◆1番(
多田伸治)
日本共産党の
多田伸治です。 陳情第3号
米軍の
低空飛行の中止と
オスプレイの飛行に反対する
意見書提出についてへの賛成討論を行います。 桜江町など市内の山合いの地域では、30年以上にわたって
米軍による
低空飛行で墜落の不安に悩まされ、騒音や衝撃波の被害に遭ってきました。この要因は、300メートル未満を飛んではならないとする我が国の航空法に違反する
米軍機による超低空での飛行にあります。その
低空飛行の延長線上の問題として、この江津の空を欠陥機との呼び声も高い
オスプレイが飛ぶ可能性が出てきました。
オスプレイが欠陥機とされるゆえんは、航空法の定める回転翼機に不可欠な
オートローテーション機能が備わっていないことにあります。加えて、フロリダでの事故では、編隊飛行における
米軍の規定を守っていたにもかかわらず、両機の起こす乱気流に巻き込まれて墜落しています。 本日の午前中から、
米軍は
オスプレイの
試験飛行を行っております。
森本防衛大臣は、政府として可能な限り飛行運用の安全性を確保するための措置はとり得たと、こういった認識を示していますが、根本的な欠陥を抱えた
オスプレイが安全性を確保できる道理はありません。既に
試験飛行は行われていますが、このような危険な飛行機が江津市の上空を飛ぶことを食いとめるべきです。 また、
米軍の示した
飛行ルートには、中国山地の
ブラウンルートは明記されていませんが、
米軍はこれまで
低空飛行を行っていた地域で
オスプレイを飛ばすとしていますし、報道もされている150メートルの飛行高度でさえ、さらに下回る
低空飛行をせざるを得ないとし、危険を増大させようとしています。
低空飛行と
オスプレイの飛行をやめさせ、市民の安心・安全を守ることの一点で共同できる陳情を採択して、議会としての態度を示すときではないでしょうか。 この陳情を採択して意見書を国に提出するべきことを訴えまして、陳情への賛成討論とさせていただきます。
○議長(
河野正行) これに反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) ほかに御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより陳情第3号を採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 本陳情に対する
委員長報告は採択であります。
委員長報告のとおりに決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手多数と認めます。よって、陳情第3号
米軍の
低空飛行の中止と
オスプレイの飛行に反対する意見書の提出については、
委員長報告のとおり採択と決定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 議案第48号 江津市
特別会計条例の一部を改正する
条例制定について
○議長(
河野正行) 日程第3、議案第48号江津市
特別会計条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。 本案に対する
総務文教委員会委員長の報告を求めます。 15番
永岡議員。 〔
総務文教委員会委員長 永岡静馬 登壇〕
◆
総務文教委員会委員長(
永岡静馬)
総務文教委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第48号について、去る9月7日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 議案第48号江津市
特別会計条例の一部を改正する
条例制定については、
江津駅前公共複合施設整備事業において公共用地を先行取得するため地方債を活用するに当たり、
特別会計の設置が前提となっているため、江津市
公共用地先行取得等事業特別会計を追加するものであります。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
河野正行) 質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 本案に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより議案第48号を採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第48号江津市
特別会計条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案第46号 江津市
工場立地法準則条例の制定について 議案第47号 江津市
水道事業の
資本剰余金の処分に関する条例の制定について 議案第49号 江津市
福祉医療費助成条例の一部を改正する
条例制定について 議案第50号 江津市
乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する
条例制定について 議案第51号
江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について 議案第52号
江津市営住宅等駐車場条例の一部を改正する
条例制定について 議案第53号 江津市
定住促進住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について 議案第54号 江津市
都市再生住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について
○議長(
河野正行) 日程第4、議案第46号外7件を一括議題といたします。 本案8件に対する
建設厚生委員会委員長の報告を求めます。 14番山本議員。 〔
建設厚生委員会委員長 山本 誉 登壇〕
◆
建設厚生委員会委員長(山本誉)
建設厚生委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第46号、議案第47号及び議案第49号から議案第54号について、去る9月10日、委員会を開催し、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 まず、議案第46号江津市
工場立地法準則条例の制定については、第2次
地域主権改革一括法の一部改正により、
緑地面積率等に関する準則の策定にかかわる権限が市に移譲されたことに伴い、江津市独自の準則を定めるものです。執行部からは、本市は山々の緑に囲まれた地域であり、これまでの全国一律の基準を緩和して定めるものですとの説明がありました。 審査の中で、緩和によって恩恵を受ける企業はあるかとの質問に対し、進出する企業に対しては敷地に工場の建屋面積が多くとれることになり、既存の企業についても緩和によって敷地内の土地がさらに有効活用できるようになりますとの答弁がありました。 審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第47号江津市
水道事業の
資本剰余金の処分に関する条例の制定については、第1次
地域主権改革一括法の施行により、
地方公営企業の
資本剰余金の処分は条例で定めるか、または議会の議決により行わなければならなくなったため、本市においても
