江津市議会 > 2021-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 江津市議会 2021-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 江津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-05
    令和 3年 3月(第2回)定例会               令和3年第2回議会定例会                 議事日程第1号令和3年3月2日(火)午前10時開議              ~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定   諸般の報告第3 施政方針演説第4 同意第 1号 公平委員会委員の選任について第5 同意第 2号 教育長の任命について第6 同意第 3号 功労者の選定について第7 報告第 1号 専決処分報告について第8 議案第 5号 江津市ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する条例制定について   議案第 6号 江津市庁舎会議室等の市民使用に関する条例の制定について   議案第 7号 江津市議会事務局条例の一部を改正する条例制定について   議案第 8号 市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について   議案第 9号 新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について   議案第10号 江津市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について   議案第11号 江津市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について   議案第12号 江津市生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例制定について   議案第13号 江津市定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について   議案第14号 江津市手数料条例の一部を改正する条例制定について   議案第15号 江津市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について第9 議案第16号 公の施設に係る指定管理者の指定について第10 議案第17号 工事請負契約の変更契約の締結について第11 議案第18号 令和3年度島根県江津一般会計予算を定めることについて   議案第19号 令和3年度島根県江津国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて   議案第20号 令和3年度島根県江津国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについて   議案第21号 令和3年度島根県江津後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて   議案第22号 令和3年度島根県江津公共下水道事業特別会計予算を定めることについて   議案第23号 令和3年度島根県江津農業集落排水事業特別会計予算を定めることについて   議案第24号 令和3年度島根県江津水道事業会計予算を定めることについて              ~~~~~~~~~~~~~~~ 会議に付した事件本日の議事日程のとおり              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席議員(15名)1 番  坂 手 洋 介             2 番  植 田 好 雄3 番  森 川 和 英             5 番  鍛 治 恵巳子6 番  田 中 利 徳             7 番  多 田 伸 治8 番  山 根 兼三郎             9 番  森 川 佳 英10 番  藤 間 義 明             11 番  森 脇 悦 朗12 番  石 橋 孝 義             13 番  河 野 正 行14 番  藤 田   厚             15 番  田 中 直 文16 番  永 岡 静 馬              ~~~~~~~~~~~~~~~ 欠席議員(0名)              ~~~~~~~~~~~~~~~ 説明のため出席した者市長      山 下   修          副市長     藤 田   裕総務部門参事  崎 間 茂 理          政策企画課長  横 田 龍 二総務課長    佐々木 章 夫          財政課長    溝 田 ともえ人事課長    池 田   章          市民部門参事  小 瀧 陽 夫保険年金課長  石 山 景 三          建築住宅課長  佐々木   克上下水道部門参事坂 根 広 晃          教育長     小笠原   隆              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席した議会事務局職員事務局長    大 屋   功事務局次長   和 田 光 信事務局係長   高 木 孝 子              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開会 ○議長(森脇悦朗) おはようございます。 これより令和3年第2回議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程により、これを進行いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森脇悦朗) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員の指名は、江津市議会会議規則第88条の規定により議長において指名いたします。 7番多田議員、15番田中直文議員。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 会期の決定 ○議長(森脇悦朗) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月19日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇悦朗) 御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日から3月19日までの18日間と決定されました。 次に、諸般の報告をいたします。 それでは、お手元に配付しております令和3年第2回議会諸般の報告を御覧ください。 令和2年第7回議会定例会以降開催され、私または代理が出席いたしました主な行事、会議等について記載をいたしております。その中で特に皆さんにお伝えしておきたい部分について話をしておきます。 1ページの下段を御覧ください。 2月3日、全国市議会議長会理事会評議委員会合同会議についてであります。書面開催で行われ、その中で本会議や委員会への欠席事由の明記及び請願に際しての押印に関する標準市議会会議規則の改正について報告、了承されました。本市議会といたしましても、早急に会議規則の見直しについて議論する必要があると思っております。 2ページの下段を御覧ください。 2月8日、全国広域連携市議会協議会総会についてであります。書面開催で行われた本総会において、本協議会は発展的に解消し、国に対する要望事項は全国市議会議長会に委ねることとなり、解散となりました。 3ページの上段を御覧ください。 2月10日、令和3年度春季島根県市議会議長会定期総会についてであります。例年4月に開催されておりましたが、諸事情により2月に浜田市において行われました。議案審議では、8市からの提出議案がいずれも原案のとおり可決され、このうち益田市提出の山陰道の早期全線開通に向けた取組について外2議案を中国市議会議長会に提出することに決定いたしました。総会において提出されました議題については、いずれも承認または決定されております。 なお、その他の事項については、お目通しをお願いいたします。 記載をしております会議の資料等につきましては、事務局で保管しておりますので御覧ください。 以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 施政方針演説 ○議長(森脇悦朗) 日程第3、施政方針演説について市長の発言を許します。 山下市長。              〔市長 山下 修 登壇〕 ◎市長(山下修) 令和3年第2回江津市議会定例会が開催されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 その前に、まず今年は東日本大震災の発生から10年を迎えます。2月13日に発生した福島県沖を震源とした地震は大震災の余震とも伝えられ、10年たった今も震災の影響は続いているのだと実感をいたしました。また、福島第一原子力発電所の事故により7市町村で帰還困難区域が設定され、立入りが制限された状態が続いています。今後も様々な困難があるかもしれませんが、大震災で被災された皆様の一日も早い復興を願ってやみません。 それでは、諸議案の提案に先立ち、当面の市政運営に対する私の基本的な考え方を申し述べさせていただきます。 初めに、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種についてです。 国からの確定情報も少なく、現時点であまり多くは申し上げられませんが、本市においては昨年末から実施体制、実施方法など協議検討を始め、2月1日付で専門部署、新型コロナウイルス予防接種対策室を立ち上げたところです。現在4名の職員を配置するとともに、管理職によるサポート体制も構築しており、さらに今後の業務の増加による専門部署の増員も検討をしています。また、これまでに医師会や済生会江津総合病院など医療関係の方々とも随時協議を行うなど、ワクチン接種に向けた御協力をいただいています。この場をお借りし、厚く御礼を申し上げます。 現時点での実施スケジュールは、御承知のように、まず65歳以上の方への接種を開始し、その後64歳以下の方への接種となります。国からのワクチン配付状況が不明ですので、確たる日程を申し上げることはできません。