深 田 徳 夫 景 山 源 栄
板 持 達 夫 岩 田 隆 福
松 浦 保 潔 田 中 隆
青 木 幸 正 金 山 寿 忠
阿 川 光 美 安 原 重 隆
高 尾 肇 深 津 吏 志
内 田 郁 夫 日 野 守
渡 部 彰 夫 加 藤 一 成
星 野 智 佐 藤 嘉 夫
深 石 広 正 吾 郷 廣 幸
───────────────────────────────
〇応招しなかった議員
岡 田 盛 行
───────────────────────────────
────────────────────────────────────────
平成20年第2回(臨時)雲 南 市 議 会 会 議 録(第1日)
平成20年7月30日(水曜日)
────────────────────────────────────────
議事日程(第1号)
平成20年7月30日 午前9時30分開会
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3
議案の上程(
一括議題)
議案第70号
雲南市の
普通財産無償貸与について
議案第71号 平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
報告第8号 議会の委任による
専決処分の報告について
日程第4
市長あいさつ
日程第5
提案理由の説明
日程第6
議案質疑
日程第7 討論
日程第8 表決
───────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3
議案の上程(
一括議題)
議案第70号
雲南市の
普通財産無償貸与について
議案第71号 平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
報告第8号 議会の委任による
専決処分の報告について
日程第4
市長あいさつ
日程第5
提案理由の説明
日程第6
議案質疑
日程第7 討論
日程第8 表決
───────────────────────────────
出席議員(36名)
1番 福 島 光 浩 2番 藤 原 政 文
3番 景 山 隆 義 4番 加 藤 欽 也
5番 細 田 實 6番 藤 原 信 宏
7番 山 崎 正 幸 8番 堀 江 眞
9番 村 尾 晴 子 10番 周 藤 強
11番 堀 江 治 之 12番 光 谷
由紀子
14番 小 林 眞 二 15番 石 川 幸 男
16番 福 間 義 昭 17番 吉 井 傳
18番 深 田 徳 夫 19番 景 山 源 栄
20番 板 持 達 夫 21番 岩 田 隆 福
22番 松 浦 保 潔 23番 田 中 隆
24番 青 木 幸 正 25番 金 山 寿 忠
26番 阿 川 光 美 27番 安 原 重 隆
28番 高 尾 肇 29番 深 津 吏 志
30番 内 田 郁 夫 31番 日 野 守
32番 渡 部 彰 夫 33番 加 藤 一 成
34番 星 野 智 35番 佐 藤 嘉 夫
37番 深 石 広 正 38番 吾 郷 廣 幸
───────────────────────────────
欠席議員(1名)
13番 岡 田 盛 行
───────────────────────────────
欠 員(1名)
───────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
議会事務局長 ──── 新 一 幸 書記 ──────── 川 上 順 子
───────────────────────────────
説明のため出席した者の
職氏名
市長 ──────── 速 水 雄 一 副市長 ─────── 影 山 喜 文
教育長 ─────── 土 江 博 昭
政策企画部長 ──── 渡 部 彰 夫
総務部長 ────── 本 間 良 一
市民部長 ────── 周 藤 喜 好
健康福祉部長 ──── 安 部 幸 治
産業振興部長 ──── 小 林 健 治
建設部長 ────── 苅 田 好 雄
会計管理者 ───── 須 山 哲 好
水道局長 ────── 片 寄 邦 良
教育部長 ────── 坂 本 武 男
大東総合センター所長 高 橋 克 明
加茂総合センター所長 杉 原 佳 林
木次総合センター所長 周 藤 靖 之
三刀屋総合センター所長 名 原 圭 治
吉田総合センター所長 天 根 定 幸
掛合総合センター所長 松 村 千 弘
総務部次長 ───── 長谷川 和 男
財政課長 ────── 小 山 伸
───────────────────────────────
午前9時30分開会
○議長(吾郷 廣幸君) ただいまの
出席議員は36名であります。定足数に達しておりますので、これから平成20年第2回
雲南市議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の
日程は、お手元に配付したとおりであります。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第80条の規定により、26番、
阿川光美君、27番、
安原重隆君を指名いたします。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第2 会期の決定
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第2、会期の決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本
