雲南市議会 > 2010-06-11 >
平成22年 6月定例会(第1日 6月11日)

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  1. 雲南市議会 2010-06-11
    平成22年 6月定例会(第1日 6月11日)


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    最終取得日: 2021-05-22
    平成22年 6月定例会(第1日 6月11日) 雲南市告示第150号 平成22年雲南市議会6月定例会を下記のとおり招集する。    平成22年5月28日                             雲南市長 速 水 雄 一                    記 1 日 時  平成22年6月11日 2 場 所  雲南市役所議場      ─────────────────────────────── 〇開会日に応招した議員       佐 藤 隆 司            周 藤 正 志       山 崎 英 志            高 橋 雅 彦       西 村 雄一郎            細 木 和 幸       土 江 良 治            安 井   誉       福 島 光 浩            藤 原 政 文       加 藤 欽 也            細 田   實       藤 原 信 宏            山 ア 正 幸       村 尾 晴 子            周 藤   強       堀 江 治 之            光 谷 由紀子       小 林 眞 二            吉 井   傳       深 田 徳 夫            板 持 達 夫
          石 川 幸 男            堀 江   眞      ─────────────────────────────── 〇応招しなかった議員       な し      ───────────────────────────────   ────────────────────────────────────────    平成22年 6月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第1日)                            平成22年6月11日(金曜日) ────────────────────────────────────────               議事日程(第1号)                        平成22年6月11日 午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸報告 日程第4 議案の上程(一括議題) 承認第1号 雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることにつ       いて 承認第2号 雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求め       ることについて 承認第3号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めるこ       とについて 承認第4号 平成21年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分       の承認を求めることについて 承認第5号 平成21年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を       求めることについて 承認第6号 平成21年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の専決処       分の承認を求めることについて 承認第7号 平成21年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計補正予算(第1号)の専決       処分の承認を求めることについて 承認第8号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承       認を求めることについて 承認第9号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分       の承認を求めることについて 承認第10号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分       の承認を求めることについて 承認第11号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承       認を求めることについて 承認第12号 平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を       求めることについて 議案第112号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第113号 雲南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第114号 雲南市交流センター条例の一部を改正する条例について 議案第115号 雲南市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について 議案第116号 公立雲南総合病院組合規約の一部を変更する規約について 議案第117号 畑鵯辺地外16辺地に係る総合整備計画について 議案第118号 市道の路線認定について 議案第119号 市道の路線変更について 議案第120号 平成22年度雲南市一般会計補正予算(第1号) 議案第121号 平成22年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第122号 平成22年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第123号 平成22年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第124号 平成22年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第1号) 議案第125号 平成22年度雲南市水道事業会計補正予算(第1号) 議案第126号 平成22年度雲南市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 報告第1号 放課後児童クラブ使用料に関する権利(債権)の放棄について 報告第2号 住宅使用料に関する権利(債権)の放棄について 報告第3号 学校給食費に関する権利(債権)の放棄について 報告第4号 幼稚園保育料に関する権利(債権)の放棄について 報告第5号 簡易水道料金に関する権利(債権)の放棄について 報告第6号 平成21年度雲南市一般会計繰越明許費繰越計算書 報告第7号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第8号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第9号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第10号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第11号 平成21年度雲南市水道事業会計予算の繰越について 日程第5 市長施政方針 日程第6 提案理由の説明 日程第7 議案の質疑 日程第8 議案の先議      ───────────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸報告 日程第4 議案の上程(一括議題) 承認第1号 雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることにつ       いて 承認第2号 雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求め       ることについて 承認第3号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めるこ       とについて 承認第4号 平成21年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分       の承認を求めることについて 承認第5号 平成21年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を       求めることについて 承認第6号 平成21年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の専決処       分の承認を求めることについて 承認第7号 平成21年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計補正予算(第1号)の専決       処分の承認を求めることについて 承認第8号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承       認を求めることについて 承認第9号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分       の承認を求めることについて 承認第10号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分
          の承認を求めることについて 承認第11号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承       認を求めることについて 承認第12号 平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を       求めることについて 議案第112号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第113号 雲南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第114号 雲南市交流センター条例の一部を改正する条例について 議案第115号 雲南市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について 議案第116号 公立雲南総合病院組合規約の一部を変更する規約について 議案第117号 畑鵯辺地外16辺地に係る総合整備計画について 議案第118号 市道の路線認定について 議案第119号 市道の路線変更について 議案第120号 平成22年度雲南市一般会計補正予算(第1号) 議案第121号 平成22年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第122号 平成22年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第123号 平成22年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第124号 平成22年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第1号) 議案第125号 平成22年度雲南市水道事業会計補正予算(第1号) 議案第126号 平成22年度雲南市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 報告第1号 放課後児童クラブ使用料に関する権利(債権)の放棄について 報告第2号 住宅使用料に関する権利(債権)の放棄について 報告第3号 学校給食費に関する権利(債権)の放棄について 報告第4号 幼稚園保育料に関する権利(債権)の放棄について 報告第5号 簡易水道料金に関する権利(債権)の放棄について 報告第6号 平成21年度雲南市一般会計繰越明許費繰越計算書 報告第7号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第8号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第9号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第10号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第11号 平成21年度雲南市水道事業会計予算の繰越について 日程第5 市長施政方針 日程第6 提案理由の説明 日程第7 議案の質疑 日程第8 議案の先議      ───────────────────────────────                出席議員(24名)       1番 佐 藤 隆 司       2番 周 藤 正 志       3番 山 崎 英 志       4番 高 橋 雅 彦       5番 西 村 雄一郎       6番 細 木 和 幸       7番 土 江 良 治       8番 安 井   誉       9番 福 島 光 浩       10番 藤 原 政 文       11番 加 藤 欽 也       12番 細 田   實       13番 藤 原 信 宏       14番 山 ア 正 幸       15番 村 尾 晴 子       16番 周 藤   強       17番 堀 江 治 之       18番 光 谷 由紀子       19番 小 林 眞 二       20番 吉 井   傳       21番 深 田 徳 夫       22番 板 持 達 夫       23番 石 川 幸 男       24番 堀 江   眞      ───────────────────────────────               欠席議員(なし)      ───────────────────────────────               欠  員(なし)      ───────────────────────────────              事務局出席職員職氏名 議会事務局長 ──── 加 納   昂  書記 ──────── 森 山   康      ───────────────────────────────             説明のため出席した者の職氏名 市長 ──────── 速 水 雄 一  副市長 ─────── 藤 井   勤 教育委員長 ───── 永 瀬 豐 美  教育長 ─────── 土 江 博 昭 政策企画部長 ──── 新   一 幸  総務部長 ────── 渡 部 彰 夫 市民部長 ────── 障 子 弘 敏  健康福祉部長 ──── 松 村 千 弘 産業振興部長 ──── 小 林 健 治  建設部長 ────── 高 橋 克 明 債権管理対策局長 ── 太 田 昌 人  会計管理者 ───── 藤 原 節 夫 水道局長 ────── 奥 田   武  教育部長 ────── 清 水   寛 大東総合センター所長  大久保 昌 明  加茂総合センター所長  齊 藤 雅 孝 木次総合センター所長  長谷川 和 男  三刀屋総合センター所長 川 上 清 照 吉田総合センター所長  湯 村   茂  掛合総合センター所長  板 垣 千代司 総務部次長 ───── 福 間 克 己  財政課長 ────── 小 山   伸 代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫  統括検査監 ───── 鳥 谷 祐 俊     ───────────────────────────────               午前9時30分開会 ○議長(堀江 眞君) おはようございます。  ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これから平成22年雲南市議会6月定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(堀江 眞君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、8番、安井誉君、9番、福島光浩君を指名いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(堀江 眞君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会は、本日6月11日から6月25日までの15日間にしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日6月11日から6月25日までの15日間に決定いたしました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 諸報告 ○議長(堀江 眞君) 日程第3、諸報告を行います。  監査委員から、平成21年度及び22年度の一般会計、特別会計及び企業会計の例月出納検査の報告がありました。その写しをお手元に配付しておりますのでごらんください。  次に、3月定例会以降の諸会議についてであります。
