雲南市議会 > 2014-09-05 >
平成26年 9月定例会(第1日 9月 5日)

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  1. 雲南市議会 2014-09-05
    平成26年 9月定例会(第1日 9月 5日)


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    最終取得日: 2021-05-22
    平成26年 9月定例会(第1日 9月 5日) 雲南市告示第254号 平成26年雲南市議会9月定例会を次のとおり招集する。    平成26年8月22日                             雲南市長 速 水 雄 一                    記 1 日 時  平成26年9月5日 2 場 所  雲南市役所議場      ─────────────────────────────── 〇開会日に応招した議員       松 林 孝 之            中 村 辰 眞       原   祐 二            矢 壁 正 弘       白 築 俊 幸            多 賀 三 雄       細 木 照 子            佐 藤 隆 司       周 藤 正 志            高 橋 雅 彦       西 村 雄一郎            土 江 良 治       安 井   誉            細 田   實       山 﨑 正 幸            堀 江   眞       周 藤   強            堀 江 治 之       小 林 眞 二            藤 原 信 宏       深 田 徳 夫
         ─────────────────────────────── 〇応招しなかった議員       な し     ─────────────────────────────── ────────────────────────────────────────    平成26年 9月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第1日)                            平成26年9月5日(金曜日) ────────────────────────────────────────                          平成26年9月5日 午前9時30分開会 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸報告 日程第 4 尾原ダム対策特別委員長報告 日程第 5 尾原ダム対策特別委員長報告に対する質疑 日程第 6 議案の上程(一括議題) 議案第81号 雲南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定       める条例の制定について 議案第82号 雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定に       ついて 議案第83号 雲南市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の       制定について 議案第84号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について 議案第85号 雲南市市民センターまちづくり役場設置及び管理条例を廃止する条例につい       て 議案第86号 第2次雲南市総合計画基本構想について 議案第87号 うんなん健康都市宣言について 議案第88号 平成26年度雲南市一般会計補正予算(第2号) 議案第89号 平成26年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第90号 平成26年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) 議案第91号 平成26年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第92号 平成26年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第2号) 議案第93号 平成26年度雲南市清嵐荘事業特別会計補正予算(第1号) 議案第94号 平成26年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号) 同意第2号 雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 認定第1号 平成25年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について 認定第2号 平成25年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第3号 平成25年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第4号 平成25年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第5号 平成25年度雲南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第6号 平成25年度雲南市生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第7号 平成25年度雲南市財産区特別会計歳入歳出決算認定について 認定第8号 平成25年度雲南市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第9号 平成25年度雲南市ダム対策事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第10号 平成25年度雲南市清嵐荘事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第11号 平成25年度雲南市水道事業会計決算認定について 認定第12号 平成25年度雲南市工業用水道事業会計決算認定について 認定第13号 平成25年度雲南市病院事業会計決算認定について 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 報告第16号 株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告について 報告第17号 木次都市開発株式会社経営状況の報告について 報告第18号 公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団経営状況の報告について 報告第19号 雲南市土地開発公社経営状況の報告について 報告第20号 市有林の信託に係る事務処理状況の報告について 報告第21号 平成25年度健全化判断比率の報告について 報告第22号 平成25年度資金不足比率の報告について 日程第 7 市長施政方針 日程第 8 提案理由の説明 日程第 9 議案の質疑 日程第 10 議案の先議 日程第 11 決算審査特別委員会の設置 日程第 12 決算審査特別委員会委員の選任      ───────────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸報告 日程第 4 尾原ダム対策特別委員長報告 日程第 5 尾原ダム対策特別委員長報告に対する質疑 日程第 6 議案の上程(一括議題) 議案第81号 雲南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定       める条例の制定について 議案第82号 雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定に       ついて 議案第83号 雲南市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の       制定について 議案第84号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について 議案第85号 雲南市市民センターまちづくり役場設置及び管理条例を廃止する条例につい       て 議案第86号 第2次雲南市総合計画基本構想について 議案第87号 うんなん健康都市宣言について 議案第88号 平成26年度雲南市一般会計補正予算(第2号) 議案第89号 平成26年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第90号 平成26年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) 議案第91号 平成26年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第92号 平成26年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第2号) 議案第93号 平成26年度雲南市清嵐荘事業特別会計補正予算(第1号) 議案第94号 平成26年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号) 同意第2号 雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 認定第1号 平成25年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について 認定第2号 平成25年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第3号 平成25年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第4号 平成25年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第5号 平成25年度雲南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第6号 平成25年度雲南市生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第7号 平成25年度雲南市財産区特別会計歳入歳出決算認定について 認定第8号 平成25年度雲南市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第9号 平成25年度雲南市ダム対策事業特別会計歳入歳出決算認定について
    認定第10号 平成25年度雲南市清嵐荘事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第11号 平成25年度雲南市水道事業会計決算認定について 認定第12号 平成25年度雲南市工業用水道事業会計決算認定について 認定第13号 平成25年度雲南市病院事業会計決算認定について 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 報告第16号 株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告について 報告第17号 木次都市開発株式会社経営状況の報告について 報告第18号 公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団経営状況の報告について 報告第19号 雲南市土地開発公社経営状況の報告について 報告第20号 市有林の信託に係る事務処理状況の報告について 報告第21号 平成25年度健全化判断比率の報告について 報告第22号 平成25年度資金不足比率の報告について 日程第 7 市長施政方針 日程第 8 提案理由の説明 日程第 9 議案の質疑 日程第 10 議案の先議 日程第 11 決算審査特別委員会の設置 日程第 12 決算審査特別委員会委員の選任      ───────────────────────────────                出席議員(21名)       1番 松 林 孝 之       2番 中 村 辰 眞       3番 原   祐 二       4番 矢 壁 正 弘       5番 白 築 俊 幸       6番 多 賀 三 雄       7番 細 木 照 子       8番 佐 藤 隆 司       9番 周 藤 正 志       10番 高 橋 雅 彦       11番 西 村 雄一郎       12番 土 江 良 治       13番 安 井   誉       15番 細 田   實       16番 山 﨑 正 幸       17番 堀 江   眞       18番 周 藤   強       19番 堀 江 治 之       20番 小 林 眞 二       21番 藤 原 信 宏       22番 深 田 徳 夫      ───────────────────────────────               欠席議員(なし)      ───────────────────────────────               欠  員(1名)      ───────────────────────────────              事務局出席職員職氏名 議会事務局長 ──── 後 山 洋 右  書記 ──────── 市 場 浩 美      ───────────────────────────────             説明のため出席した者の職氏名 市長 ──────── 速 水 雄 一  副市長 ─────── 藤 井   勤 教育委員長 ───── 太 田 多美子  教育長 ─────── 土 江 博 昭 病院事業副管理者 ── 秦   和 夫  総務部長 ────── 長谷川 和 男 政策企画部長 ──── 佐 藤   満  統括危機管理監 ─── 稲 田 和 久 市民環境部長 ──── 福 間 克 巳  健康福祉部長 ──── 小 林   功 産業振興部長 ──── 福 島 宏 芳  建設部長 ────── 松 前   仰 債権管理対策局長 ── 安 食 恵 治  会計管理者 ───── 古 林   茂 水道局長兼上下水道部長 稲 田   剛  教育部長 ────── 小 山   伸 市立病院事務部長 ── 田 中   稔  大東総合センター所長  佐々木   協 加茂総合センター所長  大 森   久  木次総合センター所長  宇都宮   正 三刀屋総合センター所長 谷 山 正 樹  吉田総合センター所長  梶 蔦 瑞 恵 掛合総合センター所長  小 村 重 美  総務部次長 ───── 中 村 清 男 財政担当次長 ──── 藤 原 靖 浩  代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫     ───────────────────────────────               午前9時30分開会 ○議長(深田 徳夫君) おはようございます。