○議長(
森脇悦朗) 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 陳情第
1号を採決いたします。 本陳情に対する
委員長報告は不採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、陳情第
1号『
非核平和宣言都市』『
男女共同参画宣言都市』の
常設看板の設置を決議することを求める陳情は、
委員長報告のとおり不採択と決定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 議案第 5号 江津市
ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する
条例制定について 議案第 6号
江津市庁舎会議室等の
市民使用に関する条例の制定について 議案第 7号
江津市議会事務局条例の一部を改正する
条例制定について 議案第 8号 市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第 9号
新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について 議案第
10号 江津市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について
○議長(
森脇悦朗) 日程第3、議案第5号江津市
ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する
条例制定について外5件を一括議題といたします。 本案に対する
総務民生委員会委員長の報告を求めます。 6番
田中利徳議員。 〔
総務民生委員会委員長 田中利徳 登壇〕
◆
総務民生委員会委員長(
田中利徳)
総務民生委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第5号外5件について、去る3月10日に委員会を開催し審査しましたので、その結果を報告します。 まず、議案第5号江津市
ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する
条例制定については、寄附者から収受した
ふるさと寄附金について、
ふるさとづくり寄付金事業推進に必要な経費に充当できるよう所要の改正を行うものです。 質疑において、なぜ今この時期に改正なのかとの質疑に対し、近年
ふるさと寄附金が増え、手数料等に対する一般財源からの歳出が増大しており事業の推進が難しくなっています。そのため、寄附金の一部を歳出に充てることができるようにするものですとの答弁がありました。 採決の結果、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第6
号江津市庁舎会議室等の
市民使用に関する条例の制定については、新市庁舎の
会議室等を市民の使用に供することに関し、必要な事項を定めるものです。 質疑において、使用料を決める上での考え方はとの質疑に対し、同類の施設及び
近隣市町村の施設を参考に決めていますとの答弁がありました。 討論において、
利便性向上や市民が気軽に利用するためには、使用料を無料にすべきであり反対との
反対意見に対し、公共施設を利用するためには条例を定めるべきであり、また利用料についても周辺の施設等を考慮しており賛成との
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第6号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7
号江津市議会事務局条例の一部を改正する条例については、
地方公務員法の
管理監督職勤務上限年齢による後任制度が導入されることから、
当該者等を配置する職を設置するものです。 質疑において、市議会にとってメリットになるかとの質疑に対し、これは
地方公務員法改正であり、全国的に改正するものですとの答弁がありました。 採決の結果、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第8
号市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例については、市長、副市長及び教育長の
給与減額特例が令和3年3月31日に効力を失うことに伴い、市長の任期中まで継続させるものです。 質疑において、どれくらいの減額になるのかとの質疑に対し、カット率については市長が5%、副市長、教育長が2.5%となっていますとの答弁がありました。 採決の結果、議案第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9
号新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定については、
新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処する職員に
特殊勤務手当として支給する
感染症防疫作業従事者等の特例を定めるものです。 質疑において、令和3年1月
1日から適用となっているが、なぜかとの質疑に対して、本市において発生した段階から遡って適用できるようにするため、1月
1日が適当と考えこの日にしましたとの答弁がありました。 採決の結果、議案第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号江津市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、子ども・
子育て支援法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。 採決の結果、議案第10号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
森脇悦朗) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 初めに、議案第5号の討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 次に、議案第6号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 9番
森川佳英議員。 〔9番
森川佳英 登壇〕
◆9番(
森川佳英)
日本共産党江津市議団の
森川佳英です。 ただいまから議案第6
号江津市庁舎会議室等の
市民使用に関する条例の制定について、反対の立場で意見を申し上げます。 今回の
条例改正は、5月6日から運用が始まる新庁舎内の交流広場は
1時間当たり
1,100円、
多目的ホールは
1時間当たり
1,700円を、市民が使用した場合の使用料を新設をするものであります。
冷暖房装置を使用する場合は使用料の額の3割相当額を加算するもので、個人も団体も同じ使用料でございます。
条例制定の理由の中で、同じような施設のパレットごうつの使用料を参考にし、使用者負担の公平性を確保するために行うと説明をいたしました。 今回新しくできる
江津市役所は、9号線や幹線道路からのアクセスもよく、駐車場も多くあり、市民の交流の場としては最適な場所となります。そこが無料となれば多くの市民は大歓迎をし、利用促進につながると考えます。新市役所設置の理念は、市民全てに優しく気軽に訪れやすい庁舎、来庁者、職員等の誰にとっても利用しやすく、親しみやすく、気軽に来訪しやすい庁舎、また市民集いの場となる庁舎、市民が気軽に集い、文化的活動を行うことができるコミュニティの場となる庁舎、市民向けのスペースや一時避難所機能との複合化を図ろう、このように述べています。さらに、新庁舎建設には市民の皆さんの大事な税金、多額な税金を使って建てられたものであります。市民一人一人からすれば自分の家のようなものです。市民の皆さんが使う中で、市民の合意と理解を得ながら使用料をどうするのか決めていくのも遅くないのではないでしょうか。市民感情にも影響が出ると考えます。今後もこのようなことが続けば、行政への不信が広がります。 以上で私の反対討論を終わります。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。
1番坂手議員。 〔
1番
坂手洋介 登壇〕
◆
1番(
坂手洋介)
新政クラブの
坂手洋介です。 議案第6
号江津市庁舎会議室等の
市民使用に関する条例の制定について、賛成の立場から意見を申し上げます。 新庁舎の会議室を開放し、市民の様々な活動の場として解放することは、魅力や活力のある
