雲南市議会 > 2010-03-11 >
平成22年 3月定例会(第6日 3月11日)

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  1. 雲南市議会 2010-03-11
    平成22年 3月定例会(第6日 3月11日)


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    最終取得日: 2021-05-22
    平成22年 3月定例会(第6日 3月11日)   ────────────────────────────────────────    平成22年 3月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第6日)                            平成22年3月11日(木曜日) ────────────────────────────────────────               議事日程(第6号)                        平成22年3月11日 午前9時30分開議 日程第1 一般質問 日程第2 追加議案の上程 議案第99号 雲南市市長及び副市長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 100号 雲南市教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 101号 雲南市職員の給与の特例に関する条例の制定について 議案第 102号 雲南市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例について 議案第 103号 雲南市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 104号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 105号 雲南市一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 106号 雲南市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 107号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について 議案第 108号 市営住宅の用に供する建物の取得について 議案第 109号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号)
    日程第3 提案理由の説明 日程第4 議案の質疑 日程第5 議案各委員会付託 日程第6 請願・陳情所管委員会付託      ───────────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問 日程第2 追加議案の上程 議案第99号 雲南市市長及び副市長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 100号 雲南市教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 101号 雲南市職員の給与の特例に関する条例の制定について 議案第 102号 雲南市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例について 議案第 103号 雲南市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 104号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 105号 雲南市一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 106号 雲南市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例について 議案第 107号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について 議案第 108号 市営住宅の用に供する建物の取得について 議案第 109号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号) 日程第3 提案理由の説明 日程第4 議案の質疑 日程第5 議案各委員会付託 日程第6 請願・陳情所管委員会付託      ───────────────────────────────                出席議員(24名)       1番 佐 藤 隆 司       2番 周 藤 正 志       3番 山 崎 英 志       4番 高 橋 雅 彦       5番 西 村 雄一郎       6番 細 木 和 幸       7番 土 江 良 治       8番 安 井   誉       9番 福 島 光 浩       10番 藤 原 政 文       11番 加 藤 欽 也       12番 細 田   實       13番 藤 原 信 宏       14番 山 﨑 正 幸       15番 村 尾 晴 子       16番 周 藤   強       17番 堀 江 治 之       18番 光 谷 由紀子       19番 小 林 眞 二       20番 吉 井   傳       21番 深 田 徳 夫       22番 板 持 達 夫       23番 石 川 幸 男       24番 堀 江   眞      ───────────────────────────────               欠席議員(なし)      ───────────────────────────────               欠  員(なし)      ───────────────────────────────              事務局出席職員職氏名 議会事務局長 ──── 加 納   昂  書記 ──────── 川 上 順 子                      書記 ──────── 山 本   亮      ───────────────────────────────             説明のため出席した者の職氏名 市長 ──────── 速 水 雄 一  副市長 ─────── 藤 井   勤 教育委員長 ───── 永 瀬 豐 美  教育長 ─────── 土 江 博 昭 政策企画部長 ──── 新   一 幸  総務部長 ────── 渡 部 彰 夫 市民部長 ────── 周 藤 喜 好  健康福祉部長 ──── 松 村 千 弘 産業振興部長 ──── 小 林 健 治  建設部長 ────── 高 橋 克 明 債権管理対策局長 ── 太 田 昌 人  会計管理者 ───── 須 山 哲 好 水道局長 ────── 奥 田   武  教育部長 ────── 清 水   寛 大東総合センター所長  大久保 昌 明  加茂総合センター所長  齊 藤 雅 孝 木次総合センター所長  周 藤 靖 之  三刀屋総合センター所長 川 上 清 照 吉田総合センター所長  天 根 定 幸  掛合総合センター所長  板 垣 千代司 総務部次長 ───── 長谷川 和 男  財政課長 ────── 小 山   伸 代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫     ───────────────────────────────               午前9時30分開議 ○議長(堀江 眞君) おはようございます。  ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(堀江 眞君) 日程第1、一般質問を行います。  質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。  9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 9番、福島光浩です。最終日のトップバッターということで、きょうは、きのうからの雪がまたさらに降り積もりまして、凜とした空気が朝から流れておりました。今回の質問内容も、若者に対する考え方と人材育成について、「新たな公」と行政改革について、また学校適正規模適正配置の基本計画について伺っております。若者という言葉が出てきますので、若者らしくさわやかな形でやらせてもらおうと思っています。  早速1つ目の質問に入ります。若者と人材育成という観点で質問をしていきます。  一般的に若者というと青年であり、青年を辞書で引くと、10代から20代の、特に男子のことを言うことが多いというふうに出てきますが、ここでは主に成人年齢から30代というくくりで若者としておきたいと思います。というものの、地域の実態を如実にあらわす事例なのですが、私の住む地域では、若いもん会に50代、そして60代の方もいらっしゃいます。誤解を招かないようにと言ってはあれですけども、確認して、定義づけの方をさせていただきたいと思います。  若者から連想するイメージとして、皆さんは何が浮かぶでしょうか。元気はつらつな姿でしょうか、もしくは少し頼りなかったりするのでしょうか。高齢者といえば弱者であり、若者といえば強者というようなイメージなのでしょうか。そして、その若者に何を期待しておられるのでしょうか。テレビを通じてたくさんの若者が見てくれると思いますので、この質問は市長に伺うわけですけども、市政、市にとって若者がどういう存在であると考えて、また、どのような期待をしておられるのかについて伺います。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) おはようございます。福島議員の質問にお答えいたします。  市政運営にとって若い方の力をどのように考え、生かそうとするかという御質問ですが、いろいろ言い方があろうかと思いますけれども、俗に「若者・ばか者・よそ者」という言葉があります。いい意味で使われております。若者というのは失敗を恐れない若さ。ばか者は本当に自分の信念を持って物事に集中する、熱意を持って取り組む。よそ者は外部の方々の意見。こういったことから、そういった言葉がフレーズとして使われております。この失敗を恐れない若さ、それこそ今テレビで放映されております「坂の上の雲」、この雲をつかみ取る、あるいは目指す、そういう既成概念にとらわれない新鮮な発想、考えを雲南市の市政に生かしていただければと、かように思います。 ○議長(堀江 眞君) 福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) さわやかな答弁だったと思います。若い世代に対する期待というものが伝わってくるわけですが、市長に限らず、若者に対するイメージはいろいろでしょうが、やはり若い世代に向けて、また次の世代に向けてメッセージを送ろうとするときには、後ろ向きのというか、暗い発言を発信される方は絶対にいないと思います。また、皆さんも実感しておられると思いますけども、若者と話すときだったりとか触れ合うとき、また、それに限らず何かをともにするときには、またすべての人が元気になれる、これは子供も一緒だと思いますけども、前向きになれるのではないでしょうか。それこそが子供や若者の持つ偉大な力だというふうに思っております。彼らの力を生かしていくことが、この地に住むだれもの利益になりますし、地域の元気につながることは皆さんに賛同してもらえることと思っておりますが、現実の社会に目を向けてみると、若者はどのような立場なのか、また、どのような扱いを受けているのでしょうか。その点について少し振り返って確認させてもらいたいと思います。  少子化、高齢化という言葉が繰り返されますが、若い者の絶対数の減少、これは物すごい勢いで起きております。それによって若者同士のつながりというのが築けなくなっているという実態もあります。そして仕事場、職場の環境も大きく変化しました。仕事がない、仕事自体がない、安定した収入が得られない、また工場勤務などで交代制の勤務というのもかなりふえました。そういった事情もありまして、社会参画の機会すら、実は若者、今、奪われております。また、地域に目を向けますと、少ない人数で地域行事、変わらない人数で事業をこなす。この負担はかなり大きなものとなっています。子供を持つ方などは、PTAの活動なりありますけども、さまざまな役職が重なり、本当に身動きがとれないのが実態です。また、これが大きいと私は思ってますけども、現状を変えようとしても、古くからある、これが一番いい形だという、今までの地域の中で最もすぐれた制度だったかもしれませんけども、家長制度というものの中で、地域の組織の中で、実は意見する場すら与えてもらっていない。しまいには、先ほどの私の話ではありませんけども、親世代が若者扱いされている現状もかなり多いのではないのでしょうか。  交流センターの思想の中にも一つ、1人1票制度というのがあったと思いますけども、地域においてこれ、どのような議論がされてきたのか、すごく興味を持っているところです。私自身の体験談ということになるんですけども、地域のとある会合で意見をさせていただいたときに、やはり最後には高齢者の方から、若いもんが何言っちょうかと、黙っとれというような言葉を投げつけられたことはあります、何度かあります。多くの若い人が経験してると思います。この言葉は、やはり一生忘れることができません。言論弾圧じゃないですけども、それがこの地域の実態であるといった側面もあると思います。時代の背景は、景色は違うにせよ、どの時代も若者は問題や苦労に直面し、大切な何かのためにそれを乗り越えようとしているはずですけども、主役にはなれず、負担ばかり抱え込み、社会からひそかに排除されているというように私は今の若者の現実をとらえております。  ここで、ちょっと言葉が伝わらないかもしれませんけども、ロストジェネレーションという言葉が意外と蔓延しとるというか、使われております。失われた世代というようなことで、今の若い世代のことを指しているのですけども、全国各地でこの世代、もう一度奮起しようという動きが広がってきております。  ちょっと先ほどの例を具体的な数値で少し紹介しますけども、労働、雇用の問題の現実と課題ということで、若年層の非正規雇用率というのは本当に大きく上昇しております。1991年で15歳から24歳、非正規雇用率が21.4%でした。それから2008年になりまして44.4%まで上がっております。25から34歳も2.8%から14.2%、若年層ほど非正規雇用率が上昇しているというのは皆さんも周知の実態だと思います。  また、これも最近叫ばれておりまして、私はあんまり世代間格差でありますとか、そういう言葉はあんまり好きではないんですけども、実態としまして財政や社会保障の問題ということで、国に対して納めるといいますか、受け取れる生涯の純増益、税金を納めて、幾らそれがバックしてくるかというような数字、額面を見てみますと、今の60歳以上はプラス約5,000万という算出が出ています。これはもちろん、この制度がいつまでも続くわけはなくて、社会保障システムは年金、医療、介護、さまざまな部分で制度改革が必要なのですが、このまま現行続いていきますと、今の40代はプラマイ、約ゼロなんですね。そこからはマイナスが生じるという算出が出ておりまして、20代に至ってはマイナス1,660万円、将来世代、1984年以降生まれに関しては約4,500万円、今の60歳以上と比べますと、その格差は1億円というような数字も出ております。  この辺に関しては大きくてこ入れがされるものと思っておりますが、その一方で、もう一つ問題となっておりますのが、若い世代の政治への無関心というのも大きく取り上げられておりまして、投票率を見てみますと、最近の傾向としてはシルバーデモクラシー高齢者民主主義の傾向が強まっているというような実態もあります。これは以前にも言いましたけども、やはり若い世代に対してもっと政治を、今回もちょっと取り上げてますけども、きちっと伝えていく、それも重要なのですが、数字として少し紹介しますと、人口比率では60歳以上は構成比率の中で28.1%なんですけども、投票者数の投票率で見ますと60歳以上で40%を占めると。どうしても高齢者の声の方が大きくなる、こういった実態もあります。  と、社会情勢を含めて、少し若者の現状をお話ししたわけですが、こういった社会的な背景がある中で、先ほど述べたような地域での扱いを受けると、こういったところに住みたいと思う人間が減るのは、実は当たり前なんじゃないかと、私もそういった点はもうぬぐえません。そういった問題があると思います。職場不足や定住環境の不備がずっと言われているわけですけども、実はもっと根本的なとこというか、身近なところに問題は潜んでいるんじゃないかというような気がしております。  そんな中、ですけども、私も本当に驚くぐらいの数の若者が、やはりこの地域を愛してますし、現実に向き合って住み続けたい、守っていきたいと力強くいろいろな活動に参加しながらこの地域で頑張っているわけですけども、これこそが、この若者をつなぎとめる力こそが、雲南という地域が持つ、市長はいつもおっしゃいますけども、「五つの恵み」ですね、これの恩恵であり、やはり神話の里でもあります、いにしえより受け継いできた歴史的何か、縁の力だと私は思ってます。  