開会に先立ち一言申し上げます。  本年は全国の各地で豪雨による災害が多数発生いたしました。特に8月には広島市において大規模な災害が発生し、多くの犠牲者を出しました。お亡くなりになられました方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げます。  ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これから平成26年雲南市議会9月定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(深田 徳夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、9番、周藤正志君、10番、高橋雅彦君を指名いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(深田 徳夫君) 日程第2、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日9月5日から10月2日までの28日間にしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日9月5日から10月2日までの28日間に決定をいたしました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 諸報告 ○議長(深田 徳夫君) 日程第3、諸報告を行います。  監査委員から、平成25年度及び平成26年度の一般会計、特別会計、企業会計及び基金、歳入歳出外現金の出納状況の例月出納検査の報告がありました。その写しをお手元に配付しておりますので、ごらんください。  次に、議員派遣についてであります。8月5日に島根県市議会議長会議員研修会が出雲市で開催され、17名の議員を派遣をいたしました。  次に、6月定例会以降の諸会議についてであります。7月15日に平成26年第1回雲南広域連合議会臨時会が、8月29日に平成26年8月雲南広域連合議会定例会が開催されました。7月22日に全国市議会議長会第150回産業経済委員会が東京都で開催されました。詳細については資料を議員控室に置いておりますので、ごらんください。  以上で諸報告を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第4 尾原ダム対策特別委員長報告 ○議長(深田 徳夫君) 日程第4、尾原ダム対策特別委員長報告を行います。  尾原ダム対策特別委員会より、事件の調査が終わったため、会議規則第111条の規定により、報告書の提出がありました。  尾原ダム対策特別委員長の報告を求めます。  18番、周藤強君。 ○尾原ダム対策特別委員会委員長(周藤 強君) 尾原ダム対策特別委員会の報告を行います。     ───────────────────────────────                               平成26年9月5日  雲南市議会議長 深 田 徳 夫 様                  尾原ダム対策特別委員会委員長 周 藤   強            尾原ダム対策特別委員会最終報告書  尾原ダム対策特別委員会は、平成24年12月21日に開催された12月定例会において、尾原ダム完成後の地域課題について尾原ダム関連事業に関する調査研究を目的に6名の委員で設置し、7回の委員会、総務常任委員会との連合審査1回及び視察等を行ってきた。この間の調査研究について報告する。  はじめに
     昭和32年に、国及び県において木次町の斐伊川上流部にダムを建設する構想が示された。尾原ダム建設構想の始まりである。  昭和45年に木次町議会において「ダム対策特別委員会」が設置された。そして、昭和60年3月4日の臨時町議会において、国・県が示した「斐伊川・神戸川治水基本計画」について条件付き同意案が可決された。「尾原ダム反対」のハチマキをした50人の地元住民の皆さんが傍聴される中、苦渋の選択の議決であった。  以来、平成16年11月の雲南市誕生までの間、木次町議会において精力的に調査研究が行われてきた。合併前の平成15年12月、合併協議会新市建設計画策定の中で、尾原ダム湖周辺整備について、県立公園構想をめぐって議論となり、木次町は9カ月にわたり県との協議を重ねた。その結果、合併直前の平成16年10月20日に松尾副知事から「尾原ダム湖周辺整備に向けた島根県の考え方について」の文書が示された。その後は、この考え方に沿って事業推進が行われてきた。  ダム対策特別委員会は、合併後も引き続き設置され調査研究を行ってきた。そして、これまで平成20年、22年、24年の3回にわたり中間報告を行ってきた。  多くの犠牲のもと、尾原ダムは平成24年に完成した。その後、地元関係協議会も順次解散され、ダムを活用した活性化に向けた組織に移行してきた。また、市における関連施設整備も概ね完成し、今後は、事業運営に移ってきている。こうした状況を踏まえ、本報告をもって尾原ダム対策特別委員会の最終報告とする。  調査研究内容  当特別委員会は、平成24年10月1日にダム対策特別委員会の中間報告でなされた3点の課題を中心に、調査研究を行った。その内容を報告する。  1.国、県に対し周辺整備、活性化策等に積極的にかかわるよう引き続き要望活動をすることについて  国、県に対して、ダム事業により人口が減少した地域の地域づくり事業の要望や国が取得した用地の除草、清掃等景観維持や自然環境の保全に対する要望が、引き続き積極的に行われている。  2.地域活性化のために地域住民による自立した継続的な地域づくり活動が出来るよう、引き続き施策を講ずることについて  これまでダム事業に伴い活動されてきた尾原ダム団地連絡協議会は平成25年4月21日に、雲南市尾原地区ダム対策同盟は平成26年3月30日にそれぞれ解散された。  また、地域の活性化を目的に設置された雲南市尾原ダム周辺地域活性化協議会及び温泉地区ダム周辺地域活性化対策協議会等が、平成26年3月31日をもって解散された。平成26年3月26日に雲南市尾原ダム周辺施設活用協議会が、尾原ダム周辺で活動されている諸団体により組織された。この組織は、イベント情報や活動の情報交換の場として設立されたもので、今後は、加入団体の活発な活動により、活性化が期待される。  市の施設である下布施農村体験施設ホースセラピー施設)は、指定管理による運営とし、平成26年5月11日開所した。ホースセラピー事業に併せ、指定管理者が自主事業として行う①障がい児通所支援放課後等デイサービス、②障がい児通所支援児童発達支援③職業訓練などの事業展開が期待される。  また、平成23年5月に開設された道の駅「おろちの里」や同施設内の野菜市は地域住民の活動の場となっており、今後の発展が期待される。  3.交流人口の増加策として、上流、中流、下流の交流促進を図ること及び尾原ダム周辺を市の重要な観光戦略として位置づけ、関係部局が一体となって取り組むことについて  平成25年9月13日に「尾原ダム水源地域ビジョン」が策定された。このビジョンは、斐伊川の豊かな自然環境の恵みなどの地域資源を、尾原ダム周辺施設等を地域内及び斐伊川流域の連携によって総合的に活用することで、尾原ダム水源地域の自立的・継続的な発展を目指すものである。  今後はこの「水源地域ビジョン」に基づき、地域はもとより、関係団体、国、県を含めた取り組みがなされる。尾原ダム周辺の活性化のため開催されるイベント等を通して、流域圏の交流を促し、また尾原ダムの魅力を市内外へ発信することにより、自立的な地域の活性化に寄与するため、雲南市水の縁推進事業補助金制度が制定された。これを活用し対策が講じられている。  終わりに  昭和32年のダム建設構想の発表から半世紀が過ぎた。地権者をはじめ、地元温泉地域の皆様など多くの犠牲、ご理解、ご協力の下で事業が推進されてきた。尾原ダムは完成し、下流域の住民の皆さんの安全はより確保されてきている。国、県が進める(斐伊川治水事業)下流域の早期完成を願うものである。  一方、このダム事業推進により、温泉小学校・幼稚園の閉校・閉園に見られるように過疎化が進み、温泉地域の生活文化、活力は、地元住民の懸命の努力があるにも関わらず、たいへん厳しい状況にある。ダム協議の中で国から示された「誠意と温情」という文言は、国、県、雲南市にとって、温泉地域の活性化のために永遠の課題である。  今後の温泉地域の振興については、市のそれぞれの組織のなかでしっかりと意識付けを行い、その特異性を認識したうえで、温泉地域活性化のための諸施策実施の努力が格段に求められている。  雲南市議会においては、今後の地域振興について、それぞれの常任委員会調査研究を委ね、特別委員会としての調査研究は本報告をもって終了とする。     ───────────────────────────────  以上で尾原ダム対策特別委員会の審査報告を終わります。 ○議長(深田 徳夫君) 以上で尾原ダム対策特別委員長報告を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第5 尾原ダム対策特別委員長報告に対する質疑 ○議長(深田 徳夫君) 日程第5、尾原ダム対策特別委員長報告に対する質疑を行います。  委員長に対する質疑はありませんか。ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) ないようですので、尾原ダム対策特別委員長報告に対する質疑を終わります。  尾原ダムにつきましては、昭和45年に木次町議会においてダム対策特別委員会が設置され、合併後、市議会においても引き続き設置し、40年以上にわたり調査研究が行われてきました。先ほど報告がありましたが、平成24年に関係者の御努力により尾原ダムは完成いたしました。今後の尾原ダムを生かした地域振興に大いに期待しております。  これまで当委員会の調査研究に際し、多くの皆様に御意見、御指導をいただきましたことに感謝申し上げ、本日の最終報告をもって当委員会の調査を終了いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第6 議案の上程(一括議題) ○議長(深田 徳夫君) 日程第6、議案の上程を行います。  議案第81号、雲南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてから報告第22号、平成25年度資金不足比率の報告についてまでの37件を一括議題といたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第7 市長施政方針 ○議長(深田 徳夫君) 日程第7、市長の施政方針を求めます。  速水市長。 ○市長(速水 雄一君) おはようございます。  施政方針に先立ち、島根県議会議員、福間賢造様の御逝去について申し上げます。  去る7月21日、雲南・飯石地区選出の島根県議会議員、福間賢造様が逝去されました。  福間様は、これまで4期15年にわたって県議会議員の職にあり、農水商工委員長や議会運営委員長、監査委員などを歴任され、昨年6月から本年6月までは副議長を務められました。幾多の御功績をたたえ、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、謹んで哀悼の誠をささげ、心から御冥福をお祈り申し上げます。  さて、先月、広島市での19日から20日未明にかけて局地的に1時間130ミリを記録した大雨は、甚大な被害をもたらしました。雲南消防本部では、消防庁長官からの出動要請を受けた島根県緊急消防援助隊の一員として職員を10名派遣し、救助支援活動に当たったところであります。  これらの災害で犠牲になられた方々に心より御冥福をお祈りいたしますとともに、被災されました方々にお見舞いを申し上げ、被災地の早期の復興を願うところであります。  また、先日発足した第2次安倍改造内閣では、復興大臣に竹下亘衆議院議員が就任され、また、国土交通大臣政務官に青木一彦参議院議員が就任されることとなりました。御就任に対しお祝い申し上げますとともに、今後の御活躍を期待するものであります。  