まちづくりを目指す一助になると考えます。市庁舎を開放するに当たっては、市の業務への影響を考慮する必要があり、それに関わる規定や、同類の施設や近隣の市町村の施設などを参考にした一定の利用料金を規定をする条例を制定することが必要であり賛成するものです。御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第7号から議案第10号に対する討論に入るところではありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第5号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第5号江津市
ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第6
号江津市庁舎会議室等の
市民使用に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第7
号江津市議会事務局条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第8
号市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第9
号新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第10号江津市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案第
11号 江津市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定について 議案第
12号 江津市
生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第
13号 江津市
定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について 議案第
14号 江津市
手数料条例の一部を改正する
条例制定について 議案第
15号
江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について
○議長(
森脇悦朗) 日程第4、議案第11号江津市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定について外4件を一括議題といたします。 本案に対する
建設経済委員会委員長の報告を求めます。 5番
鍛治議員。 〔
建設経済委員会委員長 鍛治恵巳子 登壇〕
◆
建設経済委員会委員長(
鍛治恵巳子)
建設経済委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第11号外4件について、去る3月11日委員会を開催し審査を行いましたので、その結果を報告いたします。 議案第11号江津市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定については、国民健康保険法施行令及び新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。 審査において、改正しないとどのくらいの人が影響を受けるのかとの質疑があり、分かりませんとの答弁がありました。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号江津市
生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する
条例制定については、江津市庁舎の移転に伴い、江津市生活バスのバス停を新設及び名称変更をするものです。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号江津市
定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、江津市
定住促進集落活性化住宅の一部廃止に伴い、条例の一部を改正するものです。 審査において、この事業により市内定住はどれぐらいあったのかとの質疑があり、4割の方が市内に定住されていますとの答弁がありました。また、そのうちその場所に定住されたのは何件かとの質疑があり、
1件ですとの答弁がありました。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号江津市
手数料条例の一部を改正する
条例制定については、建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律の規定に基づく建築物エネルギー消費性能の適合性判定のための手数料を定めるに当たり、所要の改正をするものです。 審査において、これに該当するのは何件くらいあるのかとの質疑があり、年間で
1件あるかないかだと思いますとの答弁がありました。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号
江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、国土交通省が施工する川越堤防工事のため、移転の対象となる渡田災害特別団地の用途廃止に伴い、所要の改正を行うものです。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
森脇悦朗) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 質疑を終わります。 これより一括討論に入るところではありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第11号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第11号江津市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第12号江津市
生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第13号江津市
定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第14号江津市
手数料条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第15号
江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案第
16号 公の施設に係る
指定管理者の指定について 議案第
17号
工事請負契約の変更契約の締結について
○議長(
森脇悦朗) 日程第5、議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定について外
1件を一括議題といたします。 本案に対する
総務民生委員会委員長の報告を求めます。 6番
田中利徳議員。 〔
総務民生委員会委員長 田中利徳 登壇〕
◆
総務民生委員会委員長(
田中利徳)
総務民生委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第16号及び議案第17号について、3月10日に委員会を開催し審査いたしましたので、その結果を報告します。 まず、議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定については、令和3年3月31日に指定期間の満了を迎える公の施設4施設について、新たな
指定管理者を決定するものです。 審査の中で、定住促進住宅及び都市再生住宅の指定管理において、住人への夜間、休日の相談対応は十分にできたのかとの質疑に対し、夜間、休日の相談はありませんでしたが、
指定管理者と警備会社が連携して相談対応をすることになっていますとの答弁がありました。 採決の結果、議案第16号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第17号
工事請負契約の変更契約の締結については、江津市デジタル防災行政無線(同報系)設備整備工事契約について、戸別受信機設置費用の減などにより、契約金額を212万8,500円減額し、変更後の契約金額を5億9,169万円とするものです。 採決の結果、議案第17号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
森脇悦朗) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 議案第16号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定についてへの反対討論を行います。 市内の4つの施設での