臨時会は、本日1日間にしたいと思います。これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、本
臨時会は、本日1日間に決定をいたしました。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第3
議案の上程(
一括議題)
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第3、
議案の上程を行います。
議案第70号、
雲南市の
普通財産無償貸与についてから、報告第8号、議会の委任による
専決処分の報告についてまでの3件を
一括議題といたします。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第4
市長あいさつ
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第4、市長の
あいさつを求めます。
速水市長。
○市長(速水 雄一君) おはようございます。
平成20年第2回
市議会臨時会の開会に当たりまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
まず最初に、
重要文化財、島根県
加茂岩倉遺跡出土銅鐸が7月10日付で
官報告示が行われ、正式に
国宝指定となりました。これは
古代出雲勢力の解明や
弥生時代の祭祀の変遷を知る上での
学術価値が高いことが評価され、
重要文化財から国宝に格上げとなったものであります。国宝の銅鐸は文化庁から県が
無償貸与を受け、
島根県立古代出雲歴史博物館で現在展示がされています。
今回の
国宝指定を市民の皆さんと喜びを共有しながら、卓越した文化を誇る
先人たちからの贈り物を
地域資源として生かした
施策展開を今後一層進めてまいりたいと存じます。
さて、本
臨時会に提案いたします案件につきましては、
議案としまして
雲南市の
普通財産無償貸与について及び平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算の2件、
報告事項としまして議会の委任による
専決処分の報告について1件を提出しております。
雲南市の
普通財産無償貸与につきましては、
認知症対応型デイサービスセンター整備に必要な土地を
社会福祉法人かも福祉会へ
無償で
貸し付けることについて議会の議決を求めるものであります。
次に、平成20年度
国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、これまで
保険料の算出の基礎となっておりました
資産割の
廃止等により
算定方法が変わったこと、また
医療費推計の見直しに伴うものでございます。
また、議会の委任による
専決処分の報告につきましては、
市営住宅の
明け渡し請求等に係る訴えの提起について
専決処分いたしましたので、議会へ報告するものであります。
おのおのの案件につきましては後ほど担当より詳細を御説明いたしますが、慎重な御審議の上適切な議決を賜りますよう
お願いを申し上げ、ご
あいさつといたします。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第5
提案理由の説明
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第5、
提出者から
提案理由の説明を求めます。
影山副市長。
○副市長(影山 喜文君) おはようございます。
───────────────────────────────
議案第70号
雲南市の
普通財産無償貸与について
───────────────────────────────
1、
貸し付けの目的でございます。
認知症対応型デイサービスセンター新築のための敷地。2、
貸し付けの場所、
雲南市加茂町
加茂中地内。3、
貸し付け方法、
無償貸与。4、
貸し付け地番・面積、
雲南市加茂町
加茂中928番、地目は宅地でございまして、面積が919平方メートルでございます。5、
貸し付けの
相手先、住所、
雲南市加茂町宇治328番地。
法人名、
社会福祉法人かも福祉会。
代表者氏名、
理事長、
荒木博夫。
貸付期間でございますが、平成20年8月1日から平成30年7月31日までといたしているところでございます。
あと、
位置図につきましてはつけておりますけれども、
老人ホーム宇寿荘の中でございます。
1枚めくっていただきますと、
現況図と
建設計画図をつけているところでございます。最初のページの方が
現況図でございますけれども、左上の方に
ゲートボール場としております。ここのあたりのところに建設をするものでございます。
ゲートボール場を若干移転をいたしているところでございます。どうかよろしく
お願いを申し上げます。
○議長(吾郷 廣幸君)
周藤市民部長。
〔
市民部長説明〕
───────────────────────────────
議案第71号 平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 影山副市長。
○副市長(影山 喜文君) それでは、報告第8号について説明申し上げます。
───────────────────────────────
報告第8号 議会の委任による
専決処分の報告について
───────────────────────────────
訴えの提起についてはごらんをいただきたいと思いますけれども、再三再四の
