から経営不振を理由とした業務続行不能届が提出されたのを受け、平成27年11月6日に設計・測量業務等委託契約の解除通知の送付にあわせ、契約代金1,566万円の10分の1に相当する額を違約金として請求したというものであります。  本議案は、本来は平成28年9月定例会に提案すべきところ、破産管財人との連絡不足などにより廃止日、平成28年8月23日の把握がおくれたため、本定例会への上程となったものであります。  質疑では、なぜこのような状況となったのか、支障はあったのか、また業務上の管理体制や今後の対策はどうするのかとの問いに、破産の場合は管財人が整理するため市の弁護士には依頼していなかった。手続の情報は官報への記載のみであるため、裁判所の決定を見逃してしまった。業務は新たに委託をしているが、地籍調査の登記が1年おくれたこと、また単価が上がったために契約金額が増額したことなど実損が生じた。今後は相手方と連絡調整及び庁内での情報共有を密にし、情報収集に努める。また、今回の事例を庁内で周知し、職員の意識向上を図るとともにマニュアル化も検討し、再発防止に努めたいとの答弁でありました。以上が主な審査状況であります。  採決の結果、付託された1議案は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。以上であります。 ○議長(藤原 信宏君) 次に、教育民生常任委員長、12番、西村雄一郎君。 ○教育民生常任委員会委員長西村雄一郎君) 報告いたします。     ───────────────────────────────                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                    教育民生常任委員会委員長 西 村 雄一郎              教育民生常任委員会審査報告  議案第63号 雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について  議案第67号 雲南市高齢者コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について  議案第68号 公用車更新事業給食保冷配送車購入契約について  議案第75号 平成30年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議案第76号 平成30年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)  議案第78号 平成30年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号)  本委員会は、平成30年9月6日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、会議規則第111条の規定により報告します。     ───────────────────────────────  委員長報告を行います。本委員会に付託された6件について、9月11日に委員会を開催し委員7名で審査を行いました。詳細の報告は省略し、委員会での審査の経過について主な点を口頭で報告いたします。  議案第63号、雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。本改正条例は国の制度改正に伴うもので、家庭的保育を行うところは雲南市内には現在ないものです。雲南市に実際に事業所ができた場合について問うたところ、基準、条例を見たし、さらに本当にこの地域に必要なのかということを含めて認可をすることになるとの答弁がありました。  関連して、待機児童解消についてただしたところ、今年度みなみかも保育園ができ受け入れ数をふやしている。一方で出生が少し減少していること、また要望の高い施設、地域があること等、その状況を見ながら対応していくとの答弁がありました。  議案第78号、平成30年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号)。キャッシュフローの今後5年10年のマイナスの程度をただしたところ、医療器械、建設関係の返済額がふえることになるが、これまで単年度1億円余りの内部留保資金を蓄積してきた実績から、現在15億円ある内部留保資金を保ちたいと想定している。できるだけ減額を少なめ、10億円以上を常に確保する経営スタンスを維持しなければならないと考えているとの答弁がありました。主な審議状況は以上のとおりです。  採決の結果、付託された議案6件は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、教育民生常任委員会の報告といたします。 ○議長(藤原 信宏君) 次に、産業建設常任委員長、10番、周藤正志君。 ○産業建設常任委員会委員長(周藤 正志君) 
        ───────────────────────────────                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                    産業建設常任委員会委員長 周 藤 正 志              産業建設常任委員会審査報告  議案第64号 雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定について  議案第65号 雲南市都市公園条例の一部を改正する条例について  議案第66号 雲南市斐伊川河川敷公園条例の一部を改正する条例について  議案第70号 市道の路線廃止について  議案第71号 市道の路線認定について  議案第72号 市道の路線変更について  議案第77号 平成30年度雲南市水道事業会計補正予算(第2号)  本委員会は、平成30年9月6日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、会議規則第111条の規定により報告します。     ───────────────────────────────  委員会での審査の結果について、口頭で報告いたします。  平成30年9月6日の本会議において付託を受けた議案7件を、9月10日に委員会を開催し委員7名で審査を行いました。詳細の報告は省略し、主な点について口頭で報告いたします。  議案第64号、雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定について。第1条の設置についての条文について、8月の委員会での指摘をもとに「健康の保持増進」の文言を追加したとの説明がありました。  次に「使用料」と「利用料金」の違いがわかりにくいため、資料に基づき説明を求めました。使用料は公の施設の使用の際に市が徴収するものであり、利用料金指定管理者が管理する公の施設の利用に係る料金で、条例で定める使用料の額を上限とし指定管理者が受け取るもので市長が承認するとの説明があり、了解しました。  また、利用料金を規定する第12条第1項の記載はわかりにくいのではないかとの問いに、他の施設も同じ文言であり、それに準じたとの答弁でした。今後、わかりやすい文言となるよう検討すべきと指摘しました。  