水道事業の
資本剰余金の処分に関して必要な条例を定めるものです。 審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第49号江津市
福祉医療費助成条例の一部を改正する
条例制定について及び議案第50号江津市
乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する
条例制定については、鳥取県及び山口県の一部の
医師会等と島根県
国民健康保険連合会との
集合契約締結の合意に伴い、これらの
医療機関などで医療などを受けた場合は、
助成対象額を
医療機関等に支払うことによって助成することが可能となるため、所要の改正を行うものです。 審査の結果、議案第49号、議案第50号の2件については、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第51
号江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について及び議案第52
号江津市営住宅等駐車場条例の一部を改正する
条例制定については、現行の
江津市営住宅等の
直営管理から第5次江津市
行財政改革大綱に基づき、
外部委託の
管理代行制度等による管理を行うための改正を行うものです。 審査の中で、江津市での申し込みなどの窓口はどこになるのかとの質問に対して、島根県
住宅供給公社へ直接申し込んでもらうことになります。なお、申し込みは郵送でもできますとの答弁があり、
住民サービスの低下につながらないかとの意見に対して、執行部からは
住宅供給公社では、休日を含め24時間体制で担当の職員が対応できるように体制を整えているので心配は要りません。また、江津市の情報だけでなく、
県営住宅の情報も管理しているので、多くの住宅情報が入手できるようにもなります。今後、
管理委託契約を結ぶに当たっては、
住民サービスの低下につながらないよう
住宅供給公社と協議を積み重ねていきますとの答弁がありました。また、
外部委託による経費的な効果はどうかという質問に対して、人件費については担当する職員によっても変わりますが、現状で約100万円程度の削減につながりますとの答弁がありました。 審査の結果、議案第51号、議案第52号の2件については、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第53号江津市
定住促進住宅管理条例の一部を改正する
条例制定について及び議案第54号江津市
都市再生住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、江津市
定住促進住宅等の現行の
直営管理から第5次江津市
行財政改革大綱に基づき
外部委託の
指定管理者制度による管理を行うための改正を行うものです。 審査の中で、これは旧桜江町の住宅で桜江町の方々が浜田市に出向いて手続をするようになるとサービスの低下につながると思う。
住宅供給公社に働きかけて支所内で代行手続をするようにできないかという質問に対し、そういう状況も踏まえ、委託した後、問題があった場合には
住宅供給公社としっかり協議していきたいとの答弁がありました。 審査の結果、議案第53号及び議案第54号の2件は、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
河野正行) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 本案8件に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第46号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第46号江津市
工場立地法準則条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第47号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第47号江津市
水道事業の
資本剰余金の処分に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第49号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第49号江津市
福祉医療費助成条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第50号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第50号江津市
乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第51号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第51
号江津市営住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第52号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第52
号江津市営住宅等駐車場条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第53号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第53号江津市
定住促進住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第54号を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第54号江津市
都市再生住宅管理条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり可決されました。
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△日程第5 議案第55号 平成23年度島根県江津市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
○議長(
河野正行) 日程第5、議案第55号平成23年度島根県江津市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを議題といたします。 本案に対する決算特別委員会委員長の報告を求めます。 5番森脇議員。 〔決算特別委員会委員長 森脇悦朗 登壇〕
◆決算特別委員会委員長(森脇悦朗)
決算特別委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第55号について、去る9月14日及び18日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 議案第55号平成23年度島根県江津市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、
地方公営企業法及び関係政省令の一部改正により、