指定管理者を定める議案ですが、そのうちの2つ、定住促進住宅、都市再生住宅を島根県住宅供給公社に管理させることには問題があります。議案を付託された総務民生委員会での審査では明確にならなかった部分ですが、その後の予算決算委員会の当初予算案の審査の際、指定管理による委託先である住宅供給公社と市直営を比較した場合の経費についてただすと、不明であるというふうな答弁が返ってきました。その上に、指定管理の理由でもある24時間での管理体制については、夜間は公社から警備会社へ再委託されるものである上に、効率的、効果的といわれる運営が、市直営での管理運営との比較で、僅かに工務店などの業者へ電話を
1本かけてくれるかどうかの程度の差でしかないことも明らかとなりました。
日本共産党江津市議団では、総務民生委員会での審査においては、指定管理もあるべきことかと判断しましたが、予算に絡んで不明な点があり、運用面でも直営と大差ないとなれば話が違います。もともと島根県住宅供給公社による市営住宅などの管理運営については、住民から対応が遅い、対応してくれない、窓口が浜田で遠い上に交通の便の悪い場所にあり相談に行きにくいなど、おおむね厳しい評価が下されています。その上に、経費的にも管理的にも効率的、効果的な運営が期待できないなら、指定管理ではなく市の直営で管理するのが道理のはずです。2つの住宅の住民の暮らしの安寧のためにも、指定管理から外して市の直営にすべきと申し上げて、議案への反対討論とさせていただきます。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 10番藤間議員。 〔10番 藤間義明 登壇〕
◆
10番(藤間義明) 藤間義明です。 議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 本議案は、選定された
指定管理者候補について
指定管理者として決定するため、議会の議決を求めるものであります。 候補者である桜江福祉会は、入居者やサービス利用者との信頼関係を築いております。同じく候補者である波子駅会館運営委員会は、最少の経費かつ最も能力が発揮できる団体と考えられます。同じく候補者であります島根県住宅供給公社は、専門知識を持った職員が配置され、休日、祝日も24時間管理体制をしき、きめ細かな住民サービスの提供が可能となっています。 そうしたことにより、いずれの候補者も最もふさわしい候補者と認め、賛成するものです。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第17号に対する討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第16号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第17号
工事請負契約の変更契約の締結については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案第25号 令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第
13号)を定めることについて 議案第26号 令和2年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて 議案第27号 令和2年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについて 議案第28号 令和2年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて 議案第29号 令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて 議案第3
0号 令和2年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて 議案第3
1号 令和2年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第2号)を定めることについて
○議長(
森脇悦朗) 日程第6、議案第25号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第13号)を定めることについて外6件を一括議題といたします。 補正予算案7件に対する予算決算委員会委員長の報告を求めます。 8番
山根議員。 〔予算決算委員会委員長 山根兼三郎 登壇〕
◆予算決算委員会委員長(山根兼三郎) 予算決算委員会
委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第25号外6件について、去る3月15日委員会を開催し審査を行いましたので、その結果を報告いたします。 議案第25号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第13号)を定めることについては、歳入歳出それぞれ5億490万4,000円を減額し、予算総額を212億2,390万2,000円とするものです。補正の主な内容は、各事業の実績、決算見込みなど調整によるものです。 審査の中で、ふるさとづくり寄付金増額の要因はとの質疑に対し、
コロナ禍における巣籠もり需要があるだろうが、サイトに楽天を加えたことが一番大きいとの答弁がありました。 また、6月補正で予算化された金田ふれあい会館さく井事業の減額について、新たな井戸を取りやめた理由はとの質疑に対し、2度試掘しましたが、いずれも水質が悪く、ろ過装置をつけると維持管理がかかることから、既存ポンプなどの修繕に切り替えましたとの答弁がありました。 討論では、ひとり親世帯臨時特別給付金の減額について実態把握できていない、また住宅・建築物安全ストック形成事業が進まない中で、これで十分だとの認識を持っている。問題意識が欠如しており反対との
反対意見に対し、今回の補正は各事業の実績や決算見込みによる減額であるため賛成との
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第25号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、特別会計であります。 議案第26号令和2年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、歳入歳出それぞれ9万
1,000円を減額し、予算総額を32億
1,646万3,000円とするものです。 採決の結果、議案第26号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第27号令和2年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、歳入予算の組替えで、予算額に変更はありません。 採決の結果、議案第27号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第28号令和2年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、歳入歳出それぞれ810万5,000円を増額し、予算総額を8億
1,607万
1,000円とするものです。増額の主な要因は、療養給付費負担金等広域連合への納付金が増額となったものです。 採決の結果、議案第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第29号令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、歳入歳出それぞれ
1,779万円を減額し、予算総額を8億7,582万
1,000円とするものです。要因は、実績により、排水設備工事資金貸付金等が減額となったことなどによるものです。 討論では、当初予算で下水道事業は縮小すべきと反対したが、このたびの補正予算も暗渠整備など今の事業継続のためであり反対との
反対意見に対し、排水設備工事資金貸付金等が減額となったもので、適正な補正予算であるため賛成との
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第29号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第30号令和2年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、歳入歳出それぞれ4,172万6,000円を減額し、予算総額を3億