次に、入湯税はどうなるかとの問いに、市税条例に基づき宿泊者のみから徴収し、利用料金の中から市へ納めてもらうことになるとの答弁でした。さらに、湯乃上館との調整、協議はされているかとの問いに、湯乃上館の入浴料は現在400円であり、清嵐荘のほうが高く共存できると考えており、今後協議もしていくとの答弁でした。  なお、第9条は使用料の減免規定ですが、公益上必要があるときとは何かとの問いに、規則で明らかにし対応したいとの答弁でした。主な審議状況は以上のとおりです。  採決の結果、付託された7議案は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、産業建設委員会の報告とします。 ○議長(藤原 信宏君) 次に、予算審査特別委員長、14番、安井誉君。 ○予算審査特別委員会委員長(安井 誉君)      ───────────────────────────────                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                     予算審査特別委員会委員長 安 井  誉              予算審査特別委員会審査報告  議案第74号 平成30年度雲南市一般会計補正予算(第2号)  本委員会は、平成30年9月6日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決定したから、会議規則第111条の規定により報告します。     ───────────────────────────────  本委員会に付託された議案1件について、各分科会に委託しそれぞれ審査を行い、その状況について9月21日に予算審査特別委員会を開催し、各分科会長から報告を受け質疑、討論、採決を行いました。審査の経過と内容の主な点を口頭で報告をいたします。  議案第74号、平成30年度雲南市一般会計補正予算(第2号)における主な分科会報告は、総務分科会長から市税還付金740万円の補正は法人・個人市民税の確定申告による還付金で、法人市民税中間納付分や株の配当・譲渡に係る個人市民税等について納め過ぎた場合に還付されるものであり、毎年想定をして予算計上されているが、今回個人市民税について大幅な変更があるため補正を要したと報告がされました。  21世紀出雲空港整備利用促進協議会負担金40万5,000円は、FDAが新規路線(静岡・仙台)を就航させたことに伴い、2路線を継続的な就航につなげていくための利用促進事業を実施するものであります。  協議会の参画団体はとの問いに、松江市、出雲市、大田市、安来市、雲南市、奥出雲町、飯南町とその各議会及びJA、商工会、民間などが参加し、利用促進を図るとの報告がされました。  また、現在の利用状況事業内容についての問いに、利用状況は順調であり、静岡・仙台便は83%、羽田便は85%、伊丹・福岡便は73%と非常に高い利用率である。事業内容は、募集型団体ツアーに1席当たり1,500円を助成するもので、静岡線、仙台線それぞれに700席分を用意している。空港内やショッピングモールなどで実施するPRイベントにおいて、周知活動を行うとの報告がなされました。  次に、教育民生分科会長からは、家でも学校でもない第三の居場所事業2,999万円は、さまざまな事情により塾や放課後児童クラブスポーツ少年団等に参加していない児童を対象に、学習支援や体験活動(文化・芸術、スポーツ等)、生活支援活動により確かな学力、豊かな心、健康な体の育成を図る施設整備、運営計画を行うもので、平成31年4月の事業開始が計画をされているところです。この事業への助成が3年間の時限つきであることから事業の継続性を問うたところ、放課後子ども教室推進事業等の活用を行い、他に国県の有効な補助金を検討し、事業を継続したいとの報告がされました。  加茂町ラメールという場所の選定と市の中心部でない地点への学童の迎えについて問うたところ、日本財団の希望としてB&G内の設置であったが困難であった。ラメール和室の利用が少なく、また図書館等の連携ができる場所である等の判断があり、輸送についてはバス2台を確保し、効率のよい運営を図るとの報告がなされました。  次に、産業建設分科会長からは、農業水路等長寿命化防災減災事業1,200万円については、これは加茂町と三刀屋町の2カ所のため池の改修事業です。7月豪雨においてため池による被害が他県で発生したため緊急点検が行われたが、市内での改修が必要なため池はふえたのかとの問いに、ふえてはいない。市のため池で改修が必要なものは19カ所であり、改修済みは7カ所、今回2カ所を行い、残り10カ所については平成36年度に完成する予定であるとの報告がなされました。  除雪総務管理事業1,399万7,000円は、除雪ドーザー3台分の修繕です。主にリフトアームの損傷によるものであります。更新と修繕に対する基本的な考えはどうかとの問いに、耐用年数は30年であり、30年たったものから更新をし、それまでは修繕をする。また、リース車両リース契約は何年かとの問いに、10年であるとの報告がされました。  各分科会長報告を受けた後、質疑、討論を行い、採決の結果、議案第74号、平成30年度雲南市一般会計補正予算(第2号)は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上で予算審査特別委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(藤原 信宏君) 次に、決算審査特別委員長、13番、土江良治君。 ○決算審査特別委員会委員長(土江 良治君)      ───────────────────────────────                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                    決算審査特別委員会委員長 土 江 良 治              決算審査特別委員会審査報告  議案第73号 平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  認定第 1号 平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について  認定第 2号 平成29年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 3号 平成29年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 4号 平成29年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 5号 平成29年度雲南市生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 6号 平成29年度雲南市財産区特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 7号 平成29年度雲南市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について  認定第 8号 平成29年度雲南市工業用水道事業会計決算認定について  認定第 9号 平成29年度雲南市病院事業会計決算認定について  本委員会は、平成30年9月6日に付託された、上記の議案を審査した結果、原案を可決及び認定すべきものと決定したから、会議規則第111条の規定により報告します。     ───────────────────────────────  それでは、決算審査特別委員会の審査の経過について口頭にて報告いたします。  9月3日に開会した9月定例会初日に、議長及び監査委員を除く20名で構成する決算審査特別委員会を設置し、9月6日の本会議において議案第73号及び認定第1号から認定第9号の10議案の付託を受け、同日、各所管分科会に委託し、分科会では9月14日から19日まで審査を行いました。  各分科会では、提出された歳入歳出決算書、同事項別明細書及び決算附属資料、主要施策の実績、また事務事業マネジメントシートから重点事業を抽出し、議決した予算が適正に執行されたかどうか、目的の妥当性、有効性、公平性、費用対効果、不用額の妥当性について慎重に審査を行いました。  9月21日、決算審査特別委員会を開催し、各分科会長から報告を受け、質疑、討論、採決を行いました。  審議の結果、議案第73号、認定第1号、認定第2号については賛成多数で、認定第3号から認定第9号までの認定7件については全会一致で認定すべきものと決定いたしました。  以下、その審議内容及び結果について報告いたします。  初めに、平成29年度の決算の概要についてであります。  一般会計歳入総額は297億4,600万円余、歳出総額は293億3,300万円余であり、前年度に比べ歳入は3.4%増、歳出は3.6%増となりました。また、翌年度に繰り越すべき財源3,600万円余を差し引いた実質収支は3億7,600万円余の黒字でございました。  歳入のうち、市税を初めとする自主財源63億2,700万円余、構成比は21.2%でありました。一方、地方交付税を初めとする依存財源は234億1,800万円余、構成比は78.8%であります。  29年度末における一般会計特別会計を合わせた市債の残高は、前年度比40億5,600万円減少し489億1,800万円となりました。また、財政健全化判断比率の状況については、実質公債費比率、将来負担比率とも基準を下回っています。これは財政健全化に向けた取り組みの成果として評価できるものでありますが、市債残高は依然として多額の残高となっております。今後、大型プロジェクトも予定されていることから、実質公債費比率、将来負担比率の増加が予想されます。財政指標を適正に管理し、財政を弾力的に運用しなければなりません。普通交付税の一本算定の完全実施を2年後に控えており、今後も財政健全化に向け着実に取り組まれるよう求めます。  次に、各分科会長から口頭で報告があった主な点について申し上げます。  各分科会とも認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算については、決算附属資料事業マネジメントシートから重点事業を抽出し審査を行いました。  まず、総務分科会では、若者チャレンジ推進事業で幸雲南塾の修了基準や修了後の支援について、コミュニティキャンパス推進事業では具体的な推進策について、自治会集会所建設費補助事業では現状のニーズと拡充策について、市民バス運行管理事業について質疑を行いました。市民バスについては、中心市街地活性化推進事業が具体化していくことに向けダイヤ改正が必要であること、あわせて公共交通のあり方に意見を述べました。その他、自治会活動支援事業、消防団運営事業について質疑を行いました。  次に、教育民生分科会では、高齢者等バス・タクシー利用料金助成事業について拡充の意見が出ました。小学校及び中学校施設整備事業について、洋式のトイレ化の整備が1カ所しか進んでおらず、現場の声はもとより災害時の避難場所としての施設整備が必要であるとして改善を強く求めました。永井隆博士顕彰基金の積み上げや、永井隆記念館及び周辺施設についても整備を進めるよう意見が出ました。そのほか、平成29年度雲南市健康保険事業特別会計については予算現額と調定額の差異についてただしたほか、平成29年度雲南市病院事業会計については看護師確保対策費について質疑を行い、看護学校志望者の確保や院内保育の充実を求めました。  次に、産業建設分科会では、平成29年度雲南市水道事業会計について、未収金の増加要因と対策、利益金の処分について質疑を行いました。水道設備は今後老朽化等により大量更新が予想されるので、適切に管理していくように求めました。一般会計では、農業委員会費、観光振興費と道路新設改良費の不用額について適切な予算管理が必要と指摘いたしました。また、プレミアム商品券について、専門家を交えた評価分析が必要と指摘しました。平成29年度雲南市生活排水処理事業会計については、適正な予算編成や企業会計移行に備え多額の収入未済額についてしっかり対応するように求めました。  以上が各分科会での審査概要でございます。各分科会においてさまざまな意見、提言がなされました。各分科会で出された意見、提言は、追って事務事業評価書にまとめ提出いたします。反省すべき事項や改善項目、提案が次年度以降の予算編成や政策立案につながることを求めます。  日本経済の動向は、有効求人倍率が全都道府県で平均1.6倍になるなど景気は拡大基調にありますが、都市部と地方の格差は一向に改善しておりません。本市においては、人口減少に歯どめがかからないばかりか、交流人口も計画どおり進捗していないのが実態です。また、公共施設の見直しや維持管理の予算確保など、多くの課題が山積しています。国の財政状況も厳しく、来年には消費税の増税も予定されております。このような状況を勘案し、今後も国の動向や経済情勢を的確に把握し、迅速かつ適切な市政運営が行われ、市民の皆様が将来にわたり希望を持って安心安全に暮らせる雲南市を実現されるよう期待して、決算審査特別委員長報告といたします。 ○議長(藤原 信宏君) 以上で委員長報告を終わります。  なお、先ほど決算審査特別委員会委員長の報告の中で、普通交付税の完全実施を2年後に控えるとありましたけれども、これは普通交付税の一本算定の完全実施ということでございますので、口頭報告について訂正を指摘しておきたいと思います。以上でございます。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 委員長報告に対する質疑 ○議長(藤原 信宏君) 日程第3に入ります。日程第3、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、委員長報告に対する質疑を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第4 討論 ○議長(藤原 信宏君) 日程第4、討論を行います。  討論は、条例その他と予算と認定の3区分に分けて行います。  最初に、議案第63号、雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてから議案第67号、雲南市高齢者コミュニティセンター条例の一部を改正する条例についてまでの条例5件、議案第68号、公用車更新事業給食保冷配送車購入契約についてから議案第72号、市道の路線変更についてまでの一般事件5件、計10件の条例その他について行います。  条例その他について、原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。  1番、上代議員。 ○議員(1番 上代 和美君) 1番、日本共産党の上代和美です。  議案第64号、雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定について反対討論を行います。