これらの経費は1月29日、臨時議会で議決いただいた予算のほか、令和3年度当初予算でも計上しており、総額は1億4,300万円余としています。なお、先行して実施される医療従事者への接種は、国において2月17日から開始されており、本市内の医療従事者は県に対象者名簿を提出されていると伺っています。いずれにしても、このワクチン接種が混乱なく着実かつ安全に実施できるよう、全庁体制で取り組んでまいります。 また、本市においては、これまでコロナウイルス感染症対策として中小企業等持続化応援金、商業・サービス業感染症対応支援補助金、江津市プレミアム付飲食券販売事業などの経済対策を行うとともに、そのほかひとり親世帯臨時給付金災害避難所における感染症対策、小中学校の休業に伴うスクールサポートスタッフ配置など様々な事業を実施しています。しかしながら、市内経済は依然として厳しいものがあり、この3月議会の最終日には再度中小企業持続化応援金などの追加提案を考えています。加えて、コロナウイルス感染症対策は令和3年度以降も続くものと考えられますので、今後もその状況を見極めながら必要な対策を講じてまいります。 また、新型コロナウイルス感染者が確認された地域においては、感染者やその家族、医療関係者等に対する深刻な差別事象が発生しています。このことは、差別を受けた方々自身を深く傷つけることはもとより、周囲の人々を感染を隠したいという気持ちにさせ、症状があっても検査や診察をためらうことで感染が広がってしまうという結果につながってしまいます。市民の皆様には、感染者は非難される対象ではなく守られるべき存在であるということをしっかりと心に留めていただきますとともに、医療関係者をはじめとするエッセンシャルワーカーの皆さんに感謝といたわりの気持ちを持って接していただきますようお願いをいたします。 続いて、令和3年度の主な取組について述べさせていただきます。 まず初めに、地方創生についてです。 本市の最重要課題である人口減少問題については、平成27年にまち・ひと・しごと創生江津版総合戦略を策定し、5か年間を1期として取り組み、昨年4月より第2期総合戦略として引き続き5年間で取組を進めています。第1期総合戦略では、一定の成果を得ることができ、人口減少に歯止めがかかっています。しかしながら、コロナ禍で始まった第2期総合戦略の取組は、新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を行う中、模索しながらも活動の制限や事業の変更を余儀なくされています。ただ、いつまでも手をこまねいているわけにはまいりません。今できることを確実に実行し、人口減少問題に向き合ってまいります。 次に、有福温泉の再生についてです。 有福温泉については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、3件の旅館と共同浴場は極めて厳しい経営状況にあると伺っています。そうした中、温泉街の再生のため、地域コミュニティや企業、商工会議所、金融機関、行政で構成するプロジェクト会議を設置し、有福温泉再生ビジョンの策定や空き旅館等の活用について検討を重ねてまいりました。その結果、温泉街の再生ビジョンとしては、コンパクトな温泉街を一つのホテルと見立てて、飲食、宿泊、テレワーク、温泉入浴などを機能分担し、各施設を回遊するという泊・食分離の手法で温泉街を再生する方向が出されたところです。これを受け、現在は新たに宿泊業や飲食業等に参入される事業者について調整を進めています。加えて、有福温泉にできるだけ長く宿泊、滞在していただく仕掛けとして、石見神楽や紙漉きなどの体験や、NPO法人里山子ども園わたぼうし自然保育体験など、江津市ならではの多様な体験プログラムを提供することも検討をしています。 現在、観光地への新型コロナウイルス感染症の影響が重く受け止められ、観光地の再生、活性化を目的とした様々な施策が国や県から打ち出されています。こうした事業を効果的に活用することで、このコロナ禍の厳しい状況を乗り越え、有福温泉に再びにぎわいを取り戻したいと考えています。 有福温泉の再生につきましては、これまでも火災や災害からの復旧、神楽殿や回廊の整備、直近では有福温泉へのアクセス道路である主要地方道田所国府線の改良など、観光、交流人口の確保のため、様々な手を尽くしてまいりました。しかしながら、有福温泉に再びにぎわいを取り戻すことは、コロナ禍で旅行業や観光業が苦戦を強いられる中、一筋縄ではいかないものと認識しています。例えば、急傾斜地に囲まれた立地的な問題に加え、増え続ける空き家の問題、また温泉街に飲食店が一軒もないなど、課題は山積をしています。また、共管の湯、これ浜田市と共同運営をしておりますけれども、この問題についても一体どうするのか、こういうことも今後は検討していかなければならないと思っておりますし、また原爆療養所の跡地、ここが今そのままになっております。こういったところをどのように活用するのか、例えば温泉付のグランピング施設を造るとか、こういったようなことも検討していかなければいけないなと思っています。急傾斜地問題については、県のほうとも今話をしておりまして、砂防課のほうになりますけれども、県でいいますと。急傾斜地崩壊対策事業、この導入の検討をいただいているところでございます。 このように、有福温泉を再生するためには多くの課題を抱えています。このため、目の前の課題を一つずつ解決しながら温泉街の再生に取り組む必要があります。また、有福温泉地区の住民の方々の意識改革も私は一方で必要ではないかなというふうに思っています。こうしたことを念頭に置きながら、しっかりと再生に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えています。1360年余りの名湯、温泉地の歴史が途絶えることがないよう、これまでにも増して手を尽くしてまいります。 次に、地域医療提供体制についてです。 本市の地域医療の中核をなす済生会江津総合病院の経営状況は、昨年度に引き続き令和2年度も医業収支ベースにおいては、若干ではありますが黒字決算の見込みと伺っています。しかし、これも本市からの補助金等の支援があってのものであり、現状ではまだ病院が独自で借入金の返済や設備の更新などができる状況には至っておらず、依然経営は厳しい状況にあります。 また、常勤医師の確保についても、来年度も何とか現状の医師数は確保できる見込みですが、救急医療や周産期医療を提供する上においてはぎりぎりの状態が続くこととなります。なお、小児科医については、今小児科医は不在ですけれども、常勤は。年度中途から確保できるのではないのかなという見通しを持っています。 コロナ禍にあって病院を利用される入院や外来の患者数は若干減少していると伺っていますが、現在進めている新型コロナウイルスワクチン接種においても本市の中核施設となりますので、引き続き地域医療の核として存続できるように支援を行っていきたいと考えています。 次に、子育て支援についてです。 令和3年度は、令和2年3月に策定した第2期江津市子ども・子育て支援事業計画、これ5か年計画ですけれども、これの2年目になります。この計画では、「地域みんなで育む こどもたちの未来 明るく心豊かに育て江津っ子」を基本理念として、誰もが明るく楽しく生き生きと暮らすことができる「小さくともキラリと光るまち・江津市」の実現に向けて、様々な子育て支援策の推進に取り組んでいます。令和3年度においても、継続して切れ目のない支援を行うとともに、児童虐待を含む子供や家庭の様々な相談に対応できるよう、子ども家庭総合支援拠点の設置に向けた取組を進めています。また、老朽化の進む波子保育所の建て替えに対し補助金を交付することにより、子供たちが安心して保育所生活が送れるよう支援をしてまいります。 次に、産業振興についてです。 地域経済の活性化や地域の雇用の拡大を図るためには、産業振興が不可欠であり、中でも企業誘致は重要な課題として取り組んでいます。こうした中、江津工業団地では既に立地している誘致企業が厚生棟の建設を進めており、工場増設についても検討をされているところです。また、樹脂製品加工業が工場増設に着手され、今年度中に操業を開始されると伺っています。工業団地以外でも自動車部品製造業では新たな設備の増強が進んでおり、工場も増築する予定と伺っています。また、製紙会社では建設中の設備が今年の11月に完成し、操業を開始される予定と伺っています。そのほかにも2社が設備の増強を検討されています。今後も引き続き企業立地の推進に向け、取り組んでまいります。 一方で、令和2年度から2次産業に加え、IT企業などのソフト産業の誘致にも取り組んでいます。誘致戦略を策定し、コロナの影響で企業訪問はできませんが、リモートによるマッチングイベントへの参加など、企業情報の収集に努めています。また、令和3年度にはサテライトオフィス誘致のための施設整備についても検討を重ね、多様で魅力ある雇用の場の創出に取り組んでまいります。 次に、江の川流域治水対策についてです。 昨年7月、江の川無堤防地区を中心に、2年前とほぼ同一区域が被災したことを受け、国土交通省はもとより、国会議員の方々に対し、あらゆる機会を捉え、今までにも増して強力な要望活動をしています。こうした中、昨年12月11日に防災・減災、国土強靱化のための緊急5か年加速化対策が閣議決定され、5年間で総額15兆円の予算措置がなされることになりました。こうした方針が示されたことを踏まえ、本年1月下旬より2月中旬までの間に、平成30年、令和2年の豪雨災害において2度の浸水被害に遭った地区を中心に、9集落、13か所において国土交通省と共に江の川流域の今後の洪水対応方策の説明会を実施いたしました。この中で、国土交通省からは、集落の持続的発展を目指し、まちづくりと連携した治水方策として、築堤や宅地かさ上げに加え、集団移転などの多様な事業手法をもって治水を加速化させ、2度の浸水被害を受けた集落に対して重点的に事業を実施したいとの説明がございました。 このような国土交通省の考え方に対し、本市からは、江の川は国の責務において築堤工事をもって治水事業を推進していただくことを基本としながらも、今後の治水事業の実施に当たっては、各集落における意見集約と治水事業推進のための組織づくりをお願いしておりました。そうしたところ、先般国土交通省から江の川下流域において、令和3年度より河川整備とまちづくり一体的推進に本格的に取り組むための体制強化を図ると聞いています。このことに対し、本市としましては最大限の協力体制を整えたいと思います。具体的に組織内容が固まれば、また議員の皆様にもお知らせをしたいというふうに考えています。 また、国の令和2年度第3次補正予算において、江の川河川改修事業費に11億5,000万円余りの予算措置がなされました。さらに、令和2年度の当初予算においては10億円程度の予算配分でしたが、令和3年度においては整備の加速化に必要な予算額として、令和2年度の2倍程度の予算配分に向けて調整をされると伺っております。