地方公営企業において、毎事業年度生じた利益の処分については、条例を定めるか、または議会の議決が必要となり、今回議会の議決を求められたものであります。 採決の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
河野正行) 質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 本案に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより議案第55号を採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 本案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第55号平成23年度島根県江津市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案第62号 平成24年度島根県江津市
公共用地先行取得等事業特別会計予算を定めることについて
○議長(
河野正行) 日程第6、議案第62号平成24年度島根県江津市
公共用地先行取得等事業特別会計予算を定めることについてを議題といたします。 本予算案に対する予算委員会委員長の報告を求めます。 13番田中議員。 〔予算委員会委員長 田中直文 登壇〕
◆予算委員会委員長(田中直文)
予算委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第62号について、去る9月11日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 議案第62号平成24年度島根県江津市
公共用地先行取得等事業特別会計予算を定めることについては、歳入歳出それぞれ1億4,091万4,000円で、公共複合施設整備事業にかかわる用地取得を公共用地先行取得等債を活用して行うために、一般会計予算を組み替え、新たに
特別会計予算を定めるものであります。 審査の中で、起債にかかわる一時借り入れの期間と償還について質疑があり、市中金融機関の一時借り入れになると考えていますが、平成25年度に一般会計で買い戻す予定であり、この場合は繰上償還を行います。補助金や過疎債の枠の状況によっては後年に回る可能性もあり、これらに対応できるようにしていますとの説明がありました。 必要な予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
河野正行) 質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 本案に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより議案第62号を採決いたします。 なお、起立されない方はこれを否とみなします。 本予算案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
河野正行) 起立全員と認めます。よって、議案第62号平成24年度島根県江津市
公共用地先行取得等事業特別会計予算を定めることについては、原案のとおり可決されました。
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△日程第7 議案第56号 平成24年度島根県江津市
一般会計補正予算(第3号)を定めることについて 議案第57号 平成24年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて 議案第58号 平成24年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて 議案第59号 平成24年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて 議案第60号 平成24年度島根県江津市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて 議案第61号 平成24年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて 議案第63号 平成24年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第1号)を定めることについて
○議長(
河野正行) 日程第7、議案第56号外6件を一括議題といたします。 補正予算案7件に対する予算委員会委員長の報告を求めます。 13番田中議員。 〔予算委員会委員長 田中直文 登壇〕
◆予算委員会委員長(田中直文)
予算委員会委員長報告を行います。 本委員会に付託されました議案第56号外6件の補正予算案について、去る9月11日、委員会を開催し、審査を行いましたので、その結果を報告いたします。 議案第56号平成24年度島根県江津市
一般会計補正予算(第3号)を定めることについては、緊急を要し、早急な予算措置が必要な経費についての予算づけを行っており、中心市街地整備事業の組み替え等により、総額としては減額補正となりましたが、緊急経済雇用安定化対策事業や新江川橋の橋梁長寿命化事業などについても補正し、歳入歳出それぞれ2億1,502万円を減額し、予算総額を142億6,088万9,000円としております。 歳入の主なものとして、諸事業の調整による市債の減額や財政調整基金繰入金の減額補正等であります。 次に、歳出の主なものとして、橋梁長寿命化事業1,800万円は、新江川橋の補修などを国土交通省と共同で実施しているもので、塗装塗りかえ工事増によるものであります。 また緊急経済雇用安定化対策事業982万1,000円は、道路、公園の環境整備などを行うものであります。 審査において、中心市街地整備事業の予算組み替えについて、当初全て過疎債適用と見込んでいたものがなぜできなくなり、これによって負担増はどのぐらいになるのかとの質疑があり、当初不明確だった駅前公共複合施設の内容が徐々に固まるにつれ、過疎債が充当できるものとできないものが判明してきました。充当率や交付税措置率の違いで負担増にはなりますが、建物や周辺整備の詳細が決定していないので、金額は確定していませんとの答弁がありました。 また、通学路整備事業について、整備終了の時期はいつごろか、また市道以外の整備要望の対応状況はどうかとの質疑があり、本事業は本年度内で対応する予定で、国土交通省への要望に対しては前向きに検討するとの返事をいただいていますとの説明がありました。 審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、
特別会計であります。 議案第57号平成24年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについては、本算定による保険給付費などの見直しや償還金等により、歳入歳出ともに4,825万9,000円を追加するものです。 討論の中で、市民の保険料負担は重く、今回の補正予算案においては、保険料値上げが含まれているため反対であるとの意見がありました。 これに対し、今回の保険料値上げはいかんともしがたくやむを得ないとの賛成意見がありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第58号から議案第61号までの4件の各