滞納家賃の支払いについて誠意ある
対応がなされていないところで、今回の提起といたすものでございます。どうかよろしく
お願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
ここで
暫時休憩をいたします。
午前 9時53分休憩
───────────────────────────────
午前11時00分再開
○議長(吾郷 廣幸君) 会議を再開いたします。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第6
議案質疑
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第6、これから
議案に対する質疑を行います。
質疑は、
議案第70号、
雲南市の
普通財産無償貸与についてから、報告第8号、議会の委任による
専決処分の報告についてまでの3件を一括して行います。質疑はありませんか。
6番、
藤原信宏君。
○議員(6番 藤原 信宏君)
議案の第70号について、ちょっとお伺いをしたいと思います。
無償貸与の趣旨については理解をいたしますが、
貸し付けについては基本的には
行政財産使用料条例に準じて
評価額の3%を徴収するのが基本だと思っております。それで要はこの同じような同種の
施設に対して、一方では
貸付料を取って、一方では
無償貸与するということがあってはならないと思っておりますが、この同種の
施設でこうしたものは今後すべて免除なのか、あるいは他の
施設との矛盾はないのか。そういった取り扱いのこの場合の基準といいますか、
考え方についてお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君)
安部健康福祉部長。
○
健康福祉部長(安部 幸治君) 先ほど御質問のありました今回の
無償貸し付けについての
位置づけはどうかということであろうと思います。
先ほどおっしゃいましたように、
行政財産の
貸し付けという
部分では
固定資産の評価の3%という基本的な
位置づけ、これはあるところであります。そういう意味では、今後もそうした
行財政改革路線の中で今後の扱いという
部分では全般的に
公共施設の
あり方について検討すべき内容だと思っていますけども、同類のこうした
貸し付けとの均衡はどうかということでありますが、これまでの経過の中で
介護保険施設としてことしの4月に開設しました小規模多
機能居宅介護施設の栃の実寮、これも
無償貸与ということでありますし、
特別養護老人ホーム、この
施設についてもそういう状況であります。
そういった例もある中で、先ほど言いましたように今後の
あり方については、やはり全体的な論議の中で
無償貸与ということが本当にこれから先どうかという
部分では、いろいろ論議するべき内容だという課題等感じておるところであります。
ただ今回、
かも福祉会さんが立ち上げられる
認知症デイサービス施設の
部分につきましては、2つの点があるわけですけども、一つは非常に急々にせれる
部分、今、3カ年の
広域連合が策定しました
介護保険の第3期の計画の中で小規模多
機能居宅介護施設、それから
認知症の
対応部分について、ことしが3年の最後の
部分でありますけども、これに対する
補助予算も立てておるところでありますけれども、今非常に
認知症対応という
部分が急々に求められる状況にあるという
部分であります。要介護、要支援の認定される方が今
広域連合に聞きますと全体で2,800人ぐらいおられますけども、そのうちの半分近くが日常的な生活に支障を来すような
認知症的な症状の方があるということで、この
基盤整備というのが非常に求められている
部分。そういう意味では、早急に
対応せないけんという
部分も一つあります。
ただ、それ以上に、今あそこのこれから貸し出す予定にしております
宇寿荘の
施設、敷地の、
宇寿荘の
入所者の80人おられますけども、この方の18%程度の方が非常に重度化されておりまして、それは
認知症の症状が非常に出ているという
部分であります。
措置者としての
雲南市としての責任も非常に重要な
部分と認識しております。
特別養護老人ホーム笑寿苑、ここの
対応については
支援者の方が3人の
入居者の方に対して1人という十分な
対応でありますけども、
宇寿荘につきましては今11人の方を1人で見ておられる。そういう
措置基準になっておりまして、非常に
サービスの
対応が
サービスの低下といいましょうか、
対応に苦慮している状況。これを解消するという意味では、やはり日常的な
デイサービス施設が最も近くで必要があるということでありまして、通いの
デイサービス施設でありますけども、そうした非常に重度化された方の
施設の整備というのが市の責任としても非常に求められるという判断からして、
無償貸与という判断をしたところでございます。
今後どうかという
部分では、そういう
福祉施設整備に対する土地の
無償貸与ということは一律的な
考え方ではなくて、今後ともそういうケース・バイ・ケースということもあるでしょうし、もう少し先の見通しをするとするならば、
公共用地の適正な
貸し付けという
部分は十分論議すべき内容と考えております。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君)
本間総務部長。
○
総務部長(本間 良一君)
財産管理の関係で補足をさせていただきます。
現在、
雲南市の
考え方といたしましては、