地域のあらゆる活動に若者を巻き込み、彼らに権限、そして場をつくって与えてやるということが、与えていって主体的に市政やまちづくりに取り込む環境をつくっていくことが、先人から受け継いだものを守っていくということにつながると思いますし、雲南の豊かな未来をつくっていくと私は確信しております。ドラスチックかつ草木が育つごとくの真の改革、これを起こすためにも、市政における若者施策は重要な役割があるというふうに思っております。そこで、これまで若者向けにとってきた施策とその評価、また来年度の具体的な取り組みについて伺います。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 若者の皆さん方にとってきた施策とこれからの考え方ということでございますが、先ほど福島議員のお話の中で、若者の定義って20歳から39歳までというふうにおっしゃったというふうに受けとめましたが、なるほどそういうとらえ方もあるわけでございますが、御承知のとおり雲南市は山陰両県で男女とも高齢化率、平均寿命が一番高い、そういう状況でございます。これから、ただ平均寿命が高いだけじゃなくて、健康長寿を目指そうということを進めてまいろうとしております。  私は敬老会とか、そういったところに行きますと、50、60花ならつぼみ、70、80花盛りというふうに言っておりますが、実際に元気な皆さん方がたくさんいらっしゃるわけでございまして、そうした方々は、例えば今、雲南市が中山間地でございますが、田んぼ、耕作、農業の担い手はまさに50代、60代、70代、80代の方もやっていらっしゃる。まさに現役でございます。生涯現役でやろうと、全うしようということで、これからも高齢者の方にはもっともっと楽しく、生きがいを持って毎日を過ごしていただく、そうした過ごし方の中で時流を見きわめて、今、世の中がどういうふうになろうとしているのか、どういうふうな生活スタイルに変えていく必要があるか、そういう、それこそ若い発想を今の生活に、今の時流に流されないで、将来を見据えた上で今の生活にフィットする、そういった考え方を持っていただくいうのも、年齢ではなくて若い考え方を持っていただく、そんな行政のアプローチというものが必要であろうというふうに思っております。  その上で、若い方々、今、議員がおっしゃいます39歳以下の、そういった方々を若さの対象とするということになれば、この21年度までも、例えば桜まつりとか、あるいはオーベルジュの概念の構築、そして実践に向けた活動、入間小学校のリニューアル、そしてまた農商工連携を通したスパイスプロジェクト、スイーツの杜のいろいろ工夫した取り組み、こういったことが盛んに行われているわけでありまして、そうした構成メンバーは、ほとんどが今のそうした年齢層の方でございます。すばらしいプラス効果が得られているわけでありまして、こうした若い方々の活動は、これから一層強力に展開、広がりを見据えた展開が求められるというふうに思います。  したがって、行政的にどういうふうな今後対応をやっていくかということになりますと、この4月から地域自主組織交流センター計画がスタートいたします。そこの中で若い方々の組織づくりというものも、そしてまた女性の皆さん方の集まり、そういったグループが形成されて、そして他地域自主組織の活動も参考にされて、自分たちの地域でも、自主組織でも若い方々にこんな格好で頑張ってもらおう、自分たちの若いグループもこういう格好で頑張っていこう、そういう動きが生まれるように、地域自主組織のあり方等、いろいろ情報交換会を年に1回やるわけでありますけれども、そうした場を通して、これからも地域自主組織皆さん方、市民の皆さん方、自治会の皆さん方と行政がいろいろな情報交換をやる中で促してまいりたいというふうに思います。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 広がりのある答弁で、私も少し質問の中でまた重なってしまう部分もあるかもしれませんけども、結果として若者だったということはありますけども、若者に特化したという形の施策は、やはり私が見てきても見当たらないんです。これは仕方がないことだと思います。  今回、こういう示された部局別の重点方針の中の施策評価シートの中にも、これ20年度の振り返りなんですけども、市民参加のまちづくりの推進というページで、やはり評価なり結果なりを見たときに、行政側自体も、特に30代の若年層の参加率が、低下率が大きいと。若年層の関心と参加が全体の成果向上のために今後必要だと考えられると、きちっとうたっておられます。これを反映して何かを起こしていかなければならないわけですけども、いろいろな自治体、やはり全国共通のこれ課題でありまして、取り組んでおられます。若者支援のためのしっかりとした推進計画に取り組まれたり、興味深い活動を幾つか見ております。ちょっと時間の都合上、ここでは控えさせていただきますけども、その基本構想なりも、きちっとしたものをつくり上げて、支援策を構築しておられる自治体、かなりあります。行政だけでなくて、先ほど言われましたように民間団体でありますとか住民やNPO、ボランティア団体など、地域ぐるみで若者と交流しながら、きめ細やかな支援を行う仕組みづくりというのを行政の施策というか、きちっとした形で位置づけられておるといった取り組みもありますので、この点に関しては、また機をとらえて、私の方からも何かしらのアクションを起こしてもらえるように進言していきたいと思っております。  それで、具体的な提案として次の質問に移るわけですけども、若者を雲南の力として育成していくためには、やはり先ほど市長もおっしゃいましたように、若者をきちっと対象とした委員会であったりとか、市長や市役所の若手職員さんなりと直接対談する機会というのをやはり設けるべきだと、きちっと位置づけるべきだというふうに思っておりますが、それに対していかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 市政を進めていくに当たりましての職員の皆さん方にお願いしております5つの実践の一つに、積極的な情報の受発信を上げております。今、議員、御提言ありましたように、若い方々との、私も以前から施策をしていかなければというふうに思っておりましたが、できるだけ早くテーマを絞った若い方々に集まっていただく、そしてまた女性の方に多く参加をいただく集まり、あるいは何とか委員会とか、そういうことを組織していただいて意見交換をしたいというふうに思っております。
     それから、これまでも展開しておりますが、職員による出前講座、これまでも約80回ぐらいの出前講座を行っておりますけど、これは職員が出かけていろんなテーマごとに話し合いを進めておりますが、そういった出前講座を若い方々に、地域の方から、若い方々の方から職員出かけてこいやということで話し合う場を設けていただくとかいうことも必要であると。  それから、若い皆さん方が組織されていらっしゃる、実行されるいろんなイベントがあります。商工会青年部ジャズフェスティバルとか、あるいは掛合のそれこそどんがめクラブとか、いろんな催し物をやっていらっしゃるグループがあります。そういったところに出かけさせていただいて、情報交換意見交換、語らいをやっていくことができればというふうに思っております。若いグループの代表選手であります福島議員も、そういった委員会等の設置に御協力をいただきまして、そうした話し合いの場が持てるように、よろしくお願いします。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 私も若い世代を巻き込むのに、やはり非常に実際苦労しております。なかなかそこまで関心がないといった意味では、後に出てきます教育というのが根本原因の解決になるというふうに私は思っておりますけども、ありとあらゆる手段を通じて行わなければならないわけですが、やはり私これ、交流センターというのが来年度スタートしますけども、これは大きな転換期だと、何かアクションが起こせるのではないかというふうに思っております。先ほど市長おっしゃいましたけども、やはり若者の委員という位置づけなりを積極的に行政側で主導されて、必ず設けるんだと、組織的に組み込むんだというようなところまできちっとうたわれても私はいいのではないかというふうに思っております。  また、若い世代、やはり仕事を抜けてというような、先ほど言いました負担がどうしても伴いますので、私はちょっとこれ、話がずれてしまうかもしれませんけども、今まであった地域委員さんですね、これもやはり交流センターがスタートする中で、その役割もやはり変わってくるというふうに私は思っております。地区計画と地域計画、この整合性をきちっとしたものにするためにも、やはり交流センターと地域委員会、地域委員のかかわりというのも非常に整理が必要かなというふうに思っております。私も初代の地域委員でありまして、思い入れがすごくありまして、可能性はかなりあるなと、まだまだできることはあるなというふうに思っておりますけども、やはり市長が任命してその役割を果たしてもらうというのは、ちょっと今、違うのかなというふうに私は思っております。  それで、またその財源をという話ではないですけども、そういった形で若者限定の委員なり、先ほどおっしゃいました女性ですね、特にママというのに私こだわっておりますけども、若い奥さん方、奥さん方はおかしいですね、ママですね。なり学生委員というのを、負担軽減ではないですけども、それを市長の任命で行うんだというふうにしたときに、雲南の機運というのも絶対に上がってくると思います。これはぜひとも、地域においてどういった形がいいのかわかりませんけども、検討していただきたいというふうに思っております。  先ほどの答弁から重要性の認識がすごくあるなというふうに思っておりますけども、なかなか形として、若者に特化した施策というのが見えてこないのが現状です。これ、ゼロ予算でできるもの、指示・指導だけでつくれる何かというものもありますので、ぜひここで、その思いも含めて、もう一度市長、何かしらのアクションを起こすというようなことを求めておきたいですけども、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 若い方々のそうした参加を促す方法として、今、行政主導、あるいは地域の自発的な姿、いろいろあるわけですが、一般質問初日に紹介しました、先般、大東町で第11回女性グループ交流会がございました。ここは会場は女性ばっかし、来賓は私を含めてちらほら。とにかく自発的な、そこは女性グループの集まりでありますし、さまざまな活動が展開されてて、男性が入る余地なしというような感じ、まさに男女同権・参画型社会を目指す活動が、そうしたグループ皆さん方、一生懸命やっていらっしゃる。男女同権・参画型ですから女性の皆さん方がそれだけ頑張っていらっしゃるということであれば、男性も負けておられません。特にそのグループの中には若い女性の方々が多いわけでございますけども、男性だってやってできないことはない。本当は、理想はそういう格好で各地域ごとに、そしてまた大東町以外からも、三刀屋町の方からも参加していらっしゃいました。ああいう格好が男性も、男性方のああいう交流会ができれば、もうそれにこしたことはないわけで、そういう流れを促すきっかけづくり、そんなものをやっぱりいろいろな話し合いの中で、今言いました、委員会を設けて、私が出かけさせていただいて、あるいは出前講座でいろいろ話しして、そういう核になる何かを、種をまくと。それを核にしていろんな動きが、グループができていけばいいなと、今、議員のお話を、御意見を聞きながら、そう思った次第でございます。あわせて行政主導による核づくりというのも必要かもしれません。また機会をとらえて、どっちみち出かけて話し合う機会をつくろうと思いますので、そんなことを話題にしながら、相思相愛の形でそういう会議、考えが芽生え、実践されればというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) やはり市長、答弁ありましたけど、その核がやはり見当たらないということで私も質問しておりますので、行政が主導するのが必要かもしれません。かもしれないではなくて、間違いなく必要です。ですので、その命をきちっと市長受けられまして、ぜひとも来年度、何か動きを見せていただきたいというふうに思っております。  先ほど言われましたけども、もちろん若者が主体的に動くというのが大前提です。これがなくては雲南は変わりません。日本は変わりません。もちろんです。そして、途中でおっしゃいましたけども、やはり高齢者の皆さんが、その豊かな経験や体験から得た知恵、また徳を生かしてすてきなまちづくりをリードしておられます。この地域では、特に高齢者の皆さんのまちづくりへの参画が地域振興のかぎを握っていることは言うまでもありません。個人的には、時代が大きく変わる中で、隔世遺伝、孫へという関係がキーポイントだというふうに思っています。老いては子にという格言がありますけども、先人に見守られながら自分たちの責任で未来へ向かうことができるときに、先人たちを、高齢者を大事にしない、そういったやからがいるでしょうか。そこには紛れもない感謝の念が生まれますし、その先には持続可能な豊かな雲南があるというふうに思っております。雲南全体がそういった風土になるように、先頭に立った行政運営を強く求めて、次の質問に移ります。  先ほど根本的な解決として教育だというふうに言ったわけですけども、教育の中できちんと生きていく世の中のこと、社会のこと、学ぶことが重要になってきています。特に、行政や政治の仕組みを生活者教育として教育プログラムの中できちんと位置づけることが子供の社会化を促すというふうに思っております。この点に関しては9月に一般質問をしておりますけども、その後、取り組みの考えがさらに高まったかどうか、その辺も含めて伺っておきます。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 福島議員の御質問にお答えいたします。  先ほどからの御質問で人材育成ということですが、この人材育成は、やはり系統的に、そしてまた継続的に実施されて初めて育つものというふうに認識しておりまして、議員おっしゃいますように、教育の中で位置づける、社会教育、学校教育の中でこれを位置づけていくということは極めて重要であろうというふうに考えているところでございます。  そこで、世の中の仕組みと勤労ということでございますが、御存じのように今、雲南市では「夢」発見プログラムの中で位置づけておりますし、その中で政治にかかわる人々、あるいは政治についての仕組み、こうしたことをすべての子供たちが学んでもおりますし、また、働くことの意義でありますとか、あるいは職業に関する理解を深めていく、とりわけ「夢」発見ウイーク、3日間の職場体験と、そして2日間の社会教育における宿泊研修と、こうしたところで取り組んでいるところでございます。今回の議員御質問は、先ほどありましたように、9月にも政治教育の必要性ということが御指摘ありました。私どもも確かに学校教育だけに任せるのではなくて、地域の教育力をもって育てていくということは、改めて私どもは確認したところでございます。  そこで、今回の御提案、さらにそれを積極的に、そしてまたシステム的に取り組んでいけばという御指摘ではなかろうかなというふうに受けとめているところでございますが、私ども、具体的にはまず、例えばinさんべ、いわゆる幸雲南塾がございます。これを行政が主導でやっているわけですが、そこに一部、子供たちに将来の夢をという形での職業体験としてのさまざまなブースを設けた講座を持っております。そうしたところへぜひとも市内の若者の参加、今、PTAとの協働ということも考えておりますけれども、ぜひこういったところへ具体的に若者の皆さんが参加いただいて、御意見をちょうだいする、またこれまでの歩み、こうした貴重な歩み等について学習する機会があればなというふうにも考えておりますし、また、行政と議会の学習ということももちろん大事なんですけども、広く農業に関すること、あるいは商業、工業に関すること、そうした幅広い学習の場が必要だというふうに思っておりまして、学校教育等の理解も深めながら、社会教育の場でも、教育の中に位置づけて取り組んでいくということを私どもも現在確認しているところでございます。 ○議長(堀江 眞君) 福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 先ほど出てきましたけども、講師として若い者をつかまえるというのは、これは絶対に効果があります。これは間違いないです。私も何度か行かせてもらいますけども、学校の方に。そのときに得るものは非常に大きいものがありますし、事前の準備等を含めて、先ほどの若い世代に対する、次の世代に対するメッセージということで人材育成につながっていくと思いますので、ウィンウィンの関係かなというふうに思っております。  議会側も積極的に学習の機会の場に参加する、惜しみない協力が私もあるものと思っております。