これにより事業実施中の改修事業及び災害復旧事業の進捗が図られていくものと考えています。また、今後も引き続き事業費の一層の増額、一層の増額を国に対し強く訴えてまいります。 このほか、災害関連として、パイピング現象対策に係る経費でございますけれども、令和2年度は7億円、さらには予備費を活用して4億円が措置されています。これまでにない予算が措置されていますが、今後もこれらを下回ることないよう、いや、さらに増額されるようにしっかりと訴えていきたいというふうに思っています。 続いて、関連する江の川の支流についてです。 八戸川については、現在島根県が平成30年7月豪雨災害で越水した高さまで堤防を整備しているところです。本流の堤防整備だけではなく、玉川をはじめとする支流についても今検討がなされており、早期に対策がなされるよう強く働きかけをしてまいります。 都治川については、波積ダム建設事業が順調に進んでいます。この3月末には定礎式を行い、2年後の完成を目指した工事が本格化いたします。また、都治川下流域松川町下河戸地区についても、2月下旬に江の川本流バックウオーターによる浸水被害の報告と今後の対応方針についての説明会を開催し、住民の方々に御理解と御協力をお願いをしたところです。 いずれにいたしましても、江の川本流だけでなく、支流である八戸川及び都治川流域の治水対策についても一層推進され、一日も早く流域住民の方々が安心して生活ができるよう全力を挙げて取り組んでまいります。 次に、和木波子海岸についてです。 島根県においては、和木町地内の真島東側の海岸浸食対策として、沖合への潜堤設置を令和元年度から令和2年度にかけて、計画延長300メートルのうち50メートルを施工されております。しかしながら、波浪による海岸浸食が進み、隣接する市道江津敬川海岸線で昨年5月と9月、そして先般1月にも路肩が崩壊し、その都度全面通行止めなどの通行規制を行いました。この間、市民の皆様には大変な御迷惑、御心配をおかけし、深くおわびを申し上げます。この路肩崩落につきましては、島根県において捨て石を行うなどの応急工事をしていただいています。また、根本的な海岸浸食対策として、現在実施中であります沖合への潜堤設置については、防災・減災対策等強化事業推進費を活用し、令和2年と令和3年の債務負担行為で6億円の予算処置をしていただき、緊急的に潜堤150メーターの整備を行い、その進捗を図ることとされています。いずれにいたしましても、残る区間100メートルについても引き続き一日も早い事業着手並びに完了が図られるよう、島根県に対し強く要望をしてまいります。 次に、山陰道福光浅利道路についてです。 平成28年度に事業化されて以降、地元の御協力もいただき、順調に事業が進捗しています。令和元年度から用地買収に入り、今年度においてもおおむね順調に進捗しています。来年度の早い時期には着工式が行われるものと考えています。一方、工事についても一部着手されており、国の3次補正においても2億円の予算措置がなされるなど、本格的に工事着手されていくものと考えています。本市といたしましても、引き続き国土交通省に対し早期開通を働きかけるとともに、事業推進を図るべく協力体制を整え、早期開通に向け全力を挙げて取り組んでまいります。 次に、国道261号線についてです。 現在、桜江2工区として、桜江町谷住郷大口から松川町長良の区間の改良が事業化されています。同区間は幅員が狭小かつ豪雨時にはのり面が崩落し、度々通行止めとなる難渋な箇所であります。そうした中、今年度より用地買収が開始され、来年度には一部工事に着手したいとの報告を受けており、早期完成に向け事業進捗を図っていただいているところです。また、今後の江の川流域治水整備と併せ、道路浸水箇所や線形不良箇所の解消など、主要幹線道としての機能向上を図るべく、引き続き県に対し強く要望をしてまいります。 次に県道についてです。 主要地方道桜江金城線については、昨年12月6日にトンネル2本を含む市山工区が開通をいたしました。整備前のこの区間は線形不良かつ狭隘な道路であり、のり面崩落により度々通行規制されるなど、難渋し続けた区間でした。この区間の開通により、地域住民の方々の生活利便性の向上はもとより、地域間交流、災害時の緊急輸送路としての機能強化、地域医療における救急搬送時間の短縮など、高い効果を発揮しています。引き続き、現在施工中の線形改良区間の早期完成に向け、県に対し働きかけてまいります。また、田所国府線、跡市波子停車場線、そして山陰道へのアクセス道路となる川平停車場線についても、その早期完成に向け、県に対し強く訴えてまいります。 次に、中心市街地の活性化についてです。 平成25年度に策定した江津市中心市街地活性化ビジョンに基づき、平成27年度から令和2年度を計画期間とする中心市街地活性化基本計画の集中的な取組を行ってまいりました。具体的には、江津駅前地区を中心に、江津ひと・まちプラザの整備や周辺の国道、県道、市道の拡幅、美装化、電線類の地中化などの事業を進めてきました。一定の成果と評価を得ているものの、コロナ禍の影響もあり、現時点では歩行者通行量や居住人口の増加といった目標指標の達成には至っていません。このため、中心市街地活性化ビジョンに掲げた「人がつながるまちがつながるさんかくタウン」という基本理念の下、市民が必要とする都市機能を集約した中心市街地の活力再生を目指し、引き続き江津駅周辺や住環境整備などに取り組む必要があると考えています。 今後は、国道9号のJR江津駅前からゆめタウン江津までの区間における歩道拡幅と電線類の地中化によるバリアフリー化の推進、さらには高砂病院北側への県営並びに市営住宅36戸、県営が24戸、市営が12戸ですけれども、これについては県との合築方式により、令和5年度末の完成に向けた事業調整を具体的に進めることとしています。なお、県におかれては、今年の当初予算に設計費を計上されるというふうに伺っています。 また、こうしたことに併せ、JR江津駅の駅前広場整備の在り方についても検討を深めてまいりたいと考えています。さらに、シビックセンターゾーンに隣接した地域において、市街地整備を進めております蛭子北土地区画整理事業につきましても、事業主体である区画整理組合へ引き続き市としても支援をしてまいります。 また、東高浜密集市街地整備事業については、地区内の中心部を貫く市道御幸通り線の拡幅整備を年次的に進めているところですが、この地区でのかねてからの問題である旧市民会館へも早急な対応が必要であると考えています。この旧市民会館は、東高浜地区密集市街地整備事業において解体し、その跡地には生活道路の拡幅で移転される方の従前居住者用の市営住宅を整備する計画としていました。しかしながら、地域住民のニーズの変化や高齢化によりその必要性が低下しているため、民間資本を活用した若者や誘致企業従業員向けの共同住宅やサービス付き高齢者共同住宅の整備の可能性について調査検討を進め、早期に解体し、中心市街地の居住人口の増加につなげたいというふうに考えています。 また、本市には旧市民会館と同様に用途廃止後普通財産としてそのまま残置されている施設が多数あり、使用が可能な施設については貸付けや倉庫など一時利用を行っているものもありますが、年々老朽化が進行し、中には既に老朽化が著しく解体をせざるを得ない施設も多く存在しています。そうした中で、今後は限られた財源の中ではありますが、急がなければならないものについては優先順位をつけながら順次解体を進めていかなければならないと考えています。 差し当たって、令和3年度においては、そうした施設の解体に要する費用も一部予算計上をしたところです。具体的には、川越中学校の校舎、川越小学校の校舎、さらには設計費として黒松の市営住宅、あるいは川越の郵便局舎、こういったようなものについて予算計上をいたしたところでございます。今後も計画的に負の遺産、江津市の場合、負の遺産たくさん抱えてます。一つずつこの負の遺産をなくしていかなければならないというふうに考えています。 次に、新庁舎建設についてです。 防災拠点となる強固な庁舎を確保するため、平成29年8月に新庁舎建設の方針を決定し、令和元年9月に着手した建設工事がいよいよ今月末に完了をいたします。現在、完成に向け内装の仕上げや設備の試験調整、外構工事などを行っているところです。既に御案内しているとおり、新庁舎での業務開始は5月6日を予定し、ゴールデンウイークを中心に移転作業を完了させる計画としています。 この庁舎移転は、本市にとって約60年ぶりとなる大事業であり、4月以降は市役所の中も何かと混雑することが見込まれますが、市民利用に支障が出ないよう、また職員の市民対応も含め、新庁舎を気持ちよく市民に利用していただけるようにしたいと考えています。 次に、現庁舎、現在の庁舎の在り方についてです。 新庁舎への移転を控え、この建物は本庁舎としての役割を終えることとなります。今後の現庁舎の在り方については、他の用途で活用が可能なのか、その場合には耐震改修を含めた改修費用がどの程度必要か、そして改修後の利用年数、耐震化をしたとしても一体何年この建物が持つのか等々、詳細に調査検討をする必要があります。 一方、再利用できない場合、解体に要する費用はどの程度なのか、そして解体後の敷地活用はどう考えるのかなどについても調査検討が必要だと考えています。このため、令和3年度当初予算では、これらの調査を行うとともに有識者を中心とした第三者機関を設置し、現庁舎の在り方を検討し、一定の方向性を定めたいと考えています。その上で地域に出向き、説明会を開催するなど、市民の皆様の御意見を伺いながら市としての最終的な方針を決定したいというふうに考えています。 次に、GIGAスクール構想の今後の取組についてです。 文部科学省では、本年度コロナ禍にあって全国の小・中学校でのICT環境整備を一気に加速させました。本市におきましても、年度内に市内全ての小・中学校の児童・生徒に1人1台の端末整備と校内通信ネットワーク環境の整備を完了させる見込みです。主体的、対話的で深い学びの実現の下、新学習指導要領で示されている新しい時代に求められる資質、能力や、学習の基盤となる言語能力、問題発見、解決能力、情報活用能力の育成を図るために、ICTはもはや必要不可欠な基盤的なツールの一つとなります。今後、家庭学習への活用や休校時におけるオンラインによる遠隔学習も想定しながら、学校現場と共に学習者用端末の有効な活用法、セキュリティ対策を含めた運用ルールの確立を進めてまいります。また、ICT支援員など人的体制の支援も行い、学校現場におけるICTの活用が円滑に進むよう、より一層学校現場と一体となって取組を進めてまいります。 次に、下水道事業についてです。 第6次江津市総合振興計画において、下水道整備は、安全で快適な生活環境づくりとして市民の生活や様々な活動を支え、持続可能なまちづくりを実現する生活基盤整備の一つとして位置づけしています。