特別養護老人ホーム、木次町それから吉田町等につきまして、
福祉施設につきまして、その
部分の活用が図られる場合にはできるだけ民間の力でやっていただく
施設につきましては
市有地、
施設等を
無償で貸与しながら、民間の力で
施設整備を図っていきたいと考えております。
それから、
障害者福祉施設につきましても、基本的に
普通財産化できるもので活用いただけるものは
無償で貸与しながら、民間でそれを運用していただくというのが原則と今考えております。
今後につきましても、できるだけそういった民間の力でそういった
施設をやりたいというところで活用できる市の
施設、
土地等があればそれを有効に活用していただき、
無償貸与というのをまず現在の方向としては前提として進めていきたいと考えておりますので、他の
施設との比較においても今回
無償で
貸し付けするのが
対応が違うという方向ではないと私どもは考えておりますので、よろしく
お願いをいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 6番、
藤原信宏君。
○議員(6番 藤原 信宏君) 趣旨については
十分理解をしておりますし、その方向で
お願いをしたいと思いますが、この場合、
普通財産ということでこの
無償貸し付けについては条例の第72号、財産の譲与、
無償貸し付け等に関する条例に該当するだろうと思っております。
第4条の1項、要はこの
社会福祉法人というものがどの項に該当するかいうことですね。
公共的団体に入るかどうか、そしてこの
福祉事業を
公益事業と解するかどうか、民間の事業がですね、いうことについて御説明を願いたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君)
安部健康福祉部長。
○
健康福祉部長(安部 幸治君)
普通財産の処分について、2つの方法があろうかと思います。一つは、条例にあります貸与というこの条項に規定されている
部分、もしくはそれにない場合は議会の議決が必要だと。この2つの方法だろうと思います。そういう意味では、先ほどの
公共的団体ということもあろうかと思いますが、今回の議会の議決を経て
無償貸与するということで
位置づけておるところであります。
○議長(吾郷 廣幸君) どうですか6番、いいですか。
12番。
○議員(12番
光谷由紀子君) 先ほどの70号の点ですけれども、私は
認知症が加茂の
宇寿荘で多く
入居者の中で起こっているということで、こうした
施設を
無償貸与で建設が進むということでは、その方たちを救えるというような点ではいいと思っておりますけれども、先ほど
藤原議員の方からも質問がありましたけれども、いろんな団体、
社会福祉法人がたくさんある中で、先ほど
本間部長の方からは民間の力で運営をしていかれる
部分については適正な
貸し付けをしていく、土地、建物は
無償貸与ができるような方向で今検討を進めているということなんですけれども、この加茂の場合、8月1日からもうこの
貸付期間が起こるわけですので、そういった条例上の問題、それから要綱なり規約なりが今検討されているということなんですけれども、そういった点では問題ないのかどうなのか。
それから、今検討しておるということですけれども、いつこれをきちっと成文化されていくのかどうなのか。その点を伺っておきたいと思います。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君)
本間総務部長。
○
総務部長(本間 良一君) 現在、要綱、
規約等の
部分であるのは、民間の
福祉法人等が
福祉施設を建てられる場合の補助の
制度等が恐らく
規約等の話だと思います。
これまでもございましたように、例えば今までこういった
福祉施設、
無償貸与の議決をいただいております。木次の
さくら苑にいたしましてもそうですし、それから
障害者の
授産施設、掛合とかきすき、そういった
部分についてもすべて民間の
NPO法人、
福祉法人等がおやりになるものにつきましてはこれは
公共的団体でありますし、また
福祉事業ということで
公益事業であると判断をいたしております。ですからそういった
部分についてはこれからも、結局
考え方として
雲南市自体がこれまで
雲南市の全体の中で多くは行政がいろんな支援をして、行政が
公共施設として建てて
指定管理とか委託をしている
部分が多かったですけれども、今後なかなか
雲南市としてそういった方向は非常に難しい。できるだけの支援をしながら
対応していく。
それから、
介護施設につきましても今後来年以降新たな計画ができますけれども、そういった分につきましては今後公募というような形も検討しております。各
施設で例えば
デイサービスセンターをどこに建てたいというものがあれば、
雲南市としては
雲南市内で建てたい方を一応募集をして、そこの中で適切な方に建設をいただくような形を当然今後、
次期介護保険計画で考えなくちゃいけない。そういった対応も今後、今年度中にそういったものは
対応していきたいと考えておりますので、よろしく
お願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 12番。
○議員(12番
光谷由紀子君) ぜひ早期にそうした規定をきちっと設けていただきたいというふうに思います。
次に、報告第8号の