    3月24日に平成22年第2回雲南市・飯南町事務組合議会定例会が、3月25日に平成22年公立雲南総合病院組合議会3月定例会、5月14日に平成22年第1回雲南広域連合議会臨時会、平成22年第1回雲南環境衛生組合議会臨時会がそれぞれ開催されました。  4月22日に中国市議会議長会第126回定期総会が呉市で開催されました。その際、議員8年以上の議員、普通表彰に石川幸男議員、吉井傳議員、村尾晴子議員藤原政文議員と堀江眞の5名が表彰されました。  また、5月25日に全国市議会議長会第179回理事会が、翌26日に第86回全国市議会議長会定期総会が東京で開催されました。その際、議員10年以上の一般表彰に周藤強議員が表彰されました。  また、翌27日に市議会議員共済会第100回代議員会が東京で開催されました。同じく27日に皇居宮殿豊明殿にて天皇陛下に拝謁をいたしました。詳細については、資料を議員控室に置いてありますのでごらんください。表彰されました皆様の長年の御労苦に対し敬意を表するとともに、心よりお喜びを申し上げます。  次に、議会報告会について報告いたします。  5月10日から14日まで市内6会場で開催し、152名の市民の皆様に御参加をいただきました。お寄せいただきました貴重な御意見を参考にさせていただき、今後の議会活動に取り組んでまいりたいと思います。  以上、諸報告を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第4 議案の上程(一括議題) ○議長(堀江 眞君) 日程第4、議案の上程を行います。  承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてから報告第11号、平成21年度雲南市水道事業会計予算の繰越についてまでの41件を一括議題といたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第5 市長施政方針 ○議長(堀江 眞君) 日程第5、市長の施政方針を求めます。  速水市長。 ○市長(速水 雄一君) おはようございます。  平成22年雲南市議会6月定例会の開催に当たりまして、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様を初め市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  初めに、去る4月29日に発令された春の叙勲についてであります。  掛合町の田原敏員様が地方自治功労により旭日双光章の栄に浴されました。田原様は、掛合町議会副議長を歴任されるなど掛合町議会議員として長年にわたって町政の発展と住民福祉の向上に尽くされました。長年の取り組みと御功績に敬意を表し、受章のお喜びを申し上げます。今後とも健康に留意され、御活躍されますことを心より祈念をいたします。  さて、去る6月8日、菅内閣が発足いたしました。これは鳩山前内閣が国民の大きな期待を受けながら、その期待に十分こたえることができなかった結果であり、菅内閣には国民はもとより地方の意見を真摯に受けとめ、住民の福祉増進につながる政策を期待しております。  また、我が国においては、地方と国の関係が大きく変わる検討が行われております。国による地方自治体への義務づけ、枠づけの見直し、地方税財源の充実、確保を前提にした補助金の一括交付金化出先機関改革などの方向が検討されており、この夏には地域主権戦略大綱が定められることとなっております。地方自治の拡充に向け、広域連携のあり方など積極的に雲南市からも発言をしているところであり、引き続き関係機関とともに働きかけをしてまいります。  このように大幅に制度が変更されようとしている中、事業仕分けや補助金制度の見直しも行われております。雲南市としましては、来年度以降の事業に支障を来さないよう、例年より早く6月から事業実施計画を積み上げ、財源確保に向けた取り組みを行う考えであります。  さらに、過疎法の6年間の延長が決定され、ソフト事業への活用も可能になったことから、年内にはこの有効活用についても方向づけをしてまいります。  一方、厳しい経済環境が続く中、国における経済対策を引き続き求めながら雲南市単独の取り組みを進めると同時に、市民生活へのきめ細やかな対応を行うこととし、6月補正ではありますが、次の単独の取り組みを計上いたします。  まずは市民の皆様からの要望の強い住宅リフォーム助成事業であります。  経済対策の一環として、1年に限り実施いたします。また、安全安心な生活環境を確保するための防犯灯緊急設置事業をこれまでの制度を拡充し、実施いたします。さらには、国による助成制度の設置を今後強く要望しながら、実現するまでの間、雲南市単独で子宮頸がんワクチンとヒブワクチンの接種助成などを実施することといたしました。  次に、雲南市ブランド化プロジェクトについてであります。  多くの幸に恵まれた幸運に感謝し、このまちに生まれ、育ち、暮らすことに誇りを持とうというメッセージを込め、新たな活動を展開してまいります。このうち、雲南市桜まつりにあわせ開催している「幸運なんです。雲南です。」体感フェアはことしで3回目を迎えましたが、4月3日、4日は晴天にも恵まれ、コミュニティーの皆様を中心に市内各地から25団体が出店され、食の幸による雲南食堂はことしも大いににぎわいました。この体感フェアの運営に携わる子供たちは年々増加し、ことしの中高生ボランティアは約90名となったほか、早稲田大学による企画運営支援出雲北陵高校によるCM作成、島根県立大学による野菜スイーツづくりなど、かかわる人の輪が着実に広がってきており、交流を通じたまちづくりにつなげていきたいと考えています。  一方、ことしの雲南市桜まつりは開花時期と開花期間に恵まれ、およそ1カ月にわたり約11万5,000人の来場者があり、メーンイベントが行われた4月3日、4日の両日は体感フェアに加えJR木次駅前のイベント、雲南市商工会青年部によりますジャズガーデンもあり、この2日間で4万5,000人の来場があったところであります。  また、古事記編さん1,300年記念として出雲神話などを題材にした創作音楽劇の原作を募集したところ、全国から68作品の応募があり、会場にて表彰式を開催したほか、市内の伝説を使った高さ4メートルのモニュメントをめぐる雲南伝説ツアーを実施するなど、歴史の幸を生かした事業も展開したところであります。  また、4月10日には市民有志による斐伊川・願い橋ライトアップイベント、翌11日には斐伊川堤防桜並木日本さくら名所100選選定20周年記念として、創作市民劇や養老孟司東京大学名誉教授による記念講演などもあり、桜は雲南市に多くの幸を届けてくれました。  今後、これまでの取り組みを生かし、出雲神話検定神話体験講座の開催などの準備を進めていくとともに、農業特産品づくりや雲南の食のPR活動など予算化を図り、推進してまいります。  一方、市民有志による雲南の食の豊かさを発信しようと開設されたオーベルジュ雲南は大変好評をいただいております。今後さらに雲南らしさの発信に向け支援する考えであります。  次に、6つの施策について申し述べます。  施策の1点目は、市民が主役のまちづくりについてであります。  まず、交流センターについてでございますが、交流センターは4月1日に三刀屋交流センターで合同発足式を行い、今年度から市内一斉に発足したところであります。交流センターが発足して約2カ月になりますが、昨日6月10日には地域自主組織の代表者の皆様による初めての連絡会議を開催し、意見交換をしていただいたところでございます。交流センター地域づくりの活動の拠点であり、よりよい地域づくりに向け、今後とも地域づくり担当職員が主体となって支援してまいります。  続いて、定住推進に向けた取り組みについてであります。  現在、定住推進員2名を配置し、住居、就業に関する情報提供や定住後の支援などを行っております。こうした支援により、これまで300人を超す方々に市内へ定住していただきました。今後も空き家活用制度の充実や就業・就農支援の取り組みを強化し、定住人口の確保に努めてまいります。  また、雲南らしさを生かした定住交流事業の推進のため、地域資源を生かした農家レストランの立ち上げや運営支援に取り組むほか、都市在住の就農希望者や食に関心の高い方に向け情報を発信し、定住につなげてまいります。  定住施策は、生活環境や雇用環境を初め子育て、教育、福祉など総合的な連携が必要であることから、関係団体や関係部局による雲南市ふるさと定住自立推進協議会で総合的かつ計画的に定住施策の推進に努めてまいります。  次に、施策の2点目は定住環境の充実についてであります。  まず、住宅リフォーム助成事業についてであります。  昨今の景気低迷は依然として回復の兆しが見えず、住宅改修や水洗化など居住環境の改善も進みにくい状況にあります。市民の皆様や事業者の皆様からは、昨年度緊急経済対策として実施した住宅リフォーム助成事業の継続を望む意見が多く、ことし2月には雲南市商工会から事業継続の要望があったところであります。  こうした状況にかんがみ、地域経済を活性化するため今年度も引き続き住宅リフォーム助成事業を実施することといたしましたので、本議会にかかわる補正予算を計上しております。  続いて、災害時応援協定の締結についてであります。  去る4月27日、7社の民間事業者と雲南市との間で災害時応援協定を締結いたしました。この協定は、災害時における土砂の取り除きなどの応急対策を初め避難者への食糧供給や生活物資の運搬、飲料水の無償提供など、民間事業者の御協力が必要な手続をあらかじめ定めることにより、円滑かつ迅速に災害に対応しようとするものであります。  災害時の迅速な対応にこの協定は極めて重要であり、このたび締結していただいた民間事業者の皆様の御協力に深く感謝申し上げますとともに、今後もさまざまな面から積極的に災害時応援協定を締結していきたいと考えております。  続いて、尾原ダム建設事業についてであります。  尾原ダム本体工事のコンクリートの打設は4月末に全体の98%を超え、いよいよ本日6月11日に打設完了となり、今年度末の完成を目指し、工事が進んでおります。  一方、ダム完成後の地域づくりの推進に向け、4月3日に尾原ダム地域づくり推進連絡協議会の事務所を温泉交流センター隣の高齢者活動促進施設内に設けました。今後この協議会を中心に、ダム湖周辺地域の皆様による継続的な地域づくり活動と流域住民を対象とする上下流交流などを積極的に推進することとしております。  続いて、尾原ダム・斐伊川水道事業についてであります。  島根県の斐伊川水道事業に雲南市は1,000立方メートルの水量で参加しておりますが、ことし2月に尾原ダムの完成に伴う来年度からの斐伊川水道事業の受水料金の提示がありました。これを受け、去る5月25日には受水団体4市町でさらなる料金の低減を島根県知事に要望したところであります。今後は8月中の基本合意と、来年3月の契約締結に向け協議を進めてまいります。  続いて、上水道の整備についてであります。  掛合町の5地区にあった地元管理の飲用水給水施設は、昨年度の緊急経済対策によりろ過器、消毒設備などの点検、整備を行い、この4月から雲南市の管理施設として稼働しております。また、水質の悪化が懸念されておりました掛合町の西谷飲料水供給施設は、配水管路を整備し、鍋山・中野簡易水道と接続してこの4月から給水を開始しております。今後も市民の皆様に安全安心で安定した水道をお届けできるよう取り組んでまいります。  続いて、雲南市防犯灯緊急設置事業の実施についてであります。  昨年発生した浜田市の島根県立大学生遺棄事件以降、防犯に対する不安感が高まっており、島根県では緊急防犯対策として防犯灯設置事業を創設されました。  そこで、雲南市においてもこの事業の一部を活用し、通学路や生活道路におきまして夜間の安全性を確保し、犯罪被害を未然に防止するため、防犯灯を設置することにいたしました。この事業は、防犯上必要な場所に自治会等の申請により市が防犯灯を設置し、その後の維持管理は自治会等にお願いするものであります。今回設置する防犯灯は、維持管理費が安価で環境に配慮したLED防犯灯を設置いたします。  続いて、JR木次線の代替輸送運行と列車のダイヤ改正復元についてであります。  ことし3月のJR木次線のダイヤ改正に伴い、改正前に比べ運行時刻が1時間程度遅くなり、高校生の通学等に不便な運行ダイヤとなっていましたが、このたび6月7日をもって以前のダイヤに復元されました。JR木次線のダイヤ復元につきましては、JR西日本に対しこれまで再三にわたって要望してまいりましたが、早期に復元されましたのは関係機関の皆様の御協力のたまものと深く感謝申し上げます。  なお、これに伴い、雲南市の臨時措置として実施してきた代替タクシーの運行は6月4日をもって終了しております。  次に、施策の3点目は安全安心のまちづくりについてであります。  まず、公立雲南総合病院の市立化についてであります。  来年3月に公立雲南総合病院組合を解散し、平成23年度から雲南市立病院へ移行することとしておりますが、これらの手続を進めていくため、病院組合規約の一部を変更する規約を本議会に上程しております。  現在、市立病院への移行に向け協議中でありますが、移行後の病院の名称は雲南市立病院とし、病院組合による組織見直しを引き継ぎ、病院事業、保健・地域連携事業、介護事業の3事業を基本に構成する計画であります。  また、雲南市の医療機関であります掛合診療所との関係については、これまでの設置経緯や経営の現状などを考慮し、それぞれ独立した医療機関とする計画であります。  その他さまざまな事項について協議を進めておりますが、今後も協議状況を逐次御報告してまいります。  病院組合では、この4月から就任いただいた松井院長のもとで経営の健全化に努力されているところでありますが、昨年9月に開設した院内保育所の効果もあり、4月には新卒者3名を含む7名の看護師の採用があり、また5月には常勤内科医1名に来ていただくなど、取り組みの成果があらわれてきております。  島根県内においても、依然厳しい医療環境ではございますが、引き続き地域医療の充実に努めてまいります。  続いて、認知症地域支援推進事業の取り組みについてであります。  昨年度から国のモデル事業として取り組んでいます認知症地域支援推進事業について、その取り組みをより一層強化していくため、認知症の方やその家族を応援する認知症サポーターの養成を広く地域、職域で、また小・中学校の学校教育で行っていきます。  また、認知症見守りネットワークや徘回SOSのネットワークを構築し、認知症になっても住みなれた地域で安心して暮らせる地域づくりに取り組んでまいります。  続いて、子宮頸がんワクチンとヒブワクチン接種の助成についてであります。  子育て支援の一環として、予防接種法に規定のない任意の予防接種となる子宮頸がんのワクチン接種について助成制度の創設を国に要請しながら、それまでの間、雲南市独自に助成することといたしました。あわせて、検診の際に全額自己負担で行っている子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)検査についても助成し、子宮頸がんの減少を目指してまいります。  また、小さい子供の細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎などを予防するためヒブワクチン接種についても助成し、子供たちが健やかに育つための支援をすることとし、これらの雲南市独自の助成措置について、かかわる補正予算を本議会に計上しております。  続いて、子ども手当の支給状況についてであります。  今年度、国において創設された中学校修了までの子供を対象とした子ども手当は、昨日6月10日に初回分を対象の皆様にお支払いいたしました。今回対象となった子供は、ゼロ歳から小学生までが3,459人、中学生が929人の合計4,388人で、今回の支給総額は約1億1,400万円となりました。受給者の皆様には、次代を担う子供の健やかな育ちを支援するという制度の趣旨を御理解いただき、有効に活用していただくようお願いいたしますとともに、認定請求手続がまだの方は早期に手続していただきますようお願いをいたします。  次に、施策の4点目、人が輝く教育・文化の振興についてであります。  まず、「夢」発見ウイークについてであります。  雲南市では、小・中学校の子供たちが生涯にわたって力強く生き抜く力をはぐくむため、「夢」発見プログラムの推進に力を入れております。このうち、平成20年度から中学3年生を対象に勤労観、職業観をはぐくむための職場体験学習を「夢」発見ウイークとして実施しております。これは市内すべての中学3年生が校区の枠を超えて市内全域で同一期間に職場体験学習を行うものでありますが、ことしは9月28日から30日まで実施いたします。5月には市内約200の事業所に受け入れを依頼いたしましたが、その結果をもとに実習先の調整を進めることとしております。今後は学校での面接実習や礼法指導、受け入れ先への連絡、訪問等を行い、本番を迎える予定であります。  昨年度のアンケート結果では、多くの保護者、事業者の皆様からよい体験であるとの回答をいただいており、雲南市の将来を担う子供たちをはぐくむため、市民の皆様、事業者の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。  続いて、特別支援教育の推進についてであります。  雲南市では、昨年度1年間で支援を必要とする幼児、児童、生徒にかかわる相談が150件を超えており、早期からの支援体制の充実や専門機関との連携が必要であると強く認識し、今年度から支援体制を強化することといたしました。  具体的には、一人一人の子供の指導、支援の充実に向けた取り組みとして、特別支援教育を担当する指導主事を2名配置するとともに、学校での支援員を27名配置したところであります。  また、専門機関との連携強化に向けた取り組みとして、昨年度設置した雲南市特別支援連携協議会の活性化を図り、県内の教育、福祉、医療、保健等の専門機関並びに雲南市の関係部局でより一層の連携強化に努めてまいります。  続いて、塩田小学校の統合についてであります。  昨年度、適正な学校規模、学校配置の基本的な方向性を示す雲南市立学校適正規模適正配置基本計画を策定いたしましたが、この計画に基づき、今年度は保護者や地域の皆様との意見交換を行いながら、具体的な内容を実施計画として取りまとめることとしております。  このうち、塩田小学校については、昨年度からの意見交換で保護者や地域の皆様から早期の統合を望む意見が強く、統合に向け検討してまいりましたが、島根県教育委員会に対し要望していた統合に向けた教員の加配が今年度実施されることになり、来年度から大東小学校に統合することを決定いたしました。  今後は、塩田小学校と大東小学校の教職員や保護者の皆様との協議を行い、塩田小学校の児童が安心して大東小学校に通学できるよう取り組んでまいります。  また、統合後の塩田小学校校舎の有効利用等については、地域の皆様と協議してまいります。  続いて、大東小学校、三刀屋中学校校舎建設工事の着工についてであります。  大東小学校、三刀屋中学校の校舎建設工事は、それぞれ4月下旬に起工式を行い、来年3月の完成を目指し、工事に着工いたしました。子供たちの安全で安心、かつ快適な学習・生活環境を確保するため、地域の皆様、関係者の皆様の御理解、御協力を得ながら工期内の完成を目指してまいります。  続いて、園庭、校庭の芝生化についてであります。  園庭、校庭の芝生化は、子供たちの外遊びや運動量をふやすことにより体力の向上はもとより、食欲、睡眠、生活バランスの改善や情緒の安定、ストレスの解消など精神面にも効果があると言われております。また、砂ぼこりや日光の照り返し防止など、生活・学習環境の改善にも効果があります。  しかしながら、芝生化に当たっては維持管理も必要であることから、学校はもとより保護者の皆様、地域の皆様の御理解、御協力が必要不可欠であり、今年度、三刀屋幼稚園をモデル園として取り組むことといたしました。今後はモデル園での試行を参考に、関係の皆様と十分協議を重ね、水はけや日当たり、自家水道の確保など、条件が整っているところから取り組みたいと考えております。  続いて、文部科学省派遣の研修生についてであります。  文部科学省では、文部科学省職員の教育行政等実務研修として、全国の自治体で毎年二、三カ所を対象に研修生を派遣し、実務研修が行われております。今年度は雲南市が研修生を受け入れることとなり、実務研修生として高市和則さんを雲南市教育委員会職員として掛合中学校に配属いたしました。掛合中学校では、授業、部活動、PTA活動等すべての校務にかかわり、職員の一人として1年間研修を行います。この研修を通して地方の教育現場を体験し、今後の日本の教育施策に生かしていくことを目的とするものであり、雲南市としても学校での体験だけでなく、さまざまな教育施策、行事にもかかわっていただきたいと考えております。