先輩議員で継続的に中学校の方で政治教育というか、議会の説明を、講演しておられる方もおられますし、私も後に続けできちっとやっていきますので、プログラムとして位置づけていっていただきたいなというふうに思っております。  そこで、議会というものに少しちょっとこだわるんですけども、最近、子供議会というのが非常にはやっております。生徒や児童が議員となって市政について提言、また問題提起をしていくわけですけども、それに執行部が答えてというような議会のやりとりを子供がやっていくわけですけども、これをぜひとも雲南でもやっていただきたいなというふうに思っています。中学生の生徒会の研修事業として位置づけてもよいかもしれませんし、また、その意見集約の方法でありますとか学校内での合意形成、そういった手法をワークショップ形式で行ったりすることで、かなりの効果が得られるのではないかと思います。  そしてまた、その結果の周知でありますとか報告も学びの場となりますし、私は掛合でやっております小・中・高の4校連携という事業の中ですごく思いますのが、中学生が例えば小学校に出向いてアンケートをするなり、小学生の意見を吸い取る。それをどのような形で生かして、例えば行政なりとか、この市政の場に伝えていくのかというような形も非常におもしろいではないかなというふうに思っております。もちろんこの議会のやりとりの様子はテレビで放映していくことで、地域への影響、よい効果を生み出すと思います。子供議会に関しましては、教育委員会部局でなくて市長部局からという考えが実施に結びついている例としては多いそうですので、市長にここの辺の見解を伺っておきます。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 次代を担う子供たちが疑似議会をやるというのは私も大賛成で、実は加茂町のときに3年ぐらいやったんです。それで、参加した子供たち、大変よかったということを言ってくれました。雲南市になってから、まだそういう状況には至っていませんが、実現の方向で検討したいというふうに思います。 ○議長(堀江 眞君) 福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 大変喜びます。ぜひとも子供たちのためにそういった形を生み出していただきたいと思います。  あと、少し時間がなくて質問になりませんけども、やはり高校生をどういった形で巻き込むかというのは、この雲南づくりにおいて非常に重要な観点だと思っております。行政区の違いといいますか、せっかく中学校までで雲南の子供として育てても、今のところ高校とのかかわりは、実は全く生まれていないというか、結びつけにくいところであります。これ、またどこかの機会で改めてやりますけども、教育委員会もですけども、市長部局の方も何らかの方策を打っていただきたいというふうに思っております。  先ほど前向きな答弁をいただきましたけども、これ、どこに言ってもその可能性や有効性は評価してもらえます。ぜひとも取り組んでいただきたいということを再度申し上げておきます。  これも、前回も諸外国のいろんな例を持ち上げたわけですけども、雲南市がこの議場に何らかの形で学生を巻き込める、学生に一席与えられるというようなことが起きたときに、多分雲南は生き残れると思います。そのぐらい価値あることだと、彼らを巻き込むことは価値があることだと思っております。人が選んで住む地域になれるというふうに私は思っております。もちろん議会としても子供たちとの意見交換などを働きかけるべきだと、多分皆さんが共通の認識を持っておられると思いますので、歩みをともにして、子供たちを巻き込む形をつくり出していきたいというふうに思います。  次の質問に移ります。  市民への人材育成、社会教育の充実という観点での質問ですが、市が主催する、後援する講演会、各種イベント、かなり多くあります。本当に著名な方が来られて非常にありがたいことなんですけども、市民の生活実態を思えば、余りにも回数、日数が多かったり、乱立している、同じような内容が重なっていたりということがあって、効果としては薄いんではないかなというふうに思っております。これをワンデーイベント、一日、同一会場で複数の学習機会を提供するというような形を行ってみてはどうでしょうか。幸雲南塾の市民向けバージョンとして行えば、雲南ブランドの絶好のアピールになるとも思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 議員おっしゃいますように、今、市あるいは関係機関でさまざまなイベント、あるいは学習の機会の場の提供があるわけですけれども、それぞれに目的を持ち、またそれぞれの時期に実施しているという状況でございまして、そういう中では、時として目的が類似していたりとか、あるいは期日が重なっているというふうなことも御指摘のとおりだと、こういう現状もあるということでございますけれども、今後は、教育委員会はもとよりでございますが、行政あるいは関係機関との連携によりまして、いわゆる生涯学習の振興行政と言えるような形での学習機会の取り決めができればというふうに考えております。  御提案のワンデーイベントにつきましても、集約して効率のいい学習機会ということでは大変結構なことだというふうに思うところでございまして、その実現に向けては、例えば既存のイベントがあるわけですが、そういったところへ学習機会の提供、あるいは学習コーナーを設けるとか、そういったことで可能ではないのかなというふうに考えてはいるところです。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 政策の方にちょっとお伺いしますけども、ワンデーイベントではないにしても、やはりこういった講演会やイベントの整理というのは非常に必要だと思います。部局を横断して全庁一体となった取り組みが必要だと思いますけども、その認識なりを伺っておきます。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新  一幸君) 先ほど教育長の方からも答弁がございましたけども、現状を考えますと、確かに各種の講演会、研修会、イベント、そうしたものが縦割りの中で個々個別に実施をされているという状況はございます。議員おっしゃいますように、これをやっぱり体系的に進めていくということは、この4月から始まります交流センター、この交流センターの活動をスムーズに進めていく、あるいは実効あるものにつなげていく、そういう意味からも、体系的に実施していくことは非常に大事なことだというふうに考えます。  ただ、現実問題として、例えば年間計画を立てる中で構成をしていくとか、あるいは講師の日程がそうしたぐあいに合うのかどうなのか、そうした現状の問題、あるいは予算化の問題等もございます。ぜひともそういう方向で、現状をどうクリアしながら進めていくかを検討させていただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) より効果の高い、市民のニーズに合ったものに展開していただきたいというふうに思っております。  次の質問に移りますけども、少し順番を変えまして、3番目の大きな項目の適正規模適正配置の方に移らさせていただきます。  この質問はほかの議員からも出ていたりしますので、少しまとめてといいますか、省略させてもらいますけども、まず1点目、ずっと言われております、根幹である子供の学びと育ちについて、この点についてどのような検討がされたのか、もう一度具体的にお示しください。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 適正規模適正配置の基本計画を策定したわけですが、ここの中での子供の育ち、学びについてどんな議論がされたかということでございますけれども、私ども、この答申を受けたわけでございますけれども、この答申が子供の学び、そして健やかな育ち、これを最優先に考えられて、この議論をされたと、そうしたものがまとめられたものというふうに受けとめておりまして、私どもがこの基本計画を策定するに当たりましては、まずはこの答申を尊重するということが基本計画の策定の第1番目に視点の中で上げたところでございます。したがいまして、私どもは、この答申をできる限り実現していくために議論を重ねたところでございます。  そうした中で、検討の一つの視点としては、子供たちの学習あるいは生活面の向上に関しての議論、そしてそれに及ぼす通学距離あるいは通学時間、こうしたこと、そしてまた現在の規定されております例えば通学時間とか、あるいは通学距離が、生活圏が拡大されていると、そしてまた交通の利便性、こうしたことも考えたときに、果たしてこれでいいのかどうなのか、こうしたことも一つは議論したところでございますし、先ほど申し上げました学習手段、そして生活との、教育との効果、こうしたこと、そして学校と地域との関係、学校とコミュニティーの形成、こうしたこと、そして保護者、地域、そして学校の理解を得るために、いわゆる合意形成を図るためにどういう進め方をしていくのか、こうしたことを一つの大きな視点として議論してきたわけですが、具体的に申し上げますと、一つは答申の大きな柱でございました複式学級の解消でございました。御存じのように、将来的には市立の小学校、約半数近くが複式学級を有する学校ということになります。こうしたところで実際にどうしていくのかといったときに、やはり今求められております体験と、そして言語、やはり子供たちがさまざまな人間関係の中で言葉を使い、体験を通してさまざまな意見を闘わすと、こうしたことによって思考力とか判断力、あるいは表現力、いわゆる生きる力の基礎ができるのではないのかなと、そうしたことを考えると、やはり一定規模の集団が必要であろうと、こうしたことを議論したところでございますし、例えば中学校におきましても、これまで特色ある教育を中学校区を中心として進めてまいったわけでございますし、また、学校においては特色ある地域資源を使ったキャリア教育、ふるさと学習が展開されていると。こうした中で、やはり各町の区域を維持し、学校と地域がお互いに顔の見える、そして声が届く、こうした関係、距離を保っていくのが必要であると、こうしたことを中心に議論を進めてきたということでございまして、私どもは第一に子供たちの健やかな育ち、学び、こうしたことを中心に、地域の実情も踏まえながら、総合的に判断して今回の計画を策定したということでございます。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 子供の学び、育ちという点についてという質問だったわけですけども、もちろん広がりを見せてしまう答弁になるのは非常によくわかります。ただ、一番ここで私が求めているのは、委員会として、子供の学習面が主になる面はどうしてもありますけども、学び、育ちについてどのような検討がされたのかと、その点がいつ聞いてもぼやけてしまっています。先ほど答弁の中にもありますけども、通学距離がどうのこうのという話も出てきますが、じゃあ一体それがどの範囲なら可能であったのかと、どこまでそれを求めたのかというような具体的なものが見えない中で、総合的に判断しましたと言われても、一つも納得できません。これはちょっと責任逃れではないかなと私には思えてしまいます。  次の質問にもかかわってくるわけですけども、これも行政側の都合であると私は思っておりますが、学校区や各町の区域にすごいとらわれているなと、配慮されているなと、そういう計画になっているなと思います。子供たちにとって地域とは基本的に雲南であり、今回の育ち、学びを最優先にするというような大義が、私は失われているような気がしていますが、どう考えておられますでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 確かに議員おっしゃいますように、雲南は一つという考えに基づきますと、各校区あるいは各町の区域を越えた学校の統合ということも考えられるわけでございますけれども、しかしながら、例えば中学校を考えた場合には、中学校は大半が各町に1校ずつしかございません。こうした1校ずつしかない学校の中でこれまで培われてきた伝統、文化、そして地域とのつながり、こうした中での学校が果たしてなくなっていくのがいいのかどうなのかということを考えたときに、やはり一つの中学校区の中でできる限りの、先ほども申し上げましたように、子供の育ち、そして学び、こうしたことが確保できるだろうと、そういう議論をした結果の一つの結論であったというふうに考えているところでもございます。  そしてまた、来年から交流センターができるわけですが、これまでも学校と公民館とのつながり、いわゆる地域コミュニティーとのつながりがあるわけですけども、まだまだこれから特色ある中学校区を中心とする教育を進める場合に、交流センターとのつながりは極めて重要だと思っておりますし、また、新たな交流センターに期待する部分もございます。そうしたときに学校と交流センターの結びつきというものは極めて大きいだろうというふうに考えているところでございます。したがいまして、学ぶ場の一体化というものは、まだ少し時間を要するものだというふうに思っておりますけれども、学ぶ内容の一体化ということにつきましては、「夢」発見プログラム等、さらに充実させていきたいというふうにも考えております。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) 地域や、もちろん行政と、だれにとっても学校がなくなっていいわけないんですよ。そんなことはもう、とうの昔から大前提じゃないですか。それで、本当に悲しいんですけども、それ存続が無理になったら、学校をほんじゃあ再編しますよって話なんですか。それは責任をとってないと私は思います。ここにおるだれもの本当、責任だと思います。それこそ地域や行政にとって、ただ配慮しただけじゃないですか。子供たちのために、子供を持つ親のために、保護者の思いのために、そのために計画を打ち出してやるんじゃないですか。私はそれだから教育委員会としての教育的な指針を出してほしいとずっと言ってきたわけですよ。  で、済みません、3番目にちょっと入ってしまうんですけども、これ非常に大きな問題になっています、地域が壊れていっています。子供の学校区があるのが仕方がないんですけども、子供をどうしてもよそに預けたい、よその学校へ行かせたいと思うと、住所を移動しなければならない。もしスクールバスで通えるんであれば、ここに残ってでも違う学校に出せるのに、地域を離れなきゃいけない、そういった負担を親に押しつけとるわけですわ、今、現状。  それで、もう一度これ整理していただきたいところなんですけども、私、決して推進する派ではありません、小学校に関しては。どんだけ小さくても豊かな教育はできると思ってます、自分の考えですが、これはあくまで私見ですけども。ただ、やっぱり中学校というものに関しては、もう今動いてあげないと、子供たちに豊かな学びの場は、私は与えてやれないというふうに思っております。  それで、これ教育委員会に話をしててもずっと一緒だなと思いまして市長に伺うわけですけども、やはりこれまちづくりにも大きくかかわるわけですわ、人が出ていくんですわ。そういった意味で、もちろん今、協力体制がありますので、ぜひ行政側というか、市長側からもきちっとこの問題を取り上げていただいて、何らかの動きをしていただかないと、これ雲南から、子育てするなら雲南市、とてもじゃないけど、そんな地域にならないというふうに私は思っておりますので、答弁をお願いします。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 校区の撤廃を早急にやるべきではないかというふうに受けとめましたが、なるほど今現状、その校区があるがために所在地を離れざるを得ないという保護者の方も散見されます。これに対してどうするかということでありますが、それがどんどんどんどん進んでいくと、その地域の崩壊につながっていくということが考えられるわけです。  逆に、じゃあ校区を撤廃するということで、どこへ行ってもいいよということになりますと、多分保護者の方は大規模校へどんどん自由に行かせることができるということでありますから、大規模校に集中をするということになりますと、今、7つの中学校がありますが、また小学校においても同様ですね、小規模校からは、あっという間に子供たちがいなくなるということも考えられます。そうなりますと、今、学校の統廃合をどうしていくかということを考えたときに、地域の地域づくり、地域の発展のシンボルというとらえ方もある、地域にとっての核になる施設だから、地域づくりの観点から学校はなくてはならないという考え方と、保護者の皆さん方は、いや、そうはいっても大規模校に行かせたいというせめぎ合いが、各地域では実際に起きております。それをどう調整していくかということで、行政は統廃合、本答申を策定するに当たって、教育委員会を都合26回手がけたというような経緯があるわけでありますけれども、そういう校区を取っ払ってしまうと、そういう検討の、検討会なんていうことを飛び越して、一挙に実態が、子供たちが流動化してしまうということになって、あっという間に統廃合を結果的に余儀なくされるということが当然懸念されるというか、想像されるということでございます。