平成31年4月には汚泥共同処理施設が供用開始し、し尿と浄化槽汚泥と合わせ、下水道汚泥も共同で処理できるようになりました。この汚泥共同処理施設の大規模改修は、令和2年度をもって全て改修工事が完了をいたします。令和3年度当初予算における主な事業としては、管渠整備に加え、自然災害による大規模停電に備え、令和2年度に設計を行った自家発電設備の工事費を計上しています。 一方で、経営面を見ますと、下水道事業などの地方公営企業の置かれている状況は、人口減少による収益力が低下する一方で、機器の老朽化による更新費用の増大が見込まれることで経営が厳しくなることが予測されます。これらは全国的な課題となっており、将来にわたって安定した下水道経営を目指すため、本市では公共下水道及び農業集落排水事業において、経営の基本方針となる経営戦略を策定をしています。今回、この経営戦略の計画期間を令和12年まで更新し、一昨年実施した使用料収入の改定を反映させた収入支出計画の見直し及び管渠整備等の投資額を修正することで、この戦略を基本に経営の効率化を進めてまいります。 こうした中、下水道事業については、経営や財務状況をさらに明らかにし、将来にわたり安定した経営を可能とするため、全ての事業体において令和6年度から公営企業会計を適用するよう国から要請されております。本市におきましても、もう既にこのことについては準備を進めており、令和5年4月の移行に向け、取り組んでまいります。また、下水道整備については財政状況を見極めながら、どこまで整備をしていくのかについても並行して検討してまいりたいというふうに考えています。いずれにいたしましても、今後とも人口減少と高齢化が続く中、収益を確保するため、接続率の向上を目指して下水道事業を進めてまいります。 次に、水道事業についてです。 近年、水道管の老朽化が引き起こす破損事故が各地で発生しています。本市においては、法定耐用年数40年以上を超えている水道管の延長が、令和元年度末現在において48.5キロメートルあり、老朽化率は12%となってます。現在、江津市水道事業経営戦略に基づき、計画的に水道施設の整備を行うこととしています。令和3年度の設備投資についてですが、安定した水源確保が困難となった区域への連絡管整備工事、重要給水施設へ送る橋梁添架管の耐震化、漏水の多い老朽管の布設替え、公共工事の施工に伴う配水管の移転補償工事などを予定しています。今後の経営見通しは、給水収益が減少することから引き続き厳しい状況ではありますが、計画的な施設の更新に取り組み、安全で安定的な飲料水の供給を図ってまいります。 こうしたことに加えて、江津市の場合、隣の大田市さんとの広域水道に取り組んでいます。これらの資本費負担割合についても、事業主体である県企業局とその見直しについて継続して交渉をしてまいる所存でございます。 次に、平成18年に策定した江津市人権教育・啓発基本計画に基づき、人権施策を推進してまいりましたが、新たな人権問題や条約、法令、計画等の施行、策定に対応した基本方針が必要であるところから、このたび改めて本市における人権施策の基本的な指針となる江津市人権施策推進基本方針を策定をいたしました。今後は、この方針に基づき、あらゆる場を通じて人権教育、啓発を推進をしてまいります。市民の皆様におかれましても、人権問題を自分自身の身近な問題として捉え、本方針の理念である多様性が尊重される共生社会の実現に向けて、主体的な取組を実践していただきますようよろしくお願いを申し上げます。 次に、基幹系業務システムの更新についてです。 平成22年度に導入した住民記録や税業務などの現行基幹系業務システムは、令和3年度にパッケージの保守期限を迎えることから、令和3年度中に次のシステムへの対応を行う必要があります。一方、国においては各自治体に対し、情報システムをデータセンターに置き、複数の団体で利用する自治体クラウドの推進を求めています。あわせて、基幹系業務システムの標準化を行い、2025年度を目処に標準仕様のシステムの導入を義務づける動きがございます。このため、本市では国の動向、経費、移行期間を踏まえ、令和3年度に現行システムのバージョンアップを行い、クラウド方式を導入してシステム対応を行うこととしています。現行システムのバージョンアップと既存機器を継続使用することで、経費の抑制、期間短縮、移行作業の職員負担軽減を図り、またクラウド化によりBCP対策、保守管理の効率化を行ってまいります。 最後に、令和3年度当初予算についてです。 予算議案につきましては、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先としつつ、本市の重要課題である人口減少対策の推進に重点を置き、編成をしています。 新庁舎という本市にとって大きな事業が終了したところから、予算規模は150億円余とほぼ平年並みとなりました。新型コロナウイルス感染症の対応としては、ワクチン接種費用や小・中学校などへの衛生用品の購入を予算計上していますが、支援策については令和2年度の補正予算も含め、適時対応をしてまいります。重要課題である人口減少対策については、新規事業はありませんが、これまで積み重ねた事業を引き続き、状況に応じた対応を取りながら継続していくことが重要と考えています。 また、この2年間、大型事業の実施により、市債については発行額が償還額を上回る状況となっていましたが、令和3年度の発行額は約14億円、元金償還額が約20億円と通常に戻ったと考えており、今後も市債の発行額は15億円程度とし、適切な市債残高を維持していく必要があると考えていますし、加えて将来負担、起債の償還額の平準化を図っていく必要があると考えてます。そうした観点に立って、令和2年度については9億3,000万円の繰上償還を行ったところでございます。 また、庁舎建設に当たりましても多額の一般財源をつぎ込んでおります。これは地方債措置がないわけではありませんが、全く財源措置のない借入金というのは将来の負担増につながるところから、約7億円は一般財源を費やして庁舎建設に当たったところでございます。この財源は、皆さんも御承知のように、江津市の職員の給与カット、これを積み立てておりましたので、これが主な財源となっています。こういうことをやりながら、将来にわたって江津市の財政運営が持続可能な状態となるようにしていく必要があり、今後もそうした観点に立って取り組んでまいりたいと思っています。 一方、基金の状況についても少し触れたいと思いますけれども、繰上償還をしなければ多分六十数億円になってたと思います。私が江津に来たときに20億円程度だったものが、64億円ぐらいになる予定だったんですけれども、先ほど言いましたような考え方から繰上償還をしておりまして、今年度、令和2年度末では53億円程度になるのではと見込んでいます。この辺は今後の特別交付税がどうなるかによって少し変動する要素はありますが、いずれにしてもその程度になるのではというふうに思っています。令和3年度も、当初予算段階では8億円を超える基金の取崩しによる予算編成をしておりますけれども、年度末にはこの53億円を下るようなことがないように財政運営に努めてまいりたいと思っています。 そのほか、今江津市も大きな課題をたくさん抱えております。具体的に申し上げますと、西部の統合小学校をどうしていくのか、それから浜田と共同運営をしておりますエコクリーンセンター、これらの改修の費用も見込まれます。さらには、図書館建設といったような課題もございます。これらもしっかりと念頭に置きながら、今後の財政運営並びに市政運営を行っていきたいと思っています。財政破綻を起こしてしまえばこれは元も子もなくなりますので、ここはしっかりと押さえながら必要な事業を推進していく、こういった考え方の下で今後の財政運営をしてまいりたいというふうに思っています。 また、特別会計の5会計につきましても所要の額を計上しております。今お話ししました予算につきましては、後ほど担当課長のほうから詳細を説明させたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上、令和3年度における主要な施策の取組に併せ、本市が抱える諸課題について申し述べました。私は、こうした様々な課題に対して一歩一歩着実に歩みを進めていくことが何よりも大切だと思っています。また、市民の皆さんに大きな影響を及ぼす新型コロナウイルス感染症や災害などの大きな事案に対し、適時適切な施策を講じながら、人口減少にあらがい、持続可能な市政運営に努めることが大事だと考えておりますので、第6次総合振興計画のスローガンにも掲げておりますように、「小さくともキラリと光るまち・江津」を目指し、今後も全力を挙げて取り組んでまいります。どうか議員並びに市民の皆様におかれましても、より一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、私の施政方針とさせていただきます。 以上でございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 同意第1号 公平委員会委員の選任について ○議長(森脇悦朗) 日程第4、同意第1号公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 職員に議案を朗読させます。              〔職員朗読〕 ○議長(森脇悦朗) 本案に対する提案理由の説明を求めます。 山下市長。              〔市長 山下 修 登壇〕 ◎市長(山下修) 同意第1号公平委員会委員の選任について提案理由の説明を申し上げます。 江津市及び江津邑智消防組合公平委員会委員の本藤三世子氏は、令和3年3月31日をもって任期満了となりますので、その後任として森奈々子氏を選任いたすものであります。 なお、本藤三世子氏は、これまで4期16年にわたり江津市及び江津邑智消防組合公平委員会委員として本市の公平、公正な人事行政のために御尽力を賜り、衷心より感謝申し上げます。よろしく御同意のほどお願いいたします。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇悦朗) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより同意第1号を採決いたします。 なお、起立されない方はこれを否とみなします。 本案はこれに同意することに賛成の方の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 ○議長(森脇悦朗) 起立全員と認めます。よって、同意第1号公平委員会委員の選任については、原案に同意することに決しました。 この際、しばらく休憩いたします。 再開は午前11時20分といたします。              午前11時12分 休憩              午前11時20分 再開 ○議長(森脇悦朗) 会議を再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 同意第2号 教育長の任命について ○議長(森脇悦朗) 日程第5、同意第2号教育長の任命についてを議題といたします。 職員に議案を朗読させます。              〔職員朗読〕