それでは、平成26年雲南市議会9月定例会の開会に当たりまして、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様を初め市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  初めに、スポーツにおける市内の子供たちの目覚ましい活躍についてであります。  8月に開催された市内の各スポーツ少年団の全国大会への出場においては、ドッヂボールで掛合・レッド・ドラゴンズ、野球で大東野球スポーツ少年団、ソフトボールで寺領スポーツ少年団がそれぞれ島根県代表として出場し、健闘されました。さらに、掛合中学校からは柔道で白菊湧大選手、相撲で和久利星哉選手が全国大会へ出場されております。また、県中学校総合体育大会や中国大会でも例年以上に活躍が目立ち、今後も子供たちのさらなる活躍を期待しているところであります。  さて、政府においては、アベノミクスの地方への浸透や人口減少問題等への対応方針について、6月24日に骨太の方針が示され、このたびまち・ひと・しごと創生本部の設置及び担当大臣が決定し、具体的な取り組みが始まりつつあります。こうした国の動き等を踏まえ、島根県においても人口対策本部が設置され、市町村とともに島根県の人口減少問題に対処していくこととされました。  こうした状況下、現在策定を進めております第2次雲南市総合計画の策定委員会において、合併以降10年間で本市の人口が約5,000人減少していることから、持続可能なまちづくりに向け、人口減少を食いとめるため、特に転出により減少の多い20歳代、30歳代を中心とした子育て世代の確保を図ることが最も重要とされております。市といたしましても、この世代の確保に向けた大胆な施策を打ち出し、市外流出の抑制、移住・交流人口の拡大などに取り組み、これからの10年で人口の社会増を目指してまいりたいと考えます。  なお、本策定委員会からは、去る8月6日に第2次雲南市総合計画の基本構想案を提出いただいたところであり、委員長の加藤一郎様を初め20名の策定委員の皆様には、昨年から14回にわたり熱心に議論を重ね、まとめていただき、厚くお礼を申し上げる次第であります。  また、7月10日から8月5日にかけ市内8カ所で開催しました平成26年度市政懇談会では、主要課題として市政10年の振り返りと今後のまちづくりについて説明を行い、参加いただきました約600人の市民の皆様と活発に意見交換をさせていただきました。お聞きした多くの貴重な御意見、御提言につきまして、今後の市政に生かしてまいります。御参加いただきました全ての皆様に深く感謝を申し上げます。  続いて、市制施行10周年記念事業についてであります。  市制施行10周年を迎えるに当たり、本年11月1日に三刀屋文化体育館アスパルにおきまして記念式典を挙行いたします。当日は、市議会6月定例会におきまして名誉市民として推挙することに同意をいただきました陶山吉朗様に名誉市民の称号をお贈りし、顕彰をとり行うこととしております。  また、10年の節目に当たり、雲南市表彰規則に基づきまして、各分野で功績の顕著な個人、団体の方への各種功労表彰も行う予定としております。  さらに、式典では、昨年来多くの皆様にかかわっていただいた雲南市の歌を披露するとともに、10年間の歩みを映像で振り返っていただき、締めくくりにはうんなん健康都市宣言を行う考えであります。市議会議員の皆様を初め、市の各種委員並びに各団体の皆様に御案内申し上げますので、御出席賜りますようお願いをいたします。  次に、6つの政策に沿って申し述べます。  1点目は、市民と行政の協働によるまちづくりについてであります。  まず、雲南市東京ふるさと会第4回交流会についてでありますが、去る7月12日に、会員及び雲南市の関係者など約100名の参加により、雲南市東京ふるさと会第4回交流会が盛大に開催されました。交流会の第1部では、私より「これまでのまちづくりと、これからのまちづくり」と題しまして、市制施行10周年記念講演を行ったところでございます。また、会員の皆様からは、ふるさと雲南市への温かい激励の言葉をいただきますとともに、ふるさと納税を賜りました。納税いただきました皆様に心からお礼を申し上げますとともに、有効にこの寄附金を活用させていただきたいと考えております。  続いて、雲南ゼミの開催についてであります。  全国各地の地域づくりの関係者が雲南市に集い、地域自主組織をモデルに地域づくりを相互に学び合う通称「雲南ゼミ」を毎年春と秋の年2回開催しており、本年も5月の開催に続いて、秋の部を10月29日から31日の3日間、開催いたします。このうち10月31日には、各地域自主組織の皆様からその取り組みを発表していただく地域自主組織取り組み発表会をチェリヴァホールにおいて開催いたします。また、発表終了後は、市制施行10周年を記念し、市内全域の地域自主組織の皆さんが一堂に会し、初めてとなる交流会も開催することとしております。  こうした雲南ゼミの動きに加え、人口減少社会への危機感などにより、雲南市が取り組んでおります地域自主組織の活動に関する関心は全国各地で着実に広がってきております。国においても関心を示され、総務省より調査事業の委託を受けることとなりました。そのことによりまして、地域自主組織の法人格取得方策を共同で取りまとめた三重県伊賀市、名張市、兵庫県朝来市の4市で協力し、全国的な仕組みの普及と諸課題の解決に向け、本年度後半に賛同自治体の輪を広げていく取り組みを展開していくこととしておりまして、関連補正予算を本議会に提出しております。  続いて、加茂町の地域自主組織に係る再編協議状況についてであります。  加茂町では、現在14の地域自主組織が積極的に地域づくりに取り組まれておりますが、拠点となる交流センターが1つであることや活動に課題があることなどから、地域自主組織の再編について検討されてまいりました。その結果、来年4月に14の組織を一つの地域自主組織に再編されることとなり、現在、地域自主組織設立準備会を組織し、組織編成について検討されているところであります。市といたしましても、再編後の地域自主組織がスムーズに活動されるよう支援をしてまいります。  続いて、波多コミュニティ協議会によるスーパーマーケット開設準備についてであります。  本年3月末で小売店の無店舗地区となった掛合町波多において、地域自主組織波多コミュニティ協議会が事業主体となり、スーパーマーケットの開設準備が進められております。開設場所は波多交流センター内を予定されており、生鮮食料品や日用雑貨及び地域の野菜、特産品など、産直的要素もあると聞いております。市といたしましては、無店舗地区という地域課題を積極的に解決される取り組みに敬意を表するとともに、初期投資に係る支援策や運営サポートについて検討、協議を進めているところであります。  続いて、三日市シェアオフィス事業についてであります。  これまで市内の若い方々とそのネットワークにより全国から集っていただいた若者の皆様が空き家の活用策を検討されておりました。市ではこのたび、この検討案を受け、若者がチャレンジする場、シェアオフィス、つまり共同で利用し合う事務所として空き家を整備することとし、木次町三日市地区におきまして、空き家を活用したシェアオフィス調査研究プロジェクト事業を実施することとしております。この整備によりまして市内外の若者の交流が進み、移住のさらなる推進につながることを期待しております。  次に、2点目、環境に配慮した安全・快適な生活環境づくりについてであります。  まず、加茂岩倉パーキングエリアと加茂岩倉遺跡の連結についてでありますが、昨年3月に加茂岩倉パーキングエリアが完成し、加茂岩倉遺跡との連結整備を推進してまいりましたが、去る8月9日より高速道路のパーキングエリアから直接遺跡へ入ることが可能となりました。パーキングエリアからは徒歩で約15分の近さであり、遺跡の魅力発信への大きな貢献を期待しております。  続いて、平成26年度島根県原子力防災訓練についてであります。  平成26年度の島根県原子力防災訓練が島根県と鳥取県及び周辺6つの市の合同によりまして10月18日に実施されます。本年度の訓練における重点項目は、1点目として、今回初めて放射性物質が放出されたことを想定した避難実施手順の確認、2点目として、広域避難に伴うスクリーニングの実施、3点目として、住民の皆様に理解しやすい言葉を使用した広報等であります。雲南市の訓練項目は、昨年度に引き続き、初動対応訓練、住民等避難措置等訓練、緊急時モニタリング訓練等を予定しております。  次に、3点目、地域で支え合う暮らしづくりについてであります。  まず、うんなん健康都市宣言についてでありますが、市制施行10周年にあわせ、市民挙げて健康長寿、生涯現役を目指していくため、うんなん健康都市宣言の制定について、本議会に議案として提出をしております。この宣言を10周年記念式典の中で行うことによりまして、雲南市が取り組む姿勢を市内外に表明したいと存じます。  続いて、地域で取り組む健康づくりについてであります。  雲南市の大腸がん死亡者は年々増加傾向にありますが、大腸がん検診受診率は低迷しております。そこで、受診者の拡大を図るため、本年度から希望する地域自主組織を対象に大腸がん検診容器の販売を委託することといたしました。この委託事業によりまして、地域自主組織を中心に、健康なまちづくりがさらに進むことを期待しております。  続いて、雲南市立病院改築事業と経営状況についてであります。  市立病院の実施設計につきましては、5月に梓設計・ナック建築事務所設計共同企業体と業務委託契約を締結し設計を進めており、今後、都市計画法に基づく開発許可制度に沿って手続を進めてまいります。  また、平成25年度決算でありますが、経常収益において7,000万円の利益が図られ、2年連続の黒字計上となりました。また、内部留保資金も9億円となりまして、経営の健全化が図られております。  次に、4点目、ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまちづくりについてであります。  まず、教育委員の選任についてでありますが、永井まゆみ教育委員におかれましては、2期6年の問、雲南市の教育行政の推進に御尽力をいただきましたが、このたび任期満了を迎え、御勇退されることとなりました。これまでの教育振興に対する多大な御功績について、心から敬意を表し、深く感謝申し上げる次第であります。  委員の後任につきましては、山根明子様を選任したく、本議会へ同意案件を提出しております。  なお、任期は、本年10月1日から平成30年9月30日までの4年間であります。  続いて、教育委員会制度の改革についてであります。  地方自治体の教育委員会制度を改正するための法律が6月20日に公布され、来年4月1日に施行されることとなりました。改正の内容としましては、これまでの政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築として、教育委員長と教育長の一体化や首長が招集する総合教育会議の設置、教育に関する大綱を首長が策定することなどが定められたところでありまして、今後、制度改正に向けた対応を進めてまいります。  続いて、リッチモンドサマースクールと姉妹都市提携についてであります。  去る8月10日から21日の12日間、アメリカインディアナ州リッチモンド市へ7名の中高生を派遣し、私も初めてリッチモンド市を訪問いたしました。また、このたびの訪問にあわせ、リッチモンド市と姉妹都市提携を締結いたしました。リッチモンド市のサリー・ハットン市長を初め、リッチモンド市の皆様の温かい歓迎を受け、無事調印式をとり行うことができました。この姉妹都市提携によりまして、今後、両市の友好関係がますます発展し、青少年の相互交流がより活発になるものと期待しております。  また、言葉も文化も異なる中で参加された中高生の皆様の堂々とした発表の様子や日々成長していく姿に驚くとともに、将来の雲南市発展の大きな力になってくれると確信し、うれしく思った次第であります。  続いて、幸雲南塾inさんべについてであります。  今年で6回目の開催となります幸雲南塾inさんべを9月20日から1泊2日で三瓶青少年交流の家において開催いたします。本年も市内中学3年生を対象に参加者を募集し、さまざまな業界で活躍されている市内外の方々を講師にお迎えし、夢を持つことや夢に向かって努力すること、働くことの意義や大切さなどについて考えていただきます。また、特に本年は「学校」の「学」に楽しいという字を当てた「自分をつくる楽校inさんべ」として、市内高校生を対象としたプログラムを同時に開催し、市外の方を中心とした社会人を講師に迎え、自分たちの将来の目的や夢についての話し合いを計画しております。参加された中高生の皆さんの夢や将来がより具体的になり、進路などを考える際の一助になることを期待しております。  さらに、10月7日から9日までの3日間、「夢」発見ウィークと銘打った中学生の職場体験学習を行います。本年度は市内153事業所に御協力をいただきまして、市内7つの学校の中学3年生の全生徒370名が校区を超えて体験学習を行います。生徒が体験する職場を決めるための事前面接において、面接官を引き受けていただきました市民の皆様、事業所の皆様及び保護者の皆様の御理解、御協力に心から感謝を申し上げます。