したがって、今、福島議員が言われた御意見は、潜在的に強烈なものがあるというふうに思っておりますので、この統廃合を考えていくに当たって、校区の検討は市長部局といたしましても市全体の問題として考えていくべき課題であるとはしっかり認識いたしますが、いま少し時間をかけたいというふうに思いますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君。 ○議員(9番 福島 光浩君) やはり現実を見てください。それならとめられますかと市長に聞きたいですけども、その流れとめられますかと。だんだん減っていくことを、ほんならふやしますかと。必ず、あっという間に起きると問題だと言われましたけども、いずれ来るわけですわ。だから私はそうではなくて、次、地域に学校がなくなったにしても子供にかかわれるような雲南市にするとか、そっちの方にもう目を向けてシフトしなきゃ、今だめなんですよ。もうそんな、現実を変えられるわけないんですから。だからこれ大きな問題ですんで、ぜひとももっと真剣に、ここにおる皆さんの責任です、子供は決められません、皆さんの責任です。そのことをもう一度肝に銘じて、本当に真摯な姿勢でこれから取り組んでいただきたいというふうに思います。以上、終わります。 ○議長(堀江 眞君) 答弁はありますか、市長。  速水市長。 ○市長(速水 雄一君) そうした動きにしっかりと目を見据えた上で、先ほど申し上げましたように、いましばらく検討をしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 9番、福島光浩君の一般質問を終わります。     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) ここで10分間休憩といたします。              午前10時31分休憩     ───────────────────────────────              午前10時42分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、本会議を再開いたします。  引き続いて一般質問を行います。  10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 3月定例会、一般質問、2項目について通告しております。新年度の市政運営について、第2次雲南市教育基本計画について、それぞれ何点か質問してまいります。  まず、新年度の市政運営についてであります。  今議会で合併以来6度目の新年度予算を今、審議しているところでございます。財政非常事態宣言発令のままの厳しい状況が続いておりますし、先般来ありますように、地方交付税の一本算定の懸念とか、平成24年度の収支均衡を目指すということ、大変厳しい中で予算編成が行われたものと思っておるところでございます。こういった厳しい状況の中、長野県で平成3年から始まっております、行政サービスを低下させないために新たな予算を組まずに既存の施設や人材を使ってやっていくということで、いわゆるゼロ予算事業というものが行われてきておりますけども、島根県も平成5年から始まっております。雲南市ではゼロ予算という言葉は使われてはおりませんけども、いわゆるこのゼロ予算事業という意味で位置づけられている事業が新年度の市政においてあるかないか、そして、あるとすれば、その内容について具体的にお示しいただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新  一幸君) 御質問のゼロ予算についてでございますけども、このゼロ予算事業につきましては、特に統一された定義というものがなく、さまざまな言い方がされております。ゼロベース予算とも言われることもございます。一般的には限られた予算の中で成果を上げるため特段の予算計上を伴わない形で行う事業というふうに言われておりますが、行政の効率的な、あるいは効果的な運営を考えるにおきましては、特にゼロベースという、そういう言葉を上げてやるのではなく、ごく日常的な業務の中で、当然それぞれの業務の中の創意工夫によって行われるべきものというふうに考えております。あえてその事業があるかという御質問でございますけども、現状の中では特段名前はつけておりませんけども、そうした類の業務はやっているというふうに認識しております。  具体的には、これも今回の一般質問で再々言葉として出ておりますが、出前講座、ふるさとづくり講座ですけども、これにつきましては現在、30テーマをもちまして、それぞれの各部局から提出されたテーマごとに、御希望に応じて出かけております。実績といたしましては、21年度中に85件、延べ1,687名の方を対象に、職員がそれぞれ地域へ出かけまして、この出前講座を実施しております。そのほか、例えば携帯電話の不感地帯、これは非常に経費がかかるわけでございますけども、これを通信事業者が直接直営でやっていただく方が本来、一番好ましい形でございまして、そうした携帯電話事業者からの問い合わせに対して、用地の関係、そうしたことを相談に乗っていると、こうしたことも一つのゼロベースではなかろうかと思います。そのほか、市が国交省や、あるいは県に呼びかけて道路の除草作業をやったり、あるいは学校の総合的な学習の時間に税の話をしに出かけていったりとか、そうしたこともこのゼロ予算事業の中の一環ではなかろうかというふうに考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 先ほどお答えいただきましたように、出前講座を初め、数年前の答えでは、ほかの議員が質問された分に対して、市長は地域教育コーディネーターとか、そういったことも上げられながら、いわゆるゼロ予算事業というようなこともお答えがあったようですけども、先ほども出ておりました出前講座、私はこれは非常に有効な手段であろうと思っております。これを発足されたときも申し上げましたように、大いに伸ばしていく事業であろうということを思っております。  10年前、15年前と財政状況を初め、行政を取り巻く環境は非常に変わっています。厳しい中で、やはり出前講座を初め、市民の皆さんと直接話をしていく、こういったことが非常に大事であろうと思っておりますし、私もいろいろ困ったときに、必ず課題解決の答えは現場にあるという思いでおります。ですので、ぜひともこの出前講座、21年度実績85回ということであるようでございますが、さらにPRを重ねて、市民の皆さんと直接対話で、本当に課題解決をどうしたらいいかということを、ぜひ強力に推進していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  2番目でございますが、以前もありましたように、通告でちょっと均一化という表現をしてしまいましたけども、市長の方から合併による平準化の名前のもとに元気のなくなったものの見直しを指示したという発言が昨年の全員協議会でありました。その後、この元気のなくなったものの見直しについてどのような議論があり、新年度にどのようにつながったのかを伺います。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 合併を、効果を出すためにいろいろな見直しをやってきたわけでございますが、その中には、これまでも御確認いただいておりますように、税の標準化、公共料金の平準化等々あるわけですけれども、加えて地域がはぐくんできた文化、それを背景とするいろいろなお祭り、イベント、本当に各地域がプライドをかけて頑張ってこられたいろいろな催し物があるわけですが、ともすると、それらもひっくるめて財政支援交付金等が一元化されて、平準化されてきております。高かったところは低く、低かったところは高く、また自治会へ対する交付金等も、かなり差があったものが平準化になっておるということで、地域の頑張りを揺るがすということもなきにしもあらずという状況が、金額面からいえば言えるわけでございますけれども、やはりこれは、地域のよさは、まちづくりの軌跡はやはり力強さを失わずに続けられるべきだろうというふうに思った上での発言だったわけでございます。  どうするかということでございますが、その後は特にけんけんがくがくの議論をやったというわけではありませんが、雲南市の強みとして生かしていくということからすれば、やはりブランド化プロジェクトの中でそれが進められるべきだろうと、そしてまた、この4月からいよいよスタートいたします地域自主組織が表に出て活躍する交流センター構想、この中で地域自主組織が単独で、あるいはグループで今までの地域のよさを、それを取り上げて、その地域を挙げて、複数のあるいは単独の地域自主組織を挙げて強みを発揮するために取り組んでいくという、そういうやり方で元気な雲南市づくりをやっていくというのがこれからのまちづくりに沿ったやり方ではなかろうかというふうに思って、22年度に臨もうとしているところでございますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 正直言って、もう少し期待をしていたんですけども、今、地域を挙げてということでございましたが、昨年の全員協議会の議論の中で私も申し上げておりますけども、一例でございますが、青少年健全育成などは非常に熱心に取り組んでいたのが、平準化の名のもとに少しその元気がなくなったのではないかというような趣旨も含めて、昨年の全員協議会で言ったことでありまして、先ほど市長の方から地域を挙げてということがございましたですけども、行政としても青少年健全育成というのは、これは市の大命題であろうと思っておりますので、市として積極的に今後も、今すぐじゃなくて継続的に、こういった平準化の名のもとに元気がなくなった分をもう一遍掘り起こして、特徴ある雲南市づくりにしていただきたいと思っておりますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 青少年育成の取り組みは、これは雲南市になればなおさらのこと、力を入れて取り組まねばならないという政策であります。あれの各町の交付金の偏在というのがあったがために、これを見直してということで、余った部分は例えば図書券にとかいう、そのことがあったわけでございますが、そういったことについてはもう少し雲南市全体のあり方から考えて見直そうということで、事業費として金額的に高かったところは低くということになっているわけですが、雲南市全体としては、青少年育成協議会の活動をより活発にしていく考えでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 先ほど申し上げましたように、青少年健全育成につきましてはほんの一例でありまして、さらに見直しを常に行って、やはり元気があったものの元気を取り戻すような展開を求めます。  次に、第2次雲南市教育基本計画について伺います。  第1次の雲南市教育基本計画が今年度で終了して、先般、第2次の教育基本計画が示されましたですけども、この第1次の計画をどのように総括されておりますでしょうか。そして、この1次の計画の反省点、改善点について、第2次の基本計画にどのように反映されているのかをお伺いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 藤原政文議員の御質問にお答えいたします。  第1次の基本計画の総括ということでございますが、個別の事項につきましては、実現できたもの、またできなかったもの、それぞれあるわけですけれども、総括的に申し上げますと、おおむねこの計画が実現、実行できたのかなというふうに考えているところでございます。  特に学校教育でございますけれども、「夢」発見プログラムの策定、そしてこれの実践、これによりまして総合的な学習の時間、あるいはふるさと教育、キャリア教育の一層の充実が図れたというふうに思っております。また、不登校の対応でありますとか、あるいは特別支援教育への対応、こうしたことも、その体制の充実によりまして課題を抱える子供たちへのきめ細やかな対応が図れたというふうに考えております。
     一方、家庭教育あるいは社会教育の面でございますけれども、お弁当の日、これはすべて小・中学校で実施いたしました。そして生活リズムとメディアの関係もすべての学校で取り組み、そして雲南市全体でのうんなん家庭の日、こうしたことを実施したところでございまして、家庭、地域に向けた具体的な実践ができたというふうに考えております。  また、地域全体としてでございますけれども、一つには学校間の交流が非常に深まった、小学校あるいは中学校同士、そしてまた校種間、いわゆる幼稚園と小学校、小学校と中学、こうした連携、交流が一つは盛んになったと。そして放課後子ども教室の充実、また、さらには平成19年度からキラキラ雲南さんとの連携によりまして長期の休業日あるいは土曜日、日曜日の子供たちへの対応ができたというふうに思っておりますし、20年度からスタートいたしました学校支援地域本部の実施によりまして、大勢の方が学校に支援にお入りになったと、こうしたことから地域を挙げて学校支援、子供たちの支援が図られたというふうにも考えております。こうした一つの成果の背景といたしましては、雲南市の私ども教育委員会の事務局体制の中で、一つには統括監の設置、そして幼児教育専門官の設置、また生徒指導主事、特別支援教育にかかわる指導主事の配置、さらには社会教育主事の配置、そして教育支援コーディネーターの配置と、こうした一つの体制づくりがあったわけでございますが、私ども、何よりもやはり地域の皆様方、そして保護者、先生方、教職員の皆様方のきめ細やかな実践、対応があったからというふうに考えているところでございます。  こうした中での課題といいますと、やはり子供を取り巻く課題が今なおあるわけですが、一つには、少なくなっては、減少してはおりますけれども、不登校の児童への対応、また不登校を出さない学校づくり、そして子供たちの自然体験も含めた体験活動のさらなる充実、そして生活リズムと、そしてメディアとの関係、こうしたところへの対応、これが大きな一つの課題かなというふうに思っておりまして、家庭、学校、地域の連携、家庭の教育力の向上、そして地域の教育力を高めていくためのこうした仕組みづくり、これが課題だというふうに考えております。  こうした中で、今回策定した、新しく第2次の基本計画を策定したところでございますが、主な柱がございます。4点ございますけども、1点は、家庭、学校、地域、そして行政の主な役割を明確にしたということが1点でございます。そして「夢」発見プログラムを雲南市の特色ある学校教育の大きな柱に据えまして、さらなる充実を図るということで積極的な取り組みとして組織的に進めてまいりたいと考えております。この「夢」発見プログラムをさらに幼児期からということで、幼児期版の「夢」発見プログラムを策定、実践していきたいと考えておりまして、幼・小・中の一貫した教育の流れを構築したいなというふうに考えております。そして、雲南市の社会教育の今後の目標、役割の明確化ということで、社会教育コーディネーターを各中学校区に配置するということでございまして、これまで以上に学校教育と社会教育の協働を目指していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 以前質問したときは、第1次は総花的であったなという言葉もございまして、そのこともあってか、私も2次の計画、一応目は通しておりますが、もし私の解釈が違っていたらそう御指摘いただきたいんですけども、まず第1次計画にありました通学区域の弾力化、学校選択制度の導入の検討、それから2学期制度の導入、この3つの言葉が2次で見当たりません。2学期制度の導入については、1次でも学校現場の声を聞きながら検討するということがあったので、恐らくニーズがない、学校現場がまだそういう状態にないということで消えたのかなということは理解できるんですが、この通学区域の弾力化、学校選択制度の導入の検討については、先ほどの福島議員の質問にも関連してまいりますが、2次計画で触れられてないような気がいたしておりますが、どのような議論で消えたのか。私から見ると、これが消えたのかなと解釈しておりますが、どのような議論があってのことでしょうか。  それで、先ほど福島議員の答えで市長が答弁された部分ともし重複すれば、その部分は省いていただいて結構ですので、端的にお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 基本計画の中で通学区域の弾力化、そして学校選択制が掲載されていないということでございますが、これは御存じのように学校の適正規模適正配置検討委員会、こうしたところで検討いただきました。そして、その答申に基づいて私ども、時間をかけながら学校の適正規模適正配置の基本計画に盛り込んだところでございまして、今後はこの計画に基づいて議論していくということでございますので載せておりません。なお、議論の経過につきましては、市長が答弁したとおりでございます。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) それでは、ちょっとこれは後にもう一度出てきますので置かせていただきます。  2点目です。第2次の計画で、特に目についておりますのが、地域との連携という言葉が非常に多く出てきております。ああやって交流センター構想の議論の中で、これまで公民館が担っていた生涯教育についてどうするかという中で、地元の中から自主組織を初め、地元の方では教育委員会の姿が見えないという不満、不安の声が大きく聞こえている現状があります。