特別会計につきましては、それぞれ前年度繰越金などの歳入調整ほか人件費の調整などによる補正であります。 いずれも必要な予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第63号平成24年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第1号)を定めることについては、収益的収支については他会計補助金及び総係費等について、また資本的収支については他会計負担金及び建設改良費等について編成されております。 異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
河野正行) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 討論に入ります。 本補正予算案7件に対する反対の御意見はありませんか。 1番多田議員。 〔1番
多田伸治 登壇〕
◆1番(
多田伸治)
日本共産党の
多田伸治です。 議案第57号平成24年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについてへの反対討論を行います。 今回の補正予算には、国保料の値上げが含まれています。国保料の値上げは昨年に続き2年連続です。この9月議会で行われた決算の審議では、市民の所得が下がり続けているとの答弁もあり、市民は厳しい状況に置かれています。その上に、国保料の値上げでさらなる重荷を負わせることは許されません。 保険料の値上げについて、財政難と自己負担をその理由に上げていますが、確かに今年度予算では一般会計からの借り入れとして1億4,000万円が計上されています。しかし、国保会計を圧迫している一番の原因とも言うべき医療給付費の抑制はどうでしょうか。医療給付費の抑制には予防医学を進めるのが効果的というのが共通認識としてあると思います。ですが、本年度当初予算での検診などの受診者数の目標は決して高いとは言えず、平成22年度決算の実績に届いていないものもありました。 これについて3月議会では、受診者が多くて予算が足りなくなれば補正予算で補うと答弁していましたが、まだ半年しか経過していないとはいえ、いまだにこの方面での補正は計上されていません。これらの負担を苦しい市民に負わせることは何としても避けるべきです。 以上の理由から、国保会計の補正予算に反対いたします。
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 4番山根議員。 〔4番 山根兼三郎 登壇〕
◆4番(山根兼三郎) 創政クラブの山根兼三郎です。 議案第57号平成24年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについて、賛成の立場から意見を申し上げます。 今回の補正予算は、保険給付費等の額を昨年度医療費実績等により再度見直したものであり、歳入においては保険給付費等の歳出に見合う国県支出金、交付金、一般会計繰入金等を補正計上し、また保険料算定の基礎となる平成24年度課税の所得や固定資産税が確定したことにより、医療費に見合う保険料の増を盛り込んだ内容であります。 保険料の算定に当たりましては、長引く景気低迷のため、被保険者の所得減少による保険料負担能力の低下に考慮し、今年度は激変緩和の観点から、財政調整基金3,500万円を取り崩しを行い、また市の一般会計から借入金1億4,000万円を繰り入れ、保険料の急激な増加を抑制するための配慮や低所得者に対する軽減措置なども行われております。 高齢者割合が高い当市においては、保険料収入に対し保険給付費がほかと比べ過大であり、今後も保険料が高くなっていくと思われます。これからも病気、けが等に対する予防事業の推進や国民健康保険負担の自治体間の格差を平準化を図る政策が急がれます。 しかしながら、この件は既に地方自治体で解決していく問題のレベルではありません。国政でも次期政権を担う与党には、国防、国益、社会保障の問題について先送りせず、実効性のある日本の国対を示していただきたいと要望いたします。 このたびの本補正は、必要不可欠な予算であると考え、国民健康保険の被保険者が安心して医療を受けるためには、健全かつ適正な国保財政運営が必要であり、補正予算案には賛成するものであります。
○議長(
河野正行) これに反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) ほかに御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第56号を採決いたします。 本補正予算案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第56号平成24年度島根県江津市
一般会計補正予算(第3号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第57号を採決いたします。 本補正予算案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手多数と認めます。よって、議案第57号平成24年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号から議案第61号までの4件を一括採決いたします。 本補正予算案4件に対する
委員長報告はいずれも原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第58号から議案第61号までの4件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号を採決いたします。 本補正予算案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第63号平成24年度島根県江津市
水道事業会計補正予算(第1号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第8 認定第1号 平成23年度島根県江津市
一般会計歳入歳出決算の認定について 認定第2号 平成23年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第3号 平成23年度島根県江津市
国民健康保険診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第4号 平成23年度島根県江津市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第5号 平成23年度島根県江津市
住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第6号 平成23年度島根県江津市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第7号 平成23年度島根県江津市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第8号 平成23年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第9号 平成23年度島根県江津市