     続いて、スポーツの振興についてであります。  去る5月26日に開催したチャレンジデーには、多くの皆様の御参加をいただきありがとうございました。雲南市の参加率は52.6%、対戦相手の富山県南砺市の参加率は56.6%で、残念ながら勝利することはできませんでしたが、市民の皆様の体力、健康づくりや地域交流のよい機会になったのではないかと存じます。市民の皆様はもとより、自治会長、スポーツ委員の皆様を初め企業、団体の皆様には早朝から夜遅くまで、周知や報告等で大変お世話になりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。  このほか、さまざまなスポーツ振興の取り組みが芽生えつつあります。  今月、4年に一度のワールドカップサッカー南アフリカ大会が開幕いたしますが、株式会社キラキラ雲南が運営するYu−Gaku加茂スポーツクラブでは、このほど市内全域の中学生を対象にサッカークラブF.C.UNNANが結成されました。これは部活動でサッカーを取り入れる中学校が少ない中で、その機会を提供しようとするものであります。  また、島根県初のプロバスケットボールチーム、島根スサノオマジックは、ことし10月から日本プロバスケットホールリーグbjリーグに参加されますが、現在ファンクラブであるブースタークラブの会員の募集されております。来年2月にはアスパルで市内初の公式戦が開催される予定であり、本格的なバスケットボールの試合に触れる機会が少ない子供たちに夢や希望を与える契機になることを願っております。  次に、施策の5点目、ふるさと産業の創出についてであります。  まず、雲南市農商工連携協議会総会についてでありますが、去る5月7日、三刀屋農村環境改善メインセンターにおいて第2回雲南市農商工連携協議会総会を開催いたしました。当日は44名の参加により、昨年度の取り組み成果や今後の新たなプロジェクトについて協議したところであります。今後は現在行っているうんなんスイーツの杜プロジェクトやうんなんスパイスプロジェクトに加えまして新たなプロジェクトも動き出す予定であり、こうしたさまざまなプロジェクトにより地元の資源が有効活用され、地域経済の活性化や交流人口の拡大につながっていくことを期待しております。  続いて、奥出雲薔薇園事業についてであります。  奥出雲薔薇園事業は、有限会社フレグランス・ロゼが事業主体となり、平成17年度からバラさ姫の植栽を始め、さらに平成19年度から平成21年度の3カ年で1年ごとに1ヘクタール程度のバラの植栽を計画され、バラによる新商品の開発、販路拡大や交流人口の拡大を目指されてきたところであります。  しかしながら、昨今の厳しい経済情勢の中、事業計画どおりの展開が図れない状況にあるとの報告を受けたところであります。こうしたことから、今後は植栽の拡大はせず、現行の植採地約1.4ヘクタールで事業を展開していくことになりましたので、植栽が行われなかった用地については土地の賃貸借契約を見直すことといたしました。今後、未利用の土地については、指定管理者、地元の皆様などと協議し、交流人口の拡大や健康増進に資する活用ができるよう取り組んでまいります。  続いて、第3期中山間地域等直接支払制度についてであります。  今年度から始まった中山間地域等直接支払制度の第3期対策につきましては、去る4月26日から30日にかけて協定集落の代表者の方々を対象とした説明会を開催し、制度の概要や第2期対策からの改正点等について説明するとともに、引き続き第3期対策に取り組んでいただくようお願いをしたところであります。今後は、各集落の意向を踏まえまして対象農地や取り組み内容など個別のヒアリングを行いながら、9月末をめどにそれぞれの集落と協定が締結できるよう進めてまいります。  各集落においては、総じて高齢化が進み、担い手不足等により今後5年間の協定の締結が難しいとの意見も少なからず寄せられておりますが、雲南市といたしましてはこの制度が中山間地域の農業を守っていくために極めて有効かつ有意義な制度であるとの認識のもと、このたび見直された要件等を活用して第3期対策がより多くの集落に円滑に導入、実施されるよう支援し、協定農地の確保、拡大に努めたいと考えております。  続いて、戸別所得補償モデル対策についてであります。  米の戸別所得補償モデル対策につきましては、全国的には既に4月1日から国による加入申請の受け付けが始まっておりますが、雲南市におきましては市とJA雲南で構成する雲南市水田農業推進協議会、いわゆる水田協で国への申請手続を取りまとめることとしております。今月6月中旬には各地区で説明会を開催し、集落協同組合長を通じて申請書類の配付や回収等をお願いする予定でございます。今後ともこの制度の対象となる生産者の皆様が確実に補償を受けられるよう、制度の周知はもとより加入申請や作付面積の確認、交付金の交付申請など各地区の集落協同組合長の御支援、御協力をいただきながら、水田協において的確な事業推進に努めてまいります。  なお、22年産米の需給調整については、生産者から提出された作付計画書の集計結果によれば、市内における作付面積は1,821.99ヘクタールで、ことしも配分面積の範囲内で適切な作付が行われたところでございます。  続いて、口蹄疫についてであります。  4月に宮崎で発生した口蹄疫については依然として終息しておらず、昨日10日には同県都城市で新たに確認され、さらなる広がりが予想されることから、九州南部は厳戒態勢がしかれたところでございます。現地では罹患した家畜の殺処分や埋却処分、消毒ポイントでの消毒作業に加え、半径10キロメートルの移動制限区域内のすべての牛、豚の殺処分を前提としたワクチン接種など、懸命の防疫対策が実施されております。  島根県においても5月の成牛市場と子牛市場が中止され、6月に延期されるなどの影響が出ており、5月19日からは消毒薬の配付や融資制度の創設、相談窓口の設置といった対策が講じられているところであります。  雲南市においても、和牛改良組合による踏み込み消毒槽の配布など自主的な取り組みが既に行われており、市としても緊急の予防措置として農家に消毒薬を配布したところでございます。今後、感染拡大阻止の全国的な備えが求められることから、島根県やJA雲南、奥出雲町、飯南町との連携のもと、必要な支援対策を講じる所存でございます。  続いて、県単農地有効利用支援整備事業の取り組みについてであります。  食糧自給率の向上や生産調整のさらなる拡大に向けた取り組みが重要となっていることから、昨年度、国において部分的な農地改良や用排水施設の変更など、簡易な基盤整備の支援事業が一たんは設けられましたが、政権交代後、行政刷新会議の事業仕分けにより事業廃止となったところであります。このため、島根県では新たに単独事業を創設されたものの、これまで国、県の補助率70%に雲南市が15%かさ上げし、受益者負担を15%としていたのに対し、補助率が島根県の50%のみとなったことから、事業を推進していくため雲南市のかさ上げ補助を25%に拡大し、受益者負担の高騰を抑制することといたしました。この事業には多くの要望があり、中山間地域の農地の有効利用に効果的であることから、引き続き推進してまいります。  続いて、海潮温泉温浴施設の整備についてであります。  海潮温泉温浴施設の整備については、海潮温泉温浴施設整備検討委員会の中間答申を踏まえ、海潮温泉所在の市営3温浴施設の整理統合を前提に、大東農村環境改善センター桂荘を利活用する方向で海潮温泉温浴施設整備方針(案)を取りまとめ、検討を進めているところであります。  検討に当たり、さまざまな陳情が出されるなど市民の皆様の関心が非常に高いことから、ことし3月にこの方針(案)についてパブリックコメントを行い、意見を公募したところ、82人の市民の皆様と2団体から計84件の御意見、御提案が寄せられました。寄せられた賛否両論のさまざまな御意見、御提案の内容と雲南市の考え方については雲南市ホームページで公開しておりますが、これらの貴重な御意見を参考に、引き続き検討委員会で協議して進めてまいります。  また、温浴施設整備にかかわる設計事業者については、検討委員会と協議しながら設計作業を進めることとしておりますが、設計事業者の選定に当たりプロポーザル方式により事業者から提案を募ったところ7社から提案があり、検討委員会と雲南市による選定委員会を開催した結果、雲南市大東町の矢壁建築設計事務所を設計候補者に選定されたところであります。温浴施設の具体的な機能や設備については、秋ごろまでには設計事業者を交えての検討委員会での協議をまとめたいと考えております。  続いて、うんなんまめなカー市についてであります。  雲南市商工会主催による軽トラック市、うんなんまめなカー市は、昨年11月に初めて開催して以来大変好評を博しており、今年度は6町すべての商店街での開催が予定されております。既にこれまで4月18日に大東町で、6月6日には三刀屋町で開催されたところでありますが、初めての開催となった大東町では市内外の魅力あふれる商品をそろえた51台の軽トラックや軽自動車が商店街に並び、野菜や海産物等の1次産品や加工品に加え、刃物やイノシシ捕獲機など食品以外のものも出店され、およそ3,000人の来場がありました。こうしたまめなカー市の取り組みは、商店街の活性化や雲南市の情報発信に大きな効果があると考えており、引き続き財政面、運営面で協力してまいります。  続いて、第2回雲南ジャズフェスティバルについてであります。  雲南市商工会青年部の主催によりまして、第2回雲南ジャズフェスティバルが8月28日、加茂中央公園野球場で開催されます。雲南市の商工業を担っていく商工会青年部の熱意と行動力は今後の雲南市の躍動につながるものであり、前回の実績から数千人の来場者も期待されることから、その運営経費の一部を支援することとし、かかわる補正予算を本議会に計上しております。  雲南市は、日本を代表するジャズピアニストとして活躍された故世良譲氏の出身地であり、ジャズを通じて今後の雲南市の産業を担っていく若者たちにより地域が活性化していくことを大いに期待しております。  次に、これまでに述べました5つの施策を実現していくための行財政運営についてであります。  まず、雲南市総合計画後期基本計画の策定状況についてでありますが、雲南市総合計画は計画期間8年間のうち前期4年間の基本計画が今年度で終了するため、平成23年度から26年度までの4年間の後期基本計画の策定に取り組んでおります。昨年秋から策定に着手し、昨年度は施策体系の見直しと施策の目的を設定したところであり、今年度はこれまでの取り組みと実績を総括、検証することとしております。  このため、市民アンケート調査を実施するなどし、さまざまな実績値をもとに現在検証作業を進めているところであります。この検証結果を踏まえ、今後4年間はどのような方針で進めるべきか、目標をどの水準に置くべきかなどを検討し、来年度の当初予算編成に間に合うよう11月までに策定するよう取り組んでまいります。  また、各町の後期地域計画についても各地域委員会で策定が進められており、現在後期4年間の課題や目標がまとまり、今後は具体的な内容などについて協議が進められます。これによりよりよい地域づくりの計画となり、地域が活性化されていくことを期待しております。  続いて、過疎地域自立促進計画等の策定についてであります。  本年4月から過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、平成22年度から平成27年度までの過疎地域自立促進計画を策定する必要があります。法改正に伴いまして、過疎対策事業債にソフト事業も対象となることから、これまでのハード事業に加えソフト事業も計画に掲げる方針であります。特にソフト事業については、既存事業を含め過疎地域の自立促進に資する事業を慎重に選定し、9月議会への議案上程を目指して計画策定を進めてまいります。  また、市内22辺地について、法律に基づく総合整備計画の計画期間が昨年度で終了したため、今後5年間の計画策定に当たり改めて辺地の基準となる公共施設までの距離や水道の整備事業などを調査したところ、大東町の5辺地、加茂町の1辺地が対象地域から外れ、新たに掛合町の1辺地が対象地域となりました。  また、計画に盛り込んだものは有利な財政支援がある辺地対策事業債が活用できることから、できるだけ広範囲に区域設定できるよう一部見直し、計画を策定したところであります。このため、平成22年度から5年間の市内10辺地にかかわる総合整備計画を本議会に上程しております。  続いて、第三セクター等にかかわる今後のあり方についてであります。  雲南市が出資する第三セクター及び公益法人については、平成17年度に策定した雲南市第三セクター事業等マネジメント指針に基づき見直しを進めた結果、平成17年度時点の9つの法人から現在では5法人となっております。  こうした中、国から新しい公益法人制度が示され、また平成17年度の指針策定から一定期間が経過し、第三セクター等に求められる公共的な意義や役割も変わってきたため、今後のあり方について専門家を交えて改めて検討し、第三セクター及び公益法人にかかわる検討報告書をまとめたところであります。この報告書では、株式会社キラキラ雲南については文化スポーツ事業を推進する第三セクターとして引き続き存続させるとともに行政の出資比率は2分の1程度への抑制を目指していくこと、木次都市開発株式会社については設立目的を踏まえ、その役割を改めて検証する必要があること、木次道の駅株式会社については行政の出資比率を3分の1程度になるよう抑制を目指しながら基本協定等の整理を図ること、株式会社吉田ふるさと村については行政の出資比率のさらなる抑制を図ること、財団法人鉄の歴史村地域振興事業団については公益財団法人への移行を検討していくこととしております。今後はこの報告書を基本に見直しを進めてまいりますが、公の施設の見直し方針などさまざまな要因を踏まえて進めていく必要があることから、各法人との協議、連携をこれまで以上に密にしながら取り組んでまいります。  続いて、松江地方法務局雲南支局の統廃合についてであります。  3月31日に、松江地方法務局長から雲南支局廃止の方針が示されました。これを受け、関係する奥出雲町、飯南町と協議し、登記業務などの住民サービスや利便性の低下が懸念されることから、去る5月21日に松江地方法務局長に雲南支局存続の要望書を提出したところであります。引き続き奥出雲町、飯南町と連携し、雲南支局の存続を強く求めていく考えであります。  次に、平成22年度補正予算についてであります。  職員の人件費につきまして、給与カットに伴う減額分、4月1日付人事異動に伴う調整及び市町村職員共済組合の掛金率の上昇に伴う共済費の増額分など、一般会計と特別会計の合計で5,600万円を減額したほか、一般会計補正予算においては住宅リフォーム事業補助金6,000万円、農地有効利用支援整備事業費4,000万円、防犯灯緊急設置事業費500万円、予防接種事業費400万円などを追加しております。  そのほか、承認事項として専決処分12件、議案として条例5件、一般事件3件を、また諮問事項3件、報告事項11件を提出しておりますので、慎重に御審議いただき、可決賜りますようよろしくお願いを申し上げ、開会に当たっての施政方針といたします。 ○議長(堀江 眞君) 市長の施政方針を終わります。  ここでしばらく休憩といたします。再開は35分といたしたいと思います。              午前10時20分休憩     ───────────────────────────────              午前10時35分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、本会議を再開いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第6 提案理由説明 ○議長(堀江 眞君) 日程第6、提出者から提案理由の説明を求めます。  藤井副市長。 ○副市長(藤井 勤君) おはようございます。  