1,804万8,000円とするものです。基金積立金、施設管理費等の減額によるものです。 採決の結果、議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第31号令和2年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第2号)を定めることについては、収益的収入及び支出のうち、支出について507万2,000円増額し、補正後の予算額を8億
1,786万
1,000円とするものです。また、資本的収入及び支出のうち、収入について9,705万
1,000円減額し、補正後の予算額を2億2,993万8,000円に、支出については9,779万4,000円減額し、補正後の予算額を4億6,308万3,000円とするものです。 採決の結果、議案第31号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
森脇悦朗) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 議案第25号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第25号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第13号)を定めることについてへの反対討論を行います。 補正予算案では、ひとり親世帯臨時特別給付金が404万円の減額となっています。新型コロナウイルスによって厳しい
経済状況に追い込まれた独り親世帯への支援のため給付されるもので、おおむね給付はされているようですが、問題は市行政がその独り親世帯を把握できていないことにあります。住民票や戸籍なども管理し、最近ではマイナンバーなども備えていながら、そもそも独り親という経済的なハンディキャップを抱えた世帯を把握していなくて、果たして十分な社会福祉を届けることができるでしょうか。特別に給付しなければならないと定めている世帯です。しっかりと把握していなくて十分な対応とはなり得ないということを指摘しなければなりません。 また、このほかにも住宅・建築物安全ストック形成事業も729万円の減額となっています。この事業は、住宅耐震化を促進するためのものですが、729万円の減額は2020年度当初予算でのこの事業での計上からいえば77%もの減額であり、つまるところ市が進めるべき住宅耐震化が進んでいないことを示しています。その理由は、促進するための補助が十分でないためです。自己負担と現状の補助では耐震化ができないことを知りながら、補助を上乗せするなどの支援を行わない、これで耐震化が進むわけがありません。市役所は耐震化どころか災害対応のために新たな庁舎を36億円もかけて建設しているのに、市民が住む住宅の耐震化への補助は僅か。市役所の仕事が重要であるのは当然ですが、市民の安全にも相応に目を向け、てこ入れをするべきです。 この予算案にはそういった十分でない取組が含まれます。おおむねの内容が年度末の決算見込みに沿ったものですが、やはり問題のある計上があるからには認めるべきではありませんので、補正予算案に反対であることを申し述べて、討論を終わります。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 6番
田中利徳議員。 〔6番
田中利徳 登壇〕
◆6番(
田中利徳)
新政クラブの
田中利徳です。 議案第25号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第13号)を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 この補正予算は、事業の実績、決算見込みによる補正であるとの説明がありました。それぞれの補正予算の内容については、質疑や資料により執行部から詳しい説明がありました。減額となる事業の多くは、事業の効果が十分であったかという趣旨の質疑もありましたが、執行部の答弁を聞く限り、適正に事業実施し、結果として減額であると理解できました。また、減額の理由としては、
コロナ禍のため行事が行えなかったというものもありました。この補正予算は、
新型コロナウイルス感染症に対応する事業や、
コロナ禍という状況下においてやり方等を工夫しながら事業を行った結果であると言えると思います。また、歳出減額により財政調整基金や減債基金等からの繰入金を減額し、基金残高の確保が図られました。このことは本市の財政運営にはプラスであると考えます。 こうしたことから、この補正予算に賛成するものです。御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第26号から議案第28号に対する発言の通告がありませんので、討論なしと認めます。 次に、議案第29号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第29号令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについてへの反対討論を行います。 補正予算案には、これまでに何度も指摘してきましたが、接続率が上がらずやればやるほど財政を圧迫する下水道での管渠整備の費用が計上されています。補正予算案での計上は200万円と、当初予算とは桁が違いますが、それでも全体の収支のバランスからはやるべきではない公共事業と言えます。金額が少なくても無駄は無駄です。市民から預かる大事な税金をみすみす失うような予算案に賛成はできません。管渠整備をやめて、公共下水道事業の在り方を見直すべきであることを申し述べて、反対討論とさせていただきます。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。
1番坂手議員。 〔
1番
坂手洋介 登壇〕
◆
1番(
坂手洋介)
新政クラブの
坂手洋介です。 議案第29号令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 本補正の内容で特徴的なものとして、歳入では受益者加入負担金が供用開始となった地区の受益者数増加により448万円の増額、汚泥共同処理施設運営負担金については、数年後の企業会計導入を見据え、算定月を変更し3,173万円の減額とすることにより一般会計への負担が軽減されております。 また、歳出では一般管理費において排水設備工事資金貸付金が見込みより少なかったことにより912万5,000円の減額、下水道建設費においては江津西処理場の自家発電整備設計委託業務及び水道管支障移転補償費などで130万円を減額されております。 以上のことから、議案第29号令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、施設管理費の縮減に努め、適正に事務処理がなされていますので賛成するものです。御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第30号及び議案第31号に対する発言の通告がありませんので、討論なしと認めます。 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第25号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第25号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第13号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第26号令和2年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第27号令和2年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第28号令和2年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第29号令和2年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第30号令和2年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第31号令和2年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第2号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は午後3時20分といたします。 午後3時8分 休憩 午後3時20分 再開
○議長(
森脇悦朗) 会議を再開いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第7 議案第