水道事業会計決算の認定について
○議長(
河野正行) 日程第8、認定第1号平成23年度島根県江津市
一般会計歳入歳出決算の認定について外8件を一括議題といたします。 本決算9件に対する決算特別委員会委員長の報告を求めます。 5番森脇議員。 〔決算特別委員会委員長 森脇悦朗 登壇〕
◆決算特別委員会委員長(森脇悦朗)
決算特別委員会委員長報告を行います。 平成24年第3
回議会定例会において本委員会に付託されました認定第1号平成23年度島根県江津市
一般会計歳入歳出決算の認定について外8件について、去る9月12日から18日の間に委員会を開催し、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。 今回も2年前から取り入れた事業を絞り込んでの集中審査と事業評価による審査を行いました。審査においては、一般会計については款ごとに事前通告を行うとともに、資料の提出等により事前に委員会協議会を開催して周知し、効率的な委員会審査に努めました。 まず、9月12日には、前年度に事業の行われた市内11カ所の現地調査を行いました。 このうち、桜江町小田地内から邑南町日和に向けて工事中の農林業用道について、完成の時期と完成後の維持管理について質疑があり、執行部から平成25年度末の完成を目指しており、維持管理については、いずれは市道に認定し、市が行うことになると考えていますとの説明がありました。それぞれ平成23年度事業としておおむね予算は有効に活用され、成果があるものと判断しました。 9月13日からの審査においては、まず前年度の決算特別委員会において要望していた事項に対する執行部の対処方についての説明があり、それぞれ質疑、答弁がなされました。 財政については、要望事項として平成23年度は予算規模の縮減と財政調整基金の積み立てを求められましたが、一般会計総額前年度比プラス16億1,700万円、プラス11.9%の増額で、財政調整基金は3,500万円積み立てを行いました。 防災対策については、防災行政用無線の加入分担金軽減措置を継続するとともに、防災メールについて運用を開始しましたとの説明がありました。 次に、収納対策については、税務課、管財課、健康医療対策課、保険年金課、子育て支援課、都市計画課並びに下水道課よりそれぞれ報告がありました。各課とも関係課と連携して徴収活動に取り組んでおられますが、長引く不況で納付環境が悪化しているため、市税においては全体の収納率は微増であったものの、滞納繰越分について前年度よりマイナス4%、金額で676万円の減額となりました。また、
水道事業については、コンビニ収納を導入し、結果的には収納率の向上に結びつきませんでしたが、納付しやすい環境づくりに取り組みましたとの説明がありました。 次に、
監査委員から、平成23年度決算審査意見書の概要についてコメントがなされました。 まず、一般会計及び
特別会計においては、自主財源はここ数年約27%と低いまま横ばいであり、依存財源に頼らざるを得ない財政構造に加え、義務的経費が高い等により、今後の財政運営は一層厳しい状況になることが予測される。今後の財政運営に当たっては、本当の意味で身の丈に合った事業を実施することに努め、将来の財政運営に最善を尽くすように努められたい。 次に、
水道事業会計については、給水量の減少や水道料金の引き下げ等により、収益総額は前年度比マイナス2.23%となっている。このような中、資金繰りにおいて多額の現金を普通預金に預ける内部留保のあり方について疑義を感じ得るところから、検討を要望するとの指摘がありました。 今回、決算審査の重要案件として、議員全員で集中審査を行う3項目については、社会福祉協議会補助、地域医療等支援対策事業並びに文化施設水の国管理費を選定しましたが、その中で社会福祉協議会については、委員から目的が明確でない多額の基金は問題ではないかとの意見や、市の事業との関係がわかりにくく、市民から姿が見えないとの意見がありました。また、水の国については、委員から廃止等の検討を求める意見に対し、執行部から来年度の早いうちに他の公共施設とあわせて公共施設のあり方を検討しますとの説明がありました。 委員会終了後に全委員から提出いただいた事業評価シートの結果では、3事業の中では特に水の国に対する評価点が一番低く、文化施設としての機能を果たしていない、本市の文化レベルの維持、向上をどう図るかを検討し見直すべきといった評価意見があったことも申し添えておきます。 このように決算特別委員会は、4日間にわたる決算審査状況を踏まえ、次のような要望を行いました。 平成23年度決算審査要望事項。 一般会計及び
特別会計。 1、定住施策について。平成23年度定住施策の再構築元年と位置づけ、特に定住に重点を置いた予算編成と事業実施がされた。直ちに結実を見るものではないが、定住対策は本市にとって重要課題であることは間違いなく、目標を見据え、今後も着実に取り組む必要がある。しかし、本市の置かれた状況は、平成24年度からの第5次江津市総合振興計画後期計画では、人口増を掲げる一方、中期的な財政推計では人口減による地方交付税の減少を視野に入れるなど矛盾を生じている。国、県事業による施策展開だけでなく、本市の実情に合わせた独自の定住施策を検討されたい。 2、行財政について。合併特例による普通交付税の加算措置の段階的縮減も平成27年度に迫り、大変厳しい局面を迎えることとなる。次年度の予算編成については、中期的な財政推計を見据える中で、第5次行財政改革を着実に実施する予算編成とし、収納対策についてもコンビニ収納の活用など新たな取り組みを検討されたい。 3、前年度の審査要望事項の対応について。前年度の要望事項の対応について、1年経過しても全く進展のないものが見受けられた。せめて検討の経過や検討時期くらいは示されるようにされたい。 4、事業評価について。事業評価結果について、単に「役立った」とか「効果があった」という説明が見受けられる。「見えない効果があったかもしれない」という答弁もあった。このような評価では、例えば事業費は半分でもよかったかもしれないし、十分だったのかの検証もできない。今後、限られた予算で最大の効果を発揮し、また市民に説明責任を果たせるよう、特に市単独事業や大型事業については、費用対効果の説明は単に効果があったというだけではなく、客観的に数値で結果を示されるよう手法を検討されたい。 5、補助金について。長期にわたり補助金を支出している事業は、財政状況の変化によらず補助が一定であったり、補助金交付先からの言い値を補助したりすることのないよう査定し、金額、必要性及び費用対効果等を毎年検討して、既得権益化することのないように見直しを行われたい。また、外郭団体の行う事業と本市の行う事業の違いがわかりにくいとの指摘がある。対応を求めるとともに、団体の持つ基金など目的を明確にされるよう指導されたい。 6、公共施設の維持管理について。今後予想される公共施設の維持修繕費の増加に対応するために、サマーレビュー結果などを参考に費用対効果を検証し、廃止、解体を含めた計画案を示されるようにされたい。また、現市役所庁舎A棟については、他の方法を含め耐震化に向けた財政計画の検討結果を早急に示されたい。
