○議長(
藤間義明)
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 14番
森脇議員。 〔14番
森脇悦朗 登壇〕
◆14番(
森脇悦朗)
森脇悦朗でございます。 議案第39号江津市
乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する
条例制定について
反対討論を行います。 この条例案は
議員提案という形で提出され、
乳幼児等医療費助成の対象を18歳まで拡大するとともに、現在の条例で規定されている医療費での
自己負担をなくすためのものです。私は、付託された
建設経済委員会に出席いたしておりませんので、私なりの解釈により、そもそも論を用い、意見を申し上げます。 そもそも、
地方自治法第112条第1項では、「
普通地方公共団体の議会の議員は、議会の議決すべき事件につき、議会に議案を提出することができる。但し、予算については、その限りでない」と、こうあります。これは、予算の提出権は長に専属していることなので、議員はすることができないことを示しておりますが、予算を伴う条例を提案することができない旨を規定したものではありません。しかしながら、同法第222条第1項では、「
普通地方公共団体の長は、条例その他議会の議決を要すべき案件があらたに予算を伴うこととなるものであるときは、必要な予算上の措置が適確に講ぜられる見込みが得られるまでの間は、これを議会に提出してはならない」とあります。このことについて、昭和32年9月25日の政府としての公式解釈を示した行政実例によると、議会が予算を伴うような条例その他の案件を提出する場合は、
地方自治法第222条第1項の規定の趣旨に沿って、あらかじめ長との連絡を図って財源の
見通し等意見の調整をすることが適当であると示されております。よって、財源について、基金を取り崩せばいいといった安易な個人の見解を言っても通用しないと考えます。 また、
委員長報告でもあったように、審査の中で、
助成方法において異なる規定があると解釈できるなど整合性が取れていないとの指摘もありました。こうしたことも、そもそも
議会事務局に法務専門の
事務職員が配置できない
小規模自治体の
議会事務局体制では、条例について
議員提案をするにも限界があるため、こうした問題が起きたものと考えます。 今回提案の18歳まで
医療費対象の拡大については、
中村次期市長が選挙中に公約として掲げたこともあり、私も趣旨は理解いたしますが、先ほど申し上げたとおり、議員による予算を伴う
条例改正の提案は基本的に無理であると考えます。この
条例改正については、多額の財源を制定後、毎年伴うものであり、財源の裏づけがきちんとなされるべきである。中村新市長の下で熟慮の上、提案すべきものであることを申し添え、反対の意見といたします。御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
藤間義明) これより
電子表決システムにより、まず議案第35号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○議長(
藤間義明) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。
賛成全員と認めます。よって、議案第35号江津市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第39号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は否決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○議長(
藤間義明) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成多数と認めます。よって、議案第39号江津市
乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する
条例制定については、否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案第36号 江津市
土地開発公社定款の一部を変更する定款について
○議長(
藤間義明) 日程第4、議案第36号江津市
土地開発公社定款の一部を変更する定款についてを議題といたします。 本案に対する
総務民生委員会委員長の報告を求めます。 14番
森脇議員。 〔
総務民生委員会委員長 森脇悦朗 登壇〕
◆
総務民生委員会委員長(
森脇悦朗)
総務民生委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第36号について、6月22日に委員会を開催し審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 議案第36号江津市
土地開発公社定款の一部を変更する定款については、
土地開発公社定款に関する
法律改正に伴い、所要の変更を行うものです。 審査の結果、議案第36号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
藤間義明) 質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤間義明) 質疑を終わります。 これより討論に入るところですが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより
電子表決システムにより、議案第36号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○議長(
藤間義明) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。
賛成全員と認めます。よって、議案第36号江津市
土地開発公社定款の一部を変更する定款については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案第37号 令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについて 議案第38号 令和4年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて
○議長(
藤間義明) 日程第5、議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについて外1件を
一括議題といたします。 本
補正予算案2件に対する
予算決算委員会委員長の報告を求めます。 16番
河野議員。 〔
予算決算委員会委員長 河野正行 登壇〕
◆