18号 令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについて 議案第
19号 令和3年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて 議案第2
0号 令和3年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについて 議案第2
1号 令和3年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて 議案第22号 令和3年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計予算を定めることについて 議案第23号 令和3年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計予算を定めることについて 議案第24号 令和3年度島根県江津市
水道事業会計予算を定めることについて
○議長(
森脇悦朗) 日程第7、議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについて外6件を一括議題といたします。 予算案7件に対する予算決算委員会委員長の報告を求めます。 8番
山根議員。 〔予算決算委員会委員長 山根兼三郎 登壇〕
◆予算決算委員会委員長(山根兼三郎) 予算決算委員会
委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第18号外6件について、去る3月12日から16日までの3日間、委員会を開催し審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 審査は、まず江津中央公園の公園施設長寿命化事業や都野津畑地潅漑水路撤去事業など計8か所の現地調査を行いました。 続いて、予算書による審査に入りました。 議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについては、今年度の予算総額は150億
1,700万円で、前年度当初予算との比較では15億3,800万円の減額となっています。 本年度予算は、
新型コロナウイルス感染症への対応を最優先としつつ、本市の最重要課題である人口減少対策の推進に重点を置き、編成されています。 まず、歳入の主なものについて、市民税については、予算額9億
1,523万7,000円とされ、前年度との比較では9,761万4,000円の減収と見込んでいます。また、固定資産税も予算額14億2,263万6,000円で、前年度との比較では7,764万5,000円の減収と見込んでいます。いずれも
新型コロナウイルス感染症による影響を考慮したことなどによるものです。地方交付税は、予算額57億3,000万円で前年度と同額になっています。普通交付税は、国において前年度を上回る額が確保され、地域デジタル社会推進費の計上など増加要因があるものの、国勢調査による影響等を考慮し、昨年度と同額を計上されており、また特別交付税は令和2年度と同額の9億円を計上されています。 歳出の主なものは、総務費、地域振興費、地域の活力創出事業9,263万6,000円には、有福温泉再生事業、サテライトオフィス誘致事業等が計上されています。 民生費、児童福祉費、児童福祉総務費の市立保育所施設整備補助事業9,342万4,000円は、波子保育所の建て替えに対する補助金です。 衛生費、保健衛生費、保健衛生総務費、地域医療支援対策事業4億674万8,000円は、引き続き済生会江津総合病院など地域医療を様々な形で支援するもので、運営費補助や医師・看護師確保対策費などです。 農林水産業費、農業総務費、新型コロナ感染症対策費655万6,000円は、直売所の環境整備等を行うものなどです。 土木費、都市計画総務費、都市防災総合推進事業9,583万3,000円は、旧川越小学校校舎の解体撤去費及び敷地造成工事費です。 教育費、小学校費、学校管理費、小学校教育施設整備事業7,413万3,000円は、渡津小学校の外壁改修を行うものです。 審査においては、地域の活力創出事業費において、具体的にどのようなプロデューサーが有福温泉再生を行うのかとの質疑に対し、株式会社カタリストの代表にプロデュースしていただきます。また、廃業旅館の一部撤去などについては、今後観光庁の補助事業要綱が出るので、対象事業などを確認しながら進めていきたいとの説明がありました。 また、地域医療支援対策事業の江津済生会総合病院への補助金だが、令和3年度の経営改善は進むのかとの質疑に対し、引き続き病院改革を行いますとの説明がありました。 討論において、地域コミュニティ活性化事業や空き家対策など、不透明な点が多く反対との
反対意見がありました。これに対し、今回の当初予算はコロナウイルス感染症対策、第6次総合振興計画や総合戦略などの事業が含まれる中で、必要な事業を精査した上で計上された予算であるとの
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第18号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第19号令和3年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計予算を定めることについては、予算総額を32億3,845万2,000円とし、市町村事務処理標準システム導入により前年度より6,039万9,000円の増額となっています。 審査においては、特定健診率の目標はとの質疑に対し、51%としていますとの説明がありました。 採決の結果、議案第19号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第20号令和3年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについては、歳入歳出予算総額をそれぞれ237万9,000円とするものです。 採決の結果、議案第20号は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第21号令和3年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについては、歳入歳出予算総額をそれぞれ8億954万8,000円とするものです。広域連合へ納付する療養給付費負担金等の増額を見込み、前年度より
1,328万7,000円の増額となっています。 審査においては、普通徴収保険料が増えている理由はとの質疑に対し、年金以外の収入がある人が増えたためですとの説明がありました。 討論において、広域連合に対し少しでも貧困対策に資する意見を求めることなしに予算編成したもので反対との
反対意見がありました。これに対し、給付金等は適切に行われているので賛成との
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第21号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第22号令和3年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計予算を定めることについては、歳入歳出予算総額をそれぞれ9億
1,446万7,000円とするものです。これは、長期債元金償還金等の増額により、前年度より2,085万6,000円の増額になっています。 審査においては、令和3年度の持続率はどうかとの質疑に対し、56.3%を見込んでいますとの説明がありました。 討論において、管渠整備費と収入とのバランスが取れてない上に、地方債残高が50億円と増えつつある予算では認めるべきではないので反対との
反対意見に対し、現在行われている下水道事業は、将来を見据えた計画で進んでいる。処理能力を上げて事業を続けていくべきで賛成との
賛成意見がありました。 採決の結果、議案第22号は賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第23号令和3年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計予算を定めることについては、歳入歳出予算総額をそれぞれ
1億9,107万9,000円とするものです。災害関連事業費の減額などにより、前年度より8,520万円の減額となっています。 採決の結果、議案第23号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号令和3年度島根県江津市