     続いて、第24回永井隆平和賞についてであります。  平成3年に永井隆博士の崇高な精神を後世に伝えていくことを目的に創設された永井隆平和賞は、ことしで24回目を迎えます。今回は、全国19の都道府県から愛と平和の作文及び小論文1,270点の応募があり、心打たれる作品が数多く寄せられました。選考の結果、市内では小学生低学年の部において飯石小学校3年生の藤原秀伍さん、小学生高学年の部において三刀屋小学校6年生の田中太士さんがそれぞれ最優秀賞を受賞されました。発表式典は、来る9月14日の日曜日、13時より三刀屋文化体育館アスパルで行います。ことしは、NHKに特別に御協力をいただきまして、最初に永井博士のドキュメンタリー映像を上映いたします。この映像では、永井博士の生き方、平和への思い、大切な人を救えなかった苦悩、残される我が子たちへの思いなど、本人の肉声や記述、博士と交流のあった方の話などを交えて作成されており、生前の博士の姿を伝えるものとなっております。その後、最優秀作品の表彰式と本人による作品の朗読を計画いたしております。  また、本年は、市制施行10周年記念事業の一環として、雲南市演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会制作によります永井隆博士の生きざまを描く創作市民劇「Takashi」が今月14日、15日の2日間、木次経済文化会館チェリヴァホールで上演されます。平和賞、市民劇ともに多くの市民の皆様の御来場をお待ちしております。  次に、5点目、にぎわいあふれる雲南市についてであります。  まず、中心市街地活性化基本計画の策定に向けた取り組みについてでありますが、本市都市計画の将来像である「暮らしやすい都市づくり」を目指し、都市の魅力創造や商業活性化によるにぎわい創出を推進するためには、市の顔となる中心市街地の形成が必要であると考えております。今後、1年程度をかけ、中心市街地活性化基本計画を策定してまいります。  続いて、市道大羽根尾線改良事業についてであります。  南加茂企業団地内の市道大羽根尾線につきましては、行きどまり解消や企業の立地基盤整備を目的として、平成27年度より順次改良事業に着手する旨、これまで説明してまいりました。このたび、同団地立地企業からの増設意向などに基づき、雲南市土地開発公社により同団地の拡張計画案が寄せられており、市道改良と団地拡張エリアが隣接していることから、市から同公社に市道改良を委託し、同公社による事業として団地拡張と市道改良を一体的に進めることとしたところであります。これによりまして、事業費や事務労力の縮減につながるとともに、完成した暁には、同団地への企業立地の促進並びに雇用確保に努めてまいりたいと存じます。  続いて、農地中間管理事業の推進についてであります。  地域農業の中心となる担い手農家への農地集積を進めるため、出し手となる農家から農地を借り受け、担い手農家へ貸し付ける農地中間管理事業を行う農地中間管理機構について、島根県では公益財団法人しまね農業振興公社を指定され、本年度から業務をスタートされております。  本市における同事業の窓口として、産業振興部農林振興課が同機構と受託契約を結び、農用地利用配分計画案の作成や集積協力金の交付を初め、事業の周知や円滑な実施に努めてまいります。  なお、本事業では、農地の出し手に対し、農業をやめる場合などに1戸当たり30万円から70万円の経営転換協力金が交付される制度があります。この交付を受けるためには、年内に農地の貸し借りの手続を行う必要があることから、本年度は新規法人設立に伴う農地集積を中心に、例年2月前後に集中している権利移動を年内に前倒しして事業を実施してまいります。  続いて、農政に関する国との意見交換会の開催結果についてであります。  国、県、市町村の実務担当者が中山間地域の農業、農村について現地視察や意見交換を行う農村フォーラムが、島根県農業農村整備推進協議会の主催により去る7月14日に本市で開催され、農林水産省を含む関係者約450名の参加がございました。当日は、山王寺本郷棚田などの現地視察や大阪市立大学大学院の松永桂子准教授の講演、農水省からの情報提供、市内の農業法人からの活動事例発表やパネルディスカッションが行われました。私からは、中山間地域の実情を踏まえ、次世代の担い手が将来にわたって安心感を持って農業生産活動が継続できるよう、地域の特性に配慮した施策の推進を農水省に対し強く要望いたしました。国において進められております食料・農業・農村基本計画の見直しを引き続き注視してまいります。  続いて、農業委員会委員の改選についてでございます。  本年7月19日の任期満了に伴う農業委員会委員の一般選挙が実施され、新たに第5期農業委員会が7月20日スタートいたしました。会長には大東町の加藤一郎様、会長職務代理者には掛合町の石橋義明様が選出されました。  本市の農業は、農業従事者の高齢化や担い手の不足、耕作放棄地の増加など、大変厳しい状況にありますが、農業委員会には優良農地の確保と有効利用、農業の担い手確保・育成の取り組みが強く期待されているところであります。農業委員の皆様の英知と豊富な御経験を生かされ、今後も本市の農業、農村の活性化に向け、活発に御活動いただくことを期待しております。  続いて、うんなん幸あり祭(うんなん幸ありまつり)についてでありますが、本市では、これまで安全・安心な食と農を生かした地産地消や地産都商、農商工連携や6次産業化、農家レストランなどの農業振興や、神楽、たたらといった歴史遺産を生かした観光振興に取り組んでまいりました。  そこで、市制施行10周年を契機に、これまでの取り組みの成果を広く発信するため、市内関係団体の皆様とともに実行委員会を結成し、11月1日、2日の両日、三刀屋文化体育館アスパルにおいて、うんなん幸あり祭を開催することといたしました。当日は、農家レストランや神楽の上演、物産販売などを通じて雲南の魅力をさらにPRし、今後の産業振興、交流人口の拡大につなげてまいります。そのため、このうんなん幸あり祭を今後恒常的に開催する考えであります。  続いて、「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を通じた雲南市のPRについてであります。  「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」は、アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に着想を受け、現代の刀匠たちが挑んだ新作日本刀を展示し、日本刀の魅力やすばらしさを紹介する展覧会であります。本年、この展覧会がパリやマドリードなどの海外都市で催され、帰国後、国内初めての展覧会が松江歴史館において11月21日から来年1月18日まで開催されることとなりました。  そこで、本市では、本展覧会に「これが日本刀の源だ!」と銘打った雲南市ブースを設置し、日本刀のふるさと雲南市を紹介していくことといたしました。また、あわせて市内のたたらに関する施設をめぐっていただくたたら体験バスツアーを運行し、雲南市の魅力をPRしてまいります。  続いて、映画「たたら侍」についてであります。  本年4月、錦織良成監督の新作映画「たたら侍」を支援するための島根県及び県東部5市2町による連絡会が立ち上がり、去る5月7日には映画制作のプレイベントが島根県民会館で行われ、錦織監督、EXILE・HIROさんほか多数の方々が出演されたところであります。イベントでは掛合太鼓保存会も出演されまして、主演の青柳翔さんや劇団EXILE、E-girlsの皆さんとの華麗なショーが繰り広げられ、全国に映画「たたら侍」をPRされたところであります。映画は、今秋から県内各所で撮影が開始され、平成28年の公開が予定されており、本市も今後、文化振興や観光振興、定住推進につながるよう、映画制作の支援を通じて雲南市の魅力を発信してまいります。  最後に、これまでに述べました5つの政策を実現していくための推進計画、行財政運営についてであります。  まず、新庁舎建設についてでありますが、新庁舎建設工事につきましては、起工式を終え、本格的に工事着手したところであります。これまでくい工事や基礎工事を行い、基礎ぐいの施工につきましては、支持地盤となる地層を確認し、97本の基礎ぐいを施工したところであります。今後、躯体工事に着手し、来年8月の完成に向け、安全確保と適切な工程管理に努めてまいります。  続いて、うんなん幸あり月についてであります。  雲南市のさまざまな幸を活用した取り組みを市外に向けてPRするため、10月12日から11月30日までを「うんなん幸あり月」と題し、広く情報を発信してまいります。本年は、従来からの取り組みに加え、地域自主組織や市民活動団体などが取り組まれる雲南の幸を生かした体験交流プログラムの情報を発信し、より深く雲南の魅力を体感していただけるよう取り組みを進めてまいります。  また、先ほど申し述べましたうんなん幸あり祭も新たに開催されます。期間中、雲南にお越しいただいた皆様に美味しい食や秋お勧めの観光スポットを楽しんでいただくため、ランチメニューの紹介や観光地情報の提供も行ってまいります。この取り組みにより雲南の幸がさらに磨かれ、交流人口の拡大につながることを期待しております。  最後に、財政状況及び議案についてであります。  まず、財政状況についてでありますが、本議会に平成25年度決算を提出しておりますが、普通会計決算では、歳出決算で302億1,800万円となり、前年度比3.5%の増となりました。一方、財政調整基金、減債基金の繰り入れは行っておらず、引き続き収支均衡が達成され、健全化比率につきましては、実質公債費比率が対前年度比1.4ポイント減の14.6%となり、さらに改善が図られたところであります。  また、本年度の普通交付税につきましては、合併算定終了後の見直しとして雲南市が呼びかけ中国地方の4市で研究した内容をもとに、支所に要する経費が算入され、削減額の約3分の1が復元されております。本市は平成27年度から一本算定に移行となりますので、今後も財政の健全化に努めるとともに、次年度以降に予定されております復元に向け、引き続き要望を行ってまいります。  続いて、補正予算についてであります。  一般会計は、介護給付・訓練等給付事業6,600万円、公共施設小規模修繕事業3,100万円、道路維持補修事業2,500万円、林地崩壊防止事業2,300万円、予防接種事業2,100万円、菅谷たたら山内保存修理事業2,000万円、農地集積・集約化対策事業2,000万円、道の駅たたらば壱番地管理事業1,600万円、掛合保育所保育業務委託事業1,500万円、勤労者総合福祉センター管理事業1,500万円、前年度各種事業補助金返還金3,200万円、地方債の繰り上げ償還元金1億4,200万円の追加などを計上しております。  また、特別会計等におきましては、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、生活排水処理事業特別会計、ダム対策事業特別会計、清嵐荘事業特別会計、病院事業会計で、それぞれ事業内容の変更等に伴う補正予算を計上しております。  そのほか、条例5件、一般事件2件、予算7件、同意事項1件、認定事項13件、諮問事項2件、報告事項7件を提出しておりますので、慎重に御審議をいただきまして、可決賜りますようよろしくお願いを申し上げ、開会に当たっての施政方針といたします。 ○議長(深田 徳夫君) 以上で市長の施政方針を終わります。  ここでしばらく休憩をいたします。              午前10時26分休憩     ───────────────────────────────              午前10時40分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第8 提案理由の説明 ○議長(深田 徳夫君) 日程第8、提出者から提案理由の説明を求めます。  藤井副市長。 ○副市長(藤井 勤君) それでは、私のほうからは、議案第81号から議案第87号まで7件につきまして、提案理由の説明を行います。     ───────────────────────────────  議案第81号 雲南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について     ───────────────────────────────  おはぐりいただきまして、条例案、少し長目でございますけれども、添付させていただいております。本条例は、子ども・子育て支援法の規定に基づきまして、特定教育・保育施設、この中には認定こども園、保育所、幼稚園が含まれます。及び特定地域型保育事業は、小規模保育事業あるいは家庭的保育事業など4つの事業が含まれます。これらにつきまして、利用定員、それから運営、給付費に関する基準を定めるものでございまして、幼児期の学校教育・保育の総合的な提供や地域の子供・子育て支援を総合的に推進しようとするものであります。そうすることによりまして、公的な財政支援をするため、これを確認するための基準を定めるものでございます。     ───────────────────────────────  議案第82号 雲南市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について     ───────────────────────────────  おはぐりいただきまして、これにつきましても条例を添付させていただいております。本条例は、児童福祉法の規定に基づきまして、家庭的保育事業等、家庭的保育事業あるいは小規模保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業でございますが、これらにつきまして、設備及び運営に関する基準を定めるものであります。地域の子供・子育て支援を総合的に推進しようとするものであり、家庭的保育事業等の認可をするための基準を定めるものでございます。よろしくお願いいたします。     ───────────────────────────────  議案第83号 雲南市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について     ───────────────────────────────  これも新しく制定をするものでございます。