私の方から、承認第1号と第2号について提案理由の説明をさせていただきます。     ───────────────────────────────   承認第1号 雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについて     ───────────────────────────────  おはぐりいただきまして、次は専決処分書でございます。それから、条例につきましてそれぞれ載せております。お目通しをお願いをしたいと思っております。  これにつきましては、平成22年度の税制改正を内容といたします地方税法等の一部を改正する法律が去る3月31日に公布されたことに伴いまして、市税に関する税制度の改正部分について条例改正をする必要が生じました。よって、雲南市税条例の一部を改正する条例を3月31日付で専決処分し、同日公布しましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。  なお、専決処分いたしました条例の概要につきましては、去る3月定例会中の3月17日の全員協議会で御説明をさせていただいたとおりでございます。  主な改正点といたしましては、扶養親族申告書の提出が義務づけられたことに伴う規定を追加をしたこと、たばこ税の税率の改正、それから少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等計算の特例措置の創設の3点でございます。     ───────────────────────────────  承認第2号 雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについて     ───────────────────────────────  専決処分書、それから条例でございます。お目通しをお願いしたいと思いますが、これにつきましても平成22年度の国保制度の改正を内容といたします国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が3月31日に公布されたことに伴い、条例改正する必要が生じました。よって、雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例を3月31日付で専決処分し同日公布しましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。これにつきましても、専決処分をした条例の概要につきましては去る3月定例会の会期中の3月17日の全員協議会で御説明をしましたとおりでございます。  主な改正点は、1つが保険料限度額の引き上げ、2つ目が非自発的失業者に係る負担軽減措置の創設の2点でございます。  以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第3号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。            〔承認第3号 政策企画部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。             〔承認第3号 市民部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。            〔承認第3号 健康福祉部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 小林産業振興部長。            〔承認第3号 産業振興部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。             〔承認第3号 建設部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。             〔承認第3号 水道局長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。             〔承認第3号 教育部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。                〔市民部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第4号 平成21年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて  承認第5号 平成21年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて  承認第6号 平成21年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて     ───────────────────────────────
    ○議長(堀江 眞君) ここで休憩といたします。再開は午後1時といたします。              午前11時56分休憩     ───────────────────────────────              午後 1時00分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、本会議を再開いたします。  承認第7号の提案理由の説明から行いたいと思います。  小林産業振興部長。               〔産業振興部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第7号 平成21年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  承認第8号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについて  承認第9号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。                〔建設部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第10号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。               〔政策企画部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第11号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。                〔市民部長説明〕     ───────────────────────────────  承認第12号 平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 藤井副市長。 ○副市長(藤井 勤君) それでは、議案第112号から第119号まで、8件につきまして私の方から提案理由の説明をいたします。     ───────────────────────────────  議案第112号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  おはぐりいたしまして、条例案文、それから新旧対照表を載せております。お目通しをお願い申し上げたいと思います。  これにつきましては、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律、並びに国家公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律による地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正が本年6月30日にから施行されることとなっております。このため、これらの法律の施行に伴い、条例を改正するものでございます。  新しい規定の設定でございますが、3歳に満たない子のある職員が育児また介護を行う場合の深夜勤務及び時間外勤務の制限の規定を設けるものであります。これに伴いまして、条文項目の整理を行うものでございます。     ───────────────────────────────  議案第113号 雲南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  条例案、それから新旧対照表については、少し長くなっておりますがお目通しをお願いしたいと思います。  これにつきましても、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴いまして育児休業制度などが改正をされまして、本年6月30日から施行されることから、これに伴い、条例の改正をするものでございます。  このたび改正、新設された主な項目といたしましては、次の4点でございます。  1つは、育児休業することができる職員の改正というものでございます。  それから、2つ目が子の出生の日及び産後8週間の期間内に最初の育児休業をした職員が、特別の事情がなくても再び育児休業することができる旨の規定の新設でございます。  3点目が、3歳未満の子を養育するための時間外勤務の免除制度を新設するというものであります。  4点目が、再度の育児休業をすることができる特別の事情の改正ということになっております。     ───────────────────────────────  議案第114号 雲南市交流センター条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  三日市交流センターを三新塔交流センターに改めるというものでございます。  従来、この公民館から交流センターへの移行につきましては、これまでの現行の公民館あるいはコミュニティーセンターの名前をそのまま使用して、その下に交流センターを付していたということでございます。  三日市につきましても、三日市コミュニティーセンターという名称でございまして、これを三日市交流センターということで条例整備がされたところでございます。しかし、当地域はいわゆる三日市、新町、塔の村の3つの地区の総称が三新塔ということになっておりまして、地域自主組織の名称も三新塔秋葉協議会ということになっております。地域の皆さん方からの要望書も出されたところでございまして、三新塔とした方が地域の一体感を醸成する観点からも望ましいと。こういうことで、皆さん方の御要望に沿い三日市交流センターを三新塔交流センターと改称するものでございます。     ───────────────────────────────  議案第115号 雲南市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  定数15名は構わず、構成の選出区分のところを変更するものでございます。  雲南市の都市計画審議会は、学識経験者4名、関係行政機関2名など15名で構成されておりますが、一昨年の市議会議員さんの選挙の際に議員定数が38名から24名に変更されたに伴いまして、議会選出の委員さんにつきましても6名から4名に減じさせていただきましたが、条例上はそのままにしていたところでございます。  このたび7月8日が現委員さんの任期でありますことから、議会選出の委員さんは現行の4名以内とし、住民の代表を3名を2名増員して5名として15名以内とするものでございます。     ───────────────────────────────  議案第116号 公立雲南総合病院組合規約の一部を変更する規約について     ───────────────────────────────  次ページに規約の改正案文を載せております。お目通しをお願いしたいと思います。  来年4月1日の公立雲南総合病院の市立病院化に向けまして病院側と協議を進めておりますが、一部事務組合であります公立雲南総合病院組合の解散につきまして、地方自治法第286条第1項並びに地方自治法施行令第218条の2の規定に基づきまして、事務の承継並びに決算の審査及び認定について定める旨の条文を付加をする規約の一部変更をお願いするものでございます。     ───────────────────────────────  議案第117号 畑鵯辺地外16辺地に係る総合整備計画について     ───────────────────────────────  次ページから17辺地の概況、公共的施設の整備を必要とする事情、公共的施設の整備計画についてそれぞれ載せているところでございます。  平成21年度末現在、大東町は12、加茂町1、木次町1、三刀屋町2、吉田町2、掛合町4の合計22の辺地がございました。この22の辺地につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づく総合整備計画の計画期間が21年度をもって終了いたしました。改めて基準となる辺地度点数を算定したところ、6辺地が対象地域から外れ、新たに1辺地が対象地域となりました。したがって、今回は市内17辺地について新たに平成22年度から平成26年度までの5年間の計画を策定するものであります。  また、この計画に基づき実施する公共的施設の整備につきましては、辺地対策事業債により財政上の支援を受けることができるものであります。この計画、法第3条の規定により市議会の議決をいただいた後、総務大臣に提出するということになります。  対象の辺地でございますが、大東町につきましては畑鵯辺地、山王寺辺地、薦沢辺地、八所・引坂辺地、小河内辺地、塩田辺地、久野辺地の7カ所、木次町が槻屋・北原辺地1カ所、三刀屋町が三刀屋北辺地、これは高窪、根波別所、里坊地区でございます。それから三刀屋南辺地、これは神代全域でございます、これが2カ所。吉田町が吉田民谷辺地、吉田曽木辺地、2カ所、掛合町波多辺地、穴見辺地、松笠辺地、多根辺地、入間辺地、5カ所、合計17カ所となっております。     ───────────────────────────────  議案第118号 市道の路線認定について     ───────────────────────────────  認定する路線、上田町線でございます。大東町の大木原土地区画整理事業によります路線認定ということでございまして、延長72.7メートル、幅員4メートルから9メートルということになっております。     ───────────────────────────────  議案第119号 市道の路線変更について     ───────────────────────────────  2つございまして、一つがかわはら公園線、これも大東町大木原土地区画整理事業に伴う起点の変更でございます。126.3メートル延長増ということになりまして、総延長197.4メートル、幅員6メートルから10メートルということになっております。もう一つが三刀屋町根波別所の軍谷大田原線でございます。県営災害関連緊急治山事業の道路改良に伴う終点の変更でございまして、増減差し引き13.1メートルの増、総延長1,049.2メートル、幅員2.5メートルから5.4メートルということになっております。  以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第120号 平成22年度雲南市一般会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。           〔議案第120号 政策企画部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。            〔議案第120号 市民部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。           〔議案第120号 健康福祉部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 小林産業振興部長。           〔議案第120号 産業振興部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。            〔議案第120号 建設部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。            〔議案第120号 水道局長説明〕
    ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。            〔議案第120号 教育部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。                〔市民部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第121号 平成22年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。           〔議案第121号 健康福祉部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  議案第122号 平成22年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第123号 平成22年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) それでは、ここで10分間休憩といたします。               午後2時25分休憩     ───────────────────────────────               午後2時35分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、本会議を再開いたします。  議案第124号、平成22年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第1号)の説明を願います。  新政策企画部長。               〔政策企画部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第124号 平成22年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  議案第125号 平成22年度雲南市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第126号 平成22年度雲南市工業用水道事業会計補正予算(第1号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。               〔健康福祉部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第1号 放課後児童クラブ使用料に関する権利(債権)の放棄について     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。                〔建設部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第2号 住宅使用料に関する権利(債権)の放棄について     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。                〔教育部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第3号 学校給食費に関する権利(債権)の放棄について  報告第4号 幼稚園保育料に関する権利(債権)の放棄について     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  報告第5号 簡易水道料金に関する権利(債権)の放棄について     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第6号 平成21年度雲南市一般会計繰越明許費繰越計算書     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  報告第7号 平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書  報告第8号 平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計繰越明許費繰越計算書     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。                〔建設部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第9号 平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。               〔政策企画部長説明〕     ───────────────────────────────  報告第10号 平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計繰越明許費繰越計算書     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。                〔水道局長説明〕     ───────────────────────────────  報告第11号 平成21年度雲南市水道事業会計予算の繰越について     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 以上で提案理由の説明を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第7 議案の質疑 ○議長(堀江 眞君) 日程第7、これから議案に対する質疑を行います。  質疑は、条例その他と予算を区別して行います。  最初に、承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてと、承認第2号、雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについての承認2件、議案第112号、雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第119号、市道の路線変更についてまでの議案8件、諮問第4号から諮問第6号までの人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問3件、報告第1号、放課後児童クラブ使用料に関する権利(債権)の放棄についてから報告第5号、簡易水道料金に関する権利(債権)の放棄についての報告5件、計18件の条例その他について行います。質疑はありませんか。  10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 報告第1号から5号について伺います。  いずれも債権の放棄についての報告でありますが、放棄事由が消滅時効完成によるとなっております。私債権の管理に関する条例の初めての適用かと思いますが、13条の中には1号から5号まであり、そのうちの3号が消滅時効が完成したときとなっておりますが、すべて本当にこれに該当しているかどうか私としてはちょっと疑問に思うところがありますが、一くくりにすべて消滅時効完成によるものなのかどうなのか伺いたいと思います。  そして、報告第1号の放課後児童クラブ使用料に関する権利の放棄につきましては、民法上も確かに時効は2年になっておりますが、時効の停止という手続がとられたかどうか、この点についても伺いたいと思います。  そして、報告第2号について、住宅使用料に関する権利の放棄については、訴えの提起とこの放棄との線引きといいますか、すみ分けはどのようにしてやっていらっしゃるのか。  また、この私債権の管理に関する条例を審議している審議の中で、債権管理局長の方からは、債権放棄をしたくてこの条例を出したわけではなく、最終的な措置であると。条例が通っても即放棄にはしないで、来年3月まで各担当部局で徴収の努力を行って最終的な措置として不納欠損を行うという答弁があったことを、審議の途中にそういったことがあったことを申し上げて、年月日が2月18日、これの理由、ほかは3月31日なり30日になってますが、2月この時点でせざるを得なかった理由を求めたいと思っております。
     そのほかもに時効2年ではありますが、簡単に言いますと平成19年度の分からは単に消滅時効完成によってできると思うんですけども、本当にこれだけの理由かどうかを知りたいということが質問の趣旨であります。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 先ほど御質問でございますけど、債権の放棄についてということで、消滅時効が完成したものかということでございますけど、それまでに何らかのことをしたかということでございますけど、それまでに時効を迎えるまでには督促状、それから催告書はもちろんでございますけど、再三電話等でやりとりをして本人さんのそうした納付がいただけるという返事はいただけませんし、承認いうか、そういうものもいただけませんでした。  これを先ほど時効の停止いうか、これは中断だと思いますけど、時効を迎えるまでに中断をさせるためには、一つは本人さんの承認をいただかないとできないということがありまして、それでそこで文書なんかで分納の誓約書の提出をしていただくとか、それから一部納付をしていただく。そうすれば、それからリセットされてまた2年ということが迎えられますけど、それまでにどうしても本人さんが承認をしていただけなかったということです。それまでのところで取ろうと思えば、裁判所を通じて請求をやるしか手だてがないということでございまして、どうしてもやむを得ず消滅時効を迎えたということでございます。 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長、答弁をお願いします。 ○建設部長(高橋 克明君) 放棄する理由ですね、消滅時効が完成し、債務者が時効の援用もない場合は、雲南市私債権管理に関する条例第13条の第1項の3号に基づき債権放棄を行うこととしております。  今回放棄する理由ですけども、いずれも消滅時効は完成しております。既に合併以前に退去されたもの、それからまた退去後居住地不明であり、また請求もできず回収できず今日に至っております。  今の時点でたとえ請求いたしても、時効の援用の可能性は高いものということで放棄するものでございます。  それから、債権放棄日が2月18日ということでございますけども、債権放棄日の年月日は市長決裁日としております。債権管理に関する条例では、いつ報告するというか、近々の議会で報告するとはうたっておりません。今回初めてでありますので、他の債権と時期を合わせて今回報告したものでございます。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 最初に、建設部長答弁漏れがあると思いますが、一方で滞納しておられる方には訴えの提起という格好をやられますけども、その線引きは先ほど言われた所在地不明とかもろもろな理由でこの債権者数16すべてがそうなのか。訴えの提起ということはならなかったのかどうかということが一つ。  それと、線引きのことですね。どれは訴えるのかどうか、それからこの分は放棄するか、その辺のすみ分けはどうなっているかいうことと、先ほどの所在地不明ということになりますと、私債権の管理に関する条例だと、まず第10条で徴収の停止をして、その上で第13条に持っていく手続が妥当なのかなと思うんですが、そして、そうなると第13条第1項の第3号ではなくて第5号かなという事由になるのかと解釈しておりましたが、それもすべて消滅時効完成によるという事由になるのかどうなのかを伺いたいと思います。  それと、先ほど放課後児童クラブの件で健康福祉部長がおっしゃったとおり、時効中断のつもりで言っておりますのでそのとおりですけども、これ以外にはもうないのかどうなのか。例えば2年で時効ですよね。そしたら19年度のほかないのか、17年、16年とかほかにはなくて、すべてがこれで処理されているのかどうなのか、その点についてもちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 先ほどありましたが、16、17、19のとこですべてが債権の消滅時効を迎えたかということでありますが、中には払うということで一部納付をしていただいた分もございます。それから、分納していただいて納めていただいている分がありまして、まだ2年、またさらに延長している分もございます。 ○議長(堀江 眞君) 建設部長、いいですか。休憩をとらないけんですかいね。  高橋建設部長。 ○建設部長(高橋 克明君) 少し時間いただいて調べさせていただきます。 ○議長(堀江 眞君) それでは、ここで10分間休憩といたします。               午後3時20分休憩     ───────────────────────────────               午後3時33分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、休憩前に引き続いて本会議に返ります。  それでは、先ほどの質疑に対して太田債権局長の方から一括してお答えをいたします。  太田債権管理対策局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 失礼いたします。  藤原政文議員のお尋ねでございました。十分なお答えができないかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。  私の方からお答えさせていただきたいと思いますのは、まず建設部の方から出ております住宅使用料関係で2月18日決裁となっておるという点につきましては、先ほども高橋建設部長が申し述べましたとおり市長決裁日ということで御理解をいただきたいということが1点と、それから確かにこれ時効消滅完成であるということはすべて並んでいて、これはすべて時効消滅なのかいというお尋ねだろうと思います。時効消滅であるということであるならば、時効が完成するまで放置しておけばそれででき上がるのかという、前回の教育民生常任委員会でのお尋ねがあったのにも等しい皆様方の疑問の声だろうと思います。  その点について、この5つの部局の方から出てまいりました案件につきましては、昨年の12月に雲南市私債権管理に関する条例というものを皆様のおかげで成立させていただきました後、1月から延べ3回の副市長を会長とする滞納対策本部会議を開催いたしております。その後に、この方法論でいこうということで私ども参っておりますので、何度も何度もこの相手はどうする、この相手はどうするということを念入りに協議をいたしました。それにつきましては、私の方から責任を持って行ったということを御報告申し上げることができるだろうと思います。  ただ、残念なことに、生活資力がないとか、もしくは行方不明であるとか、そういう特段の事情、これがほとんどでございまして、この後は時効消滅を完成させるしかないということを申し述べるしかない。これは3月31日を過ぎたら議会にもそう報告をさせていただこうということを全員一致の場で決定したということでございます。  そしてもう一つ、藤原議員の方からのお尋ねにもございましたけれども、所在不明がすべてかどうか、そのすみ分けは、その他の事情はということを原課、原部局の方にみんなそうかねということをお尋ねになったと思っております。私どもの方のバックデータをもちましても、確かに申し上げにくいんですが、平成16年合併以前の平成8年ごろからの滞納についてデータがあることはあるんでございますけれども、基本的に、みずからの恥を申し上げるようで申しわけございませんが、滞納管理がきちんとなされていなかった旧町時代の経過を踏まえてみましても、相手が特定できていないとか、氏名がはっきりわからないとか、いろいろなそごがございます。これらのそごをつまびらかにしながら滞納者を特定し、なおかつ追及するというこの作業に要する人的、経費的なものに対して余りにも取れる滞納額が少ないと私個人では判断をいたしておりますので、これらについて、裁判所等で恐らく藤原議員のおっしゃるようにまず最初に雲南市の私債権管理条例によれば一時停止をかけて、その後にそれで無理ならば時効消滅を完成させるべきだというお話、私ももっともだろうと思いますけれども、まず初回についてはこれはこの一時停止をかけるべき相手ももう既に存在しないというような状況が発生しているというのが事実でございますので、時効消滅を完成させて、ある面、みずから身をきれいにするといいますか、みずからの恥をわびて事に当たりたいというふうに考えて今回の措置に及んだわけでございますので、何とぞ御理解いただきますようによろしくお願いを申し上げます。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 3点伺います。  まず1点目ですが、まだ明確な答えをいただいておりません。住宅使用料の場合は、訴えられる場合と今回のように放棄される、2つありますよね。どのケースの場合は訴えられてどの場合は放棄されるのか、そのすみ分けがどうなっているかということを聞いてるつもりですが、その答弁をいただきたいということ。  2点目、先ほど太田局長の方から徴収停止のお話ありましたが、おっしゃったことはちゃんと条例に10条にうたってあって、取り立てに要する費用に満たないなんかも第3号に載ってるわけですよね。だから私が聞いてるのは、13条1項の第3号、消滅時効が完成したときに今回報告なされたのは全部それに入ってるんだけども、例えばさっきおっしゃった少額で取り立てに要する費用に満たないという分なんかは、一たん第10条で徴収の停止というのがあるわけですよね。それから、所在が不明のも10条に載ってるんですよね。だからそうなると、第13条のそれは第5号に当たるんではないか。すべてが第3号に当てはめていらっしゃるから、本当にそれでいいかどうか確認をさせていただいているところでございます。  3番目に、これもこの条例を審議しているときの質疑の中で太田局長の方から、担当部局により温度差があるので、今後条例を活用して対応を平準化していかなければならないという答弁もいただいております。今回こういった整理をされながら、本当にこういった平準化ができてきたのか、その点を確認させていただきたいと思います。  なお、議会ルール上3回までとなっておりますので、もう3回目になりましたので的確な答弁をお願いいたします。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 太田局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 失礼します。簡潔にお答えをさせていただきます。  まず、住宅の問題、これは私ども裁判所まで二度足を運びながら訴訟を行い、またそれを和解に持っていくという方法論もとりながら行っておりますので、きちんとしたすみ分けは行っております。この結果、時効消滅が完成しているという判断に立ったものでございます。  それから、条例でうたっております10条の停止、これを経て13条の1項の3で、少額であるとか不明であるとかいろいろ内容があるけれども、これは13条の5に該当するんじゃないかとおっしゃる点につきましてはまことにそのとおりでございますので、私どもの説明の不備でございます。申しわけございません。  それから、温度差につきましてでございますけれども、温度差を理由に雲南市私債権条例を成立させた後に、この温度差が若干でも埋まったかというお言葉だろうと思っております。この温度差につきましては、旧町合併後これを経過した中で、今、雲南市の私債権管理条例が成立したことによって非常に平準化が図れてまいりました。  