    ○議長(森脇悦朗) 本案に対する提案理由の説明を求めます。 山下市長。              〔市長 山下 修 登壇〕 ◎市長(山下修) 同意第2号教育長の任命について提案理由の説明を申し上げます。 教育長の小笠原隆氏は、平成27年4月1日から2期6年間、具体的には5年と現時点で11か月ですけれども、豊富な経験を基に教育行政に御尽力をいただいているところでありますが、令和3年3月31日をもって任期満了となります。つきましては、小笠原隆氏を引き続き任命いたしたく、提案をいたします。よろしく御同意のほどをお願いいたします。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇悦朗) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより同意第2号を採決いたします。 なお、起立されない方はこれを否とみなします。 本案はこれに同意することに賛成の方の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 ○議長(森脇悦朗) 起立全員と認めます。よって、同意第2号教育長の任命については、原案に同意することに決しました。 この際、しばらく休憩いたします。              午前11時23分 休憩              午前11時23分 再開 ○議長(森脇悦朗) 会議を再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 同意第3号 功労者の選定について ○議長(森脇悦朗) 日程第6、同意第3号功労者の選定についてを議題といたします。 職員に議案を朗読させます。              〔職員朗読〕 ○議長(森脇悦朗) 本案に対する提案理由の説明を求めます。 山下市長。              〔市長 山下 修 登壇〕 ◎市長(山下修) 大変失礼をいたしました。 それでは、同意第3号功労者の選定について提案理由の説明を申し上げます。 小川英昭氏、金山達也氏、井上勉氏、服部亮氏、弥重秀睦氏、別所昌二氏、井上秀樹氏は、長年にわたり消防団員として消防の使命に尽瘁し、住民生活の安定に寄与され、その功績は誠に顕著なものがあります。よろしく御同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇悦朗) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入るところでありますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより同意第3号を採決いたします。 なお、起立されない方はこれを否とみなします。 本案はこれに同意することに賛成の方の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 ○議長(森脇悦朗) 起立全員と認めます。よって、同意第3号功労者の選定については、原案に同意することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 報告第1号 専決処分報告について ○議長(森脇悦朗) 日程第7、報告第1号専決処分報告についてを議題といたします。 本報告に対する説明を求めます。 小瀧市民部門参事。              〔市民部門参事 小瀧陽夫 登壇〕 ◎市民部門参事(小瀧陽夫) 報告第1号について説明を申し上げます。 報告第1号損害賠償の額の決定及び和解につきましては、昨年11月13日、島の星クリーンセンターの運転管理業務受託者が運転するダンプトラックが、江津市波子町のエコクリーンセンター場内において荷下ろし作業中に出口上部にあるシャッター格納ボックスに荷台を衝突させた車両事故について、損害賠償の額が決定し、和解が成立したことによるものです。よろしく御了承のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 報告第1号は、地方自治法第180条第2項の規定による報告でありますので、御了承をお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第8 議案第 5号 江津市ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する条例制定について      議案第 6号 江津市庁舎会議室等の市民使用に関する条例の制定について      議案第 7号 江津市議会事務局条例の一部を改正する条例制定について      議案第 8号 市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について      議案第 9号 新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について      議案第10号 江津市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について      議案第11号 江津市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について      議案第12号 江津市生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例制定について      議案第13号 江津市定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について      議案第14号 江津市手数料条例の一部を改正する条例制定について      議案第15号 江津市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について ○議長(森脇悦朗) 日程第8、議案第5号江津市ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する条例制定について外10件を一括議題といたします。 本条例議案11件に対する提案理由の説明を求めます。 佐々木総務課長。              〔総務課長 佐々木章夫 登壇〕 ◎総務課長(佐々木章夫) それでは、議案第5号から議案第15号までの条例議案11件について提案理由の説明を申し上げます。 議案第5号江津市ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する条例制定については、寄附者から収受したふるさと寄附金について、ふるさとづくり寄付金事業推進に必要な経費に充当できるよう所要の改正を行うものです。 議案第6号江津市庁舎会議室等の市民使用に関する条例の制定については、新庁舎内の会議室等を市民の使用に供することに関し、必要な事項を定めるものです。 議案第7号江津市議会事務局条例の一部を改正する条例については、地方公務員法の改正により、管理監督職勤務上限年齢による降任制度が導入されることから、該当者等を配置する職を設置するため、所要の改正を行うものです。 議案第8号市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例については、市長、副市長及び教育長の給与の減額特例が令和3年3月31日をもって効力を失うことに伴い、市長の任期中まで継続させるものです。特例の適用期間は、令和4年7月15日までです。 議案第9号新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の特殊勤務手当の特例に関する条例の制定については、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処する職員に特殊勤務手当として支給する感染症防疫作業従事手当の特例を定めるものです。 議案第10号江津市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、子ども・子育て支援法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。 議案第11号江津市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定については、国民健康保険法施行令及び新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、所要の改正を行うもので、保険料所得割額の算定方法及び保険料軽減対象世帯に係る軽減の基準並びに新型コロナウイルス感染症に係る規定について所要の改正を行うものです。 議案第12号江津市生活バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例制定については、江津市庁舎の移転に伴い、江津市生活バスのバス停を新設及び名称変更を行うものです。 議案第13号江津市定住促進集落活性化住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、江津市定住促進集落活性化住宅の一部の廃止に伴い、所要の改正を行うものです。 議案第14号江津市手数料条例の一部を改正する条例制定については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の規定に基づく建築物エネルギー消費性能の適合性判定のための手数料を定めるに当たり、所要の改正を行うものです。 議案第15号江津市営住宅管理条例の一部改正については、国土交通省が施行する川越堤防工事のため移転の対象となる渡田災害特別団地の用途廃止に伴い、所要の改正を行うものです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入ります。 まず、議案第5号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 議案第5号江津市ふるさとづくり寄付条例の一部を改正する条例制定についてですが、これはふるさとづくり寄付金の一部をこれまで一般財源で賄っていた事業の推進に必要な経費に充てるというように変更する条例案です。