水道事業会計予算を定めることについては、収益的収入及び支出については、収入総額8億8,028万7,000円、支出総額7億9,921万8,000円となっています。また、資本的収入及び支出については、収入総額を3億2,358万5,000円、支出総額を5億6,728万9,000円としており、収入額が支出額に対し不足する額2億4,370万4,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに当年度分及び過年度分損益勘定留保資金で補填されます。 採決の結果、議案第24号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
森脇悦朗) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 議案第18号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 9番
森川佳英議員。 〔9番
森川佳英 登壇〕
◆9番(
森川佳英)
日本共産党江津市議団の
森川佳英です。 ただいまから議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについて、反対の立場で意見を申し上げます。 先ほど
委員長報告があったように、今回の総額は150億円余を使い、今後
1年間の市民の生活や命を守ることを第一にした予算としなければなりません。本来の目的である市民一人一人が幸せに暮らせる予算配分については、
新型コロナウイルス感染症への対応を最優先にし、江津市の最重要課題である人口減少対策を講じなければならないと施政方針でも財政課長の予算説明でも強調をされました。特に令和2年度、2020年度の取組で実現された江津市の主要政策、人口減少対策、コロナ対策がどんな意味を持っていたのか、どんな問題をはらんでいたのかを明らかにして、その総括や教訓を今後の
1年の予算に生かしていくことが重要と考えます。 今回の当初予算で計上している
1億
1,032万円余の新型コロナウイルスワクチン接種についてでありますが、審査の中でも明らかになったように、国からの確定情報も少なく、実施スケジュールも不明な点が多くあり、混乱なく全ての市民の皆さんに接種できるように、責任問題も含めて行っていただきたいと思います。 その他、コロナ感染予算としては、新庁舎への飛沫防止つい立て、空気清浄器、サンピコへの冷蔵オープンケースの設置、消毒液やミストファン購入などで、合計で2,602万円余となっています。非常に不十分な予算となっています。全体の
0.075%しかありません。私たち
日本共産党江津市議団が一般質問などで再三要求をしていたPCR検査、社会的検査は一円も計上されていません。審査の中でも全国の自治体が独自で実施していることや、数千万円でこの機器がそろえることを指摘してきましたけれども、また災害避難所における感染対策も非常に不十分です。昨日の報道を見ますと、首都圏の
緊急事態宣言は解除されるようでありますけれども、地方江津市においてはこれからがコロナ対策の本番です。これで十分と言えるのでしょうか。 さらに、先ほど
委員長報告があったように、経営改善、病院改革が進まない済生会江津総合病院等への補助金は、過去最高額の4億674万8,000円、この内訳はMRI、医療機器など従来型の支援で、市民の皆さんが求める
新型コロナウイルス感染症対応関係のものは一つもありません。これまで市は、
新型コロナウイルス感染症対策として
中小企業等
持続化応援金、商業・サービス業感染症対応支援補助金、江津市プレミアム付飲食券販売事業などの経済対策を行ってきました。これらについては高く評価もいたしますけれども、審査の中で明らかになったように、利用率が100%にはなっておらず、雇用の影響や実態の把握が大変不十分で、必要としておられる全ての方々に行き届いたのか明確になっていません。その上、審査のやり方も専決補正というやり方で、予算委員会の開催はしなくて慎重な審査となっていませんでした。財源は国の臨時交付金ですが、独自の財源を使って施策をするのは大変不十分となっています。補正予算を出せば、本予算にはコロナ対策は不十分でいいという理屈は通用しません。3月末までにコロナが終息するという見通しがない以上、当初予算に全てのコロナ対策を計上すべきだったのではないでしょうか。 また、貧困対策、困窮者支援対策としての庁内連携についても不十分であることも明らかになりました。また、子供の医療費無料化制度については、島根県下でも他市と比べて一番遅れていることも明らかになりました。詳細については、後で討論されます
多田議員が述べますけれども、生活保護の運用についても改善が必要です。
1点述べてみたいと思いますけれども、今回の審査の中で街路灯設置の予算が
1円もないことが明らかになりましたし、市内各地にある危険箇所、落石対策費が削減されていることなども明らかになりました。今後
1年間、市民の生活や命を守ることを第一にした予算にしなければなりません。 最後に、私は地方債、借金について述べてみたいと思います。 令和3年度末には213億2,061万円余の残高となり、市民
1人当たりにしたら約90万円の借金があります。審査の中で、今後の返済計画について尋ねると、できるだけ単年度で発行額を超えないように運用すると述べるにとどめ、明確な答弁はありませんでした。コロナ感染拡大がさらに進めば、市内経済の景気回復がさらに遅れます。ますます財政悪化が懸念をされます。市民の命と健康を守り、将来のために基金を積んでいますけれども、基金の活用を含めた当初予算となるように述べて、討論を終わります。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 13番河野議員。 〔13番 河野正行 登壇〕
◆
13番(河野正行)
新政クラブの河野正行でございます。 議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 令和3年度
一般会計予算は、新庁舎建設という大型事業が終了したことに伴い、予算規模も平年ペースに戻っております。予算の内容に関してですが、新庁舎建設に当たって繰り延べていた総合市民センターの音響設備の改修や市営住宅の外壁改修等が計上されております。また、老朽化し危険度の増した施設の解体等の予算も計上されております。 一方、本市の最重要課題である人口減少対策については、新規事業はないものの、
コロナ禍にあっても実施方法等を工夫しながら事業を継続していくとのことでした。歩みを止めることなく継続していく、積み重ねていくことは重要であろうと思います。 質疑の中では、住民からの要望に十分応えられていないというものもありましたが、住民からの要望に十分応えたいという思いは担当者も同様であろうと推察されます。 しかし、予算は歳出事業ばかりではなく、歳入、つまり事業を行うための財源が必要であります。執行部から説明がありましたが、令和3年度当初予算では、
新型コロナウイルス感染症の影響を十分考慮し、市税や消費税、交付金等、前年度と比較して大きな減額となっております。また、将来の本市の財政の健全性を念頭に置き、緊急性や優先度を見極めながら編成したとの説明もございました。緊急性や優先度で言うなら、今最も重要なのは
新型コロナウイルス感染症対策であると考えます。本予算にはワクチン接種費が計上されております。そして、支援策については、今後補正予算により対応していくとのことでありました。 審査の中では多くの議論がありました。その上で、執行部の答弁などを踏まえ、予算議案を検討し、今回の当初予算はいずれも本市にとって必要との判断から予算案に賛成するものです。よろしく御賛同のほどお願いいたします。
○議長(
森脇悦朗)
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについてへの反対討論を行います。 今回の討論では、2021年度当初予算案を審査した予算決算委員会での質疑と、それに対する答弁から、先ほど森川市議が触れなかったものから特に問題がある事業について指摘していきます。 まずは、地域コミュニティ活性化事業です。各地域コミュニティ組織での取り組まれる事業の名称程度は示されましたが、具体的な説明はなく評価もあやふやで、
まちづくりや地域振興が本当に進むのか、そして市民が地域コミュニティ事業に抱く不安、不信を払拭できるのか、甚だ疑問の残る答弁に終始しました。江津ひと・まちプラザについては、同じくこの3月定例会へ提案されている新庁舎の市民利用についての条例案の審査において、市民の利用やそれによるにぎわいの創出よりも