専決処分の報告についてですけれども、この訴えの提起についてこれまでの経緯を見ますときに、連帯保証人へ債務履行請求書を送付したけれども、いずれも約束が守られず、最終手段となったということですけれども、この連帯保証人に対してただ請求書を送付しただけでは、私はやっぱりその連帯保証人となられた方の責任といいますか、そういったものが薄いんではないかなというふうに思いますけれども、そこらあたりがどうなのかということと、転居先の住居も困難という中で大変厳しい今回の措置だというふうに、これまでも2回議会に出てきましたけれども、今回3回目ということで、今回はお二方のようですけれども、そういった点で本当に次新しい入居先が困難な場合には、その対面的な交渉なり出てきなさいということで放置されている
部分があるのではないかなという心配をするわけですけれども、そこらあたり、本人さん及び連帯保証人さんとのやはり面談での交渉はどのようだったのかということと、それから滞納の内容につきましても、このお二方の例が4年6カ月と1年5カ月という状況ですけれども、ここらあたりの年数ですね、金額と年数といいますか、そこらあたりはどのように判断されてこういう手続をなさったのかどうなのか、その点伺っておきたいと思います。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 苅田
建設部長。
○
建設部長(苅田 好雄君) 先ほどの質問でございますけれども、ここに経過等は書いておりますけれども、基本としましては皆さんとお話をする中で、約束というような言葉もここへ書いておりますが、一応守っていただくということで数回接触はしております。その中で履行していただけなかったということで、今回の措置に踏み切るということでございます。
ただ、これから先、和解というようなことがあれば、またお話の中では取り下げといいましょうか、話を続けていくということになろうかと思います。よろしく
お願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 12番。
○議員(12番
光谷由紀子君) 数回の接触を持っておるということだということを聞きましたけれども、その連帯保証人に対しての接触というのはどうなのかということと、その滞納月数がこれだけ、4年6カ月と1年5カ月ということでの開きがあるわけですけれども、そこらあたりがどういう基準でこういう、4年6カ月ということは大変な年数ですけれども、1年5カ月ということで、その金額的なことでの線引きをされているのか、年数での線引きではないのかどうなのか、その点伺っておきたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君) 苅田
建設部長。
○
建設部長(苅田 好雄君) 連帯保証人さんについては、ちょっと申しわけないですけどもきょうは詳しいことを調べてきておりませんが、年数ということで制限をしているということではなくて、やはり話をする中である程度誠意が見られないという
部分でこういう手続に踏み切ったというところでございますので、よろしく
お願いをしたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君) ほかに質疑はありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) それでは、ないようですので、これで
議案の質疑を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第7 討論
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第7、これから討論を行います。
議案第70号、
議案第71号の2件について一括して討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。反対討論はありませんか。
12番、
光谷由紀子さん。
○議員(12番
光谷由紀子君)
議案第71号、平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について反対討論を行います。
本算定によりまして、今年度の国民健康
保険料が確定したということだと思います。当初予算では医療費の伸びや、また高齢者の交付金ですけれども、この歳入がどれだけあるか不安だったということで、
保険料の見込みが1人当たり9万495円、1世帯当たりが16万652円でありましたけれども、実質本算定では1人当たり6万5,566円、1世帯当たり11万6,202円となりました。当初より本算定は大幅に下がったものの、昨年の本算定と比べますと3%のアップとなっております。
国保家庭は自営業者、そして農業者、本当に所得が低い人たちが多く入っておられるのが国保の被保険者でございます。そういった点で、最近本当に今経営が圧迫されているような状況がうかがえます。米価は引き下げられておりますし、それから今原油価格の高騰によりまして本当に大変だという声が上がっておりますし、また物価がそれに伴って上昇しているという点では本当に困難をきわめているという厳しい声が上がっております。こういった点で、何とか国保料も大変負担が大きいという声が市民の皆さんからも聞こえておりますし、滞納額を見ましてもそういう点がうかがい知れる状況ではないかと思っております。
本当に引き上げることによって滞納がふえるというような悪循環も生まれてくるというふうに思っております。その点でも、私は今回3,300万円余りあれば値上げをすることはしなくてもいいというように考えます。