水道事業会計。 1、有収率について。引き続き漏水調査の実施と老朽配水管の計画的な布設がえにより、有収率の向上に努められたい。 2、経営状況について。人口減少による給水量の減少を見据え、中・長期的な視野に立ち、新たな事業展開の検討とともに経営の効率化、合理化に向けた対応を行い、安全で安心な水の供給に努められたい。 以上、一般会計及び
特別会計については6項目、
水道事業会計については2項目の要望を付し、認定第1号一般会計、認定第2号国民健康保険事業
特別会計の歳入歳出決算については、いずれも賛成多数により、また認定第3号から認定第8号までの
特別会計6件及び認定第9号
水道事業会計の歳入歳出決算の認定については、いずれも異議なく認定すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(
河野正行) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 これより討論に入ります。 まず、認定第1号に対する反対の御意見はありませんか。 1番多田議員。 〔1番
多田伸治 登壇〕
◆1番(
多田伸治)
日本共産党の
多田伸治です。 認定第1号平成23年度島根県江津市
一般会計歳入歳出決算の認定についてへの反対討論を行います。 現在の江津市における最大の課題は、過疎、少子化対策ですが、状況は一向に改善していません。今回の決算についての市執行部からの答弁や資料では、取り組んだ事業において効果があったとの文言も見られますが、平成23年度においても過疎、少子化は進んでいます。また、審議では、昨年同様に市民の所得が下がっているとの答弁もありました。全国には江津市と同じように小規模の地方都市でありながら人口をふやしている自治体もあります。そういった自治体では、市民が一番に求める子育て支援を初めとした福祉の充実や雇用対策へ重点的に取り組んで成果を上げています。しかし、江津市では財政難を理由に市民の求める施策が進んでおらず、逆に過疎、少子化が進むばかりです。一方で、財政難への取り組みは市民負担を求める方向に進んでいます。この方向を見直していくことを強く求めます。 市民の求めているのは効果だけではなく成果です。私は市民からの負託に応えるためにも成果の上がっていない決算を認められない、このことを申し述べまして、平成23年度一般会計の決算への反対討論といたします。
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 3番藤間議員。 〔3番 藤間義明 登壇〕
◆3番(藤間義明) 政友クラブの藤間義明であります。 認定第1号平成23年度一般会計決算の認定について、賛成の立場から意見を申し上げます。 皆様御承知のように平成23年度は政治、経済、外交等、まさに混迷の1年でありましたが、本市を取り巻く経済状況も日本経済と同様に、今なお景気回復の兆しが見えてこない大変厳しい状況でありました。このような中、平成23年度の予算執行に当たっては、第5次総合振興計画を基本とした産業振興、定住対策などの重点施策に加え、若者を中心とした雇用の場の確保、地域医療の確保、子供を産み育てやすい環境、教育力の向上といった視点での事業を盛り込まれ、改めて平成23年度を定住促進再構築元年と位置づけてさまざまな事業の推進に取り組まれました。具体的には、緊急経済雇用安定化対策事業、地域医療等支援対策事業、有福温泉総合観光開発事業、山中線道路改良事業、公営住宅建設事業、給食センター建設事業、小学校耐震化事業等が実施されたところです。 また、過疎地域自立促進特別措置法が改正され、平成22年度から本市も全域が過疎地域となっておりますが、2年目となります平成23年度も過疎地域自立促進計画に沿って、道路などの基盤整備はもとより、地域医療や防災対策など本市の課題に対する施策が着実に実行されております。こうした取り組みが進められた結果、一般会計については、歳入総額168億5,261万8,956円、歳出総額165億9,713万8,147円、翌年度繰越財源3,682万7,574円、差し引き2億1,865万3,262円の黒字決算となっております。 したがいまして、限られた財源の中で社会基盤整備を初めとして福祉、教育あるいは産業支援等、今後の市勢発展のための効果的な予算執行であると認められますので、決算認定については賛成するものであります。
○議長(
河野正行) ほかに御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 次に、認定第2号から認定第9号までの8件に対する反対の御意見はありませんか。 1番多田議員。 〔1番
多田伸治 登壇〕
◆1番(
多田伸治)
日本共産党の
多田伸治です。 認定第2号平成23年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてへの反対討論を行います。 先ほどの一般会計決算への反対討論でも述べましたが、市民の所得は下がり続けており、それは国保被保険者も同様で、非常に厳しい状況に立たされています。しかも一般的に、国保の被保険者は社会保険の被保険者より所得が低く、負担も大きくなっています。その厳しい状況は、国保料の減免が加入世帯の半分に上っていることからも明らかです。そのような苦境に立たされている国保被保険者に対し、江津市は平成23年度において保険料を上げるという措置をとりました。市の財政が厳しいと言われていますが、市民の家計も大変厳しいものです。そして、その中でも特に厳しい国保被保険者の負担を重くした責任は重大です。市が国保会計の維持に責任を持たなければならないのは当然です。しかし、国保会計における歳出を抑える方策としての各種の健診など、予防医療への取り組みでは受診率は上がってはいるものの低調で、受診者数では逆に減っているなど、十分と言えるものではありませんでした。日本国憲法でも国民健康保険法でも、社会保障の向上がうたわれています。これらに照らしても、平成23年度国保会計決算を認めるわけにはいかないため、反対いたします。
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 6番島田議員。 〔6番 島田修二 登壇〕
◆6番(島田修二) 市民クラブの島田修二です。 市民クラブを代表して、認定第2号平成23年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての賛成討論をいたします。 国民健康保険制度は、医療費の高騰、後期高齢者支援金、介護納付金などの増加や景気低迷による低所得者増などにより全国的に非常に厳しい財政運営となっています。このような状況の中で、平成23年度国民健康保険事業