本条例は、児童福祉法の規定に基づきまして、放課後児童健全育成事業について、設備及び運営に関する基準を定めるものであります。小学生の健全な育成を図るため、放課後児童健全育成事業、放課後児童クラブの指導及び支援を強化していくための基準を定めるものでございます。よろしくお願いいたします。     ───────────────────────────────  議案第84号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これにつきましては、雲南市営住宅条例で引用しております法律名の変更に伴いまして、市営住宅条例の一部を改正するものでございます。古い法律では、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律でございましたが、新しく中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律ということに変わっております。目的及び国等の責務の規定におきまして、特定配偶者の自立支援を行うことを明確化したものでございます。     ───────────────────────────────  議案第85号 雲南市市民センターまちづくり役場設置及び管理条例を廃止する条例について     ───────────────────────────────  これにつきましては、雲南市市民センターまちづくり役場でございますが、合併前の平成14年4月に旧大東町におきまして、旧大東中学校鉄筋校舎東側の部分を住民協働拠点施設まちづくり役場として住民に開放することが決定され、スタートしたものでございます。以後、住民の皆さんの自主的で営利を目的としない社会貢献の場、まちづくりの推進を図る場であることを前提にして、まちづくりのパートナーとして活動認定された団体の皆さんの拠点として長く利用されてきました。御案内のように、県道松江木次線バイパス工事、新庄飯田線第3工区道路改良事業のため、平成26年度中に旧大東中学校校舎が解体される予定となり、まちづくり役場についても廃止することになったものでございます。     ───────────────────────────────  議案第86号 第2次雲南市総合計画基本構想について     ───────────────────────────────  平成16年11月の合併、新市の市制がスタートした後に、平成19年度から平成26年度まで8年間の新たなまちづくりの中・長期的な方向を示します最初の雲南市総合計画がスタートいたしました。私たちはこれまで「生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり」を基本理念に掲げまして、市民の皆様との協働によるまちづくりを進めてきたところでございます。その間、大きく世界的な経済情勢も変化をいたしまして、グローバル経済のもとで私たちの地域も大きな影響があり、国内においても経済格差の拡大などをもたらしております。また、地球規模での環境問題、あるいは東日本大震災を初めとする突発的な大規模な自然災害など、さらには少子高齢化の進行の中において、まちづくりを左右する大きな課題が生まれてきております。こうした状況を受けとめ、私たちが合併以来取り組んでまいりましたまちづくりを振り返り、市民と行政が新しい時代に向けた目標を共有し、目指していくための指針として、第2次雲南市総合計画を策定するものでございます。  この基本構想につきましては、平成27年度から平成36年度までの10年間ということになっております。必要な将来の目標、あるいは目標達成のため必要な施策大綱を示しまして、まちづくりの基本方針を明らかにするものであります。市長の所信表明、施策の表明にございましたように、昨年の春から20名の策定委員の皆様に14回にも及ぶ熱心な御協議を御議論いただきました。8月6日に基本構想を提出いただいたところであります。また、議会におかれましても、5月の総務常任委員会を皮切りに、教育民生常任委員会、産業建設常任委員会、全員協議会、連合調査会、あるいは6月定例会の一般質問でたくさんの御質問、御意見を賜りました。また、市政懇談会におきましても基本構想について説明をして、御意見をいただいたところであります。これらの数多くの機会でのたくさんの御意見を踏まえまして、ここにまとめられ、提出をさせていただくものでございます。よろしくお願いをいたします。     ───────────────────────────────  議案第87号 うんなん健康都市宣言について     ───────────────────────────────  ちょっと読み上げさせていただきます。  うんなん健康都市宣言。雲南市は、美しい農山村の風景や多彩な歴史遺産、新鮮で安全な食と農といった幸や恵みにあふれ、私たちは古来より感謝とともに、生活に生かして暮らしてきました。そして、今後も恵まれた環境や文化を次世代に継承し、健康で心豊かに暮らし続けることが今求められています。健康は、私たちが夢や希望、目標などを持ち、充実した人生を送る上で極めて重要であり、生涯健康で生き生きと暮らしていくことは、雲南市民誰もの願いです。その願いをかなえるため、健やかな生活習慣をもとに、家庭、地域でお互いに学び合い、支え合い、信頼できるきずなを深め合いながら、健康づくりを進めることを誓い、「うんなん健康都市」を宣言します。  一つ、学びます、生涯続ける健康づくり。  一つ、目指します、旬を味わう地産地消。  一つ、なくします、一人でくよくよ悩むこと。  一つ、かなえます、無理せずできる運動習慣。  一つ、願います、地域で育む健康長寿。  平成26年11月1日。雲南市。  市制施行10周年にあわせまして、市民挙げて健康長寿、生涯現役を目指していくため、このうんなん健康都市宣言を制定するものであります。制定に当たりましては、島根大学副学長の塩飽先生、雲南医師会長の西村先生を初め、関係団体、地域代表の皆様、学校代表、専門家、行政など10名の策定委員の皆様によりまして、5月から8月まで3回にわたり策定委員会を開いていただき、このような健康都市宣言をまとめていただいたところであります。この間、特に議会、教育民生常任委員会で熱心に御意見を賜りまして、それらを踏まえて最終案を決めていただいたものであります。  なお、今議会で議決を賜りました後、11月1日の市制施行(合併)10周年記念式典でうんなん健康都市宣言を行いたいと存じております。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(深田 徳夫君) 長谷川総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第88号 平成26年度雲南市一般会計補正予算(第2号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 稲田統括危機管理監。           〔議案第88号 統括危機管理監説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 佐藤政策企画部長。            〔議案第88号 政策企画部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 福間市民環境部長。            〔議案第88号 市民環境部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 小林健康福祉部長。            〔議案第88号 健康福祉部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 福島産業振興部長
               〔議案第88号 産業振興部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 松前建設部長。             〔議案第88号 建設部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 提案理由の説明の途中でありますが、ここで暫時休憩とし、午後1時から再開いたします。               午後0時01分休憩     ───────────────────────────────               午後1時00分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開いたします。  引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。  稲田上下水道部長。            〔議案第88号 上下水道部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 小山教育部長。             〔議案第88号 教育部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 福間市民環境部長。               〔市民環境部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第89号 平成26年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 小林健康福祉部長。            〔議案第89号 健康福祉部長説明〕 ○議長(深田 徳夫君) 福間市民環境部長。               〔市民環境部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第90号 平成26年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 稲田上下水道部長。               〔上下水道部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第91号 平成26年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 佐藤政策企画部長。               〔政策企画部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第92号 平成26年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第2号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 梶蔦吉田総合センター所長。             〔吉田総合センター所長説明〕     ───────────────────────────────  議案第93号 平成26年度雲南市清嵐荘事業特別会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 田中市立病院事務部長。              〔市立病院事務部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第94号 平成26年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 藤井副市長。 ○副市長(藤井 勤君) 続きまして、同意第2号につきまして説明させていただきます。     ───────────────────────────────  同意第2号 雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて     ───────────────────────────────  次ページに略歴を載せております。これまで三刀屋の幼稚園のPTAの役員、小学校のPTA役員を歴任をされております。幼、小のPTA役員として御活躍をされまして、教育に対する熱意と識見を持たれた方で、教育委員としてふさわしい方と存じます。どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(深田 徳夫君) 古林会計管理者。 ○会計管理者(古林 茂君) それでは、認定第1号から認定第10号までの10件を説明いたします。     ───────────────────────────────  認定第1号 平成25年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  平成25年度一般会計、特別会計歳入歳出決算書をお開きください。予算執行に当たりましては、地方自治法及び雲南市予算執行方針に基づきまして、効率的な執行に努めてまいりました。決算の調製の結果、一般会計、特別会計ともに黒字決算となっております。  それでは、決算書の歳入合計、歳出合計を読み上げまして説明とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  決算書1ページから歳入です。歳入合計のほうは3ページをお開きください。歳入合計、予算現額307億3,970万9,000円、調定額305億266万7,730円、収入済み額303億6,467万9,435円、不納欠損額985万1,710円、収入未済額1億2,813万6,585円。  次ページから歳出でございます。合計額は5ページをお開きください。歳出合計、予算現額307億3,970万9,000円、支出済み額300億5,747万2,772円、翌年度繰越額4億864万1,000円、不用額2億7,359万5,228円。  次ページでございます。歳入歳出差し引き残額3億720万6,663円。  