これは今月も聞いております。地域のこのような声にこたえるために、関係者としっかり話し合いながら雲南市の社会教育を構築しなければならないと思っております。  例えば先ほどありました出前講座、講座の中にこういった講座があるのかどうなのかはわかりませんが、もしないとすれば新たに設けてでも、やはり教育委員会の姿が見えないという不平、不満については、不安、それを解消するためには教育委員会がもっと現場に出かけていく姿勢が欲しいと思いますが、御所見をお伺いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 交流センターに伴って、この社会教育はと、そしてまた教育委員会の姿が見えないなという御質問でございますけれども、この交流センターの構想のときに、社会教育は今後どうなるかということでございました。今回の基本計画にもお示しいたしたところでございますが、まず今後の雲南市の社会教育は、さまざまな目標があるわけですが、まず学校支援、そして家庭教育支援に取り組んでいくということで、社会教育は個人の要望、そして社会の要請にこたえる社会教育、このバランスが大事と言われていますが、この学校支援、家庭教育支援、これを社会の要請にこたえる社会教育というふうに考えております。したがいまして、家庭の教育力の向上、地域の教育力向上、これがひいては学校支援になると思っておりますし、また、大人の学習といたしましては、子供の学習を支える、そのために大人がかかわるための学習を社会教育で支援していくと、これが大きな私どものねらいでございます。  そこで、先ほどございました社会教育が今後どうなるかという不安等々でございますけれども、私どもはこれまでの公民館の生涯学習、あるいは社会教育のこれまでの実績、歩み、こうしたものを考えたときに、私はこの学校、合併以来5年間、しっかりと自主的に各公民館が取り組んでいただいたと、取り組んでいらっしゃったというふうに思っておりまして、これが交流センターになりましても、これまでの取り組みは必ず担保できるものというふうに考えております。また、人的な体制も整っているわけでございますし、さらに総合センターには地域づくり担当者が教育委員会の職務兼務ということで、いわゆる生涯学習推進の行政の具体的な窓口として配置されております。こうしたことで、自主的な社会教育、生涯学習をしっかりとまた進めていただければと思います。ただ、先ほどもございましたように、教育委員会として、社会の要請にこたえるために必要な社会教育、生涯学習、こうした場は教育委員会の社会教育課が責任を持って提供したいというふうにも考えておりますし、また中学校区に配置いたします社会教育コーディネーター、このコーディネーターと交流センター、学校、こうした2つの大きな生涯学習の場を結ぶ、調整していく役割を果たしたいというふうに考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 教育長の思いはわかりますが、受けとめ側です。行財政改革実施計画を見ましても、交流センターの設置及び運営の中では、これまでの公民館で行われた機能に加え云々と書いてあるんです。結局皆さん、受けとめ側です、住民、自主組織側は、今まで公民館がやってきたことに加えてプラスアルファのことをやるのが交流センターだという感覚ですし、まさにそれを求めておられるはずなんですが、教育長の思いはそうであっても、現場はそういった教育委員会の姿が見えない中で、今まで公民館が担ってきたものが自分たちにかかってくると、そういう中でどうなるんだということがわからないというのが現場の声でして、これは一人や二人が言われていることではないという現実をしっかり受けとめていただきたい。ぜひそういった教育長の思いを、本当に出かけていかれて、今からせっかくスタートする交流センターに当たって、やはり現場に出かけていって話し合いを持たれて、そういった不満や不安を解消する努力をすべきだと思います。いかがですか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 議員御指摘のように、私どもといたしましても、この交流センター、実際に現場へ出かけまして我々の思いを伝えていかないといけないというふうに感じたところでございますし、また、ぜひともそういうふうにしたいと思っております。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 少し私の方から補足を。  公民館が生涯学習の拠点として、その役割を果たしてこられましたが、これまでの市政懇談会でお話ししてまいりましたのは、公民館はそうした生涯学習の拠点としての役割はもとより、地域自主組織が行おうとする地域づくりや、それから福祉の拠点やら、何でもかんでもの拠点として、既に公民館がその役割を担っていらっしゃる、生涯学習の拠点以上に。それは大変だろうと。だから館長さんや主事さんだけに頼るんじゃなくて、地域のみんなで地域自主組織という組織をつくって、公民館を拠点にみんなでやっていこうということでございますので、生涯学習活動は、これまで公民館が担ってこられた生涯学習は、もちろん今まで以上にそれこそスケールメリットを発揮して推進していくということでございますので、教育委員会だけが表に出て生涯学習活動についての役割をしっかり担保しますよという、そういう市民の皆さんに対する説明の仕方よりも、雲南市として出かけていって、いろいろなコンセンサスを図るための努力をしていかなければならないと改めて思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 今回は、交流センターのことを通告しておりませんので、これは総務委員会の中でまた改めてただしていきたいと思うんですけども、理屈じゃなくて、行政側が何を思おうとも、受けとめ側がそういう不安を抱いていらっしゃるという現実だけは真摯に受けとめてください。  次に行きます。  たくさんあるんですけども、ちょっと交流センターに絡むんですけども、この第2次の計画の中に生涯学習施設の整備運営という項目がございます。この中に地域や学習のニーズに対応した施設の運営に努める必要があると記載されておりますが、今は指定管理者制度のもとに、この地域とその関係が必ずしもうまくいっていないケースがあります。例えば仮予約した施設が数日後、何の連絡もなしに、別の団体が本予約をしたために仮予約した団体が使用できなかった例。そして市外の団体が連続して予約しているために地元の人が使用できないという事例が発生しております。指定管理としては経営のことがありますから、当然そういった面も出てくるんでしょうけども、この2次の計画にうたってあるような地域や学習者のニーズに対応した施設の運営という面からいきますと、この指定管理者制度のことでの相反する部分が出ている現状があるということを認識していらっしゃるかどうか。認識していらっしゃるとしたら、どのように改善されていくか、この点について伺います。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 指定管理者制度の中での生涯学習施設でトラブルということでございますけども、私自身は、この状況については把握いたしておりません。ただ、こういうことが当然あってはなりません。私どもがこの基本計画に盛り込んだ内容でございますけども、これはあくまでも皆さんの生涯学習施設として利便性が高く、使いやすいものであってほしいと、こういう願いでそうした施設の利用の実現を求めるものでございます。こうした中で、私どもといたしましては、一つには指定管理者の現場での対応をよりよくしていただくというためにも、私どももまた話し合いの場も設けたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) こういった苦情といいますか、お話を私も受けておりますので、教育委員会だけじゃなくて市長部局と連携をとりながら、こういった問題はぜひ解決していかなければ、それこそ地域活性化のためになりませんので、その辺、連携をうまく進めていただきたいと思っております。  次に、高等学校との連携の強化ということも記載されております。各種会議等への参画のほか、さまざまな取り組みにおいて高等学校との連携を強化という文言が記載されております。雲南市内に3つの高等学校がございます。雲南市に誇りを持つためにも、市内の高等学校にぜひ進学していただけるように、例えば実業高校は雲南市内にありませんので、例えば普通科でありましたら松江や出雲に出かけなくても雲南市にあるわけでございます。今、小中一貫という言葉がありますが、ぜひここの中に高校も入れた中高一貫となるような強力な連携の強化が必要ではないかと思っております。  これを考えるときに、高等学校の統廃合の話題が欠かせません。県の方も高等学校の統廃合を視野に入れているはずです。ですので、そういった高等学校の統廃合を視野に入れながら、雲南市の子は雲南市の高等学校に行けるような、例えば表現がいいか悪いかわかりませんが、あなたは松江のどこどこの方がいいよというような進路指導などないような、ぜひ雲南市の子は雲南市の高等学校に行けるような、そういった指導も含めて、高等学校との連携の強化を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 高等学校との連携ということでございますが、議員おっしゃいますように、高等学校との連携は極めて重要であろうというふうに私も思っているところでございます。これまで特に中学校と高校との連携はございまして、生徒指導面あるいは学習面での話し合いの場、あるいは授業参加の場、こうしたところの連携はございますが、さらに私どもがこの基本計画で望んでおりますのはキャリア形成の部分、これから幼・小・中、そして高の部分で系統的な連携ができればというふうに望んでいるところでございます。ただ、学校、県立高校の場合は学校選択制となっております。こうした中でよりよい進路選択を望むものでございますし、また県立高校の統廃合等につきましては、県立学校ということで私どもがこのまた統廃合に関しての議論をする立場にはないというふうに考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 統廃合は恐らく間近に迫っているものと思っておりますが、私が言いたいのは、せっかく、雲南市の子供たちが雲南市の市内の高等学校で学んでいただけるような環境というか、雰囲気づくりをすべきだろうということが言いたいところです。  次に、この中に永井隆平和賞ということも載っております。安井議員の方から質問がありましたように、私もこれは雲南市のブランドだと思っております。そこで、三刀屋町時代は「永井隆平和賞」という看板だったんですが、今、残念ながら「雲南市永井隆平和賞」という、「雲南市」という文字が入っております。永井隆平和賞は恐らく世界で一つであろうと思っておりますので、「雲南市」の文字は不要、永井隆平和賞は雲南市のものなんだと、世界発信してるんだと、それぐらい雲南市のプライドを持ってやるべきだと思っております。雲南市の看板の中で、この3文字は消すべきだと思いますが、いかがですか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 永井隆平和賞でございますけれども、雲南市の冠を取ったらという御意見ですが、実は私もこの永井先生のいろいろなところでお話を聞くわけですけれども、よく言われるのが、島根県の方でしたかということをよくお聞きになりまして、長崎の方だというふうに言われることが結構多うございまして、やはり出身地は松江でもございますし、生い立ちの地の三刀屋ということで、私どもはこの生い立ちの三刀屋、そして雲南ブランドというところでは、やはりこの雲南市をアピールしたいなというふうに思いますので、この冠はつけたいというふうに考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 再度になりますが、旧三刀屋町時代は自信を持って、三刀屋町の名前をつけずに「永井隆平和賞」でスタートしていらっしゃいます。私は継承すべきだろうと思っております。  そのほか、学校施設の安全管理とか安全確保の推進についてとか、また学校施設の地域開放の推進とか、まだ質問したいことはあるんですけども、時間の関係でまたの機会とさせていただいて、次の質問に入ります。  これも第2次の雲南市基本計画の中に入っておりますが、その中で学校の適正規模適正配置の推進ということも載っておりますが、これとは別に、先ごろ示されました基本計画について伺いたいと思います。  先ほどの福島議員の質問と関連してまいりますが、この統廃合に関していいますと、どうしても出てくるのが地域の思いと保護者の思い、これが往々にして違うということが見られております。この保護者の思いと地域の思いの相違をどのように整理した上で統廃合を判断していくのか、その点について伺いたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 統廃合を進めるときに、保護者の皆さんの思いと、そして地域の皆さんの思いが違うことが往々にあるんだということでございますが、議員おっしゃいますように、私どもも昨年の5月から実際に地域へ出かけてまいりまして、その中で統合を一日も早く進めてほしいと、こういう御意見もあれば、一方では地域の活性化のためには統合してほしくない、こういう声もございまして、実際に保護者の皆さんと地域の皆さんの意見が違う、時には意見の対立といったことも見られているのは事実でございますが、こうした中で大変、教育委員会としても難しい一つの課題かなというふうに受けとめているところでございますが、私ども、これまで話し合いをしてきた中では、やはり大人が責任を持って、今の地域の中で子供たちの学び、あるいは育ち、こうしたものがこれで本当にいいのかどうなのか、そうしたことを第一に考えていただきたいというふうに思っておりますし、そうしたことを常々訴えておりますし、また訴えていきたいなというふうに思っております。  そして、地域へお願いするのは、やはり先ほども福島議員の御発言もございましたように、やはり地域の中で保護者の皆さんが自由に意見が言え、そして自由な討議、討論ができると、こうした場がぜひともあってほしいなと思っております。そして、仮に統合になりましても、やはり保護者の皆さんも地域の皆さんも一緒になって、この地域の中で子供たちをどう育てていくのか、こうした視点で議論を進めていただければというふうに考えておりまして、いずれにしても教育委員会、行政主導で統廃合を進めるということではなくて、時間をかけて、そして合意形成のもとでよりよい学校統合を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 非常に悩ましい問題であって、正解はないんじゃないかなという気がしております。しかし、先ほど教育長もおっしゃいましたように、やはり子供の視点、主役は子供であります。子供の学び、育ちを大事にすることが重要かなと私も思っております。親は子供の成長や未来を最優先に考えています。地域もやはり子供たちの成長、未来を最優先に考えてほしいものだと私も思っております。地域のシンボルであるということも私も痛いほど感じております。私の地元でも、地域から学校をなくさないためにということで、住民ボランティアで奉仕作業で学校整備をやっております。そのように、地域にとって学校というのは大切だいうことは私も百も感じております、痛いほどわかります。ですけども、例えば極小であったりとか、それが仮に子供たちの学びや育ちにとって、それよりも違う方法があるよということであれば、私は自分の子供を本当に大事に思うように、地域の方々にもそういうふうに考えていただいた議論をしていただきたいなと。そして、先ほど福島議員の方からありましたように、ぜひ本当に若い人の声を十分に聞いていただきたい、そういう場を設けていただきたいと私も思っております。  地域から学校がなくなると、子供の姿が見えなくて寂しいという声も私もわかります。ただ、私、去年の日登のふるさとまつりで感じたんですけども、日登出身の木次中学校へ通う生徒が店を出したりとか、木次中学校の吹奏楽部の皆さんが来ていただきました。多くの方に本当に感動していただきました。ですので、地元に置かなくても、例えば戻っていただく、学校側からいくと地域に子供を戻します、帰しますという表現を校長先生はしていらっしゃいましたけども、そういった方法もあるわけでございますので、ぜひ子供の学び、育ちを大事にした中の議論を希望するものでございます。  副産物といたしまして、吹奏楽部の保護者の方もたくさんいらっしゃって、日登のおいしいくん玉ラーメンをPRできたのも、市内交流、または地域産業につながったかなという、そういう副産物もあったかなという気がしているところでございます。  それで、2番目の、さっきの計画の中で子供たちの学びや育ち、どのような視点かということを通告しておりますが、再々出ておりますので、これは非常に議論が深いところだと思いますし、先ほども出ておりますので取り下げさせていただきます。  4番目に、中学校の部活動のあり方も、やはりこの適正規模適正配置の基本計画の中にも入っておりまして、計画策定の視点の中ではうたってあるんですけども、それではどうするかということが書いてありません。