     これは雲南市国民宿舎清嵐荘条例の全部を改正するものです。私は、利用料金の別表第3の料金に反対を表明するものです。なぜなら、指定管理者がその額を決めるとはいえ、上限額の設定が高過ぎるからであります。第1に、国民宿舎とは健全なレクリエーションと健康の増進を図り、誰もが低廉で、しかも快適に利用できることを目的にしているとあります。条例上でも、地域内外の交流の促進、憩いの創出及び健康の保持増進を図るとあります。広く市内外の皆さんに利用してもらうには、とても低廉とは言えません。第2に、公の施設としての貸し館施設となるわけで、現在の使用料比較表との整合性がありません。指定管理料はゼロ円になるとのことですが、使用されてこそ運営が成り立ちます。市民が使いやすい料金の上限設定にすべきですし、少なくとも現在の使用料比較表との整合性を持たせた上限額にすべきです。よって、この条例案には反対を表明をいたします。  以上で反対討論を終わります。 ○議長(藤原 信宏君) ただいま反対討論がありました議案第64号、雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定についてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 議案第64号について、ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、議案第64号についての討論を終わります。  他の議案について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで条例その他に対する討論を終わります。  次に、議案第74号、平成30年度雲南市一般会計補正予算(第2号)から議案第78号、平成30年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号)までの予算5件について行います。  予算について、原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで予算に対する討論を終わります。  次に、議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての一般事件1件、認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号、平成29年度雲南市病院事業会計決算認定についてまでの認定9件、計10件について行います。  認定について、原案に対する反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。  1番、上代議員。 ○議員(1番 上代 和美君) 1番、日本共産党の上代和美です。  決算認定について、議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算認定について、認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号、平成29年度国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての3件について反対討論を行います。  議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてです。  平成29年度は、水道料金の値上げの回答がありました。水道は最も基本的なライフラインであり、生活になくてはならないものです。ですから、水道事業は住民が生きていく上で必要不可欠な水を供給する福祉的事業でもあります。市民にとってさまざまな負担がふえる中で、この値上げはさらなる負担になってきます。よって、この決算認定には反対です。  次に、認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定についてです。  安倍政権の経済政策アベノミクスが始まって5年になりますが、格差と貧困の拡大で市民の生活が一層厳しくなっています。決算認定は、限られた財源でどう市民の要求に応え、市民生活の向上のためにどう税金が使われたのかを審査し、そして後年度の予算編成や行政執行に生かされなければなりません。そういう視点で見てまいりました。  第1に、多くの市民が高過ぎる国保料の負担軽減を望んでいます。一般財源の法定外繰り入れで保険料の軽減を図るべきです。第2に、中小業者への波及効果が12から13倍ある住宅リフォーム助成事業の予算枠を減らすのではなく、拡充して中小業者の仕事をふやすべきです。第3に、小・中学校の施設整備にもっと予算をつけるべきです。平成29年度はトイレの洋式化が1件であるとの報告がありましたが、学校の環境の整備にもっと力を入れるべきです。第4に、食の幸発信推進事業です。平成29年度は予算としてはわずかですが、平成29年度の議論の過程を見ていましても本当に市民の多くが要望している事業なのか疑問です。6次産業は大切ですが、市民要望の優先順位としてこの施設をつくる事業が優先されるのか検討すべきです。第5に、中山間地域の農業への支援のためには農業に携わっている全ての方に支援が必要です。市単独事業の土地改良補助金は小規模農家の方への支援になります。平成28年度より100万円の拡充がありましたが、もっと予算枠を広げて応援すべきです。第6に、教職員の多忙化解消の施策が不十分です。第7に、雲南市職員の給与2%減が盛り込まれているものでした。よって、この決算認定には反対を申し述べるものです。  次に、認定第2号、平成29年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてです。  平成29年度の国保料は0.5%減額にはなっていますが、前年度、前々年度での引き上げがあり、国保料は依然として高いです。一般質問でも述べましたように、市民の皆さんの大きな負担となっています。今回の決算で、約1億円の基金積み立てが行われております。国保会計の予算を立てることは大変難しいことは理解できますが、国保制度は社会保障制度です。相互扶助ではありません。国庫負担をもとに戻させるよう声を上げるとともに、基金の取り崩しや一般財源からの法定外繰り入れで加入者の負担を軽減すべきです。よって、この決算認定には反対を表明をいたします。  以上で討論を終わります。 ○議長(藤原 信宏君) ただいま反対討論がありました議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、議案第73号についての討論を終わります。  次に、認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定についてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、認定第1号についての討論を終わります。  