次ページからの歳入歳出決算事項別明細書につきましては、ごらんいただきたいと思います。  決算書65ページをお開きください。65ページ、実質収支に関する調書。歳入総額、歳出総額、歳入歳出差し引き額につきましては、先ほど申し上げましたとおりです。翌年度へ繰り越すべき財源2,790万3,000円。したがいまして、実質収支額につきましては2億7,930万3,000円でございます。  次に、認定第2号でございます。     ───────────────────────────────  認定第2号 平成25年度雲南市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は67ページでございます。事業勘定、歳入でございます。歳入合計、予算現額45億6,820万3,000円、調定額46億6,302万1,968円、収入済み額45億9,310万7,298円、不納欠損額1,395万3,702円、収入未済額5,596万968円。  69ページでございます。歳出です。歳出合計、予算現額45億6,820万3,000円、支出済み額45億1,787万6,375円、翌年度繰越額はございません。不用額5,032万6,625円。歳入歳出差し引き残額7,523万923円です。  83ページをお開きください。事業勘定実質収支に関する調書です。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額7,523万1,000円です。  続いて、84ページをお開きください。直営診療施設勘定の歳入歳出決算書、歳入です。歳入合計、予算現額1億3,844万9,000円、調定額1億3,571万6,495円、収入済み額1億3,571万6,495円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  次のページ、85ページ、歳出です。歳出合計、予算現額1億3,844万9,000円、支出済み額1億3,439万8,680円、翌年度繰越額、ございません。不用額405万320円。歳入歳出差し引き残額131万7,815円。  90ページをお開きください。直営診療施設勘定実質収支に関する調書です。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額131万7,000円です。  次に、認定第3号です。     ───────────────────────────────  認定第3号 平成25年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書91ページ、歳入でございます。歳入合計、予算現額10億4,369万6,000円、調定額10億4,133万7,094円、収入済み額10億4,037万2,559円、不納欠損額1万600円、収入未済額95万3,935円。  次ページ、歳出でございます。歳出合計、予算現額10億4,369万6,000円、支出済み額10億3,244万9,579円、翌年度繰越額はございません。不用額1,124万6,421円。歳入歳出差し引き残額は792万2,980円です。  97ページをお開きください。実質収支に関する調書。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額792万3,000円です。  次に、認定第4号です。     ───────────────────────────────  認定第4号 平成25年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は98ページ、歳入です。歳入合計、予算現額501万6,000円、調定額501万977円、収入済み額501万977円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  99ページ、歳出です。歳出合計501万6,000円、支出済み額497万1,207円、翌年度繰越額はございません。不用額4万4,793円。歳入歳出差し引き残額3万9,770円。  102ページのほうをお開きください。実質収支に関する調書、翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額は4万円でございます。  次に、認定第5号です。     ───────────────────────────────  認定第5号 平成25年度雲南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は103ページ、歳入です。歳入合計、予算現額4億5,063万2,000円、調定額4億5,076万7,094円、収入済み額4億4,717万7,860円、不納欠損額44万7,860円、収入未済額314万1,374円。  次のページ、歳出です。歳出合計、予算現額4億5,063万2,000円、支出済み額4億4,586万2,805円、翌年度繰越額260万円、不用額216万9,195円。歳入歳出差し引き残額131万5,055円。  108ページのほうをお開きください。実質収支に関する調書。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額は131万5,000円です。  次に、認定第6号です。     ───────────────────────────────  認定第6号 平成25年度雲南市生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は109ページ、歳入です。歳入合計、予算現額25億2,525万6,000円、調定額24億9,742万866円、収入済み額24億7,143万3,501円、不納欠損額44万3,575円、収入未済額2,554万3,790円。  次ページ、歳出です。歳出合計、予算現額25億2,525万6,000円、支出済み額24億6,810万5,716円、翌年度繰越額4,850万円、不用額865万284円。
     次のページ、歳入歳出差し引き残額332万7,785円です。  121ページをお開きください。121ページ、実質収支に関する調書です。翌年度へ繰り越すべき財源50万円、実質収支額は282万8,000円です。  次に、認定第7号です。     ───────────────────────────────  認定第7号 平成25年度雲南市財産区特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は122ページ、歳入です。歳入合計、予算現額494万6,000円、調定額494万5,803円、収入済み額494万5,803円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  次のページ、歳出です。歳出合計、予算現額494万6,000円、支出済み額469万5,511円、翌年度繰越額はございません。不用額25万489円。歳入歳出差し引き残額25万292円です。  126ページをお開きください。実質収支に関する調書。翌年度へ繰り越すべき財源、これはございません。実質収支額は25万円です。  続いて、認定第8号です。     ───────────────────────────────  認定第8号 平成25年度雲南市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書127ページ、歳入です。歳入合計、予算現額1億2,035万3,000円、調定額1億2,028万5,063円、収入済み額1億2,028万5,063円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  次のページ、歳出です。歳出合計、予算現額1億2,035万3,000円、支出済み額1億1,987万103円、翌年度繰越額はございません。不用額48万2,897円。歳入歳出差し引き残額41万4,960円。  131ページをお開きください。131ページ、実質収支に関する調書です。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額41万5,000円です。  次に、認定第9号です。     ───────────────────────────────  認定第9号 平成25年度雲南市ダム対策事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は132ページです。132ページ、歳入です。歳入合計、予算現額1億3,703万7,000円、調定額1億3,583万7,731円、収入済み額1億3,583万7,731円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  次のページ、歳出です。歳出合計、予算現額1億3,703万7,000円、支出済み額1億3,564万6,792円、翌年度繰越額はございません。不用額139万208円。歳入歳出差し引き残額19万939円。  137ページをお開きください。137ページ、実質収支に関する調書です。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額19万1,000円。  次に、認定第10号です。     ───────────────────────────────  認定第10号 平成25年度雲南市清嵐荘事業特別会計歳入歳出決算認定について     ───────────────────────────────  決算書は138ページ、歳入です。歳入合計、予算現額4,398万9,000円、調定額4,342万6,022円、収入済み額4,342万6,022円、不納欠損額、収入未済額ともにございません。  次のページ、歳出です。歳出合計、予算現額4,398万9,000円、支出済み額4,336万879円、翌年度繰越額はございません。不用額62万8,121円。歳入歳出差し引き残額6万5,143円です。  142ページをお開きください。実質収支に関する調書。翌年度へ繰り越すべき財源はございません。実質収支額は6万5,000円でございます。  この後に平成25年度財産に関する調書を添付しておりますが、決算状況につきましては別の機会に説明する予定としておりますので、ごらんをいただきたいと思います。  以上につきまして、十分に御審議の上、認定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(深田 徳夫君) ここで暫時休憩といたします。15分再開といたします。               午後2時02分休憩     ───────────────────────────────               午後2時15分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開いたします。  引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。  稲田水道局長。 ○水道局長(稲田 剛君) それでは、認定第11号、12号を続けて説明をさせていただきます。  まず、認定第11号です。     ───────────────────────────────  認定第11号 平成25年度雲南市水道事業会計決算認定について     ───────────────────────────────  平成25年度雲南市水道事業決算書1ページをお願いいたします。平成25年度雲南市水道事業決算報告書、これは税込みでございます。(1)収益的収入及び支出、区分の款と主要な部分についてのみ説明をさせていただきます。  収入でございますが、第1款水道事業収益、予算額合計7億5,106万2,000円、決算額7億4,439万9,404円、予算額に比較して666万2,596円の減でございます。増減額のうち主なものは、営業収益が758万4,784円の減、主には水道料の減によるものでございます。営業外収益は92万4,188円の増でございまして、主には預金利息、雑収益の増でございます。  支出でございますが、第1款水道事業費用、予算額合計7億8,404万7,000円、決算額7億5,503万6,934円、不用額2,901万66円でございます。不用額の主なものは、営業費用が資産減耗費、修繕費、委託料等の減により2,651万6,303円、営業外費用は平成24年度に企業債借入に係る支払い利息等の減によりまして121万788円となりました。特別損失につきましては、68万2,975円の不用額でございますけれども、これは、予算額169万2,000円でございましたけれども、徴収に努めた結果、不用額となったものでございます。予備費については使っておりませんので、全て不用額となっております。  続きまして、2ページをお願いいたします。(2)資本的収入及び支出、収入でございますが、第1款資本的収入、予算額合計4億9,210万3,000円、決算額4億5,357万3,908円、予算額に比べ3,852万9,092円の減であり、建設改良費精算に伴う負担金、主には移転補償費の減によるものでございます。  支出ですが、第1款資本的支出、予算額合計8億9,707万4,000円、決算額8億3,163万1,015円、翌年度繰越額1,980万円で、不用額は4,564万2,985円で、建設改良費精算によるものでございます。  枠外の説明でございます。資本的収入額が資本的支出額に不足する額3億7,805万7,107円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,546万3,743円、過年度分損益勘定留保資金3億6,259万3,364円で補填をしたところでございます。  以降、3ページ、4ページについては、事業損益計算書、剰余金計算書等、載せておりますが、後ほどごらんいただきたいと思います。  