一方、第2次の教育基本計画の中では、運動部と文化部という分け方では記載はされてありますけども、この適正規模適正配置の中では今後さらに協議が必要となってきますという認識なんですけど、私はもう既に数年前から必要だと思っていたのがやっと出てきたのか、ちょっとレスポンスが悪いなという気がしております。  それで、今までどのような議論がされて、今後、中学校の部活はどういう方向であるべきかということを伺いたいと思います。特に数年前から言われておりますように、社会教育の中でのとらえ方という視点も出ておりますが、その点も含めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 中学校の部活動ということでございますが、これは、一つは適正規模適正配置の中でも、やはり生徒数の減ということからも、部活動もできない、こうしたことがまた区域外の就学、こうしたところへも今後、一つの大きな課題だというふうに認識しているところでございますので、御質問の部活動についての現状と、そして今後の方向性ということでございますけども、議員おっしゃいますように、生徒数の減と、そしてそれに伴いまして教員の配置も減少するわけでございますので、したがって、教育活動の一環としての部活動、2人体制で顧問がいるわけですが、こういう顧問の体制もとれない、そしてまた部活動の存続もなかなか難しいと、こういったことは雲南市でも大規模校と言われる学校でも既に起こっている一つの大きな課題でございます。そしてまた、子供たちがさまざまな部活動に対するニーズもございますし、それに対応しての部活動の存続ということの間では大きなギャップがあると、これも一つ拍車をかけているのかなというふうに考えているところでございます。  そこで、どうしても教育活動ということで責任ある部活動を推進していくためには、顧問の2人体制ということです。しかしながら、これがなかなか実現できないということでは、先ほどございましたように、今後は社会体育への移行、そして2人体制の場合には地域の人材のまた支援というふうなことも考えられるところでございます。現在、社会体育への移行というところでは、加茂町で既に総合型地域スポーツクラブがスタートいたしております。そして大東町もそうでございますし、現在、三刀屋町がそうした形での総合型地域スポーツクラブを、結成に向けての準備いただいているところでございまして、こうした一つは総合型地域スポーツクラブの中で、特に土曜日、日曜日を中心とした、連携したことができないのかどうなのか、こうしたことも検討してまいりたいと思っておりますし、いずれにいたしましても、スポーツ団体、そして体育協会、体育指導委員が、それと学校との協議を早急にしていかなきゃならない大きな課題だと考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 今、体育が主だったんですけど、文化部も同じことでありまして、例えば吹奏楽部にしたって思うようなことができないという現状がありまして、何年か前でしたかね、市長が御出席だったと思うんですけど、まちづくり懇談会でもそういったことを検討すべきだという声も既に上がっております。私にとりましてそうだったんですけど、恐らく多くの方がそうだと思います。この部活動というのは、人間形成において大変大事な部門を占めていると思っております。ぜひ、それこそ子供たちの学び、育ちの視点に立って、真剣な御討議をお願いしたいと思います。  次、計画の中に、両方の計画、耐震化計画という、耐震化ということが載っております。これ、この質問は今一般質問でも出ておりますけども、答弁は財政計画に盛り込んで実施していくという答弁のみでございました。以前から私も質問しておりますが、調査結果が出次第に計画を発表するということは以前から言われておりますが、いまだ耐震化計画は示されておりません。この計画についてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。 ○教育部長(清水  寛君) この問題につきましては、17番議員さんからも御質問いただいております。市内の学校施設の耐震化の状況でございますが、耐震診断の結果、危険改築対象の校舎は2校で3棟。それから大震災で倒壊のおそれがある耐震度が0.3未満の施設が、校舎で1校で2棟、屋内運動場が4校、4棟ございます。また補強が必要とされる耐震度0.7未満の施設は、校舎が9校で10棟ございます、屋内運動場が2校で2棟ございます。この結果に基づいて、平成20年度、21年度、事業として校舎改築を2棟行って、耐震補強は校舎を1棟、屋内運動場を4棟実施しました。これによって0.3未満の学校施設の耐震補強についてはすべてを完了したということになります。残りの耐震度が0.7未満の学校施設、12施設でございますが、これの耐震計画については、基本的に耐震度の低いものから順に年次的に整備をしていきたいというふうに思っております。  17番議員さんにお答えしましたように、平成23年度から、この地震防災対策特別措置法というのの期限切れがございます。国庫補助事業等の採択にも非常に限りがございますので、財源確保が今後非常に厳しい状況にございます。これから次代を担う子供たちの施設ということで、耐震化についても最優先課題として取り組んでいかなきゃいけないと、そのために市長会等を通じて補助事業の継続についても働きかけてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 私がしつこく言ったのは、結局きょうは順番は一々はいいんですけども、先ほど耐震度の低い方から順次という方向性が示されたので、それできょうは十分なんですけど、結局これだけ財政が厳しい中で、優先順位がどうなるかということがはっきり示されないと、住民の皆さんも納得がいかないので、なので以前から計画を示すべきだということをずっと言ってきたわけでございます。もう一つは財政、国の関係のは、ぜひ市長が中心になって、要請活動は必ず必要だろうと思っております。  最後に、学校給食について伺います。  学校給食の中で3点質問しておりますが、現在の地産地消の学校給食の評価につきましては、これも今議会で何人か質問が出ておりまして、教育長の方からは、生きた教材や心の教育であるという評価をしていらっしゃいますし、雲南市のブランドじゃないかということで、市長も似た視点で答弁されたところですが、あえて違った表現でお願いしたいんですけども、先ほど申しましたように、苦しい財政状況の中であれもこれもじゃなくて、あれかこれかが迫られている中に、この地産地消による学校給食は継続していくに値する、まさにあれかこれかの事業であるという認識かどうか、市長、お願いします。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 次代を担う子供たちをたくましく育てていくための最優先課題であるというふうに思っております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) あれもこれもじゃなくて、あれかこれかの重要な施策だということでございます。  私自身、12月議会でも質問しましたし、今議会でも数名の議員から出ておりますが、繰り返しになりますが、民間委託で現状維持ができるかということは私も不安に思っております。12月議会で申しましたように、民間というのはコスト意識が高く、どうしても現在の手間暇かけたものに対する維持が心配されてなりません。教育長は、安心・安全を担保するために、この一年で実証しなければならないという答弁もあったところでございますが、まず確認でございますが、現在の嘱託職員さんを初め先般新しく採用された職員さんは継続雇用の考えかどうか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) この雇用いたしました職員さん並びにこれまでお願いしております臨時職員さん、いずれもこのノウハウ等を継続していきたいというふうに思いますので、継続雇用したいと考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 理想は現在の体制を守ることであります。しかし、行財政改革の中で一部民間委託ということが出ておりますが、12月も申しましたように、私は市内業者にこだわっております。なぜならば、心がわかるのはやはり地元に住んでいらっしゃる方であろうと思っております。12月は現在のところ市内業者はいらっしゃらないということでありましたが、先般、教育民生常任委員の皆さんが多額の政務調査費を出されて勉強会をされた席に私も同席させていただいた中から、新潟県十日町市ですか、ここの事例がありまして調べてみましたら、人口約6万人ぐらいの市ですけども、600食、1,300食の2つのセンターをNPOで運営されていらっしゃいます。これ全国で初めての学校給食の調理・配送業務を行政から委託されたNPO法人であります。講師の先生によると、職員のOBの方を中心に結成されたようでございますが、この効果について、まず行政が一番求められる学校給食の運営を最小限度の経費で受託できるというメリット、民主的な経営ができるということ、現場に責任者を置くことができて、教育委員会の指示に素早く対応できる。この中で心配されている、やはり給食センター長や栄養士さんから直接指示を受けるという部分が、よりスムーズにできているようなメリットがちょっと書いてありました。ぜひ私は、もしどうしてもやるんであれば市内業者にこだわるわけでございまして、ないないばっかりではなくて、こういうことができませんかという呼びかけを市内全般にわたってやってみるのも一つの方策ではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀江 眞君) 土江教育長。 ○教育長(土江 博昭君) 先ほどの新潟県の十日町市、NPO法人でなさっているということで、私もネットで調査したところでございますけども、大変いい学校給食の運営がなされているというふうに感じているところでございます。  先ほど御提案がございました、私ども、これから学校給食の委託業務の検討委員会を立ち上げて検討するわけですが、そうした流れの中で市内業者の皆さんにこうした、また呼びかけということにつきましても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 再三申し上げますが、理想は現状維持でありますが、どうしてもということであれば、絶対に市内業者にしていただきたい。民間企業も、ショッピングセンターを再建するときに新しく入られたときも、地元の業者を、納入業者をということで奔走された方がいらっしゃいます。民間の方もこの雲南市を愛するがために、地元地元ということをすごく意識していらっしゃいます。ましてや行政が最初から市外もありきという発想ではなくて、ぜひ市内業者でという視点で動くべきであり、1年先という計画がなされてはおりますけども、本当に守るのであれば、時期が1年ずれてもいいじゃないですか、みんなで市内、雲南市を発展させるためにも、子供たちのためにも、やはりこういったことがわかる市内の方にやっていただくことが私はベストだと思っております。そして、この木次がやってきた学校給食の中で協力していただいた業者があればこそであります。生産者が生産する野菜が足りない場合は快く引き受けていただける業者があったからこそであります。そういったことも含めて検討いただきたいと思っております。  最後になりますが、そうは言うものの、現実を見ますと非常に悩ましい問題もあります。今、学校給食の野菜の生産をやっていただいているグループは高齢化が進んでおります。先ほど市長おっしゃったように、これは最優先施策ということであれば、行政挙げて、この学校給食の野菜生産についてさらに打つ手があると思いますが、そのことについてどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 今、雲南市は食の幸を掲げ、ブランド化プロジェクトを進めていこうという取り組みで一生懸命でございます。その中に、次代を担う子供たちがこの雲南市の食の幸を味わわなくて何とするかということでございます。給食の地産地消率を上げていくために雲南市内の生産農家の方に全力を挙げて御協力をいただくような、そういう環境づくりを雲南市としてはこれからもしっかりと進めていきます。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 少し話はそれますけども、先般、尾原ダムシンポジウムがありまして、市長も御出席ではございましたが、そのときに島根大学でつくられた「尾原ダムの歩き方」という冊子がございまして、この中で地元の方が雲南市のいいところというのが載ってるんですけど、その中で、水と空気がきれいでも、それだけでは生きていけず、田舎の現実ということをおっしゃっている方がありました。私はこれを読みまして、ああ、本当にそうだなと、ちょうど学校給食に限らず、私自身もこうやりたい、こういう目標が必要だ、夢はあります。だけど現実を見るとこうだなという、非常に、いたく感じまして、これを主宰されました島根大学の作野准教授にそのことをお話ししました。そしたら作野先生は、それをやっていくのがマネジメントですよと一言おっしゃいまして、ああ、なるほどなと、これこそ行政や議会の責任が非常に重いものがあるなと思っております。理想を掲げながらも現実を見据えた、このギャップを埋めていくマネジメントのトップであります市長、この学校給食について最後、一言お願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 速水市長。 ○市長(速水 雄一君) 私もそれは目を通しております。別の言い方をしますと、きれいな水、きれいな緑、きれいな空気は、特に地方ではどこにでもあります。それをどう生かすか、そのすばらしさにいかに気がつくか、その気がついた感性で、それをどう生かしていくか、知恵と工夫が求められます。地産地消を進め、雲南市の給食のその割合を上げていくためには、雲南市の、特に生産農家の方を中心として、市民挙げてその大切さに気がついて、協力し合って、力を合わせて、場合によっては雲南市にとどまらず、雲南市1市、雲南地域1市2町、力を合わせて、ぜひそうした食の幸、恵みを味わい、そのことを自信を持って情報発信できるような、そういうまちづくりをしっかり進めていかなければならないということを改めて決意した次第であります。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君。 ○議員(10番 藤原 政文君) 終わります。 ○議長(堀江 眞君) 10番、藤原政文君の一般質問を終わります。  以上で一般質問のすべてを終わります。  ここでしばらく休憩といたします。再開は午後1時といたします。              午前11時49分休憩     ───────────────────────────────              午後 1時00分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、大変皆さん御苦労さまでございました。  本会議を再開いたします。     ─────────────・───・─────────────