予算決算委員会委員長(
河野正行)
予算決算委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第37号外1件につきまして、去る6月24日に委員会を開催し審査を行いましたので、その結果を報告いたします。 初めに、議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについては、
歳入歳出それぞれ4億1,465万円を追加し、
予算総額を158億7,959万4,000円とするものです。今回の
補正内容は、主に当初
予算編成後、県補助金などが確定した事業や
新型コロナウイルス感染症対策費等を計上しています。 まず、
現地調査として、
有福温泉活性化事業の現場を確認いたしました。 次に、審査の中で、
新型コロナ感染症対策費について、
交通系ICカードICOCAに限定する理由はとの質疑に対して、
ICOCAは西日本を中心とした
交通系ICカードで、出雲市以東周辺との連携ができ、SuicaやPASMOなどの
ICカードとの相互利用が可能ですとの説明がありました。 また、
新型コロナ感染症対策費についても、ご
うつ地域応援券の消費者からの意見はとの質疑に対しては、飲食店以外でも使え、便利だったとの意見のほか、地域券と共通券があり、分かりづらかったとの意見がありましたとの説明がありました。
有福温泉活性化事業について、
有福温泉の町並みとマッチするよう協議会などとの話合いができているのかとの質疑に対し、事業者には町並みに配慮するようお願いしています。
街なみ環境整備事業との整合性にも考慮し、地域の皆さんとの合意も必要と思っていますとの説明がありました。 討論において、市民全体に対して手当てできる予算ではなく、
有福温泉活性化事業に多く偏っている予算のため反対との
反対討論がありました。これに対して、
新型コロナウイルス感染症対策や
有福温泉活性化事業など早期に進めなければならない事業と、継続して行わなければならない
担い手育成対策事業の
農業振興などがあり、本市の課題や実情に応じたもので、必要な予算と認め賛成。また、ご
うつ地域応援券の効果があったということで評価でき、2回目の実施を早期に求める声もあるとの
賛成意見がありました。 審査の結果、議案第37号については、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第38号令和4年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについては、
歳入歳出ともに33万円を追加し、
予算総額を31億6,670万5,000円とするものです。
新型コロナウイルス感染症に係る
傷病手当金を計上しています。 審査の結果、議案第38号について、いずれも必要な
予算措置と認め、異議なく可決すべきものと決しました。 以上、
委員長報告を終わります。
○議長(
藤間義明) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤間義明) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 議案第37号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 12番
森川議員。 〔12番
森川佳英 登壇〕
◆12番(
森川佳英) 皆さん、こんにちは。
日本共産党江津市議団の
森川佳英です。 ただいまから議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについて、反対の立場から意見を申し上げます。 先ほどの
委員長報告のとおり、今回の6月
一般会計補正予算は、
歳入歳出に4億1,465万円を追加して、
予算総額を158億7,959万4,000円とするものでございます。
日本共産党江津市議団は、物価高や
コロナ禍によって困っておられる市民の皆さんへの
補正予算については、不十分な点もありますけれども、全てに反対するものではありません。問題とするのは、多額の税金を使って再開発を行う
有福温泉活性化事業、その財源となる
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてであります。江津市民の共同の財産である
有福温泉がもっともっと発展し、多くの民間活力や資金を使って再開発を行うことを否定するものでもありません。当初予算が成立してから3か月が経過をしての今回の
補正予算ですが、そもそも
補正予算とは、当初予算成立後、自然災害があるとか社会情勢が変化するとか政策の変更等に対応するために新たに予算を組むのが
補正予算であります。今回の
補正予算の中には、当初予算には計上していなかった2つの支出金が
補正予算を計上しています。 一つは国庫支出金、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億1,623万4,000円であります。いま一つは県支出金、島根県既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業の1億2,300万円の2つの支出金であります。この合計が3億3,923万4,000円で、今回の
補正予算の82%を占めています。 当初予算では、
新型コロナウイルス感染症の対応地方創生臨時交付金は僅か3,643万1,000円しかありませんでしたけれども、その9倍を超える予算が今回計上されております。なぜ今急に多額の
補正予算を組む必要があったのか、当初予算との間に何か政策的な変更があったのか、私は大変疑問を感じております。 今回の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金とは何か。これは、感染拡大の防止及び感染拡大の影響を受けている
地域経済や住民生活の支援策を通じた地方創生に資する事業としております。また、地方への配分する基準は、
地域経済対応分として人口とか年長者の数とか高齢者の比率、財政力を加味しております。また、4月26日に発表された閣議決定では、今回の交付金について、原油価格高騰対策、エネルギーや原材料、食料等安定供給対策、新たな価格の体系への対応、円滑化に向けた中小企業対策、
コロナ禍において物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援としています。 今回の
補正予算の編成は、私は当初予算と同様に
新型コロナウイルス感染症の対応を最優先としつつ、江津市の最重要課題である人口減少対策の推進に重点を置き編成することが大事だと思っております。これが
有福温泉活性化事業と言うのでしょうか。 審議の中で言われたように、