水道事業の決算については以上でございます。  続きまして、認定第12号にお戻りをお願いいたします。     ───────────────────────────────  認定第12号 平成25年度雲南市工業用水道事業会計決算認定について     ───────────────────────────────  平成25年度雲南市工業用水道事業決算書1ページをお願いいたします。これにつきましても先ほどの水道事業決算書の後ろにつけさせていただいておりますので、ごらんいただきたいと思います。重立った点についてのみ報告させていただきます。  1ページ、平成25年度雲南市工業用水道事業決算報告書、税込みでございます。(1)収益的収入及び支出、款及び主な項目のみ説明させていただきます。  収入でございますが、第1款水道事業収益、予算額合計1億466万9,000円、決算額1億484万6,630円、予算額に比べ17万7,630円の増です。増額の主なものは、営業収益が17万7,571円の増で、預金利息によるものでございます。  次に、支出ですが、第1款水道事業費用、予算額合計1億734万1,000円、決算額9,614万5,894円、不用額1,119万5,106円となり、主には資産減耗費の減によるものでございます。  続きまして、2ページをお願いいたします。(2)資本的収入及び支出、収入ですが、第1款資本的収入、予算額合計3,571万1,000円、決算額3,220万5,884円、予算額に比べ350万5,116円の減額となっております。決算の内訳は、第6取水井築造に係る市の負担金が2,682万2,300円、国道54号拡幅工事に伴う土地売却代が538万3,584円でございました。  続いて、支出ですが、第1款資本的支出、予算額合計6,386万1,000円、決算額5,801万3,404円、不用額は584万7,596円であり、建設改良事業の精算によるものでございます。  枠外の説明ですが、資本的収入額が資本的支出額に不足する額2,580万7,520円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額132万5,050円、過年度分損益勘定留保資金2,448万2,470円で補填をしたところでございます。  以降のページにつきましては、後ほどごらんをいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(深田 徳夫君) 田中市立病院事務部長。 ○市立病院事務部長(田中 稔君)     ───────────────────────────────  認定第13号 平成25年度雲南市病院事業会計決算認定について     ───────────────────────────────  決算書のほうをごらんくださいませ。決算書1ページ、平成25年度雲南市病院事業会計決算報告書でございます。収益的収入及び支出、収入、款と予算額合計とを述べさせていただきます。  第1款病院事業収益、予算額合計41億1,155万1,000円、決算額41億402万5,081円、比較増減が752万5,919円の減。支出、第1款病院事業費用、予算額合計41億71万9,000円、決算額40億3,454万394円、地方公営企業法第26条第2項の規定による繰越額はございません。不用額6,617万8,606円。  2ページのほうをごらんくださいませ。資本的収入及び支出、収入、第1款資本的収入、予算額合計5億9,668万9,000円、決算額5億9,631万7,000円、比較増減37万2,000円の減。支出、第1款資本的支出、予算額合計7億3,207万9,000円、決算額7億1,680万1,473円、翌年度繰越額合計1,500万円、不用額27万7,527円。  枠外でございます。資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億2,798万4,473円は、過年度分損益勘定留保資金1億1,995万4,023円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額803万450円で補填した。  財務諸表のほうは後ほどごらんいただきまして、附属書類9ページのほうをごらんいければと思います。平成25年度雲南市病院事業報告書でございます。概要のところ、イの一般事項2行目からでございますが、病床利用率は89.9%と高い病床利用率を保つことができ、入院収益の維持につながりました。経常収支では前年度に対し6,301万6,000円の改善が図られ、7,071万2,000円と前年度に引き続き黒字計上となりました。これは、南棟設備関係の減価償却の終了に伴う収益構造の改善が一番でございますが、材料費などの費用削減にも努めてまいりました。特別利益と特別損失の差額は122万7,000円の減となり、当期純利益は6,948万5,000円の計上となりました。内部留保資金は単年度で1億7,925万6,000円の蓄積を図ることができ、繰り越し内部留保資金は8億9,642万6,000円となったところでございます。以上でございます。 ○議長(深田 徳夫君) ここで平成25年度雲南市一般会計決算、特別会計決算及び公営企業会計決算について、代表監査委員から監査報告を求めます。  代表監査委員、谷戸邦夫君。              〔代表監査委員監査報告〕 ○議長(深田 徳夫君) 以上で監査報告を終わります。  引き続き提出者から提案理由の説明を求めます。  長谷川総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 小山教育部長。                〔教育部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第16号 株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告について     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 福島産業振興部長。               〔産業振興部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第17号 木次都市開発株式会社経営状況の報告について     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 小山教育部長。                〔教育部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第18号 公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団経営状況の報告について     ───────────────────────────────
    ○議長(深田 徳夫君) 佐藤政策企画部長。               〔政策企画部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第19号 雲南市土地開発公社経営状況の報告について     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 福島産業振興部長。               〔産業振興部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第20号 市有林の信託に係る事務処理状況の報告について     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 長谷川総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第21号 平成25年度健全化判断比率の報告について  報告第22号 平成25年度資金不足比率の報告について     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 以上で提案理由の説明を終わります。  ここで10分休憩いたします。20分再開としたいと思います。               午後3時12分休憩     ───────────────────────────────               午後3時21分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第9 議案の質疑 ○議長(深田 徳夫君) 日程第9、これから議案に対する質疑を行います。  質疑は、条例その他と予算及び認定の3区分に分けて行います。  最初に、議案第81号、雲南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてから議案第85号、雲南市市民センターまちづくり役場設置及び管理条例を廃止する条例についてまでの条例5件、議案第86号、第2次雲南市総合計画基本構想について及び議案第87号、うんなん健康都市宣言についての一般事件2件、同意第2号、雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての同意1件、諮問第2号及び諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問2件、報告第16号、株式会社キラキラ雲南の経営状況の報告についてから報告第22号、平成25年度資金不足比率の報告についてまでの報告議案7件の計17件の条例その他について行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) ないようですので、条例その他についての質疑を終わります。  次に、議案第88号、平成26年度雲南市一般会計補正予算(第2号)から議案第94号、平成26年度雲南市病院事業会計補正予算(第1号)までの予算案7件について行います。質疑はありませんか。  9番、周藤正志君。 ○議員(9番 周藤 正志君) 議案88号、予算に関する説明書の18ページ、観光振興総務管理事業124万円です。これは観光協会の法人化の支援業務委託ということですが、2点伺います。  1つは、どういうところへ業務委託をされる予定なのか、市の観光状況をよく知っておられて、市とこれまでかかわりのあるところへ出されるのかを伺います。  2点目は、予算計上そのものですが、法人化をしても市行政と、それから商工会と観光協会は密接に連携をしていかないと期待される役割が果たせないわけですが、観光協会というところは、人、金、それから事業内容等、いろいろ利害関係が生じてくるところです。ですので出だしが非常に肝心でして、慎重に扱っていかなければなりません。この業務委託に関して、観光協会の役員会、あるいは商工会と協議がなされて、手順を踏まえてこれが予算計上されているのかを伺います。 ○議長(深田 徳夫君) 福島産業振興部長。 ○産業振興部長(福島 宏芳君) 説明書18ページの観光振興総務管理事業の124万円の補正額についての御質問でございます。  まず、法人化の支援業務ということで、受託者、委託者はどこかということでございますけども、現在、その前段の調査事業として、コンサル会社に委託をして、今、前段の下調べをやっているところでございます。この事業の方針が出ておりまして、来年4月を目途に新たな法人を設立するということで、その具体的な定款の作成とか、それから業務の取りまとめ、そういったことを具体的に事務を、登記事務とか、そういったことを進めるための委託ということでございまして、現時点では、今委託をしているところに引き続きお願いしたいというふうには考えておりますけども、それについてはそういう方向で検討しているところでございます。  それぞれ理解を得ながら進めているかということでございますけども、今年度のところ、以前にも観光協会のほうとは協議を進めてきておりますけども、今年度に入りまして、現在調査をしている法人化に向けた調査事業の中で、今の支部、雲南市の各総合センターが持っている支部のヒアリング等を踏まえて、観光協会の代議員会が7月に行われておりまして、これについてお諮りをして、法人化に向けた取り組みについて御理解をいただいたということで、今回具体的な事務手続を前へ進めるための支援業務を委託するということにしたところでございまして、今後もその事務を進める中で、観光協会の当然役員の皆様と相談をしながら進めていくということには変わりはございません。したがいまして、委託者については、現在の事業をやっていただいている方を念頭に今協議を進めているところでございますし、観光協会との打ち合わせについても今後も綿密に打ち合わせをしながら進めていくという考えでございます。 ○議長(深田 徳夫君) よろしいですか。  ほかにございませんか。  19番、堀江治之君。 ○議員(19番 堀江 治之君) 4点お尋ねいたします。  まず、説明書の13ページ、公立保育所ですけれども、ここへ掛合保育所保育業務委託業務1,524万4,000円増ということですけれども、これは認証者がふえたと、こういう説明でありましたけれども、何人から何人になったのか、その点、お尋ねいたします。  続いて、次、14ページ、児童措置費ですけれども、子育て世帯臨時特例給付金給付事業、これはことし予算化されておったわけですが、それに対して300万円増額ということで、当初の予算が概算計上ということで、精査の結果300万不足したと、こういうことなのか、あるいは出生によって300万円増になったのか、そのところ、何人から何人ということになったのか、その点についてお尋ねいたします。  