    ◎日程第2 追加議案の上程 ○議長(堀江 眞君) 日程第2、追加議案の上程を行います。  議案第99号、雲南市市長及び副市長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第109号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号)までの議案11件を一括議題といたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第3 提案理由の説明 ○議長(堀江 眞君) 日程第3、提出者から提案理由の説明を求めます。  藤井副市長。 ○副市長(藤井  勤君) それでは、追加議案の提案をさせていただきます。よろしくお願いいたします。     ───────────────────────────────  議案第99号 雲南市市長及び副市長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  おはぐりいただきまして、これにつきましては、市長の給料、現在100分の20、副市長の給料、100分の15の減額を行っておりますが、これを引き続き来年の3月31日まで延長するというものでございます。     ───────────────────────────────  議案第100号 雲南市教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  教育長の給料の減額についてでございます。現在100分の13の減額を行っておりますが、これにつきましても来年、平成23年3月31日まで延長するというものでございます。     ───────────────────────────────  議案第101号 雲南市職員の給与の特例に関する条例の制定について     ───────────────────────────────  これにつきましては、職員につきましては現在、1、2級が3%、3級から7級までの職員が4%ということになっております。これにつきましてもこの間、職員組合の方と交渉してまいりまして、交渉の結果、1、2級の職員については100分の2、3級から7級の職員については100分の3を減額するということで話し合いがつきました。管理職手当につきましては、これまでどおり100分の10減額をするということでございます。期間につきましては、来年、平成23年3月31日まで延長ということになっております。     ───────────────────────────────  議案第102号 雲南市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  現在のこの特殊勤務手当につきましても、現在支給停止ということで職員組合の方とも話し合いがついております。これにつきましても来年、平成23年3月31日まで延長するということでございます。  なお、職員の特殊勤務手当につきましては、5つ現在ございまして、税務手当、これは滞納整理に従事する者、これが月額3,000円、専従でない職員については1回につき150円。防疫等の作業手当、1回につき2,000円。死体処理従事手当、これについても行き倒れの方の死体処理と。ほとんどもうこういうものはございませんけれども、一応手当としては残してあります。1回につき2,000円。それから放射線取り扱い手当、これは掛合の診療所の担当職員ですが、月額3,000円。それから福祉業務手当、これは福祉事務所で生活保護の担当業務ということで月額3,000円ということでございます。これについては支給停止ということでございます。それから掛合診療所の医師及び歯科医師の特殊勤務手当、これも放射線の取り扱い手当でございます。これは一般の職員と同じように月額3,000円ということでございますが、これも支給をしないということであります。あと企業職員の、これは水道局の職員でございますが、特殊勤務手当、月額2,000円ということでございます。これも支給停止ということになっております。     ───────────────────────────────  議案第103号 雲南市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これにつきましては、人事院勧告並びに島根県人事委員会の報告の趣旨を踏まえ、並びに労働基準法の一部を改正する法律及び国の一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴いまして、時間外勤務手当の支給割合、それから時間外勤務代休時間の新設についての改正を行うということであります。また、ことし4月から内閣府へ職員を派遣するということにいたしておりますが、これにかかわる地域手当及び単身赴任手当を導入をして、これに関係する住居手当についても改正するというものでございます。  まず、時間外勤務手当の支給割合の引き上げにつきましては、1カ月で60時間を超える時間外勤務につきまして、時間外勤務手当の支給割合を100分の125、または100分の135から100分の150に引き上げるというものでございます。それにあわせて、手当の支給にかえて時間外勤務代休時間を取得できる制度、これは新しく時間外勤務にかわる代休時間というものを取得できる制度を導入をするというものでございます。  それから、2番目が地域手当でございますが、これはいわゆる国家公務員などでは調整手当というふうなことで、特に全国の俸給表といいますか、給料表そのものは一律でございますが、地域、大都市などは生活費が余計かかると、こういうことで調整手当が支給されております。それが現在、地域手当ということになっておりますが、これにつきまして当該地域における物価等を考慮して、当該地域に在勤する職員に支給されているというものでございます。これが、手当の月額が給料、管理職手当及び扶養手当の月額の合計額に100分の18の範囲内で別に定める割合を乗じて得た額ということでございまして、現在、国の場合は1級地、東京都特別区内ですが100分の18、大阪府の大阪市などでは、これは2級地ということで100分の15ということになっております。  それから、単身赴任手当、これも初めてでございますが、国にあるもちろん制度、県にもございますけれども、やむを得ない事情によって配偶者と別居する職員で、単身で生活する職員に月額2万3,000円を支給するというものでございます。  また、住居手当の支給要件ということで、単身赴任手当を支給される職員で、配偶者が居住するために住宅を借り受け、月額1万2,000円を超える家賃を支払っている者に手当を支給するというものでございます。  条文につきましては、またお目通しをお願いしたいと思います。     ───────────────────────────────  議案第104号 雲南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これにつきましても人事院勧告、あるいは島根県の人事委員会の報告の趣旨、労働基準法の一部改正、あるいは国家公務員の、国の一般職の職員の給与の一部改正等に伴いまして、1カ月60時間を超える時間外勤務を行った職員に対して、時間外勤務手当の支給にかえて時間外勤務代休時間を指定できる制度を新設するというものでございます。     ───────────────────────────────  議案第105号 雲南市一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これにつきましても、今、身体教育医学研究所うんなんに2人の研究員がおられるわけですけれども、今、該当は1号と2号とありまして、この2号の研究員さんに今、お二人は該当しておられますが、1号の研究員さんというのは教授級の研究員でございますけれども、これは現在のところおられないんですが、制度として第1号の研究員さんには時間外勤務代休時間を適用除外とするということの改正でございます。     ───────────────────────────────  議案第106号 雲南市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これは、いわゆる時間内の組合活動の制限というふうなことでございますが、今、新しく時間外勤務代休時間という制度が導入されると、こういうことでございまして、これを取得をされている方につきましては、給与を受けながら組合団体の活動ができるということの改正でございます。     ───────────────────────────────  議案第107号 雲南市営住宅条例の一部を改正する条例について     ───────────────────────────────  これは2点ございまして、一つは東日登団地、これ次の議案第108号と関連いたしますが、今度、東日登団地を市営住宅として整備をするということでございまして、条例中の別表にこれを加えると。もう一つは、いわゆる市営の改良住宅といいますか、向島団地の建てかえに伴いまして、条例中の入居者の資格の変更というふうなことで、改正前は旧小集落地区改良事業制度要綱というふうなことになっていたわけでございますけれども、平成14年の3月末にいわゆる同和対策事業でございます地対財特法が既に効力を失っているということでございまして、この制度で今ずっとやってきたわけでございますが、この際、小規模住宅地区等改良事業整備要綱に掲げるものと、こういうことで、現在はこのような形でいわゆる国土交通省の所管のこういう事業がございますので、そういうふうなことで条文の整理をさせていただくということにさせていただきたいと思っております。     ───────────────────────────────  議案第108号 市営住宅の用に供する建物の取得について     ───────────────────────────────  次のページにその略図と位置図がございます。この建物は、もともと中国電力さんの社員寮として昭和61年の2月に建築整備をされたものでございます。3DKの建物でございまして、1部屋が69.6平方メートルございます。これがいわゆる中電さんの統廃合ということで、木次に営業所がございましたが、今は木次の総合センターが建っているところですね、あそこから撤退をされまして、出雲の方へ統合されたと。あとどうするかと、こういうことになって、結構建物自体は堅固な建物で日が浅いと、こういうことで平成17年の12月に市の方から市の土地開発公社に対しまして依頼ということで、平成17年の12月に先行取得業務委託業務契約を締結をされました。あと平成18年の2月に市の土地開発公社と中国電力さんで土地、建物の売買契約を締結をしたと、こういうことでございます。  その後、建物自体がすぐでも使えるというふうな、多少もちろん改修が必要なわけですけれども、水回りが悪かったりして、そうこうしているうちに、ああして高速道路、あるいは三刀屋トンネルの工事のために従業員さんといいますか、請け負われた建設業者の方の従業員さんの宿舎が足らないと、こういうことで御依頼がございまして、三刀屋トンネルの森本組さん、それからついこの間までは高速道路の吉田トンネル工事に従事される大林組さんが借りられるということで、8戸ございますけれども、1部屋で二、三人ぐらいということで、大体30人ぐらいの方がついこの間、19年、森本組さんは18年の7月から19年の6月まで、それから高速道路の吉田トンネルの大林組さんは19年の11月からこの間までお使いになったということでございます。12月までですね。  それで、それがあきましたので、ことしの12月の終わりから改修工事に入りまして、それを、改修工事が終わりまして、市の方が取得をするということになった次第でございます。  以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。                〔総務部長説明〕     ───────────────────────────────  議案第109号 平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号)     ─────────────────────────────── ○議長(堀江 眞君) 小林産業振興部長。           〔議案第109号 産業振興部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。            〔議案第109号 建設部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。            〔議案第109号 教育部長説明〕 ○議長(堀江 眞君) それでは、以上で提案理由の説明を終わります。  ここで静かに熟読するため、しばらく休憩とします。15分間休憩をいたします。この時計で55分まで休憩といたします。よろしくお願いをいたします。               午後1時34分休憩     ───────────────────────────────               午後1時52分再開 ○議長(堀江 眞君) ちょっと早いようですけど、おそろいでございますので、本会議を再開いたします。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第4 議案の質疑 ○議長(堀江 眞君) 日程第4、これから追加議案に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  13番、藤原信宏君。 ○議員(13番 藤原 信宏君) 議案の109号の一般会計補正予算(第10号)について、1点ほど伺いたいと思いますが、この予算自体は、きめ細かな臨時交付金を活用した事業は全額繰り越しということと、まだ事業が確定しない地域活性化・公共投資臨時交付金については地域振興基金に積み立てるという内容がすべてだろうと思っていますが、その中で、いわゆる地域振興基金に積み立てる分について、事業の内容というものが決まっておるのか、それとも22年度ですか、23年度までよろしいかということと、先ほどの説明で。そうしたものの内容が決定しているのかということについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) 1点目の内容については、まだ決定をいたしておりません。  それから、2点目については、平成22年、23年、2カ年で事業に対して充当していくということです。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  13番。 ○議員(13番 藤原 信宏君) それで、いわゆるこの公共投資臨時交付金、これもほかの交付金と同じように、交付限度額というものが自治体ごとに決定されて、これだけ配分しますというものなのか、ちょっと理解に苦しんでまして、こちらから要望した公共事業に対してだけ、何ぼか向こうの割り当てでつくというものに思っておりましたけども、ほかの交付金と同じように、いわゆる交付額が市町村ごとに決定をするというものであったかということをもう一度確認させていただきたい。 ○議長(堀江 眞君) 総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) 限度額については、国の方で算定されるということでございます。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  ほかにございませんか。  22番、板持達夫君。 ○議員(22番 板持 達夫君) 議案第100号のかがみ文の次に条例文が、案が載っていますが、最初確認をして、それから質問に入ります。この時間外勤務代休時間は、新しい制度、新しい……(発言する者あり)何ですか。100号。質問。104号。何言いましたかいな。100言いましたか。申しわけありません。 ○議長(堀江 眞君) 104号ですね。104号をお願いします。 ○議員(22番 板持 達夫君) はい。104号のかがみ文の次に条例案が載っていまして、時間外勤務代休時間というのが載っていまして、最初、確認をして、それから質問に入りたいと思いますが、この時間外勤務代休時間というのは、新しい制度、新しい措置なのかどうかということが第1点と、それから先ほど副市長の方から、この代休時間は時間外勤務が60時間を超えたというふうに説明を受けたように思いますけれども、それが間違いないかどうかということを確認して、質問に入ります。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。