ただ、これ寄附した人が寄附する際に示した目的や意図とは異なる用途に寄附金が充てられることにもなります。その点についてどのようにお考えか伺っておきます。 ○議長(森脇悦朗) 横田政策企画課長。 ◎政策企画課長(横田龍二) ふるさと寄附をされるほとんどの方は、ホームページ、寄附のサイトを利用して返礼品を希望されています。個々の寄附に対して相応の必要経費が発生しており、寄附額からそれを控除して寄附額に積み立てるということは、ある意味本来の姿であり、妥当なことではないかというふうに考えております。 近年、返礼品などの経費が財源のないまま数千万円単位で膨らんできておりまして、ふるさと寄付金事業の推進が難しくなってきております。財源として寄附の一部を必要経費に充てさせていただくというのは、寄附者の理解が得られない、全く筋が通らない話ではないだろうというふうに考えております。それでも返礼品も要らない、どうしても寄附額の全額を事業に充ててほしいという方がおられれば、通常の一般寄附という方法がありますので、その意向に沿えるかと思います。 ○議長(森脇悦朗) 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) そんなにそぐわないものじゃないんだというふうにお考えのようですが、それでもやはり今までとはルールが違ってくるという点を考えると、寄附する人が寄附がその事業推進のために経費にも充てられるというふうな点を理解して寄附できる制度になるのか、またそうであるなら、どのようにそれを周知できるのかというところを伺っておけますか。 ○議長(森脇悦朗) 横田政策企画課長。 ◎政策企画課長(横田龍二) 条例改正がなされれば、寄附者の意向と相違がないようにする必要はあると思います。ふるさと寄附をされるほとんどの方はホームページ、サイトを利用されておりますので、条例改正がなされればホームページで案内することが一番効果的と考えておりますので、ホームページで周知することを検討しています。 ○議長(森脇悦朗) ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森脇悦朗) 次に、議案第6号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 議案第6号江津市庁舎会議室等の市民使用に関する条例の制定について、こちらですが、新庁舎での交流広場と多目的ホールの市民利用についての条例案ですが、その使用料設定について、市民から使用料が高いというふうな評価を受けているパレットごうつを参照したとされています。そういった料金設定で市民が積極的に行きたい、使いたいという施設になるかどうか、その点についてのお考えを伺っておきます。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木総務課長。 ◎総務課長(佐々木章夫) 使用料設定でございますが、先ほど議員おっしゃいましたように、パレットごうつにおきましては市民センターそれから地場センター、そういった公共施設との料金設定を参考として決定しておりましたので、併せて今回の市庁舎におきましてもパレットごうつ、江津市の公共施設の料金設定を参考にして決めてきたところでございます。 ○議長(森脇悦朗) ほかに。 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) いや、どういう考え方で設定したというのは分かるんですが、それで果たして市民の皆さんが使いたいというふうな施設になるかどうかというところを私は伺っとるんで、もう一回お願いできますか。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木総務課長。 ◎総務課長(佐々木章夫) 利用できるかどうかという御質疑でございますが、これから実際に新庁舎開設してから市民の方々に使っていただくように、いろんなことはやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(森脇悦朗) 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 交流広場と多目的ホール、それぞれどの程度の利用を目標とするのかお示しいただけますか。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木総務課長。 ◎総務課長(佐々木章夫) 今回の2つの施設につきましては、そもそも庁舎を市民の方にも有効的に活用していただきたいという考えで配置しております。その中に例えば利用人数とか目標値とか、そういったものは特には定めることとはしておりません。実際、シビックセンターゾーンなんかは中心市街地の他の施設とも共存しておりますので、中心市街地の活性化になるように人の交流が生み出せるような、そういう形になればいいというふうに考えております。 ○議長(森脇悦朗) 議案第7号及び議案第8号については質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。 次に、議案第9号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 議案第9号新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための職員の特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について、こちらですが、市職員が新型コロナウイルスに感染する危険のある業務に当たる場合の手当についての条例案です。ただ、条例案に該当する業務に従事するに当たって、職員の安全のため、ただ手当をつけるだけでなく最大限の予防措置が大前提となりますが、その際に必要となる装備について、どのようなものを準備し、どの程度用意されるのか伺っておきます。 ○議長(森脇悦朗) 池田人事課長。 ◎人事課長(池田章) 条例案に該当する仕事に従事する作業におきましては、感染拡大防止のため、対応に当たる職員には防護服の装備をすることにしております。一般にも流通しておりますが、医療従事者も利用されています感染対策予防防具セットというものがございまして、中身といたしましては、化学防護服、インナー手袋、アウター手袋、シューズカバー、ゴーグル、そしてN95マスクになります。備蓄の状況につきましては、150セット用意をしております。また、保護服の着脱に関する取扱説明書もございますが、関係機関による講習のほうも受講し、職員に指導できる体制を取っております。 ○議長(森脇悦朗) 議案第10号については質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。 次に、議案第11号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 9番森川佳英議員。 ◆9番(森川佳英) 皆さん、おはようございます。日本共産党の森川佳英です。 議案第11号江津市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてですが、詳細については委員会でやることになりますが、大まかに聞きたいんですけども、今回の改正は、見てみますと4点について改正がされるんですけども、市民の皆さんに与える影響について具体的にどのようになるか、あるのかないのかというのも含めてお願いできますか。 ○議長(森脇悦朗) 石山保険年金課長。 ◎保険年金課長(石山景三) 江津市国民健康保険条例の一部改正の影響についてですが、まず条例第12条の改正につきましては、租税特別措置法に新たに設けられました低未利用土地等に係る譲渡所得の特別控除の適用を受けられた被保険者の方については、保険料所得割額の算定においても同様の控除を適用することとなります。 続いて、条例第18条の改正につきましては、このたびの税法改正によって保険料の軽減判定に不利益な影響が出ないようにするものです。例えば、給与所得や公的年金の所得者がお二人いらっしゃる世帯については、税法改正により所得を計算する上で収入金額から控除される額が減額となったことから、世帯の所得額が合計で20万円上がりますので、軽減基準額も同様に20万円上がるように規定を改正することで、収入が変わらない場合は前年度と同じ軽減が適用されるようになります。 また、附則第2項の改正と附則第8項の改正につきましても、現行の取扱いを維持するための改正ですので、被保険者の方への影響はございません。 ○議長(森脇悦朗) 9番森川佳英議員。 ◆9番(森川佳英) もう一度確認ですが、市民の皆さんにとっては影響はないということでよろしいですか。 ○議長(森脇悦朗) 石山保険年金課長。 ◎保険年金課長(石山景三) 国民健康保険条例は、市民の方の中で国民健康保険の被保険者の方に適用するものでございまして、その影響につきましては先ほど申し上げたとおりでございます。 ○議長(森脇悦朗) 議案第12号から議案第15号までについては質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。 では、議案第5号から議案第10号までの6件は総務民生委員会に、議案第11号から議案第15号までの5件は建設経済委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9 議案第16号 公の施設に係る指定管理者の指定について ○議長(森脇悦朗) 日程第9、議案第16号公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題といたします。 本案に対する提案理由の説明を求めます。 横田政策企画課長。              〔政策企画課長 横田龍二 登壇〕 ◎政策企画課長(横田龍二) 議案第16号について提案理由の説明を申し上げます。 議案第16号公の施設に係る指定管理者の指定については、令和3年3月31日をもって指定期間の満了を迎える公の施設4施設について新たな管理者を指定するため、指定管理候補者を選定いたしました。本議案は、選定された指定管理候補者について指定管理者として決定するため、議会の議決を求めるものであります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 議案第16号について、公の施設に係る指定管理者の指定についてなんですが、この4つの施設のうち、定住促進住宅と都市再生住宅については、指定管理者を島根県住宅供給公社としており、全員協議会で配付された資料によりますと、選定理由として専門知識を持った職員が配置され、休日、祝日も24時間管理体制により施設、設備におけるトラブルに迅速に対応できるため、きめ細やかな住民サービスの提供が可能となっているとされています。