次に、認定第2号、平成29年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてに対する賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、認定第2号についての討論を終わります。  他の議案について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで認定に対する討論を終わります。  以上で討論を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第5 表決 ○議長(藤原 信宏君) 日程第5、表決を行います。  採決は、委員長報告ごとに行います。  最初に、総務常任委員会付託議案について行います。  お諮りいたします。ただいま総務常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案1件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、総務常任委員会付託の議案1件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、教育民生常任委員会付託議案について行います。  お諮りいたします。ただいま教育民生常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案6件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、教育民生常任委員会付託の議案6件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、産業建設常任委員会付託議案について行います。  反対討論がありました議案1件について、電子表決によって採決を行います。  初めに、議員席の参加ボタンのみを押してください。  次に、議案第64号、雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定について、原案に賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。                 〔投  票〕 ○議長(藤原 信宏君) 投票の結果、賛成多数で議案第64号、雲南市国民宿舎清嵐荘条例の制定については、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま産業建設常任委員長から審査結果の報告のあった付託議案のうち、議案第64号を除く議案6件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、産業建設常任委員会付託議案のうち、議案第64号を除く議案6件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、予算審査特別委員会付託議案について行います。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員長から審査結果の報告のあった付託議案1件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、予算審査特別委員会付託の議案1件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、決算審査特別委員会付託議案について行います。  反対討論がありました議案3件について、電子表決によって採決を行います。  初めに、議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、原案に賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。                 〔投  票〕 ○議長(藤原 信宏君) 投票の結果、賛成多数で議案第73号、平成29年度雲南市水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、原案のとおり可決されました。  次に、認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。                 〔投  票〕 ○議長(藤原 信宏君) 投票の結果、賛成多数で認定第1号、平成29年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり可決されました。  次に、認定第2号、平成29年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方は白色のボタンを、反対の方は青色のボタンを押してください。                 〔投  票〕 ○議長(藤原 信宏君) 投票の結果、賛成多数で認定第2号、平成29年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま決算審査特別委員長から審査結果の報告のあった付託議案のうち、議案第73号、認定第1号及び認定第2号を除く議案7件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会付託議案のうち、議案第73号、認定第1号及び認定第2号を除く議案7件は、委員長報告のとおり可決及び認定されました。  以上で議案に対する採決を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第6 発議第2号 ○議長(藤原 信宏君) 日程第6、発議第2号、地方財政の充実・強化を求める意見書についてを議題といたします。  発議第2号について、提出者の説明を求めます。  19番、小林眞二君。 ○議員(19番 小林 眞二君) 議員提出発議第2号について、提出者を代表いたしまして発言をさせていただきたいと思います。     ───────────────────────────────  発議第2号
                                 平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                     提出者 雲南市議会議員 小 林 眞 二                     賛成者  同   上  松 林 孝 之                          同   上  中 村 辰 眞                          同   上  細 木 照 子                          同   上  土 江 良 治                          同   上  堀 江 治 之                          同   上  山 﨑 正 幸            地方財政の充実・強化を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。  提出先   衆議院議長   参議院議長   内閣総理大臣   内閣官房長官   総務大臣   財務大臣   内閣府特命担当大臣(経済財政政策)     ───────────────────────────────  ──続きまして、意見書案を読み上げまして提案理由の説明とさせていただきたいと思います。     ───────────────────────────────          地方財政の充実・強化を求める意見書(案)  雲南市をはじめとする地方自治体においては、急速に進行する人口減少と少子・高齢化に対応した政策や、頻発する災害に対する防災・減災対策をはじめ、活力ある地域社会実現のための地方創生の推進など、さまざまな課題に直面し、果たすべき役割の拡大とともに財政需要は増加の一途にある。  このような中、住民に身近な行政サービスの担い手である地方自治体が、今後も安定的で質の高い行政サービスを提供するためには、地方税・地方交付税等の一般財源総額の確保など、地方財政の充実・強化が必要不可欠である。  よって、国においては、2019年度の政府予算と地方財政対策の検討及び実行に当たっては、地方自治体と十分協議の上、実態に見合った財源の確保など、下記の事項を実現されるよう強く求める。                    記  1.社会保障、災害対策、環境対策、公共交通対策、人口減少対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額を確保すること。  2.子ども・子育て支援新制度、地域医療の充実、地域包括ケアシステムの構築、生活困窮者自立支援、介護保険制度や国民健康保険制度の見直しなど、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこと。  3.地域間の財源偏在性の是正のため、抜本的な解決策の協議を進めること。同時に各種税制の廃止、減税を検討する際には、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替えの財源の確保をはじめ、財政運営に支障が生じないよう対応すること。  4.地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、地方交付税原資の確保については、臨時財政対策債に過度に依存しないとともに、地方交付税の法定率の引上げを含めた抜本的見直しを行うこと。  5.地方自治体では、不断に行財政改革に取り組みながら、不測の事態や災害等に備えて基金を積み立てている。基金残高の増を理由とする地方交付税等の削減は行わないこと。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。    平成30年9月26日                                島根県雲南市議会     ───────────────────────────────  以上であります。  なお、この地方財政にかかわる意見書は、昨年また一昨年の9月定例会で発議され、全会一致で可決されております。地方自治体においては、現時点でもまだまだ諸課題はあり、このたびの地方財政の充実・強化を求めるために発議をする意見書案であります。どうか議員の皆様に御賛同をよろしくお願いを申し上げる次第でございます。以上であります。 ○議長(藤原 信宏君) 説明が終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、質疑を終わります。  お諮りします。発議第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第2号は、委員会付託を省略することを決定いたしました。  次に、討論を行います。  原案に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで討論を終わります。  これから採決を行います。  お諮りいたします。発議第2号、地方財政の充実・強化を求める意見書について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第2号は、原案のとおり可決されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第7 発議第3号 ○議長(藤原 信宏君) 日程第7、発議第3号、核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書についてを議題といたします。  発議第3号について、提出者の説明を求めます。  14番、安井誉君。 ○議員(14番 安井 誉君) 14番、安井誉でございます。核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書案の提出に当たり、提案の趣旨を申し上げたいと思います。  雲南市は、みずから被爆に遭いながらも恒久平和を訴え続けられた永井博士の有縁の地であり、平成17年には核兵器廃絶を願う「平和を」の都市宣言を行い、博士の崇高な精神を受け継ぐまちであります。  日本は世界唯一の被爆をこうむった国であり、被爆の苦痛を思うと絶対に核兵器を廃絶しなければなりません。  私たち雲南市議会は、そのためにも政府に先頭に立って核兵器の廃絶を訴えていただく意見書案をまとめました。議員の皆様方には御賛同をお願いし、案を朗読をして提案にかえさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。     ───────────────────────────────  発議第3号                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                     提出者 雲南市議会議員 安 井   誉                     賛成者  同   上  佐 藤 隆 司                          同   上  周 藤 正 志                          同   上  藤 原 政 文                          同   上  西 村 雄一郎                          同   上  土 江 良 治                          同   上  細 田   實                          同   上  堀 江   眞                          同   上  周 藤   強                          同   上  深 田 徳 夫                          同   上  山 﨑 正 幸          核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。  提出先   衆議院議長   参議院議長   内閣総理大臣   外務大臣     ───────────────────────────────         核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書(案)  広島、長崎の原爆投下から73年になる。  私たちのまち、雲南市は、自らが被爆に遭いながら世界平和を訴え続けられた、永井隆博士のふるさとであり、『「平和を」の都市宣言』を行い、世界の恒久平和と核兵器の廃絶をめざしている。  