特別会計決算は2年ぶりに料率が改定され、実質収支は黒字となっているものの、被保険者の負担抑制も含め、財政調整基金の取り崩しがされ、基金残高は1億3,270万9,000円と減少しています。医療費の伸びが国保財政運営に与える影響は大きく、安定した国保運営を行うためには、保健事業の推進や医療費の適正化を進め、医療費の抑制を図っていく必要があります。 平成23年度決算を見ますと、特定健康診査などの予防を重視した保健事業、各種がん検診や人間ドックへの助成、ジェネリック医薬品の推奨などを行うことにより、病気の早期発見や医療費抑制に努められ、特定健康診査の受診率は44.6%で、昨年と比べ、わずかですが0.7ポイント上昇しており、一定の成果を認めたところです。 本市の国保事業の長期安定化及び健全化のため、引き続き保健事業の推進や医療費適正化に努められ、医療費等歳出の抑制を図るとともに、保険料収納率の向上による歳入の確保に努められることを申し述べて、認定第2号平成23年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成いたします。
○議長(
河野正行) ほかに御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、起立されない方はこれを否とみなします。 まず、認定第1号を採決いたします。 一般会計決算に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおりに決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
河野正行) 起立多数と認めます。よって、認定第1号平成23年度島根県江津市
一般会計歳入歳出決算の認定については、これを認定することに決しました。 次に、認定第2号を採決いたします。 本
特別会計決算に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおりに決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
河野正行) 起立多数と認めます。よって、認定第2号平成23年度島根県江津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、これを認定することに決しました。 次に、認定第3号から認定第8号までの6件を一括採決いたします。 認定第3号から認定第8号までの
特別会計6件の決算に対する
委員長報告はいずれも認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
河野正行) 起立全員と認めます。よって、認定第3号から認定8号までの6件については、いずれも認定することに決しました。 次に、認定第9号を採決いたします。 本
水道事業会計決算に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
河野正行) 起立全員と認めます。よって、認定第9号平成23年度島根県江津市
水道事業会計決算の認定については、これを認定することに決しました。
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△日程第9 意見第2号
地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出について 意見第3号 地方財政の充実及び強化を求める意見書の提出について
○議長(
河野正行) 日程第9、意見第2号及び意見第3号を一括議題といたします。 職員に議案を朗読させます。 〔職員朗読〕意見第2号
地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出について 上記の議案を別紙のとおり江津市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。 平成24年9月21日 提 出江津市議会議員 土 井 正 人 田 中 直 文 山 本 誉 盆子原 民 生 石 橋 孝 義(別 紙) 地球温暖化に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書(案) 地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、森林のもつ地球環境保護、国土の安全、水資源の涵養、自然環境の保持など「森林の公益的機能」に対する国民の関心と期待は大きくなっている。 また、わが国は京都議定書において、第1約束期間である平成20年から平成24年までの間に、温室効果ガスを6%削減することが国際的に義務づけられているが、そのうち3.8%を森林吸収量により確保するとしている。 このような中、「
地球温暖化対策のための税」が平成24年10月に導入される一方、「森林吸収源対策など
地球温暖化対策に関する地方の財源確保」については、「平成24年度税制改正大綱」において、「平成25年度実施に向けた成案を得るべく更に検討を進める」とされている。 もとより、地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備・保全等の森林吸収源対策や豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用などの取り組みを、山村地域の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠である。 しかしながら、これら市町村では、木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足などの厳しい情勢にあり、森林吸収源対策などの
地球温暖化対策に取り組むための恒久的・安定的な財源が大幅に不足している。 よって、下記事項の実現を強く求めるものである。 記 二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、「
地球温暖化対策のための税」の一定割合を、森林面積に応じて譲与する「地方財源を確保・充実する仕組み」を早急に構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成24年 月 日 江 津 市 議 会 ………………………………………意見第3号 地方財政の充実及び強化を求める意見書の提出について 上記の議案を別紙のとおり江津市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。 平成24年9月21日 提 出江津市議会議員 土 井 正 人 田 中 直 文 山 本 誉 盆子原 民 生 石 橋 孝 義(別 紙) 地方財政の充実及び強化を求める意見書(案) 急激な高齢社会が到来し、国の歳出に占める社会保障関係費の割合は5割を超え、社会保障の機能強化と持続可能性の確保が一層重要となっている。社会保障においては、子育て、医療、介護など、多くのサービスを提供する地方自治体の役割が高まっており、安心できる社会保障制度を確立するためにも、安定した財源の確保が重要です。また、全国の経済状況は依然として停滞しており、地域の雇用確保、社会保障の充実など、地域のセーフティネットとしての地方自治体が果たす役割はますます重要となっている。 とくに、地域経済と雇用対策の活性化が求められるなかで、介護・福祉施策の充実、農林水産業の振興、クリーンエネルギーの開発など、雇用確保と結びつけ、これらの政策分野の充実・強化が求められている。2012年度政府予算では、地方交付税について総額17.5兆円を確保しており、2013年度予算においても、2012年度と同規模の地方財政計画・地方交付税が求められる。 このため、2013年度の地方財政予算全体の安定確保にむけて、政府に次のとおり対策を求める。 記1.被災自治体に対する復興費については、国の責任において確保し、自治体の財政が悪化しないよう各種施策を十分に講ずること。また、復旧・復興に要する地方負担分は、通常の予算とは別に計上すること。2.医療・介護、子育て支援分野の人材確保など、少子・高齢化に対応した一般行政費の充実、農林水産業の再興、環境対策など、今後増大する財政需要を的確に取り入れ、2013年度地方財政計画を策定すること。3.地方財源の充実及び強化をはかるため、地方交付税の総額確保と小規模自治体に配慮した再配分機能の強化、国税5税の法定率の改善、社会保障分野の単位費用の改善、国の直轄事業負担金の見直しなど、抜本的な対策を進めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成24年 月 日 江 津 市 議 会