なおかつ、この平準化を図った後も藤原議員の御指摘にありますような私どもの取り違えでございますとか、勉強不足でございますとかいうものはあったとは思っておりますけれども、御指摘の点を重々参考にさせていただきながら、一層の平準化を図っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) ほかに質疑ありませんか。  堀江議員。 ○議員(17番 堀江 治之君) この債権放棄については、12月議会で新しく条例が制定されて初めての処理でございますが、これからやはりもっと中身を掘って検討されるべきものがあろうかというふうに思うわけですが、まず1点目にいわゆる時効の考え方をどのように考えていらっしゃるのか。例えば何年何月何日に請求したと、それから2年ないし3年たったときが時効であろうかというふうに思うわけですが、年度末に集中されるのかどうなのか、今後の考え方についてお尋ねをしておきたいと思います。  さらに、12月条例ができてから間に3月議会があったわけでございますが、そのときに今回出されております住宅の関係については2月18日決裁をもらったということですから、当然3月議会がそこにあるわけですので、そこへ報告するのが本当ではなかろうかというふうに思うわけです。13条の2項では速やかにとかそういうふうな文言がありませんので、報告の時期というのは定かでないわけですが、そのような形でその次にある議会に報告すべきであろうかというふうに思います。  それから、今、一覧表で債権者の数ということで数字が述べてあるわけですが、恐らくこれは延べ人数だと思うんで、実数はどの程度なのか、それぞれ1号から5号までお尋ねいたしたいというふうに思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 太田債権局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 堀江議員のお尋ねにお答えをさせていただきます。  まず1点目、時効成立、恐らく成立ということだろうと思うんですが、時効成立の考え方を問われました。年度末にどんどん今から出すのかというお話だろうと思います。  今回出てまいりました時効消滅完成ということを、私どもも想定をしている中では非常に少ない数が出ているなという、私個人としては思いました。なおかつ、これ以後来年度、再来年度はどうかと思いますと、恐らくこれをもっと下回る非常に少ない数になるだろうという予測だけではなくて、実際滞納も減っておりますので、私は想定をいたしております。ですから、来年もまた年度末にどかんと出てくるということはまず起き得ないと判断しておりますし、各原課、原部局についても必死に徴収をしてくれるはずだというふうに考えております。  それから、3月議会があったにもかかわらず、2月18日に市長の決裁を受けながら報告してないのかと、次の議会には必ず言うべきじゃないのかということをおっしゃっているだろうと思うんですが、これはあえて滞納対策会議において3月議会にお話をするのは控えようというふうにお約束をしたところでございます。これにつきましては、3月議会を経てからすべきであると。3月31日までは徴収に努力をすべきであるということをお互いの確認事項として持ったことでございます。  それから、最後に延べ人数、実人数ということでございますけれども、これにつきましては、詳細、私どもの方で把握いたしておりますものと誤りがあってもなりませんので、再度私の方から堀江議員の方にお答えをさせていただく時間を与えていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) それじゃこの問題の延べ人数については、後ほど報告してもらいます。  17番、堀江治之君。 ○議員(17番 堀江 治之君) それじゃ人数については、ひとつ後でお願いしたいと思います。  今のお答えの中で、今後の考え方、私が聞いたのは、時効は例えば2年なら最初に請求した日から2年なり3年、5年たてば時効は成立しますよと、こういうことですから、であればその時効が成立したときにこの処理をすべきであろう。年度末にやるでなくて、例えば5月末に来ればそのとき処理して6月に報告する。こういうふうなやり方を今後やらなければならないというふうに僕は思うんです。  それと、今の2月に決裁をもらって3月31日まで努力すると。これはもうそこで時効成立したです。したにもかかわらず、3月31日まで努力するちゅうのはおかしいですよ。決裁もらって成立すればそこで終わりというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 太田局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 失礼いたします。  時効の設定日でございますけれども、まず滞納が発生し、議員おっしゃいますように私どもが督促状を発行し、督促状を到着10日後から時効が発生して時効計算に入っていくわけでございますので、そこの中で2年ないし5年の月日がたっていく。そして、例えばきょうの日に5年の、もしくは2年の時効が完成したと。そのときに明らかになった滞納額が消滅したわけだから、これをその直後に出すべきであろうということになるだろうと思います。私も特段異存はございませんが、現在の状況の中で各原課、原部局がこれについていて、日々この人はきょう時効です、この人はきょう時効ですというのを行おうと思いますと大変な労力もございますし、国民健康保険料のように税の自治体もございましたが、年度末に一括で滞納繰り越しもしくは時効という形をとっているところがほとんどでございますし、実際にそれは技術的に難しいだろうなと思っておりますので、現行の方法を継続させていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) 17番、堀江治之君。 ○議員(17番 堀江 治之君) 数が多ければなかなか対処も大変だとは思いますが、この条例をつくったからにはやはりそれに沿った行政をしなければならないというふうに思うわけでして、時効が成立すればそのような処理をすべきというふうに私は思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 太田局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 御意見にお答えをさせていただきます。  謹んで承らせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(堀江 眞君) ほかにありませんか。  5番、西村雄一郎君。 ○議員(5番 西村雄一郎君) 関連なんですけども、教育民生委員会でこれについて議論を質問したわけなんですけども、担当部が午前と午後ありまして、どうもその整理がつかなくて、今、いろいろな質問で統一見解、時効の成立の考え方についてお尋ねになってますが、まだお答えになってないなというふうに思います。  というのが、思い出しますと、健康福祉部の方からは、この時効の中断のためには本人の承認が要るんだということを前提に時効成立しましたいう御答弁があったと思うんです。午後の教育委員会だったと思いますけども、このときはこういうふうな話になったんです。いろいろ本人、債務者の承認ということがなくて、その債務者の事情、資力が現状どうか、将来どうか、要するに支払いの能力が今あるのかこれからあるのかといったようなことを勘案して、債権の放棄を結審する。結審したら、時効の効果を中断するための作業をやめて、督促等しないで時効の完成を待って債権を放棄するんだというふうな御説明があったと思うんです。当日は教育民生委員会の場は午前、午後、選手入れかわってますので、統一的な見解が出なかったわけですよね。  そこで、建設部のことも含めて、その辺の時効の成立ということについて統一的な御見解をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 債権管理について、統一的な見解が持たれていないのではないかという御指摘でございます。  確かに雲南市がスタートして丸5年7カ月たちますが、6町村が一緒になった雲南市だけに、構成旧6町の債権管理についての考え方がまちまちであった。それがために雲南市がスタートした直後かなりの滞納額が発生し、これにいかに対応するかということで県からも課長さんを派遣していただき、また雲南市の職員も県の担当セクションに研修にそれぞれ行き、そしてその結果、大いにその効果が発揮できた。ついては、トータル的に雲南市としてもこの滞納対策に積極的に取り組むということで債権管理局を発足させて、今、局長がついてるわけでございますが、このことによってそれじゃ債権管理局の考え方が各セクションに浸透しているかというと、今、西村議員御指摘のとおりまだ各部局まちまちというところがあるのは否めません。  したがいまして、こうした債権放棄の案を報告を今回させていただき、またそれに対してさまざまな意見をいただきました。西村議員からもいただきました。これをしっかり受けとめて、統一的な見解をしっかり持った上で今後臨んでいきたいというふうに改めて思ったところでございますので、貴重な建設的な御意見をいただいたことに感謝しながら、今後一層しっかりとした業務に取り組んでまいりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 西村雄一郎君。 ○議員(5番 西村雄一郎君) 原理原則というか、統一的な見解をぜひ各部でそろえていただきたいなと。  債権の種類というか、性格によりましてそれは若干の考え方の違いはあると思いますけども、そこを硬直的には考えたくはありませんが、基本的なところはやはり、例えば承認が要るのか要らないのかというようなところはそろえておくべきではないかなというふうに思います。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 各部で基本的な考え方を持つというのではなくて、基本的な考え方はあくまでも雲南市一本で持って、そうはいいながらも各部局で個々の事情がその債権によってはあると思いますので、それらにつきましては弾力的な対応ができるようなそういう理解を持ちながら、見解を持ちながら臨んでいきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) ほかに質疑はございませんか。  18番、光谷由紀子さん。 ○議員(18番 光谷由紀子君) 承認第1号と2号について伺っておきたいと思います。  承認1号、2号にしましても、国の税制改正に伴って市税条例、そして国保の関係の条例の改正であります。  承認1号につきましては、民主党政権になって初めての税制改正ということで今回出てきたわけですけれども、その中でやっぱり子ども手当とかそれから高校授業料の無償化の財源充当だということが言われておりますけれども、それで年少扶養控除38万円の廃止ですね、これはゼロ歳から15歳までの子供たちの扶養控除の廃止、それから特定扶養控除、15歳から18歳までの上乗せ部分の控除の25万円の廃止ということで、この条例の中身を読んでみますと経過措置ということがあるわけです。それで年少扶養控除とそれから特定扶養控除、これも2012年6月からで2年後、住民税の方はそういう状況、それから所得税の関係では2011年の1月からということですね。そういったことで、子育て世代に増税となるのではないか。それから、2年後ですとか来年1月から増税が予想されるということなんですが、そういうふうに理解をするんですが、どのような状況が出てくるのか、その点を伺っておきたいと思います。  それから、証券優遇税制、これも非課税口座の制度ができるということで、毎年の新規の投資額で100万円、3年間で300万円の少額上場株式等の投資については配当や譲渡金が10年間は非課税になるというように、どうしてもそういった株取引ということになると金持ち優遇ではないかなというふうに思いますが、その点を伺っておきたいと思います。  それから、承認第2号の国保条例の一部改正ですけれども、基礎賦課限度額を引き上げるということですけれども、47万円を50万円。大体どのぐらいの人数。  それから、後期高齢者も12万円から13万円ということですけれども、何人ということ。  それから、そういった方たちの所得がどのぐらいなのか、わかりましたら伺っておきたいと思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 障子市民部長。 ○市民部長(障子 弘敏君) お答えをいたします。  最初の承認第1号に関してでございますが、試算はしておりますけれど、ちょっと今手元に資料がございませんで申しわけございませんが、子ども手当を受給されている方は今後有利になってまいりますけれど、子供がいらっしゃらない方に関してはかなりの負担になってきます。具体的な数字はちょっと手元にございません。後ほど説明をさせていただきます。  それと、承認第2号につきましては、ちょっと具体的な数字、手元にこれもございませんので後ほどお答えをさせていただきます。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 承認2号についてはどなたですかいね、国保関係。両方。  それじゃちょっと後ほど、この質疑が終わるまでにもう一回答弁をさせます。  そのほか質疑ございませんか。                 〔質疑なし〕 ○議長(堀江 眞君) それでは、質疑がないようでございますので、条例その他についての質疑を終わります。  次に、承認第3号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについてから、承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについてまでの承認10件、議案第120号、平成22年度雲南市一般会計補正予算(第1号)から議案第126号、平成22年度雲南市工業用水道事業会計補正予算(第1号)までの議案7件、報告第6号、平成21年度雲南市一般会計繰越明許費繰越計算書から報告第11号、平成21年度雲南市水道事業会計予算の繰越についてまでの報告6件、計23件の予算について行います。質疑はありませんか。
     13番、藤原信宏君。 ○議員(13番 藤原 信宏君) 1点ほど伺いますが、承認第3号の専決処分でございます。そのうち、説明書の24ページですか、保健衛生総務費の地域健康医療ネットワーク構築事業ということでございます。教民の委員会等では聞いておられると思いますが、私、初めて耳にしたように記憶をしております。衛生費の国庫補助金で10分の10ということでございますけれども、説明の中でまめなかシステムがどうとか、漠然とは健康管理指導なり、あるいは双方の通信システムだろうと思うところでございますけれども、この事業内容について若干もう少し説明をいただきたいし、その予算の内容、委託料と備品購入がほとんどということになっておりますが、それもあわせてどのような事業なのかということをもう一度簡単に説明をいただきたいなと思うところです。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 3月専決の24ページの地域健康医療ネットワーク構築事業の内容はということでございますけど、先ほど説明いたしましたけど余りにも説明が下手でございましたので。  これにつきましては、21年度に地域総合健康サービス産業創出事業ということで健康広場を昨年度はやっております。そこで約200名ぐらいの方に参加いただきまして、3カ月間運動指導とか栄養指導して、そういった健康関連のものをまめなかシステムの中へ入れていただきました。それでデータを出して、3カ月毎日運動したりしたら最後検診車でデータがどげだったとかというようなことをそのソフトの中でやるわけでして、そうしたソフトを今後はこの総務省の事業で、一つはまめなかうんなんを開設して健康体操の動画、健康に関する各種情報、その中にそうした健康の情報をやる。  それから、もう一つは、ネット会員に登録するとまめなか教室の糖尿病版、高血圧症版、脂質異常症、そういったものがダウンロードできて、そういった情報が手に入るということもございます。  それから、グループウエアの導入によって開業医さんとか雲南病院とか健康福祉部や運動施設とか、そういったとこと結びまして医師間のネットワークとか、そうした健康相談のとこのネットワークを組んで情報をやりとりする。  それから、もう一つは、登録した会員さんがカードを配付しまして、これは登録してもらわないけませんけど、その運動施設等々でタッチパネル等での自分自身の運動記録を入力したりして、栄養指導もですけど、そうしたものを入力されまして、それを今度は医療機関でもカードを使って見れる。医療機関へ行かれて、こういった運動をしているという健康の記録が見れて、またそれで先生からいろんな情報を指導していただくということで、そういったカードでもできる。  それから、あとは健康指導でまめなかネットの情報などをインターネットを活用して健康指導を実施することができるというようなシステムで、ネットワークでいろんな健康管理をしていきましょうというとこです。  まめなか支援システムについては、そうした健康管理のデータがソフト的につくれるということです。そういったものをだれもが運動したりそうしたものを入れていけば、自分のどういった傾向にあるかというようなソフトが出てくる。それをまた自分で調べたければ見れるというぐあいのことです。そしてそのカードで医療機関とか運動施設とか、そういったとこへ行って指導を受けるときにまたそのカードを使って見てもらうということもできるということです。  それと予算でございますけど、委託料でプログラム開発費等でこれが3,562万5,000円、それからもう一つはこれは島根大学の方へお世話になりますので、そこで人材育成ということでプログラム開発費が2,782万5,000円と人材育成で425万、それから備品購入ということでネットワーク機器を購入しますので、それが679万2,000円。