    ○総務部長(渡部 彰夫君) それでは、私の方から答弁をさせていただきます。  104号の関係ですが、時間外勤務代休時間というのは新しい制度でございます。これについては、1カ月の労働時間、時間外勤務時間が60時間を超えた場合、超えた部分について代休制度がとれるということでございます。ただ、100分の125ですね、一般的に時間外手当の割り増し、25%割り増しですが、それがこれについては150まで引き上げられるということで、あい差の25部分について代休がとれるという制度でございます。 ○議長(堀江 眞君) 22番。 ○議員(22番 板持 達夫君) それでは、質問に入るわけですけども、時間外勤務が1カ月60時間を超してみます。100分の25を100分の50に割り返して、それで、その代休というのは、あくまでもそれは60時間を、100分の150で割り返すわけですけども、60時間を超した部分が代休の対象となるということで理解してよろしいんですか。わかりました。  それで、この代休時間制度の導入の背景といいますか、意味といいますか、それはどういったことで今回新しく導入されたのかという、その理由が1点と、2点目は、その理由というのは時間外勤務手当を雲南市なら雲南市が払わなくて財政的に貢献させると、そういった意味があるかというのが2点目と、最後、3点目は、この第2項に「前項の規定により時間外勤務代休時間を指定された職員」、指定された職員というのは60時間を超えた職員は指定されると、総務部長が指定すると思うんですけども、最後は市長が指定されると思うんですけども、指定された職員は必ず7時間45分で割り返した代休をとらなければならないのか、任意なのかどうなのか。その第2項からいうと、とらなければならないというふうにとらえますけども、3点について。 ○議長(堀江 眞君) 総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) それでは、3点いただきましたので、最初に今回、この時間外勤務代休制の導入、それから60時間以上の割り増しになったということで、その背景だけ、最初に申し上げます。  これについては、労働基準法の改正に伴うものでございます。長時間の労働者の割合の高まり等に対応して、生活時間を確保しながら働くことができるようにするために、労働時間制度の見直しということがございます。それに伴って基準法が改正されたということでございます。長時間労働といいますか、月60時間を超える時間部分については時間外手当の割り増しがなったということでございまして、基本的には時間外労働を減らしていくという基本的な考え方がこの背景にはあるということでございます。そういう支払い者側の、雇用者側の負担がふえてくるということになりますと、当然それを減らしていくという反作用が出てまいります。そうしたことをある程度国は期待をして、こうした制度を設けたということでございます。ですから、雲南市としても時間外労働を減らしていくという手段というのを一方で考えていくということで、現在、組合とも協議をしているということでございます。  これについて、先ほど2点目の点については、そういう基本的な背景の中で、現在、市としても取り組んでいるということで御了解いただきたいと思いますが、また不足がございましたら、再質問いただきたいと思います。  それから、これについては任意ということでございます。時間外をやって、なおかつ60時間を超えた場合、現在、通常ですと10時までですと100分の125、それが100分の150まで引き上げられると。100分の25部分については、時間外手当として受け取ることもできますし、本人が代休制としてそっちに振りかえることもできるということでございます。これは任命権者はということで第8条2項に書いてありますので、このくだりによって対応していくということになります。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  ほかにありませんか。  7番、土江良治君。 ○議員(7番 土江 良治君) きめ細やかな臨時交付金事業にのっております市内小学校、中学校、幼稚園の修繕でございますが、トータルしますと2,850万ということでございます。実は小学校・幼稚園めぐりを去年やりまして、直接いろんな要望を聞き取りました。それで、その中の声で、毎年のように教育委員会へ頼んでおるけれども十分な手当てがしていただけないというのが全体の意見でございました。個々の要望も聞きましたけれども、この2,850万円でどのぐらい小・中学校の要望が満足できているのか、要望の中の何%ぐらいがこの交付金でなるのかということを伺いたいのと、今回たまたまこういう交付金事業が出たから、約3,000万円の投資ができるわけですけども、えてして修繕工事というものは補助対象外がほとんどでございまして、もしこれ以外に残された緊急修繕というものがあれば、それは大体どのような考えをしておられるか、ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 清水教育部長。 ○教育部長(清水  寛君) 幼稚園、小学校、中学校の修繕費でございますが、まず何%になるかということでございますけども、毎年、各幼稚園、小学校、中学校から要望はいただいております。その中で精査をしまして、緊急度の高いものから予算をつけております。ですが、全体の額から比べれば、多分1割、2割しかつかないと思いますが、今後も急ぐものから補正で対応したいと思います。ただ、その緊急度というのがやっぱり施設によって違いますので、そのところは十分に精査をさせていただいて、できる限り補正予算等で対応したいと考えております。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  ほかにございますか。  21番、深田徳夫君。 ○議員(21番 深田 徳夫君) ちょっと予算について伺いたいと思いますけども、今回、加茂町、7,000万出てまして非常に感激をしております。そういう中で、1点だけですけれども、そら山団地の地内の道路整備というのがございますけれども、ここらはあのまま結局道路整備をして、あとを開発公社で宅地造成されるという予定だろうとは思いますけれども、あの高さで、もう整備をしてしまわれるということでしょうか。というのは、私もあそこを毎日、あの道路を通うんですけども、かなりの峠で、冬の積雪のときなんか、ちょっと凍ると上りにくいんですよ。それで滑ったりして車が停滞しているような場合を見受けられるわけですけども、あれはもう下げるという計画はないかどうかということをお聞きしたいと思います。ほんにあのまま、もうやってしまわれるという計画なのか、その辺を検討された上で計画を立てられてはおると思うんですけども、そのあたりは、もう変更はならないのかということをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(堀江 眞君) 高橋建設部長。 ○建設部長(高橋 克明君) 道路の方は今構う考えはございませんで、中の邸内道路と、それから取りつけ部分、今は農道ですか、それの取りつけ部分を今計画しております。以上です。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  深田徳夫君。 ○議員(21番 深田 徳夫君) ということは、もうあれ以上低くする気はないということですね。本当はもう少しされると、生活道路として非常に便利になるとは思うんですけれども、そういう考えということを伺っておきます。いいです。 ○議長(堀江 眞君) ほかに質疑ございますか。(発言する者あり)  ほんなら先にどうぞ。土江良治君、7番。何ページか、議題を言ってくださいませ。 ○議員(7番 土江 良治君) 今言えばよかったですけども、ちょっと落としておりまして。やっぱりきめ細やかな臨時交付金の一覧表を見ておりますが、交流センターの施設修繕が上がっております。二ところの名前が上がっておって、それなどということが書いてありますが、議会報告会に歩いておりましたときに、この交流センターになる施設の台所へ案内されて、これ何とかなりませんかいねというようなことを受けたわけです。それで、その修繕要望がどうもしてなかったような話しぶりでしたが、この「など」の中に、三刀屋の方でしたけれども、どこどこが入っているのか、それからこの交流センターの修繕要望がその後追加で出た場合が処理してあるのか、この前の残りがここへ上がっているのか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新  一幸君) 交流センターの修繕関係につきましては、平成20年の生活対策の交付金で第1回目の各施設からの修繕要望を取りまとめて、当時4,058万4,000円の予算を組み、それを繰り越しをして21年度で修繕をかけております。あわせまして、21年度になりましてから経済対策交付金で改めてそれぞれの施設からの要望を取りまとめ、その時点で総額1億4,400万円の要望額になっておりますが、現在の予算ではそのうち1億800万を予算化をしておりまして、大体修繕関係は終わっておるというところでございます。  今回、1,200万円をこのきめ細かな交付金で再度追加をするわけですが、現在のところでは、その第2回にわたる要望を取りまとめたものを全体として執行といいますか、修繕の計画を緊急なものから順次やっております。現段階で3,573万円だけ残っておりますので、そのうち1,200万円を今回予算化をしたということで、全体要望からいたしますと、83.5%が修繕ができるということでございます。なお、2カ所の修繕を計上しておりますけども、入札減等があった場合には、細かいところはその範囲内で対応していこうということにしております。 ○議長(堀江 眞君) 7番、どうぞ。 ○議員(7番 土江 良治君) さっき固有名詞が2カ所ほど載っておりましたけれども、あとの交流センター候補はどこどこかということを教えていただけませんか。 ○議長(堀江 眞君) 新部長。 ○政策企画部長(新  一幸君) 残りました3,573万円の内訳といいますと、非常に箇所数も多くて、今ここで申し上げるのは時間が大変かかりますが、特に、中には備品関係、例えば机、いす、パーテーション、そうした備品を要求なさっているところもありまして、その額も含まれておりますので、要望のありました修繕の中で、特に雨漏りとか大規模なもの、そうしたものを中心に、今回は予算措置をしております。詳細につきましては、ちょっと数が多くて、申し上げるのが時間がかかると思いますので、お願いします。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですね。  16番、周藤強君。 ○議員(16番 周藤  強君) 議案第108号、市営住宅東日登団地の供用するための議案について、この団地は説明がありましたように、元中電の社宅でございましたが、合併前の木次町時代に、それがあいてくるということで、それを取得をして、こっちにあります澄水団地のリニューアル、またリフレッシュ工事が必要だということで、その工事の期間中だけ、その中電の日登団地へ移動していただいて、8戸ですか、こっちの工事をして、順次そういう形でリフレッシュ工事を進めるという構想でございました。その後、予定どおり取得をされて今日に来ておりますが、どうも説明を聞いていると、そうではなくて市営住宅として、もうこっちのリフレッシュ工事は関係ないようなふうにもとれますし、そこのところがどういうふうになっているか、お聞きしたいと思います。仮にそのリフレッシュの皆さんの移動に使った後じゃなくても、今すぐ出すよといった場合には、リフレッシュの方はどのような計画でされるか。予算計上されてますけど、お聞きしたいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 藤井副市長。 ○副市長(藤井  勤君) 東日登の住宅にかかわる御質問でございます。  お話にございますように、当時、木次町で大規模な澄水住宅の改修が将来的に必要になってくると、こういうふうなことで、澄水住宅は4棟で48戸でございますけれども、それが大規模修繕ということになると、その修繕している間はそこを出なきゃならんと、こういうことで、中電さんが持っておられるこの社員住宅を取得をして、そこへ順次、改修の期間に移っていただくと、こういうふうなことが当初、話が出ていたところでございます。  その後、皆さん方もなかなか、そうはいいましてもそこを中電の方にまた移っていくと、長期間にわたってですね、そうするとなかなか補償費のこととか、いろんな問題が出てまいりまして、現在その話はなくなって、いわゆる小規模修繕、リフレッシュ事業ですか、21年度から、特に水回りの方の改修をしていくと、こういうことで21年度から澄水住宅のリフレッシュ事業、改修事業には入っております。したがって、あそこで実際に改修に当たって必要な場合は、あいている部屋の方で例えば寝泊まりをするとか、そういうふうなことをしていただいて、ある程度時間を、21年度から四、五年の間かけまして修繕をしていくと、こういうことになっておりますので、今度、今、第108号で提案させていただいております東日登の団地につきましては、市営住宅として、一つの団地として、これから住民の皆さんへのサービスに供していきたいということでございます。  それから、これ土地につきましても取得をするということでございまして、この土地が1,557.29平米と、こういうことになっております。坪単価が約8万3,000円ぐらいでございますけれども、これについても既に2月の25日に本契約を既に交わしているところでございます。以上でございます。 ○議長(堀江 眞君) よろしいですか。  ほかにありませんか。  11番、加藤欽也君。 ○議員(11番 加藤 欽也君) わずかなことですけども、公共施設修繕事業で上がってますけども、交流施設はこれから始まりますが、ああしてこの間のアスベストじゃないですが、今は防炎のカーテンとかカーペット、これが大体、まだ整備されてないところが先般あったように聞きましたけども、そういったものはまだあるところがありますか。まだ整備されていないところ。 ○議長(堀江 眞君) 新政策企画部長。 ○政策企画部長(新  一幸君) 私の方では、要望箇所について取りまとめておりまして、そうした建築基準に伴うものにつきましては、きょうのところでは把握しておりません。 ○議長(堀江 眞君) 11番。 ○議員(11番 加藤 欽也君) やはり消防のことの方から考えても、今まで公民館だから好き勝手にカーテンつったりカーペットを敷いたりしておられるというところもあるみたいですので、一遍総点検をされた方がいいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(堀江 眞君) ほかにございませんか。  5番、西村雄一郎君。 ○議員(5番 西村雄一郎君) 議案の106号でございます。御説明をお願いしたいと思いますけども、改正案第2条の(3)ですけども、休職が示されておりますけど、この休職の事由を御説明願えますか。 ○議長(堀江 眞君) 渡部総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) 議案第106号の関係ですね、第2条の関係の一番下の休職の期間ということでございます。ということですね、休職の理由。これは組合等によって……。これについては、組合の役員等で休職になったときという想定でございます。 ○議長(堀江 眞君) 5番、西村雄一郎君。 ○議員(5番 西村雄一郎君) 専従休職のことだろうと思いますけども、専従休職は無給だと思いますが、確認したいと思います。 ○議長(堀江 眞君) 質問の意味はわかりましたですかいね。  ちょっと待ってください。質問の意味はわかったということですね。  ちょっとここでしばらく休憩といたします。               午後2時22分休憩     ───────────────────────────────               午後2時44分再開 ○議長(堀江 眞君) それでは、休憩前に続いて本会議を再開いたします。  渡部総務部長。 ○総務部長(渡部 彰夫君) それでは、時間を要したことについて、冒頭おわび申し上げます。  それから、先ほどの答弁の中で、組合活動による、専従的に組合に専念する期間ということを申し上げましたが、これについては取り消しをさせていただきます。  今回の改正案の中、あるいは改正前の条例の中にもございますが、休職の期間ということでございますが、県の方へ確認しまして、刑事休職、起訴等を受けた場合に休職した、その期間における組合活動あるいは公務災害中における期間ということを指しているということでございます。 ○議長(堀江 眞君) わかりましたか。よろしいですか。  この問題は、それじゃあよろしいですか。  ほかにございますか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) それでは、ないようでございますので、これで追加議案の質疑を終わります。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第5 議案各委員会付託 ○議長(堀江 眞君) 日程第5、議案の委員会付託を議題といたします。  お諮りいたします。議案第4号、雲南市移動通信用鉄塔施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第109号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号)までの議案106件について、会議規則第37条の規定により、お手元に配付しました議案付託表のとおり各委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、議案第4号、雲南市移動通信用鉄塔施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第109号、平成21年度雲南市一般会計補正予算(第10号)までの議案106件について、議案付託表のとおり各委員会に付託することに決定をいたしました。     ─────────────・───・───────────── ◎日程第6 請願・陳情所管委員会付託 ○議長(堀江 眞君) 日程第6、請願・陳情の所管委員会付託を議題といたします。  お諮りいたします。請願1件、陳情2件が提出されております。この内容は、別紙請願・陳情処理表のとおりであります。会議規則第133条第1項及び第137条の規定により、お手元に配付した請願・陳情文書表のとおり、陳情第1号、安全・安心な公共事業を推進するため、国土交通省の事務所・出張所の存続を求める意見書の採択について(陳情)、それから、陳情第3号、住宅リフォーム助成事業継続については産業建設常任委員会に、請願第2号、「選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正」に反対を求める意見書提出に関する請願は教育民生常任委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堀江 眞君) 異議なしと認めます。よって、請願1件、陳情2件は、請願・陳情文書表のとおり、陳情第1号、陳情第3号は産業建設常任委員会に、請願第2号は教育民生常任委員会に付託することに決定いたしました。     ─────────────・───・───────────── ○議長(堀江 眞君) これで本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会といたします。御苦労さまでした。               午後2時49分散会     ───────────────────────────────...