指定管理者の利益を優先するとしか取れない答弁がありました。そういった認識に基づいて運営されるのでは、中心市街地のコアとなる施設として十分な役割が見込めないと言えます。 生活交通バス事業では、市内の交通弱者への新たな取組がなく問題意識が欠如しています。その上に、地域公共交通推進事業では、今後の生活交通についての計画に向けてアンケート調査が行われるということでしたが、果たして市民の
1割程度への調査で本当に必要な施策に結びつくのか、大きな疑問符がつきます。 生活保護では、国会で厚生労働大臣が義務ではないとまで答弁した扶養照会を継続するとしています。生活保護は国民の権利だと政府が発信している状況で、扶養照会は個人の尊厳を傷つけ生活保護から遠ざけるだけでなく、法に定めのない事務であり、市職員の労力と人件費を無駄にするものです。即刻やめるべきです。 林業振興では、収益性を追い求めるあまり、戦後に植林され放置されたままとなっている林地への手だてを全く取っていません。災害対策や有害鳥獣対策として不可欠な施策であり、将来を見据えて方針転換すべきです。 企業立地推進事業では、美観のためとの名目で、松川の工業団地で市有地はおろか県有地や企業の土地まで草刈りをするという謎の気前のよさを発揮しています。しかし、その工業団地の周辺を含む市道や市有地では草が繁茂し放題で、明らかな偏重となっています。今後の企業誘致のために必要と強弁していますが、誘致される企業が見るのは工業団地の中だけなのでしょうか。近視眼的な物の見方と言わざるを得ません。 都市防災総合推進事業は、2018年の災害の際に水没した川越の地域コミュニティ交流センターを建て替えるものですが、災害時には避難所となるのに、1972年のいわゆる昭和47年災と呼ばれる水害と同等の増水があった場合、水没してしまう設計で、市民の安全を守るという観点からは不十分なものとなっています。 住宅・建築物安全ストック形成事業では、住宅の耐震化を促進するはずが、そのための取組はこれまで効果を上げることができていない啓発に頼るのみです。昨年の決算審査の際には、リフォームと絡めて進めてもらいたいと自ら促進の一助となる方法を上げておきながら、その責任を市民に丸投げしています。市民の自己資金と現状の補助では、耐震化費用が不足し耐震化を促進することができないことも把握しているのですから、積極的な施策を打ち出すべきです。 空き家対策事業では、計画策定はされるようですが、市民が求めているのは危険な空き家を除却することです。しかし、計上されている予算は除却するというところにまで至っておらず、その目標さえありません。 中心市街地整備事業では、市が居住を誘導したい地域への住宅の新築へ支援を行うとされています。行政として居住エリアを限定したいという意図は分からなくもありませんが、やはり同じ市内に住居を構えるのに、場所によって扱いが違うのでは地域ごとに不公平感が生じますし、それは将来的に地域ごと切り捨てられてしまうのではないかとの不安にもつながります。また、市が設定する居住を誘導したい地域は、総合戦略で増やそうとしているUIターン者にとって必ずしも魅力的な地域ではありません。地域限定での支援は行政の取組としてちぐはぐなことになってしまいます。 住宅管理費には、先ほどの議案第16号公の施設に係る
指定管理者の指定についてへの反対討論でも触れた、
指定管理者となる島根県住宅供給公社への委託料が計上されています。これまでの市営住宅などの管理状況や住民にとっての効率から考えて、指定管理ではなく市の直営で対応すべきです。また、費用の面では、指定管理と直営での比較ができないという点も問題であり、ほかの指定管理も含めて改善を求めるものです。 以上、
予算案審査で特に問題があるものを列挙してきました。審査では、一般質問を受けて前向きな認識が示された事業、市民へのサービスが充実された事業、市民生活に必要不可欠な事業もあることが示されましたが、だからといって問題のある事業、取組を丸のみするわけにはいきません。指摘した問題点を改善するよう求めて、一般会計当初予算案への反対討論とさせていただきます。
○議長(
森脇悦朗) 本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長いたします。 次に、議案第19号及び議案第20号に対する発言の通告がありませんので、討論なしと認めます。 次に、議案第21号に対する反対の意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第21号令和3年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについてへの反対討論を行います。
予算案審査での答弁では、社会的に高齢者の貧困が問題となっているにもかかわらず、江津市として広域連合に対して対策についての提案や意見普請を行っていないことが明らかとなりました。市内でも貧困に窮する高齢者から助けを求める声が届いているはずです。貧困対策に直接対応する部署ではないにしても、一番身近な行政として市民の暮らしを考慮して、広域連合に対処を求めるのは絶対的に必要な姿勢のはずです。広域連合から任されている事務処理に対応するだけなら、状況を観察、考慮できる人間が業務に従事している意味もありません。主体的に、高齢者をはじめとした市民の暮らしを向上させるという地方自治体本来の役割を果たすべきです。 そういった観点から、この当初予算案には市民の実情が反映されているとは言い難いものとなっています。市民、高齢者の暮らしに目をやり、窮状に対応した行政を求めて、当初予算案への反対討論とさせていただきます。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 16番永岡議員。 〔16番 永岡静馬 登壇〕
◆
16番(永岡静馬)
新政クラブの永岡静馬でございます。 議案第21号令和3年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて、賛成の立場から討論を述べます。 この予算は、保険料の収納や各種申請書の受付事務、事業の運営主体である広域連合への療養給付費負担金の納付等、後期高齢者被保険者の方へ医療給付を適正に行うために必要な歳入歳出でございます。必要な予算と認め、賛成いたします。御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第22号に対する
反対意見の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。 〔7番
多田伸治 登壇〕
◆7番(
多田伸治)
日本共産党江津市議会議員団の
多田伸治です。 議案第22号令和3年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計予算を定めることについてへの反対討論を行います。 公共下水道事業の予算案では、2021年度も3億9,600万円もの管渠整備のための費用を計上しています。しかし、収益性の高い地域で整備していると言いながら、例年と同じく接続率は上がらず、本来は独立採算であるはずの特別会計では賄い切れないため、一般会計から2億5,345万円も繰り入れざるを得なくなっています。公共下水道事業会計への予算総額が9億
1,446万円であることから考えても異常なつぎ込み方です。収支のバランスを考えれば、普通であれば管渠整備を特別会計への枠内で賄える範囲に抑えるか、下水道への接続率が上がり、会計として管渠整備が可能となるだけの余裕ができるまで一時事業を停止するかのどちらかのはずです。しかし、予算案はそのどちらでもなく、一般会計から市民の税金をつぎ込み、やればやるほど赤字になる下水道整備を続けようとしています。 その口実として、国の汚水処理への方針が錦の御旗のように示されましたが、汚水処理は公共下水道だけでなく合併処理浄化槽でも可能です。そして、管渠整備の費用3億9,600万円から一般会計からの繰入れ2億5,345万円を引いた額
1億4,255万円があれば、合併浄化槽を設置する補助を現状の倍の100万円にしたとしても、管渠整備による接続世帯の倍以上となる142世帯もの汚水処理が可能となります。こう考えれば、合併処理浄化槽の設置への補助は僅かなままで財政が厳しいはずなのに、大規模工事を必要とする下水道の管渠整備には大盤振る舞いという動きは全く理解できませんし、迅速に汚水処理を促進し、環境を守るという観点からは矛盾しています。そして、一般会計から繰り入れる2億5,345万円が浮けば、生活交通も子供の医療費助成も通学路への街路灯への設置も格段に充実でき、市民にもよほど喜ばれるはずです。既に下水道に接続している世帯もあるため、公共下水道による汚水処理を止めるわけにはいきませんが、これほどまでに財政を圧迫し、汚水処理の促進にも逆行する管渠整備はすぐにでもやめるべきです。今後も管渠整備を続けるなら、いずれ市民への負担増ともなりかねません。そのような事態が現出するようなことになるなら、行政や議会の責任は極めて重いということを申し上げて、予算案への反対討論とさせていただきます。