有福温泉活性化事業とは11か所の旅館等の改修に対する補助金や旅館再生専門家への謝礼金、旅費等に総額8億円を超える総事業費を使って、
有福温泉の入り込み客を令和4年度中に今の2倍に戻して、にぎわいの回復と地域の活性化を図るとしています。この中で私が大変不思議に思うのは、
有福温泉活性化としているのに、この11事業の中に温泉リゾート風の国への、株式会社第一ホテルマネジメントの支援が含まれております。その支援も、一番金額の多い2億2,000万円も補助されております。私は審議の中で、
有福温泉の源泉かけ流しの魅力、岩の割れ目から吹き出る温泉の魅力や大仏殿、薬膳や湯治場として発達してきた
有福温泉の歴史、原爆療養所として利用してきた数々の説明が語られなかったことは非常に残念であります。 今回の
有福温泉活性化事業の実証や市民参加の説明会も含め、今後私は
江津市議会としても検証に取り組む必要があるのではないかと考えています。江津市民と地域住民を中心とした
有福温泉の再開発をするために、私はいろんな方法があるのではないか、先ほど行われた内覧会や市民説明会の開催やイベントの在り方、地元で生まれた文化と営みを本当に大切にして、豊かな自然のエリアと財を市民の皆さんの周知、理解、地域住民との協働が進んで市民生活を守ることを第一にした
補正予算にしなければならないと思っています。本当に困っている方に支援が届かなくなっているのではないか、また今回の各旅館の改修工事によって江津市内の業者がどのように関わって、市内事業者の経済の循環がどのようにされたのか、こういう説明は一切ありませんでした。さらに、
新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の使い方が事業内容からしても不十分であることや、市民の納得のいける説明はありませんでした。そして、
有福温泉地域はレッドゾーンの指定がされており、今後の再開発に対する説明も不十分でありました。また、民間事業者への補助金を別の事業で行うとの説明がありましたけれども、方向性ははっきり示されませんでした。また、地域住民へのいろいろな支援についての説明もありませんでした。私は、さらなる地域住民への支援が求められてると思います。このように見てみますと、建物の改修ありきで、今まで長年
有福温泉開発をされた総括や反省に立った
有福温泉活性化事業となっておらず、今までの繰り返しになるのではないか、このように危惧されております。 最後に、私は、
江津市議会の役割というのは非常に重要であります。この事業を決定すると同時に市議会の責任が発生をいたします。大事な税金を使って市民の命と健康を守り、市民要望にこそ応えるべきではないかと思います。江津市政は、物価高や
コロナ禍で困っている市民にもっともっと寄り添って暮らしを守る防波堤の役割を果たすべきではないでしょうか。 以上のことを指摘して、討論を終わります。
○議長(
藤間義明)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
坂手議員。 〔7番
坂手洋介 登壇〕
◆7番(
坂手洋介) 新政クラブの
坂手洋介です。 議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 今回の
補正予算は、当初
予算編成後、県補助金などが確定した事業や
新型コロナ感染症対策費などを計上しています。
新型コロナ感染症対策費として、第2回目のご
うつ地域応援券事業や路線バスの
交通系ICカード事業などがあります。また、
有福温泉活性化事業は、江津市の地域が一体となった観光地の再生、観光サービスの高付加価値化事業補助金でございます。さらに、継続して実施している
農業振興における農業担い手育成事業など本市の課題、実情に合った予算であり、必要な予算であると考えております。 よって、私はこの議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)に賛成するものでございます。御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
藤間義明) 次に、議案第38号については、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより
電子表決システムにより、まず議案第37号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○議長(
藤間義明) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成多数と認めます。よって、議案第37号令和4年度島根県江津市
一般会計補正予算(第2号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○議長(
藤間義明) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。
賛成全員と認めます。よって、議案第38号令和4年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6
委員会継続審査調査付託について
○議長(
藤間義明) 日程第6、
委員会継続審査調査付託についてを議題といたします。 議会運営委員会委員長、
総務民生委員会委員長及び
建設経済委員会委員長から、調査を要する事件について
江津市議会会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続調査を行いたいとの申出がありました。 ……………………………………… 申 出 書〇議会運営委員会 次期会議の会期等に関する調査〇総務民生委員会 新図書館に関する調査 (仮称)西部統合小学校に関する調査 江津市土地開発公社に関する調査〇
建設経済委員会 水産業の振興策に関する調査 旧庁舎に関する調査 災害対策に関する調査 ………………………………………
○議長(
藤間義明) お諮りいたします。 委員長からの申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤間義明) 御異議なしと認めます。よって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
藤間義明) 以上をもちまして日程の全部を議了いたしました。 なお、議事録作成に当たり、本会議における発言について一部字句等の修正を議長において行わさせていただきたいと思います。 これをもちまして令和4年第2
回議会定例会を閉会といたします。 午後2時47分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
江津市議会議長
江津市議会臨時議長
江津市議会議員
江津市議会議員...