それから、あと協議会の医師会とか島大の医学部の先生方と、そういった協議会の報償費が24万9,000円、それからあと旅費が15万、需用費38万、役務費等々組んでおります。 ○議長(堀江 眞君) 13番、藤原信宏君。 ○議員(13番 藤原 信宏君) ここで住基カードによる地域通貨を引き合いに出すのもなんですが、思ったほど見込みがなかってやめたというような経過もございますけれども、結局この4,320万、投資については今10分の10で問題ないわけですが、これからも維持していかないけんという中で、この投資に見合う利用、活用の見込みはどのように立てておられるのかということをちょっと伺いたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) これの利用の効果ということでございますけど、昨年もやりましたからかなりの方々が参加していただいておりまして、それから医師会の皆さん方もこうした健康情報が必要だということでおっしゃっておりまして、今からこうしたカード化になれば皆さん方、手軽にそうした健康管理もできますので、さらに進めていけば広がってくると思っております。効果は上がるんではないかなと思っております。 ○議長(堀江 眞君) 13番、藤原信宏君。 ○議員(13番 藤原 信宏君) これはそういったことを市民の皆さんにぜひ宣伝をしていくとか、何かを通じてやっていくということですね。だれでもこれにパソコンさえ持っておれば加入できるというような、何か簡単にそういうことができるようになるわけですか。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 市民の方ならだれでも参加されます。パソコンを持たなくても、運動施設とか医療機関とか行けばそれが使えるという状況をつくりたいと思っています。 ○議長(堀江 眞君) 2番、周藤正志君。 ○議員(2番 周藤 正志君) 議案第120号の6月補正についてですけども、説明書の6ページの定住対策促進事業で雲南の「食と神話」情報発信事業、それと「食の幸」交流促進事業と、これが一体どういう事業なのか、もうちょっと具体的に説明をお願いしたいなと思います。  それと、もう1点は、説明書の17ページの教育委員会ですが、不登校対策支援事業、それから学校支援員配置事業ですけれども、指導主事というふうになってますけども、どういう方が、例えば学校の先生のOBの方なのか、どういう方がだれに対して、学校の先生に対してなのか、例えば不登校の親御さんなのか、だれに対して、それでどういうことをやっていくのか。教育委員会に座っておられるのかどうかそこの辺もわかりませんが、不登校対策と学校支援員のこの指導主事という人がだれがだれに対してどういうことをしておられるのかの事業をお願いします。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新 一幸君) 1点目の御質問でございますけども、予算書の方では定住対策促進事業ということで250万円計上しております。これにつきましては、ふるさと政策選択条例によります寄附金を活用し、特に項目としては市長が必要と認める事業、この中から250万円を充当して2つの事業を実施するものでございまして、まず1点目の「食と神話」情報発信事業につきましては、島根県が主催をしておりますふるさと回帰フェアというのがあるんですけども、東京、大阪、広島でそれぞれ開催をされますが、特に22年度からしまねUIターン相談会というのが同時開催をされるということで県の方で計画をされております。このしまねUIターン相談会へ雲南市からも定住相談ブースを出展をさせていただいて、その中で雲南市の新たなU・Iターン者に対するイベントをやっていきたいという内容でございます。  特に今回の場合は、定住支援情報の提供や雲南の食と神話の取り組み、そうしたことも効果的にやっていきたいと思っておりますし、それから実際に現在雲南市にU・Iターンで入っていらっしゃった方にお願いをして、ぜひ同行していただいてそうした体験も、この東京、大阪、広島で一緒にそうしたイベントに参加をしていただいて、生の声も皆さんに聞いていただきたいと。そうしたことから計画したものでございます。 ○議長(堀江 眞君) 新部長、所管のようですので、またあれでやっていただきますようにお願いしたいと思います。所管ですので、ひとつよろしくお願いいたします。 ○政策企画部長(新 一幸君) ということのようでございまして、大変……。 ○議長(堀江 眞君) また後ほどやっていただきたいと思います。  清水教育部長。 ○教育部長(清水 寛君) 不登校対策支援事業と学校支援員の配置事業ですけども、3月まで校長先生であったお二人の先生でございますが、それぞれ専門分野で指導いただいております。  だれがだれにということでございますが、不登校についてはふぁーすと等、そういった施設もありますし、学校あるいは家庭、いろいろあります。それらを含めて、担当の不登校専門の指導主事さんに出かけていって相談、あるいは指導をしていただくということになります。ふぁーすとというのはアスパルの隣にあります不登校の施設ですが、そういったところへも出かけていって指導していくということになります。  それから、もう一つ、支援員というのですけども、これは学校に支援員もおりますけれども、それまでのところの支援員を設置するのか、配置するのかしないかも含めて、担当の県から派遣の指導主事もおりますので、これらと一緒になって、教育委員会に座っているんじゃなくて、どんどん学校なり家庭なりそれぞれ出かけて指導していくということになりますので、御理解をお願いします。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  ほかに。  21番、深田徳夫君。 ○議員(21番 深田 徳夫君) 予算についてちょっと二、三お願いをしたいと思いますが、8ページの15款の5項の20目老人福祉施設、認知症の施設の開設の準備という補助金ですけれども、当初予算ではなくて準備経費を今計上ということなんですけど、これは多分民間の方への支出かとは思いますけれども、いつの建設を目指すものなのか。  そして、介護保険計画に当然のった計画の施設であると思うんですが、数であると思うんですけども、どこへの計画なのかをお尋ねをしたいと思います。  それと12ページ、口蹄疫対策で68万5,000円、消石灰かというやなことのようで、需用費ですからそういうものだろうと思いますけれども、口蹄疫、宮崎県ますます広がっておりますけれども、農家に対しての指導とかそういうことは、この辺に予算的に計上はしてないんですけども、どのようにされているのか若干教えていただきたいと思います。予算に関連がないということで説明がだめだということであったら、それはそれでよろしいです。  それから、その次の13ページの農地有効利用事業の支援事業ですね、これは何カ所予定をされているのかお願いをしたいと思います。  それと、繰越計算書の中での2ページで橋梁の補修事業1億8,200万ぐらいですけれども、これはもう既に、まだまだ発注はされてないと思うんですけれども、計画はもう当然積み上がっとると思うんですが、その箇所の名前なんかが公表できるのかどうか。できるとすれば、資料でいいですから後ほど配っていただきたいというふうに思います。  それから、一番最後のこれは建設改良事業繰越明細書、取水配水設備拡張改良工事というやつ、一番後ろから2ページ目のところの3ページですが、三代浄水場施設整備、これはどこの位置へ整備をされるのか。というのは、川原に施設がありますし、それから今の県の施設、あすこのとこにも施設があるわけですわね。どこへ建てられる計画なのか、その辺を教えていただきたいと思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 予算書の8ページの老人福祉施設費でございますけど、そこの介護施設開設準備経費補助金、これにつきまして、いわゆるこれは開設までの準備経費を予算組みしていますが、これの建設年度はということでございますけど、これは当初予算で組んでおりますので22年度でつくるという考え方でございます。  場所はどこかということ、当初予算のときにも言いましたけど、これは事業者は公募によりまして募集を図りまして、そこで業者が名乗りを上げて、それで選定委員会で選定して事業者を決めていくということになります。  それから、これは広域計画の中へ入っております。 ○議長(堀江 眞君) 小林産業振興部長。 ○産業振興部長(小林 健治君) 私の方から、2件だったと思います。  一つは、口蹄疫の対策事業ということでございます。おっしゃるように、この68万5,000円というのは消毒剤、消石灰の配布でございます。  そのほか農家への指導はどういうふうになっているかということでございますが、市単独ということではなくて、JAさん、それから酪農組合あるいは和牛改良組合、そういったところと連携をして対策といいますか、防疫に当たっておりますけれども、まずはその情報の共有化ということで、それから出入りの際には踏み込み用の消毒液、いわゆる水の消毒液の中へ足を入れて牛舎へ入る、出る、これの徹底とか、そういうことを現在、踏み込み槽というふうに言いますけれども、それの徹底。消毒剤等については、市あるいは改良組合独自、あるいは広域農済組合、こういったとこもいろいろな消毒液というのか消毒剤の配布をいただいておりますので、そうしたことを有効に活用していただく周知を今やっているというところでございます。  それから、農地有効利用の4,000万、何カ所見込んでいるかということでございますが、これ昨年は国の事業で53カ所、8,400万ばかりの要望が出ておりますが、すべてができておりません。しかしながら、昨年度は受益者負担が15%でした。今度の県単になって25%になっております。今、調査をしているという状況でございますので、これについては予算が確定して25%ということを判断していただいてこれから取りまとめるということでございますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 奥田水道局長。 ○水道局長(奥田 武君) 先ほどの水道事業会計の繰り越しの説明の中で、三代浄水場の整備事業につきまして場所の御質問でございます。  現在施行中でございますが、加茂町から引き継ぎをいたしました三代浄水場、川平浄水場、これにつきましては3つの井戸とその敷地がございます。その一番上側に現在の浄水場施設がございますが、一番下流側の取水の井戸の敷地がかなり広い面積がございまして、そこを利用しながら新しい更新の施設を現在構築中でございます。 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。 ○建設部長(高橋 克明君) きめ細やかな臨時交付金の関係で、橋梁修繕工事ということで1億8,200万上げております。今現在、長大橋の高欄と、それから地覆等をやる分、長い200メーター級の分を調査しながら、そこにどれだけお金が要るかなということで、そういう今直さないけん分については今検討しておりまして、あと残ったお金についてセンターの皆さんと協議しながら、今、リストアップというか、そういうことで出しながら検討しているちょうど最中でございます。リストについては、もう少し時間がかかるんではないかと思っております。以上です。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  深田徳夫君。 ○議員(21番 深田 徳夫君) 福祉部長さんにですが、結局今は公募中ということで、まだ決まってないということですね。  ただ、開設準備の補助金が今におくれたということですね。当初予算には一応計上しとったけども、おくれたということですね。今公募中だということで理解すればいいわけですね、決まってないということですね。 ○議長(堀江 眞君) 松村健康福祉部長。 ○健康福祉部長(松村 千弘君) 応募の方は一応今終わりまして、今、選定委員会の方へ入っておりまして、まだそこで決まらないと公表いうか、それができませんで、それで今選定委員会が終われば決まります。  ただ、事業者さんからもう応募がありましたので、準備経費をある程度組んでいかないといけないということで、今回上げさせていただきました。これが60万の人数分を準備経費として出るようになっています。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。 ○議員(21番 深田 徳夫君) はい。 ○議長(堀江 眞君) ほかにございますか。  18番、光谷由紀子さん。 ○議員(18番 光谷由紀子君) 専決の方の予算に関する説明書ですけれども、21ページの一番下です。消費者保護対策費ということで36万円の減額補正が出ておりまして、これは報酬が36万減額ということなんですけれども、相談員さんを配置していただきました。その実績ですね、どのような状況なのか。ああしてきょうも債権放棄とかいろいろ出てるわけですし、その中でも資産の大変厳しい状況も伺ったところなんですけれども、そこらあたりのやっぱり消費者保護対策相談員という形なんですけれども、きめ細やかな相談というところではどのような状況なのか、その点伺っておきたいと思います。  それから、6月補正の予算に関する説明書の方ですけれども、5ページ、防犯灯緊急設置事業ということで100基ということなんですけれども、先般では160基のもう申し込みがあった。その後どんどんふえてると思うんですけれども、今きょう現在のところではどのような状況なのか。  それで、一方で、これまでの市でやってた助成事業90万円がカットされたということで、今度は防犯灯の緊急設置ということで県の方の創設されたものに取り組んでいくということなんですけれども、そこらあたりの予算ですね、もっとその90万円をカットしないで、それも含めてやっぱり取り組まれる方向がいいんじゃないかなというふうに思うわけですが、その点聞かせていただきたいと思います。  それから、16ページの住宅リフォーム事業の補助金なんですけれども、今回、去年より少し補助率を下げて、15%ということで緊急対策ということで取り組まれるんですけれども、住宅リフォーム助成制度実施の自治体は、この4月12日現在なんですけれども、30都道府県の154自治体でもう独自で緊急対策という形なんだけれども毎年毎年実施しているところが出てきていますけれども、そこらあたりとの考え方ということになると一般質問というふうな感じになりますけれども、今回計上されたという点ではどのような考え方なのか伺っておきたいと思います。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 順次簡潔に答弁をお願いします。  障子市民部長。 ○市民部長(障子 弘敏君) 消費者保護対策についてお答えをいたします。  補正予算で36万円減額をしておりますが、これは当初7月採用を予定をしておりましたが、9月採用をしたためでございます。2カ月予定よりおくれて採用しております。  その後、専属の相談員で相談をしておりまして、大体月に四、五件の具体的な相談があっております。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) 防犯灯の関係でございますが、まず防犯灯の緊急設置事業ということで予算的には100基を目標に500万予算措置しているということでございますが、それの現在の要望数はということですが、本日わかった段階では276ということで要望が出ております。  それから、90万円ということで、従来の交付金事業を今回は中止をしたということでございますが、あくまでも緊急設置事業という形の中で市が100%負担して今年度については実施したいということで、基本的には100基を目標に自治会の方へ取りまとめをしたということでございます。90万円残ったとしても、すべてこっちの方へ出てきたというふうに感じております。以上です。 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。 ○建設部長(高橋 克明君) リフォーム事業でございますが、ことしは6,000万円ということで、今さっきおっしゃいましたようにかなりの都道府県というか市というか、140ということでかなりそういうことをやっておられるということで、先進的なことをやられたなということで思っておりますが、今回は昨年と同様の一応考え方でやらせていただいております。今年度限りということで、6,000万円の予算をつけて今計上しておるわけですけども、今後、耐震化とかそういうことで少し別の対策を取り入れながらやっていこうということで、少し検討しております。  今後、この経済情勢ですので、できるだけ何か経済対策でも出ればいいなと思っておりますが、今の状況はそういうことで、現在6,000万円でやらせていただくということでございます。 ○議長(堀江 眞君) ほかにございますか。  5番、西村雄一郎君。 ○議員(5番 西村雄一郎君) 済みません、お尋ねいたします。  3月専決の15ページの一番下、農家レストランの関係でございます。御説明で、私が聞いたのは支援員が1名、11月におやめになった。そこで、340万ですかの減額補正をこのたびするんだということであったと思います。そうしますと、例えば11月におやめになっておりますので、3月の補正で出なかったのはなぜだろうかなと。  それから、これ委託料なんですけども、人件費にすればお一人おやめになったという御説明だったんですけども、指折り数えれば5カ月分ぐらいでございます。12、1、2、3、ボーナス、ずっと340万円、この辺の根拠いうものがあればお教え願いたいなと。  あるいは私が忘れてるかもしれません、3月の補正で別の経費のところで、開店いたしましたが、そのための事業を別のところでやっていらっしゃるのかどうか、お教え願いたいというふうに思います。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新 一幸君) この経費につきましては、11月から退職しておりますので、11、12、1、2、3の5カ月ということでございます。  3月で落とさなかったのかということでございますけども、尾原ダムの道の駅の関係、それからオーベルジュの関係、いろいろ業務の方はふくそうしておりますので、できればいい人材があればこの不用額の中で中途からでもまた新規の採用をということから、3月末まで置いておいたものでございます。  それから、根拠でございますけども、現在月額27万円の報酬ということにしておりまして、これに対する共済費等を含めますと、おおむねそうした額になるということでございます。 ○議長(堀江 眞君) ほかに質疑ございませんでしょうか。                 〔質疑なし〕 ○議長(堀江 眞君) では、ないようですので、先ほど保留したところについての答弁を求めます。  障子市民部長。 ○市民部長(障子 弘敏君) 先ほどの承認1号の御質問を回答いたします。  税条例の扶養控除関係の廃止に伴って、子ども手当との関係の御質問でございましたが、私どもの試算でございますけれども、標準的な家庭を年収500万円の御主人と奥さんがパート80万円、そして子供さん小学生お二人という計算の4人家族で計算した場合でございますけれど、平成22年度で単純計算では6,500円の収入が増加になるという計算でございます。23年度に所得税の扶養控除が廃止となりますと、逆に10万7,000円の支出の増となります。そして24年度に住民税の扶養控除が廃止になりますと、21万余りの支出の増と見込んでおります。  それから、承認2号の国保の関係でございますが、賦課限度額が47万円から50万円になった影響でございますけれど、21年度の賦課限度額オーバー世帯が164世帯でございます。平成22年度につきましては、現在算定をしておりますけれども、現時点での算定では156世帯という数字が出ております。限度額のオーバーする金額は、約2,670万円と見込んでおります。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) これについて、よろしゅうございますか。                 〔質疑なし〕