○議長(
森脇悦朗)
賛成意見の通告がありますので、発言を許可します。 5番
鍛治議員。 〔5番
鍛治恵巳子 登壇〕
◆5番(
鍛治恵巳子)
新政クラブの
鍛治恵巳子です。 議案第22号令和3年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計予算を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 本議案の予算は、島根県域下水道構想に基づく公共下水道事業の予算です。水資源と水環境を生活排水の汚染から守り、公共用水域の水質改善と住民の快適な暮らしの実現に向け、下水道での整備が経済的に有利となる区域を優先して整備を行うものです。 昨年度に引き続き、都野津町、二宮町の一部について管渠工事を進めることになっています。また、大規模な自然災害にも対応するため、江津西処理場においては自家発電設備設置工事費も計上されています。さらに、安定的な経営を目指すために公営企業会計導入に向けた準備のための関連予算なども含まれます。今後は、汚泥共同処理を行っている敬川の江津浄化センターや水処理を行う江津西処理場など、現有施設能力を最大限に有効活用できる規模を念頭に置き、事業を進めていくとのことでした。 下水道は地域住民のライフラインとして重要な役割を担っており、その提供に住民サービスは日常生活に不可欠なものとして生活環境の向上に大きく貢献していくものだと思います。そのためには必要な予算ですので賛成をいたします。将来にわたり安定的な汚水処理サービスの提供を確保するためにも、今後も下水道事業の経営状況及び本市の財政状況を鑑みながら、持続可能な範囲で事業を進めていただきたいと思っております。よろしく御賛同のほどお願い申し上げます。
○議長(
森脇悦朗) 次に、議案第23号及び議案第24号に対する発言の通告がありませんので、討論なしと認めます。 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第18号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第18号令和3年度島根県江津市
一般会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第19号令和3年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第20号令和3年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第21号令和3年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手多数と認めます。よって、議案第22号令和3年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第23号令和3年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第24号令和3年度島根県江津市
水道事業会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第8 議案第32号 財産の取得について
○議長(
森脇悦朗) 日程第8、議案第32号財産の取得についてを議題といたします。 本案に対する説明を求めます。 竹内学校教育課長。 〔学校教育課長 竹内修二 登壇〕
◎学校教育課長(竹内修二) 議案第32号について提案理由を申し上げます。 本市教育ネットワークにおける様々なセキュリティーリスクに対し、文部科学省が策定した教育情報セキュリティーポリシーに関するガイドラインに沿って、セキュリティーの強靱化を行うことに伴う物品を4,755万30円でティーエスケイ情報システム株式会社から購入するものです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
森脇悦朗) これより質疑に入るところではありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇悦朗) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより議案第32号を採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
森脇悦朗) 挙手全員と認めます。よって、議案第32号財産の取得については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第9 議案第33号 令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第
14号)を定めることについて
○議長(
森脇悦朗) 日程第9、議案第33号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第14号)を定めることについてを議題といたします。 本案に対する説明を求めます。 溝田財政課長。 〔財政課長 溝田ともえ 登壇〕
◎財政課長(溝田ともえ) 議案第33号
一般会計補正予算の提案理由の説明を申し上げます。 今回の補正予算は、
新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算です。 それでは、予算書の
1ページをお開きください。 議案第33号令和2年度島根県江津市
一般会計補正予算(第14号)を定めることについては、第
1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ7,149万9,000円を追加し、予算総額を212億9,540万
1,000円とするものです。 第2条繰越明許費の補正は、3ページに記載をしておりますが、年度内完了が困難になった7事業について設定または変更を行っております。 続きまして、事項別明細書です。 まず、歳入について、6ページをお開きください。 今回の補正予算の財源である款の14国庫支出金について、それぞれ上限補正を行っております。 続いて歳出です。7ページをお開きください。 款の4衛生費、目の3予防費、説明欄、新型コロナウイルスワクチン接種事業は、ワクチン接種費2,208万7,000円の減額と、職員の時間外手当が補助対象になったことに伴う事務費の組替えです。 次に、款の7商工費、目の2商工振興費、説明欄、新型コロナ感染症対策費は、
中小企業等
持続化応援金6,070万円とプレミアム付飲食券販売事業2,408万6,000円です。 款の10教育費は、学校における感染症対策費で、
1校当たりの上限が80万円であることから、小学校費560万円、中学校費320万円を計上をしております。 次に、8ページから11ページまでの給与費明細書につきましては、お目通しをお願いし、説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
森脇悦朗) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許可します。 7番
多田議員。
◆7番(
多田伸治) 補正予算案の歳出、新型コロナ感染症対策費、この中の商工費でのプレミアム付飲食券の販売事業についてなんですが、どうしても現状が固定したものと考えがちで、市内でコロナが確認されないという前提で全協では実施についてばかり伺いましたが、仮に市内でも感染が確認された場合、飲食券の販売前はともかく、販売後や利用期間中ではそれぞれ異なる対応が必要になると思うんですが、その辺の動きについてどのようにされるおつもりか伺っておきます。
○議長(
森脇悦朗) 三木
商工観光課長。
◎
商工観光課長(三木和彦) 市内でコロナウイルス感染症が発生した場合についてですけども、発生状況によっていろんな対応が変わってくると思います。券を発行した後でそういう感染症が見つかり、どのようにやっていくかということにつきましては、その状況に合わせて使用期間を延長とか、そういうことも検討する必要があれば検討していきますし、その状況によって対応していきたいと考えております。
○議長(
森脇悦朗) 7番
多田議員。
◆7番(
多田伸治) 飲食券なんですが、会食が感染に関わっているという状況で、飲食券という性格上、影響を受けることになりますが、その点への、先ほどの仮に感染が拡大するとかクラスターが発生するというようなことが市内であった場合、どのように対応されるか、その点も伺っておきます。