ふたたび被爆者をつくらないために、この地球上から核兵器をなくすことは、原爆被害者はもとより、雲南市民の悲願であり、「非核三原則」を国是とする核兵器反対のわが国の政策とも一致する。  今、核兵器廃絶を目指す潮流は、大きく強くなっている。  その一つは昨年7月、国連で122ヵ国の賛成を得て、核兵器禁止条約が採択されたことである。条約は第1条で「核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、貯蔵、移譲、受領、使用、使用の威嚇」を全面的に禁止しており画期的な内容である。  さらに、この条約採択に際し世界各国で革新的な貢献をしたとして昨年10月、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞したことは、核兵器廃絶へ向けての国際的合意を強く後押しするものである。  今こそ日本は、唯一の戦争被爆国として地球上の核兵器廃絶に向け国際間の調整役など主導的役割を果たすべきである。  そのため、日本政府および国会に対し核兵器禁止条約に署名・批准することを強く要請する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成30年9月26日
                                   島根県雲南市議会     ─────────────────────────────── ○議長(藤原 信宏君) 説明が終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、質疑を終わります。  お諮りします。発議第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第3号は、委員会付託を省略することを決定いたしました。  次に、討論を行います。  原案に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで討論を終わります。  これから採決を行います。  お諮りいたします。発議第3号、核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第3号は、原案のとおり可決されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第8 発議第4号 ○議長(藤原 信宏君) 日程第8、発議第4号、「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書についてを議題といたします。  発議第4号について、提出者の説明を求めます。  20番、深田徳夫君。 ○議員(20番 深田 徳夫君) 20番、深田でございます。  最初に、地方ローカル線の維持・存続に関する意見書の提案の要旨を申し上げます。  全国の地方ローカル線は国民の共有財産にかかわらず、現行は運営する鉄道会社の一存で届け出のみで事業廃止もできる鉄道事業法制度であります。鉄道の存否については、沿線自治体を初め関係自治体の意向が最大限尊重されなければなりません。しかし、県内でも今年3月に住民の意に反して廃止になりました。  木次線は全線開通して81年を迎え、沿線住民の交通手段や産業活動にも不可欠な社会インフラとして重要な機能を果たしてきました。開通に当たっての先人の努力は、はかり知れないものがあったと推察できます。しかるに、最近は人口減少とモータリゼーションの進展によりましてやや利用客の減少は見られるものの、関係自治体のトロッコ列車の運行の協力や沿線住民の木次線存続の活動は目をみはるものがあります。  私たち雲南市議会は、現行の鉄道事業法の届け出制度など抜本的な見直しを視野に入れた検証を行うことを強く求めることを全議員一致して発議したく提案をいたしますので、力強い賛同をお願いいたします。  読み上げて提案にかえさせていただきます。     ───────────────────────────────  発議第4号                              平成30年9月26日  雲南市議会議長 藤 原 信 宏 様                     提出者 雲南市議会議員 深 田 徳 夫                     賛成者  同   上  山 﨑 正 幸                          同   上  中 林   孝                          同   上  土 江 良 治                          同   上  西 村 雄一郎                          同   上  周 藤 正 志                          同   上  白 築 俊 幸                          同   上  原   祐 二                          同   上  中 村 辰 眞                          同   上  上 代 和 美         「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書  上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。  提出先   衆議院議長   参議院議長   内閣総理大臣   内閣官房長官   総務大臣   法務大臣   財務大臣   国土交通大臣     ───────────────────────────────        「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書(案)  西日本旅客鉄道株式会社(以下JR西日本)が運行する「三江線」が、平成30年3月末をもって廃止となった。沿線自治体ほか関係者の多くが「三江線の維持・存続」をJR西日本に強く求めていたにもかかわらず、その意向が受け入れられず採算性などを理由に廃止を決定したことは誠に遺憾である。  かねてより採算性などを理由としてJR西日本は「ローカル線の見直しは不可避」との考えを明らかにしている。ローカル線の見直しが更に進められれば「木次線」の存続も厳しいものと想像される。また、JR他社においても、ローカル路線の廃止や減便などが進められているとの報道もある。地方に住む国民の「移動手段の確保」は必要不可欠であり、安易な「ローカル線の廃止」は地方の過疎化に一層の拍車をかけるばかりか、政府が進めようとしている「地方創生」の動きに逆行するものと考える。  広く国民の共有財産である鉄道の存続、とりわけ地方ローカル線の存続に向けた政策が必要と考える。  よって、下記の事項について強く要望する。                    記  1.地方ローカル線の廃止は、当該地域住民の日常生活をはじめ観光や経済活動等に大きな影響を与えることから、鉄道事業者の届け出により事業廃止できる現行の鉄道事業法制度については、抜本的な見直しを行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。    平成30年9月26日                                島根県雲南市議会     ───────────────────────────────  以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 信宏君) 説明が終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、質疑を終わります。  