    ○議長(堀江 眞君) それでは、質疑がないようですので以上で議案の質疑を終わります。  ここで、あらかじめ会議時間を延長いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第8 議案の先議 ○議長(堀江 眞君) 日程第8、議案の先議を議題といたします。  お諮りいたします。承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてから承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについてまでの承認12件と、諮問第4号から諮問第6号までの人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問3件の計15件は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し先議したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてから承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについてまでの承認12件と、諮問第4号から諮問第6号までの人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての諮問3件の計15件については、委員会付託を省略し先議することに決定をいたしました。  これから承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてから承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについてまでの承認12件について討論を行います。  なお、諮問第4号から諮問第6号までの諮問3件については、討論を省略いたします。  承認第1号から承認第12号までの承認12件について、反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。  18番、光谷由紀子さん。 ○議員(18番 光谷由紀子君) 承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについてと、それから承認第2号、雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについての2件について反対討論を行います。  まず、承認第1号でございます。この市税条例の一部改正は、国の税制改正に基づいての市税条例の一部改正でございます。そういった点では、上部機関からのこうした国の税制改正に伴うので、そういった点ではなかなか難しいではないかというふうにとられる皆さん方おられると思うんですけれども、先ほども質疑の中でもお聞きしましたけれども、試算をお聞きいたしますと500万円の4人家族のところを見ましても、平成22年では6,500円の増だけれども、平成23年になったら20万円を超えるような状況で増になるということなんですね。そうなると、本当に子育て世帯の皆さん方は厳しい生活状況になるというふうに思っております。  民主党政権によって、初めての税制改正が政府税調大綱がまとめられて、3月に国の方では通ったわけでございます。これまでの所得税の最高税率や法人税率の引き下げ、租税特別措置による大企業の優遇策は抜本的な改革には手をつけないで、こういった子ども手当や公立高校の授業料無償化のための財源捻出という形でこうした庶民の懐を痛めるというような控除のところが廃止されるというものです。  扶養控除のうちの15歳以下の子供を対象とした年少扶養控除の廃止と、16歳から18歳までの特定扶養控除の上乗せ部分の廃止、これで先ほど答弁がありましたように増税になるということで、皆さんも驚かれたような状況だと思っております。  それに加えて、保育料ですとか国保料にも連動して負担増になるものでございます。授業料の減免世帯はあるというような状況ですけれども、16歳から18歳まででは通学も就労もせずに家の中にいらっしゃって扶養されている場合もあるんですね。そういった方には全然恩恵もない中で、この負担ばかりが増してくるというような状況です。経過措置ということなんですけれども、先ほども申しましたように1年先、2年先には負担増となるという状況です。  今回の改正の中には、証券優遇税制は継続されて非課税口座制度がまた新規ということで出たわけですけれども、毎年新規投資額で100万円、3年間で300万までの少額の上場株式等の投資について配当譲渡益が10年間非課税と。どうしてもこの投資をされる方々は余裕がある方が投資していくというような状況ですので、そういった点では金持ちの皆さんが優遇されるというような状況だというふうに思っております。  ですから、私はこの市条例のこうした中身を読んでみますと、本当に庶民には厳しい、市民にとって厳しい内容だというふうに思っておりまして、その点では認められない、このように思います。  それから、承認第2号ですけれども、先ほどもお聞きしまして基礎賦課限度額の引き上げです。164世帯、21年度あって、平成22年では156世帯がこれに該当するということですので、そもそも国保の加入世帯というのは低所得者ですとか事業をやっておられても小さな事業者が多いわけですね。これ以上の負担増は大変であり、回避すべきものだというふうに私は思っておりますし、皆さんもその点では思われるんじゃないかというふうに思います。  以上で反対討論を終わります。 ○議長(堀江 眞君) 次に、賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 他に討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) ないようですので、討論を終わります。  これから採決を行います。  承認第1号から承認第12号までの承認12件のうち、反対討論がありました議案を起立によって採決を行います。  承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  承認第1号について、原案に賛成の諸君の起立を願います。                 〔賛成者起立〕 ○議長(堀江 眞君) 起立多数であります。よって、承認第1号、雲南市税条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについては、原案のとおり可決されました。  承認第2号、雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  承認第2号について、原案に賛成の諸君は起立を願います。                 〔賛成者起立〕 ○議長(堀江 眞君) 起立多数であります。よって、承認第2号、雲南市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の専決処分の承認を求めることについては、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。承認第3号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第3号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第3号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定いたしました。  承認第4号、平成21年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第4号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第4号、平成21年度雲南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第5号、平成21年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第5号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第5号、平成21年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定いたしました。  承認第6号、平成21年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第6号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第6号、平成21年度雲南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第7号、平成21年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第7号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第7号、平成21年度雲南市農業労働災害共済事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第8号、平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りをいたします。承認第8号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第8号、平成21年度雲南市簡易水道事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定いたしました。  承認第9号、平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第9号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第9号、平成21年度雲南市生活排水処理事業特別会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第10号、平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第10号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第10号、平成21年度雲南市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第11号、平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第11号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第11号、平成21年度雲南市ダム対策事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについて採決を行います。  お諮りいたします。承認第12号について、承認することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、承認第12号、平成22年度雲南市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについては、承認することに決定をいたしました。  諮問第4号から諮問第6号までの人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて採決を行います。  この採決は起立によって行います。  諮問第4号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は起立を願います。                 〔賛成者起立〕 ○議長(堀江 眞君) 起立全員であります。よって、諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。  次に、諮問第5号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は起立をお願いします。                 〔賛成者起立〕 ○議長(堀江 眞君) 起立全員であります。よって、諮問第5号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。  次に、諮問第6号について、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに賛成の方は起立を願います。                 〔賛成者起立〕 ○議長(堀江 眞君) 起立全員であります。よって、諮問第6号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。 ○議員(17番 堀江 治之君) 議長。 ○議長(堀江 眞君) はい。 ○議員(17番 堀江 治之君) 答弁保留がありますが。報告事項、債権の放棄の日数。 ○議長(堀江 眞君) 大変失礼いたしました。  それでは、答弁を許します。  太田局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) 17番、堀江議員のお尋ねで、保留をさせていただいた件が1点ございました。  延べ人数と実人数というお尋ねであったろうと思います。私の方からきちんと説明をいたしませんで申しわけございませんでした。  報告にお出しさせていただきました債務者数といいますのは、例えば1人、2人、4人とこう書いておりますけれども、これは1人の人間が何件あったかということの中で、1世帯がですね、月数というのが書いてございますので、1人はあくまでも1人ということで、月数が十二月であるとか六月であるとか、こういうことになると思いますが、ただし年度が16年度、17年度、19年度とかいろいろな年度に分かれておりまして、その同じ人が次の年度もであるかどうかということは私どもではわかりづらいとこがございますので、その年度に何人いたかということはこの報告事項でもって明確になるということでございます。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) よろしゅうございますでしょうか。  再質疑を許します。
    ○議員(17番 堀江 治之君) わからないということですかいね。例えば一つ、放課後児童のクラブ使用料ですが、16年度は1人ですね、17年度は1人ですね、19年度は4人。例えば16年、17年同じ人であれば、延べは2人だけども実数は1人になりますね。それがわからないということですかいね。 ○議長(堀江 眞君) 太田局長。 ○債権管理対策局長(太田 昌人君) ただいまのお尋ねでございますが、例えば放課後児童クラブの使用料に関する権利のところで、16年度に1人、17年度に1人だという債務者数ではございますけれども、この16年度の1人が保護者が1人であって、お子様が2人なのかもわかりませんし、十二月とありますから恐らくお一人の方が十二月滞納していらっしゃるだろうとは思いますけれども、六月、六月ということも想定できます。ただし、16年度と17年度が同じ方かどうかというのは、私どもキャッチする要素はございませんし、それをしてそれ以上のことができるものでもございませんので、以上でございます。(発言する者あり)  実数ととらえていただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですね。また後ほど所管なりでやっていただきたいと思います。  それでは、ただいまの質問、答弁をこれで終わります。     ─────────────・───・───────────── ○議長(堀江 眞君) それでは、以上で本日の日程は全部終了いたしました。  明日6月12日から13日までは議案熟読のため休会といたします。  本日はこれで散会といたします。御苦労さまでした。               午後5時07分散会     ───────────────────────────────...