○議長(
河野正行) 本案2件は提案理由の説明を省略し直ちに質疑に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 御異議なしと認めます。よって、これより一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案2件は
委員会付託を省略し、直ちに討論に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 御異議なしと認めます。よって、これより討論に入ります。 本案2件に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより意見第2号及び意見第3号の2件を一括採決いたします。 本案2件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 御異議なしと認めます。よって、意見第2号
地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出について及び意見第3号地方財政の充実及び強化を求める意見書の提出についての2件は、いずれも原案のとおり可決されました。
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△日程第10 議案第64号 平成24年度島根県江津市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについて 議案第65号 平成24年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについて
○議長(
河野正行) 日程第10、議案第64号及び議案第65号を一括議題といたします。 本補正予算案2件に対する提案理由の説明を求めます。 石田総務部長。 〔総務部長 石田道明 登壇〕
◎総務部長(石田道明) 議案第64号及び議案第65号の予算議案2件について提案理由の説明を申し上げます。 今回の補正予算は、独立行政法人森林総合研究所・農林農地整備センターが施工する邑智西部区域農林業用道路工事に伴う簡易水道施設及び農業集落排水施設の移設補償について協定書を締結するに当たり、簡易
水道事業特別会計及び農業集落排水事業
特別会計において債務負担行為を設定するものです。 それでは、補正予算書1ページをお開きください。 議案第64号平成24年度島根県江津市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、第1条の債務負担行為を設定するものです。 次に、2ページをお開きください。 第1表債務負担行為ですが、邑智西部区域農林業用道路工事に伴う簡易水道施設移設工事負担金について、期間を平成25年度とし、限度額を244万5,000円とするものです。 次に、3ページをお開きください。 議案第65号平成24年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、第1条の債務負担行為を設定するものです。 次に、4ページをお開きください。 第1表債務負担行為ですが、邑智西部区域農林業用道路工事に伴う農業集落排水施設移設工事負担金について、期間を平成25年度とし、限度額を309万1,000円とするものです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
河野正行) 一括質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 質疑を終わります。 本補正予算案2件は
委員会付託を省略し、直ちに討論に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 御異議なしと認めます。よって、これより討論に入ります。 本補正予算案2件に対する反対の御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) これに賛成の御意見はありませんか。 〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河野正行) 討論を終わります。 これより採決いたします。 なお、挙手されない方はこれを否とみなします。 まず、議案第64号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第64号平成24年度島根県江津市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。 次に、議案第65号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔
賛成者挙手〕
○議長(
河野正行) 挙手全員と認めます。よって、議案第65号平成24年度島根県江津市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を定めることについては、原案のとおり可決されました。
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△日程第11
委員会継続審査調査付託について
○議長(
河野正行) 日程第11、
委員会継続審査調査付託についてを議題といたします。 議会運営委員会委員長、
総務文教委員会委員長及び
建設厚生委員会委員長から、調査を要する事件について江津市議会会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続調査を行いたいとの申し出がありました。 ……………………………………… 申 出 書〇議会運営委員会 次期会議の会期等に関する調査〇総務文教委員会 江津市図書館及び歴史民俗資料館に関する調査 地域コミュニティーに関する調査 江津市地域防災計画に関する調査 過疎対策に関する調査 スポーツ振興に関する調査〇建設厚生委員会 中心市街地整備及び関連事業に関する調査 ………………………………………
○議長(
河野正行) お諮りいたします。 委員長からの申し出のとおり、これを閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