今、基金が3億1,700万円あるわけですので、ここで値上げをストップしていく必要があったんではないかというふうに思います。
その点では、本当に国保の会計をなさっている、携わっている皆さんは医療費がどのように伸びるかということでは大変御心配の会計だということは重々承知いたしておりますけれども、やはり市民にとりましては大変本当に厳しい状況ではないかというふうに思います。今、国、県に向けてのやっぱり補助率を上げていくべきだということをもっと強力に地方の声を上げていかないと、今全国的にこの国保会計は全自治体が厳しい状況であるわけですので、やっぱり国に対して補助率をもとに戻していかせていくということを強く要請することも大事だと思っております。
それから一方、国保証の滞納者に対してのペナルティーが課せられておりますけれども、国保証のこの資格証明書ですね、これを発行する自治体がここのところ全国的に少なくなってきている。これは滞納額が減ったからではなくて、資格証明書の発行をやめて、本当に皆さん方が安心して命が守れる方向を自治体がとっている状況が出てきているということが一昨日の報道で知りました。
その中で、さいたま市では合併のときに旧岩槻市だけがこの資格証明書を発行しておりましたけれども、
保険料の収納の効果が上がらないとして2月末でさいたま市全体で発行をやめたということと、それから近くでは広島市が約8,000世帯に資格証明書を発行してきましたけれども、悪質滞納者だけに限定して発行すると表明して、ことしの5月末時点で発行はゼロになっております。それから松本市では滞納者全員に面談をして、面会できた世帯の発行は中止しました。6月末現在で面会できていない世帯が4件しか残ってないというような状況で、やはりここらあたりは松本市ではこの滞納者に対して本当に面談していって丁寧な
対応がされているというふうに言われております。それから、このほか千葉県の習志野市と東京の板橋区では昨年から中学生以下の子供の資格証明書の発行をやめております。
今、
雲南市では就学前までの子供がいる世帯は資格証明書の発行はしていないということなんですけれども、今回ことし
雲南市もカード化をしておりますので、やはり中学生以下、就学している子供たちいろんな場面で、修学旅行があったりですとか、それから遠征に行くですとか、そういった場合があります。そういった点では、この保険証を持って子供たちが学校へ持ってきなさいいうことで届けなければなりませんけれども、資格証明書を持っていくということになると本当に子供たちの人権にもかかわる問題ですので、私はやっぱりカード化した本市ですので、やはり就学している子供にはきちっと保険証を発行する、国保証を発行するということが私は求められる問題ではないかと思っております。
大変やはりこうした国保家庭の実情を見ますとき、この3%の引き上げ、毎年の引き上げ、大変厳しい状況ではなかろうかと思っておりますので、私は今回は今年度引き上げることはやめるように求めて討論を終わります。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) ほかに討論はありませんか。
〔討論なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようですので、討論を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第8 表決
○議長(吾郷 廣幸君)
日程第8、これから採決を行います。
反対討論がありました
議案を起立によって採決を行います。
議案第71号、平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について採決をいたします。
議案第71号、平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の諸君は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(吾郷 廣幸君) 賛成多数であります。よって、
議案第71号、平成20年度
雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第70号、
雲南市の
普通財産無償貸与について採決を行います。
お諮りいたします。
議案第70号について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、
議案第70号、
雲南市の
普通財産無償貸与については、原案のとおり可決されました。
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○議長(吾郷 廣幸君) 以上をもって本
臨時会に提出の案件はここに全部終了いたしました。
ここで市長から発言を求められておりますので、これを許します。
速水市長。
○市長(速水 雄一君) 先ほどは提案をいたしました
議案につきまして、すべて可決いただきましてまことにありがとうございました。
今後この
議案が即刻実践運営されますように努めてまいりたい、かように思っているところでございます。今後とも御理解、御協力等よろしく
お願いをいたします。ありがとうございました。
○議長(吾郷 廣幸君) これをもって平成20年第2回
雲南市議会臨時会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午前11時32分閉会
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