お諮りします。発議第4号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第4号は、委員会付託を省略することを決定いたしました。  次に、討論を行います。  原案に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ほかに討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) ないようですので、これで討論を終わります。  これから採決を行います。  お諮りいたします。発議第4号、「地方ローカル線」の維持・存続に関する意見書について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、発議第4号は、原案のとおり可決されました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第9 議員の派遣について ○議長(藤原 信宏君) 日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員の派遣については、会議規則第166条の規定により、お手元に配付したとおり派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、お手元に配付したとおり、議員を派遣することに決定をいたしました。  お諮りします。ただいま決定されました議員の派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、派遣の内容に今後変更を要する場合、その取り扱いを議長に御一任いただくことに決定いたしました。     ─────────────・───・─────────────
    ◎日程第10 委員会継続審査調査の件 ○議長(藤原 信宏君) 日程第10、委員会の閉会中の継続審査及び調査の件を議題といたします。  各委員長から、委員会において継続審査及び調査に付すべき案件について、会議規則第112条の規定により申し出がありました。  お諮りいたします。各委員会の要求により、継続審査及び調査に付すべき案件については、お手元に配付したとおり閉会中の継続審査及び調査とすることに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 信宏君) 異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決定をいたしました。     ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 信宏君) 以上をもって本定例会に提出の案件はここに全部終了しました。  ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許します。  速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 雲南市議会9月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  まずもって、本定例会において上程いたしました全ての議案につきまして可決いただき、まことにありがとうございました。  初めに、去る9月6日でございますが、北海道胆振東部地震によりまして犠牲となられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。今年度はこの地震のほか本議会初日、施政方針でも述べましたけれども、全国各地でさまざまな災害が発生しており大きな被害が生じております。災害から命と財産を守るためには、日ごろからの災害を意識し備えること、災害の危険性が高まる前にいち早く安全な場所に避難することが何よりも大切であります。災害は決して他人事ではなくて、市民の皆様にはいつでも被災する危険性があることを十分認識いただきまして、自分の命は自分で守るためにできることから速やかに取り組んでいただくことを強く願いますとともに、危機管理は最大の行政課題との認識のもと、行政はこれまでにも増してその対策に取り組んでまいる所存であります。  次に、スペシャルオリンピックス日本国内大会について報告いたします。  スペシャルオリンピックスにつきましてはかねて報告しておりますが、その国内大会が名古屋で「超える歓び」をテーマとして選手1,614名の参加のもと、大観衆のうちに開催されたところでございます。9月22日、23日、24日、3日間にわたりましたけれども、9月22日は午後から終日開会式が行われました。23日には予選が、24日には決勝が行われたところであります。この競技は予選、決勝とも年齢別に行われたわけでありますが、予選はその年齢別に行われた結果、1位から最下位までの順位がつくわけでありますけれども、そのタイム別に翌日24日、この同じグループ別にタイム別に決勝が行われました。その結果、この島根県からは9人の選手とコーチ18人の選手団が向かったわけでありますけれども、何とこの9人全員がすばらしい成績を残されたところであります。水泳には決勝に2人参加されまして、一人が1位、もう一人が2位、陸上が2人参加されましてこれも一人が1位、もう一方が2位、バスケットボールはこれは団体競技でありますが、今回は2人の方が個人競技に参加されまして、2位と3位に入られました。ボーリングは2人参加されまして、これも一人が1位、もう一方が2位、卓球は1人参加されまして1位ということで、通算1位の方が4人、2位の方が4人、3位の方が1人ということで、大変な活躍をされたところであります。先ほども申し上げますように、このテーマは「超える歓び」、自分が精いっぱい走って何かを突き破ったそのときの喜びを本当に実感されたと存じます。  ちなみに、これは100メートルに参加されました12歳から15歳の予選で最も高い記録を残されたグループの参加者の一人でありまして、中村伸明選手、中村議員の長男さんでございます。おめでとうございました。  この出場されました選手は、こうした機会を通じまして大きく成長されたと確信いたしますし、また先ほど申し上げましたように選手一人一人が「超える歓び」を強烈に実感されたことと存じます。今後、このスペシャルオリンピックスの活動がさらに広がることを期待したいと存じます。  さて、これから秋本番に向かい各地でお祭りや体育大会などでにぎわう季節となります。雲南市では、10月、11月を秋のイベント期間といたしまして、各地域の資源、幸を生かした催しを展開し、市内外からの集客に努めてまいりたいと存じます。議員の皆様にもぜひともお出かけをいただきまして、地域のにぎわいに触れていただくことをお願い申し上げ、閉会に当たりましてのお礼と終わりの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤原 信宏君) これをもって平成30年雲南市議会9月定例会を閉会します。御苦労さまでした。               午後3時00分閉会     ───────────────────────────────...