しかし、住宅供給公社について管理されている住宅の住民に聞きますと、おおむね厳しい評価ばかり伺うことになります。果たして先ほど述べた選定理由は住民の声を聞く努力の上にされた評価なのか、伺っておきます。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木建築住宅課長。 ◎建築住宅課長(佐々木克) 住宅供給公社は島根県県営住宅をはじめ、県内7市の公営住宅の管理の業務委託を受託しておりまして、公的賃貸住宅の管理に精通しております。また、納付指導員が3名常駐しており、きめ細やかな納付指導、納付相談を行っており、本市の収納率も上がってきているとこでございます。入居者からの修繕依頼や相談なども速やかに対応しており、修繕内容によっては入居者の負担となることもございますが、しっかり説明を行い対応していることから、安定した運営管理が可能と考えており、選定いたしております。 ○議長(森脇悦朗) 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 住民の方っていうのはたな子です。大家さんとか管理人さんになかなか直接厳しいものは言えないというようなことがあります。ただ、お話を伺うと、対応が遅い、場合によっては対応してくれないと、責任の所在がよく分からないというようなこともあります。さらには、そもそもの問題として窓口が浜田で遠い上に交通の便の悪い場所にあり、相談に行きにくいというような声もありますが、この辺をどのように認識されておるか、先ほどの住民サービスの提供が可能というようなところに係ってどうなのか伺っておきます。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木建築住宅課長。 ◎建築住宅課長(佐々木克) 事務所が浜田にあることにつきましては、浜田に行くのが困難であれば江津市役所で対応することができております。中には、職場が浜田方面で仕事の行き帰りで公社に寄られる方もおられます。それぞれの状況に対応して管理を続けていけれると考えております。 ○議長(森脇悦朗) 7番多田議員。 ◆7番(多田伸治) 同じく島根県住宅供給公社の選定理由について、全協資料では効率的、効果的な運営を行うことができるというふうにされていますが、本来であれば市が直営でやるところを市営住宅などと一体的に管理することで効率的、効果的とされています。市が直営でやるよりも効率的、効果的である具体的な説明を求めておきます。 ○議長(森脇悦朗) 佐々木建築住宅課長。 ◎建築住宅課長(佐々木克) 先ほども述べましたように、供給公社では業務に精通した職員がそろっております。また、納付指導員、相談員の方も専門の方がおられますので、そちらのほうの相談も十分可能と考えております。本市の公的賃貸住宅の大部分を占める市営住宅353戸の管理代行を住宅供給公社と契約しておりまして、雇用促進住宅、定住促進住宅34戸、県営東高浜団地34戸のうち、都市再生住宅5戸を一体的に管理すること及び島根県県営住宅の管理代行も行っております。市営住宅、定住促進住宅の案内だけじゃなく県営住宅の案内もできるため、希望者の状況に応じた住宅の案内をできることから、効率的、効果的な運営ができておると考えております。 ○議長(森脇悦朗) 質疑を終わります。 議案第16号は総務民生委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第10 議案第17号 工事請負契約の変更契約の締結について ○議長(森脇悦朗) 日程第10、議案第17号工事請負契約の変更契約の締結についてを議題といたします。 本案に対する提案理由の説明を求めます。 佐々木総務課長。              〔総務課長 佐々木章夫 登壇〕 ◎総務課長(佐々木章夫) 議案第17号工事請負契約の変更契約の締結について提案理由の説明を申し上げます。 江津市デジタル防災行政無線(同報系)設備整備工事契約につきましては、契約金額を212万8,500円減額し、変更後の契約金額を5億9,169万円とするものです。変更の概要につきましては、戸別受信機設置費用の減などによるものです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 議案第17号は総務民生委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第11 議案第18号 令和3年度島根県江津一般会計予算を定めることについて       議案第19号 令和3年度島根県江津国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて       議案第20号 令和3年度島根県江津国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについて       議案第21号 令和3年度島根県江津後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて       議案第22号 令和3年度島根県江津公共下水道事業特別会計予算を定めることについて       議案第23号 令和3年度島根県江津農業集落排水事業特別会計予算を定めることについて       議案第24号 令和3年度島根県江津水道事業会計予算を定めることについて ○議長(森脇悦朗) 日程第11、議案第18号令和3年度島根県江津一般会計予算を定めることについて外6件を一括議題といたします。 本予算議案7件に対する提案理由の説明を求めます。 溝田財政課長。              〔財政課長 溝田ともえ 登壇〕 ◎財政課長(溝田ともえ) 議案第18号から議案第23号まで一般会計及び特別会計5件の令和3年度当初予算の提案理由の説明を申し上げます。 それではまず、一般会計からですが、予算書の3ページをお開きください。 議案第18号令和3年度島根県江津一般会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額をそれぞれ150億1,700万円としております。前年度当初予算との比較では15億3,800万円の減額となっております。 次に、第2条債務負担行為、第3条地方債については、9ページ以降で御説明いたします。 第4条一時借入金については、借入れの限度額を40億円に定めるものです。 第5条歳出予算の流用については、給与費に限り、同一款内での流用を認めるものです。 それでは、9ページをお開きください。 第2表債務負担行為は、江津市土地開発公社資金債務保証について債務負担に関する事項、期間、限度額を定めるもので、限度額につきましては3億円としております。令和2年度までは限度額を7億円としておりましたが、シビックセンターゾーン内の用地について、令和2年度での買戻しが完了するため、限度額を引き下げたものです。 次に、10ページ、第3表地方債は、事業との関連等で起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法等を定めたものです。 続いて、特別会計です。 11ページをお開きください。 議案第19号令和3年度島根県江津国民健康保険事業特別会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額をそれぞれ32億3,845万2,000円とするものです。 第2条一時借入金については、借入金の限度額を4億円に定めるものです。 第3条歳出予算の流用は、保険給付費について同一款内での流用を認めるものです。 続いて、14ページをお開きください。 議案第20号令和3年度島根県江津国民健康保険診療所事業特別会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額をそれぞれ237万9,000円としております。 続いて、17ページをお願いします。 議案第21号令和3年度島根県江津後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額それぞれ8億954万8,000円とするものです。 次に、20ページをお開きください。 議案第22号令和3年度島根県江津公共下水道事業特別会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額をそれぞれ9億1,446万7,000円とするものです。 第2条地方債については、下水道建設事業等に要する起債の限度額等を定めるものです。 第3条一時借入金は、借入限度額を4億円に定めるものです。 24ページをお開きください。 議案第23号令和3年度島根県江津農業集落排水事業特別会計予算を定めることについては、第1条歳入歳出予算は、総額をそれぞれ1億9,107万9,000円とするものです。 第2条一時借入金は、借入限度額を2,000万円に定めるものです。 続いて、一般会計について、歳入歳出予算事項別明細書によりその概要を御説明いたします。 まず、歳入についてですが、30ページをお開きください。 款の1市税、項の1市民税は、予算額9億1,523万7,000円としております。前年度との比較では9,761万4,000円の減収と見込んでおります。 項の2固定資産税も、予算額14億2,263万6,000円で、前年度との比較では7,764万5,000円の減収と見込んでおります。いずれも新型コロナウイルス感染症による影響を考慮したことなどによるものです。 次に、33ページ、款の10地方交付税、項の1地方交付税は、予算額57億3,000万円で、前年度と同額としております。普通交付税は、国において前年度を上回る額が確保され、地域デジタル社会推進費など新しい項目もありまして増加要因もございますが、国勢調査による影響等を考慮し、前年度と同額としております。また、特別交付税についても令和2年度と同額の9億円を計上をしております。 続いて、37ページからの款の14国庫支出金、それから41ページからの款の15県支出金につきましては、歳出の各事業の財源となるもので、歳出事業に合わせ調整をしております。 続いて、47ページ、款の17寄付金です。 目の1総務費寄付金は、ふるさとづくり寄付金です。令和2年度の決算見込みから1億円を計上をしております。ふるさとづくり寄付金につきましては、市内外の多くの方から御寄附をいただいており、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。 48ページの款の18繰入金ですが、財源不足を基金繰入れで対応をしております。 次に、49ページからの款の20諸収入、51ページの目の5雑入、これが前年度比較で8,144万3,000円の減額となっておりますけれども、これは新庁舎建設のための二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の減などによるものです。 