次に、病院会計、説明書の3ページ、キャッシュフロー計算書がついておりますけれども、ここで一番最初の当年度欠損金3億234万7,000円減と、こういうことですが、この要因はどういう要因なのか、その点についてお尋ねいたします。  次に、病院会計、支出、9ページ、報償費、産婦人科報償費増額528万円、この内容についてお尋ねいたします。  以上4点です。 ○議長(深田 徳夫君) 小林健康福祉部長。 ○健康福祉部長(小林 功君) 私のほうからは、公立保育所、掛合保育所の業務委託費の増額の件について、人数が何人から何人になったかという御質問にお答えをいたします。  平均いたしますと、中途入所等ございますので一概に申し上げられませんが、年度当初ではほぼ定員どおり、90人程度を想定をいたしておりました。それが現在の見込みでございますと、途中入所等ございますけれども、平均的にいいますと101人程度にふえるということを見込んでおりまして、1,524万4,000円の増額を計上したものでございます。 ○議長(深田 徳夫君) 福間市民環境部長。 ○市民環境部長(福間 克巳君) 子育て臨時給付金の300万円の補正の件でございますけれども、当初予算では4,300万ということで、4,300人分を計上しております。これは、概算で計上しておりますが、この計上する時点で国のほうとの協議の中で要求したものと、国から内示を受けたもので当初は計上しております。今回300万円の増額ということで、4,600万。それで、この把握でございますけども、今回、この子育て臨時給付金につきましては、26年の1月1日の児童手当の支給要件が大きな要因になっておりまして、児童手当の場合は、公務員の場合はそれぞれのところから支払われるということですが、今回、この給付金については、全て市町村が支払うということで、現在把握しておるのは、もちろん市職員、それから病院職員につきましては把握をしておりますけども、市内の他の公務員につきましては市として正確に把握するすべがありませんので、それについては申請を受け付けたものでやるしかないというのが現状でございます。現在、4,500人から4,600人のところではないかという概算で、今回も300万円計上させていただきました。 ○議長(深田 徳夫君) 秦病院事業副管理者。 ○病院事業副管理者(秦 和夫君) 病院のお尋ねが2件ございました。  まず、キャッシュフロー計算書の中の当年度の欠損金3億234万7,000円のところの分でございますが、当初予算のところで今年度の当期損失の大幅な増額については説明をしたところであると思いますが、改めて説明を申し上げますと、今回、公営企業法の改正に伴いまして、賞与引当金とかいうものを積んでいかないといけないということで、初年度はその引当金がないから、12月の賞与から3月までの部分を特損で落とすような状況になっておるというようなことで、当初の当期経常損益では1億5,400万、それから当期純損益では2億9,000ばかりの損失が発生するということで御報告をしておりました。今回の補正でその部分が当期純損益においては3億234万7,000円と、現時点での補正ではそういう状況であるということで、今後のこれは縮小していかないといけないところではございますけれども、そういう理由のところでございます。それによって現時点でのキャッシュフローは最終的には、今、内部留保資金的には4,800万程度のマイナスが発生しているという状況ですけれども、これもプラスになるように努めていきたいという、予算上はこういう状況だということでお願いを申し上げたいと思います。  それから、2点目の御質問で、産婦人科の報償費の増額ということで、途中の9月のところでなぜ発生したかというところでございます。現在、産婦人科の体制は、1人体制でございます。島根大学からの派遣が3年前になくなりまして、県の御支援をいただいて、非常勤の先生、おいでになられますけれども、産婦人科の場合はいつお産があるかわからないという状況で、1人体制の中で、今まで365日待機をしていただいておったところでございます。その先生も今60近いところになられまして、ことしの1月ぐらいのところで、ちょっと毎日の365日の待機は大変だということで、土日に関しましては県立中央病院のほうでお産をするというようなお願いをしておったところでございます。ただ、県中でお産があるかないかは別として、事前に外来を受けておかないといけないというようなこともありまして、非常にお産の方に御迷惑をかけておったところでございますが、4月に島根大学の産婦人科の教授がかわられたことを機に、非常に地域医療を思っていただいておる今度教授でございまして、その教授も月1回外来に来ていただくようになりましたし、土日の待機を島根大学のほうでやっていただくということですので、もし土日にお産の状況があれば、その待機の先生に病院、当院に来ていただくような形になったということで、期の途中でありますけれども、そういう体制が整ったということで、プラスに考えて、費用的には要りますけれども、この圏域の患者様にはそういう安心感が出るだろうということで御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(深田 徳夫君) よろしいですか。  ほかにございませんか。                 〔質疑なし〕 ○議長(深田 徳夫君) ないようですので、予算についての質疑を終わります。  次に、認定第1号、平成25年度雲南市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第13号、平成25年度雲南市病院事業会計決算認定についてまでの認定13件について行います。質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) ないようですので、認定についての質疑を終わります。  以上で議案の質疑を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第10 議案の先議 ○議長(深田 徳夫君) 日程第10、議案の先議を議題といたします。  お諮りいたします。同意第2号、雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての同意1件、諮問第2号及び諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問2件の計3件は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、先議したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 異議なしと認めます。よって、同意第2号の同意1件と諮問第2号及び諮問第3号の諮問2件の計3件は、委員会付託を省略し、先議することに決定をいたしました。  なお、同意第2号及び諮問第2号及び諮問第3号については、人事案件につき、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 異議なしと認めます。よって、同意第2号及び諮問第2号及び諮問第3号については、討論を省略することに決定いたしました。  これから採決を行います。  同意第2号、雲南市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、採決を行います。  この採決は、無記名投票によって行います。  議場の閉鎖を命じます。                 〔議場閉鎖〕 ○議長(深田 徳夫君) ただいまの出席議員は、議長を除いて20名であります。  次に、立会人を指名いたします。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に11番、西村雄一郎君と12番、土江良治君を指名いたします。  投票用紙を配付します。                〔投票用紙配付〕 ○議長(深田 徳夫君) 念のため申し上げます。投票用紙には、本案を可とする方は賛成と、否とする方は反対と記載してください。  なお、会議規則第72条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は反対とみなします。  投票用紙の配付漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 〔投票箱点検〕 ○議長(深田 徳夫君) ただいまから投票を行います。  事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票を願います。 ○事務局長(後山 洋右君) それでは、お名前を読み上げます。              〔事務局長点呼、議員投票〕     ───────────────────────────────     松林 孝之君  中村 辰眞君  原  祐二君  矢壁 正弘君
        白築 俊幸君  多賀 三雄君  細木 照子君  佐藤 隆司君     周藤 正志君  高橋 雅彦君  西村雄一郎君  土江 良治君     安井  誉君  細田  實君  山﨑 正幸君  堀江  眞君     周藤  強君  堀江 治之君  小林 眞二君  藤原 信宏君     ─────────────────────────────── ○議長(深田 徳夫君) 投票漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 投票漏れなしと認めます。投票を終わります。  ただいまから開票を行います。  11番、西村雄一郎君、12番、土江良治君、開票の立ち会いをお願いいたします。                 〔開  票〕 ○議長(深田 徳夫君) 投票結果を報告します。  投票総数20票、有効投票20票、無効投票ゼロ票です。  有効投票の20票のうち、賛成20票です。  以上のとおり、賛成が多数であります。よって、同意第2号は、これに同意することに決定いたしました。  議場の閉鎖を解きます。                 〔議場開鎖〕 ○議長(深田 徳夫君) 次に、諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、採決を行います。  この採決は、起立によって行います。  諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は起立をお願いします。                 〔賛成者起立〕 ○議長(深田 徳夫君) 起立全員であります。よって、諮問第2号は、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。  次に、諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、採決を行います。  この採決は、起立によって行います。  諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は起立をお願いします。                 〔賛成者起立〕 ○議長(深田 徳夫君) 起立全員であります。よって、諮問第3号は、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第11 決算審査特別委員会の設置 ○議長(深田 徳夫君) 日程第11、決算審査特別委員会の設置を議題といたします。  お諮りいたします。平成25年度雲南市一般会計ほか各会計歳入歳出決算を審査するため、審査が終了するまでの間、19名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深田 徳夫君) 異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会を設置し、ここに付託の上、審査することに決定をいたしました。  ここで暫時休憩いたします。そのままお待ちください。               午後3時49分休憩     ───────────────────────────────               午後3時50分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開します。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第12 決算審査特別委員会委員の選任 ○議長(深田 徳夫君) 日程第12、決算審査特別委員会委員の選任を議題といたします。  ただいま設置されました決算審査特別委員会の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付した名簿の方を指名いたします。  特別委員会の委員長及び副委員長については、委員会条例第9条第2項の規定により、委員会において互選することになっております。  直ちに決算審査特別委員会を開き、正副委員長の互選を行い、その結果を議長まで報告願います。  ここで暫時休憩といたします。               午後3時50分休憩     ───────────────────────────────               午後3時57分再開 ○議長(深田 徳夫君) 会議を再開いたします。  ただいま決算審査特別委員会において委員長及び副委員長の互選が行われ、その結果、委員長に堀江治之君、副委員長は中村辰眞君に決定いたしましたので報告をいたします。     ─────────────・───・───────────── ○議長(深田 徳夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会といたします。御苦労さまでした。               午後3時58分散会     ───────────────────────────────...