次に、54ページ、55ページの款の21市債は、歳出事業の財源として過疎債などを借り入れるものです。 続いて、歳出に移ります。 まず、款の2総務費です。 60ページをお開きください。 目の9地域振興費、説明欄の中ほど、地域の活力創出事業9,263万6,000円には、有福温泉再生事業、サテライトオフィス誘致事業等を計上しております。 次に、款の3民生費ですけれども、70ページになりますが、項の2児童福祉費、目の1児童福祉総務費、説明欄の5番目、市立保育所施設整備補助事業9,342万4,000円は、波子保育所の建て替えに対する補助金です。 続いて、款の4衛生費です。 73ページをお開きください。 項の1保健衛生費、目の1保健衛生総務費、説明欄の一番下、地域医療支援対策事業4億674万8,000円は、引き続き済生会江津総合病院など地域医療を様々な形で支援するもので、運営費補助や医師・看護師確保対策費などです。 続いて、款の6農林水産業費です。 79ページをお開きください。 目の2農業総務費、説明欄、新型コロナ感染症対策費655万6,000円は、直売所の環境整備等を行うものです。 続いて、款の7商工費です。 84ページの目の3観光費の説明欄ですが、令和2年度まで別事業としておりました風の国施設維持管理事業を令和3年度からは観光費の中に含めております。 次に、款の8土木費です。 88ページをお開きください。 目の1都市計画総務費、説明欄の上から3番目、都市防災総合推進事業9,583万3,000円は、旧川越小学校校舎の解体撤去費及び敷地造成工事費です。 続いて、款の10教育費です。 94ページの項の2小学校費、目の1学校管理費、説明欄、小学校教育施設整備事業7,413万3,000円は、渡津小学校の外壁改修を行うものです。 101ページから111ページまでの給与費明細書、112ページから114ページまでの債務負担行為に関する調書、115ページの地方債に関する調書につきましては、お目通しをお願いし、説明を省略させていただきます。 次に、特別会計です。 116ページをお開きください。 国民健康保険事業特別会計につきましては、現時点では令和2年中の所得が確定していませんので、暫定的な予算編成としております。予算総額を32億3,845万2,000円とし、前年度比較で6,039万9,000円の増額となっておりますが、これは市町村事務処理標準システムを導入することによるためです。 次に、138ページをお開きください。 国民健康保険診療所事業特別会計です。これは、川越診療所の運営費で、予算総額を237万9,000円としております。 次に、143ページ、後期高齢者医療事業特別会計です。予算総額を8億954万8,000円とし、前年度比較では1,328万7,000円の増額となっております。広域連合へ納付する療養給付費負担金等の増額を見込んだものです。 続いて、157ページ、公共下水道事業特別会計です。予算総額は9億1,446万7,000円で、前年度比較では2,085万6,000円の増額です。これは、長期債元金償還金等の増額によるものです。 次に、174ページ、農業集落排水事業特別会計です。予算総額は1億9,107万9,000円で、前年度比較では8,520万円の減額です。災害関連事業費の減額などによるものです。 以上で一般会計及び特別会計5件の当初予算の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) 坂根上下水道部門参事。              〔上下水道部門参事 坂根広晃 登壇〕 ◎上下水道部門参事(坂根広晃) それでは、議案第24号令和3年度島根県江津水道事業会計予算につきまして提案理由の説明をいたします。 予算書の1ページをお開きください。 第2条、業務の予定量につきましては、給水戸数を1万700戸、年間総給水量を213万立方メートル、1日平均給水量を5,800立方メートルと見込んでおります。 第3条、収益的収入及び支出につきましては、収入総額を8億8,028万7,000円、支出総額を7億9,921万8,000円としております。 2ページを御覧ください。 第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入総額を3億2,358万5,000円、支出総額を5億6,728万9,000円としております。収入額が支出額に対し不足する額2億4,370万4,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに当年度分及び過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 第5条、債務負担行為につきましては、債務負担行為をすることができる事項及び限度額を定めたものであります。 3ページをお開きください。 第6条、企業債につきましては、上水道事業の財源として借入限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。 第7条は、一時借入金の限度額を1億円に定めるものです。 第8条は、予定支出の各項の経費を流用することができる場合を定めるものです。 第9条、議会の議決を経なければ流用することができない経費につきましては、職員給与費9,234万2,000円としております。 次に、4ページを御覧ください。 第10条、他会計からの補助金につきましては、水道事業運営のため、一般会計から繰り入れる額を1億9,752万5,000円としております。 第11条は、棚卸資産購入限度額を100万円に定めるものです。 5ページから8ページまでの予算実施計画につきましては、収益的収支予算及び資本的収支予算それぞれについて、予算科目の目の段階における予定額を記載しております。内容につきましては、後ほど26ページからの予算実施計画明細書において御説明いたしますので、ここでは説明を省略させていただきます。 次に、9ページをお開きください。 令和3年度の予定キャッシュフロー計算書であります。 業務活動、投資活動及び財務活動の3つの分野ごとの資金収支と年度末における資金残高の見込みを記載しております。 次に、10ページから14ページまでの給与費明細書、15ページの債務負担行為に関する調書につきましては、お目通しをお願いし、説明を省略させていただきます。 次に、16ページをお開きください。 令和3年度の予定損益計算書であります。 これは、令和3年度予算を執行した結果としての収益と費用の内訳と営業損益、経常損益及び当年度純損益の見込みを計算したものであります。令和3年度においては6,178万3,000円の当年度純利益が生じる見込みであります。 次に、17ページを御覧ください。 17ページから18ページは、令和3年度末の予定貸借対照表であります。 これは、令和3年度末時点における資産、負債及び資本を総括的に表示したものであります。 次に、19ページを御覧ください。 19ページから20ページは、重要な会計方針に係る事項に関する注記等を記載しております。お目通しをお願いいたします。 次に、21ページは令和2年度予定損益計算書、22ページから23ページは令和2年度予定貸借対照表であります。 これらは、令和2年度の予算を執行した結果として見込まれる水道事業会計の経営成績及び令和2年度末の財政状態の予定を表示したものであります。 次に、26ページをお開きください。 予算実施計画明細書により、予算の主なものについて説明いたします。 収益的収入及び支出のうち、収入につきましては、款の1水道事業収益、項の1営業収益のうち、目の1給水収益5億4,522万2,000円は、水道料金収入であります。 款の1、項の2営業外収益のうち、目の3他会計補助金1億3,484万1,000円は、一般会計からの運営費補助であります。 同じく項の2営業外収益のうち、目の4長期前受金戻入1億7,283万1,000円は、償却資産の取得及び改良の財源として受け入れました補助金、負担金等の長期前受金のうち、令和3年度の減価償却費見合い分を収益化するものであります。 28ページをお開きください。 収益的収入及び支出のうち、支出につきましては、款の1水道事業費用、項の1営業費用のうち、目の1原水及び浄水費1億9,695万6,000円は、江の川水道用水供給事業からの受水費であります。 同じく項の1営業費用のうち、目の2施設管理費、節、委託料3,958万4,000円は、主に施設維持管理業務、漏水調査業務及び水質検査業務に関するものであります。 同じく目の2施設管理費、節、修繕費2,032万6,000円は、主に配水管維持補修、機械設備修繕に関するものであります。 29ページをお開きください。 項の1営業費用のうち、目の3業務費、節、委託料1,274万4,000円は、主に量水器の検針業務に関するものであります。 30ページを御覧ください。 同じく項の1営業費用のうち、目の5減価償却費3億2,023万円は、建物、構築物、機械及び装置等有形固定資産及び無形固定資産であるソフトウエアの減価償却費であります。 32ページをお開きください。 資本的収入及び支出のうち、収入につきましては、国庫補助金、他会計補助金、他会計負担金、工事負担金及び企業債について、それぞれ支出との関連において計上したものであります。総額3億2,358万5,000円を予定しております。 33ページをお開きください。 資本的収入及び支出のうち、支出につきましては、項の1建設改良費のうち、目の2送配水施設整備費、節、委託料2,792万6,000円は、主に調査測量設計業務に関するものであります。同じく節、工事請負費2億8,418万1,000円は、配水管の布設及び布設替え工事、公共工事の施工に伴う配水管の支障移転工事等に関するものであります。 34ページを御覧ください。 項の3企業債償還金、目の1企業債償還金2億1,625万7,000円は、主に水道施設の建設改良事業の財源として借り入れた企業債等の元金償還金であります。 以上で水道事業会計予算の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森脇悦朗) これより質疑に入るところでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。 本案予算議案7件は、予算決算委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森脇悦朗) 以上をもちまして日程の全部を議了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。              午後0時15分 散会...